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それは唐突な話だった。SOS団の根城となっている文芸部室に長門とコンピ研部長が現れる。 長門 「コンピ研で新しいゲームを制作した。そのテストプレイをかねて、勝負がしたい」 キョン「へえ、また作ったのかよ。どんなゲームなんだ?」 長門 「ロボットもの。機体や武器を自由にカスタマイズ可能」 みくる「(驚いて)長門さんすごいですー」 古泉 「(興味津々に)ほう、それは大変自由度の高いゲームになりそうですね」 ハルヒ「(どうでもいいという口調で)えー、そんなものをやっている暇はないわよ。SOS団だって暇じゃないのよ?」 キョン「(あきれた表情で)年から年中暇だろ。この謎の集団は」 長門 「無理強いはしない。しかし、わたしが参加して制作したゲームは初めて。協力してもらえると助かる」 部長氏「(得意げに)長門さんの発案・構成によるものなんだ。おもしろさや遊びやすさは保証するよ」 キョン「また負けたら、パソコンを返してもらうとか考えているんじゃないだろうな?」 部長氏「(首を振って)それはないから安心してくれ。確かに最新型PCとノートPC4台は大きな支出だったけど、長門さんの加入で帳消しさ」 長門 「ただし一つ条件がある」 キョン「何だよ?」 長門 「わたしはコンピ研側で参加する。デバッグや性能調査でその方がデータを取りやすい」 キョン「(腕を組んでうなり)……そりゃ、うちの負けは確定したようなもんじゃないのか? まあ負けても失うものはないけどな」 ハルヒ「(長門を見つつ不満な目で)…………」 長門 「回答を」 キョン「どうせ暇だし、参加してもいいぞ」 みくる「あ、あたしもこういうの苦手だけど構いません」 古泉 「僕も構いませんが、涼宮さんの意見に従います」 キョン「(ハルヒに振り向き)で、おまえはどうするんだ? 一応、お前の団だから最終決定権はお前にあるぞ」 長門 「(無表情のままハルヒを見つめる)…………」 ハルヒ「(やや怒ったように)――わかったわ! その勝負の申し出をSOS団は受ける! 絶対にバコバコにするから覚悟しなさい!」 ハルヒの了承により、長門と部長はちゃっちゃとSOS団のパソコンにソフトのインストールを開始していく。 長門 「(無表情ながらどこか楽しそうに)…………」 ハルヒ「(そんな長門にますますおもしろくなさそうに)…………」 長門と部長が引き上げた後で。 キョン「(ハルヒの方に近づき)なんか不満そうだな」 ハルヒ「(アヒル口で腕を組み)さっきの有希の表情見たでしょ? あの子はSOS団の一員なのに、あれじゃまるでコンピ研の部員じゃない!」 キョン「(思い出しながら)ん……確かにすっかりコンピ研っぽくなってきたような気がするな。まあ長門の意志なんだからいいじゃないか」 ハルヒ「(抗議のつばを飛ばし)いいわけないでしょ! 有希はSOS団の一員なの。これは絶対にして変更不可!」 キョン「無理を言うなよ。ならどうして勝負を受けたんだ?」 ハルヒ「決まっているじゃない! ここでコンピ研をぎったぎったにしてどっちが上なのか知らしめてやるのよ! そうすれば有希もどっちを優先するべきかわかるはずだわ!」 キョン「(疑う視線を見せ)そんなにうまくいくもんかね」 ハルヒ「ほら! 時間がないわよ! とっとと今日から特訓開始! みくるちゃんと古泉くんもぼさっとしてないでとっとと用意して! 絶対に勝つんだからね!」 古泉 「(肩をすくめて)了解しました」 みくる「(驚きつつ)はっはいぃぃ!」 キョン「(額に手を当て)やれやれ……」 ゲームの内容は以下のようになる。 オンラインで複数人が対戦可能な3Dロボット対戦アクションゲーム。 ゲームの内容は、2チームに分かれて相手の基地を破壊した方が勝ち。機体の残存数などは勝敗に影響しない。 プレイヤーの操作するロボットのほかに、CPUが操作するロボットが配置でき、簡単な指示が出せる。総勢50機配備可能。 今回の対戦ではプレイヤー4機+CPU機46機となる。 ロボットと搭載される武器はプレイヤーが好きにカスタマイズすることができる。操作コマンドも好きに設定できるため、自由度はかなり高い。 使用するロボットはテンプレートのものが用意されている。基本的な武装はライフルとヒートソードのみ。カスタマイズで追加可能。 プレイ中は音声チャットで味方や許可すれば敵とも会話ができる。 キョン「(マウスを動かしながら)自由度が高いから複雑と思ったら、結構簡単にカスタマイズできるな、これ」 古泉 「ですが、機体バランスの調整が微妙ですね。上手く設定しないとまともに動かない機体ができるだけですから」 キョン「確かに設定自体は簡単だが、望んだ機体を作るには結構頭を使うことになりそうだ」 みくる「ふええ~、全然わからないですぅ~」 ハルヒ「バランスなんて関係ないわ! スピード、耐久度、運動性、パワー全部最強よ! もちろん飛行形態に変形もね! そうでなきゃおもしろくないんだから!」 キョン「……ハルヒは戦力になりそうにないな」 機体設定が終わった後、練習ステージに入ってテストプレイしてみる。 キョン「(キーボードを叩きながら)け、けっこう操作が難しいな……もうちょっとバランス調整が必要か?」 古泉 「(ちゃっちゃとマウスを動かし)あまり操作は難しくしない方がいいみたいですね。機体を使いこなせなくては意味がありません」 みくる「(練習ステージの陸上をちょこちょこ歩かせ)よいしょ、よいしょ。動きました~」 キョン「(と、空を暴走して飛行するハルヒの機体を見つけ)おい、何やっているんだよ」 ハルヒ「(ディスプレイとにらめっこしながら)何よこれ! 全然言うこと聞いてくれないわよ、このロボット!」 キョン「(呆れながら)お前の機体調整がめちゃくちゃなんだよ」 2日目から戦闘訓練開始。相変わらず機体をもてあましているハルヒを尻目に、キョンと古泉は練習に励む。 キョン「(ライフルを撃ちながら)以外と当たらないものだな。自動で照準調整してくれているんだが」 古泉 「(キョン機と距離を取りながら)遠距離では無駄な撃ち合いになりやすいですね。ならば――」 キョン「(急接近してきた古泉機に)うわっ!」 古泉 「このように接近戦に持ち込んだ方がいいのかもしれません」 キョン「(古泉機を殴り飛ばし)顔が近いんだよ、気色悪い」 ハルヒ「どいてどいてー!」 キョン「(突然暴走飛行してきたハルヒ機に)おわ! あぶねえ!」 ハルヒ「(頬を膨らませて)あんたがそんなところでぼさっとしているのが悪いのよ! ああっもう! また勝手に飛んでいるし!」 キョン「(空を飛び回るハルヒ機を見つめ)でも、昨日よりは動かせているような……」 みくる「(みくる機を地面を走らせ)あはっ、キョンくん走れるようになりました~」 3日目から、ハルヒがキョンに対して直接対戦による訓練を求める。 キョン「その前に機体を使えるようになったのか?」 ハルヒ「少しは動かせるようになったわよ。もちろん、機体調整は最強のままでね」 キョン「(感心しながら)あんなむちゃくちゃスペックをよく動かせるな……しかし、それだと古泉の相手がいなくなるぞ」 古泉 「(みくるを差し)大丈夫ですよ。僕なりに作戦を考えたいですし、朝比奈さんにもそれなりの役割を持っていただきたいと思っていたので」 キョン「そうか。ならいいぞ」 ハルヒ「(キーボードを叩き)いっくわよーキョン!」 キョン「(いきなりハルヒ機に体当たりされて)何だ、お前の攻撃はこれか!?」 ハルヒ「(すねて)仕方ないじゃない。間合いを詰めるだけで大変なんだからね!」 キョン「(ライフルをハルヒ機に数発撃ち込みながら)そんなんじゃただの的だぞ、ほれほれ」 ハルヒ「痛い痛い! 何すんのよ、キョン!」 キョン「(ハルヒ機のダメージ状態を見て)さすが耐久性も最強だ。これだけ撃ち込んでもこんだけしかダメージを受けないのか」 ハルヒ「(得意げに)ふふん、最強だから当然じゃない」 キョン「(いたぶるように撃ち続け)でも、そのうちやられるだけだぞ。いっそ、長距離ライフルでも持って砲撃台にでもなった方がいいんじゃないか?」 ハルヒ「いやよ! そんなのおもしろくないじゃない!」 キョン「やれやれ」 古泉 「(みくるに指導しつつ)補給装置をつけましょう。他の人と接触すればエネルギーを回復してあげられますよ」 みくる「あ、それならあたしにもできそうですね」 4日目。なんだかんだで機体を使いこなしつつあるハルヒ。 キョン「(高軌道で動くハルヒ機に苦慮しながら)そういやお前、マウスは使わないのか? こないだからキーボードだけで操作しているみたいだが」 ハルヒ「(機敏な動作でキョン機を追い詰めながら)あんた、有希のキーボード操作見たことあるでしょ?」 キョン「ああ。あれはマジでキーボードが壊れそうだったが」 ハルヒ「あれを相手にするのよ。マウスなんてちまちま動かしていたら勝てないわ。それっ、いっただき!」 キョン「(自機をハルヒ機のヒートソードで一刀両断されて)……いつの間に!?」 古泉 「(武器開発に没頭中)…………」 みくる「(自機を走らせて)よいしょっとこれで回復……です……ねっ~」 5日目。すっかりキーボード操作が長門級になったハルヒ。キョンは全くついて行けず。 ハルヒ「(キョン機をライフルで撃ち抜き)はい、これで本日6回目の撃破っと」 キョン「(ため息をつき)おいおい、少しは手加減してくれよ。これじゃ俺の練習にならねえじゃねえか」 ハルヒ「いいのよ、あんたはあたしとこうやっているだけで十分なんだから。いざとなったらあたしが一人で全滅させてやるわ」 キョン「勝利条件は相手の基地を叩くことだぞ。マップには廃墟とか渓谷とかあるんだから、拡散されて動かれたら一人じゃどうにもならん」 ハルヒ「どうにかするわよ。そんなの。とにかく勝てばいいのよ勝てば!」 古泉 「(ハルヒの元に近づき)涼宮さん、僕なりにゲームを分析してみて、それなりの作戦を立ててみましたので聞いてもらえますか?」 ハルヒ「いいわよ。どんなやつ?」 古泉 「(ニヤケスマイルで)旨くすれば、開始5分で勝てるかもしれません――」 そして、決戦当日。開始5分前。 みくる「(緊張した顔つきで)ふえ~、なんだか怖くなってきましたぁ」 キョン「大丈夫ですよ。朝比奈さんは補給に専念してくれればいいですから。呼ばれたら動けばいいだけです」 古泉 「(ハルヒの方を向き)予定通り、CPU機30機はお借りしますね」 ハルヒ「(目を閉じ集中したまま)いいわよ。残りも好きにしちゃって」 古泉 「ご厚意感謝します」 キョン「(古泉の作戦を思い浮かべつつ)作戦通りいけば楽勝だが、相手には長門もいるしそう上手くいくかね」 古泉 「味気ないかもしれませんが、勝つためには手段を選ぶ必要はないかと」 キョン「(ハルヒをみて)大将は予定通り基地から動くなよ? どこから敵が襲ってくるかわからないからな」 ハルヒ「わかっているわよ」 全員、マイク付きヘッドフォンを装着し、準備万全。 対戦開始時刻。ゲーム画面が起動し、マップにログインする。 マップは両陣営の基地の間に廃墟が並び、その周辺を険しい山岳地帯が囲んでいるものだった。 ~~SOS団サイド~~ キョン「練習マップと変わらないな。これなら作戦にも支障を来さないだろ。古泉、任せたぞ」 古泉 「わかりました」 みくる「あたしはキョンくんのそばにいますね」 古泉 「(飛行型CPU機30機をコンピ研基地に前進させ、自分は渓谷に入り)では、行ってきます。そちらはお任せします」 ~~コンピ研サイド~~ 部長氏「(30機の機影が基地に一直線に来るのを確認し)動き出したな。いきなり突撃するとはさすがあの団長と言ったところか」 長門 「(ディスプレイを見つめ)油断は禁物。それにこれは高い確率で涼宮ハルヒによる作戦ではないと推測できる」 部員A「それはどうして?」 長門 「彼女が作戦を指揮しているなら、真っ先に本人が突撃してくる――こちらの射程に入った。基地周辺のCPU機の対空砲火で迎撃を」 ~~SOS団サイド~~ 古泉 「(次々と撃墜される飛行型CPU機に)やはり基地周辺を固めていましたね。それもこちらの想定内ですが」 キョン「そっちは大丈夫なのか?」 古泉 「ええ、予定通りポイントに到着できそうですよ」 ~~コンピ研サイド~~ 長門 「(突撃してきたSOS団CPU機の8割の撃墜を確認後)おかしい」 部長氏「どこが?」 長門 「プレイヤー機が一つも動いてこない。さらに攻撃も淡泊。無駄に損害を出しているように見える」 部長氏「それは向こうの作戦ミスなだけだと思うけど」 長門 「涼宮ハルヒだけではない。古泉一樹など綿密な作戦を立てられる人もいる」 部長氏「(ついに突撃してきたSOS団CPU機をすべて打ち落とし)そうは言ってもこれで終わりさ。さて次はこっちの――」 ~~SOS団サイド~~ 古泉 「(コンピ研基地へミサイルを発射し)ところがぎっちょん!」 ハルヒ「……ぎっちょん?」 ~~コンピ研サイド~~ 長門 「基地南東10kmよりミサイル発射を確認。計4発」 部長氏「ミサイル!? まさかさっきの突撃はこれを隠すためだったのか?」 部員B「でも4発だけなら楽に迎撃が――」 部長氏「(4発のミサイルから無数のクラスターが放たれ)……まずいやられた! 一発でも落ちたら基地は終わりだよ! こんな武器を作るなんて反則じゃないか!?」 長門 「(高速でキーボードを叩き)任せて。一つ残らず撃ち落とす」 部長氏「でも、全部で100発以上はあるよ!?」 長門 「狙撃モードをフルバーストへ移行。敵クラスター爆弾すべてにロックオン。狙撃開始」 部長氏「(基地落下前にすべて撃墜した長門に)嘘ぉ……」 ~~SOS団サイド~~ キョン「(仰天し)おいおい! 全部撃ち落とされたぞ!」 古泉 「(驚愕し)これは……参りましたね。おそらくやったのは長門さんでしょう。チートの可能性はないと考えても彼女の能力なら十分に可能かと」 ハルヒ「(なぜか誇らしげに)ふふん、これくらいできないとSOS団団員はつとまらないわ」 キョン「今は対戦相手だ。そんなことより次はどうするんだ?」 古泉 「さっきの突撃で6割以上の戦力を失いましたからね。次は向こうの出方を見るしかないでしょう……おっときましたよ」 キョン「(古泉機目がけて接近する25機のコンピ研部隊を見て)手近な奴を大戦力で叩くつもりか……」 ハルヒ「(残ったCPU機16機を古泉の支援に向けて)古泉くん、援軍を向かわせるわ。みくるちゃんも補給に向かって」 ~~コンピ研サイド~~ 長門 「敵の大半の戦力が移動開始。向こうの基地周辺にはプレイヤー機は二機しか存在していない」 部長氏「これはチャンスだね。僕が交戦地域の反対側から向こうの基地に向かうよ。ミサイルを撃った奴は任せる」 部員A「了解」 部員B「任せてください」 ~~SOS団サイド~~ CPU機同士の乱戦。しかし、長門の超長距離狙撃でSOS団CPU機は次々と撃墜されていく。 古泉 「やはり長門の力は強大ですね……」 みくる「古泉くん、補給にきました~」 古泉 「ありがとうございます。さて……どうやらあの手しかないようですが」 みくる「(補給を終えてSOS団基地に帰還しようとし)じゃあ、あたしはもどります……きょえええっ!」 キョン「朝比奈さん、どうしましたか!?」 みくる「(部員A機の攻撃で自機を破壊されて)ふええ、やられちゃいましたぁ~」 ハルヒ「ああっ、もう何をやっているのよ!」 キョン「(レーダーに敵機を捕らえたの見て)ん? 反対側から一機接近してくるぞ」 ハルヒ「とっとと迎撃に行きなさぁい!」 ~~コンピ研サイド~~ 長門 「(古泉機の異変に気がつき)今すぐ全軍撤退すべき」 部員A「どうして? こっちが圧倒的優位なのに」 部員B「そうだ。あと数分で全滅に追い込めるはず」 長門 「(古泉機から発する異常エネルギーを見て)うかつだった。味方ごととは」 ~~SOS団サイド~~ ハルヒ「(古泉機の状態に気がつき)ちょっと、古泉くん! 何をするつもりなの!?」 古泉 「最初の作戦失敗は僕が長門さんの力を過小評価したのが原因です。ですから、その埋め合わせを」 ハルヒ「(古泉の覚悟を悟り)……わかったわ。あなたのSOS団に対する貢献はさらなる二階級特進で評価させてもらうから」 キョン「全く……格好つけやがって」 古泉 「(キーボードを叩きながら)これはこれでおいしい役目ですよ。では、一足先に退場させていただきます――」 ~~コンピ研サイド~~ 部員A「(古泉機の自爆に巻き込まれ)うわあああああ!」 部員B「(同様に)やられたっ!」 部長氏「(驚愕し)まさか味方ごと自爆するなんて……機体内部にどでかい爆弾を仕込んでいたとは。こっちの交戦中だったCPU機もすべてやられたか」 長門 「損害は大きかった。しかし、これで向こうはプレイヤー機二機のみ。こっちはCPU機だけでも21機残っている。圧倒的優位に変化はない」 部長氏「(キョン機を視認し)おっと……どうやらこっちにもお客さんのようだね」 ~~SOS団サイド~~ キョン「(敵機を発見して)おい、見つけたぞ。どうやら基地に向かっていたみたいだな」 ハルヒ「味方機ももうあんまりいないんだから、ちゃっちゃと片付けちゃいなさい」 キョン「CPU機じゃなくて、プレイヤー機だぞ。早々楽に――ん、敵からの通信?」 部長氏『やあ、どうも。ここは臨場感を出すために、お互い通信したまま戦わないかい? 一対一だから隠すこともないしね』 キョン「(相手の余裕ぶりにむっとして)随分こっちを低く見られたもんだな。わかったよ、やってやろうじゃねえか」 部長氏『(キョン機に急接近し)では、行かせてもらう! キミたちにはやられっぱなしだったからね! ここで因縁を晴らしておきたいのさ!」 キョン「(部長機と距離を取りつつ)見た目は俺と同じ標準ロボットと同じだが、なんか右腕がでかいのが気になるな……なんか仕込んであるのか?」 部長氏『(キョン機を追いかけ)はっはっは、どうしたどうした! 逃げるだけじゃ僕には勝てないぞぉ!』 キョン「(うんざりしつつ)なんかただならぬ怨念を感じる……まあ無理もないか。だが、こっちも無様にやられたらハルヒに何を言われるのかわからんのでね!」 部長氏『(キョン機に一瞬で背後に回り込まれ)早い!?」 キョン「(部長機の動きがやたらとスローに見えて)なんか思ったより動きが遅いな。これもハルヒとの特訓の成果か? まあいい、これで頂きだ!」 部長氏『(急旋回で振り返り)甘い!』 キョン「(斬りつけたヒートソードを部長機右手に掴まれ)なんだ!?」 部長氏『(右腕に仕込んだ物質膨張機構を起動させ)これで終わりさ!」 キョン「(膨張していくヒートソードを投げ捨て)あぶねえっ!」 部長氏『(爆砕させたキョン機のヒートソードを投げ捨て)ちいっ、つかんだままだったらそのまま機体も膨張させられたってのに」 キョン「(間合いを取りつつ)あんなもんを隠していたのか……こいつはうかつに近づけねぇ」 部長氏『(一気にキョン機に近づき)そんなに離れていたら決着がつかないよ!』 キョン「(その動きをことごとくかわし)見える……俺にはお前の動きが手に取るようにわかるぞ」 部長氏『なんて運動速度だ。こっちの方がスペックは上回っているはずなのに!』 キョン「(ライフルを撃ち、部長機に命中させ)スペックだけが機体性能を決める訳じゃないってことだな!」 部長氏『(次第に蓄積するダメージに)くそっ、ならばこれならどうだ!(右手を地面につけて、爆砕させ、その勢いでキョンに飛びかかる)」 キョン「(唐突な特攻に反応できず)しまった!」 部長氏『(キョン機を押し倒し、馬乗りの姿勢に持ち込んで)ふはははははっ! つーかまえたぁ! 今キミの命運は僕の手の中にぃ! これが裁きだ!」 キョン「くそっ!」 部長氏『(右手を突きつけ)ふふっ、何か言い残すことはあるかい?」 キョン「(レーダをちらりと見て)ああ、一つだけある。訂正だけどな」 部長氏『ほうぅ? 聞いてやろうじゃないか?』 キョン「このゲームは一対一じゃなくて……チーム対戦型ってことだよ! やれハルヒ! 俺に構うな!」 部長氏『(背後の上空を飛行するハルヒ機に気がつき)なんだって!?(そのままキョン機ごとハルヒ機のライフル狙撃で貫かれる)』 キョン「さすがに――訓練しただけあって腕は最高だよな……」 部長氏『ひ、卑怯だ! 男の決闘に水を差すなんて!』 ハルヒ「ケンカに卑怯もへったくれもないわ。勝てばいいのよ、勝てば」 部長氏『(爆発する自機を見ながら)く、くそぉぉぉぉぉぉ!』 キョン「あとは任せたぞ、ハルヒ……」 ハルヒ「……キョン、あんたの死は絶対に無駄にはしないから。必ず勝利で返すわ」 ~~コンピ研サイド~~ 長門 「(悔しがる部長を尻目に)これで向こうのプレイヤー機は一機のみ。撃破の必要はなく、全方位からCPU機で基地への攻撃を仕掛け、破壊する」 部長氏「ふんっ、こっちはまだ21機も残っているんだ。これを一機で全滅させるなんて無理だろうから、勝ちは決定的だな」 長門 「(CPU機をSOS団基地周囲へ展開させ)まだ油断は禁物」 部長氏「(SOS団基地前方の5機のCPU機が消滅し)もう5機? 早すぎる、何かインチキを……」 長門 「違う……これは」 ~~SOS団サイド~~ ハルヒ「(超高速移動と100発100中のライフル攻撃でコンピ研CPU機を撃ち落としまくりながら)行かせない! 一機足りとも! 死んでいった団員のために!」 キョン「(ちょっと笑みを浮かべて)ハルヒ……」 ~~コンピ研サイド~~ 長門 「(包囲していたCPU機の機影がすべて消滅したのを確認して)こちらの戦力はすべて消滅。残っているのはわたしだけ」 部長氏「(驚愕し)なんてことだ。一機も基地にたどり着けないなんて。時間にして3分も経っていないぞ。相手はいったい何なんだ!?」 長門 「(ゆっくりとレーダを見つめ)残っているのは涼宮ハルヒだけ。こちらにまっすぐ向かってくる」 部長氏「ふん、基地を無視して長門さんと真っ向勝負とは無謀にもほどがある。ん、通信許可要請?」 長門 「(ハルヒからの通信許可要請をOKにして)通信を許可した。話は」 ハルヒ『本当にもう一対一だからね。話しながらの方がやりやすいわ。このままにしておきましょう』 長門 「了解」 ハルヒ『あと、最初に宣言しておくけど、ここまできて相手の基地を破壊して勝とうなんてチャチなことは考えないわ。有希を倒して堂々と勝利をつかませてもらうから」 長門 「そう」 ハルヒ『悪いけど――有希! 行くわよ!』 長門 「来て」 部長氏「(長門機の正面からつっこんでくるハルヒ機に)はっはっは! 狙撃で外したことのない長門さんを見くびりすぎなんじゃないか? 一発で終わりさ」 長門 「目標固定。狙撃する(狙撃ライフルを発射)」 ハルヒ『(皮一枚で狙撃を回避し、無理なキーボード操作で指がつりそうになりつつ)くうっ!』 部長氏「(仰天して)長門さんの狙撃をかわした!?」 長門 「(少し表情を硬くして)…………」 ハルヒ『(猛烈な勢いでキーボードを叩きながら)人呼んでハルヒスペシャル!(ライフルを長門機目がけて乱射)』 長門 「(ショルダーシールドで攻撃を受けつつ、再度狙撃体制に入り)次は外さない(逃げ場がないように二発発射)」 ハルヒ『(これまたぎりぎりでかわし)甘い! 甘いわよ有希!』 部長氏「長門さんの狙撃が通じないなんて……何者なんだよ!?」 ハルヒ『あえて名乗らせてもらうわ――あたしは涼宮ハルヒ! SOS団団長よ!』 長門 「……くっ」 ハルヒ『(長門に密着しヒートソードで斬りかけ)もらったぁ!』 長門 「(すんでの所で自機のヒートソードでそれを受け止め)…………」 部長氏「(あごが外れそうなほど驚き)長門さんに接近戦をやらせるとは!」 ハルヒ『予想通り、狙撃砲台として重装甲で固めているわね。その機体じゃ、あたしには追いつけないわよ!』 長門 「超高機動、超高スピード、超重装甲――これらをすべて取り込んだ明らかにバランスが狂った機体を使いこなしている。驚愕に値するとしか言えない」 ハルヒ『ほめてくれるのはうれしいけど、今は敵同士よ。そんなことをしている間に!(長門機のショルダーシールドを切り裂く)』 長門 「(超高速キーボード操作を始め)ならば、こちらも相応の機体で相手する」 部長氏「まさか、戦闘中に機体データを書き換えるつもりかい!? た、確かにルール上は可能だけど……」 長門 「問題ない。完了した(重装甲がすべてパージされて、ハルヒに似た高機動タイプに変化する)」 ハルヒ『うそっ!?』 長門 「(長門機の脇にしまってあった短ライフルを取り出し)反撃する」 ハルヒ『くっ、このぉ!(ブースターをフル稼働させて、長門機から一気に距離を取る)』 部長氏「(半ば呆れ気味に)あっちもこっちも化け物対決になってきた」 長門 「(ハルヒと同等の速度でハルヒ機に接近し)逃がさない」 ハルヒ『(ライフルを構えて)来ると思ったわ!』 長門 「(一歩早く長門機がそのライフルを蹴り飛ばす)…………」 ハルヒ『(逆の手に持っていたヒートソードを取り出し)それも予測通りよ!(長門機の右腕を切り落とす)』 部長氏「やられた!?」 長門 「(左腕でヒートソードを構え)まだ――戦える」 ハルヒ『(長門機の肩をつかみ、衝突させ)片手でどこまでできる!?』 長門 「これなら条件は同じ(足から鋭利なカッターが飛び出て、ハルヒ機の左腕を切り落とす。さらに右足膝の切断する)」 ハルヒ『くうっ! でも飛べるんだから、足なんてなくなったって関係ないわ!(小さく機体を浮かせ、ヒートソードで長門機の左腕も切断する)』 長門 「…………っ!」 部長氏「両腕を失った! もうだめだ!」 ハルヒ『(長門機にブースター全開で飛びかかり)終わりよ、有希!』 長門 「……まだ手は残っている(長門機の背中からヒートソードが握られた手が現れる)」 ハルヒ『(それに機体の急所を貫かれ)そ、そんな……っ! 隠し腕なんて……』 長門 「これを使うつもりはなかった。あなたがそこまで追い詰めた賞賛に値する」 ハルヒ『(爆裂四散するハルヒ機とともに)それはほめていないわよ、有希……』 部長氏「やったー! 勝った! 勝ったぞー!」 部員A「バンザーイ!」 部員B「コンピュータ研は永遠だぁ!」 長門 「(複雑な表情で)…………」 ~~SOS団サイド~~ キョン「負けちまったな」 ハルヒ「…………」 キョン「別に失うものもないし、いいじゃないか。俺はそれなりに楽しめたぞ」 ハルヒ「……まっ、いいか。あたしもおもしろかったしね。あとは有希がもうちょっとSOS団優先してくれれば……」 長門 「(文芸部室に入ってきて)ただいま」 キョン「ん? 長門、コンピ研の方はもういいのか?」 長門 「あとは既存部員でできる作業だけ。わたしは本来こちらにいるべきだから戻ってきた」 ハルヒ「(100Wの笑みを浮かべて長門に抱きつき)有希!」 キョン「(そんな二人を見て)だから言っただろ。お前の考えすぎだって」 ~おわり~
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「ねえ、キョン。第二次世界大戦って何のために始まったの」 知らん。目の前にあるパソコンに訊いてくれ。 「当時の兵隊とかって生きてる意味あったのかしら」 さあな。 「上官の思うがままに動くなんて、まっぴらごめんだわ」 そうかい。 「ちょっとキョン! 真面目に聞きなさい!」 サンタクロースをいつまで信じていたか、なんてことを話題に挙げる奴は即刻米英の密偵と看做される世の中である。 それはともかく、そんなことを頭の片隅でぼんやり考えながら俺はたいした感慨も無く実業学校を卒業し――、 赤紙を受け取った。 厳密に言うと、俺は志願兵だ。それゆえ、こんな物騒な紙切れが届いても驚く理由はどこにも無い。 どうして志願なんてしたのかって? それはすぐにわかるさ。 ともあれ、俺は手紙に書かれた内容に従って軍医の診察やらなんやらを受け、晴れて大日本帝国陸軍に なっちまったのである。 支給された軍服を身に着けて、俺は広島へと向かう機関車に乗っていた。 定期的な振動が体全体に伝わる。 俺にこんな服を着るときが来るなんて、数ヶ月前までは考えもしなかった。 ふと、車窓に目をやる。いつの間にか紅葉もまばらになっちまったなあ。 ところで、出発前に村が総出で俺の出征を祝ってくれたのだが、あまり嬉しくなかった。 死して国のためになる、それが大日本帝国の軍隊だ。すでに未練は断ち切った。 ただ、あの妹を残して戦地に赴くのはちょっと心残りがあるな。 わがまま放題しないだろうか。贅沢は敵だぞ。 時間の経過というものは、当事者の感覚との間で大きなズレが生じるものである。 あれこれ考えていると、あっという間に広島入りしてしまった。 薄茶色の地図とにらめっこをしつつ、俺は福山の陸軍基地へと足を向ける。 大抵の人間は、この間に何かしらの感情を抱くという話をよく聞いた。戦意高揚するもの、 表には出さなくても恐怖を感じるもの、実に多種多様らしい。 だが、俺はそういった心情の変化を微塵も感じなかった。 自身の性格が影響しているからかもしれないが、何より問題視すべきなのは志願した動機にある。 俺はそう断言する。 そんなことを頭に浮かべつつ足を動かしている間に、他の志願兵と異質である俺は、 他の志願兵と同じ集合場所に到着した。 まず、お偉いさんらしき人物からの話があった。司令官と呼ぶのが適切だろうか。 この話を聞きたいやつはいるか? 満場一致で省略させてもらう。 その後もいろいろとあり、ようやく全員の配属が発表される段階へ移行した。 辺りの空気が一瞬よどむが、声を出す者は誰もいなかった。当然か。 各小隊長が順に前へ出て、名前を読み上げていく。そして返事をする。まるで卒業式じゃないか。 発表も終盤を迎え、あとは最後の1小隊を残すのみとなった。まだ俺の名前は呼ばれない。 そして、最後の小隊長がカツカツと壇上に上がった。 できることなら、そこに立つ人物を見たくなかったさ。だが悲しいかな、思わず目を向けてしまう。 懐かしい顔がそこにあった。 「陸軍士官学校出身、第〇七〇七小隊SOS団団長、涼宮ハルヒ。 ただの兵卒には興味ありません。この中に、百発百中の狙撃手、白衣の天使、異界の戦士、 一騎当千の豪傑がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 隊員発表はどうした。 ◆第〇七〇七小隊SOS団◆ ~序章 月月火水木金金~ とまあこんな流れで、俺はSOS団に再び入団、いや入隊したのである。 SOS団なんて小学校以来か。あの頃は宇宙人を捜すとかで大変だったなあ。 それより、このご時世に鬼畜と称される米英の文字を使って大丈夫なのか。 おっと、俺が陸軍に志願するまでの経緯をまだ言っていなかったな。 簡潔に説明するなら、俺はハルヒに招集された。それだけだ。 「ニュウタイシナサイ」なんて、わざわざ電報まで使いやがって。 小学校卒業後、ハルヒは男子の出世街道である第一中学校に特例で入学し、 平凡な俺は地元の平凡な実業学校に進学した。 他のSOS団の奴らも全員バラバラになったんだっけな。 ハルヒが俺を呼んだ理由がピンと来なかったのだが、たかが小隊にわざわざ付いた名前でようやくわかったよ。 だがなあハルヒ、小隊は五人では運営できねえんだよなあ。 その点だけは、翌日に顔合わせをするまで謎のままだった。 今日も朝日がまぶしいねえ。ハルヒにとっちゃあこの上無い吉日だろうな、全く。 新兵は、午前7時に各小隊が指定する場所に集合とのこと。 「遅い、罰金!」 5年ぶりの再会で、最初に発した言葉がそれか。 「お久しぶりです」 「キョンくん、会いたかった」 「……」 集合場所である女学校前には、久しぶりにSOS団の面々が揃っていた。 随分と成長した面持ちだが、あの頃と何も変わっていない。 その光景を懐かしむと同時に、変に安心してしまったのは内緒だ。 「さて、じゃあ早速メンバー紹介を始めるわ」 お前ほど英語を躊躇無く使う人間に、俺は会ったことが無いね。 というか、今更何を紹介するって言うんだ。 「私たち5人で全員じゃないでしょ。後ろを向きなさい」 お、初の上官命令ですか。俺はわざとらしく回れ右をする。 そこには、俺がよく知るやつらが佇んでいた。 「キョン、俺たちを置いて勝手に出発するなんてずるいぜ」 「そうだよ。僕だって呼ばれたんだからね」 この2人は俺と同じ実業学校を卒業した、谷口と国木田である。 そして、最後に1人。 「久しぶりね」 小学校卒業と同時に加奈陀へ引っ越したはずの、朝倉がいた。 「SOS団は、これより8人で構成します!」 5人から8人に増やしたことは褒めるが、それでも規格外の人数だということを忘れるなハルヒ。 俺たちは、暫くの間再会のときめきを純粋に噛み締めた。 「じゃあ、これからの活動予定を伝えるわ」 ああ、ここは本当にSOS団のようだ。 ここまでのハルヒの行動は突飛なものが続いたものの、ここから先の活動については予想に反して 現実的なものだった。 一語で表すなら、訓練。ついに俺のような人間も訓練を受けるときが来たのだ。 但し、これは後から聞かされた話だが、訓練の内容は他の部隊とは似て非なるものだったらしい。 最も基本的な行軍演習一つ取っても、一番成績の悪いやつは飲み物奢れなどと言い始める。 以前のSOS団なら、それは俺が専任の職務だった。だが、今は谷口が加入してくれたおかげで、 専らやつとの最下位争いだ。 その他、射撃訓練や陣地構築、柔道剣道など訓練したことは山ほどあったが、そのいずれにも 何かしらの催しを付け加えようとするのが我らが団長様だ。 まあ、そのおかげか訓練が嫌になったことは一度も無かったがな。 訓練が始まって一ヶ月が過ぎた頃、雪が重く圧し掛かる夜のことだった。 「夕食後、部屋に来てもらえますか」 その引き金は、あまりに唐突に引かれてしまったのである。 「何のマネだ、気色悪い」 俺は、古泉の部屋に来て開口一番そう告げた。こんなことを言うのもいつ以来だろうか。 それにしても、結構片付いているな。 「まあそうおっしゃらずに。もう少しお待ちください」 何だ、芸でも披露してくれるのか。 ところで、お前の部屋には何で洋式の寝具があるんだ? 突然、軋む音と共にドアが開く。 その先には、宝塚の主演女優にも引けをとらない美貌を持つ朝比奈さんと、 コーデル・ハルも真っ青で逃げ出すような冷徹の仮面を被る長門がいた。 「正規SOS団の構成員を集めたようだが、何をするつもりだ」 ふと感づいた。雰囲気がいつもと違う。 俺は、広がる恐怖心を外に出さないようにしつつ、ゆっくりと話しかけた。 「我々が何をするのではありませんよ。あなたが始めるのです」 「何のことだ、古泉」 全くわけがわからない。冗談はニヤケ顔だけにしてくれ。 古泉は、少しも表情を崩すことなく会話を続ける。 窓を叩く風の音がやけに目立つ。 「では、率直に質問します。あなたは以前のことを覚えていますか?」 一筋の矢が空気を切り裂いた。 「以前のことって何だ? 入隊する前のことか。ハルヒから電報を受け取って……、」 「やはり、あなただけが覚えていないようですね」 さっきから何の話をしているんだ。小学校の話か? 「そうですね、『北高』という単語に聞き覚えはありませんか?」 『北高』? 妙に聞き慣れた単語だな。北海道の女学校? 「おや、まだ思い出せないですか。これは困りましたね」 両手を、皿を抱えているみたいに広げるな。困惑しているのはどう考えても俺なんだが。 「致し方ありません。長門さん、お願いします」 古泉がそういうと、長門が無表情をこちらに向けて近づいてきた。 「どうした、長門」 俺は、この質問に対して答えが返ってくるなんてこれっぽっちも期待していなかった。 だが、今日は違ったんだよなあ。何もかもが。 「あなたの脳内に、わたしが保有する過去の記憶情報を大量に投影させて、記憶の復元を行う。 直接的な情報操作に対しては何らかの妨害情報による影響を受けるため、止む無くこの手段を採ることにする」 すまんが、何を言っているのかさっぱりわからない。 「簡単に説明するなら、衝撃に注意してください、ということです」 古泉、お前には聞いとらん。それに答えになってない。 もう一度長門の方を見ると、俺の視界には長門の手のひらだけが映った。 「始め」 わっ、ちょっ待ってくれなが 一瞬の間を置いて、即座に俺の視界は閉ざされた。 いや、閉ざされたわけではなく、突然ぱっと違う景色が見えたんだ。 県立北高等学校に入学、SOS団結成、ハルヒと俺しかいない空間、…………。 とにかく、膨大すぎる情報が一気に俺の脳になだれ込んだわけだ。無理やり頭ん中に 何かを押し込められているような、そんな感覚だった。 ああ、思い出した。全部思い出したよ。 俺はSOS団の雑用係だ。って、それだとこれまでの記憶と何ら変わりないか。 とにかく、俺はなぜだかこの世界に飛ばされたわけだ。 確か、コンピ研が作ったゲームを久しぶりにした、その翌日のことだっただろうか。 待てよ。この格好、この訓練。ここは第二次世界大戦の真っ最中かよ! 「その、ここが現実の戦時中と同じ時間平面だとは言えないのです」 そう話を切り出したのは、他ならぬ未来人によるものだった。 「涼宮さんが起こした時空震、それによってできた時間断層の影響で、本来ならそれ以前の過去には 時間移動ができないはずなんです」 「確証は得られていないが、この世界は全て乃至部分的に涼宮ハルヒが創り出した世界である可能性が高い」 長門が、朝比奈さんに追従するようにして補足を加える。今日の長門さんは饒舌だねえ。 「今、我々がいるのは本来存在しているべき世界とは全く違います。僕自身、創造された世界に 来るのは初めてなので詳しいことはわかりませんが」 古泉、お前が随分楽しそうに見えるのはどういうことだ。 「問題は、なぜ涼宮さんがこの世界を作り出したか。この一点に集約されます」 確かに、単なる暇つぶしにしてはやりすぎだ。 「残念ながら、これに関して明確な回答は見つかっていません。 ですが、これまでの経験則から一つだけ断言できます。涼宮さんが何かを望んでいる、ということです」 まあ、当然っちゃあ当然だな。ハルヒのことだ、俺たちが想像もつかないようなとんでもないことを 企んでいるに違いない。 「この世界は、元の世界と根本的な構造が違う。情報統合思念体との通信が途絶え、 情報操作が殆ど制限されたことがその一つ。 ほか、多方面での影響が確認された」 何の前触れも無く長門が口を開く。 長門にしてはなかなかわかりやすい説明だな。 「そして、我々はある重大な異変に気づきました」 異変? 宇宙人的なことか? 「いえ、もっと身近なできごとです」 そして、古泉は一呼吸置いてから、 「さて、あなたは第二次世界大戦のことをどれだけ覚えているでしょうか?」 第二次世界大戦について? そんなことは小学生でも知っているだろう。 確か、ええと、そういえば、その、いや、あれ? どういうことだ。ここだけ記憶がごっそり抜け落ちたような感覚だ。 「気づきましたか? そう、我々は第二次世界大戦のことを何も知らない、否、忘れている。 残っている記憶は、第二次世界大戦という固有名詞。それと、この世界で既に起こったことぐらいでしょうか」 どうでもいいが、喋りにいちいち勿体つけるのはやめろ。 しかし、日本が勝ったか負けたかすらわからなくなるとは驚きだ。 「残念ですが、これらの現象が発生した原因については、未だ結論が出ていません。今は無視しておきましょう。 何よりの問題は、我々が無事に元の世界に帰ることができるかどうか。そのためには、ある条件を 満たさなければならないはずです」 で、その条件を絶賛捜索中というわけか。 「これは私の持論ですが、この一連のできごとはあなたが鍵になっているでしょう。 今までがそうであったように、今回もそうであると断定せざるを得ません」 わかった。俺も協力しろってことだな。 そう言うと、古泉は口を結んで頷いた。 「ちょっと待った。気になることがある。 谷口と国木田、それに朝倉は何でこの場にいるんだ?」 この世界でSOS団を再構成するなら、俺たちだけで十分なはずだ。 それに、例え人数合わせだとしても、この三人が選ばれた理由にはならない。 「ああ、そのことはまだ説明していませんでしたね。 仮定に過ぎませんが、我々の持論を三人についての解説と共に伝えておきましょう。 まず、谷口くんと国木田くんですが、彼らは以前の記憶を保有していないようです。 なぜ彼らがこの世界にいるのかは、元の世界で行った活動から納得できるかと」 文芸部の機関紙作りとかがあったな。まあ、この二人に関してはSOS団にいても不自然ではない。 「だが、朝倉はどうなんだ? あいつがSOS団に関わったことなんて無いだろうに」 俺が本当に訊きたいのはこれだった。 「そうですね。朝倉さんの復活は、我々にとって最大の疑問です。 まずはっきりと申し上げておきますが、彼女は以前の記憶を保有しています」 これを聞いた瞬間、俺の体が少し震えた。 「ということは、あの教室でのできごとも覚えているのか」 「ええ。あなたにとっては少々不都合かもしれませんが、仕方ありません。 ですが、彼女も自分の意思でこの世界に来たわけではないようです。 なぜこの世界で復活を果たしたのか、現時点では原因不明です」 そうなると、ハルヒの能力に因るものと考えるのが自然だな。呼びつけた理由はさっぱりわからんが。 しかし、そんなことは既にどうでもよくなっていた。古泉が話した内容の、ある部分が納得いかなかったからだ。 「ちょっと待て古泉。 お前は、朝倉が以前の記憶を持っていることで俺が苦労するだろうと言ったが、それは間違いだ。 そりゃあ、再会したばかりのときは抵抗があったさ。 だがな、これまで一ヶ月間共に訓練を続けてきたんだ。今では大切な仲間だろ?」 俺は、勢いに任せて台詞を吐いた。少々きつく当たりすぎたかな。 だが、その不安は古泉の笑い声に掻き消される。 「そうですか。いやいや、僕の思い過ごしだったようですね。 その言葉が聞けたことを感謝します」 やけに恭しい態度だな。いつものことか。 「まだ警戒すべき点がある」 そう言い出したのは長門だった。 「何らかの影響によって、元の世界の記憶と現在の世界の記憶、両者の境界が曖昧になりつつある」 淡々と言葉を羅列する長門。 なんとなく意味はわかるが、それでどうなるんだ? 「この状態を打破しない限り、解決の糸口を探すことは困難と判断した。 帰還には長い期間を要する」 なんてこったい。 こうして、俺の異世界ドンパチライフは幕を開けたのだった。 おっと、敵性言語は慎まなければ。 訓練が始まってから三ヶ月が過ぎ、我がSOS団はなんとか一小隊としての機能を確立させつつあった。 広島の木々は、僅かだった雪化粧をすっかり落としている。 そして今日、俺たちは長崎県の佐世保へ集合していた。 「みんな、今日は初めての大規模演習よ! SOS団の威光を知らしめてやるんだから!」 我らが小隊長様は、太陽に負けず劣らずの輝きを放っている。 そういえば、結局のところハルヒに以前の記憶はあるのだろうか? 古泉曰くほぼ無いだろうとのことだが、どうだろうね。 それにしても、まだ時間でもないのに辺りが妙に騒がしいな。 「ふん、あれが軟弱で非国民の小隊か」 「女が前線に立つなんてどうかしてるな」 なっ! なんなんだあいつらは! 第〇七〇七小隊、つまりこの世界でのSOS団が設立された当初から、疑問に思っていたことがあった。 それは、構成員の半分が女性であるということだ。 衛生兵の朝比奈さんや狙撃手の長門は大目に見るとしよう。 だが、朝倉は躊躇無く先陣に立ち銃をぶっ放す。さらに、隊長が女であるという始末だ。 挙句の果てに、部隊名が英字である。 周囲の人間がバカにする要素は有り余るほどあった。 「ハルヒ、あんまり気にするなよ」 俺はそっと言ったつもりだった。だが、焼け石に水だったんだろうね。 「うるさいバカキョン! 頭に来たわ。みんな、思う存分見返してやりましょう!」 ハルヒは、腕を組んだまま怒鳴り散らしやがった。 俺、生きて帰れるだろうか。 俺達が所属するのは第五師団、その中の歩兵第四十一連隊である。 まあ、そんな細かいことは気にしなくてもいい。とにかく、今日は第五師団を構成する部隊全てが 集まったということだ。 師団長の話によれば、今日はここで上陸を中心とした作戦を演習するとのこと。 各部隊が、砂浜に並んだ上陸用舟艇に乗り始めている。大発動艇ってやつか。 特大の板切れが大量に打ち上げられているかのような光景だ。 さて、俺も急がなければ。寒空の下で海に放り出されるのだけは勘弁して欲しいね。 場所は変わって舟の中、すっかり陸が遠くなっちまった。 「では、これより作戦内容を発表します!」 これから地獄の演習が待っているというのに、始まる前からエンジン全開とは全く素晴らしいやつだ。 「まず、接岸したらキョンと谷口で上陸ね。その際、ええと、涼子は機関銃で制圧射撃を頼むわ」 「おう、任せとけって!」 お前もやけに威勢がいいな、谷口。 それと朝倉、頼むから間違えて俺たちを撃つなよ。いや、上陸演習では弾薬無しだったな。 「次に、古泉くんと国木田くんが続いて上陸。国木田くんはキョンたちのところに、古泉くんは涼子の上陸を 援護しつつ、一緒に上陸してもらうわ。 あとは、他の小隊と合流するまで継続躍進よ!」 あー、ここで説明しておこう。 継続躍進とは、部隊を二つの班に分け、片方が前進しつつ片方が援護射撃をする戦い方だ。 それをひたすら交互に行う。 「有希は、キョンたちが陣地構築を終えたら前進して、そこで構えててね。 みくるちゃんはここでケガ人の手当てをよろしく!」 「はぁい」 誰が負傷するっていうんだ、誰が。 「連絡は通信機器を持った国木田くんと取るから。 陣地構築後、国木田くんはその場に残って、他のみんなは中隊長の言うことを聞いてね。 以上!」 早い話、上陸して陣地を作れってことだな。了解。 ところで、会話の最後に出た中隊長だが、この方はSOS団に味方する数少ない人間である。 それに加えて人をまとめる能力に長けていることから、ハルヒもそれなりに信頼しているようだ。 一応上官なんだから、信頼じゃなくて尊敬しろよ。 そんなこんなで、演習が始まってしまった! まず、舟が岸に辿り着く。その瞬間、俺と谷口が地面を蹴り出す。 全力で走り適当な岩場を見つけ、その辺りに両膝をつけて一気に倒れこむ。 一気に砂が舞い上がった。痛くない分、砂浜で助かったよ。 国木田が来るのを待ち、合流した後は予定通り継続躍進だ。 その途中、国木田の持つ機器に電波が入る。 「他の部隊より遅れてるわ! もっと速く進みなさい!」 言いたい放題だなハルヒよ。死んだら元も子も無いんだぞ。 俺は半ば呆れつつ、少し急いで歩を進めた。これでも上官命令だからな。 何とか目標地点に辿り着き、他の小隊と共にせっせと陣地構築を始めた。 先にも書いたが、俺たちが所属する中隊の隊長はSOS団に好意的だ。 その影響もあってか、ここの中隊以下に所属する人たちとの作戦行動で不快な思いをしたことは 一度も無かった。 ああ、言い忘れていたが中隊というのは数個の小隊で構成されているんだ。 他の部隊に関しても、いくつかの下部組織が集まったものだと考えてもらって構わない。 陣地構築を終えた後は、弾薬を装填した演習に切り替わった。 俺、谷口、古泉、朝倉の四人で固まり、他の小隊と足並みを揃えつつ前進。 この地区では、戦車を中心とした部隊と戦うことを想定しているとのことだ。 俺と谷口が小銃で戦車の周りにいる歩兵もどきを狙い、独逸製の無反動砲を持つ古泉が戦車を狙う。 機関銃手の朝倉は俺達の援護射撃だ。 時折、後方の長門が持つ狙撃銃から放たれる弾が飛んでくる。一発撃てば、確実に一つの的が潰れる。 後方部隊の合流を待つときは、俺と谷口は他の小隊が用意した軽迫撃砲を使って対象を狙う。 八九式重擲弾筒だっけ。 これの繰り返しだった。しかし、弾薬があると無いとでは緊張感がまるで違う。少なくとも俺たちはそうだった。 谷口なんかチャック開きっぱなしだったしな。 緊張感もそうだが、恐怖感も味わった。 破裂音と同時に人一人を殺せる弾が簡単に飛んでいくのである。特に、全身を襲う 迫撃砲の衝撃には身震いしたね。 だがな、俺はまだ何にもわかっちゃいなかった。これは訓練であり、これから俺たちが向かうのは 戦場なのだから。 こうして、SOS団初の軍事演習は終わった。 肝心の成績はというと、所属する中隊では最優秀で、連隊内でもなかなかのものだった。 これも、SOS団の独特な訓練あってのものなのかねえ。 俺たち前線組は、夕陽の下でしばしの間達成感に酔いしれていた。 ただ、その訓練を推した張本人は不満たらたらなようで、開口一番、 「あんたたち! 他の部隊に負けちゃったじゃないの!」 と言い出す始末である。 「ハルヒ、まずは俺たちを労うべきだろう」 「ん、それもそうね。みんなご苦労様! 明日からもがんばるわよ!」 もう明日のことを考えているのか。その体力を少し俺に分けてほしいものだ。 事実、この演習でハルヒを除くSOS団全員が疲弊しているはずだ。 いくら毎日訓練しているからといって、実戦に関しては何もかもが初めてのことである。 誰もが、体力的にも精神的にも限界を感じているだろう。このまま倒れたい気分だ。 それからというものの、日々の訓練にも一層の気合が入ったものとなった。主にハルヒが。 十代にして鬼教官とは賞賛に値するね。 一方それを受ける俺たちは、日の出と共に走り出し、日の入りと同時に倒れこむような生活が続いていた。 けれど、これはこれで楽しかったんだよな。 苦楽を共にする仲間の存在、これほど心強いものは無かった。 みんな生き生きしていた。 それだけではない。連日厳しい訓練を受け、演習ではいつも上位の成績を修めるようになった俺たちに対して、 周囲の目が次第に変わってきたのだ。 いつの日からか、誰も俺たちをバカにしなくなった。わざわざ妬んでくるようなやつまでいる。 SOS団は、ハルヒの望み通り名実共に最強の部隊になったのかもしれないな。それは自惚れか。 新生SOS団に入ってから十ヶ月が経ち、俺たちは全員一緒に昇進できた。 辺りの見慣れた紅葉も、今日ばかりは俺たちを祝っているような気がしてならない。 まあ、俺と谷口と国木田に関してはただの一等兵だがな。 そして、俺たちSOS団に転機が訪れた。 「みんな聞いて! 我がSOS団の配属先が決まったわ」 俺たちが戦地へと赴くときが来てしまったのである。 「まず今月中に上海に行き、そこで第五師団隷下の歩兵第四十一連隊と合流します。そこからは 師団長の指示に従いましょう」 前にも説明したが、第五師団及び歩兵第四十一連隊は俺たちが所属する部隊だ。 ちょっと待て、大事なことを忘れていた。 「おい、上海に向かう船が無いのにどうするんだ」 「それなら心配ないわ。今回も鶴屋さんに協力してもらうつもりよ」 笑顔たっぷりに答えてくれた。 そうか。だがな、あんまり迷惑かけるんじゃありません。 十月二十八日、いよいよ出発のときだ。 俺たちSOS団は広島の呉港に集まっていた。 海は、穏やかな水しぶきを立てている。潮の香りがいつもより際立っている気がした。 空を見上げると、門出の日にも関わらず白い雲を全面に広げていた。 「なあ、キョン。いよいよ俺たちも戦うんだよな」 谷口が口を開く。 「ああ、そうだ。恐いか?」 そう言うと、谷口は突然高らかに笑った。 「まさか。武者震いが止まらねえぜ!」 何様を気取っているんだこいつは。 くだらない会話をしていると、前方から一人の長髪がやってきた。 SOS団最大の出資者、鶴屋さんである。 「や、みんな。毎日がんばってるかい?」 満面の笑顔で口を開く。 鶴屋さんは、茶色のコオトに身を包んでいる。軍服の俺たちに混ざると不自然極まりない格好だ。 「もちろん! SOS団は天下無敵よ!」 真っ先にハルヒが答えた。天下無敵の小隊って何だよ。 「上海までさね。早速乗るにょろ」 俺たちは、「鶴屋丸」と書かれた、少し黒ずんだ大型の漁船に乗り込んだ。 「ここから上海まで、一週間もあれば着くっさ。それまで、ゆっくり疲れを癒しておくれ」 船を出してくれた上に気を遣ってくれて、これほど泣ける話は無いね。 まあ、俺たちは疲れを取ることよりも遊ぶ方を優先してしまったわけだが。 まだ十八歳だぞ。あっちの世界じゃ高校生だ。 ん、あっちの世界ってどんなところだっけ? 出航して数日は、訓練もほどほどにして自由な時間を大いに楽しんだ。 しかし、上海到着が近づくにつれて、徐々に船内の空気が張り詰めていくのが手に取るようにわかる。 特に、ハルヒが熱心に陸軍士官学校時代の教科書を読んでいるのが印象的だった。 普段は表に出さないが、お前にもある種の責任を感じるところがあるのだろうか。 月が替わり十一月、灰色の海の先にうっすらと黒い物が見え始めた。 あれが大陸か。地平線の端から端まで陸地じゃないか。 谷口が無駄に騒いでいないな。SOS団のメンバーは何とか落ち着きを取り戻しているようだ。 そして数時間後、俺たちは異国の地に初めて足を踏み入れた。 「みんながんばるんだよ! 辛くなったらいつでも戻っておいで!」 さようなら、また会える日まで。 鶴屋さんは最後まで笑顔だった。 第一章 曉に祈る へ
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TIPS テクニック チートコンソール表示方法 コマンド一覧 テクニック チート ゲーム中に使用することで、アイテムや各種パラメータなどを改変できます。 ゲームバランスを大きく崩すため、使用する際は注意してください。 コンソール表示方法 『 CTRL + SHIFT + 1 』同時押しでコンソールが表示される。 『F1』 - コンソールが表示されているときに押すと、使用可能コマンドがリストアップされる。 『F3』 - 最後に使用したコマンドに戻る。 コマンド一覧 コマンド 説明 SetSpeed <unittype> <speed> sets speed of the given unit type, where unittype is a number, indexing a list of all unit types GetSpeed <playerindex> <unitindex> displays the speed of the given unit in battle (player 0 is the human player) Artifact <add | remove> <hero> <artefact> adds or removes an artefact to/from a hero (name preceded by "gp", ie. "gpBalin" or "gpDamas"). See below artefact names. SetXP <hero> <XP> sets XP of the hero. AddXP <hero> <XP> adds XP for the hero. AddUnitXP4Army <"Ruler"> <armyindex> <XP> adds XP to the units of the given army. net <drop|reconnect> multiplayer only drops connection or forcing reconnection GiveVP <PlayerIndex> <points> adds victory points to the player GiveVPTreshold <PlayerIndex> <points> adds vp threshold to the player GetStrength <player> <unit> displays three strength value of the given unit SendCamera multiplayer only send the actual camera position to the peer Chat multiplayer only sends a chat message to the peer GivePoints <player> <unit> <hp|mana> <points> battle gives hp or mana to the given unit SpawnQuest <hexaid> <quest> strategy map spawns a quest to the given hexafield (quest names are language dependent) FinishActiveQuest finishes active quest (you get no rewards, and this can leave you with an unfinishable game!) GiveArtifact <hero> [<artifact name>] gives an artefact to the hero (or chooses randomly if you don t specify one) AddSkill <hero> <skill name> [<skill level>] grants a skill to the hero (skill names are language dependent) GiveLady <count> grants brides to the player GiveArmyUnit <hero> <soldiertype> <count> <rank> spawns a new unit into the army of the given hero (see below soldier types) GiveFaith <faith> gives faith to the player (range of faith -20 to +20) GiveVirtue <virtue> gives virtue to the player (range of faith -20 to +20) GiveMoney [<ruler>] <money> gives some money to the ruler (if not specified than to the player) GiveFood <food> gives some food to the player AutoBattleGodMode <god|halfgod|man> sets god mode in autobattles ContractPassthroughStatement <"Ruler"> forces contract of a passthrough statement between the player and the given ruler DeclareWarToHuman <"Ruler"> the given ruler declares war against the player DisableArcheryDamage disables all archery damage EnableArcheryDamage enables archery damage KillAll <player> battle kills all units of the player WinBattle [<playerindex>] battle given player wins the battle (assumes 0, the player, if not given) +Artifact Names AT_WEAPON_ENCHANTEDSWORD AT_WEAPON_SWIFTBLADE AT_WEAPON_SWORDOFTHEANCIENTS AT_WEAPON_CLAYMORE AT_WEAPON_COLDIRONSWORD AT_WEAPON_CRYSTALSWORD AT_WEAPON_FANGBLADE AT_WEAPON_BITTERSWORD AT_WEAPON_SAVAGEBLADE AT_WEAPON_THETRUTHFULSWORD AT_WEAPON_AXEOFTHEGIANTFOLK AT_WEAPON_GLITTERINGGLADIUS AT_WEAPON_MOURNBLADE AT_WEAPON_DRUIDSICKLE AT_WEAPON_AXEOFMACMORN AT_WEAPON_PRETORIANPILUM AT_WEAPON_CORANIAIDAXE AT_WEAPON_SWORDOFPENDRAGON AT_WEAPON_BLADEOFTHEFIANNA AT_WEAPON_SWORDOFNUADA AT_WEAPON_SUMMERBANE AT_WEAPON_WINTERBANE AT_WEAPON_SPEAROFLUGH AT_WEAPON_SPEAROFCUCHULAINN AT_WEAPON_CURSED_SWORD AT_ARMOUR_BREASTPLATEOFVIGOR AT_ARMOUR_PHOENIXHELMET AT_ARMOUR_ENCHANTEDARMOUR AT_ARMOUR_SCATTERINGSHIELD AT_ARMOUR_SHIELDOFWARDING AT_ARMOUR_BLESSEDARMOUR AT_ARMOUR_DEEPWOODSHIELD 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springborn summerborn swordsmen winterbreed roman_spearmen kings_guards crossbowmen heavy_pikemen highlanders longaxes longbowmen marksmen rust_warriors sentinels spearmen crusaders yeomen ravenguards cumbrian_archers deepwood_archers unseelie_warriors huscarls rebels royal_guards cavalry champions camelot_knights cumbrian_knights welsh_bowmen welsh_infantry sangreal_knights briton_knights marauders briton_riders saxon_riders lionhearts roman_swordsmen seelie_warriors seelie_archers unseelie_archers firbolg pict_archers roman_archers cavalry_elite breakshields_elite master_longbowmen NeocoreGames and the logo of NeocoreGames and King Arthur - The Role-playing Wargame © (2009) and the logo of King Arthur - The Role-playing Wargame are registered trademarks or marks of Neocoregames Ltd. 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PSP/タクティクスオウガ 運命の輪 スクウェア・エニックス PSPアーカイブス これだけは落とせ 定番リスト
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saoidjsaiodsajoidsojos
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かなり低い方 攻撃に使ってもしょうがないので、極力防御時の捨て壁として利用してください サブタイトル キャラ 弾 rare パワー DS PS アドヴァンス ジョブ 主人公は誰だ ハヤテ 夏 x 5000 4 1 お嬢様x1 水着x1 水着 The Hikikomori Princess ナギ 夏 C 3500 3 1 お嬢様x2 お嬢様 ミニスカ The Beautiful Maid マリア 夏 U 3000 3 1 お嬢様x1 メイド 水着歩 歩 夏 x 3000 2 1 水着x2 水着 水着生徒会長 ヒナギク 夏 x 3000 2 1 お嬢様x1 学生 水着 一人だけ大人気 泉 夏 C 2500 3 1 水着x2 水着 神社の娘 理沙 夏 C 4500 4 1 学生x1 学生 生徒会 桂ちゃん 雪路 夏 C 3000 3 1 学生x3 先生 答えに迷うメイドさん マリア 秋 x 5500 2 1 メイドx1 メイド いい旅○気分 咲夜 秋 C 4000 1 1 学生x1 温泉x1 お嬢様 水着 温泉 ビデオ屋メイド サキ 秋 C 2500 3 1 ビデオ屋x1 メイド メガネ ビデオ屋 平凡→超一流 歩 秋 C 3500 1 1 学生x1 学生 つれない態度 クラウス 秋 C 5000 2 1 執事x1 執事x1 純朴なお坊ちゃま タイガ 秋 R 4000 2 1 主人x1 執事x1 主人 学生 1億5680万・・・と4000円 ハヤテ 冬 R 5500 5 1 お嬢様x1 不幸 超不幸 激不幸 照れ怒り 咲夜 冬 x 4000 3 1 着替えx2 着替え 学生 ハリセン 咲夜 冬 C 3500 3 1 パーティーx3 パーティー お嬢様 不思議の国の伊澄 伊澄 冬 x 3000 3 1 パーティーx3 パーティー お嬢様 ゆったり露天風呂 サキ 冬 R 3000 3 1 温泉x1 主人x1 メイド 温泉 メガネ デザートは別腹 歩 冬 S 4000 3 1 パーティーx3 はらぺこ パーティー 半分男の子 ヒナギク 冬 S 3500 3 1 着替えx2 着替え スポーツ 星を見るひと ヒナギク 冬 R 3500 2 1 パーティーx3 パーティー 少し変わった子います 泉 冬 C 5000 4 1 着替えx1 生徒会x1 お嬢様 着替え 着物 メガネが似合うかなりクールな16歳 ハル 冬 C 2500 2 1 メイドx1 メイド 生徒会 ミニスカ サブタイトル キャラ 弾 rare パワー DS PS ジョブ 綾崎ハーマイオニー ハヤテ 夏 R 4500 4 1 メイド ミニスカ ウサミミ スリーサウザンドナギ ナギ 夏 C 6500 4 1 マニア カード 火の玉ガール ヒナギク 夏 R 7500 3 1 幽霊 七不思議!? 泉 夏 C 9000 6 1 パジャマ 幽霊 いいんちょさんレッド 泉 夏 R 5500 5 1 生徒会 ヒーロー 藤堂歩 歩 秋 C 10500 2 1 スポーツ 大文豪気分 歩 秋 R 1000 1 1 芸術 文学 ヒナギク・IN・小次郎 ヒナギク 秋 S 8500 2 1 スポーツ 刀 魔女子さん マリア 冬 C 6000 3 1 まほうつかい 晴れ姿 サキ 冬 S 9000 3 1 着物 メガネ 振袖 朝風の巫女 理沙 冬 R 9500 4 1 巫女 上へ戻る
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メンバー紹介 クラリス メイン:ブレイバー 種族:デューマン() 役職:チームマスター(いちばんえらい!しかしDFの餌である 紹介 我がチームの頼れるリーダー(餌)!!! とても仕事が早く、みんなを引っ張っていくその姿はまさに… 餌(リーダー)の鏡ですね。 せいるさんの公式ストーカー始めましたっ! メリル メイン:フォース 種族:ニューマン(ラッピー) 役職:マネージャー(すごくえらい! 紹介 ラッピイイイイイイ ニャンペローナ的存在になりたいらしい 青ラッピーのきぐるみをよく着ていてる サポートパートナーの小鳩ちゃんは見た目に反して性格が冷静すぎて怖い サト メイン:レンジャー 種族:ヒューマン(すごく小さい)(らしい) 役職:コアメンバー(チームの核! 紹介 すごく小さいらしい(身長的にはクラリスやメリルと変わんない チキンプレイが高じてレンジャーになったらしい ひらちょ メイン:フォース 種族:デューマン 役職:コアメンバー(同上 紹介 胸がチーム一でかい メリー氏 メイン:レンジャー 種族:デューマン 役職:コアメンバー(同上 紹介 壁要因(意味深 瀬威琉 メイン:ファイター 種族:ヒューマン 役職:マネージャー(えらい 紹介 クラリス大好きお姉さま 皆大好きお姉さま しかしむねg(ry 白猫 メイン:ブレイバー 種族:ニューマン 役職:コアメンバー(同上 紹介 黒猫(俺妹)大好き白猫さん 名前は黒猫知る前から白猫らしい ちなみに白猫でぷそ2のキャラサーチかけると50人ヒットする レイ メイン:フォース 種族:ヒューマン 役職:コアメンバー 紹介 まさかのship5から女体化をしてやってきた PSO2自体のプレイ時間は群青一 ショコラ メイン:ハンター 種族:キャスト 役職:コアメンバー 紹介 群青の健全担当 健全すぎてやヴぁい ミスト メイン:フォース 種族:ヒューマン 紹介 ろりきょぬー 身長一番低いのにきょぬーである おわた メイン:ブレイバー 種族:不明 紹介 群青の英雄団の機体の新人A てんぷら メイン:レンジャー 種族:キャスト 紹介 二度揚げ反対ガチ勢
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クラス一覧 +... PSO2クラス項目一覧 ハンターハンター協会 レンジャー フォースフォース協会 ファイター ガンナー テクター ブレイバー バウンサー サモナーサモナー協会 上級・後継ヒーロー ファントム エトワール ラスター ファントムとはPSO2EP6にて実装された新しいクラス。 概要 ヒーローとエトワール同様後継クラス。 ファントムらしく無敵時間を活かした戦い方が可能になっている。 またヒーローと違い基本クラスでサブクラスに設定が可能(逆にファントムにサブクラスを設定することは出来ない) 今までPSO2をやりこんだプレイヤーでも新鮮な気持ちでプレイすることができるでしょう。 ヒーローが真正面からの反射神経で突破するタイプなら ファントムは戦法を構築しつつデバッファーとして立ち回るタイプだろう。 ファントムシフト 武器アクションはファントムシフト。 これはシフト中にPAを発動させると全く別の挙動のPAに変化する。 ファントムマーカー 攻撃し続けるとエネミーにファントムマーカーが出現。 マーカーが出ているときにファントムシフトを長押しすることにより強力な攻撃が可能。 マーカーは2段階。発動させるとPP回復と大ダメージが狙える。 ファントムギア ファントムギアを50%消費することによりファントムタイムが発動。 回避が長くなったり消費PPが抑えられたりなどの効果がある。 使用してから5秒間は無敵なのでピンチの時やここぞというときに使おう。 再度使用でフィニッシュが発動。 ステルスチャージ テクニックをチャージすると姿が消え無敵時間が得られる。 さらに移動速度も上がるため便利。 これでクロワールもにっこり^^^ 武器 使える武器はカタナ、アサルトライフル、ロッドの3つ。 いずれもシフトPAで攻撃方法が大きく変わる。 またテクニックも使うことが出来る。 カタナ ブレイバーのときよりもやや大ぶりで威力の高い攻撃を出すことができる。 特にボス戦ではダメージディーラーとして活躍が見込める。 クイックカットはシフト以外の攻撃後、鞘に収める瞬間にシフトを押すと敵に急接近できる。 うまく使いこなそう。 アサルトライフル 3点バーストだったレンジャーと一転して単発式になり威力も上がっている。 PAは全体的にクセが強く慣れるまで大変だが範囲威力ともに優秀。 ブルズアイはマーカーを最大起爆させた後1段階のマーカーが付くようになる。 そのまま更に起爆してPP回復してもよし、2段マーカーを狙うのもよし。 ロッド テクニック専用武器の感が強かったフォースとは違い鎌をイメージした近接戦闘もこなせるようになった。 範囲が広く特にシフトPAによる持続範囲攻撃は目を引く。主に大群戦闘向き。 もちろん今までどおりテクニックも使用可能。 またロッドを装備した状態でテクニックを使うとテクニックに応じた追加攻撃が可能。 近接しないと当たらない クロワール「は???」 ピックアップスキル フルドライブ ギアの蓄積量が増える。 ファントムギアはもちろんのこと他のクラスのギアも適用される。 ロードオブソーン ファントムマーカーの蓄積量が減少する代わりにマーカー起爆のダメージが増える ロマン技だが当然デメリットも大きいのでプレイスタイルと要相談。 下手するとダメージ上限に引っかかる可能性も。 略してローソン テックショートチャージ テクニックの威力を犠牲にする代わりにPP消費とチャージ時間が減少する。 デメリットもあるのでこれも要相談して習得しよう。 フォトンストリーム 最大PPに応じてダメージボーナスが得られるスキル。 取って損はない。最大限活かすには最低でも200PP必要となる。 おすすめコンボ カタナ シュメッターリング→フォルターツァイト 接近してから連続攻撃をしかけるお手軽コンボ。 シフトシュメッターリング→クイックカット→シフトシュメッターリング→クイックカット… 攻撃を撒きつつクイックカットで敵に急接近。 ライフル シフトクーゲルシュトゥルム ひたすら連射。 定位置に立ってナハトアングリフ 威力、マーカー蓄積ともに優秀なナハトアングリフ。 主に動きの鈍い敵やダウン時に。 クーゲルシュトゥルム→横フェアブレッヒェン 横フェアブレッヒェンはロックオンしないと難しいがクーゲルと組み合わせることにより楽に入力できる。 ロッド シフト→ルーフコンツェルト→シフトルーフコンツェルト… 遠距離攻撃主体。ダメージは控えめ。絶対に近接したくないクロワール向け。 ゾンディール→長押しフェルカーモルト 長押しした際の球体にはダメージ判定あり。敵の攻撃に合わせてボタンを放しガードを狙おう。 シフトフェルカーモルト→ひたすら範囲テクニック 主にザコ集団の処理向け。 シフト→シュヴァルツカッツェ→シュヴァルツカッツェ連打 シュヴァルツカッツェはDPSが高い。シフト版は敵に急接近が可能。 アイゼンフリューゲル→範囲テクニック 遠距離攻撃向け。 ヒーローとの違い ヒーローはタリスによる高台へ移動することができるが ファントムはそれができないため高台への移動は苦手。 また回避行動が豊富とはいえ通常回避はややクセがあり回避後にはやや大きなスキができてしまう。 ダメージカット系スキルやウィル系による食いしばりも無いため防御面では不安も残る。 ジェルンでフォローしたいところ。 サブクラスとしてのファントム 火力源はオールアタックボーナスとフォトンストリーム系。 最大PPを確保できるならどのクラスでも使えるだろう。 ただ、テックショートチャージのデメリットがあるので取るかは要相談。 名前 コメント
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《PS(ペンデュラムスタチュー)ホワイト・フラワー》 ペンデュラム・効果モンスター 星4/光属性/岩石族/攻 400/守 400 【Pスケール:青9/赤9】 ①:1ターンに1度、自分フィールドの植物族モンスターの攻撃力を200アップできる。 【モンスター効果】 ①:このカードがエクストラデッキからP召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「PS」モンスター1体を手札に加える。 使用キャラクター 柊柚子 ハリル タグ一覧 ペンデュラムモンスター PS
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《PS(ペンデュラムスタチュー)レッド・エンジェル》 ペンデュラム・効果モンスター 星6/炎属性/岩石族/攻 600/守 600 【Pスケール:青7/赤7】 ①:1ターンに1度、自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力を200アップできる。 【モンスター効果】 ①:このカードがエクストラデッキからP召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「PS」モンスター1体を手札に加える。 使用キャラクター 榊遊矢 タグ一覧 ペンデュラムモンスター PS