約 3,933 件
https://w.atwiki.jp/bokurobo/pages/157.html
第六話 出現、ドクサーイン! つくす「……また、ずいぶん間が空いてしまいました」 総次郎「いやはや、まったく最近は忙しかったですからなぁ、ははは」 総次郎の車の中。 ちょっとした不安と期待を胸に、つくすは病院へ向かっていた。 というのも、久しぶりに彼女……英武璃理に会うからだ。 連絡は取り合っているが、もう大分顔は合わせていない。(彼女がケータイを嫌い、手紙でのやり取りしかしないからだ) つくす「着いても、またすぐ仕事ですけどね……」 ……支持率も落ちていた。 最近のロボット騒ぎは、セイカイオーに触発されてのものではと、マスコミは取り上げていた。 総次郎「……まあ仕方あるまい」 つくす「でも………ん?」 総次郎「……どうしましたかな?」 つくす「いや、ちょっと止めてください」 都内病院。 璃理はロビーで、今か今かとつくすを待っていた。 璃理「……もう、どれくらいぶりだろ…」 期待に胸を膨らませる璃理。 「……ええ、そう……わからないの? そんな……こっちには……」 璃理「……? 何かしら」 見ると、公衆電話に悲痛な声をあげる女性が一人。 電話を切り、女性は前のソファに座った。 璃理「……あ、あの、何かあったんですか?」 「……え、えぇ……実は……」 璃理は、その女性から事情を聞いた。 璃理「……娘さんが、いなくなったんですか?」 「ええ、私……ここに入院してて、今日が退院だったんですけど。 あの子……まさか一人で見舞いに……」 璃理「………わかりました、わたし……外を見てきます!」 「その必要はないよ、璃理」 璃理「……ぁっ……」 振り返ると、そこに立っていたのは。 つくす「元気そうでよかった……久しぶり」 璃理「……は、はい…! で、でも今、実は……」 そう言おうとした矢先、 「あ、あぁ……春菜…!」 「……ママ、よかった……うわぁぁあん!」 つくす「……街中で迷ってたのを見つけて、それでね」 璃理「つくすさん……」 璃理は思った。 なんて、なんて心の広い方なのだと。 祖父のように、熱い心をもった男なのだと。 でも…… つくす「……ん、どうしたの?」 璃理「あっ、ああ……いえ…違うんです」 つくすの横顔が、なぜか悲痛なものに見えた。 ……まさか、いやきっと…… 総次郎「……さて、それでは途中までだが、一緒にいこうか、璃理」 璃理「……ええ、行きましょうか、つくすさん」 その時、耳を裂く爆音が病院を騒がせた。 璃理「きゃぁぁぁぁああ!!」 つくす「璃理、伏せて!! な、なんだ……!?」 璃理を総次郎に預け、外へ駆け出すつくす! そこには…… つくす「せ、戦闘用ロボット……!」 見間違いはない。戦闘用ロボットが、街を破壊している! つくす「くっ……こんな街中で……仕方ない……いくぞっ!! 聖界機兵……出馬ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 手を掲げるつくす! 空を覆い尽くす、巨大輸送機ドテカード! 大地を割り、巨人がそそり立つ! つくす「……せぇぇかいきへぇぇぇい………セェェェェイカァァァァァァァァイオォォォォォォォォォ!!」 セイカイオーが、戦闘用ロボットへ突撃する! つくす「アクセルッ…ナイフッ!! おぉぉぉおお!!」 火花散らす装甲! 腕を斬り飛ばす! ???『……なるほどな、それがセイカイオーか……ふははははははっ!! 笑わせる……』 つくす「……な、なんだあれは……!!」 戦闘用ロボットの集団の上空に浮かぶ、巨大な影! ハバマ『……わしは、ドクサの帝王、ハバマ・ドクサ……こいつは国機、ドクサァァァァァイン!! わしの顔に泥を塗った、その詫びをさせてもらうぞ……総理大臣ッ!!』 つくす「……ドクサの…帝王だって!?」 ドクサのロボットが、戦闘用ロボットを踏み潰し、着陸する! 凄まじい闘気! ハバマ『……いくぞぉぉおおおおお!!!』 つくす「ま、待ってくれ……ぐあぁぁぁああああああ!!」 突進してきたドクサーインのパンチに、為すすべがないセイカイオー! つくす「……ち、ちがう……動かない…! うああぁぁぁぁ!!」 ドクサーインの攻撃に、吹っ飛ぶセイカイオー! ハバマ『ふははははははぁぁ………!! その程度か、セイカイオー……あの“機人総志郎”の作ったロボットか……笑わせる!!』 つくすはレバーを動かす、しかし…… つくす「……完全に止まったわけじゃない、でも……これは……!」 支持率が、ほぼ零だった。 支持率がなければ、セイカイオーの出力は最低になる! ハバマ『とどめだな……セイカイオォォ!!』 つくす「……お、終わり……か、終わりなのか……」 レバーを離した、その時! 璃理「……やめてぇぇぇぇ!!」 ハバマ『ぬぅ……!?』 つくす「……璃理……」 璃理「……つくすさん、つくすさん立って! いまこの日本を救えるのは……あなたです!」 つくす「……よして……くれ……俺は、結局……器じゃないんだ……! 君は……その、……あれだから信頼してくれるのかも…しれない……でも、国民は……!」 その時、璃理の隣に立つ影! ハバマ『……ぬぅう、邪魔だ小娘!! どかんかぁぁ!!』 春菜「……ぅぅ……!」 つくす「………き、君は……!」 璃理「……セイカイオーは、たった一人の民でも救うんじゃなかったんですか……! あたしも、春菜ちゃんも……そしてみんなも、いつか信じる時がくる! それをここで諦めたら……諦めたら………」 璃理の頬を涙が伝う。 つくす「……忘れてた……忘れてたよ……!」 コクピットハッチが開く! つくす「……サブシートに乗って、二人とも!」 璃理「つくすさん……!」 レバーを握り直すつくす! つくす「……負けられないんだ、俺は……たった、たった、一人……しかし、俺は誓うんだ……!!」 出力は相変わらず低い、しかし! セイカイオーは立ち上がる! ハバマ『ぬぅう……まさか…』 つくす「この国を愛し、尽くす……威厳の化身として! うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 セイカイオーが、蘇る! 律子「……間に合った! つくす君!!」 つくす「いくぞぉぉお!!!」 ハバマ『……仕方ない、ぬぉおおおおおお!!!』 飛びかかるドクサーイン! 迎え撃つセイカイオー! つくす「うぉああああああああああ!!! ディサイションブレィカァァァアアアアアアアアアアアアア!!!」 拳がぶつかり合い、そして! ハバマ『ぬぅぇ……このパワー……!! 覚えておれぃ!! セイカイオー!!』 ドクサーインが撤退していく! つくす「……ありがとう、璃理……忘れてた、俺…」 璃理「……いえ、私は…」 つくす「……春菜ちゃんも、ありがとう」 春菜「うん!」 この拳に誓おう。 国の平和を。 今一度。 聖界機兵セイカイオー・SSに戻る next back
https://w.atwiki.jp/seiyuumatome/pages/30.html
菊池志穂=井上あさみ 主な出演作品 ときめきメモリアル(館林見晴) ぷよぷよシリーズ(アミティ) 機動戦艦ナデシコ(天野ヒカル) 18禁ゲーム 作品タイトル HP ブランド 発売日 キャラ名 Hシーン 備考(淫語) 恋Q!~恋とHの乱れ射ち~ ○ Meteor 2005/06/10 神代春菜 有 井上あさみ名義 現在のオススメ しか情報ないので .
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/3901.html
オーベム:竹田 将一 性格はいじっぱりとか。 カビゴン:財津 紺太 ジグザグマorブニャットorユキノオー:春菜 房江 ジグザグマは狸の着ぐるみ、ブニャットは若い頃は細かった、ユキノオーは雪合戦のふーちゃんと言う異名より。 -- (名無しさん) 2011-12-21 23 20 05 蒔菜はケンホロウが合いそうです。 -- (名無しさん) 2012-01-27 17 16 44
https://w.atwiki.jp/346productionogiri/pages/67.html
問題 「川島瑞樹でも最早わからないレベル」みたいなことを言ってください。 回答 最優秀賞 有浦柑奈が助走つけてグーで殴るレベル 優秀賞 上条春菜が眼鏡を忘れてくるレベル みちるでもパンと認めないレベル 白菊ほたるがコスモを感じるレベル 講評 問379?に似ているかも? このページのタグ一覧 川島瑞樹
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/2777.html
Snow Wings Snow Wings アーティスト 島村卯月(大橋彩香),渋谷凛(福原綾香),本田未央(原紗友里),大槻唯(山下七海),上条春菜(長島光那) 発売日 2016年3月30日2018年8月28日(配信) レーベル 日本コロムビア デイリー最高順位 1位(2016年3月30日) 週間最高順位 1位(2016年4月5日) 月間最高順位 5位(2016年3月) 年間最高順位 46位(2016年) 初動売上 19654 累計売上 31742 週間1位 収録内容 曲名 アーティスト タイアップ 視聴 1 Snow Wings 島村卯月(大橋彩香),渋谷凛(福原綾香),本田未央(原紗友里),大槻唯(山下七海),上条春菜(長島光那) THE IDOLM@STER シンデレラガールズスターライトステージ テーマソング 2 はにかみdays 島村卯月(大橋彩香) THE IDOLM@STER シンデレラガールズ キャラソン 3 AnemoneStar 渋谷凛(福原綾香) ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 4/5 1 新 19654 19654 2016年3月 5 新 19654 19654 2 4/12 5 ↓ 2987 22641 3 4/19 9 ↓ 1290 23931 4 4/26 19 ↓ 889 24820 5 5/3 ↓ 835 25655 2016年4月 13 ↓ 6001 25655 6 5/10 20 ↑ 597 26252 7 5/17 ↓ 400 26652 8 5/24 16 ↑ 1151 27803 9 5/31 ↓ 495 28298 2016年5月 42 ↓ 2643 28298 10 6/7 557 28855 11 6/14 384 29239 12 6/21 327 29566 13 6/28 636 30202 14 7/5 407 30609 2016年6月 43 ↓ 2311 30609 15 7/12 234 30843 16 7/19 215 31058 17 8/2 288 31346 2016年7月 ↓ 737 31346 18 10/25 228 31574 19 17/1/10 168 31742 関連CD THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK Tulip Absolute Nine Trancing Pulse M@GIC☆ BEYOND THE STARLIGHT THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 041 大槻唯
https://w.atwiki.jp/kagakaede/pages/18.html
↓↓↓ ★★ その他 ★★ ●煮込みデミグラスソースハンバーグ 好きな食べ物は煮込みデミグラスソースハンバーグ 嫌いな食べ物は辛いもの全般 170126 「初めまして!! 加賀楓」 http //ameblo.jp/morningm-13ki/entry-12241733035.html ↓↓↓ ●加賀棒ほうじ茶 http //www.pokkasapporo-fb.jp/kaga/ ハロプロ研修生の井上ひかるさんと2人でおそろいのお茶を飲みました!!♡ 棒ほうじ茶?っていうんだけど、 とっっっっっても美味しいの~♡ おすすめでひかるんさんとそのお茶の話を少し前にしたので2人分持っていきました!! ほうじ茶好きにはたまらんです。 ま、私はジャスミン茶派ですけどね 160212「決心したこの愛が続くように♡」広瀬彩海 http //ameblo.jp/kobushi-factory/entry-12128104284.html ↓↓↓ ●キャピD 324 ◆8mD8s3TWwo @転載は禁止 2016/02/13(土) 20 05 31.21 0 夜MC 加賀高瀬仲野 加賀「2016年の目標として私中学生のように『キャピキャピ』したいなと思って」 加賀「仙台にいったときずんだシェイク研修生のみんなで飲んだんですけど中学生メンバーはシェイク持って イェーイって自撮りしててでも私はベンチでみんなを眺めてるだけみたいな」 加賀「これじゃいけないと思って まず写真を撮るときピースだけじゃなくて他になにかやるようにする」 ヲタ<やってー まこと「せっかくだからやってみましょう」 (加賀両ほっぺ歯痛ポーズ) まこと「やっぱり加賀さんはキャピキャピじゃない方がいいんじゃないかな」 加賀「ハロコンの登場するときこの前まことさんも見てたと思うんですけど私手を思い切り振って足も上げて 頑張ったんですよ」 まこと「見てなかったけどね」 加賀「そしたら前田こころちゃんも手足全開でさらに廻ったんですよ」 ヲタ<やってー まこと「ではそれもやってみてください」 でぃー一旦しもてにはけてから全力で手振りで登場 しながら二回転 加賀「さっきあっちに行ったら橋本渚ちゃんがめっちゃ笑ってました」 まこと「やっぱり加賀さんはキャピキャピじゃない方が」 http //pbs.twimg.com/media/Cd96NfGUkAQ6YIk.jpg orig ↓↓↓ ●リアル脱出ゲーム http //realdgame.jp/ 今日は、なんと… こぶしファクトリーの野村みな美さんと ハロプロ研修生の加賀楓さんと、私。 という珍しいメンバーで… いろんな謎解きが出来るカフェに行ってきました〜!笑 ( 謎メンだけに!?w ) 船木結 http //ameblo.jp/countrygirls/entry-12194868845.html 脱出ゲームは、ほとんどかえでぃーが男前に引っ張ってくれました!! 一方ふなっきは、ずっと空の上で駆け回ってる感じで、フワフワってしてました^ ^ 私は書留係??とか!!かえでぃーから指示をもらって動いてる感じ?? わかるところもあり、分からないところもあり。。 頭を使いましたねっ_| ̄|○ 野村みな美 http //ameblo.jp/kobushi-factory/entry-12196838686.html @ ハロコン名古屋初日。娘。13期。「脱出ゲーム」にハマってる加賀。 加賀「昨日も行ってきました!」 部屋に閉じ込められ謎を全部解くと出られると説明。 まこと「じゃあ、昨日も成功した?」 加賀「あー、いや…もうちょっとだったんですけど…」 横山「…え?じゃあ、なんでここにいるの?」 加賀「(横山の肩を正面から持って)あのね、そのまま閉じ込められたら死んじゃうから」 横山「あー…そっかー(笑顔)」 どこまでボケなのかわからんけどこの2人のやり取りは可愛い。 ↓↓↓ ●アニメ好き 男の子っぽいと思ってたけど、ふと見せる仕草が女の子。 そしてとてもまっすぐ。 この間、聞き覚えのある曲を歌ってたから耳をすませてじっくり聴いてたら「ハイキュー」の主題歌だった!! アニメ好きって言ってたから語りたい♡ 須藤茉麻 http //twitter.com/i/web/status/797057812547276800 加賀ちゃんはほんとにまっすぐ。 ハロコンで一緒のステージには立っていたけど、今回の舞台で共演してからいろいろ知れてより好きになった!! あのサバサバした感じがたまらなくいい!! そして、アニメ好きという同じ共通点も発見(^ ^)♡ 須藤茉麻 http //ameblo.jp/sudou-maasa-blog/entry-12228113710.html 都内だけでもたくさん店舗があるスタバで出会ってしまった!!! モーニング娘。 17の加賀楓ちゃん 1時間以上いろんな話をした〜♪ 知れば知るほどどんどん好きになる♡ 須藤茉麻 http //ameblo.jp/sudou-maasa-blog/entry-12244283038.html 加賀ちゃんは、高校2年生17歳、長くハロプロ研修生として活動していて、剣道が得意なんですよ〜! アニメも好きらしく、「ユーリ!!! on ICE」をオススメしておきました。← 飯窪春菜 http //ameblo.jp/morningmusume-10ki/entry-12230460353.html 話変わりますが、最近部屋が片付かなくてイライラしてまーす( ̄^ ̄) 部屋が散らかってるとイライラするんですけど、掃除も終わらなくて結果散らかったまま。 多分アニメのグッズを買いすぎて溜まりに溜まってこうなってます。 自分のせいです。笑 加賀楓 http //ameblo.jp/morningm-13ki/theme15-10100841001.html ↓↓↓ ●ゲーム好き ゲームについて語りたいと思います!(突然) 私が一番好きなゲームは、テイルズオブシリーズです!! PSPは持ってないので、3DSで買える 「テイルズオブジアビス」しかやったことはないんですけど、その他のタイトルもやるために私はPS4を買います。笑笑 他にも、音楽ゲームはすごく得意です!(・∀・) ラブライブ!もやってましたし、当然ハロプロタップライブもやってました! もうすぐアプリでどうぶつの森が出ますね、、、。 こっちもすごく楽しみです!! 170214 「バレンタイン! 加賀楓」 http //ameblo.jp/morningm-13ki/entry-12247811745.html ↓↓↓ ●「それでら!(・Д・)ノ」の由来 160111 ハロプロ研修生リハーサル日記 加賀楓です!(・Д・)ノ リハーサルが終わったあと、井上ひかるちゃんが動画を見せてきたんですよ。 なにかなーと思って見たら、私のいろんな動画を編集したものでした。 若干引きました。 いや結構引きました。(・Д・)ノ それでら! http //hpkenshu.web.fc2.com/kenblog/tamago_2016_03/p_5659.html 160117 「鯱♡広瀬彩海」 それでら!(笑) 以上広瀬彩海でした(´ー`)/~~ http //ameblo.jp/kobushi-factory/entry-12118662601.html 160118 「完全防備でしたー。 小片リサ」 それでら!(笑) ....それでは! http //ameblo.jp/tsubaki-factory/entry-12118946947.html 170213 「二人だけで! 加賀楓」 そういえば、研修生の時から使ってるこの 「それでは!(・Д・)ノ」 私が打ち間違えて、 「それでら!(・Д・)ノ」 になってた日、つばきファクトリーの小片リサちゃん、こぶしファクトリーの広瀬彩海ちゃんらが ブログに真似してたのを私は一生恨みます。笑笑 http //ameblo.jp/morningm-13ki/entry-12247484226.html ↓↓↓ ●てんさい糖 くまビスケット http //www.muji.net/store/cmdty/detail/4549738371694 最近ハマっている無印良品の、 てんさい糖のくまビスケットっていうお菓子を持って行ったんですけど、 先輩方にも大好評でした! 前回汐留でやった時も配りました! 今日は石田さんと牧野さんに、ちょーだいと言われました! 嬉しかった、、、。(≡^∇^≡) 170319 「お菓子! 加賀楓」 http //img.muji.net/img/item/4549738371694_1260.jpg http //img.muji.net/img/item/4549738371694_01_1260.jpg http //static.minutouno.com/adjuntos/150/imagenes/006/648/0006648843.png ↓↓↓ 以上 テンプレなんて本当はどうでもよかった
https://w.atwiki.jp/kuizu/pages/4079.html
いけざわなつき 自作 2014年8月から北海道立文学館の館長を務めることとなった、 代表作に『スティル・ライフ』『マシアス・ギリの失脚』などがある帯広市出身の作家で、 祖父に同じく作家の福永武彦、娘に声優の春菜を持つのは誰? (2014年7月26日 没 ) タグ:学問・その他 Quizwiki 索引 あ~こ
https://w.atwiki.jp/to-love-ru-eroparo/pages/67.html
―――――― 「ん……ぅ~ん……」 窓から射し込む日の光を受け、結城リトは目を覚ました。 「むぅ……朝か…」 そしてリトは、ベッドから起き上が――。 (あれ?) ――ろうとしたが出来なかった。 それどころか、まるで身体が何かに押さえつけられているかの様に、動くことさえできなかった。 (………って) ふとリトは気付いた。 自分の身体に何か柔らかいものが当たってる事に。 (まさか…(汗)) 恐る恐る、横目でチラリと隣を見てみると…。 「すぅ…すぅ………んみゅ~……リトぉ~…♪」 最早お約束といってもいいかの如く、ララが裸で抱き付いて寝ていた。 (……) ……………。 …………。 ………。 「ぬあぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!///」 これもお約束といっても過言ではない、リト朝一の絶叫。 「ララまたかよ!!オレのベッドで寝るなっていつも言ってるだろ!!しかも裸でよぉ!!///」 「ムニャムニャ…………えへへ……もう食べられないよ~……」 「コラァ!!古典的な寝言言ってないでさっさと起きろぉ!!(怒)」 リトの怒鳴り声で、ようやくララは目を覚ました。 「ん…う~ん…、あ、リトおはよぉ~…♪」 「『おはよぉ~』じゃねーっつーの!!お前何回言ったら分かんだよ、毎度毎度よぉ!!///」 「え~、だってリトと一緒に寝たかったんだもん~」 いつも通りのやり取りを交わすいつも通りの結城家の朝の光景――。 だが、一つだけいつも通りじゃない点があった。 それは――。 「それに、リトの女の子の身体って柔らかいし、いつもよりスッゴくあったかいんだもん♪」 そう――。 このララのセリフから解る通り、リトは今、身体が『女の子』になってしまっているのだ。 (何故こんな事になっているのか、詳細は3スレ548にて) 「おかげで今日はいつもの三倍はぐっすり眠れたよ♪」 「人を安眠抱き枕みたいに言うな!つーか、早いトコ服着ろっての!!///」 「でもペケまだ寝て「叩き起こせぇ!!!(怒)」」 まあ…、何はともあれ…。 リトの女の子生活二日目の始まりである――。 ―――――― 彩南高校――。 まだ朝も早いので、あまり人影を見かけない。 部活の朝練をしている生徒は何人か見かけたが、練習に集中している為こちらの『男子の制服を着た女子』を気にする者は誰もいない。 そんな中を、リトは真っ直ぐ御門先生が待つ保健室へと向かった。 『ガラッ』 「おはようございま~す」 軽く挨拶しながら保健室のドアを開ける。 「ふわぁ~…ぁふ…、あら結城君、おはよう。待ってたわよ」 大きな欠伸をしながら『全然寝たりません』的な感じで、御門先生が挨拶を返す。 「眠そうっスね、先生」 「本来ならこの時間帯はまだ寝てんのよ?それなのに、はふ…、こんな朝一番から学校に来る事になるなんて思いもよらなかったわ。」 「いやいや、あなたが原因作ったんだからちゃんと責任持って下さいよ」 「や~ね~、悪いと思ってるからこうして頑張って早起きしてきたんでしょうが♪」 手をヒラヒラさせて笑顔でそう言う御門先生。 「とりあえず結城君、まずはコレに着替えて頂戴」 そう言って、リトにその服が入った手提げ袋を手渡す。 「……」 そして、その袋の中を見て固まるリト。 てゆーか、このシーン昨日もあったような…。 「………………先生」 「ん?」 「何スか、コレ?」 「見て分からない?」 「………女子の制服にしか見えませんが…」 「分かってるじゃないの」 「………オレにコレを着ろと?」 「ええ」 「何故!?」 「女の子が男子の制服着て授業受ける訳にはいかないでしょ?」 「……」 「……」 「……ちなみに拒否権は――。」 「あると思う?」 「……」 「なんなら先生が着替えさせてあげましょうか~?」 手をワキワキさせて、怪しげな笑顔でそんな事を言う御門先生。 「……(汗)」 ……………。 …………。 ………。 「はぁ~……、分かりましたよ、着ますよ…。着ればいいんでしょ、着れば…」 これ以上の抵抗は無駄だと悟ったのか、リトはあっさりと承諾した――。 ――――――。 「ほっほ~う、似合うとは思ってはいたけどまさかこれほどとは」 「……///」 女子の制服を着たリトを見て、素直に感心する御門先生。 「ホント、なんかずっと前からいるみたいな雰囲気がする位完璧な着こなしね。とても今日初めて着たとは思えないわ」 「そりゃあ…、まぁ…(汗)///」 「昨日、コレ含めて色々と着せられましたから」とは口が裂けても言えない。 言ったらこの人の事だ。また何か良からぬ事を企んでくるだろう。いや、企んでくるに決まってる。(断言) 「でも結城君…」 「はい?」 「どうして下着は付けてないの?」 「い、いいじゃないですか。下着位付けてなくても///」 「まぁ確かに、ブラはしてない娘は結構いるけど、流石にショーツの方は…」 「そっ、そこは体操着の短パンでも穿いて誤魔化しますからっ!そ、そんな事よりも早く本題に入りましょうよ!HR始まっちゃいますよ!?」 HRまでまだ一時間近くあるのだが、これ以上このネタで引っ張られたくないので先を促すリト。 「あ、待って待って。せっかくだから記念に一枚――♪」 「本・題・に・入・り・ま・し・ょ・う!!(怒)」 「む~、結城君のいけず~」 デジカメ片手にちょっと拗ねる御門先生。 「……まぁいいわ。ちょっと残念だけど、これ以上時間を掛けるのもアレだし…」 という訳で、いざ本題へ――。 「とりあえず学校側には、『結城君は事情があって二週間程学校に来れなくなった』、『その間、短期編入生として別の子を代理で通わせてほしい』とだけ言っておいたから」 「はぁ…、その事情って?」 「そこは自分で考えなさいな。私も流石にそこまでは面倒見切れないわよ」 「そう言われても…、何かこう、アドバイス的なものを――。」 「そうね~…、例えば『日本全国のメイド喫茶、完全制覇の旅に出た』とか♪」 「自分で考えます(キッパリ)」 返事するまで0.01秒。 「あらそう?残念♪」 とても残念そうには見えない。 「でもよくそんな説明で学校側があっさり納得しましたね…」 「ああ、それ?いえね、さっきの説明と昨日こっそり隠し撮りした結城君の写真を校長先生に見せたら――。」 (親指立ててとてもスバラシイ笑顔で) 『なんだかよく分からんけどカワイイからOK♪』 「――だってさ♪」 「……………………まぁそんなトコだろうと思ってはいましたけどね、あのエロ校長なら…(汗)」 故に、これ以上何も言う気が起きないリト。 「さぁ、早いトコ編入手続き済ませちゃいましょう♪それで担任の先生にも挨拶に行かなきゃ」 「あ~い」 という事で、二人は職員室へと向かった――。 「ところで先生、何時オレの写真を隠し撮りしたんスか?」 「禁則事項です♪」 ―――――― 一方、教室――。 『ガラッ』 「おはよ~」 今日も元気一杯で教室に入るララ。 「あ、ララさんおはよう」 「おぃーすララちぃ」 「ララちぃおっはー」 春菜と、その友達の籾岡里沙と沢田未央が返事を返す。 「……ってアレ?ララちぃ、結城は?」 ここで籾岡が、いつも一緒にいる筈のリトがいない事に気付いた。 「え、えーっと…(汗)」 実は、リトが家を出る前…。 『いいかララ、オレが女になったなんて誰にもバラすんじゃねーぞ!特に籾岡と沢田と猿山には!!』 ――と、ララに釘を刺していたのだ。 リト曰わく、 『普通こんな話信じてもらえないだろうが、宇宙人や幽霊が存在している位だからそれくらいあっても不思議では無い。 バレたらこの三人の事だから、きっとろくでもない事を仕掛けてくるに違いない。絶対に。 特に猿山辺りは『親友』というポジションを傘に立てて、アレコレセクハラ行為を仕掛けてくるに決まっている。200%間違いなく!』らしい…。 ………随分信用の無い親友である。 「ゆ、結城くん昨日から用事でどこかに出かけてるんだよ。だよね、ララさん?(汗)」 なんとなく事情を察したのか、見かねた春菜が助け船を出す。 「へ?あぁうんうん、そーそー。どんな用事かは知らないけど、それで二週間位学校に来れないってさ(汗)」 「「ふーん…」」 冷や汗一杯で返答し、なんとか誤魔化す事に成功。 「でも春菜。何で結城が昨日からいないって知ってるの?」 「え゛っ!(汗)///」 沢田のツッコミに対して、不意に顔を赤らめる春菜。 「あぁ。だって春菜、昨日ウチに来たもん♪」 「ちょっ、ラ、ララさんっ!!///」 「え~なになに~?もしかして春菜、休みの日に結城に会いたいが為に――。」 籾岡がニヤニヤ含み笑いをしながら尋ねる。 「ちちちち違うよぉ!!きき、昨日はララさんからCDを借りようと思って行っただけで、決して結城くんに会いたいとかそんな事は全然まったくこれっぽっちも――!!///」 本心を知られたくないからか、必要以上に必死なって誤魔化そうとする春菜。 リトが見たら、間違いなくヘコむであろう光景である。 『ガラッ!』 「うぉーい、大変だー!!」 突然、猿山が慌てふためきながら教室に入ってきた。 「え、何々?どーしたの猿山?」 「またしょーもない企画でも思い付いた?」 「ちげーよ!!(怒)」 籾岡と沢田の茶化しを一蹴して、猿山が興奮気味に喋り出す。 「今日、このクラスに転入生が入るんだってさ!!しかもそいつ女だ!!」 『なにぃーーーー!!!!』 クラスの男共が一斉に声を上げる。 「猿山っ!!その話マジか!?」 「マジもマジ、大マジだ!!さっき御門先生と一緒に骨川先生に挨拶してたからな!!」 「なっなあ!!その女って可愛かったか!?」 「それが後ろを向いてたから顔の方は見えなかったけど…、ただ!!」 『ただ!?』 「オレの見立てではその娘………、ララちゃんにも引けを取らない身体をしているっ!!!」 『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』 男共は一斉に雄叫びを上げた。 「はぁ~…、ウチの男共ってどーしてこう…」 籾岡が呆れた声で呟く。 「でも転入生ってどんな娘なんだろうね~」 「うん、なんか楽しみだね~♪」 沢田と、何故かララまでその『転入生』の話題に花を咲かす。 「ラ、ララさん、ララさん(小声)」 「ん?」 「あの…、その転入生って、結城くんの事じゃ無いの?(小声)」 「ぇええっ!!そうなのぉ!?(驚)」 「ラ、ララさん……(汗)」 ララの天然ボケに、春菜苦笑い。 『キーンコーンカーンコーン――』 そして、始業のチャイムが鳴った――。 ―――――― 「え~それでわぁ、ワシが呼んだら入ってきてくだふぁい」 「は、はい…」 そう言って、骨川先生は教室の中へ…。 (うぅ~…、なんか緊張する~…) リトはソワソワ落ち着かない感じで、呼ばれるのを待つ。 『え~まず最初に~、結城君が一身上の都合で二週間程学校に来れなくなりまひたぁ~』 そう言った途端、教室内がざわつく。 『せ、先生。結城くん何か怪我でもしたんですか!?』 少し慌てた感じで、古手川唯が質問する。 『いやぁ、ワシもそこんトコは詳しく知らなんで…』 『し、知らないって、知らないって何ですか!?普通そういう事情諸々は把握しておくものじゃ無いんですか!?』 『ワ、ワシはただそれだけ聞かされただけで――(慌)』 (まぁ、確かに普通はそうだよな…(汗)) 唯と先生の言い争いを聞きながら苦笑いを浮かべるリト。 (にしても…、古手川、もしかして心配してくれてるのかな…) その事が少し嬉しくて、リトは思わず顔がほころんだ。 『先生っ!!そんな事よりも転入生の娘を紹介して下さい!!』 『そーですよ!!結城の事なんかどーでもいいから早く転入生をぉ!!』 (そっ、そんな事!!?) だが、猿山及びクラスの男共の心無い発言にカチンときて、表情を一変させる。 (今言った奴…、元に戻ったらブッ飛ばす!(怒)) 拳をワナワナ震わせながら、心の中でそう誓うリト。 『おぉ、そうじゃった。ではその転入生を――』 『ちょっ、先生!まだ話は――!』 『まーまー唯っち。いくら結城の事が気になるからってそんな必死になんなくても』 籾岡がニヤニヤしながら茶化す。 『んなっ!!何言ってんの籾岡さん!!わっ、私は別に結城くんの事なんか――///』 顔を真っ赤にして全力否定する唯。 『ほ、ホラ先生っ!!一時限目始まっちゃいますから早いトコその転入生を紹介して下さいっ!!』 そして、誤魔化しから先を促す。 (何もそこまで力一杯否定しなくても…(泣)) その一方で、さっきの唯の発言に軽くヘコむリト。 『え~それででふね~、結城君のいない間、代理という形でこのクラスに短期の編入生が入りまふ』 『短期ぃ!?ずっとじゃないんスか!?』 『別にいいよ、結城なんかずっといなくても!!その娘代わりに入れようぜ、代わりによぉ!!』 (……) 『ブッ飛ばす』んじゃなくて『ブッ殺す』にしとこうか…。 ――と、再度心に誓う今日は表情百面相なリトだった。 『………先生、気にせず先を進めて下さい』 こめかみをピクつかせながら唯が先を促す。 『それでわぁ、どうぞ入ってきてくだふぁい』 (――っと、呼ばれた) さっきまで考えていた事を振り払い、教室のドアに手を掛ける。 (よし…、行くか) そして、ゆっくりとドアを開けた――。 『ガラッ』 「ど、どうも~…」 精一杯の愛想笑いを浮かべながら教室に入る。 『……』 途端に、教室内が静まり返った…。 (って、アレ?リアクション無し?(汗)) 予想外の雰囲気に戸惑っていると…。 「あの~、自己紹介を…」 「え?あぁ、はい!(慌)」 先生に先を促され、慌てて自己紹介を始める。 「えっと……、初めまして…。今日から二週間程、リトの代わりにこの学校に通う事になりました――」 一呼吸置いて、そして…。 「結城零紋(レモン)といいます。短い間ですが、よろしくお願いします。」 そう言って、深々と頭を下げた。 『……』 ……………。 …………。 ………。 (………………………………………アレ?(汗)) 教室内、ノーリアクション。 (な、何だ?もしかして…もうバレたとか!?(焦)) 心の中で焦るレモンことリト。 「あ…、あの~……(汗)」 恐る恐る訪ねようとしてみると…。 『うおぉぉぉーーーーーー!!!!』 「ひぃっ!!?(驚)」 突然男共が雄叫びを上げ、思わずビクッと仰け反るリト。 「むっ、ムチャクチャ可愛いーーー!!!」 「ララちゃん以来の超極上級の美少女だーーー!!!」 「うぅ…、このクラスで良かった…(泣)」 「ぁ………、ぁははは……(汗)」 男共の様々なリアクションに軽くドン引きなリト。 「ハイハイ、質問ー!!」 勢いよく猿山が手を挙げる。 「レモンちゃんは名字がリトの奴と同じなんだけど、アイツとどんな関係なの!?」 いきなり名前の方で呼ばれて『ちょっと馴れ馴れし過ぎやしないか?』とも思ったが、とりあえず質問に答えておく。 「え、えっと……、一応……イトコになるのかな…?(汗)」 『イトコ!!!』 打ち合わせでもしていたかのように声を揃えて復唱する男共。 「何だよリトの奴!!こんな可愛いイトコがいたなんて聞いてねーぞ!!(怒)」 「なんでアイツばっかり女が寄ってくるんだよ、しかも美少女限定で!!(怒)」 「チキショー、少しはこっちにも回せってんだよ!!(怒)」 普段思っているリトへの不満を爆発させる男共。 「レモンちゃん!!もしかしてレモンちゃんも結城の奴が――!!」 「え゛っ!?い、いや、あの、オレ…じゃなくて、ボクは別にそんな――(汗)」 『しかもボクっ娘くわぁぁぁ――――!!!!(狂)』 男共、更にテンションUP。 (……(大汗)) リトは思った…。 今まで気付かなかったが、いや、薄々は気付いていたのだが…。 いやいや、気付いてはいたんだけど認めたくなかったというか、改めて再確認したというか…。 (このクラス…、変な奴ばっか!!(大汗)) もっとも、その『変な奴』に自分は含まれているのかどうかは定かではない…。 ま、とにもかくにも…。 『結城梨斗』改め『結城零紋』の受難の学校生活が始まった――。 ―――――― 「つっ、疲れたぁ~……」 「だ、大丈夫?結城く…じゃなくて、零紋さん…(汗)」 机の上でグッタリうなだれるリトを、春菜が心配そうに気遣う。 休み時間の度に男女問わず質問攻め&好奇心の目に晒され、 しかもこの『極上の短期編入生』の噂は瞬く間に全校生徒に広がり、そのおかげで教室の前には、一目見ようと上から下まで沢山の野次馬が押し寄せ、 ようやく落ち着いた時には既に昼休みになっていた…。 ちなみにどんな質問をされたかというと…。 『レモンちゃんって彼氏いるの?』 『レモンちゃんってどんな人がタイプなの?』 『レモンちゃんってデートするなら何処行きたい?』 『犬とお呼び下さい』 ……って、最後のは質問じゃ無いのでは…。 「ねーねーリト~」 「ララ、学校にいる間はその名前で呼ぶなって」 「あ、そっか。えーっと…、何だったっけ?」 「レモンだよ。レ・モ・ン」 「んー、何か別の名前呼ぶのって違和感あるなぁ~」 「仕方ないだろ、本名なんか名乗れる訳ないし」 「む~、そうは言っても…。もっとこう…、違和感の感じない名前に出来なかったの?」 「例えば?」 「『リト子』とか『リト美』とか♪」 「安易過ぎるしゴロ悪りーし一発バレだろーが!」 「ぁ…ぁはは……(汗)」 そんな風に、ララと簡素な漫才を繰り広げていると…。 「ララちぃ~、春菜~、レモり~ん♪」 籾岡と沢田が笑顔で近づいて来た。 「里沙、未央」 「あ、リサミオ~♪」 「れ、れもり…(汗)」 (早くもあだ名すか…) 苦笑いするリト――とゆーかレモンに籾岡が尋ねる。 「ねーねーレモりん。すっかり聞くタイミング逃してたけど、レモりんは結城の奴がなんでしばらく学校に来れなくなったか知ってる?」 「え゛!?ぁー…ぅん…(汗)」 冷や汗を掻きながら、さっき速攻で考えた言い訳――もとい、来れない事情を話す。 「ホラ、リトのお父さんで売れっ子の漫画家でしょ?実は今、物凄く気合の入った読切漫画を書いてるらしいんだけど、どうも作業の方が滞ってるらしくて…。 それでリトが呼び出されたんだけど、なんせ連載も三本も抱えてるもんだからあまりにも進行が遅れててかなりギリギリの状態になっちゃってるらしくてさ…。 それで二週間位帰るに帰れなくなったって言って、それで何を血迷ったのか、たまたまリトん家に来てたボクに…」 『すまねぇがレモンちゃん、二週間ばっかしリトの通ってる学校に代わりに行ってやってくれねーかな?』 「――って叔父さんに頼まれてこーゆー事になったってワケ(汗)」 ここ最近、たまたま父・才培が書いていた読切漫画のネームの手伝いに追われていたから、すべて嘘という訳ではない。 実際、何週間か後になったらその読切が雑誌に載るから辻褄は合うはずだとリトは思い、この様な理由になった。 (ちなみに、その読切漫画の原稿は予想以上に早く仕上がっていたりする) 「へ~。て事はレモりん、春菜とは昨日会ってたの?」 「ま、まあね。ね?西連寺……さん(汗)」 「う、うん…。零紋さん、昨日は…どうも…(汗)」 「ふ~ん、そーなんだ。あたし結城の事だからてっきり、『日本全国メイド喫茶、完全制覇の旅』に出たんだと思った」 「あー、結城だったらそんな理由も有り得るかも~」 (オレってそんな印象!!?(ガビーン!!)) 心の中でショックを受けるリト。 「でも…、何で結城はその事レモりんに話してララちぃには知らせなかったの?」 「う゛ぇっ!?(大汗)」 今度は沢田から疑問をふっかけられる。 「あーっと、その時夜中だったからララちゃん寝ちゃってたんだよ!後でちゃんと話そうかと思ってたんだけど、朝早かったから時間が無くて…。ゴメンねララちゃん(大汗)」 「そっ、そーだったんだ~!ヒドいよレモン~、私リトがしばらくガッコ来れないって聞いて心配してたんだよ~!?(大汗)」 若干目を泳がせながらぎこちなく会話を交わすララ。端から見ても結構怪しい…。 「でもさ~、いくら頼まれたからって、そんな簡単に部外者の人間が代理で通うなんて真似――」 続いて、籾岡が至極当然なツッコミをするが…。 「いや、ボクもそう思ったんだけど……………………ここの校長が…(汗)」 「「「………………………………………ぁー…(汗)」」」 「あの校長ならそれ位有り得る」と思ったのか、妙にあっさり納得した籾岡と沢田。……そして春菜。 「じゃあさ、レモりんも地元の学校に通ってるんでしょ?そっちの方はどーすんの?」 更に沢田からの質問(追い討ち?)。 「い、いや、その………、じ、実はボク、色々あって学校の方には通ってないんだ(汗)」 「えっ、そうなの!?」 「えっと、聞いちゃまずかった?(汗)」 「い、いやいやいやいや気にしないでよ!?別にボクなら全然大丈夫だからっ!(慌)」 (しまった…、もっと気の利いた事言えば良かった…(汗)) 自分の迂闊な発言を少し後悔したリトだが…。 「分かった、じゃ気にしない♪」 「そんなのいちいち気にしてたらキリがないもんね~♪」 「……」 リトの心に『前言撤回』という言葉が浮かんだ。 「にしても…」 そう呟いて、まじまじリト(レモン)の顔を覗き込む籾岡。 「な…ナニ?///(汗)」 女の子に顔を凝視され、少し頬を染めて距離を取るリト。 「レモりんって、何となく結城に似てるよね…」 「え゛っ!!?(大汗)」 ギクッとなるリト。 「あー、そー言われれば…」 「でしょ?なんか全体の雰囲気がというか、なんというか…」 「ぁ、ぁははは…、ボクもよく言われるよ…(大汗)」 冷や汗をダラダラ流しながら、何とか誤魔化そうと考えるリトだが…。 「簡単に言っちゃうと……、結城をそのまま女の子にしたみたいな感じ?」 「ギックぅっ!!?(滝汗)」 「「ぎっくぅ?」」 「あ、いや……、ぎ、ギックリ腰になったおばーちゃん今頃どーしてるかな~って(滝汗)」 物凄いベタベタな誤魔化し方である…。 「あ、ちょっとボクトイレ~…(汗)」 そう言って、リトは逃げる様に教室を出た――。 てゆーか実際逃げてるんだし…。 「どーしたんだろね?レモりん。なんか焦ってたみたいだけど…」 「さぁ~?ずっと我慢してたからじゃないの?」 「春菜~、ヒミツにするのって大変なんだね~(小声)」 「ぁ…ぁははは…(汗)」 ――――――。 「あぶねーあぶねー、あいつらこんな時に妙に鋭い勘を発揮すんだもんなぁ~…(焦)」 少し籾岡と沢田に脅威を感じつつ、リトはトイレの中に入って行った。 『うわっ!?(驚)』 「へ?…………あ!」 中にいた男子生徒達から驚きの声を上げられて、リトは気付いた。 今現在『女の子』である自分が『男子トイレ』に入ってしまってるという事に。 「すすすすすすすすいませーーーん!!///(慌)」 慌てて男子トイレから飛び出す『女の子』リト――いやレモン。 (やっべー…、ついいつものノリで普通に男子トイレに入ってっちゃったよ…。そうだよ、オレ今女なんだから入るなら女子トイレの方――(汗)) という事で、リトは女子トイレの方へ足を向け、その中へ入って――。 『ピタッ』 ――行こうとしたが、不意に足を止めた。 (……) ……………。 …………。 ………。 (入るのか!!?(大汗)) 風呂場に続き、第二の試練到来。 (い、いやいや待て待て落ち着け。オレ今は女なんだから別に何も可笑しくはないんだよ。うん、問題は無い…(汗)) とりあえずそうやって自分を納得させようとするが…。 (いや、でもなぁ…、確かにナリは今女だけど中身は男だからなぁ…。オレとしてはそこんトコやっぱり抵抗が…(汗)) 男としての人格とプライドがブレーキを掛ける。 そんな昨日と同じような心の葛藤を抱きながら、女子トイレの前をウロウロしていると…。 「結城さん、何してるの?」 「うひゃあぁっ!!?(驚)」 不意に唯から声をかけられ、思わず飛び退くリト。 「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃない…(汗)」 冷静に宥めようとするが、実は心の中ではリト(レモン)のリアクションに少し傷ついた唯。 気の強い人ほど、中身は繊細なものなのだ。 「あ……、こ…古手川……さん…(汗)」 「あれ?私名前名乗ったかしら?」 「あっ!さ…西連寺さんに教えてもらったの!あの人がクラスの風紀委員をやってる人なんだって!(汗)」 「あ、そうなんだ」 なんとか誤魔化し成功。 「それよりも結城さん、何でトイレの前でウロウロしてたの?入りたいなら入ればいいのに」 「え゛!?ぁー…ぅん…、そーなんだけど…(汗)」 「え、何?もしかして個室全部埋まっちゃってるとか?」 「い、いや、そーゆー訳じゃ…(汗)」 「じゃ、早いトコ入っちゃえば?でないと何か変な誤解受けちゃうかもしれないわよ?」 「え?何で?」 「だってさっきの結城さん…」 「へ?」 「なんか『女子トイレを覗こうとしている変質者』みたいに見えたから」 唯は苦笑いしながら冗談混じりに言ったつもりだったが…。 「ぐはっ!!?」 既に変な誤解を受けて物凄く傷ついたリトは、全身に暗~いオーラを纏ってその場に突っ伏してしまった。 「ゆ、結城さんっ!?どうしたの、大丈夫!?(汗)」 何が起こったのか解らず、とりあえずリト(レモン)を慰めようとする唯。 「ふ…、ふふふふ………」 『ビクッ!』 「ゆ…、結城さん…?」 突然、リト(レモン)が怪しげな笑い声を発し、唯は思わずズザザザッと後退りをした。 「そうだよ、何を恐れる必要があるオレ。オレは今女なんだから女子トイレに入ったって何の問題も無いだろ…?(小声)」 「ぇ……えーっと…(汗)」 ブツブツ何かを呟くリト(レモン)を見て軽く恐怖する唯。 「そうだ!!オレは女なんだ!!女が女子トイレに入って何が悪い!!」 「あ、あの…、結城さん…?(大汗)」 (『オレ』?) 何か大きな決意を固め――とゆーか、ヤケクソになったリト。 一方、さっきの『オレ』発言に若干引っ掛かった唯だが、リト(レモン)の勢いに押されてそんな疑問も吹っ飛ぶ程ドン引きしていた。 「…………………ふー」 深く大きく深呼吸をして、そして…。 「うおぉぉぉーーーー!!行くぞコラァァァーーーー!!!」 気合の入った叫び声と共に、リトは女子トイレへと突撃していった――。 「な、何もそんなに気合入れて入って行かなくても……(汗)」 (ひょっとしてアレかしら?ここ最近、お通じが来てないとか…) そんなリト(レモン)の様子を、ただひたすら頭に?マークを浮かべながら呆然と見送る唯なのだった――。 ―――――― 「ぁーー……」 どうにかトイレの難関をクリアしたリトは、妙にぐったりした感じで廊下を歩いていた。 「なんでトイレ行くだけでこんなに疲れなきゃなんねーんだよ~……」 そんな事をぶつぶつ呟きながら教室に戻ろうとすると…。 「ヘイ、そこの彼女!!」 「………ほえ?」 不意に後ろから声を掛けられ、振り返るとそこには…。 「どうしたんだい?浮かない顔して。悩み事があるならいつでも相談に乗るぜ!!」 『さすが弄光センパイ!ここが学校だという事もお構い無しに今日もナンパしまくりだ!!』 (げっ、弄光!!?) 元祖女たらし軽犯罪者、弄光(と、その後輩 s)が爽やかな(ウザい?)笑顔で立っていた。 「むむっ!」 突如、弄光が目をくわっと見開いて、懐から『MOTE NOTE』と書かれた怪しげなノートを取り出し、パラパラ捲り始めた。 (オレのマル秘ノートにデータが無い美少女……。この学校にまだこれほどの娘がいたとは…!) 「キミっ!!」 「はっ、はいっ!?」 「キミこの学校じゃ見かけた事が無いけど、もしかして転入生かい!?」 「ぁ……は…はい…、一応……今日から短期間の編入…ですけど……」 「何っ!?という事は、今学校中で噂になっている『あのララ以来の美貌と身体を持ったボクっ娘編入生』というのはキミの事かい!!?」 「い、いえ、編入生なのは確かですけど、そんな大袈裟な者じゃあ――!」 (てゆーか、何故『ボクっ娘』の部分を強調する?) 余談だが、何故リトは自分の一人称を『私』では無く『ボク』にしたのか…。 一応、外見は女の子だが中身は男のままであるリトにとって、自分の事を『私』と呼ぶのは、なんか精神的にも『女の子』になってしまいそうな気がして少なからず抵抗があった。 だからこそ、自分はこれでも男だという事を忘れない様に、女が使っても別に可笑しくない呼び方(てゆーか、先日読んだマンガの女の子キャラが使ってた)という事で『ボク』という一人称を使う事にしたのだ。 ………まぁ、それがここまで男子生徒内で大反響を呼ぶとは、リトにとっては予想外だった様だが…。 (どっちにしても、コイツにはあんまり関わりたくないから、どーにかしてここから離脱しなければ…) この場から逃げ出す方法を模索するリトの様子など全く気付きもせず、弄光は嬉々として話し(口説き)かける。 「キミ、名前は何ていうのかい?」 「へ?あぁ、レモンです。結城レモン」 「へぇ、レモンちゃんというのかい。甘酸っぱい雰囲気がするキミにとてもお似合いの名前だね♪」 「ぁ、あぁ…、どーも…」 (意味解んねっつーの) 「そうだ!レモンちゃんこの学校の事よく知らないだろ!?オレが案内してあげるよ!」 「い、いえ結構です!大体の場所は御門先生に教えてもらいましたから!」 (つーか元々この学校の生徒だし…) 「遠慮するなよ!オレが誰も知らない様な、『二人きりで』まったり出来る穴場スポットを教えてあげるから♪」 「だ、大丈夫ですから!間に合ってますから!知りたくもありませんからっ!」 (あーもー、しつけー!そしてウゼー!つーか馴れ馴れしいな、コイツ!!) しつこく食い下がる弄光に嫌悪感を感じ、一刻も早くこの場から離れたいリト。どうやって誤魔化そうかと思考回路をフル稼働させて、導き出した答えは…。 「あの、ボクちょっと急いでますんでこれで――」 踵を返して強行突破。 「あっ、ちょっと待って――うわっ!?」 「え?わぁっ!?」 引き止めようとした弄光だが、不意に足を滑らせ、そのままリト(レモン)に後ろから抱き付いてしまった。 しかも…。 『むにゅ』 「え?」 「……………へ?///」 両手で思いっ切りその豊満な胸を掴んでしまった。 「あ…………あれ?」 「な………な………な…………///」 暫くその状態で時間が止まった様に固まる両者。 そして…。 「~~~~~~っ!!!///」 リトの顔が一気に紅潮して――。 「何すんだてめぇぇぇーーーーー!!!///」 『ドゴォッ!!!』 乙女の怒りのJETアッパー(廬○昇龍覇)、炸裂。 「ごばぁっ!!?」 まともに受けた弄光の身体はそのまま宙を舞い、頭から真っ逆さまに墜落した。 『せっ、先輩~~~!!』 慌てて弄光に駆け寄る後輩 s その隙に、リトは全速力でその場から離れた。 『先輩!!しっかりして下さい、先輩~~!!』 「の………の………の……」 『の?』 「ノーブラでした…♪」(ガクッ…) 『さすが先輩っ!!こんな時でも探求心を忘れないなんて、男の中の男だーー!!』(感動) ―――――― 一階、渡り廊下――。 「はぁっ、はぁっ、はぁっ…///」 顔を真っ赤にしながらも、何とか気分と呼吸を整えようとするリト。 よっぽどさっきの出来事がショックだったのか、教室に戻る筈が何故かこんな所まで来てしまった。 「あんの野郎ぉ…、人の胸思いっ切り掴みやがってぇ~…///」 胸を押さえて、弄光に対してふつふつ怒りが湧き上がる。 (おかげで一瞬変な気分になっちま………って何考えてんだよオレはぁ!!///) 『ガンガンガンガンッ!!!』 さっきの感触が一瞬頭をよぎって、一刻も早く忘れようと校舎の壁に頭を打ち付けまくるリト。 端から見れば、ヘッドバッドの練習をしている様にも見える。 「あ、あなた…。何をやってるんですの…?」 「へ?」 再び後ろから声を掛けられ、振り返ると…。 「壁に向かって頭突きなんかされて…、何か格闘技の練習でもされてるのかしら?」 自称、彩南校のクイーン(通称、変人クイーン)天条院沙姫が、何か不思議な物を見る様な目をして立っていた。 勿論、今日もお供の九条凜と藤崎綾も一緒である。 (ぅわー…、今度は天条院センパイだよ…) またしてもあまり関わりたくない人に出会ってしまい、軽くうなだれてしまった。 「な、なに人の顔を見るなりそんな嫌そうな表情されるんですの!?失礼ですわね」 少し不愉快な気分になる沙姫。まぁ、いきなりこんな行動をとられれば当然といえば当然だが…。 「ってアラ?あなた見かけない顔ですわね。転入生かしら?」 「え゛っ、ええ、まぁ…」 「んー、それにしては何か何処かで…、それもごく身近で会った事がある様な顔なんだけれども…」 リト(レモン)の顔をまじまじ見ながら考え込む沙姫。 と、ここで凜が――。 「沙姫様、もしかしてこの娘ではないでしょうか?本日ララのクラスに編入してきた、『あの』結城リトのイトコというのは――」 「ああ、あなたが今学校中の話題になっている噂の編入生なのですか」 「ぁ…、ぁはは……」 「ふ~ん、そう…。あなたが…」 苦笑いするリトをよそに、何か考え込む沙姫。 (やば…、何か嫌な予感がビンビンする…) 頭の中で、日頃の非日常的日常の中から生まれた危機察知能力が警報を鳴らす。 そうでなくとも、只でさえこの人と関わるとロクでも無いことばっかり起きるので、リト自身これ以上この場に留まりたくなかった。 (これ以上ここにいるのはマズい…。何か分かんないけどそんな気がする!早いトコ逃げなければ!) という訳で、ややこしい事に巻き込まれる前にさっさとこの場から立ち去ろうとしたリトだったが…。 「あなた、名前は?」 「う゛ぇっ!?」 一瞬早く、沙姫の方から会話を切り出され、逃げる機会を潰されてしまった。 「『う゛ぇっ!?』ではなくて、名前は何と言うのか聞いてるんですの」 「ぇ、ぇーと…、れ、レモン…です…」 「そう、レモンさん。私は三年の天条院沙姫。この彩南高校のクイーンですわ」 「は…はぁ……」 「いい機会だからあなたに一言だけ言っておきますわ。いい?彩南高の真のクイーンはララなんかではなくこの私です!!あなたもそこの所勘違いしないで、私をクイーンと称え敬う様に!! いいですわね?彩南高のクイーンはこの私!!ホーーホッホッホッホッ――!!!」 「はい分かりました。それじゃボクはこれで――」(投げやり気味) 「ちょっ、ちょっとお待ちなさい!!何故そんなそそくさ逃げようとするのですの!!?」 「いやだって…、なんか『センパイとは関わっちゃいけない』って本能が言ってまして…」 「どういう意味ですの、それは!!?」 至極当然、ごもっともなお怒り。 しかし、今までが今までなのでリトの言い分も解らなくはない。 「あなた、見掛けだけじゃなく中身まで結城リトと同じで私をバカにしてるんですの!?」 「い、いえ、決してそーゆー訳じゃあ――!?」 「じゃあどういう訳なんですの!?」 激昂してリト(レモン)を責め立てる沙姫。 「ぇ…ぇーと~……、その~………」 返答に困るリト。説明しようと思えば出来るかもしれないが、何分この人にはその自覚症状が無いので多分理解してもらえないだろう…。いや、きっと理解してもらえない。(断言) その上、後ろにいる凜と綾にも睨まれ、図式3対1状態でかなり厄介な状況である。 (ほーら、やっぱり段々とややこしくなってきた…。なんとか適当に誤魔化して早いトコここから離れなきゃあ――) どうやってか沙姫の機嫌を宥め――とゆーか、いい加減これ以上関わりたくないので、この場からの離脱方法を考えるリト。 そして、考え抜いた結果…。 「あっ、ザスティン!!」 「えっ!?どこっ、どこっ、どこっ、何処ですのザスティン様ぁ~!!///♪」 リト(レモン)の指さした方向へ向かって、自分の想い人の名前を連呼しながらその姿を探す沙姫。 「あぁザスティン様ぁ~!!何処にいらっしゃるのですか~、私のザスティン様ぁ~!!///♪」 「沙姫様、沙姫様」 「ちょっ、五月蝿いですわよ綾。ザスティン様ぁ~!!あなたは一体何処に――!!///♪」 「沙姫様っ!!」 「って何ですの綾!!さっきからゴチャゴチャと!!」 「あの…、彼女逃げちゃいましたけど…」 「へ?」 振り返った時にはもう遅く、既にリト(レモン)の姿はそこには無かった…。 「……」 ……………。 …………。 ………。 「はっ…、謀りましたわねぇ~~~~!!!」 古典的な手口ほど、案外簡単に引っかかるものである…。 「しかし、あの短い時間で足音一つ起てずに…。逃げ足も結城リト並みですね…」 「凜、感心してないでさっさと追いかけなさい!!」 「む、無理ですよ沙姫様ぁ~。もう完全に見失っちゃってますから~」 「綾、世の中諦めなければ何でも出来る様になっているのよ!!」 「沙姫様、それでもやはり無理があると思いますが…」 「ムッキーーー!!!おのれ~ララといいあの娘といい、私をコケにしくさってぇ~!!この屈辱必ず返して差し上げますからねぇ~~!!!」 沙姫の怒りの叫び声が、澄み切った青空へ消えていった――。 ―――――― 『ガラッ』 「た…、ただいま~…」 「おぉ、おかえりレモり――ってどーしたの?何か随分疲れてるみたいだけど…」 「トイレ行ってきただけでそんなにバテバテになるもんなの?」 「いや、ちょっと痴漢と変人に会っちゃって…」 「「は?」」 頭に?マークを浮かべる籾岡と沢田をよそに――。 (ぁー…、また何かあったんだろーな~…) ――と、春菜だけはなんとなく事情を察して、憐れみチックな苦笑いを浮かべた…。 「……まぁいいや。ところでレモりん」 「ぅん?何、籾岡…さん?」 「今さっきみんなにも話したんだけど、今日の放課後、レモりんの歓迎会をしようと思ってるんだ」 「へ、歓迎会?」 「うん。駅前に美味しいケーキバイキングのお店があってさ、そこで開こうと思ってるんだけど。あたし丁度そこの割引券持ってるし♪」 「そ、そんな、別にいいよ、そこまで気を使わなくても。なんか悪い気がするし…」 「なーに言ってんのさ。ここはお互いの親交を深めるのに丁度いい機会だし、遠慮なんかしないの♪」 「いや、でも…」 籾岡からの誘いを渋るリト。自分の為に歓迎会を開いてくれるその気持ちは嬉しいのだが、何か騙してる様な立場上、申し訳ない気がして踏み込めない。 「行こーよリ…レモン~。せっかくリサ達が誘ってくれたんだしさ~」 ララがリトの背中を押す。 「ララ……ちゃん…」 自分の事を気遣ってくれてると思ったのか、少しだけ気持ちが揺らぐ。 「私もこの間連れてってもらったけど、あそこのモンブラン凄く美味しいんだよ?あ、チーズケーキも人気あるし、ティラミスもハズせないし…。 今月のお小遣いも残り少ないから、こんな機会じゃなきゃ食べに行けないもん♪」 「――って、目的はそっちかい!!」 おもわず吉○的ズッコケ&ツッコミをやってしまった。 「ま、まぁまぁ…、やっぱりこういうのは大勢で行った方が楽しいし……、行こ?結……零紋さん」 「む……うーん…」 春菜からも背中を押されて、しばし考え込むリト。 「………それじゃ、お言葉に甘えようかな」 「よっし、決まり!」 「そうこなくっちゃ♪」 籾岡と沢田がテンション高く喜びの声を上げた。 「わ~い、レモンありがと~♪」 よっぽどケーキバイキングに行けるのが嬉しかったのか、おもわずリトの胸に飛び込むララ。 「わぁっ!?いいいきなり抱き付……かないでよ!///」 「えへへ~♪」 「いや『えへへ~♪』じゃなくって……ってこら頭っ!頭そこですりすりすんな…じゃない、しないでよ!///」 「う~ん、柔らか~♪ふっかふか~♪♪」 とても気持ち良さそうにリトの胸に顔を埋めるララ。 「ぁ……ぁぅ~……」 その隣で、その様子をちょっと羨ましそうに眺める春菜。 「ぇ……ぇぇの~…///」 「天使が~…、天使が戯れておりますぞ~…///」 「こんなスンバラシイ光景を目の当たりに出来るなんて……、生きててよかった~……///」 そして、少し離れた所で恍惚の表情を浮かべる取り巻きの男共。 数名程前屈みになった奴もいたが、それは見なかったことにしておこう…と、リトは心に誓った。 「「むー…」」 そんな中、二人揃ってその様子を、ある一点を凝視しながら考え込む籾岡と沢田。 「ねーレモりん」 「離れてって!///――って何?どしたの?」 ララを引き剥がそうとしてるリト(レモン)に籾岡が尋ねる。 「朝からずっと思ってたんだけど……、レモりんって何気に胸大っきいよね…」 「うん…、ララちゃんにも負けてないかも…」 「え゛!?///」 そのセリフに、何か嫌な予感がした。 「ぁ…、ぁの~……、それってどーゆー……」 「「……」」 「……」 ……………。 …………。 ………。 「「ニヤ~リ♪」」 『ゾクッ!!』 籾岡と沢田の怪しい笑みと共に、全身を寒気が襲い掛かる。 リトの危機察知能力が最大級の警戒を告げ、頭の中ではあの名艦長が『総員、第一級戦闘配置!!』と叫んでいたりもする。 「な…な……何なの…カナ…?そのステキな笑顔は…」 「いえいえ別にぃ~♪」 「ただちょっっっとオモシロい事思い付いただけぇ~♪」 手をワキワキさせて、ゆらりと一歩踏み出す籾岡と沢田。 「おお…オモシロい事って……ナニ…?」 顔を青くして、ずさりと一歩下がるリト。 「ん~?とーーってもオモシロい事ぉ~♪あ、気持ちイイ事なのかなぁ~?」 「説明になってないってば。ぼぼ…ボクに何する気さ?」 「大丈夫だって、何もしないからさぁ~♪」 「いやいや、する気満々の人が言うセリフじゃ無いのかなそれは…」 二人が一歩踏み出す度に一歩下がるリト。 と、ここで沢田が――。 「あれ~?」 ――と、何か後ろの方を覗き込んで…。 「へ?」 ――と、つられて振り返ってしまい…。 「隙ありー!」 「え?」 ――と思った時には既に遅し…。 「うりゃあ♪」 『むにゅうっ』 「ひゃうぅっ!!?///」 『おぉぉぉーーーー!!!』 籾岡がリト(レモン)の胸を思いっ切り鷲掴みにした。 同時に、周りの男共が歓喜っぽい雄叫びを上げ、前屈みになる奴続出。 「ひゃ~、やっぱり思った通り、ララちぃにも負けず劣らずのボリューム♪いやちょっと待って、もしかしたらレモりんの方が大っきいかも!」 「なななななな何すんだよ籾岡……サン!!?///」 突然の事に、一瞬素に戻りかけたリトだったが、何とかギリギリの所で踏ん張った。 「だってこんな立派なモノが目の前にあったらそりゃ触ってみたくもなるでしょ?しかも何?レモりんノーブラじゃん!」 『ナニーーーー!!!!』 再び男共が叫び声を上げ、前屈みになる奴が更に増えた。 しかも…。 「ぼばぁっ!!」 「ぶはぁっ!!」 あまりの衝撃に鼻血噴出で倒れる奴出現。 「リサズル~い。あたしも~♪」 「いいよ~♪さぁ、飛び込んでおいで~♪」 リト(レモン)の胸を揉み揉みしながら、ニヤニヤ顔で答える籾岡。 「こっ、こらぁ!勝手に決め―――ひゃあん!///」 籾岡に文句を言いかけたが、間髪入れず沢田がリト(レモン)の胸に飛び込んできた。 その上…。 「そ~れ、ぱふぱふぱふぱふ~♪」 「うひゃ~、スッゴ~い、気持ちいい~。この感触クセになりそ~♪」 「やっ…!ちょっ…いい加減に………はぁん!///」 「じょばぁっ!!」 「ぶばぁあっ!!」 目の前の現状とリト(レモン)の嬌声によって、鼻血噴出被害拡大中。 「あーズルいよ~。私も混ぜて~♪」 (ってうぉい!!『混ぜて~♪』じゃなくて助けんかいララぁ!!///) 更にララまで楽しそうに混ざってきて、最早収拾がつきそうに無くなった頃…。 「み、みんなぁ…、もうやめなよ~…。零紋さんが嫌がってるし、ここ教室だし~…///」 流石に学級委員長として……とゆーか人として、これ以上の公共羞恥プレイはマズいと思い、春菜が仲裁に入る。 (春菜ちゃん~…、やっぱ頼りになるのはキミだけだ~…) 心の中が感謝感激雨嵐なリト。 ――が。 「え、何?春菜も混ざりたいって~?しょーがないなぁも~♪」 「はあぁぁっ!!?///」 「えぇぇぇっ!!?///」 事態は予想だにしない展開に発展。 いや、ある意味予想通りなのか? 「言ってないっ!そんな事言ってないよぉ~!!///」 「テレるなテレるな。さっきまで混ざりたそうな顔してたくせにさ~♪」 「わっ、私そんな顔してな――!///」 「その割にはさっき未央がぱふぱふしてた時、スッゴく羨ましそうにしてたじゃん♪」 「ぁ……はぅ~…///」 顔を赤らめて俯いてしまった春菜。 (は…春菜ちゃん…、そんな事考えてたの…?///) そして、嬉しいやら悲しいやら、複雑な気分になるリト。 「ホラ春菜、一回やってみなって。もうホント病み付きになっちゃいそうになるから♪」 リト(レモン)から離れて、春菜を前に押し出す沢田。 「春菜~、レモンの胸凄く気持ち良いんだよ~♪ぷにぷにでふかふかなんだよ~♪」 お気楽そうに語るララだが、二人の耳には全く入っていなかった。 何故なら…。 (ま…マジで?マジで春菜ちゃんまで?それちょっとキツくない?いや個人的には嬉しいんだけど……ぅ゛ーん…///) (ど…どうしよう…。何とか誤魔化せられないかな…?いや、でもこんなチャンス今後一切無いだろうし…………って何考えてるの私はぁ!!///) 互いにドキドキしながら、これから起こりそうな事について色々といっぱい考えていたから。 「春菜、早くしなってっ!」 『ドンッ!』 「きゃっ!?」 「え?のわぁっ!?」 しびれを切らした沢田に背中を押されて、リトの胸に飛び込まされる春菜。 しかし、勢いがつきすぎた為に、そのままリトを巻き込んでその場に倒れ込んでしまった。 「ぃ…つぅ~……、大丈夫…?西連寺さん」 「ぅ…うん……、何とか……」 そう言って、起き上がろうとした二人だったが…。 「「ぁ……///」」 不意に目が合ってしまい、今の状況(春菜がリトを押し倒しているような状態)を理解して、お互いに顔を真っ赤にしてしまった。 (端から見れば女同士なのだが…) 「ごごごごごめんなさい~!!あのっ決してワザとじゃあ――!!///」 「いいやいやいや解ってるからっ!!そんなに気にしないで――!!///」 (つーかパンツ見えてますからっ!!///) 座り込んだまま後退り、必死に誤る春菜。その拍子に足の隙間から純白のモノが見えてしまったが、男の悲しい性なのか、あえて黙ってるリト。 「な~にやってんのさアンタ達は~……………………って、レモりん…?」 呆れ顔でリト(レモン)を起き上がらせようと手を伸ばした籾岡が突然硬直した。 「ねぇ………レモりん…」 「ん…?どうかした?」 今度は何を考えているのかと思ったリトだが、籾岡の目があまりにもマジなのでつい身構える。 一方、籾岡はリト(レモン)の身体のある一点――それも足下の方を見続けている。 そして…、籾岡が意を決して放った一言は――。 「レモりん…、何でパンツ穿いてないのぉーー!!?」 「んなぁっ!!!///」 『ぶう゛ぁあぁぁぁーーー!!!!!』 おっと、今の衝撃発言で残りの男子生徒全員赤い噴水と化して倒れてしまった。 「ごごごごご誤解を招くような事言うなぁーー!!ちゃんと穿いてるだろーがぁーーー!!!///」 「うん。でもソレ『パンツ』じゃなくて『トランクス』だよね?」 「穿いてる事に変わりねーだろぉーー!!!///」 (ゆ…結城くん…、口調が…) 激昂するリト。よっぽどさっきの籾岡の発言がカンに障ったのか、口調が素に戻ってる事に全く気付いていない。 「でもレモりん、何で男物の下着なんか穿いてるワケ?」 「うぇっ!?」 沢田からの質問で、リトはようやく落ち着きを取り戻した。 「ぁ…え~っとさ~……、こ、こっちの方が何か着心地が良くってさ…、普段から愛用してるんだ~……。は……ははは…」 乾いた笑いを浮かべるリト。しかし心の中は…。 (しまったぁ…、朝からバタバタしてたから下に短パン穿いとくのすっかり忘れてた…) 自分の迂闊さを激しく後悔していた。 「ん?って事はレモりん…」 「ほぇ?」 「もしかして…、こーゆー下着一枚も持っていないとか?」 そう言って、籾岡がおもむろに自分のスカートをめくり上げた。 「わぁあバカァ!!何やってんだよこんな所でぇ!!?///」 「りっ里沙ぁっ!!?///」 春菜が慌ててスカートを下げさせ、その間必死に目を背けるリト。 しかし、バッチリ見てしまった…。黄色いレースの紐パン。 「何テレてんのさレモりん?女同士でしょーが♪」 「んな事ぁどーだっていーんだよ!!ここ教室だぞ!?誰かに見られたらどーすんだよ!!?///」 「な~に言ってんの。パンツ見られるのが怖くて女子高生なんかやってられないっての♪」 (丁度男子共は全員気絶してるし) 「どーゆー理屈だそれは!!///」 籾岡のムチャクチャな言動にマジギレするリト。 最早口調とかはどうだって良さそうな感じになっているように見える。 「しかし…、これはいけませんなぁ未央サン…」 「はい…、いけませんねぇリササン…」 まるで某時代劇の悪代官と越○屋の如く、かなり怪しい笑い声を発する二人。 「よしっ、特別サービスだ!レモりんの編入祝いに、あたし達がレモりんに似合う下着を選んであげるよ♪」 「はあぁぁっ!!?」 籾岡達の申し出に驚愕するリト。 「いやいや、いい!いい!!別にそんなの要らないし――!!」 「何言ってんの!レモりんみたいなとびっきり可愛い娘が男物の下着なんか穿いてたらそれこそイメージが合わないでしょーが!」 「そーだよ!レモりんにはもっとこう、『いかにも』って感じな下着を着けてもらわなきゃ!せっかくの美少女遺伝子が台無しだよ!?」 内容的にはとても嬉しい事を言ってくれてるのかもしれない…。 ただし、それは『女』だったらの話であって、『男』のリトにとっては迷惑極まりない話である。 「わ~なんか面白そ~♪ねーねー、それ私も選んでいいかな~?」 (ってうぉーい!?何お前までノッてんだよララぁー!!?) 何故かララまでノリノリで便乗してきて、唖然とするリト。 「それじゃみんなで選んであげようか、レモりんの為に♪」 「さんせー♪」 「よーし、私張り切っちゃうからね~♪」 「……」 無言で春菜の方を見て助けを求めるリトだが…。 「……」(ふるふる) 『ごめんね…、あーなったらもう止められません…』みたいな感じで、申し訳なさそうに無言で首を横に振る春菜。 「頑張って、レモりんにぴったりの下着を選ぶぞー!」 「「おーー♪」」 「……………………………………………マジ?」
https://w.atwiki.jp/ayano01/pages/59.html
注意!! このページは、「お嬢様達のナイトメア」のネタバレを目的としたページです。 まだ同作品を完読されていない方は、申し訳ございませんが閲覧をご遠慮くださいますよう、お奨めいたします。 生徒会スタッフについて Traum (トラウム) (二次元ドリームコミックス) 生徒会スタッフのイメージは、MISS BLACK先生の「Traum (トラウム)」収録の「機動風紀」です。 名前は変えましたけど、イメージは「機動風紀」のままです。 学園モノで、一癖あるキャラといってすぐに思い出したのがこの作品でした。 キーとなるうららのふたなりも「機動風紀」からです。 ドムネルは「Traum」収録「AEGIS MAIDEN」の「淫虫の卵」をイメージしました。 「Traum」がなければ、この作品はもっと別な作品に仕上がっていたでしょう。 ……それにしても、なんで18禁マンガから刺激を受ける?私って……。 クリス 「機動風紀」の生徒会長のイメージです。 登場回数が少ないので、「生徒会長なんだから人望なくちゃ」という感じで書きました。 白銀 吸血鬼にしてもかなりヒドい目にあってもらったのは意図的です。 あれはうららや舞に対する落とし前ですね。 イーリスと白百合味わってもらった結果、イーリスのテクニック(笑)に、かなり味をしめたようですが、しかし白銀にとって目指すのはうららただ一人。ちょっと遊びでつきあったオンナのテクニックにメロメロになったオトコが、結局は本妻に戻るあの図式です。これが白銀の誠意というものでしょうか? 無論、あの夜の経験は、うらら相手にきっちりフィードバックしてるはずですけど。 舞&白銀 どんなに対立しても結局ケンカ友達。という意味では「機動風紀」とは違います。 「機動風紀」のキャラは、あくまで参考にしただけ、必要な設定は、当然ですがすべて自分で作りました。ということです(MISS BLACK先生の絵は好きですので、是非、イメージイラスト書いて欲しいくらいです……ゼータクにも程がありますね。私って(^_^;)) 互いにうららを愛しながらも、素直に接することが出来ない不器用な奴らです。 対立するのは、何をおいても同族嫌悪。 料理下手の設定は、まぁお約束ですけど……。 二人は卒業後、本当にうららと共にネーデルランド(オランダ)へ移住して、共に二人(女の子1人、男の子1人)ずつうららとの間に子供を設けてしまいます。 後にこの子供達が、それぞれかなり重要な地位を占めることになるですが……。 遺伝子情報だけで子供が作れるのかは……この世界では可能。ということで。 イーリス 女子校なんだから、お約束が必要かなぁと思って白百合シーンを加えようと思ってはいたのです。でも、うららイベントは白百合というにはあまりに……なので、イーリスに文字通り一肌脱いでもらいました。 修道院でナニしてたかはまぁ、聞かないであげましょう。 白銀とは一晩限りです。最初からそのつもりだし、白銀が求めてきても、主君や栗須に知られている以上、とても深入り出来る関係ではないのですから。 森村先生 「ここはグリーンウッド」の古文の先生(立山君子)をイメージしました。 銃を撃たせたのは、もうキャラが作者の脳内で勝手に動いている証拠ですね。 シスター・フォルテシア 書いていてシスター・フェリシアと混同して困りました。 イメージは、「ハヤテのごとく!」のソニアです。 ソニアはなかなかに味のあるキャラなので、いつか使ってみようと思っていました。 設定ではもう魔法騎士は廃業。13課も辞め、単なるシスターとして修道院に籠もるとなっています。 この後、再登場する機会はないかもしれませんね。おしいキャラですが。 シスター・マリア&レミントン神父 昔読んだ「孔雀王」初期の作品で、蝿の王(ベールゼブブ)絡みでミッション系女子寮で起きる事件を取り上げたものがありました。そこに出てきたヴァチカンから派遣された神父がレミントン神父の原型、犯人であるシスターのイメージがシスター・マリアです。 華雅女子学園について 時計塔は「ハヤテのごとく!」の白皇学院からです。 東京都のどこにあるのか、考えたくすらありません。 学園内に軍隊がいたり、もうなんでもあり!そんなイメージですか? そういう意味でいえば、私の中でこの学園のイメージは「蓬莱学園」が最も近いかもしれません。 人生やりなおせるなら、あの学園の生徒になってみたいですねぇ……。 メイドについて まぶらほ―もっともっとメイドの巻 (富士見ファンタジア文庫) シリーズ最強の職種はメイド!……なんかそう言いたくなりました。 武装したメイドを登場させたのは、本当に偶然です。 メイドに武器を持たせるのは、よくギャルゲーにあるので、そんな作品を思い出しながらでしたので、特にイメージしたとすれば、ブラックラグーンあたりかな?その程度しかありませんでした。 あと、強いて言えば、「メイドさんと大きな剣」くらい? 築地 俊彦先生の「まぶらほ」のメイド戦記(?)はかなり作品が出来上がってから初めて読みました。面白いですね。 それと、メイド達が宮内省から派遣されたという設定は、結局、信濃艦砲射撃をメイドの発案で実施させる以上、メイド達に権力(権限)を与える必要があるという判断からです。まさかメイドの泣き落としで艦砲射撃を実施させることは出来ませんので。 栗須明奈 ハヤテのごとく! (10) (少年サンデーコミックス) イメージはまんま「ハヤテのごとく!」のマリアさんです。 完璧なトコやドSなトコはそのまんま。 どうしてマリアさんって人気でないんでしょうか?あんなにいい娘なのに……。 栗須姓は、宮内省勤務のメイドである以上、日本人でなくてはならない。そのための苦肉の策です。 登場させた時は、何の考えもなしに「栗須」にしてしまいました。 栗須=クリスに気づいたのは、栗須を登場させた後です。だから、設定はかなりのこじつけです。 あーっ、ヤバかった。 ちなみに明奈はかなり昔の不良のイメージ、中森明菜からです。 春菜 春菜のイメージはどこぞのギャルゲーからでした(作品名忘れました……)。 本当にどこにでもいる、普通の女の子。という感じのキャラですね。 このシリーズではむしろ貴重な存在です。 日菜子 日菜子は「朝霧の巫女」の日瑠子陛下からです。 ヘアバンド(リボン?)を含め、外見をイメージしたければ、日瑠子陛下を想像してください。それで間違いありません。 彼女の内面(行動)は「永遠のアセリア」のレスティーナです。 ほとんど登場しない日瑠子陛下ではイメージに限界が……。 後日談「プリンセス・ワルツ」を含め、彼女のパワフルな行動力は、イメージがレスティーナだから出来る技です。 日菜子はお忍びで宮城を抜け出す常習犯。だからお忍びに手を貸したら罰せられる。という背景は……どうでもいいことですね。 一度、ワッフルのあのイベントをやってみたいなぁ。なんて考えています。 ポスト綾乃としての日菜子 日菜子は完全なポスト綾乃として最初から意識して登場させました。 綾乃はこの後、芸能人として活躍する道を選び、水瀬からは離れていきます。 それが一時的か永遠かは不明です。 その合間を埋めるのが日菜子です。 綾乃は芸能人としては、「マクロス」のミンメイそのものです。 まぁ、今後は一波乱あるでしょうね。 皇位の器にあらず~皇女三姉妹 麗菜が皇位を放棄したのは、三姉妹で最も「統べる力」が弱いからです。 一般に三姉妹で一番力が強いのは、日菜子とされていますが、実は潜在的な力としては春菜が一番強いのです。 何かきっかけがあれば、春菜の眠れる力が開花し、日菜子は自動的に皇位を春菜に譲れるでしょう。日菜子はそれを待っているのです。 どういうことか?といえば、この世界の天皇は、あくまで「国教である神道の最高司祭」であり、立憲君主制の元、「和をもって統治する」為政者です。 日菜子はどうでしょう?能力は、形式的な職務が多い天皇には不要なくらいの能力をもっています。 日菜子自身、その力を持て余しています。 つまり、時代が求める「天皇の器」に収まりきらないのです。 日菜子は間違いなく、立憲君主制の君主の器ではなく、専制君主の器です。 もし、天皇が専制君主の代名詞であり、世が戦国乱世なら日菜子は稀代の名君として歴史に燦然と名を刻めるでしょう。日菜子はそういう存在なのです。 だからこそ、自分より、能力は格段に落ちても人徳をもって人に愛され、そして支えられる春菜こそ、天皇にふさわしいと日菜子は思っています。 麗菜もほとんど同じ考えです。 だから、日菜子達はきっかけを待っています。 日菜子も、皇位に就くよりずっと就きたい人生が見つかりつつありますし。 「統べる力」 「統べる力」は「ファイブスター物語」の「ハイブレン」を参考にしましたが、空間干渉能力他、細かい設定は全てオリジナルです。念のため。 タマ ネコマタ登場は、実はこじつけです。 春菜が聞いた猫の鳴き声に辻褄あわせるため。です。 本当は、シスター・マリアの死で終わるはずだったのですが……。 そういう意味では、この作品、かなり伏線を張りすぎて、収拾つかないままで終わっています。反省です。 北村真由 日菜子の過去。ということで作りました。イメージは特にありません。 ……うそです。島村敬一さん著「大マジ三人組」の小西紀代です。……知らねぇだろうなぁ。 日菜子とのやりとりはもう完全アドリブで一気に書きました。 風間祷子 トリを飾っていただきました。 彼女をここで出すのはすでに決まっていました。 では、何故彼女がここに? それはある意味でやむを得ないことなのです。 何故?以下の要因があります。 1.祷子は近衛騎士にしてメサイアに関しては人類側トップエースです。 2.妖魔撃破数500は一年戦争を通して、人類最高記録です。 3.その上、最新鋭メサイアも搭乗経験があるはずです。 4.近衛の機密保護上、記憶操作による情報流出は避けたいのです(祷子が脱走時に機密漏洩容疑がかかったのはそういうことです) その実力といい、経験といい、放置するには危険すぎる存在。それが祷子です。 そんな人物を近衛といえど野に放つことは出来ないのです。 ではどうするか? 監視下に置くのです。 祷子が所属する楽団も、宮内省の息がかかっていますし、華雅女子学園は皇太后の下です。そこで生活させることで祷子を監視しているのです。 さすがに日菜子もこれに文句はいえません。 真由の言葉で気づけたのも、祷子がこの学園に存在することを知っていたから。そういうわけです。 今となってはこじつけというか、ご都合主義ですけどね(^^) ただ、はっきり言って、祷子は「見えない籠の中の鳥」として生きていきます。これからずっと……。
https://w.atwiki.jp/ivdd/pages/42.html
Joe M 監督 沖名瑠美「きもちのイイコト」 出演者 沖名瑠美 メーカー スパイスビジュアル 発売日 2019/8/30 通販 Amazon.co.jp DMM 西田麻衣「Mai Time」 出演者 西田麻衣 メーカー 竹書房 発売日 2012/10/26 通販 Amazon.co.jp DMM 市橋直歩「ナオホのキモチ~いたずらな私」 出演者 市橋直歩 メーカー ラインコミュニケーションズ 発売日 2012/9/20 通販 Amazon.co.jp DMM 水樹たま「たまペロッ!!」 出演者 水樹たま メーカー ラインコミュニケーションズ 発売日 2012/9/20 通販 Amazon.co.jp DMM 岸明日香「ミルキー・グラマー」 出演者 岸明日香 メーカー 竹書房 発売日 2012/7/20 通販 Amazon.co.jp DMM 越智亜由美「Honey Lesson~あま~い夢~」 出演者 越智亜由美 メーカー イーネット・フロンティア 発売日 2010/12/17 通販 Amazon.co.jp DMM 一双麻希「恋、愛、夢、いっそうのこと」 出演者 一双麻希 メーカー イーネット・フロンティア 発売日 2010/2/19 通販 Amazon.co.jp DMM 春菜はな「恋遊旅交 ~暴れん坊おっぱい~」 出演者 春菜はな メーカー イーネット・フロンティア 発売日 2009/12/18 通販 Amazon.co.jp DMM 瀬長奈津実「奈津実の実は…」 出演者 瀬長奈津実 メーカー イーネット・フロンティア 発売日 2009/9/30 通販 Amazon.co.jp DMM 西村みずほ「南国恋想」 出演者 西村みずほ メーカー ラインコミュニケーションズ 発売日 2009/8/20 通販 Amazon.co.jp DMM 森下悠里「悠里ツアー」 出演者 森下悠里 メーカー 竹書房 発売日 2009/5/22 通販 Amazon.co.jp DMM 浅野光「悪戯姫~いたずらっこ~」 出演者 浅野光 メーカー 晋遊舎 発売日 2009/3/28 通販 Amazon.co.jp DMM いとうあこ「アコマニア」 出演者 いとうあこ メーカー イーネット・フロンティア 発売日 2009/2/20 通販 Amazon.co.jp DMM