約 161,018 件
https://w.atwiki.jp/kazugoto/pages/18.html
概要 このページでは、私のウェブ上での言論活動をしるしていきます。 特集ページのあるもの ブログ「新・後藤和智事務所 ~若者報道から見た日本~」 bk1書評 Twitter その他 ブログ:「後藤和智の雑記帳」 mixi:http //mixi.jp/show_friend.pl?id=1127286 はてなブックマーク:後藤和智の若者論ブックマーク はてなアンテナ:若者論アンテナ 備考 今のところなし。
https://w.atwiki.jp/gominkan/pages/265.html
"人種差別撤廃宣言"・"あとりえ・めっせーじ(仮称)"支持声明文 ソーニャ・インタビューを読んだ護民官事務所の決意 03408002 /*/ 我々は常に 弱者の立場に立ち 弱者の救済のために活動してきた いま この世界で 不当な迫害を受ける者たちがいる ”人のあさましさが原因なら人の人たることがこれを救うでしょう。” ”人の悪が生んだ災いなら人の善がこれを収めるでしょう。 ” この言葉は飾りではない 護民官の足は弱者と共に歩むために 護民官の手は弱者と共に手を取り合うために 全護民官はこれより あとりえ・めっせーじ(仮称) 人種差別撤廃宣言 を支持し 世界の弱者救済を開始する 護民官事務所
https://w.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/1004.html
1.お正月の小さな事件 1月2日。 東京、秋葉原。 そのど真ん中に居を構える柊かがみ法律事務所。 その主である柊かがみは、自室でパソコンに向かってなにやら打ち込んでいた。 今日は、事務所は閉めている。裁判所はお役所であるから年末年始は閉庁しているし、当番弁護士の当番日でもなかったから、よほどのことでない限り仕事が入ることはない。雇っている若手弁護士(自分自身も若手弁護士であるが)や事務員たちにも全員休暇を与えていた。 かがみがそこにいる理由は、そこが事務所兼自宅であるからだ。 正月は実家に帰省するのが普通なのだろうが、彼女の実家は神社で正月は多忙である。臨時巫女として手伝うのならともかく、ただ帰省するだけなら、邪魔なだけだ。 遠いわけでもないし、いつでも帰れるのだから、ことさら帰省にこだわる必要もなかった。 正月だからといってこの街から喧騒がなくなるわけもないが、すっかり慣れた。というか、それに慣れない限り、ここで弁護士などやってられない。 彼女は、20代で独立開業したやり手弁護士として、そして、オタク文化に理解のある弁護士として業界では有名だった。 それゆえ、秋葉原ではオタクの味方として一種のカリスマであった。 秋葉原にあまたいるカメコたちでさえ事務所の入り口に掲げられている「写真撮影厳禁」の看板に素直に従うほどだし、事務所の建物も同人関連の企業から格安で借り受けている物件だった。 当然、テレビ取材などの申し込みもあるのだが、全部断っている。彼女は別に有名になりたくて弁護士をやっているわけではない。 困っている人には偏見なく救いの手を。そのポリシーに基づいて仕事をこなしてきただけだ。 パソコンに打ち込んでいるのは、とある裁判での被告弁護人側の主張の草稿だった。 かがみは、著作権侵害で訴えられた同人関連企業の弁護を引き受けていた。その公判が近いのだ。 過去に何度かその類の弁護を引き受けたことがあったが、裁判では連戦連敗。やはり、著作権法の壁は厚い。 それでも、その主張は鋭く洗練されたもので、知的財産法学会や、知的財産問題を専門に扱う弁護士たち、そして、知財高裁の裁判官にも、彼女は一目おかれていた。 それに加えてオタクの味方という評判もあり、その手の弁護を頼まれることは多かった。この分野で一定程度以上の腕前をもつ弁護士の中では、弁護報酬が格安だということもあるのだろうが。 ピンポーン。 インターホンが鳴った。 事務所側ではなく、自宅側の玄関だ。 相手を確認するまでもなくドアをあける。正月にここをたずねてくるような人物など限られているから。 「あけおめ~、かがみん」 予想どおり、長年の友人である泉こなたの姿がそこにあった。 「おめでと。相変わらずね、あんたは」 こなたは、大きな袋をたくさん抱えている。いわゆる福袋だ。 こなた御用達の数々の店で買い込んできたものなのだろう。 「今年も戦利品でほくほくなのだよ。疲れたから、ちょっと休ませて~」 「はいはい」 こなたは、部屋に上がりこむと、荷物をその辺において、ソファーに腰をかけた。 かがみがお茶を出す。 「ありがとさん。調子はどうだね、かがみん?」 「まあ、悪くないわ。そういうこなたはどうなのよ?」 「実は、原稿の締め切りが近いんだけどね」 こなたは、人気のラノベ作家だった。 「こんなとこでだべってないで、さっさと帰らんか」 「ツッコミの切れ味は鈍ってないね、かがみん」 「あんたのボケ具合もね」 ボケに切れ味なる概念が当てはまるのかどうかは、微妙なところだが。 トゥルルルル……。 電話が鳴った。 「はい。柊です」 『ああ、よかった。今日もいたのね』 「先輩。どうかしました?」 電話の相手は、かがみが過去に世話になった先輩弁護士だった。 『ちょっとお願いしたいことがあるのよ』 内容を聞く。 痴漢容疑で近くの警察署にいる男への面会要請だった。 「今日の当番弁護士は、先輩だったはずですけど」 『そうなんだけどさ。まだ逮捕されてるわけじゃなくて任意同行だから、厳密にいえば当番弁護士の対象外なのよね。まあ、何もなかったら手弁当で行ってもいいんだけど、今ちょっと仕事がつまっちゃってて』 「そういえば、先輩は大きな事件を抱えてましたね」 『そうなのよ。それに、任意同行ってところが気にならない?』 先輩の意味ありげな口調に、かがみの脳は素早く推論を働かせた。 「冤罪の疑いあり、ですか?」 『さすが、かがみちゃんね。そもそも、任意同行なのに当番弁護士に連絡があること自体、普通じゃないでしょ?』 逮捕された当人またはその親族等が弁護士を呼んでくれといわない限り、警察には当番弁護士に連絡する義理はない。それなのに、任意同行の段階で早々に連絡してきたということは、暗に何かを示唆していると勘ぐるのも的外れではないだろう。 逮捕してしまったあとで冤罪だと判明すれば警察にとって汚点になる。 かといって、冤罪であるという確証を固めるにも手間がかかる。痴漢被害を主張する女性に対して、確証もないのに、あんた嘘ついてるでしょとはなかなかいいづらい。警察は公権力であるゆえに「国民」に対してはいろいろと気を使わねばならないのだ。 ならば、絡め手のアプローチで女性側を揺さぶるのも一つの手段ではある。もちろん、警察は警察で冤罪であるという確証を固めるために動いてはいるだろうが、手段は多いに越したことない。 「そうですね」 『痴漢の疑いがかかってるのはいわゆるオタク。そして、冤罪疑惑あり。こういうのは、かがみちゃんの得意分野よね?』 過去にその手の冤罪事件にかかわったことは何度かあった。 ひ弱なオタクを狙った痴漢容疑での虚偽告訴。面白半分でそんな馬鹿なことをする女子高生・女子大生は少数ながら存在した。 未成年者に対しては説教ぐらいですませたが、20歳を越えた女子大生を相手に慰謝料をふんだくってやったこともある(微々たる金額ではあったが)。そのときは、被害者のオタク男子に土下座で感謝されて、苦笑したものだ。 「分かりました。引き受けます」 警察の思惑に乗せられているようでシャクだが、だからといって、冤罪被害を放置するわけにもいかない。 警察には貸しということにしておけばいい。商売柄、警察との関わりは今後もあるはずだから。 受話器を置く。 「ごめん、こなた。急な仕事が入っちゃったわ」 「オタクの味方かがみんの出番かね?」 「その言い方はやめい。私は仕事をしてるだけなんだから」 「仕事人を気取るかがみん、萌え~」 「あのなぁ」 「ツンデレ弁護士かがみん。いいねぇ。書いてみようかな。ディープなマニアには売れそうだし」 「やめてくれ」 かがみも、こなたが本気でないことは分かっている。 こなたの作風は、ティーネイジャーから30代までの幅広い一般層を主要なターゲットとしつつ、男女を問わぬあらゆる分野のオタク層にウケる要素をちりばめていくというもので、それこそがベストセラーを連発する秘訣でもあった。 「冗談だよ、かがみん。まあ、仕事なら仕方ないね。邪魔者は退散するとしよう」 こなたは、おもむろに荷物を手にとった。 かがみは、こなたが出たあとに続いて、玄関に鍵をかけた。 「体を壊さない程度に頑張ってくれたまえ」 「あんがと」 かがみは軽く答え、そして、さっそうと歩き去っていった。 その後姿は、女のこなたから見ても、惚れ惚れするほどかっこよかった。 「うーん、やっぱり、書いてみようかな。『みこみこ弁護士かがみん』でもいいかも……」 そんなつぶやきが、街の喧騒の中にかき消されていった。 2.黒歴史を思い出した日 秋葉原に居を構える柊かがみ法律事務所。 大きな仕事もない通常業務体制。そんなある日のこと。 事務所にやってきたのは、この街には似つかわしくない中年の女性だった。 話を聞く。 彼女は、この秋葉原の近くで起きた交通事故で、息子を亡くしていた。 ただ、死因にどうしても納得がいかない。 事故現場に居合わせた友人たちの証言では、意識はしっかりあったし、あれぐらいのケガで死ぬとは思えない、とのことだった。 しかし、病院は、死因については簡単に書かれた紙切れを渡してきただけで、詳しい説明は一切してくれなかった。 ここまで聞けば、かがみにも依頼人がいいたいことは分かった。 搬送先病院での措置に過失があった可能性、つまり、医療過誤の疑いだ。 「ご依頼の趣旨は分かりました。でも、どうして当事務所に? あなたも息子さんも住居はここからは遠いようですが」 「柊先生のことは、息子がよく話していましたので」 秋葉原に集うオタクの間では、かがみは有名人だ。 こういうことも珍しくはない。 「そうですか。それはともかく、確認しますけれども、息子さんの死の真相をどうしても解明したい。そういうことでよろしいですね?」 「はい。私は本当のことが知りたいだけなんです」 「分かりました。私は医療過誤事件は不得手なので、知り合いの弁護士を紹介します。ちょっとお待ちください」 かがみは、電話をとると、とある番号をプッシュした。 「こちら、柊かがみ法律事務所と申します。○○さんはいらっしゃいますか?」 ○○さん──その単語に、事務所に雇われている若手弁護士や事務員たちが、一斉に顔をあげた。 その名は、かがみと交際して三日で破局したという最短記録をもつ男のものであった。 エリート意識丸出しで、オタクなんて最下層民のごとく見下すような鼻持ちならない弁護士。弁護活動でも、金になる事件しか扱わない。テレビドラマに出てくる悪役弁護士が似合いそうなやつだ。 かがみにとって、そんな男と三日間だけとはいえ交際していた事実は、忘却の彼方に追いやりたい黒歴史であるはずだった。 それでも躊躇なく電話をかけたのは、その男の弁護の腕だけは確かだったから。 男が電話に出た。 『君から電話とは珍しいね。復縁したいという申し出だと嬉しいんだけど』 「そんなわけないでしょ。あんたの好きなビジネスの話よ」 『ほう。どんな内容かな?』 かがみが簡潔に説明すると、男はすぐに反応した。 「あの病院か。あそこは、過去にも医療過誤で問題になったことがある。医師の過密労働なんてどこでも聞く話だが、あそこは特に酷い。まあ、そんな病院を救急搬送先に指定せざるをえないほど、医療崩壊が進んでいるということでもあるがね」 『引き受けてくれるかしら?』 「報酬次第だね」 『ぶんどった賠償金の中から、好きなだけ持ってけばいいわ。依頼人の目的は、あくまでも真相解明。忘れないでよね』 「分かってるよ。そこをしっかりやらないと、賠償金もとれないからね。その辺は手抜きはしないさ」 『よろしく頼むわよ』 「ほかならぬ柊さんの頼みだ。引き受けよう。ところで、今度、一日ぐらいデートなんてどうかな?」 『お断りよ。私だって暇じゃないんだから』 そのセリフを最後に、電話を切る。 連絡先と地図、そして簡単な紹介状を書いて、依頼人に手渡す。 「柊からの紹介だといえばすぐに分かるはずです。鼻持ちならない男ですけど、腕前だけは確かですから」 「ありがとうございます。何かお礼を……」 「そんな、いいですよ。他の弁護士を紹介しただけですから、相談料をとるほどのことでもないですし」 「いえいえ、是非ともお礼をさせてください」 押し問答のすえ、結局、規定の相談料を受け取ることになった。 「ありがとうございました」 依頼人は何度も何度も頭を下げた。 「頑張ってくださいね」 かがみは、そういって依頼人を送り出した。 「さぁて、仕事仕事」 かがみは、わざとらしくそういって、机についた。 誰もさきほどの電話の相手である男のことは口には出さない。 仕事のこと以外誰も一言も発しない微妙な雰囲気がただよう。 その雰囲気は、その日一日、事務所を支配していた。 3.孤独な戦い (心神喪失及び心神耗弱) 第39条 心神喪失者の行為は、罰しない。 2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。 その条文の意味を、柊かがみは充分に理解しているつもりではあった。 刑法の考え方の一つとして自由意思で行なった行為に対しては自ら責任を負うべきだというものがあり、また、刑法の目的の一つには犯罪者の更生がある。 心神喪失者には自分で自分を制御する能力はなく、自由意思による行為などありえない。そして、そもそも更生できる能力すらないのだ。 そういう人間に対して必要なのは、きちんと「治療」することだ。効果のない無意味な刑罰を科すことではない。 「治療」が不可能なのなら社会に損害を与えないように永久に隔離するしかないが、それは現行の法体系が認めるところではなかった(そういう法制度を整えようという主張は存在するが)。 どちらにしても、「目には目を」の応報主義は、日本刑法の採るところではない。 分かってはいるつもりだった。 でも、その重みを噛み締める日がこようとは……。 秋葉原で起きた連続殺傷事件。死傷者は34名。過去最悪だった。 警察が拳銃を使わなかったことを非難するマスコミもあったが、馬鹿な主張だった。あんな人ごみで拳銃なんか使ったら、流れ弾で余計な被害を出すだけだ。拳銃は百発百中ではないのだから。 それはともかく、親から要請されて容疑者に面会にいった当番弁護士は、まともにコミュニケーションがとれずに退散することとなった。 この手の案件を進んで引き受けたがる弁護士はそうそうおらず、結局のところ、秋葉原を縄張りとするかがみが引き受けざるをえなかった。 まっとうにコミュニケーションがとれない容疑者。 彼の人生のほとんどを埋め尽くす精神病院への通院歴。 刑事裁判の争点はただひとつしかありえない。すなわち、刑法第39条の要件に該当するか否か。 容疑者に面会したかがみは確信した。 彼に必要なのは、刑罰ではなく治療だと。 山と積まれた紙の山に目をやる。 おまえは殺人者の味方をするのかとか、おまえも殺人者の仲間だとか、その他いわれのない誹謗中傷が書かれた手紙の山だった。 刑事弁護の意義を理解しない者は、一般市民には多い。 身に危険が及ばないとも限らないので、雇っている若手弁護士や事務員には一ヶ月の有給休暇を与えて帰らせた。 そんな状況を見て、所轄の警察署の顔見知りの誰かが気を利かせたのだろう。事務所には警察官が警備につき、かがみが出歩くときは護衛にもついてくれた。 刑事事件では対立する関係である警察が進んでこんなことをしてくれるのも、彼女の人柄によるところが大きい。 司法は民主主義に屈してはならない。ましてや、世論に屈するなどもってのほかだ。司法の独立とはそういうことである。 しかし、そんな気概をもつ裁判官や検察官はすっかり少なくなっているようにも思われる。 そして、この事件では、素人が法の理念や意義を理解しないまま法的判断まで下してしまうという裁判員制度の問題点が噴出しそうだった。 心神喪失該当性の判断は、事実判断ではなく法的判断であるから。 それでも、後に退くわけにはいかない。 孤独な戦いになるが、できることをできるだけやらねばならない。 まずは、手元に武器をそろえることだ。 かがみは、電話を手にとった。 プッシュした番号は、とある総合病院のもの。 「こちら、柊かがみ法律事務所と申します。精神科の高良先生はいらっしゃいますでしょうか?」 しばらくして、 『はい。お電話、変わりました。高良です』 「あっ、みゆき。久しぶりね」 『お久しぶりです、かがみさん。いろいろと大変そうですけど、大丈夫でしょうか?』 「まあ、なんとかやってるわよ。これも仕事だしね」 『ご用件は、そのお仕事に関係することですね?』 さすがに、鋭い。 「その通りよ。単刀直入にいうと、精神鑑定をお願いしたいの。検察でも既にやってるし、裁判所も職権でやるかもしれないけど、弁護側としても証拠として提出したいのよ」 『分かりました。でも、私がすることは、客観的に鑑定することだけです。その結果に対する法的評価は、私の職分ではありません』 「分かってるわよ。そこまでみゆきに押し付ける気なんてないから。じゃあ、日程はこちらで調整してから連絡するわ。巻き込んじゃってごめんね」 裁判所に提出する鑑定書を作れば、法廷に召喚されて尋問を受ける可能性もある。 『いえいえ、これも私の仕事ですから。かがみさんも、あまり無理はなさらないでくださいね』 「ありがと。恩に着るわ」 電話を切る。 やはり、持つべきものは友人だと、つくづく実感した。 かがみの戦いは、まだ始まったばかりであった。 終わり
https://w.atwiki.jp/kazugoto/pages/32.html
このページは、同人サークル「後藤和智事務所OffLine」代表・後藤和智の商業・同人活動についてのメディア・編集者・研究者並びに同人サークル担当者向けのガイドラインを示しております。 (平成24年5月20日更新) 引き受けているテーマについて 私の専門テーマについては下記の通りですが、下記に掲載されていないことについてもご相談に応じます。 若者論、若者論研究 教育学、教育論、教育時事、教育政策 若年労働問題 防災教育、防災コミュニティ論、防災情報論 数学教育法、統計学教育法 社会調査論、社会調査研究 文章のお仕事について 文章の仕事は基本的には断りなく請け負います(アンケート、メールでのインタビュー、往復書簡含む)。気になる点がありましたらメール(kgoto1984@nifty.com)までご連絡ください。 インタビュー、対談のお仕事について インタビューのお仕事は基本的に引き受けておりますが、代表が宮城県仙台市在住であることをご了承ください。気になる点がありましたらメールまでご連絡ください。 講演及びテレビ・ラジオ出演について 基本的に顔出しも含めて受け入れております。講演料・出演料は無料から承ります。ただし遠方の場合は交通費のみご用意願います(基本的に新幹線・特急の普通車指定席料金を目安にお考えください)。なお、テレビ・ネットテレビ出演に関しては、番組の内容などを慎重に吟味したいと考えますので、あらかじめご了承ください。 メディア・編集者・研究者・同人サークル向け献本について これから私に執筆やインタビュー、講演などを依頼しようと考えているメディアや研究者、同人サークルの方に向けて、当サークルの同人誌を献本いたします。献本対象同人誌は以下の通りです。詳しくはメールまでご連絡ください。 市民のための〈基礎から学ぶ〉統計学(サンシャインクリエイション49) 忙しい人のための若者論 初級編 ver1.0――市民のための統計学・実例編Extra&平成日本若者論史1(コミティア95) 幻想論壇案内――東方Project系「評論・情報」レビュー(第8回博麗神社例大祭) 青少年言説Commentaries――後藤和智/後藤和智事務所OffLine発言集(コミックマーケット80) 三訂版・市民のための統計解析(コミックマーケット81) その他ご不明な点がありましたら、メールまでご連絡ください。
https://w.atwiki.jp/sol-bibliomaniax/pages/66.html
「次は……金澤精肉店か。あー、なんで俺が肉屋をめぐらないといけねえんだ。しかもなんでこの学園の肉屋は、こうもあやしいんだ。さっきに肉屋に転がってたあれ、絶対人間の肉だって」 ぶつぶつと文句を言いながら、聖は道を歩いていた。仕事を無理に中断させられているため、機嫌は限りなく悪い。 四十物谷調査事務所の正月聖は、エイリアスもちの上位ランカーだが、特に際立った特徴がないため、道を歩いていてそれと気づく人間はいない。300人もランカーがいれば全員が超有名というわけではない。その中で顔と名前を誰もが知っている人間など、せいぜい50人と言ったところだろう。特殊な服装や武器でそれを分かる人間を入れればもう少し増えるかもしれないが、それでも見ただけではそうと分からないランカーは沢山いる。 「と、ここか。すみません」 目的の精肉店を見つけると、聖は裏口に回った。怪訝な顔をした従業員が出てきたところで、所長に指示されたとおりの行動を取る。 「はじめまして。突然の訪問、失礼します。私は四十物谷調査事務所の加納と申します」 偽名を名乗り、嘘の名刺を渡す。それを受けとって、従業員は首をかしげた。 「その……調査事務所の方がなにか?」 「いや、私、営業で回っておりまして。私どもの会社では、こういう精肉の産地偽装や飼料の検査もしております。もし、検査の必要がありましたら、是非わが社を贔屓に願いたいと思って」 「へえ、四十物谷さんみたいな有名リンクでも、営業なんてするんですね」 営業、と聞いてかすかに相手の表情が緩む。少なくとも自分が調査対象ではないと知って安心したようだ。さらに聖は続ける、 「お恥ずかしい話なんですが……実は私、四十物谷調査事務所の契約社員なんですが、仕事でミスをしてしまって……怒った所長に『仕事十件取るまで帰ってくるな!』と追い出されてしまったんですよ。だから、ねっ、お願いします」 茶目っ気をこめて言うと、従業員は噴出した。楽しげに笑いながら、名刺を見やる。 「分かった、分かった。店長が戻ってきたら伝えておくよ。でも、調査不足だな。うちには必要ないと思うぜ」 「おや、なぜですか?」 「うちは一箇所からしか肉を仕入れてないし、そこは信用できる牧場だからだよ」 「でも、肉を処理する過程で摩り替わりが起こることもあり得ますよ」 「平気だって。うちは、食肉加工は菱谷ってやつがしてるんだけど、あいつは仕事熱心だからな。うちの学校の元学生で、退学した後もこの辺住んでいるだ」 「珍しいですね。学生ではない方を雇っているとは……よほど腕いいんですね」 食いつきのよさに機嫌を良くしたのが、上機嫌で従業員は話に応じる。 「ほら、あれだよ。本科進学失敗組。百人に一人ってとこだろ? 予科から本科にいけるやつ。ま、俺やおにいさんはその百人に一人ってわけだが」 さり気なく自慢する。相手が上位300位に入るランカーとはまったく気づいていないようだ。 「で、落ちた奴らは大概故郷に帰るなり、どこかに就職するなりするけど、これが泣ける話でさ。菱谷には恋人がいたんだけど、そいつは本科に進学しちまったんだって。普通ならわかれるだろうが、あいつはどうしても別れたくなくて、進学できずともこの街に残ることを決めたってわけだ」 「純愛ですね。羨ましい。私も、そういう相手がほしいものです」 「だよな。これぞ、愛ってやつか」 けらけらと従業員は笑った。愛とか言っているわりには、まったく感心している様子は見られない。むしろ、そんなもののために学園内の下働きに甘んじている相手を、下に見ている口調だった。 「いやいや。今時、仕事熱心で恋人一筋なんて、そうそういないじゃないですか」 「だよな。最近、また解体用の包丁を購入してて……普通、自費で解体道具なんて買うか? マジで仕事中毒だよな」 そこで時計に眼をやって、従業員は苦笑を浮かべた。 「と、そろそろ戻らねえと。店長には伝えておいてやるよ」 「ええ、是非」 優秀なセールスマンの顔をして、聖は頭を下げた。そして、踵を返して遠ざかる。十分距離を置いたところで、電話をかけた。 「もしもし?」 『緋葬架ですわ。終わりましたの?』 「わけが分からないなりに、リストの店は回ったぜ。すでに上ってるリストと相違はない。まだ菱谷ってやつだけには接触できてないが、噂を聞いた感じ、調査報告と差異は感じない。なあ、所長はいったい何を調べているんだ?」 『それは所長が把握していればいいことですわ。終わったなら、さっさとお戻りくださいませ。こちらも暇ではありませんのよ』 「俺、五時には退社予定でもう四時……ってきれやがった」 静かになった衛星携帯電話を見下ろして、聖はため息をつく。そして、資料の入った鞄を抱えなおした。中にはこの周辺に住んでいる医者と食肉関係者数名の資料が入っている。なんだかよく分からないが、タイミングからして今朝、所長にお願いした連続通り魔殺人の容疑者だろう。 なぜ食肉関係者が容疑者なのかは分からないが、知らされていないということは分からなくていいことだということだ。聖は割り切る。それほど戦闘向きな能力を持っているわけでも、頭脳明晰なわけでもない自分がここでそれなりの地位を得ることに成功しているのは、引き際のよさが一番の理由だ。ある程度優れているならば、優れているからこそ、分を知らなくてはならない。少なくとも自分は、誰かの上で働くより、誰かの手足になるほうが向いている。適性の問題だ。 帰り道を歩き始めたところで、ふと、妙な光景が目に入った。 二人連れの男が、別の男をじりじりと追い詰めている。それ自体は、世界のどこでも普通に見られる光景だ。まして、お世辞にも治安がいいとはいえない北と西の中間では。 妙だと思ったのは、その相手の顔に見覚えがあったからだ。一人は【クルアルティワーシプ(残酷礼賛)】不死原夏羽。もう一人は、【ヴァイスワーシプ(悪徳礼賛)】不死原陽狩。悪名高い殺人鬼だ。 だが、彼らが人間を問い詰めている場面というのは、珍しい。普段なら、問答無用で襲い掛かって切り刻むはずだ。 無視しようかと思ったが、あいにくと進行方向だ。少し迷って、聖は声をかけた。戦闘能力の高くないミスティックである自分は、戦闘狂の殺人鬼たちの標的にはなりにくい、という打算もある。 「おい、道塞いでなにしてるんだ?」 殺人鬼の視線がこちらに向く。その瞬間、追い詰められていた男が走り出した。まっすぐこっちに向かってくる。聖はとっさに身構えたが、男は聖を無視してすれ違う。 「って、おい!」 このままでは、邪魔したこっちが標的になる。 聖は全力で逃げ出した。直後、背後から追ってくる足音が響く。捕まれば、それこそ一間の終わりだ。聖は持てる限りの力を足にこめた。同時に、自分のおせっかいを呪う。前には先に逃げた見知らぬ男。 「て、てめえ、ふざけるな! なんで俺が巻き込まれないといけないんだよ!?」 「そっちが勝手に巻き込まれたんだろう!?」 負けじと相手も怒鳴り返す。しかし、不毛な言い争いで体力を消耗している余裕など二人にはない。なんといっても、追ってくる相手はごっこ遊びの鬼ではなく、本物の殺人『鬼』だ。 「だいたい、何で絡まれてるんだよ!?」 「知るか! いきなり、血の臭いがするとか因縁つけられて」 足音がダンダン近づいてくる。舌打ちして、聖はポケットに手を入れた。中から、小さな陶器の破片を取り出す。 「? お前、何」「ちょい黙ってろ」 それを一つ放り投げ、足で踏みつけて地面に埋め込む。直後、ほぼ直角に左へ曲がる。さらに走りもう一つ落とす。そして、足で地面に埋め込む。そして左へ曲がる。なぜかついてくる男のことは無視する。 「……なに同じところ回ってるんだよ!? それじゃあ」「黙ってろ」 最後の一つを落として足で埋め込む。同時に、陶片を落とした地点を繋ぐ四角形の中にむかって、見知らぬ男を引き込みながら自分も飛び込む。 「『陶片追放(オストラキスモス)』、発動!」 瞬時に周辺の空気が入れ替わる。 ミスティック能力『陶片追放(オストラキスモス)』 陶器や硝子の破片を埋め込んで作った四角形の場所を、外界から隔離する能力である。能力発動中は、能力者と任意の相手以外はだれもその場所に干渉することができず、また干渉できないことに疑問を持たなくなる。ただし、隔離空間内部の人間が外部に接触した場合(内部から攻撃をしかけるなど)、能力は自動解除される。 へたり込んだ聖と男の前を、夏羽と陽狩が走っていく。ほんの数センチの距離なのに、こちらにはまったく気づいていない。 「くっそ、見失ったか」 「サイキッカーかミスティックの能力を使われたかもしれませんね。仕方ない、あきらめましょう。私たちにそっちの才能はありませんから、もう追っても無駄です」 「ふん、つまらねえな」 話しながら殺人鬼は遠ざかっていく。十分な距離があいたのを確認して、聖はほうと域をはいた。 「くっそ、まだ日も沈んでねえのに、なんであんなに元気なんだ? 普通、殺人鬼の行動時間っていうのは夕方以降だろうが」 聖はかすれた声で毒ついた。そして、隣の男をふり向く。男はびくりと震えた。怯えているというよりは、警戒の色が強い。この学園の住人なら当たり前だが。 「……巻き込んですみませんでした。では、これで」 「待てよ。まだ近くにいる。もうちょい、ここにいたほうがいいぜ。俺の能力は場所限定。場所を離れれば効力がなくなる。次に見つかったら、逃げ切れるのか」 立ち上がりかけた男は、再び地面に腰を下ろした。ため息とともに、頭を書く。短いこげ茶色の髪がぐちゃぐちゃになった。 「お前……武道系のワーカーか何かか?」 「違う。何でだ?」 「あいつらは、戦闘狂の殺人鬼なんだ。強い奴を好んで狙う。だから、武闘派なのかと思っただけだ。そうでないなら……死体か怪我人でも運んだんじゃないか?」 ぴくりと相手が動いた。かすかな変化だが、仮にもランカーである聖が見つけられないほどではない。 「殺人者は血の臭いに敏感だ。血に触れたあとは、しっかり血を流して……消臭剤でも自分に振り掛けとけ。常識だ」 「……お前は?」 遠巻きにお前もその類かと尋ねてくる。聖は苦笑した。あまりにも幼稚な質問だ。同時に、その質問だけで彼が本科生ではないと分かる。現地の住人か、予科生だろう。とても本科に上れるレベルではない。朴訥といえば聞こえがいいが、あまりにも愚かだ。 「違う。俺は逃げ隠れが専門。逃げたり、隠したりをお手伝いするんだ」 「そう……なのか。夜逃げ屋?」 「前はそういうこともしてた。その会社駄目になってさ、今は別の会社のぱしり。今日も上の命令で、仕事中断して外回り」 肩をすくめて見せると男は小さく笑った。緊張がかすかに緩んだのが分かる。 「オレは……精肉店で下働きしてる」 聖は驚いたが、顔には出さずうなづく。 「へえ。販売員?」 「いや……肉の解体」 「それはすごい。肉をうまく解体するのは職人技だって、前に聞いたことがあるぜ。じゃあ、お前のとこだと人肉扱ってるのか?」 「違う。なぜ?」 「あ、気を悪くしないでくれ。てっきり、商品の人肉切り刻んだせいで血の臭いがうつったのかと思った。違うなら……マジで運が悪かったんだな。おっかしいな。昼間にうちの上司が出くわしたときは、落ち着いていたって言ってたのに」 聖は天を仰いだ。傾いた太陽が、徐々に西の地平へと近づいていく。 「さて、流石にもう行ったかな」 周囲に人の気配がなくなったことを確認して、聖は立ち上がった。見えない境界線を踏み越え、周囲をうかがう。 「いないみたいだぜ。帰るなら、今のうちだ」 「……ありがとう、ございます」 呟くように言って、青年は立ち上がった。しきりに周囲を見渡している。軽く手を振って、聖は男と別れた。その姿が見えなくなった瞬間、聖の表情が切り替わる。 一つだけ男に言わなかったことがある。優れた殺人者は、血の臭いをかぎ分ける。それが動物か人間のものかは勿論、人によっては血だけでそれを流した人物の状態すら知ることができる。だから、殺人鬼が血のにおいをかぎ分けるのに失敗するなんてことはないはずなのだ。 聖は衛星携帯電話を取り出すと、再び四十物谷調査事務所の番号を押した。
https://w.atwiki.jp/nlfw/pages/43.html
【長谷民主国から皆様にお知らせ】 皆さん長谷民主国の管理人・法律事務所ワロスです。 当職は高校生活がハードスケジュール化することを考えて唐突ながら当職は当グループ及び架空界隈・関係者たちのオプチャを離脱、削除することとなりました。 なお、ロザリアが占領している領土は好きに使っていいですを。 メンバーなきチャットにメンバーを。 架空国家に栄光の繁栄を。 ここに記念けんまするナリ (例)便誤死さんありがとう 私は占領してませんね
https://w.atwiki.jp/taaaa1/pages/2.html
メニュー トップページ 声優事務所リスト俳協 青二プロダクション 順次追加していきます ここを編集
https://w.atwiki.jp/kazugoto/pages/13.html
概要 名前:後藤和智(Goto, Kazutomo) 肩書き:同人サークル「後藤和智事務所OffLine」代表 学位:修士(工学) 経歴 昭和59(1984)年11月15日、岩手県釜石市にて生まれる。 平成3(1991)年4月1日、宮城県仙台市立福室小学校に入学。 平成8(1996)年4月1日、福島県いわき市立中央台北小学校に転校。 平成9(1997)年3月31日、福島県いわき市立中央台北小学校を卒業。 平成9(1997)年4月1日、福島県いわき市立中央台北中学校に入学。 平成12(2000)年3月31日、福島県いわき市立中央台北中学校を卒業。 平成12(2000)年4月1日、宮城県仙台第二高等学校に入学。 平成15(2003)年3月31日、宮城県仙台第二高等学校を卒業。 平成15(2003)年4月1日、東北大学工学部に入学。 平成16(2004)年、同学部建築学科に配属。 平成18(2006)年、東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センターに配属。 平成19(2007)年3月25日、東北大学工学部を卒業。 平成19(2007)年4月1日、東北大学大学院工学研究科(都市・建築学専攻)博士課程前期に入学。研究室は変わらず。 平成21(2009)年3月25日、東北大学大学院工学研究科(都市・建築学専攻)博士課程前期修了。 学位論文 卒業論文:東北大学生の地震災害に対する危機管理プログラムに関する研究 修士論文:災害観を考慮した大学生の地震リスク情報の受容に関する研究 社会活動 平成16,17年仙台市成人式実行委員会。 主な著作 『「ニート」って言うな!』(本田由紀、内藤朝雄との共著、光文社新書、2006年1月) 『「若者論」を疑え!』(宝島社新書、2008年4月) 『おまえが若者を語るな!』(角川Oneテーマ21、2008年9月) そのほかについては商業TOPをご参照ください。 同人活動 同人サークル「後藤和智事務所OffLine」を運営しております。 「若者論と統計学」を掲げ、若者論研究、統計学の解説書の刊行などを行っている、自然科学・社会科学系のサークルです。 詳しくは同人TOPをご参照ください。 Web上での活動 若者論を検証するブログなどを行っております(現在更新停滞中)。最近はtwitterでの活動が多くなっています。詳しくはWebTOPをご参照ください。 備考 書籍ならびに同人誌の誤字の修正などは、サポートをご参照ください。
https://w.atwiki.jp/cmsousaku/pages/26.html
未出・迷宮入りCM捜索に似てる… -- 名無しさん (2019-01-11 13 48 25) ここでは、多少システムは違い、ここのコメントを中心に探します -- 本物管理人 (2019-01-11 16 23 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gominkan/pages/141.html
お世話になっております。護民官事務所です。 この度護民官事務所にて、お見合いイベント用特設ページを準備いたしました。 携帯参加などで芝村さんに直接メッセつなげない、という方の為に、携帯対応のチャットならびに、チャット使用の予約などの作業を承ります。 以下連絡先までお気軽にご連絡ください。 携帯の方から確認できないとのご連絡をいただきましたので、情報をこちらに移しました。 ご確認ください。 http //www1.kotonet.com/~youmi_c/gomin/kaizen/cbbs.cgi?mode=one namber=2005 type=0 space=0 no=0 また、メッセ中継を希望される方で、藩国の藩王、執政、護民官と連絡がつかない、という方は、 護民官連絡先一覧を用意しておりますのでご利用くださいませ。 http //www27.atwiki.jp/gominkan/pages/64.html よろしくお願いいたします。