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http //changi.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1251347671/ 1 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 13 34 31 ID VJ/o26gZ0 sage進行、メール欄に「sage」と入れて下さい。 ・煽り、荒らし、クレクレ、age厨はスルー。荒らしの相手も荒らしです。 ・糞コテ(嘘バレ◆WRqKWQ.QBw)はスルーか各自でNG登録。 ・本スレではバレの話をしないように。 ・次スレは通常 970、流れが速いときは 950が立ててください。 立てられない場合は報告、次の人がスレ立てに行くこと。 ・信頼できる神トリ、五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE ▼本スレ 【矢吹】To LOVEる-とらぶる-part169【長谷見】 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1251261678/ To LOVEる-とらぶる-ネタバレスレ トラブル114 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1251269976/ 2 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 13 35 05 ID VJ/o26gZ0 218 名前:五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE [sage] 投稿日:2009/08/26(水) 17 16 13 ID ERwFgx3j0 とらぶる162(最終回) 大スキ(はぁと) 唐突の最終回です。なんだこれたまげたなあ プール騒動の続きからです。リトがララを呼び出しました ララ「よかったねー、何とか騒ぎもおさまって。ところでなぁに?急に話がある!って・・・」 リト「ん・・・ちょっとな・・・(ララに伝えなきゃ・・・オレの本心・・・!) オレ・・・前に自分のララへの気持ちがまだハッキリ分からないって言ったよな・・・」 ララ「 ! 」 リト「でもわかった・・・オレ・・・やっぱりララの事・・・好きだ」 ララ「え!(///)ホ・・・ホントに!?わ―――い!!リトが好きって言ってくれた!!」 ペケ「おめでとうございますララ様!」 リト「えっ・・・(汗」 ララ、もの凄い喜んでいますwペケもニコニコ リト「ま、まってくれ、まだ続きが!!オレ・・・ララの事好きだけど でも、それ以上に昔から想い続けてる好きな人がいるんだ」 ララ「え!?だれ?私の知ってる人!?」 リト「あ・・・ああ・・・その・・・」 流石にリトも切り出しにくいw ララ「もしかして・・・春菜!!?」 リト「(//////)」 ストレートにズバッと決まりましたww 続く 3 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 13 35 16 ID VJ/o26gZ0 222 名前:五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE [sage] 投稿日:2009/08/26(水) 17 16 54 ID ERwFgx3j0 続き リト「なっ、ななな何でわかった!?」 ララ「え!ホントに春菜なの!?やったぁ――――――!!」 あ、何かおかしな雰囲気がwwリトの顔が微妙です ララは自分の事のように万歳万歳と喜んでおりますww リト(え・・・なにこの反応・・・なんでララが「やったー」なワケ・・・?) ララ(すごい!うれし~~~~(はぁと)リトが私を好きで春菜の事ももっと好きなんて、サイコーだよ~~~(はぁと) リト「ど・・・どーゆーことだよ、ララ」 ララ「え?あ・・・えっとさ(春菜もリトのこと好きって事は私から言わない方がいいよね・・・・)」 ララの脳内は我々の想像を遥かに越えておりましたww ララ「じゃあリト!さっそく春菜に告白しに行こう!!」 リト「はぁ!?」 そりゃリトも驚くわww 続く 4 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 13 35 27 ID VJ/o26gZ0 225 名前:五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE [sage] 投稿日:2009/08/26(水) 17 17 36 ID ERwFgx3j0 続き2 ララ「ささ、早く!」 リト「なっ何で急にそんな流れになるんだ!?」 ララ「だってこれでもし春菜がリトの事好きなら二人ともリトと結婚できるじゃない(はぁと)」 リト「はぁああぁ!?オレがララと西連寺の二人と結婚!?一夫多妻って事か!?お前な~~~そーゆーのは日本じゃ非常識なんだよっ!!(///) (だいたい春菜ちゃんOKかどうかもわからねーし・・・・)」 ララ「だいじょうぶだいじょうぶ、ね、ペケ!」 ペケ「リト殿が宇宙の王になれば地球のルールのなど関係ないでしょう」 リト(げっそりw) リト(ムチャクチャだ――――!!ララのヤツ・・・発想が自由すぎる!!) そんなこんなでララがロケットを出してリトに装着させます ララ「さ、これ付けて!」 リト「い!!」 ララ「春菜のとこへレッツゴー!!」 リト「ギャ―――ッ、うわ~~~っ、とっ、止めて~~~~~~っ」 その頃・・・ソフトクリームをペロペロ舐めていたヤミヤミがリトの前へw リト「だ―――っ(ヤミにぶつかる)ヤ・・・ヤミ!?な・・・なんでよけねーんだ!?」 お陰で可愛いお顔がクリームだらけですww ヤミ「あなた如きを相手によけるのは屈辱なのです」 おや・・・ヤミのお顔が赤く染まってますよ・・・w ヤミ「しかし・・・だからと言ってえっちい行為を認める訳ではありません」 いつのまにかリトの両腕がヤミヤミのおしりを掴んでおりましたwwだから何故、食い込むんだwww リト「いっ、いやっこれは、その・・・・不可抗力で・・・!!(////)」 ヤミ「問答無用・・・」 リト「ギャーッ」 フルボッコのリトww 続く 5 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 13 35 42 ID VJ/o26gZ0 228 名前:五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE [sage] 投稿日:2009/08/26(水) 17 19 04 ID ERwFgx3j0 続き3 リト「う・・・ううっ、ひ・・・ひでー目にあった・・・」 春菜「どうしたの?結城くん」 リト「えっ(春菜ちゃん)」 春菜がリトの目の前に立っておりました 春菜「ルンちゃんが来てるみたい。結城くんを探してたよ」 リト「そ、そう」 春菜「みんな凄いよね、あんな騒ぎがあったのにフツーに遊んでて」 リト「あはは、確かに・・・」 春菜「・・・結城くん」 リト「ん?」 春菜「私・・・嬉しかったよ(///)結城くんが必死になって私達を助けてくれたこと・・・ありがとう」 リト「あ・・・いや・・・(春菜ちゃん・・・ララの言った事はともかく・・・今なら言える気がする・・・オレの気持ち・・・長年の想い)」 さあ、正念場です リト「さ・・・西連寺!は・・・話があるんだけど」 その頃 お静「む!!リトさんと春菜さんが二人っきり!これはちゃんす!!念力で二人を密着させればきっと良い感じに・・・」 セリーヌ「まうーっ」 お静「え」 セリーヌが降って参りましたw お静ちゃんの顔面にペタリww お静「ぷわっ(念力発動)」 そしたら春菜の水着がポロリwww 春菜(なに!?何で~~~~~~!?) 春菜は真っ赤な顔でピューとリトの前から逃げ出しましたww リト「オ・・・オレ、オレ・・・(ドキドキ)君の事が・・・・・」 最早リトの一人相撲ww ルン「こっちにリト君いるの?」 唯「たぶんね」 リト「好 き だ っ !!」 リトの目の前には唯、ルン、ナナ、そして御門せんせーwww やっちまったなあwww 続く 6 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 13 35 53 ID VJ/o26gZ0 233 名前:五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE [sage] 投稿日:2009/08/26(水) 17 20 19 ID ERwFgx3j0 続き4 唯「えっ、えっ!?(突然の告白に驚きの表情w)」 ルン「ホント!?(歓喜の表情ww)」 ナナ「え・・・あ、あたし!?(意外過ぎてワケワカメの表情ww)」 御門「まぁ・・・(もう何もいえねえww)」 リト「・・・・・・・」 ララ「へ――――っ、リト、みんなのこと好きだったんだ―――!! いいね!!リトが皆と結婚したらずーっとにぎやかに暮らせるね(はぁと)」 爆弾発言ですw リト「なっ、なんでそーなるんだ――――ッ」 このやり取りを外から見ていた者が二人w モモ「私はポジションにはこだわりませんよ、リトさん(はぁと)」 モモ様w 美柑「・・・・やれやれ(汗」 そして、我らがスーパーヒロイン、最強の妹にして最高の女の子美柑たまは達観の表情ww そして・・・ 『そんなこんなでリトのToLOVEるな毎日は まだ当分続きそうです』 宇宙規模の愛よ、永遠に(はぁと) 終わり 7 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 13 36 30 ID VJ/o26gZ0 749 :五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE :sage :2009/08/26(水) 15 41 24 ID ERwFgx3j0(8) ご愛読、ご声援ありがとうございました! 矢吹、長谷見先生の次回作にご期待下さい!! JC16巻は11月、17巻は来年2月、18巻は来年4月発売予定!! そして特報!!「ToLoveる-とらぶる」画集、今秋発売LOVE決定!! これからのとらぶる情報は本誌、又はとらぶるドットコムで! 413 :五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE :sage :2009/08/26(水) 15 16 36 ID ERwFgx3j0(8) バトル化もなくここまでやれ ました(笑)・・・支えてくれた 皆様に感謝!また!!(健太朗) この連載はファンと共に歩め た大切な宝物でした。ありが とうございました(沙貴) 285 名前:五代目暇人 ◆2YGyF6T8YE [sage] 投稿日:2009/08/26(水) 17 29 14 ID ERwFgx3j0 , - ,----、 (U( ) | |∨T∨ <これにて完全終了です (__)_) 後1話でどう纏めるのか、どういう締め方をするのか心配心配で夜は眠りましたが いかにもとらぶるらしい、最後までこういう展開で終わるのは正直救われましたw よくもまあ、1話で此処まで纏めたと暇人、感服致しましたww まあ、正直連載終了はショックでしたが、こればっかはどうしようもありません 2年ちょい間、色々ありましたが皆様どうも有難うございました 最後に 美 柑 た ま は 永 劫 不 滅 の 唯 一 神 で す ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ では、またどこかで 91 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 21 24 01 ID NHGw9ZvBO 6月の段階で連載終了を視野に入れていたという事は、 裁判の目処が立つギリギリまで連載するつもりでサブメインで話を回して 裁判が出来る段階になったら今回の最終話までの4話に切り替えたって事かな でも打ち切りと言う関係者の情報も合致したし、なんとも言えんな 141 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 23 20 34 ID NUFhK8jLO やはり考えれば考えるほど終わりの理由は矢吹先生辞退のような気がしてきたなぁ 普段通りなら、叩く訳ではないが、新連載でありながらすぐに掲載順下位になって、カラーも未だ貰えず客観的に見て人気が無いであろう赤星、次点にめだかが切られるであろうというのが大方…少なくとも鯖スレの予想だったのに 長期連載のTo LOVEるがまさかの1out… 3年間連載してきたこの漫画が現時点での需要で上2つの漫画に負けてるとは思えないし やはり先生自らの辞退で上2つのどちらかのoutの必要が無くなったのかなぁと…(読み切りととらoutで新連載2つ枠開くため) でももし本当に先生自らがああ終わらせたとしたら やっぱりファンから見れば続き期待しちゃうよなぁ 読者からすれば余りにも唐突な展開での3年間の連載終了 いくら最後だから各キャラに見せ場を、と言ったって読者から見ればいつものメイン回にしか見えないし、最近の展開から予測もほぼ不可能 内容も○○endと言う訳でなく曖昧な終わり方であり、サブタイトルに最終回の文字が無くいつも通りトラブル○○○… そして作者コメ欄の矢吹先生の言葉には「では、また!」… 更に秋には画集発売の朗報も これだけぽつぽつと揃ってるとやはり期待してしまうのはファンとしておかしくないよね…? とりあえず来週月曜、画集 単行本16~18巻発売日に手紙を送るか… 148 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/27(木) 23 35 09 ID 3i9rpzkzO ま、プライベートの件が何かしら関係してるんだろうな。 精神崩壊もせずよくがんばったと思うわ。 180 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/28(金) 00 16 31 ID TK6jR+gR0 179 やっぱり作者のテンションの問題か・・・ ゆっくり休んでどこかで華麗に復活してくれ つうか美柑のデレが尋常じゃなくなってきたのに ここで終わりとかあり得なさすぎる 256 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/28(金) 12 56 38 ID Yiq28PNn0 6月の段階で夏頃の終了を示唆 夏コミくらいって具体的に言ってるし、事実夏コミ後に終わった http //www40.atwiki.jp/reipaayuda/pages/222.html 280 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/28(金) 18 46 59 ID jMWOvk220 きっと失恋したらこんな感じなんだろうな。恋愛したこと無いが 281 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/28(金) 18 52 23 ID 5mdMFbX6O 280 友達で本当に好きだった奴に振られて鬱になった奴がいる。 最後に聞いた言葉は「もう女は信じない……」だった きっと貢ぐだけ貢がされたんだろう 283 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/28(金) 19 49 25 ID BJ5UPsRnO 256 柏木を見ていると、何故か両澤を思い出すのは何でだろう… 284 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/28(金) 19 59 44 ID MMsu76xB0 281 矢吹ももう女は信じないだろ 次回作はBLだな 295 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/28(金) 21 18 54 ID BU9LePSM0 283 俺もそれ思ってたww 嫁は死ねって事だろ? 348 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 01 18 47 ID RYy1l0ZwO 描く気持ち…有ると思うけどなぁ いくら例の問題解決の為終わらしたんじゃないかとはいえ、律儀で仕事熱心な両先生が続き描く気もなくああいう終わらせ方と終了前の話題配分はしないと思うんだが… 401 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 11 53 49 ID wiNrzBqd0 実際ここのスレよんでるやつら全員がアンケ送ったらどんな感じになるんだろうな 矢吹にはリアルの事情があったにせよ何かしらの影響はあるかもしれんが ここで終了を悲しんでる人達は続きみたいとは思ってるの? 402 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 11 57 30 ID RYy1l0ZwO 401 当たり前じゃん… 事情が落ち着いたらまた読みたいよ 410 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 13 12 50 ID R7SkJixc0 娘じゃなくて息子だったら打ち切らなかっただろうな 427 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 14 22 07 ID +6VG4B2h0 裁判の為とは言え、実に連載終了が惜しい でも時間が出来たんだから徹底的にやってほしい 435 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 14 54 26 ID DnqumD2V0 どうせ打ち切りなら、ヒロインがネットミュージシャンに寝取られる最終回にすればよかったのに 436 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 14 59 00 ID RYy1l0ZwO 433 下手でも失礼な事書かなければ問題無いと思う あまりプライベートな事に触れたりしないとかわざわざ返信を求めないとか 474 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 18 22 41 ID ASZRoI7p0 最終話ちゃんと見るの初めてなんだが やぶき,はせみ両先生の次回作に期待と 書いてあるのは大人のリップサービスってやつ? 480 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/29(土) 18 28 50 ID 0JQodyL40 474 次回作がありえない人には書いてなかったりする 622 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/30(日) 01 29 30 ID YwHLkU080 続編を矢吹がやる気あるならSQ辺りでいくらでも出来るだろ 需要はあるんだから ただ今回の打ち切りは作者事情が大きいと思うがな 670 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 11 40 32 ID aXQ13pza0 どう考えても例のニコニコ騒動が尾を引いてるだろ。 本人が漫画描けなくなったんじゃないか? 712 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 17 30 05 ID Na6OCE5l0 アンケ不振も掲載順を見れば思いつくが他にも理由があったんじゃないのか? 利害が一致したとは言いたくないけど、予定通りの終了だったのかもしれない 本スレにも貼っといたが http //www40.atwiki.jp/reipaayuda/pages/222.html http //mimizun.com/log/2ch/entrance2/sports2.2ch.net/entrance2/kako/1244/12448/1244812444.html 714 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18 04 55 ID Rx0YMWyJP 712 そういうのは裏づけが取れてソースとして使える段階になってからでいいよ 少なくともID 0O6Cnk7Aは真確定してないのに、いたるところでコピペされてるの見ると何だかなぁとしか思わん 下のスレに至っては矢吹が本腰挙げて追求するならとらぶる終わるの大歓迎とか言ってるような連中の溜まり場じゃん 今回の騒動が連載終了に関係有るのか無いのかは別として、とらぶるファンからしてみたら こういう他所に迷惑かけるかもしれない可能性をまるで考慮しないで 面白半分で祭れればOKみたいな輩とも断じて係わり合いにはなりたくないね それでなくても今回の終了騒ぎで、聞かれてもない数ヶ月前の作者のプライベート騒動を したり顔で書き捨ててくアホが作品スレに大量発生してるから辟易してるってのに 715 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18 05 29 ID IHs1cXOs0 おいおい、本当の情報だという前提で語るなよ。 トリップが違うから以前の奴と同じ可能性は低いし、もし同じ奴だったとしても今回は本当のことを言ってるのかどうかは疑わしい 729 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18 42 55 ID QH+PV2fI0 唯一の救いは~の次回作にご期待くださいの後に今後の情報に関して は本誌で追従するような事が書いてあることじゃね? いつもならご期待くださいの後に単行本最終巻は○日発売と書いてあるくらいだし とりあえず画集発売するまでは今後の動向を見守るよ 759 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/30(日) 20 17 44 ID R239z/ws0 終わるとなると寂しいね、作者は最近リアルでバタバタして疲れただろ 休憩入れてまだ書く意欲があるならまた頑張れ 761 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/30(日) 20 26 41 ID cpuBfNT60 759 裁判の話がほんとならこれからが忙しいんじゃないか 762 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/30(日) 20 37 44 ID 5YDZnxXb0 ジャンプでも某ゴルフ漫画みたいに復活した例があるから、 落ち着いたら連載再開するんじゃないかな、と希望を書いてみる。 812 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/30(日) 23 42 30 ID ExBFfZTp0 矢吹さんお疲れ様でした 852 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 15 38 13 ID ymnBId29O 梅 855 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 16 03 34 ID iwTTqvLw0 ume 856 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 16 57 15 ID iwTTqvLw0 梅とけ、せめて 857 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 16 59 49 ID iwTTqvLw0 ume 858 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 17 13 28 ID iwTTqvLw0 梅とけ、せめて 859 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 17 14 52 ID 8dnSqP7kO 悲しみのUme 885 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 22 17 26 ID Ij/ZLtxL0 とらぶる終了は、人気よりも矢吹個人の事情が大きそうだがな。 梅がたかりに来ているから裁判で決着つける意味でも週間連載は無理だろ。 887 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2009/08/31(月) 22 37 05 ID iPxtP8wkO 885 つまり仕事は続くと
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Snow Wings Snow Wings アーティスト 島村卯月(大橋彩香),渋谷凛(福原綾香),本田未央(原紗友里),大槻唯(山下七海),上条春菜(長島光那) 発売日 2016年3月30日2018年8月28日(配信) レーベル 日本コロムビア デイリー最高順位 1位(2016年3月30日) 週間最高順位 1位(2016年4月5日) 月間最高順位 5位(2016年3月) 年間最高順位 46位(2016年) 初動売上 19654 累計売上 31742 週間1位 収録内容 曲名 アーティスト タイアップ 視聴 1 Snow Wings 島村卯月(大橋彩香),渋谷凛(福原綾香),本田未央(原紗友里),大槻唯(山下七海),上条春菜(長島光那) THE IDOLM@STER シンデレラガールズスターライトステージ テーマソング 2 はにかみdays 島村卯月(大橋彩香) THE IDOLM@STER シンデレラガールズ キャラソン 3 AnemoneStar 渋谷凛(福原綾香) ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 4/5 1 新 19654 19654 2016年3月 5 新 19654 19654 2 4/12 5 ↓ 2987 22641 3 4/19 9 ↓ 1290 23931 4 4/26 19 ↓ 889 24820 5 5/3 ↓ 835 25655 2016年4月 13 ↓ 6001 25655 6 5/10 20 ↑ 597 26252 7 5/17 ↓ 400 26652 8 5/24 16 ↑ 1151 27803 9 5/31 ↓ 495 28298 2016年5月 42 ↓ 2643 28298 10 6/7 557 28855 11 6/14 384 29239 12 6/21 327 29566 13 6/28 636 30202 14 7/5 407 30609 2016年6月 43 ↓ 2311 30609 15 7/12 234 30843 16 7/19 215 31058 17 8/2 288 31346 2016年7月 ↓ 737 31346 18 10/25 228 31574 19 17/1/10 168 31742 関連CD THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK Tulip Absolute Nine Trancing Pulse M@GIC☆ BEYOND THE STARLIGHT THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 041 大槻唯
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このスレに投下された作品の多くは、スレ主◆dO/kErKploによるSSであるが、それらの作品群に心を動かされたスレ住人の手による外伝やイラストもいくつか投下されている。 それらを紹介するのがこの項目の目的であるのだ。 各作品は収録順に紹介しているため、発表順とは異なっています。 外伝・仮面ライダー我鬼 外伝・仮面ライダー384 外伝・仮面ライダーディエッグ 外伝・ゲンキックンホッパーの憂鬱 イラスト・二人で一人の仮面ライダー 外伝・逆襲の910 イラスト・仮面ライダー910 ファイナルハローライド・ディエッグ!! イラスト・913の日記念 仮面ライダー910 外伝・敗残者たちの栄光 イラスト・仮面ライダーイクタ 外伝・仮面ライダーめん王 イラスト・仮面ライダーディエッグ 二態 外伝・地獄兄妹 イラスト・リナプープラットフォーム [外伝・女王のベルト 外伝・宇宙刑事ミャバン イラスト・かっちょ良い歌 イラスト・仮面ライダーパレット キューティークィーンフォーム スタッフロールのあと 外伝・仮面ライダーG3-M 「イクタとレイナ」 外伝・仮面ライダー我鬼 「仮面ライダー・イクタ」の主人公、生田衣梨奈といえば熱烈な新垣里沙ファンである。 そんな衣梨奈と里沙との師弟対決が実現したらという想像を形にした外伝。 この師弟対決は本編で異なるシチュエーションで実現している。 外伝・仮面ライダー384 生田衣梨奈が主人公ということもあって、モーニング娘。の9期は仮面ライダーの宝庫だ。 イクタは言うに及ばず、譜久村聖が変身するディエッグ、鈴木香音が変身するオーズッキ。 そんな中、本編28話終了時点でライダーに選ばれず、そのため登場頻度が少ない鞘師里保にスポットライトを当てたSS。 鞘師がライダーに選ばれなかったのは、ライダーバトルの賞品が楽曲のセンターであるということから、モーニング娘。のシングルで重用されている鞘師を作者の配慮で除外した一面もあるのかもしれない。 数少ない登場場面での不遇ぶりもおいしいといえなくはない。 外伝・仮面ライダーディエッグ ハロプロメンバーの生写真を専用の銃で射出することで実体化した映像を創り出すことが出来るディエッグ。 ディエッグの正体である譜久村聖が自分の欲望を充足さえるためにその能力を使えば…というSS。 外伝・ゲンキックンホッパーの憂鬱 仮面ライダーゲンキックン。 その名前とは裏腹に変身した自分の容姿や実力について悲観的な彼女だが、ライダーバトルに勝ち抜いて、モベキマスのセンターに抜擢されたいという夢は諦めていない。 そんな彼女にスポットライトを当てた本格的なSS。 イラスト・二人で一人の仮面ライダー ライダーバトルの商品はモベキマスのセンター。 しかしセンターはたった一つ。 二人で一人の仮面ライダーBIGWが勝ち残れば、どちらがセンターになるのか。 そんなジレンマなどアホな二人には関係ない。 二人でセンターになればいいじゃん。 底抜けに陽気で、圧倒的に強いBIGWの変身ポーズを描いたイラスト。 外伝・逆襲の910 平成の仮面ライダーシリーズの中には不特定多数の人間が変身したライダーも存在する。 その代表格、913をモデルにした910のベルトを軸に展開する本格的なSS。 イラスト・仮面ライダー910 平成の仮面ライダーシリーズが初期の仮面ライダーシリーズと異なる点は、恒常的に複数のライダーが活躍し、時に共闘し、時に激しく戦うことだろう。(クウガは除く) そんな中で悪役ライダーとして印象的な一人が「555」に登場した913だ。 主として草加雅人が変身した913をモデルにした910の変身後の姿をイラストになった。(例のポーズ付き) ファイナルハローライド・ディエッグ!! 仮面ライダーディエッグの最強フォーム、ディエッグコンプリートフォームの必殺技はファイナルハローライド・ゲキジョウバンだ。 劇場映画に主演級で出演したハロプロメンバーを一挙に召喚するこの技は、映画の傾向がホラー寄りのものが多いこともあってか、敵に与える精神的なダメージも大きい。 そんなゲキジョウバンで使用されたカードの画像が有志によって制作された。 イラスト・913の日記念 仮面ライダー910 イクタSSの中で好きなライダー、応援したいライダーは読む人間によって各々違うだろうが、最も個性的で印象を残したライダーに910を挙げる者は少なくないだろう。 そんな910の変身直前のイラストが投下された。 早貴の目が妖しく光っている。 外伝・敗残者たちの栄光 装着者の生命の安全が保証されているタチバナの仮面ライダーたちはバトルに敗退しても命を落とすことはない。 ライダーバトルで脱落し、モベキマスのセンターの夢も敗れた彼女たちにスポットライトが当たる。 イラスト・仮面ライダーイクタ ディエッグとパレットによるラストバトル真っ只中なスレに投下されたイクタ&生田衣梨奈の男前なイラスト。 外伝・仮面ライダーめん王 イクタに倒され、ライダーバトルから脱落した仮面ライダーめん王こと勝田里奈。 いつめん達との別れを受け入れられない彼女は、機能を失ったライダーベルトを腰に巻き、めん王に変身しようとしている。 イラスト・仮面ライダーディエッグ 二態 ライダーバトルを最終局面まで勝ち残ってきたディエッグの勇姿が描かれたイラスト。 勇姿というより艶姿w 外伝・地獄兄妹 熾烈を極めたライダーバトルも終わりが近づいたある日のこと。 萩原舞は自分の分身だったゲンキックンホッパーのモデル、仮面ライダーホッパーに興味を抱き、ネットで調べてみた。 そこで知った意外な真実に動転した舞は夜の街を彷徨うのだったが…。 イラスト・リナプープラットフォーム 仮面ライダーめん王は、その正体である勝田里奈が持っていない脂質を備えたハロプロの仲間たちを”いつめん”として憑依することで戦闘力をアップさせる。 では、いつめん達がついていない状態のめん王の姿はというと… [外伝・女王のベルト ライダーバトルで勝ち残ったのは譜久村聖の変身するディエッグと、鈴木愛理が変身するパレットの二体。 最終決戦の行方に思いを馳せながら、ライダーバトルを共に戦った生田衣梨奈・鈴木香音と道を歩いていた飯窪春菜は不思議な感覚に因われていた。 それは未知のライダーが戦っている気配。 バトルに敗れハウガの力を失った筈の自分に何故、それがわかるのか? 外伝・宇宙刑事ミャバン ライダーバトル決勝を争うパレットとディエッグを狙って、透明生命体の大群が押し寄せた。 神聖な戦いを守るため大群に立ち向かったNEW電王だが、数が多すぎる。 危機に陥ったNEW電王の前に現れたのは… イラスト・かっちょ良い歌 ライダーバトルの勝者は鈴木愛理が変身する仮面ライダーパレットだった。 勝者の権利として愛理がどんな要求をしたのかは神のみぞ知るところ。 だが結果としてモベキマスのセンターは愛理に委ねられた。 ライダーバトルを通して夢を持つことの大事さを知った少女たちの本来の戦場であるステージでの姿が描かれたイラスト。 SSでは端っこに追いやられた生田と譜久村が主人公補正で、センター愛理の脇を固めていいるのは、絵師からのはなむけであろうか。 イラスト・仮面ライダーパレット キューティークィーンフォーム 葛藤を乗り越え、未来を掴み取った仮面ライダーパレット。 その栄誉を讃え描かれた最強フォーム“キューティークイーンフォーム” のイラスト。 装着者である鈴木愛理の含羞んだような笑顔を共にご照覧あれ。 スタッフロールのあと 少女たちの戦いは終わった。 スタッフロールが流れ終わったあと、そこにあるものは真のエンディングか、それとも新たなる戦いへの招待状か? 外伝・仮面ライダーG3-M 仮面ライダーG3-M。 最初の13名に選ばれながら、14番目の戦士として登場した彼女の胸に秘めたものとは一体? タチバナのエージェントである青年に明かした、イクタこと生田衣梨奈への熱い思いが、いま明らかになる。 「イクタとレイナ」 アイドルという概念が存在しない世界で“センター”を目指し戦う少女たち。 人は彼女達のことを仮面ライダーと呼んだ。 その一人、生田衣梨奈を訪ねて、田中れいなという女性が訪ねてくるところから話が始まる。 イクタSS本編の作者によるパラレルワールドを舞台にしたボーナストラック。 イクタの元ネタであるイクサの登場する仮面ライダーキバの主役であるキバやサガをモチーフとするライダーたちが勇姿を披露する。
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原曲・ピンク・レディー 作詞・阿久悠 作曲編曲・都倉俊一 アイドルユニット・ピンク・レディーが1976年に発表した楽曲。 【登録タグ 1976年の楽曲 J-POP アイドルソング ピンク・レディー】 カバーした声優 池澤春菜 井上喜久子 くまいもとこ 桑島法子 白石文子 千葉紗子 津久井教生 豊口めぐみ 山本麻里安 ゆきのさつき 渡邉由紀
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「あんたらもしっかり芝居するんだよ!」 ベリ工の校門前で福田が中西、田村、勝田の3人を引き連れ 気合を入れなおしているその時だった 「スマ高がウチらの学校の前で何やってるんだい?」 4人が振り向くと鞄を肩にまわして威風堂々とこちらを睨みつける まさにヤンキーの本職の方が立っていた 雅だ!! 中西達3人は同時に助けを求めるように福田に視線を向ける そして3人の心はつながる (ついてくるんじゃなかった…)と 視線のその先には背中を丸めて小刻みにずっと震えている福田がいた 「お、おはにょんございます…」 借りてきた猫が悲しそうに泣くあの泣き声のように挨拶をする 「あら?花音じゃないの」 「そうです… 私がかにょんです…」 このままではらちがあかないと意を決して中西が説明を始めた 「今度、文化祭を合同でするので御挨拶に伺った次第でして… 「な~んだ そういうこと わざわざありがとね♪ ここじゃなんだし、さあ中に入ってゆっくりしていってね」 キビスを返して逃げようとする福田の短い首根っこを3人で引っ張り なんとかベリ工メンバーがタムロする教室まで4人はたどり着いた ガラガラガラッ 「キャプテ~ン! スマ高の子達が文化祭の事で挨拶に来てくれたよ~」 「えっ 嬉しいなぁ~♪ おぱょ~♪」 椅子に座る清水を囲むように嗣永、熊井、菅谷も机の上に座っている ベリ工って見た目は怖いけど何て気さくなんだろうと3人が感激している横で 福田はすでに熊井にセンターにあわせてスイッチをオンしていた 見るに見かねて田村が福田の腕をグイと引っ張る 「姐さん! 作戦どおりに演りますよ!!」 「わ、わかってるわよ 皆も手はずどおりうまく演りなさいよ」 スマ高4人は各自、行動を始めた 雅に泣きついて相談する中西 「グスンッ スマ高は今、立場が無くて… 一緒にモー商を攻めて頂けませんか?」 嗣永をけしかける田村 「嗣永さん! モー商が最近調子乗ってないっすかぁ 一緒にヤッちゃいましょうよ!」 友達作りに励む勝田 「清水さんのも菅谷さんのも制服どこの店で改造したんですか? 今度連れてって下さい」 福田 「熊井さんマジ天使!! 愛してます!!」 約1名うまく演れなかった者もいたが、なんとか話は順調に進み始めた 「キャプテン! モー商もキュー学も調子に乗ってるみたいだしベリ工の力をここらで 見せつけてやりましょうよ!!」 「なっちゃん… グスンッ」 「そうよ佐紀ちゃん!」 「ももち… 私、嬉しいよ…」 熊井と菅谷も清水の涙に深く頷いて気持ちは固まったようだ だが福田の思惑とは別の場所で黒い渦が巻かれていた (うふっ♪ 花音ちゃんたら まだまだ可愛いわね) 皆に気付かれないように一瞬、嗣永がほくそ笑んだ (演技なんてバレバレよ♪ まあいいわ精一杯利用させてもらって 私が全部おいしいところを頂いちゃましょ♪) ベリ工随一の策士である嗣永もまた野心を秘かに燃やしていた その時である ピコーン! 勝田が殺気を感じて急に大きな声で叫んだ 「嗣永さん! 危ない!!!」 バ-ン!! 勝田の声もむなしく廊下側の窓の隙間より飛んできた物体は 嗣永の顔面を真っ白に染めた 「キャッ! 何なのよこれ!! 黒板消し??」 「あんたら何してるの待ちなさい!!」 廊下よりベリ工の茉麻の怒鳴り声が響いてきた ガラガラガラッ! 顔を拭い怒りに燃え廊下に飛び出す嗣永 すると足元に光る物が 「何これ… イヤリング? まさか…」 「ハアッハアッ… ももちゴメンね逃げられちゃったわ」 茉麻が息を切らして戻って来た 「顔は見れなかったけど3人組みであの制服は…」 「すーちゃん! 言わなくても知ってるわ J農の奴ら!!」 「ハアッハアッ… うん でも何で分かったの?」 嗣永が知っているのも当然であった 何故ならJ農が宮崎を頭としてまとまる際に手を貸していたからだ (フン!宮崎を頭にすれば大人しくて利用しやすいと思ってたけど どうやら下の子達は元気が良いようね!) (それに宮崎もモー商の飯窪と接触してるようだし案外したたかもね) (まあいいわコソコソ遊んでなさい♪ まずはモー商よ あれ?そういえば…) 「ちょっと梨沙子! ちいちゃんは?」 「たぶんまたサボりでしょ」 「もう! モー商攻める際は必ず連れてきなさいよ!」 各陣営の思惑が交錯する中、ついに戦いの火蓋が切られるその日 「にゃ~ん」 「どうしたのぉ~?セーラ~♪ さゆみの事心配してくれてるの? うふっ♪」 「譜久村さん、今日道重さんはお休みですか?」 「あっ 飯窪さん 風邪で今日は寝込んでいるみたい」 「そうですか… やっぱりまだ道重さんがいないと不安ですね」 「そうね 何事もなければ良いんだけど…」 モー商の真価が問われる騒音が外から聞こえてきていた NEXT>第3話 『ジリリ キテル』 BACK>第1話 『プロローグ』
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舞-乙HiME Zwei(限定版のみ) 1巻…菊地美香、小清水亜美 2巻…中原麻衣、小清水亜美 3巻…ゆかな、千葉紗子 マクロス ダイナマイト7(BD-BOX版のみ) テレビアニメ(ま)の項参照 マジンカイザー(BD-BOX版のみ) 1,7話,死闘!暗黒大将軍…むらた雅彦(監督)、羽山賢二(キャラクターデザイン)、山田起生(メカデザイン) マジンカイザーSKL 1~3巻…川越淳(監督)、早川正(脚本)、浅沼晋太郎、日野聡 マクロス ゼロ(BD-BOX版のみ) 5話…河森正治(原作・監督・メカデザイン)、鈴村健一、小林沙苗 魔法使いTai!(BOX版のみ) 1話…伊藤郁子(キャラクターデザイン)、小中千昭(脚本) 2~6話…佐藤順一(原案・総指揮)、伊藤郁子、小中千昭 まほろまてぃっく特別編 ただいま◆おかえり 前編…川澄綾子、瀧本富士子、清水愛、菊池由美、水野愛日、真田アサミ マリア様がみてるOVA(ファンディスク以外は限定版のみ) 1巻…植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜 2巻…植田佳奈、能登麻美子、清水香里 3巻…植田佳奈、伊藤美紀、豊口めぐみ 4巻…植田佳奈、釘宮理恵、小清水亜美 5巻…植田佳奈、池澤春菜、能登麻美子 ファンディスク1巻…植田佳奈、伊藤美紀、篠原恵美、池澤春菜、伊藤静、生天目仁美、清水香里、能登麻美子、豊口めぐみ ファンディスク2巻…釘宮理恵、小清水亜美、清水香里、能登麻美子、伊藤美紀、佐藤利奈 宮河家の空腹 山本寛(監督)、待田堂子(シリーズ構成)、美水かがみ(原作) 川崎琴、島形麻衣奈、山本寛 ムダヅモ無き改革 -The Legend of KOIZUMI-(デラックス版のみ) 大和田秀樹(原作・脚本)、水島努(監督) MEZZO FORTE International Version 梅津泰臣(監督)、越中おさむ(プロデューサー) 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG(BD版のみ) 代永翼、伊瀬茉莉也、松尾衡(監督)、黒田洋介(脚本) モブサイコ100 REIGEN 伊藤節生、櫻井孝宏、立川譲(監督) 森田さんは無口 花澤香菜、戸松遥 勇者王ガオガイガーFINAL(BD-BOX版のみ) 1話…米たにヨシトモ(総監督)、檜山修之、かかずゆみ、山田真一 2話…米たにヨシトモ、檜山修之、伊藤舞子 8話…米たにヨシトモ、檜山修之、伊藤舞子、山田真一 2,7話…米たにヨシトモ、木村貴宏(キャラクターデザイン)、中谷誠一(デザインワークス)、山根理宏(メカ作画監督) ゆとりちゃん ゆとりちゃん(CV:悠木碧)、ダミー・川口監督 ゆるめいつ は? 桃井はるこ、松来未祐 桑谷夏子、日野聡 ゆるゆり なちゅやちゅみ! 三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美 Re キューティーハニー(BD-BOX版のみ) 1話…今石洋之(1話監督)、中島かずき(シリーズ構成)、小黒祐一郎(司会) Re ゼロから始める異世界生活 Memory Snow(限定版のみ) 小林裕介、高橋李依 Re ゼロから始める異世界生活 氷結の絆(限定版のみ) 高橋李依、内山夕実、小林裕介 輪廻のラグランジェ -鴨川デイズ- GAME&OVA Hybrid Disc…石原夏織、能登麻美子、浜田賢二、森田繁(脚本)、千野孝敏(アニメーションプロデューサー) ファンディスク…佐藤竜雄(総監督)、鈴木利正(監督)、菅正太郎(シリーズ構成)、森田繁 LUPIN ZERO 4話…畠中祐、武内駿輔、酒向大輔(監督) WILD ADAPTER 禅 ZEN,航 KOU…森川智之、石川英郎 わんおふ -one off- 1巻…後藤沙緒里、小林ゆう 2巻…後藤沙緒里、緒方恵美 ※以下はレンタル版にもコメンタリーの収録されているタイトル 宮河家の空腹、MEZZO FORTE International Version、森田さんは無口、ゆるめいつ は?、わんおふ -one off-
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―――――― 「ん……ぅ~ん……」 窓から射し込む日の光を受け、結城リトは目を覚ました。 「むぅ……朝か…」 そしてリトは、ベッドから起き上が――。 (あれ?) ――ろうとしたが出来なかった。 それどころか、まるで身体が何かに押さえつけられているかの様に、動くことさえできなかった。 (………って) ふとリトは気付いた。 自分の身体に何か柔らかいものが当たってる事に。 (まさか…(汗)) 恐る恐る、横目でチラリと隣を見てみると…。 「すぅ…すぅ………んみゅ~……リトぉ~…♪」 最早お約束といってもいいかの如く、ララが裸で抱き付いて寝ていた。 (……) ……………。 …………。 ………。 「ぬあぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!///」 これもお約束といっても過言ではない、リト朝一の絶叫。 「ララまたかよ!!オレのベッドで寝るなっていつも言ってるだろ!!しかも裸でよぉ!!///」 「ムニャムニャ…………えへへ……もう食べられないよ~……」 「コラァ!!古典的な寝言言ってないでさっさと起きろぉ!!(怒)」 リトの怒鳴り声で、ようやくララは目を覚ました。 「ん…う~ん…、あ、リトおはよぉ~…♪」 「『おはよぉ~』じゃねーっつーの!!お前何回言ったら分かんだよ、毎度毎度よぉ!!///」 「え~、だってリトと一緒に寝たかったんだもん~」 いつも通りのやり取りを交わすいつも通りの結城家の朝の光景――。 だが、一つだけいつも通りじゃない点があった。 それは――。 「それに、リトの女の子の身体って柔らかいし、いつもよりスッゴくあったかいんだもん♪」 そう――。 このララのセリフから解る通り、リトは今、身体が『女の子』になってしまっているのだ。 (何故こんな事になっているのか、詳細は3スレ548にて) 「おかげで今日はいつもの三倍はぐっすり眠れたよ♪」 「人を安眠抱き枕みたいに言うな!つーか、早いトコ服着ろっての!!///」 「でもペケまだ寝て「叩き起こせぇ!!!(怒)」」 まあ…、何はともあれ…。 リトの女の子生活二日目の始まりである――。 ―――――― 彩南高校――。 まだ朝も早いので、あまり人影を見かけない。 部活の朝練をしている生徒は何人か見かけたが、練習に集中している為こちらの『男子の制服を着た女子』を気にする者は誰もいない。 そんな中を、リトは真っ直ぐ御門先生が待つ保健室へと向かった。 『ガラッ』 「おはようございま~す」 軽く挨拶しながら保健室のドアを開ける。 「ふわぁ~…ぁふ…、あら結城君、おはよう。待ってたわよ」 大きな欠伸をしながら『全然寝たりません』的な感じで、御門先生が挨拶を返す。 「眠そうっスね、先生」 「本来ならこの時間帯はまだ寝てんのよ?それなのに、はふ…、こんな朝一番から学校に来る事になるなんて思いもよらなかったわ。」 「いやいや、あなたが原因作ったんだからちゃんと責任持って下さいよ」 「や~ね~、悪いと思ってるからこうして頑張って早起きしてきたんでしょうが♪」 手をヒラヒラさせて笑顔でそう言う御門先生。 「とりあえず結城君、まずはコレに着替えて頂戴」 そう言って、リトにその服が入った手提げ袋を手渡す。 「……」 そして、その袋の中を見て固まるリト。 てゆーか、このシーン昨日もあったような…。 「………………先生」 「ん?」 「何スか、コレ?」 「見て分からない?」 「………女子の制服にしか見えませんが…」 「分かってるじゃないの」 「………オレにコレを着ろと?」 「ええ」 「何故!?」 「女の子が男子の制服着て授業受ける訳にはいかないでしょ?」 「……」 「……」 「……ちなみに拒否権は――。」 「あると思う?」 「……」 「なんなら先生が着替えさせてあげましょうか~?」 手をワキワキさせて、怪しげな笑顔でそんな事を言う御門先生。 「……(汗)」 ……………。 …………。 ………。 「はぁ~……、分かりましたよ、着ますよ…。着ればいいんでしょ、着れば…」 これ以上の抵抗は無駄だと悟ったのか、リトはあっさりと承諾した――。 ――――――。 「ほっほ~う、似合うとは思ってはいたけどまさかこれほどとは」 「……///」 女子の制服を着たリトを見て、素直に感心する御門先生。 「ホント、なんかずっと前からいるみたいな雰囲気がする位完璧な着こなしね。とても今日初めて着たとは思えないわ」 「そりゃあ…、まぁ…(汗)///」 「昨日、コレ含めて色々と着せられましたから」とは口が裂けても言えない。 言ったらこの人の事だ。また何か良からぬ事を企んでくるだろう。いや、企んでくるに決まってる。(断言) 「でも結城君…」 「はい?」 「どうして下着は付けてないの?」 「い、いいじゃないですか。下着位付けてなくても///」 「まぁ確かに、ブラはしてない娘は結構いるけど、流石にショーツの方は…」 「そっ、そこは体操着の短パンでも穿いて誤魔化しますからっ!そ、そんな事よりも早く本題に入りましょうよ!HR始まっちゃいますよ!?」 HRまでまだ一時間近くあるのだが、これ以上このネタで引っ張られたくないので先を促すリト。 「あ、待って待って。せっかくだから記念に一枚――♪」 「本・題・に・入・り・ま・し・ょ・う!!(怒)」 「む~、結城君のいけず~」 デジカメ片手にちょっと拗ねる御門先生。 「……まぁいいわ。ちょっと残念だけど、これ以上時間を掛けるのもアレだし…」 という訳で、いざ本題へ――。 「とりあえず学校側には、『結城君は事情があって二週間程学校に来れなくなった』、『その間、短期編入生として別の子を代理で通わせてほしい』とだけ言っておいたから」 「はぁ…、その事情って?」 「そこは自分で考えなさいな。私も流石にそこまでは面倒見切れないわよ」 「そう言われても…、何かこう、アドバイス的なものを――。」 「そうね~…、例えば『日本全国のメイド喫茶、完全制覇の旅に出た』とか♪」 「自分で考えます(キッパリ)」 返事するまで0.01秒。 「あらそう?残念♪」 とても残念そうには見えない。 「でもよくそんな説明で学校側があっさり納得しましたね…」 「ああ、それ?いえね、さっきの説明と昨日こっそり隠し撮りした結城君の写真を校長先生に見せたら――。」 (親指立ててとてもスバラシイ笑顔で) 『なんだかよく分からんけどカワイイからOK♪』 「――だってさ♪」 「……………………まぁそんなトコだろうと思ってはいましたけどね、あのエロ校長なら…(汗)」 故に、これ以上何も言う気が起きないリト。 「さぁ、早いトコ編入手続き済ませちゃいましょう♪それで担任の先生にも挨拶に行かなきゃ」 「あ~い」 という事で、二人は職員室へと向かった――。 「ところで先生、何時オレの写真を隠し撮りしたんスか?」 「禁則事項です♪」 ―――――― 一方、教室――。 『ガラッ』 「おはよ~」 今日も元気一杯で教室に入るララ。 「あ、ララさんおはよう」 「おぃーすララちぃ」 「ララちぃおっはー」 春菜と、その友達の籾岡里沙と沢田未央が返事を返す。 「……ってアレ?ララちぃ、結城は?」 ここで籾岡が、いつも一緒にいる筈のリトがいない事に気付いた。 「え、えーっと…(汗)」 実は、リトが家を出る前…。 『いいかララ、オレが女になったなんて誰にもバラすんじゃねーぞ!特に籾岡と沢田と猿山には!!』 ――と、ララに釘を刺していたのだ。 リト曰わく、 『普通こんな話信じてもらえないだろうが、宇宙人や幽霊が存在している位だからそれくらいあっても不思議では無い。 バレたらこの三人の事だから、きっとろくでもない事を仕掛けてくるに違いない。絶対に。 特に猿山辺りは『親友』というポジションを傘に立てて、アレコレセクハラ行為を仕掛けてくるに決まっている。200%間違いなく!』らしい…。 ………随分信用の無い親友である。 「ゆ、結城くん昨日から用事でどこかに出かけてるんだよ。だよね、ララさん?(汗)」 なんとなく事情を察したのか、見かねた春菜が助け船を出す。 「へ?あぁうんうん、そーそー。どんな用事かは知らないけど、それで二週間位学校に来れないってさ(汗)」 「「ふーん…」」 冷や汗一杯で返答し、なんとか誤魔化す事に成功。 「でも春菜。何で結城が昨日からいないって知ってるの?」 「え゛っ!(汗)///」 沢田のツッコミに対して、不意に顔を赤らめる春菜。 「あぁ。だって春菜、昨日ウチに来たもん♪」 「ちょっ、ラ、ララさんっ!!///」 「え~なになに~?もしかして春菜、休みの日に結城に会いたいが為に――。」 籾岡がニヤニヤ含み笑いをしながら尋ねる。 「ちちちち違うよぉ!!きき、昨日はララさんからCDを借りようと思って行っただけで、決して結城くんに会いたいとかそんな事は全然まったくこれっぽっちも――!!///」 本心を知られたくないからか、必要以上に必死なって誤魔化そうとする春菜。 リトが見たら、間違いなくヘコむであろう光景である。 『ガラッ!』 「うぉーい、大変だー!!」 突然、猿山が慌てふためきながら教室に入ってきた。 「え、何々?どーしたの猿山?」 「またしょーもない企画でも思い付いた?」 「ちげーよ!!(怒)」 籾岡と沢田の茶化しを一蹴して、猿山が興奮気味に喋り出す。 「今日、このクラスに転入生が入るんだってさ!!しかもそいつ女だ!!」 『なにぃーーーー!!!!』 クラスの男共が一斉に声を上げる。 「猿山っ!!その話マジか!?」 「マジもマジ、大マジだ!!さっき御門先生と一緒に骨川先生に挨拶してたからな!!」 「なっなあ!!その女って可愛かったか!?」 「それが後ろを向いてたから顔の方は見えなかったけど…、ただ!!」 『ただ!?』 「オレの見立てではその娘………、ララちゃんにも引けを取らない身体をしているっ!!!」 『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』 男共は一斉に雄叫びを上げた。 「はぁ~…、ウチの男共ってどーしてこう…」 籾岡が呆れた声で呟く。 「でも転入生ってどんな娘なんだろうね~」 「うん、なんか楽しみだね~♪」 沢田と、何故かララまでその『転入生』の話題に花を咲かす。 「ラ、ララさん、ララさん(小声)」 「ん?」 「あの…、その転入生って、結城くんの事じゃ無いの?(小声)」 「ぇええっ!!そうなのぉ!?(驚)」 「ラ、ララさん……(汗)」 ララの天然ボケに、春菜苦笑い。 『キーンコーンカーンコーン――』 そして、始業のチャイムが鳴った――。 ―――――― 「え~それでわぁ、ワシが呼んだら入ってきてくだふぁい」 「は、はい…」 そう言って、骨川先生は教室の中へ…。 (うぅ~…、なんか緊張する~…) リトはソワソワ落ち着かない感じで、呼ばれるのを待つ。 『え~まず最初に~、結城君が一身上の都合で二週間程学校に来れなくなりまひたぁ~』 そう言った途端、教室内がざわつく。 『せ、先生。結城くん何か怪我でもしたんですか!?』 少し慌てた感じで、古手川唯が質問する。 『いやぁ、ワシもそこんトコは詳しく知らなんで…』 『し、知らないって、知らないって何ですか!?普通そういう事情諸々は把握しておくものじゃ無いんですか!?』 『ワ、ワシはただそれだけ聞かされただけで――(慌)』 (まぁ、確かに普通はそうだよな…(汗)) 唯と先生の言い争いを聞きながら苦笑いを浮かべるリト。 (にしても…、古手川、もしかして心配してくれてるのかな…) その事が少し嬉しくて、リトは思わず顔がほころんだ。 『先生っ!!そんな事よりも転入生の娘を紹介して下さい!!』 『そーですよ!!結城の事なんかどーでもいいから早く転入生をぉ!!』 (そっ、そんな事!!?) だが、猿山及びクラスの男共の心無い発言にカチンときて、表情を一変させる。 (今言った奴…、元に戻ったらブッ飛ばす!(怒)) 拳をワナワナ震わせながら、心の中でそう誓うリト。 『おぉ、そうじゃった。ではその転入生を――』 『ちょっ、先生!まだ話は――!』 『まーまー唯っち。いくら結城の事が気になるからってそんな必死になんなくても』 籾岡がニヤニヤしながら茶化す。 『んなっ!!何言ってんの籾岡さん!!わっ、私は別に結城くんの事なんか――///』 顔を真っ赤にして全力否定する唯。 『ほ、ホラ先生っ!!一時限目始まっちゃいますから早いトコその転入生を紹介して下さいっ!!』 そして、誤魔化しから先を促す。 (何もそこまで力一杯否定しなくても…(泣)) その一方で、さっきの唯の発言に軽くヘコむリト。 『え~それででふね~、結城君のいない間、代理という形でこのクラスに短期の編入生が入りまふ』 『短期ぃ!?ずっとじゃないんスか!?』 『別にいいよ、結城なんかずっといなくても!!その娘代わりに入れようぜ、代わりによぉ!!』 (……) 『ブッ飛ばす』んじゃなくて『ブッ殺す』にしとこうか…。 ――と、再度心に誓う今日は表情百面相なリトだった。 『………先生、気にせず先を進めて下さい』 こめかみをピクつかせながら唯が先を促す。 『それでわぁ、どうぞ入ってきてくだふぁい』 (――っと、呼ばれた) さっきまで考えていた事を振り払い、教室のドアに手を掛ける。 (よし…、行くか) そして、ゆっくりとドアを開けた――。 『ガラッ』 「ど、どうも~…」 精一杯の愛想笑いを浮かべながら教室に入る。 『……』 途端に、教室内が静まり返った…。 (って、アレ?リアクション無し?(汗)) 予想外の雰囲気に戸惑っていると…。 「あの~、自己紹介を…」 「え?あぁ、はい!(慌)」 先生に先を促され、慌てて自己紹介を始める。 「えっと……、初めまして…。今日から二週間程、リトの代わりにこの学校に通う事になりました――」 一呼吸置いて、そして…。 「結城零紋(レモン)といいます。短い間ですが、よろしくお願いします。」 そう言って、深々と頭を下げた。 『……』 ……………。 …………。 ………。 (………………………………………アレ?(汗)) 教室内、ノーリアクション。 (な、何だ?もしかして…もうバレたとか!?(焦)) 心の中で焦るレモンことリト。 「あ…、あの~……(汗)」 恐る恐る訪ねようとしてみると…。 『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』 「ひぃっ!!?(驚)」 突然男共が雄叫びを上げ、思わずビクッと仰け反るリト。 「むっ、ムチャクチャ可愛いーーー!!!」 「ララちゃん以来の超極上級の美少女だーーー!!!」 「うぅ…、このクラスで良かった…(泣)」 「ぁ………、ぁははは……(汗)」 男共の様々なリアクションに軽くドン引きなリト。 「ハイハイ、質問ー!!」 勢いよく猿山が手を挙げる。 「レモンちゃんは名字がリトの奴と同じなんだけど、アイツとどんな関係なの!?」 いきなり名前の方で呼ばれて『ちょっと馴れ馴れし過ぎやしないか?』とも思ったが、とりあえず質問に答えておく。 「え、えっと……、一応……イトコになるのかな…?(汗)」 『イトコ!!!』 打ち合わせでもしていたかのように声を揃えて復唱する男共。 「何だよリトの奴!!こんな可愛いイトコがいたなんて聞いてねーぞ!!(怒)」 「なんでアイツばっかり女が寄ってくるんだよ、しかも美少女限定で!!(怒)」 「チキショー、少しはこっちにも回せってんだよ!!(怒)」 普段思っているリトへの不満を爆発させる男共。 「レモンちゃん!!もしかしてレモンちゃんも結城の奴が――!!」 「え゛っ!?い、いや、あの、オレ…じゃなくて、ボクは別にそんな――(汗)」 『しかもボクっ娘くわぁぁぁ――――!!!!(狂)』 男共、更にテンションUP。 (……(大汗)) リトは思った…。 今まで気付かなかったが、いや、薄々は気付いていたのだが…。 いやいや、気付いてはいたんだけど認めたくなかったというか、改めて再確認したというか…。 (このクラス…、変な奴ばっか!!(大汗)) もっとも、その『変な奴』に自分は含まれているのかどうかは定かではない…。 ま、とにもかくにも…。 『結城梨斗』改め『結城零紋』の受難の学校生活が始まった――。 ―――――― 「つっ、疲れたぁ~……」 「だ、大丈夫?結城く…じゃなくて、零紋さん…(汗)」 机の上でグッタリうなだれるリトを、春菜が心配そうに気遣う。 休み時間の度に男女問わず質問攻め&好奇心の目に晒され、 しかもこの『極上の短期編入生』の噂は瞬く間に全校生徒に広がり、そのおかげで教室の前には、一目見ようと上から下まで沢山の野次馬が押し寄せ、 ようやく落ち着いた時には既に昼休みになっていた…。 ちなみにどんな質問をされたかというと…。 『レモンちゃんって彼氏いるの?』 『レモンちゃんってどんな人がタイプなの?』 『レモンちゃんってデートするなら何処行きたい?』 『犬とお呼び下さい』 ……って、最後のは質問じゃ無いのでは…。 「ねーねーリト~」 「ララ、学校にいる間はその名前で呼ぶなって」 「あ、そっか。えーっと…、何だったっけ?」 「レモンだよ。レ・モ・ン」 「んー、何か別の名前呼ぶのって違和感あるなぁ~」 「仕方ないだろ、本名なんか名乗れる訳ないし」 「む~、そうは言っても…。もっとこう…、違和感の感じない名前に出来なかったの?」 「例えば?」 「『リト子』とか『リト美』とか♪」 「安易過ぎるしゴロ悪りーし一発バレだろーが!」 「ぁ…ぁはは……(汗)」 そんな風に、ララと簡素な漫才を繰り広げていると…。 「ララちぃ~、春菜~、レモり~ん♪」 籾岡と沢田が笑顔で近づいて来た。 「里沙、未央」 「あ、リサミオ~♪」 「れ、れもり…(汗)」 (早くもあだ名すか…) 苦笑いするリト――とゆーかレモンに籾岡が尋ねる。 「ねーねーレモりん。すっかり聞くタイミング逃してたけど、レモりんは結城の奴がなんでしばらく学校に来れなくなったか知ってる?」 「え゛!?ぁー…ぅん…(汗)」 冷や汗を掻きながら、さっき速攻で考えた言い訳――もとい、来れない事情を話す。 「ホラ、リトのお父さんで売れっ子の漫画家でしょ?実は今、物凄く気合の入った読切漫画を書いてるらしいんだけど、どうも作業の方が滞ってるらしくて…。 それでリトが呼び出されたんだけど、なんせ連載も三本も抱えてるもんだからあまりにも進行が遅れててかなりギリギリの状態になっちゃってるらしくてさ…。 それで二週間位帰るに帰れなくなったって言って、それで何を血迷ったのか、たまたまリトん家に来てたボクに…」 『すまねぇがレモンちゃん、二週間ばっかしリトの通ってる学校に代わりに行ってやってくれねーかな?』 「――って叔父さんに頼まれてこーゆー事になったってワケ(汗)」 ここ最近、たまたま父・才培が書いていた読切漫画のネームの手伝いに追われていたから、すべて嘘という訳ではない。 実際、何週間か後になったらその読切が雑誌に載るから辻褄は合うはずだとリトは思い、この様な理由になった。 (ちなみに、その読切漫画の原稿は予想以上に早く仕上がっていたりする) 「へ~。て事はレモりん、春菜とは昨日会ってたの?」 「ま、まあね。ね?西連寺……さん(汗)」 「う、うん…。零紋さん、昨日は…どうも…(汗)」 「ふ~ん、そーなんだ。あたし結城の事だからてっきり、『日本全国メイド喫茶、完全制覇の旅』に出たんだと思った」 「あー、結城だったらそんな理由も有り得るかも~」 (オレってそんな印象!!?(ガビーン!!)) 心の中でショックを受けるリト。 「でも…、何で結城はその事レモりんに話してララちぃには知らせなかったの?」 「う゛ぇっ!?(大汗)」 今度は沢田から疑問をふっかけられる。 「あーっと、その時夜中だったからララちゃん寝ちゃってたんだよ!後でちゃんと話そうかと思ってたんだけど、朝早かったから時間が無くて…。ゴメンねララちゃん(大汗)」 「そっ、そーだったんだ~!ヒドいよレモン~、私リトがしばらくガッコ来れないって聞いて心配してたんだよ~!?(大汗)」 若干目を泳がせながらぎこちなく会話を交わすララ。端から見ても結構怪しい…。 「でもさ~、いくら頼まれたからって、そんな簡単に部外者の人間が代理で通うなんて真似――」 続いて、籾岡が至極当然なツッコミをするが…。 「いや、ボクもそう思ったんだけど……………………ここの校長が…(汗)」 「「「………………………………………ぁー…(汗)」」」 「あの校長ならそれ位有り得る」と思ったのか、妙にあっさり納得した籾岡と沢田。……そして春菜。 「じゃあさ、レモりんも地元の学校に通ってるんでしょ?そっちの方はどーすんの?」 更に沢田からの質問(追い討ち?)。 「い、いや、その………、じ、実はボク、色々あって学校の方には通ってないんだ(汗)」 「えっ、そうなの!?」 「えっと、聞いちゃまずかった?(汗)」 「い、いやいやいやいや気にしないでよ!?別にボクなら全然大丈夫だからっ!(慌)」 (しまった…、もっと気の利いた事言えば良かった…(汗)) 自分の迂闊な発言を少し後悔したリトだが…。 「分かった、じゃ気にしない♪」 「そんなのいちいち気にしてたらキリがないもんね~♪」 「……」 リトの心に『前言撤回』という言葉が浮かんだ。 「にしても…」 そう呟いて、まじまじリト(レモン)の顔を覗き込む籾岡。 「な…ナニ?///(汗)」 女の子に顔を凝視され、少し頬を染めて距離を取るリト。 「レモりんって、何となく結城に似てるよね…」 「え゛っ!!?(大汗)」 ギクッとなるリト。 「あー、そー言われれば…」 「でしょ?なんか全体の雰囲気がというか、なんというか…」 「ぁ、ぁははは…、ボクもよく言われるよ…(大汗)」 冷や汗をダラダラ流しながら、何とか誤魔化そうと考えるリトだが…。 「簡単に言っちゃうと……、結城をそのまま女の子にしたみたいな感じ?」 「ギックぅっ!!?(滝汗)」 「「ぎっくぅ?」」 「あ、いや……、ぎ、ギックリ腰になったおばーちゃん今頃どーしてるかな~って(滝汗)」 物凄いベタベタな誤魔化し方である…。 「あ、ちょっとボクトイレ~…(汗)」 そう言って、リトは逃げる様に教室を出た――。 てゆーか実際逃げてるんだし…。 「どーしたんだろね?レモりん。なんか焦ってたみたいだけど…」 「さぁ~?ずっと我慢してたからじゃないの?」 「春菜~、ヒミツにするのって大変なんだね~(小声)」 「ぁ…ぁははは…(汗)」 ――――――。 「あぶねーあぶねー、あいつらこんな時に妙に鋭い勘を発揮すんだもんなぁ~…(焦)」 少し籾岡と沢田に脅威を感じつつ、リトはトイレの中に入って行った。 『うわっ!?(驚)』 「へ?…………あ!」 中にいた男子生徒達から驚きの声を上げられて、リトは気付いた。 今現在『女の子』である自分が『男子トイレ』に入ってしまってるという事に。 「すすすすすすすすいませーーーん!!///(慌)」 慌てて男子トイレから飛び出す『女の子』リト――いやレモン。 (やっべー…、ついいつものノリで普通に男子トイレに入ってっちゃったよ…。そうだよ、オレ今女なんだから入るなら女子トイレの方――(汗)) という事で、リトは女子トイレの方へ足を向け、その中へ入って――。 『ピタッ』 ――行こうとしたが、不意に足を止めた。 (……) ……………。 …………。 ………。 (入るのか!!?(大汗)) 風呂場に続き、第二の試練到来。 (い、いやいや待て待て落ち着け。オレ今は女なんだから別に何も可笑しくはないんだよ。うん、問題は無い…(汗)) とりあえずそうやって自分を納得させようとするが…。 (いや、でもなぁ…、確かにナリは今女だけど中身は男だからなぁ…。オレとしてはそこんトコやっぱり抵抗が…(汗)) 男としての人格とプライドがブレーキを掛ける。 そんな昨日と同じような心の葛藤を抱きながら、女子トイレの前をウロウロしていると…。 「結城さん、何してるの?」 「うひゃあぁっ!!?(驚)」 不意に唯から声をかけられ、思わず飛び退くリト。 「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃない…(汗)」 冷静に宥めようとするが、実は心の中ではリト(レモン)のリアクションに少し傷ついた唯。 気の強い人ほど、中身は繊細なものなのだ。 「あ……、こ…古手川……さん…(汗)」 「あれ?私名前名乗ったかしら?」 「あっ!さ…西連寺さんに教えてもらったの!あの人がクラスの風紀委員をやってる人なんだって!(汗)」 「あ、そうなんだ」 なんとか誤魔化し成功。 「それよりも結城さん、何でトイレの前でウロウロしてたの?入りたいなら入ればいいのに」 「え゛!?ぁー…ぅん…、そーなんだけど…(汗)」 「え、何?もしかして個室全部埋まっちゃってるとか?」 「い、いや、そーゆー訳じゃ…(汗)」 「じゃ、早いトコ入っちゃえば?でないと何か変な誤解受けちゃうかもしれないわよ?」 「え?何で?」 「だってさっきの結城さん…」 「へ?」 「なんか『女子トイレを覗こうとしている変質者』みたいに見えたから」 唯は苦笑いしながら冗談混じりに言ったつもりだったが…。 「ぐはっ!!?」 既に変な誤解を受けて物凄く傷ついたリトは、全身に暗~いオーラを纏ってその場に突っ伏してしまった。 「ゆ、結城さんっ!?どうしたの、大丈夫!?(汗)」 何が起こったのか解らず、とりあえずリト(レモン)を慰めようとする唯。 「ふ…、ふふふふ………」 『ビクッ!』 「ゆ…、結城さん…?」 突然、リト(レモン)が怪しげな笑い声を発し、唯は思わずズザザザッと後退りをした。 「そうだよ、何を恐れる必要があるオレ。オレは今女なんだから女子トイレに入ったって何の問題も無いだろ…?(小声)」 「ぇ……えーっと…(汗)」 ブツブツ何かを呟くリト(レモン)を見て軽く恐怖する唯。 「そうだ!!オレは女なんだ!!女が女子トイレに入って何が悪い!!」 「あ、あの…、結城さん…?(大汗)」 (『オレ』?) 何か大きな決意を固め――とゆーか、ヤケクソになったリト。 一方、さっきの『オレ』発言に若干引っ掛かった唯だが、リト(レモン)の勢いに押されてそんな疑問も吹っ飛ぶ程ドン引きしていた。 「…………………ふー」 深く大きく深呼吸をして、そして…。 「うおぉぉぉーーーー!!行くぞコラァァァーーーー!!!」 気合の入った叫び声と共に、リトは女子トイレへと突撃していった――。 「な、何もそんなに気合入れて入って行かなくても……(汗)」 (ひょっとしてアレかしら?ここ最近、お通じが来てないとか…) そんなリト(レモン)の様子を、ただひたすら頭に?マークを浮かべながら呆然と見送る唯なのだった――。 ―――――― 「ぁーー……」 どうにかトイレの難関をクリアしたリトは、妙にぐったりした感じで廊下を歩いていた。 「なんでトイレ行くだけでこんなに疲れなきゃなんねーんだよ~……」 そんな事をぶつぶつ呟きながら教室に戻ろうとすると…。 「ヘイ、そこの彼女!!」 「………ほえ?」 不意に後ろから声を掛けられ、振り返るとそこには…。 「どうしたんだい?浮かない顔して。悩み事があるならいつでも相談に乗るぜ!!」 『さすが弄光センパイ!ここが学校だという事もお構い無しに今日もナンパしまくりだ!!』 (げっ、弄光!!?) 元祖女たらし軽犯罪者、弄光(と、その後輩 s)が爽やかな(ウザい?)笑顔で立っていた。 「むむっ!」 突如、弄光が目をくわっと見開いて、懐から『MOTE NOTE』と書かれた怪しげなノートを取り出し、パラパラ捲り始めた。 (オレのマル秘ノートにデータが無い美少女……。この学校にまだこれほどの娘がいたとは…!) 「キミっ!!」 「はっ、はいっ!?」 「キミこの学校じゃ見かけた事が無いけど、もしかして転入生かい!?」 「ぁ……は…はい…、一応……今日から短期間の編入…ですけど……」 「何っ!?という事は、今学校中で噂になっている『あのララ以来の美貌と身体を持ったボクっ娘編入生』というのはキミの事かい!!?」 「い、いえ、編入生なのは確かですけど、そんな大袈裟な者じゃあ――!」 (てゆーか、何故『ボクっ娘』の部分を強調する?) 余談だが、何故リトは自分の一人称を『私』では無く『ボク』にしたのか…。 一応、外見は女の子だが中身は男のままであるリトにとって、自分の事を『私』と呼ぶのは、なんか精神的にも『女の子』になってしまいそうな気がして少なからず抵抗があった。 だからこそ、自分はこれでも男だという事を忘れない様に、女が使っても別に可笑しくない呼び方(てゆーか、先日読んだマンガの女の子キャラが使ってた)という事で『ボク』という一人称を使う事にしたのだ。 ………まぁ、それがここまで男子生徒内で大反響を呼ぶとは、リトにとっては予想外だった様だが…。 (どっちにしても、コイツにはあんまり関わりたくないから、どーにかしてここから離脱しなければ…) この場から逃げ出す方法を模索するリトの様子など全く気付きもせず、弄光は嬉々として話し(口説き)かける。 「キミ、名前は何ていうのかい?」 「へ?あぁ、レモンです。結城レモン」 「へぇ、レモンちゃんというのかい。甘酸っぱい雰囲気がするキミにとてもお似合いの名前だね♪」 「ぁ、あぁ…、どーも…」 (意味解んねっつーの) 「そうだ!レモンちゃんこの学校の事よく知らないだろ!?オレが案内してあげるよ!」 「い、いえ結構です!大体の場所は御門先生に教えてもらいましたから!」 (つーか元々この学校の生徒だし…) 「遠慮するなよ!オレが誰も知らない様な、『二人きりで』まったり出来る穴場スポットを教えてあげるから♪」 「だ、大丈夫ですから!間に合ってますから!知りたくもありませんからっ!」 (あーもー、しつけー!そしてウゼー!つーか馴れ馴れしいな、コイツ!!) しつこく食い下がる弄光に嫌悪感を感じ、一刻も早くこの場から離れたいリト。どうやって誤魔化そうかと思考回路をフル稼働させて、導き出した答えは…。 「あの、ボクちょっと急いでますんでこれで――」 踵を返して強行突破。 「あっ、ちょっと待って――うわっ!?」 「え?わぁっ!?」 引き止めようとした弄光だが、不意に足を滑らせ、そのままリト(レモン)に後ろから抱き付いてしまった。 しかも…。 『むにゅ』 「え?」 「……………へ?///」 両手で思いっ切りその豊満な胸を掴んでしまった。 「あ…………あれ?」 「な………な………な…………///」 暫くその状態で時間が止まった様に固まる両者。 そして…。 「~~~~~~っ!!!///」 リトの顔が一気に紅潮して――。 「何すんだてめぇぇぇーーーーー!!!///」 『ドゴォッ!!!』 乙女の怒りのJETアッパー(廬○昇龍覇)、炸裂。 「ごばぁっ!!?」 まともに受けた弄光の身体はそのまま宙を舞い、頭から真っ逆さまに墜落した。 『せっ、先輩~~~!!』 慌てて弄光に駆け寄る後輩 s その隙に、リトは全速力でその場から離れた。 『先輩!!しっかりして下さい、先輩~~!!』 「の………の………の……」 『の?』 「ノーブラでした…♪」(ガクッ…) 『さすが先輩っ!!こんな時でも探求心を忘れないなんて、男の中の男だーー!!』(感動) ―――――― 一階、渡り廊下――。 「はぁっ、はぁっ、はぁっ…///」 顔を真っ赤にしながらも、何とか気分と呼吸を整えようとするリト。 よっぽどさっきの出来事がショックだったのか、教室に戻る筈が何故かこんな所まで来てしまった。 「あんの野郎ぉ…、人の胸思いっ切り掴みやがってぇ~…///」 胸を押さえて、弄光に対してふつふつ怒りが湧き上がる。 (おかげで一瞬変な気分になっちま………って何考えてんだよオレはぁ!!///) 『ガンガンガンガンッ!!!』 さっきの感触が一瞬頭をよぎって、一刻も早く忘れようと校舎の壁に頭を打ち付けまくるリト。 端から見れば、ヘッドバッドの練習をしている様にも見える。 「あ、あなた…。何をやってるんですの…?」 「へ?」 再び後ろから声を掛けられ、振り返ると…。 「壁に向かって頭突きなんかされて…、何か格闘技の練習でもされてるのかしら?」 自称、彩南校のクイーン(通称、変人クイーン)天条院沙姫が、何か不思議な物を見る様な目をして立っていた。 勿論、今日もお供の九条凜と藤崎綾も一緒である。 (ぅわー…、今度は天条院センパイだよ…) またしてもあまり関わりたくない人に出会ってしまい、軽くうなだれてしまった。 「な、なに人の顔を見るなりそんな嫌そうな表情されるんですの!?失礼ですわね」 少し不愉快な気分になる沙姫。まぁ、いきなりこんな行動をとられれば当然といえば当然だが…。 「ってアラ?あなた見かけない顔ですわね。転入生かしら?」 「え゛っ、ええ、まぁ…」 「んー、それにしては何か何処かで…、それもごく身近で会った事がある様な顔なんだけれども…」 リト(レモン)の顔をまじまじ見ながら考え込む沙姫。 と、ここで凜が――。 「沙姫様、もしかしてこの娘ではないでしょうか?本日ララのクラスに編入してきた、『あの』結城リトのイトコというのは――」 「ああ、あなたが今学校中の話題になっている噂の編入生なのですか」 「ぁ…、ぁはは……」 「ふ~ん、そう…。あなたが…」 苦笑いするリトをよそに、何か考え込む沙姫。 (やば…、何か嫌な予感がビンビンする…) 頭の中で、日頃の非日常的日常の中から生まれた危機察知能力が警報を鳴らす。 そうでなくとも、只でさえこの人と関わるとロクでも無いことばっかり起きるので、リト自身これ以上この場に留まりたくなかった。 (これ以上ここにいるのはマズい…。何か分かんないけどそんな気がする!早いトコ逃げなければ!) という訳で、ややこしい事に巻き込まれる前にさっさとこの場から立ち去ろうとしたリトだったが…。 「あなた、名前は?」 「う゛ぇっ!?」 一瞬早く、沙姫の方から会話を切り出され、逃げる機会を潰されてしまった。 「『う゛ぇっ!?』ではなくて、名前は何と言うのか聞いてるんですの」 「ぇ、ぇーと…、れ、レモン…です…」 「そう、レモンさん。私は三年の天条院沙姫。この彩南高校のクイーンですわ」 「は…はぁ……」 「いい機会だからあなたに一言だけ言っておきますわ。いい?彩南高の真のクイーンはララなんかではなくこの私です!!あなたもそこの所勘違いしないで、私をクイーンと称え敬う様に!! いいですわね?彩南高のクイーンはこの私!!ホーーホッホッホッホッ――!!!」 「はい分かりました。それじゃボクはこれで――」(投げやり気味) 「ちょっ、ちょっとお待ちなさい!!何故そんなそそくさ逃げようとするのですの!!?」 「いやだって…、なんか『センパイとは関わっちゃいけない』って本能が言ってまして…」 「どういう意味ですの、それは!!?」 至極当然、ごもっともなお怒り。 しかし、今までが今までなのでリトの言い分も解らなくはない。 「あなた、見掛けだけじゃなく中身まで結城リトと同じで私をバカにしてるんですの!?」 「い、いえ、決してそーゆー訳じゃあ――!?」 「じゃあどういう訳なんですの!?」 激昂してリト(レモン)を責め立てる沙姫。 「ぇ…ぇーと~……、その~………」 返答に困るリト。説明しようと思えば出来るかもしれないが、何分この人にはその自覚症状が無いので多分理解してもらえないだろう…。いや、きっと理解してもらえない。(断言) その上、後ろにいる凜と綾にも睨まれ、図式3対1状態でかなり厄介な状況である。 (ほーら、やっぱり段々とややこしくなってきた…。なんとか適当に誤魔化して早いトコここから離れなきゃあ――) どうやってか沙姫の機嫌を宥め――とゆーか、いい加減これ以上関わりたくないので、この場からの離脱方法を考えるリト。 そして、考え抜いた結果…。 「あっ、ザスティン!!」 「えっ!?どこっ、どこっ、どこっ、何処ですのザスティン様ぁ~!!///♪」 リト(レモン)の指さした方向へ向かって、自分の想い人の名前を連呼しながらその姿を探す沙姫。 「あぁザスティン様ぁ~!!何処にいらっしゃるのですか~、私のザスティン様ぁ~!!///♪」 「沙姫様、沙姫様」 「ちょっ、五月蝿いですわよ綾。ザスティン様ぁ~!!あなたは一体何処に――!!///♪」 「沙姫様っ!!」 「って何ですの綾!!さっきからゴチャゴチャと!!」 「あの…、彼女逃げちゃいましたけど…」 「へ?」 振り返った時にはもう遅く、既にリト(レモン)の姿はそこには無かった…。 「……」 ……………。 …………。 ………。 「はっ…、謀りましたわねぇ~~~~!!!」 古典的な手口ほど、案外簡単に引っかかるものである…。 「しかし、あの短い時間で足音一つ起てずに…。逃げ足も結城リト並みですね…」 「凜、感心してないでさっさと追いかけなさい!!」 「む、無理ですよ沙姫様ぁ~。もう完全に見失っちゃってますから~」 「綾、世の中諦めなければ何でも出来る様になっているのよ!!」 「沙姫様、それでもやはり無理があると思いますが…」 「ムッキーーー!!!おのれ~ララといいあの娘といい、私をコケにしくさってぇ~!!この屈辱必ず返して差し上げますからねぇ~~!!!」 沙姫の怒りの叫び声が、澄み切った青空へ消えていった――。 ―――――― 『ガラッ』 「た…、ただいま~…」 「おぉ、おかえりレモり――ってどーしたの?何か随分疲れてるみたいだけど…」 「トイレ行ってきただけでそんなにバテバテになるもんなの?」 「いや、ちょっと痴漢と変人に会っちゃって…」 「「は?」」 頭に?マークを浮かべる籾岡と沢田をよそに――。 (ぁー…、また何かあったんだろーな~…) ――と、春菜だけはなんとなく事情を察して、憐れみチックな苦笑いを浮かべた…。 「……まぁいいや。ところでレモりん」 「ぅん?何、籾岡…さん?」 「今さっきみんなにも話したんだけど、今日の放課後、レモりんの歓迎会をしようと思ってるんだ」 「へ、歓迎会?」 「うん。駅前に美味しいケーキバイキングのお店があってさ、そこで開こうと思ってるんだけど。あたし丁度そこの割引券持ってるし♪」 「そ、そんな、別にいいよ、そこまで気を使わなくても。なんか悪い気がするし…」 「なーに言ってんのさ。ここはお互いの親交を深めるのに丁度いい機会だし、遠慮なんかしないの♪」 「いや、でも…」 籾岡からの誘いを渋るリト。自分の為に歓迎会を開いてくれるその気持ちは嬉しいのだが、何か騙してる様な立場上、申し訳ない気がして踏み込めない。 「行こーよリ…レモン~。せっかくリサ達が誘ってくれたんだしさ~」 ララがリトの背中を押す。 「ララ……ちゃん…」 自分の事を気遣ってくれてると思ったのか、少しだけ気持ちが揺らぐ。 「私もこの間連れてってもらったけど、あそこのモンブラン凄く美味しいんだよ?あ、チーズケーキも人気あるし、ティラミスもハズせないし…。 今月のお小遣いも残り少ないから、こんな機会じゃなきゃ食べに行けないもん♪」 「――って、目的はそっちかい!!」 おもわず吉○的ズッコケ&ツッコミをやってしまった。 「ま、まぁまぁ…、やっぱりこういうのは大勢で行った方が楽しいし……、行こ?結……零紋さん」 「む……うーん…」 春菜からも背中を押されて、しばし考え込むリト。 「………それじゃ、お言葉に甘えようかな」 「よっし、決まり!」 「そうこなくっちゃ♪」 籾岡と沢田がテンション高く喜びの声を上げた。 「わ~い、レモンありがと~♪」 よっぽどケーキバイキングに行けるのが嬉しかったのか、おもわずリトの胸に飛び込むララ。 「わぁっ!?いいいきなり抱き付……かないでよ!///」 「えへへ~♪」 「いや『えへへ~♪』じゃなくって……ってこら頭っ!頭そこですりすりすんな…じゃない、しないでよ!///」 「う~ん、柔らか~♪ふっかふか~♪♪」 とても気持ち良さそうにリトの胸に顔を埋めるララ。 「ぁ……ぁぅ~……」 その隣で、その様子をちょっと羨ましそうに眺める春菜。 「ぇ……ぇぇの~…///」 「天使が~…、天使が戯れておりますぞ~…///」 「こんなスンバラシイ光景を目の当たりに出来るなんて……、生きててよかった~……///」 そして、少し離れた所で恍惚の表情を浮かべる取り巻きの男共。 数名程前屈みになった奴もいたが、それは見なかったことにしておこう…と、リトは心に誓った。 「「むー…」」 そんな中、二人揃ってその様子を、ある一点を凝視しながら考え込む籾岡と沢田。 「ねーレモりん」 「離れてって!///――って何?どしたの?」 ララを引き剥がそうとしてるリト(レモン)に籾岡が尋ねる。 「朝からずっと思ってたんだけど……、レモりんって何気に胸大っきいよね…」 「うん…、ララちゃんにも負けてないかも…」 「え゛!?///」 そのセリフに、何か嫌な予感がした。 「ぁ…、ぁの~……、それってどーゆー……」 「「……」」 「……」 ……………。 …………。 ………。 「「ニヤ~リ♪」」 『ゾクッ!!』 籾岡と沢田の怪しい笑みと共に、全身を寒気が襲い掛かる。 リトの危機察知能力が最大級の警戒を告げ、頭の中ではあの名艦長が『総員、第一級戦闘配置!!』と叫んでいたりもする。 「な…な……何なの…カナ…?そのステキな笑顔は…」 「いえいえ別にぃ~♪」 「ただちょっっっとオモシロい事思い付いただけぇ~♪」 手をワキワキさせて、ゆらりと一歩踏み出す籾岡と沢田。 「おお…オモシロい事って……ナニ…?」 顔を青くして、ずさりと一歩下がるリト。 「ん~?とーーってもオモシロい事ぉ~♪あ、気持ちイイ事なのかなぁ~?」 「説明になってないってば。ぼぼ…ボクに何する気さ?」 「大丈夫だって、何もしないからさぁ~♪」 「いやいや、する気満々の人が言うセリフじゃ無いのかなそれは…」 二人が一歩踏み出す度に一歩下がるリト。 と、ここで沢田が――。 「あれ~?」 ――と、何か後ろの方を覗き込んで…。 「へ?」 ――と、つられて振り返ってしまい…。 「隙ありー!」 「え?」 ――と思った時には既に遅し…。 「うりゃあ♪」 『むにゅうっ』 「ひゃうぅっ!!?///」 『おぉぉぉーーーー!!!』 籾岡がリト(レモン)の胸を思いっ切り鷲掴みにした。 同時に、周りの男共が歓喜っぽい雄叫びを上げ、前屈みになる奴続出。 「ひゃ~、やっぱり思った通り、ララちぃにも負けず劣らずのボリューム♪いやちょっと待って、もしかしたらレモりんの方が大っきいかも!」 「なななななな何すんだよ籾岡……サン!!?///」 突然の事に、一瞬素に戻りかけたリトだったが、何とかギリギリの所で踏ん張った。 「だってこんな立派なモノが目の前にあったらそりゃ触ってみたくもなるでしょ?しかも何?レモりんノーブラじゃん!」 『ナニーーーー!!!!』 再び男共が叫び声を上げ、前屈みになる奴が更に増えた。 しかも…。 「ぼばぁっ!!」 「ぶはぁっ!!」 あまりの衝撃に鼻血噴出で倒れる奴出現。 「リサズル~い。あたしも~♪」 「いいよ~♪さぁ、飛び込んでおいで~♪」 リト(レモン)の胸を揉み揉みしながら、ニヤニヤ顔で答える籾岡。 「こっ、こらぁ!勝手に決め―――ひゃあん!///」 籾岡に文句を言いかけたが、間髪入れず沢田がリト(レモン)の胸に飛び込んできた。 その上…。 「そ~れ、ぱふぱふぱふぱふ~♪」 「うひゃ~、スッゴ~い、気持ちいい~。この感触クセになりそ~♪」 「やっ…!ちょっ…いい加減に………はぁん!///」 「じょばぁっ!!」 「ぶばぁあっ!!」 目の前の現状とリト(レモン)の嬌声によって、鼻血噴出被害拡大中。 「あーズルいよ~。私も混ぜて~♪」 (ってうぉい!!『混ぜて~♪』じゃなくて助けんかいララぁ!!///) 更にララまで楽しそうに混ざってきて、最早収拾がつきそうに無くなった頃…。 「み、みんなぁ…、もうやめなよ~…。零紋さんが嫌がってるし、ここ教室だし~…///」 流石に学級委員長として……とゆーか人として、これ以上の公共羞恥プレイはマズいと思い、春菜が仲裁に入る。 (春菜ちゃん~…、やっぱ頼りになるのはキミだけだ~…) 心の中が感謝感激雨嵐なリト。 ――が。 「え、何?春菜も混ざりたいって~?しょーがないなぁも~♪」 「はあぁぁっ!!?///」 「えぇぇぇっ!!?///」 事態は予想だにしない展開に発展。 いや、ある意味予想通りなのか? 「言ってないっ!そんな事言ってないよぉ~!!///」 「テレるなテレるな。さっきまで混ざりたそうな顔してたくせにさ~♪」 「わっ、私そんな顔してな――!///」 「その割にはさっき未央がぱふぱふしてた時、スッゴく羨ましそうにしてたじゃん♪」 「ぁ……はぅ~…///」 顔を赤らめて俯いてしまった春菜。 (は…春菜ちゃん…、そんな事考えてたの…?///) そして、嬉しいやら悲しいやら、複雑な気分になるリト。 「ホラ春菜、一回やってみなって。もうホント病み付きになっちゃいそうになるから♪」 リト(レモン)から離れて、春菜を前に押し出す沢田。 「春菜~、レモンの胸凄く気持ち良いんだよ~♪ぷにぷにでふかふかなんだよ~♪」 お気楽そうに語るララだが、二人の耳には全く入っていなかった。 何故なら…。 (ま…マジで?マジで春菜ちゃんまで?それちょっとキツくない?いや個人的には嬉しいんだけど……ぅ゛ーん…///) (ど…どうしよう…。何とか誤魔化せられないかな…?いや、でもこんなチャンス今後一切無いだろうし…………って何考えてるの私はぁ!!///) 互いにドキドキしながら、これから起こりそうな事について色々といっぱい考えていたから。 「春菜、早くしなってっ!」 『ドンッ!』 「きゃっ!?」 「え?のわぁっ!?」 しびれを切らした沢田に背中を押されて、リトの胸に飛び込まされる春菜。 しかし、勢いがつきすぎた為に、そのままリトを巻き込んでその場に倒れ込んでしまった。 「ぃ…つぅ~……、大丈夫…?西連寺さん」 「ぅ…うん……、何とか……」 そう言って、起き上がろうとした二人だったが…。 「「ぁ……///」」 不意に目が合ってしまい、今の状況(春菜がリトを押し倒しているような状態)を理解して、お互いに顔を真っ赤にしてしまった。 (端から見れば女同士なのだが…) 「ごごごごごめんなさい~!!あのっ決してワザとじゃあ――!!///」 「いいやいやいや解ってるからっ!!そんなに気にしないで――!!///」 (つーかパンツ見えてますからっ!!///) 座り込んだまま後退り、必死に誤る春菜。その拍子に足の隙間から純白のモノが見えてしまったが、男の悲しい性なのか、あえて黙ってるリト。 「な~にやってんのさアンタ達は~……………………って、レモりん…?」 呆れ顔でリト(レモン)を起き上がらせようと手を伸ばした籾岡が突然硬直した。 「ねぇ………レモりん…」 「ん…?どうかした?」 今度は何を考えているのかと思ったリトだが、籾岡の目があまりにもマジなのでつい身構える。 一方、籾岡はリト(レモン)の身体のある一点――それも足下の方を見続けている。 そして…、籾岡が意を決して放った一言は――。 「レモりん…、何でパンツ穿いてないのぉーー!!?」 「んなぁっ!!!///」 『ぶう゛ぁあぁぁぁーーー!!!!!』 おっと、今の衝撃発言で残りの男子生徒全員赤い噴水と化して倒れてしまった。 「ごごごごご誤解を招くような事言うなぁーー!!ちゃんと穿いてるだろーがぁーーー!!!///」 「うん。でもソレ『パンツ』じゃなくて『トランクス』だよね?」 「穿いてる事に変わりねーだろぉーー!!!///」 (ゆ…結城くん…、口調が…) 激昂するリト。よっぽどさっきの籾岡の発言がカンに障ったのか、口調が素に戻ってる事に全く気付いていない。 「でもレモりん、何で男物の下着なんか穿いてるワケ?」 「うぇっ!?」 沢田からの質問で、リトはようやく落ち着きを取り戻した。 「ぁ…え~っとさ~……、こ、こっちの方が何か着心地が良くってさ…、普段から愛用してるんだ~……。は……ははは…」 乾いた笑いを浮かべるリト。しかし心の中は…。 (しまったぁ…、朝からバタバタしてたから下に短パン穿いとくのすっかり忘れてた…) 自分の迂闊さを激しく後悔していた。 「ん?って事はレモりん…」 「ほぇ?」 「もしかして…、こーゆー下着一枚も持っていないとか?」 そう言って、籾岡がおもむろに自分のスカートをめくり上げた。 「わぁあバカァ!!何やってんだよこんな所でぇ!!?///」 「りっ里沙ぁっ!!?///」 春菜が慌ててスカートを下げさせ、その間必死に目を背けるリト。 しかし、バッチリ見てしまった…。黄色いレースの紐パン。 「何テレてんのさレモりん?女同士でしょーが♪」 「んな事ぁどーだっていーんだよ!!ここ教室だぞ!?誰かに見られたらどーすんだよ!!?///」 「な~に言ってんの。パンツ見られるのが怖くて女子高生なんかやってられないっての♪」 (丁度男子共は全員気絶してるし) 「どーゆー理屈だそれは!!///」 籾岡のムチャクチャな言動にマジギレするリト。 最早口調とかはどうだって良さそうな感じになっているように見える。 「しかし…、これはいけませんなぁ未央サン…」 「はい…、いけませんねぇリササン…」 まるで某時代劇の悪代官と越○屋の如く、かなり怪しい笑い声を発する二人。 「よしっ、特別サービスだ!レモりんの編入祝いに、あたし達がレモりんに似合う下着を選んであげるよ♪」 「はあぁぁっ!!?」 籾岡達の申し出に驚愕するリト。 「いやいや、いい!いい!!別にそんなの要らないし――!!」 「何言ってんの!レモりんみたいなとびっきり可愛い娘が男物の下着なんか穿いてたらそれこそイメージが合わないでしょーが!」 「そーだよ!レモりんにはもっとこう、『いかにも』って感じな下着を着けてもらわなきゃ!せっかくの美少女遺伝子が台無しだよ!?」 内容的にはとても嬉しい事を言ってくれてるのかもしれない…。 ただし、それは『女』だったらの話であって、『男』のリトにとっては迷惑極まりない話である。 「わ~なんか面白そ~♪ねーねー、それ私も選んでいいかな~?」 (ってうぉーい!?何お前までノッてんだよララぁー!!?) 何故かララまでノリノリで便乗してきて、唖然とするリト。 「それじゃみんなで選んであげようか、レモりんの為に♪」 「さんせー♪」 「よーし、私張り切っちゃうからね~♪」 「……」 無言で春菜の方を見て助けを求めるリトだが…。 「……」(ふるふる) 『ごめんね…、あーなったらもう止められません…』みたいな感じで、申し訳なさそうに無言で首を横に振る春菜。 「頑張って、レモりんにぴったりの下着を選ぶぞー!」 「「おーー♪」」 「……………………………………………マジ?」
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菊池志穂=井上あさみ 主な出演作品 ときめきメモリアル(館林見晴) ぷよぷよシリーズ(アミティ) 機動戦艦ナデシコ(天野ヒカル) 18禁ゲーム 作品タイトル HP ブランド 発売日 キャラ名 Hシーン 備考(淫語) 恋Q!~恋とHの乱れ射ち~ ○ Meteor 2005/06/10 神代春菜 有 井上あさみ名義 現在のオススメ しか情報ないので .
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オーベム:竹田 将一 性格はいじっぱりとか。 カビゴン:財津 紺太 ジグザグマorブニャットorユキノオー:春菜 房江 ジグザグマは狸の着ぐるみ、ブニャットは若い頃は細かった、ユキノオーは雪合戦のふーちゃんと言う異名より。 -- (名無しさん) 2011-12-21 23 20 05 蒔菜はケンホロウが合いそうです。 -- (名無しさん) 2012-01-27 17 16 44
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・・・・・・ ・・・・・・ 誰かが、私を呼んでいる。 ・・・誰だろう? ・・・・・・テ なんだか、懐かしい声だ。 ・・・キ、・・・テ ・・・何? 聞こえないよ! オ・キ・テ!!! 私は、目を開けた。 まず感じたのは、頭の痛みだった。 割れるように痛い。ひどい風邪を引いた時みたいな痛みだ。 次に感じたのは、熱さだった。 体が、熱い。 しかしそれは、同じく風邪を引いた時のような体の熱さではなかった。 もっと、強烈な・・・なんだか、燃やされているような・・・ 私は、ゆっくり上半身を起こした。 頭の痛みでクラクラするが、意識の方ははっきりしてきた。体の熱さがそうさせる。 熱い・・・何で・・・何が? ぼやけた赤い視界が、徐々に形を表していく。 その赤さが、炎によるものだと気付いた時・・・ 私は、今置かれている状況を把握した。 私の部屋が、燃えていた。 そこにある、何もかもが燃えていた。 私の数少ない小物も、学校に持っていく荷物も、はるなんから借りた洋服も、魔法の研究機材も、全て。 私は、そのあまりにも日常からかけ離れた光景に、全く実感が湧かなかった。 ・・・嘘・・・ 燃えてる・・・ これは・・・現実なの・・・? その状況で、私はただ呆然と自分の部屋が燃えているのを眺めていた。 しかし、体の燃えるような熱さの感覚が無視できないほどの痛みに変わってくると、無意識に体が動いた。 ・・・早く・・・逃げないと・・・ 思考が凍りついたまま、体だけがゆっくり動く。入り口のドアに向かって、私は這うように進んだ。 逃げなきゃ・・・逃げないと・・・ 死んでしまう・・・私・・・ あ・・・わたし・・・ わたしが、燃えてしまう? 固まった思考が、ある事実を見つけ出した。 燃える。「わたし」が。 私の、絵が、燃えてしまう。 私の目が、壁をとらえる。 そこに飾ってあった私の絵は、その半分の姿が見えなかった。 そして、まだそこにある残り半分が、今まさに炎に包まれていたのだ。 その事実に対する恐怖に、私の細胞が一気に覚醒した。 「うわああああああああああああああああああああ!!!!」 悲鳴のような、咆哮のような声が口から吐き出された。 私の!!!私の絵が!!!「わたしたち」が!!! 燃えている!!!消えちゃう!!なくなっちゃう!!! 私は、無意識に動いていた。 一番近い壁に飾られた、一枚の燃えている絵にかけよる。 その絵に、私は体ごとぶつかった。衝撃で、その炎を消すつもりだった。 「・・・っ・・・熱・・・!」 そのあまりの高温に、自分の顔が歪むのがわかった。 その絵の炎は消えた。しかし、もうすでに残った部分は少ししかなく・・・ 「あああああああああああ!!!!!」 私は、声にならない声をあげながら、残った絵に体当たりをしていった。 声を上げ続けなければ、その熱さで意識が飛んでしまいそうだったのだ。 水を用意する時間すら、もったいなかった。少しでも、早く火を消してやりたかった。 体当たりする度に、私の服が、体が焦げていく。それでも、私は構わずに続けた。 絵が燃えてしまう方が、自分が燃えるよりも、痛い。 それでも、それらは全て無駄になっていく。 木製の壁自体が燃えているのだ。絵を外さなければ、いずれ全て燃えてしまう。 しかし・・・絵を一枚ずつ外す時間は、もうなかった。 どうしよう・・・どうしよう・・・ 私は、どうすればいいかを必死に考えながら、それでも絵にぶつかっていった。 段々、体中の痛みが薄れていく。感覚が麻痺しているのだろうか。 しかし更に勢いを増していく炎に、私はついに呆然と立ち尽くしてしまった。 このままじゃ、本当に全部燃えてしまう・・・ そうなったら、私は・・・ 私は、心が死んでしまう! 不意に、呼吸が苦しくなってきた。部屋の酸素が、もうないのかもしれない。 私は立っていられなくなって、その場にしゃがみこんでしまった。 そのまま、体も動かなくなってしまった。全身の痛みが、これ以上動くことを拒否しているみたいだ。 もう、逃げることも出来なくなってしまった。 私・・・死ぬのかな・・・ そう思いながら、私は意識が朦朧としてくるのを感じた。 死にたく、ない・・・ みんな・・・ お父さん・・・ はるなん・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ 私は、燃えている自分の部屋の中で目が覚めた。 ゆっくりと、周りの様子を確認する。 今まさに、部屋が燃え尽くされようとしている。 その瞬間で・・・ 全てが、止まっていた。 ・・・何? 部屋を覆った炎は、その姿のまま動きを止めている。 バチバチと燃える音も、怖いくらいに聞こえない。 私は自分自身の動かない思考をそのままに、呆然と目の前を眺めていたが・・・ ・・・痛くない・・・? とても不思議だった。さっきまで全身を覆っていた強烈な火傷の痛みが、全く感じられない。 そして、意識を保てないほどの高温であるはずのこの部屋の中なのに、その熱さが消え失せていた。 ・・・どうして・・・何が起こっているの? 「やっと起きたか」 私は、その声に振り返った。 そこには、笑顔があった。 「久しぶりね、あやちょ」 はるなんのつけたあだ名で、私を呼ぶ。 それは・・・「あの人」・・・ 「フクダカノン」だった。 絵ではない。本物の人間だ。 あ・・・ 私は呆然としながらも、その名前を呼ぼうとしたが・・・ ・・・・・・? 口から出るべき言葉は、音を失っていた。声が出ない。 私は焦って何度も試したが、その言葉に音を伴うことが出来なかった。 なんで・・・?こんなときに!? 「ああ、大丈夫よ。あなたが思えば、私はわかる。ここはそういう場所だから」 そう言って、彼女は笑った。 私はなりゆきに付いていけずに、ただ立ち尽くしていたが・・・ 「誰かが、あなたの存在を許せないみたいね」 笑みを浮かべたまま、彼女はそう言った。 ・・・え? 「この火事は、誰かが意図的に仕掛けたもの。明らかに、殺意が込められている」 その言葉に、私は驚いた。 しかし、何故か恐怖を感じることができない。なんだか目覚めてから、自分の感覚が麻痺している気がする。 それは・・・一体誰がそんなことを? 私がそう「訊く」と、彼女はふふっと笑うだけだった。 「私があなたの前に現れたのは、あなたに伝えたい事があるからよ。そして、お別れを言いにね」 お別れ・・・ 私はその言葉を聞いて、さっきまでの自分の絵の有様を思い出した。 「そう、あなたの絵はもう助けられない。もうどうしようもないの」 そう言いながら、彼女は首を振った。 だが、その顔は笑顔のままだ。最初からずっと、その表情は変わらなかった。 「そして、私の絵も消える。だから、お別れよ・・・あまり、時間もないしね」 ・・・花音ちゃん!! 私は「叫んだ」。一年間抱いていた思いが、急激に溢れ出す。 私、あなたにお礼が言いたくて! はるなんとのこと・・・ あなたのおかげで、私は変われた! それに・・・あなたと話がもう一度したくて! それに・・・それに、私・・・ 私は混乱した。言いたい事が沢山あるのに、言葉を声にしないとなかなかまとまらない。 彼女は私の「声」を聞いて、笑顔が少し変化した。優しい笑顔だ。 「私の話を聞いて、あやちょ」 私は彼女の真剣な口調に、私はなんとか意識を集中させた。 「あなたは、今まで様々な笑顔を見てきたと思う。 楽しい時、嬉しい時、建て前の時・・・理由はそれぞれ違うけど、それらは決して悪いものじゃない」 ・・・建て前の笑顔も? 「ふふ・・・建て前でも、相手との距離を測る為にするものだからね。悪気は無いの。あとはされた方の取り方よ」 そう言われて、私はなんだか複雑な心境になった。 「でも・・・ひとつ、覚えておいて欲しい笑顔があるの。それは・・・「悪意」の笑顔」 『悪意』・・・? 「そう。相手に、明らかな敵意を持って見せる「笑顔」があるのよ。ただ、それを見分けるのは難しいわ」 私は、今までに会ってきた人間の「笑顔」を思い浮かべた。 悪意・・・か。 「だから、あなたに伝えたいのは・・・笑顔の裏にある、その人の本当の心を見つける努力をしなさいってこと」 そして、彼女はにっこりと「笑顔」を見せた。 「表情に囚われず、人の本質を見抜く・・・笑顔をずっと作れなかったあなたこそ、出来るはずよ」 私は、いつの間にかその言葉を噛みしめていた。 声に出来ない分、自分の心に溜まっていく。 私の顔を見て、彼女は満足したように頷いた。 「それと最後に、あなたにお礼を言っておくわ」 ・・・お礼? 私は不思議に思っていると、彼女は少し目を細めて横を向きながら言った。 「私の事を描いてくれて、ありがとう。とても可愛く表現されてて・・・うれしかったにょん」 少しおどけて言った言葉には、似合わない照れが見え隠れした。 私の胸が熱くなり、心の中で叫んだ。 花音ちゃん!あなたは、どうして私に色々教えてくれたの!? あなたは・・・一体、なんなの!? その「声」に、彼女は少し意地悪そうに笑って答えた。 「前に、言ったじゃない。私は、あなたの「仲間」だからよ」 仲間・・・仲間。 その言葉が、頭の中で交差する。 仲間って・・・仲間って、何なの? わからない・・・わからないよ・・・ 「「仲間」は「仲間」よ。それ以上でも、それ以下でもないわ」 その言葉に、私は思わず叫んでいた。 「私は!あなたの事を友達だと思ってたよ!花音ちゃん!!」 その私の声が、急に音を伴った。 彼女の顔が、初めて笑顔じゃなくなった。とても驚いている。 そして・・・一瞬赤みを帯びた頬で見せた笑顔は・・・ とても、美しかった。 「・・・お別れよ」 突然、部屋が白く輝きだした。 彼女の顔が、見えなくなる。 「花音ちゃん!」 「・・・あなただけは、死なせないわ」 彼女の声が、頭の中に鳴り響く。 そして、全てが白くなった世界で・・・ 「いつか・・・あなたが私を忘れずに、また描いてくれたら・・・その時は・・・」 また会いましょう・・・ その言葉を最後に、私の意識は白く消え去った。 白い奔流を漂いながら、私は薄く溢れる記憶に身を任せた。 『気付いていますか?』 ・・・はるなん・・・ わかったよ。私、気付いた。 私、笑えてたね。 ちゃんと、心から、笑えた。 はるなんの、おかげだよ。 『でも・・・それでいいんです』 そうだね・・・それでも、良かったんだね。 私が自分の笑顔に気付かないままなら、意識することなくいつまでも自然に笑えたかもしれない。 ありがとう・・・ はるなん・・・ 『私、彩花さんの事、大好きです』 ・・・・・・ 私も・・・ 大好きだよ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 揺れるような優しい振動を感じて、私はうっすらと目を開けた。 視界がぼやけているが、頭の中は更にぼやけていた。 「彩花・・・大丈夫か?」 お父さんの声が、すぐそばで聞こえる。 私は、お父さんの肩にもたれかかっているようだった。 首を傾けてお父さんの方を見たかったが、ひどい痛みのせいで無理だった。 首だけではない・・・全身が、痛い。 私は力が入らずに、かすれた声を出した。 「こ・・・こ・・・は?」 「電車の中だ。まだ無理をするなよ」 お父さんの、心配そうな声が聞こえる。 少しでも動くと、全身が悲鳴をあげるように軋んだ。私は視線を前に向けたまま、呟くように質問した。 「なん・・・で・・・私・・・こんな・・・」 「覚えていないのか?火事のせいで、記憶が混乱しているのかも知れないな」 「・・・か・・・じ・・・?」 私の脳裏に炎の記憶が焼きついていた。 ・・・ああ、そうか・・・ 私の家が、燃えてしまったんだ・・・ でも・・・ 「なんで・・・私・・・助か・・・たの?」 「それも覚えていないのか。お前は、家の外で倒れていたんだ。あちこちに火傷を負っていたが、すぐに医者に連れて行って手当てしてもらった」 私はそれを聞いて、自分の体のあちこちに白い包帯が巻いてあることに気付いた。 「命に別状がなくてよかった。しかし、もう住む家がなくなってしまった・・・だから、お父さんが昔住んでいた実家に向かっているんだ」 そう言ったお父さんの声には、疲れが滲んでいた。 私の住む場所が・・・なくなった・・・ ということは・・・やっぱり・・・ 「私の・・・絵は・・・?」 お父さんに首を振る気配があった。 「やっぱり、覚えてないか。焼け跡を二人で探しただろう」 その言葉に、私はおぼろげながら昨日の記憶が蘇った。 私の部屋の焼け跡で、お父さんと一緒に残った絵がないか探し回ったのだ。 安静にしないといけなかったが、私はじっとしていられなかった。 ・・・でも、それは無駄に終わった。 私の絵は、もう一枚も残っていなかったのだ。 私は家の焼け跡のそばで、お父さんにすがり付いて泣き叫んだ。 いつまでも、いつまでも。 「・・・そっか・・・もう、全部燃えちゃったんだね」 「ああ・・・」 私は電車に揺られながら、何故こんなことになったのかを考えた。 しかし、どんなに考えても・・・その答えはわからなかった。 前しか向けない私の固定された視線が、流れていく窓の外の風景を撫でて行く。 その景色はすでに自分の知らないものだった。 私・・・引っ越しちゃうんだ・・・ 外の景色のように、今までの記憶が頭の中を流れていった。 何故か、悲しさや寂しさを感じなかった。ただ、胸の中に虚しさだけがあった。 少しの沈黙が流れる。電車の揺れる音だけが静かに耳に入った。 「・・・彩花」 ふと、お父さんが私を呼んだ。その声は、少しの躊躇いがあるように聞こえた。 「春菜くんのことは・・・落ち着いたら、必ず連絡をとれるようにするからな」 私はその言葉を聞いた後、しばらく何も言わなかった。 何も、言えなかったのだ。 「とりあえず今は、住む場所が最優先だからな」 「・・・お父さん」 私は、不思議に思って訊ねた。 「・・・ハルナくんって・・・誰?」 聞いた事の無い名前だった。お父さんの知り合いだろうか? 私は返事を待ったが、お父さんから来るはずの答えが、何故かなかなかこない。 しばらく無言が続いた後、お父さんはようやく返事をしてくれた。 「・・・いや、誰でもないよ。私の気のせいだったみたいだ」 「・・・そう」 再び、沈黙が訪れた。電車の音が、規則的に届いてくる。 私は自分の痛みと闘いながら、心の中の不思議な空白を感じていた。 その空白は、とても大きいくせに実体が見えない。空白だから当然だが。 ・・・これは・・・なんだろう・・・? 「・・・そういえば」 ふと、お父さんが思い出したように呟いた。 「彩花が前に、「友達」と「仲間」との違いについて質問してたな。私はずっとその事を考えていたんだ」 突然そう言い出す。その声は、なんだか無理に明るく振舞おうとしているように聞こえた。 私はおぼろげな記憶を探ったが、あまり思い出せなかった。 「・・・そう、だっけ」 「ああ、私なりの解釈だが・・・聞いてくれるか?」 お父さんは咳払いをして、私にゆっくりと語り始めた。 「「友達」と「仲間」はどちらも人との関係性を表す言葉だが、そのあり方は似ているようで違う」 お父さんは、私の目の前にグーにした二つの拳を差し出した。 私は、動けない視線でそれを眺める。お父さんは私の状態を把握しているようだ。 その二つの拳が、寄り添うように近付いた。 「「友達」は、このように「心」を寄り添い合って生きていける関係だ。だが・・・」 両方の拳から、それぞれ人差し指が伸びた。そして、二本の指は別々の方向を向く。 「その生き方、進む道、目指すもの・・・そういう目的が、全く違う方向を向いているんだ。一方で・・・」 二つの拳が、少し離れる。 「「仲間」は、「心」がくっついているわけではない。それぞれの立場で、お互い干渉せずに生きている。そのかわり・・・」 二本の人差し指が、それぞれの場所にいながら同じ方向に向かって伸びた。 「その進む先が同じだ。目指しているものの種類が同じ・・・つまり、「同類」ってことだ」 お父さんはそう言うと、両腕を下ろした。 だが私が何も言わないので、そのまま話は続いた。 「このように、この二つは似ているようで全然違う。だが、この「友達」と「仲間」には、共通することがあるんだ」 少しの間があって、お父さんの息を軽く吸い込む音が聞こえた。 「それは・・・どちらも長く続くことによって、見えない「絆」が生まれるんだ。とても、とても強い「絆」がな」 「・・・きずな・・・」 私が呟くと、お父さんは頷いて体を揺らした。 「ま、そんなところかな」 「・・・そっか」 私は相槌をうちながら、何故お父さんが突然そんなことを言い出したのかがわからなかった。 「・・・でも私・・・友達も・・・仲間も・・・いないよ」 お父さんの笑い声が聞こえた。明るい声だ。 「そうだな。でも、いつか彩花にできるといいな。友達と・・・仲間が」 「・・・別に、いらないよ」 そう言い返して、私は目を瞑った。 そして、考えた。 そう・・・友達も、仲間も、私には必要ない。 今までだって、ひとりでやってきたんだ。 私には、やりたいことがある。 もっと絵の勉強がしたいんだ。 大きな絵画コンクールで、優秀賞だって取った。 私なら、もっともっと上手くなれるはず。 今まで描いた絵は全部燃えてしまったけど、それは仕方が無い。 どんな絵を描いたかも、あまり覚えてないのだ。 これから、もっと沢山の絵を描けばいい・・・ 私は暗い視界の中で、徐々に眠りに落ちていくのを感じた。 電車の揺れが、それを助長していく。 何かの音が、聞こえた。 電車の音に混じって、別の音が聞こえる。 私は目を薄く開けた。 ・・・なんだろう? その音が、すぐ近くから聞こえる声だと気付いた。 それと同時に、電車の規則的な揺れとは違う不規則な振動を、私の半身が感じた。 それは、お父さんから伝わってくる振動だった。 ・・・お父さん・・・? 私は、お父さんから伝わるその振動と声の正体に気付いた。 でも、「それ」が信じられなかった。眠りかけた意識が、完全に戻ってしまった。 ・・・なんで・・・泣いてるの? 私はお父さんの顔を見ようとしたが、痛みでままならない。 不規則な揺れが、しばらく続いた。 私は、やっぱり顔を見れなくて良かったと思った。 見てはいけないものだと、無意識に悟ったのかもしれない。 その号泣の理由を訊けないまま、私たちの旅は終わりに近付いていった・・・ そして・・・ 十年の月日が過ぎた。 私は、世界中を飛び回って絵画の修行をし続けていた。 もっと、もっと絵が上手くならなくてはいけない。 様々な被写体を見つけては、描いて、描いて、描きまくった。 孤独な旅だった。 友達と呼べる人間はおらず、仲間と呼べる人間もいない。 生まれてから一度もそんなものはいないのだから、もう慣れているだろう。 そう自分に言い聞かせても、心の奥底では寂しかった。 お父さんは、定期的に私に仕送りをしてくれていた。 しかし、高い画力を身につけて立派な画家になる・・・そうなるまで、お父さんの下には帰らないつもりだった。 なぜなら、一度でも帰ってしまったら、もう二度と旅立てないような気がしたからだ。 甘えていては、絵は上手くならない。そう信じていた。 もうすでに、十年近く父と会っていない。 でも・・・それが・・・ 取り返しのつかないことだと、後に気付いた。 私は、お父さんの亡骸を呆然と見つめた。 辿り着いた時は、もう遅かった。 病院のベッドで、眠っているようにも見えるその死に顔を初めて見た時、私は気を失ってしまった。 父の死因は急病によるショック死と説明されたが、私にはどうでも良かった。 ただ、自分の中に後悔の念だけが膨らんでいく。 自分の事しか・・・考えてなかった・・・ お父さんを残して、十年も好きに生きてきたのは間違いだったんだ・・・ ごめん・・・お父さん・・・ 私はそれからしばらくの間、廃人のような状態だった。 もう、なにもする気が起きない。 何かをしようとしても、お父さんの笑顔が頭に浮んでしまい、手が止まってしまうのだ。 絵も、描きたくなかった。私が絵を描いていたせいで、お父さんはひとり寂しく死んでいったんだ。 私はお父さんの実家で中に引きこもったまま、鉛筆を持つこともなく・・・ 一ヶ月が過ぎていった。 その日、私はお父さんの遺品を整理する事に決めた。 ・・・こんな生活を続けていてはいけない。 自分の気持ちも、整理しなければ先に進めない。 私はお父さんが生前使用していた部屋に、初めて入った。 それまでは、入ることを避けていた。どうしても、お父さんへの後悔の気持ちが溢れてしまうからだ。 部屋に入ってみると、懐かしい匂いがした。お父さんの匂いだ。 私は視界が滲んでくるのをぐっと堪えた。 部屋の中は、ひどくさっぱりとしたものだった。大した家具は、何も置いていない。 ただ、寝るためのベッドと、何冊かの本が立てられた棚が乗った木製の机が置いてあるだけだった。 私は収納スペースを確認してみたが、何着かの服や、愛用の魔法道具があるくらいだ。 とりあえずそれらを取り出して、段ボール箱に詰め始めた。 一通り詰め終わると、今度は机の上にあった棚や本に手を出す。 本の表紙を見てみると、どうやら魔法に関する本だということがわかった。 ・・・「異空間」・・・「外宇宙」・・・? 本のタイトルにある単語に目を通しながら、私はお父さんが昔何の魔法を研究していたのか全く知らないことに気付いた。 どの本も難しい言葉の羅列だけで構成されていて、私は読んでみる気にはならなかった。 机の上が片付くと、今度は引き出しを開けてみた。 そこには・・・ 「え・・・?」 私は思わず声が出ていた。 引き出しの中には、ひとつの小さな箱がぽつんと置かれていた。 他にはなにもない。ただその箱があるだけだ。 そしてその箱の上に、長方形の白い紙が貼り付けてあった。 私が紙をはがして確認すると、そこには手書きの文章が書いてあった。 「お父さんの字だ・・・」 見覚えのある字で、こう記されていた。 『私はもう長くない もうすぐお母さんに会える 彩花へ 幸せになっておくれ 私を許しておくれ』 私は驚いた。これは、お父さんが死ぬ前に私に当てたメッセージだ。 胸に、強い痛みを感じた。 お父さんは自分の死期を悟っていた? それなのに、私の幸せのことを思ってくれていた・・・ 私は、涙が頬を伝うのを感じて、嗚咽が漏れ出す。 お父さん・・・お父さん・・・ その亡骸を見ても、泣けなかった。感情が麻痺していたんだと思う。 その分が・・・一ヶ月過ぎた今、破裂したのだ。 私は、しばらくそのまま泣いていた。 だが、少し気持ちが落ち着いてくると、この文章に不可解な事があるのに気付いた。 ・・・「私を許しておくれ」? どういうことだろう? お父さんが、私に謝ることがあるというのか? ・・・全く、心当たりが無い。 私は袖で涙を拭うと、その紙が付いていた箱を見てみた。 それは可愛らしい柄の紙で包装がされていて、更には赤いリボンで包まれていた。 ・・・プレゼント? 私は、リボンを解いて包装を丁寧に外した。 箱の蓋を開けて見ると、中にはまた紙が入っている。 その紙を取り出すと、下に収まっていたのは・・・ 「ブレスレッド?」 手首に着けるアクセサリーだった。 とても落ち着いた色で、少し大きい。大人の男性用だろうか。 私は、上に入っていた紙を確認した。黄色い紙で、二つ折りになっている。 中には、可愛らしい字が書かれていた。それを読んで、私は首を傾げた。 『お父さんへ お誕生日おめでとうございます これからもよろしくお願いします 飯窪春菜』 飯窪・・・春菜・・・ 誰だろう? 聞いた事がない。 私は、わけがわからなかった。 知らない人からの、お父さんへのプレゼント。 しかも、この「お父さん」というのが私の「お父さん」だとは限らない。 だとしたら、何故これを私のお父さんが持っていたんだろうか? 更に、お父さんからの私へのメッセージが、このプレゼントに付けてあった。 ならば、お父さんはこれを私に残したということだ。 私は、ブレスレッドを取り出した。 やはり、ちょっと大き い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ ワ ・ タ ・ シ ・ ハ ・ ・ イ ・ イ ・ ク ・ ボ ・ ハ ・ ル ・ ナ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 私は、我に返りました。 少しの間、ボーっとしていたようです。 ・・・あれ? 私・・・何してたんだっけ? 確か、お父さんの部屋を片付けていて・・・それから・・・ ふと私は、床に落ちている物に気付きました。 ゆっくり屈んで、それを確認してみると・・・ ・・・ブレスレッド? 更に私は、そのアクセサリーに黄色い紙が貼り付いているのに気付きました。 私はその紙に書いてあった内容に、一瞬首を傾げましたが・・・ 「ああ、これは私がお父さんにあげたものだったんですね。昔のことだから忘れていました」 そう呟いて、うんうんと納得しました。 「飯窪春菜」と自分の名前が書いてあるし、それ以外考えられないからです。 私は屈んだままブレスレッドを段ボール箱にしまい込んで、立ち上がりました。 すると机の上にも、少し潰れた白い紙が落ちています。 私はため息をついてその紙も箱に放り込むと、部屋の中を見渡しました。 よし。これで終わりかな? 私は全ての片づけを終えると、段ボールに「処分」と手書きしてあった紙を貼り付けてから、それを持って部屋を出て行きました。 私は、自分の気持ちがすっきりしているのを感じて、やっぱりお父さんの荷物を整理して良かったと感じました。 泣いたことで、前に進めるようになったのかもしれません。 私の心に、少しだけ力が戻った気がしました。 そう感じるのと同時に・・・ 私は、無性に絵が描きたくなりました。 ・・・あ・・・ この一ヶ月の間、全く絵を描いていなかったのです。 その反動なのかもしれませんが、私の胸に突然湧き出た衝動の大きさに驚きました。 ・・・そうだ。 やっぱり私は、絵を描かないと駄目な人間だ。 何も出来ない、どうしようもない私が、自信を持って言える唯一の特技・・・ 私は段ボールをリビングに置くと、自分の部屋に戻ってスケッチブックを用意しました。 鉛筆を持って、その感触を味わいます。 ・・・ズタズタだった私の心に、ジンと熱いものが溢れるのを感じました。 改めて私は、自分にとって絵画がどんなにかけがえの無いものなのかを実感させられました。 私は、やっぱり絵を描きたい。 私が幸せを感じるのは、この瞬間だけなんだ! お父さん・・・ 私を・・・見ていてね・・・ そして私は、その大きな喜びの衝動のままに、腕に力を伝わせたのです・・・ 『笑顔』過去編 完 ←第四章 『笑顔』真相編→