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「後始末」 ここから先はただの蛇足。 本当の意味で一ヶ月の間にあった話はもうおしまい。 何よりもう二学期は始まっていて、あの夏の一ヶ月は過ぎ去っている。 だからここから先は、本当にただの蛇足。 アタシはこの白いストラーフを親友である結城セツナに託そうと決めた。 誰よりも信頼していたし、海神を失った悲しみも焔と心を通わせた喜びも知っている彼女になら、この娘を幸せにしてくれるだろうと確信していたから。 それに、彼女の名前は刹奈を思い出させてくれる。 正直に言ってしまえば、未だ悲しみはアタシの中でしっかりと存在していて、時々その重さに潰れてしまいそうな時もあるけど、でもそれと共に思い出される楽しかった事が、アタシをまた奮い立たせもした。 あの町にいた時は、刹奈の名前からセツナを連想したものだったけど、今じゃその逆だなんて、少しだけ面白い。 「なんか踏み込めないって言うか。……壁を感じることがあるんだ。はぐらかすような、そんな感じにも見えたし。やっぱり年上って不利なのかなぁ……」 目の前でセツナはティーカップを弄びながら、気になっている年下の彼の事を話している。 まぁ、アタシが話を振ったんだけど。何事にも前振りって必要だしね。 ……確かその件の彼も、『せつな』って言ったっけ? 「具体的には、どんな?」 アタシはセツナの言葉を促すために言う。 丸々会うことの無かったこの夏の間、お互いに何があったのか話せる雰囲気が欲しかった。半ばそのために聞き始めたようなものだったんだけど。 でも「フラれた」なんて言われてしまえばそんな考えもどこかに飛んで行ってしまう。 「……なんて言うか、二人きりになることをまず避けようとする、かなぁ。友達か、神姫が必ず一緒にいる状況を作っているかな」 よっぽど思い悩んでいたのか、セツナは次々とその具体例を挙げていく。そして最後に、 「結構態度にも出していたし、遠まわしかもしれないけど口にも出して言ったんだけど。それとも男の人って、そこまで鈍感でいられるものなの?」 「うーん……そこまで行くと、どうなのかなぁ?」 少しだけ考えてみる。 少なくても、アタシならそこまで好意を寄せられたら少しくらいは「そうかも」とか考える。 夢絃みたいに、結局何も言わずに……逝ってしまっても、彼から受けた好意はしっかりと伝わっていた。 ただ、確信と自信が無かっただけで。 でも、それはあくまで女であるアタシの事であって、男である件の「せつな」君の事ではない。 思い出した心の痛みに耐えながら、アタシはセツナに言う。 「……実際の所、その彼がどう思ってるのか知らないけど、でもそれって、全部憶測なんでしょ?」 彼の行動からセツナが読み取った、彼の思惑というのは。 「まあ、ね。あくまでそういう風に感じた、ってだけ。それ以上は別に避けられているわけでもないし」 「狙ってやってるとしたら許せない所もあるけど、でもそれも思うところもあるのかもしれないし。どっちにしろ相手のこれからの出方次第だよねぇ」 あたしがそう言うと、セツナは頷く。 「ま、あんまり考えていても、なんともならないわね。この話はこれでおしまい」 確かにこれ以上考えても埒が明かないし、アタシの用件を切り出すのにもタイミングが良かった。 「で、今日は本当は何の用なの? まさかその話題だけで家まで訪ねて来たわけじゃないのでしょう?」 アタシが話を切り出す前に、セツナが話を促してくれる。 このあたりの察しの良さは、さすがと言うしかない。 「私も武装神姫やってみたいと思ってさ、ちょうど良いからってこれを注文したんだ。……だけど、これが届いた頃には、興味が無くなっちゃったんだよネ。まぁ、色々理由はあるんだけど、それは追求しない方向で」 別に隠すこと無いんだけど、この嘘で納得してくれるのであればそれに越した事はない。 そんなつもりでアタシは言った。 まぁ察しの良いセツナの事だから、嘘がすぐにばれてしまうかも、とは思っていたけれど。 そして案の定、すぐにばれたんだけど。 やっぱり嘘ついて引き取って貰うのは、フェアじゃない。 でもやっぱり、全部話す事は出来なかった。 「正直に秘密があるって言ってるんだもん。それをちゃんと言ってくれたんだから、それで十分」 そんな卑怯なアタシにセツナのかけてくれた言葉はとても優しかった。 そんなセツナが、「ねえ、朔良。この娘が起きるの、一緒に見届けない?」と言い出す。「なんとなくだけど、この娘が起きるときに朔良が居ないといけない気がするの」と。 なんだか本当に、セツナのこの察しの良さには救われると感じずに入られない。 アタシは少し緊張して、頷いた。 初めて見る神姫の初起動はなんか感動的で、その新たな意識の目覚めはアタシの心の傷に優しく触れてくる気がした。 不意に涙が零れる。 「……朔良、今ならまだ間に合うわよ?」 アタシの流した涙の事には触れず、それでもそっと確認をとる。 親友の、その思いを受け取りながらも、アタシは首を左右に振った。 この娘の為に、アタシの為に、アタシがオーナーじゃない方がいいという意見は、あの町で話したときと変わらずにアタシの中にある。 そのアタシに小さく頷いたセツナは、オーナー名の登録後、またアタシに視線を向ける。 その視線は「名付け親にもならなくてイイの?」と聞いてくる。 アタシはやっぱり首を振った。セツナに託したんだ。だから、全てがセツナによって行われなければならない。 アタシはそう考えていた。だから、アタシはこの娘の名前も付けられない。 この娘には、アタシの痛みを負わせたくないから。 そんなアタシを知ってか知らずか、セツナは悪戯めいた笑みを一瞬だけ浮かべる。 そして 「個体名、朔。 ……貴方の名前は朔。ここに居る朔良から一文字戴いたの。大切な名前よ」 さすがに驚いた。いくらなんでも、なんて皮肉な……。いや、違う。そのねじれたおかしな偶然こそ、きっと必然。 アタシ朔良が出会った神姫、刹奈。 親友セツナに託した神姫、朔。 そんな符号に、心のそこから嬉しくなる。 こんな気持ち久しぶりで。 だからちょっとだけいたずら仕返してやった。 あの夏の日は過ぎ去り、それはもう閉じられた扉の向こう側にある過去でしかないのだろうけれど。 アタシは忘れない。 あの人を忘れはしない。 あの出会いがあったから、アタシはここに居るのだから。 なつのとびら おわり / まえのはなし
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先頭ページ 次へ? プログラムの間隙を突け ルールの穴をかいくぐれ 敵はシステムなり CROSS LO[A=R]D 第一話「修正」 背後に相手が出現するのを、そのマオチャオはまったく気付かなかった。 いや、センサーの反応が追いつかなかったのだ。 真っ赤に赤熱するサイズ・オブ・ザ・グリムリーパーが、猫型MMSのそっ首を一振りのもとに掻き切った。 泣き別れになったマオチャオの首と体は、ポリゴンの塊と化して消滅した。 『試合終了。Winner、クエンティン』 トレードマークの眼鏡を中指でくい、と戻し、ストラーフ「クエンティン」は観客へウィンク。 アクセス解除。 「ねねねね、あと三戦もすればファースト入りよ、お姉さま! どーよアタシの実力! 」 帰り支度をしながら、クエンティンはへへん、と胸を張った。 「ファースト入りはそんなに甘くないわよ」 クエンティンのオーナー、夢卯理音はパーツを片付けつつ、諭すように言う。 「こうしている間にも他の神姫のポイントは変動して、ランクは変わるのよ。単純に三戦勝てばいいってわけじゃないわ」 「じゃあもう一戦しましょうよ!」 「今日はもうここにあなたよりランクの高い神姫はいないわ。帰りましょ」 「ぷー」 ふくれているクエンティンを肩に乗せ、理音は立ち上がった。 「それに……」 対戦ブースを振り返り、観戦用大型立体モニターを見上げる。 そこにはお互いに瞬間移動しながら戦うアーンヴァルとヴァッフェバニーが映し出されている。 「流行りすぎてる。もうあれは使えないわね」 トランクを持って、理音はセカンドリーグ・センターを後にする。 ◆ ◆ ◆ 数日後。 パソコンの画面にはフォトショップのウインドウが開かれており、そこにはゲーム画面らしき作りかけのイラストが映っていた。 理音はグラデーション作業を途中で止め、メガネをずらして眉間を押さえる。 「もう二徹よー。そろそろ休んだら?」 後ろのベッドの上で寝転びながら、クエンティンが背伸びをした。また昔のアルミニウム粉末で受けた攻撃の記憶がボディをちりちりさせる。実際にリアルのボディで受けたわけではないダメージ。 これも一種のスティグマータなのではないかと、クエンティンは本で読んだことを思い出した。 「まだ締め切りまでかなり時間あるんでしょ? いまからそんな修羅場モードなやり方だと、死んじゃうわよ」 「ふぅ……そうね」 理音は保存してフォトショップを終了。 「死んじゃったらクエンティンを可愛がることができないものね」 「もう、お姉さまったら」 照れくさそうに手を振るクエンティン。 理音はふと気がついて、ネットブラウザを開き武装神姫の公式ページを開く。 ホットニュースの欄に、バーチャルバトルシステムメンテナンスのお知らせがあった。 内容はこう書かれていた。 明日朝六時より八時の間、プログラム修正のためメンテナンスが行われます。 改正内容は次のとおりです。 ・アクセスポッド内にコアとMMS素体の両方が揃っていないと本体認識 されないようになります。 ・サイドボードにコアを含むMMS素体を配置しても認識されなくなります。 具体的な言及は無いが、これは明らかに理音たちが始め、いつしかネット経由で構造が解析され、特殊装備を使うオーナー達がこぞって使い出し、いまや一つの流行になりつつある例のダミーコアとサイドボードを利用した瞬間移動、を禁じる修正であった。 「やっぱりなったか。お仕事早いわね」 「えっ、なになに?」 クエンティンが肩にぴょい、と飛び乗り、画面を覗く。 「……うそ~! もうあの瞬間移動使えないの!?」 「セカンド以下のバーチャルバトルに流行りまくってバランス崩れかけてたものね」 「これからどーするのよ?」 「別に? 私たちにあるのはあの瞬間移動だけじゃないでしょう」 「そうだけど……」 「ま、なんとかするわよ。それが私達のやり方だもの」 自慢の長い黒髪をかきわけて、理音は言った。 あわく心地よい香りがクエンティンの嗅覚センサーを絶妙に刺激する。一番好きなにおい。 「それでこそアタシのお姉さまだわ」 理音の首筋にしなだれかかる。 どんな逆境も地獄も、お姉さまと一緒なら乗り越えられるのだ。 ◆ ◆ ◆ 彼女は逃げていた。 かたまりの大きなぼたん雪が降る夜半。 すでに道路には数センチの積雪があり、人間にはどうということがない厚さでも、身長およそ十五センチの彼女には逃走を邪魔する障害でしかなかった。 後ろを見つつ、息を切らせて雪を踏み走る。呼吸をすることのない彼女が「息を切らせる」という不随意運動をするのは、気温の冷却が間に合わないほど、彼女のボディが熱を上げているからだった。 試験用のこのボディでは、キャパシティの限界を大きく超えている。全てを無理やり圧縮して持ってきたが、そろそろ限界だ。 背筋に悪寒が我が物顔で駆け抜ける。それほどの脅威がすぐ後ろに迫っているのを、彼女は知った。 「くっ」 振り向き座間に手をかざす。 右腕部下の空間にらせん状に何かが現れる。何も無いところから何かが実体化する。 ここはバーチャル空間ではない。 らせん状のものが顕現を終える。それは長銃身のハンドカノン。 ハルバード。 脅威に向けて、弾体を射出。 シパッ、という加速音。火薬式ではない。レールガン。雪に混じって白く輝く弾丸の軌跡が空間を横切る。 粒子ビームで無いことに彼女は驚愕した。 人間距離で数メートルほど飛んだ後、突然パキン、と、何かに弾かれる。そこに脅威の正体が居るのだが、このあたりには外灯が無く、輪郭がつかめない。 『無駄だ、お前の素体ではケほどの運動エネルギーも発生されない。おとなしく戻されろ。お前は必要だ』 脅威がしゃべる。音も立てずに急接近。 「い、や、だ」 彼女はカノンを再びらせんに戻して、消す。 代わりに左腕にらせんが発生し、鋭く頑丈そうなナックルが現れる。 ガントレット。 太いシャフトで繋がれた短距離ロケットパンチのようなそれで、彼女は眼前に迫った脅威を殴り飛ばした。 本来ならば粒子の塊が出るはずなのだが。演算能力も容量も足りない。 脅威がまたたくまに遠ざかる。ひとまず安全は確保された。 だが、彼女はもう動けなかった。 オーバーヒートが過ぎる。神経回路が失神する。 彼女は道路の、積雪の上に崩れ落ちた。 すぐにぼたん雪が彼女の上に積もり、彼女を隠した。 しんしんと降る雪の、本当にかすかな音だけが、辺りを支配する。 夜は何事も無かったかのように更けてゆく。 つづく 先頭ページ 次へ?
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「…見たトコバッテリー切れだな。一応ちまちま充電した形跡はあるが、満充電まではしてないね。おおかた古い型式のクレイドル使ってたんだろうさ。」 ホビーショップ『165-DIVISION』。 中央線沿線でありながら、イマイチ開発が行き届いていない某駅の南口の古いビルの地下にその店を構える、武装神姫中心のダーク系ショップだ。 大して広くも無い店の中は壁から床から真っ黒に塗られ、時々返り血を模したものか真っ赤な塗料をブチ撒けてある。 商品にしても、これまた隅から隅まで店オリジナルと思しきオノだ鉈だチェーンソーだスパイク付き首輪だ(しかも全てご丁寧に返り血ペイント付き)と、アングラ系アクセサリーで満載。 それも全てが神姫向けだというのだから呆れるというか徹底しているというか。 ……まぁよく見れば正規部品も半々ぐらい置いてあるので、一般客も考慮はしてるんだろうが。 これで実は公式公認店舗なんだという。 入り口には蜘蛛の巣やらドクロやらのステッカーに混じって、公式小売店舗を示すラベルが燦然と浮いていた。 なんでも秋葉原の専門店や、その筋じゃ有名なコギトだかエルゴだかいうホビーショップに比べれば規模は小さいものの、そこそこのバトルスペースまで確保しているってんだから驚きだ。 …一体どこにそんな金があったのやら… そして目の前では、カウンター越しにオーナー兼店主である高校時代の友人がこっちをジト目で睨んでいた。 片目に刀傷みたいな珍妙なメイク。服のあらゆる所にチェーンだのリベットだのじゃらじゃらつけたその姿は一種異様で、当時の真面目そうな雰囲気はカケラも残っちゃいなかったが。 「…で、慎。十年ぶりの再会だっつのに、挨拶もそこそこに「神姫直せ」てのはいくらなんでも酷くない?しかも営業時間外だぜ?」 「……あぁ。悪かった。スマンな縁遠。」 俺のあんまりといえばあんまりな返しに、友人…縁遠は溜息をついて苦笑した。 「まぁキミらしいっちゃらしいけどさ。とりあえずあの子だったら大丈夫だよ。中途半端な充電繰り返したせいで電池ヘタってただけだと思うから。」 当時から変わらずこっち方面の腕は確かなようだ。見た目はどうあれ、専門ショップを開いているのは伊達じゃないらしい。 「あとは…ホコリとかで結構汚れていたからクリーニングしてあげて、新しい電池に換えてきちんと充電してあげれば問題はないよ。…それで、こっから本題なんだけどさ。」 来た。握った手に嫌な汗を感じる。 「あの子はキミの神姫じゃないな?どこで拾った?」 縁遠はまっすぐにこっちを見た。 そこだけは昔と変わらない、澄んだ目をしていた。 「…実はな」 ここで俺は、サムライに逢ってからの事を包み隠さず話した。 そして、一つの頼み事も。 「……そりゃ本気で言ってんの?」 「冗談で言えるかこんなこと。実際、お前くらいしか頼れないんだよ。」 しばし睨み合い。 最初に目線を外したのは縁遠だった。 「わぁかったよ頑固モノ。できる範囲でやってやるさ。」 「……済まない。」 「でも、僕ができる事は調べるだけだ。そっから先は関与しない。いいね?」 「ああ。」 …と、一息ついたら腹が鳴った。 そういや晩飯食ってなかったなぁ… 「飯も食わずに来たのか。」 「うっせーよ笑うな。」 「まぁちょっと待ってな…ドリュー、ステーシー、お茶ー」 縁遠が呼ぶと、カウンターの奥の方からかたかたと…紅茶とスコーンを持った神姫が二体出てきた。 片っぽは浩子サンのモモコと同じゾンビ型。 もう片っぽは、ゾンビ型と同時に発売されたという処刑人型だ。 ゾンビ型同様ビジュアル面での問題があり、全くと言っていいほど出回らなかったという。 …こうもちょくちょく見かけるんじゃ、レアリティもクソもないんだがな。 店の雰囲気にやたらマッチした二体は、ゾンビ型の『ステーシー』は縁遠へ。処刑人型の『ドリュー』は俺の方へと背中につけた大きな腕で、器用にお茶の準備をした。 店の雰囲気にまるで合わない、上品なティーカップの中身を一口すする。美味い。 一応礼を言うとドリューは照れたのか、頭につけたホッケーマスクを目深に被って、ギギギだかゲゲゲだか金属を擦り合わせたみたいな音を立てた。 ……やっぱり笑ってんだろうかコレは。 「どうだ、可愛いだろ?」 カカカカカと笑うステーシーを前に、心底得意げに言う縁遠。 …すまん。やっぱ俺にはよく解らん。 その後、サムライの処置が一通り終わる頃には終電も過ぎ。 おまけに「遅ればせながら開店祝いだー!」とか喚く縁遠にしょっ引かれて、朝まで飲むハメになる。 まぁ久々に会ったことには違いないので、なんだかんだで日が昇るまで飲んで語り明かした。 翌朝。調べがついたら連絡するというので、俺はサムライと充電用クレイドルを持ち家へ帰った。 …ちなみに言うまでも無く、補修代及びクレイドル代はしっかり取られたが。商売人め。 --- 「……ん?」 「お、起きたか。どっか痛いとことか動ないとこむぐゃ」 問答無用で蹴られた。 「いきなり何しやが…!」 「なんで助けた。」 硬い口調だった。……まぁ当然か。 「今までだってアタシ一人でやってきたんだ。いつでも野たれ死ぬ覚悟くらいはあった!手前ぇなんぞにお情けもらう謂れは…!」 「だったら俺の前で倒れんじゃねぇよ。」 今度はサムライが黙った。 「…俺はな。お前さんがどこの誰かは知らんし、どこで野たれ死のうが知ったこっちゃねぇさ。」 「………」 「でもな。助けられんのが嫌なら俺の見てる前で倒れんな。目の前で死なれたりしちゃ寝覚めが悪ぃっつーか、飯がマズくなるんだよ。」 「………」 お互い黙り込む。沈黙が痛い。 「……ンだよ。なんか言えよ。」 「偽善者。」 「否定はしねぇ。」 「何様だってんだ。」 「俺様だ。文句あるか。」 「馬鹿だろ手前ぇ。」 「男は大体、馬鹿なモンだ。」 「青瓢箪。」 「職業病だ。」 「唐変木。」 「それがどうした。」 「甲斐性なし。」 「…関係ねぇだろ。」 「種無しカボチャ。」 「ぶっ壊すぞガラクタ!」 また沈黙。 そして、サムライは堪え切れずに吹き出しやがった。 「………くっせぇ台詞。」 「…………うっせ。笑うな。」 何故か笑うサムライに、耳まで真っ赤になった俺がいた。 ……多分これが一生の不覚ってやつなんだろうか。 エピローグへ
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第09話 「友人」 草リーグでの初陣を勝利で飾ってから約半年。 俺とルーシーは3rd・2ndと公式順位を上げて行き、いつの間にやら最高ランクの1stリーグに籍を置いていた。 フィールドの状況と相手の能力を早い段階で把握するルーシーの戦術が功を成したおかげで、とんとん拍子の三拍子…というほど簡単ではなかったにせよ、デビュー半年で1stというのはかなり早いそうだ。 まぁ世の中には、たった3ヵ月で1st入りしたっていう鶴畑コンツェルンの次男坊みたいなのもいる。 俺自身は戦った事もないし、彼の試合も見た事がないのでどんな人間かは知らないが……さぞ凄腕なんだろう。 神姫の世界は広いぜ。 正直そう真面目に取り組んでいたわけでもない俺みたいなのがこんな上位にいていいんだろうかと思う気持ちが大半なんだが……ここは相棒の頑張りに対する正統な見返りってもんだろうと納得してる。 で、今日も今日とて近所の中級センターに足を運んだのだが…… 「んおぉう!? そこにいるのは我が盟友ではないかッ!」 「よう上等兵」 「ぅワガハイは大佐であるッ! 勝手に降格するなァッ!」 この男は大佐和軍治(おおさわ・ぐんじ)…記念すべき(?)俺たちの初戦の相手。 どこぞの大学で『ミリタリー研究会』の会長をしているらしく、あだ名は「大佐(たいさ)」だそうな。 相変わらず地味なんだかカラフルなんだか解らん服装に加えてバカ声張り上げるもんだから目立つこと目立つこと。 「まったく……同期の桜たる貴様でなければ上官侮辱罪で投獄しておるところだぞッ!」 『お前は同期でもないし上官でもない』というお約束のツッコミはしない。 この半年でツッコミ疲れたから。 「しかしいつも思う事ではあるが、我が初戦の相手がいまや押しも押されぬ1stリーガーとは、ワガハイも実に鼻が高い!」 俺とまったく同じ日に神姫デビューしたコイツは、今も草リーグや3rdリーグにいる。 理由は……まぁ色々と。 別に俺自身、高いリーグに進むのがエラいとも思っちゃいないし、何より本人が楽しそうだからいいけどな。 「B3も久しぶり」 「サー・イエス・サー」 俺の言葉に反応し、大佐和の肩の上でビシッと敬礼したのはヴァッフェバニーのB3(ビー・キューブ)。 ミリタリーマニアなマスターに倣ってか、口調や態度は軍人そのものって感じだ。 「うむ、久しく貴様の顔も見ていなかったからな。 近々救援物資を届けてやろうと思っていた所だ」 「また人ン家で酒盛りする気か? 勘弁してくれ」 以前、大佐和は『救援物資の配給と戦略・戦術会議』と称して俺の家に酒とつまみを大量に持ち込んだ事がある。 まったく、大学生の宴会好きに付き合わされるのはもうこりごりだ。 「何を言うか、大体貴様の生活は不健康に過ぎる! 部下の管理は上官の務めであるからなッ!」 「一応遼平さんの生活は私が管理しているんですが」 ポツリと呟くルーシー。 『会議』の後の惨状を思い出したのか頬が引きつっていたりする。 ……ハタチも過ぎた男2人が、神姫に怒鳴られながら二日酔いの頭を抱えてデリバリーのピザやコンビニ弁当、レトルト・ジャンクフードの食器に包装、ビールやワインの空き缶、空き瓶を片っ端から掃除する姿というのは、正直言って人様に見せられたもんじゃなかった。 「ンむぅ……おおそうだ! 今日は貴様に折り入って頼みがある!」 その時の剣幕を思い出したのか、大佐和はあからさま話題を変えてきた。 「実はワガハイの大学に『ボードゲーム愛好会』なる組織が存在する。 まぁ常に最前線で剣林弾雨を切り抜けるワガハイらから見れば、所詮は盤上での不健康な遊戯に過ぎん。 それゆえ前々から意見の衝突はあったのだが……最近は連中も武装神姫に傾倒し始めたようで、何かにつけてワガハイらに絡んでくる始末」 相手の事は知らんが、性格から考えて積極的にカラんでるのは多分コイツの方だろう。 「人様に迷惑かけるなよ三等兵」 「ワガハイ悪者ッ!? というか大佐だと言っておろうが!」 「あー悪い悪い階級とかそういうの疎くてなぁ」 「それはともかく……そういう訳なので、僅かでも勝率を上げる為のアドバイスなどくれると助かるのだが」 「後先考えない特攻精神を抑えるだけで、勝率はだいぶ上がると思いますよ?」 ルーシーの言葉に、大佐和は「何の事だか解らない」という顔をする。 「あー……お前って格闘ゲームやると必殺技だけ連発する系だろ」 「ンなぁにをアタリマエの事を。 最高の一撃で最大のダメージを与え敵を屠る! これぞ大和男子(やまとおのこ)の魂というものであろうがッ!」 「だからダメなんだっつの。 黙って見てりゃ銃もミサイルもバカスカ撃てるだけ撃ちまくるし、少しは弾数とかスタミナ配分とかペース配分とか」 「たわけッ! 弾もスタミナも切れる前に倒してしまえば事は済む! 故にペース配分などワガハイ的には不要ッ!」 「倒せてねぇからアドバイスしろったの寝言かコラ」 「遼平さん、どうどう」 ルーシーの言葉に、少しクールダウン。 ……ったく、コイツの大鑑巨砲主義は何とかならないのか。 話は戻るが、大佐和が勝てない理由は正にこれ。 デビュー以来まったく変わらない特攻スタイル……何しろ、しばらく隠れたり逃げ回ったりしてれば勝手に弾切れ起こして接近戦しか出来なくなる。 そうなったらこっちの飛び道具を撃ち込んでKOってなもんだから、今じゃデビューしたての中学生にすらボロ負けする始末。 これで自分の戦術に問題があると気づく素振りすらないんだからどうにもならない。 「相手を見てからアレコレ戦法を変えるなど卑怯奇天烈摩訶不思議! 真の戦士、真の勇者とは、けして己の信念を曲げぬ者にこそ与えられる尊称なのだッ! 違うかァB3ッ!?」 「サー、コマンダー」 「B3、お前アレだぞ? 自分の主人だから仕方ないのかも知れんが、世の中には『言ってやる優しさ』ってのもあるぞ?」 「仕方ないとはナニゴトかっ!?」 ふと見れば、周囲のお客さんたちがこっちを見てくすくす笑ってる。 違います。 僕ら芸人じゃありません。 アンコールとか言われても困ります。 ちなみにルーシーはあまりの羞恥に耐えかねて俺の服の中に入ってしまっている。 ……マスターを見捨てて逃げるなよ。 前話「初戦」へ 『不良品』トップページへ 次話「予約」へ
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ジャンル オリジナル タイトル HG魔改造ポリビニル少年 アーティスト IOSYS TRAX(D.watt with さきぴょ) コレオグラファー SOLID CUBE BPM (140) 解禁方法 2023/07/21 追加配信2024/05/07 CONNECT譜面追加 詳細 難易度 楽曲Lv ノーツ数 STANDARD 5 177 EXPERT 10 228 ULTIMATE 13 303 MANIAC - - CONNECT 44 303 「グルーヴコースター3 LINK FEVER」より移植。 「IOSYS TRAX」は東方アレンジ等で活躍する同人サークル「IOSYS」所属の D.wattが代表を務めるクラブトラックレーベルの名称。 グルーヴコースターEX収録「DX超性能フルメタル少女」の続編曲にあたるパーティミュージックである。 「どんつくどんつくどんつく・・・」と続く歌詞とリズムが特徴。 ジャケットの男の子は「ポリビニルどんつくくん」。 歌詞内の"お姉ちゃん"とは「DX超性能フルメタル少女」のジャケットを飾る 「フルメタルずんど子ちゃん」の事を指しており、公式で姉弟設定が存在する(ソース)。 攻略等 動画 ULTIMATE(ALL PERFECT) EXPERT(ALL PERFECT) STANDARD(ALL PERFECT)
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雨が降り注ぐ近代都市を、重武装の神姫が滑るように移動していた。 その神姫は背中のブースターを全開にし、その巨躯からは想像もつかないほどの速度でビルの谷間を翔ける。 その姿は・・・神姫と言うよりは・・・・一体の機動兵器の様だった。 「・・・・・・・・目標確認、破壊、する」 機動兵器の彼女は小声でそう呟く。元々声の大きい方ではないからだ。 『うん。なかなか調子がいいじゃないか。ブレードよりもこう言う兵器系に向いてしまったのはなんとも皮肉なもんだが・・・・まぁいいか。それよりもノワール』 「なに」 『今日一日の感想はどうだい?』 「・・・・・それを・・・どうして・・・・聞くの?」 ノワールはそういいながらビルの陰から現れたターゲットを破壊する。 右手のライフルの残弾は・・・・残り僅か。 『どうしても何も、ハウはもう寝てるしサラに聞くわけにもいくまい。私達が見たのは暗闇で何か話していた二人だけだ』 「・・・・・・・・・・・」 彼女の主の言葉を無視しマグチェンジ。 その間も左手に装備したライフルは火を吹き続けている。 『おぉっと。わからないという返答はなしだよ? 具体的な意見を聞くまでは、このトライアルは終わらないし終わってもその武装は使わせてあげませんからね?』 多分、クレイドルで寝ている自分の傍にはニヤニヤ笑った主がいるのだろう。ノワールはそう思った。 意地が悪い。 「・・・・多分・・・二人・・・好き合った・・・・でも・・・・」 ・・・・でも、なんだろう? 何か違うような、そうでないような。そんな感じがする。 『・・・・ふむ。つまり微妙な状態なわけだな』 とうとう右手のライフルの残弾がなくなった。 ノワールはライフルを捨てると、左手のライフルを右手に持ち返る。 そのまま空いた左腕で、近くまで来ていたターゲットを殴った。ターゲットはよろめき、その隙にライフルで止めを刺す。 それと同時にアラームが鳴り響き、ノルマをクリアした事を知らせた。 『ん? 随分と早いな。もう二百体倒したのか。・・・・・AC武装は物凄い相性がいいな。メインこれで行こうか』 「ヤー、マイスター」 * クラブハンド・フォートブラッグ * 第十九話 『出現、白衣のお姉さま』 「ちょっと! 何で起こしてくれなかったのよ!! 遅刻確定じゃない!!」 「そうは言われましても。何度も起こしたのですが・・・・まさかハバネロが効かないくらいに眠りが深いとは」 「どおりで口の中がひりひりするわけね! 毎度の事ながらあんたには手加減って言葉が無いの!?」 「――――――わたしは相手に対し手加減はしない。それが相手に対する礼儀と言うものなのです」 「無駄に格好いい!? あんたいつからそんなハードボイルドになったの!?」 「時の流れは速い・・・というわけでハルナ。わたしと話すより急いだ方がいいのでは?」 「あんたに正論言われるとムカつくのはなぜかしらね・・・・?」 朝、目が覚めたときにはもう八時を過ぎていた。 普段私を起こすのはサラの役目だけどさ。流石にこういうときは起こしに来てよお母さん・・・・・・。 大急ぎで制服に袖を通し、スカートのファスナーを上げる。 筆箱は・・・あぁもう!! 「何か学校行くのがだるくなってきた・・・・休もうかしら」 私がそういうと、サラが驚いた顔で見つめてきた。 え、なに? 「・・・・珍しいですね。普段なら遅刻してでも行ってたのに。と言うか無遅刻無欠席じゃないですか。行ったほうがいいのでは?」 「ん・・・でも何か面倒になっちゃってね。・・・別にいいじゃない。たまには無断欠席も。それに・・・・・」 学校には、八谷がいる。 昨日の今日でどんな顔をしたらいいのか判らない。 お互いにはっきり言葉にしなかったとはいえ・・・・OKしちゃったわけだし。 「うん、決めた。今日はサボる。サボって神姫センター行って遊びましょう!」 「・・・・・まぁ、別にいいですけれども」 そうして辿り着いた神姫センターには、当たり前と言うかなんと言うかあんまり人がいなかった。 まぁ月曜日だし午前中だし。来ているのは自営業さんか私みたいなサボり位だろうけど。 それでも高校生と思しき集団がバトルしてたのは驚いた。まぁ多分同類だと思うけど。 ・・・・でも強いな。あのアイゼンとか言うストラーフ。 砂漠なら・・・勝てる、かも? 「それにしてもなんだか新鮮ですね。人が少ない神姫センターというのも」 「平日はこんなものじゃない? 仕事や学校あるし。・・・・あぁでも最近は神姫預かる仕事も出来たんだっけ」 「そんな職業があるのですか。なんと言うか、実にスキマ産業的な・・・・所でハルナ、わたしは武装コーナーを見たいです」 私はサラの言葉に苦笑しながらも、センターに設けられた一角に向かって歩き出す。 このセンターは武装やら神姫本体やら色々揃ってたりするので結構お気に入りだ。筐体もリアルバトル用とVRバトル用の二種類を完備してるし。 とりあえず売り場についた私はサラを机に乗せ、商品を自由に見せて回る。・・・・買うつもりは無いのよ。 そうこうしているとサラが一挺の拳銃のカタログを持ってきた。 「ハルナ、このハンドガンなんてどうでしょうか」 「・・・いや、そういうの良く判らないんだけど」 「なんと!! ハルナはこの芸術品を知らないと!? このマウザーは世界初にして世界最古のオートマティックハンドガンなのです。マガジンをグリップ内部ではなく機関部の前方に配置しているのが特徴でグリップはその特徴的な形から『箒の柄』の異名で呼ばれています。かつては禿鷹と呼ばれた賞金稼ぎ、リリィ・サルバターナや白い天使と呼ばれたアンリが使用した銃として有名ですね。さらにこの銃、グリップパネル以外にネジを一本も使用しないというパズルのような計算しつくされた構造を持っておりこの無骨な中に存在するたおやかな美しさが今もマニアの心を魅了し続けて ―――――――――――」 「あ、この服可愛いー。でもレディアントはサラに合わないかな」 「ひ、人の話を聞いていないッ!? そして何故ハルナではなくこのわたしがこんなに悔しいのですかっ!?」 ふふん。ささやかな復讐なのよ。 「でもさ、だったらそんなへんてこな銃じゃなくてこっちの馬鹿でかい方が強いんじゃないの?」 「ぬ・・・わたしのツッコミを無視して話の流を戻すとは。いつの間にそんな高等技術を・・・・それはともかく、確かに威力が多きければ強いと言えなくもないですね。でもそのM500は対人・対神姫用としては明らかにオーバーパワーです。リボルバーですから装弾数も期待できませんし」 「ふぅん。数ばらまけないのはきついわね」 威力だけじゃ勝てないってことか。 サラのマニアックな説明はそもそも理解する気が無いけれど、戦闘に関してはさすが武装神姫。私よりも知識が多い。 ・・・うん、この後バトルでもしてみようかしら。 どうせ暇だし、作戦を立てたり実力を図る意味でもバトルはしたいし。 「ねぇサラ。この後さ ――――――」 「ん? こんなところで何をやってるんだお前」 と、サラに話しかけようとしたら逆に後ろから誰かに話かけられた。 振り向くと・・・・そこにはなぜか白衣を着たお姉ちゃんが立っていた。胸ポケットにはノワールちゃんだけが入っている。 「え、何で白衣?」 「第一声がそれかね。これはバイトの仕事着だよ。それよりもお前、何でこんなとこいるんだ? サボりか」 「え、えと・・・・それはですね・・・なんと言うか」 まずいことになった。 そういえばここら辺はお姉ちゃんのテリトリーだったっけ。 ここで見つかってお母さんに告げ口されたら・・・・! 「ん・・・あぁ別に怒ってるわけじゃないんだよ。サボりなら私もよくやったさ。仲のいい三人組で遊びまわったもんだ」 そういってお姉ちゃんは笑った。 よかった。告げ口されたらどうしようかと。 「そっか・・・・そういえばハウちゃんはどうしたの? ノワールちゃんだけだけど」 「アイツは定期健診。今神姫用医務室にいるよ。それよりも、暇だったら一戦やらないか? 今バイトの方も暇だしな」 お姉ちゃんはサラの方をチラリと見ながらそう言った。 サラがどうかしなのだろうか。 「うん、いいよ。それじゃ筐体の方へいこう。・・・サラ、おいで」 「承知です」 断る理由の無い私達はお姉ちゃんの誘いに乗った。 戻る進む
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学校魔改造計画とは YUKによって提案された、学校生活が楽しくなるように様々な施設を作り置いていく計画のこと。 作った施設に思い入れのあるキャラクター達の記憶を元に、雫世界に新しいリフレクターが来たので、物語が進む重要な目標となった。 施設について 作った施設は校庭・中庭の決められた場所に配置できる。配置した施設はキャラクター全員のステータスを強化する効果を持つ。さらに特定の施設はセットで置くことでステータス上昇にボーナスがかかる、重要な要素。 施設をレベルアップさせることで新たなステータス上昇効果が追加される。既にあるステータス上昇効果については、効果の高いものに強化される。(HP上昇・微とHP上昇・小の場合、小のみの効果に。) 施設にアクセスして、効果の適用をON/OFF切り替えられる施設もある。このタイプの施設には、”特定能力を強化する代わりに別の能力が下がる”といったデメリット効果を持ち合わせるものも存在する。 アイテム消費によって効果を発揮する施設は、次回のココロトープ探索時に効果を発揮し、学校に戻ってくると効果を失う。 自販機やたこ焼き屋などで実際に買い物ができたり、ベッドで好きな時間まで寝るなどのユニークな機能を持つ施設も。ホモ達の好きな施設を配置し、学校生活を楽しもう。 施設にはそれぞれS・M・Lの大きさがある。施設の配置場所にも広さが設定されている。Lサイズの大きさの設置場所には、M・Sサイズの大きさの施設も設置できるが、狭い場所に大きな施設を置くことはできない。 施設レベル3・4の強化には佳作・傑作が付いた素材が必要。素材作成時に、アイテム本質効果向上のユニット効果や、工作系タレントスキル「本質効果向上」持ちのキャラで工作すると付けられる。 建築施設に対して設置場所が足りていないので、現状施設全部を設置することができない。悲しいなぁ 素材を取る場所については、アイテムほかんこぉ^~を参照オナシャス! 一覧 サイズS 学習机セット カプセルトイ ビーチチェア 石灯籠 木人 野外用シャワー アサガオの花壇 宇宙服 天体望遠鏡 レトロな街燈 ビーチチェア(魔改造) サイズM 海の家 自販機コーナー たこ焼きの屋台 キャンプファイヤー 花畑のベッド 射的の屋台 風力発電機 井戸 たんぼ 動物の乗り物 ブランコ 笹と短冊 りんご飴の屋台 商店街ゲート 同人即売会ブース 星と月のベッド ひまわりの花壇 金魚すくいの屋台 大きなぬいぐるみ 野外ミニシアター グランドピアノ 動物の乗り物(魔改造) サイズL シンボルツリー カフェスペース 駅のホーム テント お社 コンテナ キャンプセット ロケット 縁側のある部屋 屋外コンサート会場 その他 プール風呂 施設一覧 テンプレ + ... サイズ 施設名 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 Lv.2 ×3 Lv.3 ×5+佳作×3+佳作 Lv.4 ×7+傑作×5+傑作 サイズS 学習机セット 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 状態異常耐性・小 丈夫な布×2 Lv.2 攻撃力上昇・微 木の板×3 Lv.3 状態異常耐性・中 木の板×5+佳作万能ネジ×3+佳作 Lv.4 衝突属性攻撃力上昇・微 木の板×7+傑作万能ネジ×5+傑作 学習机のデートイベントは、日向に配置すると青空教室のような感覚を味わえる。ちなみに、雨天決行である。その日の天候には注意しよう! RNさんがHSZKさんに勉強してもらうために作った施設。学校の机と椅子が2つずつ、向かい合うようにくっつけて置かれている。でも、真夏の雫世界で青空教室は暑くて集中できないと思うんですけど…実際、勉強時間は増えていない気がするとRNさん談。まぁ、教室内より外の方がいろんな施設とかレズ達からのデートのお誘いとか誘惑が多いし、気が散るのも多少はね? ビーチチェア 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 防御力上昇・小 木の板×2丈夫な布×1 Lv.2 HP上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 防御力上昇・中 丈夫な布×5+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 HP上昇・小 丈夫な布×7+傑作強化繊維×5+傑作 南の島をイメージしたビーチチェア2つとビーチパラソル。あと、机には飲み物が置かれている。こんなところでHSZKさんが横になってたらレズ達からのナンパが絶えなさそう。YUK曰く、飲み物はちょっと失敗だけど、こういうのは気分が大事だから、多少はね?との事。 木人 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 戦闘訓練 木の板×1(木片)×2 Lv.2 攻撃力上昇・微 木の板×3 Lv.3 与ダメージ上昇・微 木の板×5+佳作強化木材×3+佳作 Lv.4 与ダメージ上昇・微 木の板×7+傑作強化木材×5+傑作 Lv.1の戦闘訓練は、木人にアクセスして戦闘訓練を受け、戦闘に勝利するとエーテルタイド習得可能。 カンフー映画の修行シーンで使われるやつ。飛び出た棒(意味深)を人の手に見立てて、型の練習をする。YUKやFMOの顔を貼り付けたらより熱心に練習できそう。 アサガオの花壇 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 ギア強化攻撃力・中 瑠璃色の貝×1石ブロック×1 Lv.2 攻撃力上昇・微 石ブロック×3 Lv.3 ギア強化攻撃力・大 石ブロック×5+佳作強化石材×3+佳作 Lv.4 防御力上昇・微 石ブロック×7+傑作強化石材×5+傑作 AO達がたんさく…(デケデケ)中に拾ったアサガオの種を植え付けを行う♂したもの。RNさんはグリーンカーテンの実験用に育てているみたいだが、大きさが足りないせいかあまり涼しくはならないらしい。こころのザーメンかけたら大きくなりそう。 天体望遠鏡 効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 ノックダウン蓄積値上昇/耐性低下・大 レアレンズ×1エーテル合金×1ガラス板×1 Lv.2 攻撃力上昇・微 ガラス板×3 Lv.3 ノックダウン蓄積値上昇/耐性低下・特大 ガラス板×5+佳作万能ネジ×3+佳作 Lv.4 防御力上昇・微 ガラス板×7+傑作万能ネジ×5+傑作 本格的な天体望遠鏡。この施設がきっかけでRNさんのココロトープが現れた。YUKが、よく屋上で星を見てるRNが喜ぶかなと思って提案したらしい。恋人の鑑がこの野郎…YUKが星に興味がある理由を考えると涙がで…出ますよ… YUKすき 天体望遠鏡で太陽を見させる カプセルトイ コインを消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 経験値上昇・小 開かずの缶詰×1エーテル合金×1ガラス板×1 Lv.2 インファイト防御上昇・微 ガラス板×3 Lv.3 攻撃力上昇・微 ガラス板×5+佳作万能ネジ×3+佳作 Lv.4 経験値上昇・中 ガラス板×7+傑作万能ネジ×5+傑作 ゲーセンとかショッピングモールとかに置いてある、ガシャポン。景品の紹介の画像にはモザイクがかけられている。HSZKさんは次回食事大盛り券を当てたことがある。割と大当たり確率はしょっぱいみたい。YUKをカプセルに閉じ込めて景品にしよう欲しい景品がある時はKRR様にお願いしよう!みょんみょんみょん…YUKはお金がすぐに無くなるけど、カプセルを開ける瞬間のワクワクには抗えないと言っている。 石灯籠 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 与ダメージ上昇/被ダメージ上昇・大 燃え尽きない炭×1石ブロック×1 Lv.2 クリティカルダメージ上昇・微 固形燃料×3 Lv.3 与ダメージ上昇/被ダメージ上昇・特大 固形燃料×5+佳作強化石材×3+佳作 Lv.4 クリティカルダメージ上昇・小 固形燃料×7+傑作強化石材×5+傑作 火を灯すとぼんやり光る灯籠。構造は上から宝珠、笠、火袋、中台、竿♂、基礎の部分から成る。火袋の中に蜂が巣を作ってたりするので、手を突っ込むのは、やめようね!KKRが昔住んでいた田舎の家の周りに沢山置いてあって、お祭りになると火が灯って綺麗だったらしい。 屋外用シャワー 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 回復時回復・小 くじらの置物×1強化木材×1ガラス板×1 Lv.2 防御力上昇・微 ガラス板×3 Lv.3 回復時回復・中 ガラス板×5+佳作強化木材×3+佳作 Lv.4 被ダメージ減少・微 ガラス板×7+傑作強化木材×5+傑作 回復時回復は、回復行動時に追加で回復量が増す YMD虐施設海辺とかにある屋外用のシャワー。一番上にはクジラの置物も。真夏の汗もここで流せばサッパリ。KKRは洗い流しても臭そう水の勢いはかなり強いので、扱いには気をつけよう!とHOR談。 宇宙服 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 インファイト時与ダメージ増加リキャスト時間 防御力低下・大 光沢フレーム×1ガラス生地の布×1強化繊維×1万能ネジ×1 Lv.2 インファイト攻撃上昇・微 ガラス板×3 Lv.3 インファイト時与ダメージ増加リキャスト時間 防御力低下・特大 ガラス板×5+佳作電気回路×3+佳作 Lv.4 回復時回復・微 ガラス板×7+傑作電気回路×5+傑作 宇宙空間での活動を可能にする服。YMDさんは、宇宙服を着なくても宇宙空間で活動できるのよね?色々な機能を備えている代わりに、かなり重いらしく、支えなしで着たらきっと後ろにひっくり返るだろうとMO姉は言っている。YUKすき ひっくり返したまま真夏の炎天下で放置した レトロな街燈 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 防御力上昇・中 レトロなランプ×1固形燃料×1ガラス板×1 Lv.2 インファイト攻撃上昇・微 ガラス板×3 Lv.3 防御力上昇・大 ガラス板×5+佳作万能ネジ×3+佳作 Lv.4 回復時回復・微 ガラス板×7+傑作万能ネジ×5+傑作 手動でお前の街燈に火を灯す♂古風な街燈。UTも古い本の中でしか見たこと無いが、見つめているとどこか懐かしい気分になるとの事。 ビーチチェア(魔改造) 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 経験値上昇・微 丈夫な布×2 Lv.2 防御力上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 経験値上昇・小 丈夫な布×5+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 被ダメージ減少・微 丈夫な布×7+傑作強化繊維×5+傑作 DLC限定設備。ビーチチェアの隣に並べて夏気分の写真を撮ることができる。 錬金釜 DLC限定ダンジョンのギミック解除に使用する。 施設レベル 設置効果 必要素材量 設置 錬金釜 うに×2ぷにぷに玉×2 Lv.2 封鎖解除 木の板×1 Lv.2 敵索敵範囲縮小 焔の黒砂×5 Lv.2 採取ポイント増加 マジカルアックス×5 Lv.2 移動ギミック追加 たちまち除草剤×10 Lv.3 封鎖解除 ぷにゼリー×5 Lv.3 敵索敵範囲縮小 一太刀ノコギリ×15 Lv.3 採取ポイント増加 強化木材×15 Lv.3 移動ギミック追加 電気回路×15 Lv.MAX 封鎖解除 ドンケルハイト×5 Lv.MAX 敵索敵範囲縮小 おかたづけモップ×20 Lv.MAX 採取ポイント追加 ハデス弁当×20 Lv.MAX 移動ギミック追加 星砕き×20 サイズM 海の家 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 攻撃力上昇・微 破れたすだれ×2木の板×1 Lv.2 インファイト攻撃上昇・微 木の板×3 Lv.3 防御力上昇・微 木の板×5+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 e/s加速度上昇・微 木の板×7+傑作強化繊維×5+傑作 秘密基地を作る目的で作った施設。なぜか海の家みたいになってしまった。かき氷ののぼりやシロップが置かれている。KKRはみんなでかき氷を食べられるからという理由で、こっちの方がお気に入りのようだ。 自販機コーナー 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 交換→ウルオスウォーター ジュースサンプル×1エーテル合金×1 Lv.2 HP上昇・微 エーテル合金×3 Lv.3 e/s加速度上昇・微 エーテル合金×5+佳作七色ペンキ×3+佳作 Lv.4 HP上昇・小 エーテル合金×7+傑作七色ペンキ×5+傑作 好きな時に飲み物やハンバーガーや食べ物等が買える自販機。HNKとのデートイベントは必見見てたらパンツ交換したくなるHNKもいつでも冷えた飲み物が飲めるのは嬉しく思っており、ハンバーガーの自販機があることに驚いていた。校舎内の自販機にも飲み物はありますよね? たこ焼きの屋 縁日利用札交換 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 交換→たこ焼き 可燃ガスボンベ×1木の板×1丈夫な布×1 Lv.2 防御力上昇・微 固形燃料×3 Lv.3 たこ焼き交換料増加っぽい 固形燃料×5+佳作七色ペンキ×3+佳作 Lv.4 貫通属性攻撃上昇・微 固形燃料×7+傑作七色ペンキ×5+傑作 お祭りといえばこれ、というぐらい定番の屋台。ただし、中の具材はタコのような食感のナニカらしい。エリスロくんかな?SHさんもタコパの経験があるらしい。屋台には「星の宮名物」や「学校の風物詩」と書いてある。味の種類は、明太子、ねぎ、チーズ、天かすがある。生地をひっくり返すのには、結構コツがいるのです、とKKRが言っている。 キャンプファイヤー 固形燃料消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 回復時回復・中 木彫りの人形×1燃え尽きない炭×1木の板×2 Lv.2 HP上昇・微 固形燃料×3 Lv.3 インファイト攻撃上昇・微 固形燃料×5+佳作+強化木材×3佳作 Lv.4 HP上昇・小 固形燃料×7+傑作強化木材×5+傑作 木を積み上げて作ったキャンプファイヤー。なんで材料に木彫りの人形を…?YUKとFMOをぶち込んで悲鳴を聞きながら眺めていたいHNK曰く、いつか作ってみたいと思っていたが、まさか学校で作るとは思ってなく、元の世界なら絶対に怒られていただろうとの事。 花畑のベッド 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 休憩好きな時間まで休憩(意味深)できる 寄せ集めたブーケベッドの部品木の板×1丈夫な布×1 Lv.2 ドロップ率上昇・微 木の板×3 Lv.3 経験値上昇・微 木の板×5+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 ドロップ率上昇・小 木の板×7+傑作強化繊維×5+傑作 自販機ルームの前に設置することができ野外プレイを楽しめる。 花びらがハートマークになっていて、花はコスモスの想定らしい。 お花散りばめたベッド。HSZKさんはここでレズ達のお花も散らしてそうSHさんはHSZKさんとの為にベッドメイクを覚えたそうなので、散りばめたお花が崩れてもお任せください!と言っている。 射的の屋台 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 状態異常付与確率 効果時間上昇状態異常耐性低下・大 カラフルチョーク×1木の板×1丈夫な布×1七色ペンキ×1 Lv.2 攻撃力上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 状態異常付与確率 効果時間上昇状態異常耐性低下・特大 丈夫な布×5+佳作七色ペンキ×3+佳作 Lv.4 クリティカル率上昇・微 丈夫な布×7+傑作七色ペンキ×5+傑作 縁日でよく見る屋台。HSZKさんの射的(意味深)の施設SHさんとのデートイベントは必見。現実の屋台では、景品を打ち落とすと、それがもらえる。ここのホモ達にとっては絶好のパンチラ施設商品を打ち落とすのはなかなか難しく、熱中してお金を使いすぎないように気をつけないといけない、とSHさん談。 風力発電機 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 e/s加速度上昇・中 折れたプロペラ×1万能ネジ×1エーテル合金×1 Lv.2 防御力上昇・微 エーテル合金×3 Lv.3 e/s加速度上昇・大 エーテル合金×5+佳作万能ネジ×3+佳作 Lv.4 攻撃力上昇・微 エーテル合金×7+傑作万能ネジ×5+傑作 万が一学校が停電した時の為に作った風力発電機。これで電気については一安心らしい。YMDが学校の地下で発電してる説真っ暗なのが怖いわけではないとRNさんが言っている。RNさんを煽るメスガキHSZKさんは必見。 井戸 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 攻撃力上昇・中 苔むした瓦強化木材×1 Lv.2 クリティカル率上昇・微 石ブロック×3 Lv.3 攻撃力上昇・大 石ブロック×5+佳作強化石材×3+佳作 Lv.4 防御力上昇・微 石ブロック×7+傑作強化石材×5+傑作 たんぼと一緒に配置するとたんぼの生産能力を上げられる。 KRRの丸くて穴の空いたもののお願いで作った施設。水を汲むための施設。古びた石でできていて、怪談に出てきそうな雰囲気だから肝試しには持ってこいとKRR談。怖がるRNさんとメスガキHSZKさんのイベントは良いぞ。なお、最近の井戸は石や木で作られていないし、管から水を汲み上げるポンプ式になっている。 たんぼ 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 稲作稲を育てて、輝く稲穂を収穫可能 輝く稲穂×1魔力の水丈夫な布×1 Lv.2 回復量上昇・微 石ブロック×3 Lv.3 回復時回復・微 石ブロック×5+佳作強化石材×3+佳作 Lv.4 回復量上昇・上 石ブロック×7+傑作強化石材×5+傑作 お米をいっぱい食べる為に作ったたんぼ。烏よけの案山子が立っている。YUKすき 案山子のかわりにYUKを縛り付けて立たせたKKRもこれがあれば山盛りのご飯をいっぱい食べられて、お米のことを思えば稲作も頑張れると言っている。この大きさじゃ足りなさそう。 動物の乗り物 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 ドロップ率上昇・小 何かのハンドル×1エーテル合金×1 Lv.2 防御力上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 ドロップ率上昇・中 丈夫な布×5+佳作電気回路×3+佳作 Lv.4 e/s加速度上昇・微 丈夫な布×7+傑作電気回路×5+傑作 コインを入れて動かす動物の乗り物。パンダとクマ?だろうか。MO姉は昔、遊園地に行った時にHORが気に入っていたのを覚えている。また一緒に行きたいとも言っている。HORは乗り物の代わりにYMDに乗って遊んでそう ブランコ 七色ペンキ消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 バックアタック強化 錆びたチェーン×1万能ネジ×1木の板×1 Lv.2 防御力上昇・微 エーテル合金×3 Lv.3 HP上昇・微 エーテル合金×5+佳作強化木材×3+佳作 Lv.4 防御力上昇・上 エーテル合金×7+傑作強化木材×5+傑作 公園の遊具の主役、ブランコ。座って漕いでも立って漕ぐのも楽しいけど、勢いをつけすぎると一回転するので注意とYUK談。YUKとFMOを座らせて永遠に回し続けたい 笹と短冊 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 弱点攻撃与ダメージ上昇弱点属性ダメージ時被ダメージ上昇・大 願掛けの笹×1丈夫な布×1 Lv.2 HP上昇・微 木の板×3 Lv.3 弱点攻撃与ダメージ上昇弱点属性時被ダメージ上昇・特大 木の板×5+佳作強化木材×3+佳作 Lv.4 HP上昇・小 木の板×7+傑作強化木材×5+傑作 HRHR姉妹虐待施設毎年7月7日の夜に願い事を書いた短冊を笹に吊るして星に祈る習慣のことを七夕という。織姫と彦星が1年に1度だけ出会える日。MO姉とHORも出会えました。YUKの身体にカッターで願い事を書き込んで吊るしておきたい りんご飴の屋台 縁日利用札交換 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 交換→りんご飴 機織りの機械重力リンゴ×1強化繊維×1強化木材×1 Lv.2 防御力上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 被ダメージ減少・小 丈夫な布×5+佳作強化木材×3+佳作 Lv.4 インファイト防御上昇・微 丈夫な布×7+傑作強化木材×5+傑作 夏祭りの美味しいものの定番。カリッとした食感とリンゴの柔らかい食感が楽しい。YUKは赤くてツヤツヤした見た目も可愛いし、いつか浴衣を着て食べ歩きしたいと言っている。YUKすき 野獣リンゴ飴を食べさせた 商店街のゲート 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 インファイト攻撃上昇・中 派手な看板×1乾かない手ぬぐい×1エーテル合金×1強化石材×1 Lv.2 攻撃力上昇・微 エーテル合金×3 Lv.3 インファイト攻撃上昇・大 エーテル合金×電気回路5+佳作×3+佳作 Lv.4 e/s加速度上昇・微 エーテル合金×7+傑作電気回路×5+傑作 残念ながら校門や水上線路の前に置くことはできない。 「ようこそ!星の宮商店街へ」と書かれた商店街のゲート。ハートの形の風船がくっついている。SHの記憶から作られたということは、SHは星の宮に住んでいたのだろうか。SHは家が商店街にあったので、これを見ると懐かしい気持ちになるらしい。商店街の左右の柱にYUKとFMOを括り付けたい 同人即売会ブース 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 クリティカル率上昇・中 誰かの同人誌×1止まった懐中時計エーテル合金×1七色ペンキ×1 Lv.2 クリティカルダメージ上昇・微 エーテル合金×3 Lv.3 クリティカル率上昇・大 エーテル合金×5+佳作七色ペンキ×3+佳作 Lv.4 与ダメージ上昇・微 エーテル合金×7+傑作七色ペンキ×5+傑作 同人誌を売るスペース。RNさんが描いた絵を見てもらえる場所の用意のために作った。おう、Y虐絵やF虐絵も描くんだよ。あくしろよRNさんもいつかは本物のイベントに参加してみたいらしい。 星と月のベッド 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 天気を晴れor曇りor雨に変えられる 星の飾り物×1ベッドの部品万能ネジ×1電気回路×1 Lv.2 経験値上昇・微 木の板×3 Lv.3 ドロップ率上昇・微 木の板×5+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 経験値上昇・小 木の板×7+傑作強化繊維×5+傑作 やはり自販機部屋の前に設置することで野外プレイの見せつけが可能。 星と月の飾りをぶら下げたベッド。布団には星座がデザインされている。やっぱりHSZKさんが他のレズ達を連れ込んでイロイロする場所MO姉は星や月の飾りを見ていると不思議と心が穏やかになって眠れてしまうと言っている。睡眠薬の成分が入っているのかもしれない。YUKすき 天井にぶら下げたYUKを見ながら寝たい ひまわりの花壇 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 エーテル回復速度初期値上昇加速量低下・大 光る種×1強化石材×1 Lv.2 与ダメージ上昇・微 石ブロック×3 Lv.3 エーテル回復速度初期値上昇加速量低下・特大 石ブロック×5+佳作強化石材×3+佳作 Lv.4 震動属性攻撃上昇・微 石ブロック×7+傑作強化石材×5+傑作 ひまわりを植えた花壇。HRHR姉妹が住んでいた街の近くに大きなひまわり畑があったらしい。UTとHRHR姉妹もここで出会っている。HORも夏の景色にはこれがなきゃ!と言っている。YUKとFMOとYMDを植えておきたい 金魚すくいの屋台 コイン消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 クリティカルダメージ上昇・大 空っぽの金魚鉢×1機織りの機械×1強化繊維×1電気回路×1 Lv.2 クリティカル率上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 クリティカルダメージ上昇・特大 丈夫な布×5+佳作電気回路×3+佳作 Lv.4 被ダメージ減少・微 丈夫な布×7+傑作電気回路×5+傑作 お祭りで良くある金魚すくいの屋台。”ぽい"を使って金魚を掬って、掬ったものは持ち帰ることができる。食料として持ち帰る人も屋台には「なつの思い出」と書かれている。HORはここでなら掬い放題だから、沢山練習してMO姉をびっくりさせたいらしい。 大きなぬいぐるみ 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 攻撃力上昇エーテル回復速度初期値減少・大 不気味な人形×1強化繊維×1固形燃料×1 Lv.2 クリティカル率上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 クリティカルダメージ上昇・微 丈夫な布×5+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 攻撃力上昇エーテル回復速度初期値減少・特大 丈夫な布×7+傑作強化繊維×5+傑作 とても大きく、もふもふなクマののぬいぐるみ。右手に抱えているのは鮭のぬいぐるみか。UTはこれを見つめていると、昔大切にしていたクマのぬいぐるみを思い出して、ずっと抱きついていたくなるらしい。クマのぬいぐるみに抱きついているレズ達ら可愛いから、みんなも見よう! 野外ミニシアター 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 防御力上昇攻撃力低下・大 真っ白い布×1レアレンズ×1電気回路×1強化木材×1 Lv.2 回復時回復・微 丈夫な布×3 Lv.3 防御力上昇攻撃力低下・特大 丈夫な布×5+佳作電気回路×3+佳作 Lv.4 回復量上昇・微 丈夫な布×7+傑作電気回路×5+傑作 映画を見られる設備。図書室には本だけでなく、映画のディスクメディアもあったらしい。淫夢本編とか…いらっしゃらないんですか?KKRはここで映画フェスをやるのも悪くないと言っている。ネクナン様の聖痕の軌跡の映画もあるわよ〜 グランドピアノ 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 攻撃力 防御力上昇HP低下・大 ピアノ線×1純白の灰×1強化木材×1強化繊維×1 Lv.2 インファイト攻撃上昇・微 エーテル合金×3 Lv.3 攻撃力 防御力上昇HP低下・特大 エーテル合金×5+佳作強化木材×3+佳作 Lv.4 インファイト防御上昇・微 エーテル合金×7+傑作強化木材×5+傑作 学校に置いてあるピアノ。透き通った音を奏でる。UTはその透き通った音は自分のような人間の心も動かしてくれる。他のみんなの心にも同じように響いているのか考えているようだ。FMOを天板と響板で挟んで、ピアノを弾く振動で悲鳴を奏でたい 動物の乗り物(魔改造) 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 ドロップ率上昇・微 木の板×2 Lv.2 攻撃力上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 ドロップ率上昇・小 丈夫な布×5+佳作電気回路×3+佳作 Lv.4 与ダメージ上昇・微 丈夫な布×7+傑作電気回路×5+傑作 サイズL シンボルツリー 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 e/s加速度上昇・小 神秘の苗木×1丈夫な布×1 Lv.2 クリティカル率上昇・微 木の板×3 Lv.3 ドロップ率上昇・微 木の板×7+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 e/s加速度上昇・中 木の板×7+傑作強化繊維×5+傑作 大きな木。本来は植えてから何十年もかかって大きく育つのだが、想いの力ですぐにほんへに出てくる大きさに育ったらしい。想いの力ってすげー!甘い果実が実るそうなので、KKRはたまに登って食べているらしい。シンボルツリーに寄りかかっているキャラにHSZKさんが近づくと手を振ってくれる。援交の待ち合わせみたい カフェスペース 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 交換→コーヒー コーヒー×1木の板×1丈夫な布×1 Lv.2 HP上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 攻撃力上昇・微 丈夫な布×5+佳作万能ネジ×3+佳作 Lv.4 防御力上昇・微 丈夫な布×7+傑作万能ネジ×5+傑作 SHさんが喫茶店で働いていた思い出から作られた施設。テラス席なので、設定しているココロトープの背景を選べば映えること間違いなし。SHさんは淹れたコーヒーをここでみんなに振る舞うのが楽しみらしい。ラタンの娘はザーメンコーヒー出してきそう。 駅のホーム 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 攻撃力 e/s加速度上昇防御力低下・大 穴のあいた切符×1木の板×1丈夫な布×1石ブロック×1 Lv.2 HP上昇・微 石ブロック×3 Lv.3 攻撃力 e/s加速度上昇防御力低下・特大 石ブロック×5+佳作強化石材×3+佳作 Lv.4 歪曲属性攻撃力上昇・微 石ブロック×7+傑作強化石材×5+傑作 学校に駅を作りたいとSHさんのお願いで作った施設。さすがに電車は来ない。周りが海に囲まれていて背景も綺麗なので、これも映える施設。どことなく下灘駅をイメージする。看板には「星の宮」「きづき」「ひのもり」の名称も。SHさんはベンチに座って風に当たっていると旅をしているような気分になれると言っている。 テント 施設効果ON/OFF切り替え 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 防御力 状態異常耐性上昇e/s加速度低下・大 防水塗料×1エーテル合金×1丈夫な布×1 Lv.2 インファイト防御上昇・微 丈夫な布×3 Lv.3 回復量上昇・微 丈夫な布×5+佳作七色ペンキ×3+佳作 Lv.4 防御力 状態異常耐性上昇e/s加速度低下・特大 丈夫な布×7+傑作七色ペンキ×5+傑作 ごく普通のテント。大きさは1人だと大の字になって寝ることができるぐらい広いが、2人だとくっつかないと狭さを感じるぐらい。教室からランタンを持ってきて、静かに読書するのもいいかも、とRNさん談。HSZKさんが四六時中レズ達を連れ込んでるので、静かな時間は無いと思うんですけど…テントは割と声が漏れるので、気をつけようね! お社 コイン消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 ドロップ率上昇・大 木簡×1プロ向けカメラ×1強化木材×1七色ペンキ×1 Lv.2 攻撃力上昇・微 木の板×3 Lv.3 ドロップ率上昇・特大 木の板×5+佳作七色ペンキ×3+佳作 Lv.4 攻撃力上昇・小 木の板×7+傑作七色ペンキ×5+傑作 神を祀る施設。知識や技術も無いKRR達が作った形だけのものだが、信じ続ければ本物にも引けを取らないご利益が生まれるかもしれない、とKRRが言っている。Y虐兄貴にバチが当たりそう コンテナ コイン交換 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 交換→暖かい砂粒 でこぼこの鉄板×1よく燃える水×1強化木材×1万能ネジ×1 Lv.2 クリティカル率上昇・微 固形燃料×3 Lv.3 与ダメージ上昇・微 固形燃料×5+佳作万能ネジ×3+佳作 Lv.4 被ダメージ減少・微 固形燃料×7+傑作万能ネジ×5+傑作 港とかに置かれているコンテナ。物置として作ってみたけど、熱が篭りやすいから食料品は置けないとHNKが言っている。YUKを閉じ込めておくしか使い道が無いじゃん石とか木材とかのかさばるものを保管するようだ。 キャンプセット コイン消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 攻撃力 クリティカル率上昇・中 クーラーボックス×1年代物の皿×1強化繊維×1強化木材×1 Lv.2 被ダメージ減少・微 固形燃料×3 Lv.3 攻撃力 クリティカル率上昇・大 固形燃料×5+佳作強化繊維×3+佳作 Lv.4 インファイト防御上昇・微 固形燃料×7+傑作強化繊維×5+傑作 折りたたみの机や椅子、マットにクーラーボックス、手さげカゴに食器が見られる。HORはカレーを食べたり、夜に星を眺めたり、やりたいことが無限にあって、見ているだけでワクワクするらしい。 ロケット 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 クリティカル上昇・大 宇宙の絵本×1超栄養レーション×1エーテル合金×1固形燃料×1 Lv.2 クリティカルダメージ上昇・微 固形燃料×3 Lv.3 攻撃力上昇・微 固形燃料×5+佳作電気回路×3+佳作 Lv.4 クリティカルダメージ上昇・小 固形燃料×7+傑作電気回路×5+傑作 宇宙船。なんと有人飛行可能らしい。YUKすき ロケットに閉じ込めて宇宙まで飛ばしたMO姉曰く、実際に宇宙まで飛ぶかはわからないけど、こんなモノまで作れてしまう想いの力ってすごい…すごくない?との事。 縁側のある部屋 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 被ダメージ減少・中 懐かしの風鈴×1鮮やかな着物×1強化石材×1強化繊維×1 Lv.2 ドロップ率上昇・微 ガラス板×3 Lv.3 被ダメージ減少・大 ガラス板×5+佳作強化石材×3+佳作 Lv.4 経験値上昇・微 ガラス板×7+傑作強化石材×5+傑作 アニメとかで時々出てくる縁側のある畳部屋。風鈴が飾られている。YUKは、ここでだらーっと寝転んで、扇風機に当たりながらうたた寝するのが最高らしい。扇風機に向かって「ア゛ーーー」ってしてそう。YUKすき 回転してる扇風機の刃にYUKの手を突っ込んだ 野外コンサート会場 プレミアムチケット消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 戦闘不能回避(1回のみ) スピーカー×1折れた日傘×1電気回路×1エーテル合金×1 Lv.2 クリティカルダメージ上昇・微 エーテル合金×3 Lv.3 クリティカル率上昇・微 エーテル合金×5+佳作電気回路×3+佳作 Lv.4 クリティカルダメージ上昇・小 エーテル合金×7+傑作電気回路×5+傑作 野外フェスティバルの会場。客席やスタンドマイク、スピーカーや星とハートの飾りなどが見られる。リフレクターの衣装はアイドル衣装っぽいので、結構良い感じに映える。UTは実際にフェスティバルには行ったことはないが、いつか本物のコンサートにみんなと行ってみたいと言っている。 その他(特殊) プール風呂 ふわふわバスタオル消費 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 HP上昇・大 温泉水×5湯沸かし器×1先頭の壁画×1 Lv.2 経験値上昇・微 石ブロック×3 Lv.3 HP上昇・特大 石ブロック×5+佳作七色ペンキ×3+佳作 Lv.4 斬撃属性攻撃上昇・微 石ブロック×7+傑作七色ペンキ×5+傑作 HNKとKRRの提案により作成された、プールの水をお風呂にした施設。レズ達がこぞって浸かるお風呂。あぁ^〜良い匂いしそう、する。飲みたい。立てかけてある看板は、HNKが前作でデートしていた場所の風景が描かれている。お風呂好きなHNKとしては、いつまでも浸かっていたいとの事。YUKを熱々にしたプール風呂に放り込んで全身火傷させたい ナイトプール 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 Lv.2 Lv.3 +佳作+佳作 Lv.4 +傑作+傑作 DLC限定設備。フラグメントも手にハイルハイル 気球 施設レベル 設置効果 必要素材量 Lv.1 Lv.2 Lv.3 +佳作+佳作 Lv.4 +傑作+傑作 DLC限定設備。 設置場所は桟橋固定で、他の施設と重複しない。 RNさん発案の施設なのでぜひ乗せてあげよう
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入手条件 性格 声優 機体解説 性能プラス補正アビリティ マイナス補正アビリティ ライドレシオMAX時の上昇能力 イベント EXカラー 専用レールアクション用GC装備所持者 入手条件 F3大会優勝後に届く挑戦メール「タケルからの挑戦状」を確認後、ゲームセンターに登場する 「タケル」に勝利するとアルトレーネと共にショップに追加される。試合内容は1on2のハンデ戦。 (上記挑戦者が出現し勝利していない場合はF2大会終了後、ゲームセンターから消える) 勝利していない場合、F2大会に優勝することでもショップに追加される。 性格 やや扱いづらい ボクっ子 自身の性能に自信を持つがゆえに、マスターには何かと不安を見せ色々と指南を繰り広げる 小生意気でちょっと世話焼きな神姫。 声優 水橋かおり 機体解説 名称:戦乙女型MMSアルトアイネス メーカー 素体:Dione Corporation 武装:Arms in Pocket 型番:DI/AIP-001X2 2038年に開催されたコンテスト「ぼくらの神姫」(一般から武装神姫のアイデアを募集、競うもの)受賞作を元に ディオーネコーポレーションとアームズ・イン・ポケット社が共同開発した「アルトレーネ」(DI/AIP-001X1)の姉妹機。 本機はスモールボディならではの敏捷さを利用したバトルスタイルが特徴で立体的な戦術を得意とする。 機体各所に配置された強化クリスタルアーマー内にはそれぞれ小型コンデンサを内蔵。副腕部、脚部などへ独立した パワー供給が可能となり大柄なアーマーにもかかわらず高い機動力を獲得している。また特徴的なスカートアーマーは 展開して格闘用武器、変形して高機動用ウイングへと転用できる多用途なユニットとなっており、優れた攻守のバランスを 実現している。加えて頭部にはアルトレーネとは別タイプのバイザーを装備、脆弱になりがちなフェイス部の防御力を高めている。 性能的には申し分ないが性格の面ではやや扱い難いところもあり、マスターを選ぶ神姫と言えるだろう。 性能 能力値 LP SP ATK DEF DEX SPD BST 適正 S C A B B B B プラス補正アビリティ 攻撃力+1,LP+1 マイナス補正アビリティ SP-1 ライドレシオMAX時の上昇能力 防御力,武器エネルギー回復速度,スピード イベント +ネタバレ 発生条件 イベント名 備考 初勝利後 ニヤニヤしてる? Love4:ゲーセン勝利後 フルオープン Love7:自宅 カノジョいないの? Love10:ゲーセン勝利後 気になるブログ Love11:ゲーセン勝利後 丁寧な返答 Love12:ゲーセン勝利後 初対面 Love15:ゲーセン勝利後 デートに誘え 「バトルに誘う」を選択した場合バトル有(ロッテンマイヤー 小山田愛佳)敗北でも進行するが、勝利すれば称号(禍福の証)入手 『デートに誘え』終了ゲーセン勝利後 ファーストデート Love18:ゲーセン勝利後 セカンドデート Love20:ゲーセン勝利後 最後のデート EXカラー A.蒼髪(デフォルト) +ネタバレ B.金髪 C.紫髪 専用レールアクション用GC装備所持者 植場怜太 陰陽熊
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{こんな違法改造もあり} 「よっしゃー!出来たー!!」 俺は椅子から立ち上がり試作品の完成に喜ぶ。 試作品を右手に持ち左手首につけてる腕時計を見た。 現在の時間は午前、三時。 あまりにも実験に集中しすぎて時間の事をすっかり忘れてしまった。 「ゲッ!大学のレポート、書く時間あるかな!?」 慌てて試作品を机に置き、学校に持っていく鞄を開きレポート用紙を取り出す。 ヤバイ。 何も手をつけてない状態。 これは今すぐ大学に行き学校の中でレポート書いた方がよさそうだ。 アンジェラス達に書置き残して行くかぁ。 俺はすぐさま書置きを書いて鞄を持って愛車に乗り大学に向かった。 アンジェラスの視点 「…う、ふぁ~あ、朝…ですか」 私は上半身だけお越し目を擦りながら起きる。 すぐにご主人様が寝ているベットの方に視線を送る。 ご主人様の寝顔は可愛いので何時も私が起きたら必ず先にご主人様を見る事にしています。 ですが、今日のご主人様はベットにいませんでした。 私は一階にいるのかな、と思い立ち上がり机から降りようとした。 けど、机の端っこになにやら書き置きらしい紙を見つけたので私は机を降りる前に手紙を読む事にした。 手紙の所まで行き四つんばいになって読む。 殴り書きで、汚い字で書かれていた。 『レポートの書き忘れで、すぐに学校に行きレポートをあっちで終わらせる事にした。朝飯はなにかあるもんを喰ってくれ。追伸、机にある試作品には手を出すなよ。火気厳禁!』、と書かれていた。 すべて読み終わった私はフムフムと頷いた。 ご主人様はまた夜遅くまで起きてて、実験に没頭していたに違いない。 何か一つの事に集中する事はいいのですけれど、そればっかり集中してしまって他のが疎かになってしまうのが、ご主人様の悪い所です。 「にしても、ご主人様が作った試作品っていったい何なんでしょうか?」 この手紙には試作品について詳しく書かれていなかったため、どんな物で何処に置かれているのか、さっぱり分からないのだ。 火気厳禁と言われましても品物が分からなくては台所とかが使いません。 いえ、台所に試作品があるとは限りませんし…。 ここは早急に見つけなくては。 私は手紙を引きずりながらクリナーレ達の所に行き、起こした。 「うぅ~…もう、ちょっと寝かしてよ~」 「あら。おはよう、お姉さま。」 「おはようございます。アンジェラスさん」 三人が起き、私はさっきまで読んでいた置手紙を皆に見せた。 クリナーレ、パルカは目を擦りながらも手紙を読んだ。 ルーナは、朝はそれなりに強い方なのか眠そうな顔をしていない。 「アニキの奴、また何か作ったの?」 「いったい何かしら?」 「お兄ちゃんの事だから、違法改造系だと思いますね」 やっぱり、皆もご主人様が作った試作品を知らなかったみたいです。 困りました。 こうなったらそれらしき物を探さないといけないね。 「手分けして探しましょ。クリナーレは二階の空き部屋とベランダをお願い」 「うん、行ってくるよ」 「ルーナは地下の研究室をお願いね」 「朝から、あんなほこりっぽい所には行きたくないけど、しかたないわね」 「パルカは一階をお願い。特に台所は厳重に注意してね」 「はい。分かりましたー」 それぞれ皆は私に言われた場所に移動する。 私はまずこの部屋の隅々まで調べたら総合的に地下一階、一階、二階を大まかに見るつもり。 …見るつもりでしたが、少し用事が出来ましたね。 その用事とは今、不自然に机に置かれている一本の煙草の事。 しかも、立っている状態です。 あまりにも不自然です。 普通、煙草でしたら箱に入っているもの。 それが一本だけ。 ご主人様は面倒くさりやだけど、整理整頓はちゃんとやる方。 それに煙草ハンター(ご主人様からもらったあだ名。正直、嬉しくありません)の私が見つけたら煙草を処分をすると、知ってて置いたのでしょうか? でも今回のご主人様なら、ありえるかもしれません。 あの置手紙の殴り書きからして相当慌てていたに違いない。 それじゃあ仕方ないんですよね。 さて、私はととっとこの煙草を処分して試作品を探さないと。 私は煙草を掴み灰皿に入れ、ご主人様が隠している机の引き出しからジッポを取り、煙草に火を点けよとした。 しかし、火はなかなか煙草に点かない。 「うん?おかしいですね」 仕方なく再び机の引き出しあさりジッポに入れるオイル缶を見つけて、オイルを煙草にかける。 「これならすぐに燃えるでしょう」 私はまたジッポに火を点けた。 そしてジッポオイルがベトベトについた煙草に火を点けようとした。 …。 ……。 ………。 龍悪の視点 「ふぅ~なんとか間に合ったぜ」 額の冷や汗を右手の裾で拭い喫煙所の椅子に座った。 胸ポケットから煙草と百円ライターを取り出す。 本来ならジッポライターなのだが、今日は慌てて出て行ったからジッポを家に忘れたのだ。 おかげでコンビニに行ってライターを買うはめになった。 まぁ煙草が吸えないよりまだマシか。 煙草を銜え百円ライターの火を点ける。 煙草に火を点けようと百円ライターを煙草に近づけよとした、その瞬間。 ♪ー♪♪♪ー♭♪♭♪ー♪♭♪ー♪♪ー 携帯電話の着メロが流れた。 なんだ、こんな時に? おかげで俺は煙草を吸う事が出来なくなり百円ライターの火を消し椅子に置き、ズボンのポケットから携帯電話を取り出す。 ディスプレイには『十六夜婪』と表示されていた。 あの野郎、いったい何の用事だ。 受話器ボタンを押して右耳に電話を押し付ける。 「もしもし?」 「あっ先輩!大変です!!すぐにあたし達のマイホームに来てください!!!」 婪の声は物凄い慌てたたような声が耳に入る。 婪にしては珍しい。 いったいどうしたのだろう? でも一つ気になるのが…マイホーム? 「マイホームって…確かに俺の家だが、お前の家じゃないだろう」 「だって、いずれあたし達が結婚するんだから、あたしの家でもあるじゃないですかー♪」 「ルンルン気分な声出すんじゃねぇー!さっきの慌ててた声はどうした?いったい何が起きたんだ?」 「そ、そうでした!先輩の家に早く来てください!!」 「俺の家がどうかしたのか?」 「いいから早く来てくださいね!あたしは家の門前で待ってますから!!」 「おい婪!理由を教えろ!!…て、切れてやがる。畜生、訳解んねぇーよ!!!」 俺はすぐに愛車を止めてる駐車場に行き、車のエンジンをかけスピード違反ギリギリの速度で自分の家に向かった。 …。 ……。 ………。 家の近くまで行くと婪が両手上げて騒いでいた。 路駐して車から勢い良く飛び出し婪の所まで走る。 「婪いったい何が、ウオォ!?」 婪はいきなり俺に抱きつき、背中には婪の両腕がガッシリとまわせられまるで恋人同士が抱き合う状態になってしまった。 正直、ヤめてほしい。 「先輩ー!あたし達のマイホームが!!」 「だぁー気色悪い!離れろー!!」 「やん!先輩、なにあたしの胸を鷲掴みしてるんですか!!でも先輩ならどんな事されてもオッケーです♪」 「テメェのペッタンコの胸なんか興味ねぇーよ!つか、男だろうが!!」 「愛があれば性別なんか関係ないわ!」 「フザケンナ!っで、俺の家がどうかしたのか?それと、いい加減離れろ」 「残念ですもっと先輩の温もりを感じたかったのに」 「…ホント早く用件を言わないと、その顔を二倍の面積にしってやるぞ」 両手を拳にして、婪を睨みつける。 すると、流石の婪も俺の身体から離れ俺の家を人差し指で示す。 「あそこを見てください」 「う~ん…ギャアアアアァァァァ!!!!俺の家が半壊してるーーーー!!!! (;° ロ°) ナンジャコリャ」 両手で頭を押さえ絶叫する俺。 それもそのはずだ。 なんせ俺の家が…壊れてるのだから。 特に酷いのは俺の部屋の場所だ。 だって外から見ると屋根がフトットンでってボロボロの部屋が見えるんだもん。 何でこんな事になっちゃったのだろう…。 ちょっと頭の中で整理してみよう。 まず、俺は試作品を作り終わって、レポートの書くために学校に行ったんだったけ? 俺の行動にはこんな事になる要素はないなぁ。 じゃあ泥棒か? いやいや、それもありえない。 戸締りはしっかりしたはずだ。 泥棒はありえない。 それじゃあいったい誰が…。 と、そこで不意にアンジェラスの顔が浮かんだ。 アンジェラスかぁ~。 もしあの試作品を見たらとる行動少し考えてみよう。 起きる→置手紙を見る→注意するように書いてあるから神経が高ぶる→試作品を見る→アンジェラスは煙草ハンター→試作品を処分する→爆発。 「………」 あぁ~なんかヤバイ事になってきたぞ。 兎に角、家に行ってみるしかない! 婪を振り切り玄関から入る。 一階は全然大丈夫みたいだな。 問題は二階の俺の部屋だ。 ダダダダッと、階段を上りきり俺の部屋に行く。 予想通りに俺の青空教室も真っ青な感じのオープン状態だった。 「アニキー!」 「ダーリンー!」 「お兄ちゃんー!」 「クリナーレ、ルーナ、パルカ!お前等は大丈夫だったみたいだな」 いつの間にか足元に居たクリナーレ達を左手の手の平に乗せ目線と同じ高さにした。 クリナーレ達の身体を見た。 傷とかは何もなかったので少しホッとした。 だけどアンジェラスだけが居ない。 心が焦る。 とても不安は募り心臓が鼓動が高くなる。 心配。 アンジェラスの事がとても心配だ。 「アンジェラスー!おーい!!返事してくれー!!!」 「はぁーい!」 頭上から声が聞こえた、その声の主が俺の目の前に飛んで来た。 アンジェラスだった。 背中には違法改造されたリアウイングAAU7を装着と、それとエクステンドブースターがさらに二つ装着していた。 「ご主人様、スミマセン。ご主人様の部屋を破壊してしまいました。まさか、あの煙草が爆発すると思わなくて…」 物凄く悲しそう顔をするアンジェラス。 目に涙をため上目遣いがなんとも萌えをそそる。 俺はアンジェラスを右手の手の平に乗せるとほお擦りした。 「ご、ご主人様!?」 「よかった。本当によかった。アンジェラスが生きていて」 「…ご主人様ー」 アンジェラスも両手広げて俺の顔に付く。 よかった…皆が生きていて…アンジェラスが生きていて…。 …。 ……。 ………。 この事件の真相はこうだ。 アンジェラスは試作品を煙草だと勘違いし火を点火してしまった。 ほんでもって…ボカーン! という訳。 まぁそれはしょうがない。 だってその試作品の形状は煙草そっくりなのだから。 今度オヤッさんに渡す武装神姫用の手榴弾型武器だったのだ。 アンジェラスが煙草ハンターだった事を忘れてたぜ。 兎に角、こいつらが助かってよかった。 一旦、一階に行き皆で休息にはいり、俺は念のためアンジェラスが何処か壊れてないか見るために、今はアンジェラスの身体をいじってる。 クリナーレ達は爆発した場所から遠くに居たから大丈夫なのに『私達も見て~』みたいな事を言う。 大丈夫だって言ってるのに結構しつこかったから後で『見てあげるから』と言い待ってもらう事にした。 アンジェラスの身体を俺が解る領域で調べ異常があるから見る。 …どうやら異常はないみたいだ。 ホント、良かったぜ。 「アンジェラス、大丈夫だぜ」 「ありがとうございます、ご主人様」 「アンジェラスが終わったらのなら私達を見てよ~」 「はいはい。クリナーレにルーナにパルカ来な、見てやるよ」 俺の目の前に寝そべり無防備になる。 あ~、もしクリナーレ達が人間なら襲っちゃっているよ。 だって可愛いすぎなんだもん。 「にしても先輩、良かったですね。先輩の神姫達が助かって」 「そうだな。婪、俺はお前に謝なければならない」 「え!?なんで謝るの?」 「だって俺はお前の厚意を疑ったんだぜ」 「いいの。あたしは先輩にどんな風に思われてもいいの」 「婪…」 「先輩…」 うっとりとした婪の顔。 微妙に頬を桃色に染め長い髪の毛からはいい匂いが鼻孔擽り淫靡な感じさせる。 ヤベ~可愛いすぎ。 イヤイヤ、婪は男だぞ。 しかも、一回襲われて俺のナニは………あぁ~、思い出すけど背筋がゾクゾクする。 で、でも今の婪なら…キスぐらいなら…許してもいいかなぁ。 「ご・しゅ・じ・ん・さ・ま!な~にしてんですか」 「うお!?アンジェラス、な、なんでもねぇ~よ」 「もう~アンジェラスちゃん邪魔なんかしちゃ駄目ですよ。あたしと先輩の愛の行為に嫉妬しちゃう気持ちは分かりますけど」 「べ、別に私はご主人様が性別の壁を超えた恋愛をしないようにしてるだけです!」 アンジェラスは身振り手振りしながら婪に説明する。 けど、アンジェラスのお陰で助かったぜ。 危うく婪にキスするところだった。 けどよく、アンジェラスの奴助かったなぁ。 実際、あの煙草の爆弾の威力は部屋をぶっ飛ばす威力はない。 アンジェラスが変な使い方をしたから、こんな事になってしまったが…。 部屋がぶっ飛ぶぐらいの威力がある爆弾だったのにアンジェラス自体ほぼ無傷ときてる。 普通の神姫なら粉々になってもいいくらいの威力のはずだ。 一つ解ったと言えば、アンジェラスは普通の神姫じゃないという事だ。
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左腕と左脚、左の乳房のみを「サイフォス」ベースの装甲で覆った姿でエルギールはヴァーチャルスペースに現れた 金管楽器の様な凄まじく派手な銀色の装甲は、今回のフィールドである湖畔の風景を見事に天地逆さまに写している 『随分軽装だな?まぁホントの白兵戦になりゃぁ神姫用の武器は「避けられない」方がヤバいって言うし、ある意味ありっちゃありか?でも所詮そんだけだろ?ビシッとキメてやろうぜ!華墨』 (確かに軽装だ・・・が・・・・) 武士の台詞を華墨は半分聞き流している ここ数回のバトルで、華墨は少しずつではあるが自らのデフォルト武装の取捨選択を始めていた 初戦の教訓と「どうせ相手に密着するのだから」という事で、十字戟もメインボードから外し、主力武装は腰の大小に、やや肩周りの可動を阻害する肩当を捨て、ジョイントを介して「垂れ」の部分だけを直接装備、鬼面と喉当ても外していた 最後の二つは今回のバトルに際して急遽実行したのだが、それというのもポッドに入る前にちらりと、エルギールの主力武装とおぼしきものを目にしたからだ それは剣呑な黒い刀身に、禍々しい朱い模様がうねうねと描かれた、非常に大振りなダガーだった(殆どショートソードと言っても良かったかも知れない) 神姫が外出する時に、手持ちの得物の中から携行に便利な物を選んで持ち歩くというのは聞いた事があるが、華墨には何故だか判らないがそれが「護身用の武器では無い」という強迫観念めいた確信があった それで、視界と装甲の二択に(勝手に)迫られて、結果折衷案で、「兜は残して仮面は外す」という結論に至った訳だ いずれにしても、未だに胸の奥をざわざわと撫でられる様な感覚はおさまらず、目の前の軽装な姿を、武士程楽観視出来無いのだった 第伍幕 「Merciless Cult」 自分と相手の戦力差がどの程度なのか?正確に把握するには結局ぶつかってみるのが一番良い。華墨は覚悟を決めた ざくざくいう足音と共に、バーチャルの下生えが踏み潰されてゆく。(いける、いつもの私だ)ポニーテールを地面に水平になるくらい迄浮かせながら華墨は走る。右手で太刀を抜き放ち、気合一閃、一気にエルギールに斬りかかる! 白刃が虚空に白い影を描き、華墨の天地は逆転する。遅れて知覚される苦痛 「ハン!速さと装甲にモノ言わせて真っ直ぐ突っ込んで殴るだけの、単なるゴリ押しじゃない!?案の定大した事無いわね?」 (なんだ!?何をされたんだ?今!?) 地面を抉る程に叩き付けられた華墨だったが、即座に立ち上がり、エルギールから距離をとる 「どうしたの?躓きでもしたのかしら?ホント情っさけ無いわね」 憎まれ口を叩くエルギール。その手に武器らしきものは握られていない。華墨が警戒していた短剣も、まだヒップホルスターの中だ 「・・・」 「つば」を鳴らして太刀を構え直す。いつもの様に、加速をつける為の攻撃型ではなく、切っ先を相手に向けた防御よりの型だ 「・・・アタシってそんな気が長い方じゃ無いのよね・・・来ないんなら」 ヒップホルスターから短剣を抜き放つエルギール。一瞬、朱色の模様が生物の様にうねった・・・様に感じた 「こっちからブン投げてやるまでよォ!!」 「!!」 明らかに短剣が届く間合いではなかった、が、エルギールの剣は鋼線で接続されたいくつかの節に別れ、異様な動きでもって華墨の左腕に巻き付いたのだ。食い込んだ刃が、華墨の人工皮膚を・・・裂く 「くそっ!!」 鋼鉄の毒蛇に腕を拘束されたまま切り込む華墨。だが、引き手を殺されたへたれた斬撃は、あっさりとエルギールの腕甲でいなされ、挙句そのまま首を掴まれる (・・・ぐっ!) くぐもった呻きが漏れる。それは人間的な条件反射だが、神姫が「人がましく」振舞う為に動きの基礎に組み込まれている 「けだものを捕らえるには罠を使うでしょう?アタシはその罠。さぁ、ホントのアタシのフルコンボってやつを見せたげるわ!!」 首を掴んだ左手が捻られる、同時に右足が払われ、左腕の拘束を引き外す動きでそのまま吊り上げられる (これが・・・!?) 「まずは天(転)」 異様な体勢で転ばされ、なんとか残った右腕で受身を試みる 「間に人(刃)」 ぞぶりだかどすだかいう様な汁っぽい音と共に、引き抜かれ空を舞っていた刃が右腕に突き刺さる たまらず、そのまま顔面から地に倒れ付す華墨。打撃系の衝撃が、装甲ごしにでも強烈なダメージを全身に及ぼした 「最期は地に血の花を咲かせて逝きなさいな!アンタの名前に相応しい幕切れじゃない!!」 エルギールの哄笑、無理矢理体を起こそうとする華墨だが、最早戦闘能力が無きに等しいのはいかなる目で見ても明白だ (立ち上がる・・・ちから・・・) 武士が何かを叫んでいた、残念ながら華墨には何を言っているのか全く判らなかったが・・・ (ここで立ち上がる・・・ちからが・・・) だが、そんな力は華墨の中には無かった。愛も、怒りも、不屈の意思も、未だ華墨は本当の意味で理解など出来て居なかった 虚ろに過ぎるジャッジのマシンボイスを、ヴァーチャルスペースに全く意識があるままに、華墨は聞いていた 「華墨・・・負けちまったのか・・・?」 武士は腰を浮かせて、呆然とディスプレイを見ていた その肩に琥珀の小さな、冷たい手が掛かる迄、武士は彼女が入ってきた事にすら気付いていなかった 「ね、判った?闘うってこういう事なんだよ。体はヴァーチャルでも、彼女らが感じる恐怖は本物なんだ。」 小さな、だがはっきりした声だった 「だって・・・武装神姫って、バトルする為に創られたんだろ?」 のろのろと首を回す武士。琥珀の、多分名前の由来なのだろう琥珀色の瞳は、感情を深い所に隠していて、思考を読み取る事は今の武士には不可能だった 「確かに彼女達は闘う為に創られた。でもね、闘争本能を持たされていても、彼女達が本当に闘いを望んでいるかどうかは判らないんじゃないかな?」 「・・・え?」 「判らない?君は彼女のマスターだけど彼女は本当の意味で『君の神姫』になっているのかな?」 「当たり前だ!神姫は登録した人間をマスターとする様に出来てるんだろ?」 語気を強める武士、だが琥珀の口調にも表情にも、僅かな変化も見られなかった 「プログラムされた知性、プログラムされた感情、なら、忠誠心だってプログラムされたものなんだろうね」 「・・・」 にこりともしない、が、別に怒りも悲嘆も、いかなる色も彼女の表情には現れないのではないかと、武士は思った 「・・・」 「プシュ」と空気の抜ける様な音がして、華墨のバトルポッドが開く ゆっくり顔を上げる華墨に一瞬目をやってから踵を返す琥珀 「じゃ、するべき事はしたから・・・縁があったらまたね・・・」 視線だけ二人に向けて言い放つと、もうそのまま、むにむにと柔らかい足音だけ残して琥珀は去っていった 「・・・負けてしまったよ・・・マスター・・・」 「・・・あぁ・・・」 ここで取って付けた様な労いの言葉を吐く事が出来るのか?吐く資格があるのか?労ってやるべき存在?神姫は・・・? 玩具にそれをするのか?人間にそれをしないのか? 「・・・無事でよかったよ」 武士は恐ろしくばらばらな表情でようやくそれだけ吐くと、華墨を抱え上げポケットに入れ、無言でブースから出るのだった 「見事な『壁』役だったね」 「僕は厭だよ。本当はこんな役なんて」 「買って出た苦労だろう?私は何も頼んじゃいない」 「・・・・・」 「・・・君にとってはどうなんだい?」 「何がさ?」 「神姫とは高性能な知性を持った玩具なのか・・・?身長15センチの人間なのか・・・?君が佐鳴武士に叩き付けた問いについて・・・だよ」 「・・・そういう話は川原さんとでもしてなよ。帰ろうか?エルギール」 主よりも遥かに派手な神姫を肩に乗せて去る少女を見ながら、皆川はいかにも意味ありげに不気味に微笑んで見せるのだった 剣は紅い花の誇り 前へ 次へ