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ひゃっきやこう【登録タグ ON ひ ぼっち 曲 鏡音リン 鏡音レン】 作詞:ぼっち 作曲:ON 編曲:ON 唄:鏡音リン・鏡音レン 曲紹介 ON氏初の曲となる。 動画をAzyuN氏が手がける。 歌詞 (動画より書き起こし) 0と1電磁波が映すは 無責任な光の機関銃 鉛の枷の取引の果ては 無感情な悲鳴のプレリュード ××××××××× カラスの死体とオニュリの実を 秘伝のスパイスでコトコト 煮込んで ひと時の満腹を味わえば蓄積する 食品添加物(パラオキシ 安息香酸 ナトリウム) ああ 鎖をほどいて ああ ここから連れ出して 今宵檻を破る 心の鬼は 厭世の刃で 現世を切り裂く 踊れ唄え囃せ 百鬼夜行さ 本能のまま ここは 妖の幻想世界 仮面をとっかえひっかえ もういいさ疲れちまうだろ 盃一気に仰げば 嘘など無価値な理想郷 ああ 丑三つ時には ああ ゆらゆら揺られて・・・ きっと虚ろな目で 夢を見れば 夜は笑う ああ 世界が揺れる 踊れ心晒せ 祭囃子さ 回る回る ただひと時の幻想を見せて 今宵檻を破る 心の鬼は 厭世の刃で 現世を切り裂く 踊れ唄え囃せ 百鬼夜行さ 本能のまま ここは 妖の幻想世界 コメント 名前 コメント
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百鬼夜行 P 闇 7 呪文: ■S・トリガー ■相手のクリーチャーすべてのパワーは、このターン-2000される。 ■このターン自分のコスト4以下の闇のクリーチャーの召喚酔い以外のアタックできない効果は全て無効になる。 作者:神風弐千 フレーバーテキスト 「行くずら!」 「おいらたちも!!」 「飛ばすぜェェェェ!!!」 「ウケ、ウケケケケ!!!!」-屑男、ねじれる者ボーン・スライム、単車男、カットちゃん DMTT-01 丑三つ時の人形たちの大行進、全ては彼らが捨てられたあの工場に復讐するため。 収録 DMTT-01 「血塗館と呪人形」 評価 名前 コメント
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登録日:2018/07/23 Mon 21 23 18 更新日:2024/03/31 Sun 13 12 19NEW! 所要時間:約 40 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ妖怪シリーズ 京極夏彦 夢心におもひぬ 妖怪シリーズ 妖怪図鑑 妖怪画 妖怪絵巻 水木しげる 江戸時代 画図百鬼夜行 百怪図鑑 百鬼夜行 百鬼夜行シリーズ 鳥山石燕 ■画図百鬼夜行(*1) 『画図百鬼夜行』は、江戸時代中期に生まれた画家、狂歌師である鳥山石燕による妖怪画集である。 ▷ 鳥山石燕ってどんな人? 鳥山石燕(一七一二~一七八八) 本名は「佐野豊房」。 狩野派の画家であったが、画家となったのは四十台に入ってからで、裕福な家に生まれた男の隠居仕事として絵を始めたらしいと考えられている。 家は代々将軍家に仕える茶坊主であったらしく、石燕も自らと思われる人物を禿頭で描いている。 茶坊主の役職(*2)からも解るように、非常な知識人にして洒落者であったようで、その知識とユーモアは妖怪画にもふんだんに活かされている。 寧ろ妖怪絵を描きたくて隠居の後に画家となり、わざわざ妖怪絵の“元祖”である狩野派に学んだ、とまで言われている。 高名な弟子には美人画で知られる喜多川歌麿や戯作者として物語も絵も描いた恋川春町の他、栄松斎長喜、歌川豊春、といった面々が居るとされる。 石燕自身も御用絵師(*3)でもあったとも言われるが詳しいことは判っていない。 とにかく、妖怪画を描いたことで有名な人物である。 自らの墓をわざと江戸城本丸の正確な鬼門の位置にする等、知識人だけに迷信を嘲るような逸話もある。 シリーズ本として『今昔画図続百鬼』『今昔百鬼拾遺』『百器徒然袋』があり、四シリーズ各三巻十二冊が刊行されている。 版を重ねるばかりか続編までもが描かれたことからも解るように、化物好きの江戸市井の人々に受け入れられて、中々のヒット作となったシリーズだったらしい。 本項目ではシリーズ全十二冊に紹介されている妖怪の名を挙げる。 現代人が水木しげるで妖怪を知ったように、江戸の人々も鳥山石燕で妖怪を知ったのかもしれない。 事実、石燕が庶民向けに描くまでは、化物絵も様々な故事や説話の類も知識人でも無ければ知る由も無いものも多かったようである。 単色刷りながら、スクリーントーンの如く薄墨を使ったグラデーションも美しいが、この技術は石燕自らが考案して伝わった物だという。(これが「拭きぼかし」の技法か。) 優れた画力に支えられた斬新な構図もさることながら、表現に対する並々ならぬ欲求があったことがうかがえる。 最初に出された『画図百鬼夜行』で取り上げた妖怪は、狩野派に伝わる伝統的な化物絵を倣って描いた物もあるらしい。 そもそも妖怪画というジャンルを始めたのは、狩野派の第二代“古法眼”元信が最初と言われている。 『百鬼夜行絵巻』を描いた土佐光信も元信に学び、姻戚関係になったともされ、妖怪画のルーツは正に狩野派にあると云えるのである。 知識人の石燕がそれを知らぬ訳がなく、妖怪画を描くために狩野派の門徒となったのも自然の流れだったといえる。 また、石燕と同年代を生きた絵師に佐脇嵩之がおり、彼は石燕が画家となるより遥か以前の一七三七年に『百怪図巻』というフルカラーの妖怪絵巻物を発表している。 この図巻の絵は、現在でも石燕の妖怪画と共に、水木しげるのアレンジ以前の妖怪のルーツの姿として紹介されることの多い絵である。 この図巻には「本書、古法眼元信筆 阿部周防守正長写 元文第二丁巳冬日 佐嵩指写」と書かれており、古法眼元信=狩野元信の描いた絵巻の模写であると云う断りがされている。 この、元信の描いた絵巻というのが石燕が狩野派に入門してまで参考にした妖怪画であると思われ、これは狩野派の絵師の手習いの為の手本の一つだったらしい。 この絵巻を元にしたと思われる作例は他にもあり、それらは『化物づくし(絵巻)』や『妖怪絵巻』のタイトルが付けられている。 これらに描かれた約三十体程の化物に、更に百以上もの妖怪を付け加えたのが石燕だったというわけである。 この他、能の謡曲の題材となっていた有名な化物譚や中国由来の故事等から初めて石燕が絵に起こした物もある。 特に、石燕が初めて描いた妖怪というのはシリーズが進む毎に多くなり、それどころか十二冊で二百数体に及ぶ化物絵の内、少なくとも三分の一程は由来その物から石燕が創作した妖怪だという。 例えば百々目鬼の様に現代では創作の世界でも有名となった妖怪も、元は石燕が女スリをキーワードに挙げられる言葉を連想ゲームの様に組み合わせて作った、謂わば駄洒落であった。 ▷ どういう事かというと 女スリ=盗み癖のある女は手長=腕が長いという俗説があった。銭を盗んで鳥目が生じる=鳥目は銭の隠語であり、同じく銭の隠語である御足から、盗みがバレて、腕に目の付く手罹りが人目に晒され、足が付くの意味。更に目が多い=弱り目に祟り目で、直ぐに足を洗った方がいいという教訓をも込められていると読み取れるのだという。なお「どどめきは東都の地名ともいふ」の一節は俵藤太の鬼退治にちなむ宇都宮の地名、百目鬼(どうめき)が元ではないか、とされるので、だとしたら「どどめき」という名前自体も地名をもじった駄洒落となる。 その、石燕の駄洒落の凝りようとデザインワークスの見事さは、後年に於いて妖怪の由来を調べる好事家達にこれも駄洒落かい、とばかりに苦笑されてしまうことこそあるものの、現代に於いては水木しげるの手により、かの『ゲゲゲの鬼太郎』の中でキャラクターとして甦り、数百年の時を経ても尚も愛され続けている。 中でも『百器徒然袋』にまで来ると、伝統的な妖怪の姿は殆どが消え、石燕が『徒然草』のパロディとして描いた付喪神ばかりとなる程である。 石燕の描いた妖怪画は現代の漫画の如く、細かな背景にまで気を配っているのが特徴で、これは『桃山人夜話』の構図にも影響を与えている。 しかし、背景にまで細かなネタを仕込んでいるのは石燕の独壇場で、そこまで読み取れた人間は決して多くはなかったようである。 この他としては“生霊”に“死霊”に“幽霊”を明確に別の物としていたり、中国の四凶の一つである“窮奇”を“かまいたち”の当て字に使う等、それまでの通例には無かった独特の分類や、石燕が初めて提示するか、違うにしても定着させるきっかけとなったであろう区別や読み方をさせた物もある。 これらも、豊富な知識を持つ石燕だからこそ分けられたり付けられたものであるらしく、この方面でも活発な論議が交わされている。(*4) 後年の絵付きの妖怪説話集『桃山人夜話』も石燕の『百鬼夜行』シリーズを倣って描かれたと言われる物であり、この『百鬼夜行』シリーズと、その元となった『化物絵巻』に『桃山人夜話』と、水木しげる自身が描き起こした、或いは誕生させたモノ達こそが、現在で我々が妖怪と呼ぶモノの大凡の姿なのである。 【画図百鬼夜行】 陰 ■木魅(こだま) 百年の樹には神ありてかたちをあらはすといふ。 ■天狗(てんぐ) ■幽谷響(やまびこ) ■山(やま)童(わらわ) ■山姥(やまうば) ■犬(いぬ)神(がみ) ■白(しら)児(ちご) ■猫(ねこ)また ■河童(かっぱ) 川太郎ともいふ。 ■獺(かわうそ) ■垢(あか)嘗(なめ) ■狸(たぬき) ■窮(かま)奇(いたち) ■網(あみ)剪(きり)(*5) ■狐(きつね)火(び) 陽 ■絡(じょ)新(ろう)婦(ぐも) ■鼬(てん) ■叢(そう)原(げん)火(び) 洛外西院の南、壬生寺のほとりにあり。俗これを朱雀の宗源火といふ。 ■釣瓶(つるべ)火(び) ■ふらり火(び) ■姥(うば)が火(ひ) 河内国にありといふ。 ■火車(かしゃ) ■鳴屋(やなり) ■姑獲鳥(うぶめ) ■海(うみ)座頭(ざとう) ■野寺(のでら)坊(ぼう) ■高(たか)女(じょ) ■手(て)の目(め) ■鉄鼠(てっそ) 頼豪の霊鼠と化と、世にしる所也。 ■黒(くろ)塚(づか) 奥州安達原にありし鬼。古歌にもきこゆ。 ■飛頭(ろくろ)蛮(くび) ■逆(さか)柱(ばしら) ■反(まくら)枕(がえし) ■雪(ゆき)女(おんな) ■生(いき)霊(りょう) ■死(し)霊(りょう) ■幽(ゆう)霊(れい) 風 ■見越(みこし) ■しょうけら ■ひょうすべ ■わいら ■おとろし(*6) ■塗(ぬり)仏(ぼとけ) ■濡(ぬれ)女(おんな) ■ぬらりひょん ■元興寺(がごぜ) ■苧(お)うに(*7) ■青(あお)坊主(ぼうず)(*8) ■赤舌(あかした) ■ぬっぺっぽう ■牛(うし)鬼(おに) ■うわん 【今昔画図続百鬼】 雨 ■逢(おう)魔(まが)時(とき) 黄昏をいふ。百魅の生ずる時なり。世俗小児を外に出すことを禁む。一説に王莽時とかけり。これは王莽前漢の時を奪ひしかど、程なく後漢の代となりし故、昼夜のさかひを両漢の間に比してかくいふならん。 ■鬼(おに) 世に丑寅の方を鬼門といふ。今鬼の形を画くには、頭に牛角をいたゞき腰に虎皮をまとふ。是丑と寅との二つを合せて、この形をなせりといへり。 ■山(さん)精(せい) もろこし安国県に山鬼あり。人の如くにして一足なり。伐木人の持てる塩をぬすみ、石蟹を炙りくらふと、永嘉記に見えたり。 ■魃(ひでりがみ) 一名を旱母といふ。もろこし剛山にすめり。その状、人面にして獣身なり。手一つ足一つにして走る事、風の如し。凡此神出る時は旱して雨ふる事なし。 ■水(すい)虎(こ)(*9) 水虎はかたち小児のごとし。甲は鯪鯉のごとく、膝頭虎の爪に似たり。もろこし涑水の辺にすみて、つねに沙の上に甲を曝すといへり。 ■覚(さとり) 飛騨美濃の深山に玃あり。山人呼で覚と名づく。色黒く毛長くして、よく人の言をなし、よく人の意を察す。あへて人の害をなさず。人これを殺さんとすれば、先その意をさとりてにげ去と云。 ■酒(しゅ)顚(てん)童子(どうじ) 大江山いく野の道に行かふ人の財宝を掠とりて、積たくはふる事山のごとし。輟耕録にいはゆる鬼賊の類なり。むくつけき鬼の肘を枕とし、みめよき女にしやくをとらせ、自ら大盃をかたぶけて楽めり。されどわら髪に緋の袴はきたるこそやさしき鬼の心なれ。末世に及んで白衣の化物出と聖教にも侍るをや。 ■橋(はし)姫(ひめ) 橋姫の社は山城の国宇治橋にあり。橋姫かほかたにいたりて醜し。故に配偶なし。ひとりやもめなる事をうらみ、人の縁辺を妬給ふと云。 ■般(はん)若(にゃ) 般若は経の名にして苦海をわたる慈航とす。しかるにねためる女の鬼となりしを般若面といふ事は、葵の上の謡に、六条のみやす所の怨霊行者の経を読誦するをきゝて、あらおそろしのはんにや声やといへるより転じて、かくは称せしにや。 ■寺(てら)つつき 物部大連守屋は仏法をこのまず、厩戸皇子のためにほろぼさる。その霊一つの鳥となりて、堂塔伽藍を毀たんとす。これを名づけて、てらつゝきといふとかや。 ■入(にゅう)内(ない)雀(すずめ) 藤原実方奥州に左遷せらる。その一念雀と化して大内に入り、台盤所の飯を啄しとかや。是を入内雀と云。 ■玉(たま)藻(もの)前(まえ) 瑯邪代酔に古今事物考を引て云。商の妲巳(己)は狐の精なり云々。その精本朝にわたりて玉藻前となり、帝王のおそばをけがせしとなん。すべて淫声美色の人を惑す事、狐狸よりもはなはだし。 ■長(おさ)壁(かべ) 長壁は古城にすむ妖怪なり。姫路におさかべ赤手拭とは童もよくしる所なり。 ■丑(うしの)時(とき)参(まいり) 丑時まいりは胸に一つの鏡をかくし、頭に二つの燭を点じ、丑みつの比神社にまうでゝ杉の梢に釘うつとかや。はかなき女の嫉妬より起りて人を失ひ身をうしなふ。人を呪咀ば穴二つほれとはよき近き譬ならん。 晦 ■不知火(しらぬい) 筑紫の海にもゆる火ありて、景光天皇の麻船を迎しとかや。されぱ歌にもしらぬひのつくしとつゞけたり。 ■古(こ)戦場(せんじょう)火(のひ) 一将功なりて万骨かれし枯野には、燐火とて火のもゆる事あり。是は血のこぼれたる跡よりもえ出る火なりといへり。 ■青(あお)鷺(さぎ)火(のひ) 青鷺の年を経しは、夜飛ときはかならず其羽ひかるもの也。目の光に映じ觜とがりてすさまじきと也。 ■提(ちょう)灯(ちん)火(び) 田舎などに提灯火とて畔道に火のもゆる事あり。名にしおふ夜の殿の下部のもてる提灯にや。 ■墓(はか)の火(ひ) 去るものは日々にうとく、生ずるものは日々にしたし。古きつかは犁れて田となり、しるしの松は薪となりても、五輪のかたちありありと陰火のもゆる事あるはいかなる執着の心ならんかし。 ■火消(ひけし)婆(ばば) それ火は陽気なり。妖は陰気なり。うば玉の夜のくらきには、陰気の陽気にかつ時なれば、火消しばゞもあるべきにや。 ■油(あぶら)赤子(あかご) 近江国大津の八町に玉のごとくの火飛行する事あり。土人云。むかし志賀の里に油をうるものあり、夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて今に迷ひの火となれるとぞ。しからば油をなむる赤子は此ものゝ再生せしにや。 ■片輪(かたわ)車(ぐるま) むかし近江国甲賀郡によなよな大路を車のきしる音しけり。ある人戸のすき間よりさしのぞき見るうちに、ねやにありし小児いづかたへゆきしか見えず。せんかたなくてかくなん、--つみとがわれにこそあれ小車のやるかたわかぬ子をばかくしそ。その夜女のこゑにて、やさしの人かな、さらば子を火へすなりとてなげ入レける。そのゝちは人おそれてあへてみざりとしかや。 ■輪入道(わにゅうどう) 車の轂に大なる入道の首つきたるが、かた輪にてわをのれとめぐりありくあり。これをみる者魂を失ふ。此所勝母の里と紙にかきて家の出入の戸におせば、あへてちかづく事なしとぞ。 ■陰摩羅鬼(おんもらき) 蔵経の中に、初て新なる屍の気変じて陰摩羅鬼となる、と云へり。そのかたち鶴の如くして、色くろく目の光ともしびのごとく羽をふるひて鳴声たかし、と清尊録にあり。 ■皿(さら)かぞえ ある家の下女十の皿を一つ井におとしたる科によりて害せられ、その亡魂よなよな井のはたにあらはれ、皿を一より九までかぞへ十をいはずして泣叫ぶいふ。此古井は播州にありとぞ。 ■人魂(ひとだま) 骨肉は土に帰し、魂気の如きはゆかざることなし。みる人速に下がへのつまをむすびて招魂の法を行ふべし。 ■舟幽霊(ふなゆうれい) 西国または北国にても、海上の風はげしく浪たかきときは、波の上に人のかたちほものおほくあらはれ、底なき柄杓にて水を汲事あり。これを舟幽霊といふ。これはわたる舟の楫をたえて、ゆくえもしらぬ魂魄の残りしなるべし。 ■川赤子(かわあかご) 山川のもくずのうちに、赤子のかたちしたるものあり。此を川赤子といふなるよし。ガワだけ太郎、川童の類ならんか。 ■古(ふる)山茶(つばき)の霊(れい) ふる山茶の精怪しき形と化して、人をたぶらかす事ありとぞ。すべて古木は妖をなす事多し。 ■加牟波理入道(がんばりにゅうどう) 大晦日の夜、厠にゆきて、がんばり入道郭公、と唱えれば、妖怪を見ざるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠神の名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日の談なるべし。 ■雨降(あめふり)小僧(こぞう) 雨のかみを雨師といふ。雨ふり小僧といへるものは、めしつかはるゝ侍童にや。 ■日和(ひより)坊(ぼう) 常州の深山にあるよし。雨天の節は影みえず。日和なれば形あらはるゝと云。今婦人女子てるてる法師といふものを紙にてつくりて晴をいのるは、この霊を祭れるにや。 ■青(あお)女房(にょうぼう) 荒たる古御所には青女房とて女官のかたちせし妖怪、ぼうぼうまゆに鉄漿くろぐろとつけて、立まふ人をうかゞふとかや。 ■毛倡妓(けじょうろう) ある風流士うかれ女のもとにかよひけるが、高楼のれんじの前にて女の髪うちみだしたるうしろ影をみてその人かと前をみれば、額も面も一チめんに髪おひて、目はなもさらにみえざりけり。おどろきてたえいりけるとなん。 ■骨(ほね)女(おんな) これは御伽ばうこに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の燈籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪燈新話のうちに牡丹燈記とてあり。 明 ■鵼(ぬえ) 鵼は深山にすめる化鳥なり。源三位頼政、頭は猿、足手は虎、尾はくちなはのごとき異物を射おとせしに、なく声の鵼に似たればとて、ぬえと名づけしならん。 ■以津真天(いつまで) 広有、いつまでいつまでと鳴し怪鳥を射し事、太平記に委し。 ■邪魅(じゃみ) 邪魅は魑魅の類なり。妖邪の悪気なるべし。 ■魍魎(もうりょう) 形三歳の小児の如し。色は赤黒し。目赤く、耳長く、髪うるはし。このんで亡者の肝を食ふと云。 ■貉(むじな) 貉の化る事をさをさ狐狸におとらず。ある辻堂に、年ふるむじな僧とばけて六時の勤おこたらざりしが、食後の一睡にわれを忘れて尾を出せり。 ■野衾(のぶすま) 野衾は鼯の事なり。形蝙蝠に似て、毛生ひて翅も即肉なり。四の足あれども短く爪長くして、木の実をも喰ひ、又は火焔をもくへり。 ■野槌(のづち) 野槌は草木の霊をいふ。又沙石集に見えたる野づちといへるものは、目も鼻もなき物也といへり。 ■土蜘蛛(つちぐも) 源頼光土蜘蛛を退治し給ひし事、児女のしる所也。 ■比々(ひひ) ひゝは山中にすむ獣にして、猛獣をとりくらふ事、鷹の小鳥をとるがごとしといへり。 ■百々目鬼(どどめき) 函関外史云、ある女生れて手長くして、つねに人の銭をぬすむ。忽腕に百鳥の目を生ず。是鳥目の精也。名づけて百々目鬼と云。外史は函関以外の事をしらせる奇書也。一説にどゞめきは東都の地名といふ。 ■震々(ぶるぶる) ぶるぶる又はぞゞ神とも臆病神ともいふ。人おそるゝ事あれば、身戦慄してぞつとする事あり。これ此神のゑりもとにつきし也。 ■骸骨(がいこつ) 慶雲法師骸骨の絵賛に、かへし見よおのが心はなに物ぞ色を見声をきくにつけても。 ■天井(てんじょう)下(くだり) むかし茨木童子は綱が伯母と化して破風をやぶり出、今この妖怪は美人にあらずして天井より落。世俗の諺に天井見せるといふは、かゝるおそろしきめを見する事にや。 ■大禿(おおかぶろ) 伝へ聞、彭祖は七百余歳にして猶慈童と称す。是大禿にあらずや。日本にても那智高野には頭禿に歯豁なる大禿ありと云。しからば男禿ならんか。 ■大首(おおくび) 大凡物の大なるもの皆おそるべし。いはんや雨夜の星明りに鉄漿くろぐろとつけたる女の首おそろし。なんともおろか也。 ■百々爺(ももんじい) 百々爺見未レ詳。愚按ずるに、山東に摸捫窠と称するもの、一名野襖ともいふとぞ。京師の人小児を怖しめて啼を止むるに元興寺といふ。もゝんぐはとがごしとふたつのものを合せて、もゝんぢいといふ欤。原野夜ふけてゆきゝたえ、きりとぢ風すごきとし、老夫と化して出て遊ぶ。行旅の人これに遭へば、かならず病むといへり。 ■金霊(かねだま) 金だまは金気也。唐詩に不レ貪夜識二金銀気一といへり。又論語にも富貴在レ天と見えたり。人善事をなせば天より福をあたふる事、必然の理也。 ■天逆毎(あまのざこ) 或書ニ云フ。素戔嗚尊ハ猛気胸ニ満チ、吐テ一ノ神ヲ為ス。人身獣首、鼻高ク耳長シ。大力ノ神ト雖モ、鼻ニ懸テ千里ヲ走ル。強堅ノ刀ト雖モ、噛ミ砕テ段々ト作ス。天逆毎姫ト名ヅク。天ノ逆気ヲ服シ、独身ニシテ児ヲ生ム。天ノ魔雄神ト名ヅクト云云。摸捫窩主人賛。 ■日(ひ)の出(で) 夫妖は徳に勝ずといへり。百鬼の闇夜に横行するは、佞人の闇主に媚びて時めくが如し。太陽のぼりて万物を照せば、君子の時を得、明君の代にあへるがごとし。 【今昔百鬼拾遺】 雲 ■蜃気楼(しんきろう) 史記の天官書にいはく、海旁蜃気は楼台に象ると云々。蜃とは大蛤なり。海上に気をふきて、楼閣城市のかたちをなす。これを蜃気楼と名づく。又海市とも云。 ■燭陰(しょくいん) 山海経に曰、鍾山の神を燭陰といふ。身のたけ千里、そのかたち人面龍身にして赤色なりと。鍾山は北海の地なり。 ■人面樹(にんめんじゅ) 山谷にあり。その花人の首のごとし。ものいはずしてたゞ笑ふ事しきりなり。しきりにわらへば、そのまゝ落花するといふ。 ■人魚(にんぎょ) 建木の西にあり。人面にして魚身、足なし。胸より上は人にして下は魚に似たり。是氐人国の人なりともいふ。 ■返魂香(はんごんこう) 漢武帝李夫人を寵愛し給ひしに、夫人みまがり給ひしかば、思念してやまず、方士に命じて反魂香をたかしむ。夫人のすがた髣髴として烟の中にあらはる。武帝ますますかなしみ詩をつくり給ふ。是耶非耶立而望之偏娜々何再々共来遅 ■彭候(ほうこう) 千歳の木には精あり。状黒狗のごとし。尾なし。面人に似たり。又山彦とは別なり。 ■天狗礫(てんぐつぶて) 凡深山幽谷の中にて一陣の魔風おこり、山鳴谷こたへて、大石をとばす事あり。是を天狗礫と云。左伝に見えたる宋におつる七つの石もうたがふらくは是ならんかし。 ■道成寺鐘(どうじょうじのかね) 眞那古の庄司が娘、道成寺にいたり、安珍がつり鐘の中にかくれ居たるをしり蛇となり、その鐘をまとふ。この鐘とけて湯となるといふ。或曰道成寺のかねは今京都妙満寺にあり。その銘左のごとし/紀州日高郡矢田庄天武天皇勅願所道成寺治鐘勧進比丘別当法眼定秀壇那源万寿丸幷吉田源頼秀合山諸檀越男女大工山願道願小工大夫守長延暦十四年乙寅三月十一日 ■燈台鬼(とうだいき) 軽大臣遣唐使たりし時、唐人大臣に唖になる薬をのませ身を彩り頭に燈台をいたゞかしめてお燈台鬼を名づく。その子弼宰相入唐して父をたづぬ。燈台鬼涙をながし指をかみ切り血を以て詩を書して曰、我元日本華京客、汝是一家同姓人為子為爺前世契、隔山隔海変生辛経年流涙蓬蒿宿、遂日馳思蘭菊親形破他郷作灯鬼、争帰旧里寄斯身 ■泥田坊(どろたぼう) むかし北国に翁あり。子孫のためにいさゝかの田地をかひ置て、寒暑風雨をさけず時々の耕作おこたらざりしに、この翁死してよりその子酒にふけりて農業を事とせず。はてにはこの田地を他人にうりあたへければ、夜な夜な目の一つあるくろきものいでゝ、田かへせかへせとのゝしりけり。これを泥田坊といふとぞ。 ■古庫裏婆(こくりばば) 僧の妻を梵嫂といへるよし、輟耕録に見えたり。ある山寺に七代以前の住持の愛せし梵嫂その寺の庫裏にすみゐて、檀越の米銭をかすめ、新死の屍の皮をはぎて餌食とせしとぞ。三途川の奪衣婆よりもおそろしおそろし。 ■白粉婆(おしろいばば) 紅おしろいの神を脂粉仙娘と云。おしろいばゝは此神の侍女なるべし。おそろしきもの、しはすの月夜女のけはひとむかしよりいへり。 ■蛇骨婆(じゃこつばば) もろこし巫咸国は女丑の北にあり。右の手に青蛇をとり、左の手に赤蛇をとる人すめるとぞ、蛇骨婆は此の国の人か。或説に云、蛇塚の蛇五右衛門といへるものゝ妻なり。よりと蛇五婆と呼びしを、訛りて蛇骨婆といふと。未詳。 ■影(かげ)女(おんな) ものゝけある家には月かげに女のかげ障子などにうつると云。荘子にも罔両と景と問答せし事あり。景は人のかげ也。罔両は景のそばにある微陰なり。 ■倩兮(けらけら)女(おんな) 楚の国宋玉が東隣に美女あり。墻にのぼりて宋玉をうかがふ。嫣然として一たび笑へば、陽城の人を惑せしとぞ。およそ美色の人情をとらかす事、古今にためし多し。けらけら女も朱唇をひるがへして多くの人をまどはせし淫婦の霊ならんか。 ■煙々羅(えんえんら) しづか家のいぶせき蚊遣の煙むすぼゝれて、あやしきかたちをなせり。まことに羅の風にやぶれやすきがごとくなるすがたなれば、烟々羅とは名づけたらん。 霧 ■紅葉狩(もみじがり) 余五将軍惟茂、紅葉がりの時山中にて鬼女にあひし事、謡曲にも見へて皆人のしる所なれば、こゝに贅せず。 ■朧(おぼろ)車(ぐるま) むかし賀茂の大路をおぼろ夜に車のきしる音しけり。出てみれば異形のもの也。車争の遺恨にや。 ■火前坊(かぜんぼう) 鳥部山の烟たちのぼりて、龍門原上に骨をうづまんとする三昧の地よりあやしき形出たれば、くはぜん坊とは名付たるならん。 ■簑火(みのび) 田舎道などによなよな火のみゆるは多くは狐火なり。この雨にきるたみのの嶋とよみし蓑より火の出しは陰中の陽気か。又は耕作に苦める百姓の脛の火なるべし。 ■青行燈(あおあんどう) 燈きえんとして又あきらかに、影憧々としてくらき時、青行燈といへるものあらはるゝ事ありと云。むかしより百物語をなすものは、青き紙にて行燈をはる也。昏夜に鬼を談ずる事なかれ。鬼を談ずれば怪いたるといへり。 ■雨(あめ)女(おんな) もろこし巫山の神女は、朝には雲となり、夕には雨となるとかや。雨女もかゝる類のものなりや。 ■小雨坊(こさめぼう) 小雨坊は雨そぼふる夜、大みねかつらぎの山中に徘徊して斎料をこふとなん。 ■雁涯小僧(がんぎこぞう) 岸涯小僧は川辺に居て魚をとりくらふ。その歯の利き事やすりの如し。 ■あやかし(*10) 西国の海上に船のかゝり居る時、ながきもの船こえて二三日もやまざる事あり。油の出る事おびたゞし。船人力をきはめて此油をくみほせば害なし。しからざれば船沈む。是あやかしのつきたる也。 ■鬼童(きどう) 鬼童丸は雪の中に牛の皮をかぶりて、頼光を市原野にうかゞふと云。 ■鬼一口(おにひとくち) 在原業平二条の后をぬすみいでゝ、あばら屋にやどれるに、鬼一口にくひけるよし、いせ物がたりに見えたり。しら玉か何ぞと人のとひし時露とこたへてきえなましものを。 ■蛇帯(じゃたい) 博物志に云、人帯をしきて眠れば蛇を夢むと云々。されば妬る女の三重の帯は、七重にまはる毒蛇ともなりぬべし。おもへどもへだつる人やかきならん身はくちなはのいふかひもなし。 ■小袖(こそで)の手(て) 唐詩に、昨日施憎裙帯上断腸猶繫琵琶功絃とは妓女の亡ぬるをいためる詩にして、僧に供養せしうかれめの帯になを琵琶の糸のかゝりてありしを見て、腸をたちてかなしめる心也。すべて女ははかなき衣服調度に心をとゞめて、なき跡の小袖より手の出しをまのあたり見し人ありと云。 ■機尋(はたひろ) はたひろはある女夫の出てかへらざるをうらみ、おりかゝれる機をたちしに、その一念はたひろあまりの蛇となりて夫の行衛をしたひしとぞ。自二君之出一矣不復理残機と唐詩にもつくれり。 ■大座頭(おおざとう) 大座頭はやれたる袴を穿、足に木履をつけ、手に杖をつきて、風雨の夜ごとに大道を徘徊す。ある人これを問て曰、いづくんかゆく。答ていはく、いつも倡家に三絃を弄すと。 ■火間蟲入道(ひまむしにゅうどう) 人生勤にあり。つとむるときは匱からずといへり。生て時に益なく、うかりうかりと間をぬすみて一生をおくるものは、死してもその霊ひまむし夜入道となりて、灯の油をねぶり、人の夜作をさまたぐるとなん。今訛りてヘマムシとよぶは、へとひと五音相通也。 ■殺生石(せっしょうせき) 殺生石は下野国那須野にあり。老狐の化する所にして、鳥獣これに触れば皆死す。応永二年乙亥正月十一日、源翁和尚これを打破すといふ。 ■風狸(ふうり) 風によりて巌をかけり木にのぼり、そのはやき事飛鳥の如し。 ■茂林寺釜(もりんじのかま) 上州茂林寺に狸あり。守霍といへる僧と化して寺に居る事七代、守霍つねに茶をたしみて茶をわかせば、たぎる事六、七日にしてやまず。人のその釜を名づけて文福と云。蓋文武火のあやまり也。文火とは縵火也。武火とは活火也。 雨 ■羅城門鬼(らじょうもんのおに) 都良香らせうもんを過て一句を吟じて曰、気霽風梳新柳髪と。その時鬼神一句をつぎていはく、氷消波洗旧苔鬚と。渡辺綱がために腕をきられ、からきめ見たるもこの鬼神にや。 ■夜啼石(よなきのいし) 遠州佐夜の中山にあり。むかし孕婦この所にて盗賊のために害せられ、子は胎胞の内に恙なく、幸に生長してその讎を報しとかや。 ■芭蕉精(ばしょうのせい) もろこしにて芭蕉の精人と化して物語せしことあり。今の謡物はこれによりて作れるとぞ。 ■硯(すずり)の魂(たましい) ある人赤間ヶ関の石硯をたくはへて文房の一友とす。ひと日平家物語をよみさして、とろとろと居ねぶるうち、案頭の硯の海の波さかだちて、源平のたゝかひ今みるごとくあらはれしとかや。もろこし徐玄之が紫石譚も思ひあはせられ侍り。 ■屏風闚(びょうぶのぞき) 翠帳紅閨に枕をならべ、顛鸞倒鳳の交あさからず、枝をつらね翼をかはさんとちかひし事も陀となりし胸三寸の恨より、七尺の屏風も猶のぞくべし。 ■毛羽毛現(けうけげん) 毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふか。或は希有希見とかきて、ある事まれに、見る事まれなればなりとぞ。 ■目目連(もくもくれん) 煙霞跡なくして、むかしたれか栖し家のすみずみに目を多くもちしは、碁打のすみし跡ならんか。 ■狂(きょう)骨(こつ) 狂骨は井中の白骨なり。世の諺に、甚しき事をきやうこつといふも、このうらみのはなはだしきよりいふならん。 ■目競(めくらべ) 大政入道清盛ある夜の夢に、されかうべ東西より出てはじめは二つありけるが、のちには十、二十、五十、百、千、万、のちにはいく千万といふ数をしらず。入道もまけずこれをにらみけるに、たとへば人の目くらべをするやう也しよし。平家物語にみえたり。 ■後(うしろ)神(がみ) うしろ神は臆病神につきたる神也。前にあるかとすれば、忽焉として後にありて、人のうしろがみをひくといへり。 ■否哉(いやや) むかし漢の東方朔、あやしき虫をみて怪我と名づけしためしあり。今この否哉もこれにならひて名付けたるなるべし。 ■方相氏(ほうそうし) 論語曰、郷人儺朝服而立(二)於阼階(一)註儺所(二)以逐(一レ)疫周礼方相氏掌(レ)之。 ■滝霊王(たきれいおう) 諸国の滝つぼにあらはるゝと云。青龍疏に、一切の鬼魅諸障を伏すと云々。 ■白澤(はくたく) 黄帝東巡 白沢一見 避怪除害 靡所不徧 摸捫窩賛 ■隠(かくれ)里(ざと) 【百器徒然袋】 上 ■宝(たから)船(ぶね) ながき世のとをのねぶりの ■塵塚怪王(ちりづかかいおう) それ森羅万象およそかたちをなせるものに長たるものなきことなし。麟は獣の長、鳳は禽の長たるよしなれば、このちりづか怪王はちりつもりてなれる山姥とうの長なるべしと、夢のうちにおもひぬ。 ■文車妖妃(ふぐるまようひ) 歌に、古しへの文見し人のたまなれやおもへばあかぬ白魚となりけり。かしこき聖のふみに心をとめしさへかくのごとし。ましてや執着のおもひをこめし千束の玉章には、かゝるあやしきかたちをもあらはしぬべしと、夢の中におもひぬ。 ■長冠(おさこうぶり) 東都の城門にかけて世をのがれし賢人の冠にあらで、このてがしはのふたおもてありし佞人のおもかげならんかしと、夢ごゝろにおもひぬ。 ■沓頬(くつつら) 鄭瓜州の瓜田に怪ありて、瓜を喰ふ霊隠寺に僧これをきゝて符をあたふ。是を瓜田にかくに、怪ながくいたらず。のち其符をひらき見るに、李下不正冠の五字ありと。かつてこの怪にやと、夢のうちにおもひぬ。 ■ばけの皮衣(かわころも) 三千年を経たる狐、藻艸をかぶりて北斗を拝し、美女と化するよし、唐のふみに見へしはこれなめりと、夢のうちにおもひぬ。 ■絹狸(きぬたぬき) 腹つゞみをうつと言へるより、衣うつなる玉川の玉にゑんある八丈のきぬ狸とは化しにやと、ゆめの中におもひぬ。 ■古籠火(ころうか) それ火に陰火、陽火、鬼火さまざまありとぞ。わけて古戦場には汗血のこりて鬼火となり、あやしきかたちをあらはすよしを聞はべれども、いまだ燈籠の火の怪をなすことをきかずと、夢の中におもひぬ。 ■天井(てんじょう)嘗(なめ) 天井の高は燈くろうして冬さむしと言へども、これ家さくの故にもあらず。まつたく此怪のなすわざにて、ぞつとするなるべしと、夢のうちにおもひぬ。 ■白容裔(しろうねり) 白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ。 ■骨傘(ほねからかさ) 北海に鴟吻と言へる魚あり。かしらは龍のごとく、からだは魚に似て、よく雲をおこし雨をふらすと。このからかさも雨のゑんによりてかゝる形をあらはせしにやと、夢のうちにおもひぬ。 ■鉦五郎(しょうごろう) 金の鶏は淀屋辰五郎が家のたか、なりしよし。此かねも鉦五郎と言へるからは、金にてやありけんと、夢のうちにおもひぬ。 ■払子守(ほっすもり) 趙州無の則に、狗子にさへ仏性ありけり。まして伝燈をかゝぐる坐禅の床に、九年が間うちふつたる払子の精は、結跏趺坐の相をもあらはすべしと、夢のうちにおもひぬ。 ■栄螺鬼(さざえおに) 雀海中に入てはまぐりとなり、田鼠化して鶉となるためしもあれば、造化のなすところ、さゞえも鬼になるまじきものにもあらずと、夢心におもひぬ。 中 ■槍毛長(やりけちょう) ■虎陰良(こいんりょう) ■禅釜尚(ぜんぶしょう) 槍毛長 日本無双の剛の者の手にふれたりし毛槌にや。怪しみをみてあやしまず。まづ先がけやの手がらをあらはす。/虎陰良 たけき獣の革にて製したるきんちゃくゆへにや、そのときこと千里をはしるがごとし。/禅釜尚 茶は閑寂を事とするものから、陰気ありてかゝる怪異もありぬべし。文福茶釜のためしもや、ともに夢の中に思ひぬ。 ■鞍野郎(くらやろう) 保元の夜軍に鎌田政清手がらをなせしも我ゆへなれば、いかなる恩をもたぶべきに、手がたをつけんと前輪のあたりをきりつけらるれば、気も魂もきへぎへとなりしとおしみて唄ふ声いとおもしろく、夢のうちにおもひぬ。 ■鐙口(あぶみぐち) 膝の口をのぶかにいさせてあぶみを越しておりたゝんとすれども、なんぎの手なればと、おなじくうたふと、夢心におぼへぬ。 ■松明丸(たいまつまる) 松明の名はあれども、深山幽谷の杉の木ずゑをすみかとなせる天狗つぶての石より出る光にやと、夢心におもひぬ。 ■不々落々(ぶらぶら) 山田もる提灯の火とは見ゆれども、まことは蘭ぎくにかくれすむ狐火なるべしと、ゆめのうちにおもひぬ。 ■貝児(かいちご) 貝おけ這子など言へるは、やんごとなき御かたの調度にして、しばらくもはなるゝこと無れば、この貝児は這子の兄弟にやと、おぼつかなく夢心に思ひぬ。 ■髪鬼(かみおに) 身体髪膚は父はゝの遺躰なるを、千すじの落髪を泥土に汚したる罪に、かゝるくるしみをうくるなりと言ふを、夢ごゝろにおぼへぬ。 ■角盥漱(つのはんぞう) なにを種とてうき艸のうかみもやらぬ小野の小町がそうしあらいの執心なるべしと、夢心におもひぬ。 ■袋狢(ふくろむじな) 穴のむじなの直をするとは、おぼつかなきことのたとへにいへり。袋のうちのむじなも同じことながら、鹿を追ふ猟師のためには、まことに袋のものをさぐるがごとくならんと、夢のうちにおもひぬ。 ■琴古主(ことふるぬし) 八橋とか言へるこしやのしらべをあらためしより、つくし琴は名のみにして、その音色をきゝ知れる人さへまれなれば、そのうらみをしらせんとてか、かゝる姿をあらはしけんと、夢心におもひぬ。 ■琵琶牧々(びわぼくぼく) 玄上牧馬と言へる琵琶はいにしへの名器にして、ふしぎたびたびありければ、そのぼく馬のびはの転にして、ぼくぼくと言ふにやと、夢のうちにおもひぬ。 ■三味長老(しゃみちょうろう) 諺に沙弥から長老にはなられずとは、沙弥渇食のいやしきより、国師長老の尊にはいたりがたきのたとへなれども、是はこの芸にかんのうなる人の此みちの長たるものと用ひられしその人の器の精なるべしと、夢の中に思ひぬ。 ■襟立衣(えりたてごろも) 彦山の豊前坊、白峯の相模坊、大山の伯耆坊、いづなの三郎、冨士太郎、その外木の葉天狗まで、羽団扇の風にしたがひなびくくらまの山の僧正坊のゑり立衣なるべしと、夢心におもひぬ。 ■経凛々(きょうりんりん) 尊ふとき経文のかゝるありさまは、呪詛諸毒薬のかえつてその人に帰せし守敏僧都のよみ捨てられし経文にやと、夢ごゝろにおもひぬ。 ■乳鉢坊(にゅうばちぼう) ■瓢箪小僧(ひょうたんこぞう) へうたん小僧に肝を消して青ざめたりしが、乳ばち坊の泉ばちのおとに夢さめぬとおもひぬ。 ■木魚達磨(もくぎょだるま) 杖払木魚客板など、禅床ふだんの仏具なれば、かゝるすがたにもばけぬべし。払子守とおなじきものかと、夢のうちにおもひぬ。 ■如意自在(にょいじざい) 如意は痒きところをかくに、おのれがおもふところにとゞきて心のごとくなるよりの名なれば、かく爪のながきも痒きところへ手のとゞきたるばけやうかなと、夢心に思ひぬ。 ■暮露々々団(ぼろぼろとん) 普化禅宗を虚無僧と言ふ。虚無僧じやくをむねとして、いたるところ薦むしろに座してもたれりとするゆへ、また薦僧とも言ふよし。職人づくし歌合に、暴露暴露ともよめれば、かの世捨人のきふるせるぼろぶとんにやと、夢の中におもひぬ。 ■箒神(ははきがみ) 野わけはしたなく吹けるあした、林かんに酒をあたたむるとて、朝きよめの仕丁のはきあつめぬるははきにやと、夢心におもひぬ。 ■蓑草鞋(みのわらじ) 雪は鵝毛に似て飛でさんらんし、人は鶴裳をきてたつて徘徊せし、そのふる簑の妖くはゐにやと、夢の中におもひぬ。 下 ■面霊気(めんれいき) 聖徳太子の時、秦の川勝あまたの仮面を製しよし。かく生けるがごとくなるは、川勝のたくめる仮面にやあらんと、夢心におもひぬ。 ■幣六(へいろく) 花のみやこに社さだめず、あらぶるこゝろまします、神のさわぎ出給ひしにやと、夢心におもひぬ。 ■雲外鏡(うんがいきょう) 照魔鏡と言へるは、もろもろの怪しき物の形をうつすよしなれば、その影のうつれるにやとおもひしに、動出るまゝに、此かゞみの妖怪なりと、夢の中におもひぬ。 ■鈴彦姫(すずひこひめ) かくれし神を出し奉んとて岩戸のまへにて神楽を奏し給ひし天鈿女のいにしへもこひしく、夢心におもひぬ。 ■古空穂(ふるうつぼ) ■無垢行騰(むくむかばき) 赤沢山の露ときへし河津の三郎が行縢にやと、夢心に思ひぬ。 ■猪口暮露(ちょくぼろん) 明皇あるとき書を見給ふに、御机の上に小童あらはる。明皇叱したまへば 臣はこれ墨の精なりと奏してきへうせけるよし。此怪もその類かと、夢のうちにおもひぬ。 ■瀬戸大将(せとだいしょう) 槊をよこたへて詩を賦せし曹孟徳に、からつやきのからきめ見せし燗鍋の寿亭侯にや。蜀江のにしき手を着たりと、夢のうちにおもひぬ。 ■五徳猫(ごとくねこ) 七とくの舞をふたつわすれて、五徳の官者と言ひしためしもあれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ。 ■鳴釜(なりがま) 白沢避怪図曰 飯甑作声鬼名(二)斂女(一) 有(二)此怪(一)則呼(二)鬼名(一) 其怪忽自滅 夢のうちにおもひぬ。 ■山颪(やまおろし) 豪猪といへる獣あり。山おろしと言ひて、そう身の毛はりめぐらし、此妖怪も名とかたちの似たるゆへにかく言ふならんと、夢心におもひぬ。 ■瓶長(かめおさ) わざわひは吉事のふくするところと言へば、酌どもつきず、飲めどもかはらぬめでたきことをかねて知らする瓶長にやと、夢のうちにおもひぬ。 ■宝(たから)船(ぶね) みなみざめ ■宝(たから)船(ぶね) 波のり船のおとのよきかな ■亜邇惡沱(うぃきごもり) くらき閨にてぽつぽつと灯点ことおそろし。是暇持余たる者の二次嫁への妄念かや。働ざるがつひきしゅうせひに余念なしといふと夢心におもひぬ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 妖怪図鑑や研究本では鳥山石燕以前と以後に分けられることがあるほど、妖怪文化への影響力の強いシリーズなんだよね。 -- 名無しさん (2018-07-23 22 32 10) ↑自分で書いちゃった物も含めて、伝統的な化物絵にも解釈を加えて描いたという意味でも妖怪の定義をある意味完成させちゃった人でしょうね。 -- 名無しさん (2018-07-24 12 41 39) 窮奇(中国神話の牛または虎の怪物、風神の面もある)と書いてかまいたち(絵はほぼイタチ)と読んだり、この時代ではまだ「中国にいるなら日本にもいる」理論で様々な妖怪や怪物が同一視されていたようだから、妖怪の設定も日本と中国や大陸のものとが混同されていったのだろうと思うと、ある意味では現代の妖怪文化が誕生した時期ともいえる。もう一つ重要なことは、石燕の妖怪画は怖さ<親しみやすさを与えるものだということ。後期のおふざけ具合がとてもよい -- 名無しさん (2018-07-24 14 27 58) 今昔画図続百鬼の最後に「日の出」が含まれてるのがゲーム「大神」のラスボスの元ネタだとか -- 名無しさん (2018-08-01 21 28 21) 燈台鬼は創作らしいが悲惨すぎるなぁ…あと大昔から中国=人体改造だったのか -- 名無しさん (2023-04-21 00 59 45) ↑中国の昔話はそういう系が多いからね。 -- 名無しさん (2023-04-21 02 07 33) 名前 コメント
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作詞:闇月 作曲:P-MAN 編曲:P-MAN 歌:初音ミク 翻譯:pumyau 鳥居左方的 第一個轉角 舉起雙手 往左轉 在第二個交叉路口 當燈光全滅了就穿越路口 背對荒廢的平交道而行 到達的是 "十字路前" 在正午與夜晚交替之時 就能夠抵達 秘密的公車站 停下的公車行蹤不明 現今妖怪百鬼夜行 狂歡作樂的無法地帶 踏遍永夜的世界 轆轤首以及 九十九神 來者不拒 通通過來 光顧著害怕 是會膩的 稍微在這兒 主張自己 我行我素的 鬼魂公車 預定的路線 還不就未定 這裡那裡的 到處亂逛 從意料外的 地方冒出 奔馳的的公車行蹤不明 現今妖怪百鬼夜行 混戰、爭論、比力氣 不解風情為不懂察言觀色 常識不管用 洗豆老人以及雪女 大家都大手筆的 盛裝打扮 不要再 光顧著害怕了 喊出 自己的意見吧 天狗河童生剝鬼塗壁 牛鬼一反木綿妖狐 狂骨貓又件產女 朧車歐托羅悉山姥 時間是 丑時三刻 宴席也方 酒酣耳熱 星啊月啊 要笑就笑吧 真正好玩的 才正要開始 天邪鬼 與滑瓢 大家齊聚一堂 互斟共飲 光顧著害怕 其實也不壞 要變回的 還是原本的模樣 不合時節的 祭典 歌頌這世界吧 直至天明 高啼的雞 呼喚黎明 當拍響祝賀的節奏時 還會再來的
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ver.0.4.0から存在する学校。 ver.2.0.0現在、百鬼夜行連合学院を参照するカードは存在しない。 百鬼夜行連合学院を持つ生徒 狐坂ワカモ
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百鬼夜行 【ひゃっきやぎょう】 ジャンル RPG 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売・開発元 ユース 発売日 1989年2月23日 定価 6,200円 配信 プロジェクトEGG 2019年8月20日/500円(税別) 判定 クソゲー ポイント 8割が作業ゲークリアさせる気のない3Dダンジョンひゃっきだいおおさま支離滅裂なラスボスあんのじょう ストーリー 概要 システム 問題点 評価点 総評 余談 ストーリー ある夜、巨大な火の玉が闇を切り裂くように降ってきたのを見た者がいた。火の玉は不気味な光を放ちながら木々を薙ぎ倒し、大地を大きく揺らしたという。そしてさらに、邪悪なものどもを封じ込めていた結界をも破ってしまったのだ。結界の中で永い眠りについていた魔ものたちが町に解き放たれ、情け容赦のない破壊と略奪が始まった。平和だった町は、瞬く間に魔ものたちがうろつく町に…。 参勤交代を終え、城に戻ってきた城主が見たものは、荒れ果てた町と魔ものたちに服従している町民の姿。危険を察知した城主は山中の寺に身を隠し、一人の忍者に命令を与えた。『人々を苦しめている魔ものたちを封じ込め、町に平和を取り戻してくれ。しかと頼んだぞ』その忍者こそ、キミだ。キミの命をかけた壮絶な戦いが、いま始まる。 概要 ユース制作の3DダンジョンRPG。魑魅魍魎が蔓延るようになった町を舞台に、主人公の忍者が情報収集をしつつ仲間を集めて鬼の親玉である百鬼大王を倒すという和風の世界観となっている。 システム 時間サイクルがあり、朝→昼→夕→夜→朝と一定時間ごとに変化する。 店や神社は夜になるとしまってしまう。また夕方のみ仲間を勧誘することが可能。 仲間は「泥棒」「商人」「武士」「浪人」「僧侶」「山伏」の6種がおり、その中から4人を選択してパーティを組む。 また世界観に合わせるためか妙に凝ったシステムがある。 主人公がいかにもな忍者スタイルの怪しげな黒装束姿であるためか、普通に町人に話しても会話を拒否されてしまう。情報を収集するためには「野宿」コマンドから「変装」を選びおかっぴきに変装して行う必要がある。 「道具屋」などで購入できるものは仲間がいるかで変わる。忍者一人の場合は火薬やまきびしと言った忍具が中心だが仲間がいると違うものが並ぶ。 戦闘はシンボルエンカウント方式。夜の時間は町民が消え町には妖怪が蔓延る。夜の町を魑魅魍魎が跋扈する様はまさしく百鬼夜行の如くといえる。 ダンジョン内ではマップに敵は表示されないものの実質的にシンボルエンカウント方式。特定のマスに固定の敵が配置されており、そこを通ると敵が出現する。 井戸などの抜け道を使うには「縄」を、ふすまを開けるには「釘抜き」と言った道具を使う必要がある。 忍者の体力が0になる(死亡する)とゲームオーバー。最後に記録した所から再開するかゲームを終了するかを選べる。 問題点 時間サイクルの問題 このゲームには朝→昼→夕→夜→朝と一定時間毎に時間のサイクルがあるのだが、宿屋以外は夜に入る事が出来ない。その上夜だけ異様に長い。 逆に夕方は異様に短く、そのくせ何故か町を闊歩する仲間を加えられるのは夕方だけ。概ね出現場所は固定されているので、目当ての仲間が現れるまで張る事となる。 仲間の格差問題。 術が強い本作では術が使える忍者(主人公)・回復術が使える僧侶・攻撃&補助術が使える山伏などは優遇されているが、商人と泥棒の使い道はない。 一応、商人はそろばん(道具)を持たせることで道具を高く売れるのだが下記の問題点と相まって使われない事が殆ど。 泥棒は器用さが高いだけで攻撃力防御力共に水準以下。装備も貧弱。 説明書には「泥棒がいないと開かない扉がある」とあるが忍者でも開けられる。しかも泥棒が使う扉開け道具は使うごとに一定確率で壊れるが、忍者専用の扉開け道具は壊れることが無い。つまり泥棒はあらゆる面で忍者の下位互換である。救いようがない。 一応、器用さの高さを活かしてレベルさえ上げれば敵の術以外の攻撃に当たらなくなるので生存率は忍者と並んで最高になるが、それだけである。 攻撃力が高いものの器用さが低く術が使えない浪人・武士も不遇。 防具は一つを除いて武士専用なので浪人は耐久面で武士に大きく劣る。ただレベルが上がってくると器用度の影響で浪人の方が僅かに有利。 戦闘バランスの問題 術士以外に人権無しと、言い切って良いぐらい物理職が不遇。 本作では命中率が「器用さ」に依存するため器用さが低いうちはまともに攻撃が命中しない。一方で術は防御無視の必中攻撃なので攻撃の術が使える忍者と山伏以外はまともな攻撃性能は期待できない。 器用さが高いのは忍者と泥棒の2人だが泥棒はまともな武器が無く攻撃性能が低く、武器が強力で攻撃が高い武士と浪人は器用さが低めでまともに命中しないのどちらかになりがち。 LVが上がってくれば攻撃もまともに命中するようにはなるが、そこまで行くと今度は敵の守備が非常に高くなり武士や浪人でもまともにダメージが入らなくなる為、攻略は終始術頼みとなる。 また器用さは逃走成功確率にも影響をしており、敵との差があると絶対に逃走できない。 前述したように器用さが低いと敵に攻撃が当たらないため、本作は格上と接触した時点で詰み確定である。幸い、町中では「野宿」コマンドから自由にセーブできるのでこまめにセーブできるのは救いか… しかし、夜に徘徊する敵は初期レベルでは歯が立たないぐらい強いので開始地点である程度レベルを上げないと町で夜を迎えた時点で詰む可能性がある。 忍者の術で敵を麻痺させる術「かげぬい」が異常に強い。敵の耐性が全体的に低く、中ボスはおろかラスボスにすら有効で、うまくはまればハメ殺すことも可能。敵全体を即死させる「こがらし」もラスボスに有効なのでますます物理職の立場が無い。 ラストダンジョンで手に入るアイテム「かみなりだいこ」は防御無視必中の全体攻撃かつ何度でも使用可能。ますます物理職のry 一応攻撃アイテムは「使用者の攻撃力」で威力が決まるので術が使えないが攻撃が高い武士や浪人が使う事でアタッカーを任せることも可能。刀を携えておいて延々と太鼓を鳴らす姿を想像すると物悲しくなるが… 回復の術も効果が両極端。初期に覚える「かいげんりっきょう」は消費3に対しHP回復量はたったの1桁。すぐ3桁になるこのゲームにおいて使う意味はほぼない。一方で僧侶が後に覚える「かんのんきょう」は消費35とはいえ全回復である。もう少し中間を用意できなかったものか…。 最後に覚える「そせい」も消費60でHP1での復活である。下記の通り蘇生手段が少ない本作においては非常に重要な術なのでこれでもあるだけマシではあるがやはり不便さはぬぐえない。 敵の強さと報酬が釣り合わない 後半になると敵のHPがかなり高くなり倒すのが厄介になるのだが、倒しても経験値もお金もあまり得られないのでただただ面倒なだけになってしまっている。 育成の問題 本作は『ドラゴンクエストIII』のように経験値分配式なのだが、敵から貰える経験値が全体的に低めで最大の5人パーティではレベル上げに非常に時間がかかる。格上に挑んでも絶対に勝てない都合上、基本はレベル相当の敵を安全に狩る事が前提になり、プレイ時間の8割近くはレベル上げに費やされる事になる。 敵の強さは忍者のレベルに依存するので忍者一人だけレベルを上げてしまうとすぐに敵が強くなり、低レベルの仲間は一撃で殺されてしまい全く育成できなくなってしまう。 重要なステータス「器用さ」と術を使うのに必要な「神通力」はレベルを上げても増えないため、ただレベルを上げただけではいつまでたっても攻撃は当たらず、敵から逃げられない。これらの能力を上げるには広大な町中にある神社に寄付をすることでレベル相当の数値にしてもらう必要がある。 しかも上げるたびに寄付料として「忍者のレベル×25両」が必要。しかも個人ごとに。そのため5人パーティで進める場合能力を上げるだけでもかなり出費がかさむ事になる。一回でレベル相当になるためある程度レベルが上がってから来ることで節約することは可能。 器用度が上がらない状態で寄付すると「ありがとうございます」の表示が出て金だけ奪われることになる。 道具の問題。 役に立たない道具が多い。例えば泥棒が使うことで3Dダンジョンの扉を開ける事が出来る道具があるのだがこれだけで「きり」「やすり」「はりがね」「やっとこ」と4種類もある。しかもこれらは全て一定確率ですぐ壊れる。忍者専用で使っても壊れない上位互換の「くぎぬき」が存在するため全く意味がない。値段も100両程しか変わらないので「くぎぬき」以外を買う必要が無い。 「ほうこうじしゃく」は3Dダンジョンで今向いている方角が分かるのだが、地図が見れない状況においては方向だけが分かっても役立つ事が少ない。さらに地図が見れる状況では地図を見れば方角がわかる為、わざわざアイテムを使うまでもなくすぐに方角は分かる。 HP回復アイテムである「むようそう」はHP10回復。ゲーム開始時の忍者のHPは50で、少しレベルを上げるとすぐ100に近くなる。雀の涙もいいところである。 武器は攻撃力と価格の設定が滅茶苦茶。 武士と浪人が装備出来る武器「むらさめ」は攻撃力35で25000両もするのに対し、全員が装備可能で攻撃力がむらさめと同値の「ろっかくぼう」は6500両である。つまりむらさめは買う必要が全くない。 「かたな」(5000両)、「きづち」(800両)、「なた」(800両)、「しのびくまで」(1500両)、「ゆみ」(4500両)の5つは攻撃力が同値である。しかも一番安いきづちとなたは全員が装備可能。他3つは何の為に用意された武器なのか…(*1)。 拠点となる町が異常なまでに広い。 画面数にして脅威の108画面分もある。施設があるエリアに限っても48画面という広大さ。 この広さなのに、町の施設には一切看板などの表示が無いので、どの家がどの施設なのか丸暗記する必要がある。 更に体を回復する「休憩処」神を回復する「酒屋」寄付することで様々な効果がある「神社」の3施設は利用料すら表示されない。 アイテムを売却するには特定の店でBボタンを押す必要があるのだが説明書にも記述が無い。 仲間を蘇生することが出来る寺が異常に遠い。主要な施設なのにこれだけ堀で遮られている区画の更に奥の町はずれの森の中にありたどり着くころにはとっぷり日が暮れている。しかも蘇生時のHPは1。当然帰り道に敵に接触しようものなら再び蘇生しに長い道のりを戻るハメになる。 これら施設の説明が説明書にはない(器用度の説明に「ある寺で修行すると上がる」という記述があるくらい)ので事前にどんな施設があるかわからず、蘇生可能な寺の場所が上記の通りなので仲間の蘇生施設はないと勘違いした人もいた。 システム面の問題 状態異常・毒を治す方法がアイテムと僧侶の術のみ。僧侶不在で毒消しが無い状況では死ぬしかないが、ご丁寧に開始位置から毒を入れてくる敵がいる。そいつに捕まり毒を入れられたら最初からやり直しである。 また、毒状態でマップ上を歩くとHPが減少していくのだが本作では歩行時のHP減少の演出すらない。戦闘中に毒を入れられた事を忘れていると気づいた時には「にんじゃは しんでしまった」という事もあり得る。 「たんどく」コマンドを選択する事でその場で仲間と別れられ忍者一人になれるが選択した時点で強制的に一人にさせられる為、うっかり選択してしまうと大変。 アイテムの「のろし」を使う事で別れた仲間といつでも再会できるが、仲間が死亡状態で「たんどく」行動を選んでしまうと仲間はロストしてしまう。同じ職業を再び加えれば元のレベルで加わるなんていう親切設計等など無い。再び育成のやり直しである。装備も当然返ってこない。 死亡状態の仲間と別れ、同じ仲間を再度勧誘するとなんと死亡状態で加入する。さっきまでその辺歩いていたはずなのに…。 物価が異常に高い 敵から入手できるお金が全体的に少ないのに物価は異常に高い。 序盤は精々1匹あたり10~50両しかもらえないのに毒消しだけでも170両もするため気軽に買えない。前述したように能力を上げる寄付だけでも馬鹿にならないお金がかかるというのに…。幸い「あくとくしょうにん」なら弱い割に1000両もの大金を持っているので金策に便利だが、店売り最強の武器は6500両、忍者で8000両、武士と浪人に至っては35000両もするので、この金策を知らないとろくに武器の購入もできない。 ストーリーの中心である主観視点型の3Dダンジョンも異常なまでに広い。 長方形の約1500マスにも及ぶまさに迷路と呼ぶに相応しい超難関ダンジョン。救済処置である「ちず(今自分のいる場所がわかる)」と「にんい(ちずと同様の効果を持つ術)」は数歩歩くとすぐに効果が切れるのであまり役に立たない。さらにちずはこのダンジョン内でしか入手できない。 3Dダンジョンの移動時にアニメーションが無く紙芝居のように絵が切り替わるだけなので進んだのか向きを変えたのか分からなくなる。 『ウィザードリィ』のように移動するとMAPがちらつくといったような表現が無いので直線通路などは何歩進んだか覚えておかないとすぐに現在位置が分からなくなる。 泥棒か忍者が扉明けの道具を持っていないと扉すら開けられない。 入口は複数箇所あるので何かあった時に脱出しやすい(?)のが唯一の救いかも知れない。 一部グラフィックのバグ オープニングで祠を破壊する流星は見た目がバグっており、よく見ると忍者のグラフィックの一部が使用されている。 南方の森に敵の「きんかしゃ」のシンボルが出てくる時期になった時に「しのびぶね」でこのエリアに入るときんかしゃの表示が乱れてしまう。 テキストが雑。 「しにいそぐとこはなかろう」「ひゃっきだいおおさまのかおおをおがんでからしんだらどうじゃ」など、誤字や衍字(*2)がやたら多い。 また、ふすま扉を開けた時に「たいりょくが こわれた」という謎の文章が表示される事がある。 支離滅裂でこちらに責任転嫁してくるラスボス ラスボスの百鬼大王の戦闘前台詞が「なぜ我々の仲間を殺すのだ。我々は何もしてないではないか。それなのにお前達は我々の姿を見ると有無を言わさず襲いかかってくる。わしは争いを好まぬ。だが今となっては手遅れじゃ。このままでは部下に示しが付かん。殺された仲間たちにも。悪く思わんでくれ」 これだけ見れば、あたかも人間側が悪いかのような言い分で、しかもこちらの事を慮っているようなそぶりですらある。だがストーリー上では一方的に攻撃してきたのは妖怪側であり、人間側は完全な被害者。「何もしてない」とは言い逃れにしても酷すぎる。 妖怪を封じ込めていたほこらが倒壊してしまったのは流星という自然現象・偶然によるものだったのであり、少なくとも人間が悪意をもって起こした事では無い。「なぜ我々の仲間を殺すのだ。我々は何もしてないではないか。それなのにお前達は我々の姿を見ると有無を言わさず襲いかかってくる」とは人間の側が百鬼大王に向けて言うべき言葉である。 しかもこの百鬼大王は人間の城主の城を乗っ取っているのである。何もしていないとは明らかに言えない。相手に責任転嫁をして悪びれもしない(本気で自分が悪いと認識していない)人物なのか。 あるいは、彼自身は部下に人間を襲えとは命じてはおらず、部下の妖怪達が勝手に暴れ回った結果、本人の与り知らぬところで双方の被害が拡大して行き、もはや大王としても戦いを選ばねばならなくなった……という流れなのかも知れないが、それならそれで責任は百鬼大王の統率力不足にある。 いずれにしても「大王の重責にありながら自分の責任を全く自覚せず、相手のせいにして自分は被害者面をする、しかもそれが本心からそう思い込んでいる(*3)」というとんでもない人物である。こんな人物に率いられる(が統率力もあまり無かった)妖怪たちが暴れ回ったというストーリーよりも、まだ明確に人間への害意や侵略の意図をもって攻めてくる、よくあるタイプの大魔王の方がよっぽどマシでは無かったろうか。 可能な限り弁護するとすれば、「人間の方にも問題はあったのだ」というストーリーにしたかったのかも知れないが、そんな描写は作中には一切存在せず、このラスボス戦で唐突に語られるだけなのである。 エンディングでは「この事件もやがて月日と共に忘れられてしまうのだろう」と言う内容のモノローグの後、封印の石碑が再び壊れて終わる。伝記ものにありがちな、いかにも悲劇の再来を予感させる後味の悪い締め方であるが、百鬼大王の言い分を信じるのならもう封印が解かれても鬼達は襲っては来ないはずである。モノローグで語られる通り「古い言い伝えがある石碑が壊れたけど結局何も起きなかった。やっぱり昔話なんて本当の事じゃ無かったんだ」と思われて忘れ去られていくのか、それとも再度の襲撃が起きて「百鬼大王の言った事は全部嘘だった」と言う事になるのか。どちらにせよ、「この話はいったい何だったのか」という未来しか待っていないのである。 評価点 BGMは割りと良い。 特に夜の森はゲームに相応しい明るくも暗い曲になっている。 3Dダンジョンも、音楽は思わず体を揺らしてしまうような軽快な曲に仕上がっている。 戦闘曲も和テイストながらもテンポが良く評価が高い。 ボス戦の曲などないので戦闘曲は1つだけという事もあって謎の中毒性がある。 パーティの編成は自由なので好きな組み合わせでプレイできるなどの最低限の自由度はある。 イベントの大半をすっ飛ばせる事に加え、「器用さ」の仕様と「術」の強さ、ラスボスを含むすべての敵に「即死」術が有効などシステム面を理解していれば忍者一人のレベルを上げるだけでクリアまでこぎつけられるため早解きを目指す人には好まれる…かもしれない? 総評 昼夜のシステムで出る敵が切り替わるというシステムや和風の世界観を3DダンジョンRPGに取り込むなど、アイデアはそれなりに光っているが、肝心の出来は雑にもほどがある。 ゲームで出来る殆どが戦闘とレベル上げのみで退屈。そのくせ経験値分配システムの調整が甘く劣悪な戦闘バランスが合わさり戦闘はストレスフル仕様なのですぐに投げたくなってくるだろう。「毒」というRPGでは定番な状態異常すら予備知識がないと回復する道具が買えず治療できる施設すらない、仲間を蘇生する施設が異常に遠いと不親切な設計ばかりが目立ち、術が使えない仲間は育てたところでまともに戦えない、中ボスはおろかラスボスにすら即死魔法が有効などとにかく調整の甘さが目立つ。 肝心のダンジョンも到底突破させる気もないような無意味なだだっ広さでただただストレスだけが溜まっていく。 ボリュームに注力するあまりに肝心の出来がおろそかになってしまった、典型的なクソゲーである。 苦痛度ではFCのRPGでも頂点を争う水準と言えよう。 余談 戦闘に勝利した時のメッセージは、経験値は「にんじゃ は 〇〇 の けいけん を つんだ。」と普通だが、何故かお金に関しては「あんのじょう ×× は おかねを 〇〇 りょう もっていた。」となっている。「案の定」とは「予想通り」という意味の言葉であり、確かにRPGで倒した敵が現金を落とすのは最早恒例ではあるが、それはプレイヤー目線の話である。メッセージとして出る以上、倒した敵が現金を落とすことをゲーム内のキャラクターが予想できるということになるが…。 なお、敵がアイテムドロップした場合は「なぜか ×× は 〇〇を もっていた。」と表示される。アイテムは予想できなかったらしい。 ゲームとして独特なワードなのに加え、某動画サイトの有名RTAプレイヤーが本作に挑んだ事もあり、RTA動画(及び視聴者)界隈で 案の定 「あんのじょう」というワードが使われている。コアなプレイヤーは「案の定」という言葉を見聞きするだけで本作を思い出すとか。 このゲームのメーカーであるユースは他にも『バツ テリー 魔境の鉄人レース』『明治維新』と言ったクソゲーを開発していたが、奇しくも同じ忍者ゲームである『ストライダー飛竜』のPS1移植も手掛けている。後に「XUSE (ザウス)」というアダルトゲームメーカーになった。 こちらは名作『永遠のアセリア -The Spirit of Eternity Sword-』などで名を轟かせていたが、あんのじょう『新世黙示録 ―Death March―』のようなクソゲーも出している。 その後、2021年にザウス・ユースともに破産手続き開始決定を受けた。(参考リンク) 2019年8月20日にプロジェクトEGGで配信が開始された。 紹介動画の説明文では「誰もが気楽にプレイすることができるでしょう。」という本作の内容を考えると突っ込み所な一文が掲載されている。 シンボルエンカウントの敵に話しかけると「ぐおおー」という咆哮が聞けるのだが、何故か悪徳商人も前述の台詞を発して吠える。 一応「悪霊や魑魅魍魎に憑りつかれた人間」という解釈は出来る。
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莉李(りい) <基本設定> 子猫 蜜柑が猫叉になるきっかけ <経緯> もともとは嘉萩家の当主である過去の珊瑚の飼い猫。 珊瑚が暴走し、妖かしへの愛故に生贄にしようとしたため、その影響を受けて猫又に。 その後は蜜柑とともに梔子家で飼われていたが、呪いの影響により失命。 呪いは珊瑚の執念の深さゆえに消えることなく橙里に受け継がれた。 お当番回は犬神奇譚の5話。 <宵闇文芸部、橙里のコメント> 莉李ちゃんは蜜柑の、猫なのに猫好きになるキッカケ(`・ω・´) <宵闇文芸部、都子のコメント> 莉李ちゃんが居ることで、ある意味百鬼夜行の世界線が始まるというか。 常磐関連のごたごたと、莉李関連のごたごたによって百鬼夜行の世界は構成されている。
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目次 残影・百鬼夜行(錦龍百鬼)略歴 人物 サーヴァントクラスステータス一覧 クラスステータス一覧(FGO) バーサーカー 生前ステータス 残影・百鬼夜行(錦龍百鬼) \ 、 '⌒ ) \ ' \ i / ∨ |ヽ \ | ⌒\ . / | ' / ) / |. \ ) / / | //// -―――-ミ 八 . . .\ / ' // / '⌒7__\ ,、丶´  ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ〉 \ _). . . . . . ' { ( ノ___八{ / } \ / \ . . . . { 人 ァ彡<⌒>―- ミ<'/ ) 〉 / '⌒) 乂 ノ. / ⌒__ \ { 〃 ``~、、 _/ . . . . ニ=一 / {∨ '⌒\ /⌒ヽ ` =― ⌒7/⌒ ー ァ/ 「. . . / ' . '⌒\/ \ \ `ヽ ( /. /// V . . ' / . / '⌒ヽ ヘ \ \ \\ ' . ' 人. { . / . / . ' . |∨,.ヘ \ \ 〈⌒ 人{ | |__∨ . / ,' . |⌒ ‘, . \ \ 〈ヽ_ \ ̄ ̄,. . ' . | . | ∧ ', \ i ) } ',ヽ‐┐、 /. . . | 八 } xァ . ‘, .ヽ | ∧ | V || ⌒¨¨´i. . | _∧___{ 、 イ(i ハ . . i | / ^i `| |. . | ィ笊fぅ=一 \ゞ' i . ハ ,「¨⌒ ''⌒ノ ' / | /|. | .i Vツ \ 、 八 .八 { \\^/ / / .. {. 八 八 , ィ ィf幵幵㍉、_.)┘ 人 / ∧. . . . \ \ ` /》<⌒寸幵〉 / / ______ノ. . /\{'⌒ ¨¨¨¨´-=ニニ>_彡' / / '⌒ . . . . / -=彡\_\__ -=ニ二> ( 〉/` 、 / / , / _,.、丶´ ̄ _/-―― -=ニニ二> / (////ハ ,. / ( '/ { -=ニ二 > <へ_ヽ .({/////,'レ / ( _ -=ニ二二>  ̄ ̄ヨミメ⌒\////∨ / _ -=ニ二二二> 、丶` ̄ ̄ ̄¨二>/. /'"⌒ヽ _ -=ニ二二二 > ,、丶´ -―= ,、丶` イ=―……・・・・・…‐- 略歴 人物 黄泉において、錦龍が相まみえた百鬼。 黄泉の第三道「傑出の道」において、隠された才能を目覚めさせることが出来なかった英雄未満の残骸が統合された存在。 錦龍と戦った際には、反属性特攻符により基幹スキルを封印されてあえなく敗れる。 壊れ消滅するところを、符術の秘奥を修めた錦龍により括り直されて、式へと下る。 隠形鬼が右腕なら、残影と呼ばれた彼女は左腕ともいうべき存在。 英雄の側に侍ることが存在意義であり、同時に趣味でもある。 錦龍にならば使い潰されることもよしとすることや、頼光程の英雄にだったら殺されるのもありとするその精神性は、隠形鬼をして無敵と評される。 錦龍の死後は、形見分けで一言台風を受け取ったほか、その妻の死も見届け、線香をあげて去った。 一つの時代の英雄を見届けた忠義の鬼であり、錦龍の式であったことを誇りとする百鬼夜行。 サーヴァント クラスステータス一覧 クラス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラススキル 保有スキル バーサーカー A B A A+ D- A 狂化:EX 人物習合:A憤怒の怒号:A+飢餓の叫び:A+哀悼の歌:A+凱歌の末端:A+錦龍の百鬼:A クラスステータス一覧(FGO) クラス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラススキル 保有スキル カード バーサーカー 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 属性 A B A A+ D- A 混沌・狂 クラススキル 狂化:EX 百鬼の英雄未満の残骸の融合体、話が通じる人格もあれば通じない人格も多いしかし、マスターがあくまで、この百鬼を錦龍に仕えた鬼として扱うならあちらも配慮はしてくれるかもしれないステータスが変動する可能性があるが上記は錦龍の下で技を覚えた主人格級の一鬼のステータスである。 スキル 人物習合:A 多数の人物の集合体であり、その扱いは難しい、表に出る一鬼、一鬼に対応しなければならない・・・ 憤怒の怒号:A+ このスキルは飢餓の叫びA+に変化する可能性がある自身の人格すべての憤怒を束ねて全ステータスを一時的に急上昇させる 飢餓の叫び:A+ このスキルは憤怒の怒号A+に変化する可能性がある地獄の餓鬼の飢えを周囲に伝播し、飢餓する相手に極限の飢え状態を感覚として与える。 哀悼の歌:A+ このスキルはカリスマを持つ者がマスターになるあるいはこのサーヴァントの指揮を取る場合、凱歌の末端A+に変化する。自身の人格の一つを怨念を含んだ魔力として爆発させたりする亜種魔力放出時間により人格は回復する場合があるが、使い過ぎればこのサーヴァント自体の弱体化を招く。 凱歌の末端:A+ カリスマによる強化を極大且つ、全人格に適応することで圧倒的強化を図る代償として、全人格は削れて行き最終的には成仏してしまう。 錦龍の百鬼:A 藤原錦龍が使役した百鬼として、錦龍が用いた道具を一部借用して使用することが許されているこれは式を使役する陰陽師としていかにこの式が信頼を得ていたかを象徴する。 宝具 残影・百鬼夜行:E--~C++ 人格を分離して、亡霊として活動させることができる倒された分だけ、サーヴァントとして弱体化していくが、情報収集としては十分この宝具に相当するものを使って、錦龍は京を監視していたとされる。 一言台風:A 錦龍が役小角に授かったとされる、嵐の大斧、速度の分だけ力を増すまた、逃走時には特殊なボーナスが発生する宝具であり、様々なことに利便性も高い 生前 ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 A++ C B A++ 保有スキル 人物習合:A 幾百の人間の魂を無理やり融合しているため、不安定このスキルを持つことで存在できるスキル枠を7(普通の英雄は5)にし自身の低下勝率の半分を相手の勝率から低下する 飢餓の叫び:A+ 飢餓するものに対して大幅な弱体を行う、ステータス、スキルなどを確率で低下させる 憤怒の怒号:A+ 魔性、神性、人間、火、水、蟲、に対し特攻する特攻しなかった分*10%の勝率を得る 無効になったスキル*10%の勝率を得る 破滅の軍略:A+ 勝利の可能性が無い時、自身の破滅と引き換えに戦を引き分けにする引き分けになった戦を引きついだ英雄は勝利する 哀悼の歌:A+ 自身の基礎勝率を100に変更する、引き換えに自身のスキルを一つ無効にする 凱歌の末端:A+ カリスマを持つ指揮官に率いられるとき、勝率上昇が大きく上昇する引き換えに名声を失っていく 偽神第六天:A+ このスキルを神性としても扱う相手が悪属性の時、相手のスキルを受け付けない相手が善属性の時、勝率上昇が二倍になる
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今回は百鬼夜行の傘下達を紹介していきます( ´_ゝ`) まずは【なめたけ一族】です。ここはすぐに降伏してくれました 次は【桑斬り】です。ここは最後まで抵抗した勇敢なコミュですね。 お次は【日常パート2】です。リーダーが自分から傘下を望んだので傘下となりました。 続いては【@信頼】です。リーダーが俺に憧れて「傘下にしてくれ」といったのでw お次は【エリート】です。ここは百鬼夜行と抗争して部員が全員逃げ出したので傘下にw 次は【@革命】ですね。抗争を挑んできたけど5人に返り討ちにw傘下となりました。 続いて【四国八十八鬼夜行】百鬼夜行と同じようなコミュ。畏れの大きさ的に相手が降伏。 お次は!【@リフレッシュ】ギロス帝国に攻め込んできたがたまたまいた俺に返り討ち(笑) 続いては【鳳凰組】ここは俺が条件だしたらすぐに降伏しました。 続いて【@てんさい】ここは抗争で相手が敗北したので傘下にwリーダーは以外と良い奴w
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カード画像 基本情報 カード名 鎌鼬のジロー(かまいたちのジロー) / Jiro of the Kamaitachi カード種類 ユニット レベル 1 所属軍 東妖 属性 怪異ビースト ATK 2 HP 5 STK 1 カードID 2022GB04-070 レアリティ ★ イラストレーター 上條ロロ カードテキスト 【待機】(【待機】を持つユニットは、セットできる)■これはセットゾーンから通常召喚できる。■「僕ってセンターが似合うよね。【ターン1】」 これが守備ゾーンに通常召喚された時、[DR3]してもよい。そうしたら、デッキから“鎌鼬のジョー”と“鎌鼬のサブロー”を1体ずつ特殊召喚する。 フレーバーテキスト 「この街、好きだったんだけどな。」ジローは人間のように悲しげな表情を浮かべた。「……で、どのぐらいで元に戻るの?2日ぐらい?」 ■解説・総評 関連 収録パック 第四弾「装着!俺がヒーローだ!」 名前