約 431,416 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/544.html
呼称表 11巻までの呼び方 不備も多いはずなので、間違い、PSP版の呼び方等、適宜修正等お願いします。 ふさたんの表記ブレも一部キャラでみられるぽいです。 キャラ名 一人称 二人称 桐乃 京介 麻奈実 あやせ 加奈子 沙織 黒猫 浩平 瀬菜 桐乃 あたし x あんた兄貴京介お兄ちゃん まなちゃん麻奈実さんあんた あやせ 加奈子 あんた沙織 あんた黒猫 ――― せなちー 京介 俺 桐乃おまえ x おまえ あやせおまえ おまえ おまえ 黒猫おまえ 赤城おまえ おまえ 麻奈実 わたし 桐乃ちゃん きょうちゃん x あやせちゃん 加奈子ちゃん ――― 黒猫さん 赤城くん ――― あやせ わたし 桐乃 お兄さん お姉さん x 加奈子 ――― 黒猫さん ――― ――― 加奈子 加奈子あたし 桐乃 マネージャーおまえ 師匠 あやせ x ――― ――― ――― ――― 沙織 拙者わたし きりりん氏きりりんさん 京介氏京介さん ――― ――― ――― x 黒猫氏黒猫さん ――― 赤城氏 黒猫 私 あなた あなた兄さん ? ――― ――― あなた x ――― あなた瀬菜 浩平 俺 ――― 高坂おまえ 田村さん ――― ――― ――― ――― x 瀬菜ちゃん 瀬菜 あたし 桐乃ちゃん 高坂せんぱい ――― ――― ――― ? 五更さん お兄ちゃん x template ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ―――――:原作において接触機会のなかった組み合わせ ?:原作において接触機会はあったが、二人称で呼ぶ機会の無かった組み合わせ キャラ名 三人称 桐乃 京介 麻奈実 あやせ 加奈子 沙織 黒猫 浩平 瀬菜 桐乃 x 兄貴あいつこいつ京介 地味子あの女あの人 あやせ 加奈子 沙織 黒いの厨二病 せなちーのお兄さん 京介 桐乃妹あいつこいつ x 麻奈実 あやせあやせたん あいつ 沙織 黒猫 赤城 瀬菜 麻奈実 桐乃ちゃん きょうちゃん x あやせちゃん ――――― ――――― 黒猫さん 赤城くん ――――― あやせ 桐乃 お兄さん お姉さん x 加奈子あの娘 ――――― 泥棒猫黒猫さんマゾ奴隷 ――――― ――――― 加奈子 桐乃 あいつ ――――― あやせ x ――――― ――――― 野良猫 ――――― 沙織 きりりん氏 京介氏兄上 ――――― ――――― ――――― x 黒猫氏 ――――― ? 黒猫 あの女ビッチ あなたのお兄さん先輩 ベルフェゴール田村先輩 あやせ闇天使 ――――― x ――――― ? 浩平 ――――― ? 田村さん あやせちゃん ――――― ――――― ――――― x 瀬菜ちゃん妹天使 瀬菜 ? 高坂せんぱい ――――― ――――― ――――― ? 五更さん お兄ちゃんバカ兄 x template ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ――――― ―――――:原作において、三人称で呼ぶ機会の無い組み合わせ 桐乃スレ用語 兄パン(兄ぱん、凹) 京介のパンツを指す。 くんかたんの大好物という設定である。 あやせたん 破壊と殺戮の天使。スレ内では桐乃愛のレズ設定。 桐乃と京介の間に、いかがわしい関係が成立する事を望んでいるスレ住人を、日々埋め続けている。 武器は包丁、ナイフ等の刃物の他、スコップ、狙撃銃、火炎放射器など多岐にわたる。 最近はパラシュート降下も行うなど、特殊部隊も真っ青の身体能力である。 スレ民の妄想が手に負えなくなると戦略級の兵器も使用する。 なお、桐乃自身に歯止めをかける事は苦手のようで、加奈子に八つ当たりして埋めている姿もよく見られる。 うへぇ 本来は4巻における加奈子の溜息で、表記は「うへあー」 アニメ1期10話において、ゆかり姫の演技により「うへぇ」と聞こえるようになってしまった。 スレ内での設定は、桐乃と京介のアツアツぶりに辟易した加奈子の鳴き声。 鳴き声の多さにより、どれくらいアツアツなのかが分かるという設定まで付け加えられた。 かなかなちゃん 桐乃スレにおいて、桐乃、京介に次ぎ、あやせと人気を二分するキャラクター。 スレ内では、あやせに八つ当たり気味に埋められるという役割が定着しており、 その役割ゆえ、新スレ建造後の埋め立て時に、旧スレと一緒に埋められることが多い。 くんかたん 元ネタは4巻における、黒猫の著作。 「キリノ」がお兄ちゃんのパンツをくんくんしている様と、それを見た桐乃が過剰に動揺していた事から、 「桐乃」もまた、京介のパンツをくんかくんかしているのではないかと考える人が現れた。 また、桐乃スレ草創期、「変態の人」のSSにおける桐乃の変態ぶりがスレ住人に大きな衝撃を与え、以後のくんかたん像に大きな影響を残すことになる。 SSにおいては、全年齢という板の特性上18禁SSを書けないため、パンツくんかをある種の隠喩として描いてるものも見られる。 なお、あまりにもネタにしすぎたためか、「PSP続」においてくんか疑惑をさらに強めるシーンが作られた。(原作者の書いたシナリオ内) 12巻で京介のパンツが実際に減っていると判明し、もはや公然の秘密となる。 K.K 自演に利用される。4人ぐらい連続するのがデフォ。犯人は以下の誰か。 高坂京介 高坂桐乃 来栖加奈子 来栖彼方 櫻井(櫻井秋美) 遅れてやってきた第三の刺客 数々の強敵(とも)を打ち破ってきた桐乃の前にあらわれた、最後にして永遠のライバル(羞恥心的な意味で) きっと今後も桐乃に恥ずかしい思いをさせ続けるのだろうと思うと・・・あれ?涙が・・・ じゅーでん 簡単なお仕事の一つ K.K「言わせんなよ恥ずかしい」 「ところがどっこい、夢じゃありません、現実です」 アニメ2期・BD/DVD第8巻の特典映像で櫻井が発した台詞 元ネタは漫画「賭博破戒録カイジ」12巻における、主人公のライバルキャラの台詞。 主人公が必死の努力の果てに倒せなかった現実の壁。その現実を突きつける、作品中でも屈指の名台詞。 主人公は、その現実の壁をさらに利用して、起死回生の逆転劇につなげていく。 特典では、明らかにネタキャラ化した櫻井のギャグシーンですが・・・ でも、もしかすると・・・桐乃と京介、それに読者に向けた、ふさたんのメッセージかもしれませんね。 普通の兄妹 秋葉の路上でキスするような某兄妹のこと 普通の兄「兄妹なんだから別にいいだろ?」(路上キスについて) 普通の妹「はい」(兄に「結婚してくれ」と言われて) ランちん 原作2話で名前のみ登場後長らく登場しなかった(多分、作者に忘れられていた)キャラクターで桐乃の表友達。 スレ内では影の薄い子としてのネタ要員。 漫画版のいけださくら氏に気に入られていたようで、桐乃スレではその絵を公式絵として、二次創作が行われていた。 あまりにスレ内でネタにしすぎたためか、ついに9巻において出番を獲得。 11巻でも僅かとはいえ、出番を獲得している。 涼優 義妹ルートでの登場時は14歳と中1。年子かは不明。 金髪のファザコンと黒髪ツインテールのアホの子として扱われる。 スレ住民の間では何故か実妹ルートでも生まれる前提になっている。 あの世界にはパラレルでも変わらない運命があるので仕方ないね。 10年後の優乃妊娠疑惑が義妹ルートでの年齢と一致し、拍車がかかる。
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1546.html
878 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/11(土) 14 54 00.34 ID HE3/g4+bP 「えへへ。あんたってやっぱ、いい匂いするよね~」 「そ、そっすか」 現在、俺こと高坂京介は妹、高坂桐乃により強烈(主に感触的に)なハグを受けている。 一体どういうことだコレは。誰か助けてくれ。 『正しい? カンちゅーハイの飲み方』 俺は高校を卒業し、大学に進学した時一人暮らしをすることを決めた。 一人暮らしの大変さは受験勉強の折に一時的に(半強制的ではあるものの)一人暮らしをすることで わかっていた。が、それでも俺は実家を出て一人暮らしをすることにした。 そこにはもちろん、自己責任とはいえ自由な生活への憧れや実家から出ることでの開放感を求めて いた部分もある。けれどそれだけということでもなく・・・・・・ 『ねえ京介』 『ん?』 『あんたさ、大学進学したら家出るの?』 『あ~、そうだな・・・・・・それも悪くないかもな。でも――』 『そっか。じゃあ仕方ないからあたしが面倒見てあげる』 『は? いや、俺は別に』 『まあ? あんただけじゃどうせろくでもない生活するのは目に見えてるし? 腐海の中で倒れるあんた とか冗談じゃないし。そんなことされちゃ妹としてあたしの面目も立たないじゃん?』 『お前は俺を何だと思ってるの!?』 『それに・・・・・・』 『それに?』 『あ、あんたの家に行けば、その、誰にも邪魔されずにふ、二人きりでいられるし・・・』 『――――――』 などという会話が交わされたというのが俺を決断させたなどとは口が裂けても言えん。 そんなことがあり、まるで通い妻のごとく俺の家へと入り浸る桐乃という日常が出来上がった。 なお、そのことに対して親父から恨みがましいメールが時折送られてくるのだがスルーしている。 そんな生活がしばらく続いた頃のある日の晩、どういうわけか冒頭のような状況が発生した。 どういうことなのかこの状況。桐乃に抱きつかれてるのは嬉しいことは嬉しいのだが、どうにも腑に落 ちない部分が多すぎる。一体何がどうしてこうなった。 確かにそういった雰囲気になるときはなるのだが、今日に限って言えばそんなことはなかったはずだ。 というかここのところはそういった雰囲気になることはほとんどなかった。 その手の欲求がなかったわけではないんだが、もとよりなかなか素直になれない俺達である。切欠と はなかなか掴めないものなのだ。それがたとえ兄妹から恋人へと関係が変わった今となってもそれは 変わらない。 「きょうすけ?」 「お、おう。なんだ?」 「ん~? 呼んでみただけ」 えへへとふやけたような顔で笑う桐乃。 何この超可愛い生き物。俺の妹がこんなに可愛くて俺死にそう。 「んっ、きょうすけ、ちょっと強いよ」 「! す、すまん」 思わず思い切り抱きしめてしまった俺を誰が責められようか。 しかし桐乃は一体どうしたというのか。と、自分を落ち着かせるために部屋を仰ぎ見た俺の視界に見 慣れないもの、しかし最近見たものが目に入った。 げっ、あれは――――っ! 「ちょっと、あたしを差し置いて何見てるわけ? こっち見てよ!」 「桐乃、もしかしてお前アレ飲んだ?」 いかにもあたし怒ってますと言いたげに頬を膨らませてる桐乃に顔だけで『ソレ』を差して聞く。 「え? あ、うん。ちょっと苦かったけど、わりと悪くない味だったよ?」 やっぱりかーーーーーーーーーー!!!! さっき目に入ったもの。それは机に置かれたチューハイの缶だった。 どうやらこっそり興味本位に買っていたそれを桐乃が飲んでしまったらしい。 そうか。ということは桐乃はアレを飲んで酔っ払っちまったってことか。それなら急な桐乃の今までの行 動も納得できる。さっきから顔が赤いのもそれが原因か。桐乃は思っていた以上に酒に弱かったらしい。 ・・・・・・ん?ちょっと待て。それはおかしいだろ。そもそもあれは―――― 「なに? もしかしてあんたも飲みたいの?」 俺の返事も聞かずにスッと俺に抱きつくのをやめる桐乃。離れていく温もりが名残惜しいと思ってし まった自分が恨めしい。 なんとなく立ち尽くすを放ったままチューハイを手に取る桐乃。そのまま俺に渡してくれるのかと思いき や、何を思ったのかコクコクと自分で飲みだし、空になったのかそれをぽいっと投げ捨てる。 カン と軽い音を立てて床に落ちる空き缶。 人に聞いておいて自分で飲むのかよ! と思ったその時、グイッと頭がひっぱられた。 ちゅ~ 次の瞬間に来るのは口を覆うように与えられる熱い感触。 目に映るのはドアップの桐乃の顔。 何をされているか理解をする暇もなく、今度は口を割って入ってくるぐにぐにした物体と冷たい液体。 口移し。そう理解するまでに数瞬の時間を要した俺は、あまりの出来事にふらふらと足元をおぼつか せてしまう。それでも桐乃が離れないのは、その両腕で俺の頭をガッチリとホールドしているからだ。 ぼふっと近くにあったベッドに倒れこむ。俺は下に、桐乃は上に。 苦い、けど、甘い。 桐乃の口から流れてくるものの味をそう感じながらコクコクのみ干していく。 そうしてどれだけの時間がたったのか。ぷはっ、と桐乃がようやく俺を解放する。 「ハイ おいしかった?」 赤い顔で、トロンとした表情をしながらそんなことをいう桐乃。 体勢をそのままに、俺の胸に頭を預けるようにして抱きついてくる。 「明日は休みじゃん。だからさ、今日はお父さん達に友達の家に泊まるって言ってきた」 おいおい、それじゃあまるで彼氏の家に泊まる口実をでっち上げる彼女のセリフ、ってまんまか。 てかまさかその友達ってあやせじゃねえだろうな。どっかから話が漏れたらシャレにならないぞ。主に俺 の命が。 「だから、さ。今日はずっと、ぎゅってしほしい、な」 そんな桐乃のお願いを俺が断れるわけもなく。 「あと、もっと・・・・・・じゅーでんして?」 今度は俺からと、桐乃を抱きしめて顔を近付けて――――。 翌日。 昨日遅くまで起きてたせいか、珍しくおきていない桐乃を寝かしたまま俺は床に転がる缶を手に取った。 その缶を眺めつつ、俺はぼやく。 「ノンアルコールチューハイなのに酔うことってあるんだな・・・」 ちなみにこの後、チューハイを買ってくると二人で飲むのが恒例となるのは別の話である。 -END- ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1674.html
747 名前:【SS】:2013/04/01(月) 00 51 31.60 ID KvFSgupJP 俺こと京介は今、負けられない戦いへと赴こうとしている。 昨日は負けてしまった。だがそれでこの勝負がいかに負けられないかを理解した。 だが相手は強敵だ。一筋縄ではいかない。けど負けるつもりはもうとうない。 そしてその戦いの相手とは……桐乃。 そう。いわずと知れた俺の妹、高坂桐乃である。 「……今日もやるんだよな?」 「あったりまえでしょ。ま、どうせ今日もあたしが勝つに決まってるケド」 「調子に乗るなよ。今日こそぜってぇ勝つ!」 「どうだか。それが口だけにならないといいけどね~」 「ほえ面かくなよ」 「そっちこそ」 『高坂家就寝戦線~兄妹寝床争奪日記~』 「確か昨日負けたほうが勝負の方法を決めていいんだよな?」 「そ。つまりアンタが決めていいってこと。き・の・う・負・け・た・あんたがね♪」 「ぐぬぬぬ」 くっそう、いちいちムカつくいいかたしやがって! 昨日はただのジャンケンで勝っただけのクセによ。 まあ負けたのは事実だから余計な反論はしねえ。すればこじれるのは目に見えてるしな。 だけどな、そんな風に余裕ぶっこいてられるのも今のうちだぜ。 「それで? 今日は何して決めるわけ?」 「それはな……これだ」 そうして俺が突き出したのは、俺達の間では既におなじみとなっているゲーム。 「シスカリ…」 「そうだ。今日はこれで勝負しようぜ」 「ふ~ん……」 何か言いたそうな目でこちらを見る桐乃。 おおかた何か企んでるんじゃと疑ってるんだろうが、そんなもんするつもりはない。 「あんた、これで前にあたしにボロ負けしたの忘れたわけじゃないよね?」 「もちろんだ。でも俺があの時と一緒だと思ってると痛い目見るぜ?」 「へぇ~。どこからそんな自信がでてくるのかしんないけど、いいじゃん。相手したげる。 ボロボロに負けたからって後で文句言うのはなしだかんね」 「そっちこそな」 バチバチと俺と桐乃の間で火花が散っているように感じるのは、気のせいじゃないだろう。 「それじゃ移動ね。ここじゃ出来ないし」 「おう」 そして移動した先は桐乃の部屋。 ゲームを起動し、準備を整える。 「んじゃあルールを言うぞ。勝負は3本勝負。キャラの使用に制限はない。ただし改造パッチとかはなしな」 「そんなの使うわけないでしょ。バカにしてんの?」 「言ってみただけだっての。んで、1本ごとにキャラの変更はOK。先に2本とったほうが勝ちだ」 「ふんふん。それだけ?」 「それだけだ」 「わかった」 お互いにコントローラーを握る。 「それじゃ、始めるよ」 「おっし。今日は絶対に負けねえ」 「あたしだって負けないし。てか勝つし」 1試合目で使うキャラをそれぞれが決める。 「ステージはランダムでいいよね」 「おう」 ゲーム 「「それじゃあ」」 スタート 「「いくぜ(よ)!!」」 『キャアアアァァァ!!』 「うぐっ」 画面には俺の使用したキャラが服を破られながら吹っ飛ばされ、『K.O』の文字が映し出されていた。 つまり勝負1本目は俺が負けてしまったわけである。 「くそぅ…」 「…………」 悔しがる俺とは逆に、桐乃は勝ったにも関わらず妙に静かだ。 てっきり小ばかにされるもんかと思ってたんだが。 「あんた」 「なん……だ?」 桐乃に呼ばれてそっちを向いて後悔した。 なぜって、桐乃が超冷め切った目で俺のほう見てんですよ。何これコワイ。 どM大歓喜とかそんなレベルじゃねーから。 「あんた、何であのキャラ使ったわけ?」 「は? なんでって」 「しかも妙に動きが『誰かさん』に似てたんだけどあたしの気のせいカナ~?」 ギクリ 俺のさっき使ったキャラは通称『コスプレ妹』。 ゴスロリ服を着て魔法っつうか魔術っていうかそんな感じの攻撃をするキャラである。 実はこのキャラは桐乃いう『誰かさん』の得意キャラであり、容姿もそっくりだったりする。 ぶっちゃけちゃうと、実はこのキャラの使い方をその誰かさん――黒猫にみっちり鍛えてもらったのである。 もちろんネット越しであるが。桐乃がいるのに二人で会おうなんてことできるわけないからな。 だから自然と動きも似通ってしまったんだろが……。 「ま、別にいいんだケド~? アンタがあたしの知らないところでどこで誰と会ってようが関係ないし?」 「ち、違ぇって! 」 これはマズイ。こいつぜってえ勘違いしてるだろ!? 「ま、それは後で追求するとして」 「……関係ないんじゃねえの?」 「なんかいった!?」 「なんでもないです!」 超こえぇぇ。こりゃ後で誤解解くの大変そうだ。気が滅入るぜ…。 「それよりわかってんの? あと1回あたしが勝ったらこの勝負あたしの勝ちなわけだけど」 「わかってるよ。次は意地でも負けねえ」 「あっそ。ま、精々頑張れば?」 ピピピピっと桐乃がキャラを決定する。 その決定したキャラを見て、俺はとあるキャラを迷いなく選択した。 「あ!?」という桐乃の声が聞こえるが、知ったこっちゃない。 これは勝負なのだ。油断した桐乃が悪いのである。 ゲーム 「ちょ、ちょっとま――」 「はじめんぞ!」 スタート 『うへぇ~…』 画面に写るのは少女の生首――ではなく、首から下を地面へと埋められた少女の姿であった。 隣には一仕事終えて満足そうに汗を拭う黒髪の少女が立っている。 その頭上に光るのは先ほどと同じ『K.O』の文字。 勝負2本目は俺の勝ちであった。 「あんたこれは卑怯でしょ!」 「勝ちは勝ちだ」 「これただのバグ技じゃん!」 「でも公式公認だぜ?」 「そ、それはそうだケド!」 何がどうなったかというと、桐乃が使ったキャラは『魔砲少女妹』。 そして俺が使ったのは『穴掘り妹』である。 実はこのシスカリ、製作者が冗談か本気かわからないが、公認であからさまにおかしい仕様を突っ込んでいたりするのである。 特定のキャラに対して特定のキャラで特定の行動をすると一方的に勝負が決まってしまうというものである。 今回はそのうちの一つを使わせてもらったわけだ。 「キャラ選びの時から既に勝負は始まってるんだぜ?」 「うっさい! こんな勝ち方で調子にのんな!」 ムキー! とお怒りになる桐乃はさっきとは別のベクトルで怖い。 けどまあ、こういう怒り方のほうがよほどマシかつ慣れてるので俺としては気楽なもんである。 「次がラストだな」 「ふん。アンタがそんなに負けたいって言うならあたしもホンキ出してあげる」 「まるで今まではホンキじゃなかったみたいな言い方だな」 「あったり前でしょ。アンタ程度に本気なんか出したらすぐ勝負ついちゃうし。 でもさっきので頭きたから次はホンキで潰す」 「じゃあ俺も本気出すか」 実は俺も、一番得意なキャラを使っていたわけじゃない。 桐乃を相手にする時には使うまいと思っていたが、そうも言ってられないようだしな。 そうして選ぶのはお互いに最後になるキャラ。 桐乃が選ぶのは『炎熱妹ロリVer』 炎を操る、ショートヘアの金髪の生意気そうな妹。 俺が選ぶのは『炎熱妹走行特化型』 同じく炎を操り、空を飛んだり地を歩いたりする中で、地上を走ることに特化された、茶髪の髪の長い妹。 奇しくも最後は同じ系列のキャラを選んだ二人。 先ほどのようなバグ技はこのキャラの間には存在しない。勝負を決めるのは純粋な己の腕のみ。 いつも近くで見ている、誰かさんに似ているキャラを選びながら最後の時を待つ。 お互いに言葉はない。 ゲーム 最後の戦いの幕が、今 スタート 火蓋を切った。 『兄貴いいぃぃぃぃ………』 『K.O!』 「……っしゃあああああぁぁぁぁぁ!!」 「うそ……」 激しいバトルの末、最後の勝利を掴んだのは俺であった。 最後の大技「爆走自転車ウェディング特攻」が決まり、決着がついた。 画面には、兄貴であろう男の自転車の後ろに乗り、新郎新婦の格好で夕日を背景にチャリの進む姿が映し出されていた。 (ちなみに、この技はとある日に新郎新婦がチャリで爆走しているのを見て組み込んだという噂があったらしい。 どこかで聞いたことがあるような話であるが、深くは考えないようにしている) 「まさかあたしが負けるなんて……」 「正直勝てるとは思わなかった」 俺が技を出した時に桐乃のキャラが一瞬止まったのが決定的だったな。 「これで俺の勝ちだな」 「……なんか納得いかないケド、しかたないか。負けは負けだしね。なかなかやるじゃん」 「お、やけに素直じゃねーか」 「ま、あたしもホンキでやったしね。今回は負けを認めてあげる。次は絶対に負けないけど」 「いってろ」 とにもかくにも、これで2勝1敗。勝負は俺の勝ちだぜ! これで――――。 「今日寝るのは桐乃のベッドだな」 「ちぇ」 今更であるが、俺達がこの勝負で決めようとしていたことがなんだったのかというと……。 「あんたのベッドが良かったのに……」 「諦めろ。今日は俺が勝ったんだから俺の希望を優先させてもらうぞ」 「妹の部屋で寝たいとかちょーキモイ。このシスコン」 「言ってやがれこのブラコン。てかどう考えてもお前の部屋のベッドのほうが広くていいだろうが」 「あんたなんにもわかってない! あのぎゅってくっつける狭さがいいんじゃん!」 とまあそういうことである。 「無理にくっつよりはゆったりしたほうがいいじゃねえか」 「それにあたしの部屋じゃアンタの匂いがしないし!」 「話聞いてねえ!?」 「それにさ、「入っていい?」って部屋の前で枕持って上目遣いで佇んでる妹って超可愛くない!?」 「確かに昨日のお前は超可愛かったけどってお前狙ってやってたのかよ!?」 「アンタはもっとあたしにアンタの匂いを提供するべき」 「一緒に寝てるんだから十分だろ!」 「てかアンタの腕硬くて寝づらいんだけどもっと柔らかくなんないの?」 「いや無理だから。つかおまえそれ枕持ってくる意味ねえだろ」 ワイワイギャーギャー そんなこんなで俺達兄妹の夜は更けていくのであった。 「あ、寝る前のじゅーでん忘れたら許さないかんねっ」 おわり オリジナルサイズ
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1045.html
367 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/23(火) 21 19 06.68 ID oPsrjdFqP [7/9] 「んん……?」 腕に軽い痺れと重みを感じて、俺は目を覚ました。 目を開けた部屋は暗い。まだ夜は明けてないようで、差し込む光もなかった。 時計を見てみれば深夜の3時。こんな時間なら辺りが暗くて当たり前か。 さて、こんな深夜にさっきから俺の右腕に痺れと重みを与える元凶はなんなんだろうね。まあ、予想はついてんだけど。 そう思って首をめぐらせて見れば、その原因はいともあっさりと見つかった。 (やっぱりか) それは、いつの間に忍び込んだのか、このクソ暑いのに俺の腕を枕にして眠る桐乃だった。 スースーと眠る桐乃は可愛いことこの上ないが、少しばかり恨みがましく思えるのはこの腕の痺れのせいか。 (ここのところ毎晩じゃねえか。こいつ、俺が気付いてないと思ってるんだろうが、一体何のつもりなんだ?) 今俺を枕にして寝ている桐乃だが、朝起きる時間になればいつの間にかいなくなっているのが常だ。 ま、俺より早く起きてベッドから抜け出せばいいわけだし、それほど難しいことじゃねえか。 だからこそ俺に気付かれて無いと思ってるんだろうが。まさか俺が夜中に目を覚ましてるなんて考えもしてねえんだろうな。 とはいえ、こうも何度も忍び込まれると一体どういうつもり何だと勘ぐりたくなってしまうんだよなあ。 そう、桐乃がこうして俺の寝床に忍び込むのは初めてじゃなかった。 これがいつからかといわれれば、恐らく、あの『簡単なお仕事』をやってからだろうと思う。 俺たちが本当の兄妹でないことがわかって、それを桐乃に話したその晩、桐乃は俺の部屋に押しかけてきた。 俺がこの家から出て行くんじゃないかと、そんなありもしない不安を抱えて。 そして桐乃は言いやがったのだ。俺が家を出ていかないことを証明したいなら、その晩だけ一緒に寝ろと。 なんともムチャクチャな言い分だ。でもそれを俺は断ることができなかった。 だってしかたねえだろ? 俺に縋りつくように、不安で顔を曇らせた桐乃をどうして放って置けるってんだ。 色々問題はあったはずなのだが、結局その晩は一緒に寝た。 桐乃のやつは『一緒のベッドに入って、ぎゅっとして寝るだけの簡単なお仕事』なんて言ってやがったけど 全然そんなことなかったね! あんなものが簡単な仕事であってたまるか! ぎゅっとすれば当然、体の色々なところが密着する。桐乃の柔らかさとかそんな感じのものが色々とわかってしまうわけで。 ただでさえ桐乃のことを意識してたのにアレはない。ありえん。あれで寝れるやつはバカか何かを悟ってるに違いない。 その日は安心しきったように眠る桐乃とは裏腹に、俺は悶々として朝方まで眠れず翌日はとんでもない寝不足になってしまった。 まあ、そんなことがあったわけだ。 だけどあの時、桐乃は確かに言ったはずなんだがな。『今晩だけ』ってさ。 なのになんでこんなことをするんだろうか。 ああして一緒に寝たことで俺が出て行かないっていう証明はできたはずなんだけど。 もしかしてまだ安心しきれてないとか? 俺ってどこまで信用ないんだよ。ったく……まあいいか。 この行為が、桐乃が俺を必要としてくれてるって思えば悪いもんじゃない。 何度もされてるうちに慣れてきたのもあるしな。 「んん……きょう…すけ……」 ドキン ……ああ、そういえばそんな問題もあったっけ。 何でかなあ。何で俺は桐乃に名前を呼ばれただけでこうもドキドキしちまうのかね。 『兄妹じゃないから』 桐乃はそういう理由で、俺を兄貴と呼ぶことをやめた。代わりに俺を京介と呼ぶようになった。 それがどういった意味を持つのか。 確かに俺たちは血の繋がってない赤の他人だと言ってもいいが、それでこれまで兄妹として過ごしてきた日々がなくなるわけじゃない。 実際、俺は今でも桐乃を妹だと思ってる。血の繋がりなんて関係なしに。――他人だと意識してる部分も確かにあるけどな。 桐乃はそうは思ってくれてないんだろうか。だとすれば寂しいことだが、しかたないって気持ちもある。 もともと兄貴として扱われてるかあやしかったしな! ……言ってて泣きたくなってきたわ。 ただ、桐乃が俺の名前を呼ぶ。それだけのことが俺の胸を高鳴らせる。鼓動を早くする。 この気持ちがどういったものなのか、俺にはよくわからない。 でもその事実があるのはたしかなんだよな。 そっと、俺の腕を枕にして寝てる桐乃の顔を見る。 その無防備な顔は、いつもの喧々とした物とは違って少しだけ幼く見えた。 高坂桐乃。俺の妹で、家族で、そして、血の繋がらない女の子。 開いた手でその頭をそっと撫でた。 「んぅ……」 元々掴んでいたんだろう。胸元のシャツがクッと引っ張られた。 くすぐったそうにぐずる姿に苦笑が漏れる。 難しいことを考えるのはやめるか。 血が繋がらないってわかって、そのせいでぎこちなくなった俺たち(主に俺だけど)。 それでも、桐乃は傍にいてくれる。これまで通りに。 不安な気持ちを持ったまま、俺に歩み寄ってくれた。心配してくれた。 あの時はそのことに混乱したが、今はそれがすごく嬉しいことだと思えた。 「ありがとな。桐乃」 普段はいえない言葉を、今は素直に言うことができた。 聞かれてないとはいえ、少し照れくさい。 さてと、そろそろ寝なおすか。 桐乃に引っ付かれて暑いことは暑いが寝れないほどじゃない。 それに、桐乃の体温は――心地いい。これならまたすぐにでも眠れるだろ。 頭を撫でていた手を戻して目をつむる。 部屋を満たす暑さと、傍に感じる心地よい温かさ。そんな二つの熱に包まれて、俺はもう一度眠りについた。 それからしばらくたって、桐乃と二人で出かけた海岸で、 桐乃からの思わぬ告白を受けること、そして自分の気持ちを知ることになるのを、この時の俺は知るよしもなかった。 -END- ----------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1158.html
272 名前:【SS】あやかドール 1/3[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 16 48 30.44 ID ya825ESv0 [5/14] 「うっひょぉぉぉぉぉ!!! キタキタキタキタァァァァァァアアア!!!!」 隣の部屋で桐乃が発狂した。 「このレベルは珍しいな。 この間桐乃が入手した、メルル抱き枕以来じゃないか?」 桐乃に自慢された表が変身途中(つまりマッパ)で、 裏が戦闘でズタボロ(つまりほぼマッパ)のメルル抱き枕は持ってるだけで逮捕されかねないシロモノだった。 「今度は何を手に入れたんだ?」 なんか気になる。 どうせしばらくすれば自慢しに俺の部屋に現れるだろうが、その前にこちらから出向くか。 「おい桐乃、どうしたんだ?」 桐乃の部屋の扉をノックし声をかけしばらくすると、扉がガチャリと開き桐乃が顔を覗かせた。 「な~に?」 こちらを見る桐乃の顔は蕩け切っている。 いつぞやの黒猫姉妹と温泉に行くと張り切っていたときと同じ顔だ。 まさかこのシスコンにしてロリコン、黒猫姉妹を拉致ってきたんじゃないだろうな。 「隣の部屋から奇声が聞こえてきたんでな。 心配になって見に来たんだよ」 「はぁ?あたし奇声なんて上げてないし」 思いっきり上げてたけどな。 「それで、何が届いたんだ?」 「これこれ!見て見て!」 桐乃が俺の手を掴むと部屋の中に俺を引き入れ、ベッドの上においてあるソレを指差した。 「これは、あやせ・・・・・・じゃなくて、あやかのドールか?」 『ラブタッチ』の攻略キャラの一人で、あやせにそっくりなヒロイン『あやか』を小さくした姿がそこにはあった。 「うん。あやかの60cmドールだよ」 「おまえ、とうとうドールにまで手を出し始めたのか・・・・・・」 エロゲ、抱き枕、そしてドール。 誰もが躊躇し、『これに手を出したら終わりだろ・・・・・・』と考える3つの壁を、こいつはいともたやすく乗り越えちまったのか・・・・・・ さすがは高坂桐乃様だぜ!そこにシビレもしないし、憧れないがな! 「あたしは女の子なんだから、ドールくらい持っててもおかしくないでしょ?」 そういえばそうだな。 中身がキモオタだからヤバいと思ったが、女の子が人形遊びをするのはいたって普通だよな。 まぁ、中学生ともなるとちっとは希少だとは思うがよ。 「それに見てよ、このデキ。 ゲームからそのまま飛び出してきたみたいっしょ? 前から気になってたんだけどさぁ、ドールスレを覗いてみたらスッゴイ可愛い写真がいっぱい貼られてて、つい買っちゃった♪」 「そ、そうか」 ラブタッチには一時期ハマったし、生きているかのように見えるこのドールのデキがすごく良いのはわかるんだけどよ、 俺にはそれ以上に、桐乃のだらしなく緩んだ顔が気になった。 「うぇひひひひひ。 これからは毎日一緒にいてあげましゅからね~」 前言撤回。 これはやっぱり、女の子のお人形遊びとは似て非なる、もっと恐ろしい何かだ。 桐乃はベッドの上のあやかを抱き上げると様々なポーズをとらせ始めた。 ゲーム内でよく目にしたポーズから、女の子座りしながら上目遣いでこちらを見つめるあざといポーズなど、どれもこれもあやかの魅力を 引き出すものばかりだ。 さすが現役モデルだ。映えるポーズをよくわかってるぜ。 「うわぁぁぁ。 なにコレ。思ってた以上にマジ可愛いんですけど。 こんな可愛い子をお迎えできて、あたし最高に幸せ~!」 桐乃があやかを抱きしめながら床をゴロゴロと転げまわる。 273 名前:【SS】あやかドール 2/3[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 16 48 52.40 ID ya825ESv0 [6/14] ・・・・・・ナニカ、イライラスルンダガ。 俺が胸のモヤモヤと闘いながら桐乃とあやかを見ていると、桐乃は陶酔した眼であやかを見つめ、 「大好きだよ、あやかちゃん! むちゅぅぅ~」 と、口をタコのようにしてあやかを抱き寄せた。 これは― 「ぅぅぅ~・・・・・・あれ? ちょっと、あんたなに人のあやかちゃんを勝手に取り上げてんのよ!」 桐乃の言うとおり、俺はいつの間にか桐乃からあやかを取り上げていた。 「そ、それはだな、え~と・・・・・・」 理由を説明しようするが、どうにも思いつかない。 なぜなら、俺自身無意識の内に行動に出ていたからだ。 「もしかして・・・・・・あんた、嫉妬したの?」 桐乃は蕩けた顔を真剣なものに変え、俺のほうをじっと見つめてきた。 「しっと・・・・・・?」 どういう意味だ?そもそも、俺が何に嫉妬しなきゃいけないんだよ。 「そう、嫉妬。 あんたもラブタッチに嵌ってたし、自分の嫁があたしに奪われると思ったんでしょ。 二次嫁を三次元に持ち込むのは止めてよね」 「おまえが言うなよ!」 「あたしは二次と三次の区別くらいちゃんとついてるし。 ねー、あやかちゃん♪」 ダメだこいつ、早く何とかしないと・・・・・・ 「それに、もしあたしに嫉妬したんじゃないとすると、さっきの行動はなんなの?」 「それはだな・・・・・・」 尋ねる桐乃に、再び言いよどむ。 俺自身わからないんだから、仕方があるまい。 悩む俺の様子を見て桐乃は、 「もしかして、あんたが嫉妬したのってあたしじゃなくて・・・・・・」 「何か言ったか?」 呟く桐乃の言葉が聞き取れず、俺はそう尋ねたが、 「なんでもない! それよりさ、あんた、あたしとあやかちゃんがイチャつくのがそんなにイヤなの?」 「そ、そうみたいだな」 自分でもよくわからんが。 「ふ~ん。 まぁ、あんたがどうしてもって言うなら、あんたの前であやかちゃんとイチャつくのは止めてあげる。 ・・・・・・あんたが嫌がることはしたくないし」 「マジか!?」 「でも、あたしがあやかちゃんにちゅっちゅするのを止めさせておいて、 あんたからは何もなし?」 そうだよな、確かに桐乃だけ我慢するのは不公平だ。 それなら・・・・・・ 「じゃあ、桐乃」 このときの俺は何をトチ狂ったのか、こんなことを言ってしまった。 「桐乃があやかにちゅっちゅする代わりに、俺が桐乃にちゅっちゅしてやるぜ!」 274 名前:【SS】あやかドール 3/3[sage] 投稿日:2011/09/26(月) 16 49 33.58 ID ya825ESv0 [7/14] 「~♪~♪」 俺と桐乃は、部屋で仲良くパソコンのディスプレイでメルルを見ていた。 正確に言えば、あやかを膝の上に乗せ抱きしめる桐乃を、俺が両足の間に座らせ、後ろから抱きしめていた。 「~♪~♪~♪~♪」 俺の提案が受け入れられた結果がコレなんだが・・・・・・ 確かにあの時の俺はヘンなことを提案しちまったが、なんで桐乃もその提案に乗っちまったんだ? 上機嫌にメルルを見る桐乃を、後ろから優しく抱きしめながらそんなことを考える。 「ねえ、あやかちゃん、やっぱメルルは最高だよね!」 「そうだな、桐乃」 桐乃の膝の上にいるあやかの代わりに、俺が返事する。 「このまま最後まで見ちゃいたいんだけど、そうなると寝る時間ないし、今日はこの辺で終わりにしよっか」 「ああ、助かるぜ」 昨日もこれくらいの時間に切り上げたんだが、まだまだ全然慣れねえ・・・・・・ このままあと二時間三時間も桐乃を抱きしめ続けることはさすがに無理だ。 色々と憔悴した俺を、桐乃はちらりと横目で見ると、すぐに視線をあやかに向け、 「それじゃあ、寝る前に一緒にお風呂にはいろっか。 ねぇ、あやかちゃん♪」 と言った。 「おい。ドールをお風呂に入れるのはマズいんじゃないか?」 無駄だとは思うが、一応言ってみる。 「ビニール袋に入れるなり、水着なりを着せればたぶんOKだって」 桐乃は視線をあやかから俺に移すと、真っ赤な顔で上目使いをしながら、 「それとも、あたしとあやかが一緒にお風呂はいるの、イヤなの?」 「イヤだ!!」 つい叫んでしまった。 「仕方ないな。桐乃とあやかがイチャつくのはイヤだし、代わりに俺が桐乃と一緒にお風呂に入ってやるよ」 桐乃があやかにちゅっちゅする代わりに、俺が桐乃にちゅっちゅする。 俺から言い出したことだ。 だから、仕方がない。 「・・・・・・キモ」 キモいならあやかと一緒にお風呂に入るなんて言わなきゃいいだろ? 「それと、お風呂から上がったら、おやすみのチューして、それから抱きしめて寝るから。 いい?」 「全然ダメだ。だから俺が代わりにやってやるよ」 まったく、仕方がない。 桐乃があやかを抱きしめる代わりに、俺が桐乃の手をとると、俺たちは二人で部屋を出た。 「・・・・・・うへぇ」 誰もいない部屋でなにやら声が発せられたが、その声は誰にも届かなかった。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/594.html
……俺はその日、何故か寝付けなかった。 麦茶でも飲もうかと部屋のドアを開けると、 目の前の廊下を、2等身の人形らしき物体が桐乃の部屋へ進んでいくのが見えた。 「何だこりゃ、夢でも見てんのか、俺は?」 するとその人形はこっちを向いて語りかけた。 「やあ、こんばんは」 「こ、こんばんは…って、あんた何者?」 「わしか、わしの名は『月下老人』じゃよ」 「月下老人???」 「わしの知名度もまだいまひとつじゃな。まあよい。わしは、現世の人々の縁結びを司る神じゃよ」 「神様ってわりには、その、なんと言うか、ゆるキャラみたいでイマイチ威厳を感じないんだが」 「近頃はリアルな姿で現れるとすぐに『この不審者!通報しますよ!!』って言われる時代じゃからな」 俺は妙に納得してしまった。 「それはともかく、縁結びの神様が、ウチに何の用だ?」 「そうそう。この家の若い娘さんの運命の相手が決まったのでな。糸を結びにきたんじゃよ」 「それって桐乃のことかよ?」 「いかにも。高坂桐乃さん、おぬしの妹さんじゃ」 おいおい、桐乃の運命の相手が決まっただと? 「ちょうどよい、せっかくだからわしの作業を手伝ってくれないか」 「…断る」 「どうしてじゃ?」 「誰が桐乃の運命の相手か知らねえが、いきなりやってきたあんたが有無を言わさず結びつける相手を はいそうですかって簡単に認められるわけがないだろ!」 「まるで娘さんが彼氏と結婚するのを認めたくない父親みたいな発言じゃな」 「大きなお世話だ。とにかく俺は妹を他の男に取られたくないんだよ!」 「なるほど、これが異国の言葉でシスコンという重い病なのだな」 「うるせえ!!とにかくあんたの好きにはさせないからな!!」 「落ち着きなさい。ともかくあんたの気持ちは理解した。じゃあ作業を進めることにしよう」 「俺の話を聞けよ!!」 しかし月下老人は構わず桐乃の部屋の扉を開けた。 何も知らずにベッドですやすや眠る桐乃 「こんな可愛い妹さんをもったおぬしは幸せものじゃな」 「…だったら、俺から妹を奪わないでくれよ…」 「そうか、おぬしは心得違いをしておるようじゃな。まあよい、見てなさい」 月下老人はそう言うと、袋から何かを取り出そうとしていたが 「やれやれ、先程の家で糸を落としてきたか」 「先程の家って?」 「話したじゃろ。長い黒髪の娘さんの家を訪れたら、やれ通報するだの拘束するだの 防犯ブザーや手錠を持ち出されて大変じゃったわい」 あやせの家にも言ったのか。てか、仮にも神様を撃退してしまうラブリーマイエンジェルって一体…… 「てことは、あんたは糸がなくて縁結びの作業ができないんだな。 残念だが、お引取願うとしようか」 俺はホッとした。 「いやいや、せっかく来たのだから作業はしていくよ。ほれ、ちょうど使える材料があるぞ」 月下老人が指差す先には、桐乃がいつも身につけてるシュシュがあった。 「じいさん、残念だったな。どうみてもそのシュシュは紫色だ。赤い糸にはならないぜ!」 「まったく、おぬしもケツの穴が小さいようじゃな。親父様をとやかく言う資格はないぞ」 月下老人はニヤニヤしながら何やら呪文を唱えると、桐乃のシュシュがほつれていく。 そしてほつれた先端が桐乃の指に絡まる。 「さて、あとはこれを桐乃さんの相手に結ぶだけじゃな」 「頼む、待ってくれ」 「ん、なんじゃおぬし、頭など下げおってからに」 「あんたが神様なのは理解した。運命と言われれば、それまでなのかもしれない。 だかな、運命で相手を結びつけるにしても、桐乃本人と、 それに俺が納得できる相手じゃないと駄目なんだよ…せめて結びつける前に、桐乃の意志を見られるようにしてくれよ。 桐乃が反対するなら…俺もあやせみたいにあんたを力づくで追い返すからな!!」 「…なんじゃ、あの娘さんはおぬしの知り合いか。世間は狭いのう。 それはそうと、おぬしのシスコン、もとい妹を思う気持ちの強さには恐れいった。 特別に、おぬしの願いを聞き入れることにした。 ……桐乃さん、起きなさい、起きなさいな」 「うーん、あ、兄貴?と、月下老人さん?」 「桐乃、なんでこのゆるキャラじいさんの名前知ってんの?」 「ゆるキャラと言うな!で、何故知ってるかって?それは先程からのわしとおぬしのやり取りを 桐乃さんは夢という形でずっと見ておったのだよ」 この時俺の顔は恐らく瞬間的に真っ赤になったに違いない。 「てことは、俺の魂の叫びが全部……」 「…うん、兄貴の思いが、あたしにも伝わって…」 そういう桐乃の顔も紅くなってた。って、怒ってるんじゃないよな、これ… 「ごほん、それでは作業を進めよう。なあに、糸を運命の相手に結びつけるだけの簡単なお仕事なんじゃがね」 どこまでも軽いノリの月下老人は、また呪文を唱えた。すると糸は、俺の指に絡みついた。 「え、ええっ!!!!」 「なんじゃ騒々しい。これが運命の答えじゃよ。桐乃さんの相手は、おぬしじゃ、高坂京介!」 「ちょっと待ってくれ、混乱してきた……」 俺が頭を抱えてる間に月下老人は桐乃に話しかける。 「見ての通り、あの男は脳みそがフットーするとわけがわからなくなるが、 それでも、あんたのことを一番に想ってくれてるのは分かったと思う。 まったく度し難いシスコンじゃ」 「はい、でも、あたしの…大好きな兄貴なんです…」 桐乃??? 「桐乃さんは、運命の相手があの男というのを受け入れるかね?」 「はい、兄貴なら大丈夫です。運命とか、すごく嬉しいんですケド」 桐乃…… 「さあ、おぬしの願い通りに、桐乃さんの意志を確認したぞ。あとはおぬしの番じゃな。 まあ、おぬしが仮に拒絶しても定まった運命は変えられないからな。 あとは若い者に任せて、年寄りは帰ることにしよう。では、あの黒髪の娘さんにもよろしくな」 そう言い残して、月下老人は姿を消した…… 「桐乃……これは夢じゃないんだよな」 「夢じゃないよ、兄貴」 「桐乃、すまないが、俺をひっぱたいてくれないか。ホントに夢じゃないのを確かめたい」 「馬鹿じゃん、大好きな兄貴を、叩けるわけないじゃん」 「でもなあ……」 「じゃあこれで確かめて」 そう言うと桐乃は俺の唇に自分の唇を重ねてきた。 桐乃の甘い匂い、唇の柔らかな感触、そして、キスの味…… 確かに、夢じゃなかった。 キスが終わって、桐乃が言う。 「あたし、京介の、お嫁さんになってあげる…いいかな?」 俺の答えはもう決まっていた。 「駄目なわけないだろ。大好きだ。桐乃……」 こうして俺と桐乃は、神様公認の恋人になった。
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1797.html
さて、あのクリスマスイブの一夜からそれなりの時が過ぎた。 兄と付き合い始めたあたしが、どんな日々を送っているのかを語ろうと思う。思うんだけど、 間違っても恋人同士の甘いいちゃいちゃを期待しないでよね。 ぶっちゃけ、そういうのないから。 でもね、クリスマスイブにあんな告白してきた京介に対してなんにもしてあげないってのは、なんか可哀相だからさ、 オフ会の日にゲーセンで会った櫻井さんが言ってた『お布団デート』をしようと思って、 こないだ寝ている京介のベッドに潜り込んで添い寝してあげたの。 そしたらあいつ、寝ているあたしの胸つんつんしたんだよ!? マジありえなくない!?そこは『ぎゅっと優しく抱きしめてあげた。』一択っしょ! ぜんっぜん妹心が分かってない! …………べ、別にあたしが抱きしめて欲しかったわけじゃないケド、 あれだけやらせたエロゲーは一体なんだったの!?って話。 とゆーことで、あたしはしばらく『お布団デート』をしてあげないことに決めたのだった。少しは反省しろっての! そんなワケであたしと京介の新婚生活……もとい新生活、色気もいちゃラブもない、ごく平凡な日常を語るね。 それは例の『お布団デート』から数日たったある朝のこと―――。 あたしの名前は高坂桐乃。自分で言うのもなんだけど、 「妹」という肩書きを持つ超絶美少女中学生。 朝。あたしはまどろみの中からゆっくりと目覚めていくところだった。 「……ん……ん……」 ぼやけた頭で、いつもと違う、と感じた。 春にはまだ早い季節―――あたしの部屋にエアコンはあるけど、寝る前には消してしまうので、 毎朝あたしは決まって『う~~~さむっ』と目を覚ます。 の、だけど……。今朝は『ん……?なんかあったかい……』という感覚と、何かに触れられたような感触で目を覚ました。 少しずつ頭のもやが晴れていき、そしてあたしはまぶたを開く――― ―――と。 「――え?」 目の前で、京介がすやすや寝息を立てていた。 「すぅ……すぅ……」 「……な……!?きょ、京介!?」 突然の出来事に身体が動かない……。てゆーか……顔……近い…………。 かろうじて腕は動くようなので自分の頬をつねってみるも―――夢じゃない。 現実だ。 あたしの隣で、京介が寝てる!しかもあたしが腕枕されてる!? ずっと前―――そう、あたしがまだ小学生だった頃、よく京介がしてくれた、 あたしが大好きだったお兄ちゃんの腕枕…………なんて事をふと思い出す……。 あの時あたしは決まってお兄ちゃんに――― 1.『ぎゅっと優しく抱きついた。』 「却下っ!」 ムリムリムリムリ!中学生の妹が、高校生の兄の寝込みに抱きつくとか、狂気の沙汰でしょ……! エロゲーのヒロインの娘たちは、当たり前のようにお兄ちゃんに抱きついていたケド、 実際自分がするとなると、とても勇気のいる行動だった……。 いまにして思えば小学生とはいえ、あの頃の無邪気なあたしSUGEEEEEEEE!と称賛の拍手を送りたい。 …………それは置いといて。 今あたしが置かれている状況を理解すべく、名残惜しさを振り払い、ようやく身体を起こす。 そこには京介がいた。仰向けになり腕があたしの方へ伸びている。 やはり腕枕をされていたようだ。 とりあえずここであたしが選べる他の選択肢は………… 2.『起こしてしまわぬよう、そっとベッドを抜け出した。』 「ふむ……」 無難な選択ではあるけど、そもそもあたしのベッドなのに、なんであたしが気を使わなきゃなんないワケ?! 3.『問答無用で布団から蹴り出した。』 ……まあ、現実的にはこれだよね……。 分かってるっての!これしかないって。……でも……なんかモヤモヤすんだよね……こいつの顔見てると。 意外とかわいい寝顔かもだし……なんか……いい匂いもするし……。 ……やば……ドキドキしてきた……。 「……………………」 1.『ぎゅっと優しく抱きついた。』 1.『ぎゅっと優しく抱きついた。』 1.『ぎゅっと優しく抱きついた。』 「あ、あああああたしってば何考えてんの……?!」 違う!違うし!……う~~~、世界の外側からあたしを操ろうとしてるヤツがいる……ッ! もちろんそんなワケないんだけど、感覚としては似たようなもんかな。 まるで『エロゲ主人公が選んだ選択肢によって行動を変えるエロゲヒロイン』のごとく、 自分の意志とは裏腹に、身体が勝手に動いてしまう。 あたしは再び京介に目を落とし――― …………てゆーかさっきから気になってたんだケド……、京介の……………………なんか膨らんでない? ……そういえば聞いた事がある……。健康な十代の男子が毎朝寝起きに……元気になってしまうっていう……アレ……。 こ、これが噂の――― 4.『ちょんと優しく触ってみた。』 「ぎゃーっ!」 がばぁっ! 「お、おおおおおまえ、どどどどどこ触ってんだよっ!」 「きゃああああああ!ちょ、あんた……お、起きてんじゃん!」 驚きすぎて死ぬかと思ったっての!いきなりパッチリ目、開けて飛び起きちゃってさ! 双方慌てふためきながら口を動かす。 「さてはタヌキ寝入り!?」 「違う!おまえがデカい声出すから起きちまったんだろ!」 「その時点でさっさと目、開ければよかったっしょ!」 そしたらこんな事故は起きなかったはずだし! 「うっせ!つーか話そらそうとすんなっ!いまっ……おまえ、おおお、おまえ―――」 京介はまるでダンゴムシのように、身体を丸めてアソコをかくす。 「俺の…………あ、アソコさわろうとしただろ!」 なんて人聞きの悪い。 「して……ないケド?」 「ちゃんとこっち見て答えろ。さわろうとしたよな?てかさわったよな?」 ……そんなカッコでこっち見ろって言われてもねぇ……。 「してないし。さわってないし」 きっぱり。 「は?さわったろ?」 「さわってないっての。しつこいなあ……ちょっとズボンつついただけでしょ?」 「完っ全にアソコの位置だったけど!?この―――エッチ!変態!」 起きた瞬間ネチネチネチネチ女々しいっての! てゆーかなんであたしがここまで言われなくちゃなんないワケ? そもそも勝手にあたしのベッドに入ってきたのはそっちでしょ?! いい加減ムカついてきたあたしだったけど、今のやり取りの中で気がついた重大な事実を追及することにした。 「そういえばあんた起きてたってことは……いわゆる……その……生理現象でおっきくしてたわけじゃないんだよね?」 「……………………」 「とゆーことは……別の意味で……おっきくしてたってこと?」 京介はダンゴムシのまま向こうに転がり、目を逸らした。 「~~~~!マジサイアク!ヘンタイ!つーか死ね!妹に欲情するとかマジキモい!」 「彼女に欲情してなにが悪い!」 血液がフットーしそうなくらい全身が熱くなっていくのを感じる。 「開き直ってとんでもないこと口走ってるのわかってる?」 「好きな娘のおっぱい触って反応しないほうがよっぽどおかしいだろ!」 やっぱり!さっき寝起きの時の触れられたような感触って………… 「あたしのおっぱい触って……おっきくしたってこと……?」 「…………ああ、……そうだ……」 「ほ、ほう……へぇ~……」 「……なんだよ、怒ってないのか?」 「怒ってるに決まってんでしょ!つまりあんたは妹が寝静まったあと、 妹の部屋に忍び込んで無防備な妹のおっぱいを触りにきたってことでしょ!?」 「違う!断じて違う!俺はおっぱいを触りにきたわけじゃねえ!」 「でも触ったじゃん」 「それは……そうだけど…………なんつーか、魔がさしたっていうか……」 「……じゃあさ、あんたはなんであたしのベッドで寝てたの?」 「……………………なんだっていいだろ」 いまだダンゴムシの京介は向こうを向いたままぼそっと呟く。 「目をそらさないでちゃんとこっち見て答えて」 京介は「しかたねえ」という感じでゆっくり首だけをひねり、ちらっとこっちを見て 「……俺が腕枕してやったら、おまえ、どうするかなって……」 「…………………」 やば……超恥ずかしくなってきた。 あたしが黙っていると、京介も恥ずかしいのか、また首を向こうに戻し、慌てて言葉を続ける。 「昔……おまえ、俺が腕枕してやると嬉しそうにしてたろ?だから……今でも喜んでくれるかなって思って、さ」 「…………ふうん」 覚えててくれてたんだ……。あたしが京介の腕枕……好きだったってこと。 刹那、あたしは何か見えない力に動かされ、京介の背中に――― 1.『ぎゅっと優しく抱き着いた』 「き、桐……乃……?」 「…………あんた、本当は……こうして欲しかったんでしょ?」 「どうして……それを……」 「あたしが気づいてないとでも思ってた?あんた昔、あたしに腕枕したあと、ちょ~期待した目であたしのこと見てたじゃん。 たまにぎゅっとしてあげない時は、すっごい悲しそうな目でこっち見てたし? ぷぷっwシスコン超キモーいwww」 「……………………」 あちゃ~……、ちょっとやり過ぎちゃったかな……。……んもー、しかたないなぁ……。 「ま、まあ、せっかく付き合い始めたんだし?気が向いたらまた『お布団デート』してあげるからさ!」 「…………桐乃」 「ただし!また無断で胸つんつんしたら許さないかんね!」 とまあ最近のあたしたちは、毎日こんな感じ。 ね。ちっともいちゃいちゃしてなかったっしょ? ~終~
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/352.html
221 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/02/23(水) 19 02 06.00 ID lkmFQUR60 [3/3] 沙織 :さて、それでは第13回神聖黒猫騎士団会議をはじめますぞ? きりりん:おk 黒猫 :会議の名前、いい加減もっとマシな名前にできないのかしら? きりりん:ちゅうにびょうwww 沙織 :いやー、拙者、ネーミングセンスには欠けるでござるよ 黒猫 :それじゃ、こういうのはどう? 黒猫 :”黒天を纏いし堕天使達の円卓会議” きりりん:じゃきがんおつwwwwwっうぇ 黒猫 :堕天した騎士団だけに、円卓会議がいいと思うわ 黒猫 :あなた草を生やさないで頂戴。部屋が穢れるわ。 きりりん:かんじよめない 沙織 :まあまあ、とりあえず、会議の名称は、また後で決めましょうぞ? 黒猫 :…わかったわ。 きりりん:おk 黒猫 :というか、あなたさっきから、会議に全く身が入ってないようね? 沙織 :きりりん氏。どうしたでござるか? きりりん:しんさくえろげ 黒猫 :(怒 黒猫 :あなたね、あなたが忙しいrっていうから技和sチャットで 沙織 :黒猫氏。落ち着くでござる。 きりりん:仕方ないなー。そんなにあたしと遊んでたいわけーwww 黒猫 :次のコミケまで、そんなに時間ないのよっ! 黒猫 :落ち着けるわけ無いでしょう! 沙織 :まあまあ。きりりん氏の原稿はもうあがってますし、 沙織 :後は、当日のシフトくらいですから。 黒猫 :とりあえず…落とす事はなさそうね… きりりん:当然っ!あたしみたいな完璧な人間が間に合わないわけないでしょ? 黒猫 :口数の減らないビッチね。 黒猫 :まあいいわ。それで?シフトはどうするのかしら? 沙織 :その前に、ちょっときりりん氏にお聞きしたい事が。 きりりん:ん?何? 沙織 :実は、送られてきたファイルを解凍したところ 沙織 :テキストが二つ入っておりましたが、両方とも載せるのでござるか? 沙織 :片方は長編だったのですが、 きりりん:二つ? 沙織 :片方は超短編?というか詩なのですが、なんというか 黒猫 :時間に終われて焦ったのかしらね? 沙織 :そうでござる 黒猫 :完璧な人間様が、無様なことね。 きりりん:うーん、短い方、記憶が無いんだけど? 沙織 :「そうでござる」>二つ? きりりん:って きりりん:あたしはあんたと違って忙しいの! 沙織 :きりりん氏の、いつもの作風とはまるで異なっておりますが… きりりん:ネットで拾ったものが入ってたかな? きりりん:見てみたいから投下よろ。ここに書き込める程度? 沙織 :短いのでそれは可能ですが………本気でござるか!? 沙織 :きりりん氏の手によるものかもしれませぬぞ? きりりん:うん面倒だから 沙織 :では……… 沙織 :『あの日々は あの暖かい日々は 全て夢?』 きりりん:いきなり強烈なのキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 黒猫 :うるさいのよビッチ。 沙織 :『二人で歩き 二人で話し 二人で愛を育んだ』 きりりん:うっわ〜テラ恥ずかしすぎ 沙織 :『あの懐かしい日々 あの暖かかった日々は 全て夢?』 きりりん:ん?同じ文章? 黒猫 :少し変化がついてるでしょう? きりりん:つか、こんな電波文 沙織 :『あなたの横顔 あなたの笑み ずっとそばに居たいのに』 きりりん:あんたが書いて、あたしのPCに残したんじゃない?www 黒猫 :電波文なのは認めるわ 沙織 :『あなたの前では 本当の自分が 逃げていってしまう』 黒猫 :でも、こんな稚拙な詩を私が書くわけがないでしょう? きりりん:あんたの書いたワナビ小説と同じ香りがするでしょwww 沙織 :『口から出ること あなたへの態度 どれもこれも嘘ばかり』 黒猫 :どちらかというなら 黒猫 :作者はあなたにそっくりね 沙織 :『あの日々に あの暖かい日々に 還りたい………』 きりりん:どこが?wwwwwwwwwwww 黒猫 :あなたの、先輩への態度はこんな感じでしょう? 沙織 :『呪文をひとつ これでまた あの暖かい夢の中へ―――』 きりりん:まwじwでwwwwwありえないしwwwwww きりりん:え 黒猫 :それにしたって、寒気のする文章ね。 沙織 :『本当は………』 きりりん:ちょっつぁおおsmりますてt 沙織 :『本当は 大好きなの お兄ちゃん』 黒猫 :何を慌ててるのかしら? 黒猫 :……………… きりりん:ちがいうよp きりりん:たんま きりりん:違うの!先が見えただけ!こうなるってわかったかr! 黒猫 :そのわりには、すごい焦りっぷりね? 沙織 :いやー、誰の文章か知りませんが、ロマンチックな文章でしたなー きりりん:とにかく先をみあにいで 黒猫 :先? 沙織 :おや? 沙織 :ずっと下まで続いてますな。 ―――きりりんさんがログアウトしました。――― 黒猫 :逃げたわね。 沙織 :きりりん氏? 黒猫 :で、どんな事がかいてあるのかしら? 沙織 :ほうほう 沙織 :『本当のキモチ 5年2組 高坂桐乃』 黒猫 :焦らさないでさっさと見せなさいな。 黒猫 :……………… 黒猫 :っふ。小学生で厨二病を発症してたとはね……… 黒猫 :まあ、これだけの暗黒物質。 沙織 :いやー。きりりん氏は、ほんと純情乙女ですな〜 黒猫 :誰でも忘れたくなるものね。 End. -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/569.html
18 名前:SS[sage] 投稿日:2011/04/12(火) 20 28 16.77 ID EnLLU+cY0 [1/3] 1乙! ところで先日UPした8巻妄想物の続きを書いてたんだが、暫くスレに 来れないので断念する。 冒頭だけ残して消えるので、よかったら誰か続き書いてください。 _______________________________________________ 「―――――ふんっ!」 わき腹に突き刺さる肘鉄に「ぐふっ」とうめき声をあげてしまう。 下手人を睨みつけるが、阿修羅の表情を前に勝てる気がしない。 たまらず助けを求めるように視線をおくると、ぐるぐる眼鏡の女は「にかっ」と笑いかけた。 「なかなか面白い状況ですなぁ。 お手並み拝見させていただきますぞ~、京介氏!」 面白くないから!――だめだ、珍しくこいつはあてにならねぇ……。 ちらっと黒ずくめの少女を見ると、にやにやと笑みを浮かべていた。 ははは……おまえ、こうなるのわかっててやってんだろ。性格悪りぃなぁ……。 「ちょっとあんた! い、今なんて言った!?」 抗議の声に、「ああ、それを待っていたのよ」とばかりに妖艶に彼女が笑う。ぺろりと舌なめず りをして、とても嬉しそうな笑顔を浮かべ、 「あら? 聞こえなかったのならもう一度言うけど――この私が、いったいいつ、この男のことを 諦めると言ったかしら?」 横から驚愕に息を呑む音が聞こえた後、俺はぎりぎりと首をしめられながら思った。 ―――――――どうしてこうなった。 一見して修羅場のようなこの状況を説明するには、少し時間をさかのぼる必要がある。 電気街口を抜けて開けた場所に出ると、すでに見慣れた広場が出迎えてくれた。 休日の秋葉原は人通りが多く、相変わらずお祭りのような賑わいを見せている。 俺の名前は高坂京介。18歳の高校生だ。 今日は久しぶりに友人たちと集まれるということで、ここオタクの聖地・秋葉原までやってきた。 ――それにしても、 「……あっちぃなぁ……」 9月も半ばを過ぎたというのに、疲れ知らずの太陽はまだまだ高く上り、容赦ない輝きを放ってい る。時刻は12時を少し過ぎたところだった。 ふと、俺の右手がふわりと包まれる。 「……急にどうした?」 「……別に……」 俺の手をきゅっと握る美少女は、それだけ言ってそっぽを向いてしまった。 ライトブラウンに染めた髪。爪には艶やかなマニキュア。端正な顔を入念なメイクで磨き上げ、 スラリとした肢体に纏うのは誰が見てもお洒落だと感じる流行のファッション――そんな、今日の 陽光に負けないくらいの眩しい姿が、通りすがる人の視線を集めている。 高坂桐乃―――俺の妹だ。 21 名前:SS[sage] 投稿日:2011/04/12(火) 20 29 22.98 ID EnLLU+cY0 [2/3] 小さな手のひらは、ほんの少し汗をかいていて、心なしかちょっと熱い。その体温を通して、桐乃 の緊張が伝わってきた気がした。 「心配すんなって。 あいつのこと信じるって、言っただろ?」 「……わかってるわよ……」 不安そうにする妹が妙に可愛く見えて、開いた手で頭をぽんぽんと撫でてやる。 「ちょ、ちょっと! 子供あつかいやめてってば!」 イヤイヤと頭を振って俺の手から逃げてしまった。 「あいつらと会うのも久しぶりだろ? いつも通り楽しめばいいんだって」 「……そだけど~。 ……チッ。 なによ。 ずいぶん信頼してんじゃん」 「そんなの、当たり前だろ。 いまさら何言ってんだ」 「ハイハイ。 ど~せあたしは優しくないですよ~だ」 そう言って再び舌打ちをする桐乃。ちょっと前の俺なら、この原因不明の怒りの理由を考えようと は思わなかっただろう。めんどくせぇ―――そう言って思考を放棄していたはずだ。いや、今でもめ んどくさいという感想は変わらないのだが。 しかしまぁ事はそう難しくはない。直感的に『桐乃に似合わない』と思える選択肢を選べば、意外 にもそれが正解だったりするのだ。さて、この場合は―― 「………………ああ、おまえ、もしかして妬いてんの?」 ギュ―っと手の甲を抓られる。いてててて!あれ、選択失敗!? 「ば、ばっかじゃないの!? 地味男のくせして、ちょーしのんな!」 「痛いから! 悪かったから!」 ぱっと両手が解放された。妹は腕を組んで仁王立ちし、横目で俺をじろりと睨みつける。 「……ったく、あんまキモいこと言ってるとマジぶっとばすかんね」 「へーへー」 「なにソレ。 あんた全然反省してなくない? 誠意足りてなくない?」 「ンだよ。 どーしろっつーんだ」 すっと、手のひらを上にして桐乃の手が差し出された。妹はそのまま「ん」とあごで何かを促す。 さて第2問だ。さっきは『桐乃に似合わない』理由を想定していたのが不味かった。では次は何を 手がかりにするか―――俺は妹の鋭い眼光からその望むところを察してやり、腰を直角に曲げて手の ひらを重ねる。 「………反省しております」 「…………………………へ」 22 名前:SS[sage] 投稿日:2011/04/12(火) 20 30 14.92 ID EnLLU+cY0 [3/3] なんだよ。おまえが猿真似を要求してきたんじゃねーか。この俺がプライドを投げ打ってやったと いうのに、桐乃は「ぽかん」と口を開けている。…………もしかして、また間違えただろうか。 しかしやはり次の瞬間妹は噴き出し、俺を指差して思いっきり嘲笑した。 「……ぷっ。 きゃははははははははは! ば、ばっっっかじゃあああぁぁぁん!?」 「ハハハ……」 渇いた息が漏れた。相変わらず俺の妹はとんでもなくムカつくやつだ。ひっぱたいてやりたい。 「……へっ、元気出たじゃねーか。 だったらホラ、さっさと行くぞ」 くるりと背中を向ける。やれやれとため息をついて歩き出すと、横からするっと細腕が絡みついて きた。さらに手のひらの中に一回り小さな手の甲が押し付けられ、反射的に握ってしまう。まだ慣れ ない柔らかな感触に驚くと、間近からぼそっと、 「――サンキュ。 元気、出たから」 「……そ、そりゃ……何よりだ……」 感謝の言葉が照れくさいのか、ちょっぴり顔が熱くなってしまう。横目で見る桐乃の顔も、ほんの 少し赤いように思った。 「お、おまえ、このまま待ち合わせ場所まで行く気かよ?」 「な、なによ。 イヤなの……?」 「や……その……こんな、見せつけるようなのは」 「……ばか。 流石にあいつらの前ではやらないっての。 でもあとちょっとだけ――ダメ?」 きゅっと腕に絡む力が強くなる。 至近距離で見上げる妹に、俺は何かを言おうと思って―――しかし口をパクパクと上下させること しか出来ない。代わりにふるふると首を横に振って答えた。 桐乃は嬉しそうに「にひっ」と笑い、 「ありがと、京介」 ―――――――俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 以上です。それではまた、いつかお会いしましょう。 -------------
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1069.html
掲載順 SS 一覧 71~80スレ 71スレ目 夏休みのノルマ:71スレ目163,166-168,171,173 甘々系:桐,京 かなブリの遭遇戦:71スレ目258 変態系:京,加,ブ レビューの日:71スレ目274 日常系:桐,京,あ,加 あにくじ:71スレ目479-480 甘々系:桐,京 ふわふわベッドの上で:71スレ目704-705 ニヤニヤ系:桐,京,他 『ほん怖』あやせ:71スレ目715-717,730/小ネタ集 日常系:桐,京,あ グミの日:71スレ目742/小ネタ 生で……しちゃった:71スレ目766 ※婚前旅行の続き 甘々系:桐,京,他 とある平行世界の夏の一夜 side S:71スレ目932 ※とある平行世界の夏の一夜の桐乃サイド 俺妹Pのifルートネタ:桐,京 72スレ目 きりりんマスター京介氏:72スレ目148 妹の日ネタ:桐,京,沙,黒,あ,加 その笑顔の点数は:72スレ目196-199,205 妹の日ネタ:桐,京,黒 妹の日の夜に伝える素直な気持ち:72スレ目270 妹の日ネタ:桐,京 オレンジの花:72スレ目301 日常系:桐,京,他 デートの真相:72スレ目375-378 日常系:桐,京,加,ブ 節電対策終了:72スレ目702,708-713/小ネタ集 :桐,京 兄貴ときりりんの合格祈願の旅 往路編:72スレ目821-823 ※画像付き:桐,京,佳,大 73スレ目 9巻発売!:73スレ目22 ニヤニヤ系:桐,京 あやかさんが俺妹最新刊を読んでみた:73スレ目283 ※原作9巻ネタバレ し、しないかんね!:73スレ目489,496,520,766/小ネタ集 ※原作9巻ネタ 宅配テロ再び:73スレ目681-682 ニヤニヤ系:桐,京 桐乃とランちん(+2名)の修学旅行の夜:73スレ目798 ニヤニヤ系:桐,京,ラ,オリ 1000でもしないかんね!:73スレ目1000/小ネタ 74スレ目 麻奈実と対決編:74スレ目6 ※本スレ386の148に触発されてのSS:桐,京,麻 桐乃とランちん(+2名)の修学旅行の夜.修正&追記ver.:74スレ目144 ※こちらの修正 追記ver. ニヤニヤ系:桐,京,ラ,オリ 俺の親友がこんなにウザいわけがない:74スレ目470 ニヤニヤ系:桐,京,浩 兄妹愛~麻奈実の襲来編~:74スレ目629 :桐,京,麻(微黒化) メンズバレンタインデー:74スレ目568,932 日常系:桐,あ,加 75スレ目 メンズバレンタインデー~桐京サイド~:75スレ目199 ※微エロ:桐,京 高坂家のご長寿の秘密?:75スレ目237 日常系:桐,京,佳,大 京介現場へ爆進中に:75スレ目266,276/小ネタ集 あやせの簡単なお仕事:75スレ目601 せつない系(あやせが):桐,あ 盗まれたパンツは~:75スレ目620,634/小ネタ集 ※くんかネタ 76スレ目スレタイ案まとめ:75スレ目972/小ネタ 76スレ目 過ちのダークエンジェル~前日譚~:76スレ目181 原作9巻ネタ:桐,京 下着のプ・レ・ゼ・ン・ト:76スレ目204 ※微エロ:桐,京 解呪、そして・・・・・:76スレ目208 注※黒猫の恋愛色強め せつない系:桐,京,黒,あ 行け行け!『しゅーてぃんぐすたー号』:76スレ目231 原作9巻ネタ:京,御 京介さんのセクハラ疑惑:76スレ目396 ニヤニヤ系:桐,京 シスコンの再定義:76スレ目431 ※エロい人にはエロく見える話:桐,京,沙 俺の桐乃がこんなに可愛い、のかもしれない:76スレ目692 脳内妄想系:桐,京 妹のウエディングドレス-美咲サイド:76スレ目785 原作9巻ネタ:桐,京,美,他 77スレ目 セクハラ宣言:77スレ目26 日常系:桐,京,あ 9巻ラストの匿名掲示板:77スレ目109,113,116-118,120-123,132/小ネタ集 ※名無しさん達と都市伝説関連ネタ 『可愛い写真ソッコー送ってくれ』:77スレ目366-367,369,372-375,389,438/小ネタ集 甘すぎる学園祭:77スレ目503 日常系:桐,京,あ,浩,瀬,ラ 兄妹喫茶:77スレ目545/小ネタ 悟りを開いた京介さんはきっとこうなる(例:77スレ目711,723,728,735/小ネタ集 キリリンガル系:桐,京 世界海賊口調日:77スレ目746/小ネタ 高坂京介の悩み事:77スレ目780-782 日常系:桐,京 ある家族の夕食時:77スレ目791 ※PSP特典改変:桐,京,佳,大,オリ 抱き枕:77スレ目829 日常系:桐,京 78スレ目 ボイスクロック:78スレ目29 日常系:桐,京 第一回きりりんがる検定案内:78スレ目56/小ネタ バックナンバー:78スレ目209 日常系:京 死ぬかもしれない詐欺:78スレ目210 ※瀬菜視点:桐,瀬 ろりりん+きりりん=∞:78スレ目249-250 ろりりん系:桐,京 俺の妹はこんなに可愛い-再び:78スレ目279 :桐,京,佳,大,浩 おてだま:78スレ目296-297,306,317,327 日常系:桐,京,黒 千葉の堕天聖黒猫と本音:78スレ目345 ※黒猫視点:桐,京,黒,日 クリスマスデート・再び:78スレ目364/小ネタ :桐,京 らぶほたる:78スレ目368/小ネタ :京,あ し、しないかんね:78スレ目360,370 :桐,京 俺妹が遊戯王の世界だったら:78スレ目393,397-398/小ネタ集 ※遊戯王ネタ しないしないもするのうち?:78スレ目535,538 甘々系:桐,京 入院先にて:78スレ目613 ※冷戦時代:桐,京,佳,麻 簡単なお仕事─レベル2:78スレ目643 :桐,京,あ 台風の日:78スレ目654,659,661,665,667-668,670-671,679/小ネタ集 『ブチ殺しますよ』:78スレ目681/小ネタ ホラー系:桐,京,あ プライベート・ファッションショー:78スレ目685-687,689 :桐,京,麻,浩 台風:78スレ目733 :桐,京 台風(ホラー風味):78スレ目764 ホラー系:桐,京 79スレ目 北米版で学ぼう!:79スレ目11 日常系:桐,京 俺妹北米版を読ませたら:79スレ目15,18,21/小ネタ集 :桐,京 台風とあたしとシスコン兄貴:79スレ目22 日常系:桐,京 ★高坂兄妹はこれだけ仲が良い!という七つの噂:79スレ目159/小ネタ 桐乃くん話を書いてみた:79スレ目190 ※性転換ネタ:桐,京,瀬,他 数年後の麻奈実さん:79スレ目342-344/小ネタ集 焼き芋:79スレ目155,356,366,369 ニヤニヤ系:桐,京 エッチな妹は・・・:79スレ目362 :桐,京 アルバム:79スレ目395 ※桐乃視点過去回想 せつない系:桐,京,麻,オリ ちょっと妹の様子を見てくる:79スレ目435 日常系:桐,京,佳,あ 修学旅行in京都:79スレ目630 ニヤニヤ系:桐,京,麻,浩,瀬,他 桐乃のパンツ:79スレ目715,718/小ネタ 清掃の日:79スレ目736-737 ニヤニヤ系:桐,京 お医者さんごっこ:79スレ目815-825/小ネタ集 プリン:79スレ目889 日常系:桐,京 80スレ目 ショッピングセンターに行こう:80スレ目150,152 日常系:桐,京 彼女が髪を黒く染めたら1-SIDE京介:80スレ目266 ※同一時間帯の3者視点での連作1:桐,京 彼女が髪を黒く染めたら2-SIDE桐乃:80スレ目266 ※同一時間帯の3者視点での連作2:桐,京 彼女が髪を黒く染めたら3-SIDE???:80スレ目266 ※同一時間帯の3者視点での連作3:桐,京,他 あやかドール:80スレ目272-274 ニヤニヤ系:桐,京 温泉旅行:80スレ目528 ニヤニヤ系:桐,京 撮影ちゅーはお静かに:80スレ目627 ニヤニヤ系:桐,京 丸裸を某面子が買いに行ったら:80スレ目657-658/小ネタ集 妹もののエロゲが大好きな兄,京介:80スレ目707-708,715,718-719,723-724,728,733/小ネタ集 俺の妹が…:80スレ目740 ※キャラコメ風SS:桐,京 京介のパソコン:80スレ目752 ニヤニヤ系:桐,京 突然だけど高坂桐乃って、顔マルいよね?:80スレ目935,948-949,952/小ネタ集