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過去 から の 刺客(後編) ◆7pf62HiyTE 一方、そのシャーリーの動きは虚ろであり、真面目な話何処に向かっているのかもわかっていない状態であった。ヴィヴィオの声も届いてはいない。 彼女の頭の中では、ルルーシュ=ゼロをどうすべきかどうかの答えを未だに出せないでいた。それ以前の話だが未だにルルーシュをゼロだと認められないでいた。ゼロは天道では無かったのか? そもそもの話、シャーリーが天道をゼロだと思ったのは天道がゼロの仮面を持っていたからに過ぎない。ちなみに天道はゼロである事を否定していたがシャーリーはそれを全く信じなかった。 だが、その理屈で言えばゼロの衣装を身に纏っているルルーシュがゼロという事になる。シャーリーにとってあまりにも都合の良い話ではあるが、シャーリーとしてはルルーシュに自分がゼロだという事を否定して欲しかった…… しかし、ルルーシュは自分がゼロだという事を肯定した。それも仮面が無い以外はゼロそのものといえる遜色の無い言動を取った上で……ゼロを知る者が見れば誰が見てもルルーシュがゼロなのは明白だ。 それでもシャーリーは否定したかった……一番大好きな人を一番大嫌いな人だと、一番大嫌いな人を一番大好きな人だという事を……だが、 『偶然巻き込まれたとはいえ、君のお父上――ジョセフ・フェネット氏の命を奪ったゼロだよ』 『君には殺せない。私はルルーシュ・ランペルージなのだからな』 『それでも私を殺すというのなら、その時は相手になってやろう。全てが終わったその時に』 ルルーシュは自分がシャーリーの父を殺したゼロだと認め、更にシャーリーの知るルルーシュである事も認めた。そして同時に自分を殺す時は相手になると言ったのだ。 一番大嫌いなゼロを殺す―――一番大好きなルルーシュを殺す? 一番大好きなルルーシュを殺さない―――一番大嫌いなゼロを殺さない? 答えなど簡単に出せるわけが無いだろう? 故にシャーリーは彷徨っていた。 唐突ではあるが、ここである少女の話をしよう。 その少女はある少年に好意を寄せていた。その少年は一見クールではあるが目と足の不自由な妹を何よりも大事にしていた。 そんなある時、仮面の男によって少女の父親が殺された。少女は仮面の男を憎んだ……そして運良く仮面の男の銃を手にし彼を撃つ機会を得た。だが、そこで少女は仮面の男が好意を寄せる少年である事を知ってしまった。 その時その場にはもう1人仮面の男の正体を知った女性がいた。少女は少年を守るため、その銃でその女性を撃った。 その一件とある男の策略により少女の精神はボロボロとなっていく、そんな少女を救う為……少年は自分に関する記憶を消した……。 話はこれで終わりではない。それから約一年後、ある理由により少女と少年の関係はほぼ元通りに戻っていた。それこそ少女が少年の正体を知る前の頃に戻った様に…… 違う事は少年の家族が妹ではなく弟になっていた事、そして少年の妹が自分達から遠い世界にいるお姫様になっていた事だろう。 だが、その瞬間は突然訪れる。ある時、少女は真実を知る……いや、全ての記憶を取り戻したのだ。仮面の男の正体が少年であり、少女が少年を守るために女性を撃ち、お姫様が少年の妹である事等を……。 真実を知った少女は何が正しいのかわからなかった……そんな中で少女は高い所から落下しそうになる……だが、少年と彼の親友が少女を助けたのだ。 そのやり取りの中で少女は少年がたった1人である事を知った……そして、少女は少年を守り、少年の幸せを取り戻す為銃を手に取った…… 結末だけを言えばその直後少女は死を迎える事になる。しかし、最期まで少女は少年の正体を明かさなかったし、最期の瞬間には少年と話す事が出来た。きっと、その瞬間少女は幸せだったのだろう。 だが……この少女とシャーリーを同列に論じる事は出来ない。その少女とシャーリーの状況が異なっているから当然であろう。シャーリーがどういう選択を取るのかは誰にもわからない。 果たして、少女は手元にある銃を誰に対して、そして何の為に向けるのであろうか――― 【1日目 昼】 【現在地 G-7】 【シャーリー・フェネット@コードギアス 反目のスバル】 【状態】健康、深い悲しみと激しい混乱、ヴィヴィオを背負っている 【装備】浴衣、クラールヴィント@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ゼロの銃(10/10)@コードギアス 反目のスバル 【道具】支給品一式、デュエルアカデミア売店の鍵@リリカル遊戯王GX、ジェットエッジ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【思考】 基本:みんなと一緒に帰りたい。 1.ルルを―― 2.ルルやスバルや六課の人(中でもヴィヴィオの為に優先的にフェイト)を探す。 3.もう1人いるなのはを探し、ヴィヴィオのママかどうかを確かめる。 4.ヴィヴィオを守る。 【備考】 ※六課がブリタニア軍の特殊部隊で、スバルはその一員だと考えています。ザフィーラを大型犬だと思っています。 ※プレシアはブリタニアの偉い人で、この殺し合いを開いたのは六課や日本人及びその関係者を抹殺する為だと考えています。 ※ヴィヴィオの境遇を自分と重ねています。 ※ここには同姓同名の別人がいると思っており、放送で呼ばれたなのはが別人の可能性があると考えています。 ※デュエルアカデミアを決闘の学校で物騒な所だと思っています。 ※ザフィーラが殺し合いに乗っているかもしれないと思っています。 ※駅を調べ終えました。 ガソリンスタンド、ホテル、映画館、デュエルアカデミア、病院をどのような道のりで調べるかは、まだ考えていません。 ※ルルーシュ=ゼロだと気付きました。 ※ルルーシュを殺すか許すかは、後続の書き手の方にお任せします。 ※シャーリーがどこに向かっているかは次の書き手にお任せします。 ※クラールヴィントは浅倉を警戒しています。 【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】疲労(大)、シャーリーへの心配、悲しみ、決意、浅倉に対する複雑な感情、シャーリーに背負われている 【装備】ヴィヴィオのぬいぐるみ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、レークイヴェムゼンゼ@なのは×終わクロ 【道具】支給品一式 【思考】 基本:フェイトママや六課の皆と一緒に脱出する。 1.お姉さんを助けたい。 2.ヴィヴィオがんばる! 3.天道お兄さんを助けたい、浅倉お兄さんともお話したい。 4.フェイトママを探す。 5.ザフィーラ、どこに行ったんだろう? 【備考】 ※浅倉の事は、襲い掛かって来た矢車(名前は知らない)から自分を救ってくれたヒーローだと思っています。 ※浅倉をまだ信頼しており、殴りかかったのは何か理由があるのだと思っています。矢車とエネル(名前は知らない)を危険視しています。 ※キングのことは天道を助けてくれるいい人だと思っています。 ※この場にもう1人なのはがいる事に気付いていません。 ★ ★ ★ ★ ★ スバルはデュエルアカデミアの近くを走っていた。先程、デュエルアカデミアに来たらしい少女を捜すために……。 スバルは丁度その時、デュエルアカデミアの中を調べていた。そして自分の調査範囲を調べ終えて上の方を調べている泉こなたか早乙女レイの手伝いをするか、下で見張りとして1人待たせているルルーシュの所に戻るかを考えていた。 そして少女の声が下から響いたためルルーシュの方へと戻ったのだ。事情はわからないものの、その時少女がここを訪れたもののルルーシュと何かあったらしくそのまま去っていったらしいという事は把握出来た。 もっとも……ルルーシュに何があったのかを聞こうとしてもルルーシュは詳しい事を話してくれなかったが。 どちらにしても、放っておくわけにはいかないため。スバルは外へ出てその少女を捜しに出たのである。 さて、スバルが下に降りた時点で既に来訪者が去った後だったし、前述の通りルルーシュが詳しい事を何も話さなかったため誰が訪れルルーシュと何があったのかはわからない。 しかし、彼はその時悲しそうな顔をして独り言の様な事を言っていた。たったそれだけだったが、スバルにも誰が訪れ何が起こったのかをある程度推測出来た。 結論から言えば訪れた人物はルルーシュにとって親しい人物だ。親しくない人物だったら、この状況において何があったのかを自分達に話さない理由は無い。 また、悲しそうな顔をして何かを言っていた事から、その少女に対して何か……少なくても良くはない事があったのだろう。これもルルーシュと全く関係ない人物ならばやはり悲しそうな顔をする理由は全く無い。 そして、ルルーシュの関係者でそれに該当する人物は1人だけ……シャーリートという事になる。 つまり、デュエルアカデミアにシャーリーが来たもののその時ルルーシュと何かがあってシャーリーは去っていったという事だ。少なくとも戦いの音はしなかったから戦闘にはなってはいないだろうが……。 とはいえ、何かがあったのはわかっても何が起こったのかはわからない。スバルの知る限りシャーリーはルルーシュと同じ学校に通う普通の学生としか聞いていないからだ。 真面目な話、ルルーシュから詳しく追求すればわかるだろうが、スバルはどうしてもその事について踏み込む気にはなれなかった。 あの時見たルルーシュの悲しげな表情を見て聞く事など出来なかった……いや、正確に言えば『ここにいるスバル』がその事を聞いてはいけないと思っていた。 『ルルーシュの世界にいるスバル』ならば悲しみに暮れるルルーシュの支えになり、助ける事が出来るだろう。しかし、『ここにいるスバル』にはそれは出来ない。 幾らルルーシュが自分の事をルルーシュの世界にいる自分と変わらないと言っても、外見・性格・能力等々が全て変わらないとしても別人でしかないのだ。代わりになんてなれるわけがない。 それでも、ルルーシュの為にも、ルルーシュの世界にいるであろう自分の為にも、今の自分が出来る限りはルルーシュを助けなければと思っていた。 ルルーシュの事情には踏み込む事は出来ない……だが、だからといって去っていったシャーリーらしき少女を放っておいて良い事にはならない。何とか彼女を保護しなければならないと考え、スバルは外を捜していた。 ただ、シャーリーだった場合はまたシャーリーを傷付けてしまいかねないと考えていた。 シャーリーから見た場合、今現在生き残っている知り合いはルルーシュとスバルだけ、だがここのスバルはシャーリーの知るスバルとは別人だ。出会えばすぐにその事はわかる、それを知ればシャーリーが落胆してしまうのは言うまでもない。 とはいえ、何の力のない一般人のシャーリーを放置出来るわけもない……その事が気にかかるもののスバルはシャーリーを捜していた。 結論から言えば彼女を見付ける事は出来なかった。既にデュエルアカデミアから遠く離れてしまったのだろう。 もう少し範囲を広げて時間を掛ければ追いつけるかもしれない。しかし、デュエルアカデミアにはルルーシュ達戦闘に向かない仲間がいる。 リインフォースⅡもいて、多少の武器はあるとはいえ赤いコートの男の様な参加者に現れれば全滅は確実。故に、シャーリーが気にかかるものデュエルアカデミアに戻り、最後にその周囲を捜してルルーシュの所に戻る事にした。 正直な所、他に戦える仲間が無く、同時に相棒とも言うべきマッハキャリバーが無い状況がもどかしかった。一応手元にはレヴァンティンがあるから戦えるものの万全とは言い難い。 スバルが自分の戦い方をするにはやはりマッハキャリバー、もしくは姉であるギンガの持つブリッツキャリバーが欲しい所だ。恐らく2つとも誰か別の参加者の手元にあるだろうが……流石にそう簡単には戻って来ないだろう。 それに、後々複数の行動を同時に取る必要が出てくる。それに対処するためには戦える仲間が必要だ。仲間がいればスバルが戦いの場に向かい、もう1人がルルーシュ達を守る。もしくはその逆を行う事が出来るからだ。 「フェイトさんかギン姉辺りと合流出来れば良いけど……」 そう考えながらアカデミア周囲を捜していると、ある人影が見えた。 「あれ……?」 その人影は建物にもたれ掛かり座り込んでいる様に見え、すぐ前には何か黒い塊が落ちていた。最初は誰なのかわからなかったがその人物に近付いていく内にそれがわかっていく。 その人物は小柄な身体で銀色の髪をしていた。大分焼けてはいたもののその少女が元々身に付けているコートも彼女は身に付けていた。 何故か服装がレオタードだったりトレードマークとも言うべき眼帯が無くなったりしていたが間違いなく彼女はスバルの知る人物だった。 彼女に何が起こったのかはわからない。だが、スバルから見ても彼女が重傷なのは間違いない、スバルはその少女に声を掛けた…… 「チンク……?」 ★ ★ ★ ★ ★ ルルーシュは1人、スバルが戻るのを待っていた。 あの後、スバルはシャーリーを捜しに外へと出て行った。スバルの性格を考えるならば出て行った参加者を放っておかなくて当然だ。ルルーシュはスバルを止めることなく待っていた。 恐らく、スバルはシャーリーに追いつき彼女と共に戻ってくるだろう。そして、シャーリーは自分に対して決断をするだろう。 その決断がどんなものであれルルーシュは受け入れる覚悟はある。シャーリーが自分を許さず銃を向けるとしても、自分を許すとしてもだ。 しかし、その答えが何であったとしても全ての決着はこの殺し合いが終わり日常へと回帰した時だ。まずこの殺し合いから無事に脱出しなければならない。 その為にルルーシュは思考する。シャーリーとの再会で得た大きな情報、その事について考えなければならないからだ。 その情報は『参加者は異なる時間軸から呼び出されている』というものだ。 ルルーシュはシャーリーに対し自分に関する記憶を全て消した後から来ており、一方でシャーリーは自分に関する記憶を消される前から来ている。つまり、時間のズレがあるという事だ。 思い返せばその事に気付くチャンスはあった。それが先程の情報交換でリインから彼女のいた世界についての情報を聞かされた時の事だ。 リインのいた世界では地球に怪獣ゴジラが現れ、それを封印するためヴォルケンリッターが妖星ゴモラの媒介となり、ゴジラを抹殺する為、機動六課が中心となりオペレーションFINAL WASを行おうとしていた。 更にリインによるとナンバーズはスカリエッティによって対ゴジラの決戦兵器に改造されているという話だった。 あまりにもルルーシュやスバル達の世界との差異が大きかったためルルーシュ達は当然この世界も自分達の世界とは違う並行世界だと解釈していた。 だが、実を言えば見落としてはいけないポイントがあった。リインの話ではゴジラが現れたのはJS事件から暫く経った後で、ゴジラを封印してからも大分時が経過していたという話だという事だ。 一方のスバルもJS事件後から連れて来られているがそれ程間は開いていなかった。つまり、時間軸のズレを見付けられるということだ。とはいえ前述の通りリインの世界との差異が大きかったため時間軸については深く考えていなかった。 何にせよこれまでは時間のズレには気付けなかったがそれがわかった今、これは重要な意味を持つ。それは時間軸のズレによって変化している関係があるからだ。それこそルルーシュとシャーリーの様に。 そこでルルーシュは時間軸の違いを考慮に入れ自分達の知り合いとの人間関係を考えていく。 まず、ルルーシュについてだが、シャーリーを除くと後はC.C.だけだ。C.C.との関係については殆ど変化が無い為、C.C.がルルーシュと出会う前から来ていない限りは考慮に入れる事も無いだろう。 次にレイについてだが、彼女の話を聞く限りは万丈目準が洗脳されているかどうか以外の影響は無いだろう。続いてこなたについてだが、これも彼女の話を聞く限りは多少のズレがあってもやはり影響が無いだろう。 問題はスバルの仲間達についてだ。この部分こそ考慮に入れなければならない。 そう、JS事件ではナンバーズやルーテシア達がスバル達と敵対していた。故にJS事件終結前から彼女達が連れてこられている場合は殺し合いに乗っているかはともかく彼女達がスバル達と敵対する可能性があるという事だ。 少なくてもディエチはJS事件後から連れて来られている事がわかっているが、チンク達もそうである保証は全く無い。 (いや、むしろ誤解させて殺し合いを促進させるならば……) そう、異なる並行世界や時間軸をずらせばそれによって誤解を生じさせ、殺し合いを促進させる事が出来る。 何しろ自分の知り合いだと思っていた人物が自分の事を知らないとなれば誰でもショックを受ける。ルルーシュ自身スバルが自分の世界のスバルとは別人だと知った時は悲しみを感じたのだから。 故に、時間軸のずれが生じている可能性は高いとルルーシュは考えていた。つまり、クアットロやチンクがJS事件前から連れて来られていてスバル達と敵対している可能性があるという事だ。 では、仮に彼女達がスバル達と敵対するならばルルーシュは彼女達を倒すつもりなのか? 結論から言えば、最悪の場合であればそうするだろうが、少なくても現状それを諦めるつもりは無い。確かにルルーシュは目的の為ならば非情な決断をする事が出来る。しかし、親しい人物に対してはそこまで非情な事が出来る人間ではない。 ルルーシュの友人に枢木スザクという少年がいる。だが、彼はランスロットを駆りゼロ……ルルーシュに対する最悪の敵として立ち塞がってきた。 しかし、ルルーシュにはギアスという絶対遵守の力があった。それを使う事でスザクを自分の味方にする事だって出来るはずだった。だが、ルルーシュは決してギアスを使ってスザクを味方に付けようとはしなかった。 その最中、ある時ブリタニアがスザクを捨て駒にしてゼロを倒そうとしたが、その場を切り抜ける時にルルーシュはスザクにギアスを使った。そのギアスは『生きろ!』というものだった。 それによりその場を切り抜ける事が出来たが、ルルーシュとしてはスザクには使いたくはなかったと思っていた。 スザクの例を見ればわかる様にルルーシュは親しい人間に対してはそうそう非情にはなれないのだ。 さて、ルルーシュがこの殺し合いで最初に出会ったのはディエチだ。お互いの守りたい人物を守る為に2人は手を組んだ。しかし、ディエチはルルーシュを助ける為に犠牲となった。ルルーシュに姉達の事を託して…… チンク達を見捨てるという事は自分を助ける為に犠牲になったディエチを裏切るという事だ。ルルーシュは命を賭して自分を助けてくれたディエチを裏切るつもりはない。 だからこそ、ルルーシュは仮にチンク達が敵に回ろうとも出来うる限りは彼女達も助けようと考えていた。それがディエチを犠牲にして生き残ったルルーシュのすべき事なのだから。 とはいえ敵に回った場合の事もある程度は考えており、その時についての警戒を怠るつもりは全く無い(スバル達の話からクアットロは敵に回る可能性がある事を聞いているのもあるので)。 何にせよ、行動を起こすのはデュエルアカデミア内部を調べ終えた後……時間にして恐らく次の放送後だろう。 そう考えていると、自動ドアが開く音が聞こえた。誰か来訪者が来たのだろう、敵の可能性もあると考えルルーシュは身構えた。しかし、結論から言えばやって来た人物はスバルだった。 見たところシャーリーは連れて無かったが、その代わりスバルは1人の少女を抱き抱えていた。 「スバル……彼女は……」 ★ ★ ★ ★ ★ エントランスにはルルーシュとスバル、そしてスバルが連れてきたチンクがいた。チンクは負傷のせいか気絶しているようだった。ルルーシュ達にとって戦力的な面も含めてチンクは合流しておきたい人物だったが、正直な所素直に喜べる状態ではない。 まず、チンクは両腕を失う程の重傷を負っていたという事だ。チンクの前に落ちていた漆黒の塊は彼女の片方の腕なのだろう。全身に火傷を負っていた事を踏まえ、炎による攻撃に焼かれたのは容易に想像が付く。 ちなみに、保健室に向かわずエントランスにいるのは、未だ中を調べているこなたとレイと行き違いになるのを避ける為である。 さて、喜べないもう1つの理由はここにいるチンクがどのタイミングで連れて来られているかがわからない為である。 ルルーシュはスバルが戻ってきた際に参加者が連れて来られている時間軸の際について説明を行った。とはいえ、シャーリーの事は説明せず、リインの連れて来られた時間から説明をした。 スバル自身それを聞かされた時は驚いており、出来ればこなた達からも話を聞いて確かめたがっていた。 ひとまずは2人が戻ってくるのを……と思っていたもののある『物』の事を思い出し、まずは『それ』から確認を取る事にした。それはスバルの手にあるレヴァンティンである。 レヴァンティンから話を聞いた所、スバルのみならずルルーシュも驚く可能性が明らかになった。それはシグナム達が主であるはやてを救う為闇の書のページを蒐集しようとしており、同時に管理局とも敵対していた時期から連れて来られている可能性である。 スバル自身も確かにシグナム達がなのは達管理局と敵対していた時期があるのを把握している。だがそれは確か10年ぐらい前だったはずだ。真面目な話そこまでの差異が発生するとは思えなかったが…… しかし、その時期からシグナム達を連れてきたならば誤解の種や殺し合いの促進に貢献するのは間違いない、プレシアが殺し合いを望んでいるなら仕掛けている可能性は高いとルルーシュは判断した。 となれば、参加者間では10年の時間軸の際が発生している可能性を考慮した方が良いだろう。 ちなみにレヴァンティンとしては出来ればはやて、ヴィータ、シャマル、ザフィーラと合流したいと話していた。本音を言えばシグナムと合流したかったそうだが…… 勿論、スバル達の話は聞いていた為、レヴァンティンは参加者が異なる並行世界から連れて来られている事も把握していた。正直、リインの世界の話を聞いて複雑に思ってはいたが……。 ともかく、これにより先程ルルーシュが考えた以上に厄介な事になった。何しろ10年前から連れて来られている参加者がいる可能性があるとなるとスバル達を知らないという自体もあり得るからだ。 更に言えば、極端な話なのは達も10年前から連れて来られている可能性もある。こうなると仲間との合流は更に面倒になる。 そんな中、スバルの口からまたしても悪い事が語られる。それは、ギンガがJS事件の際に操られ敵として立ち塞がって来た事だ。つまり、そのタイミングから連れて来られてきたならばギンガも敵になるということである。 仲間だと思っている人物が敵になっている可能性があるということでスバルの表情は重くなっていた。とはいえ、現状ではそれを頭に入れておいておく他はない。ひとまず今はチンクの事を考える。 「チンク……どのタイミングから来たのかな?」 「話を聞いてみないとわからないが……どちらにしてもこのままにはしておけないだろう?」 チンクがJS事件終結前に連れて来られている可能性もあるし、そうでないとしても単純に殺し合いに乗っている可能性はある。だが、どちらにしても2人の考えは変わらない。殺し合いに乗っているなら止めるし、殺し合いを止めるつもりなら助けるつもりだ。 それに、今のチンクは両腕を失っている。この状態でもルルーシュやこなた辺りは倒せるだろうが少しでも強い敵が現れればまず戦えない。それ以前にここまでボロボロになった彼女を放置する事など2人に出来るわけがない。 真面目な話、恐らく両腕を失った事で精神的にも絶望している可能性は高い。何しろルルーシュも片腕を失った事でナナリーの為に戦う事が出来なくなって絶望していたのだ、チンクだって戦えなくなれば同じ様になる可能性はある。 一応スカリエッティのアジトに行けば治せるという可能性もあるだろうが、両腕の欠損までどうにかできるとは思えないし、何よりここからアジトまでは距離がある。正直な話現実的ではない。 「とりあえず、持ち物でも調べておくか」 ひとまず、チンクの目覚めを待つ間に彼女の持ち物を調べる事にした。スバルがチンクの持つ2つのデイパックの中身を調べていく……すると、 「ちょ……!」 スバルが驚愕の表情をした。 「どうした?」 「これ……」 ルルーシュがデイパックの中を覗くとそこには人間の右腕があった。 「な……」 「どうしてチンク右腕なんて入れているの……?」 「いや、待て……この腕は……俺のか?」 ルルーシュはその腕が病院で切り落とされたはずの自分の右腕だとわかった。 「ちょっと待って、それじゃあ……」 「ああ、チンクは病院に行ったということになるな、そこでこいつを拾ったと……」 「何考えて右腕なんて拾ったんだろう……」 その一方、再びデイパックの中を探る。といっても中にある物で使えそうな物はそう多くはなかった。 気になったのは2つ……1つは1枚の名簿……正確にはその裏に書かれているグループ分けされた人物である。それをルルーシュは見る。 「……どういうことだ?」 真っ先に頭に浮かぶのは疑問。エリオとキャロの名前はあるのにスバルの名前が無い事、またエリオとキャロが保護対象になっている事、何故かこなた達の名前がある事、そして十代が要注意人物にされている事、様々な疑問が浮かんでいった。 この内容をそのまま鵜呑みにするつもりは無いが、無視出来る話では無いだろう。 そして、もう1つは2個あった首輪である。チンクが参加者を殺して手に入れたか、死体の首から手に入れたかの判断は付けられないが、恐らくは病院で手に入れたのだろう。 正直、ルルーシュ達も首輪を何処かで手に入れたかったので丁度よかったとは思っている。その首輪をスバルが確かめる。 「裏に名前があるよ……ミリオンズ・ナイブズ……」 「確か奴は最初の放送で呼ばれていたな……だとしたらもう片方は……」 ルルーシュはもう1つの首輪が誰のものかを考えた。病院を訪れたのならばディエチの物である可能性がある。チンクがディエチの首を切り落とした……そんな光景が頭をよぎる……と、首輪を調べているスバルの表情が固まった。 「どうした?」 「そんな……まさか……」 スバルは信じられないような表情を浮かべていた。 「……さんが……死んだなんて……」 スバルは首輪を落とした。それをルルーシュが拾い裏を確かめる。そこには――― ―――「No.49-フェイト・T・ハラオウン」という文字があった――― 【1日目 昼】 【現在地 G-7 デュエルアカデミア1階】 【チンク@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】疲労(中)、全身に火傷、両腕欠損、絶望、気絶 【装備】バニースーツ@魔法少女リリカルなのはStrikers-砂塵の鎖-、シェルコート@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式×2、料理セット@オリジナル、翠屋のシュークリーム@魔法少女リリカルなのはA s、 被験者服@魔法少女リリカルなのはStrikerS、首輪×2(フェイト(StS)、ナイブズ)、 大剣・大百足(柄だけ)@魔法少女リリカルなのはsts//音が聞こえる、ルルーシュの右腕 【思考】 基本:姉妹と一緒に元の世界に帰る。 1.……(気絶中) 2.どうしたら良いだろうか……? 3.姉妹に危険が及ぶ存在の排除、及び聖王の器、レリック、“聖王のゆりかご”の確保。 4.ディエチと共闘した者(ルルーシュ)との接触、信頼に足る人物なら共闘、そうでないならば殺害する。 5.クアットロと合流し、制限の確認、出来れば首輪の解除。 6.十代に多少の興味。 7.他に利用出来そうな手駒の確保、最悪の場合管理局と組むことも……。 8.Fの遺産とタイプ・ゼロの捕獲。 9.天上院を手駒とする。 【備考】 ※制限に気付きました。 ※高町なのは(A’s)がクローンであり、この会場にフェイトと八神はやてのクローンがいると認識しました。 ※ベルデに変身した万丈目(バクラ)を危険と認識しました。 ※大剣・大百足は柄の部分で折れ、刃の部分は病院跡地に放置されています。 ※なのは(A’s)と優衣(名前は知らない)とディエチを殺した人物と右腕の持ち主(ルルーシュ)を斬った人物は 皆同一人物の可能性が高いと考えています。 ※ディエチと組んだ人物は知略に富んでいて、今現在右腕を失っている可能性が高いと考えています。 ※フェイト(StS)の名簿の裏に知り合いと出会った人物が以下の3つにグループ分けされて書かれています。 協力者……なのは、シグナム、はやて、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、クロノ、ユーノ、矢車 保護対象……エリオ、キャロ、つかさ、かがみ、こなた 要注意人物……十代 ※フェイト(StS)の知り合いについて若干の違和感を覚えています。また、クローンか本物かも判断出来ていません。 ※アンデルセンが死んだことに気付いていません。また、ヴァッシュを警戒しています。 ※アンジールと自分の関係は知りませんが、ISを使ったことから、誰かが作った戦闘機人だと思っています。 ※シェルコートは甚大なダメージを受けており、ハードシェルを展開することができなくなっています。 ※ルーテシアに対し僅かに疑心を持っています。 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反目のスバル】 【状況】左腕に裂傷、右腕欠損、疲労(大)、強い決意、深い悲しみ 【装備】SIG P220(9/9)@リリカル・パニック、ブリタニア軍特派のインカム@コードギアス 反目のスバル、スバルのはちまき 【道具】洞爺湖@なの魂、支給品一式、小タル爆弾×2@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER、 インテグラのライター@NANOSING、 救急箱、医薬品一式、メス×3、医療用鋏、ガムテープ、紐、おにぎり×3、 ペットボトルの水、火炎瓶×4、ラウズカード(クラブのK)@魔法少女リリカルなのは マスカレード、 ハイパーゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【思考】 基本:守りたい者、守るべき者を全力で守り抜く 1.スバル…… 2.チンクが目覚めたら彼女と話をする。 3.このデスゲームから脱出した後で、シャーリーに自らの命の決断を仰ぎ、それに従う。 4.シャーリー……俺は、君と一緒にはいられない…… 5.スバルを守るために、たとえ汚れ役を買って出てでも、スバルにとって最善と判断した行動を取る 6.ディエチやカレンの犠牲は、絶対に無駄してはならない 7.皆は反対するだろうが、もしもの時は相手を殺すことも辞さない。それだけは譲れない 8.ギアスの制限を確かめたい 9.戦力の確保及びプレシアの関係者を探す 10.首輪の解析を行う。 11.C.C.、クアットロと合流したい 12.ゲーム終了時にはプレシアに報復する 13.レイ、左腕が刃の男(=ナイブズ)、赤いコートの男(=アーカード)、殺し合いに乗った頭の切れる参加者を警戒 【備考】 ・ギアスに何らかの制限がかかっている可能性に気付きました。また、ギアスのオンオフは可能になっています。 ・ギアスの発動には、左目の強烈な痛みと脱力感が伴います。 ・プラント自立種にはギアスが効かないことが確認されました。 ・ギアスを使った際の疲労は命令の強さに比例すると考えています、同時にギアスが効かない参加者が他にも考えています。 ・ブリタニア軍特派のインカムはディエチからもらった物です。 ・こなたの世界に関する情報を知りました。もっとも、この殺し合いにおいて有益と思われる情報はありません。 ・「左腕が刃の男」が、既に死亡したナイブズであることに気付いていません。 ・ここにいるスバルを、“本物のスバル・ナカジマ”であると認めました。 ・レッド・デーモンズ・ドラゴンは現状では使えない可能性が高いと考えています。 ・「月村すずかの友人」からのメールを読みました。ご褒美の話をどう捉えているかは、後続の書き手さんにお任せします。 ・「月村すずかの友人」は、フェイトかはやてのどちらかだと思っています。 ・シャーリーが父の死を聞いた直後から来ていることに気付きました。 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】健康、若干の不安、フェイトの死にショック 【装備】レヴァンティン(待機形態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、バリアジャケット(はちまきなし) 【道具】支給品一式、レギオンのアサルトライフル(100/100)@アンリミテッド・エンドライン、 スバルの指環@コードギアス 反目のスバル、チンクの左腕(炭化している) 【思考】 基本 殺し合いを止める、できる限り相手を殺さない、ルルーシュを守る 1.フェイトさんが……死んだ……? 2.ルルーシュに無茶はさせない、その為ならば…… 3.こなたを守る。こなたには絶対に戦闘をさせない 4.アーカード(名前は知らない)を警戒、レイにも注意を払う 5.六課のメンバーとの合流、かがみとつかさの保護、しかし自分やこなたの知る彼女達かどうかについては若干の疑問。 6.もしも仲間が殺し合いに乗っていたとしたら…… 【備考】 ・こなたが高校生である事を知りました。 ・質量兵器を使うことに不安を抱いています。 ・パラレルワールドの可能性に行き当たり、自分は知らない自分を知る者達がいる事に気が付き、 同時に自分が知る自分の知らない者達がいる可能性に気が付きました。 ・参加者達が異なる時間軸から呼び出されている可能性に気付きました。 ・仲間(特にキャロやフェイト)がご褒美に乗って殺し合いにのる可能性に気が付きました。 ・自分の存在が、ルルーシュを心を傷付けているのではないかと思っています。 ・ルルーシュが自分を守る為に人殺しも辞さない、及び命を捨てるつもりである事に気付いていますが、 それを止める事は出来ないと考えています。 また、自分が死ねばルルーシュは殺し合いに乗ると思っています。 ・「月村すずかの友人」からのメールを読みました。送り主はフェイトかはやてのどちらかだと思っています。 ・ルルーシュの様子からデュエルアカデミアから出て行ったのはシャーリーだと判断しています。 ・自分に割り振られた調査エリアを調べ終えました。何かを見つけたか否かは、後続の書き手さんにお任せします。 ・レヴァンティンは参加者が異なる時間軸、並行世界から連れて来られている事を把握しています。 【チーム:黒の騎士団】 【共通思考】 基本:このゲームから脱出する。 1.デュエルアカデミア内部を調べる。 2.首輪解除の手段と、ハイパーゼクターを使用するためのベルトを探す。 3.首輪を見つけた時には、機動六課か地上本部で解析する。 3.それぞれの仲間と合流する。 【備考】 ※それぞれが違う世界の出身であると気付きました。 ※デュエルモンスターズのカードが武器として扱えることに気付きました。 ※デュエルアカデミアにて情報交換を行いました。内容は守りたいもの本文参照。 ※チーム内で、以下のの共通見解が生まれました。 要救助者:シャーリー、ヴィヴィオ、十代、万丈目、明日香、かがみ、つかさ、ルーテシア (ただし、万丈目には注意が必要) 合流すべき戦力:なのは、フェイト、はやて、キャロ、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、ユーノ、クアットロ、チンク、C.C. (ただし、フェイト及びクアットロには注意が必要) 危険人物:赤いコートとサングラスの男(=アーカード)、金髪で右腕が腐った男(=ナイブズ) 以上の見解がそれぞれの名簿に、各々が分かるような形で書き込まれています。 Back 過去 から の 刺客(前編) 時系列順で読む Next Alive a life ~タイムリミット(前編) 投下順で読む Next Alive a life ~タイムリミット(前編) チンク Next いきなりは変われない(前編) アンジール・ヒューレー Next お昼ごはんの時間だよ ルーテシア・アルピーノ Next 崩落 の ステージ(前編) シャーリー・フェネット Next Nightmare of Shirley(前編) ヴィヴィオ Next Nightmare of Shirley(前編) スバル・ナカジマ Next いきなりは変われない(前編) ルルーシュ・ランペルージ Next いきなりは変われない(前編)
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生体兵器研究施設 「生命体の兵器化改造」は管理局法で厳重に禁じられた行為だが、世界に広まる「魔法」との相性のよさもあり、 手を出す違法研究者や組織は跡を絶たない。そして、そのために生み出された、あるいは誘拐されてきた子供などが それらの研究に供されるのは、アイシスがわずかな思慮で思い当たる程度には「そう珍しくない」話でもある。 フッケバイン 凶悪犯罪集団として広域指名手配がかけられた武装グループ。 だが、政治的理由や各種の条約問題、彼らと「取引」を行なう管理外世界との軋轢といったさまざまな事情や、 彼らが保有する極めて強力な戦力、「拠点を移動させつづけている」ことなどから、 管理局でもその対処が複雑かつ困難な相手として知られている。 特務機動隊(エクストラフォース) 通常編成ではなく、臨時任務のために編成される舞台は「特務」の名が付くことが多い。 今回の特務機動隊は本局に存在する大規模テロや小規模戦乱の鎮圧などを担当する「脅威対策室」の名の元に編成されている。 EC因子適合者(エクリプスドライバー) 「エクリプス」の感染によりトーマの体にはすでに一次変化が発生していた。 そして「適合者」のみに現れるこの発病症状により、「EC因子保有者(キャリアー)」から「EC因子適合者(ドライバー)」 へと変化することになる。 管理局特務六課 今回編成された特務隊は、本局魔導騎士八神はやて二佐を筆頭に、 6年前に発生した都市型テロ「JS事件」において活躍した「機動六課」のメンバーが大半を占める。 偶然にも現在脅威対策室で編成された特務隊の「六番目」でもあったため、「特務六課」の名を与えられている。
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【フェイト・T・ハラオウン(StS)@仮面ライダーカブト】4 No. タイトル 作者 登場人物 時間 025 君想フ声 ◆9L.gxDzakI フェイト・T・ハラオウン(StS) 1日目深夜 038 夢・オ・チでリセット! ◆RsQVcxRr96 フェイト・T・ハラオウン(StS)、柊つかさ、遊城十代 1日目黎明 058 やわらかな温もりに瞳閉じ ◆C1.qFoQXNw フェイト・T・ハラオウン(StS)、柊つかさ 1日目早朝 076 絶望の罪人~夜天の主~絶望の罪人~フタリボッチノセカイ~絶望の罪人~双翼~絶望の罪人~大災害、そして終わらない宴~ ◆jiPkKgmerY アーカード、セフィロス、八神はやて(A s)、アレクサンド・アンデルセン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、アンジール・ヒューレー、キース・レッド、フェイト・T・ハラオウン(StS) 1日目朝 【矢車想@仮面ライダーカブト】2 No. タイトル 作者 登場人物 時間 008 駆け抜ける不協和音 ◆gFOqjEuBs6 浅倉威、矢車想、ヴィヴィオ、エネル 1日目深夜 046 残酷な神々のテーゼ(前編)残酷な神々のテーゼ(後編) ◆RsQVcxRr96 相川始、矢車想、エネル、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、ギンガ・ナカジマ、キャロ・ル・ルシエ 1日目早朝 【天道総司@魔法少女リリカルなのは マスカレード】21 No. タイトル 作者 登場人物 時間 028 誰がために彼の者は行く ◆RsQVcxRr96 天道総司、相川始、シャーリー・フェネット 1日目深夜 036 シャーリーと爆砕牙 ◆Qpd0JbP8YI 天道総司、シャーリー・フェネット 1日目黎明 052 勇気のアイテム(前編)勇気のアイテム(後編) ◆gFOqjEuBs6 天道総司、シャーリー・フェネット、浅倉威、ヴィヴィオ、キャロ・ル・ルシエ 1日目早朝 066 パンドラの箱は王の手に ◆jiPkKgmerY 八神はやて(StS)、キング、ヒビノ・ミライ、ヴィータ、天道総司、キャロ・ル・ルシエ 1日目早朝 082 Deathscythe ◆9L.gxDzakI キング、天道総司、キャロ・ル・ルシエ 1日目朝 088 仮面ライダーらしく ◆Qpd0JbP8YI キング、天道総司、浅倉威、ヴィヴィオ、シャーリー・フェネット 1日目朝 104 暇をもてあました神々の遊び ◆9L.gxDzakI エネル、天道総司、キング 1日目午前 117 Alive a life ~タイムリミット(前編)Alive a life ~タイムリミット(後編)Alive a life ~死闘(前編)Alive a life ~死闘(後編)Alive a life ~ゲームは止まらない ◆gFOqjEuBs6 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、C.C.、天道総司、キング、ゼスト・グランガイツ、万丈目準、ヒビノ・ミライ 1日目昼 143 キングの狂宴/狙われた天道(前編)キングの狂宴/狙われた天道(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、C.C.、天道総司、キング、ゼスト・グランガイツ 1日目日中 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 168 Aの残光/強襲ソルジャーAの残光/夢と誇りをとりもどせ ◆gFOqjEuBs6 アンジール・ヒューレー、クアットロ、高町なのは(StS)、天道総司、ヒビノ・ミライ 1日目夜 173 絶望の暗雲 ◆HlLdWe.oBM アンジール・ヒューレー、クアットロ、高町なのは(StS)、天道総司、ヒビノ・ミライ、キング 1日目夜中 178 Mの姿/鏡Mの姿/マイナスからのリスタート ◆gFOqjEuBs6 アンジール・ヒューレー、キング、高町なのは(StS)、天道総司、柊かがみ 1日目真夜中 183 救済N/EGO~eyes glazing over救済N/Destiny s Play ◆7pf62HiyTE 高町なのは(StS)、柊かがみ、天道総司 2日目深夜 184 罪罪(状態票) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ユーノ・スクライア、高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、柊かがみ 2日目深夜 186 Pain to Pain(前編)Pain to Pain(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、ユーノ・スクライア、天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目黎明 187 解ける謎!!(前編)解ける謎!!(後編) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、キング、金居、アンジール・ヒューレー 2日目黎明 194 Masquerade ◆gFOqjEuBs6 天道総司、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目早朝 195 Revolution ◆LuuKRM2PEg 天道総司、ユーノ・スクライア、高町なのは(StS)、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ 2日目早朝 197 Round ZERO~AMBITION SECRET(前編)Round ZERO~AMBITION SECRET(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、スバル・ナカジマ、天道総司、キング、金居、ウーノ、ドゥーエ、オットー 2日目早朝 【相川始@魔法少女リリカルなのは マスカレード】18 No. タイトル 作者 登場人物 時間 028 誰がために彼の者は行く ◆RsQVcxRr96 天道総司、相川始、シャーリー・フェネット 1日目深夜 031 最初からクライマックスなのか!? ◆WslPJpzlnU 相川始 1日目深夜 046 残酷な神々のテーゼ(前編)残酷な神々のテーゼ(後編) ◆RsQVcxRr96 相川始、矢車想、エネル、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、ギンガ・ナカジマ、キャロ・ル・ルシエ 1日目早朝 071 タイムラグは30分(前編)タイムラグは30分(後編) ◆gFOqjEuBs6 エネル、相川始 1日目朝 073 誇りの剣 ◆9L.gxDzakI インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、ギンガ・ナカジマ、相川始 1日目朝 083 Don t lose yourself(前編)Don t lose yourself(後編) ◆gFOqjEuBs6 相川始、ギンガ・ナカジマ、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、金居、武蔵坊弁慶 1日目午前 115 Round ZERO ~ JOKER DISTRESSED(前編)Round ZERO ~ JOKER DISTRESSED(後編) ◆HlLdWe.oBM 相川始、金居、武蔵坊弁慶、ギンガ・ナカジマ、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、アーカード、アンジール・ヒューレー 1日目昼 120 The people with no name ◆7pf62HiyTE 相川始 1日目昼 124 狼煙 ◆9L.gxDzakI 相川始、浅倉威 1日目日中 135 [5RIDERS]希望 ◆7pf62HiyTE 浅倉威、柊かがみ、相川始、スバル・ナカジマ 1日目午後 147 ライダー大戦2010(前編)ライダー大戦2010(中編)ライダー大戦2010(後編) ◆gFOqjEuBs6 相川始、浅倉威、柊かがみ 1日目午後 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 160 余波 ◆WwbWwZAI1c 相川始 1日目夕方 169 突っ走る女 ◆HlLdWe.oBM 相川始、柊かがみ、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、泉こなた 1日目夜 170 きみのたたかいのうた(前編)きみのたたかいのうた(後編) ◆Vj6e1anjAc ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ 1日目夜中 174 H激戦区/人の想いとはH激戦区/ハートのライダー誕生、Hカイザー/NEXT BATTLE誕生、Hカイザー/神と聖王 ◆gFOqjEuBs6 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ、八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 176 散る―――(前編)散る―――(中編)散る―――(後編) ◆Vj6e1anjAc スバル・ナカジマ、相川始、ヴィヴィオ、金居、エネル 1日目真夜中 【キング@魔法少女リリカルなのは マスカレード】21 No. タイトル 作者 登場人物 時間 018 家族(前編)家族(後編) ◆gFOqjEuBs6 ヴィータ、キング、ギルモン、八神はやて(StS) 1日目深夜 032 仮面の告白 ◆Qpd0JbP8YI 八神はやて(StS)、キング、ヴィータ 1日目深夜 066 パンドラの箱は王の手に ◆jiPkKgmerY 八神はやて(StS)、キング、ヒビノ・ミライ、ヴィータ、天道総司、キャロ・ル・ルシエ 1日目早朝 082 Deathscythe ◆9L.gxDzakI キング、天道総司、キャロ・ル・ルシエ 1日目朝 088 仮面ライダーらしく ◆Qpd0JbP8YI キング、天道総司、浅倉威、ヴィヴィオ、シャーリー・フェネット 1日目朝 104 暇をもてあました神々の遊び ◆9L.gxDzakI エネル、天道総司、キング 1日目午前 117 Alive a life ~タイムリミット(前編)Alive a life ~タイムリミット(後編)Alive a life ~死闘(前編)Alive a life ~死闘(後編)Alive a life ~ゲームは止まらない ◆gFOqjEuBs6 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、C.C.、天道総司、キング、ゼスト・グランガイツ、万丈目準、ヒビノ・ミライ 1日目昼 143 キングの狂宴/狙われた天道(前編)キングの狂宴/狙われた天道(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、C.C.、天道総司、キング、ゼスト・グランガイツ 1日目日中 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 158 Kな魔王/ダークナイトKな魔王/ミライノヒカリ ◆gFOqjEuBs6 キング、ゼスト・グランガイツ、ヒビノ・ミライ 1日目夕方 173 絶望の暗雲 ◆HlLdWe.oBM アンジール・ヒューレー、クアットロ、高町なのは(StS)、天道総司、ヒビノ・ミライ、キング 1日目夜中 178 Mの姿/鏡Mの姿/マイナスからのリスタート ◆gFOqjEuBs6 アンジール・ヒューレー、キング、高町なのは(StS)、天道総司、柊かがみ 1日目真夜中 182 闇よりの使者 ◆LuuKRM2PEg アンジール・ヒューレー、キング 2日目深夜 185 Round ZERO ~MOONLIT BEETLES ◆7pf62HiyTE 金居、キング、アンジール・ヒューレー 2日目深夜 186 Pain to Pain(前編)Pain to Pain(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、ユーノ・スクライア、天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目黎明 187 解ける謎!!(前編)解ける謎!!(後編) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、キング、金居、アンジール・ヒューレー 2日目黎明 194 Masquerade ◆gFOqjEuBs6 天道総司、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目早朝 196 Uを目指して/世界が終わる前に ◆gFOqjEuBs6 金居、キング 2日目早朝 197 Round ZERO~AMBITION SECRET(前編)Round ZERO~AMBITION SECRET(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、スバル・ナカジマ、天道総司、キング、金居、ウーノ、ドゥーエ、オットー 2日目早朝 198 魔法少女リリカルなのはBR Stage01 ファイナルゲーム魔法少女リリカルなのはBR Stage02 心の力を極めし者魔法少女リリカルなのはBR Stage03 紡がれる絆魔法少女リリカルなのはBR Stage04 虹の星剣 ◆19OIuwPQTE 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、キング、金居 2日目朝 【金居@魔法少女リリカルなのは マスカレード】25 No. タイトル 作者 登場人物 時間 026 残る命、散った命(前編)残る命、散った命(中編)残る命、散った命(後編) ◆gFOqjEuBs6 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、金居、柊かがみ 1日目深夜 060 敵か味方か? ◆RsQVcxRr96 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、金居、武蔵坊弁慶 1日目黎明 063 不屈の心、無双の龍 ◆9L.gxDzakI 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、金居、武蔵坊弁慶 1日目早朝 074 Round ZERO ~ SAWS CUNNING(前編)Round ZERO ~ SAWS CUNNING(後編) ◆RsQVcxRr96 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、金居、武蔵坊弁慶 1日目朝 083 Don t lose yourself(前編)Don t lose yourself(後編) ◆gFOqjEuBs6 相川始、ギンガ・ナカジマ、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、金居、武蔵坊弁慶 1日目午前 115 Round ZERO ~ JOKER DISTRESSED(前編)Round ZERO ~ JOKER DISTRESSED(後編) ◆HlLdWe.oBM 相川始、金居、武蔵坊弁慶、ギンガ・ナカジマ、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、アーカード、アンジール・ヒューレー 1日目昼 132 MISSING KING ◆7pf62HiyTE 金居 1日目日中 138 Change the world ~変わる世界~ ◆vXe1ViVgVI アレックス、L、金居、アーカード 1日目日中 146 バトルはやてはやての決意 ◆gFOqjEuBs6 八神はやて(StS)、ヴィータ、金居、アーカード、セフィロス 1日目午後 148 光なき場所で ――月蝕・終章一節最後の鐘が鳴り止むまで ――月蝕・終章二節君の名を叫んでいた ――月蝕・終章終節楽斗 ――そして終わりなき斗いの歌 ◆Vj6e1anjAc 八神はやて(StS)、ヴィータ、金居、アーカード、セフィロス、リニス 1日目夕方 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 165 Round ZERO ~KING SILENT ◆HlLdWe.oBM ヴィータ、アーカード、八神はやて(StS)、金居、アレックス、プレシア・テスタロッサ、リニス 1日目夜 166 燃える紅BRAVE PHOENIXわがまま ◆Vj6e1anjAc ヴィータ、アーカード、八神はやて(StS)、金居 1日目夜 171 Round ZERO ~GOD FURIOUS ◆gFOqjEuBs6 八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 174 H激戦区/人の想いとはH激戦区/ハートのライダー誕生、Hカイザー/NEXT BATTLE誕生、Hカイザー/神と聖王 ◆gFOqjEuBs6 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ、八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 176 散る―――(前編)散る―――(中編)散る―――(後編) ◆Vj6e1anjAc スバル・ナカジマ、相川始、ヴィヴィオ、金居、エネル 1日目真夜中 180 Ooze Garden(軟泥の庭) ◆WwbWwZAI1c 金居、プレシア・テスタロッサ 1日目真夜中 185 Round ZERO ~MOONLIT BEETLES ◆7pf62HiyTE 金居、キング、アンジール・ヒューレー 2日目深夜 186 Pain to Pain(前編)Pain to Pain(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、ユーノ・スクライア、天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目黎明 187 解ける謎!!(前編)解ける謎!!(後編) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、キング、金居、アンジール・ヒューレー 2日目黎明 194 Masquerade ◆gFOqjEuBs6 天道総司、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目早朝 196 Uを目指して/世界が終わる前に ◆gFOqjEuBs6 金居、キング 2日目早朝 197 Round ZERO~AMBITION SECRET(前編)Round ZERO~AMBITION SECRET(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、スバル・ナカジマ、天道総司、キング、金居、ウーノ、ドゥーエ、オットー 2日目早朝 198 魔法少女リリカルなのはBR Stage01 ファイナルゲーム魔法少女リリカルなのはBR Stage02 心の力を極めし者魔法少女リリカルなのはBR Stage03 紡がれる絆魔法少女リリカルなのはBR Stage04 虹の星剣 ◆19OIuwPQTE 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、キング、金居 2日目朝 【泉こなた@なの☆すた】18 No. タイトル 作者 登場人物 時間 004 オタクと吸血鬼とレバ剣と ◆UOleKa/vQo アーカード、泉こなた、スバル・ナカジマ 1日目深夜 043 切なくていとおしいほど、想いは時空を越えて ◆9L.gxDzakI ルルーシュ・ランペルージ、ディエチ、泉こなた、スバル・ナカジマ 1日目黎明 053 Shooting Bullet(前編)Shooting Bullet(後編) ◆9L.gxDzakI ルルーシュ・ランペルージ、ディエチ、泉こなた、スバル・ナカジマ、ミリオンズ・ナイブズ 1日目早朝 057 Subaru s Adventures in Parallel world ◆7pf62HiyTE ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、早乙女レイ 1日目早朝 070 誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(前編)誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(後編) ◆9L.gxDzakI ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、早乙女レイ 1日目朝 093 王の財宝 ~天地鳴動の力~王の財宝 ~カテゴリーK~王の財宝 ~祝福の風~ ◆7pf62HiyTE ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、早乙女レイ 1日目朝 109 守りたいもの守れないひと ◆9L.gxDzakI ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、早乙女レイ、シャーリー・フェネット、ヴィヴィオ 1日目昼 125 らっきーえむぶれむ星戦の系譜99% ◆7pf62HiyTE 泉こなた、早乙女レイ 1日目日中 128 いきなりは変われない(前編)いきなりは変われない(後編) ◆HlLdWe.oBM ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、チンク、泉こなた、早乙女レイ、柊かがみ 1日目日中 129 Nightmare of Shirley(前編)Nightmare of Shirley(前編) ◆7pf62HiyTE シャーリー・フェネット、早乙女レイ、泉こなた、ヴィヴィオ、ルルーシュ・ランペルージ 1日目日中 140 崩落 の ステージ(前編)崩落 の ステージ(後編) ◆HlLdWe.oBM シャーリー・フェネット、早乙女レイ、ヴィヴィオ、ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、ルーテシア・アルピーノ 1日目午後 144 Blue Swear―――蒼い誓いWärter―――灯台守 ◆7pf62HiyTE スバル・ナカジマ、泉こなた 1日目夕方 154 ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない一人分の陽だまりに 僕らは居る ◆vXe1ViVgVI アンジール・ヒューレー、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、泉こなた 1日目夕方 169 突っ走る女 ◆HlLdWe.oBM 相川始、柊かがみ、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、泉こなた 1日目夜 172 Iの奇妙な冒険/祝福の風Iの奇妙な冒険/すたーだすとくるせいだーす ◆7pf62HiyTE 泉こなた 1日目夜中 179 こなたとリインと男の娘 ◆LuuKRM2PEg ユーノ・スクライア、泉こなた 1日目真夜中 184 罪罪(状態票) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ユーノ・スクライア、高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、柊かがみ 2日目深夜 186 Pain to Pain(前編)Pain to Pain(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、ユーノ・スクライア、天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目黎明 【柊かがみ@なの☆すた】29 No. タイトル 作者 登場人物 時間 009 Heart of Iron ◆WMc1TGFkQk エリオ・モンディアル、シェルビー・M・ペンウッド、柊かがみ 1日目深夜 026 残る命、散った命(前編)残る命、散った命(中編)残る命、散った命(後編) ◆gFOqjEuBs6 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、金居、柊かがみ 1日目深夜 042 Little Wish(前編)Little Wish(後編) ◆Qpd0JbP8YI 八神はやて(A s)、セフィロス、シグナム、アレックス、柊かがみ 1日目黎明 049 光が紡ぐ物語 ◆jiPkKgmerY L、ザフィーラ、アレックス、柊かがみ 1日目早朝 081 Amazing Grace(The Chains are Gone)(前編)Amazing Grace(The Chains are Gone)(後編) ◆Qpd0JbP8YI L、ザフィーラ、アレックス、柊かがみ 1日目朝 091 変わる運命(前編)変わる運命(後編) ◆HlLdWe.oBM L、ザフィーラ、アレックス、柊かがみ、万丈目準 1日目午前 098 渇いた叫び(前編)渇いた叫び(後編) ◆7pf62HiyTE 柊かがみ、万丈目準 1日目午前 101 メビウスの輪から抜け出せなくて(前編)メビウスの輪から抜け出せなくて(後編) ◆gFOqjEuBs6 柊かがみ、ヒビノ・ミライ 1日目午前 107 烈火(Side K)烈火(Side V) ◆7pf62HiyTE 柊かがみ、ヴィータ 1日目昼 118 かがみとバクラが堂々とホテルで休憩するそうです ◆gFOqjEuBs6 柊かがみ 1日目昼 128 いきなりは変われない(前編)いきなりは変われない(後編) ◆HlLdWe.oBM ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、チンク、泉こなた、早乙女レイ、柊かがみ 1日目日中 130 想いだけでも/力だけでも ◆9L.gxDzakI スバル・ナカジマ、柊かがみ 1日目日中 130 Barrier Jacket & Guns ◆HlLdWe.oBM 柊かがみ 1日目日中 135 [5RIDERS]希望 ◆7pf62HiyTE 浅倉威、柊かがみ、相川始、スバル・ナカジマ 1日目午後 147 ライダー大戦2010(前編)ライダー大戦2010(中編)ライダー大戦2010(後編) ◆gFOqjEuBs6 相川始、浅倉威、柊かがみ 1日目午後 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 162 波紋 - a divine messenger of the two. ◆WwbWwZAI1c ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ 1日目夕方 169 突っ走る女 ◆HlLdWe.oBM 相川始、柊かがみ、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、泉こなた 1日目夜 170 きみのたたかいのうた(前編)きみのたたかいのうた(後編) ◆Vj6e1anjAc ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ 1日目夜中 174 H激戦区/人の想いとはH激戦区/ハートのライダー誕生、Hカイザー/NEXT BATTLE誕生、Hカイザー/神と聖王 ◆gFOqjEuBs6 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ、八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 175 Yな戦慄/烈火剣精は見た!Yな戦慄/八神家の娘 ◆7pf62HiyTE ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、八神はやて(StS) 1日目真夜中 178 Mの姿/鏡Mの姿/マイナスからのリスタート ◆gFOqjEuBs6 アンジール・ヒューレー、キング、高町なのは(StS)、天道総司、柊かがみ 1日目真夜中 183 救済N/EGO~eyes glazing over救済N/Destiny s Play ◆7pf62HiyTE 高町なのは(StS)、柊かがみ、天道総司 2日目深夜 184 罪罪(状態票) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ユーノ・スクライア、高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、柊かがみ 2日目深夜 186 Pain to Pain(前編)Pain to Pain(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、ユーノ・スクライア、天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目黎明 189 戻らないD/スバル・ナカジマ戻らないD/柊かがみ ◆gFOqjEuBs6 スバル・ナカジマ、柊かがみ 2日目早朝 192 ……起きないから奇跡って言うんですよ ◆HlLdWe.oBM 八神はやて(StS)、柊かがみ 2日目早朝 193 Zに繋がる物語/白銀の堕天使Zに繋がる物語/サティスファクション ◆7pf62HiyTE スバル・ナカジマ、柊かがみ、八神はやて(StS) 2日目早朝 【柊つかさ@なの☆すた】11 No. タイトル 作者 登場人物 時間 021 柊つかさは殺し合いの夢を見るか? ◆Qpd0JbP8YI 遊城十代、柊つかさ 1日目深夜 038 夢・オ・チでリセット! ◆RsQVcxRr96 フェイト・T・ハラオウン(StS)、柊つかさ、遊城十代 1日目黎明 058 やわらかな温もりに瞳閉じ ◆C1.qFoQXNw フェイト・T・ハラオウン(StS)、柊つかさ 1日目早朝 077 牙を持つカード ◆9L.gxDzakI 柊つかさ 1日目朝 084 そんな運命 ◆7pf62HiyTE 柊つかさ、フェイト・T・ハラオウン(A s) 1日目朝 089 バイバイサイカイ ◆Qz0BXaGMDg 遊城十代、シャマル、クアットロ、柊つかさ、八神はやて(StS) 1日目朝 092 Paradise Lost(前編)Paradise Lost(後編) ◆9L.gxDzakI 柊つかさ、遊城十代、フェイト・T・ハラオウン(A s) 1日目昼 108 Teardrop ◆HlLdWe.oBM 柊つかさ、遊城十代 1日目昼 149 お昼ごはんの時間だよ ◆wsuikZ7zFc アンジール・ヒューレー、柊つかさ 1日目日中 150 Tの悲劇/書き換えられた記憶 ◆gFOqjEuBs6 柊つかさ 1日目夕方 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方
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仮面ライダーリリカル電王sts外伝第三話 「続リリカル電王珍道中物語~リンディさんの暴走~」 私はアイン。時の列車デンライナーで旅をしている。 今日はオーナーの知り合いの方が来るらしい。 しかし何だ?この嫌な予感は。まるで自らの命の危険を感じたような…。 数分後、私はこの予感が自らの未来だと感じた。 「私の知り合いで管理局に勤めているリンディ・ハラオウンさんです」 「ご紹介に預かりました、リンディ・ハラオウンです。よろしく」 「リンディってまさか!?」 「ああ、あのお茶の送り主だ!!」 「エェー!」 「今日は皆さんにお茶をご馳走してくれるそうですね」 「ええ。それじゃあ、食堂で待っていてくださいね」 そんな笑顔で言われても私には死神の微笑みにしか見えない…。 (頼む、夢であってくれ) しかし現実は甘くなかった。私とナオミは甘い匂いのする食堂を覗いた。そこには大きな鍋と湯飲みが四つあった。 「さて、頑張りますか」 ドンッ!そんな音がしたかと思うとそこにあったのは商業用の砂糖(しかも六キロ)が置かれていた。 (まさか、まさかな) そう思った矢先にリンディはソレを鍋へと投入し始めたのだった。 (それはない。頼むこれ以上は) どうやら神は見捨てたらしい。リンディは砂糖を全て入れると、少し味見をしていた。 「う~ん味が単調ねぇ。黒砂糖を入れるのもいいわね!」 (止めてくれ、それ以上は死人が出る) しかし、無情にも投入される黒砂糖(もちろん六キロ)であった。 さらに追い討ちをかけるようにリンディは次々とチョコレートを投入していった…。 (それはお茶ではないホットチョコだ!!) 虚しいかな、この気持ち、リンディさんには届かず、調理台の上にはボトルの様な物が置かれたのだった。 「オーナーさんも言ってたからこれも入れましょうか」 ドボッドボッドボッ、投入される液体。唖然としながら、 (もう、どうにでもなれ) アインは隣でフリーズしているナオミを見ながらそう思った。 「お待ちどうさま。はい、どうぞ」 渡された液体はもはやお茶ではなかった。アイン苦笑いをしながらナオミの方を向いた。 「お、お先にどうぞ…」 「やっぱ、私ですか~、では逝きます!」 飲んだ、がしかし何も起きない。ホッとしたその時、 「スゥーッ、スゥーッムニャ」 眠っているナオミがいた。 「それでは私も。ンクッ、ンクッ、ンクッ…ああ、美味しい…ヒック!」 「ヒック?まさか…」 「アインさんも飲みましょうよ~、気持ちいいですよ~、ヒック」 「止めろ、止めてくれ、ヤメロォォ!」 アインの絶叫がデンライナーに響き渡った。 「何が起こったの、うわっ、酒臭ッ!」 アインの絶叫を聞き、急いで駆けつけたハナだったが余りの酒臭さに鼻を摘まんでしまった。 そして、その場の光景に絶句した。そこには下着姿の二人の酔っ払いがいたのだから…。 「グルングルン、気持ちいいなぁ、ヒック」 「原因はなに?うん、何かしらこれ?」 そこにあったのは一本のボトルとチョコレートの箱。チョコレートの箱とボトルに書いてあるものをみてハナは驚愕した。 「ウィスキーボンボンにスピリタスってこれお酒じゃない!」 そんなことはお構い無しにアインは更に脱ごうとしたが突如ふらついた。 「もう眠いから寝る~おやすみなさ~い」 そう言って、奥に行くアイン。そして、入れ替わりに現れた人が一人。 「うわ、なんやこれ。酒臭っ」 ハナを見つけ、追いかけて来た、はやてであった。 「あ、はやてさ~ん、捕まえたぁ♪」 「うわ、な、何するん、リンディさん。それに、その格好…」 「え~い、飲みなさ~い!」 そう言ってはやてに無理矢理、アルコール入りリンディ茶を飲ますリンディ。 そして顔を伏せたその次の瞬間、笑い声が響いた。 「はは、アハハ。やったるでぇ、揉みまくったるでぇぇ!」 酔っ払いがもう一人。ハナは身の危険を感じた。手をワキワキと動かしながら接近するはやて。もはや万事休す。その時、 「すまない、はやて」 「ギャッ!」 白き影が現れたかと思うとはやてをチョップで気絶させたのだ。 「うそ、ジーク!?」 「姫、お見苦しい所を。では」 そう言って消えたジーク。ハナは何かを思ったらしく右手に何かを握りしめた。 そしてリンディの方を向くと右手のハリセンを大きく振りかぶると全力でひっぱたいた。 「グッ!」 その一言と共に気絶するリンディ。こうしてデンライナーでの騒ぎは収まった。 数時間後はやては目を覚ますと6課の施設内を歩いていた。二日酔いになりながら。 「うぅ、頭が痛い、気持ち悪い…」 そしてブラブラ歩いていると、なのはの姿を見つけた。 その様子を見ているとなのははR良太郎に抱きつかれ、びっくりしていたのが面白くてからかうことにしたのだった。 さて、後は皆さんもご存知の本編。時の列車は暫し未来へと走りましょう。 目次へ
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【アンリミテッド・エンドライン】 ガソリン 新庄・運切に支給。 テロリスト集団「レギオン」によってホテル・アグスタに撒かれた大量のガソリン。正確な量は不明だが、機動六課隊舎を軽く火の海にするのに十分な量だった。 レギオンのアサルトライフル スバル・ナカジマに支給。全100発。 テロリスト集団「レギオン」の構成員が使用するアサルトライフル。肩から提げるためのベルトが設けられている。 【ACE COMBAT04 THE OPERATION LYRICAL】 RPG-7 ギルモンに支給。 ソ連の開発した歩兵携行用対戦車擲弾(ロケット弾)発射器。 専用の弾頭として榴弾5・照明弾2・スモーク弾2が付属している。 【仮面ライダークウガA’s ~おかえり~】 トライアクセラー ティアナ・ランスターに支給。 「トライチェイサー2000A」か「ビートチェイサー2000」を起動するために必要なバイクの右ハンドル。 トライアクセラー単体でも警棒として使用することが可能。 バベルのハンマー 金居のデイパックに転送されたボーナス支給品。 未確認生命体第45号ことゴ・バベル・ダの使用する大金槌。 高い殺傷能力を有しており、バベルの怪力と相まって、紫のクウガの鎧に傷をつけるほどの威力を発揮した。 【キャロが千年リングを見つけたそうです】 千年リング 万丈目準に支給。 古代エジプト王朝の時代に生み出された、千年アイテムの1つ。目の模様を彫り込まれた三角の板を中心に、5本の角錐を飾り付けた輪と繋げた純金の装飾品。 大邪神ゾークの一部にして、盗賊王の記憶を持つ邪悪な魂「バクラ」が乗り移っている。バクラの人格が宿ることによって、千年リングの持つパワーを行使することが可能となるが、本ロワにおいては、人格交代は6時間ごとにしかできず、その状態も1時間しか維持できない。制限の詳細は【制限一覧】を参照。 【幻想殺し】 ブローニングM2重機関銃 エリオ・モンディアルに支給。 全長1560mm・重量38.0kg・口径は12.7mm×99・装弾はベルト給弾・発射速度は毎分650発という基本構造・性能・更新コストなどトータル面で他の追随を許さない重機関銃の傑作品。 当然発射時の反動は桁違いだが地上戦闘用の三脚架がオプションとして付いているので問題はない。 さらに付随している弾丸300発は全て擬似的な耐魔加工が施されている。 現実での威力も1.5km先の人を弾丸一発で真っ二つにし吹き飛ばすほどで ゴルゴ13が使用した際には高町なのは(StrikerS時)のシールドを紙のように撃ち抜く程の威力を示している。 【SHINING WIND CROSS LYRICAL】 シーナのバリアジャケット フェイト・T・ハラオウン(StS)に支給。 シーナ・カノンがリーベリアで着ていた服を、機動六課がバリアジャケットに改造したもの。 赤を基調とした、さながら中世の三銃士を彷彿とさせるコスチューム。腰にはサーベルが付属している。 【その他69】 ファウードの回復液 八神はやて(StS)の手元に転送されたボーナス支給品。 魔導巨兵ファウード内蔵された機関が生成する液体。 これに浸ったり摂取したりする事で心の力(≒魔力)や体力、怪我を癒す事ができる。 【ティアナが世紀末にやって来たようです】 ラオウの兜 天上院明日香に支給。 世紀末覇者拳王こと、ラオウが被っている兜。 漫画に詳しい人が見れば気付くだろうし、被る人が被れば迫力が出るかもしれない。 【Devil never Strikers】 エボニー&アイボリー ヴァッシュ・ザ・スタンピードに支給。 ダンテの愛用する二挺拳銃。エボニーが黒く、アイボリーが銀色。 どちらも共に弾丸は10発分。 リベリオン アンジール・ヒューレーのデイパックに転送されたボーナス支給品。 「反逆」の名を冠した大剣。 【.hack//Lightning】 憑神鎌(スケィス) キャロ・ル・ルシエに支給。 巫器(アバター)の第一相<死の恐怖>。 ロストロギアによって構成された、エリオの用いる術式不明の大鎌型デバイス。 黄金の彫金が施された、漆黒の鎌の形状を持つ。腕には禍々しいラインを持ったガントレットが装着され、それによって憑神鎌の重量は、限りなく持ち主に最適化される。 普通に切り裂くだけでも絶大な威力を発揮するが、その他にも以下のスキルを使用可能。 ショット……手のひらから魔力弾を発射する。連射可能。 死ヲ刻ム影……通称データドレイン。魔力結合に干渉・改竄する能力を持った必殺技。 憑神刀(マハ) 八神はやて(A s)に支給。 巫器(アバター)の第六相<誘惑の恋人>。ロストロギアによって構成された、ルーテシアの用いる術式不明の刀剣型デバイス。独特の曲線を描く紫の刀身と、薔薇をモチーフとしたレイピアのような護拳を持つ。その重量は持ち主に限りなく最適化され、非力なルーテシアでも巧みに操ることができた。憑神鎌(スケィス)に比べて広域攻撃に特化されており、高い制圧能力を誇るが、直接斬撃の破壊力では憑神鎌に劣る。 以下のスキルを使用可能。 妖艶なる紅旋風……薔薇の花びらを巻き込んだ真紅の竜巻を発生させ、敵にぶつける広域攻撃。花びらは刃物のような切れ味を持ち、突風と斬撃の相乗ダメージを与える。 愛の紅雷……空中に複数の薔薇型ニードルガンを生成し、敵に目掛けて発射する。さながらビットのような遠隔操作が可能。 誘惑スル薔薇ノ雫(SS未登場)……通称データドレイン。魔力結合に干渉・改竄する能力を持った必殺技。 【ドラゴンボールZクロス(仮)】 仙豆 八神はやて(A s)に支給。全2粒。 非常に高い回復作用を持つ豆。1粒の栄養価が極めて高く、1粒食べれば軽く10日は飢えを凌げる。 【なの魂】 洞爺湖 ルルーシュ・ランペルージに支給。 銀時が愛用している、ごく普通の木刀。柄に書かれた「洞爺湖」の文字は、買い換える度に書き込んでいるらしい。 トランプ 金居に支給。 53枚で一組の一般的なトランプ。はやてと神楽がこれでババ抜きなどをしていた。 付属説明書曰く、『賭けポーカーに使ったり、ジョーカーだけ使ったり、使い方は自由』とのこと。 んまい棒 遊城十代に支給。全5個。 桂小太郎が携帯している非常食で、煙幕にもなる。モデルはうまい棒。 【なのは×錬金】 サンライトハート改 キース・レッドに支給。 黒い核鉄Ⅲ、突撃槍(ランス)の武装錬金。 通常は掌に乗る程の六角形の金属塊だが、所有者の闘争本能に呼応して展開して小型の槍となる。 所有者の生体エネルギーを使って推進力の獲得や刀身のサイズの変化などの特性がある。 また所有者の身体の各機能を強化させる事もできる。 ヘルメスドライブ ヴィータに支給。 探査機(レーダー)の武装錬金、所有者の闘争本能に呼応して展開し六角形のレーダーとなる。レーダーは一応盾や鈍器としても使用可能。 顔と名前を知っている相手の策敵、及びその場所まで瞬間移動する事ができる(但し、瞬間移動は2人が限界) 本ロワでは以下の様な制限が加えられている。 最初に使用した者が登録者となり、登録者が死ぬまでは登録者以外は使用出来ない。登録者が死ねば登録は解除される。 策敵範囲は現在エリアと周囲エリアの計9エリアで転移範囲は現在エリアのみ、策敵及び転移可能なのは登録者が顔と名前の両方を知っている参加者だけである。 同時に転移出来るのは登録者を含め2人まで。 一度転移した場合、6時間は再転移不能。レーダー能力は使用可能。 なお、核金状態であれば治癒力を強化する事が出来る(これはどの核金でも同じだが)。これについては登録者以外の相手にも使用出来る。 ちなみに、並行世界の相手であっても顔と名前を知っていれば探知&転移は可能。但し、外見が大きく異なる場合は同じ名前ではあっても一応別人として扱われる。 例えばフェイト(A s)は知っていてフェイト(StS)の姿を知らないならフェイト(A s)しか探知&転移できない。 そしてこのロワの場合クロノ(A s時代から参加)を探知&転移できるのはA s時点でのクロノの顔と名前を知っている場合のみ。 例えばStSでの姿しか知らない参加者はクロノを探知&転移は不可能。 但し、ヴォルケンリッターについては外見変化が無いので探知&転移は可能。 例えばナイブズ(A s時代から参加)がシャマル(StS時代から参加)を探知&転移、及びスバルがシグナム(A s時代から参加)を探知&転移は可能。 【フェレットゾンダー出現!】 ガオーブレス 天上院明日香に支給。 GGG機動部隊隊長獅子王凱の左腕についているパーツ。ライオンを模した金色の籠手。 仕込まれているウィルナイフは、使用者の意志によって自在に切れ味を変える。 なお、このロワにおいては、ギャレオンを呼び出すことはできない。 【魔法少女リリカルなのはsts//音が聞こえる】 虚空ノ双牙 ヴィータのデイパックに転送されたボーナス支給品。 謎の少年・カイトが用いていた双剣。 普段は禍々しい鉈のような形をしているが、戦闘時には刃を展開し、風車のような三つ又の形状に変形する。 大剣・大百足 フェイト・T・ハラオウン(StS)に支給。 ハセヲが所持していた、黒と紫を基調とした大剣。作中でハセヲが魔導師を名乗っていたことから、これもデバイス扱いだと思われる。 刀身には無数の細かな刃が並んでおり、さながらチェーンソーのように回転する。 【魔法少女リリカルなのは STS OF HUNTER】 イカリクラッシャー セフィロスに支給。 水属性のハンマー。見た目はそのまま碇。 いにしえの秘薬 金居に支給。 どのような負傷も完全回復できる上に体力も完全に回復できる薬。それゆえに調合は困難。 小タル爆弾 ルルーシュ・ランペルージに支給。 火薬を詰めた小さな樽で、導火線に点火することで起爆させることができる。 レイトウ本マグロ アンジール・ヒューレーに支給。 氷属性の大剣。見た目は冷凍されたカジキマグロ。 【魔法少女リリカルなのはStylish】 オリーブ抜きのピザ ゼスト・グランガイツに支給。 ダンテが年中出前を取っている大好物。種類はマルゲリータ・ピザ。本人の好き嫌いにより、オリーブは抜かれている。 ダンテの赤コート ヴァッシュ・ザ・スタンピードに支給。 その名の通り、ダンテが身に纏っている赤いロングコート。デザインは「Devil May Cry」のものと思われる。 【魔法少女リリカルなのはStrikers-砂塵の鎖―】 バニースーツ ルーテシア・アルピーノに支給。 バレンタインのプレゼントに、はんたが六課の面々へと贈ったもの。 【魔法少女リリカルなのはStirkers May Cry】 閻魔刀 武蔵坊弁慶に支給。 一振りの日本刀。 【魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~】 朱羅 シグナムに支給。 戦国武将・真田幸村の用いた、二本一対の三又槍。 【LYLICAL THAN BLACK】 黒のナイフ ヴィヴィオの手元に転送されたボーナス支給品。 「組織」に所属する契約者・黒(ヘイ)が使用するナイフ。 【リリカル・ニコラス】 カリムの教会服とパンティー 八神はやて(StS)に支給。 聖王教会所属のカリム・グラシアが着ている黒の教会服とパンティー(補足すると洗濯したての状態)。 以下パンティーを拾った某牧師の感想。 『いやぁ、このでかさ、こりゃ穿いとるのは相当なデカ尻やな。しかも色が白や! 色気ないにも程があるで~』 パニッシャー アーカードに支給。 十字架型の重火器。『トライガン』の世界にて最強の個人兵装とされ、下部がガトリング、上部がミサイル砲となっている。 弾丸の破壊力は航空機にのるような機関砲以上あり、砲弾一発でも厚さ数mのコンクリに1m近い風穴を開け、発射速度は秒間100発以上はある。 ミサイルランチャーの方は100m以上の爆風と衝撃を起すほど。砲弾は自動装填があされるので連射が可能 またパニッシャー×3の一斉射撃を防ぎきる異常な堅牢さもあり盾としても利用可能。 大の大人5,6人ほどでようやく持つことが出来、総重量は数百キロある。 ウルフウッド、ラズロはその超重量を接近戦での戦闘時に一瞬で数十回以上振りますなど攻撃に使用していたが、それは生体機能強化を受けている化物の為である。当然ながらその重量の為、人類が扱える所か持てる物ではない。 【リリカル・パニック】 SIG P220 早乙女レイに支給。全9発。 警察および軍用のオートマチック拳銃。 クレイモア地雷 エネルに支給。全5発。 アメリカ軍が使用する指向性対人地雷の一種であり、加害範囲外半径100m圏内は危険区域とされている。 グロック19 柊かがみに支給。装弾数は15+1。 日本警察のSATでも使用されていると言われているマガジンタイプの拳銃。 投げナイフ 泉こなたに支給。全10本。 投擲用のナイフ。 【リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)」】 青眼の白龍 柊つかさに支給。 遊戯王カードの一種。デュエルディスクにセットする事で具現化出来る。青い眼をした白い龍。攻撃力3000、防御力2500。海馬瀬人の代名詞とも言えるカード。
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「カード復活!?おま、そんなの有りかよ!?」 「目には目、歯には歯、反則には反則だよ」 デストワイルダーがガイを捕らえる。そしてタイガの方へと引きずっていった。 その当のタイガはデストクローを構えている。腹に突き立てるつもりだ。 「くそ…殺られてたまるかよ!」 だが、ガイも黙ってやられはしない。一枚のカードを取り出し、バイザーへと放り込んだ。 『ADVENT』 メタルゲラスが再び現れ、デストワイルダーを弾き返す。そして、メタルゲラスがデストワイルダーとの戦闘を始めた。 「く…あれ?あのライダーは?」 ガイがいない。どうやら逃げたようだ。 「帰ったのか…ま、いいや」 タイガはそう言うと、ミラーワールドを出て現実世界へと戻っていった。 「ったく、こいつまだ寝てるよ」 翌朝、眠っている真司の部屋にヴィータが現れる。どうやら起こしに来たようだ。 「さぁて、今日はどうやって起こすかな?」 いや、あの…頼むから穏便な起こし方にしてくださいね? そしてヴィータは何かを思いついたらしく、物置へと向かう。 1分ほど後、一枚の布をマントのように身につけ、ヴィータが戻ってきた。 そして真司の部屋にある椅子や鞄などを積み、その上に乗る。 次の瞬間、ヴィータが跳んだ。そして落下までに布をドリルのように纏い、回転を始める。 どこからどう見てもナイトのファイナルベント技『飛翔斬』だ。起こすのにこんな大技使うなと言いたい。 回転をし始め、真司に向かって落下していき、そして… 「起きろぉ!」「ごはっ!」 直撃である。 「起きねーとギガントで潰しちまうぞー…あれ?真司?おーい…」 少しおかしいと思い、ヴィータが真司を見ると…白目をむいて痙攣していた。泡まで吹いている。 さすがにやばいと思い、青ざめる。そして、 「シャマルゥゥゥ!真司が大変だ!早く来てくれぇぇぇぇ!!」 第十一話『完全復活』 「ヴィータ、さすがにあれはやりすぎやと思うで」 現在の状況を簡単に説明しよう。 真司を起こそうとしてあれだけの状態にしたことは、すぐに八神家全員の知るところになった。 で、正座したヴィータに向かってはやてが説教をしている状態である。 ちなみにシャマルは真司の手当てをしている…あ、目を覚ました。 「…あれ?俺…」 「あ、気がついたのね。えっと…実はかくかくしかじかで」 これで通じるのだから物語とは便利である。 そして事情を理解した真司がはやてを止めに入った。 「まあまあ、はやてちゃん。ヴィータも反省してるみたいだし、その辺で…」 「…せやな。被害受けた真司君もいいって言ってるみたいやし、もうええやろ。 ヴィータ、ちゃんと謝っとき」 そう言われ、ヴィータが真司に向き直る。 「…真司、さっきは悪かった」 「ごめんなさいは?」 横からシャマルが口を出す。 「…え?」 「『ごめんなさい』は?」 「…ごめんなさぁぁぁぁぁい!!」 どう見てもモモタ○スです。本当にありがとうございました。 その数時間後、アースラ食堂。 「しっかし、平和だねぇ」 「確かにな…モンスターはたまに出ることさえ除けばの話だが」 クロノとエイミィは、平和を享受しながら昼食を取っていた。 ちなみに、クロノはきつねうどん、エイミィはカレーを食べている。 「それはそうだけどさ、でも今ならモンスターくらい、結構簡単に倒せるでしょ?なら問題ないって」 「それはそうだが…」 ヴィー!ヴィー!ヴィー! アラートサイレンが鳴り響く。何かが起こったようだ。 「エイミィ!」 「分かってるよ、クロノ君!」 二人揃って艦橋へと急ぎ向かった… と思ったら、クロノが戻ってきて代金を払って行った。どうやら代金を払うのを忘れていたらしい。 そして艦橋にて。エイミィがすぐにオペレーター席につき、オペレートを始める。 「この反応…モンスターじゃない!傀儡兵が多数出現!」 「傀儡兵だって?迂闊だった…最近出ないから忘れていたな」 そう、どういう訳かミラーモンスターが出始めた頃、それに反比例するかのように傀儡兵の出現が減っていったのだ。 そしてここ最近は全く出ないので、みんな忘れていたようだ。 「…と、とにかく、なのはさん達に連絡して傀儡兵の迎撃を!」 指示を出すリンディ。それまでに多少間があったことから、彼女も傀儡兵を忘れていたのだろう。 「ん?なんか外が騒がしいな。真司、お前ちょっと見て来い」 「あ、はい。分かりました。じゃあ行ってきます」 そう言うと真司は、鞄を持って外へと駆け出していった。 そして外が見えたとき…驚きで鞄を落とした。 「何だよこれ…鎧?」 傀儡兵がいる。それも大量に。そして、そのうちの一体が真司へと向かってきた。 「くっ、このっ!」 とりあえず向かってくる傀儡兵を蹴り飛ばし、鏡を探す。だが、それより先に傀儡兵が真司へと迫る。 やられる。真司がそう確信した次の瞬間、向かってきた傀儡兵数体が両断された。 傀儡兵が崩れ落ちた向こう側には、それを行った張本人、フェイトがいた。 「真司、大丈夫?」 「あ、ああ。こいつら一体何なんだ?」 「これは『傀儡兵』。魔力で動く鎧みたいなものかな」 「そうか…こいつらは敵ってことでいいんだよな?」 黙ってうなずくフェイト。それを見た真司は編集部へと駆け戻る。 「遅えぞ真司。で、どうだったんだ?」 「と、とにかく隠れてください!」 真司のただならぬ様子に、ただ事ではないと察する一同。 「まさか…モンスターが出たの?」 「似たようなもんです!じゃ、俺はそいつらと戦ってきますから!」 そして編集部の窓ガラスにカードデッキをかざし、右腕を左上にピンと伸ばす。そして、 「変身!」 Vバックルにカードデッキを装填し、龍騎へと変身。そして窓を開け、一枚のカードをバイザーに装填した。 『SWORDVENT』 窓からドラグセイバーが飛来する。それをキャッチした龍騎はこう言った。 「じゃ、行ってきます」 そう言うと、その開いていた窓から飛び降りた。驚いてその窓に駆け寄る一同。 そこから見えた光景は、傀儡兵の集団と、それを片っ端から両断するフェイト。 そして飛び降りてから着地までの間に傀儡兵をなぎ払う龍騎の姿だった。 「準備はいいね?じゃあ行くよ!」 フェイトが着地した龍騎にそう言い、そして傀儡兵の集団に飛び込んだ。 その頃、翠屋では。 「何て数なの?これじゃキリが無いよ…」 「確かに。これは少し骨だ」 なのは・ライア・ユーノが同じく集団を相手に戦っていた。 この日は偶然翠屋にアリサとすずかが来ていて、この二人となのはの家族を守りながらの戦いとなっている。 それぞれが傀儡兵よりはるかに上の実力があるといっても、数が数。さらに家族や友人を守る必要がある分、多少不利だ。 まあ、それでもかなりの数を減らしたのだが。 パリィィン 翠屋の方から窓が割れる音。傀儡兵が入り込んできたのだ。 「まずいよ!あそこにはまだアリサ達が残ってるのに…」 だが、次の瞬間、その傀儡兵が何かに貫かれた状態で飛び出してきた。 その傀儡兵を貫いている物体に、なのはとライアは見覚えがあった。 「あれは…オメガゼールの杖?何でこんな所に?」 そう、かつて戦ったモンスター『オメガゼール』が使っていた杖だ。 そして、他の傀儡兵の数もどんどん減っていっている。それを遂行しているのはモンスターの群れだった。 「どういう事だ?なぜモンスターが傀儡兵を…」 「…お見事。いい腕ね、佐野さん」 中から聞こえたアリサの一言が、その疑問を解消することになった。 それを言った時、近くから人影が現れる。 「アリサちゃんを守るように、って念を押されてますからね」 その人影が姿を現したとき、モンスターとその『佐野』の関連が分かった。 その佐野とは、銀の仮面に茶の鎧、そして二本の角を持つライダー、『インペラー』だった。 「じゃ、俺も行くか」 そう言うと、インペラーは飛び上がり、数体の傀儡兵を蹴る、蹴る、蹴り飛ばす、蹴り壊す。 着地後、カードデッキから一枚のカードを取り出し、足のギガバイザーに装填した。 『SPINVENT』 そして大きな二連ドリル『ガゼルスタッブ』を手に、さらに片っ端から穿つ。 「ユーノ君、手塚さん、私達も負けてられないよ!」 そう言ったなのはが、レイジングハートを構える。 『Load Cartridge.』 「ディバイィィィン…バスタァァァァァァ!!」 『Divine buster. Extension.』 特大のディバインバスターが、傀儡兵を一気に消し去った。 よくロボットアニメなどで、特大のビームで敵の群れを蹴散らす演出があるが、今のはちょうどそんな感じである。 それから30分ほど後、あらかた片付いたので一度全メンバーが合流していた。 「しかし、久しぶりに現れたと思ったらこの大群、一体何が起こってるんだ?」 クロノが率直な疑問を口にする。その直後、エイミィから念話が入った。 『どうも、その原因が出てきたみたいだよ。 海鳴市の近くの海に、大きな魔力反応。その近くには大物モンスターの反応もある』 「何だって?分かった。すぐに…」 『待って!その魔力反応、そっちに近づいてる。多分戦うことになるんじゃないかな…気をつけて』 「そうか…分かった。みんな聞いたな?」 「いや…俺には何のことだか…」 そう言って手を上げる真司。 「…そうか、ライダーとはいっても、魔力があるわけじゃないんだったな」 そしてクロノが真司に今の念話の内容を説明した。 多分手塚や佐野にも聞こえていなかったのだろう。二人ともその念話の内容を今聞いたような表情をしている。 『大きな魔力反応、来るよ!』 そのエイミィの言葉とともに、翠屋付近の空間が歪んだ。 そして、その歪みから現れたのは…P.T事件の関係者なら知っている、しかしこの場にいるのが信じられない存在だった。 「母…さん…!」 そう、現れたのはプレシア・テスタロッサだった。 次回予告 「プレシアァァァァァ!!」 「勘違いするな、俺はそのライダーを倒しに来ただけだ」 「傀儡兵呼んでたのこいつだったのか!」 「それじゃあ…死になさい」 仮面ライダーリリカル龍騎 第十二話『プレシア・テスタロッサ』 戻る 目次へ 次へ
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「オルタドライブ?」 シャーリーの言う単語は、デバイス関係を多少は齧ったわたしにも聞き慣れないものだった。 カズマ君のデバイス、チェンジデバイスと言うらしい箱か又は物々しいバックルとでも形容するしかないそれは、下手なロストロギアより謎だらけのものだった。 もちろん普通のデバイスとは全く違う。機能もよくは分からない。おまけに厳重なプロテクトとダミープログラムによって内部データは閲覧できず、ブラックボックスな中身故にコピーも難しかった。 「ええ、カズマさんが何度か使用した後に調べてみたら幾つかプロテクトが解除されていたんです。それで調べてみたらそんな名前が」 シャーリーにしては珍しい、聞いたことのない専門用語みたいだ。彼女に分からないなら、わたしにも分かる筈がない。 「それで、そのオルタドライブって何のことなの?」 名前からして動力機関みたいな気はする。けれど動力機関が搭載されたデバイスなんて聞いたことがなかった。 「このデバイスに搭載された魔力精製機関のことみたいです。これのお陰でリンカーコアのないカズマさんでも魔法が使えるみたいなんですけど……」 魔力素を変換出来る装置自体を聞いたことがない、とシャーリーは続けた。 簡単に言えば人工のリンカーコアということだと思う。けどそんなもの、一体誰が作ったの? リリカル×ライダー 第五話『鉄槌』 訓練、訓練、また訓練だった。 機動六課隊員、特にフォワードメンバーは頻繁にヘリで任務に向かっていた。復興支援や、ガジェットと呼ばれる自立戦闘機械の掃討などを行っているらしい。JS事件の傷痕は、未だあちこちに残っているらしかった。 一方の俺はまだ任務に従事出来るだけの訓練を積んでいないため、一人居残り練習という有り様だった。一応、教官としてなのはが残っているのは不幸中の幸いか。 すでに俺が目覚めてから、一週間も時間は経過していた。 「飛行魔法に魔力付与攻撃、それにベルカ式防御魔法だけかぁ」 なのはが訓練データを見ながらぼやく。 薄々気付いていたが、俺は相当不器用らしい。基礎的な射撃魔法はもちろん、魔力スフィアの形成も出来なかった。というより、射撃魔法自体が向いていないのだろう。他に補助魔法や戦闘以外に使用する魔法も試したが、いずれもダメだった。 唯一、飛行魔法だけは利点になるらしいが。 「まぁ、カズマ君はどちらかというと騎士だしね」 騎士という言葉は聞き覚えがあるが、彼女の言う騎士はおそらく違う意味だろう。 「なのは、騎士って?」 「えっと、わたし達魔導師がミッド式魔法を使ってるのは教えたよね? ミッド式はね、攻撃魔法は主に射撃魔法が得意で他にも補助魔法や様々な魔法を使うのにも向いた万能な魔法体型なの。一方、ミッド式と対を成す魔法体系にベルカ式と呼ばれるのがあってね。そっちは格闘戦用の魔法を中心に戦闘に特化してるんだけど、それを扱うのが『騎士』」 ……分かったような、分からないような。 まぁ、斬り合いや殴り合いの方が向いてるのは事実だ。 「似たような戦い方をヴィータちゃんとシグナムさんがするから、帰ってきたら習うといいよ」 そのヴィータちゃんとやらは知らないが。 「それよりなのは、もう一度ガジェットってのと戦わせてくれ。実戦形式が一番伸びるのが早い気がするんだ」 俺の案をしばし顎に手を当てて考えた後、溜め息と共に首肯した。 「大体のことは分かったしね。でもガジェットじゃ、物足りないんじゃない?」 なのは曰く、殴り合いや斬り合いが主な俺はガジェットに対し相性が良いらしい。AMFと呼ばれる魔力を阻害するフィールドを持つガジェットは並みの魔導師には天敵となるものの、自分のように殆ど魔力を使わないものには何の障害にもならないのだ。故にガジェットは自分に取って少々役不足な敵だった。 「でも他にないんだろ?」 「そういうわけでもないんだけど……」 いつまでも顎に手を当てて悩むなのは。段々イライラしてきた。 「おい、そこまで悩むんならさっさとその隠し玉出せよ!」 「うーん、後悔しても知らないよ?」 なのはは、にこりと笑った。 ・・・ 「フェイトちゃんお帰り。ここんとこ忙しいのに厄介事押し付けちゃってごめんな?」 「平気だよ。それにはやてだって大変なんでしょ?」 「私は何時ものことや」 フェイトちゃんが一週間ぶりに帰ってきていた。 彼女に依頼したのはカズマ君の調査。執務官という立場を生かして本局で調査してもらっていたのだ。未だ記憶が戻らない以上、こっちが地道に調べていくしかないのだから。 「それでどうやった? カズマ君の世界は見つかった?」 「管理世界と把握している管理外世界からここ最近急にいなくなった人をリストアップしたんだけど、該当する人はいなかった」 「そっか……」 思わずほっとしてしまう自分が嫌いになりそうだ。けど、せっかく六課とも馴染み始めたカズマがいなくなったら寂しいというのは事実だ。そういって自分を誤魔化すことにする。 「けどね」 「ん?」 カズマ君の偽造の身分証明書を提出するために封筒に纏めていた手を止める。珍しい、彼女が言い澱むことがあるなんて。もう一人の親友ほどではないけれど、彼女も正義の人故に何でもはっきり言うのだ。 「実はそっくりな顔の人が15年前に日本で行方不明になったって情報があったんだ」 「なんやて!?」 まさかだった。確かにカズマ君の顔は東洋系だし、名前も日本人っぽいとは思っていた。しかし本当に日本人、つまりは私やなのはちゃんの故郷、第97管理外世界の出身だったとは。 「でも15年前だから今とは顔が違うはずなんだよね」 「あ……そうやね」 確かにそうだった。15年前に似ていただけなら今はずっと老けているはずだ。早とちりだった。 「そっか、ありがとな」 「いいよ、私も気になってたから」 そう言って微笑を浮かべた後、彼女はここを退室していった。 ・・・ 「はぁぁぁ!」 円筒形のガジェットを真一文字に切り裂く。薄っぺらな装甲は容易くひしゃげ、内部機器を粉砕しながらオイルを撒き散らして爆散した。まぁ、魔力を物質化させて、ホログラムで見た目をリアルにしているだけの偽物なのだが。 「これで、15体か」 訓練再開から10分、最初はガジェットと戦っててと言われて戦闘を続けていたが、数にキリがなかった。 そしてまた、ビルの屋上から三体のガジェットが顔を覗かせる。 「くそっ、おりゃあ!」 『Fly Booster』 俺の声に続き、バックルから電子音声が鳴る。それに呼応して背中にある二本のブースター先端に発動した魔法陣から青い魔力光が噴き出し、俺の体が浮かび上がった。 ちなみに、俺は今の体を見て思うことがいくつかある。 まずはバックル。本来はこんなものじゃなかった気がするのだ。他にも腹や肩のアーマーが不自然に感じる。本来ここには何かマークが描かれていたはずなのに。今は無機質な装甲だけだ。 そしてこの背中にあるこのブースターも違和感の原因の一つだ。 「おりゃあああ!」 『Slash』 飛び上がった俺の剣が蒼い魔力光を帯びる。 俺はビルに着地しながら右足を軸に体を回転させ、三体のガジェットを一度に切り裂いた。――そして一歩遅れて爆発する。 「これで、18体かよ」 違和感が何なのか、俺には分からない。今は精一杯生きるしかないのだから。 再び床から四体のガジェットがせり上がる。まだまだ休ませてはくれないか。 「りあぁぁぁあ!」 フライブースターを噴かせ、一気に突進する。いや、しようとした。 それを、轟音が遮った。 「だ、誰だ!」 ガジェットを粉砕した影。背は低い。だが赤い衣装と右手のハンマーが、俺の恐怖心をくすぐる。いったい誰だ? 「なのは、これは一体――」 「お前がはやてを誑かしたのかぁぁぁあ!」 「えぇぇぇ!?」 その赤い影が、俺に襲いかかってきた。 ・・・ 鬱だった。 何故彼をあそこまで罵倒したか分からない。犯罪者と勝手に決めつけ、彼に辛くあたった自分が堪らなく憎い。 任務の合間、つかの間の休憩時間に、あたしは何をやっているんだろう。あの模擬戦以来、考え事ばかりしている気がする。 「ティア?」 声がかかる。スバルだ。あたしに元気がないのを察して来てくれたんだろう。 「ねぇ、スバル」 「何?」 スバルになら、悩みを吐いてもいいかな? 執務官になるために、あまり他人を頼ったりはしたくないのだけれど。 「どうしてあたし、カズマさんにあんなに辛く当たっちゃったんだろう」 「ティア……」 理由は無いわけじゃない。ナンバーズを捕まえた際に、しかるべき罪を課せられるかと思ったら驚くほど軽くて管理局に不信感があったとか。最近良くしてくれているなのはさんを蹴飛ばしたことが許せなかったとか、はやて部隊長が庇ったのが信じられなかったとか。この頃アレの習得が上手くいかず溜まったストレスも原因かもしれない。ホントに、いろいろ。 けど本当は、この機動六課という輪を壊してほしくなかっただけかもしれない。そんな小さな事のために辛く当たった自分が、本当に小さく見えた。 「ティア」 「何よ?」 「一緒に謝ろうか」 「えっ?」 まさかスバルがそんなことを――と考えて、あたしよりもずっとそういうことを気にするやつだったのを思い出した。 「あたしも最初はまだ本調子じゃないなのはさんに暴力を振るったあの人が許せなかったけど、今では反省してるんだ。なのはさんがあの人は悪い人じゃないって言ってたの、早く信じておけば良かったって、今頃になって思ってる」 目に涙を滲ませ、顔を伏せながら言うスバル。きっと任務中も悩んでいたのだろう。それを気付かせないように空元気を出していたに違いない。あたしがいつも通りだったら分かってあげられただろうに。それが悔しい。 「だから、その」 「分かった。スバル、一緒に謝りに行くわよ」 「ティア……」 あたしはなるべくいつも通りに笑いながら、 「くよくよ悩むなんて、アンタらしくないでしょ」 あたしは、そう言った。 ・・・ 何故だか俺は、ティアナとスバルのことを思い出していた。 ティアナとスバルが謝りに来たのは昨日の話だ。こっちはかなり驚いたが、願ってもないことだったので俺も喜んで受け入れた。 何故、今そんなことを思い出すのだろう。 「ぐあっ!」 「どうした! その程度かよ!」 赤い服を着る人影は少女だった。ドレスのような派手なフリルがいくつも付いた服を来ていて、年は小学生くらいだろう。可愛らしい顔立ちをしている。 そんな少女が憤怒の形相を浮かべて、ハンマーを振り回しながら襲いかかってくるなんて悪夢としか思えない。 「グラーフアイゼン!」 『Jawohl!』 威勢の良い彼女の掛け声と、ハンマーから鳴る同じく威勢の良い機械音声が重なる。それと共にハンマー基部のコッキングレバーが動き、薬莢が排出される。 「カートリッジ!?」 「ラケーテン、ハンマー!」 『Raketenhammer!』 赤い魔力がハンマーを包み込む。一瞬の後、ハンマーのヘッド部分は異形の姿に変貌していた。 叩き付ける部分には鋭い突起が、反対側にブースターが付いた新たなハンマーヘッド。見るからに危険そうだと分かる凶悪な外見だ。 それを彼女は、ジェットを吹かして自分の体を軸に回転させながら俺に叩き付ける! 「あぁぁぁぁぁあ!」 俺はそれを右手に発動させた小さな三角形の魔法陣型の盾、パンツァーシルトで受け止める。 甲高い耳が馬鹿になるような音が鳴り響き、ハンマーから生えた突起が俺の盾をガリガリと削っていく。 凄まじい衝撃と突起による追加ダメージ。 俺を守る盾は、限界に達しようとしていた。 『お願い! わたし達の六課を守って!』 その時、なのはの声が耳を震わせた。 ――守る……? そうだ、守らなければ。今六課隊舎を守れるのは俺だけなんだ。 ――そうだ、俺は。 俺が、俺が戦わないと。六課を、ティアナやスバル、エリオ、キャロの帰る場所を守るために。 ――俺はもう、誰も失いたくない。 そうだ、俺は―― ――“全ての人を、守ってみせる!” 「おぁぁぁぁぁっ!」 右手が輝き出す。眩い群青の光は、右手に展開されている三角形の魔法陣を包み込んでいき、亀裂をみるみる修復させていく。 「な! コイツ、いきなり魔力量が――」 少女が表情を変える。だがそんなことはどうでもいい。 俺はフライブースターを最大出力にして押し返す。 均衡する力と力。 「バリア、バースト!」 その状況を、俺はあえて粉砕する。 「なぁっ!?」 盾となっていた魔法陣が爆発し、彼女とそのハンマーを吹き飛ばしながら噴煙で包み込む。これで一時的だが眼は潰した。 俺は死角に一瞬で飛び、青い光を帯びさせた剣を降り下ろ―― 「そこまで!」 ――そうとした所で、戦いは終わりを告げた。 ・・・ 「なのは! てめぇ!」 先程まで戦っていた赤髪の少女が、なのはに掴みかかっていた。 「ごめんね、ヴィータちゃん。ああ言ったらカズマ君と良い戦いをしてくれるかと思って」 「にしてもやり方が悪過ぎだ!」 おそらくなのはの言っていた秘策はこの少女の事だったのだろう。確かにえらく強い相手だった。 ちなみに今いる食堂で夕食がてら事情を聞くということで集まったのだが、彼女がキレ出してしまったため俺には何も出来なかった。 しかし俺はなのはの少女みたいな甘い声にまんまと乗せられたということか。考えてみれば俺が戦わずとも彼女がいた訳なのだから、責任感を持つ必要はなかったのだ。くそ、あの高い声と必死さのある口調は反則だ。思わず守りたくなってしまった。 でも、俺は何か思い出しかけた気が――。 「ホントごめんね。今度はやてちゃんが休み取れるようにわたしが仕事引き受けるから。一緒に遊園地とか、この頃行ってないんじゃない?」 「ほ、ホントかなのは? やったー! はやてと久しぶりのお出掛けだー!」 単純な奴だな、と思ったのは内緒だ。なのははもしかしてこうやって彼女“で”遊ぶことを目的としていたのではないか? そうは思いたくないが……。 「ところでなのは。この子はどういう?」 「あたしか?」 なのはに対して散々怒りをぶちまけたからか、先程よりはずっと爽やかな自信に満ちた笑顔をこちらに向けた。 「あたしはヴィータ。はやての守護騎士ヴォルケンリッターにして機動六課スターズ分隊副隊長のヴィータだ」 赤髪の少女、ヴィータはそう名乗った。 ・・・ ようやく仲直りをしたティアナはカズマへの詫びとしてクラナガンの案内を志願する。二人での奇妙な買い物は、しかし平和には終われない。 ついに物語は始動する。最悪の方向へと。 次回『覚醒』 Revive Brave Heart 目次へ 次へ
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進展!? ◆HlLdWe.oBM 一部損壊したアパートを後にして幻惑の使い手クアットロは一路西に向かう。 目指す場所はI-2に停泊していると示されている客船。 当面はそこで籠城をしつつ情報収集を行う。 それがクアットロの客船を目指す目的だった。 頼れる手玉も近くにおらず直接戦闘が得意ではないクアットロが危険人物の徘徊している可能性が高い市街地にいる事はそれ自体が半ば自殺行為。 だがそれに反してクアットロの足取りは遅い。 既に並みの者なら客船に到着している頃にも関わらずクアットロはまだ行程の半分ぐらいしか進んでいなかった。 現在の位置はだいたいG-2のコンビニの近く。 それも当然だ。 クアットロは危険人物に遭わないように大通りから少し離れた裏路地を細心の注意を払いながら進んでいるのだ。 その歩みが遅くなるのは仕方のない事だ。 だがその間もクアットロの灰色の脳細胞はフルで活動していた。 (そういえば……なんで地上本部の最上階に転移魔法陣なんか設置したんでしょう……?) そして今の議題はなぜ地上本部の最上階に転移魔法陣が設置されていたかだ。 はやてとシャマルの話を総合すると当たり外れはあれど転移自体は作動する事は確かだ。 しかも本来なら相応の魔導師しか使えないはずの転移が僅かな魔法で発動するのだ。 これは殺し合いを回避する者同士の集結を大いに助けるものにもなる。 果たしてプレシアの真意は如何に? 同行者の分裂が目的か――いや、あらかじめ目的地を定めればそのような手違いはなくなる。 殺し合いに乗っている知り合いの元へ飛ばすためか――いや、さすがに条件が限定的すぎる。 そもそも転移魔法陣を常時僅かな魔力で作動するような状態で維持するためには一定の魔力を供給し続ける必要がある。 そこまでして上記のためだけに設置するのは効率が悪いように思える。 ではプレシア以外が設置した可能性という線で考えると、これもまた考えにくい。 ここまで用意してデスゲームを開いたプレシアの目を掻い潜って転移魔法陣を設置できるとは到底思えない。 それにそのような考えで設置するならもっと目立たない場所に設置した方がいい。 あれでは隠し場所としては不適切だ。 (え、ちょっと待って下さい……用意……) コンビニまで後少しという所でクアットロは立ち止まった。 それはある事実が頭に引っ掛かったからだ。 (用意……そうプレシアは『参加者』を集めて『会場』と『首輪』と『力を抑止するもの』を用意してデスゲームを開いた……) それは疑いようもない事実だ。 仮に黒幕がいたとしても一応の実行犯がプレシアである事実に変わりはない。 デスゲームを行う材料として『会場』を用意して『参加者』をそこに放り込む。 あらかじめ反抗防止のための対策として『首輪』と『力を抑止するもの』を全ての参加者に施す。 道中確認した事だが、どうも自分のシルバーカーテンにも若干制限が加わっているらしい。 おそらく万全な状態の8割程の性能だろうか。 今まで使った相手が狂ったキャロと焦っていたはやてだからそんな少しの不備も見逃されていたのだろう。 だがもしシルバーカーテンが万全なら首輪に干渉して外す事も可能かもしれないのだ。 当然と言えば当然の処置だ。 (そして『参加者』は『異なる世界』『異なる時間』から集められて――え、これって!?) 路地裏で立ち止まっていたクアットロの表情は徐々に険しいものになっていった。 そしてそこに少しずつ恐怖が混じっている事に当の本人は全く気づいていない。 しばらく二三呟くクアットロ。 だが数秒後一番近くにあった民家の扉を見つけると、迷わず飛び込んでいった。 (これは、もしかして想像以上に不味い状況なんじゃ……) クアットロは民家に飛び込むと、中に誰もいない事を確認してから今自分が出した予想を改めて吟味し始めた。 当初クアットロはヴィヴィオを確保して首輪を外してここから脱出できればそれで満足だった。 だがよく考えてみればそれでは不十分だ。 無事に脱出してもまたプレシアに連れて来られたら意味がない。 つまりプレシアを倒さない限り真の意味で脱出できた事にはならない。 ではプレシアを倒すにはどうするべきか。 必要なものは3つ。 1つ目は戦力。 さすがに一人でプレシアに立ち向かっても返り討ちになるのが目に見えている。 自分の知る限りプレシアの元には大量の傀儡兵がいたはず。 もちろんそれ以上の戦力がいても不思議ではないから戦力は多いに越した事はない。 2つ目は首輪と制限の解除。 戦力を集めてもこの二つを解除しないとまともな反抗行動を取れない。 3つ目はプレシアの居場所を特定する事。 プレシアがどこにいるのか分からなければ戦力を整えて首輪と制限を解除しても意味がない。 そして重要なのはこれらの条件をほぼ同時に満たさないと意味がない事だ。 (そうですわ、プレシアにとって私達は替えの効く材料でしかない……) 少し考えれば分かる事だ。 例えば自分がプレシアの立場だと仮定して考えてみよう。 参加者の中に首輪を外した者がいたらどうするか。 自分ならまず殺す。 仮に放置して首輪解除者が増えればその時点でデスゲームの存続は無理だ。 この状況を作り出す前提として「首輪で命が握られている」があるからだ。 だがもし複数の参加者が同時に首輪を外せばどうだろうか。 さすがにそれだけの参加者を始末すればまたデスゲームの存続は難しい。 おそらくこの会場ごと破棄するだろう。 今確認しただけでもクアットロ・はやて・シャマル・セフィロス・十代・ヴィータ・黒衣の神父と7つの世界が確認できる。 もし今回のデスゲームが失敗してもまた新たな世界から人数集めて実施すればいいだけの話だ。 だからデスゲームの存続が無理と判断したら会場ごと破棄される可能性は十分にある。 アルカンシェル程度の兵器を使えば一瞬で全てを無に帰して新しく始める事も可能だ。 そうはやてやシャマルの世界でスカリエッティのクローンを宿した自分が本物のスカリエッティを見捨てて基地を放棄したように。 第一これが「1回目」のデスゲームだとは限らない。 もしかしたらこれまでにも同じような事を何度も繰り返しているかもしれないのだ。 (も、もし今この瞬間にも誰かが碌に考えもしないで仲間内で首輪解除なんてしたら――) ――その瞬間、クアットロも含めて参加者全員はデスゲームを終了を待たずにゲームオーバーだ。 だがそれが分かったところで自分に何ができるだろう。 まだ確たる証拠もない状態だ。 誰かに話したところで信じてもらえるか分からない。 むしろ自分の立ち位置を考えると信じてもらえない可能性の方が高い。 さらに悪い事は重なるもの。 時を同じくして南方つまり客船の方から極光が天を照らしていた。 それは僅かな間だが近くまで来ていたクアットロはそれに気付く事が出来た。 (客船の近くで戦闘!? しかもかなり大規模な……これじゃあ籠城策も……) さまざまな事に考えを巡らせてきたクアットロはその頭脳ゆえにそれから思考の海に沈みこんでいった。 【1日目 夕方】 【現在地 G-2 コンビニ付近の民家】 【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】疲労(小)、左腕負傷(簡単な処置済み)、脇腹に掠り傷、眼鏡無し、髪を下ろしている、キャロへの恐怖と屈辱、焦燥 【装備】私立風芽丘学園の制服@魔法少女リリカルなのは、ウォルターの手袋@NANOSING、ツインブレイズ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式、クアットロの眼鏡、大量の小麦粉、セフィロスのメモ、血塗れの包丁@L change the world after story、はやてとかがみのデイパック(道具①と②) 【道具①】支給品一式×2、スモーカー大佐のジャケット@小話メドレー、主要施設電話番号&アドレスメモ@オリジナル、医務室で手に入れた薬品(消毒薬、鎮痛剤、解熱剤、包帯等)、カリムの教会服とパンティー@リリカルニコラス 【道具②】支給品一式、デルタギア一式@魔法少女リリカルなのは マスカレード、デルタギアケース@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【思考】 基本:この場から脱出する。 0.ど、どうしたら……!? 1.条件(プレシアに対抗できるだけの戦力+首輪・制限の解除手段+プレシアの元へ行く手段)が揃わない限り首輪の解除は実行しないし、誰にもさせない。 2.船着き場及び客船に向かい当面はそこに引き篭もり情報収集を行う……つもりだったけど……。 3.アンジール及びチンクとの合流、特にアンジールはセフィロス対策の為どうしても合流したい。 4.他の参加者との接触は現状避けるが、味方に出来そうな連中と遭遇した場合は出来るだけ本性を隠し信頼を固めた上で利用し尽くす。 5.デルタギアの各ツールを携帯電話、デジカメ、銃として利用出来るかを確かめたい、変身ツールとしてチンクかタイプゼロに使わせても大丈夫だろうか? 6.首輪や聖王の器の確保、シャマルの首輪を確保したいが……(後回しでも良い)。 【備考】 ※参加者は別々の世界・時間から連れて来られている可能性に至りました。 ※アンジールからアンジール及び彼が知り得る全ての情報を入手しました(ただし役に立ちそうもない情報は気に留めていません)。 ※アンジールの前では『アンジールの世界のクアットロ』のように振る舞う(本質的に変わりなし)。 ※基本的に改心した振りをする(時と場合によれば本性で対応する気ですが極力避けるつもりです)。 ※デュエルゾンビの話は信じていますが、可能性の1つ程度にしか考えていません。 ※この殺し合いがデス・デュエルと似たもので、殺し合いの中で起こる戦いを通じ、首輪を介して何かを蒐集していると考えています。 ※デュエルモンスターズのカードとデュエルディスクがあればモンスターが召喚出来ると考えています。 ※地上本部地下、アパートにあるパソコンに気づいていません。 ※制限を大体把握しました。制限を発生させている装置は首輪か舞台内の何処かにあると考えています。 ※主催者の中にスカリエッティや邪悪な精霊(=ユベル)もいると考えており、他にも誰かいる可能性があると考えています。 ※優勝者への御褒美についての話は嘘、もしくは可能性は非常に低いと考えています。 ※キャロは味方に引き込めないと思っています。 ※キングのデイパックの中身は全てはやて(StS)のデイパックに移してあり、キングのデイパックははやて(StS)のデイパックに入っています。 ※この殺し合いにはタイムリミットが存在し恐らく48時間程度だと考えています(もっと短い可能性も考えている)。 Back Kな魔王/ミライノヒカリ 時系列順で読む Next 余波 Back Kな魔王/ミライノヒカリ 投下順で読む Next 余波 Back 銀色クアットロ(後編) クアットロ Next Aの残光/強襲ソルジャー
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ホールドベントという声に気付き、すぐにかわす3人。飛んできた方向を見ると、ライダーがいた。 「あいつ…仮面ライダーガイの芝浦淳か!」 そのライダーは芝浦淳。仮面ライダー『ガイ』である。 だが、龍騎の記憶ではガイはヨーヨーを使ったことは無いはず。 そう思っていると、もう一人のライダーが現れた。 「何だ、あいつ…見たことも無いライダーだ…」 そのライダーは全身が緑色で、頭には大きな目のような何かが付いている。 見た目だけならカメレオンを連想しそうな姿だ。 「へー、神崎士郎が言ってた通り、他のライダーの事も色々知ってるみたいだね」 ガイが緑色のライダーと話す。どうやらこの二人は手を組んでいるようだ。 「でもアンタの事は知らないみたいだよ。ベルデの高見沢さん?」 「お前バカだろ?何で知らない相手にわざわざバラしやがんだよ」 「え?別にいいじゃん。名前だけ知られても能力知られてないんなら別に不利にもなんないし」 ガイとベルデが話している最中、ナイトがあることに気付く。 ベルデの声、そして高見沢という名。これで思い浮かんだのはある有名人物だった。 「高見沢…?まさか、高見沢グループ社長の高見沢逸郎か?」 それを聞いたベルデは、驚いた顔でナイトを見る。仮面で顔が隠れているから表情は分からないが。 「ほう、よく分かったな。どうやって理解した?」 「その声とその名前だ。テレビでお前の声は知っていたし、その声で高見沢といったら高見沢逸郎しか思いつかなかった」 「それだけ知られてんのか。そいつぁ嬉しい…なぁ!!」 声とともに『バイオワインダー』と呼ばれるヨーヨーで仕掛ける。今度はかわしきれず、龍騎に当たった。 「ま、待て!俺はライダーと戦う気はないんだ!」 戦意が無いことを必死でアピールする龍騎。 だが、ガイは親指を下に向け、手をいわゆる『地獄に落ちろ』という形にして言い放った。 「あっそ、じゃあ死んでよ」 第八話 『激闘』 『STRIKEVENT』 ガイがアタッチメント『メタルホーン』を装着し、龍騎へと仕掛ける。 『Panzerschild.』 だが、その攻撃はすんでの所で止められた。 シグナムが防御魔法『パンツァーシルト』で道をふさぎ、その隙にガイの懐に飛び込んだからだ。 「何をしている城戸!死にたいのか!」 どうやらシグナムは戦る気満々のようだ。 シグナムとしてもライダーとは戦いたくない。だがミラーワールドで動いているといつ襲われるか分かったものではない。 ならば遭遇したら死なない程度に戦い、ミラーワールドから追い出そう。シグナムはそう考えたのである。 シグナムはガイを蹴り飛ばし、そのまま一騎討ちへと持ち込んだ。 龍騎はそのシグナムの手助けに行こうとするが… 「どこ見てやがる、テメエ等の相手は俺だ!」 バイオワインダーによる遠距離攻撃を受け、そのままナイトと共闘してベルデと戦うことになった。 「どうしたのお姉さん、もう息切れ?」 余裕のガイと比べ、シグナムは多少息切れしている。 というのも、ガイは他のライダーと比べて高めの防御力を持っている。 さらに高い腕力とメタルゲラスの補助もあり、なかなか決定打を与えることが出来ないのだ。 と、その時シグナムが予備カートリッジを装填する。何か策でもあるのか? 「あれ?何かする気?」 そう聞いたとたん、カートリッジをロードし、いつのまにかシュランゲフォルムになっていたレヴァンティンを鞘へと収めた。 だが、ガイもそれを見てむざむざやられはしない。 「ま、いいや。それじゃ、そろそろ死んでよ」 『FINALVENT』 ガイがメタルホーンを持ち、メタルゲラスの肩へと乗る。その直後、もの凄いスピードでシグナムへと突っ込んでいった。 これがガイが持つ最大の必殺技『ヘビープレッシャー』である。 「待っていたぞ…そうやって大技を放ってくるのを!飛竜一閃!」 刹那、シグナムが鞘からレヴァンティンを抜き、中距離用の決め技『飛竜一閃』を放つ。 アドベント・システムの力もあり、ライダーのファイナルベント技を相殺するだけの威力はついている。 そして接触と同時に煙が上がる。 「うーわ、これじゃ周り見えないな」 だが次の瞬間、嫌でも周りが見えるようになると悟った。 シュランゲフォルムとなったレヴァンティンで体を絡めとられていたのだ。 「な、何だこれ!?まさか最初からこれを狙って…!」 「ああ、そうだ」 煙の中からシグナムが現れる。 「私も誰も殺したくは無い。ならばこうやってミラーワールドから追い出すまでだ」 そう言うと鏡の方を向き、 「分かったら」 振りかぶり、 「ミラーワールドから」 思い切り振り、 「出て行け!」 ガイを鏡へと放り投げた。だが、鏡へはまだ距離が足りない。 「レヴァンティン、システム起動だ」 『了解。アドベント・システム、起動します』 システムを起動させ、モンスターデータを実体化させる。 シグナムのシステムにはドラグレッダーのデータが入っていた。 そして不足分の距離をドラグレッダーが吹き飛ばし、ガイをミラーワールドから叩き出した。 ふと、『シュウウゥゥゥ…』といった感じの音に気付く。自らの体が粒子化していっている音だ。 「時間か。城戸、私は先に戻る」 聞こえたかどうかは定かではないが、反応しないところを見ると、聞こえていないのだろう。 それならそれでもいいとばかりに、シグナムはミラーワールドを去った。 一方、龍騎・ナイトvsベルデの方は… 「くっ、あいつどこ行ったんだ!?」 ベルデの持つ透明化のカード『クリアーベント』に苦しめられていた。 見えない相手からの攻撃、さらに攻撃の瞬間にすら姿を現さないから、苦しむのも当然である。 そしてその当のベルデは、物陰から次のカードを装填していた。 『COPYVENT』 ライアの持つものと同名のカード。だが効果は違う。 ライアがコピーできるのは武器のみ、だがベルデは姿までもコピーできるのだ。 そしてコピーベントでシグナムの姿をコピーし、二人に近づく。 「あ、シグナムさん。そっちは終わ…!?」 ベルデが姿とともにコピーした剣、レヴァンティンで斬りかかってきた。 慌ててドラグセイバーで受け止める。そしてその一瞬の隙を突き、ナイトがウイングランサーで思い切り突いた。 「な!?蓮、どういうつもりだよ!」 「あっちをよく見ろ。確かシグナムとか言ったか?あいつはそこでガイと戦っている。 ならばこいつは偽者…大方ベルデが化けたものだろう」 そう言われ、龍騎は指し示された方向を見る。 確かにシグナムとガイが戦って…今決着がついた。 そして飛ばされた方のシグナムを見ると…いない。どういうことか。 『FINALVENT』 こういう事だ。ベルデ最大の大技『デスバニッシュ』を仕掛けるために距離を置いていたのだ。 バイオグリーザの舌で足を縛り、まるで空中ブランコのようにナイトを掴む。 そして高速回転し、空中で止まった。当然頭を下に向けたナイトを掴んだ状態である。 「このまま脳ミソぶち撒けな!」 そしてそのまま地面へと急降下していく。このままだとナイトは死ぬだろう。 だが、龍騎がそれを許さない。 「させるかぁぁぁぁ!!」 『STRIKEVENT』 ドラグクローを呼び出し、昇竜突破を放つ。 その火球は狙い過たず、ベルデの腕をとらえた。腕を負傷し、体勢が崩れる。 その隙を利用し、ナイトが振り払う。何とか頭は打たずに済んだが、それでも体を強打し、気絶している。 そうこうしている間にベルデが立ち上がる。龍騎は身構えるが、 「時間切れか…やめた」 開口一番にそれである。そのまますぐに帰っていった。 肩透かしを食ったような感じだが、確かにベルデが粒子化を始めている。 おそらく龍騎やナイトより先にミラーワールドに来ていたのだろう。 「時間に救われた…かな…」 そう言った龍騎の仮面の下には、安堵の表情が浮かんでいた。 数日後。 「島田さんからここのシュークリームがおいしいって聞いてたからな…」 真司はとある喫茶店の前にいた。 なぜこんな所にいるか、それははやての家に居候していることを大久保に知られ、「たまには土産でも買っていった方がいいんじゃないか?」と言われたからである。 そして土産に何がいいか調べたところ、この店のシュークリームが美味いと聞き、それを買っていくことにしたのである。 意を決し、真司が店に入っていった。店の看板には『翠屋』と書かれている。 「いらっしゃいま…!!」 何という偶然。蓮と手塚がいた。それも二人ともウェイターとして。 「お前ら…もしかしてここで働いてたのか?」 あまりの出来事に、真司も驚きを隠せない。 「ああ、住み込みで午後3時ごろからな。秋山もだ」 話す気がなさそうな蓮に代わり、手塚が答える。 「ただいまー」 と、喫茶店のドアが開き、なのはが入ってくる。 「あれ?なのはちゃん、こんな所でどうしたの?寄り道?」 「え?違うよ。ここは―――」 「ここがなのはの家だ」 「…え!?」 予想だにしなかった出来事にさらに驚く。 「それと、神崎士郎の妹…神崎優衣と言うんだが、知っているか?」 「あ、ああ」 「…その神崎優衣もここで働いている。もっとも、今は買出しで出かけているが」 あまりの超展開に真司の脳がショートしている。 そして、熱暴走寸前の脳からようやくこの言葉を絞り出した。 「…偶然って怖いな」 この場にいた全員が同意したという。 同時刻、どことも知れぬ場所。 黒い長髪の女が倒れている。死んでいるのか?そう思いたくなるほど長い時間、ここで倒れているのだ。 「う…」 どうやら目を覚ましたようだ。もぞもぞと動き出し、起き上がった。 「私は…生きているの?」 言葉から察するに、今まで自分が死んでいたのだと思っていたのだろう。 女の名はプレシア・テスタロッサ。かつて『ジュエルシード』と呼ばれる結晶体で『アルハザード』という地に行き、娘を生き返らせようとした魔導師である。 だが、それも時空管理局、そして『高町なのは』と『フェイト・テスタロッサ』によって失敗、虚数空間へと落ちていったはずである。 「そうだ、アリシア!アリシアはどこ!?」 目覚め、意識もはっきりしてきたところで娘を思い出す。そうだ。自分とともに虚数空間へと落ちたはずだ。 アリシアを探すも、結局見つからない。絶望で途方にくれていた。 そんな彼女の前に、『あの男』が現れたのである。 『絶望しているようだな』 「…誰よ?」 『お前の絶望を取り除けるかもしれない』 「絶望?ジュエルシードも一つしか無い、それじゃアルハザードに行けない。 アリシアを生き返らせる道が立たれたも同然なのよ? それとも、生き返らせる方法があるとでも言うのかしら?」 『ああ』 男は事も無げに言い放つ。すると、その言葉にプレシアの目に希望が満ち始めてきた。 「どういう事?詳しく教えて」 そして男…いや、神崎士郎は話す。ライダーバトルの存在を。 「つまり、そのカードデッキさえあれば、アリシアを生き返らせる道が開けるという事?」 『そうだ。だが、今は13個全てがそれぞれの人間に与えられた後だ』 「…ならどうすればいいのよ?」 『簡単なことだ。他のライダーから奪えばいい』 そして神崎は一枚の紙を渡す。一通り目を通してみると、それは名簿のようだ。 『ライダーの名簿だ。それに載っている人間からカードデッキを奪え』 次回予告 「アリシアを生き返らせる…そのためなら、私は人殺しにもなるわ」 「意外ね。こんなに早く見つかるなんて」 「待っていて、アリシア…」 「やれやれ、神崎士郎も人が悪い」 仮面ライダーリリカル龍騎 第九話『ライダー交代』 戻る 目次へ 次へ
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スレ住人の皆様 遊戯王系単発SS クロス元:遊戯王 294氏 無題(仮) 294氏 一発ネタ(仮) 301氏 1発ネタ 遊戯vsなのは 294氏 第?話 正義の味方?参上 反目のスバル氏 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~前編~」 反目のスバル氏 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~後編~」 反目のスバル氏 無題(仮) エラッタ氏 無題(仮) 三十七代目スレ403氏 キャロが千年リングを見つけたそうです TOPページへ このページの先頭へ