約 10,815 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10725.html
ゾルダ(律)「そんなことしていいと思ってんのかよ!?」 シザース「私はね、このバトルに勝ちたいの!!」 シザース「勝てばなんでも手に入る・・・」 シザース「お金も・・・服も・・・新しい携帯も・・・」 シザース「うふふ・・・」 ゾルダ(律)「くだらない事のために大勢の人間を殺したのか・・・くそっ!」 龍騎(唯)「もうやめて!こんなの間違ってる!」 龍騎(唯)「願い事とか、そんなことのために人の命を奪っちゃ駄目だよ!」 シザース「うるさいわね・・・あんた嫌いよ」 シザース「一番最初に殺してあげる」 ナイト(澪)「唯!」ナスティーベント キィィィィィィィン シザース「!?」 シザース「な、なんなのこの音!!」 ボルキャンサー「ギャアアア!!」 ゾルダ(律)「よし、二人の動きが止まったぞ!」 ゾルダ(律)「今のうちとどめを・・・」 龍騎(唯)「駄目だよ殺しちゃ!」 ゾルダ(律)「けどあいつを放っておいたら被害は増えるんだぞ!?」 龍騎(唯)「で、でも・・・」 ゾルダ(律)「私がやるから・・・二人は下がってろ」 ナイト(澪)「律・・・」 シザース「なめんじゃないわよ・・・私が負けるわけ・・・」 ファイナルベント ゾルダ(律)「!?」 シザース「!!」 ナイト(澪)「今の音声・・・どこから?」 龍騎(唯)「あっ・・・」 ファム「・・・さようなら」 ブオオオオオオ!! ナイト(澪)「くっ・・・」 龍騎(唯)「す、すごい風が・・・」 ゾルダ(律)「唯、澪!掴まれ!!」 ブオオオオオオオオオ シザース「きゃああああああっ!!?」 ファム「はぁっ!!」 ドガアアアアアアン!!! ファム「・・・・・・」 ブワン ゾルダ(律)「くっ・・・みんな、大丈夫か?」 龍騎(唯)「なんとか・・・」 ナイト(澪)「こっちも無事だ」 ゾルダ(律)「何なんだよあの白いライダー・・・」 ナイト(澪)「少なくとも味方ではないな・・・」 龍騎(唯)「あぁっ!?」 ゾルダ(律)「どうした!?」 龍騎(唯)「あの蟹のライダーの人・・・」 シザース「あっ・・・ぐぅっ・・・」 ナイト(澪)「あの攻撃ををまともに食らったのか・・・」 シザース「私は・・・まだ・・・」 パリィィィン 姫子「あうっ・・・」 龍騎(唯)「う、嘘・・・そんな・・・」 ゾルダ(律)「あのライダー・・・姫子だったのか・・・?」 姫子「うっ・・・くっ・・・」 姫子「許さない・・・あんた達絶対に・・・」 姫子「くっ・・・」 龍騎(唯)「姫子ちゃん!!」 ナイト(澪)「待て唯!」 龍騎(唯)「え?」 ボルキャンサー「キシャアアアアアアア!!」 姫子「な、なに・・・?」 ボルキャンサー「キシャアアアア!!」 姫子「な、なんなのよ・・・」 姫子「ひっ!?」 ボルキャンサー「キシャアアアアア!!!」 ガブリッ!! 姫子「!?」 姫子「いぎゃあああああああああ!!!?」 ゾルダ(律)「け、契約者を食べてるのか・・・?」 ムシャムシャグチャッヌチャッ 姫子「い、い゛だいいいいぃぃぃ!!やめでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 ボルキャンサー「キシャアアアアアアア!!!」 龍騎(唯)「あ・・・あぁ・・・」 姫子「いやぁあ゛あ゛!!だすけでぇえ゛!!」 姫子「いやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 バキッムシャッグチャッグチュグチュ 龍騎(唯)「そ・・・そんな・・・」 ナイト(澪)「うっ・・・」 ゾルダ(律)「・・・みんな、いったん引くぞ・・・」 ブワン 澪「はぁ・・・はぁ・・・」 澪「おえぇぇ・・・」 唯「・・・・・・」 律「くそっ・・・」 唯「・・・なんで姫子ちゃんが」 律「わかんねえよ」 唯「・・・・・・」 澪「おえぇぇっ・・・」 …… 唯「ただいま・・・」 憂「お帰りお姉ちゃん!」 憂「今日の夕飯はお姉ちゃんの大好きな・・・」 唯「ごめん憂・・・食欲ないの・・・」 憂「えっ・・・」 唯「もう寝るね・・・」 憂「う、うん・・・」 ドサッ 唯「はぁ・・・・」 唯「ベッドの上・・・落ち着けるなぁ」 唯「・・・・・」 ~ 律『たぶん、あの白いライダーの攻撃を食らってカードデッキが破壊されたから』 律『モンスターに契約破棄とみなされて、食われたんだと思う・・・』 唯『契約・・破棄・・・』 律『私たちがそれぞれ契約しているモンスターは味方でもしもべでもない』 律『ただの契約関係で結ばれてる・・・私たちにとったら危険な道具にすぎないんだ』 唯『じゃ、じゃあ私のデッキも壊されたらさっきみたいに・・・』 律『・・・・・』 澪『おえぇぇっ・・・おえっ』 律『大丈夫か澪?』 澪『ごめん・・ライダーが死ぬところなんてはじめて見るから・・・』 唯『りっちゃん・・・』 律『唯・・・?』 唯『いやだよ・・・私もう変身したくないよぉ・・・』グズッ 律『・・・もう仕方ないことなんだよ、唯』 唯『まだ・・・死にたくない・・』 唯『・・・・うっ・・ひっぐ』 律『・・・とにかく、今日はもう帰ろう』 律『二人は私が送っていくから』 ~ 唯「・・・ライダーバトル」 唯「神崎さんって人はどうしこんなことを・・・」 唯「・・・・・」 唯「変身したくない・・・けどモンスターからみんなも守らないといけない・・」 唯「・・・それって私じゃないとダメなのかな」 唯「・・・私じゃなくても」 唯「・・・・・」 コンコン ガチャッ 憂「お姉ちゃん、具合どう?」 唯「憂・・・」 憂「何か欲しいものはある?お腹すいた?」 唯「ううん・・・大丈夫だよ」 憂「そっか・・・明日学校行けそう?」 唯「・・・分かんない」 憂「とりあえず、今夜はゆっくり寝てね」 憂「何かあったらすぐに来るから」 唯「うん・・・ありがと憂」 憂「それじゃあ・・・おやすみ」 ガチャッ 唯「・・・・・」 唯「憂・・・」 唯「もし憂がモンスターに襲われて助けられなかったら・・・」 唯「私は・・・」 唯「でも・・・・・」 唯「分かんないよ・・・もう・・・・・」 よくあさ! 憂「お姉ちゃん」 ガチャッ 唯「・・・・・・」 憂「お姉ちゃん、どう?」 唯「憂・・・今日学校休むね」 憂「・・うん、分かった」 憂「学校には連絡しておくね」 唯「ありがとう・・」 憂「朝ごはんとお昼ごはん、冷蔵庫に入ってるから」 憂「食欲がなかったら果物も切ってあるから、できるだけ何か食べてね」 唯「うん・・・」 憂「無理しちゃだめだよ、学校終わったらすぐに帰ってくるから」 唯「分かったよ、憂・・」 憂「じゃあ・・いってきます」 唯「いってらっしゃい・・・」 ガチャン 唯「・・・・・・」 唯「私・・・どうしたらいいんだろう」 唯「・・・・・・」 … 憂「えっ、軽音部の人全員お休みなの?」 梓「うん、だから今日は部活ないんだ」 純「集団感染か何かかな?」 純「梓も気をつけなよ~」 梓「私は大丈夫だよ」 梓「でも・・先輩たち心配だなぁ」 純「そうだ、今日部活休みなら三人でどっか遊びに行こうよ」 梓「え?」 憂「ごめん、今日は帰ったらすぐにお姉ちゃんの看病しないといけないから・・・」 純「そっかぁ、それじゃあしょうがないね」 純「梓は?」 梓「う~ん・・・」 梓「私はいいよ」 純「よし、じゃあ決定!」 … prrrr、prrrr 唯「もしもし・・・りっちゃん?」 唯「・・・うん」 唯「・・・・・・うん」 唯「・・・・・・」 唯「・・・わかった、後でね」 ピッ …… ほうかご! 梓「で、どこ行くの?」 純「う~ん、とりあえず本屋かな」 純「気にいってる漫画の最新巻が今日発売されるんだよね」 純「その後は・・・カラオケでも行かない?」 梓「あっ、それいいかも」 純「なに歌おっかな~・・・」 キーン… キーン・・・ 純「!」 純「・・・・」 梓「純?どうしたの?」 純「えっ!?あ、えっと・・・何でもないよ!」 梓「でも何かぼーっとして・・・」 純「ちょっとトイレ行ってくるからここで待ってて!!」 梓「え?・・・う、うん」 梓「?」 純「あぁもう!何でこんな時に来るのよ!?」 キーン… キーン・・・ 純「・・・ここら辺なら人目につかないわね」 キーン… キーン・・・ 純「今行くから待ってなさい!」 純「変身!」 ギュィィィィィ シュピーン! タイガ(純)「よしっ!」 ブワン タイガ(純)「え~っと・・・確かこの辺りに・・・」 ボルキャンサー「キシャアアア」 タイガ(純)「いた!」 タイガ(純)「覚悟しなさい!とうっ!」 ガキィン!! ボルキャンサー「キシャアア!」 タイガ(純)「くっ・・・たぁっ!!」 バキィン!! ボルキャンサー「ギャアアアス!!」 ドガッ!! タイガ(純)「きゃぁっ!?」 ボルキャンサー「ギャアアア」 タイガ(純)「こいつ・・・強い!」ストライクベント タイガ(純)「はあぁっ・・・でりゃっ!!」 ガキィィィン!! タイガ(純)「かたっ!?」 ボルキャンサー「ギャアアア!!」 ドガァァッ!! タイガ(純)「きゃああっ!?」 ボルキャンサー「キシャアア!!」 タイガ(純)「うっ・・くっ・・・」 タイガ(純)「ど、どうしよう・・・負けそう・・・」 ボルキャンサー「キシャアアア」 アドベント タイガ(純)「!?」 4
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/273.html
【種別】 怪人 ミラーモンスター 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー龍騎(平成第3作) 【名前】 鋼の巨人マグナギガ 【よみがな】 はがねのきょじんまぐなぎが 【身長】 285センチ 【体重】 510キロ 【モチーフ】 バッファロー 【9つの世界】 龍騎の世界 【登場話】 第1話 【龍騎登場話】 第10話からほぼ全ての話数に登場 【ディケイドの物語】 仮面ライダーゾルダの契約モンスター。第1話でゾルダが「仮面ライダーゼロノス」が使用してる時の列車「ゼロライナー」の上でファイナルベント「エンドオブワールド」を発動するために召喚されたが、仮面ライダーディケイドらしき敵の攻撃を受け、ゾルダと共に撃墜された。 【オリジナルの龍騎の物語】 スーパー弁護士「北岡秀一」が変身する仮面ライダー「仮面ライダーゾルダ」と契約したバッファロー型のミラーモンスター。体の全てに強力な飛び道具が仕組まれており、主に右腕のキャノン砲「ギガバレル」を武器にして戦うほか、その超重量級の体を生かしてゾルダの盾として召喚されることも多い。 長い間ゾルダと共に敵となる者と戦い続けたが、最終回の第50話で脱獄犯「浅倉威」が変身する仮面ライダー「仮面ライダー王蛇」のファイナルベント「ドゥームズデイ」を受けてしまい、王蛇の契約モンスター「獣帝ジェノサイダー」の腹部にあるブラックホールに吸い込まれてしまった。 ゾルダに与えるカードは以下の通り。同じ名前でも武器自体が異なるカードが多く、劇中でも屈指のカード数を誇る。 カード名称 効果 アドベント マグナギガを召喚する ストライクベント 自らの頭部を模した手甲「ギガホーン」を与える(劇中未使用) シュートベント 左右の腕部が合体したような形をしたキャノン砲「ギガランチャー」を与える シュートベント 両肩に装着する二門のキャノン砲「ギガキャノン」を与える ガードベント 胸部を模した盾「ギガアーマー」を与える。シュートベントに合体することで台座となる ガードベント 膝を模したプロテクター「ギガテクター」の召喚 (劇中未使用) ファイナルベント ゾルダと共に必殺技「エンドオブワールド」を発動する 【関連するページ】 エンドオブワールド ゼブラスカル・アイアン ファイナルベント ミラーモンスター 仮面ライダーゾルダ 仮面ライダー王蛇 必殺技 怪人 第1話登場怪人 龍騎の世界
https://w.atwiki.jp/break_joker/pages/3024.html
仮面ライダー龍騎 ブランク体 仮面ライダー龍騎 ブランク体 BJNo 5 レア ★ 属性 主人公 最大レベル 10 スート ダイヤ 剣戟 HP 種族 ライダー 攻撃 時代 平成 チャージ 5 No.50編集 作品 仮面ライダー龍騎 MAXレイズ 150 スキル 必殺 ライドセイバー 30 相手の必殺技ゲージを、30%減少させる 超必 ドラグレッダーとの契約 200 自分が受けるダメージを、50%ダウンさせる ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) なし 奥義 王降臨 カウント15 キングカードを場に出す(場に出たキングカードは必殺技が発動可能) BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト 仮面ライダーになった城戸真司が、まだどのミラーモンスターとも契約していない姿。 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/481.html
因果応報―終わりの始まり―(中編) ◆KKid85tGwY 「だから翠星石は退がってろって!」 「イヤです!!」 確かに翠星石はその能力からして接近戦より、距離を置いての戦闘の方が得意としている。 しかし翠星石の能力は植物にしろ、薔薇の花弁にしろ、黒羽にしろ、 そのほとんどが手元から放出して、敵に向かって行くタイプの攻撃なのだ。 従って敵と距離を取るほど、隙が大きくなり対処もされ易くなる。 何より翠星石は先刻から龍騎とナイトの戦いを遠巻きから眺めているだけの状態が続いていたのだ。 翠星石にとってこれほど焦燥に駆られる状態は無かった。 翠星石は薔薇の花弁と黒羽を今度は重ねるように飛ばす。 植物はシャドービームで燃やされて通用しなかったが、花弁も羽も分散した物の群体。 個々を燃やされてもほとんど影響は無いし、一挙に燃やされると言う心配も無い。 問題は正に一撃一撃が軽いこと。 至近距離から収束して撃った薔薇の花弁と黒羽は、正確にシャドームーンの頭部へ命中。 しかし、やはりシャドームーンに傷を付けることができない。 それでも打ち付けられ続ける花弁と羽。 シャドームーンを傷付けることは叶わず、只纏わり付いていく。 その羽から突如として蒼い炎が上がった。 水銀燈の持っていた発火能力で、翠星石が上げた物である。 羽だけでなく花弁にも引火した炎は、シャドームーンの頭部全体を覆っていく。 「いーひっひっひ! いい様ですね、銀色オバケ」 頭部を炎に巻かれた状態では、見ることも聞くこともできない。 そう確信した翠星石は、 高笑いを上げながら更に接近していく。 シャドームーンの足下へと。 そしてシャドームーンの足下へ如雨露を伸ばした。 これでシャドームーンの直下から植物を育てれば、その動きまでも封じることができる。 甲高い音を上げて宙を舞う如雨露。 如雨露はシャドームーンによって蹴り飛ばされた。 「なっ!!? お前見えてないんじゃ……ぐっ!!」 見えないはずのシャドームーンが、翠星石の頭を鷲掴みにする。 シャドームーンのマイティアイは広視界と透視能力を持っている。 炎に巻かれても翠星石を見失うことは無かった。 シャドームーンの握力によって軋むような音と呻き声のような悲鳴を上げる翠星石。 「は、放せ!! 放しやがれですっ!! お前だけは、お前だけは捨て置けねーんですぅ……」 翠星石の怒り、と言うより悲痛さの篭った叫び。 龍騎の眼にも、C.C.の眼にも、上田の眼にも、 シャドームーンへ向ける翠星石の感情は尋常の物では無いことは明白だった。 姉妹を殺された怒り、と言うだけに尽きないそれは誰の眼にも異常に映っていた。 「翠星石!!!」 しかし龍騎にとっては翠星石が直接危機に見舞われている事実の方が重要なことだ。 起き上がり様にシャドームーンへ切り掛かる龍騎。 その龍騎の視界の中で翠星石が、シャドームーンを覆い隠すほど急激に巨大化。 シャドームーンが翠星石を投げつけて来たのだ。 それに気付いた龍騎は、慌てて眼前で翠星石を受け止める。 翠星石は苦しそうに呻いているが、無事らしいことを確認する。 その龍騎の腹に鋭く、それでいて重い衝撃が襲う。 翠星石を退かして自分の腹を見ると、シャドームーンの蹴りが入っていた。 今度は龍騎がくぐもった声を漏らして膝を折る。 蹲った龍騎の後頭部を見下ろすシャドームーンは、サタンサーベルを振り上げる。 振り下ろされたサタンサーベルが大きく鉄火を鳴らした。 横薙ぎに打ち込まれて来たナイトのダークブレードを受け止めたためだ。 4000APの斬撃は、シャドームーンが片手で持ったサタンサーベルに阻まれる。 太刀合わせになるダークブレードとサタンサーベル。 刃こぼれを起こすことも無く火花を散らす二本の剣は、そのまま鍔迫り合いに移行。 最初は拮抗していた物の、シャドームーンがサタンサーベルを両手で持ち直したことで、 ナイトが押されて行った。 不意にナイトが体捌きの要領で、ダークブレードを外す。 サタンサーベルで押して来ていたシャドームーンを往なすためだ。 目論見通り、当たり所を失ったサタンサーベルが流れて行く。 そして再び横薙ぎに変化したダークブレードでシャドームーンに切り掛かる。 ダークブレードはシャドームーンから急速に離脱。 握っていたナイトが後ろへ吹っ飛んだのだ。 シャドームーンの蹴りによって。 かつて仮面ライダーブラックがライダーキックを最大の決め技としたように、 世紀王は格闘戦において、蹴り技こそ最も威力を発揮する。 ましてシャドームーンはレッグトリガーを装備している。 溜めもエネルギーチャージも無い単純な回し蹴りですら、その威力は破格。 「合わせろヴァン!!」 既に装甲の粒子化が始まった龍騎の声が響く。 アドベントカードをかざす龍騎を見て、ナイトが頷く。 同時に龍騎と、既に手馴れた様子となったナイトが、アドベントカードをベントイン。 『『SHOOT VENT』』 龍騎のドラグバイザーツバイから放たれたレーザーが、シャドームーンの背後から照準を合わせる。 ナイトのダークバイザーツバイの弓が展開してボウガンを形成。周囲から光エネルギーを吸収。 ドラグランザーがレーザーの射線に沿ってシャドームーンへ向かって飛び、うねりを上げながら超高熱火炎弾を連続発射。 ダークバイザーツバイで極限まで収束された光エネルギーは、矢を形成して連続発射される。 4000APを誇る連続超高熱火炎弾『メテオバレット』の標的はシャドームーンの背中。 3000APを誇る連続光弾『ダークアロー』の標的はシャドームーンの正面。 同時に着弾。 埒外の高密度エネルギー体が衝突事故を起こし、 大地を震わすほどの轟音を響かせ、凄まじい爆風と炎熱を撒き散らす。 しかしその場に居る誰も、爆心地に居たシャドームーンを倒せたとは思っていない。 龍騎とナイトが空を見上げる。 視線の先には天高く跳躍していたシャドームーンが居た。 その跳躍力を活かし、爆発を回避していた。 そしてそこまでは予想通り。 空高くを舞うシャドームーンは敵の次の手を探るため、龍騎とナイトの動きをマイティアイで解析する。 龍騎。には動きが見られない。 しかし龍騎の身体から放物線状に何かが落ちていた。 よく見ると龍騎の身体から、では無い。 龍騎がその手に未だ抱いていた翠星石。 その手に持った如雨露から水が放物線を描いて地面に落ちていた。 そこから植物が急速に成長をし出す。 「フッ、同じ手を何度も」 翠星石の育てた植物は、既に何度も破っている攻撃手段。 例え空中であろうと幾らでも対処できる―― 『NASTY VENT』 ――そう考えていたシャドームーンの耳に、既に聞きなれた電子音声が届いた。 ナイトを見ればカードを装填の終えているらしい。 そしてビルの窓ガラスから、青い翼を広げた怪鳥が姿を現す。 仮面ライダーナイトサバイブの契約モンスター・ダークレイダー。 (これは、公園であの青いライダーが使った……!!?) 突如、シャドームーンの耳に異常な金切り音を上げ、視界が歪む。 突発的な異常事態。 原因は知っている。 ダークレイダーが放つ超音波が、シャドームーンに影響を与えているのだ。 かつて公園の戦いでナイトが使っていたナスティベント、超音波攻撃『ソニックブレイカー』。 公園の戦いでは耐えることができた。 しかしナイトがサバイブとなった今、ソニックブレイカーの威力は倍化。 改造を受けたシャドームーンの感覚器官と言えど、耐え切ることはできなかった。 景色が酩酊し、意識が集中できない。 酩酊する景色が、緑色に塗り潰される。 そして更に衝撃が走り、緑色は茶色に塗り潰された。 「……ざ、ざまーみやがれですぅ…………」 龍騎の腕の中で、ようやく一心地ついた翠星石は呟く。 シャドームーンは空中を飛行ではなく跳躍をしている。 従って空中で超音波攻撃を受ければ、翠星石が育てた植物に対して対処のしようも無い。 蹴り飛ばされていた如雨露は、傍らに駆けつけていた上田とC.C.が拾っていた。 そして成長させた植物を曲げて、捕捉したままシャドームーンを地面に叩き付ける。 後を龍騎に任せるために。 「……後は頼んだですから、しっかり決めやがれですよ真っ赤っか人間…………」 「ああ、良くやったな翠星石。後はここで見ていてくれ。俺が、いや……」 龍騎は翠星石を上田とC.C.に預ける。 そしてアドベントカードをベントインした。 「……俺たちがシャドームーンを倒す所を」 切り札中の切り札となるアドベントカードを。 『FINAL VENT』 龍騎に隣り合うように降りて来たドラグランザーが、その姿を龍の物から二輪の単車の物に変形させる。 バイクモードとなったドラグランザーへ龍騎が跨り、勢い良くアクセルを回す。 急発進するドラグランザー。 目標は、シャドームーン。繰り出す攻撃は、 仮面ライダー龍騎サバイブ・ファイナルベント<ドラゴンファイヤーストーム> シャドームーンは超音波と植物、二重の戒めによって身動きが取れない。 勢い良く走るドラグランザーの頭=前輪が持ち上がりウィリー走行に移行。 ドラグランザーの頭から超高熱火炎弾の連続発射。 超高熱火炎弾の連発でダメージを与え、ドラグランザーの車体で撥ねて止めを刺す。 それが9000APの攻撃力を誇る仮面ライダー龍騎サバイブ最大最強の攻撃――ドラゴンファイヤーストーム。 7000°Cの火炎弾が植物もシャドームーンも容赦なく焼いていく。 舞い上がる炎熱は植物を瞬時に焼き尽くし、尚も発散する熱はダークレイダーをも寄せ付けない。 炎熱は超音波と植物と言う二重の戒め、両方からシャドームーンを解き放った。 しかしもう遅い。と龍騎は確信している。 既に超高熱火炎弾の連発を受けたシャドームーンでは、大きく回避することは不可能。 多少身をかわそうとしても、龍騎の技術ならばドラグランザーで追尾して当てることができる。 そして防御に回っても、9000APを誇るドラゴンファイヤーストームの威力は防ぎ切れない。 しかし戒めから解き放たれたシャドームーンの行動は回避の物ではない。 起き上がり様その場で飛び上がり、空中で旋回。 そして両足を揃え、ドラグランザーへ向けて蹴りを放った。 このタイミングで回避でも防御でもなく迎撃を選択して実行できる。 やはりシャドームーンの戦闘センス、何より揺ぎ無き闘志は尋常ではない。 しかも両足からは、キングストーンのエネルギーが余りの高密度ゆえ、強烈な光となって放たれている。 足にエネルギーを収束させて放つ技は、龍騎は覚えのある物だった あの技はまるで―――― 「ライダーキック!!?」 「シャドーキック!!!」 それはライダーキックではなくそれと対を為すシャドームーンの必殺技。 シャドームーン最大最強の攻撃――シャドーキック。 ドラゴンファイヤーストームとシャドーキックが正面衝突。 必殺技vs必殺技。 最大最強vs最大最強。 仮面ライダー龍騎と数多のモンスターを捕食して力を得たドラグランザーの全エネルギーを一転集中させた突貫攻撃を、 シャドームーンのキングストーンと二つのレッグトリガーの超振動を合わせたエネルギーを込めたキックで迎え撃つ。 派生した衝撃が大気を、大地を震わせる。 更に衝撃は近場のビルの窓ガラスを一斉に割り、 遠巻きに避難していた上田やC.C.や翠星石にまで届いた。 龍騎とシャドームーンはやがて爆発するような光に包まれた。 やがて衝撃と轟音が止み、静寂が訪れる。 遅れたタイミングで聞こえた、民家の倒壊する音が間抜けに響く。 衝突の結果は―――― 「――――ぐはっ!」 翠星石たちの前で、空中から龍騎が墜落してくる。 そして龍騎の姿が鏡のごとくに割れ、真司が現れる。 変身のタイムリミットを過ぎたのだ。 真司は呻くように血を吐く。 明らかにダメージが大きい。 むしろ、必殺技同士で相殺し合ったために危うく命を拾った。そんな風情だった。 「真司!! しっかりするですぅ!!!」 翠星石が真司の下に飛び寄る。 真司は立ち上がることもできないようだが、どうやらの命には別状が無いらしい。 その瞬間、倒壊した民家から崩れるような音がする。 音のする方を見ると、銀色の影が立ち上がった。 「ぶ、無事だったんですか……あの銀色オバケ」 必殺技の打ち合いを制したのはシャドームーン。 ダメージはあるようだが、自力で立ち上がる様子から、 真司よりダメージが少ないことは明らかであった。 しかしまだ勝負は終わっていない。 「ま、まだこれからだ……」 切り札中の切り札は、もう一枚存在するのだから。 『FINAL VENT』 シャドームーンに照射される青い光線。 途端、シャドームーンの動きが一切停止する。 光線の発射元には、青いバイクに跨ったナイトが居た。 いかにシャドームーンでも、ドラゴンファイヤーストームを迎撃すれば、相応の消耗は免れない。 そうなれば動きも鈍るはずだと予想できた。 そしてその隙を突いてナイトが使用したのが、ファイナルベントのアドベントカード。 ナイトが跨っているのは、バイクモードに変形したダークレイダー。 先ほどシャドームーンの動きを止めたのは、ダークレイダーの機首から発射した拘束ビーム。 それによって敵を拘束して、ダークレイダーで突貫する。 その威力と、何より回避不能性ゆえの正に必殺技。 仮面ライダーナイトサバイブ・ファイナルベント<疾風断> 指一本動かすことができないシャドームーンへ向かって、ダークレイダーを走らせるナイト。 ナイトから伸びたマントがダークレイダーを覆い、全体を一発の弾丸へと変形させる。 8000APの攻撃力を誇る、仮面ライダーナイトサバイブ最大最強の弾丸へと。 その弾丸は、今度こそ回避も防御も迎撃も不可能。 龍騎とナイトの誤算は、シャドームーンにも切り札が存在したこと。 世界の条理を超え、不可能をも可能にする切り札。 世界を支配する王の輝石・キングストーン。 シャドーチャージャーから光が放たれる。 自身を脅かす如何なる特殊能力も無効化するキングストーンの光が。 「シャドーフラッシュ!!」 あらゆる動きを封じられたはずのシャドームーンの声が聞こえる。 同時にシャドームーンが跳躍。ダークレイダーの上を飛び越える。 そして着地と同時にダークレイダーへ向けてシャドービームを発射。 着弾と共に、爆発に包まれるダークレイダー。 爆煙が晴れると、そこには倒れ伏すナイトが居た。 それでも重そうな身体を起こすナイトだが、その装甲は粒子となって空中に溶け始める。 「……フッ、褒めておいてやる。それに値する強さだったぞ。人間にしてはな。 せいぜい誇るが良い。次期創世王に全力を出させて敗北したことを…………あの世でな」 シャドームーンの言葉に反論する者は居なかった。 ファイナルベントは二つとも破られ、 龍騎の変身は解け、 ナイトの変身時間は後僅か、 勝敗が決まったことは誰の眼にも明らかだった。 「ばんなそかな!」 「……どうやら、勝負がついたらしいな」 ナイトのファイナルベントが破られたのを見て上田は驚愕を、C.C.は諦念を込めた声を漏らした。 上田は震えながら、おたおたと取り乱す。 「…………い、今からでも逃げた方が良いだろうか?」 「逃げてどうする? お前は首輪を嵌めているんだ。ここで逃げても結果は同じだ」 やはり落ち着いた調子で答えるC.C.。 C.C.個人にとっては、ある意味何の問題も無い状況だとは言える。 シャドームーンやV.V.に意趣返しができなかったことは残念だが、それも些細なことだ。 彼女の本来の目的を考えれば。 「そ、そうか!! 君は首輪を外しているんだったな……………………ずるいぞ一人だけ!」 「翠星石と志々雄の三人で、だ。それに私は逃げるつもりは無い」 「WHY!? 何故だ?」 「お前のような臆病な役立たずと一緒にされたくないからな」 C.C.は既に首輪を外しているので、禁止エリアに逃げることも可能だ。 しかしC.C.はこの場でシャドームーンに戦いを挑むことを選択する。 無論、勝算は無い。おそらく傷一つ付けることは叶わないだろう。 しかしC.C.が殺される心配も無い。 C.C.は不死のコード所有者なのだから。 「C.C.……………………君も震えてるぞ」 C.C.は上田の視線の先、自分の手元を見る。 三節棍を握っていたそれは、確かに震えていた。 寒さではない。この状況で武者震いを起こすほど物好きでもない。 恐怖による物としか考えられなかった。 しかし何に恐怖しているのかが判らない。 不死者であるC.C.には、シャドームーンですら恐れる所以は無いはずだ。 「ふん、偉そうなことを言っておいて自分も怖がってるんじゃないか」 「怖がる? 死なない者が何を恐れられると言うんだ……」 まるで自分に言い聞かせるようなC.C.の言葉。 実際に上田へ返答をしているわけではない。 判るはずもないのだ。そうでない者に、不老不死のまま生き続ける重さなど。 憎む人も、優しくしてくれた人も、全て時の流れの中に消えていき、 そもそも自分が人間だったのかすら判らなくなり、 果てることの無い時の流れの中で、遂に自分の死を望むようになった者の想いなど。 「何だそれは? 君は不老不死にでもなったと言うのか?」 「なりたくもなかったがな……」 「馬鹿馬鹿しい! 言うに事欠いて不老不死だと? そんな物は物理的考えても、生物学的に考えても……」 上田はこの期に及んでも不老不死が受け入れられないのか、長々とそれが何故不可能であるかの講釈を垂れている。 C.C.はそれを聞き流しながら、自分の思索に耽っていた。 しかし上田の次の台詞を聞き流すことはできなかった。 「……第一、詳細名簿が有ると言うことは君が不死身だということをV.V.も知っているはずじゃないか。 そんな人間を、何故殺し合いに参加させる?」 全ての思索が吹き飛ぶほどの衝撃がC.C.を襲う。 不死者が殺し合いに参加させられている。 それは疑問を持って当然の状況だった。 それでもC.C.は今この時、上田に指摘されるまで疑問にすら思わなかった。 しかし振り返って考えて見れば、V.V.はC.C.の不死を良く知っている者である。 本当に殺し合いをさせる気で参加させているのなら、C.C.に対して何らかの対策をしていると考えて当然。 そして回復力が落ちているなど、実際に自分の不死に対して何らかの対策が為されている兆候も見られた。 それなのに“死ぬことができる”という可能性に、今の今まで気付きもしなかった。 自らの不死は余りに当然のことで、 自らの死を諦めることが余りに当然のことであったゆえに。 あるいはその可能性に、本当は気付いていたのかもしれない。 ならばシャドームーンとの戦いに臨むのにも、大袈裟な決意が必要だった説明が付く。 そしてこの身体の震えにも。 無意識や本能とでも呼ぶべき、とにかく顕在意識に上がらない領域では死の可能性に気付いたとすれば。 もし仮に死ぬことができるとすれば、それは自分の悲願を達成することができるということ。 V.V.との経緯も、ルルーシュとの経緯も、全て自分が死ぬための物だった。 それほど焦がれた死に、ようやく到達することができる。 例え身体が恐怖に震えようが、死を得られる喜びが勝る。 そのはずなのだ。 C.C.は震える身体でゆっくりとシャドームーンへ向けて歩き始めた。 ◇ ファイナルベントが破られ、満身創痍となったナイト。 元々、石田散薬で治療したとはいえ、負傷の多い身だった。 変身状態は未だに維持しているとはいえ、限界は近い。 そして傍らで共に戦っていた龍騎も居ない。 ただ一人でシャドームーンと対峙するナイトは、それでも真っ向から立ち向かって行く。 龍騎と共に戦っていた時はアドベントカードや連携を駆使したが、今はただ真っ向から、 一点の曇りもなく、勝利のために。 勇者なのか、それとも愚者なのかすら定かでは無い。 ただそれがナイト――ヴァンと言う男の本来の在り方だった。 ダークバイザーツバイでシャドームーンに切り掛かるナイト。 明らかに動きが重くなっている。 ダークバイザーツバイをサタンサーベルで弾き飛ばすシャドームーン。 ナイトは身体ごと弾き飛ばされる。 「最早勝算を失ったことも判らないとは。どこまでも愚劣な人間だな」 「はぁはぁ……そんな台詞は勝ってから言え!! バカ王が!!」 「……その上、世紀王の名を愚弄したのだ。後悔させねばな」 「じゃあ、ただのバカで良いな!! バーカ! バーカ!」 やはりただの愚者かもしれない。 そう思わせるほど幼稚な挑発をするナイト。 今度はシャドームーンがサタンサーベルで切り掛かる。 ダークバイザーツバイで受けるナイト。 鍔迫り合い、にすら成らず、一合で弾き飛ばされるダークバイザーツバイ。 無防備となったナイトへ降りるサタンサーベル。 それを止めたのは、シャドームーンの腕に絡みついた薔薇の花弁。 薔薇の花弁は一繋ぎの鞭のごとく、翠星石の腕から伸びていた。 翠星石も未だ勝負を捨ててはいなかった。 「フッ、まだ居たのか」 シャドームーンは捕まれた腕を力づくで振るう。 薔薇の花弁を伸ばしていた翠星石の方が軽々と引き寄せられた。 「ひ、引っ張るんじゃね……ぐっ!」 「! 翠星石いぃぃぃぃぃぃっ!!!!」 眼を剥いて、息を呑む翠星石。 真司の絶叫が木霊する。 しかしその叫びに反応する者は居ない。 誰もが皆、翠星石の姿を見ていた さながら百舌のはや贄のごとく、サタンサーベルに胴体を貫かれた翠星石の姿を。 必ず守ると誓った少女だった。 劉鳳に、何より自分に。 しかし真司の誓いは無残にも踏み躙られた。 胴体を串刺しにされた女。 それはエレナとは似ても似つかぬ人形。 しかしヴァンにとって、胴体を貫かれた翠星石の姿は、 あの日、カギ爪の男に奪われた花嫁と重なった。 満身創痍だったはずの真司は、叫びながらシャドームーンへ向かって行く。 そこへ先刻と同じく、シャドームーンがサタンサーベルを軽く振って翠星石の身体を投げつける。 変身もしていない真司にそれを受け止める力は残っていない。 懐に飛び込んできた翠星石の勢いに負けて、地面を転がった。 「チェストオォォォォ!!」 ナイトが気勢を上げて掛かって行く。 先ほどまでの動きの重さは無い。 それでもダークバイザーツバイはシャドームーンのサタンサーベルに止められた。 シャドームーンはどこまでも揺ぎ無き王者として君臨し続ける。 「気に入らねぇな!! 女を殺して王様気取りか!!」 「何者であろうと、ゴルゴムに歯向かう者は生を許されん」 シャドームーンと鍔迫り合いのまま舌戦をするナイト。 次の瞬間、ナイトは眩い光に包まれる。 光と共に全身を襲う衝撃。 (この光は……あいつのビームか!?) 生身のまま大型車に撥ねられたような衝撃の中、ナイトは自分を襲った光がシャドービームであると知る。 シャドームーンは片手でナイトと鍔迫り合いをしていたため、もう片方の手でビームを放つことができたのだ。 「ヴァン!!!」 光に呑み込まれるナイトを見て、C.C.はらしからぬ悲痛な叫びを上げる。 ナイトは光から後ろ飛びの体勢で飛び出して来た。 空中でナイトの姿が、鏡が割れるように散開する。 そしてヴァンが姿を現した。 ヴァンの着地点に先回りしたC.C.は、その身体を受け止める。 ヴァンの状態は医学に疎いC.C.から見ても正に満身創痍。 手足をただ動かすのですら、痛みでままならない様子だった。 「うっ……お前、こんな所で何をやっているんだ!?」 「変身も解けたお前では、戦闘も任せては置けんな」 「護衛される奴が護衛と前に出てどうするんだ! さっさと逃げろ!!」 ヴァンはこの期に及んでもピザで結んだ契約を命懸けで守るつもりらしい。 一度こうだと決めたことは、どうあってもやり抜こうとする。 どこまでも愚直なのがヴァンと言う男なのだ。 不意に強烈な閃光が走る。 シャドームーンの指先から放たれたシャドービーム。 その閃光はC.C.の顔面、を横切っていく。 後方で着弾。爆発。 爆発の傍らでは、上田が空中を舞っていた。 どうやら上田は一人で逃げ出そうとしていたらしい。 あの男もどこまでも上田らしくある人間だった。 そしてシャドームーンもまた、どこまでも絶対の王者として君臨し続ける。 C.C.たちに絶対の死を齎す者として。 C.C.は想う。 私はシャドームーンとの戦いによって、長い人生において何よりも望み焦がれた死を手に入れるとしよう。 そして私を護衛すると言ったヴァンもまた、私と運命を共にする。 それはとてもとても甘美な夢。 本当に夢のように素晴らしい人生の最後だろう。 しかし今日出会ったばかりのヴァンは、私が死を望んでいることすら知らない。 そんな人間をピザを理由に死出の道連れにするのは、さすがに冗談が過ぎる。 まして死を望む者の夢の道連れに――――。 「ヴァン」 「なんだ?」 「お前がピザの分は働いたことを認めてやる。護衛は……もういい」 C.C.はヴァンに契約の破棄を言い渡しす。 今更遅すぎたかも知れないが、この愚直な男をピザの契約で自殺志願者と心中した道化にするよりマシだろう。 そしてヴァンを置いて歩き出す。 シャドームーンへ向かって。 「馬鹿野朗!!! 死にたいのか!!」 「かもな」 満身創痍で最早動くこともままならないヴァンは、地面に横たわりながらC.C.の背中に向けて声を張り上げる。 それに背中を向けたまま、どこか投げやりな調子で返答するC.C.。 「フッ、あの時虚仮脅しで時間稼ぎをした女か」 「安心しろ……もう虚仮脅しは使わん」 無防備に近付いて来るC.C.を見て、シャドームーンは奇妙な違和感を覚える。 その言動ではなく姿に。 その姿に何かが足りないような、奇妙な欠落感だった。 しかしすぐに気を取り直す。 今から殺す人間の姿に気を取られても仕方ない。 サタンサーベルを振り被るシャドームーン。 ついにC.C.に望んでいた死が訪れる。 不思議と喜びは無かった。 恐怖はあったが、それも些細なことだ。 ただ最も強く明確に在ったのは孤独感だった。 (死とは寂しい物だな……) しかし最早どうしようもない。 この途方も無い孤独感を抱えて、全ての繋がりを亡くす。 それが死と言う物なのだろう。 振り下ろされるサタンサーベルを見て、C.C.はそう覚悟する。 サタンサーベルが止まるまでは。 「……まだ性懲りも無い真似をするとはな」 サタンサーベルを弾いたのは黒羽。 シャドームーンが向いた先では、翠星石が震えながらも立ち上がっていた。 翠星石は人間ではなく人形。その生命は内蔵に依存しない。 胴体が欠けていた水銀燈が生きていたように、胴体を剣が貫通したとは言え致命傷になるとは限らないのだ。 そしてローゼンメイデンにとって生命とは、ローザミスティカに由来している。 ローザミスティカ四個を有する翠星石は、それだけの生命力を持っている。 「もう止めろ! 逃げるんだ翠星石……」 傍らでは未だ地に伏せている真司が、翠星石に逃げるよう促している。 もう龍騎もナイトも無い以上、翠星石が一人で立ち向かった所で戦力差は明らか。 そもそもまだ生きて活動しているとは言え、立ち上がることも覚束無い様子から翠星石の受けたダメージが大きいことも明白である。 勝算が無いことは翠星石も承知しているはずだ。 「いや……ですぅ…………もう、もうこれ以上翠星石だけ逃げるなんて…………」 しかし翠星石は退かない。 あくまでシャドームーンに立ち向かって行く。 苦悶も露な表情には、しかしそれ以上に鬼気迫るほどの決意が現れていた。 「翠星石、逃げろ…………」 「……………………みんな、みんな死んじゃったじゃねぇですか…………真紅も……蒼星石も…………翠星石の知らない所で…………」 「止せ翠星石!! 私を助ける必要は無い!」 危機が迫っているC.C.自身も翠星石を制止する。 それでも翠星石は止まらない。 「…………これで、真司まで居なくなったら……翠星石は…………もう、一人だけ逃げるなんて嫌ですぅ……」 シャドームーンとの戦いが始まって以来、真司には翠星石の様子がずっと疑問となっていた。 明らかにシャドームーンを恐れていた翠星石が何故、何度も無謀な攻撃を仕掛けていたのか? 翠星石が戦いを好まないのは、真司でも充分に察することができた。 しかしシャドームーンとの戦いで見せた異様な戦意。 その常軌を逸した翠星石の様子が、真司には疑問だったのだ。 それでもここに来て、真司はようやく翠星石を誤解していたことに。 翠星石は敬愛する父ローゼンがアリスを望んでいることを知りながらアリスゲームを、姉妹で戦うことを否定していた。 それは闇雲に戦いを“恐怖”していたのではなく、純粋に戦いを“嫌悪”していた。 姉妹同士が傷付け合い、命を奪い合う。 幾ら父の望みでも、それだけは許容できない。 翠星石はそれほど親しい者が傷付くことを嫌っていた。 しかし殺し合いは、掛け替えの無い姉妹を翠星石から奪っていった。 大丈夫なはずが無かった。 たった一日の内の出来事なのだ。 劉鳳が目の前で死んだのも。 真紅の死を知ったのも。 蒼星石の無残な遺体を見るのも。 水銀燈が目の前で殺されたのも。 真司の前では気丈に振舞っている、と言うことではない。 真司が傍らに居たから、それでもここまで精神の安定を保てていたのだ。 だからこそ、また親しい者が死ぬことを何より恐れるし、 姉妹を傷つけて尚も血を求めるシャドームーンが許せない。 翠星石は一度シャドームーンに敗北している。 シャドームーンへの恐怖は強い。 しかしシャドームーンから逃げ出して、自分の預かり知らない所で誰かが犠牲になる方がより恐ろしかった。 ましてや殺し合いの中で、傍らに居て自分を支えてくれた真司を失うことは。 自分が戦いの中で犠牲になった方がマシだと思えるほどに。 真司はずっと傍らに居ながら、翠星石がそこまで追い詰められていることに気付かなかった。 それに気付いていれば、翠星石への対応も違っていたかも知れなかった。 そして無謀な真似をさせずに済んだかも知れない。 「…………くっそ……立てよ! 今立たないでどうすんだよ!!」 自分を叱咤する真司。 これ以上、後悔があってはならない。 真司は渾身の力を込めて立ち上がり、膝から崩れ落ちた。 どれだけ自分を奮い立たせても、肉体には限界がある。 サバイブでの戦闘。それによるダメージは真司をこれ以上なく蝕んでいた。 遠ざかる翠星石の背中。 その向こうから、シャドームーンが近付いていた。 「…………おめーなんぞに……誰も、殺させな…………」 「では心残りの無いよう、お前から殺してやる」 「止めろ! 私が……っ!!!」 食って掛かるC.C.を、シャドームーンが見向きもせず殴り飛ばす。 木っ端のごとく容易く吹き飛ぶC.C.。 誰もシャドームーンの暴虐を止められない。 ただ、翠星石に確実な死が迫るのを見ているしかない。 真司も倒れ伏したまま、誓いの破れる時が来るのを待つ。 そこに聞き覚えのある声が届いた。 『――――また、目を背けるのか!?』 翠星石が後ろに倒れる。 シャドームーンと翠星石の間に白い人形が現出。二人の間に立ちはだかっていた。 翠星石はそれを知っている。 絶影と呼ばれる自立可動型アルターであることを。 「絶……影……?」 「フッ、あの時の人形か」 前触れもなく出現した絶影にも、シャドームーンは動揺することは無い。 それの発生源を知っているからだ。 「あいつが、作り出した能力なのだろう?」 マイティアイで真司を見据えるシャドームーン。 シャドームーンは以前にも絶影と戦闘したことがある。 その時の状況から、絶影の発生が真司に由来する物だと知っていた。 (ごめん、もうこれ以上は無理だよ……) 真司は胸中で声に対して謝罪のをする。 誓いを果たせなかったことを。 誓いをした相手に。 『――――謝罪など意味が無い! 翠星石を守ると決めたのなら、最後まで立ち上がって戦え!!』 (……もう、本当に立ち上がる力も残っていないんだ) 『力ならまだ残っている。俺から受け継いだ力が』 (…………劉鳳?) 『俺とお前の、二つで一つにして――――唯一無二の力を』 シャドームーンは真司へ向けてシャドービームを放つ。 絶影の防御も間に合わない速度。 その威力なら一撃で真司も、その手に在るカードデッキも破壊できる。 『GURAD VENT』 聞こえるはずの無い電子音声。 次の瞬間、シャドービームが着弾。 爆発が真司を包む。 煙の向こうから現れたのが、銀色の盾を構える真司の姿だった。 (俺……立つことができる……?) 自分の足下から、不思議な力が沸き起こってくるのを感じ取る真司。 見れば自分の足が装甲で覆われている。 龍騎と良く似た、しかし差異のある装甲。 「これは…………劉鳳、お前の……?」 『そうだ。俺とお前の力だ』 「俺は…………まだ戦う力が残っていたんだな」 『そうだ。この力で』 「ああ、この力で」 「『変身」』 手に在るカードデッキから、光る粒子が真司へ伸びて行く。 その粒子こそ、原子構造から物質に干渉・変換を起こすアルター能力発動のサインである。 カードデッキの中に在るアドベントカードに契約によって、内包されているドラグレッダー。 更にその中に眠っている劉鳳の魂。そこに込められたアルター能力が発動したのだ。 アルター能力には自律行動型や装着型など様々なタイプが存在する。 劉鳳のアルター・絶影もまた進化することによって、その形態を変化させていった。 アドベントカードとアルター能力の融合。 それは制限をも超え、更なる進化を遂げた変身をもたらした。 アルターは真司の全身を覆い、装甲を形作っていく。 赤と白が入り混じった鋭角的なデザインの装甲。 それはかつてない力を真司にもたらす。 無双龍の化身が、今再び顕現したのだ。 仮面ライダー龍騎 正義武装。 「連続して変身ができたとはな。もっとも、満身創痍の人間が仮面ライダーに変身したところで……!!」 意表を衝かれ、シャドームーンの言葉が途切れる。 龍騎はそれほどの速さで、シャドームーンとの距離を詰めて翠星石との間に割って入る。 そしてその勢いで顔面を殴り付けられたシャドームーン。 シャドームーンは頭部から崩れるように、後ろへ踏鞴を踏んだ。 (なんだ今の速さと力は!?) 「…………し、真司と……劉鳳…………ですか?」 翠星石は龍騎へ向けて、二人の名前を呼び掛ける。 殺し合いが始まって以来、自分を見守り続けてくれていた二人を。 龍騎は翠星石の方へ振り向いて答える。 二人の声で。 「約束しただろう翠星石」 『後は安心してそこで見ていろ』 「『――――俺たちがシャドームーンを倒す所を!!」』 未だシャドームーンは健在であるにも関わらず、二人の声を聞いて奇妙なほど安堵を覚える翠星石。 緊張の糸が切れた翠星石は、意識を手放した。 龍騎はシャドームーンへ向き直る。 その時にはシャドームーンの左拳が迫っていた。 龍騎もまた、左拳を打ち出す。 空中で正面衝突する左拳と左拳。 甲高い金属音が鳴り響く中、後ろへ弾かれたのは、 シャドームーンの拳だった。 シャドームーンはすかさず反動を使って、右の拳を打ち出す。 今度はエルボートリガーの超振動も加算した威力。 しかしこれも龍騎の右拳と正面衝突。 エルボートリガーの威力ごと後ろへ弾かれる、シャドームーンの右拳。 「馬鹿な!! 人間の変身した仮面ライダーが――――」 シャドームーンの体勢が整わない内に、龍騎の左拳が腹部にめり込んだ。 シャドームーンの金属装甲が悲鳴を上げる。 「――――世紀王を上回ったと言うのか!!?」 龍騎はその場で跳躍し、体重の乗せた蹴りをシャドームーンの顔面へ叩き込む。 シャドームーンの身体ごとが宙を舞う。 龍騎の、先ほどまでの消耗とダメージが嘘のような身体の軽さ。 以前の龍騎――特にサバイブは――変身者の体力を消耗して、その能力を発揮していた。 しかし正義武装となった今は、変身者である真司に消耗がほとんど無い。 それどころか装着している龍騎が、ダメージを受けた真司を支えているような感覚が在った。 今までの仮面ライダーには無い進化を、龍騎は迎えていた。 「……しないな」 『ああ、しない』 「『負ける気がしない!」』 「図に乗るな!」 空中で体勢を立て直していたシャドームーンは両足で難無く着地する。 そしてシャドーチャージャーのエネルギーをチャージ。 更に指先にエネルギーを送り込む。 それがシャドービームの発射態勢であることは、既に把握している。 龍騎の下腹部に在るカードデッキから光の粒子が左腕のドラグバイザーへ向かって行く。 光の粒子はドラグバイザー内でカードを形作る。 新しい龍騎はその手を使わずとも、ベントインが可能となっていた。 『AD VENT』 突如、絶影の身体に皹が入り、そこから光が漏れる。 皹は絶影の全身を覆い、やがて表面部分が内側から崩れ飛んだ。 光と共に中から現出したのは龍。にして絶影。 赤い龍が絶影のごとき装甲を身に付けている。 絶影と融合した新たなるドラグレッダーの姿である。 『剛なる右拳・伏龍!!』 ドラグレッダーから伸びる触手。先には拳が付いている。 その触手から発生する閃光。そして大気を切り裂く衝撃波(インパルス)。 遅れて放たれるシャドービーム。 シャドービームは、シャドームーンの指先同様、照準が龍騎から外れていた。 龍騎を逸れたシャドービームは、あらぬ方向へ消えて行く。 ドラグレッダーが打ち出した拳に、シャドームーンの手が弾かれていた。 『剛なる左拳・臥龍!!』 ドラグレッダーの拳は一対。もう一つ存在する。 続けてもう一つの拳が銃弾のごとき速度で打ち出される。シャドームーンの頭部へ向けて。 シャドームーンは横っ飛びにそれを回避。 音速を超える拳も、マイティアイならば捕捉は可能。 体勢を立て直した時には、シャドービームのチャージを完了させていた。 再び放たれるシャドービーム。 照準はドラグレッダー。 今度の衝撃波(インパルス)は、ドラグレッダーから発せられた。 大気が渦を巻き、シャドービームがその向こうに消えて行く。 そして耳を劈く咆哮。 咆哮の元は上空。 シャドームーンの直上にドラグレッダーが居た。 ドラグレッダーそれ自体もまた、絶影のごとき高速運動が可能となっていた。 『油断をするな! 容赦もするな! 徹底的にやれ!!』 「よっしゃー!!!」 ドラグレッダーは空中でその巨体をくねらせながら、口中から膨大な量の火炎を放つ。 セルシウス度にして7000°Cの熱量はドラグランザーのそれと変わらない。 しかしドラグランザーのそれはあくまで単発の火炎弾。 今のドラグレッダーは7000°Cの超高熱を維持した火炎放射。 シャドームーンの直上から放たれたそれは、一瞬にしてその姿を炎で覆い隠した。 絶え間なく放出される凄まじい量の炎。 先刻のシャドービームにも劣らぬ濁流にして暴流。 それは大量の火の粉を周囲に撒き散らす。 「おぉっ、すっげー威力だ」 『加減はしろ!! 翠星石も居るんだぞ!』 ドラグレッダーの放つ火炎放射の威力は、龍騎にとってすら予想以上だった。 周囲にもたらす被害もまた想像以上。 地面のアスファルトが溶け、近くの街路樹が炎上する。 龍騎は慌てて仲間の様子を伺う。 ヴァンとC.C.の倒れている地点は遠いので、火炎放射の被害を受けることは無い。 翠星石が倒れている地点は炎上する街路樹より更に近い。 今まさに火の粉が飛んで行く地点である。 龍騎もドラグレッダーも間に合わない地点。 7000°Cの火の粉が翠星石を焼く。 寸前に人影が走り去る。 「上田!!! ……さん」 翠星石を抱えて走り抜けていったのは上田。 元々、上田は通信講座で空手を修めるほどの体力を有している。 ダメージを受けた身体でも、翠星石を抱えて走ることは可能なのだ。 翠星石の無事を確認し終えた上田は、得意気な顔を龍騎に向けた。 「実は私はねぇ、以前ウサイン・ボルトに陸上を教えていたことがあるんだよ。スリット美香子と言うインチキ超能力者と対決した時も……熱っ!!!」 「危ないから上田さんは翠星石を連れて、どこかに隠れていて下さい!!」 「し、仕方ないな。私一人ならYOUと協力してシャドームーンと戦っても良いんだが、翠星石を危険に晒す訳にはいかないからな」 「早く!!」 飛び散る火の粉から逃れるため、上田は再び走り出した。 時系列順で読む Back 因果応報―終わりの始まり―(前編) Next 因果応報―終わりの始まり―(後編) 投下順で読む Back 因果応報―終わりの始まり―(前編) Next 因果応報―終わりの始まり―(後編) 160 因果応報―終わりの始まり―(前編) ヴァン 160 因果応報―終わりの始まり―(後編) C.C. 城戸真司 翠星石 上田次郎 シャドームーン
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/1734.html
【名前】 コピーベント 【読み方】 こぴーべんと 【登場作品】 仮面ライダー龍騎 など 【分類】 アドベントカード 【所有者】 仮面ライダーライア仮面ライダーベルデ 【AP】 0 【詳細】 仮面ライダーライア、仮面ライダーベルデが持つアドベントカードの1枚。 ライアのものは近くにいるライダーの武器をコピーし、使用できるようにするものだが、 ベルデのものは任意のライダーの姿ごと、武器を自分自身へと写しとるものとなる。 前者は龍騎のドラグセイバーやドラグクロー、ナイトのウイングランサーと所有武器をコピーしている。 後者の方はナイトの姿へ擬態、ナイトの協力者のライアを不意打ちした。 使用するカード自体は番組初期から設定され、玩具方面でも龍騎、ナイト、ゾルダの各カードと同時に第1弾として商品化されていた。
https://w.atwiki.jp/bsds/pages/277.html
スピリット 赤28枚 エリマキリザードx3 ゴラドンx2 リザドエッジx3 ドラグサウルスx2 雷帝竜騎レイブリッツx3 極龍帝ジーク・ソル・フリードx3 真紅の竜使いロッソx3 雷帝エール・クレルx3 魔帝龍騎ダーク・クリムゾンx3 魔龍帝ジークフリードx3 ネクサス なし マジック 赤12枚 ニーベルングリングx3 ダブルドローx3 ヴィクトリーファイアx3 エクストラドローx3 以上40枚 解説 エクストラステージでマドカが使用するデッキ。ランクA。 エクストラステージでコウタ(ショップバトル、色限定デッキ戦(赤))のデッキ。ランクAA。 対策 魔帝龍騎ダーク・クリムゾンを軸に据えたジークデッキ。 強力なスピリットは多いがコアは足りない。魔界七将デスペラードが意外と役に立つ。 敢えて先に魔帝龍騎ダーク・クリムゾンを使って龍帝・竜騎の大型を並べておけば、奇襲にも対応しやすい。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/35.html
【名前】 メガゼール 【読み方】 めがぜーる 【登場作品】 仮面ライダー龍騎仮面ライダーディケイド 【登場話(龍騎)】 第3話「学校の怪談」第4話「学校の怪談2」 【登場話(ディケイド)】 第6話「バトル裁判・龍騎ワールド」 【分類】 ミラーモンスター 【特色/力】 高速移動、ハサミ状の刃の刀 【モチーフ】 レイヨウ 【契約ライダー】 仮面ライダーインペラー 【名前の由来】 100万倍を意味する接頭語メガ(英:Mega)+ガゼル 【詳細】 レイヨウ型ミラーモンスターの一種。 非常に身軽で高速移動を得意とし、人間を高速で捉えてはミラーワールドへ引きずり込んで捕食していた。 ノコギリ状の刃を持つ刀を武器とする。 レイヨウ型モンスターは異なる姿のモンスターが数多く存在し、メガゼールはその一種となる。 番組の公式サイトでは、仮面ライダーインペラーの配下モンスターの1体として紹介されていたが、作中では登場していない(理由は下記余談にて)。 第3話、第4話に登場し、小学校付近のミラーワールドに潜み、小学生の女の子を狙っていた。 ギガゼールと組んで行動していたが、龍騎とナイトに阻まれ、両者のファイナルベントによってギガゼール共々爆散した。 【仮面ライダーディケイド】 第6話に登場。 他のレイヨウ型モンスターと共に裁判に参加していた人間が変身する仮面ライダーインペラーに引き連れられて登場するも、インペラーがディケイドに破れたため、その後どうなったのかは不明。 【余談】 レイヨウ型モンスターながらインペラーの呼び出した中にいないが、これはスーツがネガゼールに改造されたため。 「Masked Rider Dragon Knight」にてスーツが新造された結果、仮面ライダーディケイドにてついにインペラーのモンスターとして同じ画面内で登場が実現した。 なお同じく龍騎本編にてスーツ改造の結果姿を消したモンスターで、海外版にて新造されたため再登場するようになった個体としてゲルニュートがいる。 こちらはブロバジェルに改造されたが、海外展開では戦闘員扱いで複数のスーツが作り直された結果、一部がダミー・ドーパントへと改造されている。 放送当時発売された格闘ゲームでは、使用可能キャラの1体として登場。 性能は「ギガゼールの武器違い」。 モチーフとなった生物のレイヨウについてはギガゼールの項目を参照。 名称はガゼルと100万倍を意味する接頭語のメガを足したものと思われる。
https://w.atwiki.jp/rangers-strike/pages/625.html
特徴「仮面ライダー」を持つユニット RK-023 仮面ライダー1号 RK-027 仮面ライダーBLACK RK-029 仮面ライダークウガMF RK-031 仮面ライダーG3MILD RK-032 アナザーアギト RK-033 仮面ライダー龍騎 RK-036 仮面ライダーライア RK-038 仮面ライダーガイ RK-047 仮面ライダー轟鬼 RK-048 仮面ライダー斬鬼 RK-049 仮面ライダー勝鬼 RK-050 仮面ライダー裁鬼 RK-051 仮面ライダー鋭鬼 RK-052 仮面ライダー弾鬼 RK-053 仮面ライダーガタックMF RK-054 仮面ライダーガタックRF RK-055 仮面ライダーパンチホッパー RK-056 仮面ライダーザビーMF RK-057 仮面ライダーザビーRF RK-061 仮面ライダー電王RF RK-062 仮面ライダー電王AF RK-063 仮面ライダー龍騎 RK-064 仮面ライダーファイズ RK-065 仮面ライダーカブトRF RK-066 仮面ライダー電王SF RK-067 仮面ライダーナイト RK-068 仮面ライダー王蛇 RK-069 仮面ライダーファム RK-070 仮面ライダーカブトMF RK-071 仮面ライダーキックホッパー RK-072 仮面ライダー電王GF RK-073 仮面ライダー2号 RK-074 ライダーマン RK-097 仮面ライダーX RK-100 仮面ライダーZX RK-102 仮面ライダークウガDF RK-103 仮面ライダークウガPF RK-104 仮面ライダークウガTF RK-105 仮面ライダーアギトSF RK-106 仮面ライダーアギトFF RK-108 仮面ライダーギルス RK-115 仮面ライダーゾルダ RK-117 仮面ライダータイガ RK-125 仮面ライダーブレイド RK-126 仮面ライダーギャレン RK-127 仮面ライダーカリス RK-128 仮面ライダーレンゲル RK-131 仮面ライダー剛鬼 RK-132 仮面ライダー闘鬼 RK-133 仮面ライダー蛮鬼 RK-134 仮面ライダー2号(THE FIRST) RK-135 仮面ライダードレイクMF RK-136 仮面ライダードレイクRF RK-139 仮面ライダーゼロノスAF RK-140 仮面ライダー電王LF RK-141 仮面ライダーゼロノスZF RK-152 仮面ライダー電王PF RK-153 仮面ライダーガオウ RK-159 仮面ライダーV3(THE NEXT) RK-162 仮面ライダーアギトGF RK-164 仮面ライダー1号(THE FIRST) RK-165 仮面ライダー電王WF RK-166 仮面ライダーG3 RK-167 仮面ライダーカイザ RK-168 仮面ライダー電王CF RK-169 仮面ライダーゼロノスVF SK-000 仮面ライダー龍騎ブランク体 PK-001 仮面ライダー龍騎 PK-003 仮面ライダー龍騎 PK-004 仮面ライダー電王SF PK-008 ライダーマン
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/7615.html
【名前】 サバイブ 【読み方】 さばいぶ 【登場作品】 仮面ライダー龍騎 【分類】 アドベントカード 【詳細】 特殊なアドベントカード。 仮面ライダーオーディンが所持しているものだが、「無限」を除く2枚はバトルファイトに参加する仮面ライダーへ与えられた。 APなどはなく、「疾風」、「烈火」、「無限」の3枚がある。 使用したライダーをサバイブと呼ばれる強化形態へ変化させることが可能。 強化することで、カードデッキを変わる。 カード3枚を合わせると、不死鳥の姿を模し、「疾風」は右の羽根、「烈火」は左の羽根、「無限」は不死鳥の肉体を構成している。 『龍騎』劇中では「疾風」、「烈火」の2枚しか利用されなかった。 「烈火」は仮面ライダー龍騎が、「疾風」は仮面ライダーナイトが利用しており、「無限」は仮面ライダーオーディンが所持している。
https://w.atwiki.jp/10932tb/pages/500.html
【種別】 俺、誕生! 登場人物・出演俳優 ゲスト声優(友情出演) 【名前】 萩野 崇 【よみがな】 はぎの たかし 【役名】 コブライマジン 【登場話】 劇場版 仮面ライダー龍騎(テレビ朝日 2002年)より友情出演 超光戦士シャンゼリオン(テレビ東京 1996年)でシャンゼリオン(涼村暁)役や 仮面ライダー龍騎の凶悪な仮面ライダー王蛇(浅倉威)役など、様々な役をこなす。 ドラマ、CMで活躍中 【主な出演作品】 仮面ライダー龍騎(未)(仮面ライダー王蛇/浅倉威) 仮面ライダーディケイド(仮面ライダー王蛇) 超光戦士シャンゼリオン(シャンゼリオン/涼村暁) 湘南爆走族 熱闘!アルバイト大作戦(江口洋助) 【関連サイト】(外部リンク) 長良プロダクション 萩野 崇 【関連するページ】 コブライマジン 仮面ライダーディケイド(第10作) 仮面ライダー王蛇 俺、誕生! 登場人物・出演俳優 劇場版