約 906,697 件
https://w.atwiki.jp/mikagamisekai/pages/66.html
霧雨魔理沙 加入場所 幻想渓谷3Fで話しかけて合流 ステータス倍率 HP★★★☆ MP★★★★☆ 攻撃★★★☆ 防御★★☆ 魔攻★★★★★ 魔防★★★★☆ 命中★★★☆ 回避★★★★★ スキル詳細 スキル名 前提スキル 種別 対象 消費MP 詠唱時間 効果 射程・範囲 スティールアイテム ― アクティブ キャラ 10 0 対象のアイテムを盗む。スキルレベルに応じて確率増加。 射程:隣接1 スティールハート スティールアイテム1 アクティブ キャラ 10 0 心を盗む。単体を混乱状態にする。スキルレベルに応じて確率増加。 射程:隣接1 借りてくぜ! スティールアイテム5スティールハート1 アクティブ 使用者 10 0 風を身に纏い、その場で戦闘から逃げる。スキルレベルで逃げられる確率が増加。 蒐集 スティールアイテム3 パッシブ ― ― ― スキルレベルに応じて、アイテムのドロップ率が増加する。 ― 攻撃するふり スティールアイテム5 アクティブ キャラ 10+Lv*1 0 フェイントをして攻撃。相手の防御状態を解除する。 射程:隣接1 ウィッチレイライン 攻撃するふり1 アクティブ キャラ 10+Lv*2 0 相手に飛びつきながら攻撃する。対象の目の前まで瞬時に移動しながら攻撃。 チャージ八卦炉 スティールアイテム3 パッシブ ― ― ― スキルレベルに応じIntが増加。 ― シュート・ザ・ムーン チャージ八卦炉1 アクティブ キャラ 20+Lv*2 250+Lv*250 敵一体に無属性の魔法ダメージ。 射程:◇1~7 ノンディレクショナルレーザー シュート・ザ・ムーン5 アクティブ 床 30+Lv*3 500+Lv*500 範囲内に無属性の魔法ダメージ。 範囲:三マス幅の十字線上 マスタースパーク ノンディレクショナルレーザー10チャージ八卦炉5 アクティブ 床 40+Lv*4 750+Lv*750 直線状の範囲に無属性の魔法ダメージ。 射程:隣接0~1範囲:放射状全面 メテオニックシャワー チャージ八卦炉1 アクティブ キャラ 20+Lv*2 250+Lv*250 敵一体に光属性の魔法ダメージ。 射程:◇1~7 スターダストレヴァリエ メテオニックシャワー5 アクティブ 床 30+Lv*3 500+Lv*500 範囲内に光属性の魔法ダメージ。 射程:◇1~7範囲:◇0~3 イベントホライズン スターダストレヴァリエ10チャージ八卦炉5 アクティブ 床 40+Lv*4 750+Lv*750 超広範囲に光属性の魔法ダメージ。 射程:◇1~7範囲:◇0~7 スーパーペルセイド チャージ八卦炉10 アクティブ 床 50+Lv*5 500+Lv*500 敵全体に無属性の超魔法ダメージ。使用後、反動で自分の魔法攻撃が低下する。 範囲:MAP全域 ファイナルスパーク マスタースパーク10イベントホライズン10スーパーペルセイド10スティールハート5 アクティブ 床 1 5000 全てのMPを消費して最大魔法攻撃。残りMPが高いほど威力が高くなる。 射程:隣接0~1範囲:放射状全面 特徴 魔法系アタッカー、しかし、杖は装備できない だが、マダンテファイナルスパークはMPの上昇効果を持つ魔理沙の専用装備と相性が良く 橙の猫の手や夢美のアンプリパーティクルなどと組み合わせることで、高威力を叩き出す ファイナルスパークは全MPが消し飛ぶため、MPタンクキャラとの相性は良いが、生半可なMP譲渡では魔理沙が満足しないだろう しかし、ファイナルスパークを使う場面はボス戦が多いため、MPタンクキャラよりも火力サポートができるキャラと組ませると良いだろう 運用例 ファイナルスパーク型 ステ振り Int,Spi,Dex振り (MP量の引き上げ、高速詠唱のため) 型解説 ボス戦を見越した、火力一発屋であり MP量依存攻撃を最大限に生かすため、MPの多さが鍵となる MP+20%上昇する専用武器やInt上昇によるMPの増加量は洒落にならないので Int2倍の効果を持つ八尺瓊勾玉を持たせると良いだろう また、神珠に余裕がある方はプリンセスティアラを装備させることで MP+30%上昇の他、HP+30%も上昇するため、魔理沙の生存率をぐっと引き上げることもできる 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/marisa-kirisame/pages/70.html
キャラの特徴 立ち回り基本事項 近距離 中距離 遠距離 警戒すべき技 有効な技 天候について 補足 掲示板書き込み抜粋 コメントフォーム キャラの特徴 誰が見ても分かる典型的高火力キャラ。 発生・持続は優秀だが硬直の多い技が多く、相手の技をかわしつつ攻撃を刺していく必要がある。 射撃の強度が非常に強く、魔理沙Cの爆風でさえ空Cに相殺負けする。しかし、相手も近距離戦でないとまともに攻撃が刺さらないので近づいてくることが多く、魔理沙のC射自体は結構機能する。 打撃の判定が結構詐欺。見た目よりもかなり広いので注意。 モーションが某世紀末のやわらか聖帝によく似ている。引かぬ、媚びぬ、省みぬ! 執筆募集中 立ち回り 基本事項 執筆募集中 近距離 執筆募集中 中距離 執筆募集中 遠距離 執筆募集中 警戒すべき技 執筆募集中 有効な技 執筆募集中 天候について 執筆募集中 補足 キャラ対策/霧雨 魔理沙 - 霊烏路空 攻略 Wiki 相手の6Aはレイラインですかせる 遠Aガード後、即レイラインも有り 近Aが大振りなのでタイミングを合わせればマスパで返せる パリヤーを纏っている時はCミアズマ 掲示板書き込み抜粋 705 名前:名も無き人型の「それ」[] 投稿日:2009/10/21(水) 22 58 23 ID JphtfjzgO 空は作業で簡単に勝てる相手だとおもうが 近づかなくても勝てるけど突っ込むならC射とか打って一緒に行く感じで 706 名前:名も無き人型の「それ」[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 23 09 27 ID iCTTFseI0 空は2A振るのやめたら勝てるよ 707 名前:名も無き人型の「それ」[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 23 19 17 ID CYZSFY7A0 遠距離ではほぼ全ての射撃が一方的に負けるので中距離辺りまでさっさと近づく。 この時グレイズ狩りには注意ね。 中距離では必ず射撃と共に殴りに行く。まあ他キャラ相手にも言えるけど。単身で行ったらほぼ確実に判定負けする。 固める時も相手の暴れや切り返しスペカに注意しつつ時には様子見の選択肢も混ぜる。 お空の4Aは下段無敵付きなので、起き攻めに2Aは禁止。必ず近A遠Aから。 お空の起き上がりが長いせいでタイミング合わせるのも一苦労。最悪、起き攻めはC射ガードさせるくらいの気持ちでいいかも。 また、相手から固められている時(といっても密度のあるものじゃないが)は暴れない。大体潰される。 クラッシュで割りに来るときは大抵下段の6Aで、浴びせ蹴りもしゃがんでいれば勝手にコケてくれるので、 被固め中は下段ガード、というよりは近A( A2)ガードしたら下段に切り替えがいいかな? 一番注意するのは3Aか。 飛び込む時はJ2BC、GSD、トーチなんかでタイミングをずらすしかないね。トーチは早めに出さないと瓶自体が出ないのが困り物。 画面端で受身なんかした日にゃ3Aからフルコンなんてこともありえるので、素直にダウンしちゃうといいかも。 ここまで書いたけど基本的で皆が既に分かってるようなことしか書いてねーやw しかも 705-706が的確すぎて泣ける。長文でごめんなさい。 しかし魔理沙で近づかなくても勝てるって本当なのか 射撃強度的に勝てる気がしない・・・レーザーするにしても発生遅くて動き読まないと当たらねーw 適当に書き殴ったので間違えてたり変なこと言ってたらごめんね! 709 名前:名も無き人型の「それ」[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 23 26 22 ID jLZAmwDg0 低空から攻めようとすると痛い目にあう。 ソースは俺。 710 名前:名も無き人型の「それ」[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 23 30 50 ID P2cWjeAc0 先出しグリーンならあっちのCも消せる まああっちには剛掌破があるからホイホイふれるもんじゃないね 713 名前:名も無き人型の「それ」[] 投稿日:2009/10/22(木) 01 36 33 ID YERp.udk0 お空戦は相手が迎撃体勢取ってるなら近づかない 無理して近づいてもお空の拒否行動が通りやすいしダメージ差も相手のが上 お空自体の射撃は何もしなければ当たらないので射撃で応戦するよりこっちが迎撃体勢を取るようにする 近づけるなら射撃と共に近づくダメージ取れないと感じたらさっさと逃げる 相手に合わせたらまず負けるので攻めるときはこちらがガンガンいける時のみのがいい 固めは打撃系統だけで構成されてるものが多いから昇竜で割り込めるただし届かず泣けることもある 固めで6C出された後はJ6Aで狩ってくる事もある。用心すべき所 自分が戦ってて思ったのは逃げずに戦うとかなり酷い目に遭う かといって無意味に射撃してもこっちの射撃も単体では当たらないのばかり。ラジアルはよ来い マスパは入らない子。6Cがまず当たらないから。ベロやルミネスのがまだ需要はある あんまり相手の真上で技をスカさないブレイクサンが当たってしまう ステラやグリーンを使うと相手は動きにくくなる来そうな相手には牽制として使える 上りJAが当てやすいキャラなので固めやコンボに入れるといいかも 自分はこれ位かな自分もお空は苦手なので失敗談っぽくなってるかも コメントフォーム お空のグレイズ狩り低空J6Aは魔理沙側ダッシュですかせるらしい -- 名無しさん (2009-09-25 03 23 59) グリーン先出ししてもお空のC射消せないね、1.10からかな? -- 名無しさん (2010-02-12 20 52 21) 当然だけどある程度近かったらゴーショーハ見てからレヴァリエが入る -- 名無しさん (2010-04-08 14 33 03) 相手の6C見てからマスパでおk -- 名無しさん (2011-12-08 18 46 55) 低空J6Aダッシュですかせるのはたまにあるけど上になるにつれてそんな初歩的ミスしないよ。素直にその後の射撃逃げorJAでおk -- 名無しさん (2012-01-10 13 55 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/237.html
里のはずれの目的地。男が一人ぽつんと焚き火をしているのが目に入った。 上空の私に気がついて、露骨に首をたれる。 思わずニヤリとしながら男の傍まで降りていく。 「珍しい奴が珍しい所で珍しい事してるな」 「騒々しい奴が騒々しく現れて騒々しく近づいてくるな」 「そんなに褒めるなよ。照れるじゃないか」 「褒めてねえよ、魔理沙」 いつのも挨拶を済ませて、私は焚き火から突き出ている一本の枝に目をとめた。 「で、まだ焼けないのか?」 その先に突き刺さっているであろう物体の事を聞くまでもない。 間違いなく焼き芋だ。 「一応言っておくが、一つしかない」 「私のために焼いておいてくれたんだろう? 愛されてるな」 そういって焚き火に近寄り手をかざすと、後から聞こえよがしなため息が聞こえた。 いつもの諦めた合図。今日も私の勝ちだ。 「どれ、もういいか?」 「あぁ、もういいぞ」 そう言って男は焚き火から枝を引っこ抜く。その先には芋の形をした新聞紙。 私はそれを受け取って新聞紙をはがしていく。 「お、美味そうだな。ていうか、新聞をこんなふうに使ったら、文が怒るんじゃないか?」 「古新聞の有効活用だ。むしろ褒めてくれるさ」 「そうかね?」 まぁ、むしろ気にしたりしないのかもしれない。 「おお。美味そうだな。 よし、お前にも半分やるぜ。バレンタインだ」 一日遅れだけどな。とは口に出すまでもなかった。 「一日遅れの上に元々俺のだよ」 「まぁいいじゃないか」 「いいけどな」 半分に割った焼き芋を手渡し二人でかぶりついた。 「それにしても美味いな」 「あぁ。美味いな」 「風情があるからかね」 「お前と一緒だからな」 ………… 「照れるなよ」 「いや、無理だろ。照れるぜ。というか恥ずかしい奴だな。それにキザだぜ」 「焼き芋うまいなぁ」 「お前も照れてるんじゃないか?」 「ま、な」 6スレ目 770 ──────────────────────────────────────────────── 「茸狩りに行こうぜ」 霧雨魔理沙が自由奔放、且つその場の気分に合わせて行動をしていることに加え、彼女の使用する魔法に魔法の森の茸が必要不可欠である事を考えれば このような発言が出てくることも至極当然、そうでないのがおかしいとも言える。 それでも彼女の傍らについている男――○○が頭を抱えるのは仕方が無かった。 なぜなら……… 「だからと言って人が気持ち良くまどろんでいる時にわざわざ起こしにくるんじゃなぃ……」 そう、今は深夜なのだ。 もう少し詳しく言うなら、草木も眠るような時間帯であるということぐらいか。 「全くお前はいつもいつも突然というか何と言う、っくあぁぁ……」 注意の声も語尾には覇気が無くなっている。 彼が浮かべた欠伸の数はついに二桁に突入し、目尻に浮かんでいる涙もその眠気を存分に表現していた。 「別に普通だぜ?」 だがそんな事でかの霧雨魔理沙が反省、まして罪悪感を感じるわけも無く、夜中であっても白昼と変わらぬ姿を見せている。 寧ろ二割ほど元気が増している様にさえ感じるのは、きっと隣の人物と相対的に見ているからなのであろう。 「そう思うのはお前だけだろうよ。…ったく、何で俺がこんな事……」 一方の○○はさっさと事を済ませて再び心地よい夢の世界にダイヴを決め込みたかったので、眠たげながらも手をせかせかと動かした。 寝ている彼を叩き起こす魔理沙も魔理沙だが、それに付き合ってわざわざこうして苦労している彼も大概である。 というのも彼には彼女の申し出を断れない理由があるわけで。 「当たり前だろう。恩義ってのは返すためにあるんだぜ?」 ここに訪れた当初身寄りの無かった○○に雨風凌げる家屋と一日三食の食事を提供しているのは、何を隠そう第一発見者の霧雨魔理沙なのだ。 その対価として何かを支払うのは人道的にも道徳的にも当然であるのだが、 「だからってこれは過剰労働じゃないのか…」 やっぱり彼は納得がいかなかった。 それもその筈、魔理沙の要望はどれも度を越えたものばかり。 初めの内は納得していたものだがそれが次第に無理やりになり、果てには自分に言い聞かせるのも諦める。 そりゃ愚痴もこぼれるし胃も痛むってもんである。 「それはお前の考えすぎだ。物事は客観的に捉えなくちゃいけないぜ?」 「誰がどう見ても世論は俺に味方すると思うんだが」 「それこそが自己中心的な思考ってやつだ」 魔理沙が屈み込んで茸の採取に勤しむ○○の顔を覗き込んで意地の悪い笑みを浮かべる。 ああ言えばこう言う。屁理屈はその弾幕の如き力技で押し通す。 それが霧雨魔理沙、其の人となり。 だから堂々と在りもしない胸を張って泥棒家業などという悪行を罪の意識など感じずに続けられるのだろう。 単に、神経が図太い。 いい加減自分の反論も徒労にしか成らない事を彼は徐々に認識し始め、大きな溜息で会話を締め括った。 ―――もう籠も一杯だ。 「もう十分だろ、帰るぞ」 一言だけ吐き捨て、○○は魔理沙からの返答も待たずに一方的に歩き出す。 少々ぶっきら棒と言われればそうかもしれないが、眠気と疲労がピークに達している彼にとってはその対応はまだ穏便なものであった。 が、 「まあ待て」 突如魔理沙にがっしと腕を掴まれる。 当然の如く、○○の足はその場で止まった。 「……何だ」 「今日はそんなクレームだらけのお前を、この私が直々に労ってやろうと思ってな。さあ喜べ」 「明日で結構だ」 ぐいっ 「明日って今さ」 「いや、お前何言ってる」 「女性からの申し出を断るなんて失礼な奴だ」 「真夜中に枕元で魔砲をぶっ放して人を起こす様な輩を世間一般はレディーとは呼ばん」 「まあいいさ。どの道お前に拒否権は無いからな」 「それは労いじゃ無いだrって、うおおおおおぉぉぉぉ---!?」 あっという間に100km/hの世界へご招待。 ○○の意見など聞く耳持たず、魔理沙は腕を掴んだまま箒で空へと滑空した。 「ちょ、おま、寒い!スピード落とせっ、こら!!」 「あー、良く聞こえんな?」 「こんの野郎おおおぉぉぉ!!」 「野郎じゃなくてアマ、だ。言葉は正しくな」 「ばっちり聴こえてるじゃねぇかああああぁぁぁぁ……―――!」 その日の夜は曇りなのに、一筋の流れ星がやけにはっきり北の空に流れたそうな。 「着いたぜ」 「……まさかあの世じゃなかろうな」 「残念、森の外れだ」 たっぷり10分ほど夜の空中散歩を楽しんだ後、箒は漸く目的地に降り立った。 ○○の頭には少々白髪が浮かんでいる。まあ霜なのだが。 「これで大した事無い持て成しだったらその暁には……」 既に心情は怒りを通り越していて、次の呆れの更に先にある絶望に達していた。 だがやっぱり魔理沙はそんな事を気にも留めていない。 「ま、苦言を吐くのはこいつを見てからにしてくれ」 ん、と○○が垂れていた頭を上げる。 果たしてその目に映ったものは………… 「こいつは……」 「な、言っただけのことはあるだろ?」 勝ち誇ったように魔理沙が口を吊り上げる。 事実○○は言葉を返すことが出来なかったのだから、今回の勝者は彼女なのだろう。 顔を上げたその先にあったのは、満開に咲き誇る一本の桜。 何処か幽玄に見えるのは周りの鬱蒼と茂った樹木とのコントラストの所為か。 今が盛りとばかりにその手を一杯に広げて自身の存在を存分に主張していた。 「偶然ここに流れ着いたんだろうな。私しか知らない特等席だぜ?」 今は魔理沙の解説も○○の耳には入ってこない。 それほどに目の前の光景は、彼の心を、目を奪い、虜にするほど素晴らしかった。 「で……あの…、その、………どうだ?」 どれだけの時間見惚れていただろう。 ふいに聴こえてきた魔理沙の声で○○は我に返り、声のする方に目を向ける。 そこには紅くなった顔を背け、ちらちらと横目で彼の顔色を伺うような魔理沙の姿が。 今の桜と同程度とまでは行かないが、その見慣れない彼女の仕草に幾らか○○は驚いた。 そして今が好機、とばかりに急に開き直ってみる。 「んー、そうだな」 「や、やっぱり、迷惑だったか?その、無理やり連れて来て……」 いつも通りならここで「何を今更」と返していることだろうが、それでは勿体無い。 日ごろの仕返しという事でもう少し焦らしてみよう、という考えが○○の頭に浮かんだ。 「確かに、寒かった」 「……ああ」 「俺の言葉も無視して勝手に飛んでいくしな」 「うぅ……」 「普通だったら怒って当然の事だ」 「…………」 途端にしおらしくなり、項垂れる魔理沙。 いつも見てる傍若無人な彼女とはまるで180度違う。まるで別人の様だ。 「でもな」 しかし、その一言で俯いていた魔理沙の顔が上を向く。 「この桜だったらそれぐらいの目にあっても見に来たいと思う」 これは嘘偽りでない、○○の本心だった。 その言葉を聞いた途端、彼女の表情に見る見る光が戻って来る。 「……ああ、何せ私が見つけたんだからな!」 そして先ほどまでの悲しみに濡れた顔は何処へかと消え去り、いつも通り、否、それ以上の微笑みを浮かべる霧雨魔理沙が、そこにはいた。 ……○○が密かにチクショウ、こいつ中々可愛いところあるじゃないか、とか思ったのは永遠の秘密である。 「……しかし、何でまた?」 数刻後、さっきから気になっていた率直な疑問を○○が尋ねた。 「おいおい、私が一番最初に言った台詞を覚えてないのか?」 すっかり調子も戻り、普段見かける通りになった彼女がいそいそと何かを取り出す。 「私はお前を労ってやるって言ったんだぜ? それにこんな花の下でやる事と言ったら、一つしかないだろう」 ドン、と○○の目の前に現れたのは、『水道水』と書かれたラベルの貼られている大き目の瓶だった。 桜の花の満開の下、舞い落ちる花弁を肴に二人は盃を交わす。 「ふむ、花見で一杯、か」 「悪くないだろ? おまけに絶世の美少女まで付いて言う事無しだな」 「自分で言うと格が下がるって知らないのか?」 「ところがどっこい、奇妙な事に私が言っても大丈夫なんだな」 「そりゃあ森田も吃驚だ」 いつもと同じ遣り取りも、この時ばかりは言葉が弾む。 「……綺麗だな」 「ん? 私の事か?」 「魔理沙がそうだと思った方」 「そうか、そうか」 「……本当に、綺麗だ」 「当たり前だな」 通い合うのは言葉と心、重ね合うのは思いと掌。 「……好きだぜ」 「桜がか?」 「○○がそうだと思った方」 「ふーん」 「お、もう空だな。注いでやろうか?」 「知ってる、俺もだ」 「……音速が遅いぜ」 「っと、お代わり足してくれ」 そんな二人の仲睦まじい様子を、桜だけが静かに見守っていた。 「こ、これは特ダネです! まさかこんな所で逢引きの現場に出くわすとはぎゃああああぁぁあぁ!!」 「お前容赦無いのな」 「人の恋路を何とやらってヤツだ」 訂正。桜+αが密かに垣間見ていた。 ▽▽▽▽ あとがきんちょ 桜の花の下から人間を取り去ると怖ろしい景色になります。 最近連投気味でディ・モールトごめんなさい。 とりあえず、あと残す所はフランちゃんとウフフぐらいか。 ▽▽▽▽ 7スレ目 90 ──────────────────────────────────────────────── 日も落ちて、家でぼーっとしていると魔理沙がやってきた。 どうも霊夢と勝負して負けたらしく、不機嫌そうな顔で不満や愚痴を零し続ける。 「なあ、やっぱりお前も弾幕ごっこの強い女がいいのか?」 「あんまり気にした事はないけど、魔理沙が強かったら最高だな」 「じゃあ今の私はよろしくないのか」 そう呟くと、そのまま魔理沙は帰っていった。 翌日、家でぼーっとしてたら扉を吹っ飛ばして魔理沙が飛び込んできた。 「霊夢に勝ったぜ! どうだ、これなら最高だろ!」 ああ玄関の修理必要だけどそれ以上に魔理沙かわいいよ魔理沙 7スレ目 307 ──────────────────────────────────────────────── 「魔理沙、今から言うのは閂の話だ。ところで紅魔館の図書館に行くんだが俺と付き合ってくれないか?」 7スレ目 314 ──────────────────────────────────────────────── 魔「はあー○○の作るご飯は本当にうまいな」 ○「そうか?まあ、それが俺の能力だしな」 魔「謙遜するなって」 ○「まあこんな料理でよかったら毎日作ってやるよ」 魔「ま、毎日って・・・・・////」 ○「ん?なんか変なこと言ったか?」 魔「い、言ってないぜ、そうか毎日か・・・・」 7スレ目 436 ─────────────────────────────────────────────────────────── 最近魔理沙の様子がおかしい、毎日のように遊びに来るのだ まあ別にそれはかまわない。 むしろ暇だからちょうどいい、だが来るときの格好が奇妙だ 3日前は俺がもといた世界の学生服のようなものを着ていた 「どうだ?○○」と感想を聞かれたので 「それは男物だったはずだが」といったら その後のことは何も覚えていない、なんか世界が真っ白になった 一昨日今度はうどんげのようなウサギの耳を生やしていた 「これはどうだ?」 また聞かれたので俺は 「変なきのこでも食べてはえてきたのか?」と聞いた そしたら口に変なきのこをぶち込まれて気を失った きのこはうまかったから味噌汁の具にした 昨日今度は巫女の格好をしていた、霊夢が着ているような 変形したものではなく、普通の神社のものだった 例によって感想を聞かれたので 「霊夢が着ているやつのほうがかわいいよな」 って言ったらマスタースパークが…… そして今日は来なかったで とりあえず最近のマリサの奇行について何か知らないか パチュリーに尋ねようと紅魔館の図書館に来た 門番は誰かに襲われたのか気絶していた 「あなた気づかなかったの?」 用件をを話すとパチュリーは驚いたように言った 「何がだ?」 そういうと彼女はため息をついて一冊の本を取り出した 「その原因はこれよ」 その本はどうも俺の世界のファッション誌のようだ しかし中身はかなり濃いというかコスプレとかが中心だった 「魔理沙はこれの真似を?」 「そうよ、『○○の気を引く方法はないか?』って聞かれて 『○○の世界の格好でもすればいいんじゃない』って見せてあげたのよ」 「しかしまたマニアックなものを……」 俺は本のページをめくりつつ言って気づいた 「俺の気を引く?」 「そうよ、あなたの鈍感は知ってたけどこれほどとはね」 パチュリーは呆れたように言った 「知らなかったな、てっきりちょうどいい遊び相手程度に思われてると……」 確かに俺は鈍感かもしれない するとパチュリーは本に目を落としながら 「まああなたのその反応を見る限り意味はなかったようね」 と言った 「これは……ちょっとな」 マニアックすぎるというかなんというか 「俺は今のままが一番いいと思うんだが」 「全く、それは魔理沙に言ってあげなさいよ」 「そうだな、もう感想答えるのもめんどくさいしな」 そういって俺は倒れていた門番を思い出した 「そういえば魔理沙きたのか?」 「ええ、その本はあなたに効果がないからって新しい本を借りていったわ」 「新しい本?」 「ええ、あなたの世界の本でタイトルはたしか……」 俺はその本のタイトルを聞き挨拶もそこそこに図書館を飛び出た そのままの勢いで魔理沙の家に急いだ 「魔理沙入るぞ!」 ノックもせず魔理沙の家のドアを開けた 「○○!?」 魔理沙の手にはいろいろな化粧品が握られていた 「魔理沙、一回しか言わないからな」 俺は大きく息を吸い 「俺は今のままのお前が好きだ、だからそういうことしないでくれ」 と一気に言った 「○○……」 魔理沙は化粧品を机に置いた 「本当か?信じていいんだな」 「ああ、俺は今の魔理沙が好きだ」 そう言って俺は彼女を抱き寄せた そして落ち着いてから二人して自分たちの行動にお互い テレながら一緒にすごしていると 魔理沙が 「でもなんでこんなにいきなりなんだ? 今まで全然だったのに」 「いやそれは魔理沙が持っていった本がさ……」 俺は机の上の本に目をやった そこには顔を黒く塗り、唇を白くした山姥の様な女性が写っていた 7スレ目 686 ─────────────────────────────────────────────────────────── 幻想卿に来て早数ヶ月。 こっちに来て一番最初に知り合った魔理沙の弟子(魔法使い的な意味で)になって、 そろそろ3ヶ月が過ぎようとしている。 魔理沙の修行はスパルタを通り越して無茶としか言いようがないもので、 「実践あるのみだぜ!」と、連日某紅い館に引きずられてる。 最初こそ何も出来ずボロボロになって引きずられるように魔理沙の家に帰っていたが、 最近になってようやく被弾率が下がってきて、 どうにか怪我も少なく五体満足無事に帰路につけるようになった。 ――――これは、そんなある日のこと―――― 「持ってくぜ」 「持ってかないでー」 魔理沙とパチュリーさんが毎度お決まりのやり取りをしている間、 俺はせっせと持ち帰る本を鞄やら風呂敷やら袋やらに詰め込んでいる。 (えーっと、この前持ち帰ったのがこれの上巻だったから……) 魔理沙は無秩序に本を持って帰っているように見えるが、 実は内容を関連付けて、その系統ごとにまとめて持って帰っているのだ。 どっちかと言うと、パチュリーさんの方が無秩序に本を読んでいる感がある。 「あ、そうそう、○○」 などと考えていると、本を持っていかれることを気にした風でもなく、 最早諦めた感が漂うパチュリーさんが声をかけてきた。 魔理沙は他の本を物色しに行ってるみたいだ。 「はい? 何ですか? あ、心配しなくてもこの前持って帰った本はちゃんと後日……」 「あぁ、そっちの心配はしてないわ……この前の返事を聞きたいのだけど」 この前……あぁ、アレか。 「アレはちゃんとお断りしたはずですよ?」 「心変わりしてないかしら、と思ってね…」 「おい、何の話だ?」 あ、魔理沙が戻ってきた。って、また大量に持ってきたな……。 まぁ、別に良いか。これも修行の内、ってね。 「この前来たとき、図書館の司書にならないか、って誘われたんだよ」 あれは驚いたなぁ。本を詰め込んでるときに、 いきなり「あなた、ここの司書になりなさい」 だもんなぁ…まぁ、丁重に断ったけどさ。 「……へぇ?」 …あれ? 魔理沙、何か…怒ってる? 「どういう事だ? 私は聞いてないぜ」 「え? パチュリーさんが、 『魔理沙には話を通してある、本人がその気なら別に構わない』 って言ってたんだけど……?」 「ほほう……」 怖っ!? 魔理沙、目が据わってる! 「良い度胸じゃないか、パチュリー。 人の弟子に勝手に唾つけるのはいただけないぜ?」 「あら、言ってなかったかしら……ごめんなさい、勘違いしてたわ……」 ――バチバチッ―― ひぃっ!? 火花が、二人の視線がぶつかり合って火花が!? って言うかもうすぐ夏なのに寒っ!? 「ふん、まぁいいぜ。○○には断られたんだろ? だったら素直に諦めるんだな」 「あら、人の心は移ろうものよ……明日には気が変わってもおかしくないわ……」 「埒が明かないぜ。○○、帰るぜ」 「え? あ、あぁ…」 「○○、私はいつでも歓迎するわ……」 「あー、その……さ、さようなら……」 ――少女&青年帰宅中―― 「ふぃー、重かった……」 「だらしがないぜ」 大量に持ち帰った本を適当に置いて……ふぅ、これでようやく一息つける。 「とりあえず、お茶の準備でもするか」 この前香霖堂で買った茶葉がまだあったはずだから………。 「おっと、ちょっと待った○○」 「ん?」 「話がある」 「話? 話って何の……ひっ!?」 振り向くとそこにはとても素敵な笑顔――ただし目は笑ってない――魔理沙さんがいました。 「まぁ、座れよ」 「い、いや……とりあえず、お茶を淹れたいなー、なんて……」 「座れ」 「はい…」 震える足に鞭を打ち、どうにかイスに座る。 視線は逸らせない。逸らそうとすると殺気が溢れてくる。無論、魔理沙の方から。 「で、だ。パチュリーから誘われたこと、なんで黙ってた?」 「いや、だって、パチュリーさんが魔理沙には言ってあるって……」 「な・ん・で・黙・っ・て・た」 「すんませんでしたぁっ!!」 土下座するしかなかった。それはもう、今までしてきた土下座を超える土下座を。 「……………」 あぁ、視線が痛いっ! やましい事はしてないのに何故だっ!? 「……ま、断ったからよしとしておいてやるぜ」 「よ、よかった……」 いや、元々責められる謂れは無いんだけどね? こう、うん、分かるでしょ? 「じゃ、じゃあ、とりあえずお茶の準備を……」 「ただし!」 「はいぃっ!!」 まだあるの!? 「……今後は、誰かにそういうことを言われたら真っ先に私に言うこと」 「へ?」 「分かったな!」 「あ、あぁ、うん、分かった……」 「なら、良い」 そこでようやく、魔理沙の視線が弱まった。 表情も、どこかほっとしたような……。 「…○○? どうした? 私の顔に何かついてるか?」 「ん、や、なんでもない」 …横顔に見惚れてた、なんて言えないよ…な? 「やれやれだぜ…」 お茶の準備をしてる○○を、何とはなしにぼーっと眺める。 このまったりとした時間が、私は気に入ってる。 「にしても、パチュリーのやつ……」 人の弟子を勝手に盗ろうとするなんて…。 だけどそこは私の弟子。しっかりと誘いを断るところはさすがだぜ。 ……パチュリーに直接誘われた、ってところは、思うところが無いわけではないが。 「ま、いいさ。誰が相手でも、○○を渡す気は無いしな」 独占欲…なのかもしれない。だけど、それがどうした。 私は、魔法使いだ。一度捕らえた獲物は逃がさないぜ。 「とりあえず……」 当面の問題は、どうやって○○をその気にさせるか、だな。 フラン相手に弾幕ごっこするより、よっぽど大変だぜ……。 うpろだ242 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「あ゛ー、頭がガンガンするぜ」 「だろうな」 ゴホゴホ 「う゛ー、喉もひりひりするぜ」 「そりゃあな」 ゲホゲホ 「……お前なんか冷たくないか」 「どうかな」 梅雨もいよいよ盛りのある初夏の日のこと。 霧雨魔理沙はおでこに氷嚢を乗せながらベッドの上でダウンしていた。 そしてその傍らには椅子に座って林檎の皮を剥く○○が。 一目見ただけで何が起こったのか即座に理解できるシチュエーションだった。 魔理沙は急性鼻咽頭炎――平たく言えば風邪にかかっていた。 「こういう時は、互いの額を合わせて熱を測ったりだとかな。 もっとこう、病人に対して思い遣りってものを見せてほしいぜ」 「その病人とやらはわざわざ土砂降りの中を箒で飛び回った挙句、家の中までびしょ濡れにしてそのままぶっ倒れたんだ。 その事後処理に当たる羽目になった人間の事も考えてくれ」 「何だ、小さい事を気にする奴だな」 「もう看病してやらんぞ」 「ごめんなさい」 しとしとしとしとしとしと 「○○」 「体なら拭かんぞ」 「じゃあいい」 「……マジだったのか」 しゃりしゃりしゃりしゃりしゃりしゃり 「○○」 「子守唄なら歌わんぞ」 「ごめん」 しゃりしゃ―― 普段と違う調子の魔理沙の言葉に○○の手が止まる。 傍の机にナイフと剥きかけの林檎を置いて○○は魔理沙の方へ目を向けた。 「どうした」 「別に、何も無いぜ」 「本当か?」 「嘘だぜ」 しとしとしとしとしとしと 「お前な……」 「でも」 「あ?」 「話したくない」 「……そうか」 「そうだぜ」 しとしとしとしとしとしと 再び二人の間に大地を打つ雨の音だけが静かに響く。 魔理沙は天井を見上げ、○○は窓の外を眺めていた。 「そろそろ変えるか、それ」 「ん? あー、そうだな」 魔理沙のおでこの上の氷嚢を指して○○が言った。 見れば中の氷もほぼ溶けきっていて、肌との間に挟んだタオルも随分と結露を含んでいた。 氷の入った袋とタオルを退けて、新しいタオルで額とついでに顔を軽く拭う。 そして○○は指で魔理沙の髪を分け、 「ちょっと目閉じてろ」 「え――――」 何で、と魔理沙が尋ねる前に自分の額を彼女のそれに当てた。 「……………」 「……………ふむ」 やがて○○の方から額を離す。 魔理沙はというと、明らかに風邪以外の要因で頬を緋に染めながら目を大きくしたまま口をぽかんと開けていた。 「多少は熱も下がったみたいだな。もうそれほど心配しなくてもいいだろ」 魔理沙が全く聞いていないのを知ってか知らずか、○○はそう言い残して部屋を出て行った。 因みにその後○○が新しい氷嚢を持って部屋に戻ってくるまで魔理沙は放心状態だった。 しと………しと…しと 「止んできたな」 「みたいだな」 「もうすっかり夜だな」 「そうだな。お前ももう寝たらどうだ」 「えー」 「喧しい。病人だったら早く寝ろ」 「じゃあ一緒に寝てくれ」 ぱら……ぱら………ぱら… 「寝言は寝て言え」 「じゃあ寝たぜ」 「お前は目を開けながら寝るのか」 「何だっていいじゃないか」 「良くない。大体んな事したら風邪がうつる――」 ぎゅっ 「………ね?」 「……」 「…………お願い」 「……反則だ」 「何だっていいじゃないか」 「良くない」 「大丈夫だ。もう熱も下がったって」 「……」 ――――――ぎし 「……今日だけだ」 「そうはさせないぜ」 「勘弁しろ」 「私は目標の為には努力を惜しまない主義でな」 「それは秘密なんじゃないのか」 「お前だからいいんだよ」 「……それも反則」 この後○○はちゃんと風邪を引きました。 お粗末。 うpろだ248 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○! 大変だ! ちょっとドア開けてくれ!!」 いつになく切迫した魔理沙の声が家の外から響く。 魔理沙が『大変』と言ってくるときは、大体 厄介事を抱えているときだ。 魔法を失敗して幼女の姿になってたこともあれば 魔法の副作用で猫耳が生えていたこともある。 そして、そのたびに彼女を元に戻すために俺が迷惑こうむってたのも、また事実。 一度など、元の姿に戻るための実験で妙なキノコを食べさせられたら どこぞの鬼もかくやというくらい巨大化してしまったこともあった。 正直、扉を開けたくはないけれど…… 開けなければマスタースパークで家ごと吹っ飛ばされるんだよなぁ…… 俺は仕方なしに家の扉を開けることにした。 「はいはい、なんだよ魔理沙。また魔法の実験失敗したのk――――」 パーフェクトフリーズでも喰らったかの様に俺の表情と体が凍りつく。 「○○……そ、その……」 魔理沙の姿はいつものままだった。 いつもの白黒の服に大きな黒帽子。 では何が問題なのかと言うと……それは魔理沙の抱きかかえている物体だ。 「あぅー……だぁ…」 それは、まっ白い布にくるまれた可愛らしい赤ん坊。 年は大体1歳に到達するかしないかといったところだろうか? 俺は冷静に状況を判断し、魔理沙に質問する。 「……OK、魔理沙……父親は誰だ? 俺じゃないことは確かだと思うが」 「それが、私にもわからないんだ……いや、と言うか、私の子供じゃないぞ!!」 むぅ、違うのか……いや、待てよ? 魔理沙の子供じゃない……ってことは―――― 「魔理沙……お前なんてことを……」 「え?」 「今ならまだ間に合う! その子を御両親の元に戻して、潔く閻魔に自首しろ! 俺もついて行ってやるから!!」 「だから なんでそうなるんだよ! 違うって! 森の中で拾ったんだよ!!」 「へ? あ、ああ…ごめん。てっきりマジックアイテムの材料にするために 攫ってきたものかと……」 「OK、それは私にマスタースパークでふっ飛ばしてほしいってことだな? だったら、望みどおりに――――」 魔理沙が八卦炉を取り出す。 「ごめんなさい すいません、謝るからマスタースパークは勘弁してくれお願い」 危ない危ない、少し言いすぎたか。 「ぐすっ……ふぇっ……」 「げ……まずい……」 魔理沙の怒声に 子供は怯えて泣き始めてしまった。 「ふぇぇぇーーーーーーん!」 「ああっ、またか!」 泣き出した子供に対する魔理沙の反応から 彼女が ここに来るまでさんざん苦労して赤ん坊を泣きやませたことを理解した。 「ああ、もう泣きやんでくれよ~……なあ○○、助けてくれ!」 「助けてくれと言われてもなぁ……」 自慢じゃないが、俺は子供の相手は結構 得意なほうだ。 実際に、里の人間に子供の御守を頼まれることは少なくない。 まあ、それだけ暇な人間と思われているのだが。 だから、魔理沙の抱きかかえている赤ん坊を泣きやませることは、そう難しくはない。 だが、こんな姿を見せる魔理沙は初めてなので俺はしばらく彼女を眺めておくことにした。 「ふぇーーん!」 「泣きやんでくれよ~…いい子だから……」 「ふぇぇーーーーん!」 「ほーら、べろべろ ばぁ~」 「びぇぇぇーーーーーん!」 「ああ……もう、どうすりゃいいんだよ…」 どうしていいかわからず赤ん坊を抱きかかえながら、あたふた オロオロする魔理沙。 そんな彼女のことをちょっと可愛いと思ったのは秘密だ。 「ほーら、高い高い~」 「いや、ちょっと待て魔理沙! そんな乱暴にするなって!!」 何を思ったか赤ん坊を一人キャッチボールし始めた魔理沙を止める。 ってか、お前ここに来るまでそうやって泣きやませてきたのかよ…… 「貸してみな、こうやって抱くんだよ」 しかし…… 「ふぇぇぇーーーーーーん!」 「って、全然泣きやまないじゃないか!!」 おかしい この赤ん坊マスター(自称)の俺にあやせない子供がいるなんて…… さてはこの赤ん坊、ただの赤ん坊と見せかけて新手のスペカ使い……って、あ 「……ひょっとしてオムツ交換か?」 赤ん坊を家の中に連れて入り、ベッドの上に乗せて確認する。 が違う、なら消去法で―――― 「たぶん腹減ってるんだな……魔理沙」 「なんだ?」 「無い胸出せ」 「は?」 しばし沈黙 そして直後に魔理沙の怒り&恥じらいゲージが一気にMAXまで上昇し―――― 「ファイナルスパ――――!!」 ―――― 極悪『赤子結界』!! フフフ……抱きかかえている赤ん坊を自分の盾にしてやったぜ!! 撃てるか? 魔理沙!! ま さ に 外 道 「な…お前、子供を盾に……」 うん、俺もひどいと思う。 赤ん坊も俺のあまりの非道さに、泣きわめいている。 「ぐっ…覚えてろよ……」 その後、赤ん坊はミルクを与えたら眠ってしまった。 俺はとりあえず赤ん坊をベッドに寝かせたのだが…… 赤ん坊を手放すや否や、さっきの失言と外道な行為をしっかり覚えていた魔理沙に ファイナルスパークを5発も喰らったことは、俺は生涯忘れないだろう。 マジで死ぬかと思った。 2日後―――― 赤ん坊のほうは、捨て子の可能性もあったが一応里に伝えは出しておいた。 そして、魔理沙はここ2日俺の家に足繁く通っている。 なんでも 「赤ん坊の世話でもお前に負けるつもりはないぜ!」 ……らしい。 さすが負けず嫌い。 最初は、赤ん坊のあやし方もまともにできなかった魔理沙も、人並み程度の子供のあやし方 そして、ミルクやおしめの交換くらいはできるようになった。 「ほ~ら、いい子だな~」 「あぶぅ……あぅ~」 赤ん坊はすごく心地よさげに魔理沙に抱きかかえられている。 そして俺は、そんな彼女の姿に ……なんていうか、ものすごく母親らしさを感じて、不覚にもドキドキしてしまっている。 あの魔理沙にこんな一面があったなんて。 「ま…ま……まま~……」 「ははっ、私のこと母親と思ってるみたいだな」 「魔理沙が母親か……世も末と言うかなんというか」 「まま~……だぁー……」 「あははっ、ママだぞ~……あと○○ー お前 後でファイナルスパーク10連発だぞー」 「……ごめんなさい許してお願い…ってか、そんなにこやかに言うな 余計怖いわ」 その時、赤ん坊が俺に向かって手を伸ばして 「あぅ~…ぱぱ~」 と一言。 「「………」」 えーと、魔理沙がママで、俺がパパってことは…… 魔理沙 + 俺 = 夫婦 「わ、私たち……夫婦に思われてるみたいだな…?」 「……あ、ああ…」 夫婦っていうか、両親と思われてるんだけどな…… いや、そんなことよりも……なんだこの雰囲気は。 えっと……これって一般的によく言われてる『いいむーど』ってやつっすかダンナ? 正直、互いに互いを妙に意識してしまって居たたまれないんすけど。 「すぅー……すぅー……」 しかも、赤ん坊はいつの間にか 『さあ、イチャイチャの時間だよ、ベイビー』 と言わんばかりに眠っちまったし。 ええい、このラブキューピッドさんめ! お前も魔理沙もぶっちゃけ大好きだ!! さりげなく心の中で魔理沙への想いも暴露する。 よし、ここからだ! 今までインポッシブルだったミッションを今日こそ―――― コンコン 「「!!」」 家の扉がノックされる。 ……ああ、憎しみで人を殺せたら! 「すまない、私だ。慧音だが」 よし、慧音か。 てめーは俺を怒らせた…… 貴様は魔理沙Loveな俺の魂を舐めたッ!! 絶対に許さんッ!! でも、お前を敵に回して caved は御免だ! だ、だから、別に許してあげないこともないんだからねっ! バカッ!! 一人脳内コントを繰り広げながら、俺は家の扉を開けた。 ガチャ! 「オウ、イラッシャイ。ドウシタヨ?」 「あ、ああ…えらく機嫌が悪そうだが、何かあったのか?」 「イーヤ、別ニ」 あからさまに帰れオーラを出している俺に、慧音は若干引いていた。 が、家の中にいる魔理沙の姿を確認すると。 「……なるほど、私はお邪魔虫だったようだな。すまない。」 「な、何を言いやがりますか―――― あ、一応言っておくがその赤ん坊は俺たちの子供じゃ――――」 「――――わかっている。それにしても、やはり間違いないようだな」 「え?」 「実は、魔理沙の抱きかかえている その赤子のことなのだが――――」 そして、慧音の話によると事の顛末はこうだった この赤ん坊の母親が子供を連れて森の中を歩いていたら、数匹の妖怪が出現 ⇒ このままでは確実に喰われると判断した母親は子供を隠し、自分が囮になって子供から妖怪を引き離す ⇒ その子供を魔理沙が見つけて拾い、俺のところに連れてくる ⇒ 慧音が子供の話を聞き、連れ帰りに来る (← 今ここ) ⇒ 紆余曲折あってイチャイチャする ⇒ ギシアン突入 なお、最後の二行は俺の妄想だ。 「その子の母親は、襲われた時に怪我をしてしまってな。 命に別条はなかったのだが、ここに来ることはできなかったんだ」 「なるほど、それで慧音が引き取りにきたわけだ……あれ、父親は?」 「ああ、その子の父親は母親の看病をさせている。この辺りもあまり安全ではない。 連れて来るのは危険だったのでな」 「なるほどなー」 ・ ・ ・ 「あぅー……」 「じゃあな……バイバイ……」 「あぶぅ~……ぅぅー……」 慧音に連れられて行く名残惜しそうに見つめ……彼女は一言、呟く。 「また、一人になっちまったな……」 「……魔理沙?」 ……どうしたんだ? いつもの彼女と雰囲気が違う。 別にあの赤ん坊と会えなくなるわけではない。 会おうと思えばいつでも会えるはずなのに…… 「お前も……私をおいて行くのかな……?」 俺に背を向けたまま、魔理沙は、寂しそうにぽつりと呟いた。 「魔理沙…どうしたんだ?」 「ひっく、えぐっ……」 「―――――!」 本当に予想外だった。 まさか泣かれるとは…… 『お前に迷惑かけるのが生きがいだぜ』と言わんばかりのあの魔理沙が? 何故……? 「嫌だ……私を、一人に…しないでくれ……」 「……」 なるほど、そういうことか…… 初めて見る彼女の心と姿。 宴会好きなのも、寂しがり屋な性格の裏返しだったのだろう。 「……本当に、ここ数日でお前の新しい面をいろいろ見れたと思うよ」 「……ぐすっ……え…?」 彼女を背後から優しく抱きしめた。 「え…? ちょ、○○!? 何を……」 「とりあえず、お前が安心するまで こうしとく……」 「………」 「あとさ、俺は、いなくならないよ……約束する」 彼女の緊張が急速に弛緩していくのを感じていた。 「……ありがとう………なあ、○○……」 「なんだ?」 「私さ……あの子のような、かわいい子供が欲しいぜ……」 「はは、焦らなくても、いずれできるよ」 「い、いや……そうじゃなくてだな……」 「?」 「その……だから……ああ、もう! わかるだろ! これ以上言わなくても!!」 ……? ――――! もしかして、もしかすると…… 「わからないな…言ってくれ」 「うう……もう、恥ずかしすぎて言えない……」 真っ赤になってしまっている顔に、黒帽子をかぶせて見られまいとする魔理沙。 その仕草が、殺人的に可愛い。 魔理沙可愛いよ、かわいいよまりさ。 もっと苛めたいよ、イジメたいよもっと。 「言え」 有無を言わせぬ口調で命令する。 「……っ、お前……サドだぞ……」 「言ってくれ」 「だから……その……私は、お前との……子供が欲しいんだ……」 感 無 量 ! ! 御馳走様でした。 本当に御馳走様でした。 さて、この上ない感無量を味わったところで真面目モードに戻るか。 「お前さ、いい母親になれると思うよ」 「え?」 「お前、自分の子供でもないのにちゃんと優しく接して世話してあげてたろ? 正直、見直したよ」 「○○……」 「いや、惚れなおした……って言ったほうがいいかな」 「惚れなおし……って、え? ええ?」 そこで一旦言葉を切って。 魔理沙の目を見つめて。 万感の想いをこめて彼女に言った。 「愛してるよ、魔理沙」 しばらくパチクリしていたが 唐突にボソッと呟く。 「……嘘だろ?」 「いいや、大マジさ」 そうして、未だ現実を信じ切れていない彼女の唇を優しく奪った。 そうまでして、ようやく彼女は俺の心が彼女のものだということを理解したようだ。 「私も……お前のことが好き…大好きだぜ……」 再び、キスを交わす。 今度は唇を啄ばむようなキスから 深く熱い口づけを交わしあっていく。 そうして しばらく、深い口づけを交わしあった後 俺は彼女をすぐ傍にあったベッドに押し倒した。 「うわぁっ! ○○…何を…!?」 「じゃあ、早速カワイイ子供をつくるとするか?」 「え? ちょ、そんな……私にだって、心の準備が……」 「……そうか、そうだよな……残念だ」 いや、実はここで終ってしまったらマジで自殺モノのショックなんだが あえて、魔理沙が拒絶しているという風に受け取ったフリをする。 なんて策士なんだ 俺。 「ち、ちょっと待てって! …だ……ダメってわけじゃないんだよ……」 「……」 「そ……そうじゃなくてだな……」 震えてる。 いつもの強気な彼女からは想像もつかない姿。 「そ…その……わ、私は……初めてだから、できれば優しく…してほしいんだ……」 ヤバい、元から抑えるつもりなどあまりなかったが これ以上、理性を抑えられそうにない。 そんな俺の心情を知ってか知らずか―――― 「お、お願いだ……」 上目づかいで、不安げな涙目で 頬を紅く染めて、僅かに身体を震わせている魔理沙。 これに耐えられる男がいるだろうか!? いいや! いはしまい! そして、俺は魔理沙の (省略されました 詳しい描写は省きますがこの後、魔理沙は○○がおいしくいただきました。) うpろだ272・273 ─────────────────────────────────────────────────────────── すっごい遠まわしな○○×魔理沙です。 魔理沙とはイチャつきたいけど悪友みたいな 関係にもなりたい、だけどやっぱり・・・ あぁもう!なんで伝わらないかな!? 「う・・・」 「あ、目を覚ましたみたいだぜ」 「見れば分かるわよ。貴方、名前は?」 目を覚ました俺の前には魔女っ娘と巫女さんが居た。 すかさず俺は巫女さんの手をとり 「助けていただいてありがとう巫女さん。俺は○○、貴方の愛のドレイです」 「俺の霊夢に何をするーッ!」 巫女さんの彼氏と思しき男に蹴り飛ばされた。 紆余曲折を経て、俺はここに残る事を決めた。 元の世界よりは刺激的な臭いがするし、何より俺の美少女レーダーがビンビンだ。 そして魔女っ娘と一緒にこれから住む事になるらしい村へ 移動しているのだがこの魔女っ娘、神社からずっと笑ってやがる。 「こらソコの魔女っ娘あんまり人の事笑うんじゃぁないぜ?」 「いやいや、悪い。最近迷い込んできた奴は結構多いけど・・・ いきなり告る奴は初めてだったし、吹っ飛び方が面白くてな」 「おかしいか? 俺はこれでも地元では愛の伝道師と呼ばれる男だったんだぜ」 もちろんやっかみと嘲笑が8割だが。 「まぁ頑張ってくれ、いい女もいい男もなぜかもうくっついてる連中ばかりで 私も振られ続きだ。同士が増えたと思うと嬉しいぜ」 「なんと、お前もそうなのか!」 一瞬見つめあい、がっしと組まれる握手。 今ここに性別を超えた友情が成立したのだ、多分。 村に着くまでに自己紹介をしてもらったり幻想郷について教えてもらったりした。 物騒なんだか平和なんだか分からんが俺は俺の道を最速で突っ走るだけだ。 「で、その慧音さんとやらが顔役みたいなもんなのか?」 「なんだか間違って伝わってる気がするが、無礼の無いようにしておけば問題ないぜ」 そして前方に素敵な白髪でグラマラスなお嬢さんを発見。 すかさず全力ダッシュして手を握り 「こんにちわ素敵なお嬢さん、俺は○○、一目で貴方に心奪われた哀れな男です。」 「先生から手を離せッ!」 またも別の男に突き飛ばされ、挙句子供たちにフルボッコにされた。 「懲りないヤツだな」 「魔理沙か・・・・・・」 ボロボロの状態で一応挨拶を済ませ、あてがわれた家で休んでいると ニヤニヤしながら魔理沙がやってきた。 「見てたなら助けてくれよ」 「嫌だね、事前にいい女は大抵くっついてるって言ってやっただろ?」 むぅ、そう言えばそうかもしれぬ。 「魔理沙、俺の尊敬するアニキがこう言ったのだ」 俺は一息おくと深呼吸をして記憶に則って一気に喋りだした。 『俺はこう思ってるんです。人々の出会いは先手必勝だと。どんな魅力的な女性でも、 出会いが遅ければほかの男と仲良くなっている可能性もある。 なら出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えたほうがいい、 速さは力です。興味をもった女性には近付く、好きな女性には好きと言う、 相手に自分を知ってもらうことから人間関係は成立するのですから。 時にそれが寂しい結果を招くこともあるでしょう、 しかし次の出会いがいつまた来るかもしれません!』 「ってな。」 「そ、そうだな・・・それで?」 「いい女は見かけた瞬間口説く事にしている、それが俺の持論だ。」 「せっかくの同士だ、こっちの計画を手伝ってもらう前に死なれると困るぜ。」 「それはこちらも同じよ、邪魔者をひきつけてもらってその間に掻っ攫う!」 「「・・・・・・」」 再び交わされる握手、矢張り同じ考えか。 「ところでお前、誰狙いなんだ?」 「私はとりあえず××を掻っ攫おうと思ってるぜ。」 「ほう、例の猫娘のツレか、まずはそちらを手伝おう。」 結局、夜まで魔理沙のターゲットを落とす計画を話し込んだ、明日の畑仕事の手伝いどーすんだ。 「・・・・・・と、いうわけで旅は素晴しいものだと言う事をご理解頂けましたかな?」 「まぁ、それは素敵ね・・・・・・いつか紫にその道頓*に連れて行ってもらわなくちゃ」 「動機が不純すぎませんか、幽々子様」 「何を仰る妖夢さん、食事は人生におけるもっとも大きな楽しみの一つですぞ」 なんでまた俺がこの二人の相手をしているのかと言うと計略中だからだ。 無論二人とも愛らしいし、何よりも幽々子ちゃんはフリーだから篭絡を狙ってはいるが。 「よろしいですか、人には三大欲求という生存本能に基づいた欲求があります。 これらを満たさずに居ると人類は死に向かってしまう、故に快楽と結びつける事により、 それらの行為を進んで行うようにできているのです」 「それくらい知ってますよ、けれど私は半分、幽々子様は全部人間じゃありません」 「あら、人でなしだなんてひどいわ~」 「いやいや、幽々子様の場合は人を超越した美しさという事ですよ」 「うふふ、ありがとう」 「なんで私の言う事は曲解して○○さんの言う事は素直に受け取るんですかー!」 「あら、なんのことかしら?」 時間稼ぎが主な目的であったが・・・魔理沙に約束した半刻は稼いだ事だし、 後は好きにさせてもらおうk『スパーンッ!』 ・・・・・・なんだか勢いよく障子が開いたような気がするが気のせいだ。 「そういえば次の宴会、、幽々子様達はいらっしゃいます?」 「無視するなこの変態伝道師!」 「何か用ですか●●、生憎と同性に与える愛は品切れですよ」 案の定ばつの悪そうな苦笑いの魔理沙を引き連れて妖夢さんの彼氏が仁王立ちしていた。 「というより何故に俺がお前に睨まれなければならんのだ。見つめるな気色悪い」 「●●さんのどこが気色悪いんですかッ!」 「撤回するからすぐに刀を抜くのはやめてください、物静かな妖夢さんのほうが可愛くて好きですよ」 「「少し黙っててください!」」 直後二人にしばき倒されて意識を刈られた。愛の為せる合体技? 結局、俺が寝てる間に魔理沙が自白したらしく俺が起きるのを待って 時折惚気を混ぜた説教を小一時間くらうハメになった。 欝だ、奴らが俺とまったく関係ないところでのみ幸せになりますように。 さて、説教から開放されて帰ろうって雰囲気だがその前にだ。 「お前なー、せめて説教は一人で受けてやろうとか悪いのは私だ! って庇ってくれるとかそういう気遣いは無いのか」 「なんで○○を庇わなきゃならないんだ?それはお前の役目だろう」 「ふざけんな白黒、ネコ娘の時にそうやって庇ったおかげで酷い目にあったのを忘れたとは言わせんぞ」 「記憶に無いな」 「同じ意味だっつーの!」 「なんだと、丁度むしゃくしゃしてたんだ勝負なら受けてたつぜ」 「すいませんでした俺が悪かったです」 「早ッ!?」 「二人とも仲がいいのね」 いつの間にか幽々子様が背後に居た、いつの間に・・・とも思ったが まぁ、俺の感知スキルなんぞ対人でしか役に立たん。 「気のせいじゃないですか、誰がこんな突撃ガサツ娘と」 「はッ、私だって利害が一致してなきゃこんなへたれ色情魔と組みたくないね」 「言ってくれるじゃねーか、恋愛成就率ゼロの恋符使いさんよ」 「なんだとこのヘタレ野郎、お前こそこれだけアプローチかけて誰にも相手にされて無いじゃないか」 またしても口論になりそうになった俺達だったが次の一言は完全に予想外だった。 「あら、そんなことないわよ」 「「はい?」」 「あなたが要らないならちょっと○○借りるわよ~」 「ふはははははァ!見たか魔理沙、俺の実力をッ! では行きましょうか、幽々子様」 「あら、様付けなんてしなくていいわ。○○の好きなように呼んでくれていいのよ」 「あ・・・」 「ん、どうかしたのか魔理沙?」 「ッ・・・別になんでもないぜ、じゃあな!」 そういうと魔理沙はいつもより素早く(当社比120%)帰っていった。 ハラでも減ったのかね、そんなんだから色気が出ないんだ。 「さて、邪魔者も帰った事だし行きましょうか幽々子様」 「邪魔者が居なくなった割りに寂しそうな顔をしてるわよ?」 ・・・・・・ 「気のせいですよ」 「本当に~?」 「えぇ、それよりも俺を呼び止めた用事はなんです?」 「あら、寂しい私を慰めてくれるんじゃなかったのかしら」 「ありゃ、いいんですか。幽々子様がお望みとあらば朝までお付き合いしますよ」 「それは楽しみね、妖夢ったらあれで聞こえて無いつもりらしいから・・・ね」 「成る程、それは拷問ですねぇ」 「とりあえずはご飯食べに行きましょう、ご飯。」 「白玉楼のご飯は絶品ですが・・・俺食べたら死んだりしませんか?」 「あら、最近はちゃんと考えて食材選んでるから大丈夫よ」 今晩は楽しみだぜ、俺もご無沙汰だったしなぁ。 しかし魔理沙のヤツ最後に何を言いかけたんだろう? --------------------------- 「くそっ、なんで私が苛々しなきゃいけないんだ・・・ 別にアイツが上手くいったっていいじゃないか、最初からそういう目的で 手を結んでたわけだし。しかし幽々子もなんであんなヤツの事なんか・・・ 絶対に感性がおかしいぜ。しかしなんで私が上手くいかなかったんだ。 でも上手くいってたらアイツはどんなふうに思うんだろう?」 「ッ・・・馬鹿馬鹿しい!さっさと温泉入って寝て忘れよう」 「いいえ、その悩みはあなたが自分で白黒つけるべき葛藤です」 「なッ!?」 ---------------------------- 夜と朝の境界 ---------------------------- むぅ、朝か・・・・・・朝日が少し黄色いぜ、異変か? 「がんばっちゃったせいでしょ」 「ゆゆ様が魅力的だったからですよ」 「あなたもなかなか良かったわ、本気になっちゃおうかしら」 「お互いの為にやめておいたほうがいいでしょうな」 「あら、怒らないのね」 「ゆゆ様は待っているのでしょう、気長な事だ」 「あらら、紫かしら」 「正確には藍さんに」 「知っていて尚・・・ね、○○は何故そこまでしてくれるのかしら」 「それはもちろんゆゆ様が美しいk」 「・・・・・・」 やれやれだ。 「誰にも話してないはずですが?」 「女の勘、かしら」 「本当は?」 「紫に聞いたら教えてくれたわ」 「女の勘って凄いですね・・・」 「それで?」 「・・・・・・自己満足ですよ。自分には無かったものを 人に与える事で 得ようとしてるだけです。それがなんなのかを知らないのに。」 「だから鈍感なのね」 「いや、一応向こうでは研究と実践を重ねた結果9割以上の女性の 心理と傾向を把握して動けてましたよ?」 「その1割が大事なのよ、魔理沙を泣かせてたじゃない」 身に覚えが無い・・・ハズだ、覚えが無いハズなんだが・・・ 「なんのことかサッパリ分かりませんな」 「うふふ、やっぱり貴方達似てるわ」 「あんなガサツで自分から弾につっこむようなドジっ娘と一緒にしないで頂きたい」 「あら、自分の為の愛を知らない癖に他人に愛を振りまくあたりそっくりよ」 「そうですか、仮に俺とアイツが同類だとして何だと言うんです?」 目を逸らしてる。何から逸らしてるのかも自覚しないようにしてる。 「うふふ、その悩みは○○が自分で答えを見つけるべき葛藤よ」 「分かりかねます」 「あら、拗ねないでよ。」 だけどまぁ、これだけ本当の事を他人から言われちゃったんだしいい機会だ。 「拗ねてません、そこまで言うなら今度の宴会までに答えを見つけておきますよ」 目を逸らし続けてるという事はソレが何なのか理解してるって事だ。 「がんばってね、応援しちゃうから」 次の宴会までに覚悟を決めればいい、その時向き合おう。 「しかしまぁ、自分が悩むハメになるとは思いませんでしたよ」 「いい経験よ~・・・だけど」 「だけど、なんです?」 「偶に癒しに来てね」 「構いませんけど、いいんですか?」 「いいんじゃないかしら、その程度で揺らぐ愛じゃないから」 「あー、朝からご馳走様です」 オマケ 「そろそろ起こしに行っても大丈夫かな」 「うーん、しかしアレだな」 「どうしたの●●」 「幽々子様達の・・・その、アレが聞こえたって事は」 「言わないで、今凄く自己嫌悪に陥ってるから。」 「俺か妖夢の部屋離れかどこかに移してもらおうか・・・」 ────── 「う・・・」 「あ、目を覚ましたみたいだぜ」 「見れば分かるわよ。貴方、名前は?」 目を覚ました俺の前には魔女っ娘と巫女さんが居た。 すかさず俺は巫女さんの手をとり 「助けていただいてありがとう巫女さん。俺は○○、貴方の愛のドレイです」 「俺の霊夢に何をするーッ!」 巫女さんの彼氏と思しき男に蹴り飛ばされた。 紆余曲折を経て、俺はここに残る事を決めた。 元の世界よりは刺激的な臭いがするし、何より俺の美少女レーダーがビンビンだ。 そして魔女っ娘と一緒にこれから住む事になるらしい村へ 移動しているのだがこの魔女っ娘、神社からずっと笑ってやがる。 「こらソコの魔女っ娘あんまり人の事笑うんじゃぁないぜ?」 「いやいや、悪い。最近迷い込んできた奴は結構多いけど・・・ いきなり告る奴は初めてだったし、吹っ飛び方が面白くてな」 「おかしいか? 俺はこれでも地元では愛の伝道師と呼ばれる男だったんだぜ」 もちろんやっかみと嘲笑が8割だが。 「まぁ頑張ってくれ、いい女もいい男もなぜかもうくっついてる連中ばかりで 私も振られ続きだ。同士が増えたと思うと嬉しいぜ」 「なんと、お前もそうなのか!」 一瞬見つめあい、がっしと組まれる握手。 今ここに性別を超えた友情が成立したのだ、多分。 村に着くまでに自己紹介をしてもらったり幻想郷について教えてもらったりした。 物騒なんだか平和なんだか分からんが俺は俺の道を最速で突っ走るだけだ。 「で、その慧音さんとやらが顔役みたいなもんなのか?」 「なんだか間違って伝わってる気がするが、無礼の無いようにしておけば問題ないぜ」 そして前方に素敵な白髪でグラマラスなお嬢さんを発見。 すかさず全力ダッシュして手を握り 「こんにちわ素敵なお嬢さん、俺は○○、一目で貴方に心奪われた哀れな男です。」 「先生から手を離せッ!」 またも別の男に突き飛ばされ、挙句子供たちにフルボッコにされた。 「懲りないヤツだな」 「魔理沙か・・・・・・」 ボロボロの状態で一応挨拶を済ませ、あてがわれた家で休んでいると ニヤニヤしながら魔理沙がやってきた。 「見てたなら助けてくれよ」 「嫌だね、事前にいい女は大抵くっついてるって言ってやっただろ?」 むぅ、そう言えばそうかもしれぬ。 「魔理沙、俺の尊敬するアニキがこう言ったのだ」 俺は一息おくと深呼吸をして記憶に則って一気に喋りだした。 『俺はこう思ってるんです。人々の出会いは先手必勝だと。どんな魅力的な女性でも、 出会いが遅ければほかの男と仲良くなっている可能性もある。 なら出会った瞬間に自分が相手に興味があることを即座に伝えたほうがいい、 速さは力です。興味をもった女性には近付く、好きな女性には好きと言う、 相手に自分を知ってもらうことから人間関係は成立するのですから。 時にそれが寂しい結果を招くこともあるでしょう、 しかし次の出会いがいつまた来るかもしれません!』 「ってな。」 「そ、そうだな・・・それで?」 「いい女は見かけた瞬間口説く事にしている、それが俺の持論だ。」 「せっかくの同士だ、こっちの計画を手伝ってもらう前に死なれると困るぜ。」 「それはこちらも同じよ、邪魔者をひきつけてもらってその間に掻っ攫う!」 「「・・・・・・」」 再び交わされる握手、矢張り同じ考えか。 「ところでお前、誰狙いなんだ?」 「私はとりあえず××を掻っ攫おうと思ってるぜ。」 「ほう、例の猫娘のツレか、まずはそちらを手伝おう。」 結局、夜まで魔理沙のターゲットを落とす計画を話し込んだ、明日の畑仕事の手伝いどーすんだ。 「・・・・・・と、いうわけで旅は素晴しいものだと言う事をご理解頂けましたかな?」 「まぁ、それは素敵ね・・・・・・いつか紫にその道頓*に連れて行ってもらわなくちゃ」 「動機が不純すぎませんか、幽々子様」 「何を仰る妖夢さん、食事は人生におけるもっとも大きな楽しみの一つですぞ」 なんでまた俺がこの二人の相手をしているのかと言うと計略中だからだ。 無論二人とも愛らしいし、何よりも幽々子ちゃんはフリーだから篭絡を狙ってはいるが。 「よろしいですか、人には三大欲求という生存本能に基づいた欲求があります。 これらを満たさずに居ると人類は死に向かってしまう、故に快楽と結びつける事により、 それらの行為を進んで行うようにできているのです」 「それくらい知ってますよ、けれど私は半分、幽々子様は全部人間じゃありません」 「あら、人でなしだなんてひどいわ~」 「いやいや、幽々子様の場合は人を超越した美しさという事ですよ」 「うふふ、ありがとう」 「なんで私の言う事は曲解して○○さんの言う事は素直に受け取るんですかー!」 「あら、なんのことかしら?」 時間稼ぎが主な目的であったが・・・魔理沙に約束した半刻は稼いだ事だし、 後は好きにさせてもらおうk『スパーンッ!』 ・・・・・・なんだか勢いよく障子が開いたような気がするが気のせいだ。 「そういえば次の宴会、、幽々子様達はいらっしゃいます?」 「無視するなこの変態伝道師!」 「何か用ですか●●、生憎と同性に与える愛は品切れですよ」 案の定ばつの悪そうな苦笑いの魔理沙を引き連れて妖夢さんの彼氏が仁王立ちしていた。 「というより何故に俺がお前に睨まれなければならんのだ。見つめるな気色悪い」 「●●さんのどこが気色悪いんですかッ!」 「撤回するからすぐに刀を抜くのはやめてください、物静かな妖夢さんのほうが可愛くて好きですよ」 「「少し黙っててください!」」 直後二人にしばき倒されて意識を刈られた。愛の為せる合体技? 結局、俺が寝てる間に魔理沙が自白したらしく俺が起きるのを待って 時折惚気を混ぜた説教を小一時間くらうハメになった。 欝だ、奴らが俺とまったく関係ないところでのみ幸せになりますように。 さて、説教から開放されて帰ろうって雰囲気だがその前にだ。 「お前なー、せめて説教は一人で受けてやろうとか悪いのは私だ! って庇ってくれるとかそういう気遣いは無いのか」 「なんで○○を庇わなきゃならないんだ?それはお前の役目だろう」 「ふざけんな白黒、ネコ娘の時にそうやって庇ったおかげで酷い目にあったのを忘れたとは言わせんぞ」 「記憶に無いな」 「同じ意味だっつーの!」 「なんだと、丁度むしゃくしゃしてたんだ勝負なら受けてたつぜ」 「すいませんでした俺が悪かったです」 「早ッ!?」 「二人とも仲がいいのね」 いつの間にか幽々子様が背後に居た、いつの間に・・・とも思ったが まぁ、俺の感知スキルなんぞ対人でしか役に立たん。 「気のせいじゃないですか、誰がこんな突撃ガサツ娘と」 「はッ、私だって利害が一致してなきゃこんなへたれ色情魔と組みたくないね」 「言ってくれるじゃねーか、恋愛成就率ゼロの恋符使いさんよ」 「なんだとこのヘタレ野郎、お前こそこれだけアプローチかけて誰にも相手にされて無いじゃないか」 またしても口論になりそうになった俺達だったが次の一言は完全に予想外だった。 「あら、そんなことないわよ」 「「はい?」」 「あなたが要らないならちょっと○○借りるわよ~」 「ふはははははァ!見たか魔理沙、俺の実力をッ! では行きましょうか、幽々子様」 「あら、様付けなんてしなくていいわ。○○の好きなように呼んでくれていいのよ」 「あ・・・」 「ん、どうかしたのか魔理沙?」 「ッ・・・別になんでもないぜ、じゃあな!」 そういうと魔理沙はいつもより素早く(当社比120%)帰っていった。 ハラでも減ったのかね、そんなんだから色気が出ないんだ。 「さて、邪魔者も帰った事だし行きましょうか幽々子様」 「邪魔者が居なくなった割りに寂しそうな顔をしてるわよ?」 ・・・・・・ 「気のせいですよ」 「本当に~?」 「えぇ、それよりも俺を呼び止めた用事はなんです?」 「あら、寂しい私を慰めてくれるんじゃなかったのかしら」 「ありゃ、いいんですか。幽々子様がお望みとあらば朝までお付き合いしますよ」 「それは楽しみね、妖夢ったらあれで聞こえて無いつもりらしいから・・・ね」 「成る程、それは拷問ですねぇ」 「とりあえずはご飯食べに行きましょう、ご飯。」 「白玉楼のご飯は絶品ですが・・・俺食べたら死んだりしませんか?」 「あら、最近はちゃんと考えて食材選んでるから大丈夫よ」 今晩は楽しみだぜ、俺もご無沙汰だったしなぁ。 しかし魔理沙のヤツ最後に何を言いかけたんだろう? --------------------------- 「くそっ、なんで私が苛々しなきゃいけないんだ・・・ 別にアイツが上手くいったっていいじゃないか、最初からそういう目的で 手を結んでたわけだし。しかし幽々子もなんであんなヤツの事なんか・・・ 絶対に感性がおかしいぜ。しかしなんで私が上手くいかなかったんだ。 でも上手くいってたらアイツはどんなふうに思うんだろう?」 「ッ・・・馬鹿馬鹿しい!さっさと温泉入って寝て忘れよう」 「いいえ、その悩みはあなたが自分で白黒つけるべき葛藤です」 「なッ!?」 ---------------------------- 夜と朝の境界 ---------------------------- むぅ、朝か・・・・・・朝日が少し黄色いぜ、異変か? 「がんばっちゃったせいでしょ」 「ゆゆ様が魅力的だったからですよ」 「あなたもなかなか良かったわ、本気になっちゃおうかしら」 「お互いの為にやめておいたほうがいいでしょうな」 「あら、怒らないのね」 「ゆゆ様は待っているのでしょう、気長な事だ」 「あらら、紫かしら」 「正確には藍さんに」 「知っていて尚・・・ね、○○は何故そこまでしてくれるのかしら」 「それはもちろんゆゆ様が美しいk」 「・・・・・・」 やれやれだ。 「誰にも話してないはずですが?」 「女の勘、かしら」 「本当は?」 「紫に聞いたら教えてくれたわ」 「女の勘って凄いですね・・・」 「それで?」 「・・・・・・自己満足ですよ。自分には無かったものを 人に与える事で 得ようとしてるだけです。それがなんなのかを知らないのに。」 「だから鈍感なのね」 「いや、一応向こうでは研究と実践を重ねた結果9割以上の女性の 心理と傾向を把握して動けてましたよ?」 「その1割が大事なのよ、魔理沙を泣かせてたじゃない」 身に覚えが無い・・・ハズだ、覚えが無いハズなんだが・・・ 「なんのことかサッパリ分かりませんな」 「うふふ、やっぱり貴方達似てるわ」 「あんなガサツで自分から弾につっこむようなドジっ娘と一緒にしないで頂きたい」 「あら、自分の為の愛を知らない癖に他人に愛を振りまくあたりそっくりよ」 「そうですか、仮に俺とアイツが同類だとして何だと言うんです?」 目を逸らしてる。何から逸らしてるのかも自覚しないようにしてる。 「うふふ、その悩みは○○が自分で答えを見つけるべき葛藤よ」 「分かりかねます」 「あら、拗ねないでよ。」 だけどまぁ、これだけ本当の事を他人から言われちゃったんだしいい機会だ。 「拗ねてません、そこまで言うなら今度の宴会までに答えを見つけておきますよ」 目を逸らし続けてるという事はソレが何なのか理解してるって事だ。 「がんばってね、応援しちゃうから」 次の宴会までに覚悟を決めればいい、その時向き合おう。 「しかしまぁ、自分が悩むハメになるとは思いませんでしたよ」 「いい経験よ~・・・だけど」 「だけど、なんです?」 「偶に癒しに来てね」 「構いませんけど、いいんですか?」 「いいんじゃないかしら、その程度で揺らぐ愛じゃないから」 「あー、朝からご馳走様です」 オマケ 「そろそろ起こしに行っても大丈夫かな」 「うーん、しかしアレだな」 「どうしたの●●」 「幽々子様達の・・・その、アレが聞こえたって事は」 「言わないで、今凄く自己嫌悪に陥ってるから。」 「俺か妖夢の部屋離れかどこかに移してもらおうか・・・」 -------------------------- キング○リムゾン! -------------------------- 白玉楼で幽々子様としっぽりしてから数ヶ月。 俺は今地獄に居た。(比喩的な意味で無く) 何故こんな所にいるかと言うと話は遡って前回の宴会の時。 何時も通りに宴会に馳せ参じると今まで見たこと無いくらい狼狽した魔理沙に遭遇した。 丁度いい、ここでキッパリと言わねばならぬ事がある。 「その・・・○○・・・わたしは・・・」 「おっと魔理沙、その先を聞くわけにはいかないな」 俺の返しが予想外だったのか、それとも何か勘違いしたのか泣きそうな顔をしたのでデコピンをお見舞いしてやった 「痛っ」 「俺は俺を否定できない、俺は俺の決めた道を最速で突っ走る。 そしてその為には魔理沙、『今』その先を聞くわけにはいかない。 その前に成さねばならん事がある」 「なんだか分からないけどその「成さねばならん事」って何なんだ?」 「俺は愛の伝道師だ、やっかみの他称だろうと自称だろうとそう在ると決めた。 故に女性に愛をもたらすのが宿命だ。細かい所は違うだろうがお前もそうだろう?」 「まぁ、分からなくも無いぜ・・・だけど、それと何の関係があるんだ?」 「俺は一人しか居ないからな、一人ずつしか幸せにできん。故に俺は幽々子様の笑顔を取り戻す為に××を迎えに行ってくる」 「誰だそりゃ?というかどこに居るのか分かってるのか?」 「幽々子様の恋人、今地獄で罪を償ってる」 「なっ・・・何言ってるんだ○○!それってお前が死んじゃうって事じゃないか!」 「誰が死ぬか、閻魔様に頼み込んで罪の償いを手伝わせてもらうだけだ」 「嫌だそんなの!結局○○が地獄の苦しみを味わう事になるのは変わらないじゃないか! ○○、私はッ」 そっと指先で魔理沙の唇に触れる、思ったよりも柔らかくてこれからの事を 思うと魔理沙の言うとおり逃げたくなるが、それは許されない。 俺が俺を許すわけにいかない。 「その先は聞けないと言っただろ? 何、帰ってきたらちゃんと聞いてやるし 俺から10倍返しで言いたいこともしてやりたい事もある。 ・・・なーんて言うと死亡フラグだなwww」 「○○!ふざけてる場合じゃないぜ!」 「大真面目さ、じゃあまた『後』でな」 その後、宴会に来ていた閻魔様(これがまた可愛かったが隣の大男と眼があって諦めた)に 何とか頼み込んで××の贖罪を手伝う許可をもらって地獄へ降りた。 「そして今に至る、と」 「○○さん、また独り言ですか?」 「日記に代わりさ、△△。何も無い所だが記憶と心はあるからな 俺達が顕界なり冥界なりに戻るまでの暇潰しだ。」 割と気楽に会話してるように見えるが霊峰富士の如く積み上がった昔の罪人達に関する 罪状等をひたすら整理しながらである。俺が地獄に来た時は衆合地獄の責め苦を××が 耐え切った所で、ぶっちゃけもう終わりかけてるんじゃないのか?とも思ったが 転生やら何やらにはまだ徳が足りないらしく、生身の人間も一緒にできる贖罪の一環として この書庫の整理を言い渡されたのだった。 「○○さん、大叫喚地獄に関する資料ってどこに置くんでしたっけ?」 「0869-ろ-5429の列にその年代のヤツがあったぜ」 「了解、行ってきますー」 -------------- 本人達の感覚で数十年くらい -------------- そんなこんなで働いてる時間が分からなくなった頃、宴会で会った素敵な閻魔様が現れた。 「△△、あなたの転生の日取りが決まりました」 「お言葉ですが映姫様、僕は彼女と同j」 「分かっています、この場合の転生は種族変えという意味です。 ちゃんと西行寺幽々子と同じ亡霊として白玉楼に住めるよう手配してあります」 「ありがとうございますッ!」 おー、よかったよかった。来た甲斐があったってもんだ、多分。 「さて、○○。あなたは何故ここに居るのかまだ覚えていますか?」 「西行寺幽々子の笑顔を取り戻す為、自分自身に嘘をつかないため。 そして何よりも己の道理を通した上で伝えたい思いがあるから『だぜ』」 「驚いた・・・よく覚えているものです、この書庫での時間は数十年にも感じたのではないのですか?」 「だからこそ俺は俺の思いと待たせている女の為だけに生きていたのさ」 「馬鹿も突き抜ければそれはそれで一つの道理なのかもしれませんね。 あなたにできる善行はそこのドアを開けてさっさと顕界に戻る事です」 「△△はいつ出れるんです?」 「もう冥界に行きましたよ」 早ッ!?挨拶無し!?と、思いきや目の前に置手紙で簡潔に別れと謝辞が書いてあった。 まぁ仕事中に何度も怒られたし謝られたし感謝されたからいいか。 「じゃあ娑婆に帰らせてもらいますね」 「その用法は・・・まぁ人間達の間では正しいので良しとしましょう」 「じゃあ映姫様、お世話になりました」 「彼女とお幸せに、○○」 ----------------- 地獄門の裏(顕界的な意味で) ----------------- 「おぉ、さすが顕界。空気が旨くて朝日が眩しいぜ」 「ここはキノコだらけで空気が悪いし今は昼過ぎだぜ」 振り返ればそこに懐かしい白黒の姿 「森の中で魔法使いに会うと攫われて食われるんだったか?」 「あぁ、攫って食ってやる。どれだけ待ったと思ってるんだ?」 「んー、10年くらいっ」 「残念、3ヶ月だ。」 この空気が好きだった 「外れか、罰ゲームは何かあるのかな?」 「相棒、空気を読もうぜ」 一緒に居ると何でもできそうな気がした 「了解、じゃあ言うぜ・・・俺は霧雨魔理沙の事g「私は○○の事が好きだ!」・・・」 「ズルいぜ相棒」 「罰ゲームってやつだぜ相棒」 そして何よりも 「おい魔理沙」 「何だよ○○」 「愛してるぜ」 「言うのが遅いんだよ、馬鹿」 俺は普通の魔法使い霧雨 魔理沙の事を大好きらしい。 おまけと言う名の蛇足① 「そう言えば何で私だけ最後まで告白されなかったんだ?」 「なんかお前の事見た時、可愛い女の子じゃなくて同類として認識しちゃったんだよね」 「なんだそりゃ?」 「同じにおいがする、とかコイツとは仲良くなれそうだとか、すけこまち・・・じゃなくてスケコマシだとか。」 「ひどいぜ○○」 「お前も似たような感想だったんじゃないか?」 「禁則事項です☆」 「・・・・・・霖之助さんから何を奪った?」 「面白そうな漫画があったからパk・・・インスパイアしたんだぜ」 「悪い子にはおしおきだべー」 「いやーおそわれるー」 「あんたら神社でサカるなッ!」 蛇足② 「ただいま戻りました幽々子様」 「おかえりなさい△△」 「なんかごく普通に見えるけどアレでいいんですか妖夢さん、こう長い間離れてたんだから もっと色々「あいたかったわっ」とか言って熱烈なハグとかしないんですかね?」 「知りませんよ、△△さん自体私は知りませんし。」 「妖夢ー、●●ちゃん~。紹介するわ、私の旦那の△△よ」 「「結婚済み!?」」 「言ってなかったんですか幽々子様?」 「えぇ、聞かれなかったもの」 「とりあえず・・・その、旦那様って呼ばせていただきますけど 旦那様のお部屋は俺と同じように離れでよろしいのでしょうか」 「要らないわ」 「幽々子様?」 「ご飯もしばらく要らないから」 「「幽々子様!?」」 「それと、迎えに行くまで母屋に近寄っちゃ嫌よ?」 「あはは、挨拶はまた今度しっかりとさせてもらうね」 「△△さん引きずられて行っちゃいましたね」 「妖夢、しばらく離れのほうで一緒に寝ようか」 「●●さん!?」 「もちろん従者的な意味で、邪魔できないでしょ?」 「・・・そうですね」 蛇足③ あやややや:そう言えば○○さんが目を逸らしていたものって何だったんですか? ○○:そりゃ愛する女さ あやややや:なんで目を逸らしてたんです? ○○:誰かをマジに好きになった事がなかったからこっ恥ずかしかったんだよ。 あやややや:えー、初対面の私の肩に手を回していきなり口説いて来た貴方にそんな感情が? 魔理沙:ほほう、それは初耳だな あやややや:じゃあ私はこれで失礼しますねっ ○○:裏切ったなブンヤ!OK落ち着けまいふぇあれでぃ、昔の事だし文には彼氏が居るし今の俺達には関係ない 魔理沙:それこそ私には関係ないぜ、嫉妬の心も恋心!恋符「マスタースパーク」! ○○:ッアー!? 色々と終われ うpろだ285・380・943 ─────────────────────────────────────────────────────────── 此処は紅魔館、俺は吸血鬼もどきの執事である 最近嬉しかった事は腐敗が止まった事だ まぁそんな事はどうでもいい、俺はいま廊下の掃除をしている、窓開けて館を換気しているのだ 「曇りじゃ無いと死んじまうぜ」 なんたって一応吸血鬼、日光は大敵だ 長い廊下の先、もそもそと何か動いてやがる 「・・・白黒か」 どっからどう見ても忍び込んだ霧雨魔理沙だ 「何してるんだ魔理沙君?」 「うひゃぁぁ!?・・・なんだ○○か」 「また勝手に侵入してきたのか、借りた本は返せよ?」 「解ってるって、借りるって事は返すって事だろ?返す気が無いなら借りるなんて言わないぜ」 「そういうことは一度でも返してから言いなさい」 「はっはっは」 まぁ言って聞くなら苦労しないけどな 「パチュリー様ならレミリア様と一緒にお茶を飲んでる、お前もご一緒すれば?」 「あー・・・○○の休憩はまだなのか?」 「休憩?俺の?基本的に各自自由でいつでもいいんだけどな」 「ふーん・・・じゃあさ・・・お茶にしないか?」 「いや、だからパチュリー様が」 「そうじゃなくて・・・私と、お前で、レミリアが居ちゃ一緒にお茶もできないだろ?」 「あ、ああ・・・じゃあ何処か部屋にいくか」 「と言うわけで救護室にお邪魔する」 とりあえず行き場の無い俺達はティーセットのあるメイドの憩い場、救護室にお邪魔する事になった 「○○さんと魔理沙さん・・・珍しい組み合わせですね」 「すいません、何かお邪魔しちゃったみたいで」 救護室では数人の妖精メイドが雑談していた 「いいんですよ~どうせ井戸端会議だしwwそれにここはみんなの憩いの場ですから~誰が使っても構いませんよ」 救護メイド、通称救ちゃん、この救護室は彼女の根城だ 常にうろうろしている他のメイドと違いこの部屋に常に居る、保険のせんせーみたいなもんらしい 「じゃあ魔理沙さんとごゆっくり~・・・後でkwsk教えてくださいね」 なんて親指たてて退室しやがった、いまだに何を言ってるのか解らないときがある 「あー・・・じゃあ茶でも飲むか」 「あ、ああ・・・その・・・これ、よかったら・・・食べてくれるとありがたいぜ」 懐から出した小さな紙袋? 恐る恐る(失礼)開けてみる・・・おお、クッキィだ、星型だし、スターダストレヴァリエッ! 「い、いびつで悪かったな・・・始めてなんだから大目にみてくれ」 甘い香り、シナモン? とりあえずミントティーを入れる ミントティーに柔らかな午後の光と~ なんてやったら死ぬけどな、日光だめ 「へぇ・・・初めてにしては上手に作ったな・・・うむ、味も美味い・・・うーむ、乙女ティックが止まらない」 「そ、そうか、口にあったか・・・よかった」 何だかな、間が持たない、白黒がいつもと違うのでやりにくい そういえば何だかいい香りがして・・・コロンか?魔理沙が香水?・・・しかしこれは 「なぁ魔理沙・・・今日はその・・・なんで俺と?」 しょうがないので直球で、内閣低めのストレート(嘘 「た、ただ何となくだぜ!別に深い意味は・・・その・・・」 調子狂うなぁ、何だか今日は魔理沙が女の子してて・・・なんだか 救護室のテーブルはあまり広くない、だからか、魔理沙が凄く近い、魔理沙の香りも、息遣いさえも、わかるほど 身を乗り出せばキスだってできそうなぐらい、近い、いかんいかん、意識してしまう 「なぁ○○・・・」 寄るな、意識して、しまうだろ 「私はさ」 勝手に一人で突っ走って、思春期の少年か俺は、頼むから加速する脳内妄想よ、止まってくれ 「○○?大丈夫か?」 「あ、ああだいじょうb」 確認しておこう、俺は俯いてた、魔理沙は俺を心配して「身を乗り出して」はなしかけた そして俺は顔を上げた 唇が触れ合ってしまった、正確に言えば掠った程度だろう、だがそれでも十分だったこんなに近い所に顔があるそれだけで 「~~~~」 魔理沙は驚いて、真っ赤になって飛びのいた、俺は驚いてのけぞった 「ま、魔理沙・・・その・・・大丈夫か?」 今度は魔理沙が俯いている、真っ赤になって やっぱり、いや一段と気まずい、これはこれは、この空気に耐えられないよ 「あ、あれは・・・その・・・かうんとしないぜ」 「カウント?なにが?」 「だから・・・その・・・キスに」 あ、やばい、これは凄い威力だ、ぐらっときた 「じゃあ魔理沙、これはカウントしてくれるか?」 ちょっと肩を引っ張って、体制の崩れた魔理沙を抱きとめた 「○、○○!?○○!?冗談は―」 互いに硬直、魔理沙は魔理沙で目を瞑ってなんか待ってるし、でも俺はやっぱりチキンで吸血鬼もどきで もう何時間経っただろうか、いや実際まだ一分経ってないんじゃない? これはオッケーって事なんですよね?しますよ?いいですか? 「・・・・・・」 よし、する、するからちょっと待って・・・よし、いくぞう・・・ 「ああもうじれったい!キスするならさっさとぶちゅーっとやっちゃいなさいよ!!」 「きゅ、救ちゃん!?だめだって!もうちょっとだったかもしれないじゃん!」 「えーだってあの鶏肉野郎があんまりへたれてるもんだからしょうがないじゃん」 勢いよくドアが開いたと思ったら救ちゃん+妖精メイド三人計四人が 状況から察するにドアに聞き耳を立ててたんでしょう、ああもう、このこったら 「ななな、なんでお前ら別の部屋に行ったんじゃなかったのかよ!!?」 「あわわわわわ」 俺も魔理沙も混乱、魔理沙は驚きのあまり壊れた 「こんなwktkするギャルゲーみたいなイベントを!この救ちゃんが!見逃すとでも思ってるんですかっ!!」 何か偉そうに言ってるけどただの盗聴だよ、せっかくいい空気が、見事にぶち壊しだよ 「大体ですね!あの体制まで持っていったのになぜ!ってああ!?」 残りの三人が救ちゃんを引き摺っていきました、何か断末魔が聞こえたのは気のせい 「は、ははは・・・魔理沙?」 「あ、ああ、だいじょうぶだぜ・・・はははは」 何となく調子が戻った気がする さっきのは惜しかったけど・・・まぁ気にしない 「○○・・・さっきの続き・・・する?」 「ま、魔理沙・・・そ、そうだな・・・」 「ぷっ、はっははは!なに緊張してるんだよ!○○の癖に」 「う、五月蝿いな!緊張するに決まってんだろ!」 「・・・ねぇ○○、何で緊張してるか教えてよ」 「・・・・・・好きな女のキスしそうな状況だから、だよ」 「あっ・・・ばか、いきなり告白かよ、ずるいぜ」 「はっ、お前も真っ赤だ、緊張してるか?」 「あ、当たり前だ、好きな男とキスしそうな状況だから、な」 そのまま、ゆっくりと、唇を重ねた キスってのはいろんな事を、意味を孕んでる、気持ちを伝える行為だったり、性交における前菜として、挨拶だったり 何となく、俺は魔理沙を好きだって気持ちが伝わるように、そう思って 「ぷはっ・・・これは・・・カウントするのか?」 「も、もちろん・・・はじめてのカウントだぜ」 「魔理沙のはじめて、俺が貰ったわけか」 「ば、ばっか!なんか・・・恥ずかしい」 今日の魔理沙は乙女してる、いや正確に言えば、そういう娘なのか、なのだ 「茶が冷めちまったな、入れなおそう」 「あ、ああ・・・クッキィも、食べてくれよ?」 「もちろん、魔理沙の手作りクッキィはありがたくいただきます」 これから魔理沙の言うカウントができなくなるぐらい、キスできればいいな、なんて思ったのは秘密 これは蛇足だが後日メイドの間で魔理沙と俺の噂がすごく流れた、しかもいじられるのはやっぱり俺 ああ、救ちゃんめ、今に見てろ、何かしら仕返ししてやる・・・返り討ちにあいそうだけどな ~終~ うpろだ357 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「若!棚入れ終わりましたっ!」 「おう、ごくろうさん・・・じゃあ今日は店じまい、御疲れさん」 俺は、若大将でござる、若旦那でござる 恋色魔法使いに惚れてるんだが・・・なかなか告白とは行かない なんせ相手は魔法使い、普通の男が普通に告白してなびく奴じゃ無いはずだ 「はて、さて、どうしたもんか」 店のもんは全員帰ったし、俺も実家の方に帰ろうか そう思った時、酷い雨が降り出した 雷と、風と、大粒の、雨 「こりゃ・・・酷いな」 龍神さんの予報にない大雨だ 「すぐ止むかねぇ・・・朝まで続けばちょっと危ない事になりそうだな」 まぁ川が溢れようが山が崩れようが、問題ないだろ 幻想郷が危なかったら変な巫女と変な妖怪sが何とかしてくれるらしいし 店の戸を閉めようと立て付けの悪い戸を、ガタガタやってると 「じゃまするぜっ!」 との隙間をするりと、何かが入ってきた 「へ?は?」 「よう○○!ちょっと雨宿りさせてくれ」 ついさっきまで告白がどうのと考えていた、相手 霧雨魔理沙、本人であった しかも俺の名前を、覚えててくれて 「あ、悪いもう閉めるところだったか」 「い、いや、大丈夫だ!ゆっくりして行け」 そうそう、平常心だ 「悪いな、急に振り出すし雷も危ないし、風も強いし」 よく見ればずぶ濡れだ、これはいかん 「おい魔理沙、風呂入れ、風邪ひくぞ」 「え、あ、ああ・・・ありがと」 風呂に案内し、着替えがないか探す事にする ・・・ ・・・しょうがない、親父にゃナイショだ 店にあった女物の服(上下)ちと大きめだが、まぁいいだろ 戸越に魔理沙に話しかける 「おい魔理沙、着替えは此処においとくぞ」 「あ、ありがとう・・・」 「脱いだ服は絞ったらもってこい、乾かすから」 囲炉裏に火を入れる、火の上には部屋を横断するワイヤー これに吊るせば、乾くのが早い ちょっと眼を離すと燃えたりするが 「○○?その・・・あがったぜ」 「ちゃんと温まったか?」 へいじょうしんへいうじょうしん だぼだぼの服着た魔理沙がやばいです、そでとか、すそとか へいじょうしんへいじょうしん 「此処につるしとけば早く乾く」 白黒の服、スカートとか色々、吊るして、乾かす、ついでに帽子も 「ん?それはいいのか?一緒に乾かして」 「ハンカチか何かだと思ったんです」by幻想郷在住:匿名希望さん 「あ、いや、これは」 ぽと、落としたものが 「あ」 「あ」 下着でした、そういえばすっかり忘れてた 「あ・・・あはははは」 「HAHAHAHAHAHAHA!」 笑ってごまかした、二人とも 火にあたる魔理沙 晩飯を用意する俺 なんとも奇妙な 「ん?待てよ・・・・今魔理沙はノーパn」 げふんげふん、というかがんばれ理性 「魔理沙は食べるか?豚汁と魚の塩焼きだ」 「ありがたく頂くぜ」 二人して飯を食う、魚の焼き加減がどうとか、里芋が崩れてるだとか ちっとも御淑やかじゃなく、文句ばかり言ってる魔理沙、でもその方が彼女らしいし、可愛い 雨は止む気配がない、止まないと面倒だと思っていた雨が、今は少しありがたい 「・・・止まないな」 「ああ、これは困ったぜ」 もう日付が変わる頃かな 「ま、布団は余計にあるし、泊まっていけよ」 「え、いや、でも、お前に迷惑じゃ」 「じゃあこの嵐の中家まで帰れるか?箒じゃ無理だろうな、だからといって歩くのも大変だろう、それにお前の服は乾いていない」 「あー・・・うん・・・」 「ま、無理はすんな、遠慮せずに泊まっていけ、それに・・・迷惑だと思ったら此処までしてやらんさ」 「・・・それじゃあその・・・お世話になるぜ」 とりあえず布団引いて行燈・・・ちょっと暗いかな? 囲炉裏の火も消して、寝ることにしたんだが 「○○?寝た?」 「起きてる」 寝れるわけねぇだろ、隣に好きな女が居るのに意識せずにいれたら尊敬するねっ! 「その・・・色々ありがとうな」 「・・・気にするな、困った時はお互い様だ」 珍しくしおらしい魔理沙 いつも商品をかっぱらっていくときの、妖怪たちと弾幕ごっこをしているときの、彼女とは違う一面 「なぁ○○・・・好きな女とかっているか」 「!!!????」 いきなり何ツー事を聞いてくれるんだ、修学旅行じゃ無いんだぞ!?、しんぞうばくばく、どきがむねむね 「ええと・・・その」 ああ居るぜ・・・そいつは幻想郷一可愛い娘だ・・・お前だよ魔理沙、なんてことは言えるわけなく 「い、いるにはいる」 動揺しながらやっとこさ言えた台詞だった 「そ、そうか・・・それって・・・私が知ってる奴か?」 ええ知ってますでしょう、当たり前だろう、お前がお前を知らないでどうするんだっちゅーの! いつの間にか身を起こして、互いに、近い距離に 「知ってるはずだ、お前以上に詳しい奴も居ないんじゃないか?」 「私が知ってる・・・アリス、いや」 ○○と面識がありかつ私がよく知っている人物・・・アリスか霊夢か、パチュリーか?いやあいつはヒッキーだからな(酷 「うーん・・・霊夢か?」 「はぁ・・・違うよ」 「じゃあアリスか?」 「違うっ!」 気がつくと魔理沙の両手を、掴んで引き寄せていた 「俺が好きなのはっ!魔理「ズンっ!!」 「きゃっ!?」 「うをっ!!?」 近くに、とても近くに雷が落ちたらしい 「・・・凄かったな」 「耳が痛いぜ」 なんて間が悪い雷だ、チクショウ、怨むぜ 「あの・・・○○?」 「え?」 いつの間にやら魔理沙を抱きしめていた、魔理沙も俺を強く抱きしめて―― 「あ、わ」 互いにぱっと身を離した まだドキドキしている 「え、あ・・・寝ようか」 「そ、そうだな!寝ようか」 こんな状況で寝れるわけねぇだろ、と思ってたけどあっさり寝れた 神経が図太いのかね 「おい○○、起きろ」 「ん、あー・・・あさか」 起きてみれば雨はすっかり止んで快晴だ それに、魔理沙もいつもの白黒になってる 「えと・・・色々とありがとうな」 「いやいや、困ったときはお互い様、俺が困ってたら助けてくれ」 「ふふ、解ったぜ」 彼女は箒に乗って、帰ってしまう 「魔理沙、ちょっといいか?」 「ん?なんだ」 大きく息を吸って!しんこきゅー 「俺さ、お前が、霧雨魔理沙が好きだ、昨日言い損ねたから、言っとく」 勢いで、言えた 見ているだけだった時から、こんなに 「○、○?」 「悪いな、呼び止めちまって、じゃあ「ちょっと待て!」 店に戻ろうとしたら怒鳴られた 「へ?え?」 「・・・返事ぐらい・・・ちゃんと聞いてくれよ」 「あ、ああ」 へんじ、断られるのか、それとも・・・ 「その・・・わ、私も、お前が・・・好きだぜ」 今すぐにでも、魔理沙を抱きしめてしまいたい、でも自重しよう 「魔理沙・・・」 「な、なんだ?」 「あとで人気のないとこrげふんげふん・・・お前の家に、行っていいか?」 「あ、ああ・・・待ってる」 「じゃあまた後でな」 そう言って、見送った まだちょっと放心状態みたいになってるけど・・・ 思いっきり叫びたい、魔理沙愛してる、って叫びたいけど、我慢 それに予定も出来たし 店は・・・今日は閉めてていいだろ はてさて、早く支度して魔理沙の家に行こうじゃないか 何しに行くかって?ナニしに行くんじゃない、イチャイチャしに行くんだっ!! ~終~ うpろだ396 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「よう魔法使い」 「やぁ雑魚妖怪」 森の中、出くわしたのは魔法使いと一人の妖怪 つい最近知り合いになった二人、会うのはこれが3回目か 「その雑魚から逃げ出すので精一杯だった君はもっと雑魚と言う事か」 「う、五月蝿い、今日こそ、勝つぜ」 一回目の遭遇、それはきのこ集めの途中だった 偶然出会って、歩く片付けるはずが全然敵わなくて何とか逃げる事はできたが・・・ 2回目の遭遇もきのこ集めの最中だった 妖怪はこの間の勝負が面白かったからもう一度やろう、と言い出した ルールもあったし、見返りも有ったから受けて立った 結果は引き分け、痛み分け ルールは殺さない程度、負けた方が勝った方の言う事を一つ聞く、それだけ 「それじゃあ・・・よーい・・・スタートッ!」 妖怪は接近戦が得意だ、距離をつめられたら間違いなくやられる 故に開始と同時に後ろに跳んだ、そしてそのまま上空へ 「恋符!イリュージョンレーザー!」 真っ直ぐに突き抜ける閃光、光の柱 「愚直!その起動は見飽きた」 それをするりと避ける、避ける、木々を足場に宙の魔理沙へ肉薄する 「ちっ、恋符!マスタースパークッ!!」 「この瞬間を待ってたぜっ!」 妖怪の手にした数珠?のようなものがつ世光を帯びた 「防腐!じゃなくて防符!菊花!」 「な、なにっ!?」 華のように広がった光は盾となりマスタースパークを完全に受けきったのだった 「どうだ?これが俺の本領発揮だ・・・」 魔理沙が絶対の自信を持っているマスタースパークをあえて受けることによってプレッシャーをかける そして菊花がある限り魔理沙の攻撃は通らない、大技は無意味だ、と言う印象を植え付ける 「う・・・ちぃっ!」 旋回し更に上空へ、あいつがこんな隠しだまを・・・ 真っ向からマスタースパークを受けきった、恐らくダブルスパークも、スターダストレヴァリエも、効かないかもしれない 「・・・どうする・・・どうする」 菊花は正面の攻撃にはめっぽう強いのだろう、だからレーザー系は正面から打っても無駄、どっかの誰かみたいにグニョグニョ曲がる弾幕が撃てれば・・・ 「砲呪、飛火燕」 鳥の形をした炎が様々な角度から襲い来る 「遠距離技もっ!あるのかよ!」 油断していた所への攻撃に何とか対処する 「ははっ!どっかの不老不死程の火力はないが、それで十分だ」 あいつめ、全然強いじゃあないか、この前引き分けたときより、全然強い 「これは、どうだ?」 物は試し、私は私の必殺技を放った 「恋心、ダブルスパーク!!」 「これがお前の最高技か!」 余裕の顔を装ってはいたが内心ヒヤッと、肝が冷えた おいおい、マスタースパークの比じゃないレベルの威力じゃねぇか、受けきれるか?ギリギリ、いや・・・ 「防符!菊花!あぁぁぁぁぁっ!!」 ズ、ンッ・・・ 凄まじい爆発、幻想郷が揺れる、衝撃 「はぁっはぁっ・・・はぁ・・・殺しちまったか?」 煙が晴れる、其処には 妖怪が立っていた、服はぼろぼろ数珠にはヒビが入っている 「・・・やってくれたじゃねぇか、良い威力だった」 まさか、受けられてしまうとは、思ってもいなかった あいつにもダメージはあるが私のも相当な負荷が掛かっている、もう大技は撃てない、それはあいつも同じだろう 菊花を壊した今、あいつの防御手段は少ない 「マジックナパーム!」 大技のせいで手足に体に、ガタが来ている、正直動くのも辛い 妖怪と決闘なんてして、こんなに痛い思いをしてまで、もう嫌だ、痛いだけで何もないじゃ無いか、そう思っている でも、心のどこかで、とても、とても、ワクワクしてしまっている 「はははっ!」 「如何した?何がそんなに楽しいんだ?」 「さあな!何が楽しいのか解らない、でもこの瞬間全てが、楽しい」 「はっはっは、それはお前が俺と同類だからだ」 とてつもない数の弾幕、避けれるものは避け、避けれないものは叩き落す 魔理沙の攻撃もこれが最後、この弾幕さえ抜ければ・・・俺の勝ち、だ でもそれじゃあ、芸がないし、楽しくないだろ? 向かい来る全ての弾幕を、吹き飛ばしてやる 「神風、乱気竜」 風の刃を携えた竜巻、触れた木々が細切れになっていく それを、魔理沙と魔理沙の弾幕を巻き込んで吹き飛ばした しかし、竜巻に飲まれる瞬間、魔理沙は笑ってこう言った 「右を見てみろ」 と 「右を?」 右を見た瞬間、左のほうから魔力を感じて、振り返った 其処には気に結ばれた八卦炉、既に魔砲は発動している― 「ちっ、一歩届かず、か」 俺はそのまま光に飲まれ意識を失った 「ぐっ・・・俺は・・・そうか、痛み分けか」 「いや、私の勝ちだぜ」 顔を上げると其処には魔理沙が立っていた 「そうか、お前のほうが先に起きたのか」 一応手当てしてくれたらしい、一応だけどな 「はぁ、初勝利おめでとう」 「ありがとう、だぜ」 偉く上機嫌な魔理沙、3回目にして負けた俺、でも楽しかったからな 「それで・・・俺は何をすればいいんだ?」 「あー・・・考えてなかったぜ・・・」 一人でうんうん唸ってる、いったい何をさせるつもりやら 「それじゃあ今度茸狩りにいく時に荷物もちと手伝いを頼むぜ」 「は?」 「なんだ、もんくあるのか」 いや、文句はないけど、そんな事で良いのか? 「いや、そんな事で良いのか?例えば使い魔になれって言えば茸狩りなんて毎日でも手伝ってやれるし 自分で言うのもなんだが俺は結構上級の妖怪だし、使い魔にするならもってこいで儲けもんだと思うんだが・・・」 「う~ん、一瞬考えたんだが、お前とはほら、またこうやって戦いたいし、それにその・・・友達のままでいたいし・・・その・・・」 「魔理沙・・・お前って凄くいい奴だ」 こんな良いやつを見たのは初めてだ、コイツとならきっといい友達でいられる、そう思える ただちょっと純粋すぎる、まぶしい 「ほ、誉めても何も出ないぜ!」 「別に誉めてるわけじゃねぇよ、ただお前がいい女だって、俺が思ったから口にしただけだ」 今度は赤くなってあわててるし、単純で、莫迦で、実に可愛い 「なぁ妖怪、そういえばお前の名前聞いてないぜ」 「ああ?そういえば言ってなかったか・・・俺は――ってんだ、憶えとけよ、魔理沙」 「お、おう・・・それじゃあ、神社に行って茶でも飲もうぜ」 「お、いいな、茶菓子はあるか?あの貧乏神社に」 「この間私が煎餅をおいてったけど・・・残ってるか?」 「じゃあなんか買っていくか、そうすりゃ貧乏巫女も喜ぶだろ」 焼け野原になっちまった此処の始末は・・・まぁ巫女に任せとけば良いだろ そのためにちょっと高めな茶菓子を持っていこう 里一番の菓子の店で・・・ 「おーい、早く行こうぜ」 「ああ、それじゃあ行こうか」 まぁ、面倒な事は後回しだ、どうせ何とかなる そんな投げやり思考、でもそれでいい 俺は魔理沙の後について里へ向かう 面倒な考えを投げやって彼女を見た 俺の頭の中はこの面白い少女のことでいっぱいだったからだ うpろだ411 ─────────────────────────────────────────────────────────── 当然っちゃあ当然なのだろうが、そろそろ明かりが欲しくなるような時間帯であるというのに、その家にはランプの一つも灯っていなかった。 寝ているのではないか。普通ならそう思うところだが今回はそうなっていないという確信がある。 勝手に玄関を開け、暗闇の中散らかりに散らかった家の中をずんずん進む。目的の人物は自室にいるだろう。 着いた。見慣れた扉を叩く。 「帰れ」 無視。ドアノブを回して中に入る。 直後、飛んできた枕を受け止める。これでも弾幕ごっこは出来なくもない。どこぞの巫女をはじめとする人外達に勝てる気はしないが。 例えるならイージーを辛うじてクリアできる程度の奴がいきなりルナティックに挑戦する感じ。 受け止めた枕を相手に投げ返すと、ぼふ、という音と共に枕は相手の顔に直撃する。 しかし酷いものだ。当てる気も避ける気も無いとは。 普段俺を笑いながら伸している姿――俺がどう足掻いても辿り着けないあの姿からは想像できない。 「随分と沈んでるじゃないか――魔理沙」 「………お前もかよ、○○」 闇に慣れてきた目の奥で、ベッドの奥にうずくまる少女――霧雨魔理沙が弱々しい目でこちらを睨んできた。 仮に目線が凶器になったとしても、それでは蚊に刺された位にしか感じないな、等と下らない事を考える。 「お前もかよ、ってことは結構な人数が来たみたいだな」 まあ、こんなもんが他の奴らの目に触れればな、と思わなくもない。 俺の手にあるのは文々。新聞の最新号。霧雨魔理沙がどこぞの神様に喧嘩を吹っかけたはいいもののあっさりと返り討ち、という内容のものだ。 そんなニュースが幻想郷に広がれば、まあその後は想像が付く。 今まで魔理沙に一蹴されていたような存在が、こぞって彼女に押しかけて日頃の鬱憤を晴らすべく言葉を投げかけていくのだ。 実力行使ではなく、言葉での攻撃なのがここでのポイントだ。 反論しようにも、力で黙らせようにも、魔理沙には既に負け犬のレッテルが張り付いている。 だから、彼女はただ黙っているしかなかったのだろう。負け犬が何を吼えても遠吠えにしかならないのだから。 とはいえ――― 「ホントだったんだな、お前のその様子を見る限りだと」 びくり、と魔理沙が肩を震わせる。 俺がここを尋ねた理由は、事の真偽を確かめたかったからだ。真偽を確かめたかったのは、信じられなかったからだ。 吸血鬼を倒し、亡霊の姫を倒し、永遠人を倒し、更には閻魔様まで倒してのけた魔理沙――それを上回る存在が現れたなんて、俺には信じられなかったからだ。 勿論日頃色々なことに巻き込まれている恨みを晴らしたい、という下心もまあ、あるにはあるのだが。 「どうしたんだよ、霧雨魔理沙ともあろう者が。そんなに相手が強かったのか?」 魔理沙は答えない。ただ、彼女の二つの目がこちらを弱々しく捉えているのが分かる。思った以上に衰弱しているらしい。 これ以上追い詰めても後が怖い。適当に温かい物でも作ってやってから帰る事にしよう。 予想外の事態にため息をつき、手に持っていた新聞を放り投げる。元々散らかりきっている部屋だ。今更新聞の一部や二部混ざっても変わりはしないだろう。 「……お前のせいだよ」 新聞が床に着いてからたっぷり数秒後、魔理沙はそう言い切った。その口調には、溜め込んできたものを吐き出すような重々しさが混じっていた。 「俺のせい? 俺が何をしたって言うんだよ?」 とぼけている訳ではない。本当に身に覚えが無いのだ。 「ま、確かにお前を笑いに来たつもりではあったんだけどな、もうそんな気も無くしたよ。疲れてるんだろ? 台所借りるぞ、何か温かいもん作ってやるから今日はさっさと寝とけ」 そんな俺を見て、魔理沙は「そうだよな」と呟いた。その口元に、はっきりとした自嘲の色が浮かぶ。 「――そうだよな、お前に当たったところでどうしようもないんだよな」 「………」 何を今更、と思うのだがとりあえず黙っていることにする。 「……でもな―――それでもお前が悪いんだぜ……?」 一瞬、魔理沙はその身を震わせた。まるで目の前にいる俺に怯えているように。 そして次の瞬間には、喉笛を食い千切らんばかりの勢いで、俺に言葉を叩きつけてくる。 「ああ、そうだ!! お前が全て悪いんだ! 離れないんだよ、お前が!! 本を読んでいる時も、食事の時も、息をしている時でさえも!! 何をしていてもお前のことが頭から離れてくれやしないんだ!」 魔理沙の声が、震える。 「今回だってそうだ! 誰かと弾幕撃ってれば少しは楽になると思ってたのに! だから神様にまで会ったっていうのに―――!! 消えてくれないんだよ、お前が! それどころかどんどん頭の中がお前だけになっていくんだ……!」 慣れたとはいえ闇の中にしか魔理沙の顔を窺う事が出来ない。 でも、そんな暗闇の奥、少女が涙を堪えているのが分かる。 もう自分でも何を言っているのか分かっていないに違いない。膝元にある枕を抱きしめて、続ける。 「ひっく……好きなんだよぉ……○○……」 俺は、動けない。突然の告白に戸惑っている。 「魔理沙……」 「来ないでッ!!」 歩み寄ろうとする俺を、魔理沙は枕を投げつける事で制する。 今度は受け止める事が出来なかった。顔面を埋め尽くさんばかりの枕から広がる、魔理沙の匂いが俺の心を蝕み始める。 「でもお前は……私の事……笑いに来たんだろ――? あんなに偉そうに息巻いてながら負けて帰ってきた私をカッコ悪い奴って思ってるんだろ……私の事、嫌いなんだろ――?」 自分の言葉で、魔理沙はとうとう涙をその目蓋に溢れさせる。 もう魔理沙には、外面を繕う余裕なんて残っていなかった。 「嫌だ……嫌だよぉ……嫌われたく、ないよぉ……嫌いにならないでよぉ……ぅぅ……ひっく……好きなんだよぉ……」 俺は―――衝動的に魔理沙を抱きしめていた。 子供をあやすように、優しく背中をさする。太陽の光を受けて輝く稲穂のような金色の髪越しに、魔理沙の体温が伝わってくる。 耳元で聞こえる嗚咽が、俺の脳を蕩けさせる。 「魔理沙……」 理性は言うのだ。彼女は弱っているだけだ、と。親とはぐれた子供が人恋しさで泣いているのと同じだ、と。そんな彼女の心の隙間に付け込むような最低な真似は止めろ、と。 だけど。 口が開く。蝕まれた心が、蕩けた脳が、勝手に口を開く。 言え。今言わなければ、絶対に、一生、後悔する。 言うんだ。本当の事を――埃を被って風化していく筈だった、本当の想いを。 「俺は――お前が好きだ」 瞬間、全ての音が止まったような錯覚。 「うそ……」 「嘘じゃない。気が付いたら目で追うようになっていた。箒に乗って気持ち良さそうに空を飛ぶ仕草を、嬉しそうに怪しい実験をしている表情を、弾幕ごっこの時の真っ直ぐな瞳を。 眩しかったんだ、俺には。霧雨魔理沙っていう女の子が、眩しくてたまらなかったんだ。でも、気持ちを伝える事は出来なかった。 気持ちを伝えた途端、今までが全て嘘になるんじゃないかって。夢から醒めるように全ては無くなっちゃうんじゃないかって。あの眩しさがもう無くなっちゃうんじゃないかって―――怯えてた」 「○○……」 俺の背中に、腕が回される。細く、小さな腕。 背中を這う温もりが、なけなしの勇気と混じって力になる。 「もう一度、言う。魔理沙――俺は、君が好きだ」 互いが、示し合わせたように腕の拘束を緩め、目と目を合わせて向かい合い、どちらともなく瞳を閉じる。 目蓋の闇しか見えない中、二人の息遣いだけがやたらと鮮明に聞き取れる。 唇に、何かが触れた。 その何かの正体なんて、考えるまでもない。 嘘じゃない。夢じゃない。この温もりが、全てを現実だと言い切ってくれる。 霧雨魔理沙は、ここにいる。 ―――― 「全く……私としたことが新聞の一部や二部でここまで取り乱すとはな。どうやら心にマタンゴが生えてたみたいだぜ」 一晩明けた霧雨亭、その食堂で朝食を胃に収めながら魔理沙は照れ臭そうに呟いた。 昨日の死んだような顔とは打って変わって、その表情には生気というものが満ち溢れている。 彼女が浮かべたそんな表情を笑いながら見ていると、不思議そうな目線がこちらを向く。 「どうした? 私の顔に何か付いてるか?」 「いや。やっぱり魔理沙は、そうじゃなくっちゃなって思っただけだ」 「……照れるぜ」 そう。 きっかけは太陽のように眩しいあの笑顔だったのだから。 ずっとそれを大事にしていきたいと、そう思えるのだ。 「じゃあ、行って来るぜ。私が帰った時に温かい料理と出迎えてくれると嬉しいぜ? 今回は道中、無性に芋が食べたくなるんだ」 「おう。フルコースで振舞ってやるさ」 フルコースも何も、俺が簡単な物しか作れないのは向こうも知っているのだが。 「ははっ、楽しみにしてるぜ。じゃあ――」 立ち上がった彼女はもう、何時もの彼女だ。 黒い帽子、白黒の衣装、丈夫そうな箒。 だから、これから始まっていく何時も通りの関係を、始めることにしよう。 「行って来るぜ、○○」 「いってらっしゃい、魔理沙」 箒に跨って魔理沙が矢のように飛んでいく。きっと戻ってきた時には、何かがすっきりと解決しているのだろう。 そうだ、彼女はもう絶対に負けない。 その事実が、とても誇らしかった。 10スレ目 220 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/thmugen/pages/105.html
普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 キャラクター シンボル:青 必要コスト<青:1 無:3> 攻撃力:4 耐久力:3 属性:魔法使い 閃光 速攻 【青:3 無:4 休】目標の耐久力3以下の相手のキャラクター1枚を自分の場に移しコントロールを得る。ただしそのキャラクターは、自分の場から「霧雨 魔理沙」がいなくなった場合、本来の持ち主の場に活動状態で移る。 「弾幕はパワーだよ。」 illus:居眠UNO コメント 青の速攻持ち中型アタッカー。 閃光と速攻を持ち、相手ターンに奇襲ブロッカーとして出すことも可能。 里に最も近い天狗「射命丸 文」から先制を差し引いた分指定・合計ともに1コスト軽いが、その分ブロッカーとして飛び出ても相討ちしやすい。 コントロール奪取能力自体は、奪耐久力3以下のキャラは奪取するよりも除去する方が安く済む部分があるので、局地的な状況以外ではあまりお世話にはならないだろう。 一応相手のキャラクターを奪ってチャンプブロックすればカード・アドバンテージ的には御の字。 やはり優秀な戦術がモノを言うキャラか。 関連 知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」 恋符「マスタースパーク」 奇妙な魔法使い「霧雨 魔理沙」 ミニ八卦炉 魔法使い「霧雨 魔理沙」 Q A Q002 普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」の戦術の速効とは何ですか? A002 正しくは、「速攻」です。 Q040 自分の霧雨魔理沙(A)の効果で相手の霧雨魔理沙(B)を奪いました。 その後なんらかの効果で霧雨魔理沙(A)が場を離れた場合、霧雨魔理沙(B)は相手の場に戻りますか? A040 戻りません。 自分の場に、「霧雨 魔理沙」が存在すれば効果は発揮し続けます。 Q042 何らかの効果で耐久力にマイナス効果(±0/-2等)をもたらされたカードが耐久力3以下になった場合、普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 の能力でコントロールを得る事が出来ますか? A042 可能です。 Q043 ダメージ受けた相手キャラクターに対して普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 の能力でコントロールを得る事が出来ますか? A043 出来ません。 ダメージを受けても耐久力自体は減らないからです。 Q046 普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 の能力で、相手の耐久力3以下のカードのコントロールを得ようとしました。 しかし、相手が割込みで神の力を使用し、耐久力が4以上になってしまった場合は、霧雨 魔理沙の能力は有効なのでしょうか? A046 結果的に耐久力が4以上になった場合、普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」の能力でコントロールを得ることは出来ません。 逆に、(相手)神の力に割込みで、普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 のテキストを使用した場合は、コントロールを得る事が出来ます。 テキスト修正 ver1.0→ver1.1 戦術:速効 → 速攻に修正。
https://w.atwiki.jp/nicoworld/pages/461.html
「曲者とは失礼な奴だな!」 ← 星井美希 霧雨 魔理沙 ゆっくり霊夢 → キャラクター概要 肩書き:魔法使い 同人サークル「上海アリス幻樂団」の作品・弾幕シューティングゲーム 『東方project』シリーズの準主人公。かな表記では「きりさめ まりさ」。 星型の弾幕と極太レーザー・マスタースパークの使い手。 一人称こそ『私』だが、男のような喋り方をし、主に「~だぜ」を語尾につける。 「弾幕はパワー」が彼女の持論であり、二次創作では戦略などを一切考えず初っ端から全火力を集中砲火させ、短期決戦を狙った戦い方をするというのが多い。 しかし、実際は頭が良いという設定があり、頭を働かせたり、努力家の彼女の努力で身についた戦闘技術を生かす等して、 いかに相手に強力な技を当てるかという戦法をとっている。 (異変解決の時は丸一日戦い続ける事になるので、一戦に使う火力もそれなりに抑えていると思われる) ちなみに戦略などを考えない戦い方をするのは、実は霊夢だったりする。 もっとも驚異的な勘と運の良さでかなりの強さを誇っているが。 ニコニコで有名な東方BGMのアレンジ曲「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」のflashで登場しているが、出番はごくわずか。 画面に主に映っているのは、アリス・マーガトロイドである。 しかし、このflashの電波ソングっぷりにやられて冷静な判断力を失い、アリスを魔理沙と誤認してしまう人が少なからずいるようである。 ニコニコワールドでは、TACと共にお宝探しのため大洞窟「マジルテ」に侵入するが、 結局主人公勢と魔王軍や第三勢力との戦いのとばっちりを受け、特に何も手に入れることもなく人生ハジマタ便に乗ることとなる。 が、そのときにこたろうが持っていたアイテム・天秤をお宝だと思いこみ、隙をついて盗んでしまう。 その様子を、実は同じバスに乗っていた薬売りに見られているのだが…… その後、落とし穴に落とされ、MUGEN動画内へゆっくり霊夢に連れてこられ、 にこたろうと共に大会に参加する事となる。同時に天秤をこっそり返しておいた。 ちなみに、盗み癖は公式設定だが、本人曰く「死ぬまで借りているだけ」なんだそうな。 これなんてジャイアニz(ry ただし特に彼女に限った性格ではなかったりする。 補足すると、人間である魔理沙は100年、1000年以上生きている妖怪がごろごろいる原作世界においては非常に短命であり、 相手の一生からすれば極わずかな間借りているだけ、という意味があるらしい。 戦闘能力 敏捷性が高いらしいが、それに比例して防御が紙レベル。 スペランカー先生とは違い、一撃で倒れることは無いだろうが回復技を持っていない。 ダメージを受ければ体力がまずい事になりそうなので、それには注意すること。 戦闘スタイルは先生同様ヒット&アウェイ的な戦法となり、 敏捷性を生かしたアイテム係や全体攻撃のアースライトレイで 敵全体を沈める、ということになるだろう。 ただ、作中では説明されていないが、魔法使いタイプでありながら 最大MPが下手をすると戦士タイプのキャラより低いという欠点もある。 アースライトレイでも4発程度でガス欠になるので注意。性能がいい分のハンデか? 特性としてラーニング能力があり、敵がラーニング該当技を使ってからにこたろうたちが戦闘で勝利すると 一定確率(12~20%)で敵の技を覚えることができる。 ただし、加入時にはパーティが2人なので使うまで戦闘をしていると倒される可能性大。 パーティメンバーが増えてからラーニングさせる方がいいのかもしれない。 しかしそうすると、シナリオクリアまでラーニング該当技が使えないということになる。 第十七幕のMUGENの大会中では敵が技を使っていなくとも常に100%ラーニングを行う上、 ゆっくり霊夢が戦闘に出ていようが関係なしでラーニングするのでご安心を。 このラーニング能力についてだが、恐らく原作の魔理沙が使う弾幕のいくつかがそれ以前の作品で別の人物が使用したものに似ており、 そのためユーザーから「魔理沙の技は他人が使った技を真似たもの」と認識されていることが元ネタだと思われる。 また、黄昏フロンティア製作の同人ゲーム『MegaMari─魔理沙の野望─』という東方projectとロックマンシリーズのパロディ作品があり、 この作品の魔理沙はロックマンよろしく、倒した相手の特殊武器を入手することができる。 MUGENには彼女を改変したMegaMariというキャラクターがいて、元ネタと同じように特定の相手から特殊武器を入手できるが、 その技は覇王翔吼拳だったり、ジェノサイドカッターだったり、タンクローリーだったり、軍用ヘリだったりと何でもありである。 ニコニコワールドの魔理沙のラーニング技も何でもありなので、「お前MegaMariだろ」というコメントが見受けられた。 加入時のパラメーター LV 25 最大HP 212 最大MP 132 初期装備 種別 名前 メイン 電子パルス砲 サブ 胴 黒装束 頭 ZUN帽 アクセサリ タケボウキ 覚える技(魔法) 覚えるLV 特技 消費MP 分類 属性 効果 対象 初期 ニトロダケ 15 補助 燃焼 驚愕 敵単体 初期 アースライトレイ 32 攻撃 大地 敵全体 ラーニング 量産型召喚 25 攻撃 敵全体 ラーニング 百鬼夜行 50 攻撃 敵全体 ラーニング S×P 12 攻撃 毒 敵単体 ラーニング 目からビーム 20 攻撃 電 敵単体 ラーニング ヨガテレポート 15 補助 切断・殴打 耐性強化 自分自身 ラーニング 覇王翔吼拳 40 攻撃 波 敵単体 ラーニング ジャイロアタック 36 攻撃 風 敵全体 ラーニング コクーン 10 補助 防御 自分自身 ラーニング 種まき 9 攻撃 防御 敵単体 ※1 アオキノコ 15 回復 毒・疲労・HP・敏捷性 味方単体 ※1第十八幕Cルートでにこたろうに話しかけると覚える 関連動画 /、 /. . .\ / . . . . . . 丶 l . . . . . . . . . . . ヽ | . . . . . . . . . . . . . . ─ 、 ___ l . . . . . . . . . . . / / |__,/  ̄/ . . . . . . . . / 〈, | ./ / _ . . . . . . . .} | !' ___{ー‐ 、 . ‐- ‐ < ヽ , )、__ | . . . . . .く__ /,ノ , ィ´. . . . . . . . . . . . . . . . \ / ; -‐ < `ヽ l . . . . . . . . . . . ヽ /`ヽ─==ニ  ̄\ . . . . . . . . . . . . .} ⌒>' / / \ . , . }、 . . . . . . . . . . . . . { rく ̄`ヽ \ . . . . . . . . ./ {,. / ,' / ; `ヽ } l. ' ー< ' . . . . . . . . . . . . .\/ \ \ ヽ . . . . . .{ //, 7メ、 l { '、 }、l . ! l ト、{⌒ . . . . . . . . . . . . . . '. ` ー‐→, | . . . . . . . { /イ / ィfミ、从\⌒ト  ̄ヽ l | ┌/\ ' . . . . . . . . . . . . .} ノ | . . . . . . . , ,. ´ { {从 じ 'f行ミ\_ _ヽ }、}_l、|{ / ヽ . . . . . . . . . . .\ {'´冫 __! . . . . . . . l / / }ノ|ミ 、 ' ゙ー'' ク`ヽ\_ ー`'匸}イー -、 \ . . . . . . . . . . \__ノ . . { /ヽ . . . . . . . . . . / , ' / ,rく 乂_iヽ゚___ / 冫 }丁´{ 廴 _ _ ヽ \. . . . . . . . . . . . . . . . .l∨ } . . . . . . ./. / ノ´ ̄丁ヽ. / ./ 、l, ′ _,.ィ´ `ヽ丿 \__| `ヽ} \ . . . . . . . . . . . . . l { . . . . ., ' 'ー- ..___ノ ;/ . {レヘ., / ̄ \ ヽ . . . . . . . . . . . l ) . . ./ ` ー<' . . { , ' ,イ_ ノ ___ } . . . . . . . . . ノ /. / ! . . 冫 /く__\ ;/ _ノ く __ . . . . . . ./ / } . , ′ ,′ } } ,ノ / _厂 ̄ / / ' . . ./ ∨ ,. <_ノ . 了/ /───' \ ∨ ヽ._. < . . . . . . . . . /¨¨ ̄ ̄丁____/ ̄ ̄ _ }ー 、 . . . . . . . . /} /__ / . . . . .\__ ,イ ` ー─‐く ̄{>、_/ . . . . . . . ` ー-‐ . . . . . . . . . . . ./} f .{{ /} . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .` ., . . . . . . . . . . . . .{ { | .{{_⌒ヽ. ( . . . ,.ィ⌒ヽ. . . . . . . . . . . . . . . ., . . . . . . . . . . . . )} | .`⌒ヾ ,  ̄ } . . . . . . . . . . . . . . ., . . . . . . . . . ./丿 コメント とってもかっこいいです。 -- しゅうさく (2008-10-07 15 00 13) できれば魔理沙の必殺魔法といわれるマスタースパークやファイナルスパーク、ファイナル・マスタースパークも特技リストの中に入れてもいいと思うが・・・ -- 名無しさん (2008-12-08 14 37 57) ↑それは本編で習得してからでいいんじゃない?多分レベルアップとか、ミニ八卦炉ゲットとかで習得出来そうだし -- 名無しさん (2008-12-29 03 49 18) MUGEN後も主人公勢に残って欲しいな。キャラ的にも絡めやすそうだし。アレ子の出番が減りそうだけど・・ -- 名無しさん (2009-10-09 21 44 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/789436/pages/129.html
どちらとも、ジャンルから入れます。 苦手な方は直ちにバックブラウザ。 コテハン・オリキャラ小説…現在二作品 名前の通りコテハン、オリキャラ小説を展示しています。 苦手な方はご覧にならないようお願いいたします。 (完結:なし 連載:一作品 停滞:一作品) リレー小説…現在一作品 白夜と他の氏との合作作品を展示しています。 お互いに交互に作成している為、進行速度はかなり遅いです。 (完結:なし 連載:一作品) TOPへ戻る。
https://w.atwiki.jp/tohorpg/pages/64.html
[部分編集] 東方変巡記コンテンツ一覧 東方変巡記TOP キャラクター 武器 符 アイテム ダンジョン ザコ敵 ボス攻略 攻略のコツ 小ネタ FAQ 関連ページ 博麗神社近辺/魔法の森方面/霧の湖方面/妖怪獣道方面/妖怪の山 山麓方面/神社の裏山方面/その他 霧雨魔法店 ・概要 魔法の森の中心からやや北に位置する魔理沙の自宅。 霧雨魔法店として何でも屋を経営しているが、客足は全くと言っていい程に無い。 家の中は散らかっているが、別の東方RPGと比較するとまだマシなレベル。 ・施設 隙間:店の裏 回復:店内のベッド セーブ:店の前 <霧雨魔法店> ※商品は状況によって変化。詳細は備考欄を参照。 名称 値段 体力回復薬 10 1段階 体力回復薬・改 35 4段階 符力回復水 30 2段階 符力回復水・改 80 3段階 符力回復水・極 500 4段階 マジカルパウダー 25 1段階 蘇生薬 120 3段階 大麻 30 2段階(3段階目で消滅) 土間ぼうき 30 2段階(3段階目で消滅) 座敷ぼうき 800 4段階 Black Pullet 30 4段階 ・主な[[イベント]] カウンターの魔理沙に話しかけると、戦闘を仕掛けることが可能。 勝利すればパーティーに誘うことができる。 文々。新聞の記事「香霖堂の盗難」を読んだ後で霖之助に話を聞きにいった後、 魔理沙を冷やかすとイベントが発生し、「ダウジングロッド」が手に入る。 ・仲間に出来るキャラクター 霧雨 魔理沙(上記参照) ・入手アイテム 土間ぼうき(ベッドのある部屋) 点アイテム(ベッドのある部屋 隠し通路先) イリュージョンレーザー(魔理沙を倒す) ダウジングロッド(上記イベント) ・隣接するダンジョン 魔法の森 ・登場するボス 霧雨 魔理沙(放置可能) ・備考 魔理沙が仲間にいないときは素材売却とアイテム購入が可能。 素材売却とアイテムの購入によって隠しパラメータ「買物ポイント」が溜まっていき、 それに応じて売っているアイテムが徐々にランクアップしていく。現在4段階まで確認。 ▲ページ上部へジャンプ
https://w.atwiki.jp/77878878/pages/138.html
○━・━・━・━・━・━・━・━□━・━・━・━…━・━・━・━☆━・━・━・━・━・━・━・━◇ 【霧雨魔理沙】 LV:53 霧雨魔理沙♀ 個体値+05 最大HP / 358 最大MP./ 250 最大KP / 040 こうげき / 26D ぼうぎょ / 30C すばやさ / 52A とくこう ./ 55A とくぼう / 43A- うんせい / 大吉 こうかんど / 100 <装備> 1 ミニ八卦炉 / マスタースパークが使用可能なる / ??? <通常攻撃> 1 イリュージョンレーザー : 単体に霧雨属性の中ダメージ <魔法> <防御技> 1 通常防御 (00) : ダメージを軽減する(防御力:小) <特技> 1 コールドインフェルノ (08) : 単体にヒャド系の大-ダメージ / 後衛技 <魔法> 2 アースライトレイ (10) : 一列に無属性の大-ダメージ / 後衛技 <魔法> 3 ノンディレクショナルレーザー (12) : 全体に無属性の中+ダメージ / 中衛技 <魔法> 4 エスケープベロシティ (06) : 単体に貫撃の中ダメージ / 前衛技 <物理> <必殺技> 1 マスタースパーク (50) : 全体に無属性の大+ダメージ / 防御:無効 / B3消費 <魔法> 2 スターダストレヴァリエ (15) : 全体に無属性の大-ダメージ / B1消費 <魔法> 3 サングレイザー (40) : 単体に貫撃の大+ダメージ / B4消費 / 使用ターン:ダメージ0 ※ 但し戦闘場に自分しかいない場合はこれに該当しない / <物理> <アクティブスキル> 1 フルパワー : 魔法威力上昇 / 反動:小 <バッシブスキル> 1 魔法を使う程度の能力 : 魔法威力上昇 / 物理威力下降 2 箒に乗って空を飛ぶ能力 : 状態異常にかかりにくい / 物理を回避しやすい / 斬撃:弱点 3 恋色マスタースパーク : マスタースパークのボム-01 / マスタースパーク威力上昇 4 強欲の魔法使い : 戦闘に参加しなくても経験値をに手に入れる 効果:微小 <親> ♂ : ― ♀ : ― ※最新のステ:61スレ199-200 ※最新の変更: ○━・━・━・━・━・━・━・━□━・━・━・━…━・━・━・━☆━・━・━・━・━・━・━・━◇ 初登場:11スレ 6197レス やる夫の初クエストで登場。図書館島からたくさんの魔導書を盗みだしていた。 ジャイアニズム信奉者。なので図書館の本も本人いわく「借りているだけだぜ!」 戦術は、誰よりも速いすばやさと必殺技「マスタースパーク」で「小細工こと吹き飛ばすぜ!」 このあと、やる夫と因縁ができるらしい。ホームズとモリアーティみたいになるのか、 ジャイアン(劇場版)になるのか、それ以外かは不明。 28スレにて因縁が再燃。 現在の主要研究テーマは「おっぱいが大きくなる薬」。これは、いままでで最も重要なテーマですね… まりさは「ごうりゅうのつめ」をてにいれた!
https://w.atwiki.jp/marisa-kirisame/pages/47.html
必殺技 - Super Artメテオニックデブリ (236+B or C) ミアズマスウィープ (623+B or C) ウィッチレイライン (214+B or C) グラウンドスターダスト (22+B or C) 特殊技 - Special Artナロースパーク (236+B or C) バスキースウィーパー (623+B or C) ラジアルストライク (214+B or C) デビルダムトーチ (22+B or C) グリーンスプレッド (236+B or C) ステラミサイル (623+B or C) アップスウィープ (214+B or C) マジカル産廃再利用ボム(22+B or C) 必殺技 - Super Art デフォルト装備の必殺技 スキルカード未使用時はLv.0 メテオニックデブリ (236+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 300 96% 5% 0.2*5 21F - 66F 29F 46F - 40F C 300 96% 5% 0.2*5 19F - 66F 29F 46F 40F 空B 300 96% 5% 0.2*5 21F - 66F 29F 46F 40F 空C 300 96% 5% 0.2*5 19F - 66F 29F 46F 40F 備考 5発発射 青色のみRate98% 被カウンター判定なし ホールド版 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 300 96% 5% 0.2*9 42F - 97F 50F 77F - 40F C 300 96% 5% 0.2*9 42F - 97F 50F 77F 40F 空B 300 96% 5% 0.2*9 42F - 97F 50F 77F 40F 空C 300 96% 5% 0.2*9 42F - 97F 50F 77F 40F 備考 9発発射 青色のみRate98% 被カウンター判定なし 非想天則から弾の出方が一定になった。B版は集約気味、C版は散開気味にばら撒く。 相手の弾幕をかき消すのに使えるが硬直が難。 前方に星を乱射する。主に牽制目的で使い、相手を遠くに吹っ飛ばす。離れているとあたらない事もしばしば。溜めると発射する星が増える。 地上6Aをガードされた後に出す場合、レイラインよりはこちらの方がまだ安全。 星の色はランダムだが青弾だけ何故かRate値が98%。 コンボパーツとしても優秀で、端DA Cデブリ JA~、中央DA Bデブリ マスパなどが繋がる。 1.10現在C版はLv0でも発生が19Fになっている。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 300 330 360 390 420 発生 - 2F高速化 - - - HJC可 - 3F高速化 - - 3F高速化 ※Lv1の発生高速化はB版のみ(C版と同速になる) ※ホールド版は発生高速化なし ※Lv1のHJC可フレームは、発生2F高速化の効果とあわせると5F高速化とも言える。 上へ| カード考察ページのこの項目へ ミアズマスウィープ (623+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 打撃 1200 75% 40% 13F 22F 84F 13F - Rift Attack 45F C 1250 75% 40% 13F 22F 104F 13F - 60F 備考 B版:1F~12Fまで上半身打撃無敵(Lv1以上で全身打撃無敵付与) 13F~34Fまで上半身食らい判定なし スペカキャンセル不能C版:1F~34Fまでグレイズ 35F以降キャンセル不能 B版は発生直前まで打撃無敵、C版は発生13Fのグレイズ打撃。 B版は貴重な打撃無敵だが、発生と同時に無敵が切れるので相打ちになることがしばしば。 体力ドットの際は相打ちで負けることも多い。 C版は魔理沙で唯一入力からグレイズのある打撃技なので、サマーフレイムなど持続の長い射撃には前ダッシュ Cミアズマで擬似グレイズ突進技に。 射撃にあわせて男投げや台風男投げされた場合はダメ元で入力すると吉。 黄砂の際、B版は着地からハイジャンプJAやJ8Aで追撃が可能。 Lv 0 1 2 3 MAX B版ダメージ 1200 1320 1440 1560 1680 C版ダメージ 1250 1375 1500 1625 1750 無敵 - B版強化 - - - 上へ| カード考察ページのこの項目へ ウィッチレイライン (214+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 打撃 1350 85% 10% 18F 22F 85F 18F - Smash Attack 60F C 1350 85% 10% 18F 22F 85F 18F - 60F 空B 1350 85% 10% 18F 22F - 18F - 60F 空C 1350 85% 10% 18F 22F - 18F - 60F 備考 Lv1以上ならヒットまたは空振りによる攻撃判定消滅後25F以降、通常技以上でキャンセル可能Lv1以上ならガードされた後41F~着地直前まで必殺技以上でキャンセル可能 貴重な空中でも使える打撃必殺。突進技だがグレイズは付いていない。 Lv1以上ならヒットorスカリ時に空中技が出せる。ガードされた際は跳ね返りの後半に必殺技、スペルカードでキャンセル可。 グレイズ狩りとしては基本的にルミネスストライクとセットで、3AやJ6Aなど相手がグレイズ行動をしがちな箇所で出していく。 ヒットすればコンボ、ガードされていれば仕切りなおしとローリスクハイリターン。 ガードされれば基本的に反確。 ルミネスを握って撃つか、動けば当たるけれど動かなければ当たらないといった位置で撃ちたい。 Lv1以上のCHからの空コンは4000↑のダメージ。リターンは非常に高い。 地上で出した場合見た目こそ浮いてはいるものの出始め39Fまでは空中不可のスペカでキャンセルできる。 終わり際ギリギリをガードさせると跳ね返らない。実戦で狙うのは不可能の域。(プラクティスで7マス離れてC版出すと分かりやすい) 入力完了で足元の食らい判定が無くなるため、下段スカしというネタにも使える。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 1350 1485 1620 1755 1890 キャンセル可能 - 付加 - - - 発生速度 - - 3F高速化 - - 上へ| カード考察ページのこの項目へ グラウンドスターダスト (22+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B - - - - - 18F - 39F 20F 28F - - (爆発) 射撃 1000 85% 40% 1 48F 32F - - - Rift Attack 60F C - - - - - 18F - 39F 20F 28F - - (爆発) 射撃 1000 85% 40% 1 48F 32F - - - Rift Attack 60F 空B - - - - - 18F - 39F 20F 28F - - (爆発) 射撃 1000 85% 40% 1 - 32F - - - Rift Attack 60F 空C - - - - ^ 18F - 39F 20F 28F - - (爆発) 射撃 1000 85% 40% 1 - 32F - - - Rift Attack 60F 備考 地面に接触すると爆発 通称GSD。溜めによって飛距離が変化する。C版は溜めの影響が大きい。溜めない時はBCの飛距離は同じ。 長い持続は起き上がりの暴れ防止に役立つ。 判定は1回しか出ないので、グレイズされると見た目に反して判定が即座に消える。 地上2Cと違い、ビン自体に判定はない。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 1000 1100 1200 1300 1400 攻撃判定 - 拡大 - 拡大 - 上へ| カード考察ページのこの項目へ 特殊技 - Special Art スキルカードを使用することで必殺技と差し替えられる。 ナロースパーク (236+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 180 98% 3% 0.1*10 25F 73F 100F 33F 83F Smash Attack 60F C 180 98% 3% 0.1*10 25F 73F 100F 33F 83F 60F 空B 180 98% 3% 0.1*10 25F 73F 100F 33F 83F 60F 空C 180 98% 3% 0.1*10 25F 73F 100F 33F 83F 60F 備考 最大10HIT 34Fまで溜可 被カウンター判定なし コンボや割り連携に使いやすいが、硬直が非常に長く強度も高くはないため、中距離での牽制には向かない。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 180 198 216 234 252 攻撃判定 - - - - 拡大 弾速 - - 上昇 上昇 上昇 上へ| カード考察ページのこの項目へ バスキースウィーパー (623+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 400 94% 10% 0.25*4 13F 22F 83F 13F - Rift Attack 60F C 400 94% 10% 0.25*5 13F 32F 99F 13F - 60F 備考 B版最大4HIT C版最大5HITB版52F~着地直前まで空中行動可能C版62F~着地直前まで空中行動可能 Bで真上、Cで斜めに上昇しながら箒から出るブースターで下方向に攻撃。 C版ヒットからJ6A>諸々に繋がるが、当たりが浅いと途中で落とす。 地上DAからきれいに繋がるが、DAヒット後、一瞬間を置いて慣性で相手に密着するのを待たないとカス当たりになる。 技後はヒットガード問わず空中行動が可能。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 400 440 480 520 560 B版攻撃判定 - - 拡大 - 拡大 C版攻撃判定 - - - 拡大 - 上へ| カード考察ページのこの項目へ ラジアルストライク (214+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 1100 85% 40% 1 21F - 76F 21F 43F Smash Attack 40F C 1100 85% 40% 1 21F - 76F 21F 43F 40F 空B 1100 85% 40% 1 21F - - 21F 43F 40F 空C 1100 85% 40% 1 21F - - 21F 43F 40F 備考 着地後キャンセル不能 B版は真っ直ぐ、地上C版は斜め上に、空中C版が斜め下に発射する強度の高い速射。 相殺強度と弾速はそこそこなので、不意を突いて出すことで射撃をしようとする相手にあたることもしばしば。 DAガード後に続けて出すことで連ガになり距離も離れるので、DAのフォローとしてはデブリやレイラインよりも安全。 キャンセルは飛翔、空ダッシュ、スペカによってすることができる。 地上でガードさせた場合最速キャンセルで空中不可のスペカを発動可能。 Limti値が高く空中コンボの〆に有用。斜め下にも発射できるためアドリブでもコンボが完走しやすい。 これを宣言するとレイラインでのグレイズ狩りがなくなるため、相手に走られやすくなる。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 1100 1210 1320 1430 1540 弾速 - - - 上昇 - 上へ| カード考察ページのこの項目へ デビルダムトーチ (22+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B - - - - - 16F - 37F 18F 41F - - 射撃 600 94% 10% 0.5*n 36F 14F - - - Rift Attack 60F C - - - - - 16F - 37F 18F 41F - - 射撃 600 94% 10% 0.5*n 36F 14F - - - Rift Attack 60F 空B - - - - - 17F - 58F 19F 49F - - 射撃 600 94% 10% 0.5*n - 14F - - - Rift Attack 60F 空C - - - - - 17F - 58F 19F 49F - - 射撃 600 94% 10% 0.5*n - 14F - - - Rift Attack 60F 備考 地面に接触すると爆発 発生数3 被カウンター判定なし B版は手前に、C版はやや奥に投げる。 削りダメージが非常に大きい。 アリスの人形破壊に役立つほか、ヒット後のコンボ追撃を見込む事ができる。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 600 660 720 780 840 空中使用 - - 可能に - - 発生数 - 3 4 4 5 火柱の高さ - - 上昇 上昇 上昇 上へ| カード考察ページのこの項目へ グリーンスプレッド (236+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 300 95% 5% 1 20F 41F 65F 28F 39F Smash Attack 60F C 300 95% 5% 1 20F 41F 75F 28F 49F 60F 空B 300 95% 5% 1 20F 41F 65F 28F 39F 60F 空C 300 95% 5% 1 20F 41F 75F 28F 49F 60F 拡散弾 射撃 150 96% 5% 0.1*n - - - - - Rift Attack 45F 備考 撃ち合いにC版を混ぜるよりは、中距離打撃戦にB版を織り込む方が現実的。 魔理沙236技の宿命かやはり硬直は長い。低空で出してから着地することにより硬直を解消できる。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 300 330 360 390 420 上へ| カード考察ページのこの項目へ ステラミサイル (623+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 200 96% 5% 0.125*5 12F/27F 61F 74F 15F 27F Smash Attack 60F C 200 96% 5% 0.125*5 12F/27F 61F 74F 15F 39F 60F 備考 B版は魔理沙の近く、C版は遠くへ持続の長い射撃を放つ。C版の硬直は長め。 弾丸は一定距離を飛行後炸裂する。ヒットすると真横に吹き飛ぶ。 爆風の中に身を隠して攻撃したり壁として用いたりと用途は幅広い。 ヒット確認後、実りやすいマスパを含めコスト5のスペカが繋がる。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 200 220 240 260 280 爆風の持続 - 61F 61F 61F 81F 攻撃判定 - - - 拡大 - 上へ| カード考察ページのこの項目へ アップスウィープ (214+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 600 90% 10% 0.25*4 13F 34F 93F 13F - Rift Attack 60F C 600 90% 10% 0.25*4 18F 44F 106F 18F - 60F 空B 600 90% 10% 0.25*4 18F 44F 101F 18F - 60F 空C 600 90% 10% 0.25*4 25F 44F 108F 25F - 60F 備考 基本的に使われない。 キャンセルはヒット・ガード後にスペカでのみ可能。 硬直があり214技の中では影が薄いが、B版の発生は速い為、AAAAから繋がる。 Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 600 660 720 780 840 上へ| カード考察ページのこの項目へ マジカル産廃再利用ボム(22+B or C) 判定 ダメージ Rate Limit 霊力削り 発生 持続 終了 SPC可 HJC可 特殊補正 受身不能 B 射撃 1500 85% 40% 2 25F - 61F 25F 37F Smash Attack 60F C 1500 85% 40% 2 31F - 67F 31F 43F 60F 空B 1500 85% 40% 2 22F - 53F 24F 44F Smash Attack 60F 空C 1500 85% 40% 2 26F - 57F 28F 48F 60F 備考 一定時間後に爆発 基本的に使われない。 前方に2Cと同じ形状の魔法瓶を放り投げる。 画面端でバウンドする。壁バウンドによるスピード減少はおそらくないと思われる。 爆発するまでの攻撃判定は一切なし。爆発が近づくと点滅する。攻撃判定はあまり持続しない。 爆発の範囲はほぼ見た目どおり。画面端で爆発した場合、プラ設定端から3の位置まで爆風が及ぶ。 空中への判定もほぼ見た目どおり。霊夢の垂直ジャンプの頂点でぎりぎり当たらないぐらい。 BとCの爆発範囲の違いはなし。またLVUpでの爆発範囲の違いもなし。爆風の中にいる間にグレイズが解けると当たる。 BとCの違いは放り投げるスピード(=ボムの飛距離)と放り投げるまでの時間。Cのほうが放り投げるのが遅い。放り投げた後の隙はおそらく同じ。 ボムの爆発する時間は大体3秒ほど。Bは4回目の地上バウンド直前、Cは3回のバウンド後の頂点で爆発。このタイミングは壁でのバウンドに影響されない。 ボムの飛距離は、魔理沙が画面端にいる状態で使用したところBが画面中央より少し手前(天候予報の円の左端あたり)、Cが画面端の少し手前(相手の先頭カードの真ん中あたり)この飛距離は、画面のスクロールや壁バウンドにおそらく影響されない。 ジャンプキャンセルのタイミングはB・Cともに放り投げて最初の頂点あたり。 発生保障はなし。もちろん放り投げるモーションに無敵やグレイズもない。放り投げるモーションはカウンターの対象。 ボムは潰されると大体2~4ぐらい天候カウントを増減させる。(要検証) 追撃はダウンするまで可能。(要検証)空中受身を取ることはできない。(確実にダウンを奪える) カウンターを取ることはできない。黄沙でも不可。 グレイズ・ガードの条件は魔理沙側も同じ。 こちらの身代わり人形によるダメージ減は両者共には効果なし。諏訪子の反撃の呪いは効果あり Lv 0 1 2 3 MAX ダメージ 1500 1650 1800 1950 2100 空中使用 - - 可能に - - 上へ| カード考察ページのこの項目へ
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/525.html
魔理沙11 8スレ目 389・390 魔法の森。俺と魔理沙はある開けた場所の切り株に背中合わせで座っていた。 「何でいきなり星を見ようなんて言い出したんだ?」 「たまには○○とサシでゆっくり話をしようと思ってな。」 四半刻前、俺は急に森の外れの家から魔理沙に連れ出された。 「全く、漫画や映画じゃあるまいし。こんなじめじめした所で。」 「うちの中もじめじめしてるのは一緒だ。晴れてるし、どうせなら星空の下ってのもいいだろ。」 今日は七夕。ではなく一日後。昨日は生憎の天気だったが今夜は雲一つ無い。 「ま、いいや。それで何の話だ。」 「まあそう堅くなりなさんな。ほれ一杯どうだ?」 魔理沙は懐から酒瓶とグラスを取り出す。俺は苦笑しながらグラスを受け取る。 「わざわざこんな所に酒飲みに来ることもないだろうよ。しかも二人っきりで。」 「○○は宴会はうるさくて苦手なんだろ?」 「なかなかするどいな。」 「そりゃ毎回端の方で黙って一人で飲んでるほうが変だ。」 「お前だって分かるだろ?最近は誰の近くに行ってもお惚気話の嵐、良くて従者の優秀さ加減について延々と語られるんだ。 霊夢も酔えば××について語りだすわ、紅魔館メンバーも同じようなもんだ。 白玉楼組もだし迷い家一家も他にも天狗もみんなそろってお惚気話だ。鰻一匹すら食ってねえのに五分でおなかいっぱいだ。」 「あ~あ、私もお惚気話ぐらいしてみたいぜ。」 すこし話が読めてきた。酒の勢いで口説き落とす気のようだ。 単刀直入に言わない所をみると、こっちから言い出すのを待っているようだ。 別に魔理沙が嫌いではないが少し焦らしたくなる。とりあえず酒をちびちび飲みつつ時間を稼ぐ。 「で、昨日何したよ?」 「は?昨日どうしたって?」 「だから七夕だよ。俺は家で内職してたが。」 「はっはっは。私は宴会に行ってたぜ。永遠亭から竹が配られてな。短冊も書いたぜ~♪貧乏暇無しってヤツだな、お気の毒に。」 少しむっと来た。俺をどこぞの巫女と一緒にするな。こうなったらとことん焦らしてやる。 「で、願い事何にしたよ。魔理沙は多分、『霊夢に勝てますように』とかじゃないのか?」 「な、何で分かるんだよ、そんなの。」 「いや、お前いっぱいいっぱいだぞ?色々と。」 「色々と、って何だよ色々って!」 「ははは、全部ってことだ。」 向こうも少し熱くなってくる。わはは、そっちから言うんだ意地っ張りめ。 「そっ、そういえば昨日は曇りだったけど、大丈夫かなぁ。」 「どうした?急に。」 魔理沙が話題を少しそらしてきた。体勢を立て直す気か。 「いや、昨日曇りだったからさ。『七夕の日が曇りだとその年は織姫と彦星は会えない』って永琳が言ってたんだ。」 「そーなのか?天気一つで一年に一度の逢瀬が潰れるとは…仕事ほっぽり出して遊んでたとはいえ哀れだな。」 「ああ、願い事もかなうかどうか…」 「人の色恋事には興味が無いんだな。恋色魔砲使いのくせに。」 「っ、なんだよ!人が悩みの相談に来たのに○○は!」 「何だよ、急に怒ることねえだろ。」 「うるさい!もっ、もともとは××にどうやったら気に入ってもらえるか相談しようと思ってたのに!」 「……は?なにいってんだ?××は霊夢の彼氏だぞ?」 「まだ霊夢が酔った勢いで言ってるだけじゃないか!まっ、まだチャンスはある!」 「ま、それでも時間の問題だろうな。」 「もういい!○○に相談した私が馬鹿だった!」 そういうと急に箒にまたがって猛スピードで帰ってしまった。 ……だいぶ怒らせてしまったらしい。酒瓶もグラスも置いていった。 貰ってしまおうと思ったが、流石にまずいか。ちゃんと返したほうがいいだろう。 魔理沙の家が何処にあるかは知っている。そう遠くは無かったはずだ。 「ったく、どーせ俺なんか眼中にねえんだろ。いいさ、今年ももてないリーグでビールかけ合ってやるさ。」 愚痴を呟きながら暫く歩くと魔理沙の家が見えてきた。明かりが点いているところをみると、まだ起きている様だ。 中に入ることは躊躇われたので、扉の前に置いておくことにする。わざわざ取る暇人もいないだろう。 ふと家に立てかけてある竹に気づく。おそらく永遠亭から配られた竹だろう。短冊も吊ってある。 少し気になって短冊を見てみる。どうやら十数枚あるようだ。 「『霊夢に勝てますように』…『霊夢より先に異変を解決できますように』…ほとんど霊夢関係だな…ん?」 そんな中で一つの短冊に目がとまる。 「『○○と仲良くなれますように』か…あの意地っ張りめ…。」 苦笑しながらあることを思いつく。 確かポケットに…あった。昨日の内職―――七夕セット作り―――で余っていた黄色の短冊と、鉛筆、それからひもを一本取り出す。 「……これでよし、と」 出来たものを酒瓶にかけてそっと魔理沙の家を離れた。 『魔理沙と仲直りできますように。』 空を見上げるとおくればせながら、天の川の上で白鳥座が一際光っているように見えた。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 8スレ目 447 唐突だが、ホッケーマスクをかぶった白黒がやってきやがった 「何のつもりだ魔理沙」 「よう○○、これから納屋でギシアンやってるカップルを殺しに行こうぜ」 「危ないネタは止めなさい」 「じゃあフ○ディーと対決しようぜ」 「宇宙でも行ってろ、と言うか何処でそんなネタを仕入れてきた」 「☆ヒ☆ミ☆ツ☆」 「間に星を入れるな、いい加減ホッケーマスクをとれ、マチェットも下ろせ」 ぶーぶー言いながらホッケーマスクとマチェットを机に置いたのはいいんだが 「じゃあカップルのほうだ」 「は?」 「納屋でイチャイチャしよう」 「納屋は無い」 「なら此処でかまわないだろ?」 けっきょく魔理沙は俺とイチャイチャしに来ただけだった・・・ ほんとに出ないよな?安心してイチャイチャしていいよな!!? ~終~ ─────────────────────────────────────────────────────────── 8スレ目 892 「魔理沙、魔理沙、起きろー風邪ひくぞーおーい?」 「ん・・・んー」 きのこ狩りに来ていた俺らだった、分かれて探していたはずだが 「人にだけ探させといて自分はお昼寝ですか、いいご身分だなこの魔法使いは」 鞄を枕に、草をベットに、羨ましいぐらい気持ちよく寝てやがる 「おーい、魔理沙さん?起きてくれないと日が暮れるんですが」 「んーむにゃむにゃ」 ああもう、可愛いなぁこのまま悪戯してしまいたい 余談だがいたずらって漢字で書くとエロくない? 「ん~○○・・・あは○○だぜー」 こう、ぎゅーっと、抱きしめられたわけですよ、エロゲみたいな展開に狂喜乱舞していたんですがね 「○○、○○」 「どうした?俺は此処にいるぞ?」 このままルパンダイヴでもいいかな、何て思っていたが 彼女の瞳からこぼれた涙に、体が固まった 「お、おいおい、何で泣いてんだよ!?」 彼女は何も言わない、聞こえるのは寝息だけだ、僅かに上下する胸 「わけわからんぞ、ちくしょう」 唯彼女の涙に、魅せられた事は確かだった 「あー・・・惚れた弱みかね」 結局背負って帰った、彼女は驚くほど軽かった 「こんなもんかな」 魔理沙をベッドに寝かせ、自分で茶を入れ、自分で飲む 広く感じる、こんな静かな家に一人で住んでるのか、あいつは あいつの茶はすっかり冷めたな・・・ 「あー・・・○○・・・その・・・おはよう(笑」 「魔理沙、起きたのか・・・この莫迦、人にきのこ拾いさせといて自分はお昼寝か!?」 「うーすまない、ちょっと寝不足だったんだぜ」 「それで・・・すっきりしたか?」 「もうばっちりだ!寝たらすっきりした」 いつもの元気な彼女が其処にいる、先ほど抱えた時に驚くほど軽かった 此処にいるのは俺と魔理沙、ここに住んでいるのは魔理沙 「なぁ・・・お前ここに独りで住んでて寂しくないか?」 「ん?別に、もう慣れたよ、それに・・・霊夢やアリスや○○が遊びに来るからな」 慣れた、その言葉が辛かった、俺は寂しくないかと問うた、魔理沙はそれに慣れたと答えた、ソレが寂しかった、苦しかった 目の前にいる彼女を、魔理沙を抱きしめたくなった 俺は思うままに動いた 「○、○○!?」 ああもう、何でコイツはこんなに細っこいんだ、抱きしめたら潰れそうだ チクショウ、何でコイツはこんなに暖かいんだ、俺の理性をぶち壊す気か? 「寂しさに慣れたなんて言わないでくれよ」 「○○・・・」 「俺がいるからさ、ずっと一緒にいるからさ」 「ああ、そうだ、それならさびしくないぜ」 迷いの森の小さな屋敷、真暗闇のなか、其処にだけは、灯りが灯っていた 「よう魔理沙!」 「な、なんだこの荷物は!?」 「俺の着替えとか、家財道具もろもろ」 「なんで!?」 「ずっと一緒にいるっつったろ?今日から俺もここに住む」 「な、なにーーーー!!?」 それでも森は静かなまま、それでも小さな館には、アカリが灯った ─────────────────────────────────────────────────────────── 9スレ目 409 「霧雨のお嬢さん・・・か」 「何だ、魔砲使いに惚れたか」 仕事仲間に冷やかされつつも買い物をする霧雨魔理沙に見とれる俺 「やめとけって、俺らみたいなただの人間が相手にされるわけねぇって」 んなこたぁ解ってる、しょうがないだろ、彼女はかわいいんだから 「大体魔法使いなんてキチ○イだって、ろくな連中がいると思ってんのか?」 「おいテメー、彼女を何も知らないで決め付けんな」 「あ?やるかコラ?タッパあるからっていつも見下ろしやがって、きばって(ry」 もうなんでうちの店は893予備軍みたいなのばっかりなんだろうね、親父に人は選べって言いたいよ 「五月蝿せーよ、俺の事はどうでもいい、魔法使いを莫迦にするんじゃねぇ」 「はぁ?餓鬼が何を「おいおい喧嘩か?止めとけよ、ろくな事ないぜ?」 き、霧雨魔理沙さん!!? 「女は黙ってろ!このガキが!?あぁ!!?がっ!」 五月蝿い、霧雨のお嬢さんが来てんだ、黙っとけ 俺はおっさんを投げ飛ばして何事も無かったように話しかけた 「御見苦しい所を見せてしまって申し訳ありません」 「別に良いけど・・・そっちの兄ちゃんは大丈夫か?」 「お気になさらずに・・・今日は何をお求めですか?」 「ああ、今日は・・・」 彼女は必要なものがそろうと風のように帰っていった ちょっと残念・・・まぁいいや 「はぁ・・・緊張した、死ぬほど緊張した」 心臓がバクバクいってる、彼女の話をしてるときに、だもんな 「あの~若旦那?」 「ん?どうした?」 「この人どうします?」 すっかり投げ飛ばしたおっさんを忘れていたのだった 道端で転んだ女の子、膝をすりむいたらしく泣いていた そして傍らに白黒の魔法使い、泣き止まない子供に悪戦苦闘しているようだった 必死にあやしたり、飴をあげたり、色々頑張っていた その女の子が泣き止んだとき、彼女はすごい、笑顔だった そして俺は惚れちまった、霧雨魔理沙に、白黒の魔法使いに 霧雨魔理沙はうちの常連客で、俺はその店の若造、若旦那、一従業員 このまま時間が流れて、俺は店の主になる、彼女は恐らく魔法使いのままだろう 俺はそのまま年取って、死ぬ でも、告白だけはしようと思う、何もしないで諦めるよりはいいはずだ さて、今日も彼女は来るのだろうか、明日来た時に・・・いや、明後日・・・ 考えているときが一番楽しい、未来は決定していない、自分の想像を張り巡らせる 「俺は、君の事が、好きだ・・・なんてな」 一人で呟いた、応えるものは誰もいない 明日にしよう、ぐずぐずやっててもしょうがないからな 俺は明日、霧雨魔理沙に、告白する・・・予定だ ─────────────────────────────────────────────────────────── 9スレ目 437 「おい○○!邪魔するぜー!」 今日も勝手に他人の家に不法侵入する白黒 流石にもう慣れた 「そろそろ鍵をつけて良いかな?」 「扉ごと壊すぜ」 向こうの部屋から声は聞こえる、この時間ということは昼飯でも作っているのか 「今日の飯はなんだ!?」 そういえば朝飯を食べていないのでお腹が・・・ 「よう魔理沙、今日はパンだ」 パンツ一丁で昼飯を作る○○、さして気にしない様子で魔理沙の問いに応えた 「ななななななそ、そんな格好でうろつくなバカッ!」 「いや、ここ俺の家なんだけど・・・」 「う、うるさい!少しは気を使え!」 「・・・お前に言われたくない台詞だな」 コイツに気を使えとわ言われたくないな 魔理沙は後ろを向いて、怒っている?様だ いやこれは恥ずかしがっているようなものか 「・・・服着りゃいいんだろ?」 しょうがないから箪笥からジャージを取り出す 「あ・・・」 「何だ、じろじろ見るな」 「み、みてない!莫迦なこと言うなっ!」 「・・・じろじろ見てたじゃん」 「もういいから服を着ろ!」 可愛いなぁ、魔理沙をからかうのは凄く面白い 思わずやりすぎちまったりするけども、しょうがない 「どうした?顔が赤いぞ?」 「ななななんでもないぜ!?だいじょうぶだぜ」 面白い奴だ、初心な所がたまらん・・・俺はおっさんかよ 「それで、今日は何しに来た?お前の好きそうな向こうの本も読みつくしたと思ったが・・・」 「え、ええと・・・」 「なんだ?もしかして俺に会いに来てくれたのか?」 からかうつもりで言った、特に深い意味はなく、だ だから魔理沙が真っ赤になって逆に驚いたぐらい 「えー・・・あー・・・うー」 どもってる、しかも真っ赤で、これは・・・ソウイウコトデスカ? とんがり帽子を目深にかぶって真っ赤な顔を隠そうとしている、らしい 「じゃ、邪魔したぜっ!」 咄嗟に、腕をつかんだ 「魔理沙・・・」 「な、なんだ?」 どうしよう、いうこと考えてなかった、こういう場合、う~ん何も思いつかない 「お、俺も、お前を待ってた、ぜ」 俺何言ってんの?脊髄反射で言った台詞にしちゃ恥ずかしすぎるんだけど 互いに真っ赤になって見つめ合うという不思議で珍妙な状況 「・・・飯食うか」 「そ、そうだな」 まぁその状況も空腹に打破されたのだが ちょっと気まずいまま飯を食った そういえばいつからか二人分用意するようになってたな 「なぁ○○」 「なんだ」 「明日も・・・来るぜ」 「そうか・・・じゃあ待ってる、お前を」 「ばか、恥ずかしいぜ」 「お前は何しに来るんだ?」 「えっと・・・お前に、会いに、だぜ?」 そう言って恥ずかしがりながらも笑ってくれるのだった さて、明日の二人分の用意をしておこう 材料だけ買ってきてあいつに作らせてみようか なんにしろ明日が楽しみだ、いや、明日だけじゃ無い、これからが ─────────────────────────────────────────────────────────── 9スレ目 802 魔理沙「おーい、そこのビーカーとってくれ」 俺「ほらよ」 外の世界から迷い込み行き場のなくなった俺。 小さな魔法使いに拾われ、現在住み込みでお手伝いさんをしている。 魔理沙「うしできた、透明になる薬。 ほら飲んでみろ」 俺「やれやれ、また人体実験しやがって……」 魔理沙「まぁいいじゃないか、万が一のために解毒薬も作っておいた」 俺「ふぅ……」 俺はビーカーに注がれた刺激臭のする琥珀色の液体を一気に飲み干す。 俺「ううっ!?」 魔理沙「ど、どうした……?」 俺「うあああああああ…………」 うずくまり、床に倒れこむ俺。 魔理沙「げ……解毒薬……あっ!」 よほど動揺したのか、魔理沙は誤って解毒薬を床にこぼしてしまう。 俺「う……くうううう……」 魔理沙「おい……しっかりしろよ……」 掠れる俺の視界には、何も出来ずに涙をこぼす魔理沙が見える…… 俺「なーんてな」 魔理沙「え…?」 俺はすくっと立ち上がって両手を見る。 俺「味はけっこうキツかったけど、服用後は中々いい感じだ。 んー、やっぱり耐性付いてるのか? 俺相手でも透けるくらいだな……」 魔理沙「バカ!!」 そう叫んで半透明の俺に抱きつく魔理沙。 魔理沙「心配……するだろ……」 まだ身体が震えている。 俺「…ごめん。 さ、続き始めようぜ」 小さな身体を抱きしめながら、俺は作業の続行を促した。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 10スレ目 23 魔理沙ー!好きだー!結婚してくれ! お前の為に男になってもいいんだよぉおおお ─────────────────────────────────────────────────────────── 11スレ目 220 お前は何のために生まれてきたんだ?と○○が聞いてきたとき私は上手く答えられずにまごまごしたので、 ○○は私の手のひらを取り優しく笑った。 「お前は幸せになるために生まれてきたんだ。そうだよな?魔理沙」 私は○○の笑顔が物凄く綺麗でまさに幸せをボンドで固めて形にしたかのようだったので、寝惚けたようになって頷いた。 少し目の覚めた今もあるいはそうかもしれないと感じる。 だって私はとりあえずいつだって出来れば幸せでいたいと願っている。 良い気分でいたいと思っている。友達と楽しく遊んでいたいと思っている。 痛い思いをしたいとは特に思わない。 「じゃあ、○○は何のために生まれたんだ?」 ○○は私の問いに答えず繰り返した。「お前は幸せになるために生まれてきた。そうだよな、魔理沙?」 私はまたうっとりとして寝惚けたような頭で頷く。 私の頭はすぐに寝惚けてしまうのだ。恋をしているからに違いない。 「不幸になるのに俺たちはどうして一緒にいるんだろうな」 「私たちは不幸になるのか?」 ○○は部屋の中を歩き回った。「このままじゃ駄目だな」○○はそう呟いている。 私と○○のどこにいけない所があるのか私にはよく分からなかった。 我々は大変よくやってきたのだ。 私はよく色んなことを失敗するけど○○がその度に助けてくれた。その逆もあった。 キスだってたくさんした。 私が○○を拒んで○○が私を拒んだことはまずなかった。 私たちは求め合い双子のようにくっついて眠り翌朝○○が朝食を作って私は風呂を掃除した。 夢のようにそんな日々は過ぎた。 「提案があるんだが」 「なんだ、○○」 「俺はお前のことを出来れば幸せにしたい。でもこれは叶わぬ夢だ。 何故なら俺は、”誰かを幸福にするようには出来ていない”んだ。 これはすごく些細なことのように聞こえるかもしれないけど、致命的で絶望的だよ。 俺たちは離れたほうがいいだろう」 私は○○が何を言っているのかよく分からなかったから、台所に行きフライパンに油をしいてパンケーキを作った。 私はもともとちまちました料理という家事は苦手だったので、パンケーキくらいしかまともに作れなかったのだ。 ○○はパンケーキの種の横に、卵を片手で割ってとろりと落として、フライパンの端っこで器用にスクランブルエッグを作った。 私と○○はひとつのフライパンでふたつのメニューを作ることが出来た。 パンケーキとスクランブルエッグ。 私は蜂蜜をかけ○○はコーヒーを飲み、お腹がいっぱいになった私たちはやはり寄り添って眠った。 私は○○のどこが誰かを幸福にするように出来ていないのかさっぱり理解が出来なかった。 私たちは絵に描いたように幸福そうだった。 やがて○○が目を覚まして、私の耳たぶを口に挟んでちゅうちゅうとしゃぶった。 だしが出てしまいそうなくらいしゃぶられたので私の耳たぶはふやけて真っ赤になってしまった。 「○○?」 「なんだ、魔理沙」 ○○の歯がちくちくと私の耳たぶに当たるようになった。 私は彼が私の耳たぶを狙っているらしいことを悟った。 私は彼の柔らかい唇と鋭い歯から逃れて、ベットからも転がり落ちた。ごつんと頭をぶつけた。 見上げた○○は私を見てにやにやと変な笑顔を浮かべていた。 「言っただろう、魔理沙」「俺たちは離れたほうがいいって」 ○○がベットを飛び降りて、私にのしかかってきた。 荒い息が私の耳ばかりをくすぐる。 「お前が幸せになりたくないならずっと一緒にいようじゃないか。 俺は幸せになるために生まれてきてはいないんだ。お前とは違う。 俺は幸せじゃなくたっていい、他にすることがたくさんある。 だがお前に何がある?ただ痛いだけに耐え切れるか?ただ寒いだけに耐え切れるか?幸せじゃないまま生きていけるか?不幸のまま死ぬことは可能か? どうしても俺がいいとお前には言えるか? 魔理沙、人は忘れることが出来る生き物だな。きっとお前は俺を忘れてしまえる。 お前は幸せになるために生まれてきているんだ。お前は俺から離れればきっと幸せでいられるだろう。 魔理沙、お前はきっとしあわせになれるよ」 ○○が私の耳たぶをがりり、と食いちぎった。 私は大きな悲鳴をあげて、小屋を飛び出て、森の奥深く深くまで逃げていった。 つもりだったのに気が付いたら私は森を抜け、裸足で、傷だらけで、右の耳たぶを失って泣いていた。 何で泣いていたのか知らないけれどとにかくシクシクと泣いていた。 とても怖い思いをいっぱいした。 蛇がいた。蜘蛛がいた。お腹がすいた。 夜は墨のように暗くざわめきは嘲笑と罵倒のようだった。 だけど私は生きていた。なんのためか知らないけど生きていた。 呆然とする私を見つけた若い男が私を医者の所まで連れて行ってくれた。 私は全部「なにがあったかわからない」と答えた。 本当に何も分からなかったのだ。 私は記憶を喪失した可哀相な少女として扱われた。 耳たぶは生えてこなかったけど、もともとそんな形だったみたいに綺麗に綺麗に治っていった。 私を助けてくれた若い男(その頃私はもう彼の名前を知っていた)は、 今まで見た耳の中で一番綺麗な形だよ、とほんとだか嘘だかたぶん嘘だろうなというお世辞を何回も繰り返して言った。 やさしいひとだった。 私はそれをずっと黙って無視し続けていたのだけどある日、昼ごはんにパンケーキが出てご機嫌だったので男に「ありがとう」と言ってみた。 男は、わっと喜んで笑って、そのあと急に苦しそうに泣き出して、私を捕まえて、花に止まる蝶々みたいなキスをした。 私は○○ほど綺麗でないその男のめそめそ泣く顔を、寝惚けたようになって見ていた。 私は本当に幸せになるために生きているらしかった。 少なくとも私は一度だって○○のために生きていたことはなかった気がした。 そしてこの男のために生きていくことも決してないだろうと思う。 私は本当に自分が幸せになるためにだけ生きているのだ。 時々彼にかじられた耳たぶのことを考える。 ○○はあれを飲み込んだだろうか?それともティッシュにくるんで捨ててしまっただろうか? ぺっと床に吐き出したりしなかっただろうか。そうだとしたらとても大変だ。○○は掃除が下手だから。 ああだけどあなたはとても料理が上手だった。 私をいつもあたたかくしてくれた。 本当に誰かを幸福にするように出来ていないのは私なのだと思う。 私は○○の美味しい部分をちゅっちゅとしゃぶって、何の役にも立たない耳たぶだけ置いて逃げてしまったのだ。 あのままあそこにいて、いたくてもさむくてもふこうでも、○○のそばにいます、と私が言うのを、 ○○が心のどこかでほんの少しでも願っていたらと仮定すると私は胸が死ぬほど痛くなる。 きれいじゃない顔で泣く。 でもそういうとき私はひとりじゃないのだ。 若い男が今度私の耳たぶのなくなった耳に優しくキスしてくれて、私は○○を悲しませてしまったかもしれない恐怖に慄きながら自分の幸せをかみ締め暖かさにまどろむのだ。 よっぽど私が誰より悪魔だ。しあわせなにんげんは、悪魔だ。昔に絶対悲しませた人がいる。 報いを受けていない。 私は自分の顔が醜く膨らんで、にきびだらけになってしまえばいいと思う。おなかが出るとか。 でも本当にそうなったら私はきっと絶望して、哀しくて死んでしまうかもしれない。 だって、私は幸せになるために生きているのだから。 みんな幸せになるために生きているんだから。 わざわざいたい思いをすることはない。あたたかいお布団でおねむりなさい。 夢の中で私は何度も○○に耳たぶを差し出して泣くのだけれど、それでも私はまだ幸せといえるんだろうか。 私はきっと○○と一緒にごろごろ眠るために生きていたのだと思うよ。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ697 「うーさみー」 西洋風の家にあるべきではない炬燵に独りでぬくぬく温まっている。 そんな中のふと発した言葉が、止まっていたかのような時間の流れを戻した。 気がつけば12月も終わりに近づいていた。 あと1週間もすれば新しい年が明ける。 「……俺この1年で何かあったかー……?」 ……ここの世界の住人になったこと以外、何もなかった。 これは意外だ。 「あー切ねぇ」 流れる時間の大切さを後悔と共に噛み締めながら小さくボヤく。 「うーさみー、今帰ったぜ」 「おお、お帰り」 主がいつものように蒐集してきたものを入れた袋を背中に抱えて帰ってきた。 「……あれ?」 あの格好……どこかで見たか……? 「ん? どうかしたか?」 几帳面に手を洗い終えて俺の所へやってきた彼女。 よほど険しい顔をしていたのだろう。 心配そうに顔を覗き込まれている。 「いーや、何でもないけど」 「そっか」 彼女は俺と同じく炬燵に入る。 入るのだが。 「だから何度も言ってるだろ? よく見ろ。 炬燵はまだ3辺あるじゃないか」 「こっちのほうが断然暖かいぜ」 胡坐をかいた俺の脚の上に乗ってくる。 幸せそうだ。 「ふぅ……ところで、なんだけど」 「ん?」 おかしい。 昨日までと様子がおかしいぞ。 「今日は……何の日だったっけ?」 まずい。 時間の感覚がなくなってる。 ここ1年ずっと彼女の家の掃除なんかで祝日なんか忘れるぞ…… 「えーっ……とぉー」 曖昧な返事。 「ひどいぜ、私がせっかく用意してきたっていうのに」 「何をだ?」 「今日のアレだ」 アレ……ああ、アレのことか。 「ああ」 オーバーなリアクションでうなずく。 「その……あれだ。 メ、メリークリスマス……」 彼女はこっちを見ずに俯き、聞こえるか聞こえないかのか細い声で囁いた。 耳が真赤になっている。 「うん。 メリークリスマス、魔理沙」 「やっぱり口に出すと……は、恥ずかしいな……」 魔理沙がどんどん縮こまっていく。 「あー……クリスマスの……プレゼントなんだがー」 「『私』だろ?」 あてずっぽうで繋いでみる。 さぁ派ずれろ俺の勘! 「…………そう」 おおっと。 弾幕でも何でも数撃ちゃ当たるものなのだろうか。 「よし、俺からもクリスマスプレゼントだな」 炬燵に突っ込んでいた腕を抜き出し、そっと魔理沙を抱きしめる。 「わ、わ、何すんだよ」 口では嫌がってるようだが抵抗してこないし、声も甘くなっている。 そしてトドメの一言。 「大好きだ、魔理沙。 これからもずっと一緒にいてくれるか?」 耳元でそっと囁く。 「…………うー……」 恥ずかしさやらが混じって返答できないようだ。 耳にそっと息を吹きかける。 「ぅひゃあん!」 おおそこはかとなくエロい。 こんな声が大好きだ。 「どう? 俺からのクリスマスプレゼント」 「あの……ありがたく受け取らせていただきます……」 まずいたまらなくなってきた。 抱きしめている手にも力がこもる。 もう1度、囁いてみる。 もうおちょくるどころかいじめたくてしょうがない。 「魔理沙、好きだよ。 大好き」 「………ぅゃ………あ…………」 言葉になってない。 今度は耳を甘噛みしてみる。 「ふぁあああああ……やめ……」 ピクピクと体を震わせてる。 流石にこれ以上いくと自制ができなさそうなので止めておく。 「全く……いきなり不意打ちなんて……」 照れ隠しなのが見え見えな声色だ。 「いやースマンスマン。 あまりにも愛おしくてな」 笑い混じりに話してみるも、やっぱり。 「……改めて口に出して言うとやっぱり恥ずかしいな」 「だろ?」 12月25日、クリスマス。 幻想郷にもサンタはいるのだろうか。 少なくとも、俺のそばにはいるようだ。 黒と白の服、大きな袋を持った魔法を使うサンタが。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 11スレ目 713 「あんた、こんな寒いのによく来るわね……」 博麗神社の巫女博麗霊夢はため息をつき呆れ顔で来客を迎えていた。 「そういうなって、今日は蕎麦をもってきたんだからよ」 「それとおまけの餅と茶もな」 神社の来客である霧雨魔理沙と○○は笑みを浮かべた。 「まぁ、それなら言うことはないわ。ちょうど今から用意しようかとおもったころだし」 それに釣られてか微笑を浮かべ○○から荷物を受け取る。 「じゃあ、じゃまするぜ」 「麺とかは作っているからあとは軽く湯がいて食べるだけにしているから」 「ありがと。それならすぐできるから奥で待ってて」 「わかった――って、魔理沙はもういるみたいだけどな」 「ったく、あいつは……。いくらお腹があれだからって少しは遠慮しなさいよ……。何ヶ月だっけ?」 先ほどの魔理沙の膨れたお腹を思い出す。 ○○との子供ができたときはこれ以上とないくらい大騒ぎした。 これで少しはおとなしくなるかと思いきやいつもどおり神社に奇襲をかけてきていた。 さすがに宴会のときは酒は抑え目にするように○○に抑えられたが。 「そろそろ予定日だって永琳は言ってたよ。だから年明けは忙しくなりそうな気がするな」 「よかったじゃない。でも、あの家で子守することできるの?」 「なんとかした…。まさか、掃除に月単位かかるとはおもわなかったけど……」 「……ま、ドンマイ」 「お~い、蕎麦まだか~?私の子供もそういってるぞ~」 「はいはいはい。今から準備するから!じゃ、準備してくるわ」 「わかった。じゃあ魔理沙の相手をしとく」 「あまりイチャイチャしすぎて部屋を甘ったるい空間にしないでよ」 「それは魔理沙に言ってくれ…」 「おまたせ~。年越し餅入り蕎麦できたわよ。って、甘ったるくするなって言ったでしょ!」 「へへへ、細かいことを気にしすぎると禿げるぞ」 「あ~、その。すまん……。俺じゃ無理っぽかった」 霊夢がどんぶりに入った蕎麦を持って部屋に入ったとき見た光景は胡坐をかいた○○の上に寄りかかるようにして座っている魔理沙であった。 しかも魔理沙は体を横に向け○○の胸板に頭を預けて○○の手をしっかりと握っている。 「なんだ、おまえは私にこういうことされるの嫌いなのか?」 「いや…、そういうわけじゃないが……」 「ったく……。あまりやりすぎると外にほっぽりだすわよ」 膨れつつ蕎麦を置く。 二人の分をバラバラに置いたのはいい加減離れろということなのだろう。 「そう言うなって妊婦は大事にするもんだぜ?」 「と、とりあえず食べようか。早く食べないとのびちゃうし」 …少女 s、青年食事中 「年明けはもうそろそろかしらね」 食後たわいのない会話をしつつ霊夢がつぶやいた。 ちなみに二人は食事前の状態に戻っている。 というよりも魔理沙が一方的にくっついてきたという状態だったが。 「そうだな。今年は本当にいろんなことがあった…」 「○○と会って、喧嘩して、告白して、そしてプロポーズ…。お前といると退屈じゃなくて楽しかったぜ」 顔を赤くしながら○○の手を握る。 「俺も、魔理沙と会っていろいろと大変だったけどよかったと思ってる」 「はいはい、ごちそうさま。でも、あんたのおかげで私もイロイロと楽しませてもらったしね」 魔理沙達が持ってきた緑茶をすする。 上等なものだったのか自然とほほが緩み、もう一杯とおかわりをつぐ。 すると遠くから響く鐘の音が響いてきた。 「おっ、年明け―――」 突如、魔理沙が言葉を切る。 そして、目に見えて汗がだらだらと流れ始めた。 「ま、魔理沙どうした?」 「餅でものどにつまったの?」 「きた…」 「は?」 「きたんだよ!お腹が―イタタタタ!」 「ちょ!まじか!」 「い、医者を!はやく、永琳を!」 「えーりん!えーりん!たすけてえーりん!!」 「落ち着きなさい!早く永琳をつれてきなさい!!」 「お、おぅ!!」 そういうと○○はこれ以上ないくらいの速度で出てった。 まだ痛がっている魔理沙の手を握りつつ、ひとことつぶやく。 「今年はさらに騒がしくなりそうね…」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 10スレ目 501 諸君 私は魔法使いが好きだ 諸君 私は魔理沙が好きだ 諸君 私は霧雨魔理沙が大好きだ 黒白が好きだ 魔女っ娘が好きだ 力強さが好きだ 蒐集癖が好きだ レーザーが好きだ マスタースパークが好きだ ドロワが好きだ 恥じらいが好きだ 優しさが好きだ 森で 人里で 神社で マヨヒガで 永遠亭で 霧雨亭で 香霖堂で 白玉桜で 無縁塚で 妖怪の山で この幻想郷で行われる ありとあらゆる盗難行動が大好きだ 戦利品をならべ 丁寧に飾り 満面の笑みと共に私に向かって 自慢してくるのが好きだ 空中高く放り上げられた私が 彼女のスペカでばらばらになった時など 心がおどる 魔理沙の操る ノンディレクショナルレーザーが 敵を撃破するのが好きだ 余裕の表情で 燃えさかる弾幕から 飛び出してきて 敵をなぎ払った時など 胸がすくような気持ちだった あてもなく空を飛び 面白そうな物を見つけると 何でもかんでも 私に見せてくれるのが好きだ 精神不安定な私に 「元気が出る魔法だ」と言って 何度も何度も抱きしめてくれる様など 感動すら覚える 泣いて帰ってきた私に 「泣くなよ……私まで悲しくなるだろ」と 共に悲しんでくれる様などはもうたまらない 魔法実験の時 私の振り下ろした手の平が薬瓶に当たり零れ 「何やってるんだぜ……」と言いつつも 結局は許してくれるのも最高だ 酔った魔理沙に キス攻撃で滅茶苦茶にされるのが好きだ 必死に守るはずだった魔理沙がひとり弾幕に飛び出して 自分は残機0で動けない様は とてもとても悲しいものだ 意味もなく抱き合って お互いの存在と愛を確かめるのが好きだ 褌野朗に魔理沙を盗られ 害虫の様に地べたを這い回るのは 屈辱の極みだ 諸君 私は魔理沙を 私にベタ惚れで天使の様な魔理沙を望んでいる 諸君 私の同士兄弟戦友諸君 君達は一体 何を望んでいる? 更なるネタを望むか? 情け容赦のない キャラから引っ張りだこのような世界を望むか? 鉄風雷火の限りを尽くし 鴉天狗の記者をも寄せぬ 嵐の様な愛を望むか? 魔理沙!! 魔理沙!! 魔理沙!! よろしい ならば求婚だ 我々は満身の力をこめて 今まさに振り下ろさんとする決断の時だ だが この暗い闇の底で 何十年もの間 堪え続けて来た我々に ただの魔理沙ではもはや足りない!! 私に超ベタベタに惚れている魔理沙を!! 見返りを求めぬ愛を!! 魔理沙「おーい、何書いてんだー?」 私「何でもないって」 魔理沙「そっか。 じゃ、実験の続きでも始めるか♪」 私「おう」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 10スレ目 914 魔理沙、俺に一生ついていかないか? ─────────────────────────────────────────────────────────── 10スレ目 990 「魔理沙、お前の集めれない物を俺が手に入れてやるよ。 そう、お前の恋愛をな!」 ───────────────────────────────────────────────────────────