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霊烏路 空 特徴 超火力キャラ。動きは遅いがAAAAのコンボだけで2500持っていく。 C、6Cが強力なので射撃戦は不利、設置系の6Bも厄介。 4Aの足元無敵+広範囲という性能が非常に厄介。うかつに2Aが使えない。 打撃全般が暴力的な判定を持つ。 弱点としては空はとにかく小回りがきかない、ダッシュは初速が遅い。 喰らい判定は大きいが、中央B射ループは入らないので火力差は埋まらない。 警戒すべき通常技/スキル/スペカ 4ACH判定がついて、下段スカし有。発生7Fで判定も強いので空の暴れの主軸。 こればっかり使ってくる空相手はJ2Bといった射撃から潰すと◎。 暴れが強い空相手にはこれを潰せるかが勝利のカギとなってくる。 連ガにならない2Aと2Bはスカされるのでよく考えて使うこと。 この発生と範囲のせいでB J2BorJ6AやJ2B JAに割り込まれる AAAがスカる間合いは悲惨、硬直差で多少有利でも実質不利。2Aはスカされダメージ負け。DAは発生が4Fも負けるので多少の不利フレームは覆る。4Aや近Aは当てても400ダメージ止まりなのに負ければ2kは持ってかれる。JAのノックバックで近Aがスカった場合も相手の4Aは届くので同様。遠Aの間合いまで離れるか、密着してしまったほうがリターンが増える。 3A判定が斜め上に相当強い空ガ不可攻撃、甘いJA、J2Bといった攻撃は潰される。 これに引っかからない高度(結構上)でJ2Bを振るのが正解。 直当てからメガフレアが確定なのでJA 3Aや4A 3Aの空ガ狩りには即結界したい 壁背負いで近距離3A正ガードした後は2A、DA、DCで確反を取れる。DAする場合はキャンセル2Cに注意すれば青玉や鬼縛陣に繋げて大ダメージを取る事ができる。 6B設置系射撃 B射で消すには5発当てる必要があるので消すならCで。 C広範囲、高威力、高強度。霊夢HCと同じ強度 繋縛陣ぐらいじゃないと相殺は間に合わないので大人しくグレイズ。 溜めると範囲のみが強化される。溜め見てから亜空穴は範囲のせいでタイミングが合わせにくい。 6C系地味に最終段まで結界できない 2Cは対空なんかにも使われる。 正確にグレイズしてしっかり反撃したい。 フレアアップコンボの他、背後への攻撃にも使われる。 ヘルゲイザーコンボや隙消し用。稀にC版直当てもあるので注意。 レイディアントブレードコンボや隙消し用。ぶっぱ使用は無いと考えて良い。 ロケットダイブタメた後、ものすごいスピードでこちらに迫ってくる。グレイズ不可能。 完全回避出来たら(ガードもせずに避ける)画面外から帰ってくる時は着地まで空は何も出来ない、フルコンを叩き込むように。 ガードした場合でも画面外から戻ってきた直後は隙があるので空中コンボを叩き込もう。 1500ダメージ+魔方陣ダウン。ヒットした後は問答無用で画面端で強制ダウン。台風時のぶっぱに注意。亜空穴で回避はできる。 LV2以降、出始め(5F)に射撃判定が出る。 メルティング浴びせ蹴りいわゆる投げ技、ガード不可能技なので注意。 しゃがんでいると攻撃がスカる、避けた後はフルコン確定なので叩き込むように。外した場合はダウンしたように見えるが、姿勢が低くなっているだけ。 常にAAAAとの二択を迫られる。画面端ならさっさと霊撃札で弾いた方が楽かもしれない。 花曇の際はグレイズできる、覚えておいて損はない。台風の時は掴まれるので注意。 霊夢は立ち状態、ダッシュ状態でも問答無用で掴まれる。 起き上がりに重ねてくる相手もいる。浴びせ蹴りを宣言された後は起き上がり時下段ガードしておいた方が無難。 レトロ原子核モデルいわゆる天子の守りの要の別ver、C版はタメが長いが二つ出る。 強度がBなのでCで消せるが、先に空に当たってしまうことも多い。 準備が長いので亜空で踏むなりB射なりで潰したい。 ダウン時に出されたら大人しくガード。 ブレイクサン全弾ガードすると3.5もの霊力が削られる。 発生が早いので対空にも使われる。 シューティングサン威力が高く、コンボや削りに使われる。 カウンターヒットするともう1回当たって3k以上もってかれる。 発生はそこそこ、軸をずらしてつもりで油断してると当たったりする。 中途半端な発生保証があるようだが、気にする必要は無さそう。 地獄波動砲相殺強度はC射撃に劣るが最大でなくても射撃負けしやすい。 (以下スペカ) セルフトカマク非常につらい、ダッシュ中射撃判定を出し続けるスペカ。持続時間が長いので逃げるぐらいしか方法がない。 一応ダッシュに合わせてC昇天脚で帰ってもらうという手はあるが、失敗するとフルコンなので注意。 核熱バイザー空の前方にバリアを展開する、7回攻撃するか時間経過で消滅。 ダウンしようがバリアはついたままの為、移動起き上がりでバリアに当たる為注意。 メガフレア割りにも使われるので誤ガと霊力にも注意。 フィクストスター基本的にはコンボ用や固めに用いられる。 画面外に行った後でも此方目掛けて戻ってくるので、スペカが終わるまで安易な行動をしないように。 十凶星一応無敵切り替えしスペカ。起き攻め2A6A重ねとかすると死ぬ。ダメージも5k弱と凄まじい威力。 超高密度の磨耗射撃なのでグレイズしないように注意。特に花曇でグレイズすると悲惨。 八咫烏ダイブどこかで見た聖帝様の必殺技と似ている。 地上で発動した場合、サマーソルトで打ち上げ→暗転→技が入るという技になっている。 空対地で構えられた時に注意、空中から攻めると反撃される。 地上版は出始めに無敵がある。空中版はグレイズのみ。 突進部分は攻撃判定が弱い。B昇天脚か3Aで100%カウンターを取れる。3Aからなら繋縛陣で、B昇天脚なら妖怪バスターで追撃してダメージを取ろう。 核反応制御不能ダイブ暗転後に4回画面を往復する。 台風の時は鬼畜スペカと化する、バックステップで懸命にかわすしかない。高飛びもある程度有効。 ガードする場合は一回一回しっかりガード方向を合わせる事。 一応Bサマーで勝てるが、台風やコンボ以外では使用しないと思われる。 サブタレイニアンサン画面制圧力が半端無い。画面中央に吸い寄せる効果があり、出ている間はお空のターン。 場所によるが溜JCとかを狙われてぶっぱされると引き寄せられてフルヒットする事も。ダメージも洒落にならないので注意。 台風時に出された時は……もうどうしようもないね。妖怪バスターや鬼縛陣等をお空の打撃隙に打ち込んでさっさと台風を終わらせないと取り返しの付かない事に。 ギガフレア相手が構えている場合は安易なJAは避ける、4Achや3Aから5000以上持っていかれる。 なお、懐に入ると全く当たらない。グレイズできた場合には落ち着いて懐に移動してフルコンを叩き込もう。 アビスノヴァ発動後、一定時間たつと全方位攻撃をしかけるが全画面攻撃ではない。 ガード不能の磨耗射撃であり、グレイズしきると霊力が3程磨耗する。 ぶっちゃっけ5コス払うならギガフレアで十分なことが多く、まず使われない。 クラッシュ属性攻撃 中段:AAAA、溜遠A、溜3A 下段:溜6A 空中ガード不可攻撃 4A、A以外の通常打撃 DCは出始めのみ空ガ不可 +ロケットダイブ検証 以下ロケットダイブに関する検証結果ロケットダイブを画面端近くでガードしたのはいいが、反撃がとりづらい。簡易にそれらを検証。(追記求) 画面端以外でガードするとタイミングよく座布団やバスターを投げると戻ってきた所を潰せる。(おそらく最速入力で安定) なお、この対処方法は核反応制御不能ダイブを全段ガードした時と対処方法が似ている為覚えておいて損はない。 ロケットダイブを地上で発動し左端側にいる状態でガード。 空側本体はこのあたりの位置から動けるようになっている。 右側ではこんな感じ。 比較的安易な追撃方法相手が地上でロケットダイブを振り、地上端でガードした場合ガードして霊夢が振り向いたタイミングで4Dなり44でバックステップ。そこから普通のジャンプをしてJAからフルコンが入る。高さ的にJA JC 66 JA JC 44 JA J6A辺りが丁度良く入り、簡単に高ダメージを取れる。勿論なれていなければJA J6A JC 44 JA J6Aあたりでも構わないし明珠暗投 9hj JA J6A JC辺りを狙ってみるのも良い。ロケットダイブを振ってガードされたらフルコンされるというプレッシャーを与える事が重要 相手が空中でロケットダイブを振り、空中端でガードした場合空中でガードした場合は反撃が難しい。飛翔が2回残っていれば7の方向あたりに飛翔して空中基礎コンを入れる。飛翔が残っていなければ大人しく着地するか、明珠暗投辺りをタイミング良く投げる。 鬼縛陣をデッキにいれているなら、高度によるが2飛翔なりで着地して鬼縛陣ぶっぱで大ダメージを取れる。 各状況の対策 近距離近A、JA共にリーチで負ける。出の早さもリーチが短い為結果的に負けるので、JAと見せかけて44射撃という選択肢も視野にいれて惑わす。一つ一つの動作が重い為、うまく回避出来れば叩き込める。 空のバックステップは無敵時間が非常に長いが終わり際は隙だらけなので、バックステップを見てからB妖怪バスターでダメージを取れる。端付近なら青玉も先端から生当て可能で大ダメージを奪える。 空中固めから八咫烏ダイブの確定割コンが存在するので、八咫烏ダイブを握られた状態で空中防戦にならないように相手の接近を拒否する、空のJAとY軸を合わさない事が大事。 空の前ダッシュはガー不が30Fと長く、前ダ Aだと専用の硬直含め43Fと遅い。逆択でDAもあるものの、しっかりと近Aでお仕置きしたい。なお、6D hj JAは29Fなので低空だとJAをされる事のほうが多い。 地対空ワンパの如く安易にJAで突っ込んでくるなら3AやB昇天脚で叩き落す。ガード仕込み66を多用するような空だったら6B辺りをガードさせて体勢を立て直す。最大速度は速いのでかなり先出しするぐらいでないと潰される。 J2Cに事故らないように注意。 空対地J2B中心に立ち回ってJAを当てる。八咫烏ダイブを握られている場合は3hsJAで飛び込まないで2hs等も使って相手を釣る。絶対に空の3A射程内で飛び回ったり甘えたJAを振ったりしない事。 真上に対してはブレイクサンがあるので注意 2Cの対空もあるので相手をよく見てJ2Bをする。 中距離霊夢の座布団も空のCの前にはあえなく散る、その為相手のミスを狙ってB射による牽制がメインとなる。 もし射撃戦をするならば溜Cを使う事で空のC射撃と相殺できる、覚えておいて損はない。 妖怪バスターを持っているなら差し込める時がある。 上述の通りY軸をずらした戦い方をすること。 空は前Dのガード不能時間が長めなので、ダッシュのガード不能時間にB昇天脚をあわせれば吹っ飛ばせる シューティングサン直当てchは痛いので避けたい 遠距離不利。ただ、事故らない限りは精神的には楽な距離なのだが。 B射もC射も警醒陣も空のC射の前に完封される。 無駄に隙のデカい射撃を叩きこんでくる場合は亜空穴による奇襲も一つの手。(相手のカードをしっかり見ておくこと。) 天候台風:殴り合いになったらどうあがいてもダメージ負けする。スペカも脅威でしかない。 花曇:J6Aの摩耗で霊力が蒸発するので、ガードかCサマーで対処。J6A以外は持続が短い打撃なので、常に6DをしJ6AをCサマソで返せば理想的か 固め、運び対策 溜6A見てからガードできるぐらいに慣らしておかないと勝ち目は薄い。溜3Aはスペカ以外で追撃できないので、溜めが見分けられないならとりあえず下段ガードするとよい。 ロケットダイブはhj狩りや結界狩りに使われるがガードすれば反確が取れる。 メルティング浴びせ蹴りはAAAAとAA6A メルティングの2択。見てから反応はほぼ不可能、読み合いの領域。ただし、AAAAで割ってもスペカ以外では追撃できないので(ry中段である4Aの裏択としてJA メルティングや4A メルティングなどもあるので注意。 お空の攻撃は硬直が大きいのでガード反撃は確定しやすい。 最近、アビスノヴァ使う奴をよく見る - 名無しさん 2013-07-09 19 11 52 名前
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イラスト索引>魔物イラスト ルールブックⅠ~Ⅲにイラストの載っている魔物と、その参照ページ一覧(五十音順) インプ Ⅲ297、Ⅲ54 イフリート Ⅲ287 ウルフ Ⅰ351 ヴァルブレバーズ Ⅱ297 ヴァンニク Ⅲ287 ヴァンパイアローズ Ⅲ235 オーガウォーロード Ⅲ232、Ⅲ204 オーガバーサーカー Ⅲ232、Ⅲ204 オーバーイーター Ⅱ257 ガーウィ Ⅰ365 カーストアーマー Ⅱ265 ガスト Ⅱ274 ガストナイト Ⅱ274 キクロプス Ⅰ354 キマイラ Ⅱ287、Ⅱ195 ギルマン Ⅱ227 クィンドゥーム Ⅰ370、Ⅰ61、Ⅲ339 グール Ⅰ359 クラーケン Ⅲ249 グルガーン Ⅱ279、Ⅱ43 グルネル Ⅱ299、Ⅱ4 ケラトス Ⅲ249 ゲルダム Ⅲ297 ゴースト Ⅱ268 ゴブリン Ⅰ341、Ⅰ59 コボルト Ⅰ341、Ⅰ59 ゴルゴル Ⅱ255 ゴルゴルゴールド Ⅱ255 サハギン Ⅱ227 ザルバード Ⅰ374、Ⅰ77 サンダーバード Ⅰ370 シーサーペント Ⅲ243 ジャイアントアント Ⅰ351 ジャイアントスラッグ Ⅱ251 スカディ Ⅲ287 スケルトン Ⅰ359 チェストトラップビースト Ⅰ365 デスソード Ⅱ265 デュラハンロード Ⅲ261 ドライアード Ⅲ287 ドラゴンゾンビ Ⅲ261 ドラゴンフォートレス Ⅲ267 ドルギラス Ⅲ249 ドレイク Ⅰ347、Ⅱ225 ニードルアーチャー Ⅱ257 バジリスク Ⅱ244 バリンガー Ⅱ279、Ⅱ43 ハルピュイア Ⅱ283 プーカ Ⅱ283 ブラディーペタル Ⅰ355 ペルーダ Ⅲ274 ヘルハウンド Ⅰ370 ボガード Ⅱ230 ボガードトルーパー Ⅱ230 マミー Ⅱ268 メルビズ Ⅲ297 ラグナカング Ⅱ295、Ⅲ343 リザードフライ Ⅱ251 リザードマン Ⅲ235 リザードマンマリーナ Ⅲ235 リャナンシー Ⅲ235
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萃霊花「博麗 霊夢」 「伊吹 萃香」 読み:すいれいか「はくれい れいむ」 「いぶき すいか」 カテゴリー:Extra/女性 作品:東方混沌符 属性:地 ATK:6(+1) DEF:4(+1) 【エクストラ】〔「博麗 霊夢」 「伊吹 萃香」〕 [自動]相手のエクストラキャラがガードキャラに選ばれた場合、バトル終了時にそのキャラを【レスト】にする。 萃香(あんた)がここに連れてきたんでしょ?何とかしなさいよ illust:Capura.L TP-151 C 収録:ブースターパック「OS:東方混沌符 2.00」 参考 ネームが「博麗 霊夢」であるキャラ・エクストラ一覧 鴉の闇「博麗 霊夢」 「射命丸 文」 非常識の裏側「博麗 霊夢」 「八雲 紫」 霊気を操る程度の能力「博麗 霊夢」 霊気を操る人間「博麗 霊夢」 霊の御札「博麗 霊夢」 霊と夢の御札「博麗 霊夢」 赤より紅い夢「博麗 霊夢」 行雲流水「博麗 霊夢」 萃霊花「博麗 霊夢」 「伊吹 萃香」 花風異変「博麗 霊夢」&「霧雨 魔理沙」 紅き月の下「博麗 霊夢」 「レミリア・スカーレット」 永遠の巫女「博麗 霊夢」 楽園の素敵な巫女「博麗 霊夢」 東方妖恋談「博麗 霊夢」 春色小径「博麗 霊夢」 幻想の結界「博麗 霊夢」 「八雲 紫」 巫女二人「博麗 霊夢」 「東風谷 早苗」 妖怪バスター「博麗 霊夢」 妖々夢 ~ Snow or Cherry Petal「博麗 霊夢」 夢の御札「博麗 霊夢」 博麗幻影「博麗 霊夢」 博麗アミュレット「博麗 霊夢」 ホーミングアミュレット「博麗 霊夢」 エクスターミネーション「博麗 霊夢」 “異変解決”幻想の結界「博麗 霊夢」 「八雲 紫」 “異変解決”夢想封印 瞬「博麗 霊夢」 “異変解決”夢想妙珠「博麗 霊夢」 “異変解決”マインドアミュレット「博麗 霊夢」 “異変解決”“東方永夜抄”永夜異変「博麗 霊夢」&「霧雨 魔理沙」 “異変解決” “東方永夜抄”ラストスペル「博麗 霊夢」 “東方永夜抄”幻想の巫女「博麗 霊夢」 “東方永夜抄”Stage4 uncanny 伝説の夢の国「博麗 霊夢」 「十六夜 咲夜」 “東方永夜抄”Stage1 蛍火の行方「リグル・ナイトバグ」 「博麗 霊夢」 “東方妖々夢”森羅結界「博麗 霊夢」&「霧雨 魔理沙」&「十六夜 咲夜」 “東方妖々夢”「博麗 霊夢」 “東方妖々夢”Cherry Point「博麗 霊夢」&「十六夜 咲夜」 Stage4 雲の上の桜花結界「博麗 霊夢」&「ルナサ」 Stage1 白銀の春「博麗 霊夢」&「レティ・ホワイトロック」 Stage1 夢幻夜行絵巻「博麗 霊夢」 「ルーミア」 Extra Stage「博麗 霊夢」 「フランドール・スカーレット」 東方紅魔郷 紅霧異変「博麗 霊夢」 「霧雨 魔理沙」 東方紅魔郷 「博麗 霊夢」 東方妖々夢 春雪異変「博麗 霊夢」 「霧雨 魔理沙」 ネームが「伊吹 萃香」であるキャラ・エクストラ一覧 萃霊花「博麗 霊夢」 「伊吹 萃香」 御伽の国の鬼が島「伊吹 萃香」 山の四天王「伊吹 萃香」 「星熊 勇儀」 密度を操る鬼「伊吹 萃香」 密度を操る程度の能力「伊吹 萃香」 夢幻に湧く酒「伊吹 萃香」 「八雲 紫」 ミッシングパープルパワー「伊吹 萃香」
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楽園の素敵な巫女、博麗霊夢 楽園の素敵な巫女、博麗霊夢 コスト:(3)(W)(W) タイプ:クリーチャー - 人間・巫女 P/T:4/4 キャラクター(博麗霊夢)、飛行、プロテクション(スペルカード) コメント 関連 第一弾
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イラスト欄 画竜点睛という言葉がある。 その昔、中国の高名な絵描きが龍の壁画を描き、目を入れずにおいた。 ある人が、絵描きに「何故目を入れないのか?」と訪ねると、「目を入れると龍が飛んでいってしまうからだ」と答えた。 人が絵描きを笑うと、絵描きは筆を執り、龍の目を書き入れた。するとたちまち絵は本物の龍になり、笑った人をギョロリと睨むと、飛び去ったという。 それはそれとして、キャラクターシートで何はなくとも空けておいてはいけない欄。 マトックを装備し、構造物破壊ルールなどを書き込んでGMを牽制する猛者もいる。
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イラスト参考 ようつべ等の描画動画を参考に -- 作画 CG イラスト講座 フォトショップでCG講座 http //www.google.co.jp/gwt/n?u=http%3A%2F%2Fwww001.upp.so-net.ne.jp%2Fmasa_gallery%2Findex.html hl=ja source=m start=20 site=images -- まさ似顔絵 (2009-04-13 00 52 33) http //www.geocities.jp/yoshidameme/ -- レッドストーン (2009-04-21 14 21 41) fioretti
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沖縄県北部 -- (はくれい霊夢) 2023-08-04 16 11 14
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雨が降りしきる夜、家路をひたひたと急いでいると、街路樹の根元に丸く大きな影が転がっているのを見つけた。 何だぁ、と屈んで顔を近付けると、果たしてそれはゆっくり霊夢であった。 こんな人の多い所に居るなんて珍しい。青年は話しかけてみることにした。 「おい、お前何してんだ」 「…ゆ……ゆっ…くり……」 返ってきたのは弱々しい声。 ゆっくり饅頭たち特有の、少しインフレ気味なくらい元気な挨拶はどうしたのだろう。 「何だお前、大丈夫か? 具合でも悪いのか?」 傘をホッと横に放り、思わずゆっくり霊夢を抱き上げる。 じっとり湿っていて、接地面に擦過傷が多々見られた。 「おにーさん……ゆっくりできる…ひと……?」 え? ゆ、『ゆっくり出来る人』だと……? 今一意味は分からなかったが、 「あ、あぁ! 出来るぞ、俺はゆっくり出来る人だ!」 ゆっくり霊夢が息も絶え絶えに訊いてくるので、思わず肯定の答えをしてしまった。 恐らくは、敵意の有無を確かめているのだろう。 青年のゆっくり宣言を聞いたゆっくり霊夢は、安心したように軽く口の端を持ち上げた。 そして、 「おにーさん……ゆっくり……れいむのおねがいを…きいて…ね……」 ゆっくり霊夢はあるお願いをしてきたのだった。 「……れいむは…おかあさんで……れいむのいえにはこどもが……いっぱいいるの……」 話をまとめるとこうだ。 今、この目の前でしょぼくれているゆっくり霊夢には子どもが居て、毎日毎日一緒にゆっくりしていたらしい。 近くの林の中に穴を掘って住み処とし、お母さんであるゆっくり霊夢が子ども達のために餌を獲ってくる。 食べ盛りな子ども達は餌を見ると「ゆっ、ゆっ、ゆっ、」とご機嫌になり、美味しそうに口いっぱい頬張った。 決して楽ではないけれど、そんないとおしい子ども達の為ならばいくらでも頑張れたそうだ。 ――しかし、幸せな暮らしを送っていたゆっくり霊夢に重大な事件が起こってしまった。 三日前に餌を獲りに出たら急な雨に降られ、体が湿って帰れなくなってしまったのだ。 ずぶ濡れになりながらも体を引きずって何とか家に向かおうとしたが、ゆっくり霊夢はやはりただのお饅頭。 命からがら逃げ込んだこの街路樹の元で体力の回復を待ったが、雨はあれからずっと降り続いている――……。 「おにーさん……れいむのかわりに…こども…を……」 さぞや辛かったのだろう、ゆっくり霊夢は青年の腕の中で涙を流している。 「…こども……を……」 「わ、分かった! 分かったからもう喋るな!!」 これ以上無理をさせると、こいつ自身の命が危ない。 子ども達が助かったって、肝心の母親が居ないんじゃ悲しいじゃないか。 「おに、おに゛ーさん゛……」 冷たく降り注ぐ雨の中、こいつは気が気じゃなかったハズだ。 ずっと空を見上げながら、今か今かと雨が止むのを待ち続け、 頭に浮かぶのは親が居らずお腹を空かせて泣きわめく我が子達……。 絶対に助けてやる。 「子ども達は絶対に助ける。俺が迎えに行ってやる」 ゆっくり霊夢は目を瞑り、うん、うんと青年の言葉を噛み締める。 「だから……だから、まずはお前を助ける! 今から俺のアパートに連れていくぞ!!」 「ゆっ…ゆゆうっ……」 青年は傘を拾い上げると、ゆっくり霊夢を抱いたまますぐさま自宅へと走っていった。 ■ ■ ■ ぴしゃっ、ぴしゃっ、ぴしゃっとはね上がる水滴。 青年はまた、冷たい雨の中を走っていた。 全身雨ガッパの完全武装に身を包み、目的地へと急ぐ。 片手には道具が入った大きなカバン、反対側にはこれまた大きなポリ袋。 両方ともゆっくり霊夢チルドレンを輸送する為の秘密兵器である。 『じゃあ、今から行ってくるぞ。お前はしっかり体を休めておけ』 『ゆうっ……おにーさんゆっくりたすけてね……』 『あぁ、任せろ』 あれだけ萎んでいたゆっくり霊夢であったが、丁寧に体を拭いてやるとある程度元気になった。 傷には水で溶いた餅粉を塗り込み、たっぷりのホットミルクを飲ませてあげた。 今ごろは毛布にくるまって寝ているだろう。 ゆっくり霊夢一家の住み処である、林の中に入る。 あいつが言うには、入ってから少し奥の、切り開いた所にほら穴があるらしい。 ぬかるんだ土を蹴って進み、大きな岩を避けて、あぁ、これだ。 大股で駆けていくと、木の枝で入り口をバリケードした穴が広がっていた。 ゆっくり饅頭の家だから、かなり小さめの物を想像していたが、軽く屈めば問題なく入れそうである。 「よし、」 青年は意を決して侵入した。 独特の、鼻について離れない湿った土の匂いが漂っている。 カバンに入れておいた懐中電灯で足元を照らしながら、慎重に慎重に進んだ。 こつ、こつ、こつ、こつと地面を踏みしめ、周囲に注意を向けながら、 「……ん?」 奥の方で、何やら聞こえてくるような。 「………ゆ……し……」 「……ゆっ……ん……」 間違いない。 子ゆっくり達の声だ。 懐中電灯をさっと前に突きだし、暗順応を済ませた目を最大限に凝らす。 右へ、左へ……真ん中、右……左へ、右へ……あ、 右になにかある。 明るい楕円が、大きな一塊の影を捉えた。 表面がぐにぐにと蠢いており、ぱっと見では何だか分からず少し不気味だ。 「お、おい。お前ら……ゆっくり霊夢の子どもか?」 恐る恐る、青年は声を掛けてみた。 「お母さん霊夢の子どもか?」 反応は二度目で返ってきた。 「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」 少し高めのゆっくりボイスと共に、塊は瓦解していく。 保護したお母さん霊夢よりも一回り、二回りは小さいだろうか。 個体差はあるものの、正しく子どもゆっくり霊夢が一列に並んだ。 全部で……ひーふーみー……っと、全部で九匹居るな。 「おにーさんだれ?」 「おにーさんはゆっくりできるひと?」 「れいむたちになんのよう?」 「ようがないならゆっくりでていってね!!」 あ、あれ? 何だ、別に元気じゃねえか……。 「いや……お前らのお母さんに頼まれて助けに来たんだけど……」 お母さん霊夢のしょぼくれ具合から考えて、正直白目むいてるのも居るんじゃないかと思っていた。 思っていたんだけど……。 「ゆっ!」 「おかーさん!? おかーさんはどこにいるの!?」 「おかーさんとゆっくりしたいよ!!」 「おかーさんのところにつれていってね!!!」 うーん、拍子抜けだ。 まぁ、元気なのは良いことだから問題はないだろう。 「よ、よし! じゃあ今からお前らをお母さんの所に連れていくからな!」 「ゆっ!」 「ゆっくりできる!」 「おかーさんとまたゆっくりできるね!!」 「はやくおかーさんとゆっくりさせてね!!」 ぴょんぴょこぴょんぴょこ跳ね回り、お母さん霊夢と再会できる事を喜ぶ子ゆっくり達。 青年は、早速その場にポリ袋を広げた。 外に出てから家に着くまで雨に濡れないように、自分なりに頭を使ったつもりだった。 「さぁ、この袋に入って! 今外は雨がざぁざぁ降りなんだよ」 「ゆうっ!」 「ぬれたくないよぉ!!」 「だから、ほら。この袋に入れば大丈夫!」 「ゆゆっ!」 「おにーさんあたまいい! ゆっくりふくろにはいるよ!!」 分かってくれたみたいだ。 一匹ずつ、手で広げた袋に飛び込んでくる。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、」と声をあげ、その度腕にボスッという感触が伝わってきた。 「よし、全員入ったかぁ?」 「ゆーっ!」「ゆーっ!」「ゆーっ!」「ゆーっ!」 袋越しに、合唱で答えるゆっくり霊夢チルドレン。 一応辺りを見回して、残りが居ないか確かめてから、 「じゃあ、口を縛るからな!」 きゅきゅっと捻り、片結びにポリ袋を閉じた。 あとは、もう走って戻るだけ。 お母さん霊夢に見せて、早く安心させてやろう。 「オッケー! 早くお母さんの所に行こうな!」 「ゆっくり!」 「ゆっくりしたいね!!」 「はやくみんなでゆっくりしようね!!!」 「あはは、それじゃあ出発!」 荷物をまとめて、青年はゆっくり霊夢一家のほら穴を飛び出した。 雨はまた一層激しさを増している。 青年は走った。 木々を縫って林を抜け、人の居ない裏道を通り、表の大通りに出る。 「ゆー! はやいはやい!!」 お母さん霊夢と出会った街路樹の脇を走り抜け、コンビニの前をぶっちぎり、角を曲がる。 あとはもう真っ直ぐ行くだけ。 ラストスパートとばかりにダッシュする。 早く家のドアを開けて、 『おーい! ほら、お前の子どもだぞ!!』 なんて一刻も言ってやりたくて、 足を思いっきり踏ん張って、 たまたまそこにあったマンホールで滑って、 青年が倒れ込んで地面にぶつかるまでのその間。 右手を離れて宙を舞うゆっくり袋の中、計十八個の目が青年を見上げていた。 ■ ■ ■ 静かに、玄関のドアを開ける。 「……ただいま」 流石に、両手に荷物を抱えた状態で全力疾走はかなり疲れた。 しかも、雨で滑って転んでしまったのだ。 うつ伏せに地面に突っ込む形になってしまい、血こそ出なかったものの顔やら膝やらが少し痛む。 ……胸とお腹は打たなかったから平気だけど。 「ゆっくり!! おにーさんおかえりなさい!!!」 下駄箱の上に荷物を起き、ごそごそと靴を脱いでいると背中越しにゆっくり霊夢の声が聞こえた。 「何だ、もう起きて良いのか?」 振り返り、ゆっくり霊夢の姿を確認する。 「ちがうよ! おにーさんをまってずっとおきてたよ!!」 少し仰け反って、誇らしげにするゆっくり霊夢。 なるほど、顔色が断然良くなっている。 毛布にくるまって、体温が上がったのだろう。 「ははっ、そうか。良かった良かった。今、またホットミルク持ってきてやるからな」 微笑ましい様子に、思わず声のトーンが増してしまう。 台所で急ぎ準備をしなくては。 「おにーさん、れいむのこどもは?」 体に、電撃が走った。 「……な、なに? き、聞こえなかったよ………」 背中を雨水ではない嫌な水滴が垂れていく。 「もう! だぁかぁらぁ、れいむのこどもたちはどこ!?」 頬をぷっくり膨らませ、まったく他人の話はちゃんと聞いてよね、そう言いたげな表情だ。 ヤバい、 どうしよう、 どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう、 よし、これしかない、 「……落ち着いて聞いてくれ――」 「ゆ? れいむはいつもゆっくりおちついてるよ?」 「あのな……お前の子どもはな……」 「ゆっ?」 「野良犬に襲われて……全滅していたんだ……」 青年とゆっくり霊夢の居る空間が凍りついた。 しばらくは見つめあったままで、辺りを静寂が支配する。 「ゆっくりうそはやめてね! そんなわるいうそはつまらないよ!!」 突然に響く怒鳴り声。 ゆっくり霊夢は子どもの死を信じていないようだった。 当然だろう……。 「嘘じゃない。お前の子どもは野良犬に食いちぎられて、それは集めるがたいへ――」 「このままじゃおにーさんとはゆっくりできないよ!! はやくこどもたちをみせてね!!!」 ぼすっ、ぼすっと俺の腹に体当たりを食らわすゆっくり霊夢。 本気で怒っているらしい。 胃が痛む。 「分かった、分かったよ……」 やはり亡骸を見せるしかないようだ。 玄関に戻り、下駄箱に載せた荷物の内の一つポリ袋を掴む。 そんな青年の行動を、ゆっくり霊夢は赤く膨れながらもじっと見つめていた。 「気を確かに持てよ……」 諦めたようにそう言ってから、ゆっくり霊夢の前に袋をボスッと落とす。 重量感のある音にビクッとして「ゆゆっ!」と驚いていたが、眼前の袋の中身に気付いたのだろう、 「………………ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!」 ゆっくり霊夢は、低く、ぶるぶると震えた唸り声に近い叫びをあげた。 ポリ袋の中は濃い紫色の餡子で満ち満ちており、所々に肌色と赤い布の切れ端が覗いている。 そう。 この塊は子ゆっくり達の成れの果て。潰れてしまった饅頭達である。 もはや、個体の判別が出来ないまでにぐしゃぐしゃになっていて、一つのどでかいおはぎのように見える。 ゆっくり霊夢は、ゆっくりらしからぬ速さでそのおはぎの傍によった。 「どおじでぇ゛ぇ゛ぇ゛!? どおじでこんなごどぉお゛お゛ぉぉぉぉっ!!」 「だから、野良犬が――」 「ゆ゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛! ゆ゛がああ゛ぁ゛あ゛ぁああっ!!」 駄目だ。 大量の涙を垂れ流し、ゆっくり霊夢は錯乱状態になっている。 「おっ、落ち着け! 落ち着くんだ!!」 「れい゛む゛のぉぉお゛お゛!! れい゛む゛のかわ゛い゛いかわ゛い゛いこどもがみんなしんじゃっだあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ゛ぁ!!!」 ポリ袋にすがり付くように寄りかかり、愛しい子ども達だったものに訴えかける。 「ゆっぐり゛じでだのにいぃ! まいにぢゆっぐりじでたのにい゛い゛い゛ぃ!! ぢいざなれいむだぢどながよぐみんなでゆっぐりじでだのにい゛い゛い゛ぁ゛あ゛あ゛!!!」 顔をぐいぐいと押し付け、子ども達の温度を感じようとした。 しかし、ほかほかの餡子とは程遠く、とても冷たい感触がゆっくり霊夢を更にどん底に突き落とす。 ふと、楽しかった日々がゆっくり霊夢の頭の中にぐるぐると回り始めた。 行きずりのゆっくり霊夢と交尾した事、 見事に受精し、自分の体を痛めながらも小さな命を産み落とした事、 その結果十二体のも可愛い家族が出来た事、 幼いゆっくりを巣に残して餌を探しに出て寂しくはないだろうかと心配した事、 子どもを守るため天敵と対峙した事、 初めて「ゆっくりちていってね!」と子どもが言葉を発して思わず泣いた事、 姉妹喧嘩をする子どもを叱った事、 子どもの寝言に思わず微笑んだ事、 今、それらが全てめちゃくちゃにされてしまった。 「ゆゅあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! れい゛む゛のぜいだ!! れい゛む゛がい゛え゛にいだら、れい゛む゛がかえ゛って゛た゛らあ゛あ゛あぁ!!!」 とうとう、ゆっくり霊夢は自分を責め始めた。 無理をしてでも帰宅して、家に居たら野良犬の餌食になんてさせなかった。 この身を犠牲にしてでも子ども達を守るつもりだった。 しかし、自分は遠くでガクガク震えていただけ。 寒さとかすり傷に震えていただけ。 ――子ども達はその頃、野良犬の牙に引き裂かれていたのに。 「ごめ゛ん゛ね゛ぇ!! おか゛あ゛さん゛のせいでごべんね゛え゛え゛ぇ!!!」 その後ろ姿は、どこまでも痛々しかった。 ■ ■ ■ 青年が倒れ込んで地面にぶつかるまでのその間。 右手を離れて宙を舞うゆっくり袋の中、計十八個の目が青年を見上げていた。 そして、ブブリリュッという感触。 「ゆぐぐりゃあ゛あ゛あ゛あ゛ああああっ!!!」 その悲鳴で全てを理解した。 青年は足を滑らせて転んでそのまま前に倒れこみ、胴体でゆっくり霊夢チルドレンが入った袋を潰してしまったのだ。 体はあちこち痛んだが、子ゆっくりの安否を確かめるべく急いで袋を引きずり出す。 「うわっ……」 思わずそう口にしてしまった。 考えうる最悪の状況だった。 突然の圧迫に小さな子ゆっくり達の体は裂けてしまい、中から大量の餡子が噴出していた。 赤くて可愛いリボンも解け、子ゆっくり達の「ひゅーっ、ひゅーっ」という呼吸音が耳にまとわり付いて来る。 「ゆっ……ゆぐぐ……ぐ……ゆぐ……ゆぐり……ゆぐりした……い゛、い゛、い゛、い゛、…………」 左のほうには、明らかに死を目前にした痙攣をしている子ゆっくりが居た。 反対側には、口の皮が吹き飛んでいて白目を剥いている子ゆっくり。もう死んでる。 真ん中には何も居なかった。餡子とちぎれた皮とがごちゃまぜになっているものしか目に入らない。 手で袋を揉みしだき、何とか生きている子ゆっくりを探す。 ぐにょり、ぐにょり、ぐにょりと中のものを動かして、何とか生きているゆっくりが居まいかと泣きながら探す。 あ、頭だ。 ゆっくりの頭だ。 急いで、急いでにゅるりと餡子を掻き分ける。 生きていてくれ、生きていてくれ、生きていてくれ、生きていてくれ、生きていてく、 顔の、下半分がなかった。 「うわああああああああああ!!!!」 青年は地面にゆっくり袋をぶん投げ、両足でどこどこ踏み潰した。 もうぐちゃぐちゃで分からなくなってしまえ。 もう只の餡子袋になってしまえ。 ――俺は知らない、俺は悪くない。 無駄に丈夫なポリ袋が悲しかった。 落ち着くと青年は餡子袋をそのまま抱え、とぼとぼと家を目指した。 ■ ■ ■ ゆっくり霊夢は長時間泣き喚いていたが、突然振り向いてここをもう出る旨を伝えてきた。 「大丈夫か、もう平気なのか? 良いんだぞ、もう少しゆっくりしていっても」 自殺でもしやしないか心配で思わずそう問い掛けたが、ゆっくり霊夢は良いんだと言う。 「れいむはもういくよ。このこたちのためにももっとゆっくりしなくちゃ」 「そうか……」 ゆっくり饅頭って意外にも強いんだな。 青年はゆっくり霊夢の赤く腫れた目を見ながらそう思った。 「これは……お前の子どもの亡骸はどうする?」 床に転がった、色々な意味で重いポリ袋。 「いらない。もっていってもそのこたちはいきかえらない」 「………………」 「だから、おにーさんにたべてもらいたい」 何かを決意したような、力強い声だった。 「れいむたちのなかみはあまいあんこだよ。おいしくたべてね」 皮もおいしいよ、食べられないところはないんだよ、わざとらしくゆっくり霊夢は笑った。 「……分かった、ちゃんと食べる。おいしく全部食べるよ」 「おにーさん、ありがとう」 今度は、安心したような笑みだった。 その後、すぐにゆっくり霊夢は青年のアパートから出て行った。 雨は降り続いていると思ったが、玄関のドアを開けた時には止んでいて雲が切れ始めていた。 「水溜りには気をつけろよ」 「うん、おにーさんもゆっくりしていってね」 「……ああ」 のそのそと、ゆっくりゆっくり日常にもどっていくゆっくり霊夢。 その後ろ姿は、青年の心に焼き付いていつまでもはなれなかった――。 ※実際はゆっくり饅頭たちが大好きです。 子ゆっくりが母親の持ってくる餌なしに元気だった理由 → 母の思い出 『十二体のも可愛い家族が出来た』 → 青年の確認した子ゆっくりの数 『全部で九匹居るな』 母親が居なかったのが三日だから、一日に一体ずつ……という事ですね。 見苦しい補足をしてごめんなさい。
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雨が降りしきる夜、家路をひたひたと急いでいると、街路樹の根元に丸く大きな影が転がっているのを見つけた。 何だぁ、と屈んで顔を近付けると、果たしてそれはゆっくり霊夢であった。 こんな人の多い所に居るなんて珍しい。青年は話しかけてみることにした。 「おい、お前何してんだ」 「…ゆ……ゆっ…くり……」 返ってきたのは弱々しい声。 ゆっくり饅頭たち特有の、少しインフレ気味なくらい元気な挨拶はどうしたのだろう。 「何だお前、大丈夫か? 具合でも悪いのか?」 傘をホッと横に放り、思わずゆっくり霊夢を抱き上げる。 じっとり湿っていて、接地面に擦過傷が多々見られた。 「おにーさん……ゆっくりできる…ひと……?」 え? ゆ、『ゆっくり出来る人』だと……? 今一意味は分からなかったが、 「あ、あぁ! 出来るぞ、俺はゆっくり出来る人だ!」 ゆっくり霊夢が息も絶え絶えに訊いてくるので、思わず肯定の答えをしてしまった。 恐らくは、敵意の有無を確かめているのだろう。 青年のゆっくり宣言を聞いたゆっくり霊夢は、安心したように軽く口の端を持ち上げた。 そして、 「おにーさん……ゆっくり……れいむのおねがいを…きいて…ね……」 ゆっくり霊夢はあるお願いをしてきたのだった。 「……れいむは…おかあさんで……れいむのいえにはこどもが……いっぱいいるの……」 話をまとめるとこうだ。 今、この目の前でしょぼくれているゆっくり霊夢には子どもが居て、毎日毎日一緒にゆっくりしていたらしい。 近くの林の中に穴を掘って住み処とし、お母さんであるゆっくり霊夢が子ども達のために餌を獲ってくる。 食べ盛りな子ども達は餌を見ると「ゆっ、ゆっ、ゆっ、」とご機嫌になり、美味しそうに口いっぱい頬張った。 決して楽ではないけれど、そんないとおしい子ども達の為ならばいくらでも頑張れたそうだ。 ――しかし、幸せな暮らしを送っていたゆっくり霊夢に重大な事件が起こってしまった。 三日前に餌を獲りに出たら急な雨に降られ、体が湿って帰れなくなってしまったのだ。 ずぶ濡れになりながらも体を引きずって何とか家に向かおうとしたが、ゆっくり霊夢はやはりただのお饅頭。 命からがら逃げ込んだこの街路樹の元で体力の回復を待ったが、雨はあれからずっと降り続いている――……。 「おにーさん……れいむのかわりに…こども…を……」 さぞや辛かったのだろう、ゆっくり霊夢は青年の腕の中で涙を流している。 「…こども……を……」 「わ、分かった! 分かったからもう喋るな!!」 これ以上無理をさせると、こいつ自身の命が危ない。 子ども達が助かったって、肝心の母親が居ないんじゃ悲しいじゃないか。 「おに、おに゛ーさん゛……」 冷たく降り注ぐ雨の中、こいつは気が気じゃなかったハズだ。 ずっと空を見上げながら、今か今かと雨が止むのを待ち続け、 頭に浮かぶのは親が居らずお腹を空かせて泣きわめく我が子達……。 絶対に助けてやる。 「子ども達は絶対に助ける。俺が迎えに行ってやる」 ゆっくり霊夢は目を瞑り、うん、うんと青年の言葉を噛み締める。 「だから……だから、まずはお前を助ける! 今から俺のアパートに連れていくぞ!!」 「ゆっ…ゆゆうっ……」 青年は傘を拾い上げると、ゆっくり霊夢を抱いたまますぐさま自宅へと走っていった。 ■ ■ ■ ぴしゃっ、ぴしゃっ、ぴしゃっとはね上がる水滴。 青年はまた、冷たい雨の中を走っていた。 全身雨ガッパの完全武装に身を包み、目的地へと急ぐ。 片手には道具が入った大きなカバン、反対側にはこれまた大きなポリ袋。 両方ともゆっくり霊夢チルドレンを輸送する為の秘密兵器である。 『じゃあ、今から行ってくるぞ。お前はしっかり体を休めておけ』 『ゆうっ……おにーさんゆっくりたすけてね……』 『あぁ、任せろ』 あれだけ萎んでいたゆっくり霊夢であったが、丁寧に体を拭いてやるとある程度元気になった。 傷には水で溶いた餅粉を塗り込み、たっぷりのホットミルクを飲ませてあげた。 今ごろは毛布にくるまって寝ているだろう。 ゆっくり霊夢一家の住み処である、林の中に入る。 あいつが言うには、入ってから少し奥の、切り開いた所にほら穴があるらしい。 ぬかるんだ土を蹴って進み、大きな岩を避けて、あぁ、これだ。 大股で駆けていくと、木の枝で入り口をバリケードした穴が広がっていた。 ゆっくり饅頭の家だから、かなり小さめの物を想像していたが、軽く屈めば問題なく入れそうである。 「よし、」 青年は意を決して侵入した。 独特の、鼻について離れない湿った土の匂いが漂っている。 カバンに入れておいた懐中電灯で足元を照らしながら、慎重に慎重に進んだ。 こつ、こつ、こつ、こつと地面を踏みしめ、周囲に注意を向けながら、 「……ん?」 奥の方で、何やら聞こえてくるような。 「………ゆ……し……」 「……ゆっ……ん……」 間違いない。 子ゆっくり達の声だ。 懐中電灯をさっと前に突きだし、暗順応を済ませた目を最大限に凝らす。 右へ、左へ……真ん中、右……左へ、右へ……あ、 右になにかある。 明るい楕円が、大きな一塊の影を捉えた。 表面がぐにぐにと蠢いており、ぱっと見では何だか分からず少し不気味だ。 「お、おい。お前ら……ゆっくり霊夢の子どもか?」 恐る恐る、青年は声を掛けてみた。 「お母さん霊夢の子どもか?」 反応は二度目で返ってきた。 「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」「ゆっ、」 少し高めのゆっくりボイスと共に、塊は瓦解していく。 保護したお母さん霊夢よりも一回り、二回りは小さいだろうか。 個体差はあるものの、正しく子どもゆっくり霊夢が一列に並んだ。 全部で……ひーふーみー……っと、全部で九匹居るな。 「おにーさんだれ?」 「おにーさんはゆっくりできるひと?」 「れいむたちになんのよう?」 「ようがないならゆっくりでていってね!!」 あ、あれ? 何だ、別に元気じゃねえか……。 「いや……お前らのお母さんに頼まれて助けに来たんだけど……」 お母さん霊夢のしょぼくれ具合から考えて、正直白目むいてるのも居るんじゃないかと思っていた。 思っていたんだけど……。 「ゆっ!」 「おかーさん!? おかーさんはどこにいるの!?」 「おかーさんとゆっくりしたいよ!!」 「おかーさんのところにつれていってね!!!」 うーん、拍子抜けだ。 まぁ、元気なのは良いことだから問題はないだろう。 「よ、よし! じゃあ今からお前らをお母さんの所に連れていくからな!」 「ゆっ!」 「ゆっくりできる!」 「おかーさんとまたゆっくりできるね!!」 「はやくおかーさんとゆっくりさせてね!!」 ぴょんぴょこぴょんぴょこ跳ね回り、お母さん霊夢と再会できる事を喜ぶ子ゆっくり達。 青年は、早速その場にポリ袋を広げた。 外に出てから家に着くまで雨に濡れないように、自分なりに頭を使ったつもりだった。 「さぁ、この袋に入って! 今外は雨がざぁざぁ降りなんだよ」 「ゆうっ!」 「ぬれたくないよぉ!!」 「だから、ほら。この袋に入れば大丈夫!」 「ゆゆっ!」 「おにーさんあたまいい! ゆっくりふくろにはいるよ!!」 分かってくれたみたいだ。 一匹ずつ、手で広げた袋に飛び込んでくる。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ、」と声をあげ、その度腕にボスッという感触が伝わってきた。 「よし、全員入ったかぁ?」 「ゆーっ!」「ゆーっ!」「ゆーっ!」「ゆーっ!」 袋越しに、合唱で答えるゆっくり霊夢チルドレン。 一応辺りを見回して、残りが居ないか確かめてから、 「じゃあ、口を縛るからな!」 きゅきゅっと捻り、片結びにポリ袋を閉じた。 あとは、もう走って戻るだけ。 お母さん霊夢に見せて、早く安心させてやろう。 「オッケー! 早くお母さんの所に行こうな!」 「ゆっくり!」 「ゆっくりしたいね!!」 「はやくみんなでゆっくりしようね!!!」 「あはは、それじゃあ出発!」 荷物をまとめて、青年はゆっくり霊夢一家のほら穴を飛び出した。 雨はまた一層激しさを増している。 青年は走った。 木々を縫って林を抜け、人の居ない裏道を通り、表の大通りに出る。 「ゆー! はやいはやい!!」 お母さん霊夢と出会った街路樹の脇を走り抜け、コンビニの前をぶっちぎり、角を曲がる。 あとはもう真っ直ぐ行くだけ。 ラストスパートとばかりにダッシュする。 早く家のドアを開けて、 『おーい! ほら、お前の子どもだぞ!!』 なんて一刻も言ってやりたくて、 足を思いっきり踏ん張って、 たまたまそこにあったマンホールで滑って、 青年が倒れ込んで地面にぶつかるまでのその間。 右手を離れて宙を舞うゆっくり袋の中、計十八個の目が青年を見上げていた。 ■ ■ ■ 静かに、玄関のドアを開ける。 「……ただいま」 流石に、両手に荷物を抱えた状態で全力疾走はかなり疲れた。 しかも、雨で滑って転んでしまったのだ。 うつ伏せに地面に突っ込む形になってしまい、血こそ出なかったものの顔やら膝やらが少し痛む。 ……胸とお腹は打たなかったから平気だけど。 「ゆっくり!! おにーさんおかえりなさい!!!」 下駄箱の上に荷物を起き、ごそごそと靴を脱いでいると背中越しにゆっくり霊夢の声が聞こえた。 「何だ、もう起きて良いのか?」 振り返り、ゆっくり霊夢の姿を確認する。 「ちがうよ! おにーさんをまってずっとおきてたよ!!」 少し仰け反って、誇らしげにするゆっくり霊夢。 なるほど、顔色が断然良くなっている。 毛布にくるまって、体温が上がったのだろう。 「ははっ、そうか。良かった良かった。今、またホットミルク持ってきてやるからな」 微笑ましい様子に、思わず声のトーンが増してしまう。 台所で急ぎ準備をしなくては。 「おにーさん、れいむのこどもは?」 体に、電撃が走った。 「……な、なに? き、聞こえなかったよ………」 背中を雨水ではない嫌な水滴が垂れていく。 「もう! だぁかぁらぁ、れいむのこどもたちはどこ!?」 頬をぷっくり膨らませ、まったく他人の話はちゃんと聞いてよね、そう言いたげな表情だ。 ヤバい、 どうしよう、 どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう、 よし、これしかない、 「……落ち着いて聞いてくれ――」 「ゆ? れいむはいつもゆっくりおちついてるよ?」 「あのな……お前の子どもはな……」 「ゆっ?」 「野良犬に襲われて……全滅していたんだ……」 青年とゆっくり霊夢の居る空間が凍りついた。 しばらくは見つめあったままで、辺りを静寂が支配する。 「ゆっくりうそはやめてね! そんなわるいうそはつまらないよ!!」 突然に響く怒鳴り声。 ゆっくり霊夢は子どもの死を信じていないようだった。 当然だろう……。 「嘘じゃない。お前の子どもは野良犬に食いちぎられて、それは集めるがたいへ――」 「このままじゃおにーさんとはゆっくりできないよ!! はやくこどもたちをみせてね!!!」 ぼすっ、ぼすっと俺の腹に体当たりを食らわすゆっくり霊夢。 本気で怒っているらしい。 胃が痛む。 「分かった、分かったよ……」 やはり亡骸を見せるしかないようだ。 玄関に戻り、下駄箱に載せた荷物の内の一つポリ袋を掴む。 そんな青年の行動を、ゆっくり霊夢は赤く膨れながらもじっと見つめていた。 「気を確かに持てよ……」 諦めたようにそう言ってから、ゆっくり霊夢の前に袋をボスッと落とす。 重量感のある音にビクッとして「ゆゆっ!」と驚いていたが、眼前の袋の中身に気付いたのだろう、 「………………ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!」 ゆっくり霊夢は、低く、ぶるぶると震えた唸り声に近い叫びをあげた。 ポリ袋の中は濃い紫色の餡子で満ち満ちており、所々に肌色と赤い布の切れ端が覗いている。 そう。 この塊は子ゆっくり達の成れの果て。潰れてしまった饅頭達である。 もはや、個体の判別が出来ないまでにぐしゃぐしゃになっていて、一つのどでかいおはぎのように見える。 ゆっくり霊夢は、ゆっくりらしからぬ速さでそのおはぎの傍によった。 「どおじでぇ゛ぇ゛ぇ゛!? どおじでこんなごどぉお゛お゛ぉぉぉぉっ!!」 「だから、野良犬が――」 「ゆ゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛! ゆ゛がああ゛ぁ゛あ゛ぁああっ!!」 駄目だ。 大量の涙を垂れ流し、ゆっくり霊夢は錯乱状態になっている。 「おっ、落ち着け! 落ち着くんだ!!」 「れい゛む゛のぉぉお゛お゛!! れい゛む゛のかわ゛い゛いかわ゛い゛いこどもがみんなしんじゃっだあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ゛ぁ!!!」 ポリ袋にすがり付くように寄りかかり、愛しい子ども達だったものに訴えかける。 「ゆっぐり゛じでだのにいぃ! まいにぢゆっぐりじでたのにい゛い゛い゛ぃ!! ぢいざなれいむだぢどながよぐみんなでゆっぐりじでだのにい゛い゛い゛ぁ゛あ゛あ゛!!!」 顔をぐいぐいと押し付け、子ども達の温度を感じようとした。 しかし、ほかほかの餡子とは程遠く、とても冷たい感触がゆっくり霊夢を更にどん底に突き落とす。 ふと、楽しかった日々がゆっくり霊夢の頭の中にぐるぐると回り始めた。 行きずりのゆっくり霊夢と交尾した事、 見事に受精し、自分の体を痛めながらも小さな命を産み落とした事、 その結果十二体のも可愛い家族が出来た事、 幼いゆっくりを巣に残して餌を探しに出て寂しくはないだろうかと心配した事、 子どもを守るため天敵と対峙した事、 初めて「ゆっくりちていってね!」と子どもが言葉を発して思わず泣いた事、 姉妹喧嘩をする子どもを叱った事、 子どもの寝言に思わず微笑んだ事、 今、それらが全てめちゃくちゃにされてしまった。 「ゆゅあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! れい゛む゛のぜいだ!! れい゛む゛がい゛え゛にいだら、れい゛む゛がかえ゛って゛た゛らあ゛あ゛あぁ!!!」 とうとう、ゆっくり霊夢は自分を責め始めた。 無理をしてでも帰宅して、家に居たら野良犬の餌食になんてさせなかった。 この身を犠牲にしてでも子ども達を守るつもりだった。 しかし、自分は遠くでガクガク震えていただけ。 寒さとかすり傷に震えていただけ。 ――子ども達はその頃、野良犬の牙に引き裂かれていたのに。 「ごめ゛ん゛ね゛ぇ!! おか゛あ゛さん゛のせいでごべんね゛え゛え゛ぇ!!!」 その後ろ姿は、どこまでも痛々しかった。 ■ ■ ■ 青年が倒れ込んで地面にぶつかるまでのその間。 右手を離れて宙を舞うゆっくり袋の中、計十八個の目が青年を見上げていた。 そして、ブブリリュッという感触。 「ゆぐぐりゃあ゛あ゛あ゛あ゛ああああっ!!!」 その悲鳴で全てを理解した。 青年は足を滑らせて転んでそのまま前に倒れこみ、胴体でゆっくり霊夢チルドレンが入った袋を潰してしまったのだ。 体はあちこち痛んだが、子ゆっくりの安否を確かめるべく急いで袋を引きずり出す。 「うわっ……」 思わずそう口にしてしまった。 考えうる最悪の状況だった。 突然の圧迫に小さな子ゆっくり達の体は裂けてしまい、中から大量の餡子が噴出していた。 赤くて可愛いリボンも解け、子ゆっくり達の「ひゅーっ、ひゅーっ」という呼吸音が耳にまとわり付いて来る。 「ゆっ……ゆぐぐ……ぐ……ゆぐ……ゆぐり……ゆぐりした……い゛、い゛、い゛、い゛、…………」 左のほうには、明らかに死を目前にした痙攣をしている子ゆっくりが居た。 反対側には、口の皮が吹き飛んでいて白目を剥いている子ゆっくり。もう死んでる。 真ん中には何も居なかった。餡子とちぎれた皮とがごちゃまぜになっているものしか目に入らない。 手で袋を揉みしだき、何とか生きている子ゆっくりを探す。 ぐにょり、ぐにょり、ぐにょりと中のものを動かして、何とか生きているゆっくりが居まいかと泣きながら探す。 あ、頭だ。 ゆっくりの頭だ。 急いで、急いでにゅるりと餡子を掻き分ける。 生きていてくれ、生きていてくれ、生きていてくれ、生きていてくれ、生きていてく、 顔の、下半分がなかった。 「うわああああああああああ!!!!」 青年は地面にゆっくり袋をぶん投げ、両足でどこどこ踏み潰した。 もうぐちゃぐちゃで分からなくなってしまえ。 もう只の餡子袋になってしまえ。 ――俺は知らない、俺は悪くない。 無駄に丈夫なポリ袋が悲しかった。 落ち着くと青年は餡子袋をそのまま抱え、とぼとぼと家を目指した。 ■ ■ ■ ゆっくり霊夢は長時間泣き喚いていたが、突然振り向いてここをもう出る旨を伝えてきた。 「大丈夫か、もう平気なのか? 良いんだぞ、もう少しゆっくりしていっても」 自殺でもしやしないか心配で思わずそう問い掛けたが、ゆっくり霊夢は良いんだと言う。 「れいむはもういくよ。このこたちのためにももっとゆっくりしなくちゃ」 「そうか……」 ゆっくり饅頭って意外にも強いんだな。 青年はゆっくり霊夢の赤く腫れた目を見ながらそう思った。 「これは……お前の子どもの亡骸はどうする?」 床に転がった、色々な意味で重いポリ袋。 「いらない。もっていってもそのこたちはいきかえらない」 「………………」 「だから、おにーさんにたべてもらいたい」 何かを決意したような、力強い声だった。 「れいむたちのなかみはあまいあんこだよ。おいしくたべてね」 皮もおいしいよ、食べられないところはないんだよ、わざとらしくゆっくり霊夢は笑った。 「……分かった、ちゃんと食べる。おいしく全部食べるよ」 「おにーさん、ありがとう」 今度は、安心したような笑みだった。 その後、すぐにゆっくり霊夢は青年のアパートから出て行った。 雨は降り続いていると思ったが、玄関のドアを開けた時には止んでいて雲が切れ始めていた。 「水溜りには気をつけろよ」 「うん、おにーさんもゆっくりしていってね」 「……ああ」 のそのそと、ゆっくりゆっくり日常にもどっていくゆっくり霊夢。 その後ろ姿は、青年の心に焼き付いていつまでもはなれなかった――。 ※実際はゆっくり饅頭たちが大好きです。 子ゆっくりが母親の持ってくる餌なしに元気だった理由 → 母の思い出 『十二体のも可愛い家族が出来た』 → 青年の確認した子ゆっくりの数 『全部で九匹居るな』 母親が居なかったのが三日だから、一日に一体ずつ……という事ですね。 見苦しい補足をしてごめんなさい。