約 466,586 件
https://w.atwiki.jp/mahouka/pages/392.html
[[魔法技能師]]開発研究所は、日本に設立された魔法師開発機関である。 全部で10ヶ所の研究施設が存在し、それぞれ研究施設によって研究テーマが異なっていた。研究テーマが非人道的なものから次々と閉鎖され、2095年11月時点で稼動しているのは半数である(*1)。しかし、公式には閉鎖された研究所も、5ヶ所の内3ヶ所は看板と運営主体を変えて実質的に存続している(*2)。 これらの先駆けとしては、2002年に設立された陸軍総司令部直属の秘密研究機関がある。2010年代から2020年代にかけては、そこから派生する形でエレメンツを開発する研究機関が稼働していたが、魔法師開発の方針の変化に伴って閉鎖された。その後、新しい開発方針に従ってこれらの10ヶ所の研究施設が設置された。(*3)。 研究所 魔法技能師開発第一研究所 2031年設立。2092年時点では既に閉鎖され、跡地に金沢魔法理学研究所が作られている(*4)。 一条家、一之倉家、一色家、一花家を輩出。一花家は数字落ちして市原家に。 研究テーマは「対人戦闘を想定した生体に直接干渉する魔法」 魔法技能師開発第二研究所 2031年設立。淡路島にて稼働中。 二木家、二階堂家?、二瓶家?を輩出。 研究テーマは「無機物に干渉する魔法」 酸化還元反応に関わる吸収系の魔法の研究。 魔法技能師開発第三研究所 2032年に厚木に設立。稼働中。 三矢家、三日月家?、三枝家を輩出。三枝家は魔法技能開発第七研究所に移管され七草家となる。 研究テーマは「多種類多重魔法制御」「魔法同時発動の最大化」 閉鎖されずに稼働している5箇所の研究所の中で最も活発に動いており、多くの軍人魔法師が出入りしている(*5)。 魔法技能師開発第四研究所 国立の研究施設として第四研究所となったのは2033年頃であるが、母体となった民間研究所は2020年代以前から稼働していた。政府から閉鎖されたと発表されているが、実際には政府から独立して元の民間研究所として設立時のスポンサーの下で四葉家により運営され、現在も魔法師の開発が行われている。 かつてのオーナーは東道青波で今は四葉のスポンサーでもある(*6)。 四葉家を輩出。 研究テーマは「精神干渉魔法を利用した精神改造による魔法能力の付与・向上」(*7) 魔法技能師開発第五研究所 2035年愛媛県宇和島市に設立。稼働中。 五輪家、五頭家、五味家?を輩出。 研究テーマは「物質の形状に干渉する魔法」 流体制御を主とする物質の形状に干渉する魔法の研究。 バハムートと深淵(アビス)の二つの戦略級魔法を開発したことで国際的にも名を馳せている。 魔法技能師開発第六研究所 2035年仙台市に設立。稼働中。 六塚家、六角家?、六郷家?、六本木家?を輩出。 研究テーマは「魔法による熱量制御」 魔法師開発のための遺伝子操作が最も盛んに行われた研究所でもある。 魔法技能師開発第七研究所 2036年東京に設立。閉鎖。 七草家、七宝家、七夕家、七瀬家?を輩出。 研究テーマは「対集団戦闘を念頭に置いた魔法」 研究成果は「群体制御」(*8)(*9) 魔法技能師開発第八研究所 2037年北九州市に設立。稼働中。 八代家、八朔家、八幡家?を輩出。 研究テーマは「魔法による重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用の操作」 魔法技能師開発第九研究所 2037年奈良市に設立。閉鎖。 九島家、九鬼家、九頭見家?を輩出。 当初の研究テーマは「合理化し再体系化した古式魔法を現代魔法として実装した魔法師の開発」(*10)。 第三次世界大戦終結から程なくして閉鎖されたが、第九種魔法開発研究所として名前を変え九島家、九鬼家、九頭見家?の三家共同出資の民間研究所となっている。 魔法技能師開発第十研究所 2039年東京に設立。閉鎖。 十文字家、十山家を輩出。十神家は数字落ちして遠上家に。 研究テーマは「空間に仮想構築物を生成する領域魔法」 多種多様な対物障壁魔法を開発。 2066年に閉鎖される。国防の為に流出を防がなければならない旧第十研の研究を管理する役目が十文字家に与えられ、跡地はまるまる十文字邸の敷地となっている(*11)。 関連 二十八家 十師族 師補十八家 登場巻数 5巻、8巻、9巻、12巻、13巻、14巻、17巻、21巻 コメント 七研の群体制御が抜けています。 - 2013-11-17 17 02 33 追加しました - 2013-11-23 12 20 27 第四研の>実際は現在も魔法師の開発が行われている ってどこの記述? 八巻探し回ったけど魔法師の性能試験してるって記述しか見つかんなかった - 2014-03-04 14 25 51 12巻31ページの「今でも魔法師の改良と淘汰が行われている」って記述からじゃない? - 2014-03-04 14 45 08 第一研究室が金沢(というか北陸)に建てたのは大亜連合や新ソに対応するためかな? - 2014-04-06 09 27 36 そうでしょうね。事実、新ソ連の佐渡島侵攻の時は正規軍ではなく一条家が主力になって対応したんだし。 - 2014-04-06 11 46 04 今現在登場してる十師族の中で、出身研究所が稼動しているのは五輪の第五研だけ・・・ということは、物語の中心になっている十師族の出身研究所って全部閉鎖されてるんだね。 - 2014-04-23 01 07 35 二研も三研も六研も八研も稼働してるぞ 冒頭の設定解説ぐらい読もうぜ - 2015-10-31 09 51 32 君は上のコメントの頭部分とコメント日付をちゃんと読もう。 - 2015-10-31 17 14 40 軍が作った魔法師と言われていないから防衛省所管ではなさそうだ。STAPで話題の理化学研究所と同じ文部科学省所管か? - 2014-11-14 16 37 05 一条日記で - 2016-03-27 05 28 12 ミス…一条日記で一条が体液、一ノ倉が体温 一色と一花が神経の人体干渉を研究してたということだけどこれはほかの研究所でも当てはまることなのか?たとば九島が忍術で九鬼が陰陽術…みたいに? - 2016-03-27 05 30 50 研究所ごとに大きなテーマがあって、それを条件を変えて研究してたのでしょうね。生体に直接干渉する魔法というテーマでそれぞれ「体液」「体温」「神経」。防衛のための仮想構築物領域魔法のテーマで「対機甲戦力」と「要人警護」に分かれるように。 - 2017-06-29 17 20 21 九研は他の研究所と違って古式のソースコードはすでにあるのだけど、分類が難しそうだ。そのまま使うのは現代魔法との融合じゃなくて古式のマネだし。 - 2017-06-29 17 33 34 一花家は輩出じゃなくて排出だろw - 2016-04-20 18 17 39 民間人は研究所の内容をしっているんだろうか? - 2017-06-29 13 48 09 対魔法師戦の研究所が無いのが意外だ。確実に必要になるのにな。 - 2017-06-29 23 35 35 特別に対魔法師戦とする意味は薄い。達也や十三束のような特例はさておき、パレードや一研の生体干渉、十研の障壁だって対魔法師を想定してる - 2017-06-30 00 01 53 施設 用語 組織・団体
https://w.atwiki.jp/sk_rexi/pages/751.html
(1)魔法とは 魔法とは、来世人に宿った特殊な力によって、摩訶不思議な現象を引き起こす(以下「成就」という)行為です。属性によって、用法が異なり、効果にも傾向があります。 [武士=奥義法(おうぎほう)] 武士(もののふ)としての超絶的な武芸を、疑似的に身体に宿す魔法です。 予備動作には、体内の気の集中が必要であり、成就直前に身体全体が微かな金色を帯びます。 [神凪=神楽法(かぐらほう)] 八百万の神々の力を降ろして、超自然的な現象を引き起こす魔法です。 予備動作には、神楽舞を舞う必要があります。そのため、最低でも半畳(90×90cm)の足場が不可欠であり、不安定な場所では行使することができません。 [陰陽=陰陽法(おんみょうほう)] 木火土金水の陰陽五行説によって、妖の力の使役と予防を得意とする魔法です。 予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。 例:「(意味不明な呪文)‥‥呪禁道!」 [忍者=忍法(にんぽう)] 古来から忍の者に伝わる秘伝の術を具現化する魔法です。 予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。 [傀儡=傀儡法(かいらいほう)] 命無き物体にかりそめの命を与える魔法です。 予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。 [僧兵=退魔法(たいまほう)] 古代インドから伝わった密教の奇跡を具現化する魔法です。 予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。 [全属性=来世法(らいせほう)] 来世人だけが行使できる、複数の属性の特徴を持った強力な魔法です。但し、実際には来世法という魔法分類はなく、いずれかの魔法に属します。 [化身=鬼道法(きどうほう)] 一部の鬼や妖怪が使うといわれている魔法、全ては謎に包まれています。(2)魔法の使い方 [魔法の記憶] 魔法は、パーティ単位で所持し、強化・進化させます。 呪術的な方法により、属性が見合う者の身体に封ずることができ、この状態を「記憶」と呼びます。 記憶することで、シナリオにその魔法を持ち込むことができ、MPが許す限り何度でも使用できます。 但し、出先で他のキャラに貸し与えることはできません。 [魔法の詠唱] 魔法には、効果を発揮するために呪文の詠唱などの予備動作(約3秒)が必要です。 1手番において「予備動作→成就1回」という組み合わせになります。 予備動作中には他のこと(回避を含む)を一切行えず、行動順番も「魔法の予備動作を行っている者たち」が最後の処理となります。 予備動作を中断して防御行動に移行することは可能ですが、その場合、移動も他の行動も行えません。 なお、自身が騎手でないのならば、馬に同乗している状態で魔法を使用することができます(神楽法を除く)。 [成就判定] 普段、魔法の成就は判定の必要なく必ず成功します。しかし、補助魔法等で記述がある場合は「(残り)MP%」の判定が必要になります。 [対象の指定] 魔法は、成就の直前に、必ず目視による対象(又は空間)の指定が必要です。あてずっぽうで目に見えない場所へ魔法をかけることはできません。但し、自分自身、または、接触しているものを対象とする場合はその限りではありません。 [MPの消費] 1回の魔法使用で、成就(又は成就判定の失敗)時にMP10を消費します。 [絶対命中] 正しく使われ成就した魔法は、対象(又は空間)に必ず命中します。対象者が回避したり、受けを行ったりすることはできません(魔法的防御や盾の特殊能力を除く)。(3)魔法データ 魔法カードには、効果・時間・射程・範囲という固有データがあります。 カードには「効果の概要(時間 射程(範囲」と記載されています。 [効果] 効果を記号的に簡略したデータです。数値に単位が書かれていない場合は「威力」を表します。具体的な効果については解説を確認して下さい。 なお、事前に掛けられた魔法がまだ効果時間中である場合、同じ対象や空間に対して同一の魔法を重複して掛けることはできません。先に掛かっていた魔法が優先され、後の魔法は自動的にキャンセルされます。 [時間] 「一瞬」とは、成就した直後、効果が発揮され一瞬で終了する魔法です。 「具体的な時間」とは、発揮は一瞬だが、効果自体は自動的に続く魔法です(1手=1手番(3秒)のこと)。なお、この自動の効果はたとえ術者が死亡したとしても継続します。 [射程] 具体的な距離(m(メートル))の場合は、対象(空間)までの最長距離を表します。範囲が「全対象・直線上・〇度扇」でなければ自在にその距離を縮めることが可能です。 「接触」の場合は、手で接触している対象(空間)に掛けることができます。但し、対象が避けようとしている場合は、接触が困難になるため実行不能です。 「本人」の場合は、自分自身に掛けることができます。 [範囲] 「1対象」とは、人や物を指して「一つのもの」と定義できる範囲のことです。また、「全対象・全対象(選)」とは、射程内の全ての対象に「1対象」と同じ法則で魔法が作用することを表します。全対象(選)は、全対象に選択機能を持たせたものです。なお、これら対象系は、対象者(物)とともに掛かっている魔法の効果が移動します。 「生成」とは、何かを作り出す魔法です。 「直線上・○度扇)」とは、射程までの道筋を表した範囲です。道筋にある全てのものに影響を及ぼします。以下空間系の魔法は、効果がその場に留まります。 「直径○mの球」とは、射程内の任意の点を中心とした球状の範囲です。 「○m平方・○m立方」とは、射程内の任意の点を中心とした1辺○mの面、または、1辺○mの立方体の範囲です。(4)魔法の他のルール [解説の用語] 「術者」は、魔法を使用した者のことを指す単語です。 [MPの回復] MPは、6時間以上の連続した睡眠をとることで全回復します。 [魔法抵抗] 生物や化身が本能的に持つ、魔法に抵抗する能力のことです。望まぬ魔法が掛かった場合「(残り)MP%」の成功率で魔法に対して抵抗を行えます。 魔法抵抗に成功すると、効果欄にアラビア数字がある魔法の場合はその値が半減します。無い魔法の場合はその影響を被りません。 なお、キャラの所持品が魔法の対象にされた場合も、所持者の魔法抵抗能力を発揮できます(随伴系の所持品を除く)。 [成就判定が必要な事態の重複] 成就判定が必要な事態が重複した場合、魔法を成就させることはできません。(5)特殊な魔法カード [補助魔法] 補助魔法とは、それ単体では具体的な効果を発揮せず、他の魔法カードを補助する働きのあるもののことです。補助魔法自身は1手番1回の制限にかかりません。 但し、「普通の魔法+補助魔法」という状態で使用するため、通常、合計20点のMPを消費してしまいます。 (公式、『シナリオって何?』から抜粋)
https://w.atwiki.jp/mahousyouzyoapple/pages/21.html
日本政府が打ち立てた計画。少女の身体を改造し、魔法少女を作り上げる。 2010年に立ち上げられ、形になるまでに14年の歳月がかけられた。 超戦闘魔法少女は、一人で第442連隊戦闘団にも匹敵し、しかも銃刀法や非核三原則に引っかからないため、某政党も問題にしづらい。 スナックン討伐は本来は警察や保健所の仕事のはずだが、今回は超戦闘魔法少女の実践訓練と研究のため、特別に魔法少女が討伐している。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8175.html
前ページアノンの法則 扉を突き破った氷の槍は、真っ直ぐに礼拝堂を走り抜け、ワルドとルイズの間に突き刺さった。 「ぎりぎり間に合ったぜ、相棒」 ルイズの耳には聞き慣れた、低い男の声。 「誰だ!」 氷の槍での奇襲に、後ろに飛びずさったワルドが叫ぶ。 「いや、ウェールズ様が倒れてる。間に合ってないよ、デルフ」 破られた扉から現れたのは、ワルドに殺されたはずの、アノンだった。 「アノン!」 「バカな!? 貴様は確かに殺したはずだ!」 ワルドは困惑して叫んだ。 現にアノンのシャツの胸元は血みどろで、確かに自分の杖が胸を刺し貫いていたことを物語っている。 顔にも、杖が掠めた傷が残っていた。 「たとえ急所を外していたとしても、あれだけの深手を負って……」 アノンは不敵に笑って、答えの代わりに、手に持った杖を軽く振った。 淡い光が、アノンの頬の傷を消し去る。 治癒、『ヒーリング』の魔法だ。それに、さっきの氷の槍。 「貴様…! 水のメイジだったのか!?」 それには答えず、アノンはルイズを見た。 「キミは一応無事みたいだね」 「アノン…あんた、メイジだったの……?」 「娘っこ。その話は後だ。今は……」 アノンが左手のデルフリンガーの切っ先をワルドに向け、右手に杖を構える。 「そう、今はこの裏切り者を倒さないとね」 少し冷静さを取り戻したワルドが尋ねる。 「貴様がメイジということにも驚いたが……なぜにここがわかった? ガンダールヴ」 「ルイズの視界が、ボクの左目に映った」 「なるほど、主人の危機察知したか」 「そうじゃなくても、殺されかけたんだ。次に狙らわれるのは、ルイズかウェールズ様に決まってる」 「それに気づくことができても、ウェールズはあのザマだがな」 ワルドが挑発する。 「それに、少々魔法が使える程度で私に勝てると思っているのか? ラ・ロシェールのときのように叩きのめしてくれる」 「戦いは、どんな相手とでもやってみなくちゃわからないよ」 アノンはそう言って、詠唱を始めると同時に、ワルドに向かって走り出した。 放たれた風の刃を身を屈めてかわし、一気に距離を詰めると、左手のデルフリンガーを斬り上げる。 だが、ワルドは杖であっさりとそれを受け流す。 「凄まじい速度と力だが、貴様は剣に馴れていないな? 予備動作で簡単に先が読めるぞ」 動きを完全に見切り、余裕のワルド。その顔前に、突如鋭い氷の矢が現れた。 「『ウインディ・アイシクル』!」 「なにッ!?」 近距離では剣を使うものと思っていたワルドは、顔面を襲う氷矢に、とっさに頭を下げた。 それでも、帽子の飾り羽が引きちぎられ、宙を舞う。 慌てて距離をとるワルド。 「おのれ…!」 「剣と魔法の併用は、基本なんじゃなかったかな」 今度はアノンが挑発する。 大きく顔を歪ませたワルドが、杖を掲げて言った。 「…ではこちらも本気を出そう。何故、風の魔法が最強と呼ばれるのか、その所以を身に刻むがいい」 何もさせまいとアノンが飛び掛ったが、人間離れした剣戟をワルドは器用に杖で逸らしながら、呪文を唱える。 「ユビキタス・デル・ウィンデ……」 呪文が完成すると、ワルドの体から、分身が現れた。 ワルドと全く同じ格好をした四体の分身。 本体とあわせると全部で五人のワルドが、アノンを囲んだ。 「幻…? いや、実体がある。分身なんてできるのか」 「ただの『分身』ではない。風のユビキタス……。風は偏在する。風の吹くところ、何処となくさ迷い現れ、その距離は意思の力に比例する」 「フーケといたのも、桟橋に上がるときに襲ってきたのも、その『遍在』ってことか」 ワルドはにやりと笑って、懐から仮面を取り出して見せる。 「そう。あの時、貴様に電撃を食らわせてやったのも、この『遍在』だよ」 「なるほど、あの時ボクに蹴り落とされたのも、この『遍在』か」 今度は挑発を挑発で返され、全てのワルドの顔が不快に歪む。 五体のワルドが、アノンに襲い掛かった。 まず、三体のワルドが『ブレイド』を振りかざして迫り来る。 アノンは、一体目の『ブレイド』をデルフリンガーで受け止め、そのまま力づくで押し返すように敵の体ごと弾き飛ばす。 次の瞬間、左右から二本の『ブレイド』が突き出されたが、アノンは身を捻ってかわし、風車のようにデルフリンガーを振り回して二体のワルドを蹴散らした。 そのままの流れで詠唱を完成させ、体勢を崩したワルドたちに氷矢を打ち込む。 が、 「『エア・カッター』!」 確実に標的を狙っていたアノンの氷矢が、空気の刃に阻まれ砕け散った。 後方から魔法を放ったのは、『ブレイド』を発動していない、二体のワルド。 「ッ!」 攻撃が途切れた隙に、弾き飛ばされたワルドたちは体勢を立て直した。 再び『ブレイド』がアノンに迫る。 先ほどと同じく、アノンは難なくデルフリンガーで受け止めたが、今度は即座に援護の魔法が飛んできた。 『ブレイド』を払いのけ、後ろに飛んでそれを避けるアノン。 だが、すぐさまその退路を遮るように『ブレイド』と『エア・カッター』が打ち込まれる。 身をかがめ、転がるようにして強引にかわすしかないアノン。 「くっ…!」 五体のワルドの内、三体が『ブレイド』で接近戦を挑み、残り二体が距離をとって遠距離攻撃で援護に回る。 この『遍在』たちは、ゴーレムのような操り人形ではなく、一つ一つが意思を持っているようで、前衛と後衛に分かれた緻密な連携でアノンを攻め立てる。 一人の杖を受けたと思ったら、すぐに背後から別の『ブレイド』が迫り、距離をとろうとすると詠唱の隙すら与えないように、すかさず風の刃が飛んでくる。 素早い『風』に加えて、五人分という圧倒的な手数。 いかな“超身体能力”に『ガンダールヴ』といえど、たった一人で全てを防ぎ切るには限界があった。 「どうした! こんなものか『ガンダールヴ』!」 五体のワルドに翻弄されながらも、何とか攻撃を防いでいたアノンだったが、ついにワルドの『ブレイド』が足を掠め、転倒した。 「しまった!」 そこに殺到する風の刃。 立ち上がる間もない攻撃を床を転がってかわし、すぐに飛び起きようとしたアノンは、ひやりとした空気を感じた。 この感じには覚えがある。雷の魔法『ライトニング・クラウド』だ。 (まずい…!) 氷や火球なら叩き落としたり、切り払うことができるが、剣で電撃は防げない。 見ると後衛の二体が、杖を掲げている。二人分の『ライトニング・クラウド』だ。 直撃すれば、絶命は必至。 「思い出した!」 その時、突然デルフが叫んだ。 「相棒! 俺を構えろ!」 「!? 前は防ぎきれなかったじゃないか」 「いいから構えろ!」 そう叫んだデルフリンガーの刀身が光り出す。 「コレは…?」 ワルドの杖が、雷の閃光を放った。アノンはとっさに刀身が光り始めたデルフリンガーを掲げた。 「無駄だ! 剣一本で避けられるものではない!」 が、アノンの体を焼き、命を奪うはずの電撃は、光るデルフリンガーの刀身に吸い込まれた。 その光が収まったとき、錆びだらけだったデルフリンガーが砥がれたように、その刀身を輝かせていた。 「これがほんとの俺の姿さ! 相棒! いやあ、てんで忘れてた! そういや、飽き飽きしてたときに、テメエの体を変えたんだった! なにせ、面白いことはありゃあしねえし、つまらん連中ばっかりだったからな!」 驚いたようにデルフリンガーの刀身を見つめていたアノンだったが、 「もっと早く言ってほしかったな。デルフ」 「しかたがねえだろ。忘れてたんだから。でも、安心しな相棒。ちゃちな魔法は全部、俺が吸い込んでやるよ! この『ガンダールヴ』の左腕、デルフリンガー様がな!」 このデルフリンガーは、相手の魔法をその刀身に吸い込み、無効化できる。 これは、メイジの戦いを根本から覆す能力だ。 ワルドは信じられない思いで、アノンの剣を見た。 「馬鹿な…完全に吸収したというのか? 私の『ライトニング・クラウド』を!」 「少し試すよ。デルフ」 「おう、何でも来い!」 威勢よく答えるデルフリンガーを振りかざし、アノンは遍在の一体に飛び掛った。 振り下ろされた剣を、遍在は『ブレイド』で受けようとしたが、デルフリンガーに触れた瞬間、魔法の刃は吸い込まれ、攻撃を防ぐことなく消滅する。 『ブレイド』の防御を素通りしたアノンの斬撃が、『遍在』を袈裟切りに斬り捨てた。 「うん。『ブレイド』も無効化できるみたいだね」 「こ、こんなことが……」 後ずさるワルド。 本体を庇うように『遍在』がアノンに立ちふさがるが、放つ魔法は全て無効化され、剣で切り伏せられるか、体に氷矢を生やして消滅していく。 魔法が弾かれるでもなく、受け止められるでもなく、吸い込まれるという信じ難い事実が、ワルドを激しく動揺させていた。 あっという間に前衛の『遍在』は全滅し、残る『遍在』は一体。 最後の『遍在』を盾に、ワルドはじりじりと後退する。 アノンは魔法を吸い込む剣を向け、ワルドを追うように距離を詰めていく。 「さて、そろそろ終わりかな」 「おのれ…使い魔風情に、この私が…!」 これが最後の攻撃だ。 まず、『ウインディ・アイシクル』で『遍在』を牽制、デルフリンガーで魔法を防ぎながら踏み込んで、本体を仕留める。 攻撃に備え、アノンが足に力を込めたとき…。 ごぼっと、アノンの口から鮮血が溢れた。 「ぐっ、ごほっ」 膝が折れ、倒れそうになる体を、アノンはデルフリンガーを杖にしてなんとか支える。 「持たなかったか……。相棒」 デルフの言葉にも答えられず、血を吐き、荒い呼吸を繰り返すアノン。 血は口からだけでなく、胸からも流れ出していた。 「く、くく……はーっはっはっは!」 その様子を見て、ワルドが笑い声を上げた。 「そうか、おかしいとは思っていたのだ。いくら水のメイジとはいえ、あれだけの深手を完全に治癒するなど!」 『遍在』が杖を構え直し、進み出る。 「旅の途中も、水の秘薬を持っている様子は無かった。貴様ができたのは、せいぜい応急処置程度だろう」 ワルドの言う通りだった。 治癒の魔法を見せつけ、挑発で煽り、平静を装って気づかれまいとしていたが、十分な治療ができなかった傷は、戦闘のせいでさらに開き、アノンの限界を早めていた。 血を吐きながらも立ち上がろうとするアノンに、恐れることなどないと『遍在』が杖を突きつける。 「終わりは貴様だ、ガンダールヴ。今度こそ死ね」 『遍在』が、杖を振り上げた。 その時、突如起こった爆発で、『遍在』の頭が吹き飛んだ。 「アノン!」 見ると、先ほどまで二人の戦いを、焦りながらも眺めるばかりだったルイズが、杖を掲げて立っていた。 「ルイズ!? だめだ! 逃げ…」 「邪魔だ! 下がっていろ!」 止めを邪魔されたワルドが、苛立たしげ杖を振った。 ルイズの体が、突風に吹き飛ばされる。 手足を投げ出して宙を舞うルイズが、アノンの目にひどくゆっくりに映った。 アノンの体が、大きく脈打った。 「ルイズ!」 同時に沸き起こる、今まで感じたことがない程の激しい感情。 左手のルーンが、これまでにない強い光を放つ。 頭の中が赤く染まり、アノンは咆えた。 「いいぞ! これだ相棒! そう! その調子だ! 思い出したぜ! 俺の知ってる『ガンダールヴ』もそうやって力を溜めてた!」 限界を迎えたアノンの体が、床を踏みしめ、力強く立ち上がった。 気圧され、後ずさりながらワルドが叫ぶ。 「ば、ばかな!? 立てるはずが…立てるはずがない!」 「いいか相棒! 『ガンダールヴ』の強さは心の震えで決まる! 怒り! 悲しみ! 愛! 喜び! なんだっていい! 心を震わせたときこそ、『ガンダールヴ』の本領だ!」 『ガンダールヴ』の力の源は、心の震え。 以前のアノンには、何よりも心を震えさせる、夢があった。 その夢への渇望が、地平線まで大地を削る程の力を『魔王』に与えた。 だが、夢破れ、その無意味さを悟って以降、アノンの心を震わせたのは、この世界や魔法への、好奇心くらいのものであった。 だから『ガンダールヴ』のルーンも、今までその力を十分に発揮していなかった。 しかし、ルイズを傷つけられ、使い魔の本能にも似た思いで激昂した今、ルーンはアノンに“本物”の『ガンダールヴ』の力を与えている。 アノンは強く想った。 植木と闘った時の様に。自分だけの世界を望んだ時の様に。 強く。 ルイズを守る、と。 咆哮。 傷の開いた体で、血を吐きながらもなお速く、アノンは駆けた。 ワルドが『ウインド・ブレイク』を唱え、突風をぶつけたが、全てデルフリンガーに吸収される。 「心を震わせろ、ガンダールヴ! お前の心の震えが、俺を振るんだ!」 ワルドの左腕が、宙を舞った。 「うおおおおおおおおっ!」 よろめき、腕を押さえて、ワルドが叫ぶ。 「くっ…」 ルーンの光が消えた。同時に、アノンは膝をつく。 重傷の体を支え続けた『ガンダールヴ』の力も、ここまでのようだ。 「まだだ! ガンダールヴ!」 ワルドが左腕をマントの切れ端で縛りながら、アノンを睨んだ。 「よくも私の腕を…! ここには、すぐに我が『レコン・キスタ』の大群が押し寄せる。だが! 貴様はここで、私が殺す!」 目を血走らせ、ワルドは杖を構える。 外からは砲撃の音や、兵士の断末魔が聞こえてきた。 決戦が始まったのだ。だが、このワルドを倒さねば、逃げることはできない。 ワルドが『エア・ハンマー』を放った。 アノンはそれを横に飛んでかわそうとしたが、体が重い。すでに『ガンダールヴ』の力は失われているのだ。 深手を負っている体では、避けきれない。 デルフリンガーでの防御も間に合わず、アノンは直撃を受けて吹っ飛ばされる。 アノンの体が床を転がり、その手からデルフリンガーが滑り落ちた。 「相棒ー!」 床を滑って行きながら、デルフリンガーが叫ぶ。 「ぐっ…」 ワルドは杖をこちらに向け、警戒しながら距離を詰めてくる。 遠くまで転がったデルフリンガーを拾うのは絶望的だ。 アノンは残された杖を握り締める。 ワルドは四体の『遍在』を失い、精神力を消耗しているが、それはアノンにも言えた。 アノンも傷の治療に加え、戦闘で魔法を乱発したため、もう精神力が尽きかけている。 トライアングル・スペルを、あと一回使えるかどうかといったところだ。 消耗し、追い詰められ、それでも起き上がろうと床についたアノンの手に、何かが触れた。 布、マントだ。 見ると、そこにはウェールズが横たわっていた。 アノンは、倒れたウェールズのところまで吹き飛ばされたのだ。 「う…」 ウェールズが、かすかに呻いた。 「ウェールズ様!」 死んでいるものと思っていたが、ウェールズはまだ辛うじて生きていたのだ。 「ウェールズめ、生きていたか。だが、今度は確実に首をはねてやろう。貴様をそうした後でな、ガンダールヴ!!!」 怒りの形相でワルドが、叫ぶように言った。 ウェールズは生きていた。 しかし、もう虫の息だ。闘うどころか、あと何分も生きていられないだろう。 だが、例え瀕死であっても、生きてさえいるのなら――。 アノンはウェールズの肩を掴んで、引き起こす。 それをワルドがあざ笑った。 「そんな死に損ないをどうするつもりだ?」 その言葉を無視して、アノンは大きく、大きく口を開いた。 「いただきます」 アノンは、ウェールズの頭を口の中に押し込んだ。 「なっ!?」 そのありえない行動に、目をむくワルド。 アノンはそのまま上を向き、ずるずるとウェールズを、自分の体の中に落とし込んでいく。 礼拝堂のステンドグラスから差し込む光が、床に大蛇を思わせるシルエットを映し出す。 最後につま先を飲み込むと、アノンは大きく舌なめずりし、落ちていたウェールズの杖を拾い上げて、ゆっくりとワルドの方を振り向いた。 その顔に浮かぶ、不敵な笑み。 「おまたせ」 「き、貴様、化け物か!?」 目の前の出来事を理解できず、ワルドは取り乱す。 アノンはウェールズの杖をワルドに向け、呪文を唱えた。 「『ウインド・ブレイク』!」 『風』の魔法による突風が巻き起こる。 「なんだと!?」 ワルドは身を屈め、風の障壁で何とかそれをやり過ごした。 「馬鹿な!? 貴様は水のメイジだったはず! それにもう精神力も……!」 「ああ、限界さ。だから、もう終わりにしよう」 ウェールズを取り込んだところで、傷が癒えるわけではない。 次で、終わらせる。 二本の杖を両手に構え、アノンは最後の攻撃に備えた。 (何を恐れる! 奴は疲労した上に傷も開き、死にかけているのだ!) ワルドも、湧き上がる疑問を振り払い、最後の一撃を決めるべく杖を構える。 数秒の沈黙。 アノンが、走り出した。 ワルドもそれに反応し、弾かれたように走り出す。 アノンは走る勢いのまま、床を蹴って飛び上がった。 (勝った!) 飛び上がったアノンに、ワルドは勝利を確信した。 空は『風』の領域。例え相手が『風』を使えるとしても、スクウェアの自分が負ける道理はない。 ワルドも床を蹴り、空中でアノンを迎え撃った。 空中で激突する瞬間、ワルドが杖を突き出す。完全な射程内。 が、杖の先がアノンを捕らえる寸前、アノンの体がぐん、と後ろに移動した。 「なにッ!?」 アノンは『フライ』で真後ろに飛んだのだ。 ワルドの杖が空を切る。 一瞬虚を突かれたワルドだったが、すぐに空中で体勢を立て直す。 タイミングをずらされはしたが、なんのことはない。 『フライ』を使いながら、他の魔法を使うことは不可能。この時点で、もうアノンに反撃の手はないのだ。 なら、もう一押しすればいいだけだ。 だが、アノンは空中でワルドに、杖を向けた。 「ラグーズ・ウォータル・デル・ウィンデ」 「な、まさか…!」 「『アイス・ストーム』!」 アノンの杖から、氷の粒を纏った竜巻が放たれ、ワルドを襲った。 「ば、馬鹿な!? ぐおおおおおお!」 ワルドは、氷の粒に身を切られながら渦巻く風にまかれ、ステンドグラスを突き破って、礼拝堂の外に弾き飛ばされていった。 「ぐっ、げほっ」 アノンはよろめきつつも何とか着地し、床に血を吐いた。 アノンが『フライ』と『アイス・ストーム』を同時に使えた理由。それは、取り込んだ二人のメイジの能力を、使い分けたからだった。 かつて、神の『花鳥風月』とロベルトの神器を使い分けたときのように、より速く飛べるウェールズの『風』で『フライ』を唱え、モット伯の最後の精神力で『アイス・ストーム』を放ったのだ。 辛くも勝利したアノンは、よたよたと這うように歩き、倒れているルイズに近寄った。 ワルドの魔法に吹き飛ばされたルイズは、気を失っているようだったが、胸が上下していることから、呼吸しているのだとわかる。 抱き起こそうとして、アノンはそのままルイズの上に倒れこんだ。 体が、動かない。 深手のまま闘った肉体はとうに限界を向かえており、開いた傷からは、血がどんどん流れ出している。 辺りに轟音が響き、礼拝堂の壁が震えた。近くに砲弾が落ちたらしい。 「早く、にげ…ないと…」 意識が急速に薄れ、間近まで迫った決戦の音も遠のいていく。 「ルイ…ズ……」 アノンの視界が、闇に覆われた。 頬に受ける風の感触で、ルイズは目を覚ました。 「ルイズ! 目が覚めたのね」 横になっているルイズの顔を、キュルケが覗き込んでいる。 頭の後ろの柔らかい感触は、彼女の膝枕だ。 「ここは…? 痛っ!」 体を起こそうとして、全身の打ち身が激しく痛んだ。 「じっとしてなさい。あなたボロボロよ」 それでも何とか起き上がってみると、そこはタバサの風竜、シルフィードの上。 シルフィードは、アルビオンを離れ、雲の上を滑空していた。 「私達フーケを倒した後、すぐにタバサのシルフィードであなた達を追いかけたの。でも、アルビオンに着いても、勝手がわからなくて立ち往生。そしたらいきなりキーシュのヴェルダンデが穴を掘り出して…」 キュルケの指す方を見ると、シルフィードに咥えられたヴェルダンデが、不満そうな鳴き声をあげた。 「それを辿ったら、お城の中に繋がってて、倒れてるあなたたちを見つけたってわけ」 「…そうだ、アノンは? アノンはどこ!?」 「ちょっと、落ち着いて。そこにいるわ」 アノンはシルフィードの背中で横になり、タバサの治療を受けていた。 「アノン!」 呼びかけても返事がない。 「今は意識がない。それに安静にさせておかないと、危ない」 「とりあえず、ラ・ロシェールまで急ぎましょう。ちゃんとした医者に見てもらわないと」 そう言われて、ルイズは頷いた。 「それにしても…アノンがこんなになるなんて、一体何があったんだね。それにワルド子爵は?」 ギーシュに問われて、ルイズはワルドの裏切りと、ウェールズの死を思い出した。 胸のポケットに手をやると、しっかりとウェールズから預かった手紙の感触があった。 アノンが守ってくれたのだ。こんな自分を、死ぬ思いをしてまで。 「…ラ・ロシェールに着いたら、話すわ……ワルドの、ことも…」 俯いて震えるルイズに、キュルケたちは黙って頷いた。 シルフィードが、雲の中に入った。 視界が白に染まる。 ルイズは意識のないアノンの手を、そっと握った。 その目から、涙がこぼれる。 「ありがとう…」 ルイズは、静かに呟いた。 「……ごめんなさい」 前ページアノンの法則
https://w.atwiki.jp/mahouka/pages/138.html
[[トライデント]]とは、3段階の分解魔法を一つの魔法の工程として放つ三連分解魔法である。 第1段階で標的の領域干渉を分解、第2段階で標的の情報強化を分解、第3段階で標的を元素レベルに分解する(*1)。 同名の別種の魔法がインデックスに登録されている(*2) 使用者 司波達也 登場巻数 4巻、9巻 コメント という事は、今現在ではトライデントは司波達也の固有魔法ということでしょうか? - 2016-09-05 23 19 25 そうですね。ループキャストシステムがないと出来ない魔法ですから、システムを実現した達也の魔法といって過言でないでしょう。ただ固有魔法というとちょっと違う気がします - 2016-09-06 00 41 24 それと、私小説読んでないのでわからないのですか同名の別種の魔法とはどのようなものなのですか? - 2016-09-05 23 21 19 そちらは未登場です。 - 2016-09-06 00 39 45 わかりました、ありがとうございます。トライデントはループキャストシステムと、精霊の眼などの特殊な知覚系魔法が使えれば魔法を使用できる、ということでいいのでしょうか。また、分解魔法も同じ条件で使用できるのですか? - 2016-09-06 22 51 17 わかってないですね・・・トライデントはループキャストシステムを利用した三連続分解魔法のことです。そして分解魔法を発動させる為に構造情報の分析、つまり精霊の眼が必要になります。 - 2016-09-06 23 06 33 そうなんですね。上で精霊の眼のような特殊な知覚系魔法が必要と書いてあったので、精霊の眼以外の知覚系魔法でもいいのかと思ってました。教えてくださいありがとうございます - 2016-09-07 07 48 10 要は、対象の領域干渉と情報強化と対象自体の3つの構造情報を読み取り(精霊の眼等)順番に分解する魔法をトライデントのループキャストで(変数を変えるみたいにして)順番に高速3連射。相手が再防御する暇なく攻撃するシステム。と思う。構造情報が分析できるのなら異能の名前はなんでも良い。 - 2016-09-08 02 33 34 魔法師でない人は領域干渉やエイドススキンあるのかどこかに書いてある?無いとしたら3連必要なくて分解一発かな。 - 2016-09-23 03 54 33 あったとしても司波達也の干渉力なら一発かと… - 2018-03-14 18 22 34 これ領域干渉してる奴にしか使ってないよね 今まで戦った魔法師全部エイドススキンの上から普通に分解してるし 将暉とか光亘とか深雪みたいな感じで達也の分解もエイドススキンぶち破れる干渉力あるんなら領域干渉と標的の2連分解でよかったんじゃ? (2018-03-20 14 06 43) 情報強化も剥ぎ取ってる。それでなければ無頭竜のジェネレーターが領域干渉を展開してた奴以外も(自我がない故に)無理に魔法を中断させられた反動で苦しまない。魔法の発動を阻害する要素(対抗魔法)は剥ぎ取れるならやっておくべきだし、3つ(領域干渉、情報強化、肉体)を対象にした分解魔法を再展開の暇を与えず続けざまに放つからこそ意味がある (2018-03-20 16 59 44) いやリーナのときはふっとばした拍子に背中を地面にうったことでエイドススキンがゆらいだ瞬間に部分分解してるし、ほかにも何巻か忘れたけど分解の干渉力まかせでエイドススキンの上から分解したって書いてるとこあったよ。深雪が広い領域に対しての干渉力が強くて達也は一点集中の干渉力(分解)が高いとも書いてる。 (2018-03-20 19 44 13) 十文字との戦いの時、真夜がトライデントで勝てたでしょうと言ってたけど実際通用したの?そして何で使わなかったの? (2021-05-26 16 59 21) トライデントの場合第一段階が成功しないと発動しない魔法なので十文字先輩のファランクスとは相性が悪くて、使えるけど問題が起こるから使わなかったんだと思いますね。問題とは第3段階の標的の元素レベルへの分解。この場合は分解する相手が十文字先輩で十師族の十文字家当主なので問題が起きる可能性をなくしたかったんだと思いますね。それに戦った場所には七草先輩、渡辺先輩がいたので人体が消失する魔法を知人に使用するところを見せたくなかっあのではないかと (2021-07-21 08 25 21) 収束 吸収 放出 用語 発散 系統魔法 魔法
https://w.atwiki.jp/mahouka/pages/741.html
この魔法の仕組みって、イデアにある情報を編集して認識する魔法で、精霊の眼は原データそのものを直接見る、でいいのかな? - 2013-12-25 21 49 45 識別対象にサイオン波が届くらしいからイデアにアクセスして情報を取得するわけじゃないんじゃないかな。そういう意味でも精霊の眼って知覚魔法じゃないと思うんだよなあ。いくら達也でも月までサイオン波を届かせるなんてできないと思うし。 - 2014-03-03 07 42 33 魔法には物理的な距離は関係ないよ、認識の距離が魔法にとっての距離。とは言え知覚系魔法は使い手も少ないしその分説明もされないしそもそも作中世界ですら研究が進んでないって事になってるから定義や挙動が不確定過ぎるな。精霊の眼が知覚系魔法なら美月の眼だって知覚系魔法の一種でいい気がするわ。 - 2014-03-03 21 15 18 サイオン波は物理的な距離に縛られるはず。だけどこれサイオン波が届く範囲で知覚魔法を発動可能なのか知覚魔法を発動すると問答無用でサイオン波が届くのか、よくわからんな - 2014-03-03 21 21 07 サイオン波が使用者から対象まで物理次元のみで飛んで行く必要は無いのでは。知覚系魔法じゃないけど、大亜の艦艇は八十キロの距離でサードアイの照準補助システムにロックオンされた際のサイオンの揺らぎを感知してるしね。 - 2014-03-03 21 47 47 認知しないと魔法が発動できないのに知覚系は何を認知しているんだろうな - 2014-03-04 17 22 33 認知って隠し子かよ。まあ冗談は置いといて、魔法師はそれぞれ多かれ少なかれ鋭敏な感知・認識能力を持ってる。十文字の空間把握やほのかの光波への鋭敏な知覚とかね。知覚系魔法はおそらくそれらを能動的に拡張する能力だと思う。 - 2014-03-04 23 21 00 「壁の向こう」という空間を認識すれば透視魔法が使えて、飛んでくるミサイルを感知できるんだぜ - 2014-03-04 23 54 17 その「壁の向こう」という空間を認識するのにエイドスと魔法式がどう働いているか本作の説明がないのが残念。 - 2016-02-28 13 06 47 意外に使用者の意識した空間に届く強さのサイオン波を出す魔法なのかもしれない。(意識するだけでいいのか、推定距離を変数として入力しなきゃいけないかはわからないけど) - 2018-01-25 20 35 11 各々の得意魔法の元になる認識はパッシブでも働くようだけど、知覚系魔法自体はアクティブとしてしか使えないようだ。不意打ちに弱い? - 2016-02-28 13 05 17 イデアにおいては各エイドスから小さいかもしれないけどサイオン波がでてるんじゃない?だから魔法師は認識対象をにんしきすることができるんじゃない? (2020-09-04 19 33 28)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/504.html
登録日:2011/05/02 (月) 14 40 47 更新日:2024/08/11 Sun 01 09 09 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 うえきの法則 うえきの法則+ 三界 小学館 漫画 福地翼 続編 繁華界 職能力 賛否両論 週刊少年サンデー + 人との出会いは一期一会。 その一瞬は時に命よりも尊い。 再会出来るということはとても幸運なコトなのだ……。 そう―次に再会する時が、敵同士であったとしても。 うえきの法則の続編。 2005年から2007年までサンデーで連載されていた。 しかし連載途中で作者の急病により約1年間休載していた。 連載再開後は序盤の戦いが一区切りつくと一気に最終決戦まで話が飛び、打ち切りに近い形で完結した。 単行本は全5巻。 ●あらすじ 次期神様を決める能力者バトルから2年、植木・森・佐野・鈴子・ヒデヨシは集まることになった。 しかし謎の能力者によって世界中の人々から“大切な者との記憶”『キューブ』が抜かれてしまい大変なことになってしまう。 佐野・鈴子・ヒデヨシは既に植木や森のことを忘れており、森ももうすぐ“大切な者との記憶”を無くしてしまうという。 人間の中で唯一キューブを抜かれなかった植木は、相棒のウールと共にキューブを取り戻す為に“繁華界”へ行くことになった。 ●用語 繁華界 三界と同じ時に存在するパラレルワールド。 街の見た目は人間界とはあまり変わらない。 街は区間で分かれており、区間の分かれ目には高圧電流が流れる巨大な壁がある為、外の区間には出ることが出来ない。 外の区間に出るには年に一度の選考会で優勝しなければならない。 人口の四分の三が能力者であり、職(ジョブ)能力という能力を使うことが出来る。 職能力 両手を合わせる事で右手の道具紋にしまった物に左手の能力紋にしまった力を"加えて"使用する。 道具紋の中身は普通の物と何ら変わらず、能力紋が空の能力者を半職(ハンジョブ)と呼ぶ。 消費型の能力の場合道具を補充する必要する必要がある。 無印の"変える能力"とは違い、天界力を仲立ちとしない。 選考会 外の区間に出る為の大会。 能力者が四人一組でエントリーすることが可能。 大体は外の区間に店舗を広げたい会社が参加している。 毎年能力者同士のバトルで優勝チームを決めていたが、植木が来た年は区長が亡くなって交代した為大会の仕様が変わった。 メガサイト 繁華界で唯一絶対の聖域でキューブを解放することが出来る。 ●登場人物 植木耕助 何を考えているかよく分からない主人公、中三。 今作では変な通販に手を出している。 自分の為より他人の為に行動するのは相変わらず。 アノンとの戦いで天界力を使いきってしまい神器が使えなくなっているが、体の頑丈さは変わっていない。 色々とあって最終回では15歳になっている為高校には進学しないで就職をすることを希望している。 職能力は“モップに掴(ガチ)を加える能力”。 モップの毛が伸びて何かを掴む事ができる。 掴める対象は植木の目に見える範囲の物。 ナガラによると道具紋から出すモップにも何か秘密があるらしい。 ウール 見た目は羊だが犬である。 普段は可愛らしい顔でワンワンと泣いているが、相棒の強い意思に反応して、もみあげが生えて顔つきもダンディーになる。後喋るようになる。 体のモコモコは強い衝撃にも耐えられる。 今作のキーパーソン。 最終巻以外の背表紙で毎回酷い目に遭っている。 ナガラ 繁華界でクリーニング屋を営む22歳。 洗濯に関してはウンチクばかりで実際には洗濯をすることは苦手な困ったさん。 自分のことは“ワインのシミよりしつこい”と言っている。 とある人物の弟。 使用する職能力は“砂時計に癒(セラピ)を加える能力”。 ダメージを砂時計のように小分けにする事ができ、自他問わず回復のような事ができるがダメージは全てナガラが引き受ける上に回復中はろくに動けないのでよくフェードアウトする。 ハイジ 元は借金取りだったが植木に助けられて仲間になる。 ミリーの兄であり、妹思いの良いお兄ちゃん。 服の背中には“魅梨衣命”と書いてある。 要は重度のシスコ……おや、何かが飛んできたようだ。 妹を馬鹿にしたり手を出そうとする者には容赦が無い。 中盤まで道具しか持たない半職で、持ち前の怪力で道具紋から出す洗濯機を鈍器のように使い戦う。 また素手で戦っても強い。やたらと動物に詳しく、格闘時の技名は動物の名前が入ったものになっている。 チロルとの戦いで覚醒し、完全な職能力者になった。 職能力は“洗濯機に撃(ガン)を加える能力”。 強烈な水流で遠距離攻撃できるが弾数制限がある。 ソラ ナガラの店で手伝いをしている女の子。 いつも水色のサンバイザーとつなぎを着ている。 そして手にはハンバーガーを持っていて暇さえあれば食べている。 IQが非常に高く、戦闘の時の作戦は大体彼女が立てている。 頭が良い為人に妬まれ、中々友達が出来なかったが選考会を通して植木とハイジとは本当の友達になった。 職能力は“ハンバーガーに倍(ダブル)を加える能力”。 ハンバーガーを食べると人数、大きさ、速さ等のいずれかが倍になる。メガサイトの戦いでは複数箇所を倍にした事も。 ミリー ハイジの妹。 普段はナガラの店を手伝っている。 借金取りに追われていた所を植木に助けられた。 この子がいる時は大抵この子がツッコミ役。 作者の裁量で背が伸びたり縮んだりする。 ●名柄クリーニング店チーム 植木、ハイジ、ソラ、ナガラから成る。 ●ヘアサロン漆黒チーム ネクロマン リーゼントが似合う中年。店長。 職能力は“ドライヤーに渦(トルネ)を加える能力" 出力調整は自在。 トリート 職能力は“シャンプーに跳(ピョン)を加える能力”。 ボンバ アフロの優しい青年。 職能力は“ヅラに悪(ワル)を加える能力”。 ビャク 従業員で長髪のツンデレ。 店舗の拡大とは関係無く何かの目的があって外の区間に出ようとしている。 職能力は“ワックスに固(カチコチ)を加える能力”。 ●ハピネスエンタープライズ チロル ハピネス社製菓部所属でショタ。 ボク呼んで星の王子チロル。 非常に傲慢な性格が災いしハイジに敗北する。 職能力は“ハンマーに抜(スコン)を加える能力”。 ハンマーで叩かれた部分が達磨落としのように飛んでいく。 痛みや出血はしないが、頭と繋がってない部位は動かすことができなくなる。 デムニエル・ソイソース 料理人。 職能力は“かつおぶしに爆(ボム)を加える能力”。 殴った相手を小型のかつお爆弾が追いかけ、自分との距離が30m以上離れると爆発する。 (まさに追いガツオ)とは当人の心の声。 スパーク ハピネス社運輸部所属。 選考会に乱入した三人のリーダー格。 職能力は“笛に 速(ビュン)を加える能力"。 笛を吹くとしばらくの間高速で動ける。 ??? 本名不明。ハピネス社所属。ガラの悪い男。 人間界からキューブを奪った。 職能力は"チョークに弾(ハジキ)を加える能力" チョークに触れた物をふっ飛ばすが、その効果があるのは先端だけという事を植木に見抜かれあっさり敗れる。 プラス ハピネス社総帥で今作のラスボス。 999もの機能を備えたハピネスーツを着ており能力無しでも非常に強い。 職能力は“ブローチに獣(ゾーン)を加える能力" すさまじい怪物に変身する。 ●その他 森あい 今作はほとんど出番なし。相手をメガネ好きにしたりしない。 変態だー!とか叫んだりもしない。 うえきとの再会のシーンは必見。 追記に修正を加える能力をお持ちの方お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 職能力とか加える力とか面白そうだったんだけどなぁ -- 名無しさん (2015-04-20 23 07 38) 連載中断から再開以降が酷かった。体調さえ崩さなきゃ面白くなってただろうに -- 名無しさん (2015-04-20 23 37 47) 続編なのに主人公以外キャラも舞台もまるっと変えて来たのは個人的に当時衝撃を覚えた -- 名無しさん (2015-07-13 16 31 43) 植木がなんであんな急に強くなったのかなんの説明もなかったのは困ったな。もし連載続いてたらあの四天王みたいな奴らとも戦ったんだろうか -- 名無しさん (2015-07-13 17 44 52) もし今の連載のようにシーズンごとに分けていたら面白くなっただろうな…… -- 名無しさん (2018-04-04 00 19 45) 主人公以外変わったというが、その主人公も能力が変わっちゃってるし、あと前作はかなりの部分が森視点だったからそういう意味でも印象がだいぶ違うんだよな -- (2018-08-09 00 49 14) ソラが可愛いのと能力が面白かった。以上。 -- 名無しさん (2020-08-03 15 40 02) 元々天界人なのに植木が神器使えなくなったのはちょっと違和感あったな…せめて能力と同化しちゃったから能力なくなった(多分コバセンに返した)時に使えなくなったとかの方が納得できた -- 名無しさん (2023-10-02 20 33 14) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/eriponmagi/pages/62.html
「ここまでか…。」 里保は呟き、ダメージを受けた自身の体躯を見やる。 既に、両手足に力は殆ど入らない。立っていることが奇跡といえるぐらいであった。 「もう、終わり?執行局最強の魔道士も所詮はこんなもんなのね。」 声の主をキッと睨みつける里保。だが、対抗する魔力も底を尽きつつあった。 「ふふふ、まだそんな眼をできるのね。 ムカつくなぁ、その眼。 いっそ、あんたもあのお友達みたいに死んでしまうかい?」 その一言が里保の耳に入るやいなや強烈な怒りが沸き起こる。 「そ、それは、えりぽんのことかぁぁぁぁぁ!!」 里保の体から急速に魔力が湧き起こる。 そうだ、ウチはなったんだ!あの伝説の… ……ピピッ、ピピッ、ピピッ…… …ジリリリリ… けたたましい音で目を覚ました里保は自室に居ることを確認する。 「うーん、昨日夜更かししてアニメなんか観てたからあんなへんてこな夢…」 そこまで呟いたところで、里保はやっと時計のさしている刻に気づく。 「うげっ、遅刻じゃ!」 慌てて支度をし学校へと走り出す里保。 (はぁー、またえりぽんに笑われる…。) 「伝説の魔法使い?」 さゆみは怪訝そうな顔で里保に聞き返す。 その日の放課後、里保は真っ直ぐ道重家へと足を向けた。朝見た夢がどうにも気になる。 なぜかさゆみであれば、自分の見た夢が何を意味しているのか知って居るのではと言う気がした。 しかしさゆみは、 「りほりほ、最近忙しいの?お休みとれてる? 生田のパパに仕事押しつけられてるんじゃない?」 とのことである。 春菜にも尋ねようかと思ったがきっと、 「あぁ!鞘師さんの夢のモデルはアレですね。 ○○が怒りをきっかけとして伝説の戦士に(以下省略)」 なんて言いかねない。 実際、春菜はその時確かにウズウズしながらコミックスの27巻を持っていた …気がする。 そして、衣梨奈は衣梨奈で自身がやられたていたことに 納得が行かないようであった。 先ほどからしきりに 「えりは弱くないとー、えりは弱くない」 と叫んでいてうるさい。 何ら解決しないまま里保は自宅へと戻ったのだった。 自宅に戻った里保を見てさゆみはフッと小さく笑う。 それを見た衣梨奈と春菜は各々の意見を止め、不思議そうな顔をしてさゆみを見やる。 「道重さん…、何独りでニヤニヤしてるんですか?」 「…生田、ニヤニヤしてるって表現は誤解を招くのなの。 さゆみはりほりほの言葉を思い出していたのよ。」 「鞘師さんの?さっきのドラゴン(自粛)の話みたいなやつのことですか?」 「そう。りほりほにはあぁ言ったけど、『伝説の魔法使い』っていたのよね。それこそさゆみとか吉澤さん 保田さんにも有無を言わせないそんな実力の持ち主だったのよ。」 さゆみは話ながら台所をチラリと見る。だが、2人は思わぬ事実に驚いてさゆみの仕草に気づかなかった。 どこか懐かしそうなそれでいて楽しそうに思い起こすさゆみを2人はただ見つめていたのであった。 「だけどね、かわいそうに不老長寿の魔法を覚えるのが少し遅くてね、ふふっ」 里保はその夜、再び夢を見た。 身に浴びる様々な攻撃。態勢を立て直そうと大きく 深呼吸をしてみるが肋骨が折れてしまったのだろうか 激痛がはしる。 「くっ…、何者ヤシこいつは…」 里保は目の前にいる人物を睨みつける。里保の今までの任務の中でもこんなに苦戦したことはなかった。 「お前は私には勝てん。何故なら…」 相手は突き出した手に急速に魔力を込めながら里保へと告げる。 「私はお前の…こ…のや…」 気付くと里保は自室のベッドの上で寝ていた。寝巻きは寝汗でじっとりと湿っている。 その日を境に里保はしばしばその夢を見るようになった。 いつも必ずやられてしまい、だが時々湧き出てくる魔力に高鳴りを覚えていた。 夢を見ていていくつか気づいた点がある。 その一つに強力な魔力の出現は怒りに、起因しているということ。 まさに、アニメ通りなのは無視するとして現実ではどうなのか…。 『はぁぁぁぁぁぁぁぁ!』 凄まじい旋風が巻き起こる。 (ブワッサァァァァ) 部屋が……。 となることはいくら里保といえども容易に想像できたので試そうかとも思ったが 自室でやるわけにもいかない。 さゆみの研究室を借りようかとも思ったが信じてもらえなかった手前頼みづらい。 里保の苦悩と梅雨のジメジメは続く。 ----------------------------------------------------------------------------- 次回予告 たび重なる夢での戦いでついに里保は相手の正体に気付く。 渾身の魔力をこめて放つ必殺技とは? そしてさゆみの語る『伝説の魔法使い』とは… ------------------------------------------------------------------------------- さて、夢で苦しむ里保に対して衣梨奈もまた困惑していた。 何故か、コンロの火が付かない…。 「えり…、壊したっちゃろか…。 いかんいかん!道重さんが戻ってくる前になんとかせんとね。」 衣梨奈はスッと目を閉じると魔力を集中させる。元のコンロのイメージは出来上がった。 衣梨奈が指を振るうと魔法がかかり直るハズ……であった。 なぜか衣梨奈の放った魔法はコンロに届く前に打ち消されてしまったのだった。 「!?」 なにが起きているのかは全く理解出来ない。 ならばもう一度と魔法を放つと今度はバシュッと音を立て自分の魔法が戻ってきた。 「なんとね?このコンロ…こんなこと今までなかったとね。」 衣梨奈は困惑して今にも泣きたくなった。そこに、 「ただいまー、生田ー。今日の、おやつで…ってあんた何やっての?」 「み、道重さん!ゴメンナサイ! ……。 えり、コンロ壊しちゃったみたいなんです…」 衣梨奈は帰宅したさゆみに対して開口一番に事実を告げ謝罪する。 怒られるとばかり思っていたがさゆみは意外な反応を見せた。 「壊れた?生田が?ムリムリ、さゆみだって本気出さないと壊せないものなのに。 …あんた、なに作ろうとしたのよ?」 「うーんと、今日バナナが安かったからバナナケーキでも…。」 「あはははは。超ウケる」 さゆみは衣梨奈の作ろうとしたものを聞くといきなり大声で笑い始めた。 キョトンとする衣梨奈の前で笑い転げているさゆみ。 その時 『ちょっと、重ちゃん!笑い事やない、バナナなんて食べ物やないで!』 妙に背筋が凍る迫力の声! 声の主を探すとなんとコンロ…いやコンロの火がしゃべっている。 まるでハ○ルだ! 「だって、中澤さん。そんな姿でバナナなんて食べ物やないっていわれても」 さゆみは人差し指の先で涙を拭いながらもコンロの火に話しかける。 「生田、この人はね、中澤さん。さゆみより年をとった人で~す。 こんな年とってるけどさゆみに魔法のいろはを叩き込んでくれた偉大な魔法使いよ。」 『重ちゃん』 凄みのある声だ。 散々笑っていたさゆみが突然ピシッと居住まいを正す。 『ちょいちょい挟んでくる年齢の話はいらないでしょ? …ガミガミガミガミ…大体ね重ちゃんの魔力の… ガミガミ…ガミガミガミ…ガミガミ…』 さゆみと共に小1時間程説教を食らった衣梨奈は解放されるとフラフラしながら 里保のとこ行ってきますと小さく呟きさゆみ邸を逃げるように飛び出たのであった。 「ちょっと生田!逃げない…」 『ちょっと重ちゃん、聞いてるの?』 「はいっ!!」 さゆみは内心長いなぁと思いながらも同時にこの光景を少し懐かしくも思っていた。 お互いが本当に若い時に毎日のように繰り広げていた光景だ。 自分のことをこの様に怒ってくれる存在はそもそもほとんど存在していない。 (ありがとう、中澤さん…。でもながいよおぉぉぉぉぉ) さゆみの午後はこうして潰れていった。
https://w.atwiki.jp/magics_vrpg/pages/14.html
魔法一覧 魔法一覧 具現化表一般魔法 特殊魔法 性能比較 具現化表 一般魔法 宝玉を使うと出てくる魔法 宝玉\強度 弱く やや強め 強く 全力 エメラルド カッターⅠ カッターⅡ ソウルアブソーブ ブレード ルビー ファイアⅠ ファイアⅡ フレイムⅢ フレイムⅣ アクアマリン ウォーターⅠ ウォーターⅡ ウォーターⅢ ウェーブ サファイア スライム スリープ アイス ブリザード トパーズ カオスパーク パラライズ スパーク サンダー アンデシン アンガー ノックアウト レイズ クェイク ペリドット コンフューズ ムーンライト トルネードⅡ トルネードⅢ シトリン ブラインド ネクダス セイント スターライト アメシスト サイレンス シェイド シェイドⅡ シェイドⅢ(凸) ガーネット ポイズン魔法型 ポイズン物理型 ブラッドウォーター ライフアブソーブ 特殊魔法 狙って出せない魔法達。 具現化時に低確率で出現。 転身時にはいずれも選択可。 爆破属性 バースト ダークネス ニュークリア アルテマ 希少魔法 パラネ リカバー シェイドⅢ(影) サンライト トルマリン限定種 エスケープ ドラゴン トルマリンでは出ない スケルトン パチスパーク 転身限定 エメラルド シルデン アンデシン ストーン ダイヤモンド ラジエート ペリドット テレポート 玉露石 アグネファイア ブリザルド ライスパーク グリーンサイ 玉露石 ブラックバイソン ホワイトウルフ 武蔵漁船 オレンジミカン 転身、2人目限定魔法 破壊の魔玉 テラーセイバー インフェルノ ヒール 破壊の魔玉+特定条件 ブルーアイズ ワイアシャス ギャラクシー レインボーシャワー 性能比較 各能力値 能力 トップ ワースト MSP ブラッドウォーター フレイムⅣ,トルネードⅢ等 STR アルテマ ウォーターⅢ,スリープ等 INT サンライト カオスパーク,コンフューズ等 AGL カオスパーク ブレード DEF ブレード カッターⅡ
https://w.atwiki.jp/wolfpedia/pages/171.html
あぁ!とZYX以降のつんく♂プロデュースのユニット名はアルファベットのAからの昇順とZからの降順で決められているという説。 アルファベット ユニット名 メンバー デビュー日(注) A あぁ!→アンジュルム B Berryz工房→ BEYOOOOONDS C ℃-ute → CHICA#TETSU DEF DEF.DIVA G GAM HI High-King J Juice=Juice K こぶしファクトリー L LoVendoЯ → L!PP M NO OCHA NORMA P PINK CRES. Q R LoVendoЯ → 雨ノ森 川海(RFRO) S スマイレージ → SeasoningS T THE ポッシボー → つばきファクトリー UV 美勇伝(V-U-den) W W XYZ ZYX 注)デビュー日は、デビューシングル(インディーズ盤含む)発売日。 但し、℃-uteはユニット名発表日。 2023-04-23 08 30 20 (Sun)編集 タグ ma masasan2017 to tondemo2017 LoVendoЯはハローじゃないでしょ そもそもLだし -- (2013-02-26 09 27 36) いやいや、なんか消されてるけど、この法則に則ってるからこそ「Я」を強調してるんでしょ。。。 れいなのRだよ。 ポッシボーだってハローじゃないし、そもそもハロプロに限定するなんて誰も言ってないよ。 「つんく♂プロデュース」って上に書いてあんのに。。 -- おい (2013-03-03 19 15 46) LoVendoЯって一般公募じゃん -- 名無しさん (2013-03-08 21 53 27) 一般公募をもとにつんくらスタッフが決めたユニット名だよ「LoVendoЯ」 ていうかそもそも、「つんくが決めた」ユニット名の法則なんじゃなくて 「つんくがプロデュースする」ユニット名の法則なんだから 一般公募かどうかも関係ないよ -- 名無しさん (2013-03-15 10 38 49) 「I」はアイスクリー娘。じゃないの? -- 名無しさん (2013-03-18 11 37 48) Mがつくユニットはたくさんあるけど、あえて入れてないんだろうね。 おそらくMは一番最後なんだろうな。 -- 名無しさん (2013-03-21 22 18 47) 名前 コメント