約 489,306 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/39508.html
かしゅうりん【登録タグ 作か 作かさ 作り手】 【ニコニコ動画】 特徴 処女作は「ソローフルステラ」。 リンク YouTube Piapro Twitter 曲 青白い夏と少年 雨音に憶う エスカトロジック 人生小説 ハッピーサイド リューゲル燈心街 ワンダートロイ CD まだCDが登録されていません 動画 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/churuyakofu/pages/226.html
前の話へ 次の話へ あらすじ 無縁塚で拾ったブルマのせいでギクシャクした霖之助と美鈴。 わだかまりが解消され、徐々に心惹かれあうようになる。 そんな時、美鈴はかつて自らが立てた誓いを思い出し、霖之助と距離を置く。 今日は美鈴にとって定期休暇の日。 休みともなれば朝早くから日が暮れるまで香霖堂に入り浸っていた美鈴だったが、今日は自室に閉じこもって出てこない。 いや、前回香霖堂から帰ってきてから今日で3週間、一度も香霖堂に足を運んだことはない。 門番の仕事をしているときも、なにやら沈んだ表情を浮かべてばかりだ。 そんな美鈴を見かねた咲夜がレミリアに相談したところ、 「あの店主に愛想でもつかしたんじゃないの? 大丈夫よ。あの子ならすぐ元気になるでしょ。 でもそうねぇ、半端な気持ちで仕事されてもなんだし、何日か休みをあげましょうか。 丸2~3日自分と向き合えば、気持ちに区切りがつくでしょう」 と、美鈴を気遣う言葉が出てきた。その言葉と、自らの意見を伝えに、美鈴の部屋へ赴く咲夜。 とにかく、美鈴に伝えよう。彼女が何かにつまづいたとき、倒れぬように支える者がそばにいることを。 カーテンを締め切った、薄暗い部屋の中。 美鈴は、この3週間何度も反芻していた自分の半生を、今再び思い浮かべていた。 レミリアに出会う前の美鈴は、今の美鈴からは想像もつかないほど荒んでいた。 物心ついたころには一人ぼっちで、親の顔など知らずに育った。 だから、自分が妖怪であることなど知らず、人の中に混じって生活していた時期もあった。 きっかけは手を差し伸べてくれた人間がいたこと。 ――良かったら一緒に暮らさないか―― それから何年かは幸せに暮らすことができた。 しかし、美鈴が妖怪である以上、徐々に寿命の違いという問題が顕在化する。 当時は人と妖怪が、今よりずっと険悪な時代だった。 周りの人間は、いつまで経っても年をとらぬ美鈴に冷たい視線をむける様になり、ついには武器を手にとって追い出そうとする。 何より美鈴を打ちのめしたのは、そんな人間たちの中に、かつて自分に手を差し伸べてくれた人の姿を見つけてしまったこと。 気付いたときには、痛む心だけを抱えて逃げ出していた。 そうして各地を転々としたが、本当の意味で受け入れられたことなど一度もなかった。 見た目は人間と変わらないせいか、親切にしてくれる人間もいるにはいたが、そんな人間達も美鈴が妖怪だと知ると手のひらを返したように態度を変えた。 見た目が人間と変わらないせいか、知能の低い妖怪たちには何度も襲い掛かられ、危うく食べられかけたことなど数え切れなかった。 ついには何も信じられなくなって、目に写るもの全てに襲い掛かるようになった。 人は殺して食い散らかし、妖怪は痛めつけた上で、気分次第で生かし、殺す。 自分から近寄って拒絶される恐怖に耐えられなくて、それを誤魔化すために狂気で心に蓋をした。 もし、物心がつくときまで親がそばにいれば。 もし、妖怪でも構わないと言ってくれる人間に出会っていれば。 もし、美鈴の事情を理解できるくらいの知能を持った、親切な妖怪と出会っていれば。 ほんの些細なきっかけさえあれば、本当は優しいこの少女が、畏怖の対象になどならなかったはずなのに。 そうして美鈴はレミリアに出会う。 実力の差を感じながら、むしろ死を望むほどの自棄と共に喧嘩を売り、叩きのめされた。 こんな人生をやっと終えることができる。だから早く殺せと思ったが、 「その目を変えてみたくなった。私に仕えなさい」 勝者であることを盾に、まだ生かされることになる。 仕え始めたころは、寝首をかくか、逃げ出すことしか考えていなかった。 しかし、辛辣な言葉と我侭な態度に隠された、わかりにくいが確かな優しさを感じ、また自分に屈託なく接するパチュリーや小悪魔、メイド妖精たちの姿に、徐々に心のとげが取れていく。 いつしか、生来の自分を取り戻した美鈴は、一つの誓いを立てる。 これからの生涯全てをかけて恩を返すと。 そして、その思いを風化させぬため、敬愛する主に面と向かって伝えたのだ。 それを聞いたレミリアは、とても満足そうに笑っていた。 なぜ、忘れてしまったのか。 今自分がこうしていられるのはレミリアのおかげだというのに。 あそこでレミリアに救い上げてもらわねば、生きる喜びも、暖かい他者との触れあいも忘れたまま、咲夜という尊敬する人に会うこともなく死んでいたというのに。 そんな自分に嫌気がさす。 だが、自己嫌悪はそれだけで終わってはくれない。 誓いを忘れた自分がショックで思わず帰ってきてしまったが、霖之助への想いがいまだに消えてくれないのだ。 3週間の間、必死に自分をなだめようとした。 レミリアに誓った以上、自分は門番の仕事を全うしなければならない。一度忘れてしまったからこそ、今度こそは必ず。 そう言い聞かせているのに、そうしなければいけないと頭ではわかっているのに、心がそれを受け入れない。 押さえ込もうとすればするほど強くなる。霖之助のそばにいたい。霖之助と一緒に生きていきたい。 レミリアに仕える、その他には何もいらなかったはずなのに、少し満たされると欲を出すあさましい自分に歯噛みする。 門番としての自分を捨てることはできない。 誓いを立てたからというだけではなく、今でも紅魔館に、レミリアに使えることが至上の喜びであることに変わりはないから。 しかし、霖之助への想いも、いつの間にかそれに拮抗するほどに強くなってしまった。 誓いを忘れていた自分。 思い出してなお、門番として生きることも、霖之助と共に生きることも捨てられない自分。 こんなあやふやな気持ちではどちらに対しても失礼だとわかっているのに、割り切れない自分。 そんな自分が、情けなくて、悔しくて、腹立たしくて、憎くてたまらない。 そんな時、部屋の戸をノックする音が聞こえた。 「美鈴?……もう起きてる?」 「咲夜さん!?」 訪ねてきたのは尊敬する上司、咲夜。 「ああ、起きてたのね。そのままでいいから聞いて頂戴」 「……はい」 何を言われるのか怖くてたまらない。 しかしそんなことは言えず、次の言葉を待つ。 「最近どうにも塞ぎこんでいるみたいだけど、……霖之助さんとなにかあったの?」 ぞわ、と全身が粟立つような感覚。 返事がないことを肯定と受け取り、咲夜は話を進める。 「……何があったかは聞かないわ。 ただ、最近のあなたがどうにも塞ぎこんでいるようだから心配だったの。 だから、気持ちが落ち着くまで門番の仕事は休んで良いわ。お嬢様もそうおっしゃっていたから」 返事はない。 「いい、美鈴? もし自分ではどうにもならないなら、私に相談して。 何もできないかもしれないけど、人に話すことで気持ちを整理できることもあるわ。 その位のことは、させて頂戴」 「わかり……ました……」 絞り出すような声だったが、確かに返事を受け取った。 今はこのくらいにしておこう。本当に辛いなら頼ってくれる。それくらい自惚れたっていいはずだ。 そうして、咲夜は仕事に戻っていった。 ベッドに腰掛けている美鈴。顔は俯き、肩が小さく震えている。 一文字にぎゅっ、と結ばれた唇。目からは大粒の涙が溢れ、膝の上で握り締めた手にポタポタと落ちていく。 自分は一体何をやっているのか。 大切な誓いを忘れて男にうつつを抜かし、挙句の果てに咲夜やレミリアにまで心配をかけた。 少し休んでいい。それはつまり今の自分では門番は勤まらないということだ。 勝手に忘れて、勝手に思い出して、勝手に悩んで。 その結果がこれか。 何が、誓いを守る、だ。 何が、霖之助と生きていきたい、だ。 自分の気持ちすら決められなくて、大切な人たちに迷惑をかけたくせに。 こんな自分は、紅魔館にも、香霖堂にも、いてはいけない。 眩しいくらいに輝いているあの人たちに、こんな自分は近寄ることすら許されない。 その夜、返事がないことを訝しんだ咲夜が美鈴の部屋に入ると、テーブルの上に一通の書置きだけが残されていた。 前の話へ 次の話へ
https://w.atwiki.jp/churuyakofu/pages/281.html
ゆかりんとは八雲紫の愛称であるが、しばしば八雲紫とは別の存在とも認識される。 この項では後者について解説する。 八雲紫は東方作品に置いて非常に重要な地位を持つ存在であり、それ故魅力的なキャラクターであるのだが、 その存在は不定なもので、彼女を彼女らしく描き切る作品はごく稀である。 そのため、その立場と万能性を用いて扱いようにアレンジされてしまうことが多い。 主に霖之助スレで描写される内容としては ・霖之助が好きで好きでたまらない(この設定はしばしば他のキャラにも使われる) ・ストーカー・覗きは当たり前 ・ありとあらゆる手で霖之助を自分のものにすべく行動する。時には痛い行動も ・ただし強制的に霖之助を自分のものにしようという手段は用いない。 ・賢者というには頭が弱く、諦めが悪い。 どっから見ても別人でしかないが、東方自体が描くのが難しいキャラクターばかりなのである意味仕方ないといえば仕方ない。 とはいえ聖典を見た人の反応から察しても不思議な存在である彼女の人気は高い。 安易に「ゆかりん」の出番を増やすのではなく「八雲紫」を意識して考えるのもキャラ愛ではないだろうか。
https://w.atwiki.jp/kourin_rpg/pages/27.html
素材項目と併せて参照の事。 名前 値段 効果 備考 霖之助の道具入れ 霖之助初期装備 赤いリボン 霊夢初期装備 黒い帽子 魔理沙初期装備 アリスのカチューシャ アリス初期装備 名前 値段 効果 備考 グローブ 600 力+1 初期販売品 リング 600 耐+1 初期販売品 ネックレス 600 魔+1 初期販売品 羽のお守り 600 速+1 初期販売品 鱗のお守り 5000 水行ダメージ半減 寄生魚の鱗を6個売却 菌糸のミサンガ 5000 木行ダメージ半減 丈夫な菌糸を6個売却 金剛シールド 5000 金行ダメージ半減 足軽の鎧を6個売却 平静の仮面 3000 激昂・混乱防御 割れた仮面を5個売却
https://w.atwiki.jp/kourin_rpg/pages/20.html
使用者 森近霖之助 攻撃属性 魔術 名前 値段 効果 備考 魔よけのお札 - 力+3、魔+3 霖之助初期装備 退魔の札 2600 力+5、魔+7 妖精の粉を5個売却 破魔の札 6000 力+9、魔+13 妖精の鱗粉を6個売却 攻撃属性が物理ではなく「魔術」であることに注意。
https://w.atwiki.jp/nolnol/pages/2319.html
浅井家 岩脇定政 いおぎ さだまさ レベル 45-7 職業 侍 合戦配置 浅井家敵左先 構成 名前 種類 レベル 初期付与 使用技 岩脇定政 刀侍 蘇生・壱 三連撃・改 四連撃・改 五連撃・改 みね打ち 大音声 一所懸命 全体看破・弐 福田寺僧兵 僧 蘇生・壱 僧兵連撃 甲賀下忍 忍 五連撃 霧散 瞬殺閃 手裏剣乱射 各遁術・改 甲賀幻術師 陰 吹雪 万雷 竹生島雅楽隊 巫 気合の韻・参 まどろみの唄 全体解呪・弐 子守歌 詠唱の韻・極 小谷鍛冶衆 刀鍛 陽動 五連撃 近江山伏 薬 蘇生・壱 活身・参 破界の光・極 特徴 ドロップアイテム 攻略法 非常に弱い、回復神の手のみで撃破も可能、取り付ければまず負けない その他情報 いおぎ…という読みは現在の当地(滋賀県米原市岩脇)の読みかたです。岩脇氏の岩脇は「いわわき」と読みます。 -- DAN (2015-08-23 09 06 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dekinai108/pages/29.html
/~./λ ハ_ヽ,ww∧ 'イ~゙/ ,イ.i ノ ,ハ ゝ’~~ ゝ ノ |i -'= ir-.1 ナサ! ト、ゝi{ ´1 !Ⅳfオ、 iVレィfオi'i |'^Nリ .!ルヘ{ー‐ '!} ー‐ 'ノノr'{ i | |ゝ、 . _ イ! N v `ル 个r --.个i!ル' .. へvァ-<ヽ`_,━’〉>- ャv,へ、 , _( }i . \X\ ̄/X/ }i )_ 、 . 〈 il. \X`/X/ il 〉 . > il __/X/__il < ┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:森近霖之助:【物】┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : □□/2(4) 気力値 : □□/2(3) 傾向 :[我道の正義]、[君子の絆]┏ ┳ ┳ ┓┃ 恐怖:01 才覚:09 存在:40 ┃┗ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┓┃ 戦技:05 交渉:06 敏捷:02 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 霊性:03 技術:01 執筆:01 ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[我道の正義]:憧れを背負い、その先へ。全判定+10%の修正。また、メイン時、同行者・背後にいるキャラクターへの攻撃を無効化する。[君子の絆]:気高い絆の心。同行者である、同行者が居る場合、自身の全判定に+10%の修正。同行者の判定に+5%の修正。▽ 技能 ▽[霊装使い]…P…Lv3:月初めに、誰にでも使える簡易霊装“符”を取得できる。LV個まで。レアは取得不能。所持上限はLV個まで。[嘘看破・偽]…P…直感によって相手の嘘を見抜く。会話安価後のみ発動。シーン中で発せられた言葉の真偽を見抜ける。[降魔適応者]…P…三分間(3手番)のみ“降魔”として変身できる。また、降魔を使っても死亡しない。ただし使用後三ヶ月は変身できない。[人心掌握術・真]…N…判定前に宣言可能。自身・同行者の判定成功率に+15%の修正。判定成功時、同行者の気力+1。(気-2)[威圧交渉]…N…【交渉】判定・対決時に宣言可能。その判定成功率に+25%の修正。対決時の場合、勝利後相手の気力-2。(生・気-1)[降魔:戯画]…P…怪異の放つ霊障による自身への状態異常・祟り・呪いを常時無効化する。[降魔:昇華]…N…災厄を打ち砕く流星。【霊性】対決成功時、単体の【物】【霊】に対して+4点のダメージ。[降魔:転輪]…N…災厄を打ち砕く運命。【霊性】対決成功時、シーン内の【霊】に対して+3点のダメージ。シーン一回。[降魔:光息]…N…慈悲深きものの光。自身の判定前に宣言可能。その判定に+25%の修正。シーン一回。[降魔:転輪する星の運命]…N…運命の輪は巡る。星々は銀河を築く。LINK/10+1点のダメージを攻撃に加える。▽ 道具 ▽[降魔符・星]:真なる覚悟、今ここに星を結ぶ。使用者の【執筆】を除く全ステータスを18に変更し、使用者は死亡する。[ボンボン印の煙幕玉]:φみたいな形の煙幕玉。逃走判定に自動成功する。使い捨て。[簡易結界符]:2:ダメージを1点まで軽減する。この符は同時に3枚まで宣言できる。使い捨て。【全ては一の為】:1:降魔適応者専用霊装。身代わり人形。搭乗者の生命値が0になるまで全ての消費を無効化する。使い捨て。ウン千万。▽ 心傷 ▽ Conquer +変化前データ ▽ 傾向 ▽[正義の継承]:憧れたその姿を目指して。怪異の居るシーンで全判定+10%の修正。怪異に遭遇した人間を放って逃げられない。▽ 技能 ▽[降魔適応者]…P…星を見失った者。三分間(3手番)のみ“降魔”として変身できる。また、降魔を使っても死亡しない。ただし使用後三ヶ月は変身できない。[人心掌握術]…N…判定前に宣言可能。自身の判定成功率に+10%の修正。シーン中、同時に他キャラが判定する場合、それに+5%の修正。(気-2)[降魔:断罪]…N…罪を裁く騎士剣。【戦技】対決成功時、単体の【物】【霊】に対して+3点のダメージ。1手目の場合判定に+15%の修正。[降魔:幻惑]…N…正体なき蜃気楼の被膜。戦闘中に発生したダメージを一度だけ0にする。(最大気力値-1/R制限)[降魔:混沌]…N…不定なる悪魔。その力、邪道であり王道。指定した対決判定に宣言可能。【X】を0とし、判定に+[指定ステータス*8%]の修正。 成功時、8点の軽減できないダメージ。【最大生命値-1/リチャージ】▽ 道具 ▽[降魔符]:正しい詠唱を唱える事で“降魔”として変身できる。使用者の【執筆】を除く全ステータスを18に変更し、使用者は死亡する。[降魔符:罪]:[降魔適応者]が使用した場合、使用手番毎に最大生命値-0.5。それ以外は最大生命値が0.5となる。全ステータスを15に変更する。 この降魔符のリチャージは使用制限ではなく、3か月の間、消費した数値が戻ってこないものとする。[守護剣]:持ち主を守る事に特化した霊刀。【物】に+2ダメージ。判定失敗時、この武器を放棄する事でその判定結果を無効にする。▽ 心傷 ▽[迷星]:正義に縋り、同時にその正義の揺らぎを最も恐れる。自己の正義に迷った時、降魔に呑まれ最終的に怪異と化す。 +怪異化データ . \ \./二\./. / ソ ヾヽ, /_ ,\. \ / ./、 ヘ } ←-------.゙ ゝ_ \ Y / _ノ } \ \\// /i. \. r、 \/ /`i /ノ;, ヽ...... ヘ丶 i / ./ / 、 ソ i |\_i ヽ ヘ! i /` ^ ソ ', ヽ、 } ヾ/ヽ ヾ ! i/ /ヾ/ /} ',_ \ ノ ___ ヽ.゙ヽ ∨、ヾ i //// / / 、\ `ー ' / /\'.ヽヽ ', '; i / .// / `\ ___ノ 、 \/ ヘ ヘ\.i/ // / / /二二二二二}┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:???【?】┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : ?? 気力値 : ?? 傾向 :[010101魔:白騎]、[???]┏ ┳ ┳ ┓┃ 恐怖:?? 才覚:?? 境界:?? ┃┗ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┓┃ 戦技:?? 交渉:?? 敏捷:?? ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 霊性:?? 技術:?? 執筆:?? ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[010101魔:白騎]:迷い絶ち、全ての決着を結ぶ願い。0101怪異0101果てた100101末路。全判定+15%の修0101101010[???]:▽ 霊障 ▽[降魔:怪画]…P…怪異の放つ霊障による自身への状態異常・祟り・呪いを常時無効化する。また、全ダメージを2点まで軽減する。[降魔:塔]…N…全てを呑み込む災厄の波。【霊性】対決成功時、単体の【全存在】に対して+4点のダメージ。[降魔:停止]…N…災厄に呑まれた宿命。【霊性】対決成功時、シーン内の【霊】に対して+4点のダメージ。シーン一回。
https://w.atwiki.jp/thlabyroth2/pages/17.html
森近 霖之助 ステータス Lv1 Lv30 成長率 HP 103 531 ? MP 9 10 ? TP 16 16 ? 攻撃 40 267 ? 防御 40 267 ? 魔力 40 267 ? 精神 40 267 ? 敏捷 102 109 ? 回避 4 4 ? 状態異常耐性 猛毒 10 10 麻痺 20 20 鈍重 30 30 衝撃 40 40 恐怖 50 50 沈黙 60 60 即死 70 70 能力低下 80 80 属性相性 炎属性 132 132 冷属性 132 132 風属性 80 80 然属性 80 80 魔属性 80 80 霊属性 80 80 冥属性 100 100 物属性 144 144 HP回復率:16 SP回復率:2 レベルアップ難度:56 加入条件:最初から加入 スペル 名前 消費MP 対象 属性 攻撃種類 効果 使用後ゲージ量 備考 応急処置 1 味方単体 物 補助行動 HPを微回復し、更に猛毒と恐怖を回復 7000 スキルレベル上昇により、治療可能な異常状態が増える 戦闘指揮 2 味方単体 物 補助行動 対象の全能力を僅かに上昇 6600 SLv1で+10% スキルリスト 名前 現状Lv 上限Lv 必要SP HPハイブースト 取得不能 Lv5 6Pts MPハイブースト 0Lv Lv5 3Pts TPハイブースト 0Lv Lv5 6Pts 攻撃ハイブースト Lv0 Lv5 6Pts 防御ハイブースト Lv0 Lv5 6Pts 魔力ハイブースト 0Lv Lv5 6Pts 精神ハイブースト Lv0 Lv5 6Pts 敏捷ハイブースト 取得不能 Lv5 6Pts 回避ハイブースト 取得不能 Lv5 6Pts 命中ハイブースト 取得不能 Lv5 6Pts 属性ハイブースト 取得不能 Lv5 6Pts 状態ハイブースト 取得不能 Lv5 6Pts 名前 現状Lv 上限Lv 必要SP 効果 補足 向上心 Lv0 Lv2 5Pts 経験値が(SLv*10)%上昇する 必須条件:探索メンバー(12人)に加わること。「実戦経験」との効果複重はしない 実戦経験 Lv0 Lv2 5Pts 経験値が(SLv*25)%上昇する。 必須条件:前衛4人に加わること。「向上心」との効果複重はしない。 幻想郷の古道具屋店主 Lv0 Lv10 1Pts 戦闘終了後の敵ドロップ率が(SLv*4)%上昇する。 連戦ボーナスも含めると更に効率UP。 目聡い店主のサガ Lv0 Lv10 1Pts 戦闘終了後の取得金額が(SLv*2)%上昇する。 連戦ボーナスも含めると更に効率UP。 隊列変更効率化 Lv0 Lv2 5Pts スキル取得者が「隊列変更」で後衛の味方を前衛に配置した場合、その味方の行動値が7500+SLv*800に設定される。 前衛での活躍も期待できる。 ヘンな生き物の知識 Lv0 Lv2 5Pts スキル取得者が前衛にいる場合、敵他種に与えるダメージが上昇する。 同スキル取得者が複数人いる場合、効果は復重しない。 行動時敵攻撃低下 Lv0 Lv2 5Pts スキル取得者に行動が回ってきた際、敵全員に(SLv*4)%の攻撃低下効果を付与する。 行動時敵魔力低下 Lv0 Lv2 5Pts スキル取得者に行動が回ってきた際、敵全員に(SLv*4)%の魔力低下効果を付与する。 備考 戦力としては全くの役立たず なので、「目聡い店主のサガ」と「幻想郷の古道具店主」をマスターさせ後衛に控えさせて雑魚戦はもちろん、ボス戦のドロップ吟味もだいぶ楽になるお助けキャラとしての運用がメインに思われる。 また、「行動時敵魔力低下」「行動時敵攻撃低下」や「隊列変更効率化」で戦闘の補助をさせることもできる。 ステータス振りについて ステータスは攻撃等に振ってもしょうがないので、敏捷に振って「隊列変更効率化」のスキルを活かすのが精いっぱいか。 序盤はHPに振ることで多少の壁とはなる。 スキル振りについて やはり「目聡い店主のサガ」と「幻想郷の古道具店主」を真っ先にとるといいだろう。 今のところはレベルを上げても、ボス戦時にはどうせレベル1で後衛待機となってしまうので、向上心や実戦経験の取得はそれほど重要ではない……か?
https://w.atwiki.jp/churuyakofu/pages/179.html
※慧音の努力により人里が人外に寛容になったのは霖之助が店を構えた後という設定です。 ※霖之助が修行しているのは香霖堂を立てる数年前からであり、店の人間以外は彼が半妖とは知りません。 以上の設定を踏まえてご覧ください。 「……糸も布も残り少ないわね……また買いに行かないと……」 七色の人形遣い、アリス=マーガトロイドの艶やかな口から漏れる声。 本来ならば同性であっても聞き惚れるような美しく儚いその声も、倦怠の色が混ざっては魅力半減である。 これは、森近霖之助が霧雨の店で修行していたころのお話。 魔理沙や霊夢が、まだ無邪気に遊んでいたころのお話。 【彼が気付かせてくれたもの】 自分の生活に問題などない。 アリス=マーガトロイドはそう自覚しているつもりだ。 目標である完全自立人形の完成を目指して、研究と研鑽を重ねる日々。 そのことに全く問題はない……が、人形を作る以上、材料をどこかで手に入れる必要がある。 できれば家に篭っていたいのだが、自分で布や糸まで作っていては時間の無駄だし、そこまでの技術もない。 そういった理由で、たまに人里へ買出しに行くことだけは楽しいこととは言えなかった。 傍らに人形を浮かべ、人里で必要なものを調達するアリス。 すでに何度も訪れているため、商談はスムーズに進んでいく。 そう、商談"は"。 「……」 道を歩くとき、商品を受け取るとき、嫌が応にも感じる。 道行く人間たちの、店員たちの冷たい視線。ひそひそとささやく声。 歓迎されていないことを承知で来る自分も自分だが、いい加減同じことばかりして飽きないのだろうか。 刺さる視線に負けない冷ややかな心で、アリスは淡々と材料を買い込んでいく。 ……今度はもっと人形をつれてきて、大量に買い込むとしよう。 別に人間にどう思われようが知ったことではないが、好き好んで味わうような雰囲気でもない。 実際の疲労以上に疲れを感じながら、アリスは家に帰っていった。 ちなみに材料を買う資金は、人形を里の店に卸すことで調達している。 無論、製作者がアリスということは伏せてあり、受け渡しは人の目のないところで行われる。 店の人間も、里の人間である以上アリスを快く思ってはいないが、実際人形の出来が良い上に売れ行きも上々。 面構えだけはにこやかなその店員をくだらないと思いつつ、利害の一致によりアリスの売買は続いている。 次に里を訪れるのは何ヵ月後か。計算している自分が面白くない。 まあ、考えてもその時が先に伸びるわけではないか。 そう自分に言い聞かせ、アリスは人形作りに没頭していった。 祭りの日。 アリスは道端の一角で人形劇を披露する。 まるで生きているような動きに加え、通常ではありえないほど大勢の登場人物。 しかし、文字通り魔法のようなその光景に目を向ける人間はほとんどいない。 まれに目を輝かせる子供がいるにはいるが、そばの大人が諫めるためにすぐどこかへ行ってしまう。 曰く、あれをやっているのは人間ではない。 曰く、あれを見ていたら魂をとられる。 それでなくても、なぜお前なんぞがここにいる、という視線が常について回る。 めでたい祭りに紛れ込んだ異物に一瞬敵意を向け、直後まるでアリスの存在など見えない体を装う人間たち。 ふん、と内心でアリスは鼻を鳴らす。 別に馴れ合いにきているわけじゃない。 一人で家に篭って人形を操るのと、他人の目があるところで人形を操るのとはでやはりどうしても感覚が違う。 だから、これはあくまで自分のため。別にこれをきっかけに人間に近寄ろうとは思わない。 むしろ今はそれでいい。いつか自分を白い目で見ている人間たちが、目を離せなくなるような劇を演じてみせる。 そんなことが幾度か続いたある日。 いい加減いつもの店に行くのが面倒になったアリスは、違う店を探して歩いていた。 すると、一軒の店が目に入る。 『霧雨店』 どうやら生活用品などを売る雑貨屋のようだ。 ちょうどいい、人間の店などどこでも同じだし、ここで買い物を済ませて帰るとしよう。 アリスが店に入ると、眼鏡をかけた銀髪の店員が話しかけてきた。 「いらっしゃいませ。 おや、はじめてのお客さんですね。何をお探しで?」 「布と糸。できれば丈夫なものを」 にこやかな店員とは違い、アリスのほうに愛想良くする理由などない。 そっけなく用件を伝えると、店員は少々お待ちを……と言って引っ込んでいった。 「これでいかがでしょう?」 「……。いただくわ」 品質を確かめ、満足するアリス。 普段使っている店よりは上等なものを扱っているようだ。 「それでは御代を……おや、その人形は……」 「……この子がなにか?」 気付かれたか。顔には出さないが内心で舌打ちするアリス。 どうやら自分の悪名は思っていたより人里に広まっているらしい。 どうせこの店員も手のひらを返したように迷惑そうな態度をとるのだろう。 浮かんでいた人形を、念のために腰元に下げて入店したが、徒労に終わったようだ。 また次の店でも探すかな、と思っていたアリスだったが、 「もしかして、あなたがアリス=マーガトロイドさんですか? いやあ、お会いできて光栄です。 ああ、申し送れましたが、僕は森近霖之助。この店で商売人の修行をしているものです。 それにしても素晴らしい人形だ。お一人で作られているというのは本当ですか? できれば手にとってじっくりと見せていただきたいのですが。 ああ、それに……」 森近霖之助と名乗る店員は、鮮やかに予想を裏切ってくれた。 「僕がなぜアリスさんのことを存じているかというと、気晴らしに向かった人形屋で作品を拝見しまして。 あまりに精巧かつ繊細にできているものですから、そこの店員に製作者について聞いてみたんです。 ところが、その店員が頑として口を割らない。 これは何かあると思って絶対他言しないことを約束した上、袖の下まで使って聞き出してしまいました。 道具はどのようなものを? やはり魔法を使って? それとも純然たる技術の結晶ですか?」 ……何だこいつは。 今の言い方なら自分が魔法使いだということくらい知っているのだろうに。 まあいい。拒絶されてはいないようだし。 むしろ問題はこの口か。 「あの、早く作業に戻りたいのでお勘定を……」 「ああ、これは失礼。ついつい話に夢中になってしまいました」 一応人の話を聞く余裕はあったらしいその店員に代金を支払い、店を出るアリス。 「今度は時間のあるときにいらしてください。是非人形の話を聞かせていただきたい。」 「……そうですね。考えておきます」 前向きな返答に喜ぶ霖之助。 変なやつ。 そう思うアリスだが、不思議と悪い気はしなかった。 人形を評価してもらったからだろうと結論付け、アリスは自宅へと帰っていった。 それから、アリスは霧雨店で買い物をするようになった。 人形の材料だけでなく生活用品まで揃っているため、何件も回る必要がないからだ。 何より、この店の店員は自分を嫌がっている様子がない。 特に森近霖之助と名乗った若い男。 会うたび会うたび人形を褒めちぎり、製作のことについて質問してくる。 挙句の果てに、人形屋の店員は魔法使いが作った人形だからといってあれほどの作品の手入れを嫌がっているが、 そんなことで品物の扱いを決めるとは全く商売人失格だなどと、アリスの味方をするような言動まで平然と吐く。 一度彼の不在時に店を訪れた事もあったが、次に来店したときには『勿体無いことをした』を10秒に1回は言う始末である。 気がつけば、アリスは人里での買い物が重荷ではなくなっていた。 そうなると1度に買い込む量も減り、月に1度ほどの間隔で定期的に店を訪れるようになる。 霖之助と話し込むうち、知らず知らずのうちに笑顔になることもあった。 それを見ていた別の客は、 「いやあ、あの氷みたいに無表情な魔法使いでも、あんなふうに笑うことがあるんですなあ」 と、驚きを隠せず、会う人会う人にその事を語ってまわったと言う。 ようやく、アリスにとって本当に充実した日々が訪れた。 唯一の心掛かりがなくなり、心置きなく人形作りに集中できる。 出来上がった人形を見せると、霖之助をはじめ、霧雨店の面々は手放しで賞賛してくれた。 中でもその店の子供である小さな少女は、毎回目を丸くして人形に見入り、別れ際には何度もいつ来るのかと聞いてくる。 自分を正しく評価してくれる存在がいるだけで、こうも違ってくるものか。 アリスの頑なだった心は、徐々に溶け始めていた。 祭りでの人形劇も、気がつけば足を止めてみている人間がちらほら出始めた。 見ているのは、子供や面白いものに飢えた若者がほとんどだ。 もしかしたら、霖之助が霧雨店を訪れる客に自分のことを語って聞かせたからかもしれない。 そう思うと、なんだか心が温かくなるアリスだった。 優しい微笑を浮かべるアリスが水面下の噂となって、観客にやや男たちが増えもしたが。 しかし、そんな生活も唐突に終わりを告げる。 「出て……いった?」 「ああ、いつか自分の店を持ちたいって言ってたからなあ。 直接あんたに告げられないのが残念だって言ってたぜ。 たしかあいつの店は……あ、ちょっと!」 「っ!」 最期まで話を聞くことができず、アリスは自宅へ向かって飛び出していた。 もう会えなくなったことも、そのことについて何も言ってもらえなかったことも、何もかもが辛かった。 自宅の椅子に座り込み、ぼうっと考えこむアリス。 なぜ自分はここまで取り乱しているのだろうか。 別に彼がいなくなっただけで、かつての生活に戻るだけではないか。 大丈夫。今までそうして生きてきたんだから。 言い聞かせることで胸の痛みは小さくなる。 小さくなりはしても、消えてはくれなかった。 それは、アリスが他者と触れ合うことの楽しさに気付いてしまったから。 気付かせてくれた彼が、なんの断りもなく一方的にその触れ合いを絶ってしまったから。 もう、かつてのように生きていくことはできなかった。 ちくちくちく。 布に糸を通す音が聞こえる。 が、 「……集中できない……」 音の発生源ことアリスは、この1ヶ月というもの人形作りに身が入っていなかった。 人形を作ることで霖之助との繋がりが絶たれたショックを振り切ろうとするのだが、人形を作るということはその完成形をイメージするということ。 イメージするたび浮かんでくるのだ。完成した人形を褒め称える霖之助の姿が。 どこに居るのかわからない以上、彼が褒めてくれることなどありえないというのに。 結局、彼のことを忘れるための人形作りで、自分にとって彼の存在がどれほど大きかったか痛感する破目になる。 心に刺さった針は、いまだに抜けてくれない。 「はぁ……気晴らしに外を歩いてこようかな……」 どの道このまま家に居ても何も変わらない。家に居て何とかなるならこの1ヶ月で何とかなっている。 アリスは珍しく散歩に出ることにした。 しばらく森の中を歩くアリス。 鳥の囀り、木々の葉からこぼれる日の光、清清しい空気。 心の痛みがさらに小さくなっていくのがわかる。小さくなった分鋭くもなったが。 だがまあ、たまにはこういうのも悪くない。 新しい楽しみを見つけた喜びを味わうアリス。 と、ここで1ヶ月前にはなかった物に気がついた。 「なんて読むんだろう……こう……??……どう?」 名前からしてどうやら何かしらの店らしい。 こんな森の入り口に店を立てるなど、どんな変わり者なのだろうか? ……まあどうせ暇だし、冷やかすのもいいか。 なにやら興味を引かれたアリスは、香霖堂と看板のかかった店の戸を開けた。 「いらっしゃい……おや、アリスじゃないか。 折角開店したのに1ヶ月も来ないからどうしたのかと思っていたよ」 「……え、なにこれ」 店の中にいたのは、もう会えないと思っていた男、森近霖之助だった。 店に入ってくるなり疑問の声を上げ、ぽかんとしているアリスを見て、随分表情豊かになったなあなどと考える霖之助。 アリスは2~3回ほど目をパチパチさせると、 「なんで? どうしてこんなところに霖之助さんが?」 と聞いてきた。 霖之助はそれを聞いて、どうやら1ヶ月も訪れなかったのは愛想をつかされたのではないらしい、と内心安堵する。 「ふむ、霧雨の親父さんに聞いていなかったのかい? しっかり伝えてくれるように何度も念を押したんだけどなあ」 「……そういえば最後まで聞かずに出ていったんだったっけ」 「ん? 何か言ったかい?」 「え、う、ううん、なんでもないわ」 「そうかい? まあ折角だし、僕が店を持つに至った経緯を説明しておこうか。 一応これでも、僕は商売人の端くれだ。 いつかは自分の店を持つ。そんな目標を持ってはや幾歳。 霧雨店で修行を積んではいたが、なかなかその機会に恵まれなかった。いや、正確には自分の持ちたい店がわからなか ったんだ。 そもそも僕が店を持ちたいのは、僕の『道具の名前と用途がわかる程度の能力』を生かしたいがため。 ならば普通の店では意味がない。 そんな時、外の世界の道具が流れ着くという無縁塚のことを思い出した。 試しに無縁塚に行ってみればあるわあるわ。見たこともない道具でいっぱいだ! これはこの道具たちを扱えという天からのお達しに違いない。 そう思った僕は、人も妖怪も来れる場所、無縁塚にも近いこの場所で外の商品を扱う、それが僕の使命だと悟ったのさ!」 やたらテンションが高く、なにやら芝居がかった話し方をする霖之助。 もう会えない……とか考えていた自分が情けないやら恥ずかしいやらで、一気に力が抜けるアリス。 「はあ……一体この1ヶ月は何だったのかしら……。まあ、いいか……」 そんなアリスの言葉は当然のように聞いていない霖之助は、ここで常連を1人作っておこうと話しかける。 「そうそう、一応普通生活用品なんかも取り扱っているから、良かったら糸や布などひいきにしてもらえるとありがたいんだ が」 こいつこっちの様子はお構いなしか、と半眼で睨みつつ、アリスはここに来てから抱いていた疑問をぶつける。 「……ええ、まあそれは構わないわよ。人里に下りるより楽だし。 それより、前とかなり話し方が変わってるのはどういうことかしら?」 「ああ、霧雨店では、僕は修行の身だったからね。 お客さんへの対応は霧雨式でやっていたんだ。 しかしここは僕の店だ。よって僕は僕の思うがままに応対させてもらう」 「お客さんとして言わせてもらえば、品揃えが同じでも店員の態度がいい店を選びたいものよ。 と言いたいところだけど……この店と競争する店なんかないわよね……」 「まあそういうわけだ。これからもよろしく頼むよ」 「ああ、それともう1つ。 ここがいくら入り口と言っても魔法の森よ。 人間のあなたにはちょっと危険すぎない?おまけに無縁塚にまで行ってるんでしょ?」 心配してくれるアリスを見て、この子も本当に変わったなあ、と思いつつ霖之助は答える。 おそらく出会ったときのアリスなら、例え目の前で襲われていても素通りだったろうに。 「そう言えば君には言ってなかったかな。 僕は半分妖怪だから、妖怪に襲われることはめったにないよ」 「……ちょっと、何でそんな重大事項教えてくれなかったのよ? それとも霧雨店の人たちに知られたくなかったとか?」 「いや、彼らは皆僕が半妖だということを知っているよ」 「……あ、そう……」 随分懐の深い人間もいたものだ。 それなら魔法使いの自分を嫌がる様子がないのも当然か。 しかし自分は彼のことを何も知らないのだな、といまさらながらに実感するアリス。 まあ自分から人付き合いを遠ざけていたのだ。自業自得というものか。 そんな自分を反省しつつ、アリスは右手を差し出した。 「それじゃあ、今後いろいろとひいきにさせてもらうわ。よろしくね」 「ああ、こちらこそ」 そういえば誰かと握手するなんて初めてかもしれないな、とアリスは思う。 そして、かつての自分がどれだけ勿体無いことをしていたのかようやく理解した。 人と触れ合うことはこんなにも楽しいのだ。 他人に評価される楽しみも、別離の悲しみも、再会の喜びも味わった。 その感情の起伏こそが、生きているということをまざまざと感じさせてくれる。 これからはもっと積極的に他人とかかわっていこう。 そう決意するアリスの前途は、これまで以上に輝いていた。 後日談へ
https://w.atwiki.jp/churuyakofu/pages/284.html
境界が曖昧になるとは職務怠慢である。 日々つらつらとレスを重ねる霖之助スレであるが、時たま異次元から誤って書き込まれたようなレスがつくことがある。 このような現象は一般的に誤爆と呼ばれるが、霖之助スレでは基本的に境界を操る妖怪である八雲紫の職務怠慢であるとされる。 このような現象が起きた際はあまり気にしないことが得策である。 くれぐれも全年齢対象スレに相応しくない書き込みが異次元から為されることがないよう八雲紫はオールタイムで職務に当たるべきである。 たまに裏と表の区別がつかないのが悪い