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PSYフレームギア・ε(OCG) 特殊召喚・チューナー・効果モンスター 星2/光属性/サイキック族/攻1500/守 0 このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。 (1):自分フィールドにモンスターが存在せず、 相手の罠カードが発動した時に発動できる。 手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の 「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、 その発動を無効にし破壊する。 この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。 サイキック族 チューナー モンスター除外 リクルート 下級モンスター 光属性 罠無効 罠破壊 蘇生 PSYフレームギア 関連カード PSYフレーム・ドライバー(OCG)
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時は移り、所は変われど、人類の営みには何ら変わることはない。 ――宇宙暦1898年、五世紀に及ぶ平和な治世と、それに続く三世紀に及ぶ堕落した治世で、腐敗しきった天の川銀河統一政府はついにその政治的求心力を失い、崩壊した。 統一政府崩壊後、連邦という錆びた鎖から解き放たれた旧統一政府領各地の星系政府や宇宙艦隊駐屯地は、好き勝手に独立を宣言し、単一色だった天の川銀河の地図を鮮やかなモザイク画へと書き換えた。 正確な記録は残っていないが、信用するに値する説によれば、七月七日二十二時四十三分に首都星プレトリアがテロリストの仕掛けた反物質爆弾で消滅した後、たった二十四時間で大小500以上の勢力が天の川銀河内に乱立したそうだ。その年の四月に実施された最後の国内調査では天の川銀河内の総星系自治体数は533とされていたから、これはほぼ全ての星系が独立を宣言したとみてよい。 後に、天の川銀河戦国時代と呼ばれる血と鉄の臭いが混じった時代の始まりである。しかし、当時の人々にとっては戦国時代などとドラマチックな響きのする言葉で処理できるほど、生易しい時代ではなかっただろう。 天の川銀河の覇権をめぐる争いではなく、もはや自己の生き残りをかけた生存競争に等しい弱肉強食の抗争を続けた各勢力は、互いに憎みせめぎあい、時には利害が一致して統合し、すぐに対立が表面化して再び分裂し、呆気なく滅亡していった。 このような時代において人間の命は驚くほど簡単に宇宙の闇へと散っていく。自分の所属している勢力の滅亡が身の破滅に直結していたわけではなかったが、星系が敵軍に包囲されて飢餓に陥り、戦うことすら出来なくなることは珍しくなく、利用価値が低いと見なされた惑星や、強固に抵抗を続ける惑星には躊躇なく熱核兵器が使用された。占領された惑星では兵士による略奪や暴行が横行した上に、本来取り締まるべき立場にある上官ですらその行為を奨励していた。皮肉なことに狂気のみが唯一天の川銀河を統一して支配していた勢力だったのである。 むろん平和的な話し合いや、強力な拘束力を持つ同盟によって再び天の川銀河に安定した時代を取り戻そうとする動きはあった。だが、そのような構想は生まれるたびに目先の権力欲に取り付かれた勢力に妨害され、芽を結ぶことなく片っ端から叩き潰された。 こうして天の川銀河にはそこに生きる人々の願いとは裏腹に、一世紀以上統一された政府が現れることが無かった。人々は果てしなく続く戦乱に血と涙をすすりとられ、心を蝕まれていった。 宇宙暦2003年四月二十四日、絶望の色に染まった粒子の吹き溜まりとなっていた天の川銀河に一つの巨星が瞬いた。類まれなカリスマ性と天性の指導力を兼ね備えた若きリーダー、スズミヤ・ハルヒによって率いられたSOS帝国の出現である。 当時、天の川銀河にスズミヤ・ハルヒの名を知らぬ者はいなかった。正確にはハルヒが十八歳で天の川銀河に割拠する勢力の一つ、新人類連邦の宇宙軍士官学校に入学してから、半年間の軍大学での将官教育をはさんで、二十三歳で宇宙軍を退役するまでの五年間で打ち立てた人間離れした戦歴を知らぬ者はいなかった。 全ての始まりはハルヒが十九歳のとき、士官学校の研修として練習艦トゥルプに乗り込んでいた際に発生した下級兵士の暴動事件だ。研修航行中に突然、長期にわたる給与不払いを理由に反乱を起こした下級兵士たちは、艦長と教官達を殺害して艦のコントロールを奪い、隣接する天の川情報共同体へ亡命せんとしてきた。艦の士官があらかた殺害されてしまったため、やむなく指揮を執ったハルヒは、同じく研修で艦に乗っていた士官学校生と反乱に加担していない兵士を糾合し、自らも銃を持って最前線で戦い、味方の劣勢を覆して暴動を鎮圧してしまったのだ。 戦乱の時代にふさわしい陰湿な事件しか起きない日常に辟易していたマスメディアは、辛くも母港に帰還したハルヒに一斉に飛びついた。曰く、 「宇宙軍の期待の新星スズミヤ・ハルヒ!」 「スズミヤ・ハルヒこそ天の川銀河統一の鍵!」 「稀代の英雄ここにあり!」 この事件でスズミヤ・ハルヒの名は天の川銀河を駆け巡り人々の知るところとなった。また、政府や軍部も兵士の反乱という汚名を人々の記憶から薄れさせるために、ハルヒを英雄として祭り上げて連邦議会名誉勲章、宇宙軍特別功労章、リーヒ提督記念勲章等々、ありとあらゆる勲章で彼女を着飾った。 ハルヒの方もその扱いを拒まなかった。これは後々のSOS帝国建国のために自分の名前を売っておく必要性があったからだと考えられているが、当時の記録を見る限り風格は既に皇帝そのものであった。 勲章の授与式で元帥だの大将だのお偉いさん方に囲まれて、凡人ならおどおどしたり緊張の極みに達する場面であっても、ハルヒは決して己の態度を変えることはなかった。 宇宙の深淵と同じ漆黒の色をした髪を肩で揃え、トレードマークの黄色いカチューシャを付けて、万人を圧倒する視線を放つ瞳を光らせ、常に形の良い唇で不適な笑みを作り、”人の上に立つ者”を思わせる堂々たる姿勢で臨んでいたのだ。ハルヒが式場に現れただけで周囲の大気がにわかに活性化し始め、彼女の身に着けている濃い緑を基調として、地味なことで有名な士官学校生用の制服でさえ華麗に見えたといわれている。 実際、とある新聞社の記者は、 「連邦勲功章が大統領からスズミヤ・ハルヒへ手渡されたとき、私は一瞬どちらが勲章を渡される側なのかを忘れてしまった。私には枯れた古木のようなマクレール大統領より、生まれたての原始星のごとく活き活きと輝くスズミヤ・ハルヒの方が偉く見えたのだ」 と感想を述べている。 しかしながら、ハルヒは雰囲気こそ尊大あれ、上官に接するときの態度は非の打ち所の無い礼儀に包まれていた。この礼儀のオブラートが破れて地の破天荒な性格が露出し始めるのは、准将以上に昇進して艦隊の指揮にかかわるようになってからである。 そのおかげか、ハルヒに対する評価はどの部署や階級でも部下からは最高、上官や同僚からはどん底という有様だった。部下達から人気あったのは、彼らの目には上官に有無を言わさず詰め寄るハルヒの姿が頼もしく映ったからであろう。 それに、ハルヒは部下には厳しくすることはあれど、決して同僚の多くがそうであったような暴君として君臨するようなことは無く、むしろ苦楽を共にする仲間のリーダーとして振舞った。 二十歳になり士官学校を首席で卒業したハルヒは、特別待遇で少佐に任官し、駆逐艦リスフィⅢの艦長に就任した。士官学校を卒業したものは少尉か准尉に任官するのが慣わしであったから、いくら長年の混乱による宇宙軍の士官不足が手伝ったとはいえ、スズミヤ・ハルヒに対する軍部の特別扱いがどれほどのものだったかわかる。 そして、ハルヒは軍部の思惑に関係なく、またもや馬鹿げた功績を挙げた。就任早々駆逐艦リスフィⅢは当時宇宙海賊が闊歩していた、トルベール星系とファルム星系を結ぶD-5回廊の哨戒任務を与えられた。普通の新任艦長なら平常時の任務で最も死傷率の高いこの回廊の哨戒を受けると、艦長就任の喜びも忘れて陰鬱な気分になるのだが、ハルヒはむしろ喜んでこの任務を受理した。 哨戒二日目、商売の邪魔をする不貞な駆逐艦に教育を施そうと現れた海賊船を短い砲撃戦の末に損傷させると、ハルヒは逃走する海賊船の後を追い、海賊の本拠地を突き止めることに成功した。ここまでは海賊狩りに慣れた艦長なら誰でも出来ることで、それを新任艦長のハルヒがやってのけたことは彼女の優秀さを表していたが、次に出た行動は彼女の優秀さよりは豪胆さ、あるいは傲慢さを表していた。 通常ならば味方の増援を呼んで有利な状況になってから本拠地の撲滅に当たるところを、ハルヒはなんとリスフィⅢただ一隻で攻撃を仕掛けると宣言したのだ。この時、攻撃命令を聞いたリスフィⅢの乗員のほとんどが死を覚悟し、とんでもない艦長の下についてしまった己の不運を呪った。 攻撃の成功を信じていたのはハルヒ自身と彼女子飼いの四人の部下だけであった。 結果はほとんどの乗員の予想を裏切り、味方の死傷者無しの完勝だった。 ハルヒはまず海賊の本拠地が小惑星群の中にあることを利用し、艦に搭載してあった対艦ミサイルを本拠地の近くを浮遊していたいくつかの小惑星に埋め込ませた。次に子飼いの部下の一人の天才ハッカーに、本拠地のコンピューターに侵入して索敵機能を麻痺させるよう命じた。 本拠地にこもっていた海賊どもは突然ブラックアウトしたコンピューターを大慌てで復旧させたが、回復したモニターが最初に映し出したのは、味方の哨戒船がこちらへ向かってくる小惑星と衝突して爆発する瞬間だった。 海賊の頭目は彼の筋肉に覆われた身体にふさわしい怒鳴り声を上げて迎撃を命じたが、既に手遅れだった。きっかり五秒後、比較的大きめの小惑星をくりぬいて作られた本拠地に三箇所ある海賊船の発進口と、防宙装備の集まる五箇所にミサイルつきの小惑星が直撃した。海賊どもに出来ることは武装を解除して手を高く、情けなく上げて降伏することだけだった。もし、彼らを降伏へ陥れたのが海賊狩り用の精鋭艦隊で、しかもその艦隊の指揮官が老獪な人物だったなら、彼らの矜持はまだしも救われただろう。だが、自分達を降伏へ導いたのがたった一隻の駆逐艦だったこと、その艦長がまだ士官学校を出たての若造だったことを知ると、彼らの矜持は救いようの無い傷を負った。 意気消沈した捕虜達と、開いた口のふさがらない部下達を引き連れて意気揚々と凱旋したハルヒを、民衆の狂乱的な歓声が待ち構えていた。 「若き英雄はまたしても奇跡を起こした!」 「スズミヤ・ハルヒこそ真の英雄だ!」 こうして英雄スズミヤ・ハルヒの名は人々の心にしかと刻み込まれ、揺ぎ無い信頼を得たのだ。 歓喜の海をもみくちゃにされることなく悠然と泳ぎきったハルヒを、今度は中佐の位が待っていた。こちらは彼女の方から進んで抱きしめた。 その後もハルヒは猛然と戦果を挙げ続けた。ことに新人類連邦と人民統合機関との間で繰り広げられた第三次ローランド会戦では、少将に昇進したハルヒが3200隻の分艦隊を率いて、味方の支援がまったく無い状況下で敵の二個正規艦隊、約30000隻を迎撃して潰走させた。いくら敵の戦意が低かったからとはいえ、十倍の敵と真っ向から対決して勝利したという馬鹿げた戦果は、敵だけではなく味方の指揮官達までもが耳を疑った。 ことに当時の新人類連邦宇宙艦隊総司令官ケネス・ギャレット元帥などはこの報告を聞いたとき、副官に二度報告を読み直させた後、驚愕のあまり椅子からずり落ちた。堅実な用兵家として定評のあったギャレットにしてみれば、十分の一の艦隊で敵に圧勝したなど信じがたい報告であったのだろう。 この戦いの勝因はいたってシンプルだった。ハルヒはただひたすら艦隊を密集させて、包囲殲滅を図って艦列を広げた敵艦隊の正面を突破することを繰り返しただけなのだ。数に勝るがそれゆえに艦隊運動が鈍重になってしまった人民統合機関艦隊は、少数で俊敏に動き回るスズミヤ・ハルヒ分艦隊に終始翻弄された。 分艦隊は四度目の正面突破で敵艦隊の旗艦を宇宙の塵に変え、続く五度目の正面突破で混乱する指揮系統をまとめていたもう一方の艦隊の旗艦を文字どおり粉砕した。後は組織的抵抗が出来なくなった敵を各個撃破していくだけだった。戦意の無くなった艦は逃げるか投降するしか生き延びる道が無かった。この時のスズミヤ・ハルヒ分艦隊の損害は完全破壊351隻、大・中破427隻のみ、敵の損害は完全破壊3304隻、大・中破3944隻、投降した艦7042隻で残りは逃走した。ハルヒの完全な勝利である。 さらに、ハルヒは投降してきた捕虜のために輸送船を用意し、きちんとした食事を与え、負傷した捕虜には治療を施した。それだけではなく、会戦後も捕虜を故国へ帰還させるために奔走して、人民統合機関との捕虜交換へとこぎつけた。まともな捕虜交換条約が締結されてない当時としては実に珍しい行動であった。 当時の捕虜の扱いは時勢に見合って非常に劣悪だった。大量の捕虜を狭いスペースに押し込める、食事を与えないなどは序の口で、指揮官の機嫌次第で平然と虐待を行ったり、投降してきた艦ごと吹き飛ばすなど、 人道的処置からかけ離れた愚劣な行為が当然のごとく行われていた。投降してきた敵を丁重に扱うなど無駄なことではないか、と上官に問われた際、ハルヒは爛々と輝く瞳に若干の侮蔑の色を混ぜると、相手の目を見据えてこう言い放った。 「あたしは子供の頃から、自分に寄せられた期待には何が何でも叶えようとしてきました。現にあたしが少将の地位にいるのも、 あたしを英雄と呼んでくれている連邦の人々の声に応えようと心がけてきた結果です。そして、捕虜達は投降した先でひどい扱いを受けないことを願って投降してきました。今回の処置も今までと同じように、彼らの期待に背かないよう努力したまでのことです」 「では貴官は敵が負けてくれと願ったら、その願い通りに負けてやるのかね?」 「ええ、もちろんです。ただ、あたしの耳にそのような願いが入ってきたことは一度もありませんけど」 「……貴官の耳は随分都合の良い作りをしているようだな」 「何かおっしゃいましたか、閣下?」 「…………」 上官である初老の提督は忌々しげに舌打ちをして、自尊心の脂肪がたっぷりと付いた腹を揺らしながら足早に立ち去った。彼としては目の前にいる生意気な黄色いカチューシャの小娘に、衰えを見せ始めた彼の声帯が持つ限り罵声を浴びせたかったが、場所が宇宙艦隊総司令本部の廊下ということもあり、人目と彼女の名声に不本意ながらも遠慮せざるを得なかったようだ。 この日、ハルヒは辞令を受け取り中将への昇進を果たした。辞令を受け取りに行く途中だったハルヒに質問をぶつけた初老の提督と同じ位である。 そして宇宙暦2003年二月一日、前年のサネッティ星系侵攻作戦を成功へ導いた立役者としてハルヒは宇宙軍の最高位、元帥の昇進を果たして宇宙艦隊総司令官の座に着いた。二十三歳の元帥の誕生である。新人類連邦の未来は安定したかに見えた。それだけではなく、ハルヒの指揮する艦隊によって天の川銀河を統一する日は近い。人々は期待に彩られた熱い息でそう囁きあった。 だが、元帥直後にハルヒは誰も予測しなかった行動に出た。なんと、元帥就任二日目に宇宙軍を辞任したのだ。連邦宇宙軍史上最も若い元帥は、元帥の在任最短記録も更新した。この記録は少佐、大佐、准将、中将、大将の在任最短記録更新に続くものである。ちなみに少佐から元帥までの最年少就任記録は全てハルヒが更新している。 連邦の国民は皆は唖然としたが、軍部および政府の動揺は民衆のそれとは比べ物にならなかった。この時点で大規模な戦闘は発生していなかったが、新人類連邦にとって英雄を失うにはリスクが大きすぎた。その傍若無人ぶりが彼らの間に知れ渡っていたにしてもだ。 血の気がうせた顔で同じ種の質問を浴びせかける軍の高官達に対して沈黙を貫き通していたハルヒは、ただ一言だけ自分の意思を明らかにした。この一言は己の野望の達成のために辞任するためのカモフラージュだったのだろうが、スズミヤ・ハルヒという人間の性質が凝縮されていたといっても過言ではない。 「軍隊に飽きた、それだけよ」 大多数の者は言葉を失った。なおも抵抗しようとする勇敢な者もいたが、馬の耳に念仏、ハルヒの耳に説得だった。 結局、ハルヒは戦闘が起きた時だけ現役に復帰するという条件を取り付けただけで、「一身上の都合で新人類連邦宇宙軍元帥の職を辞任する」と書いただけの辞表を強引に受理させて軍を去った。この時、子飼いの四人の部下にも同様に辞表を提出させて、受理を確認しないで連れ去っている。 軍を去ったハルヒはその足で故郷のリテラート星系に戻り、汚職疑惑で辞任する現星系首相の再選挙に出馬した。 選挙運動をする必要は無かった。軍を離れても“英雄スズミヤ・ハルヒ”のブランドは有効だった。選挙にはハルヒのほかに二人の候補者がいたが、支持率は勝負にならなかった。 選挙期間中ハルヒは実家ではなく子飼いの部下達と共にホテルに滞在して、その姿を人前に現すことをほとんどしなかった。この時期にSOS帝国構想の具体的な詰めに入っていたと推測されるが、ハルヒがホテルの前に出て押し寄せた民衆に手を振るだけで支持率が五%跳ね上がると言われていた。 四月二日に当然の首相当選の報が入るとハルヒは、第三次ローランド会戦時の艦隊運動さながらに迅速な行動を展開した。首相就任式もそこそこに子飼いの部下達を入閣させて新政府を始動させると、秘密裏にリテラート星系に隣接する四つの星系の首脳部と接触、彼女が構想したSOS帝国への参加を呼びかけた。 この提案は当初驚きの声を持って迎えられたが、すぐさま全ての星系首脳部、さらにはこれも秘密裏に行われた星系住民による投票で圧倒的多数の支持を受けた。四つの星系がそれぞれ四つの異なる勢力に属していたのにも関わらず、だ。彼らは疲弊し荒廃した天の川銀河に、彗星のごとく現れたスズミヤ・ハルヒという奇才と、彼女の脳内から生み出されたSOS帝国なる奇抜なアイディアに希望を託したのだ。 宇宙暦2003年、SOS帝国暦一年四月二十六日、ついにハルヒはSOS帝国の建国を全宇宙に宣言した。 建国当初のSOS帝国は首都星をリテラート本星とし、リテラート、ローザンヌ、テヴェレ、パラマリボ、ウィンダーズの五つの星系と合計で約六十七億人の人口を支配下に置いていた。新人類連邦が四十六の星系と合計で約590億人の人口を支配下に置いていたのと比べれば、実にささやかなものであった。 SOS帝国の独立は順風満帆には少し届かないものの、この戦乱の時代においては奇跡と呼べるほど平穏なスタートを切った。SOS帝国が周辺の勢力――特に己の領土をみすみす独立させてしまった新人類連邦、人民統合機関、天の川情報共同体、未来同盟、コンピケン連合――に攻撃されることもなく独立を成し遂げたのはいくつかの要因があった。 まず一つはスズミヤ・ハルヒ本人の突出した才能によるところだ。ハルヒがモデルや女優として銀河の歴史に名を残すことも十分可能な容貌(ただし外見が有効活用されるのは黙っているときだけ、というのは彼女の側近達の共通認識である)を持っていたが、その中に詰まっていたものが入れ物以上の価値を秘めていたことは前述した通りだ。 ハルヒの軍事的才能は言うに及ばずだが、その結果勝ち取った名声を有効に活用する才能もまた人並みならざるものだった。 「SOS帝国は安心して不思議な出来事を探せる国づくりを目指しているわ。各方面の優秀な人材やSOS帝国の理念に賛同できる人はあたしの元に来なさい!後は宇宙一の超英雄であり、銀河の歴史に輝ける時代を創造し続ける超皇帝でもあるスズミヤ・ハルヒ様が引っ張って行ってあげるわ!!」 SOS帝国の建国スピーチに含まれたこの一節は、聴衆を魅了したかは定かではないが、とにかくスピーチを聞いた人間の心に衝撃の弾丸を撃ち込んで揺さぶった。現にSOS帝国成立後、史上最高と歌われる軍事的英雄の甘い蜜に誘われて大量の亡命者が流入してきた。民間人だけでなく泥沼を連想させる陰湿な自国の政治にうんざりした軍人が、指揮下の部隊を引き連れて設立されたばかりのSOS帝国宇宙軍に合流した。その中に駆逐艦リスフィⅢの姿があったことも付け加えておくべきだろう。乗員達は家族を艦に乗せて“とんでもない元艦長”のために馳せ参じたのだ。 たとえ神を前にしても一歩も退くことが無いであろうハルヒの豪胆さは、暗い現実を見飽きた民衆の目に希望の光のように映り、政策を発表する際の己の正しさを一寸も疑わない自信に満ち満ちた姿は、ハルヒ以上に頼れるリーダーは存在しないとSOS帝国国民に学習させた。彼女は自らが備える能力を最大限に引き出し、かつ利用して力強い新世代の指導者という役を完璧に演じた。 スズミヤ・ハルヒは完成したばかりのSOS帝国という不安定な芸術品を構成する、五つの材料を結びつける強力な接着剤として機能したのだ。 この他にも、SOS帝国に参加した五つの星系の地理的有利性も味方した。この星系達は五つの勢力の緩衝地帯であり、時として血生臭い戦場となっていた。それゆえにSOS帝国が独立した際は、各勢力は他者の出方を窺うばかりで、突如として湧き出た新興勢力に手を出すことが出来なかった。さらにハルヒの元雇い主である新人類連邦は彼女の蠢動を察知することが出来ていたのにも関わらず、何ら有効な手段を打つことが出来なかった。 当時悪辣な捜査と法に基づかない尋問で血塗られた黄金時代を築いて、連邦の人々を震え上がらせていた連邦安全保障局も、首相選挙で若干の妨害を行ったのみである。以前、酒に酔って大統領の悪口を十通りほど大声で叫んで安全保障局に連行された下士官二名を救出するために、ハルヒが部下を500名ほど集めて安全保障局本部に殴り込みをかける事件があった。この事件以後、安全保障局は何かある度にハルヒに対して嫌がらせを行ったていたのだが、安全保障局内にわだかまる暗い情熱を持ってしても、今回のSOS帝国独立に介入することは出来なかった。 他の勢力に至っては自国内の星系で秘密裏に選挙が行われている動きさえつかむことが出来なかった。それぞれの勢力の統治能力が限界に達して、支配下の星系にある程度の見切りをつけられていたことが大きい。各勢力の諜報組織もハルヒが元帥を辞任して政界に進出したこと自体が連邦宇宙軍が考案した策略だと思い込み、諜報能力をそちらの方面に注ぎ込んでいた。そのおかげで、情報をつかめばつかむほど連邦上層部の混乱が伝染するばかりであった。 しかしながらSOS帝国独立の最大の要因にして最大の功労者は、独立後にその存在が始めて明らかとなったSOS団なるハルヒの私的組織の四人の団員であろう。四人の存在自体はハルヒ子飼いの部下として一般にも広く認知されていたが、この四人が古の秘密結社よろしく歴史の裏で暗躍していたとは、宇宙軍憲兵隊や安全保障局でさえ気づくことがなかった。 SOS団はハルヒが士官学校在学時に、目をつけた生徒を説得して、または半場強制的に快諾させて結成したとされている。即ち、不思議な出来事を安心して探すことの出来る国づくりに賛同し、団長であるスズミヤ・ハルヒに絶対的忠誠を誓った者達の集団である。 余談ではあるが、SOS帝国やSOS団のSOSはやや強引な略ではあるが、「Saviour of Suzumiya」(救世主スズミヤ)とする説が主流で、公式な発表はされなかったものの、ハルヒの自伝「SOS帝国興亡記」にもその説を後押しする記述が見られる。だが、最近発見されたあるSOS団員の日記には、SOSは人類発祥の地である地球に存在する島で使用されていた言葉を略したものとする記述がある。偶然かもしれないが、SOS団の団員は全員その島に住んでいた民族の末裔である。 コイズミ・イツキは士官学校で用兵や組織学等で非凡な才能を持つと評され将来を有望視されていたが、卒業後は一貫してハルヒの補佐に回った好青年である。SOS団の中での地位は団長のハルヒを補佐する副団長であり、彼はSOS団で割り振られた役を宇宙軍の中で忠実に実践していたのだ。 有能な人材はおいしく利用したいと考えていた宇宙軍は、ハルヒという強烈な個性にコイズミの能力が押し潰されないかと危惧していたが、彼は暴走気味の機関車を髣髴させる上官の誘導役として、士官学校の教官達に期待されていた以上の力を発揮することが出来た。 ハルヒも自分に足りない部分を補ってくれるこの優秀な参謀を高く信頼していた。特に作戦立案時には、まずハルヒが突拍子も無い作戦を提案して、次にコイズミが常識論を述べて若干の軌道修正を施すことで、双方の味が程よく混ざった驚異的な作戦群を大量生産していた。 そして、裏ではSOS団副団長として並々ならぬ政治手腕を駆使して、状況をハルヒにとって好都合となるように仕向けていた。その中には買収や脅しなど俗に言う汚れ仕事も含まれていたが、彼は何食わぬ顔でそれらの仕事をこなしていたという。第三次ローランド会戦でのハルヒの活躍も、コイズミの分艦隊司令部での提言、独断で艦隊総司令本部へ提出した分艦隊単独行動作戦案、各方面に贈った多額の賄賂が無ければ、連邦宇宙軍戦史に華々しく輝くことは無かったとされている。 SOS帝国独立直前は密使として四つの星系を駆け回り、ハルヒの理念を伝える伝道師の役割を果たした。相手が帝国への参加を少しでも渋る素振りを見せた場合、反撃に転じる暇を与えない苛烈な論戦を挑み、そのことごとくに勝利を収めるたという。コイズミの巧みな話術には戦乱の世で鍛えられた老練な政治家でさえ舌を巻いたと言われている。独立後は帝国宰相に任命され、次々と湧き起こる帝国内外の問題に対処する多忙な日々を送った。 以上のことを踏まえると、コイズミ・イツキは表と裏の二つの面でスズミヤ・ハルヒの栄進を支えた重要な存在だと言える。 また、知的な人柄と甘いマスクで連邦軍のみならず他勢力の女性兵までも魅了していたが、彼自身はゲイ、もしくはバイ・セクシュアルであったという出所不明の噂がまことしやかに伝えられている。当人はその噂の真相を尋ねられると、静かに笑って話をそらすなど曖昧な態度をとっていたそうだが。 アサヒナ・ミクルの戦場での評価は必ずしも良くは無かった。むしろミクルより下のレベルの指揮官は天の川銀河広しといえども、二、三人しかいなかったされている。事実、一度だけ艦隊の指揮を任されたとき、ミクルはその艦隊を“迷子”にしてしまい、結局前線にたどり着いたのは戦闘が終わってからだった、という笑えない逸話が残っている。艦隊司令部には航法士官が何人もいたのにも関わらず、何故ミクルの指揮する艦隊だけが“迷子”なってしまったのかは今もって謎に包まれている。 しかし、ミクルは他のSOS団の団員と肩を並べても何ら見劣りのしない功績の持ち主であった。ミクルの真の実力は最前線ではなく、艦隊の遥か後方に位置する机の上で発揮されたのだ。当時連邦宇宙軍の中で、補給計画、軍事土木、事務処理等々デスクワークにおいてはミクルの右に出るものはいなかった。長くミクルの副官を務めた士官は、彼女が椅子に座った瞬間、机の上においてあった書類の山が独りでに踊りだし、情報端末内のデータが自ら整理されて表になっていくようであったと、後にミクルの仕事ぶりを回想している。 このように軍では縁の下の力持ち的な地味で重要な任務を得意としていたミクルであるが、SOS団内での地位はハルヒ曰く“ロリで巨乳な萌えマスコット”であった。“萌え”が何を意味する単語なのかは不明だが、町を歩けば道行く女性の九十七%以上が羨望の眼差しを向けるであろう豊かな乳房と、まかり間違えれば十代前半に見える身長と童顔のセットは、抜群のプロモーションと大人の色気を兼ね備えたハルヒ以上に強力な破壊力を秘めていた。 この“ロリで巨乳な萌えマスコット”は長らくSOS団の後方任務的な仕事であるお茶酌みをしていたが、SOS団独立後は帝国民政尚書の職に就き、軍のデスクワークで発揮した能力を今度は帝国の行政部門でフルに活用した。ミクルの構築した星間ネットワークと経済政策のおかげで五つの星系の経済基盤は、飛躍的に強固なものへ進化を遂げることとなった。 この功績によりミクルはSOS団副々団長の地位を授けられた。もっとも、ハルヒはこの昇進の真の理由は「SOS団のために美味しいお茶を淹れてくれたこと」と公言していたそうだ。 一見すると影が薄く目立たない少女という印象が強いナガト・ユキは綿密に織り込まれた隙の無い用兵、機械関係、特にコンピューターに対しての天性の素質、極端なまでの無口で“戦術AIの従兄弟”や“沈黙提督”なる異名で名を馳せたSOS団きってのエースである。戦闘中、めったに開くことのないナガトの口からポツリポツリと漏れ出す指令の一つ一つは、苛烈でダイナミックかつ周密な計算に基づくものばかりであった。 ナガトは軍事的才能だけに限るとハルヒのそれを凌駕しており、ハルヒ自身もそのことを自覚していたようで、ナガトの出す提案や指揮には常に全幅の信頼をおいていた。さらに、戦闘が重要な局面に達するとナガトに戦局を左右する大切な任務を与えることも多かった。例えば駆逐艦一隻で海賊の根拠地を壊滅させたときのように。 ただ、士官学校での成績は意思伝達能力の欠如を理由に首席とは程遠い結果となっていた。本人はまったく気にしていない様子だったが、このことに憤慨したハルヒが校長室のドアを蹴破って侵入して校長を吊るし上げにする事件を起こしていた。 ナガトは戦いの渦中において敵兵にファイトジャンキーと揶揄され恐れられる存在だったが、戦場を一歩離れるとたちまち読書が好きな一介の少女に変貌していた。 戦闘終結後早々に部下に一通りの指示を出すと、どこからとも無く分厚い本を取り出して、指揮官席に座ったまま文字が踊る海の中に潜ってしまうことが珍しくなかったそうだ。いったんナガトがこの沈黙のオーラを身にまとうと、誰が話しかけても色素が薄く感情に乏しい顔を少しの間だけ向けて、またすぐに本の世界へ回帰してしまうので直属の部下達を心底困らせていた。とりわけ指揮官に付きっ切りで補佐をする副官への負担は激しく、硝子体の代わりに液体窒素が満たされたような瞳から発せられる無言の重圧に悲鳴を上げていた。 ちなみに、SOS団の名前が銀河に轟くようになると、事あるごとに政府の報道でナガトの読んだ本が紹介され、紹介された本はSOS帝国中の本屋で羽根が生えたように売れたという。 ナガトのSOS団での任務は諜報であった。ナガトが天の川銀河内に張り巡らした諜報網が無ければ、SOS帝国の独立は到底不可能だったとされている。組織の構築はコイズミの助力によるものだったが、諜報や情報かく乱のノウハウは全てナガトが考案したものだった。独立後も宇宙艦隊司令長官と情報管理局長を兼任して、諜報活動の指揮を執っている。 ナガトは軍事的才能以外にも諜報能力や情報収集能力にも秀でていたのだ。天は寡黙な読書少女に二物も三物も与えたのだ。だがその代償として奪っていった物も大きかった。特に胸部の・・・・・・(この先はナガト・ユキ記念財団の抗議により閲覧不可) キョン。この言葉を初めて耳に入れた者はどのような印象を持つだろうか?ある者は惑星の名前だと思い、またある者は宇宙船の名前だと想像するだろう。答えはSOS団に所属するとある人物に付けられたあだ名である。 いつ頃から彼がキョンと呼ばれ始めたかは不明だが、士官学校に入学して二週間ほどたった時点で、すでにハルヒからキョンと呼ばれていたのを同窓生が記憶している。より詳しい研究では、キョンというあだ名は彼の親族が本名をもじって作成し、彼の妹が広めたことが判明している。 ではキョンの本名はというと、それがなんと現在に至るまで判明していないのだ。SOS帝国ではハルヒの命令により公式文章から個人の回顧録に至るまで彼の名は全てキョンで統一されている。それ以前に彼が所属していた新人類連邦の記録は住民登録表等に本名が載っていたに違いないが、連邦がSOS帝国に吸収された際にこれもハルヒの指示により書き換えが行われている。こうして、キョンの本名は後世に伝わることなく、歴史の闇の中に埋もれてしまったのだ。 何故ハルヒがそこまでキョンにこだわっていたか、これも彼の本名と同じく謎に包まれている。長年SOS団研究者の間では、キョンにこだわった理由について議論が交わされ様々な憶測が生み出されたが、未だに統一された結論が出ていない。その中にはキョンに対するただの嫌がらせではなかったのか、という説まである。なんにせよ、キョンの本名の謎は天の川銀河七不思議の一つに数えられるまでに成長してしまったのだ。 謎が謎を呼ぶキョンだが、戦場における彼はハルヒの派手さやナガトの緻密さの陰に隠れてしまうものの、ハルヒ曰く“斬新さと面白みに欠けるが”手堅い用兵を使いこなす、まず水準以上の戦術家であった。さらに、深い洞察力と柔軟な思考の持ち主でもあり、人情に満ちた(ハルヒには甘すぎると批判されていた)采配で兵士達に好かれていた。 逆にキョンには皮肉屋、面倒くさがり、事なかれ主義を信奉にする等、批判される部分も決して少なくなかった。キョンが良く好んで、あるいは無意識のうちに呟いていた言葉が「やれやれ」だったことは、彼の内面をうかがうことのできる一つの例だろう。 士官学校での成績も興味がある科目は他人に自慢できるほどの点を取っていたが、その他は赤点すれすれの超低空飛行、という有様だった。 その上、いくら悪い点数を取っても動揺することなくけろりとしていたそうだ。士官学校には二回連続で赤点を取ったら即退学、という厳しい規則があったので、ハルヒはさぞかし気を揉んだことだろう。 このような性格が災いしてか、キョンはSOS団で雑用係なる苦労する割には報われない寂しい地位をハルヒから押し付けられていた。 雑用係はその名の通り、他の団員の仕事の下働きをしたり、時には団長の犬となって駆け回らなければならなかった。苦労の度合いは団長のそれに匹敵していただろう。だが、キョンの肩書きには雑用係の前に、より大切でより重要な地位が見えない文字で書かれていた。それはスズミヤ・ハルヒ最大の理解者であり、公私に及ぶ最高のパートナー、という何人たりとも代役を務めることの出来ない役目である。 ハルヒが立ちはだかる障害物を蹴散らして突撃するときには、いつも一歩離れたところでキョンが付いて見守っていた。新たな壁が現れたことに困惑して立ち止まったときも、どのSOS団のメンバーよりも先にキョンを相談相手として選んでいた。二人を繋ぐ見えない信頼関係はどんな物質よりも強固であっただろう。 それだけでなく、キョンはSOS団内で唯一団長に抵抗して真っ向から対決できる人物であったと言える。その証拠に、戦闘において“常に勝つこと”を意識していたハルヒに対して、キョンは“とりあえず負けないこと”を第一に考えていた。こうした意見や考えの違いから二人はしばしば衝突を繰り返していた。もっとも、衝突は深刻にならない程度のものだったし、すぐに関係も修復されたので、二人にしてみれば衝突は夫婦喧嘩のようなものであったのだろう。会議の場を使って夫婦喧嘩をされるのは、部下にとって迷惑この上ない話だったが。 逆に他のメンバーは提案をすることはあるものの、自らの意思表示をすることはほとんど無く、基本的には団長命令に従順なイエスマンだった。 それゆえに彼はスズミヤ・ハルヒ、そして、SOS団の鍵となる存在だった。 「スズミヤさんの個性をまともに受け止められるのは、彼くらいですよ」 とコイズミは微笑みと苦笑を入り混ぜた顔をして評価を下したことがある。 この苦笑の中にはハルヒを補佐する役でありながら、その全てをカバーすることのできない自分に対する複雑な心境があったのかもしれない。 キョンはパートナーが皇帝の座に登り詰めてからは、軍事尚書に就任して五カ国に及ぶ雑多極まりない宇宙軍の集まりにすぎないSOS帝国軍を、統一された使える軍隊へと昇華させる途方もない作業をナガトと共同で行っている。口では「やれやれ」と嫌そうに呟きながら、である。 とにもかくにも、キョンはSOS団の中で最大の謎の保持者であると同時に、最大の苦労人であることは揺ぎ無い事実であろう。 こうした要因に守られたおかげで、生まれたての異端児SOS帝国は半年間を国内問題の解決と国力の充実に専念することができた。 もしこの奇跡の半年間が無ければ、SOS帝国は志半ばで雲散霧消して宇宙の闇へと還元されてしまったであろう。 宇宙暦2003年、SOS帝国暦一年十一月、奇跡的に続いた平和な日々は、友好的雰囲気の欠片も無い挑発的な書簡を運んできた一隻の軍艦によって打ち破られた。隣接する一大勢力コンピケン連合が、半年前に強奪されたウィンダーズ星系を我が手中に取り戻さんと闘志を燃やし、SOS帝国へ牙を向けてきたのだ。 第一章へ
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《PSI-サイコシールドα》 速攻魔法 このターン、相手が発動したモンスター1体を対象とする魔法カードを無効にする。 part17-329 作者(2007/08/09 ID n/h9zO300)の他の投稿 part17-303part17-306part17-327 コメント 名前 コメント
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義務 ┏ ┓Target ┼ Lock on ┗ ┛
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PSパープル・シールド(アニメ) ペンデュラム・効果モンスター 星8/闇属性/岩石族/攻 800/守 800 【Pスケール:青5/赤5】 (1):1ターンに1度、自分フィールドの戦士族モンスターの守備力を200アップできる。 【モンスター効果】 (1):このカードがエクストラデッキからP召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「PS」モンスター1体を手札に加える。 デッキサーチ ペンデュラムモンスター 岩石族 戦士族補助 最上級モンスター 能力強化 闇属性 PS PS補助
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TOKAIコミュニケーションズ 本店:静岡市葵区常磐町二丁目6番地の8 【商号履歴】 株式会社TOKAIコミュニケーションズ(2011年10月1日~) 株式会社ビック東海(1978年5月~2011年10月1日) 焼津ケーブルビジョン株式会社(1977年3月18日~1978年5月) 【株式上場履歴】 <大証JASDAQ>2010年4月1日~2011年3月29日(株式会社TOKAIホールディングスに株式移転) <ジャスダック>2004年12月13日~2010年4月1日(取引所閉鎖) <店頭>2002年6月20日~2004年12月12日(店頭登録制度廃止) 【連結子会社】 ㈱いちはらコミュニティー・ネットワーク・テレビ 千葉県市原市 90.0% 厚木伊勢原ケーブルネットワーク㈱ 神奈川県厚木市 99.2% 熊谷ケーブルテレビ㈱ 埼玉県熊谷市 99.8% ㈱イースト・コミュニケーションズ 千葉市緑区 100.0% ㈱御殿場ケーブルメディア 静岡県御殿場市 100.0% 【合併履歴】 2005年10月 日 株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ 2000年4月 日 株式会社トーカイハイウェイネット 【沿革】 昭和52年3月 CATV事業を目的として静岡県焼津市に資本金50,000千円で焼津ケーブルビジョン株式会社を東海瓦斯株式会社(現 株式会社ザ・トーカイ)の子会社として設立する。 昭和53年5月 ビデオのソフト製作・販売、ビデオ機器の販売を始める。社名を株式会社ビック東海に改める。 昭和57年4月 東海瓦斯株式会社(現 株式会社ザ・トーカイ)より情報関連事業の統合を図るべく、システム機器販売部門の業務を継承する。 昭和58年5月 オンライン、オフコン等のソフトウェアの開発、受託及び販売を始める。 昭和61年5月 東京都千代田区神田に東京営業所を開設、ソフトウェアの開発、受託の拠点とする。 昭和62年6月 東海瓦斯株式会社(現 株式会社ザ・トーカイ)より情報センターを譲受け、情報処理の受託業務を継承し24時間・365日無休の体制で運用を開始。通商産業省(現 経済産業省)「情報処理サービス業情報システム安全対策実施事業所認定」継承。CATV事業を定款目的から削除する。 平成5年4月 本店の所在地を静岡県焼津市から静岡県静岡市へ移す。 平成7年4月 東京営業所を東京都千代田区岩本町に移して東京本部とする。 平成8年6月 株式会社ザ・トーカイと共同でインターネット事業を始める。 平成10年3月 通商産業省(現 経済産業省)システムインテグレータに登録する。 平成12年4月 有線テレビジョン放送事業者であり、かつ、第一種電気通信事業者の免許を持つ株式会社トーカイハイウェイネットを合併、CATV放送事業及びCATVインターネット事業を始める。 平成12年4月 汎用機によるアウトソーシングを対象とした「ISO9002」の認証を取得する。 平成13年3月 経済産業省より「特定システムオペレーション企業等認定」(SO認定)を取得する。 平成13年3月 静岡県焼津市、藤枝市、島田市及び岡部町におけるCATVインターネットに関する営業全部を西静ケーブルネットワーク株式会社に譲渡する。 平成13年4月 ADSLインターネット接続サービスを開始する。 平成13年7月 デジタル放送センター運用を開始する。 平成13年8月 厚木ネットワークセンター運用を開始する。 平成13年8月 一次プロバイダ(日本インターネットエクスチェンジ株式会社)と接続を開始する。 平成13年11月 汎用機によるアウトソーシングを対象とした「ISO9001:2000年版」の認証を取得する。 平成14年3月 経済産業省の「システムインテグレータ」に認定される。 平成14年6月 JASDAQに株式を上場する。 平成14年11月 IDC(インターネットデータセンター)事業で「ISO9001:2000年版」の認証を取得する。 平成15年10月 IDC(インターネットデータセンター)事業で「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)適合性評価制度」の認証を取得する。 平成16年2月 株式の分割(無償交付)を実施(1株を2.5株に分割)する。 平成16年4月 CATV再送信・コンバータ事業及びCATVインターネット事業を株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズに譲渡する。 平成16年4月 ADSLインターネット網の運用業務で「ISO9001:2000年版」の認証を取得する。 平成16年12月 株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場する。 平成17年2月 ADSLインターネットサービスに関する運用業務で「ISO9001:2000年版」の認証を取得する。 平成17年10月 株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズを吸収合併。 平成18年12月 株式会社御殿場ケーブルテレビ(現 株式会社御殿場ケーブルメディア 連結子会社)を設立。 平成19年8月 システム設計・開発、運用業務で「ISO9001:2000年版」を認証取得する。 平成19年11月 情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS認証」について「ISO27001:2006年版」へ移行、拡大認証取得する。 株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ(旧東海シティサービス株式会社)の沿革 昭和47年11月 ガス事業を通じて「豊かな家庭生活」を念願してきた東海瓦斯株式会社(現 株式会社ザ・トーカイ)が市民生活へのサービスを目的に、資本金1億円をもって静岡県静岡市紺屋町8番地13において東海シティサービス株式会社を設立。 昭和48年11月 総合結婚式場メモリアルプラザ「ブケ東海」として、静岡県沼津市において営業を開始。 昭和62年10月 本店所在地を静岡県沼津市寿町7番37号に変更。 平成5年4月 株式会社ザ・トーカイより静岡県浜松市のビジネスホテルを買い取り、「ホテルブケ東海」として営業を開始。 平成7年6月 株式会社御殿場高原ホテルより、静岡県御殿場市のリゾートホテルの運営を受託し「御殿場高原ホテルブケ東海」として営業を開始。 平成8年4月 静岡県三島市の総合結婚式場を買い取り「ブケ東海三島」として営業を開始。 平成8年6月 ティー・シー・エヌ伊豆株式会社を吸収合併。 平成9年4月 テレビ共聴開発株式会社を吸収合併。 平成11年8月 株式会社日興会館の株式を取得。子会社として株式会社ブケ東海静岡に商号変更。 平成13年4月 株式会社ブケ東海静岡を吸収合併。 平成14年4月 東静ケーブルネットワーク株式会社を吸収合併。 平成14年10月 西静ケーブルネットワーク株式会社及び株式会社沼津テレビ協会を吸収合併。 平成15年4月 株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズを吸収合併し、商号を株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズに変更。株式会社ザ・トーカイへのCATV営業の委託を解消。株式会社ブケ東海へブライダル事業を営業譲渡。株式会社イースト・コミュニケーションズ(現 連結子会社)の株式を取得。 平成16年4月 株式会社ビック東海からCATV番組再送信・多チャンネル事業及びCATVインターネット接続サービス事業を営業譲受。 平成17年1月 株式会社東京T-comの株式を取得。 平成17年4月 株式会社東京T-comを吸収合併。 平成17年10月 株式会社ビック東海と合併し、解散。 旧株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズの沿革 平成13年1月 静岡県静岡市において社名を「株式会社トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ」として資本金15億円で設立。 平成13年3月 株式会社いちはらコミュニティー・ネットワーク・テレビ(現 連結子会社)及び厚木伊勢原ケーブルネットワーク株式会社(現 連結子会社)の株式を取得。 平成13年4月 本店所在地を東京都千代田区岩本町に変更。 平成13年5月 株式会社ザ・トーカイよりダイヤルアップインターネット事業の営業権を譲受し、同年同月サービスを開始。 平成13年6月 インターネット事業の運営及び顧客サポートを行うため、神奈川県厚木市にカスタマーセンターを設置。 平成13年8月 ADSLインターネット接続サービスを開始。 平成14年7月 株式会社ケイ・シー・シー(現 熊谷ケーブルテレビ株式会社 連結子会社)を設立。 平成15年4月 東海シティサービス株式会社と合併し、解散。
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初心者講座2 TIPS編&ユニット解説 TIPS&知っておくと便利なシステムユニットグループのショートカット化に関するTIPS 縦深補給 ミサイルの戦術とTIPS 戦時の事件での国内世論と国際世論 戦争開始の種類について 兵器の役割陸上編歩兵 偵察 戦車 対戦車 砲兵 対空兵器 補給・輸送部隊 航空機編迎撃機・制空戦闘機 攻撃機・戦闘爆撃機 多目的機 戦略爆撃機 偵察・哨戒機 輸送機 ヘリコプター 艦船編駆逐艦・巡洋艦 護衛艦 巡視艇 空母 戦艦 潜水艦 輸送艦 TIPS&知っておくと便利なシステム 誰もが悩まされそうな問題等を解決してくれるかもしれないTIPS ユニットグループのショートカット化に関するTIPS 例えば艦隊の非戦闘艦と戦闘艦に別々の命令を与えたいとき。 例えば同じ空港にいる偵察機と戦闘機にべつべつの命令を与えたいとき。 いちいち一匹一匹選ぶのはめんどくさくありませんか? そんな時にグループショートカットを使いましょう。 やり方は簡単、ショーットカットにしたいグループを選択しながら、CTRLを押しながら数字キーを押すだけ。 命令を与えたいときはその数字キーを押せば一発でグループを呼び出せます。 またCTRLを押しながらグループ選択時の左下のユニット一覧ウィンドウをクリックすると、グループ全体を選択しつつ、ユニット一つ一つを選択非選択に切り替えできます。 これを使って修理に送り出したりすると便利です。 これの応用的な使い方としては、航空戦力で制空任務部隊と対地支援部隊を分けて使ったりすると効果的です。 迎撃機が対地支援部隊を護衛中などに、不意に別の場所に敵の空爆があった場合などに、すばやく制空戦力を抽出して向かわせることができます。 縦深補給 敵の後方を遮断するためなどに、一気に味方の補給が届かない場所へ大部隊を突っ込ませなければならない場合。 補給トラックだけではあっというまに戦えなくなってしまいます。 かといってトラックを往復させるのも時間が掛かりすぎる。 こういうときこそ輸送ヘリ・ティルトローター機・輸送機も合わせて使うべき時です。 トラックと比べて移動がとても素早く出来るので、トラックの補完として補給をし続けるのが容易です。 基本的にTRANSPORTに分類されるタイプなら他ユニットへの補給が可能で、 一度に運べる物資の量はユニットステータスのCARGOを見てみましょう。 現在積載量と最大積載量が表示されるはずで、これが0以上ならば他ユニットへの補給ができます。 しかし補給速度は速くはないので、ユニットの数でカバーするのがお勧めです。 注意点は航空ユニットなので敵の航空優勢下では活動事態ができないということと。 防空システム網にひっかかると終わりということ。 あらかじめUAVなどで敵防空網の位置だけは判明させておくべきです。 ミサイルの戦術とTIPS 意外と最初は気づかないミサイルに関してのあんな知識こんなトリビア。 ①ミサイルのほとんどはClose Airなターゲット。 つまりはヘリコプターなどと同じ扱いです。 よって敵の対空兵器の低空攻撃強度に応じて命中する前に撃墜されてしまいます。 そこで重要なのが、防御力パラメーターでこれが低い上に低速のミサイルは、敵に届きすらしない事も増えます。 どんなに強力な威力があっても当たらなければ意味がありません。 強力な防空システムに守られた標的を攻撃するためのミサイル(対イージス艦隊用など)の選択は、攻撃力よりも防御力と速度を重視したほうがいい結果が得られる事があります。 ②ミサイルから身を守るために重要なのは対空兵器の弾数と強度。 ミサイルはうたれるときは、それこそ雨霰とやってきます。 それを迎撃するのに向いているのは、弾数の少ない長距離対空ミサイルよりも、対ヘリ用などの近距離防空兵器です。 特にレーザー系の防空兵器は弾数もさることながら、強度も高く非常に頼りになります。 ③ミサイルは囮になる。 逆に考えるとミサイルは敵の長距離対空兵器に対する安価な囮になります。 例えば敵都市に近距離用の防空兵器が無い場合などには、味方の航空機に一度、遠くからミサイルを撃たせてから爆撃にいけば、敵対空兵器は弾切れ状態になるので安易に制圧できてしまいます。 敵の防空システムがどのような構成になっているかは、スパイや高々度偵察機などを使って予めしらべるといいでしょう。 戦時の事件での国内世論と国際世論 現実の戦争でも戦地で起こる様々な事件が世界中に影響を与えますが、このゲームではどんなかんじでしょうか。 ①市民に犠牲者を出すと、殺した側にもペナルティが付く 市民の犠牲者は都市など人口密集地を攻撃した際に発生する副次的な被害によって発生します。 直接に都市を標的にせずとも、主に砲撃や爆撃によって多大な被害を生みだします。 特に、対建築物効果の高い戦略爆撃機による大都市への攻撃は、時に一度の攻撃で50万人が死傷することさえあります。 (外交画面での国内ニュースで犠牲者数を見ることが出来ます) これのペナルティとしては、 自国民支持率がマイナス&国連からの評価がマイナス&各国のCasus Belliの増加。 殺された側のペナルティとしては 自国支持率の低下&軍支持率の低下。 ちなみに市民の被害を抑えたい場合は、都市攻略を前衛部隊による直接攻撃に限定すれば被害は最小限になります。 ②軍の犠牲者が多いとペナルティ、敵軍を多く殺すとボーナス 市民の犠牲と違い、これは殺せば殺すだけ自国にとっていい結果が得られます。 また、敵の大都市や首都を占領するなどをして決定的な勝利を収めると、大幅に軍支持率があがります。 100%も夢ではありません。 もちろん逆に、殺されれば殺されるだけ、悪い結果が得られます。 最悪は一桁台まで落ちてしまいます。 戦争開始の種類について 宣戦布告といっても外交コマンドでやるだけが全てだけではありません。 いくつが種類があり、それぞれ伴う結果が違ってきます。 外交コマンド以外での宣戦布告以外の戦争の開始について説明します。 ①宣戦布告なしで領土・空・海侵犯 やりかたはDEFCONなどを調整する防衛コマンドウィンドウで、ユニットの移動経路に関する規定を、『軍事通行条約を結んでいる国以外の領土も通行する』をONにします。 こうするとどんな相手の領土だろうと、ユニットが突きすすんでいくので、大抵はその国から宣戦布告されます。 この場合は故意に戦争の原因を作ったとして、国際世論から総スカンを食らい通常の宣戦布告よりも手痛いペナルティが課せられるようです。(体感なので要検証???) ちなみにスパイも軍事ユニットに類されるので、これと同じ扱いを受けます。 ②誤射を受ける&与える 軍事通交条約などで交戦中の国にユニットを派遣していた場合などに、砲撃の標的になったヘックスに自国ユニットが居ると、損害を受けます。 わざわざ戦地に出向いてわざと砲撃を受けたりしても、これは正式な宣戦布告の口実になりえるようなので(ゲーム中では)ペナルティなしで宣戦布告ができます。 また逆に中立国を通行している敵を砲撃した場合などに、中立国のユニットを巻き込めば、宣戦布告をしてくることがあります。 これを利用して敵に中立国をうたせれば……と泥沼な事がいろいろ可能。 兵器の役割 説明書だけではわかりにくいゲーム内の戦争のカタチをざっと解説。 陸上編 歩兵 歩兵(非機械化、非自動車化) 最大の利点はコストの安さと、それでいて火力はさほど機械化歩兵に劣らない事。 なので最も向いている役割としては、低コストと高い接近戦能力を活かした国境沿いの重要拠点の防衛任務。(都市や要塞など) 一方で機動力は無に等しいので機動戦力として運用する場合は、輸送ヘリなどを使用するしかない。 機械化・自動車化歩兵 歩兵に機動力を持たせ自立的な作戦行動を可能にしたタイプ。 拠点防御能力も優秀なままなので、防御から攻撃までさまざまな任務が可能。 機械化歩兵は敵の砲撃にも強いので戦車部隊などと共に行動することが容易。 よって攻撃作戦のさいは戦車が苦手な都市攻撃などを担うことになる。 工兵 戦場では主に橋を造るのが最も重要な任務だが、高い防御力と接近戦能力をもつユニットもあり、それらは都市防衛にも効果を発揮する。 偵察 砲兵に標的を提供するのが主任務になる。 偵察機などと違い燃料・制空権・敵防空システムの心配をせずに、常時敵を捉えることができるのが最大の長所。 特に、防御の堅い敵都市などを策敵範囲内にとらえ、味方のロケット砲兵などに一方的に砲撃させるなども可能。 また脚が早く火力と防御力がそこそこにあるので攻撃的役割では追撃が得意。 一方で移動式レーダーは文字通りのレーダーで戦闘能力は皆無。 砲兵部隊の目として一緒に行動させると良い。 戦車 開地で敵戦力を駆逐するのと、地上で最もタフな物体として最前線を張るのが主な任務。 強力な火力は航空支援を受けられない状況でも、あらゆる敵地上ユニットを撃破することが出来、砲撃でもほぼ損害を受けない。 そのため敵の防空システムや歩兵に守られた砲撃陣地などへの肉薄する手段として最良の武器となる。 ならがも都市への攻撃は必ずしも得意なユニットではないので、同技術レベルの敵歩兵などに立てこもられた場合は、攻略に機械化歩兵や航空機の支援もあった方が良い。 一方で、敵航空機に対して脆弱なのは他の地上ユニットと変わらない。 対空兵器の支援は必要になる。 また物資を激しく消費するので最前線へ投入できる補給手段も必須。 対戦車 対戦車歩兵 味方の拠点を攻撃してくるほぼ全ての敵ユニットは、戦車か機械化歩兵、つまりはハードターゲット。 これが意味するところは、都市や拠点の防衛に際して対戦車歩兵はコストパフォーマンスがもっとも高いという事。 しかし砲撃には強くない。 対戦車車両 主に機械化歩兵やMBTの開地における火力補助として運用する。 コストが戦車に比べてかなり安いので、ハードターゲットへの火力だけを求めるならば戦車よりもこちらを量産するほうが、圧倒的に効率がいい。 しかし敵歩兵などへの攻撃力は極端に低く、また防御力も弱いユニットばかりなので、MBTのような「何にでも使える」的な柔軟な運用は出来ない。 装甲車系のユニットは砲撃に対してもある程度の耐性があるので、都市の防衛などには最適なユニットの一つになる。 砲兵 自走砲 敵の前線、または前線後方にまで火力を展開できるため、主な任務としては敵の対空システムや砲兵、対戦車ユニットなどの、地上支援部隊などに打撃を与えること。 MBTなどに対してはあまり有効な打撃は与えられない。 特に効果を発揮するのは都市を防衛する歩兵への砲撃で、そのような攻撃的作戦時に厳しくなりがちな補給物資をMLRSよりも効率よく運用できるため、補給線が届かない場所での長時間の戦闘に向いている。 またハードターゲットであるため、敵の砲撃などに対してもある程度の耐性がある。 MLRS 役割は自走砲とほぼ同じだが、特性がやや違う。 地上ユニット最長の射程と面制圧における最強の瞬間火力、さらにはミサイル運用も可能だが、物資の消費が激しいため、補給が滞りがちな攻撃任務では十分に火力を発揮できない場合も多々ある。 それでも接敵時での初撃の面制圧力は魅力で、長射程と瞬間火力を活かした敵砲兵への先制攻撃が最もこのユニットが華やぐ瞬間。 特にミサイルを使った長距離での先制は、その後の作戦展開を大きく変えてしまう。 対空兵器 短射程対空兵器 装甲車両系のユニットは、前衛部隊に同行しての対空支援が役割。 その中でも短射程ミサイル装備のものは対ヘリ・対攻撃機に特化しており、 対空レーザーや機関砲を装備したものは、対ミサイルと対ヘリに特化している。 非自走式のものは、コストの安さを活かし防衛拠点の周囲に大量に配備することにより、容易に非常に強力な防空システムを作り上げる事が可能。 長射程対空兵器 防御時には侵入してくる敵機を、攻撃時には作戦地域内を行軍する味方の上空を、それぞれ制圧することができる。 しかし発射可能弾数が少ないので、波状攻撃をされると防ぎきれない。 これだけで防空を使用とする場合には、かなりの数が必要になる。 その弱点を補うために、短射程の対空兵器との併用で、役割を分散することによって、より効率よく運用が出来る。 補給・輸送部隊 味方の部隊が同技術レベル・同数の敵と戦闘する場合、大概は敵を撃破する前に弾薬が切れ、場合によっては燃料が心許なくなる。 そこで勝負を分けるのが補給がどれだけ充実しているかどうか。 特にメタルストーム系の兵器やMLRSは、どちらも火力を活かすためには絶え間ない補給が必要になり、逆に言えば補給部隊の支援を受けられなければそれらのユニットは役にたたない。 常に前衛部隊にも支援部隊にも必要以上の補給部隊を付き従わせるようにするべき。 コスト自体も安いので、これを生産することによる地上軍全体への利益に対してのコストパフォーマンスは高い あまり種類の多いユニットではないが、主に装甲系と非装甲系に分けられる。 装甲系は前衛部隊に同行させやすいが、輸送量は少なく、非装甲系はもろいが装甲が無い分輸送量は多い。 航空機編 迎撃機・制空戦闘機 一般的に長距離のレーダーを持ち、高い対空攻撃力にあわせて敵航空機からの攻撃に対しての優秀な生存性能を誇る。 そのため敵のあらゆる種類の航空機に対して優位に戦う事が可能。 なので主な任務は、敵航空戦力への打撃と地上部隊・海上部隊の上空援護、または味方航空部隊の護衛となる。 この種類の機体で重要なのがステルス性能で、相手よりも優れたステルス性能を有して居る場合は、先制攻撃のきっかけになる。 また前線近くで護衛任務などに当たる場合にも、敵の防空システムからの損害を抑えることが出来る。 (一度攻撃をすれば発見されてしまうが、すぐにまた敵は見失うので損害が少なくなる) ミサイルを装備すれば対艦・対地もこなすことが可能。 またF112等の一部の高々度戦闘機は、敵戦闘機が高々度攻撃能力を持っていない場合、一方的に攻撃できる。 攻撃機・戦闘爆撃機 地上目標を撃破することに特化した機体。 一般的に対空砲火にある程度の耐性があり、対地攻撃の射程が長いため、ある程度安全な場所から攻撃できる。 そのため機種によっては敵の防空システムが軽微であれば小細工なしで制圧することも可能。 また戦闘爆撃機に分類されるタイプの機種では、対空戦闘もある程度こなすことができるものもある。 しかしヘリや純粋な攻撃機相手になら有利に戦える物の、制空戦闘機からはやはりカモ。 このタイプのユニットにおけるステルス性能の恩恵は、やはり先制攻撃と帰還時に攻撃を受けない事による消耗率の低減。 多目的機 制空戦闘機と攻撃機の両方の目的に使用可能。 しかし実際には、機種によって対地か対空かどちらかの性能に寄っているので、性能をよく調べてから機種を選定しよう。 性能としてはやや中途半端な印象は拭えない。 予算が潤沢な先進国では対地任務も対空任務もそれぞれ、専門の機種でやったほうが効率は良く事が多い。 各任務の主力ではなく、あくまで制空戦闘の補助、対地攻撃の補助として運用することが多くなる。 が、逆に予算が限られた後進国ではこれ以上に便利なものもない。 戦略爆撃機 建築物を含むあらゆる地上目標に対して攻撃機などから比べて3、4倍近い圧倒的な破壊力を持つ。 しかし速度が遅いので一度、敵の戦闘機や防空システムに捉えられるとたちまち大損害を受ける。 そのため運用には制限が多くなるが、ステルス機の導入によって運用が大きく変わる。 超破壊力での敵防空システムへのステルス先制攻撃。 この恐ろしさと効力は、攻撃機による防空システム制圧力の非ではなく、ある程度の数を揃えて一気に畳みかけてしまえば、あらゆる敵の防空システムはあまり意味を持たなくなる。 だがその場合には副次的な被害も甚大な物となり、十万人単位で市民に被害がでる。 小さな都市や基地であれば敵ユニットごと、施設もろとも消滅させてしまうこともしばしば。 裕福な国家にとっては地上部隊がいらなくなるほどに、戦艦に並ぶ究極の攻撃兵器となる。 偵察・哨戒機 AWACS 主に敵の航空機を発見するのに使用されるが、地上部隊も発見することができる。 ゲーム後半には超射程の兵器が多数登場するので、それらを活かすためにも重要な機種となる。 また一部の機種には電子戦機能が付加されており、敵の策敵を妨害することができ、場合によっては敵に味方を発見させることなく一方的に攻撃させることも可能になる。 これは航空戦においても重要で、擬似的に味方のステルス性能を高める=先制攻撃の可能性を強め、敵から攻撃される時間を減らす事が出来ると考えてもいい。 偵察機 AWACSなどで策敵するには危険すぎる空域の偵察には、ステルス性能の高いこれらの機種を使用すればいい。 特にU2やSR71、U3などの高々度偵察機は、ステルス性能が極端に高い上に、生存性能自体も恐ろしく良好なので、敵陣深く入り込んでも損害を受けることがほぼ無い。 またUAVは比較的安価。撃墜されることを前提に運用しても負担になりにくい。 対潜水艦哨戒機・ヘリ 海の王者、それは潜水艦。 特にゲーム後半の未来潜水艦の性能は非常に凶悪なので、海上戦力では対処しにくく、潜水艦を沈めるには潜水艦で対抗するしかなくなる具合に。 しかし空から潜水艦を発見できるこれらを使えば、安全かつ確実に敵潜水艦を排除できる。 また一度発見さえしてしまえば、味方の水上艦からの強力なアウトレンジ攻撃も可能 になる。 輸送機 固定翼機・ヘリ・ティルトローター機 どれも部隊ユニットや補給物資を空輸できる。 空中からの地上部隊への補給は非常に重要なので、輸送トラックとあわせてこれらの機種も大量に必要になる。 ただし最前線へ飛んでいく以上、敵の対空兵器からの損害は必至なのでそれに対する対抗処置も講じる必要がある。 一つはECM装備の機種を使うことと、もう一つはステルス機能がある機種を使うこと、そして最後の手段は落とされること前提でコストの安いものより大量に使うこと。 これらを同時に実行すれば柔軟性の高い運用が可能になる。 ECMでごまかしきれない場合には、最初にもっとも脆い低コスト機が損害を受け、 それらが落とされてもステルス機は生き残るので最低限の補給は継続できる。 ステルス機でもごまかしきれない場合にも、やはり低コスト機が囮になってくれる。 ヘリコプター 大きく分けて二種類の機種がある。 一つは中距離からの対戦車攻撃能力の高い対戦車ヘリと、 メタルストームやレーザーで武装した未来派な対人タイプ。 対戦車ヘリは標的から距離をとって攻撃することができるため損害を受けにくい。 また空中を移動するという特性状、強力な対ハードターゲット火力を、戦場の広範囲に素早く提供することが出来る。 一方で対人タイプは地上部隊と撃ち合う事を前提に設計されている。 そのため損害が出やすいが、火力自体は非常に高めなので、数を揃えて第一撃で相手に大損害を与えてしまえば、反撃は最小限になる。 または地上部隊と交戦中の敵のよこっつらをひっぱたくのも非常に有効な使い方。 都市に立てこもった歩兵相手などにも強力な打撃を与えることが出来るわりに副次的被害が出にくいのも、大きな特徴の一つ。 艦船編 駆逐艦・巡洋艦 どちらも海上での戦闘で汎用性の高い働きを出来るが、性能を見ていくといくつかのタイプに分けることが出来る。 どちらも大量のミサイルを搭載することが出来るので、搭載するミサイルによってさらに広範の任務が可能になる。 対空型 レーダー範囲と対空攻撃範囲が広い。 艦隊を敵のミサイルなどから防衛するのが得意。 また上陸作戦時などは上陸地点の防空システムの一旦を担える。 対潜水艦型 対潜水艦策敵能力があり精密策敵範囲が広く、対潜水艦攻撃射程が長い。 艦隊にとってもっとも脅威なのが、敵航空機と潜水艦。 このタイプはその潜水艦に対して強力な反撃手段になる しかし大抵は、敵魚雷の射程よりも策敵範囲が狭いので対潜ヘリなどで策敵しなければ、敵潜水艦から先制攻撃を貰うことになる。 対地攻撃型 長射程の対地砲撃が可能で、地上部隊を支援するため対空能力も高い。 さらには地上砲撃に使用する砲で長射程の対艦攻撃も可能。 ほぼ万能といっても差し支えがない。 コストが高めなのが難点だが、海上からの一方的で強力無比な砲撃は、沿岸部の敵を弱体化させ、駆逐していってくれる。 海外に派兵する予定があるならば、どうにか調達したい逸品。 ちなみにZumwalt級の青写真はアメリカなどから購入できる。 護衛艦 海上戦力での対潜水艦の花形。 精密策敵範囲が広いので潜水艦とある程度対等に渡り合える。 しかもコストも潜水艦とくらべると数倍も安いので、大量に揃えやすい。 コストパフォーマンスの面からみても完全な潜水艦キラー また、対空能力も駆逐艦などから比べるとかなり見劣りするが、それでも陸上ユニットなどから比べると数倍も強力なので、対ミサイルのための手数補完としても便利。 (低価格を利用して被害担当艦としてもお勧め) 巡視艇 海上戦力における簡易的な策敵手段として運用する。 戦闘能力もあるにはあるが、攻撃目的で使用しても、けして良好な結果を生み出せるものではなく、 無為に犠牲者を増やすだけになりがち。 しかしその低コストは敵のミサイルを消耗させる囮、敵潜水艦をあぶり出す囮には向いている。 空母 移動する空港。 渡洋作戦などで上陸地の近くに利用できる空港が無い場合などに、航空機の拠点になる。 また対潜水艦航空機の基地としても使えるので、その点でも艦隊の運用効率が高まる ミサイルも搭載でき、対空能力もそこそこあるがとにかく高価なので、敵の攻撃を受けないように気を付けよう。 戦艦 移動する要塞。 このゲームにおける究極の兵器の一つ。 ミサイル無しでも単独であらゆるユニットを破壊し、あらゆる脅威から自身を防衛せしめる能力がある。 特に威力を発揮するのは沿岸からの砲撃。ゲーム中で最強の間接攻撃能力があり、 MBTなど通常は間接攻撃で損害を受けないユニットに対しても有効な打撃になる。 またソフトターゲットに対しては戦略爆撃機に次ぐ威力を発揮する。 しかし建造期間がべらぼうに長く維持コストも高いので、コストパフォーマンスはけして良くはない。 が、ひとたび数さえ揃えてしまえば世界中の海岸はあなたの物。 潜水艦 海の主。 一般的に、魚雷の射程は標的となる敵艦の策敵範囲よりも広いので、ミサイルを使わずとも強力な先制攻撃を仕掛けられる。 6隻ほどで集中攻撃をすれば、最初の1,2発でほとんどどんな艦艇も破壊可能なので反撃も受けにくい。 対艦ミサイルを使えば一方的な攻撃が可能。位置こそばれるものの、敵はこちらに対して対潜水艦機を飛ばすくらいしか対抗手段が無いため、味方の防空システム下に居れば無敵状態と言ってもいい。 輸送艦 強襲上陸艦・上陸艇 港以外の場所にも搭載した部隊を揚陸させられる船。 大きくタイプをわけると、軽装備のユニットを上陸させる小型の上陸艇と、大量の部隊を運搬できる強襲上陸艦に分けることが出来る。 一般的にこれらのタイプにカテゴライズされるものは、陸上からの攻撃にたいして耐性があり、対地攻撃能力も有するが、どちらも戦闘能力としては当てにならない。 損害を受ければ搭載ユニットも被害を受けるので、上陸地点はできるだけ安全な場所を選ぶのが望ましい。 中には短飛行甲板を持つ物もあり、それらはヘリ空母などとしても使用できる。 一部日本製などはECMも装備する。 また部隊を搭載しない場合は補給物資を搭載し、補給艦として機能することもできる。 輸送艦 港(桟橋)へのみユニットを揚陸できる船。 上陸用の艦艇などと比べて、同程度の技術レベル・コストでも輸送量が多いのが特徴。 護衛艦なみの対空能力を有するものもあるが、大抵は少々ミサイルを打ち落とせる程度なので、戦闘に巻き込むべきではない。 こちらも部隊を搭載しない場合は補給物資を搭載し、補給艦として機能することもできるが、輸送量が上陸艦と比べて3倍近くもあったりするので補給艦としての役割ははこちらが向いている。
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事件はハルヒのたった一言から始まった 「SOS団、大忘年会やるわよ!」 確かに今年は忘れたい事件ばかりだった。(俺だけじゃないと思うが) あまり気乗りはしなかったが、断ると不機嫌になりそうなので 一同しぶしぶ賛成したようだった。 「で?部室でやるのか?」 俺の言葉が言い終わるか、終わらないかも待たずハルヒが言った。 「お酒飲むのに学校じゃまずいでしょ!少しは考えなさいよ!居酒屋よ!」 なに???酒飲むのか??おいおい、まだ高校生だぞ俺達は。 さすがに問題あるだろ! だがしかし・・古泉は本当に高校生なのか? 長門に至っては宇宙人だ。 朝比奈さんは年齢不詳な未来人。 よく考えたら、そこいらにいる普通の高校生って俺だけじゃないか! なんか、どーでもよくなってきた。 学校にばれるようなことがあったら長門にちょいちょいと細工してもらえばいいしな。 なんか、どうでもよくなってきた。先のことは考えない。 いつからこんないい加減になっちまったのかなー俺は。 週末、駅で待ち合わせをした。遅刻者、もしくは最後に到着がおごりという いつもと同じシステムだ。 はい、やっぱり俺がビリでした。 予定調和ってやつだ。 「キョン君、どんまい♪」 朝比奈さんの舌ったらずな励ましを受け 想像してしまった。 あぁ・・この人が酔ったらどうなるんだろう。 もっと甘ったるい声を出すのか? 甘えん坊さんになって「キョン君なでなでしてぇ~♪」 とか「ア~ン♪これも食べてぇ~」とか こんなほどこしを受けるなら、おごりでもいい!いや、むしろおごりたい! 「あんた、なにデレデレしてるのよ・・・・」 ハルヒの不機嫌な声で現実に戻された。 俺達は繁華街にいた。 「ここよ!」 ハルヒが満面の笑みを浮かべて指をさした場所 「白木屋!ここ来てみたかったのよね。」 なぜハルヒがここに興味を示したのかはわからない。 このメンバーならもっとアンダーグラウンドでディープな 監獄居酒屋とか、お化け屋敷居酒屋とかそんなとこがお似合いなのに。 「あんたはココ!みくるちゃんは、こっちね。由希はあそこ。古泉君はそこね!」 座る席までお前が決めるのか?ハルヒ・・・ 「なに?不満?あんたしらないの?宴会には上座がとかk(ry」 へいへい・・・団長様。上座へどうぞ~ 席順はこうだ。 上座にハルヒその右横に朝比奈さん、その横に古泉 ハルヒ左横に俺、その隣に長門 こんな感じだ↓ ハ _ 俺| |朝 長| |古 どんな理由で席を決めたのかすぐわかった。 俺をハルヒは自分のお世話専門にするつもりだ。 古泉は出入り口がちかい注文役 長門はここでも本を読んでるから蛍光灯の真下だ。 朝比奈さんは・・・かわいそうに・・・ おもちゃにされるな、こりゃ・・・ 「さー!!!はじめるわよー!!!」 そんなに大声で気合いれるなハルヒ。 俺達は高校生だぞ。目立つことするな。 「古泉君、適当に頼んで!」 「はいはい」 いいなぁ古泉。俺はできれば楽なお前のポジションにいきたい。 「ところで、みくるちゃん?なにしてるの?」 「ふ・・ふぇ?」 おもむろにハルヒがなにか出した!なんだなんだ?? 「これ。さ、着替えて」 「ふ・・ふぇぇ~い・・いやぁ~」 ここでもバニーか!いい案d・・いやいや、だから目立つなハルヒ! 「はやく!酒の席では仮装が常識よ!」 「ふぇぇ~。いやぁぁ!」 朝比奈さんがハルヒに拉致されトイレへ消えた。 遠くで朝比奈さんの悲鳴が聞こえる。 「ど・・どうぞぉ~」 朝比奈さんからお酌してもらった! きっと他のテーブルで飲んでるお客の酒より旨いはず! これは間違いない! 開始から1時間30分経過 長門を見ると、たんたんと飲んでる・・ 宇宙人は酔わないのか?まぁ宇宙人だからなぁ・・ 古泉は・・・うん。寝てる。 こいつ、こんなときバイトが入ったらどーするんだ? 俺は元々酒が強いのか、体がほくほくしてる以外、なにも変化なし。 俺としては、やはり気になるところは朝比奈さんだ。 酔って、ほんのり赤くなって舌ったらずが、超舌ったらずになってかわいさ倍増。 「キョンふん・・やひビーフンろっれくらはい♪ビールもろうぞ~」 あぁ・・・・かわいい・・。なんてかわいいんだ!!! ところで、ハルヒ!ハルヒはどうだ? 「ねえねえ?あんた、宇宙人とか未来人とか、超能力者とか、知り合いいない?」 他のテーブルの客に絡んでる!!! 「こら!ハルヒ!こっちこい!!」 「なによ!キョン!いつでも調査!調査なのよ!!あたし達はSお(ry」 強引に連れ戻してきた。何回も言うぞ。 「目立つなハルヒ!」 ただの痛い集団に見えるんだろうな・・このテーブル・・ 言動不明少女、バニーちゃん、居酒屋で読書、寝てる、そして俺 ああぁ・・やっぱくるんじゃなかった・・・ 開始から2時間 そろそろお開きだとおもった時に事件がおこった 「あんら、ふぉれきらはい!!!(訳:あんた、これ着なさい)」 「ふえぇぇん!恥ずかしいからいやですー」 「いふもいふも、あらひばっかり!こっちへほい!(いつもいつもあたしばっかり!こっちへこい!)」 「ごめんなさぁい!ふええぇ反省s(ry」 ハルヒが拉致された! なんだと!!!朝比奈さんが強気になってる! ハルヒにいたっては反省の言葉がでてきた!おいおい!夢か?? 冷静に考えよう・・・ 本来、朝比奈さんは飲むと強気になって強引になるのか。 ハルヒは泣き上戸か。 こりゃ面白い。見物だ。そうそう見れないからな。 しかし、あとが怖い・・ 「あたしも着替えてくる・・・有機生命体のアルコール濃度上昇・・これが酔ってr(ry」 なんと!長門まで動いた。言ってることは酔っ払いだ!宇宙人も酔うのか! しかし着替えあるのか・・・?まぁ彼女は情報なんたらで容易に服はチェンジできるのだろうな。 「僕帰ります・・限界・・・あと、バイトが入ったみたいなんで・・・」 おいおい!古泉!!!まて!帰るな!!! お前のそのバイトの原因がまさに今トイレで繰り広げられてるぞ!!!おい! 帰ってしまった・・・ ふぇ・・反省したからヒック・・みくるちゃんもういいでしょ・・」 「まだまだでしゅよ~!家までそれで帰りらはい!」 うわぁ・・朝比奈さん強気・・・俺怖くなってきた・・・ 居酒屋はさすがにもう耐え切れなかった俺は こいつらをつれて駅へ向かっていた。 「仮想メモリが限界です・・仮装メモリ・・・なんちゃって・・クス」 長門がぶっ壊れてきた・・・ こんな街中でコロコロ衣装を変える長門。 通行人がびびってるじゃねーか! 俺は「手品です!すごいでしょ!はは・・」 なんて無茶な言い訳して歩いてるんだ俺は! 「今度はこれ・・・釣られないクマー・・・クス」 某○ちゃんねるですか。そうですか・・・。あそこも長門の情報源に なっているようだ。 しかし、これ以上はさすがに朝比奈さんを止めないと まずいだろうな。また、訳わからん世界をつくられてしまいかねん。 古泉・・今大変だろうな・・・ 朝比奈さん?もう勘弁してあげてくだs(ry」 「キョン君♪もぅ一軒付き合いなさい♪なに?いやな訳?」 「まだデーダの解析余地がある。有機生命とアルコールのk(ry」 「いやらぁぁ!もぅ帰るぅぅ~うぅぅ・・」 なんだなんだ!この会話は!!! いつもと同じパターンじゃないか! ハルヒが朝比奈さんで、朝比奈さんがハルヒになってるだけじゃないか! 「もう帰りましょうよ。朝比奈s(ピロロロロ)」 携帯が鳴った。どうやら、古泉だ。 「なんだ!お前が逃げたおかげでえらい状況だぞ!」 「まずいですよー!キョン君。異次元空間が増大して止まりません」 「こっちの状況のストレスでか?」 「おそらく・・・どうなってるんです?そっちは」 「考えられんかもしれんが・・・」 「はぁ・・」 「朝比奈さんに、ハルヒが絡まれてる」 「困りましたね・・」 一番困ってるのは俺だ! 「とにかく、2人の酔いを醒ましてください。」 「わかったぁ。そっちも頑張れ」 「なんとか・・ギリギリですが・・」 さてどうしよう。 隣では、今度は長門がスチュワーデスになっていた。 ハルヒは相変わらずシクシク泣いてるし、朝比奈さんは それを見て高笑いだ。 酔い覚ましか・・ さて・・どうする・・。 ザザザザ・・・(なんだこの音) 「噴水?これか!これを使おう!」 ただ、2人が噴水に入ってくれるだろうか・・ 「朝比奈さん?あれ見てください。」 「なあに?キョン君。噴水?冷たそうですねぇ♪」 冷たいから効果があるんですよ・・・ 「どうでしょう朝比奈さん。ハルヒを噴水あびせて意地悪しませんか?」 さぁ、のってこい! 「うーん・・・面白そうです~♪」 「いやらぁぁ~。寒いからいやああぁぁ」 「きなさい♪」 いやー、朝比奈さんにあんな力があったとは。 ぐいぐいハルヒを引きずっていく。しかし女って怖い。 噴水ではしゃぐ朝比奈さん。逃げ出そうとするハルヒ。 周りは野次馬。 最悪だ! もっと最悪なのは、まったく酔いがさめてない! やはり、漫画のようにはいかないようだ。 すまん、世界のみんな。無理みたいだ。 しかし・・酔って世界崩壊の危機になるなんてな。 ばかげてる。ハルヒめ・・ 「周囲500mの有機生命体内血中アルコール分子を CO2とH2Oへ変換、排出開始」 なんか長門がしゃべってるが・・・ 「変換終了。酔いの状態から正常動作へ」 まて長門!それって・・・ 「2人は酔いから覚醒しました。正常動作です。」 どうやら世界崩壊は免れたようだ。 しかし長門・・最初からなぜそうやってくれなかった・・ 「楽しい・・人間でいう楽しいという感情なのかもしれない状態だった。 もっと、見ていたかったから」 「ちょっとおおおお!なんでこんな格好してるのよ!!!」 すごい剣幕でハルヒがやって来た。 「みくるちゃん!説明しなさい!!」 「ふぇ・・わかりましぇん・・気がついたらあたしも・・」 黙っておいてやろう・・俺は思った。 「しかもびしょぬれ!どーなってんのよ!キョン!」 まさか朝比奈さんに、服をひんむかれて着せ替えされて さらし者にされて、噴水へダイブさせられてなんて 言えるわけがない。朝比奈さんがどんな目にあわされるか・・ 「ま・・まぁ酔って自分でやってたみたいだ。気にするな」 「あっそ・・・」 憮然としてるが、頬っておこう。 「ちょっと由希!なんて面白い格好してるの」 長門は郵便ポストの被り物をしていた。 なんでなのか理由はしらん! 「まあいいわ。飲みなおしましょう!」 まてまてまてまて!!!いく訳ないだろ!
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高すぎる攻撃力には補正がかかります。攻撃特化武器でないならば、200以内に収まるように調整しましょう。 ジャンプ中は受けるダメージが1/2になります。 双戟の無双を受けてもあきらめずに無双ボタンを連打しましょう!敵の弓兵に攻撃され怯んだ瞬間にうまく無双ボタンを押せれば、無双で回避できます。 エレメンタルガードばかり狙ってくる敵に対しては、N1・N2あたりまでをわざと空振りしつつ、側面に回りこむと見せかけ、エレメンタルガードを解いたところを普通に攻撃しましょう。 速攻にリスクは付き物です。 残り5分あれば、1カウント差を覆すことなど難しくありません。逆に、残り5分で1カウント有利なだけなら、油断禁物です。 味方が足の遅い武器ばかりだと、敵が足の速い武器ばかりだった場合にとても不利になります。
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PSYフレームギア・β(OCG) 特殊召喚・チューナー・効果モンスター 星1/光属性/サイキック族/攻 700/守 0 このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。 (1):自分フィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。 手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の 「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、 その攻撃モンスターを破壊する。 その後、バトルフェイズを終了する。 この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。 サイキック族 チューナー モンスター破壊 モンスター除外 リクルート 下級モンスター 光属性 蘇生 PSYフレームギア 関連カード PSYフレーム・ドライバー(OCG)