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カマキリの卵鞘-エッグ・シェル- フィールド魔法 自分フィールド上に「マンティス」と名のついたモンスターが存在する場合に発動する事ができる。 自分のスタンバイフェイズ毎に「ベビーカマキリトークン」 (昆虫族・風・星1・攻/守500)1体を特殊召喚する。 トークン生成 フィールド マンティス補助 魔法
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白銀の守護者ハイペリオン UC 光文明 (3) サイキック・クリーチャー:ガーディアン/ハンター 1000+ ■ブロッカー ■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 ■ハンティング(バトル中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある自分のハンター1体につき+1000される) ■覚醒リンク-自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《シルバリオン・カイザー》と《白銀の使徒ヒュペリオン》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。 《シルバリオン・カイザー》、《白銀の使徒ヒュペリオン》と覚醒リンク後⇒《聖龍王シルバー・エグゼリオス》 フレーバーテキスト 収録 DMA-01「アナザーエピソード」 41a/110 作者:焼きナスオ 評価 名前 コメント
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身土不二の卵&初☆話題入りに感謝♪ 2008年9月25日 (木) Canon EOS Kiss Digital 2008/09/25 21 32 12 東北牧場の「身土不二の赤玉」と、贅沢で稀少な「身土不二の青玉(あすなろ卵)」。 身土不二とは、身体と土が一体であるということ。そして人の命と健康は、食べ物で支えられ、食べ物は土で育てられるということ。 東北牧場では、この考えに基づき鶏を育てて、産まれた卵を「身土不二」と名付けました。 鶏の育つ環境を最優先に考えることによって生まれた新鮮な卵の味は、胃にスッと収まる、上品でまろやかな美味しさです。畜産大賞特別賞受賞の高級有精卵は、贈り物にも。 赤玉はくせがなくまろやかな甘み、青玉は、コクがあり濃厚なお味で、大きな黄身が特徴。 青玉は、青森県が美味しい卵のために36年の歳月をかけ育てた「あすなろ卵鶏」の貴重なたまごです。 卵の殻は宝石のひすいのような淡いエメラルドグリーン。滋養に満ちた大きな卵黄の旨味は、生食や卵かけご飯に最適。 いつもスーパーで買うヨード卵光や烏骨鶏の卵より美味しい!と思った卵は身土不二が初めて。 本日、クックパッドにかなえキッチンを開設して初めて「かぼちゃの煮物」が話題入りしました。感動です。つくれぽしてくださった方たちに感謝の気持ちでいっぱいです。 おいしいもの かなえキッチン : ごはん日記 2008年09月
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シルバーソーン・ビーストマスター アーヴィング ペイルムーン - ヒューマン グレード〈4〉 Gユニット (トリプルドライブ!!!) パワー 15000+ / シールド - / クリティカル 1 (Gユニットはメインデッキに入れることができない) 【超越】-ストライドステップ- [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。 (超越した時、ハーツ1枚のパワーとカード名を得る。このユニットは、ターンの終わりに表で戻る) 自: このユニットが(V)に登場した時、あなたのカード名に「銀の茨」を含むハーツカードがあるなら、あなたの山札からカード名に「銀の茨」を含むカードを3枚まで探し、ソウルに置き、その山札をシャッフルし、この効果でソウルに置いたカードがすべて異なるグレードなら、あなたのユニットを1枚まで選び、そのターン中、パワー+5000。 フレーバー:猛獣を従える秘訣?猛獣より強くあることですかね。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 2 (100%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 2 コメント
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銀のじゅぎょう【終了】 イベント「銀のじゅぎょう」を開催! 専用のじゅぎょうをクリアすると確率で限定へんしん★4「しろがね」 をドロップ! ハッパーやほうせきの報酬も! 開催日時4/29(金)15 00~5/2(月)14 59 59 イベント報酬【初回クリア報酬】ふつう:ハッパー10,000枚むずい:ほうせき1個超むず:限定へんしん★4「しろがね」【ドロップ報酬】限定へんしん★4「しろがね」 ※初回クリア報酬は1度しか獲得できません ※じゅぎょうの難易度が高いほど限定へんしんをドロップする確率が高くなります ※ドロップ報酬は確率のため、しゅぎょうをクリアしても必ず獲得できるわけではありません じゅぎょう 属性 スタミナ ハッパー 経験値 ドロップ報酬 初回クリア報酬 ふつう 光-光-光 15 3,000 200 しろがね ハッパー10,000枚 むずい 光-光-光-光 20 5,500 350 しろがね ほうせき1個 超むず 光-光-光-光-光 30 9,000 600 しろがね しろがね
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タグ 作品名く 紅蓮に染まる銀のロザリオ 初回版 曲名 歌手名 作詞 作曲 ジャンル カラオケ OP Rosy すいーつたんけんたい 金杉肇 YURIA 明るい ED 風の足音 白土麗 白土麗 ホリエアキラ おっとり
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白銀の意思 アルジェヴォルン 登場人物 コメント タイプ1:はがね 日本のテレビアニメ。2014年夏放送予定。 『ポケットモンスター XY』及び『ポケットモンスター XY 特別編 最強メガシンカ 〜Act I〜』のプラターヌ博士の声優である土田大さんがサモンジ・ウキョウの声を演じる。 登場人物 マッスグマ:ススム・トキムネ ホウエン・セントラルカロス図鑑に番号が013であることから シェイミ:ジェイミー・ハザフォード 名前が似ているので リザードン:サモンジ・ウキョウ 使い手のプラターヌ博士との声優繋がり コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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銀の邂逅 月の相克(中編) ◆KKid85tGwY 二度目の放送を終えてからのシャドームーンが取った進路は、大よそ次のような物だった。 当初は地図上の西端に居たシャドームーンは東の市街地へ向けて進路を取る。 その際、道路を使わずに森を進んでいったのだ。 別段、深い考えがあった訳ではない。 シャドームーンの能力ならば、道路を行こうが森を行こうが労力は変わらない。 ならば元より急ぐ必要も無かったシャドームーンは、 森の中に有る廃洋館等に寄り道をしながら市街地へ向かうことにした。 そして廃洋館の次に寄ろうとした展望台へ向かう途中に参加者が居たことは、 多少の退屈をしていたシャドームーンにとって幸運と言えた。 森の中に潜んでいたのは二人。一人は人間ではない。 全く得体の知れない二人だが、シャドームーンにとってはどうでもいいこと。 出会う全てが殺す対象なのだから。 そしてそれは殺し合いに乗っているからでは無い。 シャドームーンはゴルゴムの世紀王であり、 ゴルゴムは敵対する如何なる存在も絶対に許さない。 それは、只隠れて様子を伺う程度の反意でも例外ではない。 何故ならゴルゴムは、世界の全てを支配し蹂躙する存在。 人類がその歴史を紡ぎ出すより遥かに太古から存在し、世界を裏より支配した暗黒結社ゴルゴム。 シャドームーンが世紀王に即位した現在、遂に歴史の表舞台に姿を現し、 圧倒的な戦力で日本と言う国家その物の征服を果たした。 そしてゴルゴムの最終的な目的は世界の全てを支配すること。 その世界にはゴルゴムに抗う者はおろか、屈服し従わぬ者の存在すら絶対に許さない。 一辺の例外も無く、世界の全てがゴルゴムに膝まずく。それがゴルゴムの野望。 その頭脳までがゴルゴムに改造され、自我を完全に世紀王の物に塗り変えられたシャドームーンは、 最早ゴルゴムその物とさえ言える存在となっていた。 当然、シャドームーンもまた自らに僅かでも反抗する可能性を持つ者を絶対に許さない。 それが只の高校生であろうと、生命を宿した人形であろうと関係無い。 自らに屈服せぬ者は全てを打ち倒す。 彼がゴルゴムの世紀王であるが故に。 カシャ カシャ カシャ カシャ 月と水銀燈に確実な止めを刺すべくシャドームーンは歩を進める。 月も水銀燈もシャドームーンの相手では無い。 当然だとシャドームーンは考える。 自分は世紀王。世界の全てを支配する者。 同じく世紀王か創世王で無い限り、シャドームーンに敵う者など存在しないのだ。 不意に水銀燈から光が放たれる。 そして水銀燈は再び黒龍を伸ばした。 しかし黒龍はシャドームーンへ攻撃せず、森の中を縦横無尽に飛び回っている。 目暗ましのつもりかとマイティアイで透視してみるが、月と水銀燈はその場から動いている様子は無い。 二人は何かを話しているようだが、龍が森の中を暴れ回っているせいで、 シャドームーンの聴力でも内容は聞き取れない。 突如、黒龍が大顎を開けてシャドームーンに襲い掛かる。 無論、その程度で不意を衝かれるシャドームーンではない。 シャドームーンの腕力なら軽々と振り払える。 筈が、予想以上の衝撃を受け止めてシャドームーンの足が止まった。 更にもう一頭の黒龍がシャドームーンを掬い上げるように襲い掛かる。 改造はされていても人間と大きく体重が変わらないシャドームーンは高々と宙を舞った。 シャドームーンにダメージは無く軽々と足から着地できたが、意表を衝かれたと言う思いを拭えない。 黒龍は明らかに威力を上げていた。 「うふふ、簡単に吹っ飛んじゃった」 シャドームーンの眼前に、水銀燈が悠々と降りて来る。 只単に態度が違うと言うだけではない。 水銀燈の気配その物が先ほどまでと違っていた。 原理は判らないが、おそらく水銀燈自身が力を増している。 水銀燈が背後へ飛び退きながら、黒羽の弾丸を飛ばす。 やはり黒羽はシルバーガードを傷つけることは叶わない。 しかし、水銀燈は黒羽を発射しながらシャドームーンの背後から黒龍を仕掛けた。 「図に乗るな」 広視界と透視を兼ね備えたマイティアイを有するシャドームーンに死角は無い。 黒龍へ光線状のシャドービームを放つ。 シャドービームとその余波は一撃で黒龍を霧散させた。 その一撃でシャドームーンは確信する。 水銀燈がどれほど力を得ても、キングストーンを持つ自分の方が出力は上であると。 シャドームーンは更に水銀燈へ向けてシャドービームを放つ。 水銀燈は高速飛行でビームを回避する。 高速飛行のまま森の草木の間を潜り抜けて行く。あれではシャドービームで狙うのは難しい。 マイティアイによる解析より速度が上がっている。 体重は同じまま出力が上昇したために、加速度も上昇したのだろう。 それでもシャドームーンの五感と身体能力を超える物ではない。 マイティアイは瞬時に水銀燈を捕捉。 森の草木を苦もせずに、水銀燈との距離を詰めるシャドームーン。 次の瞬間、黒羽の弾幕がシャドームーンを覆った。 それでもやはり弾幕は、シャドームーンに傷一つ付けられず足止めにもならない。 その足が不可視の壁に当たって止まる。 水銀燈の発した防御壁がシャドームーンの足先で波紋を作っていた。 シャドームーンは眼前の防御壁に対してサタンサーベルを振るう。 その一閃は空中の波紋を真っ二つに切り裂き、防御壁を消滅させた。 しかしその時には水銀燈は距離を離していた。 戦闘能力の高さを活かして追うシャドームーンと、小柄な体格と森と言う地形を利して逃げる水銀燈の構図が続く。 水銀燈は明らかにヒットアンドアウェイの戦術を取っていた。 影の名を冠する白銀の魔王が、猛打攻勢に出るのを、 銀の名を冠する漆黒の人形が、刹那の間合いで避け続ける。 しかしその追跡劇も、徐々にシャドームーンの側に天秤が傾き始めていた。 「フッ。何のつもりで時間を稼いでいるかは知らんが、それももう終わりだな」 「……自然は大切になさい。お馬鹿さん」 呆れた様子の水銀燈の周囲では、森を構成していた木々が横倒しに転がっている。 あるいはサタンサーベルで切り落とされ、あるいは根こそぎに殴り倒され、 シャドームーンの手によって、全て倒されていた。 身を隠す森が無くなれば、水銀燈とてシャドームーンを相手にヒットアンドアウェイを続けることができない。 邪魔となる障害が無くなり、シャドームーンは悠々と水銀燈へと歩を進める。 その視界を黒龍が埋め尽くした。 シャドーチャージャーからチャージしたエネルギーを拳に込めて撃ち出す。 キングストーンのエネルギーとエルボートリガーより発生する超振動のエネルギーを併せて放つ拳、シャドーパンチ。 シャドーパンチの威力は、一撃で黒龍の巨大な頭を爆散。 爆散した黒龍は無数の黒羽と化す。 そしてシャドームーンの周囲を舞い散る黒羽は、蒼い炎を発した。 シャドームーンは大儀そうにサタンサーベルを横薙ぎに振るう。 一閃で炎は払い飛ばされた。 今の隙に姿を消した水銀燈をマイティアイで探るシャドームーン。 高速飛行する水銀燈が飛び込んだ先は、巨大な展望台だった。 (あの建物には、人間も逃げ込んでいたな……) シャドームーンは水銀燈と戦いながらもマイティアイの広視界で随時、月の動向も把握している。 月は重そうな身体を引きずるように、展望台に逃げ込んでいた。 マイティアイで展望台の内部を透視する。 やはり水銀燈と月が居て、何かを話している。 恐らく先ほどから、何か作戦があっての行動だろう。 だが展望台の中なら水銀燈の動きも制限される。展望台の外からの攻撃で倒すことも可能だ。 しかしそれなら中に入って倒した方が早く確実である。 ゴルゴムの王は世界を制する者。 中で如何なる策が張り巡らされていても、阻む物は全て蹂躙し尽くしてこそ世紀王。 一抹の躊躇も逡巡も無く、シャドームーンは展望台に正面玄関から入っていく。 カシャ カシャ カシャ カシャ 展望台の内部は各階層毎に幾つもの部屋で仕切られていて、更に一階は正面玄関からホールに続いている。 招かれざる客、シャドームーンは堂々と足音を鳴らしながらホールへ進んで行く。 その先には水銀燈が宙に浮いて待ち受けていた。 「どうした? ようやく逃げ隠れをしても時間の無駄だと判ったか?」 「芸の無い挑発ねぇ。もう少し気の利いたことが言えないのかしら」 シャドームーンがサタンサーベルで斬り掛かる。 水銀燈はそれを避ける、と言うより偶々同じタイミングで背後の部屋へと窓から飛び込んだ。 「芸が無いのはどっちだ」 状況から考えて何らかの戦術の変化を予想していたが、水銀燈は相変わらず逃げの手を取る。 どれほど逃げても、シャドームーンの手からは逃れられないことを、まだ判っていないらしい。 マイティアイの透視の前には、部屋を仕切る壁など存在しないも同然。 即座に水銀燈の位置を捉える。 『シャドームーン、僕の名前は夜神月。今戦っている彼女は水銀燈だ』 水銀燈へシャドービームの狙いを付けた瞬間、不意に男の声が“周囲から響いた”。 ブラックサンと同じく聴覚も強化されたシャドームーンは、容易に声の発生源を把握する。 宿泊施設も兼ねているこの展望台には、施設内全体に放送を行うための設備が整っている。 そのために設置された幾つものスピーカーから、シャドームーンへ向けて語り掛けてきたのだ。 シャドームーンは透視で、一階に居る月を見付ける。 太い柱に如何にも身体が重そうに寄り掛かっていた月は、ハンドマイクを手にしていた。 恐らく、それを通して放送を行っているのだろう。 『君がどんな事情で殺し合いに乗っているのかは知らない。だが僕たちは殺し合いの阻止を目的としている』 月が建物内に居ることを確認できたので、シャドームーンはまず水銀燈に狙いを絞ることにした。 水銀燈はその機先を制するように、窓越しに羽を飛ばしてきた。 窓ガラスを割りながら、弾道にも弾速にも全く影響が無いことから見ても、 水銀燈の羽弾の威力の程が伺える。 それでもシャドームーンは小揺るぎもしない。 水銀燈の如何なる攻撃をどれほど積み重ねても、シャドームーンに傷を付けることも叶わないのは明白。 そしてシャドームーンの攻撃は一つでもまともに当たれば、恐らく水銀燈の命は無い。 勝敗は既に決まっている。後は時間の問題なのだ。 『具体的な方法としては参加者で結託し、首輪を解除するなどして殺し合いそのものが維持できない状況にすることを指針としている』 月が放送で世迷言を続けているが、シャドームーンにとっては無意味な話だ。 そう、“不愉快”や“不可解”と言うことではない。シャドームーンにとっては“無意味”な話なのだ。 シャドームーンは月に構わず水銀燈を狙い、シャドービームを撃つ。 しかし眼前に有る壁が炸裂した水銀燈は、寸前で急発進に飛行してシャドービームを避ける。 外れたシャドービームは壁を無きがごとくに貫通していき、展望台の外まで飛び出した。 水銀燈は部屋の密集している建物内を、シャドームーンと一定の距離を保ちながら飛び回る。 どうやら付かず離れずにヒットアンドアウェイの戦術を取り続けるのが水銀燈の作戦のようだ。 幾ら透視ができると言っても、実際に攻撃をする際には障害物の存在を無視することはできない。 水銀燈は自らの小柄と加速能力を駆使して回避に専念。 その上建物の中を高速飛行しているため、様々な雑物も避けながら飛行している。 しかし邪魔となる雑物があるので、慣れた調子で高速飛行をすることができないため、 それがかえってシャドームーンの解析から外れた動きとなっていた。 高速飛行中に肩を強くぶつけて、水銀燈の飛行軌道が揺れる。 再び放たれたシャドービームもこれによって狙いを外れ、展望台の外まで飛び出していく。 こうなればシャドームーンとて水銀燈の動きを捉えることは容易ではない。 やはり時間稼ぎにしかならないが。 幾ら時間稼ぎしても、水銀燈にはシャドームーンに対して有効な攻撃手段は存在しない以上、 いずれ回避は失敗して攻撃を喰らう。そうなれば水銀燈は一撃で終わりだ。 まさか月の説得に応じるとでも思っているのだろうか。 『勿論、主催者側もそれなりの対応をしてくるだろう』 何度目かのシャドービームを回避した後、不安定な高速飛行を維持しながら水銀燈が反撃に出る。 背中から黒龍。 それも大きさこそ先刻より小さいが、頭が幾つにも枝分かれしている。 数にして十頭を超える顎が側面の窓を破り、天井を削り、床のタイルを削ぎ、シャドームーンを囲むように全周囲から襲い掛かる。 シャドームーンの両手が発光。 無数の雷と化したシャドービームを、自分の全周囲へ無差別に放出。 あまりに急激かつ莫大なエネルギーの放出に、大気が雷鳴のごとき雄叫びを上げる。 そして直後に巻き起こるは、破壊の狂騒。 黒龍を破砕し、空気を切り裂き、天井を砕き、壁を貫き、柱を折る。 シャドービームが巻き起こした破壊の狂乱は、一階だけに留まらず展望台の全体を揺るがした。 『くっ! …………しかし参加者の戦力を結集して主催者自身を逮捕、拘束すれば事態は収拾する』 「……フフフ、人間の戯言もそこまでいけば笑えるな」 月の話が余りに荒唐無稽なため、シャドームーンは思わず笑いを漏らす。 月は判っているのだろうか? 主催者とは一体、誰なのかを。 『可笑しいかい? だが決して不可能な話ではない。そしてそうなれば君が何を望んでいても、殺し合いの続行こそ不可能となる』 「不可能な話だ。貴様らは世紀王である私にも敵わぬ無力な存在。まして、この殺し合いを主催する者を倒すなどな……」 やはり月は知らないようだ。 この殺し合いを真に主催する者。 それは即ちシャドームーンとブラックサンの命運をも握る者。 それほどまでに強大な存在は世界に只一つ。 ゴルゴムを統括する唯一絶対の真の王、創世王のみ。 只の人間が、いや何者であろうと創世王に抗うことは不可能。 キングストーンを持つシャドームーンとブラックサン以外は。 『では証明して見せよう。僕たちが、無力ではないと』 ブツンと言う、月のマイクが切れる音が放送を通じて響く。 様子を見ると既にそこには月の姿が無い。 月が寄り掛かっていた柱には、黒い物体が二つ添えられている。 マイティアイで細部まで観察して見た結果、それは手榴弾であると判断。 更に手榴弾の上からは金属製の椅子が覆い被せるように倒していた。 その手榴弾のピンには細い糸が巻き付けられている。 何かの罠、のつもりだろうか? あんな物がシャドームーンに通用しないこと位は承知している筈だ。 手榴弾から伸びる糸の先を辿って行くと、壁に開いた穴を通って外に出ている。 そして糸の先は、展望台の外に出ていた月が握っていた。 月は体力の消耗で憔悴しきったように地に倒れ付している。 しかしその眼には、未だに折れない意志の光が宿っていた。 ◇ 「――――貴方の言った通り、シャドームーンを展望台まで誘き寄せられそうだけど、これからどうするって言うの?」 「僕には君に隠し持っていた支給品、手榴弾が有る」 「そんな物、あいつに通じる訳無いじゃないお馬鹿さん。……もっとも、あいつには何を持ってきても通用しそうに無いけど…………」 「通用する武器なら有る。この手榴弾じゃないけどね」 「何処にそんな武器が有るって言うの!?」 「“ここ”にだよ。別に隠してる訳じゃないけど、多分シャドームーンもそれには気付かない。気付かれたら、今度こそアウトだけどね――――」 ◇ 突如、水銀燈が身を翻してシャドームーンに背を向けて逃げようとする。 シャドームーンの目論見通りに。 今まで際どい綱渡りとは言え、水銀燈がシャドームーンの攻撃から致命傷を回避できたのは、 攻撃も交えながら、一定の間合いを保ちシャドームーンの攻撃の回避に専念して来たからである。 しかしここまで展望台の損傷が激しくなれば、水銀燈も回避に利用し難くなる。 そうなれば水銀燈は終わりだ。 だから水銀燈は遅かれ早かれここから逃げ出す必要があった。 しかしそのタイミングこそシャドームーンが狙っていた物。 攻撃も出来ない、建物の雑物も利用出来ない、この瞬間なら確実に攻撃を当てられる。 エネルギーをチャージした左手が光る。 その左手に黒羽が“直下”から飛び掛った。 黒羽はシャドームーンの左手を覆うように纏わり付く。 その時になってシャドームーンは初めて気付いた。 自分の周囲一体に、水銀燈の黒羽が散乱して落ちていることを。 そして水銀燈は、遠隔からでも自分の羽を操作できることを。 シャドームーンは左手に溜まったエネルギーで、爆発を起こすようにシャドービームを発射。 纏わり付く黒羽を一瞬で焼却する。 ――――更にシャドームーンに拠るものではない爆発音が響いた。 音の発生源は、先刻確認した手榴弾だとすぐに判った。 しかし疑問が残る。 おそらく爆発は月が起こした物。 何故、自身と全く関係のない所で爆発起こすのか? ――――爆発音に続いて、硬く重量のある物体が軋む音が聞こえて来る。 そしてシャドームーンの戦略眼は、すぐに疑問の答えに辿り着く。 シャドームーンは水銀燈を追うべく歩を進め――られない。 両足首に大量の黒羽が極度に密集して絡みつき、更に両足首を繋げていた。 ――――軋む音が急激に大きくなり、そして広がって行く。 それでもシャドームーンの脚力なら容易に黒羽を引き千切ることが出来た。 しかし足首には黒羽が纏わり付いたまま。そして黒羽は青い炎を発する。 炎ではシャドームーンを焼くことは出来ない。 それでも歩を進めようとする足首の関節で突如炎が上がり、シャドームーンはバランスを崩しそうになる。 ――――軋む音は展望台全体に広がり、そして建物自体が揺れ出した。 シャドービームを自分の足首へ放つ。 黒羽は全て燃え尽きる。 しかし、それも遅かった―――― ――――展望台全体が内側へ崩れ出した。 宿泊施設も兼ねた四階建ての展望台。 巨大な建築物であるその展望台を構成する、コンクリートや鉄筋などの雑物の総体は膨大な質量になる。 その膨大な質量それ自体が柱や壁となって、建物を構成して自重を支えることによって、 展望台は成立していたのだ。 しかし展望台は内部からの度重なる破壊のため、自重を支え切れなくなり、 巨大な建築物全体が一挙に崩壊したのだ。 そして破壊した膨大な質量は重力に導かれて、内側へ崩れる要領で落下していく。 それは建物のちょうど中央付近に居たシャドームーンへ、強大な武器と化して襲い掛かった。 ◇ 轟音が鳴り響き、粉塵が舞う。 目前で展望台が崩落するのを、地面に座り込んだ水銀燈は憔悴した様子で眺めていた。 あまりにも呆気無く展望台が崩れ落ち、 それ以上にあまりにも的確に月の作戦通り、事が運んだのに対して 水銀燈は未だにどこか現実感の無い状態だった。 「…………ありがとう水銀燈、助かったよ……」 水銀燈が伸ばしていた羽を戻すと、そこに姿を隠していた月が表れて礼を言う。 展望台崩壊により飛散する残骸から守ってやったのは、今や月が水銀燈と契約したミーディアムとなったため、 これからも利用価値が有る糧だと判断したからだが、 シャドームーンとの戦いで消耗し切った水銀燈には、最早気の利いた返事を返す余裕も残っていない。 シャドームーンを展望台まで誘き寄せて、展望台を崩落させてそれで倒す。 よくこんな無謀な計画を思い付いて、成功した物だ。 「…………まさか本当にこんな作戦が成功するなんて……つくづく貴方には呆れたわ」 「……………………多分、僕の方が驚いてるよ。この作戦の成功にね…………」 月自身、何らかの勝算があってこの作戦を立てた訳ではない。 ただ単純にシャドームーンを倒す方法は、それしか思い付かなかっただけだ。 水銀燈がシャドームーンに追い詰められて、否応なくミーディアムの契約を月に迫った時、 月もまたシャドームーンを倒すための作戦を立てていた。 そして水銀燈に、まずシャドームーンに作戦の内容を聞こえないように龍を出させてから、 展望台まで誘き出す手段を指示した。 水銀燈が素直に指示に従ったのは、彼女にも月の策に乗る以外にシャドームーンを倒す方法が無かったからだろう。 そして展望台で、シャドームーンを足止めする方法を指示。 月の正直な感想としては既にこの段階までで、不可能に近い公算だった。 シャドームーンの猛攻を掻い潜るだけでも困難を極めるのに、更に誘導まで行うのである。 幸運が幾つも重なった、針の穴を潜るような奇跡的な成果だった。 そして更にシャドームーンに通用する唯一最大の武器、展望台の破壊。 月に建造物を想定通りに倒壊させるような、建築学の知識は無いが、 “日本一優秀な”高校生である月は、建築学の基礎となる数学、物理学、力学、化学などの知識を有している。 そして雑学としてではあるが、ビルの解体などの要領の知識もあった。 故に月の頭脳を持ってすれば、展望台を内部へ倒壊させるための計算も可能。 それでもシャドームーンに展望台を狙い通りに破壊させるよう、水銀燈に誘導させ、 更に展望台内の放送施設を使って、シャドームーンに呼び掛ける振りをして水銀燈にタイミングを指示して建物から脱出させて、 手榴弾で柱を破壊して建物ごと内側に倒壊させてシャドームーンを倒すと言うのは、 やはり無謀極まりない作戦ではあった。 何よりミーディアムである月は、それらの作業を水銀燈にエネルギーを供給しながら行ったのだ。 只の人間であることを思慮に入れれば、月の体力と精神力は瞠目に値すると言えよう。 しかしその無謀は成功した。そしてその効果は絶大だ。 シャドームーンの装甲がどれだけ強固であろうと、金属である以上耐久力には限度がある。 そしてシャドームーンが生物であれロボットのような存在であれ、あれだけの出力と運動能力を兼ね備えた存在だ。 それ相応の出力機関や駆動機関が内蔵されている筈だ。 必然、装甲の厚さにも限界が出来る。 展望台の倒壊に巻き込まれて無事で済む筈が無いのだ。 ここからの問題は作戦結果の確認だ。 シャドームーンの生死は確認する必要がある。 死んでいる場合は問題ない。 生きている場合は―――― 「「!?」」 月と水銀燈の表情に一瞬で緊張が戻る。 不意に瓦礫の崩れる音がしたからだ。 そして展望台のあった場所は瓦礫が山のように積もっているため、月の居る位置からは視認出来ないが、 音のした位置は、大よそシャドームーンの居た地点。 水銀燈が空中に飛び上がり音のした方向を見る。 その険しい視線からすぐに察知することが出来た。 シャドームーンが生存していることを。 時系列順で読む Back 銀の邂逅 月の相克(前編) Next 銀の邂逅 月の相克(後編) 投下順で読む Back 銀の邂逅 月の相克(前編) Next 銀の邂逅 月の相克(後編) 144 銀の邂逅 月の相克(前編) 夜神月 144 銀の邂逅 月の相克(後編) 水銀燈 シャドームーン
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七宝焼き銀のブローチの材料セット(しっぽうやきぎんのぶろーちのざいりょうせっと) はーとくらふとにて販売中。 七宝焼き銀のブローチを作成することができる。 L:七宝焼き銀のブローチの材料セット = { t:名称 = 七宝焼き銀のブローチの材料セット(アイテム) t:要点 = 銀,ゆう薬,ブローチ台座 t:周辺環境 = 手芸品店 t:評価 = なし t:特殊 = { *七宝焼き銀のブローチの材料セットのアイテムカテゴリ = ,,,携帯型アイテム。 *七宝焼き銀のブローチの材料セットの位置づけ = ,,,{消費型アイテム,手芸品材料,ショップアイテム}。 *七宝焼き銀のブローチの材料セットの取り扱い = ,,,はーとくらふと。 *七宝焼き銀のブローチの材料セットの販売価格 = ,,,6マイル。 *七宝焼き銀のブローチの材料セットの特殊能力 = ,,,<七宝焼き銀のブローチ>を作成することができる。 *七宝焼き銀のブローチの材料セットの消滅 = ,,,<*七宝焼き銀のブローチの材料セットの特殊能力>を使用した場合消滅する。 } t:→次のアイドレス = なし } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 後ほねっこ男爵領 09/12/26:購入 瑛の南天 09/12/26:消費 0 キノウツン藩国 09/09/26:購入 高原鋼一郎 09/09/28:消費 0 紅葉国 08/12/13:購入 日向美弥 08/12/13:消費 0 リワマヒ国 11/07/04:はーとくらふとで購入 琥村 祥子 11/07/06:手芸品製作にて消費 0 参考資料 はーとくらふと アイドレスWiki:七宝焼き銀のブローチの材料セット 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@土場藩国 (2009/12/29) 龍樹・翡鹿・ボーランドウッド@土場藩国 (2011/07/17) イラスト製作:松井@FEG (2009/5/9)
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アイテム名 白銀の鍵 〈カテゴリ〉 装飾品(装備部位;首/腕) 基本取引価格 非売品 知名度 21 制作時期 現在 形状 どんぐりに真銀のチェーンがついた装飾品 詳細な説明 どんぐりを真銀のチェーンで留めた可愛らしい装飾品で、チェーンを二重に巻けば手首にも着けられる。 妖精郷への扉を開く鍵であると同時に“夜道を導く者”ヴァラの祝福を受けており、着用者は「暗視」の能力を得る。 現状は妖精郷は離れてしまっているため、扉を開くことは出来ない。 再び対応する妖精郷が近付いてくると、どんぐりはまるで歌うような、囁くような澄んだ音を立て始める。 タグ