約 1,341,545 件
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※現在マスターとして引退後復帰してたりそろそろ戻ってくるらしいマスターに関しては、リストに含めません。 (リストは引退順、余裕があったらスレナンバーでの在籍時期もつけない?) 間違いが結構あると思うので、わかる人は補正、補足、訂正、説明などスレ住人の協力求ム 砲台マスター 最終所有キャラ 砲台(インベーダー) 菊地真 亜美真美 高木社長 喜永記者 初代引退者。最近も時々深夜に顔を出してくれる。 ディズィーマスター 最終所有キャラ(引退時期が15人制度になる直前の為、所有キャラは26人) ディズィー(ギルティギア?) ディズィーゴールドボス(ギルティギア?) ホタテ三兄弟(テイルズオブレジェンディア) 凜 彩女 力丸 かみねこ ダルシム(ストリートファイターシリーズ) カゴメ テトラ ケンプファー ニーナ ブライアン 天倉繭(零) 天倉澪(零) ポポイ(聖剣伝説2) アヤ イヴ イコ 砲台(インベーダー) ムラサキ ヨルダ ハヤト ミサキ ペプシマン リデル 初持ち帰りはディズィー。 初代殿堂入り砲台マスターの遺志を継ぎ、またダルシムを持ち帰った勇者でもあった。 黄金のジャスミンマスター ジャスミン(黄金の太陽) レオン・D・S・ゲーステ(スターオーシャンセカンドストーリー) ソロンマスター 最終所有キャラ ソロン(テイルズオブレジェンディア) マウリッツ(テイルズオブレジェンディア) ピーキィ チャーリー(ラジアータストーリーズ) ミソ(ラジアータストーリーズ) モルガン フィオナ(コードエイジコマンダーズ) アッシュ(コードエイジコマンダーズ) ジェラルド(コードエイジコマンダーズ) ジュネ(コードエイジコマンダーズ) ティボルト(コードエイジコマンダーズ) 一騎討ちのスリルと興奮を住人に味あわせてくれたファイター系マスター。 彼の『ピーキィちゃん!』は一時期大ブレイクの伝説が。 メタナイツ捜索者 水兵帽ワドルディ(星のカービィスーパーデラックス) メタナイト(星のカービィ系) アグマスター 最終所有キャラ アグリアス(ファイナルファンタジータクティクス) オヴェリア(ファイナルファンタジータクティクス) ガーネット(ファイナルファンタジー9) レナ カレン フェイ 加藤祭 石津萌 エリィ 間桐 桜 (その他現在調査中) セエレマスター 最終所有キャラ セエレ(ドラッグオンドラグーン) レグナ(ドラッグオンドラグーン2) (その他現在調査中) イーノ(光の魔王) 最終所有キャラ ミツバ(幻想水滸伝5) イーノ(アヴァロンの鍵) ポルナレフ(ジョジョの奇妙な冒険・未来への遺産) ツィーラン(旋光の輪舞) スマッシュ(幻世シリーズ) ゴーレムマスター 最終所有キャラ ウリユ(シルフェイド幻想譚) ナサ(Erinyes) 斎香・シス・ファルネーゼ(ぱすてるチャイムContinue) ゴーレム(モンスターファーム) ブランネージュ(Shining Tears) 朝倉音夢(D.C.) ネル・ゼルファー(Star ocean till the end of time) 雛苺(ローゼンメイデン) (その他現在調査中)
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黄金の鉄塊(ゴールデン・ハンマー) C 自然文明 (4) クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター/狩人組合 4000 ■<ヒット&ハイド>[自然(3)](このクリーチャーを[自然(3)]を支払ってマナゾーンから召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを自分のマナゾーンに置く) ■マッハファイター 作者:wha +関連カード/0 【十王篇企画】ウォー・オブ・ザ・キングダム カードリスト:wha 評価 名前 コメント
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No. 状態 行No. ファイル1 ファイル2 行No. 1 変更 1 ゲームボーイアドバンス 201607 ゲームボーイアドバンス 201702 1 2 変更 8 悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン 5500 悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン 4000 8 3 変更 9 ASTRO BOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密 2000 アクロバットキッズ 600 9 4 追加 ASTRO BOY 鉄腕アトム アトムハートの秘密 3000 10 5 変更 15 頭文字D AnotherStage 1000 頭文字D AnotherStage 1500 16 6 追加 ウッディーウッドペッカークレイジーキャッスル5 500 20 7 変更 22 F-ZERO クライマックス 4000 F-ZERO クライマックス 5000 24 8 変更 23 F-ZERO for GAMEBOY ADVANCE 700 F-ZERO for GAMEBOY ADVANCE 1000 25 9 変更 24 F-ZERO ファルコン伝説 1200 F-ZERO ファルコン伝説 1500 26 10 変更 25 エレベーターアクション オールド ニュー 10000 エレベーターアクション オールド ニュー 13000 27 11 変更 27 黄金の太陽 開かれし封印 1000 黄金の太陽 開かれし封印 1200 29 12 変更 28 黄金の太陽-失われし時代- 1000 黄金の太陽-失われし時代- 1200 30 13 追加 カードキャプターさくら 1000 33 14 追加 カードキャプターさくら<さくらカード編> 1000 34 15 追加 カエルBバック 500 35 16 変更 32 風のクロノア 夢見る帝国 2000 風のクロノア 夢見る帝国 2200 37 17 変更 33 風のクロノア2 ドリームチャンプトーナメント 2000 風のクロノア2 ドリームチャンプトーナメント 2300 38 18 変更 38 ガンスタースーパーヒーローズ 2000 ガンスタースーパーヒーローズ 2500 43 19 変更 40 きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険 20000 きせっこぐるみぃ チェスティとぬいぐるみたちの魔法の冒険 27000 45 20 変更 43 キャッスルヴァニア-白夜の協奏曲- (オリジナル版) 8000 キム・ポッシブル 400 48 21 変更 44 キャッスルヴァニア-暁月の円舞曲- (オリジナル版) 9000 キャッスルヴァニア-白夜の協奏曲- (オリジナル版) 5500 49 22 追加 キャッスルヴァニア-暁月の円舞曲- (オリジナル版) 8500 50 23 追加 ギャラクシーエンジェルGBA 400 52 24 変更 49 くにお熱血コレクション3 3300 くにお熱血コレクション3 2000 56 25 変更 50 クラッシュ・バンディクーアドバンス 1000 クラッシュ・バンディクーアドバンス 1500 57 26 変更 51 クラッシュ・バンディクーアドバンスわくわく友ダチ大作戦 1000 クラッシュ・バンディクーアドバンスわくわく友ダチ大作戦 1200 58 27 変更 52 クラッシュバンディクーアドバンス2 1700 クラッシュバンディクーアドバンス2 2000 59 28 変更 53 グラディウス ジェネレーション (オリジナル版) 3000 クラッシュバンディクー爆走ニトロカート 800 60 29 変更 54 ぐるロジチャンプ 8000 グラディウス ジェネレーション (オリジナル版) 4500 61 30 追加 ぐるロジチャンプ 10000 62 31 変更 57 ゲームボーイウォーズアドバンス1 2 1800 ゲームボーイウォーズアドバンス1 2 2000 65 32 変更 58 ゲゲゲの鬼太郎~危機一発!妖怪列島~ 7000 ゲゲゲの鬼太郎~危機一発!妖怪列島~ 9000 66 33 変更 62 鋼鉄帝国 from HOT・B 2000 鋼鉄帝国 from HOT・B 3000 70 34 変更 64 ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス 2000 ゴーストトラップ 700 72 35 変更 65 コナミアーケードゲームコレクション 3000 ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス(オリジナル版) 4000 73 36 追加 コナミアーケードゲームコレクション (オリジナル版) 3500 74 37 追加 コナミワイワイレーシングアドバンス 1000 75 38 変更 67 魂斗羅ハードスピリッツ 3000 魂斗羅ハードスピリッツ 4500 77 39 変更 70 ザ・キング・オブ・ファイターズEX 1000 ザ・キング・オブ・ファイターズEX 1300 80 40 変更 71 ザ・キング・オブ・ファイターズEX2 2000 ザ・キング・オブ・ファイターズEX2 2500 81 41 変更 74 サンサーラナーガ1×2 (オリジナル版) 7000 サンサーラナーガ1×2 (オリジナル版) 8000 84 42 追加 シナモロールここにいるよ 500 85 43 追加 シナモンふわふわ大作戦 500 86 44 追加 シナモンゆめの大冒険 500 87 45 追加 志村けんのバカ殿様 爆笑天下統一ゲーム 1000 88 46 追加 シャイニング・ソウルII 400 89 47 追加 シルバニアファミリー4 めぐる季節のタペストリー 400 97 48 追加 シルバニアファミリー ファッションデザイナーになりたい!くるみリスの女の子 400 98 49 変更 87 真・女神転生II 7000 真・女神転生II 8000 104 50 変更 94 スーパーマリオアドバンス2 1000 スーパーパズルボブルアドバンス 700 111 51 追加 スーパーマリオアドバンス2 1300 112 52 変更 96 スーパーマリオアドバンス4 1000 スーパーマリオアドバンス4 1300 114 53 追加 スキャンハンター -千年怪魚を追え- 700 116 54 変更 99 スパイダーマン ミステリオの脅威 4000 スパイダーマン ミステリオの脅威 4500 118 55 追加 スパイロアドバンスわくわく友ダチ大作戦 800 119 56 変更 103 ZERO ONE SP 2000 ZERO ONE SP 2500 123 57 変更 104 戦国革命外伝 600 戦国革命外伝 1500 124 58 変更 105 千年家族 800 千年家族 1000 125 59 追加 ソニックピンボールパーティー 500 130 60 変更 113 ダウンタウン熱血物語ex 1500 ダウンタウン熱血物語ex 1000 134 61 変更 114 ダブルドラゴンアドバンス (オリジナル版) 18000 007 エブリシングオアナッシング 500 135 62 変更 115 ダライアスR 2500 ダブルドラゴンアドバンス (オリジナル版) 10000 136 63 変更 116 ダンシングソード 閃光 4000 ダライアスR 4500 137 64 追加 ダンシングソード 閃光 6000 138 65 変更 118 超魔界村R 6000 超魔界村R 7000 140 66 追加 チョコボランド 500 141 67 変更 120 デジキャラット でじこミュニケーション2 (にょ) 2500 デジキャラット でじこミュニケーション2 (にょ) 2300 143 68 変更 123 伝説のスタフィー3 500 伝説のスタフィー3 800 146 69 変更 126 ドナルドダックアドバンス 2800 ドクターマリオ&パネルでポン 500 149 70 追加 とっとこハム太郎3 ラブラブでちゅ 400 150 71 追加 ドナルドダックアドバンス 3000 151 72 変更 133 トルネコの大冒険2アドバンス 2500 トルネコの大冒険2アドバンス 3200 158 73 変更 134 トルネコの大冒険3アドバンス 2500 トルネコの大冒険3アドバンス 3200 159 74 追加 はじめの一歩 THE FIGHTING 400 164 75 変更 146 ハドソンベストコレクションVol.5 シューティングコレクション 3500 ハドソンベストコレクションVol.5 シューティングコレクション 4500 172 76 変更 147 ハドソンベストコレクションVol.6 冒険島コレクション 6000 ハドソンベストコレクションVol.6 冒険島コレクション 8000 173 77 変更 148 バブルボブル OLD NEW 8000 バブルボブル OLD NEW 11000 174 78 変更 149 パワプロクンポケット1・2 1500 バルダーダッシュEX 500 175 79 変更 150 パワプロクンポケット7 1200 パワプロクンポケット1・2 2000 176 80 追加 パワプロクンポケット7 1700 177 81 追加 パワポケダッシュ 700 178 82 変更 152 ヒカルの碁 体験版 5000 ピカピカナース物語 300 180 83 追加 ヒカルの碁 体験版 10000 181 84 変更 154 ビット ジェネレーションズ (全7種) 各1000 ビット ジェネレーションズ (全7種) 各1500 183 85 変更 155 ファイアーエムブレム聖魔の光石 2000 ファイアーエムブレム聖魔の光石 800 184 86 変更 156 ファイアーエムブレム封印の剣 4000 ファイアーエムブレム封印の剣 1200 185 87 変更 157 ファイアーエムブレム烈火の剣 4000 ファイアーエムブレム烈火の剣 1200 186 88 変更 158 ファイナルファイトONE 4000 ファイナルファイトONE 4500 187 89 追加 ファイナルファイヤープロレスリング~夢の団体運営! 4500 188 90 変更 161 ファイナルファンタジーVアドバンス 2500 ファイナルファンタジーVアドバンス 1500 191 91 変更 162 ファイナルファンタジーVIアドバンス 2200 ファイナルファンタジーVIアドバンス 2000 192 92 変更 163 ファミコンミニ 第1弾ソフト10本+コレクションBOXセット 5000 ファインディングニモ・新たなる冒険 500 193 93 変更 164 ファミコンミニ 第2弾ソフト10本+コレクションBOXセット 5000 ファミコンミニ03 アイスクライマー 800 194 94 変更 165 ファミコンミニ 第3弾ソフト10本+コレクションBOXセット 5000 ファミコンミニ05 ゼルダの伝説 800 195 95 変更 166 ファミコンミニ 悪魔城ドラキュラ 1200 ファミコンミニ06 パックマン 800 196 96 変更 167 ファミコンミニ スパーマリオブラザーズ2 600 ファミコンミニ08 マッピー 800 197 97 変更 168 ファミコンミニ 魔界村 700 ファミコンミニ09 ボンバーマン 800 198 98 変更 169 ファミコンミニ パルテナの鏡 600 ファミコンミニ10 スターソルジャー 800 199 99 変更 170 ファミコンミニ メトロイド 1200 ファミコンミニ11 マリオブラザーズ 800 200 100 変更 171 ファミコンミニ リンクの冒険 600 ファミコンミニ13 バルーンファイト 800 201 101 追加 ファミコンミニ14 レッキングクルー 800 202 102 追加 ファミコンミニ16 ディグダグ 800 203 103 追加 ファミコンミニ17 高橋名人の冒険島 800 204 104 追加 ファミコンミニ18 魔界村 800 205 105 追加 ファミコンミニ19 ツインビー 800 206 106 追加 ファミコンミニ21 スパーマリオブラザーズ2 1000 207 107 追加 ファミコンミニ23 メトロイド 800 208 108 追加 ファミコンミニ24 パルテナの鏡 800 209 109 追加 ファミコンミニ25 リンクの冒険 800 210 110 変更 175 ファランクス 4000 ファミリーテニスアドバンス 500 214 111 変更 176 V-Rally3 2000 ファランクス 5000 215 112 追加 V-Rally3 4500 216 113 変更 178 プレイノベル サイレントヒル 1400 ブラックマトリクス・ゼロ 600 218 114 追加 プレイノベル サイレントヒル 2500 219 115 変更 180 ブレスオブファイア2 -使命の子- 4000 ブレスオブファイア2 -使命の子- 5000 221 116 変更 181 ホイッスル! 700 ホイッスル! 400 222 117 変更 183 ポケモンピンボール ルビー サファイア 500 ポケモンピンボール ルビー サファイア 700 224 118 変更 184 星のカービィ 夢の泉デラックス 700 星のカービィ 夢の泉デラックス 1200 225 119 変更 185 星のカービィ 鏡の大迷宮 1000 星のカービィ 鏡の大迷宮 1200 226 120 変更 186 ボンバーマンストーリー 1000 ボンバーマンストーリー 1300 227 121 変更 187 ボンバーマンマックス2 ボンバーマンバージョン 1000 ボンバーマンマックス2 ボンバーマンバージョン 1300 228 122 変更 188 ボンバーマンマックス2 マックスバージョン 1000 ボンバーマンマックス2 マックスバージョン 1300 229 123 変更 192 MOTHER 1+2 (オリジナル版) 7000 MOTHER 1+2 (オリジナル版) 5000 233 124 変更 195 マリオ&ルイージRPG 500 マリオ&ルイージRPG 1000 236 125 変更 196 マリオカートアドバンス 500 マリオカートアドバンス 1000 237 126 変更 197 マリオテニスアドバンス 500 マリオテニスアドバンス 800 238 127 変更 199 ミッキーとミニーのマジカルクエスト 1500 ミッキーとミニーのマジカルクエスト 1800 240 128 変更 200 ミッキーとミニーのマジカルクエスト2 1700 ミッキーとミニーのマジカルクエスト2 2000 241 129 変更 201 ミッキーとミニーのマジカルクエスト3 2000 ミッキーとミニーのマジカルクエスト3 2500 242 130 変更 204 メタルガン・スリンガー 6000 メタルガン・スリンガー 5000 245 131 変更 205 メタルスラッグアドバンス 6000 メタルスラッグアドバンス 8000 246 132 変更 206 メタルマックス2改 (修正版) 4000 メタルマックス2改 (修正版) 4500 247 133 変更 214 メトロイドゼロミッション 3000 メトロイドゼロミッション 4500 255 134 変更 215 メトロイドフュージョン 3000 メトロイドフュージョン 4500 256 135 追加 モトクロスマニアックスアドバンス 500 258 136 追加 ヨッシーの万有引力 500 267 137 追加 リヴィエラ~約束の地リヴィエラ 500 268 138 追加 リカちゃんのおしゃれ日記 500 269 139 追加 ルナ -レジェンド- 500 272 140 変更 228 ロードランナー 800 ロードランナー 1000 274 141 変更 230 ロックマンゼロ 800 ロックマンゼロ 1000 276 142 変更 231 ロックマンゼロ2 600 ロックマンゼロ2 1000 277 143 変更 232 ロックマンゼロ3 1000 ロックマンゼロ3 1300 278 144 変更 233 ロックマンゼロ4 2000 ロックマンゼロ4 2500 279 145 追加 ワリオランドアドバンス~ヨーキーのお宝~ 600 280 146 追加 わんわん名探偵 300 281
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投稿日:2014/10/31(金) 12 58 32.97 0 【注意書き】 冒頭で期待されるかもしれませんが娘OGのみで話が進みますw 『黄金の魂』 トリック・オア・トリート!! 不意を突かれて一瞬固まっちまった。 ああ、そういえば今日はそういう日だっけ。 髪を伸ばせばとびっきりの美少女になるだろうに、敢えてそうなるのを拒否しているかのような娘。 まっすぐ育てば白黒の頃の映画女優みたいな美人に仕上がりそうな雰囲気を漂わせた娘。 要するにこまっしゃくれたガキ二人がお菓子のおねだりをしてきたってわけだ。 目障りだ、くそガキどもが! そんな風に言いたいのは山々だった。 ただそれをしてガキどもに泣かれたり、騒がれたりして時間を費やすと困る事情がこっちにはある。 だからジャージのポケットに突っ込んでいた酢こんぶをガキどもの前に差し出した。 「悪いがこれしか持ってねえんだ」 古風な美人顔のガキはきゃっきゃきゃっきゃと喜んでいるが、ショートヘアのガキはどこかすまなさそうな様子で礼を言ってきた。 どうやらこいつの方が飼い主らしい。 いいさ、と鷹揚に手を振りながら目的の場所に重い足を進めていく。 まーちゃんもお礼を言ってという飼い主の声を背中に聞きながら溜息を一つ吐く。 アタシはいま喫茶リゾナントのある町のメーンステーション、JRの在来線の駅前商店街を歩いている。 目的はアタシが所属している組織の同僚、というか先輩の一人に呼び出されて、指定の場所に向かっているわけだ。 正直に言うと気が重い。 バックれていいならとっととバックれたいところだが、もしそうしたらいま感じている気の重さの何倍もの精神的負荷を味合わされることになる。 だから体調や気分に余裕があるいまのうちに済ませておきたいというわけ。 ああ、にしても憂鬱だぁ。 私は一軒のカラオケボックスの前に立っている。 建築法だか消防法だかを厳密に適用すればほぼ確実に指導を受けそうなボロっちいビル。 ここの四階にアタシを呼び出した当人がいるわけだが…。 このビルたった今崩れればいいのにと思いながら自動ドアを潜った私の目に映った物、それは…。 人外だ。 人外の化け物どもが、闇から這い出てきた魑魅魍魎どもがカラオケボックスのロビーにたむろしていた。 息を止め、黙ってムーンウォークで店外に脱出したアタシは深呼吸した。 これはもう、二週間ぐらい高飛びする覚悟で呼び出しを無視するしかねえ。 そんな私の思いを見透かしたかのよう、メールを受信した旨を知らせる着信音が鳴った。 多分早く来いという催促のメールだ。 こんなことならさっきの電話に出るんじゃなかった、まったく。 やっぱ着信音とか細かく設定しとかなきゃなあと後悔したところで手遅れだ。 しょうがない、もう一度だ。 もう一度だけ、店に入ってみて人外どもが跋扈していたら全速力で離脱してその足で高飛びしよう。 意を決して再度、自動ドアを潜ると意外なことに十二、三匹いた人外どもの影も形も無い。 どうやら客として上階のボックスに入ったのだろう。 かちあわないことを祈りながらエレベーターに向かう私を呼び止める声。 「カラオケチェーン CYOIKARA へようこそ。 お客様はお一人様アルかっ、おお前は…」 一応は客に向かってお前呼ばわりする不届きな店員を睨んで震え上がらそうとしたアタシ。 店員の顔を見て意表を突かれる。 向こうも同じ思いなのか暫くの間、睨みあう形になった。 「お前は、リンリンじゃねえか!」 「氷の魔女、ミティ!!」 カラオケボックスの制服に身を固めた少女…いや、もう少女という歳じゃねえ。 アタシの仇敵にして旧敵。 喫茶リゾナントを拠点に活動する能力者集団、リゾナンターのオリジナルメンバーにして中国の国家機関、刃千吏の機関員。 銭琳ことリンリン。 いや、こういう場合はリンリンこと銭琳っていうのが正しいのか。 どっちにせよやつがロビーのカウンターに猫足立ちで身構えながら、目を緑色に輝かせている。 「悪い魔女は火あぶりアルね!!」 言い放つリンリンの手にはカウンター脇に置いてあったらしいパンフレットの束。 どうやらいきなり緑炎で攻撃してくるつもりらしい。 「ちょ待てタンマ。この状況で火熾せば火災報知器が発動して、スプリンクラーで店内水びたしになるぞ」 「心配ナイ。消防の査察がある時以外は報知器はちゃんと切ってアルね!」 「ちゃんとじゃねえ。物凄く心配だよ、大丈夫かCYOIKARAチェーン。 もしも火事とか出したらどうすんだよ」 「そんな時の為にニートの引きこもりを役員待遇で飼ってアルね。そいつに遺書を書かせて首を吊らせたらそれでしまいネ」 「しまわねえよ。もし犠牲者とか出たら保証もあるだろうし、営業だって出来なくなるだろうが」 「保証は誠意を以って対応するネ。店の利益から月額五百円でも支払ってる限り追求は出来ないアルね」 「しかし店の名前が報道されたら客足だって鈍るだろうが」 「その時は頭の CY を削って OIKARA にするネ。百円ショップで仕入れたサイリウムを千円で売ってぼろ儲けするアルよ」 「うりゃおい! うりゃおい! っていい加減にしろよ。 つうかさっきから聞いていると。お前相当深くブラックな経営に関わってるみたいじゃねえか」 アタシの言葉を聞いたリンリンは凄みある笑みを顔に浮かべた。 「ちっばれちまったらしょうがない。死人に口なしとはよく言ったものアルね」 「待て待て。どうでもいいから。 CYOIKARAの諸事情とかどうっでもいいから。そもそもお前とここでバトる気もねえし」 ともかく発炎能力を解除して気を落ち着かせるようにという説得を不承不承受け入れたリンリン。 どの程度の深さで店の経営に参画してるのかはわからないが、やはり金蔓の中で騒ぎは起こしたくないと見える。 「お客様はお一人さまアルか。今夜はハロウィンナイト特別キャンペーンを実施中アルね」 「だからアタシは先客に呼ばれ…、ってハロウィンナイトのキャンペーンって何だ」 「今宵ハロウィンのコスプレをして来店されたお客様にはお一人様五百円の御食事券をサービスサービス」 「ありがたいっつたらありがたいけど、これまた微妙な金額だな」 「CYOIKARAを見くびったらいけないアルね。 更に魔法少女のコスプレをされたお客様には魔法少女世界一決定戦への出場権が与えられるアルね」 要するにまどかだか、なのはだか。 はたまたクリィミーなマミだかプリティなキュアだか。 魔法少女のコスプレをしてそのアニメの主題歌を歌って高得点を出せば賞品が出るイベントがあるらしい。 全国規模で。 「一等賞品はなんと、だららららららららららららららららららららららららららっじゃじゃん♪ おこめ券五千円分」 「反応に困るわ。それは五千ありゃあ五㌔は買えるけど」 アタシの言葉を合図に朗らかな営業スマイルを浮かべていたリンリンの顔にどす黒い闇が翳った。 「ごご五千円で五㌔ってまじアルか。 お前金持ちアル」 「あんまし気にしたことはねえけど魚沼産の特Aとかだとだいたいそんなもんじゃね、あれ、もうちょっと安かったちょ待て」 明確な殺意を目に宿したリンリンが能力を発動しようとしていた。 「このブルジョワジーな小日本人。 魚釣島是一个独特的中国領土」 「どさくさにまぎれて政治的主張を行うな。つうかお前ん家だって中国じゃ名士の部類に入るんだろうが」 「アノクソオヤジ」 「はぁ? つうか待て。 お前の親父スレのオリジナルキャラの中じゃ結構人気ある方だぞ。それをお前」 「わたしまだまだまだまだ日本で学ぶことたくさんあるアルよ。だからリゾナンターを離れても留学を続けたいって言ったらあの頑固親父」 「そういう金は自分で稼げって言ったんだな」 反抗期をこじらせた中国娘が不満そうに頷いてみせる。 「いやっそれはお前には厳しく思えるかもしれないけど、親父さんの言ってることももっともだと思うぜ」 アタシの慰めが耳に入ったのか入ってないのか。 「あ~あ。昔みたいにパンダの密猟を見逃して結構な金が入ってきた時代が懐かしいネ」 「はい↑」 知らず知らずのうちに声が裏返っていた。 「あのなお前ちょっと言葉には気をつけてだな…」 「生きたパンダ一頭密輸すれば家が一軒立ったネ。 病死したパンダの毛皮を剥いでも車一台ぐらい」 「こら待てこら」 「何目を白黒させてるアルか。こういうの役得いうアル。、中国じゃ常識のことネ」 「いやほんとに待てしゃべるの止めろお前今すぐ」 全力で不測の事態を回避しようとするアタシに対してリンリンは素のままの様子だ。 「お前それ以上話したら、いろんなものが終わっちまうぞ」 アタシの言葉を耳にしたリンリンが不敵な笑いを浮かべ、掌に緑炎を宿す。 「では終わりの始まりを始めようアルか」 「火は止めろ火は」 終わりを始めようとか大層な台詞、カラオケボックスで働いている奴の言うことじゃねえし。 結局のところパッチリ眼の中国娘はなにやら日本で行われるイベントに参加したいという願いが親父さんに聞いてもらえず、それに反発して家を飛び出し単身日本にやってきて中国資本のこの店で働いているらしい。 いや何か違うかもしれないがそういうことにしておこう。 「つうかコミケに行きたいんだよな」 「はっどうしてわかったアルか?」 「いや前にアニメだかコミックだかのコスプレをUPしてたじゃねえか。それにどこかのスレではそういうキャラってことにおいなんでまた火を熾す火を」 「お前のこと見損なってた。乱暴で残忍でもストーカーまがいの陰湿な奴じゃないと思ってたアル、はっまさか」 今度は自分の意志で緑炎を収めたリンリンの頬が赤く染まりでれ~っとしてきた。 「そうアルか?」 「何が?」 「そうだったアルか?」 「だから何がそうだってんだって多分っていうか絶対違ってると思うぞ」 「そんなに私のことが気になっていたアルか?」 「いやっ、別に」 何かよからぬ方向に妄想を始めたのか。 光と闇。炎と氷。相容れぬ仇敵同士などぶつぶつつぶやき始めたリンリンが妙に気色悪すぎる。 っていうかおぞましい。 「あはぁ~。 美貴琳アルか。 いま時代は敢えて、敢えて一周回って美貴琳アルか」 受けとか責めとかもうアタシには訳がわからないことを口にし始めた妄想娘の鼻から紅いものが…。 「ぶはぁぁぁぁぁっ。 美貴琳キタ──ヽ( ∀ )ノ──!! 」 「来ねえよ。時代を何周回ってもそんなもの来てたまるか」 手刀で軽い当身を奴の後ろ首筋あたりにくれてやり、鼻血のストップに協力してやった。 数分後。 「お前の気持ちはうれしいアルがやっぱりそれはいけないアルね」 「まだ言っているのかテメー。無いから、それだけは絶対無いから」 「だったら今日はなんでこの店に…? まさかお前も魔法少女世界一決定戦にエントリーしにきたアルか?」 「それもねえよ」 「それはそうアルね。もう少女って歳じゃ…」 「テメーそれ以上ふざけてるとまじで凍らすぞ」 不毛なやり取りを続けながらふと思い当たったことがある。 「つうか、さっきこの店のロビーにたむろしてた化け物どもも」 「そうアル。魔法少女の仲間アル」 「いや魔法少女って、明らかな男もいたじゃねえか。いまいちデラックスじゃないマツコとか」 「お前何も知らないアル。仲間を守るため世界を救うため魔法を手に入れようとする人はみんな魔法少女アルね」 いやさっきアタシが見かけた人外の化け物ども。 カラフルな衣装にゴツゴツして厳つい身体を無理やり詰め込んでいた野郎どもは魔法少女というよりは使い魔が精々だと思うが。 「まあいいアル。とにかくそんなジャージ姿じゃハロウィンナイト特別キャンペーンの対象にはならないアル」 だから正規料金だと強く迫ってくる。 ようやく話の出口に近づいてきた、そんな気がする。 「いやっだからアタシは先にこの店に来てる人間に呼ばれてきたんだって」 「何だつまらない。そうならそうと早く…はっ」 おいまた様子が変になったぞ、まったく。 「その先客というのは男アルか? 女アルか。女アルね。女に違いないアルね、女同士の密会アルね」 口角から飛ばしてくる唾がなんか気持ち悪い。 アタシはジャージのポケットからスマホを取り出した。 メールの受信を知らせる青いライトが点灯したままだ。 受信ボックスを調べてみると、やっぱりそうだった。 送信者 保田圭 件名 「黄金の魂」 について早急に話し合いましょう まったく何が「黄金の魂」なんだか。 運命に導かれて集いし戦士たちが邪悪な敵に打ち勝って、各々の帰るべき場所に戻る際の別れ際。 岸壁を離れる船と陸。 海を隔てて対峙する仲間に向かって、彼らには「黄金の魂」があるとかいうならちょっとばかし荘厳で清々しい感じはするだろう。 しかし場所は狭っ苦しいカラオケボックス。 対する相手は保田大明神。 気分はどんより曇るしかねえってもんだ。 そんなアタシの気持ちを知ってか知らずか。 メールを盗み見したリンリンは相手が女だと知って歓喜する。 「やすみきキタ──ヽ( ∀ )ノ──!」 「いやっ来ないから。金輪際来ないから」 「いいアルいいアル。いや~それにしても意外なカップルアルね」 「だからカップルじゃねえし」 「保田さんというとあの将棋の駒みたいな顔をしたおばさんアルね」 こいつ。 ちょっと見ない間にいろんな意味で腐ってやがる。 まあそれはそれで構いはしないが、この調子でまとわりつかれると色々面倒だ。 そう思ったアタシは少しばかり話を盛って釘を刺しておくことにした。 「お前な。まあアタシだからまだそういう感じでもいいけど保田さんに対して同じ調子で絡んでみろよ」 「いったいどうなるアルか?」 たとえば…。 バスルームで髪を洗ってると、シャンプーを洗い流してる先から背後に忍び寄った大明神様にシャンプーをぶっ掛けられる。 それも墨の香りだとか納豆由来成分だとか。 髪のためにはいいんだろうが、オバハンくさい匂いプンプンになるまで延々シャンプーを続ける羽目になるとしたら。 「それは…いやアルけど私の今すんでるところ、安いけど一応オートロックアルね。 セキュリティ上の心配は一切…」 「要らねえって言いたいんだろうが、あの人の【時間停止】の前にはそんなもん何の役にも立たねえってことはわかるだろうが」 心なしか顔が曇った中国娘に追い討ちをかけることにした。 投稿日:2014/10/31(金) 12 58 32.97 0 投稿日:2014/11/11(火) 14 31 56.45 0 【お詫び】 「黄金の魂」という題名に相応しい崇高な物語になるはずだったんです だったんですが、なんだかもうねえ 共鳴って素晴らしいねって思っておられる方にとっては許せない内容かもしれませんね 回避した方がいいかもしれないと誘い受け 更にだ…。 朝目覚めると何故か立ってるんだ。 ちゃんとベッドで眠ったはずなのに立った状態で目覚めるんだ。 そして頭の上には大皿に盛られた汁満タンの冷やし中華。 足元にはお気に入りの服が広がってる。 腕は使えない。 何故か ガムテープで後ろ手に縛られてるんだ。 別に金属製の手錠とかじゃねえ。 ただのガムテープだ。 力づくなら剥がせねえわけじゃねえ。 ただそうするには頭の上の冷やし中華が邪魔だ。 それをどうするか。 部屋や服が汚れるのを覚悟で冷やし中華をぶちまけるか、それとも何とかバランスを取ってせめて流しまで辿り着こうか考え中、不意に真横にあの人が現れて、鼻息も荒く耳元に囁かれるんだ。 「冷やし中華はまだ冷やし中か…なんて・ね」 ただでさえ曇っていたリンリンの顔が土気色に染まっていくのがわかる。 「そそれは恐ろしい。 というかとてつもなく嫌です」 状況を想像してあまりの恐ろしさゆえか、せっかく構築していたアルアルキャラが崩壊してしまっている。 「これが真っ向からの殴り合いなら望むところだ。正直そういうの好きだし。しかし地味に確実にHP削られてくの…辛いぜ」 更にと付け加えようとしたアタシを手で制したリンリンは、エレベーターの方へ向かうよう促した 「出来るだけ大人しくしてますから何とか穏便に。それとさっき私が言ったこと保田さんにはなにとぞ内密に」 ふぅ。 どうにかエレベーターに乗れた。まったく最初の関門でどれだけ時間を費やしてるんだか。 あとはさっさと保田の大明神に拝謁して「黄金の魂」とやらについて意見を交換して、あとはさっさと退散だ。 つうか遅い。 このエレベーターのスピードまじ遅いだよ。 いや遅ければご対面が遅れていいといえばいいんだが、遅すぎるのも苛つく。 どう考えたって階段を歩いて上った方が早いっていうぐらいの時間がかかって到着した四階。 このカラオケボックスの建物は大雑把にいうと凹形になっている。 勿論上からみたらの話な。 その左右がボックスになっていて真ん中の部分がエレベーターや階段、そしてトイレが設けられている。 但し一階当たりの面積は狭いので一フロアには男女どちらか一方の専用トイレが作られてるそういう感じの構造。 確か最初の電話では四階にある女子トイレに来てくれって話だった。 でもいきなりトイレに向かうってのもぞっとしない。 とりあえずこの階にあるボックスを覗いてみることにする。 ひょっとしたらそっちの方に鎮座されてるかもしんねえし。 四階の女子トイレを指定してきたってことは三階か五階のボックスに陣取ってる可能性あるわけだが。 とにかくエレベーターを出て向かって左側のボックスに向かおうとしたちょうどその時、そのボックスの扉が開いた。 中からは若い連中の賑やかな声。 違ったか。 出てきたのは基本リンリンのと同じ色調の制服。 ただし男verを着た店員だった。 イケメンの部類には入らないな。 こういう接客業で働いている人間特有のちょっと崩れた感が無いどちらかというと無骨な感じ。 髪も短めにカッとして、顎にはゴート髭。 ラーメン屋の大将とか創作居酒屋のマスターなんか似合いそうだな。 そんな感じのCYOIKARAの店員が空になった大皿を抱えて歩いてきた。 「いらっしゃいませ!! 前を通らせていただきます」 「あ、どぅも↓」 なんか活力に満ち溢れてる感じに軽く気圧されたみたいな。 まあアタシはこれからのことでちょっと落ち気味なこともあるけど。 どうやら左側のボックスは関係無いみたいだね、だったら一応右側を覗いとくか。 つうかゴート髭の兄ちゃん呼び止めて保田さんの取ってる部屋番訊こうかな。 らしくもない逡巡で立ち止まっているとジトッとした視線を感じる。 こ、この雰囲気は…。 女子トイレの扉が少しだけ隙間が開いている。 そこからアタシに視線を注いでいるのは。 「遅かったじゃない、藤本」 裏の世界では「永遠殺し」という二つ名で呼ばれている保田圭その人だった。 「つうかアタシ別にあんた直属の部下でもないんですけどね」 意外だと思われるかもしれないが、アタシが身を預けている組織には確固たる指揮系統だとか鉄の規律だとかは存在しない。 各々が心の中に抱く闇で世界中を覆い尽さんとする意志の集合体。 それがダークネスの真実だ。 だから【永遠殺し】と呼ばれる女とアタシの関係も本来なら上下関係なんか無い対等の筈。 だから事前のアポイントメントもない当日の呼び出しなんか応じる義理は無い。 なのにこうしてノコノコ顔を出しているのは個々の力関係とか器の大小とか。 まあそれ以上にリンリンにも言ったけどこの人特有の能力を利用しての嫌がらせがたまんないという面もあるんだが。 いまふと思ったんだが保田さんの能力を使った数々の嫌がらせこそ本当の「パワーハラスメント」ってやつじゃねえか。 ま、ともかく完全に無視を貫くのはキツイ相手だが、唯々諾々と従うのも業腹だってわけさ。 ま、そんなアタシの感情なんか目の前にいるオバハンには関係なさそうだが。 「まあいいわ。重大事なのよ藤本」 だからね~もう少し手順を踏むとか相手に花を持たせるとか思わないのか。 思わないんだろうね。 そういう先輩風っつーかボス風を吹かせたいんならテメーのシンパ相手に吹かせて欲しいもんだが。 まあ来てしまったんだから仕方ない。 とりあえず話は聞いてやる。 が、その前にだ…。 「重大な話をこんな所で立ち話するのもなんでしょうが。 部屋に行ってますから何号室か教えてくださいよ」 初冬っていうには早い時期。 それでも外を出歩くのに少し肌寒くなってきたのは事実だけど、ビル内は空調のおかげでまあ快適にすごせる温度である。 一体型なのか女子トイレもその恩恵は被っている。 寒くてしょうがないというわけではない。 だったら何故場所を変えたいかというと。 臭いのだ。 いやっ、誤解しないで欲しい。 そっちの方の臭いじゃない。 芳香剤だかなんだかの匂いが強烈過ぎて、鼻が拒絶反応を起こしそうなんだ。 アタシは【永遠殺し】にそのことを伝えるために、わざと鼻をクンクンさせてやった。 こんな臭いところじゃ話をする気になれませんってなぐあいに。 「鼻が利くわね、藤本。Chloeのオードパルフォムよ。このひねりを加えた遊び心が気に入ってるのよね」 悪かった、Chloe。 あんたらの賞品を貶すつもりじゃなかった。 ただどんな香水でも度を過ぎてしまったら逆効果だと思う。 っていうか、このオバハンはいったいどれほどの量を身に着けてるんだ。 それとも瓶ごとぶちまけたのかってぐあいの感じなんだが。 「とにかくここから離れるわけにはいかないの」 「ですけど他の客がいつ入ってくるかもしれませんし」 「その点は大丈夫。この階のもう一方の部屋は若い男の子ばっかりみたいだし」 いやっそれだけじゃ不十分だろう。 一階ごとに男女各々の専用トイレが交互にあるってことはこの階の上下階の女性客がやってくる可能性も高い。 女子会とかやってる部屋があったら、ただでさえ足りないだろうし。 「とにかく今ここを離れるわけにはいかないの。最悪誰かが来たときには【時間停止】を使用してでも排除するから」 オバハ…いや保田さんの口から【時間停止】という言葉が出たことでだらけてたアタシの中の緊張が高まった。 何故かって? 一口に能力者といってもいろんなタイプがある。 能力の種類に色々あるというのは勿論だが、今アタシが言っているのはそういうタイプ分けじゃない。 その能力者の品性というか人格、ようするに自分の能力を必要以上に誇示するかしないかっていうタイプ分けだ。 神様の気まぐれってやつで異能を手にしたことに不幸を感じるどこかの喫茶店の連中みたいな奴ばかりじゃないってこと。 人とは異なる能力を手にしたことに浮かれちまって使いまくることで自己主張するタイプも少なくない。 勿論誇示するといったってテレビのバラエティ番組で実演したり、動画サイトにアップしたりするとかじゃない。 そんなやつらは全てとまではいわないが殆どがまやかしのイカサマだ。 要はここで使うかってタイミングで必要以上の強度で能力を行使してみたり、その能力を応用した技にこっぱずかしい名前をつけたりする奴。 一番わかりやすい例えが石川梨華だ。 アイツのサイコキネシスは確かに協力だ。 そんなものに番付があるのかどうかわからないが、力の最大出力や精緻さ連発が効くか。 いろんな面を総合すれば、アイツはサイコキノの横綱級だろう。 その念動力を使って粛々と粛清人をやってればいいものを、アイツはそれだけに留まらなかった。 念動波による攻撃にオリジナルのネーミングをつけるという痛い真似をしえかした。 波動を刃状に形成した攻撃を念動刃(サイコブレード)と名づけたあたりはまだ良かった。 しかしバカなアイツはやらかしちまった。 銃弾状に調整した波動を念動弾(サイコブレッド)と名づけちまった。 弾丸といえばブレット。 ブレッドといえばパンのことじゃねえか。 念動で捏ね上げたパンはさぞかし弾力があって美味いことだろうよ。 アタシが皮肉交じりに教えてやっても間違いに気がつかねえ。 そればかりかその名を裏の世界に広めようと、サイコブレッドを放つ度に従属武官(取り巻き)の岡田とか三好とかに叫ばせる始末。 「石川さん、あかん。 サイコブレッドみたいな強力な技使ったら跡形も残らへん!」 「うぉぉぉぉぉぉ。 さすがは黒の粛清。サイコブレッド、っぱねえっ!す」 恐怖を世界に知らしめるべき粛清人が、バカっぷりを裏の世界中に知らしめてしまった。 っていうかv-u-denも気づけよって話だ。 当の石川はというとオリジナル攻撃第三弾として念動嵐(Psy-clone)を編み出すために修行中だ。 ホントまじサイクロンでどっか飛ばされていってくれねえか。 話は逸れた。 そんな不詳の弟子である石川梨華とは違い、【永遠殺し】保田圭はその能力を誇示しないタイプだ。 いや【永遠殺し】という二つ名自体が香ばしいといえば香ばしい、それは認める。 能力を発動する際、“時間よ止まれ”だの“時間よ私の前に傅きなさい”だの詠唱を行うのも微妙なところだ。 そもそもアタシをはじめ意に沿わない相手に能力で悪さをすること行為自体が能力の誇示でないかという見方もできる。 しかしアタシから見た保田圭はやっぱり己の能力を誇示しないタイプに属する。 石川梨華が広く拡散するタイプなら、保田圭は一点に収束するタイプとでもいおうか。 石川梨華がバカみたいにくぱぁーっとおっ広げるタイプなら、保田圭はウジウジもったいぶるタイプとでもいうか。 とにかくそんな保田圭の口から【時間停止】能力を使用してでも機密を守ると言ったのだ。 緊張も高まるってものさ。 アタシが来るなり、重大事とやらについて話し始めようとしたってことにしても、アタシが頼りにされてるってことだろう。難儀なところもあるがその実力を認めざるを得ない先達に当てにされたんなら気分は悪くない。 密談に応じてやろうじゃねえか。 そんなこんなで香水の強烈な匂い漂う女子トイレに留まることを決めたアタシは、自分も警戒するつもりであるということを示すため、ドアに険し目の視線を注ぎながら話を促した。 そういや「黄金の魂」についてとかいう云ってたっけ。 「とんでもない事態に陥ったのよ」 「だからどんな事態だってんですか」 よく見るといつになく慌て気味のご様子だ。 こいつはほんとうに一大事が起こったのか。 例の喫茶店に新人が四名も入ったという情報は掴んでいるが、いきなり主戦力として使えるとも思えねえし。 ってことはやっぱり内向きの問題か。 「トイレの水が流れなくなったの」 は? 今なんと仰いましたかね。 「聞こえなかったの藤本。 トイレの水が流れないの」 「いやそれはおかしい。それはそれなりに大変だろうけどアタシをわざわざ呼び出すほどじゃないでしょうが」 これはからかわれてるのか。 いやっそれとも。 「黄金よ」 「あぁそういえばメールでそう書いてましたっけ。 確か黄金の魂」 「黄金の塊よ」 「はぃ?」 「本当に鈍い子ね。黄金の塊を詰まらせてトイレの水が流れなくなったって言ってるの」 あのすいません。 その黄金の塊っていうのは、まさか? 「ここ一週間お通じがすぐれなかったのよね。 だから午前中、前に効果があった骨盤矯正を整体院でやってもらったのよ」 「おい、アンタちょっと待てよ!!」 「午後は隠れ家でペーパーワークに没頭してたんだけど、全然来る気配が無くてね」 「言うに事欠いて何言ってるんだ」 「それで油断しちゃったのよね。で、執務が終わったからいつもみたくこの店に歌いにやってきたんだけど」 「語るな。しれしれと経緯を語るなっていうか聞かせるな。そんなもの聞きたくねえんだよ」 「ワインにシャンパンを空けて、あ勿論ミニボトルよ。それから定番の芋焼酎を頂いていると、来たのよ。ビッグウエーブが」 いやっ、もう何が来たのかとかは言うなっていうか言わせねえよ。聞きたくねえよ。 脱兎のごとくその場から立ち去ろうとしたアタシを【永遠殺し】の微妙に篭る声が制止した。 「そんなに今晩夢の国に辿り着くまで耳元で“おやすみきてぃ”って囁いて欲しいの?」 既に永遠に醒めない悪夢に迷い込んでいる気がするんだが。 「そんなに私の手作りの味噌汁の香りで目が覚めたいの? まな板で糠付けを刻む音で目が覚めたいの? ほっぺにチュッで目が覚めたいの?」 想像するだけで何かを催してきそうなシチュエーションから考えを逸らそうとするアタシ。 その原因たる【永遠殺し】は、あっと声を洩らしていた。 「よく考えると私の言ってること全部お仕置きじゃなくご褒美よね」 いえ、かなりキツイ地獄の刑罰なんですけど。 「とにかく待ちなさい。私の話を全部聞きなさい」 【永遠殺し】保田圭の口から語られたこと。 それは闇の、裏の世界における【永遠殺し】の存在意義。 さっきアタシは言った。 ダークネスには確固たる指揮系統だとか鉄の規律だとかは存在しないと。 ダークネスの幹部級は一国一城の主みたいなものだ。 ということはその稼ぎも自分の才覚によるってことだ。 勿論ダークネスの利益に繋がる破壊工作だとか粛清だとか。 そんな特別業務に携わった場合は特別報酬がきっちり支給される。 しかし基本的に二つ名持ちの幹部級の能力者は、自分の才覚で稼いだ金で自分を養っている。 そればかりかその稼ぎの中から少なからぬ献金だか上納金だかを上層部に収めてさえいる。 そこまでして組織に所属しているメリットがあるのかと言われたら、あるとしか答えられない。 詳しくは言えないけど、これまで散々派手に暴れてきたこのアタシが、警察の目とか気にせずお天道様の下を歩いているのはそのほんの一端なんだなあ。 とにかくアタシたちが口に糊するのにもっとも手っ取り早い稼ぎ口は、雇われの荒事だ。 石川なんかは粛清の他にどこかの金持ちの依頼で、貴重な美術品だかレアものの宝石だかを盗んだりしてる。 何を血迷ったのか岡田や三好を引き込んで“怪盗v-u-den”と名乗り、盗みの予告状を送り届けたり、盗んだ現場にメッセージを残したり。 まあ目立ちたがり屋のバカだ。 【催眠】能力を保有する吉澤あたりは、命知らずの密入国者や無知無教養なならず者に催眠を施して編成した一夜限りの軍勢、“Midnight shift”を派遣して結構な金を稼いでる。 かくいうアタシもそっちの方面じゃ【戦争魔女】として知られている。 アタシの異能は他の奴らの異能とは違っていて、発動やらに手順が必要で時間がかかる。 その所為で一対一のバトルでそのまま活用するのにはちょっと不利なんだが、一度発動すれば、ロングレンジかつワイドレンジの攻撃が可能。 つまり軍隊の援護射撃ってやつにおあつらえ向きってことさ。 そんな雇われの荒事がダークネスの利益に繋がらないと判断された場合は、依頼の段階で即時撤収命令が出る。 しかし利益を損なわないと判断された場合は何の連絡もない。 時に、戦争の相手側にダークネスの人間が立っていたとしてもだ。 あの時は熱くなりすぎた。 中央アフリカのとある国の守旧派と革新派の争い。 アタシの手駒は現地の正規兵が二百人ばかり。 革新派の支配してる地区に急襲を掛けた。 十三万発の氷槍を撃ち込んで突撃させた革命軍本拠はもぬけの殻。 正規兵とはいっても過酷な訓練を乗り越えた精鋭ってわけでもない。 所詮は烏合の衆。標的を見失って右往左往しているところに横槍を仕掛けてきたのが“Midnight shift”。 欧州で民主政権の発足を宣言した革新派に雇われた吉澤が指揮していた。 アタシたちダークネスは手を取り合って一つ船に乗り、同じ場所に向かって旅する同行者じゃない。 各々が約束の場所の方角に向けて走る船にたまたま乗り合わせただけの同乗者に過ぎない。 だから時にアタシたちは潰しあう。 だからこそアタシたちは常々蝕み合う。 戦い続け、最後に生き残ったたった一人の者に闇の王の王冠を授けることこそが、ダークネスの大義であるかといわんばかりに。 アタシたちの一人一人が心に秘めた目的と。 ダークネスが世界の闇に向けて掲げる一つの大義。 二つのものが必ず溶け合うとは限らない。 だからアタシは一杯喰らわされた吉澤の澄ました顔に最低三十発は叩き込むつもりで奴の率いる軍隊に突進した。 奴もアタシを殺る気満々で傀儡と化した部隊を展開した。 氷剣と銃剣。 結界と地雷網。 氷矢と銃弾。 眩霧と十字砲火。 存分に潰し合った結果、馬鹿を見たのはアタシたちの尖兵となった者たち。 敵のアイツの凶弾に倒れたのか、味方のアタシに背中を撃たれたのか。 敵のアタシに胸を貫かれたのか、味方であるアイツに欺かれ非業の死を遂げたのか。 合わせて五百近い死者が出て、内戦は実質的に終わった。 勇ましい兵隊たちは馬鹿を見たけどその国の民衆たちにとってはそれほど最悪の事態ってわけじゃなかった。 武器を持つ力を持たず、現為政者からも未来の為政者候補からも穀潰しの無駄飯食いとしか扱われてこなかった女子供に怪我人たち。 軍事力を喪失したその国の異常事態を憂いた世界の首脳が国連のPKOを派遣した結果、失われるはずだった多くの命が救われることになった。 でもそれで一件落着と収まらないのがこの世の中だ。 安全地帯から資金を提供してアタシたちを動かした支配者たちは自分たちの権益が損なわれる事態を快く受け入れるはずも無い。 最悪の事態をもたらしたアタシたちに制裁を加えるべく、手元に残った有り金全部つぎ込んで別なる闇を動かそうする。 そんな時にあの人は現れる。 【永遠殺しの調停者】 あの人は緊迫した時間を止め、時にスケープゴートを仕立て、時に代案を示し、時に当事者を時間から排除することで、錯綜した事態を調停する。 “Gravity” 後藤真希 “Terrible Assassin”高橋愛 世界の災厄と恐れられる二人の能力者と比してなんら劣らぬ力を持ちながら、そのチカラを誇示しようとしない存在。 チカラを誇示しないことで、その存在を誇示する存在。 「つまり私の存在があってこそ裏の、いやこの世界の均衡は辛うじて保たれているといっていい」 「それは確かにそうかもしれませんけどね」 「そんな私が黄金の塊でトイレを詰まらせたという恥辱に塗れて尊厳を失ったら、…この世界の均衡は損なわれてしまう。違うかしら?」 「台無しだ! 八十行近く使ってハッタリかまして何とか盛り上げようとした努力が“黄金の塊”の一言で台無しだ!」 「私の黄金の塊は結構盛り上がってるんだけどね」 「言うなぁぁぁぁぁぁ」 ふてぶてしいオバハン。 いや往生際の悪い永遠殺しに対して思いの丈をぶつける。 「あのな、このスレだって大変なんだぞ。リゾナントブルーの原点の九人はどんどん卒業していって、作者だって代替わりしていって」 「安易なメタは見透かされるわよ、藤本」 あんたの言ってることも大概メタメタだけどな 「とにかく黄金の塊とかむちゃくちゃだ。 時に寂れたり、時に荒れたりしながらなんとか百話までやってきたこのスレが終わっちまうじゃないか」 「…ふっ。 そう、だったら始めましょうか。スレの終わりの始まりをこれから始めましょうか」 「アンタ女として、いや人として終わってるけどな」 あまりにも理不尽な状況に巻き込まれたことへの抗議を口にしながら、それでもどこか違和感を覚えていた。 たしかに女性が自分のう・・・黄金の塊で水洗トイレを詰まらせてしまうという事態は深刻な事態ではある。 しかしそれはその女が普通の人間であればこその話だ。 今、アタシの目の前にいる女はただの女ではない。 【永遠殺し】なのだ。 時間停止能力を使える存在なのだ。 私怨と私怨を胸に激闘を繰り広げる能力者の間に立ち、戦いを調停できる存在なのだ。 調停に応じない不逞の輩には制裁を加えられるほどの強者なのだ。 たかだかカラオケボックスのトイレの水の流れとか気に病む必要など無いではないか。 「あっはっはっ」 かなり不自然だが何とか笑うことができた。 別に気が触れたとかではない。 【永遠殺し】はアタシをからかってるのだ。 あるいは、あるいは本当に自らが創り出した黄金の塊でトイレを詰まらせたことでパニくってしまって状況を必要以上に深刻に捉えているのだったら、そのことに気づかせてやればいい。 「何も深刻な事態なんかじゃねえじゃねえか」 怪訝そうにアタシを見ていた【永遠殺し】は首を傾げる。 「そう…かしら」 「そうに決まりきっているじゃねえか。アンタの能力なら誰に見咎められることもなくこの窮地から脱出できるじゃねえか」 そう、【永遠殺し】保田圭の能力は時間停止。 時間を停止させている間にこの場から立ち去って、ついでに店からも退去すれば何の問題も残らない。 いやっ何も問題が残らないということはないだろう。 少なくともこの女子トイレに黄金の塊は残る。 それを放置プレイというというモラル的な問題も発生はする。 料金を清算せずに逃亡するという明らかな犯罪も起こしてしまう。 だがそれだけだ。 それだけのことで、闇の世界で囁かれる【永遠殺し】の名誉は守られるのだ。 いきつけのカラオケボックスを一軒失うことにはなるだろうが、その程度で…。 「それはダメよ」 「はぁそれはまたどうして?」 ひよっとしてまさかの公徳心でも目覚めたか? 「そんな真似をしたらもうこの店を使えなくなるじゃないの」 それはトイレに黄金の塊を放置した奴がどのつ面下げて顔を出せるかって話だよな。 まあでもこの界隈でカラオケを唄える場所がここ一軒ってわけでもあるまいし。 まあ駅から一番近いし便利といえば便利だけど。 「そんなことをしたら、彼に会えなくなるじゃない」 はぁ? 彼ってなんだよ彼って。 この期に及んで新しい登場人物か。 オリキャラか、それともモデルはいるのか。 いたら面倒くさいぞ。 「あなただってさっき会ってたじゃない」 「あ、ええっとすいません。その彼ってまさか」 「この支店を取り仕切っている主任の彼よ」 あのゴート髭か。 ああまあこのオバハンの年齢的には、あのぐらいが似合いなのか。 「それで藤本、さっきは彼と何を話してたの?」 「いや、別に」 「別にってことはないでしょう。さっきだってアンタらしくもなくしおらしくしてたじゃない」 何がアタシらしくもなくだ。 さっきはアンタに会うのが気が重たかったからああだっただけで。 いやそもそもこんな目に遭うと分かっていたら、どんなイケメンだって突飛ばして逃げてるさ。 なんとなく話が見えてきた。 つまりこのオバハンは自分が憎からず思ってる男に醜態を知られたくないから、何とかして黄金の塊を極秘裏処理したいんだ。 その片棒を担がせるためにアタシを呼び出したと。 ほぅ、上等じゃねえか。だが、しかしだ。 「残念ながらそれはできませんぜ」 「何ができませんよ。私はあんたが彼と何を話してるのか訊いてるの」 「うっさい。もうそんなことはどうでもいい」 「よくないわよ。はは~ん。さてはあんたもあの男性を…」 「いやっ、まじカンベンしてくれよ。話がややこしくなるだけだからさ。とにかくアンタがアタシに何を望んでるかはわかった」 「…そうなの」 「いやっ、アンタ物憂げに喋ったらいい女に見えるとか思ってんじゃねえだろうな」 「そんなこと…ないけど」 うわ、むかつく。 アタシはわかってしまったんだ。 自らが創り出した黄金の塊で行きつけのカラオケボックスのトイレを詰まらせたこの女が、氷雪の魔女と呼ばれるこのアタシに何を望んでるかわかってしまったんだ。 何か雑学の本で読んだことある。 ひょっとしたらテレビのクイズ番組で知ったのかもしれないけど。 アラスカとか気温氷点下が当たり前の地域では、小用を足しているその先から凍っていって中々愉快なことになるとか。 「つまり大小の違いはあるけど、要するに処理しやすいように固めちまえってことだろう。アタシの魔術で」 「結構、固まってると思うんだけどね黄金の塊」 「だからしれっと状態を言うのはやめれって絵が浮かぶから」 本質的には常識人の部類に入ると思うんだが、どこかズレてるだこの人は。 魔法という自分の異能をそんな用途に使用するのはぞっとしないが、それでもそれを行使することでこの事態から抜け出せるのなら、使いもしよう、だが。 「今のアタシには新規の魔法は使えないんだ」 「…それはどういうこと」 だからその…は、まあいい。 とにかくアタシの事情を説明するのが先だ。 「アタシの魔法がアンタの能力とは仕組みが違うってことはわかってるでしょうが」 「確か魔法陣とか呪文とかが必要だったとかかしら」 厳密に言うと、アタシ藤本美貴は能力者ではない。 “普通”の能力者なら。 一度発現した能力を学習によって我が物にした“普通”の能力者は、自分の手足を動かす感覚で異能を行使できる。 しかし、“普通”の能力者ではないアタシの場合はそうはいかない。 アタシの異能は「魔法」だ。 「魔法」を使うには儀式という手順を経て、魔力を練成する必要がある。 「魔法」の種類によっては精霊の力を借りるだの、悪魔と交わって魂を売るだの表現は異なるが、要するに能力者と同じプロセスで異能を行使したりはできないということだ。 石川梨華や吉澤ひとみや保田圭たち“普通”の能力者にとって各々の異能を行使するということは、スーパーで買い物カゴに自分の必要な商品を詰め込む作業に等しい。 勿論、財布の中身が乏しければ買い物カゴに詰め込むことを諦めなきゃいけないだろう。 商品が大きすぎれば、買い物カゴが詰め込めないこともあるだろう。 しかし一定のレベルに達した能力者にとって、その能力を使うということは日常の延長戦にある。 だがアタシが「魔法」という異能を使う場合、ちょっとばかり面倒くさい。 買い物カゴの例えでいうなら、まずカゴを作成するところから始めなきゃいけない。 カゴが出来たら今度は商品の種類や価格を一つずつチェックしてそれを音読して、旦那様にお伺いを立ててようやくカゴに in みたいな感じ。 大喰らいの科学者なんかはアタシの魔法のプロセスをプログラミングみたいだと言うんだが、…そうなのか? 「藤本、あんたの方が格上なんだからお伺いなんか立てる必要ないでしょ」 「どれだけ出たがりなんだ。 ここ後々大事なところなんだからガメラみたいな首突っ込まねえでくれよ」」 何故、そんなプログラミングみたいな行程が必要なのか。 その件を科学者に尋ねたら、こんな説明をされたことがある。 どういうわけだか、能力者には女性が多い。 いやっ男の能力者だっているにはいるが、世界の災厄や最悪、最強と称せられるほどの高レベルの能力者。 たとえば、後藤真希。たとえば高橋愛。あるいは中澤裕子。 そして今目の前に居るガメラ、保田圭。 彼女たちはみな女性だ。 どうしてそういう分布になったのか。 女と男の脳神経の機能の仕方の違い。 脳梁と呼ばれる左右の脳を繋ぐ部分を中心に、右脳と左脳をつなぐネットワークが濃く形成されている女の脳。 左右の脳をそれぞれ使って、脳の前後を接続するネットワークが形成されている男の脳。 小難しい理屈はよくわからねえが、つまり女の方が男よりも左右の脳を連携して使っているということだ。 その差、情報処理力の差こそが高レベルの能力者は女に多く現れる原因だという仮説がある。 その仮説を元に人為的な処理を経ての能力者育成プログラムが世界のどこかの国ではすでに存在するとか、そんな噂はどうでもいい。 つまり“普通”の能力者と比べて情報処理能力に劣るアタシは魔法の儀式という拡張メモリーを使用して、処理能力の補完をしているのだと、科学者は言っていた。 自分ではそんな複雑なことをしているつもりは無いんだがな。 「でもアンタいちいち呪文とか唱えなくても、氷矢とか撃ってるじゃないの」 「それは細工があるんですよ。ちょっとした細工がね」 儀式を経て練成した魔力は強力だ。 厳選した強い地脈の上で練成した魔術は、気象にさえ干渉できる。 春だというのに遭難者が続出するほどの寒波さえ呼び込めるほど、強力かつ広大な魔法を行使できる。 しかしそんな魔法は能力者との近接戦では役に立たない。 特攻機に懐に飛び込まれた大型戦艦って感じだ。 儀式を必要とするタイムラグの問題も含めて、闘いの最前線に立つには通常の魔法では不利だ。 だから、あんまり気は進まないんだが練成した魔力を近接戦向きの能力に変換して蓄えるということをアタシはしている。 蓄えるものは出来るだけ、魔法ってものが発生した時代に存在していた形が望ましい。 古式ゆかしい杖とか箒でもいいし、装飾品であったり古式のドレスとか。 「アンタのドレスにもそんな意味があったのね。私はまた時代錯誤の痛々しいコスプレ女だとばっかり」 「コスプレとか言うなっ!!」 なぜ魔力から能力への変換に気が進まないか。 それは魔力を魔法のために使う場合に比べて、交換レートが悪いってこと。、 為替の円安ドル高みたいな感じの。 「ここのところの円安にも困ったものね」 「アタシは今、アンタに困らされてるけどな!!」 「どうしたの藤本、落ち着きなさい」 いやっ、アンタに言われたくは…まあいい。 「だから今アタシは護身用に氷矢と氷槍十発ずつぐらいしか魔力は確保してないんです」 「それは本当なの、藤本」 魔力の練成にはそれなりのコストが必要だし、体力だって消費する。 だから必要以上の練成は行いたくないし、擬似能力に変換するのもより効率良く行っておきたい。 「つまり氷矢用の魔法は最初から氷矢用の擬似能力として変換してるんで、それを凍結に転用したりは出来ねえってことです」 今すぐこの場で誰にも知られず、黄金の塊を処理しやすくするよう凍結させることはできないということだ。 新たに魔力を練成するにせよ、擬似能力を再変換するにせよそれなりの手順を踏まねばならない。 魔方陣をこの場で構築するには、必要なものが足りないし、アタシの家に一度は戻った方が早い。 「まあ残念ですけど」「それは好都合だわ」 えっ。 アタシは耳を疑った。 今アタシが魔法を使えないことが好都合。 どうやって隠蔽するつもりなんだ。 真意を問い質そうとしたアタシの目の前で【永遠殺し】は言葉を発した。 それはまるで魔法のような事象をこの世界に顕現させるキーワード。 【時間停止】能力を発現させる際に為される詠唱の文句。 「時間よ、私の前に傅きなさい」 闇色の光というものがいったいあるのかどうかそれまでわからなかったアタシだけどたった今それを見ちまった。 それは保田圭の暗く燃える瞳から放たれる漆黒のオーラ。 収束していく時間の中でアタシが見たもの、それは…。 投稿日:2014/11/11(火) 14 31 56.45 0 投稿日:2014/10/31(金) 12 58 32.97 0 投稿日:2014/11/11(火) 14 31 56.45 0
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黄金のリンゴに関することはこちら Q.そもそも黄金のリンゴってどんなゲーム? A.Loveに登場したモナニールが幼少のころ母親に読み聞かせてもらっていた絵本。 その主人公であるノワールが相方リッチと冒険する話。絵本の中の話。 Q.クロオバにはどう関わってんの? A.ノワールとリッチがそれぞれ登場。宿題のマリスの問題に一緒に取り組んでくれる。 そして究極のチートアイテム「黄金のリンゴ」の現物まで入手。しかし絵本好きで知られるレイドの独自解釈に脅され実質使えない状態。 Q.長さや難易度はどんな感じ? A.絵本らしく一本道短編である。難易度は高くはないが自作戦は作業感が強くあまり評判は良くない。 正直デフォ戦のままでよかったのでは? 確かにリッチの技は自作戦ありきの性質が強いけど。。。 Q.おもしろいの? A.システムに関しては上記のとおり。ストーリーは絵本らしくシンプルだがちょいちょいメタる。ちょいメタる。ちょめちょめ。 Q.壮絶なラストが待ってると聞きましたが!? A.ビジュアル的には壮絶かもしれない。ストーリー的にはそれでいいんですか的なラストかもしれない。 まあ変人の引きこもりの考えることは独特なんだろうな。一般のお子様に共感できてればいいが。 その他質問があればページ編集するか↓へ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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2011年3月31日 お題「黄金の月輪」 の一覧です。(TAスレより抜粋) 討伐タイム 武器・武器種 スキル ドリンクスキル オトモ 画像・動画 スレとレス 03 58"56 王牙弩【野雷】ライトボウガン 雷属性攻撃強化+2属性攻撃強化連発数+1捕獲の見極め 攻撃アップ【大】ネコの短期催眠術ネコの火事場力 睡眠猫2匹 1 2 TAスレ Part7 674 04 05"80 王牙弩【野雷】ライトボウガン 雷属性攻撃強化+2属性攻撃強化連発数+1捕獲の見極め 攻撃アップ【大】ネコの短期催眠術ネコの火事場力 睡眠猫2匹 1 2 TAスレ Part7 671 04 39"50 王牙剣【折雷】片手剣 斬れ味レベル+1耳栓罠師ボマー 攻撃アップ【大】ネコのこやし玉達人 睡眠猫2匹 1 2 3 4 TAスレ Part7 736 04 55"90 王牙剣【折雷】片手剣 斬れ味レベル+1耳栓罠師ボマー 攻撃アップ【大】ネコの短期催眠術ネコのド根性 睡眠猫2匹 1 2 3 4 TAスレ Part7 673 06 09"60 王牙銃槍【火雷】ガンランス 斬れ味レベル+1ガード性能+2罠師ボマー砥石使用高速化 ネコの弱いの来い!ネコの釣り上手 睡眠猫2匹 1 2 3 4 TAスレ Part7 755 06 28"40 轟弓【虎髯】弓 攻撃力UP【中】弱点特攻回避性能+1通常弾・速射矢UP集中体力-10 攻撃アップ【大】ネコの暴れ撃ちネコの火事場力ネコの逃走術 麻痺猫2匹 1 TAスレ Part7 771 07 47"26 ファーレンフリード弓 攻撃力UP【大】通常弾・速射矢UP弱点特攻集中捕獲の見極め 攻撃アップ【大】ネコの短期催眠術ネコの火事場力 睡眠猫2匹 1 2 TAスレ Part7 699 08 31"40 暗夜剣【宵闇】大剣 攻撃力UP【中】火事場力+2罠師集中 攻撃アップ【大】ネコのカリスマネコの逃走術 睡眠猫2匹 1 TAスレ Part7 712 09 56"23 王牙刀【伏雷】太刀 斬れ味レベル+1耳栓罠師ボマー 攻撃アップ【大】ネコの研磨術 睡眠猫1匹毒猫1匹 1 2 3 TAスレ Part7 677 13 17"83 王牙琴【鳴雷】狩猟笛 斬れ味レベル+1罠師笛吹き名人ボマー砥石使用高速化 攻撃アップ【大】ネコのはじかれ上手ネコの尻もち着かず 睡眠猫2匹 1 TAスレ Part7 702 16 00"50 ユクモ連山重弩ヘビィボウガン 回避距離UP弱点特攻最大数生産攻撃力UP【小】通常弾強化見切り+1体力-10 攻撃アップ【大】ネコのマタタビ爆破術 ナシ 1 TAスレ Part7 760 21 29"13 サンドリヨンヘビィボウガン 攻撃力UP【中】弱点特攻通常弾・速射矢UP耳栓装填速度+1 ネコの弱いの来い! ナシ 1 2 TAスレ Part7 757 24 10"90 海造砲【灰塵】ヘビィボウガン 砲術王攻撃力UP【小】装填数UP回避距離UP 水耐性アップ【大】ネコの調合術【大】ネコのおまけ術 睡眠猫2匹 1 TAスレ Part7 705 26 50"63 ミーティアヘビィボウガン 攻撃力UP【大】雷属性攻撃強化+2装填数UP ネコの弱いの来い! ナシ 1 2 TAスレ Part7 684 武器 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 大剣 太刀 片手剣 双剣 ハンマー 狩猟笛 ランス ガンランス スラッシュアックス ライトボウガン ヘビィボウガン 弓 このページに記載されている武器を1つ1つカウントした表を作成しました。黒で1個塗り潰されていれば、その分だけ記録があるということです。何かの目安になれば幸いです。 名前 コメント
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同盟 血盟 略称 旗 地獄の太陽艦隊・ 地獄
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※ 少しだけコラボ。組織名とかお借りしています。 会話の一部始終を聞いていた「おともだち」──フクロウの口をちょっとだけ借りる。 『──悪口ならせめて、ミステルの「おともだち」に聞こえないところで言って欲しいのよ。家の中とかならミステルだって目くじら立てないのよ』 すごく呆れた、いじわるな声でそう言ってやったのよ。 どの子がミステルの「おともだち」かは、ぱっと見ても区別がつかないことが多いから、いきなりフクロウが口を利くと、二人はぎょっとしたみたいだ。魔物の癖にほんとにうっかりなのよ。 「……っ、"慟哭"の!」 「貴様、盗み聞きとは趣味が悪いぞ。これだから人間交じりの魔女は……!」 『そうよ。"慟哭"のミステルなのよ。盗み聞きも何も、ミステルの力は『特区』の誰にも隠してないのよ。内緒話がしたければ、ミステルに聞こえないトコですればいいのよ。魔女より趣味が悪いのはそっちのほうよ! 陰口なんて腐ってやがるのよ!』 「おともだち」にお願いして、根性曲がりの二人組みが、手の届かない位置をくるくる飛んでもらった。ミステルがこの場にいたらあっかんべしてやったけど、できないからその代わりなのよ。 ひとしきりからかうみたいに飛び回った後、近くの高い木の枝に止まってもらって、ミステルは言葉を続けた。 『でも、聞いたのがミステルでよかったのよ? これがキュルクィリィだったら首が飛んでたかもしれないし、ディシティリオだったら生きたまま石にされてたのよ!』 この台詞はちょっと卑怯だけど、ミステルだけが怒るよりずっと脅しになるのよ。二人の勇名は『特区』内に轟いてるので、想像もしやすいだろうし。 心の中で、若さまを特に慕ってる"殺人兎(ヴォーパル・バニー)"と"百毒の王(バジリスク)"のふたりに名前借りてごめんなさいしながら、「おともだち」のフクロウの目を借りて睨みつけてやると押し黙った。 こういう奴らに若さまのいいところ説明したって逆効果なのよ。こういうやり方もよくないけど、だいすきな友だちの、悪口が耳にはいってくるよりはマシだったのよ。 『さあ、さっさとどっか、ミステルの「おともだち」がいない所に行くのよ! そんで、もう陰口叩くのなんかやめるのよ。言うこと聞いてくれたら、ミステルも聞いたこと忘れたげるのよ。さもなきゃ、いってたことぜーんぶ、若さまだけじゃなくて、王さまやリリアさまに告げ口するのよ!』 王さまたちのことを口にしたのはトドメになったようだ。後ろめたいっていう気持ちは一応あったのね。 この借りは覚えておくぞ! なーんて解かりやすい捨て台詞を吐いて、逃げるみたいに陰口二人組はその場から逃げていったのよ。 ミステルもだから約束は守るのよ。腹立たしいけど秘密にする。悪口の話なんて、若さまも王さまたちも聞きたくないだろうし。 それに慌てて逃げてった姿とか捨て台詞が笑えたからもう無視なのよ、無視! ああいう口ばっかのをザコって言うのよ。 「ふーんだ、ざまーみろ! なのよ」 ミステルと一緒にちょっとすっきりしてメヘヘと鳴いたドリィのおなかをもふもふしながら、一安心の息を吐いていたら、 「──ミステル、あまり汚い言葉遣いをしてはいけませんよ?」 急に近くに大きな気配が現れてビックリした。それにこの柔らかい声は聞き覚えが、ある。 振り返らなくても解かったけど、慌てて振り返った。 怒っているというよりは、しょうがないなあって感じのやわらかい微笑を浮かべた、きらきら虹色の髪の男のひと。 テレポートでもしてきたのか、ふんわりと僅かに風を辺りに舞わせて、ミステルたちの王さまがそこにいた。 肌がぴりぴりするような強い気配は、ミステルがいるのに気づいたからかすぐ柔らかに抑えられる。 「はわっ! 王さま! うう、気をつけるのよ」 恥ずかしいところを見られてしまった。ミステルはちょっとしょんぼりする。 すごいタイミングで王さまが現れたからドキドキだ。悪口に対して怒ってるときじゃなくてほんとによかったのよ。あんなの王さまたちの耳が汚れるだけだもの。 「まあ、人前でなければそんなに気にしなくていいんですが。ゆっくりしているところにお邪魔してしまいましたね。何かありましたか?」 「な、何にもないのよ。若さまいないから暇だっただけなのよ。……王さまもおでかけしてたの?」 覗き込まれてびっくりした。王さまの眼は近くで見ると、慣れててもすこーし心臓に悪いのよ。 ドキッとしたのはそれだけが理由じゃなくて、隠し事をしているっていうのもあったけど。ミステルはあんまり嘘を吐くのがうまくじゃないから、慌しく話題を変えてみた。 「"議会(うえ)"のお使いを済ませてきただけですよ。おかげでなかなか面白いひとたちに出会えました」 王さまはお使いって笑って簡単に言うけれど、地上のおえらいさんが王さまに頼むってことはそれだけ重大な事件だったはずなのよ。 でも、ミステルたちを怖がらせないようにおくびにも出さないの。やっぱり王さまと若さまは親子なのよ。血はつながってないけど、たまに似てるところがあるのよ。 「王さまが面白いっていうなら、ミステルもちょっと会ってみたいのよ。なんにしろ無事でよかったのよ! おかえりなさい、王さま」 王さまが何にも言わないから、ミステルはへたに心配はしないことにした。代わりにちゃんと帰ってこられてよかったって、お迎えの言葉を言うのよ。 「ただいま、ミステル。こうやって出迎えてもらえるのは嬉しいものですね」 ミステルの言葉、王さまは喜んでくれたみたい。少しはにかんだみたいに瞳を細めてから、ミステルの頭を優しくなでてくれたのよ。 嬉しかったから、ミステルもふにゃって笑った。 「ミステルでよかったら幾らでもお迎えするのよ。でも王さまが一番出迎えして欲しいのは若さまでしょ?」 「……ふふ、でも吾子は今街のほうにいますからね」 ほんのすこし目を伏せた王さまは少しだけ寂しそうだった。王さまと若さまがすごく仲がいいのはみんな知ってることだ。 働きづめの若さまにお休みをあげて、地上に送り出したのは王さまとリリアさまだけど、若さまがいないとちょっとさびしいのは、王さまたちもミステルと一緒だと思うのよ。 「王さま、ほんとは若さまと一緒に行きたかったの?」 「欲を言えば少しだけ。でも、私が不用意に地上に上がらないというのは暗黙の了解ですからね。お仕事もありますし、今みたいに上から"お使い"を求められることもありますし」 「んんん、あのね、王さま。ミステルひとつ不思議なのよ。解からないことがあるのよ? 王さまならほんとは人間なんて怖くないと思うのよ。どうして王さまは、上の人たちのご機嫌を取るの?」 「ルール破りはいけないことなんですよ、ミステル。不用意に脅かしたり怖がらせたりしない。お付き合いしていくなら当たり前のルール、礼儀です。私たちはただでさえ能力や見目のために勘違いされやすいのですから、その分気をつけなくてはいけません。人と共に、人に寄り添い在る為に。あるいは人と互いを侵さぬ為に。私は、出来る限り争いも不和も望みません。……だから、我が侭は心の中に秘めておくもの、なんですよ。曲りなりにも長の私が、率先してルールを破ったり、やりたい放題にしては示しがつきません」 前々から気になっていたこと、知りたかったことを尋ねると、王さまは高い背を少しかがめてミステルと目をあわせながら答えてくれたのよ。 碧と虹色の、若さまとお揃いの目には静かな理知のひかり。声音は言い聞かせるやわらかさ。ミステルは自然と王さまの言葉に頷いていた。 「わかったのよ。ルールはひとと一緒に生きていく為の決まりごとなのよ? だから王さまはルールを守って、上の人間とも仲良くするのね」 「飲み込みが早くて助かりますね。そう、ルールは、法は、存在同士が互いに譲り合って、ぶつからない為の決まりごとです。それを個々人が己の赴くままに故意にゆがめたり破ったりしては──社会が立ち行きませんから」 「譲り合いは大事なのよ! みんながみんな、自分が自分がって言うとすぐめちゃくちゃになっちゃうものね。ミステルもできるだけルール守るのよ」 難しい言葉も含まれてるけど、ゆっくり噛み砕くみたいに王さまが言ってくれたから、ミステルにもちゃんとわかったのよ。 それを王さまに伝えたくてミステルなりに考えて答えを返したら、王さまは満足そうに頷いてくれた。 「ミステルにはおおきな花丸をあげましょう。他の子にもこうやってすぐ理解してもらえたら、色々と話は早いのですが」 「あんまり急ぐと歪むのよ? リリアさまが言ってたのよ。王さまは長生きだからゆっくりのんびり行くのよ」 「……おや、今度は私がミステルに教えられてしまいました、──……」 言葉が中途で途切れる。もう一度頷いてくれて、ミステルと向かい合って笑ってくれてた王さまが不意に眉根を寄せて、天井を仰いだ。 険しい横顔にミステルは心配になる。何か、あったのかしら。 王さまはあんまりみんなを怖がらせたり、不安にさせないように表情や言葉には気を使ってるのよ。それができないくらいの何かがあったのかもしれない。 「おうさま?」 「……フィー……」 「フィ? お、王さま、もしかして若さまに何かあったの!?」 王さまが小さく呼んだ名前と焦燥と不安の混じった表情が結びついて、ミステルにはピンときちゃったのよ。 王さまは若さまが絡むと色々と解かりやすくなっちゃうし、王さまの碧い目は、若さまと交換した目は、ミステルと「おともだち」みたいに通して若さまの様子を王さまに伝えてくれるのよ。 だから何か大変なものが見えちゃったのかもしれない。 「フィロが地上で倒れてしまったよう……です。竜蝕、ですね」 王さまは天井からミステルの方に視線を戻してくけたけど。今にも飛び出して行きたそうな、でもそれを必死に抑えているような様子だった。 "竜蝕"という単語が出てミステルは息を呑んだ。 王さまの眼は若さまにとって祝福と力だけを上げるような便利なものじゃないのよ。人間と竜の力は鬩ぎあって、時に若さまの身体を侵すんだって、リリアさまが前に言ってたのよ。 目を遣り取りする時、王さまと若さまはよく話し合ってから交換した。だから互いに理解してのことだけど、死にたくなるくらい痛いらしい。 蝕が起きると若さまは王さまかリリアさまの館で「ぜったいあんせい」するのが常だ。地上ではちゃんとゆっくり休めるんだろうか? ミステルも心配になった。 「わ、若さま今どこにいるのよ? 悪い人にさらわれたりしない?」 「それは大丈夫……蜜月の顔役が保護してくれたようです。ただ、彼や地上の医者では対処が遅れるでしょうね。あれは、地上にはそうそうない症例でしょうから」 「そうだ、王さま、若さまの所にいってあげるのよ。王さまが傍にいたら、若さま楽になる、でしょ……、あ」 一生懸命気持ちを落ち着けようとしてる王さまも、今きっと地上で痛い思いをしてる若さまも心配でミステルは足りない頭を必死に絞ったのよ。 それで浮かんだのはすごくいいアイディアだと思ったのよ。王さまは竜の力の源だから、王さまが傍で若さまのなかの荒ぶってる分の力を制御してあげるのが一番楽になる方法なのよ。 けど、途中で気づいちゃったのよ。王さまは言ってた。不用意に地上に上がらない、って。 「ありがとう、ミステル。それが良いのは、私も解かります。でも、言い訳がききません、から」 王さまはどうにか笑っていたけど、ミステルには血を吐いているようにもみえた。 ……王さまはミステルよりもずっと自分の立場とかわかってるのよ。 若さまの竜蝕は、死ぬほど苦しいけど死ぬわけじゃない。万が一の可能性がないとはいわないけど命の危機じゃない。 だから王さまはどんなに心配でも若さまのところに駆けつけられない。傍で手を、握ってあげることもできないのよ。 それってきっとすごくもどかしいことなのよ。いっそ命の危機なら王さまは思い切って若さまのところに駆けつけられるのに。 王さまが、もっと自由だったら、今すぐにだって…… 自由だったら。 その時、ミステルの頭に閃くものがあった。 「──王さま! なら、なら……ミステルがいくのよ。王さまのかわり、お薬届けるのよ!」 気づいたらミステルは王さまにそう口にしてたのよ。ミステルの言葉に王さまは驚いたように目を見開いていた。 お薬って言うのは、王さまの一部のことなのよ。血とか鱗とかそういうものが薬になるの。 若さまもリリアさまが精製したのを持ってるはずだけど、足りなくなるかもしれない。どっちにしろお薬はいるのよ。 「ですが、ミステル、あなたはひとりで地上に上がるのは辛いでしょう? 無理はしないで下さい。せめて誰かを呼びますから……!」 「だいじょうぶ! ミステルだってひとりでお使いくらいできるのよ? 誰か呼んでる時間も惜しいのよ!」 言ってから少し震えが来たけど、王さまや若さまのためならなんてことないのよ。 ミステルだって、命の危機じゃないのよ。ミステルの気持ちの問題なら、なんとかなる。なんとかするのよ! 「譲り合いが大事なのよ。王さまは『特区』のみんなと地上との約束の為に自分の気持ちをゆずったのよ? なら、今度はミステルが王さまたちのためにゆずるのよ!」 一生懸命ミステルが口にした言葉を聴いて、王さまはぎゅうってミステルのことを抱き締めてくれた。 「ありがとう。ありがとう、ミステル。……では、これを。あの子のところに持って行ってくれますか?」 今でも未だ悩んでるような、申し訳ないような、そんな声だ。でもいいのよ、王さま。そんな風にありがとうっていってくれるなら、ミステルは大丈夫。がんばれるのよ。 直ぐに腕を解いて、王さまは自分の右眼に掌を一度近づけてから、ミステルの方に差し出した。 親指の爪くらいの大きさの、虹色の結晶。水晶に真珠をといたような輝き。まあるいきらきらした宝石に見えるそれは、"竜涙玉"。王さまの涙、若さまのことを思う気持ちの結晶なのよ。 竜の涙は、血と並ぶくらいに稀少な霊材なのよ。若さまにとってもすごくいいお薬になるの。 ミステルは両手でそれを受け取って大事に握り締めたのよ。絶対に落とさない。ちゃんと届けるのよ。 メヘヘってドリィが鳴いて、ミステルの足元に寄り添ってくれた。ドリィも一緒に来てくれるのよ。きっと大丈夫。 「任されたのよ! 王さまはお屋敷で安心して待ってて欲しいのよ。あと、できたらミステルの代わりに見張りをして欲しいのよ。王さまの千里眼ならミステルよりずっと安心なのよ」 「心得ました。あなたが戻るまで、私があなたの分もちゃんと見張りますから」 ひとつ気懸かりがあったのでお願いすると王さまは引き受けてくれた。ミステルはこれで「こうこのうれい」はなくなった。 持ちつ持たれつ。助け合いが大事なのよ。 見張りの代わりを受けてくれただけじゃなくて、王さまはもう少し言葉を続けた。ミステルを心配する声だったのよ。 「──ミステル。それと私はあなたのことも心配していますよ。だから、地上で一番、すぐ力になってくれそうなひとたちがいる建物の傍に送ります。市庁舎の別棟、地域安全課に行きなさい。そこで必ず、"泉の守り手(ラグナ・ガーディアン)"の職員さんに道案内をお願いするんですよ?」 「ラグナ・ガーディアン……あ、知ってるのよ。誘拐された子たちを助けてくれたひとたちなのよ」 「ええ、その方たちです。なかでも一番黒くて大きいひとを頼るんですよ」 王さまがミステルを気遣って何度も言ってくれる言葉を、ミステルはちゃんと全部聴いて頷いて返したの。 身体はちょっと震えたけど、手の中の宝石が温かかったから、頑張れる気がしたのよ。 ドリィもすりすりってミステルのこと、慰めるみたいにくっついてくれたし。 「では、ミステル。いってらっしゃい」 「いってきます、なのよ。王さま──!」 手を振ったら玉を落としそうだから言葉だけで精一杯王さまに挨拶して。次の瞬間には、ミステルとドリィの身体は虹色の光に包まれて『特区』から──地上へ。 竜蝕で苦しんでる若さまに、お薬を届けに。 こうしてミステルのはじめてのお使いがはじまったのよ。 王さまに転移で飛ばしてもらった先、「地域安全課」に駆け込んで。 王さまに言われた"一番大きくて黒いひと"──デュールを見つけて、ものすごくびっくりして、ミステルが思わず悲鳴上げてひっくり返っちゃいそうになったのは、このあと直ぐのお話なのよ。
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サザンの大学院設立時に活躍されたとされている六人の賢者たちのこと。彼らは自らが編み出した全ての英知を秘匿するためにサザンの地下に大規模な地下遺跡を作り上げた。クロードたちが見つけたのはその遺跡への入り口だった。入り口を見つけられるのは自分たちの後継者にふさわしい人物のみと言い伝えられており、クロードたちが始めて足を踏み入れる。 六賢者の有名な功績は大学院設立当時に訪れたという大魔王との戦いの話。その魔王の心臓は現在でも生きており、大学院の奥深くに封じられているという。リーダーであるアゼルの持つ虹の剣を手に入れるまでの冒険譚も有名。 黄金の六賢者 メンバーアゼル:六賢者のリーダー。金髪の長髪で手には虹色に輝く剣と金色の盾を持っていたとされる。史実には真面目で誠実な聖騎士と書かれている。 アーリィ:アゼルの義妹でマリオネイターだった少女。茶髪に短髪で背は低い。身の丈ほどある大剣を持っていたとされる。史実には活発な少女と残されている。 イリア:アゼルの妻でエルフの女性。長い銀髪をした美人。神聖魔法に加えて杖魔法と様々な属性の魔法を使いこなしていたといわれており、史実には優しい母性あふれる女性として書かれている。 アリサ:赤い髪に金色の瞳をした美人の女性。精霊を使役しており、またサーベルのような剣を持っていたとされる。史実では堅物で生真面目な人物と書かれている。 ラックス:茶髪で長身の男性。様々な獣を使役していた召還師で史実にはスケベで女好きと残されている。 リオン:目にかかるほどの長い黒髪のダークエルフの男性。アンデットの製作、暗黒魔法の行使を得意としていた。史実では無口で物静かであったと書かれている。
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黄金の坑道 ※このイベントは終了しました ※開催期間 6/12(水)12 00 ~ 6/19(水)10 00 中間ランキングは無し、1週間の短期イベント 上位ランカー以外にもキリ番でSR報酬あり個人 300, 500, 777, 1000, 3000位 ユニオン 50, 100, 300, 500位 獲得EP増加効果付き冒険者 以下の冒険者をパーティリーダーに設定することで獲得EPが増加する探索1歩あたりの獲得EPが増加 宝箱開錠EPも増加 EP倍率 レア 冒険者名 盗賊ボーナス 5倍 SR ミリス ? 3倍 R アルチンボルド 無し 3倍 R オット 無し 2倍 SR オリガ 有り 毎度のことながらEPを多く稼げるのはエンドレスエリアである5倍SRを除けば、3倍レアでEP3倍を狙うか、2倍のイベントSRオリガ(盗賊)で開錠数を稼ぐかの選択となる 宝箱 「小さな宝箱」「宝箱」「豪華な宝箱」の3種がある開錠に成功した場合「宝(EPと金塊)」または「即効体力回復」のどちらかが得られる 小<宝箱<豪華の順で、開錠成功時に得られるEPと金塊が多くなる イベントアイテム「ロックピック」と冒険者のEPボーナスは重複して得られる(※加算か乗算か不明) 開錠に失敗した場合、体力が減少し、宝箱の中身も得られない 今回のイベントでは、調べるコマンドによる罠の発動(開錠失敗)はない 成功時の即効体力回復と、失敗時の体力減少は、最大体力の割合で決まる 小箱 宝箱 豪華 即効体力回復 +5% +10% +15% 罠発動体力減少 -5% -10% -15% ※最大値を超えての回復や、0未満になる減少は無い 宝箱の罠を見破る確率ボーナス 職業「盗賊」の冒険者を攻撃パーティに設定することで宝箱の罠を見破る確率が増加するLvによって増加率が変わる(覚醒、レアリティは関係なし) Lv1-19 Lv20-39 Lv40-59 Lv60-? Lv?-? +5% +6% +7% +8% ? 最新の10件を表示しています。コメントページを参照 NジルダLv1が5%、NリッポLv1が5%、RホークアイLv11が5%、RルキエLv40が7%、Rバーグラー覚醒Lv50が7%でした。 - 名無しさん 2013-06-12 14 22 36 RホークアイLv16信頼度Maxで5% - 名無しさん 2013-06-13 18 47 11 オリガ入手された方、レアリティと盗賊ボーナス有無を教えてくださいm(__)m - 名無しさん 2013-06-13 21 06 39 RホークアイLv19で5%、Lv20だと6%になりました。 - 名無しさん 2013-06-14 09 58 56 ↑2 オリガはSR、盗賊ボーナス有りです。 - 名無しさん 2013-06-14 10 11 11 罠の体力減少は体力最大値の割合かもしれません。見た範囲ですが、小箱が5%、鉄箱が10%、豪華箱が15%。回復の場合は小箱が5%でした。 - 名無しさん 2013-06-14 10 57 52 オリガなどのEPボーナスと、ロックピックのEP2倍効果は相乗したと思います(うろ覚え)。 - 名無しさん 2013-06-14 11 31 30 ↑2 豪華な宝箱、体力回復は15%でした。 - 名無しさん 2013-06-14 14 34 47 数百開けましたが、体感の罠分布は、4分の1ずつではないかと思われます。罠なしが25%あるので、どれかの罠を選べば50%以上の成功率になります。 - 名無しさん 2013-06-15 20 14 54 宝箱の基本解析率は10%が最低のようです。調べて自信が持てないときは見逃す方が得策かと思われます。 - 名無しさん 2013-06-16 13 06 40 名前