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大会ページテンプレ(大会名を入力して使用してください) 現在開催中もしくは開催予定の風来のシレン2大会はこちらに追加してください。 大会開催日時が近い物が上に来るように追加していってください。 大会名 主催者 コミュニティ 開催日時 備考 第6回鬼が島TA大会 あにふん 風来のシレン2総合コミュ 7月22PM10時~24日PM10時
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まだ少し暑さの残る、十月上旬のある日。 GRMの第5研究棟内の通路を歩く、新型PMの姿がありました。 外見はどう見ても少年にしか見えませんが、その身長は90Rpほど。 すれ違う研究員の幾人かは、このPMとすれ違う際に声をかけ、挨拶していきます。 「やぁ、『ソル』。今日もお散歩か?」 また一人、古参の研究員が挨拶がてら、PMに声をかけます。 「はい、中庭まで」 「今日の外は日差しが強いから、熱管理には注意しろよ?」 「分かりました。それでは」 軽く会釈をして、そのPMは再び歩き出します。 「そうか、日差しが強い日は、熱管理に注意が必要なのか…」 僕は情報を整理しながら、「お散歩」を続けます。 初めまして、僕の名前は『ソル』。 世間じゃショタ型とか言われている、GH-470こと少年型パートナーマシナリーの先行量産試作機です。 僕達の生みの親は、パシリを一手に製造しているGRM。特に、PM研究部門の研究主任が僕の『とうさん』と言ってもいいと思います。 既に名前がつけられていますが、これは研究棟内での判別に使う識別呼称です。 識別呼称の由来は、『息子』という単語からの連想からだそうで、息子→son(息子)→sun(sonに似た音)→sol(sunと同じ太陽という意味)→ソル、という、ちょっと安直な連想です。 ソルは太陽を示す古い言葉だそうですが、本当かどうかは僕には分かりかねます。まだ、データが足りないようですね。 『業務連絡。GH-XY1、研究主任がお呼びです。速やかに運動訓練を中止し、研究室に出頭して下さい』 あ~あ、今日の「お散歩」はここまでか。 僕の日課、研究棟内の散策は、運動訓練の一環です。 今日は、中庭の噴水まで行って、魚に餌をあげようと思ったのに…。 でも、『とうさん』が僕を呼ぶなんて…今日は予定が無いはずなのに、何か、駆動試験の追加でも来たのかな? しょうがない、戻ろう。 くるりと後ろを振り向くと、緑と青の塊が目の前にいます。 「「わっ!」」 聞こえたのは僕と女の子の声。 直後に、僕の肩に何かが触れて、頭上を通り過ぎて行きました。 すたんっ! 「は~、危なかったぁ、急に止まらないでよね!」 背後から聞こえた声と着地音に振り向くと、そこにいたのはGH-412です。 ちょっと変わっているのは、デザインは似ているけど、眼鏡が412の標準タイプじゃないこと。 『PMメンテナンス部より通達。検査主任、速やかに総合運動場に出頭して下さい』 「あ~もう、分かってますよぅ!こっちだって忙しいんだからね!」 スピーカーに向かって怒り出す412。 あれ?パシリなのに、検査主任、ですか? 「あの、君…」 「何よ、用件は手短に!」 「えと、あの…君、パシリなのにPM検査主任なの?」 「そうよ!じゃね!」 うわ、凄い勢いで走って行っちゃった… 『PMメンテナンス部より通達。検査主任、速やかに総合運動場にお越し下さい』 『うるさ~い!今、着いたわよ!!』 あ、さっきの412の声がスピーカーから聞こえてきた。 『検査主任、棟内放送に割り込まないで下さい』 『うるさいわね!今日は3時間遅れるって、1週間前から言ってあったでしょ?!まだ40分以上時間があるわよ!! あんまりグダグダ抜かすと、ここのマシナリーとキャスト、制圧して暴走させちゃうからね!』 なんか物騒な会話が聞こえてきますが、とりあえず聞こえないことにします。 「はっはっは、相変わらずだなお嬢ちゃんは」 「あれ?とうさん?どうしてここに」 外見は老けてますが、50にまだ手が届いていない男性ヒューマン。僕の『とうさん』でPM研究所の研究主任の一人です。 パートナーマシナリーの初期開発陣の一人で、PMの生みの母と言われた女性と同僚だった人です。 「お前がなかなか来ないので、気晴らしがてら来てみたんだ。 今後のお前の予定が決まったのと、会わせたいパシリがいたのでね」 あの、今すごーく、いやな予感がしたのですが… 「とうさん、もしかしてそのパシリって、さっきの物騒な放送していた412のことじゃ…」 「おや?一人にはもう会ったのかね」 ニコニコしながらそう言ったとうさん。 「かわいい娘だったろう?」 それを聞いた瞬間、記憶野から映像データがフラッシュバックします。 彼女が僕を飛び越えた瞬間に、スカートの中が丸見えになった映像です。 僕は顔が赤くなり、あわててそのデータを永久抹消します。 「と、と、とにかく、廊下で立ち話も問題がありますから、どこかに移動しませんか、とうさん」 「ふむ、そうだな。どうせなら、中庭の噴水まで行ってみるとしよう。運動訓練を中断させる必要は無かった訳じゃからな」 「はい、わかりました」 通路を規定コースで歩き、中庭に出ます。 早速、噴水に駆け寄ると、中で飼われている魚達が僕の方に寄ってきます。 魚というのは、足音を感知して僕だと認識できるという話を、最初にここに来た時に研究員から教えてもらいました。 ナノトランサーから食堂でもらったパンくずを取り出し、量を加減しながら与えます。これが、指先の訓練になるそうです。 「餌をやるのは楽しいかね?」 とうさんがゆっくりとやって来て、僕にそう尋ねます。 「はい。魚達が食事をする光景は、とても楽しそうに見えます」 「そうかそうか、楽しそうに見えるか」 噴水の縁に腰を乗せ、とうさんがのんびりと僕の様子を観察しています。 餌のパンくずはすぐに無くなりました。 あんまり餌を与えると、病気になりやすくなるという話なので、持ってくる量は加減しています。 「はい、今日の分はおしまいだよ」 僕の声が理解できるはずは無いのに、魚達は三々五々と散っていきます。 「さて、ソルよ。お前の稼動試験はもうすぐ終了する」 とうさんは、僕の餌やりが終わるのを見計らって話し始めました。 「基礎データはほぼ収集が完了したので、今後は実践データを収集する事になっている。 そこで、お前をガーディアンズのPMとして登録し、どこかの隊員に主人となってもらって、GH-101からの経過を見たいと思っている」 「え?僕が実践投入ですか?基本躯体システムは組み込まれてませんが」 基本躯体システムとは、赤玉ことGH-101から400番台に躯体を進化・成長させる機構のことです。 僕の場合は最初からこの姿で作られているので、そのシステムが元から組み込まれていないのです。 「だから、それを組み込んで、という事になる。 既に、モニターの募集を行った。まだ選考段階だが、相応の人数が募集してきた。 もっとも、『ショタパシリを愛でる会』とやらの会員が多くて、少々難航しているがね」 僕の背筋を、冷たい物が流れたような気がしました。 「それで、実際に僕が投入されるのは何時ですか?」 「暫く先の話になる。先ずは、基本躯体システムを組み込んで調整しなければならないし、お前自身も製品仕様にリメイクする必要があるからな。 量産機にお前の意識体データを移しても、稼動記録転送システムを組み込む余裕が無い構造をしておるから、仕方が無いといえば仕方が無い。 …そうそう、聞いておかねばな。 ソルは、主人が男性のほうがいいかい?それとも女性かね?」 う、いきなり究極の2択ですか? 「…即答する必要がありますか?」 「2、3日は余裕があるから、じっくり考えて見なさい。 お前のデータが、これから生まれてくる弟達に還元されることを忘れなければ、特に問題は無いからの」 「…………それなら、女性の方がいいです。異性タイプとの生活情報は、多いに越したことは無いと思われますから」 あんまり熟考しませんでしたが、同性タイプ同士よりは環境が複雑で、得られる生活情報は多いでしょう。 「よろしい。選考基準の参考にさせてもらうとしよう」 さて、一体どんな人物が僕の主人になるのか、楽しみです。 「―――ここにいたのか、研究主任」 突然、とうさんに声をかけてきた人物がいます。 身長は180Rp位でしょうか、薄く日焼けした肌に贅肉の少なそうな標準体型の男性ヒューマン。 季節外れのコート姿なので、見ていて少し暑苦しいです。 特徴的なのは、ポニーテールに結った暗い紫色の髪の毛と琥珀色の瞳です。 「ああ、間に合ったのかね」 「なんとか。ガーネッタのデータ収集日と、対策室の勤務日程が、ここまでブッキングしなけりゃもっと楽だったんだが、仕方ない。 お陰でロザリオがご機嫌斜めだよ。 対策室オペレータールームに半日缶詰なんて、あいつの性に合ってないな、やっぱり」 「そうかそうか。では、先ほどの放送は耳に…」 うんざりした表情を浮かべる男性。 「ああ、嫌ってほどしっかりとな。 冗談が冗談に聞こえないのが、あいつの怖いところだよ」 そう言って苦笑する男性。 「あの、この方は誰なのですか、とうさん」 「おお、紹介がまだだったな。この男は、さっきお前が会った412の主人で、『対PM対策室』のガーディアンズ側の隊員だよ。 以前は、ここの警備主任を務めていたこともあるし、最近は肩書きがやたらと増えたので、会う人それぞれが好き勝手に呼んでるよ」 「俺はこの1年、ずっとガーディアンズ機動警備部所属隊員の肩書きで通しているんだがな… ま、もう暫くしたら、肩書きがガーディアンズの機動警備部対PM対策室PM統括主任に一本化されるから、多い肩書きも今だけだ」 そう言いながらも教えてくれたのは、ガーディアンズの機動警備部隊員、同対PM対策室PM統括主任、総務部設備管理課PM管理係現場担当官。 それから、GRM側の対PM対策室PM統括主任、PMメンテナンスサービス部門整備主任補佐。 まだある様子なのですが、教えてはくれませんでした。 それにしても、その殆どがパシリに関連しています。ガーディアンズの隊員にしては、パシリ漬けの度合いが大きいようですが…。 「よろしくな、GH-XY1。それとも、ソルがいいのかな?」 「ソルでいいですよ、ミスタ…えっと、なんてお呼びすればいいのですか?」 「好きに呼んでくれ。よっぽど妙なのでなければ、俺は気にしないぞ?」 「…では、『教官』と呼ばせてもらってかまわないでしょうか?」 何故か、不意に『教官』という単語が浮かびました。そしてそれが、この男性の呼称として、僕にはなんとなくしっくりしたので、了承を取ってみます。 「…『教官』、か。かまわないが…そういう呼び方をする奴は、お前が初めてだな…」 感慨深そうに言う男性。 「では、改めて。教官、よろしくお願いします」 「ああ、よろしくな、ソル」 握手を求めた僕の小さな右手を、大きな右手で握ってくれました。 今まで僕が出会った数少ない外部関係者は同盟軍でしたが、大抵は握手なんてしてくれませんでしたから、ちょっと驚きです。 「そういえば、ジュエルズ達は元気かね?」 僕達の挨拶が終わるのを待って、とうさんが話を切り出します。 「ああ。今日は全員メンテの日なんだが、業務の兼ね合いから時間をずらして、一人ずつやってる。 お陰で今日の俺は、あいつらのご機嫌取りの為に、ここに缶詰―――おっと、そろそろ次のが来る時間だ。 じゃあ、これで。検査室に行ってやらないと、あいつらがすねるのでね」 「大変だな、君も」 「好きでやってるんだ、大した事じゃないさ」 軽く手を上げて挨拶の代わりにすると、立ち去ろうとしました。 「―――あ、父様!良かった、間に合った!」 あ、さっきの412さんがやってきましたが、教官を見て『父様』と呼んでますが… 「ひさびさのポカミスだな、お前も。人前で父様は止めろと言ってるだろうが」 「…あ、そうでした。研究主任さんの前だから、つい気が緩んじゃった。 …あれ?そこの新型くんは、前に話があったソルくん、ですか?」 「ああ、そうじゃよ、お嬢ちゃん。君に会ったという話は聞いてるよ」と、とうさん。 「そっか。さっきは急いでたし、他の二人の470と見分けがつかなかったから、誰が誰なんだか分かるまでは保留にしてたのよね。 改めて、初めまして! 型式GH-412、製造ロットPMGA00261C5D7-B5、識別名称はロザリオ・ブリジェシーよ」 そう言って、僕に利き手で握手してくれます。 握った手は柔らかくて、あったかくて、この距離だとちょっといい匂いがします。 「こ、こちらこそ、よろしく…か、開発コードGH-XY1、ソルです」 目一杯緊張して、名乗り返しました。この時は緊張しすぎて、型式や製造ロットを言い忘れている事にも気づいていませんでした。 「…XY1?ふ~ん、じゃあ、私達の一番最初の姉妹はXX1だったのかな?」 ロザリオさんが疑問を口にすると、とうさんはゆっくり頷きました。 「正解じゃよ。極々初期は、その開発コードじゃった。女性型パートナーマシナリー試作機、GH-XXシリーズ――――」 「お呼びかい?研究主任」 中庭の入り口に、見慣れない型式のGHー4xxが立っています。 明確な型式が不明に見えますが、現行のGH-410~450シリーズの特徴が入り混じった姿をしています。 黒い髪、青い瞳と明るい肌色の人口皮膚以外は、オフホワイトで統一されたパーツや服を着ているので、かなり違和感があります。 「いいタイミングじゃな、ちょうどお前さんの話をしておった所だ」 「そうかい、なら、あたしからの説明は省いてよさそうだね。 本当は先に片付けないといけない急ぎの用件があったんだけど、どうやらここで片付きそうだしね」 やってきた彼女は、教官とロザリオさんに顔を向け、親指を立てた手で通路の方を指します。 「お二人さん、ジュエルズが検査室でやかましいから、さっさと行っておくれよ」 「おっと、そうだった。すまん、お前に迷惑かけたようだな、イヴ」 教官が彼女を名前で呼びました。そうか、彼女はイヴって名前なのか。 「なぁに、これもあたしの仕事さね。でも、さっさと行ってくれると助かるねぇ」 「そうだな。 それではこれで。行くぞ、ロザリィ」 「はい~。これで失礼しますね、皆さん」 二人は軽く会釈をすると、足早に立ち去りました。 「で?例の新型ってのは、このぼうずかい?」 僕の方に振り向き、値踏みするような眼で僕を観察しています。 「そういうことじゃ。 ソル、彼女がさっきの話題の主、試作型PMのうちの一体で現在は新型部品の実稼動評価を担当している――」 「型式GH-400-X2、製造ロットPMLxxE.V.E.-X2nxxxx、識別名称はイヴだよ。 色々と話は聞いてる。宜しくな、ぼうず」 そう挨拶され、頭をくしゃりと撫でられてしまいました。 製造年と改修経歴は秘匿情報なので教えてもらえませんでしたが、僕達PMの“最初の姉妹達”です。 「初めまして、開発コードGH-XY1、型式GH-470-X1、製造ロットPMLA01S.O.L.-X1、識別名称ソルです」 握手をするために、いつものように右手を出そうとしましたが、彼女がその前に、いきなり僕に抱きつきました。 もちろん、そんな事をすれば、彼女の胸の柔らかいふくらみが僕の胸に押し付けられる訳で… その刺激で感情デバイスがとある指示を躯体に出し、結果として循環系の圧力があがってきて、ある部位がこーふんしてきました。 マズイです。 咄嗟に彼女から腰を離すように動くと、彼女に右手で素早く股間を掴まれてしまいました。 「ひぁっ!あ、あの、えっと…」 「反応正常、稼動状況は良好、こっちは問題無いね。 研究主任、上からの緊急通達通り、こいつの稼動評価試験を行うからね」 彼女のその言葉に、無言で頷くとうさん。 「そんな話は聞いてませんよ、とうさん!」 つい声を荒げ、とうさんに問いただしました。 「そりゃ、まだしとらんからなぁ」 ポツリと呟いたとうさんの言葉が、嫌にはっきりと聞こえました。 「まだ、って、そんな手落ちな!もしかして、だまし討ちって奴ですか?!ひどいよ、とうさん!」 混乱気味の僕への説明に困った様子のとうさんを尻目に、イヴさんが僕をそのまま連れて行こうとします。 「さ、行くよ、ソル」 「行く、って、何処にですかぁ!」 どういう訳か身の危険を感じた僕は、つい大声を上げました。 そんな僕を、不思議そうに見るイヴさん。 「どこって…あたし専用の稼動評価試験部屋だよ。 あんたのこの『パーツ』の稼動試験の相手になってやるんだから、ありがたく思いな」 喋りながら、僕の股間を絶妙な加減で触り続ける彼女。 「緊急だけど、今回が最後の稼動試験なんだし、この評価次第で量産開始の時期が決まるんだ、ちょっとは気張りな。 ――そんなに心配することは無いよ、初めてなんだから、やさしく『して』あげるさね」 「あ~っ!助けて!とうさぁ~…」 僕は彼女に抵抗することも忘れ、とうさんに助けを求め続けながら、その場から引きずられていきました。 ―――数時間後。あえて数時間後と言っておきます――― 倫理的に表現の出来ない稼動試験が終了し、僕は何かを失った気がしました。 試験にかこつけて、彼女に色々やらされた気がしますが、よく憶えていません。 周囲の研究員達からは慰めの言葉を掛けられましたから、あんまりいい事じゃなさそうです。 こんな調子の僕が、実践投入に耐えられるのでしょうか。 僕のパシリ生は前途多難なようです……orz ―――おわり―――
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【PM9:50 真鍋和】 気が滅入る。 これから唯のケータイを渡して、それから家に帰って、宿題して……はぁ……明日は寝不足で一日大変になりそうね。 「ち、違うんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 何かしら、こんな夜中に大声出して……。 近所迷惑ね。 あれ?私の家の前に誰かいる。 澪と……律とムギ? 和「な、何やってるの?3人とも」 律「お、和」 ていうか……何コレ!?ポストの中に大量のポッキー!? 唯じゃあるまいし、何でこんな……。 律「ああ、それは澪がやったんだよ」 和「え?澪が?」 澪「あ、いや……その……」 顔を真っ赤にして、澪は目を泳がしている。 何かワケありみたいだけど……あまり詮索しないほうがいいかしら? 和「……よくわかんないけど、これ片づけていいかしら」 澪「う、うん……」 律「なあ和、こんな時間にどこ行ってたんだ?生徒会長が夜遊び?」 人の家のポストにポッキー詰め込んで置いてよく言うわね……。 和「唯の家に行ってたのよ。指ケガしたりお腹空かせたりで、大変だったわ」 紬「私達も色々あったの。でもこうやって集まったのも、何かの縁よねきっと!」 和「そうかしら……」 律「つーかこのポッキーどうする?こんなに大量に誰が食べるんだよ」 あ……そう言えば、唯がイチゴのポッキー欲しがってたっけ……。 唯ならこれくらいあっても……。 【PM9:56 中野梓】 ついさっきまでトイレに籠もっていた私にとって、鬼ヶ島にも等しかった平沢家の居間で、私と唯先輩はくつろいでいた。 実に人間らしく。 梓「へえ!見直しましたよ唯先輩!」 唯「えへへ~もっと誉めて!」 昨日までまるで弾けてなかったフレーズを、唯先輩は手にケガを負っているにも関わらず、華麗に演奏してみせた。 唯「本当はすぐにあずにゃんに報告したかったんだけどね、色々あって忘れちゃってたよ」 私も色々あったな……。 一時は人間捨てるところまで行ったけど……唯先輩が今こうしてちゃんとギターを弾いてくれてるから、まぁ……いいかな。 唯「……でね、ご褒美ってわけでもないんだけどぉ~……あずにゃんにお願いがあるんだ~」 あ、嫌な予感がする。 すっごく嫌な予感がする。 【PM9:57 平沢憂】 こんばんは。平沢憂です。 ようやくお家に着きました。 私は今、自分の家の玄関のドアを開けるのを、躊躇っています。 憂「お姉ちゃん……私がポッキー持ってくるの楽しみにしてるんだろうなぁ……」 梓ちゃんも、約束忘れちゃってごめんね……。 憂「なんだか……情けなくて泣きそう……」 ……ダメダメ! 泣いちゃダメ! 我慢しないと……! 憂「よし、入ろう……」 意を決して私がドアノブに手をかけた時、後ろから声がしました。 律「おーい、憂ちゃーん」 【PM9:58 平沢唯】 梓「い、一回だけですからね!」 唯「うんうん!」 梓「絶対に変な事しないでくださいよ!?」 唯「わかってるよ~」 よしっ!ついに念願のポッキーゲームができるよ! それもあずにゃんと! 頑張ってギー太弾いてあげて良かった! 私は和ちゃんが置いていったイチゴのポッキーを開封し、袋から一本だけ取り出すと、端っこを口にくわえた。 唯「準備おっけー!」 あずにゃんは顔を赤らめて 梓「うぅ……失礼します……」 と行って反対側の端っこをくわえた。 かわいいなぁあずにゃん! ふっふっふ……一度始めちゃったらこっちのもんじゃーい! 【PM9:59 平沢憂】 こんばんは!平沢憂です! 律さんに澪さん、紬さんに和ちゃ……和さんが、イチゴのポッキーを持ってきてくれました! それも大量に! 私がいくら探しても見つけられなかったのに……どこでこんなに買ってきたんだろう? 憂「本当にありがとうございます!」 律「お礼なら澪に言いなよ。ぜーんぶ澪が買ってきたんだし」 澪「おい律!?」な、何言ってるんだ!違う!憂ちゃん、違うからね!」 なるほど、あの時澪さんが抱えてた買い物袋の中はこれだったのかな? まぁいいや! これだけあれば、何回でもお姉ちゃんとチュー……じゃなくてポッキーゲームが出来るし! 私はみなさんを家の中に招き入れました。 玄関には梓ちゃんの靴がありました。 やっぱりもう来てたんだ。謝らないと。 私は居間のドアを開けました。 【PM10:00 秋山澪 田井中律 琴吹紬 真鍋和】 唯「あずにゃ~んムチュウウウウ~」 梓「んーッ!んーッ!」 唯「ぐえっ!ポッキーが喉に突っかかった!」 なんだろうこれは。 ぶかぶかの服を着てギターを抱えた少女が、トイレの芳香剤の匂いのする少女を押し倒し、唇を奪い、私達が渡すはずのイチゴのポッキーを喉に詰まらせている。 今日、私達は色んな苦難を乗り越えた末、この場にいる。 ポッキーを買いにあちこち走り回り、友達を捜してほうぼう歩き、ケガの手当をして夕飯を作った。 その結果、私達はここにたどり着いた。 何も得るモノもないこの場所に。 私達は、家に帰った後の自分を想像して、絶望した。 私達には、ただ大量の宿題が残されただけだった。 【PM10:00 平沢憂】 こんばんは。平沢憂です。 唯「あずにゃ~んムチュウウウウ~」 梓「んーッ!んーッ!」 ごめんなさい。 やっぱり泣くのを我慢できそうにないです。 【翌日 PM5:02】 「いやー、結局みんなで宿題分担してなんとかなったな」 「私宿題のことなんてすっかり忘れてたよ~」 「全く、和も呆れ果ててたぞ……」 「唯先輩、今日はとことん練習しますからね!」 「あう……まだ怒ってらっしゃる……」 「あ、そうだ澪。もうご飯あげたー?」 「だから今週は唯が当番だろ?」 「そうだったそうだった!でももうご飯なくなっちゃったよ」 「あら、じゃあ私持ってくるね」 「あ、大丈夫だよ~昨日もらったイチゴのポッキーがあるじゃん!」 「はーいトンちゃーん!ご飯だよ~」 おい、やめろ。 完 戻る
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暇だったので描いてみた♪(初めて・・ 後、今から通信できる方いませんか? -- 2pm (2011-03-28 13 47 04) 街森です!!!!! -- 2pm (2011-03-28 13 47 33) お暇な方いませんか? -- 2pm (2011-03-28 14 47 02) かわいいですね1とても上手です^^ -- purins (2011-03-28 17 11 03) 名前 コメント
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(自称)PMの番狂わせ アンティーク武器LOVEなHowです。 PM トンプソン大好き デスモ、ヴェレ、ブルスカ主に使ってます RM Para、M4、グローザ等々 ネタ・浪漫部門 M1、Arisaka、M16A2 SR ガチ:DSR、SV(オリエンタルR)、M40 エンジョイ:ブレイザー、AWM(どちらも音が好き) サブ武器 ベレッタ9、Colt、FN57、Dバルバトスetc... 欲しい武器 トレンチガン、アンティークな武器全て 実装希望 色違い銃器(トンプソン、MP5(初期武器))、安定が高いSG
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■12月の大会 8日(日) PM1:00~ ・オープンクラス ・未定 15日(日) PM2:00~ ・オープンクラス ・ノーマルモーター限定 22日(日) PM2:00~ ・オープンクラス ・未定 29日(日) PM2:00~ ウィンタートライアル2013 ・オープンクラス ・ジュニアクラス 31日(火) PM1:00~ ・オープンクラス ・未定 参加費 大人¥500 子供¥300 たくさんの方の参加をお待ちしています。 旧レギュレーションはモーター¥378まで。 オープンクラスはモーター¥441まで イリエ ミニ四駆用語 ■J-1クラス(ジュニアクラス) 小学生~中学生まで ■エキスパートクラス 年齢制限無し ■レギュレーション(オープンクラス) 1.モーター:ノーマル、トルク、アトミック、レブ、 パワーダッシュ、ハイパーダッシュ、スプリントまで 追記:ライトダッシュ、マッハダッシュ、ハイパーミニも使用できます。 2.電池:タミヤ製アルカリ、ニカド、ニッケル水素のみ ※田宮製以外の電池は使用不可 3.競技車の車体寸法 最大幅:105mm以下 全高:70mm以下 全長:165mm以下 最低地上高:1mm以上 全装備最低重量:90g以上(電池、モーターを含む) タイヤ寸法:前後輪ともに、 径:22~35mm 幅:8~26mm ※小径部門は26mm以下 大径部門は35mm以下 ローラーの装備:左右合計6個以内 4.使用できる部品は田宮製ミニ四駆、ラジ四駆、ダンガンパーツのみ ■旧レギュ モーターがノーマル、トルク、アトミック、レブのみ 他はレギュレーションと同じ ■なんでもあり(なんでもありと言いつつルールがあるので注意) ローラーは8個以内 車体最大幅は105mm以下 モーターはプラズマまでOK ※PROにプラズマを使用する場合は2駆でもok 電池はタミヤレギュレーションに準ずる その他は田宮製パーツならなんでも仕様可 イリエ 大会ルール ■予選 基本はくじを引き3人ずつ走行します(人数が合わないときは2人の時もあり) ・勝ち抜け方式 1位の人が決勝進出 ・10ポイント先取 1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイント コースアウト、周回遅れは0ポイントで複数回走行し 10ポイント取った時点で決勝進出 ・5回走行 1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイント コースアウト、周回遅れは0ポイントで5回走行し ポイントの多かった順に決勝進出 ※人数や進行状況で変更になる場合があります その場合は、司会の方の指示に従ってください ■決勝 トーナメントによるレース 参加人数により8名、9名、12名の場合があります ※人数や進行状況で変更になる場合があります その場合は、司会の方の指示に従ってください ■スタート方法 イリエではスイッチを入れたマシンをコース上に置き、 スターターが指で押さえ、一斉にスタートさせる方式をとっています なるべくマシンに負荷をかけないよう、コース投入後は速やかに スタートさせられるように他の対戦相手の方と合わせてマシンを投入してください このスタート方法がどうしても嫌な場合は、スターターに申し出て スターターの合図の後にマシンを投入してください ※スタートシグナルを使用する場合もあります。 その場合は、司会の方の指示に従ってください。
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APAMAN 本店:東京都中央区京橋一丁目1番5号 【商号履歴】 APAMAN株式会社(2018年1月1日~) 株式会社アパマンショップホールディングス(2006年7月1日~2018年1月1日) 株式会社アパマンショップネットワーク(1999年10月20日~2006年7月1日) 【株式上場履歴】 <東証JASDAQ>2013年7月16日~ <大証JASDAQ>2010年10月12日~2013年7月15日(東証に統合) <大証ヘラクレス>2001年3月15日~2010年10月11日(JASDAQに指定替え) 【合併履歴】 2006年7月 日 小倉興産株式会社 2005年9月 日 アパマンショップ北海道 2003年6月 日 株式会社グリーンボックス管理 2003年6月 日 株式会社ウェブポータル 【沿革】 平成10年10月 大村浩次と大手賃貸管理業経営者数人が不動産賃貸仲介業界の質的向上やIT化を目指して、統一のブランドのもとに全国の不動産賃貸店舗をフランチャイズチェーン化するために、月一度テーマを決め、研究に取り組む 平成11年10月 株式会社アパマンショップネットワークを資本金58百万円で東京都新宿区に設立 平成11年10月 福岡市博多区に福岡支店開設 平成11年11月 「マップシステム」 、「ウェブ日報分析システム」を開発 平成12年2月 本社を東京都品川区に移転 平成12年2月 アパマンショップの広告・出版業務を行うため株式会社エイ・エス出版を設立 平成12年5月 「新クライアントシステム」を開発 平成12年7月 大阪市淀川区に大阪支店開設 平成13年3月 大阪証券取引所(ナスダック・ジャパン)上場 平成13年6月 アパマンショップの賃貸物件の所有者に対する「プライベートコンサル業務」を行うため、株式会社アパマンショップ・コンサルタンツを設立 平成13年9月 不動産ファンドの運用・管理業務を開始 平成14年1月 首都圏におけるPM事業の強化を図るため、株式会社アパマンショップコムズを設立 平成14年4月 本社を東京都中央区に移転 平成14年8月 公募による新株式3,000株を発行 平成14年8月 静岡県浜松市砂山町に浜松営業所開設 平成14年8月 西東京エリアにおけるPM事業の強化を図るため株式会社グリーンボックス管理の全株式を取得し子会社化 平成14年9月 アパマンショップの顧客層(アパート・マンション等の入居者)に対し質の高い各種サービスを提供し、顧客層の拡大を図るため、マンスリーステイ・アパマンショップ株式会社の株式を追加取得し子会社化 平成14年10月 アパマンショップの顧客層(アパート・マンション等の入居者)に対し、質の高い不動産物件情報を提供するため、株式会社ウェブポータルの株式を追加取得し子会社化 平成14年11月 株式会社アパマンショップ・コンサルタンツが新規事業(投資用アパートメント斡旋・販売・受注業務)を展開するため、事業内容を反映した「アパマンショップホームプランナー」に商号変更 平成14年12月 首都圏におけるPM事業の更なる営業基盤を強化する目的で、株式会社サンリツメンテの全株式を取得し子会社化 平成14年12月 株式会社アパマンショップホームプランナーが新規事業(投資用アパートメント斡旋・販売・受注業務)を展開するにあたり、不動産オーナーから当該物件をサブリースすること等を行うため、株式会社アパマンショップ保証を設立 平成15年6月 PM事業の一体化、経営の効率化のため、株式会社グリーンボックス管理を吸収合併 平成15年6月 グループ全体の経営効率化を図るため、株式会社ウェブポータルを吸収合併 平成15年9月 PM事業の今後の事業展開を勘案し、株式会社サンリツメンテの株式を譲渡 平成15年12月 アパートや戸建住宅の建築事業において商品を多様化するため、レンガ工法の優位的技術を有している株式会社グランビルの株式を子会社株式会社アパマンショップホームプランナーが追加取得し子会社化 平成16年6月 AM事業の一体化、経営の効率化のため子会社株式会社アパマンショップホームプランナーが株式会社グランビルを吸収合併 平成16年6月 大阪地区のPM事業の業容拡大の目的で株式会社住通サービスの全株式を取得し子会社化 平成16年9月 FC事業の今後の事業展開を勘案し、株式会社住通サービスの株式を譲渡。賃貸管理業については大阪地区のPM事業の業容拡大が見込めるため営業権を譲受け 平成17年3月 当社及び当社グループのFC事業・PM事業・AM事業での不動産事業の相乗効果が見込まれるため、小倉興産株式会社の株式を取得し子会社化 平成17年4月 第三者割当による新株式90,000株を発行 平成17年5月 技術力と情報力・営業力の融合によりシナジー効果が期待できるため、株式会社鈴木工務店と資本・業務提携を実施 平成17年9月 当社グループ全体の経営効率化を図る一環として当社がアパマンショップ北海道を吸収合併 平成17年9月 世界戦略の一環として韓国ソウルのUni assetの子会社の全株式を取得し、アパマンショップコリアに商号変更 平成17年9月 不動産事業に特化して事業展開を行うため、小倉興産株式会社の石油事業を小倉興産エネルギー株式会社(旧商号:小倉興産自動車整備株式会社)に譲渡 平成17年11月 北海道地区での活動を強化するため、駒矢ビル株式会社の全株式を取得し子会社化 平成17年11月 インターネットをはじめとしたさまざまなITを利用し、不動産情報に特化した幅広い提案型情報サービスの提供を目指しNO.1ポータルサイトを構築するために、株式会社システムソフトを子会社化 平成18年3月 コンストラクションマネジメント業務への進出や不動産ファンド等に対する建設協力体制の構築等、さらなる相乗効果を実現するため、株式会社式鈴木工務店の第三者割当増資を引受け子会社化 平成18年5月 事業再編のため、子会社株式会社アパマンショップリーシングが株式会社アパマンショッププロパティ及び株式会社アパマンショップ東海を吸収合併 平成18年7月 株式会社アパマンショップネットワーク(旧商号:株式会社ASNネットワーク)、株式会社アパマンショップリーシング及び株式会社ASNアセットマネジメントの3社に事業を分割承継し持株会社体制に移行、商号を「株式会社アパマンショップネットワーク」から「株式会社アパマンショップホールディングス」に変更 平成18年7月 事業再編のため、小倉興産株式会社を吸収合併し、子会社小倉興産プロパティ株式会社が商号を「小倉興産」に変更 平成18年9月 事業再編のため、子会社株式会社アパマンショップリーシングが株式会社アパマンショップマンスリーを、子会社株式会社ASNアセットマネジメントが株式会社アパマンショップホームプランナーを吸収合併 平成18年9月 北海道地区での更なるビジネス及び収益機会の拡大が見込まれるため、子会社株式会社アパマンショップリーシングが株式会社日本地建グループの株式を取得し子会社化 平成19年4月 子会社株式会社鈴木工務店が「株式会社AS-SZKi」に商号を変更 平成19年4月 ファンド事業等の業容拡大及びパーキング事業の強化のため、株式会社パレックスの株式を取得し子会社化 平成19年6月 プリンシパル・インベストメント事業、ファンド事業の更なる拡大及び賃貸斡旋事業、PM事業の物件増加を目指し、子会社株式会社AS-SZKiが株式会社ASNアセットマネジメントを吸収合併
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【PM8:54 琴吹紬】 律「えっ?でかけた?」 澪ちゃんのお家についた私とりっちゃんが呼び鈴を鳴らすと、澪ちゃんのお母さんが出てきて、澪ちゃんは外出中だと教えてくれました。 律「まいったなー。どうする?」 紬「澪ちゃん、どこ行っちゃったんだろう。まだ電話にも出ないし」 嫌な予感がしました。 紬「……何か事件に巻き込まれてないといいけど」 律「ええ?ま、まさかそんな事は……」 りっちゃんの表情が曇りました。 紬「……捜しましょう!澪ちゃんを!」 律「う、うん」 重い曇の浮かんだ夜空が、私とりっちゃんの不安を煽りました。 【PM9:00 真鍋和】 唯「おまたせー!さあいざんゆかん!我が城へ!」 顔を洗って私の服を着た唯が、洗面所から戻ってきた。 サイズ違いで丈の余った格好で歩く唯は、ちょっと可愛かった。 和「さっさと行きましょう」 唯「あ、イチゴのポッキー持った?」 全く、そういう事は忘れないのね。 和「持ってるわよ」 唯「えへへ~。じゃあいきませういきませう!」 【PM9:03 中野梓】 ピンポーン。ピンポンピンポンピンポーン。 私は呼び鈴を連打する。 パニック映画でエレベーターのボタンを連打する主人公のように。 梓「なんっ……で……出ないのぉ……っ」 私は脚をもじもじさせながら、涙ぐんだ。 うぅ……我慢しすぎてお腹痛くなってきた。 ピーンポーン。 梓「お願いだから出てよぉっ……!!」 ていうかもしかして留守なの……? 憂がなにも言わずに約束を破るとは思えないけど……。 私は留守である事を確認するために、ドアノブをひねった。 ガチャリ。 梓「えっ?開いてる……?」 梓「お、お邪魔しまーす……」 誰も答えない。 水を打ったように、この家は静まりかえっている。 あの姉妹がいるなら、もっと騒がしいはずだ。 梓「憂ー……唯せんぱーい……いないんですかー……?」 誰も答えない。 梓「うっ……も、漏れちゃう……」 勝手に入って大丈夫だろうか。 人様の家に無断で上がり込んで、トイレを拝借するなんて、人としてまずいよね……。 梓「あっ……?!」 しかし私の理性とは裏腹に、それはもう入り口まで迫っており、今にも氾濫しようとしている。 梓「も、もうダメ!お邪魔します!おトイレ借りますっ!」 私は猫だ。そう考えるんだ。 猫なら人の家に上がり込んで用を足しても、「あらあら困った子ねえ」とかその程度で済むはずだ。 【PM9:05 秋山澪】 さっきから、私のポケットの中で、携帯電話は振動を続けている。 出たくても出られないんだよ……。 この両手いっぱいに抱えた大量のポッキーのせいで……。 澪「私一人じゃこんなに食べきれないな……」 誰かにあげようかな。 といっても、私、友達多くないし。 唯と律とムギはダメだ。絶対ポッキーゲームに使う。 梓と和なら……大丈夫かな。 ここからだと、梓の家が近いな……。 澪「よし、梓の家に行くか」 かくして私は梓の家へと進路をとった。 【PM9:06 田井中律】 紬「ダメ、やっぱり出ないわ……」 律「うーん、私ならともかく、ムギの電話を澪が無視するとは考えられないな」 まさか澪……本当に何かの事件に巻き込まれたのか? 痴漢とかストーカーとか暴漢とか……もしかして誘拐!? 紬「りっちゃん、どうしよう……」 律「困ったな……。とりあえず唯と梓も呼んで一緒に探してみる?」 紬「うん!じゃあ私、唯ちゃんに連絡するね!」 律「おっけー!じゃあ私は梓に電話するよ」 【PM9:07 中野梓】 平沢家の玄関にあがると、私はぎょっとした。 血痕だ。 廊下に点々と血痕がある。 梓「い、一体何が……!?……うっ、漏れる!」 とりあえず殺人現場は後回しにして、トイレに行かないと!! ……。 ……。 快楽は鳴る。 私の耳の外から、耳の奥の奥から。 川のせせらぎもような音が外部から響き、キーンという鉄を打ったような音が私の中から聞こえてくる。 梓「はぁ~……危なかった……」 ……っと、安心してる場合じゃなかった。 早くトイレから出て、家の外でお行儀よく待ってないと、不審な子に思われちゃう。 私は猫なんかじゃない。 ギターを弾く立派な女子高生、人間なんだから! 梓「それにしても、あの血痕、一体なんなんだろう……?」 私はビデを浴びながら考えた。 もしかして、憂や唯先輩の気配がしないのは、本当に殺人がったとか……。 梓「ま、まさかね……」 でももし本当にそうだとしたら? もしかしたら犯人はこの家の中にまだ潜んでいるかもしれない。 私がこのトイレのドアを開けたら、口封じに襲ってくるかもしれない。 私は身震いした。 私が襲われるとかそんな事より……憂と唯先輩の身に何かあったとしたらと思うと、私の身体はちぎれそうだった。 梓「憂……唯先輩……」 私はトイレの中で震えながら、二人の無事を祈った。 唯「ただいまー!」 あ、生きてました。 【PM9:08 平沢唯】 唯「ただいまー!」 和「ちょっと唯!カギ開けっ放しだったの!?」 唯「おお!忘れてた!」 和「不用心よ。不審者が入ってたらどうするの?」 唯「ええ?大丈夫だよ~」 和「全く……。次からはちゃんと閉めなさいよ」 唯「はーい。……あっ!」 和「何よ今度は」 唯「和ちゃんちにケータイ忘れた!着替えた時に……」 まあでもあとで取りに行けばいいかぁ。 【PM9:09 琴吹紬】 何度電話をかけても、唯ちゃんは電話に出ませんでした。 紬「りっちゃん、唯ちゃん出ないよ……」 律「まぁ唯は最初からあんまりアテにしてないし……」 紬「ねえりっちゃん、私、唯ちゃんにも嫌われてるのかな?」 律「いや、それはないだろ。あいつムギの事大好きだろ」 そうかな?どうかな? そうだといいな。 紬「う、うん……」 律「んじゃ、私は梓にかけるぞ」 【PM9:10 中野梓】 私はトイレの中で、息を殺した。 トイレのドア越しに聞こえてきた唯先輩と和先輩の話から察するに、どうやらあの血痕は唯先輩が指を切ったのが原因で出来たものらしい。 良かった。殺人事件なんてなかったんだ。 唯先輩も憂も無事なんだ。 しかし、殺人事件こそなかったものの、今この家では別の事件が……不審者侵入事件が起きている。 しかもその犯人は私だ。 梓「どうしよう……。留守中に家に上がり込んでトイレ使ってたなんて、唯先輩はともかく、和先輩に知られたら……」 この場はこのまま息を潜めて、隙を見てトイレから抜け出すしかない! そして何食わぬ顔で呼び鈴を鳴らし、客としてもう一度この家に上がるんだ! よし、それでいこう。 ブブブブブブ! 梓「にゃっ!?」 【PM9:10 真鍋和】 唯の家で、早速唯の夕飯を作ろうとしていた私の耳に、妙な物音が聞こえてきた。 和「唯、今の聞こえた……?」 唯「うん……。なんだろう?」 和「まさか泥棒が入ってたんじゃ……」 唯「ええっ!?そ、そんな……怖いよ……」 和「私ちょっと見てくるわ……」 唯「き、気をつけて和ちゃん……」 私はキッチンをおそるおそる出た。 私はこの家の間取りをよく知っている。 物音がしたのは、恐らくトイレのほうだ。 【PM9:11 田井中律】 律「あれー?梓も出ないなぁ」 紬「みんなどうしちゃったんだろう……」 律「全く、澪の一大事かもしれないってのに、何やってんだあいつらは」 仕方ない。 私とムギの二人で澪を捜すしかないな。 律「いや、待てよ。和なら頼りになるんじゃないか?」 紬「あっ!そうかも!じゃあ私、和ちゃんい電話す……あれ?携帯の電池切れちゃった」 律「ええ?じゃあ私が電話……って私ももう電池きれそうだ!」 紬「じゃ、直接和ちゃんのお家に行きましょう?」 律「まぁこっからなら歩いていけるし……行ってみるか」 【PM9:12 中野梓】 もーーーーーっ! 何でこんな時に律先輩は電話なんてしてくるんだろう! 案の定、唯先輩と和先輩は私が上げた悲鳴に気づいてしまった。 そして今、和先輩はこっちに近づいて来ている。 どうしようどうしようどうしよう!! ギシギシと、和先輩の足音が廊下に響く。 一歩、また一歩近づいてくる。 ゴクリ。 私は唾を飲み込む。 口の中はとっくに乾いているのに、喉は鳴った。 和「だ、誰かいるの……?」 ついに和先輩は、トイレの前で尋ねてきた。 しかしドアノブをひねらない限り、トイレのカギが閉まってるかどうかはわからないはず。 すなわち、中に誰かいるという事の確証は得られない! こ、こうなったら……イチかバチか……!! 梓「にゃ、にゃーお……」 【PM9:14 秋山澪】 澪「案外すぐ着いたな」 梓の家、到着。 ケータイで梓を呼び出したいところだけど、相変わらず私の両手はポッキーの入った袋で塞がっていたため、ケータイを取り出せない。 澪「梓いるかな?……って、ああっ!?」 しまった。 両手が使えないから、インターホンも鳴らせない。 澪「うーん……どうしよう」 ポストにポッキー入れておこうかな。 そうだ、そうしよう。 朝起きてポストを開けたら、ポッキーがいっぱいだったなんてサンタさんみたいでステキじゃないか? 澪「ふふふ、梓、喜ぶかな……」 私は梓の家のポストにポッキーを押し込むと、くるりと振り返り、次の目的地へと舵をとった。 澪「よし、次は和の家だ」 【PM9:15 平沢唯】 まいった。 私が家のカギを閉め忘れたせいで、今この家には泥棒さんがいるかもしれないなんて。 うう……憂に怒られるよ……。 いやいやそういう次元じゃないって。 和ちゃんに何かあったらどうしよう……! 私は目を閉じて、お隣の神社の神サマ?に拝んだ。 唯「お願い和ちゃん……どうかご無事で……!」 和「唯」 唯「ふおっ!?」 和「何やってるの?」 唯「の、和ちゃんの無事を拝んでたんだよ……。どうだった……?」 和ちゃんは笑って答えた。その笑顔が、私を安心させた。 和「大丈夫。近所の猫だったわ」 【PM9:20 中野梓】 梓「助かった……」 私は安堵の息を漏らした。 唯先輩に日頃猫の真似を強要されるのは嫌だったけど、それが役に立つ日が来るなんて思わなかった。 さて、とりあえずの危機は免れたものの、私が窮鼠である事にかわりはない。 追いつめられた鼠は猫をも噛むというが、ここで私がヤケを起こしたら犬のお巡りさんに捕まってしまう。 ……まぁ捕まるっていうのは言い過ぎだけど、とりあえず和先輩に奇異の目で見られる事だけは確かだ。 しばらくここでじっとしているしかないのかなぁ……。 梓「ん?」 不意に、いい匂いがしてきた。トイレでいい匂いっていうのも変な話だけど。 そっか。和先輩がお夕飯を作っているんだ。 梓「……お腹空いたなぁ……」 【PM9:26 平沢憂】 こんばんは。平沢憂です。 曇り空の下、私はまだ、家から離れた場所を歩いていました。 憂「うぅ……。すっかり遅くなっちゃったよぅ……」 梓ちゃんはとっくにウチに来てるはずで、お姉ちゃんもお腹を空かせて泣いてるかもしれない。 二人ともきっとカンカンだよね……。 連絡の一つでも入れる事が出来ればよかったんですが、私は家にケータイを置きっぱなしで来てしまったので、それも適いません。 急がなきゃ。 早く帰らなきゃ。 そうわかっていても、結局イチゴのポッキーを買えず、手ぶらのままな私の足は、ことさら歩みを遅めてしまうのでした。 【PM9:32 真鍋和】 和「はい、出来たわよ」 私は冷蔵庫に入っていた残り物と、まな板の上に置いてあったお豆腐を使って簡単なメニューで唯のお夕飯を拵えてあげた。 鯛の切り身も置いてあったけど、それを使ってたら時間がかかってしまうので、冷凍庫に戻しておいた。 早く帰って宿題しないと。 唯「ありがとう、和ちゃん!いただきまーす」 和「じゃあ、私帰るわね」 唯「ええっ?せっかく来たのに?」 和「しゅ・く・だ・い!するって言ったでしょ?唯もそれ食べたら宿題やらないと終わらないよ。今日、いっぱい出たでしょ?」 唯「ぶーぶー!……あ、そうだ和ちゃん。ポッキー持ってきたんだよね?」 唯は時々変な事を言う。 私はもう15年以上唯の幼なじみをしているから、ちょっとやそっとじゃ怒らない。 でも、この時ばかりは私もカッとなってしまった。 唯「和ちゃん、ご飯食べ終わったらポッキーゲームしようよー」 和「いい加減にしなさい!するわけないでしょ!」 5
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【名前】 クマゾー(クマゾウ) 【階級】 はて、何でしたかなw 【得意なカテゴリ】 初期の頃はPMオンリー 今はPM・RM スナ?何ですかそれw 【所在地】 九州の温泉郷生まれw 【年齢】 実はオサーン(爆 【好きな食べ物】 鳥天www 【適当に自己紹介】 * 最近パパになったクマチャソですw 家族の目をかいくぐり、AVAとギターをこよなく愛する20世紀オサーンw 今後ともよろしくおながいします(・∀・)
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深夜にINが多い 絵文字の種類はマスター以上!?? 結構変態です。(Byのどあめ 結構人見知りです(Byのどあめ 武器に振り回されて、自分見失い中(Byのどあめ 絵文字の数・・・((((((*っ`Θ´)っ (*゚ー゚)v ヾ(´ω`=´ω`)ノ (゚ー゚) しか実は無い(Byのどあめ 2行しかなくて寂しくて自分で書き始めた(Byのどあめ 実はガチホm(Byのどあめ Не могу!(それはできない (Byのどあめ 俺なんか・・・1行しかないんだぜ・・・(Byぐりんと だっふんだ!・・・(By自慰 上記はおもしろいから残しておくヾ(≧▽≦) 悪しきの深夜隊長 状況判断が秀逸 クリス持ってるときはホント敵になりたくない 悪しきVCがうるさすぎてマイク買ってくれちゃうツンデレ 野良の爆破で毎回打ち負かされて、一目惚れして入ってもらいました。<You 野良装備(カスタム無しで修理楽~ PM ぱぱしゅ RM えすてぃーじー SR えふあーるえふつー ガチ装備(滅多に使わないけど。 PM クリ スorべねり RM たぼーるorえるはちごーえーつー SR TPG(前にもらった耐久) 別キャラ@まったく使ってない ES-Aile PM AKS(永久 RM タボール(永久 SR TPG(永久 FPS歴 SF・WR・あたりをすこーしやった記憶が。 SAでFPSに目覚めて1年くらいやる。 その後、OP7とかなんか色々やりつつ・・・・ AVAに移籍金3年間5億で移籍。 今に至る。