約 431,295 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1681.html
336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/04/08(月) 16 18 59.20 ID AgDX8hwBO 参考書の日ということで。 (とある本屋にて) 京介「んー…一体どれがいいもんか…」 桐乃「なにしてんのあんた?」 京介「うわビックリした!なんだ桐乃か。驚かすなよ」 桐乃「そっちが勝手に驚いたんでしょ。んで?なに唸ってんの?」 京介「ああ。勉強に必要な参考書をな、選んでたんだが…どれがいいのかさっぱりわからん」 桐乃「ふーんどれどれ…ああ。これとこれがわかりやすいよ。あとこっちのは基礎からよくわかる。あとはこれとこれかな」 京介「お、おおそうか助かる!早速買ってくるわ。サンキュ桐乃!お礼にお茶奢ってやるから待ってろな!」 桐乃「べ、別にお礼とかいんないけど…あんたがそこまで言うなら、奢られてやらなくもない」 ※ 京介「…ってことが昨日あってな。正直助かった」 麻奈実「ちょっと冷静になってみようかきょうちゃん」 ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1221.html
563 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 14 15 13.83 ID W7+wQCIY0 [2/7] 第一巻で桐乃が玄関に落としていったのがメルルのDVDwithエロゲじゃなくて、 京介の写真集とかだったらどうなっていたのだろうか…… 569 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 16 02 02.55 ID W7+wQCIY0 [3/7] ・・・夕食中・・・ 京介(俺の写真なんて、一体誰が持ってたんだ? 桐乃とは考えられねえし、親父かお袋か…… とりあえずカマをかけてみるか) 京介「なあ親父、俺の写真てどこにあるんだ?」 大介「おまえの写真などない」 佳乃「そうよ。京介の写真なんかとって何が楽しいの?」 大介「わざわざフィルムの無駄遣いすることもあるまい」 京介「(´・ω・`)」ショボーン 桐乃(まさか京介が拾ったの!? でも、お父さんもお母さんも、そんなこと言わなくていいじゃない……)シューン ・・・京介の罠・・・ 京介「おまえだって勝手に部屋に入られたらイヤだろ?」 桐乃「~~~!」 桐乃(……あれ?問題なのは勝手に部屋に入ったことだけ? 盗撮の件はいいんだ……) 京介「ほらよ」ポス 桐乃「え?」 京介「俺の勘違いだった。 こいつはおまえが捨てておいてくれ。 ……でも、できるなら捨てないでくれ。 自分の写真を捨てられるのは悲しくなる」 桐乃「うん。わかった。 ……ねえ、あたしがあんたの写真を持ってるのおかしいと思う?」 京介「おかしくなんかねえよ。 むしろ、俺の写真を一枚も撮った事の無い親父たちの方がおかしい。 ありがとうな。おまえだけでも俺の写真を撮ってくれて……」グス 桐乃(自分の写真が一枚も無い事知って、ショックだったんだね……) ・・・桐乃の部屋にて・・・ 京介「なんで俺の写真なんだ?」 桐乃「その……無視しあってるはずなのに、一々あたしのこと気にしてる京介とか、可愛いと思わない?」 京介「……何時からなんだ?」 桐乃「わかんない。 気がついたら無意識のうちにあんたのこと目で追うようになってた」 京介「…………おまえ、もしかして俺のこと好きなの?」 桐乃「はぁ!?あたしがあんたのこと好きとか、そんなことあるはずないじゃない!」 京介「でも、俺の写真」 桐乃「あたしは兄貴が気になるから写真を撮ったり、パンツ盗んだり、10分毎に日記つけたりしてるだけ。 あんたのこと好きになるなんてありえないし!!」 京介(そうだよなー。 桐乃が俺のこと好きになるはずないか) 桐乃(あれ?納得しちゃった?) 桐乃「とにかく、これからは色々協力してよね!」 578 名前:忍法帖導入議論中@自治スレ[sage] 投稿日:2011/10/24(月) 18 47 02.49 ID W7+wQCIY0 [4/7] 573 京介「ところで、何で俺の写真集なんて持ち歩いてたんだ? やっぱり、いつでも俺の姿を見たいと思うほど俺のこと……」 桐乃「違うから。 素人用の写真投稿雑誌があって、そこに投稿する写真を選ぼうと思ってたの。 ほら、今までも何回か投稿してるんだよ」 審査員特別賞:「頑張る兄貴」 投稿者:きりりん コメント:写真からきりりんさんのお兄さんへの愛情がヒシヒシと伝わってきます! 桐乃「まだ金賞とかは取った事ないんだよね」 京介「このコメント……やっぱり俺のこと」 桐乃「審査した人が勝手にそう感じただけだから!」 京介「それで、俺は何を手伝えばいいんだ?」 桐乃「う~ん。 今まで通りにしてくれたらいいよ。 変に格好つけられると悪くなりそうだし。 あ、でもあんたのこともっと知りたいから、今度どこかに連れてってよ」 京介「そうか。おまえと一緒にどこかに遊びにいくなんて久し振りだから緊張するが、変なことをお願いされるよりはマシか。 ヌードを撮らせてくれとか言われたらどうしようかと思ったぜ」 桐乃「あんたのハダカなんて何度も撮ってるし」 京介「え?」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1098.html
601 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/15(木) 06 06 24.65 ID bj07PGZL0 [1/3] SS『あやせの簡単なお仕事』 お兄さん、お兄さん、お兄さん。 最近のわたしは、本当にどうしちゃったんでしょう? 寝ても覚めてもお兄さんの事ばかり考えてしまっています。 わたしは桐乃の事が大好き。女の子同士でも結婚したいくらい大好き! そう。そうだったはずなのに。 今までなら、桐乃のおまけだったお兄さん。 でも、今は・・・どうなんだろう。 「おはよーあやせー」 「おはよう。桐乃」 わたしの親友の桐乃。 いつでも輝いていて、わたしの目標。わたしの憧れ。 そして、その桐乃のお兄さんが、わたしの心を揺さぶっています。 桐乃の事、必死で守ろうとしているお兄さんは、ほんの少しですけど確かに格好よかったです。 でも、本当はただのエッチで変態で、煩悩にまみれたお兄さん。 あんな人の事、なんで気になるんだろう・・ 「ねえ、あやせ、最近元気なくない?」 「えっ・・・う、ううん?そんなこと、ないよ?」 「そうかなー?今だって、凄く悩んでるような顔してたよ?」 「ちょ、ちょっと・・・ね」 自分で言った言葉で思い出しましたけど、 そう言えば桐乃、つい最近まで調子悪そうにしてました。 それこそ、わたしが大丈夫?って聞いても、わたしと同じような返事しか・・・ 「はは~ん。あやせってば、もしかして男の人のことで悩んでる~?」 「えっ、ええっ!?そっ、そんなことっ!」 「あ、やっぱり~♪」 う、うかつでした。 まさかこの手の話題に一番疎い桐乃に気づかれるなんて! ・・・それに、わたしはお兄さんの事、好きなわけがないですっ! だって、わたしの大好きな桐乃は、お兄さんの事を大好きなんだもん。 わたし、桐乃に嫌われるのだけは絶対に嫌だから・・・ 「それにしても、どうして分かったの?」 「なんかね、最近あたしも色々あったんだけどさ、 そのときのあたしって、今のあやせみたいな感じだったんじゃないかなって♪」 「そ、そう・・・」 知らなかった・・・桐乃がいつの間にか恋をして、 それに、桐乃の声の調子からすると、その人とうまく行ってるなんて・・・ そんな大事な事を詳しく教えてもらえなかった悔しさで胸が張り裂けそうで・・・ でも、そんなに大事な人が出来たなら、桐乃と仲良くしながらお兄さんともっと近づけそうで・・・ ううん。お兄さんと近づきたいわけじゃないんです。 わたしはお兄さんの事、好きなわけが無いんですから。 ただ、もしかすると、近づく事があるのかなって・・・ 少しくらい、少しくらいなら・・・聞いちゃっていいよね? 「ねえ、桐乃」 「うん」 「そう言えば、最近、お兄さん・・・どうしてる?」 「えっ?あ、兄貴?」 あっ、やっぱり失敗だったかな? 好きな人の話から、いきなりお兄さんの話に飛ぶなんて。 わたしは慌てて打ち消します。 「え、えとね?この間もお兄さんに回し蹴りを食らわせちゃって、大丈夫かなって」 「な、なあんだ。あたし、てっきり・・・」 とりあえず、話の矛先はそらせたかな? やっぱり、好きな人が出来てもお兄さんって大事なんだね? 羨ましい・・・ 「・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 普段なら、勘違いって分かれば、すぐにお喋りが始まるのに・・・ いつもなら楽しく過ぎてしまうはずの朝の時間。 時間の進みが遅い。 クラスメイトも、まばらな教室。 ホームルームまで、まだ30分・・・ 「ね、あやせ」 「・・・」 「大事な話があるから、ちょっと来てくれる?」 「・・・うん」 桐乃に連れて来られたのは、人気の無い屋上。 わたしの心と同様に、残暑を感じさせる重たい空気が漂っています。 先に口を開いたのは桐乃でした。 「あのさ。もしかすると、あたしの勘違いかもしれないんだけど・・・ あやせ、あいつの事、好きなの?」 あいつ・・・はっきりと誰の事か言わなくても、分かってます。 この一年。桐乃から繰り返し繰り返し話を聞いてきた『あいつ』の事なんて。 「もし、あいつの事好きじゃなくても・・・もし好きなら、なおさら。 あたしは、あやせに伝えないといけない事がある」 桐乃は何を言い出したいんだろう? お兄さんに近づかないでって言われるのかな?それとも、やめた方が良いって言われるのかな? 不安が胸を押しつぶしそうです。 「一回しか・・・一回しか言えないから、聞き逃さないで」 「・・・うん」 わたしの目の前の桐乃は、気の毒に思えるほど緊張してしまっていて、 まるでいつも見ている桐乃が偽者みたいに、弱々しく見えてしまいます。 「・・・・・・・・・」 そんな桐乃が、必死に伝えてくれる事・・・ 「・・・あたし、ね。あたしの、兄貴の事、大好き。・・・愛してるの」 わたしの両耳は、間違いなく、一言も聞き漏らさず、 桐乃の言葉を聞き取りました。 普通なら、馬鹿なこととして一蹴出来るような桐乃の言葉・・・ でも、何故かわたしは、その言葉を一瞬も疑うことなく受け入れる事が出来ました。 「そっか・・・桐乃。おめでと!」 「えっ!?あ、ありがと・・・・・・・・・ごめん・・・」 多分。わたしは受け入れたくなかったんだと思います。 わたしがお兄さんの事を好き『だった』事。 桐乃がお兄さんの事、大好きな事。 お兄さんが、わたしの事、見てくれていない事。 でも、気づいていた。 桐乃がお兄さんのこと、毎日あんなにも嬉しそうに語る事。 わたしよりも誰よりも、お兄さんの事を信頼している事。 そして、そんな桐乃の事を、妬ましく思ってしまっていた事。 「ねえ・・・桐乃」 「う、うん・・・あやせ・・・」 目の前に居るはずの桐乃が見えなくて、 わたしは、そこに居るはずの誰かに声をかけます。 「もう、一度・・・お兄さんに・・・会わせて・・・」 「な、何言ってんの、あやせ!別にあたしは」 「もう一度だけで・・・いいから・・・」 「・・・分かった」 わたしは、せめて桐乃にだけは、嫌われたくないから。 「今日、放課後で、いい?」 「・・・うん」 最後に、もう一度だけ、お兄さんに『簡単なお仕事』をしてから。 それから、元のわたしに。 桐乃の事が大好きな『新垣あやせ』に、戻ろうと思います。 End. -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/457.html
793 名前:【SS】はじめては京介に…[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 23 58 58.17 ID Gvfj9iww0 ――夜0時。 俺と桐乃は……俺の部屋にいた。 いつもとは違い、俺の部屋にいた。 ……ギシッ。 「――後悔はしないんだな」 「しないって言ってんでしょ?」 ……ギシッ。 「――本当に俺が……?」 「あんたしかいないんだから……仕方がないでしょ?」 俺のベッドで桐乃は俺と視線をあわせずに答えた。 それでも俺は躊躇する。 「しかしな……、」 ……ギシッ! 「あたしがいいって言ってんじゃん? ってか、あんたはいいじゃん。何も失うものも、痛くもないんだし。」 キッ!と俺に目を合わせて、自分の意志を主張する。 ――いや、そういうもんじゃねぇだろ? そのあと、桐乃が独り言のようにつぶやいた。 「――今まで大切に守ったものがなくなるけど…… ……これからもっと大事なものが新しくできるから、いい」 「そういうもんか?」 「そういうもんよ。あんたには分かんないと思うけど」 決意のある声。しかし、目がうるんでる。 その顔につられてかわかんねーが、 「わかったよ。……自信ねーけど責任もって面倒みるぜ」 「……ばかじゃん? こんなことで責任だなんて……」 桐乃は声では罵倒していたが、しかし笑顔だった。 「じゃ、じゃ、い、いくぜ?」 「なんかあんた震えてない?」 どうやら俺のほうが心の準備ができていないらしい。 「うっせ、っていうか、俺初めてなんだよ。 どういうもんかは分かるけど、実際やるとなるとなんか緊張してんだよ。わりーか!」 「あたしもこういうの初めてだし? あんたがそんなんじゃ、困るんだけど」 「誰だってどんなことでも初めてがあるんだから、そこは目をつぶってくれ」 「仕方ないなー。ま、そのうちあんたもケーケン積めるからよしとする」 なんか偉そうだ。 でも、こんなやりとりで気が紛らわすことができたのか、ようやく落ち着いた。 ふー、と息をつき、 「イヤだったら、いつでも言えよ。途中でとめるからな?」 「くどい。あんた、私を誰だと思ってんの? もう覚悟はとっくに決まってる。……やって。」 「へ、じゃ、いくぜ!」 「ん」 そして、俺は…… ヤ○オクの出品のボタンをクリックした。 「あ"あ"あ"あ"あ"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! やっぱどうしようかな〜〜〜!?」 「おいおい、やっぱやめるか? 今ならキャンセルできるぞ?」 頭を抱えて桐乃は俺のベッドでゴロゴロとあばれまくる。 覚悟決まっていたんじゃねえの? ってか、そこに頭グリグリしたり、顔をフガフガとうずめるのは勘弁してください! 「うううう、こんなのは、こんなのは、私のポリシーに反するのに……」 ボロボロと涙を流している。マジ泣きだ。 「だって、おまえがやれっていったんじゃねえか? ヤ○オクは18才以上じゃないと使えないからとか言ってさ」 ちなみに桐乃のPCではなく、俺のPCでやってるのは俺名義で出品してるからだ。 ……別に俺のPCからアクセスする必要はない気もするが。 「くうぅぅぅぅ! 次の人が大事に愛でてくれれればなー! そのまま放置して、ケースも傷だらけになるなんて想像しただけでももう耐えられない!」 「だから責任もって質問する人とか、落札者の対応まで最後までちゃんと面倒みてやっからよ! 出来るだけちゃんとしたやつに落札するようにしてやるって!」 自信ねーけどさ! 初心者だし! って出来んのかそういうの? 「ごめん。なぎさちゃん、ほのかちゃん……。でも、やっぱり、あたしはメルルから離れられない!」 なに、その不倫したけど、夫から離れられないみたいな発言は? ここまで行くと、拍手したくなるぜ。パチパチパチ。 ……もう想像がついているやつもいるかもしれないが、桐乃のコレクションのスペースが足りなくて、泣く泣くプリキュア関連のグッズを手放さなければならないという状態になったわけだ。ってか集めすぎだろ。 ……今日の夜はこの後悔に付き合わなくてはならねえのか。 もう自分のベッドの上で転がってくれよ。 「あ"あ"あ"あ"あ"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜どうしよう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」 「お、おい! もう少し声おさえておけ! 親父とかお袋に聞かれたらやばいだろ!」 一応確認のため、いつぞやのようにドアに向かい開けてみた。 すると…… ――――親父がいた。 ――――なっ!! 「……………………」 「……………………」 こっ、こっ、こっ、これはどういうことだ! 声を出せない。 …………が、なんなんだ、これは? 親父はドアの前で片ひざを立てて、時代劇のような『ただいま参上』のような座り方をしている。 しかし、体の正面は俺の向きじゃない。ちょうど直角になっている。しかも、微動だにしない。 ――――――ギロッ! 「―――――ゴクッ」 そのままの姿勢で目だけが俺のほうを向いた。 怖えぇ……と普通は思うが今回はなにか違う。そういう感じがしない。 そして親父はそのままスクッと立ち上がり、腕組みをして 「静かにしろ。――いま何時だと思ってるんだ?」 「……………………」 ……正論だが、やはりなにかがおかしい。 そもそも色々間違っている気がする。しかし、何が間違っているか分からない。 正直この状況に対して俺はいまだ頭が回ってない。 桐乃をちらっと見てみると、ベッドの上で四つんばいになって( ゚д゚)みたいにポカーンとしている。 俺以上に今という状況を把握できていないようだ。 「二階が騒がしいからここに来ただけだ。……勘違いするな。偶然、ここに来たら急に腰が痛くなり、ドアによりかかって座っていただけだ」 「…………そ、そうか、体大事にしてくれよ」 陳腐な返事しか出なかった。 それ以上に何があるというんだ、親父? 「……何もなかったか。――そうか。まあ――、よかった。」 「……………………………」 桐乃の大声のことだよな? ――『まあ』が少しひっかかるが。 「……ともかく、あとは任せたぞ、京介」 「……あ? ……あ、ああ」 適当な返事しか出なかった。 任せるって何を? ヤ○オク? 「では寝る。……おやすみ」 「…………お、おやすみ」 「…………おやすみさい」 ようやく桐乃も声を出した。 親父は大きな背中を見せながら、階段を下りていった。 「…………いったいなんだったんだ……」 「…………さ、さあ?」 とりあえず、桐乃のヤ○オクの断末魔がおさまったのは感謝するべき…………か? 「……ま、もう遅いか。もう寝ようぜ」 「……う、うん、わかった。……おやすみ」 バサッ。 …………。 「…………なんで、そこで寝ようとする?」 「……あ、ご、ごめん! ……おやすみ」 「……おやすみ」 バタン。 まだ混乱していたのか? ありえないことをしやがる。 桐乃が素直に謝って部屋を出る。 ――あの桐乃が。 なにかがおかしい。 ――そして親父も。 …………。 …………いや、俺が間違っているのか? 俺はヤ○オクの出品ページをみて一人つぶやいた。 おわり。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/35.html
403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/16(火) 13 33 10 ID S+rITJ3R0 [3/3] 超ベタだけど3巻の逆パターンで、風邪引いた京介を桐乃が看病する話とか見たい。 悪態つきながらも何だかんだで世話する桐乃と、病気で弱ってるからいつもより素直に心情を吐露しちゃう京介。 「お前がいてくれて、俺は幸せだよ」みたいな事言えばいい。 朝起きたら妹の寝顔が側にあってびっくりすればいい。 「あー、やっぱこいつ可愛いな……。いやいや、妹だぞ何考えてんだ」とか心臓バクバクさせればいい。 桐乃は桐乃で心配のあまり徹夜で看病してたんだけど、素直にそんな事言えないから、 「あんたが私の服掴むから部屋戻れなかったの。妹に甘えすぎだっつーの、このシスコン」 とか悪態付きながら言い訳を捏造すればいい。 428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/16(火) 18 01 46 ID ZITIQcg70 [5/10] 403 桐乃「あたしが治ったと思ったら今度はアンタが風邪ねぇ……いくらシスコンだからってそこまで 妹と一緒がいいわけ?マジキモいんですけど」 京介「……うっせ。お前に風邪うつされてこっちは散々なんだ、少しは労われ」 桐乃「どーだかねー。妹のウィルスもらっちゃって超ウレシーとか思っちゃってんじゃないの?あーきもいきもい。 シスコンこじらせすぎだっつーの」 京介「お前の中の俺はどんだけ高度な変態なんだよ!……ゴホッゴホッ」 桐乃「あ~もう大声出すから……」(背中さすりさすり) 京介「……お、おうスマン――ってお前今日は随分優しくね?何かヤバいもん食った?」 桐乃「し、仕方ないじゃん!今うちにあたししかいないし、アンタに風邪うつしちゃったの一応あたしみたいだし…… たまにはいつも助けてもらってるお礼だって、したいし……」(ボソボソ) 京介「……何だかよくわからんけど、ありがとな。お前がいてくれてよかったよ」 桐乃「な、何言ってんの、バカじゃん!」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/493.html
776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/31(木) 00 40 32.65 ID 5KQa3QyD0 SS『初恋』※切ない系注意 「きぃ〜りぃ〜の〜、はやくあるこ〜ぜぇ〜?」 「あ〜んもう、まってよ〜」 「加奈子、ちょっとは落ち着きなさい。もう、来年は高校生でしょ?」 「うっせー、まだ中学生だっての〜」 「もうっ、子供じゃないんだからっ!」 学校からの帰り道、いつものようにあやせと加奈子とじゃれあって帰る。 二人とも、いつものようにハイテンションだ。 「あ、あやせっ、そんなに怒らないで」 「桐乃がそう言うなら………でも、加奈子、ちゃんとしないと怒るからね」 「お〜こえ〜こえ〜、って、そういや桐乃ぉ、最近よくケータイいじくってね?」 「え、そ、そんなこと、ないよ?」 「だってよぉ?いまもケータイ見てにやにやしてんじゃん」 「え、えっ?」 言われて気付く。 タイミング悪く、あいつからのメールだ。 帰り道気をつけろよなんて、マジでシスコンっ! 「桐乃?私達とお喋りするの嫌いになったの………?」 「ち、違うって!友達から馬鹿なメールがきただけだって」 あいつからメールを受け取ってるなんて言えるものか。 あたしは、ほんの少しだけ嘘をつく。 「へぇ〜、あんなにやにやしてっから、ぜってー彼氏だと思ったしぃ〜」 「桐乃に、か、か、彼氏っ!?」 「ち、違うって、兄貴からのメールなわけがないって!」 「ん?う〜ん、何か会話がかみあってねー気がすんだよな〜」 「そ、それはそうと、桐乃の初恋っていつかな?私興味があるなぁ」 「えっ、初恋………かぁ………」 初恋………その言葉には棘がある。 成就しない、幼い………恋……… 「えぇ〜、桐乃なんてどーせもてるんだからよぉ?そんな話おもしろくね〜よ」 「そ、そうだね。それに、あやせ、加奈子。もう分かれ道だよ?」 「それじゃ仕方ないね。またね、桐乃」 「そんじゃなー」 「また明日ね。あやせ、加奈子」 それにしても、初恋………か。 家に帰り着いたあたしは、ふと、机に向かい、考えにふける。 頭の中に、何故か、明確なイメージが湧いてきている――― 「おにいちゃんおにいちゃん、つぎわ〜なにつくるの〜?」 「う〜ん、お山もつくったし、こんどはおしろだな!」 「うんっ!こんどはおしろ〜」 夕暮れの公園で、小さな男の子と女の子が、時間も忘れて遊んでいる。 男の子は、ふと、公園に据え付けられた時計を見た。 「あっ、まずいっ、もう六じだぞ?早くかえらないといけなかった」 「やだぁ、おしろつくる〜」 女の子の方は駄々をこねて、中々言う事を聞いてくれない。 男の子は、本当に困った顔をしている。 「こ、こまったなぁ、はやくかえらねーと、おやじにおこられちまうし……… そうだ!きりの、早くかえるならおんぶしてやるぞ!」 「えっ、おにいちゃんおんぶしてくれるの!」 「どうかな〜、きりのはおんぶとおあそび、どっちがいいかな〜?」 「きりの、おんぶがいいっ!」 「よ、よしっ!それじゃ………よいしょっ!」 男の子は、女の子をおぶって、家路につく。 男の子だってまだ小さいのに、自分より小さい女の子を泣かせないように、 必死で、さっき言った言葉を取り消さないようにと、歩んでいく。 「うわ〜、おにいちゃんちからもち〜」 「そ、そうだ………ぞ、お、おもくなんてないからなっ!」 「おにいちゃん、だいすきっ!」 暗がりの中、二人のイメージが薄れる。 次にあらわれたイメージは、さっきよりほんの少し成長した二人。 「ひゃっ、冷たいっ!」 「どうだっ、おれの水鉄砲すげえだろっ!」 「も、もうっ、おにいちゃぁん、つめたいよぉ!」 夏休み、二人でビニールのプールで遊んでいる。 男の子の方は手で水鉄砲をつくり、 嫌がっている、ううん、楽しんでいる女の子に、水をかけていく。 「も、もうっ、きりのもはんげきしちゃうよっ!」 「ふんっ!水鉄砲はむずかしいんだぜっ!できるもんならやってみなっ!」 「ふ〜ん、それじゃ、えいっ!」 「う、うわっ!?ぴすとるは反則っ!」 女の子は、隠し持った空気圧の水鉄砲を使って反撃していく。 女の子をちょっとでもいじめたバチみたいなもんだ。 「も、もうまいった、こうさんっ、こうさんだっ!」 「ふ〜ん、ほんとうかな〜」 「ホント、ホント、きりのにはかてないな〜」 「おにいちゃんっ、だいすきっ!」 熱い真夏の太陽のなか、二人のイメージが揺らいでいく。 次は………そうだ、これは家族でのピクニックだ。 降り注ぐ、赤と黄色の落葉の下、家族の明るい声がこだまする。 「きょうのおべんとうはね?きりのとおかあさんがつくったんだよ!」 「ふむ。桐乃もよく頑張ったな」 「おっ、このおにぎりおいしいなっ!それにこのからあげもっ!」 「あらあら、桐乃のつくったものばかりね。」 「そ、そうなのっ?」 「え、えへへ………」 男の子も女の子も、流れる紅葉の川よりも、顔が真っ赤に染まっている。 「きりのはね、おにいちゃんのおよめさんになるから、 りょうりもできるようにおべんきょうしてるんだよ」 「う、うん。」 「この子ったら、本当にお兄ちゃんの事大好きなのね〜」 「うんっ!おにいちゃん、だいすきっ!」 舞い散る紅葉が、紙吹雪のように二人のイメージを包み込む。 台所で、母と娘の声が聞こえてくる。 「桐乃、よく出来たわね」 「うん。よかったぁ」 台所には、中身が見えるようラッピングされたチョコレートが載っている。 手先が器用じゃない女の子が作ったのか、所々形はひしゃげてしまっている。 でも、それを見つめる女の子は、とても満足そうに見える。 「いったい誰にあげるのかしら?」 「ひ、ひみつっ!」 「そう?それじゃあ、お母さん、お兄ちゃんにチョコをあげよっかな〜」 「だ、だめっ!おにいちゃんには、きりのだけがわたすんだもん!あっ!」 「桐乃は本当に隠し事が苦手なのね」 「だ、だって、うそついちゃいけないんだもん!」 女の子は真っ赤になって、ちょっと泣き出しそう。たぶん照れてるんだ。 「ただいま〜」 「ほら、お兄ちゃん帰ってきたわよ?」 「う、うん」 女の子は慌てて駆け出していく。 「お、おにいちゃん、おかえりなさい。これっ、おにいちゃんにプレゼント」 「おっ、バレンタインチョコか?ありがとな、桐乃」 「う、うん!」 「でも、いいのか〜。バレンタインって一番大切な人にあげるんだぜ?」 「うんっ!きりのはおにいちゃんとけっこんするから、おにいちゃんにあげるのっ!」 「そ、そうか、てれるな」 「おにいちゃん、だいすきっ!」 家の周りでは、雪が降り積もり、仲の良い兄妹を覆い隠していく。 次にあらわれたのは、初めと同じ、公園だった。 二人は、また少し成長している。 「おにいちゃんおにいちゃん、つぎは、なに作るの〜?」 「う〜ん、砂遊びはこれくらいにして、別の事もしたいなぁ」 昼時の公園で、男の子と女の子が遊んでいる。 男の子は、ふと、公園に据え付けられた時計を見た。 「あっ、もう二時だ。あいつらと約束してるんだった」 「やだぁ、もっとあそぶ〜」 女の子の方は駄々をこねて、中々言う事を聞いてくれない。 男の子は、本当に困った顔をしている。 「こ、こまったなぁ、早くいかねーと、あいつらに悪いし……… そうだ!きりの、早くかえるならおんぶしてやるぞ!」 「えっ、おにいちゃんおんぶしてくれるの!」 「どうかな〜、きりのはおんぶとおあそび、どっちがいいかな〜?」 「あたし、おんぶがいいっ!」 「よ、よしっ!それじゃ………よいしょっ!」 男の子は、女の子をおぶって、家路につく。 自分の友達を待たせないために。 幼い女の子は、ただ、おぶってくれて嬉しいとしか思わない。 「うわ〜、おにいちゃんちからもち〜」 「そ、そうだ………ぞ、お、おもくなんてないからなっ!」 「おにいちゃん、だいすきっ!」 春先の曇り空の下、二人のイメージが薄れる。 次にあらわれたイメージは、さっきよりほんの少し成長した二人。 「ひゃっ、冷たいっ!」 「どうだっ、おれの水鉄砲すげえだろっ!」 「も、もうっ、おにいちゃぁん、つめたいよぉ!」 夏休み、二人でビニールのプールで遊んでいる。 男の子の方は手で水鉄砲をつくり、 嫌がっている、ううん、楽しんでいる女の子に、水をかけていく。 母親の声がした。 「京介ー、麻奈実ちゃんが遊びにきてるわよ〜」 「あー、今行くー」 突然、知らない人の名前を聞いて、女の子は不安そうな表情になる。 「おにいちゃん?」 「桐乃、ごめんな。後で麻奈実のやつのこと、紹介してやるからな〜」 男の子はプールを飛び出し、駆け出していく。 後に残された女の子は、ただ、男の子の居なくなった後を見つめ続けていた。 「おにいちゃん………」 急に雲に隠れる太陽に、二人のイメージが溶けていく。 次は………そうだ、これは家族でのピクニックだ。 でも、そこに男の子は、居ない。 「きょうのおべんとうはね?あたしがつくったんだよ………」 「ふむ。桐乃もよく頑張ったな。」 「え、えらいっ?」 「そうだ、えらいぞ。よく、がんばったぞ。」 女の子の顔は、流れる紅葉の川よりも、真っ赤に染まっている。 でもそれは、恥ずかしいからでは、ない。 「おかあさん、おにいちゃんどうしていないの?」 「行く前にもお話したでしょ?麻奈実ちゃんとの約束を忘れてたのよ」 「おにいちゃん、まなちゃんといっしょなの………?」 「ええ、そうよ」 「まったく、京介も困ったものだ」 女の子の目からは、大量の水滴がこぼれだし……… 「おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん………」 紅葉の流れが一層強くなり、かき消されるように、イメージが消える。 台所で、母と娘の声が聞こえてくる。 「桐乃、前よりもよく出来たわね」 「うん。よかったぁ」 台所には、中身が見えるようラッピングされたチョコレートが載っている。 手先が器用じゃない女の子が作ったのか、所々形はひしゃげてしまっている。 それを見つめる女の子は、少し不満げに見える。 「いったい誰にあげるのかしら?」 「おにいちゃん!」 女の子は真っ赤になって、ちょっと泣き出しそう。たぶん寂しいんだ。 「ただいま〜」 「ほら、お兄ちゃん帰ってきたわよ?」 「う、うん」 女の子は慌てて駆け出していく。 「お、おにいちゃん、おかえりなさい。これっ、おにいちゃんにプレゼント」 「おっ、バレンタインチョコか?ありがとな、桐乃」 「う、うん!」 「それと、ほら!麻奈実から貰ったチョコレート見てみろよ!」 男の子の手には、袋に入ったチョコレートが握られている。 女の子の作ったものよりずっと立派で、たぶん、ずっと美味しい。 「さすがにさ、これは食べきれないだろ?だから、後でちょっと分けてやるよ」 「………うん」 「そうだ、こんどは赤城の家に行かないとなー。ちょっと自慢してやるんだ!」 男の子は、女の子のチョコレートをその場に置いて、 でも、別の女の子のチョコレートを手に持って、 またすぐに、家を飛び出して行ってしまう。 「おにいちゃん。だいすきなのに………」 家の周りでは、雪が降り積もり、仲の良かった兄妹を覆い隠していく。 これまでとは違うシーンが浮かんできた。 少し成長した女の子がたった一人、家の中でテレビを見ている。涙を流しながら……… 「おにいちゃん………おにいちゃん………」 女の子の見ているテレビには、若い女の子と、髭面の男が映っている。 「なんで………七夏ちゃんを見てあげないのよぉ……… なんでダメなのっ………妹だからってだけで………」 女の子の見ているテレビの画面が変わる。 さっきのアニメの………ラストシーンだ。 「七夏ちゃん、良かったね………おにいちゃんと結ばれて……… あたしも………七夏ちゃんみたいになれたら……… おにいちゃんが好きでいてくれたら………あたしの事、ちゃんと見ててくれたら……… あんな………あんなやつっ………大っ嫌いっ!!!」 目の前が真っ白になり――― あたしは、服が濡れてしまっている事に気付く。 そうだ、これが、あたしの初恋が終わるまでだったんだろう。 もう、自分が見向きもされて無い事に気がつかず、ずっと好きなままでいて、 当時はどうでも良かったハズのアニメで、ようやく気がついて……… でも、ずっと好き。 見つめて貰えない寂しさを紛らわすために、陸上を始めた。 見つめてもらうために、誰にも負けないように、勉強も、モデルも始めた。 妹モノのアニメや映画も沢山見た。数が少ないから、普通のアニメにも手を出した。 妹モノのエロゲーが有ることも知った。 兄と結ばれる妹になりきって、寂しさを紛らわせてきた。 でも………心の飢えは満たしてくれない。 今だってそう。 兄貴の事を、勝手にシスコン扱いして、気を紛らわしているだけ。 あいつの本当の気持ちさえ分かれば……… 本当に、あたしの事だけを見つめてくれれば、あたしは満たされるのに……… 満たされていたあの頃から、もう、長い年月が経ってしまった。 でも、あたしの心は、何一つ変わっていない。 『お兄ちゃん、大好き』 End. -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1813.html
437 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/25(金) 21 23 51.55 ID Y+4lmUS70 4人で歩いてて京介と遭遇 桐乃・ドキッと赤面 あやせ加奈子・察し ランちん「えっ?なに?なに?」 443 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/25(金) 22 04 08.84 ID nedjNCFDO 437の後 加奈子「桐乃のやつ、実はすっげーブラコンなんだぜ」 ランちん「えー、ほんと!?」 桐乃「ぶ、ブラコンなんかじゃないってば!京介がアタシのこと大好きなだけ!」 あやせ「…残念だけど、桐乃もお兄さんのことすっごい好きだと思うよ」 桐乃「あ、あやせまで!」 ランちん「マジで~!?そっかそっか。 それじゃ将来、お兄さんに彼女とかできたら大変だねw」 桐乃「………え?」 ランちん「桐乃のほうもカレシとか作ったらお兄さんに怒られたりしてw」 加奈子「オイオイ。おめー話聞いてたか?桐乃は兄貴のこと…」 ランちん「ブラコンなんでしょw いいな~。大好きなお兄ちゃんがいて~。うらやましい~。 将来、桐乃のカレシもそういう人がなるのかな~?」 桐乃「………」 あやせ(今、感じる感覚は…ランちんは白の中にいるってこと… 桐乃は黒! ランちんは白! 黒と白がはっきり別れて感じられるわ…) 483 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/10/26(土) 06 25 29.93 ID p2TyvJLy0 443の後 ランちん「桐乃~お兄さんに彼女ができたんだって?桐乃もこれから大変だね~」 桐乃「…うん。結構大変。色々我慢しないといけないし…」 ランちん「桐乃も早く彼氏見付けなよ。」 桐乃「…実は、あたしも彼氏できたんだよね。まだ親には内緒なんだけど。」 ランちん「え゛~。そ、それでどんな人なの?」 桐乃「兄貴みたいな…(実は京介なんだけど)」 ランちん「…(やっぱりブラコンだったんだ)…」 ----
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1013.html
214 名前:【SS】シスコン強化のツボ 1/3[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 19 00 34.32 ID 3ODlSoRO0 ギシギシとベッドが揺れる。 桐乃が俺の上に跨り俺を攻め立てる。 「ねえ京介、気持ちいい?」 汗をかき強くなった桐乃の芳香と、身体に伝わる桐乃の柔らかさが心地よい。 「ああ。天国にも昇りそうだぜ」 素直に感想を言う。 「もう。大げさなんだから」 桐乃が身体に力を込める。 「んん!それ気持ちいいな。 もっとやってくれ」 「ふ~ん。京介はきついのがいいんだ」 桐乃が俺に体重をかけながら、耳元で囁く。 「ああ、それくらいがちょうどいい。 でもよ、おまえは初めてなのにしんどくないのか?」 確か、始めるときに初体験だと言っていたはずだ。 「平気だよ。 慣れてきたら結構楽しいし」 「そうか。 おまえ、こういうのの才能もあるのかもな」 お世辞抜きに本当に気持ちがいい。 「知らなかったぜ。こんなにマッサージが気持ち良いなんてな」 八月九日はマッサージの日らしい。 なんでも8(針)9(灸)の語呂合わせなんだとか。 そんなわけで、普段横暴な妹様が、今日は特別と言ってマッサージをしてくれたのだ。 まあ、親父の前に俺の体で試したいって事らしいんだがな。 桐乃に痛めつけられるのは慣れてるから快く引き受けたんだが、予想していたのとは真逆にすげえ気持ちいいぜ。 桐乃のことだから聞きかじりの知識で実践して、こちらが痛がるのもかまわずに「痛いのは効いてる証拠なの!」と言うかと思ってたんだが。 それにしても、マッサージするところを撮っておいて後で確認したいだなんて、相変わらずやる事すべてに熱心だな。 「はい、終わり」 最後に背中をぽんと叩き、桐乃はそう言った。 「おう、ありがとうな。 だいぶ調子が良くなったぜ」 肩を回しながら礼を言う。 おお!だいぶ後ろまでいくようになってるぜ。 これも桐乃のおかげだな。 それにしても― 「・・・いつまでおまえは俺の上に乗ってるんだ?」 タオル越しとはいえ、腰の辺りに桐乃の柔らかさが伝わってきて危険なんだが。 「なんかあんたって座り心地いいんだよね。 このまま眠りたくなってくる」 桐乃が俺の上に体重を預けてくる。 止めるんだ桐乃。背中に押し付けられた二つの素敵なお饅頭を目当てに、リヴァイアサンが眼を覚ましちまう。 「あ、そうだ」 桐乃が耳元で囁く。 マッサージのときにもしてたけどよ、無意識とはいえそういうのは止めてくれ。 「次は針を打たないと」 「針はまずいだろ!」 叫ぶと同時に状態を反らし桐乃を落とそうとするが、桐乃はふとももに力を込め、上体は起こしつつも落下を防いだ。 柔らかいふとももで腰をはさむんじゃねえ! 「いいじゃん。あんたの身体なんだし」 「よくねえよ!?それに、どこのツボを打つつもりなんだ?」 215 名前:【SS】シスコン強化のツボ 2/3[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 19 00 58.79 ID 3ODlSoRO0 「『シスコン強化のツボ』」 「そんなのねえよ!」 北斗の拳にも退魔針にもそんなけったいなツボでてこんわ! 「ないかな? 昨日北斗の拳を一気読みして思いついたんだけど」 案の定北斗の拳が原因かよ。 つまり、その思いついたツボを試すために俺にマッサージをしてくれたのか。 まあ、気持ちよかったのは認めてやってもいいし、仕方がないから北斗の拳は恨まないでおいてあげよう。 「大体そんなツボをついてどうするつもりだ」 「んー、そうだね。 あんたが今以上のシスコンになっちゃったら、一生あたしの下僕にしてあげる」 一生下僕か。 ・・・・・・今とそんなに変わらない気がするな。 そんなことを考えていると― 「・・・・・・スキあり! 『シスコン強化のツボ』!」 突然桐乃が右腰の辺りを圧迫してきた。 どうやらそこが『シスコン強化のツボ』らしい。 くっ!俺は今よりもシスコンになってしまうのか!? 「ねえ、どう!?」 桐乃が俺の上から期待に満ちた声をかけてくる。 ・・・・・・当たり前だがどうともないな。 桐乃に向ける感情はいつもの通りだ。 ・・・せっかくだからからかってやるか。 「桐乃」 「なに?」 「桐乃が愛しくて、愛しくて、たまらないんだ。 俺と、結婚してくれ。 絶対に幸せにしてやるから」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 俺の改心の出来のプロポーズに、お互いに無言になる。 自分の事ながら、今のは良かった。桐乃も俺の格好良さに惚れてしまっただろう。 例え相手がラブリーマイエンジェルあやせたんだろうとイチコロだったな。 ・・・・・・桐乃の下で寝そべっているのが珠に瑕だが。 「・・・・・・ 『シスコン解除のツボ』!」 「ぐぇ!」 突然桐乃が左腰を圧迫してきた。 「なにしやがる!」 痛くはないが驚いたぞ。 「・・・・・・あ、あんたがキモかったの!」 桐乃が腰をモジモジさせながら言う。 ここからだと顔は見えないが、怒りで真っ赤になっている事だろう。 「お前が俺のシスコンぶりを強化したがったから合わせてやったんだろうが」 相変わらず理不尽だな。 「うっさい。とにかくキモかったの!」 まあ確かに冷静に考えると、妹の尻に敷かれながらプロポーズする兄は、はたから見るとキモイのかも知れん。 「・・・・・・プロポーズっていうのはさ、一生に一度のイベントなんだから、もっとムードがあるところで、 ちゃんと顔を合わせてするもんでしょ?」 そうだな。だがそうできなかったのはおまえが俺の上に乗ってたからなんだが。 もしおまえが乗っていなかったら、きちんと土下座して頼み込んでたぜ。 216 名前:【SS】シスコン強化のツボ 3/3[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 19 01 23.32 ID 3ODlSoRO0 「まあいいや。 妹にプロポーズしたくなるくらいあんたのシスコンを強化しちゃたあたしにも責任あるし」 おい、まさか本当に秘孔が効いたと思ってるんじゃないだろうな。 「人体実験も終わったし、あたしはこれからお父さんのマッサージに行くから」 桐乃はそう言うと俺から降り、タオルと録画に使ったパソコンを小脇に抱えて部屋から出ようとする。 「・・・・・・なあ、桐乃」 扉に手をかけた桐乃を呼び止める。 「なに?」 「お世辞抜きにマッサージ気持ちよかったぜ。 親父も満足してくれると思う。 また今度頼むな」 「・・・・・・気が向いたらね。 そのときにはあんたをベッド代わりにするけど」 ベッド代わりにされるのは嫌だが、マッサージは気持ちいいから仕方がないな。 まあ、ベッド代わりにされるのは嫌だがな。 ・・・・・・嘘じゃないぞ? 「そうかい。じゃあその時はお返しに俺がおまえをマッサージしてやるぜ」 「え?ま、まさか豊胸マッサージ!? マッサージって言いながら、一時間も二時間も抵抗しないあたしの胸を揉みしだいちゃうの!?」 桐乃が顔を染め、空いたほうの手で自分の胸に触れる。 「違げーよ!」 というかイヤなら成すがまま揉まれずに、ちゃんと抵抗しろよ! 「そんなこと言うと『ブラコン強化のツボ』を押すからな!」 「はあ?なに言ってんの? そんなのあたしに効くはずないじゃん。 バカじゃないの?」 強化するにも、元がゼロだからですね。わかります。 桐乃はそう言うと、話は終わりというかのように音を立ててドアを閉めた。 桐乃がいなくなったため、身体を起こして動かしてみる。 だいぶ体が楽になった気がする。 桐乃のマッサージは本当に上手いな。 次のマッサージがいつになるかは知らんが、その時が楽しみだ。 出来る事なら毎日でも桐乃にお相手願いたいぜ。 そんなことを考えていたら、突然扉が開いて、桐乃がにゅっと顔を覗かせた。 桐乃はにやりと笑い、 「言い忘れてたけど、さっきのプロポーズの答えは保留にしておいてあげるから。 本番のときはちゃんと『ムードのあるとき』『自発的に』『顔を合わせて』言わなきゃダメだからね!」
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1449.html
915 名無しさん@お腹いっぱい。 2012/04/01(日) 17 42 15.03 ID c5iDLt0+0 SS『4月1日のあやせ』 こんなの絶対おかしいよ! 言うまでもなく、私の親友の桐乃と、変態お兄さんのことです。 前々から、仲が良すぎるのを必死で隠していた二人ですけれども 最近はもう、ところかまわずいちゃつくのが普通になっちゃってるんです・・・ 昨日だって、桐乃の家に遊びに行ったのに、お兄さんの世話をするって出かけちゃったって。 桐乃のお母さんもなんだか諦め気味に言ってました・・・ でも、このままじゃ・・・桐乃までアレな子になっちゃう・・・ お兄さんがどうなろうと、わたしの知った事じゃないですけど、 桐乃だけは・・・わたしの親友の桐乃だけは、道を踏み外させるわけにはいかないです。 でも、あんなに仲の良すぎる二人、どうやったら正常に戻せるんでしょう・・・ ピピピピッ、ピピピピッ――― と、考え事をしている間に、携帯が鳴り出しました。 えっと・・・お姉さん!? 「はいっ!新垣です。お姉さんですかっ!」 「う、うん、田村です。あやせちゃん、き、今日も元気だね~」 お姉さんは、何故かちょっと引きつったような声です。 でも、ちょうど良い所です。 「お姉さんっ!聞いてくださいっ!」 「えっ、あ、ふぇっ!?な、何かな~」 「お兄さんと、桐乃のことですっ!」 電話の向こうでハッと息を呑むような音が聞こえました。 やっぱり、お姉さんも、知ってるんですね。 「お姉さんも知ってるみたいですけど、お兄さんと桐乃が、仲が良すぎるんですっ!」 「な、仲が良いのはいいことだよ~」 「そうじゃないんですっ!桐乃が、お兄さんの手にかかろうとしてるんですよっ!」 「えっ、えっ、えっ?」 お姉さんには難易度の高い言い方だったかもしれません。 「桐乃が、お兄さんのものになっちゃうんですよっ!」 「あっ、えっと・・・うん、そうなのかな?」 がくっ・・・ お姉さん。本当に意味分かってるんですか? 「あのー、お姉さん。お兄さんの事、好きなんですよね?」 「えーと、うん、そうだね~」 「それで、お兄さんが他の女の子に夢中で・・・なんとも思わないんですか・・・?」 「う、うん。わたしがきょうちゃんのことが好きでも、 きょうちゃんが別の女の子の事が好きなのは仕方のないことだよね」 ・・・やっぱり、この人だけは、底が知れないです・・・ わたしの目標とすべき人ですけれど、正直、この域に達する事ができる気がしません・・・ 「そ、それでね、あやせちゃん。」 「はい!なんでしょうかっ!」 「え、えとね。きょうちゃんを怒らないであげてね」 挙句に怒らないで、なんて・・・ お兄さんが一方的に悪いのに、まるで仏様みたいです・・・ 「桐乃ちゃんが、きょうちゃんの事を普通じゃないくらい大事に思うのも、 きょうちゃんが、桐乃ちゃんのことを普通じゃないくらい大事に思うのも、 たぶん、半分くらい、わたしが原因だと思うし・・・」 お姉さん・・・ 「それに、五更さんが焚き付けちゃったみたい―――」 「お・ね・え・さ・ん」 「はっ、はいっ!」 「やっぱり、あの泥棒猫が悪いんですねっ!」 「ちょ、ちょっと待ってあやせちゃ―――」 「よく分かりました。今から、どういうことか説明を求めに行ってきますね!」 「あ、あやせちゃ―――」 プチッ 人の良いお姉さんの事ですから、あの泥棒猫も悪くないとかばうつもりだって事は良くわかります。 でも、もう我慢の限界です。 自分で足に鉛を縛りつけてもらって、東京湾にシンクロナイズドスイミングの物真似しながら飛び込んでもらいましょうか。 ピピピピッ、ピピピピッ――― わたしが準備をして出かけようとしたその時、携帯が再び鳴り始めました。 多分、また、お姉さん・・・と、今度はメールのようですね。 『件名:あやせちゃーへ 本文:さきぬきようちゃんにあつてくださあ』 ・・・多分、『先に、きょうちゃんに会って下さい』でしょうか? 大慌てでメールを打ったのがすごく分かります。 ・・・さっきから20分は経っていますけど・・・ でも、確かにその通りですね。 まず、大本を絶たないといけないですから。 そして、桐乃にもお話をする必要がありそうです。 それにしても、どうしましょう・・・ 正面から、『お兄さんと恋愛なんておかしいよ!』なんて言っても、 桐乃は桐乃で『好きな事は絶対にやめない!』なんて言うでしょうし、 お兄さんはお兄さんで『妹の事が好きで何が悪い!』とか開き直りそうですし・・・ せめて、桐乃がお兄さんに幻滅してくれれば楽なのですけど・・・そうだっ! あのお兄さんの変態性を利用しない手はありません。 お互いを変態だと思うように仕向けて、ケンカをさせればいいんです。 幸い今日は4月1日。嘘をついても大丈夫な日です。 それに、桐乃を正しい道に戻すためです。きっと、桐乃だっていつか分かってくれるはず・・・ 桐乃に嫌われちゃうかもしれないですけど、でも、親友として、やるべきことをやらないと! 手順さえ決まれば、やるべきことは簡単です。 まず、桐乃の家の洗濯カゴから、桐乃の下着を取り出します。 そして、すぐにお兄さんの家に向かい、お兄さんがだらしなく散らかした下着と混ぜます。 汚くって、本当なら消毒したいくらいですけど、これも桐乃のためですっ! 幸いお兄さんは外出中だったので、簡単に作業は済みました。 ・・・ところで、作業を終えてから気がついたのですけど、 なぜこんな事をする必要があったのか、少し自分でも不思議な気がしました。 桐乃の家で取り出して、そのまま桐乃の部屋に向かえばよかったのに・・・ とりあえず、疑問点はさておいて、桐乃の家へと向かいます。 「あやせ?どうしたの?」 何も知らない桐乃は、わたしを快く家に上げてくれました。 ゴメンね。桐乃。でも、どうしても必要な事だから・・・ 「あ、あのね、桐乃。わたし、桐乃に隠してたことがあって・・・」 「えっ・・・う、うん」 「この前、お兄さんの部屋にみんなで上がったとき、見つけちゃったものがあるの」 「ぇ・・・・・・・・・」 あ、あれ? そこでなんで、桐乃が青い顔をしてるのっ!? ・・・もしかして、いつぞやの薄い本みたいな・・・ じゃなくって!今は、桐乃の趣味を問い詰めてる場合じゃないのでした。 「こっ、これなんだけどっ・・・!」 わたしの手には、先ほどお兄さんの下着と混ぜた、桐乃の下着が載ってます。 「これ・・・あたしの下着?」 「そ、そうっ!」 「これが、どうかしたの?つーか、なんであやせが持って・・・」 「だからね、この前お兄さんの部屋に上がったときに見つけたの」 「ま、マジ?」 「う、うん」 「ちょっと匂い嗅がせて」 「えっ!?・・・う、うん・・・」 「ホントだ、あいつの匂いがする・・・」 き、桐乃!?・・・匂い・・・? でも、良かったのかな?お兄さんの部屋にあった事を簡単に信じてもらえたわけですし。 「それにね、あ、あの変態、桐乃の下着を、嗅いだり、舐めたり・・・」 「きっ、キモっ!キモすぎっ!あーーートリハダだってきた~~~っ!」 「それだけじゃなくって、そのっ・・・お、おな・・・・・・『使った』り・・・」 「あ、あいつっ、マジ変態っ!!!あ、あたしの下着でなんて・・・!!!」 桐乃の顔は、りんごより真っ赤になっちゃった。 こんなに激怒しちゃって・・・ちょっとやりすぎちゃったかな。 でも、これなら、お兄さんとの仲がこじれて、ちょっと冷めてくれるよね。 「そ、それじゃ、ね、桐乃」 「う、うん・・・・・・・・・・・・」 わたしは、最後に、桐乃の口が『あいつ・・・問い詰めてやらないと』と動くのを見て一安心しました。 とりあえず、桐乃の方は終わりです。 今度はお兄さんの方です。 「おっ、あやせ?どうしたんだ?」 「お兄さん。桐乃の事で、言っておきたい事がありますっ!」 単刀直入に切り出します。 「えーと・・・き、桐乃のこと、な?」 「わたし、お兄さんのこと誤解してました。 お兄さんの事、変態だの、近親相姦上等のクソ兄貴だの考えてごめんなさい」 「俺っ、やっぱりそういう風に考えられてたのっ!?」 「当然じゃないですか」 途端にしょぼくれるお兄さん。 でも、今日はそれだけじゃ済まないんです。 「それで、桐乃の事なんですけど」 「ああ」 「その・・・むしろ、桐乃の方が近親相姦上等で、 お兄さんの事を想いながらえっちなゲームをプレイしたり、お兄さんの下着を集めてたり、 お兄さんの匂いでえっちな気分になってたり、お兄さんとえっちをしたがってたりっ!」 「ま、まじかよ・・・」 ごめんね、桐乃。本当はお兄さんが変態だってちゃんと分かってるから。 でも、さすがのお兄さんもドン引きですよね。 「それだけじゃないです。 わたし達とお泊りのときも、寝言で『お兄ちゃん、お兄ちゃん』ってあえいでたり、 恋人にするんだったら誰が良い、って質問にも『お兄ちゃん』って言ったみたり、 とんでもない変態だって事がわかりましたっ!」 「へ、変態・・・だな・・・はぁ・・・はぁ・・・」 なんか息が荒いですね。 さすがにショックが大きすぎて、呼吸困難に陥ってるんでしょうか? でも、お兄さんが苦しむのはむしろ当然です。 「とにかく、そういうことです。 もちろん、わたしは桐乃と友達のままでいるつもりですけど、 お兄さんは、ちゃんと桐乃との関係を考え直したほうがいいんじゃないですか?」 「・・・ああ、そうする・・・」 よしっ! これで、お互いを変態扱いして、ケンカになってくれるはずです。 ほんとうにごめんね、桐乃。 でも、これで、桐乃だって後ろ暗い事が無くなるんだよね。 そして、私は何かをやりきった清々しい気分で、山へと向かいました。 もちろん、桐乃がこんな事になったもうひとりの原因を埋めるためです。 ザクザクと土を掘り返すわたしの足元から、声がかけられました。 「あやせサマァ?今度は誰が埋められるんだってよぉ?」 「あ、加奈子?今度はね、泥棒猫さんだよ♪」 「で、加奈子は、助け出してもらえんだよな?」 「・・・お話する人が増えて、寂しくないでしょ?」 「・・・・・・・・・」 「あ、そうだ。その人ね、先に東京湾で泳いでくる予定だから、 もしかすると、肺に水が入って、ちゃんと喋れないかもしれないかも」 「・・・・・・(((( ;゚д゚)))」 「匂いもきついかもしれないけど、加奈子なら我慢できるよね?」 「・・・・・・ハ、ハイィ・・・」 良かった。はじめは加奈子でも我慢が出来ないかなって心配したんだけど。 やっぱり、泥棒猫だもんね。内臓なんて真っ黒だろうし、血だって青いかも。 でも、加奈子が我慢できるなら、安心だよね。 そして、空が夕焼けに染まるころ、わたしはまた、一人分の穴を掘り終わりました。 そろそろ、桐乃とお兄さんのケンカも始まった頃かなぁ? 「・・・・・・うへぇ~」 「えっ?加奈子?どうしたの?」 突然加奈子が、妙な声を出しました。 「えっ、加奈子ぉ、今なんか喋ったのかよ?」 「う、うん。『うへぇ』って」 「『うへぇ』?んな変な声だすわけnうへぇ~・・・いま、声が勝手に」 加奈子ったら、何を言ってるのかな? 勝手に声が出るなんてあるわけがないのにね。 「・・・・・・・・・うへぇ~」 「加・奈・子?」 「ちょっ!まっ!だ、だってとまんnうへぇ~~~・・・」 もうっ・・・仕方ないなぁ・・・ たぶん、しゃっくりみたいなもので、 『特別な偶然』が重なったときに、止まんなくなるのかな? 「うへぇ~~~」 さすがにちょっとご近所迷惑な気もしますけど、きょうのところは許してあげますね。 だって、今日はとても気分がいいんです。 お兄さんと桐乃が、普通の兄妹になってくれるハズなんですから そして、この戦争(泥棒猫埋め)が終わったら、わたし・・・ 「うへぇ~~~」 End. ------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1336.html
524 名前:【SS】[sage] 投稿日:2011/12/24(土) 21 33 44.95 ID 3gDAcVKM0 [3/5] 訓練された同士A「こいつは戦車もオシャカの対戦車バズーカだ!くらえ!!」ドカーン!!! あやせ「かなしいな~私は戦車程度ですか?」 訓練された同士A「ひっ、ひぃ~」 あやせ「ああ!!私のお洋服がちょっと焦げちゃったじゃないですか!死ね!!」 訓練された同士A「ぐあ!!」 訓練された同士B「くっ奴を止められる奴はいないのか!?」 ???1「あいつはお前たちが敵うような相手じゃないぜ」 訓練された同士B「!?」 ???2「埋めるのが日常になっているな。うんうん。」 ???3「餅は餅屋」 ???1「あとは、俺たちに任せな。」 訓練された同士「あなた方は『淫獣』!!」 淫獣三人「うひょおおおおおお!! あ・や・せ・たnぐあああああああああああああああああ!!」 訓練された同士「淫獣ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 ----------------------------------------------- 一方、ラブホ内 京介「ちょっと外が騒がしいな?」 桐乃「うん。クリスマスイヴだからじゃない?そんなことよりもっと抱きしめなさいよ!」ギュ 京介「はいはい。」ギュ 桐乃「―ッ」 京介「こんな感じか?」 桐乃「…うん。ちょうど…イイ感じ」 桐乃「ねぇ京介」 京介「うん?」 桐乃「…今日は大丈夫だから……優しくしてよね?」 京介「ああ」 桐乃「京介」 京介「桐乃」 ピンポーン♪ -------------