約 30,447 件
https://w.atwiki.jp/cookie_kaisetu/pages/397.html
[部分編集] 概要 正式名称は『怪傑!射命丸』(2010年12月30日)。 だんだん組の作品。 原発姉貴が文を演じているが原発新聞屋☆とは区別される。 だんだん組作品としては比較的削除されやすい。 2019年1月に在庫がなくなったため公式でYouTubeとニコニコにアップロードされた。 [部分編集] + 登場キャラクター 射命丸文:幸村理桜 姫海棠はたて:成田りん 鍵山雛、名も無い人間の子供:粗いともこ 犬走椛:ひなたゆかり 河城にとり:鈴湯 東風谷早苗:越田なつき 八坂神奈子:山崎千佳子 村紗水蜜、八雲紫:橘純麗 森近霖之助:龍波しゅういち [部分編集] 実況での扱い 何も知らないガキ兄貴が初めて転載した作品。その後も様々な実況動画を転載することとなった。 成田が主役ということもあってか人気は高い。しかし、削除されやすい為実況頻度は安定しなかった。
https://w.atwiki.jp/touhou/pages/134.html
新版に差し替えました。編集に関して不明な点などがあればこちらでお願いします。 -- (名無しさん) 2008-03-07 16 37 32 レーセンってうどんさんと同一人物なんじゃ・・・? -- (kagami) 2008-09-19 21 10 50 その他の方の「レイセン」は儚月抄であらたにペットになったいわば2代目レイセンなので、現在永遠亭に住んでいる鈴仙・優曇華院・イナバとは別兎です。 -- (名無しさん) 2008-09-20 17 44 58 小分類において、妖怪(または幽霊など)と人間のハーフはどう扱うべきだろうか -- (名無しさん) 2009-06-13 22 25 41 いちおう求聞準拠で霖之助を人間、妖夢を幽霊としているようですが、実際に問題をやっていると人によっては混乱するでしょうね。 -- (名無しさん) 2009-06-14 10 39 53
https://w.atwiki.jp/yaranaiomm2/pages/156.html
スレ番 主なイベント スレ初登場キャラ 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 山本への質問タイム アンネのナイト決定 コミュ障治らず セフィアは秘匿する方向で 燃え尽き症候群な鳳仙寺 現状に不満なフィリア 邪王真眼の秘密 /朝 テバとの別れ /夜 知り合いに顔を出してからカルベローナヘ 恭介の一問一答コーナー にな&みうと会話、カルベローナ大陸情報 シノンへの伝言 になMMフラグ デイブレイクにシノン襲撃フラグが立ちました 兎洞窟ヴォ-パル教を壊滅 大河とリキエル配合キング、りっかとの相性は悪くない 乗船、カルベローナへ 謎の男と接触 男とロリの怪しげな二人組 イエローの物々交換 こずえの言語解読される アマテラスと善吉の会話 ハオウ流の波紋使いアインハルト 響の吸血衝動 紅蓮の勇者颯爽登場 霧切響子、キング、吉良吉影、遊佐こずえ、鬼柳京介、森近霖之助、アインハルト、シンク・イズミ 戻る
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/205.html
◆n4C8df9rq6氏の投稿SS 投下数 35 No. タイトル 登場人物 投下日 001 Like a Bloody Storm 藤原妹紅エシディシ 2013/05/23 002 真空のメランコリー 宇佐見蓮子 2013/05/25 004 硝子に映り込んだ夢を エンリコ・プッチ古明地こいし 2013/05/30 006 ナイトウォッチ 紅美鈴多々良小傘霍青娥ウェザー・リポート 2013/06/03 007 命ノゼンマイ 宮古芳香 2013/06/06 008 Scarlet Overture ジョナサン・ジョースターレミリア・スカーレット 2013/06/20 009 Red Dead Redemption グイード・ミスタリンゴォ・ロードアゲイン秋静葉 2013/07/02 010 GUILTY CROWN ディエゴ・ブランドーファニー・ヴァレンタイン 2013/07/04 012 彷徨える魂、巡り会う者達 稗田阿求西行寺幽々子マエリベリー・ハーンウィル・A・ツェペリジャン・ピエール・ポルナレフ 2013/07/16 013 藁の砦を築く者 上白沢慧音封獣ぬえ吉良吉影 2013/07/21 014 偽りの空を裂く 比那名居天子 2013/07/29 017 魔王 寅丸星ナズーリンタルカスカーズ 2013/08/08 019 客星の煌めく夜 東風谷早苗プロシュート 2013/08/18 020 W.O.D-WRITE OR DIE!- 姫海棠はたて 2013/08/19 025 始まりのヒットマン 幽谷響子ホル・ホースルドル・フォン・シュトロハイム 2013/08/26 030 Look into my evil eyes 因幡てゐブローノ・ブチャラティディオ・ブランドー 2013/09/06 031 魔女と百騎兵 霧雨魔理沙 2013/09/08 038 途方も無い夜に集う 二ッ岩マミゾウ鈴仙・優曇華院・イナバアリス・マーガトロイドディアボロ 2013/09/21 040 Missing Powers ワムウ伊吹萃香サンタナ 2013/09/27 042 森近霖之助の憂鬱 森近霖之助 2013/09/30 045 Strong World 八雲藍チルノ 2013/10/05 047 名前のない怪物達 宇佐見蓮子ジョニィ・ジョースターヴァニラ・アイス霍青娥 2013/10/18 050 穢き檻の眠らない夜 空条承太郎博麗霊夢フー・ファイターズ 2013/11/02 057 黒い夜に紅く ~Battle Tendency リサリサ洩矢諏訪子聖白蓮ロバート・E・O・スピードワゴン秦こころエシディシ 2013/12/02 059 インタビュー・ウィズ・プリズナー 姫海棠はたて霧雨魔理沙空条徐倫 2013/12/15 060 Rainy day,Dream away ウェザー・リポートエルメェス・コステロ 2013/12/20 063 少女が見た空想風景 河城にとり広瀬康一 2013/12/28 065 Roundabout -Into The NightRoundabout -The Dawn ジョナサン・ジョースターレミリア・スカーレット霊烏路空ブローノ・ブチャラティ虹村億泰古明地さとりサンタナ 2014/01/132014/01/15 071 ハルトマンの幸福理論 古明地こいしエンリコ・プッチディオ・ブランドー 2014/02/03 082 OOOーオーズー ディオ・ブランドーディエゴ・ブランドーシーザー・アントニオ・ツェペリカーズ 2014/05/12 087 ウェルカム・トゥ・アンダーワールド エシディシ 2014/05/31 092 Border of Soul 八意永琳リンゴォ・ロードアゲイン 2014/06/19 099 幻葬事変/竹取幻葬 蓬莱山輝夜藤原妹紅 2014/08/16 121 meet again 古明地こいしワムウカーズ 2015/07/15 139 幻想に、想いを馳せて 古明地こいしカーズエシディシワムウサンタナ 2016/05/12 登場させたキャラ 回数 キャラクター 04 エシディシ,古明地こいし,カーズ 03 ディオ・ブランドー,ワムウ,サンタナ 02 宇佐見蓮子,ジョナサン・ジョースター,レミリア・スカーレット,ウェザー・リポート,霍青娥,姫海棠はたて,霧雨魔理沙,ブローノ・ブチャラティ,エンリコ・プッチ,ディエゴ・ブランドー,リンゴォ・ロードアゲイン,藤原妹紅 01 紅美鈴,多々良小傘,宮古芳香,グイード・ミスタ,秋静葉,ファニー・ヴァレンタイン,稗田阿求,西行寺幽々子,マエリベリー・ハーン,ウィル・A・ツェペリ,ジャン・ピエール・ポルナレフ,上白沢慧音,封獣ぬえ,吉良吉影,比那名居天子,寅丸星,ナズーリン,タルカス,東風谷早苗,プロシュート,幽谷響子,ホル・ホース,ルドル・フォン・シュトロハイム,因幡てゐ,二ッ岩マミゾウ,鈴仙・優曇華院・イナバ,アリス・マーガトロイド,ディアボロ,伊吹萃香,森近霖之助,八雲藍,チルノ,ジョニィ・ジョースター,ヴァニラ・アイス,空条承太郎,博麗霊夢,フー・ファイターズ,リサリサ,洩矢諏訪子,聖白蓮,ロバート・E・O・スピードワゴン,秦こころ,エルメェス・コステロ,河城にとり,広瀬康一,霊烏路空,虹村億泰,古明地さとり,シーザー・アントニオ・ツェペリ,八意永琳,蓬莱山輝夜 ロワ開始当初から精力的にSS投下を続けてきた大黒柱。2013/12/1時点では氏のSS数がダントツのトップである。戦闘、ステルスの潜入など、作風は幅広く、クオリティも高い。敢えて特徴を挙げるならば危険人物との遭遇など、『次回への引き』を意識したSSが多いことか。リレー相手への配慮が感じられるそれらのSSから、氏のジョジョ東方ロワへの本気が感じ取れる。 -- (名無しさん) 2013-12-01 18 04 22 言うまでもなく当ロワを前線で引っ張り続ける書き手。氏の作品を見てジョジョ東方ロワへ興味を抱いた者も多い。そのパワーある存在にキャラを当て嵌めるならば個人的に『エシディシ』。 -- (名無しさん) 2014-06-05 01 52 21 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/2252.html
嫉妬心の強まった映姫は、今回ファイトで香霖堂に行くと、店主が値段交渉に応じない事を知った。 これでは今回ファイトが成立しない。 映姫はこの問題に立ち向かうべく、10時間と万の恨み言をぶつけて説得?を続けた。 その結果ついに、香霖堂店主の森近霖之助に、5%の値引きをさせる事に成功した! 一方魔理沙は持ち逃げをした。 香霖「今回のファイトだが、魔理沙の持ち逃げはいつもの事、つまり魔理沙相手の定価は『ゼロ』だ。 だから持ち逃げで支払いが無くても、それは値引きには当たらない。 5%とはいえ僕に値引きを飲ませた閻魔の勝ちだね」 魔理沙「仕方ない、また次回改めて出直すとするか。霧雨魔理沙はクールに去るぜ」 映姫「妬ましい……持ち逃げを黙認されている白黒魔女が妬ましい……」 香霖「いいから他所でやってくれ、一日それじゃ流石に気が滅入る」
https://w.atwiki.jp/touhoulal/pages/87.html
(ぱりゅりー・のーれっじ) 「要塞の完成までまだ数ヶ月かかるから あわてる必要はないわ。」 キャラクター概要 レミリア・スカーレットの親友として紅魔館(おもに館内図書館)に住んでいる魔法使い(魔女)の少女。アリスとは違い、生まれついての魔法使いである。 約100年のこれまでの人生の大半を本を読んで過ごしているとされる本の虫。ぜんそく持ちで身体能力は人間と比較しても脆い。 主に使う魔法は五行(火水木金土)と日月の属性魔法。相手の弱点を突く魔法使いらしい戦い方をし、レミリアに対して「不意打ちでなければ私には勝てないだろう」と言うほど。 紅魔館の知恵袋として、レミリアのわがままや思いつきのために頭を使ったりもする。 本作では紅魔館の魔法図書館を要塞化するための兵器パチュリーロボの製作を森近 霖之助と共同で行っている。 また、本作でのパチュリーロボの操縦も彼女が担当している。
https://w.atwiki.jp/sousouwa/pages/1190.html
作品一覧 作品一覧(プチ) 作品一覧 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 てんれい 67 5kb 天子 霊夢 せぷてっと 67 18kb レミリア オリキャラ てんゆか 68 15kb 天子 霊夢 紫 「てんれい」の続編 れみめい 69 9kb レミリア 美鈴 まりぱちゅ 71 9kb 魔理沙 パチュリー さなあり 72 14kb 早苗 アリス えいかぐ 72 15kb 映姫 輝夜 鈴仙 おりんりん 75 10kb 燐 霖之助 もこまち 77 8kb 妹紅 小町 ふらめい 80 18kb フランドール 美鈴 「れみめい」の続編 めいさく 82 10kb 美鈴 咲夜 いちりん 88 11kb 一輪 命蓮 なずしょう 90 7kb ナズーリン 星 こがれん 93 9kb 小傘 白蓮 一輪 かぜはふり 95 49kb 早苗 すかーれっと 104 作品一覧(プチ) タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 博麗神社で夏祭り! プチ49 岩山更夜氏、地球人撲滅組合氏、ほたるゆき氏との合作
https://w.atwiki.jp/thcqoff/pages/270.html
星熊 勇儀 #image(ここに画像のURL)ID 207 レベル 1 99 300 500 成長タイプ 体力 変化元 -- 体力 450 3736 -- 特技 73番「3ターン同色攻撃力上昇」 変化先 ID 365 攻撃 650 1024 -- 必要コンボ数(最小) 70 素材 ID 364 属性 火 防御 50 66 -- 覚醒スキル ID 218 レア 5 回復 50 101 -- 覚醒スキルの効果範囲 ID 272 出現クエスト,入手方法 特技 3ターン同色攻撃力上昇 同じ特技を持つカード ID 206 森近 霖之助 ID 118 八雲 藍② ID 123 八雲 藍③ ID 128 八雲 藍④ ID 208 水橋 パルスィ⑤ ID 273 水橋 パルスィS ID 283 ルーミアS ID 209 霊烏路 空⑤ ID 269 霊烏路 空S ID 215 EXルーミア 変化 ID 365 星熊 勇儀SS 素材:ID 364 コンガラ ID 218 茨華仙(光) ID 272 伊吹 萃香S このカードを素材に変化するカード デッキ 備考 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/982.html
少し前までは白銀の雪に覆われていた幻想郷も、今ではすっかり春の色を取り戻していた。山からは雪の白が消えうせ、代わりに桜の色に染まっている。 香霖堂の窓からも桜がよく見える。不精でそのままにしていたストーブも、もうお役御免だろう。あとで荷物と一緒に片付けようと心の隅で思いながら、霖之助は売り物の壷に腰掛ける魔理沙に向き直った。 「この筒、まるで意味がわからないな。香霖、これなんなんだ?」 「COMPというものらしいよ。コンピュータというものの一種で、魔方陣の代わりに計算式を使って悪魔や妖怪を使役するらしい。といっても又聞きだから実は僕にも詳しいことはわからない」 魔理沙が弄っていたのはフツオくんから譲り受けた機械だ。ハンドベルコンピュータというもので、なんと彼の自作だという。悪魔がいなくなった以上不要というものだからちょっと無理を言って譲り受けたのだ。 その他にも幻想郷ではまずお目にかかれないような品を大量に持ち帰ることができた。草薙の剣は紛失してしまったが、それを差し引いてもお釣りが来るというものだ。 「ふーん、式神みたいなもんか……あれ?この荷物って香霖のじゃないよな。誰のだ?」 魔理沙は式神には興味がないのか、COMPから目を離すと話題を切り替えた。そういえばまだ魔理沙には詳しい事情を説明していなかったか。 「それは空目くんのものだよ。ほら、あの黒尽くめの」 「……うげ、あいつのかよ。なんであいつが香霖のとこにいるんだ?」 彼の名を聞いた途端に魔理沙が渋面を作る。そういえば以前に彼と魔理沙が魔術云々で論争していたなと思い出す。論争とはいうが、途中からはほぼ彼の独壇場だったらしいけど。 とはいえ魔理沙とて本気で彼のことを嫌っているわけではないだろう。霖之助はそう考えながら彼の荷物がここにあるいきさつを話した。 「彼が最近幻想郷にやってきたことは知ってるだろう?人里での住居が用意できるまでここに泊めていたんだ」 「あー、そういやまだここに来てからあんま時間経ってなかったんだな。あまりに濃すぎて全然そんな気がしなかったぜ」 先ほどとはうってかわったしたり顔で魔理沙はうんうんと頷く。自分はあまり外を出歩かないから噂には疎いが、この様子を見る限り彼はそれなりには幻想郷の住人と交流を持っているようだ。 「うん?それなりどころの話じゃないぜ香霖」 霖之助の呟きが聞こえたのか、魔理沙は勝手に戸棚から茶菓子を取り出しながら語り始めた。いつもながらなんとも自分勝手な奴だ。 「あいつ、幻想郷の主だった連中とは軒並み親交があるんだぜ?人里で慧音と仲良く話してたと思ったら次の日には永遠亭に行ってるわ。紅魔館や守矢神社の連中とも仲がいいっぽいな」 これは驚いた。お世辞にも社交的とは言えない彼がこの短期間でそこまで交友範囲を広げていたとは思わなかった。守矢神社に関してはあの場に巫女がいたからその繋がりなのだろうが。 「他にも最近やってきた神様連中とも親しげだしさ、無愛想な癖になんでか好かれてるんだよな。ありゃたらしだなたらし。全く色男の面目躍如というか……」 「……俺はいつの間にそんな面目を躍如したんだ?霧雨」 ふと気が付くと、魔理沙の後ろにはいつの間にか件の彼が立っていた。 相も変わらぬ黒尽くしの服装で、無表情ながらも鋭い目つきで魔理沙を見下ろしている。魔理沙も僕と同じように直前まで気づかなかったからか、振り向きつつも絶句しているようだ。 「……よ、よう恭一、いつの間に……?」 「先ほどからずっとだ」 ごまかし笑いの入った魔理沙の挨拶に、彼―――空目恭一は抑揚に乏しい声で答える。 「そ、そうか……気づかなかったぜ……」 空目は冷たい、というより無感動な目で魔理沙を見下ろしている。冷や汗ものだ、あの図々しくも恐れ知らずな魔理沙が若干硬直しているというのだからその威圧感は相当なものなのだろう。 無論、それは意図してやっているのではないのだろうが、と、そこまで考えたところで魔理沙からの「気づいてたなら教えろよ」という視線に気づく。僕だって言われるまで気づかなかったんだから仕方ないだろう。 だがここで助け舟を出すのも吝かではない。霖之助は咳払いをひとつして空目に問いかける。 「昨日、住む場所は決まったと言っていたね。荷物は纏めてあるけど、もう出るのかい?」 「ああ、そのつもりだ」 世話になった。そう言いつつ荷物に手をかけようとする空目の横で、今更硬直から解放された魔理沙がはたと気づいたように問いかける。 「そ、そういやお前ってどこに住むんだ?やっぱ人里で慧音の世話にでもなるのか?」 「半分はその通りだ。彼女の紹介で貸し本屋の手伝いをすることになった」 「貸し本屋?ああ小鈴んとこか。だったら珍しい蔵書とかあったら貸してくれよ。知り合いのよしみでさ」 先ほどとはうってかわって随分と積極的に絡んでいくものだ。逞しいと言うべきか、商人としては商魂かくあるべしと見習うべきか。そんなことを一瞬だけ考えてすぐに切って捨てる。 「それじゃあまた。君と過ごした時間は決して長くはなかったけど中々有意義だったよ。困ったことがあったらいつでも声をかけてくれ」 「こちらこそ世話になった。いつか礼は返す」 それじゃお礼参りだろ、とか、私と随分対応が違うなとかぼやく魔理沙を背に、彼はそのまま店を後にした。それを眺めたあと、霖之助は塩漬けの桜を浮かべた茶を用意して静かに啜った。 「相変わらず愛想の欠片もない奴だったな。というかそんなお洒落なお茶があるなら私にも分けてくれよ香霖」 「相変わらずというなら君だって同じだよ魔理沙」 「よう!誰かと思えば恭一じゃねーか!」 「こんにちは、恭一さん!」 人里へと向かう道中、少ない手荷物を持ちながら歩いているところに出くわしたのはカズマと早苗の二人だった。 人里に買出しにでも行っていたのか、その両手には大量の袋が抱えられている。もっとも、その大部分はカズマが担いでいるのだが。 緑色の髪を揺らし朗らかに挨拶する早苗と荷物の重さに震えながらもそれをおくびにも出さないカズマの二人に、空目は表情を変えないまま目線だけで答える。 「そんで、ここで何してるんだ?」 「引越しだ。今から人里に向かう」 「あー、そういえばそんなこと言ってましたね」 何かを想うようにしみじみと頷く早苗に、カズマが何を大げさなと相槌を打つのを見ながら、空目はふと頭上の木々を見やった。 桜、満開のそれらは色濃く息づき、舞う花弁は春風を可憐に演出している。 自分がここに来たことにはまだ蕾すらまばらだったか。 らしくもないことを感慨もなく思考しながら、空目はあの時のことを思い出す。 一月前、気づいた時には"そこ"に立っていた。 理由も経緯も分からない。無名の庵での決戦、自分と十神の間を引き裂いた亀裂。最後の言葉。その全ては記憶にあるものの、意識が断絶して目覚めるまでの一切が空目には分からなかった。 だから空目はそこから歩いた。歩いて、歩いて、歩き続けた。余人以下の体力しか持たない彼にしてみれば驚異的な持続力で歩き続け、気づけば人里に行き着いていた。 後にここは幻想郷で、自分がいた場所は無縁塚であることを知る。 「あの時はホントにびっくりしましたよ」 早苗の言葉で意識が現実に引き戻される。 「ああ、あの時は確かに驚いたぜ。まさかアンタが生きててくれるなんてな」 カズマのその言葉も無理はないだろう。 空目も、ヤンも、霖之助も。あの作戦を考えた者は全員空目の生存を最初から絶望視していた。正直なところ、生き残れたという事実は空目本人にとっても予想外の出来事なのだ。 空目は無名の庵から帰らず、十神によってもたらされた空目死亡の報と共にそれは真実味を帯びたものとなったらしい。それ故にこの幻想郷で再会した際の彼らの驚きようは凄かったと言える。 「あれは俺も想定外のことだった。藤井の流出の影響か、俺は"ここ"に放逐されることで存在を容認されたらしい。僥倖なことだ」 「ああ、あいつの力が守ってくれたってことでいいんだよな?」 だからこそ今度は命を粗末にすんなよ、とサムズアップするカズマを尻目に、空目は思い出す。 十神との最後の会話。 "お前をみすみす死なせたくない。いや、たとえ死ななくともお前に人の幸せは訪れるのか。お前の選択は本当に正しいのか" 正しかったかどうかは分からないし、そもそも完全に正しい選択など無いに等しいと、空目は思う。 少なくとも、命が失われることはなかったというわけだ。ならばそれでいい。 「それで、お前達は買出しの帰りか」 「はい、実は明日うちで宴会をすることになりまして」 そう言う早苗の顔は喜色に溢れている。対してカズマは重労働を課せられるからかゲッソリとした表情だ。 「うちの神さん主催でな。覇吐さんたちも呼ぶことになってるんだ。実は後でアンタのことも呼びに行こうと思ってたんだよ」 坂上覇吐と、久雅竜肝。共に空目や早苗・カズマと共にあの殺し合いを生き抜いた者たちだ。 彼らもまた幻想の存在故に、また幻想郷の守護者である八雲紫を手にかけた責任を取るために、同じくその身を神格とした仲間と共にこの幻想郷へと移住したのだという。 それが今から半月ほど前の話だ。彼らも空目の顔を見るや目を丸くしていたことは言うまでも無い。 「そんで今から諏訪子さんと神奈子さんの手伝いという名の雑用押し付けを片付けるわけだ……というわけでよければ明日の正午に来てくれよー……」 そう言うとカズマは、会った直後の溌剌さを微塵も感じさせない消沈した声で別れを告げた。そんなカズマの背中をバンバンと叩きながら「さようならー!」と手を振る早苗を尻目に、空目は人里に向かう足を再開させたのだった。 さわさわと、桜の花が揺れていた。 あの後、人里にて転居の手続きと挨拶を終えた空目は荷物を置くと里のはずれまで来ていた。 人嫌いでも他人を苦手にしているわけでもないが、それでも群集の只中にいることが得意なわけではないから、人のいない場所というのは空目にとってはお誂え向きだった。そも、本来なら混沌という概念と化している空目の存在は常人には害悪にも等しいことを自覚しているのであまり力持たぬ他者と関わり合いになろうとも思っていなかった。 それでもいつまでも霖之助のところに厄介になるのは筋が通らないし、かの人獣が人里に張った結界により影響が最小限に食い止められるということから人里への転居を許諾したという経緯があったりする。 ともかく…… 心地よい春風が肌をなでるのを感じながら、空目は並木道を歩いていた。 幻想郷に来て分かったことが一つある。ここは、全てを受け入れる。 人も、妖物も、概念も、何もかも。それが悪しきものであっても害悪を撒き散らすものであってもお構いなしだ。 だからこそ空目はここにいることができる。 しかし、ここは自分の知る異界とはまるで違う。自分の知る異界は人の想像の及ばぬ世界だ。だがここは人の生活の痕跡が色濃く残っている。 ならば自分の知る異界はどうなったのだろうか。全ては現実世界から閉ざされ、二度と干渉されないと、そういうことなのだろうか。 あの臙脂色の服を着た少女は――― ふと、匂いを感じた。 強烈な既視感が頭に湧き上がる。風に乗って流れてきたその匂いは、"枯れ草に少しの鉄錆を混ぜたような"もの。 酷く場違いなそれは、空目の記憶の中に確かに残っている。 人里への移動で溜まった疲労など忘却の彼方に置き去り、空目はその黒尽くめの痩躯を風上に向けた。 香りを追う。樹木の多い一角を抜ける。 目の前に開けた土地が広がる。 そこに…… その少女は立っていた。 ―――郷よ、郷よ、夢の、郷よ、旅の娘が帰ります 雲とおく、肌近き地より、夢の娘が帰ります 亡き郷に還る輩のため 郷覆う関に黒の鍵 亡き郷に在る父のため 郷具う門に赤の鍵 黒の鍵は、高き壁に 赤の鍵は、深き垣に 還る者は、黒の鍵を 行く者は、赤の鍵を 郷よ、郷よ、山の、郷よ、旅の娘が帰ります 雲とおく、肌近き地より、夢の娘が帰ります――― 凛、と澄んだ声。 纏う花弁を乗せた風。 儚げで色彩の欠いた、現実とは思えない光景がそこに広がっていた。 そこにいたのは、臙脂色の服を着た少女。 「……ああ」 かの地での誓いも、旧友達との記憶も、凄惨な殺し合いを生き抜いた証左も、全ては異界に消えてなくなる。 今この時になって空目は理解する。十神が危惧したのはそれであると。 人も、記憶も、想いさえも。全てを受け入れ包み込む異界。全ての異なるものを受け入れ、同時に一部とする混沌。 それに呑まれてなお、空目は空目として在れるのか。 "お前をみすみす死なせたくない。いや、たとえ死ななくともお前に人の幸せは訪れるのか。お前の選択は本当に正しいのか" その心配は杞憂だとも。お前の危惧を踏み越えたというなら、これで俺達は1勝1敗になる。 だから十神、もう心配することはない。俺の選択は――― 「正しかったと、証明された。証拠がここに在るわけだ……なあ?」 「―――はい」 視界が滲む。涙が、とめどなく溢れてくる。 少女はそこに立ち尽くし、ぽろぽろ、ぽろぽろと、とめどなく涙を流した。 春の香りが風と共に吹き込む。 その風には微かに、ほんの微かに―――枯れ草の香りが混じっていた。 ―――その後、幻想郷ではある噂が流れた。 奇妙な本を書く男女の噂だ。 それは奇妙な殺し合いの中で生き足掻く者たちの物語。決して趣味がいいとは言えないそれが、しかし幻想郷の者達の間で流行した。 幻想郷の守護者八雲紫や、人狼。その他大勢の人間や人ならざる者たちが様々な想いを胸に秘めながら必死に抗う物語が話題になったのだ。 鈴奈庵という貸し本屋でのみ売られるこの本は、しかしその話題性とは裏腹に作者の人物像が一切表に出てこないのだという。 しかし、それらしき人物を見たという声もある。時々人里で目撃される、最近幻想郷にやってきた若い男女がそれだ。 その正体について知っていそうな道具屋の店主や守矢の巫女にいくらか質問が寄せられたが、彼らは笑いながらも口を噤んだ。 男のほうは黒い服、女のほうは赤い服を着ていたという。 【混沌ロワ 空目恭一 完】
https://w.atwiki.jp/thtenshouki/pages/37.html
用語一覧 > 行為・儀式関連の用語一覧 駆け落ち(かけおち) とある史実武将大名が東方キャラの娘を娶った直後に滅亡すること。 ハネムーン(新婚旅行)などとも言われる。 m9(ざまぁ) リア充(森近霖之助)や猿(羽柴秀吉)が滅亡した際にコメントされる。 なぜなら、彼らは公敵だからである。 ドゴォ(どごぉ) 「でも魅魔様の搾乳ならちょっと見たいかも」とコメントした輩に対する鉄拳制裁。 似たようなことを言ってもドゴォされるのは確定的に明らか。 マスずれ(ます―) 何かがずれはじめること。タイトルだったりセット数だったりいろいろ。 転じて、コメントの質が隣の生とシンクロし始めること。 完全に同期してしまうと広告で来た人を樽と呼んだりさとりさんが許されなかったりする。 NOTTORI(のっとり) お家乗っ取りと同義。 爆発(ばくはつ) 梟雄キャラが軍団長をしている軍団が主家を裏切り独立をすること。