約 4,408,231 件
https://w.atwiki.jp/cwc_dat2/pages/343.html
必勝パチンコ★パチスロ攻略シリーズ Portable Vol.1 新世紀エヴァンゲリオン ~魂の軌跡~ ID+ゲーム名持ち枚数 プレイ数 前回のボーナス ID+ゲーム名 _S ULJS-00295 _G Hissyoh Pachinco Portable Vol.1 Neon Genesis EVANGELION 持ち枚数 _CO MochiMaisu _L 0x203ACC68 0x00001388 プレイ数 _C0 Play Count _L 0x203ACC9C 0x000003E8 前回のボーナス _C0 Bonus _L 0x203ACC94 0x00002328
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2928.html
前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ 空から落ちる爆音にさらされながらコルベールも会場に残っていた。 アンリエッタ王女から避難命令は出ていたが、そこには彼の目を奪うものがあった。 それは魔法の鎖と盾を操る空から降りてきた少年の左手に光るルーン。 「あれは、確かガンダールヴのルーン?」 少し遠目だが間違いない。 「しかしガンダールヴのルーンを持つのはミス・ヴァリエールの使い魔のはずでは?」 コルベールの思索は息とともに止められた。 「ぐえ」 ヒキガエルのような声を出す。 後ろ襟が誰かに引かれて服が喉に食い込んだ。 「なにやってるんですか。危ないですよ!」 「ちょ、ちょっとまって。ぐぇええ」 どこかの女性がコルベールを引っ張っている。 誰かと思い首を回そうとしたが。 「え?」 髪を捕まれた。 「ま、ま、ま、待ちなさい。ぐえええ」 首も回せないし息が詰まる。 そのうち頭から何か引きちぎれるような音が響いてきた。 「あ……」 コルベールの中で何か大切なものがぷっつり切れた。 シエスタは男を引きずり、走っていた。 男は杖とマントのえらい貴族様だが、あんなところに立ちっぱなしにさせておくなんてことはできない。 後でどんなお叱りを受けるかと思ったが、どうやらその貴族様も納得してくれたようだ。 しばらくばたばたしていた後で今はおとなしく引きずられるままになってくれている。 「ユーノさん。がんばってください」 会場では、まだユーノが砲弾を防ぎ続けているはず。 シエスタは祈った。 ──ユーノさんが怪我をしませんように 前で鎧を着た衛士が手を振っていた。 安全な場所まであと少し。 シエスタは足を少しはやめた。 「ああああああああ」 シルフィードの背中でリリカルイズを支えるキュルケは叫んでしまった。 後ろを見ているキュルケにはシルフィードを追う火矢がよく見えている。 その数は1本、2本、3本……とにかくたくさん。 10や20ではない数がシルフィードを追って距離を詰めてくる。 タバサが何度かエアハンマーでシルフィードを加速させているが、もう追いつかれそうになっている。 そのタバサが長い杖をのばしてキュルケの肩を叩いた。 「な、なに?」 「追いつかれそう。あれを少し落として」 「どうやって!」 「フレイム・ボールをたくさんとばして」 「そんなにたくさん撃てないわ。精神力が持たないわよ」 「小さいフレイム・ボールでいい。当たればおちる」 「あー、もうっ」 キュルケは杖を手に取る。 このままでは火矢がシルフィードに当たって大爆発するのは間違いない。 だったら何か言っている場合ではない。タバサの言うとおりにしてみる。 「どうなっても知らないわよ」 キュルケはルーンを唱える。杖を振る動きにあわせ頭上に火球がいくつも姿を現していく。 「行きなさい!フレイム・ボール」 放たれた幾多もの火球は、火矢の行く手を遮るために空中を縦横に飛ぶ。 地上から見上げる者はその炎の航跡により、シルフィードの羽が4枚になったように見えた。 意志を持たぬ火矢はその速度にものを言わせて、火球の守りの中に突き進む。 だが火球は自らの敵を追う力を持っている。 火球に食らいつかれた火矢は爆発の中へ消えていった。 キュルケのフレイムボールが火矢を爆発に変える。 その爆音が響いてもルイズはとぎれることなく集中し続けた。 魔力をくみ上げ、溜めていく。 使う魔法はディバインバスター。 ──だけど…… ゴーレムは以前より強くなっている。 以前と同じのディバインバスターでは通用しないかもしれない。 タバサの策が成功しても、もっと強力な魔法攻撃が必要になるかもしれない。 前と同じでは ──足りない。まだ足りない。もっと、もっと。 ルイズはさらに魔力を込めていく。 限界まで。限界を超えて。 「はじめる」 タバサはキュルケの返事もルイズの返事も聞かずにエアハンマーを打つ。 きゅいい どん、という音と共にシルフィードが見えない天井を蹴って突如急降下を始めた。 火矢の群れもまた急降下を始める。 地面すれすれで再びエアハンマー。 きゅきゅきゅいっ 今度は学院を囲む森の木の高さで水平に飛ぶ。 再び突然向きを変えるシルフィードの軌道変化に火矢は追いつけない。 いくつもの火矢が雨のように降り注ぎ、地面をえぐり、木を吹き飛ばす。 それでも、まだ全ての火矢が炎の中に消えたわけではない。 数え切れない火矢がシルフィードに迫る。 ルイズはシルフィードの背中から離れた。 形成されたディバインスフィアがシルフィードの背中まで焼いてしまうかもしれないからだ。 「ありがとう。キュルケ。行くわ」 まだ不安はある。 あるが、ここで出ないわけにはいかない。 足下に作ったフライアーフィンに魔力を乗せ、ルイズはシルフィードの背中から飛ぶ。 かなり早く飛んだつもりだったが、火矢が何本かがルイズを追ってきた。 ほとんどシルフィードを追っているが、一発でも当たればルイズはやられてしまう。 ──どうしよう 避けながら魔法を使うための集中はできない。 何か方法を考えようとしたときに、ルイズを追っていた火矢が全て爆発した。 下ではシルフィードの背中でキュルケが杖を振っている。 小さなフレイムボールが火矢を打ち落としていた。 「しっかりやりなさいよ!ルイズー」 「リリカルイズ」 「そうそう、リリカルイズ!」 二人の声を受けてルイズはさらに高度をとった。 見かけ通り鈍重なゴーレムはシルフィードが突進しても、なお動かなかった。 体中に生えた小型の大砲から火矢を撃つ気配もない。 シルフィードは速度をゆるめない。 ゴーレムにぶつからんばかりのスピードで飛ぶ。 どん きゅうううううっ タバサのエアハンマーで強制的に上昇させられる。 小さく悲鳴を上げたシルフィードはゴーレムの体を翼だけでなく爪の生えた手と足も使って駆け上る。 きゅいっきゅいっきゅいっ 小さいとはいえ、大砲の前を走っているのだ。 怖いことこの上ない。 夢中で手と足と翼を動かし、やっとゴーレムの頭の上に飛び出した。 直後、爆発が連続して聞こえる。 きゅいっ 尻尾の先がちりちり熱くなった。 後ろは怖くて振り向けない。 シルフィードは必死に翼を振って逃げた。 ゴーレムに火矢がぶつかっていく。 その間にもルイズは力ある言葉を唱えることで、魔法をより強くしようとしていた。 ──まだ、まだ。もっとたくさんの精神力を。魔力を。 そんな物はもうない。 ルイズが使えるだけの精神力はすでにディバインスフィアの中で魔力となっている。 もうどこにも魔力はない。あるはずがない。 ──まだ、まだ あるはずがない。 しかし魔力はあった。 ルイズのすぐ近くに。 それを知覚した時、レイジングハートの中で新たなプログラムが動き出す。 今、この空域の魔力はとても濃くなっている。 ディバインバスター、ジュエルシードの力、タバサのエアハンマー、キュルケのフレイムボール。 ゴーレムが撃ち出した火矢も魔力で作られたものだ。 爆発したときには魔力をまき散らす。 それらの残滓が、空間に満ちている。 集束魔法。 それが新たなプログラムが紡ぐ魔法の名前。 「リリカル・マジカル」 周囲に残る魔力を集めることで術者の精神力を超えた魔法を完成させる。 ルイズの呪文と共に小さな星が無数にうまれ、スフィアに吸い込まれていく。 星を吸収したスフィアは少しずつ力と大きさを増していく。 「リリカル・マジカル」 また小さな星が生まれ、吸い込まれていく。 小さな光を魔力を、大きな魔力に束ねていく。 「Master.Please name new magic」 「新しい魔法……名前?」 新しい魔法には新しい名前が必要だ。イメージを魔法と成し、確たる物にするために。 ──集まる。星の光。光の力。 ──そう、これなら空の星だって! そしてルイズは叫び、唱える。 「スターライト!」 今できたばかりの新しい魔法の名前を。 「ブレイカー……シューーーーートッ」 それはまさしく星をも砕く光の槌。 ルイズがレイジングハートを振り下ろしたスフィアから落ちる魔力光は、すでに自分の火矢で半分ほどに削れたゴーレムをさらに叩き、砕いていく。 さらに半分に削れたゴーレムを青い光が包んだ 青い光は槌を止めるがそれもわずか一瞬のこと。 スターライトブレイカーの光は何もなかったかのようにゴーレムを叩きつぶしていく。 「捕まえた!」 ルイズは確かな手応えを感じる。 ジュエルシードの手応えを。 「Sealing form, set up」 形を変えたレイジングハートにルイズは命じた。 「リリカル、マジカル。ジュエルシードシリアル5 封印!!」 青く流れるジュエルシードがレイジングハートに飛び、その中に静かに消えていく。 「あ……っ」 ルイズの視界がぼやけた。 焦点が定まらない。レイジングハートが重さなって見える。 揺れ出した意識はルイズの思うようにならない。 「Sealing.Receipt Number Ⅴ」 レイジングハートの声を聞いたルイズは、渦の中に落ちていくような感覚と共に意識を途絶えさせてしまった。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2280.html
機動六課司令室は緊迫した空気に包まれていた。 オペレーター達から絶え間なく送られてくる報告の一つ一つを整理し、最も的確と思われる指示を返しながら、グリフィスは額の汗を拭った。 隣のリインフォースⅡも、食い入るようにモニターを凝視している。 傍らの椅子、部隊の最高責任者の座るべき席は空――本来は司令官代理のグリフィスが座るべきなのだろうが、本人は律儀にも立ったまま己の仕事を行っていた。 モニターに映し出される二つの映像――その片方は、輸送ヘリから送られてくる、山間で展開されるなのは達の作戦状況である。 進行状況は極めて良好――ベテランの隊長陣三人が制空権の確保し、経験の浅い新人四人は列車の中に突入し、魔導機械の殲滅している。 順調、文句のつけようもない程順調に作戦は進んでいる――こちらの方は。 問題は……グリフィスはもう一つの映像へと視線を移した。 炎上する市街地、数えることも馬鹿らしい程の量のムガン相手に孤軍奮闘するはやてとフェイトの姿――軌道上の通信衛星から送られてくる、ベルか自治領の様子である。 限定解除した二人の隊長級魔導師は、絶望的な物量差をものともしない圧倒的な攻撃力を惜しみなく振るい、驚異的な勢いでムガンを殲滅している。 しかし大技の連発は体力魔力両面での急激な消耗を招き、ペース配分を無視した無茶な戦い方は必ず破綻を迎えるだろう。 長くは保たない……歯噛みするグリフィスの拳は固く握り込まれ、爪が掌の皮膚に食い込む。 無論、何もせずにただ傍観者に徹する程グリフィスは無能ではない。 機動六課の戦闘要員はなのは達正規部隊だけではない、交替部隊――前線部隊の人員が何らかの理由で不在の際、その穴を埋める人員も用意されている。 ベルカ自治領での戦況報告を受けたグリフィスは、直ちに交替部隊の出撃を命じた。 本来は前衛メンバーのオフシフト時の待機要員としての意味合いが強い交替部隊であるが、正規部隊と同時に出撃させてはならないという規定は無い。 しかし元々正規部隊が到着するまでの時間稼ぎを主目的とした代替戦力、この想定外とも言える敵の物量を相手にどこまで通用するか、不安は残る。 更にそれ以前の問題として――決して考えたくない事態ではあるが――果たして交替部隊が到着するまでの間、はやて達二人は持ち堪えられるのだろうか。 あの二人の実力を疑う訳ではないが、それでも頭に浮かぶ最悪の可能性をグリフィスは否定することが出来なかった。 隣でモニターを見つめていたリインフォースⅡが、突如グリフィス達に背中を向け、まるで逃げ出すように司令室を退出した。 すれ違いざまにグリフィスの目に飛び込んだリインフォースⅡの横顔は、大粒の涙で濡れていた。 「リイン曹長!?」 「放っておけ」 声を上げるシャリオを片手で制し、グリフィスはモニターに視線を戻した。 気持ちは解る……絶望的な状況に陥るはやて達を見て泣き出したい気持ちは、目を逸らし逃げ出したい気持ちはグリフィスも、否、この場の全員が同じだった。 しかしグリフィスには泣き出すことも、逃げ出すことも許されない――何より自分自身が、そのような無様を許せない。 将とは如何なる時も冷静に、そして気丈に振舞わなければならない。 指揮官の動揺は部下の混乱に直結し、そして部隊そのものを瓦解させる。 あくまで冷静に、気丈に、そして普段通りに――それが指揮官としてこの場に立つ、グリフィスの義務なのである。 しかし……リインフォースの消えた自動扉を振り返り、グリフィスはふと思い直す。 放っておけとはいったものの、やはりこのままでは些か後味が悪い……。 「シャーリー」 コンソール操作に戻るシャリオの背中に、グリフィスは遠慮がちに声をかけた。 「やっぱり……リインさんを追いかけてあげてくれないかな?」 冷静に、しかし冷徹はなりきれない自分は、指揮官としては落第かもしれない……甘さを捨てられぬ自分自身に、グリフィスは胸の奥で自嘲する。 司令官代理として「命令」するのではなく、ただのグリフィス・ロウランの顔で「お願い」した幼馴染に、シャリオは親指を立てて了承した。 モニターの中で、なのは達は無事に任務を達成し、はやて達は相変わらず危うい戦いを続けていた。 「……ぅ、うぅ……」 廊下の片隅で小さな嗚咽の声が響いている。 司令室から――モニターの向こうで苦戦するはやてと、状況の改善に奔走するグリフィス達から背を向けて逃げ出し、リインフォースⅡは膝を抱えて泣いていた。 自分は何をしているのだろう……何も出来ない自分、ただモニターを眺めていることだけしか出来ない自分に絶望し、リインフォースⅡはただ涙を流し続ける。 出動要請を受けた時、何か言いようのない胸騒ぎを感じたリインフォースⅡはなのは達との出撃を拒否し、この隊舎での待機を申し出た。 はやての守護騎士としての勘だろうか……リインフォースⅡの予感は見事に的中し、はやてとフェイトは今、絶体絶命の危機に陥っている。 交替部隊の出撃をグリフィスが命じた時、リインフォースⅡも同行するつもりだった。 同じ守護騎士のシャマルとザフィーラも同じ決断に達し、交替部隊と共に出撃していった。 主の危機は自分の危機、そして部隊長の危機は機動六課全体の危機でもある以上、リインフォースⅡ達の選択は当然のものと言える。 では何故、リインフォースⅡは独り、未だこの場所に留まったままなのか――理由は単純である、出撃に間に合わなかったのだ。 機動六課が正式稼動を初めて二週間、部隊長補佐という肩書きを持つリインフォースⅡだが、部署の詳細も隊舎の構造も、未だ完全には把握出来ていない。 特に交替部隊に関してははやてではなくグリフィスの管轄であり、リインフォースⅡはその存在すらも今まで知らなかったというのが本音である。 勝手に意気込んで飛び出し、迷いに迷った挙句に気がつけば独り置いてけぼり……。 肩を落として司令室に戻ったリインフォースⅡを、グリフィスは何も言わずに隣に迎え入れた。 それなのに、この無様……自分は本当に何をやっているのだろう。 惨めさにただ泣き続けるリインフォースⅡの周囲が、いつの間にか薄暗くなった。 停電だろうか……顔を上げたリインフォースⅡは、その時になって漸く、自分を見下ろす人影に気付いた。 ……科学者に化けた熊がいた。 「ひぃやぁあああっ!?」 「……何をやっている」 腰を抜かすリインフォースⅡに、ロージェノムは呆れたように息を吐いた。 「ろ、ロージェノムさん……?」 びっくりしたですーと胸を撫で下ろすリインフォースⅡに、ロージェノムは巌のような顔をにこりともさせずに再び口を開く。 「何をやっている、お前は?」 「…………」 ロージェノムにとっては何気ない、何の意図も無いその問いは、しかしリインフォースⅡの心に深く突き刺さる。 「……本当に、何をやってるんでしょうね。私は……」 顔を伏せ、リインフォースⅡは自嘲するように口を開いた。 「はやてちゃんのために生まれた私なのに、でもはやてちゃんがピンチの今、何も出来ずにここにいるです……」 リインフォースⅡは人間ではない――はやてによって創られたユニゾンデバイス、その管制人格である。 はやてのために生まれ、はやてのために存在する……作り物の生命に過ぎないリインフォースⅡにとって、それだけが己の存在意義であり、そして心の拠り所だった。 「はやてちゃんが呼んでくれれば、私はどんなところにでも飛んでみせる、どんな奇跡でも起こしてみせる……そう思っていたし、そう生きようと決めてたです。 だって、はやてちゃんのことが大好きだから。他の守護騎士の皆に負けない位大好きだから……!」 しかし誓いは破られた。 創造主の危機に馳せ参ずることも出来ずに、こうしてただ泣いているだけの無力な自分……。 痛みを堪えて戦い続ける主に、しかし自分は手をのばすことも、声をかけることも出来ない。 こんな筈ではなかったのに……何もかもが上手くいかない不条理な現実に、リインフォースⅡの幼い心は折れかけていた、砕けかけていた。 「想えば飛べる……か」 リインフォースⅡの独白を聞き終え、ロージェノムはどこか感慨深そうに呟いた。 その時、 「……じゃあ、飛んでみます?」 まるで出番を待っていたかのような絶妙なタイミングで、シャリオが曲がり角の陰から姿を現した。 「……シャーリー?」 困惑の声を上げるリインフォースⅡに、シャリオは柔らかい、そして力強い笑みを浮かべる。 「一緒に飛んでみませんか? リイン曹長の大好きな人のいる場所へ、皆で」 「プラズマザンバー……」 フェイトの掲げた刀身に雷が集中し、 「ラグナロク……」 はやての展開した魔方陣に光がする。 「「――ブレイカー!!」」 気合いと共に放たれた二つの光の奔流が敵を飲み込み、天空を紅蓮一色に染め上げる。 千を数える程存在していた大型ムガンの大群は、今やその半分近くまでその数を減らしていた。 「な、何や……結構やれば出来るもんやないか……!」 「為せば成るってことだね、何事も……!」 荒い呼吸を整え、デバイスを構え直しながら、はやてとフェイトは背中合わせに笑い合う。 出力限定を解除し、聖王教会によるカートリッジ補給支援を受けながらのゴリ押し戦法でここまで戦ってきたが、その効果は予想以上に絶大なものだったらしい。 時空管理局と聖王教会は表面的には協調関係にあるが、管理局本部内では教会との馴れ合いを快く思わぬ者も多数存在しているし、その逆もまた然りというのが現実である。 無断で教会と共同戦線を張り、更に補給まで受けているこの状況は、後々重大な責任問題となって自分達に降りかかってくるだろう。 協力を要請したはやてや実際に支援を受けるフェイトだけでなく、その要望を聞き入れたカリムも、何らかの処罰は免れないだろう。 自分の無茶な「お願い」を快く了承し、身を捨てる覚悟で余所者の自分達を全力で支援してくれているカリムに、持つべきものは姉貴分だなーとはやては改めて感謝する。 しかし、そのおかげで何とかなるかもしれない……僅かな可能性に望みを賭ける二人の思いは、しかし次の瞬間、新たに発生した空間の歪みによって粉々に打ち砕かれた。 蜃気楼のように揺れる空、新たに現れる大量の見飽きた影――敵の増援だった。 「フェイトちゃん……ウチ、泣いて良い?」 「私の方が立ち直れなくなりそうだから我慢して」 元通り――否、それ以上の規模に勢力を回復させたムガン群に、はやてとフェイトは思わず天を仰いだ。 誰か、助けて……絶望に押し潰され、二人の心が悲鳴を上げる。 その時、 ――はやてちゃん!! どこからか、リインフォースⅡの声が聞こえた。 空に――空間に裂け目が入り、巨大な何かが姿を現す。 まるで卵から孵る雛鳥のように、或いは獲物を食い破る獣のように、空間の裂け目をこじ開けながら這い出る鋼の巨人。 完全な人型として洗練されたフォルム――見たことのない、しかしどこか見覚えのある漆黒の巨人に、二人は思わず声を上げる。 「「ラゼンガン!?」」 『否』 二人の目の前に通信ウィンドウが開き、画面いっぱいにロージェノムの顔が映し出される。 『汎用量産型ガンメン、通称グラパール。これはその試作機だ』 『はやてちゃん!!』 淡々と解説するロージェノムを押し退け、今度はリインフォースⅡの顔がウィンドウを占領した。 グラパール腹部のハッチが開き、中から弾丸のように飛び出したリインフォースⅡがはやての元へ駆け寄る。 「ごめんなさい、はやてちゃん……。遅くなっちゃって、肝心な時に傍にいられなくて……」 「リイン……」 胸の中で泣きじゃくるリインフォースⅡを、はやては優しく抱き締めた。 螺旋界認識転移システム――ロージェノムが開発し、埋められていたものをシャリオが発掘した、新型の次元転移装置が、この奇跡を呼び起こした。 宇宙とは曖昧さであり、認識されて初めて確定する――量子宇宙論とも呼ばれる、この宇宙の理である。 認識した物質を元に次元座標を割り出し、時間も空間も無視して対象の元まで一瞬で転移する、それが螺旋界認識転移システムである。 誰にでも使いこなせるものではない。 人の認識力に依存したシステムであるが故に、緻密なイメージ力や強い想いを持つ者でなければ正確な転移は不可能なのだ。 今回の場合は、はやてをを助けたいというリインフォースⅡの強い想いが、はやて達への道を繋いだ――想えば飛べたということである。 「来てくれてありがとな、リイン。それに、ロージェノムさんも……」 胸に抱いたリインフォースⅡと、腕組みして虚空に仁王立ちするグラパールを交互に見遣り、はやてはそう言って泣きながら笑いかけた。 涙に濡れた漆黒の瞳は、希望の輝きを取り戻していた。 「リインが来てくれたから百人力、ロージェノムさんもおるから千人力や。もうあんなガラクタ共に好き勝手させへん、ちょちょいのちょいの超瞬殺や!」 己を奮い立たせるようにそう意気込むはやてに、しかし胸の中のリインフォースは笑いながら首を振る。 「違うですよ、はやてちゃん……千人力じゃないです。皆も来てくれるから一万人力です!」 「……へ?」 「皆……?」 リインフォースⅡの言葉にはやてとフェイトが疑問の声を上げたその時、グラパールの開けた空間の裂け目に新たな変化が起きていた。 まず現れたのは、一本の巨大な筒だった。 まるで砲身のような青い円筒――否、事実それは砲身である。 徐々に姿を現す、戦車に手足を生やしたような青い鋼の巨人――ラゼンガンやグラパールとは大分意匠は異なるが、それはまさしくガンメンだった。 『やっほー、はやてさんにフェイトさーん! 助けに来ましたよー!!』 瞠目するはやてとフェイトを見下ろし、西洋兜を彷彿させる青いガンメン――ダヤッカイザーがぴこぴこと手を振る。 外部スピーカーから響くその聞き覚えのある声に、二人は思わず顔を見合わせる。 「まさか……シャーリー!?」 驚愕したように声を上げるフェイトに、ダヤッカイザーは正解だとばかりに両手の親指を立てた。 唖然とする二人の横で、ダヤッカイザーの広げた空間の穴から更に新たな二つの影――トサカの生えた白いガンメンと、二つの顔を持つ紫色のガンメンが姿を現す。 続々と現れるガンメン達を、空中のはやて達だけでなく、地上で小型ムガン相手に戦う教会騎士達も呆然と見上げていた。 はやての言葉から一騎当千の魔導師部隊を想像していたが、しかし現れたのは謎の巨大ロボ軍団――予想の斜め上を突っ走る「援軍」の登場に、騎士達は言葉を失う。 『切なる叫びが扉を開き、熱き想いが道を拓く!』 戦場全体に轟くような大音量で、ダヤッカイザーが声を張り上げた。 『縁の下の力持ち――』 『――床板ぶち抜き只今参上!』 ダヤッカイザーに追従するように、双頭のガンメン――ツインボークンが言葉を引き継ぐ。 あの声はオペレーターのアルト・クラエッタとルキノ・リリエだろう。 これは、名乗りだ……シャリオ達の口上を聞くはやて達の脳裏に、二人の少女の顔が過る。 鋼鉄の巨人を駆り、名乗りと共に敵に立ち向かう青い髪の少女。 白銀の飛龍を従え、名乗りと共に立ち上がった桃色の髪の少女。 偶然にも敵を前に似たような名乗りを上げた二人の少女は、その前後、二人とも奇跡を起こしてみせた。 『我々は補う者だ――足りぬ力があるならば、我々が追い風となり背中を押そう。 我々は届ける者だ――届かぬ思いがあるならば、我々が橋となり繋ぎ留めよう。 我々は創る者だ――見えぬ未来があるならば、我々がドリルとなり道を掘り進もう。 そう、我々は……助ける者だ』 音を失った――誰もが動きを止めた戦場で、グラパールが朗々と言葉を紡ぐ。 戦士のような気高さと王者のような力強さを併せ持つロージェノムの語りに誰もが呑まれ、そして魅せられていた。 順調に続く名乗りの口上、爆発的に戦場に広がる気合いの波に、しかし乗り切れない者もいた。 「これ、僕もやるの……?」 白いトサカのガンメン――エンキドゥのコクピットで、グリフィスがげんなりとした顔で呻いた。 元々率先して目立つような性格ではない上、自分達とは格の違うようなロージェノムの語りを聞かされた後――及び腰になるグリフィスの気持ちも当然である。 何とか理由をつけて辞退しようと目論むグリフィスだが、そうは問屋が卸さなかった。 『当ったり前でしょ、グリフィス君。 仲間外れにはしないわよ』 『責任重大ですよ? しっかりお願いしますね』 『頑張って下さい! ロウラン補佐官』 応援という形で逃げ道を塞ぐ女性陣に、グリフィスも腹を括った。 『機動六課後方支援部隊、ロングアーチ! 我々を誰だと思っている!!』 エンキドゥの叫んだ締めの言葉と共に、戦士達の反撃が始まった。 天元突破リリカルなのはSpiral 第9話「一緒に飛んでみませんか?」(了) 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/kingofbraves/pages/63.html
水樹奈々 歌手かつ声優。このチームの夢旋がファンである。 歌手としては、さまざまなテレビ番組の曲を歌ったり、アニソンを歌ったりしている。 声優としては、魔法少女リリカルなのはの『フェイト』、アリソンとリリアの『アリソン・ウィッティングトン』や『リリア・シュルツ』の声を担当している。 大抵の人が分かるところでいくと、NARUTOの『日向ヒナタ』を担当している。 魔法少女リリカルなのはA sのOPで使われた、ETERNAL BLAZEはオリコンウィークリーチャートで2位を獲得した。 これは、声優界で歴代最高位の記録である。 また、発売されたCDやDVDはオリコンに入ることが多く、数々の実績を残している。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2863.html
前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ ゴーレムの右腕から音を立てて火矢が飛び出す。 ねらいはシルフィード。それに、その背中に乗っているタバサ、キュルケ、ルイズ、ユーノの4人。 「少し右」 きゅい。 シルフィードは体を少し傾けて、火矢がうまく追ってこられるように進路を変えてやった。 「ねえ、タバサ。この方法、やっぱり無理があるわよ」 キュルケは風にばたつく髪を押さえている。 「大丈夫」 「でもね、あの火矢をおびき寄せてゴーレムに当てるなんて無理がありすぎるわ。フレイム・ボールも敵を追いかけるけど、使ったメイジに当てるなんてできないのよ」 「フレイム・ボールとは違う」 タバサは横目で火矢が地面をえぐった後を見る。 「追いかけるという性能では、火矢はフレイム・ボールよりずっと下。だからできる」 「それはよくても……タバサ!後ろ後ろ!」 キュルケの後ろには呪文を唱えるルイズ──ではなく、リリカルイズ──と彼女が落ちないように支えているユーノがいる。 さらにシルフィードの尻尾の向こうでは火矢が急速に距離を詰めつつある。 「あなたのシルフィードの方が遅いのよ!追いつかれる!」 「大丈夫」 タバサは小さく呪文を唱え体をねじりながら杖を後ろに降る。 空気に空気をたたきつけるエアハンマー特有の音がキュルケの耳を打つ。 きゅいっ。きゅきゅいっ。 音と同時にシルフィードは急加速。 青い風になったシルフィードは火矢との距離が開げた。 「ねえ、さっきのエアハンマー。何に使ったの?」 タバサは答えない。 ただ、そのときのシルフィードは涙目になっているようにキュルケには見えた。 「あなたも大変ね」 きゅい。 今度は風竜の瞳がきらりと光る。 キュルケはシルフィードが訴えかける目をしているような気がした。 暴走するジュエルシードはさらなる魔力を放出する。 それはゴーレムにさらなる力を与え、変異を促した。 さらに数発の砲撃の後にゴーレムは動きを止める。 キュルケがいぶかしんで見下ろすとゴーレムの胴体がぼろぼろと崩れ出した。 「あら、終わり?」 そうではない。 崩れたのはゴーレムの表面だけ。 その下からはハリネズミのの針ように胴体を埋め尽くす無数の砲身が姿を現す。 「ちょっと!何よ、あれ!」 「ちょうどいい」 あわてるキュルケとは反対にタバサはいつもと変わらない。 シルフィードに命じて少し降下し、羽を左右に振らせる。 「挑発してどうするのよ!」 「まだ火矢が足りない」 「ええっ!?」 ゴーレムの視線が上を向き、砲身のついた腕を上げる。 「嘘……でしょ?」 キュルケの顔が引きつった。 ルイズはキュルケとは別のことを考えていた。 ゴーレムの右腕は自分たちに向いている。 でも胴体にある無数の砲身は全てがルイズたちを狙っているわけではない。 いくつもの砲身が品評会会場を向いている。 ──あそこには姫さまが ルイズは叫ぶ。 「ユーノ!急いで!姫さまを守って!」 ユーノが口を開こうとする。 何を言いたいかはだいたいわかる。ルイズはそれを視線で押さえた。 ユーノにはそれで通じた。 「わかった。アンリエッタ王女はきっと守るよ」 ユーノはシルフィードの背中からふわりと離れる。 「キュルケさん。お願いします」 「え?ちょっと、待ちなさいよ!」 あわててキュルケはユーノに変わってルイズを支えた。 ユーノは会場に向けて飛ぶ。 その下でゴーレムが不気味な音をあげていた。 ゴーレムが爆発した。 実際には全ての砲身より無数の火矢が同時に放たれたのだが、火を噴き轟音を上げる様はそうとしか見えない。 発射音は遙か遠くまで響く。学院の塔はふるえ、ガラスも割れて崩れ落ちる。 火矢の多くはシルフィードに殺到し、あるものは全く別の方向に飛ぶ。 その内、品評会会場に飛んだ火矢の数は決して少なくはなかった。 空を飛ぶユーノの下を火矢が次々に追い越していく。 会場まではもう、あと少しもない。 この後に来る惨劇を予想してユーノの顔が曇る。 「相棒。俺だ。俺を抜け。ちったぁ助けになるはずだ」 叫ぶ背中のデルフリンガーに手をかける。 鞘から刀身が抜けきった時に視界が変わった。 ロケット弾がゆっくり飛んでいる。 ユーノにはそう見えた。 なら簡単に追い越せる。 「どうするんだ?相棒」 「全部止めるよ!」 デルフリンガーの切っ先にシールドを展開。 ロケット弾の前に立ち、受け止める。直後に爆発。 その圧力を利用して方向を変えた。 「こんどは、あれ!」 次に前に出ているロケット弾の前に飛ぶ。 普段ならできるはずのない判断が瞬時にできる。 ユーノはそれに従い、空を舞い踊る。 ロケット弾が一つ一つ、順番に爆発の中に消えていった。 ゴーレムが出現してからアンリエッタが下した命令はただ一つだけだった。 「皆さんを安全なところに!」 その一言で彼女の近衛隊は動いてくれた。 空に起こる爆発にも動じないのは日頃の訓練のせいだろうか。 だが、そんな訓練をしていないアンリエッタもここから逃げ出す気にはなれなかった。 この国の王女としてだけではない。 空で戦う白い服の少女。 その桃色のブロンドを見てアンリエッタは確信した。 「ルイズ……」 ルイズがあそこで学院の守るために戦っている。 なら自分がなぜここから逃げられるのか。 そのアンリエッタに火矢──アンリエッタはロケット弾という言葉を知らない──が迫る。 アンリエッタは恐怖した。 火矢の威力は先に爆発した地面でわかる。 走ってもフライでも逃げられる速さではない。 その場で立ちつくし動けなくなる。 目を見開くアンリエッタの前に、空から落ちてくるような速さで誰かが降り立った。 背丈より長い剣を手にした少年のメイジだ。 少年は魔法陣を先に灯した剣を火矢に向ける。 「あ……」 止める暇もない。 火矢は魔法陣にぶつかり爆発する。 にもかかわらず爆風も熱風も魔方陣に阻まれアンリエッタを襲うことはなかった。 「早く逃げてください。アンリエッタ王女!」 少年の強い言葉にアンリエッタは背を押される。 「わかりました。ご武運を」 会場の生徒はほとんど避難している。 アンリエッタは近衛の騎士に手を引かれ、生徒たちを追った。 「チェーンバインド!」 振り返ると地面に描かれた魔法陣から、しなやかに舞い踊る光の鎖が火矢の行く手を遮った。 光の鎖は火矢をその踊りの中へと引き込む。 囚われの火矢はその中で、引き絞られ、くびれ、自らを火炎と変えていった。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/1755.html
【作品名】MONSTER HUNTER PORTABLE 2ndG 【ジャンル】ゲーム 【先鋒】ナルガクルカ 【次鋒】ディアブロス 【中堅】ディアブロス亜種 【副将】ティガレックス 【大将】ウカムルバス 大タル爆弾:2m程の岩を木っ端微塵にできる威力 【名前】ナルガクルカ 【属性】飛竜種 迅竜 【大きさ】約1970.7cm 【攻撃力】飛び掛り 大タル爆弾の爆発の直撃をくらっても平気なハンターが3回当たれば戦闘不能になる威力。 攻撃速度は素早さ参照 棘投げ 尻尾に着いてる棘を飛ばす。威力は突進の1/3程。射程20m程度 飛ばす棘の速度は全力疾走する成人男性と同じ位 【防御力】大タル爆弾の爆発を10回くらい攻撃されても戦闘続行可能 【素早さ】移動速度は成人男性の2倍くらい。反応速度は大きさ相応のトカゲ並 【名前】ティガレックス 【属性】飛竜種 角竜 【大きさ】約2770.8cm 【攻撃力】突進 大タル爆弾の爆発の直撃をくらっても平気なハンターが3回当たれば戦闘不能になる威力。 攻撃速度は素早さ参照 潜行→急襲 砂に潜ってから敵の下から飛び出す。威力は突進と同等。 【防御力】大タル爆弾の爆発を10回くらい攻撃されても戦闘続行可能 【素早さ】移動速度は成人男性くらい。反応速度は大きさ相応のトカゲ並 【特殊能力】砂の中を潜って移動可能 【名前】ティガレックス亜種 【属性】飛竜種 黒角竜 【大きさ】約2790.8cm 【攻撃力】突進 大タル爆弾の爆発の直撃をくらっても平気なハンターが3回当たれば戦闘不能になる威力。 攻撃速度は素早さ参照 潜行→急襲 砂に潜ってから敵の下から飛び出す。威力は突進と同等。 【防御力】大タル爆弾の爆発を10回くらい攻撃されても戦闘続行可能 【素早さ】移動速度は成人男性の1.5倍くらい。反応速度は大きさ相応のトカゲ並 【特殊能力】砂の中を潜って移動可能 【名前】ティガレックス 【属性】飛竜種 轟竜 【大きさ】約1735.3cm 【攻撃力】突進 大タル爆弾の爆発の直撃をくらっても平気なハンターが3回当たれば戦闘不能になる威力。 攻撃速度は素早さ参照 岩飛ばし 掌打の要領で岩を飛ばす。威力は突進と同等。射程20m程度 飛ばす岩の速度は全力疾走する成人男性と同じ位 【防御力】大タル爆弾の爆発を10回くらい攻撃されても戦闘続行可能 【素早さ】移動速度は成人男性の2倍くらい。反応速度は大きさ相応のトカゲ並 数十m跳躍できる 【特殊能力】グライダーの要領で滑空できる。 【名前】ウカムルバス 【属性】飛竜種 崩龍 【大きさ】約3470.3cm 【攻撃力】突進 大タル爆弾の爆発の直撃をくらっても平気なハンターが3回当たれば戦闘不能になる威力。 攻撃速度は素早さ参照 雪ブレス 口から雪を吐く。威力は突進の1/3程。射程30m程度 弾速度は全力疾走する成人男性と同じ位 【防御力】大タル爆弾の爆発を10回くらい攻撃されても戦闘続行可能 【素早さ】移動速度は成人男性くらい。反応速度は大きさ相応のトカゲ並 vol.117 349 格無しさん sage 2020/02/25(火) 11 15 58.80 ID VjEQHKJU MONSTER HUNTER PORTABLE 2ndG考察 先鋒次鋒が大きさ的に戦艦にやられるサイズなので銃弾回避のところは厳しいだろう 戦艦軍団 3勝2敗 【先鋒】サイズ不足、砲撃負け 【次鋒】【中堅】ほぼ30mクラスなのでつぶして勝ち 【副将】サイズ不足、砲撃負け 【大将】つぶして勝ち るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~戦 3敗2分 【先鋒】【次鋒】はやいので当たらないが攻撃しょぼいので分け 【中堅以降】そこそこ強くなってきたので削られ負け 鈴木爆発戦 1勝4敗 【先鋒】武装ないならつぶして勝ち 【次鋒】サイズ負け 【中堅】かたいのでミサイル負け 【副将】【大将】サイズ負け ゼロの使い魔は議論で戦艦下といわれているのでとばす スカイキッド戦 2勝3敗 【先鋒】20m程度なら戦闘機の方が強いだろう、負け 【次鋒】【中堅】つぶして勝ち 【副将】【大将】はやいので空爆負け 結果 るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~>MONSTER HUNTER PORTABLE 2ndG>鋼鉄のレヴァイアサン
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/2679.html
【作品名】地球防衛軍3 PORTABLE 【ジャンル】ゲーム 【先鋒】ベイルウイング(2P) 【次鋒】ベイルウイング(1P) 【中堅】ストーム1(2P) 【副将】ストーム1(1P) 【大将】マザーシップ 【備考】地球防衛軍3のPSVita版、何とベイルウイングが使えるようになった 【共通設定・参考テンプレ】 M1プラズマランチャー:40m程の爆発を起こすプラズマ弾を発射する 200m級のビルが倒壊する 酸:特殊合金製のアーマーがみるみる溶ける 雑魚蟻(10mサイズ)が一発で1リットル程度放出する 機械レーザーが3km飛ぶまでを1Sとして表記(大体0.00001秒) 【名前】ペイルウイング2P 【属性】人間、男性 【大きさ】2m前後、一見すると成人女性に見えるが男性 【攻撃力】サイ・ブレードα 誘導レーザービーム、一発でM1プラズマランチャー10発分の威力 射程4km、機械レーザーが10km飛ぶ間に1発ずつの速度で連射可能 1回ごとに飛行ユニットのエネルギーを40%消費する 大将のガンシップや10m程の蟻に正確に追尾する、ビームの速度より速く逃げるか遮蔽物に隠れない限り、射程距離内なら必中 M30プラズマ・ランチャー:一発の威力がゴリアス1の2発分のプラズマ光弾を一度に水平に30発撃ち出し、 着弾時にそれぞれ直径10Mの爆発 射程は420Mで、機械レーザーの1/20の弾速、機械レーザーが10km飛ぶ間に1発ずつの速度で連射可能 6回連続で発射すると飛行ユニットのエネルギーがゼロになる 【防御力】3KMほどの高さから墜落して無傷 ジェノサイドガンの直撃に3発以上耐えられる 巨大甲殻虫の酸を10リットルほど浴びても耐久力の1%強が減るだけですむ 【素早さ】機械レーザーの1/200程の速度で移動可能 飛べば、移動速度の3割り増しの速度で飛行できる 機械レーザーの1/200程の速度の攻撃が5m先から見てから回避可能 【特殊能力】飛行ユニットを装備 200mほど飛び続けるとエネルギーが無くなり、緊急チャージに移行 満タンになるまで機械レーザーが600km飛ぶほどの時間かかる 緊急チャージ時にはエネルギーを消費する行動はとれない 通常時緊急チャージの半分ほどの速度でエネルギーが溜まる 【名前】ペイルウイング1P 【属性】人間、男性 【大きさ】2m前後、一見すると成人女性に見えるが男性 【攻撃力】サイ・ブレードα 誘導レーザービーム、一発でM1プラズマランチャー10発分の威力 射程4km、機械レーザーが10km飛ぶ間に1発ずつの速度で連射可能 1回ごとに飛行ユニットのエネルギーを40%消費する 大将のガンシップや10m程の蟻に正確に追尾する、ビームの速度より速く逃げるか遮蔽物に隠れない限り、射程距離内なら必中 フレイドマル:直線状に伸びるレーザー、一発でM1プラズマランチャーの30発分の威力 射程90m、機械レーザーが1kmを飛ぶ間に10発以上の速度で連射する 120発ほど撃つと飛行ユニットのエネルギーが0になる 【防御力】3KMほどの高さから墜落して無傷 ジェノサイドガンの直撃に3発以上耐えられる 巨大甲殻虫の酸を10リットルほど浴びても耐久力の1%強が減るだけですむ 【素早さ】機械レーザーの1/200程の速度で移動可能 飛べば、移動速度の3割り増しの速度で飛行できる 機械レーザーの1/200程の速度の攻撃が5m先から見てから回避可能 【特殊能力】飛行ユニットを装備 200mほど飛び続けるとエネルギーが無くなり、緊急チャージに移行 満タンになるまで機械レーザーが600km飛ぶほどの時間かかる 緊急チャージ時にはエネルギーを消費する行動はとれない 通常時緊急チャージの半分ほどの速度でエネルギーが溜まる 【名前】ストーム1(2P) 【属性】人間男性、協力プレイ時用の同僚 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】ライサンダーZ:スナイパーライフル、一発がM1プラズマランチャーの27.5発分の威力 射程は975m程で、機械レーザー並みの弾速 10S(0.0001秒)に3回発射でき、8回撃つとリロードに50S(0.0005秒)ほどかかる リロード回数は無限、大将のガンシップを一つ一つ余裕で狙い撃てる ジェノサイドガン:ロケットランチャー、一発で150m程の爆発を起こす、爆発に巻き込まれた200m級ビル数棟が完全消滅(本当に消えて無くなる)する威力 射程は6km程で、機械レーザー並みの弾速 1発撃つたびにリロード必須、リロードに50S(0.0005秒)ほどかかる リロード回数は無限 【防御力】3KMほどの高さから墜落して無傷 ジェノサイドガンの直撃に3発以上耐えられる 酸を20リットルほど浴びても耐久力の1%強が減るだけですむ 【素早さ】機械レーザーの1/200程の速度で移動可能、緊急回避(とびこみ前転)をし続けると1.4倍程の速度で移動し続けられる 機械レーザーの1/200程の速度で突っ込んできた相手を5m先から見た後で避けられる 【特殊能力】緊急回避中にも銃器のリロードができる 【名前】ストーム1(1P) 【属性】人間男性、主人公 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】プロミネンスMA:ミサイルランチャー、一発がM1プラズマランチャーの75発分の威力の直径40mの爆発を起こす 射程は1km程で、最初は機械レーザーの1/20程の速度だが、50m程度まで進むと弾速が3倍ぐらいになる 1発撃つたびにリロード必須、リロードに50S(0.0005秒)ほどかかる リロード回数は無限 大将のガンシップや10m程の蟻に正確に追尾する、ミサイルの速度より速く逃げるか遮蔽物に隠れない限り、射程距離内なら必中 ジェノサイドガン:ロケットランチャー、一発で150m程の爆発を起こす、爆発に巻き込まれた200m級ビル数棟が完全消滅(本当に消えて無くなる)する威力 射程は6km程で、機械レーザー並みの弾速 1発撃つたびにリロード必須、リロードに50S(0.0005秒)ほどかかる リロード回数は無限 【防御力】3KMほどの高さから墜落して無傷 ジェノサイドガンの直撃に3発以上耐えられる 酸を20リットルほど浴びても耐久力の1%強が減るだけですむ 【素早さ】機械レーザーの1/200程の速度で移動可能、緊急回避(とびこみ前転)をし続けると1.4倍程の速度で移動し続けられる 機械レーザーの1/200程の速度で突っ込んできた相手を5m先から見た後で避けられる 【特殊能力】緊急回避中にも銃器のリロードができる 【名前】マザーシップ 【属性】星船 【大きさ】半径500mぐらい 【攻撃力】ジェノサイド砲:1溜めに100S(0.001秒)かかる、光弾を真下に発射。機械レーザーの1/30程の弾速 直径140Mの爆発をおこす。M1プラズマランチャーの20発分程の威力 巨大砲台:下部に着いた砲台、射程1km程、直径200m程の爆発を起こすM1プラズマランチャーの30発分程の威力 弾速は機械レーザーの1/30程の威力 浮遊砲台(レーザー、プラズマ):射程1km、M1プラズマランチャーの3発分程の威力 連射可能、弾速は機械レーザー並み 【防御力】地球大気取り入れ口、開いている時にM1プラズマランチャーを560発ほど食らえば破壊される 以下、各部位の耐久力を記す 外壁:M1プラズマランチャーを何発食らっても傷つかない ジェノサイド砲:M1プラズマランチャーを80発ほど食らえば破壊される 巨大砲台:M1プラズマランチャーを341発ほど食らえば破壊される 浮遊砲台(レーザー、プラズマ):M1プラズマランチャーを20発ほど食らえば破壊される 【素早さ】反応常人並み、機械レーザーの1/300程の速度で飛行する 【特殊能力】ガンシップを一度に30機ほど出撃させられる 地球大気を吸入する事で最大戦力を発揮する 【長所】硬い 【短所】上空の相手への攻撃手段に乏しい 【名前】【属性】ガンシップ 【大きさ】直径10m程 【攻撃力】拡散レーザー:M1プラズマランチャーの1/4程の威力 射程100m程度 弾速は機械レーザー 連射可能 【防御力】M1プラズマランチャーの直撃に4発程度耐える 【素早さ】機械レーザーの1/100程の速度で飛行する 反応は機械レーザーの1/200ほどの速度で走る敵が背後に回ろうと足元をすり抜けるのを認識 30S(0.0003秒)後に背後に向き直ろうと方向転換しようとできる反応速度 参戦 vol.113 149-151 修正 vol.115 41
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/382.html
パンドラの箱、もしくは始まりの唄 ◆jiPkKgmerY その空間にある唯一の光源は、女の前の宙に浮かぶ半透明のディスプレイだけであった。 照らされる範囲はほんの僅か。女性の顔と上半身のみ。部屋の様子は分からない。 まるで能面のように無表情な女は、淡々とディスプレイに浮かぶキーボードへと指を走らせる。 同時に現れる何行にも及ぶリスト。 ――高町なのは(19) ――高町なのは(9) ――フェイト・T・ハラオウン(19) ――フェイト・T・ハラオウン(9) ――八神はやて(19) ――八神はやて(9) ・ ・ ・ ・ ・ 長々と続いていくそれらを眺め、女の表情に漸く変化が表れる。 と、いってもそれは一瞬。直ぐさま元の能面に戻り再度ディスプレイを見始める。 そして数分後スクロールが一番下まで到達。画面に浮かぶリスト、その全てを見終えた。 「現段階での死亡者は十一……予想以上に……」 ――その表情が歪に変化する。 先程と同じ、いや先程よりも歪んだ微笑み。 何が嬉しいのか、女は悪魔のような形相で笑っていた。 「そして…………案外呆気ないものね」 女の呟きと同時にカーソルが移動、ある人物の位置で止まる。 そこには赤文字で書かれた一人の少女の名前――高町なのは。 かつて女の夢を、野望を阻害し、最終的には女を打ち破った幼い魔導師。 十年後の未来にはエース・オブ・エースという肩書きを得ることになっている、歴史上稀に見る、屈指の天才魔導師。 だが前途あるその少女は――死んだ。 この殺し合いの中たった六時間と生き抜く事すら出来ずに、アッサリとその首を跳ね飛ばされ死んだ。 正直に言えば拍子抜け――――だがある種の満足感もある。 最後に少女が上げた絶望の叫び。 自分のミスにより仲間を死なせた――その自責の念から飛び出した絶叫。 最高だった。 ある種の絶頂感が身体を包み、鳥肌すらたった。 何処までも自分を阻害したあの純粋な瞳。何処までも他人を信じ、そして最期に裏切られ、命を落とした。 ――いい気味だ。 あの甘ちゃんにはあの様な無様な死に方が一番似合っている。 「残り四十九…………あら、丁度誰か死んだみたいね」 女の目の前で、ディスプレイに映った名前の内一つが、白色から赤色に変わる。 その現象が示す意味は明快。その名前の主のゲームオーバー、即ち死だ。 「開始六時間で全体の五分の一が死亡……」 ポツリと呟くと共に、女が画面に指を伸ばす。 そしてその指が触れると同時に、それまでのリストから別の画面へて移り変わった。 現れるは、背景が白一色に染められた画面。 画面の上部には赤色の文字。中部には一定の間隔を置き青色の文字が並んでいる。 「彼も『これ』の存在に気付いたみたいだし……まだまだ楽しませてくれそうね」 それはプレシア自身が造ったものであった。 その名も『CROSS-NANOHA』――全ての始まりとも言えるサイト。 女は思い出す。 このゲームを開催するきっかけとなった世界の事を。 あの不思議な世界。女が見た様々な世界の中でも、群を抜いて異質だったその世界の事を。 バトルロワイアルという名の狂気の宴。 その始まりの唄はその世界が有していた――。 □ 世界は広い。 アルハザードの力を手に入れ、尚一層この思いは強固になっていった。 不可能と言われた時間軸の移動も、管理局の技術力では到底辿り着く事ができない次元世界への移動も、楽々と実行できるアルハザードの力。 不可能を可能とする、まさにその言い伝え通りの、いや言い伝え以上の働きをこなしてくれる。 地道な研究を通して未開の世界を開拓している管理局の魔導師達が馬鹿らしく思える。 辿り着いてしまえば何の事はない。此処こそが、アルハザードこそが理想の終焉。 全てを超越し全てを叶える力が、此処にはある。 努力や才能などは、その力に追随する事すら許されない。何物すらも圧倒する究極の力――――それを私は手にした。 そして、力を手に入れ自分は知った。 自分が知っていた世界の矮小さを。 あまりに広い世界のことを。 ――世界は広い。 傍観しているだけで心が踊る世界が、次元の海を越えたそこには星の数程も存在した。 ――例えば、この世界。 数多の海賊達が世に蔓延り、皆が皆それぞれ夢・理想・野望を叶えるために旅を続ける不思議な世界。 地球であり地球でないその世界に存在する『偉大なる航路』。 海賊王を夢見て、あらゆる荒くれ者達が集結する航路。 自分が知る地球とはまた違う、夢見る者が溢れる夢のような世界。 そんな世界も、あった。 ――例えば、この世界。 地理的に見れば、自身が知る地球と殆ど変わらない世界。ただ大きく違うのはある化け物の存在。 吸血鬼。 呆れるくらいの剛力。呆れるくらいに頑強。 そんな死を知らぬ不死の化け物が夜を割拠する世界。 そんな世界も、あった。 ――例えば、この世界。 その世界自体は何の変哲もない極々平穏な世界。 違うのはその時代から二百年程過去に跳んだ時代――戦国時代と呼称される時代、この世界は妖怪が繁殖していた。 魔導生物とはまた一線を画す、異様な面貌を持った妖怪達が世界を包む。 そんな世界も、あった。 次元を越え、時を越え、何十何百という世界を観測した。 だが、その何十何百でさえも氷山の一角の中の、それまた一欠片でしかない。 それ程に世界は広かった。 そして何時しか、世界を観察することは息抜きと化していた。 全ての存在を超越する自分にこそ相応しい唯一の娯楽――それが世界の観測。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 研究、観察。 繰り返される同じ日々。しかし退屈と感じた事はない。 一日、また一日と壊れてしまった日々に近付いていくのが理解できたし、観察の方も飽きる事はなかった。 全く同じ世界は一つもなく、似通った世界も微細だが何処か違う箇所が必ず存在する。 気に入った世界の変化を見る事も楽しかった。 あの日々を取り戻す為の研究、何処までも広がる無限の世界達――――それらは、今まで感じた事のない充実感に満たされていた。 あの時とは違った意味で楽しいと思える日々が続いていく。 そんなある日のこと、私はその世界に出会った。 それは、今まで見た膨大な世界の中でも群を抜いて異質な世界。 その世界を理解する事は、未だに叶わない。 ただこの世界は後々自分が開催するバトルロワイアルに大きく影響する事となった。 今ではこの世界に感謝すら覚える。 ――世界は広い。 ――心の底から、そう思う。 □ 「…………この世界はあまり面白くないわね……」 ――最初は何の変哲もない退屈な世界だと思った。 舞台は地球。 その世界に妖怪や吸血鬼のような化け物は存在しない。普通の人間達が事件を起こすでもなく、平穏に生活する世界。 国によれば紛争や戦争などが行われてる所もあるが、その戦いに使用されている兵器も大した物ではない。 人型兵器の高速戦や、人外達の人知を越えた戦闘にはずっと見劣りした。 観察してても欠伸が出る程に退屈な世界。 強いて言うならば、高町なのはが居た世界から管理局や魔法という概念を取り除いた世界に酷似していた。 直ぐさま他の世界を観測しようとし――――気付いた。 「ん……? この映像は……」 ――最初その事実に気付いた時、純粋に驚愕した。そして数瞬後、内から這い出るように薄気味悪さが噴出した。 薄気味悪い――それは今までの人生で味わった事のない感情だった。 その感情は瞬く間に心を包み、身体を震え上がらせる。 訳が分からない。 異常だ。 有り得ない。 何故こんなことが起きている。 この世界は一体――? 頭の中を疑問符が埋め尽くした。 常に冷静であり続けた思考回路もこの瞬間に於いては全く機能せず、ただ押し寄せる混乱にオーバーヒートを続けた。 □ 壁一面に張られた、研究室随一の大きさを誇るディスプレイ。 研究時には様々なデータをその画面に映し出し、世界の観察時にはその世界の情勢を現す様々な映像を映し出す。 巨大なディスプレイを数十に細かく区切り、それぞれ一つ一つにありとあらゆる情報が映像となり流れ込むその光景は、まさに圧巻の一言。 その映像とは、平和な日常の風景であったり、人外共が戦闘を行っている光景であったりとまちまち。 この映像を眺めている時、まるでこの世の全てを掌握したような気持ちになる。 全てを超越した『観測者』。アルハザードは、自分にその権利をくれた。 ――そう、思っていた。この世界を見るまで。 その世界の異質さに気付いたきっかけは、何十に及ぶ映像の中のある一つの光景であった。 その映像とは、眼鏡を掛けた男がテレビを鑑賞している瞬間を捉えた物。 何の事はない何処にでもある光景。普通ならば視線を向けようともしない平凡な光景だ。 だが、その映像が自分の未来を大きく変化させることとなる。 その異質さの正体はその男が見ている番組にあった。 画面の中のそれまたテレビの中、一人の少年が叫んでいた。 『世界はいつだって……こんなはずじゃないことばっかりだよ!!』 聞いた事のある声。 聞いた事のある言葉。 我が目を疑った。我が耳を疑った。 画面の中の画面では確かにあの少年が――『クロノ・ハラオウン』が、叫んでいた。 何時の日か自分に投げかけた言葉を、全く同じ姿形で、全く同じ表情で、そっくりそのまま画面の中の画面にて叫んでいた。 「何なの、これは……」 無意識の内に手が動き、その映像を拡大していた。 巨大な画面一杯に広がる、テレビを鑑賞する男の姿。 眼鏡の男は無表情にそのテレビを見つめ、画面の中の画面の『クロノ』は怒気を含めた表情で叫んでいる。 映像をさらに拡大。 眼鏡の男は画面の外に消え、男が見ているテレビがディスプレイを埋め尽くす。 それと同時にテレビに映る『クロノ』から場面が転換される。次に映ったものは栗色の髪を触角のように纏めた少女。 こちらもまた見覚えのある少女であった。 ――『高町なのは』 あと十年後、その馬鹿げた潜在魔力を開花させ管理局のエースとなる天才魔導師。 その『高町なのは』が、まるで物語の登場人物のように画面の中に映っている。 それきり自分はその映像に釘付けとなった。 画面の中でいきいきと動く『高町なのは』、『クロノ・ハラオウン』、『フェイト・テスタロッサ』、『ユーノ・スクライア』、そして――『プレシア・テスタロッサ』。 まるであの時と同じように物語は展開されていき、あの時と同じように自分――『プレシア・テスタロッサ』が虚数空間に身を投じる。 まるであの時の事を丸々記録していたかのような映像。 この映像は一体――? 疑問が混乱と入り混じり頭が沸騰する。そして、それと同時にこの世界への興味が急速的に高まっていく。 ――何時しか世界の観察は、この謎の世界を中心に行われる事になっていった。 □ 本来の研究の片手間ではあったが、観察を続けることにより更に驚くべき事実が判明されていった。 何とこの世界では、自分が見てきた様々な世界が様々な媒体を通して記されているのだ。 アニメ、漫画、ドラマ、映画、書籍――媒体はそれぞれ違う。 だが確かに、次元を越えた世界の殆どがフィクションという形でこの世界に記録されていた。 例えば『魔法少女リリカルなのは』。 この物語は自分が経験した過去と一切違い無く、物語が進んでいく。 その後に制作されたらしい『魔法少女リリカルなのはA's』、『魔法少女リリカルなのはStrikerS』も同様。 自分が観測した世界とまるきり同じように物語が展開されていく。 そう、まさにこの世界こそが『観測者』。 ありとあらゆる世界を様々な媒体で記録していっている『観測の世界』。 それも制作者本人達は、自分が世界の記録している事を自覚していない。 無意識の内に物語を考え、それを作品として世に産み落とす。そしてその作品こそが、世界の記録となっている。 偶然なのか、それとも何かしらの力が影響しているのか? それは幾ら観測しても分からない。ただ、日に日にこの世界への興味が高まっていく。 気付けば研究に行き詰まった時、気分転換の意味を込めその世界を調査することが日課となり始めていた。 そしてそんな日々が続くこと数週間。再び大きな出会いがあった。 それは『観測者の世界』のネット上にあったあるサイト。 何処か明るい印象を受ける壁紙に、黄緑色の文字で大きな文字で名が記されている。 その名も『リリカルなのはクロスSS倉庫』――――これまた興味深い存在であった。 『リリカルなのはクロスSS倉庫』は、ある大型掲示板にて様々な書き手が書いた物語をまとめたサイトの名称である。 『リリカルなのはクロスSS倉庫』に収録されている何十にも及ぶ作品。 その内容は『クロス』という名の通り、色々な世界と『リリカルなのは』の世界がクロスオーバーした物が殆どであった。 一話で完結する短編もあれば、何十話と続く長編もあったりと種類は様々。作者が別ということもあり文章もそれぞれ違う。 作品によっては、高町なのはだけでなく自分さえも登場してくる物さえもある。 素知らぬ所で赤の他人により自分が文章化されている――――何とも不思議な感覚である。 それに加えこの膨大な作品量。 一日の全てを費やしたとしてもこの膨大な量は読み切れる物ではないだろう。 流石は『観測者の世界』と言ったところか。最早、思考の許容量を遥かに越えている。 この世界に何があろうともう驚く事はないだろう。 観察すれば観察するほど興味が湧いてくる世界。所詮は娯楽でしかないとはいえ 、その異質さは研究者としての探求心を多いにくすぐる物であった。 □ ――結果から言えば『リリカルなのはクロスSS倉庫』は自分に大きく貢献してくれた。 とある事情で開催を決心したバトルロワイアル。 その参加者を『リリカルなのはクロスSS倉庫』内の作品とリンクした世界から選出したのだ。 正直に言えば『リリカルなのはクロスSS倉庫』の作品達と適合する世界は流石に存在しないと思っていたが、やはり世界は広い。 大して労せずにそれぞれの世界は発掘できた。 様々な世界から集結した『高町なのは』達と関係する人々。 結果、戦闘機人や吸血鬼、妖怪、仮面ライダー、デジモン、ウルトラマン、プラント…………ありとあらゆる人外達を集められた。 だが、まだ足りない。 折角の遊戯なのだ。 盛り上がるだけ盛り上がった方が見てる側としても楽しめる。 まだまだエッセンスを付け足す必要があった。 まず考え付いたのが並行世界からの人物選出。 例えば『ゴジラという生物により家族を失った八神はやて』や『仮面ライダーなどの存在を知るフェイト・T・ハラオウン』などがそうだ。 次に考え付いた物がバラバラの時間軸からの参加。 これには『9歳の高町なのは』や『19歳の高町なのは』、『闇の書事件当時のシグナムやヴィータ』などが挙げられる。 アルハザードの力を得た自分だからこそ可能な神の所行。 これら二つのアクセントにより参加者は混乱し、その混乱は殺し合いを経て疑心へと変化する――――絶望犇めくゲームは一層面白みを増す筈だ。 そして最後に付け加える取って置きのエッセンス。 それは『リリカルなのはクロスSS倉庫』の情報を参加者に与える事。 名は『CROSS-NANOHA』――――このバトルロワイアルに参加させる『リリカルなのはクロスSS倉庫』内の作品群をタイトルだけ変え、丸々写したサイトだ。 ――だが例外もある。 『魔法少女リリカルなのはFINAL WARS』、『リリカルなのは 闇の王女』この二作は『CROSS-NANOHA』に収録していない。 これら二つの作品からは『八神はやて』、『ゼスト・グランガイツ』の二名が参戦している。 『八神はやて』と『ゼスト・グランガイツ』の二人は、『リリカルなのはクロスSS倉庫』に収録されている数々の作品でも、滅多に性格が変わる事のない存在だ。 『八神はやて』は機動六課の司令塔として、『ゼスト・グランガイツ』は悩める復讐者として物語に関わってくる。 しかし『魔法少女リリカルなのはFINAL WARS』、『リリカルなのは 闇の王女』内の二人は違う。 『魔法少女リリカルなのはFINAL WARS』の『八神はやて』は他と比べて精神的にも非常に危うい女。 『リリカルなのは 闇の王女』の『ゼスト・グランガイツ』は高町なのはに病的なまでの殺意を持つ男。 本来の性格とは大きくズレているのだ。 その性格のズレは殺し合いという異常な世界では必ず火種となる。その火種は何時しか大火となり惨劇を生む筈だ。 だが、もし『CROSS-NANOHA』に『魔法少女リリカルなのはFINAL WARS』や『リリカルなのは 闇の王女』が収録されていたら、その大火が消火される可能性が出れくる。 それではつまらない。 火種は消えるべきではない。より激しい大火に変貌しなくてはいけない。 ならばどうする? ――簡単な事だ。 『八神はやて』と『ゼスト・グランガイツ』の情報を与えなければ良い。 幸いな事に、『魔法少女リリカルなのはFINAL WARS』と『リリカルなのは 闇の王女』の二つの世界からはこの二人しか参戦させていない。 情報を渡すより隠蔽した方がよりメリットが高い――――そう判断し『魔法少女リリカルなのはFINAL WARS』と『リリカルなのは 闇の王女』、この二作を『CROSS-NANOHA』に収録する事は取り止めた。 だがこの二人の情報が収録されていないとはいえ『CROSS-NANOHA』の情報力は絶大。 それぞれの物語を読めば、参加者の能力、実力、性格が把握可能になり、明確に有利な立場を得ることとなる――この殺し合いの場に於いては最強の武器となる筈だ。 そして何より自分が味わった混乱を彼等自身も体験する。 自身の行動が文章として存在されている――――その事に気が付いた時、彼等はどのような反応をするのか? 次元や時を越えた世界を知っている自分でさえ底知れぬ薄気味悪さを感じたのだ。 無知な彼等には相当な衝撃が走るだろう。 そして、その事は殺し合いに何かしらの影響を与えるのか? 興味は尽きない。 ――とはいえ、簡単に情報を与えるのは面白みに欠ける。 それにLやルルーシュという、自分以上の頭脳を持つだろう参加者も居る。 そんな参加者にみすみす情報を与える事は、バトルロワイアルの進行に大きく影響する可能性も出てくる。 情報を上手く活用するだけの頭脳を持ち、尚且つ殺し合いに乗りそう参加者――――最適な人物は程なくして見付かった。 その名はキング。 残忍であり無邪気という危険な性格、仮面ライダーと同等以上に戦える実力、何より人を陥れる策を考え出す悪魔のような頭脳。 その三つを兼ね備えた、情報を与えるにはこれ以上ない好条件を持った参加者である。 幸運な事にキングには携帯を持ち歩く癖があるらしい。 その携帯を『CROSS-NANOHA』に繋がるよう細工すれば情報の受け渡しも簡単。 これだけ有能な情報をキングが易々と手放す事もないだろう。 キングなら『CROSS-NANOHA』を有効に使ってくれる筈。 精々楽しませて欲しいものだ――。 斯くして準備は整い、遊戯は開催された。 今尚、参加者達は狭い箱庭の中で戦い続けている。 死者は十二人。これだけの人数が死んだにも関わらず、ゲームはまだ序章の段階を抜けない。 参加者にとってはこれ以上ない密度の六時間だっただろう。 まだまだ希望に満ち溢れた参加者もいれば、絶望に押し潰され掛けている参加者もいる。 さてこの箱庭に自分の放送を加えた時、この遊戯はどう変化するのか。 「精々頑張ってちょうだい」 ――――女は最後にそう呟き部屋を後にする。 強大な力を得た全てを超越する魔導師。 次元を超越し、全ての世界を見透かす観測者の世界。 二つの超越が交錯した時、悲劇の舞台の幕があがった。 哀れな出演者達は、超越者を観客に終わらぬ演劇を演じ続ける――。 【1日目 早朝】 【現在地 ???】 【プレシア・テスタロッサ@魔法少女リリカルなのは】 【状態】健康 【装備】??? 【道具】??? 【思考】 基本:バトルロワイアルを見届ける。 1.放送を行う。 Back それは最悪の始まりなの プレシア・テスタロッサ Next 第一回放送
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/564.html
「姫矢さぁん!」 光の中に消えていくウルトラマン―姫矢准。僕はただ、彼の名を叫ぶことしか出来なかった……。 ダークメフィストこと溝呂木眞也と姫矢を包む消滅を告げる光が、異空間の暗い空を満たしていく。それはこの 一連の事件の終焉を示すものでもあり、また―……。 「ここは……何処だ?」 ウルトラマンで‘在った 者、姫矢准にとっては新たな始まりを意味していた。 鳴海の岸に流木と共に漂着していた彼の手には、デュナミストの証がしっかりと握られていた。それの僅かな鼓動と 共に、彼はこの世界で眼を覚ます。 手に入れたのは光の力。出会いと別れ。悲しみを知る彼が不屈の心を持つ少女と出会う時、新たな絆が生まれ来る。 魔法少女リリカル☆なのは~NEXUS~ 始まります 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1066.html
登録日:2010/02/08(月) 23 26 44 更新日:2024/07/15 Mon 17 44 56 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 A's StrikerS ておぁぁぁぁあ! ておぉぉぉ! アルフの旦那 イケメン イヌミミ オペル オペル三人衆 ガチムチ ザッフィー ザフィーラ リリカルなのは ヴォルケンリッター 一条和矢 不遇 使い魔? ←守護獣だ!! 守護騎士 師匠 忠犬 気は優しくて力持ち 漢 犬 狼 狼男 獣人 盾の守護獣 褐色 鉄壁 長身 防御特化 魔法少女リリカルなのは ておぁぁぁああ!! 出典:画像左、魔法少女リリカルなのは/魔法少女リリカルなのはA's ビジュアルファンブック、晋遊舎刊、©なのはPROJECT 、2006年3月10日 出典:画像右、魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's、DVD付属特典パンフレット、キングレコード、2013年3月22日発売、©NANOHA The MOVIE 2nd A's PROJECT 魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物。 CV 一条和矢 八神はやてに仕えるヴォルケンリッターの一員で、「盾の守護獣」の二つ名を持つ。 ヴォルケンリッターの中では唯一の男性型。 名前の由来はドイツ車オペル・ザフィーラから。 二つ名が示す通りの守護「獣」であり、人間と狼の二つの姿を持つ。 人間モードは作中では希少なムッキムキで褐色の大男。顔もかなり整っている。 しかもアルフやらリーゼ姉妹やらと同じく獣耳と尻尾という萌えポイントがセットで、ある意味シュール。 狼モードは大型犬ぐらいの大きさで、キバがやたらでかかったり、額に宝石みたいなのがついていたりとやはり普通の狼とは違った感じ。 冷静で寡黙な頼れる男。 普段はあまりしゃべらないが、ヴィータにツッコミを入れたりと愛嬌もある、のか……? 魔導師ランクは取得していないが、実力はAA相当。 格闘や刃を発生させる魔法を使う。 二つ名から想像がつくように守りを得意としていて、文字通り味方の盾になることも多い。 仲間の危機に熱血モード全開で体を張って戦う姿は漢の一言に尽きる。 ついでに修智館学院では先生をしている。 A sではヴィータの援軍として初登場。 同じくなのはの援軍として駆け付けたアルフと戦い、以後も一種のライバルとして彼女と何度か対決する。 この時にザフィーラがアルフの拳を両腕で受け止めながらに放った、 「使い魔ではない。主の牙となり盾となる存在――守護獣だぁっ!!」 はザフィーラ最大の名言だと個人的には思う。 更に言うならこのアルフVSザフィーラのシーンはA'sでも屈指の燃えシーンだと信じている。 出典:魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's、セブン・アークス、アニプレックス、2012年7月14日、©NANOHA The MOVIE 2nd A's PROJECT 出番はそれほどではなく性格も相俟ってセリフはあまり無いが、見せ場はかなり格好いい。 ……まぁ最大の見せ場の一つでは仮面の男にあっさり撃墜されちゃうけど。 ラストバトルでは闇の書の闇を触手ごとズタズタに切り裂いた。 映画ではナハトヴァールのシールドを拳で数層ぶち砕いた。 後日談ではアルフから子犬モードを習ったらしく、ちっちゃい姿で散歩に連れていかれたりしている。 ■StrikerS はやてにくっついて六課入り。 正式に管理局に入っていないため、階級や役職を持っていない。そのためスバル達にも呼び捨てで呼ばれる。 常に狼の姿で、ほとんどしゃべらない。 エリオとキャロは7話までしゃべれることすら知らなかったようで、かなり驚いていた。 これは恐らく保有制限をクリアする為の一種の裏技みたいなものだと思われる。 六課でははやて、シャマルのボディーガードをしていたが、ヴィヴィオが六課にきてからは彼女の護衛を務める。 六課が襲撃を受けた際にシャマルを庇って大怪我を負うが、怪我をおして最終決戦にも参加。 シャマルと一緒にオットーを捕らえ、リベンジを果たした。 事件後、人間形態でヴィヴィオを肩車していたりしており、ヴィヴィオの方もよく遊んでくれるとザフィーラを慕っている。 ヴィヴィオからは「ザフィー」と呼ばれていた。 …………ザフィーラは多少困っていたが。「守護の拳」を教えたらしい。 また、陸士108部隊に出向して捜査の仕事をすることが増え、ギンガはザフィーラを師匠と仰いでいるらしい。 ■Vivid 八神家道場でシグナムやヴィータとともに子供たちにいろいろとストライクアーツを教えている。 珍しく人間形態主体で登場している。(特別編や回想などで守護獣形態も見せている。) ミウラに格闘を教えていて、八神家でおそらく唯一師匠と呼ばれる。 インターミドルでは彼女のセコンドをしている。 どうやら今のところ管理局で仕事をしているような描写は見られず、 仕事で忙しい他のメンバーに変わって一番門下生たちと付き合いが深いようだ。 ■INNOCENT 出典:魔法少女リリカルなのはINNOCENT、ユビキタスエンターテインメント、DeNA 、2013年3月31日から稼働、© NANOHA INNOCENT PROJECT 八神ザフィーラとして登場。 八神堂に飼われている、無口だがちゃんと喋ることが出来る。 アルフやリニス2世、ユーノと同じく完全に狼になっている。もしかしたらただの犬かもしれない……。 使い魔組は動物が基本のようだ。……え? 一人、人間が交じっている? この世界はそういうものだ。 この世界には基本は動物だが、人間の姿に変えられるという動物がいて、ザフィーラやアルフはこれに当たる。 種族的には狼でいいようだ。 PSPのゲーム「魔法少女リリカルなのはA s PORTABLE THE BATTLE OF ACES」にも参戦。 闇の書事件の際、仮面の男の襲撃に対し主や仲間達の盾になれなかったことを腑甲斐なく感じており、 今度こそ守護獣の役割を果たしてみせると意気込みながら闇の欠片事件に関わっていく。 ストーリーでは闇の書の闇に捉われていた頃の自分を含めた、 過去の守護騎士達の幻影(一人だけ本物のお馬鹿さんもいるけど)やマテリアル達との対峙が中心。 本編ではあまり見られなかったザフィーラの優しさや、かっこよさがにじみ出ておりザフィーラファン必見の内容である。 必殺技はアニメで闇の書の防衛プログラムの触手を串刺しにした「鋼のくびき」。 ちなみにストーリーでマテリアル全員と戦うのは何気にザフィーラただ一人だったりする。 GODでは未来での愛弟子でもあるヴィヴィオが「守護の拳」を使うのに気付いたりと相変わらずの洞察力。 砕け得ぬ闇戦では対システムUDプログラム装備がないにもかかわらず、 「お前が辛い思いをすれば、それを悲しむ者がいる――そうとなれば、退くわけにもいかん」とかっこよくセリフを決めて第一形態のU-Dに勝負を挑んだ。 ◇なのポシリーズにおける性能 BOA シグナム同様接近戦が主体のキャラクター。 高めの火力や全キャラ中最長の間合いを誇る投げが魅力。 盾の守護獣の二つ名通り、相手の飛び道具を受け止め反射する「守護の構え」や、 消費MP増加と引き換えに相手の攻撃を自動でガードする固有スキル「オートガード」を持つ。 しかしいざ実戦となると、これらの特徴が足を引っ張る事となった。 守護の構えは魔法扱いのためにMPを消費してしまう上、 受け止めてから反撃に移るまでが遅いため他キャラのEXガード→反撃に比べて汎用性と燃費で劣る。 オートガードに至っては普通に回避すればいいような攻撃にまで敏感に反応するため、 無用なガードクラッシュを招く事態も多々。盾の守護獣(笑)。 加えて最重要距離とも言えるミドルレンジでの安定行動が無いため、 フェイトやシャマルと並んで弱キャラに位置付けられてしまった。 GOD 溜め版守護の拳の仕様変更等細かいところで調整を受けた。 固有スキルが無くなったため、前作のようにガードクラッシュが頻発するという事は無い。 事故への耐性が評価されて弱キャラ扱いされる事こそ無くなったが、 ミドルレンジでペースを握りにくいという最大の欠点は据え置きなので、結局は中堅に収まっている。 盾の守護獣、ザフィーラ!記事荒らしなんぞさせん!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] クロノ、ユーノも不遇だけど相当な不遇だから……、でも劇場版は最高だった。 -- 名無しさん (2013-09-08 14 55 48) カッコいいよな、ザフィーラ。何故出番が無いんだ。 -- 名無しさん (2013-09-08 17 26 37) vividでも言葉は少ないけどなんか存在感あるような -- 名無しさん (2013-09-08 19 44 29) 映画はマジかっこよかった -- 名無しさん (2013-09-08 22 15 25) 守護騎士の中で扱いが一番……、いや、最近は守護騎士自体が駄目か。 -- 名無しさん (2013-09-09 07 29 44) ザフィーラが管理局に入っていないのは、イザというときに組織に縛られずに動けるようにする意味もあったのかな -- 名無しさん (2013-11-09 22 07 28) そういやなんでランクを習得してないんだ? あれは資格のような物だから持ってて損は無いはずだけど。 -- 名無しさん (2013-11-09 23 58 19) ↑守護獣だからもてないのかね?まぁ、ザフィーラの場合持ってる利益より、持ってない利益のほうがでかいだろうし -- 名無しさん (2013-11-10 00 19 38) なのポシリーズや劇場版の強さ見るとAA相当って評価とナンバーズに遅れをとったのが信じられないなw -- 名無しさん (2013-11-26 19 33 19) ↑あのときは他の非戦闘要員守りながら戦ってたんだから仕方がない。人数も多いし -- 名無しさん (2013-11-26 19 35 53) 状況判断とかはシグナムとかよりよっぽどリーダー向きな気がしてしまう -- 名無しさん (2014-01-13 17 36 20) 劇場版で出たあの技、なんて名前なんだろう?ハンパない火力に見えたけど。モバゲー版INNOCENTの牙王滅牙の絵がそれっぽいけど……ザフィーラの他の技やその効果、名前等知りたいなぁ -- 名無しさん (2014-07-14 18 00 49) 魔導師ランク取得してないのはユーノも9歳時点からランク更新してない辺りメリットが少ないか持たないメリットの方が大きいんだろうな -- 名無しさん (2015-02-04 00 54 01) 男連中で出番的に生き残ってるのはこいつだけ。 -- 名無しさん (2015-07-19 10 07 26) 3期が人間体なかった分Vividの方が人間体多くて優遇されてるよな・・・・あれ、漫画だとユーノくん同様犬状態1コマしかなくね? -- 名無しさん (2017-01-05 00 51 42) 私服姿はvividが初めてと思ってる人が多いみたいだけどA`sの時期でも平時での外出で人間形態で出かけようと(勿論甲冑ではない)提案されたりトレーニングウェアらしい服装で鍛錬したりと当時から服自体は所持していたようだったな -- 名無しさん (2018-12-05 12 35 37) 一番↑ クロノは原作での活躍ゆえに人気があり、ユーノは彼がいないとシリーズその物が成立せず、ザフィーラは本当の意味での紳士であるからなぁ… -- 名無しさん (2019-09-21 13 05 33) もふもふしたい -- 名無しさん (2021-05-10 11 08 58) 名前 コメント