約 431,416 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1756.html
57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/22(月) 14 17 44.33 ID lhQutnH40 俺妹のイラストを何故か荒木飛呂彦が描くという夢をみた。 桐乃と京介が丞太郎と徐倫みたいで超怖かったことだけ覚えてたよ 58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/22(月) 14 44 24.06 ID VMmAMd6ZO 妹ッ!兄貴の部屋に突入ゥゥゥゥゥゥ! 兄パンッ!かがずにはいられないッッ! 60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/22(月) 14 59 08.18 ID oufatrgz0 57 「桐乃ちょっとこっちへ来い」 「はいはい、これでいい?」 ズキュゥゥウウウン!! 「なっ!何をするだァーーーッ!!」 「兄妹なんだから別にいいだろ?」 混ぜちゃイカンな… 62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2013/07/22(月) 15 25 29.60 ID 5Ej2kguI0 60 京介(ディープキスだッ! もうおそい!脱出不可能よッ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ 8分経過! ウリイイイイヤアアアッー蕩けろォォォ!) 京介(10分経過! フフフフ そしてキスの連続時間も10分を超えた…… それ、このまま桐乃の状態を確認して精気を吸いとっておくか) 京介(!! な…なんだ? 体のうごきがに…にぶいぞ) 京介(!? ち…ちがう、動きがにぶいのではない… う…動けんッ! ば…ばかな ま…まったく…か…体が動かん!?) 桐乃(11分経過だぜ、キスを続けられる時間はそこまでのようだな、京介!) 京介(!! なっ、なにイイ #12316; #12316; #12316; #12316;ッ!) 桐乃(あたしからキスを続けた……9分の時点でな… そして抱きしめた…やれやれだぜ…) 桐乃(どんな気分だ? 動けねえのに背後に手を回される気分はよ? これからッ! てめーをイカせるのに! 1秒もかからねーぜッ!) ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1031.html
453 名前:【SS】俺妹俳句大会[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 07 45 17.10 ID yWdcZw6K0 京介「というわけで、今日は俳句の日だ!」 桐乃「何が、というわけで、よ。いきなり意味分かんないんだけど」 京介「まぁ聞けって。今日8月19日は俳句(819)の日らしいんだ。なら、せっかくだしその記念日にあやかって、俺達もみんなで俳句でも詠んでみようぜ!と、思った次第だ」 桐乃「なんかすんごい突っ込み所が多いんだけど、とりあえず一つだけ言わせて」 京介「お?何だ?」 桐乃「アンタのそんな突発的な提案だけで、どうしてこれだけの人が集まってるのよ!」 烏合の衆「ワアアアァァァァァッ!!」(パチパチ) 京介「さぁな。暇なんじゃね?」 桐乃「ひどっ!何か理由あるから来てるはずなのに、その一言で片づける!?フツー」 京介「まぁまぁ、良いじゃないか桐乃。きっと皆、自分の力作を持ってここに来ているんだろうよ。俳句のな」 桐乃「……そんなの持ち込んで、どうするのよ?」 京介「フッ、知れた事よ!」 ババンッ! 京介『第一回チキチキ~俺の、私の俳句を聞け!~銀河に響く俳句大会ー!!』 烏合の衆「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 桐乃「何なのよそれっ!?」(バンッ!!) 京介「いやぁ~、たまにはこういった、みんなでバカみたいに楽しめる企画でもと思ってだなぁ」 桐乃「だからって、完全に勢いだけで企画作っただけじゃん!主旨が見えないもん」 京介「そんなもの、ある訳無いだろ!」(キリリンッ) 桐乃「無いしっ!」 京介「おいおいどうした、桐乃?さっきから理由付けばかり探して。そんなんじゃ楽しめないだろ?もっと肩の力抜けよ~。なぁ?」 桐乃「誰も好きでツッコんでないって!……はぁ、もういい。時間勿体無いから、早く始めなさいよ」 京介「よぉーし!!きりりんのお許しも出たし、スタートしましょう!!」 桐乃(ていうか、なんでコイツこんなにテンション高いわけ?) 京介「ちなみに審査方法と致しまして、我らが妹、桐乃さんに採点して頂きます!」 桐乃「はぁ!?聞いてないし!!」 京介「(スルー)桐乃さんには、1~10まで書かれた点数カードの中から、これ位だろ、と思う得点を上げてもらいます。 ただ、これはぶっちゃけ形だけなので、景品とかは無いです。苦学生の懐事情を知る人なら分かってくれるはず。物欲に負けずに、自己顕示欲だけで頑張りましょう!」 烏合の衆「うおおおおおおおおおおぉ!!」 桐乃「アタシのポジションって一体……」 京介「司会進行は私、世界のお兄ちゃんこと、高坂京介がお送りします!よろしく」 桐乃(あっ、やっぱり司会仕様なんだ、そのテンション) (ホッ) 京介「それでは、最初の方どうぞ~」 かなかな「はぁ~い☆一番目!かなかなイキマース!!」 京介「おおっと!早速インパクトのある人物の登場だ~!かなかなさん、一体どんな名俳句を読んでくれるのか~!?期待しましょう!」 かなかな「うへへ。そんなに期待すんなよな~♪いくら加奈子がすんげぇからって、ちょっち照れっぞ~★」 京介「いいですねぇ~。今日も安心のチョロさです、かなかなさん。そんな彼女が詠む俳句は?」 かなかな「ほい☆」 『あやせがよ いつも埋めるぜ 悪魔かよ』 京介「……お、おぉっと!これはまた……命知らずな一句がキター!!」 かなかな「ふひひ、どーよ?」 桐乃「あのね、加奈子。それ川柳っていってね……」 <0点> かなかな「0かよっ!?」 京介「一番初めから0点が出た―っ!これは厳しい!今後の波乱が予想されます」 桐乃(え?コレってアタシ、正しいよね……?) かなかな「ちくしょー、自信あったのによー……って、おい!何だよ!?離せよ!!!」 京介「説明が遅れましたが、0点を出してしまった挑戦者の方には、あちらにご用意させて頂きました、『高坂家の庭』に埋まってもらう事になっております」 かなかな「ふ、フザケンナー!おーぼーだー!!」 京介「ちなみにですね、桐乃さん。今大会のルールと致しまして、俳句と川柳の区別はスルーという事になっていますので。今後の方達には、今の対応は無し!でお願いします」 桐乃「えっ、そうなの!?じゃあ加奈子のも採点し直して……」 京介「いえいえ、かなかなさんはもう既に埋まっておりますので、例外、とさせて頂きます。スペシャルサンクスあやせたんの仕事の早さ、アッパレですねっ!」 桐乃「加奈子ー!ゴメーン!!」 京介「はいはい、サクサクいきましょうねー。次の方、どうぞ!」 浩平「二番目、赤城浩平、詠みます!」 『瀬菜ちゃんは 世界で一番 可愛いよ』 京介「やっぱり予想通りに来ました、このシスコンヤロー!人目なんて気にしない!そんな姿勢にカッコよささえ感じてしまいます。さぁて、妹マスターの桐乃さんは、この一句をどう見るかっ!?」 桐乃「方向性は素晴らしい。けど、具体性に欠けるんだよね~」 <5点> 京介「これはなんと!!妹好きの桐乃さんなら、間違いなく高得点が出ると思いましたが、まさかの5点!妹好きが故に、採点基準が厳しくなってしまった!」 浩平「そ、そんな……。瀬菜ちゃんゴメンよー!」 京介「はい、さっさと退場して下さいね~。……さて、次の方どうぞ~」 あやせ「はい。三番、新垣あやせです♪」 京介「天使キター!!!!!ココで、会場と俺のボルテージがガン上がりです!!これはパラダイスタイムの始まりでしょうか~!?」 桐乃(ドンドンドンッ!!!!!!) 京介「き、桐乃さん。冗談ですよ、冗談……。机を叩かないでね、そして、睨まないでね。……で、では、あやせさん、お願いします!」 『セクハラは 犯罪ですよ お兄さん』 桐乃「その通り」 <10点> 京介「満点かよっ!確かに巧いけど、そこは厳しくみてよ!」 桐乃「言い訳すんな。あやせが正しい」 あやせ「さすが桐乃。お兄さんも、これを機に考えを改めて下さいね」 京介「馬鹿野郎!俺が本気でセクハラするのは、……あやせだけなんだぜっ!!」 桐乃「あやせ!アイツを埋めて!早く!!!」 京介「これも嘘です本当にごめんなさい桐乃さん許してください!!」 あやせ「え~?桐乃~、私、埋めるって何の事だか分からないよ?」 京介「ここでそのリアクション!?」 (数分後) 京介「……お待たせしました。気を取り直して、次の方、お願いします」 大介「……高坂、大介だ」 桐乃「お父さんっ!?」 京介「親父かよっ!?」 大介「な、なんだ二人揃って!!息子と娘の晴れ舞台だぞ。俺が来なくてどうする!母さんも客席で応援しているぞ!!」 京介「高坂家が揃い踏みとは、ちょっと恥ずかしいな。……ですが、そんな大介さんが、どんな俳句を詠むのでしょう。気になります。それでは、お願いします!」 大介「うむ」 『愛娘 優しき笑顔 輝けり』 大介「季語は無いが、これが俺の素直な気持ちだ……」 桐乃「お父さん……」 <10点> 京介「パパデレTUEEEEEEEEEEEEEE!!家族愛も相まって、納得の満点だぁー!!しかし私には、息子の立場として少しの寂しさもあります。が、ここは美しい親子愛に、拍手を送りましょう!」 (パチパチパチッ) 京介「それでは、場も綺麗にまとまってきた所で、次の方をお呼びしましょう!」 黒猫「……く、黒猫よ……」 京介「恥ずかしそうに登場したのは、桐乃さんの友人、黒猫さんだー!! 普段はいがみ合いつつも、深層心理では認め合っているこの二人なら、きっと高得点も容易いはずです。期待しましょう!」 黒猫「か、勝手にハードルを上げないで頂戴!……まぁいいわ、これを見なさい」 『メルルより マスケラ見なさい 愚民共』 桐乃「メルルディスんな!!」 <ー10点> 黒猫「ちょっと!マイナスって何よ!?」 京介「おおっと!これは桐乃さん、10点カードに自らマイナスを書き込む『俺ルール』を発動してきたー!さすがはきりりん、そんな姿にしびれる、あこがれるぅぅ!!」 黒猫「貴方も馬鹿な事言ってないで、妹の身勝手な振る舞いを正しなさい!」 京介「ちょっと待って下さいねぇ、今、大会ルールを確認しますからねぇ。……あぁっと、すみません。ここには『基本的にルールはきりりんルール』と書いてあります。なので、このマイナスは成立します」 黒猫「何よそれ!これこそ横暴だわっ!!」 京介「でも、ご安心下さい、黒猫さん。埋められるのは0点の方のみ。まさかマイナスが出るとは思ってもみなかったので、そちらは対象外となります」 黒猫(ホッ) 京介「代わりに、あちらにある、『妹グッズしかない妹部屋』へご案内しま~す!」 黒猫「余計にカオスな場所じゃない!!」 桐乃「はぁ?超パラダイスじゃん。早く行った方が良いよ。マジ楽しいから☆」 黒猫「そんな訳無いでしょう!そもそも貴女がマイナスなんて出すから……」 京介「はいは~い。時間も無いですから、移動をお願いしますね~。……さて、大会も大詰めです!次は誰が出てくるのか?お願いします!」 バジ「真打ちは、遅れて登場するでござるの巻、にん@ω@!」 京介「ここで黒猫さんに続き、桐乃さんの友人、沙織・バジーナさんが登場しました!一体、どんな俳句を詠むのか?楽しみです」 バジ「拙者、埋まる趣味はありませんからな。素直にいきますぞ~」 『みんなとの 楽しい時間 いつまでも』 桐乃「沙織、アンタ……」 京介「沙織……」 沙織「せっかくの機会ですから。普段言えない事を、と思いまして……」 桐乃「……バカじゃん……」 <10点> 京介「出ました、10点!!でもこれは、異論が無い満点でしょう!ぶっちゃけ私も、採点できたら満点を出したい気分です!」 桐乃「……あのさ、沙織」 沙織「はい、どうしました?きりりんさん」 桐乃「……アタシも、そしてきっとアイツも、……同じ気持ちだから、ね」 沙織「!!……はい!」 桐乃(いつもありがとね、沙織) 京介「会場も、不思議な温かさで満ち溢れてきました!これだけでも、この大会を催した甲斐があったというものですね。それでは、この素敵な流れを残したまま、次の挑戦者を呼びましょう!」 瀬菜「赤城瀬菜です。よろしくお願いします」 京介「なんでこの順番なんだよ!?空気がブッ壊れるだろっ!!」 瀬菜「高坂先輩ヒドい!何でそんな事言うんですかっ!?」 京介「言うしかないだろ!というか、言う必要も無いだろ!この後の展開なんてっ!」 瀬菜「そ、それはやってみないと分からないじゃないですか!」 京介「んじゃ、見してみ?」 『攻めと受け この世はガチムチ 三すくみ』 京介「お前帰れよ!!」 瀬菜「採点も無しにっ!?ヒドすぎる!!!」 京介「ったく。仕方ねぇな。桐乃さん、採点をお願いします!」 桐乃「う~ん。目の付け所は、悪くないから」 <6点> 瀬菜「おおっ!さすが桐乃ちゃん!!」 京介「お、お前までコイツに毒されたのかっ!?」 桐乃「んー、全部妹に変換すればアリじゃん?」 京介「こっちも飛び抜けてたっ!!」 京介「……さて、お送りしてきました俳句大会も、ついに大詰め!次の挑戦者で最後になります!」 桐乃(結局、最後までこのテンションだったわね、コイツ) 京介「その最後の挑戦者は……………この俺だっ!!」 桐乃「えええっ!?アンタ司会じゃないの!!」 京介「今までは、な。だが、最後はやはり、俺の気持ちを詠んで終わりたいんだ」 桐乃「ふーん。まっ、いいけど。で?アンタの分も、アタシが採点するわけ?」 京介「そうしてくれるとありがたいな」 桐乃「眼鏡推しだったら、容赦なく0点出すから」 京介「推さねぇよ!つうか、マイナスより0点で埋めるのを目的にしてるだろっ!?」 桐乃「だってマイナスで妹部屋行ったって、既にシスコン極めそうなアンタじゃ意味無いじゃん」 京介「極めそうなの、俺!?」 桐乃「あー、もぅさっさと一句詠みなさいよ。聞いてあげるから」 京介「ぐぬぬ、コイツさっきまでの俺の暴走(?)を根に持ってやがるな……。よし!見てろよ、これが俺のとっておきだぜ!!」 『妹婚で ゴール決めるぜ シスコン道』 京介「フッ、どうよ?俺の力作。この妹婚(まいこん)と、シスコンは、読みで変換可能な所が特にオススメでな……」 桐乃「……キモ」 京介「ぐっ!!」 桐乃「ったく。最後に格好良く決めるかな~?とか思ったら、結局いつも通りのシスコンっぷりじゃん。あーキモいキモい、このシスコンマジキモーい」 京介(い、いかん!こればかりは事実なだけに、言い訳できない……) 桐乃「もうキモ過ぎて採点する気にならないから……、最後はアタシも俳句で返してあげる」 京介「もはや全部、川柳だけどな」 桐乃「うっさい。そういうルールなんでしょ?じゃあ、いいじゃん」 (カキカキ……) 京介(何だかんだ言って、楽しそうにしてんじゃねぇか。多少はしゃぎ過ぎたけど、桐乃も楽しんでるみたいだし、この企画は成功、かな?) 桐乃「はい……コレ」 京介「!?」 桐乃「ちゃんと、頭に入れておきなさいよね!!」 京介「フフッ。分かったよ」 桐乃「えへへ」 『最後まで 責任とってね バカ兄貴』 オリジナルサイズ
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/393.html
186 :もしも桐乃が○○に目覚めたら「1/2」【SS】:2011/03/07(月) 12 32 31.78 ID DFNl2Tjs0 ふと思いついたのでSS書いてみましたw ある日の夜。俺はまた,いつぞやのように桐乃の部屋に呼び出されているわけだが…… 桐乃の奴,自分から呼んでおきながら一向に話を切り出そうとしねえ。 「なあ,話ってなんだよ」 「う,うん……あのね,せなちーのお兄さんいるじゃん。あんたの友達の」 せなちーのお兄さん……赤城のことか。 「ああ,俺と同じクラスだよ」 「ふーん……で,どんな感じなの?」 なんだこいつ。妙にそわそわしやがって。 「どんな感じって……まあ基本いい奴だよ。妹に頼まれて深夜にホモゲー買いに 行くような重度のシスコンだけどな」 瞬間,桐乃がビクッと反応した。しまった,こいつ瀬菜が大のBL好きだって知らなかったんだっけか。 瀬菜に悪いことしちまったな…… しかし桐乃はさほど気にする様子もなく,上目遣いでさらに尋ねてくる。 「へぇ……それだけ?」 さっきからなんなんだ,こいつ。俺の知り合いの事聞いてくるのすら珍しいってのに, 桐乃に似合わず顔を真っ赤にしてモジモジしている。 こんなのまるで―――――――――――――――――――おいおい,冗談じゃねえぞ。 206 :もしも桐乃が○○に目覚めたら「2/2」【SS】:2011/03/07(月) 18 00 42.88 ID DFNl2Tjs0 186の続きです 「で,でね!今度せなちーとお兄さんも一緒に,4人でご飯食べに行かない?次の日曜とか―――」 「断る」 あんまり聞きたくはないんだが……ここはハッキリさせておかないと気が済まねえ。 「な,なんでよ」 「お前……あいつの事,好きなのか?」 別にこいつが誰を好きになろうと知ったこっちゃないが,あんな救いようのない シスコン変態バカ兄貴に俺の妹をやるわけにはいかねーだろ! しばらく桐乃はきょとんとしていたが,ようやく質問の意味を理解したのか,表情を一変させて怒鳴りつけてきた。 「は,はあ!?なんでそーなんの!そんなワケないでしょ!!だってあたしが好きなのは……」 「好きなのは……なんだよ」 「ッ……,な,なんだっていいでしょ!いいから行こうよ!あたしたちは邪魔しないからさ」 あたしたちは邪魔しないって……何言ってるんだこいつは。 「大体なんでそのメンツで飯食いに行かなきゃなんねーんだよ!」 「はあ!?せっかくせなちーと一緒に二人を会わせる口実作ってやったってのに,何その言いグサ」 さっきから妙に話が噛み合ってない。それになんだ,この寒気は…… 俺の脳裏に巨乳メガネの後輩の姿が浮かぶ。そういやこいつら,あの夏コミ以来仲良くなって, 最近はあやせや黒猫達そっちのけで遊ぶようになってたな。 「ねぇ,ホントに……せなちーのお兄さんの事,何とも思ってないの?」 嫌な予感はますます膨らむ。さっきとはまた別種の,しかも比べ物にならないほど嫌な予感が。 「さっきから気になってたんだが……お前が後ろ手に隠してるのは何だ?」 「!!こ,これは……」 「いいから見せてみろ」 俺は立ち上がって桐乃が隠し持っていた物を取り上げようとする。桐乃は必死に抵抗したが, その拍子にそれは床の上に投げ出されてしまった。 「!!」 嫌な予感は的中した。床に投げ出されたそれは…… いつか赤城が深夜販売に並んで買っていた,ムキムキの男たちが表紙に描かれたゲーム,「ホモゲ部」 桐乃は静かにそれを拾い上げると,こちらを振り向かずに言った。 「ねぇ,こういうの好きでいちゃ……おかしいのかな」 ―完― -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1607.html
俺と桐乃は今日も日課のネット巡回をしていた いつも通り桐乃は、俺のすぐ隣に座って同じノーパソを見ている こいつは既に当たり前みたいにしてるが、俺としては桐乃の巡回を横から見るだけで自分の好きなページ見られないし なんかやたらいい匂いするから色んなものを抑えるだけで精一杯なうちに、いつの間にか頭クラクラして雲の上に居るみたいな感覚になっちまうし スッゲー嫌で仕方ないんだが、断れないのはまぁその、なんだ、桐乃ってさ、あったかいんだよな…… とにかくそこで、このどーしよーもない悪徳商法企画を発見してしまったワケだ おいおいっ!原作11巻でのコンプガチャネタは、自分達はこんな阿漕な商売やりませんよってメッセージじゃなかったのかよ! あの直後にコレはねェ~~~よ!?公式は関係ないと信じたい…… と、俺はメタ全開の頭痛に苛まれまくっていたんだが、そんな事に囚われてる暇はなかった 桐乃は突然立ち上がると独り言の様に呟いたからだ 「あたし、ここ討入ってくる」 行ってくるの漢字が違ぇ!?っていうか待て待て待て、今のこいつを行かせたらヤバい! だって絶対店員に文句言うじゃん!店員さんはカンケー無いのに! それも絶対こいつの本気罵倒で徹底的にぶちかますって!店員さん泣いちゃう!俺だって慣れるのに半年、可愛く思えるまでには二年も掛かったってのに! そのまま部屋を出て行こうとした桐乃の腕を、俺は大慌てで掴む 「待てって!落ち着け!」 「うっさい!これが落ち着いていられるかっての!」 こりゃマズいぞ……完全に頭に血が上ってやがる なんとかして止めねぇといけないんだが、生憎俺にだって擁護も正当化もできやしねぇよ! とにかく話をそらして、ええと、ええっとぉぉぉおお! 「俺が一緒に居たいんだよ!!」 「へ?」 「こんな時こそおまえと一緒に居たい!!離れたくないんだよ!おまえと居れば、んなことどーだっていいんだからよ!!」 わけわかんねぇ俺!またいつもの、頭に血が上ると自分でも分からず言葉が先に出ていっちまう! 「だから俺と一緒に居てくれよ!そうすりゃ全部良くなるんだ!今日はいい日になるんだ!!」 ちくしょう、こんなんで、桐乃を止められるハズねぇってのに!止めたいのに!一緒に居たいのに!! 「……わかった」 え? 「え、な、なんだって?」 「は?自分で言ったことでしょ。しょーがないから一緒に居てあげる。どこにも行かない」 「ま、まじ……で?……ハハ、サンキュ……っ!?」 小声でそこまで搾り出すのが精一杯だった 桐乃のやつが、俺のひざの間、俺の座ってるクッションへ腰を下ろしたからだ 「おま、急に何っ」 「何って、ネット巡回に戻るの」 「いやいやそれにっ!この体勢はマズいって!密着しすぎなんだっての!」 特に一番いけない部分がね!桐乃の尻は見るだけでも反則級の威力だってのに! 「あんたあたしを床に座らせる気?クッション狭いんだからしょーがないでしょ」 が、ガチでこのままネットやる気だよコイツ……!俺がもたねーよ? 「あんたってホントめちゃくちゃだよね~w ぷぷっ、何さっきの懇願ww」 「ううううっせ!」 「おまえと一緒に居たい!とか、妹に言うセリフじゃないよねw」 「ぐあっ、あ、あれはだなっ」 んな事百も承知だっての! 「あんた、あたしと居られるだけで、その日はもう最高の一日になっちゃうんだ?」 く、ううううう~~~~ッ!!しょーがねーじゃん!口から出てきちまったんだよ! 桐乃が笑うたび、顔のすぐ前にある後ろ髪から、紅い耳たぶや頬がちらつく こいつは俺をからかうのが楽しくてしょうがないのだ 別にそれが超絶に嫌ってわけじゃ……ないけどよ、そんな顔真っ赤にして爆笑しながらおちょくる事はねーだろ ちくしょう……だが、今は文句言うのを我慢してやる 間違っても振り返らせて、こっちの顔を見られるわけにはいかねぇからな end ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1676.html
949 名前:4月4日【SS】:2013/04/04(木) 00 44 29.60 ID KEKLud5OO 京介「あったあった。あんパンいただきー」 きりりん「ちょっと待った!」 京介「ゲッ、桐乃居たのかよ」 きりりん「何アンタ勝手においしい物ひとり占めしようとしてるワケ?」 京介「なんだ、分けてほしいなら素直に言えばいいのに」 きりりん「ハア? 何様のつもり? まあそりゃ京介が一緒に食べてほしいなら食べないこともないことも……」 京介「どうするんだよ」 きりりん「分かった。あんパンゲームをしよう」 京介「何だそれは?」 きりりん「アンタあんパンゲームも知らないでよく妹婚道を極めたとか言えたもんだよね」 京介「言ってねーよ」 きりりん「ゴタゴタ言ってないで、早くあんパン咥えるの」 京介「お、おう」 きりりん「それじゃ、行くからね」 優乃「はい、そこまでそこまで」 きりりん「なんだあ、後ちょっとだったのにw」 優乃「まったく、バカップルな行動はほどほどにするって約束したでしょ」 きりりん「そうだったっけ?」 涼介「そうだよな、優乃もあんパン食べたいなら食べたいって素直に言えばいいのに」 優乃「いつの間に! てか、あんパン食べる食べないの話じゃなくて」 きりりん「なんなら4人であんパンゲームやろうかな」 涼介「何げに面白そう。優乃、やってみるか」 優乃「この……バカ家族!!!」 ランちん「4月4日はあんパンの日、そして幸せの日なんだよね」 かなかな「んだべ」 ランちん「じゃあいっちょ掘り出し作業に入りますか」 かなかな「わりーな、今日はブリジットが来れなくてさ」 ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1548.html
896 名前:【SS】 或る寒い朝2 ◆ebJORrWVuo :2012/08/11(土) 22 12 18.00 ID QBPfgRAeP 『お兄さんが怪我をした』 あやせからその連絡が来たのは、あたしがいつもの場所から家へと帰っている途中だった。 「…………なんで?」 それを聞いただけで血の気が引いていくのが分かる。 怪我? どのぐらいの怪我? あいつは元気なワケ? なんで? どうして? 『ごめんね、桐乃。わたしが居ながら』 「……理由を、教えて」 『わたしをストーカーから守ろうとして、かな』 ……ストーカー? 誰それ? つか何あやせにストーカーしてるワケ? ああ、でもそれで全て分かった。 あの馬鹿なら目の前であやせが襲われそうになってたら、保身も考えずに突っ込むだろう。 というか守ってなかったらあたし許さないし。 ……けど、それで大怪我してたら、それ以上に許さないケド。 「……怪我は、どのぐらいなワケ?」 『お兄さんは大丈夫、って言ってたけど、右手が打撲してると思う。血とかは出てなかった』 ……あの馬鹿。右手怪我しちゃったら試験に支障が出るっしょ。 せめて左手でどうにか受け身取るなりしなさいよ、どういう状況で怪我したのか知らないケド。 「あの馬鹿は、大丈夫って言ってたんでしょ。……なら大丈夫」 どうせ口だけだろうけどね。でも虚勢を張れるぐらいなら大丈夫。 『桐乃……』 「ほら、そんな声出さないでって。あいつを信じたげて」 兄貴が虚勢を張ったなら、それを少なくとも妹のあたしが暴いてみせるワケにはいかない。 少なくとも、あやせに心配かけたくなくて、そう言ったのだろうから。 申し訳なさそうにするあやせを励ましながら、あたしは電話を終わらせる。 「……あれ?」 電話が終わったと思ったら、あたしはがくと力が抜けたようにその場に座り混んでしまう。 足に力が入らない。 よく見ると足が細く震えていた。 それだけじゃなくて、全身が冷水をぶっ掛けられたように寒かった。 大丈夫……。大丈夫。 少なくとも命に別状は無いみたい。 腕を痛めて、それで死ぬという事は……ないハズ……だと思う。 寒い。 汗をかきすぎたんだろうか。 力が入らない。 練習しすぎたんだろうか。 ……京介。 大丈夫、だよね? 信じていいよね、それ? 大怪我だったら許さないから……。 大怪我だったら……きっとあやせとかも許せなくなっちゃうから。 だから意地でも大怪我にはならないでよ。 ……試験会場に行ってみようか? 何かあれば、分かるかも知れないし。 あいつが嘘を付いてるかどうかはあたしなら……。 そこで思い出した。 今回の試験は、確か地味子と一緒だった。 何かあれば、真っ先にあの人が気付くハズ。 悔しいけど、あたし以上にあいつの嘘を見破れるだろうから。 試験を受けられないような重症だったら、直ぐに病院に連れて行くだろう。 あたし以上に上手く説得して。 ギリ……。 拳を強く握る。 今の状況で、これ以上に無い人物が京介の傍に居る。 だから、大丈夫だ。 何か連絡があるかも知れないから、あたしは家で留守番をしておく。 …………。 足に力が戻ってきた。温度も戻ってきた。 いつもの世界だ。 ただ、このあたしの中に広がる安堵感と屈辱感はなんだろう。 大丈夫だというこの上無い信頼感。 そして敵わないという屈辱感。 あたしとあの人の関係はあの頃から何も変わってない。 あたしの隣に京介は居なくて、あの人の隣に京介が居て。 正しい言葉と、優しい理由で、あたしからお兄ちゃんを奪い取った。 スーパーマンのような兄貴は、あたしの中にしか居なくて。 現実の兄貴は、何でも出来るような超人じゃなかった。 その事に気付いたのは最近になってからで。 初めからあの人はその事を教えてくれていた。 奪い取ったんじゃなく、寧ろ……。 でもだからこそ、あたしはあの人が嫌いだった。 兄貴も嫌いだった。 初めから、情けないところもある兄貴を知っててその上で傍に居たあの人。 情けないところを受け入れてくれたあの人に心を許した兄貴。 あたしにだって……。 あたしにだって弱音を吐いてくれれば、あたしだって……。 優しく受け入れなくても、認めた。 けどあたしはあの人のようにあいつに優しくはしなかっただろう。 一緒に、一緒に頑張っていこうとした。 何もかも諦めたままの兄貴のままを許したあの人が正しいなんてあたしは思わない。 確かに無茶を重ねて怪我をしていくのは良くないけど。 あたしは、兄貴が活き活きとしているのが好きだった。 やんちゃで、意地悪で、酷く優しくて、無鉄砲て、でも頑張り続けるその姿は、決して幻じゃなかった。 あたしは、最近になってようやく気付いた。 無気力で死んだ魚の目をした兄貴も、生き生きとした活動的な兄貴も。 そのどちらも兄貴だった。 そのどちらも、居ないんだ。 スーパーマンのような理想的なお兄ちゃんも、 死人のような怠惰な兄貴も、 そのどちらも居ない。 活き活きとして行動的で、お節介で馬鹿で、少しの挫折で凄い落ち込んでダラダラとしちゃう高坂京介がそこにいただけで。 だから、あたしは、言わなくてはいけない。 あの人に同じ言葉を。 平凡を愛して、変化を拒み続けて、敢えて凡人の中に混ざろうとする、あなたの理想的な京介も居ないのだと。 あの人も、とっくに知ってるだろうけど。 京介の変化に気付いているだろうけど。 ただ、あの人と対等な立場で、京介と接する為に。 「よし」 家に帰ったら、あいつを迎えに行こう。 ちょっとだけ化粧して、ちょっとだけお洒落をして。 格好がいつもと違うけど、どうせあいつは気付かないだろう。 あいつを病院に連れて行くのは、妹であるあたしの役目だ。 それだけは昔から、続けてる。 といっても麻奈実さんの側にいるあいつは怪我とは無縁だったからだけど。 懐かしい、と思う。 最近のあいつは怪我をするようになってきた。 昔のように。 お帰り、お兄ちゃん。 無謀で、馬鹿で、しょっちゅう怪我をして帰ってきて。 あたしに心配ばかりかけてきたお兄ちゃん。 これもまた、高坂京介のホントだから。 あんたの事、また見てあげるから。 空を見上げる。 取り敢えずは一ヶ月後。 試験の結果が出るまでは、あいつを休ませてあげよう、かな? おわり ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/985.html
153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 21 39 40.78 ID /PK7cqxP0 [6/7] 桐乃「ねぇ、ゼルダやろ?」 京介「ゼルダか・・・ ショックのせいでやる気が起きねえな・・・」 桐乃「確かにあたしもショックだし、 あんたなんてあと10日ちょい待てば一万円も安上がりだったケドさ」 京介「いちまんえん・・・」 桐乃「10日も早く手に入れられたんだからさ、 その時間で目一杯遊んで元を取ればいいじゃん。 あたしもずっと付き合ってあげるからさ」 京介(10日で一万円。一日千円。 一日千円で桐乃と一緒に何時間も遊べるなら、安いもんか) 「そうだな。じゃあ11日まで毎日一緒に遊ぶか!」 桐乃「うん!」 ガチャ 大介「おい、京介、桐乃。 俺も3DSを買ってきたんだが一緒にやらんか」 154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 21 43 52.00 ID TAiiu8pf0 [8/10] 153 それからしばらく、高坂家では少年少女と厳ついオッサンが一つの部屋に集まって 一日中ゲームをするという奇妙な光景が続いたという… -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1176.html
605 名前:丸裸にすべきは【SS】[sage] 投稿日:2011/10/01(土) 23 28 57.22 ID XhW1FOjZO [2/2] 何の因果か知らないけれど、あたしはせなちーと再びサンシャインシティに来ている。 まあ例によってせなちーは飛ばし続けていい加減ウザくなったので何とか話題をそらせようとしたのだった。 「ところでせなちー、『「俺の妹」がこんなに丸裸なわけがない』を読んだんだって?」 「もちろん読みましたよ」 「で、どうだった?」 「そうですねえ、これだけは言わせて欲しいという点が一つだけ…」 「へぇー、なになに?」 「表紙です!!表紙に問題があります!! あまり波風は立てたくないのですが、 ネットでは表紙は五更さんでなくて高坂先輩を出すべきとの意見が結構ありました。 あたしもほも同意見です!!!」 やっぱり、せなちーも、あたしと京介が並んで表紙を飾るべきだと思ってくれてたんだ…… 二人並んで……待て待て、…と言うことは当然あたしと京介があんな格好で……… ※※※ 「こっちチラチラ見んな、キモっ!!」 いつもの如く、あたしは京介に叫ぶ。だって、あいつの視線の行く先がホント半端ないんだから仕方がない。 おっぱいも、おへそのあたりも、そして……おしりも、京介がなめ回すかのようにあたしを見てるのがわかって、ホント、ホント…… …あれ? 何だろうこの気持ち、怒りじゃなくて、もっと違う何か…… 京介に見られてるのが、何だか恥ずかしい……何で??? 「仕方ないだろ、そんな格好の女子中学生の隣にいたら、誰だって無視せずにいられないってーの」 「へへぇ、このスケベ」 「うっせえ。まあでもさ、こうして桐乃と隣に立てて、ほんとよかったよ」 「えっ?」 「桐乃の載ってる雑誌とかで、水着姿とかあるだろ、あの姿を生で見たくて仕方なかったんだよな」 「二人きりだからって、何気にセクハラかましてるよね、あんた」 「いやあ、やっぱり桐乃が世界最高の美少女だってのは分かった。ほんと輝いてるぜ、今の桐乃は」 あいつが柄にもないことを言って来るので、何だかこそばゆくて仕方がない。 「なあ、桐乃。俺はずっと言いたかったことがあるんだ。俺は、桐乃の……」 ちょ、何この展開!! これはもしかして?? 「俺は桐乃の………おっぱいを揉みたいんだ」 「バ、バカ言うな!! だ、だめだかんね!!」 あたしはそう叫んだが、言うこと聞かないあいつはあたしに襲い掛かって…… ※※※ 「ダメだったら京介ぇ、もうダメぇぇぇ」 「……桐乃ちゃん、大丈夫???」 「えっ……はっ、ここは」 「もう、しっかりしてよお、桐乃ちゃん」 不覚にもあたしは妄想にどっぷりとハマっていた。 あ、あたしがエロいとか、そんなんじゃないんだから!! それもこれもみんな京介が悪いんだからね!! 「…ところでせなちー、どこまで話は進んでたっけか?」 「ですから、五更さんの代わりに高坂先輩を出す意見にわたしもほも同意ということですよ。」 「ああ、ほぼ同意ということね」 「ええ、ほも同意です」 「せなちー、さっきから気になってるんだけど『ほぼ』だよね?」 「もちろん、『ホモ』に決まってるじゃないですか!!!」 まあ予想はついたことだったが、せなちーの意見は 「裸の京介と桐乃くんが絡む」表紙にすべきというものだった。 戦慄すべきことに、せなちーが語りまくった桐京妄想は、さっきまであたしが浸ってた妄想内容と、 あたしが男性化してるとこ以外はほとんど一緒だった…… やれやれ、またトラウマの種ができた。桐乃くん妄想を忘れさるためには 女の子のあたしが京介と絡みまくって男性化妄想を拭い去るしかないよね… ……ち、違うし、こ、これは、しかたなくやることだかんね!!! -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1122.html
210 名前:死ぬかもしれない詐欺【SS】[sage] 投稿日:2011/09/20(火) 03 01 50.69 ID o9bVYMiCO [2/3] せなちー視点で9巻の流れから脱線妄想です。 「…ほんと、せなちーは罪作りな女だよね!」 「こないだの素晴らしい『桐乃くん』イラストのことだったりする?」 「それもそうだけど、せなちーがお兄さんとキスした写メ!!あれを見せたら、あいつ凄い羨ましそうな顔してたわけ あんまし物欲しそうな様子だったから、あたしも強く『しないかんね!』って言ってやったわけ そしたらさ、あいつが何て言ってきたと思う? 『俺、桐乃にキスして貰えないと、死ぬかもしれない』だって。マジキモいよね」 高坂先輩がいかにセクハラ先輩とは言え、そのセリフはあまりにひどいと思った。 もしお兄ちゃんが同じようにキスを求めてきたら、やはりあたしも桐乃ちゃんみたいにお兄ちゃんをキモいと思うだろう。 しかし、あたしはこの後、想像もしなかった恐るべきブラコン世界に迷い込んでしまったのだった…… 「……仕方ないから、キスしてやったわけ」 「なんですと????」 「いや、だから、仕方なかったから。あいつああ見えて意外と繊細そうなところあるし、 もし本当に死んじゃったらヤバイじゃん、だからキスしてやったの」 「…………。」 「いやいや、だって、せなちーだってお兄さんにキスしたんでしょ。おんなじ、おんなじことだから!」 そこに行き着くまでの過程にだいぶ違いがあるように思えたが、あたしは取り敢えず頷くことにした。 「そ、そうだね……」 しかしブラコン魔女の怒涛の攻撃はこんなもんでは終わらなかったんですよ! 「でもね、せっかくこのあたしがキスしてやったのに、あのシスコンは調子に乗っちゃってさあ、 今度は、く、口づけしたいって言ってきたワケ」 「ぶぶっっ!!」 「でもって、またもやあいつは『桐乃と口づけできなかったら死ぬかもしれない』って言ってきたのね」 「これは警察を呼んでいいレベルかもしれませんね」「仕方ないから、口づけしてやることにした」 「ええェェェェ!!!」 「だから、あいつが死んだら後味悪すぎるじゃん。高坂家の未来を守るってことにもなるでしょ」 いやいや、高坂家の未来はそれでおかしな方向に進んじゃいますよきっと…… そんなあたしの思いなど気にすることなく、桐乃ちゃんはさらなる矢を放ってきた。 「なんだかムカついたから、あたしから積極的に舌を絡めて攻めてやった」 「桐乃ちゃん…キモい…」 「腐界の住人ーに言われたくないから!!だいたい、せなちーがいけないんだからね!! せなちーが、あんな、男性化させたあたしに京介を襲わせるようなイラスト用意したから!! すべて止むに止まれぬ不可抗力なの。オーケー?」 オーケーなわけないだろ!、とツッコミを入れる気力は、もうあたしには残されてなかった…… その後も桐乃ちゃんは喋り続けた。あたしの薄れゆく記憶には、 キスしまくって抱き合ったりもしちゃった後、汗をかいたから二人で仕方なくお風呂に入って、 死なれると困るから仕方なくお互いに洗いっこしたところまでが辛うじて残されていた……… はあ、桐乃ちゃんの言いがかりと言えば言いがかりだけど、「桐京」なんてネタで 桐乃ちゃんのブラコン心に火を着けてしまったのは、確かにあたしの過ちなのかもしれない…… どうしたらいいんだろう…… こうなったらやっぱり赤京妄想に徹底的に浸るしかありませんね! 桐乃ちゃんから高坂先輩を奪いとるお兄ちゃんとか、超素晴らしい逆転劇ですよね!! NTRバンザイ\(^O^)/ うへへへへぇ 待っててね桐乃ちゃん!!! -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/30.html
405 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/12(金) 22 47 04 ID VH0NG+XB0 [2/3] 388 「桐乃ってぇ、この人のどこが良かったの?」 あたしの横に座っている天使(ブリジット@あるちゃん)が、とんでも無い質問をしてきたぁ。 ちょっ、ちょっ、いくらブリジットちゃんでも、答えられる質問と答えられない質問があるでしょー! 心臓がバクバクして、口をパクパクしていると、隣でじっと見ている京介が目に入る。 ……こ、このっ、あたしが悪口を言うぞって顔して、ジト目で見てる…。 バカバカ、そんな目をされたら、いつもの悪態ついたら、あたしが嫌っているみたいじゃない。 よしっ、本当の事言ってやる。 こ、これは、デートシチュの一部なんだから、言ったって構わないよね! 後で幾らでも言い訳をすればいいんだし。 「……優しいところ、かな」 ……言っている内に、恥ずかしくて小声になっているし…。 ま、まさか、気がつかれなかったよね。あたしが本気で言っているって事…。 「あと……結構頼りになる……ところ?」 言って、ちらって顔を見ると、目があった…。 まずいよ…絶対に…今、あたし…ところ?の後に…がマジ好きって言いそうになったし。 顔が赤くなって、体温が1度上昇する。このままじゃ気がつかれるよぉ。 「いや……ま、まーな」 それ程でもない様子で、照れる京介…あたしはそんな京介にいつものように肘鉄を食らわしていた。 ごめん!!!だってぇ……恥ずかしい。 「調子にのんなバカ、演技だっての」 「わかっているよ」 気がついた?やっぱ、気がつかれた!?でも、この際だから、絶対に言えない事告白しちゃおっかな。 「それとぉ……こいつ、あたしのコト、なんかめちゃくちゃ好きみたいで――」 「――そう言うところが……好き」 あたしは…最後の好きという言葉に…本当の気持ちを込めて、言った。 446 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/11/12(金) 23 56 43 ID VH0NG+XB0 [3/3] 「どう……して」 京介が絞り出すようにそれだけを言った…侮蔑、怒り、悲しみ、全ての感情があたしに向けられている。 胸に刺さった…一年前なら、自分の気持ちを押し殺して、大喧嘩して無視すれば良かった。 仲の悪い兄妹で居られれば、それで幸せだった 「――ええと……桐乃さんは、お兄さんに、気付いて欲しかったんですよね?」 「ち、違う!」 違うわ、気がついて欲しかったんじゃない、あたしは……あたしは。 拳を握る手に力が籠もる。 「じゃあ、何だよ?」 そう、羨ましかった……黒猫も、地味子も……一番、近くに居るのに、ずっと一緒にいるのに…言えなかった。 妹……あたしが妹だから……言ってはならない、その言葉を。 「それは……それは! っ……!」 言ってしまえば、何もかも失ってしまう…そう、大切な…もの全て。 でも、溢れる感情を抑えきれない! 「あんたがっ……あんたがっ……!」 大切な友達、楽しい思い出、そしてこの一年間でずっと近づいた距離…。 何時までも、そのままで居られると思った…この楽しい時間がずっと続くと思っていた…。 でも、知ってしまった…あたしが居ない間に…あの二人の距離はずっと近く…そう、あたしよりも近くなってしまっていたことに。 このままじゃ………取られてしまう………でも、でもっ!!!! 「あんた……が……っ」 好きなのっ!!!!その言葉が、出てこない。 何でっ!何で、出ないの?世界で一番あんたを好きなのはあたしなのに!!! 涙が零れた…止めることができない。 どんなに努力してもどうすることができない…妹で生まれてしまったから…自分の気持ちを告白すらできない…。 バカ、バカ、バカ!!!何で、アニキなの?何で、言えないの?誰がそう、決めたの? 自分に沸き上がってくる感情を抑えきれない自分が、悔しくて悲しくて…どうすることもできなかった。 -------------