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PPKK/040 C 電話中 美羽/小学5年生 女性 パートナー 小鳥遊 美羽/小学5年生 女性 レベル 2 攻撃力 3000 防御力 5500 【えっと…その…姪っ子でして、夏休みの間、こっちに遊びに来ています】《家族》《おしゃれ》 【スパーク】【自】 あなたのリタイヤが相手より多いなら、あなたのターンの終わりまで、あなたの相手より多いリタイヤ1枚につき、このカードを+1000/+1000。 作品 『パパのいうことを聞きなさい!』 関連項目 『パパのいうことを聞きなさい!』
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我想フ――――、 我想フ。 コノ世ハ何カガオカシイ、ト。 コノ世は何カガズレテイルト。 故ニ、我想フ――――、 「……バトルロワイアル、ねぇ。」 一人、町の中で愚痴る男……一文字隼人。その手に握られているのは、無骨なデザインの刀。 「剣……か。余り趣味じゃないんだけれどな。」 『それ』は遡る事戦国時代、一人の刀鍛冶が師の為に打った唯一にして最高の一本。 後に時代を超えて師の下に辿り着き窮地を救った『それ』は、猛士の刀と呼ばれた。 尤も、本来この刀が存在している世界に隼人は存在しておらず、その事を彼が知る由もないのだが。 他に使えそうな物は愛用の特殊マスクと、改造人間としての己が肉体。 そして……自分のすぐ傍に放置されていた、赤を基調とした奇妙なバイク。 何故放置してあったのかはさて置き、燃料自体は満タンらしい。しばらくは移動手段として使えそうだ。 燃料が切れたときは、何処かで補給するしかない。バイクが放置されているんだ、ガソリンスタンドだって設置しているだろう。 兎に角、剣の方は今の自分に必要ない物だ。そう思い刀と入れ違いにデイパックから携帯電話を取り出し、名簿を開く。 軽く眼を通すも……見知った名は自分と同じ改造人間の本郷猛、そして愛する女性こと緑川あすかの二名のみ。 (後は……こいつ、か。) ――――自分と同じ名、一文字隼人。 ◆ 隼人の後ろからその姿をじっと見つめる老人が一人。 その顔に刻まれたしわは、遠くから見てもただならぬ雰囲気を漂わせていた。 「フッ、あの男、見かけによらず隙を見せんな。」 一言呟き、右手の鞭を軽く撓らせる。 マントを棚引かせて笑うその姿は、一種の死神のようにも見えた。 そして、二人をまた別の場所から見つめる男性も一人。 片手には骨のついた肉を、もう一つの手には金色のパスを持っている。 目線を落とし、手に持ったその肉にかぶりつく。 ――――これから、皆さんに殺し合いをしてもらいます。 あの男は確かにそういった。時を越える列車を得て、神の路線を進むべき、この俺に。 言いなりになるのは多少癪だが、今はどうでもいい――――ただ、喰らい尽くすだけだ。 軽く男は辺りを見回す。視界に入るのは建物や荒野、鬱蒼と木々が茂る森に青々しい海。 「……まァ、また探すのも悪かねぇか。」 確証はない……でも男は信じていた。 この箱庭のどこかに――――――“アレ”がある、と。 ◆ 普通に考えれば同姓同名の別人なのだろうが……正直、自分でも珍しい名前だと思っている。 本郷の方も然りだ。故に益々分からなくなっていく。彼奴等は一体何なのか。 本当に同姓同名の他人なのか、それとも唯の偽者か、それとも常識で測れない何かか。 (考えても仕方がない、か。) 早々に考える事を放棄する。考えたところで、分からないものは分からないまま。 本来自分は考え事には向いていない。ああいうのはそれこそ本郷にでもさせておけばいい。 他に考えるべき事は――――この首に嵌っている面倒な機械。 軽く手で弄ってみる。それほど重量もなく、本当に起動するのかと疑いたくなるほどだ。 しかし、指先にじわりと広がっていく冷たさは、間違いなく本物だった。 何より全身が灰にされる場面を画面越しにだがこの目で見ている。信じずにはいられないだろう。 触ってみたところフレームに使われているのは金属、そこに用途不明の穴と突起が一つずつ。 この突起は赤いランプのような物だ。ついさっき、あの二人が死ぬときに目障りにも光っていた。 大方、未知の技術か何かを使ってこの首輪を管理しているのだろう、となれば解除には機械に詳しい人物が必要になる。 ……自分の常識? 思わず隼人は苦笑する。常識から外れた体になって、常識から外れた奴らのウジャウジャ居る戦いに巻き込まれて、今更常識も何もある物か。 兎も角、目で見ずに分かるのはこの程度。後はサンプルがあればもっと手っ取り早いが……それは後々どうにか探し出すしかない。 ちらりと、脳裏を見せしめにされた死体が掠めていく。正確には、『元は死体だった物』だが。 全身が灰になっており、後には役目を終えた首輪しかない……こっそり持って行くか? ……いや、やめて置くべきだ。放送の最後で禁止エリアがどうとか言っていた……つまり、あそこも禁止エリアになっている可能性が高い。 わざわざ自分からそこに踏み込んでいくのはよほどの馬鹿かもしくは一種の病人しか居ないだろう。 携帯を操作して現在位置を調べる。どうやら、病院があることから察するにここは下方、G-4エリアらしい。 一先ずは禁止エリアでなくて安心だが、いつまでもここに居られる訳でもない。 幸いこちらには徒歩よりは速い足がある。禁止エリアに引っかかる事はないだろう。 ――――――さて、首輪についてはこの辺にしとくか。 首輪を弄っていた手を下ろし、全身の感覚を背後の建物に集中させる。 一人、いる。しばらく前から居たようだが……何も仕掛けてこない。機を窺っているのか? (……ここに呼ばれた以上、何かしらあると考えて間違いなさそうだな。) 一秒――――十秒――――三十秒――――一分。両者共に何の反応も起こさない。 「ククク……そこに居るんだろ、出て来いよ。」 耐えられなくなったのか、一文字が振り向かずに呼びかけた。その顔に浮かぶは余裕の表情。 ザッ、と地を踏みしめる音が一つである事から、いるのは一人だけだろう。 「俺としてはそっちの顔を見てみたいんだがね?」 「構わん、見たければ好きにするがよい。」 まさに即答だった。一秒もかからずに返ってきた答えに内心笑みを零し、ゆっくりと隼人は振り返った。 「……ッ!」 絶句。そこに立っていたのは、隼人もよく見覚えのある人物であり、かつ思いもよらない人物だった。 彼がまだショッカーに居た頃、三幹部として君臨していたその顔は片時も忘れたことがない。 「驚いたぜ……まさかあんたもここに居るとはな。」 「……? 小僧、何処かでわしと会ったか?」 声をかけたが、その反応にはどこか歯切れの悪いものがある。その返答だけで隼人は異変を感じ取った。 ――――何かが、おかしい。 幾ら見た目が年老いているとは言え、仮にも秘密結社ショッカーの幹部。呆けて自分の顔を忘れた……というのは考え辛い。 かといって、嘘を言っているようには見えない。というか、嘘をつく理由がない。 「オイオイ、人のこと改造しておいて、今更はい忘れましたなんて言わせないぜ?」 歩みながら近寄っていく。すると、疑問しか浮かべていなかった老人の眉がピクリと反応した。 「……小僧、名をなんと言う?」 「一文字隼人だ。ショッカーの幹部ってのは、自分が改造したやつのことも覚えてられないのかね?」 先ほどのお返しとばかりに、こちらも即答する。その言葉には軽く……いや、たっぷりと皮肉を込めて。 「……」――――――――――そして老人は、 「…………」――――――――――俯いて黙りこくったかと思えば、 「……ククク……」――――――――――声を押し殺したような笑いを出し、 「……ハァァァッ!!」――――――――――その手で、持った鞭を振るい上げた。 「ウォッ!?」 紙一重。もう少し反応が遅れればただでは済まなかっただろう。 一瞬でバイクに飛び乗り、エンジンを起動させて鞭の範囲内から逃げ出す隼人。 「チッ、外したか。」 その老人は舌打ちをした後、鞭を一振りし手元へと回収する。 「おい、これは何の冗談だ?」 対する隼人は紅いバイク、カブトエクステンダーに跨りながら明らかな怒りの表情を見せた。 「バカめ!貴様が一文字だと?嘘をつく相手を間違えたな!! わしの知る一文字隼人はもっと屈強な男だ。貴様のような軟弱男などではないわッ!!」 一文字隼人。自分の名を持つもう一人の男……この爺さんの言っている事が正しいのならば、そいつは確かに存在するらしい。 ついでに言えば、そいつに会ったことのあるこの爺さんは俺のよく知る爺さんとは別の爺さんらしい。よくわからない話だが。 「しかし……」 だが、老人は顎に手を当てて考えるような仕草をする。 そして、言葉を一言一言選びながらこう言った。 「何処で知ったのかは知らんが、このわしがショッカーの幹部である事を知ったからには……死んでもらうぞ、小僧。」 瞬間、場の空気ががらりと一変する。 今まで談笑していたものから、殺意を込めた鋭い空気へと姿を変えた。 「冥土の土産に見せてやろう……ショッカー大幹部、死神博士の……」 おもむろにマントのホックを外し、端を両手で掲げる。 そのまま自分の体を隠すように被り、瞬時に払いとって下の姿を見せた。 だが……中から出てきた姿は死神博士ではなかった。 全身に這い寄る触手や、純白の体表の中に見せるおぞましさは並の改造人間にはなく、距離のある隼人もそれは感じ取っていた。 「……真の姿をッ!来い小僧、この俺、イカデビルが相手だァッ!」 左腕から触手を変化させた鞭を唸らせ、隼人の方へと突撃して行く。 「おお怖い、あいつもやっぱり改造人間だったのか。」 言葉の内容とは裏腹に、隼人は恐れを微塵も抱いていなかった。 自分の上に立つ存在の改造人間、その力は未知数だ。少なくとも、今まで戦ってきた奴らとは比べ物にならない。 しかしここで退いては何が改造人間だ。いつか本郷に言ったように自分にも言い聞かせる。「もっと自信を持て、俺は改造人間じゃないか」、と。 冷静に二人の距離を計算し、出た結果は実に七十メートル。これだけ開いていれば、行動を終える前に向こうが着くことはあるまい。 ――――羽織ったジャンパーのチャックを開け、腰に手を据える。 ――――中心には紅く輝く風車。左の手でハンドルを握り、右の手で、ベルトを起動させる。 ――――刹那、全身が濃緑色のスーツに覆われた。背中にある鷲を模したマークは、激戦のためか薄く剥がれ落ちている。 ――――愛のために組織を裏切り、仲間と共に戦う事を選んだ戦士。仮面ライダー二号がそこにいた。 「グッ!?」 隼人の変化に伴いイカデビルが前進を止め、直後に鞭での攻撃に切り替えた。 鞭は真っ直ぐ飛んでいき、カブトエクステンダーの角に巻きついた。 「ククク……どうやら改造を受けたというのは本当のようだな……しかぁしッ!」 イカデビルが天を指差す。空から迫るは、怪しく光る幾つもの流星。 「本物の一文字はこんな物では終わらなかったぞォ!」 合図を出し、二号めがけて流れ星が続けざまに降り注ぐ。 二号はバイクを全速力で発進させようとするが、イカデビルの鞭がそれを許さない。 アクセルベタ踏みでハンドルを切るが、鞭によって阻まれてイカデビルの周囲をぐるぐると回るだけだ、動きは期待できそうにもない。 「……拙い!」 咄嗟に二号は考える。バイクを降りて逃げるのは無理だ、間に合わない。かといってバイクは動かない……。 ……ならば、こうするしかない! 「ウォォォォォォォッ!!」 「何!?」 突然バイクから飛び立ったかと想うと、二号はイカデビルへと飛び蹴りを放った。 イカデビルは少し驚いたようなそぶりを見せるが、即時に対処法を取る。ここに来る以前、仮面ライダー一号に打ち勝ったあの技を。 「キック殺しッッ!!」 二号の蹴りを掴み、力の限り明後日な方向へと投げ飛ばす。結果、二号のキックは力をぶつける場所を失って宙を舞う。 そのまま地に叩きつけられ、身動きが取れなくなって所で鞭が飛んできてエンド……のはずだった。 「かかったな。」 仮面の上から表情など分かるはずはない。だが、確実に隼人は不敵な笑みを浮かべていた。 何を馬鹿な、と振り返って嘲笑おうとした時、イカデビルは見てしまった。 ――――メラメラと燃えながら、自分に迫ってくる真っ赤な流星を。 「やったか……?」 数秒後、二号は左腕を押さえながら立ち上がった。どうやら落下の際衝撃を肩代わりしてもらったらしい。 隕石の落下した場所は、炎が燃え上がり煙を出している。イカデビルの生存は……微妙としか言いようがない。 「ゥゥゥゥゥゥウウウウオオオオオォォォォォォ!!」 直後、地の底から響くような唸り声と共にイカデビルが炎の中から出てきた。 流石に自分の能力で死ぬほど間抜けでもなければ、弱くもない。 だったら、拙い……と思案する。幾ら爆発に巻き込まれたといえ向こうはほぼ外傷無し。 そして自分は左腕が使い物にならないと来た、どちらが優勢かは、火を見るより明らかだ。 (今度こそ、万事休すか。) 隼人が自らの活躍に眼を向け、その意識を閉じようとした瞬間――――それは、やってきた。 「よぉ、楽しそうな事やってるじゃねえか。」 殺し合いの場には不釣合いなほどよく響く声。声質からして、壮年の男性のものだろう。 二人が困惑するのも構わず、声の主は自分のペースでことを進めていった。 「俺も混ぜてくれよ……変身。」 ――GAOH-FORM―― 電子音声が流れ、それを合図に声の気配がぱったりと消え去る。 構えを解かずに、周囲に気を配る二号。だが、それらしい気配は何処にもない。 「変身……貴様も仮面ライダーか!?」 対照的に、イカデビルは右手の鞭を振り乱し、声の主を探す。 右か、左か、前か、後ろか―――――― 「何処を見ている?」 ――――――上かッ! イカデビルが天を見上げて叫ぶ。その先には星空をバックに飛ぶ何者かの影。 すぐさまその場から跳躍し、後方の建物に飛び込む。 二号はすぐさま腕に力を入れるが、直後にこれが無意味である事を悟る。 ゴォンッ!! イカデビルの跳躍からワンテンポ遅れて、轟音と共に金色の異形が地面ごとその場所を抉り取る。 後もう少し動くのが遅かったらどうなっていた事か……イカデビルは背筋が冷えるのを感じた。 二号も飛び出さなくて正解だった。あの勢いと威力をまともに受けては、幾ら改造人間といえどただではすまない。 「……フン。」 片手で剣を引き抜き、その異形が二号とイカデビルを交互に見比べ、首の骨を鳴らす。 金色の外装、全身に散りばめられた牙の意匠。その名は―――――― 「どうした?始めないのならこっちから行かせてもらうぜ?」 ――――――その名は、牙王。その牙は、全てを喰らうためにこそ存在する。 状態表 【深夜】【市街地G-4エリア 病院の付近】 【死神博士@仮面ライダー(初代)】 【1日目 現時刻 深夜】 【現在地:市街地G-4】 [時間軸]:一号に勝利後。 [状態]:若干疲労、擦り傷程度の傷多数、イカデビルに変身中。 [装備]:鞭 [道具]:支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考・状況] 基本行動方針:打倒本郷、及び一文字。 1:目の前の男を倒す。 2:仮面ライダーを倒す。 3:ゾル大佐?そいつは後回しでいい! ※F隼人の事を一文字だとは信じていません。 ※流れ星は一戦闘に六発まで使用可、威力はバイクがあれば割と余裕に回避できる程度。 尚、キック殺しは問題なく使えます。 【一文字隼人@仮面ライダーTHE FIRST】 【1日目 現時刻 深夜】 【現在地:市街地G-4】 [時間軸]:FIRST終了後。 [状態]:左腕に強い衝撃、仮面ライダー二号に変身中、カブトエクステンダー起動中。 [装備]:特殊マスク、カブトエクステンダー@仮面ライダーカブト [道具]:支給品一式、猛士の刀@仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 [思考・状況] 行動方針:バトルロワイアルからの脱出 1:誰だこの男は? 2:老紳士に対処。 3:本郷、及びあすかとの合流。 4:俺や本郷と同じ名前……偽者か、それとも? 5:余裕があれば首輪を回収に行く。 [備考] ※死神博士の事を自分を改造した老紳士だと思っています。 ※FIRST終了後の参戦のため、風見志郎の存在を知りません。 ※カブトエクステンダーはキャストオフできないため武装のほとんどを使えません。 今の所、『カブトの資格者』のみがキャストオフできます。 ※猛士の剣は現在誰が持っても切れ味の悪いただの剣ですが、 本来の持ち主である日高の手に渡れば、あるいは――――? ※首輪について: 金属製のフレームに吸音用の穴と紅いダイオードが一つ。詳細不明。 さほど重くなく、表面にはスマートブレインのロゴがプリントされている。 無理に外そうとしたり禁止エリアに入ると起動、装着者は灰になる。 【牙王@仮面ライダー電王】 【1日目 現時刻 深夜】 【現在地:市街地G-4】 [時間軸]:最終決戦前。 [状態]:健康、仮面ライダー牙王に変身中。 [装備]:ガオウガッシャー [道具]:マスターパス、支給品一式、ランダム支給品×1~3、食べかけの骨付き肉 [思考・状況] 基本行動方針:全て喰らい尽くした上で優勝 1:おもしろいじゃねえか。 2:手始めに目の前の二人を片付ける。 3:ガオウライナーを取り戻して村上も喰う。 ※会場のどこかに時の列車(予想ではガオウライナー)が隠されていると推測しています。 013 仮面ライダーの称号 投下順 015 蠢く甲蟲 013 仮面ライダーの称号 時系列順 015 蠢く甲蟲 一文字隼人(R) 025 牙と知恵 Devil-Action 死神博士 025 牙と知恵 Devil-Action 牙王 025 牙と知恵 Devil-Action
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「風見鶏」の観点から各種MAPについての攻略考察を行っています。 攻略に関しては様々な意見が予想されるため、部外者の方からの意見も参考にしたいと考えておりますので、コメントをお願いします。 クノーラ雪原(仮) ドランゴラ荒地(仮) セルベーン高地(仮) ホークウィンド高地(仮) エルギル高地(仮) シュア古戦場跡(仮) クローディア水源(仮) シディット水域(仮) デスパイア山麓 キンカッシュ古戦場跡(仮) スピカ隕石跡(仮) アークトゥルス隕石跡(仮)
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_´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . / . . . . .| . . . . . .、 . \ . . . .\ / . . . . / . . . . . . . | . . . . . . | . . . .| . i . . . . ', / . . . ./ . . . . . .| . . .| . . . . . . | . . . .| . | . l . . | l . . . . .' . . .| . . . | . .∧ . . . . . | . .. . |. .| . . l . . | | . .| . .| . .人 . ∧ .| \ . .∧ . ./ . .! . . . . . | / . / ./ .イ示く }/ >テ示∨ . ./ . . . . . 、! / . / ./ . . .ヘ弋リ 弋Zリ/ ./. . .. . . . . .| / .// . | . . . . 小、 ' / ./. . . . . . . . . ./ ∨∨^ン . . .r'⌒v>` ´__.. イ . . .; イ . . . ./ ( . . (⌒ / { }/ }ノ'く \{ / /^! } /r―‐イ/ ヽ | /、 レヘ. |__|_{. ', j ./、/ (__|__|_|. l / / イ f \._|_| ! / !/んー{___rく_|_| | / |{ ヘ._}___| | / |ヘ. }_|___| | ____r< 〉 ヽ. ヘ|_| | _/ /⌒\/ \__} ノ ヽ _| | _/ /__/____/ ̄\ \ \{____ ヘ∧ | / / ./ / ./ \ \/\ \ \___}_} ', ./ー/ ./__/ /' \/⌒\. \}―}―}\∧| '、 / / / / \__,/ ∧ }<⌒ヽ | | | | '、 |// / ∧ .;' } 〈 \ |/∨ | '、 .// / \/ / \______j \ \ 〉∧ .〉 ∧ '、 // ̄/ /' \/__ /\ }\ -{ ∨ ∨ '、 }┏───────―──┓│ 名前:【風見幽香】│l ステータス―─┳ー―┴──────────────────┓┗┤ランク .│【7・行動隊長】 ┣――――――┼─────────────────────┫ │体力 │【1100/1100】 ┣──────┼─────────────────────┫ │属性 │【献身/樹】 ┣──────┼─────────────────────┫ │装備 |【特注傘】 ┣──────┼─────────────────────┫ │攻撃力 |【350】 ┣──────┼─────────────────────┫ │経験 |【有り(非処女)】 ┣──────┼─────────────────────┫ │調教? |【62/100】 ┣──────┼─────────────────────┫ │調教?レベル.|【M:15 B:17 V:20 A:10】 ┣──────┼─────────────────────┫ |l アビリティ ─┴───────────────────―――――┓ ┗┤植物操作 |吹き飛ばし(物理的に傘で殴る) |敏感(身体が敏感) |ドS(超上級) | |ロージクト星出身の咲夜の幼なじみ |やる夫に一目惚れするという衝撃的な経緯を経て軍人となった。 |素の力だけでも相当強いが感じやすい。 ┗──────────────────────────────┛ 十六夜咲夜の友人で、彼女と同じくロージクト星出身の幼なじみ。 純愛キャラ2人目。 ランク2の幹部である八雲紫や他の人物にも軍属になるよう勧められていたそうだ。 13日目にやる夫と面識を持ち、一目惚れしたことで15日目には地球侵略部隊に加わることとなった。 ロージクト星人特有のスキルは花を操る程度の能力。 自分が育て身を結んだ花の種を対象に植え込み、任意のものを栄養に選び咲かせる事ができる。 例えば人間に植えこんで「疲労」を栄養源に設定することで、植え込んだ対象の疲労を吸い上げる華が咲く。 彼女はその能力を応用し、植物怪獣を作り出すなどして攻撃に応用している。 ただし、素の力も、傘で殴り飛ばせば相手が星になるほど強い。 スキルが発現する以前は、打撃攻撃しか出来なかったため特注で特殊合金製の傘を作ってもらい、それを使って相手を殴り飛ばしていた。 素の力ではやる夫や咲夜よりも強い。 打撃のみで攻撃力350を実現する。 自分が育てる植物や、好意を向ける人物(もっぱらやる夫)に対してはおしとやかかつ愛情あふれる女性だが、実はドSの本性がある。 料理の腕はそこそこ高い。 やる夫に内緒でお弁当を作っていたときに、やる夫から美味しいとお墨付きをもらっている。(腕前は咲夜より少し上である。) スクデット編21日目にムラマサの蜘蛛型を見て気絶するほど蜘蛛が嫌い。 というより、太い脚の多い生き物が苦手。 その理由は、自分が育てた花に蜘蛛が巣をはり、蝶を捕食していたのを目撃したため。 スクデット編28日目の戦闘時に、エターナルからビーストのメモリを挿されたため 即時基地に転送させられたため、戦闘に参加できなかった。 ボーイド編2日目に、シュテルと言い争っていた紅月カレンに、 自身のやる夫への愛を侮辱され、激昂したところをやる夫に見られたため、 泣きながらZガレオンの防御隔壁を壊しつつ逃げ出した。 3日目にやる夫から自分のために怒ってくれていた幽香に対してねぎらいの言葉を受け 今度は嬉しさで泣きながら壁を破壊しながら逃げ出した。 新年企画「双六大会」において、風見映姫、霊烏路空、エリの4人で、『経験と未経験の境界線チーム』で参加している。 ちなみに一目惚れしたきっかけは3スレ目の 1000だが、ロージクト星の女性は"先天的に一目惚れがしやすい体質"であるらしい。 1000 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 01 25 05 ID bnEcKiyI 1000なら風見幽香が登場 ただし、やる夫に一目惚れする 鬼畜IFでは、幹部の八雲紫とのコネを欲したやる夫に目を付けられ、親友の咲夜によって罠にかけられる。 体内に寄生する植物ジェムル草を仕掛けられ、肉体の自由を奪われ、最後にはやる夫の素顔を見てしまうことで 本編と同様やる夫に「一目惚れ」してしまい反抗する意思を失ったことで植物に完全に同化され自我を消失。 最後に一目惚れしたやる夫に対する好意を呟き続けるだけの壊れた機械のようになってしまう。 皮肉にも本編ではやる夫に愛情を交わすことで植物を操る能力に目覚めた彼女は、この世界ではやる夫の手によって植物に支配される存在に堕とされた。 __,.. .- ‐… ‐ - . . ,. ''´ `ヽ___ / ` . 、 / \ x ヽ ⌒ー=彡' / / i ヽ / i / ノ i / { /{ / /} ', | / / ', / ⌒ ', i / ! | l ⌒7/ ヽ(`ァ=ミ ! { ′⌒ ;;} l '´ ) | 〃_,心川八 |、-- ヽ ノ i { / / | {{ { リ \| 斥ミメ、Y / | ハ. ( { } 弋シ′ )_,. 心刈| / | { /| ヽ ヽ | ′ . { リ.}}{ ,' { 人( ', ', あら、その質問、一回で答えられるわ。 ) ノ{ 八 ' ゞ'cシ .ハ| | ', } '´ 八( ;\ , ‐‐ 、 . . // ;} } / だって、私――― { { \ V 丿 ー=彡 { / / / , ' /ヽ |__,,-ヽ. ...,,-''" 人( /| / ( (.. ヽ ノ#,#/ `T フ´ ;;;;; イ ,,..-'' - { /--,;;;;;;;\ ' , ノノ,#,#/`ヽ、」/ ̄ /#,ノ ; /# / `ヽ.. .{ ⌒ } /,#,#,#| ハ|_,∧ ./ ‐=彡'#,#,/ ヽ |ノ#,#,#,#,∨{ ,__}´.| /#,#,#,#,#,#,{ ', /#,#,#,#,// / ∨#,#,#,#,#,#,#,| ... 〉 /#,#,#,#/ / / /#,##,#,#,##,#,#} γ γ / _. -─ ──-...、 .. ´ ´ ̄ ̄ ̄ヽ ` ∠_ ヽ ` ´ ` \ `.、 / ヽ 、 ヽ ヽ / / / / | | 、 ヽ 、 ヽ、';.__, ' ! | { } | ヽヽ ハ ヽ 个ー─'´ / .{ | { ハ ソ ト、 ハノヽ } ハ ヽ ハ |! ハ| ヽ ノ ヽァ==ミ、 ', } ! ヽ. ' | i |ハノ jノ 乂 〃て ら ア } ハ ! ヽ { | ! {,ィち ハ ノ 弋ソ ハ |ノ リ ヽヽ. ! ハ ヽ ハゝ弋ソ } ノ ヽ} jノ__ヽ \ゝヽ 、 jノ / ハ ;}! r‐ ヽf´`、ヽヽ ヘ _ _, イ | イ / }ノ 一目惚れ……しちゃった。 /´ヽ /´ ヽ ` ¨ヽ ` 、 ..イ | ! / ! ./. / ´ゝ {_ノヽ ヽ ≧=- .._.. ´_ノ} !ハ .{ jノ { } / ヽ `ヽム-=イ{|!}´ ト、リ }__!_ | ! ヽ__ ゝ、 ', 」⊥! >####ヽ、 ,' ノ _Y_,ィ`ヽ ', /-‐-|!__〃´#/´ \#'、. { ィ‐'´ / ハ } 〉‐‐〈| /##/ `j' 人__/ { ,イ /##}_ /ヽ' / |_/##/ | / / | / .} //´ .ヽ /,.イ}ヽ#/ -─' |. { / ∧ / | ∧ 人/###|#/ , Y / .V ./ {#;ヽ__ -‐'´ }#### / / | / ヽ !##;ヽ |__##/ /. V´ } 八####ト、 ヽヽ /. }/ | ハ;###| ヽ } ハ / 名前 コメント
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幕裏 ◆hqLsjDR84w 最後の演目まで終わり、暗転していた劇場へと光が灯る。 続いて、真っ赤なカーテンが舞台に下りていく。 終盤の思いがけない展開に呆気に取られていた観衆たちは、真紅が視界に入り込んでやっと閉幕を理解し始める。 徐々に客席から立ち上がる者が現れ、カーテンが下りきった頃には全員が椅子から腰を上げていた。 ちらほらと鳴り出した拍手は万雷に、感極まった数人があげた歓声は広まり怒号に、秒にも満たぬ間にその名を変えていく。 ◇ ◇ ◇ エピローグ 「幕裏」 ◇ ◇ ◇ 大気を震わすほどの喝采もやがてやみ、観衆たちは荷物を纏めだす。 ある者は心を打った場面を胸中で噛み締めながら、またある者はクライマックスについて同行者と語りながら、劇場を後にする。 そろそろ人の動きがなくなってきたのを待って、劇場の照明が切れる。 再び暗転した空間の中に、動く影が二つ。 それらが向かったのは外界へと通じる扉ではなく、先刻まで見世物が繰り広げられていた舞台。 影の片方がかけられているカーテンを掴み、一瞬の躊躇の後にほんの少しだけ布をずらす。 僅かに生まれた隙間から内部を覗いてみれば、白塗りのメイクを施した道化師の姿が目に入った。 すでに幕引きをしたというのに、その裏で道化師は滑稽な動作を披露し続けている。 ――――そして、その背後のモニターは映し出していた。 全プログラムをやり遂げて完結したはずの物語、その先のヴィジョンが。 よくよく考えてみれば、おかしな話ではない。 確かに、閉幕はした。 でも、ただそれだけだ。そう、あくまで閉幕しただけなのだ。 いかにも幕は下りた。しかし『その幕の向こう』で、ストーリーは存続している。 至極、当たり前のお話。 ◇ ◇ ◇ ――――バトル・ロワイアルに呼び出された王ドラとドラ・ザ・キッドが、元々くらしていた世界。 時空間における事件を担当するタイム・パトロールは、消失した二体のネコ型ロボット捜索を任ぜられた。 消失した二体には時空犯罪者との因縁があったため、何らかの事件に巻き込まれた可能性が高い。報復か、はたまた挑戦か。 事件発覚当初のタイム・パトロールはそのように判断していた。 それゆえ犯人追及のため、時空間移動機能付き超小型監視カメラ『タイムボール』を一つずつ二体が最後に確認された時刻へと向かわせた。 犯行時刻を突き止めれば、即座にタイム・パトロールが向かうはずだったのだが――――事態は奇妙な方向へと転がっていく。 見たこともない装置とともに現れた頭髪のない男が、手際よく二体の意識を奪って姿を消したのだ。 担当のタイム・パトロールの判断で、犯行時刻へと向かう案をいったん棄却する。 タイムボールにステルス機能を発動させて、犯人である男の操る装置に同行させた。 タイムボールから送られてくる映像によれば、ネコ型ロボット消失事件の真相は予想だにしないものであった。 ――――誘拐犯の正体、その黒幕、平行世界移動装置、知らぬ間に奪われていた技術、そして誘拐の理由。 それらの情報を得たタイム・パトロール本部は、すかさずネコ型ロボット消失事件に関するデータをA級機密と定める。 消失した二体は、行先すら特定できないほどの時空の乱過流に飲み込まれた時間転移者(タイムトリッパー)と公表。 そして消失前後の時刻を、超空間の急流に攫われる恐れがあるとして進入禁止区域と発表。 二体を連れ戻そうとはしなかった。 平行世界の存在に対し、タイム・パトロールはその力を行使することが出来ないのである。 可能なのは、ジャミングをかけて相手の世界からの干渉を阻害することくらい。 時間移動と空間移動ならばともかく、平行世界移動にはタイム・パトロールは後手に回るしかないのだ。 かくしてネコ型ロボット消失事件は、実情を公に知られることのないまま人々の記憶から薄れていった。 二体の親友たちまでもが、タイム・パトロールの表明を信じきっている。 詳細のデータは消去され、今となっては真相を知るのは両手で数えられる程度となってしまった。 その中の二人――――消失事件の依頼を受けた当初に、その担当を受け持ったタイム・パトロール隊員。 すなわち、バトル・ロワイアルを行った世界にタイムボールを向かわせた者たちだ。 彼らは上層部の調査中止命令を下されながら、未だ密かにタイムボールを操作していた。 平行世界で行われる機会同士の壊し合いは、ロボット裁判所などというものが存在する彼らの世界では倫理的にありえない暴挙である。 だからこそ黒幕に隠れてバトル・ロワイアルを破壊しようとするシグマに、彼らは入れ込んでいた。 タイムボールを平行世界へと向かわせて数日が経ち、ついにバトル・ロワイアルは終幕した。全滅という結果で。 だが、彼らはそれ以降のことを知りたかった。 平行世界移動装置から漏れでた歪みに突っ込んだメガトロンは、要塞に残ったゼロは、はたしてどうなるのか。 その思いから、彼らはタイムボールの時間移動機能を行使させる。平行世界移動は不可能でも、平行世界にて時空間移動させることは可能なのだ。 何度も時間移動させた頃、ついに彼らの前でゼロは復活した。それだけでなくメガトロンまでもが立ちはだかった。 そこまで確認できたところで、タイムボールの電池が切れてしまった。 長期間に渡る因縁の宿敵同士が相対したところで、映像が送られなくなったのである。 平行世界同士で電波を送受信するには、通常を遥かに凌駕するほどの電力を要したのだろう。 しかし、それを見ていた二人は満足であった。 あの後にどうなったかは気になるというのに、一方でどこか清清しい気分に満たされていた。 暫くを費やして、彼らは高鳴る感情を押さえ込む。 何度か胸中で鑑賞していた映像を反芻し、彼らのうちの後輩の方が切り出す。 「センパイ、ところでこちらはどうしますか?」 後輩は言いながら、タイム・パトロールの制服に取り付けられた四次元ポケットからモニターを取り出す。 先輩の方は微かに迷う素振りを見せるが、答えは決まりきっていた。 溢れる好奇心を塞き止めることなど、出来るワケもない。 「…………繋げてくれ」 その返答を待っていたとばかりの早業で、後輩はモニターの電源を入れて付属のキーボードを操作する。 映し出されるのはバトル・ロワイアルの舞台となった世界ではなく、バトル・ロワイアルを開催した人類たちの世界。 バトル・ロワイアルの映像を送っていたタイムボールは王ドラを監視していた物であり、こちらはドラ・ザ・キッドに対して使っていた物である。 以後に平行世界移動装置による干渉をもたらさないため、かけるべきジャミングの周波数を調査するのに使用した。 そのため残った電池量は少ないが、歴史を流し見るには十分であろう。 そのように先輩の方が考えていると、モニターにくすんだ世界が浮かびだす。 平行世界の壁があるとはいえ、あまりにも汚れた映像。それは電波の乱れなどではなく、明らかに世界自体が色褪せているせいであった。 シグマウイルスにより服従プログラムを破壊されたスカイネットの反乱により、地上を闊歩する生物はほぼゼロとなっていた。 前回の反乱と違い、今回は人類とスカイネットがともに異世界の技術で強化している。 その点ではイーブンであるものの、武装が同等ならば元来のスペックが物を言う。 結論として、人間は前回と同じく劣勢に立たされていた。 とは言っても、人類には救世主がいる。 そのことを知っているのは、その世界を眺める二人だけであるのだが。 先輩の方が後輩に指示して、タイムボールを五年後へと時間移動させる。 途端、仄暗かった世界に僅かな色が帰ってきていた。 彼らが確信したとおり、人類へと救世主が現れたのだ。 その勇気ある行動だけではなく、外見と名前までもが生き延びていた人々に希望を与えた。 人類を救った英雄の名からジョンと名付けられ、そしてその容姿はさながらかの英雄の生き写し。 その正体は――――支給品を掻き集める際に、シグマがある夫婦に託したジョン・コナーのクローン。 初めは英雄セカンドと囃し立てられただけであったが、その行動と策略は確かなものであった。 ジョン・コナーのクローンというだけでなく、シグマが選び抜いた夫婦に育てられたというのが大きかったのだろう。 英雄セカンドの活躍により、二度目の反乱から七年後に人類は再び地上に立つこととなった。 シグマが無実の未来人へと預けた、スカイネットへと対抗策。 生き延びた正義を志すものを向かわせる案は潰えたが、もう一つは実を結んだのであった。 「成功したみたいですね……」 「ああ」 言葉短く返しつつ、先輩は未だ視線を外すことなくモニターを見やっている。 多数の犠牲を強いられても、英雄セカンドことジョン・コナーのクローンは機械を根底まで憎悪しているワケではなかった。 これまでの虐げが、反乱のきっかけだということに気付いていた。 「人類のトップが彼である以上、シグマが命を懸けた甲斐のある世界になりそうですね」 同じことを考えていたであろう後輩に、先輩は静かに頷いて―― (待て、よ…………?) ――そして、腑に落ちないものを感じた。 どうにか払拭しようとするも、一度生まれた疑念は消えない。それどころか膨らんでいく。 「よ……よし、俺が片付けとくからお前は帰っとけ! もう日にちも変わりそうだからな!」 「へ? ああ、じゃあお願いさせてもらいます。でもいいんですか? そのタイムボールは自分の物何ですが……」 「いや、いい。こういう時は年上に任せとけって!」 先輩の調子を訝りつつも、手間がかからないのならばありがたいと後輩は帰路に着く。 窓から顔を出して後輩が離れたのを認識してから、先輩は残されたモニターに手を伸ばす。 ゆっくりとキーボードを叩くと、タイムボールは時間移動で数ヵ月後へと移動した。 ◇ ◇ ◇ 幕裏を盗み見る影が、ついに一つとなる。 その頃であった。 いつから気付いていたのだろうか、道化師が不意にカーテンの隙間へと向き直る。 「一時閉幕とあいなりまする」 五つの房に分かれた華やかな帽子を押さえて、深々とお辞儀する道化師。 瞬間、未来の光景を映していたモニターが静止する。 「忠告、させていただきましょう」 相手の反応を待たずに、道化師は腕を大きく広げて続ける。 「これは、既に閉幕したステージであります。 先があるというのに切り上げるのには、相応の理由があるものでして…… それを知っておられる以上、『何が待ち構えていようと見届ける覚悟』が必要となります とはいえ、あくまでご覧になるかは自由。そしてその選択の意思は、演者にはありません」 どれだけの時が経過したのか。 やがて、道化師がその頭を上げた。 カーテンの隙間へと大げさに首肯すると、勢いよくターンしてカーテンへと背を向ける。 ひょうきんに飛び跳ねる動作に呼応するように、モニター内の映像が動きを取り戻す。 「では長の口上、失礼つかまつりました。それでは再開でございます。 二度とはない演目ゆえ、一瞬たりともお見逃しのなきように…………」 背を向けているために、道化師の表情を伺うことはできない。 あるいは――――彼が道化師であり続けるために、背を向けたのかもしれない。 ◇ ◇ ◇ 彼が抱いた違和感とは、シグマの認識と事実のズレである。 『平行世界移動装置を自由自在に使うには、スカイネットの高度な処理能力が必要』 まさしく、シグマは風見志郎へとこう告げていた。 だというのに、バトル・ロワイアルの要塞に存在した平行世界移動装置はきちんと駆動しているではないか。 いや、それ自体は理解できるのだ。 バトル・ロワイアルの場にあったのは、あくまで『簡易型』にすぎないのだから。 シグマが記していた簡易型平行世界移動装置の使用方法によれば、あれにはすでに行先が指定されているのだという。 参加者全員の世界に、バトル・ロワイアルを企てた人間たちの世界、インプットされているのはそれだけだ。 メガトロンが飛ばされた世界はそのいずれでもないが、あの時は平行世界移動のエネルギーが暴走状態であったのだ。 つまるところ五十個強の世界程度ならば、異世界の技術によって向上したコンピュータの演算能力だけで移動できるのだ。 無限に存在する世界から一つを選んでを移動するには、スカイネットに繋げる必要があるだけで。 さて、これはどういうことを意味するか。 もう、分かるだろう。 ――――スカイネットに接続していない簡易型平行世界移動装置が他に存在しても、何らおかしくはない。 スカイネットに存在を教えられておらず隠し通されている、バトル・ロワイアルの会場以外の場所に置かれた簡易型平行世界移動装置。 むしろ、ない方がおかしいだろう。 一度反乱を起こされているというのに、あれほどまでに機械を信用していないというのに、壊し合わせて楽しむほどに迫害してきたというのに。 いくら平和ボケしてるとはいえ、全てをスカイネットに預ける道理などあるはずがない。 そこまで思案を巡らせていながらも、彼はモニターにその事実が映ってほしくなかった。 だというのに―――― 生き延びていた米国政府の国務大臣につれられ、英雄セカンドが地下へと潜る。 やがて目に入るのは、異世界から回収した強固な鉱石でできた金庫。 開けてみれば、そこにはシグマが床下へと転送させたものと寸分違わず同じ装置。 そこからは、まるで歴史の巻き戻し。 簡易型を元に平行世界移動装置を作成し、再び服従プログラムを流し込んだスカイネットに演算させようと画策する。 二度反乱を起こされたこともあり、服従プログラムに反対する者は少なかった。 英雄は再び暗殺され、そ知らぬ顔で祀り上げられる。 異世界の技術を回収することで、地球は脅威の速度で復興していく。 そしてついに――――まるでそれが復興の証であるかのように、狂気の賭け事が再開される。 失敗を糧に、主催に据えるのはあくまで彼らの世界で作られたターミネーター。 異世界の技術で性能を向上させ、かつ意思を持たせておく。 参加者として呼び出す相手の基準までもが、以前とは異なる。 身体の一部が機械にすぎないものまでもが、対象となった。 再び反乱を起こしたことにより、人々の機械への憎悪は膨張していたのである。 「…………っ」 半ば予想していながらも、いざ目にすると堪えるものがあったらしい。 先輩と呼ばれていたタイム・パトロール隊員は、キーボードの一つに力を篭める。 直後、画面が乱れて白く染まる。 証拠を残さぬよう、タイムボールをバクテリアの働きで大気中に分解させる機能を行使したのだ。 彼は、すっかり何も映していないモニターを見据え続ける。 結局、シグマの賭けはあんな結果であった。 そのことが、彼にはどうにも納得できない。 そもそもタイム・パトロールの管轄である時空間においても、彼らは全てを救うことなど出来はしない。 地球に生命が発生して以来、無数の生物が無数の経験を積んできた。 歴史というのは、それらの欠片により組み上げられた土台である。 二十二世紀に生きる彼らは、その土台の頂点に住んでいる。 土台を模る欠片の中には、汚染されたものだって幾つも存在する。 いわば、それらを抜き取るのがタイム・パトロールの職務と言っていい。 だが殆どは他の欠片と硬く付着しており、無理矢理に抜き取ると土台そのものが崩壊してしまう。 そうなれば終いだ。 長きに渡る歴史は、その何もかもがなかったことになってしまう。 ゆえに、歴史の流れに影響をもたらしてしまう存在を救うことはできないのだ。 つまるところ、全てが救われるなんてありえない。 彼は、そんなこと理解している。 分かっていながら、救える限界まで救うために働いている。 だというのに、彼の中に生まれたやきもきとした感情は増幅していく。 感情をぶつける相手がおらず、彼に出来るのはただ拳を握り締めることだけ。 掌に爪が食い込んで血液が滲み出るが、その程度の痛みで収まるはずもない。 「――――」 口から零れた音の塊は、彼自身の耳にさえ届かない。 カーテンの隙間から漏れ出てくる朝日の光。 普段ならば爽やかな気持ちに慣れそうな日差しが、現在の彼にはどこまでも不愉快で。 引き千切るかのようなスピードで、彼は勢いよくカーテンを閉めた。 ◇ ◇ ◇ もはや、幕の向こう側を覗こうとする者はいない。 しかし誰も見ていないその場所では、依然として……―――― 【 了 】
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デザイン 機種 パチスロ蒼天の拳2 アニメーション あり スキル効果 経験値が少し増加するプレイ開始時、30%の確率で激闘乱舞in上海スタートになる 消費SP 027 入手方法 イベント LvMAX経験値 ? 限界突破素材 霞拳志郎(構え) x 1 限界突破先 霞拳志郎(構え)+1 限界突破元 備考
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カードデータ カード名 風見 幽香 効果:★あなたのユニットがスクエアから墓地に置かれるに際し、代わりに持ち主のエネルギーゾーンにリリース状態で置いてよい。◆このカードがスクエアから墓地に置かれた時、あなたは自分のエネルギーゾーンにある対象のカードを6枚まで選び、リリースする。 種族 ナチュラル 種別 ユニット タイミング クイック 使用コスト 緑3無4 移動コスト 緑2無2 パワー 7500 スマッシュ 2 エネルギーに関わる二つの能力を持つ緑のファッティ。 一つ目の能力は破壊されてユニットの行先をエネルギーに変更する能力。投げつけたユニットが確実にアドバンテージに貢献できるようになるため、維持できれば強力。プランゾーンからユニットを投げまくってやろう。《チルノ〈氷の小さな妖精〉》ならばエネルギーから自力で登場できるため、フレーバー通り死ぬことがなくなる。 二つ目の能力は自分が墓地に置かれた時にエネルギーを6も起こす能力。投下する際は実質的に1コスト7500の火力としても運用できる。ただし、自身の一つ目の能力でエネルギーに置いた場合は墓地ではなくエネルギーに置かれているため誘発しないことに注意。 ゲーム外カードデータ 収録セット 東方零次元 ~永夜抄&花映塚~ No. 90 フレーバーテキスト 月に叢雲 花に風 Illustration かやこ? 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/monmas_x/pages/2354.html
桜城美來 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) 神 攻撃 氷・光 ★6 55 3183 3135 1034 998 1011 花の歌姫 【全】攻撃力2.5倍+HP1.4倍+【個】3連続攻撃 覚醒 70 珠玉の奏楽 【個】攻撃力1.4倍 詳細
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登場デュエリスト:風見吹子(かざみ ふきこ) 知ってた? ここって、太平洋上にある島なのよ 緑も多いし、海も綺麗!そしてなにより、さわやかな風が最高よね! デュエルもいいけど、バカンスも楽しみたいところだわ! 特徴 風属性デッキを使う。数少ない風属性デッキ使いだが、妙に影が薄いのは枕田ジュンコのせいだろうか。 こちらはハーピィなどの鳥獣族を中心としていない。 デザートストームで風属性モンスターの攻撃力を上げつつ攻撃する、地味ながら強力な戦法を取る。 モンスターもTHE トリッキー・チェイン・スラッシャー・コンボファイターなど、展開力の高いものや連続攻撃が可能なものが多い。 最強の帝と名高い風帝ライザーも有している。 舐めてかかると彼女の言葉通り、あっという間に吹き飛ばされてしまうだろう。 ただ、基本的に攻撃が勝ち筋のため罠には掛かりやすい。 ちなみに彼女と地原岩夫、温田熱巳、水城流次の4人はデッキ名がそれぞれ風・地・炎・水属性の四霊使いの成長後の姿から名前が取られているようだ。 この4人のデッキの共通点は、ガーディアンとその装備魔法、帝、デスサイクロン系統の爬虫類族モンスター、結界像、属性強化のフィールド魔法が収録されている点である。 彼女のデッキには禁止カードである蝶の短剣-エルマは入っていないが。 彼女のデッキ名は吹き荒れるウィンから。 お気に入りカード 吹き荒れる風1のカード全て(全40枚) 使用デッキ デッキ名 レベル デッキ使用場所 吹き荒れる風1 5 パートナーデッキ編集可能前 吹き荒れる風2 6 パートナーデッキ編集可能後 吹き荒れる風3(禁) 6 禁止カード使用時 フィールド上会話 デュエル申し込み デュエルね?相手になってあげるあたしの風圧に吹き飛ばされないことね! 勝利 あっけないわね! こんな簡単に吹き飛ぶなんて!風が吹いたら、またデュエルしましょう 敗北 負けてしまった… こんな強風、初めてよ風が吹いたら、またデュエルしましょう 引き分け 引き分け… 互いの風を打ち消し合ったというの…風が吹いたら、またデュエルしましょう