約 4,337,496 件
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SS置き場 せっかくwikiを取得したので今まで書いた文章でもまとめておこう、と思って作成。
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プレイヤー名 アンドリュー デッキ名 アコサポSS デッキコード[デッキコード] 1061l0P6r6w6B6Q6U6X747D7O7Q7T898v8N9Xbl [ユニット] × 5 No003 アサシン × 1 No028 アーコル × 3 No018 メイドウィッチ × 1 [マジック] × 35 No134 命削りの風 × 1 No135 精神の秘箱 × 3 No137 心削りの石 × 2 No142 抹殺の赤風 × 2 No143 未完のキューブ × 3 No144 封魔石の欠片 × 3 No147 生命の滅亡 × 1 No158 ソーマの烙印 × 3 No162 魔道転送 × 2 No163 生命吸収 × 1 No164 魔力吸収 × 1 No169 契約の石 × 2 No176 魔物の香水 × 3 No182 降魔の蓮華門 × 3 No206 水柱の篭手 × 3 No235 特攻の剣 × 2 解説 CP100帯でAPを高く取れるアーコルを マジック軸のユニットにすれば スタイリッシュに動けるのではないかなっていうコンセプト。 基本的にマジックでサポートをして アサシンやユニットを出して詰める展開になった時に 香水やアーコルを使っていくことを想定する。 デッキの性質上、大型を特攻または未完魔転で基本処理するので 抽出受けが地味に辛いところであるし ユニットでゴリ押しされるのにも弱い。 つまりタイマンで勝てるようなデッキ力はない。 ただ、相方がバリバリの攻めでこちらもサポートに徹するような 盤面が出来ればデッキ性能をうまく活かすことはできるかもしれない。 いくつか改良を重ねているのでデッキ名に「SS」を付けている。 このデッキに関してのコメントは以下のテキストボックスから 名前 コメント アンドリューのデッキリスト プレイヤーリストへ
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アンケート回答 このページではダンゲロスSS4アンケート「その他、今後のSSキャンペーンに向けてご意見・ご要望はありますか?」への投票結果・コメント内容を公開します。 このページには表試合SS、裏試合SS、幕間SSの全てに関するネタバレが含まれる可能性があります。 ネタバレを回避したい方はご注意下さい。 回答内容【最新試合までのネタバレ注意!】 長文のSSが多かったので、投稿期間を短くして文字数に制限をかけたSSキャンペーンがあってもいいかなと思います。 機械に詳しくないのでわからないんですが、SS3では一行が何文字かってのが定められていたので、それがあると完璧な体制かなと思う。野試合が間に挟まるのとか、決勝戦では時間を開けるとか、改良して進化して凄いなと思いました。 1人で最初から2人のキャラクターを作り、他の書き手と1人ずつキャラクターをトレードして戦う2vs2が見たいです。 とりあえず夏頃に新人戦やりますのでよろしくお願いします。 かなり大事なところは確立されてきているので、そこを外さず、そうでないところはGK独自のオリジナリティを加えて色々やってみて欲しいですね。 自キャラ敗北SSの扱いについて細かい規定があってもいい気がします タッグ戦とかチーム戦、多人数大戦も見てみたいですね。 今回のSS4の熱量の高さはGK陣お二人の尽力や人望によるものが大きかったと思います。ありがとうございました。 この熱量が(SSキャンペーンに限らず)どこかにつながっていくと嬉しいですね。 SS5もすでにやりたいです。流石にちょっと期間明けたほうがいいと思うけど。 GKとも戦いたかったッス。 でもそれは次の機会で! 最後に、ダンゲロスSS4の運営おつかれさまでした。 一参加者として、ここまで楽しく参加させていただけたのはひとえにGK陣のご尽力のたまものです。 本当にありがとうございました。 もっとお気楽に参加できるSSキャンペーンのカタチがあればいいなぁと思ってます。 TAGひらこう、TAG ・SS調整期間があったらいいなと思いました。10箇所100文字以内なら24時間変更を受け付けますみたいに。 ・SS総合感想スレッドが感想掲示板にあったら面白いかもしれません。全体の傾向などについて書けるような。 ・アンケートは全試合が終了してからでよかったと思いました。 キャンペーンを重ねる事に長期化しているので、そろそろ歯止めが欲しい。 次も楽しみだぜ! 小規模なSSキャンペーンも順次開いてほしいです。とにかく参加してみたいんで・・・ エキシビジョンは断れるようにしてあげると優しいと思いマース!まあ自分がそこまでいけるとは思えないですけど、万が一そこまで行ったらもう戦いたくないドンってなりそうなので! SS5のキャラはもう考えてるので気が早いけど夏ぐらいには開催されて欲しい。 今回、感想で他の参加者を傷つけるようなことをしてしまいましたので、以後注意します。 また、事前にこのようなことにならないよう、書き込む前によく考えろなどと言う心得を用意しておくと防げていいと思います。 私の都合によるものなのであんまり堂々とは言えませんが、決勝戦の締め切りを二日延長したからといって、裏決勝戦の締め切りを延長する必要はなかったと思います。 また、今回であれば迷宮時計の獲得という(当初の)ストーリーのクライマックスは表決勝戦に据えていただければと思いました。 GK作業お疲れ様でした。今回の成功はGKの手柄であると思います。 年一回くらいやって欲しいですね ここからプロ作家が出て欲しいな それくらい面白かったです アンケート遅れましたがGKの皆様お疲れ様でした キャンペーンに関わった人達もありがとうございました byぽぽ
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SSランク|シーモア ルアー ひとろう 響火 響 ソウゲツ
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Fallout 3 SS晒しスレッド Fallout 3 SS/MOD晒しスレッド 2 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 3 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 4 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 5 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 6 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 7 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 8 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 9 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 10 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 11 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 12 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 13 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 14 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 15 までの過去ログを圧縮してロダに上げております。 http //loda.jp/fallout3uploader2/?id=232
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野試合SS・雪蔵その1 「次のニュースです。日本再生党の飯田カオル氏が―――」 テレビではニュースキャスターがその日の出来事を読み上げている。 「文、コーヒーを持ってきたの」 「ああ、すまない」 応接室でテレビを見ていたエプロン姿の女性は声に振り返ると少女から手渡されたコーヒーカップを受け取る。 「ここにはなれたかな。リュネット」 「大丈夫。文が色々としてくれたから」 「そうか。それならよかった」 リュネット・アンジュドローが迷宮時計により送り込まれた桜並木の世界。 あれから一ヶ月が過ぎ、上野公園の事件の事は風化しほとんど報道されなくなった。 被害者として警察に保護されたリュネットは本屋文に引き取られた。 本屋文のことは知っていた。 リュネットがいたアリマンヌ教会児童館にも彼女は来ていたから。 もちろん彼女はリュネットの世界の本屋文とは別人である。 そもそも彼女はリュネットが知っている文よりも少し若い。 それはこの世界がリュネットの世界よりも過去であるからだろう。 そして彼女は当然のようにリュネットが事件に関わっていることに気づいていた。 彼女のことを知っている人間からすれば 真相に気付いていてそれでもよいのかとリュネットが文に問えば、 「私は別に正義の味方じゃなくて、子供の味方だからな」 と笑っていた。 それからリュネットは文の家にいる。 こちらの世界で友人もできた。 眞雪は悪い人間ではないのだが、とんでもない武器を持ち出しては巻き込むのはやめて欲しいと思う。 美弥子は大変だったのだろうとリュネットは思う。 今は元の世界にいた時よりも幸せなのかもしれない。 だが、 だが、それでもリュネットは元の世界に戻りたいと願う。 彼女にとって一番大切な人がこの世界にはいないから。 彼女(リュネット)にとって一番大切な家族(シスターセシル)が。 それはこの世界にアリマンヌ児童館のシスターセシルという女性は存在しなかったという事ではない。 本屋文がこの世界に存在したように彼女もまたこの世界には存在した。 しかし彼女はリュネットの世界のセシル(リュネットが会いたかったセシル)ではない。 彼女はリュネットを知らないし、思い出も共有していない。 別の人間なのだ。 だから、ラトンに言われたように踊りを学んでいる。頑張って彼が満足する踊りを身につけられるように。 そして、元の世界に帰れたときセシルに見せられれば素敵なことだと思う。 彼女と二度と離れない。制止する彼女を振り切ってこんなところまで来てしまった、自分がバカだったのだから。 「リュネット。私は書庫で本を整理するつもりだから、先に眠っててくれ」 「わかったの」 リュネットはそのまま部屋から出ていった。 ◆◆◆◆◆◆ 「ここはどこ……なの……」 目が覚めたとき どこかの倉庫……のようにみえる。 周囲には所狭しと並べられた大量のコンテナが見える。中身は蟹だろうか? 「寒いの……」 空気が冷たい。少し眠っていたからだろうか。身体が冷え切っている。 確かにリュネットは部屋にいたはずなのに。 迷宮時計? いや、そんなはずはない。あの日廃糖蜜ラトンに敗れたとき、確かに彼女の迷宮時計は失われた。 では、なぜ? わからない。 とにかく彼女にとってここは良い空間でないことは確かだ。 彼女は決して寒さには強くない。 そしてここが桜並木の世界でないのならば、なんとかして戻らなくては。 ラトンが現れたとき元の世界に戻ることができない。 そこへ現れた人影。真っ白な髪の小柄なアルビノの少女。 探偵コンビ柊時計草と風月藤原京であった。 『花刑法庭 -フラワーコート-』開廷。 藤原京を中心に空間が切り取られると周囲に美しい花弁が咲き乱れる。 柊時計草と風月藤原京は上野公園の事件について責め立ててきたが、メガネ=カタの力と美しきロスマリンを駆使してナントカ倒した。 「もうすぐここは崩壊します」 どこからともなく現れた飴びいどろが叫んだ。 二人はガラスの力でナントカ脱出。 そして雪蔵は崩壊した。 ◆◆◆◆◆◆ 気がついたとき、リュネットは彼女に与えられた部屋で机に伏して眠っていた。 「……夢?」 本当に夢だったのだろうか。 わからない。それにしては現実的だった。 もしかすると時逆順が気まぐれに起こしたいたずらだったのかもしれない。 どちらにせよリュネットは桜並木の世界に再び戻って来れたということだ。 今日もセシル似合うために頑張ろう。 そう誓うとリュネットは部屋の扉を開いた。 END このページのトップに戻る|トップページに戻る
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【初出】 禁書SS自作スレ>>993 ◇◇◇ 大覇星祭の運営委員である吹寄制理は自分の参加してない競技の際は積極的に運営に参加する。 しかしこの時ばかりは自分の積極性を恨まずにいられなかった。 先ほどゴールテープを切ったばかりの一着の選手を見て吹寄は不快な気分になった。 それこそこれみよがしに大きな舌打ちを打つのだが、当の本人はまったく気づいていない。 本来なら自分の所属する学校の選手が一着でゴールしたのだ、これは素直に喜ぶべき事柄なのだろう。 控えていた他の運営委員の女子が一位の選手―上条当麻に手馴れた様子でスポーツタオルを頭から被せて臨時の待機場所に誘導する。 (カ、カルシウム・・・カルシウムが足りないんだきっと) 自分の運営委員のパーカーのポケットをごそごそと漁り、コンビニなどで売ってる小さな栄養剤の入った容器を取り出して蓋を開ける。 ザザザザァァァ、ためらうことなく大きく口を開けてカルシウムの錠剤を流し込む。 近くにいた運営委員のパーカーを着た女子がヒィッ!?っと御機嫌斜め45度な吹寄の様子に気づき小さな悲鳴を上げる。 カルシウムの錠剤を乱暴に噛み砕き、同じようにパーカーのポケットから取り出したスポーツ飲料の小さなペットボトルの中身を使って強引に飲み込む。 ばりごりごり・・・・ぐび・・ぐび・・・ぐび・・・ごっくん 「ふー・・・カルシウム補給完了」 さきほどの黒いオーラを鎮めてみる。 沈静化成功。と声に出さずに呟く。 到着選手の待機場所に向かいながら吹寄制理は考える。 (確かにこの競技は人を借りてくる競技だけど、あの体勢でずっと運んできたのかしら、上条当麻) 別に彼女が不機嫌になる理由なんて何もない、あの少年は彼女にとってはクラスにいる三バカの一人 ちなみに[クラスの三バカ]というのはほかならぬ吹寄自身が彼ら―上条当麻 土御門元春 青髪ピアスの少年に対して付けたものだ。 目を離すとすぐに規格外の事をして彼女の仕事を増やす。いわばトラブルメーカーなのだ、しかし同時にムードメーカーでもある。 それは吹寄自身も認めてる。 あの少年は夏休みからなのだがしょっちゅう大怪我をしては入院してすぐに退院するという奇妙なサイクルを送っている。 しかもそれらのすべてが女の子絡みだ。 上条当麻の行くところ女の子あり、といった揶揄もあながち間違っていない。 今回だってそうだ、スポーツのエリート校の嫌味な教師に彼のクラスの担任である月読小萌が酷く傷つけられたことが切欠でやる気がなくなっていたクラスの 嫌味な教師風にいえば―[落ちこぼれ]達をどんな相手にも屈しない最強の[猛者]に変えてしまったのだ。 あいかわらずとんでもない影響力だ。 吹寄制理はカルシウムを摂取して幾分かマシになった頭で考えを整理して例の少年に視線を向けてみた。 「―――で―――」 「あら―が――――だ――わ」 なにやら連れて来たツインテールの少女と話してるようだがここからは遠くて聞き取れない。ただでさえ雑音が多いのだ。 自分の不機嫌さを隠すかのように吹寄は新たな選手の為にゴール地点へ向かって歩いていった。 ◇◇◇
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第二回戦SS・駅その3 『デイドリーム愽士の全人類幼女化計劃』 明治四拾年五月參拾壱日。大阪梅田ステイション。 瓦斯燈に照らされた儼しいゴチック様驛舎を睥睨する運行監視塔に怪しげな老人が獨りゐる。彼は、迷宮時計を核とした奇怪なる裝置の起動釦を投入した。忽ち櫻色の光が構内を包み込み――凡ての者が幼女と成った。居合わせた時計所有者達も。 「エフォート! チャンプ! 出て來ーい!」兩手の鉈を振りかざし、シシキリちゃんが大聲を上げる。水色スモックの六歳幼女なれど亂れ髪が恐ろしい。キャアと叫びてんでにプラットホウムを逃げ惑う數多の幼女達。「やっつけてやるー!」シシキリちゃんが前齒の無い口で牙を剥く。 「コラッ!」軆操服を着た、大きな身軆の七歳幼女が現れてシシキリちゃんをどやしつける。其の金髪はバンダナで纏められてゐる。此の子がチャンプちゃん也。「そんな危なひ物を振り囘したら駄目ぢゃない!」「ひゃうっ!」怒られたシシキリちゃんは涙目になって尻餅をつき、鉈を鞄に仕舞う。 そこに「見つけた! 纏めてドォン!」向かいのホウムから、エフォートちゃんが眩い光彈を投げ附けてきた。「キャア!」「痛いっ!」チャンプちゃんとシシキリちゃんが遠距離攻撃を受けて呻き聲を上げる。「エェン! ウエェン!」突然の出來事に、泣き出す一般幼女もゐる。 「コラッ!」鐵道越しに、再びチャンプちゃんの叱り聲。「ひゃん!」異國のお姫様の如き舶來ドレスを纏った長い青髪の五歳幼女エフォートちゃんが、怒聲に吃驚して尻餅をつく。「二人とも、先づは話し合いをしませう」チャンプちゃんが提案し、三人はホウムの長椅子に並んで腰掛けてお話しをする事になった。眞ん中にチャンプちゃん、右にシシキリちゃん、左にエフォートちゃん。 「貴方達の願ひ事は何?」チャンプちゃんが訊く。「私はね、遠くに行っちゃった友達の盛華ちゃんに、幸せになって慾しいの」シシキリちゃんは小さな聲で答へた。「あ、私も同じ! 友達と亦會いたいの!」とエフォートちゃん。 そしてエフォートちゃんは、三人の友達との悲しひ別れについて滔々と述べた。すると唐突にシシキリちゃんが泣き出して、謂った。「違う! エフォートちゃんは慾張りだ! だって、ちゃんとお別れ會をしたんぢゃない! ビクトリーちゃんは手を繋いでくれたぢゃない! 狡いよ! 盛華ちゃんは何も謂えなかったんだから! 手だって繋げなかったんだから!」 エフォートちゃんも謂ひ返す。「私はみんなに置いてかれたんだよ! 一緒に往きたかったのに! いきなり獨りぼっちになっちゃったんだよ!」エフォートちゃんの眼からも涙がぼろぼろと溢れる。「必づみんなと會ふんだから!」エフォートちゃんが立ち上がり、魔法格闘の構へ。「私だって絶對に敗けられない!」シシキリちゃんも泣きながら、二本の赤い鉈を抜く。二人が軆驗した出來事は、幼い少女の身には重過ぎて、全身が張り裂けそうに成ってゐるのだ。 「ようし。大軆わかったよ」チャンプちゃんが立ち上がり、右腕でシシキリちゃんを、左腕でエフォートちゃんをぎゅうと抱き締めた。「二人の願い事、吾輩が預るね!」「えっどういうこと?」シシキリちゃんが問い返す。「自分のこと『ワガハイ』って謂うんだ」エフォートちゃんは變な處で引っ掛かった。「吾輩の願いは迷宮時計の戰いを平和に終はらせる事なの」 チャンプちゃんは、時計を総て集めて參加者みんなの願いを全部叶える計劃を話した。然う謂えば動畫サイトでチャンプちゃんが其のやうな事を謂ってゐた氣がすると、二人も思ひ出した。「さう謂ふ譯だから、吾輩に時計を渡してくれるかな?」「うー……」「でも……」エフォートちゃんとシシキリちゃんは中々時計を差し出そうとしない。 「あのさ、私が勝ったらみんなの願い事を叶えるからさ、チャンプちゃんが時計を渡してよ!」エフォートちゃんが謂った。「あっ狡いっ! 私だって叶える叶える!」シシキリちゃんも謂った。「いやいや吾輩に任せてってば!」話し合いは左右の線路のやうに、何時まで経っても平行線で纏まらない。 「間もなく列車が參りまぁす。御注意くださぁい」驛員幼女が擴聲機で呼び掛けた。「あっ! 蒸氣機關車!」「うわわーっ! 本物っ! 本物だっ!」「私、動いてる蒸氣機關車って見るの初めて!」三人は話し合ひをひと先づ中斷して、仲佳く汽車が來るのを見守った。驛員幼女はてこてこと歩き囘り、ホウムの安全を慥認してゐる。幼女化しても人々は其れ迄と變わらぬ役割を果たしており、大きな混亂は起きていない。此の時點では。 ボオオオオ。黒い煙を吐きながら、黒塗りの蒸氣機關車が客車を牽いてやって來た。汽車製造會社製の國鉄230形蒸氣機關車だ。三人は大憙び。「うわぁ! 格好佳い!」「凄い! 凄い!」「ね、ね、トーマスに似てるよね、ね!」其れも其の筈、230形は英國の機關車を參考に設計されたタンク機關車なのだ。だから車軆構造が機關車トーマスに似てるのも當然と謂へやう。 だが、樂しい時は其處までだった。驛手前の切り替えポイントで、機關車がぐらりと傾いた。そして、其の侭横倒しに成りぎゃりぎゃりと耳障りな音を立てながら砂利を撒き散らし、止まる。「大變だ!」エフォートちゃんが叫ぶ。ホウムで汽車を待ってゐた多くの幼女達は突然の脱線事故に驚きわあわあと泣き出した。運轉手幼女が減速を誤った爲の慘事である。 「早く! 汽車の中の人を救けなきゃ!」逸早くチャンプちゃんが機關車に飛び込み氣を失ってゐる運轉手幼女を救い出す。「分かった!」エフォートちゃんが客車の扉をめりめりと剥がす。「私もっ!」シシキリちゃんの鉈が唸りを上げ、横倒しの客車輛に脱出口を穿ってゆく。中から乘客幼女達が泣き喚きながらぞろぞろと出て來る。 動ける子は未だ良い。問題は大怪我をして動けない子達だ。骨を折った子。頭から血を流している子。客車の中は宛ら幼女地獄繪圖であった。チャンプちゃんと、エフォートちゃんと、シシキリちゃんは、痛みに苦しみ泣き呻く子達を励ましながら、一人一人救け出していった。 此れ程の大事故であったが、幸ひな事に死者は出てゐないやうだ。車内の怪我人を總て助け出して一安心する三人。しかし、地獄は終わってゐなかった。ドオオオン! 倒れてゐた機關車のタンクが水蒸氣爆發を起こし、燃え盛る石炭が飛び散る。そして、驛舎が燃え上がった。 「キャアアア!」幼女達がホウムを逃げ惑う。「此方だよ! 泳げる子は港に飛び込んで! さうでない子は線路傳ひに廣場へ!」チャンプちゃんが冷靜にみんなを誘導する。動けない子をシシキリちゃんとエフォートちゃんが何遍も往復して運ぶ。激しい焔と熱と煙。大阪驛が、壊れてゆく。 「逃げ遅れた子はもうゐないかな?」シシキリちゃんが謂った。「待ってて。“キュア・サークル”」エフォートちゃんが魔力を薄く廣く伸ばして探索する。「あっ! あっちの塔の上! 動いてない……直ぐ救けに往かなきゃ!」最後の要救助幼女。だが、監視塔は焔に包まれてをり近附く事すら難しかった。 「ぢゃあ、エフォートちゃんに飛んで貰いませう」チャンプちゃんが譯の解らないことを謂ったのでエフォートちゃんは大焦り。「ちょ、私飛べないから! 魔法少女には飛べる子もゐるけど私は無理!」「うん。だから吾輩とシシキリちゃんの力で、身輕なエフォートちゃんを投げ飛ばすの!」燃える焔を飛び越え、監視塔の外壁に取り附き攀ぢ登る。なんと恐ろしひ作戰! そんな恐い眞似は無理だ、とエフォートちゃんは思った。 「無理なら、已めても佳いんだよ。一か八か、私が火の中を突っ切るから!」不安さうなエフォートちゃんを見て、シシキリちゃんが謂ふ。突っ切るだなんて! そんなのどう考へても不可能なのに! エフォートちゃんは焔に包まれた監視塔を見て、シシキリちゃんの顔を見て、チャンプちゃんの顔を見た。そして、ビクトリーちゃんと、フレンドシップちゃんと、テンカウントちゃんの顔を思ひ浮かべた。彼の日、私は置いていかれた。でも今は、私が往くべき時だ。ならば……飛ぶしかない! ベルトを締め直し、シュシュを整へ、懐の銃を慥める。覺悟完了。「私、往く! チャンプちゃん、シシキリちゃん、御願い!」 エフォートちゃんの右脚をチャンプちゃんが、左脚をシシキリちゃんが持つ。エフォートちゃんは脚にありったけの魔力を込める。「いっ」「せーの!」「せえええーっ!」三人の力を合はせ、エフォートちゃんが焔を越えて大きく跳躍する! そして監視塔の壁に飛び附き僅かな出っ張りに指を掛ける! 此處までは成功! (熱い……!)エフォートちゃんの下から迫る焔が、容赦なく幼い軆を炙る。(でも負けない!)エフォートちゃんは監視塔の壁を登ってゆく。「まほ! かつ! まほ! かつ!」勇氣の呪文を唱えながら。チャンプちゃんとシシキリちゃんは、そして驛から逃れた幼女達は、固唾を飲んでエフォートちゃんの事を見守る。 「えいっ!」塔の最上部に辿り着き、硝子窓を割って中に入るエフォートちゃん。「大丈夫!?」倒れていたのは軆の細い、櫻色の髪の幼女だった。其の傍らには捻くれた金属で“時計”を圍った奇妙な裝置。「う……うう……貴女は誰……?」櫻色の少女は呻くやうに謂った。「佳かった、間に合った! 私はキュア・エフォート! 飛び降りるから慥り掴まってて!」 窓枠を蹴って、櫻色の少女を背負ったエフォートちゃんが跳んだ。四階建て監視塔最上部からの跳躍! だが距離が足りない! 焔の中に墜ちる! しかし、下にはチャンプちゃんとシシキリちゃんがゐる! 水をたっぷり含ませた毛布を持って二人は焔の中に踏み込み、降ってくるエフォートちゃん達を受け止めた! そして、急いで焔の中から脱出し、火の囘って來ない廣場まで移動した。 其処には燃え盛る焔から逃れて來た乘客幼女や驛員幼女達が集まってゐた。そして、誰とは無しに自分達を救けた英雄を讚へ始めた。「ウィー! アー! チャンプ!」「まほ! かつ! まほ! かつ!」「ウィー! アー! チャンプ!」「まほ! かつ! まほ! かつ!」驛舎を焼き尽くす焔よりも熱い歓聲が沸き上がる。 「待って! 此の子……顔色がおかしい!」異變に氣附いたのはシシキリちゃんだった。監視塔から救出した少女の顔から血の氣が引き、唇が青黒く變わってゐる。……一酸化炭素中毒だ。エフォートちゃんの努力も虚しく、既に手遅れだったのだ。靜まりかへる観衆幼女達。 櫻色の髪の少女は弱々しく謂った。「私は……もう駄目。御免ね。私が間違ってた……汚ない大人を全員幼女にすれば、平和な世界に成ると思ってたの……」“彼女”が得た新しい身軆は余りにも華奢で脆かった。「でも幼女だけぢゃ汽車もまともに動かせない……世界には大人が必要だって、やっと解った……」 「救けてくれて有難う……貴女達は生きて……そして、其の優しい氣持ちを……大人に成ってもずっと……忘れ……ないで……」「うん……」「解った……」「絶對に忘れないよ……」チャンプちゃん達が涙ながらにさう答へたのを聞くと、櫻色の少女は紫色の唇にうっすらと笑みを浮かべ乍ら息を引き取った。 死亡によってデイドリーム愽士の能力『全人類幼女化計劃』が解除され、愽士の亡骸は老人の姿に戻った。そして、ミスター・チャンプと、練鐵の元・魔法少女キュア・エフォートと、シシキリも本來の姿と精神性を取り戻した。 其処からは一瞬の出來事だった。 チャンプの右手が鹿島神流・地獄突きによってシシキリの胸を貫き心臓を破壊した。シシキリは鉈を振り上げ乍らチャンプの右腕を斬り落とし、鉈を振り下ろしてチャンプの頭蓋を割った。そして、シシキリは再び鉈を振り上げ、後ろに一歩飛び退いたエフォートへと襲い掛かる。チャンプの巨軆が赤い血を噴き乍ら崩れ落ちる。 エフォートは魔力を込めた兩腕を頭上で交差し、振り下ろされて來る鉈を防禦する。エフォートの魔力は、努力を裏切らない。愛すべき友を喪ってから三年間、エフォートは一日たりとも欠かさず魔法鍛錬活動を重ねて來た。如何なる膂力の魔人を以てしても、其の防禦を鉈ひとつで伐ち破ることは不可能である。 努力――そう。其れは間違いなく努力ではあった。青空羽美が乳呑み児であった頃より、シシキリは殺し續けてゐた。愛する盛華を殺めた怨敵を、毎日毎日殺し續けてゐた。十六年。毎日欠かさず。何度も何度も何度も殺した。何萬囘も殺した。 其れは、良識に拠って判斷するならば無爲な努力であらう。だが、エフォートの魔力は努力を裏切らない。血と汚物にまみれた昏い努力が實を結ぶ。シシキリの鉈がエフォートの兩手首を斬り落とし、頭蓋の左三分の一を斬り落とし、左肩から入って股へと抜けた。縦二つに兩斷されたエフォートは腦と臓物を溢し絶命する。シシキリは倒れ乍らも水平に鉈を振るって兩脚を切斷し、エフォートを青い達磨に變へた。 「そんな! そんな馬鹿な! 立ってくれチャーーーンプ!」觀衆の一人が絶叫した。其の聲が、チャンプに届いた! 頭蓋を割られてなほ、英雄は立ち上がった! 命に代へても打ち倒すべき邪惡が其処にゐる。誇り有る戰ひを魅せるべき、時空を越へて應援に驅け附けてくれたファンがゐる。寝てゐる理由は何処にも無い! 胸を穿たれて倒れたシシキリに馬乘りになり、殘された左腕で毆る! 毆る! 毆る! 毆る! シシキリの上軆が熟れた柿のやうにぐづぐづと潰れてゆく! シシキリは殘り僅かな死力を振り絞り最期の抵抗! 鉈を振り上げてチャンプの左腕を斬り落とす! だが兩腕を喪った程度で英雄が止まるか? 否!! 斷ぢて否!! チャンプ渾身のヘッドバッドが、心停止により蟲の息のシシキリへ豪然と叩き附けられる! 蒸氣機關車の直撃よりも遙かに遙かに遙かに重い一撃!! 激突!!! 大地を搖るがす轟音!!! ……其れが、致命傷と成った。シシキリの鉈で割られたチャンプの頭蓋は、自らの技に耐へ切れなかったのだ。頭蓋骨が碎け、チャンプの腦牆が飛び散る。 皮肉な話だが、若しチャンプが聲援に應へず横たわった侭であったなら、心臓を破壊されたシシキリの生命活動が先に停止してゐた事だらう。だが、最期まで勇猛に戰った誇り高き戰士の事を、私は讚へたいと思ふ。 此れが、彼の有名な『梅田驛幼女大炎上事件』の裏側にあった、語られざる眞實である。ミスター・チャンプ、キュア・エフォート、そしてシシキリの尽力により、此れ程の大事故であったにも拘わらず死者は五指に滿たなかった。 JR大阪驛の西側に、幼女を守って命を落とした勇敢なる者を記念する石碑が建ってゐる。諸兄も若し大阪驛に往く機會が有ったなら、少し足を伸ばして碑を訪れ、鐵道の安全と幼女の幸福について是非考へて呉れ給へ。 http //www.geocities.jp/yosh_3jp/oldosaka2/shimizu.html このページのトップに戻る|トップページに戻る
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BOTのSS集 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。
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【名前】 SSライセンス 【読み方】 だぶるえすらいせんす 【分類】 用語、キーアイテム 【登場作品】 『2』 【概要】 市民ネットバトラーのライセンスの一つ。 正しい読み方ははっきりしておらず、上記はあくまで一例。 Sライセンスの上に来るライセンス。オフィシャルセンターでSSライセンスの試験を受けると入手できる。 インターネットのさらなる奥地へ行くために必要になる。 ただし、受験資格として「星のあかし」と「つわもののデータ」が必要。 「星のあかし」はエンディング後にタイトル画面の「つづきから」の横についている星のこと。 要するにゲームクリア後でないと受けられない。 「つわもののデータ」については該当項目参照。 試験内容は、まず4人いるブラックナビズという悪いナビを撲滅すること。 そしてそれを超えるとウイルスバトルの20連戦に挑むことになる。 むろんウイルスも強い上に足場も極悪。十分に装備を整えた上で挑もう。 このライセンスのさらに上に、SSSライセンスが存在する。