約 4,147,209 件
https://w.atwiki.jp/kotachi/pages/24.html
魔道杯Withクロム・マグナ 概要 +概要 夏の海の潮風が、あの子の髪をそっとなびかせる。 頬が熱く火照るのは、果たして夏の日差しのせいか。 何かが変わる。夏は、そんな期待感を抱かせる…… 期間限定トーナメント「魔道杯 with クロム・マグナ」、いよいよスタート! 4日間行われる魔道杯は、総合報酬、デイリー報酬、累計報酬等、たくさんの報酬を用意して、皆さんのご参加をお待ちしています。 今回の報酬は、いよいよ近づいてきた「クロム・マグナⅢ 臨海学校」に関わる精霊達! 副会長のイツキを始め、番長オブザ番長のエミリアや、ミス クロム・マグナのアーシア、初登場の教師サロメ、イツキの弟アキラ… 平穏な学園生活を送る彼らが、臨海学校を前に思うこととは…!? 「魔道杯 with クロム・マグナ」は、7月28日 15 59まで。 報酬 +デイリー報酬一覧 1位~1,000位 限定Aレアカード 「浴衣副会長 イツキ」× 2 「海の家の男子 アキラ」 「酒飲み教師 サロメ」 + Sレア潜在能力解放カード 「ハイ・エーテルグラス」 + A+レアカード 「ポット・ザ・ゴールデン」 + Sレア進化素材カード 各属性1枚(※1) + クリスタル3個 1,001位~5,000位 限定Aレアカード 「浴衣副会長 イツキ」 「海の家の男子 アキラ」 「酒飲み教師 サロメ」 + Sレア潜在能力解放カード 「ハイ・エーテルグラス」 + A+レアカード 「ポット・ザ・ゴールデン」 + Sレア進化素材カード 各属性1枚(※1) + クリスタル3個 5,000位~10,000位 限定Aレアカード 「海の家の男子 アキラ」 「酒飲み教師 サロメ」 + A+レア潜在能力解放カード 「エーテルグラス」 + A+レアカード 「ポット・ザ・ゴールデン」 + Sレア進化素材カード 各属性1枚(※1) + クリスタル3個 10,001位~30,000位 限定Aレアカード 「海の家の男子 アキラ」 「酒飲み教師 サロメ」 + A+レア潜在能力解放カード 「エーテルグラス」 + A+レアカード 「ポット・ザ・ゴールデン」 + A+レア進化素材カード 各属性1枚(※2) + クリスタル2個 30,001位~50,000位 限定Aレアカード 「海の家の男子 アキラ」 「酒飲み教師 サロメ」 + A+レア潜在能力解放カード 「エーテルグラス」 + Aレア進化素材カード 各属性1枚(※3) + クリスタル2個 50,001位~100,000位 限定Aレアカード 「酒飲み教師 サロメ」 + A+レア潜在能力解放カード 「エーテルグラス」 + Aレア進化素材カード 各属性1枚(※3) + クリスタル1個 100,001位~300,000位 限定Aレアカード 「酒飲み教師 サロメ」 + A+レア潜在能力解放カード 「エーテルグラス」 + クリスタル1個 300,001位~以下全員 A+レア潜在能力解放カード 「エーテルグラス」 + クリスタル1個 (※1) 「太陽樹ユグドラシル」 「蒼海樹ユグドラシル」 「天雷樹ユグドラシル」 (※2) 「木漏れ日の神樹」 「母なる海の神樹」 「天に祈りし神樹」 (※3) 「緋色のドライアド」 「翡翠のドライアド」 「月光のドライアド」 +総合入賞報酬一覧 1位~100位 限定Aレアカード 「祭り日の ジョージ&エミリア」 + 限定Sレアカード 「ポット・ザ・プラチナム」 + クリスタル9個 101位~3,000位 限定Aレアカード 「祭り日の ジョージ&エミリア」 + クリスタル9個 3,001位~10,000位 Sレア進化素材カード 「太陽樹ユグドラシル」「蒼海樹ユグドラシル」「天雷樹ユグドラシル」 + クリスタル7個 10,001位~50,000位 A+レア進化素材カード 「木漏れ日の神樹」「母なる海の神樹」「天に祈りし神樹」 + クリスタル5個 50,000位~100,000位 Aレア進化素材カード 「緋色のドライアド」「翡翠のドライアド」「月光のドライアド」 + クリスタル3個 100,000位~以下全員 クリスタル2個 報酬カード +報酬カード一覧 個人累計pt報酬 【A】祭りに溶け込む アーシア 最終進化【S】女王の浴衣姿 アーシア・べネット デイリー入賞報酬 1位~5,000位入賞報酬 【A】浴衣副会長 イツキ 最終進化【S】風雅な副会長 イツキ・マスグレイヴ 1位~50,000位入賞報酬 【A】海の家の男子 アキラ 最終進化【S】男一匹修行中 アキラ・マスグレイヴ 1位~300,000位入賞報酬 【A】酒飲み教師 サロメ 最終進化【S】酒海を干す魔道教師 サロメ・ヌヴー 総合入賞報酬 1位~3,000位入賞報酬 【A】祭りの日の ジョージ エミリア 最終進化【S】祭エンジョイ ジョージ エミリア 短編ストーリー +短編ストーリー +ジョージ エミリア 「はあっ!?」 昼下がりの街並みに、ジョージの驚きの声が響く。 クロム・マグナ魔道学園が設立された永世中立都市にほど近い、とある商業都市。 その一画にある、洒落たカフェのオープンテラス。 そこでジョージは、妹のエミリアと向かい合っていた。 「ほ、本当か、エミリア!?」 「うん、ホントだよ」 オレンジジュースのコップを両手でつかみ、こくこくと飲んでから、エミリアはうなずく。 「ほら、これ」 カバンから取り出される、一通の封書。 そこには『クロム・マグナ魔道学園 臨海学校へのお誘い』と記載されていた。 「なんで、姉妹校にいるおまえにこれが……」 「番長オブザ番長だから特別待遇なんだって」 にこにこと告げるエミリアに、ジョージは情けない顔になる。 『番長オブザ番長決定戦』――ジョージは、そこで優勝し、学園の番長になろうとしていた。 しかし、ライバルであるヴォルフとの激闘の末に敗れ、負けを認めた次の瞬間――兄がいじめられていると勘違いして割り込んできたエミリアが、ボロボロのヴォルフをランチボックスの一撃で沈め、番長オブザ番長になってしまったのだ。 以来、『番長オブザ番長の視察』ということで、彼女はたびたびクロム・マグナを訪れている。 天使のように愛くるしい番長の来訪を、学園中の生徒たちは諸手を挙げて歓迎していた。 クロム・マグナの校風は文武両道。生徒たちには授業として戦闘訓練が課されるし、ジョージのようにケンカに明け暮れる不良も多い。 だから、平和な姉妹校に通っているエミリアをクロム・マグナに近づけたくはなかったのだが…… 「ね、お兄ちゃん。臨海学校って、どんなことするのかな? 海とか行くんだよね! 海!」 目をきらきらさせるエミリアを見ていると、『もうクロム・マグナには来るな』とか『臨海学校に行くのはやめておけ』などと言えるものではない。 「お兄ちゃんにも、お誘い来てる?」 「ま、まあな」 「やったぁ! じゃあ、いっしょに行けるね!」 「あ、ああ……」 正直、『臨海学校』とやらには嫌な予感しかしない。 なにしろ、あの学園長の発案なのだ。 番長オブザ番長決定戦のときのように、また何かやらかすのではないかと心配になる。 自分1人なら、どんな戦いも受けて立つところだが、エミリアが来るとなると…… 「お兄ちゃん? どうしたの?」 ふと考えに沈んでいると、エミリアが心配そうにのぞき込んできた。 「ひょっとして――臨海学校、行くのイヤだった?」 「そ、そんなことはないぞ!」ジョージはあわてて明るい声で答えた。「楽しみで仕方ないくらいだ! エミリアと遊びに行くのは久しぶりだしな!」 「そう? よかった!」 春の花々が咲き誇るような愛らしい笑顔を浮かべるエミリア。 ジョージも、ぎこちなく微笑み返す。 (ええい、何が来ようと構うものか。オレがエミリアを守ればいいだけだ!) 「臨海学校ね、旅館に泊まれるらしいんだけど、近くでお祭りをやるときは浴衣を貸し出してくれるんだって! この日程なら、三日目の夜にはお祭りに行けるかも! ねえ、お兄ちゃん、浴衣って着たことある? わたし、初めてなんだ!」 エミリアが大いにはしゃぐ一方で、ジョージはひそかに決意を固めていた。 <ステータス紹介> 【S】祭エンジョイ ジョージ&エミリア MAX攻撃力:2453 MAXHP:2221 アンサースキル: どうだ、うまいか?(残りHPが80%以上でダメージ大UP) スペシャルスキル: これ、すんごいおいしいよ!!(4ターン自分自身を徐々に回復する) <注意> 紹介の精霊は、特別な表記のない限り潜在能力を考慮しておりません。 新スキルや新機能をお使いいただくため、最新Verでお楽しみください。 開催期間は予告なく変更する場合がございます。 報酬として配布されるのは【A】状態になります。 +イツキ・マスグレイヴ 「ふむ……」 ――クロム・マグナ学園、生徒会室。 生徒会のメンバーがそれぞれの仕事にはげんでいるなか、イツキは、紙製の資料を長机に置き、その表紙の完成度をチェックしていた。 表紙には、こう書かれている。 『 クロム・マグナ魔道学園 臨海学校のしおり』と―― 「あ、イツキ君」 会計を務める同級生の少女・ニコラが、席を立って近づいてくる。 「しおり、できたんだ?」 「ああ。無難にまとめられた……と思う」 こういった作業は、書記の2人に任せてもいいのだが…… 『海の動物とふれあう際の注意事項』が延々と記載されたり、常人には理解不能な天才ご用達の資料になったりする危険性があったため、結局イツキが作ることになったのだった。 「ふぅ〜ん。どれどれー?」 ひょい、としおりを手に取り、ページをめくり始めるニコラ。 「うん。スケジュール、わかりやすくまとまってて、いいんじゃないかな」 「はは、どうも。正直、海に行って勉強するってだけの企画だから、誰が作ってもまとまるんだけどな」 苦笑しつつ、安堵して肩をほぐすイツキ。 ニコラはよく気のつく少女だ。彼女が太鼓判を押してくれたのだから、おおむね問題はないと思っていいだろう。 「しかし、学園長の発案にしちゃ、まともなのが気になるよな……」 「えーと、イツキ君。ふつー、学園長の発案ってまともであるべきだと思うんだけど」 「普通はね」 ところが、あの学園長は『普通』ではない。 『普通』の学園長なら、学園祭の最中に『学園最強の番長、すなわち番長オブザ番長を決める熱いバトル』など開催しない。 「そうだけど……でも、あれ、もともとは……」 ふたりの視線が、同じ方向に向く。 飛び級の同級生・シャーリーと向かい合い、名簿と資料を照らし合わせている屈強な体格の青年……ヴォルフへと。 「……俺のせいじゃねぇからな」 ヴォルフは、こちらを振り向き、困惑げに抗弁した。 「俺は『学園の番長を正式に決めるイベントをやって、それ以外の私闘は禁止する』ってアイディアを出しただけだぜ。それがまさか、あんなブッ飛んだ話になるたぁ……」 「学園長、ノリノリだったもんね〜」 かちゃかちゃと、よくわからない謎の機械を組み立てながら、シャーリー。 「今回も、何かやらかす気かもよー?」 まさか、と笑い飛ばすこともできず、顔を見合わせていると。 「ごめん、みんな。お待たせ」 生徒会室の扉を開けて、生徒会長――リンカが入ってきた。 「いや、ちょうどよかったよ」 笑いかけながら、イツキはニコラからしおりを受け取り、リンカに手渡す。 「これでオーケーだったら、印刷かけるから」 「ありがとう。確認するわ」 うなずいて席に着き、リンカはページをめくり始める。 几帳面な性格を象徴するような、ぴしりとした姿勢が美しい。 芸術的に整った目鼻立ちも相まって、ページをめくるという『動き』がなければ、精巧な人形のようにさえ見える。 ――何か気になるところがあったのだろう。ふと、リンカが不思議そうな表情になり、ゆるりと首をかしげた。 『美しく精巧な人形』が崩れて、なかから年齢相応の少女が、ひょっこりと顔を出したよう――そのさまに、思わずイツキはどきりとさせられる。 「ねえ、イツキ。三日目の夜の行事だけど――」 「あ、ああ」慌てて動揺を取りつくろう。「せっかくだし、参加者で花火でもやろうかな、ってさ。こう、浴衣とか、思い思いラフな格好で」 「いいと思うわ」 リンカは、やわらかな微笑みを見せた。 「参加者はそれほど多くはならなそうだから、ごみの回収も問題ないと思うし。 いい思い出になりそうね」 「そう……だな。うん」 彼女の笑顔を見られただけで、一仕事した甲斐があったという誇らしい気分になる。 そんな自分の単純さにあきれながら、イツキは照れ笑いを浮かべた。 後ろのニコラが、さびしげに目を伏せていることには気づかないまま。 <ステータス紹介> 【S】風雅な副会長 イツキ・マスグレイヴ MAX攻撃力:2303 MAXHP:2030 アンサースキル: 雅鏡清流剣(2問連続正解でダメージアップ) スペシャルスキル: 粋なはからい(ジャンルパネルを水属性化) <注意> 紹介の精霊は、特別な表記のない限り潜在能力を考慮しておりません。 新スキルや新機能をお使いいただくため、最新Verでお楽しみください。 開催期間は予告なく変更する場合がございます。 報酬として配布されるのは【A】状態になります。 +アキラ・マスグレイヴ 生徒会の仕事を終えたイツキが寮の自室に帰ってくると。 弟のアキラが、金魚すくいにチャレンジしていた。 「…………なにやってんの、おまえ」 「おう、兄ちゃん」 なみなみと水をたたえた桶が、部屋の中央に置かれている。 そのなかで悠々と泳ぐ金魚を、アキラは真剣に凝視していた。 「見てのとおりよ。今のオレは、『ゴルトフィッシュイェーガー アキラ』ってトコさ!」 「『金魚猟兵 アキラ』……」 一瞬『アリかも』と思ったが、やはりそんなことはなかった。 イツキとアキラは、ともに故郷の農村を出てクロム・マグナ魔道学園に通っている身だ。 そのため、クロム・マグナの学生寮に寄宿し、相部屋で暮らしている。 これまでも、アキラが妙なものを持ち込んで兄弟ゲンカに発展することはよくあったのだが―― 「なあ、アキラ。おまえ、なんでこんなもん部屋に持ち込んだんだ」 「ほら、臨海学校のお誘いが来たじゃん?」 「ああ」 臨海学校――クロム・マグナ魔道学園で、新たに検討されている試みだ。 『己を鍛える』を題目として、『みんなで海に行って新鮮な気分で勉強に打ち込む』行事である。 まず、一部の生徒たちに声をかけて試験的に実施し、そこで出てきた意見をフィードバックして内容を調整。最終的には全校生徒から参加者を募る形式となる。 この『一部の生徒』というのは、生徒会の面々をのぞくと、学園祭で行われた『番長オブザ番長決定戦』で優秀な成績を残した者がメインとなっている。 そのため、決定戦において多くの挑戦者を倒していたアキラにも『お誘い』が来たというわけだ。 「で、それとこれと、どう関係あるわけ」 「せっかく己を鍛えに行くんだから、オレも新しい修行法を考えなきゃいけねーと思ってさ」 アキラは、金魚すくいに使う道具――柄のついた枠に、薄い紙を貼った『ポイ』と呼ばれるもの――を掲げ、不敵に笑った。 「それで思いついたのがこれだ! 金魚すくいを極めれば、きっとオレのコテさばきに繊細さと優雅さが加わるぜ!」 「おまえが『繊細』とか『優雅』とか口にすること自体、もうある種の冒涜だよなぁ……」 「『燃える炎の冒涜者 アキラ・マスグレイヴ』!」 「いくつ異名を持つ気だ」 あきれ気味に嘆息して――次の瞬間、イツキはぎょっとなった。 「……っておい、よく見たら、床びしょびしょじゃないか!」 「いやー、つい熱中しちまってさー。兄ちゃん、この金魚ども、ただ者じゃねー。さすが、『金』の名を冠するだけのことはあるぜ!」 「おまえがヘタクソなだけだろ! あーもー、ぞうきんどこだっけ、ぞうきん!」 あわてて、ぞうきんを取ってくるイツキ。 すっかりびしょぬれになった床を、ていねいに拭いていく。 「まったく、ホントおまえはこういうトコ無頓着――」 「せやっ!」ばしゃあっ。 「なにナチュラルに続けてんだぁ――――っ!!」 たちまち始まる取っ組み合いの大ゲンカを、桶のなかの金魚たちが『やれやれ……』とばかりに見つめていた。 <ステータス紹介> 【S】男一匹修行中 アキラ・マスグレイヴ MAX攻撃力:2074 MAXHP:1806 アンサースキル: バカな野郎と笑われようが(雷属性の敵単体へ絶大ダメージ) スペシャルスキル: 燃やしてみせるぜド根性(ジャンルパネルを火&雷属性化) <注意> 紹介の精霊は、特別な表記のない限り潜在能力を考慮しておりません。 新スキルや新機能をお使いいただくため、最新Verでお楽しみください。 開催期間は予告なく変更する場合がございます。 報酬として配布されるのは【A】状態になります。 +サロメ・ヌヴー クロム・マグナ魔道学園で一定の年齢に達した生徒は、魔力の特性に応じたクラスに割り振られる。 炎の魔力に適性を持つ生徒が集まる『イグニーマ』では、炎の制御に関する授業が行われていた。 「そうじゃねぇって言ってるだろうが!!」 教室に、太い怒鳴り声が響く。 大柄な体格に燃えるような覇気を宿した男子生徒――ジョージのものだ。 彼は、机に置かれた大きなガラス球を挟んで、別の生徒と向かい合っている。 ガラス球のなかに生じさせた炎の形を、2人で変化させるという訓練なのだが―― 「貴様のやり方は手ぬるすぎる! ここはこう……もっとアレでドバーッとするのがいいんじゃねえか! ああ!?」 「わかんねぇよ」 向かい側の生徒――ヴォルフは、投げやりに答えた。 ジョージより細身だが、背の高さでは劣っていない。また、鷹のごとく鋭い眼差しが峻烈なまでの威圧感を放っている。 「お題は『ペンギン』だろ。あの愛くるしい見た目を的確に再現するには――」 「それではインパクトが足りん! もっとこう、ズバーンと、ズバババシューンという方がだな――」 たちまち言い争いを始めるふたりに、別の席にいた少女――リンカが立ち上がる。 「ヴォルフ、ジョージ。それじゃ、いつまで経っても終わらないわ。妥協案として……そうね、ヴォルフが右半身、ジョージが左半身を作って、後で合体させるのがいいんじゃないかしら」 「「いいわけねぇだろ!?」」 なおも2人が言い争いを続けていると―― 「うるさいねえ」 ズドンッ、という重い音が、その争論をたちどころに粉砕した。 ぎょっとした生徒たちの視線が、教壇に集中する。 教壇の上には、1人の女が座っていた。 髪をかきあげ、眼鏡の奥から教室を見渡している。 手には酒瓶。先ほどの音は、この酒瓶を教壇に置いた音だったのだ。 彼女はサロメ。 このクラスの担任教師である。 「課題は黙ってこなしな、おふたりさん。静かに酒が飲めないだろ」 「教師が授業中に酒を飲むなよ……」 「細かいこと気にしてんじゃないよ。それだからケンカになるんだ。ちったあ相手を受け入れる度量ってもんを身につけな」 「あんたなぁ……」 言いつつ、ぐびりと酒瓶をあおるサロメに、ヴォルフもジョージも毒気を抜かれて肩を落とした。 * * * * * 放課後。 生徒たちが去った『イグニーマ』の教室で、夕焼けを眺めながら酒瓶をあおっていたサロメは、ふと、背後の気配に気づく。 「入口から入ってきなよ、学園長」 「失敬。この方が手っ取り早いのでね」 サロメの後ろの空間に突如として出現した学園長――ダンケルが笑う。 「例の件――あれからどうかね、サロメ君」 「さっぱりさ」サロメは肩をすくめた。「あんたの言う謎の魔道士……なかなか情報が集められない」 「そうか……引き続き、調査を頼めるかな?」 「ああ。あたしは臨海学校には参加しないからね。余裕はある」 「では、頼んだよ。サロメ君」 学園長の気配が消失する。 サロメは、また、ぐいと酒瓶をあおった。 (頼まれるまでもないさ……) この学園を――そして、自分の生徒を苦境に陥れた相手だ。 (とっとと見つけて、『教育』してやらないとね――) <ステータス紹介> 【S】酒海を干す魔道教師 サロメ・ヌヴー MAX攻撃力:1550 MAXHP:1654 アンサースキル: 勝利の美酒(雷属性の味方のHPを大回復) スペシャルスキル: 酒は心で飲むもんさ(敵全体へ雷属性の大ダメージ) <注意> 紹介の精霊は、特別な表記のない限り潜在能力を考慮しておりません。 新スキルや新機能をお使いいただくため、最新Verでお楽しみください。 開催期間は予告なく変更する場合がございます。 報酬として配布されるのは【A】状態になります。 +アーシア・べネット 「どうしよう……」 アーシアは途方に暮れながら、クロム・マグナ校舎の廊下を歩いていた。 手には、封書が一通。『クロム・マグナ魔道学園 臨海学校へのお誘い』と記載されている。 主に、『番長オブザ番長決定戦』で優秀な成績を残した者を対象に、試験的に実施される行事らしい。 確かにアーシアは、『番長オブザ番長決定戦』に出場した。 正確には、友達が勝手に応募したミス・クロムマグナコンテストで優勝したところ、自動的に『番長オブザ番長決定戦』にもエントリーしたことになってしまった。 そして、そこで―― 「な〜に悩むことがあるっていうのよ」 「ひゃっ」 背後から声をかけられて、思わずアーシアの肩が跳ねる。 振り向くと、ぱちりと開いたつぶらな瞳にあふれんばかりの気迫を宿した小柄な少女が、ムスッとして立っていた。 「ミユキちゃん……」 地下アイドルとして多くのファンを抱える、『学園の超絶天使MIU☆MIU』ことミユキである。 彼女はかつて『番長オブザ番長決定戦』でアーシアに勝負を挑み、乱入してきた警備委員カエデと相打ちになって敗北した。 アーシアが今回の『お誘い』を受けたのは、ミユキとカエデに勝ったとみなされたためなのだ。 それ以来、ミユキはアーシアにライバル意識を燃やしたらしく、たびたびこうして話しかけてくる。 「臨海学校のお誘い、来たんでしょ? 行けばいーじゃない」 「でも、わたし、自分の力で勝ったわけじゃ……」 「それでも勝ちは勝ち! アイドル渡世は結果がすべてよ!」 「わたし、アイドルじゃないんだけど……」 「だあーっ!!」 堪えかねたように叫ぶと、ミユキは、びしりとアーシアに人差し指を突きつけた。 「いーい!? アンタはワタシに勝ったの。ワタシの上に立ったのよ! そのアンタが自信なくってどーすんの! ワタシはそんなヤツに負けたわけ!? 納得し・か・ね・るぅー! キィーっ!!」 「廊下で騒ぐな」背後から現れた少女が、ミユキの後頭部をポンと叩いた。 きまじめそうな風貌の少女だ。制服の上からジャージをはおり、胸元にホイッスルを下げている。 「だってカエデ!」振り向いてわめくミユキ。「アーシアが『このわたしごときに負けた貴様らなど取るに足らない有象無象よ』って!」 「そんなこと言ってないけど……」 「ふむ……」 カエデは、ミユキとアーシアを交互に見やり、そして封書に目を留めた。 「なるほど、そういうわけか」 ひとり、うなずく。 「行ってきたらいいんじゃないか、アーシア。鍛錬の機会は逃さないに越したことはない」 「でたな、特訓バカ……」 「私も行きたかったところだが、声がかからなくてな。『お誘い』が来るのは『決定戦』の上位者と生徒会だけだそうだ」 「生徒会……」 アーシアは、ハッとして顔を上げた。 「そっか……生徒会の人たちも行くんだ……」 脳裏に浮かぶのは、ある少年の朗らかな笑顔。 ほのかな灯火が、胸の奥深くを、ちりりと焦がす。 記憶のなかの彼の笑顔を、アーシアはいつでも鮮明に思い出すことができる。大好きな本の、大好きなページに、そっとしおりをはさんでおいたように…… 「……うん」ぎゅ、と拳を握る。「行って……みようかな。臨海学校……」 「それがいい」カエデが微笑み、 「火が点くまで時間かかるんだから〜」ミユキが、つんとそっぽを向く。 「じゃあ、決まったところで学食に行こうか。2人とも、まだ昼は食べてないんだろ?」 「そうだったぁ! フヒヒ、今日の日替わりランチは何かな〜♪」 「あっさりめのものだと、うれしいんだけど……」 ランチ談義を始めながら、3人の少女は、いつものように連れ立って食堂へと向かっていった。 <ステータス紹介> 【S】女王の浴衣姿 アーシア・ベネット MAX攻撃力:1710 MAXHP:1813 アンサースキル: 伝える勇気はまだなくて(味方全体のHPを大回復) スペシャルスキル: 線香花火に思いを乗せて(ジャンルパネルを水属性化) <注意> 紹介の精霊は、特別な表記のない限り潜在能力を考慮しておりません。 新スキルや新機能をお使いいただくため、最新Verでお楽しみください。 開催期間は予告なく変更する場合がございます。 報酬として配布されるのは【A】状態になります。 【S】女王の浴衣姿 アーシア・ベネットに進化するには、【A】祭に溶け込む アーシアが4枚必要です。 【A】祭に溶け込む アーシアは、累積1,500ptで合計4枚獲得ができます。
https://w.atwiki.jp/kotachi/pages/22.html
クロム・マグナⅢ 臨海学校 「クロム・マグナⅢ 臨海学校」、いよいよ7月28日16時より開催! 概要 学園長の提案で臨海学校に向かう、「クロム・マグナ魔道学園生徒会+α」。 生徒会入りを目指す少女「ノア」の登場により、イツキ達の関係に大きな変化が……? 少年・少女が織りなす、ひと夏の学園ストーリー。そして学園長ダンケルの思惑とは!? クロム・マグナ臨海学校は、相当な高難度レベルです。 学園長のイメージが変わってきています(笑)。 クロム・マグナ魔道学園は、ギャグ要素が入っていますね。 学園長の悪ノリで臨海学校めちゃくちゃです。 初回クリアするまで消費魔力0 各級クリアで「ノア」の進化素材が入手できます。 ドロップ率1.5倍期間 2014年8月3日 0 00~23 59 2014年8月10日 0 00~23 59 2014年8月17日 0 00~2014年8月18日 15 59 クエスト 難易度 クエスト名 消費魔力 初回クリア報酬 ストーリー 初級 みんなで海に行こう! 10 【A】クロム・マグナ生徒 ノア ストーリー クリスタル1個 中級 白浜に打ち寄せるビーチ 15 【A】砂浜の王子 リチャード ストーリー 【A】クロム・マグナ学生服 クリスタル1個 上級 熱き刃の肝試し 20 【A】狼人 ツキカゲ ストーリー 【A】クロム・マグナ中位学生服 クリスタル1個 封泉級 温泉を賭けた戦い 30 【A】若女将 トモエ ストーリー 【A】クロム・マグナ高位学生服 クリスタル1個 絶海級 これが最後の試練だ! 40 【A】日焼け学園長 ダンケル ストーリー 【A】クロム・マグナ超高位学生服 クリスタル1個 ストーリー +プロローグ ——クロム・マグナ魔道学園、学園長室。 呼び出された少女……生徒会長リンカは、わずかに目を見張った。 「彼女は転校生なのだが、さっそく生徒会入りを志願してくれていてね」 リンカの前、執務席に着いた学園長ダンケルが、穏やかに微笑む。 「ありがたいことですが……実力はいかがでしょうか」 この鋼鉄の剣と魔法によって支配された世界では、各地で争いが打ち続いている。 ゆえに、クロム・マグナで魔法を学び、戦闘訓練を受けた卒業生は、いずれ自らの故郷に帰り、戦いに駆り出されることになる。 いわばクロム・マグナは、戦闘のエリートを輩出する学園なのだ。 そんな学園の生徒代表たる生徒会メンバーには、特に優れた能力の持ち主が選ばれる。 実際、今の生徒会は、いずれも優秀な成績を収める面々で構成されている。 「彼女のクラスは決まっていますか?」 「いや。彼女は君より2学年下でね。まだクラス分けがされていないのだ。ただ——」 ダンケルの微笑みが、面白がるようなものに変わる。 「見たところ、すばらしい潜在能力の持ち主だ。まだ開花してはいないがね」 ダンケルは吸血鬼の末裔。秘められた魔力には敏感なのだ。 「では、まずは見習いという形で、生徒会の作業を手伝ってもらいましょうか」 「ああ。そうしてくれたまえ」 「承知いたしました」 「そうそう。ヴォルフ君は、その後どうかね? 学園祭で『1年間の私闘禁止』というルールが施行されたわけだが……」 「あ……はい。平穏に日々を過ごせているようです」 「それはよかった。彼は争いを嫌う優しい若者だからね。はは、さぞかし女子生徒の人気も高いのではないかな」 「い、いえ……そういったことは、その、私ではちょっと……」 どこか歯切れ悪く、リンカは答えた。 その後、いくつかの連絡事項をやり取りし、リンカは学園長室を退出した。 残されたダンケルは、背もたれに身を預け、天井を見上げる。 (やはり——ヴォルフ君の話題になると、ああいう反応になるか) 凛とした生徒会長らしからぬ姿を思い出し、あごに指を這わせる。 (まだ自分自身、気持ちの整理をつけられていない……というところかな) 若者たちの青春の悩みは、ダンケルにとって微笑ましいものだ。 時に、辛さや苦さを噛みしめることもあるだろうが、それを乗り越えて強くなってほしい、と切に思う。 (だが……) 残念なことに——彼女たち生徒会の面々に関しては、『ただ見守る』というわけにはいかない。 (多少、荒療治になるが……平和が続いている今のうちに、悩みを乗り越えてもらわなければならないのだ) ダンケルは、机の上に置かれたままの封書に視線を移した。 『クロム・マグナ魔道学園 臨海学校へのお誘い』。 その本当の目的は—— 「……そうだ」 声に出して、ダンケルはつぶやいた。 口の端に、わずかな笑みが刻まれている。 「生徒会が挑むべき試練……となれば、呼ばねばならぬ友人たちがいたな」 ——あの魔法使いと黒猫なら、きっと、生徒会のメンバーが試練を乗り越える手伝いをしてくれるだろう…… +生徒 ノア 「アキラくん!」 教室の隅で帰り支度をしていた赤毛の少年——アキラは、1人の少女に声をかけられた。 くくった髪を活発に揺らす、ジャージ姿の女子だ。 「どうしたよ、転校生」 「ノア、だってばっ。そろそろ覚えてよ〜」 「悪ぃ、悪ぃ。で、オレに何か用?」 「うん! アキラくん、お兄さんが生徒会の副会長なんだって?」 「おう、まあな」 とたん、ノアの瞳がきらきらと輝いた。 「じゃあさ、じゃあさ、他の生徒会の人たちとも知り合いだったりする?」 「あったりまえよ! 会長のリンカさんとはたまに組手するし、書記のシャーリーやヴォルフ先輩とはよくメシ食いに行くし、会計のニコラさんにはよく勝手に屋台こしらえて怒られてるぜ!」 「すごーい!」 「すごいだろー!」 自慢げに胸を張って、アキラは、はたと気づいた。 「あれ? おまえ、生徒会に興味あんの?」 「うん!」 ぶんぶんと、勢いよくうなずくノア。 「先週さ、学園に魔物が出てきたじゃん?」 誰かがうっかり魔法の壺を割ってしまい、封じられていた魔物が何体か、校内に出現したのだ。 すぐに教師たちが駆けつけて戦いを挑んだほか、アキラの兄——イツキたち生徒会の面々も、生徒を逃がしながら魔物と戦っていた。 「そのとき、実はあたし、生徒会の人たちに助けてもらってさ!」 ノアは、あこがれの瞳で語る。 「あたし、近くにいたから戦おうとしたんだけど、手も足もでなかったの。でも、生徒会の人たちは、みんなで協力して、すごく、こう……バッチリ戦ってたの! だから、ホントすごいなー、って思ったの! それで……」 ぎゅっ、とノアは胸の前で固く拳を握った。 「あたし、すごくあこがれて……生徒会に入りたいって思ってさ! だから、アキラくん! あたしを生徒会に紹介してくれない!?」 アキラは、ノアの瞳をじっと見つめた。 (——熱い) 直感する。 (こいつの瞳は、本物だ。夢に燃え立つ炎の瞳だ! 例えるなら、鉄板で焼かれ香ばしく踊る焼きそば! いや、丸いからタコ焼きか……!) 「わかった!」 アキラは、ドンと自らの胸板を叩いた。 「おまえの熱意に負けたぜ! 兄ちゃんたちに紹介してやらァ!」 「わーい! ありがとー!」 「でもな、ノア。オレにできるのは紹介までだ。おまえが生徒会に認められるには、アピールってもんがいる!」 「アピール! どうすればいいの?」 「おまえのやる気とガッツを、熱く示さなきゃなんねー。 そのために必要なのは……決めポーズだッ!!」 「決めポーズ!?」 「そう! 誰が見ても『こいつはやる気だ!』とわかるポーズ! そいつを見せりゃ、兄ちゃんたちも一発で納得って寸法よ!」 「そうなんだ! じゃあ……こんなのどうかなっ?」 「お! いーんじゃねーか? けど、ちょっと足りねーな。指は焼きそばを喰らう箸のように鋭く伸ばすんだ! こんなふうに!」 「おお! じゃあ……こう!?」 「そう! そして、こう! さらにこうして、最後にはこうだぁーっ!」 教室の隅で延々と決めポーズを取る2人を、他の生徒たちは唖然と見つめていた。 +... +... +...
https://w.atwiki.jp/kotachi/pages/50.html
熱き刃の肝試し ストーリー 開始時 +開始時 リチャード 「うむ、ここであるぞ皆の衆」 ──浜辺を越えた君たちは、 ようやく旅館に到着した。 ──リチャードとの戦いにずいぶん手間取って しまった。もう日が沈み始めている。 イツキ 「また罠じゃないだろうな、これ」 リチャード 「あれはそなたらに対する試練だと言ったろう。 旅館に泊まる資格があるか確かめるためのな」 ニコラ 「旅館に泊まる資格ってなに……?」 アキラ 「腕っぷしの強さを証明すりゃ、泊まっても いいってことだろ? わかりやすいじゃんよ」 ダンケル 「その通りだ” 諸君、よくぞ試練を乗り越えた!」 ダンケル 「そしてノア君! 君の制服が完成したぞ。 これを着てくれたまえ!」 ノア 「わーい! ありがとうございます!」 リンカ 「あの……例の『試練』は、学園長の 差し金だったということですか?」 ダンケル 「むろんだ。臨海学校とは己を鍛える場。 気を抜けるものではないのだと知りたまえ!」 ニコラ 「えぇ~……合宿なんだし、もうちょっと 軽いノリでいいじゃないですか~……」 アーシア 「あ……イツキ君、ニコラさん!」 エミリア 「みなさん、こんばんは!」 ジョージ 「ふん。遅い到着だな、貴様ら」 ダンケル 「役者はそろったようだね。では、 夜のイベントを始めようではないか」 イツキ 「夜の……イベント? ま、まだ何かやるんですか?」 ダンケル 「当然。臨海学校の夜と言ったら…… 肝試しだ!!」 ダンケル 「さあ、ここにクジを用意した。 心して引きたまえ!」 ──君たちは、言われるままにクジを引く。 ダンケル 「同じ色のクジを引いた者同士、チームを 組めるようにしている。確認してほしい」 ──君たちは、顔を見合わせ、チームを確認する。 ──クジによって選ばれた組み合わせ…… それは…… ──ジョージ&エミリア組、 リンカ&ニコラ組。 ──イツキ&アキラ&アーシア組、 ヴォルフ&シャーリー組。 ──君は、ノアとのチームだ。 ノア 「よろしくお願いします、魔法使いセンパイ!」 ダンケル 「では諸君! そこにある山の頂上に赴き、 『肝試し完了の証』を取ってくるのだ!」 道中 +道中 はてさて、何が出るかにゃ? あの悲鳴、こっちからにゃ! ボス戦前 +ボス戦前 ──君とノアは、そろって 山道を歩いている。 ノア 「うーん……なんだろ……センパイがた、 なんだかギクシャクしてる気がする……」 ──ノアのつぶやきに、どう答えたものかと 君が考えていると…… ノア 「……!? これ、悲鳴ですよ!」 ──離れたところから、女性の悲鳴が 響いてきた。あれは、ニコラだろうか? ──君たちは、急いでそちらへと向かった…… ──その頃、リンカ&ニコラ組…… ニコラ 「…………」 リンカ 「…………」 ニコラ 「ね……リンカ、さ。最近、ちょっとこう…… 平常心、って感じじゃない時、あるよね」 リンカ 「そう……かしら?」 ニコラ 「うん。特に、ほら…… ヴォルフ、絡んだときとかさ」 リンカ 「……!」 ニコラ 「ノアが来てから、ずっとぴりぴりしてる。 昼間の戦いもさ……らしくなかったよ」 リンカ 「私は……別に、そんなことは……」 ニコラ 「──そんなこと、あるじゃん」 ニコラ 「そこ、ごまかすのは……よくないよ! 自分に気づいてないフリ、するのはさ……」 ニコラ 「だって、傷ついちゃうじゃん! リンカも…… あの人も……あたしだって!」 リンカ 「ニコラ──」 ??? 「──若いな」 ニコラ 「……!? 誰っ!?」 ツキカゲ 「俺はツキカゲ。貴様らの『肝』を試すため 雇われた、流れの武士だ……」 ニコラ 「え、ええ!? いや、『肝試し』ってそういう意味じゃ……」 ツキカゲ 「仕事は仕事……果たさせてもらう!」 ニコラ 「きゃ、きゃあぁあぁあーっ!?」 ──驚いたニコラは悲鳴を上げて尻もちをつく。 同時に足首をひねってしまい、痛みに震えた。 ニコラ 「いたぁっ……!」 リンカ 「ニコラ!」 ──割って入ったリンカが、 ツキカゲの剣を刀で受け止める。 ツキカゲ 「ほう、いい腕だ。 だが、俺の二刀をさばけるか!?」 ──ツキカゲの高速の連撃が放たれる。 リンカは右腕を強打され、刀を取り落した。 リンカ 「くぅっ……、これは、模造刀!?」 ──刃がないのだ。斬られたわけではないが、 強烈な打撃を受けた右腕に激痛が走る。 イツキ 「リンカ、ニコラ!」 ヴォルフ 「無事か、おまえら!」 イツキ 「悲鳴が聞こえたから来てみりゃ…… これ、おばけでもなんでもないだろ!」 ──ツキカゲに斬りかかるイツキ。ツキカゲは 軽やかにかわし、イツキに目標を切り替える。 ニコラ 「イツキ君!」 ヴォルフ 「く──」 ──拳を固めたまま、ヴォルフは動けない。 狼を殴ることにためらいがあるのだ。 イツキ 「ふたりを連れて下がれ、ヴォルフ!」 ヴォルフ 「イツキ……! だがよ──」 イツキ 「早くしろッ!!」 ヴォルフ 「くっ……、すまねぇ──わかった!」 ──ヴォルフは、負傷したリンカとニコラを 連れて後退していく。 ツキカゲ 「身をていして仲間をかばうか。 よい覚悟だ!」 ──ツキカゲの攻撃をしのぎながら…… イツキは、かすかに笑う。 ──その視界のすみに、黒猫が颯爽と 姿を現していた。 ボス戦後 +ボス戦後 ──ニコラの悲鳴を聞きつけた君たちは、 狼の獣人と剣を交えるイツキに加勢した。 ノア 「とりゃぁああっ!」 ──ノアが、ツキカゲに低い姿勢でタックル。 その剛力で、獣人の強靭な足腰を揺るがす。 ──直後、君の魔法がツキカゲの顔面に 炸裂し……ツキカゲは、倒れた。 ツキカゲ 「ぐはっ……み、見事……!」 ノア 「イツキセンパイ、大丈夫ですか!?」 イツキ 「ああ。おまえと魔法使いのおかげだよ。 ノア、おまえ本当にパワーあるよな……」 ノア 「それだけが取り柄です!」 ──その場でイツキの手当てをしていると、 リンカたちが近づいてきた。 リンカ 「イツキ……! 大丈夫!?」 イツキ 「ああ、軽傷さ。リンカこそ、腕は平気か?」 リンカ 「ええ。手当てはすませたわ」 ヴォルフ 「……すまねぇ、イツキ」 ──ヴォルフが、苦々しい表情で言う。 ヴォルフ 「俺が動物を殴れねぇばっかりに……」 イツキ 「気にすんなって。互いをカバーするのが 生徒会のやり方だ。そうだろ?」 ──イツキは、屈託なく笑う。 イツキ 「それより、シャーリーはどうしたんだ? こっちはアーシアをアキラに任せてきたけど」 ヴォルフ 「あいつ、山歩きでテンション上がって、 1人で突っ走っていっちまってな……」 イツキ 「あー、なるほど。 苦労するよな、ヴォルフ」 ヴォルフ 「いや。あいつはあれくらい元気な方が、 その……いいと思ってるからよ」 ──照れたように、頭をかくヴォルフ。 ──その後ろで、リンカとニコラは、 うつむきがちに沈黙していた…… ──なお、その頃、ジョージ&エミリア組…… エミリア 「お兄ちゃん、なにか出そうだよぅ……」 ジョージ 「大丈夫だ、エミリア。なにが出たって、 兄ちゃんが守ってやるからな!」 ──アキラ&アーシア組…… アーシア 「ね、アキラ君……イツキ君って、その、 どんな料理が好きなのかな……?」 アキラ 「そうだなぁ、焼きトウモロコシか焼きそばかで 言ったら焼きそば……いや、タコ焼きも……」 アーシア 「あの、屋台料理以外で」 ──そして、シャーリーは…… シャーリー 「いっちばん乗りぃー! いえー! ……ってあれ? 先輩? 先輩どこぉー!?」
https://w.atwiki.jp/kotachi/pages/54.html
魔道学園 学園長 ダンケル ――学園に”異界の扉”が開かれる数時間前。 記念すべき創立100周年の式典に備え、私は衣装の着付けを行っていた。 その時すでに、私は学園内の異変を誰よりも先に察知していた。 学園のシンボルでもある塔――『マグニフィカト・ケイオス』。 その塔の最上階には、強大な魔力が集約されている。 奇妙な感覚を胸に塔の最上階に駆けつけると、フードに身を隠した何者かが唱えているのは…… あれは禁じられた秘奥の”異界との境界を開く”呪文!? 「何者かは知らないが、今すぐその詠唱を止めて貰おうか」 謎の魔道士の力が驚異的であることは、戦う前から知り得ている。 しかし、学園の長として覚悟を決めた。 互いに全力を込めた攻撃の応酬。 ……長時間に及ぶ激闘の末、私は志半ばで力尽きる。 自らの体は闇にのみ込まれ、徐々に自分ではない”ダンケル・アダムス”が形成されていく。 頭に激痛が走り、体の自由が利かず、次第に視界が闇に染まりゆく。 「ワ、ワタシニハ ガクエンヲ マモルコトガ デキナカッタ……」 そして、クロム・マグナ魔道学園に”異界の扉”が開かれた。 空間に現れる巨大な亀裂、その亀裂の闇にのみ込まれる人々、瓦礫と化す学園祭の華やかな装飾の数々…… その惨惨たる光景を窓から悠然と眺める。 怒りと悲しみ? もはやそんな感情は生まれなかった。 「ハーッハッハッハッハァ!」 身体中から沸き上がる”これまで感じた事の無い強大な力”。 先程まで私を苦しめていた闇の力でさえも、今はワタシの思うままに振るうことが出来る。 いつの間にか異界の扉は閉じられ、”フードに身を隠した何者”かの姿も消えていた。 しかしどちらも今のワタシにはどうでも良い話。 今はこの身体中から沸き上がる力と、頭の中を支配する凶暴な衝動に身を委ねていたい。 ――しばらくすると、生徒会の面々が続々とマグニフィカト・ケイオスの最上階へと現れる。 皆一様に信じられないといった面持ちでワタシの真意を問おうとするが、 明確な殺意と共に放たれる闇の力を受けて、彼らの顔がワタシとの戦いを決意したように変化する。 闇を纏った身体から流れる衝動は確かに彼らの死を望んでいるというのに、 どこか遠い所に残る感情……心の残滓は「学園を救おうとする彼ら」に倒される事を願っていた。 皮肉にもそんな状況の中で”私ではないワタシ”は、涙を流し笑顔を浮かべていた。
https://w.atwiki.jp/kotachi/pages/36.html
フレンド招待キャンペーン フレンド招待2倍キャンペーン開催! フレンド招待キャンペーンの期間中、友達招待で入手できるクリスタル数が通常の2倍となり、 1人招待するごとにクリスタル2個、5人ごとに10個(※)のクリスタルをプレゼント。 招待した友達にもクリスタル5個がプレゼントされるので、どんどん誘って一緒にゲームを楽しもう! ※招待できる最大人数は120人までとなります。 ※招待したフレンドが、ステージ3-4をクリアするとプレゼントされます。 こちらに招待コードを書いてどんどん使ってもらおう!!
https://w.atwiki.jp/kotachi/pages/35.html
精霊図鑑 火属性 【 SS 】 【S+】 【 S 】 【A+】 【 A 】 【B+】 【 B 】 【C+】 【 C 】 水属性 【 SS 】 【 S 】 【 S 】 【A+】 【 A 】 【B+】 【 B 】 【C+】 【 C 】 雷属性 【 SS 】 【S+】 【 S 】 【A+】 【 A 】 【B+】 【 B 】 【C+】 【 C 】
https://w.atwiki.jp/darksouls/pages/225.html
デーモンの槍 基本性能 種別 槍 攻撃属性 刺突 物理攻撃力 100 魔法攻撃力 0 炎攻撃力 0 雷攻撃力 120 致命 100 付加ボーナス 筋C 技C 理- 信- 特殊効果 出血0 毒0 神聖- 邪教- カット率(物理/魔力/炎/雷) 40.0/10.0/30.0/30.0 受け能力 26 必要能力 筋12 技10 理0 信0 耐久度 400 重量 4.0 備考 R2攻撃 姿勢を低く大きく溜め、隙が大きく最大級のリーチの突き 入手場所 病み村、シバから購入アノール・ロンド、レッサーデーモンからドロップ 強化必要ソウル 5000 基本強化/武器名 必要ソウル 必要素材 攻撃力物/魔/炎/雷/致 カット率物/魔/炎/雷 受け能力 付加ボーナス筋/技/理/信 状態属性血/毒/神/邪 備考 100/0/0/120/100 40/10/30/30 26 C/C/-/- 0/0/-/- +1 5000 デーモンの楔*1 110/0/0/132/100 40/10/30/30 26 C/C/-/- 0/0/-/- +2 120/0/0/144/100 40/10/30/30 26 C/C/-/- 0/0/-/- +3 デーモンの楔*2 130/0/0/156/100 40/10/30/30 26 C/C/-/- 0/0/-/- +4 140/0/0/168/100 40/10/30/30 26 C/C/-/- 0/0/-/- +5 デーモンの楔*4 150/0/0/180/100 40/10/30/30 26 C/C/-/- 0/0/-/-
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/13013.html
琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル(OCG) シンクロ・効果モンスター 星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守3000 チューナー+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体 「えん魔竜 レッド・デーモン・ベリアル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドのモンスター1体をリリースし、 自分の墓地の「レッド・デーモン」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 (2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。 自分の[[デッキ]]及び墓地からレベルが同じチューナーをそれぞれ1体ずつ選んで守備表示で特殊召喚する。 シンクロモンスター チューナー補助 ドラゴン族 リクルート レッド・デーモン レッド・デーモン補助 決闘竜 蘇生 闇属性 同名カード 琰魔竜 レッド・デーモン・ベリアル
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/3610.html
RDG レッドデータガール マウスパッド RDG レッドデータガール マウスパッド 発売日 :2013年9月30日 発売 商品情報 ・本体サイズ:20×20cm
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/1363.html
ブラス・デーモン 魔族。肌が紫がかっているデモン族で、 レッサー・デーモンの純粋な上位種と言える。 能力もレッサー・デーモンを純粋に強化したようなものである。 生態などはレッサー・デーモンの項目を参照の事。