約 431,300 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/144.html
428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/08(土) 03 42 06 ID sK29zHYO0 桐乃が少しだけ膨らんだお腹をさすっている。 まるで、まだ見ぬ子を慈しむ母親のような顔で。 そのままこちらに流し目を送り、からかうような、それでいて優しげな声音で囁く。 「ね、名前なににしよっか?」 俺はごくりと唾を飲み込む。 「いや、お前、言ってる意味が……」 「あたしたちの子なんだから……ちゃんと話し合って決めたいじゃん?」 恥じらうように目を伏せる桐乃。 「二人の愛の結晶だもん。あたし頑張って元気な赤ちゃん産むから――」 「桐乃……」 俺はそんな桐乃に近付き、そのお腹へ手をやり―― 桐乃がお腹に仕込んでいたクッションを引っ張り出した。 「あっ! ちょっと何すんのよ!」 「アホか! 冗談にしてもタチ悪いぞ!」 クッションを取り出した桐乃のお腹はキュッと引き締まっている。 当然妊娠なんぞしているわけもない。 「ふん、なによ心当たりあるくせに」 「あ、あのな。お前とその……ヤったのは、つい先月だろうが! 一ヶ月でそんなお腹にならねーよ!」 「でも出来てるかもしんないでしょ?」 「お前ちゃんと生理来たって言ってたろ!」 ったく。ありえないと分かっていても、一瞬ドキッとしちまったじゃねーかよ。 「とにかく、こういう冗談はだな……ん? どうした?」 見ると桐乃は目をそらしている。心なしか顔が引きつっているようにも見える。 一体なんだ? そう思った矢先―― 「――京介、桐乃。お前たちに話がある」 後ろから、出掛けていたはずの親父の巌のような声が響いた。 ……明日も生きられますように。 End -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1458.html
651 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/13(金) 18 38 00.09 ID A7DLr97w0 桐乃「あーのど渇いた」ガチャ 京介「ちょっ、桐乃! ノックしろとあれほど!」アタフタ 桐乃「なに慌てちゃってんのw 平気だって。 あんたがエロゲしててもあたしは気にしないし」 京介「してねえ! ってか、なんで一々俺の部屋に麦茶のみに来るんだよ。 一階のでいいだろうが」 桐乃「だってこっちの方が近いし」パカ トクトク ゴクン 京介「はぁ…… 元々おまえが使いたかったから買ったんじゃないだろうな……」 桐乃「それにしても、大分にぎやかになったよね、この冷蔵庫」 京介「まあな。 でも許しが出たようなもんだし、問題ないだろ」 佳乃「ねえ大介さん、ちょっといいかしら」 大介「なんだ、佳乃」 佳乃「京介と桐乃のこと疑っていないって言ったけど、本当に平気かしら……」 大介「何かあったのか?」 佳乃「京介、桐乃にもらった冷蔵庫を部屋に置いてるでしょ? あの冷蔵庫なんだけど…… あたしが見るたびに貼られてるプリクラの数が増えていってるのよ」 大介「」 佳乃「まさか、ラブラブツーショットプリクラなら問題ないのが分かって撮り捲くってるのかしら」 大介「……考えすぎだろう」 ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1746.html
308 名前:【SS】こいつらの日常(いつも)【SS】:2013/07/05(金) 23 41 33.85 ID u4loj33+O 「・・・結局最初っから最後まで一緒だったなー」 「ん?なにが?」 夕食後の勉強タイム。 今日も今日とて俺のベッドに寝転んで携帯ゲームをやってた桐乃が不意に呟いた。 「なんでもない」 「ふぅんそっか」 そのままノートに目を戻した瞬間、 「いって!」 「あんたってほんとKY」 後頭部に桐乃の蹴りが入っていた。 「なにすんだよお前!?」 「うっさいバカ!そこは「いやなんでもねーことないだろ?話してみろよ」とかって食い下がるとこでしょ!?頭湧いてんじゃないの!?」 なにこの理不尽なキレ方? いい加減慣れてもいいようなもんだが、一向に慣れねーなこれだけは。 「はいはい分かったよ。ほれ、話してみろよ」 「はあ?なにその態度?上から目線とかムカつくんですけどー?」 うわめんどくせえ。 今更ながらに思うけど、本当にめんどくせえ女だ。 なんで俺は・・・。 何度も自問した言葉が頭に浮かんでは消える。 ・・・考えるだけバカらしい。 どうせいつも、決まって答えは同じなんだから。 「はいはい・・・桐乃?そんなこと言わずに話してみろよ。俺みたいな奴でも少しくらい役に立てるかもしれねーぜ?な?」 そこまでへりくだって言うと、桐乃は口の端を妙に引くつかせながら答えてきた。 「へ・・・へえ。わかってきたじゃん・・・」 ・・・たぶん気を抜くとニヤついちまうのを必死で我慢してんだろーな。 最近分かったことだが、どうにもこいつは俺より優位に立つのが好きらしい。 そこをちょっとくすぐってやりゃ見ての通りだ。 なんてわかりやすい妹だ。 「んーでもー・・・もう一声っかなー?」 前言撤回。明らかに悪化してやがった。 「・・・頼むよ桐乃。俺、お前の助けになりたいんだよ」 「そこまで言うならしょうがないっかなー!」 ・・・ああなるほどね。 下手に出た言葉が聞けりゃ、少しくらい棒読みでもいいんだ。 ・・・しっかり覚えておこう。 309 名前:【SS】こいつらの日常(いつも)【SS】:2013/07/05(金) 23 43 28.35 ID u4loj33+O 「で?なにがどうしたって?」 気を取り直して桐乃に目を向けると桐乃はうつ伏せのまま、一瞬ぎくりとした顔をした。 なにこの反応? 「おい桐乃?」 再度問いかけてみると、暫く「ううう・・・」と呻いた後に、おもむろに俺の枕を抱きしめてそこに顔を埋めてしまった。 そのままバタバタと俺の布団を足で叩きながら、左右へと体をゆすり始める。 もちろんその間にも「うーうー」と何度も唸っている。 ・・・見てる分には十分に面白いんだが。 いかんせん俺の布団が見る間に乱れていくのはどうにもいただけない。 「おい、いきなりなに暴れてるんだ?」 「暴れてんじゃない!バカッ!」 いきなりキレやがった。 変わらねー。ほんとーに変わらねーこいつだけは。 「じゃあなんなんだよ?」 「・・・」 俺の問いに桐乃は、うつ伏せのまま、少し涙目の半眼で黙って俺のことを睨んでいたが、不意にプイッと横を向くと、小さくこう呟いたのだった。 「・・・面と向かって言うのが恥ずかしいことなんだっての。察しろバカ」 「あ・・・あー」 なるほどねー。 さっきのは照れ臭くてモジモジしてたってことか。 なるほどなるほどー。 ・・・などと文字面では冷静に書いちゃいるが、実際俺の顔も真っ赤である。 なにこの可愛い生き物? 照れて身悶えるとかマジ可愛いんですけど。 ・・・いかんいかん冷静に冷静に・・・。 俺はコホンと一つ咳をすると、努めて平静な声を出した。 「あースマンな桐乃。それは悪かった。勘弁してくれ」 「・・・いいけど、別に」 「そかサンキュ」 「・・・ん」 俺の言葉に素直に頷く桐乃。 そっぽを向いたままじゃいるが、こういうの見ると本当に変わったんだなって実感できる。 俺たち兄妹の関係がな。 310 名前:【SS】こいつらの日常(いつも)【SS】:2013/07/05(金) 23 46 43.49 ID u4loj33+O 「えーと・・・で、だな・・・」 「なに?」 「・・・なんて言ったの?」 「え!?ちょっ!?」 俺の言葉に反応して、勢いよく俺に顔を向ける桐乃。 「あああああんた、い、今の流れでそのまま聞いてくんの!?」 「だ、だってよしょうがねーじゃん!ここまで聞いちまったらもう気になってしょうがねーもん!!」 「あんた開き直りに磨きかかってない!?」 「いいだろ兄妹なんだから!!」 「それ言えば何でも叶うと思うなよ!?」 ギャーギャーと喚きながら言い合いする俺と桐乃。 卒業し、普通に戻り、新しく歩み始めても・・・俺たちはこうして変わらず生きていくのだ。 「あーもううるせえ口だな!今塞いでやるからじっとしてろ!!」 「あんたこそその喧しい口を今黙らせてあげるからそこで目え瞑れ!!」 ・・・ま、変わってねーんだけどな。 END 320 名前:【SS】続こいつらの日常(いつも)【SS】:2013/07/06(土) 00 15 23.91 ID sztpN6hMO 「・・・で?」 「ん?」 「結局何が言いたかったんだよ?」 あれからドタバタと取っ組み合うこと10分。 ぜいぜいとお互いに荒い息をつきながら、俺たちはベッドに揃って寝転がっていた。 断っておくが、やましいことはなにもしていない。 いいか?してないといったらしてないからな。 「・・・やっぱ聞く気なの?」 俺の言葉に桐乃は疲れたような声を出してこっちを見てきた。 ・・・呆れたような顔すんなよ。 「ここまできたら意地でも聞かせてもらう」 「あんたって無駄に頑固だよねー」 「うっせ。文句は親父に言え」 正直、俺がいざという時に全く引かないのは親父の血の所為だと確信している。 ありがたいのかありがたくないのか・・・ま、良くも悪くもってやつだ。 「まあねー、お父さんホント堅物だもんね」 「その分お袋がゆるっゆるだけどな」 「きゃははたしかに」 パタパタと足を揺らしてながら、桐乃は心底おかしそうに笑いだした。 「ホント馴れ初めとか聞きたいよね」 「お袋がベタ惚れだったんだってよ」 「え!?マジで!?」 「マジマジ。前にお袋本人から聞いたから間違いねーよ」 全くあの時は参ったぜ。 きっかけは忘れたが、とにかく親父とのノロケ話を延々と聞かされた思い出がよみがえる。 なんでも高校に入って一目惚れして、それから3年間、ずっと付きまとって見事彼女の地位を勝ち取ったとか言ってたっけ。 いやはや、あん時ほど辟易したこともねーよ。 なにが悲しくて親のノロケなんぞを聞かなくちゃならんのだか。 321 名前:【SS】続こいつらの日常(いつも)【SS】:2013/07/06(土) 00 19 03.94 ID sztpN6hMO 「ふーん・・・お母さんも一途だったんだ・・・」 「え?」 俺の言葉に、桐乃はぼそりとそんなことを呟いた。 「・・・さっきのね、教えてあげる」 「お、おう」 桐乃はそういうと、暫し俺の顔をじっと見つめてきた。 思いのほか近い距離に内心ドギマギしながら、俺は桐乃の言葉を待った。 「・・・結局ね、あたしはずーっと一緒なんだなーって思ったの」 「え?」 俺が訳が分からず聞き返すと、桐乃は照れたように小さく笑って言葉を続けた。 「・・・小さい頃から『お兄ちゃん』が好きで、中学に入って、あんたに幻滅しても『兄貴』が好きなまんまで、そうして今でも『京介』が好きでさ・・・なんだ、結局あたしって、ずっと一途に一人のことが好きだったんだなーって思ったの」 「桐乃・・・」 「おっかしいよねえ。普通に考えりゃ、あんたよりカッコいい人なんてたっくさんいるのにさぁ」 そう言って桐乃は、困ったようにクスクスと笑った。 「でもね・・・」 真っ直ぐに俺の目をみつめながら、桐乃はニッコリと笑ってこう言った。 「やっぱりあたしはあんたが好きなんだ。いままでも・・・これからも、ね」 「桐乃・・・」 その眩しい笑顔を見ながら、俺はやっぱりいつものようにこう思うのだった。 俺の妹がこんなに、 「で、もー」 かわ・・・え? 「あんたはフラッフラフラッフラしまくってたけどねー」 「・・・え?」 気が付けば、桐乃は半眼になって思いっきり俺を睨んでいた。 323 名前:【SS】続こいつらの日常(いつも)【SS】:2013/07/06(土) 00 20 49.14 ID sztpN6hMO え?あれ?桐乃さん? ここはほら、きれいにまとめるところじゃ・・・? 「は!知るかっつーの」 桐乃はそう言い捨てると、ごろんと仰向けになった。 「あーあ。なーんかズッルいよねー?あんたはさー、黒いのと付き合ってー、麻奈美さんとずーっと一緒でー、あやせや加奈子、櫻井さんにまで告白されてさー。あったしなんて告白すらされたことないんですけどー?」 次々と羅列されていく俺の女遍歴。 なんかこれだけ聞くと、まるで俺がリア充の女たらしみたいじゃないか。 え?なにこれ? いつの間にか浮気を糾弾される亭主みたいになってるんだけど? なにこの修羅場みたいな雰囲気。 「ねえ?どう思ってんのあんたは?」 くるんと顔だけこっちに向けて、桐乃は俺の目をみつめる。 もちろん色っぽい雰囲気は微塵もなく、怒気を湛えた目でだ。 「い、いやそれお前と付き合う前の事で・・・」 「へえ?それで言い訳にしちゃうんだー?おっかしいなあ?あたしの大好きな人はそーんな言い訳をする人じゃなかったなー」 ウリウリと俺の頬を指でつつきながら絡むように言う桐乃。 ハッキリ言って超ウザい。 ウザいが・・・はあ。こればっかりは仕方ねーか。 「あー・・・俺が悪かった」 「気持ちが籠ってない」 わーってるよ。 「今はお前だけが俺のすべてだ」 「うひっ!?な、なに言っちゃってんの?バカじゃん!?」 瞬間顔を真っ赤にしてあからさまに動揺する桐乃。 ホント直球に弱いよな、お前。 「バカでも何でもいいよ。俺は今までもシスコンで、これからもシスコンで、んで・・・」 そうして俺は、桐乃の顔を見てこう言った。 「ずーっと、俺の妹がこんなにかわいいわけがない、って思い続けるんだからよ」 「・・・ばか」 「知ってるよ」 そのまま無言で抱きついてきた桐乃を抱きしめる。 「一生許さないから」 「一生かけて謝んよ」 そうして手の中のぬくもりは、一生手放してなんかやらない-。 END 325 名前:【SS】続こいつらの日常(いつも)【SS】:2013/07/06(土) 00 26 59.16 ID sztpN6hMO ・・・ ・・・ 「ちなみに桐乃?」 「なに?」 「そろそろ右手の感覚がなくなってきたんだが?」 「え?やだ」 そうして桐乃はピタリと俺に抱きついたまま、ご満悦の表情を浮かべるのだった。 今度こそEND ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/840.html
216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/21(火) 23 26 50.67 ID YwEtsQ5q0 [4/4] 桐乃留学中、塩浦海水浴場にて 京介「…あ、桐乃だ」 大介「…京介、桐乃はアメリカに留学したんだ、ここにはいない」 京介「いや、ほら、あそこにいるの桐乃だろ」 佳乃「寂しさのあまり幻覚でも見てるのかしら…」 京介「あ、桐乃がこっち見た」 大介「何!?どこだ!」 京介「お~い、桐乃~!」 一方その頃、サンフランシスコ州・ソーントンビーチ 桐乃「あ、京介だ」 リア「え?キョウスケ?どこどこ?」 桐乃「ホラあそこ。あ、手振ってる。おーい京介~!」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1653.html
737 名前:【SS】:2013/02/19(火) 19 46 00.16 ID a/G+2ggkO ぼちぼち花粉の季節。きりりんと京介は大丈夫なのだろうか? ~桐乃部屋にて深夜エロゲプレイ中~ 京介「ぶえっっっくしょんっ!!」 桐乃「ちょ!?なにすんのあんた!!なんでこっち向かってくしゃみするワケ!?顔にツバ飛んだじゃん!!」 京介「……わりぃ……。そろそろ花粉のシーズンかな……。」 桐乃「だいたいねー、花粉症なんて自己管理ができてない証拠。 バランスのいい食事と睡眠時間をちゃんととれば花粉症なんてならな…………くちゅん!」 京介「……ふーん、自己管理ねぇ。」 桐乃「……うっさい。」 京介「つーか、おまえもこっち向かってくしゃみしたけど、失敗に終わったようだな。」 桐乃「……………………。」スリスリ 京介「ちょ!おまえ!なに人の服で鼻水拭いてんだよ!!」 桐乃「あたし今、りんこりんで手が放せないし?てゆーかまだ少し鼻残ってるからティッシュで拭いてくんない?」 京介「自分で拭けよ。」 桐乃「だ~か~ら、手放せないっつったっしょ!」 京介「……しゃーねーな……。ほらよ。」 桐乃「……………………。」 京介「……これでいいか?」 桐乃「ん。…………てゆーかあんたも鼻水垂れてるよ。ほら、ちーんして!」 京介「……俺はガキか?」 桐乃「さっさとする!」 京介「…………はい。……………………。つか、そのティッシュ、さっきおまえの鼻かんだヤツじゃねーか!!」 桐乃「さっきあんたがあたしの顔にツバ飛ばしたおかえし。」 京介「…………おかえし……ね…………。」プニョン 桐乃「!?!!……あ……っ……んっ…………、ちょ!変態!どスケベ!!妹の胸に顔埋めるとかどういう…………。」 京介「あ!……わりぃ……、俺も仕返ししようと思って……深く考えなかったわ……。」 桐乃「~~~~~!……深く考えなかった……?バカ!!しね!!この強姦魔!!」 ドコォォォォォォ!!! バタン!!!! 桐乃「…………ばか。」 京介「ぶえっっっくしょんっ!!」 ~終~ ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/511.html
153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/02(土) 15 52 48.31 ID zu45P1FAP [2/3] ttp //skm.vip2ch.com/-/hirame/hira017675.jpg 154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/02(土) 15 58 13.74 ID zu45P1FAP [3/3] 京介「できるかっ!」(プレイしながら) 155 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/02(土) 16 11 38.45 ID z/70COhMP [3/5] 京介の大学の先輩に雫さんが紛れ込んでいたようです 京介「じゃあ俺は彼氏じゃなくて兄貴であったほうがいいのか?」 雫「まずそういう考え方がダメ」 京介「ならどうしろっていうんだ?」 雫「いい? 桐乃ちゃんにとって兄貴と彼氏は別々じゃないの」 京介「どういうことだよ?」 雫「桐乃ちゃんの彼氏は兄貴であなたの彼女は妹」 京介「は?」 雫「はい、自分に置き換えて言ってみて」 京介「なんでだよ?」 雫「いいから」 京介「あー……俺の彼女は妹で、桐乃の彼氏は兄貴?」 雫「そう。だから、あなたはずっと桐乃ちゃんの兄貴でいいの」 京介「…………」 雫「桐乃ちゃんもあなたの妹でいるんだから……胸をはって俺の彼女は妹ですって言うといいよ」 京介「そ、そういうもんか?」 雫「そういうものよ。友達に自慢すれば? 俺の童貞は妹に奪われたんだぜって」 京介「(……俺、何でこんな人に相談しちまったんだろう……)」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1597.html
908 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/19(月) 13 53 10.30 ID T1MA6z3f0 895 原作京介&義妹きりりん 京介(い、いいいきなり抱き付いてくるなんて一体全体これはどうなってんだ桐乃!?) 桐乃「んー」 京介「…ん、んー??」 桐乃「んーっ」 京介「???」アセアセ 桐乃「もー。意地悪しないでってば」 京介「な、なんの話?」 桐乃「だからあ、…ちゅーしてってば」 京介「!!?」 桐乃「?なんか今日のあんたおかしくない?」 京介(お前がな!?) 桐乃「んー、いつもみたいにちゅーして頭ナデナデしてくれなきゃヤ」 京介(いつもそんなことしてたっけ俺?な、なにがどうなって!??) 桐乃「あんたがしてくれないならあたしがしちゃうよ?」グイッ 京介「へ?ん!んんー!!?」チュウゥ!! 義妹編京介&原作きりりん 桐乃「にゃ、にゃあ!??いいきなり妹に抱き付くなんて、なななんのつもり???」 京介「何って彼女に甘えてるだけだぞ?」 桐乃「彼女!?へ、ふぇ?あたし…が??」 京介「そうだろ?」 桐乃「な、なに言ってんのか…あの、その…?そんな見ないでっ…ちょっ?顔近いってば…あんた何する、気……??」 京介「お前のダイスキなことだよ」 桐乃「ねえ…待ってってば…そんな、あたしまだ心の準備がっ」 京介「いつもしてるだろ?」 桐乃(いつも…って?どーゆーこと…?ゆ、夢の中の京介が現実に現れちゃった…???もう何がなんだか) 京介「桐乃…」 桐乃「京介…?」 桐乃(そっか…やっぱりそうなんだ。じゃあもういいよね?あたしの思い通りにしたって…) 桐乃「んっ」チュウゥゥ 京介「…っぷは。桐乃、今日はいつもより激しいな…?って、桐乃!?ちょっ、ま、ちょっと待って!?んん!?ンんんん!!??…きりっ こうですか? ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1470.html
【SS】兄貴不在!?きりりんの家出旅!? オリジナルファイルへのリンク 桐乃「はぁ~こんなとこまで来て、なにやってんだろ。あたし・・・」 桐乃「勢いで来ちゃったケド・・・ハァ・・・」 ―――――今朝 大介「桐乃、ちょっとそこへ座りなさい。」 桐乃「ん?お父さん?おはよ~なに~?・・・」ネムネム パサッ 大介「なんだ?このポスターは!」ドンッ 桐乃「何って・・・夏にイベントがあるんだけど、そのイベントにあたしが広告モデルとしてオファーされたの。 その時に使われる試作のポスターだけど?」 大介「そういう事を聞いているのではない!この格好はなんだと言っているのだ!?」 桐乃「え・・・だって、夏だし・・・」 大介「そのイベントとやらが近づくと、町中にそのポスターが貼られるんだろう?不埒な格好をした桐乃が!」 桐乃「不埒って・・・ただの水着じゃん!お父さん、過剰になりすぎ!それにこれは・・・っ!」 大介「もう!知らん!・・・・・こんな格好をした桐乃が、町中に晒されるのか・・・!?」ブツブツ 桐乃「お父さん!!ちゃんとポスター見てよ!!」ダッ ・・・バタン――――― 桐乃「はぁ・・・どーしよ・・・ジッとしててもどうにもなんないし、ちょっと歩こっ・・・」 桐乃「・・・京介・・・あのバカ何してんだろ・・・」 桐乃「・・・海か・・・・・」 ((京介「桐乃ぉ~~待てよぅ~~あはは~~」)) ((桐乃「京介ぇ~~つかまえてみなさいよ~~うふふ~~」)) 桐乃「・・・はっ!!キモッ!あたしキモッ!なんて想像してんのよっ!!」ブンブン 桐乃「お、落ち着け・・・あ、あたし・・・・・ん?わぁ~キレイな貝殻!!・・そうだっ!」 桐乃「・・・よし!出来たぁ!」フゥー 桐乃「うはw意外と上手くできたw記念に写メ撮っておこうっと♪」ピロン 桐乃「そうだ!あいつらにも見せてあげよっとwえーと、メールメールっと」ピッピッ 桐乃「うーんと『海岸なうwキレイな貝殻で貝殻文字作ったwヽ(`Д´)ノ』送信っと。」ピッ 桐乃「それにしてもキレイな砂浜!・・・砂浜と言えば・・・やっぱアレかなw」 桐乃「や、やっちゃったwか、書いちゃったwあたしのキャラじゃないってのw!」 桐乃「///らしくない!うん!消そう!うん!」アセアセ ???「何を書いているのでゲソ?ん~?ア、アニ・・?」 桐乃「え!?ちょ、ちょっと!!見んなって・・・あれ?ゲソ?」 桐乃「あ、あれ!!イ、イカちゃんじゃない!?え??本物!?本物なのーーーっ!?」ハァハァ イカの人「お主、わたしを知っているのでゲソか?」 桐乃「もちろん!ねぇ~イカちゃん!あたしの妹になってよっ!!ねぇ~お願いぃ~」ハァハァ イカの人「・・・・・」(うっ、なんかこの感じ・・・まるで誰かさんと一緒じゃなイカ・・・) イカの人「ところで、お主はこんなところで何をしているのでゲソ?」 桐乃「かくかくしかじか。」 イカの人「ふーむ。日頃から水着を着ているわたしは、一体どうなってしまうのでゲソ・・・」 桐乃「イカちゃんは別に怒られないってwwイカちゃんこそ、どうしてここにいるの?」 イカの人「かくかくしかじかでゲソ。」 桐乃「いたずらして怒られて、飛び出してきたんだwてか、イカちゃんってさぁ―――」 桐乃「―――随分と話し込んじゃったねw」 イカの人「・・・確かお主、桐乃という名前だったでゲソね?」 桐乃「うんwそうだけど、どうかした?」 イカの人「出会ったとき、何を書いていたのでゲソ?桐乃の名前と兄のことが書いてあったような気が・・・」 桐乃「え!?あ、あれ?べ、別に大したことじゃないっての!た、ただのおまじないっ!」 イカの人「おまじないでゲソか・・・いいじゃなイカ!!是非とも侵略祈願を・・・!」 桐乃「ええ!?詳しいことは、ほ、ほら、イカちゃんのお家のお姉さんに聞いてみたら?ねっ?」 イカの人「うーむ・・・じゃあ、そうしてみるでゲソ!」 桐乃「そんなことより、ねぇ~イカちゃんさぁ~ほんとに家に来ない??今からでもいいよ!うっさい兄貴がいるけどw」 イカの人「わたしには帰るべき所があるでゲソ。だから無理でゲソ!ただし!友としてなら後日、遊びに行ってもいいでゲソ。」 桐乃「え!?マジでマジでw!?超うれしいwww絶対だかんね!」 イカの人「じゃあ、そろそろおいとまするでゲソ。」 桐乃「ええー!もっと話、したかったなー」 イカの人「あんまり皆を心配させるわけにはいかないでゲソ!桐乃にも待っている家族がいるんじゃなイカ?」 桐乃「そりゃ・・・そうだけど・・・」 ???「おーーーーーい!」 イカの人「お?ひょっとして・・・桐乃の兄が迎えに来たんじゃなイカ?すごいじゃなイカ!さっそく、おまじないの効果が表れたでゲソ!」 桐乃「イ、イカちゃん、おまじないの事はもういいってw!兄貴?ないないwないってwだって、誰にも居場所言ってないし~」 イカの人「でも、こっちに向かって来てるでゲソよ?それじゃ、わたしはそろそろ行くでゲソ!暗くなる前に早く帰るでゲソよ~」 桐乃「あっ!?もう!?絶対に遊びに来てね~イカちゃ~ん!!またね~」 桐乃「・・・行っちゃった・・・可愛かったな~w」ムフフ ???「なーに、気味悪い顔して笑ってんだw??」 桐乃「はぁ!?だ、誰がっ!!・・・って、あ、兄貴っ!?な、なんで??」 京介「よう!誰かと一緒だったのか?」 桐乃「そうそう!!あのイカちゃんに会った!!本物のっ!!」 京介「は、はぁ・・・イ、イカと?よくわからんが・・・よ、良かったな。」 桐乃「でしょーw今度、家に遊びに来るんだって!すんごい楽しみw」 京介「は、はぁ・・・イ、イカが?家に?遊びに来る!?・・・た、楽しみだな。」 桐乃「そうそう!あんたさ、なんであたしの居場所が分かったの?誰にも言ってないんだけど!」 京介「おまえ、黒猫と沙織に変なメールしただろw?」 桐乃「べ、別に、変じゃないし・・・で?」 京介「そのメールに位置情報が添付されていたらしい。それで分かったというわけだ。」 桐乃「あっ!そうか!」 京介「どういうことだ??」 桐乃「あのね・・・最近あやせとメールする時にさ、やたらと今どこ?って聞かれるから『今ココ』って位置情報も一緒に送ってるんだw それで設定もずっとそのままにしてあるからさ、あいつらにも位置情報が送られたってわけ。」 京介(あ、あやせ・・・) 桐乃「で?あんた、何しに来たのよ?」 京介「何って、迎えに来たに決まってるだろうが!家に帰ったらよ、珍しく親父がおふくろに怒られていたから、 何事かと思ったら・・・このポスターが原因だったんだな・・・」ペラッ 桐乃「何ぃ~?あんたもなんか文句あんの!?」 京介「い、いや、キレイに撮れてるしスタイルも良いと思うぜ。さすがだ。それによこれ、サンプルだろ?」 桐乃「バ、バカ!へ、変な目で見ないでくれるっ!?・・・あたしもさ、ちゃんと言ったんだけど・・・」 京介「まぁ、親父のことだから・・桐乃の格好だけに目がいってしまって、ちゃんと見てなかったんだろw 親父も詫びたいって言ってたぞw早とちりだったってなww」 桐乃「・・・まぁ、勝手に飛び出したあたしも悪いし・・・」 京介「それは、家に帰って親父に言えよ、なっ!・・・ちょっと歩こうぜ。」 桐乃「あ、うん。そだね・・・」 京介「そうそう!ここに来る途中、ちょっと調べたんだけどこの海岸ってウミガメが産卵にくるらしいぞ。 近くに国立大学もあって、研究もされてるみたいだぜ。」 桐乃「へぇ~確かにここって、ずーっと向こうまで海岸が続いてるし砂もキレイだし、良い場所なのかな?」 京介「そうかもな~うおっ!なんだ!このデカい植物は!俺と同じくらいの背丈はあるぞ!?」 桐乃「ここは、あたしにまかせてっ!」パシャ 京介「ん?写真撮って、どうすんだよ?」 桐乃「わからない花とか植物を調べてくれるアプリがあんのっ!」 京介「おお!それはすごいなー俺もスマホ買おうかな・・・」 桐乃「お!わかったw『アツバキミガヨラン』だって。北アメリカ原産の常緑性低木で、剣のような形をした葉っぱが特徴だって。」 京介「ほんとだ!葉っぱが剣みたいだw痛っ!いってー!ほんとにすんげー尖ってるじゃねえか!」チクッ 桐乃「ちょっと、バカ兄貴!何やってんの!?ほらっ、さっさと手出して!絆創膏貼ってあげるからっ!」ガサゴソ 京介「あ、ああ。悪いな・・・サ、サンキュー」アセアセ 桐乃「はいっ!おしまいっ!・・・ったく山登ったときは、知らないものには勝手に触るなとか偉そうなこと言ってたくせにっ!」フンッ 京介「うっ・・・す、すまん・・・」(´・ω・`) 桐乃「わ、わかればいいのっ!!・・・・・さっきから気になってんだけど、海の向こうに見えるあれって島?」 京介「ああ、あれか~あれは位置的に・・・知多半島だなー」 桐乃「まじっ!?あれが噂の・・・っ!!」 京介「ん?知多半島になんかあんのかー?」 桐乃「今ね、知多半島には『知多娘。』っていう知多半島をPRするキャラクターが市や町にたくさんいるのっ! みんなとっっってもかわいいんだぁ~~YouTubeに観光PR動画もあるしw!見る?見る?」ムッハー 京介「・・・い、いや、今はいいっス・・・」 桐乃「そう?あたしもさ、たま~に千葉をPRしたりする仕事あるじゃん?地元をPRするもの同士、負けられないっしょ!」 京介「そういえば、そうだなー桐乃も千葉モノレールや自動車ディーラーのマツダで仕事してたもんなw」 桐乃「そうそうw・・・機会があれば、いつか一緒に仕事してみたいな~」 京介「・・・さてと、無事に桐乃も見つかった事だしそろそろ帰ろうぜー」 桐乃「うん。ところでさ、そのポスター・・・あげよっかw?もう衣装は決まってるみたいだし・・・」 京介「・・・い、いるかよっ!てか、どんな衣装になりそうなんだ?」 桐乃「ここは夏らしく、ベタに浴衣になりそうだってwだから、もうサンプルはシュレッダー行きだけどw??」 京介「・・・す、捨てるんならもらっといてやるよ!い、1枚印刷するのに、どれだけコストがかかってると思ってるんだ?それによ・・・」ブツブツ 桐乃「はいはいwwwわかったってばwww」 兄貴不在!?きりりんの家出旅!? 終 ロケ地:三重県津市 白塚海岸、町屋海岸 次回予告
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/799.html
814 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 21 12 00.90 ID LpgZWlfV0 [3/3] 京介「なぁ、胸触っちゃダメか?」 桐乃「キモッ! ダメに決まってんでしょ! 何考えてんの!?」 京介「…………」 桐乃「ちょ、そんな目で見んなっ。ほんとにダメだって……」 京介「…………」 桐乃「だ、だから……」 京介「…………」 桐乃「う、うぅ……その目やめてよ……」 京介「…………」 桐乃「ああああもう! 分かった! 分かったから!」 京介「よっしゃあ! それじゃあ――」 桐乃「ふ、触れるだけだかんね! 露骨に揉みしだくとかは駄目だから!」 という事だろうか 836 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 22 06 08.28 ID rvLK9GU30 814 次は 桐乃「あ・・・あんたのも触らせなさいよ」 ですね。 878 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23 08 38.62 ID sc9g4Pi90 836 桐乃「昨日わたしの胸を触らせたんだから、 あ・・・あんたのも触らせなさいよ」 京介「んなっ! ダメに決まってんだろ!」 桐乃「…………スチャ」 京介「ちょ、メガネ掛けて上目遣いすんな!」 桐乃「…………」 京介「 だ、だから……」 桐乃「…………」 京介「う、うぅ……その顔はヤバいって……」 桐乃「…………オネガイ、オニィチャン」 京介「ああああもう! 分かった! 分かったから!」 桐乃「やったぁ! それじゃあ――」 京介「ふ、触れるだけだからな! 無闇にしごくとかなしだからな!」 反対にしただけでもイケルもんだな 881 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23 11 15.91 ID ygRRIJSzP [11/11] 878 どこを触るか言ってないのにしごくとか… 884 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/06/12(日) 23 14 43.03 ID i+d5IyIVO [11/12] 881 え?二人とも言ってるのは京介の筋肉のことですよ? 厳しく扱いてもっと筋肉つけさせるとかそういう… てゆか、 878自体ギリギリアウト感がw -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/933.html
404 名前:【SS】綺麗な髪に必要なもの 1/3[sage] 投稿日:2011/07/13(水) 21 44 40.43 ID EVA/UVWX0 [12/14] 368 381これで我慢してくれ。 京介「桐乃の髪って柔らかくていい匂いがして・・・ けどあいつ、全然触らせてくれねぇんだよな。 どうやったらもっと触れるんだ? 教えてyahooさん、と」 カタカタカタ 京介「ん? なるほど、ちと高いが、この手があったな」 ・・・数日後・・・ コンコン 桐乃「・・・なに?」 京介「なぁ桐乃。おまえの髪って癖っ毛だよな」 桐乃「出てけ」 京介「ちょ、ちょっと待て!」ガシッ 桐乃「チッ。 それで、何の用?」 京介「だから、おまえの髪って癖っ毛だけどよ、何か対策してんの?」 桐乃「トリートメントしたり、ヘアスプレー使ったりしてる。 でも、これって結構ガンコでさ、全然寝ないんだよね あんたもお父さんもお母さんもみんなこの辺りハネてるでしょ? もう血筋だと思ってあきらめてる」 京介「そんなおまえにこいつをプレゼントしてやる」 桐乃「え? あ、あんたが、あたしに、プレゼント?」 京介「ああ。これだ」 桐乃「・・・櫛?」 京介「最高級柘植櫛(ツゲクシ)だ。 これでも一万円以上するんだぜ?」 桐乃「これで? 確かにキレイだけど、普通の櫛にしか見えないんだけど・・・」 京介「柘植櫛で髪を梳くとな、落ち着いた、ツヤのある美しい髪になるんだとよ。 家族で代々受け継いだりもするんだぜ。 ・・・いらなかったか?」 桐乃「ううん。 ありがとう。 すっごい嬉しい。 ずっとずっと大切に使うからね・・・」ギュッ 京介「ところで桐乃、これをプレゼントする上で一つ条件がある」 桐乃「条件? ・・・・・・~~~!! ま、まさか、キ、キスさせろとか、お、おっぱい揉ませろとか、添い寝しろとか!? 京介がしたいならいいケド・・・でもダメ!なんかと交換でっていうのはダメだから!!」 京介「ちげーよ! その、なんだ、その櫛でおまえの髪を梳かせてくれねえか? 俺が買ったんだし、初めの一回くらい俺にやらせてくれてもいいだろ?」 桐乃「あたしの髪を? 乱暴に扱いそうだからイヤなんだけど・・・ ・・・もしいらないって断ったらどうする?」 京介(考えてなかったな・・・) 「しかたないから麻奈実かあやせにでもあげるか」 桐乃「その二人にあげるのはダメ」 京介「何でだよ」 桐乃「あやせとか地味子とか、あんたからそういうの貰ったら勘違いするに決まってるじゃん。 だから、あたしが貰ってあげる」 京介「そうか、良かった」ホッ 405 名前:【SS】綺麗な髪に必要なもの 2/3[sage] 投稿日:2011/07/13(水) 21 45 25.44 ID EVA/UVWX0 [13/14] 桐乃「あたしの髪はデリケートなんだから、乱暴に扱わないでよね」 京介「分かってるよ。 さて、梳くからな」 桐乃「うん」 スッスッ ふわり 京介(桐乃の髪ってやっぱり柔らかくて細くていい匂いがして・・・ やべぇ、クンカクンカしたくなってきやがる) 桐乃「んっ・・・」 (すっごい優しく扱ってくれてる・・・ それにしても、誰かに髪を梳かれるのってこんなに気持ちいいの?) サッサッ ふわり 京介(やべぇ、なんか頭がクラクラしてきた。 桐乃の髪の匂いに酔ったのか?) 桐乃「はぁ・・・んんっ・・・ぁ・・・」 (頭がフワフワしてきた・・・) ・・・・・・ 京介「・・・終わったぞ」 桐乃「・・・・・・ぇ? もう、終わり?」ボー 京介「何言ってんだ桐乃。もう30分も経ってるぞ。 これ以上やったら髪が痛んじまうじゃねえか」 (俺としてももっと触っていたかったんだけどよ) 桐乃「ほんとだ・・・」ボー 京介「それよりほら、触ってみろよ」 桐乃「ん」 サラサラ ふわり 桐乃「柔らかくて、サラサラになってる気がする」 京介「だろ?このまま毎日続ければその癖毛も直るんじゃないか?」 桐乃「うん。 ・・・本当にありがとね」 京介「どういたしまして」 406 名前:【SS】綺麗な髪に必要なもの 3/3[sage] 投稿日:2011/07/13(水) 21 46 36.05 ID EVA/UVWX0 [14/14] 桐乃「・・・・・・」 京介「・・・・・・」 桐乃「ねぇ」 京介「・・・なんだ?」 桐乃「・・・・・・もしかしてあんたさ、あたしの髪に触りたくて櫛をプレゼントしてくれたワケ?」 京介「う” ・・・まぁ初めはそのつもりだったけどよ、櫛を選んでるうちにお前が喜んでくれりゃあそれでいいかなって思えてきて・・・ おまえ癖っ毛なの気にしてただろ? それが直ればもっと綺麗になるんじゃないかってな」 桐乃「~~~キモ!キモ!キモ! 妹に喜んで欲しいとか、キレイになってほしいとか、あんたマジシスコン!」 京介「わ、悪いかよ!おまえだって嬉しかったんだろ?」 桐乃「~~~!た、確かに嬉しかったケド! ・・・・・・ ふぅ。とりあえず、この櫛はちゃんと使ってあげるから」 京介「そうか」 (公然と桐乃の髪に触れるのはこれきりか。 まぁ桐乃も喜んでくれたし、値段の分は堪能できたな) 桐乃「それと、あたしだけプレゼントを貰うのはなんだから・・・ あんたの手際も悪くなかったし? ・・・この櫛であたしの髪を梳かせてあげる」 京介「いいのか?」 桐乃「・・・うん。 その代わり、ちゃんと一日二回、朝とお風呂上りに毎日心をこめて優しく梳くこと! いい?」 京介「お、おう!」 桐乃「~♪~♪~♪」 あやせ「桐乃、最近髪が綺麗になったよね」 桐乃「そうかな?」 あやせ「うん。すごい艶やかになってるし、髪質も良くなってる。 髪だけは勝ってたと思ってたのに、悔しいな」 桐乃「えへへ~」 あやせ「トリートメントを変えたの?」 桐乃「ううん。髪を梳かすのにつげの櫛を使うようにしたんだ」 あやせ「つげ? 櫛だけでそんなに違うんだ。 お母さんも使ってたと思うし、私も使ってみようかな?」 桐乃「使ってみなよ。 でもね、一番大事なのは― 愛情を込めて優しく梳くことだからね!」 -------------