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私のやんごとなき王子様 8日目 翌日の朝、私は部屋で慌ただしく身支度を整えていた。 毎日が思っていたより忙しい。 というのもオディール役の子がダイエットのしすぎと過労で倒れてしまったらしく、急遽代役を立てる事になったのだ。 その調節の為に、実行委員を含めた私達生徒指導の仕事も増え、増々奔走する事となった。 鏡を見ながら髪をピンで留めて――よし! さ、今日も頑張るぞ! 少しでも真壁先生の役に立ちたいもんね! 昨日の夕食の支度だって先生達は生徒の事に気を配って、本当に大変そうだった。 ――だから、少しでもその負担を担いたい。 「お、美羽~。なんだか決意も新たに! みたいな? 気合いが入ってるね~」 「え? そう?」 同じく鏡に向かっていたさなぎに横から言われて、思わず私は聞き返した。そんなに顔に出てたかな? 「うふふ。うん、なんか頑張るぞー! っていう感じ。昨日のバーベキューもすっごい好評だったし、真壁先生とのチームワークもバッチリって感じじゃない?」 「ホント? だとしたら嬉しいな。先生の足を引っ張るのだけは嫌だから」 「美羽なら大丈夫だよ。先生、絶対助かってる」 「有難う、さなぎ」 さなぎにこんな風に言って貰えると本当に嬉しい。 各担当部署に行く前の朝のほんの少しの会話。でもさなぎとのこの時間が私に元気を与えてくれる。 「でもオディール役の子が倒れちゃうなんて、ビックリだね」 「うん、本当に。心配だけど……」 「時間は待ってくれないもんねー。ウチも大変だよー。でも美羽ほどじゃないけどねー。生徒指導担当者は全体をまとめなくちゃだもんね。美羽まで体調崩さないようにしてよ?」 心配そうに私の顔を覗き込むさなぎに向って、私はにっこり微笑んだ。 「うん、気をつけるね。ホント有難う。それじゃ、私そろそろ行くね」 「うん! 行ってらっしゃい! 今日も頑張ろう!」 「おー!」 さなぎと笑顔で挨拶を交わし、私は自室を出発した。 朝からやっぱり忙しくて、気付けば時計は夜の9時を回っていた。作業をしている部署は中断しなくてはいけない時間だ。 室内をぐるりと見ると、先生方の姿はまばらだった。私もやっと自分の仕事が終わりそうだったのでほっと息を吐くと、ドアから入って来た先生に声をかけられた。 「小日向。お前もうすぐ終わるか?」 「あ、はい。終わります」 「そうか。ならその仕事が終わったら作業部屋の確認に行ってくれ。ちょっと手が空きそうな先生がいなくてな」 「分かりました」 「それで真壁先生がいたら後で理事長の部屋に来るように伝えておいてくれないか? ミーティングが10時からあるらしいから」 「10時から理事長のお部屋でミーティングですね。分かりました」 作業部屋で作業をしている生徒がいたら部屋に戻るように注意する仕事と真壁先生を見つけたら伝言する仕事を与えられ、私は急ぎ机の仕事を片付けて席を立った。 真壁8日目・No.2へ 一つ戻る真壁7日目・No.1 ブラウザを閉じてお戻りくださいv 私のやんごとなき王子様トップへ戻る
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趣味・特技 趣味・特技スポーツ 武道・格闘技 美術 裁縫 文筆 語学 音楽 料理 美容 マッサージ 蒐集 遊戯 睡眠 ショッピング 読書 アニメ・マンガ コスプレ 旅・散歩 相談 植物・動物 電話・メール その他 コメント スポーツ 加賀山 優月(スポーツ・ドッジボール) 神津 明日香(水泳) 三条 美羽(スポーツ観戦) 寺林 陽菜(水泳) 永谷 茜(スポーツ全般) 武道・格闘技 日下 亜美(殺陣) 桜小路 葵(剣道参段・合気道) 高月 璃子(気功・演舞) 寺林 陽菜(格闘技) 星野 寧々(弓道) 美術 木浦 琴音(パステルアート) 白柳 結衣(似顔絵) 外池 美穂(絵・絵画鑑賞 空・動物の写真撮影) 夏原 里美(ゆるキャラを描くこと) 柚原 花音(イラスト描くこと) 裁縫 有澤 美鈴(裁縫) 大辻 梨乃(ゴスロリ服を作る&着る・ゴスロリを愛でる) 黒島 玲奈(編み物) 文筆 木浦 琴音(ポエム) 潮崎 杏奈(書道) 東山 櫻子(日記を書くこと) 語学 刈谷 七海(英会話) 潮崎 杏奈(カタコト英会話) 高月 璃子(外国語) 東山 櫻子(手話) 音楽 大辻 梨乃(楽器演奏) 三条 美羽(ピアノ) 高須賀 彩乃(作曲) 料理 加賀山 栞(たまごの片手割り) 黒島 玲奈(おいしい紅茶を淹れること) 鈴元 日和(創作料理) 寺林 陽菜(早食い) 豊原 香織(お菓子作り・つまみぐい・デコレーション) 夏原 里美(茶道のお手前) 星野 寧々(和食づくり) 美容 加賀山 栞(ヘアアレンジ) 桜丘 瞳(ネイルアート) マッサージ 門井 舞(肩たたき) 刈谷 七海(マッサージ) 川澄 愛梨(過剰(?)治療・マッサージ) 豊住 若菜(ストレッチ・体が柔らかい) 蒐集 有澤 美鈴(いちごグッズ・かわいいもの集め) 在原 環(昆虫集め) 加賀山 栞(ヘアピン集め) 門井 舞(かわいいもの集め) 神津 明日香(サボテン・ブレスレット集め) 坂尻 桃花(ウサギ集め) 潮崎 杏奈(ブーツ集め) 永谷 茜(ハンカチ集め) 古海 遥香(シリーズDVDを揃えること) 遊戯 加賀山 優月(ゲーム) 門井 舞(ヒーローごっこ) 川澄 愛梨(子どもと遊ぶ) 雑賀 くるみ(チェス) 三条 美羽(ゲーム) 篠山 小春(にらめっこ) 睡眠 加賀山 優月(どこでもすぐ寝れる) 坂尻 桃花(昼寝・1秒で眠れる) 寺林 陽菜(早寝) ショッピング 加賀山 栞(ウィンドウショッピング) 雑賀 くるみ(ショッピング) 読書 木浦 琴音(読書) 日下 亜美(読書) 園山 美月(速読) 東山 櫻子(読書) アニメ・マンガ 花城 さくら(マンガ) 柚原 花音(アニメ鑑賞) コスプレ 刈谷 七海(コスプレ) 三条 美羽(コスプレ) 柚原 花音(コスプレ) 旅・散歩 鴨下 未来(迷子にならないこと) 園山 美月(地図作り) 都筑 優奈(バイク・ドライブ) 豊住 若菜(ひとり旅・お散歩) 夏原 里美(犬とお散歩) 相談 鴨下 未来(カード占い・人生相談) 刈谷 七海(恋愛相談) 植物・動物 在原 環(ガーデニング・押し花) 小糸 咲(家庭菜園・植物とお話をする) 古海 遥香(犬語) 柚原 花音(アヒルの声まね) 電話・メール 園山 美月(メールの早打ち) 花城 さくら(電話) その他 大辻 梨乃(コント) 刈谷 七海(数字のゴロ合わせ) 黒島 玲奈(バイト) 小糸 咲(ひまわりのように太陽の方向を見る) 雑賀 くるみ(ダンス) 桜丘 瞳(鏡を見ること) 篠山 小春(日向ぼっこ・高い所にのぼること) 白柳 結衣(かわいいものを見ること) 鈴元 日和(実験・忍び足) 高須賀 彩乃(人の数を数える・前髪をいじる) 都筑 優奈(のんびりすること) 花城 さくら(妄想) 古海 遥香(背伸び) 星野 寧々(片付け・克己心を保つこと) コメント プロフィールの趣味・特技をカテゴリ別にまとめてみた。多分全部拾えてるはず。 - 名無しさん 2010-12-26 15 28 58 前半がスキル寄り、後半がレジャー寄りにしてる。その他は1人だけとか分類しづらいのを一緒くたにした。 - 名無しさん 2010-12-26 15 29 25 名前
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//>、く ̄ ̄`/ニニニヽ / //{ ヘ // `ー| | } [] { _| |_j ___. } }‐//' | |ヽ / 〉 | \/\ ⌒ーr'⌒\ // | ./ / .人_/ ̄\___{―- 、〉=//\ 〈 / /. ∨ ./ __/ l _|\___l\}⌒/7 .|} 〈 .|/| l 人` l\ }` | |⌒l/ | \ |. Vr示ミヽ |x テ示| /' | | \ \ .l r'リ { r'//ソ/ /| l\/ <◎ | /}人''' '''イl | | | \ / / / l |≧r‐`’‐<// |__j,_ 、 \__/ / / .l lノ } / .| l | /⌒\\ | / ./ j|ノ / | l ∨ ヽ \_j | ! .| /{ =ミ| l |ノ | \/ 、 l l \__/ }`ーr'-} \__∧_/ |./ } [] {____,/\ 〈_j_j_〉 | |/| 〈_j_j_〉! / / \<◎> Y〈. ∨ |/| 〈 ノ |r /  ̄ ̄ ̄\ヘ V\{. ∨\. ヽ{‐/´ ̄ \、 / { 〉 ー`trtァ'⌒ーrttァ'⌒′ 21F 5871レス目時点 ┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻ 【能力解説】 戦闘開始時『ディストーションミラー』を外し行動値+6。 クラスチェンジしたばかりなので【行動値】が大きく落ち込んだ……が、 元々ボス戦では《深弾幕結界》をブッパする一発屋的な側面があるので《ジャストキャスト》を使用すれば問題なし。 クラスチェンジした魔術師からは《見切り:魔導》で魔法攻撃を[絶対命中]にできたり、 《虹色の才:水》で新しく購入した「レインボウフィールド」+《属性魔法防御Ⅱ》で魔法ダメージを0にしたりと、 火力以外の方面で全体的に安定性が向上した。 ┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳ 【戦闘能力値】 【HP】150/150 【MP】359/359 【Pra(開放力)】18/18(4) 【行動】53+3 【移動力】6Sq C値:7 F値:12 【命中】8+1 【回避】8+1 【攻撃】34+1 【防御】15+1 【魔導】51+7 【抵抗】18+1 【魔攻】91+15 【魔防】27+1 《愛用の箒》搭乗中 虚 属性の魔法ダメージ+6 ┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻ 【名前】八雲紫 【属性】冥/虚 【総合レベル】Lv40 【ウィザードクラス】魔術師Lv5/大いなる者Lv22 【スタイルクラス】キャスターLv13 【プラーナ内包値】18 【プラーナ解放力】4 【CF修正値】2 【所持金】57万9200v 【ワークス】魔王 【ライフパス】出自:聖痕者 / 生活:魔法使い 【コネクション】エンドレスサマー:要いのり(弟妹) 【生活スタイル】ウィザード 【性格】狡猾 【好感度/信頼度】149/20 (魂の絆) 【施設効果】防御+2 魔防+2 『ヘイスト』『リフレクトブースタ』『ディフェンスブースタ』『マジックディフェンスブースタ』『ヴァニシング』最大値+2 【基本能力値】 筋力:6 器用:9 敏捷:7 精神:13 知力:10 信仰:4 知覚:5 幸運:7 【戦闘能力値】 耐久:150 魔法:359(368) 行動:53(56) 移動力:6Sq 命中:8 回避:8 攻撃:34 防御:13+2 魔導:51 抵抗:18 魔攻:91 魔防:25+2 【総合レベル40/40】行動+40 【キャスターレベル13/13】行動+3 魔導+10 【大いなる者レベル20/20】行動+18 魔導+3 【魔術師レベル5/5】魔導+3 行動+2 【所持品:重量上限 0/46 月衣収納上限:10/52】 スマート0-Phone ・幸福の宝石 ・付与魔装拡張プログラム ・アッパーエレメント 虚 ・魔導戦術書 ・小さな神域 退魔札(10万v)×3 ・退魔札(100万v)×1 ・マジカルリボン×1 ♥ダイヤモンドルナテックリング 【武装:重量上限 27/46】 右手:デモニックブルーム ・箒D:魔術刻印共鳴ドライブ ・外装:――― ・フライトシステム:――― ・箒OP(7/8):増設スロット×3 ・スタビライザー×1 ・付加術式“砕撃式”×2 ・マジカルビット×4 ・ウェポンマウントラッチ×1 左手:マジックロッド 衣服:道士服 上半身:――― 頭部:貪欲の宝冠 肩:――― その他:聖者の骸(呪) その他:破魔弓 その他:叡智の水晶 【魔装:装備可能Lv合計 16/50】 攻撃(虚):ディストーションミラー 防御(-):――― 付与(-):アスペクト:ディメンジョン×2 【魔法:魔法記憶容量 42/52】 フューネラルディストピア×3 ・ヒートシフト ・リフレクトブースタ ・ダークバリア ・ヘイスト ・サーチトラップ ・ディフェンスアップ ラビリンスウィッチ ・レインボウフィールド ・スペルブースタ 【特殊能力:汎用】・月衣 ・月匣 Lv9/9 闘気の才 ・Lv6/6 闘気の才Ⅱ ・Lv3/3 闘気の才Ⅲ ・Lv4/10 耐久力UP ・Lv1/1 耐久力UPⅡ Lv10/10 魔法力UP ・Lv1/1 魔法力UPⅡ ・Lv5/5 伝家の宝刀 ・Lv1/5 伝家の術式 ・Lv1/1 伝家の宝刀Ⅱ Lv1/1 愛用の箒 ・Lv1/5 魔装カスタマイズ ・Lv1/1 呪いの武具 ・Lv1/1 スタイルアデプト ・Lv1/1 急成長:魔攻 Lv1/1 月衣進化:フェイズⅡ ・Lv1/1 月衣進化:フェイズⅢ ・Lv1/1 属性魔法防御 ・Lv3/3 属性魔法防御Ⅱ Lv1/1 空の色彩 ・Lv1/3 変身体質 ・Lv1/1 謎のスポンサー ・Lv1/1 魔装弾幕 ・Lv1/3 オープンカグヤ 【EX月衣:汎用】 Lv1/3 迅速展開 ・Lv3/3 ムーンミラージュ ・Lv1/3 特性増幅 【特殊能力:キャスター】・魔法攻撃力UP Lv1/10 マジックマスタリー:虚 ・Lv1/10 エレメントマスタリー:虚 ・Lv1/1 魔力発動体 ・Lv4/5 連携魔法 Lv1/3 魔攻の極み ・Lv5/5 魔攻の極みⅡ ・Lv1/1 死点撃ち:魔法 ・Lv1/1 死点撃ちⅡ:魔法 Lv1/5 サクリファイススペル ・Lv1/1 マジックルーラー ・Lv1/3 協調魔撃 ・Lv1/3 複合弾幕 ・Lv1/1 ジャストキャスト Lv5/5 魔力励起 ・Lv1/1 ツインキャスト ・Lv1/3 ファイナルスペル 【EX月衣:キャスター】 Lv3/3 ジャマー ・Lv1/3 セージ 【特殊能力:大いなる者】 Lv1/1 隻眼の魔力 ・Lv4/3 大いなる目覚め ・Lv3/10 魔王顕現 ・Lv1/1 陰の気 ・Lv3/5 静かなる怒り Lv3/3 フラッシュバック ・Lv1/1 神域の片鱗 ・Lv5/3 運命改変 ・Lv4/3 大いなる滅び ・Lv3/3 疫病神 Lv3/3 従属の魔眼 ・Lv1/1 大いなる怒り ・Lv5/5 魔界変成 ・Lv3/5 断罪の結界 ・Lv7/5 大いなる契約 Lv7/5 力の解放 ・Lv7/5 神威顕現 ・Lv5/3 空間転移 ・3/5 斥力場 ・Lv3/5 領域作成 ・Lv3/3 超絶魔力 Lv1/1 荒御霊 ・Lv3/5 次元断 ・Lv3/5 次元斬 ・Lv1/1 小さな奇跡 【EX月衣:大いなる者】 Lv2/3 虚無の主 ・Lv7/7 因果歪曲 ・Lv3/3 次元破壊者 【特殊能力:魔術師】 Lv1/10 魔導書 ・Lv1/1 見切り:魔導 ・Lv1/1 虹色の才:水 ・Lv1/5 融合魔装 ・Lv1/3 超高速魔法戦 Lv1/1 魔力転化 ・Lv1/1 超魔導 ・Lv1/1 魔力相殺 ・Lv1/1 高速展開 ・Lv1/1 ダブルキャスト 【特殊能力:武装】 魔王の証 ・魔王の偉大なる力 ・オプションシュート ・呪法弓 ・マイちゃんの恐るべき罠 ・楽してプラーナいただきですわ プログラム:属性増幅<虚> ・奇跡の遺骸(プラーナ) ・勝利の采配 ・叡智の連携 ・蓄積されし魔力と叡智 領域の王 ・絶対領域 【特殊能力:固有】・境界の魔王 ・深弾幕結界 ・人と神の境界 ┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳ 《境界の魔王》 常時。『アスペクト:ディメンジョン』を装備中、その魔装の効果を《魔装弾幕》にも適用し、装備している数一つにつき習得している大いなる者の特殊能力のSL+1(上限を超えても良い)。 《深弾幕結界》 紫奥義。深遠なる美しき弾幕の結界。1日に1回、《魔装弾幕》を使用したメインプロセスに使用できる。[空間転移のSL÷2(端数切り上げ)]回、メジャーアクションを行える。このメジャーアクションでは、物理攻撃か魔法攻撃以外行えず、その攻撃はシーン内の任意のキャラクターを対象にできる。 《人と神の境界》 常時。 対象:効果参照人と神の狭間に揺れる魂と真なる絆を結んだ事により得た、新たなる可能性の力。あなたが行うクラスチェンジではクラスの制限が解消され、どのクラスでも変更可能になる。また、やる夫や他のキャラクターがクラスチェンジを行う時、クラスチェンジ先に『大いなる者』が追加される。
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やすむ いもうとるーと ……駄目だ、今学校に行ってまともに授業が受けられるとは思えない。 自分一人でまともな考えが浮かぶのかもわからないけれど、何事も一度やってみないとわからない。 俺はこの一年間、崩壊といういつかやってくる未来から逃げていたから。 しかし、逃げきれるわけがなかった。 それは、例えれば影だ。走っても決して振り切れないし、決して切り離せない闇の領域。 後を振り向けば常にそこにあって、俺を嘲笑っている。 「……ねむ」 俺は大きく欠伸をして瞼を擦る。 学校を休みたいと思うのも寝不足から来る気だるさのせいなのかもしれない。 何の解決にもならないけれど、俺はきちりと着ていた制服を崩し、ソファーに横になる。 程なくして、俺は夢の中に沈んでいった。 「大翔や……大翔や……」 じいさん? 死んだじいさんがお花畑の中心に立ってこちらに向けて手を振っている。 闊達として優しい人で、俺はこの人のことが好きだった。夢に出てきてくれたのを嬉しく思う。 ――よっ、じいさん久し振り。 「おっす、おらじいさん!」 なんでいきなりそれなんだよ。 「うるさいっ!」 ばしゃっ! あちぃ!! 孫にいきなりお茶をぶっかけるじいさんがどこにいる!? つーかどこからお茶が!? 「蚊がいたんじゃよ……」 だったら手で叩いてくれよ。 「わかったぞい」 ばしぃっ! いてぇ! 今じゃないだろ! 「ほんのおちゃっぴぃぞい」 おちゃっぴぃって……。 「わしは今日、大翔を試しに夢に出てきたのじゃ」 試す? 何を試すんだ。 「ほほほ、お主にわしが倒せるかな?」 なんでじいさんがが脱ぐんだよ、サービスにならないよ……しかもブリーフかよ……。 つーか下半身の筋肉やべえよ……出来の悪いコラ画像かよ……上半身の貧弱さもあいまってやべえよ……。 「ほーうっ! ローリングソバッツ!」 なっ、はや……。 九十超えたじいさんが軽やかに飛び上がるというありえない出来事に――いや、夢だからありかもしれないが――驚いた俺は、宣言通りのソバットを避けることも出来ずに顔面で受けた。 ――げはっ! 血反吐を吐いて転がる。 じいさんは容赦なく倒れた俺にギロチンをかけ頸椎を圧迫し、俺の意識は段々と遠くなっていく。 ま、まさかじいさんは、三途の河の向こう側からやってきた死神……? 「ぐ、ぐぐ……っ! がああああっ!!」 「ぎゃん!」 「はーっ、はーっ、死ぬかと思った……!」 ギロチンはマジで死ぬって。 ドラマなんかで首絞められてる人なんか見ると、腹でも思いっきり蹴りあげてやればいいのにと思ったこともあるが、それは無理だなと実感した。 つーか、ぎゃん! って誰が言った? 「……はん、ようやくお目覚め?」 声の方に目を向ければ、美羽が尻を抑えながら責めるSの目つきでこちらを睨みつけていた。 「お前か? お前なのか? ギロチンをかけてくれたのは?」 兄の寝首をかこうとするとは何と言う妹……/(^o^)\ いや、冗談では無く俺の中に黒い炎が灯ったんだがどうしてくれようか? 「ギロチンなんてかけてないわよ」 「じゃあ何だって言うんだよ!?」 「地獄の断頭台」 「余計に凶悪じゃねえか!」 俺が怒鳴りつけても美羽はどこ吹く風、ご自慢のツーテールをいじりながら俺を見下して言い放つ。 「そもそも、兄貴が学校をサボるからいけないのよ」 「……いや、それとこれとは関係が……って、今何時だ?」 時計に目をやれば、時刻は十時過ぎ、学校は開店、絶賛授業中といった様子だろう。 「……お前もサボったのか」 「わ、私はサボってないわよ……サボったけど」 「どっちだよ」 「あ、あーもうっ! 兄貴が全部悪い! 様子見に戻ってきたらすやすやと幸せそうに! 幸せそうな人を見たら不幸のどん底に突き落としたくなったからやったのよっ!」 どんだけ最低な女だよ。 「何よ!」 「何だよ?」 兄と妹が睨みあう竜虎の図。陰気な目VS勝気な目。 「あん? ザギンのシースー屋のネタにしてぶっころがすぞコラ?」 「ケツに手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてほしいのかしら?」 一触即発、次に何か音がたてばそれを合図として血で血を洗う兄妹喧嘩が繰り広げられるだろうと予想していたのだが。 「ふ、二人とも落ち着いてよ……」天使が調停に入れば龍も虎も牙を収めざるを得なかった。 「美優、お前もサボったか……」 シーザーが友に向けて放った言葉と共にように振り向けば、美優がトレイにアイスコーヒーを三つ乗せてよろよろしながら運んでくるところだった。 「う、あ……ごめん。お兄ちゃん、心配で……今は、喉渇いてるかと思って……」 あ、ああ、美優が涙目だ。兄が妹を泣かせるなんてあってはいけないことだ! 俺は蝶のように舞い蜂のように冷えたコップをとってアイスコーヒーを一気に飲み干した。 「いやいやいいんだよ! そんな小さなことは。うん、うん、うまいなあ……苦い……苦いなぁ……」 まだミルクもガムシロップも何も入っていなかった。そりゃあありのままの君でいてとは言うがコーヒーをそのまま飲むことなんて俺には出来ない。 もうやってしまったわけだが。 「げほっげほっ」 床に崩れ落ちる俺に、美優がトレイをテーブルに置いて駆け寄ってくれる。 「お、お兄ちゃん大丈夫!?」 「馬鹿兄貴」 苦みが俺の味覚を責め立てて気分が悪い。やはりコーヒーは微糖に限る。 甘すぎず苦すぎず、綱の上を渡るような絶妙なバランスが溜まらないのだ。 し、しかしこれは美優をスーパーイジリータイムだぞ……。 (スーパーイジリータイムとは美優をいじりやすいチャンスが訪れることだ。イジリー岡田とは何の関係も無い) 「うう……美、美優がエロいこと言ってくれたらすぐに立ち直れそうな気がする……」 「え、ええ?」 「この下衆兄貴!! 美優が逆らわないの知ってて言ってるでしょ!?」 「おうっ、おうっ」 容赦ない背中への蹴りを甘んじて受ける。 いやまあ、流石に言ってくれるとも思わないしただ美優の顔を赤くして楽しむのが目的の冗談だったのだけれど。 「――お、おちんちん!!」 「…………」 「…………」 その瞬間、全ての時間が止まる。 美優の顔を真っ赤にしながらの幼い猥語に、唖全とせざるを得なかった。美羽が俺の背中に足を押しつけたまま固まってるのも忘れるほどに。 「ご、ごめんなさい――っ」 自分で自分の言ったことに耐えられなくなったのか、美優は顔を抑えて足早に二階に上がってしまった。 俺と美羽は呆然とその背中を見送ることしか出来ず、部屋の戸がばたんと閉められる音が聞こえてから美羽が言った。 「み、美優が……。結城・おちんちん・美優になっちゃった……」 何そのミドルネーム。 つかお前もおちんちん言うな。 結城家にホームステイしているメイドのRさん(年齢不詳)の証言。 「いや、なんというかその……あれは一言で表せば嵐の後だった。 最近はと言えば何故我々の方が真面目に学校に行っているのか、などといろいろ疑問に思う所もあったのだが、そんなことが吹き飛ぶくらいの衝撃はあったな。 ソファはひっくり返り、置物はゴミ箱にダイブし……とにかく、この家の中で荒れていない場所など無かった。 肝心のヒロト殿は頭に大きなコブを作って気絶しており、美羽も『美優がけがれた……おちんちんになっちゃった……』等と意味不明なことを呟いているのだ。 正直不気味と言わずして何と言うのだという様相だった。大規模な兄弟喧嘩でもあったのではないかとアタリはつけたのだが、そこにようやく赤い顔を引きずった美優が現れたのだ。 美優はこの惨憺たる様子に驚愕し、ヒロト殿と美羽に駆け寄って正気に戻ってもらおうと尽力したようだがどうやら無駄なようだった。 私達は美優に事の始まりについての事情を訊いたのだが……いや、これを話すのはよそう。 あまりにもくだらな……いや、美羽達にとってはこれほどまでに甚大な被害を及ぼす程の兄妹喧嘩を引き起こす衝撃だったのだろうが……。 とにかく、あの二人はとかく美優を大切に――過保護にといいかえてもいい――してきたかが良くわかる一幕だった。 ただ私が不満を言うべきところは、姫様にも無駄な片付け作業を手伝わせねばならなかったことだ。 私の手際が良ければ無駄なお手を煩わせずに済んだものを、メイドとしての自分の手腕の至らなさに、私は遺憾の意を覚えたよ」 ありがとうございます。 「……いつっ……!」 鼻腔をくすぐるいい匂いで目を覚ますと同時に、後頭部に残る疼痛が俺を襲った。 「あ、起きた」 「美羽?」 美羽が床に膝をついて俺の顔を覗き込むようにしている。 妙に顔が近いので、兄として柄にもなく照れてしまう。 「な、何?」 「いんや、べっつに……頭痛くない?」 美羽は興味なさげに心配しているような台詞を吐くものだから、ちぐはぐだ。 えっと、俺は……それで、何で気絶してたんだっけ? 「もう晩御飯だから、早く兄貴も来てよね」 「晩御飯!?」 確かにカーテンの隙間から除く窓の外の風景は、闇に染まっている。 誰かが闇のランプでも使っていない限り俺は十時間以上気絶していたことになる。 「…………はあ~」 せっかくサボってまで得た時間を無駄にしてしまったことに後悔しつつ重い溜息をつく。 こんなんでいいのか、俺。いや良くない決して良くない断じて良くない。 ――けれど。 「お兄ちゃん、早くしないと冷めちゃうよ~」 今は家族の団らんを優先すべきだろうな、兄として。 「うむ、いつものことながら美優の作る料理は美味だな」 「えへへ、ありがとう」 家族みんなで美優の料理に舌鼓をうつ。 みんなが当たり前に賛辞と感謝を送り、美優は少し照れながらもありがとうと返す。それがいつもの食事風景だった。 「兄貴、パスッ」 「っておい、俺の皿に茄子入れてるんだお前はっ!」 俺の皿に茄子の煮物が山盛りになっていた。 いや、まあ味はいいんだが色合い的には少しグロいぞ、茄子って似ると腐ってるみたいに茶色っぽくなるからな。 「お姉ちゃん、好き嫌いは良くないよ……」 「そうですよ、美羽さん。とっても美味しいのですから」 「姫様の言う通りだ」 「う、うう……」 三人に好き嫌い糾弾……というほどでもないか、とにかく注意されて美羽が委縮する。 そう、美羽は茄子がとにかく苦手だった。本人が言うには、「ほらまずむらさきが毒々しいじゃん! 毒属性って感じじゃん!」とのこと。 そしてじゃあお前は葡萄を食わないんだなとデザートにとっておいた巨峰を取り出すと「毒を食らわば皿までよーっ!」と豹変したのはいつかの話。 「ほら、茄子と体の相性が良くない人もいるんだって!」 「どんな人だよ」 いいから黙って食えと山盛りに積まれた茄子を美羽の取り皿に返していく。 「あ、あぁ~ほら! 統計でも茄子を食った場合その五十年後くらいに病気で死んじゃう人もいるんだってっ!」 「五十年たてば仕方ないこともあると思うが」 レンから冷静な突っ込みが入った。 「ふふ、冷製パスタを食べながらの冷静なツッコミ」 しかしギャグはつまらなかった。 「ほら! 東方見聞録を記したかのマルボロも茄子の食べ過ぎで死んだって……」 煙草の名前みたいになってるからな……。 「ほら言うじゃない! 秋茄子は嫁に食わすなって」 「今は秋じゃないしお前はそもそも誰の嫁だ」 しかしそこまで嫌いか。 「お姉ちゃん、茄子には栄養がバランスよく含まれててお得なんだよ?」 「あ、兄貴……他の野菜食べるからってことで助けてよ……」 久々に美羽に頼られた気がするな。この際その内容がしょぼいことは置いといて俺はどちらに味方するか選ぶ……選ぶ? 美羽か、美優を、選ぶ? 「兄貴?」 「お兄ちゃん?」 妹達が途端心配そうな声を上げる。 ユリアもレンも突如様子が変わった俺の様子に表情を変えた。 急に頭がぐるぐると回りだして俺の心を揺さぶり、先ほど胃に収めたばかりの料理がゆっくりとせり上がってくる。 「っ……」 俺はみんなの前で醜態を晒すわけにもいかず、口を押さえてトイレに駆け込んだ。 ――そして、俺はせっかく美優が作ってくれた料理を全て吐いた。色とりどりに並んでいた料理も、一度消化され始めてしまえば気持ち悪い物体でしかなかった。 その日、俺はみんなに心配されつつ、早く着替えて眠った。 今日はまともに何もしていないけれど、明日はそうもいかないだろう。 ……そう、明日。 俺は日付が変わった深夜に、妹達に起きてくるよう言っていた。 「ねむ……」 「お兄ちゃん、お腹は大丈夫?」 大きく欠伸をしている美羽と、遅くにも関わらずぱっちり目を開いている美優と向かい合いながら、俺は言葉を選ぶように唸る。 「そうだな……」 「何も無いなら寝たいんだけど?」 「ま、まあまあ、お姉ちゃん、もうちょっと待とう?」 どっちが姉かわからないな、なんてたわごとは置いておこう。 悩みを具現するような息をひとつ吐いて、こうなったらサプライズを狙ってしまえと口を開く。 「明日、ユリアとデートする」 翌朝、美羽と美優を学校に送り出してから、ユリアとレンには残ってもらっていた。 「はあ……でーと、ですか?」 「でーとだと!?」 レンがいきり立って剣の柄に手をかける。 「で、でーととはつまり、逢引きのことではないか! 姫様に不埒な真似を働く気かっ!」 おうおうおうと昭和の不良よろしくメンチを切ってくるレンに、俺は多少引き気味に答えた。 「いやいやいやいや……そんなつもりはないって、ただちょっと遊ぶだけでいいんだよ」 「遊ぶ、ですか? 学校もありますし、どうせなら皆さん一緒の方が……」 猫のように首を傾げるユリアの肩を掴んで、ぐっと引き寄せる。 「頼むよ」 「…………」 エメラルドグリーンに輝く宝石をはめ込まれたかのように美しい瞳が、少しだけ上向きになって俺の顔を見上げていた。 そして三十秒ほどじっと見つめられ、レンの無言のプレッシャーを背に受けながらユリアが言った。 「行きましょうか」 「姫!」 レンの咎めるような声にユリアはゆるりと笑みを浮かべて柔らかく答える。 「思い出作りも、いいでしょう?」 ……ああ、本当に柔らかいな。例えれば高級羽毛布団くらいだ。 なんてどうでもいい感想を抱いていると、レンはどうも渋々了承したようだった。 「……御意に。ですが、どうかお気をつけて。貴女一人のお体では無いのですから」 「ありがとう、レン」 主従関係だから、という話ではない。 丁寧な物腰、誠実な態度、柔らかい雰囲気に加え、ユリアには周りの人を無理なく納得させてしまう気品がある。 ああ、そこで更に少し抜けているところが放っておけないというのもあって、慕われるんだろうな。 「……ヒロトさん?」 「え!? あ、ああ、どうした?」 想像に耽っていると、ユリアがくっと顔を近づけてくるものだから飛び上がるまではいかないが、かなり驚いてしまった。 ユリアは少し困ったように首を傾げて。 「どうしたもこうしたもないのです。でーとするというのなら、服装はどういたしましょう?」 「……服か」 俺は前日からデートするつもりだったので、自分の出来る限り最高のコーディネートをしてある。 それでもユリアには到底釣り合わないだろうが、男として最低限のマナーだ。 だが、ユリアの方は……やはり、ドレスか? そのままはしゃげば、舞踏会から抜け出してきたお姫様と没落貴族みたいだな。 「制服にしておこう。補導される可能性もなくはないけど、今から着替えなおすのも面倒だろうしね」 「はい、わかりました」 「それじゃあレン。行ってくるな。学校で何かあったら美羽達に言ってくれ」 出がけの言葉に対して、レンは急に何かを考えだしたようで、俺には一瞥をくれて「ああ、姫様を危ない目に遭わせるなよ」とだけ返した。 そこにわずかな違和感を感じ、「尾行とかすんなよー」と冗談めかして言ってみる。 「な、何故わかった!?」 するつもりだったのかよっ!! 全く油断も隙もありはしない。 そして玄関前に出た俺達なわけですが。 「ヒロトさん」 「ん?」 「でーととは何をして遊べばいいんでしょう?」 それは男と女の永遠の命題だ。 しかも俺は昨日考え付いたばかりの為に全く計画を立てていない。神風特攻、帰りを考えないノープランだ。 「とりあえず、適当に話しながらあるこうか」 「はい、ヒロトさんがそう仰るのなら」 今日の日差しは、ユリアの纏う雰囲気に感化されたみたいに温かく柔らかい。 春に逆戻りしたような錯覚を覚えながら。 ゆっくりゆっくり、時速2kmで行先も決めないままに歩く。 「そういえば、ヒロトさん」 不意にユリアが口を開いた。 「ん?」 「お体の方は大丈夫ですか? 昨日の食事の時は……」 「ああ、もう大丈夫だよ」 一晩ゆっくり休んだから、今日の朝にはすっかりと良くなっていた。 「そうですか……ですがヒロトさんは、心労もいろいろ溜めてらっしゃるでしょうし……」 わかっているのだろうけれど、ユリアは敢えて具体的な言葉にはしない。 それは俺に気を使っているのか、それとも自分が言いたくないだけなのかわからない。 だけれど今はその方がいい、俺は「ほんとに大丈夫だから」とだけ答えた。 そして公園の辺りにまで来た頃だった。 「そういえば」 「まただね」 「はい?」 不思議そうに首を傾げるユリア、俺は少しからかうように言った。 「また『そういえば』って、ユリアって、いろいろと唐突に思い立ったりすることが良くあるよね」 ユリアの頬にすっと朱がさして照れたのかと思えば、それを厭うようにむすっとしてしまった。 「そ、そんなこと……ある、かもしれないですけど。いつもではありませんっ」 「あはは、わかってるって。それで、何?」 まだ少し拗ねているようだったが、ふっと一息つけばすぐに元通りで話を始める。 「……夢を見たんです」 「夢の話か、いいね」 大体は、この世でどうでもいい話の二大巨頭と言えば他人のペット自慢に他人の夢の話である。 だがユリアの夢の話は他の人のそれとは毛色が違う。 ユリアは夢の中でもう一つ、自分だけの世界を構築している。そう思わせられるほどに『出来上がった』ものなのだ。 「昨夜のそれは、皆さんが私達の国の住人として暮らしていました……」 「へえ、俺はやっぱり美羽達と一緒に?」 「いえ、ヒロトさんは宿屋の息子でした。そう、宿屋『夜のおかし』の放蕩息子でした……」 うなぎパイ? しかも放蕩息子なんだ……。 「ヒロトさんは橋の下で拾われた子供だったのです……」 これまた微妙に重い話だ。 「それなりに幸せな暮らしを送っていたヒロトさんだったのですが、ある日屋根の修理の最中に、風に煽られて屋根から落ちてしまうのです」 「ええ?」 俺は大丈夫なのか、夢の話なのに自分の身が心配になった。正夢になったらどうしてくれよう。 「その光景を見ていたさすらいの女剣士美羽はこう言いました。『これもまた、いとおかし……』と」 「下手なギャグ言ってる場合じゃねーぞ」 助けないのかよ。つーかおかしってそっちかよ。 「もちろん美羽さんはヒロトさんを助けようと抱きかかえました。しかしそこにさすらいの女剣士美優がやってきて……」 設定が被っているということにはもうこの際目を瞑ろう。 「『待ちなさい、そこの宿屋の放蕩息子は私が助けます』と言いだしたのです」 さすらいの女剣士が宿屋の放蕩息子だと一目みただけでよくわかったものだ。慧眼というレベルではない。 「美羽はこう答えました。『私が助けてお礼をせしめようと思ったのだ、貴方には譲れない』と、美優はこう言いました。『私が助けて売り飛ばそうと思ったのだ、貴方には譲れない』と」 泣けてくるね。もちろんうれし泣きではない。 「『では剣で勝負をつけよう』『そうしよう』二人は同意しました。ですがどちらも睨みあいいつまでたっても勝負は始まりません。その内美羽が言いました。 『痛いのは嫌だな』『そうですね』美優が同意しました。二人はそこで宿屋の放蕩息子を二つに割ってわけることにしました」 グロいよ!!!!!!! っていうかその時点で助けていない、殺人だ。 「するとどうしたことでしょう!」本当にどうしたことだよ。「真っ二つに割れたそれぞれのヒロトさんが復元を始めたのです!」ええー。 「そうして二人の小さなヒロトさんが新たにこの世に誕生しました。生命の神秘を目の当たりにした女剣士の二人は、四人で末永く幸せにくらしましたとさ……そこで、目が覚めました」 ユリアはそう満足げに語り終えて、二コリとこちらに微笑みかけた。 「どうでしたか?」 「どうでしたかと言われても」 こちらとしては返事に窮する夢だったぞ。 「……というか、俺達ばっかりでてて自分は出てないんだね」 「出てましたよ? 宿屋のおかみとして……」 「そこにいたんだ!?」 そんなくだらない雑談をしながら、俺達は自然と街の中心部へ向かっていた。 人通りが多い場所まで来てしまえば、ユリアの容姿は嫌でも視線を集めてしまう。 確かにユリアはとんでもないクラスの美人だし、そんな女性を連れて歩けるのはとても名誉なことだと俺は思う。 「やっぱり慣れない?」 「……はい、やっぱり目立つのはどうにも」 俺は、なるべくユリアを好奇の視線から守るように立って歩く。 ここまで来る内に向かう場所は決めていた。 「ここは……?」 「喫茶店だよ、結構穴場なんだ」 路地に入って少しだけ進んだ場所に、ひっそりと構えている店。 美羽と美優に教えてもらい、今度一緒に行こうと決めていた店だ。 カランカラン。 入店を知らせるベルが店内に鳴り響き、ユリアをエスコートするように中に入る。 木の優しい香りと、コーヒーの香ばしい香りとが混ざり合い、不思議と気分を落ち着かせてくれる。 微妙に薄暗い店内にはテーブル席が二つにカウンター席が五つまでしかなく、狭い店内にはそれが限界だった。 しかしまあ、美羽の話によれば、「あそこのマスター客が一杯入るの嫌がるから」とのこと。喫茶店のマスターとしては儲かった方がいいんじゃないかとは思うが、まあそこは個人の自由だ。 それに客に話しかけたり干渉したりということは絶対にしない、こちらも「面倒なのは嫌いだから」という理由らしい。たまに「コーヒー淹れるのも面倒」とか言いだすこともあると言う。いやもう喫茶店じゃないだろそれ。 ……しかしまあ、サボりにはうってつけではあるんだが。 「いいお店ですね」 店内を見渡して、ユリアが一言感想を漏らした。そしてカウンターの端の方に立っていたマスターと目が合い、ぺこりと一礼する。 だがマスターの方は全く無反応、俺達は互いに顔を合わせて苦笑するしかない。 「とりあえず、座ろう」 「はい」 俺達以外に客はいないので席は自由に選ぶことができる。 とりあえず奥のテーブ席に腰かけると、ギッと軋む音がした。……かなり古い椅子だ。 いや、こういうのをアンティークというのかもしれないが俺にはあまり理解できない趣味だな。 「注文はどうする?」 「……ここはコーヒーが美味しいというお話でしたよね?」 「うん、美羽が言うには……だけどね」 世界中どんなコーヒーでも取りそろえているという話だったが、メニューが無いのでコーヒーに詳しくない俺には良くわからない。 だがそれは美羽にしても同じだったようだ。 美優と二人で来た際、マスターの無言のプレッシャーに急かされ「い、インスタント!」と学の無い発言で恥をかいたと言う。(ちなみにその後本当にインスタントのコーヒーが出てきたらしい) 俺はその話を思い出して苦笑する、ユリアが「どうしたんですか?」不安そうに訊いてきたが、「ちょっと思い出し笑いだよ」と答えておく。 「俺はエスプレッソにしようと思うんだけど……」 豆については全くわからないのでマスターに任せよう。 「私は紅茶に……」 思わずこけそうになった。 「な、なんですか?」 「いや、コーヒーがうまいって言ったよね」 ユリアはあたふたとうろたえだして、「え、わ、私駄目でしたか? この様なお店には紅茶も揃えてあると思ったのは私の記憶違いでしゅか?」噛んだ。 「あぅ……」 恥ずかしそうに俯くユリアを可愛らしく思いながら、俺はフォローを入れた。 「いやいや、ごめんね。紅茶もあるかもしれないし頼んでみようよ。茶葉は何にする?」 「…………ダージリンでお願いします」 「わかった。……あのー、エスプレッソ一つと……紅茶ってありますか?」 マスターの機嫌を伺うようにそう問えば、彼は余程凝視していないとわからないくらいの微細な動作で頷く。 「だったら、ダージリンをお願いします」 注文を聞き届けたマスターがゆらりと動きだす。 暗い店内も相まって、失礼ながらもどこか幽鬼を連想させられてしまった。 「ヒロトさん」 「ん」 程なくしてコーヒーと紅茶が届き、二人で舌鼓をうっている最中にユリアが口を開く。 「美味しいですねっ」 確かにうまい。 やはりブラックでは飲めないので砂糖を多少混ぜさせてもらってはいるが、この香りと風味、そしてきめ細やかな泡は今まで自分が飲んでいたコーヒーがどれだけ安っぽいものだったのかを教えてくれる。 一口含み舌で弄ぶように味わえば、口内に広がるのは独特な苦みとほのかな甘み。これならいくらでもおかわりしてしまいそうだ。 「こうして安心して紅茶を楽しむのも、久し振り……」 上品にカップを口に運ぶユリアが、何気なく漏らしたその言葉が気になった。 「安心して、ってどういうこと?」 ユリアにしてみれば、特に意識する風でも無く何気なく出てしまったのだろう。しばらくきょとんと思い返すようにして、すぐに少しだけ気まずそうに笑った。 「何でもないです、忘れてください」 ……隠し事。 誰にだって話たくない過去の一つや二つはあるだろう。余程のことが無い限りそこに土足で踏み込もうとするべきではない。 だけれどユリアの隠しかた、取り繕いかたは、『下手くそ』だ。中身が見えないように袋に入れたけれどその袋は半透明でした。みたいな。 レンのように鉄面皮を装うことが出来ない、年相応の少女程度の処世術。 その甘さに付け込もうと思ったわけじゃない、そこは関係ないんだ、ただ俺は……目的の為に知りたいと思ったから、言ったんだ。 「聞かせて欲しいな」って。 「ごめんなさい、楽しいデートに水を差したくないの。……本当に、嫌な話ですから」 彼女には似合わない、苦虫を噛み潰すような顔。 「俺はさ、ユリアのこともっと知りたいと思ってる」 「……え?」 「今日誘ったのは、ユリアのことをもっといっぱい知りたかったからなんだ」 「……何故?」 何でそんなことをするのだろう。 踏み込まないで欲しい、その言葉からはそんな壁を感じた。 だけれど俺は、それに答えるだけの言葉を持ち合わせていない。だから屁理屈を言うしかなかった。 「知りたいから、かな」 「…………余計なこと、言わなきゃ良かったですね」 別に、何だって良かったのかもしれない。 ただ目の前を通り過ぎたから反射的に掴んだだけ、そう言われても仕方ないような話題の振り方。 でも、そこに運命を……違う、ユリアのルーツを見た気がしたんだ。 「レンは私の専属のメイドで、護衛などと言った点ではレン以上に優秀な人間はいないと思うのですが……。 彼女の料理などの才能は……非常に言いにくいのですが、無いに等しいと言ってもいいくらいです」 ……そこまで言うか。 そういえば、レンは掃除やらはてきぱきとこなしてはいたけれど、美優の料理を手伝おうとした時なんかはユリアがやんわりと止めていた。 レンの親切を止める意味がわからないと思っていたが、あれはユリアなりの心遣いだったんだな。 「私もいけなかったのです、はっきり一言『美味しくない』と言ってあげるのが本人の為にもなるとわかっているのに、それがいつまで経っても言えずに……」 ユリアがカップを両手で包み、もう一度温め直すように力を入れる。 ……その手は、僅かに震えていた。 「でも……特に……」 「?」 「特に紅茶がひどかったんです! 閉口する程に、まずかったんです! レンは茶葉のファーストラッシュやセカンドラッシュという言葉を聞いて、どんな剣の技ですか? などと質問してきたのですよ! 何が『ファーストラーーーッシュ!』ですか! 紅茶を侮辱する気ですかっ!」 爆発した。 静かだった店内に吐露されたユリアの怒りが響き渡り、すぐに静寂が戻ってくる。 大きく息を吐き出して、自らの動悸を抑え込むように紅茶を飲みほすユリア。 「……お恥ずかしいところをお見せしました」 「ああ、いや、その……ずいぶんと紅茶にはこだわってるんだな」 「ええ、美優さんの淹れてくださる紅茶は美味しかったので、安心しました」 「そ、そう」 ……こだわりは人を変えるんだな……しみじみとそう感じる。 だけれど、あの姿がユリアの最も自然なそれなのだろう。 いつもの優雅さを崩さない態度も、幼い頃から培われてきた彼女の一面であることには、違いないのだろうけれど……。 「……でも、つまらない話だったでしょう?」 「いや、そんなことはなかったよ」 ごまかされたのは明白だ。だけれどそれは口に出さないでおく。 それでも新たな一面を見つけられたということを、嬉しく思っておこう。 「不公平ですよね」 「何が?」 その言葉の意図をまるで汲めていない俺に、少しだけむっとしながらユリアは言った。 「私ばっかり話してるからですよ、自爆がなかったとは言いませんけれど……ヒロトさんのことも、教えてください」 「俺のことと言ってもな……」 何を話したら良いものかと考えていると、ユリアの方から話題を振ってくれる。 「やっぱり、ミウさん達とは昔から仲が良かったんですか?」 「……まあ、ね。ミウとはいつも一緒だったよ。喧嘩もめちゃくちゃ多かったけど」 「昨日もすごかったですものね」 「昨日? ああ、昨日ね」 確かに昨日も喧嘩した気がするが、美羽に頭を強打されたせいか記憶は朧気だ。そもそも何が発端だったのかすら覚えていない。 それからは、互いのことをとりとめも無く語り合った。 昔は美羽とこんな遊びをした、だとか。 ユリアは昔礼儀作法が苦手でさんざん怒られた、だとか。 そんな雑談ばかりだった。 そしてコーヒーと紅茶のおかわりが三杯目にさしかかった頃、俺は「ユリアの世界の人間は、皆魔法を使えるのか?」と興味本位で質問をぶつけた。 「ええ、訓練をすればどなたでも使えるようになりますよ。才能と言うか……魔力のキャパシティに個人個々の違いはありますけれど」 「へえ、じゃあ俺も練習したら魔法を使えるようになったりするのかな?」 ユリアは苦笑する。 「難しいと思いますよ。どう言えばいいんでしょうか、私達の体にはこの世界に人々には無い魔法の為の器官が存在するのです。 もちろん、それは外科しゅじゅちゅ……手術などしてもわからないでしょうけど」 噛んだのは流してあげるのが優しさだろう。 「へえ……」 なるほどな、じゃあ俺達の世界で魔法が発達することはありえないってことか。時間的な問題ではなく。 「実際、そうでもないのですよ」 「え?」 「魔法が現在存在しない世界でも、何年かに一人はその才能を持った人間は生まれてくるらしいということはわかっているのです。 ほとんどは、その才能に気付かないままになるのですけどね」 「だ、だったら俺にも魔法を使える可能性が!?」 「無いとは言い切れませんね」 そうか……そうなのか……。 「くく、くくくくく……」 「ど、どうかしましたか?」 不気味に喉を鳴らす俺を、不安と怯えがないまぜになった瞳で心配そうに見つめている。 「ふははははは! 実は俺はすでに魔法を習得しているのだよ!」 「え、ええーーー!?」 本気で驚くユリアだった。ああもう、可愛いなあこの人は。 「手始めにニューヨークを夜にしてやったわ! 今ここはお昼なのにな!」 「じ、時間操作! なんて高度な魔法を……!」 「ふふ、俺の手にかかれば日本の経済も円高ドル安……気圧配置も西高東低よ!」 「わ、私にはわからない用語をいくつも……実は物凄い大魔法使いだったのですか!?」 「あっはははははははははは、もちろん嘘だけどね」 「わかってますよ」 あるぇーーーーーー? ユリアはくすくすと小悪魔的な笑みを浮かべ、俺の浅い嘘を僅かに嘲笑うように言った。 「クス、最近私に天然さんという印象ばかりがついてまわっているような気がしたので、少しだけ意趣返しをしてみました」 「……なるほどね。やられたよ」 俺は自らピエロを演じていたわけだ。 普段は、天然ほわほわ脳内小春日和のお姫様ではあるけれど、それだけが自分では無いということを言いたかったのだろう。 一年間一緒に暮らしてきて、知らないことがとても多かったということを痛感させられる。 ……でも、一年というのは人が完全に打ち解けるのに最低限必要な準備期間なのかもしれない、俺はそう思った。 だとしたら、本当に惜しい。もう俺に残された時間は少ないのだから。 「じゃあ、そろそろでようか。もうお昼だしね」 「はい」 ここは軽食なんかは一切やっていない。理由はやはり面倒だからなのだろう。 俺はマスターが口にした値段分の小銭――味の割に良心的な値段だった――を取り出してカウンターに置いたのだが、その内の百円玉を一枚爪弾きされる。 「……?」 なんなのだろう、少しだけ汚れているのが気に食わなかったのだろうか。いくらなんでも客商売だからその態度はないだろう……と思っていたのだけれど。 マスターは厳かに「裏側」と一言呟いて、気付いた。 ――それはトリックコインだったのだ。どこかの雑貨屋で面白半分に買った両表のコイン。コイントス時に小銭を取り出す際、怪しまれないように財布に忍ばせておいたのを忘れていたのだ。 「すいません」 俺は素直に頭を下げ、変わりの百円玉を置いてユリアと共に店を出た。 街中を歩きながら、ユリアがぽつりと呟く。 「変わった方でしたね」 ちょっと失礼ですけど、と付け足す。 俺も確かに変だね、と同意した。 「でも――さっきの硬貨、あれは何ですか?」 「何ですか……と訊かれたら、嘘つきの道具と答えるね」 ユリアはきょとんと首を傾げた。 「コイントスって賭け事があるんだ、コインをこう指で弾いて隠して、裏か表かどちらが出るかを当てるっていうね」 「でも、そのコインは両方表で――ああ!」 ポンと手を打つ。コイントスのルールさえわかれば誰にでも理解できることだろう。 「そ、これはどっちも表だから、先に表とさえ宣言してしまえば負けることは無い。……相手にばれなければね」 「嘘も、ばれなければ嘘になりませんものね」 「…………」 「? どうかしましたか?」 「いや……何でも無いよ」 ユリアは、何となく嘘を嫌いそうな印象があった。 だけれど、先ほどの喫茶店での意趣返しのように、年相応の少女らしい一面も当然のごとく持っているのだ。 別段不思議なことではないと俺は心の中で折り合いをつけた。 「でも、使う機会はほとんどないんだけどね」 「何故ですか?」 「嘘をつくと、美羽が怒るからさ」 美羽は俺が嘘をつくことを何よりも嫌った。 その原因ともなる一つの事件を思い出そうとして、やめる。古傷が疼く気がしたから。 「……どうかしましたか?」 「ん?」 「いえ、少し苦しそうに見えたので……」 どうやら無意識の内に表情を歪めてしまっていたらしい。 俺はすぐに「何でもないよ」とテンプレートな対応で取り繕った。 ……ああ、なんだかんだ言って俺の方から壁を作っているなと、自己嫌悪。 それから俺たちは昼食をハンバーガーで済ませ、そこら中を遊んでまわった。 まとわりつく視線もその内気にならなくなるほどに楽しい時間が続き、やがてそれにも終りがやってくる。 俺は最後にとユリアを近所の公園に誘った。 空という名のスクリーンにはオレンジ色のグラデーションが浮かんでいて、美しい夕方を演出していた。 「…………」 楽しい時の終りが近づくことを感じているのか、ユリアは俺の半歩後ろを歩いてついてくる。 俺はその足音に耳を澄ませながら、どこか安心感を覚えていた。 それは、ユリアを信頼する心から来ているのかもしれない。俺の求める答えを返してくれるだろうという。 でも人の心、例えそれが家族のそれでも完璧に読み切ることなんて出来ない。そんなことが出来るのは漫画や小説の中の超能力者だけだ。 ――これからどうなるかなんて、誰にもわからない。 公園には二人の少女が立っていた。 夕日を 背負っており逆光になっているので、その顔までは窺い知ることが出来ない。 だけれどその必要も無いことはわかっていた。何故なら彼女達は俺の妹であり、この時間にこの場所に来るよう予め指示しておいたからだ。 「兄貴、遅いよ」 「悪い悪い」 十分程とは言え、遅刻は遅刻だった。 「美優なんか待ってるのに飽きてコサックダンスとセクシーコマンドーを融合した踊りを始めるところだったんだから」 「えっ……私そんなことシテナイヨ……」 「ああごめん、ジョン・マクレーンの物まねだっけ?」 「してナイヨッ……」 「お前ら、意味のない会話は止めろ」 いつまでたっても本題が切り出せないじゃねーか。 「そうね、火の鳥を彷彿とさせる壮大なループをしてしまうところだったわ」 どんだけ続ける気だったんだよ。 「……あの」 それまで黙っていたユリアが口を開く。 「何か、言いたいことがあったのではないのですか?」 「ああ、そうだよ。ごめんね」 美羽も話す前にその場の空気を和やかにしようとしてくれたのだろう、結局本当の話題からしてそれは無駄なのだけれど。 「いえ、別にかまいません。ヒロトさん達が言いたいことは、何となくわかっていましたから」 「……へえ」 「崩壊に対しての、答えでしょう?」 「……あたり」 「すいません、魔法で心の表層を読み取るような真似をして。……普段は絶対にこんなことはしないのですが……少しだけ、不安で……ごめんなさい」 そうか、さっきは心を読むなんて漫画などの登場人物にしか出来ないとは言ったが、ユリアはこの世界の人からすればファンタジーな存在に違いなかった。 心を読むという芸当も、魔法を使えば可能なのだろう。 だとしたら、これから言うこともわかっているのではないか? そんな不安が脳裏を過った。だけれどユリアは静かに目を閉じて俺たちの言葉を待っている。 「答えを、お聞かせください」 俺達三人は、互いに目を合わせて頷いた。 そして俺だけが一歩前にでて、ゆっくりと口火を切る。 「昨日、美羽と美優には話をしたんだ。ユリアとの約束は破ることになっちゃったけど、やっぱり一人じゃどうにもならないことだったから……」 「はい」 短く同意して、続きを促す。 「最初は、二人とも信じてはくれなかったけれど、根気よく話せば信じてくれた。……嘘は、美羽の嫌う所だしね」 少しだけ皮肉だと思う。 俺が嘘をつくことを最も許さない美羽。 その俺が『一週間で世界が崩壊する』なんて突拍子も無いことを言いだした。 美羽はまた馬鹿兄貴が変なこと言いだしたと俺を叱りつける。 だけれど俺は真剣に信じてくれと主張する。そこまで真剣に言うのならばと信じてやりたいところなのだけれど、人間としての常識が、理性が、世界の崩壊を否定する。 随分と、あの晩は長い葛藤をしていたな――。 対して美優の方は、美羽程俺を疑おうとはしなかった。 もちろん最初は否定したけれど、説得する内に割とあっさりと受け入れてくれた。やっぱり、いざとなると美優の方が頼りになるのかもしれない。
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私のやんごとなき王子様 10日目 「え? 花火、大会?」 「え~、やだ美羽。知らなかったの?」 そう言って呆れたように言うさなぎに向かって、私はテーブルの上から身を乗り出した。 「知らないよ! そんなの合宿のしおりに書いてあったっけ?」 「書いてはないけど、皆知ってるよ? この島の近くの無人島が打ち上げ場所になってて、クルージングしながら花火大会を観覧するっていうのを今年から旅行会社がやるんだよ。それでここからはもうバッチリ最高のポイントで見えるんだから」 ちょっぴり誇らし気にそう説明してくれるさなぎに、私は目を輝かせた。 「本当に!? そんな素敵な企画考える会社があるんだね!」 「うちの理事長が一枚かんでるらしいよ。なんでもその島も理事長の所有地らしくてさ、知り合いの船舶会社と旅行会社に企画を持ち込んだとか」 「へえ~。ほんとにうちの理事長って凄い人なんだね……ていうか、そんなに詳しいさなぎが凄い」 まさかの詳細まで知っているなんて、さすがさなぎ。情報網が半端じゃない。でも花火大会か――利根君と一緒に見れたら素敵だろうな……。 「ね、美羽は誰と行く?」 「えっ?誰ってさなぎと一緒じゃないの?」 「何言ってんの~! 折角のチャンスじゃん! 美羽だって一緒に見たい人いるでしょ?」 そりゃいるけど……。でも――っていうか、 「さなぎにはいるの?」 「あははっ。実は――さ、この合宿中に彼氏が出来たんだよね~」 「えぇ!?」 恥ずかしそうに少しだけ俯いて衝撃の告白をしたさなぎを前に、私は思わずのけ反った。 「いいいいい、いつの間に!?」 「いやぁ~、同じ担当の子なんだけどね~」 嘘。どうして。さなぎ~~~! 「佐和山」 テーブルの向こう側から、ふいに声をかけられた。 視線を馳せると、そこには一人の男子の姿が。えっと、あれは確か3組の―― 「あ、米倉~!」 そう、米倉君だ。 米倉君は私を目に留めると、にっこりと笑いながら軽く会釈をしてくれた。つられて私も思わずペコリ。 「紹介します! 私の彼氏の米倉君です!」 照れくさそうに、けれどどこか誇らしげに胸を張るさなぎ。その顔からは幸せがにじみ出ていて、何だか私まで嬉しい気持ちになる。 「佐和山と付き合える事になりました」 米倉君もにこにこと笑いながらに私に報告。なんか、いいな―― 「さなぎの事、よろしくお願いします」 私は一つ大きく頭を下げた。 「や、やだも~、美羽ったらお母さんみたいじゃんか~~」 頭をあげて、二人と目を合わせると誰ともなく笑いだした。 「あははっ、おっかしい~」 笑うさなぎを私は肘で突きながら、軽く睨むフリ。 「ずっと黙ってるなんて薄情者~~」 「違うんだって~! ホント、付き合う事になったの昨日だったからさ~」 「急な話ですみません! ホント」 焦るさなぎを見て、米倉君がフォローに入る。 優しいんだな――愛されてるんだね、さなぎ。そんな二人を見ていると、自然と心が温かくなる。 「米倉が謝る事無いよ」 「そう、米倉君は悪くないよ」 なんて私もフォローをし返すと、3人一緒にまた笑いあった。 うん、米倉君とさなぎなら、きっと幸せなカップルになると思う! 「それじゃ、私そろそろ行くね」 あんまり二人の邪魔をするのも悪いと思って、私は担当場所へと移動する事にした。 「あ、待って!」 去ろうとした私の元へ、さなぎが駆け寄る。 「美羽、今夜の花火大会はホントに大チャンスだよ? 後悔しないように、頑張ってね!」 「うん、アリガト」 さなぎは私に好きな人がいる事を、うっすら感ずいているんだと思う。 さなぎの励ましを無駄にしないように、私も頑張りたいな……頑張れるかな? 利根10日目・No.2へ 一つ戻る利根9日目・No.2 ブラウザを閉じてお戻りくださいv 私のやんごとなき王子様トップへ戻る
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番号 AMWS02061 名前 “ドレス”茉莉 読み “どれす”まつり Lv 5 スター ★ 種別 ユニット BP 4000 SP 1500 【よかったね 茉莉ちゃんかわいくて… 美羽がやったら往復ビンタだよ】○レベル5以上の敵が受けるダメージは+3000して与えられる。○夢(プランゾーンからプレイできる) 移動方向 ↑ 属性 ♀ ブロック メディアワークス 作品 苺ましまろ レアリティ つかさ&こなたとほぼ同テキスト、同スペックの1枚。対戦時、こたつに入っているかどうかは問われない。 上にあげたように同様のカードが存在し、そちらのほうが属性面で優秀なため、このカードは「苺ましまろ」単での採用が主。 「苺ましまろ」には、美羽や初代校長などのエリア焼きカードがあるのでうまく組み合わせて使いたい。
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No.0541 カード名:白浜 兼一/斬り込み隊長/男 パートナー:風林寺 美羽/牛乳/女 レベル:4/攻撃力:2500/防御力:7000 【ヒーロー】【格闘】「誰もが見て見ぬ振りをするような悪を片っ端からやっつける力を手に入れるため」 [永]〔リング〕あなたのリタイヤ置場の【スパーク】の技1つにつき、このカードを+500/+0。あなたのリタイヤ置場の「風林寺 美羽」1枚につき、このカードを+0/+500。 【格闘】【水】「流水制空圏」(エントリースパーク) [自]そのターン中、相手のレベル2以下のカードの、このカードへのアタックはパートナーアタックにならない。 レアリティ:R 作品名:週刊少年サンデー「史上最強の弟子ケンイチ」
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◆kiwseicho2 № タイトル 作者 登場人物 042 フォースド・トゥ・フェイス、アンノウン ◆kiwseicho2 三村かな子 057 オキガエ・イン・エアポート ◆kiwseicho2 矢口美羽、道明寺歌鈴 079 安全世界ナイトメア ◆kiwseicho2 輿水幸子、星輝子、神崎蘭子、水本ゆかり 登場させた人物 三村かな子、道明寺歌鈴、輿水幸子、水本ゆかり 神崎蘭子 矢口美羽、星輝子 ★(2回)、★★(3回)、★★★(4回)、★★★★(5回) コメント 最後のアイドルや恋破れ設定など、このロワならではの独自設定を付加されたアイドル達を果敢に調理してくれる書き手。マーダーになったキャラを壮絶に描くもそのキャラらしく描くもお手の物 -- 名無しさん (2012-12-19 14 39 18) 名前 コメント ▲上へ戻る
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名前 白浜兼一 題名 史上最強の弟子ケンイチ 属性 勇気 技名 種類 精神力 詳細 気力 備考 無拍子 ノーマル 60 相手の体力を180下げる 岬越寺師匠!見てて下さい! ×2コンボ 216 相手の体力を360下げる自分の体力防御を30あげる 50 み、美羽さん!? ×3コンボ 324 相手の体力を540下げる自分の体力防御を120あげる 70 合体技名 共演する相手 精神力 詳細 気力 最強寸勁コンボ 剛拳児 300 相手の体力を700下げる相手の体力防御を80下げる 90 サポート 持続ターン 精神力 詳細 5ターン 全体精神力×30% 体力攻撃を20%軽減する フレンド フレンドキャラ 詳細 新島春男 自分の技の効果が%上がる相手の技の効果が%下がる 朝宮龍斗 自分の技の効果が%上がる相手の技の効果が%下がる 岬越寺秋雨 自分の技の効果が%上がる相手の技の効果が%下がる 風林寺美羽 自分の技の効果が30%上がる相手の技の効果が%下がる
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新作情報の過去分 7月16日~7月31日 7月31日 505楽団 「最強パレパレード」 7月31日 shake? 「厨二がやらないかをもう一度練習して踊ってみた」 7月31日 壱 「【壱】にとりの唄踊ってみた【亞北ネこ】」 7月31日 杏野ヒナナ 「【スク水で】ねこにゃんダンス踊ってみた【杏野ヒナナ】」 7月31日 清志 「【清志】チャンス!を踊ってみた【おまけ付】」 7月31日 カリブ海♂ 「【ネズミの国の】『ボンファイヤーダンス』を踊ってみた」 7月31日 カリブ海♂ 「【スーツで】『やらないか』を一発撮りで踊ってみた。【カリブ海♂】」 7月31日 ゼル 「【踊ってみた】やらないかを寝起きすぐに踊った。」 7月31日 MoMo♡? 「らき☆すたOP ダンス」 7月31日 jingi? 「パフュームを踊ってみた。」 7月31日 96 「ジャンク気味の翠星石が星間飛行踊ってみたですぅ」 7月31日 KOH? 「【コスイベ】ハレ晴レユカイショート踊ってみた【ついやっちゃうんだ】」 7月30日 嵐ちゃん 「★踊ってみた★GoMyWay!!★あらし★」 7月30日 けんた 「【けんた】やらないかを踊ってみた」 7月30日 非泣 「【GO MY WAY!】女に産まれた事を悔やむ【やよい】」 7月30日 小梅 「【薄暗い】love the world 踊ってみた【小梅】」 7月30日 kino? 「バラライカ(やらないか)をコソーリ踊ってみた・・・はずだった」 7月30日 非泣 「【木馬屠城記】女に産まれた事を悔やむ【王心凌】」 7月30日 きゅくろ? 「イー・アル・カンフーでテストうp」 7月30日 カタツムリ? 「マリオを全力で踊ってみた act.1」 7月30日 カタツムリ? 「マリオを全力で踊ってみた act.2」 7月30日 クチバシ姫 「【キラッ☆】星間飛行踊ってみた【アキラメロン】」 7月30日 ジョニー 「キモッ☆と【星間飛行】踊ってみた」 7月30日 スズメチューン? 「【男女×ウサテイ】がんばりすぎマシタ。【踊ってみた】」 7月30日 有栖? 「【乗馬マシン】イネイネ踊ってみた【じゃないよ】」 7月29日 まりもっこり 「家で一人いか踊り」 7月29日 ィェモン 「バラライカ PV いさじ with 阿部ダンサーズを踊ってみた Ver.ィェモン」 7月29日 イチマイ? 「MikuMikuDance<baby's star jam音頭>踊らせて頂きました。」 7月29日 ケロリーム 「【OK編】ハレ晴れユカイを1.5倍速で踊ってみた【ケロリーム】」 7月29日 ケロリーム 「【NG編】ハレ晴れユカイを1.5倍速で踊ってみた【ケロリーム】」 7月29日 ぽちゃリーヌ 「【震源地】ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)流して暴れてみた【グロ注意】」 7月29日 ふん&ふん 「GoMyWay!!◆ふん」 7月29日 ガリM@S 「【キラッ☆】星間飛行を踊ってみ…いや、踊って…いや…【ガリッ☆】」 7月29日 ぶーりん 「【ぶーりん】Princess Bride!を踊ってみちゃったw」 7月29日 letter? 「絶対痩せてやる 4」 7月29日 akinz? 「最強パレパレード 踊ってみた」 7月29日 akinz? 「AKB48 会いたかった 踊ってみたかった」 7月29日 akinz? 「Perfume シークレットシークレット 踊ってみた」 7月29日 akinz? 「クリィミーマミ BIN・KANルージュ踊ってみた」 7月29日 トレス? 「キラッ☆ってしたかった」 7月29日 ちょ☆? 「自作のグローヌンチャクを振ってみた。」 7月29日 ゾンビーズ 「スーパーアニソン部魂2008 -夏の陣- in OEDO ゲスト:瀬名・ゾンビーズ」 7月28日 ★ピー★? 「男女を踊ってみた@リア厨」 7月28日 闇子 「【闇子】PrincessBride! リベンジで踊ってみました【太くてサーセン】」 7月28日 キルロイ@罪袋 「「男女」エクスパンデッドバージョンを踊ってみた。罪袋で。」 7月28日 ペペ? 「ニコニコ動画流星群に原曲とか混ぜて踊ってみた宇宙人」 7月28日 キルロイ@罪袋 「「もっと伸びろぼくの動画」振り付けアニバーサーリーバージョン。」 7月28日 Serena? 「バラライカを踊ってみた【練習】」 7月28日 ひょっと子 「【ひょっと子】太陽のジェラシーを踊ってみた【のヮの】」 7月28日 MoMo♡? 「恋☆カナ」 7月28日 ふん&ふん 「洗脳・搾取・虎の巻 ◆ふん」 7月28日 松子 「【松子】リリカルなのは【踊ってみた】」 7月28日 サラリーマッ 「バラライカを2倍で踊って0.5倍に編集したらどうなるか試してみた」 7月28日 ムチ子 「【ムチ子】森之宮神療所☆【踊ってみた】」 7月28日 KAZ 「【KAZ】ハレ晴レユカイを踊ってみましたよ【小泉verで】」 7月28日 緋斗? 「ぱれぱれりべんじしてみた」 7月28日 Mr.KARATE 「Mr.KARATEが狂犬病にかかったようです」 7月28日 ジュリア 「体育1がGO MY WAY!!を踊ってみた」 7月27日 嵐刻ケント 「嵐刻ケントの小ネタ集」 7月27日 TERA 「【普通に】ホントのじぶん【踊ってみた】」 7月27日 おれおれ? 「マキシマムザホルモン ビキニスポーツポンチン」 7月27日 uncomaso? 「アメリカ人のダンスに混じってみる」 7月27日 11? 「寮生の私達が男女を踊ってみた【失敗編】」 7月27日 役者 「役者がワンダーモモーイを踊ってみた」 7月27日 けんた 「【けんた】GOMYWAY!!を踊ってみた」 7月27日 ぽちゃリーヌ 「【震源地】最強パレパレード踊れなかった【兄登場】」 7月27日 オジフューム 「Perfumeをオッサンが踊ってみた「love the world」2」 7月27日 AHOPP☆? 「kyonet Vol.10 不健康家族BREAKERS」 7月27日 シルビア? 「ZZR初撮り!うれしくて踊ってるだれか・・・w」 7月26日 キョン? 「結婚式でやらないかを踊ってみた(verスパイダーマ)」 7月26日 もさもさキッチン 「星間飛行を踊ってみた☆」 7月26日 ニコ麻呂 「最終鬼畜道化師ドナルド・Mを踊ってみた」 7月26日 ほぢる 「半裸で踊るZE!ウッーウッーウマウマ(゚∀゚) 」 7月26日 ほぢる 「とりあえず投降して見た。」 7月26日 ニコ麻呂 「レッツゴー!陰陽師を踊ってみた(そこそこ画質版)」 7月26日 dokuo 「日本一低い山でバラライカ(完遂版)+おまけ」 7月26日 ポテ子 「【ポテ子】リベンジ!Princess Brideを踊ってみた【でぶまっしぐら】」 7月26日 嵐刻剱刀? 「夜神月でアッーウッウッイネイネを踊ってみた」 7月26日 ●ラオ 「【見えない】 経験値上昇中☆ 【●ラオ】」 7月26日 クンマ 「クマンが曲を聴きながら踊ってみた。」 7月26日 tama58ki? 「ふしぎなおどり」 7月26日 DILE? 「ウッウーウマウマ踊ってみた(゚д゚)」 7月26日 DILE? 「【初めて】男女を踊ってみた【下手くそ】」 7月26日 jingi? 「パフュームを踊ってみた」 7月26日 アキお姉様 「ダンス成長記録」 7月26日 オジフューム 「Perfumeをオッサンが踊ってみた「おいしいレシピ」」 7月26日 ポッチくん 「Love Joy (DJ.OZMA ver')で踊ってみますた。」 7月26日 ぬるぽん、エリツィン 「【ぬるぽん】オーディエンスを躍らせる程度の能力【エリツィン】」 7月26日 いとちう? 「「みくみくにしてあげる feat タイツォン」を聴きながら干してみた。」 7月26日 ●ラオ 「【夏だもの】 新陳代謝うp 【●ラオ】」 7月25日 みどー 「無声映画風にDo-Dai」 7月25日 アキお姉様 「チョコレイトディスコを適当に踊ってみた」 7月25日 ふん&ふん 「ラブリー☆えんじぇる!!◆ふん&ふん」 7月25日 田舎モノ 「【祭りに行けないけど】にとりの唄を踊ってみた【気分だけでも】」 7月25日 田舎モノ 「【完治したけど】愛你(電音短縮版)踊ってみた!【無理だった】」 7月25日 BDM 「BDMの俺がU.Nオーエンは彼女なのか?を空気を読まずに踊ってみた」 7月25日 マリソル 「【踊ってみた】ねこにゃんダンス【マリソル」 7月25日 マリソル 「【踊ってみた】 ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)【マリソル】」 7月25日 愛知勢 「【愛知】バラライカ(やらないか)の練習オフ【夏休み】精鋭Ver」 7月25日 愛知勢 「【愛知】バラライカ(やらないか)の練習オフ【夏休み】全壊Ver」 7月25日 愛知勢 「【愛知】バラライカ(やらないか)の練習オフ【夏休み】通常Ver」 7月25日 愛知勢 「【愛知】バラライカ(やらないか)の練習オフ【夏休み】スーツVer」 7月24日 ぽちゃリーヌ 「【震源地】最強パレパレード踊れなかった【目に毒】」 7月24日 バリ子 「【踊ってみた】男女を踊ってみた【バリ子】」 7月24日 のい? 「【猫】みなぎってきたので踊ってみた【暑さにやられる】」 7月24日 のい? 「【猫】えーりん踊ってみた【腕を振る】」 7月24日 すみっ子 「すみっ子 おどってみた!ハニハニ フル」 7月24日 ウマント 「競馬場でやらないかを踊ってみた?」 7月24日 みじんぎり? 「「男女」体育でみんなで踊ってみた」 7月24日 杏野ヒナナ 「【どうしようもない】NG集&使えない動画集【杏野ヒナナ】」 7月24日 wonder? 「【心と体の開放】きみのためなら死ねるかな?」 7月23日 けんた 「【けんた】もってけ!セーラーふくを踊ってみた」 7月23日 J3、アイマスダンス部 「J3がアイマスダンス部の皆さんとDo-Dai!踊ったみた[コラボ企画?]」 7月23日 メイドガイ、JK 「全裸でウマウマしてみた」 7月23日 黒奈 「【967】やってしまった経験値上昇中☆【黒奈】」 7月23日 姫宮? 「やけくそで男女を踊ってみた」 7月23日 KAZ? 「【KAZ】まっがーれ↓スペクタクルをキモ元気に踊ってみた。」 7月23日 専務? 「結婚式余興 マブダチ」 7月23日 杏野ヒナナ 「【水着で】最強パレパレード踊ってみた【杏野ヒナナ】」 7月23日 ヨっふぃー 「【今更で】男女を踊ってみたbyヨっふぃー【スマソ】」 7月23日 shake? 「厨二がやらないか踊ってみた」 7月23日 歩兵? 「魚が【崖の上のポニョ】を踊れんのか」 7月23日 こっく? 「バラライカ2倍速&もっと 伸びろ ぼくの 動画」 7月23日 wonder? 「【心と体の開放】サイハテをやけくそで踊ってみた」 7月23日 なゆ 「【挑戦者求む】キラッ☆を自由に踊ってみた【ウマウマ】」 7月23日 黄砂 「【黄砂】ムーンライト伝説を踊ってみた!!!!【きさ】」 7月23日 真昼 「【真昼】タイムリープのべんちまーくの踊りを踊ってみた【コスで】」 7月23日 烏命丸? 「【恐怖】みwなwぎwっwてwきwたwwwを踊ってみた。」 7月23日 KAZU? 「学校祭でもや ら な い か」 7月23日 kuu. 「Lっぽい服装でみwなwぎwっwてwきwたwww」 7月23日 かぎ 「キラメキラリを踊ってみたかぎ」 7月22日 清志 「【今更踊ってみた】もってけセーラー服【清志】」 7月22日 山下威豆三 「山下威豆三の男女」 7月22日 鳥取県民 「【夏の暑さに】鳥取県民がハレ晴レユカイを踊ってみた【やられた】」 7月22日 イクスタン 「【やらないか】あくまで練習【イクスタン】」 7月22日 イクスタン 「【アッーウッウッイネイネ】結構疲れる【イクスタン】」 7月22日 千葉ダンサーズ、ほか 「仙台コスプレファクトリー【バラライカ2回目】」 7月22日 千葉ダンサーズ、ほか 「仙台コスプレファクトリー【バラライカ1回目】」 7月22日 らいととらいこ 「「白川」やらないかおどってみました「へたれ」」 7月22日 47 「【☆47】メイドでGO MY WAY!!【MouRaBBN】」 7月22日 悪美 「【踊ってみた】Princess Bride【悪美】」 7月22日 もくめ 「味楽る!ミミカ 踊ってみました。」 7月22日 東京カヲスオフ 「カヲスオフ:ハレハレユカイを踊ってみた「ゆとりでサーセン」」 7月22日 興ノ介? 「KARATEラッシュ」 7月22日 みく16歳 「【初音ミク】踊ってみた(3)みくみくにしてあげる♪【鏡音リン】」 7月21日 嵐刻剱刀? 「【本家が】キラッ☆を踊ってみた【消されぬうちに】」 7月21日 325? 「【セーラー】最強パレパレード【踊ってみた】」 7月21日 流星ヤロウ 「【踊ってみた】Reckless Fire/アニメ:スクライドOP full (井出泰彰)」 7月21日 つく☆てん 「【危うく通報】My Best Friend踊ってみたはずが…【律子スキャンダル】」 7月21日 おーたむ 「【海の日に】やらないか【踊ってみた】」 7月21日 ゾンビじゅにあ? 「組曲「ニコニコ動画」を踊ってみた」 7月21日 325? 「【逆光】ヤラナイカ踊ってみた【ピザ】」 7月21日 のい? 「【猫】バラライカ踊ってみた【踊る】」 7月21日 歩兵? 「魚が【バラライカ】で加速するのか」 7月21日 けんた 「【けんた】いろんなものを繋げて踊ってみた~踊り直してみた~」 7月21日 かわじた 「初音ミクの「ねぎ踊り」を踊ってみた。」 7月21日 ちょこ 「【ちょこ】今頃GO MY WAY【踊ってみた】」 7月21日 まる子 「【まる子】練習せずに踊ってみた」 7月21日 akinz? 「最強パレパレード 踊ってみた」 7月21日 akinz? 「Night Of Fire Niko 踊ってみた」 7月21日 akinz? 「山本リンダ 狙いうち 踊ってみました。」 7月21日 akinz? 「シブガキ隊 ZOKKON 命(LOVE) 踊ってみた。」 7月21日 狂兎 「【狂兎】キラ☆星間飛行を踊らされた。【弱歌ってる】」 7月21日 とらうま親衛隊 「【とらうま】relations踊ってみた【親衛隊】」 7月21日 狂兎 「【狂兎】妖精の翼を踊ってみた。【やっつけ】」 7月21日 狂兎 「【狂兎】10着着替えてにゃんにゃんしてみた。」 7月21日 サラリーマッ 「【最終鬼畜蜘蛛男】最終鬼畜大学生サラリー・M【踊ってみた】」 7月21日 森之宮先生信者 「【先生】PAPERを踊ってみた【お帰りなさい】」 7月20日 けんた 「【けんた】最強パレパレードを踊ってみた~リベンジした・・・けどorz」 7月20日 変態仮面V3 「【変態仮面V3】イー・アル・カンフーで、ラップ 【炎上】」 7月20日 ユータ 「【踊ってみた】ファイアポイ【四季】」 7月20日 kenifa? 「イー・アル・カンフーを踊ってみた」 7月20日 蜜柑? 「【ダイエットついでに踊ってみた】比較的それっぽい男女【へべれけ】」 7月20日 蜜柑? 「【ダイエットついでに踊ってみた】やらないか【へべれけ】」 7月20日 ぷち子 「【ぷち子】Do-Dai踊ってみた【夏休みがほしい】」 7月20日 アイマスダンス部(含むJ3) 「[アイマスダンス部]10人以上でshiny smile踊ってみた[ある日のオフ風景]」 7月20日 J3 「[アイドルマスター]脱水しそうになりながら i 踊ってみた[L4U]」 7月20日 jigenbakuda 「Capsule-Robot Disco踊ってみた」 7月20日 けんた 「【けんた】いろんなものを繋げて踊ってみた」 7月20日 みぃ娘。 「【セーラー服で】こころのたまご【みぃ娘。】」 7月20日 ニコ麻呂、ナオシゲ、みどー、マキシム、ブレイド、ファイズ 「一周年記念動画『バラライカ』 関西地区 full版」 7月20日 じょやん? 「【踊ってみた】Loveドッきゅん(は~と)/ClubPrince」 7月19日 Kobe_no_Eigasuki? 「濃ゆい面子でウマウマ踊ってみた」 7月19日 変態仮面V3 「【変態仮面V3】初心にかえってウッウッーウマウマ(゚∀゚)【完走】」 7月19日 べにぱん? 「もってけ!セーラーふくを・・・・」 7月19日 太鼓くん? 「【実写版】ブリーフ&トランクス ☆コンビニ☆」 7月19日 アックマン? 「剣道部のオレがハレ晴レユカイを踊ってみた」 7月19日 鬱子 「【まさかの】ハレ晴れユカイ踊ってみた【ぬこ出演】」 7月19日 箪笥子 「【戻ってきたおっお】GO MY WAY【踊ってみた】」 7月19日 ドサ子 「【Buono!】恋愛ライダー踊ってみた」 7月19日 小野狐? 「【調☆味☆料】女子高生3人でウマウマしてみた【画質最悪】」 7月19日 だら子 「【だら子】ラブリー☆えんじぇる!!踊ってみた。」 7月19日 オジフューム 「Perfumeをオッサンが踊ってみた「コンピューターシティ」」 7月19日 けんた 「エンコ待ちのやっつけ作業~バラライカを踊ってみた~」 7月19日 ティナ? 「実写版 高木社長 on 乗馬マシン」 7月19日 DTT? 「打倒ジャニーズ!」 7月18日 タバスコ? 「文化祭でハレ晴レユカイ踊ってみた【SOS団】」 7月18日 ●ラオ 「【ネ申再び】ワンダーモモーイ PV風【●ラオ】」 7月18日 KA? 「【KAZ】男女をドキドキしながら踊ってみた」 7月18日 なんでもええよん? 「ひとり」 7月18日 ぽちゃリーヌ 「【震源地再び】男女踊りたかった。【THE・デブ】」 7月18日 puraha? 「【遅いけど】公園でバラライカ【1.25倍】」 7月18日 ふん&ふん 「アナタボシ◆ふん&ふん&ふん」 7月18日 ウマント 「[踊れてないのにねw]檄!帝國華擊團を踊ってみた?[ピザなのにねww]」 7月18日 黒奈 「【967】制服でハレ晴レユカイ歌い踊ってみた【黒奈】」 7月18日 ジンネ? 「「お嫁にしなさいっ!」でブレイクダンス【short】」 7月18日 KAZU? 「日本最北の進学校の学祭でえ~りんを踊ってみた」 7月18日 杏野ヒナナ 「【一人で】「妖精の翼」踊ってみた【杏野ヒナナ】」 7月17日 ポッチくん 「なつかしのジュリテクで踊ってみた。」 7月17日 アホ子 「【スクリームでも】GOMYWAY!!リベンジしてみた【いいですか?】」 7月17日 Mr,シルエット 「全身タイツで「最強パレパレード」を踊ってみた。」 7月17日 kuu. 「Lっぽい服装でアッーウッウッイネイネやったよ!」 7月17日 ばなな? 「初投稿カラーダンス」 7月17日 たこちゅ 「ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)してみました」 7月17日 ●ラオ 「【ネ申】ワンダーモモーイ PV【●ラオ】」 7月17日 obozawa? 「山頂で踊ってみたⅢ」 7月17日 黒奈 「【967】最強パレパレード【黒奈】」 7月17日 黒奈 「【967】男女の時の服装でウマウマ【黒奈】」 7月17日 島根ダンサーズ 「バラライカ PV いさじ with 島根ダンサーズ」 7月17日 ぬるぽん 「【乙女から漢への第一歩】バラライカいさじver.踊ってみた【ぬるぽん】」 7月17日 手の人 「【手だけで】キラッ☆【踊ってみた】」 7月17日 興ノ介? 「【アイドルマスター×東方?】Mr.KARATEで「GO MY WAY!!」」 7月16日 変態仮面V3 「【変態仮面V3】gdgdながらGOMYWAY!! を踊ってみた【菌増殖】」 7月16日 ケロリーム 「【( ゚∀゚)o彡゜】男女を踊ってみた【ケロリーム】」 7月16日 コレア? 「【文化祭で】らんらんるーを探せ【踊ってみた】」 7月16日 吊実 「【吊実】俺らイケメにウマウマするだ!【再うp】」 7月16日 イチマイ? 「テストうp」 7月16日 subaru123? 「驚異的人数でハレ晴レユカイを踊ってみたい in 島根」 7月16日 雪兎 「【ミントン】Help me, ERINNNNNN!!踊ってみた【ラケット】」 7月16日 くら? 「おれ☆すた」 7月16日 ポチ中詩郎 「グルメレースを」 7月16日 マイナー男? 「あやとりから地味なイメージが無くなるまで頑張る動画」 7月16日 ㈱嬲 「【仕事後で】「やらないか」なの?【悩疲発散】」