約 3,568,025 件
https://w.atwiki.jp/magichappy/pages/2481.html
▼ Not Just a Pretty Face マートが凶暴化した理由は「蝕世の卵」。 マックビクスの話では、デルクフの塔を うろついていたモンスターが運んでいた ものらしいが……。 詳細を調査するため、グルームファントム はクフィム島の巨人族に話をきくと言う。 その手伝いを頼まれたので、クフィム島の デルクフの塔の前へ向かおう。 ジュノ下層 Mumor ひどい! そんな話、ひとっことも聞いてないわ! Muckvix ……そう言われても、 わしらゴブリン界隈で大人気の物書きに 頼みこんで書いてもらった筋書きじゃしのう。 Mumor [Your Name]! ちょっと、聞いてちょうだい! Mumor 「勇冥祭」で 予定されてる、あたしのショー…… Mumor 「アイドル戦士ファンタストックス ★ヒロインショー」っていうのよ!! Mumor まず、 ファンタストックスって誰? あたしはミュモルよ!? Muckvix ファンタストックスは わしらゴブリン界隈で大人気のシーフじゃ。 得意技は、不意打ち・だまし討ちじゃ。 Mumor あたしはそのシーフと デュオを組んで、敵と戦うのよね!? Muckvix 違う、違う。 アイドル戦士ファンタストックスの マスクを狙う悪役がお前さんなのじゃ。 Mumor 女の子の マスクを狙うって なんだか変態じゃない……? Muckvix 違う、違う。 石つぶてを爆弾に変える力を持った 特別なマスクという設定なのじゃ。 Mumor それを奪って、 どうすればいいのよ!? 確かにショーには爆発がつきものだけど…… Muckvix そう、そう。 爆発の煙はスモークとなって ショーの舞台が整うのじゃ。 Mumor なるほど! そこであたしがアイドル戦士ミュモルになって 新曲を歌えばいいのよね!? Muckvix そう、そう。 そのせいで、世界は滅びかけるのじゃが、 ファンタストックスが再び立ち上がるのじゃ! Mumor ちょっと待って! どう聞いても、あたしが悪役じゃない! Muckvix そう、そう。 じゃから、そう言っとるじゃろ。最初から。 Gloom Phantom テメェ~、 [Your Name]じゃアね~か! そこノケ、ゴブゥッ! Muckvix おお! これはこれは! グルームファントムの勇者さま! Mumor 勇者……? Gloom Phantom 連絡受けテ、からヨ~ すっ飛んできたゼ~! Gloom Phantom 「蝕世の卵」がヨ~、 ジュノん真ん中デ~見つかっちまったッテナ! Muckvix その通り。 誰もそれが「蝕世の卵」だとは気づかぬうちに、 ゴブリンの手を渡って、人の手、口の中へ…… Gloom Phantom ゴブゥ!! オレサマの剣、使ってネェ~のに、 殻が割れたっテ~!? Muckvix うむ、謎めいておるじゃろ。 しかも、その「蝕世の卵」が どこからやってきたのか謎なのじゃ。 Mumor 蝕世の、卵……? Muckvix 最終的に卵をぱくりと 食べてしまった人間「マート」のところに 差し入れしたのは、そこのお嬢ちゃんじゃが。 Mumor あ、あたしは、ただ、 差し入れが必要だっていうから、そこに転がってた ゆで卵でも持っていけば……って言っただけ。 Gloom Phantom 蝕世の卵、 ソコんトコ、転がっちまう前はヨ~、 ド~コにあったモン、な~んだゴブゥ? Muckvix 詳しいことは まだわからんのじゃが、デルクフの塔を うろついていたモンスターが運んでいたとか。 Gloom Phantom デ~ルクフ……? 聞~たトキ、あ~るヨ~ナ、ゴブゥ……? Muckvix デルクフの塔が そびえたつクフィム島は、巨人族の縄張り。 わしらが行っても蹴散らされるのがオチ。 Muckvix 勇者さま、 この件をお願いできるじゃろうか? Gloom Phantom そのタメ、来たのサ! オレサマたち、任せトケ、ゴブゥッ! Gloom Phantom 縄張りっつ~コタァ、 巨人族の誰かがヨ~、卵んコト、運んで~た モンスターんコト、知ってるんじゃネェ~カ~? Gloom Phantom ゴブゥッ! クフィム島、行ってヨ~ ハナシできそ~ナ、巨人族、つかまえヨ~ゼ! Gloom Phantom テメ~にも 手伝わせテ、やっテ~モ、いいゾォ~! [Your Name]! 選択肢:手伝う? はい Gloom Phantom も~ちのロン、 ダッツボグ、マッグビフもヨ~、 クフィム島、シュ~ゴウだゼ! いいえ Gloom Phantom 意気地がネェ~ナ、 ゴブゥッ!! Gloom Phantom ダッツボグ、 マッグビフもヨ~、クフィム島に シュ~ゴウすンから、安心しろヨナァ~!? Gloom Phantom ン~ジャ、 デルクフの塔ん前、 待ってンからナァ~! Muckvix ……さすがは勇者さま。 有無を言わさず、仲間を増やしたわい。 Muckvix そう、そう。 確かお前さんは「塔の化け物」と 呼ばれることもあったと聞いとるぞ? Muckvix だからやっぱり、 お前さんは悪役にぴったりなのじゃ。 Mumor そんなわけないでしょ! あなたたち、ヒロインショーの一番 大事なことがわかってないじゃないの! Muckvix な、なんじゃと!? Mumor ヒロインショーで ファンの心に届けないとならないこと…… そのイロハを叩き込んであげるわ! Muckvix ……ふぅ、ふぅ…… ひどい目にあってしもうた…… Muckvix あのお嬢ちゃんなら、 昔の台本を持ってくるとかなんとかいって 自分の家に一度、帰ったぞ。 Muckvix 今のうちに わしも、さっさとどこかへ逃げねば…… Muckvix お前さんも さっさと、クフィム島のデルクフの塔の前で 勇者さまに力を貸すのじゃぞ。いいな? クフィム島 通常時 + ... (Before Delkfutt's Towerを調べる) 特に何もないようだ……。 (Before Delkfutt's Towerを調べる) Echion グゴォガ! ゲガァゴッ!! Magh Bihu ウゴッ! ウガァッゴ、ガーガッゴ! Dazbog グェッ…… ウゴゴ、ウゴッグ! ガグッガ、ウガー? Echion グゴッホ! ウガグェッガッ、グググッ!! Gloom Phantom ダァー!!! だからヨ~、ちげぇってンだヨ~!!! Dazbog あ、あれ…… つ、つよいにんげん、 [Your Name]……? Gloom Phantom や~っとこサ、 来やがったナァ~ゴブゥッ!! Gloom Phantom ウラヌス兄弟 そんのボウヤ、若けえカラサ~ 話、わかンダロ~、大マチガイッ! Gloom Phantom デルクフの塔でヨ~ 「蝕世の卵」運んでたヤツんコト、聞いたらヨ~ オレサマたちんコト、疑ってやがんノサ! Gloom Phantom オレサマたち、 関係ネェ~ッツーノ、ゴブゥッ!! Magh Bihu オイドウヤラ ヘンナシルシガツイタ ムラサキノドラゴンガイタラシイヨ? Gloom Phantom ン~? 変なしるし~? ムラサキのドラゴン~? Magh Bihu クゥダフノトコデ タマゴヲモッテキテタノモ ヘンナシルシガツイタヤツダッタネ。 Dazbog そ、そういえば あ、あれって、ヴァルハラから よ、よみがえったもの……ですよね。 Gloom Phantom ゴブゥッ! 亡者ドモ、悪だくみバ~ッカ、しやがッテヨ~! Dazbog こ、こんども た、たまご、はこんで ふ、ふかするまで、かくそうと……? Gloom Phantom ヴァルハラ~ってコタァ~ ウランマフランのシショー、ナンチャラって 魔道士も、ガ~ッツリ関わっテ、やがんのカ!? Dazbog た、たしか、 し、ししょう、ガラズホレイズ、で…… そ、そういうこと、ですよね……? 選択肢:ガラズホレイズが関わっている? はい Gloom Phantom そうだヨナ~! や~っぱ、テッペンサイアク、ヤベェ感じだゼ~! いいえ Dazbog う、ウランマフラン、 し、ししょう、ヴァルハラ、いて…… い、いきかえらせたい、いって、ました。 Dazbog さ、さまよう、 し、しるしがついた、もうじゃ、 あ、あやつってるって、いって、ました。 Gloom Phantom そうだヨナ~! や~っぱ、テッペンサイアク、ヤベェ感じだゼ~! Echion ガグゥッ! ウゴッガ、ゲッゲッ、ウガッ!! Gloom Phantom うるせェエエ~! ニンゲン、ウゼ~の、わかってんケドヨ~ どクサレ縁って~ヤツ、ゴブゥッ! Echion グゴォガ! ウガグェッガッ!! Gloom Phantom ガタガタ言わすゾ~!? テメ~が、スナオにサクット、 知ってんコト、話さネエ~からヨ~! Echion ウゴゥッ! グガァァァ、ゲッゲッ!! Gloom Phantom ゴブゥッ! テメ~ん息も、屁みてぇ~ニ、クセ~だろヨ! オレサマ、ガマンの限界だッツ~ノ! Echion グギャァッ! グゴッホ、ウゴッグガッァ!! Magh Bihu アーア カンゼンニオコラセチャッタヨ。 キョジントゴブリンナカワルスギッテネ。 Dazbog ち、ちからくらべ、 は、はじまっちゃいますよ。 ま、まけたらきっと、くわれます。 Echion グゴッホ! ガッガーグガァグォッ!!! (Before Delkfutt's Towerを調べる) 嫌な気配がした! 制限時間は15分(地球時間)です。 Gloom Phantom オイコラ! 気合入れテ~やンゼ~、ゴブゥッ! Gloom Phantom トサカにキたゼ! 喰ら~っちまいナ~ッ!! Dazbog あ、ああ~! お、おちついてください! Magh Bihu ピエエエエエエン! ドスコオオオオオオイ! [Your Name]は、Echionを倒した。 (ゲスト戦闘不能時) Gloom Phantom ……ゴブゥ……ッ も~……立てネェ…… Dazbog プゥスゥゥゥゥ…… こ、ここまで、なんです…… Magh Bihu アトハタノム…… パッタンゴラ…… (Before Delkfutt's Towerを調べる) Echion ヴグッ…… ヴグググゥゥ……。 Gloom Phantom ど~だァ…… 参ったかヨ~、ハァハァ…… Echion グガッ…… ガガガッ……ウガグェッガッ! グゥッダグ……ギゲッ、ガーガッゲ! Magh Bihu マケチャッタ、 シカタネエカライウコトキクゾ ッテイッテルナ。 Gloom Phantom やっとかヨ~…… え~とヨ、なに聞きぁア、いい~ンダ? ゴブゥ…… Dazbog そ、そうですね、 た、たまごのこと、どれだけしってるのか き、きいてみたい、です。 Echion ゲガァゴッ…… ウーウガ……グゥエッゴ! ドドガ……ウガー? Dazbog し、しるしつきの、もうじゃ、 は、はこんでた、たまご、デルクフのとうに も、もともとあった、ということです。 Magh Bihu アーモシカシテ アノオトギバナシハ ホントウダッタノカナ? Dazbog お、おとぎばなし? Magh Bihu ヤバイタマゴヲ ダイマホウツカイノ「デルクフ」サンガ タカイトウニカクシタッテハナシ。 Dazbog そ、そんなはなし あ、あるんですか? Magh Bihu デモデモネ タカイトウヲサクットツクッタッテ ハナシノホウハマユツバネ? Dazbog そ、そんなはなしも あ、あるんですか? で、デルクフというのは、た、たしか…… Gloom Phantom ゴブゥッ! エキオンからヨ~ イロイロ聞かせテ、もらっちまったゼ~! Gloom Phantom 今ヨリ、ちょいと昔~ デルクフの塔んナカでヨ~、 蝕世の卵の部屋、見つけたンだとヨ~。 Gloom Phantom ソレをヨ~、 巨人のヤツら、オレサマたち、知らせネェ~デ 黙ってやがったンダナ~? Magh Bihu ナンデヤネン! Gloom Phantom 5の千の昔、 巨人のヤツら、ま~だ、いなかったからサ~ カオスんヤバさ、わかっちゃいネェ~ゴブゥッ!! Gloom Phantom カオスんコト、 ここ中の国、キレーにしたイイヤツ、 な~んてフザけたコト、言ってたゼ!? Magh Bihu アリエナイヤネン! Dazbog い、いえ、なんとなく い、いいたいことは、わかります。 Dazbog む、むかしむかし、 ず、ずっとむかしの、おはなし…… と、トンベリが、トンベリでないころ…… Magh Bihu ナンカハジマッタゾ……? ………………………………………………………………………………… Dazbog せ、せかいが お、おおきく、くずれて す、すべてが、かわってしまい…… Dazbog だ、だいちは、 く、クリスタルにおおわれて な、なにもすめなかった、のでした。 Dazbog し、しかし、あるとき そ、そらからあらわれた お、おおきな、つばさあるものが…… Dazbog く、クリスタルを た、たべつくしてくれました。 Dazbog そ、そして お、おおきな、つばさあるものは れ、れいじゅうカオスになったのです。 ………………………………………………………………………………… Magh Bihu パチパチパチ~! Gloom Phantom ゴブゥッ? そいつぁホント~んコト、なんかナァ? Dazbog み、ミーブル、 つ、つちのこと、だいち、じめんのこと、 だ、だれにも、まけません。 Gloom Phantom ゴブゥッ…… カオスがヨ~、この大地キレーにして…… Gloom Phantom オカゲサンで いろんなン~、生まれたりヨ~ 住めるよ~ニ、なっちまッテ…… Magh Bihu ウゼーッテナッテ オオソウジシハジメタノカネ? Gloom Phantom オレサマたち、 雑草じゃ~ネェゾォオオ、ゴブゥッ!!! Magh Bihu ソノゴ オイシクイタダイテタシネ。 Dazbog お、おいしく…… あっ!! Magh Bihu ナンダドーシタノ!? Dazbog た、たまごは ど、どうして、わることができたのか わ、わかりましたか? Gloom Phantom いンヤ~わかんネエ。 エキオンのヤロウも、 ナ~ンモ、知らネエ~ってヨ~。 Dazbog ふ、ふしぎです。 Gloom Phantom ジュノん街中で なんかあったんかな~? Magh Bihu カンガエルダケ キチョーナジカンノムダダネ! マックジジイニキイテミヨウ! Gloom Phantom モ~ノはツイデ! テメ~も、マック爺~んトコ、 来いよナ~、ゴブゥッ!! (Before Delkfutt's Towerを調べる) ジュノ下層のマックビクスのもとへ戻ろう…… ジュノ下層 Gloom Phantom ……ってなワケでヨ~ 巨人のエキオンのヤロウ、 わかるコト、わかんねえコト、あったってワケサ。 Muckvix ふむふむ、なるほど……。 だが、申し訳ないが、その剣なしで「蝕世の卵」が 割れたわけは、いまだにわからんのじゃ。 Gloom Phantom ゴブゥッ。 亡者ドモにもヨ~、割るコタ~ できネエ~ハズだしナァ~。 Muckvix ただし、亡者には 「蝕世の卵」を見つける力はありそうじゃ。 Muckvix それにつけても 巨人族の愚かしさには呆れはてる。「蝕世の卵」 を見つけたのに放っておくからこうなった。 Gloom Phantom ヤツラ、コッチん話 ぜ~んぜん聞かネェ~、す~ぐシカトだゼ! Gloom Phantom それにヨ~、 ぜ~んぜんわかっちゃいネェ~、 カオスん恐ろしさ、ナメくさってんゼ!? Muckvix 5の千の昔…… 新しいモノ、新しいセカイ、滅ぼす 「カオス」いた。 ………………………………………………………………………………… Muckvix 新しいモノ…… ゴブリン、ヤグード、オーク、クゥダフ…… カオスと違うモノ、滅ぼそうとした。 Muckvix いくつか種族、滅びた……。 けど、残ったモノ、チカラ合わせた。 一番強いモノ、集まり、チカラ合わせた。 ………………………………………………………………………………… Muckvix その5の千の昔の、 カオスとの戦いの時、巨人族はまだ 生まれておらんかったそうじゃからのう。 Muckvix カオスに すべてを喰らい尽くされ、滅ぼされた種族の 恨みの声など届かぬわけじゃて。 Gloom Phantom 見たトキネエ~から 信じてくれネエ~、ヤツラもヨ~ たくさんいやがるしナァ~、ゴブゥ……。 Muckvix ところで、勇者さま。 蝕世の卵を運んでいた亡者の話じゃが…… Muckvix 亡者を操っている 人間の魔道士ガラズホレイズというのは カオスにかかわりがあるのかのう? Gloom Phantom ゴブゥ~ン…… そこんトコ、オレサマたちも ハッキリしネェ~んだヨナァ~…… Magh Bihu オイオイ カカワリネーワケネーダロ! カカワリネーナラオコルゾ! Dazbog に、にんげんなら、 し、しってるかも……? 選択肢:ガラズホレイズとカオスの関わりは? 「渦の理論」の走り書き Gloom Phantom ゴブゥ~ン…… わかったヨ~ナ、わからんヨ~ナ…… 第四次ヤグード戦役がらみ Gloom Phantom ゴブゥ~ン…… わかったヨ~ナ、わからんヨ~ナ…… 忘れた…… Magh Bihu オイオイ ワスレチャハナシガススマネーダロ! キサマノハナビラムシリトルゾ! 選択肢:ガラズホレイズとカオスの関わりは? 「渦の理論」がどーの(どれを選んでも同じ) 「ヤグード戦役」のよーな? 「新たな創造」だったっけ? Gloom Phantom ゴブゥ~ン…… わかったヨ~ナ、わからんヨ~ナ…… Magh Bihu ナントナクハ ワカッタケドネ。ダッツボグニアトデ ジックリセツメイシテモラオウネ。 Dazbog い、いいですけど、 な、なぞは、とけてません……。 Magh Bihu ソーナン!? Dazbog が、ガラズホレイズ、 き、きっと、あたらしい、まほうのため、 カ、カオスのこと、しらべたかった…… Dazbog し、しんだあと ヴァ、ヴァルハラ、いっても カ、カオスのこと、しらべて…… Dazbog で、でも、 カ、カオス、もう、いないはずで…… ヴァ、ヴァルハラで、たおしたはずで…… Gloom Phantom そうだヨナァ~! サイゴんトドメ、オーディンがヨ~ ブッさしたハズ、ゴブゥッ! Muckvix はて? 勇者さま? カオスのとどめをさしたのは 5の千の昔の勇者さまでは? Gloom Phantom あ~ン? こん世界、中の国での戦いだとヨ~、 トドメさしたの、オレサマの祖先ゴブゥッ。 Gloom Phantom だがヨ~、 カオスんヤツ、マ~ジ、しぶとくてヨ~。 Gloom Phantom ワ~チャワチャ、 ハザマんヨドミの世界で、またゾロ、復活サ~。 Gloom Phantom オレサマの祖先、 ほかにも戦士、た~くサン、ヴァルハラ行ってヨ~ 死を超えテモ、戦い続けたワケサ、ゴブゥ……。 Muckvix おお、なるほど。 それこそ、後に「勇冥祭」として 戦士たちの死を悼むことになる戦いのこと……。 Gloom Phantom それんコトヨ~。 サイゴは、オーディンがトドメ、ブッさしてヨ~ み~んナ、オダブツ……ッツーワケ、ゴブゥ。 Muckvix ふむふむ。 では、やはりとうの昔に、 カオスは完全な死を迎えておるわけじゃ。 Muckvix 良かった。 わし自身も、万が一、カオスが生きておったら どうしようかと不安に思い始めておったのじゃ。 Muckvix わしだけじゃなく、 ゴブリンは皆、その不安にじわじわと苛まれておる。 それゆえ「勇冥祭」を行うことにしたのじゃ。 Gloom Phantom オレサマも、 祭りんコト、サンセ~イバンザ~イ、ゴブゥ! Mumor だったら、やっぱり! 「アイドルデュオ★ヒロインショー ~カオスとの死闘を思い出せ!~」よ! Magh Bihu ……アンダッテー? Mumor 「勇冥祭」で みんなに見てもらうショーのことよ! Mumor そうだわ、シンプルに 「アイドルデュオ★ヒロインショー ~カオスをやっつけろ!~」でもいいかも!? Magh Bihu ナニガ ドウシチャッタノー!? Muckvix 「勇冥祭」での ヒロインショーの内容が気に食わない件で、 ずっとわしの説得を試みておったのじゃ。 Gloom Phantom そうイヤ~ ず~ット、いたナア~……。 Mumor みんなの話を 聞いていてピンときたのよ! Mumor 自分と違うものを 滅ぼそうとした悪い奴「カオス」に、 いろんな種族が協力して立ち向かったんでしょ? Mumor その後、 敵は復活しちゃって絶体絶命のピンチ! 涙の展開があって、最後はハッピー! Mumor そのお話には ヒロインショーでファンの心に 届けないとならないことが全部入ってるの! Mumor その1、 「それぞれ、みんな違って、だから強い!」 Mumor その2、 「ケンカをのりこえ、力を合わせる!」 Mumor その3、 「悲しいこともあるけれど、 希望を信じて、立ち上がる!」 Muckvix うーむ…… 言われてみれば、確かにそうじゃのう……。 Mumor それに、このショーを見れば、 巨人族みたいに「見たことないから信じられない」 っていう分からず屋もいなくなると思うわ! Muckvix うーむ…… 言われてみれば、確かにそうじゃのう……。 Muckvix ……よし! 前向きに考えてみるかのう! Mumor やったー!!! Gloom Phantom だけどヨ~ コ~なってくんトヨ~…… ヴァルハラにゃア、やっぱりヨ~…… Magh Bihu カオスガシヌマエニ タマゴヲカクシテタノカモネ。 Gloom Phantom ソ~なんゴブゥッ! ただヨ~、オーディンなら、 気~づくハズ、だヨナァ~? Magh Bihu ハナデモ ツマッテタノカネ。ソレカボケテタカ。 Dazbog な、なぞです…… お、オーディンに、きいてみたいです…… Gloom Phantom ゴブゥッ!? そ、そりゃ死ネっつ~コトダロ~! Magh Bihu シニタクナイケド ハザルムニモニドトイキタクナイネ! Dazbog そ、それなら お、オーディンのてした、 で、デーモン、きいてみるといいのかも…… Gloom Phantom ゴブゥッ! なるほどナァ、その手があったナァ~! Magh Bihu ハナシヤスイ デーモンナンテイルカシラン? Dazbog こ、ここジュノなら な、なんにんか、いますよね。 に、にんげんに、ばけてるのが。 Gloom Phantom ゴブゥッ! さ~っそく、行ってみヨ~ゼ~! 20000ギルを手にいれた! 称号:ミュモルNo.1 Muckvix あのお嬢ちゃんが わーわー言っておったこと、 前向きに考えてみることにしたぞ。 Muckvix カオスとの死闘を ショーでやることで、何も知らんものにも いろいろ伝えることができそうじゃ。 Muckvix 問題は、 あのお嬢ちゃんの役どころじゃのう…… うーむ……カオス役はどうじゃろう……? クフィム島 (Before Delkfutt's Towerを調べる) 特に何もないようだ……。 ▲ マート御乱心 アイドルはやめられない 大魔法使いデルクフ ■関連項目 蝕世のエンブリオミッション Copyright (C) 2002-2022 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ~
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/27620.html
【検索用 はいけいFかおさえられないほくへ 登録タグ GUMI NexTone管理曲 VOCALOID caco ねじ式 は 曲 曲は】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ねじ式 作曲:ねじ式 編曲:ねじ式 イラスト:caco 唄:GUMI 曲紹介 曲名:『拝啓、Fが押さえられない僕へ』(はいけい、Fがおさえられないぼくへ) ねじ式氏の18作目。 ギターを始めた時の事を思い出して書きました。「F」というのは初心者の壁と言われるギターのコードです。僕も例外ではなくすごく苦手でした。。。(作者コメ転載) 歌詞 何度も重ね塗った夢の色は いつしかどんな色か忘れちゃったんだ 初めて紡いだ歌も色褪せてった 胸踊る想いばっか描いてたのに 初めて買った黒いギターを 抱きしめながら 眠ってた思いをもう一度星空に 問いかけたなら もう一度歌える 何度も押さえられずに涙した ファラドの響きが今は高らかに響くよ 根拠の無い自信に花咲かせた あの頃の僕に会いに行くよ 甘く響く F の響き持って 傷みに慣れるほど失ってった 泣いたり笑ったりの素直なココロ サンタは来なくなって日々に追われ それでも雪にはちょっと涙がにじむ 中古で買ったしょぼいアンプ ボリューム上げて 鏡の前で繰り返し弾いていた あのメロディーを 取り返しにいこう 何度も押さえつけられ忘れていった ファラドの壁にも突き進んでた僕自身 困難だなんていつも思っちゃいなかった あの頃の僕に会いに行くよ これが今の僕のメロディーさ 心に湧いたすごい「キター!」を集めてたいんだよ 眠ってるような日々繰り返すだけじゃ 味気ないでしょう?もう一度歌おう 何度も押さえられずに涙した ファラドの響きが今は高らかに響くよ 根拠の無い自信に花咲かせた あの頃の僕に会いに行くよ 甘く響く F の響き持って コメント 追加乙! -- 名無しさん (2013-12-03 22 17 26) 私 -- 名無しさん (2015-05-06 08 43 53) すごいです!僕はあんま苦労しませんでしたが、こう聴くとすごく頑張ったんだなと感動します!「甘く響くFの響き」にとても同感です!! -- 名無しさん (2015-05-06 08 58 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mishakuji/pages/210.html
ユウレイ峠 日野岳の北、一言寺の東、炭山集落奥の西、醍醐山の南に在る峠。 日野岳や、醍醐山方面からだと、のぼりではなく下りになる。 分岐路が多い。 2009/11/28 炭山側のスタート付近の1つ目の丸太橋が壊れていた。 川を渡ることは可能。 峠位置 伏見区 コース所在地 伏見区~宇治市 距離 一言寺裏側 1.67km炭山側 789m 路面距離(計算値) 一言寺裏側1.71km炭山側 802m 標高 301m 高低差 一言寺裏側 250m炭山側 82m 平均勾配 一言寺裏側 15%炭山側 10.4% スタート 多数あり ゴール 峠位置 地図 Yahoo!地図多分この辺 ルート地図 峠付近(西側?伏見側を撮影)。 コンクリートの台座?がある。 奥に行くと醍醐、手前に行くと炭山側、右に行くと醍醐山、左に行くと日野岳。 一言寺裏手 地図を見ると、これが伏見側からの唯一のルートに見える。 自転車で登るような道ではなく、トレッキングシューズ履いて登山する道。 金属製の橋を渡ってから、鉄塔の下に出るまでが特にひどい。 鉄塔を越えた後は、勾配もずっとましになり、多少乗れるようになる。 牛馬の道に合流してからは自転車に乗って移動でき、道なりに登ればユウレイ峠に到達できる。 スタート→未舗装路→竹藪→ST→橋→ST→鉄塔→ST→牛馬の道→ゴール(ユウレイ峠) 鉄塔までたどり着いたら帰るのはもったいない。 交通量は無が、もしかしたらトライアル車がいるかもしれない。 醍醐山麓付近(炭山側) 未舗装路の途中にあるガードレールつきの橋の横にSTの入り口が在る。 このあたりなら、入り口にこだわらずともどこからでもスタートできる。 多分地図で確認できる川沿いに在る破線がそれ。 前半は、小川にかかった丸太で組んだ橋を何度も渡りながら進む。 後半は結構自転車に乗って登れるが、峠付近は厳しい。 テクニックと脚力しだいで足を付かずに登ることが出来ると思う。 基本的に交通量は無いが、もしかしたらオフロードバイクがいるかもしれない。 醍醐山周辺(伏見側) 竹林やらから~牛馬の道~ユウレイ峠 少なくとも下りはこの道が一番良いと思う。 なだらかなSTがひたすら続く。 途中軽く道が崩落しているところや、小さな沢がある。 森との境界に分岐点がある。 鉄塔があるほうは麓へ続いている。 森に入ると牛馬の道。 鉄塔の反対の道は醍醐山の麓(府道782号線)。 日野岳~ユウレイ峠 基本的に下り。 そこそこ自転車に乗ったまま下れる。 パノラマ岩を通るルートと、迂回するルートが在る。 ST。 醍醐山~ユウレイ峠 逆方向にしか走ったことは無いが、ST+DTという感じ。 登坂走行ルート 一言寺裏手?の竹やぶから 炭山側の醍醐山麓付近から 日野岳~ユウレイ峠(上りではないが) 登坂未走行ルート それ以外 一言寺裏手のスタート地点。 裏手といっても、寺は竹やぶの向こう側にあるのでまともに見えない。 スタート→未舗装路→竹藪→山道ときて少し行くとある。 この左にも道があり、竹やぶの中の別の道と通じてるものと思われる。 先にも道はあるが、右の橋を渡った。 道なりに登ると、鉄塔の下に出る。 鉄塔から森に入りしばらく行くと牛馬の道に合流する。 写真はユウレイ峠よりの牛馬の道から撮影したもので、右が牛馬の道の続きで、左が今まで登ってきた道。 鉄塔からここまでは、金属の橋から鉄塔までより、ずいぶん楽。 途中で分岐路があるので、左(まっすぐ山に向かう側)に進む。 この写真からユウレイ峠までは、ほぼ自転車に乗って走れる。 牛馬の道をしばらく行くとある分岐点。 右はおそらく供水峠付近に通じている(多分途中で鉄塔と牛馬の道の間にある分岐から伸びた道ともつながっている)。 幽霊峠の右側にある松と、その根元付近にある地図。 この松の向かい側に日野岳への道がある。 長坂峠から入っていったトライアルバイクのタイヤ痕は牛馬の道に続いていた。 上の写真の写っている、峠にある地図。 どの方面に何があるか、ということが確認できる(詳しくはない)。 峠にある小さな札。 日野岳から降りてくる道の横の木についている。 この写真ではわかりづらいが、サドルの奥辺りに、炭山方面へのSTがある。 左の道は上醍醐方面へのST。 写真では確認できないが、この右には日野岳へのSTが(2本)ある。 炭山方面から峠方向を撮影。 本当に山の中にある峠と言う感じ。 炭山側のST入り口。 左にある橋の先の道はカーブしていたと思う。 写真では、左に行くと炭山の集落に、右に行くと醍醐山に向かうことになる。 近くにわかりづらいがSTの入り口が在るが、どこに通じているのかもわからない。 以降は、牛馬の道を下って行った先の大きな分岐路から。 森から出てすぐにある分岐点(ユウレイ峠側から撮影)。 左に鉄塔があり、右はSTが続いている。 先程の分岐炉を左に行った先の鉄塔。 写真の中の鉄塔の左足の奥に先程の分岐路付近が見える。 撮影位置はこれから降りていく道辺り。 ここから勾配が急になる。 鉄塔から主線ぽいSTを進むと、別のSTに行き当たる。 撮影位置から自転車までの間の道は崩落している。 崩落した道の下から。 写真ではいまいちわかりづらい。 行き当たったSTを右に進むとこんな場所に出る。 中央の盛り上がったところから→奥に、溝沿いに道が続いていて、しばらく行くと府道782に出る。 左奥に進むとすぐに府道782に出られる。 行き当たったSTを左に進むと、舗装路に出る。下って開いたゲートを抜けるとここに出る。 そのまま下ると旧奈良街道に出る。
https://w.atwiki.jp/works_petrowka/pages/67.html
忘れられないあの言葉 はじめに 記憶に残る言葉というものは、誰にでも一つや二つあるだろう。それは面と向かって言われたものだったり、小説の文章だったり、 ラジオで聞いたものだったりする。おれにもひとつどうしても忘れられない言葉がある。今から10年以上昔、その言葉は突然おれの耳に 入ってきた。その音は今も心の奥でこだまし続け、今もなお「あの言葉は何だったのだろう」と考えることがある。 「生きてる木を切るなんて! あなた生きてないんですか!」 この言葉が忘れられない。 本文 この言葉でググったら当時の記録を書き留めているサイトがいくつか出てきた。大体のあらすじは以下のとおりだ。 旧正田邸取り壊しの際に、取り壊しに反対する人たちがいた。彼らの反対もむなしく解体工事は現実のものとなったが、 解体されるまさにその日も、今まさに取り壊さんとする工事業者へ何人かが抗議を行い。その活動がテレビで放映された。 俺自身の記憶とネットの記録とを総合するに、2003年1月16日、午後6時のフジテレビのニュース番組でその言葉を聞いたらしい。 だいぶ昔にテレビで見たことだけは覚えていたのだが、10年以上前とは思わなかった。 庭に植えられている木を作業員が切ろうとする。彼に向かって抗議に来ていたオバチャンはこう言ったのだ。 「生きてる木を切るなんて! あなた生きてないんですか!」 慌てふためくオバチャンをよそに木は切られ家は取り壊されていく。テレビに映った映像は、覚えている限りではこのようなものだ。 実はこの記憶は少し誤っており、阻止行動により遅延があったため家屋の本格的な取り壊しが始まったのは3月25日からだそうだ。 ともあれこの言葉は衝撃的だった。訳が分からなかった。まるで理解できなかった。支離滅裂だった。 なぜ生きている木を切ると生きていないことになるのか。生きていない人間が生きている木を切ることなどあるのか。 「じゃああんたは肉も食わないし野菜も食べないのか」という反論は当時でも思いついたが、オバチャンの言葉はその後も長く耳に残り続けた。 なんだか上手く理解できないまま時は過ぎ去ったのだが、もう一度この言葉を考えて、そろそろ始末を付けたい。 とりあえず、このオバチャンの言葉を分解してみよう。 A 前提1「木は生き物だ」 B 前提2「あなた生きてないんですか(反語)」→「作業員も生き物である」 C AとBから導きたい結論「木を切るのはよくない」 ようするにこういう感じになるのだろうか。ここまで書いた時点でひとつ発見したことがある。 この言葉を気味悪く思っていた理由のひとつは、AとBをどう組み合わせてもCを得られる気がしない点ではないだろうか。 生きているものが生きていないものを弄ぶことはままあるし、生きていないものが生きているものを殺めることもある(水害とか地震とか)。 そして何より、生きているものが生きているものを生きるために殺めるのは、洋の東西を問わず古来から続いている。 ところが彼女は木に対して「生きているから」という理由で「殺すな」と言っている。彼女の考えを厳密に実行しようとするにはベジタリアンでは足りず、 根菜のように収穫することと殺すことがイコールの野菜も食べてはならないことになる。果実や木の実のように 「収穫しても植物は死なない」ものだけを選んで食べるベジタリアンのことをフルータリアンというが、このオバチャンがそうだとは思わない。 このオバチャンは食生活上の主義主張で木を切るなと言っているのではなく、旧正田邸の庭に生えている木だからこそから切るなと言っているのだから。 だとすれば、オバチャンが言うべきは「生きているから切るな」ではなく「旧正田邸の木だから切るな」でなくてはおかしい。 言葉を濁したがためにあやふやなセンテンスになってしまっているではないか。彼女はなぜ言葉を濁したのか? それは「俺が私が好きな旧正田邸の木だから切るな」という主張は、どう考えてもむき出しのエゴになってしまうからだろう。 取り壊しに反対する人たちは皇族をリスペクトしている。でなかったらわざわざ抗議活動なんてしないだろうし。 けれどリスペクトする故に、「取り壊してもいいよ」という皇后の意思に真っ向から刃向かう訳にもいかない。 それゆえ一方では「その『意思』は財務省に無理矢理言わされて……」みたいな陰謀めいた話が出てくるし、 また一方では「国家の財産だから壊さないで」みたいにトーンダウンした抗議しかできない。 日本の歴史や文化が、みたいな言い方をしてしまうと、なんだかそっち系の人みたいで余計に賛同を得られなくなってしまう。 それを分からないオバチャンでもあるまい。だから言うに事欠いて「生きてる木を切るなんて」と口に出してしまった……と、こんな所だろうか。 「まぁそんなに木が惜しかったら植木屋さんにでもお願いして植え替えてもらえばいいんだけどたぶんそんなにまで執着はないか」 などと書いてある当時のブログ記事を見つけたがまさにその通りで、その木のみが大切なのではなく、 木や家屋と言った構成物からなる「旧正田邸」という「完成された全体」が大切なのだろう。 壊されたのが塀だったら、あるいは屋根だったらこのオバチャンはなんと言って抗議したのだろうか? 塀や屋根は生きていないからぶっ壊しても良い、なんて事は絶対に言わないだろう。 かように、オバチャンの言葉は作業員に対する八つ当たり以外の何物でもない、という実も蓋もない結論が導き出される。 だけどなおも喉に引っかかるものがあるのだ。論理のぶっ飛びっぷりが凄まじくておれを離さない。 このオバチャンと言葉についてググっていたら以下のようなエッセイを見つけた。 最初に断っておくけれど、私は別に、保存運動にケチを付ける積もりはない。 だが、工事用トラックを追い返した人たちが、激高して語る言葉にある種のおかしさを感じたことは事実だった。 「明日は、陛下が手術なさる日なんだ。そういう時に、取り壊し工事に取りかかるとは、言語同断じゃないか。 役人の非常識がここまで来ているのには呆れるよ」 天皇が手術を受ける前日だから、解体工事に着手してはならないという理屈は果たして成り立つだろうか。この二つの間に、 密接な関係があるとは到底思えない。しかし、言っている当人は大真面目で、この論理の正当性を毫も疑っていないのである。 http //www.asahi-net.or.jp/~VS6H-OOND/syoda.html ああ、そういうことか。「言っている本人が、自分の少々ピントのずれた理屈にまったく疑いを持っていない奇妙さ」が原因なのか。 「貴重な歴史的財産だから壊すな」なら理解できる。「近隣住民にとって心のよりどころの建物を何としても残したい」でも、 うさんくせーとか嘘つけぇーとか思うがまだ分からないでもない。そのような大義名分を掲げても取り壊しを阻止できず、 切羽詰まった人々は論理でなく感情に訴えるために「生きてる木を切るな」「手術する日だから壊すな」という言葉を使った。 だけど、最初から大して興味の無かった人たちにとってそれは突然放たれた訳の分からない言葉だった。 それは、思いが募るあまりに盛大に空回りした言葉だった。ほとんど泣き叫びや悲鳴に近い言葉だった。 ゆえに、おれの脳裏に焼き付いて離れないのだろう。 参考: 【解体妨害】旧正田邸、抗議行動起きるPart2【デストローイ】 | ログ速@2ちゃんねる(net) http //www.logsoku.com/r/2ch.net/news/1042692807/ スレッドの中でも「生きてる木を切るなんて」について言及するレスが散見される。 最終更新日 2015-10-02 .
https://w.atwiki.jp/msbr/pages/92.html
夜だから眠れない ◆Su10.RK3MU 【001】 「はぁ……、極楽、極楽♪」 ゆるゆると揺れる水面の上を蕩けるような声がすべり、渡る。 ほどよく温かい湯の中に浸かり、蓬莱山輝夜はひとり“命の洗濯”を堪能していた。 あの後、小高い山の中腹に位置する温泉はすぐに発見することができた。 輝夜だけならともかく永琳がいるのだから当然のことだろう。 温泉は小さな温泉宿でもあったので、先客がいては――と、建物の中に不審人物がいないかと調査し始めたのだが 輝夜は脱衣場とその先の温泉を見つけるとそれを永琳に任せることにし、ひとり湯の中へと身を滑らせた。 大きな石を敷き詰めてつくられた湯船。そこに湛えられた透き通った湯は地上のものとは思えぬほどに清く心地いい。 湯気のヴェールと揺れる水面の歪みは気品を損なわぬよう輝夜の肌を隠し、彼女はその中で自由に四肢を伸ばす。 周りを囲む目隠しは言い訳程度で、湯船の中からは夜空とその中に浮かぶ満月がよく見えた。 「永琳も早くくればいいのにねぇ」 恍惚とした表情を浮かべ、熱い吐息とともに言葉を漏らす。 実際に温泉に入り、「温泉は命の洗濯」だとは全く言いえて妙だと輝夜は実感していた。 命とは月の民ならば元より永劫に損なわれることのないものだと理解されているが、地上のモノからだとそうではない。 地上のモノは、命とは時間をかけてくすみ、汚れ、古びて乾き、あるいは熟して果てるものだと思っている。 それは確かに地上においては間違いではない。 しかし、本来不変であるはずの命が古び果てるのは地上に《穢れ》というものが存在するからだ。 《穢れ》は、あるいは業などと言い換えてもよい。 地上の命は穢れているからこそ、寿命という終りを持ち、それ故に生存競争という醜さを宿命づけられているのだ。 永遠の命を持つ月の民からすれば、生きるために奪い、喰らい、それでも結局果てる地上のモノなどは実に醜く映る。 月の姫君である輝夜も以前はそう考えていた。それもあまり古い話ではない。 だが数年前より地上のモノとして地上に住むようになってからその考えはみるみる内に変化していった。 それは地上のモノからすれば緩やかに見えたかもしれないが、数千数万年と生きる者からすれば劇的なものだった。 うつろいゆく世界には色々な価値と発見があった。 月の民の在り方を否定するわけではないが、これからずっと地上のモノでもよいと思うくらいの魅力があった。 そして、今体験しているこの温泉――命の洗濯である。 命に課せられた寿命は穢れによる。穢れはすなわち汚れと同義である。そして洗濯とは汚れを払うことを言う。 つまり、温泉に入るということはその言うとおりに命の洗濯なのだ。 湛えた湯により身を清め、命に纏わりついた穢れを払う。そうして命は新しく新生した状態へと還されることになる。 温泉に入った時に「極楽、極楽」と口にするのも当然のことだ。 なぜならば、温泉に入る時に穢れ(死)を纏い、温泉から出る時にはそれが払われている(新生している)のだとすれば、 温泉に浸かっている間とはこれすなわち死から転生の狭間――極楽にほかならないからである。 「はぁ、極楽極楽♪」 輝夜は地上におかれた擬似的な死と新生を体験し、その狭間の中にある極楽を堪能する。 一糸纏わぬ裸で。しかしそれも当然だろう。なぜならば、生まれてきた時に服を着ているものなどいはしないのだから。 【002】 八意永琳は温泉宿の中の見回りを終えると、一室に陣取り与えられた荷物の内容を検分していた。 温泉に入りたくないのかというと嘘になるが、ここは殺し合いの場でありいつどこから危険が見舞うとも限らない。 なので、温泉は輝夜一人に楽しませ、自分は殺し合いに備えて行動しようと考えたのだ。 無論、備えるのであれば二人がかりのほうがいいだろう。しかし永琳は輝夜の積極的な体験を邪魔したくないとも思った。 彼女は今、永く止まっていた歴史を動き始めさせ、自らが生きる意義を模索しているところだ。 このような無粋な殺し合いにそれを邪魔されたくない。なので永琳はそれを一人で請け負おうと決心した。 それだけの余裕がまだこの時はあったということでもある。 「困ったわね。不思議なことばかり増えて」 永琳のいる部屋は畳敷きの和室だったが、その中央に置かれた卓袱台の上には分解された“何か”が整列していた。 それを永琳は組み立ててゆく。するとそれは逆回し再生のように形を取り戻し、一丁の拳銃となった。 幻想郷の外で言う現代的なデザインの銃だが、その外見からは特に不思議そうなところは見当たらない。 月の賢者である永琳が不思議だというのは、その銃が《コイルガン》だったからである。 「こんなものは地上人には作れなかったはずなのだけど」 コイルガンとは簡単に言うと中に磁石の入った銃で、磁力で弾丸を押し出して発射する銃のことだ。 これそのものは現代の地上人でも作ることはできる。その原理はとても単純で決して難しいものではない。 ただし――今、永琳の手の中にあるような“実用的”なコイルガンは作れないはずだった。 コイルガンの発射プロセスは、バレルの端に直列させた複数のコイルに順に電流を流すことで磁力を連続発生させ、 磁力線に絡められた弾丸をまるでバケツリレーのように運んで加速させ発射させるというものだ。 しかし、これにはどうしても機構上の限界値というものがあり、地上人に火薬式の銃に及ぶようなものは作れないはずだった。 なのに今手元にあるこの銃は永琳の見立てだと、通常はあり得ない火薬式の銃に匹敵する威力を持っている。 威力が同等ならば発射の際の音や反動が少ないこちらのほうが何倍も上等な銃だと言えるだろう。 なぜ実現できたのか? その秘密は銃の中に組み込まれたひとつの石にあった。 地上人が“まだ発見してないはず”の常温超伝導を可能とする石である。これがあればあらゆる常識は覆る。 この銃がどこから現れたのか。それは月の賢者たる永琳からしてもとても不可思議なことだった。 しかし、不可思議ではあるが、その不可思議の答えの先は見当がついている。あのスキマ妖怪の仕業だ。 あのあらゆるものの境界を操ることでどこにでも行ける妖怪は、ひょっとしたら“別の世界”にすら行けてしまうのかもしれない。 それは最早、一妖怪の領分を遥かに越える所業であったが、しかしそんな可能性を永琳は否定できなかった。 永琳はあの得体の知れないスキマ妖怪に、一度敗北を喫しているのである。 第二次月面戦争――戦争などと大仰ではあるが、実際に起きたことはそうたいしたことはない。 その中で永琳はなんら危機を覚えることはなかったし、物事は万事彼女の思うとおりに進行し、想定したとおりに決着した。 はずだった――が、しかし最後の最後で永琳は意表を突かれた。 どうやってか、八雲紫は永琳が月に置き残していったはずの超超古酒を持ってきて飲ませてみせたのだ。 たかが酒一本である。それ以外の全ては永琳が勝利を収めた。しかし、上回られたということには変わらない。 あのスキマ妖怪は月の賢者の頭脳を酒一本を盗む分上回ったのである。 それはつまり月の賢者の想定を正しく読み取り、その一歩先を行ったことになる。 酒一本は、頭脳としては一回り上であることの証明であった。 これに畏怖を感じない永琳ではない。 そして、故に永琳はあれから、八雲紫が自分の想定していないなにかを持っているのではという疑念を払拭できないでいるのだ。 永琳は巧智があるからこそ小さな可能性を際限なく追ってしまう。 そして限りない可能性にその思考の糸を伸ばし続ければ、それは隙を作り容易く八雲紫の思惑に絡められるだろう。 「やれやれ困ったわ」 あまり困ったという風ではない表情で永琳は呟く。 今現在、永琳に与えられた情報は数多いが、しかしそれはどれも思考の堂々巡りを誘うものばかりだ。 例えば見せしめとなったあの幻想郷の住人ではない神父二人組。 彼らには悪いことをしたものだと永琳は申し訳なく思う。 なぜならば、あの場所にて『この殺し合いをなかったことにしてみろ』と提案したのは他でもない永琳自身だからである。 あの気性ならば遠からず同じ目にあっていただろうと想像できるが、あの時点で犠牲を出したのは永琳の責任に他ならない。 元々、あの質問はどれほど八雲紫が願いに対し誠実であるか、またその願いの範疇はどれほどかを計るものであったが、 それも結局確かだと言える回答は得られなかった。 判明したのは、あのスキマ妖怪は自分を得体の知れないものだと見せることにひどく長けているということだけだ。 今は無闇に考える時ではない。そう判断すると永琳は思考の糸を手繰り寄せ、焦点を目の前の現実にあわせた。 コイルガンを脇に置き、他の“殺し合いに使う道具”を改めて見直す。 銃などとは本当に殺し合いの為の道具でしかなく血生臭いが、もうひとつあったそれも同じ銃だった。 こちらは特別驚くことのない普通の火薬式の銃である。《WA2000》と銘打たれた狙撃銃だ。 弾倉と薬室を銃床の中に移すことで銃身長を短くする機構を採用しており、狙撃銃という印象よりかはかなり小柄である。 取り回しが容易になった分、素の目視で狙いを定めるのがやや難であるが、これは弓矢に通じる永琳には問題とならない。 不恰好ながら、暗視用と熱感知用の二つにスコープが取り付けられており状況を問わず威力を発揮できる作りにもなっている。 本来ならば先の物も含めて銃などに頼りたくはないが、しかしどちらの銃も有用であるのは確かだ。 コイルガンは密やかに速やかに殺害するのに向いているだろう。 狙撃銃があれば能力や叡智を用いなくとも遠く離れた敵を狙い撃つことができる。 無論、このような物はその身により強い穢れを呼ぶことになるが、だからといってそれを避けている場合でもない。 「はぁ」 思わず溜息も出る。はっきり認めてしまえば、ここに連れて来られたという時点ですでに八雲紫には負けているのである。 しかしそれを認めながらも勝負を捨てるようなことは許されないし、そんな気も毛頭ない。 状況はあの第二次月面戦争と変わらない。八雲紫が状況を用意した。その中で各人が彼女の思惑通りに行動した。 永琳もその中の一人だ。そして最終的に一歩先を行かれた。 ならば今回はその意趣返しである。全てが相手の思惑の内だと認めてなお、最後に相手を一歩出し抜く。 永琳は決心した。この知恵比べ、今度こそは全力を以って挑み、必ず八雲紫を上回ってみせると。 【003】 「あ、こんなところにいたんだ」 かけられた声に振り向くとそこには襖を開けて中を覗き見る輝夜の姿があった。そして永琳はその姿に驚く。 「輝夜ったらなんて格好なの」 「あら、そうかしら? 温泉に入った後はどうすれば、なんて知らないのだもの」 輝夜は温泉から出たままの姿――新生し(生まれた)たままの姿だった。 それはとても美しい。 お湯に濡れた肌は赤子の肌のようにほのかに赤く染まり、その上を空気で冷やされた幾条もの水滴がなぞっている。 十分に水気を含んだ豊かな黒髪は身体を抱くように張り付き、その先端から雫を垂らし続けていた。 彼女が“かぐや姫”として地上にいた頃は、都中の男が一目見ようと屋敷に殺到したらしいが、これならば然もありなん。 目を奪われるような姿だがしかし、さてどのように注意しようかと永琳は思案した。 みっともないと言えば良いだろうか。いやしかし、彼女の姿はこれでいて高貴であり非の打ち所もない。 ならば病を患うと言えば良いだろうか。まさかである。蓬莱の薬を飲んだ彼女はもう病などとは永遠に無縁なのだ。 「床が濡れてしまうわよ」 なのでこう言うことにした。豊かすぎる水は滞り溜り濁る。地上では清浄であるはずの水もまた腐れを齎すことがあるのだ。 不要な水を吸った畳も床板も本来の寿命をその分減じたことだろう。 「あぁ、そうね。これもとてもよい気分だったのだけど、それじゃあしかたないわ」 納得すると輝夜は踵を返して部屋を出て行った。脱衣場に戻るのであろう。 永琳も腰を上げてそれを追うことにする。あの姫様は多分、一人では身の支度を完璧にはこなせないだろうから。 廊下に出ると開けた中庭の方から満月を見上げることができた。贋物でしかない満月を。 あれは八雲紫から月の民に対する挑発行為だろうか。それとも助けは得られないぞという通告なのだろうか。 はたまた、あるいはそれは――……。 【D-5/山頂付近/1日目-深夜】 【主:蓬莱山輝夜@東方儚月抄】 [主従]:八意永琳@東方儚月抄 [状態]:健康 [装備]:なし [方針/行動] 基本方針:《異変》を解決する。 1:??? [備考] ※参加時期は東方儚月抄終了後。 【従:八意永琳@東方儚月抄】 [主従]:蓬莱山輝夜@東方儚月抄 [状態]:健康 [装備]:ブリタニア軍制式拳銃@コードギアス(弾数x12)、ブリタニア軍制式拳銃のマガジン(専用弾12発入り)x2 ワルサーWA2000@Fate/Zero(弾数x6)、ワルサーWA2000のマガジン(300 Win Magnum弾6発入り)x4 背負い袋(基本支給品)、不明支給品x2 [方針/行動] 基本方針:輝夜に付き従う。八雲紫に勝つ。 1:やれやれ…… [備考] ※参加時期は東方儚月抄終了後。 【ブリタニア軍制式拳銃】 蓬莱山輝夜&八意永琳に支給。 ブリタニア軍で制式採用されているコイルガン(拳銃)。レーザーサイト標準装備。 ピストンモーターとサクラダイト電磁誘導レールの2段加速により火薬式のものと同等の性能がある。 【ワルサーWA2000】 蓬莱山輝夜&八意永琳に支給。 ワルサー社が警察向けに開発したセミオート式の狙撃銃。 銃床の部分に弾倉と薬室を収納するプルパップ式なので、銃身の長さが650mmと短く取り回しやすい。(全長は905mm) これは衛宮切嗣が「魔術師狩り仕様」にカスタムしたもので、2つのスコープ(暗視/熱感知)を併用できるようカスタムされている。 前:Preparation 投下順に読む 次:約束されし死亡の旗(シチョウセイガー) 前:Preparation 時系列順に読む 次:ある女の受難 前:永夜儚月抄 蓬莱山輝夜 次:姫ふたり 八意永琳 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3863.html
※ホモ・百合ネタ注意 雷鳴轟く季節外れの嵐の夜。とある北高生宅の台所には、頼りないロウソクの火に照らされた怪しげな人影が一つ。 「あとは雄の三毛猫の毛を煮出した汁を一滴入れて、マムシの干物の粉末を小さじ一杯……と」 この魔女の薬作りを連想させる、奇怪極まりない作業を行っているのは、時には人知れず、時には本人すら知らずの内に何かしらの騒ぎを生産し続ける暴走少女、涼宮ハルヒである。 「それで色が紫から透明に変われば完成なんだけど……あ!」 不思議なことに、鍋の中の液体は、彼女の言葉通り毒々しい紫から一点の濁りもない無色透明へと変化していった。 一つ付け加えるなら、先程の魔女の薬作りという表現は実は比喩ではない。彼女が手にしているレシピは、本物の魔女が残したとされる曰く付きのシロモノである。 「か、完成したわ!」 どういう化学変化が起きたのか解明不能な、その鮮やかな変化ぶりには、流石の彼女も驚きを隠せないようだ。 その証拠に、今も不敵な笑みを浮かべ―― 「ふっふっふ……」 ……不敵な笑み? 「キョン……いよいよあんたも年貢の納め時よ!」 ……訂正、薬の効能以外にはあまり興味がないようだ。 そして……どうやら、今回も苦労するのは彼……キョンと呼ばれた、この物語の主人公のようである。 日本の正月と言えば、だらだらとコタツに入りながら、大して面白くもない、年末に撮り貯めされたバラエティを眺めつつ、お雑煮やお節など丁度三日で飽きそうな季節限定料理を摘み、妹と最後のみかんの奪い合いをする。 これがもっとも正しいスタイルだと、俺は信じて疑わない。 そんな、平穏を愛する俺にとっては拷問に近い、『第一回!チキチキ二日間耐久不思議探索!』と称された新年企画が開催されたのは、ちょうど一週間前の話だ。 そこから鶴屋邸での新年会、冬休み明けの実力テストと、楽しいイベントと楽しくないイベントを交互に消化し、やっといつもの日常を取り戻しつつあった冬のある日……。 俺は凄まじく嫌な予感に包まれていた。 「さ、誰か来ない内に食べなさい」 ……まずは状況を整理してみよう。 「遠慮しなくていいわよ?」 眼前には、不気味なほど上機嫌の我らが団長様。どうも冒頭で話に出た、『第一回(以下略』にて、何やら収穫があったらしく、その日からずっとこんな感じだ。 当日ハルヒと組んでいた朝比奈さんによると、なんでも、古本屋で面白そうな本を発見したそうだ。 「食べないの?美味しいわよ?」 更に、俺の嫌な予感を助長するアイテムがハルヒと俺の間に鎮座している。 「せっかくあたしが作ってきてあげたんだから、団員であるあんたが食べない訳ないわよね?」 ……プリンだ。 これがただの市販プリンなら俺もありがたく頂戴しただろう。もしくは、ハルヒがこうも執拗に勧めてこなかったなら、やはり手に取っていたかも知れない。 「食べなさいよ、ほら」 ……あのハルヒが何もない普通の日に、わざわざ俺のためにプリンを作ってくる? その上、何故かやたらとしつこく食べることを強要してくる? ……ありえない。間違いなく裏がある。 「……食べろって言ってるでしょ」 その証拠に、だんだんとハルヒの笑顔は引き攣ってきている。 なんだ?このプリンには何が仕込まれている? 考えられるのはトウガラシなどの刺激物辺りか? 心当たりがありすぎて困るが、こいつの機嫌を損ねることをやらかしていたとしたら、充分にあり得る話だ。 不思議探索をさぼって古泉、長門とゲーセンに行ったことがバレたか?それとも、新年会でハルヒが取っておいた栗金時を勝手に食べたことか?あるいは、実力テストの結果……は、ある意味いつも通りだし、取り敢えず保留だな。 他には―― バァンッ! 「ッ!」 ハルヒを怒らせた可能性を一つ一つ思索していると、俺の態度に業を煮やしたのか、ハルヒが両の手を机に叩き付けて乱暴に立ち上がった。 まずい、キレたか? 「……どうして」 ん? 「どうして食べてくれないの?あたしがあんたに施しを与えるのはそんなに変なこと?」 と、ハルヒは伏し目がちに呟いた。 その、悲しげな表情を見て、ガツン、と頭を殴られたような衝撃を受けた。 ……俺はとんでもなく失礼なことをしているのではないだろうか? 「……たまにはあたしだってあんたを労おうって思うわよ」 その目には光るものが見えたような気がした。 ……そうだよな、考え過ぎだよな。ハルヒだって四六時中悪巧みをしている訳じゃないさ。 ふぅ、と短く息を吐いて、ハルヒの手からスプーンを取る。 「……分かった」 「キョン……」 「疑って悪かったな。食べるよ、ハルヒ」 俺はおもむろにプリンをスプーンですくい取り―― 「……お前が毒味した後でな」 「え?」 ひょい ――ニヤケ顔で油断していたハルヒの口に放り込んだ。 ……計画通り!って感じの顔をするのが一瞬早かったな、ハルヒよ。せめて俺が口にするまで我慢すべきだろう。 「ん~ッ!ん~ッ!」 口を抑えてジタバタとするハルヒ……って、なんだよ、そのリアクション?本当に変な仕込みやってたのか? 「ん~ッ!」 なんとか吐き出そうとするハルヒだが、のどに直接流し込まれては流石にどうしようもなかったようだ。 そうして、しばらくもがいた後、ハルヒは諦めたようにガクリと下を向き、 「ん……」 ごくりとのどを動かし、 「…………」 ……そのまま動きを止めた。 おいおい……どんな強烈な仕込みをやってたんだよ? 「ハルヒ?大丈夫か?」 黙ったままうつ向いているハルヒの顔を恐る恐る覗き込む。すると、ハルヒはいきなり顔を上げ、俺を怒鳴りつけてきた。 「なにすんのよ!バカキョン!」 ……いや、なにすんのよ、じゃねーよ。それはこっちの台詞だ。 「やっぱり妙なもの入れてたのか……」 俺がそう言うと、ハルヒはキョトンとした顔をして、小首を傾げた。 「……あれ?何ともない?」 疑問形で言うな。お前が作ったんだろうが。 「……おかしいわね?」 何かを確かめるようにもう一口、また一口と口に運ぶハルヒ。本当に何ともないらしい。 「……ねぇ、ちょっとキョンも食べてみて」 差し出された不信感たっぷりのプリンに一瞬躊躇したが、それを食べた当のハルヒは何事もなかったようにしている。少なくとも今すぐどうこうなる訳ではなさそうだ。 ……ま、いいか、一口くらいなら。 スプーンを手に取り、プリンを口に運ぶ。じんわりと控え目の甘さが口の中に広がり、舌の上で溶けていった。 「……なんだ、普通に美味いじゃないか」 ふと、ハルヒを見ると、じぃ~っという感じで熱視線を送ってきていた。 「キョン」 なんだ? 「あたしを見て」 見てるだろ? 「顔が熱くなったりしない?」 いや。 「心拍数上がってない?」 全く。 「息が荒くなってるのを我慢してない?」 これっぽっちも。 「効果なし、か……ま、当然と言えば当然よね」 ……だから、一体何を仕込んだんだよ、お前は?今のやりとりで凄まじく不安になったぞ? 「大丈夫よ、食べられないものは入ってないから……一応」 一応って言うな、一応って。 「はぁ……あんな胡散臭い話を信じるなんて、あたしもヤキが回ったのかしら?」 さっきからハルヒの言動が全く理解出来ない。結局何をやりたかったんだ、こいつは? 「それもこれも……キョン!全部あんたのせいなんだから!」 いきなりキレるな。意味が分からん。 「あぁッ!もういいわよ!今日は帰る!」 そう言って、ハルヒは乱暴に鞄を掴むと、部室のドアを壊しかねない勢いで帰ってしまった。 「……やれやれ」 ハルヒの行動が模範的一般人である俺に理解不能なのはいつものことだが、今日のあいつはそれに輪を掛けてひどい。 「本当になんだったんだ、一体?」 本日二度目のやれやれが口から出掛かったところに、ハルヒと入れ替わりで眉をひそめながら古泉が部屋に入ってきた。 「……一体、何をやらかしてくれたんですか?涼宮さん、物凄い顔で走り去って行きましたよ?」 毎回毎回俺のせいにするな。少なくとも今回の俺は全く悪くない。 「はぁ……何があったか知りませんが、どうやら出動の準備をしていた方がよさそうですね」 そう言って、古泉は盛大に溜め息を吐いた。 お疲れさん、頑張ってくれ。 適当な声援を送る俺をジト目で見ながら、古泉は冷蔵庫を開く。すると、何かに気付いたようにぼそりと呟いた。 「あれ?プリンが入ってますね?」 古泉越しに冷蔵庫を覗き見ると、ハルヒが持ってきたプリンと同じ物があと三つ確認出来た。 ……まだあったのか。異物混入疑惑のあるプリンなんて俺はいらんぞ。 ……ん?そうだ。 そこで、俺はあることを閃いた。 「それはハルヒが作ってきたプリンだな、俺と古泉の分らしい。俺はもう食べたけど、なかなか美味かったぞ」 ……味はな。 「そうなんですか……なるほど、さてはこれが喧嘩の原因ですね?駄目ですよ?素直に美味しいと言ってあげないと」 なにか勘違いされてるようだが、面倒なのでそういうことにしておこう。 「そういうことでしたら、遠慮なくいただきますか」 古泉はプリンを手に、いつもの自分の定位置へと戻る。 ……捨てられて無駄になるよりは誰かの口に入った方が食材も喜ぶってものだろう。頑張って一人で処理してくれ、古泉。 俺が心の中で密かに合掌し、古泉が今まさにプリンを口に運ぼうとした、その時、 「あれ?皆さん早いですね?」 「…………」 朝比奈さんと珍しく遅れてきた長門が部室へとやって来た。 「あぁ、お二人とも、ちょうどいいところに」 ここで古泉は持ち前の気配りを非常に迷惑な方向に発揮した。 「涼宮さんがプリンを作ってきて下さったそうなので、みんなでいただきましょう」 ……ちょっと待て。生贄はお前一人で充分なんだ。朝比奈さんと長門を巻き込むな。それはハルヒが悪戯目的に作ったプリンなんだよ! 「プリンですか、いいですね」 「…………」 「彼はもう食べたそうなので、ちょうど人数分ですね」 ……などと今更言える訳もなく、俺は古泉がプリンを配るのを複雑な気分で眺めるしかなかった。 ……大丈夫。ハルヒだって『一応』食べられる材料しか使ってないって言ってたじゃないか。問題ないよな、うん……多分。 そんな風に何の根拠もない気休めを自分に向かって呟いていると、コンクリートの壁越しでも届きそうな視線を送ってくる人物の存在に気が付いた。 「…………」 ……長門よ、何故そんなに俺を見つめるんだ?もしも異物を発見したなら苦情はハルヒに言ってくれ。 「…………」 しばらく俺を凝視してから、結局長門は何も言わずプリンに視線を戻す。 クソ、なんで俺が罪悪感を感じなきゃならないんだ?ハルヒが妙な真似をしなければ無事平穏に放課後を過ごせたっていうのに。 ――この時の俺は、まだこれが身の毛もよだつ恐怖体験の序章に過ぎないことを知らないでいた。 「では、いただきます」 「いただきまぁす」 「…………」 ――何故この時、俺は本当のことを言わなかったのだろう? 古泉と朝比奈さんが嬉しそうにプリンを口にする。 ――もしも真実を言っていたとしても、ハルヒ第一のこいつらは結局同じ行動を取ったかも知れない。 それを見た長門もスプーンを取り、プリンを口に運んだ。 ――それでも、もしかすると長門なら……。 ……いや、よそう。今更そんな話をしてもこの後に起きたことはもう過去の話なのだから。 「……え?」 ――そうして、部室は修羅場と化した。 「……!」 最初に反応したのは長門だった。 一口食べたプリンを即座に吐き出し、瞬時に部室の隅へと移動した。 「……え?」 全員に背を向けて、何かから身を守るように体を小さく丸める長門。 いきなりどうしたんだ?などと考える余裕を俺に与えることなく、事態は急変していく。 次に動いたのは朝比奈さんだった。 ぼうっと長門の動きを眺めていたかと思えば、普段の彼女からは想像出来ない機敏な動きで……長門に襲いかかった。 「長門さん!」 「……!」 ……いや、襲いかかったと言うと語弊があるな。正確に言うと、朝比奈さんは後ろから長門を抱き締め、恍惚の表情を浮かべているている。つまり、襲いかかったと言うのは―― 「……朝比奈みくる……あ……」 「長門さん……はふ……」 ――性的な意味で、だ。 残念ながら、18歳未満お断りな域までは達していないが。 ……いやいや、俺は何を考えているんだ。そんなことより朝比奈さんをどうにかせねば。 「あの、朝比奈さん?どうしたんですか?」 「ああ……長門さん……」 「あの~聞こえてますか?朝比奈さん?」 「長門しゃん……はぁ……」 ……聞いちゃいないな。長門以外は目に入ってない感じだ。 「何がどうなってるんだよ……」 ……そして、最後に動いたのは古泉だった。 「キョン君!」 それは、普段から聞き慣れた単語と、聞き慣れた声なのだが、拭い切れない違和感があった。 何故なら、普段は絶対にその名前で俺を呼ばないヤツが発した台詞だったからだ。 「古泉……?」 不審に思い、声の主を振り返ると、ルパンダイブを彷彿とさせる放物線を描き、こちらに跳躍してくる古泉の姿が目に映った。 「僕と……僕と……!」 時に、友人だと思っていた人物に本気で襲われそうになった経験はあるだろうか? 実際に経験してみれば分かると思うが、まず思考が固まる。鬼気迫る表情で飛び込んでくる相手に即座に反応は出来ないと思う。 「な……!?」 しかし、対朝倉戦の経験が生きたのか、はたまた俺の防衛本能が人より優れていたのか……。 ガスッ! 俺の場合は、躊躇いなくそのアゴを打ち抜いた。 「いきなり何を錯乱してるんだ、お前は!?」 ものの見事にカウンターを受け、地面に転がった古泉をなかば叫ぶように怒鳴りつける。余程いい角度で入ったのか、転がった物体からの返事はなかった。 急転した事態に追い付かない思考と、ジンジンと不快な痛みが残るこぶし。全てが俺から冷静さを奪っていく。 ……まずは落ち着け、状況を把握しろ。 長門が逃げ出したかと思えば、朝比奈さんがそれに襲いかかり、古泉は俺に襲いかかってきた? ……OK。まるで意味が分からない。 一向に収まる気配のない激しい鼓動と、次々と溢れ出す嫌な汗に、この上ない不愉快さを感じていると、絶対的な安心感を与えてくれる、頼もしい仲間の声が俺に冷静さを取り戻させてくれた。 「……私がうかつだった。これは非常に危険な状況」 「長門?」 よかった。お前は無事だったのか。 だが、そんな俺の期待とは裏腹に、振り返って目にした長門の姿は、無事なのかどうか非常に判断しづらいものだった。 「……はい?」 長門は椅子に座った朝比奈さんの膝の上で、抱きかかえられるように、ちょこんと横を向いて座っている。たまに見掛ける、恋人同士が人目も憚らず一つの椅子に座るアレだ。 「……えーと、無事なのか?」 そんな俺のツッコミを無視して、長門は淡々とこの異常事態の説明を始めた。 「……ことの始まりは一週間前、涼宮ハルヒが古本屋で紛い物の魔術の本を手に入れたことから始まった」 「魔術の本?」 ハルヒの言ってた収穫ってのはそいつのことか。 「……昨晩、涼宮ハルヒがその本に書かれていた方法で調合した薬をプリンに混入しているのは知っていた……でも、その薬では彼女が望む効果は得られないはずだった」 怪しげな薬入りのプリンかよ。なんつー危ないものを作るんだ、あの馬鹿。 「……ん?でも、効果はないはずなんだろ?ならなんで朝比奈さんたちは妙なことになってるんだ?」 「……本の内容自体は適当に書かれた真っ赤な偽物。本来なら服用しても人体には全く影響がない……その薬を調合したのが涼宮ハルヒ以外なら」 「……そういうことか」 そこまで聞けば俺でもオチは容易に想像出来る。要するに、ハルヒが本物であって欲しいと望んだから偽物の薬が本物になってしまった訳か。 「……そう。私の見通しが甘かった」 ……また、ハルヒのキテレツな力が原因なのか。毎度のことながら、はた迷惑極まりない……たまには人類のためになる方向で力を奮ってくれ。 憂鬱な気持ちを追い出すように、一つ大きな溜め息を吐いてから、長門に説明の続きを求める。ここで萎えていても何も解決しない。 「それで、ハルヒの求める効果というのは?」 「……服用した直後、最初に見た人物へ強烈な恋愛感情を抱く薬……つまり、惚れ薬」 「……ちょっと待て」 軽く目眩がした。 惚れ薬だと?あいつはそんなものを俺に使ったのか?いくら俺の人権が無視されているからって実験動物扱いはないだろ。 「……彼女はそういうつもりではなかったと思う」 「実験目的以外に何があるって言うんだ?」 俺の言葉を聞いて、意味深な視線を投げ掛けてくる長門。 どうした?他に何かあるのか? 「……こればかりは流石に彼女に同情する」 「はぁ……?」 まぁ、ハルヒの目的は今はどうでもいい。結局、朝比奈さんと古泉にばっちり効果が出てしまったのか。そして、朝比奈さんは長門に、おぞましい話だが、古泉は俺に惚れてしまった、と。 「……古泉一樹と朝比奈みくるだけではない」 「へ?」 「……プロテクトが間に合わなかった」 そう言って長門は自分を抱き締める朝比奈さんの体に、そっと自分の腕を回し……って、 「長門……まさか、お前もなのか?」 「……頭では事態を収拾させなければと理解している……でも、これ以上自分を抑えることは不可能」 そう言いながら、ほんのりと頬を染め、朝比奈さんに体を預ける長門。長門から預けられた重みを優しく受け止める朝比奈さん。そして、慈しむようにお互いの体に触れ合う二人……。 「……ごくっ」 ……正直、たまりません。 ……いや、だから、今はそんなこと考えてる場合じゃないだろ。 「長門、どうにかならないのか?」 「……朝比奈みくる」 「長門さん……」 やっぱり聞いちゃいねぇ。 「……朝比奈みくる、有希って呼んで」 「え?あの……ゆ、有希?」 「……ありがとう、みくる」 ……とうとうファーストネームで呼び合い出しちゃったよ、この人たち。完全に二人の世界に入った模様だ。 長門まで骨抜きにするとは……改めてハルヒの力の無茶苦茶さを目の当たりにしたな。 「……あれ?」 そう言えば、俺とハルヒには効果がなかったな?長門にすら効く薬が全く効かないなんてことがあるのか? 「……なんでだ?」 ふいに湧いた疑問が気になり、少しばかり今の状況を忘れて考え込む。しかし、背後から掛けられた底冷えするような声によって、落ち着いて考察する余地は奪われてしまった。 「いきなり殴るなんてひどいじゃないですか……優しく抱き止めてくれると信じていたのに」 「うお!?古泉!?」 もう復活したのか!? 「さぁ、今度こそお互いの体温を共有しましょう」 さぁ、じゃねぇ!両手を広げて微笑むな!気色悪い! 殴られて正気に戻る、なんて都合のいい展開にはならなかったようで、今も古泉の目は獲物を狙う肉食獣のように爛々と輝いている。 えぇい、そのまま眠っていればいいものを。 「いいか?古泉。落ち着いてよく話を聞いてくれ。お前は今、ハルヒの力によって俺を好きだと思い込まされているだけなんだ」 きっとすぐに元に戻る。だから、頼む。じりじりと間合いを詰めるのはやめてくれ。 俺がそう言うと、古泉は表情を固くして、動きを止めた。 「涼宮さんの力?まさか……でも、確かに僕はノーマルな人間を自負していましたし……」 ……お?これは? 「そうだ。お前は普通に女子が好きな普通の男子高校生だ。だから、元に戻る方法を考えよう、な?」 「この、キョン君を求めて止まない感情が偽りのもの……?」 古泉はとうとう俺から視線を外し、考え込むような仕草を取った。 ……ふぅ、取り敢えず話は通じたらしい。一時はどうなることかと思ったが、古泉が無事ならいくつか手段はある。 そうだな……とにかく協力者が必要だ。まずは古泉に森さん辺りに連絡を取らせよう。 ようやく見えた光明に僅かながら安堵する。これできっとどうにかなる。そんな緩んだ空気が俺の中に満たされた。 ……が、 「……それで、それがどうかしたんですか?」 は……? 「僕が感じている熱い情熱の炎に比べれば、そんなこと些細な問題です」 ……お前、今支離滅裂な台詞を言っている自覚はあるか? 「僕は冷静ですよ?冷静に、そして、情熱的にキョン君を愛しています」 そう言って、古泉は寒気の走る微笑を浮かべた。 ……前言撤回、全く話が通じていない……。 仕方ない、もう一発殴って再び眠って貰うしか……! 「おっと、先程の再現を狙っても無駄ですよ?機関で訓練を受けた僕に、正攻法で勝てるとは思わないで下さいね?」 「……チッ」 古泉の言葉がはったりかどうかは別として、確かにこちらから向かっていくのはリスクが高いか……。 どうする?頼みの長門は朝比奈さんとの密月に夢中だし、 「……ん……みくる」 「……ユッキー」 古泉はこんなだし……。 「そうだ。僕も名前で呼んで頂けませんか?一樹でもいっちゃんでも構いませんよ?」 ……やばいな。今、はっきりと認識した。これは俺の人生史上でもかなりランキング上位に食い込むピンチだ。 こうなったら……俺の取れる行動は一つしかない。 「……よし!」 三十六計逃げるに如かずだ! 「あばよ!古泉!」 「あ!ちょっとキョン君!」 俺は古泉たちに背を向け、部室から飛び出すように逃げ出した。 走る。ただ走る。廊下を、中庭を、グランドを。上履きのままだとか、走りにくい制服のズボンだとか、そんなことは気にしてられる状況じゃない。 「くッ……!」 必死に走り続ける俺に着かず離れずの距離を保ち、あたかも影のように一人の獣が疾駆する。 「着いてくるんじゃねぇ!」 獣なのに一人という数え方はおかしいかも知れないが、今のヤツはそうとしか表現出来ない。 獣の名は古泉一樹。今はただの恋するホモだ。 「ふむ……逃げられると追いたくなるのが男心……流石はキョン君、心得てますね?」 「アホかぁぁぁッ!」 全力疾走を続ける俺に、やすやすと着いてくる古泉。その余裕と落ち着きぶりが俺の恐怖心を煽る。 機関での訓練がどうたらと言う話ははったりじゃないみたいだ……その身体能力をこんなことに活かしてんじゃねぇよ! 「クソ!」 逃げる。ただ逃げる。逃げてその後どうするか、なんて考えはない。今はひたすら本能が最大級の警鐘を鳴らす危機から一歩でも遠くへ。 「待って下さいよ~」 誰が待つか!俺を捕まえてどうするつもりだよ!? 「別にあなたを無理矢理襲ったりするつもりはありません。ただ、抱き締めたり、頬擦りしたり、あわよくばキスをしたいなぁって思っているだけです。そのくらいなら問題はないでしょう?」 大アリだ!男にそんなことをされて、何が嬉しいんだ!? 「僕は嬉しいですよ?ただし、キョン君限定ですが」 その名で呼ぶな!全身に鳥肌が立ってくる!あと、そんな風に言われても全ッ然ッ嬉しくないからな! 「ふふ……素直じゃありませんね?噂に聞くツンデレというヤツですか?」 くッ……この件が解決したら覚えてろよ!テメェ! 走る、俺は走る。足が前に進む限り。 「僕の想いを受け止めて下さい!」 「断る!」 「うおッ!?……なんだぁ?キョンと古泉じゃねぇか、何やってんだあいつら?」 走る、古泉も走る。俺という獲物を捕まえるために。 「愛しています!キョン君!」 「デカい声でそんなことを叫ぶんじゃねぇ!」 「おや?今のはキョン君と古泉君?ん~何やら面白そうなことになってるにょろっ」 どちらも足は止めない。この鬼ごっこはどちらかが力尽きるまで終わることはない。 「ふふ……まるで海岸で追い掛けっこをする恋人同士のようですね」 「……ッ!誰でもいいから助けてくれッ!」 「あれは古泉とSOS団の……いや、関わるのはよそう。どうせロクなことにならん」 そんな、命よりも重いものを賭けた、本気の鬼ごっこだったが……先に足を止めたのは俺の方だった。 「ぜぇ……ぜぇ……」 どのくらい駆け摺り回っていただろうか? 何も考えず、足の動くがままに逃げ続けた結果、屋上へと続く踊り場に行き着き、そこでついに俺の足は言うことを聞かなくなってしまった。 「はぁ……はぁ……」 この荒い息遣いは古泉のものだが、どうも走ったせいで息が上がっている訳ではないらしい。 「キョン君……ハァ……ハァ……」 背筋が氷りそうな話だが……どうやら、古泉は獲物を目前にして興奮しているだけのようだ。 クソ……学校内を何周全力疾走したと思ってるんだよ?これだから特殊な人種は……。 「やっと追い掛けっこは終わりですか?流石にこれだけ焦らされると、僕もどこまで我慢が効くか分かりませんよ?」 我慢って何のだよ!? 「勢い余って最後まで、なんてことになるかも知れませんね」 さ、最後?最後って……いや、いい、言うな。想像したくない。 一瞬浮かびかけたイメージを振り払うようにぶるぶると首を振る。 じょ、冗談じゃない。そんなことになったら……いや、だから想像するな!俺! 残り少ない体力を無駄に消費しながら一人ジタバタ悶える俺を見て、古泉は芝居掛った仕草でこんなことを言ってきた。 「……とは言え、無理矢理というのは僕の趣味ではありませんね。ピュアな恋愛で行きたいと思います」 「……はは」 なら残念だったな?お前の一人よがりなラブロマンスもここまでだ。どう足掻いても俺がお前を受け入れる訳がないだろう? 「ふふ……そうでしょうか?」 ……何故笑う?俺は普通の女の子が好きな至極ノーマルな男だ。奇跡でも起こらない限り、俺の嗜好は変わらんぞ? その俺の台詞を受けて、古泉は喉を鳴らして楽しそうに笑った。 「奇跡ならありますよ」 「なに?」 「あのプリンです。あれをキョン君に食べさせれば、僕たちは相思相愛になれるのではありませんか?」 「……それは……」 ……確かにさっきは効果がなかったが、また同じ結果が出る保証はない。 もし効果が出てしまったら……。 『一樹……』 『キョン君……』 だあぁぁぁぁぁぁッ!想像しちまった!イメージ消えろ!俺の脳から出ていけ! 「そう言う訳で、取り出したるは例のプリンです」 待て……やめろ……。 「懐に入れてきたので、ほんのり人肌なのは我慢して下さいね?」 そう言って、古泉は弱りきった俺を壁に押し付け、くいっとアゴを上に向けた。 「大丈夫、キョン君も体験してみれば分かりますよ。この、世界が生まれ変わったかのような、素晴らしい感覚が」 「やめろよ、古泉、なぁ?それは無理矢理じゃないのか?」 「クク……さぁ、新しいキョン君の誕生です」 やめろぉぉぉぉぉぉッ! ……あれ? 迫りくる恐怖から逃げるように、思わず目を瞑ってしまったが、無理矢理開かれた口には一向に異物が流し込まれる気配はない。 恐る恐る目を開けると、床に溢れたプリンに頭を突っ込むようにして倒れている、古泉の情けない姿があった。 ……何が起きたんだ? 本日何度目かのクエスチョンマークを浮かべていると、階段の曲がり角から、ウェーブのかかった髪を湛えた人影が現れた。 「ふぅ……なんとか間に合いましたね」 あ、あなたは……。 「まったく……長門さんもうかつですね。帰ったらお説教です」 ぷんぷんといった感じで可愛らしく怒っている人影の正体は、生徒会書記にして長門と同じく不思議パワー持ちの宇宙人、喜緑江美里さんその人だ。 「は、はは……助かった……」 喜緑さんの顔を確認した途端、壁にもたれかかっていた体はへなへなと地面に沈み込む。やれやれという言葉すらどこぞに消えてしまうほど、今回ばかりは切羽詰まっていたらしい。 『お疲れでしょう?今は休んで下さい。あとは私と長門さんで処理します』 この最後の台詞は俺の脳内補完だ。なんせ、張りつめていた緊張の糸が切れたせいか、俺の意識はゆっくりとシャットダウンしていったので、何かを言っているってことしか分からなかったからな。 でも、記憶の最後に残ったあの喜緑さんのお姉さんみたいな柔らかい笑顔なら、きっと俺に優しい言葉を掛けてくれたはずさ。 そう言う訳で、とっくの昔に限界を迎えていた俺は、朝比奈さんと長門がどこまで行っ……ゲフン……無事なのかを気にしつつ、夢の世界へと落ちて行った。 願わくば、夢の中ぐらいは静かに過ごせますように。 翌日の放課後。俺は学校の中庭でホモとお茶をしていた。 「ホモは酷いですよ……あの時の記憶は全くないんですから、もう勘弁して下さい」 うるさいホモ。昨日の仕打ちは当分根に持つから覚悟しろ。というか、あのキモさはさっさと忘れたいのに忘れられん。何が情熱の炎だ。 「あ、本当にやめて下さい。記憶がなかった時のことを聞くと、本気でへこみそうです」 ふん……体温を共有しましょう、とかも言ってたな? 「やめて下さいって!……それに、聞けばあのプリンが怪しい代物と分かりながら僕に食べさせようとしたそうじゃないですか?」 う……喋ったのは長門か? 「それでおあいこにしましょうよ?」 「……ふん」 古泉から視線を逸らすように、意味もなく校舎の窓を見つめる。 釈然としない自分や自業自得を認める自分が入り混ざり、なんとも言えない妙な感じだ。 ……それに、こいつにも同情するところはあるしな。 と言うのも、今朝学校に登校してみると生徒はおろか、教員の間でも『古泉ホモ疑惑。つーか確定?』の噂で持ちきりだった。まぁ、いくら人が少ない放課後と言えど、学校中を求愛しながら走り回ればどうなるかは自明の理だが。 休み時間ごとに野次馬が教室の外に壁を作り、知り合いからは生暖かい視線と共に励ましのお言葉を頂いたそうだ。 結局、長門が情報操作を行うまでその状態は続き、その間、避難した部室の片隅で、膝を抱えて小さくなっていた古泉の背中が印象的だった。 長門は「情報操作を忘れていた」と言っていたが、求愛相手が俺という情報だけはきっちり操作していた辺り、本当のところはどうなんだか? そうそう、ちなみに朝比奈さんは長門を恐れてか、今日は学校を休んだらしい。 「では、本題に入りますか。今回の件についてです」 そんなこんなで、放課後になってやっと復活した古泉に呼び出され、俺は今回の事件についての今更な解説に耳を傾けていた。 「今回問題になった本を機関で回収し、記されている内容を再現してみたところ、例の薬のように効果を発揮したものはありませんでした」 「そいつは結構な話だ」 もしハルヒ以外でもあの薬を作れるとなったら面倒な事態になりそうだからな。 「ええ。どうやら涼宮さんの願いは『本の内容が本物であって欲しい』ではなく、『薬の効果が本物であって欲しい』だったようです。もし前者だったら大変でしたよ。世界中の書店、図書館などを調査し、あの本と同じ物を全て回収する、という途方もない任務が発生するところでした」 他人事ながら、聞いただけでうんざりするような仕事だ。長門なら喜んで参加しそうだが……いや、あいつならその前に解決出来るか? 「……それで、話はそれだけじゃないだろ?」 苦労しましたよ、って愚痴ならともかく、そんな仮定の苦労話を聞かせるためだけで呼び出したんなら、冬の中庭にカップの自販機コーヒー一杯じゃ割に合わんぞ。 「はい。むしろこれからが本題ですね。こちらは興味を引かれると思いますよ」 「なんだ?」 「何故あなたと涼宮さんにだけ薬が効かなかったかについてです」 「ほう?」 そういや、昨日今日はそれどころじゃなかったんで、すっかり忘れてたな。確かに興味を引かれる話だ。 話の先を促すように姿勢を古泉の方に向き直す。古泉も俺が話に食い付いたことに気をよくしたようで、推理小説の探偵よろしく、聴衆役の俺に解説を始めた。 「涼宮さんはあの本の内容を忠実に再現したと予想されます」 ふむ。 「例えば、効果は三日間、副作用がある、などの記述があればそれは全て実現されるでしょう」 お前の説が正しいのなら、それはそうだろうな。 「今回のポイントはここです。涼宮さん自身は覚えていなかったようですが、ある条件まで再現したと思われます」 ある条件? 「はっきりと覚えてはいなかった。けれど、自身の能力が発動した時には、しっかりとその条件まで付加していた、というところでしょう。知っての通り、彼女の能力は全て無意識に発動されるので、そうなったとしても不思議ではありません」 なるほど。それで、ある条件とは? 「まぁ、その条件を覚えていたとしても、涼宮さんはその可能性は否定するでしょうね。彼女の能力と人間関係を知る第三者からすれば、この条件以外はありえないのですが」 ……だから、一体どんな条件なんだ?勿体つけるのはお前の悪い癖だぞ? 俺が焦れた態度を示すと、古泉はにっこりと笑みを浮かべ、キザったらしく人指し指を立てながら、楽しそうに種明かしをした。 「惚れ薬の項目に、こんな注意書きがありました。『ただし、薬を飲んだ人物が、最初に見た対象に初めから好意を抱いていた場合、効果はありません』、と」 「…………」 生憎、手元に鏡はなかったので確認のしようはなかったのだが……この時の俺は余程変な顔をしていたのだろう。 なんせ、あの古泉が吹き出したんだからな。 「くくッ……いや、失礼しました……くッ……」 と言いつつも、笑いを堪えられないといった感じで後ろを向き、小刻みに体を震わせる古泉。 「くくッ……」 これがどうでもいい話で普段の日常と同じ状況なら、オセロ辺りで憂さ晴らしして終わりだったかも知れないが……残念ながら今回はこいつに八つ当たりするのに充分な条件が揃っていた。 俺は未だに笑いを止められない古泉を眺めつつ、心の中で一人呟いた。 古泉よ……残念だが、おあいこは撤回だ。 ……取り敢えず、昨日のこいつの恥ずかしい言動をノーカットでDVD化出来ないものか、明日にでも長門に尋ねてみるとしよう。 ……配布先は森さんでいいかな? END
https://w.atwiki.jp/renjodatabase/pages/40.html
分類:ラジオドラマ 放送局:NHK-FM 放送日時:1980年9月1日~5日、8日~12日(全10回) 23 05~23 15「ふたりの部屋」枠 出演:草野大悟、田島浩美 登場人物 男:草野大悟誘拐犯。工場を潰し妻に逃げられた気弱な男。一人娘のカコと暮らしている。 少女:田島浩美誘拐された少女。本名は「高橋ひろみ(漢字不明)」。 少女の母:松原道子ひろみの母。相当な資産家。 謎の男:若杉浩平男に頻繁に電話を掛けてくる相手。 本作の台本を探しています! もしお持ちの方は情報提供フォームよりご連絡ください。 概要 デビュー間も無い1980年9月、連城三紀彦がNHK-FMのラジオドラマ番組「ふたりの部屋」へ書き下ろしたラジオドラマ。 会話の面白さを楽しんでもらう、コメディータッチのアクション・ドラマ。作・連城三紀彦。男(草野大悟)は菓子をやることを口実に車に乗せた少女(田島浩美)の奇妙な励ましと同情を受け、その少女を誘かいすることにするが…… (「読売新聞」1980年9月1日夕刊より) 草野大悟の演ずる気の弱い誘拐犯と、田島浩美の演ずる利発な少女の会話劇で、ナレーションは一切なくストーリーの大半が2人の会話のみで進む。 誘拐ものとしてのアイデアは『夜よ鼠たちのために』収録の短編「過去からの声」と全く同一のもので、登場人物や設定は完全に異なるものの、同じアイデアを犯人側から語った形になっている。 「過去からの声」の初出は「週刊小説」1981年10月9日号であるため、本ラジオドラマはその1年前に放送されていたことになり、おそらく本作を原型に、警察側から見たミステリとして再構築したのが「過去からの声」ということだろう。 登場人物や設定が全く異なるので、同じアイデアを使っていながら全く違う印象の作品に仕上がっている。 デビュー間も無い連城がNHKでラジオドラマを書くことになったのは、第2回幻影城新人賞評論部門受賞者で、本業はNHKのプロデューサーであった麻田実の紹介によるものだったようだ。 当時、連城くんは名古屋で予備校の講師をしていたが、私は大映にいたという経歴から、放送のホンは書けると踏んだ。名古屋局がラジオドラマの作家がいなくて困っているというので、地元在住の連城くんを紹介した。結果はうまくいったのだが、打ち合わせで連城くんが殆どしゃべらないので座がもたなくて、と上京した名古屋局のプロデューサーがこぼしていった。 やがて、連城くんも直木賞をとって、こちらも、紅白の審査員にとの話になったが、彼はあっさり引き受けた。その頃には無口な彼もマスコミ対応がすっかりうまくなっていた。 (『幻影城の時代 完全版』収録 麻田実「「影の会」始末」より) 本ラジオドラマに関しては、非常に情報が少なく、上記の麻田実の証言以外に、本作について触れた文献は見当たらない。小説ではなくラジオドラマの脚本であるから致し方ない面はあろうが、これまでの連城三紀彦の経歴・書誌情報において、完全に抜け落ちていた情報である。 まさに文字通り「幻の初期作品」であると言えよう。 誘拐犯の男の娘も誘拐されておりその身代金捻出のため誘拐する話です。 -- あんなに面白かったのに誰も記憶していないなんて (2016-05-20 21 04 49) カセットに録音しました。デジタル化して残してあります。ドラマ本編からは出演者の名前しかわかりません。 -- コシムラカズヤ (2019-02-16 20 52 27) >コシムラカズヤさん おおおお!情報提供フォームからご連絡をいただけるとありがたいです。よろしくお願いします! -- 浅木原忍(管理人) (2019-02-16 21 41 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/uploader/pages/17.html
毎日毎日家でパソコンいじってる 生活に飽きたときに、たまたま 「人妻不倫案内」って検索したら http //tens0.net?YC7EjlBH そのままのタイトルがあったので 何気なしにつかっちゃったのが 始まりでした。。。 不倫希望男性からドシドシメール来て いまは不倫し放題です(⊃∀`* )エヘヘ♪
https://w.atwiki.jp/aikatsu-photo/pages/444.html
[忘れられない思い出]紫吹 蘭 No. 0717 レアリティ SR タイプ セクシー キャラクター 紫吹 蘭 初期オーラ 1822 最大オーラ アピール ホーリーナイト アピールポイント 17200 スキル セクシーplusアピール!(Ⅲ) ブランド NO BRAND ドレスアップ後 入手方法 アイカツ☆クリスマススペシャルおでかけ 実装日 2016年11月30日 ドレス カテゴリー 星座ロマンスドリームBOOM ドレス名 ブランド トップス - パープルスノーサンタワンピ NO BRAND ボトムス シューズ - パープルスノーサンタブーツ NO BRAND アクセサリー - パープルスノーサンタ帽 NO BRAND
https://w.atwiki.jp/shosensyojodokusen/pages/371.html
713 :名無したちの午後 [↓] :2020/10/25(日) 20 46 23.22 ID 6uQ1LkI+0 [PC] 今月は10/30発売なので何か前月分を報告と…処女的に思わぬ収穫……だが……… 満淫深夜バス ~もう降りられない…~ ブランド:Lucha Libre http //www.luchalibre-game.com/products/bus/index.html 【処女】 姫乃 悠良(『23歳・OL』気が弱く、強く出られると逆らえない性格。白下着。) 葵 つかさ(『21歳・グラビアアイドル』女らしく振舞っているが、元々きつい性格。) 【備考】 出血CG有り・破瓜中出し。 キービジュアルでは2人のヒロインは絡んでいるが、1人につき1話単体のストーリ構成。 この物語の語り手・一徹による痴漢陵辱破瓜だが、直後に痴漢仲間に明渡し輪姦に晒される。 見た目アレなグラビアアイドル・つかさの処女で喜んだが、他の男に汚されるので どうでもよい事なのかもしれない…