約 815,049 件
https://w.atwiki.jp/syukensya1990/pages/295.html
平和主義国最大手のソフトウェア会社。ワープロソフト「文プラス1」シリーズで高い知名度を誇っており、現在でもソフトウェア部門の売上の3割を占めている。しかし、アメリカのMZ社のワープロソフトの普及で年々売上が減少しており最近はゲームソフト部門や他のソフトウェアの強化を進めている。 会社概要 種類 株式会社 市場情報 新証1部 本社所在地 〒001-0003 新都府港区羽井4丁目7-11 新都ミレニアムタワービル 業種 情報通信業 事業内容 ソフトウェアの開発・販売等 代表者 数田 数彦 資本金 321億2,100万円 売上高 1,555億5,090万円 従業員数 5,081人 主要株主 数田サービス 35% 数田金彦専務 7% 新都沖野出版 5% 新都あおぞらサービス 3% 主要子会社・関連会社 あずまソフト開発(PC用ゲームソフトの開発・販売) 100% 第四情報処理センター(ソフトウェアの開発下請け) 100% 沖野インターネット開発(オンラインゲームの開発・運営) 100% エース情報産業社(地図ソフトの開発・販売) 80% 主な商品 「文プラス1」(ワープロソフト) 「エクセルA」(表計算ソフト) 「ウイルスバリケード」(ウイルス対策ソフト) 「ホームページ創作君」(ホームページ作成ソフト) 「はがき大学生」(はがき作成ソフト) 「家計の算盤」(家計簿ソフト) 「データ部長」(データベースソフト) 「地図の万人」(地図ソフト) 「トラベル案内人」(交通利用ソフト) 「100億万デジタル辞書」(百科事典ソフト)
https://w.atwiki.jp/2080/pages/32.html
平和(ゴルゴ13系)
https://w.atwiki.jp/syukensya1990/pages/347.html
平和主義国最大の航空会社。09年に持ち株会社化された。世界的不況で国際線を中心に売上が激減しており地方航空路線の運行を行ってきたエアー新都の吸収合併、本社ビルの売却、さらには不採算路線の削減などの経営改革を進めている。 種類 株式会社 市場情報 新証1部・海証・北証 名称 株式会社新都航空ホールディングス 英名 Shinto AirLine Holdings,Inc. 省略 SAH 所在地 〒000-0003 新都府中央区新大町7丁目4-8 大都会地所新大町ビル 業種 航空業 事業内容 傘下子会社の経営管理 資本金 1,011億2,170万円 売上高 9,980億9,230万円(連結) 総資産 1兆502億6,009万円(連結) 従業員数 22,980人(連結) 主要株主 西都ファミリー生命保険 6% ケイマン諸島系投資会社 4% 新都航空グループ退職者運用信託 3% 社員持ち株組合 3% 主要子会社 新都航空(航空事業) 100% 新都航空ホテル(ホテル事業) 30% 新都航空クレジット(カード事業) 30% 新都航空整備(航空機整備) 100% 新都航空サービス(マイレージ事業) 100% 新都航空電子システムズ(情報処理事業) 100% あおぞら食べもの工房(機内食製造) 100% 新都ヘリコプター運輸(ヘリコプター事業) 100% 新都航空スタッフ(人材派遣) 50% 新都航空グランドサービス(グランドサービス) 100% 新都貨物航空(航空貨物事業) 30% ハブ空港 新都国際空港 成田国際空港 準ハブ空港 新都空港 海山国際空港 保有機台数 159機 本拠地 新都府あおぞら市
https://w.atwiki.jp/mayusilvermoon/pages/41.html
願い事ひとつ (title:どきどき) 「クリス様。今日はこれでおしまいですね。」 夕刻を告げる鐘の音と共にルイスが私に声をかける。 サロメからルイスに渡された書類の量は的確で、定時と共にちょうど片付いた。 「それではこの書類はボクがサロメ様のところまで持っていきますので。」 私が目を通しサインをしていった書類をルイスが束ねていく。 てきぱきとこなす姿を見ていると本当にありがたく思える。 「ああ。…ん、そうだな。私が持っていくよ。」 返事をしかけて、ふと思いとどまった。 ルイスがもっていったら、きっとサロメはこの書類にもう一度目を通したり、そうでなくとも他のいろいろな仕事を黙々と続けるだろうと容易に想像できた。 私には定時までの仕事しか廻さないくせに…だ。 「よろしいんですか? 」 ルイスが首をかしげて聞いてくる。 「ああ。サロメはまだ仕事してそうだから、私から言ってちゃんと休ませんとな。」 これは上司としての責任だ。うん。 決してサロメに会いに行きたいから…とかじゃないぞ。 「フフっ。そうですね。」 「何を笑っているんだ?」 私はおかしなことを言ったのだろうか? 上司として当然のことを言ったまでだと思うのだけど…。 「あ、いえ。今朝サロメ様も同じような事おっしゃられていたんで」 「同じような事?」 サロメが…わたしと? 思わずルイスに聞き返す。 「”クリス様はご無理をなさる事がある。私が言ってきちんとお休みいただかないと”…って、今朝書類をもらいに行った時におっしゃられて。」 「なんだ。サロメもそんなことを言っていたのか。」 お互い様というわけらしい。 どうもサロメは心配性のところがあるからな。 気遣いはすごくうれしいけれど、もう少し自分の心配もして欲しいと思ってしまう。 もう少し…わたしが頑張ってサロメの負担を減らせたらいいのだけれど…。 ついつい頼ってしまうんだよな。 「クリス様もサロメ様もゼクセン騎士団になくてはならない存在です。 お2人ともお体には十分お気をつけてください。」 「そうだな。ありがとうルイス。」 ルイスの気遣いも本当にありがたかった。 「では失礼しますね。」 一礼して部屋を出て行くルイスを見送りながら、私はどうやってサロメを休ませるか思案していた。 そういえば、最近は仕事仕事でなかなか息抜きもできていないからな… 一人になった部屋でそんな事をふと考える。何か息抜きが出来たらいいんだけれど…。 ふと窓の外を見ると、雲ひとつない空がうっすらと暮れかかっている。 「今夜は綺麗な夜空になりそうだな…よし。」 私はいそいで支度をはじめた。 サロンの扉を2回ノックし、返事を聞くのももどかしくて私は部屋に飛び込んだ。 「サロメ!」 「はい。…クリス様?どうされましたその出で立ちは。」 手にしていた書類から顔をあげ、サロメは不思議そうに私の格好を眺めている。 私はいつもの騎士としての服ではなく私服に着替え、髪も下ろしていたから、サロメがそうなるのも無理はないだろう。 そんなサロメの疑問はさておいて、私はすぐさま本題へと入った。 思い立ったら即実行だ。こういうときは正攻法に限る。 「もう仕事はやめにして息抜きをしよう!」 「え?息抜き…ですか?」 サロメはわけがわからずにきょとんとしている。 「ああ。つきあってくれる…だろ?」 サロメは優しいから、いつもわたしの事を気遣ってくれるから、 ”私の息抜きに”って言えばきっとサロメも一緒に来てくれる…そう思って敢えてそう聞いた。 「そう…ですな。お望みとあらば喜んでお供いたしましょう。」 サロメはそう答えて微笑んだ。しかし私はその物言いに思わず苦笑を覚えた。 だって、仮にも恋人に言うせりふか?それが… ここで怒っても仕方が無いので、追及はしなかったが…。もう少し言い方があるだろうにとついつい思ってしまう。 そして、仕事終わりのどさくさにまぎれてお互いに城を抜け出し橋向こうで落ち合うことにした。 「きれいな空…。」 ブラス城から少し歩いたところにある高台に私たちは立っていた。 既に暮れてしまった空には満点の星が広がっている。 「心があらわれますな。」 「ああ…」 吸い込まれるような夜空を2人ただ眺めていた。 ただこうしているだけで、仕事の事なんて忘れてしまうほどに自然の力は偉大だった。 しばらくそうやって眺めていたが、やはり日が沈んで気温が下がったのだろう、身体が冷えてきた。 私はつい小さく身震いしてしまった。 「少し…冷えますな。」 後ろから声がしたかと思うと私の眼前に、ふわっとサロメのストールが降り、わたしの身体へと掛けられた。 サロメの心遣いが嬉しくて、このぬくもりを離したくなくて、私はそのストールをきゅっと握り締めた。 「まだ…ちょっと寒いな。」 本当はそれだけでも暖かかったけれどもう少し甘えたくて私はそう呟き、後ろのサロメにくっつくようにもたれかかった。 「これでは…どうですか?」 そっとサロメの手が前に廻され私を包み込む。 「うん。あったかい…。」 コクンと小さく頷いて、私は廻された手にそっと自分の手を添えた。 「では、もう少しこの空を見ていましょうか。」 「ああ。」 サロメの胸に寄り添うようにもたれかかっているとサロメの心音がやけに大きく伝わってくる。 「サロメでもドキドキするんだな。」 そんなことが何だか嬉しくて、つい口にしてしまう。 「クリス様がそうさせるんですよ。」 そう耳元でサロメが優しく囁きかけるもんだから今度はこっちがドキドキしてしまう。 もう、伝わってくる鼓動が自分のものなのかサロメのものなのか、分からないくらいだ。 「私も…ドキドキしている。…これはサロメのせいだな。」 サロメにも分かって欲しくて、私は前に廻されたサロメの腕をぎゅっと身体に押し当てた。 「では…お互い様ですな。」 「ああ…。でも…でもいやじゃない…。こうやっているのは心地いいな。」 「そうですな。」 こうやって互いの体温を、鼓動を感じ取れるというのは、本当に傍にいることが感じられて、とても安心できた。 「ずっと。こうしていたい…。」 無理だと分かっていたけれど、私は口に出さずにはいられなかった。 「ですが…そういうわけにも参りませんからな。」 「ああ…。わかっている。あまり遅くなってはいけないからな。」 予想通りの返答に、少し淋しいものを感じながらも、私は自分に言い聞かせるように呟いた。 でも… でも… もう少し、 もう少しだけ…… 「…サロメ…」 「はい…?」 「もう少しだけ…だめ、か? その…流れ星に願い事を言いたいんだ。」 このまま帰ってしまうのは淋しくて、少しだけでもと、私は思いつくままそんなことを頼み込んだ。 「クリス様……」 サロメの声が迷っているのが分かる。私は祈るような気持ちでサロメの返事を待った。 「…では…流れ星が見つかるまで…ここにいましょうか。」 「ああ。ありがとう…」 嬉しさに、私はサロメの手を強く握り締めた。 結局、クリスの頼みをサロメが断れるはずもなく…2人は流れ星を待った。 その後流れ星が見つかり、クリスはひとつ願い事を言った。 そしてそれはすぐに叶えられるのだった。 翌朝2人してめずらしく欠伸をしているところを見られたりとか、 クリスがやけに上機嫌だったりとか それはまた別のお話で…。
https://w.atwiki.jp/syukensya1990/pages/108.html
三川組 平和主義国のゼネコン。70年代の大物企業家の三川良治氏が設立した。建設の枠にとらわれず多角化経営を進めている。ただ子会社・関連会社の経営はほとんどが赤字で本業での利益を押し下げており株主などからは何度も改善を求められている。 種類 株式会社 市場情報 新証1部 本社所在地 〒000-0001 新都府中央区大町9丁目2-3 大町国民タワービル11階 業種 建設業 事業内容 土木・建築など 代表者 三川 星 資本金 1,010億6,700万円 売上高 3,980億7,770万円(連結) 従業員数 19,890人(連結) 主要株主 新都三川銀行 11% 三川金融グループ 3% アメリカ系投資ファンド 3% 主要子会社・関連会社 三川土木建設(土木建設) 三川住宅工務店(マンション・分譲住宅等の販売) 三川ビルディング(ビルの販売・賃貸事業) 三川セメント(セメント製造・販売) 三川金融グループ(資金運用) 三川リゾート開発(リゾートランド開発・運営) 三川建設機械リース(建設機械のリース販売) 三川エコクリーン(産業廃棄物処理事業) 三川スポーツジム(スポーツジム経営) 三川ビルクリーン(ビル清掃) 新都三川海洋レジャー(リゾートランドの開発・運営) 新沖野ゴルフ場開発(ゴルフ場の運営) 北山川ゴルフ場開発(ゴルフ場の運営) 三川パソコン販売(パソコン等OA機器の販売) 三川ゴルフグッズ販売(ゴルフ道具販売) ワークジョブスタッフ(人材派遣) 新三川首都圏配送(首都圏内での宅配サービス) 三川園芸サービス(園芸用品の販売) 三川スクラップ販売(鉄スクラップの回収・販売) 見山第一石油(ガソリンスタンド経営) 北山事務サービス(各種事務受託) 新都国際タワーホテル(ホテル運営) 三川サイクル販売(自転車の販売) 三川中古車カー(中古車の買取・販売) 三川自動車販売(自動車整備・販売) MIKAWAモバイルホン(携帯電話販売代理店) 三川あかつき保険事務所(保険代理店) 新都みかわストア(コンビニ経営) 西都三川パソコンスクール(パソコン教室経営) 自動車スクール北新都(自動車教習所経営) 三川タクシーサービス(タクシー・ハイヤー事業) 三川きたやまファーム(農場経営) 三川きたやまホーム(老人ホーム経営)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8277.html
浮遊大陸アルビオンの首都ロンディニム。その郊外にはかつて軍港と呼ばれたロサイスと言う港がある。 この港が軍港では無くなった日から、港の中心に一つの銅像が建てられていた。 「ママ、あれなあに?」 一人の子供が銅像を指差しながら母親に尋ねた。 「あれはね、皆を守ってくれた天使さまなのよ」 母親は笑いながら子供に答えた。 『彼』は、後に虚無のルイズと呼ばれる少女に召喚された。 そして後世において彼は始祖ブリミルが遣わした天使と呼ばれ、平和の象徴とされた。 「でもてんしさまなのにはねがないよ?」 その銅像は人では無く、丸っこい変な物体を象っていた。確かに、子供で無くてもこの奇妙なオブジェを見掛けたら首をかしげるだろう。 「そうね。不思議な姿をしているわね」 『彼』は何とも形容し難い姿をしていて、全身は金属で作られていた。 誰もが変人の作った彫刻だと判断したが、『彼』は自分の意思を持ち、不思議な足で自由に移動することもできた。 「ママ、てんしさまがけがしてるよ? なおしてあげないの?」 銅像の天辺には大きな傷がついていた。そのせいで、ただでさえおかしな姿をしている銅像はより変なものに見えた。 「違うのよ。天使さまは怪我をしているんじゃなくてああいう姿をしているの」 『彼』は全身の至るところに傷がついており、頭と思われる場所には亀裂すら走っていた。誰もが珍妙な粗大ゴミとしか思わなかった。 しかし不思議なことに、『彼』の身体は今まで存在していなかった不思議な金属で作られており、誰も『彼』を傷つけることはできなかった。 「ママ、てんしさまよごれてるのにきれいにしちゃダメなの?」 その銅像には幾つかの汚れがついていた。汚い と呼ぶほどのものでは無いがお世辞にも綺麗とは言えなかった。 「あれはね、天使さまがご主人さまを守った証なの。だから綺麗にしちゃダメなのよ」 『彼』は争いごとを好まなかった。忌み嫌っていたと呼んでも良いだろう。 その為、『彼』が誰かを傷つけることは無かった。いつも厄介事に首をつっこみたがる主を庇うだけで、決して反撃することは無かった。 「ママ、なんでてんしさまはここにいるの?」 「それはね、天使さまがこの街を守ってくれたからなのよ」 それまでに何があったのか。それを語ったところで事実が覆ることは無い。 ならば事実だけを語ろう。 ロサイスの港にアルビオンの軍勢七万騎が迫っていた。 このような事態を想定していなかったトリスティン軍は混乱を極め、主力部隊をどうやって撤退させるかしか考えられなかった。 そして出た結論は時間が足りないと言うことだった。このまま戦っては数の差で確実に負け、撤退するにも時間が足りず主力の大部分は犠牲となる。 その為、首脳部は主力部隊の撤退が完了する時間――約一日分――を稼ぐため、ルイズ一人に七万の軍勢を足止めするように命じた。 撤退も降服も負けることさえ許さず、たった一人の少女を生贄に捧げることにした。 もちろん、通常ならば考えられないことだ。たった一人では足止めなどできる筈が無い。 七万と言う大波に呑まれ、蹂躙され、何事も無かったかのようにアルビオン軍は進軍を続けるだけだ。 しかし彼女の持つ魔法が、虚無と言う他を遥かに圧倒する力が、首脳部の言い訳に使われた。 その命令を下されたルイズは無表情のまま時を過ごした。ただ、『彼』をどうやってこの街から逃がすかを考えていた。 最初は知り合いのメイドに預けようとした。そうすればメイドが逃げる時間さえ稼げれば『彼』を救うことができる。 数々の危機から自分を守ってくれた『彼』を、初めて守ることができる。そう、思った。 しかし不運なことにメイドを見つけることができなかった。『彼』もロサイスの街に残してしまうことになった。 次にルイズは『彼』に一つの命令を下した。トリスティンの友軍が戻ってくるまで身動き一つせず、変な形をした鉄塊でいろと命令した。 どこかの土のメイジが気まぐれで作った鉄塊。そんなものを破壊するほどアルビオンの兵も酔狂では無いだろう。 『彼』は確かにその命令を聞いた。ルイズは『彼』が助かることに安堵した途端に倒れ、眠ってしまった。 数々の心労が、彼女を蝕んだのだろう。 しかしルイズが目を覚ました時、それは彼女が死地へ赴く時であった。 『彼』は初めて主の命を破り、ロサイスの街を抜けだした。 「なんだ、こりゃ」 『彼』は主に代わり、ただ一人だけでアルビオン軍と対峙していた。 アルビオンの斥候も変な鉄塊が本隊に接近していることに疑問を抱いたが、おかしなゴーレムかガーゴイルだと判断した。 当然、そんな物の為に進軍を止める筈が無く、七万の大波が彼を呑み込もうとした。 その時、彼はアルビオン軍の誰も聞いたことが無い、無機質な声を上げた。 「私ノ命ハ」 アルビオン軍にとってガーゴイルは喋ったことなどどうでも良いことだった。 そんなことより、ロサイスの街を蹂躙することの方が大事だった。 「平和ノタメノ礎トナロウ」 翌朝、目覚めたルイズは『彼』がどこにもいないことに気がついた。 ルイズはアルビオン軍の存在を忘れ『彼』を探したが、街のどこにも『彼』の姿は無かった。 そしてアルビオン軍のことを思い出した。街にいない『彼』と街に来ない軍の存在を結びつけたルイズは街を飛び出した。 そこにあったのは夥しい数の肉片と血の海だった。 この世の全ての命が奪われたような錯覚を覚えたルイズは、途中で何度も吐き気を催しながらも『彼』を探し続けた。 そして頭上に太陽が昇り、血の臭いに何も感じ無くなったころ、ルイズはようやく『彼』を見つけることができた。 『彼』の身体はバラバラになっていた。スクウェアスペルを食らっても傷一つ付かない筈の身体が、それでも七万もの数を防ぎきることができず、頭部だけを残して完全に壊されてしまっていた。 「…………なんでよ……」 『彼』の頭部を見つけてから数分経ち、ルイズはその一言をようやく腹の底から絞りだすことができた。 そしてその声に反応したのか、『彼』の顔面に小さな光が点った。 「私ノ、役、 メハ 終エマシ、 タ」 『彼』の声は途切れ途切れになり、更に雑音まで混じっていた。とても声には聞こえない、耳触りな音だった。 しかしルイズは彼の声を一語一句を違えること無く聞きとった。そして、彼との別れを理解した。 「何、言ってる のよ、 あん たは、わたしの使い 魔、なのよ」 ルイズは『彼』の頭部を胸に抱えながら叫んだ。『彼』との別れを否定するため、全身全霊を上げて。 もはやそれは声では無かった。『彼』と同じ、雑音にしか聞こえないものだった。 「世界ハ平和、 モウ、誰モ キズツカナイ世界…」 『彼』の声を聞きながらルイズは泣いていた。でも、声をあげることはしなかった。 もうこれが最後だから、『彼』の最後の言葉を聞き逃さないため、必死に自分の声を抑えた。 「…… …ヨカッ」 そして『彼』に点っていた最後の光が消えた。最後の言葉を言いきれずに。 それからルイズは泣き続けた。声にならない叫びをあげながら。 ようやく泣き止んだ頃には、日はすっかりと傾いていた。 「……帰りましょう」 泣き止んだルイズは、『彼』の頭部を抱えながら呟いた。 喉はすっかり枯れていたが、彼女を知る誰もが知らないような優しい声だった。 「あんたは、平和の英雄なんだから……」 その後、ルイズは仲間たちと共に戦い、終にはハルケギニアに平和をもたらした。 それからの世界は平和そのものだった。ロサイスに銅像が建てられ、平和の象徴と呼ばれている『彼』もきっと喜んでいるだろう。 そして、見守り、支え続けているだろう。 この世界の平和を、ずっと……遥か未来まで―― コズミックブレイク「平和のスクラップ」より、キャノンボールを召喚
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/51.html
カテゴリー 平和をつくるために 国際関係 ●東アジア ●米国「対テロ戦争」 ●アメリカの政治 ●アメリカ合州国 ●米軍 ●テロと対テロ戦争 ●米軍捕虜虐待 ●ダウニング・ストリート・メモ解説・全訳 ●米中関係 ●欧州 ●国連 ●国際経済 ●軍縮・核廃絶 ●非米同盟 ●非同盟 ●中央・南アジア ●東南アジア ●東アジアの軍事 ●ロシア ●中国 ●台湾 ●北朝鮮 ●韓国 ●オセアニア・太平洋諸国 ●ラテンアメリカ ●イラク? ●イラン ●アフガニスタン・パキスタン? ●パレスチナ・イスラエル? ●中東 ●アイルランド ●ボスニア? ●アフリカ ●貧困国救済 ●構造的暴力 ●人道に対する罪と裁き ●災害 ●グローバリズム ●アメリカ資本主義 ●先住民 ●資源・食糧 ●勇気ある人々? 日本の外交と自衛隊 ●日本外交 ●日米同盟 ●在日米軍05 ●日中関係 ●日露関係 ●日韓関係 ●日朝関係 ●自衛隊・防衛 ●自衛隊の海外派遣 ●イラクの自衛隊 ●有事体制・テロ対策 ●ミサイル防衛? ●日米安全保障条約 ●特定秘密保護法 日本の政治 ●憲法改正 ●憲法9条 ●教育基本法? ●天皇制 ●戦争と罪責 ●靖国問題06Ⅰ ●歴史認識 ●アジア・太平洋戦争の惨禍 ●教科書問題 ●戦後補償 ●中国残留孤児 ●沖縄 ●ヒロシマ・ナガサキ ●核兵器廃絶 ●平和教育 ●自由・人権 ●治安対策 ●日本資本主義 ●緑の政治? ●左翼運動 ●日本社会の閉塞 ●右翼
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/9489.html
日中関係 / 日中安全保障 / 大東亜共栄圏 +ニュースサーチ〔平和のための大東亜共栄圏〕 真珠湾奇襲80周年 日本の右翼の亡霊は消えず_中国網_日本語 - チャイナネット 「なぜ日本は絶対に負ける戦争に突入したのか」戦争で負けないためにやるべきだったこと ヒントは「大東亜共栄圏」にある - PRESIDENT Online 「未来は変えることができる」、ホー・ツーニェン新作展をレポート - Time Out Tokyo 太平洋戦争を「ジハード」と呼んだタタール人宗教指導者がいた 西洋からのイスラム解放を目指して - 東京新聞 日本が「大東亜共栄圏」でこんなことを考えていたなんて!=中国 (2021年2月19日) - エキサイトニュース 習近平の中国がなぞる大東亜共栄圏の「失敗の本質」 戦争における敗北よりも決定的だった占領下での人心掌握の失敗(1/5) - JBpress ● 平和のための大東亜共栄圏〔ノイズレスサーチ〕 ● 平和のための大東亜共栄圏〔blog 平和のための大東亜共栄圏〕 .
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/4066.html
AHB/033 C 喜ぶあなる/超平和バスターズ 女性 パートナー イヤそうな顔 あなる/超平和バスターズ 女性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 4500 【あの時作ろうとして結局駄目だったじゃんねぇ、宿海…?】《ロマンス》 【起】〔ベンチ〕[あなたの手札を1枚、あなたの控え室に置く]→ この技は、1ターンに1回まで使える。あなたのリタイヤがすべて《ロマンス》なら、あなたは自分のリングのカードを選び、そのカードの次のアタック中、そのカードを+2000/+0。 作品 『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 備考 このカードをパートナーにしているカード 取得中です。 関連項目 取得中です。
https://w.atwiki.jp/kanoginn/pages/48.html
鬼。 俺をそう最初に呼んだのは誰だったか・・・ そんなことは知らない。 だけど、人間とは怖いものだとは感じた 1人が言うとまた1人に広まり、段々と鬼から白夜叉といわれるようになった そして、敵は俺を見ると、大勢でかかってきた。 それか逃げ出すやつもいた 味方の奴らは俺を見た そして決まってコソコソと話を始める 俺には聞こえないようにこっそりと。 最初は俺には確かに悲しいという感情があった だが、慣れとは恐ろしい。 そんなことも当たり前となって、俺は白夜叉として崇められた 次の日も次の日も、俺は人じゃない生き物・・異星人の天人を斬る。 赤い血が飛び掛る。 最初は気持ち悪かったが、それも慣れた 血に染まるのが当たり前だった。 仲間を失うことも日常茶飯事だった。 でもそれは慣れなかった。 昨日まで飲み明かしていた仲間。 くっちゃべっていた仲間。 俺を恐れる仲間。 そいつらは次の日には帰らなかった時が多かった だけど泣く暇なんか無かった 戦場で気を緩めるのは命取り。 仲間を失ったことで泣いて背後でも取られたら大変だ それを全員承知の上で泣かなかった。 天人を全員追い払い、残った地面には赤い血で染まった大地と。 天人の死体と。 仲間の死体が無残に転がっている。 中には踏まれて原型をとどめていない者もいた でも泣いちゃぁいけないんだ これは戦争。 死ぬことを覚悟でこいつらは戦った 不利なのを覆そうと頑張った。 俺が弱気になっちゃいけねぇんだ だから、心は強く持っていたつもりだった 仲間を失っても冷静に。 冷静に。 冷静に。 冷酷な鬼になるしか無かった。 ふと、俺は呼ぶ声がして目が覚める。 目前には、赤くは無い、天井が遠めに見えた まだ辺りは暗く、真夜中だろう。 俺は体を起こして周りを見渡す だが、そこには誰もいなかった ふと、横を見る。 そこには。 「あ~そういやぁ・・・」 幸せそうな寝顔で寝る、新八と神楽がいた 確か、神楽のわがままで一緒に寝ることになったんだけか・・・ 神楽が寝言で俺の名前を言っていた あぁ・・・呼んだのはこいつか・・・ 俺はさきほどまでの夢を思い出す。 血と戦場と仲間、そして俺という鬼。 体が無意識に少し震えた いやな夢を見た・・・ 「久しぶりに見たなあんな夢・・・」 あの夢のせいで寝れそうもない。 俺は起きようと思い、こいつらを起こさないようにゆっくりと立ち上がる準備をする が、腕をがっちりと何かに捕まれた。 「ん?」 捕まえているであろう神楽と新八を見る 「どした?」 「・・・すぴ~」 「・・・・寝てやがる・・・」 がっちりと俺の腕を掴んだまま寝ている。 無理に剥がすのも気が引けて、俺は布団に留まった 壁を背もたれにして、腕の自由が利かないまま、じっと壁を背もたれにぼーっとしていた 腕から伝わるこいつらの優しい暖かな体温が気持ちよかった。 「銀さん、起きて下さい。朝ですよ」 この声で俺はまた目が覚める だけどまだ眠い。 「あと5分・・・」 「そう言っていつも10分は軽く寝てるじゃないですか。早く起きて下さい」 「あと2分・・・」 「ダメです」 「あと1分・・・」 「いい加減にしろぉぉ!!!」 布団を新八に引っぺがされた。 朝の低い室温が俺の体を通り抜ける 「さむっ!!」 「起きないからですよ」 布団をひっぺがされては何も出来ない。 俺は渋々、布団から出た。 あのまま寝ちまったらしい。 あの夢も見なかった 「神楽ちゃんも早く起きて」 「うるさいアル~もう少し寝かせろヨこのダメガネ」 「眼鏡関係ないだろぉぉぉお!!」 いつもの騒がしい日常だ。 「今日のご飯当番って誰でしたっけ?」 血も見ない、平凡的な普通の日常。 護るべき奴等。 少し騒がしいが、俺はこんな暮らしが出来るとは思ってはいなかった 「多分銀ちゃんネ」 「あ?神楽じゃねぇの?」 「銀ちゃんのはずアルヨ!!昨日私だったネ!!」 「昨日は俺だっただろ!!」 「私!」「俺!」「私!」「俺!」 あの時は神様なんか信じちゃいなかったが・・・ あながち、神様ってのはいるんじゃねぇかなと俺は思った 「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 ☆あとがき☆ いや・・・あの・・・えっと・・・ただシリアス書きたかっただけって言うか・・・ ほのぼのも書きたかったって言うか・・・・ 色々混ぜて遊んでみたかったって言うか・・・(おまw 銀さんはこの平凡でうるさい生活(笑)が幸せだって感じてくれれば嬉しいなぁ~とか、 銀さんだってきっと弱いんだよね。精神的部分みたいな感じって言うか・・・ 悪夢だって見るよね。それを子供達が安心させて安眠みたいなって言うか・・・ 本当意味不な物語すみませんでした(苦笑 あ、最後のは新八のつっこみですw多分このあとじゃんけんか何かで決めるんじゃないでしょうか← (by銀牙)