約 85,632 件
https://w.atwiki.jp/asauta/pages/14.html
https://w.atwiki.jp/j5j5j/pages/15.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (タイトル.bmp)
https://w.atwiki.jp/maruno/pages/10.html
SS タイトル『難語学園闘龍際』~筆者マルト~ おでん「あぁ明日龍闘際だろ?アレ嫌な思い出しかねぇよ俺。」 ドr「あぁダルイORZ マジあれただの暴走際だろ..。」 姉貴「まぁいいじゃマイカ。楽しいでしょ^^?」 おでん&ドr「お.おうwww」 そして夜があけた 橘「今日はついに難語学園闘龍際開催だぁ!わしは楽しみじゃった。競技説明を行うぞ。 一試合 借り物競争 二試合 龍闘殴乱 三試合 難語学園名物スーパー 荒らし(偽「三浦をドッチでこの俺のレーザービームで吹き飛ばしてやろwww ざまぁwww」 カエン「..下剤ちょっと持ってこよww」 マルト教員「ちょっとうるせぇwww始まらないよwwww」 ちしま「姉貴とかマジ..ドッチで顔面狙うwww..WW..」 橘「五月蝿い!とにかく!今から難語学園闘龍際を開始する!」 全員「うおおおおおおおお!」 マルト《まず第一試合借り物競争を行います。(チーム云々メンドイんで一年と2年もう帰ったってことで^P^)》 3-A 姉貴 ドr ぐれい ちしま おでん 3-B 三浦 ライデン 荒らし(偽 カエン 雅成 マルト《それでは.第一試合出場者は定位置についてください。尚出場者は指名します。》 マルト《3-A ぐれいさん 3-B雅成さん》 雅成「おでんの弟子とか俺にとってただの雑魚だろ」 ぐれい「ほざいてろ。..ククク」 マルト《よーい..ドン!》 雅成&ぐれい『オラアアアアアアア』 マルト「なんと2人共互角のスピードです!おっと指令の紙を渡されたぁ!」 ぐれい「何々..?えーとイラット来る人?」 グレイ「ドrしかいねぇwwwドドドド..」 雅成「えっと指令は..アホ?えーと..」 ベンチ ライデン「ライデン!ライデン!ライデン!」 雅成「ライデンしかいねぇwww」 グレイ「ドrちょっと来い!行くぞ!」 ドr「引っ張るなってwwお前俺の力によって少しでも動くと手がはじけるぞ?」 ぐれい「(うるせぇ..)」 雅成「ライデン!指令はアホだ!コッチ来い!」 マルト《おおっと雅成選手一々迎えに行くようではタイムロスだと考え飼い犬のように呼び寄せました!》 ライデン「チッ..儀式の邪魔をドドドドド..」 マルト《おぉっと同時です!ほぼ同時です!次の選手はドr選手、ライデン選手に交代です!》 ライデン「えぇっと..何々?最低?アイツだ!さっき下剤探しに行ったやろうwwwうおおおおドドドド」 ドr「俺のは何かなーっと..ん?熱気オーラ?なんだよこれうぜぇwwwwとりあえずベンチいっか..ドドドド」 ドr「熱気オーラってなんだ?」 おでん「おれだろwww名前からして熱いwww」 ドr「行くぞおでんw..ドドド」 おでん「おう!www..ドドドドド」 ライデン「カエンいるか?!お題が最低なんだが?」 姉貴「カエンなら下剤とリに行ってるよ」 ライデン「ええっ..やべぇよwww」 ライデン「雅成だ!あいつマルトにネクロドームとか吹き込んだんだwwww」 ライデン「ちょっと来いいいいいいいい」 三浦「お、俺も?www」 ライデン「雅成ぶんなげるww 三浦「おらあああああああwwwww」 ライデン「ふんんんがああああ」 ドr「もうすぐゴールやwwwらくしょ..ビュュゥン」 ドr「なん..だと?」 雅成「ふはははww策士とはこの俺のこ..」 ライデン「とじゃなくて俺だろっ!」 マルト《なんと最後の最後にすんごい技でドr選手を追い抜いたー!よって第一試合勝組3-Bぃぃぃぃ!》 2-B「っしぉぁぁぁぁぁぁあああ」 橘「休憩を挟んで次の競技行くからなぁ」 ~十分後~ 橘「第二競技龍闘殴乱を開始する」 ドr「この競技だけの練習はしておいた..絶対にライデンだけは潰すwww」 ライデン「ドrだけは...」 マルト《この競技は、出場者がノックアウトするまで殴り合い(ボクシング形式)で殴りあう競技です! 出場者はこの人達です! ドr ライデン 三浦 カエン おでん 荒らし(偽 以上です!》 マルト《では、第一試合出場者は ライデン選手VS荒らし(偽さんです!》 橘「でわぁ..よぉーい」 カーン! ドr「雑魚が..いきがってんな!」 ドヒュン.. 荒らし偽「おっと..こえぇ。俺もパンチお見舞いしときま..」 そういっていた間にはもう次の攻撃が繰り出されていた。 メリッ.. ドr「ッラァ!」 荒らし(偽「ッ....」 橘「ノックアウト!勝者ドr!」 ドr「雑魚がイキんなwwww」
https://w.atwiki.jp/dangerousss3/pages/98.html
第一回戦【硫酸風呂】SSその1 暗く沈む部屋がある。 大会関係者のために用意された個室である。 部屋に灯る光源は、トーナメントの様子を中継するモニタから漏れる光のみ。 それは今まさに、ひとつの結果を伝えていた。 『――ザ・キングオブトワイライト第一回戦最終戦、勝者、儒楽第(じゅらくだい)選手っ』 ――やはり、そうなるか。 部屋の主、森田一郎は、そう独りごちた。 お嬢様のための最強の駒、儒楽第。その力は、勝負の結果をもって証明される。 "力"。 すべては、その言葉ひとつに集約する。 わたしは、あの暴虐の魔人を力にてねじ伏せ、支配しなければならないのだ。 「――フッ」 鋭い呼気が漏れる。 モニタから差す光によって生まれる影が、上下に揺れ動く。 暗闇のなか、森田は身体を動かす。 腕立て伏せと呼ばれる動作である。 しかし、それは一般的に想起される単純なそれではなかった。 手の構えが違う。 床に当てるべき手を、彼は、掌ではなく握り拳に構えていた。 拳立て伏せである。 「――フッ」 再びの呼気。 拳立て伏せは、握りこむ拳の握力と手首の力、何より上体を支えるバランス感覚を強く要求する。森田は、常人が30と続けること叶わぬそれを、繰り返し繰り返し行なっているのだ。 ――強く。あの魔人より、なお強い力を求む。 執念が森田を駆り立てる。 この、奇跡のような均衡を越える一手を生み出すためのタイムリミットまで、そう時間は残っていない。 ―――― 目高機関、森田一郎、そして儒楽第を巡る陰謀の駆け引きは、非常に微妙な均衡の上でなんとか保っているに過ぎぬタイトロープである。 目高機関にとって儒楽第の大会参戦は、いわばただの広告塔。 ブラックマーケットを支配していた暗黒存在が目高機関に従い、その影響下にあって唯々諾々と見世物になっていること。あるいは尖兵として、首輪に繋がれた運営の犬が如く振る舞うことそのものが、機関の威信を内外に示す何よりの広告塔となる。 ヤツが参加者の前に立ち塞がり、その圧倒的な力を誇示するだけで良い。 先日のブラックマーケット掃討作戦の成果をこうして衆目に晒すことで、機関による支配はより盤石なものとなるだろう。 そして用済みになれば、機関は儒楽第を抹殺する。 ――それではダメなのだ。儒楽第にはお嬢様の役に立ってもらわねば。 森田一郎は目高機関に対し、死刑囚・儒楽第の処遇に関するひとつの提案をした。 死刑執行を取り止め、儒楽第を傘下に引き入れてはどうか? と。 これには勿論、大きな反対があった。 曰く、儒楽第は犯罪者である。 曰く、機関の理念に反する。 曰く、暴虐の魔人を取り込むことで機関のイメージが悪化する。 抑々(そもそも)、アレが、いったいどれほど役に立つというのか。 ならば。 それならば。 この度開かれる、魔人同士の殺し合いの祭典。それに、あの男を参加させてはどうか? ――と。 あの男の実力のほど、直接渡り合ったわたしにはよく解かります。 儒楽第(ヤツ)の有用性は、儒楽第(ヤツ)自身に示させればよろしい。 わたしにすべてお任せください。 悪性の魔人めに首輪を嵌め、光差す世界に引き摺り出してご覧にいれましょう。 ―――― 拳立て伏せのカウントは、300に到達しようとしていた。 薄暗い室内に、ゆらゆらと蒸気が立ち昇る。 森田の筋肉に込み上げる熱量が、流れる汗を掻き消していく。 突如、部屋を照らすモニタの光量が落ちる。 中継が終了したのだ。 周囲の変化に気づいた森田は、姿勢はそのまま、左腕を床から離し、横に伸ばす。 その先にあるものは、モニタのリモコンである。 片手による操作が行なわれる。 モニタに光量が戻る。 映しだすのは、再び、ザ・キングオブトワイライト第一回戦最終戦。 猪狩誠(いかりまこと)と、儒楽第の試合である。 記録の再生だ。 部屋に差す光と影の文様が上下する。 「――フッ」 と、鋭い呼気が漏れる。 床から離された左手は、今、彼の腰に当てられている。 片腕。 右腕一本で、拳立て伏せは続いているのだ。 新たなカウントが始まる。 「――フッ」 と、鋭い呼気が漏れる。片腕となっても、そのペースが変わることはない。 『ザ・キングオブトワイライト第一回戦も、いよいよ最終戦となりまーす』 モニタから聞こえるのは、大会実況者の声。 ―――― モニタに映し出されるのは、最終戦の試合会場【硫酸風呂】である。 実況者により、中継視聴者向けのバトルフィールド解説が入る。 半径100mのドーム状施設に硫酸が満たされ、 足場となるのは、ところどころに突き立つ柱のみ。 足を踏み外せば凄惨な死が待ち受けるデスマッチ。 『まずは、選手のご紹ー介ー』 ブンッ! と、空間がズレ動くような音と共に、中空から少年が一人飛び出す。 空間転移能力による現象だ。 中継では、実況者が少年・猪狩誠のプロフィールについて語っている。 モニタのなかの少年は、素早く目を走らせ、周囲を観察する。 硫酸風呂に突き立つ柱群は大小さまざまであるが、 視界の通りは良く、敵がどの柱の上に立とうが見渡すことが可能である。 『続いては~』 その直後、猪狩少年から50mほど離れた柱の上に、瞬間、空間の歪みが現れる。 現われ出るのは、蒼白のコートを背負った黒髪オールバックの男・儒楽第だ。 視線は、出現と同時、少年を射抜く。 そして、 ニハァ、と不敵に笑った。戦いの予兆を喜ぶかのように。 儒楽第が蒼白のコートを翻すと、 それを合図にしたかのように、全身に巻き付き拘束していた帯が解かれ落ちる。 コートを羽織る。 そのタイミングを見計らったかのように、実況者は高らかに宣言する。 『それでは皆様お待ちかね、魔人同士のデスマッチ。果たしてどちらが勝つのか』 『猪狩誠選手、ヴァーサス――』 蒼白色がモニタから消える。 『儒楽第選手。――今、開始です!』 ゴン、ゴン、ガーン。 対戦開始を知らせる鐘が対戦会場に響き渡る。 その一瞬を、認識できたものがいったいどれほど居るか。 対戦相手を見失い、動揺する少年。 瞬く間に肉薄している儒楽第。 ――そして。 戦闘開始の合図から17秒後。 『――ザ・キングオブトワイライト第一回戦最終戦、勝者、儒楽第選手っ』 実況者の慌ただしい声が、結果を告げる。 儒楽第が消えたと思わしきあの一瞬から数えるなら、正味20秒程度の出来事である。 あの瞬間、試合会場で何が起こっていたのか? モニタは、録画された映像をループで再生する。 ―――― 魔人同士の殺し合いの祭典。 あの男の実力のほど、直接渡り合ったわたしにはよく解かります。 儒楽第(ヤツ)の有用性は、儒楽第(ヤツ)自身に示させればよろしい。 わたしにすべてお任せください。 悪性の魔人めに首輪を嵌め、光差す世界に引き摺り出してご覧にいれましょう。 その結果がこれか。 詭弁だ。 あの場で森田が話したすべてが詭弁だ。 儒楽第の恐ろしさと危険性を一番に理解し、主張すべきだったのは他でもない、森田一郎のはずではなかったか。 欲しかったのは、"力"。 武力であり、権力。 森田の主たる目的は、機関内部における七葉樹落葉の足場を確保すること。 七葉の長として、まことの力を振るわれるようになるその日まで、無残に刈り取られることのない、本当の功績が必要だった。 【裸繰埜病咲風花】討伐という、功績が。 儒楽第には、それが可能である。 森田はそう信じている。 否、信じるなどという正の感情は、真実とは程遠い。 それは、畏怖という負の感情だ。 一対一の白兵戦闘技術において、儒楽第を越える魔人がどれほど居るというのか。 多くの犠牲を払い、やっと封じ込めたはずのそれが、今、勝鬨の哄笑を上げる。 七葉樹落葉の手に、裸繰埜病咲風花の討伐という最大級の功績を齎す。 そのために、あの男をねじ伏せ、支配する。 儒楽第には、機関のためでも、ましてや人類のためなどではなく、 お嬢様のために、働いてもらう。 お嬢様のみの命に従い、 お嬢様のみのために力を振るい、 お嬢様のみのために身体を滅ぼす、最強の駒になってもらわねばならない。 だからわたしは、魔人と取引した。 ―――― 森田一郎(こちら)が示した条件は、 その身の自由と引き換えに、七葉樹落葉の駒として、裸繰埜を滅すること。 儒楽第(あちら)が求めた条件は、 ――従うべき主人、七葉樹落葉の身柄。 ―――― それは、予想してしかるべきものだった。 森田一郎は、当然それすら予想していた。 儒楽第の目的は、復讐。 悪意と殺意。 家族(ファミリー)を殺し、楽園を壊したことへの意趣返し。 唯々諾々と、従う素振りをして近づき、殺す。 何のことはない。 儒楽第は、機関の尖兵となることを受け入れたわけでもないし、 広告塔など、屈辱以外の何物でもない。真っ平御免だろう。 だが、殺すために。 確実に、より確実に、殺すために。 七葉樹落葉を。 お嬢様を。復讐のために。 ――取引を飲んだ。 儒楽第は、生き残ることを望む。 家族(ファミリー)を建て直し、楽園の続きを見るために。 儒楽第は、殺すことを望む。 復讐のために。 だから、ヤツは、 お嬢様の命のみに従う。機関の目を欺き続けながら。 お嬢様のみのために力を振るう。科せられた死の運命から逃れるために。 お嬢様のみのために身体を滅ぼす、最強の駒となる。 そうせざるを得ないように、わたしが、状況を作り上げた。 ――タイトロープ。陰謀の綱引き。その上を歩くのは少女。 わたしは、 一番大切なもののために、一番大切なものを差し出す矛盾すら、許容する。 ―――― あの瞬間、試合会場で何が起こっていたのか? モニタは、録画された映像をループで再生する。 『それでは皆様お待ちかね、魔人同士のデスマッチ。果たしてどちらが勝つのか』 『猪狩誠選手、ヴァーサス――』 蒼白色がモニタから消える。 ――このとき儒楽第は、 実況者の開始の合図に先んずることで猪狩誠の不意を突いたのだろうか? その解釈は正しくない。 実況者と解説者の音声は、試合会場には届いていない。 あれは、中継映像用なのだ。 ではなぜ。 何を契機に、彼は動いたか。 モニタは、録画された映像をループで再生する。 猪狩少年から50mほど離れた柱の上に、瞬間、空間の歪みが現れる。 現われ出るのは、蒼白のコートを背負った黒髪オールバックの男・儒楽第だ。 視線は、出現と同時、少年を射抜く。 そして、 ニハァ、と不敵に笑った。戦いの予兆を喜ぶかのように。 儒楽第の笑みを見た少年が、呼吸を乱す。 緊張が走り、吐息が荒くなる。 しかしそこは少年とはいえ、彼も場数を踏んだ魔人だ。 乱れた呼吸を落ち着かせる。 深い息。 ――吸って。 ――吐く。 ――吸 蒼白色が消える。 "呼吸"だ。 儒楽第は、はじめから戦闘開始の合図など気にしていなかった。 その類稀なる戦闘センスにより、50m先の対戦相手の呼吸を読んでいたのである。 人間にとって、五感を常に緊張させておくというのは、非常に難しい。 必ず、そこには無意識の波が存在する。 吐いた息を吸い込む瞬間、――人間の五感は無防備となるのだ。 その一瞬、儒楽第がとった行動は…… モニタは、録画された映像をループで再生する。 猪狩も場数を踏んだ魔人だ。 乱れた呼吸を落ち着かせる。 深い息。 ――吸って。 ――吐く。 ――吸 蒼白色が消える、その一瞬。 儒楽第は硫酸風呂に突き立った柱から、飛び降りている! ゴン、ゴン、ガーン。 対戦開始を知らせる鐘が対戦会場に響き渡る。 ―――― 薄暗い個室。 右腕のみで行なわれる拳立て伏せは、腕を替え左腕一本に変わっていた。 「――フッ」 鋭い呼気と共に、繰り返し映し出される映像を見ながら、森田は考察する。 儒楽第の戦闘スタイルは、 己が持つ魔人能力とは裏腹に、先手必勝を基礎としている。 もし猪狩誠が儒楽第の防御能力を、"どう攻略するか"と考えていたのならば、 それは失着である。 最初の一手を間違えている。 儒楽第は抑々(そもそも)、敵の攻撃を受け止める気が一切ない! 儒楽第の魔人能力【攻性変色】は、高速の肉弾戦闘において最高の力を発揮する。 相手を殴り、相手を弾く。 その瞬間瞬間の接触でさえ、 彼の【共感覚】は、「一から八千を読む」究極の解析機能を十全に果たす。 儒楽第の狙いは、対戦開始より前に、敵の視界から脱出すること。 呼吸を読むことで、それは達成された。 しかし、呼吸による五感の無防備は、それこそ一瞬のことである。 硫酸風呂に満ちたドーム。 足場は、突き立った柱しか存在しない。 硫酸風呂に突き立つ柱群は大小さまざまであるが、 視界の通りは良く、敵がどの柱の"上"に立とうが見渡すことが可能である。 だが、柱の上でなければ。 何の器具も用いることなく、ただ筋力のみで、柱の側面に張り付くほどの身体能力を儒楽第が持っているとするならばどうだろうか。 眼下は即死の湖、硫酸風呂。 ましてや、あの一瞬の交差。敵の姿が突然消えるという衝撃による動揺。 柱を飛び降りるという儒楽第の選択に、猪狩少年が気付かなかったのも仕方のないことだろう。 試合会場を映すカメラからも死角となった柱の陰を伝い、彼我の距離50mを瞬時に詰めた儒楽第が、ヌゥと、顔を出す。 猪狩の完全な意識の外、足元からである。 痛恨の先手必勝が炸裂する。 ―――― モニタが、戦闘終了を決定づけた最後の一撃を映し出す。 正味20秒程度の出来事である。 あの瞬間、試合会場で何が起こっていたのか? 足元から現れた儒楽第が、猪狩の足首を掴み引き摺り倒す。 続けて右拳が、意識を奪うほどの勢いで鳩尾へと叩き込まれる。 ダメージにより吐き込み、蹲る猪狩。 そして、それを見下ろす儒楽第。 ズズズ…… ズズズズズズ…… 儒楽第の姿が、モニタ越しでも判別できるほど、黄色く発光していく――! 「黄色の断頭台(イエローギロチン)」 ――儒楽第の魔人能力、攻性変色 カメレオン・オーラ は、オーラに触れた魔人能力を解析し、オーラを、それを阻む性質を持つ色と形に、変色変形させる。 「オーラが黄色に変わるのは、てめぇの能力が常時加護型である証」 「その脅威を断ち切るために、相応しい形状こそ断頭台」 「残念だったな、てめぇはここまでだ。小僧」 ハッハハハハハハハ!! 今、勝鬨の哄笑を上げる。 蹲る少年の首を目掛け、足が踏み降ろされた。 オーラは、猪狩の肉体を切り落としたりはしなかった。 ただ、猪狩を守る、魔人能力を断ち切った。 骨が砕ける音が響く。 『…………』 実況担当が声を詰まらせる。 しかし、すぐ己が役目を思い出したのか、 『――ザ・キングオブトワイライト第一回戦最終戦、勝者、儒楽第選手っ』 慌ただしい声が、結果を告げた。 ―――― よくできた状況じゃあないか。 オレは小娘に従う振りをする。 途中で裏切り、飼い主に牙を剥こうものなら、 機関は即座にオレを危険分子と見做し殺処分する。 だからオレは小娘に手を出せない。 しかしそれは、てめぇも同じこと。 オレを機関に殺させるわけにはいかない。 裏切らないよう、餌を吊るす。 機関に痛む腹は無いから、てめぇの独断専行を許す。 果たして仇敵は倒され万々歳。 しかし、そんなに上手くいくか? 非常に危ういバランスなんじゃあないか? 目高機関が、オレのような存在を自由にすることを許すか? てめぇの思惑に気付き、先手を打ってオレを殺せばそれで終わり。 そしてオレが、本当に大人しく小娘に従う保障はあるか? 周囲の監視を振りほどき、オレが小娘を殺して満足してしまえばそれで終わり。 そうなったとき、てめぇはどうするつもりなんだ? えぇ? ハッハハハハハハハ!! 儒楽第の哄笑。 オレは勝ったぞ。 てめぇはどうするんだ? えぇ? ―――― (そうなったとき、てめぇはどうするつもりなんだ? えぇ?) そうはならない。 そうは、させない。 モニタの光も落ちた個室。 森田はひとり、暗闇のなか独りごちる。 拳立て伏せのカウントが止まる。 伏せた森田は、動きを止め、息も止める。 左手を前に出しつつ、握っていた手を開き、掌を床につけた。 五指を開き、爪を立てるよう突き立て、上体を十点で支える。 そのままの姿勢で、つま先を蹴る。 足が浮き上がる。 腕を上手く曲げ、天に向って振り上がる両の足を制御する。 倒立だ。 両の五指だけで、姿勢を保持する。 しかし森田はそれだけで満足しない。 30秒を数えたと同時、両の中指を握りこむ。 身体を支えるのは、合計八指。 再び30秒を数えたと同時、両の人差し指を握りこむ。 また30秒。今度は薬指。 これで、支える指は四指のみ。 だが、森田の身体は倒立を維持し続ける。 握力と、全身のバランス感覚がそれを実現する。 ボディビルダーのように不必要な筋肉をつけた身体では決してできぬ芸当。 おもむろに小指を外す。 握り拳から突き出された親指のみで、身体を支える。 ……30秒。 森田は、一瞬だけ腕を深く曲げ、伸ばし、その反動で飛び上がる。 着地。 ――やはり、そうなるか。 お嬢様のための最強の駒、儒楽第。その力は、勝負の結果をもって証明される。 "力"。 すべては、その言葉ひとつに集約する。 儒楽第の心の核。 それは、自らの強さに他ならない。 ヤツを真の意味で屈服させ、 従えるため、 わたしは、 あの暴虐の魔人を力にてねじ伏せ、支配しなければならないのだ。 「そのときは必ず、わたしがお前を手ずから殺す」 その宣言を違えぬために。 もはや後戻りは効かない。 ザ・キングオブトワイライトの火蓋は切って落とされた。 欲しいのは"力"。 暴虐の魔人を調伏するための"力"。 この森田一郎が、儒楽第を力でねじ伏せ、支配する。 ザ・キングオブトワイライトの開催は、 世界の実力者を集め、篩(ふるい)にかけ、吟味し、味方に付けるためか? 否。 真実は違う。 ただひとりの、儒楽第という男を殺し得る"力"を見出し、 この森田一郎(わたし)が、それを手に入れるための、遠大な舞台装置。 機関の判断。 儒楽第の裏切り。 すべてのタイムリミットは、ザ・キングオブトワイライト決勝戦――!! このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/dangerousss3/pages/118.html
第一回戦【水族館】SSその2 コツコツ、と地面を叩く音。 ひっそりとした空間に靴の音だけが響く。 「魚、ねぇ。ただ魚が泳いでるのを見て楽しいと思うもんか・・?」 ザ・キングオブトワイライトの参加選手の一人、鎌瀬戌は水族館の通路を歩いていた。 一般的な施設の通路における壁は水槽になっていて、海水の放つ青い光が幻想的な雰囲気を醸し出している。 10歳になるまで檻の中で管理され、その後スラム街で育った戌にとっては水族館など縁のない娯楽施設であり、話には聞いていたが実際に入館するのは初めてである。少しは珍しがっても良さそうなものだが、彼の言葉が示す通り水槽の中にはまるで興味がないようだ。 そして現在彼は水中を煌びやかに踊る海洋生物の鑑賞を楽しめるような状況ではなかった。戌がここに来たのは戦う為、つまりこの水族館が大会で指定された試合場なのである。 本来ならば観光客で溢れているのだろうが、今は大会に使用する為に参加選手以外の立ち入りは禁止されている。 「貸切状態つっても一人じゃあ全然嬉しくないよなぁ・・複数人でくれば少しは楽しいかな?」 そう言ってまず思い浮かべたのは全身真っ白の女性。 今は亡き鎌瀬白。彼女と一緒なら水族館も楽しい思い出になるだろう、そんなことを思いながら歩いていると、ふと視界が開けた。 通路と同じく壁が水槽になっている広い円状の部屋。戌が来た道を含む3つの通路と繋がっていて、中央に太い柱がある以外は遮蔽物はない。 そこで待っていたのは・・・ 「よぉ、犬耳の兄ちゃん。これで全員揃ったな。」 目つきの悪いスーツ姿の男と。 「ヒヒヒ、犬っころとはまたカワイイじゃねぇか」 どこか狂った印象を受けるロングコートの女。 戌の対戦相手である内亜柄影法と紅蓮寺工藤。彼らはそれぞれ別の通路から来たようで、通路の入口に立っている。 大会の一回戦で戦う面子が一同に介した所で――― 「はーい!皆さん揃いましたねー!準備はよろしいですか?」 通常は館内放送で使われていたであろうスピーカーから大会実況役の活気溢れる声が響く。 青碧の光に包まれ、斜に構えた気性の者ばかりが集うこの空間に、その威勢の良い声は些か不釣り合いにも思えた。 各々が戦闘態勢を取ったのを肯定の意と見たか、実況者は戦闘開始の合図を告げる。 「ではザ・キングオブトワイライト第一回戦の開始をここに宣言します。レディーファイっ!」 瞬間。 ドッッ!!と鎌瀬戌と内亜柄影法の両者を全身を貫く痺れが襲った。 「ぐ・・ゥ・・!?」 「なんだ、これは・・!?」 情報が奔流となり脳に押せ寄せてくる。 自分たちは物語の登場人物であること。自分を動かす書き手が存在すること。過去の思い出も経験も何もかも「設定」でしかないこと。「ダンゲロスSS3」というキャンペーンのSSであること。このSSの書き手は鎌瀬戌の作成者であること。投票数で他者を上回ればこのSSが正史として扱われること。他にも他にも他にも、本来知り得なかった残酷な真実が脳内に流れ込んでくる。 紅蓮寺工藤の能力、「創作の祭典」の発動であった。 鎌瀬戌はそのあまりに人を舐めくさった事実に絶望する 今まで強くなる為に、生き残る為に日々研鑽してきた事実はただの「設定」だと?いや、そもそも強くなろうと決心したあの日の出来事、かませ犬派遣商会の存在、白の死、その全てがキャラ作成者によって造られた設定・・?“悲劇的な運命を背負ったキャラクター”を演出するためだけにこんな設定を作ったというのか。SS3で作者が勝ち上がる為に作られた盤上の駒。操り人形。作者もかませ犬派遣商会と同じく、俺を利益を得る為の存在として扱っているだけではないか。今こうして思案している内容も作者が書いている言葉に過ぎない。あぁ、気持ち悪い。吐気がするぞ。ふざけやがって。キャラ愛?酷い過去を押し付けるのが愛というのか。そんな歪んだ愛、俺はいらない。道端の石ころでも愛でてろよクソッタレが。 そして嫌悪感と同時に湧き上がる無力感。今までの俺の人生はなんだった?会得した鎖鎌術も、商会を脱走したあの日の絶望感も、白と過ごした日々に感じた暖かさも、何もかもッ・・!経験だけでなく感情すらも否定される事実。更に過去だけでなく未来も否定された。自分がこれからする行動の一切合切、全て文字上の出来事でしかない。どんな行動をしようが物語を回す為の道化にしかならない。そんなことを知ってしまったから・・・。 動けない。身体が動かない。知ってしまった事実はあまりに重くて。重力の如く身体を縛り付けて。絶大な嫌悪感と絶望に震える以外、何もすることができない。 言うまでもなく、戦闘に於いてそれは致命的な挙動だった。 「ヒヒッ、絶望に嫌悪におつかれさーーん!!坊やはお家に帰ってママンに慰めてもらってこいヨォ!あ?ママ代わりのお姉さんはもういないんだっけェ?キヒヒヒッ!こりゃ失敬失敬、お詫びと言っちゃあなんですがオレが子守唄うたってやんよー!ぐっすり永遠にお眠りなさいませってなぁーーー!!」 難なく接近した工藤が思いっきり戌を蹴り飛ばす。 作者がいる?自分は物語の登場人物?そんなことは知ったことかと言わんばかりに。 床を転がる戌を見下ろし、工藤は続ける。 「自分がただの操り人形だの何だの、そのちっちぇ脳みそで色々考えてるみてェだけどよォー。オレはそんなのはドォーデモいいんだよ、ッヒヒ!楽しく気持ちよく踊って果てようぜェ?つーわけでオマエよぉ、レディがいるのにうずくまってエスコートしねぇってのは紳士としてどうなんだよォ、エエッ!?」 ゲシゲシと踏みつけ、蹴り、痛みつける。 戌は苦悶の表情を浮かべるばかりで、抵抗はしない。魂が抜けてしまったかの様に目も虚ろであった。 「お取り込み中悪いんだけどよ、なんなら俺がエスコートするぜ?お嬢さん。」 一方的な暴力を断ち切ったのは、キザな言葉と工藤の元に飛来した一本のナイフ。 内亜柄影法の「ロジカルエッジ」によって生成されたナイフ。『優しい』切れ味のナイフはあっけなく躱されてしまったが、工藤の注意を惹きつける牽制としては充分用を為していた。 「おォ?ヒヒヒ、いいねーお兄さん!オレは気遣いの出来る男性は好きだぜェ?熱く抱擁してくれヨーーォ?ヒヒヒヒッ!!」 興が乗ってきたという風にテンションを上げる工藤。水槽のガラスに突き刺さったナイフを抜き、影法のもとへと疾走する。 「はっ、とんだ熱烈な女性に気に入られちまったみたいだなぁ。厄介な女までも寄り付いてくるのはイケメンで天才な俺様の辛いとこだぜ。熱い好意は手厚く歓迎してやらないとなぁ。オラァ、来いよ!この内亜柄影法様に相手して貰うこと、嬉し涙流して喜びに打ち震えろやぁ!!」 その言葉に呼応する様に、刃が『熱い』ナイフが生まれる。刃先自体が融解するような熱量を持つその得物は、触れたらただでは済まないだろう。肉ごと焼き切ることが可能である分、切れ味がいいだけの刃物よりも恐ろしい。 不敵に応戦する影法であったが、彼も工藤の「創作の祭典」の影響を受けているはず。しかし戌の様に絶望することなくむしろ好戦的になっているように見えた。工藤の様にそんな下らない事実は知らないと切り捨てたからか?違う。事実を知った上でどうしようもないと自棄になったからか?違う。 影法は、彼なりに事実を受け止めた上で自分で成すべきことを見極めたのだ。 ―――試合開始直後、無慈悲な真実を知った内亜柄影法は舌打ちした。 (検事であること。自分の家が壊されたこと。それらの経歴、肩書きが全て設定?あぁ、そんなのは別にどうでもいいんだ。むしろ俺にお似合いのイカした設定じゃねぇか。俺の作者様はなかなか良いセンスを持ってると見える。気に喰わないのは、もっと別の点だ。このSSは“鎌瀬戌の勝利が決まっているSS”だぁ?はっ、ふざけんじゃねえぞ。この俺様が踏み台にしようとするたぁいい度胸じゃねえか。 しかも「今俺が思考しているという『設定』の俺口調の言葉」もSSの書き手によって紡がれてるだけだと?ったく、おーい!どこの誰だか知らねぇがこのSSを書いてる作者さんよぉ、台詞回しにセンスが足らないんじゃないかぁ?俺というキャラを描くなら少しは俺様をカッコよく書きやがれや! ・・とまぁ不満はここらへんに置いておいて、だ。俺はこの事実を知った上でどうする? 俺様を作れる位センスのいい作者のことだ、きっと俺の作者が勝って正史になるだろうなぁ。だが、万が一鎌瀬戌の作者が勝ってしまった場合はこのSSが正史になってしまう。俺が負けるなんざ考えたくもないが、念には念をってことだ。少しでも俺の勇姿を読者に見せつけなければ俺様のカッコ良さが無駄になっちまう。 つまり、だ。俺はこのSSに於いて、魅力的な立ち回りをするべきっつーことだな!) 指針を決定して影法は、戌と工藤の方の方を見る。まずはあの二人に割り込むのが上策だと考え、行動に移した。 そして現在。手持ちの武器の性能で勝っているはずの影法は劣勢に追い込まれていた。 「ちィ、迂闊に手ぇだすんじゃなかったな。なかなか頭がキレやがる。」 「アァ?どうしたよ?ほらどうしたよ、エスコートしてくれんじゃねェのかよォォオーー?女性にリードにされる男ってのは少し不甲斐ないと思わねェか?ヒヒヒッ!」 工藤は影法が外したナイフを利用するだけに留まらなかった。水槽のガラスを割りその破片も武器として扱い、時には床に爆薬をばら撒き着火させたりと利用できる物総てを存分に扱いじわりじわりと影法を追い詰めていた。それでいて影法の持つ熱いナイフの軌道も掠ることなく躱していくという周到さ。 戦闘センスに於いては確実に工藤の方に軍配が上がっていた。 「ヒヒヒ、目つきの悪い兄ちゃんよぉ、のろのろしてるとガラスがぶっ刺さるぜェ!?」 工藤は影法の刺突を躱し、続いて影法の腹部を狙ってガラスの破片を突き出した。 と、そこで。 ジャララララと。 音が二人の間に割り込んできた。 「あァ!?」 工藤の手に鎖が絡まり、ガラスを刺そうとする動きを阻害していた。 「わりーわりー。さっきは無視して悪かったな。反省するから俺も仲間に入れてくれよ」 工藤の腕を拘束したのは鎌瀬戌。 先程とは打って変わり、瞳に光を戻し、活気付いていた。 「内亜柄影法、さっきは注意を惹きつけてくれてすまないな。だが俺は貸しは作らないタイプでな、ここで返しとくぜ。」 「はっ、犬耳の坊主、てめぇとんだ自意識過剰だなぁ。俺はお前を助けようと思って行動したことなんて只の一瞬もねぇよ。俺は常に俺の為だけに動いてんだ。で?お前はどういった経緯で活取り戻したよ。さっきとは様子が全然違うじゃねぇか」 「あぁ、そのことか。例え今この現状が物語の中の話であったとしても、俺がこの大会を勝ち抜いてかませ犬派遣商会を潰してしまえば俺の作者は商会をネタにしたキャラを作れなくなる。少なくとも商会関連の悲劇はもう生み出されないっていう寸法だ。コレが俺の現状の解決策だよ。だから悪いが全力で倒させてもらうぜ?」 「キヒヒッいいねーッ!!二度と悲劇を生み出さない為に力を振るう?感動的、お涙頂戴じゃねェか!さすがはこのSSの主役ーーーッ!かっけ~なぁ、オイッ!!……だがヨォ、実際問題そう簡単にいきますかねェーー!?ひひヒヒヒっ!ハァイ、ドーーーン!!」 「なっ・・!?」 「テメェ・・!」 ドォォォン!! いつの間に仕掛けたのか、工藤の合図と共に部屋の周囲の水槽に貼り付けられた爆弾が一斉に作動した。 ガラスが飛び散りそれぞれの身体に刺さる。爆弾を仕掛けた張本人である工藤さえも無傷は避けられなかった。 しかし破片が刺さることなどそこまで大した問題はない。魔人であり大会出場するレベルの戦闘技能を持つ彼らにとって、これくらいの傷なら動きを阻害するまでには至らないだろう。問題は水槽から溢れ出る水。広い部屋といえども周囲の水槽の水量が合わされば水かさは20センチ程にはなる。この部屋の水槽は通路の水槽とも繋がっている為更に水かさは増していくだろう。動きの阻害という点では皆同じ条件。しかし一人だけ被害を大きく受ける者がいた。 「…くそっ!これじゃあ能力が使えねぇ」 鎌瀬戌である。彼の能力「ヒトヒニヒトカミ」は簡単に言えば雷を落とす能力。室内でも確実に落ちるため発動自体はできるのだが・・・。 「ヒヒヒヒヒッ!犬っころチャンよォ、さぁどうするよォーー?雷撃ってもいいけど、こんだけ水浸しなら全員食らっちまうなァ。つまりお前自身もヤラれちまうぜェーーー!」 そう、戌の能力範囲は半径1メートルの円柱状でありそこから一歩でも出れば雷自体は当たらないのだが、地面に水が溢れている場合は水を伝ってこの部屋に立つ者総てが感電してしまう。相打ちを狙う以外、戌の能力は封じられたも同然である。異様に頭の回る工藤のことである、口振りからいっても最初から戌の能力封印を狙って爆破させたのだろう。 「さァ、どうするどうするゥー??作者様の考えた陳腐な策でも使ってみろよォォオーー!!!」 爆発の際に生じた揺らぎで鎖による腕の拘束は解けていた。工藤は戌の方へ駆けていく。頭の回転を良くするための動作か、弾の無い銃を頭に押し付けてリボルバーを手で弄ぶように回転させながら。 「ちぃっ!この得物で対抗するしかないか!」 戌は鎖鎌を構えた。 向かってきた工藤を迎え撃つべく、分銅鎖を右手で回転させ勢いをつけてから投擲する。 鎖を腕や足に絡ませることができなくとも、当たれば打撃として申し分の無い威力を持つ分銅。 しかし、工藤は少し身を捻るだけで回避する。分銅鎖は勢いをつける為に回転させる動作が必要であるため投擲のタイミングが分かりやすくなり、軌道が読みやすい。戦闘センスの優れた工藤にとって、先程の様に意識外からの投擲でない限り躱すのは造作もない。そして通常鎖鎌というのは一度鎖を投げたら引き戻さなければならない為連続で投擲することはできない。つもり鎌だけ迎撃するしかなくなるのだが……。 「悪いが俺の鎖鎌術は『我流』なんでなぁ!そんな常識には縛られねえよっ!」 右手の裾から音もなく次なる分銅鎖を取り出し、手首のスナップによる半回転で投擲する。咄嗟の頭を狙った横薙ぎの軌道。 「ヒヒヒ!で?それだけですかァーー??」 奇襲じみた攻撃も戌の動きを注視していた工藤は際どいながらも避ける。だが前に走った状態で頭へ向かってくる攻撃をさける為には身を屈めるしかない。自然とバランスが不安定になってしまう。 「はいよっ、お待ちかねの次の手だぜ!」 避けづらくなったその状況を狙い、鎌を構えて戌の方も工藤に向かって疾走する。 が。 突如、工藤は手に持っていた銃を頭から放し、銃口を戌に向ける。 「っ!?」 “弾は入ってないはず”という確信が一瞬揺らぎ、戌は怯んでしまう。 銃弾が入ってない銃でも銃口を向けられた際に一切動じることのない人間がどれだけいるだろうか。 「『恐怖』ってのはァ、とんだ詐欺師だと思わねェかーー?生存本能っつぅ名目で人間様に備わっていながら時にこうやって身体を硬直させ己の首を絞めちまうッ!ヒヒヒ!迷惑極まりねェ代物だよなァ!!」 硬直した身体を工藤は蹴り飛ばす。 ミイラ取りがミイラになる。一瞬の綻びを突こうとした戌は自分の隙を突かれてしまった。 そして工藤はただ蹴り飛ばしたのではなく。 「キヒヒヒヒッ、一撃で終わらないのはこっちだって同じだぜェーー?」 飛ばされた地面には爆弾が仕掛けられていた。 戌が着地するとほぼ同時に爆発する。 「ごふっ・・・!?」 咄嗟に身を丸めて防御したがただでは済まず、重傷レベルの火傷を負ってしまっていた。 更に、飛ばされた付近には内亜柄影法も居た。 「よぉ、犬の坊主」 ぞわりと、戦慄が身体を駆け巡る。起き上がらなくてはならないと思うのだが、うまく力が入らない。そんな苦境の中で、影法は戌に声をかける。 「辛そうだなぁ、お前。怪我人相手にすんのはわりぃし、なんなら協力してやろうか?」 「な・・!?」 それは驚嘆の域に達する提案だった。この短い時間ながら影法の言動を見るに、自分中心な性格で、とても先の発言を述べるような怪我人を見逃す精神をもつ輩ではないはずだ。しかし、戌の心の内では驚愕と同時に安堵もあった。こいつと一時共闘と言う手ならまだ勝ち目はある、とそんな考えを抱いた所で。 ―――額に金属の塊が押し当てられていて。 「銃・・!?どういうことだ?」 「ハハハッ!まさかと思ったがホントに引っかかりやがった。能力発動ってなぁ!銃なんて大して使ったことのない俺だが、さすがに銃だってこの距離じゃあはずさねぇよ。なぁ、俺がナイフしか使わねぇとでも思ってたのかよ。」 影法は低い声で冷淡に告げた。 『胸を“うつ”』言葉。戌は先程の言葉に胸を打たれ、警戒の念も混じりながらも安堵した。よってここにその言葉のイメージが武器となり顕現したのである。 「・・・てめぇ!」 「ハッ、なんとでも言えよ。藻掻いてみろよ。どうせこの状況じゃ何もできねえがな。端的にいって詰みだ。」 「・・・っ」 鎌で影法を斬りつけようにも斬ろうとした瞬間には眉間を撃ちぬかれているはずだ。 文字通り、どうしようもない状況だった。 「ヒヒヒッ、目つきの悪い兄ちゃんもやるじゃねェかよォー!!ひと思いにやっちまいなァ!」 工藤の呼びかけに影法は首肯する。 「ああ。悪いなぁ、犬耳の兄ちゃん―――――――」 そして。 ゆっくりと引き金を引いていき。 「――――――ひとつ手柄を奪っちまってよッ!」 まるでこれが当然だという風に、銃口を工藤に向けて発砲した。 「ヒッ!?アァ~~~!?アァ~~~!お星サマが見えるぜェーー!ヒヒヒヒッ、ヒヒヒ……ヒヒッ……」 まさか自分にが撃たれると思っていなかった工藤は、為す術もなく心臓を撃ち抜かれた。 工藤が倒れると共に、床に満たされた水が大きく跳ねる。 動かなくなった紅蓮寺工藤に向けて、影法は忌々しそうに告げる。 「俺からとってみりゃあこのSSの主人公サマより、くそ下らねェ真実を勝手に突きつけてくるテメェの方が鬱陶しいんだ。この犬坊主殺した後、テメェとサシになったら俺がヤラれちまうのはさっきの戦闘でわかってるからな。それに、ここで犬坊主殺しちまったら俺様の活躍がそこでお終いになっちまうだろうがよ。」 魅力的な立ち回りをするという彼の指針は当初からブレていなかった。そしてここからは内亜柄影法と鎌瀬戌の一騎打ち。活躍する場は確約されたといっていいだろう。 紅蓮寺工藤は死に、戌と影法との対戦相手という関係は打ち切られた。それは「創作の祭典」の効果が消えたということ。残った二人は作者という存在を忘れ、自分が物語の登場人物であるという事実を忘れていく。 「・・・さて、今度は一騎打ちとなるわけだが。」 影法は対峙する戌の方に視線を戻す。 戌は影法の意識が工藤の方を向いている間に立ち上がり、距離を取っていた。 万全の状態とはいえないが、多少は動けるようだ。日々の鍛錬の成果だろう。しかしこと戦闘に於いては負傷の有無が戦局を大きく左右することがある。 「俺はほとんど傷なし、ソッチは思いっきり負傷。工藤の実力のヤバさだけでなく、そういった事情も鑑みてお前を後回しにしたわけだが、テメェその意味がわかってるか?」 「あぁ・・要はなめられてるってことだろ?」 「正解。正直能力が封じられ、鎖鎌しか使えなくなったお前には勝てる気しかしねぇよ。」 影法はそうした戌にとって『刺さる』言葉を紡ぎ、切れ味の良いナイフを生成していく。 「いいからさっさと始めようぜ。ただでさえハンデが大きいんだ。コレ以上暇はやらねぇよッ!」 あまり相手の武器を作り出させては分が悪くなると思い、戌は分銅鎖を相手の頭めがけて投擲した。 そこからは鎖とナイフの投げ合いだった。 片や鎖を躱し、ナイフを投げ。 片やナイフを躱し、鎖を投げ。 しかし徐々にだが、趨勢は影法に向いていった。 理由としては、手数の多さ。言葉を紡ぐことでいくらでも武器を生み出せる。戌の鎖は引き戻して再利用ができるものの、ローブに隠してある分のみ。更に影法はチャンスがあれば投擲された鎖を切断している為、戌の手数は減っていく一方だった。 そして――― 「よぉ、もうそろそろ鎖が尽きたんじゃねぇか?犬坊主。」 影法はいくつものナイフを携えながら不敵に言い放ち。 「・・・あぁ。残念ながらあと一つだ。」 戌は残った刺突用の針が先についた鎖と鎌を手に持ち。 「勝負ありってことでいいんじゃないか?降参しろよ。命は見逃してやる。」 「はぁ?ここで諦めるほど柔じゃねぇよバーカ。鎖は尽きたがまだ能力は使ってないんだぞ?」 依然として諦めを宿していない戌の瞳を見て、何を馬鹿なことをと言わんばかりに影法は呆れ返る。 「能力ってお前、使っちまったら相打ちになるしかねぇだろうが。アホはお前だろ?」 その反応を見て戌は不敵に笑う。 「ここに宣言してやるよ。次の言葉を紡いだ後、3秒以内に俺を殺せなかったらお前は死ぬ。」 堂々と。宣誓という言葉がふさわしい毅然とした態度で告げる。 「3秒?っておいまさかテメェ本当に能力を・・・!」 スゥっと一呼吸置いて、戌は静かに言葉を紡ぐ。 「――――ヒトヒニヒトカミ」 「3」 戌は淡々と3秒を数え始める。 「ちっ!」 相打ちを狙った能力の発動と見て、影法は阻止しなくてはならないと判断した。戌の能力は事前に仕入れた知識によると、「能力を発動してから3秒後に、能力発動時に戌が居た場所に雷が落ちる」能力。落ちる場所はこの状況に置いてはどこでも良かった。この部屋に落ちたら最期、水に浸された床を伝って電撃が蹂躙するだろう。戌が死ねば能力の発動を阻止できるのかどうか定かではなかったが、少なくとも能力発動前に殺してしまえば大会における勝利を勝ち取ることができる。 故に。戌の宣言通り3秒以内に殺さなくてはマズイと判断し、戌を抹殺するべく行動する。 「ふざけんじゃねぇぞ、クソッタレが!犬の分際で調子こきやがって!脳みその要領足りてないんんじゃねぇか?なぁ、犬野郎!!」 罵詈雑言。戌を罵る言葉は際限なく続く。 「荒い」言葉により無骨なナイフが次々と生み出される。切れ味はあまり良くないが数で圧倒するつもりである。 普段冷静な影法もこの状況となっては必死の形相でひたすらナイフを投げまくる。 「2」 左手で鎌を携え、右手で鎖を回転させている戌はナイフの総ては捌き切れないながらも、いくつかは躱し、鎌と鎖で弾いていた。 「ちっくしょうがッ!無駄な足掻きしてんじゃねぇぞ!!」 影法はかつてない集中力で戌の心臓や頭を狙い、執拗にナイフを投げる。 戌の四肢に刺さり、血だらけとなった姿からは後一歩で死にそうな気配はするものの、肝心の急所には当たらなかった 「1」 最期のカウント。 影法はもはや戌を殺すのは間に合わないと考え、雷を避けることに専念しようとする。 すなわち、水面からの跳躍。雷が落ちる瞬間に水に浸かってなければ感電はしない。 恐らく戌もそれくらいは考えるだろうがナイフが体中に刺さり、大量に出血し、もはやふらつき始めている彼はジャンプすることすら難しいだろうとおもわれる。そう考え、影法は己の勝利を確信した。 「0」 同時に跳躍する影法。 「はっ!俺の勝ちだァーーー!」 しかし。 勝利を確信した影法の心臓には鎖の先端の針が刺さっていて。 「言ったろ。3秒以内に俺は殺せなければお前は死ぬって。」 雷に撃たれ、死に至ると思われていた戌は勝ち誇った笑みを浮かべていて。 「な・・に・・?雷は落ちなかった?」 「俺はただ能力名を言っただけだ。だれも能力を発動したなんて言ってない。言葉を武器に扱うお前の発想を真似させてもらったさ」 単純に鎖を投擲しただけでは外れると思った戌は影法がよけれない状況を創りだそうと考えていた。雷を避ける為には水の浸された床から跳ぶしかない。その考えに誘導し、影法が大きく跳んでスキだらけになる瞬間を狙ったのである。感電を避けるためだけなら大きく跳ぶ必要はなく、軽くジャンプするだけでいい。しかし、もしタイミングがずれて感電したら、という恐怖が影法を大きく飛ばせた。 「恐怖は己の首をも絞める。お前が倒した女がいってたことだぜ?」 「ちっ・・・くしょう・・」 バシャっと大きく水音を立てて影法は床に倒れた。 尋常ではない怪我を追った戌は中央の柱により掛かり、上を見上げて息も絶え絶えにつぶやいた。 「シロ姉、まずは一戦、勝ったよ」 【END】 このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/tokimeki_dictionary/pages/1076.html
Novelize ノベライズ【のべらいず】 ときめきメモリアルシリーズのノベライズ(小説版)について。 『1』 電撃G's文庫で発売。作者は作品ごとに異なる。 花田十輝(藤崎詩織編・清川望編・鏡魅羅編・虹野沙希編・美樹原愛編・早乙女優美編・卒業式編) 山田靖智(片桐彩子編・如月未緒編・朝日奈夕子 古式ゆかり編) あおしまたかし(紐緒結奈編・館林見晴編) ときめきメモリアル① 1年目春・藤崎詩織編と1年目夏・清川望編を収録。 ときめきメモリアル② 1年目秋・片桐彩子編と1年目冬・鏡魅羅編を収録。 ときめきメモリアル③ 2年目春・如月未緒編と2年目夏・虹野沙希編を収録。 ときめきメモリアル④ 2年目秋・紐緒結奈編と2年目冬・美樹原愛編を収録。 ときめきメモリアル⑤ 3年目春・早乙女優美編と3年目夏・朝日奈夕子&古式ゆかり編を収録。 ときめきメモリアル⑥ 3年目冬・館林見晴編と卒業式編を収録。 シリーズを通して登場する詩織の幼なじみ(本編主人公に当たる人物)は「高野直也」である。 それ故彼が登場する話はある意味「連作」となっており、藤崎詩織編(第1話)・美樹原愛編(第2話)・早乙女優美編(番外編)・卒業式編(第3話)とつながるのである。 『2』 電撃G's文庫で発売。著者は今田隆文。 ときめきメモリアル2 君のうしろすがた ヒロインは陽ノ下光。主人公は岩瀬健。 ときめきメモリアル2② あなたを信じてる ヒロインは八重花桜梨。主人公は鳥越俊太。 『3』 電撃G's文庫で発売。著者は今田隆文。 ときめきメモリアル3① ヒロインは牧原優紀子。相手は坂井知公。 ときめきメモリアル3② ヒロインは渡井かずみ。相手は新川春人。 『GS1』 電撃文庫から発売。著者は相坂ゆうひ。 ときめきメモリアルGirl's Side① 葉月珪編。主人公は一ノ瀬ナオ。 ときめきメモリアルGirl's Side② 氷室零一編。主人公は二宮未緒。 『GS2』 KONAMI Novelsから発売。著者はちゃい。すべて主人公(デイジー)の一人称で語られている。 ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Kiss Short Story Vol.1 佐伯瑛編、氷上格編、針谷幸之進編、真咲元春編、女子編を収録。 ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Kiss Short Story Vol.2 志波勝己編、クリストファー・ウェザーフィールド編、天地翔太編、若王子貴文編、赤城一雪編を収録。 ときめきメモリアルGirl's Side 2nd Season Short Story 古森拓編、真嶋太郎編、ホワイトデー編を収録。 関連項目 用語
https://w.atwiki.jp/corazones/pages/25.html
SSアルバム 2009年・2010年 xxx xxx むかし姫ちゃんが旅土産に買ってきてくれた変態帽子…今でも取ってあるおw セビ教会でログアウトしたはずの小松姫を、リアルご家族の操作でカリカ寺院まで連れてってみたwの図 停電落ちで雑魚にダフォられたりおはを笑いものに助けに来てくれたゾズマ オルカレー x年xx月 x年xx月 2009年10月23日 2009年12月31日 2010年1月13日 ちょw はぅw 腹黒バレちった(*ノノ@第1回バルシャ模擬 小松姫廃人確定 ハッピもらえるイベント ヨッシさんの卒業式風景 2010年1月30日 2010年2月7日 2010年2月 2010年3月11日 2010年3月20日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 第1回商会BCヴェネチーム 第1回商会BCうれしー師匠に習った浮遊法 ライブイベント帰還編初の2艦隊行動!!夕日が綺麗でした。 ライブイベント帰還編初陣シーンどんな敵かわくわくw ライブイベント帰還編ひぃw2艦隊もいると肉弾戦になっちゃうw。クマちゃんとファンタちゃんはこっそり避難w 2010年3月21日 2010年3月21日 2010年3月27日 2010年3月27日 2010年3月27日 xxx xxx xxx xxx フシギ装備でゴキゲンの姫ちゃんw x年xx月 x年xx月 x年xx月 x年xx月 2010年4月12日 ある日の商会交易艦隊 納品物生産会 第2回商会BCポルポルチーム(姫ちゃんうpよろw) 第2回商会BCオスマンチーム 第2回商会BC賞品のカメレオンを手にして喜ぶ蜜柑氏 2010年4月12日 2010年4月16日 2010年4月18日 2010年4月18日 2010年4月21日 まさかの、りおは5人艦隊w 垢の無駄遣いとわ、まさにこのことw サプライズ!お誕生日を祝ってくれた皆さま、ほんとにほんとに、どうもありがとう!byりお 皆さまのお陰でとっても素敵な誕生日になりました!Thank you so much!frmりお♪ 変態楽隊(コル氏わエロ動画鑑賞中のため合奏できず...) 2010年4月20日 2010年4月20日 2010年5月3日 2010年5月3日 2010年6月19日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 2キャラで廃人確定ヾ(´∀`*) (*´∀`)ノおめでとうございます! ライちゃん引退。ヴェネにやたら思い入れあったライちゃんの、形見のヴェネ紋章…だいじにしてるおw xxx xxx xxx 2010年6月20日 2010年7月12日 x年xx月 x年xx月 x年xx月 xxx SAGRES商会さんをお招きしてやってみた第4回商会BC戦闘風景 ご希望通り、ソニちゃんがユリユリにやさしく沈めてもらったところ。 第4回商会BCオスマンチームの勝利☆ イングチームも健闘しますた@第4回商会BC x年xx月 2010年7月17日 2010年7月17日 2010年7月17日 2010年7月17日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 第4回商会BCのMVPわ、SAGRES商会長の天助さん☆賞品の日本の鎧似合~うw 納品物生産会PFで鉄鎖を作りに、インドへ家族旅行♪ 「いつか皆でモアイツアーできたらいいねw」かずちゃんお誕生日旅行 感動の卒業式w いこたんおめっとw 2010年7月17日 2010年7月20日 2010年8月1日 2010年8月2日 2010年8月3日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 ピノ姫キタw 成分つづきw 銀行員にせまられちゃった姫ちゃんです(’’* またSAGRES商会さんをお招きした第5回商会BCヴェネチーム 勝利したイスパチーム@第5回商会BC初心者ながら堂々2位に輝いたnihsたんゎ、戦闘終了後も走り込みを欠かさないw 2010年8月5日 2010年8月5日 2010年8月 2010年8月21日 2010年8月21日 チーム全員で空中浮遊して精神統一を図るも、惜しくも敗れたヴェネチーム@第5回商会BC これですべてのランキング載ったそうですwおめっと~w イベントの景品交換NPC イベントの景品交換NPC ゆりゆりエセドールおめっと~♪ 2010年8月21日 2010年8月24日 2010年8月30日 2010年8月30日 2010年9月13日 ねんがんの、商館ゲット! 黒い泥ひたすら採集@納品物生産会 イコレオンw意外と似合うw かんぱーい♪@商館ゲット祝賀飲み会 集合お写真@商館ゲット祝賀飲み会 2010年9月15日 2010年9月16日 2010年9月24日 2010年9月24日 2010年9月24日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 ポカ大会@商館ゲット祝賀飲み会 タロテラドン発見だお~(タロット旅行社主催テノチツアー) 黄金のふんどし~無駄に贅沢w(タロット旅行社主催テノチツアー) プレミアD2とゆう対人戦の大会姫、Adたん、Melissa.たんのシンケンジャーチームが優勝しますた(閣下・エルザたんも別チームで参加してたっぽw) 64歳のおじいちゃん卒業おめっと~w 2010年9月24日 2010年10月1日 2010年10月1日 2010年10月2日 2010年10月20日 緊張の、スタート前@「パルジャ」レース 一斉にスタート!@「パルジャ」レース スタート直後@「パルジャ」レース 皆熱いゼ☆@「パルジャ」レース ゴール後の飲み!で、酒場占領w@「パルジャ」レース 2010年10月30日 2010年10月30日 2010年10月30日 2010年10月30日 2010年10月30日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 今回のために作った赤ネのゴールキャラw@「パルジャ」レース バルシャレース後のゲイ☆ボルグなひとびと おめっと~♪どっちが保護者か不明な「かあさん」の卒業式w閣下、卒業クエ手伝いアリガトw 父母列席でジュバたん卒業式 「大成長時代Online」春ちゃん海事ageちょーがんばってるおw 2010年10月30日 2010年10月30日 2010年11月2日 2010年11月2日 2010年11月9日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 今年最後の見納め 今年最初の変顔w 開拓街で偶然みつけちった♪ジュスティーヌちゃん、かわいい 久々の生産会。皆たのしめてよかったw 生産会後は、うちのおもいつきで、非戦艦隊♪がらすなはーとなんでw 2010年12月31日 20011年1月 2011年2月28日 x年xx月 x年xx月 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 今年のイコメン♪たろちゃん似w ゼランちゃん一日看板娘w 真夏の夜の怪異現象!あんた・・学生なのか?! こまかなランクはみのがさないぜwたらちゃんおめでとーw まだまだあった。2日連続おめっとww 2011年5月 2011年05月 2011年07月 2011年07月17日 2011年7月18日 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 これでふぃーごまんも廃ランカーw ある日の商会開拓街?屋根から トレジャーアルバム必須 xxx xxx 2011年8月9日 2012年10月03日 2013年4月 x年xx月 x年xx月 xxx xxx xxx xxx xxx x年xx月 x年xx月 x年xx月 x年xx月 x年xx月 コメント 先生ぇ、ソニちゃんの靴ひもがほどけてたから、結んであげようとしただけなんです>< -- 助○ (2010-11-03 05 51 02) うそww てか、あんなんやってたの、後日ログ読んで初めて見っけて吹いたww -- りおは (2010-11-10 04 32 02) アルバムに載せてもらって凄く嬉しい♪ -- 姫乃宮春香 (2010-11-11 07 48 31) ひろぽんがイツデモあえるように、ジュスティーヌちゃんのせといたw -- Komatsu (2011-03-10 04 09 00) 公式みてたら、みつけたのでのせといたw -- komatsu (2011-08-20 19 56 54) 名前 コメント ▲上に戻る▲
https://w.atwiki.jp/noguroh/pages/50.html
SSを加工しよう ウインドウズの標準お絵かきソフト【ペイント】を使って、SSの加工をしてみましょう。 保存形式を変更したり、縮尺を変更する方法を説明していきます。 まずは、ペイントを起動してみてください。 やり方わかんねーYOって言わせない為に、画像てんこ盛りで説明しますよ。 画像を切り取ろう まず、【ペイント】を起動しましょう。 こんな画面が出ると思います。 次に、ファイル→開くで、加工したい画像を開きましょう。 加工素材は何故か乙葉ですが、細かいことはきにしないw この画像を加工していきましょう。 左のツールバーから範囲選択をクリックして~ 画像の切り取りたい部分をドラッグして選択しましょう。 切り取りたい部分を選択したら、選択した範囲内を右クリックして、該当部分を別のファイルに保存しましょう。 この際、【ペイント】ではBMPしか選択できません。 BMPは非常に容量が大きいので、別の保存形式に変更した方がいいでしょう。 次に、フォーマットをJPGに変更する方法を説明します。 画像の保存形式を変更しよう では、今切り取った画像のフォーマットをJPGに変更してみましょう。 ファイル→開くで、先ほど保存したファイルを開いてください。 画像を開いたら、フォーマットの変更をしてみましょう。 ファイル→名前をつけて保存を選んで~ ウインドーの下の、ファイルの種類の所からJPGを選択してOKを押しましょう。 これでBMPからJPGに保存形式を変更できました。 画像のプロバティで、画像の容量を確認してみてください。 だいぶ小さくなっていると思います。 縮小してみよう まだ容量が大きくて話にならないYOヽ(`Д´)ノウワァン って方の為に、画像の縮尺を変更する方法を説明します。 まず、【ペイント】で対象の画像を開きましょう。 そして、変形→伸縮と傾きを選んでみましょう。 伸縮と傾き変更ウインドーが開いたと思います。 傾きは関係ないので、いじらなくてもOKです。 伸縮の部分の、水平方向と垂直方向の数値を変更してみましょう。 水平方向と垂直方向の数値を同じにしないと、画像が歪んでしまいますので、必ず同じ数値を入力してください。 ここでは、先ほどの画像を1/4の大きさにしてみます。 画像の縦と横がそれぞれ50%になるので、面積は1/4になりますね。 変更したら、ファイル→名前をつけて保存で必ず保存してください。 忘れるとこれまでの努力が水の泡ですw こんな感じで画像を加工してあげれば、容量制限のある画像掲示板でもうまく投稿できると思います。 【ペイント】は機能がとても少ないので、凝った画像加工は出来ませんが、このくらいの加工なら十分に使えると思います。 おさは【フォトショップ】愛好家なので、【ペイント】は使ったことがなく、説明を書くのにかなり苦労しましたw 他の高機能な画像編集ソフトを使用すれば、もっと凝った加工が出来ますので、興味がある方はチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。 というか、とっても疲れました(´;ェ;`)ウゥ・・・ 文責:おさふね
https://w.atwiki.jp/vipvipwww/pages/17.html
SS ※ここにあったイチホレ氏とID wDH1Fro90氏の作品は メインストーリーのようだったのでストーリーの過去作品に移動しました。 このページはメインに関係ないサイドストーリーの保管場所になればいいな。 一行だろうが二行だろうが、思いつきの作品を投下してくださいです。 余裕があれば完成品に埋め込まれるかも( ̄ー ̄)ニヤリッ 新しい作品ほど上に来るようにしてくださいね。
https://w.atwiki.jp/kyougokusure/pages/15.html
短編が置いてあります。 一発ネタ ギャグ系 シリアス系 典型的な雛見沢症候群 文庫紹介文風 会話文のみ オヤシロ様考察 繋がってるっぽいもの(投下順) タイトル 登場人物 場所 彼女は人間でなく── 関口巽、中禅寺秋彦 京極堂 白澤の娘 沼上蓮次、多々良勝五郎、赤坂衛、里村紘市 鬼の話 関口巽、宮村加奈男 歓喜の歌が 沼上蓮次、多々良勝五郎、入江京介、大石蔵人、木場修太郎、青木文蔵、里村紘市 入江診療所→古手神社社務所 綿流し 関口巽、中禅寺秋彦 お祭会場 下僕達の不運 本島俊夫、榎木津礼二郎、園崎お魎、園崎茜、益田龍一 園崎本家 さかさま 沼上蓮次、多々良勝五郎、榎木津礼二郎、益田龍一、本島俊夫 祭囃子 入江京介 罪滅し 関口巽、古手梨花 橋姫の幻 園崎詩音