約 3,227,379 件
https://w.atwiki.jp/gentoo64/pages/101.html
聖書 γραφή(グラフェー、単数)、γραφαῖς(グラファイス、複数)…書物。<原文では、「聖なる書物」(聖書)という言い方ではなく「書物」と書かれている。「聖句」を指す時も同じ語を用いる> γράμμα(グランマ)…文字,文書,学問。<テモテ第二3:15ではグラフェーでなくグランマの複数形が用いられる>。 γραφαῖς ἁγίαις(グラファイス・ハギアイス)…聖なる書物(複数)。<聖書を単に「書物」でなく、「聖なる書物」(聖書)と述べている箇所はローマ1:2のみ> 関連聖句 マタイ福音書 イエスは彼らに言われた、「あなたがたは、【書物】でまだ読んだことがないのか、『家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。これは主がなされたことで、わたしたちの目には不思議に見える』(マタイ21:42)。 イエスは答えて言われた、「あなたがたは【書物】も神の力も知らないから、思い違いをしている(マタイ22:29)。 しかし、それでは、こうならねばならないと書いてある【書物】は、どうして成就されようか」(マタイ26:54)。 しかし、すべてこうなったのは、預言者たちの【書】が、成就するためである」。そのとき、弟子たちは皆イエスを見捨てて逃げ去った(マタイ26:56)。 マルコ福音書 あなたがたは、この【書物】の句を読んだことがないのか。『家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。これは主がなされたことで、わたしたちの目には不思議に見える』」(マルコ12:10-11)。 イエスは言われた、「あなたがたがそんな思い違いをしているのは、【書物】も神の力も知らないからではないか(マルコ12:24)。 わたしは毎日あなたがたと一緒に宮にいて教えていたのに、わたしをつかまえはしなかった。しかし【書物】は成就されねばならない」(マルコ14:49)。 ルカ福音書 そこでイエスは、「この【聖句】は、あなたがたが耳にしたこの日に成就した」と説きはじめられた(ルカ4:21)。 こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、【書物】全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説きあかされた(ルカ24:27)。 彼らは互に言った、「道々お話しになったとき、また【書物】を説き明してくださったとき、お互の心が内に燃えたではないか」(ルカ24:32)。 それから彼らに対して言われた、「わたしが以前あなたがたと一緒にいた時分に話して聞かせた言葉は、こうであった。すなわち、モーセの律法と預言書と詩篇とに、わたしについて書いてあることは、必ずことごとく成就する」。そこでイエスは、【書物】を悟らせるために彼らの心を開いて 言われた、「こう、しるしてある。キリストは苦しみを受けて、三日目に死人の中からよみがえる。そして、その名によって罪のゆるしを得させる悔改めが、エルサレムからはじまって、もろもろの国民に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらの事の証人である。見よ、わたしの父が約束されたものを、あなたがたに贈る。だから、上から力を授けられるまでは、あなたがたは都にとどまっていなさい」(ルカ24:44-49)。 ヨハネ福音書 それで、イエスが死人の中からよみがえったとき、弟子たちはイエスがこう言われたことを思い出して、【書物】とイエスのこの言葉とを信じた(ヨハネ2:22)。 あなたがたは、【書物】の中に永遠の命があると思って調べているが、これらは、わたしについてあかしをするものである(ヨハネ5:39)。 わたしを信じる者は、【書物】に書いてあるとおり、その腹から生ける水が川となって流れ出るであろう」(ヨハネ7:38)。 ほかの人たちは「このかたはキリストである」と言い、また、ある人々は、「キリストはまさか、ガリラヤからは出てこないだろう。キリストは、ダビデの子孫から、またダビデのいたベツレヘムの村から出ると、【書物】に書いてあるではないか」と言った(ヨハネ7:41-42)。 神の言を託された人々が、神々といわれておるとすれば、(そして【書物】は廃棄されることがあり得ない) (ヨハネ10:35) あなたがた全部の者について、こう言っているのではない。わたしは自分が選んだ人たちを知っている。しかし、『わたしのパンを食べている者が、わたしにむかってそのかかとをあげた』とある【書物】は成就されなければならない(ヨハネ13:18)。 わたしが彼らと一緒にいた間は、あなたからいただいた御名によって彼らを守り、また保護してまいりました。彼らのうち、だれも滅びず、ただ滅びの子だけが滅びました。それは【書物】が成就するためでした(ヨハネ17:12)。 そこで彼らは互に言った、「それを裂かないで、だれのものになるか、くじを引こう」。これは、「彼らは互にわたしの上着を分け合い、わたしの衣をくじ引にした」という【書物】が成就するためで、兵卒たちはそのようにしたのである(ヨハネ19:24)。 そののち、イエスは今や万事が終ったことを知って、「わたしは、かわく」と言われた。それは、【書物】が全うされるためであった(ヨハネ19:28)。 これらのことが起ったのは、「その骨はくだかれないであろう」との【書物】が、成就するためである(ヨハネ19:36)。 また【書物】のほかのところに、「彼らは自分が刺し通した者を見るであろう」とある(ヨハネ19:37)。 しかし、彼らは死人のうちからイエスがよみがえるべきことをしるした【聖句】を、まだ悟っていなかった(ヨハネ20:9)。 使徒行伝 「兄弟たちよ、イエスを捕えた者たちの手びきになったユダについては、聖霊がダビデの口をとおして預言した【書物】は、成就しなければならなかった(使徒1:16)。 そこでピリポが駆けて行くと、預言者イザヤの書を読んでいるその人の声が聞えたので、「あなたは、読んでいることが、おわかりですか」と尋ねた。彼は「だれかが、手びきをしてくれなければ、どうしてわかりましょう」と答えた。そして、馬車に乗って一緒にすわるようにと、ピリポにすすめた。彼が読んでいた【書物】の箇所は、これであった、(使徒8:30-32) そこでピリポは口を開き、この【聖句】から説き起して、イエスのことを宣べ伝えた(使徒8:35)。 パウロは例によって、その会堂にはいって行って、三つの安息日にわたり、【書物】に基いて彼らと論じ、キリストは必ず苦難を受け、そして死人の中からよみがえるべきこと、また「わたしがあなたがたに伝えているこのイエスこそは、キリストである」とのことを、説明もし論証もした(使徒17:2-3)。 ここにいるユダヤ人はテサロニケの者たちよりも素直であって、心から教を受けいれ、果してそのとおりかどうかを知ろうとして、日々【書物】を調べていた(使徒17:11)。 さて、アレキサンデリヤ生れで、【書物】に精通し、しかも、雄弁なアポロというユダヤ人が、エペソにきた。この人は主の道に通じており、また、霊に燃えてイエスのことを詳しく語ったり教えたりしていたが、ただヨハネのバプテスマしか知っていなかった(使徒18:24-25)。 彼はイエスがキリストであることを、【書物】に基いて示し、公然と、ユダヤ人たちを激しい語調で論破したからである(使徒18:28)。 パウロ文書 この福音は、神が、預言者たちにより、【聖書】(γραφαῖς ἁγίαις=聖なる書物)の中で、あらかじめ約束されたものであって、(ローマ1:2) なぜなら、【書物】はなんと言っているか、「アブラハムは神を信じた。それによって、彼は義と認められた」とある(ローマ4:3)。 【書物】はパロにこう言っている、「わたしがあなたを立てたのは、この事のためである。すなわち、あなたによってわたしの力をあらわし、また、わたしの名が全世界に言いひろめられるためである」(ローマ9:17)。 【書物】は、「すべて彼を信じる者は、失望に終ることがない」と言っている(ローマ10:11)。 神は、あらかじめ知っておられたその民を、捨てることはされなかった。【書物】がエリヤについてなんと言っているか、あなたがたは知らないのか。すなわち、彼はイスラエルを神に訴えてこう言った(ローマ11:2)。 これまでに書かれた事がらは、すべてわたしたちの教のために書かれたのであって、それは【書物】の与える忍耐と慰めとによって、望みをいだかせるためである(ローマ15:4)。 願わくは、わたしの福音とイエス・キリストの宣教とにより、かつ、長き世々にわたって、隠されていたが、今やあらわされ、預言の【書】をとおして、永遠の神の命令に従い、信仰の従順に至らせるために、もろもろの国人に告げ知らされた奥義の啓示によって、あなたがたを力づけることのできるかた、(ローマ16:26-27) わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことであった。すなわちキリストが、【書物】に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、そして葬られたこと、【書物】に書いてあるとおり、三日目によみがえったこと、ケパに現れ、次に、十二人に現れたことである。(コリ一15:3-5) 【書物】は、神が異邦人を信仰によって義とされることを、あらかじめ知って、アブラハムに、「あなたによって、すべての国民は祝福されるであろう」との良い知らせを、予告したのである(ガラテア3:8)。 しかし、約束が、信じる人々にイエス・キリストに対する信仰によって与えられるために、【書物】はすべての人を罪の下に閉じ込めたのである。(ガラテア3:22) しかし、【書物】はなんと言っているか。「女奴隷とその子とを追い出せ。女奴隷の子は、自由の女の子と共に相続をしてはならない」とある(ガラテア4:30)。 【書物】は、「穀物をこなしている牛に、くつこをかけてはならない」また「働き人がその報酬を受けるのは当然である」と言っている。(テモテ第一5:18) また幼い時から、【諸文書】(γράμμα=文書(複))に親しみ、それが、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうるものであることを知っている。【書物】は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。それによって、神の人が、あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて、完全にととのえられた者になるのである。 (テモ二3:15-17) 公同書簡 しかし、もしあなたがたが、「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」という【書物】に従って、このきわめて尊い律法を守るならば、それは良いことである。(ヤコブ2:8) こうして、「アブラハムは神を信じた。それによって、彼は義と認められた」という【書物】が成就し、そして、彼は「神の友」と唱えられたのである(ヤコブ2:23)。 それとも、「神は、わたしたちの内に住まわせた霊を、ねたむほどに愛しておられる」と【書物】に書いてあるのは、むなしい言葉だと思うのか(ヤコブ4:5)。 生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。それによっておい育ち、救に入るようになるためである(ペテ一2:2)。 【書物】にこう書いてある、「見よ、わたしはシオンに、選ばれた尊い石、隅のかしら石を置く。それにより頼む者は、 決して、失望に終ることがない」(ペテ一2:6)。 【書物】の預言はすべて、個人的な解釈によってもたらされていないことを、まず第一に知るべきである。なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく、人々が聖霊に感じ、神によって語ったものだからである(ペテ二1:20,21)。 それは、聖なる預言者たちがあらかじめ語った言葉(旧約聖書)と、あなたがたの使徒たちが伝えた主なる救主の戒め(新約聖書)とを、思い出させるためである(ペテ二3:2)。 彼は、どの手紙にもこれらのことを述べている。その手紙の中には、ところどころ、わかりにくい箇所もあって、無学で心の定まらない者たちは、ほかの【書物】についてもしているように、無理な解釈をほどこして、自分の滅亡を招いている(ペテ二3:16)。 関連聖句2 以下は、γράμμα(グランマ、文字,文書,学問)が聖書(特にモーセの律法)に関連した意味で出てくる箇所の抜粋。テモテ第二3:15も含む。 しかし、モーセの【書】を信じないならば、どうしてわたしの言葉を信じるだろうか」(ヨハネ5:47)。 ると、ユダヤ人たちは驚いて言った、「この人は学んだこともないのに、どうして【文書(または学問)】を知っているのだろう」(ヨハネ7:15)。 かつ、生れながら無割礼の者であって律法を全うする者は、律法の【文字】と割礼とを持ちながら律法を犯しているあなたを、さばくのである(ローマ2:27)。 かえって、隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、また、【文字】によらず霊による心の割礼こそ割礼であって、そのほまれは人からではなく、神から来るのである(ローマ2:29)。 しかし今は、わたしたちをつないでいたものに対して死んだので、わたしたちは律法から解放され、その結果、古い【文字】によってではなく、新しい霊によって仕えているのである(ローマ7:6)。 神はわたしたちに力を与えて、新しい契約に仕える者とされたのである。それは、【文字】に仕える者ではなく、霊に仕える者である。【文字】は人を殺し、霊は人を生かす(コリ二3:6)。 もし石に彫りつけた【文字】による死の務が栄光のうちに行われ、そのためイスラエルの子らは、モーセの顔の消え去るべき栄光のゆえに、その顔を見つめることができなかったとすれば、(コリ二3:7) また幼い時から、【諸文書】(γράμμα)に親しみ、それが、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうるものであることを知っている。(テモテ第二3:15) まとめ 書物はキリストについて証している。 書物の中で、キリストについて預言している書には、モーセの律法、預言書、詩篇が含まれている。また弟子たちは書物全体と述べているから、旧約聖書正典の枠組みは当時(ヤムニア会議以前)すでにあったと考えられる。 書物にあることはすべて成就しなければならない。 書物に書かれてある事柄は廃棄されることはあり得ない。 イエスは書物を引用して論じ、書物が成就すべきことを示し、書物にあるご自分の預言を紐解かれた。それ故、イエスは書物を神の権威と認めていた。 イエスは学問を学んだことがないのに、文書に精通していた。 律法学者は書物の中に永遠の命(に至る知識)があると思っていたが、その書物にはキリストのことが証されており、そのキリストこそが永遠の命であったのに、彼らはそのキリストを認めなかった。 律法学者が曲解していたのは、実際は書物も神の力も知らなかったから。 パウロは書物に基づいてユダヤ人と論じ、書物にキリストについて書かれていることを解説した。 フィリポはエチオピアの宦官に書物(預言書)を解き明かした。 べレアの人々は伝道されたことが本当かどうかを確かめるために、日々書物を調べていた。 アポロは書物に精通しており、ユダヤ人に対して、書物に基づいてイエスがキリストであることを強い口調で論破した。 福音は、神が聖なる書物の中で予め定めていたもの。 書物は、クリスチャンがそれによって忍耐と慰めを得て希望を持つために書かれた。 書物の啓示の奥義は長らく隠されていたが、今や現された。 約束がキリストを信じる者に与えられる為に、書物はすべての人を罪の中に閉じ込めた(断罪した)。 諸文書はキリストへの信仰によって救いに至る知恵を与える。 書物はすべて神霊的なものである。 書物は人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益であり、それによって神の人は、あらゆる良い業を行えるように整えられる。 乳児のように純粋な霊の乳(聖書)を慕い求め、それによって成育して、救いに入るべき。 書物の預言はすべて個人的な解釈や人間の意志からは出ておらず、人が聖霊に導かれて神によって語ったもの。 書物には、聖なる預言者たちがあらかじめ語った言葉(旧約聖書)と、使徒たちが伝えた主なる救い主の戒め(新約聖書)がある。 パウロ文書や他の文書について、無学で心定まらない者たちは、無理な解釈をして身に滅びを招いている。 文字(モーセの律法)は人を罪に定めるので人を殺すが、霊は人を生かす。 クリスチャンは律法に対して死んだので、律法から解放された。それ故、古い文字ではなく、新しい霊に仕える。 無割礼でも律法を全うする人は、割礼を受けていても律法を守らない人を断罪する。 文字による割礼でなく、霊による心の割礼こそが真のユダヤ人の証である。 新しい契約は、文字に仕えること(律法契約)ではなく、霊に仕えること。
https://w.atwiki.jp/isekaiorirowa/pages/78.html
【名前】キコカ・ドシタン 【所属】現地人 【種族】魔族 【職業】カウンセラー 【外見】顔面や手足が鬼頭のちんぽ魔人。存在自体がちんぽな上にちんぽも丸出し。デカチン 【趣味】カウンセリング、性行為 【好きなもの】性行為、寝取り、簡単に股を開く女 【嫌いなもの】メンヘラビッチ 【性格】 どんな女のワガママな話にも付き合える度量が広い男。だがメンヘラビッチにはつい本音が出てしまう 【能力】 『どしたん?話聞こうか?』 悲しんでる女の気配を敏感に察知して「どしたん?話聞こうか?」と提案する。聞き上手な彼の手に掛かれば大抵の女は色々と吐き出し、最終的には股を開く。勇者には効果が薄いかもしれない 【詳細】 全身ちんぽのちんぽ魔人。非常に聞き上手で上手いこと性行為まで持ち込むヤリチン。 気持ち悪い見た目をしているが、精神が弱ってる女ばかり狙うのでそこまでデメリットになっていない。それだけ人の心の隙間に入り込むのが上手いとも言える。 大抵の話は我慢強く聞いてくれるが、メンヘラビッチの理不尽な愚痴には呆れて本音を隠しきれないのが弱点。過去の事例として「そっか……なんとかなるといいね」と言おうとするも「二度とさえずるんじゃねえぞ、シングルマザー予備軍の男子トイレ」という暴言を口にしてしまったこともある。 ヤリチンゆえに心の余裕もあり、男に対しても気さくに話し掛けてくれるいいやつ。見た目はキモいが友達は多い だが女のことは「話聞いとけばヤれる」と見下してる節がある
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/540.html
周りは先ほどまでのにぎやかな雰囲気も落ち着き、皆自分の時間を過ごしている。 しかし俺は何でか知らんが、エプロン身につけてあちこちを……あぁくそ、あまり料理食ってない。 それもこれも、向こうで手伝いをしている珊瑚に巻き込まれたせい。ちっくしょーっ、あの女のマスターさんに話しかけたかった! いつの間にかいないし!! 「くそぉ、珊瑚の奴……人のことこき使いやがって」 何なんだろうな、最近。どうも珊瑚がいじめてくるような感覚を覚えてしまう。 だがまぁ、昔のどこか他人行儀なのよりはいいのかもしれないけど。 「マスタぁー、はいっ」 「ん、何だ……お、ケーキか。取っておいてくれたのかー」 「うんっ」 皿とフォークを受け取り、さっそく一口……んーっ、黒曜石ちゃん天才! 「黒曜石お姉ちゃんのケーキ、おいしいよねー」 「あぁ、美味いな。さすがだよ」 といっても、褒める相手は現在台所だけどさ。 「そういや今何時……うわ、もうこんな時間かよ」 「そうねだいたいね~♪」 「……天河石、それ誰に教えてもらった?」 「置石お姉ちゃんっ」 何だ、置石ってサザン好きなのか……? まぁそれはどうでもいい。そろそろ帰らないといけないのではないか? 「なぁ天河石、眠くないか?」 「にゅ? そんなことないよぉ。ちょっとふわふわするだけー」 それを眠いっていうんだよ……ったく。 「そうか。じゃあそろそろ帰ろう。もう遅いぞ」 「えー、天河石まだいるぅ……んにゅ」 「人の肩で居眠りしようとしてる奴の言うことか……ほら、帰るぞ。サンタさんだってどこにプレゼント置けばいいか分からんだろうが」 「んー……サンタさん……くぅ」 ……ったく、寝ちまったか。 仕方ない、どうせ軽いしおぶって帰るか。 とりあえず床に寝かせておいて珊瑚を……そのまま寝させるわけにもいかないから、ジャケットぐらいはかけておくか。 「主、寒くないか?」 「平気」 とは言ったものの、実際かなり寒い。 冬空の下、俺はおぶった天河石にジャケットをかけてやったままだ。当然といえば当然。 「寒中の修行と思えばどーってこと……ぶぇっくしょいっ」 「ふふ、修行か。成果があるといいな」 「おう、そのうち夏着でランニングしてきてやる」 いや、ごめん。言っておいて何だが絶対嫌だ。 「そうか。じゃあそのときは某も付き合おう」 「いやいやいや、やらないから」 「何故だ? 寒さに強くなればいままでできなかったこともできるかもしれぬぞ。外でアイスを食べるとか」 「やらないしいらない」 「それは残念だ」 ったく、お前は冗談を言うキャラかと……。 「楽しかったか? 手伝いばかりしてた気がするけど」 「ああ、楽しかったぞ」 当然といわんばかりの反応。 「みんな笑っていたんだ、楽しくないはずないだろう」 「そんなモンか?」 「ああ、そんなものさ」 そう言って、珊瑚は笑って見せた。 なるほどな。笑うってことは、本当に楽しかったんだ。 「ふーん……んっ」 鼻先に当たる冷たい感触。 見上げてみると、空から小さな雪が降り始めていた。 「雪、か。珍しいな」 珊瑚が小さく呟く。 「積もりそうにはねぇけどな。あー、雪だるま作りてぇ」 「主にしては珍しいな、そんなことを言うとは」 「俺南の育ちだから雪珍しいんだよ」 「そうか。だがこれでは積もりそうにないな。朝には溶けてしまうだろう」 そうか、残念だな……。 「……また、降るさ。冬はまだ続く」 「それもそっか」 「そのときは天河石と三人で雪遊びができるといいな」 「あー、いいな。きっと天河石も喜ぶなぁ」 冬はまだ続く……か。 「さて、早く帰るぞ。俺寒くて死にそう」 「修行じゃなかったのか?」 「ちげーよ。あーさむ……」 のんきに背中で眠る天河石。 人が寒がっているのを笑顔で見つめてくる珊瑚。 そしてくしゃみを空高く響かせる、騒音公害な俺。 ……そんな生活も、まだ続いていく。 次の日も、その次も、来年のクリスマスも。 「帰ったら温かい飲み物を入れよう。主、何がいい?」 「甘いココア」 「本当に甘い物が好きになったんだな。分かった、とびきり甘いのを用意しよう」 「おう」 その言葉に、寒さで固まりそうな俺の足取りも軽くなる。 早く帰ろう。そんでもって風呂に入ってプレゼント用意して寝る。それで今日は終了。 ほんの少し、欠伸が漏れた。
https://w.atwiki.jp/ml-story/pages/303.html
プラチナスターシアター ~創造は始まりの風を連れて~第1話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 旅立ち 第2話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 冒険へ 第3話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 妖精郷 第4話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 死闘 第5話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 玉座へ 第6話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 決戦 MV(並び順) エピローグ リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 伝説へ 楽曲 その他イベント開催期間 ユニット発足の経緯 ドラマテーマ:剣と魔法のファンタジー 小ネタ 前後のイベントコミュ プラチナスターシアター ~創造は始まりの風を連れて~ 第1話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 旅立ち ミリオネージュ大陸で暮らす普通の女の子、 百合子は、15歳の誕生日、妖精の星梨花と 出会い勇者リリィ・ナイトとなる。魔王から 世界を救うため、旅立つ百合子達。そして、 その動きを察した魔王も動き始めた……。 七尾百合子、天空橋朋花、箱崎星梨花、松田亜利沙 第2話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 冒険へ まずは装備を整えるため、星梨花と共に隣の 村を訪れた百合子。難しい言葉を使う村人に 案内され、武器屋や、村人の家を巡る。 タンスの中からアイテムをゲットしたふたりは、 いよいよ本格的に魔王討伐の旅に出発。 七尾百合子、箱崎星梨花、ロコ 第3話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 妖精郷 海を、谷を、山を、そして遥かな空を超え、 たそがれの妖精郷へとたどり着いた勇者達。 妖精の両親と再会した星梨花は、少しセンチ メンタルになってしまうが、そんな気持ちを 振り払い、遂に魔王城へと向かった。 七尾百合子、箱崎星梨花、ロコ 第4話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 死闘 洞窟を抜け、地下迷宮の第一関門にやって来た 百合子達。立ちはだかる四天王・亜利沙に 戦いを挑むが、秘奥義を受けピンチに…… その時、星梨花が妖精の衣で奥義を受け止め、 形勢逆転。次の関門へ進むのだった。 七尾百合子、天空橋朋花、箱崎星梨花、松田亜利沙、ロコ 第5話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 玉座へ アイテムで体力を回復し、次なる関門に挑む 百合子と星梨花。第二の四天王・亜利沙改と 第三の四天王、真・亜利沙を瞬く間に倒し、 第四の四天王も名乗る前に撃破。全ての関門 を抜けた先には、魔王・朋花の姿があった。 七尾百合子、天空橋朋花、箱崎星梨花、松田亜利沙 第6話 リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 決戦 世界を救うため、いよいよ魔王・朋花との 決戦に臨む百合子。剣を破壊され劣勢に追い 込まれるが、みんなから受け継いだ想いを支えに 奮い立ち、朋花に王手をかける。とどめの 一撃が放たれる寸前、制止の声が飛んだ! 七尾百合子、天空橋朋花、箱崎星梨花、松田亜利沙、ロコ MV(並び順) 松田亜利沙、ロコ、七尾百合子、箱崎星梨花、天空橋朋花 エピローグ リリィ・クエスト ~天空の子豚~ 伝説へ 百合子を止めたのは、亜利沙だった。朋花は 悪い魔王じゃないと説明され、真実を知った 百合子は、朋花と和解。世界には平和が 訪れた……。応援上映が終わり、百合子達は 気合いを入れて舞台挨拶へと向かうのだった。 七尾百合子、天空橋朋花、箱崎星梨花、松田亜利沙、ロコ 楽曲 創造は始まりの風を連れて(ニコニコ大百科(仮)へ飛びます) その他 イベント開催期間 2021年4月2日~2021年4月9日 ユニット発足の経緯 今回は映画『リリィ・ナイトと天空の騎士団』の 応援上映をする場面から始まり、どのような経緯で 役の選抜をされたかについては、ミリシタコミュ内では 詳しくは語られていない。 (プロローグより) ドラマテーマ:剣と魔法のファンタジー ドラマ『リリィ・ナイトと天空の騎士団』主要人物 役名 アイドル名 役柄 百合子 七尾百合子 勇者役 朋花 天空橋朋花 魔王役 星梨花 箱崎星梨花 妖精役 亜利沙 松田亜利沙 四天王役 ロコ ロコ 村人A役 ※THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES 01より 小ネタ 前後のイベントコミュ 前:ユニットオフショット Vol.1 次:ABSOLUTE RUN!!!(ストロベリーポップムーン) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hikoushiki/pages/57.html
+日本島の発見 日本島の発見 十三世紀末、元の世祖フビライに仕えたイタリア人マルコ・ポーロは、その著『東方見聞録』の中で「黄金の国」ジパングを紹介した。それまで名前も知られていなかった日本国の存在が、ヨーロッパ人のあいだにはじめて伝えられたものである。 それから十六世紀まで、西欧諸国は活発な探検航海と植民貿易により近世世界への道を急速に進んで行った。1498年にはバスコ・ダ・ガマの船団がインドのカリカットに到着し、東方新航路が開拓された。1492年には、大西洋を横断したコロンブスによってアメリカ大陸も発見された。1521年にはマゼランがフィリピン群島に到着。そうして天文年間、いよいよ日本島はポルトガル人によって発見されるのである。 日本の発見は、ただちに鉄砲の伝来と結びついている。後年「種子島」と呼ばれたこの新兵器は、瞬く間に戦国争覇の世へ流通し製作されるようになった。そうして織田信長が武田軍の騎馬隊を打ち破った長篠の合戦に象徴されるような、戦術上の一大革命を引き起こしたのである。軍事技術上の改革も多々施された。信長による鉄艦の建造もそのひとつである。鉄砲防御のため船に鉄板を採用し、大砲を搭載したことは、当時としては画期的な改善であった。 鉄砲の伝来に遅れること六年、もうひとつポルトガル人によってもたらされた日本史上極めて意義の深いものがある。キリスト教である。1549年8月15日、聖母マリア被昇天の大祝日、イエズス会設立者の一人フランシスコ・ザビエルが、東方布教の熱意に燃えて鹿児島湾に到着した。彼はさっそく九州を中心に伝道をはじめたが、その成果は一進一退であった。また彼の希望は日本の主権者に会い、その許可を得て公然と全国に布教することであったが、折しも京都は応仁の乱で荒れ果てて、天皇は既にまったく無力であった。大々的な布教の目処は立たず、ザビエルは日本滞在二年三ヶ月にしてインドに立つ。その後は残ったトルレスらが布教に尽力し、領内反対派と仏教徒による弾圧の中、キリシタン宗はじわじわと拡大・発展していった。 日本におけるキリシタン宗の伝道は、基本的にポルトガル船の貿易に追随して、貿易港を中心に移動・発展した。ときには宣教師が商人と連絡して、布教に好意を向けない地方には貿易船の渡航をしないよう働きかけている。そのため一般諸侯はキリシタン宗を受け入れ伝道を許可することによって、広く貴重な海外物産を搭載するポルトガル船との貿易を図ったのである。貿易統制の本拠ゴアのインド副王や、イエズス会の司教などに使節を派遣したり、進物を贈ったりするものも少なくなかった。新宗教の保護と貿易の発展はいまだ不可分の関係にあったのである。 (Shiraha) +長崎開港 長崎開港 幕末開港以来、昭和年代のはじめまで、生糸や絹織物は日本の主要輸出品であったが、江戸時代の中頃までは、生糸はむしろ日本の主要な輸入品であった。輸入先の産地は中国である。しかし日・明両国のあいだは倭寇の活躍によって、長らく通行貿易関係が途絶えていた。その間隙に目をつけて商権を拡大したのがポルトガル人である。 彼らはゴアから積んできたヨーロッパの銀貨やオリーブ油、葡萄酒、香辛料などを、マカオで生糸に積み換えて日本の港にやってきた。船が碇泊すると、たちまち待ち構えていた地元の有力商人や遠く近畿から潜り込んだ商人たちが取引を始める。対価は銀で支払われた。その額は極めて膨大で、ポルトガル人による日本貿易の中心は、いまやまったく中国の生糸と日本の銀の交易となったのである。 それでも全ての交易が順風満帆とはいかない。貿易はつねにイエズス会の布教と繋がりを持っていたため、特にキリシタン宗へ好意を持たない大名の領地では度々問題にぶつかった。そんな中、交易のための安住地を求めて宣教師ベルシオール・デ・フィゲレイドが発見した港こそ、以後日本の対外交通交易の窓口として繁栄を辿る良港、長崎である。 長崎湾内はどこも水深が深く、湾岸三方は高峻な岳に囲まれている。湾口の外には島が点在し、風波は完全に遮られていた。マカオ・長崎ルートは、アジア貿易で最短にして確実かつ利益のあがる貿易路線となった。交易を求めて、あるいはキリシタン迫害から逃れて、近隣各地から移り住んでくる人々によって街は繁昌した。 カブラルらの宣教師は、このような長崎を中心根拠地として布教活動を進めた。その成績は大変良好で、布教半年のあいだに信仰に加わった者は二万人にも上ったと言われている。やがて領主大村純忠は、この繁栄する長崎が龍造寺や島津らの攻略にさらされるのを恐れて、急ぎこの地をイエズス会に寄進した。長崎は教会領となり、イエズス会の本部サンタ・マリア天主堂などが建立され、いよいよ西日本における布教と貿易の中心となったのである。 キリシタン宗が最初から各地で仏教徒ら激しい抵抗を受けたにも関わらず、伝来後わずか三十年で広く多数の信者を獲得したことには、社会事情や布教方法などひとくちには言い難い様々な要因が関係している。しかしなによりもまず対立宗教である仏教が、当時諸宗分裂して互いに抗争をつづけていた点は大きい。仏僧は教義を忘れて腐敗・堕落し、戦国大名と変わらず現世的勢力の獲得に狂奔していた。キリシタン宗は巧みにこの弱点をついたのである。くわえて次々と来朝した宣教師の人格や学識、熱意にも特筆すべきものがあった。 信長もまた自身が手を焼いてきた仏教徒への反感から、絶えず宣教師を厚遇していた。言わば反対勢力を抑えるための牽制手段として、キリシタン保護を用いたのである。信長はキリシタン宗を積極的に利用しつつ、彼らのために便宜を図ってやった。このような政治的な互恵関係が築かれていたことも、キリシタン宗の拡大に充分寄与している。 多くの好条件に恵まれて、キリシタン宗の勢力は大いに発展した。1582年、その興隆の象徴として、九州三大名のローマ遣使が決行された。その正使は二人の少年貴族である。教皇グレゴリオ十三世はこの使節を非常に歓迎し、イエズス会はその多年の努力を認められて正式に日本布教の特権を与えられた。遣使は大成功であった。 しかし使節一行が出発してからわずか半年のあいだに、日本国内では恐るべき変化が起こっていたのである。本能寺の変により信長というもっとも有力な保護者が没し、使節を派遣した大村純忠も死去した。そして1587年6月、秀吉が唐突に伴天連追放令を出したのである。 (Shiraha) +伴天連追放令 伴天連追放令 キリスト教布教活動も、信長に変わって秀吉が政権の座につくと変転を余儀なくされる。秀吉の九州征伐の直後、突如として伴天連追放令が発布され、弾圧が始まったのである。この問題は当時の二本の倫理観念とキリスト教での倫理観念の矛盾もはらみ、また九州征伐終了によってキリシタン大名の協力が不必要になったことも理由に挙げられるだろう。また畿内に向けられたその文章には南蛮人の来航・通商の禁止はなく、あくまでバテレンを追放することが明記されていた。キリスト教については、他宗派への不寛容を譴責している。 九州に向けて発布された別の文章によれば、キリスト教が、一向宗同様に封建体制を否定することに対する反発もあった。仏教的には禁止される食用家畜の屠殺や、当時広く行われた日本人奴隷の売買も禁止されていた。 しかし伴天連追放令はこれに留まらぬ理由を持っていたといえる。九州征伐時、イエズス会は長崎に直轄領を持っていたが、これを秀吉は没収している。ちょうどこのころ、土佐に来航したフェリペ号の船員が、キリスト教布教をスペインの植民地拡大の方法だ、と暴露する事件もあった。それゆえ、秀吉はキリスト教布教をスペインポルトガルの侵略活動の一環とみなし、バテレン追放を行ったともいう。 フェリペ号の船員の暴露によって、キリスト教への態度が強固になった秀吉は、宣教師や日本人の信者を捉えると長崎にて処刑し、見せしめとした。この26聖人殉教の知らせに、マニラ総督は秀吉に使者を送って寛恕を求めるも、秀吉はこれを拒絶している。 (Spheniscidae) +強硬外交のうらおもて 強硬外交のうらおもて 関東の北条氏が降るや、秀吉は本格的に威嚇外交を推し進める。これまで大名ごとに行っていた外交を秀吉政権のもとに集約してゆく。琉球に対しては、朝貢や明と日本の国交回復斡旋を求め、スペインのマニラ総督に対しても貿易推進とキリシタン禁令を強く申し渡している。 このころ、マニラは中国と日本の貿易中継地として重要度を増していた。それゆえ、日本側ではマニラ遠征の計画も立てられるほどであり、同じように台湾出兵計画も存在していた。このような意を伝えながら、南方に対して日本へ服従するように強く求めているのである。これに対し、台湾を治める明は軍勢を派遣しており、マニラのスペイン総督も警戒を非常に強めている。 一方で秀吉は、南蛮交易は相変わらず推進しており、長崎を直轄として貿易の統制を行っていた。また海賊停止令を発布して横行する海賊を次々と捉え、海上の治安の安定を図っている。 このころ、秀吉は需要の大きかった金・生糸などの買占めを行い、莫大な収益を握っている。フィリピンの民芸品であり、茶室に重宝されたルソン壺や朝鮮出兵で需要の見込まれた銃弾用の鉛についても、交易へと積極的に干渉した。 (Spheniscidae) +家康の経済外交 家康の経済外交 秀吉が諸外国に強硬的な姿勢を見せたのに対し、家康は親善関係を結ぼうと努めた。フィリピン政庁からの使節で、ひそかに布教を行っていたジェロニモ・デ・ジェススが捕えられた際も、これを殺すことなくフィリピンとの外交の足がかりにした。さらにフィリピンからの渡航を薩摩の海賊が妨害していることの連絡を受けて、これを罰することさえした。 それでもなお、布教については拒絶の意をはっきり示した。キリシタン禁圧の政策が廃止されたわけではなかった。家康の目的はあくまで貿易の奨励であった。家康は 朱印状 を発行することで貿易の保護をおこなった。 慶長五年(1600)、リーフデ号という黒船が九州の東北に漂着した。この船はオランダが東洋貿易に派遣したうちの一隻であった。そのころ大阪に来ていた家康は、これを聞くと即座に代表者を招いた。家康はポルトガル語通訳を介して、諸外国の情勢を熱心に尋ねた。ポルトガル商人、イエズス会などの在日カトリック勢力はプロテスタント勢力であるリーフデ号の漂着を恐れ、家康に彼らを即刻死刑にすべきであると提言した。しかし、家康にとっては宗派の違いより貿易によって利益をあげることの方が重要であったので、この提言を聞き入れることはなかった。家康はリーフデ号の船員のうち、特にイギリス人アダムズを厚遇した。アダムズは相州三浦郡の逸見(横須賀市)に二百五十石を与えられた。これはいまだかつて外国人には与えられたことのないほどの優遇であるとアダムスは自負していた。 慶長十四年(1609)、オランダに朱印状が与えられた。オランダとは自由に貿易をおこなっていいという内容である。ポルトガル商人やイエズス会の恐れた自体がまさに起こった。彼らは貿易が盛り上がりを見せぬうちに、オランダの海賊行為を幕府に訴えた。オランダはイスパニアから独立を宣言し、イスパニアから貿易路を断ち切られたので、新たな貿易先としてアジアを目指すようになった。先にアジアでの貿易を行っていたポルトガル勢力とたびたび衝突したというのも、オランダとポルトガルの対立の一因となっている。 家康の外交のおかげで、長崎や平戸の港はヨーロッパの商船でにぎわうようになった。だが家康が切望したのは明との貿易であった。家康は政権を得るとともに、即座に日明関係の修復に乗り出した。そのためにまず隣国である朝鮮との外交を回復する必要がある。 慶長の役 の後、日本軍の撤退が始まると、すぐに家康は対馬の宗氏を通じて朝鮮との交渉を始めた。当初に交わした文書では日明貿易に関する記述は伏せ、慎重な交渉が行われた。同時に琉球を通じて明に近づく手も打っていたが、琉球は朝鮮にまさる堅物であり、話を聞き入れようともしない。島津家久が幕府の許可を得て琉球に遠征し、 勘合貿易 の復活を琉球から明に要求させたが、明にいぶかしがられ成功しなかった。家康はこの他に、直接明国との交渉にも努め、捕虜の送還、使者の派遣などを行ったが、これも明に疑われ逆効果となった。 結局正式な日明貿易は復活しなかったが、明からの貿易船自体はぽつぽつと現れ始めていた。家康はこれを歓迎し、朱印状を与え、争いの時も明側に有利な判断をさせるようにした。そのおかげもあり、寛永二十年(1624)には九十隻もの明の貿易船が来航した。 (Jiyu) +生糸を取引きする将軍 生糸を取引きする将軍 家康は将軍宣下を受けると共に奉行の入れ替えを行った。人的関係から貿易港長崎の管理を強化したのだ。貿易重視のこの政策は、秀吉が行ったそれの踏襲である。そのころマカオから生糸を積んだ貿易船が長崎に入港した。このころはまだ貿易の手続きも整っておらず、また飢饉に悩まされていたので、輸入品の生糸はなかなか買い手がつかなかった。 その後、ポルトガル船はまた多量の生糸を積んで来航し、廉価でこれを売り出した。幕府はこれを受け、正式に生糸に関する取引法を作成することにした。 糸割符法 の起源である。取引の方法はこうである。まず幕府が京・堺・長崎など三都市の商人に命じて結成させた貿易商人グループを組む。グループはそのときどきの適正価格で生糸を全部一括で買い取る。その後一般商品の取引を公開し、ついで生糸を国内各地に配分・販売するのである。この方式では、しばしば買主のグループ側に買い叩かれるので、売主であるポルトガル側との悶着の種となることがしばしばあった。 幕府はこのグループとは別に、その権威を利用して大量の生糸を売値の五割ないし七割で買い占めていた。幕府による生糸の買占めは何度も行われ、市場価格や販売許可も幕命で定められていたので、ときには一般商人の取引の一切が差しとめられ、幕府の専売となることもあった。 秀吉は黒船の貿易保護を積極的に図り、金・銀・生糸などの重要商品の買占めを図った。徳川の世ではさらにこの傾向が促進され、金山・銀山からの上納、大名や社寺からの寄進、そして貿易によって家康は莫大な金銀を蓄財した。家康の遺産は昭和41年時点で二億ドル(現在の貨幣価値で720億円)ともいわれた。まさに慶長の怪物である。 (Jiyu) +キリシタン禁令 キリシタン禁令 マカオで有馬晴信の朱印船が襲撃されるという事件が起こった。経緯はこうである。まずマカオで晴信の朱印船の船員が暴力を働いた。これに対してマカオ当局が動き、六十人余りが銃殺されて鎮圧する。その後マカオ総督アンドレ・ペッソアは使者を駿府に送り、日本人のマカオ渡航を禁ずることを家康に願い出る。日本人に直接支那人の生糸を買われてはポルトガル人の商売の邪魔になるというのが実際の理由であろう。家康はこれを受け、朱印状を発行する。晴信は怒り収まらず、家康の許可を得てペッソアを召喚し、事実を確認しようとした。ペッソアはこれに応ぜず、マードレ・デ・デウス号という船で逃走を試みるが、晴信らは兵船を繰り出してこれを砲撃。もはやこれまでと考えたペッソアは火薬庫に火を点じてデウス号ごと自爆する。この商船には生糸が積まれており、これにより京阪で糸値が二倍に跳ね上がったと言われている。 この事件の影響はその後も残った。老中本田上野介正純の 与力 岡本大八が、家康が晴信に対して恩賞として旧領肥前の三都を元通り領地替えしてやるつもりがあると告げたのである。晴信はたいそう喜び、大八に多額の金銭を送って斡旋を頼んだ。しかしその後詐欺がバレてしまい、大八は牢にぶち込まれる。大八はこれを恨み、晴信がデウス号の焼き討ちの際に、奉行長谷川左兵衛から攻撃が手ぬるいといわれたのに憤り、彼を毒殺しようとしたことを牢中で訴えた。こうして大八は火あぶり、晴信は流刑の末死を命じられた。 晴信も大八もキリスト教徒であった。家康の側近にも信者が数多く露見し、信仰をかたくなに守ったので、いずれも改易・島流しとなった。その中には人望厚いものもあった。家康がもともと持っていたキリスト教は危険ではないかという疑念が、ここで確信に変わった。家康は大八処刑の機会を利用して、キリシタンに対する激しい迫害を行った。秀吉の死以降、家康は貿易の利を得るために宗教に大しては宥和政策を採ってきた。そのためキリシタンは小康状態にあったのだが、このときそれが打ち破られたのである。 これと併せて、オランダ・イギリス両国民は、貿易の利益を独占するために競争者カトリックを排撃しようとあらゆる讒言を行った。ポルトガル商船もこれに対抗して讒言を行った。 国内が安定し、ようやく対外政策を行える余裕ができた家康は、さっそくキリシタン弾圧の政策をとりはじめた。利のために宗教と貿易を分離を声明していたが、宣教師は潜入してくるのでこれだけではなまぬるい。まず江戸・大阪・京・長崎に置いて会堂を墓石、布教を禁止し、宣教師を追放した。この政策に関しては、家康の外交顧問格のイギリス人ウィリアム・アダムスが裏で糸をひいていたとも言われている。 (Jiyu) +朱印船の貿易 朱印船の貿易 江戸時代初期、朱印状によって海外交易を認められた船を朱印船という。この制度は、秀吉が海賊や私貿易船との区別を行うためのものであった。家康の代となると、朱印状を持たぬ貿易の禁止が各国に通告され、朱印状は珍重されることとなった。この朱印状の交付は幕府の重臣の紹介状を元に禅僧によって書かれたものであった。そしてこの朱印状を拝領して朱印船を運行するのは、有力大名や有力商人、女性や在日の外国人であった。彼らが資本家となり、船頭を雇って実際に渡航させた。またこの際航海士として外国人を雇うこともあった。 このような貿易に目をつけた人物に亀井茲矩がいる。茲矩は官途として琉球守・台州守を名乗るなど海外へと目を向け、朱印船の派遣も行っている。 ヨーロッパ式の造船技術も取り入れ、当時の日本は造船技術も誇るものをもっており、フィリピン総督より発注を受けるようにもなっている。 この朱印船は各地で交易を行ったが、これはヨーロッパ側にとっては商売敵であるといえた。それゆえ、朱印船の記録はヨーロッパ側に多く残っており、結果としてどのような活動をしているかと言うことが詳しくわかる。また中国船の貿易もこのころ活発となっており、その結果としてヨーロッパ勢力の価値は既に低下しつつあったのである。 この当時、日本では非常に多くの銀が産出していた。この時代には世界に出回る銀の3割ほどが日本の銀であった。つまり日本は銀供給国として大きなウエイトを占めており、それゆえ日本との交易を開拓・推進しようと各国がしのぎを削ったのである。 (Spheniscidae)
https://w.atwiki.jp/urasettei/pages/14.html
1 :本当にあった怖い名無し:2008/02/29(金) 19 34 15 ID eYXdSYgs0 サザエはフネの子じゃあない
https://w.atwiki.jp/matome3435/pages/1808.html
ロクシタンカフェ 2008年9月2日 (火) DoCoMo SH903i 2008/09/02 15 01 54 ロクシタンカフェのロクシタンスープ。 固形物はないのですが、ブイヤベース風の優しいお味。ガーリックバターが塗られたパンもとっても美味しい。 ドリンクは、この季節だけの収穫したての爽やかな香り豊かなフレッシュヴァーベナがたっぷり入った「フレッシュヴァーベナスプラッシュ」。 すっきりソーダ仕立ての冷たいハーブティです。 ヴァーベナソルベと厚切りレモンが何枚も。 残暑厳しい夏に疲れた心身がホッとします。 おいしい出来事 かなえキッチン : ごはん日記 2008年09月
https://w.atwiki.jp/trinity_kristo/pages/300.html
一覧 略名 和名 Name Date KJV 欽定訳 King James Version 1611 標準訳として長く用いられる RV (英国)改訂訳 (English) Revised Version 1884 主としてイギリスでの改訳 ASV アメリカ標準訳 American Standard Version 1901 RVのアメリカ版 WNT Weymouth New Testament 1903 新約聖書のみ BBE BIble in Basic English 1949 850の基本単語を使って訳された NWT 新世界訳 New World Translation 1950 エホバの証人による翻訳、1971年脚注改訂版 RSV 改訂標準訳 Revised Standard Version 1952 ASVの本格改版 TJB エルサレム聖書 The Jerusalem Bible 1966 カトリック系、フランス語からの重訳 NEB 新英語聖書 New English Bible 1970 英国プロテスタント諸教会が協力して訳したRVの改版 NAB 新アメリカ聖書 New American Bible 1970 カトリックによる翻訳 NASB 新アメリカ標準聖書 New American Standard Bible 1971 TLB リビング・バイブル The Living Bible 1971 徹底した意訳 GNB 現代英語訳 1976 NIV 新国際訳 New International Version 1978 ファンダメンタリズム・福音主義教会による翻訳、1996年に包括用語版 NKJV 新欽定訳 New King James Version 1979 現代語を用いたKJVの改訂版 NJB 新エルサレム聖書 New Jerusalem Bible 1985 TJBの改版 REB 改訂英語聖書 Revised English Bible 1989 NEBの改版、カトリックが参加 NRSV 新改訂標準訳 New Revised Standard Version 1989 RSVの改版、カトリック・正教会が参加 TEV Today's English Version 1989 聖書協会訳、意訳を用いる GNT Good News Translation Bible 1989 TEVのタイトルを変えたもの。内容は同じ CEV Contemporary English Version 1991 子どもなどに配慮し、平易な英語訳 OSB Orthodox Study Bible 1993 東方正教会訳注解聖書 CEB Contemporary English Bible 1995 ユダヤ教差別是正、意訳を用いる NLT New Living Translation 1996 意訳もあるが、比較的正確で読みやすい WEB 世界英語聖書 World English Bible 2000 ESV 英文標準訳 English Standard Version 2001 改訂標準訳(RSV)の改訂版 MSG メッセージ The Message 2002 徹底した意訳 HCSB Holman Christian Standard Bible 2004 NABRE 新アメリカ聖書改訂版 New American Bible Revised Edition 2011 CEB コモン英語訳聖書 Common English Bible 2011 さらに平易な英語で VOICE The Voice 2012 分類 翻訳の系統 翻訳の正確性(横軸)と読みやすさ(縦軸) 翻訳のベース 人気のある翻訳 KJV系統 King James Bible (King James Version of the Bible) (KJV, 欽定訳) (BiblbGateway) 国王の命令によって翻訳された聖書である。複数あるが、単に「欽定訳」と言った場合は、とくに「ジェイムズ王訳」(King James VersionあるいはAuthorized Version)として名高い、1611年刊行の英訳聖書を指す。 イングランド王ジェームズ1世がイングランド国教会の典礼で用いるための聖書の標準訳を求め、王の命令で翻訳されたためにこの名がある。欽定訳は19世紀末に至るまでイングランド国教会で用いられた唯一の公式英訳聖書である。また、日本における文語訳聖書のように、荘厳で格調高い文体から、口語訳の普及した現在も多くの愛読者を保ち続けている。 ヘブライ語およびギリシア語原典から訳したと序文にはあるが、実際にはウィリアム・ティンダルら先行する英語翻訳にかなりの部分で依拠していることが指摘されている。 なお、現在欽定訳聖書として市場に出回っているものの多くは、1769年に綴りなどが修正されたもので、オリジナルではない。 New King James Bible (NKJV, 新欽定訳) 鑑定訳(KJV)の古い表現を改めたもの。 ERV系統 English Standard Version of the Bible (ESV) NIVには若干解釈が入っているとも言われるが、こちらはかなり原文に忠実とされる。ASV(1901年)、RSV(1946年)を前身としている。 New Revised Standard Version (NRSV) これもRSV(1946年)を前身としている。 American Standard Version (ASV) New American Standard Bible (NASB) その他 New Internal Version of the Bible (NIV, 新国際訳) かなり広く一般的に読まれている聖書で、英語の標準的聖書と言ってよい。 New Living Translation (NLT) 比較的平易な英語で書かれている。 New American Bible (NAB) カトリックの聖書である。 Holman Christian Standard Bible (HCSB) The Voice (VOICE) The Message (MSG) The Living Bible (TLB) これは、欧米の子供たちにもわかる英語を目指したものだが、解説調なので、聖書の本文を解釈・説明した部分が多く、聖書と呼べるかどうかは疑問もある。他国語訳のリビング・バイブルは基本的に英語版からの重訳となり、日本語訳(JLB)もその一つである。 New Jerusalem Bible (新エルサレム聖書, NJB) カトリックの聖書である。これはフランス語で最初に1954年に登場し、1973年に改訂された。その豊富でありながら簡素な脚注と器具はプロテスタントとカトリック双方の読者の尊敬を勝ち得ている。この翻訳はフランス語からの重訳が多数なされている。その中でも英語版エルサレム聖書 "The Jerusalem Bible" (1966) は、オリジナルであるフランス語版が1973年に改訂したのをうけ、1985年に "New Jerusalem Bible (NJB, 新エルサレム聖書)" に改訂されている。 https //ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%A8%B3%E8%81%96%E6%9B%B8 http //park10.wakwak.com/~ebible/bsrch/engbib/englishbible.html http //www.biblestudytools.com/ http //biblehouse.jp/?mode=f16 https //directors.tfionline.com/ja/post/which-bible-translation_ja/ http //www.sacred-texts.com/bib/kjv/index.htm
https://w.atwiki.jp/akkey/pages/6.html
今回紹介する本は、「世界一読みたかったお金の聖書」です。 作者はザビエル、監修はラーニングエッジ株式会社が行っています。 2005年度にPHP研究所より出版されています。 ■ 日本人のおよそ50人に1人が1億円以上のお金を持っています。 この現実を前にすると、お金持ちになることは、そんなに難しいことではありません。 仮に、あなたが大学を出ていれば、「大学を卒業することくらいたいしたことではない」と感じるかも知れません。 同じように、1億円を持っている人は「1億円持つことくらいたいしたことではない」と思っているのです。 日本人の50人に1人は1億円以上のお金を持っているのです。 お金を増やすノウハウ本をしっかり読んで、実践しさえすれば5年後にはそれなりに裕福になっているのです。 5年間という期間をどのように感じるかは人それぞれです。 しかし、社会人になり毎月給料が振り込まれながらも、「常に何かが足りない」という生活を今後数十年に渡って続けることよりも、5年間だけがんばってみるほうが良いのではないでしょうか? ■大富豪のダイヤモンド お金持ちは お金持ちになる為には次の3つのことを 1お金を貯める 2お金を作る、増やす 3お金について学ぶ、脇を固める ■与える人 どうしてこんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろう お金を貯める理由は人それぞれです。 人生で何を求めているかというと、お金そのものではなく、お金をたくさん持っているという「感情」と通帳に載っている数値という「データ」なのです。 人によってその人の持つ『感情』は違うし、その人の現状を表す『データ』も違います。 生活をシンプルに自動化すれば、勝手にお金が貯まる お金に対するネガティブな感情(特に自分にはお金がない)は毎朝トイレでお札でお尻を拭いているようなもの お金はデータなのだから、処理をすればよい 自分の感情をうまくコントロールし、自動的なデータ処理を簡単に行う為 ⇒感情に流されることなく、事務処理としてお金を扱うことができる。 ある程度の目標を達成すると「もういいだろう」「不安だから投資はそろそろやめよう」といた感情に負けて「データ」を増やすことを辞め、お金を急に使い始めてしまう。 寄付をすることで「与える側」の感情を手に入れる 感情の豊かさを得ることができる。 お金を手放す感覚をつかむことで、本当にお金にゆとりのある自分になれる。 お金を増やす能力のある人は、お金を手放すのがとっても苦手。 比較や値引き交渉に必死 心にゆとりを持つことが大切 『収入』を増やすことばかり考えています。 しかし、お金持ちになる人は『資産』を増やすことばかりを考えています お金持ちは、投資をします。 まだ、お金持ちでなければ、労働して貢献しましょう。 この二つのことを守ることで資産が貯まり、お金を貯め、そして再投資することで お金がないときは、労働して「貢献」を提供すれば、お金の心配をする必要がありません。 お金があるときは、投資して「お金」を提供すれば、お金の心配をする必要がありません。 ポジティブシンキングの習慣を身につけることが お金を創りお金を増やすことの 自分に対する自信や「人格」、「能力」を向上させる為に学び続ける必要がある 労働を提供して トータルでプラスであれば良い 重要なのは、『お金をいくら稼ぐかではなく』、『手元にいくら残しておけるか』 生涯学習 人間は生涯学習しなくては、自らを殺してしまう。 「自然界を見ればよくわかる。生命体には二つの状態しかない。成長しているか、死につつあるか。このどちらかなんだよ」 今回のサマリーはいかがでしたでしょうか? 選択肢 投票 すごく良かった (2) まあまあ (1) ちょっと違うかな (1) 駄目やり直し (1)
https://w.atwiki.jp/infinityclock/pages/247.html
昼休み。それは中学生の学園生活において最も楽しみな時間と称して構わないだろう。 一番長い休み時間に机をくっつけて漫談を交わしながら一緒に食事を取り、食べ終わればそのまま話続けたり、体育館に行って遊ぶ子もいるはずだ。 だが、午前のサーヴァント襲撃により臨時下校が行われ本来ならば少年少女が遊んでいるであろう校庭は閑散としている。 教員達は生徒を帰した後に壁の修繕を業者へ依頼した後にどこかに消えた。おそらくは教育委員会だのPTAだの俗にいう上の組織の呼び出しだったのだろうが、ここではあえて言及する必要はないだろう。 「…………………………………………」 学校は児童、生徒が騒がしいため特に防音設備がしっかりとした建築物である。故に内が無音と化すと完全な静寂に包まれるため人によってはそれ自体が恐怖を芽生えさせる苗床と化す。 喚起された恐怖によって怪談や七不思議が創作され、それらがより無人の学校に対する忌避感を助長させることとなる。結果として人がいなくなるのも寄り付かなくなるのも道理だろう。 だが、臨時下校の連絡を無視し、学校に潜み続けた少女が一人いた。いや、正確には一人と一騎だ。 「マスター……デリュージ……いや、ここでは『奈美さん』とお呼びした方がいいですか」 「ここでは名前で呼んでください」 マスターから離れてゴーストタウンに向かったアーチャーが報告したいことがあると言われ三階廊下──戦闘があった場所──で実体化した彼と話す。 アーチャーのスキル『偽装』によってアサシンめいた隠形能力を持つため、実体化していようが彼をサーヴァントと見抜ける者は少ない。 幸いなことに今なら忘れ物を取りに来た少女とその保護者というごまかしも可能だ。 アーチャーの『偽装』と防御力を鑑みればむしろ学園になど来させず住まいの教会に待機させるか、他のサーヴァントを釣るために人気の多いところを徘徊させるのが定石である。 だが、学校にいるサーヴァントのマスターが数名いることが判明した今、他のサーヴァントを狩るためにアーチャーを近くに置いておく必要があった。 「どれでも。それよりどうですか?」 青木奈美は魔法少女であるが魔術に関しては詳しくない。むしろド素人といっていい。 元々は魔力の塊とそれを反応させる薬を渡されただけの少女であり、どこぞの魔法使いから魔道の薫陶を受けていたわけではない。 故に魔術的視点で戦闘後の痕跡から何かつかめないか調べさせる必要もあった。 「これは派手にやりましたねぇ」 「何か分かることはありますか?」 「いいえ。戦闘から時間が経っていますからねえ。魔力の残滓はあっても詳細はわかりませんが……少なくとも三人いたのは間違いないでしょう」 「三人……?」 首を傾げる奈美に神父は答える。 「壁を粉砕したという最初のサーヴァント、そしてそれに対抗したとされるのは刃物を持ったサーヴァントですね。打撃と斬撃の痕が対照的にある。 そしてこちら。小さな穿った痕。弾丸にしては口径が小さく線条痕がない。つまり針や矢だ。破壊の規模が小さいことから魔力を込めた武器ですらないでしょうね」 「どちらかが持ち替えたという可能性は?」 「無いこともないですが極小でしょう。剣と拳で白兵戦をやっていた者がいきなり威力と間合いの下がる武器に持ち替える必要がない」 矢であればタメが生じるし、針などの近接武器ならばリーチが短い。持ち替える瞬間に隙ができる。 つまりデメリットしかない。 「以上で考察は終わりです。さて、では私の方の報告といきましょうか」 アーチャーは語る。 討伐令のサーヴァントを探しにゴーストタウンへ行ったところ。 そこで会った存在を。 「サーヴァントに会ったんですか?」 「ええ、中年で槍を持った男性でしたよ」 「戦ったんですか?」 「まさか! 私はか弱い神父ですよ。戦うなんて恐れ多い」 どの口が言うか。内心で奈美は毒づきながら、神父のおどけた態度に付き合わねばならない自分に苛立つ。 そのためか口調が若干荒々しくなることも致し方ないことだろう。 「でも正体はバレたんですよね?」 「ええ、残念ながら。実体化していれば見つからないと思ったのですが、いつの時代にも鼻のきく戦士はいるようですね」 「相手はあなたの鎧を通せないのでしょう? 何故戦わなかったんですか?」 口調が更に詰問調に、厳しくなっていることを自覚した。 状況的に考えて不利とは言えないミスだろう。アーチャーの本領は偽装ではなく極限の耐久値であり、バレたところで他のサーヴァントと条件が同じになっただけだ。 ならばなぜ、どこに奈美が苛立つ原因があるのか。 もしかしたら無敵の鎧と聞いてあの女。ピュアエレメンツの仇。魔法少女『グリムハート』に重ねているのかもしれない。 無敵の鎧。圧倒的な力。その強さに付随する慢心。確かにアレに近しいといえるだろう。 しかしアーチャーが口を開いたことでそれは見当違いであったことを知る。 「何故って? 戦わなくても壊れるからですよ。 この肉体は破壊の君の器。そして私はその代行。 あの方と同じく壊して創って殺して蘇らせて奪って奪って取り戻して殺すのですよ。 ───故に聖餐杯は壊れない。そして黄金(カミ)である故に敵は壊れる。簡単な理屈ではないですか」 己は黄金の代行。故に不滅。故に壊す。なぜならば黄金がそうだからと語るアーチャーの瞳には狂気が、口元には狂喜が宿っている。 「…………ッ!!」 論理が破綻している。具体案もなく見通しもなく、だが絶対にそうなると狂気の域で信じている。 周囲が冷凍庫の内側か、あるいは吹雪く北国の雪原に変わったと勘違いするほど寒気がした。そして理解した。 デリュージの苛立ちは成果の無い下僕に対する主人の怒りではなく全く逆の────この男が恐ろしいあまりに虚勢を張ろうと強がりに過ぎない。 「つきましては奈美さん。一つだけ確認しておきたいのですが」 「何、ですか?」 「討伐対象となっているアサシン。あれをどうするおつもりですか?」 「倒せば報酬が出るのだから当然討ちます」 「それはもったいないですよ」 「え?」 「ちょっと考えてもみなさい。皆がアサシンを討とうとしている。つまり、誰も自分の背後を気にしていないということです」 奈美はアーチャーの言いたいことを即座に理解した。 いや、実際にその方法が良いことを知っていたのだ。一人を囮にして全員がそれを向いている隙に後ろで本命を狙う。過去にデリュージがされた戦法だ。 だが、奈美はその案を考えなかった。考えないフリをしていた。 何故ならばそれは卑怯だから、魔法少女のやることではないから。考えたことすら忌まわしい悪徳に他ならないから。 「ああ、もしかして奈美さん」 それを見抜いた邪なる聖人は合点いったというように納得し、そして失笑しながら言う。 「貴女。未だに自分が正しい魔法少女とやらになれると思っているのですか?」 心を抉る。図星をつく。魂を揺さぶる。 お前はまだそんなことを言っているのかと。 「────アーチャッ!!」 奈美の内側にマグマのごとき怒りが噴火するも、言われた事を返せないのは奈美自身が認めてしまっているからだ───自分はもう、かつて目指した者になれないのだと。 そうとも、自分は罪人だ。それも大義や正義ではなく私欲のために罪を重ねる外道だ。 だが、お前のような下衆に笑われる筋合いではない。 「まぁ、落ち着きなさい。ここで私とやり合っても無為でしょう。 貴女の願いはこんな年寄の言葉で投げ捨てるものではありますまい」 誰のせいだと叫びそうになる。が、事実その通りであると僅かに残っていた冷静な自分がそれを押しとどめた。 しかし頭が理解しても怒りが治まらず、無様な自分をアーチャーに顔を見られたくないので下を向く。すると頭上から優しい声色で語りかけたきた。 「貴女の夢自体はとても素晴らしいものです。しかし、今は状況がそれを許しません。 戦争において最も優先すべき事は勝つことだす。何をしても、どんな手段を使っても、最終的に勝てねば意味がありません。そして、勝てなかった者の願いは踏みにじられる」 そうだ。自分は知っているではないか。 あの魔法少女によって奪われた日常を。踏みにじられた仲間の命を。砕かれた願いを。 「故に勝つ。勝たねばならない。 罪を償うのはその後でいい」 「あなたに言われるまでもありません」 「よろしい、マスター。では話の続きをさせていただきましょう」 「アサシンを囮に他のマスターを狙います。ついては……」 青木奈美は、プリンセス・デリュージは修羅の道へと堕ちてゆく。 邪なる聖人に導かれて。 ──────たとえその先に、どれほどの戦慄が待ち受けようとも 【A-2・中学校/一日目・午後】 【青木奈美(プリンセス・デリュージ)@魔法少女育成計画ACES】 [状態] 健康、人間体、苛立ち [令呪] 残り三画 [装備] 制服 [道具] なし [所持金] 数万円 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯の力で、ピュアエレメンツを取り戻す 1:アサシンを探す 2:アサシンを狙う他のマスターを殲滅 ※アーチャーに『扇動』されて『正しい魔法少女になれない』という思考回路になっています。 ※学校に二騎のサーヴァントがいることを理解しました。 ※学校に正体不明の一名がいることが分かりました。 【アーチャー(ヴァレリア・トリファ)@Dies irae】 [状態]健康 [装備]なし [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手にする 1:アサシンを狙う他のマスターを殲滅 2:同盟相手の模索 3:廃墟街のランサー(ヘクトール)には注意する 4:討伐令の対象となっている主従に会ってみたい。どうするかはそれから決める [備考] ※A-8・ゴーストタウンにランサー(ヘクトール)のマスターが居るだろうことを確信しました * * * ランサー……櫻井戒は考える。 マスターの元世界の帰還と聖杯の奪取はイコールで繋がれている。問題は手段として他のマスターを殺害しなくてはならないということ、それをマスターに味わわせてしまうということだ。 (出来ることならばそんな事させたくないな……) 甘いと分かっていながらそんな事を考えている自分に自嘲する。 しかし、それこそが自分の渇望だ。穢れも呪いも全て自分一人で受け止める。たとえ全身が腐ろうとも。 (しかし、サーヴァントであるこの身ではそれが出来ない) 今の櫻井戒はマスターの魔力無しには現界出来ない戦奴(サーヴァント)である。 故に単独で戦うことが出来ず、常にマスターの傍で守護を行うため魂食いができないと何重にも己に枷を課している状態だった。 つまるところデッドロック。あちらが立てばこちらが立たずという状態であり、生前と同じく主人の命なくては動けぬ死者の奴隷に他ならない。 (でも生前ほど悪くはないか……) 悪くない……悪くはないな。 少なくともここには日の光の温かさがあり、その輝きが感じられる。 聖槍十三騎士団黒円卓第二位 櫻井戒=トバルカイン。その魔名を授けられ世界の暗部で冷たく、穢れきった人生を歩んできた戒にとってマスターは眩しい存在だ。 それゆえ現界してから今までの日常は己とマスターと比較して己の屑さを自覚し、日常の尊さに焼かれる日々だったといえるだろう。 人によっては生殺しというのかもしれない。だがこれこそが戒自身が望んだ世界だった。 故に全てを懸けてこの日常を守り抜きたい。たとえ永遠の死を与えられようと。 そう思った矢先のことだった。 「これは……」 海。潮風に紛れて魔力の残滓が流れてくる。そしてサーヴァントの目はその先にある冗談めいた光景を反射した。 そして戒の口から馬鹿なという言葉がこぼれ出る。 ────あったはずの島が消滅している。 沖合にはO芝島という島があり、そこへ渡る橋があり、それに停泊していた船舶があったはずだ。 だが橋は途中から溶け落ち、島と船にいたっては跡形もなく白と黄色と緑が混ざった汚らわしい海色と光化学スモッグのみを残して消滅している。 驚くより先に夢かどうかを疑うレベルの変化といっていい。 気づいた近所の住民が通報したのだろう。既に海岸には野次馬や警官、報道機関の人間が群がり何か騒いでいるが戒が焦点を当てているのはそんなものではなかった。 島があった場所の中心──霊視できなければ光化学スモッグに遮られる──海上を少女が立っていた。 無論、そんな真似ができる以上、間違いなくサーヴァントである。 肌は白い。その白さは美白ではなく細胞が水を吸ったために色素を失った白さ……つまり水死体の白さだった。 身体の数箇所に鉄(くろがね)の金属塊が融合しており、肉と鉄が黒と白のコントラストを描いている。 状況を察するに宝具は腐敗毒に近い能力なのだろうと確信した。なぜならば自分もそうである。 己を腐敗毒の塊へと変える、いわゆる求道型である戒はできないが、初代(そうそふ)と二代目(おば)は覇道型という周りへ腐敗毒をばらまくタイプだったと聞く。海そのものを腐らせればああなるのだろう。 そして同系統の能力だからこそ分かる。アレは脅威の桁が討伐対象よりも遥かに上だ。 討伐対象のアサシンは予選期間の数日で五十八名を殺害したというが、あのサーヴァントはその倍近い数を少なくても三時間前後で島ごと消滅させたということだ。 建物の一つや二つを消し飛ばすのとはわけが違う。 もはや荒唐無稽を通り越して極限の悪夢といっていい。そんな存在がわずか1ブロック挟んだ向こうにいる。 ────マスターへ害が及ぶ前に討つべきだ。 そう思った時だった。マスターからの念話が飛んできたのは。 (ランサー……ねぇ) (ん? なんだい?) マスターの声音は暗い。普段の明るい彼女からは考えられないほど活気が無い。 そしてすぐにその理由は明らかになった。 (ランサーは悪い奴をやっつけて、令呪が欲しい?) ▽ ▽ ▽ 【討伐】とう‐ばつ [名](スル)軍勢をさしむけて、反抗する者を攻めうつこと。 【無辜】 罪のないこと。また、その人。 △ △ △ (つまり……この人たちを殺せってこと……?) 図書館で辞典を開いていた鳴はパタンと辞典を閉じた。 昼休みに図書館に漫画を読みに来た東恩納鳴はとある棚にある辞典を見つけた。 普段ならば特に気にかけることなくそのまま漫画の方へと視線を移しただろう。だが、先ほど上級生の一条蛍さんに漢字を教えてもらった瞬間が脳裏によぎった。 鳴は嫉妬した。 鳴の知らない漢字をたくさん知っていて、それを鳴達に教える彼女は大人っぽかった。 もしも自分がそうだったら好きなあの男の子との距離は近づくだろうか。 魔法少女に変身すれば見た目は中学二年生に近づくけど頭が小学二年生のままでは馬鹿な女の子だなぁと失望されないだろうか。 それは嫌だ。 そんなわけでとりあえず辞典を広げて漢字を詰め込んでいた時、朝のルーラーからのなんとか令というものを思い出した。 読めない漢字だから言部から検索して漢字を二文字探し出してそこから辞典を引くと「とうばつ」と「むこ」を見つけた。 そして今、東恩納鳴……プリンセス・テンペストは討伐令の意味を理解する。 ヘンゼルとグレーテルとアサシンは罪の無い人を五十八人も殺したため、この人達を殺せば礼呪をもらえるということだ。 「…………」 人間を殺す。それが許されないくらい小学二年生の鳴だって知っている。 平和な日本の国で、ごく一般的な家庭に生まれ、そして友達を作って好きな人ができるという生活を送ってきた鳴にとってこの討伐令は恐怖に値する。 無意味に蟻を潰してはいけません。 犬や猫を蹴っ飛ばしてはいけません。 命で遊んではいけません。 おそらくは誰だって聞いたことのある注意だ。 そしてこれは悪い人だから殺してもいい。殺せばお礼をあげようといっている。 悪いことをした人に悪いことをしてお礼にいいものを上げるなど小学生にもわかる矛盾だ。だが、東恩納鳴にはこれに似た事柄を経験したことがある。 それは東恩納鳴が魔法少女になる際に義務付けられた約束。古代より世界に侵略し続けてきた化物『ディスラプター』を狩る───ディスラプター狩りだ。 テンペストは魔法少女になるのと引き換えにディスラプターを殺し続けている。 でもディスラプターは人間ではないからセーフ……というのは都合のよい考えだろうか。 では犬猫は? 蟻は? 仮にディスラプターが怪物ではなく人間だった場合、殺せるだろうか? 「あー、うー」 頭がパンクしそう。色恋に悩む小学二年生の頭ではこれが限界だ。 仮に鳴が討伐令に従うとして、ランサーは従ってくれるだろうか。 まずは彼の意志を聞かなくてはならない。 (ランサー……ねぇ) (ん? なんだい?) (ランサーは悪い奴をやっつけて、令呪が欲しい?) 念話の向こうで動揺が走ったのが分かった。 自分は何か悪いことを言ってしまっただろうか。 一秒、二秒、三秒とランサーが黙っている時間が増えていき、ついに数十秒が経過した後、彼は絞り出すように言った。 (君が……それを望むならば) (ランサーは、嫌?) (好きか嫌いかで言えば争い事は嫌いだよ。だが、彼らが生きていれば人が次々と殺されるのは事実だ。 そして殺人にハマった連中はこれからも殺し続けるのを僕は知っている。) 殺し続ける────最後の一言が、鳴の胸に突き刺さる。 この町にいるのはNPC。本物の人間ではない───だが、東恩納鳴は知っている。 彼らも自分と同じように笑い、泣き、悩み、怒る。 生きているのだ。 その命が用意された偽物だから命を懸ける義理は無いという打算ができるほど鳴は年をくっていない。 故に出す答えは決まっていた。 (やっつけよう! 令呪じゃなくて正義のために!) なぜなら魔法少女とはそういうものだから。自分はちょっと不純だけど太源は変わらないとそう信じている。 小さな女の子の大きな決意はそのサーヴァントにも一切漏れなく伝播し (ふ、はは、ははははは。そうか、正義か。うん、そうだね) ランサーは忘れていた。ああ、そういうものもあったなと。 かつて末期の際にそれを見たではないか。雷電を纏い、黒円卓の戦鬼と剣を交えた女性を。 まったく───自分の周りには良い女性が多すぎる。 (了解したよマスター) 今度こそ結末だけは変えてみせる。 【C-5・小学校/一日目・午後】 【プリンセス・テンペスト@魔法少女育成計画JOKERS】 [状態]健康、人間体 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]名札 [所持金]小学生の小遣い程度 [思考・状況] 基本行動方針:帰りたい 1:悪い奴をやっつけよう! 2:一条蛍さん……いいなぁ。 3:元の世界に帰りたい。死にたくはないが、聖杯が欲しいかと言われると微妙 [備考] ※討伐令に参加します ※一条蛍とは集団下校の班が同じになりました。 【櫻井戒@Dies irae】 [状態]健康 [装備] 黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス) [道具] [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:妹の幸福のため、聖杯を手に入れる。鳴ちゃんは元の世界に帰したい。 1:正義か、悪くないな…………。 [備考] ※O芝島の異変に気付きました。あそこにいる少女を他のマスター達の中で一番警戒しています。