約 1,917,193 件
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/2088.html
ゆっくりまりさが仕事を始めてから十数日が経過した。 ゆっくりまりさと魔理沙の父は今日も仕事の合間に縁側で休憩している。 この日周囲には誰もいなかった。廊下にも、物陰にも。 「ゆっくりまりささん今日のおやつですよ。今日はたい焼きです」 『やたー♪』 「そういえばもうそろそろ休んでいた者も復帰出来そうなんですよ」 『マジで!? おめでとね!』 「いえいえ、こちらこそ代理のお仕事ありがとうございました」 『役にたっててごめんねー』 「ところでなのですが、もしこのお仕事が終わったあとも遊びに――」 すぅっと、唐突に、何の前触れもなくその場に1人の人間が姿を現した。 「ん?」 『ゆ?』 霧雨魔理沙。霧雨家の当主の一人娘である。 「…………よぉ」 「…………」 『あ、まりさじゃんおっす! ゆっくりしていってね!』 空気の読まないゆっくりまりさを差し置いて、魔理沙と魔理沙の父は互いを見やったまま固まっている。 魔理沙の父は突然の事に呆気に取られている。 勘当した娘が、愛する妻の忘れ形見が、いつまでも帰って来ない馬鹿娘が、ヒドイ事をしてしまって家出した娘が、夢幻ではなく今、目の前にいる。 彼は無言のまま驚き、嬉しさ、怒り、悲しさ、様々な様子が交じり合い変化した表情をした後、ふっと真顔になった。 「どちら様ですか?」 「はい?」 「ですから貴方はどちら様ですか? いきなり人の家にやってくるなんて、警察に通報しますよ」 なるほど、こうきたか。娘に向かって敬語、しかも知らぬフリとは白々しい。 確かに今更家出して心配をかけた娘が顔をあわせてきたとあっては、 怒りを通り越してこのような反応をしてしまうことも無理のない事だった。 だけど、こっちだって覚悟を決めてきたんだ。 「いえいえ、私の名前は霧雨魔理沙というのですが、そこの饅頭顔の保護者的な立場でして、ちょっと様子を見に来ただけでゴザイマス」 ならばこちらも対抗してやろうと魔理沙は慣れない敬語を使う。むず痒い。 「へぇ、霧雨魔理沙さんというのですか。奇遇ですね、私も霧雨という苗字なんですよ。そして私の隣にいるこの方もまりささんと言います」 『そうさ!』 ゆっくりまりさからすれば同名の別人のようなものなのだろう。 ゆっくりは細かい事は気にしないのだ。 魔理沙は私の方がオリジナルだろうがと突っ込みたくなるのを抑えた。 「それと口元に餡子がついてますね、女の子だからそういうところには気をつけたほうがいいですよ」 そういうと魔理沙の父はハンカチを出して魔理沙の口元を拭く。 さっきたい焼きをつまみ食いしたせいだろう。 あまりに自然な動作なので魔理沙も避けることが出来なかった。 「ところで貴方私の娘によく似てますね~勘当した馬鹿娘に」 「他人の空似じゃないんですか? その娘さんも勘当されたわけじゃなくて自分から家出したんだと思いますのよ。父親に愛想が尽きたんでしょ」 あははうふふと乾いた笑い声が上がる。空気が張り詰めじっとりとまとわりつく。 「それにしてもどこに子供の仕事風景を見に来る保護者がいるのですか? 過保護にも程があると思いませんか?」 「子供じゃありません、ペットです」 『家族って言ってくれよ~』 ゆっくりまりさが間に入る。正直うざったい。 「ゆっくりまりささんも過保護な保護者を持って大変ですね~」 『ま~ね~』 「(この饅頭顔め……)ところでその呼び方長くないですか? ゆっくりまりさって」 “ゆっくり“か“まりさ“と呼べばいいのに。 「“魔理沙“という呼び方はうちの馬鹿娘相手にしか使いたくないので」 魔理沙の父はしれっと言った。 『おっちゃんの子もまりさっていうんだ! 結構多い名前だね!』 「………………そうだな」 魔理沙はそう返すのがやっとだった。その一方で、茶番のような会話に魔理沙はやきもきする。 違うだろう、家出したまま顔を見せなかった馬鹿娘が目の前にいるんだぞ。 もっと色々言いたいことあるんじゃないのか? 何で叱らないんだよ、何で思いっきり怒らないんだよ。 引っぱたくことのひとつやふたつぐらいしたくなるだろう? だがしかし、魔理沙はその事を口に出したら自分の負けになる気がした。 彼女の、そういえば負けず嫌いなところは父譲りだった。 「霧雨魔理沙さん」 魔理沙の父が声色を変えた。低く、丁寧に。 「物は相談なのですが、最近忙しくて従業員の手が足りないんですよ。貴方も私のところで働きませんか? こちらのゆっくりまりささんと一緒に。週休6日実働3時間三食昼寝おやつ付きの住み込みで」 『あれ? もう人足りてるんじゃなかったっけ?』 「…………甘やかしすぎでしょう。どう考えてもブラックですのでお断りしますわ」 魔理沙の父のその声は真剣味を帯びていた。 娘が魔法使いという妖怪達の中で生きるものになる事は不安なのかもしれない。 魔理沙も仮に自分が親父と同じ立場で子供がそのようなことをしたら、このような回りくどい真似はせずに思いっきり引っぱたいてやめさせるに違いないと思った。 「大体貴方もその年で親の庇護もなしに暮らすのは大変でしょう?」 「そんなこと――」 『そんなことねーぜ!』 ゆっくりまりさが空気を読まず間に入り、その場の空気を変える。 『まりさってやつ思ったより元気さ!』 「お……おいゆっくり…………」 ゆっくりまりさは言った。 小さいけれど、趣味のような仕事だけど魔法店を開いている。 そこで色んな事をやっている。 他人の役に立つどころか他人の迷惑にばかりなってるけど、たまにはいいことをする。 魔理沙は子供。だけどいつも一生懸命頑張っている。 他のみんなには見せないけど、同じ家にいるゆっくりまりさはそれをずっと見続けていた。 魔法のために草の根を分けてキノコを採って、何日も何日も煮詰めて魔法の元を作って、 それを何回も実験して魔法で使えるようにまとめる。 魔理沙はそれをすることが楽しい。いつも魔法の勉強をする。 魔理沙の魔法は皆を楽しくさせる魔法。 キラキラと夜空に星を輝かせる魔法、光を放って辺りを照らす魔法、お洒落な洋服に着替えさせる魔法。 どれも凄くて、わくわくして、興奮する。 特にマスタースパークの大虐殺は見ていて爽快。食らったら死ぬほど痛いけど。 魔理沙の魔法は楽しい。だから楽しくさせることは全部魔法なのかもしれない。 たくさん遊んだゆっくりまりさ。その日は日が暮れる直前まで遊び、家に帰る。 いつもは明かりがついていない薄暗い家。それはちょっぴり寂しい。 誰もいないと暇。だからパソコンでも弄って遊んでた。 だけど仕事を始めたら最近、たまにだけど家の中に光が灯っていることがある。 ――お、ゆっくりおかえり。夕飯出来てるぞ。さっさと風呂に入ってこい ――ゆっくりしていってね! だから寂しくない。ゆっくりまりさは家族がいるから寂しくない。 『まりさってやつは魔法使いだね!』 「魔法使い……ですか」 魔理沙の父は渋いものを食べたように顔を歪ませた。 だがしかし、それも一瞬の事。すぐに顔を元通りに戻し、魔理沙とゆっくりまりさに向かい合った。 『大丈夫だって心配すんな! まりさってやつ友達多いリア充だし! 友達女の子ばっかだけど!』 「……仲がいいんですね、喧嘩しないんですか?」 『しょっちゅうやるね!』 「喧嘩するのが怖くないんですか? 魔理沙さんが貴方を見捨てたら貴方は生きていけるかどうかわからないんですよ」 魔理沙は父とは喧嘩出来なかった。 喧嘩することは対等じゃないと出来ない。そして本当の意味で仲直りすることも対等じゃないとできない。 人が人を心から納得出切る様に論破や説得をする事は難しい。 皆人間関係の上下によって無理矢理納得させられるケースの方が多い。 『もし見捨てたらゆっくり祟り殺すね!』 「おいやめろニート心中だけはやめろ。そういう時は一匹でも生きていくって言えよ」 突っ込みを続ける魔理沙とゆっくりまりさ。 一方魔理沙の父は顎に手を当てながら俯き、数秒間黙り、そしておもむろに口を開いた。 「…………先ほどの住み込みのお仕事の件ですが……冗談ですよ。失礼しました。もう何も口出ししません」 それと、と彼は付け加える。 「話は変わりますが先ほど話に出した家出した馬鹿娘、実は辛くなったときはいつでも帰ってきてもらってもいいと思ってます」 「勘当したんじゃないんですか?」 魔理沙が眉を顰めながら聞いた。勘当という言葉はそんなに軽いものではないはずだ。 「年端もいかない世間知らずな娘が家出をして、辛くなって帰ってきたときに受け入れない親がいますか?」 魔理沙は一瞬言葉を失った。 すぐさま返しの言葉を考える。じゃないと自分が失われそうになる。 「いるかもしれませんよ、世の中には」 疑問形で言った。 「そんな奴親じゃないです」 言い切られた。 「勘当した身でそんなこといいますか~」 「いいますね~。こっちも正当化させてもらいますよ~」 「でもその家出した娘さんも辛くはないと思います。今の生活を十分に楽しんでますよ」 魔理沙は少しでも言い返さないと気が済まない。 「……そうですか」 『それに比べてまりさって寂しがりだよね~』 「おい!? 余計な事言うなよ!」 『まりさなんてわたしが『おかえり』とか『ゆっくりしていってね!』って返さないと凄く寂しそうな顔するもんね~』 こいつめと魔理沙は表情に出さぬようにゆっくりを心の中でにらみつけた。 『まりさは大丈夫だよ! こいつ女の子にもてるリア充だから!』 「同性愛はいけませんよ非生産的な!」 「お前も乗るな!」 「冗談です――――百合っていいよね! ちゅっちゅ」 「(実の父親が)同性愛を促すな! むしろそっちの方を冗談にしろ!」 それからこの場では冗談交じりの会話が三者の間で行われた。 いつしかその場に張り詰めていた空気は解きほぐれ、柔らかな空気が辺りに流れていた。 だが、確執が無かったことになるわけではない。魔理沙も父も互いの事で許せないところはある。 だけどそれは仕方のない事。下手に許そうとするとどこかで歪みを生む。 喧嘩して仲直り。雨降って地固まる。それはとても素晴らしいことだ。 もっとも、それが出来ない者も多い。 喧嘩とは出来るときにやらないと機会を失い、処置を誤った傷口のようにじくじくと膿む。 そしてそれは残り、一生その人達を苛み続ける。まるで罰のように。 あるいは、その傷は贖罪させるためにあるのかもしれない。 人が人を許すことが出来ないことに対する贖罪のために、一生中途半端に癒えた傷を抱えさせる。 人はそういったものに折り合いをつけながら生きていく。 母のことは一度も話題には出なかった。お互いにお互いの気持ちは想像出来ている。だからしない。 けれどずっと先、皆が元気に生きていればいつかは―― 魔理沙が去った後、魔理沙の父はゆっくりまりさにしみじみとした声で言った。 「そういえばさっき、私に家出した娘がいるって言いましたよね?」 『言ってたね』 「それでつい最近、娘と再会できたんです」 『マジで!? おめでと!』 「けれどもどうも娘と再会したらしようと思っていた行動ができなくて…………。再開したらまず平手を打って抱きしめて、思い切り叱った後に200時間ぐらいお説教かましてあげようかと思ったんですが――」 『RPGだったら余裕でクリアできる時間だね』 「ですが、その顔を一目見たらそういった気持ちがわぁって沸きあがったかと思ったら、いきなりすぅっと消えたんです」 『なんでさ?』 「よくわからないのですが、あえて言うならば娘の顔を見ることが出来て安心したから、なんですかねぇ。単に呆れ果ててしまっただけかもしれませんが。全く、不思議なものです」 しみじみとした顔で彼は言った。 「でも今思い出したら段々腸が煮えくり返ってきましたよぉ……。あ~、なんであんな千載一遇のチャンスをパァにしたんでしょうね~。怒りって後からくるって本当ですね~。どうしてくれましょうかあの馬鹿娘…………次にあったときが命日ですようふ、うふふ」 『おっちゃんおちつけ! やべーよ! 目がやべーよ! 何か筋肉盛り上がってるよ! 服破けたよ! 背中に鬼の顔できてるよ! ゆっくりしろ! ゆっくり深呼吸していってね!』 霧雨家の庭では梅の花が散っていた。時は二月。季節の花は梅。花言葉は独立。 ◇ 『おかえり、ゆっくりしていってね~』 あれから数日経過した。段々と温かくなり、春の息吹がうっすらと感じられるようになってきた。 日が暮れ、魔理沙が神社から帰ると、相変わらず背を向けているゆっくりまりさがいた。 「あれゆっくり、仕事はどうした?」 『やめた。怪我した人が治るまでの一ヶ月の仕事だったからもう終わりだってさ』 「そっか…………」 つまりこれで再び実家との縁は切れたわけだ。 そう思っていた魔理沙に向かって、ゆっくりまりさが付け加えた。 『だけどたまには遊びにきてねだって。【まりささんも一緒にね】だってさ!』 「……誰が行くか」 その言葉を聞いてゆっくりまりさがゆっゆっゆ~と笑った。 『あとまりさがいなくなった後おっちゃんが言ってたんだけどね!』 「何だよ?」 『【まりささんはいつも元気なのかな?】だって』 「…………」 『めちゃくちゃゆっくりしてるよって答えたさ!』 ゆっくりしているってなんだよと思ったが、大体のニュアンスは親父に伝わっただろう。 こっちは元気にやっている。 「どんな顔してた?」 『しらね! みてね~!』 嬉しそうな顔をしたのだろうか、それとも親元を離れた娘が元気で複雑な想いをしたのではないだろうか。 あるいは可愛さ余って憎さ百倍で悔しそうにしていたのかもしれない。 『惚れられたね、やったねまりさ。まりさってロリコンに好かれるよね!』 人の親父をロリコン呼ばわりするな、バカ饅頭顔。 『はいこれ!』 「何だこれ?」 ゆっくりまりさは薄い小包を魔理沙に手渡した。 『しょにんきゅーとかいうやつはお世話になった人に使うんだってさ! ゆっくりひらいていってね!』 この馬鹿、こういうところでポイントを稼ぎやがって。 魔理沙は目頭が熱くなるのを押さえながら小包を開ける。 「――ナニコレ?」 『スク水さ! お店の中で買った!』 「こんな寒い季節に着れないだろこんなもん! てかなんでこんなものまであるんだよあの店!」 よりにもよってこんなもの贈ってくるなよ、いつか着なきゃいけないじゃないかと魔理沙は突っ込む。 ゆっくりまりさは意に介さずそのまま外に出ようとしている。魔理沙はどうしたのかと聞いた。 『あと一個は仕事で一緒だったおっちゃんに渡してくる!』 「なぁゆっくり。…………それは私に任せろ。たまにはサービスしてやるさ」 霧雨家の当主は肌寒さの残る朝、部屋の中に見慣れない小包を見つけた。 ひとつはお饅頭。まるでゆっくりまりさのように大きくてふわふわ。 もうひとつは魔法の指輪。お守りの力があると言われている一品。 道具屋 霧雨店は魔法の道具は扱っていない。 当主が妻をなくした原因が魔法によるもので、亡き母を愛していた自らの娘がそれに興味を持つ事を恐れてのことだった。 そして彼の娘は家から出て行き、彼の懸念していた通り魔法使いになった。 彼は色々とトラブルを巻き起こしていると効いてヒヤヒヤした。何で帰ってこないんだと内心怒ったことも何十回とある。 だが、それも全て娘を想ってのこと。今となっては娘が元気ならばそれでいい。 顔を見せてきてくれたとき、抱きしめてあげられなかったことが今でも心残りと思っている。 娘には禁止させていたが、彼も妻の魔法が大好きだった。 それを受け継いだ娘の魔法を綺麗だ、楽しいと言われた時に頬が緩みそうになった時は危なかった。 娘も守られてばかりじゃない。誰かを育てて綺麗なものに憧れさせられるようになった。 そのことを祝福してあげないといけない。 あとは娘が事故を起こさず、自分よりも後に死ぬことが出来るように祈り続けようと、彼は思った。 道具屋 霧雨店は魔法の道具は扱っていない。 けれどその当主は、ある日から魔法の指輪をつけるようになった。 ◇ 『ハァハァハァ』 「おまえまたなにやってんだ!? 私の家の中で変なもの見るなぁっ!」 『ゆっゆっゆ~♪』 ゆっくりまりさのパソコンが戻ってきた。 使えなかった反動もあってか前以上にパソコンを使うようになった。 根っこの部分ではやはりインドア体質であったらしい。 だが、意外なことにニートにはなっていない。 なんとゆっくりまりさはアレからまた職探しをしている。 労働で稼いだお金を趣味に用いるのが楽しいようだ。 『ニートじゃなくて求職者だよ!』と得意気なのが腹立たしい。 そういうことは自分で生活できてから言って欲しいと魔理沙は思う。 もっとも仕事は見つかるのだが、すぐに現場が辛くなったり飽きたり失敗したりしてやめるの繰り返しだ。 ホウレンソウが出来なくて上司に怒鳴られたり、仕事が出来なくて上司が「仕事が終わった後で教えてあげようか?」と言われたら『それ残業代出ますか?』って失言をかましたり、気に入らない同僚や上司の陰口を聞かれて出世を棒に振ったり、徹夜で仕上げた企画書が誤字脱字だらけでプレゼン中失笑を買ったり、そんな失敗を繰り返している。 このままニートに戻らなきゃいいなぁ、やる気のあるうちに仕事にありけばいいのにと魔理沙は思った。 「せめて外で遊んでこい!」 『やだね! 寒い日はおうちの中でゆっくりするのさ!』 どうやら前の霧雨屋の仕事が続いたのは、親父が甘やかしたせいだろうと魔理沙は推理する。 実際ゆっくりまりさは父に懐いて(私の親だということは未だに知らないだろうが)、 暖かい日はたまに魔理沙の実家に行ってお菓子をせびりに行く。 そこでよく私のことを話すらしい。父はその話を聞いてるときはいつもニヤニヤと悪そうに笑っているという。 三月になり、桜の花がぽつぽつと咲き始めようとしていた。 ギャグとシリアスとが神秘的なまでのバランスで組み合わさった逸品でしたw魔理沙とおやじさんの邂逅って奴をSSで初めて見た気がします。原作で触れられていない部分もうまく補っていて、イエスだね!まりさの変態的な趣味とか面白すぎでした。ダメだ、こいつ。早く矯正しないと‥! -- 名無しさん (2010-09-19 01 17 18) 泣いた -- 名無しさん (2010-10-17 21 28 27) 名作だよこれ・・・ -- 名無しさん (2011-08-28 15 25 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/higumix/pages/52.html
分担表 大百科にもまとめてあります。 タイトル 音声 動画 捏造タイトル 出典 01 時報(ニコニコ動画) フィル JINNAI 富竹さんの時報 にぱにぱ動画運営 02 STAR RISE フィル フィル NIPAR RISE~あんこ入り☆おはぎライス~ アニメ『角材ブレード』ED 03 寝・逃・げでリセット! フィル フィル 寝・逃・げでウッディ!~つかさが雛見沢で大暴れしているようです~ アニメ『ひぐ☆らし』 CS1 前原圭一 04-1 ハナマル☆センセイション フィル フィル(一部:sm1376869) トミタケ☆センセイション アニメ『ひぐらしのじかん』ED 04-2 caramelldansen フィル フィル(一部:sm2709313) oyashirodansen oyashiroオリジナル楽曲 05 激突!グルメレース パチュリー パチュリー 雛見沢村!グルメレース ゲーム『保志のケーヴィースーパーデラックス』BGM 06 nowhere パチュリー パチュリー jihowhere アニメ『NODKAX』挿入歌 07 チーターマンのテーマ パチュリー パチュリー ダーホーマンのテーマ ゲーム『ダーホーマン2』BGM 08 Ievan Polkka パチュリー パチュリー OYASHILOID2 首根カクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた 雛見沢民謡 09 バラライカ パチュリー パチュリー 殺ラナイカ アニメ『斬るりんレボリューション』ED 10 男女 しゃも しゃも(元動画:sm2241068) ひぐらしで男女 ジロウオリジナル楽曲 11 モンタギュー家とキャピュレット家 しゃも しゃも マエバラー家とトミタッ家 『ジロウとミヨエット』より第1曲 12 I'm lovin' it しゃも しゃも(メイン画面:sm3702327) I'm dalaz' it マクドダラズCMソング 13 The Last Wolf Suite~志々雄真実の組曲~ しゃも 絵:ktr 動画:しゃも The Last Fight ~漢達の組曲~ アニメ『るろうに圭一』BGM 14 クリアまでは眠らない! しゃも しゃも 越えるまでは眠らない! がらくたおきば×Team.かんづめ[缶]オリジナル楽曲 15 未来への咆哮 しゃも しゃも 魂兄弟の咆哮 ゲーム『ダホマヴ オルタネイティヴ』OP 16 エアーマンが倒せない しゃも しゃも 鷹野三四が倒せない りかオリジナル楽曲 17 メルト ぴろぴー ぴろぴー サトコ 古手リカオリジナル曲 18 だんご大家族 ぴろぴー ぴろぴー とみたけ大変身 アニメ『HIGUNNAD』ED 19 風の憧憬 ぴろぴー ぴろぴー 蜩の鳴頃 ゲーム『オリョウダホマー』BGM 20 雪、無音、窓辺にて。 ぴろぴー ぴろぴー 圭一、無音、電話ボックスにて。 アニメ『富竹ジロウの憂鬱』CS2 前原圭一 21 you aran aran you(そのまま) ひぐらしのなく頃に 22 魔理沙は大変なものを盗んでいきました aran aran 部活メンバーは大変な罰ゲームを*** 『東方雛見沢』BGMアレンジ 23 U.N.オーエンは彼女なのか? aran aran 最終鬼畜幼女達 『東方雛見沢』BGM 24 お嫁にしなさいっ! 一号 一号 オヤシロさまにしなさいっ! 『東方雛見沢』BGMアレンジ 25 Dr.WILY STAGE 1 一号 一号 雛見沢の団結力は億千万 『ウッディマン2』BGM 26 ハレ晴レユカイ 一号 一号 ハレ晴レサトコ 『富竹ジロウの憂鬱』ED 27 God knows... 一号 一号 Hanyu knows... 『富竹ジロウの憂鬱』挿入歌 28 解読不能 一号 一号(一部:sm3778543) カレ独不能 『コードシエル~反逆のルウーシュ』OP 29 パーフェクトスター・パーフェクトスタイル 一号 絵:ktr 動画:一号 パーフェクトにぱー・パーフェクトにぱいる Nipperfume楽曲 30 患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院 mowt mowt 噂になってすぐABC~狂気の事件簿 『東方雛見沢』BGM ナノデスアレンジ 31-1 Help me, ERINNNNNN!! mowt mowt Help me, NINIIIII!! 『東方雛見沢』BGMアレンジ 31-2 千年幻想郷 ~ History of the Moon mowt mowt 百年幻想郷 ~ History of Frederica 『東方雛見沢』BGM 32 Little Busters! mowt mowt Takano Busters! ゲーム『タカノバスターズ!』OP 33-1 1000%SPARKING! mowt mowt 2%DARAZING! アニメ『ダホま!?』OP 33-2 勇気VS意地 mowt mowt 鷹野VS梨花 ミュージカル『変態の王子様』劇中歌 33-3 あいつこそがテニスの王子様 mowt mowt あいつこそが変態の王子様 ミュージカル『変態の王子様』劇中歌 34 エージェント夜を往く mowt mowt オヤシロサマ夜を往く ゲーム『THE IDOLD@HOMER』ダンス楽曲 35 ネイティブフェイス あんかけ あんかけ レナティブフェイス 『東方雛見沢』BGM 36 true my heart あんかけ あんかけ 2% my heart ゲーム『Nyaaasery Rhyme -にゃーサリィ☆ライム-』OP / ha;new feat.古手梨花 37 YATTA! あんかけ あんかけ(一部:sm693837) AHHA! テレビ番組『トミーの写真』挿入歌 38 みくみくにしてあげる♪ あんかけ あんかけ ウディウディにしてあげる♪ オヤシロイドオリジナル曲 39 レッツゴー!陰陽師 ろっく JINNAI レッツゴー!雛見沢 ゲーム『新・雛見沢一族 』挿入歌 40 G線上のアリア ろっく JINNAI G(報)上のトミー 作曲:ヨはぁん・セバスチャン・バッハ コメントはこちら 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nikoden/pages/15.html
解説 01エージェント夜を往く」のうち、前半を「オープニング」として演奏メンバーと演奏楽器および書道メンバーの作品の紹介部分を作りました。 ネタ&見どころ 【映像】 準備中 【演奏】 しましまP《篠笛》 やったー組曲だ懐かしー!と思いながら録音しました。▶ しましまPのtwitter さこやん《地唄三味線》 王者立海大付属の皇帝、真田弦一郎に扮して演奏しました。スリやスクイなどの技法こっそり混ぜて、地唄三味線特有の音の響きにこだわりました。 痛三味《三味線》 自分の弾くパートは難しかったですが頑張りました。▶ ニコ動マイリストへ ゆでたまご《三味線》 ゴジラの被り物をした結果自分の演奏すらほとんど聞こえませんでした(笑) とろ《三線》 くまのぬいぐるみを顔に引っ付けて演奏しました (´・(ェ)・`)クマー大勢での演奏枠となってるのですがごちゃごちゃせず、戻るのボタンは絶対に押させない演奏となっておりますよ!!(宣伝)▶ ピクミン2のCM 三線で普通に&沖縄っぽく弾いてみた▶ とろのtwitter 木蓮《三味線》 犬に手を噛まれ撥持てないし〆切直前だし、で、一発録りで音もテンポも外しまくりでしたがMIXさんが魔法をかけてくれたハズです みみか《箏 [主旋]》 初めてスタジオで録音した曲です。慣れない五線譜に糸の番号をふって演奏しました。スクイ爪を多用して弾きやすくしたけど、やっぱり早弾き難しかったです。他楽器さんとの掛け合いが聴きどころだと思います。 トトアニ(楓かえる)《箏 [副旋]》 動画の第一印象を決める大事な部分なので、とにかく音程・リズムを合わせる事に注力しました。ニコニコ動画には箏グループトトアニとしていくつか動画をうpしています。ニコ伝のあとは創作曲をあげていきたいと思っています。興味を持っていただけたら嬉しいです。▶ ニコ動マイリスト▶ トトアニHP(創作楽譜/小説)▶ 中空遊泳HP(創作漫画)▶ kazeのtwitter▶ 楓かえるのtwitter 櫻樹《編曲 & 十七絃》 オープニングは「これからこんな音色が登場しますよ〜」と楽器の紹介も兼ねた重要部分。…ということで各楽器の聴かせどころを作るのに苦労しました。「とかちつくちて〜」のところは楽器ごとの掛け合いになっているので、耳を傾けてみてくださいね!全部で12パート(+打楽器)の編成で作りましたが、さて、一体何種類の楽器が入っているでしょうか!? よしとみ若旦那《三味線》 長唄三味線で演奏に参加しました。カオス合宿中に撮影、普段の仕事着で演奏してます^^;▶【梅ヶ島温泉 旅館よしとみ荘・静岡県 http //www.yositomi.net】▶【ピアノ×三味線ユニット うるち http //www.uruchi.net】 早紅夜《津軽三味線》 津軽三味線での演奏をさせていただきました。こんな素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございました。▶早紅夜のtwitter▶ニコ動マイリストへ 【文字】 準備中 導入部分 00 オープニング 01 エージェント夜を往く 02 ハレ晴レユカイ 03 患部で止まってすぐ溶ける ~ 狂気の優曇華院 04 Help me, ERINNNNNN!! 05 nowhere 06 クリティウスの牙 07 GONG 08 森のキノコにご用心 09 Butter-Fly 10 真赤な誓い 11 エアーマンが倒せない 12 勇気VS意地 13 アンインストール 14 鳥の詩 15 you 16 魔理沙は大変なものを盗んでいきました 17 Dr.WILY STAGE 1 18 God knows… 19 もってけ!セーラーふく 20 ガチャガチャへるつ・ふぃぎゅ@ラジオ 21 創聖のアクエリオン 22 ふたりのもじぴったん 23 つるぺったん 24 マリオ地上BGM 25 true my heart 26 kiss my lips 27 RODEO MACHINE 28 序曲 29 FINAL FANTASY 30 ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト 31 あいつこそがテニスの王子様 32 レッツゴー!陰陽師 33 カオスタイム 34 エンドロール 曲終了後
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/519.html
魔理沙5 4スレ目 873-874 「…ガラクタ置き場?」 入り口の扉をくぐった途端、そんなことを口にせずにはいられない光景が広がっていた。 昨晩遅く、そこそこ大きな地震があった。 いくら幻想郷とはいえ、考えてみればどこぞの空中都市宜しく空に浮いているわけではないので、地震が無い筈はない。 幸いにも元々物の少ない我が家は、皿が数枚落ちたくらいで大した損害は無かった。 しかし、傍から見ても明らかに物が「有り過ぎる」知り合いのあの家は酷いことになってるんじゃないか? …と思い、朝一で駆け付けて来たワケである。 「魔理沙ー、生きて…うおっ!?」 居間に続く扉を開けた途端、目の前に現れるガラクタの山、やま、ヤマ。英語で表すとMountain、独語ならBergeか。 足の踏み場も無い、という形容があるが、この状況はもはやその域を超えている。そもそも人が入れるのだろうか? …まぁそれは置いといて、先ずは生存者の確認だ。 「おーい、魔理沙ー、生きてるかー、返事しろ~…」 「うぉーい、ここだここー」 …累々と重なるガラクタの中に、トレードマークの帽子が動いているのが見えた。 「…凄い状態だな。まるで『ゴミ屋敷』だ」 「人が必死に集めたものを『ゴミ』の一言で片付けてくれるとは、お前なかなか酷い奴だな」 「そう見られたくなかったら片付けろよ。いくらなんでもこりゃ…」 おそらくこの状況を見たら、10万人中の99999人は俺と同じ感想を持つのではないだろうか。 使っているのか否かも解らない、膨大な数の魔導書 同じく使用の有無が知れない、怪しいマジックアイテムの数々 見るからに危険な色をした薬液の入った硝子瓶多数 以前強引に食させられ、見事に脳内が幻想色に染まったキノコ 外界から流れてきたという、「のーま○ど」という名前の対小昆虫用殲滅用物体 同じく外界産の、長さが俺の胸の高さまである「ばすたーらいふる」とかいう火縄銃の親玉みたいなもの 「香霖堂」と書かれた暖簾 何故か背中に「千客万来」と書かれたタヌキの置物 米俵 金属バット …そんな諸々の物が、地震の所為で所狭しと無秩序に転がっている様はまさにカオスである。 「…で、ここまで来てくれたからには当然私の手伝いをしてくれるんだよな?」 「あ、俺自分家の片付けしなきゃなんねぇや。それじゃ頑張ってn」 「手伝ってくれるよ、ナ?」 「喜んで手伝わさせて頂きます御主人様」 手の平にスパーク現象らしきものを確認したので、即座に従うことにする小心者の俺。 これだけのガラクタをどう片付ければいいんだという気はしたが、そのことを口に出すと即座に消し炭になりそうなので黙っておく。 「宜しい。ではさっそく仕事に取り掛かるとしますかね」 「(やる気無い表情で)お~…」 「なぁ、この本はどこに片付けるんだ?」 「それか? それは…そこらにでも置いておいてくれ。私が後で何とかする」 「…その台詞、今ので何回目だ? 結局物が別の場所に動いただけなんだが…」 「おい、これは何だ?」 「あぁ、その本は…」 「(ガブッ)ミギャァァァァス!!」 「…開けた人を襲う魔法生物なんだなコレが」 がじがじ 「…おい、これって…」 「ん?…うわわわわわわ!? 見るな触るなその手を離せバカッ!」 「…お前、こんなものも身に着けてるのな…」 「だから離せって言ってるだろう! まじまじと見るなー!!」 「ちょ! 室内で魔砲とかそれだけは止めt」 どっかーん そんなこんなで数時間… 「(ぐりぐり)…あーそこそこ…うー効く効くー…意外と上手いなお前」 あれから粗方片付いた(魔理沙基準)ということで、俺達二人は休憩を入れることにした。 で、何故かこうやって魔理沙の肩もみをさせられているわけである。…まさか俺って良い様にコキ使われてる? 「どうだい、私の専属マッサージ係にならないか?三食居住地、昼寝つきだ」 「魅力的な誘いだが、遠慮しておくよ」 「遠慮なんかするな。私は大歓迎だぞ」 …誘っておいて、その実雑用とかキノコの試食担当とかさせられそうだから嫌なんだよ。 「…まぁ良いか。それより一つ頼みがあるんだが」 「代わりに片付けて欲しいとかいうのは無しだぞ」 「疲れたから座椅子代わりになってくれ」 「それならお安い御用…なんですと?」 返答の暇も与えず、こちらに背を向けてもたれかかってくる魔理沙。 「はー極楽極楽…カンロカンロ」 そのままぐりぐりと後頭部を押し付けてくる。 「…あのー、魔理沙さん?」 「んあ? 休憩時間休憩時間。気にするな」 「いや気にしてるのはそういうことじゃないんだが…まぁいいか」 これ以上ツッコむのは不毛だと思ったので、おとなしく彼女に従うことにした。 両腕を腰に回し、もたれ易いよう軽くこちらに引き寄せる。 「…あまり私が魅力的だからといって、悪戯するなよ」 「誰がするか誰が!?」 「そんなこと言って、手は既に私の胸を揉みしだこうと用意万全なんだろう?」 「そんな在るか無いか判らないもの誰が…痛たたたたた俺が悪かった許してくれ!」 「…で、俺はいつまでこうしておけばいいんだ?」 「ん? …私の休憩が終わるまでかな」 「それって…今日中ずっとってことになるのか」 「そうなるかも知れないぜ」 「…ハァ…」 …駄目だな、口先では彼女に敵いやしない。ここも素直に従うことにしようか。 「…魔理沙」 「ん、何だ今度は」 「可愛いよ」 「…おだてたって、私は何も出しはしないぜ?」 「いや、本心だから」 因みに、その頃階下では 「魔理沙ー!これどこに仕舞えばいいのー? …ったく、何してるのよあの野魔法使い。聞く耳も持ってないのかしら…」 後片付けに強引に借り出され、上の状況も知らず独り黙々と片付けを進めている人形遣いの姿があったそうな。 恋人というよりは悪友ライク、それがMy魔理沙像。あんまりそれっぽく見えないか? ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 971 ガガガ・・ガッ まりさ いままで恥ずかしくていえなかったんだが 愛してるぜ ─────────────────────────────────────────────────────────── 5スレ目 41 紅魔館の大図書館に、最近気になってる奴がいた。 本棚の本を手に取ろうとしたら、たまたま手と手が触れ合った。 「あ、ごめんなさい。よければ先に読んでください」 と言った笑顔に一目惚れしてしまった。 実はその少し前から研究に没頭して暗い世界に入り込んで暗い青春を送っていたけど、 そいつは明るくて、男女分け隔てなく話せるのでちょっとした人気者だった。 所詮、こんな暗い奴には高嶺の花というやつだ。 ところが、たまたま寝過ごしてで帰りが遅くなった日、帰ろうかと思って図書館を出ると そいつがいた。入っていったときに目が合ってしまって、無視するのも何だな、と思って、 できるだけさりげなく 「よ、よう。遅いんだな」と言ってみた。 「うん。キミも遅いんだね」とやっぱり返事は明るい。 「まあ、読書に没頭してたらな」とこれもさりげなく言ってみたが、心臓はもう爆発寸前。 そうしたら、そいつが近寄ってきた。 「ねえ、最近元気が無いみたいだけど、何か悩み事でもあるの?」 「いや、そんなことは……」 「ボクじゃ力になれないかな?」 そう言って私の前に立つと、こっちをしっかりと見ながら 「初めて会ったときからキミのことが好きでした。この気持ち、受け取ってください」 そう言って私の唇に自分の唇を合わせてきた。 やわらかい……初めての感触に呆然としていると、急にその気持ちが怖くなって、 「でも、こんな普通過ぎる魔法使いなんて、いやだよな」と言うと、 「そんなことないよ。こんなに女の子らしいじゃん」と言って、優しく抱きしめられる。 ああ、心地良い。初めて女の子に生まれて良かったと (省略されました。続きを読むには次回の最萌で魔理沙に清き一票を入れてください) ─────────────────────────────────────────────────────────── 5スレ目 342 ミーンミンミンミンミンミンミンミンジジジジジジジジィィィィィィ!!!!! 「こいつらの大合唱なんとかしろよリグルゥゥゥゥゥ!!!!」 季節は夏。女の子が薄着になる最高の季節。 だが、今年は暑すぎだ!!冷房役のチルノを紅白に寝取られた(寝ている間に連れて行かれた)俺にとって、 残された冷房装置が団扇(七輪用)のみの俺にとって、この暑さは殺人的だ。 暑いぜ暑いぜ暑くて死ぬぜ! 「あちぃー……まだ麦茶あったかな?」 俺は冷蔵庫の中を調べた。ちなみにこの冷蔵庫、上段に氷を入れて使うという超旧式の冷蔵庫なのだ。 うーん、涼しい。冷蔵庫GJ!!……おっと、あまり開けっ放しにしてると氷が溶けてしまう。 氷が溶けてしまったら最後、冷蔵庫に入れてある生物が痛んで腐って生ゴミ製造機と化してしまう。 「お、あった……けど1杯分ってとこか。新しく作らないとな……」 麦茶を容器からコップに移す。この注ぐ音だけで癒される。 本当はキンキンに冷えた麦酒をグビッと行きたい所だが、どっちも麦飲料には変わりない。 んじゃ、早速一口。ぐびっ。 「~~ップハァッ!!!生きててよかった!!感動した!!」…ちとオーバーか。 そう思いながら次の一口に手を動かした時。 ガシャァーーン!! 窓が割れる音がして、 ドタドタ 誰かがこっちに来る音が聞こえ、 ガチャッ!(バタンッ!!) 台所のドアが開く音と同時に、現れたそいつは俺の手から麦茶を奪い、ドアが閉まると同時に飲み干した。 「って、おい!何してくれるんだ魔理沙!!」 突然現れた黒白は何事もなかったように 「何って、外が暑くて辛抱たまらなくて、避暑のためお前のうちに押し入り、ちょうどよく用意されていた麦茶を飲み干しただけだが?」 とほざいた。 「だけだが?じゃねぇーーーー!!人が飲んでるやつを横取りして、用意されたもクソもあるかぁっ!! あぁ最後の麦茶が……。そ、それに今のって間接キスだぞ……?」 それを聞いた不法侵入並びに器物損壊、及び麦茶強奪犯は 「ふむ、それは悪い事をした。ならばお詫びに……」 そう言うと魔理沙は近づいてきて、視界が魔理沙の顔でいっぱいになり、 口に何かやわらかいものが触れた。 ……………………………………………………え。 「代金代わりだ。とっておけ。…間接では不満そうだったからな。……では明日もまた来るから用意しておいてくれ」 そう言うと魔理沙は顔を真っ赤にして、ばたばたと逃げるように帰っていった。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 5スレ目 802 「おーーーい、○○!」 という怒鳴り声と共に、亜音速まで加速した魔理沙に跳ね飛ばされた。 そしてそのまま魔理沙に馬乗りにされる。 「この音速バカ! 俺のこところ殺す気か!!」 「そんなのはどうでもいいんだよ。な、○○、私のこと好きか?」 「……はぁ?」 「だから、私のこと好きかって聞いてんだ」 「何だよ唐突に」 「私の、こと、好きか?」 「あのなぁ、そんなの今更だろ」 「私のこと……好きか?」 「……。好きだよ、好きだ。俺は魔理沙のことを誰よりも愛してる」 「/////」 「言わせといて照れるなよ」 「ああ、私も○○のこと好きだぜ」 「ちゃんと俺の目を見て言え」 「おっと、今日はパチュリーに本を返さなきゃいけないんだ。もう行くぜ」 「おい、お前本なんか返したことないだろ。しかも手ぶらだし」 「それじゃな」 そう言うと箒に跨る魔理沙。 「こら、誤魔化すな。ちゃんと俺の目を見てだな……」 再び強烈な加速で彼方へかっ飛んで行く魔理沙。 全く人の話を聞いてない。 「そうそう、今晩の食事当番は○○だからな! 忘れるなよ!」 最後にそんな怒鳴り声が木霊した。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 5スレ目 803 「おーーーい、○○!」 という怒鳴り声と共に、亜音速まで加速した魔理沙に跳ね飛ばされた。 そしてそのまま魔理沙に馬乗りにされる。 「この音速バカ! 俺のこところ殺す気か!!」 「ふふ、充電だ」 そう言って俺にひしっ、と抱きついてくる魔理沙。 「何だよ唐突に」 「今日は珍しく霊夢に負けてしまってな」 「いつものことじゃん」 抱きつく力が強まる。 「しかし、三本勝負だからな。あと二本連取するためには充電が必要なんだ」 どうせ負けた瞬間にルールを勝手に三本勝負に変えたんだろう。 呆れかえる霊夢の様が目に浮かぶ。 「充電って何のことだよ」 「私の魔法は何だったっけ?」 「……恋色の魔法か」 「/////」 「言わせといて照れるなよ」 「○○に会ってから、ようやくこの魔法の意味が分かったぜ」 「ちゃんと俺の目を見て言え」 「おっと、霊夢がそろそろ待ちくたびれてるな。もう行くぜ」 「どうせ行ったところで面倒臭がられるだけだろ。それよりさっきの……」 「それじゃな」 そう言うと箒に跨る魔理沙。 「こら、誤魔化すな。ちゃんと俺の目を見てだな……」 再び強烈な加速で彼方へかっ飛んで行く魔理沙。 全く人の話を聞いてない。 「そうそう、今晩の食事は霊夢に作らせるからな! ちゃんと神社に来いよ!」 最後にそんな怒鳴り声が木霊した。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 5スレ目 886(うpろだ0059) そうか!焼き芋か! 私としたことが失念していたぜ!! シンプルかつデリシャスな秋の味覚をッ!!! 「ということで焼き芋だぜ」 「……ああ、焼き芋だな」 ――ほふほふ。 そんな可愛らしい擬音が似合う表情で、黄金色の焼き芋を頬張る、 これまた可愛らしい少女。 波のある金糸の髪が、夜の秋風に靡き、月の光に煌いている。 そして、それを敢えて覆い隠すように被せられた、リボンの付いた 大きな鍔つき三角帽子。 「月が綺麗だが、寒空なんでな。持って来てて正解だったぜ」 「八卦炉の上に蒸し器載せるか普通」 「普通だぜ?――はむはむ」 幻想郷の住人ならば、風の便りに聞いた姿だろう。 曰く、『幻想郷に、黒白の魔法使い在り』と。 「魔理沙的には普通なんだろーが、俺には普通じゃない」 「何だ何だ湿気た面をして?折角の夜景を楽しもうぜ?」 その彼女の隣には、これまた打って変わって、平凡そうな出で立ちの男。 夜風に上着の襟を立て、寒さに震えながら焼き芋を啄ばみ、暖を取っていた。 大の男がその有り様では、その前に座る小柄な彼女――霧雨 魔理沙なら、文句の一つも 有ろうものである。 「そうか、なら幾つかツッコミがある」 「おお?何だ言ってみろ。私は今機嫌が良いからな」 尤も。 「一つ。 ――寒いの苦手なんじゃないのか?」 「厚着してきたし、芋もある。いざとなったら酒もあるぜ」 「そこで二つめ。 ――今、高度どのくらいだよ?」 「あー、お前の持って来た『じぃぴぃえすつきけーたい』によると、最低でも一万メートル? 振り切れてるから解らんが」 「基準器は霧雨邸だから……想像したく無ぇ」 この高度で、この程度で済む事自体が、常軌を逸している訳だが。 「……三つ。それを差し引いても、俺とお前の温度差は何だ」 「障壁が断熱と暖房を兼任してるからな。前に座っている私の方が暖かい」 「オーケイおかげでもう一つ解った。 前面のサイズが魔理沙規格だな?俺の顔の辺り、薄い」 「ははは、悪いな――はむ」 二人は、魔理沙の携える箒に跨り、タンデムでの雲海飛行という、幻想郷では早々無い ロケーションでのフライトに望んでいた。 箒はこの為の特注か、『本来の用途』からすれば用を成さないほど大型化され、タンデムの為の 容量を得ていた。 その下には、焼き芋用の炉が牽引され、湯気を棚引かせている。 「まあ、焼き芋でも食え。寒さを肌で感じながら食うのもオツだぞ」 「そう思うなら飛ぶの止めろ」 「えー?良いじゃないか、この夜空を流すのは最高なんだぜ?」 そこで、魔理沙が彼の方を振り返ると。 「おおぅ、○○が燃え尽きてるぜ」 後部に座る彼の顔に、真っ白な霜が降りていた。 「……ご理解頂けたんなら止めて欲しい」 「しゃーないな――っと」 漸く箒の速度が緩み、○○の頬を打ち付ける冷気が和らぐ。 「それはこっちの台詞だッ。――っくし」 霜を振り払うように頭を横に振り、くしゃみを虚空に投げ放つ。 「ん?大丈夫か?」 「大丈夫だな。生憎とな。 ――伊達に1年、誰かさんに付き合ってませんな」 「っな」 ――付き合っている。 その一言を聞いた途端に、魔理沙の頬に朱が指す。 「ああ、そうか。これはそのお祝いか?」 その表情に己の優位を見たか、ワザとらしく○○が手を打つ。 「……お前が来て、1年って意味でもあるし……むぐむぐ」 朱の色が耳朶まで来た辺りで、魔理沙は帽子を目深に被り、口を焼き芋で埋めてしまった。 幻想郷は、魔法の森。 その中に迷い込み、森の獣の餌になる前に行き着いた、霧雨邸。 その出会いから、丁度一年。 「ならお礼を言わないとな」 「……別に、普通だぜ――ぅわひゃッ?」 俯いた魔理沙の頬を、冷たくなった○○の手が奇襲する。 魔理沙の手から芋が取り落とされそうになり、 「そして頂き」 「あ!?」 抜け目無く、伸ばされた○○の手に奪われた。 「ちょっ、それ、私のだzもが」 「ハイこっち向いてーホレホレ美味いかー?」 そのまま抱き寄せるように、魔理沙を自分側に向かせる。 そして驚きに開かれたその口に、焼き芋を捻じ込んで封じる。 見事なまでの連続攻撃である。 「……んぐ。酷いぜ」 「HAHAHAHAHA.安心しろ、コレでチャラだ」 ○○の腕の中で、漸く芋を租借し尽くした魔理沙が、紅潮した頬のまま彼を見上げる。 半眼だが、生憎と涙目のそれは、彼女の可憐さを引き立てるのみで、威圧感など微塵も無かった。 「……チャラじゃないぜ」 その表情のまま、拗ねて掠れたソプラノが、風の音に消えそうな音量で響く。 「ん?」 「例えば、お前と私の身長差は大きい」 「それがどうかしたの――わッ!?」 突然、魔理沙が○○の首に縋り付く様に抱き付き、 ○○の顔を無理矢理、自身の横まで持って来させた。 「……だから例えば、耳打ちもこんな姿勢ばかりだ」 「……まあ、確かに『お子ちゃま』の強調に見えちま」 「そ!!!・れ!!!・にッ!!!」 「ッ痛ーーー!?叫ぶなぁッ!?」 抗議の声にも構わず――但し穏やかに続ける。 「それに――こう抱きつかないと、伝わらないだろ」 「何が――あ」 魔理沙が頬を摺り寄せる。 首筋に互いの吐息を感じるような、密着の中で―― 「――ああ、聞こえる」 「ああ、なんだ――○○も同じなんだな」 お互いの鼓動を、耳に聞いていた。 「それなら、こうするのもアリか――っと」 「きゃ――」 小さく可愛らしい悲鳴を無視して、今度は○○が魔理沙を抱き上げ、膝の上に乗せる。 「……落とすなよ?」 「落とさないって。――あ、早くなったな」 「――っ」 そのまま、彼女の胸に頭を預けた。 「な、なあ……何で、こんなに積極的なんだ?」 「それはお前が企んだ通りだ。 ――こんな所なら、寒がりのスキマも、翼に頼る鳥類も来ない、ってんだろ?」 「う゛」 ――魔理沙が言葉に詰まる。 だが、それに対し○○は、意地悪な笑みを浮かべ、 「――だが、小鬼はどーするつもりだったんだ」 躊躇無く盲点を指摘する。 「う゛う゛っ」 「――そんな事もあろうかと、巫女に一任しておいたので感謝しろ。俺に」 「じゃあ、親友の方に感謝しておくぜ……」 つまり逆に言えば、その友人には、ある程度のことがバレてしまったわけだが。 その事実を意識し、魔理沙の顔の紅潮がより酷くなった。 「――いっつも、こんな構図だな」 「な、何が?」 「お前がいつも何か無茶やって、それに俺が巻き込まれて。 ――そして二人で笑い合って」 「――そうだな」 魔理沙の頬と眉尻が緩み、 潤んだ瞳が○○の顔を覗き込む。 「そして気付けば――果たしてどっちが、先に惚れたんだろ」 「俺が先にしておけ。それが女の特権だ」 「随分と狭いストライクゾーンだな。こんな包容力の無いお子ちゃまに」 「いんや――この方が、胸の音が良く聞こえる」 「ぇ――あ」 そのまま、○○の腕が、魔理沙の薄い背に回される。 優しく、だが離さぬ様にと。 「ま、今後に期待、で良いだろ。気にすんな」 「――うん」 その頭を、魔理沙の細い腕が優しく抱き返す。 「――魔理沙」 「ん」 「――大好きだ」 「私も――愛してる」 幻想郷の天蓋に写った、幻想の満月。 その神秘の輝きだけが、二人を見ていた――。 「――でも○○」 「ん?」 どれだけの間、抱擁を続けていたのか。 不意に、魔理沙の視線が、泳ぎ始めた。 「その――もう少し、その、女性らしい身体の方が、その」 「――はぁーっ……」 「な、何だよその溜息ッ?そーだ悪いか?どうせ私は――」 やれやれ、と○○が溜息を付き、魔理沙の表情が不安に染まる。 それを―― 「魔理沙」 「へ――ぁっ」 ○○は逆に自分の胸に抱き寄せ――その唇を奪う。 上から覆いかぶさるように、強気に、しかしあくまでも柔らかく。 「――ん」 「――っ?――ん――んっ――」 始めは戸惑い、強張っていた魔理沙も、徐々に険が抜けてゆく。 そのまま、数刻。 「――っぷぁ――は――」 紅潮し、蕩けるような目で○○を見上げる魔理沙。 頬を伝う余韻を拭き取る余裕さえなく、艶やかな息を吐いている。 「あのな、その頭のままで良いから聞いとけ。素面じゃ言えんし」 「ぁ――?」 「俺は常に、最新の魔理沙が良い」 「ん――○○ぅ――」 ○○は僅かに堪える様に、身に力を入れながら、 「安心しろ――いつでも、確かめてやるから」 魔理沙の耳元に、囁いた。 そして――魔理沙の唇が、返答を紡いだ。 「――じゃあ、今、確かめて」 「ん」 「確かめたら――家で、手伝って?夜が明けるまで――ぁ」 「……と、いう展開かしらね」 「「「ほほぉ、それでそれで?」」」 「後はもう、文字通り――」 「ゆゆゆ紫さんすすす萃香さん私もう我慢できまs(トスッ)――こ!」 「はい、天狗脱落」 「ぅわあ!何打ったの霊夢ー!?(ぺたり)熱ぁーーーーーーーッ!!?」 「この人でなし!?誘導尋問とは卑怯y(スコーン)あふぅ」 「……人の恋路を邪魔する奴は、巫女に討たれて地獄に落ちろ」 「そして閻魔に裁かれろ、です」 「ありがと、閻魔様」 「いえいえ、こちらこそ」 (完全版を見る場合は、映姫(魂滅の卒塔婆) 霊夢(エクスターミネーション)のタッグと、ひデブルールで勝負してください。) ─────────────────────────────────────────────────────────── 6スレ目 21-22 妄想を溜め込むのは精神衛生上よろしくない 初投稿の書き散らし、では御免 意識がはっきりしてきた瞬間、真っ先に俺は死を覚悟した。 左右にガラクタ。上を見ると天井に届かんばかりのガラクタ。視界いっぱいガラクタだらけ。俺はソファーの上に寝ていたらしいが、ヘタに動くとガラクタが降ってきそうで動くに動けない。 「づ、ぅ……」 視界がぐわんぐわん揺れて、気持ち悪い。 なんでゴミ屋敷の中に置き去られているのやら、ちっとも思い出せない。 脱出したいのもやまやまだがガラクタが崩れそうで動けないし、まだ頭も痛む。 仕方ないので、もう少しソファーの上で休んでおくことにした。 「お目覚めか?」 不意に誰かの声がした。 見れば天井とガラクタの間から蜂蜜色の髪の少女がこちらを見下ろしており、一瞬崩れやしないかと肝を冷やす。 「誰だ?」 「さっきまで人の家で大いびきだったというのに、随分なご挨拶だぜ」 「家? ここがお前さんの?」 どう考えても人の住める場所には思えないのだが。 彼女は顔を出していた隙間から、周りを気にも留めずソファーへと落ちてきた。 「あわわ、馬鹿、崩れるっ」 「この程度で崩れるもんか」 ふふん、と鼻で笑う。もっとも本当にここで暮らしているならそのぐらい分かるのかもしれないが、とても使えない知識だ。 しかしガラクタに囲まれた部屋の中、三人座るのがせいぜいというソファーの上で一人の少女と向かい合うと状況というのは傍から見てどうなのだろうか。意味もなく後ろめたい気持ちになるのは何故だろう。 少女は里の悪ガキを思い出させる笑みを浮かべていて、その表情と両膝を合わせた女の子らしい座り方がちぐはぐなはずなのに似合っていて不思議だ。 「さっき誰かと尋ねてきたが、私が誰なのか本当に分からないのか?」 「……出てこないな。顔に見覚えがないわけじゃないんだが」 「ひどい奴だな。まあこうして話すのは初めてだし、無理もないぜ」 少女は事も無げに笑っていたが、顔を見るとどういうわけか謝ってしまっていた。 「すまん」 「仕方ないから教えてやるとしよう。こいつを飲んでからな」 「丸薬、か? 妙に大きい気がするんだが」 「そんなところだ。水もここにある。さあ飲めすぐ飲めさあさあさあっ」 「分かった。分かったから押すな、騒ぐな、暴れるな」 ガラクタに潰されるのだけは嫌なので、素直にそれを飲むことにした。もしかしたら変な薬なのかもしれないが、この齢の少女が扱えるものなんて高が知れてる。 親指の先程ある丸薬を、水で無理やり喉の奥に流し込む。 「飲んだな?」 「ああ飲んだよ」 「口、開けてみせろ」 言われるがままに口を開ければ、念を入れるようにして少女が俺の口の中を上目遣いに覗き込む。 ここに来て、俺は嫌な予感を覚えた。 「何を飲ませた」 声をかけると少女はしてやったりという表情で俺を見る。その琥珀色の瞳は、さっきまでのものとはどこか違った。 「聞きたいのか? でも残念だな。もう遅いぜ」 言葉自体もそうだが言いながら笑ったのが何よりも気に入らなくて、勢いのまま俺は自分より二周りも小さな少女の肩を掴んでいた。 「いいから言え! 一体何を飲ませ――」 予想にもしてなかった衝撃と痛みで視界が揺れ、俺は後ろに倒れた。 腕を払われるぐらいは想定してたが、まさかいきなり拳が飛んでくるとは思ってもみなかった。 「放っておけば調子に乗りやがって。こりゃ躾が必要だ」 俺を殴り飛ばした少女は自分の拳に息を吹きかけてから俺の体に馬乗りとなる。少女の一撃が想像以上に強烈だったのか、情けないことに抵抗すらできなかった。 少女は綺麗な髪をかき上げて俺を見下ろす。 少女は強い目つきで組み敷いた俺を見下ろす。蜂蜜色の綺麗な髪がかき上げられ、彼女の瞳の奥に何らかの激しい情念の炎が宿っている。 「約束だから教えてやるが、私の名前は霧雨魔理沙」 「あ、ああ」 それで事の顛末がはっきりした。 里でも有名な質の悪い魔法使い、白黒の魔女。どうやら俺は狩りの途中で彼女に捕まってしまったらしい。 「俺、どうなるんだ」 口から漏れた言葉に、彼女は愉しげな笑みを作って答える。 「さっき丹を飲んだだろ。あれは私の特別製でね、お前はもうこの森の瘴気の中でしか生きられない」 気を失いかけた俺の頭にある女性の顔が思い浮かぶ。 気持ちを伝えたのが一昨日。あの人はそれに応えてくれた。狩りから帰ったら会いに行くと約束したのが昨日。あの人が待ってくれている里にはもう帰れない。 視界が黒く塗り潰され、闇の中に体が落ちていく。しかし黒一色の世界は鋭い衝撃とともに霧散した。 「今、何考えてたんだ?」 平手で頬を叩いた魔女は先程の様子と一転し、憎々しげに俺を見下ろしていた。 俺は何も答えずに魔女を睨み返すと、魔女はもう一度頬を叩いた。 「余計な事を考えるなよ。お前はこれからの事だけ考えればいい」 せめてもの抵抗とばかりに俺は黙り続けるが、正直に言うと虚脱、怒り、悲しみ等々で頭がごちゃ混ぜになっていて話す言葉も選べない、というのも半分あった。 魔女は何も答えない俺のことを拳や掌で何度も叩いた。大した痛みも感じなかったし、どうでもいいことだった。 しかし不意にその手が休まった時、目に映ったもので俺の頭の中はいっそう混乱した。 魔女の少女は拳を握ったまま、涙をぼろぼろと零していた。 「どうして私ばっかり睨むんだよ! あの女には笑ってみせるくせに!」 大きな罪悪感が心で芽吹く。むこうが勝手な事を口走ってるだけで、俺は何もしていない。それでも悪者と決めつけてしまうにはこの少女の泣き顔は純粋すぎたし、生来の優柔不断さが邪魔になった。 だから少女が顔を近づけてきても拒絶する事が、できなかった。 「お前は私が貰った、だから私のものだ。誰にも渡さない。絶対」 唇が離れても、少女は体の上から降りようとはしてくれない。 もう何がなんだかわからない。 俺は自分を襲った出来事に翻弄されるがまま、少女と体を重ねた。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 6スレ目 39-40 彼方を睨む。 目の焦点を絞り、留めるのは遥か前方の樫の木に羽根を休める雉。 獲物の位置は存外遠い。弓弦をさらに強く引き絞り、微調整。 狙いは一点。 そして木々のざわめきが消えた瞬間、指を離す。 己の絶対の自信を代弁するが如く強く鳴った弓弦。雉もその音に羽を動かすが、既に遅い。 自分の口元が緩むのを感じる。 「獲った」 放たれた矢は見事に雉の胴体を貫き……横から飛んできた星型の何かに雉もろとも破壊された。 何というか、開いた口が塞がらなかった。 「……何事だ。誰のいやがらせだ」 「何だかんだと聞かれたら答えてやるのが世の情け、ってな」 「あ?」 声は上のほうから聞こえた。しかも女の声だ。こんなところに普通の女がいるはずもない。気のせいでなければ妖怪の類しかない。俺は弓 を左手に握ったまま右手で腰の短刀を抜いて周囲を見回す。 ……誰もいない。 「疲れが出たかな」 右手の甲で目を擦ると、次に見た視界の中、手を伸ばせば触れられる距離に白黒二色の人の姿があった。 まずい。どくん、と心臓の鳴る音が何故か耳に残る。 俺は逃げようとしたものの相手が一段上手。なにか箒のようなもので足を払われてしまい、腐葉土の上に尻餅をつかされた。そんな態勢の まま、俺は命取りと知りながら相手の姿に目を見張る。 声も出なかった。 「命知らずだな。一人でノコノコ出歩いてくるなんて」 帽子の下に見え隠れするのは柔らかそうな蜂蜜色の髪。少女の琥珀色の瞳は強い輝きで俺を射抜き、口元から覗いた真っ赤な舌はその年頃 にそぐわない艶かしさで濡れている。 愚かにも俺は、この状況下で、襲撃者に心を奪われていた。 「悪い魔法使いに攫われたって、知らないぜ?」 心臓がどくりと大きく跳ね上がる。そして視界一杯に真っ白なものが広がって、 「それ、なに」 鼻先に突きつけられたハートの封の白い便箋を見ながら、俺はなんとか尋ねる。 「一ヶ月と、三日前。この森でお前を見かけた時からの気持ちだ、ぜ」 イマイチ状況が理解できずにただただ間抜け面を晒している俺と、顔をどんどん紅潮させながらも次々とまくし立てる少女。 「こ、こここの森には人形を操る悪い悪い魔女がいるんだ! 生きたまま目玉をくり抜かれるのは嫌だろ!? わ、私ならお前のことを守 ってやれるしずっと守ってやっててもいいと思ってる! どうだこの! 悶絶大サービスだぜ!」 自分以上にパニックになってる者を見ると自然と落ち着くというやつだろう、この少女を見ているうちにすっかり俺は冷静となってしまっ た。 こちらを凝視するその目がうっすら潤んできて、苦笑いしてしまいつつも便箋を受け取る。 手を伸ばしたままの姿勢で動かない少女の体。ひらりひらりと表裏を確認するが、名前は書いてないようだ。 「ほ、本当に私でいいか?」 何度も目を瞬かせている少女に俺はいい、とだけ答える。 「嘘じゃないだろうな」 「本当だ」 「これが夢とかだったら、流石の私でも泣くぜ?」 埒が開かない。もう俺は思い切って自分の本音を告げることに決め、思い切って少女の体を懐に引っ張った。 小さくて華奢なまだまだ子供の体。彼女の背丈は、立ち膝の高さでちょうどよい高さにくる。細く輝きを放つ髪はくすぐったいが、どこか 気分の安らぐ匂いがした。 「実はついさっき、目の前に出てきたお前に一目惚れした」 しばし腕の中で固まっていた少女の体は、時間が経つとその言葉の意味が伝わったかのように動き出す。 「……なんだ。そういう事は早く言えよ! 本気でガチガチになってた私の立場にもなってみろ! でも、へへへ、なんだか叫びたい気分 になってきたぜ!」 「耳元で叫ぶのはやめてくれ」 「あー? ノリの悪い奴だなあ。じゃ、代わりと言っちゃ何だが」 それと気付いた時には既に唇が重ねられていた。他人のものを奪うような、素早く乱暴な口づけ。 「これでお前はもう私のものだな」 なんかちょっとだけ照れくさいぜ、と頬を赤くさせたままそっぽを向く少女。 「じゃあ、次は俺の番でいいか」 「……いいぜ」 予想通りに柔らかかった彼女の髪をそっとかき上げ、優しく、さっきよりも長めに唇を重ねた。 それも終わって体を放してやると、少女は背中を向けて手で目の辺りをごしごし擦っていた。 「泣いてなんかないぜ。私がこんな事で泣くはずないんだ」 「誰もそんな事聞いてない。お前さんの名前のほうがよほど知りたい」 「お、名乗り忘れてたとは失敬した。私は霧雨魔理沙、魔理沙だ」 振り返った顔はまだ少し目が赤かったが、その時浮かべていた魔理沙の表情はとても晴れやかで、綺麗だった。 「さあ、今から幻想郷一周旅行と洒落込むか! 早めのハネムーンだ!」 箒を掲げて心底嬉しそうに魔理沙が言うのだが、一つだけ俺の中で引っかかるものがあった。 ハネムーン。 「ちょっと待て」 慌てて受け取った便箋の封を切る。何か聞こえた気もしたが今は気にしないことにする。 やはりというか何というか、中に入っていたものは彼女の名前が記された婚姻届。 その年齢欄に目を向けた瞬間に頭を襲った衝撃は、人生の中で最大級の眩暈を与えてくれた。 「何してるんだ? 早く行こうぜ」 「いや、ちょっと……この紙は、もっとお互いの事を知り合って」 「あ、そうか。まずそれの提出に行かないとな! 忘れるところだったぜ」 里にはもう帰れないと感じた、嬉しくも辛いある日の出来事。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 6スレ目 51 「よ、お邪魔するぜ」 「悪い、寝てた。こんな夜半にまたどうした」 「告白ごっこしようぜ。後日まともに顔を合わせられなくなるぐらいのをガツンと。さあさあ」 「いきなりでしかも俺からなの? 急に言われてもなあ……何か嫌な事でもあったのか」 「夢見が悪かったんだ」 「夢、ね。内容は聞いても?」 「世界中みんなに嫌われる夢だ。どこへ行っても理由も無く私だけ爪弾きにされて、刃物で何度も何度も刺されるんだ」 「キツいな……」 「それで最後には自分そっくりの偽物が出てきて受け入れられ、私は生きたまま土の中に埋められた」 「ありがとう、気の毒だったな。夢の中に俺は?」 「覚えてない。でも、いたと思う。現実そっくりだったからな」 「悪夢を悪夢だと見抜く方法ならないわけじゃないぞ」 「そんなのあるのか?」 「俺がお前の事を嫌う世界なんてありえない。それは全部幻だよ」 「キザだぜ」 「ありゃ、あんまり好みじゃない?」 「悪くはなかったけどな。それで、何で私はお前の懐にいるんだ」 「人間ってな、自分が母親の胎内にいた事をいつまでも覚えてるらしい。だから心臓の音を聞いてると落ち着くんだと」 「顔、赤いぜ?」 「お互い様だうるさい黙れ」 「……あー、なるほど。いいな、これ」 「だろ。人体の神秘ってやつだよな。こんな間抜け面が相手って事についちゃ申し訳ない」 「んな事ないぜ。またいつか頼んでいいか?」 「役得だからいくらでも」 「じゃあいっそ私の家に来いよ。昼間は汗水たらして私の為に働け。夜にはこうして私を抱け」 「エロちっくだな」 「恋の魔砲使いの名は伊達じゃないぜ。で、お前、心音どえらい事になってないか」 「そいつは言わないお約束……や、待て待て。こういうのはどうだ」 「おお?」 「お前の事が好きだっていう、何よりの証拠」 「言い直しはポイント低いぜ」 「まあ所詮は思いつきだしな。で、落ち着いたか?」 「むしろ眠くなった。帰るのも面倒だし、布団をよこせ」 「お前それ、うちに寝具が一セットしかないのを知っての狼藉か」 「一緒に寝るつもりだから問題ないぜ。もし変な事考えてみろ、消し炭にしてやる」 「俺が寝つけない予感バリバリなんですけど」 初めの宣言は忘れない。言い専、聞き専に回らない。告白に可否で返さない。 それが幻想郷告白ごっこの三原則・三つのノー。 「あ。そういや俺だけ二回言った」 「目ざとい奴だぜ。じゃあ…………お前の赤ん坊、産みたいいたい痛い痛い何するんだよぅ」 「こここここっち寄るんじゃねえこのマセガキ! 糠床に沈めるぞ!」 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/523.html
魔理沙9 うpろだ285・380・943 すっごい遠まわしな○○×魔理沙です。 魔理沙とはイチャつきたいけど悪友みたいな 関係にもなりたい、だけどやっぱり・・・ あぁもう!なんで伝わらないかな!? 「う・・・」 「あ、目を覚ましたみたいだぜ」 「見れば分かるわよ。貴方、名前は?」 目を覚ました俺の前には魔女っ娘と巫女さんが居た。 すかさず俺は巫女さんの手をとり 「助けていただいてありがとう巫女さん。俺は○○、貴方の愛のドレイです」 「俺の霊夢に何をするーッ!」 巫女さんの彼氏と思しき男に蹴り飛ばされた。 紆余曲折を経て、俺はここに残る事を決めた。 元の世界よりは刺激的な臭いがするし、何より俺の美少女レーダーがビンビンだ。 そして魔女っ娘と一緒にこれから住む事になるらしい村へ 移動しているのだがこの魔女っ娘、神社からずっと笑ってやがる。 「こらソコの魔女っ娘あんまり人の事笑うんじゃぁないぜ?」 「いやいや、悪い。最近迷い込んできた奴は結構多いけど・・・ いきなり告る奴は初めてだったし、吹っ飛び方が面白くてな」 「おかしいか? 俺はこれでも地元では愛の伝道師と呼ばれる男だったんだぜ」 もちろんやっかみと嘲笑が8割だが。 「まぁ頑張ってくれ、いい女もいい男もなぜかもうくっついてる連中ばかりで 私も振られ続きだ。同士が増えたと思うと嬉しいぜ」 「なんと、お前もそうなのか!」 一瞬見つめあい、がっしと組まれる握手。 今ここに性別を超えた友情が成立したのだ、多分。 村に着くまでに自己紹介をしてもらったり幻想郷について教えてもらったりした。 物騒なんだか平和なんだか分からんが俺は俺の道を最速で突っ走るだけだ。 「で、その慧音さんとやらが顔役みたいなもんなのか?」 「なんだか間違って伝わってる気がするが、無礼の無いようにしておけば問題ないぜ」 そして前方に素敵な白髪でグラマラスなお嬢さんを発見。 すかさず全力ダッシュして手を握り 「こんにちわ素敵なお嬢さん、俺は○○、一目で貴方に心奪われた哀れな男です。」 「先生から手を離せッ!」 またも別の男に突き飛ばされ、挙句子供たちにフルボッコにされた。 「懲りないヤツだな」 「魔理沙か・・・・・・」 ボロボロの状態で一応挨拶を済ませ、あてがわれた家で休んでいると ニヤニヤしながら魔理沙がやってきた。 「見てたなら助けてくれよ」 「嫌だね、事前にいい女は大抵くっついてるって言ってやっただろ?」 むぅ、そう言えばそうかもしれぬ。 「魔理沙、俺の尊敬するアニキがこう言ったのだ」 俺は一息おくと深呼吸をして記憶に則って一気に喋りだした。 『俺はこう思ってるんです。人々の出会いは先手必勝だと。どんな魅力的な女性でも、 出会いが遅ければほかの男と仲良くなっている可能性もある。 なら出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えたほうがいい、 速さは力です。興味をもった女性には近付く、好きな女性には好きと言う、 相手に自分を知ってもらうことから人間関係は成立するのですから。 時にそれが寂しい結果を招くこともあるでしょう、 しかし次の出会いがいつまた来るかもしれません!』 「ってな。」 「そ、そうだな・・・それで?」 「いい女は見かけた瞬間口説く事にしている、それが俺の持論だ。」 「せっかくの同士だ、こっちの計画を手伝ってもらう前に死なれると困るぜ。」 「それはこちらも同じよ、邪魔者をひきつけてもらってその間に掻っ攫う!」 「「・・・・・・」」 再び交わされる握手、矢張り同じ考えか。 「ところでお前、誰狙いなんだ?」 「私はとりあえず××を掻っ攫おうと思ってるぜ。」 「ほう、例の猫娘のツレか、まずはそちらを手伝おう。」 結局、夜まで魔理沙のターゲットを落とす計画を話し込んだ、明日の畑仕事の手伝いどーすんだ。 「・・・・・・と、いうわけで旅は素晴しいものだと言う事をご理解頂けましたかな?」 「まぁ、それは素敵ね・・・・・・いつか紫にその道頓*に連れて行ってもらわなくちゃ」 「動機が不純すぎませんか、幽々子様」 「何を仰る妖夢さん、食事は人生におけるもっとも大きな楽しみの一つですぞ」 なんでまた俺がこの二人の相手をしているのかと言うと計略中だからだ。 無論二人とも愛らしいし、何よりも幽々子ちゃんはフリーだから篭絡を狙ってはいるが。 「よろしいですか、人には三大欲求という生存本能に基づいた欲求があります。 これらを満たさずに居ると人類は死に向かってしまう、故に快楽と結びつける事により、 それらの行為を進んで行うようにできているのです」 「それくらい知ってますよ、けれど私は半分、幽々子様は全部人間じゃありません」 「あら、人でなしだなんてひどいわ~」 「いやいや、幽々子様の場合は人を超越した美しさという事ですよ」 「うふふ、ありがとう」 「なんで私の言う事は曲解して○○さんの言う事は素直に受け取るんですかー!」 「あら、なんのことかしら?」 時間稼ぎが主な目的であったが・・・魔理沙に約束した半刻は稼いだ事だし、 後は好きにさせてもらおうk『スパーンッ!』 ・・・・・・なんだか勢いよく障子が開いたような気がするが気のせいだ。 「そういえば次の宴会、、幽々子様達はいらっしゃいます?」 「無視するなこの変態伝道師!」 「何か用ですか●●、生憎と同性に与える愛は品切れですよ」 案の定ばつの悪そうな苦笑いの魔理沙を引き連れて妖夢さんの彼氏が仁王立ちしていた。 「というより何故に俺がお前に睨まれなければならんのだ。見つめるな気色悪い」 「●●さんのどこが気色悪いんですかッ!」 「撤回するからすぐに刀を抜くのはやめてください、物静かな妖夢さんのほうが可愛くて好きですよ」 「「少し黙っててください!」」 直後二人にしばき倒されて意識を刈られた。愛の為せる合体技? 結局、俺が寝てる間に魔理沙が自白したらしく俺が起きるのを待って 時折惚気を混ぜた説教を小一時間くらうハメになった。 欝だ、奴らが俺とまったく関係ないところでのみ幸せになりますように。 さて、説教から開放されて帰ろうって雰囲気だがその前にだ。 「お前なー、せめて説教は一人で受けてやろうとか悪いのは私だ! って庇ってくれるとかそういう気遣いは無いのか」 「なんで○○を庇わなきゃならないんだ?それはお前の役目だろう」 「ふざけんな白黒、ネコ娘の時にそうやって庇ったおかげで酷い目にあったのを忘れたとは言わせんぞ」 「記憶に無いな」 「同じ意味だっつーの!」 「なんだと、丁度むしゃくしゃしてたんだ勝負なら受けてたつぜ」 「すいませんでした俺が悪かったです」 「早ッ!?」 「二人とも仲がいいのね」 いつの間にか幽々子様が背後に居た、いつの間に・・・とも思ったが まぁ、俺の感知スキルなんぞ対人でしか役に立たん。 「気のせいじゃないですか、誰がこんな突撃ガサツ娘と」 「はッ、私だって利害が一致してなきゃこんなへたれ色情魔と組みたくないね」 「言ってくれるじゃねーか、恋愛成就率ゼロの恋符使いさんよ」 「なんだとこのヘタレ野郎、お前こそこれだけアプローチかけて誰にも相手にされて無いじゃないか」 またしても口論になりそうになった俺達だったが次の一言は完全に予想外だった。 「あら、そんなことないわよ」 「「はい?」」 「あなたが要らないならちょっと○○借りるわよ~」 「ふはははははァ!見たか魔理沙、俺の実力をッ! では行きましょうか、幽々子様」 「あら、様付けなんてしなくていいわ。○○の好きなように呼んでくれていいのよ」 「あ・・・」 「ん、どうかしたのか魔理沙?」 「ッ・・・別になんでもないぜ、じゃあな!」 そういうと魔理沙はいつもより素早く(当社比120%)帰っていった。 ハラでも減ったのかね、そんなんだから色気が出ないんだ。 「さて、邪魔者も帰った事だし行きましょうか幽々子様」 「邪魔者が居なくなった割りに寂しそうな顔をしてるわよ?」 ・・・・・・ 「気のせいですよ」 「本当に~?」 「えぇ、それよりも俺を呼び止めた用事はなんです?」 「あら、寂しい私を慰めてくれるんじゃなかったのかしら」 「ありゃ、いいんですか。幽々子様がお望みとあらば朝までお付き合いしますよ」 「それは楽しみね、妖夢ったらあれで聞こえて無いつもりらしいから・・・ね」 「成る程、それは拷問ですねぇ」 「とりあえずはご飯食べに行きましょう、ご飯。」 「白玉楼のご飯は絶品ですが・・・俺食べたら死んだりしませんか?」 「あら、最近はちゃんと考えて食材選んでるから大丈夫よ」 今晩は楽しみだぜ、俺もご無沙汰だったしなぁ。 しかし魔理沙のヤツ最後に何を言いかけたんだろう? --------------------------- 「くそっ、なんで私が苛々しなきゃいけないんだ・・・ 別にアイツが上手くいったっていいじゃないか、最初からそういう目的で 手を結んでたわけだし。しかし幽々子もなんであんなヤツの事なんか・・・ 絶対に感性がおかしいぜ。しかしなんで私が上手くいかなかったんだ。 でも上手くいってたらアイツはどんなふうに思うんだろう?」 「ッ・・・馬鹿馬鹿しい!さっさと温泉入って寝て忘れよう」 「いいえ、その悩みはあなたが自分で白黒つけるべき葛藤です」 「なッ!?」 ---------------------------- 夜と朝の境界 ---------------------------- むぅ、朝か・・・・・・朝日が少し黄色いぜ、異変か? 「がんばっちゃったせいでしょ」 「ゆゆ様が魅力的だったからですよ」 「あなたもなかなか良かったわ、本気になっちゃおうかしら」 「お互いの為にやめておいたほうがいいでしょうな」 「あら、怒らないのね」 「ゆゆ様は待っているのでしょう、気長な事だ」 「あらら、紫かしら」 「正確には藍さんに」 「知っていて尚・・・ね、○○は何故そこまでしてくれるのかしら」 「それはもちろんゆゆ様が美しいk」 「・・・・・・」 やれやれだ。 「誰にも話してないはずですが?」 「女の勘、かしら」 「本当は?」 「紫に聞いたら教えてくれたわ」 「女の勘って凄いですね・・・」 「それで?」 「・・・・・・自己満足ですよ。自分には無かったものを 人に与える事で 得ようとしてるだけです。それがなんなのかを知らないのに。」 「だから鈍感なのね」 「いや、一応向こうでは研究と実践を重ねた結果9割以上の女性の 心理と傾向を把握して動けてましたよ?」 「その1割が大事なのよ、魔理沙を泣かせてたじゃない」 身に覚えが無い・・・ハズだ、覚えが無いハズなんだが・・・ 「なんのことかサッパリ分かりませんな」 「うふふ、やっぱり貴方達似てるわ」 「あんなガサツで自分から弾につっこむようなドジっ娘と一緒にしないで頂きたい」 「あら、自分の為の愛を知らない癖に他人に愛を振りまくあたりそっくりよ」 「そうですか、仮に俺とアイツが同類だとして何だと言うんです?」 目を逸らしてる。何から逸らしてるのかも自覚しないようにしてる。 「うふふ、その悩みは○○が自分で答えを見つけるべき葛藤よ」 「分かりかねます」 「あら、拗ねないでよ。」 だけどまぁ、これだけ本当の事を他人から言われちゃったんだしいい機会だ。 「拗ねてません、そこまで言うなら今度の宴会までに答えを見つけておきますよ」 目を逸らし続けてるという事はソレが何なのか理解してるって事だ。 「がんばってね、応援しちゃうから」 次の宴会までに覚悟を決めればいい、その時向き合おう。 「しかしまぁ、自分が悩むハメになるとは思いませんでしたよ」 「いい経験よ~・・・だけど」 「だけど、なんです?」 「偶に癒しに来てね」 「構いませんけど、いいんですか?」 「いいんじゃないかしら、その程度で揺らぐ愛じゃないから」 「あー、朝からご馳走様です」 オマケ 「そろそろ起こしに行っても大丈夫かな」 「うーん、しかしアレだな」 「どうしたの●●」 「幽々子様達の・・・その、アレが聞こえたって事は」 「言わないで、今凄く自己嫌悪に陥ってるから。」 「俺か妖夢の部屋離れかどこかに移してもらおうか・・・」 ────── 「う・・・」 「あ、目を覚ましたみたいだぜ」 「見れば分かるわよ。貴方、名前は?」 目を覚ました俺の前には魔女っ娘と巫女さんが居た。 すかさず俺は巫女さんの手をとり 「助けていただいてありがとう巫女さん。俺は○○、貴方の愛のドレイです」 「俺の霊夢に何をするーッ!」 巫女さんの彼氏と思しき男に蹴り飛ばされた。 紆余曲折を経て、俺はここに残る事を決めた。 元の世界よりは刺激的な臭いがするし、何より俺の美少女レーダーがビンビンだ。 そして魔女っ娘と一緒にこれから住む事になるらしい村へ 移動しているのだがこの魔女っ娘、神社からずっと笑ってやがる。 「こらソコの魔女っ娘あんまり人の事笑うんじゃぁないぜ?」 「いやいや、悪い。最近迷い込んできた奴は結構多いけど・・・ いきなり告る奴は初めてだったし、吹っ飛び方が面白くてな」 「おかしいか? 俺はこれでも地元では愛の伝道師と呼ばれる男だったんだぜ」 もちろんやっかみと嘲笑が8割だが。 「まぁ頑張ってくれ、いい女もいい男もなぜかもうくっついてる連中ばかりで 私も振られ続きだ。同士が増えたと思うと嬉しいぜ」 「なんと、お前もそうなのか!」 一瞬見つめあい、がっしと組まれる握手。 今ここに性別を超えた友情が成立したのだ、多分。 村に着くまでに自己紹介をしてもらったり幻想郷について教えてもらったりした。 物騒なんだか平和なんだか分からんが俺は俺の道を最速で突っ走るだけだ。 「で、その慧音さんとやらが顔役みたいなもんなのか?」 「なんだか間違って伝わってる気がするが、無礼の無いようにしておけば問題ないぜ」 そして前方に素敵な白髪でグラマラスなお嬢さんを発見。 すかさず全力ダッシュして手を握り 「こんにちわ素敵なお嬢さん、俺は○○、一目で貴方に心奪われた哀れな男です。」 「先生から手を離せッ!」 またも別の男に突き飛ばされ、挙句子供たちにフルボッコにされた。 「懲りないヤツだな」 「魔理沙か・・・・・・」 ボロボロの状態で一応挨拶を済ませ、あてがわれた家で休んでいると ニヤニヤしながら魔理沙がやってきた。 「見てたなら助けてくれよ」 「嫌だね、事前にいい女は大抵くっついてるって言ってやっただろ?」 むぅ、そう言えばそうかもしれぬ。 「魔理沙、俺の尊敬するアニキがこう言ったのだ」 俺は一息おくと深呼吸をして記憶に則って一気に喋りだした。 『俺はこう思ってるんです。人々の出会いは先手必勝だと。どんな魅力的な女性でも、 出会いが遅ければほかの男と仲良くなっている可能性もある。 なら出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えたほうがいい、 速さは力です。興味をもった女性には近付く、好きな女性には好きと言う、 相手に自分を知ってもらうことから人間関係は成立するのですから。 時にそれが寂しい結果を招くこともあるでしょう、 しかし次の出会いがいつまた来るかもしれません!』 「ってな。」 「そ、そうだな・・・それで?」 「いい女は見かけた瞬間口説く事にしている、それが俺の持論だ。」 「せっかくの同士だ、こっちの計画を手伝ってもらう前に死なれると困るぜ。」 「それはこちらも同じよ、邪魔者をひきつけてもらってその間に掻っ攫う!」 「「・・・・・・」」 再び交わされる握手、矢張り同じ考えか。 「ところでお前、誰狙いなんだ?」 「私はとりあえず××を掻っ攫おうと思ってるぜ。」 「ほう、例の猫娘のツレか、まずはそちらを手伝おう。」 結局、夜まで魔理沙のターゲットを落とす計画を話し込んだ、明日の畑仕事の手伝いどーすんだ。 「・・・・・・と、いうわけで旅は素晴しいものだと言う事をご理解頂けましたかな?」 「まぁ、それは素敵ね・・・・・・いつか紫にその道頓*に連れて行ってもらわなくちゃ」 「動機が不純すぎませんか、幽々子様」 「何を仰る妖夢さん、食事は人生におけるもっとも大きな楽しみの一つですぞ」 なんでまた俺がこの二人の相手をしているのかと言うと計略中だからだ。 無論二人とも愛らしいし、何よりも幽々子ちゃんはフリーだから篭絡を狙ってはいるが。 「よろしいですか、人には三大欲求という生存本能に基づいた欲求があります。 これらを満たさずに居ると人類は死に向かってしまう、故に快楽と結びつける事により、 それらの行為を進んで行うようにできているのです」 「それくらい知ってますよ、けれど私は半分、幽々子様は全部人間じゃありません」 「あら、人でなしだなんてひどいわ~」 「いやいや、幽々子様の場合は人を超越した美しさという事ですよ」 「うふふ、ありがとう」 「なんで私の言う事は曲解して○○さんの言う事は素直に受け取るんですかー!」 「あら、なんのことかしら?」 時間稼ぎが主な目的であったが・・・魔理沙に約束した半刻は稼いだ事だし、 後は好きにさせてもらおうk『スパーンッ!』 ・・・・・・なんだか勢いよく障子が開いたような気がするが気のせいだ。 「そういえば次の宴会、、幽々子様達はいらっしゃいます?」 「無視するなこの変態伝道師!」 「何か用ですか●●、生憎と同性に与える愛は品切れですよ」 案の定ばつの悪そうな苦笑いの魔理沙を引き連れて妖夢さんの彼氏が仁王立ちしていた。 「というより何故に俺がお前に睨まれなければならんのだ。見つめるな気色悪い」 「●●さんのどこが気色悪いんですかッ!」 「撤回するからすぐに刀を抜くのはやめてください、物静かな妖夢さんのほうが可愛くて好きですよ」 「「少し黙っててください!」」 直後二人にしばき倒されて意識を刈られた。愛の為せる合体技? 結局、俺が寝てる間に魔理沙が自白したらしく俺が起きるのを待って 時折惚気を混ぜた説教を小一時間くらうハメになった。 欝だ、奴らが俺とまったく関係ないところでのみ幸せになりますように。 さて、説教から開放されて帰ろうって雰囲気だがその前にだ。 「お前なー、せめて説教は一人で受けてやろうとか悪いのは私だ! って庇ってくれるとかそういう気遣いは無いのか」 「なんで○○を庇わなきゃならないんだ?それはお前の役目だろう」 「ふざけんな白黒、ネコ娘の時にそうやって庇ったおかげで酷い目にあったのを忘れたとは言わせんぞ」 「記憶に無いな」 「同じ意味だっつーの!」 「なんだと、丁度むしゃくしゃしてたんだ勝負なら受けてたつぜ」 「すいませんでした俺が悪かったです」 「早ッ!?」 「二人とも仲がいいのね」 いつの間にか幽々子様が背後に居た、いつの間に・・・とも思ったが まぁ、俺の感知スキルなんぞ対人でしか役に立たん。 「気のせいじゃないですか、誰がこんな突撃ガサツ娘と」 「はッ、私だって利害が一致してなきゃこんなへたれ色情魔と組みたくないね」 「言ってくれるじゃねーか、恋愛成就率ゼロの恋符使いさんよ」 「なんだとこのヘタレ野郎、お前こそこれだけアプローチかけて誰にも相手にされて無いじゃないか」 またしても口論になりそうになった俺達だったが次の一言は完全に予想外だった。 「あら、そんなことないわよ」 「「はい?」」 「あなたが要らないならちょっと○○借りるわよ~」 「ふはははははァ!見たか魔理沙、俺の実力をッ! では行きましょうか、幽々子様」 「あら、様付けなんてしなくていいわ。○○の好きなように呼んでくれていいのよ」 「あ・・・」 「ん、どうかしたのか魔理沙?」 「ッ・・・別になんでもないぜ、じゃあな!」 そういうと魔理沙はいつもより素早く(当社比120%)帰っていった。 ハラでも減ったのかね、そんなんだから色気が出ないんだ。 「さて、邪魔者も帰った事だし行きましょうか幽々子様」 「邪魔者が居なくなった割りに寂しそうな顔をしてるわよ?」 ・・・・・・ 「気のせいですよ」 「本当に~?」 「えぇ、それよりも俺を呼び止めた用事はなんです?」 「あら、寂しい私を慰めてくれるんじゃなかったのかしら」 「ありゃ、いいんですか。幽々子様がお望みとあらば朝までお付き合いしますよ」 「それは楽しみね、妖夢ったらあれで聞こえて無いつもりらしいから・・・ね」 「成る程、それは拷問ですねぇ」 「とりあえずはご飯食べに行きましょう、ご飯。」 「白玉楼のご飯は絶品ですが・・・俺食べたら死んだりしませんか?」 「あら、最近はちゃんと考えて食材選んでるから大丈夫よ」 今晩は楽しみだぜ、俺もご無沙汰だったしなぁ。 しかし魔理沙のヤツ最後に何を言いかけたんだろう? --------------------------- 「くそっ、なんで私が苛々しなきゃいけないんだ・・・ 別にアイツが上手くいったっていいじゃないか、最初からそういう目的で 手を結んでたわけだし。しかし幽々子もなんであんなヤツの事なんか・・・ 絶対に感性がおかしいぜ。しかしなんで私が上手くいかなかったんだ。 でも上手くいってたらアイツはどんなふうに思うんだろう?」 「ッ・・・馬鹿馬鹿しい!さっさと温泉入って寝て忘れよう」 「いいえ、その悩みはあなたが自分で白黒つけるべき葛藤です」 「なッ!?」 ---------------------------- 夜と朝の境界 ---------------------------- むぅ、朝か・・・・・・朝日が少し黄色いぜ、異変か? 「がんばっちゃったせいでしょ」 「ゆゆ様が魅力的だったからですよ」 「あなたもなかなか良かったわ、本気になっちゃおうかしら」 「お互いの為にやめておいたほうがいいでしょうな」 「あら、怒らないのね」 「ゆゆ様は待っているのでしょう、気長な事だ」 「あらら、紫かしら」 「正確には藍さんに」 「知っていて尚・・・ね、○○は何故そこまでしてくれるのかしら」 「それはもちろんゆゆ様が美しいk」 「・・・・・・」 やれやれだ。 「誰にも話してないはずですが?」 「女の勘、かしら」 「本当は?」 「紫に聞いたら教えてくれたわ」 「女の勘って凄いですね・・・」 「それで?」 「・・・・・・自己満足ですよ。自分には無かったものを 人に与える事で 得ようとしてるだけです。それがなんなのかを知らないのに。」 「だから鈍感なのね」 「いや、一応向こうでは研究と実践を重ねた結果9割以上の女性の 心理と傾向を把握して動けてましたよ?」 「その1割が大事なのよ、魔理沙を泣かせてたじゃない」 身に覚えが無い・・・ハズだ、覚えが無いハズなんだが・・・ 「なんのことかサッパリ分かりませんな」 「うふふ、やっぱり貴方達似てるわ」 「あんなガサツで自分から弾につっこむようなドジっ娘と一緒にしないで頂きたい」 「あら、自分の為の愛を知らない癖に他人に愛を振りまくあたりそっくりよ」 「そうですか、仮に俺とアイツが同類だとして何だと言うんです?」 目を逸らしてる。何から逸らしてるのかも自覚しないようにしてる。 「うふふ、その悩みは○○が自分で答えを見つけるべき葛藤よ」 「分かりかねます」 「あら、拗ねないでよ。」 だけどまぁ、これだけ本当の事を他人から言われちゃったんだしいい機会だ。 「拗ねてません、そこまで言うなら今度の宴会までに答えを見つけておきますよ」 目を逸らし続けてるという事はソレが何なのか理解してるって事だ。 「がんばってね、応援しちゃうから」 次の宴会までに覚悟を決めればいい、その時向き合おう。 「しかしまぁ、自分が悩むハメになるとは思いませんでしたよ」 「いい経験よ~・・・だけど」 「だけど、なんです?」 「偶に癒しに来てね」 「構いませんけど、いいんですか?」 「いいんじゃないかしら、その程度で揺らぐ愛じゃないから」 「あー、朝からご馳走様です」 オマケ 「そろそろ起こしに行っても大丈夫かな」 「うーん、しかしアレだな」 「どうしたの●●」 「幽々子様達の・・・その、アレが聞こえたって事は」 「言わないで、今凄く自己嫌悪に陥ってるから。」 「俺か妖夢の部屋離れかどこかに移してもらおうか・・・」 -------------------------- キング○リムゾン! -------------------------- 白玉楼で幽々子様としっぽりしてから数ヶ月。 俺は今地獄に居た。(比喩的な意味で無く) 何故こんな所にいるかと言うと話は遡って前回の宴会の時。 何時も通りに宴会に馳せ参じると今まで見たこと無いくらい狼狽した魔理沙に遭遇した。 丁度いい、ここでキッパリと言わねばならぬ事がある。 「その・・・○○・・・わたしは・・・」 「おっと魔理沙、その先を聞くわけにはいかないな」 俺の返しが予想外だったのか、それとも何か勘違いしたのか泣きそうな顔をしたのでデコピンをお見舞いしてやった 「痛っ」 「俺は俺を否定できない、俺は俺の決めた道を最速で突っ走る。 そしてその為には魔理沙、『今』その先を聞くわけにはいかない。 その前に成さねばならん事がある」 「なんだか分からないけどその「成さねばならん事」って何なんだ?」 「俺は愛の伝道師だ、やっかみの他称だろうと自称だろうとそう在ると決めた。 故に女性に愛をもたらすのが宿命だ。細かい所は違うだろうがお前もそうだろう?」 「まぁ、分からなくも無いぜ・・・だけど、それと何の関係があるんだ?」 「俺は一人しか居ないからな、一人ずつしか幸せにできん。故に俺は幽々子様の笑顔を取り戻す為に××を迎えに行ってくる」 「誰だそりゃ?というかどこに居るのか分かってるのか?」 「幽々子様の恋人、今地獄で罪を償ってる」 「なっ・・・何言ってるんだ○○!それってお前が死んじゃうって事じゃないか!」 「誰が死ぬか、閻魔様に頼み込んで罪の償いを手伝わせてもらうだけだ」 「嫌だそんなの!結局○○が地獄の苦しみを味わう事になるのは変わらないじゃないか! ○○、私はッ」 そっと指先で魔理沙の唇に触れる、思ったよりも柔らかくてこれからの事を 思うと魔理沙の言うとおり逃げたくなるが、それは許されない。 俺が俺を許すわけにいかない。 「その先は聞けないと言っただろ? 何、帰ってきたらちゃんと聞いてやるし 俺から10倍返しで言いたいこともしてやりたい事もある。 ・・・なーんて言うと死亡フラグだなwww」 「○○!ふざけてる場合じゃないぜ!」 「大真面目さ、じゃあまた『後』でな」 その後、宴会に来ていた閻魔様(これがまた可愛かったが隣の大男と眼があって諦めた)に 何とか頼み込んで××の贖罪を手伝う許可をもらって地獄へ降りた。 「そして今に至る、と」 「○○さん、また独り言ですか?」 「日記に代わりさ、△△。何も無い所だが記憶と心はあるからな 俺達が顕界なり冥界なりに戻るまでの暇潰しだ。」 割と気楽に会話してるように見えるが霊峰富士の如く積み上がった昔の罪人達に関する 罪状等をひたすら整理しながらである。俺が地獄に来た時は衆合地獄の責め苦を××が 耐え切った所で、ぶっちゃけもう終わりかけてるんじゃないのか?とも思ったが 転生やら何やらにはまだ徳が足りないらしく、生身の人間も一緒にできる贖罪の一環として この書庫の整理を言い渡されたのだった。 「○○さん、大叫喚地獄に関する資料ってどこに置くんでしたっけ?」 「0869-ろ-5429の列にその年代のヤツがあったぜ」 「了解、行ってきますー」 -------------- 本人達の感覚で数十年くらい -------------- そんなこんなで働いてる時間が分からなくなった頃、宴会で会った素敵な閻魔様が現れた。 「△△、あなたの転生の日取りが決まりました」 「お言葉ですが映姫様、僕は彼女と同j」 「分かっています、この場合の転生は種族変えという意味です。 ちゃんと西行寺幽々子と同じ亡霊として白玉楼に住めるよう手配してあります」 「ありがとうございますッ!」 おー、よかったよかった。来た甲斐があったってもんだ、多分。 「さて、○○。あなたは何故ここに居るのかまだ覚えていますか?」 「西行寺幽々子の笑顔を取り戻す為、自分自身に嘘をつかないため。 そして何よりも己の道理を通した上で伝えたい思いがあるから『だぜ』」 「驚いた・・・よく覚えているものです、この書庫での時間は数十年にも感じたのではないのですか?」 「だからこそ俺は俺の思いと待たせている女の為だけに生きていたのさ」 「馬鹿も突き抜ければそれはそれで一つの道理なのかもしれませんね。 あなたにできる善行はそこのドアを開けてさっさと顕界に戻る事です」 「△△はいつ出れるんです?」 「もう冥界に行きましたよ」 早ッ!?挨拶無し!?と、思いきや目の前に置手紙で簡潔に別れと謝辞が書いてあった。 まぁ仕事中に何度も怒られたし謝られたし感謝されたからいいか。 「じゃあ娑婆に帰らせてもらいますね」 「その用法は・・・まぁ人間達の間では正しいので良しとしましょう」 「じゃあ映姫様、お世話になりました」 「彼女とお幸せに、○○」 ----------------- 地獄門の裏(顕界的な意味で) ----------------- 「おぉ、さすが顕界。空気が旨くて朝日が眩しいぜ」 「ここはキノコだらけで空気が悪いし今は昼過ぎだぜ」 振り返ればそこに懐かしい白黒の姿 「森の中で魔法使いに会うと攫われて食われるんだったか?」 「あぁ、攫って食ってやる。どれだけ待ったと思ってるんだ?」 「んー、10年くらいっ」 「残念、3ヶ月だ。」 この空気が好きだった 「外れか、罰ゲームは何かあるのかな?」 「相棒、空気を読もうぜ」 一緒に居ると何でもできそうな気がした 「了解、じゃあ言うぜ・・・俺は霧雨魔理沙の事g「私は○○の事が好きだ!」・・・」 「ズルいぜ相棒」 「罰ゲームってやつだぜ相棒」 そして何よりも 「おい魔理沙」 「何だよ○○」 「愛してるぜ」 「言うのが遅いんだよ、馬鹿」 俺は普通の魔法使い霧雨 魔理沙の事を大好きらしい。 おまけと言う名の蛇足① 「そう言えば何で私だけ最後まで告白されなかったんだ?」 「なんかお前の事見た時、可愛い女の子じゃなくて同類として認識しちゃったんだよね」 「なんだそりゃ?」 「同じにおいがする、とかコイツとは仲良くなれそうだとか、すけこまち・・・じゃなくてスケコマシだとか。」 「ひどいぜ○○」 「お前も似たような感想だったんじゃないか?」 「禁則事項です☆」 「・・・・・・霖之助さんから何を奪った?」 「面白そうな漫画があったからパk・・・インスパイアしたんだぜ」 「悪い子にはおしおきだべー」 「いやーおそわれるー」 「あんたら神社でサカるなッ!」 蛇足② 「ただいま戻りました幽々子様」 「おかえりなさい△△」 「なんかごく普通に見えるけどアレでいいんですか妖夢さん、こう長い間離れてたんだから もっと色々「あいたかったわっ」とか言って熱烈なハグとかしないんですかね?」 「知りませんよ、△△さん自体私は知りませんし。」 「妖夢ー、●●ちゃん~。紹介するわ、私の旦那の△△よ」 「「結婚済み!?」」 「言ってなかったんですか幽々子様?」 「えぇ、聞かれなかったもの」 「とりあえず・・・その、旦那様って呼ばせていただきますけど 旦那様のお部屋は俺と同じように離れでよろしいのでしょうか」 「要らないわ」 「幽々子様?」 「ご飯もしばらく要らないから」 「「幽々子様!?」」 「それと、迎えに行くまで母屋に近寄っちゃ嫌よ?」 「あはは、挨拶はまた今度しっかりとさせてもらうね」 「△△さん引きずられて行っちゃいましたね」 「妖夢、しばらく離れのほうで一緒に寝ようか」 「●●さん!?」 「もちろん従者的な意味で、邪魔できないでしょ?」 「・・・そうですね」 蛇足③ あやややや:そう言えば○○さんが目を逸らしていたものって何だったんですか? ○○:そりゃ愛する女さ あやややや:なんで目を逸らしてたんです? ○○:誰かをマジに好きになった事がなかったからこっ恥ずかしかったんだよ。 あやややや:えー、初対面の私の肩に手を回していきなり口説いて来た貴方にそんな感情が? 魔理沙:ほほう、それは初耳だな あやややや:じゃあ私はこれで失礼しますねっ ○○:裏切ったなブンヤ!OK落ち着けまいふぇあれでぃ、昔の事だし文には彼氏が居るし今の俺達には関係ない 魔理沙:それこそ私には関係ないぜ、嫉妬の心も恋心!恋符「マスタースパーク」! ○○:ッアー!? 色々と終われ ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ357 此処は紅魔館、俺は吸血鬼もどきの執事である 最近嬉しかった事は腐敗が止まった事だ まぁそんな事はどうでもいい、俺はいま廊下の掃除をしている、窓開けて館を換気しているのだ 「曇りじゃ無いと死んじまうぜ」 なんたって一応吸血鬼、日光は大敵だ 長い廊下の先、もそもそと何か動いてやがる 「・・・白黒か」 どっからどう見ても忍び込んだ霧雨魔理沙だ 「何してるんだ魔理沙君?」 「うひゃぁぁ!?・・・なんだ○○か」 「また勝手に侵入してきたのか、借りた本は返せよ?」 「解ってるって、借りるって事は返すって事だろ?返す気が無いなら借りるなんて言わないぜ」 「そういうことは一度でも返してから言いなさい」 「はっはっは」 まぁ言って聞くなら苦労しないけどな 「パチュリー様ならレミリア様と一緒にお茶を飲んでる、お前もご一緒すれば?」 「あー・・・○○の休憩はまだなのか?」 「休憩?俺の?基本的に各自自由でいつでもいいんだけどな」 「ふーん・・・じゃあさ・・・お茶にしないか?」 「いや、だからパチュリー様が」 「そうじゃなくて・・・私と、お前で、レミリアが居ちゃ一緒にお茶もできないだろ?」 「あ、ああ・・・じゃあ何処か部屋にいくか」 「と言うわけで救護室にお邪魔する」 とりあえず行き場の無い俺達はティーセットのあるメイドの憩い場、救護室にお邪魔する事になった 「○○さんと魔理沙さん・・・珍しい組み合わせですね」 「すいません、何かお邪魔しちゃったみたいで」 救護室では数人の妖精メイドが雑談していた 「いいんですよ~どうせ井戸端会議だしwwそれにここはみんなの憩いの場ですから~誰が使っても構いませんよ」 救護メイド、通称救ちゃん、この救護室は彼女の根城だ 常にうろうろしている他のメイドと違いこの部屋に常に居る、保険のせんせーみたいなもんらしい 「じゃあ魔理沙さんとごゆっくり~・・・後でkwsk教えてくださいね」 なんて親指たてて退室しやがった、いまだに何を言ってるのか解らないときがある 「あー・・・じゃあ茶でも飲むか」 「あ、ああ・・・その・・・これ、よかったら・・・食べてくれるとありがたいぜ」 懐から出した小さな紙袋? 恐る恐る(失礼)開けてみる・・・おお、クッキィだ、星型だし、スターダストレヴァリエッ! 「い、いびつで悪かったな・・・始めてなんだから大目にみてくれ」 甘い香り、シナモン? とりあえずミントティーを入れる ミントティーに柔らかな午後の光と~ なんてやったら死ぬけどな、日光だめ 「へぇ・・・初めてにしては上手に作ったな・・・うむ、味も美味い・・・うーむ、乙女ティックが止まらない」 「そ、そうか、口にあったか・・・よかった」 何だかな、間が持たない、白黒がいつもと違うのでやりにくい そういえば何だかいい香りがして・・・コロンか?魔理沙が香水?・・・しかしこれは 「なぁ魔理沙・・・今日はその・・・なんで俺と?」 しょうがないので直球で、内閣低めのストレート(嘘 「た、ただ何となくだぜ!別に深い意味は・・・その・・・」 調子狂うなぁ、何だか今日は魔理沙が女の子してて・・・なんだか 救護室のテーブルはあまり広くない、だからか、魔理沙が凄く近い、魔理沙の香りも、息遣いさえも、わかるほど 身を乗り出せばキスだってできそうなぐらい、近い、いかんいかん、意識してしまう 「なぁ○○・・・」 寄るな、意識して、しまうだろ 「私はさ」 勝手に一人で突っ走って、思春期の少年か俺は、頼むから加速する脳内妄想よ、止まってくれ 「○○?大丈夫か?」 「あ、ああだいじょうb」 確認しておこう、俺は俯いてた、魔理沙は俺を心配して「身を乗り出して」はなしかけた そして俺は顔を上げた 唇が触れ合ってしまった、正確に言えば掠った程度だろう、だがそれでも十分だったこんなに近い所に顔があるそれだけで 「~~~~」 魔理沙は驚いて、真っ赤になって飛びのいた、俺は驚いてのけぞった 「ま、魔理沙・・・その・・・大丈夫か?」 今度は魔理沙が俯いている、真っ赤になって やっぱり、いや一段と気まずい、これはこれは、この空気に耐えられないよ 「あ、あれは・・・その・・・かうんとしないぜ」 「カウント?なにが?」 「だから・・・その・・・キスに」 あ、やばい、これは凄い威力だ、ぐらっときた 「じゃあ魔理沙、これはカウントしてくれるか?」 ちょっと肩を引っ張って、体制の崩れた魔理沙を抱きとめた 「○、○○!?○○!?冗談は―」 互いに硬直、魔理沙は魔理沙で目を瞑ってなんか待ってるし、でも俺はやっぱりチキンで吸血鬼もどきで もう何時間経っただろうか、いや実際まだ一分経ってないんじゃない? これはオッケーって事なんですよね?しますよ?いいですか? 「・・・・・・」 よし、する、するからちょっと待って・・・よし、いくぞう・・・ 「ああもうじれったい!キスするならさっさとぶちゅーっとやっちゃいなさいよ!!」 「きゅ、救ちゃん!?だめだって!もうちょっとだったかもしれないじゃん!」 「えーだってあの鶏肉野郎があんまりへたれてるもんだからしょうがないじゃん」 勢いよくドアが開いたと思ったら救ちゃん+妖精メイド三人計四人が 状況から察するにドアに聞き耳を立ててたんでしょう、ああもう、このこったら 「ななな、なんでお前ら別の部屋に行ったんじゃなかったのかよ!!?」 「あわわわわわ」 俺も魔理沙も混乱、魔理沙は驚きのあまり壊れた 「こんなwktkするギャルゲーみたいなイベントを!この救ちゃんが!見逃すとでも思ってるんですかっ!!」 何か偉そうに言ってるけどただの盗聴だよ、せっかくいい空気が、見事にぶち壊しだよ 「大体ですね!あの体制まで持っていったのになぜ!ってああ!?」 残りの三人が救ちゃんを引き摺っていきました、何か断末魔が聞こえたのは気のせい 「は、ははは・・・魔理沙?」 「あ、ああ、だいじょうぶだぜ・・・はははは」 何となく調子が戻った気がする さっきのは惜しかったけど・・・まぁ気にしない 「○○・・・さっきの続き・・・する?」 「ま、魔理沙・・・そ、そうだな・・・」 「ぷっ、はっははは!なに緊張してるんだよ!○○の癖に」 「う、五月蝿いな!緊張するに決まってんだろ!」 「・・・ねぇ○○、何で緊張してるか教えてよ」 「・・・・・・好きな女のキスしそうな状況だから、だよ」 「あっ・・・ばか、いきなり告白かよ、ずるいぜ」 「はっ、お前も真っ赤だ、緊張してるか?」 「あ、当たり前だ、好きな男とキスしそうな状況だから、な」 そのまま、ゆっくりと、唇を重ねた キスってのはいろんな事を、意味を孕んでる、気持ちを伝える行為だったり、性交における前菜として、挨拶だったり 何となく、俺は魔理沙を好きだって気持ちが伝わるように、そう思って 「ぷはっ・・・これは・・・カウントするのか?」 「も、もちろん・・・はじめてのカウントだぜ」 「魔理沙のはじめて、俺が貰ったわけか」 「ば、ばっか!なんか・・・恥ずかしい」 今日の魔理沙は乙女してる、いや正確に言えば、そういう娘なのか、なのだ 「茶が冷めちまったな、入れなおそう」 「あ、ああ・・・クッキィも、食べてくれよ?」 「もちろん、魔理沙の手作りクッキィはありがたくいただきます」 これから魔理沙の言うカウントができなくなるぐらい、キスできればいいな、なんて思ったのは秘密 これは蛇足だが後日メイドの間で魔理沙と俺の噂がすごく流れた、しかもいじられるのはやっぱり俺 ああ、救ちゃんめ、今に見てろ、何かしら仕返ししてやる・・・返り討ちにあいそうだけどな ~終~ ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/nikoreo/pages/26.html
14.霧雨魔理沙 「弾幕はパワーだZE☆」 ③スターダストレヴァリエ 威力2000 全体攻撃 ④マスタースパーク 威力3000 全体攻撃 ⑤泥棒 相手の手札を1枚泥棒していく 魔理沙は相手のカードを盗んでいきました ⑤ファイナルスパーク 威力4200 全体攻撃 魔理沙の攻撃はダイレクトしないかぎり、相手へのダメージは加算されない
https://w.atwiki.jp/moeshopdata/pages/52.html
1 【レシピ屋】アリサ 【食べ物屋】メニィ 2 【ギルド雑貨】カマロン 3 【クリエイター雑貨屋】ホルム 【秘伝の書屋】ロン 【銀行】ラリッサ 4 【フォレスター雑貨屋】ロアー 【武器屋】コンラッド 5 【ノアピース屋】パメラ 【魔法触媒屋】ノエル [レシピノート ゆで卵 ] [レシピノート アップルパイ ] [レシピノート カツ丼 ] [レシピノート クッキー ] [レシピノート クッキーミックス ] [レシピノート ケチャップパスタ ] [レシピノート シェル・レラン風ガレット ] [レシピノート ソース ] [レシピノート チーズ ] [レシピノート チーズパイ ] [レシピノート トマトソースパスタ ] [レシピノート パイ生地 ] [レシピノート パン生地 ] [レシピノート ブレッドミックス ] [レシピノート ローストスネークミート ] [レシピノート ローストドッグミート ] [レシピノート ローストベアーミート ] [レシピノート ローストラットミート ] [レシピノート 刺身の山かけ丼 ] [レシピノート 味噌汁 ] [レシピノート 揚げパン ] [レシピノート 生クリーム ] [レシピノート 目玉焼き ] [レシピノート 砂糖 ] [レシピノート 練りワサビ ] [レシピノート 肝吸い ] [レシピノート 麺 ] [レシピバインダー]
https://w.atwiki.jp/marisa-kirisame/pages/72.html
キャラの特徴 立ち回り基本事項 近距離 中距離 遠距離 警戒すべき技 有効な技 天候について 補足 掲示板書き込み抜粋 コメントフォーム キャラの特徴 安定の同キャラ戦。自分の持ちキャラ故その基本性能はよく知っているはず。 とはいえ、スキルの組み合わせで立ち回りは千差万別。相手の戦い方をよく観察しよう。 素早く、軽い打撃と重い打撃を持っている万能キャラ。 堅実に立ち回るか、ガンガン攻めて行くかはアナタ次第! 人により立ち回りが一変するため、対策を立て難かったり。 立ち回り 基本事項 スキルやスペルの組み合わせで理想的な距離は異なる。 自分のデッキに適した距離を見極めつつ、その間合いをいかに維持するかが鍵となる。 同キャラ戦だからと言って、気を張らずに行こう。 相手のいいところは取り入れるという気持ちを忘れずに! 近距離 相手の様子を見て慎重に打撃を重ねて行こう。 中距離 甘い射撃にはJAを狙って行く。 こちらも甘えた射撃を狙われていると言う事に気を付けて! 遠距離 お互いに接近したい距離。 射撃を盾に接近して行こう。 警戒すべき技 JA ローリスクハイリターンな発生の早いメイン打撃。甘えた射撃には刺されることを意識して! J6A 判定の強い空中打撃。グレイズ狩りや結界狩りに。 J8A 上に判定の強い打撃。下りJAに合わせられたり、逃げるところを捕まえられたり。 DA 姿勢が低く、発生の早い打撃技。微妙な位置で振られると辛い。 6C 早く、伸びる射撃。Cと相殺したり貫通したりする。 ミアズマスウィープ おなじみの無敵昇竜。 ウィッチレイライン 射撃を狩りにJAを擦りに行ってCHすることも多々。 有効な技 JA お互いに持っている牙。擦り合う事が多いはず。 J6A 相手の突っ込み等に合わせて使おう。 J8A 相手を追っかける時に。 DA 地上で微妙な隙があったらガンガン狙っていこう。 6C 相手の射撃の隙にガツっと刺さったりする。 ウィッチレイライン お互いがわかっているキャラだと、ここは射撃だ!と思って突っ込んでくる位置がある。そこに上手く仕込む事が出来ればかなり有利をとることが出来る。 天候について 花曇り レイライン・H6Aをグレイズしてしまうと霊力が溶ける。 台風 DCの判定が強く、着地を狙って振られる。 補足 3A をチキガでスカしてターン交代 DAと2Aでは2Aが勝つ 固めはチキガ安定 掲示板書き込み抜粋 636 名前:名も無き人型の「それ」[sage] 投稿日:2010/02/14(日) 08 05 49 ID I.6W2VFQ0 魔理沙 遠 お互いレーザー撃ったりデブリ撃ったり相殺しやすい 6Cだけ気にしていたらおk 中 JA差し込む戦い DCも レイライン→レイラインは絶対にしない 足が速いので一気に詰め寄られるかも 近 固め、被固めは同キャラだからある程度わかるはず 昇竜も読まれてるので振るのはほどほどに コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/synchronica/pages/63.html
注意 作成者の個人的な見解ですのであくまで参考程度に。 意見をいただいたり、自身での評価が変わった場合に内容は突然変更されます。 見やすさ模索中。 難易度振り分けの基準は、レーティング基準になります。 同一レベルでは FCのしやすさ、スコアの伸ばしやすさを基本に クリア難易度や譜面の特徴によって考慮しています。 曲別評価をまだ書ききっていないため半公開 +工事中 Lv15 D(逆詐称) Hear Me Out グリッサンドの判定修正により更に弱化。BPMも遅めで交互押しも回転以外難しくない。 C(弱) 紅蓮の弓矢 若干ズレ。ホールドとフリックの絡みが難しく、失点しやすい LET S GO HAPPY!! 速さと押しぬけに注意すればなんということはない。 千本桜 基礎の集合で、15入門として良譜面。リリース抜けとアウトロの片手拘束には気をつけること。 シュガーソングとビターステップ 地力譜面。千本桜と同じく基礎系。序盤の交互同時フリックと、序盤のリズムだけ注意 マーメイド グリッサンド緩和により。若干とりにくいリズムと、サビ後半の片手拘束がきついので気をつける。 B(中) Star!! 精度がとりにくく、一定ラインから伸ばすのに苦労する曲。間奏のギターソロがとりにくいのでリズムを覚えてしまうのが吉 仙酌絶唱のファンタジア メドレーということで譜面の繰り返しが少なく覚える要素が多いため苦労する。譜面自体はアウトロのリズム難地帯だけ厳しいので要練習 Heart Voice BPMが若干速めでゴリ押しがしにくく、イントロから苦労させられる曲。リリースも全部取ることが難しいため妥当15 Trancing Pulse ゴリ押し出来ない人は15強に感じるかもしれない。ある程度手順を考えないと腕がこんがらがるので譜面全体的に対策をすること。 From Noon Till Dawn 譜面のズレが多く、精度がとれない。ノーツ数も多いのでスコアを伸ばすのが難しめか。 天ノ弱 譜面が局所で難しいタイプで、BPM揺れも相まって精度がとてもとりにくい。グリッサンド緩和といえ厳しい人には厳しいかもしれない。 そつおめしき イントロ、アウトロが難しいが、コンボを繋ぐことはそこまででもないと判断しこの位置。ただ、BPMも早く画面を広く使うため15強寄り。 A(強) エンジェルドリーム 譜面が速く、ノーツの配置が広めで、同時押しも多い上に忙しいため、接続難。リリースも難しい。 チルドレンレコード 譜面ズレが酷い。目に頼って精度をあげてもラストの<>グリッサンドが光らない、抜けやすい。スコアを伸ばすときは、回数と、お祈り。 キミノヨゾラ哨戒班 インベーダーインベーダー AA(詐称) Light Around MOVE ME ZERO Lv16 TITLE NOTE D(逆詐称) カガリビト(Synchronica Ver.) C(弱) La Saison Grandfather s Clock Last Call Synchronicity ビバハピ B(中) Luminous Flight 宇宙SAMURAI 冬竜 ~Toryu~ GRIP A(強) Bad Apple!! feat. nomico サクラ・シークレット ケロ⑨destiny 最終鬼畜妹フランドール・S カノン(シンクロニカ Remix) Iroha of Beats Real-Eyes ドキドキ胸きゅん おまつりタイム AA(詐称) A Night On The Town feat. Sofia Rubina ロストワンの号哭 Lv17 TITLE NOTE D(逆詐称) 脳漿炸裂ガール C(弱) 魔理沙は大変なものを盗んでいきました 六兆年と一夜物語 B(中) conflict WHAT S MY NAME? A(強) ギガンティックO.T.N New World It s a 10 Bats feat. Rizna -LEGNE- 仇なす剣 光の旋律 朱の旋律 AA(詐称) 夜明けまであと3秒 Lv18 TITLE NOTE D(逆詐称) Surf Zapping C(弱) starship.6 Snow Light Garakuta Doll Play B(中) みんなのうた Kick-ass Kung-fu Carnival (replay2014) ナイト・オブ・ナイツ Got more raves? A(強) きたさいたま2000 さいたま2000 AA(詐称) God Ray FLOWER
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/137.html
霧雨魔理沙 Marisa Kirisame 初登場作品 東方紅魔郷(東方封魔録) 種族 人間 性別 女性 一人称 私 特殊能力 魔法を使う程度の能力 「動くと撃つ!間違えた。撃つと動くだ。今すぐ動く。」 概要 魔法の森に住まう魔法使いの少女。博麗霊夢に並ぶ東方projectの主人公。 アリス・マーガトロイド等の種族魔法使いとは違い、魔法を使うだけの普通の人間である。 魔法の森にて「霧雨魔法店」という店を開業しているが留守にしていることが多く、あまり商売はしていない模様。 元々は人里の大手古道具屋の一人娘だったが絶縁状態。 以前そこで見習いとして働いていた森近霖之助とは物心つく前からの仲であり、現在も交流が続いている。 魔理沙の蒐集癖はどうやら霖之助の影響を受けて始めたものらしい。 博麗の巫女である博麗霊夢とは親友。 とはいえ異変が起きた際に共闘したことはなく、専ら彼女に対抗して先に解決に赴くことが多い。 外見 片側だけおさげにして前に垂らした金髪が特徴。 リボン付きの魔法使い帽子にエプロン付きの黒い服とスカートを身に纏い、箒を携えているという魔法使いらしい装い。 性格 手癖が悪く負けず嫌いでひねくれ者だが、根は努力家で真面目。 天才肌で努力を嫌う霊夢とは対照的に自らの実力を伸ばす為の鍛錬や研究を怠らない。 一見無鉄砲に見えるが、破天荒な人物が多い幻想郷の少女達の中では比較的まともな感性を持っている(比較的だが…)。 語尾に「〜だぜ」「〜か?」等を付ける男口調で喋るが、性格自体は男勝りという訳でもない。 能力 魔法を使う程度の能力 絶大な破壊力を持つ光と熱に関する魔法を好んで使う。 攻撃力と言う面に関しては弱点が少なく、どんな人間にも妖怪にもほぼ同等に効果があるので、スペルカードシステムが出来てからはその派手な魔法を遺憾なく発揮して妖怪退治をしているらしい。 魔理沙の魔法は派手で見栄えが良いが、裏で地道な努力を重ねた結果の賜物である。 その他にも温泉脈を召喚する魔法や一瞬で服を着替える魔法を使ったりしている。 +本ロワにおけるネタバレ 本ロワにおける動向 初登場話 031:魔女と百騎兵 死亡話 :[] 登場話数 4話 登場時期 神霊廟以降 スタンス 対主催(主催撃破) 詳細 初登場は第31話「魔女と百騎兵」。開始地点は奇しくも自分の家であった。 殺し合いと言う悪趣味な催しに彼女が乗るはずも無く、当然の如く対主催の方針を固める。 その後魔理沙は支給品であるスタンドDISCを使用し、スタンド「ハーヴェスト」を発現。 最初は驚いていた魔理沙もハーヴェストの有用性に気付き、物資の収穫、自身の運搬等で大いに活用した。 第39話「最低のファースト・コンタクト」にてハーヴェストの偵察兵によってアリスの家に参加者がいることを知る。 早速アリスの家へと赴き、中へと突入したのだが…彼女が目にしたのはあろうことか「箒」を使って自らを慰めている空条徐倫の姿。 徐倫が使っている箒を自分の箒だと勘違いした魔理沙は衝撃の余り絶叫しながら彼女を攻撃。 突然の来訪者に驚いた徐倫が放った攻撃とクロスカウンターの形となり、二人仲良く気絶した。 念写によって魔理沙達の存在を認識した危険人物・姫海棠はたてがアリスの家まで赴いていることに気付かぬまま… 第59話「インタビュー・ウィズ・プリズナー」では一騒動起こった後に先に目覚めていた徐倫に起こされる。 最初は困惑していたが何とか落ち着くことが出来たようで、彼女との情報交換の末に対主催同士として同行することに。 最後まで箒の誤解は解けなかった。 第80話「嵐の中で輝いて」では森を歩きながら徐倫と考察していく姿が見られた。 参加者達は皆、バラバラの時間軸から連れてこられたのではないか。主催者は『世界』を行き来し、『時間』をも操る能力の持ち主ではないか、と。 お互いに冗談を混じらせながらも考察と親睦を深めていく中、魔理沙のハーヴェストが敵の存在を捉えた。柱の男が一人、強敵ワムウである。 その凄まじい気迫と殺気からすぐさま危険人物と断定した二人は戦闘態勢に移る。 近距離から攻めるパワータイプの徐倫に、遠距離からフォローする魔理沙。二人の連携は的確だったにも関わらず、敵を押し通すことは出来ない。 終盤、ワムウの大技「神砂嵐」が二人に大ダメージを与える。倒れる魔理沙だったが、瀕死のまま闘い続ける徐倫に触発。闘志を燃やす。 敵の隙を見て奪った支給品を使い、辛くも勝利するもワムウには逃げられてしまう。 ボロボロの二人はそのまま仰向けに倒れこみ、星空を仰ぎながら互いの健闘を讃え合う。ここにひとつの女の友情が生まれたのだった。