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現在売り出し中のゆっくりコロリというものを買ってみた。 ゆっくりの被害に困っている農家の人たちが主に使用するそうだ。 別にゆっくり種から被害を受けているわけではないが、試しに買ってみたのだ。 ちなみにゆっくりコロリは、一口サイズの丸い饅頭のようなものである。一セットで20個入り。 ゆっくり種が食うと、中の餡子に毒が回って死んでしまうそうだ。 とりあえず山の中に入るのは面倒だったので、村の中でゆっくりを見なかった聞き回ってみると、それほど時間もかからずに発見した。 「ゆ~、おやさいおいしかったよ!」 「でも、まだたりないね! もっとたべたいよ!」 「ゆっきゅりたべちゃいよ!」 ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙の親子連れだ。 これだ、と思い、親子連れの前方にゆっくりコロリを撒いておく。 少し待っていると、親子連れがそれを発見した。 「ゆっ? なにこれ?」 「たべものかな?」 親ゆっくりは食べ物かどうかも分からず、邪魔だなと言わんばかりに迂回しようとする。 失敗かな、と俺は内心で落胆していると、好奇心旺盛な子ゆっくりが気になったらしく、口の中に入れた。 「ゆっくりー! おいちいよ! これ、おいちいよ!」 一匹が食べて、食べ物だと分かると他のゆっくりもマネして食べ始めた。 「おいしいよ! ゆっくりたべたいね!」「ハフッハフッ! めっちゃうめぇ!」 全員が一つずつ食べ終えると、一匹が提案した。 「これはふゆのたべものにしようね!」「そうだね! おいしいものはとっておこうね!」 ゆっくりたちは毒とも知らず、ゆっくりコロリを持って行く。一匹が一つずつ。 ゆっくりの家は近くにあるらしく、持って行ったゆっくりたちはすぐに戻ってきた。 饅頭が饅頭を持っていく絵は見ていて面白い。 一匹が一匹ずつ、丁寧にせっせと毒の饅頭を運ぶ。 親子で、せっせと、せっせと、せっせと、せっせと。 それを見ている俺の意識にも少し変化があった。 ゆっくりって思っていたよりも働き者なのかもしれない。俺も頑張らなきゃと思う。 どこか爽やかな気分になっている自分にちょっと驚いた。 次の日、ゆっくりがいた場所付近に行ってみると、親子連れのゆっくりの姿がない。 ほんとにいない。家の具体的な場所が分からないため、昨日の辺りにもいない。探してもいない。 俺は落ち着かなくなった。急いで探す。頑張って探す。 そうしていると、夕暮れ時になってようやく親子連れゆっくりの家を見つけた。 思ったよりも近くにあって、俺は見当違いな場所を探していたようだ。 家の中を覗くと、そこにはゆっくりコロリの効果が発揮されたらしく、大量の餡子を吐き出して一家は死んでいた。 苦しかったのだろう。とても絶叫したままの表情が皮に張り付いているようだった。 ああ、良かった。 俺は心底すっきりした。これで明日も頑張れる。 だってそうだろう。タンスの裏に落ちたゴキブリが、死んでいるのどうかを確認できないのは誰だって嫌じゃないか?
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※嘔吐描写注意 「ゆっくり食べてね!」 どこかの場所、いつかの時間。 一匹のゆっくりが、一心不乱に大量の何かを食べ続けている。 その様子を、イスに腰掛けてじっと見つめる男が一人。 「はぐはぐはぐはぐがふがふがふがふがふむちゃむちゃむちゃむちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ……」 汚らしい食べ方のためにゆっくりの周りはぐちゃぐちゃになっていたが、そんな事は気にもせず、延々と食べ続けるゆっくり。 男もその様を叱る事もなく、ただじっと眺めていた。 「がふがふがふがふむちゃむちゃむちゃむちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ……ゆげふ! ゆげぇぇぇ……」 不意に、ゆげゆげとアンコと何かの混じったものを吐き出すゆっくり。 びちゃびちゃと先ほど食べていたものを汚していくその音は、人間のするそれと全く同じものである。 違うのは、吐き出すものの色が黒い事と、発するのが甘い臭いだという事だけだ。 「ゆげぇぇぇ……え”ふっ! ゆ、ぜびぃ……ぜびぃ……ゆぅ……がふがふがふがふむちゃむちゃぐちゃぐちゃぐちゃ……」 ある程度吐いて落ち着いたゆっくりは、また山を崩す作業に戻った。 食べすぎで吐いたというのに何故か更に食べるゆっくりをこのまま放置しておけば、吐き戻しすぎて死ぬだろう。 だが、死へ確実に近づいているゆっくりを止める事もなく、男はじっと見続けている。 「がふがふがふむちゃむちゃぐちゃぐちゃぐちゃ……ゆげぇ! え”ろ”ろ”ろ”ろ”ろ”ろ”……」 案の定、もう限界を超えているゆっくりは、それほど食べない内にまた吐き戻してしまった。 パンパンに膨らんでいた顔が、みるみるうちにしぼんで元の下膨れ饅頭へと戻っていく。 その目にはうっすらと涙が浮かび、顔色は真っ青になっている。 「げほっ、がぼっ! ゆ”……ゆげぇ……」 荒い息をついて、ぐったりとその場に潰れるゆっくり。 それを見て、これまでじっと見つめていた男が靴音高く近づいてきた。 「んげほっ、え”ほっ……ゆ、ゆっぐりだべるよ……だから、ごっち、ごないでね……」 青い顔に恐怖の色を浮かべて、男から少しでも離れようと試みるゆっくり。 その様子を見て何か思ったのか、男はその場に座り込んだ。 ゆっくりの顔から恐怖の色が消え、僅かに血色を取り戻すと、そのまま山に近づいていった。 「ゆっぐりだべるよ……だべるよ……」 必死の形相でじりじりと山に近づいていくゆっくり。 僅かに動くだけで戻しそうになりながらも、近づく事はやめない。 「だべるよ……だべっ! ……え”ろろろろろろろ……」 長い時間をかけて山のふもとまで来たゆっくりは、食べる直前に自分で吐き出したものの臭いに負け、その場にアンコをぶちまけ始めた。 「んげろろろろろろ……おげぇぇぇ! げふっ! え”ふっ! ゆべぇぇぇぇぇ……」 吐き過ぎて子ゆっくり並の大きさになっているが、それでも流れ出てくるアンコ。 壊れた蛇口の様に流れ出る黒とは対照的に顔色は紙の様に白くなり、顔には何の表情も浮かんではいない。 後数分で、顔中のアンコを吐き出してしまうだろう。 ここはゆっくりの処理場。 ここに連れて来られたゆっくりは、ここにある仲間の死がいを全て食い尽くすか、即座に殺されるかのどちらかを選ぶ事となる。 ほとんどのゆっくりは死がいを食べる方を選ぶが、どれもが食べきれずに終わる事となる。 数百匹分のゆっくりの死がいは、一人や二人では食べきれないほどに多量にあるのだから、元から不可能な事だ。 それでも挑戦をやめないのは、ゆっくりが間抜けだからなのか。生きたいという想いが強いからなのか。 それは人間には分からない。 男は『それ』をつまみあげて山に投げ置いた。 てっぺん辺りに落ちた顔は、周囲と同じく苦悶の末に死んだ事を物語っている。 そこまでの苦しみを味わっても、決して自分から死にたいと言うゆっくりがいない事が、男には不思議でたまらなかった。 ――次のゆっくりに、ちょっと聞いてみようか。苦しんだ末の死と、苦しむ事ない一撃の死と、どっちが良いのかを。 そう考えつつ、男はゆっくりと部屋を出て行った。 おしまい ゲロ吐くゆっくりいじめものを短くまとめてみようと思ったら、こんなんが出来ました。 なんだこれ。 by cyc=めて男 このSSに感想を付ける
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「ついに、ついに完成したぞ!」 薄暗い部屋の中、にとりが声を上げる。 「河童の技術力に夢美とちゆりの科学力。 永琳の薬学に理香子の魔力。 更には里香の設計も加わったこの逸品!!!」 カッ、とスポットライトがテーブルに当てられる。 「その名も、メガゆっくり!!!」 そこには何の変哲も無いゆっくりまりさの姿があった。 「…で、これのどこがめがとかぎがとか大層な名前のゆっくりなのよ」 その光景を見てあきれ返るのはここを嗅ぎつけてきた博麗の巫女。 「それはもう大変だったのよ、いくつもの異なったものを統合するなんて本来無理だもの」 「動力の確保だって問題だったし」 「そこは素敵な力が色々な奇跡を起こすほどに素敵にまとまったのよ」 「どんな方向からでも解明できないゆっくりの餡子がもたらした結果なのかもしれないぜ」 「外側の感触はゆっくりのままに、内部は頑丈さと機能満載で作成したのです」 「更には博麗大結界をネットワークにした位置特定機能も防水機能も完備してるんだよ」 「…危ない連中が集まったからどんな異変かと思ったら単なる暴走だったのね、やってられないわ」 さっさとその場を後にした赤白を尻目に、6人の識者(?)達は早速テストプレイを始めるのだった・・・ ここは人里から少し離れた平地。 辺りには草木はあまり生えていないのだが、これは夢美が事前にる~ことに草むしりをさせていたためである。 土壌は豊かであり、何かを育てるにはもってこいの場所だ。 ここに花を愛するゆっくり達を集め、その中にメガゆっくりも加える。 こうしてしまうと位置を特定しない限りはただのゆっくりにしかみえない。 「さて、皆に集まってもらったのは、ここでみんなにお花を育てて欲しいのよ」 集めたゆっくり達に説明を始める6人。 かくしてゆっくりゆうかを筆頭に花を愛でるゆっくり達とめがゆっくりの花畑作りが始まった。 ゆっくりめーりん、ゆっくりちるの、ゆっくりれいむ・・・ 群となるには少ないが家族となるには多いその数で、種を蒔き、水をやり、雑草を取り除く。 時々近くに通りがかるゆっくりは何をしているか聞くが、説明すると 「ゆゆ?おはなさんはかってにはえてくるんだよ?そんなこともしらないの?ばかなの?」 とゲラゲラ笑ってろくに取り合わない。 それでも花を愛でるゆっくり達は一生懸命水をやったり悪い虫を食べたり雑草を抜いたりして花を育てた。 集団に仲間意識がしっかりと根付いたころ、ついに花が咲きそうことに喜んだ矢先の事だった。 次の朝、花を愛でるゆっくり達の花壇は荒らされていた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 とてもいい笑顔を浮かべて花を食べるのは前まで花を愛でるゆっくり達をゲラゲラ笑っていたゆっくり達である。 「おはなさんがこんなにたくさんはえててよかったね!」 「とってもおいしかったね!またつぎのときにはいっぱいはえてるね!」 折角一生懸命育てて、あと少しでゆっくりした花を咲かせられると信じていたゆっくり達は愕然とした。 しっかり説明したのに取り合わず、いざあと少しという所で全ての頑張りをかっさらっていったゆっくり達。 去っていったそのものたちに怒りを覚えたのは言うまでも無いだろう。 「あらら、これは酷いわね・・・」 そこに現れたのは皆をここに連れてきた6人―幻想郷の識者(?)達であった。 「後一歩だったのに・・・残念だったわね」 「素敵なお花が見られなくて残念だわ」 花を愛でるゆっくり達は自分達の悲しみを分かってくれるこの6人に涙した。 「また、次は荒らされないように育てればいいのよ」 理香子がそう言い、その場のゆっくり達はそうだね、とお互いに頷きあった。 ・・・メガゆっくりであるまりさを除いて。 「まりさはみんなのがんばりをむだにするゆっくりがゆるせないよ、おはなをたべるゆっくりをこらしめたいよ」 勿論それはこの場に残っている誰もが思っていること。 しかし花壇や畑などを襲うゆっくりは数が多く、今回ここで花を蹂躙した数のゆっくりでさえこの場にいるゆっくりでは太刀打ちできないだろう。 それでもメガゆっくりまりさは諦め切れない。 その中には既に優しい心と戦う勇気が灯っていたのである。 「・・・そうだね、まりさ。悪いゆっくりを懲らしめたい?貴方なら悪いゆっくりをきっと懲らしめる事が出来るよ」 「ほんと!?」 にとりが優しく声を掛けるとメガまりさは目を輝かせる。 既にやる気満々のようだ。 「みんな、これからまりさは悪いゆっくりを懲らしめるために頑張る事を決めたわ。あなたたちはまりさが戻ってきた時に立派な花が咲いているようにここを守りなさい」 永琳の呼びかけにそれぞれがしっかりと頷いた。 「私達も時々ここに来てお手伝いしてもいいですか?」 「もちろんだよ!おねーさんたちもいっしょにはなをさかせようね!」 里香の申し出に元気を出して答えるゆうか。 「まりさ、かえってきたときにゆっくりしたおはながさいているようにしてるからね」 「うん、まりさはぜったいかえってくるよ。だかられいむ、まっていてね」 一方ではメガゆっくりまりさの旅立ちに別れを惜しむれいむ。 こうして、メガゆっくりは悪いゆっくりを倒すために立ち上がったのだ。 翌日、メガゆっくりの封印していた各種機能を開放させた後に簡単なレクチャーを行う。 「いいか?これからまりさはスーパーファイティンブゆっくり、その名もメガゆっくりとして悪いゆっくりと戦うんだぜ」 「まりさはすーぱーふぁいてぃんぐゆっくりのめがゆっくりなまりさなんだぜ!」 名前は・・・多分夢美が決めたのだろう、棒読み調でちゆりが名前を教える。 「私たちは貴方をここから手助けするわ」 「でもまりさはここからとおくにはなれるぜ、てだすけできるの?」 「貴方が何処にいるか分かるようにしたのです!」 「ゆっ、それならだいじょうぶだぜ!ゆっくりりかいしたぜ!」 記憶管理機能には問題はないようである。 次は武装チェック。 「後、貴方にいくつか力をあげたわ。まずはあの的に向かって口を空けなさい」 「ゆっくりあけるぜ!」 「次は息を思いっきり吐くようなイメージをしてみて」 「ゆっ!」 バスンッ メガゆっくりが見ていた的に穴が開く。 「これが貴方の力、メガバスターよ」 よく弾幕に使われる動きの早い米弾をメガまりさの意識通りに撃ち出せる機構。 メガゆっくりを作る際、2番目に苦労したものである。 「これで悪いゆっくりを懲らしめられるぜ!」 強い力を得た(元々着けていた機能であるが本人はそう思っている)メガゆっくりは熱い心を胸に抱き出撃していった。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!!」 早速一匹の野良れいむを見つけたメガまりさ。 「れいむにきくけど、れいむはおはなさんはすき?」 「もちろんすきだよ!!」 「おはなさんはゆっくりできるよね」 「ゆっ、おはなさんはとってもゆっくりできるよ!」 「とてもきれいで、みているとゆっくりできるよね!」 「ゆ、なにいってるの?おはなさんはたべものだよ?ばかなの?」 ―なんだ、おはながすきって、たべるほうがすきなんだ。 「れいむはわるいゆっくりだったんだね」 「ゆゆ?れいむはいいゆ―ゆぶっ!?」 メガバスターがれいむを直撃する。 そこには餡子の花が咲いた。 一瞬罪悪感のようなものが沸いたが― 「みんなをまもるためだぜ」 そう呟いて森の奥に進むのだった。 メガゆっくりが入った森のとある群は大騒ぎになった。 花を食べたゆっくりが爆発し、また花は食べ物だと答えたゆっくりもまた同じようになっていたからである。 「とてもつよいまりさがおそってくるよ!!!」 それが分かっただけで群は天地がひっくり返ったような状況に陥り、この群のリーダーである大れいむですら収集がつかなくなってしまった。 そして遂にその強いまりさ―メガゆっくりが、その姿を確認できるまでに迫っていたのである。 「ゆゆゆ、みんなでそのゆっくりにとつげきすればきっとつぶれるよ!!!」 「わ、わかったよ!!!」 「ゆけ、わがけんぞくたちー!!!」 真っ白になった頭でやっとこさ口に出せた命令を受け、群の面々が一塊のように突撃していった。 普通のゆっくりであれば押しつぶされて終わりである。 しかしメガゆっくりは連続してメガバスターを放ち、その塊の前方を怯ませる。 「ゆゆ、とつげきす―ゆぎゅ!?」 「ゆっくりおさないd―ゆぎゃん!?」 あれよあれよと押しつぶされ自滅する塊。 残ったゆっくりも打ち抜かれ、遂には大れいむのみが残った。 「よぐもみんなをごろじだなぁぁぁぁぁ!!!」 「・・・みんなはゆっくりできなかったんだぜ、だからしんだんだぜ」 「ぞんなごどないぃぃぃぃぃ!!!むでのびんなはゆっぐりじでだぁぁぁぁぁ!!!」 「はなをめでるこころもないくせにゆっくりできるとはおろかだぜ」 「おはなさんなんがどおでもいいぃぃぃぃぃ!!!おばえをごろずぅぅぅぅぅ!!!」 真っ直ぐ突進してくる大れいむ。 メガゆっくりはメガバスターを打ち出して当てるが、それでも大れいむの前進は止まらない。 「ずがまえだぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆ!?ぐ!?」 がっちりとメガゆっくりを口に加えた大れいむ。 そのまま後ろに2回、ジャンプしてメガゆっくりを地面に叩きつける。 そして大きく跳躍すると― 「ぢねぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆがぁ!?」 そのまま地面に叩きつけられ、メガまりさは8方向に光の弾を散らしながら砕けた。 「みんな、ゆっくりできないまりさはたおしたよ・・・てんごくでゆっくりまっててね・・・」 傷だらけになりながらも勝利を噛み締めた大れいむ。 「いまのがれいむのわざだったんだね」 おかしい。 大れいむは自分が聞いた声を疑った。 なぜならそれは、さっきまで戦っていた、しかも自分が殺したはずのメガゆっくりの声だったからだ。 そして振り向いた時、今度は自分の目を疑った。 砕け散ったはずのメガゆっくりの姿があったのだからだ。 「まりさのざんきは108まであるぜ!!!」 そう言うや否や、メガゆっくりは大れいむの一部を食いちぎり、飲み込と。 「げっとだぜ!」 帽子の色が赤になる。 ラーニング、他のゆっくりの特技を自分のものにする力。 これは実現させるのに一番手間が掛かった機能である。 「でいぶのおべべがぁぁぁぁぁぁ!!!!」 さっきまで勝ったと思っていた、いや、間違いなく勝っていたのに。 ありえない。ありえない。 れいむの脳内がぐにゃぁ~となる中、メガゆっくりは口に大れいむを加える。 「おかえしだぜ!」 先ほど大れいむが自身に行ったように、二回叩きつけられ、大きく空中を舞う。 「ひぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!」 恐怖に顔を引き攣らせる大れいむ。 そして。 「はいぱーぼっ!!!」 「ん゛ん゛ん゛ー!!!」 断末魔の声を上げ、大れいむは完全にその命を絶たれた。 これで分かった事がある。 「ゆっくりできない群とリーダーをたおさないと、みんなのために」 メガゆっくりの目はこれだけの返り餡を浴びてもなお、強く光り輝いていた。 戦いはまだ、始まったばかりだ。 かんぱーい!!! その頃、あの識者(?)6人は祝杯を挙げていた。 「バスターにラーニング、残機システムもちゃんと稼動したわね」 「一回ティウった時はどうなるかと思ったぜ」 システム班の夢美とちゆりは未成年のためジュースで乾杯しつつ。 「ゆっくりできる仲間と花を守る、という目標もしっかり覚えさせる事が出来たし」 「全部の性能がちゃんと発揮されていてよかったです!」 魔力班の理香子と設計班の里香は先に料理に手を付けながら。 「後は博士ポジションらしく素敵に指示を出せばいいんだね」 「私としては薬による色彩変化が不安だったけれどね、ちゃんと変わってよかったわ」 組立班のにとりと薬学班の永琳はお酒を片手に微笑みながら。 今回の成功を喜んでいた。 そう、これは数々の突飛した力を持つ暇な面々が起こした壮大なごっこあそびである。 最近ちょっとだけ幻想郷に入ったソフトをリアルに真似してみた、"MEGAMAN"ごっこというなの。 「しかし、メガゆっくりはどうやって復活したんだ?」 「内部が生きていれば周囲の餡子と皮を再利用して元の姿にもどるです」 「エコね」 「お花畑はどうする?」 「ちゃんとやることはやってあげましょ、花を愛でるゆっくりは貴重ですし」 「ま、何にせよこの素敵な出会いと実験の成功を祝いましょ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき 所謂”岩男”のパロです。 まぁ、幻想郷の面々ならこれ位できるのではないかな、と。 当方の面々はどちらかというと悪巧みが好きそうで機械とかに秀でてそうな方々を選びました。 今まで書いたもの 博麗神社にて。 炎のゆっくり ゆっくりを育てたら。 ありす育ての名まりさ 長生きドスの群 このSSに感想を付ける
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ゆっくり専用動物病院「ゆっくりにっく」 助手を募集しています。 資格も不要で、経験は問いません。 可愛いゆっくり達と楽しくお仕事をしませんか? 俺が手に取ったチラシにそんな文句が踊っていた。 近所で何か建物を作っていると思っていたが、ゆっくり専用の病院だったとは。 ゆっくりといえば、その姿を見ただけで踏み潰す人間もいる一方、その可愛さに惚れ込みペットにする輩もいるという。 近頃では、傍若無人なゆっくりをペット用に躾けるブリーダー、通称ゆっくりブリーダーなるものもいるらしい。 「時給もなかなか良さげだしなあ・・・」 ふと、目が隣の部屋に続く扉に向く。 あの部屋には20匹近くのゆっくり霊夢が閉じ込められている。 気が向いたときに、いつでも潰して遊べるようにしているのだが、いかんせん維持費が高くつく。 親の遺産でまったり生活しているニートの俺には痛い出費だ。 そう、俺にとってはゆっくりなど、ただ潰して遊ぶためだけの道具だ。 患畜である「しあわせー」なゆっくりなんて見たら思わず殺してしまいそうだ。 やめとくか、そう思っていると飼っている猫が擦り寄ってきた。 それと同時に気が付く。 「そういえばお前、お医者さん嫌いだもんなあ。注射は痛いだろうけど、あれはお前のためなんだよ」 「にゃー」 そう、飼い主にとっては善意でも、実際に注射されたり腹を割かれるのはペットなのだ。 ゆっくりの知能など、猫とたいして変わらないはずだ。 きっと、なぜ痛い思いをさせられているのか理解できないだろう。 幸せいっぱいで育ったゆっくりへの「虐待」が見られる場所なのかもしれない。 俺はゆっくりにっくの住所を確認し、家を出た。 「さっそくだけど、これからいいかな?人手が不足しててね」 面接を終えると、そんなことを言われた。 「はい。よろしくお願いします」 ゆっくりのお医者さんは、ごく普通の白衣を着たごく普通の男性だった。 面接をした事務室から出て、受付に移動する。 「まだ受付も雇ってなくてね。これだけ記入してもらって、診療室まで来てもらってくれ。」 渡されたのは、簡易カルテ。 10分前までごく一般的な虐待お兄さんだった俺にいきなり仕事を任せるなんて、本当に人手が足りていない病院だと思う。 簡易カルテを見ると、いくつか記入してもらう項目がある。 飼い主の名前、住所、ゆっくりの種類と年齢など、本当に簡単なものだ。 病院に来た理由を書く欄はなかったので、診療室で最初から話を聞くのだろう。 お客さん(患者)が1人もいなかったので、俺は受付に乗ったゆっくり魔理沙の人形をつついて遊んでいた。 カランコロン。 喫茶店に入ったときのような音が鳴り、扉が開いた。 「こんにちは。初めてなんですけど」 「ゆっくりしていってね!!!」 現れたのは身なりの良い、着物がよく似合ったご婦人。 胸の前で抱えていたのはゆっくり霊夢だ。 ソフトボールより一回り小さいので、おそらく今年生まれた子供だろう。 「では、こちらにご記入いただけますか?」 受付カウンター越しに、簡易カルテと鉛筆を渡す。 「ゆゆっ?これはゆっくりできるもの?」 興味津々に、子れいむは簡易カルテを見ている。 ぷっくりとした体。 瞳は綺麗で、髪の毛のツヤも申し分ない。 リボンの手入れもきちんとされているようで、鮮やかな赤が美しい。 潰しがいがありそうだ、無意識に拳が固くなっていた。 「――っと」 俺は今、助手なのだからそんなことをしてはダメだ。 固くなっていた拳を緩め、子れいむに微笑んだ。 「ゆっくりしようね!!」 ああ、殺したい。 「書き終わりました」 女性が簡易カルテと鉛筆を受付カウンターに置く。 生後3ヶ月。 子れいむは予想したとおり、今年生まれたゆっくりであった。 記載漏れがないことを確認し、俺は女性を診療室へと導いた。 「・・・・というわけで、ウチのれいむにワクチンをお願いしたいんです」 「ははぁ、なるほど」 先生と対面した女性は、退屈していた子れいむを撫でている。 俺は先生の横で話を聞いていた。 女性は、予防接種のために来院したのだ。 最近、この子れいむに野生のゆっくり魔理沙の友達ができたため、感染症を心配したとのこと。 それに夏も近くなり、フィラリアのことも心配だったらしい。 「接種はしますが、あまり野生のゆっくりと遊ばせるのはお薦めできませんね」 「そうですか?」 「遊んでいるつもりでも、ケガをすることもありますし。ケガの箇所を舐めることで感染することがよくあるんですよ」 「でも接種をすれば予防できるのでしょう?」 「いえ、予防接種と言っても全てが予防できるワケではないんですよ。いわゆる、ゆっくりエイズなんかは予防できません」 「まあ」 「他にもいくつか予防できないものがありますので、室内飼いをしたほうがれいむちゃんのためです」 なんだか講座めいたことをやっているが、そんなことはどうでもいい。 注射ではあまり苦しまないではないか。 もっと、拷問のような治療をやって欲しいものだ。 「では、注射をしますか。鬼井君、ちょっとこちらのれいむちゃんを押さえててもらえますか」 「あ、はい」 妄想の中で子れいむを潰していたので、いきなり名前を呼ばれてびっくりした。 俺は女性に差し出された子れいむを、台の上に乗せ、押さえつけた。 「ゆ?おにいさんなにをするの?ゆっくりはなしてね!」 「ちょっと痛いけどゆっくり我慢してね!」 ついついテンションが上がってしまう。 うっかり出てしまったゆっくり口調を、少し反省する。 「ゆゆう!おかあさんたすけて!!ゆっくりできないよ!!」 子れいむが女性に助けを求める。 しかし、これは子れいむの為の処置だ。止めるはずがない。 それにしても、おかあさん、と呼ばれているということは産まれたてを貰ったのだろうか。 「れいむ、我慢してね。そしたら美味しいお刺身を食べさせてあげるから」 その子れいむに、先生の握った注射器が子れいむの額に刺さった。 刺さった細い針は、皮を乗り越え餡子まで進んでいく。 「ゆぎぃいいいっ!!!いぢゃいよぉぉおおおっ!!!!ゆっぐじできないおおおおお!!!!」 手に、逃げようとする子れいむの力を感じた。 それに負けじと俺も力を込める。 「ゆっぎ!!ゆぎいいぃいぃい!!!」 いつの間にか、女性は部屋の隅で耳を押さえていた。 可愛がっている子れいむの叫びは聞きたくないらしい。 こんなに可愛い声で鳴いているのに、酷い飼い主だな。 子れいむを押さえている手には、ぬるぬるとした不気味な体液が溢れている。 涙が台に流れ、まるでおしっこを漏らしたようだ。 「ゆっびひぃ!!!いだいいいい!!!!」 それにしても、たった一本、それもこんな細い針でここまで痛がるなんて、弱いゆっくりとしか思えない。 俺が幽閉しているゆっくり霊夢だったら、こんな針じゃここまで鳴いてくれない。 野生のゆっくりでもここまで騒ぐかは疑問だ。 先生が注射器の後部を押し、ワクチンの注入を始めるとさらに子れいむは声を荒げた。 「ゆっぎゅああっぁあぁ!!!!いぢゃいのおおおっ!!!!おがああざんん!!!だずげでええ!!!」 ワクチンの増加分を吐き出すように、涙をこぼしている。 「れいむごめんね・・・!ごめんね・・!ちょっとだけ我慢してね・・・!」 部屋の隅で女性がぶつぶつ呟いていた。 「おがあああざああああん!!!!どうぢでえええ!?!?!どうぢでれいむをおぉおおお!!!??」 信頼していたお母さん。 目の前にいるのに助けてくれないお母さん。 子れいむは何も理解できなかった。 「はい、終わりだよ」 先生が注射器を抜くと、子れいむはグッタリと仰向けに倒れた。 額を見ていると穴はすぐにふさがった。 こんな小さな穴は特に治療しなくても、すぐ再生できるようだ。 「ごめんね、れいむ。大丈夫だった?」 女性がぐったりとした子れいむを手に取る。 「ゆ・・・・どうじで・・・?どうじで・・・?」 子れいむの中には、自分を助けてくれなかった女性への不信感が蠢いていた。 「このあと、たっぷり可愛がってあげてください。すぐ忘れますよ」 慣れているのか、先生のフォローが入る。 女性はそれに納得し、その場で料金を支払い帰っていった。 「鬼井君、はじめての助手体験はどうだったかい?」 俺が手についた子れいむの体液を洗っていると、先生が話しかけてきた。 「あのれいむ凄い、悲鳴でしたね。結構びっくりでしたよ」 「ペットのゆっくりはあまり痛い思いをしないからね」 「ですよね。野生のだったらあそこまでは騒ぎませんよ」 一瞬、先生の眼が鋭くなったのを感じた。 虐待お兄さんということがバレたのかと不安になる。 「あの叫び声に嫌になる人も多いからね。人が不足して困るよ」 確かに、ゆっくり好きならこの職場は地獄だろう。 可愛いゆっくり達が次々に泣き叫ぶのだ。 「ちょうどいいから、次の手術を手伝ってもらおうかな。ゆっくりには麻酔が効かないから・・・悲鳴を覚悟してね」 俺の返事もまたずに、先生は奥の部屋へと消えた。 手術。 なんて心躍る単語だろう。 覚悟どころか、俺は興奮して震え始めていた。 「ゆ!はやくここから出してね!!おにいさんのおウチに帰してね!!」 ケージに入れられて運ばれてきたのは、バレーボールサイズのゆっくり魔理沙。 成体といえる大きさだ。 黒光りする帽子、やわらかそうな皮に、しなやかな金髪。 非常にゆっくりしたゆっくり魔理沙だ。 実に美しい。 「これは今朝連れてこられたゆっくり魔理沙だよ。一人じゃ苦労するからね。本当助かるよ」 成まりさをケージから出した先生が言う。 鉄製の皿のようなものに粘着質のある液を流し込むと、先生はそれを成まりさの底部に貼り付けた 動けなくするための道具だろう。 「ゆ!?動けないよ!!ゆっくりできない!!!」 なんとか逃げようとしているが、完全に固定されて成まりさは動けない。 「先生、何の手術をするんですか?」 素人目だが、この成まりさは病気をしているようには見えない。 声も大きいし、体もしっかりしている。 「避妊手術だよ」 なるほど。 ポン、と手を打った。 「虚勢手術ではないから、どちらかと言えば楽だよ」 「交尾はできるけど、妊娠できないようにするんですか?」 やりチンまりさにするのだろうか。 「まさにその通りだよ」 「でも、それなら虚勢手術もしちゃえばいいのでは?なぜ避妊手術だけを?」 子供がいらないなら、両方処置しておけばいいのに。 「ゆっくりは母体をすると危険だろ?」 「そうですね。若かったり、体力が落ちてたら死にますよね」 一時期、無理矢理交尾させて殺すことがマイブームになったのでよく知っていた。 この成まりさくらい大きければ耐えられるが、あまり一度に回数をこなすと栄養失調なのか、黒ずんで朽ち果ててしまう。 「だから野生のゆっくりに襲われたときに備えて、避妊手術するんだ」 「はい」 「でも、飼い主さんの中には可愛がってるゆっくりの赤ちゃんが見たい人もいるわけだ」 「そうでしょうね」 「そんなときは、適当な母体を捕まえて自分のゆっくりと交尾させるんだよ。母体にはなれないけど、交尾はできるから」 「ああ、なるほど」 飼い主のエゴにも思えるが、所詮ゆっくりなので同情もしない。 殺されるにしろ、可愛がられるにしろ、人間を喜ばせるだけの道具なのだから。 「ゆ!まりさに何をする気なの!?」 交わされる会話から恐怖を感じたのだろう。 動けない成まりさが顔を青くしている。 先生はそんな成まりさの目の前に、箱を置いた。 「これが、手術器具だよ」 箱から出てきたのは、先端が尖った鉄の棒。 長さは30センチメートルほどしかないが、太さは小学生の腕ほどもある。 俺は思わず唾を飲み込んだ。 「では、さっそく始めようか」 「はい、先生」 つづく。 このSSに感想を付ける
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オリ設定有 虐待ほぼ無し ぶっちゃけただのネタ 「じじいさっさとはなしてね!!いまならゆるしてあげるよ!!」 「あとおかしももってきてね!!そしてすぐしんでね!!」 ぎゃあぎゃあ騒ぐゆっくり共が入っている袋を担いで歩く俺。ゆっくりは村に来て畑を荒らすゲスどもだ。 だいたい村に来るゆっくりはゲスかバカばっかりである。普通のゆっくりは来る必要ないし。 そして村から少し離れた小屋に着く。小屋にしては少し大きめではあるが、人間が住むには狭い程度の大きさだ。 そして扉は閉まっているがここからでも小屋の中の生物の声が聞こえてくる。 「ゆゆっ!?このこえは…」 がちゃ 『うー!』 「れみりゃだあああああ!!!!!!!」 げすゆっくり達が言うとおりここは村のゆっくりれみりゃの飼育小屋である。 その数は結構多く、五十を超えるほど。ただし三分の二くらいは子供だ。 俺は持っている袋の中身を餌箱の中に入れる。げす達はぼとぼとと落ちた、中にはつぶれたものもいたが気にしない この箱はゲスゆっくりが逃げないよう結構深い。 しかし空を飛ぶことができるれみりゃには簡単に入ることが出来る。 「ほーれ、あまあまだぞー。たっぷり食えよ」 「うー♪」 「やめてね!!れみりゃはゆっくりできな…ああああああ!!!」 「だずげでぇええええ!!!」 「いびゃああああああああああ!!!!!! あっという間に子れみりゃにたかられるゆっくり達。 狭い箱を必死に転がって抵抗しているものもいるが、そいつはすぐに親が押さえつけるので結局何もできず中身を吸われる。 餌箱の底にはさっきまで生意気言ってたゆっくり達のデスマスクだけが残った。これは後で畑の肥料にする。 『うー!うっうー!』 「うまかったか?そいつはよかった」 『うー!うー!』 「ああ、待ってろ今開けるからな」 子れみりゃに返事をしながら親れみりゃ用の入り口を開ける。ちょっと大きい木窓のような代物だ。 そしてあっという間にそこから飛び立っていく親れみりゃ達。小屋にはまだ狩りができない子れみりゃだけが残った。 それなりに昔、ゆっくりと呼ばれる饅頭生物が現れた。 そしてそいつらはだんだんと野生の生き物として知識をつけ、人間の畑を襲うようにもなった。 そこで農家は対策としてそいつらを捕食するゆっくりを飼うという流れが起きる。それがれみりゃというわけだ。 ゆっくりの捕食種であるれみりゃを飼うようになった村は次々と増えていった。 分かりやすくいうとねずみを取るために猫を飼うようなものだと思えばいい。 そしてそれを繁殖させ、別の村などに売り払うのがこの小屋である。 ちなみに全て胴体無し。ペットではなくあくまで狩りをやらせるためのゆっくりなのだ。胴体有など売れるはずも無い。 胴体有は動きは遅い、わがままは言う、野菜を引っこ抜くことから逆に害獣扱いされている。 『うー♪うー♪』 子れみりゃ達がいっせいに歌う。満足したのだろう。 一日一食で適当なゆっくりで済むのだから実にリーズナブルだ うちでは基本子供には餌をやるが親には自分でとりに行かせるようにしている。 なぜならゆっくりを取れないと飼う意味が無いからだ。 そのため餌は子供の分だけしか入れない。そして親れみりゃは子れみりゃに優先的に与えるので狙いどおりに食べてくれる。 後は親達を解放してきちんと狩りに行かせる。しばらくしたら戻ってくるのできちんと集まってるか確認したら閉める。 彼女達はここを家だと認識している上に、子供を残しているから何もしなくても戻ってくる。副業としてはかなり楽である。 俺は親が全員飛んでいったのを確認すると、小屋を出て家へと戻った。 次の日。朝日が顔を出す頃に小屋に来る。 親達が戻ってきており、うとうとと眠っていた。 こいつらは夜行性だからそろそろ眠る時間なのだろう 「ひぃ、ふぅ、…よし、足りてるな」 俺は数を数えて全員いる事を確認すると出入り口を閉め、畑仕事へと戻った。 ~~~~~~~ これだけ書くのにえらく時間かかってしまった。 現在のんびりゆっくり戦乱シミュを製作中…完成するかどうかも不明だが 過去作品 巨大(ry 餌やり ゆっくり対策 巨大まりさ襲来 ゆっくり埋め どすまりさの失敗 原点 ゆっくり駆除ありす まきぞえ なぐる ゆっくりのある田舎 現実的なドスまりさ このSSに感想を付ける
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衝動的に書いて見た あんまり虐待してない、というかいじめてない 「おにいさん、ゆっくりたべてね!」 帰ったら部屋の中に妙に不敵な微笑みを浮かべたゆっくりれいむがいた。 部屋はゆっくりがいるにも関わらず荒らされた様子もなく、ただ座布団の真ん中に鎮座している。 「さぁおたべなさい!」 業を煮やしたのかれいむの顔に縦一筋の裂け目が生まれ、そのまま二つに裂けた。 ゆっくりとした生活を送ったゆっくりは同じ生活を過ごした人間やゆっくりにその身を食べさせるというが、 生憎俺はこのゆっくりれいむどころかゆっくりと生活したことさえない。 余りの異常事態に脳がフリーズしている俺を尻目に、異常は更に進行した。 「たべないと……」 なんとれいむの切り口の餡子が盛り上がり…… 「ふえちゃうぞ!」 「な、何ぃぃぃぃぃっ!?」 そのまま再生してしまったのである! ゆっくりオレンジジュースや水に溶いた小麦粉で簡単に再生するというが、これは明らかに異常だ。 というかこんなあっさり再生するもん喰いたくない。 慌てて部屋の奥に向かい、あるものを取ってくる。 「「さぁ、おたべなさい!!」」 取ってきたら更に割れていた。既に断面が盛り上がり始めている。 その半分しかない4つの口に取ってきた物……この夏使わずに取っておいたロケット花火を数本まとめて突っ込む。 そして点火して家の外に全力投球。 「「たべnPANG!!」」 火薬に引火した瞬間、4つの饅頭は全て破裂した。 流石にあれだけ粉みじんになっては再生できないだ……ろ……? 『ふえちゃうぞ!!』 「う、うぉぉぉぉぉぉっ!?」 周辺に撒き散らされた欠片全てから餡子が盛り上がり、それが全て先ほどと同じ大きさのれいむとなって、こちらへ向かって跳ねて来た。 家の前は既に大量のれいむで埋め尽くされた狂気のゆっくりプレイスと化しつつある。 どうすれば良い、このままではこの家どころか世界までこのゆっくりによって埋め尽くされてしまうだろう。 この世界に生きるものとして命に代えてもそれだけは防がなくてはならない……!! だが、どうすれば良い。粉みじんになっても再生する相手をどうやって止めれば……。 『再生しちゃうなら焼いちゃえば良いじゃない』 ゲェーッ、貴方は俺の脳内ギリシア在住の大英雄ヘラクレスさん!! だが確かに的を射ているかもしれない。ヘラクレスさんヒドラをそうやって退治しているし。 何よりまごまごしていては手遅れになる。既に俺の足元に到達した連中は裂け始めているしなッ! そういうわけで俺はさっきロケット花火に点火したライターで今度はれいむたちのリボンに点火したっ! 『ゆっくりたべてね! もえちゃうと……ゆっくりたべれないよ!!』 効いてるッ!効いてるぞッ! 盛り上がりつつあった餡子がそこで止まったッ! 慌てて自分の服にまえ引火しそうな勢いで燃えていくれいむたちの中から離脱する。 家の周りで燃えているれいむは流石に危ないので水をはった桶に火箸で掴んで入れていく。 『ゆっくりたべてね! とけちゃうと……ゆっくりたべれないよ!!』 水に突っ込んだれいむも程なくして水に溶けていく。 周囲に充満する小麦粉と餡子が焼ける良い匂いが充満する中、俺の戦いは終わりを告げたのだ……。 「って、それでめでたしめでたしってわけにはいかんわな……」 周辺には大量の焼き饅頭と真っ黒で粘性のある液体が入った水桶。 延焼こそしなかったが片付けには相当骨が折れるだろうことを考えると素直に喜べない。 いや、マジでどうしよコレ。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 とか思ってたら周囲に大量のゆっくりが。 今度はれいむだけじゃなくてまりさやらありすやら多種多様だ。 一瞬びびったが子ゆっくりも赤ゆっくりもいる辺り、さっきとは違うようで安心した。 「何だお前ら?」 「ゆゆっ、おじさんこんなにおいしそうなおまんじゅうひとりじめするなんてずるいんだぜ! まりささまたちにさっさとよこすんだぜ!」 どうやら焼かれていたれいむの匂いに釣られてやってきたようだ……普段なら潰すんだけど今日はそんな気力もない。 「あー、はいはい。饅頭はそこで有るので全部だからお前ら食って良いよ。喰い残しはダメな」 「へっへっへ、ききわけのいいのはいいことだぜ!みんな、ぜんぶたべるんだぜ!」 『ゆっくりたべるよ!』 そう言うか言わないかってところでゆっくりたちは焼きれいむに群がってそれを貪り始めた。 「はふはふうっめめっちゃうっめ!」「やっべこれやっべ!」「むーしゃむーしゃ、しあわせー!!」 同族喰いってゆっくりにとっては禁忌のはずなんだが食べて大丈夫なんだろうか。 確かに飾りも髪も燃えてつるっぱげの饅頭になってはいるんだが……そう思いながら家に入ろうとした瞬間、 ふと辺りが静寂に包まれていることに気づいた。 あんだけ喧しく喰っていたゆっくりたちが……静か? 俺が慌てて振り返った瞬間、ゆっくりたちもこちらを向いた。 その顔には縦に一筋の裂け目が…… ~俺たちの戦いはこれからだ!!~ このSSに感想を付ける
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※前作 ゆっくりが実る木 の続きです ※前作を読まなかった人でもわかるよう前回のあらすじっぽいのが置いてあります ※お兄さんが悪夢にうなされます ※変態ネタがあります。 ※何度も似たような夢を見ます ※パロディがあります 「ゆっくりから生えるゆっくりが実る木 夢編」 男は長い夢を見ていた。 それはゆっくりが実る木の種をもらい。 軽い気持ちで育てたら成長が異常なほどに早く、実としてゆっくりがはえてきた。 そしてたくさんゆっくりが集まったところで友達に売り飛ばす自分の姿も確認できた。 しかし木の実を見ているとゆゆこやらんなどの希少種も生えてきたが きめぇ丸が生まれると同時に木が朽ちるというものだった。 その夢を見てから同じような夢しか見なくなった。 「ハッ・・・また同じ夢を見るようになっちまった。」 『また』だ。 あの日以来。(あの日は夢オチだったけど) ゆっくり関連の夢しか見てない。 「あの木以外の夢なんて見れるか? ゆっくり関連の夢しか見てないんだ。 いけると思う。」 やってみる価値は十分ある。 とりあえず目をつぶりあの木以外のことを思いながら眠りにつく。 あたりの景色が真っ白だ。 うまくいったか? そう思いあたりを見渡すと 何か変な物体を見つけた。 すると俺を見るなりその物体は 「くろまくー」 としゃべり俺に乗りかかった! (がばっ) 「あぎゃあああああああああああああああっ!! はー・・・はー」 やっぱりゆっくり関係だったがあの木以外の夢はどうやらBAD ENDな方向にで進んでいたようだ。 「あやうくれてぃに殺されるところだった・・・」 もう1時、早く寝ないと明日に響きそうなので眠ることにする。 寝てみるとまたあたり景色が真っ白になった。 またかよ。と思いあたりを見渡す。 俺はさぁ、れてぃでも何でもこい!そう思ったお兄さんが見たのは肌色のぷにぷにしたもの 上を見てみると 「こーぼーねー」と叫ぶ巨大ゆゆこがいた。 そしてゆゆこは口を大きく開け、吸い込みを始める! (がばっ) 「ふぎゃあああああああああああああああああ!!ま、またかよ!」 なんだかんだ言ってあの夢以外は最終的に俺が死ぬということはよくわかった。 「てか、ゆゆこに殺されるなら本望だけどね!」 と変態じみたような言葉を発するとまた眠りについた。 また景色が真っ白に(ry で目の前にいたのは発情したでかいありす。 「にんげんさんにもありすたちのあいをあげるわあ・・・」 とあごの下から出てきたのは・・・そう、ぺにぺにだ。 「しこってもいいのよぉぉぉ・・・」 といいぺにぺにをを少しずつ俺に近づけ・・・ 「すっきりしましょぉぉぉぉぉぉぉ・・・」 「アッー」 (がばっ) 「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!! 何だよこれ!次は変態ネタかよ!」 変態はこいつなのだがついにレイパーの夢まで見るようになってしまった。 まずゆっくりできない夢から開放されるために 何も考えずに寝てみよう!そう考えた俺は 「なぜこんな単純なことに気づかなかったんだ?」と思い眠りについた。 また景色が(ry 「・・・え?」 何でこうなるのおおおおおおおおと思う俺の目の前に現れたのは 超巨大なドス そしてドスは口からエネルギーをため、俺にドススパークを発射した! それをもろに受けた俺は跡形も無く消滅した。 「ふぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!! って・・・なにこれ・・・」 時計を見ると2時をさしていた。 「こ・・・これで一時間か!?」 おちつけ、これも夢かもしれない。 なら寝る以外、手段は無い 顔をひっぱたいて夢じゃないと判断すれば眠りにくくなる。 だから寝るしかない。明日に備え。 しかし、夢は容赦なく男を襲った。 あるときは巨大ちるのが現れ くしゃみをして俺を凍らし。 またあるときは巨大らんが現れ 米鉄砲を俺に向けて撃つということも またあるときは巨大れみりゃが現れ 俺の血を吸ってゆき。 またあるときは巨大ふらんが現れ 俺をひたすら殴りまくり。 またあるときは巨大なうどんげが現れ 俺をあざ笑う。 またあるときは巨大おりんが現れ その僕であるゆっくりゾンビが俺に襲い掛かる。 ぶっ倒れる俺。 そしてそこに浮かぶ文字が 「You Are ○○○○」 (がばっ) 「ってバイ○かよ! というより何突っ込んでんだ?俺 あ、そうだ。時計時計・・・」 拾い上げ時計を見ると7時をさしていた。 「ええええええ!?」 「あ、そうか今日日曜だったな・・・」 ほっと一息つきまた眠りにつこうとする。 すると枕に何か違和感を感じた。 「なにかぽこんとしてるな・・・」 と思い枕を持ち上げてみると・・・! 続く! あとがき ゆっくりが実る木の続きでした。 悪夢にうなされるお兄さん これってありじゃね!?
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■七月十日 晴れ 10匹の子ゆっくりを引き連れた大所帯の野良ゆっくり家族を発見。 親はれいむとまりさのよくある種だ。 「ゆっくりおさんぽするよ!」 「ゆっゆっゆっ♪ちあわちぇ~」 親子で散歩しているようだ。 ちあわちぇ~、か。 散歩一つでここまで満たされるものなのか。 仕方が無いのでその至福、壊すとしよう。 「ゆ゛ぐっ!な゛に゛ずるの゛ぉぉぉぉおぉぉ!ばなじでえ゛え゛ぇぇぇぇぇ!」 「おがぁぁじゃあ゛ぁぁぁん゛!がえじでぇぇえ゛ぇぇぇぇ」 「ごれじゃゆっぐりでぎないよぉぉぉ!」 「どうじでごんなごどずるの゛お゛お゛お゛お゛!」 親れいむのリボンを掴み上げ、そのまま家に持ち帰る事にした。 離せと泣き喚く親れいむと、同じく泣き喚きながら必死に 俺の後をついてくる親まりさと10匹の子ゆっくり達。 このまま家に連れ込んでしばらく飼ってみよう。 一度ゆっくりを飼ってみたかったんだ。 虐待するのはその後だ。 ■七月十一日 曇り 「おにいさんゆっくりここからだしてね!」 「ゆっくりマイプレイスにかえしてね!」 昨晩は大変だった。夜通し泣き叫び続け、出せ、出せと哀願してくるのだ。 大き目の籠の中に閉じ込めたが泣き声で俺も全然眠れなかった。 しかし一夜明かした今は大分落ち着きを取り戻した様子。 「プレイスも何も、今日からここが君たちのおうちだよ」 「ゆぅ!?なにいってるの?ばかなの?」 「おにいさんいみがわからないよ!ゆっくりせつめいしてね!」 いちいちイラつく饅頭共だ。 だか飼うと決めた以上、簡単にキレちゃいけない。 虐待はいつでもできるのだから。 「ここは冬は暖かいし夏は涼しい、広いし、ご飯もおやつもいっぱいある夢のようなおうちなんだよ」 「ゆ゛っ!!しゅごい!おにいさんはゆっくりできるおにいさんだったんだね!」 「そうさ、だから今日からここが皆のゆっくりプレイスさ」 拉致監禁されていたことも忘れてゆっくり達は狂喜乱舞で跳ね回る。ウゼェ。 今すぐ虐待したい衝動を抑え、精一杯作った笑顔でゆっくり達に笑いかける。 「ゆっくりあんしんしたらなんだかスッキリしたくなってきたよ!」 と親まりさ。 言うやいなやいきなり体をこすりあい息を荒げ出す親2匹。 「はぁっはぁっゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆ゛っ!」 「ゆっくりスッキリしてね!ゆっくりスッキリしてね!」 ちなみにここは俺のベットの上だ。 そんな所でいきなり交・・・餡子の交換を始めやがった。 「こんなにゆっくりできるひろいおうちならいっぱいこどもうめるね!」 「まりさとれいむのあいのけっしょういっぱいつくろうね!」 布団の上に餡子がこぼれている。ウゼェ。 ■七月十二日 雨 「ゆっくちあちゃごはんちゅくってね!」 「さっさとゆっくりつくってね!」 俺は今奴らの昼食を作っている。 今まで雑草や芋虫等しか食してこなかったらしく、人間の料理は今朝の朝食がはじめてだったようだ。 想像を絶する美味さに気絶しかけ、痙攣を起こす子ゆっくりもいたぐらいだ。 それにしても奴らの上から目線の態度。俺はもう今朝からイライラしっぱなしだ。 だが何故だろうな。このイライラが癖になりつつある。 奴らが俺に命令口調で何か言えば言う程、俺の中で何かが積み重なっていくのだ。 その頂にあるものは、おそらく、快感。 「はやくちゅくってねっていってるでちょ!おにいしゃんばかなの?のうなしなの?」 「はぁい♪い~まできたよぉ」 五目チャーハン。俺とゆっくり都合12匹分の大作である。 「むっしゃむっしゃ。うめぇっ。マジうめぇ!」 「パネェッ!クチャクチャ、むぐっ、マジパネェッ!」 瞬く間に床に広がるチャーハン。皿に盛った意味がない。 顔面からチャーハンめがけて文字通り飛びつくゆっくり達。 クチャクチャ耳障りな音を立てながらチャーハンを貪る。 「むっちゃむっちゃ、ちあわちぇ~♪」 「ゆっ!もうなくなっちゃったよ!おかわりほしいよ!」 「おにいさんおかわりないの?ゆっくりおかわりしていってね!」 食費だってタダじゃない。 一日三食こんないっぱい作ってたら食費だけで給料とんじまう。 我侭言わないでこれで我慢してね、と優しく丁寧に俺は説明した。 「どうじでぞんな゛ごどいう゛の゛お゛ぉぉぉ!」 「ゆ゛っぐりでぎないおにいざんはゆっぐりおかわりづぐるの゛ぉぉぉ」 「そうだよ!だからゆっくりおかわりつくってね!」 あはは、仕方ないなぁ君たち。作ってあげよーじゃないか。 「待っててね、今すぐ作るから」 「はじめからゆっくりつくってればいいんだよ!」 「むのうなおにいさんだけどこれでれいむたちゆっくりできるね!」 「おかあしゃんのしょうりだぁ~!ゆっくちちていってね!」 晩飯の時も似たような事の繰り返しだった。 ■七月十三日 雨 今日も雨か。 人間の家は巣としては広大だが、ゆっくり達は外の世界を知っている。 散歩もできないんじゃ奴らもストレスたまるだろうな。 「おかぁしゃぁぁん、おしゃんぽちたいぃー!」 「おしゃんぽおしゃんぽ!ゆっくちおしゃんぽー!」 案の定散歩をねだりはじめている。 しかし基本饅頭である奴らは濡れるわけにはいくまい。外は豪雨だ。 子ゆっくり達は一昨日の情事で5匹増え、今や17匹が家の中を所狭しと跳ねまくっている。 本は破れ、CDは割れ、鏡も割れ、洋服はずたずた。 俺はこいつらを飼って何がしたかったんだろう・・・後悔しはじめていた。 「おにいざんのおうぢじゃゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃぃぃ!」 「おにいざんな゛んでれいむとまりさをどじごめ゛る゛の゛ぉぉぉ!」 お?気がつくと散歩できない鬱憤が俺に向けられていたらしい。 「この雨じゃね、皆濡れるの嫌だろう?うちで我慢してね」 「ばがぁぁぁぁ!ゆっぐり゛でぎない゛おに゛いざんはぢね゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」 「ゆっくりちね!ゆっくりちね!」 にこにこ。俺は黙って笑顔でいつづけた。 今ここでムザムザ死なすわけにはいかない。 「我慢してね」 ■七月十四日 晴れ 「ゆっくちはれたよ!」 「おひしゃまぽかぽかだよ!これでゆっくちできるね!」 昨日は大変だった。 連れてきた初日の様に、一日中体力の続く限り泣き喚き、家のものに八つ当たりをし、 出した食事以外にも本や絨毯を無茶喰いし、体力が尽きると寝て、 起きては同じ事の繰り返しだった。 「おかぁしゃん、おしゃんぽちよ!」 「そのまえにゆっくりあさごはんをたべるよ!」 「あしゃごはん!おにいしゃんゆっくちあしゃごはんをつくってね!」 壁紙は剥がれ落ち、テレビも映らなくなり、カーテンも八つ裂きにされ、 机は折られ、ガラスも割れている。ていうか割れた窓から雨がふきさして冷たかった。 「おにいさんはとっととあさごはんを作ってね!これでゆっくりできるね!」 「おにいさんきいてるの?ゆっくりごはんつくってね!」 柱もかじられ所々削ぎ落とされている。 暑さをしのぐクーラーも壊れた。パソコンも壊れた。 「なんだかけさからあついよ!ゆっくりすずしくしてね!」 「あしゃごはんゆっくちつくってね!」 「きいてるの?ねぇ?おにいさんばかなの?」 俺の家は、もう、 「ねぇ?むのうなの?おにいさんあほなの?」 「おしゃんぽ~!あちゃごはーん!ゆっゆっ~♪」 「とっととつくるといいよ!ゆっくりしていってね!」 「ねぇばかなの?ていのうなの?おにいさんきいてるの?」 「キィヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!」 「「「!!!???」」」 俺の奇声にゆっくり達は一様に口を縦に広げ、歯を剥き出し、目を丸くし、驚いている。 「「「・・・・・・」」」 俺の豹変に驚きのあまり思考が停止してしまったらしい。驚いたまま固まっている。 「ふぅははは、フリーズしちゃったかなぁ?君たちはメモリが足りないよねぇひひひ」 ぴくりとも動かない16匹のゆっくり達を逃げられないように籠へと移し、閉じ込める。 一匹の親れいむを残して。 3分くらいしてようやく1匹、2匹と我を取り戻していく。全員が気付くのに5分かかった。 「・・・!おかぁしゃん!おかぁしゃんをかえして!」 「れいむをはなしてぇぇぇぇ!」 「ゆ・・・ゆっくりはな、は、はなしてね!」 親れいむの髪を鷲掴みし、持ち上げ、渾身の右ストレートを顔面に放つ。 ぶぎっ 口からよだれを撒き散らしながら空中を舞う親れいむ。そのまま壁に叩きつけられた。 「い゛い゛い゛だぁい゛い゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃぃ!」 「お゛があ゛じゃあ゛ぁぁぁぁん!!なにじゅるの゛ぉおおおお!!」 「ゆ゛っぐり゛やめであげでね゛ぇぇぇ!!」 ふは、ふははは。これだ。これだ、このために五日間我慢したんだ! 会心の快楽が胸に広がっていく!脳汁があふれ出てくるのが解る! 「おまえらゆっくりは~、帽子やリボンがないと同族に虐められるんだ・・・てぇっ!?」 言い終わると同時にぶちっと親れいむのリボンを剥ぎ取るとがえじで、がえじでと跳ね上がる。 痛みで動けない親れいむの目の前で、リボンをライターで燃やしきると 「ゆ゛っっっっ!!!???ごれじゃぁぁも゛う゛ゆっぐり゛でぎな゛い゛い゛い゛ぃぃぃ!!!」 一直線に俺めがけて跳ねてくる親れいむ。ぼよん、ぼよんと足に当たってるが全く痛くない。 「ゆ゛っぐりぢんでね゛!ゆっぐりぢね゛ぇ!」 「さしゅがおかぁしゃんだね!これでおにいしゃんもゆっくりちぬね!」 「れいむのしょうりはもくぜんだね!ゆっくりしんでね!」 ガゴッ!!!! 跳ねてくる親れいむをおもっくそ蹴り上げると鈍い音がした。痛い。 歯が足に突き刺さったようだ。親れいむはというと、天井に激しく叩き付けられ、 床に落下してくるまでの間にボロボロと歯を空中に撒き散らしていった。 どうやら全部の歯が抜け落ちたようだ。ざまぁみろ。 「む゛む゛む゛!へいむはなひもわるひほとひてないのひー!!」 ほう、この親れいむは中々タフだな。これだけのダメージで餡子を撒き散らさないとは。 だが全部の歯が抜け落ちた親れいむ、ふがふが何言ってるかまるで解らない。 「人間語喋れやこの糞饅頭があああああああああああああ!!!」 ガッガッガッガッガッガッガッガッガツ!ベキャッゴッ! 何度も何度も力いっぱい踏みつけ、蹴り上げて空中に舞った所を右アッパーで天井に叩きつける。 ぼちゃっと落ちてきたそれはまるで餅のようにぼよんぼよんになって、顔面中青あざだらけになっていた。 「弾力性のあるゆっくりだな。だが・・・それでこそリンチのし甲斐があるってもんだぜえええ!!!!」 何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も床に叩きつけては蹴り上げて、 泣き叫んでいた親れいむも徐々に口数が減り、最後の方は”ゆっくりしていってね”としか呟けなくなっていた。 (もっともその言葉も歯が抜け落ちて聞き取り困難であったが) 「ゆ゛っ・・・(ビクンッ)・・・ゆ゛っひひっ(ビクンッ)っひへひっへべ・・・(ビクンッ)」 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、ふふ、もう意識が混濁してきたか、はぁ、はぁ、お楽しみは、はぁ、これからだぜ」 「ゆ゛っやっやめっや゛べであげでえ゛ぇぇ!」 「おがあ゛じゃんじんじゃう゛う゛う゛う゛う゛!」 「そうか、じゃあやめてあげよう、その代り・・・」 籠の中にぐちゃぐちゃになった原型を留めていない親れいむを放り投げると赤ちゃんゆっくりを1匹持ち上げる。 「代わりにこっちのゆっくりをいたぶろうかな~♪」 「ゆ゛っ!や゛べであ゛げでえ゛ぇ!」 「じゃおまえ」 「ゆ゛ぐっ!!??」 やめてと哀願した親まりさを指差し持ち上げる。 「ゆ゛っぐり゛ばなぢでね゛!?おに゛い゛ざんやめでね゛!」 「じゃあ自分の子の中から代わりを選べ。そしたら君には何もしないであげるよ」 「!・・・ゆぅぅ・・・じゃああのこをかわりにしてね!」 「ゆぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」 代わりに選ばれた子ゆっくりが絶叫する。 籠の中は涙と涎と尿と便でべちょべちょだ。そこから解放される子ゆっくり。 「これでまりさはゆっくりできるね!ゆっくりしていってね!」 安堵したのか、いつもの平穏な表情になる親まりさ。 状況は何も変わっていないのにもう危機から脱出できたと思っているのだ。 だが何も解ってない。俺はこの子ゆっくりをリンチした後、同じように代わりの誰かを選ばせ、 最後の一匹になるまで同じ事を繰り返す。親まりさもいずれは誰かに選ばれるのだ。 奴らはなまじ知性があるから、中途半端な知性を持つから、人間に感情移入されてしまう。 知性の低さゆえ短絡的かつ利己的で、無責任に自分の欲求だけ満たそうとする。 俺はそんなゆっくりが・・・大っ嫌いなのさ。 遥か頂まで登りつめた何かは、音を立てて崩れ去っていた。 ■十二月二十八日 雪 あれから毎日毎日、来る日も来る日も奴らをリンチした。 誰一匹も殺す事無く、全員に均等に生き地獄を味あわせ続けた。 トレードマークの帽子やリボンも全て剥ぎ取り、原型を留めていないそれは、 もはやゆっくりとは言えない別の何かであった。 「ほら、今日は皆を解放してあげるよ。野におかえり」 元いた森にゆっくり達を還す。数え切れない絶望を味わい続けてきたゆっくり達。 あれで奴らはなかなか頑丈で、最後まで1匹も気がふれたゆっくりはいなかった。 最後まで自我を保ったまま耐え続けた。故に想像を絶する拷問になりえたのだ。 「今は冬眠シーズンだね。ほら、いっぱい餌あげておくからね」 とぼとぼと野に還るゆっくり達。 しかしもはやゆっくりではないその”何か”はこれからどう野良の世界に対応していくのか。 否、対応できない。 同族からは同族としてすら認めてもらえずに虐待されるであろう。 餌をとっても歯が抜け落ちた口ではまともに食す事もできないであろう。 これから一体どんな野良人生が奴らを待ち受けているのだろう。 そう思うとわくわくが止まらない。 俺のゆっくり虐待観察日記は今、これからはじまるのだから! 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今回ネタで思いついたものを無理やり書いたので虐待成分は0です そして東方キャラが少し壊れているので注意です またSSというには少し短い気がするので小ネタ集に入るべきかも… ただ小ネタ集にもSS並みに長いのやSSにも短いのがあって基準がわかりません、wiki編集者さまにお任せしたいと思います では本編 風見幽香はゆっくりが嫌いである ゆっくりが現れた当初、ゆっくりはただ「ゆっくりしていってね!!!」と叫ぶだけの存在だった どうやって増えるのか、何を食べているのかわからないその饅頭を幽香は見かけた際になでてあげたこともある、昔は特に嫌いだったというわけではない それがゆっくりが徐々に本質を表す…もしくはただ何かの影響を受けただけなのかもしれないが俗にいう「ゆっくりずむ」が現れ始めると同時に幽香はゆっくりを嫌うようになった ゆっくりが草木や花を食べる、それはまだいい。幽香とてわがままな子供というわけではない、自然のサイクルに花が含まれ、食われていくことは理解できる ゆっくりも自分たちが必要な分だけ食べる、冬ごもりなどに必要な分だけ持って帰るだけであればまだ微笑んで見守ることもできたかもしれない「自分のお家宣言」された時は叱ればいいし だがこの生物(読み方は任せる)は他の花を食す動物が行わないことを行う。そう、無意味に花を殺す行為だ 必要なだけひまわりの茎を折り、茎、葉、花、種を食す だがゆっくりは「しあわせ~」「おなかいっぱいのへぶんじょうた~い」とか言ったあと遊びと称して飽きるまで、最悪付近一帯の花を片っ端から茎を降り、根を引っこ抜いていくのだ その光景を見て以来、幽香はゆっくりを嫌うようになった 今ではゆっくりを見かけるたびに蛍の妖怪と一緒に虐め殺すようになっている いままで花を愛したゆっくりがいないわけではない、幽香を感心させるほどのガーデニング上手なゆっくりも過去にはいた だが、それらのほぼすべてが悲劇的な結末を迎えている。花=食糧としか認識しようとしない糞饅頭にとって彼女らは食べ物を独り占めする悪いゆっくりでしかないのだ ほとんどの場合ゆっくり達は彼女らが花を育てていたことを理解している、だが自分から育てようというものは皆無で、さらに育てていたことを知りながらも根こそぎかっさらっていくのだ 幽香はゆっくりを嫌い、見かけるたびにほぼ全員を殺し数匹だけ逃がすということを繰り返した この花畑は怖いところということを全ゆっくりが理解すればここにゆっくりは来なくなる、そう考えたこともあった だが結局ゆっくりはここにやってくる、ここは怖いところだと知っておきながらも「じぶんたちはつよいからだいじょうぶ」とか言いながらやってくるのだ 今日も幽香はひまわり畑を見回っていた、自分を慕う花の声に耳を傾けながらゆっくりと歩を進める、いつもの日課だった そのときひまわり畑の端の方に二つの球体を見つけた、なんだろう?と思って近づく それはゆっくりれいむとゆっくりまりさだった、れいむの方は頭から茎が生えている、その茎には5つほどのブルーベリーくらいの小さい実がなっている そしてまりさは何かを口に入れて咀嚼しているようだった、れいむは「わくわく♪」とか言いながらその様子を眺めている またこいつらは私のひまわりを食っているのだろうか?殺してやろうと右手に力加えようとする その時まりさが口に入れていたものを吐き出した、それを見て幽香は右手にたまっていた妖気を飛散させてしまった まりさが吐き出したものは一握りの土だった、まりさはなんどか周囲の土を口に含み、吐き出したあとれいむに言った 「ここのつちはおいしーよ!!ここにしようね!!」 「わかったよまりさ!!ゆっくりおねがいね!!」 れいむがまりさに茎を向ける、まりさはその茎をやさしく口に銜えると 「そぉい!!」 「ゆべっ!!」 一気にれいむの頭から引き抜いた、れいむは一瞬白目をむき死にそうな顔をしたがいまでは涙目になりながらも微笑んでいる 幽香はこの行動に目を疑った。蟷螂なんかは交尾したらメスがオスを食う、犬やハムスターなんかは精神的ストレスで自分の子供を食うことがある だがこのゆっくりたちはとくにストレスを受けた様子も無く、それなのに親がまだ生まれても居ない子供を殺した? わけがわからず混乱する幽香を尻目にまりさは抜いた茎をひまわり畑の近くの土に差し込む するとどういうことだろうか?最初はブルーベリー程度の大きさだった実がどんどん大きくなってピンポン球サイズになって次々に落ちて行く 「おかーちゃん!ゆっくりちていっちぇね!!」 「ちていっちぇね!!」 「まりさ!れーむたちのこどもだよ!!」 「すっごくゆっくりしてるね!!」 「ひまわりさん!ありがとう!かってにひまわりさんのおつちさんでれいむたちのこどもをそだててごめんね!!」 「でもおかげでこんなにゆっくりしたまりさたちのこどもがうまれたよ!!」 「おわびといってはすくないけどこのくきをのこしていくね!!きっとかれてひりょうになるよ!!」 「じゃあね!ひまわりさん!ありがとう!!」 「ひまわちしゃんありがちょお!!」 「おかげでゆっちゅりできりゅよ!!」 れいむたちはしばらくひまわりにお礼を言った後親子仲良く帰っていった 幽香は動けなかった、ショックからまだ立ち直れずに居た。ゆっくりが花にお礼を言った? 土の味を調べ、花にお詫びとして肥料になる茎を残した? そしてなによりゆっくりは植物だったのか? 幽香は土から栄養を取り、実を成長させ子孫を作る生物は植物しか知らない もしあれが植物なら・・・フラワーマスターたる自分の支配下に置かなくてはいけない、そうでなくては植物を支配する私の沽券にかかわる 幽香はゆっくり立ち上がるとあのゆっくりを自分の支配下に置こうとしてゆっくり立ちの去った方向に向かい走り始めた あとがき 今回は少し前にスレに出ていたネタを使ってみました 自分はどうやら虐待描写を書くのには向いていないようなので(じゃあこのスレでSSを書くなとか言われたらなにも反論できない)虐待成分無しで書いてみました けっか幽香がSっ気のかけらも無く見方によってはアホの子に見えるようになってしまったことは反省 でも自分は幽香はSでも自分が強さを認めた相手と花を愛する相手にはとても優しい人(妖怪)だと思っています 続きは…本当に未定です、虐めスレとは少し路線が異なると思うので「もう書くなバカ」とか言われたら続きは書きません もしこの続きを書きたい人が居れば書いてもらっても一向に構いません、むしろそっちのほうがいいSSになりそうだし・・・ さいごに 自分は幽リグが大好きです では 8月22日 2237 セイン このSSに感想を付ける
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「滑車に吊るして落としてグサッ」 いろいろあって、部屋にゆっくり一家がいます。 「じゃあ、まりさが殺されるのと、この赤ちゃんを食べるのと、どっちがいい?」 「ゆっ!?おとーしゃん!ゆっくりしようね!いっしょにゆっくりしようね!」 「まりさがあかちゃんをたべるわけがないでしょ!おにーさんはバカだね!」 「じゃあまりさは死ぬの?ねえ死ぬの?」 「まりさはしなないよ!もうよるだからおうちにかえるよ!」 (いや、部屋は暗いけど、まだ昼ですよ・・・。ちなみに平日です。) 「帰るのか。ばいばーい(^^)ノ~~」 まりさはドアへと跳ねていったが、もちろん閉まっている。 それに気づいたまりさは、ぴょこぴょこと跳ねながら言った。 「かえるんだよ!はやくあけてね! あ、それから しゃざい と ばいしょう をようきゅうするよ!」 お前中身キムチだろwww ということでスカッと割ってみたが、普通の餡子だった。 考えてみたらキムチゆっくりなんているのかな?今度書いてみよう。 一瞬の出来事に凍る家族たち。そこでまりさの餡子を丸めて投げつけてみた。 「あまあましゃーん!ゆっくりたべるよー!」 おお、元気になった。やっぱり家族は笑顔でなくちゃ。ちなみに親れいむは、 まりさをスカッとやったあたりからフリーズしてる。 とっとと食べておかわりを求めに来た赤ちゃんが親まりさを見て騒ぎ出したのを皮切りに、 つかの間の団らんが音を立てて崩れる。 「おとーしゃんんんんんんん!」「ままーこわいよー」「ゆっぐりじでよぉおお!!」 騒がしいのを無視して一匹の赤ちゃんれいむを紐で吊るす。天井には滑車があり、 そこに紐をかけて、他端は手で持つ。下には害獣対策用の針つきマットが敷いてある。 ゆっくりなら落ちて刺さっても、即死はしないで泣きながら死ぬ。 「わーい!おそらとんでるよー!」 紐を引っ張ると赤ちゃんは喜びだした。吊るされてぶらぶらしてるだけなのに。 「おにーさん!まりしゃにもやってね!まりしゃもおそらとびたいよー」 「はいはい。後でみんなにもやってあげるから。絶対に。」 フリーズしていた親れいむを起こす。親まりさを見て再び卒倒するといけないので、 とりあえずまりさはトイレに流しておいた。 「ゆっ?まりさ?あれ?……おにーさん、まりさはどこ?」 (忘れてやがる。まぁ好都合だけど。) 「え、あぁ、先に帰ったよ。それよりこれこれ、これ見てよ。」 そう言って、紐に吊るした赤ちゃんの事、手を離したらどうなるかなどを説明した。 ちなみに理解させるまでに赤ちゃんが2匹、串刺しになった。 「そんなことより、れいむさん、お口をあけてください。」 「あぁーん」 泣いてる親れいむに紐の反対側を噛ませる。3匹目の赤ちゃんの命綱だ。 「わかってると思うけどもし口を開けたら、この赤ちゃんが死んじゃうからね。」 親れいむは、「しまった!」とでも言わんばかりに目を剥いた。 吊るされた赤ちゃんれいむも体を揺らしながら騒ぐ。 「あかーさん、はなさないでね!」 「ん・・・うぅぅんんんん!」 親れいむは喋れない。さあ、虐待開始。 「え?何て言ってるの? あ、わかった! ゆっくりしていってね! でしょ?」 この言葉に赤ちゃんたちの本能も応える。隠れてる赤ちゃんも、吊るされてる赤ちゃんも。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「赤ちゃんたち元気がいいねぇ。じゃあもっと大きな声で。ゆっくりしていってね!!」 「「「ゆ っ く り し て い っ て ね !」」」 そしてとうとう親れいむは耐え切れなくなり、ゆっくりコールを返してしまった。 「ゆっくりしていっ・・・・あがぢゃぁあああああんん!!!!」 「ゆぎゃぁぁああ!……………ゆぐっ…ゆぐっ…ゆぐっ…」 親れいむは青ざめた顔で助けに行きたそうにしながらも、近づけない。そうしている間に、 部屋の角へ逃げていた他の赤ちゃんれいむを結わく。 「おにーしゃん、やめてね!まりしゃはままといっしょにかえるよ!」 「その前にちょっと飛んでいけよ、な?姉妹と同じようにね」 そういって下を見せたら餡を垂らして気絶してしまった。 「おかあさん、お口をあけてください。」 今度は頑として開けようとしなかった。 ちなみに3匹の串刺し赤ちゃんはまだピクピク動いている。 赤ちゃんと紐を交互に見ながらも口をへの字に曲げているので、 鼻の下に餡子を塗ってみる。鼻なんて描かれてないけど。 親れいむの目がゆっくりと鼻(だから描かれてないけど)のあたりに動く。 そして餡子を舐めようと口を開けた瞬間、丸めて結わいて玉にした紐を押し込む。 さて、俺のターン。 親れいむの顔に紙を丸めて作ったメガホンを押し当てて叫ぶ。 「ゆ っ く り し て い っ て ね !!!!」 「ゆ っ く り し て い っ て ね !!!!」 「ゆ っ く り し て い っ て ね !!!!」 「ゆ っ く り し て い っ て ね !!!!」 「ゆ っ く り し て い っ て ね !!!!」 しかしれいむは涙を浮かべてこっちを見ているだけだ。 まあ、同じ手に引っかかられてもつまらないのだけど。 ということで、はさみの先をライターであぶってみる。 野生のゆっくりはそもそも、火や、危険な熱さなどを知らないだろう。 自然にはそんなものないし。 十分にあぶった所で、熱いはさみを頬に押し当てる。 ゆっくりの頬はいろいろな意味で敏感だ。 「!!!!!!!!!!!!!!!!!」 うなるだけで口を開けることはなかった。まあそうこなくちゃ。 はさみを離すと、頬がこげていた。はさみの形に黒く焦げて、パリパリしている。 反対側もはさみの形に焦がしてみたが、目をカッと見開いて唸るだけであまり反応がない。 ということで爪楊枝を刺してみようか。 これもやはり頬に。プスッと音を立てて刺さった瞬間、ものすごい勢いでれいむが飛び跳ねた。 「ゆぎゃぁあああぁあああ!!!」 口も開けちゃってるし。 そうして落ちた赤ちゃんは、吊るされた段階で気絶していたので、まあ不幸中の幸いか。 こっちとしては全くつまらないけど。例によって針を体に貫通させて餡子を漏らしている。 ラスト1匹、ゆっくり済ませよう。あれ、最後の1匹はどこへ行った? 「赤ちゃん、出ておいで! ゆ っ く り し て い っ て ね !」 しかし親れいむが妨害する。 「このにんげんは、ゆっくりできないひとだよ!あかちゃんはゆっくりかくれてね!」 (いや、ドアは閉まってるから外へは逃げられませんけどね。というか邪魔すんな。) 「よし、じゃあ、もう帰っていいよ。それとお土産に、このあまあまさんをどうぞ。」 すると棚の下から赤ちゃんれいむが、ゆっくり出てきた。 「ほん…ちょに…?」 「いいえ、嘘です。」 (なんか子どもでも引っかからないような嘘で釣るのって恥ずかしいな。) 赤れいむを吊るす。問題はどうやって咥えさせるかだけど。 無理に口を開かせるのはちょっと怖い。大きな亀とかと違って、 指を食いちぎられるような事は無いだろうけど、痛いには痛いだろう。 ということでこれまた低レベルな作戦に出る。 紐の端の玉に、落ちた赤ちゃんの餡子をたっぷりと塗り、親れいむの目の前にぶら下げる。 またも食いついてくれた。食べる事とゆっくりする事しか頭に無いんだよね、ゆっくりって。 「れいむのあまあまさーん!」 「れいむさん、それ、紐がついてますよ。口開けたら赤ちゃん落ちちゃいますよ。」 親れいむはそのとき初めて紐に気づいて、目で紐を辿っていき、 赤れいむと目を合わせた。どっちも泣いている。 「おきゃあしゃんたしゅけてー!!」 赤れいむは顔をグチャグチャにして泣きながらもぶらぶら暴れていて、 親れいむは謝るかのような、それでいて少し笑っているような顔をしている。 なんかもう幕を下ろしてもてもよさそうな雰囲気になってるけど、そうは問屋が卸さない。 この日のために用意したA4のコピー用紙を2枚重ねて持つ。何をされるか分からないれいむは、ものすごく怯えている。 紙を目の下辺りに近づけて・・・・・ さらー(紙を顔にさらーってやる効果音) (おっと、切れてなーい。二発目) さらーーー 今度は切れた。浅いけど長く切れた。 口を開けられない親れいむはビクッとして、顔をプルプルとさせ、涙を浮かべて耐える。 さらー × 50 頬を切りつくし、唇やおでこにもやった。 涙で顔がふやけているが、それでも口を開けようとしない。 仕方なく、自分でもあまりやりたくない手段に出ることにした。 さらーーーー 目にやった。見てるだけでも痛い。でもそれ以上に気持ちいい。 片手で目を強引に開き、片手でさらーっとやる。そして紙の角で目を突っつく。 切れた部分はよく見えないけど、白目の部分から液状の餡子がにじみ出てきた。 「ゆびゃぁぁああああああぁぁああ!!!!!!!!!!!おめめさんやべてぇえええええ!」 もちろん、その直後に赤ちゃんれいむは落ちたが、そんなこと、 親れいむにとっても俺にとってもどうでもよくなってしまった。 親れいむは痛みで頭が真っ白になってしまったし、俺は飽きてしまった。 今、その親れいむは、記念に天井から吊るしてある。主に灰皿として。 また侵入してこないかなぁ。 # 改行適当でごめんね。あと、俺はホントは、引き裂くような虐待が好き。 このSSに感想をつける