約 45,010 件
https://w.atwiki.jp/kagakyon/pages/1278.html
1 「……頼まれてた冬期講習のパンフレット、持って来たぜ」 「おー、サンキュ、キョン」 「キョン君、ありがとー」 12月も半ばを過ぎ、来週からはもう冬休みだ。ま、私ら受験生には休みなんかないに等しいけどね。 年明けたらすぐセンター試験だし、2月になれば私大や国公立の二次試験もはじまる。 予備校通いをしてない私ら4人も、本番前に、予備校の冬期講習を受けようと、キョン君に頼んで キョン君が通っている予備校のパンフレットを持ってきてもらった。 志望校別の講座が充実しているし、テーマごとの単科講座があったり、本番前の最後のチェックを 効率的にしたいからね。 「あ……あと医歯薬系の受験生用のパンフはこれな、みゆき」 「ありがとうございます、キョン君」 受験本番前の、純粋に受験のためのイベント……この時点で私は、思いがけない出会いがあるなどとは 露ほども思っていなかった。 2 この時期になると、休み時間も勉強している人が多いし、お昼休みなんかも、そそくさと食事を 済ませて、参考書や問題集に取り組んでいる人が多い。 ……ま、そんな空気などどこ吹く風、お喋りやらゲームに興じている人もいたりするけどネ。 んで、私らはというと、いつもなら昼休みは周囲の邪魔にならない程度の声でお喋りして過ごすん だけど、今日は予備校の冬期講習のパンフを広げて、どの講座を取るのかあれこれと思案中。 「こなちゃんは英語の長文読解、どの講座にする?」 ん……私はあんま英語得意じゃないんで、ここいらの基礎クラスの講座かな。かがみは英語出来るから やっばり難関クラスにするのかネ。 「ん……そうね。英作文の講座なんかも取りたいわね」 「ゆきちゃんは……って、うわー、医歯薬系の講座って、どれも難しそうだねー」 まー、医学部と法学部って、おのおの理系文系で一番難しい学部だからネ。 私らダメな子組は、ダメな子なりに頑張りましょうや、つかさ。 「そうだね、こなちゃん」 「あんたら、本番前に意気消沈してどうすんのよ。自分のことをダメな子なんて言うんじゃないの。 それにこなた、アンタキョン君と同じトコ受けるんでしょ。気合入れなさいよ!」 うー、キョンは3年になってから、かなり成績伸びてるみたいだから合格もムリじゃないかもしれない けど私はなあ…… 「お2人とも、模擬試験の成績、上がってきているじゃないですか。一緒に頑張りましょう」 そだね。ここを無事乗り越えて、またすがすがしい気持ちでキョンとラブホに行くことを夢見て、 いっちょ頑張りますかネ。 「ちょ……ここ一応学校だから、教室だから、そのテの話は自重しなさいよ!」 こんなちっこい声じゃ誰にも聞こえやしませんヨ。かがみんはナーバスだネ。 3 うわー、混むと思ったから朝10時の受付開始時間に間に合うように30分も前に来たのに、もうこんなに 並んでるよー、お姉ちゃん。 「ま、こんな時に考えることはみんな同じってことね」 「受付もパンク状態みたいですね」 「どれくらい待たされることやら……ま、待ってる間はダベって時間を潰していればいいんだけど」 列に陣取って、適当にお喋りをしていると、聞き覚えのある声が聞こえた。 「よ、おまえら、今日申し込みに来たのか」 キョン君? なんで土曜日のこんな朝早くにここにいるの? 「自習室で勉強中だ。いつもってわけじゃないけど、週末はたまにな。1階が騒がしかったんで、 ちょっと様子を見に出てきたら、お前らをみかけたんで」 「キョン君はもう、申し込み済ませたの?」 「昨日済ませたよ。で、おまえらはどの講座を取るんだ」 あ……キョン君もその講座なんだ。一緒だね……なんてことをお話していたら、そんな私たちに声を かけて来た人が居てびっくり。 あの……どちらさまでしょうか? 「もしかと思ったらキョン、君か。そういえば君はここの予備校に通っていたんだったね。 顔を見るまですっかり失念していたよ」 キョン君のお友達? それにしても綺麗な人だなあ……やっぱりキョン君ってモテるんじゃない。 「佐々木か。こんなところで会うとは俺もびっくりしたぜ。お前も冬期講習の申し込みか?」 佐々木さんって言うんだ。随分親しそうだね、キョン君。 「キョンや、お話中悪いけど、どこのどなたさんなのか、私たちにも紹介してくれないかナ」 「キョン君のお友達なのかな?」 ……やっぱりこなちゃんやお姉ちゃんも興味あるよね。女の子さんだし。 4 私はどうも妙なところで、見栄を張る癖がある。これは昔から重々自覚していることだけれど。 顔を見るまで失念していた、というのは真っ赤な嘘だ。 私はキョンがここの予備校に通っていることを知っていたから、ここの冬期講習を受けようと前から 決めていたのだ。まさか今日、キョンにばったり会えるとまでは思っていなかったけどね。 そして……まさかこの子達にもばったりと出くわすとは。運命というのは時として粋な計らいを してくれるものだね。 「キョン。そちらのお嬢さん方が、僕のことを紹介して欲しいといっているのと同様、僕にもそちらの お四方を紹介してくれないだろうか? 君の知己というのならば、きちんと挨拶して、ご面識を得て おきたいからね」 まあ、私はそこにいる4人の子達に見覚えがあるわけだけど、既に私に見知られていることを 彼女たちが知るすべはないはず。公式上は、あくまで初対面ということになるからね。それらしく。 「……おお、ボクっ子ですか。キョンもなかなか守備範囲が広いネ。っていうか、リアルでは初めて 見たヨ」 「やめなさいよこなた、初対面の人に対して失礼よ」 いや、私の喋り方を聞いて、奇異に思う人は少なくないし、自分でも自覚しているから、気にしなくて 良いわよ。 「あー、こいつは男相手には女言葉を使わない奴でな。詳しいことは、興味があるなら本人に直に 聞いてくれ……中学時代の俺の友人で、佐々木だ。 で、佐々木。この4人は前にも話したと思うが、例のSOS団の団員でな。そこのちっこいのが泉こなた、 で、この2人が双子で、こっちが姉の柊かがみ、で、こっちが妹の柊つかさ。そしてつかさの隣に いるのが高良みゆき、以上だ」 「前にも話したって……キョン君と佐々木さんって、しょっちゅう会ってるの?」 「甚だてきとーな紹介だネ。そこのちっこいのってのは何だヨキョン、悪かったね小さくてさ」 「いや、別に他意はないが気に触ったらスマン。それ以外の詳しいことについては、女同士で あれこれと話してくれ」 やれやれ、いかにも君らしい紹介の仕方だねキョン。女性に対していま少し、配慮というかデリカシー があってもいいんじゃないかな。妙にぶっきらぼうな所は、昔とちっとも変わらないね。 「ま、キョン君って基本、あんまり愛想良くないしね。やっぱり昔からそうなんだ」 「……悪かったな」 まあ、それでもこうして、理解して付き合ってくれる麗しい異性がいるのだから、そう嘆くことも ないだろう、キョン。 「ねーねー、佐々木さんって高校はどこなの?」 「光陽園学院よ」 「すごーい、頭いいんだね」 なまじ進学校と呼ばれるところに通っていて、学校名を言うと必ずこの反応が帰ってくる。正直、 反応に困ることも多いのだけれど、この子 ― つかささんの様子を見ると、本当に無邪気で 別にムリしてお世辞を言っているわけではないみたい。 本当に、見た目の通り素直な子なのだろうね。 こんな子がキョンとあらぬ関係に……とは、ちょっと考えにくい。 やっぱり、彼女たちとは親しくなっておく必要がありそうだね。キョンとの関係も気になるし、 先にあらぬ場所で彼女たちとキョンを見かけた件についても、何か分かるかもしれないし。 5 「ねーねー、佐々木さんってもしかして、昔キョンと付き合ったりしてたのかナ?」 ……中学時代の「友人」と聞いたときに、私も正直、キョン君との関係が本当に友達なのかどうか、 ちょっと引っかかったけど、流石はこなた……遠慮仮借なく、一番聞きたいことをストレートに口に しやがった。 本来なら、初対面の人間にそんな事聞くのはやめなさいよ、とこなたを叱るところだけど、正直、 私もこれははっきりと聞きたい。やっぱり、自分の好きな男の子の、過去の恋愛経験って気になる じゃない。まして、佐々木さんってすっごい美人だし、気にするなって言う方がムリ。 グッジョブこなた。今回だけは褒めてあげるわよ。 ……と思ってつかさやみゆきを見ると、やっぱり異議を挟むでもなく、何かを期待するように、 佐々木さんとこなたを見つめている。 「……中学のときも散々周りから言われたよな、それ」 苦笑交じりのキョン君の言葉が、緊迫した「場」の中にポンと入ってきた。佐々木さんの口元も緩む。 「私とキョンはただの友人よ。キョンの言う通り、中学時代は散々、仲を疑われたけど……」 2人ともそう言うんじゃ、私らとしてはその言葉を信じるしかない。キョン君と佐々木さんの 様子を見ると、別に何かを隠しているようには見えないしね。 本当にキョン君のことを恋愛対象として見ていなかったのか、散々アピールしたのにキョン君が鈍くて 諦めざるを得なかったのか分からないけど、とりあえずは一安心ってことで良さそうね。 これが昔付き合っていて、実は今も密かに想っているとか、再会して昔の想いが再燃なんてことに なったら目も当てられない。一応、注意しておいた方が良さそうね。 6 こなたの言葉を聞いたとき、ほんの少し動揺してしまったのは、やはり未だに少しは気にしているから なのだろうか、それとも、彼女候補4人の前だったからなのだろうか。 まあ、今となっては、そんな感情を何食わぬ顔で隠すくらいの芸当は朝飯前だ。中学時代はこれを 周りのヤツから聞かれるたびに、内心ドキドキしていたのだがね。 昔俺が、佐々木を好きだったという事実を知っているのは、夏の温泉旅行でこの事を話した黒井先生と ゆいさん、そして古泉の3人だけだ。 ……え、古泉のヤツに何で喋ったのか、だって。 昔、ハルヒ絡みでちょっと口論になった時、いつものニヤケ面から一転、鬼の形相になった古泉に、 「何故貴方は涼宮さんのことを、1人の女性としてちゃんと見ようとしないんですか!」 と理不尽に詰め寄られて、俺もついカッとなっちまって思わず、 「俺の気持ちも知らずに勝手なことを抜かすな! 俺はな、恋愛感情を単なる気の迷いだなんて 平然と言うようなヤツなんぞと付き合いたくない!」 と怒鳴り返してしまったのが事の発端だ。 で、古泉のヤツに「貴方はもしや過去に何か、恋愛絡みのトラウマでもあるのですか」なんて 逆に心配されてしまい、結局、佐々木との事を全て喋る羽目になってしまった、という出来事が あったからだ。 この頃は、ハルヒの奴が異常に荒れていて、連日、大量の閉鎖空間を作り出していた時期で、古泉も 肉体的・精神的にかなり追い詰められていた時期だったからな。 あのときの古泉の顔は、冗談抜きでマジで怖かった。普段が普段だけにな。 そんなことを思い返しながら、こなたたちとなにやら談笑する佐々木をぼけっと見ていた俺の耳に、 世にも恐ろしい、聞き覚えのある声が飛び込んできたとき、大の男が軽く飛び上がってしまったことを 誰が責められよう。 「……あんたたちも、ここの冬期講習受けるのね。思いがけないところでSOS団勢揃いじゃない! やっぱり私たち団員は以心伝心なのね!」 黄色いカチューシャをなびかせた冬の嵐、SOS団団長、神様、涼宮ハルヒがそこにいた。 「いやはや皆さん、こうして揃ってお会いするのもお久しぶりですね」 ああ、ついでにイエスマンの腰巾着もそこにいた、と一応言っておこう。 「つれないですねぇ。久々の再会じゃないですか」 別に嬉しくもない。というか、顔が近いぞ、気持ち悪い、息を吹きかけるな、ついでに早く死ね。 「まあ、親愛の言葉とうけとっておきます。泉さんたちもお久しぶりです」 7 彼がここの予備校に通っているのは知っていましたから、当然、彼と顔を合わせる可能性は予期して いたのですが、まさか、泉さんたちもいらっしゃるとは思いませんでした。ふふっ、この様子ですと、 お四方とは随分、親しい仲へとご進展されたようで、なによりです。 「それは皮肉で言っているのか、それとも本心か、古泉?」 ……やれやれ、相変わらず素直じゃないですねえ、貴方は。困ったものです。 もう昔とは違うのです。貴方が涼宮さん以外の女性と仲良くされているからと言って、とやかく 言ったりはしませんよ。 昔なら、こんな場面に遭遇したら冷や汗モノだったのですが、涼宮さんの今の様子を見る限り、心配 することはなにもなさそうですしね。 「みんな、気合入れて勉強してる? 特にキョン、こなた、つかさ……あんたら3人はかなり 心配だから、わざわざみゆきとつかさを団長直々、お目付け役と家庭教師役に任命したのよ! いい、浪人なんて許さないからね。SOS団全員、第一志望に現役合格よ!」 思わぬ形で、久々に団員が一堂に会したのがよほど嬉しいのでしょう。涼宮さんは満面の笑みを 浮かべています。 「ふふ、彼女が涼宮ハルヒさんか。キョン、君の言う通り、随分と威勢のいい人のようだね」 おやおや……よくよくここの面子を見ますと、見かけない方が一人いらっしゃるようですね。 そう、今キョン氏に話しかけた女性です。綺麗な方ですね。 よろしかったら我々にもご紹介いただけないでしょうか。 涼宮さんも今の声で、彼女に気づかれたようですしね。 8 「あー、ハルヒ、古泉、こいつは俺の中学時代の……」 「友人の佐々木です。涼宮ハルヒさんと、古泉一樹さんですね。お2人の事はキョンからよく伺って ます、はじめまして」 ……まあ、キョンにみなまで言わせる必要もないからね。言葉を引き取って挨拶をしておこう。 「よろしく、佐々木さん。で……キョンの奴からは具体的に何を『伺って』いるのかしら? こいつのことだからどうせ、碌な事じゃないと思うけど」 「あるがままの事実を、脚色せずに話したに過ぎん。それで何か差し障りがあるなら自分のこれまでの 行いを大いに反省しろ」 そんなキョンの言葉を歯牙にもかけず、涼宮さんは話を続ける。 「まあ、この馬鹿が何を言ったのかは、後できっちり締め上げて吐かせるからいいとして…… 佐々木さんってもしかして、昔キョンと付き合ってたの?」 キョンは彼女を「自分の言いたい事だけを喋り、聞きたいことだけを聞く人」と称していたけど、 その人物眼はあながち間違いではなさそうだね。まあ、腹の底が読めないタイプの人よりは、ずっと 付き合いやすそうだけど……例えば彼女の隣で、スマイルを浮かべている彼とかね。 「いや、私とキョンはただの友人よ。貴女が心配するような関係は何もないわ」 「別に心配なんかしてないわよ、キョンの恋愛遍歴なんか別に興味ないし……ま、愚問だったわね。 へタレキョンに、佐々木さんみたいな美人を射止めるような甲斐性なんかないだろうし」 ……さて、それは本心なのかな、涼宮さん。あと、キョンを不当に貶すのも感心しないわね。 当然これは、私の心の中だけの言葉。こんなところで敢えて、角突き合わせる必要はないしね。 無事に冬期講習の手続を終え、お昼も近いということで、私たちは近くの喫茶店に場所を移した。 キョン君の中学時代の友達って、国木田君くらいとしか面識がないし、女の子っていうことも あるから、ちょっと……気になるじゃない。 「光陽園学院って、私の中学の時の友達も1人行っているんだけど、ホントに勉強大変みたいね」 「そうね。授業の進度は速いし、文系でも理科や数学科目をきっちりやらされるしね」 「佐々木さんは第一志望は国立? 私立?」 「国立が第一志望ね。かがみさんは?」 「私は法学部志望で……首都圏の国公立で法学部持ってる所は限られてるし、どこも結構難しいし、 受けたいとは思うけど、センターの出来次第かな。一応、二次の対策はしてるけど」 どうも初対面の人との会話はやりずらい。お互い受験生なので、無難な話題というと、どうしても こんな話になってしまう。趣味とか分からないし、キョン君との事は……なんとなく聞き辛い雰囲気が ある。 「かがみさんたちは、キョンとはずいぶん親しいみたいね」 佐々木さんが前触れもなく、ふとキョン君の話題を振ってきたので、私は思わず身構えてしまった。 「キョンは君たちの中に、誰か意中の子がいるのかな」 さ……さあ、キョン君ってあれで結構モテるみたいだけど、誰が好きなのかは分からないわね。 佐々木さんはまさか、うすうす気づいていてプレッシャーをかけているのだろうか。 動揺しているところを見せたくないし、「かがみさんはキョンのことを好きなのか」と 面と向かって聞かれたくなくて、私は佐々木さんに思わず、こう切り返していた。 「佐々木さんってすごく綺麗だけど、今、彼氏とかいるのかな?」と。 9 「彼氏はいないわ……そもそも私、恋愛には興味はないの」 彼氏は居るかと問われて、こういう言葉を返すのは、まさに空気の読めない典型なのだろう。 居るか居ないかを聞かれているのだから、居るか居ないのかを答えれば済むことだしね。 ただ大抵の場合、いないと答えると、なぜ居ないのか、欲しくないのかと話が長くなるし、 その手の話に長々つき合わされるのは本意ではないので、私は彼氏の有無を問われたときには、 自分は恋愛には興味がないことまで、きちんと言うことにしている。 私の心を捉えた男性は……1人だけ、いた。けど気づかないフリをして誤魔化した。 今も目の前にいる。けど、それはもう昔のこと…… かがみさんは、この言葉を聞いてぽかんとしている。それはそうだろうね、大抵の人は呆気に とられるか、奇を衒っているとまともに取り合わないか、取り付く島などなさそうだと撤退するかの どれかだからね。 「ええっと……その、ごめんなさい」 いや、謝ることはないわ。私みたいな考え方をする方が少数派だしね。 「ほほう……するともしかして、佐々木さんは女の子が好きな人なのかナ」 ……こなた、いつの間に聞き耳立てていやがった。ていうか、いきなり話に割り込んでくるな。 ついでに、変なこと聞くな。このアホ。 「いや、私は男女問わず、そもそも恋愛というものに興味がないの」 佐々木さんも律儀に、このバカの言う事に答えなくていいわよ。 「佐々木さんの言う通りね。恋愛なんてものはしょせん、精神病の一種、気の迷いに過ぎないわ!」 ほれ、また困ったのが1人乱入してきた。 「思わぬところで意気投合したわね。私もそう思うわ」 性格的に対極だと思いきや……もしかして佐々木さんって、ハルヒに匹敵するレベルの変人? 「ハルにゃん以外にも恋愛否定論者がいたとはネ。でもま、これ以上ライバルが増えないで済むのは 有難いよネ、正直」 こなたが耳元でボソッと囁いた。ま、ハルヒにしろ佐々木さんにしろ、まともに恋のライバルに 回られたら脅威だしね。中身はともかく、2人ともルックスはかなりのものだし。 10 佐々木さんがキョン君のことを、友人としか思っていないのはおそらく、その通りだと思います。 中学卒業後、今年になるまで会うことはおろか、連絡すら取っていなかったようですし、 お話を伺っていても、本心を偽っているようには聞こえませんでした。あくまでも私の印象ですが。 涼宮さんについては……正直、あれがご本心なのか、私自身は少し疑っています。 キョン君と涼宮さんの仲は、SOS団に入った頃の私には、随分と親しいように見えましたし。 「私にはよく分からないなあ……好きな男の子が居て、仲良くなりたいなあ、付き合いたいなあって とても自然なことだと思うけどな」 つかささんが首を傾げています。 「でも、世の中にはいろんな考えの人が居るからね。恋愛に全く興味のない人からみたら、異性と 恋愛しろ、結婚しろって世間一般の価値観を押し付けられるのって、苦痛でしかないのかも しれないわよ」 「私もササッキーの気持ち、ちょっとだけど分かるような気がするヨ。 何事もマイノリティーは大変だからネ。日々、世間様との戦いですよ」 「……こなた、今日会ったばかりの人に、変なあだ名つけるな!」 みなさんもそれぞれ、思うところがあるみたいです。 「佐々木のあれは奇を衒っているわけじゃないぜ。俺も初めてあの持論を聞かされたときは、正直 本気には取らなかったけど、付き合ってみてよく分かった」 キョン君、それってもしかして……昔、佐々木さんに告白して振られたとか、ですか。 「んなわけあるか」 やれやれと言いたげにキョン君が笑っています。こなたさんたちも、安心したのか肩でふうっと 息をつきました。 「あいつ、美人だろ。中学時代に何回も男から告白されてる。誰1人としてまともに相手に されなかったがな。男相手には男言葉で喋るのも、相手に性を意識してもらいたくないのと、男に 妙な勘違いをさせないため、だそうだ」 「筋金入りね……ま、あんだけ可愛いと、狙う男も多いだろうし、大変ね」 いろいろとご苦労されているのですね。 11 キョンの奴、こなたたちと随分、親しくなったみたいじゃない。 話に興じるキョンを横目で見ながら、薄くなったオレンジジュースを啜る。 キョンとあの4人の間の空気は、傍目で見ても分かるほど変化している。キョンはあたしの我が儘に 文句を言いながらも、2年間付き合ってくれた。高校生活も終わりに近づいて、ようやく 「普通の高校生ライフ」を満喫出来ているのだろう。 ま、あたしみたいなのに付き合わされたせいで、女の子と縁のない高校生活を送る羽目になったなんて 恨まれちゃ敵わないからね。大学受験ってイベントを一緒に乗り越えれば、そこに恋愛感情が 生まれるなんてことも、もしかしたらあるかもしれない。それはあの5人次第だけどね。 それにしても……さっきは思わず、佐々木さんの言葉に同調しちゃったけど、アレって本当に 佐々木さんの本心なのかしらね。 ……こんなことを思う理由は、あたしにはよく分かってる。それもイヤと言うほど。 あたし自身が、自分の心を偽っているからだ。 けど、上に立つ人間が、自分の信念をあっさりと変えたりすることは出来ないの! 今になってキョンに告白したところで、本気に取られるはずもないし、第一、キョンはあたしの ことなんて、異性として意識すらしていない。 まあ、あたしもキョンに好かれるようなことをした覚えはないし、異性として見てもらえない事に 文句を言う筋合いなんてないんだけどね。 ……ああ、止め止め! 辛気臭いのはイヤ。 12 佐々木さんと涼宮さん……そして泉さんたち、思わぬ邂逅ですね。 高校卒業まで、このまま穏やかな日が続くのかと思っていましたが……これはもしかすると、最後の 最後に何か、一波瀾あるかもしれませんね。 結局は彼がどのような結論を出すのか、というところに全てかかっているのでしょうが。 不肖古泉一樹、最期まで見届けさせていただきます。 「……今涼宮さんから聞いたんだけど、古泉君って東大受けるんだって?」 「ええ、まあ受かるかどうかは分かりませんが。出来る事ならいい環境で勉強したいですしね」 「古泉君なら大丈夫よ。なんてったって我がSOS団副団長、団の知恵袋だからね!」 知恵袋なんてとんでもない、僕のはしょせん、役に立たぬトリビアや薀蓄ですよ。 「佐々木さんはどう? 光陽園学院に通ってて、成績もいいみたいだし、十分合格圏内なんじゃ?」 まあ、今のところ、涼宮さんもそれなりに楽しんでいらっしゃるようですし、僕もムダに構えるのは 止しましょう。 ヒーローはここぞという時に登場すればいいのですし、ね。 13 ……皆さん、さっきから私をのけ者にして、なんか盛り上がっているのです。 ここまで一緒に来た佐々木さんも、すっかり私のことなど忘れて、お話に夢中です。 どうせなら私もちゃんと紹介して欲しいのです。どうせこの先、碌に出番なんかないのでしょうから。 「ごめん、すっかり忘れていたよ。ええと、彼女は私の友人で、同じ高校に通っている橘京子さん」 もういいのです。どうせ私はおまけです。 「おお、ツインテールだネ。かがみん以外でしてる子初めて見たヨ。ついでにはじめまして」 ……第一印象はまず髪型なんですか。しかも挨拶はついでですか。どうせ私は影が薄いんです。 14 今日は思わぬ収穫があった。気になる例の4人の子と直接、話すことが出来たのだ。 けど話していて、彼女たちとキョンとの関係がどの程度進んでいるものなのか、さしたることは 分からなかった。4人ともキョンに好意をもっているのはまず、間違いないと思うが。 君たち4人の中にキョンの意中の子はいるのか、とカマをかけてみたが、かがみさんに逆に 佐々木さんは彼氏が居るのかと切り返されてしまったし……あれは間違いなく、あれ以上の追及を 避けるためのものだろう。 あまりキョンとの仲を追及して、キョンに対する感情を彼女たちに悟られてしまうのもまずいと 考えると、あまり直截な物言いも出来ない。 ただ、彼女たちの印象からして、キョンとふしだらな関係にあるとは考え辛い。 4人とも基本的にはとても真面目な子だ。不純異性交遊をするような子にはとても見えない。 あの日に見たあれも私の勘違いで、集団デートの途中で、ホテル街を歩く程度の軽いおふざけを していただけかもしれない。 いや、その可能性が高いと思う。当たらずと言えども遠からずというところだろう。 とはいえ、あのままキョンとの仲が進展すれば、いずれはあの中から、キョンの彼女になる子が 出てくるのだろう。 あと、涼宮さんのことも、正直気になる。 私は彼女のあの発言が、彼女の本心であるとは思えなかった。 なにか思うところがあるのか、キョンとの関係では一歩引いている様なそぶりを終始見せていたが、 あの4人と話しているキョンの顔を見て、一瞬だけど、寂しそうな表情をしていたのが忘れられない。 私にはまた、悩みが増えてしまった。 第8章へ
https://w.atwiki.jp/musouchronicle_3ds/pages/160.html
コメント投稿ページヘ戻る 親密女主人公への撃破賞賛→「可憐な技だ」 - 名無しさん 2011-04-02 10 05 16 女主人公親密で敵対「影の定めを…今は呪う」 女主人公親密で助ける「影に、眩き光、差す…」 - 名無しさん 2011-04-03 02 05 41 邂逅:本多忠勝 服部半蔵「日本一のもののふに、挑まん」本多忠勝「参れ、影の王よ!」 - 名無しさん 2011-04-11 05 39 51 敵邂逅くのいち くのいち「ドキーン!ヤバそーな人発見…」 - 名無しさん 2011-04-13 20 57 31 会話イベントFA 「はい!」→上昇 「…行くんですね」→上昇 - 名無しさん 2011-04-14 20 57 22 敵邂逅 風魔小太郎 小太郎「忠に、堕ちよ」半蔵「混沌に、溺れよ」 - 名無しさん 2011-04-17 20 37 50 NPC苦戦中:苦戦…か - 名無しさん 2011-04-20 20 10 00 くのいちとの敵邂逅台詞が上田城のミッション台詞だったので直しました - 名無しさん 2011-04-21 00 15 56 撃破賞賛で「感服」って言ってたんですけど、こっちが目上に対してじゃないでしょうか。確か信玄に対してだったと思います。 - 名無しさん 2011-04-22 12 22 45 主人公男信頼の撃破賞賛「嬉しいものだ少しだけな」 - しぶじい 2011-04-23 09 18 10 徳川家康と邂逅 家康「半蔵…?お主…!」半蔵「ご覚悟…」 - 名無しさん 2011-04-24 00 56 33 三方ヶ原で信玄と邂逅(条件邂逅かは不明):半蔵「御首、頂戴…」信玄「家康め。わしのあまりの強さに、忍びを使ってきたか」 - 名無しさん 2011-04-24 20 42 59 三次川中島では言わなかったので、三方ヶ原限定だと思います。 - 名無しさん 2011-04-29 03 41 02 家康への救援感謝 救援とは…恐縮 - 名無しさん 2011-04-28 00 44 37 二次上田城(東軍)くのいちと邂逅:くのいち「どうか、半蔵の旦那に会いませんように…」半蔵「あそこか…滅」くのいち「ぞぞっ…嫌な気配を感じたよぉ…」 - 名無しさん 2011-04-29 14 10 10 小太郎への撃破賞賛:魔が忍術、脅威なり - 名無しさん 2011-04-30 16 18 40 天正伊賀で幸村と邂逅:幸村「伊賀の半蔵…冷酷な忍びと聞くが…。不気味なほどの静けさだ」半蔵「音を立てずに訪れる。闇も、死も…」 - 名無しさん 2011-05-01 10 23 24 救援感謝、目下:忍びを救いに来るとは… - 名無しさん 2011-05-03 01 17 27 くのいちへの救援感謝:よく来た。手伝え - 名無しさん 2011-05-03 02 06 06 三方ヶ原で左近と邂逅:半蔵「主は討たせぬ」左近「家康の危機を受け…ついに影が表に出てきたってわけかい」 - 名無しさん 2011-05-09 02 48 15 目上への赤ゾーン警告:無謀…後退されたし - 名無しさん 2011-05-17 04 12 30 影、天下を語らず 九州征伐でも出ました。 - 名無しさん 2011-07-02 09 49 25 ねねへの救援感謝:救援は謝す…だが、無駄口はやめろ - 名無しさん 2011-07-17 09 32 02 小太郎への救援感謝:どういう風の吹き回しだ - 名無しさん 2011-07-17 09 36 26 男主人公への救援感謝:信じていた… - 名無しさん 2011-07-17 11 01 27 はんぞうのさいごのいべんとのかげのふえのくわしいないようをおしえてください! - なおみ 2012-01-04 20 02 28 女主人公への救援感謝の台詞は信頼でも出ました - 名無しさん 2012-01-09 14 22 37 みつなりを撃破しないと決めたのではんぞうのさいごのいべんとみれません。だれかみたひとは詳しいことおしえて下さい! - なおみ 2012-01-09 22 25 20 申し訳ないのですが、ここは攻略Wikiですのでネタバレを教えてくれる人はいないと思います。他の場所で聞いて下さい。ちなみに、三成を撃破しないと他のキャラでも見られないイベントが出てくると思います。撃破しないのはあなたの自由ですが、それでイベントが見られないから人から聞こうというのは虫が良すぎるように思います。誰だって、撃破したくないキャラはいますよ。特にお気に入りキャラの場合は辛いです。 - 名無しさん 2012-01-09 22 43 42 そうですか、わかりました。あきらめます。ちなみにみつなりのファンじゃないです。 - 名無しさん 2012-01-16 21 43 25 「影の笛」を先に見るたところ、「影と敵手」がFINAL ACTになりました。 - sageoab 2012-03-30 06 21 24 「影、天下を語らず」は忍城攻め後でも出ました - 名無しさん 2012-05-16 02 21 04 ページ反映させました、コメント有り難うございました。 - 名無しさん 2012-05-16 22 25 08
https://w.atwiki.jp/musouchronicle_3ds/pages/179.html
コメント投稿ページヘ戻る 元就への賞賛:百万一心の世、期待しています - 名無しさん 2011-04-05 10 59 26 清正への賞賛:さすがは清正。飽きさせない戦いだ - 名無しさん 2011-04-05 13 07 03 柳川西・ギン千代(味方)と:宗茂「ギン千代、共に行くか?」ギン「だ、誰がお前と一緒になど…!」宗茂「なら、俺一人で行くさ」ギン「ま、待て!私も行く!二人で行ったほうが効率がいいからな…!」 - 名無しさん 2011-04-05 13 15 27 ギン千代への賞賛:雷が暴れているな - 名無しさん 2011-04-05 17 37 48 女主人公(親密)への救援感謝:このことは、忘れないさ - 名無しさん 2011-04-05 21 30 54 軍団撃破を誉める 加藤清正 「さすがは清正。飽きさせない戦だ」 - 名無しさん 2011-04-13 01 31 31 特殊条件 九州征伐にて島津義弘敵邂逅 島津「豊臣の威を借りて仇討ちとは、情けないな、坊ちゃん」 宗茂「利用できるものは利用する。それで守れるものがあるなら構わないさ」 - 名無しさん 2011-04-13 01 40 50 主人公友好度親密で敵遭遇「不言実行か。それもいい」(もしかすると、撃破賞賛かもしれません) - しぶじい 2011-04-14 19 50 07 すいません。主人公が男だということを書き忘れて大変ご迷惑をおかけしました。 - しぶじい 2011-04-16 11 43 37 「不言実行か~」は男主人公への賞賛でした。修正しておきました - 名無しさん 2011-05-12 22 49 05 三成への軍団撃破誉め台詞?「それだけか?」 - 名無しさん 2011-04-16 03 16 21 女主人公(信頼以上)敵邂逅:「ここで散るか。では、さよならだ」 - 名無しさん 2011-04-17 17 01 26 大坂夏の陣にて敵邂逅:くのいち、甲斐姫・・・追加しました。 - 名無しさん 2011-04-17 17 15 28 苦戦:窮地か、退屈せずにすみそうだ - 名無しさん 2011-04-19 20 33 48 ギン千代への救援感謝:お前が俺にかまうとは珍しい - 名無しさん 2011-04-19 20 35 05 男主人公親密と邂逅 お前が決めた運命だ。もう終わりでもな - 名無しさん 2011-04-24 22 42 14 忠勝への撃破賞賛:東国一の槍、古今無双の頂に達せり - 名無しさん 2011-04-28 22 29 37 東西決戦(西軍)で甲斐姫と邂逅:甲斐姫「あーあー、何を言っても無駄です!もう騙されません。もうぽーっとしません!」宗茂「何で怒ってるのか、わからないが…可愛い顔が台無しだ。さ、笑って」甲斐姫「ああ〜、もう騙されてもいい…」 - 名無しさん 2011-05-28 19 25 25 東西決戦(西軍)で幸村と邂逅:幸村「宗茂殿との戦、心待ちにしておりました!いざ、尋常に勝負!」宗茂「まっすぐで素直ないい将だ。君がこちらにいれば、ずいぶん楽できたのに」 - 名無しさん 2011-05-28 19 36 13 東西決戦(西軍)で政宗と邂逅:政宗「西国無双は、この独眼竜が討つ!」宗茂「餓鬼には重い役目だな。無双の意味、特別に教えてやろう」 - 名無しさん 2011-05-28 20 19 02 東西決戦(西軍)で稲姫と邂逅:稲姫「父上と並び称される名将・宗茂殿…。私が…勝てる相手なのでしょうか…」宗茂「人の可能性は無限だ…勝てるさ。…いつか」 - 名無しさん 2011-05-28 20 47 03 東西決戦(西軍)でくのいちと邂逅:くの「あんたが西国無双…もっとごつい人かと…」宗茂「意外か?だが、君を一瞬で倒す自信はある」くの「かっこいい顔して言いますねえ、旦那」 - 名無しさん 2011-05-28 21 04 40 東西決戦(西軍)で兼続と邂逅:兼続「おお、あなたは…名将・紹運殿の子にして、雷を斬ったと言われる道雪殿の養子の…」宗茂「宗茂だ。もう始めてもいいか?」 - 名無しさん 2011-05-28 21 21 30 対忠勝:背で語る優しさ、父を思い出す/対義弘:感謝する。が、優しい鬼は似合わないな/対清正:いい勘だ。和らいだ/対元就:俺の苦戦も見越していたのなら、悔しいな - ※すべて救援感謝 2011-07-17 10 17 18 全合戦出陣開放に必要な友好度は良好でOKでした - 名無しさん 2011-07-29 20 03 14 石田三成への撃破賞賛ですが普通の目下でした。 - 名無しさん 2012-08-28 22 37 51
https://w.atwiki.jp/ikiikigonbo/pages/77.html
編集コメント ◎ほぼ変質者。 最新コミックス2巻ウホッと発売中!! 吏毘堂 「ガイアが・・・」「おれを・・」 「ガイアが俺にもっと輝けと囁いている」・・・ミリオン出版から発行の月刊ファッション雑誌「MEN S KNUCKLE」2007年11月号より ひろ(24)の写真と共に掲載されたキャッチコピーから 0711-06.jpg (雑誌「men s nen-ne」) 「MEN S NON-NO」・・・集英社から発行の月刊メンズファッション雑誌から 枷井 「色を知る年齢か!」 ・・・板垣恵介の格闘漫画「バキ」第74話「唇」より 主人公・範馬刃牙と恋人である松本梢江の接吻を目撃した刃牙の父親・勇次郎が発したセリフから (店名「カジュアルアウトレット―SHOP―」「田西店」) カジュアルアウトレットSHOT太子店・・・兵庫県揖保郡太子町にあるアウトレットショップ (店の看板「安く買・・がアウトレットの基本だ!!」) 「激安アウトレット商品がズラリ!!同じ買うなら安いほうがいい!!良い物を安く買う!!これがアウトレットの基本だ!!」 ・・・上記店舗の看板より (店名「UNIQRON」) 「ユニクロ(UNIQLO)」・・・日本の大手衣料品生産販売店 「ユニクロン」・・・トランスフォーマーシリーズにて登場する惑星大の巨大な変形ロボットから 「シャウエッセーン」 シャウエッセン・・・日本ハムから製造販売の粗挽きウィンナーソーセージ 吏毘堂 「ポウ!!」 吏毘堂 「アーオッ」 (ムーンウォークする吏毘堂) ・・・「ポップ界の王」と称される世界的なミュージシャン、マイケル・ジャクソンより 楽曲中に彼がよく放ったフレーズと、彼の代名詞とも言えるムーンウォークから (クスクス笑う女子2人組) ・・・角川ゲームス運営の育成ゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」より 擬人化した軍艦(通称:艦娘)である暁型駆逐艦、雷(いかずち)と電(いなづま)から (一番右のサングラスをかけたチンピラ) ・・・板垣恵介の格闘漫画「バキ」第28話「デート」より 主人公・範馬刃牙らに絡んできたチンピラの1人から 編集コメント ◎逆ナン成功!!チンピラにはモテモテだぜ!!次号、合唱祭で生き生きしない!!
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/56686.html
この話で果たして株が上がった人物はいるのだろうか…… -- 名無しさん (2014-07-29 19 09 07) ジャックは上がっただろッッッッッッ -- 名無しさん (2014-07-29 19 27 58) 直後に急速落下したけどな。まあこいつは結局長い長い末のかませだったのがなぁw -- 名無しさん (2014-07-29 19 41 32) 挫折を知らぬリッチで天才肌の若造が敗北と失恋を通して男として一皮剥ける。ほろ苦い、いい話じゃないか。 -- 名無しさん (2014-07-29 19 45 01) そっかぁ、ボクシングって地面を蹴るスポーツなんだ…大体の格闘技がそうだよw -- 名無しさん (2014-07-29 20 03 08) ジャックもすんなり倒すべきだったわ それで最強のJrを刃牙が倒す事で刃牙の強さが更に引き立った -- 名無しさん (2014-07-29 21 55 45) あのただただサンドバックを無心で叩き続けて再起するって展開はいいなと思ったが……なんで瞬殺なんや -- 名無しさん (2014-07-29 22 16 47) 段々傷が増えてきた。もう見る影もない、の流れに吹いたwww -- 名無しさん (2014-07-29 23 09 19) なんでコイツは急に弱体化したのか・・・ 当時、何か事情が? -- 名無しさん (2014-07-30 00 50 02) 手元にマンガが無いから断言できないけどデイヴはヴァンダレイ・シウバにそっくりだった覚えがある -- 名無しさん (2014-07-30 03 55 07) 対戦表の「魔法滅土」には笑ったww -- 名無しさん (2014-07-31 02 02 38) ↑2 シウバが漫画好きってことで作者と対談かなんかしてた時期じゃなかったっけ。親父さんの方のアライに『絶対王者』って呼ばれてたしモデルは間違いなくシウバ。 -- 名無しさん (2014-07-31 06 09 57) アイアン・マイケルの扱いがあんまり良く無かった事に作者自身気付き、最強のボクシングキャラを出したのかな?技術的な事はともかく、渋川や独歩や親父には、闘技に懸ける精神性で敗北。「アイアンが最大トーナメントで不良に負けたのは弱いからじゃなくて、命懸けた闘技者とスポーツ選手の違いを描きたかった」と言う考えを引きずってこの人が登場したのかね。 -- 名無しさん (2014-07-31 07 13 12) ↑それで素人に毛が生えた三人にアイアンボコらせたら意味ない気が -- 名無しさん (2014-07-31 11 37 01) ↑それもあって「ボクシングが弱いって言ってんじゃないよ~」的な言い訳として生まれたキャラかも、て。 -- 名無しさん (2014-07-31 13 03 22) つまりツンデレチャイナのボクシング編のお陰でお役御免ということですねわかります -- 名無しさん (2014-07-31 16 34 35) ↑実際、スモーキンジョーの方が強いんじゃないだろうか。 -- 名無しさん (2014-07-31 18 22 26) こないだボクシング編は一コマで終わってたね -- 名無しさん (2015-02-20 07 21 21) 本部も復活したしアライJr.にも名誉挽回のチャンスを -- 名無しさん (2015-03-03 22 29 08) 渋川や独歩がボコった事で試合の最中にアライ流が完成しバキを大苦戦させればこれまでの連敗にも意味があったのに瞬殺させちゃったもんだからただの弱いものいじめになりかませの役割すら果たせなくなった -- 名無しさん (2015-07-22 21 05 51) 完成する方向を間違えてただけなんだよ だからアライ父は冷や汗かいて青い顔してた -- 名無しさん (2015-08-08 08 11 43) 天才ながら似たような道を歩んできた愚地克己みたいに母親2人いれば変わったかもね -- 名無しさん (2015-09-30 18 43 27) スゴイね、人体(はぁと -- 名無しさん (2015-10-24 10 15 17) もしかすると、本部が地下闘技場で武蔵と戦う為に控え室から出たとたんにコイツが本部をジャブでダウン。そのまま武蔵VSアライJr.なんて展開になったら立ち読みだろうが、爆笑するぞ -- 名無しさん (2015-12-18 02 27 38) 元ネタとなった人物の訃報に接したため、追悼でコメント。作者も彼のことを少しは思い出してあげてくれたらいいんですが…。 -- 名無しさん (2016-06-05 12 06 53) 訃報はJrじゃなくて親父なんですがそれは -- 名無しさん (2016-06-05 12 08 38) 空港で拘束されちゃったよ 強さに反応するセンサーは無いけど名前に反応するセンサーはあったようだ -- 名無しさん (2017-02-26 00 20 37) アライJr、ピクル、武蔵・・・強そうな奴らの末路はいつも同じだ -- 名無しさん (2018-03-21 11 26 38) とりあえずジャックはかっこよかった -- 名無しさん (2018-05-26 07 52 20) 柴千春以下みたいな散々な言い方されてて流石に可哀想 -- 名無しさん (2018-05-26 09 26 40) 柴千春はまだ刃牙に精神を見習わせたからね、しょうがないね -- 名無しさん (2018-06-10 08 45 42) ヘッドロックではなくチョークスリーパーではなかろうか? -- 名無し (2018-06-19 06 12 04) アライジュニアは普通に強いし優しい奴だったんだけどなぁ、刃牙に瞬殺され、戦いの覚悟のなさすら言及される始末。 -- 名無しさん (2018-08-30 13 28 12) 近年のジャックですらここまでひどい扱いは受けていないと思う -- 名無しさん (2019-08-24 18 58 14) 勝ち負けこそあれ親の七光りではなかったと思うぞ。まあ鍛錬に存分に打ち込める環境は豊かな家庭あってのもの、って前提条件は確かにあるが -- 名無しさん (2020-03-06 16 42 05) 上のぐだぐだ展開、アニメでも律儀にやるつもりなのかな。だとしたら控えめに言って正気か? -- 名無しさん (2020-05-23 00 36 21) ↑やりました。残念ながら原作完全再現で。 -- おけん (2020-06-09 01 37 02) せめて刃牙とそこそこいい勝負させてやれよと思ったけど、いよいよ勇次郎に挑むって頃合いであそこまで土つけられたボクサー相手に接戦してるようじゃダメか。 -- 名無しさん (2020-06-09 22 15 11) アニメで改めて見るとテンポがいいからかスゴイね人体♡までは天才が挫折を味わって再起する王道な感じだったけどなんで!最後の最後で!瞬殺なんだよッッッ!!! -- 名無しさん (2020-06-11 16 38 50) アニメで見直すと割と最後以外はアライの成長物語として成立してるのがなんとも・・・ -- 名無しさん (2020-06-18 01 25 51) 敗北による大泣き含めて若者の物語ともとれるけど、肝心のその先が描かれないからなぁ -- 名無しさん (2020-06-19 12 40 49) いい加減ジャックとアライjrを救済してほしい。 -- 名無しさん (2020-07-05 12 16 19) サンドバック叩くだけであの大ダメージから復調した謎の回復力は凄いと思うわ -- 名無しさん (2020-07-06 00 48 08) アライjr今見返すとただの被害者で草。扱いが酷いキャラは多くともここまで惨めなキャラは知らない -- 名無しさん (2020-09-23 17 50 12) まあスピードと火力は凄いから逆にこっちがワンパンされてたかもしれないはあながちなのか…? -- 名無しさん (2020-09-23 17 56 42) 一応『バキ』のラスボスってことになるのかな? -- 名無しさん (2020-10-14 06 58 31) そもそもバキって2部以降は部分けする意義があまりないからな… -- 名無しさん (2020-10-14 08 42 55) 五連敗って言うけど実力で負けたのはジャックと刃牙だけだし。まだまだ若いんだから伸び代はあると思う -- 名無しさん (2020-10-16 06 39 51) 思えばこいつが後のピクル、武蔵といった一人のボスに既存キャラがかませ犬にされる形式の元祖なのかな -- 名無しさん (2020-11-19 10 14 58) 柳・独歩・ジャックに圧勝した後バキに瞬殺されるなら役割持てたけど、バキに負ける前に普通に負けてるから『バキは今までと違うステージにいる』のを強調することもできず意味の無いキャラになった印象。 -- 名無しさん (2020-12-01 14 56 17) アライJr.編はオチが物語の流れとしても不要だから -- 名無しさん (2020-12-07 11 37 26) 普通に表の格闘技なら無双できるだけの実力は有るからもう最強目指すのは辞めてボクシングに専念した方が良いと思う。さすがにマイケルやボルトよりは実力は上だろうし。父親の知名度も加味すればボクシングで成功するのは簡単だろう -- 名無しさん (2021-04-16 16 25 46) 最近、アライJrの扱いが悪くなったのは先生が貰ったモハメド・アリのサインが偽物と知ったからとかなんとか聞くようになったけどマジなの? -- 名無しさん (2021-04-17 11 13 37) Jrが最後までスポーツマン的精神から抜け出せない軟弱野郎で終わってしまったことに無理やり理由を付けるなら、作者はアライ父(尊敬するモハメド・アリ)の偉大な精神性は、たとえ血の繋がりがあっても受け継がれるものでは無いということを描きたくて、息子であるJrを犠牲にしたのではなかろうか? -- 名無しさん (2021-04-23 20 08 34) 親父の「人が人を叩くという行為に年齢は関係ない それが父と息子ならなおさらだ」は板垣節でちょっと笑える -- 名無しさん (2021-04-27 22 27 37) ↑リベンジ精神という意味で -- 名無しさん (2021-04-27 22 31 33) 2部時点では上位なんだろうけど -- 名無しさん (2021-05-23 13 27 41) ↑失敗 結局ピクルにワンパンされたりゲバルに決闘依頼したりカマキリと修行する前のバキにかすり傷一つつけられないレベルだから もう上位に入れるレベルじゃないと思う -- 名無しさん (2021-05-23 13 33 08) 活躍させるには彼も異世界転生するしかないな。後オリバも -- 名無しさん (2021-09-06 21 09 00) アライJr編の展開ってまんま刃牙の幼年編をなぞった流れで、刃牙を幼年編の勇次郎の立ち位置に置くことで刃牙が勇次郎の領域にまで達した事を表現してるんだと今更ながら気づいた -- 名無しさん (2021-10-30 11 35 51) Jrより全盛期のアイアンマイケル(シャドー)の方が刃牙を苦戦させてるから、ボクサー歴代最強ですらないところが微妙感に拍車をかける -- 名無しさん (2021-12-03 23 10 19) 登場人物達がいかに常人とは違う精神面を持って戦闘に挑んでいるのかを浮かび上がらせる為のキャラだったのかな… -- 名無しさん (2022-05-19 08 57 09) 上2 マイケルもボクシングなら手こずったけど蹴りで瞬殺してるからそうでもないんじゃね -- 名無しさん (2022-05-19 09 05 07) 最後バキに負ける前に誰かに一回勝ってれば、これこそ本調子で強くなったって事で独歩とかが推すのもわかるような展開になったと思うんだが、それはそれでその時負けたやつがジュニアにすら負けたやつ扱いされるか… -- 名無しさん (2022-05-19 10 03 47) パンチは地面を蹴り込んで反動で打つってこと普通にわかるでしょ -- 名無しさん (2023-05-26 11 01 06) せめて烈海王ボクシング編でとんでもない量の基礎トレを積んでロープアドープを極めたスタイルとかで再登場して勝つまではないにしても烈海王を苦しめる程度の名誉回復は欲しかったところ -- 名無しさん (2023-06-24 00 00 59) フィジカルやセンスは恐らく父親を上回っていたんだろうけど、お坊ちゃん故にハングリー精神が無かったから弱かった…って事なんだろうなあ。 -- 名無しさん (2023-08-13 02 59 36) 報告にあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-12-06 18 44 15) ↑20 後の2人と比べると、我流ボクサー2世ではインパクトに欠けていたのがいけなかったんだろうか………まぁあっちはあっちで極端すぎたがw -- 名無しさん (2023-12-06 18 59 17) 刃牙らへんで再起を期待 -- 名無しさん (2024-04-27 15 49 18) 途中でボクシングを進化させた拳法に飽きたのか、扱いが目に見えて悪くなった。 -- 名無しさん (2024-04-27 17 00 29) コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2024-07-10 10 18 45) コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2024-07-22 09 49 45 正直、アライJrのバトルってアゴコツンでおしまいだから、パターンにハマりきってるし漫画的にも全然面白くなかったのも確かなんだよなぁ… -- (名無しさん) 2024-07-22 12 19 40 パパから本物の覚悟を教えてもらって地下の世界で戦うか、ボルトのようにボクシング世界で活躍するか選んだ方がいいかも。 -- (名無しさん) 2024-07-22 12 23 28
https://w.atwiki.jp/tarupa/pages/24.html
タルパとの出会いの形 タルパライフはもちろん、タルパと出会うところから始まります。 これを読んでいる方々は既にタルパと出会ったか、もしくはこれからタルパと生活を始めようと思っている方々だと思います。 タルパライフの始まり、つまりはタルパとの出会いというのは実はとても様々な形があり、全てを一定のパターンに当てはめることは出来ません。 またその形によって、それぞれ違った注意点があります。 まずはここにタルパとの出会いの形を大まかに区分したものを載せますが、これは現時点で多数の報告が見られるものを便宜的に区分したものに過ぎません。より便利な区分が無いとは限らないため、このwikiでは皆さんの報告を頼りとして改善していくことを目指しています。 【創造型】 どこかでタルパというものを知り、Wiki等でタルパの作り方を調べ、タルパと暮らそうと心に決めたあなたが、これから努力してタルパを作っていこうとしているなら、その出会いは創造型です。 数多のタルパ達の中で最も多くの割合を占めていると思われます。 【邂逅(かいこう)型】 あなたが精神的な(肉体を持たない)存在と夢の中や幽体離脱した後の世界、ダイブ世界や、はてはこの現実世界等で出会い、その存在がタルパとしてあなたと共に生活するようになったのならば、その出会いは邂逅型です。 邂逅とはつまり「めぐりあうこと」です。偶然の出会いとも言えるでしょう。 創造型とは違い自分の理想に近いとは限りません。邂逅型の出会いで良きパートナーとめぐりあえたら、それはとても素敵なことでしょうね。 邂逅型の中には、主の持つ内なる「イメージ」を使って現れる者も要る模様である。 【生誕型】 人間とタルパ、もしくはタルパとタルパの間に、性交等の行為により子供ができる場合があります。それが生誕型の出会いです。 創造とも邂逅とも違ったこの出会いは、少なからず祝福を受けるべき未来ある出会いといえるでしょう。 もちろん、子供を作りたくない場合は避妊はしっかりと意識してください。 【その他の出会い】 イマジナリーフレンドなどの元々タルパではなかった者や、先祖の守護霊などの霊的存在をタルパ化したという報告がしばしば見られます。これらもタルパとして接する以上はここに書かれている注意点に気をつけるべきだと言えるでしょう。 「発生型」という区分が提案されています。邂逅型がタルパーの技術によって出会うのに対して、発生型はタルパ自らが言わば目覚めたような出会い方をするとされています。 ただしこの区分については今のところ報告が全く見られません。チラシの裏などでの報告をお待ちしています。 (2019年6月追記) では、先に述べたそれぞれの注意点を見ていくことにしましょう。 出会いの形と注意点 上記のように、タルパとの出会いには様々な形があります。 また、出会いの形ごとにそれぞれ違った注意点があります。ここにそれを記していきます。 【創造型】 ゼロから始めるわけですから、諦めないことがまず第一です。 まだオート化していないタルパは諦められ、忘れられてしまえばそれまでです。ゼロに戻ってしまうと言われています。 逆に諦めることなく続けていれば、誰でもいつかオート化に漕ぎつけることができるでしょう。 また、捨てるくらいなら初めから作らない方が良い、という意見もあります。 タルパというのは基本的に一生『者』です、作り始める際、設定等は慎重に定めるのが好ましいでしょう。 創造型に関しては、努力を怠るのは禁物です。努力のしかたについては、このwikiの中でそれぞれの項目ごとに述べられていきます(予定)。 【邂逅(かいこう)型】 まず心に留めておかなくてはならないのが、自分が邂逅したのがどのような存在か見極めることの重要性です。 往々にして、邂逅型に関しては雑霊などに騙されかねないので注意すべき、ということがタルパスレ等で言われてきました。 幽霊が存在するか否かは別としても、彷徨うタルパのような存在に悪意が無いとは限りません。 共に生活する以上、注意するにこしたことはありませんね。 邂逅型のタルパに関するハプニング、あるいはアクシデントとも呼べるものがあるのもまた事実なのです。 【生誕型】 他にはない顕著な注意点として、教育が挙げられます。 タルパの子供も当然ながら教育は必要です。どのように育つかは親と環境しだいです。 もしも子供ができた際には、あなたなりにしっかりと育ててあげてください。 タルパが出産する、という事例が初めてできたのは実はわりと最近のことで、2010年5月5日と思われます。 そのため未だ「タルパの子供がグレた」等の報告はありませんが、教育しだいでそうなり得るのはほぼ間違いないでしょう。 また子供にはどんな危険があるかわかりません、くれぐれも注意してください。 【その他】 これについて注意点を全て述べきるのは非常に難しいと言えます。 ただ、共通の注意点…というより留意点としては、稀な事例が多い為他人に頼りづらい、ということが言えます。 タルパ、というカテゴリ自体がそもそも少数派ですが、そのなかで更にマイノリティとなると、 相談できる人が限られてくるのも致し方のないことです。 しかし逆に言えばそこは未知の世界です、そこを楽しめる度量を備えれば、 きっと幸せなタルパライフを送ることができるでしょう。
https://w.atwiki.jp/musouchronicle_3ds/pages/158.html
コメント投稿ページヘ戻る 慶次への賞賛:さすがは慶次…天衣無縫の雲よ! - 名無しさん 2011-04-03 21 34 58 親密女主人公への救援感謝:ここは死地ぞ!危ないゆえ下がっておれ! - 名無しさん 2011-04-06 00 39 13 小田原討伐にて、立花宗茂への接近時:政宗「サルめ…今はこの天下、譲っておいてやるわ」 宗茂「餓鬼だな…若いんだ、天下の先を見ろ」 政宗「なんじゃ、貴様は…」 政宗「ふん…天下の先の、未来か…」 - 名無しさん 2011-04-20 20 39 40 甲斐姫と邂逅(大坂冬):政宗「関東の小娘、漢らしい戦いぶりよのう」甲斐「奥州の小僧、少しはデカくなったみたいね」 - 名無しさん 2011-04-23 11 05 27 甲斐姫と邂逅(大坂夏):甲斐「あんた、新しい天下、創りなさいよ。二度と戦乱が起こらないような平和な世を」政宗「殊勝なことを言う…貴様らしゅうないわ!」「この戦、ひっくり返して新たな世を創る。自分ならできる…それぐらい言ってみよ!」甲斐「…お館様を思い出しちゃったじゃない。この戦、ゼッタイ負けない!」 - 名無しさん 2011-04-23 11 16 02 くのいちと邂逅(大坂夏):政宗「幸村の影よ。幸村が死ねば、貴様は消えるのか?」くの「幸村様は死なない、死なせない!だから、あたしも消えない!」政宗「その意気よ、さあ、存分に参るがいい」 - 名無しさん 2011-04-23 11 20 07 女主人公(信頼以上)と邂逅:わしは貴様のことが…。いや、ここは戦場、戯言は無用よ - 名無しさん 2011-04-23 11 37 47 長谷堂東軍、甲斐姫と邂逅:伊達「どけい!凶暴女などに興味はないわ!」甲斐「ああ?可愛い乙女に何言ってくれとんじゃボケェ!」「…って、やだ、あたしったら。つい、取り乱しちゃった」 - 名無しさん 2011-04-24 15 07 19 長谷堂東軍、くのいちと邂逅:伊達「どけい!忍びなどに用はないわ!」くのいち「あれ…今、忍び馬鹿にした?ちょっと腹立った…死んでくれる?」 - 名無しさん 2011-04-24 15 10 09 東西無双決戦(東軍)誾千代と邂逅:政宗「貴様は宗茂の…!奴の物言い、何とかならんのか!」誾千代「奴は誰にも縛られない…。私が何を言っても無駄だろう」政宗「あの軽口を聞き続けろと言うのか?もう、うんざりよ!」誾千代「待て、うんざりしてるのは私のほうだ。貴様の何倍も聞かされているのだぞ?」 - 名無しさん 2011-04-24 16 56 22 東西無双決戦(東軍)島津と邂逅:島津「場違いな餓鬼が。早々に去ね」政宗「真の器も見抜けぬ老いた鬼が。せいぜい吼えい!」 - 名無しさん 2011-04-24 16 57 36 東西決戦(東軍)にて宗茂と邂逅:政宗「西国無双は、この独眼竜が討つ!」宗茂「餓鬼には重い役目だな。無双の意味、特別に教えてやろう」 - 名無しさん 2011-04-24 17 55 59 東西決戦(東軍)にて元親と邂逅:元親「お前からは時代に抗う凄絶な魂を感じる…」政宗「わしは時代に抗わぬ。時代を創り出すのじゃ!」元親「上等!」 - 名無しさん 2011-04-24 18 02 12 幸村を賞賛:真田の信念、しかと見たぞ! - 名無しさん 2011-04-24 23 24 15 東西決戦・清正と邂逅:清正「竜は今、雌伏の時か?」政宗「何を申しておるのか、よくわからぬな」清正「もし豊臣の家に襲い掛かってきたら、その牙ごと、狩ってやる」 - 名無しさん 2011-04-25 01 02 03 イベント「魔王と竜」は、「志語られる未来」「独眼竜ついに飛翔す」を観ていなくても発生。最後に観たモノがFINAL ACTになります。 - 名無しさん 2011-05-01 23 08 09 長谷堂の戦い(東軍)にて綾御前と邂逅 綾御前「竜を名乗るあなたが、狸の下風に立つとは」政宗「黙れい!わしは狸を踏み台に、天に昇るのよ!」綾御前「踏み台がなくば飛べませぬか?格下の竜は不自由が多いこと」 - 名無しさん 2011-05-02 22 27 44 兼続賞賛 それが義の力か…少しは認めてやるわ - 名無しさん 2011-05-03 02 30 16 ユニーク武器の取り方 - 名無しさん 2011-05-04 12 29 55 目上への赤ゾーン警告:下がられよ。御首に敵が群がりますぞ - 名無しさん 2011-05-09 04 49 35 大坂冬の陣(徳川軍)味方接近時:兼続「豊臣方に勝ち目はない…。だが、幸村は己の義に従い、豊臣についた」兼続「それに引き換え私は…私は…」政宗「幸村はもののふとして死を選び、貴様は未来を創るために生を選んだ」政宗「目を伏せるな、兼続。戦国最後のもののふの戦、しかと見据えい!」 - 名無しさん 2011-05-09 22 27 39 兼続との味方邂逅です - 名無しさん 2011-05-09 22 31 08 政宗かっこよくない? - 名無しさん 2014-04-06 11 01 10 大坂夏の陣(徳川軍)幸村と邂逅:政宗「来い、幸村!意地も誇りも…すべて受け止めてやるわ!」幸村「政宗殿…あなたが相手でよかった…いざ!」政宗「すべて受け止めた上で、わしが勝つ!」 - 名無しさん 2011-05-25 01 03 41 大坂夏の陣(徳川軍)以外でも見た記憶があるので、通常の敵邂逅として処理しておきました。 - 名無しさん 2011-05-25 10 32 28 目下称賛→「なかなかの勇士よ!褒めてつかわす!」で、「フン、わしも遅れは取らんぞ!」は男主人公(信頼↑)への台詞でした。 - 名無しさん 2011-06-06 20 33 37 イベント魔王と竜は姉川の後でもみれました - 名無しさん 2011-06-12 13 30 08 救援に対する感謝 対兼続「べっ、別に恩義になど思わぬからな兼続!」 - 名無しさん 2011-07-02 21 38 25 男主人公(信頼以上)への救援感謝:馬鹿め!礼は敵を蹴散らした後じゃ! - 名無しさん 2011-07-12 18 32 45 対幸村:幸村!新しき時代も共に支えてくれ!/対慶次:竜は雲を得た!もう怖いものはないわ!/対孫市:よう来た!共に撃ち抜いてくれようぞ! - ※すべて救援感謝 2011-07-17 10 59 35 イベント「正々堂々」長谷堂の戦い西軍でも確認しました - 名無しさん 2012-05-30 01 56 33 コメント有り難うございます。ページ反映させました。 - 名無しさん 2012-06-01 19 57 50 長谷堂の戦いは、片倉小十郎が強いですよ。 - 家康 2012-06-19 17 14 59 いきなりですが、ゲーム系のサイトでキャラ名をHNに使用するのは一般的にNGです。攻略情報やセリフ情報にキャラ名を書き込むこともあり、パッと見紛らわしくなるのでやめた方がいいです。 - 名無しさん 2012-06-19 17 31 05 伊達政宗使いやすい - 名無しさん 2012-06-21 13 51 14 家康のコメントもそうですが、どういう理由で使いやすいのか書いて貰わないと、情報にはなりません。(単に使いやすい、だけでは個人の感想にしかならず、荒らしと間違われても仕方ないです。)囲まれると辛く、狙撃を発動させてC5という使い方を主としている者からすれば、乱戦時の対応など書いて貰えると有り難いです。 - 名無しさん 2012-06-21 13 57 04 政宗かっこよくない? - 名無しさん 2014-04-06 11 01 39 条件揃えたのにユニーク武器がとれない - 名無しさん 2014-04-26 15 45 16 小ネタだけど、政宗は他の武将よりも少し身長が小さめに設定されているから、ダメージ判定のある馬防柵に向かって走っていっても棘がある高さまで身長がないからダメージを食らわないです。小さいところもかわいいね - 名無しさん (2019-07-19 00 26 23)
https://w.atwiki.jp/papayaga0226/pages/182.html
朝まで降り続いていた雨がやんだ。 雨上がりの外は気持ちがいい。 見上げれば、ほんの少し白を混ぜた水色の空。 耳に届く、足下の水音。 肌に感じるは、ひやりと頬を撫でる風。 そんな穏やかな空気を想像しながら、さゆみは大教室で二時限目の開始を待っていた。 この科目はなかなかの人気科目で、空席はもうほとんど見られない。 あるとすれば、最前列に数席、四列目に一席、そしてさゆみの隣の席くらいか。 このまま誰も来なければ、席を二つ使えるけど。 そんな事を考えていた矢先、さゆみは後ろから声をかけられた。 「すみません。隣、空いてますか・・・?」 か細い、女の声。 さゆみは振り返って声の主と目を合わせる。 肩より長く伸びた茶色い髪。ふっくらした輪郭。まっすぐに向けられる大きな瞳。 たまに「フグっぽい」などと称されるさゆみだったが、この女からは「金魚みたい」という印象を受けた。 「あ!はい、どうぞ!」 荷物を自分の方に寄せる。 多少狭苦しくなるが仕方ない。さすがに90分も立たせっ放しでいさせるのはかわいそうだ。 「ありがとうございます。・・・ここって、LOVE論の教室ですよね?」 「はい。LOVE論です」 よかった、と彼女が柔らかく笑う。 さゆみは彼女から受ける印象に、ふんわりとした物腰を追加した。 「短期留学?」 「正確には、超がつきます」 二限を終え、昼時の構内を二人で歩く。 行き先は、学生食堂。 「私の通う大学には、一年に一週間限定なんですけど、提携先の大学の講義を受けられる制度が あるんですよ。十五科目とれば三単位もらえるのかな。うちの大学にも他大学の人が結構来てますよ」 「へー・・・初めて聞いた。そっか、だから学食の場所知らなかったんですね」 「すみません。わざわざ案内してもらっちゃって」 「気にしないで下さい。私も行こうと思ってましたから」 LOVE論が終わった直後、彼女が学食はどこかと聞いてきた。 説明するより連れていくほうが早い。ちょうどさゆみもそこへ向かうつもりだったし。 それにしても、梅雨も明けようというこの時期に妙なことを聞くとは思ったが、まさか外部の人間だったとは。 「・・・あれ?」 彼女が突然足を止める。 その瞬間、さゆみはある事実に気付いた。 お互い、まだ自己紹介が済んでいない。 「どうかしました?」 「今、なんか変な音しませんでした?なんだろ、こう・・・ズザザーって・・・」 あっちの方から、と彼女が指差した先には新設中の8階建ての棟があった。 この夏のオープンキャンパスの目玉だそうで、外壁の塗装を残してほぼ完成の域に達している。 無理に作業を進める必要がないのか、昼食時になると周囲には人影が見当たらなくなるのだった。 そのため、今も人の気配は感じられない。 「き、気のせいじゃ・・・」 「違う。・・・もしかしたら・・・!」 立ち止まっていた彼女がいきなり走り出した。 置いていかれるのが嫌で、さゆみも彼女を追いかける。 そこで、息を切らしながらの新発見。 彼女は、さゆみよりずっと足が速い。 さゆみは思わず息を呑んだ。 紅い水たまり。つまり血だまり。 建物と通り道の死角に、作業着姿の男が頭から血を流して倒れていた。 雨粒で濡れた足場から滑り落ちたか。不幸にもヘルメットはつけていない。 「意識ありませんね」 男の顔色を見ながら淡々と彼女が呟く。 普通の女子大生らしからぬ反応だ。普通はもっと取り乱すものだと思っていた。 彼女、ただ者ではない。 そこまで考えて、さゆみは自嘲する。 そんな冷静な判断を下す余裕がある時点で、自分も“普通”ではないじゃないか、と。 「早く止血しないと」 彼女の呟きに、さゆみははっと我に返る。 止血なら自分の出番だ。 普通じゃないからできることがある。 「じゃあ私が応急処置しておきますから、誰か呼びに行ってもらっていいですか?」 「えっ?でも私、ここの勝手わからないですし・・・・・・って、応急処置できるんですか」 「・・・もちろん!私の家、代々医者の家系なんです」 嘘だよ。 でも、この場はそれを真実にするしかない。彼女にこの場にいられてはまずいから。 できることなら、他人が見ている前で能力は使いたくない。 恐れや蔑みの感情を向けられたくない。 けれど、彼女はここを離れる素振りをみせない。 さゆみは、倒れている男に目を向けた。 相変わらず意識はない。当然だ。この出血量なら。 事態は一刻を争う。 逡巡している時間なんてなかった。 元々ここの人間じゃない彼女に見られても、噂がそう周囲に広がることはないだろう。 さゆみは、自分を納得させながら倒れている男に近づいた。 「お願いします。これから見ること、誰にも言わないでください」 一応釘をさして、治癒開始。 さゆみは男の傷口に全神経を集中させた。 ピンクのオーラが辺りを包む。 その時初めて、彼女が動揺の色を見せた。 品切れの明太子スパゲッティの代わりに、ピザセットをとった。 しばらく食べていないうちにチーズが減量した気がする。 げに悲しきかな、原料価格高騰問題。 対照的に、目の前のオムライスがやたら大きく見えた。 「ん~!いいねぇ、ここのオムライス」 ああそうか。 彼女の幸せそうな顔が余計にこのガッカリ感を後押しするのだ。 彼女の頭上にお花が見える。 「何も言わないんですね」 「ふぇ?」 ある程度覚悟していたのに、彼女はさゆみの能力に関して何も触れてこなかった。 嫌悪の態度も好奇の視線も見せることなく。 今、彼女の興味はオムライスにしか向いていない。 はっきり言って拍子抜けだ。 「何か言ってほしいの?」 「そういうわけじゃないですけど・・・」 言葉に詰まる。 どうも彼女のペースに巻き込まれているようだ。 彼女は、何事もなかったように食事を続ける。 「・・・何も感じなかったわけじゃないよ。ただちょっとびっくりしただけで」 「え?」 終わったと思った会話が再開される。 いや、彼女の中ではまだ続いていたのか。 食器を動かす手を休めて、彼女が言った。 「すごいよね。ああいう力を普通の人が知ったら、必要以上に怖がるか悪用を考えるか どっちかだと思う」 光のいたずらか、一瞬彼女の瞳から灯が消えた。 しかし、それは束の間。 「でもさ、だからって自分が“普通”じゃないなんて思うことないよ。なんていうのかな、 あれは一種の才能っていうか・・・なんだろ、スポーツが得意な人がプロの選手になったり 頭使うのが得意な人が学者さんになったりと同じで、その力をうまく使えればみんなが 喜んでくれるんじゃないかなー・・・と。ごめん、なんかお説教っぽくなっちゃった」 彼女はそう言って笑い、また皿の上に意識を戻した。 お説教なんかじゃ、ない。 かつてリーダーの愛にも似たような言葉をかけられ、さゆみはずいぶんと救われたことがある。 彼女の言葉により、さゆみは当時の感情を鮮明に思い出した。 ―――この人はこちらの胸のうちを全て見透かしている。 ―――なぜかいやな気はしない。 ―――むしろ、嬉しかった。 ―――この苦しみを理解して、自分の存在を受け入れてくれる人がいることが。 そろそろ昼休みが終わる。 彼女はすでに食事を終え、携帯電話に目を通していた。 かと思うと。 「ごちそうさまでした。さて。私もう行くね。今日は午前だけなんだ」 空の食器を持ち上げて、席を立つ。 一方、さゆみの皿にはまだジェラートが残っていた。 「じゃあまたね。これからもがんばって」 「あ、はい。気をつけて」 軽く手を振りながら去っていく彼女につられて、さゆみも手を振り返す。 彼女の後姿を見送りながら、さゆみはお互いに名前を名乗っていなかったことを思い出した。 しかし、悔やむ気持ちは湧いてこない。 それはきっと、「さよなら」ではなく「またね」だから。 彼女とはこれきりで終わりにはならない。またどこかで会える。 予感めいた確信が、確信めいた予感が、胸の中に広がった。 正門の外に見慣れた顔が二つ。 偶然通りがかったにしては話が出来過ぎている。 やはり、事態はおおごとのようだ。 「奇遇ですね。こんな所で何してるんです?お二人揃って」 二人は示し合わせたように怪訝そうな顔をする。 少し道化が過ぎたか。 心の中で密かに反省していると、二人のうちの一人、少年のような顔をした女が けだるそうに口を開いた。 「・・・迎えに来た。なんか知んねーけど緊急招集かかってんだよ。幹部級は全員来いとさ」 「あらま」 「ちょっとー!あんた知らなかったの?メール見てないわけ?」 もう一人のやたら声が高い女も続いた。 「こっちもいろいろありまして。実はメール見たのついさっきなんですよ」 「いろいろって何よ。適当なこと言ってんじゃないでしょーね」 自他問わず厳しいのは、この人の長所であり短所だ。 しつこい追及とその特徴的な声に遭って、思わず耳を塞ぎそうになる。 どこまでも相手を追い詰める粛清人という仕事は、この人の天職だと思った。 「そーいや敵の一人がここの大学通ってんじゃなかったっけ。ひょっとして交戦してたとか?」 傍観していた女が、思い出したように呟いた。 当たらずとも遠からず。 こっちの人は無自覚に鋭い時がある。 正面から堂々と責め立てるもう一人とで、案外いいコンビなのかもしれない。 「戦闘スキルのない私に交戦は無理ですよ。それに私、敵の顔あんまり覚えてないんで」 道重さゆみと遭遇したことは誰にも話すつもりがなかった。 「誰にも言わないでほしい」と言われたのもあるし、能力を使われるまで相手の正体に 気がつかなかったなんて白状したら、それこそ目の前の声が高い彼女に八つ裂きにされそうだ。 「敵の顔も覚えられないくらい忙しいんだったら、大学なんかやめちゃえば?ただでさえ うちは科学者が少ないんだから。そっちに集中しなさいよ」 棘々しい非難の物言いに、負けじと強い口調で反論した。 「外の世界を知ることも研究の役に立ちますよ。一応両立できてるんだから、そんなこと言われたくないです」 彼女はしかめっ面で何か言いたげにして、しかし何も言ってこなかった。 正攻法の戦いでは彼女に敵わないが、やり方を選べば対等以上に戦える自信がある。 このような論戦もその一つだ。 論戦。 その単語で、先程まで一緒にいた少女の顔が頭に浮かぶ。 彼女たちなら、味方に対する勝ち負けなど気にもしないはずだ。 味方はあくまで味方であって、戦いの対象にはなり得ないのだから。 なんだろう。無意味な苦笑が漏れた。 「話済んだ?もう行こう。あんまり遅くなると、上がうるさい」 結局、道重さゆみとは自己紹介をせずに別れた。 こちらは相手の名前がわかったので、それで満足してしまったのかもしれない。 悪かったと思うと同時に、これでよかったとも思う。 次に彼女と会う自分は先程までの自分とは違う人格なのだし、 名前を名乗ったところで意味がない。いたずらに彼女を混乱させるだけだ。 そう。 与しているものが違う限り、彼女と自分はきっとまたどこかで再会を果たす。 溶け合うことはないけれど 光と闇はいつだって隣り合わせ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29314.html
登録日:2014/07/28 (月) 00 23 41 更新日:2024/07/20 Sat 21 20 11 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 だったらイケるぜ! ガンダム キングギドラ グラップラー刃牙 ツッパリ バキ バキシリーズ ヤンキー 不良 凡人 名言の宝庫 大番狂わせ 度胸と根性 普通の肉体に鋼鉄の精神力 暴走族 柴千春 根性の擬人化 機動戦士ガンダム 特攻隊長 範馬刃牙 西村朋紘 鈴木達央 鋼メンタル タイマンなら絶対に敗けん! 暴走族の喧嘩見せたる 特攻隊長 柴千春だ!!! 柴千春(しば ちはる)とはバキシリーズに登場するキャラクターである。 CV 西村朋紘(2001年TVアニメ版)、鈴木達央(2018年TVアニメ版) 【人物】 身長185cm、体重72kg。 髪型は金髪のリーゼント、背中にはキングギドラ(*1)の刺青が彫られて居る。 基本的な服装は紫色の特攻服に腰にはサラシ、頭には捩じりハチマキに地下足袋。 上記の服装からも分かる様に暴走族「機動爆弾巌駄無(がんだむ)」の特攻隊長。 刺青やネーミングセンスもあってか案外そっち系なのかもしれない。 バキ世界のキャラクターの中では珍しく、贅肉こそ無いが筋肉質とは言えない体つき。 「鍛えるなど女々しい」と言う花山薫の人間像に憧れており、身体は体育の日からおおよそ一年間全く鍛えて居ない。 それどころか一切の格闘技の経験すらも無い。要するに肉体面はタダの体格の良いだけの一般人である。 ……が、不良として尋常じゃない精神力をその中に備えており、「心が折れない限り負けじゃない」を全力で体現した人物。 彼の子分をして「東京マラソンで当日まで何もしないが根性で優勝出来る」との評価を受けており、 暴走族同士の抗争中にナナハンぶちかまされようが、腕を折られようが、殴られて目ン玉飛び出そうが 全く心は折れず相手に立ち向かい地下トーナメント大会を大いに沸かせた。 花山より年上とされるが話す際は敬語を使う。まあマジモンのヤクザとタダの不良とじゃある意味仕方無いが。 【戦法】 実質不良としてのケンカ殺法が主であり、具体的な技と呼べる物は少ない。言ってしまうと『度胸と根性』だけ。 刃牙は「相手に急所を全力で叩き付けるのが柴千春流」と見立てている。そして堂々とパクり戦意をへし折った。 凶器攻撃 腕を固めていた石膏による殴打や砂による目潰し。 サラシデスマッチ アイアン・マイケルと対等に戦うべく使用した子分が言うには「負けなし」の戦法。互いの足首を一本のサラシで結び付けての戦い。 「まるであやとり」なサラシの扱いにマイケルの攻撃を封じながら有効打を浴びせた。 アッパーカット アッパーカットにゆくと見せかけて…… 事実―――― ゆくのはアッパーカットなんだよなァ…… 【活躍】 グラップラー刃牙 地下格闘トーナメントCブロック一回戦。 プロの柔術家で打撃対策もバッチリしてきた畑中公平と対決。 最初は素人丸出しの動きをして全く手も足も出せず左腕を折られ降参を勧められる……が、 部下の激励に合わせて「度胸と根性」で自分で自分の折られた腕をメチャメチャに破壊。 怯んだ所を顔面を頭蓋に叩き付けたのを皮切りに部下の応援と共に滅多打ちに。 相手よりずっとデカいダメージを負いながらも勝利した。 地下格闘トーナメントCブロック二回戦。 どう見てもマイクタイソンが元ネタのボクシングヘビー級チャンピオン、アイアン・マイケルと対決。 対決前に折った腕を固めていた石膏を頭突きで破壊、更にはその石膏による凶器攻撃を行う。 が、最初からマイケルは千春をタダの素人として甘く見ており、実際全然効いては居ない。 しかし攻撃を避けなかった事を良い事に砂による目潰しを行い、互いの足首にサラシを巻き付けるサラシデスマッチを敢行。 一言でもマイケルが指摘したら反則負けという際どい状況の中で攻撃を避けながら有効打を浴びせるが、 その気になったマイケルの呆気なく数発でダウンする。 が、 ……同じだ…… 750cc(ナナハン)ブチかまされた時と同じだ―― だ っ た ら イ ケ る ぜ ! ! ! 即座に反撃し頭突きでダウンを奪い返す。 そこで世界最後のベアナックルファイターチャンピオンジョン・L・サリバンのスタンド幻影の啓示を受けマイケルが本気に。 グラブを外したパンチで目ン玉飛び出るまでブン殴られる中、頭突きで右手を破壊する事に成功。 マイケルのセコンドからボクシングよろしくタオルが投入されたがガン無視されました。 その後「ブルックリンの喧嘩小僧代表」としてのマイケルを認め、「日本の喧嘩小僧」として挑む事を宣言、 足に巻き付けたサラシを切りボクシングヘビー級チャンピオンとノーガードの殴り合いを敢行。 鼻血と歯折れというバキ世界における敗北フラグを立て、 顔面がボコボコ通り越してグチャグチャになり行く様に部下からもあまりの惨状に静止を諭されるが、 ブッ倒すことは―――――― 無理かも知れねェッッ 無理かも知れねェが 世界へヴィ級チャンピオンを一回くらいッッ 兄貴ィ~~~ッッ おめェらの代表として――――― 1回くらいはッッッ び び ら せ て や る ! ! またしても顔面を全力で叩き付けて左手をも破壊し、セコンドの乱入による反則勝ちを収めた。 再び出て来たジョン・L・サリバンはセコンドの一喝に消えました。 花山薫からも不良の鑑として認められるのであった。 …が、尋常じゃない負傷から試合続行不可能を主催者のみっちゃん直々に告げられる。 当然の様に納得せず唯一残っていた上にみっちゃんが物凄く参加させたがっていたリザーバー、アレクサンダー・ガーレンに突っ掛かったが、 この頃はまだ威厳があったガーレンに投げられ身体ごと天井に突き刺さる。 それでも焦点の合ってない瞳でガーレンに向かうがジャックにより締め落とされ、退場。 地下格闘トーナメント編においては唯一無敗(刃牙はズールに一敗)という記録を残した。 刃牙の優勝時には姿を表し祝福している。 バキ 自分はこの喧嘩でなに一つ負い目はねぇッ その気負いッ その自負心こそが 拳に力を呼び 勝ち目を呼ぶんだッッ 最凶死刑囚の討伐には一切関与しない。した所で加藤の二の舞になるから仕方ないね。 フンドシのオバケがジャージのオバケとの対決中、 街中での喧嘩で双方ナイフを使おうとしていた若者達を上記の台詞で仲裁していた。どこぞの加藤も見習って欲しいものである。 そっちも石膏とか砂とかサラシとかマイケル戦で使ってたじゃんとか言わない。 範馬刃牙 紫のマントだった――――――と 黄色いタオルを額に巻いていた――――――と 銜えタバコだった――――――と そして―――――― 地下足袋(ニンジャブーツ)だった――――――と あれは忍者だった――――――と ※目撃者は外人でした 範馬刃牙さん なんにも言わず 喧嘩買ってください 花山薫直々にピクル戦を終え最高潮に性格が悪くなってた刃牙にけしかけられる。 「貴方弱いし俺には戦う理由要りますし貴方弱いし(意訳)」と何度も軽くあしらわれるが、度重なる強襲から刃牙をその気にさせる事に成功。 「アンタみたいに戦う」と分析された上で以前マイケル相手にやった様に顔面で腕と脚を破壊され精神が揺らぎ始める。 しかし「攻撃を避けない」事を逆手に目潰しをすると堂々と告げる…が、目潰し自体は極めて高等な技術が必要な技。 よって「俺から目を指に当てに行く」と刃牙が宣言、 その通り師匠から学んだ技「ゴキブリダッシュ」により指も折られ、今まで本当に唯一の取り柄だった戦意が折られ敗北した。 柴千春は噛ませになったのだ…… 師匠の凄さを読者に教える為の噛ませにな…… ちなみにこの少し前、花山も解説役デビューしている。 バキ外伝 疵面 狙撃された花山をGMの元へバイクで送り届けている。勿論ノーヘルで。 体育の日に運動してる花山に突っ込んで殴られたりもした。 刃牙道 花山に誘われ共に飲んでいる最中、欠伸が止まらない花山を退屈なら立ち去ると気遣う。 が、以前拳銃を向けられた時も同じく欠伸を浮かべた話を聞き、自分が退屈の種で無い事に涙するのであった。 「質問ッ 編集ッてなァなんだ?」 「押忍ッ 追記と修正ッス!!!」 「お~しその通りだ追記と修正なんてカンタンなもんよ 追記と修正してりゃいいんだからよ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] へヴィ級の拳浴びまくるって根性云々の前に致命傷いきそうだな -- 名無しさん (2014-07-28 00 44 09) アニメ観て気付いたがもしこのまま試合続行してたらジャックとぶつかる予定だったんだな。想像したら柴千春が血祭りにあげられる構図しか思い浮かばない…多分ジャックなら畑中戦でグシャグシャになった腕を噛み千切りにかかるだろうしな。 -- 名無しさん (2014-07-28 02 17 27) ちなみにチーム名の厳駄無うんぬんっていうのはアシにガノタがいるから。烈とドイルが呑んだ店がコロニー落としのネオンがきらめく『BAR ZEON』だったり、ドリアンがシャルル・アズナブールのシャンソンを歌ったり、意外とそれ関係の小ネタは多いw -- 名無しさん (2014-07-28 04 02 05) 目潰し云々のところは本気で意味不明だった。まあバキにはよくあることだけど。 -- 名無しさん (2014-07-28 09 31 47) こいつ族やめたら・・・あー花山組がひろってくれるかw -- 名無しさん (2014-07-28 18 18 36) 目ん玉を自ら叩きつけて敵の指を折った奴って漫画史上バキしかいないんじゃないか? -- 名無しさん (2014-07-29 17 00 51) 目で銃弾を受けて銃弾がひしゃげたアメコミヒーローはいたけどアレは人間じゃないしな -- 名無しさん (2014-07-29 17 38 11) 最大トーナメント編の「蹴った~~~~ッ!!素人丸出し~~~!」のところが最高に好き。 -- 名無しさん (2014-07-29 18 48 08) あのまま戦い続行してジャックと戦ったら頭を逆に砕かれるか、隻腕になる可能性あったな… -- 名無しさん (2014-07-29 21 39 23) 柴千春対マイケル戦が収録された単行本が刃牙シリーズとの初接触だったけど、キャラやトーナメントとかの設定とかわからんのに千春の迫力に圧倒されて最後まで読んだ思い出がある -- 名無しさん (2014-07-29 23 00 52) 千春の方が年上ってマジ? 18歳ぐらいかと思ってた… -- 名無しさん (2014-07-29 23 07 23) 何か、トーナメントの応援団で扇子振ってたヤツのインパクトも凄かった。後ろ姿だけだけど。「ちっはっるゥ!ちっはっるゥ!」 -- 名無しさん (2014-07-30 00 26 38) ちなみに逆目つぶし事件は柳田理科雄が「空想科学のツイッター」で検証してるw -- 名無しさん (2014-07-30 00 28 26) 暴走族の後に柴千春あり、柴千春の後に花山薫あり(うろ覚え)的なセリフ好き -- 名無しさん (2016-06-21 18 10 31) 実際やられてから作者が「あの時こう想定して受けておけばな・・・」って想像の集大成 -- 名無しさん (2017-02-02 19 20 50) ナナハンのくだりはボクサーのパンチやばすぎだろと思ったと同時にだったらイケるぜッ!でこいつも人間じゃねえと思ったな -- 名無しさん (2017-05-04 18 28 23) 殴り合いのところはいい(どう見ても千春のが10倍くらいダメージ食らってるし) けどマイケルの拳破壊は余計だったな -- 名無しさん (2017-07-27 10 56 57) 畑中とマイケルの耐久・反応には首をかしげるしかなかった -- 名無しさん (2017-09-03 13 04 24) 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2020-03-29 13 05 08) 花山より年上となるとハタチ以上だけど、喧嘩自慢だけが取り柄の体を鍛えない暴走族って普段何をしてるんだろ -- 名無しさん (2020-09-03 10 45 39) 後遺症という概念が全く無いバキ世界ならではの存在やね -- 名無しさん (2022-04-07 17 24 45) 結果的に思ったより善戦してたけどこいつを連れてきた黒服は何考えてたんだろうな -- 名無しさん (2023-01-02 12 27 13) 今月からスピンオフやるんだってよ……扇子振ってた奴の事もかいてくれるか? -- 名無しさん (2023-02-04 17 24 03) vsマイケルが賛否ありつつも受け入れられたのって最大トーナメント編ってのが大きい気がする。今こういう試合描いたら「無理あるだろ」って叩かれまくれそうな気もする -- 名無しさん (2023-09-18 23 54 15) 今書いても刃牙たちからしたら2人の力量差なんてどんぐりの背比べにかならんだろうし全く盛り上がらなそう -- 名無しさん (2023-09-19 00 34 20) 末堂加藤とならいい勝負になりそう。混沌蹴速となら・・・どうなんだろうな? -- 名無しさん (2023-09-19 01 18 42) (続き)・・・とか言ってたら、春成と書文があてがわれそうという・・・ -- 名無しさん (2023-10-03 16 09 03) 飲酒描写ばかりであんま飯食ってない&スピンオフだと言い掛かり含めて日々かなり喧嘩売られてるから一応鍛えてなくてもムキムキの補足はされてるんだろうか -- 名無しさん (2024-07-14 12 44 16) 「鍛えるなど女々しい」発言だけど、花山本人はそんな事言った覚えはただの一度もないんだよな。要するに千春含めた周りが誇大妄想してるだけ。でも千春はそのおかげで強くなれたのも確かなんだけどさ。 -- 名無しさん (2024-07-14 13 54 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mangaroyale/pages/385.html
範馬勇次郎 漫画『バキ』シリーズ全てを通じて最強のキャラクターであり、ラスボス的存在。 いわく「オーガ」、いわく「地上最強の生物」、いわく「ベアナックル・アーミー」。 武器を一切使わずに素手で白熊、象などの猛獣や、果ては軍隊までも相手にする戦闘狂である。 年齢は逆算して36歳~38歳(地下闘技場編~)(その後「バキ」でマホメド・アライとの過去のエピソードが「30年前」の出来事だと発覚して以降ややこしい事になっている)。 おそらく40~50歳前後と思われる。 強者を屠り去ること、丹念に鍛え上げられた強さを叩き潰すことを至上の喜びとしており、ほとんど趣味的に道場破りを行い、優秀なファイターを再起不能に追い込んでいる。 何者をも超える絶対的な力を求める反面、力無き者の希望となる偉人を尊敬するなど様々な側面を見せている。 劇中で強姦を少なくとも二回、殺人を二回行ったことが明示されており、現実世界では犯罪者となる。 しかし、作中世界に於ける地上最強の生物である彼を拘束できる権力は存在しないため(つまりは作中で言うアンチェインである)、無問責である。 主人公の範馬刃牙、そして彼の腹違いの兄、ジャック・ハンマーの父親(共にレイプで生ませた)。 息子である刃牙を自分が楽しむための「餌」と断言し、自分と戦うにふさわしい闘士に鍛える為に、ありとあらゆる試練を与える。 物語が進むにつれ、なにやら息子に甘くなっていくが(刃牙を美味い獲物と認識したためかもしれない) 初期の頃は正に外道というのがふさわしい程の鬼畜っぷりを見せていた。 一人称は『俺』、二人称は『アンタ』、『貴様』、『テメェ』など。 その強大さゆえ、瑣末な技術は小細工と退け、そのようなものは自分以外の全員で共有すればいいと断言しており、そのためか技を使うことは少ない。 ただ力任せにぶん殴るだけで、ありとあらゆる敵を粉砕する事が可能。 ただ見せ技程度ではあるが、独歩戦では琉球王家の秘伝・御殿手(うどんで)を披露したり、郭海皇戦で郭海皇が半生をかけて手に入れた消力(シャオリー)を駆使したりしている。 アニメ版の中の人は乃村健次。 戻る