約 45,017 件
https://w.atwiki.jp/english_anime/pages/257.html
移転先には多くのスクリプトがあります。
https://w.atwiki.jp/new2souennokanntai/pages/928.html
トップページ イベント攻略 [部分編集] 報酬 勝利回数 1 Hard ★5 西村祥治 VeryHard ★6 西村祥治 Extreme ★7 西村祥治 Inferno ダイヤモンド x250 [部分編集] Hardの編成 敵戦力:41797 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:昼・雨 敵構成 : 戦艦、戦艦、戦艦、重巡、戦艦、駆逐 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 深緋の城壁、金剛不動の構え x2、伝播する鋼の意志 x3、気鋭の勢砲、凌雲の天砲、霊峰の憤怒、流転無窮の砲火 技能 : 敵重巡戦技 : 武力超越の加護、不屈の心魂、極点狙う知恵 技能 : 敵駆逐戦技 : 界雷の加護、空蝉の雷撃、雷風の改新 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、雷撃上昇5、戦技発動上昇5 VeryHardの編成 敵戦力:139322 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:昼・雨 敵構成 : 戦艦、戦艦、戦艦、重巡、戦艦、駆逐 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 決心の出域、深緋の城壁、金剛不動の構え x3、伝播する鋼の意志 x3、気鋭の勢砲、凌雲の天砲、霊峰の憤怒、流転無窮の砲火 技能 : 敵重巡戦技 : 武力超越の加護、不屈の心魂、極点狙う知恵 技能 : 敵駆逐戦技 : 界雷の加護、空蝉の雷撃、雷風の改新 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、雷撃上昇5、戦技発動上昇5 Extremeの編成 敵戦力:199032 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:昼・雨 敵構成 : 戦艦、戦艦、戦艦、重巡、戦艦、駆逐 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 決心の出域、深緋の城壁、金剛不動の構え x3、伝播する鋼の意志 x3、気鋭の勢砲、凌雲の天砲、霊峰の憤怒、流転無窮の砲火、反砲に揺れる水面、忿怒の一撃 技能 : 敵重巡戦技 : 武力超越の加護、不屈の心魂、極点狙う知恵 技能 : 敵駆逐戦技 : 界雷の加護、空蝉の雷撃、雷風の改新 x2? 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、雷撃上昇5、戦技発動上昇5 Infernoの編成 敵戦力:218935 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:昼・雨 敵構成 : 戦艦、戦艦、戦艦、重巡、戦艦、駆逐 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 決心の出域、深緋の城壁、金剛不動の構え x3、伝播する鋼の意志 x3、気鋭の勢砲、凌雲の天砲、霊峰の憤怒、流転無窮の砲火、反砲に揺れる水面、忿怒の一撃 技能 : 敵重巡戦技 : 武力超越の加護、不屈の心魂、極点狙う知恵 技能 : 敵駆逐戦技 : 界雷の加護、空蝉の雷撃、雷風の改新 x2? 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、雷撃上昇5、戦技発動上昇5 ↓コメント等 名前 閲覧数 今日: - 昨日: - 合計: -
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/518.html
PREV:第3話 後編 NEXT: ストーリー 相変わらず強えーな【プレイヤー】! 切札勝太 いっ、いきなりのデュエマなのにここまで強いなんて…… ルピコ ……えっ、【プレイヤー】さん? ルピコ 成長した勝太さんとのデュエマは楽しかった……? ルピコ ま、待ってください!いま、勝太さんって言いました!?この方がですか!? ええっ!? ルピコ 何だ、ちゃんと覚えてんじゃん久しぶりだなー二人とも! 切札勝太 で、でも……勝太さんは最近、向こうの世界の空間の裂け目に飲まれて…… ルピコ え? それってオレが小学生の頃の話だろ? 切札勝太 小学生の頃……?い、一体どういうことですか!? ルピコ 確かあん時は……空間の裂け目の先でイズモに出会って…… 切札勝太 カツドンと一緒に闘うことになったんだ 切札勝太 それで……その後運が良かったのか、元の世界に戻れたんだよ 切札勝太 さっきまでいた場所と違う景色やな……今度はどこに……ん? カツドン あれ? ここって…… 切札勝太 何か見覚えがあんなー? カツドン あるも何も……オレん家の近くじゃねーか! 切札勝太 へ? ……ってことは地球に、地球に戻れたんやな!やったな勝太!! カツドン やったー!!これで……やっとカレーパンを買いに行けるぜ!! 切札勝太 元の世界に帰ってきて、最初に言うことがカレーパンかいな…… カツドン ほんま、勝太はどこに行っても変わらへ……ん…… カツドン いぇーい! 早速買いに……ってカツドン?どうしたんだよ? 切札勝太 ……ワイ、恋人のみぞれちゃんと宇宙船での旅の途中で別の世界にワープしたんや カツドン ? それがどうしたんだよ? 切札勝太 ……こっから、どうやって宇宙船に戻ればええんや? カツドン ……あっ 切札勝太 ……………… カツドン みぞれちゃーーーーーん!! カツドン ……ということがあって、カツドンは大急ぎで宇宙船を作って出ていったんだよ 切札勝太 そんなことがあったんですね…………それで、そこから勝太さんの世界では結構、時が経っていると ルピコ おう! でもそっちでは最近の出来事だったとはなー 切札勝太 まさか……勝太さんを心配しつつデュエマシティに戻ったら成長した勝太さんが居るとは…… ルピコ 勝舞さん、勝太さんと再会したら絶対びっくりしますね ルピコ ……あー、そういえば小学生の兄貴にまた会うって約束してたな 切札勝太 早く兄貴に顔見せないとなー 切札勝太 向こうの世界に旅をしているはずなので再会はまだ先になると思いますが ルピコ 勝舞さんも絶対に待ち望んでいると思います! ルピコ それにしても、元の世界にも戻れたようで本当に良かっ……た……? ルピコ ……あれ? そしたら何でまたデュエマシティに勝太さんが? ルピコ あっ! それがよーカレーパン買いに行った道中で…… 切札勝太 【プレイヤー】やルピコ達のこと思い出して懐かしんでたんだ 切札勝太 それでふと顔を上げたらこのデュエマシティに着いてたんだよ 切札勝太 えっ、えぇ……せっかく元の世界に戻れたのにまた迷い込んでしまったんですか…… ルピコ おう!どうやらそうみたいだな 切札勝太 ……意外と冷静ですね ルピコ まぁ……突然世紀末風味に荒れ果ててる土地に連れて行かれたり…… 切札勝太 いつの間にかオレの住む町にテーマパークが建ってたりすることもあったからなー 切札勝太 このぐらい……もう慣れっこだぜ! 切札勝太 そっ、そんなに不思議な出来事が…… ルピコ デュエマシティもたいがいですけど、勝太さんの世界もすごいですね…… ルピコ だろ?……まっ、そんなことは置いといて…… 切札勝太 これから、またよろしくな!ルピコ!【プレイヤー】! 切札勝太 PREV:第3話 後編 NEXT:
https://w.atwiki.jp/ps4borderbreak/pages/160.html
僚機 ハティ アラン ガロア兵 強襲兵装 支援兵装 遊撃兵装 主武器 スムレラ投射長銃・刻 ASG-スィーパーR レヴェラーMP20 副武器 41型強化手榴弾 ヘヴィマインS ジャンプマイン 補助装備 CE-クトネシリカ 対空索敵弾 ラーク偵察機 特別装備 SC-マルチウェイ リペアユニットγ 光学迷彩・試作型 頭部パーツ 輝星・空式 クーガーS型 ヘヴィガードⅠ型 胴部パーツ 腕部パーツ 脚部パーツ 機体ペイント ホワイト&ライム ダイバー ミディアムパープル 敵機 フェニエ兵 強襲兵装 ×2 重火力兵装 ×1 遊撃兵装 ×1 支援兵装 ×1 主武器 ヴォルペ突撃銃 ウィーゼル機関銃 マーゲイM40 ASG-スィーパー 副武器 40型軽量手榴弾 スクラムバスター 38式狙撃銃 補助装備 リヒトメッサー ラーク偵察機 対空索敵弾 特別装備 アサルトチャージャー エアバスターT10 シールド発生装置 リペアユニット 頭部パーツ ツェーブラA1 ケーファーB2 ツェーブラA2 胴部パーツ 腕部パーツ 脚部パーツ 機体ペイント タンジェリンオレンジ プラントA敵増援 フェニエ補給部隊兵 強襲兵装 ×2 支援兵装 主武器 ヴォルペ突撃銃C ネイルガンTF 副武器 38型手榴弾 補助装備 ロングスピア ND索敵センサー 特別装備 SC-マルチウェイ リペアユニット 頭部パーツ ツェーブラA1 ツェーブラA2 胴部パーツ 腕部パーツ 脚部パーツ 機体ペイント カーキ&オレンジ プラントC敵増援 フェニエ補給部隊兵 強襲兵装 遊撃兵装 支援兵装 主武器 M91サブマシンガン レヴェラーMP20 ネイルガン 副武器 MK3クラッカー バトルライフル 補助装備 リヒトメッサー ラーク偵察機 小型ND索敵センサー 特別装備 SC-マルチウェイ 光学迷彩・試作型 リペアショット 頭部パーツ ガルム67 胴部パーツ 腕部パーツ 脚部パーツ 機体ペイント Y.W.O.ストライプ プラントD敵増援 フェニエ補給部隊兵 重火力兵装1 重火力兵装2 主武器 ウィーゼル・ラピッド 双門機関砲 副武器 スクラムバスター スクラムバスターC 補助装備 特別装備 タウル重装砲 頭部パーツ ケーファーB4 ケーファーB5 胴部パーツ 腕部パーツ 脚部パーツ 機体ペイント ???ムスタング
https://w.atwiki.jp/new2souennokanntai/pages/1007.html
トップページ イベント攻略 [部分編集] 報酬 勝利回数 1 Hard 戦技強化優待券 x8 VeryHard ★7 パーツ改造キット極 x10 Extreme 改装コア x200 Inferno 錬成鋼-真選択券 x15 (参考)初回 + ... 勝利回数 1 Hard 5.5周年コイン x500 VeryHard 5.5周年コイン x1,000 Extreme 5.5周年コイン x1,500 Inferno 錬成鋼-真選択券 x20 [部分編集] Hardの編成 敵戦力:422051 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:朝・晴 敵構成 : 戦艦、戦艦、空母、空母、重巡、軽巡 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 天日ノ守護 x2、溟海の戦友 x2、伝播する鋼の意志 x2 技能 : 敵空母戦技 : 蒼天舞龍 x2、避け道断つ爆撃 x2、虚空ノ君主 x2?、 技能 : 爆撃機 150機 x2 敵重巡戦技 : 不滅の義軍、大波の覇者、武人の覇気 技能 : 敵軽巡戦技 : 轟く戦慄、不動の一睨、牽制抑圧閃光 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、対潜上昇5、戦技発動上昇5 VeryHardの編成 敵戦力:1406834 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:朝・晴 敵構成 : 戦艦、戦艦、空母、空母、重巡、軽巡 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 天日ノ守護 x2、溟海の戦友 x2、伝播する鋼の意志 x2 技能 : 敵空母戦技 : 蒼天舞龍 x2、避け道断つ爆撃 x2、虚空ノ君主 x2?、 技能 : 爆撃機 200機 x2 敵重巡戦技 : 泰然なる厳戒態勢、不滅の義軍、大波の覇者、武人の覇気 技能 : 敵軽巡戦技 : 轟く戦慄、不動の一睨、牽制抑圧閃光 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、対潜上昇5、戦技発動上昇5 Extremeの編成 敵戦力:2009766 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:朝・晴 敵構成 : 戦艦、戦艦、空母、空母、重巡、軽巡 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 天日ノ守護 x2、溟海の戦友 x2、伝播する鋼の意志 x2、天道ノ憤怒 技能 : 敵空母戦技 : 蒼天舞龍 x2、避け道断つ爆撃 x2、虚空ノ君主 x2?、群千鳥の猛襲 技能 : 爆撃機 300機 x2 敵重巡戦技 : 不滅の義軍、大波の覇者、武人の覇気、巧妙なる砲手 技能 : 敵軽巡戦技 : 泰然なる厳戒態勢、轟く戦慄、不動の一睨、牽制抑圧閃光 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、対潜上昇5、戦技発動上昇5 Infernoの編成 敵戦力:2411722 陣形:輪形陣 重油消費:30 時間・天候:朝・晴 敵構成 : 戦艦、戦艦、空母、空母、重巡、軽巡 敵旗艦技 : 機関破壊4(敵艦速力 -20%) 敵戦艦戦技 : 天日ノ守護 x2、溟海の戦友 x2、伝播する鋼の意志 x2、天道ノ憤怒、逆境からの猛攻、反砲に揺れる水面 技能 : 敵空母戦技 : 蒼天舞龍 x2、射程外の空防、先討ツ守護、避け道断つ爆撃 x2、虚空ノ君主 x2、群千鳥の猛襲 x2 技能 : 爆撃機 350機 x2 敵重巡戦技 : 不滅の義軍、大波の覇者、武人の覇気、先討ちの鉾盾、巧妙なる砲手 技能 : 敵軽巡戦技 : 泰然なる厳戒態勢、轟く戦慄、不動の一睨、牽制抑圧閃光 技能 : 未分類技能 : 火力上昇5、対潜上昇5、戦技発動上昇5 ↓コメント等 名前 閲覧数 今日: - 昨日: - 合計: -
https://w.atwiki.jp/kyogokurowa/pages/199.html
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……!!」 少女―――黄前久美子はただ、ひたすらに走っている。 目から涙がとめどなく溢れ、口から涎が垂れていても、涙もぬぐわず涎も拭こうともせずに、両手は走る為に一心不乱に振っている。その目も焦点はまっすぐ向いていないが、これは疲労が原因では決してない。 「私は、わたしは……!!」 何処に向かうという事はなく、誰かに追われているという事もなく、ただ一人で恥も外聞もなく走り続けている。 何の為に少女は走っているのかと考えるのであれば、それは恐らく「現実から逃げる為」。 「ちがう……!あれ、は……!!」 少女は先ほど、ジオルド・スティアートという青年を殺害した。青年は彼自身が愛している人物を生かす為に殺戮を行い、彼女は瓦礫を使って疲労困憊の状態だった青年を撲殺をした。 その部分だけみれば、これ以上の被害を出す事はなくなった為少しは喜ばしいことかもしれない。 しかし殺した事の正当性と彼女の精神の捉え方は全くの別。 ましてや少女は一日前まで命の取り合いとは無縁の日々を送っていたのだ。 「悪くない……!!私は、悪くない……!!!」 殺人の一件だけではない。この殺し合いを主の目的とした島の中で多くの悲しみや苦しみを経験してきた。 どの出来事も彼女に大きな悲しみが抱え込ませたが、そばで支えてくれた同行者達のおかげもあり、なんとか立ち上がり、本物ではないとはいえ母校の北宇治高等学校にたどり着いた。 その同行者達も亡くなり、高校も神々の戦いとビルダーの激戦を経てクレーターの跡地となった。 頼れる人も、縋れるモノも最早なにも無い。今の彼女は精神の限界を遥かに超えてしまって、残酷な現実(じごく)から逃げる事しかできない、ただの弱い少女であった。 「彼が……、かれが悪、ギャ!!」 どれくらいの時間を走っているのか定かではないが、何十分も全速力で走れば大体の人間は限界が来る。吹奏楽部の鍛錬の為に肺活量や体力は全く無いわけではないが、それでもここまで走り続けられたのが奇跡の様なものである。 疲労で縺れた足が絡まる事で躓き、ズザサッと前かがみの状態で転んでしまった。反射的に両手で頭をかばった為、顔から落ちる事はなかったが、それでも手足のあちこちは擦り傷が出来てしまっていた。 転んだ事で、ここに来て久美子は走り続けてから初めて止まる事になった。そして彼女は、これまで衝動的に走っていた事をおぼろげながらも認識し、肩で息をしながら辺りを見渡し始めた。 「…………ここ、は……、駅、の………?」 ゼエゼエと全く息が整わない状態で久美子が目にしたのは、駅のホームと思しき場所。ここで地図を見れば、今の場所がD-7・スパリゾート高千穂周辺だと気づけただろうが、今の彼女にそんな動作を行う余裕はおろか考えるという事すらも全くない。 久美子は、かつて来た道を大体逆戻りしたことになったという事実をいまだに認識してはいないが、立ち上がりゆっくりとホームに移動し始めた。 ―――この地で運に恵まれない事が多い彼女であったが、ここでまた一つ不幸な入れ違いがあった。 彼女は、線路の東側沿いをずっと走っていた(最も彼女は走るという事そのものに全て意識が向いていた為、線路など見えてなかったし知らなかった)のだが、ここで線路の西側沿いを走っていたのなら、神隼人の言葉に従って南下してきた平和島静雄とレインの二人組と遭遇していた可能性があり、恐らく保護されていたのだろう。 しかし、反対方向で走っている彼女に気づくことなく、彼らとコシュタ・バワーは北宇治高校方面に一直線に向かい、結果的に黄前久美子はここまで一人で走る事になったのだ。 ホームの中に入り、ベンチに弱弱しく座り込む久美子。いまだに息は整っていないが、安心なんて気持ちは全く浮かんでこなかった。単純に全速力による酸欠に近い状態で、脳がまだ正常に回っていない為か、あるいは考えるという事を本能で否定している為か。 ボーっとした表情で、ただ前を見ている久美子。1分、2分と時間が経過しても何も変わらず、5分程過ぎた頃でようやく息が整って頭が回りはじめ、言葉を発し始める。 「……なんで……、私は…………」 一言、口にしてそのままに無意識に両手で顔を覆う。同時に、ベチャ。と顔に汚いナニカがついた感覚と鉄や生もののような異臭で咄嗟に手を放し、左右の手のひらを見る。 「………………あ」 走った事による汗と、転倒した時の土などで、幾らか汚れや臭いは落ちたが、その程度では「人の脳漿や返り血」が落ちきる事なんてない。 汚れてない場所なんてないといった程に真っ黒な両手や返り血で真っ赤な制服を見て、ようやく、自分がなぜ走っていたのか、走る前に何を行ったのかを思いだした。 「………………もう……嫌ぁ―――」 ―――彼女は限界はとうに超えていた。ただでさえいきなり殺し合いに参加された事のストレスや自分を守ってくれた同行者の死に何気なく放った言葉による自己嫌悪と、精神は殺し合いが始まった時と比べて弱り切っていた。 そこに、自分が犯した罪を改めて突き付けられてしまっては、力を持たない彼女は、最早全てを壊れるしかない。 しかし幸か不幸か彼女の本能は、精神を破壊して現実から逃げる事よりも、今目にしている現実を否定する方を選択してしまったそうで。 ふ、と目に光を失い、身体をベンチのある方向に倒れ、腕はベンチから外れて宙ぶらりんの状態になり、気を失った。 それが、黄前久美子という殺人者に許された、最後の防衛手段であった。 ▲ ▲ ▲ ▼ ▼ ▼ 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……!!」 場所は変わり、太陽の光があまり当たらない森林の中を一心不乱で走る少女がいた。名は、高坂麗奈。 彼女もまた、ひたすらに後ろを振り返ることもなく、自分の身体を傷つける事も厭わずに走り続けていた。 「あぁ……!!うぁああぁあ……!!」 目の焦点は虚ろで、まさに錯乱しているといった状態でありながら、獣の様な速さで道なき道を駆けていく。 この少女もまた、これまでの取り巻く環境や自身の犯した過ちから目を背け続けている。 自分を縛っていた怪物は―――こっちに来ているか、わからない。 自分を傷つけてくる魔女は―――どうなっているか、わからない。 自分に手を差し伸べた恩人は―――生きているのかも、わからない。 わからない、わからない、わからない。 考えたくても理解したくない。納得なんて出来る訳がない。何もかもから逃げ出したい。 最早何処に向かうべきなのか、これからどうするべきなのか、思考を働かせてる余裕なんてどこにも無い。 今の麗奈にある思いは「ここから逃げる」「とにかく離れる」という逃避のみ。 しかし、今の彼女は鬼舞辻無惨の手によって、既に人ならざるモノ、闇の中でしか生きられぬ鬼に変わってしまっている。 森林が生い茂っていた地帯を抜けて、陽の光を当たる所に向かってしまっては――― 「―――ッ!! ガアアアァアアアッ!!」 突如、十代半ばの少女から発したとは思えない叫び声をあげたと思ったら、即座に普通の人体では到底不可能な速さで後ろに跳躍して、自身の身体を襲った激痛を探ろうとする。 激痛の原因はすぐにわかった。左腕の肘から先が、塵となって無くなっていく。 腕がなくなってる。と言葉を発しようとして、自分は先ほどまで腕を切断されたり10本の指を全て折り曲げられた事を思い出し、そして自分が鬼という存在に気が付いたらされていた事を思い出した。 ―――彼女はこれまで鬼の最大の弱点である太陽の光を克服する要因であったデジヘッド化は、同じくデジヘッド化していた鬼舞辻無惨と距離を取った事で解除をされていた。しかし、それがプラスに働くという訳ではない。太陽は沈みつつあるとはいえ未だ顕在。その様な刻に、陽光こそ最大の弱点である鬼が放りだされては、本来ならば死は避けられない。 幸いにも、今彼女がいる場所は陰っている場所である事や、周囲には陽を遮る木々や建設物があった為、むやみに走り回らなければ、移動する事そのものは問題はないようには見える。 しかし、彼女が今いる場所から動かないのは日光とは別の部分である。 先ほどまでの錯乱しながら走っていた為、思考を行うことなどとても出来なかったが、一時的に足を止めて自分の姿を見たことで、僅かばかりだが、少しばかり冷静になる事は出来た。 だが、混乱しながらも頭を働かせる事で、自分の今置かれた絶望的な状況を自覚してゆく。 自身は人ならざる化物になった。そうした張本人が今も追ってきてる可能性が高い。誰か助けが来るなんて望みは、間違いなくない。 考えれば考えるほど八方塞がり。自身の手持ちはどれも戦えるものではなく、先ほどは勢い任せで魔女を殴りこんだが戦闘の心得などない為負けてしまう程の拙い戦闘力。追ってきている相手が来たら、これまで同様に痛め付け、逃げることなんてできない様に生き地獄を味合わせてくるに違いない。抵抗など無意味。 そう考えるだけで、身体の全身に悪寒が走りガタガタと震えてしまう。さっきまで何も考えずに走っていたのに、今度は恐怖で一歩も動けなくなってしまっていた。 いっその事ここで太陽の光を全身で浴びて、この世からいなくなった方が総てが楽なのではないのか―――。 そんな考えが脳に思い浮かぶ。本来の彼女では到底考えないだろう発想が、地獄に垂らされた蜘蛛の糸の様に素晴らしいモノに思えてしまう。 陽が沈みつつある現状、太陽を浴びて死ぬなら、今しかない。 「うぅ……」 絞る出すような声を出しながら震える麗奈。それでも、身体を太陽にさらすことはなく、頭を抱え額に地面につけ、もがく様に悩み苦しむ姿をさらしている。 齢15、6にしての自死。人の一生、或いは鬼としての生涯と考えても短いモノ。それでも彼女なりに沢山の出会い、沢山の経験、沢山の想い出を築き上げ、楽しかった頃の記憶をさながら走馬灯の様に思い出そうとしている。 なのに―――。 ―――………お前はただ私の質問に答えれば良い。それ以外の発言は許さないーーー ―――………お前はこれから私の従者として、私に尽くしてもらう。先程も言ったが拒否権はないーーー ―――………キャハハハハハハッ!! ねぇねぇ、高坂さん、痛いですかぁ? 苦しいですかぁーーー ―――………もういい加減うぜえんだよ、てめぇは!!ーーー 「うううぅううぅ……!!」 ―――脳内に思い浮かぶのは、この殺し合いに巻き込まれてから自身に受けた苦痛や痛み、絶望的な事ばかり。 魔女に殺されかけた時にはちゃんとした思い出を駆け巡れた感覚があったが、今は出来ないのは、その後の自身の犯した過ちによってただの被害者ではなくなってしまったと強く自覚している事が理由なのかは定かではない。 わずか18時間にも満たない出来事が、これまで生きてきた全ての思い出をどす黒いペンキで塗り替えられていく様な感覚に陥る。 「……このままじゃあ、私は何の為に生きてきたの……?」 誰に聞かせるというわけではなく、自分に言い聞かせる様な言葉を呟き、地面につけた頭を上げる。 『特別』に憧れていたのに、ボロ雑巾の様に扱われて、そして誰にも知られず無意味に生涯を終えるなんて、とても惨めで無様で情けなくなってくる。 「私は、こんな目にあう為にここまで頑張ってきたの……?」 「そんなのは……嫌だ……」 「このまま何も出来ずに死ぬなんて、一方的にやられて終わるなんて、嫌だ……」 ウィキッドを一心不乱のに殴っていた時と似た思いを彼女は馳せる。 あの時はウィキッドが反撃に殴り返してきた事や、命を終わらせられる寸前だった為に悲しみに耽る余裕もあまりなかったが、周囲に誰一人いない状況の今は、沸々と湧く思いに向き合える。 「私は……、死にたくない……。こんな場所で、終わりたくない……」 左腕が無く不慣れな動作だが、ゆっくりと彼女は立ち上がり、陽の光に当たらないに身体を動かし始める。 生き残りたいという、生物が持つ根本的な欲求。結局の所この思いが高坂麗奈が自殺を選ばなかった 自分を今の状態にさせた当の本人である鬼舞辻無惨が抱く根底的な思いと同一なモノだとは、麗奈は気づいていないし、知った所で理解したくないだろう。 「死んで、たまるか……。生きて、滝先生に……会いたい……」 高坂麗奈と鬼舞辻無惨が似て異なるいう事を挙げるならば、それは生きる理由。 鬼舞辻無惨はとにかく自分が死なない、自分が生き残ればいいという生存欲求に特化している。彼が長年掛けて選別してきた十二鬼月も、言ってしまえば彼が生存確率を上げる為の捨て駒でしかなく、半数を占めた下弦の枠も大半は無惨の手によって処分・解体された。 しかし、高坂麗奈は違う。明確に生きて行いたい事があった。生き延びた先に出会いたい人がいて、伝えたい言葉があった。 滝昇先生。自分が北宇治高等学校に入学する最大の理由になった、麗奈が「愛している」人 あの人は化け物になって、人じゃなくなった私を知ってどうするのだろうか。否定するのだろうか。 それでも、また会いたい。どう思われていてもその顔をもう一度見たい。私の想いを伝えたい。 「それに……、ヴァイオレットさんと、鎧塚先輩に……、もう一度、会わないと……」 そして、再開したい人物は他にもいた。 化け物になった自分を受け入れたのに、自分を衝動に駆られて血を吸ってしまった、この会場で初めて会った人。 独りで逃げだしたと聞かされ、その言葉を鵜呑みにして心を揺れてしまっていた、一度は再開できた学校の先輩。 彼女たちにももう一度会って、今までの事を謝りたい。守って欲しいとか一緒にいて欲しいとかはもう無理だろうけど、それでも言葉を伝えたい。 そんな思いが抱きながら、歩き始める麗奈。本来の彼女と比べれば随分と後ろ向きな考えだが、それでも無惨に支配されていた時や逃げる頃だけだった時と比べれば、瞳の光は幾らか取り戻していた。 「まずは……、月彦さんや、水口さんから離れないと……。それも、少し休めそうな場所で……」 彼女が向かっている方角は、東のスパリゾート高千穂。病院も行先として少し考えたが、この殺し合いの中で数少ない穏やかな時間を過ごした場所で休みたいと、太陽が沈みつつある会場で足を動かしていった。 ―――もし、ここで安易に北宇治高等学校に逃げていたら、行きそうな場所だとだと目星をつけていた鬼舞辻無惨に捕まっていただろう事を考えると、結果的に彼女は一つ危機を乗り越えた。 ―――もっとも、彼女はその様なありえた未来を知る事などなく、鬼同士の鬼ごっこは、これからも続いていくだろう。おそらく、鬼という存在がこの殺し合いの会場からいなくなるまで。 ▲ ▲ ▲ ▼ ▼ ▼ 「あれ、私……」 私、黄前久美子は、パチリと目が覚めて、心なしか重たい身体を起き上がらせました。 どうやら私はホームのベンチで酔っ払いの様に寝込んでいたそうです。やけに熱を帯びた暖かい身体でも、外で無褒美で寝てたら風邪を引いてしまいます。 今が何時なのかはすぐには確認出来なかったですけど、駅のホームの蛍光灯に明かりがついており、ホームの周り以外は陽が殆ど沈んでいるのか先が見えづらい程に暗くなってきていることから、夜が近い事は脳がボンヤリとした状態でも理解はできました。 どうして私はホームにいるのか、そう考えようとしてすぐに思い出しました。 思い出して、しまいました。 顔がなくて、それでも私を気遣ってくれていたセルティさん。自分の目の前で命を失ったセルティさん。 厳つい顔つきだけどずっと一緒にいてくれた弁慶さん。火だるまになり全身に火傷を負って倒れている弁慶さん。 私の言葉で苦しませてしまったみぞれ先輩。私を庇おうとして炎に飲み込まれたみぞれ先輩。 目の前で次々と人を傷つけていくジオルド……さん。見えちゃいけない中身が見えてる程に頭が潰れてるジオルドさん。 わたしが、ころした、男の人。 「あ……あぁぁああああぁああぁ!!!」 私は自分でもここまで声を出す事が出来るのかと思いたくなる程に叫び声をあげていました。 私が殺していないと否定したくても、てのひらや服装にベッタリとついた汚れは私が行ったのだと突き詰めて。 私は悪くないと思い込みたくても、人殺しから全力で目を背けきれる程心は強くなくて。 それでも自分があのような殺し方をした事を、人を殺したという事を受け入れるには到底受け入れたくなくて。 そんな考えをしているうちに、心身ともに限界に来ているという事を、胸の下辺りからこみ上げてくるモノを吐き出してようやく少しだけ自覚できました。 「オ゛……エ゛ェ゛ェッ」 吐いた事で気持ちが軽くなる―――なんて事は無く、その勢いのまま2度、3度と四つん這いの状態で胃の中のモノを全て吐いてしまいました。 ここじゃない別の駅の待合室で弁慶さんに渡されて飲んだジュースも、この半日以上経った殺し合いの中で僅かに摂取したモノも、汚染物となって何もかも口から出て行ってしまうのは、この世界での思い出が汚れていくように感じ、そう思っただけでまたえづいてしまいました。 やがて吐き出せるものはなくなり、鼻を刺す刺激臭と口の中の残ったモノの残りの感触で、ただただ苦しいだけになり、肩で息をするのが精一杯の状態になりました。 その体勢のまま、ポロポロと涙が流れ、鼻先を伝い、吐しゃ物の中に落ちてゆくのを見ながら、私の心には思いが沸き上がってきます。 どうしてこうなってしまったのだろう。 私は、ただ吹奏楽部の皆と一緒に全国大会を目指していただけなのに、どうして人を殺してしまう様な事をしたのだろうか。 こんなみんなが不幸になるだけの殺し合いに巻き込まれる様な悪い事を、私はしていたのだろうか。 そんな疑問が思い浮かんでは消えて、消えては思い浮かんで、答えなんて出せずに時間だけが1秒10秒と過ぎていきます。 そして3分くらい経った頃に、ふと何か音が聞こえた気がして、私は顔を上げました。 少しだけ耳をすませると、それは誰かが走ってくるかのような、逃げる様な不規則な足音の様な音が聞こえてきました。 「ヒッ」 誰かが来る。そう分かったら反射的に声が出て四つん這いの体勢から尻もちをついた状態に身体が自然と動いていました。 目を左右に見渡しても、今のホームには私以外の人がいる気配はなく、これからやって来る人と二人きりになる状態になるそうです。 「た、助けて……」 逃げる事も隠れる事も、ましてや自衛するなんで考えられず、両腕で抱えるように身体を覆い、目で見るだけしか出来ません。 こっちに来ている人の姿は暗闇で見えないですけと、ホームの明かりが目印になっているのか、ドンドンこちらに近づいているのが私でもわかります。 やがて、線路沿いの反対側から姿をあらわしたその相手は、あちこちに髪が乱れてるけど長い黒髪をした、見慣れた学生服を着ている女の人で―――。 「もしかして、麗奈、なの…?」 「え……、嘘。久美、子……?」 ▲ ▲ ▲ ▼ ▼ ▼ 黄前久美子と高坂麗奈。 本来なら、同じ学校・同じ吹奏楽部で研鑽に励み、青春を謳歌し、血生臭い闘争や非日常とは無縁な日々を送っていた乙女二人。 この殺し合いにおいてそれぞれ形は違えど、血を流し、心を傷付き、殺人という罪を犯し、最早逃げるしか無かったか弱い少女達は。 奇しくも両者が共に逃げた先で再開を果たし―――。 そして、3度目の放送が、始まった。 【D-7 スパリゾート高千穂の隣接したホーム/夕方(放送直前)/一日目】 【黄前久美子@響け!ユーフォニアム】 [状態]:全身にダメージ(絶大)、全身に火傷(冷却治療済み)、疲労(絶大)、精神的疲労(絶大)、右耳裂傷(小)、自己嫌悪、半狂乱、身体のあちこちが血と汚れまみれ [役職]:ビルダー [服装]:学生服 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、デモンズバッシュ@テイルズオブベルセリア、セルティ・ストゥルルソンの遺体 [思考] 基本方針: 殺し合いなんてしたくない。 0:麗奈なの……? 0:逃げたい。 1:(岸谷新羅さんに、セルティさんを届ける) 2:(ロクロウさんとあの子(シドー)を許すことはできない) 3:(あすか先輩...希美先輩...セルティさん…) ※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦 ※夢の内容はほとんど覚えていませんが、漠然と麗奈達がいなくなる恐怖心に駆られています ※ロクロウと情報交換を行いました ※ビルドの『ものづくり』の力が継承されました。いまはこのロワでビルドがやったことが出来るだけですが、今後の展開次第ではもっとできることが増えるかもしれません。 ※思考欄の()内の項目は今はロクに考えられていません。落ち着いたら改めて考えられるかもしれません。 【高坂麗奈@響け!ユーフォニアム】 [状態]:精神的疲労(絶大)、鬼化、食人衝動(中)、恐怖による無惨への服従(極大) 、ウィキッドへの恐怖 及び苛立ち、左腕の肘から先が消失 [服装]:制服 [装備]: [道具]:高坂麗奈のトランペット@響け!ユーフォニアム、危険人物名簿@オリジナル [思考] 基本:殺し合いからの脱出??? 0:久美、子……? 0:休めそうな場所に逃げる 1:今ここにいる私は偽物……? 2:月彦さんが怖い…… 3:部の皆との合流??? 4:水口さんは怖いけど、ムカつく 5:ヴァイオレットさんとみぞれ先輩にもう一度会って謝りたい 6:誰か……助けて…… [備考] ※参戦時期は全国出場決定後です。 ※『コスモダンサー』による精神干渉とあすか達の死によるトラウマの影響で、デジヘッド化しました。但し、見た目は変化しておらず、精神干渉を行うレベルに留まっております。現在は、同じくデジヘッド化した無惨からの精神干渉の影響で、デジヘッドの状態を維持しておりますが、無惨と離れればデジヘッド化の状態は、解除されます。 ※無惨の血により、鬼化しました。身体能力等は向上しております。。 ※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。 ※ 首輪の説明文を読み、「自分たちが作られた存在」という可能性を認識しました。 ※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読み、覚醒者『006』が麗奈、『007』が無惨であることを認識しました。 ※無惨と離れた為デジヘッド化の状態は解除されています。しかし、再度強烈な心理的負荷がかかれば再びデジヘッド化する可能性があります(此方は後続の書き手に一任します) 前話 次話 水面下で絡まる思惑 投下順 明日を信じて 前話 キャラクター 次話 狂騒曲の終末に 高坂麗奈 よるのないくに ~新月の花嫁~ 英雄の唄 ー 終章 風のゆくえ ー 黄前久美子 よるのないくに ~新月の花嫁~
https://w.atwiki.jp/muskabalusy/pages/80.html
OP、EDが毎回ちょっとずつ変わるアニメっていいよな:ひまねっと#more#more#more#more#more http //himarin.net/archives/7230314.html … #Zenback @zenbackさんから スレタイを見て、efが真っ先に思い浮かんだ。 @katayama_yuuki opも優子の不幸の告白もあまりアニメでは取り上げにくい事だったろうから、賛否両論だっただろうな。僕自身はじめて見た時にはいろいろと衝撃的だったわ…… ⇦efはやっぱり、自分としては神アニメだと思う。賛否両論だとは思うけどね。opも優子の不幸の告白もあまりアニメでは取り上げにくい事だったはず。今は それほどでもないだろうけど、はじめて見た時にはいろいろと衝撃的だった……ヨスガを笑って見れる俺はあの頃と変わったな… 俺もあのシーンは衝撃的だったが、その登場人物が問題を解決する度に鍵の移り変わりが起きて、物語がつながっていく所が良かったと思う。それにFDで優子やみずきのIFストーリーがあるのがね…
https://w.atwiki.jp/pokekora/pages/294.html
あらすじ そろそろ終わらせようぜ 本編 ウシオを倒した(前回、死んだとか書いてたような気がしたがそんなことはなかったぜ!!)ツバサ達は、アオギリの立て篭もる海底洞窟の最深部へと向かっていた。 ツバサ「てやんでーバーローチクショーらん☆らん☆るー高www嶺wwwのwwwww花wwでもwwwwカwwンケwwイネーwwwww」 大誤算「何あのハイテンションっぷり」 マサト「前回、主人公の立場を奪われてたから、その反動でしょうね」 ハルカ「無体かも」 エメラルド「お、俺のせいなのか!?」 アクア団ザコ「こいつ、んごくぞぉ…」 アクア団ザコ2「強いんん~」 ツバサ「どきやがれえええええ!!!」 SEGA「久々に余のバトル 大事な戦闘でやってたのが昔の余なんだよな 今の余はギャグ担当だから困る」 そしてついに、アオギリのいるところまで辿り着いたのです。 アオギリ「ふっふっふ、ようやく来たか… だが貴様ら、時は既に遅かったぞ」 ツバサ「寝言は寝て言え」 ダイゴ「そうだ、後、ミツル君の居場所も教えてもらおう」 アオギリ「ふん、そんな小僧など知らん… それより見ろ、カイオーガの復活だ。 この身体が震える程のパワー…マツブサが死んだ今、我らにもはや敵はいない。 このアクア団のアオギリが!! ホウエンどころか世界までも手中に収めるのだ!!!」 ハルカ「えっ?マツブサが…死んだ!?」 DAIGO(気付いたか・・・) アオギリ「そうだ、そこのツバサに殺されたハズだ。」 マサト「アニキが!?」 ツバサ「チッ」 カイオーガ「(^O^)<ふっかつできたけど ぐらーどんがいるので むかつきます」 ダイゴ「ッ!カイオーガ…」 カイオーガ「(^O^)<ちょっと ぐらーどんを たおしに いってきます」 アオギリ「いや私も連れてけよ」 ダイゴ「逃がさん!」 カイオーガは海底洞窟の天井を突き破り地上へ浮上した。 アオギリもそれに乗り、ダイゴは同じ道を追っていった。 ツバサ「さて、俺達も浮上するか」 エメラルド「待て!お前は… お前がマツブサを殺したというのは、本当なのか!?」 ツバサ「ああ」 マサト「マジ出島」 ハルカ「二人とも、その話は後で…」 エメラルド「ダメだ!殺しをしたっていう以上… 俺はツバサの行動を黙殺するわけにはいかない 俺は腐っても、見習いでも国際警察の一員だ。 ツバサ、お前の罪を粛清した後、俺達だけでカイオーガとグラードンを倒す!」 マサト「で、でもアニキがいないと戦力が……」 ハルカ「ツバサ君、エメラルド……」 ツバサ「どうしたんだよ小僧?まごまごしてると行っちゃうよ?」 エメラルド「俺は…俺は小僧じゃねぇ!!! エメラルドだ!!! 行けっっっ、バシャーモ!!!」 バシャーモ「マスターの命令であれば」 SEGA「をいをいをいをいをいをい・・・… 炎タイプだと余に勝つ事はほぼ不可能だぞ?」 バシャーモ「不可能でもやってみせる!!」 エメラルド「無理でもやる!!!」 ハルカ「ま、まずい!! 二人とも!!やめなさい!!!」 ツバサ「仲間同士だろうが、向かってくるなら戦うまでだ」 ~ルネシティ グラードン「わしがグラードンじゃぁ~!! わしの踊りを見てくだされ~!!!」 ピ~~ヒャラ~~ カイオーガ「(^O^)<あいかわらず そのおどりは むかつきますね」 グラードン「むっ!そういうおぬしはカイオーガ!!」 アオギリ「いいぞ!貴様のそのパワーで、グラードンを消し去ってしまえ!!!」 カイオーガ「(^O^)<きさまとは なんですか」 アオギリ「す、すすすすすすすまんんんんん!!!!!」 醍醐「アオギリ!!グラードンを倒させはしない!」 アオギリ「クッ、余計な邪魔が入りおったか… カイオーガ!貴方のパワーを見せてください」 グラードン「それよりわしの踊りを~!!!」 ピ~~ヒャラ~~ カイオーガ「(^O^)<ふざけんな くうきよめ」 ダイゴ「しまった!! 二体の強大なパワーがぶつかり合って…」 ???「おやおやダイゴさん、こんなところで何遊んでるんです?」 ダイゴ「お前は…ミクリ!!」 ミクリ「マツブサの死は予想GUYでしたが、アオギリはカイオーガを復活させるし、都合が悪いにも程がありましてね。 とにかく、ここは危なそうなので僕は失礼しますよ。 さぁ行こう、ミツル君」 ミツル「ええ」 ダイゴ「何!?ミツル君だと!? ま、待てっ…!!」 ~海底洞窟 ツバサ「どうした?まだやるか?」 エメラルド「く、くそっ!!」 ハルカ「も、もう勝負はついたハズよ! 早く地上に上がって…って」 マサト「何だこれは!?」 DAIGO「皆!はやくつかまれ! カイオーガとグラードンのパワーがぶつかり合って、物凄い衝撃波が来るぞ!!」 ハルカ「ええっ!!? だそうよ二人とも!」 ツバサ「あ、ちょっと待って38℃の真夏日が…」 エメラルド「なっ…ツバサアアアアアア!!!」 ダイゴ「しまった、間に合わない…か…!? ツバサ君!!」 ツバサ「草食系とかマジ勘弁」 カイオーガとグラードンのパワー衝突によって起きた衝撃波は、町への被害は少なかった。 良い子のみんな! ちなみにツバサは巻き込まれる前にハドソンを出していたので何とか助かったぞ! また吹き飛ばされて行方不明になると思っていた君! …言うねぇ 続く
https://w.atwiki.jp/kyokotan/pages/124.html
「……なっ…………」 ある月曜日の朝。 まぶしい光を一身に浴びた俺は、しぶしぶと目を開け、周りを見渡し……そして絶句した。 と言っても、目覚し時計が鳴らなくて既に一時間目の授業が始まっている時間だったとか、中々起きない妹が、今にでもフライング ボディプレスをかまそうとした瞬間だったとか、容易に想像のつく事象じゃない。 普通そんなことあり得ないだろう、と言うような事が起きていたのだ。 それはというと―― 「どこだ、こりゃ……」 ――どう考えても俺の部屋じゃない、全く異質の部屋で目を覚ましたからだ。 広さは俺の部屋と同じくらい。今俺が寝ていたベッドは部屋の片隅に置かれ、もう片隅には一人掛けの椅子とテーブルがそれぞれ鎮 座している。その間には観音開きの窓。溢れる朝日がこの窓を伝ってベッドを照らしている。俺が目覚めたきっかけとなった光だ。 手をかざし、朝日の眩しさを遮りつつ別の方向に目をやる。部屋の奥には扉が一つ、恐らく出入り口。……出入り口だから奥と言う のはおかしいな。部屋の手前に修正しよう(細かくてスマン)。 そして、その扉の横には仕切られた一畳程度の小部屋が一つ。大きさと作りからしてクローゼットか物置か……そんなところだろう ……と、ここまでならどこの家庭にも存在するワンルームと言っても差し支えないのだろうが、しかし普段俺が目にする部屋とは決 定的に異なる部分があった。 それは、この部屋の壁、床、天井……つまり、この部屋を構成しているのが全て丸太で造られていること。 いや、この部屋だけじゃない。ベッドも、椅子も、テーブルも。全て木材で作製されたものだった。ペンションなんかで見られるロ グハウスのような建物だと思っていただければいいかもしれない。 そして、普通のログハウスとは違う、何か違和感があった。確かに普通の部屋なのだが、しかしどこか俺の知っているログハウスと は違うような気がしてならない。実際にログハウスに入ったことがないから、うまく言葉にはできないのだが…… しかし……そうなると、ますますここがどこだか分からなくなってきた。どうしてこんなところで寝ていたのかね、俺は。昨日の夜 は、自分の部屋で寝てたはずだ。 昨日の夜―― ――前日の日曜日。 特にイベントもやることもなく、一日中家でごろごろと怠惰に時間を費やしたのだが、それでも夜になれば眠たくなる。いやはや、 人間の体内時計というものは実に良く出来ているね、等と感心した瞬間である。 布団の中に潜ろうと掛け布団を捲ると、既に先客、いや、今やうちの居候と成り果てた三毛猫シャミセンが『ふぎゅあ』と不機嫌に 声を上げたのだが、俺の寝る場所を邪魔するんじゃないぞと後方へ押しやり、更に不機嫌な声を上げたところで相変わらずノックもせ ず入ってきたうちの妹に『シャミをいじめちゃダメ!』等と叱られたり、俺は俺で『俺の寝床を占拠したこいつが悪い!』等と同じレ ベルで反論し、寝る間際までギャーギャーと言い争いをしていたのだが、それがよほど五月蝿かったのだろう、母親が俺の部屋にやっ てきて『夜中に騒ぐんじゃない』等と俺と妹がその場で大目玉を喰らって……当のシャミセンはフリーパスだったのが非常に疎ましか った。 とまあ、唯一それだけが昨日の出来事の中で一番大きな出来事だったわけだが、逆に言えば一番鮮明に覚えていることになる。俺の 記憶の片隅どころか中心ど真ん中に鎮座して離れなかったくらいだ。 少し話が逸れたが、つまり俺は昨日、『間違いなく自分の部屋で寝た』と自信を持って言える訳で、こんなどことも知らない部屋に 入って寝ていることなど万に一つもあり得ない。あるとすれば誘拐されたか俺に夢遊病のケがあるくらいだが、流石に誘拐されたらい くらなんでも違和感で目を覚ますだろうし、寝ぼけてでどこかの家にあがり込むほどモウロクはしていないつもりだ。 それに第一、俺の近隣にここまで木造然とした建物があった事など記憶にないし、縦しんばあったとしても記憶が無い家にどうやっ て侵入しベッドまで潜り込んだかは甚だ疑問である。 ……うむ、なら誘拐の方がまだあり得るか。とはいえ、俺を誘拐しても何のメリットも無いような気がするがな。庶民の家の男子高 校生を誘拐するより、裕福な家庭で育ったお嬢様を誘拐した方が誘拐犯にとっても望ましいものだ。 ……そっちのケがある奴だったらあるいは……いや、考えるのはよそう。 「あるいは……」 ここまで言って口を閉ざした。それは一番考えたくない、しかし一番あり得そうな可能性。 だから誰にも聞かれないよう、心の中でボソッと呟いた。 まさか――ハルヒがやったことなのか? ……等と思わせぶりな発言をしたところで、何も解決するわけではない。ベッドの上であれやこれやと考えるよりは、少しこの辺を 探索して状況判断した方がよりベターだ。 奇妙奇天烈な事件は既に何度も経験済み。最近は耐性がついてきたから立ち直るのも早くなったな、俺。 ……決して自慢できるアビリティではないが。 微妙な自己嫌悪を振り払い、ベッドから這い出した俺は麻のシーツと掛け布団を綺麗にたたみ(一応他人の家だったら申し訳ないこ とをしたことになるから、これくらいはやっておかないとな)、同じく麻で編み上げられたスリッパを履いて部屋を軽く物色する。 先ずは木製の窓から外の様子を伺う事にした。 窓は観音開き式の扉で、よく見るとそれとは別にもう一枚扉があった。ガラス窓ではなく、薄い板を何枚も縦に並べたような構造を しており、手前のレバーを引くと板が回転して開いたり閉じたりする構造になっている。ちょっと目の粗いブラインドといえば分かり やすいかもしれない。このブラインド状の板が少し開いていたため、朝日が漏れていたのだろう。 暫くブラインドをくるくるまわして遊び、飽きたところで外を見渡した。 あたり一面を占拠するのは、果てしなく生い茂った緑の木々。 ほほう、なるほどなるほど。どこか爽やかな薫りがすると思ってはいたが、なるほどこれだけ木々が生い茂っていたらそりゃマイナ スイオンもたっぷり出ているに違いない。 思いっきり背伸びして深呼吸を一つ。 「うん、空気が上手い」 …………。 …………。 …………。 ああ、わかっているよ。単なる現実逃避だ。 すこしおさらいしよう。俺の家がある場所は、決して都会のど真ん中とはいえないが、それでも周りには住宅街が立ち並び、コンク リートで作られた建物が辺りを覆い尽くしている。 緑の木々は、もっと山の方を望めば見える事は見えるのだが、しかし目の前の光景を全て埋め尽くすほどではない。 つまり、どういうことか。 簡単に言うと、どうやら俺は俺の住む地域とは一線を画する地域に引っ越してきたようだ……というか、俺は本気で俺の知らない場 所にやってきたらしい。公共交通機関を利用して帰宅するのは……難しそうだな。 「やれやれ」 はあ、と溜息を一つついて伸ばしていた腕を下げると、コツンと何かが手に当たった。音のした方を見ると、そこには古びたランタ ンが置いてある。油は既に燃え尽きており、ホヤは煤けて元の透明度を無くしている。 ランタンとはまた古風なものだな。この家のイメージにはピッタリだが……ん? そう言えばここ…… 俺は再三辺りを見渡した。……ははあ、そうか。なるほどね。 起きた当初からこの部屋に違和感を感じたのだが、それが何であるかわかった。 実はこの部屋、電灯がない。あたりを見渡しても、白熱球だか蛍光灯の類は見つからないし、スイッチのようなものも見つからない ……いや、それどころか。そもそも電気が通ってないのかもしれない。テレビや電話もなければ、コンセントすら見つからない。 閃いた。ここはアンティーク趣味を持つ金持ちが道楽で作った家だな。別荘と言った方が差し支えないかもしれない。 なるほどなるほど。だから電気は通ってなかったり、およそ数世紀前の建築物を装ったりするわけだ。うん。 そうと分かれば話は早い。ここの主人に話をつけて、どうして俺がこんなところに連れてこられたのか聞くことにしよう。 というか、それしか残されてないんだけどな。 よし、とりあえず着替えよう。下着のままじゃさすがにまずかろう。おそらくクローゼットの中に、何かしら服があるはずだ―― ――一人ブツブツと誰かに聞かせるかのごとく、というより自分に言い聞かせるかのごとくそう思い込むことにした俺は、着替えよ うとクローゼットの前まで来て、引き戸を開けて更に絶句することになるのは、これからおよそ数秒後のことになる。 そしてそれは、この事件はハルヒがしでかしたことだと確信した一瞬でもあった。 「おはようございます、お客様、昨日は良くお休みでしたね。ではいってらっしゃいませ!」 RPGの宿屋で言われそうなメッセージをそっくりそのまま喋ったのは、まさしくソレモンだった。 「あ、あの……」 「ああ、次の村までは、ここから半日もあれば辿り着けると思いますよ」 「いえ、そうじゃなくて……」 「この辺はモンスターもさして強くないですし、旅慣れた人であればお客様のような方じゃなくてもそうそう被害に遭うことはありま せんから」 「だから……」 「それでは、良い旅を!」 「…………」 その人は俺の言葉なぞ歯牙にもかけず、一方的に話したいことだけ話し、フロントから消えていった。 ……まあ、宿屋のおやじなんてあんなもんだろうな。 そう。俺と話をしていたのは、宿屋のおやじ。 そしてこのペンションのオーナーでもあった。俺はこの宿に宿泊者として一室を借りて一泊していたことになっており、そして今ま さにチェックアウトして出て行くところで上記の会話となったわけだ。 ……マジで意味がわからんぞ、おい。 ゲームで出てきそうな宿屋に泊まっていたり、目的もないのにツギノムラなるヘンピな場所に足を向けたり。なんでそんな事をしな きゃいけない? そして、最大の疑問。 ……どうして俺は、鎧と剣と盾を身に付けているのだろうかね? ……クローゼットの中をあけると、そこには皮をなめして作られた鎧と盾。そして一振りの剣が置いてった。 「何の冗談だ!?」 冗談と決め付けた俺はそのまま引き戸を閉め、何もみなかった事にする。こんなものが置いてあるだけでカタギの部屋じゃない。さ っさと逃げ出したほうがいいな。 「問題ははこのドアの先だが……いきなり出るのはまずいな」下着姿だし。 俺は出入り口のドアを、音を立てずに数センチ動かし、そこから外の様子を探る。 廊下の先、吹き抜けから見えるは下の階。恐らく食堂だろう。数人がそこで思い思いに食事をしているのが見えた。 しかし……彼らの姿を見て絶句したね。俺の部屋においてあったような鎧姿や、もっとごつい鎧姿がわんさかいたのだからな。 貫頭衣を被っただけの普通っぽい人もいるにはいたが、しかし手にした剣や弓がカタギの人間ではない事を物語っていた。 実はコスプレパーティですというオチであれば非常にありがたいのだが、部屋に置いてあった剣が本物だと気付いて、俺の希望は儚 く散っていった。 だが、伊達や酔狂でこんな格好をしているわけじゃなさそうだ。何かしら意味があるのだろう。郷に入りては郷に従えではないが、 鎧姿の方が下着姿よりも怪しまれない事だけ分かった。 そう考えた俺は、しぶしぶと鎧と来込み剣を手にし……意外と重いんだな、これ。しかも微妙に動き辛いし…… とまあ、そんなわけで着慣れぬ鎧を見につけ、腰に剣を差して外に向かって歩き出したわけだが……今後の方針として俺がやる事は 『次の村』とやらへ向かう事だ。 なぜか、と言われればそのように誘導されているからだ。宿を出て、行き交う人が突然『次の村』の話を俺にふってくるんだからな やれ『次の村では今ごろバザーが開催されてますよ』とか、『よく当たる占い師がいるそうですよ』ってな具合に。 ……こっちはそんなこと聞いちゃいないんだが…… これだけしつこく『次の村』の情報を出してくるということは、つまりそこに行けというわけだろう。ゲームでも次の目的地の話は 出てきても、前いた町の話が盛んに出てくる事はないからな。 しかし……次の村まで半日と宿屋のおやじは言ったが、多分歩いて半日と言う事だろう。半日も歩くのか? だるくてしかたないぞ こういう時古泉がいたらタクシーを手配してくれるから楽なんだが。 歩くしかないよな、やっぱ。はあ…… 出かける際はやや意気消沈としていたが、それでも歩き出すと意外と楽しいものである。 次の村に続く、森の中を突っ切る森林道。草木が茫々で歩き辛いかと思っていたが、そこそこ需要のある道路なのか、一通りの手入 れはしてあるようだ。田舎にあるあぜ道と比べてどっこいどっこいの道だ。こう言う道は嫌いじゃない。 それに天気のよさと森を吹き抜ける風が心地良い。鳥の鳴き声や川のせせらぎのアンサンブルもすこぶる好調。 小学校の頃、遠足で近所の山にハイキングに来たときのことを思い出した。あの時もこんな道を一人で探検したんだったっけな。 木々の間にある先の見えない道にドキドキワクワクし、そして木々の間を抜けた後に広がる光景……俺の住む町を一望した時には、子 供心ながら感動したもんだ。 ……こう言う一人旅も、悪くないな。 そう思いながら歩みを続けると、道の奥に木々の切れ目があるのに気付いた。もうすぐ森を突き抜けるのだろう。切れ間からこぼれ る太陽の光が俺の期待値を増幅させる。 さて、今回はどんな光景が待っているのかね。未開拓の大地か、はたまた断崖絶壁と海岸線のコラボか。もしかしたらモンスターで 溢れかえっていたりして。 予想とも妄想ともつかぬ思いが一人歩きし、いつしか駆け足となって木々の切れ間目掛けて走りだす。 みるみる間に切れ目は大きくなり、薄暗い森が少しずつ明るくなっていくのを感じた。 あと10m、あと5m、あと1m…… そして、遂にその光景を目の当たりにした。 そこは、森の中庭……とでも言うべきか。 およそ100m四方に渡って木々の無い草原が広がっていた。草原の中央部分は丘のように少し小高くなっている。 その丘には倒された木々が、まるで椅子とテーブルのように並んでいる。旅人のために作られた休憩所か展望台か……恐らくそんな ところだろう。 草原を取り囲むのは、俺が抜けきったと思っていた木々。ここが一部だけ生えてないだけで、森は俺の想像以上に大きいようだ。 更に注目すべきは、切り倒されたテーブルに居座っている……モンスター。 ……マジ? 『…………』 モンスターと俺、双方が一様に沈黙した。 モンスターはサルのような出で立ちで、一丁前に服なんか着てやがる。もっとも、ボロボロの布切れだが。 耳と目が異様に長く、獰猛な牙は血の色に染めあがっている。血の色といっても、本来の色ではないだろう。その証拠に、こいつが 座っている椅子の先にあるスクラップな小動物の姿が目に入る。どうやらお食事中だったみたいだ。 (あまり刺激しないでやり過ごしたほうが良いな) そう感じ取った俺は、そいつとの距離をとりながら、ゆっくり歩みを進め……しかしそのモンスターは俺に対してあからさまに警戒 の色を強めている。『ギギギ』などと唸り声を上げて威嚇してるから丸分かりだ。飯の途中に乱入したのがまずかったのかもしれない おいこら。そんなもの横取りする気はないからそんなに怒るなって。 「ギギィー!」 説得は徒労に終わった。というかヤツはこちらに向かって一目散に飛び掛る! 「ぐっ!」 とっさに盾を翳し、何とか受け止める。 いつの間に用意したのか、手には短めの木の棒。ヤツはそれを振り上げ、攻撃してきやがった。 特に怪我は無かったものの、以外に強い衝撃に一瞬息が詰まった。こいつ……結構馬鹿力だな。 渾身の一撃を受け止められたソイツは、そそくさと間合いを取り、再び俺を睨み付けた。 負け時と俺も睨めつけ、「こりゃ……戦うしかないな」 腰に身に付けた剣を取り出し、剣先を獲物に目掛けて中段の構えを取る。 これで向こうがビビッて逃げてくれればいいのだが、現実はそれほど甘くない。ヤツは俺の剣を見てより警戒心を高め、先ほどより も大きく嘶いた。 しかし、嘶いたのみ。剣の効果があったのか、おいそれと飛び掛ってこようとはしない。 暫くにらみ合いが続き、じりじりと間合いを取り、お互いの距離を確保するに留まる。 近づいては離れ、離れては近づきを繰り返し…… ……気がつけば、俺は次の村の方向に陣取っており、当初の位置と真逆に立っていた。俺の後方には森。次の村に繋がる、森の道が ある。 よし、これはチャンスだ。隙を見て逃げ出そう。 弱虫と言う事無かれ。勝てるかどうかわからない相手にけんかを売るよりは、怪我も無く安全に事を済ませるほうを選ぶさ。戦略的 撤退ってヤツだ。 気付かれぬよう、徐々に間合いを空ける。俺の動きに、ヤツは気付いた風も無く、俺との間合いを取り……そして笑った!? 「…………?」 一瞬、意図が理解できなかった。 「グギャァアァァアアァ!」 ヤツの咆哮は更に大きく、森にまで響き渡り―― 『ギギギャァ!!』 ――そして俺の背後。次の村への道を遮るかのように、モンスターが群れを成して現れた。 く……しまった。あいつら意外と知識があるのか…… 臍を噛みながら悔恨の念を紡ぎだす。 背後から現れたモンスターは、俺を取り囲むように移動する。前方に三体。後方にも三体。合わせて六体のそれが、それぞれの獲物 を掲げて俺を睨みつけていた。 くそ……こんなことなら一目散に逃げたほうがまだマシだったな…… 嘆いていても仕方ない。今は今の最良の策を練るしかない。というか、俺の腹積もりは既に決まっていた。 「逃げるが勝ちだ!」 剣を収め、一目散に駆け抜けた。 一体でも敵うかどうかわからんのに、六体もいたら絶対戦えない。ならば今度こそ逃げたほうがいい。 前後を挟まれた俺だが、横隣は比較的隙がある。ここを走り抜ければあるいはなんとかなるはずだ。 『ギッ! ギギィ!?』 不意をつかれたのか、或いは多勢で油断したのか。モンスターたちは反撃せず、あっさりと包囲網を突破できた。慌てて追いかけて くるものの、足の速さはそれほどでもない。あれは俺の妹よりも遅いかも知れん。 俺とモンスターの距離は見る見る離れていくのが分かる。なんだ、足が速いわけじゃないのか。意外に力があったから足も速いもの だと思い込んでいたが……なんか勝機が見えてきた。 「やーいやーい。遅いでやんのー」 後ろ向きに走りながら、軽く挑発。挑発された事がわかったのか、モンスター達は奇声を上げながら迫ってくる……が、やっぱりそ れほど早くない。 余裕ぶっこいてそのまま後ろ向きで走り出す。 「ここまでおいでー」 今度は両手を広げ舌を出し、完全に挑発スタイルをとる。ムキになって迫いかけてくるが、やはり追いつく事は無かった。それどこ ろか遂にその場で立ち止まり、肩で息をし始めた。体力もないぞ、こいつら。 よし、今なら振り切れる! 俺は前を向いて、大きく足を踏み出し――そして気付いた。 目の前に、大きな窪みが広がっている事を。 「うおおおっ!!!」 踏み出した足は止まる事が出来ず、こうして俺は窪みの中にダイブするはめになった…… 「痛ててて……」 起き上がるのに、それほど多くの時間を要しなかった。気を失っていたかもしれないが、それも長い時間ではなさそうだ。 窪みは深さ一メートル、幅は二メートルくらいで、中には砂が詰まっている。深めのバンカーみたいな感じだ。 少し離れたところからは確認できなかったから、気付くのが遅れたみたいだ。まさかこんな地形になっているとは……少し調子に乗 りすぎたな。 幸いな事に、奴らはまだここまで来ていない。体力が回復していないのか、それとも一瞬にて消えてしまった俺に不可解なものを感 じて追ってこないのか。 ともかく見つかる前に逃げ出さなきゃ……くそ、砂が重い。足を取られて思うように勧めない。 ――ギッ!? ギギッ! ――ギィーギィー! ――ギャッ!! 遠巻きながら、モンスターたちの声が聞えてくる。……ちっ、追いかけてきやがったか。このままじゃいずれ見つかってしまう。 加えて足場が最悪だ。俊敏性を生かして逃げ切る事も敵わない。 なら、どうする……? 『ギギ、ギギッ!!』 ――窪みの麓までやってきたのだろう。モンスターたちは声を揃え、そして一段とやかましくなった。なにやら討論しているような 感じだ。多分、俺がいなくなった事に気付いて、どうしようか考えているのだろう。 できればこのまま諦めてもらって、おうちに帰っていただきたいのだが…… 「ギギギ!?」 「ギィ-ギィー……ギギッ!」 「ギギギギギ……」 「ギギギッ?」 「ギギギッ……ギギギッ?」 『ギッ!』 …………。 辺りは一段と静けさを取り戻す。 今ここにモンスターがいる気配は無い。俺のことを見捨てて帰還したのか、それとも罠を張り巡らすために敢えて黙っているのか… …ともかく、まだまだ油断はできない。 俺は一段を息を潜め、そこ――崖が削られてできた、人一人がなんとか入れそうな横穴――でじっと待つことにした。 窪みの直下、崖となっている部分にちょうどこんな横穴があった。この横穴、上から見ても死角となって見えないから、俺がいなく なった思わせるのには最適だ。当然逆も然りで、俺も向こうの様子を知ることは出来ないが。それにヤツラが下まで降りてきて、この 横穴を見たら一発でアウトだ。 しかし――である。果たしてそこまでするだろうか? わざわざ足場の悪い場所に降り立ってまで、俺を探すメリットなどあいつら にあるのだろうか? 俺は無いと踏み、横穴に逃げ込んだ。先ほどから俺の行動が裏目裏目と出ているから、ここいらでなんとかうまくいって欲しいもの だ。 息を潜めてじっとしていること、およそ十分。鳴き声はおろか、物音すらない。 (どうやら行ってしまったみたいだな……) 俺とモンスターの根競べは、俺の勝利で幕を閉じたようだ。横穴から出てきた俺は体を伸ばした。ふう、やれやれ。 俺はそのまま重たい砂を掻き分けて崖の上へ駆け上ろうとした、その時。 「キキキキ!」 崖の上にいたそいつは、嘲け笑うかのように声を上げた。 ……ちっ、まだいやがったのか。しつこいヤツだな! 腰に手を当て、剣を振り回した。しかし剣の一撃は虚しく空を切ったのみ。ヤツはジャンプで俺の一撃をかわしたのだ。 くっ……足は遅いが、ジャンプは得意、ってことか。そういえば最初の一撃もジャンプでの奇襲だったな。 正直部が悪い。こんな足場の悪いところじゃ逃げ切れないし、向こうがジャンプを駆使して攻めてきたらたまったもんじゃない。 一見したところ他の仲間はいないが、あまりぐずぐずしているとまた仲間を呼ばれてしまう。 くそ……どうすりゃいい? 「ギギャ!!」 そう思ったのも束の間、ソイツは大きくジャンプしてこちらに攻めてきた! ――やばいっ! 余りにも咄嗟のことだったため、盾を構えるのも忘れ、思わず体を抱え込み…… ――トサッ。 軽い音を立てて、ソイツは砂の上に不時着した。 「…………?」 恐る恐るそちらに目をやると、砂の上でモンスターが苦しそうに喘ぎ、そして間も無く息を引き取った。よく見ると腹に矢が突き刺 さっている。これが致命傷となったのだろう。 「ゴブリン程度に苦戦するようじゃ、あなたもまだまだね」 そして聞えたのは、場違いに明るい女の……いや、少女のせせら笑う声。 声のする方を思わず降り返り―― 崖の上……モンスターがいた崖と対岸にあたる崖の上に、少女は立っていた。 ノースリーブのゴシック風ドレスと赤い胸リボン。そしてスカートからすらりと伸びる足がやけに眩しく感じた。 左手には鈍い光を放つ、不思議な弓。 そして……栗色の髪を左右で括ったツインテールと、整った顔立ち。 姿こそ違えど、間違いない。俺の見知った奴だ。 「橘……お前なのか?」 「ええ。お久しぶりですね」 くすくすと笑うその笑みには、たっぷりと可愛げの成分が振りかけられていた。 「よかった。ようやく見つけることが出来た。欣喜雀躍……いいえ、狂喜乱舞の思いだわ」 スチャと弓を背中にかけた橘は、腕を組みなおして喋り始めた。 「こっちの世界にあなたが来てなかったら、どうしようかと思案を巡らせていたところなの。うん、本当に良かったわ。どうせ次の村 に行く途中なんでしょ。実はあたしもそこへ行く途中なの。善は急げっていいますからね。早く行きましょう」 「待て、色々聞きたい事がある」砂まみれになった体をパンパンと叩き、「先ずはその、『こっちの世界』とらの説明をしてもらおう か」 橘は首を傾げ、あごに手をやってうーんと頷きながら 「そうですね……簡単に言うと、ファンタジーの世界なのです」 ファンタジーの世界? 「ええ。ここはあたし達の住む世界とは異なる世界なの。科学文明とは裏腹に魔法文明が発達し、幻想的な生物が跳梁跋扈する。コン ピューターゲームでありそうな、剣と魔法の世界。そんなところなの、ここは」 剣と魔法の世界……か、なるほどね。確かにそれなら宿屋で会った人たちがあんな格好をしていたのも頷けるし、見たことの無い生 物――ゴブリンだっけ?――が襲ってきたのも分かる。 今ひとつ確証はなかったが、俺も橘の見解と全く同一だ。疑う余地は無い。だが。 「じゃあ何故、俺達はこの世界にやってきたんだ? 「それはね。この世界に囚われた姫を助けるためよ」 姫? ……なんか本当にRPGゲームっぽくなってきたな。面白そうと言えば面白そうだが。 「だか何故その姫とやらを、俺達が助けなければいけないんだ? 別段その姫が誘拐されたところで俺達が困る事はなかろう」 俺の疑問ももっともだと思う。正直関係の無い世界のことで体を張ってまで姫様を助けようなんてこれっぽっちも思わない。 しかし橘京子は待ってましたかの言わんばかりの自慢気な口調で 「それが大困りなのよ。誘拐された姫が、佐々木さんなんですから」 「……なっ……」サラッと言いやがった。「どうして佐々木がこの世界で囚われている!?」 「理由は……わかりません。でも」 橘京子は、ややシュンとした表情となり、 「分かってしまうんだから仕方ありません。この世界に突如現れた、邪悪な大魔王。その大魔王が、この世界のシンボルたるササキ姫 を誘拐し、自分の根城に幽閉してしまったのです。大魔王を倒し、ササキ姫を救出しなければ、あたし達の世界も危ういのです!」 そして対照的にグッと拳に力を込め、 「だから! 協力してください! あなたは選ばれし勇者! あなたはこの世界と元の世界、そしてササキ姫を救出できる唯一の人間 なのです!」 ……おいおい。本気か? リアルな世界で『エラバレシユウシャ』が存在するなんて思っても見なかったぜ。しかもそのユウシャと やらが俺だってよ。片腹痛しにも程がある。それに誘拐少女の片棒を担ぐなんて、俺のポリシーにも違反する。 「お願いですからぁ! お礼もしますからぁ!」 今度は半泣きの顔で哀願。……うん、ちょっとした冗談だったんだが、ここまで泣かれるとさすがに気が引けるな…… 「……わかったよ。仕方ない。どの道この世界とおさらばするにはそれしかなさそうだし、お前の用件、飲んでやる」 「本当ですか! ありがとうございます!」 最後は喜び溢れんばかりの笑顔。忙しい性格だな、こいつは。 「……ああ、それから」 「なんですか?」 「いや……まあ……なんというか……お礼はいいや」 「……え? 何故?」 いぶかしげな顔をする橘から目線を逸らし「なかなかいいものを見させてもらったからな。少しは目の保養になった。いや、眼福眼 福」 「…………?」 まだ気付いてないらしい。……どうやらストレート言うしかないようだ。 「あのな、橘」 「はい?」 「ここからだとな、お前のスカートの中、丸見えだ」 「……なっ、何見てるのよっ! エッチ! スケベ!! 変態!!!」 橘は、俺の顔と自分のスカートとを交互に見据え、そしてみるみる顔を赤くしていった。 スカートを押さえながら、俺に向かって罵詈雑言を浴びせるツインテール。だがフリフリのスカートは思ったよりも剛性が高いよう で、下着を隠そうにも隠れない。むしろピラピラ舞うスカートとモゾモゾする足がよりフェティシズムを刺激する。 「んん……もうっ! これだからワイヤー入りのスカートは嫌なのよっ!!」 「まあまあ、いいじゃないか。少しくらい華があったほうがいいぜ。特にお前は胸がないんだから、他の場所でそれを補うことは悪い 事じゃないと思うぜ」 ピクッ ……何かが、壊れるような音がした。 「た、橘……?」 「……キライ……?」 「……へ?」 「あからさまな嘘はもっと大ッキライっよおっ!!!」 「うをあー!! ほ、本気で打つなぁー!!!」 ――こうして俺は小一時間に渡り、ゴブリンよりもよっぽどタチの悪い、アーチャー橘の弓矢をかわしつづけるハメとなった。 「橘ぁ! さ、佐々木を早く助けに行こうぜ! なっ!」 「あなたへの制裁が先よっ!! 覚悟なさいっ!!」 「わ、わかったから! 俺が悪かったから大人しくなってくれって!」 「あなたに一矢報いたら大人しくします!!」 「俺は勇者じゃなかったのかぁ!!!」 「勇者である以前にあたしの心を傷つけた大罪人です!!!」 「そんな馬鹿な話あるかぁー!!」 「ここにあるったらあるんです! さあ、大人しく突っ立てなさい!!!」 「無理言うなぁー!!!!!!」 なおもわきゃわきゃ喚く橘京子を尻目に、俺はふとこんな事を考えていた。 ……佐々木。お前を助けに行くのはまだまだ先のことになりそうだ、と。
https://w.atwiki.jp/oddgrimoire/pages/20.html
ODDEYES:こんにちは。17 00から予定の生活ゲームに参りました。 芝村:記事どうぞ ODDEYES: 【予約者の名前】2800528DDEYES:星鋼京 【実施予定日時】5月21日/17:00~18:00 【ゲームの種別】生活ゲーム 【イベントの種別(時間):消費マイル】 ・ミニイベント(1時間):20マイル×1時間 【予約の有無】今回は不要 【召喚ACE】(※生活ゲームのみ) ・石津 萌:藩国非滞在:10 【参加プレイヤーの食糧消費】3マイル×1人 【合計消費マイル】計33マイル 【参加者:負担するマイル】 ・2800528DDEYES:星鋼京:仮入学(初):消費マイル33 ・藩国マイル:消費マイル0 ※星鋼京が国番号を発行されたので国民番号は4200528になるのですが予約時の番号の方で書かせていただきました。必要ならば訂正します。 ODDEYES: http //cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi?no=2110 reno=1886 oya=1886 mode=msgview こちら確定記事になります。よろしくお願いします。 芝村:予約確定記事です 芝村:はい。OKです。 芝村:イベントは? ODDEYES:生活ゲーム(小笠原含む)は初めてなので緊張してます(ドキドキ) ODDEYES:Q:初対面で親睦を深めるためのお勧めなどありますでしょうか? 芝村:A:萌、すごいこわがりなんで、どうしたがいいかな 芝村:まあ、距離をとりつつ話すといい ODDEYES:ええ、いきなりマンツーマンで会うのもどうかと思ったんですが仲介してくれそうなACE呼ぶマイルがなかったもので_| ̄|○ ODDEYES:わかりました。頑張ってみます 芝村:はい。 芝村:2ふんまってね ODDEYES:うお、いかんキーボード打つ手が震えとる 芝村:/*/ 芝村:今は夜だよ。 ODDEYES: あ、すみません。事前にこちらのl:が通ればお願いします。 l:元奇眼藩国藩王ODDEYESは伏見藩国との合併に伴い退位した = 藩王らしく振舞わなくてよくなったので加齢メイクを解いている l:現在着用中のアイドレス = 北国人+風を追う者+風の中心を探すもの+精霊使い+星見司 l:現在の外見 = 北国人,日向やアノレゴス位の年齢,旅装束に麦藁帽子,右が青左が灰色のオッドアイ 芝村:ゆったりした時間だ。冷たくもない。 芝村:通った>l ODDEYES:「いい夜だな」 Q:星はみえますか? 芝村:ええ ODDEYES:周囲をみわたします。 r:現在位置の確認をする 芝村:ここは屋根の上だよ。見晴らしがいい。 芝村:屋根の上、隅で誰かが笛を吹いている。 ODDEYES:「屋根の上か、ギターが欲しい所だなあ。……おや?」 ODDEYES:r:笛の音のする方をそっと見てみます 芝村:萌がいる ODDEYES:Q:萌が笛を吹いてるんですよね? 芝村:A:ええ ODDEYES:「(いい音だなー)」 話しかけるのも無粋なんで暫く聞き入ってます 芝村:はい。 芝村:どこか嬉しそうに吹いているね ODDEYES:その様子を微笑みながらみてます。 ODDEYES:(凄いいい感じなんだけどこのまま終了したらどうしようと思っている(汗)) ODDEYES:Q:どんな曲かわかりますか? 芝村:A:夜想曲みたいだけど名前まではわからない ODDEYES:ガンパレードノクターンじゃなかろうなw ODDEYES:青森で栄光号空挺使用に乗ってヘカトン相手にした記憶を思い出します(PLが) 芝村:ははは。 ODDEYES:「(うん、いい曲だ)」 とか内心で思いつつ空を見上げます。心は曲に傾けたままで 芝村:急に曲がとまった 芝村:貴方に気づいたようだ ODDEYES:「(おや?)」 見あげてた顔を下げて萌の方を向きます。 ODDEYES:「ああ、いや邪魔をしてしまいましたか、すみません」 ぺこり、と頭を下げます。 芝村:萌は動けないでいる。 芝村:ちいさくなってる。 芝村:こわばってるかも ODDEYES:「とても、いい響きだったのでつい足を止めてしまいました」 芝村:反応はない ODDEYES: 「驚かせてしまいましたか。私、旅の者でODDEYESと言います」 芝村:萌:「そう」 ODDEYES:「いい夜だと歩いていたら貴方の笛の音に呼ばれてしまいまして。お邪魔でしたか?」 芝村:萌は黙った。 芝村:ちょっと首をふった。 ODDEYES:「ありがとう」嬉しそうににっこり笑います 芝村:萌は目をあわせないでどこか見てる。 ODDEYES:(怖がってるよなあ。機から見てめっさ怪しいし……) ODDEYES:「貴方の演奏を止めるつもりはなかったんです。よかったら続けてください。昔を思い出せるいい曲でした」 芝村:萌は首を振った。 ODDEYES:「ああ、勿論、無理にとはいいませんよ。しかしあんないい曲を止められては夜の星も残念がるでしょう」 ODDEYES:# (俺はいったいなにをいってるんだろう@@) 芝村:萌は震え始めた。 ODDEYES:あー、一歩下がります 芝村:萌は喉に手をあててる。 芝村:なんかうまくしゃべれないようだ。 ODDEYES:「ああ、ゆっくりでいいですよ。無理に喋ろうとしないでいいです」 芝村:萌は背を向けた。 芝村:小さくなってる。 ODDEYES:「頷くか、首を振るだけでも。ええと、私が怖いのでしょうか?」 芝村:小さくうなずかれた。 ODDEYES:「貴方に危害を加えるつもりはありません。怖がるな、というのは無理な話でしょうがそれだけは信じてください」 芝村:小さくうなずかれた。 芝村:そう言う問題ではないらしい ODDEYES:「もしかして、人と話すのがあまりお得意ではないのですか?」 芝村:うなずいた。恥ずかしそうだ。小さく震えている。 ODDEYES:「ああ、私もです。人前で話すのはいまだにドキドキします。こう見えて小心者なので」 恥ずかしそうに笑います ODDEYES:(実際PLがガクブルしてます) 芝村:萌:「夜だけど・・・」 芝村:萌:「今日は、月がでているから」 ODDEYES:「ああ、確かにいい月ですね」 月を見上げます 芝村:萌:「だから・・・こわい」 ODDEYES:「ええと、月に何か問題でも? 明るいのがいけないんでしょうか?」 芝村:萌はうなずいた。 芝村:萌:「明るいと、目がきになるから」 ODDEYES:「人目、気になりますか。……私のも?」 芝村:萌はうなずいた。 ODDEYES:「すみません……。私、見えない所まで下がった方がいいですか?」 芝村:萌は悲しそうに首をふった。 芝村:萌:「……ご……め…」 芝村:泣いてる・・・・ ODDEYES:「ああ、よかった」 ODDEYES:「あ、いえ、泣かないでください!」 ODDEYES:「ごめんなさい。私、怖いでしょうけど、貴方と、仲良くしたいです」 芝村:/*/ ODDEYES:「頷くか首を振るかでいいです。私と、仲良くしてもらえませんでしょうか?」 芝村:はい。お疲れ様でした。 芝村:残念。時間切れです(笑) ODDEYES:一時間短ぇぇーーーーっ!!!! 芝村:ははは 芝村:評価は+1+1でした ODDEYES:フォローが、フォローが遅いよ俺のバカーッ!! ODDEYES:あ、上がってるーΣ(゚Д゚; ODDEYES:(マイナスじゃなければ恩の字と思ってました) 芝村:秘宝館には1、1でたのめます ODDEYES:ありがとうございます。距離の取り方凄い難しいです。ビビリすぎだったでしょうか? 芝村:いや。良かったと思います ODDEYES:踏み込んだら即アウトだと思ってました。 ODDEYES:というか最近ガンオケ緑しかやってないんでガンパレの方の萌との距離感忘れてましたーっ(吐血) 芝村:ははは。 ODDEYES:ああでも俺が守りたいと思ってたのはこっちの萌なんですよね 芝村:確かに踏み込めば終わってたね ODDEYES:(大絢爛OPセレモニーの新妻萌みて泣いた男です) 芝村:ははは ODDEYES:長期戦覚悟でいきたいと思います。うう、マイル貯めないとあかんな 芝村:頑張ってくださいね。応援してます。 ODDEYES:はい、今日はありがとうございました!! 芝村:では解散しましょう。おつかれさまでしたー ODDEYES:おつかれさまでした。では失礼いたしますー