約 431,432 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/757.html
526 名前:【SS】[sage] 投稿日:2011/06/02(木) 10 01 26.83 ID YTSDEgnaI 桐乃「あんた姉萌えだったんだ」 ゲームプレイの感想横で言うのやめてくんないかな。 京介「ち、違う、たまたま攻略ルートの関係で」 桐乃「京介ー肩もんでー、あーだっるぅ」 京介「お前のなかの姉像ってそんなんなんだ」 社会人だな。絶対。 桐乃「ハーゲンダッツかってきてー」 京介「……どっちかつーとお袋だ、それは」 桐乃「京介ちゃん、口答えしていいの?」 京介「怖えよ」 名前だすと怒るだろうが麻奈実かよ。 桐乃「じゃーどんなんがいいのよ」 そんなん決まってんだろ 京介「才色兼備で努力家でブラコンなの頼むわ」 桐乃「はいはい、じゃーあんたも、困ったときには助けてくれるカッコいい弟やんなさい」 京介「カッコいいかどうかはわかんねーけど、桐乃ねぇちゃんが困ってたら助けるよ!」 桐乃「ちょっとキュンってした」 京介「ちょっとなんだ」 桐乃「い、いまのセリフ、兄でお願い」 京介「よし、まってろ、えーと。あれ?」 桐乃「ワクワク」 お前本当に頭いいの? まあ、仕方ねえから言ってやるよ 桐乃! お前が困ってたらどこにだって駆けつけるぜ! ってな -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/889.html
254 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 22 55 25.85 ID T/J8QPuIP [10/11] 京介が免許取って車もったらこんな感じになるんかね 佳乃「京介、買い物行きたいから車だしてくれない?」 京介「えー…めんどくせーんだけど」 佳乃「どうせあんた今日暇なんでしょ?たまには親孝行しなさい」 京介「チッ。わーったよ。鍵どこやったっけな……」 桐乃「あれ?お母さんどっか行くの?」 佳乃「あら桐乃。ちょっと買い物にね。京介に車出してもらっていくつもりよ」 桐乃「京介に? じゃああたしも行く」 佳乃「じゃあって言うのが気になるけど……車だし別に構わないわよ」 桐乃「うん。じゃあ準備してくるね」 京介「あんまり時間かけんじゃねーぞ?」 桐乃「すぐ用意してくるね」 京介「さてと。免許持ったし、忘れ物はねーな。桐乃はまだか」 佳乃「ちょっと京介、鍵開けてよ。鍵しまってるわ」 京介「お、悪い」 ガチャ 佳乃「……鍵開いてないわよ?」 京介「え?後ろ開けたぞ?」 佳乃「何で後ろを――」 桐乃「お待たせ!」 京介「お、来たか」 ガチャ 桐乃「んしょっと。ねえ窓開けていい?ちょっと暑いんだケド」 京介「かまわねーけど、あんまり開け過ぎるなよ?」 桐乃「はいはい、わかってるってば」 佳乃「…………」 京介「あれ、お袋まだ乗ってねーの?」 佳乃「ハア……あんたにとって助手席は桐乃専用なのね。よくわかったわ……」ボソリ 京介「?なに言ってるかよく聞こえねーけど、早く乗ってくれねーと出せねーぞ?」 佳乃「はいはい」 271 名前:ミニ【SS】[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 23 54 32.90 ID T/J8QPuIP [11/11] 車内にて 桐乃「あ、京介また缶コーヒー買ってる。あたしがいるときに 運転しながら飲む時はストローつきの買えって言ってんじゃん」 京介「いーじゃねーか。好きなんだしよ」 桐乃「片手で運転してたら危ないでしょ。あたし事故なんてごめんだかんね」 佳乃「(なんで缶コーヒーがダメでストローつきならいいのかしら どっちも同じじゃないの)」クピクピ←紅茶を飲んでる 桐乃「しかたないなー。じゃああたしのストロー付きだし、ホントーはイヤだけどしかたないら分けてあげる」 京介「いいのか?」 桐乃「しかたないでしょ。そのかわりこれはあたしが貰うから。ほら、よそ見しない!」 京介「おっと、悪い」 桐乃「そのまま前向いてなさいよ。ホラ、口あけて」(差し出し) 京介「ん(はむ)」チューチュー←ストロー飲んでる 佳乃「ぶふっ!? あ、あんた達!?」 桐乃「え? 何お母さん」 京介「おいおいお袋、あんまり車の中汚さないでくれよ。掃除も楽じゃないんだぜ?」 佳乃「ご、ごめんなさい。それよりあんた達それは何のつもり?」 桐乃「それ?」 京介「何のことだよ?」チューチュー 佳乃「……もういいわ。何だかバカらしくなってきたわ……」 桐乃「変なお母さん」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1019.html
207 名前:【SS】左手のしりとり 1/3[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 21 45 21.53 ID w9i6DogU0 [2/7] 『桐乃 好き』 そう書いた紙を桐乃に突きつけた。 桐乃はその文字に目を向けた後、手元の髪に新しく文字を書き、俺に見せてくる。 『京介 大好き』 くっ、俺の完敗だ。 正面を見ると、桐乃が勝ち誇ったように笑っている。 さて、ここで皆が誤解しないよう、今日の状況を確認しておこう。 今日は八月十三日。全世界的に左利きの日だ。 本当なら俺も桐乃も右利きなんで関係のない話なんだが、突然妹様が余計な提案をしてきたのだ。 「いざと言うときのために、名前くらい左手で書けた方がいいんじゃない?」 というわけで、俺と桐乃はリビングで向かい合いながら書き取りの練習を行っているわけだ。 ちなみに練習している文字は自分と周りの人の名前、それと好感情を示す言葉だ。 なんで好感情を示す言葉かって言うと、エロゲかなんかで、筆談でたどたどしく愛を告白するシーンが良かったからだとか。 まあ、左手で文字を書かなきゃいけないような状況なら、 ありがとうとか、感謝してるとか、大好きとか、そんな言葉を書く必要がありそうだよな。 桐乃が書いた文字に目を向ける。 『京介 いつもありがとう』 『京介 愛してる』 『京介 格好いい』 やっぱりこいつ、こういう時の学習能力は高いよな。 俺と一緒に始めたのに、大分上手くなっていやがる。 俺も負けじと文字を書いていく。 『桐乃 素敵だ』 『桐乃 可愛い』 『桐乃 ずっと側にいてくれ』 書いた文字を少し離れて見てみる。 駄目だ。下手すぎる。 一向に上達しねえ。 もしかしたら書く文字が悪いのかも知れん。 『あやせ ラブリーマイエンジェル』 『あやせ 俺 嫁』 『あやせ 京介 愛してる』 書いた文字を少し離れて見てみる。 うむ!大分上手く書けたな。 さて、桐乃はどうだ? 『あやせ 京介 嫌い』 『あやせ 京介 蹴る』 『あやせ 京介 埋める』 ・・・・・・なんか筆跡から怒りのようなものが感じ取れるんだが。 おい桐乃、何で俺を睨んでるんだ? あと、おまえが選んだ文字が悪感情を示すものに見えるのは俺の気のせいか? まあいいか。他の字を書いていこう。 208 名前:【SS】左手のしりとり 2/3[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 21 46 11.03 ID w9i6DogU0 [3/7] 『カレーライス』 この言葉は必要だよな。 桐乃のほうを見てみる 『すり抜け』 すり抜け? 何でそんな言葉を書くんだ? 不思議に思い桐乃のほうを見ると、桐乃は黙ってこちらを見ている。 どうやら俺の次の文字を待っているようだ。 ・・・・・・なるほど。しりとりか。 『けん玉』 『待ちぼうけ』 『毛じらみ』 『御鏡攻め×浩平受け』 OKだ。 今度瀬菜に会った時はその乳を揉み解そう。 それはともかくとして、なんで『け』攻めなんだ? ・・・・・・『け』攻め? ふと思い立ち、正面に座る桐乃に目を向けた。 桐乃は真剣な表情で俺を見ている。 ・・・・・・気が乗らないが、付き合ってやるとするか。 前にちらりと見ただけだしちゃんとやれるかはわからないけどな。 俺は記憶から『あのしりとり』を引きずり出した。 『ケスラー・シンドローム』 ペンを握る桐乃の手がびくりと震えた。 その後、ゆっくりと慎重に文字を書いていく。 『無重量用軸受け』 やっぱりそうか。 なら続きはこれだ。 『ケレス』 『スピン抜け』 『計器飛行』 『ウインドウ開け』 予定調和の言葉を重ねていく。 さて、次はなんだったか― 『ケネディー宇宙センター』 『アナンケ』 『鍵盤ハーモニカ』 209 名前:【SS】左手のしりとり 3/3[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 21 46 36.83 ID w9i6DogU0 [4/7] 俺が書いた文字に、桐乃が再度びくりと震えた。 そりゃそうだろう。 これは『王手』の状態だ。 ここで『あの文字』を書いちまったら『詰み』だからな。 さて、どうする? 俺が視線を向ける中、桐乃はゆっくりと丁寧にペンを走らせた。 『髪の毛』 ―桐乃は間違えなかった。 だから、あと二つの言葉でこのしりとりは―『プラネテスしりとり』は終わりを迎える。 頭の中に、俺が書くべき最後の文字を思い浮かべる。 ふう。 一つ深呼吸して覚悟を決めると、俺は震える手を何とか落ち着かせ、 桐乃に勝利するための言葉を紙に刻んだ。 『結婚しよう』 これで終わりだ。 俺が目線を手元の紙から桐乃に移すと、桐乃は顔を真っ赤にしながら幸せそうに微笑んでいた。 桐乃の手が動く。 今度はリラックスした様子でやさしく文字を書いた。 『うん。 頼まれても、絶対に離れてあげないからね』 ・・・・・・おい、それは卑怯だろう。 俺は憮然とした面持ちで桐乃を見ると、桐乃はすごく嬉しそうな顔でニヤニヤと俺を見つめてくる。 ・・・・・・はぁ、仕方ねえか。 しりとりは終わらなかった。 なら、次は俺の番だ。 俺は先ほどとは違い、何も考えずに筆を走らせた。 『願ってもねえ言葉だぜ』 俺たちの、左手でのよるたどたどしい筆談は続いていく・・・・・・ -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1084.html
489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/11(日) 13 53 44.27 ID LyJhdR2i0 [12/20] 「し、しないかんね!」のとこもうちょっと押したらキスしてもらえたと思うんだ こんなかんじで… 「一回だけだから」 「しないって!」 「ちょっとだけ!」 「し、しないっていってんでしょ!しつこい!」 「そうか…」ガックシ 「あっ…ま、まぁあんたがシスコンなのは今に始まったことじゃないし?」アセアセ 「しなかったらシスコン拗らせて襲われそうだし?ち、ちょっとだけ!ちょっとだけだかんね!」 あかん、京介死んでまう 496 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/11(日) 14 32 10.68 ID Qe9sdNe50 [2/2] 誰か 489のネタでSS書いてください 520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/11(日) 15 18 15.20 ID mjl6udCf0 [7/16] 496 SS書くも何も、直後に終わってしまった。 京介「ただいまー」 桐乃「・・・・・・勝った?」 京介「え?」 桐乃「勝ったのか、つってんの」 京介「ああ。 ・・・・・・ごめん、勝てなかったわ」 桐乃「はあ!? なんで!?写メ送ったでしょ!?」 京介「それがな・・・・・・見てくれよこの写メ。 赤城兄妹の『ホッペにチュー』写真」 桐乃「ええっ! せ、せなちー・・・・・・うっそ・・・・・・マジひく・・・・・・」 京介「な?やばいだろ? いや、俺も負けを認めたわけじゃないけど、あんなの見せられたら、さすに勝ったとはいえないっつーか」 桐乃「うー・・・・・・」 京介「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 桐乃「ちょ、なにチラチラ見てんの!? し、しないかんね!」 京介「だ、駄目か?」 桐乃「あ、当たり前じゃん!」 京介「そうだよな・・・・・・ おまえ、俺のこと嫌いだもんな」 桐乃「それとこれとは話が違くて! ・・・・・・・・・・・・黒猫に聞いたんだけどさ、あんたあいつにキスされたってホント?」 京介「・・・・・・ああ」 桐乃「そうなんだ・・・・・・ どこにされたの?」 京介「右のほっぺだ」 桐乃「ふーん。 ・・・・・・・・・・・・」 ちゅ。 京介「!?!??!?!?!!??!?!」 桐乃「これはあれだから! あたしのせいで彼女作れないんだから、 せめて彼女にしてもらったことくらいしてあげようかなった思っただけだから! 他に深い意味とかないから!!」 京介「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 桐乃「京介? 京介ー? ・・・・・・駄目だ。気絶しちゃった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・もう一回キスしたら目が覚めるかな?」 766 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/09/12(月) 00 11 34.87 ID 4riRmCpM0 [1/2] 489 520 に刺激を受けて。 P128の空白もったいないよねw 京介「ただいまー」 桐乃「・……勝った?」 京介「え?」 桐乃「勝ったのか、つってんの」 京介「ああ。……ごめん、勝てなかったわ」 桐乃「はあ!? なんで!? 写メ送ったでしょ!?」 京介「それがな……見てくれよこの写メ。赤城兄妹の『ホッペにチュー』写真」 桐乃「ええっ! せ、せなちー……うっそ……マジひく……」 京介「な? やばいだろ? いや、俺も負けを認めたわけじゃないけど、 あんなの見せられたら、さすに勝ったとはいえないっつーか」 桐乃「うー……」 京介「…………………………」 桐乃「ちょ、なにチラチラ見てんの!? し、しないかんね!」 京介「うー……」 桐乃「ま、真似すんな!」 京介「じゃあさ、俺がおまえのほっぺに……するってのはダメか?」 桐乃「はぁ!? ダメに決まってんでしょ!」 京介「どうしても赤城には負けたくないんだ! 俺がっていうか、 おまえが瀬菜に負けたみたいで、それが我慢できねーんだ! 俺がおまえのほっぺにチューしても最悪引き分けには持ち込めると思うんだ! だから……お願いしますっ!!」ドゲザァ 桐乃「わ、わかったわよ! でも……一瞬だけだかんね!」 京介「ひゃっほーーー!! じゃあ、デジカメ持ってくんぜ!!」 バタン!!ダダダダダダダダ 桐乃「あいつ……どんだけシスコンだっつーの……」 ダダダダダダダダバタン!! 京介「おまたせっ!!」 桐乃「早っ! つーか待ってないっ!!」 京介「早速だが、俺がセルフタイマーで撮るから、おまえは正面向いて座っててくれ」 桐乃「……うん……わかった」 京介「……じゃ、いくぞ」ポチッ タタタタタ…シュタッ 桐乃「…………」 京介「…………」 桐乃「やっぱ無r」クルッ ちゅ。 カシャ 桐乃「!!!!」 京介「!!!!」 その後、赤城に再戦を申し込んだ。俺がリベンジを果たしたのは言うまでも無いだろう。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/963.html
217 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 14 08 43.77 ID g8T6EHhWP [3/12] 京介「俺は桐乃の手料理が食いてーの。上手いとか下手とか関係ねえよ す、好きなやつが作った料理食いたいって思っちゃおかしいかよ」カァァ みたいなことを京介が言えば桐乃なら一念発起して料理勉強しだしそうだがw どうせ食わせるなら上手いもの食べさせてやるから! な感じで 218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 14 38 35.58 ID AhxHbi6J0 [2/7] 桐乃「ねぇ、京介。 あんたさ、料理における最高のスパイスって知ってる?」 京介「最高のスパイス?」 桐乃「そう。 それさえあればどんな料理でも美味しく食べれるってやつ」 京介「そうだな・・・ カレーとかキムチ、ガーリックとかか? ああいうのをたくさん使えば元の味なんか消し飛んじまうからな」 桐乃「そういうのじゃなくて。 もっとすっっっごいヤツ」 京介「・・・・・・『愛』とか? 駄目だな。 いくら愛があってもこの石炭は食べれそうにないんだが」 桐乃「ざんねーん。ハズレ」 京介「じゃあなんだよ」 桐乃「それはね」 パク 京介「おまえ、何で自分で食って― んぐっ・・・」 桐乃「んっ・・・ちゅっ・・・」 京介「ん・・・む・・・ ごくん」 桐乃「ど、どうだった?」 京介「駄目だな。味がまったく分からなかった。 だからもう一口頼むわ」 桐乃「ちゃんと残さず食べてね?」 228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 15 27 59.52 ID g8T6EHhWP [4/12] 218 家族での食事中、二人きりの時だけという取り決めだったのに つい気を抜いてやってしまい両親ポカーン兄弟真っ赤な展開はまだですか? 233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 16 40 44.27 ID AhxHbi6J0 [3/7] 228 桐乃「はい。 あ~ん」 京介「ん」 パク 京介「やっぱり桐乃に食べさせてもらうカレーは最高だぜ!」 桐乃「カレーを作ったのはお母さんだけどね。 次はあたしの番ね」 京介「おう。 あ~ん」 桐乃「ん」 パク 桐乃「いつもと同じカレーなのに、何でこんなに違うんだろ。 これなら毎日カレーでもいいな」 京介「そうだよな。 じゅあ今度は―」 佳乃「あ、あんたたち、なにやってるの?」 京桐「「え?」」 京介「おい桐乃、俺たちなんか変な事したか?」ヒソヒソ 桐乃「別に変な事してないと思うよ? 口移しじゃないし・・・」ヒソヒソ 京介「じゃあ何が問題なんだ?」ヒソヒソ 佳乃「はぁ。まったくあんたたちは・・・」クスッ 大介「・・・・・・ なぁ母さん」 佳乃「なにかしら?」 大介「あ、あ~ん」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/295.html
262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 06 52 10 ID 45lP1ruh0 [3/4] 「京介、桐乃。ちょっと来なさい。」 とある金曜日の夕方、俺達二人は、親父に呼ばれてリビングに居た。 「二人とも、すまないが、俺は急に出張に行かなければならなくなった。」 「また、急な話だな。」 「お父さん。お仕事何か、問題でもあったの?」 「うむ。お前達も、今、横浜で首脳会議が行われてる事位知っているだろう?」 「ああ、それくらいは。」 「その為に、警備の人間が大量に駆り出されてる所に、昨日の大事件だ。 人手が足りなくなって、俺も泊りがけで応援に行かなくてはならなくなった。」 「うん、わかった。でも、これまでもそういうことあったし、なんで急に?」 「実はな、お母さんは今、高校の同窓会に行ってしまってな。日曜まで帰ってこない。」 「…マジかよ。」 「ってことは…」 「察しが良くて助かる。丸二日間になるが、家の中のことは頼んだぞ。それじゃあ、行ってくる。」 こうして、俺達二人は、二人だけで二日間を過ごす事になった。 親が仕事で忙しい人なら当然?まあ、普通はそうだろうさ。 だが、桐乃…俺の妹は、生意気で可愛くねーし、俺を見下してやがるし。 それに最近は………………そう、あいつの無茶を聞くハメになったり、恥ずかしい目に会う事も多いしなっ! 「それじゃ、さっそくだけどぉ。あんた、家事全部やりなさいよ。」 「なに言ってやがる!?お、俺は受験生なんだが?」 「チッ、使えないんだから」 いや、お前の言ってる事が無茶苦茶なだけだろ? 「仕方ないから、あたしがご飯作ったげる。あんたはそれ以外全部ね。」 「まっ、待てっ!思いとどまれっ!」 「ハァ?あんた、何言ってんの?」 「…今年のバレンタイン。あの顛末を覚えてないとは言わせないぞ?」 「な、何よ。なんか文句あんのっ!?」 「お前―――いや、やっぱ、ええと………一緒に作ろう、なっ?」 「………フンッ、まあ、あんたがどうしてもって言うんなら、考えてあげなくもないけどー?」 とりあえず怒らせずに済んだようだ。あぶねーとこだったな。 それにしても、こいつはどうしてこういう言い方しかできないかね? 「是非、手伝わせていただきたいです。」 「そこまで言うんなら、手伝わせてあげる。感謝しなさいよねっ。」 まあ、何にしても、これで死だけは回避できそうだ。 俺のプライドはズタズタだけど、命には代えられないよね! 「それで、何作るんだ?」 「………」 「何も考えてなかった、か」 「う、うるさいっ!今考えてんだから。」 「それじゃ、カレーはどうだ?お袋もよく作ってるし、楽だろ?」 「カレー………………そっか、カレーなら。うん、カレーにしよっか。」 ん?なんだ、今の逡巡は?そんなに考え込む事か? ま、いいか。カレーならいくらなんでも食べられねーことは無いだろう。 「よし、食材は…揃ってるな。カレールーもあるし、買出しの必要もなさそうだな」 「じゃあ、あたしが作ってあげるから、あんた、別の仕事しなさいよね。」 「本気か?俺も手伝うぞ?」 「いい。あたしが一人でやるから。」 大丈夫か?特に、俺の胃袋。 だが、こいつ、言い出したら聞かないもんなー せめてご飯くらい、食べられるようにしておくか。 「それじゃ、俺は米炊いてから、風呂洗い行ってくるわ。皮むきくらい、できるよな?」 「当然でしょ?じゃ、さっさとやってよ。邪魔だから。」 俺が心配してやってるのに、ひっでぇ扱いじゃね? さてと、米は3合もあれば十分だな。これでよし。 「それじゃ、風呂洗い行ってくるわ。」 「すぐ、終わらせなさいよね。」 「おう」 風呂掃除を終わらせて、キッチンに戻ってくると、桐乃は未だに野菜相手に奮闘を続けていた。 「あーもうっ、むかつくむかつくむかつくっ!」 「何を騒いでやがる。」 よく見ると、目を真っ赤に腫らして、涙を流している。 「タマネギ、か。」 「何よコレっ!ちょっと切っただけなのにっ、目が痛くなるとかっ!」 「タマネギなら当然だろう?」 「あんた、ちょっとは労わりなさいよねっ!可愛い妹が、こんなになってまで夕食作ってるのよっ!」 「おまえなあ。交代するか?」 「あたし一人でやるって言ったじゃん。」 「だけど、目が痛いんだろ?―――って手元見ろっ!」 「えっ?…痛ッ!」 言わんこっちゃねー!指切ってるじゃねーかっ! 絆創膏、は、切らしてるんだったか………仕方ねー! 「桐乃、手を出せ」 「えっ、何?」 ―――チュパッ 「な、な、な、な、何っ!?やってんの!?あんたっ?」 血を止める手段がねーんだ、仕方………………ないっ、無いにきまってるっ! あーでもこいつの指の味、血の味と混ざって、ちょっとしょっぱいけど、なんか気持ちいいな… いつまでも舐めてい………………って俺、何考えてんだっ!? 「す、すまんっ調子にのりすぎたっ」 俺はあわてて桐乃の指から口を離し、桐乃の方を恐る恐る見たが――― なんだか顔が真っ赤だし、目の焦点も合ってない。心なしか口元もゆるんで、心ここにあらずといった感じだ。 「桐乃っ!大丈夫か?痛かったのか?」 「ふぁ?」 「お、おいっ、しっかりしてくれよっ」 「う…ん。」 「ごめんな、痛かったんだろ?」 「………そ、そうよっ!あんたのせいで気を失うトコだったんだからっ! とりあえず血は止まったし、ゆるしたげるケド…」 「ほんと、スマンかった。…おまえ、手を怪我してるし…皮むきくらいやらせてくれよ。」 「わかった。でも、料理はあたしがするんだからねっ!」 と、とりあえず大丈夫だったか。 それにしたって、手のかかるやつだよな。ほんと可愛く…ねーな。 さてと、タマネギは殆ど終わってるな。後はニンジンを切って。よし、コレでいい。 「ほれ、出来たぞ。」 「よし。それじゃあっち行って。邪魔。」 そして、この仕打ちっすか? 俺はせいぜい犬と同レベルってか!? 「…後は任せた、ぞ?」 「心配しすぎ。どんだけシスコンなのよ。」 「わかった、わかったから。今度は失敗すんなよ。」 「あんたと一緒にしないでよね。………」 会話はもう終わりとばかりに、食材に向き合う桐乃。 こんな時でも、こいつはこんなに真剣なんだよな。 結婚でもしたら、どんだけ相手に尽くす、いい奥さんになるんだよ。 ………なんか、気分が落ち着かねーな。 そうだよ、こいつ、万能だけど、あんな性格だろ?貰い手なんているわけねーよな? だから、俺が見ていてやらんといけないわけだ。うん、そうだ。 そう考えていると、何故か、多少はささくれ立った気分も落ち着いてきた。 ふとキッチンをみると、桐乃はもう、食材を鍋に入れ始めていた。 「………おまえ、油のはねる音が聞こえなかったが、ちゃんと炒めたんだろうな?」 「えっ………?」 「………まさか、ぶつ切りにしたものを直接入れてるんじゃないだろうな?」 「………ど、どうせ火が通るから大丈夫じゃん?」 「まあ、人によってはそのまま煮たりするんだが…よし、まだ水は入れてないな。」 「ちょ、ちょっと、何取り出してんのよっ」 「一旦、油で炒めた方が美味しいんだぜ?ほれ、フライパンに入れたから、後はやってみ?」 「な…なんであんたが指示してんのよ。あたしが作るって言ったじゃん。」 「お袋がカレー作るときも、ちゃんと炒めてるし。騙されたと思ってやってみろよ」 「………………そっか、お母さんも………わかった。」 ん?普段に比べて妙に素直だな? 「つか、あんた。そういう大事な事は始めに言いなさいよね。」 「何で俺っ、責められてんの!?」 「またあんたの事だから『おばあちゃんの知恵袋~』とか言って、デレデレしてんのかと思ったじゃない。」 そうか、こいつ麻奈実の事、そんなに好きじゃなかったんだっけ。 それにしても………どこからそんな発想が出てきたんだ? 全く、よく分からんやつだ。 「これで…いいのかな?」 「うーん。キツネ色になってきたし、ちょうどいい感じかな。」 「それじゃ、あらためて鍋にいれて。水は?」 「今日は二人分だから、コップ3杯くらいだな。」 「よし。後は、カレー粉を入れて―――」 「待て」 「何よ?」 「それは、ちゃんと煮立ってからだ。」 「………………当然でしょっ!?あんたがちゃんと分かってるか確かめたんだからっ!」 「はいはい。わかった、わかってるから。」 「むぅー。なんか納得できないけど」 「それじゃ、タイマーセットして。後は、大丈夫だな?」 「それくらい出来るにきまってるじゃん。あっち行ってよ、このシスコン。気が散るから。」 「へいへい」 へっ、相変わらず、口のへらねーやつだ。 とりあえず、食事が出来るまで勉強するか。仮にも受験生なんだしな。 一時間くらい経ったころ 「ご飯できた、早くきなさいっ!」 妹様の呼び出しがかかった。さて、早く行ってやるか。 なんとなくだが、楽しみだ。 「見た目は、まともだな。」 「はあ?あたしが作ったんだし、当然でしょ!それに、美味しいに決まってるでしょっ!」 「………まあ、食べるとするか。いただきます。」 「いただきまーすっ!」 なんかテンション高いな、こいつ。 つか、食べてもいないのに美味しいって?まあ、いっか。 それじゃ、味を確に………………なんだ、この甘ったるさは!? 「うえ、甘すぎ、なんで?せっかく隠し味も入れたのに」 正面をみれば、桐乃も甘すぎで食べられないでいる。つか隠し味って!? 「桐乃」 「な、何よ。」 「正直に言え。何を、入れた?」 「か、隠し味よ。……教えたらだめじゃん!」 「りんご、か?」 「っ!!」 まったく。相変わらず隠し事、苦手だよな。 それにしても、これじゃ食べられないよな……… 「それじゃ―――」 「………………」 ああもうっ! そんな、捨てられた子犬みたいに悲しそうな顔すんなよ。 そんなんじゃ―――こうするしかなくなるじゃないか 「!あ、あんたっ………そんなに無理して食べなくてもっ!」 「………………おかわり。」 「えっ………」 「おかわり、って言ったんだよ。………おまえのつくったもんだ、美味しいに決まってるだろ?」 「う、うんっ!」 急に顔、輝かせやがって………女の子ってのは、ホントずるいよな。 「あたしの手作り料理を食べられるなんて、世界に一人だけなんだから、感謝しなさいよねっ!」 しかも、このセリフ。なんつー自信過剰なやつだよ? つか、世界に一人だけじゃなくて、一人しか居ないの間違いだろっ!? しかも、『られる』の可能の意味がだいぶ違わねーか? それでも、まあ、喜んでるみたいだから………いいかな。 食事の後、俺は風呂に入って、今は勉強をはじめた所だ。 というのも、桐乃が殊勝にも『片付けもあたしがやるから』なんて言い出したからなんだが……… なんか、二人の生活が始まった頃は、全部やれとか言ってたのになあ……… てか、二人の生活ってなんだよっ!うおぉぉぉ、マジ気色悪いなっ! 最近、本当に重度のエロゲ脳になってきつつあるのかも知れない。 そんなことを考えて、あまり、勉強が進んでないのだが――― 「………パン………………いいっ………」 ………あいつ、風呂場でなにやってんだ………?大声出しすぎだろ? 俺が風呂からあがってすぐ、桐乃も風呂に入ったから………かれこれ30分も入ってんのか? まあ、女の子は綺麗好きだから仕方ないのかもしれないが……… 妙な声が聞こえて、どうも集中できなくなってしまうな。 そんな感じで、とても非効率だったが、何とかなるもんで、2時間経ったころには今日のノルマは達成できていた。 しかし、桐乃が2階に上がってくる気配がないな。 普段だったら、親父達も居ないし、すぐにでもエロゲーをやってるとこなんだが……… すこし心配だ。見に行ってやるか。 俺は階段を降り、とりあえずリビングを見てみるが、居ない。 あいつまだ風呂場か? 「桐乃ー?まだ風呂か?いい加減出てこないとのぼせるぞ?」 返事を待つが、全く声が聞こえない。 「桐乃っ!!どうしたっ!!」 大声で叫んでも、全然反応がない。まさか風呂場で溺れてるとか?最悪の想像が頭のなかを駆け巡る。 「桐乃っ!入るぞっ!」 風呂場に飛び込んだ俺の目に飛び込んできたのは、風呂場で倒れこんでる桐乃の姿だった。 真っ赤な顔をして、息を荒くして………?何故か俺のパンツを持って??? 「桐乃っ!大丈夫かっ!?」 桐乃を抱きかかえて半身を起こす。 ―――それにしても、こいつやわらけーな。 髪からはシャンプーの香りがするし、うなじからは、ボディーソープと汗の入り混じった甘い匂いがしてくる。 それに、こいつ、胸も結構あるな。ボディラインなんて、そう、まるで神話の女神のようだ。 ………………静まれっ!俺のリヴァイアサンっ!下は見ないっ!見たらダメっ! 「………あれ………お兄ちゃん?」 ………………こいつ、頭打ったか?いや、完全にのぼせてんじゃねーか! 桐乃はまだ朦朧としているようで、ボケっとした顔をしている。 とりあえず、風呂場への扉を開いておけば、自力で復帰できそうだな… つか、桐乃の頭がハッキリしてきたら、絶対殺されるっ! 「と、とりあえず、大丈夫だな?あ、後は自分でなんとかしろよ?」 「う、うん………???」 桐乃は頭にずっと?マークを浮かべたままだったが、俺にとっては助かった。 俺は、そそくさと風呂場を後にし―――あたかもずっと勉強してたかのように机に向かった。 ………………集中できねーーーーーーーーーっ! 何、あの瑞々しい肢体!?エロ本に出てくるAV女優なんかとは比較にならんぞ!? それに、すっげー甘い香り。エロゲで女の子の甘い香りとか表現あるじゃん? あんなんじゃない、ヤバい、マジヤバいっ。バニラなんてもんじゃない甘さ。 具体的には、気の抜けたコーラにチョコレート加えて、三井の砂糖、袋ごとぶち込んだ感じ。 俺のリヴァイアサンがファルシのルシがオプーナで大海嘯起こすレベル。 ………………いや、起こさなかったからねっ? コンコン 「はいぃぃぃっっっ!?」 「兄貴、入るよ?」 ちょっ!?何このタイミング!? つか、バレてるっ!?バレてるのかっ!? 「あんたさ………さっき、風呂場に入ってきた?」 疑問系?じゃあ、バレてないはず! 「い、いやっ?俺っ、べ、勉強してたよっ?」 なんでどもるっ!?俺っ!? 「………………ふーん………ま、いっか。いくらなんでも、気のせい、だよね。」 「あ、ああ?」 「な、なんでもないっ!それじゃ………おやすみなさい。」 「ああ、おやすみ」 ふうぅぅーーーっ。どうやら、朦朧として、幻覚でも見たかと勘違いしてくれたらしいな。助かった。 それにしても………おやすみなさい、だなんて、いつ以来だろうな? なんか、今日は、いろんなことがありすぎて、疲れた… 本当はもうちょっと勉強したかったが………今日はもう寝よう。 こうして、この日一日は、何とか終了した。 ジリリリリリリリ……… なんか、うるさい音がする………俺はまだ寝ていたいんだ……… 「お、……ちゃん、…………寝て…の?………だよ?」 うん? 「早く…………と、…ごはん冷め………でしょ?」 あれ?なんかどこかで? 「せっかく…………にぃ………クチュン」 ガバッ 「う、うわ、びっくりした。」 俺の目の前に居たのは………うん、普段どおりの桐乃だった。 心なしか、顔が少し赤くて、なんか、恥らう乙女みたいな――― いや、そうじゃなくって! 「なっ、何でおまえっ?俺の部屋にいるんだよっ!?」 「はあ?せっかく朝ごはん作ったんだから、早く起きなさいよね?」 「………なん………だと………?」 あれ?偽者? 俺の妹様は、起こしに来もしねーし、朝飯も作んなきゃ、ちょっと前まで俺を無視してて……… こんな朝から世話女房みたいに押しかけてくるなんてありえねー―――よな!? 「ど、どうしたんだよ?あ、あ、頭でもっ打ったのか!?」 「はあ?あんたバカなの?」 「だ、だって、お前が朝飯作るなんてっ!?」 「昨日言ったじゃん。あたしがご飯は作るって。…クチュン」 そ、そうか………こいつは一度言った事は絶対に覆さないやつだったな……… それに、ちゃんと俺を罵倒している………とりあえず安心した……… 「いいかげん、早く起きなさいよね。あたしがせっかくつくったご飯が冷めるでしょ?」 「わ、わかった、わかったから。部屋を出て行ってくれ。」 「何よ、その態度?ご飯を作ってくれたあたしに感謝もできないの?」 「そうじゃねー!なあ、お前もエロゲーやってるからわかるだろ?」 「な、何言ってんのっ!?わかるわけないでしょ!?」 「エロゲーじゃ定番じゃねーかよっ!あ、朝の男のナニがアレしてるって………」 「バカっ!変態っ!シスコンっ!キモい想像させんなっ!」 「そ、想像したのかよ!?」 「っ!!!」 首まで真っ赤になった桐乃は、扉を激しく閉めて出て行ってしまった。 ………でも、仕方ねーだろ?昨日、あんな事があったんだ。 準備をしてからリビングに降りると、意外とちゃんとしたご飯が用意されていた。 味噌汁に、目玉焼き、キャベツとピーマンの野菜炒めか。 さすがに、桐乃自身はちょっと不機嫌そうだ。 「すごいな、これだけ用意できるなんて。」 「あたりまえでしょ?………したんだから。」 「えっ」 「な、なんでもっ…クチュン…ないっ」 「桐乃…風邪か?」 「ちょっと体調悪いだけ。あんたに心配されると迷惑。」 「そ、そうか。無理はすんなよ?それじゃ、いただきます。」 「いただきます」 結論からいうと、目玉焼きはだいぶ焦げていたり、野菜炒めは塩気が強すぎたり、 味噌汁はインスタントのやつだったんだが…でも、おいしかった。 「ごちそうさまでした。」 「………クチュン…あんた、今日はどうすんの?」 「まだまだ勉強が不十分だしな。今日は図書館で勉強してくるさ。」 「そう………クチュン」 「そういや、おまえは?」 「ん?モデルのお仕事。帰りは夕方。」 「そうか、頑張れよ。」 「…ん」 「さて、落ち着いたし、行ってくるわ」 「………行ってらっしゃい。」 相変わらず、ムスッとした表情の桐乃だったんだが、なんかこそばゆいな……… ちょっとした、ほんのちょっとした変化のはずなんだが。今までと全然違って見えるんだよな。 なんなんだろうな、これ? まだ、今は8月。大学受験まで、結構時間的余裕がある。 それに実は今の学力なら、志望している大学に割と簡単に入れるだろう。 でも………去年から、桐乃に、桐乃の考えに触れていくたびに、少し気持ちが変わってきてる。 今まで楽する事ばかり考えて無かったか?もっと、頑張って上を目指せないだろうか? あいつの頑張り。モデルをやって、陸上でもトップクラス、勉強でも県上位。 それだけでもすげえってのに、友達やオタク趣味にだって一生懸命だ。 いままで、俺はあいつの兄だから、無条件であいつの上にいると思ってた。 でも今は、あいつを目標に、あいつにも認めてもらえるよう、頑張ろうって気になってるんだ。 少し悔しいし、たまに、あいつに嫉妬することもある。 だけど、こういう生き方。楽しいもんなっ! こんな生き方を教えてくれて、あいつにはホント感謝してる。 これからも、ずっとそばに居て欲しいな……… あれっ?俺、こんなこと思ってたのか? ………………………いや、兄妹だもんな。当然だよな。 結局、勉強が終わったのは、空が茜色に染まり始めた頃だった。 「ただいまー」 家に帰り着いたのは7時過ぎ、もう、桐乃も家に居るはずなのだが? ………どうも、返事がないようだ。まさか。 あわてて2階に駆け上がる。 トントン 「桐乃、入っていいか?」 「………うん。クチュン…開いてる…」 部屋の中からは弱々しい声が聞こえてきた。やっぱりか。 部屋に入ると、桐乃は赤い顔をしてベッドに横たわっていた。 「桐乃、大丈夫か?風邪薬のんだか?」 「うん………仕事中は頑張れたけど」 「仕事に行ったのかよっ!」 「だって………クチュン…他の人に、迷惑かけるもん…」 相変わらず………なんて馬鹿なやつだよ……… 「寒くないか?かけるもの、これしかないのか?」 「寒い………掛け布団、クリーニングだって…クチュン…」 「ちょっと待ってろ、今、俺のタオルケット持ってくるから。」 「うん」 俺は、急いで俺のベッドの上のタオルケットをかけてやる。 「ごめんな、少し匂うかもしれないけど………」 「ううん。兄貴の匂い、嫌いじゃないし。」 「そ、そうか…」 弱ってる桐乃は、いつもの憎まれ口をたたく事もできず、しかも、熱で上気した顔は赤みがさして、普段より可愛らしい。 幼げで、痛々しいほどで、これが、俺のものにしておきたいって事なのかなと思えてくる。 何しろ、普段だって、世界一の美少女なんだ。これに可愛さがプラスされれば宇宙一だろ? 「もう、夕ご飯、食べたのか?」 「ううん、まだ…クチュン…」 「それじゃあ、ちょっと待ってろ、おかゆ作ってくるからな。」 「うん」 急いでキッチンに向かう。 ご飯は―――朝の残りがあるな。それに、水を2倍くらい足して、火にかければ…よし。 後は、そうだな、上に乗っける梅干でも買ってきてやるか。 「桐乃ー!ちょっとスーパー行ってくるからなっ」 スーパーでは、梅干の他に、ヨーグルトと、自分用の弁当を買ってきた。 フェイトさんの事件の時の事を、少し思い出したんだよ。 帰ってきたときには、おかゆもちょうど出来上がっていた。 「桐乃、入るぞ?」 「うん………」 「待たせたな。おかゆ、食べられるか?」 「………クチュン………うん。」 そういう桐乃だが、ベッドからは起き上がってこない。いや、起き上がれないのか? 「大丈夫か?ほんとに食べられるのか?」 「うん………あーん…して?」 「ちょっ!?」 ま、またそんな、なんちゅー恥ずかしい要求をしてきやがるっ! お、おまえは小学生かよっ! 「…あーん………クチュン…」 ああもうっ、わかったよっ おまえは普段頑張りすぎてるからな。こういうときくらい…仕方ないな。 俺は、おかゆをスプーンですくうと、息を吹きかけてしっかり冷ましてやる。 「ほれ、口をあけろ………あーん………」 なんだこれっ!?予想してたより、もの凄く恥ずかしいぞっ! 桐乃は、おかゆを口に含むと、ゆっくり飲み込んでいく。 そんな事を何回か繰り返して――― 「ありがと。もう、いいから。おなかいっぱい…クチュン…」 「そう、か?」 やっぱり、あまりにも元気がない。 「寒い……クチュン…」 そうだよな、風邪引いてるのに、タオルケット2枚かけてるだけだもんな……… どうする、俺? 頭に浮かんだ考えは、あまりにも恥ずかしくて、これまでの俺なら絶対に採用しないものだったんだが――― 「な、なっ?あんた、何あたしのベッドに―――っ!?」 「こうしてりゃ、ちょっとはあったかいだろ?」 俺は、桐乃のベッドに潜り込んで、妹を―――桐乃を抱きしめてた……… か、勘違いするなよっ!?桐乃が寒がってるから仕方ないんだからなっ!? 「ばっ、馬鹿っ!あんたにもうつるでしょっ!?」 「かまわない。目の前で震えてる女の子を放っておけるわけがないだろ?」 「あ、あんた、今、『女の子』って!?」 ん?何かおかしい事言ったか? それにしても、さっきよりさらに真っ赤になっちまって、ゆでダコみたいだな? 「クチュン…あ、あたしが死んだら………あんたのせいだからねっ!」 「おいおい、あんまり暴れるなよ。ちゃんと、体を暖めろ。」 「………うん。」 こんなに、桐乃のそばに近づいたのは、いつ以来だろうか? 抱きしめた桐乃の体は、華奢で、ほんの少し力を入れただけでも折れてしまいそうで。 それに、やっぱり、良い匂いがしてくる。 この前とは違って、桐乃の汗の匂い―――甘やかで、ほんのりシトラスのようにすっぱい香り――― ………………待て、俺のリヴァイアサンよ、空気読め。ってやヴぇーーーっ! 何か怖いものを考えるんだっ! そうだ、瞳の光彩の消えたあやせたん。…『ブチ殺しますよ』『逃げたよね?』『ウソウソウソ…』… 「………ん?」 ま、まずいっ!こ、殺されるっ!? 「………クチュン………」 「………………」 ………とりあえず、収まってくれたが………気づかれた………よなあ……… 「………………」 「………………」 く、空気が重いっ………話題、話題っ! 「そ、それにしてもっ、この2日間、結構楽しかったよなっ?」 「………………そうだね。」 「ま、まるで新婚生活みたいだったよなー。」 「っ!!」 な、何言ってんだっ!?俺!? 完全に逆効果じゃねーかっ! 「そ、そのっ………」 「あん…、………………なの?」 「えっ?」 「あんた、あたしの事、好き…なの?」 「そん―――」 そんな事あるわけ無いだろ――― そう言いかけた俺は、桐乃の目から涙が流れ落ちた事を視界の端に捕らえていた。 自分の行動の結果とはいえ、今は、全ての気持ちを冗談に出来なくなってしまった。 『嫌い』と言えば、本当に嫌いになるし、『好き』と言えば、本当に好きになるんだろう… 俺の、本当の気持ちは――― 「俺はおまえの事、大好きだ。愛してる。」 「なっ………」 「世界で一番可愛いと思ってるし、一緒にいて楽しい。おまえを俺のものにしたいと思うくらいだ。 ………………ずっと一緒にいて欲しい。」 「………………あたしも………あんたのことが…クチュン…好き。大好き。他の人に渡したくない。」 「桐乃…俺は―――んっ………」 気づけば、どちらともなく、自然に、キスを交わしていた。 「…クチュン…初めて…奪われちゃった…」 「安心しろ。俺も初めてだった。」 「風邪なのに…こんな、幸せな気分になれるなんて…不思議…」 「ふっ、はははっ」 「な、何よ。何がおかしいのよ。」 「い、いや、怒るなよ。冷静に考えるとおかしいなって」 「うん?」 「本当は、風邪で寝込んでいたのが、いつのまにか告白しあってるんだもんな。」 「ぷっ…クチュン…ちょ、ちょっと、笑わせないでよ………げほっ、げほっ…」 「す、すまん。体調は悪いままだったよな………」 「そうだよ、バカ兄貴………」 「それじゃあ、今日は、一晩中一緒にいてやるからな。安心して眠れよ…」 「うん………おやすみ、京介………」 「おやすみ、桐乃…」 眠ったな。桐乃の寝顔を見ながら、俺はとても満たされた気分につつまれてる。 こんなに良い気持ちになったのは、いつ以来だろう? それに、こんな事が昔にも… そうだ、あれはもう、10年くらい前だろうか? 親父とお袋がいなくって、桐乃が熱を出して、寒がって……… あの時も、こんな感じで、二人で一緒のベッドに入って過ごしたんだったよな……… 全く…あの時から、何も進歩してないな。少し自嘲気味にそう思う。 「お兄ちゃん、大好き………」 桐乃の寝言が聞こえた。 そうだな、あの時も、おまえはそう言っていたな。 本当に、長い事、俺を想っててくれて…気づいてやれなくてごめんな。 そんな暖かい過去を思い出しながら、俺は眠りに落ちていった……… 「……いま~」 ん?眠りの中にあった俺の耳に、どこかで聞いた事のある声が聞こえてきた。 まだ、眠いんだよ。寝かせておいてくれよ。 「……介~?」 俺? 「いないわねえ?」 なんか近づいてく………………お袋っ!? 「桐乃~?」 ちょっ!?まっ!?ど、どど、ど、どうするっ、俺!? 起き………あがれねぇっ!桐乃の下になった手がしびれてっ! 「入るわよ~」 ま、待てっ、お、お袋っ! 俺はようやく半身を起こし―――――― 「桐乃~………………京………介?」 「や、やあ、お袋っ。色々と勘違いされそうだから先に―――」 「どういうことか………説明しなさい?」 やっべぇ………お袋の背後から、阿修羅の気炎があがってる……… 「き、桐乃が風邪を引いてなっ、看病してるうちにこんな事に?」 「こんな………事?」 「………お兄ちゃん………もっとぉ………」 「なっ!?おまっ!?」 こ、こんな時に寝ぼけて何言ってやがるっ!? 「あ、あんたっ、今度こそ本当に妹に手を出したのねっ!」 「ごっ、誤解だぁぁぁぁぁぁーーーーーー!」 その後、俺は散々しぼられ、桐乃が目覚めるまで、ひどい目にあうことになった。 桐乃のことが大好きだということも喋らされて……… 法律的問題から、世間体から、ひどい説教の嵐が俺を待っていたのさ………。 まあそれでも、桐乃の事、大好きな事は曲げなかったけどなっ! 桐乃も起きてから、お袋と二人だけで話していたんだが……… でも、それから、お袋の態度が、激怒から何か諦めに近いものに変わったように見えた。 一体桐乃は何を話したんだろうか? まあ、この事、親父にも…当然伝わると思うと空恐ろしいものがあるが……… 「兄貴、おまたせっ!」 「いいのか?なんかお袋、すごい疲れてたぞ?」 「うん。でも、色々とわかってもらったしぃ。」 「そうか?それじゃまあ………デート、行こうか。」 「うんっ!………それと………いつか絶対に、京介の…………お嫁さんにしてよねっ♪」 「!………ああ!」 これからの二人なら、何でも乗り越えられそうな気がするんだ。 ―――桐乃………愛してる。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1006.html
702 名前:SS ぶりっ子[sage] 投稿日:2011/08/07(日) 20 00 34.74 ID mStEm9vP0 [2/3] さっきTBSのぶりっ子が売りの、田中アナウンサーを見て・・・ 田中アナ「えいっ!やぁ!」キャピキャピ 田中アナ「失敗しちゃったぁ~」キャピキャピ 京介(ニヤニヤ) 桐乃「・・・」(イラッ) 桐乃「ちょっと!さっきから何ニヤついてんの!」 京介「べ、別にニヤついてねぇよ」 桐乃「ふん!どーだか!」(ったく、男ってのは!・・・・・・っ!) 翌日・・・ 京介「おはよう~」 桐乃「あっ!おっはよ~♪」キャピ 京介「・・・えっ?・・・ど、どちら様ですか?」 桐乃「な~に言ってるんですか!(プンプン)桐乃だよ~(テヘッ)」キャピキャピ 京介「・・・・・・なんか悪いもんでも食った?」 桐乃「な~んにも食べてないよぉ~」キャピ イラッ・・・ 京介「・・・・・・」 桐乃「ちょっと!なんでさっきからノーリアクションなの!ちょっとはデレ~とかしなさいよね!」ガミガミ 桐乃「男はみんな、こんなのが好きなんでしょ!!」ガミガミ 京介「やっぱ、こっちのほうが桐乃らしくていいな。無理にキャラ作んな。そのままのお前でいいよ」ヨシヨシ 桐乃「バ、バカ兄貴・・・///」 妄想おわりw -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1530.html
88 :LR変更議論中@自治スレ:2012/07/23(月) 11 48 08.38 ID KIr3RI5BO 京介「あちー……頭がボーッとする」 桐乃「この部屋暑いね」 京介「だったら自分の部屋行けよ」 桐乃「べつにいいでしょ、居たって!」 京介「まあ、お前がいいならいいけど、暑くて倒れたりしないようにしろよ」 桐乃「うん(あ、そうだ!)」 桐乃「ねー兄貴」 京介「ん?」 桐乃「熱中症をゆっくり言ってみて」 京介「ええ? えー、 ……ねぇーっ、ちゆーう、しよーう?」 桐乃「……」 京介「これでいいのか?」 桐乃「……うん、まあ、うん」 京介「?」 桐乃「…鈍感」ボソッ ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/898.html
228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 12 53.98 ID ffSU+jCL0 いつも夢で京介とSEXしているから 起きてるときは恥ずかしくて京介にツンツンしている桐乃 229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 22 27.89 ID K7nZvdzm0 227 出入り自由・・・ じゃあ帰宅して部屋に入ったら親父がエロゲしてたなんてことも有りうるのか 230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 25 22.33 ID mH+nJ+SOO きりりんは可愛いな 231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 26 33.14 ID J9XNP7EX0 229 収納しきれなくなったエロゲを京介のクローゼットに突っ込んだら自分のベッドの下にこっそり突っ込み返されてた 232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 40 08.00 ID rhhVwfy5O 231 何そのかわいすぎるエピソード。そんな事あったの?? 233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 46 36.98 ID cIhovO7Z0 231 なにこれ公式のネタ? 可愛いな 234 : 忍法帖【Lv=35,xxxPT】 :2011/07/04(月) 14 47 58.56 ID GfMIBk4rP 京介の部屋クローゼットあったっけ? アニメ見る限りじゃ箪笥ぐらいしかないけど アニメと原作はちがうヨっていわれたらそれまでだがw 235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 49 04.24 ID K7nZvdzm0 231 わろたw 京介はもう桐乃が鍵かけてないの知ってるのか 236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 14 49 07.11 ID YajcVwTT0 226 231 そんなエピソードが公開されていたのか。 誰だ、読む必要ないだろうといったヤツは。 228 きりりんは純情だからそんな夢見ません! 199が正しくても3割は見ないわけだし! 見るとしてもこんな感じ。 桐乃「はふぅ~」ボー あやせ「どうしたの桐乃? 今日は一日中ぼーっとしてたけど・・・」 桐乃「昨日の夜ね、夢に兄貴が出てきてあたしに迫ってきたの」 あやせ「お兄さんが・・・? お兄さんに何かされたの?」 (どうしよう。場合によってはお兄さんを埋めないと・・・) 桐乃「うん。兄貴がね、あたしの手をギュッっとつかんで・・・」 あやせ「うん」ドキドキ 桐乃「あたしの眼を覗き込んで・・・」 あやせ「うん」ドキドキ (キス?それとも押し倒してXXX? 私だってお兄さんにしてもらいた・・・じゃなくて、桐乃にしたいのに!) 桐乃「あたしの事『可愛い』って言うの」 あやせ「へ?」 桐乃「『桐乃は可愛いな』 『桐乃は綺麗だな』 『桐乃は素敵だな』 『桐乃は凄いな』 『桐乃はよく頑張ってるな』 『桐乃は俺の自慢の妹だぜ』ってあたしを誉めてくれるの すっごい、気持ちよかったぁ」ボー あやせ「そ、そうなんだ。よかったね」 (よかった。それにしてもお兄さん、 桐乃をちゃんと誉めてあげてくださいね) 加奈子「なぁあやせぇ」 あやせ「なに?」 加奈子「あやせってばエロい想像したべ?」 あやせ「・・・加奈子。後で校舎裏に来てね♪」 加奈子「行かねえヨ!」 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/423.html
76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 17 33 20.00 ID xTw9e81VP 京介「くっ、最近はアレ(桐乃抱き枕)がないと安眠できないのにまさかコーヒーをこぼしてしまうとは…… とりあえず洗うにしても今日は無理だな。どうすっか…」 桐乃「あーもう! ここんところアレ(京介抱き枕)のおかげでぐっすり眠れてたのに! ジュースこぼしちゃうなんて最悪!! アレがないと何だか熟睡できないしどうしようかな……」 京・桐「「………!! ティンときた! 抱き枕がないならアイツに抱き枕になってもらえばいいんじゃん(じゃねえか)!!」 京介「ということで抱き枕になってくれ桐乃!」 桐乃「というわけだから兄貴抱き枕になってよ!」 京・桐「……」 京介「目的は同じか。じゃあ何も問題ないな」 桐乃「そうね。何も問題ないわね」 京介「それじゃ桐乃、いくぞ」 むぎゅっ 桐乃「んぅ……あんたもいいわね」 ぎゅうぅぅ 京介「んじゃあおやすみ。桐乃」 桐乃「うん。おやすみ兄貴」 京・桐((……なんか間違ってる気がするけど……気持ちいいし、ま、いっか。今日はよく、眠…れ……そう……)) -------------