約 3,884,435 件
https://w.atwiki.jp/oper/pages/206.html
第一幕 [元帥夫人の寝室。左のアルコーヴ(壁の一部をくぼませた小部屋)内には大きなテントの形をした天蓋付き寝台。寝台の脇には三つ折りの中国の屏風があり、その後に衣服が落ちている。少し離れて小さな机一脚と一組の椅子。左の小さなソファの上には剣が鞘に収められて置いてある。右には大きな観音開きの扉が控えの間に通じている。中央には、ほとんど見えないが、小さな扉が壁に埋め込まれている。その外に扉はない。アルコーヴと小さな扉の間の壁沿いに化粧台と一組のひじ掛け椅子が置かれている。寝台の幕は引き開けられている。半開きの窓から、明るい朝日が注ぎ込む。庭で小鳥が歌うのが聞える。(幕が開く。)オクタヴィアンは寝台の前のスツールの上に膝をついて元帥夫人を放さないでいる。元帥夫人は寝台に横たわり、軽く絡みついている。彼女の顔は見えず、ただそのとても美しい手と腕が見え、腕からはレースの袖が垂れている。] オクタヴィアン [熱狂的に] あなたがどんなだったか!あなたがどんなか!一人として知らない、誰にも思いもつきもしないんだ! 元帥夫人 [枕の中に身を起こして] 文句がおあり?カンカン?皆が私がどんなか知っていた方がよろしくて? オクタヴィアン [情熱的に] 天使よ!まさか!天にも昇るほどうれしいんだ、あなたがどんなかを知っているのが僕だけだってことが。誰も知らないんだよ!一人も知らないんだ。あなたを、あなたを、あなたを!この「あなた」ってなに?「あなたと僕」って?意味があるんだろうか?確かに言葉で、単なる言葉でしょう?ねえ、そうでしょう!でも、その中には何かがあるんだ。目がくらむもの、引っぱるもの、あこがれせき立てるもの、焦がし燃えるもの。僕の手が今あなたの手に重なるように、あなたがほしいこと、あなたにすがりつくこと、それが僕、それがあなたに望むこと、でもこの僕はこのあなたの中に消えてしまう……僕はあなたの坊やだけど、僕が正気を失ってしまったら、あなたの坊やはどこへ行ってしまうの? 元帥夫人 [静かに] あなたは私の坊やよ、あなたは私の宝よ! [深く愛情を込めて] 愛しているわ! [抱擁] オクタヴィアン [突然怒りだす] なぜ昼なんだ!昼なんてほしくない!昼なんてなんのためにあるんだ!そしたらあなたはみんなのものになってしまう!真っ暗になれ! [窓に駆け寄って閉め、カーテンを引く。遠くからかすかに鈴の音が聞える。元帥夫人は優しく笑う。] オクタヴィアン 僕のことを笑うの? 元帥夫人 [情愛を込めて] あなたのことを笑う? オクタヴィアン 天使よ! 元帥夫人 かわいい子、私の若くてかわいい子。 [再びかすかな鈴の音] 聞いて! オクタヴィアン いやだよ。 元帥夫人 静かに、聞いて! オクタヴィアン 何にも聞きたくない!だいたい何が来るっていうの? [鈴の音が近付く] きっと手紙とかおべんちゃらを持ってきた伝令かな?ソーローとか、ハーティヒとか、ポルトガル大使とかからさ?ここには誰も入ってこさせないよ!ここでは僕が主人だ! [中央の小扉が開き、銀の鈴をたくさんぶら下げた黄色の衣装をまとった子供の黒人が、チョコレートを載せた盆を捧げながらちょこちょこと敷居をまたぐ。扉は黒人の後で見えざる手により閉められる。] 元帥夫人 早く、隠れて!朝食だわ。 オクタヴィアン [屏風の裏に滑り込む。] 元帥夫人 さっさと剣を寝台の後に片付けて! オクタヴィアン [急いで剣を取って隠す。] 元帥夫人 [天蓋の幕を引いて閉めてから、体をもとのように横たえる。] 黒人の子供 [小机の上に盆を置き、机を前方に押し、ソファをその隣にぐいと押し寄せると、小さな腕を胸の前で組んだ姿勢で寝台に向かって深くお辞儀をする。それから顔はいつも寝台に向けたまま後方に下がりながら、愛くるしく踊る。扉でもう一度お辞儀をして、姿を消す。] 元帥夫人 [寝台の幕の間から出てくる。毛皮の縁取りをした軽い上掛けを羽織っている。] オクタヴィアン [壁と屏風の間から出てくる。] 元帥夫人 間抜け、考えなし!ご婦人の寝室に剣をほっぽらかしておく人がありますか?もっときちんとした習慣を身に付けていないの? オクタヴィアン 僕の振る舞いがご不快なら、僕がこういったことに手慣れていないことがご不満なら、いったい僕のどんなところがお気に召すのかわかりません! 元帥夫人 [ソファの上で、情愛を込めて] 哲学しないで、恋人さま、そしてこっちへいらっしゃい。朝御飯を食べましょう。なにごともその時があるものよ。 オクタヴィアン [彼女の隣に座る。親密に朝食をとる。オクタヴィアンが彼女の膝の上に頭を寝かせる。彼女は彼の髪をなでる。彼は彼女を見上げる。静かに] マリー・テレーズ! 元帥夫人 オクタヴィアン! オクタヴィアン ビシェッテ(牝鹿ちゃん)! 元帥夫人 カンカン! オクタヴィアン 僕の宝物! 元帥夫人 私の坊や! [朝食を続ける] オクタヴィアン [楽しげに] 元帥はクロヴァシアの森にいて熊や山猫を狩っていて、そして僕は、僕はここにいて、若い僕は、何を狩っている? [弾けるように] 僕は幸運だ、僕は幸運だよ! 元帥夫人 [影が顔をよぎる] 元帥のことはそっとしておきなさい!彼の夢を見たのよ。 オクタヴィアン 昨日の夜、彼の夢を見たの?昨日の夜? 元帥夫人 自分の夢には指図できないわ。 オクタヴィアン 昨日の夜、ご主人の夢を見たというの?昨日の夜? 元帥夫人 そんな目をしないで。どうすることもできないわ。彼が家に帰って来たのよ。 オクタヴィアン [静かに] 元帥が? 元帥夫人 中庭に馬や人の物音がして、彼も中庭にいたの。驚いてすぐに目が覚めたわ。やだわ。見てちょうだい。私は本当に子供だわ。まだ中庭から音が聞えるの。頭の中で鳴っているのかしら。ひょっとしてあなたにも何か聞える? オクタヴィアン ええ、もちろん何か聞えるけれど、それがご主人なわけあるもんかい!彼がどこにいるのか、考えてごらんよ。ライツェンラントだよ。エッセクよりもまだ遠いところだよ。 元帥夫人 それは本当に充分遠いの?なら、きっとほかの音なんでしょう。それならいいわ。 オクタヴィアン すごく不安そうな目をしているよ、テレーズ? 元帥夫人 知ってるでしょう、カンカン。遠くにいるかも知れないけれども、元帥はほんとうにとっても素早いのよ。ある時、 [言いやめる] オクタヴィアン ある時なにがあったの? 元帥夫人 [気を取られ、耳をそばだてる] オクタヴィアン [嫉妬して] ある時何があったの?ある時何があったの?ねえ、ねえ!ある時何があったの? 元帥夫人 もう、いい子にして。何もかも知る必要はないわ。 オクタヴィアン そうやって僕をもてあそぶ! [絶望してソファの上に身を投げる。] 僕は不幸な人だ。 元帥夫人 さあ、すねないで。大切なのは今よ。 [聞く] あれは元帥よ。他所の人なら、控えの間の音でそれとわかるわ。絶対に主人よ、衣装部屋から入ってこようとして召使いと言い争うのなんて。カンカン、主人だわ。 オクタヴィアン [剣を取りに走り、それから右に駆け寄る。] 元帥夫人 そっちはだめ。そっちは控えの間よ。そっちには出入りの業者や召使いがたくさんいるわ。あっちよ! オクタヴィアン [小扉に向かって走る。] 元帥夫人 遅すぎたわ!もう衣装部屋まで来てるわ。こうなったら最後の手段よ!隠れて! [一瞬、途方に暮れた後] そっちよ! オクタヴィアン 来たら僕が飛びかかるよ!あなたの隣にいる! 元帥夫人 そっちの寝台の後よ!そっちの幕の中に!そして動かないで! オクタヴィアン [ためらって] もし僕がそこで捕まったら、あなたはどうなるの、テレーズ? 元帥夫人 [懇願しながら] 隠れて、かわいい子! オクタヴィアン [屏風の脇で] テレーズ! 元帥夫人 [いらいらと足踏みをしながら] じっとしているのよ! [目をきらきらと輝かせながら] 見てみたいの。私がここに立っている時に、あえてそっちに入っていくのかどうか。私はナポリの将軍とは違うのよ。持ち場からは絶対に動かないわ。 [きびきびと小さな扉の側まで行き、耳を傾ける。] 私の召使いたちは勇敢だわ。彼をここにいれまいと、私は寝てると言っているわ。とっても勇敢だわ! [衣装部屋の物音は大きくなり続ける。耳をそばだてる] あの声!あれは元帥の声とはまったく違うわ!「男爵様」と言っているわ。他所の人だわ。 [嬉しそうに] カンカン、あれはお客だわ。 [笑う] 急いで服を着るのよ。でも召使いたちに見つからないように、まだ隠れていてね。でも、あの嫌な大声には聞き覚えがあるわ。誰だったかしら?大変、あれはオックスよ。親戚の、レルヒェナウの、オックス・アウス・レルヒェナウだわ。いったい何の用かしら?イエス様マリア様! [つい笑い出す] カンカン、聞いている?カンカン、覚えていない? [左奥に数歩歩み寄る] 5、6日前の手紙……馬車に乗っていて、車の扉のところまで手紙が届けられたことがあったじゃない。あれがオックスからの手紙だったのよ。そして、私には何が書いてあったかさっぱり分からないわ。 [笑う] 全部あなたのせいよ、カンカン! 執事の声 [外で話している] 廊下でお待ちください、閣下! 男爵の声 [外で] いったいどこで礼儀を学んだのかね?レルヒェナウ男爵は控えの間で待たないよ。 元帥夫人 カンカン、何をしているの?どこに隠れているの? オクタヴィアン [女物のスカートと短い上着を着て、髪はハンカチとリボンをボンネットのようにして、出てきて、膝を折ってお辞儀をする] ご用でごぜえますか、侯爵夫人さま。おらはまだお仕えに出て日が短えです。 元帥夫人 まあ、かわいい子!だけどあと一回しか接吻してあげられないわ。 [急いで接吻する。外で新たに音がする] ドアをこじ開けるつもりだわ、あの御仁は。なんとか出ていってね。召使いの間を大胆にすり抜けるのよ。ほんとうになんて賢いいたずらっ子なのかしら!後でまたいらっしゃいね。でも男の人の格好をして表の扉からいらしてね、できれば。 [元帥夫人は扉に背を向けて座り、チョコレートを飲み始める。オクタヴィアンは素早く小扉へ向い、反対側へ行こうとする。その瞬間、扉が勢いよく引き開けられ、オックス男爵、および家僕たちが空しくも彼を引きとどめようとしながら入ってくる。オクタヴィアンは頭を低くして機敏に逃げ出そうとするも、男爵とぶつかってしまい、当惑して扉の左側の壁沿いに体を押し付ける。三人の家僕が男爵と同時に入ってきて、なすすべなく立つ。] 男爵 [尊大に家僕たちへ向かって] 言うまでもなく閣下はお会いになる。 [進み出る。家僕はその左にいて道を遮ろうとする。オクタヴィアンに興味を持って] 失礼、かわいいお嬢さん。 オクタヴィアン [当惑して壁に向かう] 男爵 [気取ってわざとらしく腰を低くして] 失礼、かわいいお嬢さん、と申したのですが。 元帥夫人 [肩越しに見て、立ち上がって男爵を出迎えに歩み寄る] 男爵 [オクタヴィアンに向かって慇懃に] どこかおけがをさせませんでしたか? 家僕たち [男爵を引っぱる。静かに] 侯爵夫人閣下! 男爵 [フランス風のお辞儀を二度繰り返す] 元帥夫人 とてもお元気そうですね、閣下。 男爵 [再びお辞儀する。家僕へ] 君もよくわかっただろう。閣下が私にお会いになって喜んでいらっしゃるのが。 [男爵は世慣れた軽妙さで元帥夫人に向いながら手を差し伸べ、彼女も手を見せる。] それに閣下が喜ばれないわけがない!身分の高い者同士にとって早い時間など何の関係がありましょうか?かつてはまことに毎日毎日、我がブリオッシュ侯爵夫人のもとに朝のご挨拶に伺ったものです。閣下はお風呂に入っておられて、私との間には小さな屏風しか隔てるものが無かったのですよ。驚かざるを得ませんよ。 [怒って見回しながら] 閣下の家僕ときたら… オクタヴィアン [壁沿いにアルコーヴへ向かって忍び寄り、できる限り寝台の影に身を隠そうとする。] 元帥夫人 お許しください。言われたとおりに振る舞っただけなのですよ。今朝は片頭痛がしまして。 [元帥夫人の合図で家僕たちは小さなソファとひじ掛け椅子一脚をより前に動かし、立ち去る。] 男爵 [たびたび背後を振り返る] 元帥夫人 [男爵にひじ掛け椅子に座るよう勧めてから、自らはソファに腰を下ろす。] 男爵 [座りかけるが、かわいい小間使いのことに気を取られている。独白] なんてかわいいんだ!きれいないい子だ! 元帥夫人 [立ち上がり、儀礼的に改めて席を勧める] 男爵 [ためらいながら座り、かわいい小間使いに完全に背を向けないように苦心する。] 元帥夫人 まだ本調子じゃないんですの。御兄様にはどうかおわかりいただければと思いますわ。 男爵 もちろんです [向きを変えてオクタヴィアンを見る] 元帥夫人 私の小間使いですの。田舎からきた若い子で、閣下にはご迷惑ではないかと心配ですわ。 男爵 本当にすてきだ!何ですって?とんでもない!まったく逆です! [男爵はオクタヴィアンに手で合図し、それから元帥夫人に] 閣下も驚きになられたと存じます。私が新郎として [見回す] なんといいますか… 元帥夫人 新郎として? 男爵 ええ、閣下には当方からのお手紙で事細かに… [独白] 新人だな。うまそうだ。十五にもならないだろう。 元帥夫人 [安心して] 手紙で。もちろん。ええ、手紙ですよね。お相手の幸運な方はどなたでしたっけ。ここまで名前が出かかっているんですのよ。 男爵 何ですか? [後方に] とびきり若い!ぴちぴち!洗い立て!すばらしい! 元帥夫人 ええっと、花嫁はどなた? 男爵 ファニナル嬢です。 [かるく不満そうに] 閣下には名前もお伝えしたはずですが。 元帥夫人 もちろんですとも!私の頭がどうかしていますわ。ただ御一門はこちらの方でいらして? オクタヴィアン [忙しげに盆を取り上げ、男爵のひときわ背後に入ろうとする。] 男爵 [強調して] 当然です、閣下、こちらのものです。陛下の恩寵によって貴族に列せられたものです。軍に納入しておりまして、ニーダーラントにおります軍に。 元帥夫人 [もどかしげに、オクタヴィアンに下がるように目で合図する。] 男爵 [元帥夫人の表情をまったく取り違える] 閣下がこの不釣り合いな結婚にお美しい額をしかめられるのもわかります。しかし、これはもう確かに、この女の子が天使のようにかわいいんですな。修道院から出たてでして。一人っ子でして [語気を強めて] この男はヴィーデンに家を十二軒と、ホーフ(宮殿地区)に館をもっておまして、そして健康状態が [ほくそ笑みながら] あまりよろしくないんですな。 元帥夫人 親愛なる御兄様、よくわかりましたわ。とてもよいお話だということが [オクタヴィアンに下がるように合図する。] 男爵 そして閣下の面前で恐縮ですが、私自身は彼ら二人に充分なだけの高貴な血をこの体の中に持っていると自負しておりますし、まあ、人は結局変わることはできませんからな、コルポディバッコ(なんたること)!奥様に身分相応の優先権はいずれ手に入れてやることができますし、子供たちに関しては、もし彼らに金の鍵が譲渡されないようなことになっても、ヴァベーネ(問題ない)!ヴィーデンの十二軒の家の十二本の鉄の鍵を頼みにすることができますからな。 元帥夫人 そうでしょうとも!まあ、もちろん、御兄様の子供たちがドンキホーテになることなどありませんでしょう。 オクタヴィアン [盆を持って扉の方に下がろうとする。] 男爵 なぜショコラーデを下げるのです!どうか、どうか!そこに!ツッツッ、いったいなんで! オクタヴィアン [ためらって止まり、顔をそらす。] 元帥夫人 お行き、いいから! 男爵 実を申しますと、閣下、私はほとんど何も食べておらんのですよ。 元帥夫人 [あきらめて] マリアンデル、こちらへいらっしゃい。閣下にお給仕しなさい。 オクタヴィアン [来て給仕。] 男爵 [カップを取り、飲む。] ほとんど何も食べておらんのですよ、閣下。旅行用馬車に朝の五時から乗ってまして、(ちょうどぴったりだな! [オクタヴィアンへ] ここにいなさいね、お嬢ちゃん。お話したいことがあるからね。) [元帥夫人へ、大きな声で] 従者たち全員、馬丁、狩人たち、みんな [むさぼり食う] みんな下の中庭でうちの司祭とおります。 元帥夫人 [オクタヴィアンへ] 行きなさい。 男爵 [オクタヴィアンへ] ビスケットをもう一ついただけるかな。ここにいなさいな。 [静かに] (ほんとにかわいい天使だな。お宝だ、べっぴんだ。) [元帥夫人へ] …「白馬」へ行く途中でして、そちらへ宿泊いたしますが、それは明後日まででして…… [声をひそめてオクタヴィアンへ] (なんかきれいなものをあげるからね、おまえさんと…) [元帥夫人へ、極めて大声で] 明後日まででして… [急いでオクタヴィアンへ] (二人っきりで仲良くしよう!どうだい?) 元帥夫人 [オクタヴィアンの喜劇的な仕草に笑いをこらえきれない。] 男爵 [元帥夫人へ] それからファニナルの館に移ります。当然ながら、その前に新郎の代理人を… [憤激した様子でオクタヴィアンへ] いいから待たんかね?…生まれ高貴なる新婦殿へ派遣し、銀の薔薇を届けねばなりません、貴族の故実に従いましてな。 元帥夫人 それで閣下は、親族のうちからどなたをこの名誉ある立場にお選びに? 男爵 それについて閣下の御助言をいただきたいという一心で、このように失礼ながら旅行服にて本日の朝のお目通りに… 元帥夫人 私に? 男爵 書簡にて恭順の意を尽くしてお願いしましたとおりでございます。このようなへりくだりましての請願がご機嫌を損ねたというほど私が不運であろうことはまさか… [背を後ろにもたせかけ、オクタヴィアンへ] 僕が君のほしいものをあげよう。君にはその価値がある! 元帥夫人 まさか、とんでもない!閣下の新郎としての最初のご訪問の代理人を親族から… 誰がいいかしら?プライシンク兄様?どう?ランベール兄様?私が… 男爵 閣下のお美しいお手にお任せいたします。 元帥夫人 わかりました。お夕食をご一緒にいかが、御兄様?明日はどうかしら?その時にご推薦いたしましょう。 男爵 まことに恐れ入ります。 元帥夫人 [立ち上がろうとして] ですが 男爵 [ひそめた声でオクタヴィアンへ] もどってらっしゃい!それまでいなくならないからな! 元帥夫人 [独白] まあ! [大きな声で] そこにおいでなさい!他になにか御兄様のお役にたてますかしら? 男爵 まことに恐縮ではありますが、閣下の公証人にご紹介いただければありがたく存じます。夫婦財産契約に関することなのですが。 元帥夫人 私の公証人はわりと頻繁に朝に参りますのよ。マリアンデル、控えの間で待っているかどうか見てきなさい。 男爵 なぜ小間使いを?閣下のお世話が私のために行き届かなくなるではありませんか。 [彼女を引き止める] 元帥夫人 御兄様、おとなしく行かせておあげなさい。 男爵 [生き生きと] そうはいきません。あなたは閣下のお申し付けを伺えるようここにいなさい。すぐに家僕のだれかがやってくるでしょう。[揺れながら] こんなかわいこちゃんを、まったく、あんな下劣な家僕連中の中に送るなんて [彼女をなでる] 元帥夫人 お気使いが過ぎますわ。 執事 [入ってくる] 男爵 ほら、言ったじゃないですか。彼が閣下にご報告しますよ。 元帥夫人 [執事へ] シュトゥルーハン、私の公証人は次の間に控えているかしら? 執事 侯爵夫人閣下におかれましては、公証人、それから管理人、それから料理長、それから、シルヴィア様が送られました歌手とフルート奏者が控えております。 [冷たく] その他にいつものろくでもない連中がおります。 ERSTER AUFZUG Das Schlafzimmer der Feldmarschallin. Links im Alkoven das grosse zeltförmige Himmelbett. Neben dem Bett ein dreiteiliger chinesischer Wandschirm hinter dem Kleider liegen. Ferner ein kleines Tischchen und ein paar Sitzmöbel. Auf einem kleinen Sofa links liegt ein Degen in der Scheide. Rechts grosse Flügeltüren in das Vorzimmer. In der Mitte, kaum sichtbar, kleine Türe in die Wand eingelassen. Sonst keine Türen. Zwischen dem Alkoven und der kleinen Türe steht ein Frisiertisch und ein paar Armsessel an der Wand. Die Vorhänge des Bettes sind zurückgeschlagen. Durch das halbgeöffnete Fenster strömt die helle Morgensonne herein. Man hört im Garten die Vöglein singen. (Vorhang auf.) Octavian kniet auf einem Schemel vor dem Bett und hält die Feldmarschallin, die im Bett liegt, halb umschlungen. Man sieht ihr Gesicht nicht, sondern nur ihre sehr schöne Hand und den Arm, von dem das Spitzenhemd abfällt. OCTAVIAN schwärmerisch Wie du warst! Wie du bist! Das weiß niemand, das ahnt keiner! MARSCHALLIN richtet sich in den Kissen auf Beklagt Er sich über das, Quinquin? Möcht’ Er, dass viele das wüssten? OCTAVIAN feurig Engel! Nein! Selig bin ich, dass ich der Einzige bin, der weiß, wie du bist! Keiner ahnt es! Niemand weiß es. Du, Du, Du! - Was heisst das „Du“? Was „Du und ich“? Hat denn das einen Sinn? Das sind Worte, blosse Worte, nicht? Du sag! Aber dennoch Es ist etwas in ihnen, ein Schwindeln, ein Ziehen, ein Sehnen und Drängen, ein Schmachten und Brennen Wie jetzt meine Hand zu deiner Hand kommt, das Zu-dir-wollen, das Dich umklammern, das bin ich, das will zu dir, aber das Ich vergeht in dem Du.... Ich bin dein Bub, aber wenn mir dann Hören und Sehen vergeht - wo ist dann dein Bub? MARSCHALLIN leise Du bist mein Bub, du bist mein Schatz! sehr innig Ich hab’ dich lieb! Umarmung OCTAVIAN fährt auf Warum ist Tag? Ich will nicht den Tag! Für was ist der Tag! Da haben dich alle! Finster soll sein! Er stürzt ans Fenster, schliesst es und zieht die Vorhänge zu. Man hört von fern ein leises Klingeln. Die Marschallin lacht leise OCTAVIAN Lachst du mich aus? MARSCHALLIN zärtlich Lach’ ich dich aus? OCTAVIAN Engel! MARSCHALLIN Schatz du, mein junger Schatz. wieder ein feines Klingeln Horch! OCTAVIAN Ich will nicht. MARSCHALLIN Still, pass’ auf! OCTAVIAN Ich will nichts hören! Was wird’s denn sein? das Klingeln näher Sind’s leicht Laufer mit Briefen und Komplimenten? Vom Saurau, vom Hartig, vom portugieser Envoyé? Hier kommt mir keiner herein! Hier bin ich der Herr! Die kleine Tür in der Mitte geht auf und ein kleiner Neger in Gelb, behängt mit silbernen Schellen, ein Präsentierbrett mit der Chokolade tragend, trippelt über die Schwelle. Die Tür hinter dem Neger wird von unsichtbaren Händen geschlossen. MARSCHALLIN Schnell, da versteck Er sich! Das Frühstück ist’s. OCTAVIAN gleitet hinter den Schirm MARSCHALLIN Schmeiss’ Er doch den Degen hinters Bett. OCTAVIAN fährt nach dem Degen und versteckt ihn MARSCHALLIN legt sich zurück, nachdem sie die Vorhänge zugezogen hat. DER KLEINE NEGER stellt das Servierbrett auf das kleine Tischchen, schiebt dieses nach vorne, rückt das Sofa hinzu, verneigt sich dann tief gegen das Bett, die kleinen Arme über die Brust gekreuzt. Dann tanzt er zierlich nach rückwärts, immer das Gesicht dem Bette zugewandt. An der Tür verneigt er sich nochmals und verschwindet. MARSCHALLIN tritt zwischen den Bettvorhängen hervor. Sie hat einen leichten, mit Pelz verbrämten Mantel umgeschlagen. OCTAVIAN kommt zwischen der Mauer und dem Wandschirm heraus. MARSCHALLIN Er Katzenkopf, Er Unvorsichtiger! Lässt man in einer Dame Schlafzimmer seinen Degen herumliegen? Hat Er keine besseren Gepflogenheiten? OCTAVIAN Wenn Ihr zu dumm ist, wie ich mich benehm’ und wenn Ihr abgeht, dass ich kein Geübter in solchen Sachen bin, dann weiß ich überhaupt nicht, was Sie an mir hat! MARSCHALLIN zärtlich auf dem Sofa Philosophir Er nicht, Herr Schatz, und komm’ Er her. Jetzt wird gefrühstückt. Jedes Ding hat seine Zeit. OCTAVIAN setzt sich dicht neben sie. Sie frühstücken sehr zärtlich. Octavian legt sein Gesicht auf ihr Knie. Sie streichelt sein Haar. Er blickt zu ihr auf. leise Marie Theres’! MARSCHALLIN Octavian! OCTAVIAN Bichette! MARSCHALLIN Quinquin! OCTAVIAN Mein Schatz! MARSCHALLIN Mein Bub! Sie frühstücken weiter OCTAVIAN lustig Der Feldmarschall sitzt im krovatischen Wald und jagt auf Bären und Luchsen und ich, ich sitz hier, ich junges Blut, und jag’ auf was? ausbrechend Ich hab’ ein Glück, ich hab’ ein Glück! MARSCHALLIN indem ein Schatten über ihr Gesicht fliegt Lass Er den Feldmarschall in Ruh! Mir hat von ihm geträumt. OCTAVIAN Heut’ nacht hat dir von ihm geträumt? Heut’ nacht? MARSCHALLIN Ich schaff’ mir meine Träume nicht an. OCTAVIAN Heute nacht hat dir von deinem Mann geträumt? Heute nacht? MARSCHALLIN Mach’ Er nicht solche Augen. Ich kann nichts dafür. Er war einmal wieder zu Haus. OCTAVIAN leise Der Feldmarschall? MARSCHALLIN Es war ein Lärm im Hof von Pferd und Leut, und Er war da. Vor Schreck war ich auf einmal wach. Nein, schau nur, schau nur, wie ich kindisch bin, ich hör’ noch immer den Rumor im Hof. Ich bring’s nicht aus dem Ohr. Hörst du leicht auch was? OCTAVIAN Ja freilich hör’ ich was, aber muss es denn dein Mann sein! Denk’ dir doch, wo der ist im Raitzenland, noch hinterwärts von Esseg. MARSCHALLIN Ist das sicher sehr weit? Na dann wird’s halt was anders sein. Dann is ja gut. OCTAVIAN Du schaust so ängstlich drein, Theres? MARSCHALLIN Weiß Er, Quinquin, wenn es auch weit ist - der Feldmarschall ist halt sehr geschwind. Einmal sie stockt OCTAVIAN Was war einmal? MARSCHALLIN zerstreut, horcht OCTAVIAN eifersüchtig Was war einmal? Was war einmal? Bichette, Bichette! Was war einmal? MARSCHALLIN Ach sei Er gut. Er muss nicht alles wissen. OCTAVIAN So spielt sie sich mit mir! wirft sich verzweifelt aufs Sofa Ich bin ein unglücklicher Mensch! MARSCHALLIN Jetzt trotz’ Er nicht. Jetzt gilt’s. horcht Es ist der Feldmarschall. Wenn es ein Fremder wär’, so wär’ der Lärm da draussen in meinem Vorzimmer. Es muss mein Mann sein, der durch die Garderob’ herein will und mit den Lakaien disputiert. Quinquin, es ist mein Mann! OCTAVIAN fährt nach seinem Degen und läuft gegen rechts. MARSCHALLIN Nicht dort, dort ist das Vorzimmer. Da sitzen meine Lieferanten und ein halbes Dutzend Lakaien. Da! OCTAVIAN läuft hinüber zur kleinen Türe. MARSCHALLIN Zu spät! Sie sind schon in der Garderob’! Jetzt bleibt nur eins! Versteck Er sich! nach einer kurzen Pause der Ratlosigkeit Dort! OCTAVIAN Ich spring’ ihm in den Weg! Ich bleib’ bei dir! MARSCHALLIN Dort hinters Bett! Dort in die Vorhäng’! Und rühr’ dich nicht! OCTAVIAN zögernd Wenn er mich dort erwischt, was wird aus dir, Theres? MARSCHALLIN flehend Versteck Er sich, mein Schatz! OCTAVIAN beim Wandschirm Theres! MARSCHALLIN ungeduldig aufstampfend Sei Er ganz still! mit blitzenden Augen Das möcht’ ich seh’n, ob einer sich dort hinüber traut, wenn ich hier steh’. Ich bin kein napolitanscher General Wo ich steh’, steh’ ich. Sie geht energisch gegen die kleine Tür los und horcht. Sind brave Kerl’n, meine Lakaien. Wollen ihn nicht herein lassen, sagen, dass ich schlaf’. Sehr brave Kerl’n! Der Lärm in der Garderobe wird immer grösser. aufhorchend Die Stimm’! Das ist ja gar nicht die Stimm’ vom Feldmarschall! Sie sagen „Herr Baron“ zu ihm. Das ist ein Fremder. lustig Quinquin, es ist ein Besuch. Sie lacht Fahr’ Er schnell in seine Kleider, aber bleib’ Er versteckt, dass die Lakaien ihn nicht seh’n. Die blöde grosse Stimm’ müsste ich doch kennen. Wer ist denn das? Herrgott, das ist ja der Ochs, das ist mein Vetter, der Lerchenau, der Ochs aus Lerchenau. Was will denn der? Jesus Maria! sie muss lachen Quinquin, hört Er? Quinquin, erinnert Er sich nicht? Sie geht ein paar Schritte nach links hinüber Vor fünf oder sechs Tagen den Brief -- Wir sind im Wagen gesessen, und einen Brief haben sie mir an den Wagenschlag gebracht. Das war der Brief vom Ochs. Und ich hab’ keine Ahnung, was drin gestanden ist. lacht Daran ist Er allein schuldig, Quinquin! STIMME DES HAUSHOFMEISTERS draussen gesprochen Belieben Euer Gnaden in der Galerie zu warten! STIMME DES BARONS draussen Wo hat Er Seine Manieren gelernt? Der Baron Lerchenau antichambriert nicht. MARSCHALLIN Quinquin, was treibt Er denn? Wo steckt Er denn? OCTAVIAN in einem Frauenrock und Jäckchen, das Haar mit einem Schnupftuch und einem Bande wie in einem Häubchen, tritt hervor und knickst Befehl’n fürstli’ Gnad’n, i bin halt noch nit recht lang in fürstli’n Dienst. MARSCHALLIN Du, Schatz! Und nicht einmal mehr als ein Busserl kann ich dir geben. Küsst ihn schnell. Neuer Lärm draussen. Er bricht mir ja die Tür ein, der Herr Vetter. Mach Er, dass Er hinaus komm’. Schlief’ Er frech durch die Lakaien durch. Er ist ein blitzgescheidter Lump! Und komm’ Er wieder, Schatz. Aber in Manns-kleidern und durch die vordre Tür, wenn’s Ihm beliebt. Setzt sich mit dem Rücken gegen die Tür und beginnt ihre Schokolade zu trinken. Octavian geht schnell gegen die kleine Tür und will hinaus. Im gleichen Augenblick wird die Tür aufgerissen, und Baron Ochs, den die Lakaien vergeblich abzuhalten suchen, tritt ein. Octavian, der mit gesenktem Kopf rasch entwischen wollte, stösst mit ihm zusammen. Dann drückt er sich verlegen an die Wand links von der Tür. Drei Lakaien sind gleichzeitig mit dem Baron eingetreten, stehen ratlos. BARON mit Grandezza zu den Lakaien Selbstverständlich empfängt mich Ihro Gnaden. Er geht nach vorne, die Lakaien zu seiner Linken suchen ihm den Weg zu vertreten. Zu Octavian mit Interesse Pardon, mein hübsches Kind! OCTAVIAN dreht sich verlegen gegen die Wand BARON mit Grazie und Herablassung Ich sag’ Pardon, mein hübsches Kind. MARSCHALLIN sieht über die Schulter, steht dann auf und kommt dem Baron entgegen BARON galant zu Octavian Ich hab’ Ihr doch nicht ernstlich wehgetan? LAKAIEN zupfen den Baron, leise Ihre fürstlichen Gnaden! BARON macht die französische Reverenz mit zwei Wiederholungen MARSCHALLIN Euer Liebden sehen vortrefflich aus. BARON verneigt sich nochmals, dann zu den Lakaien Sieht Er jetzt wohl, dass Ihre Gnaden entzückt ist, mich zu sehn. Auf die Marschallin zu, mit weltmännischer Leichtigkeit, indem er ihr die Hand reicht und sie vorführt. Und wie sollten Euer Gnaden nicht! Was tut die frühe Stunde unter Personen von Stand? Hab’ ich nicht seinerzeit wahrhaftig Tag für Tag unsrer Fürstin Brioche meine Aufwartung gemacht, da sie im Bad gesessen ist, mit nichts als einem kleinen Wandschirm zwischen ihr und mir. Ich muss mich wundern, zornig umschauend wenn Euer Gnaden Livree - OCTAVIAN ist an der Wand gegen den Alkoven hin geschlichen, macht sich möglichst unsichtbar beim Bett zu schaffen. MARSCHALLIN Verzeihen Sie, man hat sich betragen, wie es befohlen. Ich hatte diesen Morgen die Migräne. Auf einen Wink der Marschallin haben die Lakaien ein kleines Sofa und einen Armstuhl mehr nach vorn gebracht und sind abgegangen. BARON sieht öfters nach rückwärts MARSCHALLIN setzt sich auf das Sofa, nachdem sie dem Baron den Platz auf dem Armstuhl angeboten hat BARON versucht sich zu setzen, äusserst okkupiert von der Anwesenheit der hübschen Kammerzofe. Für sich. Ein hübsches Ding! Ein gutes saubres Kinderl! MARSCHALLIN aufstehend, ihm zeremoniös aufs neue seinen Platz anbietend. BARON setzt sich zögernd und bemüht sich der hübschen Zofe nicht völlig den Rücken zu kehren. MARSCHALLIN Ich bin auch jetzt noch nicht ganz wohl. Der Herr Vetter wird darum vielleicht die Gnade haben. BARON Natürlich. Er dreht sich um, um Octavian zu sehen MARSCHALLIN Meine Kammerzofe, ein junges Ding vom Lande. Ich muss fürchten, sie inkommodiert Euer Liebden. BARON Ganz allerliebst! Wie? Nicht im Geringsten! Mich? Im Gegenteil! Baron winkt Octavian mit der Hand, dann zur Marschallin Euer Gnaden werden vielleicht verwundert sein, dass ich als Bräutigam - sieht sich um in des - inzwischen - MARSCHALLIN Als Bräutigam? BARON Ja, wie Euer Gnaden denn doch aus meinem Brief genugsam - für sich ein Grasaff, appetitlich, keine fünfzehn Jahr! MARSCHALLIN erleichtert Der Brief, natürlich, ja, der Brief, wer ist denn nur die Glückliche? Ich hab’ den Namen auf der Zunge. BARON Wie? nach rückwärts Pudeljung! Gesund! Gewaschen! Allerliebst! MARSCHALLIN Wer ist nur schnell die Braut? BARON Das Fräulein Faninal. mit leisem Unmut Habe Euer Gnaden den Namen nicht verheimlicht. MARSCHALLIN Natürlich! Wo hab’ ich meinen Kopf?! Bloss die Familie. Sind’s keine Hiesigen? OCTAVIAN macht sich mit dem Servierbrett zu tun, wodurch er mehr hinter den Rücken des Barons kommt. BARON mit Nachdruck Jawohl, Euer Gnaden, es sind Hiesige. Ein durch die Gnade Ihrer Majestät Geadelter. Er hat die Lieferung für die Armee, die in den Niederlanden steht. MARSCHALLIN bedeutet Octavian ungeduldig mit den Augen, er soll sich fortmachen. BARON missversteht der Marschallin Miene vollständig Ich seh, Euer Gnaden runzeln Dero schöne Stirn ob der Mesalliance. Allein, dass ich es sage, das Mädchen ist für einen Engel hübsch genug. Kommt frischwegs aus dem Kloster. Ist das einzige Kind, stärker dem Mann gehören zwölf Häuser auf der Wied’n, nebst dem Palais am Hof und seine Gesundheit schmunzelnd soll nicht die beste sein. MARSCHALLIN Mein lieber Vetter, ich kapier’ schon, wieviel’s geschlagen hat. Sie winkt Octavian, den Rückzug zu nehmen. BARON Und mit Verlaub fürstliche Gnaden, ich dünke mir gut’s adeliges Blut genug im Leib zu haben für ihre Zwei, man bleibt doch schliesslich, was man ist, corpo di bacco! Den Vortritt, wo er ihr gebührt, wird man der Frau Gemahlin noch zu verschaffen wissen und was die Kinder anlangt, wenn sie denen den gold’nen Schlüssel nicht koncedieren werden - Va bene! Sie werden sich mit den zwölf eisernen Schlüsseln zu den zwölf Häusern auf der Wied’n zu getrösten wissen. MARSCHALLIN Gewiss! O sicherlich, dem Vetter seine Kinder, die werden keine Don Quichotten. OCTAVIAN will mit dem Servierbrett rückwärts zur Tür hin. BARON Warum hinaus die Schokolade! Geruhen nur! Da! Pst, pst, wieso denn! OCTAVIAN steht unschlüssig, das Gesicht abgewendet. MARSCHALLIN Fort, geh’ sie nur! BARON Wenn ich Euer Gnaden gestehe, dass ich so gut wie nüchtern bin. MARSCHALLIN resigniert Mariandel, komm sie her. Servier sie Seiner Liebden. OCTAVIAN kommt, serviert BARON Baron nimmt eine Tasse, bedient sich. So gut wie nüchtern, Euer Gnaden. Sitz’ im Reisewagen seit fünf Uhr Früh, (recht ein gestelltes Ding! zu Octavian Bleib’ Sie hier, mein Herz. Ich hab’ Ihr was zu sagen.) zur Marschallin, laut Meine ganze Livree, Stallpagen, Jäger, alles - Er frisst Alles unten im Hof zusammt meinem Almosenier. MARSCHALLIN zu Octavian Geh’ Sie nur. BARON zu Octavian Hat Sie noch ein Biscoterl? Bleib’ Sie doch. leise (Sie ist ein süsser Engel, Schatz, ein sauberer.) zur Marschallin ... sind auf dem Wege zum „ weißen Rosse“, wo wir logieren, heisst bis übermorgen - halblaut zu Octavian (Ich gäb’ was schönes drum, mit Ihr -) zur Marschallin, sehr laut bis übermorgen - schnell zu Octavian (unter vier Augen zu scharmutzieren! Wie?) MARSCHALLIN muss lachen über Octavians freches Komödienspiel. BARON zur Marschallin Dann ziehen wir ins Palais von Faninal. Natürlich muss ich vorher den Bräutigamsaufführer - wütend zu Octavian will Sie denn nicht warten? - an die wohlgeborne Jungfer Braut deputieren, der die Silberrose überbringt nach der hochadeligen Gepflogenheit. MARSCHALLIN Und wen von der Verwandtschaft haben Euer Liebden für dieses Ehrenamt ausersehn? BARON Die Begierde, darüber Euer Gnaden Ratschlag einzuholen, hat mich so kühn gemacht, in Reisekleidern bei dero heutigem Lever - MARSCHALLIN Von mir? BARON Gemäss brieflich in aller Devotion getaner Bitte. Ich bin doch nicht so unglücklich, mit dieser devotesten Supplik Dero Missfallen ... lehnt sich zurück, zu Octavian Sie könnte aus mir machen, was Sie wollte. Sie hat das Zeug dazu! MARSCHALLIN Wie denn, natürlich! Einen Aufführer für Euer Liebden ersten Bräutigamsbesuch aus der Verwandtschaft - wen denn nur? Den Vetter Preysing? Wie? Den Vetter Lambert? Ich werde - BARON Dies liegt in Euer Gnaden allerschönsten Händen. MARSCHALLIN Ganz gut. Will Er mit mir zu Abend essen, Vetter? Sagen wir morgen, will Er? Dann proponier’ ich Ihm einen. BARON Euer Gnaden sind die Herablassung selber. MARSCHALLIN will aufstehen Indes BARON halblaut zu Octavian Dass Sie mir wiederkommt! Ich geh’ nicht eher fort! MARSCHALLIN für sich Oho! laut Bleib’ Sie nur da! Kann ich dem Vetter für jetzt noch dienlich sein? BARON Ich schäme mich bereits An Euer Gnaden Notari eine Rekommandation. wäre mir lieb. Es handelt sich um den Eh’vertrag. MARSCHALLIN Mein Notari kommt öfter des Morgens. Schau Sie doch, Mariandel, ob er nicht in der Antichambre ist und wartet. BARON Wozu das Kammerzofel? Euer Gnaden beraubt sich der Bedienung um meinetwillen. hält sie auf MARSCHALLIN Lass Er doch, Vetter, sie mag ruhig geh’n. BARON lebhaft Das geb’ ich nicht zu. Bleib’ Sie hier zu Ihrer Gnaden Wink. Es kommt gleich wer von der Livree herein. wiegend Ich liess ein solches Goldkind, meiner Seel’, nicht unter das infame Lakaienvolk. streichelt sie MARSCHALLIN Euer Liebden sind allzu besorgt. HAUSHOFMEISTER tritt ein BARON Da, hab’ ich’s nicht gesagt? Er wird Euer Gnaden zu melden haben. MARSCHALLIN zum Haushofmeister Struhan, hab’ ich meinen Notari in der Vorkammer warten? HAUSHOFMEISTER Fürstliche Gnaden haben den Notari, dann den Verwalter, dann den Kuchelchef, dann, von Excellenz Silva hergeschickt, ein Sänger mit einem Flötisten. trocken Ansonsten das gewöhnliche Bagagi. この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@mmnakai Strauss,Richard/Der Rosenkavalier/I-2
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/864.html
にじのかなたへ【登録タグ に ユキホマレP(やっくん) 曲 重音テト】 作詞:ユキホマレP(やっくん) 作曲:ユキホマレP(やっくん) 編曲:ユキホマレP(やっくん) 唄:重音テト 曲紹介 バンブラで作ったオリジナル曲。「とりあえず明るく!!」を目標に作ったとのこと。 歌詞 いますぐ行こう 虹の彼方へ 背中押す風がそっと 涙を拭くよ 七色に咲く 色の花束 日差しが強く照りつける 銀河の彼方 飛び出せ 未来が待っているんだ 虹の向こうへと 飛び立った 翼を広げ 飛んでいくんだ 青空にかかる 虹のように いますぐ行こう 虹の彼方へ 野ばらのにおいに誘われ 小鳥が歌う 平和の鐘が 世に響くとき 時代の歯車動いて また歩き出す それでも いくつもの経験を バネにしながら 歩いてく 嵐の夜も 風に負けずに ただひたすら前に 進んでく いますぐ行こう 虹の彼方へ 一人ぼっちのときでも 虹を眺めた まだ長いから あきらめないで ゆっくり辿っていきたい この人生を 彩れ 大きな夢抱いて あてもない空 羽ばたいた 僕と君とで 笑っていたい やさしい風吹いた 暖かい いますぐ行こう 虹の彼方へ ゴールは目の前にあるんだ 後もう少し 大好きだった 君を想うと あきらめたくはないんだ だから行こうよ 一緒に 未知なる世界へと 君を連れて 歩きたいよ 「ありがとう」言わなきゃ終われない だから言わせて「ありがとう」と (動画内歌詞より転載) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oper/pages/135.html
第1幕 第1場 (舞台上には、カタリーナ教会の内部を斜めに切り取った光景が広がっている。身廊は左手奥に伸びているように思われるが、見えるのはその最後列のベンチ席だけである。 前景には、聖歌団席との間に、何もない広い空間があり、後にこの空間は黒いカーテンで身廊と完全に仕切られる。ベンチ席の最後列には、エーファとマクダレーネが腰掛けている。やや離れた場所にはヴァルター・フォン・シュトルツィングが脇の柱にもたれて立ち、エーファに眼差しを注いでいる。エーファは、無言のまま身振りだけだが、何度もその眼差しに向かって振り返る。) 会衆 あなたの元に救世主が訪れて… (ヴァルターは、エーファに対して、切実な恋の問いかけを身振りで表現する) あなたからの洗礼を進んでお受けになり… (エーファは、眼差しと身振りで答えを与えようとするが、またも恥じらって視線を下に落とす) そのお体を犠牲の死に捧げられし時… (ヴァルターは優しい身振りだが、せっつくように) 救世主は我らに救済の約束を与えられ… (エーファは内気にヴァルターを拒みながらも、再び想いを込めて、さっと彼に目を上げる) 我らも洗礼によって浄められた…。 (ヴァルターは天にも昇る気持ち。これ以上ない証拠を得たと、希望にあふれる) 救世主の犠牲にふさわしい者になるために。 (エーファは微笑むが、やがて恥じらって目を落とす。ヴァルターは迫るような身振りだが、急に中断する) 気高き洗礼者ヨハネよ!キリストの先駆者よ…! (ヴァルターはまたも迫るような身振りだが、すぐに柔らかな物腰となり、話をさせてほしいと丁重に申し込むような身振りとなる) 我らを温かく迎え入れよ。あのヨルダン川のほとりにて。 (教会に集った会衆は立ち上がると、出口に向かい、コラールの後奏が流れる中、三々五々教会を後にする。ヴァルターは極度に緊張しながら、今しがた席を立ち、マクダレーネを引き連れて、ゆっくりと自分の方に向かって来るエーファを見つめている。いよいよエーファが傍まで来たのを見ると、ヴァルターはあらん限りの力を振り絞るように教会の通路を駆けて、彼女に向かっていく) ヴァルター (小声だが、炎のように激しく、エーファに) お待ちください!一言だけ!どうか一言だけでも! エーファ (素早くマクダレーネのほうに振り返って) あら、 ハンカチを…!ねえ!まだあそこにあるか見て来てくれる? マクダレーネ 忘れんぼさんね!つまり、探せということね! (マクダレーネは会堂の椅子席へと引き返す) ヴァルター お嬢様!ぶしつけな振舞いをお許しください! ただ一つ知りたいことがあって、 あえてお尋ねせずにはおれなかったのです。 その結果は生か死か?吉と出るか凶と出るか? ああ、ただ一言、お答えください。 お嬢様は… マクダレーネ (戻ってくる) はい、ハンカチよ。 エーファ あら、やだ!ハンカチ用のピンもないわ! マクダレーネ きっとどっかに落っことしたんでしょう? (マクダレーネは探しながら、また引っ込んでいく) ヴァルター 楽しき昼か、死の夜か? 求めるものが得られるのか。 恐ろしいことを耳にしてしまうのか。 お嬢様…どうか… マクダレーネ (また戻ってくる) ピンもありましたよ。 さあ、お嬢さん!ハンカチもピンも戻ったことですし… あら、やだ!今度は私が聖書を忘れてきちゃった! (マクダレーネは慌てて、またも引っ込んでいく) ヴァルター その一言をおっしゃっていただけないのですか? この私への判決となる言葉を。 はいでしょうか、いいえでしょうか!せめてただ一言。 お嬢様、おっしゃってください! (決然と、早口で) お嬢様は、すでに婚約をされておられますか? マクダレーネ (また戻ってきて、ヴァルターにお辞儀をする) これはこれは…騎士様。 何と光栄なことでしょう。 エーファさんのお相手をしていただいたなんて? 勇者様がお越しになることを、 我が主人ポーグナーの耳に入れてもようございますか? ヴァルター (苦々しげに、情熱を込めて) ああ…あの家になど足を踏み入れねば良かった! マクダレーネ おやおや、若様!何をおっしゃられますの? 今しがたニュルンベルクに着いたばかりで、 おもてなしなど受けていないとは言わせませんわ。 料理もお酒も、衣裳もお部屋もご用意しましたわよ。 それなのに、何一つ感謝してもらえないとは? エーファ ああ、違うわ、レーネ!そんなことを話してたんじゃないの。 この方は、私に教えてほしいことがあるんですって。 でも一言で言えばどういうこと?余り理解できなかったわ! まるで夢の中にいるみたい!この方は、 こうお尋ねになったの…私がもう婚約しているのかと。 マクダレーネ (飛び上がらんばかりに驚いて) 何ですって!そんなことを大声で! 早く家に帰りましょう。 ここでは人目についてしまいます! ヴァルター だめです!全て教えていただくまでは! エーファ (マクダレーネに) ここには誰もいないじゃない。みんな帰ってしまったわ。 マクダレーネ だからこそ、こっちはやきもきするんですよ! 騎士様、どうか場所を改めて! (ダーフィトが聖堂の小部屋から出てきて、せっせと黒いカーテンを閉めはじめる) ヴァルター (迫るように) だめです!どうかもう一言! エーファ (マクダレーネに頼み込むように) 一言だけよ! マクダレーネ (すでに背を向けていたが、ダーフィトの姿を認めると、立ち止まり、嬉しそうに歓声を上げる) ダーフィト?あら!ダーフィトじゃない? (マクダレーネはもう一度前方に振り向き、ヴァルターの方に向かう) エーファ (マクダレーネに) どう言えばいいの?あなたから言ってもらえないかしら! マクダレーネ (気もそぞろに、何度もダーフィトへと振り向きながら) 騎士様、あなたがこのお嬢様に尋ねたことは、 簡単に説明できる話ではございません。 確かに、エーファ・ポーグナー様は婚約しておりますが… エーファ (勢い込んで、話に割って入る) 婚約相手を見た人は、まだ誰もいないのよ。 マクダレーネ 相手のことは、まだ誰にも分からない。 明日の朝、マイスタージンガーに賞を与える審査会場で、 初めてその相手が決まるのよ。 エーファ (うっとりと) その方に月桂冠を授けるのは、花嫁であるこの私。 ヴァルター (いぶかしみながら) そのマイスタージンガーとやらに? エーファ (不安そうに) あなたはマイスタージンガーじゃないの? ヴァルター 求婚の歌をだって? マクダレーネ 審査会の場で。 ヴァルター 賞を勝ち取る者とは? マクダレーネ マイスター達の意中の人よ。 ヴァルター でも花嫁ご自身は、どなたを選ぶのです? エーファ (我を忘れて) あなたよ。他に誰がいると言うの!? (ヴァルターは、興奮の余りあちらこちら寄り道しながら、舞台の袖の方へと向かう) マクダレーネ (ひどく驚いて) まあ、エーファ!エーファったら!あなた、正気? エーファ レーネ!あの騎士を私にちょうだい! マクダレーネ でも昨日初めて会ったばかりの人じゃないの。 エーファ 私の胸がこんなに急に苦しくなったのは、 ずっと昔から、絵の中であの方を見ていたからだわ! だって…ねえ?あの方、ダーフィトにそっくりじゃない? マクダレーネ (ひどくいぶかしげに) バカなこと言わないで?ダーフィトにそっくりですって? エーファ 絵の中のダヴィデのことよ。 マクダレーネ ああ…あの竪琴を抱えて、長いひげを生やした、 マイスター達の盾形紋章に描かれている人のことね? エーファ 違うわ!巨人ゴリアテに石つぶてを投げ、 ベルトに剣をはさみ、手には投石器を持ち、 頭の周りに、きらめく巻き毛を輝かせている男の人よ。 絵画の巨匠デューラーが描いているじゃない。 マクダレーネ (大きくため息をついて) ああ…ダーフィト!ダーフィト! ダーフィト (いったん向こうに行ってしまっていたが、また戻って来ると、ベルトに定規をたばさみ、大きな白いチョークを麻紐につなげてぶらぶらさせながら) はい、ぼくだよ!どなた様のお呼びかな? マクダレーネ ああ、ダーフィト!あんた、何て酷いことをするのよ! (独り言で) このやんちゃ小僧ったら!まだ何も知らないのかしら? (大声で) 何よ? あたしたちを、カーテンの中に閉じ込めちゃおうってわけ? ダーフィト (優しく) 君の心の中になら、喜んで閉じ込められるさ! マクダレーネ (激しく) ねえ、あんた!言いなさいよ! ここで、どんな悪戯を仕出かそうと言うの? ダーフィト 何てこった、悪戯だって?至って真面目なことだよ。 マイスター達の審査席の円を作っているのさ。 マクダレーネ 何ですって?歌の会があるってわけ? ダーフィト 今日は、自由課題の試験だけだよ。 試験を受けて、規則に違反しなければ、 徒弟の身分からは解放される。 稽古の成果を裏切らずにこなした者は、マイスターにもなれるというわけさ。 マクダレーネ それなら騎士様は、ちょうど良い所にお出ましというわけね。 さあ、エーファ、行きましょう。もう帰らねばならないわ。 ヴァルター (素早く、エーファとマクダレーネの方へ振り返る) ポーグナー親方の所へ、私も連れて行ってください。 マクダレーネ この場にてお待ちくだされば、もうじき親方は参ります。 あなたがエーファ様の御手を勝ち取ろうというならば、 天の時、地の利が、あなたに幸せをもたらすはず。 (二人の徒弟がやって来て、ベンチを運んでくる) さあ、早く行きましょう! ヴァルター 私はどうすれば? マクダレーネ 試験に受かる方法を、ダーフィトに教えさせますわ。 ねえ、大好きなダーフィト! この騎士様のために一肌脱いでちょうだい! 厨房にあった甘いお菓子をあげるわ。 それに明日は、もっといっぱいおねだりしてもいいのよ… もしも、この若殿が今日にもマイスターになれたらね。 (マクダレーネはエーファをせっついて、立ち去るよう促す) エーファ (ヴァルターに) もう一度お会いできますか? ヴァルター (極めて情熱的に) 今夜中にも…きっと! 私が挑もうとしていることを、どう言い表せば良いのでしょう?心も新た、気持ちも新た、 全てがこれからは新しいのです。 私が知り、理解していることは一つだけ。 想いを尽くして、あなたを手に入れること! 剣の道ならずとも、歌の道で、 マイスターとして必ずあなたを勝ち得てみせましょう。 あなたのために、善なる血潮を! あなたのために、詩人の霊感を! エーファ (極めて熱を帯びて) 心のひと!至福の炎のようなひと! あなたに聖なる愛の神のご加護がありますように! マクダレーネ 早く家に帰らなければ、まずいですわ! ダーフィト (ヴァルターを驚きに満ちて品定めしながら) 今すぐマイスターにだと?いやはや!何という思い上がりだ! (マクダレーネはエーファを急いでカーテンの向こう側に引っ張っていく。興奮の余り呆然としているヴァルターは、二人の徒弟が壁際から中央に引き出してきていた説教壇風の背の高い肘掛け椅子に身を投げる) 第2場 (さらに大勢の徒弟が舞台に現れる。彼らはベンチを数脚運んできて、マイスタージンガー達の着座用に並べていく) 第2の徒弟 ダーフィト、どうしたんだ? 第1の徒弟 仕事をしろよ! 第2の徒弟 審査席の用意を手伝ってくれ! ダーフィト 僕は君たちが来る前に、誰よりも熱心にやったんだから、 今は君たちでやりたまえ。 僕には別の用事があるんだから。 4人の徒弟 思い上がったもんだ! 4人の徒弟 なにせ模範生だからな! 4人の徒弟 何と言っても、あの靴屋が師匠というのは大きいよ。 4人の徒弟 師匠ときたら、靴屋の仕事にも、羽ペンを使い… 4人の徒弟 詩作の際には、糸と針。 4人の徒弟 詩を書き留めるのは、靴皮の上。 12人の徒弟全員 (セリフに合わせた身振りで) できればなめしたいものだ…その靴皮を! (徒弟たちは笑いながら、散り散りに去って行く) ダーフィト (考え事をしている騎士ヴァルターを、しばらく眺めた後) 始めよ! ヴァルター (怪訝そうに) 何を? ダーフィト (さらに大声で) 「始めよ!」と、「審判」が叫んでいるのです。 さあ、歌ってください!知らないとでも? ヴァルター 審判とは、何のことだい? ダーフィト まさかご存知ないのですか?歌の審査会に初めて出るとでも? ヴァルター 初めてだよ…職人が審査員を務めるなんて所はね。 ダーフィト あなたは「詩人」ですか? ヴァルター そうだったらなあ! ダーフィト では「歌い手」ですか? ヴァルター そんなものもあるのか! ダーフィト ですが、あなたは「学友」で、その前は「弟子」だったんでしょう? ヴァルター どれも初めて耳にする言葉だ。 ダーフィト それなのに、いきなりマイスターになろうって言うんですか? ヴァルター へえ…そんなにも難儀なことなのかい? ダーフィト おお…レーネ!レーネ! ヴァルター 君にだってできるんだし! ダーフィト おお…マクダレーネさんよ! ヴァルター 詳しく教えてくれよ! ダーフィト (気取ったように腰掛けて) 騎士殿…マイスター歌手という肩書きは、 一日で名乗れるような甘いものではありません! この私は、ニュルンベルクで最も偉大な師匠である ハンス・ザックスに教えを受けております! それでも1年たっぷり教えを受け、 やっと「弟子」になったばかりなのです。 靴作りと歌作りを、 私はひたすら学びました。 きれいに皮をなめした頃合いに、 母音と子音の歌い方を学び、 糸をきっちり結び合わせた頃に、 ようやく韻の踏み方を理解できたのです! 針で糸を通し、 錐で穴を開けながら、私は学びました。 響かない男性韻とは?響く女性韻とは? 韻律とは何か、音数とは何か、 前掛けに靴型を突っ込んだまま、長い韻とは何か、短い韻とは?硬い韻、柔らかな韻、明らかな韻、見えざる韻とは? みなし子韻とは?ダニとは?接着音節とは? 休止とは?穀粒とは?花とは?棘とは?… こうした全てを、私は丁寧に学んで行ったのです。 どれだけの苦心があったか、お分かりでしょう? ヴァルター それはさぞかし良い靴ができただろうね? ダーフィト ハハッ。ですが、まだ落ち着くには早いですよ! 一つの「詩節」は、いくつかの詩行と繋ぎ目から出来ています。一体誰が、それにふさわしい規則を素早く見つけ、 正しい縫い目と正しい糸を見い出して、その「詩連」を 見事な詩節に繋ぎ合せることができるでしょう。 それができて初めて「後楽節」の出番です。 「後楽節」の要件は、長くも短くもないことに加え、 すでに「前楽節」で使われた韻を、 一つたりとも含んでいないことです。 以上全てをマスターしていても、 まだまだ「マイスター」と名乗るには時期尚早です。 ヴァルター 何だ、それは!それじゃまるで靴屋になるみたいじゃないか? 私が教えてほしいのは歌の技法なのに。 ダーフィト ええ。僕だってせめて「歌手」ぐらいにはなりたいんです! それがどんなに難儀なことか分かりますか? マイスターの調べと節回し… その無数の名称… 強い調べやら、弱い節回しやら、 誰が全てをいっぺんに覚えられるでしょう! 「短い調べ」「長い調べ」「長すぎる調べ」 「筆記用紙の節回し」「黒インキの節回し」 「赤い調べ」「青い調べ」「緑の調べ」 「茨の花の節回し」「麦わらの節回し」「フェンゲルの節回し」「柔らかな調べ」「甘い調べ」「薔薇の調べ」 「短き恋の調べ」「忘れられし調べ」 「ローズマリーの節回し」「においあらせいとうの節回し」 「虹の節回し」「夜鳴き鶯の節回し」 「百日草の節回し」「シナモンの節回し」 「もぎたてオレンジの節回し」「緑の菩提樹の芽の節回し」 「カエルの節回し」「若い雌牛の節回し」「ごしきひわの節回し」「死んだクズリの節回し」 「ひばりの調べ」「かたつむりの調べ」「吠える犬の調べ」 「メリッサの花の節回し」「マヨラナの節回し」 「黄色いライオンの皮の節回し」… (感情を込めて) 「忠実なペリカンの節回し」 (誇示するように) 「色とりどりの糸の節回し」… ヴァルター もう沢山だ!いつ終わるんだ…その調べは! ダーフィト これまでは、たかだか名称だけです。 いよいよ歌い方の学習です。 マイスター達が示してくれた手本通りにね! 声量が大きくなっても、小さくなっても、 全ての言葉と節回しが明晰に聞こえねばなりません。 歌い出しは、高すぎもせず、低すぎもせず、 声が届くところから始めるのです。 息を十分にため、早く飛び出さずに、 最後に声が上ずらないようにするのです。 歌詞の前に声を出してはなりませんが、 歌詞の後で口を震わせてもなりません。 「花」や「コロラトゥーラ」を変えることなく、 あらゆる装飾音は厳格にマイスターの手本に従うのです。 もしも間違えたりしたら、あなたはたちまち混乱し、 迷子になり、滅茶苦茶になります。 それ以外の所でいかにうまく行っていようとも、 たちまち「歌いそこね!」とされてしまいます。 多大な刻苦勉励にもかかわらず、 私自身もそれほど進歩しておりません。 何度試しても上手くこなせないのです… そのたびに師匠からは、「膝にあてがう革紐」を見舞われる。 (やわらかに) ですから、レーネどのの助けさえ得られない時には、 (悔し泣きするように) 私は「パンと水だけ」を歌うのです! こうした実例をじっくり考えて、 マイスターになろうという妄想などは捨ててください! まず「歌手」や「詩人」にならなくては、 「マイスター」にはなれないのですから。 4人の徒弟 (作業しながら) ダーフィト! ヴァルター では、詩人とは何者なんだい? 4人の徒弟 ダーフィト!来いよ! ダーフィト (徒弟たちに向かって) 待ってろ!もうすぐ行くぞ…! (素早くヴァルターに振り返って) 「詩人」が何者かって? もしもあなたが「歌手」にまで登りつめ、 マイスターの調べを正確に口ずさみ、 自ら韻と単語をつなぎ合わせ、 それらを適切な場所に配置して、 マイスターの調べに合わせれば、 詩人の栄誉を受けることになるでしょうよ。 4人の徒弟 おい!ダーフィト!親方に告げ口してもいいのか? 全ての徒弟 とっとと、おしゃべりをやめたらどうだ? ダーフィト そうか!やっぱりな!ぼくが手伝ってやらなけりゃ、 準備が全て滅茶苦茶になっちまうってもんだ。 (徒弟たちの方へ向かおうとする) ヴァルター (ダーフィトを引き止めて) あともう一つだけ聞かせてくれ。 「マイスター」と呼ばれるのはどんな人なんだい? ダーフィト (素早く振り返って) 騎士殿…それでしたらこういうことです。 (非常に思わせぶりな表情で) 心底から湧き出る創意工夫のもとで、 自分自身が発案した単語と韻を駆使して、 (極めて柔らかな声で) 幾多の調べの中から、新たな節回しを生む詩人… そのような 詩人こそが、「マイスタージンガー」と認定されるのです。 ヴァルター ならば今の私に残された道は、マイスターだけだ! どうせ歌わねばならないのなら、 成功への道はただ一つ。 歌詞にふさわしい独自の調べを見つけるまでだ。 ダーフィト (徒弟たちの方を向いて) お前達は何をしてるんだ?…ああ、ぼくがいないばかりに、 審査席と椅子とをあべこべに配置してしまった! (ダーフィトはがみがみ怒鳴りながら、徒弟たちがこしらえた審査席の配置を逆にしていく) 今日は「歌学校」だとでも言うのか?…知っているだろ、 小さ目の審査席で十分!ただの「資格試験」なんだから! (舞台中央に幕付きの大きな足場を組み立てようとしていた徒弟たちは、ダーフィトの指示に従い、慌てて足場を脇によけると、代わりに比較的小さな板張りの足場を据え付ける。さらに椅子を一つ持って来て、その前に小さな書見台を置く。椅子の脇にある大きな黒板には、チョークが紐で結わえつけられている。足場の周りには暗幕が取り付けられ、初めは後ろ側、次に両脇、最後に正面に取り付けられて、完全に目隠しされる。) 全ての徒弟 (作業をしながら) 結局、一番の切れ者はダーフィトってわけか。 野心がギラギラしているもんな。 今日は資格試験だから、 きっとあいつも申し込む気だな。 早くも優れた「歌手」気取りってわけか! 何せ「叩く」の韻は、しっかり身に付けたし、 「ひどい空腹」の節回しも、見事に歌えるんだから。 4人の徒弟(第1テノール) だけども、あいつの十八番は、「きつい足蹴」の節回し… 全ての徒弟 散々きつく親方に蹴られたからねえ! (両脚で蹴る仕草。みんなで大笑いする) ダーフィト ああ、笑うがいいさ!今日の出番はぼくじゃない。 審査を受けるのは別の人さ。 その人は生徒だったこともなければ、歌手でもない。 仰せの所では、詩人なんぞ飛び越していくそうだ。 なぜなら、その人は騎士殿だから、 一足飛びで、余計な苦労はせずに、 今日にもここでマイスターになりたいというわけだ。 だから、せいぜい立派に審査席をこさえてあげてくれ! (徒弟たちが準備を完了させるまでの間に) それはあっちだ!これはこっち!黒板は壁にかけて、 審判の手元にすぐに置けるようにするんだ! (ヴァルターの方を振り向いて) そうそう…その「審判」ですよ!気になりませんか? 審判の前で、すでに多くの挑戦者が歌いそこねました。 ミスの上限数は7回です。 審判はチョークでミスをチェックしますが、 ミスが7回を超えてしまったら、 もう歌いそこねで、全て水の泡です! どうかお気をつけください! 審判が目を光らせていますよ。 (荒々しく手を打ち合せながら) どうかマイスターらしい歌をご披露ください! 花の冠を、見事手に入れてください! 果たして、見事な絹で出来た花冠が、 めでたく騎士殿に与えられるでありましょうか? 徒弟たち (ダーフィトの台詞の間に審査席を仕切っていた徒弟たちは手をつなぎ、審査席を中心にして、入り混じりながら輪舞を踊る) 果たして、見事な絹で出来た花冠が、 めでたく騎士殿に与えられるでありましょうか? (祭具室のドアが開き、ポーグナーがベックメッサーを連れて登場すると、徒弟たちは驚いて散り散りになる。彼らは、舞台後方へと引き下がる) ERSTER AUFZUG ERSTE SZENE Die Bühne stellt das Innere der Katharinenkirche in schrägem Durchschnitt dar. Von dem Hauptschiff, welches links ab dem Hintergrunde zu sich ausdehnend anzunehmen ist, sind nur noch die letzten Reihen der Kirchenstuhlbänke sichtbar. Den Vordergrund nimmt der freie Raum vor dem Chor ein; dieser wird später durch einen schwarzen Vorhang gegen das Schiff zu gänzlich geschlossen. In der letzten Reihe der Kirchenstühle sitzen Eva und Magdalene; Walther von Stolzing steht, in einiger Entfernung, zur Seite an eine Säule gelehnt, die Blicke auf Eva heftend, die sich mit stummem Gebärdenspiel wiederholt zu ihm umkehrt DIE GEMEINDE Da zu dir der Heiland kam,… Walther drückt durch Gebärde eine schmachtende Frage an Eva aus …willig deine Taufe nahm,… Evas Blick und Gebärde sucht zu antworten; doch beschämt schlägt sie das Auge wieder nieder …weihte sich dem Opfertod,… Walther zärtlich, dann dringender …gab er uns des Heils Gebot … Eva, Walther schüchtern abweisend, aber schnell wieder seelenvoll zu ihm aufblickend …dass wir durch ein Tauf uns weih n,… Walther entzückt, höchste Beteuerungen, Hoffnung. …seines Opfers wert zu sein. Eva lächelnd, dann beschämt die Augen senkend. Walther dringend, aber schnell sich unterbrechend Edler Täufer, Christ s Vorläufer!… Walther nimmt die dringende Gebärde wieder auf, mildert sie aber sogleich, um sanft um eine Unterredung zu bitten Nimm uns freundlich an, dort am Fluss Jordan. Die Gemeinde erhebt sich, wendet sich dem Ausgange zu und verlässt unter dem Nachspiel allmählich die Kirche. Walther heftet in höchster Spannung seinen Blick auf Eva, welche ihren Sitz ebenfalls verlässt und, von Magdalene gefolgt, langsam in seine Nähe kommt. Da Walther Eva sich nähern sieht, drängt er sich gewaltsam durch die Kirchgänger zu ihr WALTHER leise, doch feurig zu Eva Verweilt! - Ein Wort! Ein einzig Wort! EVA sich schnell zu Magdalena umwendend Mein Brusttuch…! Schau! Wohl liegt s im Ort? MAGDALENE Vergesslich Kind! Nun heisst es such! Sie kehrt nach den Kirchenstühlen zurück WALTHER Fräulein! Verzeiht der Sitte Bruch! Eines zu wissen, eines zu fragen, was müsst ich nicht zu brechen wagen? Ob Leben oder Tod, ob Segen oder Fluch? Mit einem Worte sei mir s vertraut mein Fräulein sagt - MAGDALENE zurückkommend Hier ist das Tuch. EVA O weh! Die Spange! MAGDALENE Fiel sie wohl ab? Sie geht suchend abermals nach hinten WALTHER Ob Licht und Lust oder Nacht und Tod? Ob ich erfahr, wonach ich verlange, ob ich vernehme, wovor mir graut Mein Fräulein, sagt - MAGDALENE wieder zurückkommend Da ist auch die Spange. Komm, Kind! Nun hast du Spang und Tuch ... O weh! Da vergass ich selbst mein Buch! Sie geht nochmals eilig nach hinten WALTHER Dies eine Wort, Ihr sagt mir s nicht? Die Silbe, die mein Urteil spricht? Ja oder nein! - ein flücht ger Laut mein Fräulein sagt, entschlossen und hastig seid Ihr schon Braut? MAGDALENE die wieder zurückgekehrt ist und sich vor Walther verneigt Sieh da, Herr Ritter, wie sind wir hochgeehrt mit Evchens Schutze habt Ihr Euch gar beschwert? Darf den Besuch des Helden ich Meister Pogner melden? WALTHER bitter, leidenschaftlich Oh, betrat ich doch nie sein Haus! MAGDALENE Ei, Junker! Was sagt Ihr da aus? In Nürnberg eben nur angekommen, wart Ihr nicht freundlich aufgenommen? Was Küch und Keller, Schrein und Schrank Euch bot, verdient es keinen Dank? EVA Gut Lenchen, ach, das meint er ja nicht. Doch von mir wohl wünscht er Bericht. Wie sag ich s schnell? Versteh ich s doch kaum! Mir ist, als wär ich gar wie im Traum!- Er frägt - ob ich schon Braut? MAGDALENE heftig erschrocken Hilf Gott! Sprich nicht so laut! Jetzt lass uns nach Hause gehn; wenn uns die Leut hier sehn! WALTHER Nicht eh r, bis ich alles weiss! EVA zu Magdalene s ist leer, die Leut sind fort. MAGDALENE Drum eben wird mir heiss! Herr Ritter, an andrem Ort! David tritt aus der Sakristei ein und macht sich darüber her, die, schwarzen Vorhänge zu schliessen WALTHER dringend Nein! Erst dies Wort! EVA bittend zu Magdalene Dies Wort! MAGDALENE die sich bereits umgewendet, erblickt David, hält an und ruft zärtlich für sich David? Ei! David hier? Sie wendet sich wieder zurück, und zu Walther. EVA zu Magdalene Was sag ich? Sag du s mir! MAGDALENE zerstreut, öfter nach David sich umsehend Herr Ritter, was Ihr die Jungfer fragt, das ist so leichtlich nicht gesagt; fürwahr ist Evchen Pogner Braut EVA lebhaft unterbrechend Doch hat noch keiner den Bräut gam erschaut. MAGDALENE Den Bräut gam wohl noch niemand kennt, bis morgen ihn das Gericht ernennt, das dem Meistersinger erteilt den Preis - EVA enthusiastisch Und selbst die Braut ihm reicht das Reis. WALTHER verwundert Dem Meistersinger? EVA bang Seid Ihr das nicht? WALTHER Ein Werbgesang? MAGDALENE Vor Wettgericht. WALTHER Den Preis gewinnt? MAGDALENE Wen die Meister meinen. WALTHER Die Braut dann wählt? EVA sich vergessend Euch oder keinen! Walther wendet sich, in grosser Erregung auf und ab gehend, zur Seite MAGDALENE sehr erschrocken Was, Evchen! Evchen! Bist du von Sinnen? EVA Gut Lene, lass mich den Ritter gewinnen! MAGDALENE Sahst ihn doch gestern zum erstenmal? EVA Das eben schuf mir so schnelle Qual, dass ich schon längst ihn im Bilde sah! Sag, trat er nicht ganz wie David nah? MAGDALENE höchst verwundert Bist du toll? Wie David? EVA Wie David im Bild. MAGDALENE Ach, meinst du den König mit der Harfen und langem Bart in der Meister Schild? EVA Nein! Der, dess Kiesel den Goliath warfen, das Schwert im Gurt, die Schleuder zur Hand, das Haupt von lichten Locken umstrahlt, wie ihn uns Meister Dürer gemalt. MAGDALENE laut seufzend Ach, David! David! DAVID der hinausgegangen und jetzt wieder zurückkommt, ein Lineal im Gürtel und ein grosses Stück weisser Kreide an einer Schnur schwenkend Da bin ich! Wer ruft? MAGDALENE Ach, David! Was Ihr für Unglück schuft! für sich Der liebe Schelm! Wüsst er s noch nicht? laut Ei seht, da hat er uns gar verschlossen? DAVID zärtlich Ins Herz Euch allein! MAGDALENE feurig Das treue Gesicht! Ei sagt! Was treibt Ihr hier für Possen? DAVID Behüt es, Possen? Gar ernste Ding ! Für die Meister hier richt ich den Ring. MAGDALENE Wie? Gäb es ein Singen? DAVID Nur Freiung heut der Lehrling wird da losgesprochen, der nichts wider die Tabulatur verbrochen; Meister wird, wen die Prob nicht reut. MAGDALENE Da wär der Ritter ja am rechten Ort. - Jetzt, Evchen, komm, wir müssen fort. WALTHER schnell sich zu den Frauen wendend Zu Meister Pogner lasst mich euch geleiten. MAGDALENE Erwartet den hier; er ist bald da. Wollt Ihr Evchens Hand erstreiten, rückt Ort und Zeit das Glück Euch nah. Zwei Lehrbuben kommen dazu und tragen Bänke herbei Jetzt eilig von hinnen! WALTHER Was soll ich beginnen? MAGDALENE Lasst David Euch lehren, die Freiung begehren. - Davidchen, hör, mein lieber Gesell, den Ritter hier bewahr mir wohl zur Stell ! Was Fein s aus der Küch bewahr ich für dich; und morgen begehr du noch dreister, wird hier der Junker heut Meister. Sie drängt Eva zum Fortgehen EVA zu Walther Seh ich Euch wieder? WALTHER sehr feurig Heut abend, gewiss! - Was ich will wagen, wie könnt ich s sagen? Neu ist mein Herz, neu mein Sinn, neu ist mir alles, was ich beginn . Eines nur weiss ich, eines begreif ich Mit allen Sinnen Euch zu gewinnen! Ist s mit dem Schwert nicht, muss es gelingen, gilt es als Meister Euch zu ersingen. Für Euch Gut und Blut! Für Euch Dichters heil ger Mut! EVA mit grosser Wärme Mein Herz, sel ger Glut, für Euch liebesheil ge Hut! MAGDALENE Schnell heim, sonst geht s nicht gut! DAVID der Walther verwunderungsvoll gemessen Gleich Meister? Oho! Viel Mut! Magdalene zieht Eva eilig durch die Vorhänge nach sich fort. Walther wirft sich, aufgeregt und brütend, in einen erhöhten kathederartigen Lehnstuhl, den zuvor zwei Lehrbuben von der Wand ab mehr nach der Mitte zu gerückt haben ZWEITE SZENE Noch mehrere Lehrbuben sind eingetreten; sie tragen und stellen Bänke und richten alles zur Sitzung der Meistersinger her ZWEITER LEHRBUBE David, was stehst? ERSTER LEHRBUBE Greif ans Werk! ZWEITER LEHRBUBE Hilf uns richten das Gemerk! DAVID Zu eifrigst war ich vor euch allen; schafft nun für euch hab ander Gefallen! VIER LEHRBUBEN Was der sich dünkt! VIER LEHRBUBEN Der Lehrling Muster! VIER LEHRBUBEN Das macht, weil sein Meister ein Schuster. VIER LEHRBUBEN Beim Leisten sitzt er mit der Feder. VIER LEHRBUBEN Beim Dichten mit Draht und Pfriem. VIER LEHRBUBEN Sein Verse schreibt er auf rohes Leder. ALLE ZWÖLF LEHRBUBEN mit entsprechender Gebärde Das - dächt ich - gerbten wir ihm! Sie machen sich lachend an die fernere Herrichtung DAVID nachdem er den sinnenden Ritter eine Weile betrachtet Fanget an! WALTHER verwundert Was soll s? DAVID noch stärker »Fanget an!« - So ruft der »Merker«. Nun sollt Ihr singen! Wisst Ihr das nicht? WALTHER Wer ist der Merker? DAVID Wisst Ihr das nicht? Wart Ihr noch nie bei ‘nem Sing-Gericht? WALTHER Noch nie, wo die Richter Handwerker! DAVID Seid Ihr ein »Dichter«? WALTHER Wär ich s doch! DAVID Seid Ihr ein »Singer«? WALTHER Wüsst ich s noch! DAVID Doch »Schulfreund« wart Ihr und »Schüler« zuvor? WALTHER Das klingt mir alles fremd vorm Ohr. DAVID Und so gradhin wollt Ihr Meister werden? WALTHER Wie, machte das so grosse Beschwerden? DAVID O Lene! Lene! WALTHER Wie Ihr doch tut! DAVID O Magdalene! WALTHER Ratet mir gut! DAVID setzt sich in Positur Mein Herr, der Singer Meister-Schlag gewinnt sich nicht an einem Tag. In Nüremberg der grösste Meister mich lehrt die Kunst Hans Sachs! Schon voll ein Jahr mich unterweist er, dass ich als Schüler wachs . Schuhmacherei und Poeterei, die lern ich da alleinerlei hab ich das Leder glatt geschlagen, lern ich Vokal und Konsonanz sagen; wichst ich den Draht erst fest und steif, was sich dann reimt, ich wohl begreif! Den Pfriemen schwingend, im Stich die Ahl , was stumpf, was klingend, was Mass, was Zahl - den Leisten im Schurz, was lang, was kurz, was hart, was lind, hell oder blind, was Waisen, was Milben, was Klebsilben, was Pausen, was Körner, was Blumen, was Dörner - das alles lernt ich mit Sorg und Acht. Wie weit nun, meint Ihr, dass ich s gebracht? WALTHER Wohl zu ‘nem Paar recht guter Schuh ? DAVID Ja, dahin hat s noch gute Ruh ! Ein »Bar« hat manch Gesätz und Gebänd ; wer da gleich die rechte Regel fänd , die richt ge Naht und den rechten Draht, mit gutgefügten »Stollen« den Bar recht zu versohlen. Und dann erst kommt der »Abgesang«; dass der nicht kurz und nicht zu lang und auch keinen Reim enthält, der schon im Stollen gestellt. Wer alles das merkt, weiss und kennt, wird doch immer noch nicht »Meister« genennt. WALTHER Hilf Gott! Will ich denn Schuster sein? In die Singkunst lieber führ mich ein. DAVID Ja, hätt ich s nur selbst schon zum »Singer« gebracht! Wer glaubt wohl, was das für Mühe macht? Der Meister Tön und Weisen, gar viel an Nam und Zahl, die starken und die leisen, wer die wüsste allzumal! Der »kurze«, »lang « und »überlang « Ton, die »Schreibpapier«-, »Schwarz-Tinten«-Weis ; der »rote«, »blau « und »grüne« Ton; die »Hageblüh«-, »Strohhalm«-, »Fengel«-Weis ; der »zarte«, der »süsse«, der »Rosen«-Ton; der »kurzen Liebe«, der »vergessne« Ton; die »Rosmarin«-, »Gelbveiglein«-Weis , die »Regenbogen«-, die »Nachtigall« -Weis , die »englische Zinn«-, die »Zimmtröhren«-Weis , »frisch Pomeranzen«-, »grün Lindenblüh«-Weis , die »Frösch «-, die »Kälber«-, die »Stieglitz«-Weis , die »abgeschiedene Vielfrass«-Weis ; der »Lerchen«-, der »Schnecken«-, der »Beller«-Ton, die »Melissenblümlein«-, die »Meiran«-Weis , »Gelblöwenhaut«-, gefühlvoll »treu Pelikan«-Weis , prunkend die »buttglänzende Draht«-Weis ... WALTHER Hilf Himmel! Welch endlos Tönegeleis ! DAVID Das sind nur die Namen nun lernt sie singen, recht, wie die Meister sie gestellt! Jed Wort und Ton muss klärlich klingen, wo steigt die Stimm und wo sie fällt; fangt nicht zu hoch, zu tief nicht an, als es die Stimm erreichen kann; mit dem Atem spart, dass er nicht knappt und gar am End Ihr überschnappt; vor dem Wort mit der Stimme ja nicht summt, nach dem Wort mit dem Mund auch nicht brummt. Nicht ändert an »Blum « und »Koloratur«, jed Zierat fest nach des Meisters Spur. Verwechseltet Ihr, würdet gar irr , verlört Ihr Euch und kämt ins Gewirr wär sonst Euch alles auch gelungen, da hättet Ihr gar »versungen!« Trotz grossem Fleiss und Emsigkeit ich selbst noch bracht es nicht so weit. So oft ich s versuch und ‘s nicht gelingt, die »Knieriem-Schlag«-Weis der Meister mir singt. sanft Wenn dann Jungfer Lene nicht Hilfe weiss, greinend sing ich die »eitel Brot- und Wasser«-Weis ! Nehmt Euch ein Beispiel dran und lasst vom Meister-Wahn! Denn »Singer« und »Dichter« müsst Ihr sein, eh Ihr zum »Meister« kehret ein. VIER LEHRBUBEN während der Arbeit David! WALTHER Wer ist nun Dichter? VIER LEHRBUBEN David! Kommst her? DAVID zu den Lehrbuben Wartet nur, gleich! - schnell wieder zu Walther sich wendend Wer der »Dichter« wär ? Habt Ihr zum »Singer« Euch aufgeschwungen und der Meister Töne richtig gesungen, fügtet Ihr selbst nun Reim und Wort , dass sie genau an Stell und Ort passten zu eines Meisters Ton, dann trügt Ihr den Dichterpreis davon. VIER LEHRBUBEN He, David! Soll man s dem Meister klagen? ALLE LEHRBUBEN Wirst dich bald des/deines Schwatzens entschlagen? DAVID Oho! - Jawohl! Denn helf ich euch nicht, ohne mich wird alles doch falsch gericht t. Er will sich zu ihnen wenden WALTHER ihn zurückhaltend Nur dies noch wer wird »Meister« genannt? DAVID schnell wieder umkehrend Damit, Herr Ritter, ist s so bewandt mit sehr tiefsinniger Miene Der Dichter, der aus eig nem Fleisse zu Wort und Reimen, die er erfand, äusserst zart aus Tönen auch fügt eine neue Weise, der wird als »Meistersinger« erkannt. WALTHER So bleibt mir einzig der Meisterlohn! Muss ich singen, kann s nur gelingen, find ich zum Vers auch den eig nen Ton. DAVID der sich zu den Lehrbuben gewendet Was macht ihr denn da? - Ja, fehl ich beim Werk, verkehrt nur richtet ihr Stuhl und Gemerk! - Er wirft polternd und lärmend die Anordnungen der Lehrbuben in betreff des Gemerkes um Ist denn heut »Singschul «? - Dass ihr s wisst, das kleine Gemerk! - Nur »Freiung« ist! Die Lehrbuben, welche in der Mitte der Bühne ein grösseres Gerüst mit Vorhängen aufgeschlagen hatten, schaffen auf Davids Weisung dies schnell beiseite und stellen dafür ein geringeres Brettergerüst auf; daraufstellen sie einen Stuhl mit einem kleinen Pult davor, daneben eine grosse schwarze Tafel, daran die Kreide am Faden aufgehängt wird; um das Gerüst sind schwarze Vorhänge angebracht, die zunächst hinten und an beiden Seiten, dann auch vorn ganz zusammengezogen werden ALLE LEHRBUBEN während der Herrichtung Aller End ist doch David der Allergescheit st, nach hohen Ehren ganz sicher er geizt ‘s ist Freiung heut; gewiss er freit, als vornehmer »Singer« er schon sich spreizt! Die »Schlag«-Reime fest er inne hat, »Arm-Hunger«-Weise singt er glatt. VIER LEHRBUBEN (1. Tenor) Doch die »harte-Tritt«-Weis , die kennt er am best - ALLE Die trat ihm der Meister hart und fest! Mit der Gebärde zweier Fusstrtte. Sie lachen DAVID Ja, lacht nur zu! Heut bin ich s nicht; ein andrer stellt sich zum Gericht der war nicht Schüler, ist nicht Singer, den Dichter, sagt er, überspring er; denn er ist Junker, und mit einem Sprung er denkt ohne weit re Beschwerden heut hier Meister zu werden. Drum richtet nur fein das Gemerk dem ein! Während die Lehrbuben vollends aufrichten. Dorthin! - Hierher! Die Tafel all die Wand, so dass sie recht dem Merker zur Hand! sich zu Walther um wendend Ja, ja, dem »Merker«! - Wird Euch wohl bang? Vor ihm schon mancher Werber versang. Sieben Fehler gibt er Euch vor, die merkt er mit Kreide dort an; wer über sieben Fehler verlor, hat versungen und ganz vertan! Nun nehmt Euch in acht! Der Merker wacht. Derb in die Hände schlagend Glück auf zum Meistersingen! Mögt Euch das Kränzlein erschwingen! Das Blumenkränzlein aus Seiden fein wird das dem Herrn Ritter beschieden sein? DIE LEHRBUBEN welche zu gleicher Zeit das Gemerk geschlossen haben, fassen sich an und tanzen einen verschlungenen Reigen um dasselbe Das Blumenkränzlein aus Seiden fein, wird das dem Herrn Ritter beschieden sein? Die Lehrbuben fahren sogleich erschrocken auseinander, als die Sakristei aufgeht und Pogner mit Beckmesser eintritt;sie ziehen sich nach hinten zurück この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg/I-2
https://w.atwiki.jp/oper/pages/3344.html
第三幕 (グラールの領地にある、ひらけて心地よい春の野原。後方に向かってはなだらかな上り坂になっていて、花が咲き誇っている。手前のほうには森の草地が広がり、右手に向かってごつごつした岩の多い坂道になっている。前方の草地の間に泉が湧き出ていて、それに向かい合ってちょっと地面の低くなったところに簡素な隠者の小屋が岩にもたれて建っている。早朝。) グルネマンツ (すっかり年を取って隠者となっている。グラール騎士団のシャツをまとっただけの姿で小屋から現れ、耳を澄ます。) あそこからうめき声が聞こえるぞ。 あんなに悲しそうにうめく動物はいないはずだ、 特に今日のように聖なる朝にはな。 (クンドリーの押し殺したようなうめき声) 待てよ、この声は聞き覚えがあるような・・・。 (彼は思い切って茨の茂みがある脇に歩いて行く。そこは完全に茨で覆い隠されているが、無理やりかき分けて行くうち、彼ははっと立ち止まる。) これは何と!彼女がまた来ていたのか? 冬の間に茨が生い茂って 彼女を隠したままだったのか。いったいいつから? 起きろ!クンドリー!起きなさい! もう冬は終わって、春が来たぞ! 目を覚まして!春だ!目を覚ますんだ! (彼はこわばって死んだようになっているクンドリーを茂みから引き出し、近くの芝生が生い茂ったところへ運んでいく。) 冷たく硬直している。 さては今度こそ死んでしまったのだろうか。 だが、私が聞いたのは彼女のうめき声だったはずだが。 (彼はこわばったまま横たわっているクンドリーの額や手をしっかりと撫でさすり、体から硬直を解こうと必死に努力する。ついに命が彼女にもどってきたように見える。彼女は完全に目を覚まし、目を開いた瞬間悲鳴を上げる。彼女は贖罪者が着るような粗末な衣装を着ていて、ほとんど第一幕と同じ格好。顔色はいささか悪いが、表情や態度からは乱暴さがすっかり消えている。彼女は長い間グルネマンツをじっと見つめ、それから身を起こして服や髪を整えてメイドのように働き始める。) グルネマンツ まったく変わってるね、おまえさんは! 私に何も言ってくれんのかね? 死んだみたいに眠っているところを 目覚めさせてあげたのに、 感謝もなしか? クンドリー (ゆっくりと頭を垂れ、ぼそっと途切れがちに) お仕えします・・・きちんと奉仕します。 グルネマンツ (首を振って) もうおまえさんを煩わせることもないよ。 使いが必要なこともなくなったからね。 薬草でも何でも めいめい自分で見つけるようになった。 森の動物たちからしっかり教わったわけさ。 (クンドリーはあたりを見まわし、小屋を見つけて中に入っていく。グルネマンツは驚いたように彼女を見送り) 歩き方がずいぶん変わったじゃないか! これは聖なる日のなせる業かな。 ああ、何と恵み深い日だ! そうだ!私が今日あのかわいそうな娘を 生き返らせることができたのは、 きっと彼女の救いを意味しているにちがいない。 (クンドリーはまた小屋から出てくる。彼女は水瓶を持って泉のところまで行き、森のほうを見やった時に遠くから人が近づくのに気づき、グルネマンツのほうを向いてそのことを伝えようとする。) グルネマンツ (森のほうを窺って) 聖なる泉に近づこうとするのは誰かな? 何とも陰鬱に武装してるじゃないか。 あれが騎士団員じゃないことだけは確かだ。 (パルジファルが登場する続く場面の間、クンドリーはいっぱいになった水瓶を持ってゆっくりと小屋に引き返し、そこで何かしている。パルジファルが森から歩み出てくる。真っ黒の鎧に身を包み、兜で顔を隠し、槍の先を地面に向けてうなだれたまま歩いてくる。夢見がちにためらうようにゆっくりと歩を進め、泉のそばの芝生が高くなっているところに腰を下ろす。) グルネマンツ (あっけにとられたように、しげしげとパルジファルを見ていたあとで彼に近づき) ようこそ、お客様! 道に迷ったのなら、お教えしようか? (パルジファルはそっと首を振る) 私にあいさつはせんのかね? (パルジファルはうなだれる。) グルネマンツ (機嫌が悪くなって) まったく!いったい何なんだね? おまえさん、私とは口を利かんとでも 誓いを立てているのかね? じゃ、言っておくがね、私は おまえさんに礼儀を教え込む誓いを立てておるんだ! おまえさんは聖なる土地にいるんだぞ。 武器など持ち込むもんじゃない。 兜も楯も槍もぜんぶ下ろしなさい。 特に今日この日にその恰好とは!おまえさん、 今日がどんなに聖なる日か分かってるのかね? (パルジファルは首を振る。) そうだろうと思ったよ!いったいどこから来たんだね? どこか異教徒のところをぶらついていたのかな。 今日が何よりも神聖な金曜日ということを 知らないとは。 (パルジファルはさらに深くうなだれる。) すぐに武装を解きなさい! 今日この日に主を汚してはならない。 主は武器一つ持たず、その聖なる血を 罪にまみれた世界を償うために流されたんだぞ! (パルジファルはさらにしばらく沈黙を続けたあと立ち上がり、槍を自らの前の地面に突き立てて、楯と剣をそのそばに並べて置く。それから兜を開いて頭から外し、これも他の武器のそばに置き、自分は槍の前にひざまずいて無言の祈りを捧げる。グルネマンツは驚き、感動したようすでパルジファルを見つめる。彼はちょうど小屋から出てきたクンドリーを手招きする。パルジファルはいま敬虔な眼差しで槍の先を見上げる。) グルネマンツ (クンドリーにそっと) 彼を覚えてるかね? 昔、白鳥を射落としたあの子だよ。 (クンドリーは少しうなずいて同意を示す。) うん、間違いない。この男だ。 私が腹を立てて追い出したあのお馬鹿さんだ。 (クンドリーはぎこちなく、しかし落ちついてパルジファルを見ている。) おや?あの子はいったいどこを辿ってきたのだ? あの槍は・・・見覚えがあるぞ! (非常に感動して) ああ、この聖なる中でも聖なる日に 生きていられるとは何と幸運だ! (クンドリーは顔をそむける。) パルジファル (祈りを終えてゆっくりと立ち上がり、そっとあたりを見まわしてグルネマンツの姿を見とめ、あいさつしようと彼にそっと手を差し出す。) またあなたに会えて嬉しいよ。 グルネマンツ おまえも私を覚えていたのかね? こんなに年取って苦労で腰が曲がってしまったが、 それでも面影は残っているかな? 今日はどうやって来たんだね?どこから来た? パルジファル さんざん迷って、苦難の道を辿ってきた。 もうそれは終わったと見ていいのかな。 森のささやきも 聞こえるし、 優しいあなたにもまた挨拶できたから・・・ それともまた迷っちゃったんだろうか? 何もかも変わってしまったように見えるな。 グルネマンツ おまえさんは誰のところへ行きたいのかな? パルジファル 彼のところなんだ。かつて愚かな僕が ぽかんとして聞いていたあの嘆きの主だよ。 僕はあの人を救うために 選ばれた男だと思うんだ。 でも、何と大変だったことか! 救いの道はぜんぜん見つからず、 どこに行っていいか分からないまま迷い続けた。 ある激しい呪いが僕を追い回したんだ。 数え切れないほどの苦難と 戦いや争いが 僕を道からそらした。 それもよりによって、今度こそ正しい道だと思った時に。 僕は絶望に突き落とされたよ。 聖なる槍を汚さないように、 これを守り、神聖さが消えないようにするために、 僕はどんな武器の傷も体に受けた。 だってこの聖なる武器は 戦いに使ってはならないのだから。 いつもこの槍を 脇に携えたまま僕は守り抜いた。 いまや僕は元のところへこれを持ち帰ったんだ。 ご覧のとおり、あの槍は気高くあなたに向かって輝いている。 グラールの聖なる槍だよ。 グルネマンツ (恍惚の極みに達して) ああ、お慈悲だ!これ以上ないほどのお恵み! まったく奇跡だ!聖なる素晴らしい奇跡だよ! (少し落ち着いてからパルジファルに) あなたは主となるべき方だ!あなたを 正しい道から追い立てたのが呪いだったとしても、 いいかな、もう呪いは破られたのだよ。 あなたはここグラールの領地にいるんだ。 騎士たちはあなたを待ち焦がれているのだ。 彼らには救いが、まさにあなたがもたらす救いが 必要なのだよ! あなたがここに立ち寄ったあの日以来、 あなたも承知かもしれんが、 悲嘆と不安は危機的な状況にまで達した。 アンフォルタスはあの傷と 心の苦しみから解放されようとして 反抗的といってもいいほど死を望み続けている。 騎士たちが頼んでも、みじめな姿になっても、 絶対にあの聖なる務めを果たそうとしないのだよ。 もう長い間、グラールは囲いの中に入れられたまま。 罪を悔いる守護者がそうさせているのだ。 というのも、あれを仰ぎ見ると 死ぬことができなくなるから、 無理やり死を呼んで、 苦しみを終わらせようとしているのさ。 我々はもう聖なる食事を口にすることができなくてね、 ごくふつうの食べ物で生きて行くだけ。 おかげで騎士たちの戦力も衰え、 もう使いも来ないし、 遠くから聖戦へ誘う呼びかけもなくなった。 騎士たちは青ざめ、みじめにもふらふらと動き回っている。 勇気もやる気もないようだ。 私はといえばこの森の隅に寂しくこもり、 静かに死を待つばかりだよ。 すでに年老いた我が主はもう死の手に堕ちてしまったが。 聖なる英雄のティトゥレルは、 グラールを仰ぎ見ることができないものだから 死んでしまった・・・。彼もみなと同じ人間だったのだね。 パルジファル (あまりの苦痛にすくんだようになり) 僕のせいだ!僕が悪いんだ! 僕がこの悲劇を生みだしたんだ! ああ、何て罪深いんだ、 このばかな頭は ろくでもないことしか思いつかない。 ずっと昔からそうなんだ。 どんなに償っても、どんなに後悔しても、 僕の無茶なやり方は変わらない。 救うために選ばれたのに、 迷って寄り道ばかりして、 救いへの最後の道までなくしてしまった・・・! (パルジファルは気を失って倒れそうになる。グルネマンツが彼を支え、芝生が山になったところに座らせる。クンドリーはあわてて器に水を汲んできて、パルジファルにかけてやろうとする。) グルネマンツ (クンドリーをそっと押しとどめて) いやいや!我々の巡礼者には 聖なる泉そのものに元気づけていただこう。 私が思うに、彼は今日中に 崇高な業績を上げるだろう。 聖なる務めを果たすにちがいないのだよ。 だからまったく汚れがないように、 長かった迷いの旅の埃を すっかり払い落とす必要があるのだ。 (パルジファルは二人から泉の縁のほうに体を向けられる。続く間にクンドリーは彼のすね当てを外し、グルネマンツは胸当てを取る。) パルジファル (そっと力なく) 今日アンフォルタスのところに行くの? グルネマンツ (手を休めないまま) もちろん。あの誇り高き城は我々を待っているからね。 あの大切な方の葬儀があるから、 私も呼ばれているのだよ。 グラールを我々に向かってもう一度開き、 長く怠っていた務めを 今日今一度果たし、 息子の過ちによって亡くなった 気高い父へ捧げて、 償いをする、と アンフォルタスは約束したからね。 (クンドリーはパルジファルの足を敬虔に洗う。彼はちょっと驚いたように彼女を見る。) パルジファル (クンドリーに) きみは僕の足を濡らしてくれたね。 じゃあ、今度は友に頭を洗ってもらおう。 グルネマンツ (泉から両手で水をすくい、パルジファルの頭に振りかけて) 聖なるあなたに聖なる水で祝福を! こうしてあらゆる罪の意識が あなたから消えますように! (グルネマンツが厳粛な態度で水を振りかける間、クンドリーは懐から金色の瓶を取り出し、その中身をパルジファルの足に振りかけてから自分のほどいた髪ですばやくふき取る。) パルジファル (クンドリーからそっと瓶を受け取り、グルネマンツに渡して) きみは足を清めてくれたね。 じゃあ、頭はティトゥレルの同志から清めてもらおう。 今日にも彼が僕に王として挨拶してくれるように! (続く間、グルネマンツは瓶の中身をすべてパルジファルの頭に振りかけ、そっと頭にすりこんで、その上で手を組み合わせる。) グルネマンツ それはお告げにもあった。 私はあなたの頭に祝福を与え、 王としてのあなたにあいさつしよう。 清らかな方! 同情の思いに耐えた方、 聖なる行いに満ちた賢者。 救済される人の苦悩を味わったあなたが あの人の頭上から最後の重荷を取り去ってください! パルジファル (気づかないうちに泉から水をすくい、あいかわらず自分の前にひざまずいているクンドリーにかがみこんで、彼女の頭を濡らす。) 僕の最初の務めを行おう。 さあ、洗礼を受けて、 救われることを信じるんだよ。 (クンドリーは地面に頭を垂れ、激しく泣いているようす。) パルジファル (振り返って、朝の光で輝く森と野原に感嘆の目を向けて) 今日の緑は何て美しいんだろう! いつだったかふしぎな花に会って、 頭まで絡まれたことがあったけど、 こんなに優しくて柔らかい 花や茎は見たことがない。 みんな、子どものようにあどけなくて、 親しげに僕に語りかけてくるみたい。 グルネマンツ これは聖金曜日の魔法なのだよ。 パルジファル ああ、痛ましい!この上ない責め苦の日だ! きっと今日は花咲くものも 息づくもの、そして生き返ったものですら 悲しみ、泣く日なんだね? グルネマンツ 見ればわかるとおり、そうではないのだよ。 今日聖なる露となって 野原や草を潤しているのは 罪を犯した人の後悔の涙だ。 皆が栄えているのは、その涙の結果なのだ。 神の被造物はみな 救い主の遺された恵みを喜び、 そのお方に祈りをささげようとしている。 彼らは十字架上のあの方を見ることはできないから、 その代わりに救われた人間を見上げる。 その人は罪の重荷と悲しみから解放され、 神の愛の犠牲のために清められたと感じている。 野に咲く花は、小さな草のような存在ですら、 今日ばかりは人間の足に踏みつけられないと気づく。 彼らは思っているのだよ、「これは神なる方が神々しい までの忍耐を伴って、人間のために苦痛を引き受けたからだ。 だから人間も今日は敬虔な気持ちになって 優しい足取りで歩くんだな・・・」と。 そしてすべての被造物は 今花咲こうとするものも枯れ行くものも、 自然から罪が取り払われ、今日という純真な一日を 過ごせることに感謝するのだよ。 (クンドリーは再びゆっくりと頭をもたげ、涙のにじむ目でまじめに、静かに願うようにパルジファルを見上げる。) パルジファル かつて僕に笑いかけたあの花たちはしぼんでしまった。 彼女たちも今日は救いに憧れてるかもしれないな。 きみの涙も祝福の露になったようだよ。 きみは泣いているけど、見てよ!野原は微笑んでいるよ。 (彼は優しく彼女の額に口づけする。はるか彼方から鐘の音が響いてくる。) グルネマンツ 真昼だ。 さあ、時間だよ。 さてとご主人様。下僕が案内すること、どうぞお許しを。 (グルネマンツは自分のグラール騎士のマントを持ってきていて、クンドリーとともにそれをパルジファルに着せる。パルジファルは厳粛な面持ちで槍を手に持ち、先に立ってゆっくりと歩みを進めるグルネマンツの後からクンドリーとともに続く。あたりは第一幕の時のようにゆっくりと、ただし右から左へと変化していく。しばらく三人の姿は見えていたが、森がほとんど見えなくなり、岩のアーチが近づくにつれて完全に舞台から姿を消す。 暗雲の垂れこめた陰気な道。鐘の音がまた鳴り渡る。岩壁が開き、グラールの大広間が第一幕と同じように、ただし食卓はない状態で現れる。照明は暗い。片側からティトゥレルの亡骸を収めた棺を担ぐ騎士の行列が入ってくる。もう片方からはアンフォルタスを乗せた輿を担いだ騎士の列、その前に覆いのかけられたグラールの聖杯が運ばれる。) 第一の列 (グラールとアンフォルタスを伴って) 隠された聖杯に伴い、 我らは聖なる勤めへとやってきた。 そっちは何をその暗い入れ物に入れて、 何だって悲しげに進んでくるんだ? (二つの列は互いにすれ違う。) 第二の列 (ティトゥレルの棺とともに) この悲しみの棺には英雄が収められている。 棺には聖なる力がある。 かつて神が自ら加護をその力に委ねた ティトゥレルをお連れした。 第一の列 神から守られていたはずの彼を 倒したのはいったい誰だ? 第二の列 彼が亡くなったのは老いの重みのため。 グラールをもはや仰ぎ見れなかったのだから。 第一の列 彼にグラールの恩恵を閉ざしたのは誰だ? 第二の列 そっちが運んでる罪深き守護者だ。 第一の列 我々は彼がもう一度務めを果たすために連れてきた。 これを最後として! 彼はちゃんと務めを果たすおつもりだ。 (アンフォルタスは聖杯の壇の後ろにある寝椅子に横にされ、棺はその前に下ろされる。続く部分で騎士たちはアンフォルタスに詰め寄る。) 第二の列 よくもこんな悲劇を起こしてくれたな! グラールの守護者のくせして! これが最後なんだからな、 ちゃんと義務は果たせよ! アンフォルタス (弱々しく、わずかに体を起こし) わかってるよ!悲劇だ!私が災いの元だ! お前たちの言うとおりだ。 お前たちが望むなら、殺してくれてもいい。 私の罪には、最も寛大な処置だ。 (棺が開かれ、ティトゥレルの亡骸を目にして皆が激しい悲鳴を上げる。) アンフォルタス (寝床にまっすぐ起き上がり、亡骸を見つめて) お父さん! お父さんは誰よりも祝福された英雄だった! お父さんは清らかだったからこそ、天使から信頼されたのだ。 私だけが死ぬことを望んだのに、 あろうことか - お父さんを死なせてしまうなんて! 今お父さんは神々しい光の中で、 救い主のそばにいるのだろうね。 どうかあの方に願ってくれ。あの方の血が その祝福によって今一度 騎士たちを元気づけてくださるよう。 彼らに新たな生命を与え、 私にはついに死が与えられるように! 死・・・命が枯れること・・・ 唯一のお恵み! 恐ろしい傷もその毒も終わり、 心をさいなむ苦しみも消えるように! お父さん!お願いだ! あの方にこう願ってくれ。 「救世主よ、息子に安らぎをお与えください」、と。 騎士たち (ますますアンフォルタスに詰め寄って) さっさとグラールを開けろ! 義務だと言ったろ? お父さんが命令してるぞ。 やれと言ったら、やれ! アンフォルタス (絶望のうちにかっとなって起き上がり、おろおろする騎士たちの中に飛び込んでいく。) いやだ!もうたくさんだ!絶対いやだ! もう死の闇が私を包んでいるのに、 まだ生きろというのか? おまえたちは気狂いぞろいだ! 誰が私に生きることを強制できるのだ? おまえたちは私を殺すことしかできないだろう! (衣服を引き裂いて) さあ、私はこのとおりだ。開いたままの傷もここにある! 私を苦しめ、いつまでも血が流れ続けている。 武器を取れ!剣をこの身に突き刺せ、 深く、深く、柄も通るほど! さあ、英雄たちよ、 罪人を殺して、この苦しみも終わらせてしまえ。 そうすればグラールはおまえたちに輝くだろうから! (アンフォルタスが恐ろしいまでに陶酔しきってたたずむのを見て、誰もがたじたじとなる。パルジファルはグルネマンツとクンドリーに伴われて、気づかないうちに騎士たちの間に紛れていたが、ここで進み出て、槍を突き出し、その先をアンフォルタスの脇腹に当てる。) パルジファル 役立つ武器はただ一つだけ。 傷を閉ざすのは それを負わせたこの槍だけです。 (アンフォルタスの表情は聖なる感動に輝き、彼は感激のあまりよろめきそうになるが、グルネマンツが支えてやる。) 償われ、罪を取り払われて、幸せになってください。 あなたの務めは僕が代わって果たします。 あなたの悩みは祝福されるでしょう。 ばかで臆病だった僕が同情の心を知り、 聖なる知恵を得られたのは ひとえにあなたのおかげなのですから。 (パルジファルは槍を高く掲げながら中央に歩んでいく。) この聖なる槍を 僕はあなた方のところへ持ち帰りました! (誰もが感激の極みに達して高く掲げられた槍を見上げる。パルジファルは感動して言葉を続ける。) ああ、何という奇跡の幸福だろう! あなたの傷が閉ざされ、 この槍から聖なる血があふれ出て、 本来の場所である泉に憧れ、 あのグラールの聖杯へと流れていくなんて! もうグラールを閉ざしてはいけない。 聖杯を開け!覆いをとれ! (パルジファルは聖杯の壇につづく階段をのぼり、小姓たちが覆いをとった聖杯を取り出して、無言の祈りを捧げながらその前にひざまずく。次第にグラールは柔らかな光を帯び始める。低いところでは闇が増し、高みからは光が降り注いでくる。) 全員 (ほとんど聞き取れないほどの高みからの声を伴って) 至上の聖なる奇跡。 救い主に救いあれ! (聖杯の輝きが最高に増し、光があふれでる。丸天井から一羽の白鳩が舞い降りてきて、パルジファルの頭上に止まる。クンドリーはその様子を見つめるうちに魂が肉体から抜け、パルジファルの前にゆっくりと倒れる。アンフォルタスとグルネマンツがひざまずいて敬虔な気持ちを示す間、パルジファルは祈りをささげる騎士たちに祝福を与えながら聖杯を振る。幕がゆっくりと下ろされる。) DRITTER AUFZUG Freie, anmutige Frühlingsgegend auf dem Gebiete des Grales. Nach dem Hintergrunde zu sanft ansteigende Blumenaue. Den Vordergrund nimmt der Saum des Waldes ein, der sich nach rechts zu, auf steigendem Felsengrund, ausdehnt. Im Vordergrunde, an der Waldseite, ein Quell; ihm gegenüber, etwas tiefer, eine schlichte Einsiedlerhütte, an einen Felsblock gelehnt. Frühester Morgen GURNEMANZ zum hohen Greise gealtert, als Einsiedler, nur in das Hemd des Gralsritters gekleidet, tritt aus der Hütte und lauscht Von dorther kam das Stöhnen so jammervoll klagt kein Wild, und gewiss gar nicht am heiligsten Morgen heut. Dumpfes Stöhnen von Kundrys Stimme Mich dünkt, ich kenne diesen Klageruf? Er schreitet entschlossen einer Dornenhecke auf der Seite zu diese ist gänzlich überwachsen; er reisst mit Gewalt das Gestrüpp auseinander dann hält er plötzlich an Ha! Sie – wieder da? Das winterlich rauhe Gedörn hielt sie verdeckt, – wie lang schon? Auf! Kundry! Auf! Der Winter floh, und Lenz ist da! Erwache! Erwache dem Lenz! Er zieht Kundry, ganz erstarrt und leblos, aus dem Gebüsch hervor und trägt sie auf einen nahen Rasenhügel Kalt und starr. – Diesmal hielt ich sie wohl für tot doch war s ihr Stöhnen, was ich vernahm? Er reibt der erstarrt vor ihm ausgestreckten Kundry stark die Hände und Schläfe und bemüht sich in allem, die Erstarrung von ihr weichen zu machen. Endlich scheint das Leben in ihr zu erwachen – sie erwacht völlig – als sie die Augen geöffnet, stösst sie einen Schrei aus. – Sie ist in rauhem Büssergewande, ähnlich wie im ersten Aufzuge, nur ist ihre Gesichtsfarbe bleicher, aus Miene und Haltung ist die Wildheit verschwunden. – Sie starrt lange Gurnemanz an. Dann erhebt sie sich, ordnet sich Kleidung und Haar, und lässt sich sofort wie eine Magd zur Bedienung an GURNEMANZ Du tolles Weib! Hast du kein Wort für mich? Ist dies der Dank, dass dem Todesschlafe noch einmal ich dich erweckt? KUNDRY neigt langsam das Haupt; dann bringt sie, rauh und abgebrochen, hervor Dienen – dienen. GURNEMANZ schüttelt den Kopf Das wird dich wenig mühn auf Botschaft sendet sich s nicht mehr; Kräuter und Wurzeln findet ein jeder sich selbst, wir lernten s im Walde vom Tier. Kundry hat sich während dem umgesehen, gewahrt die Hütte und geht hinein. – Gurnemanz blickt ihr verwundert nach Wie anders schreitet sie als sonst! Wirkte dies der heilige Tag? Oh! Tag der Gnade ohne Gleichen! Gewiss, zu ihrem Heile durft ich der Armen heut den Todesschlaf verscheuchen. Kundry kommt wieder aus der Hütte; sie trägt einen Wasserkrug und geht damit zum Quelle. Sie gewahrt hier, nach dem Walde blickend, in der Ferne einen Kommenden und wendet sich zu Gurnemanz, um ihn darauf hinzudeuten GURNEMANZ in den Wald blickend Wer nahet dort dem heiligen Quell? In düst rem Waffenschmucke? Das ist der Brüder keiner! Während des folgenden Auftrittes des Parsifal entfernt sich Kundry mit dem gefüllten Kruge langsam in die Hütte, wo sie sich zu schaffen macht. – Parsifal tritt aus dem Walde auf. Er ist ganz in schwarzer Waffenrüstung; mit geschlossenem Helme und gesenktem Speere schreitet er, gebeugten Hauptes, träumerisch zögernd, langsam daher und setzt sich auf dem kleinen Rasenhügel am Quelle nieder GURNEMANZ nachdem er Parsifal staunend lange betrachtet tritt nun näher zu ihm Heil dir, mein Gast! Bist du verirrt, und soll ich dich weisen? Parsifal schüttelt sanft das Haupt Entbietest du mir keinen Gruss? Parsifal neigt das Haupt GURNEMANZ unmutig Hei! – Was? Wenn dein Gelübde dich bindet, mir zu schweigen, so mahnt das meine mich, dass ich dir sage, was sich ziemt. Hier bist du an geweihtem Ort da zieht man nicht mit Waffen her, geschloss nen Helmes, Schild und Speer; und heute gar! Weisst du denn nicht, welch heil ger Tag heut ist? Parsifal schüttelt mit dem Kopfe Ja! Woher kommst du denn? Bei welchen Heiden weiltest du, zu wissen nicht, dass heute der allerheiligste Charfreitag ist? Parsifal senkt das Haupt noch tiefer Schnell ab die Waffen! Kränke nicht den Herrn, der heute, bar jeder Wehr, sein heilig Blut der sündigen Welt zur Sühne bot! – Parsifal erhebt sich, nach einem abermaligen Schweigen, stösst den Speer vor sich in den Boden, legt Schild und Schwert davor nieder, öffnet den Helm, nimmt ihn vom Haupte und legt ihn zu den anderen Waffen, worauf er dann zu stummem Gebete vor dem Speer niederkniet. Gurnemanz betrachtet Parsifal mit Staunen und Rührung. – Er winkt Kundry herbei, welche soeben wieder aus der Hütte getreten ist. – Parsifal erhebt jetzt seinen Blick andachtsvoll zu der Lanzenspitze auf GURNEMANZ leise zu Kundry Erkennst du ihn? Der ist s, der einst den Schwan erlegt. Kundry bestätigt mit einem leisen Kopfnicken Gewiss, s ist Er, der Tor, den ich zürnend von uns wies. Kundry blickt starr, doch ruhig auf Parsifal Ha! Welche Pfade fand er? Der Speer, – ich kenne ihn! in grosser Ergriffenheit Oh! Heiligster Tag, an dem ich heut erwachen sollt! Kundry hat ihr Gesicht abgewendet PARSIFAL erhebt sich langsam vom Gebete, blickt ruhig um sich, erkennt Gurnemanz und reicht diesem sanft die Hand zum Gruss Heil mir, dass ich dich wieder finde. GURNEMANZ So kennst auch du mich noch? Erkennst mich wieder, den Gram und Not so tief gebeugt? Wie kamst du heut – woher? PARSIFAL Der Irrnis und der Leiden Pfade kam ich; soll ich mich denen jetzt entwunden wähnen, da dieses Waldes Rauschen wieder ich vernehme, dich guten Greisen neu begrüsse?… Oder – irr ich wieder? Verändert dünkt mich alles? GURNEMANZ So sag, zu wem den Weg du suchtest? PARSIFAL Zu ihm, des tiefe Klagen ich törig staunend einst vernahm, dem nun ich Heil zu bringen mich auserlesen wähnen darf. – Doch, ach! – den Weg des Heiles nie zu finden, in pfadlosen Irren trieb ein wilder Fluch mich umher zahllose Nöte, Kämpfe und Streite, zwangen mich ab vom Pfade, wähnt ich ihn recht schon erkannt. Da musste mich Verzweiflung fassen, das Heiltum heil mir zu bergen, um das zu hüten, das zu wahren, ich Wunden jeder Wehr mir gewann; denn nicht ihn selber durft ich führen im Streite, – unentweiht führ ich ihn mir zur Seite, den ich nun heim geleite, der dort dir schimmert heil und hehr des Grales heil gen Speer. GURNEMANZ in höchstes Entzücken ausbrechend O Gnade! Höchstes Heil! Oh! Wunder! Heilig, hehrstes Wunder! Nachdem er sich etwas gefasst, zu Parsifal O Herr! War es ein Fluch, der dich vom rechten Pfad vertrieb, so glaub, er ist gewichen. Hier bist du, dies des Grals Gebiet; dein harret seine Ritterschaft. Ach, sie bedarf des Heiles, des Heiles, das du bringst! Seit dem Tage, den du hier geweilt, die Trauer, die da kund dir ward, das Bangen wuchs zur höchsten Not. Amfortas, gegen seiner Wunden, seiner Seele Qual sich wehrend, begehrt in wütendem Trotze nun den Tod. Kein Flehn, kein Elend seiner Ritter bewog ihn mehr, des heil gen Amts zu walten. Im Schrein verschlossen bleibt seit lang der Gral – so hofft sein sündenreu ger Hüter, da er nicht sterben kann wann je er ihn erschaut, sein Ende zu erzwingen, und mit dem Leben seine Qual zu enden. Die heil ge Speisung bleibt uns nun versagt; gemeine Atzung muss uns nähren darob versiegte unsrer Helden Kraft. Nie kommt uns Botschaft mehr, noch Ruf zu heil gen Kämpfen aus der Ferne bleich und elend wankt umher die mut- und führerlose Ritterschaft. In dieser Waldeck barg ich einsam mich, des Todes still gewärtig, dem schon mein alter Waffenherr verfiel; denn Titurel, mein heil ger Held, den nun des Grales Anblick nicht mehr labte, er starb – ein Mensch, wie alle! PARSIFAL bäumt sich vor grossem Schmerz auf Und ich – ich bin s, der all dies Elend schuf! Ha! Welcher Sünden, welches Frevels Schuld muss dieses Torenhaupt seit Ewigkeit belasten, da keine Busse, keine Sühne der Blindheit mich entwindet, zur Rettung selbst ich auserkoren, in Irrnis wild verloren, der Rettung letzter Pfad mir schwindet!… Parsifal droht ohnmächtig umzusinken. Gurnemanz hält ihn aufrecht und senkt ihn zum Sitze auf den Rasenhügel nieder. – Kundry holt hastig ein Becken mit Wasser, um Parsifal zu besprengen GURNEMANZ Kundry sanft abweisend Nicht doch! Die heil ge Quelle selbst erquicke unsres Pilgers Bad. Mir ahnt, ein hohes Werk hab er noch heut zu wirken, zu walten eines heil gen Amtes – so sei er fleckenrein, und langer Irrfahrt Staub soll nun von ihm gewaschen sein! Parsifal wird von den Beiden sanft zum Rande des Quelles gewendet. Unter dem Folgenden löst ihm Kundry die Beinschienen, Gurnemanz aber nimmt ihm den Brustharnisch ab PARSIFAL sanft und matt Werd heut zu Amfortas ich noch geleitet? GURNEMANZ während der Beschäftigung Gewisslich; unsrer harrt die hehre Burg die Totenfeier meines lieben Herrn, sie ruft mich selbst dahin. Den Gral noch einmal uns da zu enthüllen, des lang versäumten Amtes noch einmal heut zu walten, zur Heiligung des hehren Vaters, der seines Sohnes Schuld erlag, die der nun also büssen will, gelobt Amfortas uns. – Kundry badet Parsifal mit demutvollem Eifer die Füsse. Er blickt mit stiller Verwunderung auf sie PARSIFAL zu Kundry Du netztest mir die Füsse, nun netze mir das Haupt der Freund! GURNEMANZ schöpft hierbei mit der Hand aus dem Quell und besprengt Parsifals Haupt Gesegnet sei, du Reiner, durch das Reine! So weiche jeder Schuld Bekümmernis von Dir! Während Gurnemanz feierlich das Wasser sprengt, zieht Kundry ein goldenes Fläschchen aus dem Busen und giesst seinen Inhalt auf Parsifals Füsse aus; jetzt trocknet sie diese mit ihren schnell aufgelösten Haaren PARSIFAL nimmt Kundry sanft das Fläschchen ab und reicht es Gurnemanz Du salbtest mir die Füsse das Haupt nun salbe Titurels Genoss , dass heute noch als König er mich grüsse! Mit dem Folgenden schüttet Gurnemanz das Fläschchen vollends auf Parsifals Haupt aus, reibt dieses sanft und faltet dann die Hände darüber GURNEMANZ So ward es uns verhiessen; so segne ich dein Haupt, als König dich zu grüssen. Du Reiner! Mitleidvoll Duldender, heiltatvoll Wissender! Wie des Erlösten Leiden du gelitten, die letzte Last entnimm nun seinem Haupt! – PARSIFAL schöpft unvermerkt Wasser aus der Quelle, neigt sich zu der vor ihm noch knienden Kundry und netzt ihr das Haupt Mein erstes Amt verricht ich so die Taufe nimm, und glaub an den Erlöser! Kundry senkt das Haupt tief zur Erde, sie scheint heftig zu weinen PARSIFAL wendet sich um und blickt mit sanfter Entzückung auf Wald und Wiese, welche jetzt im Vormittagslichte leuchten Wie dünkt mich doch die Aue heut so schön! Wohl traf ich Wunderblumen an, die bis zum Haupte süchtig mich umrankten, doch sah ich nie so mild und zart die Halme, Blüten und Blumen, noch duftet All so kindisch hold, und sprach so lieblich traut zu mir. GURNEMANZ Das ist Charfreitags Zauber, Herr. PARSIFAL O wehe, des höchsten Schmerzentags! Da sollte, wähn ich, was da blüht, was atmet, lebt und wieder lebt, nur trauern – ach! – und weinen? GURNEMANZ Du siehst, das ist nicht so. Des Sünders Reuetränen sind es, die heut mit heil gem Tau beträufet Flur und Au der liess sie so gedeihen. Nun freut sich alle Kreatur auf des Erlösers holder Spur, will ihr Gebet ihm weihen. Ihn selbst am Kreuze kann sie nicht erschauen; da blickt sie zum erlösten Menschen auf der fühlt sich frei von Sündenlast und Grauen, durch Gottes Liebesopfer rein und heil. Das merkt nun Halm und Blume auf den Auen, dass heut des Menschen Fuss sie nicht zertritt, doch wohl – wie Gott mit himmlischer Geduld sich sein erbarmt und für ihn litt – der Mensch auch heut in frommer Huld sie schont mit sanftem Schritt. Das dankt dann alle Kreatur, was all da blüht und bald erstirbt, da die entsündigte Natur heut ihren Unschuldstag erwirbt… Kundry hat langsam wieder das Haupt erhoben und blickt, feuchten Auges, ernst und ruhig bittend zu Parsifal auf PARSIFAL Ich sah sie welken, die einst mir lachten; ob heut sie nach Erlösung schmachten? Auch deine Träne ward zum Segenstaue du weinest, – sieh! es lacht die Aue! Er küsst sie sanft auf die Stirne. Glockengeläute, wie aus weiter Ferne GURNEMANZ Mittag – die Stund ist da. Gestatte, Herr, dass dein Knecht dich geleite! Gurnemanz hat seinen Gralsritter-Mantel herbeigeholt er und Kundry bekleiden Parsifal damit. – Parsifal ergreift feierlich den Speer und folgt mit Kundry dem langsam geleitenden Gurnemanz. Die Gegend verwandelt sich sehr allmählich, ähnlicher Weise wie im ersten Aufzuge, nur von rechts nach links. Nachdem die Drei eine Zeitlang sichtbar geblieben, verschwinden sie gänzlich, als der Wald sich immer mehr verliert und dagegen Felsengewölbe näher rücken. – Dunkle gewölbte Gänge. Anwachsendes Glockengeläute. - Die Felswände öffnen sich, und die grosse Grals-Halle, wie im ersten Aufzuge, nur ohne die Speisetafeln, stellt sich wieder dar. Düstere Beleuchtung. – Von der einen Seite ziehen die Titurels Leiche im Sarge tragenden Ritter herein; von der anderen Seite die Amfortas im Siechbette geleitenden, vor diesem der verhüllte Schrein mit dem Grale ERSTER ZUG mit dem Gral und Amfortas Geleiten wir im bergenden Schrein. den Gral zum heiligen Amte, wen berget ihr im düst ren Schrein, und führt ihr trauernd daher? Während die beiden Züge an einander vorbeischreiten ZWEITER ZUG mit Titurels Sarge Es birgt den Helden der Trauerschrein, er birgt die heilige Kraft, der Gott einst selbst zur Pflege sich gab Titurel führen wir her. ERSTER ZUG Wer hat ihn gefällt, der, in Gottes Hut, Gott selbst einst beschirmte? ZWEITER ZUG Ihn fällte des Alters siegende Last, da den Gral er nicht mehr erschaute. ERSTER ZUG Wer wehrt ihm des Grales Huld zu erschauen? ZWEITER ZUG Den dort ihr geleitet, der sündige Hüter. ERSTER ZUG Wir geleiten ihn heut, weil heut noch einmal – zum letzten Male! – will des Amtes er walten. Amfortas ist jetzt auf das Ruhebett hinter dem Gralstische niedergelassen, und der Sarg davor niedergesetzt worden. Die Ritter wenden sich mit dem Folgenden an Amfortas ZWEITER ZUG Wehe! Wehe! Du Hüter des Grals! Zum letzten Mal sei des Amtes gemahnt! AMFORTAS sich matt ein wenig aufrichtend Ja – Wehe! Wehe! Weh über mich! So ruf ich willig mit euch. Williger nähm ich von euch den Tod, – der Sünde mildeste Sühne! Der Sarg wird geöffnet. Beim Anblick der Leiche Titurels bricht Alles in einen jähen Wehruf aus AMFORTAS von seinem Lager sich hoch aufrichtend, zur Leiche gewendet Mein Vater! – Hochgesegneter der Helden! Du Reiner, dem einst die Engel sich neigten der einzig ich sterben wollt, dir – gab ich den Tod! Oh! der du jetzt in göttlichem Glanz den Erlöser selbst erschaust, erflehe von ihm, dass sein heiliges Blut – wenn noch einmal heut sein Segen die Brüder soll erquicken, wie ihnen neues Leben – mir endlich spende den Tod! Tod! Sterben… Einz ge Gnade! Die schreckliche Wunde, das Gift, ersterbe, das es zernagt, erstarre das Herz! Mein Vater! Dich ruf ich – rufe du ihm es zu »Erlöser, gib meinem Sohne Ruh!« DIE RITTER drängen sich näher an Amfortas heran Enthülle den Gral! Walte des Amtes! Dich mahnet dein Vater du musst, du musst! AMFORTAS springt in wütender Verzweiflung auf und stürzt sich unter die zurückweichenden Ritter Nein! – Nicht mehr! – Ha! Schon fühl ich den Tod mich umnachten, und noch einmal sollt ich ins Leben zurück? Wahnsinnige! Wer will mich zwingen zu leben, könnt ihr doch Tod mir nur geben? Er reisst sich das Gewand auf Hier bin ich, – die off ne Wunde hier! Das mich vergiftet, hier fliesst mein Blut heraus die Waffe! Taucht eure Schwerte tief, tief – bis ans Heft! – Auf! Ihr Helden tötet den Sünder mit seiner Qual, von selbst dann leuchtet euch wohl der Gral!… Alles ist scheu vor Amfortas gewichen, welcher, in furchtbarer Ekstase, einsam steht. – Parsifal ist, von Gurnemanz und Kundry begleitet, unvermerkt unter den Rittern erschienen, tritt jetzt hervor und streckt den Speer aus, mit dessen Spitze er Amfortas Seite berührt PARSIFAL Nur eine Waffe taugt die Wunde schliesst der Speer nur, der sie schlug. Amfortas Miene leuchtet in heiliger Entzückung auf; er scheint vor grosser Ergriffenheit zu schwanken; Gurnemanz stützt ihn Sei heil, entsündigt und gesühnt! Denn ich verwalte nun dein Amt. Gesegnet sei dein Leiden, das Mitleids höchste Kraft und reinsten Wissens Macht dem zagen Toren gab! – Parsifal schreitet nach der Mitte, den Speer hoch vor sich erhebend Den heil gen Speer – ich bring ihn euch zurück! – Alles blickt in höchster Entzückung auf den emporgehaltenen Speer, zu dessen Spitze aufschauend, Parsifal in Begeisterung fortfährt Oh! Welchen Wunders höchstes Glück! Der deine Wunde durfte schliessen, ihm seh ich heil ges Blut entfliessen in Sehnsucht nach dem verwandten Quelle, der dort fliesst in des Grales Welle! Nicht soll der mehr verschlossen sein – Enthüllet den Gral – öffnet den Schrein! Parsifal besteigt die Stufen des Weihtisches, entnimmt dem von den Knaben geöffneten Schreine den Gral und versenkt sich, unter stummem Gebete, kniend in seinen Anblick. – Allmähliche sanfte Erleuchtung des Grales. – Zunehmende Dämmerung in der Tiefe bei wachsendem Lichtscheine aus der Höhe ALLE mit Stimmen aus der mittleren sowie der höchsten Höhe Höchsten Heiles Wunder Erlösung dem Erlöser! Lichtstrahl hellstes Erglühen des Grales. Aus der Kuppel schwebt eine weisse Taube herab und verweilt über Parsifals Haupte. Kundry sinkt, mit dem Blicke zu ihm auf, vor Parsifal entseelt langsam zu Boden. Amfortas und Gurnemanz huldigen kniend Parsifal, welcher den Gral segnend über die anbetende Ritterschaft schwingt. Der Bühnenvorhang wird langsam geschlossen All rights reserved © Maria Fujioka Wagner,Richard/Parsifal+
https://w.atwiki.jp/oper/pages/139.html
ZWEITER AUFZUG ERSTE SZENE Die Bühne stellt im Vordergrund eine Strasse im Längendurchschnitt dar, welche in der Mitte von einer schmalen Gasse, nach dem Hintergrunde zu krumm abbiegend, durchschnitten wird, so dass sich in Front zwei Eckhäuser darbieten, von denen das eine reichere - rechts - das Haus Pogners, das andere einfachere - links - das des Hans Sachs ist. - Vor Pogners Haus eine Linde; vor dem Sachsens ein Fliederbaum. Heiterer Sommerabend, im Verlaufe der ersten Auftritte allmählich einbrechende Nacht. David ist darüber her, die Fensterläden nach der Gasse zu von aussen zu schliessen. Andere Lehrbuben tun das gleiche bei anderen Häusern LEHRBUBEN an der Arbeit Johannistag! Johannistag! Blumen und Bänder, so viel man mag! DAVID leise für sich Das Blumenkränzlein von Seiden fein möcht es mir balde beschieden sein! MAGDALENE ist mit einem Korbe am Arm aus Pogners Haus gekommen und sucht David unbemerkt sich zu nähern Pst, David! DAVID nach der Gasse zu sich umwendend, heftig Ruft ihr schon wieder? Singt allein eure dummen Lieder! Er wendet sich unwillig zur Seite LEHRBUBEN zuerst Magdalenes Stimme nachahmend David, was soll s? Wärst nicht so stolz, schaut st besser um, wärst nicht so dumm! Johannistag! Johannistag! Wie der nur die Jungfer Lene nicht kennen mag! MAGDALENE David, hör doch! Kehr dich zu mir! DAVID Ach, Jungfer Lene! Ihr seid hier? MAGDALENE auf ihren Korb deutend Bring dir was Gut s; schau nur hinein! Das soll für mein lieb Schätzel sein. Erst aber schnell, wie ging s mit dem Ritter? Du rietest ihm gut? Er gewann den Kranz? DAVID Ach, Jungfer Lene! Da steht s bitter; der hat versungen und ganz vertan! MAGDALENE erschrocken Versungen? Vertan? DAVID Was geht s Euch nur an? MAGDALENE den Korb, nach welchem David die Hand ausstreckt, heftig zurückziehend Hand von der Taschen! Nichts zu naschen! Hilf Gott! Unser Junker vertan! Sie geht mit Gebärden der Trostlosigkeit ins Haus zurück. David sieht verblüfft nach Die LEHRBUBEN welche unbemerkt nähergeschlichen waren und gelauscht hatten, präsentieren sich jetzt, wie glückwünschend, David Heil, Heil zur Eh dem jungen Mann! Wie glücklich hat er gefreit! Wir hörten s all und sahen s an der er sein Herz geweiht, für die er lässt sein Leben, die hat ihm den Korb nicht gegeben. DAVID auffahrend Was steht ihr hier faul? Gleich haltet das Maul! Die LEHRBUBEN schliessen einen Ring um David und tanzen um ihn Johannistag! Johannistag! Da freit ein jeder, wie er mag. Der Meister freit, der Bursche freit! Da gibt s Geschlamb und Geschlumbfer. Der Alte freit die junge Maid, der Bursche die alte Jumbfer! Juchhei! Juchhei! Johannistag! David ist im Begriff wütend dreinzuschlagen, als Sachs, der aus der Gasse hervorgekommen, dazwischentritt. Die Lehrbuben fahren auseinander SACHS zu David Was gibt s? Treff ich dich wieder am Schlag? DAVID Nicht ich! Schandlieder singen die. SACHS Hör nicht drauf! Lern s besser wie sie! Zur Ruh ! Ins Haus! Schliess und mach Licht! Die Lehrbuben zerstreuen sich DAVID Hab ich heut Singstund ? SACHS Nein, singst nicht zur Straf für dein heutig frech Erdreisten. Die neuen Schuh steck mir auf den Leisten! David und Sachs sind in die Werkstatt eingetreten und gehen durch eine innere Tür ab ZWEITE SZENE Pogner und Eva, vom Spaziergang heimkehrend, die Tochter leicht am Arme des Vaters eingehängt, sind schweigsam die Gasse heraufgekommen POGNER noch auf der Gasse, durch eine Klinze im Fensterladen von Sachs Werkstatt spähend Lass seh n, ob Nachbar Sachs zu Haus? Gern spräch ich ihn. Trät ich wohl ein? David kommt mit Licht aus der Kammer, setzt sich damit an den Werktisch am Fenster und macht sich über die Arbeit her EVA spähend Er scheint daheim kommt Licht heraus. POGNER Tu ich s? Zu was doch? - Besser, nein! Er wendet sich ab Will einer Selt nes wagen, was liess er sich dann sagen? - - Er sinnt nach War er s nicht, der meint , ich ging zu weit? Und blieb ich nicht im Geleise, war s nicht auf seine Weise? Doch war s vielleicht auch - Eitelkeit? Er wendet sich zu Eva Und du, mein Kind, du sagst mir nichts? EVA Ein folgsam Kind, gefragt nur spricht s. POGNER Wie klug! Wie gut! - Komm, setz dich hier ein Weil noch auf die Bank zu mir. Er setzt sich auf die Steinbank unter der Linde EVA Wird s nicht zu kühl? ‘s war heut gar schwül. POGNER Nicht doch, ‘s ist mild und labend; gar lieblich lind der Abend. Eva setzt sich zögernd und beklommen Pogner zur Seite Das deutet auf den schönsten Tag, der morgen soll erscheinen. o Kind, sagt dir kein Herzensschlag, welch Glück dich morgen treffen mag, wenn Nüremberg, die ganze Stadt mit Bürgern und Gemeinen, mit Zünften, Volk und hohem Rat, vor dir sich soll vereinen, dass du den Preis, das edle Reis, erteilest als Gemahl dem Meister deiner Wahl? EVA Lieb Vater, muss es ein Meister sein? POGNER Hör wohl ein Meister deiner Wahl. Magdalene erscheint an der Tür und winkt Eva EVA zerstreut Ja - meiner Wahl! Doch tritt nur ein - Laut zu Magdalene gewandt Gleich, Lene, gleich! -zum Abendmahl. Sie steht auf POGNER ärgerlich aufstehend ‘s gibt doch keinen Gast? EVA wie zuvor Wohl den Junker? POGNER verwirrt Wieso? EVA Sahst ihn heut nicht? POGNER halb für sich nachdenklich zerstreut Ward sein nicht froh. - Sich zusammennehmend Nicht doch! Was denn? Sich vor die Stirn klopfend Ei, werd ich dumm? EVA Lieb Väterchen, komm! Geh , kleid dich um! POGNER während er ins Haus vorangeht Hm! - Was geht mir im Kopf doch ,rum? MAGDALENE heimlich zu Eva Hast was heraus? EVA ebenso Blieb still und stumm. MAGDALENE Sprach David meint , er habe vertan. EVA erschrocken Der Ritter! Hilf Gott, was fing ich an? Ach, Lene, die Angst! Wo was erfahren? MAGDALENE Vielleicht vom Sachs? EVA heiter Ach, der hat mich lieb! Gewiss, ich geh hin. MAGDALENE Lass drin nichts gewahren! Der Vater merkt es, wenn man jetzt blieb . Nach dem Mahl dann hab ich dir noch was zu sagen, im Abgehen auf der Treppe was jemand geheim mir aufgetragen. EVA sich umwendend Wer denn? Der Junker? MAGDALENE Nichts da! Nein, Beckmesser! EVA Das mag was Rechtes sein! Sie geht in das Haus, Magdalene folgt ihr DRITTE SZENE Sachs ist, in leichter Hauskleidung, von innen in die Werkstatt zurückgekommen. Er wendet sich zu David, der an seinem Werktische verblieben ist SACHS Zeig her! - ‘s ist gut. - Dort an die Tür riick mir Tisch und Schemel herfür! - Leg dich zu Bett! Steh auf beizeit verschlaf die Dummheit, sei morgen gescheit! DAVID während er den Tisch und Schemel richtet Schafft Ihr noch Arbeit? SACHS Kümmert dich das? DAVID für sich Was war nur der Lene? Gott weiss, was! - Warum wohl der Meister heute wacht? SACHS Was stehst noch? DAVID Schlaft wohl, Meister! SACHS Gut Nacht! David geht in die der Gasse zu gelegene Kammer ab ザックス (仕事の準備を整えて、扉の前に置いてある椅子に腰を下ろすが、再び仕事はそっちのけにして、閉じられた扉の下部に腕をもたせながら、よりかかる) ニワトコのなんともいい香りがする。 やさしくも、強く、ふくよかな香りだ! この香りに、体の疲れはほどけ、 言うべきことを、言う気が出てくる。 だが、私ごときが何を言えるというのだ? 貧しく無学な私ごとき者が! 友よ・・・私が仕事に身が入らないときは、 どうか好きなようにさせてくれ。 皮をなめしていたほうがよっぽどいいのだから! 詩作などほったらかして。 (ザックスは激しく、大きな音を立てながら、靴屋の仕事に取りかかる。だが、また中断すると、もう一度背中をもたれ、物思いに沈む) ふうむ・・・どうも今日はうまくいかぬようだ。 心では感じているのに・・・頭では分からない・・・ 捉えることができないのに・・・忘れることもできない。 ついに捉え切ったぞと思えば・・・こんどは測ることができない!だが、測れるはずがあろうか? そもそも測りがたきものに思えるのだから。 全く規則には沿っていないのに、 それでいて間違いなど一つもなかった。 昔なじみの響きなのに、それでいて新鮮だった。 まるで五月の鳥の歌声のようだった! だとすれば、鳥の声に耳を傾け、 我を失って狂ったように 鳥のまねをして歌う者は、 嘲られ、屈辱を味わうというのか・・・。 あれは春の命令・・・甘美な衝動・・・ それが、あの若者の胸を突き動かしていた。 しかし、歌わざるを得ないことを、歌っただけではないか! しかも、そのとおりに歌えたのだ。 私はそれに気づき、稀有のことだと感じ入ったのだ。 今日歌った鳥のくちばしは、 実に愛らしかった。 あの鳥は、他の名人たちを不安にさせたようだが、 このハンス・ザックスには大いに気に入った。 (落ち着いて快活に仕事に取りかかる) ZWEITER AUFZUG ERSTE SZENE Die Bühne stellt im Vordergrund eine Strasse im Längendurchschnitt dar, welche in der Mitte von einer schmalen Gasse, nach dem Hintergrunde zu krumm abbiegend, durchschnitten wird, so dass sich in Front zwei Eckhäuser darbieten, von denen das eine reichere - rechts - das Haus Pogners, das andere einfachere - links - das des Hans Sachs ist. - Vor Pogners Haus eine Linde; vor dem Sachsens ein Fliederbaum. Heiterer Sommerabend, im Verlaufe der ersten Auftritte allmählich einbrechende Nacht. David ist darüber her, die Fensterläden nach der Gasse zu von aussen zu schliessen. Andere Lehrbuben tun das gleiche bei anderen Häusern LEHRBUBEN an der Arbeit Johannistag! Johannistag! Blumen und Bänder, so viel man mag! DAVID leise für sich Das Blumenkränzlein von Seiden fein möcht es mir balde beschieden sein! MAGDALENE ist mit einem Korbe am Arm aus Pogners Haus gekommen und sucht David unbemerkt sich zu nähern Pst, David! DAVID nach der Gasse zu sich umwendend, heftig Ruft ihr schon wieder? Singt allein eure dummen Lieder! Er wendet sich unwillig zur Seite LEHRBUBEN zuerst Magdalenes Stimme nachahmend David, was soll s? Wärst nicht so stolz, schaut st besser um, wärst nicht so dumm! Johannistag! Johannistag! Wie der nur die Jungfer Lene nicht kennen mag! MAGDALENE David, hör doch! Kehr dich zu mir! DAVID Ach, Jungfer Lene! Ihr seid hier? MAGDALENE auf ihren Korb deutend Bring dir was Gut s; schau nur hinein! Das soll für mein lieb Schätzel sein. Erst aber schnell, wie ging s mit dem Ritter? Du rietest ihm gut? Er gewann den Kranz? DAVID Ach, Jungfer Lene! Da steht s bitter; der hat versungen und ganz vertan! MAGDALENE erschrocken Versungen? Vertan? DAVID Was geht s Euch nur an? MAGDALENE den Korb, nach welchem David die Hand ausstreckt, heftig zurückziehend Hand von der Taschen! Nichts zu naschen! Hilf Gott! Unser Junker vertan! Sie geht mit Gebärden der Trostlosigkeit ins Haus zurück. David sieht verblüfft nach Die LEHRBUBEN welche unbemerkt nähergeschlichen waren und gelauscht hatten, präsentieren sich jetzt, wie glückwünschend, David Heil, Heil zur Eh dem jungen Mann! Wie glücklich hat er gefreit! Wir hörten s all und sahen s an der er sein Herz geweiht, für die er lässt sein Leben, die hat ihm den Korb nicht gegeben. DAVID auffahrend Was steht ihr hier faul? Gleich haltet das Maul! Die LEHRBUBEN schliessen einen Ring um David und tanzen um ihn Johannistag! Johannistag! Da freit ein jeder, wie er mag. Der Meister freit, der Bursche freit! Da gibt s Geschlamb und Geschlumbfer. Der Alte freit die junge Maid, der Bursche die alte Jumbfer! Juchhei! Juchhei! Johannistag! David ist im Begriff wütend dreinzuschlagen, als Sachs, der aus der Gasse hervorgekommen, dazwischentritt. Die Lehrbuben fahren auseinander SACHS zu David Was gibt s? Treff ich dich wieder am Schlag? DAVID Nicht ich! Schandlieder singen die. SACHS Hör nicht drauf! Lern s besser wie sie! Zur Ruh ! Ins Haus! Schliess und mach Licht! Die Lehrbuben zerstreuen sich DAVID Hab ich heut Singstund ? SACHS Nein, singst nicht zur Straf für dein heutig frech Erdreisten. Die neuen Schuh steck mir auf den Leisten! David und Sachs sind in die Werkstatt eingetreten und gehen durch eine innere Tür ab ZWEITE SZENE Pogner und Eva, vom Spaziergang heimkehrend, die Tochter leicht am Arme des Vaters eingehängt, sind schweigsam die Gasse heraufgekommen POGNER noch auf der Gasse, durch eine Klinze im Fensterladen von Sachs Werkstatt spähend Lass seh n, ob Nachbar Sachs zu Haus? Gern spräch ich ihn. Trät ich wohl ein? David kommt mit Licht aus der Kammer, setzt sich damit an den Werktisch am Fenster und macht sich über die Arbeit her EVA spähend Er scheint daheim kommt Licht heraus. POGNER Tu ich s? Zu was doch? - Besser, nein! Er wendet sich ab Will einer Selt nes wagen, was liess er sich dann sagen? - - Er sinnt nach War er s nicht, der meint , ich ging zu weit? Und blieb ich nicht im Geleise, war s nicht auf seine Weise? Doch war s vielleicht auch - Eitelkeit? Er wendet sich zu Eva Und du, mein Kind, du sagst mir nichts? EVA Ein folgsam Kind, gefragt nur spricht s. POGNER Wie klug! Wie gut! - Komm, setz dich hier ein Weil noch auf die Bank zu mir. Er setzt sich auf die Steinbank unter der Linde EVA Wird s nicht zu kühl? ‘s war heut gar schwül. POGNER Nicht doch, ‘s ist mild und labend; gar lieblich lind der Abend. Eva setzt sich zögernd und beklommen Pogner zur Seite Das deutet auf den schönsten Tag, der morgen soll erscheinen. o Kind, sagt dir kein Herzensschlag, welch Glück dich morgen treffen mag, wenn Nüremberg, die ganze Stadt mit Bürgern und Gemeinen, mit Zünften, Volk und hohem Rat, vor dir sich soll vereinen, dass du den Preis, das edle Reis, erteilest als Gemahl dem Meister deiner Wahl? EVA Lieb Vater, muss es ein Meister sein? POGNER Hör wohl ein Meister deiner Wahl. Magdalene erscheint an der Tür und winkt Eva EVA zerstreut Ja - meiner Wahl! Doch tritt nur ein - Laut zu Magdalene gewandt Gleich, Lene, gleich! -zum Abendmahl. Sie steht auf POGNER ärgerlich aufstehend ‘s gibt doch keinen Gast? EVA wie zuvor Wohl den Junker? POGNER verwirrt Wieso? EVA Sahst ihn heut nicht? POGNER halb für sich nachdenklich zerstreut Ward sein nicht froh. - Sich zusammennehmend Nicht doch! Was denn? Sich vor die Stirn klopfend Ei, werd ich dumm? EVA Lieb Väterchen, komm! Geh , kleid dich um! POGNER während er ins Haus vorangeht Hm! - Was geht mir im Kopf doch ,rum? MAGDALENE heimlich zu Eva Hast was heraus? EVA ebenso Blieb still und stumm. MAGDALENE Sprach David meint , er habe vertan. EVA erschrocken Der Ritter! Hilf Gott, was fing ich an? Ach, Lene, die Angst! Wo was erfahren? MAGDALENE Vielleicht vom Sachs? EVA heiter Ach, der hat mich lieb! Gewiss, ich geh hin. MAGDALENE Lass drin nichts gewahren! Der Vater merkt es, wenn man jetzt blieb . Nach dem Mahl dann hab ich dir noch was zu sagen, im Abgehen auf der Treppe was jemand geheim mir aufgetragen. EVA sich umwendend Wer denn? Der Junker? MAGDALENE Nichts da! Nein, Beckmesser! EVA Das mag was Rechtes sein! Sie geht in das Haus, Magdalene folgt ihr DRITTE SZENE Sachs ist, in leichter Hauskleidung, von innen in die Werkstatt zurückgekommen. Er wendet sich zu David, der an seinem Werktische verblieben ist SACHS Zeig her! - ‘s ist gut. - Dort an die Tür riick mir Tisch und Schemel herfür! - Leg dich zu Bett! Steh auf beizeit verschlaf die Dummheit, sei morgen gescheit! DAVID während er den Tisch und Schemel richtet Schafft Ihr noch Arbeit? SACHS Kümmert dich das? DAVID für sich Was war nur der Lene? Gott weiss, was! - Warum wohl der Meister heute wacht? SACHS Was stehst noch? DAVID Schlaft wohl, Meister! SACHS Gut Nacht! David geht in die der Gasse zu gelegene Kammer ab SACHS legt sich die Arbeit zurecht, setzt sich an der Tür auf den Schemel, lässt aber die Arbeit wieder liegen und lehnt, mit dem Arm auf den geschlossenen Unterteil des Türladens gestützt, sich zurück Was duftet doch der Flieder so mild, so stark und voll! Mir löst es weich die Glieder, will, dass ich was sagen soll. Was gilt s, was ich dir sagen kann? Bin gar ein arm einfältig Mann! Soll mir die Arbeit nicht schmecken, gäbst, Freund, lieber mich frei; tät besser, das Leder zu strecken, und liess alle Poeterei. Er nimmt heftig und geräuschvoll die Schusterarbeit vor. Lässt wieder ab, lehnt sich von neuem zurück und sinnt nach Und doch, ‘s will halt nicht geh n. Ich fühl s - und kann s nicht versteh n - kann s nicht behalten - doch auch nicht vergessen; und fass ich es ganz - kann ich s nicht messen! Doch wie wollt ich auch messen, was unermesslich mir schien? Kein Regel wollte da passen und war doch kein Fehler drin. Es klang so alt und war doch so neu wie Vogelsang im süssen Mai! Wer ihn hört und wahnbetört sänge dem Vogel nach, dem brächt es Spott und Schmach. - Lenzes Gebot, die süsse Not, die legt es ihm in die Brust nun sang er, wie er musst ! Und wie er musst - so konnt er s; das merkt ich ganz besonders. Dem Vogel, der heut sang, dem war der Schnabel hold gewachsen macht er den Meistern bang, gar wohl gefiel er doch Hans Sachsen. Er nimmt mit heiterer Gelassenheit seine Arbeit vor この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg/ActⅡ-2
https://w.atwiki.jp/oper/pages/3128.html
第1部 Nr.1 Chor mit Choral CHOR おいで!娘たちよ!私を泣かせておくれ! 見るのだ!…誰を?…あの花婿を… あの人を見るのだ!…何を?…あの生贄の子羊の如きさまを! 見るのだ!…何を?…あの耐え忍ぶさまを… 見るのだ!…どこを?…我らの罪を。 あの人を見よ。愛と慈しみの心から 自ら木の十字架を背負いしお人を! CHORAL ああ、神の子羊・・・罪なくして、 十字架の柱で殺されし人。 いつも耐え忍んだ人・・・ あれほど嘲笑われたというのに。 あなたは全ての罪を背負ったのだ・・・ さもなくば、我らは生きる気力を見い出せなかった。 我らを憐れみたまえ・・・ああ、イエスよ! Nr.2 Rezitativ 福音史家 イエスは説教を終えると、弟子たちに語りかけられた。 イエス 「お前たちも知ってのとおり二日後は過越の祭。だが、その日、人の子は十字架につけられるために引き渡されるであろう。」 Nr.3 Choral 愛するイエスよ。いかなる罪をあなたが犯したというのですか? こんなにも厳しい刑を受けるほどの、どのような罪を? どんな罪を・・・どんな悪事を、 あなたがなしたというのでしょう? Nr.4a Rezitativ 福音史家 その頃、祭司長たち、律法学者たち、民衆代表の長老たちは、その頃の大祭司であったカヤパの宮殿で会合を持ち、イエスをどのように罠にかけて、捕らえ、殺そうかと協議した。彼らはこう言った。 Nr.4b Chor それにしても過越の祭の日はよくない。民衆に騒ぎが起こっては困る。 Nr.4c Rezitativ 福音史家 イエスがベタニアに到着し、皮膚病者であるシモンの家に滞在した時、一人の女がイエスの前に歩み寄り、瓶に入っていた高価な香水を、着座していたイエスの頭に降り注いだ。それを見たイエスの弟子たちは腹を立ててこう言った。 Nr.4d Chor こんなものが何の役に立つ?このへんでは高く売れる水なのだから、その金を哀れな貧しき者たちに恵んだほうがよいではないか。 Nr.4e Rezitativ 福音史家 だがそれに気づいたイエスは弟子たちにこう言った。 イエス 「この女性のすることがなぜそんなに気に障るのだ?善きことを私のためにしてくれたのではないか。哀れで貧しい者はいつもお前たちの近くにいるが、私はいつまでもお前たちとともにはいない。私の体にこの水を降り注ぐことで、この女性は私の埋葬に備えてくれたのだ。まことにお前たちに言おう。全世界に福音の語られるところ、この女性のなしたこともまた記憶にとどめられ、語り続けられよう」 Nr.5 Rezitativ (Alt) あなた様・・・愛する救い主よ・・・ 弟子たちが愚かにも非難するように、 この信仰篤き女性が、 その香水で、あなたのお体の埋葬を ご用意したと言うのなら、 この私にもお許しください。 私の目からほとばしる涙を たとえひとしずくでも、あなたの頭に注がせてください! Nr.6 Arie (Alt) 悔い改めの気持ちが、 この罪深き心を粉々にします。 私の涙の滴も、 あなたの快い薬と変わりますように・・・ 誠のイエスよ。 Nr.7 Rezitativ 福音史家 その頃、十二使徒の一人であるイスカリオテのユダは、祭司長たちのもとに行き、こう言った。 ユダ お礼に何かいただけますか?私があの男を売ったなら。 福音史家 祭司長たちは銀貨を30枚与えた。その時から、ユダはイエスを売る機会をうかがうようになった。 Nr.8 Arie (Sopran) 流れよ・・・いとしき御心(みこころ)の血よ! ああ!あなたが育てた子。 あなたの乳を飲んで育った子。 その子が、親を殺そうとしています。 蛇になってしまったのです・・・その子は。 Nr.9a Rezitativ 福音史家 さて、種なしパンの祭の初日に、弟子たちはイエスのもとに歩み寄ると、こう言った。 Nr.9b Chor どこで過越の犠牲の子羊を取るように手配いたしましょう? Nr.9c Rezitativ 福音史家 イエスは言った。 イエス 「街に住む男のもとに行き、その男に師の伝言としてこう伝えるのだ。『我が時が来た。弟子たちとともにあなたの家で過越の祭を過ごしたいのだ』と。」 Nr.9d Rezitativ 福音史家 弟子たちはイエスが命じたとおりにし、犠牲の子羊を用意した。夕方になって、十二人の弟子たちとともに、イエスは食卓についた。だが皆が食べはじめた時、イエスはこう言った。 イエス 「まことにお前たちに言おう。お前たちの一人が、私を売るであろう。」 福音史家 弟子たちは非常に悲しんで、一体そのような者は誰かと怪しんだ。彼らはイエスに問いかけた。 Nr.9e Chor 主よ・・・わたしですか? Nr.10 Choral そう・・・わたし。償うべきは、このわたし。 地獄に手足を結びつけられている このわたし。 鞭でおどされ、縛られながら、 あなたが耐え忍んだ全てに、 いまも心を縛られているこの私! Nr.11 Rezitativ 福音史家 イエスは答えて、こう言った。 イエス 「私と同じ盥(たらい)に手を浸す者が私を売るのだ。人の子は去ってゆく・・・それは預言にあるとおり。 だが、わざわいなるかな!人の子を売る者!その者にとっては、生まれてこないほうがまだ良かったのだ!」 福音史家 ここで、イエスを売った当のユダがこう言った・・・ ユダ 師よ・・・もしや私のことですか? 福音史家 イエスはユダにこう答えた。 イエス 「そのとおりだ。」 福音史家 弟子たちが食べはじめると、イエスはパンを取り、感謝を捧げつつパンをちぎると、弟子たちに与え、こう言った。 イエス 「受け取るがいい。食べるがいい。それは私の体なのだから」 福音史家 さらにイエスは杯を取り、感謝を捧げつつ弟子たちに与え、こう言った。 イエス 「すべて飲みほすがいい。それは新約のために流される私の血。多くの人々の罪の許しのために流される私の血なのだ。 お前たちに言おう・・・ これより私はブドウの樹から作られた酒を飲むことは二度とない。お前たちとともに、父の国で私が新たに飲むその日までは。」 Nr.12 Rezitativ (Sopran) 心は涙の海にただよっています。 イエスは私に別れを告げられました。 ですが、今こそ、あのお方の約束を受けさせてください! ご自身の肉と血・・・ああ、このかけがえなきものを、 イエスは我が手に遺してくださいました。 この世に在りしとき、イエスは、 あなたのしもべである私たちを怒りませんでした。 これからも永遠に私たちを愛してくださることでしょう。 Nr.13 Arie (Sopran) あなたに心を捧げたいのです。 私の救い主よ!私の心深くへとお入りください! 私はあなたの中に溶け入りたいのです。 あなたにとって、この世があまりに小さかろうとも、 ああ・・・私のみにとっては、 この世と天とを上回って巨きなお方なのですから。 Nr.14 Rezitativ 福音史家 彼らは讃歌を歌い終わると、オリーブ山へと向かっていった。すると、イエスは彼らに言った。 イエス 「今夜、お前たちはみな、私のせいで『つまずく』ことになるだろう。なぜなら預言にこうあるからだ・・・『私はその羊飼いを打ち殺し、羊たちの群れは四散する』と。しかし私は甦り、お前たちに先立ってガリラヤへと行くであろう。」 Nr.15 Choral 我が真心を見抜きたまえ・・・守り主よ。 羊飼いよ・・・私を受け入れたまえ! すべての宝の源であるあなたから、 私は数え切れぬ善きことを受けました。 あなた様のお口は、 乳と甘き菓子のように私を癒し、 あなた様のこころは、 多くの天上の喜びで私を満たしたのです。 Nr.16 Rezitativ 福音史家 ペトロはイエスの言葉に答えて、こう言った。 ペトロ みんながそうだとしても、私は決して、あなたに『つまずく』ことはありません。 福音史家 イエスはペトロに言った。 イエス 「まことにお前に言おう。今夜、雄鶏が鳴く前に、お前は三度(みたび)私を知らないと言うであろう」 福音史家 またもペトロは言った。 ペトロ あなたと一緒に死のうとも、決して私はあなたを知らないなどとは申しません。 福音史家 他の弟子たちもまた、ペトロと同じことを言った。 Nr.17 Choral あなたの傍に居させてください。 私をさげすまないでください! 私はあなたのもとから離れません。 あなたの心臓が破けても。 あなたの心臓が、最後の死の一突きを受け、 冷たくなっていく時。 その時こそ、私はあなたを、 このふところに抱き、この体へと迎え入れるのです。 Nr.18 Rezitativ 福音史家 イエスは皆とともに、ゲッセマネという名の庭園に到り、弟子たちにこう言った。 イエス 「ここに座っていなさい。私は行って、祈りを捧げてくるのだから。」 福音史家 そしてペトロとゼベダイの2兄弟を連れて行ったが、そのとき悲しみと怖れにとらわれはじめた。イエスは3人にこう言った。 イエス 「私の心は死ぬほどの悲しみに満ちている。お前たちはここにとどまり、私とともに目を覚ましているのだ」 Nr.19 Rezitativ (Tenor) mit Choral TENOR ああ・・・何という苦悩! 苦しみに満ちた心のふるえ・・・ あのお方の心は沈みゆき、お顔は青ざめる! 裁き手が、イエスを裁きの場に連れてくる。 慰めもなければ、助ける者もない。 あのお方は、あらゆる地獄の責め苦を受け、 身に覚えなき強盗の罪を償うさだめ。 ああ・・・私の愛が幾らかでも、 私の救い主であるあなたの怖れとおののきを和らげ、 重荷を背負う手助けをできないものでしょうか。 ああ・・・いかに私は、この場に居続けたかったことでしょう! CHORAL こうした全ての苦しみは、一体どうして生まれたのです? ああ!あなたを殺したのは私の数々の罪・・・ 私こそ・・・ああ、主イエスよ・・・私こそ、 あなたが耐え忍ばれる苦しみの責めを負わねばなりません。 Nr.20 Arie (Tenor) mit Chor TENOR イエスとともに目覚めていよう。 CHOR そのとき我らの罪は眠りにつく。 TENOR 私を死から贖(あがな)ったのは、 あのお方の心の苦しみ・・・。 私を喜びで満たすのは、あのお方の悲しみ。 CHOR だからこそ、あのお方の気高い苦悩は、 我らに、激しい苦さと甘さとを同時に与えてくださるのです。 Nr.21 Rezitativ 福音史家 イエスは、少しだけ歩みを進めると、地にひれ伏して祈りながらこう言った。 イエス 「父上。できることなら、この杯を私のもとから過ぎ去らせてください・・・。しかし、私の心が望むようにではなく、あなた様の御心のままになさってください。」 Nr.22 Rezitativ (Bass) 救い主が、父なる神にひざまずいておられる。 救い主は私と全ての者を引き上げて、 我らの堕落した境涯を 神の慈愛へと再び引き上げようとされている。 救い主は心を決しておられる・・・ 死の苦い杯を 飲もうとされている。 その杯は、この世のありとある罪を注がれ、 いとわしい臭いを放っているというのに・・・。 しかし、それもまた愛する神が望まれたこと。 Nr.23 Arie (Bass) 私も喜んで飲みましょう。 十字架と杯とを受け入れましょう。 救い主の後に続き、あの杯から飲みましょう。 なぜなら、あのお方のお口・・・ 乳と蜜とが流れ出るあのお口は、 もうすでに、苦悩のみなもとを、 苦悩の恥の苦さを、 甘さに変えてしまったのです・・・あの最初の一口で。 Nr.24 Rezitativ 福音史家 戻ってきたイエスは弟子たちが眠っている姿を見た。イエスは彼らにこう言った。 イエス 「たった一時間たりとも、私とともに目覚めていられないのか?お前たちは誘惑に負けないように、目を覚まして祈るがよい!精神はいかに強くとも、体はあまりに弱いのだ。」 福音史家 そしてもう一度その場を去ると、祈りつつ、こう言った。 イエス 「父上、この杯が私のもとから過ぎ去ることが叶わないならば、私は飲みましょう。どうぞ御心をお果たしください。」 Nr.25 Choral いつでも神の御心が果たされねばなりません。 神の御心こそ至高のものなのです。 堅く神を信ずる者を、 神は助ける用意ができています。 慈しみの神は、苦難にある者を救いますが、 容赦なく人を懲らしめもします。 神を信じ、堅く心を寄せる者を 神が見捨てるはずがありましょうか。 Nr.26 Rezitativ 福音史家 イエスは戻ってくると、また弟子たちが寝ているのを見た。弟子たちの眼は眠りに閉ざされていた。しかし、イエスは弟子たちを置いて、もう一度去って行き、三度目の祈りを捧げ、同じ言葉を神に語りかけた。再び弟子たちのもとに戻ると、彼らにこう言った。 イエス 「ああ!今ここで眠りたいか?休みたいか?見よ!時は来た・・・罪びと達の手に人の子が引き渡される時が。立て!ともに行くのだ・・・見るがいい・・・私を裏切る者がもうそこまで来ている。」 福音史家 イエスがまだ話し終わらぬうちに、十二弟子の一人であるユダと、祭司長たちや民衆代表の長老たちから遣わされた人々の群れとが、剣と棒とを持って近づいてきた。裏切り者のユダは、あらかじめ彼らに合図を教えていた・・・「私が口づけする者こそ、その人なのだ。その人を捕らえるのだ!」と。すかさずユダはイエスの前に進み出て、こう言った。 ユダ 師よ・・・ようこそ! 福音史家 そう言いながらイエスに口づけした。 イエスはユダに答えてこう言った。 イエス 「友よ・・・お前はなぜここに来たのだ?」 福音史家 すると、人々は殺到し、イエスに手をかけて捕縛した。 Nr.27a Duett (Sopran, Alt) mit Chor SOPRAN, ALT 私のイエス様が捕らわれた。 月も、光も、 この痛みを前に、沈んでしまった。 私のイエス様が捕らわれたのだ。 連れて行かれる・・・縛られている。 CHOR はなせ!やめろ!縛るんじゃない! Nr.27b Chor 稲妻よ!雷鳴よ!雲に隠れてしまったのか? 炎の深淵よ!開くがいい!ああ、地獄よ! 砕け!滅ぼせ!呑み込め!粉々にせよ! 目にも止まらぬ速さで怒りを下せ! あの邪まな裏切り者に!あの人殺しの血に! Nr.28 Rezitativ 福音史家 すると見よ。イエスとともにいた男が手を伸ばし、大祭司の手下の男に剣を振りおろし、片耳を切り落とした。だが、イエスは剣を振るった男に向かってこう言った。 イエス 「剣を収めよ・・・。剣を抜く者は、その剣ゆえに滅びる運命なのだ。それともお前は、私が父上に頼めば、十二軍団を超える数の天使が到来することを信じないのか?だが、そうなってしまっては、聖書はいかに成就されよう?ゆえに、こうでなければならぬのだ。」 福音史家 この時、イエスは、人々の群れに対してこう言った。 イエス 「あなたがたは剣と棒を持ってきて、まるで人殺しに対するかのように私を捕らえた。だが、私は毎日あなたがたと同じ席につき、会堂で説教していたのに、あなたがたは私を捕らえなかったではないか。しかし、こうした全ての出来事は、預言者たちの書が成就されんがためなのだ。」 福音史家 全ての弟子は、イエスを置きざりにして逃げてしまった。 Nr.29 Choral ああ・・・人々よ、罪の重さに泣いてください・・・ キリストは、父なる神の体から現れて、 地上に生を享けました。 清らかで優美な乙女から、 我らのために、この地に生まれ来て、 天と地とをつなごうとされたのです。 あのお方は死者に命を与え、 すべての病いを取り払われました。 今、その時は迫ってきています・・・ あのお方が我らの犠牲となり、 我らの罪の重みを、 十字架上でずっと耐え忍ばれるその時は。 ERSTER TEIL Nr.1 Chor mit Choral CHOR Kommt, ihr Töchter, helft mir klagen, Sehet - Wen? - den Bräutigam, Seht ihn - Wie? - als wie ein Lamm! Sehet, - Was? - seht die Geduld, Seht - Wohin? - auf unsre Schuld; Sehet ihn aus Lieb und Huld Holz zum Kreuze selber tragen! CHORAL O Lamm Gottes, unschuldig Am Stamm des Kreuzes geschlachtet, Allzeit erfunden geduldig, Wiewohl du warest verachtet. All Sünd hast du getragen, Sonst müßten wir verzagen. Erbarm dich unser, o Jesu! Nr.2 Rezitativ EVANGELIST Da Jesus diese Rede vollendet hatte, sprach er zu seinen Jüngern JESUS Ihr wisset, dass nach zweien Tagen Ostern wird, und des Menschen Sohn wird überantwortet werden, dass er gekreuziget werde. Nr.3 Choral Herzliebster Jesu, was hast du verbrochen, Dass man ein solch scharf Urteil hat gesprochen? Was ist die Schuld, in was für Missetaten Bist du geraten? Nr.4a Rezitativ EVANGELIST Da versammleten sich die Hohenpriester und Schriftgelehrten und die Ältesten im Volk in dem Palast des Hohenpriesters, der da hieß Kaiphas, und hielten Rat, wie sie Jesum mit Listen griffen und töteten. Sie sprachen aber Nr.4b Chor Ja nicht auf das Fest, auf dass nicht ein Aufruhr werde im Volk. Nr.4c Rezitativ EVANGELIST Da nun Jesus war zu Bethanien, im Hause Simonis des Aussätzigen, trat zu ihm ein Weib, die hatte ein Glas mit köstlichem Wasser und goss es auf sein Haupt, da er zu Tische saß. Da das seine Jünger sahen, wurden sie unwillig und sprachen Nr.4d Chor Wozu dienet dieser Unrat? Dieses Wasser hie mögen teuer verkauft und den Armen gegeben werden. Nr.4e Rezitativ EVANGELIST Da das Jesus merkete, sprach er zu ihnen JESUS Was bekümmert ihr das Weib? Sie hat ein gut Werk an mir getan. Ihr habet allezeit Arme bei euch, mich aber habt ihr nicht allezeit. Dass sie dies Wasser hat auf meinen Leib gegossen, hat sie getan, dass man mich begraben wird. Wahrlich, ich sage euch Wo dies Evangelium geprediget wird in der ganzen Welt, da wird man auch sagen zu ihrem Gedächtnis, was sie getan hat. Nr.5 Rezitativ (Alt) Du lieber Heiland du, Wenn deine Jünger töricht streiten, Dass dieses fromme Weib Mit Salben deinen Leib Zum Grabe will bereiten, So lasse mir inzwischen zu, Von meiner Augen Tränenflüssen Ein Wasser auf dein Haupt zu gießen! Nr.6 Arie (Alt) Buß und Reu Knirscht das Sündenherz entzwei, Dass die Tropfen meiner Zähren Angenehme Spezerei, Treuer Jesu, dir gebären. Nr.7 Rezitativ EVANGELIST Da ging hin der Zwölfen einer, mit Namen Judas Ischarioth, zu den Hohenpriestern und sprach JUDAS Was wollt ihr mir geben? Ich will ihn euch verraten. EVANGELIST Und sie boten ihm dreißig Silberlinge. Und von dem an suchte er Gelegenheit, dass er ihn verriete. Nr.8 Arie (Sopran) Blute nur, du liebes Herz! Ach! ein Kind, das du erzogen, Das an deiner Brust gesogen, Droht den Pfleger zu ermorden, Denn es ist zur Schlange worden. Nr.9a Rezitativ EVANGELIST Aber am ersten Tage der süßen Brot traten die Jünger zu Jesu und sprachen zu ihm Nr.9b Chor Wo willst du, dass wir dir bereiten, das Osterlamm zu essen? Nr.9c Rezitativ EVANGELIST Er sprach JESUS Gehet hin in die Stadt zu einem und sprecht zu ihm Der Meister lasst dir sagen Meine Zeit ist hier, ich will bei dir die Ostern halten mit meinen Jüngern. Nr.9d Rezitativ EVANGELIST Und die Jünger täten, wie ihnen Jesus befohlen hatte, und bereiteten das Osterlamm. Und am Abend satzte er sich zu Tische mit den Zwölfen. Und da sie aßen, sprach er JESUS Wahrlich, ich sage euch Einer unter euch wird mich verraten. EVANGELIST Und sie wurden sehr betrübt und huben an, ein jeglicher unter ihnen, und sagten zu ihm Nr.9e Chor Herr, bin ich s? Nr.10 Choral Ich bin s, ich sollte büßen, An Händen und an Füßen Gebunden in der Höll. Die Geißeln und die Banden Und was du ausgestanden, Das hat verdienet meine Seel. Nr.11 Rezitativ EVANGELIST Er antwortete und sprach JESUS Der mit der Hand mit mir in die Schüssel tauchet, der wird mich verraten. Des Menschen Sohn gehet zwar dahin, wie von ihm geschrieben stehet; doch wehe dem Menschen, durch welchen des Menschen Sohn verraten wird! Es wäre ihm besser, dass derselbige Mensch noch nie geboren wäre. EVANGELIST Da antwortete Judas, der ihn verriet, und sprach JUDAS Bin ich s, Rabbi? EVANGELIST Er sprach zu ihm JESUS Du sagest s. EVANGELIST Da sie aber aßen, nahm Jesus das Brot, dankete und brach s und gab s den Jüngern und sprach JESUS Nehmet, esset, das ist mein Leib. EVANGELIST Und er nahm den Kelch und dankte, gab ihnen den und sprach JESUS Trinket alle daraus; das ist mein Blut des neuen Testaments, welches vergossen wird für viele zur Vergebung der Sünden. Ich sage euch Ich werde von nun an nicht mehr von diesem Gewächs des Weinstocks trinken bis an den Tag, da ich s neu trinken werde mit euch in meines Vaters Reich. Nr.12 Rezitativ (Sopran) Wiewohl mein Herz in Tränen schwimmt, Dass Jesus von mir Abschied nimmt, So macht mich doch sein Testament erfreut Sein Fleisch und Blut, o Kostbarkeit, Vermacht er mir in meine Hände. Wie er es auf der Welt mit denen Seinen Nicht böse können meinen, So liebt er sie bis an das Ende. Nr.13 Arie (Sopran) Ich will dir mein Herze schenken, Senke dich, mein Heil, hinein! Ich will mich in dir versenken; Ist dir gleich die Welt zu klein, Ei, so sollst du mir allein Mehr als Welt und Himmel sein. Nr.14 Rezitativ EVANGELIST Und da sie den Lobgesang gesprochen hatten, gingen sie hinaus an den Ölberg. Da sprach Jesus zu ihnen JESUS In dieser Nacht werdet ihr euch alle ärgern an mir. Denn es stehet geschrieben Ich werde den Hirten schlagen, und die Schafe der Herde werden sich zerstreuen. Wenn ich aber auferstehe, will ich vor euch hingehen in Galiläam. Nr.15 Choral Erkenne mich, mein Hüter, Mein Hirte, nimm mich an! Von dir, Quell aller Güter, Ist mir viel Guts getan. Dein Mund hat mich gelabet Mit Milch und süßer Kost, Dein Geist hat mich begabet Mit mancher Himmelslust. Nr.16 Rezitativ EVANGELIST Petrus aber antwortete und sprach zu ihm PETRUS Wenn sie auch alle sich an dir ärgerten, so will ich doch mich nimmermehr ärgern. EVANGELIST Jesus sprach zu ihm JESUS Wahrlich, ich sage dir In dieser Nacht, ehe der Hahn krähet, wirst du mich dreimal verleugnen. EVANGELIST Petrus sprach zu ihm PETRUS Und wenn ich mit dir sterben müßte, so will ich dich nicht verleugnen. EVANGELIST Desgleichen sagten auch alle Jünger. Nr.17 Choral Ich will hier bei dir stehen; Verachte mich doch nicht! Von dir will ich nicht gehen, Wenn dir dein Herze bricht. Wenn dein Herz wird erblassen Im letzten Todesstoß, Alsdenn will ich dich fassen In meinen Arm und Schoß. Nr.18 Rezitativ EVANGELIST Da kam Jesus mit ihnen zu einem Hofe, der hieß Gethsemane, und sprach zu seinen Jüngern JESUS Setzet euch hie, bis dass ich dort hingehe und bete. EVANGELIST Und nahm zu sich Petrum und die zween Söhne Zebedäi und fing an zu trauern und zu zagen. Da sprach Jesus zu ihnen JESUS Meine Seele ist betrübt bis an den Tod, bleibet hie und wachet mit mir. Nr.19 Rezitativ (Tenor) mit Choral TENOR O Schmerz! Hier zittert das gequälte Herz; Wie sinkt es hin, wie bleicht sein Angesicht! Der Richter führt ihn vor Gericht. Da ist kein Trost, kein Helfer nicht. Er leidet alle Höllenqualen, Er soll vor fremden Raub bezahlen. Ach, könnte meine Liebe dir, Mein Heil, dein Zittern und dein Zagen Vermindern oder helfen tragen, Wie gerne blieb ich hier! CHORAL Was ist die Ursach aller solcher Plagen? Ach! meine Sünden haben dich geschlagen; Ich, ach Herr Jesu, habe dies verschuldet Was du erduldet. Nr.20 Arie (Tenor) mit Chor TENOR Ich will bei meinem Jesu wachen, CHOR So schlafen unsre Sünden ein. TENOR Meinen Tod Büßet seine Seelennot; Sein Trauren machet mich voll Freuden. CHOR Drum muss uns sein verdienstlich Leiden Recht bitter und doch süße sein. Nr.21 Rezitativ EVANGELIST Und ging hin ein wenig, fiel nieder auf sein Angesicht und betete und sprach JESUS Mein Vater, ist s möglich, so gehe dieser Kelch von mir; doch nicht wie ich will, sondern wie du willt. Nr.22 Rezitativ (Bass) Der Heiland fällt vor seinem Vater nieder; Dadurch erhebt er mich und alle Von unserm Falle Hinauf zu Gottes Gnade wieder. Er ist bereit, Den Kelch, des Todes Bitterkeit Zu trinken, In welchen Sünden dieser Welt Gegossen sind und hässlich stinken, Weil es dem lieben Gott gefällt. Nr.23 Arie (Bass) Gerne will ich mich bequemen, Kreuz und Becher anzunehmen, Trink ich doch dem Heiland nach. Denn sein Mund, Der mit Milch und Honig fließet, Hat den Grund Und des Leidens herbe Schmach Durch den ersten Trunk versüßet. Nr.24 Rezitativ EVANGELIST Und er kam zu seinen Jüngern und fand sie schlafend und sprach zu ihnen JESUS Könnet ihr denn nicht eine Stunde mit mir wachen? Wachet und betet, dass ihr nicht in Anfechtung fallet! Der Geist ist willig, aber das Fleisch ist schwach. EVANGELIST Zum andernmal ging er hin, betete und sprach JESUS Mein Vater, ist s nicht möglich, dass dieser Kelch von mir gehe, ich trinke ihn denn, so geschehe dein Wille. Nr.25 Choral Was mein Gott will, das g scheh allzeit, Sein Will, der ist der beste, Zu helfen den n er ist bereit, Die an ihn gläuben feste. Er hilft aus Not, der fromme Gott, Und züchtiget mit Maßen. Wer Gott vertraut, fest auf ihn baut, Den will er nicht verlassen. Nr.26 Rezitativ EVANGELIST Und er kam und fand sie aber schlafend, und ihre Augen waren voll Schlafs. Und er ließ sie und ging abermal hin und betete zum drittenmal und redete dieselbigen Worte. Da kam er zu seinen Jüngern und sprach zu ihnen JESUS Ach! wollt ihr nun schlafen und ruhen? Siehe, die Stunde ist hie, dass des Menschen Sohn in der Sünder Hände überantwortet wird. Stehet auf, lasset uns gehen; siehe, er ist da, der mich verrät. EVANGELIST Und als er noch redete, siehe, da kam Judas, der Zwölfen einer, und mit ihm eine große Schar mit Schwerten und mit Stangen von den Hohenpriestern und Altesten des Volks. Und der Verräter hatte ihnen ein Zeichen gegeben und gesagt "Welchen ich küssen werde, der ist s, den greifet!" Und alsbald trat er zu Jesu und sprach JUDAS Gegrüßet seist du, Rabbi! EVANGELIST Und küssete ihn. Jesus aber sprach zu ihm JESUS Mein Freund, warum bist du kommen? EVANGELIST Da traten sie hinzu und legten die Hände an Jesum und griffen ihn. Nr.27a Duett (Sopran, Alt) mit Chor SOPRAN, ALT So ist mein Jesus nun gefangen. Mond und Licht Ist vor Schmerzen untergangen, Weil mein Jesus ist gefangen. Sie führen ihn, er ist gebunden. CHOR Lasst ihn, haltet, bindet nicht! Nr.27b Chor Sind Blitze, sind Donner in Wolken verschwunden? Eröffne den feurigen Abgrund, o Hölle, Zertrümmre, verderbe, verschlinge, zerschelle Mit plötzlicher Wut Den falschen Verräter, das mördrische Blut! Nr.28 Rezitativ EVANGELIST Und siehe, einer aus denen, die mit Jesu waren, reckete die Hand aus und schlug des Hohenpriesters Knecht und hieb ihm ein Ohr ab. Da sprach Jesus zu ihm JESUS Stecke dein Schwert an seinen Ort; denn wer das Schwert nimmt, der soll durchs Schwert umkommen. Oder meinest du, dass ich nicht könnte meinen Vater bitten, dass er mir zuschickte mehr denn zwölf Legion Engel? Wie würde aber die Schrift erfüllet? Es muss also gehen. EVANGELIST Zu der Stund sprach Jesus zu den Scharen JESUS Ihr seid ausgegangen als zu einem Mörder, mit Schwerten und mit Stangen, mich zu fahen; bin ich doch täglich bei euch gesessen und habe gelehret im Tempel, und ihr habt mich nicht gegriffen. Aber das ist alles geschehen, dass erfüllet würden die Schriften der Propheten. EVANGELIST Da verließen ihn alle Jünger und flohen. Nr.29 Choral O Mensch, bewein dein Sünde groß, Darum Christus seins Vaters Schoß Äußert und kam auf Erden; Von einer Jungfrau rein und zart Für uns er hie geboren ward, Er wollt der Mittler werden. Den Toten er das Leben gab Und legt darbei all Krankheit ab, Bis sich die Zeit herdrange, Dass er für uns geopfert würd, Trüg unsrer Sünden schwere Bürd Wohl an dem Kreuze lange. この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Bach,Johann Sebastian/Matthäus-Passion/II+
https://w.atwiki.jp/oper/pages/2345.html
第1部 Nr.1 Chor mit Choral CHOR おいで!娘たちよ!私を泣かせておくれ! 見るのだ!…誰を?…あの花婿を… あの人を見るのだ!…何を?…あの生贄の子羊の如きさまを! 見るのだ!…何を?…あの耐え忍ぶさまを… 見るのだ!…どこを?…我らの罪を。 あの人を見よ。愛と慈しみの心から 自ら木の十字架を背負いしお人を! CHORAL ああ、神の子羊・・・罪なくして、 十字架の柱で殺されし人。 いつも耐え忍んだ人・・・ あれほど嘲笑われたというのに。 あなたは全ての罪を背負ったのだ・・・ さもなくば、我らは生きる気力を見い出せなかった。 我らを憐れみたまえ・・・ああ、イエスよ! Nr.2 Rezitativ 福音史家 イエスは説教を終えると、弟子たちに語りかけられた。 イエス 「お前たちも知ってのとおり二日後は過越の祭。だが、その日、人の子は十字架につけられるために引き渡されるであろう。」 Nr.3 Choral 愛するイエスよ。いかなる罪をあなたが犯したというのですか?こんなにも厳しい刑を受けるほどの、どのような罪を? どんな罪を・・・どんな悪事を、 あなたがなしたというのでしょう? Nr.4a Rezitativ 福音史家 その頃、祭司長たち、律法学者たち、民衆代表の長老たちは、その頃の大祭司であったカヤパの宮殿で会合を持ち、イエスをどのように罠にかけて、捕らえ、殺そうかと協議した。彼らはこう言った。 Nr.4b Chor それにしても過越の祭の日はよくない。民衆に騒ぎが起こっては困る。 Nr.4c Rezitativ 福音史家 イエスがベタニアに到着し、皮膚病者であるシモンの家に滞在した時、一人の女がイエスの前に歩み寄り、瓶に入っていた高価な香水を、着座していたイエスの頭に降り注いだ。それを見たイエスの弟子たちは腹を立ててこう言った。 Nr.4d Chor こんなものが何の役に立つ?このへんでは高く売れる水なのだから、その金を哀れな貧しき者たちに恵んだほうがよいではないか。 Nr.4e Rezitativ 福音史家 だがそれに気づいたイエスは弟子たちにこう言った。 イエス 「この女性のすることがなぜそんなに気に障るのだ?善きことを私のためにしてくれたのではないか。哀れで貧しい者はいつもお前たちの近くにいるが、私はいつまでもお前たちとともにはいない。私の体にこの水を降り注ぐことで、この女性は私の埋葬に備えてくれたのだ。まことにお前たちに言おう。全世界に福音の語られるところ、この女性のなしたこともまた記憶にとどめられ、語り続けられよう」 Nr.5 Rezitativ (Alt) あなた様・・・愛する救い主よ・・・ 弟子たちが愚かにも非難するように、 この信仰篤き女性が、 その香水で、あなたのお体の埋葬を ご用意したと言うのなら、 この私にもお許しください。 私の目からほとばしる涙を たとえひとしずくでも、あなたの頭に注がせてください! Nr.6 Arie (Alt) 悔い改めの気持ちが、 この罪深き心を粉々にします。 私の涙の滴も、 あなたの快い薬と変わりますように・・・ 誠のイエスよ。 Nr.7 Rezitativ 福音史家 その頃、十二使徒の一人であるイスカリオテのユダは、祭司長たちのもとに行き、こう言った。 ユダ お礼に何かいただけますか?私があの男を売ったなら。 福音史家 祭司長たちは銀貨を30枚与えた。その時から、ユダはイエスを売る機会をうかがうようになった。 Nr.8 Arie (Sopran) 流れよ・・・いとしき御心(みこころ)の血よ! ああ!あなたが育てた子。 あなたの乳を飲んで育った子。 その子が、親を殺そうとしています。 蛇になってしまったのです・・・その子は。 Nr.9a Rezitativ 福音史家 さて、種なしパンの祭の初日に、弟子たちはイエスのもとに歩み寄ると、こう言った。 Nr.9b Chor どこで過越の犠牲の子羊を取るように手配いたしましょう? Nr.9c Rezitativ 福音史家 イエスは言った。 イエス 「街に住む男のもとに行き、その男に師の伝言としてこう伝えるのだ。『我が時が来た。弟子たちとともにあなたの家で過越の祭を過ごしたいのだ』と。」 Nr.9d Rezitativ 福音史家 弟子たちはイエスが命じたとおりにし、犠牲の子羊を用意した。夕方になって、十二人の弟子たちとともに、イエスは食卓についた。だが皆が食べはじめた時、イエスはこう言った。 イエス 「まことにお前たちに言おう。お前たちの一人が、私を売るであろう。」 福音史家 弟子たちは非常に悲しんで、一体そのような者は誰かと怪しんだ。彼らはイエスに問いかけた。 Nr.9e Chor 主よ・・・わたしですか? Nr.10 Choral そう・・・わたし。償うべきは、このわたし。 地獄に手足を結びつけられている このわたし。 鞭でおどされ、縛られながら、 あなたが耐え忍んだ全てに、 いまも心を縛られているこの私! Nr.11 Rezitativ 福音史家 イエスは答えて、こう言った。 イエス 「私と同じ盥(たらい)に手を浸す者が私を売るのだ。人の子は去ってゆく・・・それは預言にあるとおり。 だが、わざわいなるかな!人の子を売る者!その者にとっては、生まれてこないほうがまだ良かったのだ!」 福音史家 ここで、イエスを売った当のユダがこう言った・・・ ユダ 師よ・・・もしや私のことですか? 福音史家 イエスはユダにこう答えた。 イエス 「そのとおりだ。」 福音史家 弟子たちが食べはじめると、イエスはパンを取り、感謝を捧げつつパンをちぎると、弟子たちに与え、こう言った。 イエス 「受け取るがいい。食べるがいい。それは私の体なのだから」 福音史家 さらにイエスは杯を取り、感謝を捧げつつ弟子たちに与え、こう言った。 イエス 「すべて飲みほすがいい。それは新約のために流される私の血。多くの人々の罪の許しのために流される私の血なのだ。 お前たちに言おう・・・ これより私はブドウの樹から作られた酒を飲むことは二度とない。お前たちとともに、父の国で私が新たに飲むその日までは。」 Nr.12 Rezitativ (Sopran) 心は涙の海にただよっています。 イエスは私に別れを告げられました。 ですが、今こそ、あのお方の約束を受けさせてください! ご自身の肉と血・・・ああ、このかけがえなきものを、 イエスは我が手に遺してくださいました。 この世に在りしとき、イエスは、 あなたのしもべである私たちを怒りませんでした。 これからも永遠に私たちを愛してくださることでしょう。 Nr.13 Arie (Sopran) あなたに心を捧げたいのです。 私の救い主よ!私の心深くへとお入りください! 私はあなたの中に溶け入りたいのです。 あなたにとって、この世があまりに小さかろうとも、 ああ・・・私のみにとっては、 この世と天とを上回って巨きなお方なのですから。 Nr.14 Rezitativ 福音史家 彼らは讃歌を歌い終わると、オリーブ山へと向かっていった。すると、イエスは彼らに言った。 イエス 「今夜、お前たちはみな、私のせいで『つまずく』ことになるだろう。なぜなら預言にこうあるからだ・・・『私はその羊飼いを打ち殺し、羊たちの群れは四散する』と。しかし私は甦り、お前たちに先立ってガリラヤへと行くであろう。」 Nr.15 Choral 我が真心を見抜きたまえ・・・守り主よ。 羊飼いよ・・・私を受け入れたまえ! すべての宝の源であるあなたから、 私は数え切れぬ善きことを受けました。 あなた様のお口は、 乳と甘き菓子のように私を癒し、 あなた様のこころは、 多くの天上の喜びで私を満たしたのです。 Nr.16 Rezitativ 福音史家 ペトロはイエスの言葉に答えて、こう言った。 ペトロ みんながそうだとしても、私は決して、あなたに『つまずく』ことはありません。 福音史家 イエスはペトロに言った。 イエス 「まことにお前に言おう。今夜、雄鶏が鳴く前に、お前は三度(みたび)私を知らないと言うであろう」 福音史家 またもペトロは言った。 ペトロ あなたと一緒に死のうとも、決して私はあなたを知らないなどとは申しません。 福音史家 他の弟子たちもまた、ペトロと同じことを言った。 Nr.17 Choral あなたの傍に居させてください。 私をさげすまないでください! 私はあなたのもとから離れません。 あなたの心臓が破けても。 あなたの心臓が、最後の死の一突きを受け、 冷たくなっていく時。 その時こそ、私はあなたを、 このふところに抱き、この体へと迎え入れるのです。 Nr.18 Rezitativ 福音史家 イエスは皆とともに、ゲッセマネという名の庭園に到り、弟子たちにこう言った。 イエス 「ここに座っていなさい。私は行って、祈りを捧げてくるのだから。」 福音史家 そしてペトロとゼベダイの2兄弟を連れて行ったが、そのとき悲しみと怖れにとらわれはじめた。イエスは3人にこう言った。 イエス 「私の心は死ぬほどの悲しみに満ちている。お前たちはここにとどまり、私とともに目を覚ましているのだ」 Nr.19 Rezitativ (Tenor) mit Choral TENOR ああ・・・何という苦悩! 苦しみに満ちた心のふるえ・・・ あのお方の心は沈みゆき、お顔は青ざめる! 裁き手が、イエスを裁きの場に連れてくる。 慰めもなければ、助ける者もない。 あのお方は、あらゆる地獄の責め苦を受け、 身に覚えなき強盗の罪を償うさだめ。 ああ・・・私の愛が幾らかでも、 私の救い主であるあなたの怖れとおののきを和らげ、 重荷を背負う手助けをできないものでしょうか。 ああ…いかに私は、この場に居続けたかったことでしょう! CHORAL こうした全ての苦しみは、一体どうして生まれたのです? ああ!あなたを殺したのは私の数々の罪・・・ 私こそ・・・ああ、主イエスよ・・・私こそ、 あなたが耐え忍ばれる苦しみの責めを負わねばなりません。 Nr.20 Arie (Tenor) mit Chor TENOR イエスとともに目覚めていよう。 CHOR そのとき我らの罪は眠りにつく。 TENOR 私を死から贖(あがな)ったのは、 あのお方の心の苦しみ・・・。 私を喜びで満たすのは、あのお方の悲しみ。 CHOR だからこそ、あのお方の気高い苦悩は、 我らに、激しい苦さと甘さとを同時に与えてくださるのです。 Nr.21 Rezitativ 福音史家 イエスは、少しだけ歩みを進めると、地にひれ伏して祈りながらこう言った。 イエス 「父上。できることなら、この杯を私のもとから過ぎ去らせてください・・・。しかし、私の心が望むようにではなく、あなた様の御心のままになさってください。」 Nr.22 Rezitativ (Bass) 救い主が、父なる神にひざまずいておられる。 救い主は私と全ての者を引き上げて、 我らの堕落した境涯を 神の慈愛へと再び引き上げようとされている。 救い主は心を決しておられる・・・ 死の苦い杯を 飲もうとされている。 その杯は、この世のありとある罪を注がれ、 いとわしい臭いを放っているというのに・・・。 しかし、それもまた愛する神が望まれたこと。 Nr.23 Arie (Bass) 私も喜んで飲みましょう。 十字架と杯とを受け入れましょう。 救い主の後に続き、あの杯から飲みましょう。 なぜなら、あのお方のお口・・・ 乳と蜜とが流れ出るあのお口は、 もうすでに、苦悩のみなもとを、 苦悩の恥の苦さを、 甘さに変えてしまったのです・・・あの最初の一口で。 Nr.24 Rezitativ 福音史家 戻ってきたイエスは弟子たちが眠っている姿を見た。イエスは彼らにこう言った。 イエス 「たった一時間たりとも、私とともに目覚めていられないのか?お前たちは誘惑に負けないように、目を覚まして祈るがよい!精神はいかに強くとも、体はあまりに弱いのだ。」 福音史家 そしてもう一度その場を去ると、祈りつつ、こう言った。 イエス 「父上、この杯が私のもとから過ぎ去ることが叶わないならば、私は飲みましょう。どうぞ御心をお果たしください。」 Nr.25 Choral いつでも神の御心が果たされねばなりません。 神の御心こそ至高のものなのです。 堅く神を信ずる者を、 神は助ける用意ができています。 慈しみの神は、苦難にある者を救いますが、 容赦なく人を懲らしめもします。 神を信じ、堅く心を寄せる者を 神が見捨てるはずがありましょうか。 Nr.26 Rezitativ 福音史家 イエスは戻ってくると、また弟子たちが寝ているのを見た。弟子たちの眼は眠りに閉ざされていた。しかし、イエスは弟子たちを置いて、もう一度去って行き、三度目の祈りを捧げ、同じ言葉を神に語りかけた。再び弟子たちのもとに戻ると、彼らにこう言った。 イエス 「ああ!今ここで眠りたいか?休みたいか?見よ!時は来た・・・罪びと達の手に人の子が引き渡される時が。立て!ともに行くのだ・・・見るがいい・・・私を裏切る者がもうそこまで来ている。」 福音史家 イエスがまだ話し終わらぬうちに、十二弟子の一人であるユダと、祭司長たちや民衆代表の長老たちから遣わされた人々の群れとが、剣と棒とを持って近づいてきた。裏切り者のユダは、あらかじめ彼らに合図を教えていた・・・「私が口づけする者こそ、その人なのだ。その人を捕らえるのだ!」と。すかさずユダはイエスの前に進み出て、こう言った。 ユダ 師よ・・・ようこそ! 福音史家 そう言いながらイエスに口づけした。 イエスはユダに答えてこう言った。 イエス 「友よ・・・お前はなぜここに来たのだ?」 福音史家 すると、人々は殺到し、イエスに手をかけて捕縛した。 Nr.27a Duett (Sopran, Alt) mit Chor SOPRAN, ALT 私のイエス様が捕らわれた。 月も、光も、 この痛みを前に、沈んでしまった。 私のイエス様が捕らわれたのだ。 連れて行かれる・・・縛られている。 CHOR はなせ!やめろ!縛るんじゃない! Nr.27b Chor 稲妻よ!雷鳴よ!雲に隠れてしまったのか? 炎の深淵よ!開くがいい!ああ、地獄よ! 砕け!滅ぼせ!呑み込め!粉々にせよ! 目にも止まらぬ速さで怒りを下せ! あの邪まな裏切り者に!あの人殺しの血に! Nr.28 Rezitativ 福音史家 すると見よ。イエスとともにいた男が手を伸ばし、大祭司の手下の男に剣を振りおろし、片耳を切り落とした。だが、イエスは剣を振るった男に向かってこう言った。 イエス 「剣を収めよ・・・。剣を抜く者は、その剣ゆえに滅びる運命なのだ。それともお前は、私が父上に頼めば、十二軍団を超える数の天使が到来することを信じないのか?だが、そうなってしまっては、聖書はいかに成就されよう?ゆえに、こうでなければならぬのだ。」 福音史家 この時、イエスは、人々の群れに対してこう言った。 イエス 「あなたがたは剣と棒を持ってきて、まるで人殺しに対するかのように私を捕らえた。だが、私は毎日あなたがたと同じ席につき、会堂で説教していたのに、あなたがたは私を捕らえなかったではないか。しかし、こうした全ての出来事は、預言者たちの書が成就されんがためなのだ。」 福音史家 全ての弟子は、イエスを置きざりにして逃げてしまった。 Nr.29 Choral ああ・・・人々よ、罪の重さに泣いてください・・・ キリストは、父なる神の体から現れて、 地上に生を享けました。 清らかで優美な乙女から、 我らのために、この地に生まれ来て、 天と地とをつなごうとされたのです。 あのお方は死者に命を与え、 すべての病いを取り払われました。 今、その時は迫ってきています・・・ あのお方が我らの犠牲となり、 我らの罪の重みを、 十字架上でずっと耐え忍ばれるその時は。 ERSTER TEIL Nr.1 Chor mit Choral CHOR Kommt, ihr Töchter, helft mir klagen, Sehet - Wen? - den Bräutigam, Seht ihn - Wie? - als wie ein Lamm! Sehet, - Was? - seht die Geduld, Seht - Wohin? - auf unsre Schuld; Sehet ihn aus Lieb und Huld Holz zum Kreuze selber tragen! CHORAL O Lamm Gottes, unschuldig Am Stamm des Kreuzes geschlachtet, Allzeit erfunden geduldig, Wiewohl du warest verachtet. All Sünd hast du getragen, Sonst müßten wir verzagen. Erbarm dich unser, o Jesu! Nr.2 Rezitativ EVANGELIST Da Jesus diese Rede vollendet hatte, sprach er zu seinen Jüngern JESUS Ihr wisset, dass nach zweien Tagen Ostern wird, und des Menschen Sohn wird überantwortet werden, dass er gekreuziget werde. Nr.3 Choral Herzliebster Jesu, was hast du verbrochen, Dass man ein solch scharf Urteil hat gesprochen? Was ist die Schuld, in was für Missetaten Bist du geraten? Nr.4a Rezitativ EVANGELIST Da versammleten sich die Hohenpriester und Schriftgelehrten und die Ältesten im Volk in dem Palast des Hohenpriesters, der da hieß Kaiphas, und hielten Rat, wie sie Jesum mit Listen griffen und töteten. Sie sprachen aber Nr.4b Chor Ja nicht auf das Fest, auf dass nicht ein Aufruhr werde im Volk. Nr.4c Rezitativ EVANGELIST Da nun Jesus war zu Bethanien, im Hause Simonis des Aussätzigen, trat zu ihm ein Weib, die hatte ein Glas mit köstlichem Wasser und goss es auf sein Haupt, da er zu Tische saß. Da das seine Jünger sahen, wurden sie unwillig und sprachen Nr.4d Chor Wozu dienet dieser Unrat? Dieses Wasser hie mögen teuer verkauft und den Armen gegeben werden. Nr.4e Rezitativ EVANGELIST Da das Jesus merkete, sprach er zu ihnen JESUS Was bekümmert ihr das Weib? Sie hat ein gut Werk an mir getan. Ihr habet allezeit Arme bei euch, mich aber habt ihr nicht allezeit. Dass sie dies Wasser hat auf meinen Leib gegossen, hat sie getan, dass man mich begraben wird. Wahrlich, ich sage euch Wo dies Evangelium geprediget wird in der ganzen Welt, da wird man auch sagen zu ihrem Gedächtnis, was sie getan hat. Nr.5 Rezitativ (Alt) Du lieber Heiland du, Wenn deine Jünger töricht streiten, Dass dieses fromme Weib Mit Salben deinen Leib Zum Grabe will bereiten, So lasse mir inzwischen zu, Von meiner Augen Tränenflüssen Ein Wasser auf dein Haupt zu gießen! Nr.6 Arie (Alt) Buß und Reu Knirscht das Sündenherz entzwei, Dass die Tropfen meiner Zähren Angenehme Spezerei, Treuer Jesu, dir gebären. Nr.7 Rezitativ EVANGELIST Da ging hin der Zwölfen einer, mit Namen Judas Ischarioth, zu den Hohenpriestern und sprach JUDAS Was wollt ihr mir geben? Ich will ihn euch verraten. EVANGELIST Und sie boten ihm dreißig Silberlinge. Und von dem an suchte er Gelegenheit, dass er ihn verriete. Nr.8 Arie (Sopran) Blute nur, du liebes Herz! Ach! ein Kind, das du erzogen, Das an deiner Brust gesogen, Droht den Pfleger zu ermorden, Denn es ist zur Schlange worden. Nr.9a Rezitativ EVANGELIST Aber am ersten Tage der süßen Brot traten die Jünger zu Jesu und sprachen zu ihm Nr.9b Chor Wo willst du, dass wir dir bereiten, das Osterlamm zu essen? Nr.9c Rezitativ EVANGELIST Er sprach JESUS Gehet hin in die Stadt zu einem und sprecht zu ihm Der Meister lasst dir sagen Meine Zeit ist hier, ich will bei dir die Ostern halten mit meinen Jüngern. Nr.9d Rezitativ EVANGELIST Und die Jünger täten, wie ihnen Jesus befohlen hatte, und bereiteten das Osterlamm. Und am Abend satzte er sich zu Tische mit den Zwölfen. Und da sie aßen, sprach er JESUS Wahrlich, ich sage euch Einer unter euch wird mich verraten. EVANGELIST Und sie wurden sehr betrübt und huben an, ein jeglicher unter ihnen, und sagten zu ihm Nr.9e Chor Herr, bin ich s? Nr.10 Choral Ich bin s, ich sollte büßen, An Händen und an Füßen Gebunden in der Höll. Die Geißeln und die Banden Und was du ausgestanden, Das hat verdienet meine Seel. Nr.11 Rezitativ EVANGELIST Er antwortete und sprach JESUS Der mit der Hand mit mir in die Schüssel tauchet, der wird mich verraten. Des Menschen Sohn gehet zwar dahin, wie von ihm geschrieben stehet; doch wehe dem Menschen, durch welchen des Menschen Sohn verraten wird! Es wäre ihm besser, dass derselbige Mensch noch nie geboren wäre. EVANGELIST Da antwortete Judas, der ihn verriet, und sprach JUDAS Bin ich s, Rabbi? EVANGELIST Er sprach zu ihm JESUS Du sagest s. EVANGELIST Da sie aber aßen, nahm Jesus das Brot, dankete und brach s und gab s den Jüngern und sprach JESUS Nehmet, esset, das ist mein Leib. EVANGELIST Und er nahm den Kelch und dankte, gab ihnen den und sprach JESUS Trinket alle daraus; das ist mein Blut des neuen Testaments, welches vergossen wird für viele zur Vergebung der Sünden. Ich sage euch Ich werde von nun an nicht mehr von diesem Gewächs des Weinstocks trinken bis an den Tag, da ich s neu trinken werde mit euch in meines Vaters Reich. Nr.12 Rezitativ (Sopran) Wiewohl mein Herz in Tränen schwimmt, Dass Jesus von mir Abschied nimmt, So macht mich doch sein Testament erfreut Sein Fleisch und Blut, o Kostbarkeit, Vermacht er mir in meine Hände. Wie er es auf der Welt mit denen Seinen Nicht böse können meinen, So liebt er sie bis an das Ende. Nr.13 Arie (Sopran) Ich will dir mein Herze schenken, Senke dich, mein Heil, hinein! Ich will mich in dir versenken; Ist dir gleich die Welt zu klein, Ei, so sollst du mir allein Mehr als Welt und Himmel sein. Nr.14 Rezitativ EVANGELIST Und da sie den Lobgesang gesprochen hatten, gingen sie hinaus an den Ölberg. Da sprach Jesus zu ihnen JESUS In dieser Nacht werdet ihr euch alle ärgern an mir. Denn es stehet geschrieben Ich werde den Hirten schlagen, und die Schafe der Herde werden sich zerstreuen. Wenn ich aber auferstehe, will ich vor euch hingehen in Galiläam. Nr.15 Choral Erkenne mich, mein Hüter, Mein Hirte, nimm mich an! Von dir, Quell aller Güter, Ist mir viel Guts getan. Dein Mund hat mich gelabet Mit Milch und süßer Kost, Dein Geist hat mich begabet Mit mancher Himmelslust. Nr.16 Rezitativ EVANGELIST Petrus aber antwortete und sprach zu ihm PETRUS Wenn sie auch alle sich an dir ärgerten, so will ich doch mich nimmermehr ärgern. EVANGELIST Jesus sprach zu ihm JESUS Wahrlich, ich sage dir In dieser Nacht, ehe der Hahn krähet, wirst du mich dreimal verleugnen. EVANGELIST Petrus sprach zu ihm PETRUS Und wenn ich mit dir sterben müßte, so will ich dich nicht verleugnen. EVANGELIST Desgleichen sagten auch alle Jünger. Nr.17 Choral Ich will hier bei dir stehen; Verachte mich doch nicht! Von dir will ich nicht gehen, Wenn dir dein Herze bricht. Wenn dein Herz wird erblassen Im letzten Todesstoß, Alsdenn will ich dich fassen In meinen Arm und Schoß. Nr.18 Rezitativ EVANGELIST Da kam Jesus mit ihnen zu einem Hofe, der hieß Gethsemane, und sprach zu seinen Jüngern JESUS Setzet euch hie, bis dass ich dort hingehe und bete. EVANGELIST Und nahm zu sich Petrum und die zween Söhne Zebedäi und fing an zu trauern und zu zagen. Da sprach Jesus zu ihnen JESUS Meine Seele ist betrübt bis an den Tod, bleibet hie und wachet mit mir. Nr.19 Rezitativ (Tenor) mit Choral TENOR O Schmerz! Hier zittert das gequälte Herz; Wie sinkt es hin, wie bleicht sein Angesicht! Der Richter führt ihn vor Gericht. Da ist kein Trost, kein Helfer nicht. Er leidet alle Höllenqualen, Er soll vor fremden Raub bezahlen. Ach, könnte meine Liebe dir, Mein Heil, dein Zittern und dein Zagen Vermindern oder helfen tragen, Wie gerne blieb ich hier! CHORAL Was ist die Ursach aller solcher Plagen? Ach! meine Sünden haben dich geschlagen; Ich, ach Herr Jesu, habe dies verschuldet Was du erduldet. Nr.20 Arie (Tenor) mit Chor TENOR Ich will bei meinem Jesu wachen, CHOR So schlafen unsre Sünden ein. TENOR Meinen Tod Büßet seine Seelennot; Sein Trauren machet mich voll Freuden. CHOR Drum muss uns sein verdienstlich Leiden Recht bitter und doch süße sein. Nr.21 Rezitativ EVANGELIST Und ging hin ein wenig, fiel nieder auf sein Angesicht und betete und sprach JESUS Mein Vater, ist s möglich, so gehe dieser Kelch von mir; doch nicht wie ich will, sondern wie du willt. Nr.22 Rezitativ (Bass) Der Heiland fällt vor seinem Vater nieder; Dadurch erhebt er mich und alle Von unserm Falle Hinauf zu Gottes Gnade wieder. Er ist bereit, Den Kelch, des Todes Bitterkeit Zu trinken, In welchen Sünden dieser Welt Gegossen sind und hässlich stinken, Weil es dem lieben Gott gefällt. Nr.23 Arie (Bass) Gerne will ich mich bequemen, Kreuz und Becher anzunehmen, Trink ich doch dem Heiland nach. Denn sein Mund, Der mit Milch und Honig fließet, Hat den Grund Und des Leidens herbe Schmach Durch den ersten Trunk versüßet. Nr.24 Rezitativ EVANGELIST Und er kam zu seinen Jüngern und fand sie schlafend und sprach zu ihnen JESUS Könnet ihr denn nicht eine Stunde mit mir wachen? Wachet und betet, dass ihr nicht in Anfechtung fallet! Der Geist ist willig, aber das Fleisch ist schwach. EVANGELIST Zum andernmal ging er hin, betete und sprach JESUS Mein Vater, ist s nicht möglich, dass dieser Kelch von mir gehe, ich trinke ihn denn, so geschehe dein Wille. Nr.25 Choral Was mein Gott will, das g scheh allzeit, Sein Will, der ist der beste, Zu helfen den n er ist bereit, Die an ihn gläuben feste. Er hilft aus Not, der fromme Gott, Und züchtiget mit Maßen. Wer Gott vertraut, fest auf ihn baut, Den will er nicht verlassen. Nr.26 Rezitativ EVANGELIST Und er kam und fand sie aber schlafend, und ihre Augen waren voll Schlafs. Und er ließ sie und ging abermal hin und betete zum drittenmal und redete dieselbigen Worte. Da kam er zu seinen Jüngern und sprach zu ihnen JESUS Ach! wollt ihr nun schlafen und ruhen? Siehe, die Stunde ist hie, dass des Menschen Sohn in der Sünder Hände überantwortet wird. Stehet auf, lasset uns gehen; siehe, er ist da, der mich verrät. EVANGELIST Und als er noch redete, siehe, da kam Judas, der Zwölfen einer, und mit ihm eine große Schar mit Schwerten und mit Stangen von den Hohenpriestern und Altesten des Volks. Und der Verräter hatte ihnen ein Zeichen gegeben und gesagt "Welchen ich küssen werde, der ist s, den greifet!" Und alsbald trat er zu Jesu und sprach JUDAS Gegrüßet seist du, Rabbi! EVANGELIST Und küssete ihn. Jesus aber sprach zu ihm JESUS Mein Freund, warum bist du kommen? EVANGELIST Da traten sie hinzu und legten die Hände an Jesum und griffen ihn. Nr.27a Duett (Sopran, Alt) mit Chor SOPRAN, ALT So ist mein Jesus nun gefangen. Mond und Licht Ist vor Schmerzen untergangen, Weil mein Jesus ist gefangen. Sie führen ihn, er ist gebunden. CHOR Lasst ihn, haltet, bindet nicht! Nr.27b Chor Sind Blitze, sind Donner in Wolken verschwunden? Eröffne den feurigen Abgrund, o Hölle, Zertrümmre, verderbe, verschlinge, zerschelle Mit plötzlicher Wut Den falschen Verräter, das mördrische Blut! Nr.28 Rezitativ EVANGELIST Und siehe, einer aus denen, die mit Jesu waren, reckete die Hand aus und schlug des Hohenpriesters Knecht und hieb ihm ein Ohr ab. Da sprach Jesus zu ihm JESUS Stecke dein Schwert an seinen Ort; denn wer das Schwert nimmt, der soll durchs Schwert umkommen. Oder meinest du, dass ich nicht könnte meinen Vater bitten, dass er mir zuschickte mehr denn zwölf Legion Engel? Wie würde aber die Schrift erfüllet? Es muss also gehen. EVANGELIST Zu der Stund sprach Jesus zu den Scharen JESUS Ihr seid ausgegangen als zu einem Mörder, mit Schwerten und mit Stangen, mich zu fahen; bin ich doch täglich bei euch gesessen und habe gelehret im Tempel, und ihr habt mich nicht gegriffen. Aber das ist alles geschehen, dass erfüllet würden die Schriften der Propheten. EVANGELIST Da verließen ihn alle Jünger und flohen. Nr.29 Choral O Mensch, bewein dein Sünde groß, Darum Christus seins Vaters Schoß Äußert und kam auf Erden; Von einer Jungfrau rein und zart Für uns er hie geboren ward, Er wollt der Mittler werden. Den Toten er das Leben gab Und legt darbei all Krankheit ab, Bis sich die Zeit herdrange, Dass er für uns geopfert würd, Trüg unsrer Sünden schwere Bürd Wohl an dem Kreuze lange. この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Bach,Johann Sebastian/Matthäus-Passion/II
https://w.atwiki.jp/elvis/pages/1643.html
Der Industriefachwirt I/ II Dietrich Haack?Elke H. Schmidt?Jan-Holger Frank? Der Industriefachwirt I von der Volkswirtschaft bis zu den Steuern Dietrich Haack?Elke Schmidt?Jan-Holger. Frank? Dansk Laerebog Fichtel-Olivet?Barbara Schmidt? Der Industriefachwirt II von der Kostenrechnung bis zur Arbeitsmethodik Jan-Holger Frank?Dietrich Haack?Elke H. Schmidt? Der Industriefachwirt I/ II Dietrich Haack?Elke H. Schmidt?Jan-Holger Frank? Der Technische Betriebswirt 1. IHK Elke H. Schmidt? Der Technische Betriebswirt 2. Management und Fuehrung, Projektarbeit Elke H. Schmidt? Der Technische Betriebswirt Elke H. Schmidt? Der Industriefachwirt 1 Elke-H. Schmidt? Der Industriefachwirt 2. Von der Kostenrechnung bis zur Arbeitsmethodik Rolf-R. Bergerhausen?Jan-Holger Frank?Britta Kalow?Henry Chr. Osenger?Elke-H. Schmidt? Der Industriefachwirt 1/2 Rolf-R. Bergerhausen?Jan-Holger Frank?Britta Kalow?Elke-H. Schmidt? Der Technische Betriebswirt IHK 1. Volks- und Betriebswirtschaft Jan-Holger Frank?Jens K.-F. Kampe?Henry Chr. Osenger?Elke H. Schmidt?Gerhard Tolkmit? Der Technische Betriebswirt 2. Management und Fuehrung, Projektarbeit Elke H. Schmidt?Harald Beltz? Der Technische Betriebswirt Jan-Holger Frank?Jens K.-F. Kampe?Henry Chr. Osenger?Elke-H. Schmidt?Gerhard Tolkmit?Harald Beltz?Elke H. Schmidt? Der Industriemeister 2. Lehrbuch Heinz-Ludwig Horney?Elke-H. Schmidt?Frank Wessel? Der Technische Betriebswirt IHK 2 Elke H. Schmidt?Harald Beltz? Der Technische Betriebswirt 1 Elke H. Schmidt?Jens K.-F. Kampe?Gerhard Tolkmit? Der Technische Betriebswirt 2 Elke H. Schmidt?Jan Glockauer?Henry Chr. Osenger? Der Krieg der Achsenmaechte im Mittelmeer- Raum. Die Strategie der Diktatoren Walter Baum?Eberhard Weichold? Umdenken in der Informatik Michael Loewe?Gerhard Schmidt?Rudolf Wilhelm? Die Falken in Berlin. Antifaschismus und Voelkerverstaendigung. Jugendbegegnung durch Gedenkstaettenfahrten 1954 - 1969 Michael Schmidt? Tiere im Wattenmeer. Zur Lebensweise ausgewaehlter Arten Untersuchungen zu den Architekturphrasen in der Hypnerotomachia Poliphili. Die Beschreibung des Venus- Tempels Dorothea Schmidt? Betriebswirtschaftliche Probleme beim Aufbau klein- und mittelindustrieller Joint Ventures in westafrikanischen Entwicklungslaendern Christian A. Schmidt? Ueber die monistische Moeglichkeit von Sprachphilosophie oder eudaemonistische Aspekte der Sprechakttheorie Joachim Schmidt-Neubauer? Tyrannei und der Mythos vom Glueck. Drei Essays zu Lessing, Schiller und Goethe Joachim Schmidt-Neubauer? Beteiligung und Fuehrung in lokalen Parteieinheiten Karin Schmidt-Urban? Streiflichter Edeltraut Schmidt? Deutschland und der Mittlere Osten im Zweiten Weltkrieg Bernd Philipp Schroeder? Wir kommen ueber die Bruecke Berta Schmidt-Eller? Untersuchung ueber die Brauchbarkeit von ' Metrovetsan' zur Therapie der Anoestrie des Rindes Andreas Schmidt? Vom grossen Zauberer Spin, der alten Karausche und mancherlei wunderlichen Begebenheiten Ellen M. Schmidt?Erna. Olbertz?Peregrina.? Heimkehr ins Paradies. Roman Gerhard Schmidt? ...und Schreie meiner Seele. Gedichte Joachim Schmidt? Schuldrecht AT 2. Skript. Mit 35 Beispielfaellen Guenter Raddatz? Bibliografie Arno Schmidt. 1949 - 1978 Hans-Michael Bock? Funde im Zweistromland Hartmut Schmoekel? Arno Schmidt- Bibliographie Robert Weninger? '... in fremden Zungen' James Joyce bei Arno Schmidt ab ' Zettels Traum'. Mit Nachtraegen zu Schmidts Werk bis 1965 Friedhelm Rathjen? Wiederholte Spiegelungen. Elf Aufsaetze zum Werk Arno Schmidts Tim, wo steckst du? Armin Schmidt?Lilo Busch? Funde in Altchina Carl Hentze? Paulas Tagebuch Heidi Schmidt? Funde in Athen. Die Entdeckung der Griechischen Kunst Wilhelm Kraiker? Die Arktis Karl-Heinz Raach?Aurel Schmidt? Wandmalerei. Zwischen Reklamekunst, Phantasie und Protest. Horst Schmidt-Bruemmer? Hafenhandbuch Mittelmeer Teil II A. Tyrrhenisches Meer Nord Hans Schmidt?Ernst W. Barth? Hafenhandbuch Mittelmeer Teil II B. Tyrrhenisches Meer Sued Hans Schmidt?Ernst W. Barth? Corporate Design (CD) Rayan Abdullah?Roger Huebner? Die zweite Familie. Psychiatrische Familienpflege - Geschichte, Praxis, Forschung Michael Konrad?Paul-Otto Schmidt-Michel? GK I Original- Fragen Physikum Maerz 1984 mit den offiziellen Antworten und den Original- Loesungsboegen zu Auflage A und B Werner Katzmann?Claudia Schmidt?Thomas Schneider? GK I Original- Fragen Physikum Maerz 1984 Werner Katzmann?Claudia Schmidt?Thomas Schneider? Mineralstoffwechsel und Abwehrsysteme. ( Mineralien und Spurenelemente in Klinik und Praxis) Wolfgang Bayer?Karlheinz Schmidt? Die Bedeutung des Zinks in der Medizin K. Schmidt?W. Bayer? Mineralstoffwechsel beim Tumorpatienten Karlheinz Schmidt?Wolfgang Bayer? Neugierig 3. Das Buch ueber Grafik- und Kommunikationsdesign Magnesium Nutritive, metabolische und therapeutische Aspekte Karlheinz Schmidt?Wolfgang Bayer? Paulas Tagebuch 2 Heidi Schmidt? Paulas Tagebuch 3. ...und noch mehr Katastrophen Heidi Schmidt? Vom Staatsfeind zum Stadthistoriker. Rueckblick auf mein bewegtes Leben Erich Schmidt? Platons Vernunftkritik. Oder die Doppelrolle des Sokrates im Dialog Charmides Gerhart Schmidt? La Recherche de la Verite par la lumiere naturelle Rene Descartes?Gerhart. Schmidt? Pavel und Mika. Wie zwei Baeren wieder Freunde werden Heidi Schmidt?Rita Lueder? Funde in Spanien Hellmut Sichtermann? Kevins Experiment. wer's glaubt, wird selig! Heidi Schmidt? Robinson und Robinsonaden in der deutschsprachigen Literatur. Eine Bibliographie Reinhard Stach?Jutta Schmidt? Nationale Identitaet und europaeische Einigung Michael Salewski? Benjamin zur Einfuehrung Burghart Schmidt?Willem van Reijen? Che Schah Shit. Die sechziger Jahre zwischen Cocktail und Molotow Irene Lusk?Juergen Holtfreter?Maruta. Schmidt?Eckhard. Siepmann? Frauen unterm Hakenkreuz Maruta Schmidt?Gabi Dietz? Paulas Tagebuch 4. ...und wieder ein neues Jahr Heidi Schmidt? Die Armut ist weiblich Ruth Koeppen?Maruta. Schmidt? Neue Frauen. Die zwanziger Jahre Kristine von Soden?Maruta Schmidt? Klamm, Heimlich und Freunde. Die siebziger Jahre. BildLeseBuch Gabi Dietz?Maruta Schmidt?Anne Honkomb? Genschman. Ein deutsches Superheldenschicksal Achim Greser?Christian Schmidt?Hans Zippert?Christian. Storms? Der Alltag 67. Das liebe Geld. Die Sensation des Gewoehnlichen Walter Keller?Michael Rutschky?Maruta Schmidt? Der Alltag 68. Uebermut der Aemter. Die Sensation des Gewoehnlichen Walter Keller?Michael Rutschky?Maruta Schmidt? Liebe und Hass Michael Rutschky?Walter Keller?Maruta Schmidt? Verboten Walter Keller?Michael Rutschky?Maruta Schmidt? Der Alltag 72. Wie erst jetzt die DDR entsteht. Die Sensation des Gewoehnlichen Michael Rutschky?Walter Keller?Maruta Schmidt? Der Alltag 73. Sammeln. Die Sensation des Gewoehnlichen F. W. Bernstein?Peter G. Braeunlein?Thomas Guenther?Michael Rutschky?Walter Keller?Maruta Schmidt? Paulas Tagebuch 5. ... wieder mal voll das Chaos! Heidi Schmidt? Der Alltag 74. Paranoia Michael Rutschky?Walter Keller?Maruta Schmidt? Die arroganten Geraete. Die Sensationen des Gewoehnlichen Michael Rutschky?Walter Keller?Maruta Schmidt? Der Alltag 76. Klassenkampf. Die Sensationen des Gewoehnlichen Walter Keller?Michael Rutschky?Maruta Schmidt? Der Alltag 77/78. Sittenlockerung. Die Sensation des Gewoehnlichen Michael Rutschky?Walter Keller?Maruta Schmidt? Apokalypse Rot Gruen. Die neueste Offenbarung der Titanic Christian Y. Schmidt? Paulas Tagebuch 6. ... manches aendert sich doch Heidi Schmidt? Bad Women 2003. Taschen- Kalender. Das Jahr der Teufelin Silke Bleicher?Maruta Schmidt? Blattwerk. Fotografien zum Nachdenken Hans-Martin. Schmidt? Sachlichkeit und Sachunterricht in der Grundschule Rudolf Schmidt? Der Erdkundeunterricht Alois Schmidt? Unterrichtsbeispiele zur Erdkunde. 20 Modelle aus 2 Jahrhunderten Alois Schmidt? Wieder mal typisch Paula! Heidi Schmidt? Wohlriechende Duefte aus der Natur. Rezepte von Seniorparfumeur Erich Schmidt Rita Stiens? Parcours - Gestaltung. Beitraege zu Entwurf, Aufbau und Gestaltung von Springbahnen Arno Gego?Hauke Schmidt? Wer andern eine Red haelt. Speaker's Corner/ London Hydepark Karl-Heinz Wocker?Juergen Dewet Schmidt? Komplexe Fahrerlose Transportsysteme. Fahrzeuganzahl, Investitionsaufwand, Wirtschaftlichkeit Frank Schmidt? Weltwirtschaft ist unser Schicksal. Wie eine weltweite Depression vermieden werden kann Helmut Schmidt? Epilepsien. Fragen und Antworten Dieter Schmidt? Taschenatlas Epilepsien Dieter Schmidt? Epilepsien. Fragen und Antworten Dieter Schmidt? Krebs. Haeufigkeiten, Befunde und Behandlungsergebnisse Dieter Hoelzel?Angelika Klamert?Michael Schmidt? Die besten Rezepte fuer wohlriechende Duefte aus der Natur. Mit Oel Rita Stiens?Erich Schmidt? Drug Therapy of Epilepsy Dieter Schmidt? Epilepsien. Fragen und Antworten Dieter Schmidt? Epilepsien. Fragen und Antworten Dieter Schmidt? Epilepsien. Fragen und Antworten Dieter Schmidt? Der letzte Grosswesir und seine preussischen Soehne Sefik Okday? Erlebtes und Erforschtes 1896 - 1919 Egmont Zechlin?Anneliese. Zechlin? Textilien Lothar Schneider?Rolf-Dieter Schmidt?Marie-Theres Weiss?Peter Laub?Horst. Rudolph? Methoden des Mathematikunterrichts 5/6 in Stichwoertern und Beispielen Guenter Schmidt? Ich bin nicht so wie du Heidemarie Gast-Schmidt? Methoden des Mathematikunterrichts 7/8 in Stichwoertern und Beispielen Guenter Schmidt? Fritz Rau. Buchhalter der Traeume Kathrin Brigl?Siegfried Schmidt-Joos? Eulenspiegel oder Revolutionaer? Der Kampf um den Reichstag Henno Lohmeyer?Felix Schmidt?Christo? Amerika erfahren, Europa entdecken Alexander Schmidt-Gernig? Vom deutschen Stolz. Bekenntnisse zu Erfahrungen der Kunst Helmut Schmidt? Eine Strategie fuer den Westen Helmut Schmidt? Europa und Russland. Das Europaeische Haus? Otmar Franz? Die Deutschen und ihre Nachbarn. Menschen und Maechte II Helmut Schmidt? Leidenschaft zur praktischen Vernunft Manfred Lahnstein?Hans. Matthoefer?Helmut. Schmidt? Kindheit und Jugend unter Hitler Helmut Schmidt?Wolf Jobst Siedler? Denken und Handeln in globaler Verantwortung Helmut. Schmidt?Hans d . Orville? Jahrhundertwende Helmut Schmidt? Was steht uns bevor? Helmut Schmidt? Die Demontagepolitik der Westmaechte nach dem Zweiten Weltkrieg Wilhelm Treue?Kaethe. Schrader? Das Museum als gesellschaftlicher Lernort (5864 984). Aspekte einer paedagogischen Neubestimmung Heidi Hense?Gerd Koch?Angelika. Schmidt? Spielen, lernen, arbeiten mit dem TI 99/4 A Klaus-Juergen Schmidt?Georg-Peter Raabe? Systematische und funktionelle Anatomie des Menschen fuer medizinische Assistenzberufe Gerald Leutert?Wolfgang Schmidt? Spielen, lernen, arbeiten mit dem ATARI Georg-Peter Raabe?Klaus-Juergen Schmidt? Sex ist dof ( doof) Uve Schmidt? Mein heimliches Auge 05 Claudia Gehrke?Uve Schmidt? Bioresonanz nach Paul Schmidt. Einfuehrung - Geraete - Anwendung Dietmar Heimes? Leitfaden zum Artenschutzrecht Annette Schmidt-Raentsch?Juergen Schmidt-Raentsch? Vorrang fuer Investitionen in den neuen Bundeslaendern Juergen Schmidt-Raentsch? Grundeigentum und Investitionen in den neuen Bundeslaendern Juergen Schmidt-Raentsch?Norbert Baeyens?Wolfgang Ruehl? Das neue Grundbuchrecht Juergen Schmidt-Raentsch? Insolvenzordnung mit Einfuehrungsgesetz Ruth Schmidt-Raentsch? Die neue Gebaeudegrundbuchverfuegung. Erlaeuterungen, Rechtsgrundlagen und Arbeitshilfen Juergen Schmidt-Raentsch?Marianne Sternal?Norbert. Baeyens? Das Ueberweisungsgesetz. Erlaeuterungen - Texte - Materialien Juergen. Schmidt-Raentsch? Aktuelle Schach- Eroeffnungen 5. Die klassische Variante 7. Sc6 in der koenigsindischen Verteidigung Jerzy Konikowski?Wlodzimierz Schmidt? Der Igel Horst Schmidt? Das Meerschweinchen Guenter Schmidt? Das Zwergkaninchen Horst Schmidt? Happy Birthday, I(w)an Jan Tschichold? Altbremen. Von den Tagenbaren und ihrem Leben Heinrich Schmidt-Barrien? Macht und Verblendung. Die Kriegszielpolitik der deutschen Bundesstaaten 1914/1918 Karl-Heinz Janssen? Harte und wilde Zeiten. Bilder aus den 50er und 60er Jahren in Bremen Georg Schmidt? Bremer Vertrackte Geschichten Georg Schmidt? Van Gogh im Moor Heinrich Schmidt-Barrien? Problemorientiertes Lernen Jos H. C. Moust?Peter A. J. Bouhuijs?Henk G. Schmidt? Kaisen und Borgward. Wie zwei Hamburger beruehmte Bremer wurden Georg Schmidt? Herve Guibert Herve Guibert?Henkel Schmidt? Nuernberg 1865 - 1909. Photographien von Ferdinand Schmidt Ferdinand Schmidt? Evaluation einer Psychosomatischen Klinik Juergen Schmidt? Gestaltung von Erwachsenenbildung. Anregungen fuer Studium und Bildungsarbeit Horst Siebert?Monika Schmidt? Ende einer Ehe / Danach, Kinder einer Ehe Uve Schmidt? Das grosse DER DIE DAS. Ueber das Sexuelle Gunter Schmidt? Report of Annual Reports. Die Zukunft gehoert den Mutigen Jochen Raedeker? Maenner und Maechte im Orient. 25 Jahre Diplomat. Taetigkeit im Orient Fritz Grobba? Asiavision Fernsehnachrichtenaustausch in Asien. Entwicklung und Perspektiven eines Sued- Sued- Dialoges Marina Schmidt? Kultur im Zeitalter der Globalisierung. Von Identitaet zu Differenzen Paul Drechsel?Bettina Schmidt?Bernhard Goelz? Siegt Asien in Asien? Walter Hildebrandt? Irrwege Europas. 1519 bis 1648 Walter Petry? Gold - Rohstoff - Hortungsobjekt - Waehrungsmetall Friedrich Beutter?Rudolf Weiler?Werner Schmidt?Hans G. Festgabe fuer Fuchs? Stadtideen. Stadtforum Berlin Jutta Kalepky?Inge Schmidt-Rathert?Thies. Schroeder? Schmidt. Ein Familienbuch Udo Diekmann?Dietmar. Wischmeyer? Fotos digital - Beauty Portraet Bianca Schmidt?Klaus Sauer? Der gotische Dom in Koeln Reiner Dieckhoff?Michael Euler-Schmidt?Paul von Naredi-Rainer?Arnold Wolff? Suedwesten USA Horst Schmidt-Bruemmer?Karl Teuschl? Kalifornien Horst Schmidt-Bruemmer? Der Kanzler und der General Karl-Heinz Janssen? Dreimal Los Angeles. Stadtfuehrer Horst Schmidt-Bruemmer? USA querbeet. Von New York nach San Francisco Horst Schmidt-Bruemmer? Suedwesten USA Horst Schmidt-Bruemmer?Karl Teuschl? Suedstaaten USA Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien und Suedwesten USA Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien Horst Schmidt-Bruemmer? USA querbeet. Von New York nach San Francisco Horst Schmidt-Bruemmer? Route 66. Amerikas legendaerer Highway von Chicago nach Los Angeles Horst Schmidt-Bruemmer? Texas Horst Schmidt-Bruemmer? Suedstaaten USA Horst Schmidt-Bruemmer? Der Kaiser Georg Alexander von Mueller?Walter. Goerlitz? Hindenburg und der Staat Paul von Hindenburg?Walter. Hubatsch? Regierung Doenitz. Die letzten Tage des Dritten Reichs Walter Luedde-Neurath? Frankreichs Ruhrpolitik von Versailles bis zum Dawesplan L. Zimmermann? Heinrich Himmler als Ideologe Josef Ackermann? Weltgeissel Hunger Josue de Castro? Bankwesen und Bankpolitik in den Freien Hansestaedten um die Mitte des 19. Jahrhunderts Olaf Schmidt? Suedstaaten USA. 11 Reiseregionen - 17 Routen - Service von A - Z Horst Schmidt-Bruemmer? Ostkueste USA. Capital Region Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien und Suedwesten USA. 12 Reiseregionen - 24 Routen - Service von A-Z Horst Schmidt-Bruemmer? The 100 best posters 01. Germany - Austria - Switzerland Mein wechselvolles Leben Karl Doenitz? Asylierung oder familiale Versorgung Paul-Otto Schmidt? Der Freundeskreis Himmler Reinhard Vogelsang? Der Entwurf zu einem Gemeinde- Gesetz fuer die Herzogtuemer Schleswig und Holstein aus dem Jahre 1851 Georg Baare-Schmidt? 52 Grad 23 Minuten 13 Grad 3 Minuten FHP -Ue Design Standort Pro Memoria Remberti / Priester- Emigranten in Hamburg und Schleswig- Holstein in der Zeit der Franzoesischen Revolution Andreas Roepcke?Peter Schmidt-Eppendorf? ABZ. Im Bann der Buchstaben Julian Rothenstein? Wie man's liest Gerard Unger? Kalifornien und Suedwesten USA. 12 Reiseregionen - 24 Routen - Service von A-Z Horst Schmidt-Bruemmer? Facts of life 3 Pippo Lionni? Betrachtungen zur deutschen Geschichte von der Reichsgruendung bis zum Reichsuntergang 1848 - 1945 Alternative Architektur Horst Schmidt-Bruemmer? Der Seekrieg 1914 - 1918 in Umrissen Juergen Mirow? Barcelona Stadtfuehrer mit Stadtplan Johannes Spiegel-Schmidt? Washington Stadtfuehrer Horst Schmidt-Bruemmer? Ostkueste USA Horst Schmidt-Bruemmer? Andalusien. 9 Routen durch Andalusien Johannes Spiegel-Schmidt? USA - Der Osten. Sonderausgabe Horst Schmidt-Bruemmer? USA - der Westen. Reisefuehrer Horst Schmidt-Bruemmer? Modernes Meeresangeln. Nordsee und Ostsee. Mit Infos zu 200 Angelstellen Carl-Werner Schmidt-Luchs? Modernes Angeln. Das Standardwerk Klaus Schmidt? Suedstaaten USA. 11 Reiseregionen - 17 Routen - Service von A - Z Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien und Suedwesten USA. Reisefuehrer Horst Schmidt-Bruemmer? Grundkurs Angeln. Ein Buch der Zeitschrift 'Blinker' Klaus Schmidt? USA - Der Osten. Reisefuehrer Horst Schmidt-Bruemmer? USA - der Westen. Sonderausgabe. Reisefuehrer Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien und Suedwesten USA. Reisefuehrer Horst Schmidt-Bruemmer? USA - Der Osten Horst Schmidt-Bruemmer? Freistil 1. Best of German Commercial Illustration Washington. City Guide und Plan Horst. Schmidt-Bruemmer? Las Vegas. City Guide und Plan Horst Schmidt-Bruemmer? Barcelona. Info Guide und Plan Johannes. Spiegel-Schmidt? Go Vista Las Vegas. Mit Stadtplan- Highligts- Serviceplan- Sprachfueher Horst Schmidt-Bruemmer? Modernes Angeln. Das Standardwerk Klaus Schmidt? Oeffentliche Verschuldung und Kapitalmarkt Norbert Andel?Karl O. Poehl?Kurt Schmidt? Schnaeppchenjagd in Nordhessen. Geldsparen beim Fabrikverkauf mit dem Regionalfuehrer Wolfgang Landgrebe?D. Schmidt? Koblenz gestern und heute. Eine Gegenueberstellung Hans-Peter Kleber?Michael Koelger?Hans Josef Schmidt? USA. Info Guide und Plan Horst. Schmidt-Bruemmer? Andalusien. Info Guide und Plan Mirjam Gasse?Johannes Spiegel-Schmidt? Florida. Go Vista. Info Guide Horst Schmidt-Bruemmer? Barcelona. Go Vista Johannes Spiegel-Schmidt?Karoline Gimpl? Route 66. Amerikas legendaerer Highway von Chicago nach Los Angeles Horst Schmidt-Bruemmer?Peter Ginter?Yannis Argyropoulus? Route 66. Amerikas legendaerer Highway von Chicago nach Los Angeles Horst Schmidt-Bruemmer? Go Vista Las Vegas. Mit Stadtplan- Highligts- Serviceplan- Sprachfueher Horst Schmidt-Bruemmer? Koeln. Go Vista. City Guide Horst Schmidt-Bruemmer? USA querbeet. tourbook. Von New York nach San Francisco Horst Schmidt-Bruemmer? Ostkueste USA. tourbook Horst Schmidt-Bruemmer? Suedwesten USA. tourbook Horst Schmidt-Bruemmer?Karl Teuschl? Kalifornien und Suedwesten USA. tourbook Horst Schmidt-Bruemmer? Route 66. tourbook Horst Schmidt-Bruemmer?Peter Ginter?Frieder Blickle? Route 66.Tourplaner. Amerikas legendaerer Highway von Chicago nach Los Angeles Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien und Suedwesten. Tourplaner Horst Schmidt-Bruemmer? Die deutsch-italienischen Beziehungen in der Aera des Ersten Weltkrieges (1914-1922) Josef Muhr? Koeln auf den ersten Blick Hubert Gaedtke?Rudolf Schmidt? Suedwesten USA. Tourplaner Karl Teuschl?Horst Schmidt-Bruemmer? Texas. Tourplaner Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien. Tourplaner Horst Schmidt-Bruemmer? Ostkueste USA. Tourplaner Horst Schmidt-Bruemmer? Kalifornien und Suedwesten USA. 12 Reiseregionen - 24 Routen - Service von A-Z Horst Schmidt-Bruemmer? Texas. Richtig reisen Horst Schmidt-Bruemmer?Gudrun Wasmuth? Kopfgeld. Erinnerungen an den Geburtstag der Deutschen Mark Helmut G. Schmidt? Zum Beispiel Slums. Einhard Schmidt-Kallert? Zum Beispiel Kakao. ( Sued- Nord). Einhard. Schmidt-Kallert? Den eigenen Tod sterben Bernd Hildebrandt?Rainer Schmidt?Hans-Ludwig Schreiber? Die Deutungen des Faschismus Renzo DeFelice?Josef. Muhr?Josef. Schroeder? Zwischen Riga und Locarno Hartmut Schmidt? Sinai und Rotes Meer. Richtig reisen. Reise- Hansbuch Norbert Schmidt? Komponierte Kindheit Matthias Schmidt? Die zweite Seite der Dunkelheit. Roman Frank Schmidt?Dorothea Schulze? Die Flucht des Kronzeugen. Zwischen FBI und Mafia Cornelia Schmidt? Die Erinnerungen und Bekenntnisse des Boesewichts Milo. Ein Bischofsportraet und vieles mehr Albert Schmidt? Es webten die Nornen. Die Geschichte einer Mutter Gerda Schmidt? Das Trainingsbuch zu DATAMAT Heribert Schmidt? Das ASSEMBLER Trainingsbuch. Zu PROFI- ASS, SM MAE, T.EX.AS. fuer C 64 Heribert Schmidt?Lothar Englisch? Spheroids. DATA BECKERs Golden Games. Inkl. 3 1/2'- Diskette Norbert Schmidt? Das Runen-Orakel. Set Heike Schmidt? Koeln. Fotografien von gestern und heute. Eine Gegenueberstellung Rudolf Schmidt?Hubert Gaedtke? Niemandsland. Shadowrun Quellenbuch Rob Boyle?Steve Kenson?Michelle Lyons?Ken Peters?John Schmidt?Lucien Soulban?John Szeto? Steig ein, mein Kind. Wir reisen durchs Jahr Else Wenz-Vietor?Carl Robert Schmidt? Die Geburtstagsfeier Friedel Schmidt? Haha Hase Friedel Schmidt? Winni und Wolke Friedel Schmidt? Der erste Schnee Friedel Schmidt?Friedrich Guell? Nie mehr allein. ( Ab 5 J.) Friedel Schmidt? Es war einmal... Der Bremer Ueberseehafen. Menschen, Bilder und Geschichten Georg Schmidt? Nick Knatterton. Gesamtausgabe. Alle aufregenden Abenteuer des beruehmten Meisterdetektivs Manfred Schmidt? Topica Universalis. Eine Modellgeschichte humanistischer und barocker Wissenschaft Wilhelm Schmidt-Biggemann? Dass Schweine Schweine heissen, ist die groesste Sauerei Friedel Schmidt? Jahrbuch des Landesarchivs Berlin 1997. Berlin in Geschichte und Gegenwart Sigurd-H. Schmidt?Juergen. Wetzel? Das faengt ja gut an Friedel Schmidt? Oberhessen - Leben auf dem Lande in den 50er Jahren Norbert Schmidt? Es lebe der kleine Unterschied Friedel Schmidt? So ein verrueckter Hund. Cartoons Friedel Schmidt? Auf dicke Freundschaft. Cartoons Friedel Schmidt? Schau mir in die Augen, Kleiner. Cartoons Friedel Schmidt? RTL Samstag Nacht Ralf Betz?Holger Schmidt?Mathias. Taddigs?Jacky Dreksler?Hugo Egon. Balder? Hurra, wir leben noch! Bremen nach 1945 Georg Schmidt? Cartoons fuer Glueckspilze Friedel Schmidt? Spielregeln. Tendenzen der Gegenwartskunst. Stephan Schmidt-Wulffen? Zarenreich und Sowjetstaat im Spiegel der Geschichte. Aufsaetze und Vortraege Georg von Rauch?Michael Garleff?Uwe Liszkowski? Entschaedigung wegen Strassenverkehrslaerm in der Planfeststellung von Bundesfernstrassen Wolfgang F. Schmidt? Gutenberg. Aventur und Kunst. Vom Geheimunternehmen zur ersten Medienrevolution Ekstase als musikalisches Symbol in den Klavierpoemes Alexander Skrjabins Michael Schmidt? Wohnort Frauenhaus. Uebergangsloesung oder Dauerbleibe? Wolfgang Krieger?Gaby Gauweiler?Sabine Otterstaetter-Schmidt? Lebenslaenglich fuer NS- Verbrecher Horst Busse?Udo Krause?Henry Schmidt? Making of an Idol On Uses of Lenin Olga Velikanova?
https://w.atwiki.jp/oper/pages/3615.html
第1幕 ヴォルムスの王宮の広間。昔のドイツ。右手のテーブルにクリームヒルト、ウーテ、ダンクヴァルト、ハーゲン、ギーゼルヘア、フォルカー。中央に肘掛椅子があり、その先端に布が掛けてあり、グンターがいる。左手のテーブルに、他の親戚たちが左右から登場。登場は基本的には後方中央から。 親戚たち とても意気消沈して見える、 いつもほど元気がない! 一体どうした?一体どうした? 善良なグンター王! (代わる代わる) もしかしたら心痛で胃が重いのか! もしかしたら2週間前の 先日の戴冠式の祝宴の時に 竜の血のソーセージがなかったからか! もしかしたら食べすぎたのか! 彼は毎回食べ過ぎるんだ! 全員 あなたは食いしん坊であってはいけない、 愛すべきグンター王! 少し炭酸ソーダを飲みなさい、 そうすればまた元気になる! (代わる代わる) もしかしたら心痛でハートが重いのか、 もしかしたら恋煩いをしているのか、 いずれにせよそれは致命的だ。 もしかしたら恋におちたのか、 もしかしたら肘鉄をくらったのか! 初めてではないだろう! 全員 あまり浮名を流し過ぎないように、 毎日はめを外しすぎだ! それで彼女の名前は?彼女の名前は? 愛すべきグンター王! グンター あぁ友よ、一族郎党、父上母上、親類縁者! もう我慢できない、言わずにはいられない、 彼女の名前はイーゼンラントのブリュンヒルデ。 だがそれは断じて愛などではない、 その反対で、私とあの娘の関わりは、 とても気が滅入るものだ。 私は情熱にまかせて 大変な災難に陥ってしまった! 自分の力ではもう終わりだ! お前たち、私に助言してくれないか! 親戚たち 彼は生まれつき激しやすい、 いやな予感がする、 話してくれ!話してくれ! 助言してあげよう! グンター (ハープの伴奏を伴って) イーゼンラントで育った ひとりの強い娘! 彼女はその力で私をぶちのめす、 それどころか何人も:勇敢で、大胆で、 裕福で、良家出身の、不敵な勇者たちを! ブリュンヒルデは美しくて強かった それに裕福で魅力的だった! それで勇者は誰も考えた: 思い切ってやるんだ!どう思う、 それは私にとって大一番になるだろう! ブリュンヒルデは大笑いした、 ”私が夫に選ぶのは、 一騎打ちで私に勝つ男!“ おかしくなる時は、頭で始まる! そこで勇者たちは次々と 一騎打ちを申し出た。 私は最後の志願者だった! どう思う、今日しないで済ませられたら、 そのほうがいいのだけど! だってブリュンヒルデは喧嘩好きだ、 その力で彼女は驚異的に すべての男を倒したのだ、 そして今日私は彼女から電報を受け取った: ”あなたが私に約束した 一騎打ちですが、グンター王、 今日私はヴォルムスに行きます、 4時25分丁度に 駅で待っていてください。 もちろん短時間で 私はあなたを叩きのめすでしょう。“ お前たち、お気楽な勇者たちよ、 なぁ!どう思う、ばかげた一騎打ちを前にして 私がいかにイヤな気分か! 親戚たち ロマンチックな気分ではないに違いない、 それは人を落ち込ませる、 そのせいなのか、そのせいなのか、 愛すべきグンター王! (全員が立ち上がる。王座が運び去られる。) ダンクヴァルト(台詞) 結構な話だ。いつもは慎重なお前が、よくもまあそんな野蛮なことにどう応じることができよう! ウーテ(台詞) そのお嬢さんが今日の午後本当に、あなたと勝負しに来たら、あなたはいったいどうするおつもりなの? クリームヒルト(台詞) 一騎打ちで勝ったら、その方を家に連れてくるおつもりなの? ハーゲン(台詞) それとも勝たせてやって、分別だけでなく頭まで失くすおつもりですか? グンター(台詞) どちらもない、皆の者、どちらもない。私はずらかろうと思っている。まだ決めたわけではない、しかしそんな気がするんだ、多分そうなると思う。 ダンクヴァルト(台詞) しかしグンター、我々に恥をかかせることにならないか!それで少しも恥ずかしいとは思わないのか? グンター(台詞) 確かに恥ずかしい、父上母上、しかしやっぱりずらかることになるだろうと、よく分かっています。 ウーテ(台詞) それなら私たちはいかなる事情があっても一騎打ちを阻止しなくては。 グンター(台詞) あぁそうなんだ、お願い、皆の者、手を貸してくれ。どうか頼みをきいてくれ! ウーテ(台詞) 思うに、そのお嬢さんが今日の午後うちを訪ねて来る時に、お迎えしないのが一番簡単じゃない。 グンター(台詞) いやママ、それはダメだよ。客に失礼だよ。古代ゲルマン民族は決して客に失礼なことはしなかった。ところで毒を盛るというのはどうかな?! ダンクヴァルト(台詞) それもひとつの考えだ! グンター(台詞) でもそれも上手くいかない。それなら背後から殴り殺すほうがいい!ハーゲン、お前の得意技だろ! ハーゲン(台詞) (真面目に) グンター王、お命じなら、喜んで。ご存じの通り、私はあなたの家来です。男の忠義が何にも勝ります。しかし思うに、目下の場合、そのことに関してはもっと簡単な方法が。ところでブリュンヒルデはそれほど強いのですか? グンター(台詞) すーごく強い! ハーゲン(台詞) そして実際それほど無敵だと? グンター(台詞) ずっーと無敵だ! ハーゲン(台詞) まだ一度も負けたことがないと? グンター(台詞) いや、一度負けたことがある。 ハーゲン(台詞) 誰に? グンター(台詞) ニーダーラントのジークフリート。 ハーゲン(台詞) (耳をそばだてて) ニーダーラントのジークフリート? ウーテ(台詞) (ずる賢く、ハーゲンをつついて) ニーダーラントのジークフリート! クリームヒルト(台詞) (夢中になって) ニーダーラントのジークフリート! ウーテ(台詞) ねぇ、ハーゲン、彼女ニーダーラントのジークフリートを知ってるわ! ハーゲン(台詞) (クリームヒルトを見て) シッ!お静かに! ウーテ(台詞) ねぇ、ハーゲン、本当にその人なのね。 ハーゲン(台詞) (不承不承) 勿論その人です。 ウーテ(台詞) ねぇ、すごいわ!すばらしいことじゃない! ハーゲン(台詞) 今すぐお静かにしていただけないと、勝負を台無しにすることになります。私は残忍なハーゲンですぞ! ウーテ(台詞) クリームヒルトちゃん、あなたはどうしてニーダーラントのジークフリートを知っているの、教えて? クリームヒルト(台詞) あぁ、夢で見ただけです、お母様! ウーテ(台詞) (ハーゲンに) 夢で知ってるんですって!でも私はいつも言ってるの、夢は単なる夢ではないって! クリームヒルト (歌う) ある幸せに満ち満ちた日 クリームヒルトは夢を見たの、 陽の当たるハーグ(注:ニーダーラントの王宮所在地)で お花畑で寝ていたの、 その時森から 葉の茂みの中から 騎士道の愛の女神が出てきて 額にキスしたの。 ウーテ おやまぁ、うちの子は 何て詩的なの! ダンクヴァルト おやまぁ、夢はしばしば 何と予言的。 ウーテ 私はイエスと言わない ダンクヴァルト 私はノーと言わない。 ハーゲン そして未だのことは、 さぁ、あり得るかもしれない。 クリームヒルト 一人の騎士が近づいて来た 立派なお供を引き連れて、 クリームヒルトの所に来て 馬から跳び下りた。 その人は跪いて 慇懃に言ったの、 “我が名はニーダーラントの ジークフリート!” [ウーテ おやまぁ、うちの子は 何て詩的なの! ダンクヴァルト おやまぁ、夢はしばしば 何と予言的。 ウーテ 私はイエスと言わない ダンクヴァルト 私はノーと言わない。 ハーゲン 彼が来るというなら 彼はきっとやって来ます!] クリームヒルト 私は気を失った、 その騎士が、近づいて来て、 したのよ、あの最初の詩節で 愛の女神がしたことを、 “優雅な、愛らしい君よ、 おぉ我が傍に、 私は今日のうちにも 君の母上と話をしよう!” ウーテ おやまぁ、うちの子は 何て詩的なの! ダンクヴァルト おやまぁ、夢はしばしば 何と予言的。 ウーテ どうなるかは、よく知らない、 ダンクヴァルト いつかは、よく知らない、 ハーゲン いずれにせよ ちゃんとした身なりをなさい! (ダンス。音楽が突然中断される。) (外でジークフリートのホルンが聞こえる。騎馬武者がお盆にカードを載せて持ってくる。全員が額を集めて相談する。) 騎馬武者 主人が、皆様ご在宅か、聞いてこいと遣わしました! ウーテ (読む) ニーダーラントのジークフリート。 ウーテ (歌う) おやまぁ、うちの子は 何て詩的なの! ダンクヴァルト おやまぁ、夢はしばしば 何と予言的。 ウーテ 胸は小声で間もなくと語る ダンクヴァルト 間もなくと大声で語る! ハーゲン すべてがうまくいけば、 あなたは今日にも花嫁です! (彼らは踊る。クリームヒルトは右手に退場。) ジークフリート(台詞) (2頭の竜(ダックスフントが竜の格好をしている)を紐に括り付けて登場。) 親戚たち(台詞) あぁ、見ろ、ニーダーラントのジークフリート殿だ! ジークフリート(台詞) (ウーテの手にキスして) 奥様、お招きいただきまして感謝します、 (自己紹介して) フォン・ジークフリートです。 ダンクヴァルト(台詞) フォン・ダンクヴァルト。 グンター(台詞) フォン・グンター。 ハーゲン(台詞) トローニェのフォン・ハーゲン。 フォルカー(台詞) フォン・フォルカー。 ギーゼルヘア(台詞) フォン・ギーゼルヘア。 ジークフリート(台詞) よろしく! ダンクヴァルト(台詞) 教えてください、ジークフリート殿、あなたはニフルハイムの老ジークムント殿のご子息ではないのですか? ウーテ(台詞) あなたの母はジークリンデではないのですか? グンター(台詞) あなたは女王ブリュンヒルデと一騎打ちで勝ったのではありませんか? ハーゲン(台詞) あなたは、竜のファフニルを殺した方ではありませんか? フォルカー(台詞) それにあの巨人のシルドゥングも? ギーゼルヘア(台詞) それにあの鍛冶屋のミーメも? ジークフリート(台詞) ちょっと待ってください、皆さん。僕の経歴については今すぐにも情報を提供しましょう。 (歌う) 僕はギムナジウム(9年制)では 苦労して第五学年まで、 だってくそ忌々しい勉強は 勇者にはえぇ面白くない。 僕の父は感極まって僕に言った。 ここにお前の武器がある、 お前こそ人生を切り開くに 相応しい男だ! お前は騎士だ、 小粋で、誇るべき名前を持っている、 この両方を持つ者は、 女でも幸運に恵まれる、 そうでない場合は、 勝負で幸運に恵まれる。 聖なるドイツ帝国で 多くの者はそれで食っている。 ゲルマン民族では それが昔からの習わしだ、 我々の祖先もそうだったし、 我々もそうしている! [最初に僕はミーメの所へ 見習いで修業に行った、 僕はそこで他の見習いよりも ずっと多く働いた。 鍛冶屋のミーメは、僕を怠け者だと言った、 そして言うんだ、自分で剣を鍛えろと、 そこで僕がどうしたかは、よく知られている、 神様が彼に平安を与えてくれますように! 僕は騎士で そんな必要はないんだ。 僕は命じられたりしない、 そんなことをする奴は、僕が殺してやる。 僕は下賤な野良犬に 僕の義務を果たしただけだ。 僕に逆らう奴は、 もっとこっぴどくやっつけてやる! ゲルマン民族では 等々。] 幾つかの竜退治の後 かなりの財宝が僕のものになった。 だがそのかなりの財宝はいつも 多くの小さな財宝にとなって消えてしまった。 僕のお金は少しずつなくなってしまった。 だが僕は大人しくそれに耐える、 破滅していく、それは小粋だ、 嘆くのは、野暮ったい。 僕は騎士で 理想がある。 利息がなくなったら、 資本で暮らす。 資本がなくなったら 僕は破産だ、 僕は破産したら、 その時は嫁探しに出掛ける! ゲルマン民族では 等々。 ウーテ(台詞) あぁ、それはあなたがなさった有名な体験ね、ジークフリート殿、もう少し詳しく私たちに話してくださいな。そもそもあなたが竜退治したのはずっと前のこと? (全員座る) ジークフリート(台詞) かれこれ10年前のことです、奥様、つまり僕がビジネスを始めたのはやっと5年前からです。 ハーゲン(台詞) お話しください、その仕事とは一体どういうものか? ジークフリート(台詞) ものすごく簡単!竜を殺して、そいつが守っている宝を取るんだ。ところで僕が殺すのは竜だけではない、財産状態がいいと思われれば、巨人に、小人、外国のビジネスマンも。 グンター(台詞) 君、それはものすごく儲かるに違いない。 ジークフリート(台詞) そう悪くないです、皆さん、そう悪くないです。結果はいろいろ。最近だと、火を吐く竜には本当にひどい目にあった。つまりその火を吐く竜は、聞くところでは、とても粋な竜なんです。毎日さすらい人を3~4人食べ、毎月新しい乙女を強奪し、ザクセンのスイスの最高の場所で、岩全体を独り占めして住んでる。そこで僕は全く恐れずに、行きましたよ。僕は、ライバルに後れを取らないように、夜通し運転した。けれどその獣が僕に襲いかかって吠え、まるで奴が最低でも百万長者の十倍持ってるような評判をたてまくる。3日間僕は奴と戦った、朝8時から夜の8時まで、昼に2時間休憩して。そしてとうとう僕が奴を倒して、財宝の方を見るとーあいつは何の上に座ってるか?ー古い曲がったティースプーンと流れた質札の上に。そんなことが癪に障る。奴はとても貧乏だったので、お役所は、奴の子供を養うことまで、僕に託した。 (小さい竜たちを見せる。) ほら!ティッツェルとタッツェル、どちらも奴の子孫だ。そんなことも癪に障る。ティッツェル!火だ! (ティッツェルが鼻から吐く火(白熱電球)で、タバコに火をつける。) (彼らは立ち上がって中央に行く。) ウーテ(台詞) 質問してもいいかしら、ジークフリート殿!そうやっていつも放浪していて、あなたはずっとご満足なの? ハーゲン(台詞) 堅実な生活とか、ちゃんとした所帯とか、そろそろ持ちたいとは思いませんか? ジークフリート(台詞) ええ確かに、奥様!心からそう願っています。だから大喜びしたんです、フォン・ハーゲン殿がーところで、お嬢様はご機嫌いかがですか? ウーテ(台詞) どうもありがとう、でも他の話をしませんか、あなたはニーベルンゲンの財宝の持ち主ではないの? ジークフリート(台詞) そうですよ、奥様! ウーテ(台詞) それでその資本は総額でどのくらいなの? ジークフリート(台詞) 550万くらい。 ウーテ(台詞) それであなたが大金をライン川に投げ入れて、それは下の浅瀬にあるというのは、伝説の通り、本当のことなの? ジークフリート(台詞) 奥様、あなたは僕をそんな風に思っているんですか?それは勿論ゲルマンの吟遊詩人の作り話です。お金はライン川の浅瀬(Sandbank)でなく、ライン銀行にあります。しかし、当然ながら、ゲルマンの吟遊詩人たちが歌うように、そのほうが上手くいきます。それはとりわけ後世のためでもあるのです。 (歌う) かつて私にはお金と財産があった、 今それはラインの流れの中にある、 安全な場所に隠されて 黄金の財宝は地中深く眠っている。 夕暮れ時に太陽が ライン河に きらめきながら沈む時、 流れは光り輝く。 そこにキラキラするのは、 そこにピカピカするのは、 そこに金色に波打って転がるのは、 それはラインの黄金、 それは僕の黄金、 それはニーベルンゲンの黄金。 親戚たち それは銀行にある 金庫に、金庫にある。 それは銀行にある 金庫に、金庫にある。 それはライン銀行の金庫にある、 芦原とイグサの間にではない。 ライン銀行は黄金同様安全、 ライン銀行は黄金同様安全、 そして少なくとも6%の 少なくとも6%、年6%の利子がつく。 (ダンス) [ジークフリート 僕が大河の中に沈めたものを、 大河は再び僕にくれた。 黄金の流れに濡れて 赤ブドウ酒が黄金色に輝く。 ライン川の周辺のあらゆるワイン それは僕のもの! 貢ぎ物を ライン河は赤ブドウ酒で払ってくれる。 そこに泡立つもの、 そこに立つもの、 グラスの中で光り騒ぐもの、 それはラインの黄金、 それは僕の黄金、 それはニーベルンゲンの黄金。 親戚たち 彼は泡沫工場を経営してる、 そう工場を、 彼は発泡酒の工場を経営してる、 そう工場を。 確かに、彼の鋭い、仕事の眼差しは 感心するに、値する。 ライン銀行が発行するのは、 現金だ。 ライン銀行が発行するのは、 現金だ。 その株は遥かに とんでもなく遥かに 相場で100を遥かに越えて。] ジークフリート (ウーテを抱きしめて彼女にこの詩を歌う) なるほど僕はラインの財宝を有している、 が僕には未だ幸福がひとつ欠けている。 黄金のライン河のほとりで 金髪の巻き毛の娘が一人花開く。 彼女の髪が金色に優雅に輝く。 ライン河の奥深くにある 黄金すべてを 僕はそのためになら喜んであなたと交換しよう。 雪片のような 金髪の巻き毛が 彼女の顔と肩で揺れる、 それこそ僕の黄金、 ラインの黄金に代わるもの、 ニーベルンゲンの黄金に代わるもの。 [親戚たち 彼は本当にとても愛想がいい、とても愛想がいい、 彼は本当にとても愛想がいい、とても愛想がいい、 彼は慇懃にクリームヒルトに求婚する 現金で500万持っている、 思うに、これなら満足だろう、 思うに、これなら満足だろう、 こんなに財産のある こんなに財産のある竜退治の婿が持てたら。] ウーテ(台詞) ジークフリート殿、あなたは詩人ね!あなたは一目見て愛を信じるの? ジークフリート(台詞) 勿論です、奥様! ウーテ(台詞) あぁ、ギーゼルヘア、クリームヒルトが未だ準備できてないか見てきて、あら、やって来たわ。 (クリームヒルトが右手から姿を見せる。) (台詞) (紹介して) ジークフリート殿!うちの娘! ハーゲン(台詞) (前舞台に進み出て、観客に) 私は残忍なハーゲン!今、昔ながらのドイツの愛の場面が始まります。 (この後の二重唱とアンサンブルは一部はグランドオペラのスタイルで、一部は現代のサロン風スタイルで、場面の最後は壮大に盛り上がる。前方にジークフリートとクリームヒルトが向かい合っている。後方には親戚たちが半円をなしている。) ジークフリート あの、お嬢様、 始めまして! クリームヒルト あら、ジークフリート殿、 どうぞよろしく! ジークフリート 今までにもきっと 有名人と知り合いになって 楽しかったことってあるよね? クリームヒルト そうね、でもどこで? ジークフリート お嬢様は もしかして付き合ってない、 大男のローラントとか、 ディートリヒ・フォン・ベルンとか? 親戚たち (一様に、操り人形のような動きで、目前の婚約について親戚の喜びを表現しながら。いわくありげに、ずる賢く) 思い切って、恋人みたいに、 くつろいで、喋るんだ! ポンポン快活に 会話がはずむ! ジークフリート (サロン風の話し方で、舞踏会での会話をパロディ風に。) あの、お嬢様 きっともう この季節を 十分楽しまれたでしょう? クリームヒルト (サロン風の話し方で、舞踏会での会話をパロディ風に。) あら、ジークフリート殿、 私はこの冬 殆ど毎晩 二つ招待がありました。 でも私はひとつ置きに 行くんです、 続けて二つ行くのは ママが禁止してるの! ジークフリート ミセス・ウーテは とても分別がおありだ! あまり多く顔を出すと 顔色を損なう。 親戚たち (上と同様に) ご覧、あの悪者が ふざけて冗談を言うのを! 期待に胸が ワクワクする! ジークフリート (叙情的に) お嬢様、 五月の月はあなたを 詩的な気分に そして私のように 情熱的にしてくれませんか? クリームヒルト 正直言って、 五月の月は私を とても詩的に 私に愛を高めてくれます、 優しいジークフリート殿、 だけど他の 月もまた! 親戚たち (だんだん前に来て、二人を取り囲む) 厚顔無恥な輩がずる賢く 言葉を操るのを、耳をすまして聞け! 抜け目のないいたずら小僧、 見ろ、このひょうきん者ときたら! ジークフリート お嬢様、 本当に魅力的! クリームヒルト 悪い人、おべっかつかいね! ジークフリート とんでもない! クリームヒルト あなた、ジークフリート殿、 好感がもてるわ。 ジークフリート 可愛い子ちゃん! クリームヒルト かっこいい人! 親戚たち (大喜びして) 燃えるような恋が 空気中に漂う! 力強い愛が ホール中を駆け抜ける! クリームヒルト 切なる憧れ! ジークフリート たっぷりの利子! クリームヒルト 十分な持参金! ジークフリート とどろく情欲! クリームヒルト あら、愛する人、 情熱を抑えて! ジークフリート 気取ってるの? 手に落ちないって! クリームヒルト はずむ心臓! ジークフリート 高鳴る胸! クリームヒルト 全身全霊! ジークフリート いつなんどきも! クリームヒルト 倦むことなく! ジークフリート 愛してる! クリームヒルト (言葉をはっきり、態度で示して) あなたは私を! ジークフリート 僕は君を! ウーテ 彼は彼女を! ダンクヴァルト 彼女は彼を! ハーゲン あなたたちは互いに! ジークフリートとクリームヒルト 私たちは互いに! 親戚全員 彼らは互いに! 万歳! ばんざあい! (二人の周りに集まる) ハーゲン (指揮者のように全員を指揮して) (親戚たちに) 終わり! (二人に) キス! (オーケストラに) ファンファーレ! (中央の扉から入って来た大合唱に) 始め! 大合唱(民衆) お二人万歳! お二人万歳!! 万歳三唱!!! (グループを作る。) (万歳三唱の後すぐに大合唱(民衆)は、舞台の家具調度を一掃してから、入って来た時と同様に軍隊風のきびきびした態度で姿を消す。全員がすっかりくたびれて、額の汗を拭う。ジークフリートとクリームヒルトは抱き合っている。) (ベルが鳴る、娘(女騎馬武者)が皿に名刺を載せて現れる。) ダンクヴァルト(台詞) 我々は誰にも会わない! (その名刺は手から手に渡る。全員が当惑して読む) イーゼンラントのブリュンヒルデ! グンター(台詞) あぁぁぁ! (メソメソして隅に逃げる。ハーゲンが連れ戻す。) 娘(台詞) お嬢様は、グンター殿が一騎打ちの準備ができているかどうか、聞いて来いと言われました。お嬢様はとてもお急ぎです、今日の午後、決闘がまだ二つあるんです。 (退場) ジークフリート(台詞) 義兄弟よ、戦いますか? グンター(台詞) 私が?いや、もう彼女が勝ったも同然だ!私はずらかる。 (彼は再び逃げ去る。ハーゲンは前と同様に彼を連れ戻す。) ダンクヴァルト(台詞) しかし息子よ、お前は我々に恥をかかせることにならないか! グンター(台詞) 痛い、痛い!放してくれ、私は逃げるんだ。 ジークフリート(台詞) 義兄弟よ、僕が窮地から救ってあげたら、何かくれますか? グンター(台詞) 城をやる!領土をやる!国を半分やる! ジークフリート(台詞) ではご注目を!これは何でしょう? (彼は手提袋から白い被り物を取り出す。) グンター(台詞) 隠れ頭巾! ジークフリート(台詞) これでどうするか? グンター(台詞) 見えなくなる! ジークフリート(台詞) 今ブリュンヒルデが来たら‐ グンター(台詞) 私は見えなくなってずからる! ジークフリート(台詞) 違う、僕が見えなくなって、あなたはここでブリュンヒルデと戦うんです。 グンター(台詞) 嫌だ、嫌だ、私は怖い。 ジークフリート(台詞) 言っとくけど、あなたは怖がらなくていい。戦うのはあなたでなくて、僕です、だって見えないんだから、あなたはただ動いてればいい! グンター(台詞) そうか!それならいい!ではやってみよう! ジークフリート(台詞) 勇ましい顔はできますか? グンター(台詞) ライオンみたいに! (しかめ面をする) ジークフリート(台詞) じゃあオーケーです。あなたが彼女を捕まえると僕がやっつける!あなたが腕を上げれば僕が彼女を床に投げる!あなたが腕を広げると僕はブリュンヒルデに燃えるような花婿のキスをする! グンター(台詞) ダメ、ダメ、ダメ、それをするのは私だけだ! ジークフリート(台詞) では、上手くいきますように! それでは僕は一騎打ちをするためにちょっと着替えに行ってきます。二分したら戻って来ます。僕が三回手を叩いたら、見えないけど僕はあなたの横にいます!そしたらことを始めていいですが、それまではダメです!ではいいですか (三回手を叩く) これが合図です!国を半分ですよ、忘れないで! (去る) ウーテ(台詞) 礼儀正しい人じゃない、あのジークフリートって! グンター(台詞) 腕がムズムズしてきた。 (上着の袖の中にカフスを詰める。) これでいい?どうだ? 娘(台詞) 外にいるお嬢様を追い払うことはできません。お嬢様は、ここは無茶苦茶だと、言われています! ウーテ(台詞) もう少し待って頂戴。 娘(台詞) できません!お嬢様はもう廊下にあった日本製の大きな花瓶を粉々にして従者を3人平手打ちしました。 グンター(台詞) 今にもやって来るーあぁ!やっぱり怖い! (舞台裏でガタガタいう音や罵り声が聞こえる。ブリュンヒルデが左からアマゾネスを引き連れて登場。グンターは隅に逃げて親戚たちの後ろに隠れ、今は見えない。民衆は距離をおいてブリュンヒルデの後を追い、散らばる。左の隅にグンターが親戚たちといる。右にはブリュンヒルデがアマゾネスたちといる。後方には民衆がいる。) ブリュンヒルデ いまいましい! ちきしょう、くそっ、こん畜生! ヴォルムスの宮廷というのは、 ここは犬小屋か?! あそこにいるチビが、 私に求婚している王のグンターか? ちきしょう、くそいまいましい ボクちゃん、可哀想に! , 私はイーゼンラントの ブリュンヒルデ、 世に知られた 私のモットーは、 花嫁が自分の花婿を ひっぱたくより ステキなことはない! , (合唱が繰り返す。) 親戚たち グンター、グンター! そんな間抜け面するな! 一族を救うんだ! ともかく口を開け!何か叫べ せめてハ!とか。 グンター ダメだ、ママ!ダメだ、パパ! ジークフリートが未だいない! 彼が私の近くにいない限り、 私はハ!と言えない。 ブリュンヒルデ さあおいで、勇敢な豪傑さん、 私の心が愛で報いてあげるわよ、 隠れてないでさあおいで! ちきしょう、くそっ、べらぼうめ! それほど愛しているなら、 この優しい胸にかかっておいで、 いかなる花婿の欲望も 私の腕の中で消えうせる! , 私はイーゼンラントの ブリュンヒルデ 世界中に知られた 私のモットーは、 花嫁が自分の花婿を ひっぱたくより ステキなことはない! , (合唱が繰り返す。) 親戚たち グンター!グンター! そんな間抜け面するな! グンター!グンター! 一族を救うんだ! ともかく口を開け! 何か叫べ、せめてハ!とか。 (音楽が中断する。左で手を叩く音が三回聞こえる。) グンター よかった、ママ!よかった、パパ! ジークフリートが私の近くにいる、 私のジークフリートがここにいる、 今なら私だって叫ぶよ、ハ! ハ!ハ!ハ!ハ! (堂々とブリュンヒルデに向かって行く。) 私は王グンターではないのか? 親戚たち そう、彼は王グンター。 グンター 私はブルグントの王か? 親戚たち そう、彼はブルグントの王だ! グンター そして私はお前に一発くれてやる、 親戚たち そして彼はお前に一発くれてやる、 グンター お前はすぐに口をつぐまないか! 親戚たち 彼女はすぐに口をつぐまないか! グンター 私はいつもと違って 信じられないほど強いんだ、 それにしても今日は とりわけ無茶苦茶! 私は強くて 勇気まんまん、 ジークフリート、私を放すな、 でないと私はダメになる! 合唱 彼はいつもと違って 信じられないほど強いんだ、 (ブリュンヒルデは嘲笑う。) それにしても今日は とりわけ無茶苦茶! (ブリュンヒルデは嘲笑う。) この力を見よ、 このエネルギーを、 主人がこんなに勇敢だったことは 今まで一度もない。 (ブリュンヒルデはグンターを嘲笑する。) グンター お願いだから、友好的に、 恥知らずな口調はやめてくれ! ブリュンヒルデ 私がお前をじっと見るだけで、 お前はもう負けている。 グンター 一騎打ちの後でお前を見てくれる 医者はもうこの場にいるか? (左手の親戚たちの中で笑い) ブリュンヒルデ 後でお前のオムツを替えてくれる、 子守女はもういるか? (右手のアマゾネスの中で笑い) グンター 私は頭にきている カンカンだ! ブリュンヒルデ (怒り狂って) 何を言うべきか、 分からない! グンター この腕を見よ! ブリュンヒルデ この槍を見よ! グンター お前が気の毒だ! ブリュンヒルデ お前はもっと気の毒だ! グンター もう我慢できない! ブリュンヒルデ もうたくさんだ! グンター 刺し殺してやる! ブリュンヒルデ 吹き飛ばしてやる! グンター 空いばり! ブリュンヒルデ 微かな光! グンター バカ女! ブリュンヒルデ あほう! グンター チビ! ブリュンヒルデ 坊や! 二人 戦う気満々でここにいる! (ここで二人とも同じように腕を動かしながら互いに相手に向かう。) もうこれしか言わない: ハ! ハ!ハ!ハ!ハ! そしてもひとつハ!!! ハーゲン(台詞) (大きなハンドベルで合図して) 静粛に!王グンターとイーゼンラントのブリュンヒルデ嬢の取っ組み合いです。最初に両肩が地面に触った者が、負けです。時間は35分、でなければ婚約成立です。賭金は私とダンクヴァルト王にお伝えください!絵ハガキは事務所にあります。観客の皆さんには、ヤジで試合に影響を与えないように、お願いします。マット準備!試合開始! (彼は小さな審判の笛を吹く。音楽が始まる。二人の召使いがマットを広げる。グンターが滑り止めのヤニを塗る、ブリュンヒルデも彼を押しのけて同じようにする。両者は握手する。グンターはその際に反対側にいる彼の仲間の腕の中にふっ飛ぶ。) (滑稽な取っ組み合い。ブリュンヒルデがグンターをうつぶせに投げる。)(ブリュンヒルデはお辞儀する。けりがつく。ハーゲンが笛を吹く。) ハーゲン(台詞) 第一ラウンドは引き分け!グンター王はうつぶせになっているが、両肩は未だ地面についていない! ブリュンヒルデ(台詞) すぐに分かる。 グンター(台詞) 待て!今行く。 (サイドへ) ジークフリート、いるか? ジークフリートの声(台詞) います! グンター(台詞) さぁ、いいか!今度は吹き飛ばしてやる! (離れた所から息を吹きかける) フー! (ブリュンヒルデがぶっ倒れる。) 親戚たちと民衆(台詞) 万歳、グンター、万歳! (歌う) ブリュンヒルデ(台詞) 待て、審判、異議あり。 ハーゲン(台詞) あぁナンセンス、このフィナーレを止めないでください。この幕は花婿たる王の栄誉を讃えて古いブルグントの民衆讃歌で終わるんです。 (次のフーガが全員で歌われる。ハーゲンが指揮する。ダンクヴァルトに導かれた、輪の中で、グンターは威張っている。ブリュンヒルデは別のグループで抗議し、その都度、別の音楽が入る。“昔のブルグントの豪傑たち”という歌が目の前で歌われ、彼女は後方によろめき、最後には諦めてアマゾネスの中に倒れ込む。四人の男が大きな楯を運び入れ、その上には槍がしっかり刺さっている。三人の男が体で階段をつくる。一人は横になり、一人は跪き、一人は屈む。この上をグンターは不安そうに足を滑らせながらダンクヴァルトに支えられて、楯のほうに這って行き、そこで立って槍にしがみつく。それから大げさなポーズをとる。) 全員 昔のブルグントの豪傑たち、 大声を上げて 我らが主人の 優勢を知らしめよ! 遠くから近くから来て、 畏敬の念に溢れ、 叫ぶのだ:万歳!万歳! 主人は喜んで耳を傾ける! 第一幕 終わり 1. Akt. Halle im Wormser Konigsschloß. Altdeutsch. Rechts am Tisch Kriemhild, Ute, Dankwart, Hagen, Giselher,Volker. In der Mitte in einem Lehnstuhl, mit einem Tuch um dem Kopf Gunther. Links an einem Tisch Die ubrigen Magen. Auftritte rechts und links. Allgemeiner Auftritt durch die Mitte im Hintergrund. Die Magen Er sieht so miesepetrig aus, Und nicht wie sonst so munter! Was hat er bloß? Was hat er bloß? Der gute König Gunther! (abwechselnd) Vielleicht sitzt ihm der Gram im Magen! Vielleicht ist ihm vor 14 Tagen Bei unserm letzten Krönungsmahl Die Drachenblutwurst nicht bekommen! Vielleicht hat er sich übernommen! Er überißt sich jedesmal. Alle Du mußt nicht so genüßlich sein, Geliebter König Gunther! Nimm etwas saures Natron ein, Dann wirst Du wieder munter! (abwechselnd) Vielleicht sitzt ihm der Gram im Herzen, Vielleicht hat er gar Minneschmerzen, Das wäre allerdings fatal. Vielleicht ist er in Lieb’ entglommen, Vielleicht hat er ‘nen Korb bekommen! Es wäre nicht das erste Mal. Alle Du mußt nicht so poussieren gehn, Du treibst’s auch täglich bunter! Wie heißt sie denn? Wie heißt sie denn? Geliebter König Gunther! Gunther Ach Freunde, Sippen, Eltern, Magen! Ich halt’s nicht aus, ich muß Euch’s sagen Sie heißt Brunhild von Isenland. Doch ist es keineswegs was Liebes, Im Gegenteil, ‘s ist was sehr Trübes, Was mich mit jener Maid verband. Ich bin durch meine Leidenschaft In schweres Pech geraten! Ich bin am End’ mit meiner Kraft, Vielleicht könnt Ihr mir raten! Magen Er ist so hitzig von Natur, Wir merken schon den Braten, Erzähl’s uns nur! Erzähl’s uns nur! Wir werden Dir schon raten! Gunther (begleitet sich zur Harfe) Da wuchs in Isenlanden Ein starkes Magedin! Die macht mir ihrer Kraft zuschanden Gar manchen Recken tapfer, mutig, Wohlhabend, aus guter Familie und kühn! Schön war und stark Brunhilde Und reich und wonniglich! Und jeder Recke dachte Traun! Was meinen Sie, Das wär’ so ein Partiechen für mich! Des lachte baß Brunhilde „Nur den kies’ ich zum Mann, Der mich besiegt im Zweikampf!“ Wenn jemand verrückt wird, fängt’s im Kopfe an! Da meldeten zum Zweikampf Die Recken sich Mann für Mann. Auch ich als allerletzter! Was meinen Sie, wär’ mir heute wohler, hätt’ ich’s nicht getan! Denn streitbar war Brunhilde, Mit Kräften wundersam Erschlug sie all’ die andern, Und heut’ bekomm’ ich von ihr folgendes Telegramm „Zum Zweikampf, König Gunther, Den mir Dein Wort verhieß, Fahr’ ich gen Worms noch heute, Erwarten Sie mich am Bahnhof Um 4 Uhr 25 präcis. Ich will Dich niederstrecken Nach freilich kurzer Frist.“ Ihr wohlgemuten Recken Hei! Was meinen Sie, wie schlimm mir Vor dem blödsinnigen Zweikampfe ist! Die Magen Du mußt nicht so romantisch sein, Das bringt den Menschen runter, Das kommt davon, das kommt davon, Geliebter König Gunther! (Alle stehen auf. Der Thronsessel wird weggetragen.) Dankwart Schöne Geschichten sind mir das. Wie kannst Du als sinniger Mensch Dich auf solche wilden Sachen einlassen! Ute Was wirst Du jetzt bloß anfangen, wenn das Fräulein heut Nachmittag wirklich kommt, um sich mit Dir zu duellieren? Kriemhild Wirst Du sie im Zweikampf besiegen und uns so eine Schwiegertochter ins Haus bringen? Hagen Oder wirst Du dich gar besiegen lassen und außer Deinem Verstand auch noch Deinen Kopf verlieren? Gunther Keins von beiden, liebe Magen, keins von beiden. Ich denke, ich werd’ ausreißen. Ich weiß es zwar noch nicht bestimmt, aber ich hab’ so ein gewisses Gefühl, und das täuscht mich selten. Dankwart Aber Gunther, Du wirst uns doch nicht die Schmach antun! Schämst Du Dich denn gar nicht ein bischen? Gunther Gewiß schäme ich mich, liebe Eltern, aber ich weiß genau, ich werd’ doch ausreißen. Ute Dann müssen wir den Zweikampf unter allen Umständen verhindern. Gunther Ach ja, bitte, liebe Magen, seid doch so gut. Tut mir doch den Gefallen! Ute Ich denke, das einfachste wäre, wir nehmen die junge Dame gar nicht an, wenn sie heut’ Mittag bei uns Besuch macht. Gunther Nee Mama, das geht nicht. Das wäre ungastlich. Und ungastlich sind die alten Germanen niemals gewesen. Aber wie wär’s denn, wenn wir sie vergifteten?! Dankwart Das wär’ eine Idee! Gunther Aber das geht auch nicht. Eher noch von hinten erschlagen! Hagen, das ist doch deine Spezialität! Hagen (ernst) König Gunther, wenn Du befiehlst, mit Vergnügen. Du weißt, ich bin Dein Manne. Und Mannentreue über alles. Aber ich denke, im vorliegenden Falle kommen wir viel einfacher um die Geschichte rum. Ist denn Brunhilde wirklich so stark? Gunther Noch stärker! Hagen Und ist sie denn wirklich so unbesiegbar? Gunther Noch unbesiegbarer! Hagen Ist sie noch nie besiegt worden? Gunther Doch, besiegt ist sie schon worden. Hagen Von wem? Gunther Von Siegfried von Niederland! Hagen (aufhorchend) Von Siegfried von Niederland? Ute (listig, Hagen anstoßend) Von Siegfried von Niederland! Kriemhild (schwärmerisch) Von Siegfried von Niederland! Ute Du, Hagen, sie kennt Siegfried von Niederland! – – Hagen (mit Blick auf Kriemhilde) Pscht! Ruhig doch! Ute Du, Hagen, das ist doch derselbe. Hagen (unwillig) Na natürlich ist es derselbe! Ute Du, das ist ja famos! Das trifft sich ja großartig! Hagen Du, wenn Du jetzt nicht gleich ruhig bist, bring’ ich die Partie wieder auseinander! Ich bin der grimme Hagen! Ute Kriemhildchen, erzähl’ uns doch, woher kennst Du denn den Herrn Siegfried von Niederland? Kriemhild Ach, nur aus dem Traum, liebe Mutter! Ute (zu Hagen) Aus dem Traume kennt sie ihn! Ich hab’ aber immer gesagt Träume sind keine Schäume! Kriemhild (singt) Einst träumte Kriemhilden An wonnigem Tag Sie läge auf Blüten Im sonnigen Haag. Da trat aus dem Walde, Aus Büschen belaubt Die Göttin der Minne Und küßte sie auf’s Haupt. Ute Gott, wie poetisch Ist unser Kind! Dankwart Gott, wie prophetisch Träume oft sind. Ute Und ich sage nicht ja Dankwart Und ich sage nicht nein. Hagen Und was noch nicht ist, Na, das kann ja noch sein. Kriemhild Da nahte ein Ritter Mit prächtigem Troß, Er ritt zu Kriemhilden Und schwang sich vom Roß. Er beugte in’s Knie sich Und sagte galant „Mein Name ist Siegfried Von Niederland!“ [Ute Gott, wie poetisch Ist unser Kind! Dankwart Gott, wie prophetisch Träume oft sind. Ute Und ich sage nicht nein Dankwart Und ich sage nicht ja. Hagen Und wenn er halt kommt, Na dann ist er halt da!] Kriemhild Mir schwanden die Sinne, Der Ritter, er naht, Er tat, was Frau Minne Im ersten Vers tat „Du Holde, du Traute, O bleibe mir nah’, Ich spreche noch heute Mit Deiner Mama!“ Ute Gott, wie poetisch Ist unser Kind! Dankwart Gott, wie prophetisch Oft Träume sind. Ute Und man weiß oft nicht, wie, Dankwart Und man weiß oft nicht, wann! Hagen Und in jedem Fall Zieh’ Dich anständig an! (Tanz. Die Musik bricht plötzlich ab.) (Man hört draußen Siegfrieds Horn. Der Reisige bringt eine Karte auf einem Tablett. Alle stecken die Köpfe zusammen.) Der Reisige Der Herr läßt fragen, ob die Herrschaften zu Hause sind! Ute (liest) Siegfried von Niederland. Ute (singt) Gott, wie poetisch Ist unser Kind! Dankwart Gott, wie prophetisch Oft Träume sind! Ute Und das Herz spricht bald leise Dankwart Und bald spricht es laut! Hagen Und wenn alles gut geht, Bist Du heute noch Braut! (Sie tanzen. Kriemhild ab rechts.) Siegfried (erscheint mit zwei zusammengebundenen Drachen (Dackeln als Drachen angezogen) an der Leine). Die Magen Ah, sieh da, Herr Siegfried von Niederland! Siegfried (küßt Ute die Hand) Gnädige Frau, meinen verbindlichsten Dank für Ihre liebenswürdige Aufforderung (stellt sich den anderen vor) von Siegfried. Dankwart von Dankwart. Gunther von Gunther. Hagen von Hagen von Tronje. Volker von Volker. Giselher von Giselher. Siegfried Angenehm! Dankwart Sagen Sie mal, Herr Siegfried, sind Sie nicht ein Sohn vom alten Herrn Siegmund aus Niflheim? Ute ist Ihre Frau Mutter nicht eine geborene Siegelinde? Gunther Haben Sie nicht die Königin Brunhilde im Zweikampf besiegt? Hagen Sind Sie nicht der Herr, der den Drachen Fafnir getötet hat? Volker Und den Riesen Schildung? Giselher Und den Schmied Mimer? Siegfried Einen Augenblick, meine Herrschaften. Ich werde Ihnen sofort über meinen Lebenslauf Auskunft geben. (Singt) Ich bracht’s auf dem Gymnasium Mit Not bis Obertertia, Denn das verdammte Studium Macht keinem Recken Scherz ja! Mein Vater sprach gerührt zu mir Hier hast Du Deine Waffen, Du bist der rechte Mann, um Dir ‘Ne Existenz zu schaffen! Du bist ein Kavalier, Hast Chic und stolzen Namen, Und wer dies beides hat, Der hat auch Glück bei Damen. Und hat er dieses nicht, So hat er Glück im Spiele. Im heil’gen deutschen Reich Ernähr’n sich davon viele. So war’s bei den Germanen Seit Alters Brauch, So taten’s unsere Ahnen Und wir tun’s auch! [Zuerst ging ich als Volontär Zu Mimern in die Lehre, Ich tat nicht weniger dort noch mehr Als alle Volontäre. Schmied Mimer sprach Ich wäre faul, Und sagt Ich sollte schmieden – Was ich drauf tat, das ist bekannt – Gott geb’ ihm seinen Frieden! Ich bin ein Kavalier Und habe das nicht nötig. Befehl’n lass’ ich mir nischt, Und wer das tut, den töt’ ich. Ich tat nur meine Pflicht An dem Plebejerköter. Und wer mir widerspricht, Den schlag’ ich noch viel töter! So war’s etc.] Mir ward zu Teil manch’ großer Schatz Nach mancher Drachenhetze. Doch stets zerrann der große Schatz In viele kleine Schätze. Mein Geld ging flöten Stück für Stück, Doch tat ich’s ruhig tragen, Sich ruinieren, das ist chic, Doch unchic drob, zu klagen. Ich bin ein Kavalier Und habe Ideale. Und sind die Zinsen futsch, Leb’ ich vom Kapitale. Und ist das Kapital Perdü, dann mach ich pleite, Und wenn ich pleite bin, Dann geh’ ich auf die Freite! So war’s etc. Ute Ach, das ist ja ein famoses Leben, das Sie da führen, Herr Siegfried, das müssen Sie uns noch ein bischen näher erzählen. Sind Sie eigentlich schon lange Drachentöter? (Alle setzen sich.) Siegfried Na so beiläufig seit 10 Jahren, gnädige Frau, das heißt kaufmännisch betreib’ ich’s erst seit fünfen. Hagen Sagen Sie mal, wie ist denn eigentlich das Geschäft? Siegfried Na kolossal einfach! Man tötet die Drachen und dann nimmt man ihnen den Schatz weg, den sie bewachen. Uebrigens töte ich nicht bloß Drachen, sondern auch Riesen, Zwerge und ausländische Kaufleute, vorausgesetzt, daß sie sich in guten Vermögensverhältnissen befinden. Gunther Sie, das muß doch kolossal einträglich sein. Siegfried Is nich so schlimm, meine Herrschaften, is nich so schlimm. Man hat zu viele Ausfälle. Da ist mir’s z.B. neulich recht eklig gegangen mit dem Drachen Spuckefeuer. Also der Drache Spuckefeuer, hör’ ich, ist ein hochchiker Drache. Frißt täglich 3 bis 4 Wanderer, raubt sich alle Monate ‘ne neue Jungfrau und bewohnt einen ganzen Felsen für sich, in der besten Lage von der sächsischen Schweiz. Also ich hin, wie nicht recht gescheut. Die Nacht durch bin ich gefahren, damit mir die Konkurrenz nicht zuvorkommt. Stürzt doch das Vieh auf mich los und brüllt und hat sich und verbreitet einen Geruch um sich, als ob er mindestens ein zehnfacher Millionär wäre. Drei Tag’ habe ich mit ihm gekämpft, von früh um 8 Uhr bis abends um 8 Uhr, mit 2 Stunden Mittagspause. Und wie ich ihn endlich gefällt hab’ und nach dem Schatz seh’ – auf was sitzt der Kerl? – Auf einem alten verbogenen Teelöffel und einem ausgelosten Pfandbrief! Na so was ärgert einen doch. – So arm ist der Kerl gewesen, daß mir die Ortsgemeinde noch aufgegeben hat, seine Kinder zu erhalten. (Zeigt auf die kleinen Drachen.) Da! Titzel und Tatzel, seine beiden Sprößlinge! Na so was kann einen auch ärgern. Titzel! Feuer! (steckt sich an dem Feuer, das Titzel aus der Nase speit (elektrische Glühnase), die Cigarette an). (Sie stehen auf und gehen nach der Mitte zu.) Ute Entschuldigen Sie eine Frage, Herr Siegfried! Macht Ihnen denn das ewige Umherstreifen immer noch Vergnügen? Hagen Sehnen Sie sich nicht endlich nach einer festen Existenz, nach einem gesicherten Hausstand? Siegfried Aber gewiß, gnädige Frau! Ist ja mein Herzenswunsch! Aber deshalb auch hocherfreut, als Herr v. Hagen – A propos, wie geht’s denn Ihrem Fräulein Tochter? Ute Danke, bestens, aber um von etwas anderem zu sprechen, sind Sie nicht der Besitzer des Nibelungenhorts? Siegfried Jawohl, gnädige Frau! Ute Und wie hoch belief sich doch das Kapital? Siegfried Auf zirka 5 ½ Millionen. Ute Und ist es wirklich wahr, daß Sie das schöne Geld in den Rhein geworfen haben, wie die Sage geht, und daß es dort unten auf einer Sandbank liegt? Siegfried Aber, gnädige Frau, wie können Sie bloß so etwas von mir denken! Das ist natürlich nur ein Bardenwitz! Das Geld liegt nicht auf einer Sandbank des Rheins, sondern auf der rheinischen Bank. Aber, wie’s die Barden singen, macht sich’s natürlich besser. ‘s ist mir auch hauptsächlich wegen der Nachwelt (singt) Einst hatte ich Geld und Gut, Jetzt liegt`s in des Rheines Flut, Verborgen am sicheren Platz Liegt am Grunde der goldene Schatz. Und wenn abends der Spätsonnenschein Auf dem Rhein Funkelnd ruht, Glänzt und gleißt es in der Flut. Was da flimmert, Was da schimmert, Was da goldig wogt und rollt, Das ist Rheingold, Das ist mein Gold, Das ist Nibelungengold. Die Magen Es liegt auf der Bank Im Depot, im Depot. Es liegt auf der Bank, Im Depot, im Depot. Es liegt auf der rheinischen Bank im Depot, Und nicht zwischen Röhricht und Binsen. Die rheinische Bank ist so sicher wie Gold, Die rheinische Bank ist so sicher wie Gold, Und zahlt mindestens 6 %, Mindestens 6 %, 6% Zinsen pro Jahr. (Tanz.) [Siegfried Und was in den Strom ich versenkt, Hat der Strom mir wiedergeschenkt. Benetzt von der goldenen Flut Glüht golden der Reben Blut. Ringsum am Rhein aller Wein Der ist mein! Den Tribut Zahlt der Rhein in Rebenblut. Was da schäumet, Was sich bäumet, Was im Becher perlt und tollt, Das ist Rheingold, Das ist mein Gold, Das ist Nibelungengold. Die Magen Er betreibt eine Schaumfabrik, Ja Fabrik, Er betreibt eine Schaumweinfabrik, Ja Fabrik. Fürwahr, sein scharfer, geschäftlicher Blick Ist wert, daß man ihn bewundert. Was die rheinische Bank emittiert, Ist bar Geld. Was die rheinische Bank emittiert, Ist bar Geld. Die Aktien stehen weit über, Kolossal weit über, Weit über 100 im Kurs.] Siegfried (holt sich Ute und singt diesen Vers zu ihr) Zwar besitz’ ich die Schätze des Rheins, Doch fehlt mir zum Glücke noch eins. Es blühet am goldenen Rhein Blondlockig ein Mägdelein. Ihr Haar schimmert goldig und hold. Alles Gold Tief im Rhein Tauscht’ ich gern Euch dafür ein. Was in Flocken Gold’ner Locken Ihr um Haupt und Schultern rollt, Das sei mein Gold Für das Rheingold, Für das Nibelungengold. [Die Magen Er ist in der Tat sehr galant, sehr galant, Er ist in der Tat sehr galant, sehr galant, Er wirbt so höflich um Kriemhilds Hand Und hat 5 bare Milliönchen, Ich glaube, man könnte zufrieden sein, Ich glaube, man könnte zufrieden sein Mit so ‘nem vermögenden So ‘nem vermögenden Mordsschwiegersöhnchen in spe.] Ute Herr Siegfried, Sie sind ein Poet! Glauben Sie an die Liebe auf den ersten Blick? Siegfried Selbstverständlich, gnädige Frau! Ute Ach, Giselher, sieh doch mal nach, ob Kriemhildchen noch nicht mit der Toilette fertig ist; ah, da ist sie ja schon. (Kriemhild erscheint von rechts.) Ute (vorstellend) Herr von Siegfried! Meine Tochter! Hagen (geht zur Rampe vor, zum Publikum) Ich bin der grimme Hagen! Jetzt kommt eine altdeutsche Liebesscene! (Das folgende Duett und Ensemble teils im Stile der großen Oper, teils im modernen Salonstil, zum Schluß der Scene mit grandioser Aufsteigerung. Vorn sich gegenüber stehend Siegfried und Kriemhild. Im Hintergrunde im Halbkreis der Chor der Magen.) Siegfried Hei, gnäd’ges Fräulein, Habe die Ehre! Kriemhild Heia, Herr Siegfried, Aeußerst erfreut! Siegfried Hatte doch sicher Schon das Vergnügen Werter Bekanntschaft? Kriemhild Ja, aber wo? Siegfried Gnädiges Fräulein Verkehren vielleicht bei Roland, dem Riesen, Oder bei Dietrich von Bern?! Die Magen (mit gleichmäßigen, marionettenhaften Bewegungen die Freude der Verwandten über die bevorstehende Verlobung ausdrückend. Geheimnisvoll-listig) Traun, wie die Trauten Traulich da plaudern! Hüpfend und heiter Springt das Gespräch! Siegfried (Salonton, Ballgespräch parodierend.) Hei, gnäd’ges Fräulein Haben doch sicher Diese Saison schon Viel mitgemacht? Kriemhild (Salonton, Ballgespräch parodierend.) Heia, Herr Siegfried, Ich war diesen Winter Fast jeden Abend Zweimal eingeladen. Aber ich ich geh’ nur Einen Tag um den andern, Zweimal hinter einander Verbietet’s Mama! Siegfried Da handelt Frau Ute Äußerst vernünftig! Die vielen Gesellschaften Schaden dem Teint! Die Magen (wie oben) Schau, wie die Schelme Schäkern und scherzen! Wild vor Erwartung Hüpft mir das Herz! Siegfried (lyrisch) Gnädiges Fräulein, Stimmt Sie der Maimond Auch so poetisch Und so zur Minne Mächtig wie mich? Kriemhild Offen gestanden, Stimmt mich der Maimond Aeußerst poetisch Mehrt mir die Minne, Süßer Herr Siegfried, Aber die andern Monate auch! Die Magen (schleichen sich nach vorn, das Paar dicht umgebend) Lausch, wie der Lose Listig das Wort lenkt! Schlau ist der Schlankel, Schau doch, der Schalk! Siegfried Gnädiges Fräulein, Einfach entzückend! Kriemhild Schlimmer, Sie schmeicheln! Siegfried Keine Idee! Kriemhild Sie auch, Herr Siegfried, Sind mir sympathisch. Siegfried Chikes Geschöpfchen! Kriemhild Schneidiger Schneck! Die Magen (höchster Jubel) Lodernde Liebe Liegt in den Lüften! Mächtige Minne Saust durch den Saal! Kriemhild Sehnende Sehnsucht! Siegfried Reichliche Rente! Kriemhild Mächtige Mitgift! Siegfried Brüllende Brunst! Kriemhild Heia, Geliebter, Zähme die Gluten! Siegfried Etepetete? Nicht in die Hand! Kriemhild Hüpfendes Herz! Siegfried Brausende Brust! Kriemhild Voll und ganz! Siegfried Jederzeit! Kriemhild Unentwegt! Siegfried Lieb’ ich Dich! Kriemhild (deutlich sprechen, zeigende Gesten) Du mich! Siegfried Ich Dich! Ute Er sie! Dankwart Sie ihn! Hagen Ihr Euch! Siegfried und Kriemhilde Wir uns! Alle Magen Sie sich! All Heil! Hurrah! (Gruppe um das Paar.) Hagen (dirigiert das Ganze wie ein Kapellmeister). (zu den Magen) Schluß! (zum Paare) Kuß! (zum Orchester) Tusch! (zu dem großen Chore, der hier durch die Mittelthür hereindringt) Los! Der große Chor (Volk) Hoch soll’n sie leben! Hoch soll’n sie leben!! Dreimal Hoch!!! (Gruppe.) (Unmittelbar nach dem 3. Hoch verschwindet der große Chor (das Volk) mit derselben militärischen Exaktheit, mit der er gekommen, nachdem er zuvor sämtliche Möbel von der Bühne geräumt hat. Alles total erschöpft, wischt sich den Schweiß von der Stirn. Siegfried und Kriemhild umschlungen dito.) (Es klingelt, das Mädchen (die Reisige) erscheint mit einer Visitenkarte auf der Schale.) Dankwart Wir sind für Niemanden zu Hause! (Die Karte wandert von Hand zu Hand. Alle sehen sich betroffen an und lesen ) Brunhilde von Isenland! Gunther A–a–a–ah! (läuft wimmernd in eine Ecke. Hagen bringt ihn zurück.) Das Mädchen Die junge Dame läßt fragen, ob der Herr Gunther zum Zweikampf fertig wäre. Sie ist sehr pressiert, sie hat heute Nachmittag noch 2 andere Duelle. (ab) Siegfried Schwägerchen, Du willst Dich schlagen! Gunther Ich mich? nee, das wird sie schon besorgen! Jetzt reiß’ ich aus! (Er läuft wieder weg. Hagen bringt ihn zurück wie oben.) Dankwart Aber Junge, Du wirst uns doch nicht die Schande antun! Gunther Au, au! Laßt mich los, ich muß weg. Siegfried Schwägerchen, was gibst Du mir, wenn ich Dich aus der Affäre ziehe? Gunther Ein Schloß! ‘Ne Provinz! Mein halbes Königreich! Siegfried Na dann paß auf! Was ist das? (Er zieht aus einem Pompadour ein weißes Mützchen hervor.) Gunther Eine Tarnkappe! Siegfried Und was macht man damit? Gunther Sich unsichtbar! Siegfried Und wenn jetzt Brunhilde kommt – Gunther Dann mach’ ich mich unsichtbar und reiß aus! Siegfried Nein, dann mach’ ich mich unsichtbar und Du bleibst hier und kämpfst mit Brunhilde. Gunther Nein, nein, ich hab’ Angst. Siegfried Aber ich sag’ Dir, Du brauchst gar keine Angst zu haben. Den Kampf führst nicht Du, sondern ich, und zwar unsichtbar – und Du machst bloß die Bewegungen dazu! Gunther Au ja! Das wird fein! Der wollen wir’s aber mal geben! Siegfried Kannst du ein mutiges Gesicht machen? Gunther Wie ein Löwe! (schneidet eine blöde Grimasse) Siegfried Na dann ist alles in Ordnung! Du packst sie an und ich ring’ mit ihr! Du hebst den Arm und ich werf’ sie zu Boden! Du breitest die Arme aus und ich gebe Brunhilde einen feurigen bräutlichen Kuß! Gunther Nee, nee, nee, das kann ich allein! Siegfried Na, wir wollen’s wenigstens hoffen! Also ich geh’ jetzt noch ein bischen Toilette für den Zweikampf machen. In 2 Minuten bin ich wieder da. Und wenn ich dreimal in die Hände klatsche, dann stehe ich Dir unsichtbar zur Seite! Dann kann die Sache losgehen, aber eher nicht! Also paß auf (klatscht 3 mal in die Hände) Das ist das Zeichen! Und vergiß nicht die Sache mit dem halben Königreich! (ab.) Ute ‘S ist doch ein anständiger Kerl, der Siegfried! Gunther Jetzt mach’ ich mir Muskeln. (Stopft sich seine Manschetten unter die Rockärmel.) Fein? Was? Das Mädchen Die junge Dame draußen läßt sich nicht abweisen. Sie sagt, das wäre eine Schweinewirtschaft hier! Ute Sie muß noch einen Augenblick warten. Das Mädchen Unmöglich! Sie hat schon die große japanische Vase im Korridor zerschlagen und unsere 3 Diener geohrfeigt! Gunther Sie soll nur kommen – Au! Ich fürchte mich doch! (Man hört Poltern und Schimpfen hinter der Bühne. Brunhilde von links mit ihren Amazonen. Gunther kriecht in eine Ecke und verbirgt sich hinter den Magen, aber so, daß man ihn noch sieht. Volk drängt in einiger Entfernung Brunhilde nach und verteilt sich. Links in der Ecke Gunther mit den Magen. Rechts Brunhilde mit den Amazonen. Im Hintergrunde Volk) Brunhilde Kreuzmillionen Donnerwetter! Himmel – Herrgott – Sakrament! Ist des hier die Hundebude, Die der Hof zu Worms sich nennt⁈ Ist der Knirps dort König Gunther, Der um meine Hand gefreit? Himmel, Bomben und Granate Jungeken, Du tust mir leid! , Ich bin Brunhild Von Isenland, Mein Wahlspruch, der Ist weltbekannt Nichts Schön’res gibt’s, Als wenn die Braut Den eignen Bräutigam verhaut! , (Chor repetiert.) Die Magen Gunther, Gunther! Sieh’ nicht so dämlich aus! Reiß’ die Familie raus! Tu doch den Mund auf! Schrei’ Wenigstens Ha! Gunther Nein, Mama! Nein, Papa! Siegfried ist noch nicht da! Solang er mir nicht nah, Schrei’ ich nicht Ha! Brunhilde Komm hervor, du tapferer Recke. Dem mein Herz in Liebe loht, Komm’ hervor aus dem Verstecke! Himmel – Hagel – Schwerenot! Komm an meinen zarten Busen, Wenn Du so voll Liebe bist, Dir vergeht in meinen Armen Jedes bräutliche Gelüst! , Ich bin Brunhild Von Isenland, Mein Wahlspruch, der Ist weltbekannt Nicht’s Schöneres gibt’s, Als wenn die Braut Den eigenen Bräutigam verhaut. (Chor repetiert) Die Magen Gunther! Gunther! Sieh’ nicht so dämlich aus, Gunther! Gunther! Reiß’ die Familie raus! Tu’ doch den Mund auf! Schrei’ wenigstens Ha! (Musik bricht ab. Man hört dreimaliges Händeklatschen links). Gunther Ja, Mama! Ja, Papa! Jetzt ist mir Siegfried nah’, Jetzt ist mein Siegfried da, Jetzt schrei’ ich Ha! Ha! Ha! Ha! Ha! (Geht grandios auf Brunhilde zu.) Bin ich nicht der König Gunther? Magen Ja, er ist der König Gunther. Gunther Bin der König von Burgund? Magen Ja, er ist der König von Burgund! Gunther Und ich hau’ Dir eine runter, Magen Und er haut Dir eine runter, Gunther Hältst Du nicht sofort den Mund! Magen Hält sie nicht sofort den Mund! Gunther Ich bin schon sonst Unglaublich stark, Doch heute ist’s ganz Besonders arg! Ich bin so stark Und so voll Mut, Siegfried, halt mich fest, Sonst schlag’ ich alles kaput! Chor Er ist schon sonst Unglaublich stark, (Brunhilde lacht höhnisch.) Doch heut ist’s ganz Besonders arg. (Brunhilde lacht höhnisch.) Seht nur die Kraft, Die Energie, So mutig war Der Fürst noch nie. (Brunhilde verhöhnt Gunther.) Gunther Du, ich rate Dir im Guten Laß den unverschämten Ton! Brunhilde Wenn ich Dich bloß feste ankuck’, Liegst Du auf der Nase schon. Gunther Ist denn schon ein Arzt zur Stelle, Der Dich nach dem Zweikampf pflegt? (Gelächter links bei den Magen) Brunhilde Hast Du schon ein Kindermädchen, Das Dich nachher trocken legt? (Gelächter rech bei den Amazonen.) Gunther Ich bin vor Wut Ganz toll und voll! Brunhilde (wütend) Ich weiß nicht, was Ich sagen soll! Gunther Sieh’ diesen Arm! Brunhilde Sieh’ diesen Speer! Gunther Du dauerst mich! Brunhilde Und Du noch mehr! Gunther Ich halt’s nicht aus! Brunhilde Mir wird’s zu dumm! Gunther Ich stech’ Dich tot! Brunhilde Ich pust’ Dich um! Gunther Du Gernegroß! Brunhilde Du Dreierlicht! Gunther Du Gans! Brunhilde Du Kalb! Gunther Du Knirps! Brunhilde Du Wicht! Beide Vor Kampfmut brüllend steh’ ich da! (Hier gehen beide mit gleichmäßigen Armbewegungen aufeinander zu.) Ich sage weiter nichts als Ha! Ha! Ha! Ha! Ha! Und nochmals Ha!!! Hagen (läutet mit einer großen Handglocke ab) Silentium! Für einen Ringkampf zwischen König Gunther und Fräulein Brunhilde von Isenland! Wer zuerst mit beiden Schultern die Erde berührt, ist besiegt! Zeitdauer 35 Minuten, resp. bis zur Verlobung. Totalisatorwetten können bei mir und bei König Dankwart angemeldet werden! Ansichtspostkarten im Bureau! Ich bitte das verehrte Publikum, die Kämpfer nicht durch Zwischenrufe zu beeinflussen! Teppich vor! Der Kampf beginnt! (Er pfeift auf einer kleinen Unparteiischen-Pfeife. Die Musik beginnt. Zwei Diener breiten einen Teppich aus. Gunther tritt auf das Kolophonium, Brunhilde stößt ihn weg und tut dasselbe. Beide reichen sich die Hand, Gunther fliegt dabei auf die andere Seite in die Arme seiner Freunde.) (Scherzhafter Ringkampf. Brunhilde wirft Gunther auf den Bauch.) (Brunhilde verneigt sich. Tisch. Hagen pfeift ab.) Hagen Der erste Gang ist unentschieden! König Gunther liegt ja auf dem Bauch und hat mit den Schultern die Erde noch nicht berührt! Brunhilde Das werden wir gleich haben. Gunther Abwarten! Jetzt komm’ ich. (Zur Seite) Siegfried, bist Du da? Siegfrieds Stimme Ja! Gunther Na, dann paß auf! Jetzt blas’ ich sie um! (Bläst aus der Entfernung ) Ffffttt! (Brunhilde fällt um.) Magen und Volk Heil, Gunther, Heil! (gesungen). Brunhilde Halt, Herr Unparteiischer, ich lege Prosit ein Hagen Ach Unsinn, halten Sie das Finale nicht auf. Wir schließen den Akt zu Ehren des Königlichen Bräutigams mit der altburgundischen Volkshymne. (Das Folgende als Fuge von allen gesungen. Hagen dirigiert. Gunther stolziert, von Dankwart geführt, in der Runde. Brunhilde protestiert bei den verschiedenen Gruppen, die ihr jedesmal den musikalischen Einsatz „Recken von Alt-Burgund“ ins Gesicht hineinsingen, sodaß sie zurücktaumelt. Sie sinkt zuletzt bei den Amazonen verzweifelt nieder. Vier Mann bringen einen großen Schild, auf dem eine Lanze zum Festhalten steckt. Drei Mann bilden eine menschliche Treppe. Einer liegt, einer kniet, einer beugt sich. Auf dieser kriecht Gunther ängstlich und ausrutschend und von Dankwart unterstützt, auf den Schild, wo er sich an der Lanze emporkrallt. Dann nimmt er eine grandiose Posen an.) Alle Recken von Alt-Burgund, Tuet mit lautem Mund Jeglichen Vorzug kund Unseres Herrn! Kommet von fern und nah, Stehet voll Ehrfurcht da, Rufet Hurra! Hurra! Er hört es gern! Schluß des ersten Aktes. この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Straus,Oscar/Die lustigen Nibelungen/II
https://w.atwiki.jp/oper/pages/3226.html
I. Bild (Links und rechts vom Zuschauer.) Die Bühne ist fast ganz finster. Vorn liegt der Mann, das Gesicht am Boden. Auf seinem Rücken sitzt ein katzenartiges Fabeltier (Hyäne mit fledermausartigen großen Flügeln), das sich in seinen Nacken verbissen zu haben scheint. Der Bühnenausschnitt ist sehr klein, ein wenig rund (ein flacher Bogen). Der Hintergrund wird durch dunkelvioletten Samt abgeschlossen. In dem sind kleine Luken, aus denen grün beleuchtete Gesichter schauen sechs Männer, sechs Frauen. Die Beleuchtung sehr schwach. Von den Gesichtern sieht man fast nur die Augen deutlich. Alles übrige ist mit zart rötlichen Schleiern verhüllt, die aber von dem grünen Licht ebenfalls etwas erhellt werden. DIE SECHS MÄNNER UND DIE SECHS FRAUEN (Sehr leise gesprochen, mit tiefstem Mitleid) Still, o schweige; Ruheloser! - Du weißt es ja; du wußtest es ja; und trotzdem bist du blind? Kannst du nicht endlich Ruhe finden? So oft schon! Und immer wieder? Du weißt, es ist immer wieder das Gleiche. Immer wieder das gleiche Ende. Mußt du dich immer wieder hineinstürzen? Willst du nicht endlich glauben? Glaub der Wirklichkeit; sie ist so; so ist sie und nicht anders. Immer wieder glaubst du dem Traum; immer wieder hängst du deine Sehnsucht ans Unerfüllbare; ans Unerfüllbare; immer wieder überläßt du dich den Lockungen deiner Sinne; die das Weltall durchstreifen, die unirdisch sind, aber irdisches Glück ersehnen! Irdisches Glück! Du Armer! - Irdisches Glück! - Du, der das überirdische in dir hast, sehnst dich nach dem irdischen! Und kannst nicht bestehn! Du Armer! Sie verschwinden (die Luken werden finster); auch das Fabeltier verschwindet. Es bleibt eine Weile alles still und bewegungslos. Dann senken sich langsam schwarze Schatten (Schleier) auf den Mann. Plötzlich erklingt hinter der Szene laute gemein-lustige Musik, die in einem Jubel der Instrumente ausklingt. In den Schluß-Akkord der Bühnenmusik hinein schallt grelles, höhnisches Lachen einer Menschenmenge. Im selben Moment erhebt sich der Mann mit einem kraftvollen Ruck. Gleichzeitig zerreißen hinten die dunklen Abschlußwände des Bühnenabteils. Der Mann steht aufrecht da. Er trägt eine schmutzig-braungelbe Jacke aus kotzenartigem, sehr dickem Stoff. Seine schwarze Hose reicht auf dem linken Bein nur etwas unter das Knie; von da an hängen Fetzen herunter. Das Hemd ist halboffen, so daß die Brust zu sehen ist. Die Füße, ohne Strümpfe, sind mit sehr zerrissenen Schuhen bekleidet der eine Schuh ist so zerrissen, daß man den bloßen Fuß sieht, der oben eine große offene Wunde, wie von einem Nagel herrührend, zeigt. Gesicht und Brust sind von vielen teils blutigen, teils alten Narben entstellt. Das Haar ist fast ganz kurz geschoren. Nachdem er sich erhoben hat, bleibt er einen Augenblick mit gesenktem Kopf stehen, dann sagt er mit tiefer Ergriffenheit MANN Ja; o ja! Verwandlung Im selben Augenblick wird die Bühne hell, und zeigt nun folgendes Bild II. Bild Ein etwas größerer Bühnenausschnitt; tiefer und breiter als der erste. Im Hintergrund eine zartlichtblaue, himmelartige Leinwand. Unten, links, ganz nahe dem hellbraunen Erdboden ein 1 ½ Meter durchmessender kreisförmiger Ausschnitt, durch den grelles gelbes Sonnenlicht sich über die Bühne verbreitet. Keine andere Beleuchtung als diese, aber die muß äußerst intensiv sein. Die Seitenwände werden durch faltige, herabhängende zart gelbgrüne Tücher gebildet. MANN Das Blühen o Sehnsucht! Hinter ihm, links, tritt aus einer Falte der Seitenwand ein jugendliches, schönes Weib hervor, sie ist in ein zart hellviolettes, hängendes, faltiges Kleid gehüllt; gelbe und rote Rosen im Haar, zarte Figur. Der Mann erschauert (ohne sich umzusehen). Das Weib bleibt nach einigen kleinen Schritten etwa im Viertel der Bühnenbreite stehen und schaut mit unsäglich mitleidsvollem Ausdruck den Mann an. MANN O du! Du Gute! Wie schön du bist! Wie wohl es tut, dich zu sehen, mit dir zu sprechen, dir zuzuhören! Wie du lächelst! Wie deine Augen lachen! Deine schöne Seele! Das Weib nimmt einen Becher in die rechte Hand und bietet, indem sie den rechten Arm vorstreckt (an welchem bis zum Handgelenk die Flügel ihres Kleides hängen), ihn dem Mann. Auf den Becher fällt von oben violettes Licht. Pause, die Entzücken ausdrückt. Plötzlich hat der Mann den Becher in der Hand, ohne daß sich einer von beiden vom Platze gerührt, ohne daß der Mann sich nach ihr umgesehen hat. (Der Mann darf nie zu ihr hinsehen; er blickt immer nach vorn, sie steht immer hinter ihm.) Der Mann hält den Becher in der rechten Hand, den Arm vorstreckend. Betrachtet ihn mit Entzücken. Dann wird er einen Augenblick tief ernst, fast traurig; sinnt eine Weile; dann hellen sich seine Mienen wieder auf, und mit einem fröhlichen Entschluß setzt er den Becher an den Mund und leert ihn langsam. Während er trinkt, sieht das Weib mit abnehmendem Interesse auf ihn; ein kalter Zug kommt in ihren Gesichtsausdruck. Sie rafft mit einer wenig schönen Gebärde ihr Kleid, legt es in andere Falten und läuft unhörbar auf die andere Seite der Bühne. Bleibt in der Nähe der rechten Seitenwand (immer hinter ihm) stehen. Der Mann ist während des Trinkens langsam einige Schritte nach links vorn gegangen, so daß er jetzt ungefähr in der Mitte steht. Wenn er die Hand mit dem Becher sinken läßt, drückt ihr Gesicht Gleichgültigkeit aus, über die manchmal ein feindlicher Zug schlüpft. Er steht in tiefem Sinnen da, aufs äußerste ergriffen; hingerissen. MANN Wie schön du bist! Ich bin so glücklich, weil du bei mir bist! Ich lebe wieder - - Er streckt beide Arme vor, als ob sie vor ihm stände. MANN O du Schöne! - - Inzwischen hat sie sich langsam abgewendet. Wenn sie sich so weit gedreht hat, daß sie ganz auf die rechte Seitenwand blickt, nehmen ihre Mienen einen hellen Ausdruck an. Gleichzeitig erscheint dicht vor der rechten Seitenwand ein Herr in dunkelgrauem Überzieher, Spazierstock in der Hand, elegant-modisch gekleidet, vornehm-schöne Figur. Der streckt ihr ein wenig die Hand entgegen; sie geht lächelnd auf ihn zu; ruhig wie auf einen alten Bekannten. Er nimmt sie rasch in die Arme und verschwindet mit ihr in der rechten Seitenwand. Wie sie beginnt, dem Herrn zuzulächeln, wird der Mann unruhig. Er dreht ruckweise, wie witternd, einige Male den Kopf. Leicht vorgebeugt. Wie der Herr ihr die Hand entgegenstreckt, erstarrt des Mannes Linke krampfartig, und wie sie dem Herrn in die Arme eilt, stöhnt der MANN O - Läuft einige Schritte nach links vorn, wo er in gebrochener Haltung stehen bleibt. Aber nach einigen Augenblicken kniet das Weib, rasch aus der linken Seitenwand hervoreilend, vor ihm, zu seinen Füßen. Er bemerkt sie, ohne hinzusehen (er blickt aufwärts), sofort; sein Gesicht hellt sich auf. Ihr Gesicht drückt Demut aus, bittet um Verzeihung. MANN Du Süße, du Schöne! Sie erhebt sich langsam, sucht seine linke Hand, um sie zu küssen. Er kommt ihr zuvor, indem er sich auf die Knie niederläßt und nach ihren Händen greift, ohne sie aber zu berühren. Wie sie steht und er kniet, ändert sich ihr Mienenspiel ein wenig und nimmt einen leicht sarkastischen Zug an. Er blickt selig zu ihr auf, hebt die Hand und berührt leise die ihre. Während er, den Blick auf seine Hand gerichtet (mit erhobenem Arm), selig ergriffen kniet, entflieht sie rasch in die linke Seitenwand. Der Mann achtet nicht darauf, daß sie fort ist. Er hat sie an seiner Hand, auf die er ununterbrochen hinsieht. Nach einer Weile erhebt er sich mit kolossaler Kraft, wirft die Arme hoch in die Luft und bleibt auf den Zehenspitzen riesengroß stehen. MANN Nun besitze ich dich für immer! Verwandlung Es wird ganz finster und sofort wieder hell. Nun ist bei vollständig ausgenützter Bühnentiefe und -breite folgendes Bild zu sehen III. Bild Wilde Felsenlandschaft; schwärzlichgraue, mit wenigen Nadelbäumen (die silbergraue Äste haben) bewachsene Felsen. Ungefähr von der Mitte der Bühnentiefe an sind Felsenpartien aufgebaut, die hier ein kleines Plateau bilden. Dieses ist von hohen, steilen Felsen (die rechts und links bis vorne an die Rampe reichen) umschlossen. Das Plateau senkt sich vorne ein wenig. Etwas rechts von der Mitte der Bühnenbreite stürzt es steil ab (etwas schräg gestellt). Hier ist eine Schlucht anzudeuten, die zwischen zwei Felsstücken liegt und deren Rand sichtbar ist. Vor ihr liegt ein niedrigeres Plateau, das vorn mit dem höheren zusammenhängt. Vor der Schlucht ragt ein mannsgroßes Felsstück in die Höhe. Hinter dem Plateau (aber höher als dieses) liegen zwei Grotten, die durch dunkelviolette Stoffe vorläufig verborgen sind. Die Szene darf nur hinten von oben beleuchtet werden, so daß die Felsen über die sonst ziemlich helle Bühne Schatten werfen. Das ganze soll nicht die Nachahmung eines Naturbildes, sondern eine freie Kombination von Farben und Formen sein. Anfangs fällt (bloß von hinten) graugrünes Licht auf die Szene. Später, wenn die Grotten beleuchtet werden, wird von vorn auf die Felsen gelbgrünes und auf die Schlucht dunkelblauviolettes Licht geworfen. Sowie die Szene erhellt ist, sieht man den Mann aus der Schlucht heraussteigen (deren Rand soll deshalb über den Bühnenboden hervorragen). Er steigt mühelos, obwohl es anscheinend schwierig sein müßte. Er ist so gekleidet wie im ersten Bild, nur hat er um den Leib einen Strick als Gürtel, an dem zwei Türkenköpfe hängen, und er hält ein entblößtes, blutiges Schwert in der Hand. Knapp bevor der Mann oben ist, erhellt sich langsam die eine der beiden Grotten (links), indem von dunkelviolettem Licht ziemlich rasch über Braun, Rot, Blau und Grün zu hellem, dünnen Gelb (Zitronengelb) übergegangen wird. (Nicht sehr hell!) In der Grotte, die ein Mittelding zwischen einer Mechaniker- und einer Goldschmiedewerkstatt darstellt, sieht man einige Arbeiter in realistischen Arbeitskostümen an der Arbeit. (Einer feilt, einer sitzt an der Maschine, einer hämmert usw.) Die Beleuchtung der Grotte scheint nunmehr hauptsächlich von den über den Arbeitstischen hängenden Lampen auszugehn (Zwielichtstimmung). In der Mitte steht ein Amboß, neben diesem liegt ein schwerer eiserner Hammer. Wenn der Mann ganz oben ist, geht er hinter dem Felsstück vorbei gegen die Mitte zu, bleibt stehen und betrachtet nachdenkend die Arbeiter. Ein Gedanke scheint in ihm zu werden; er atmet schwer. Dann wird er heller, freudiger und sagt ruhig und schlicht MANN Das kann man einfacher! Geht auf den Amboß zu, läßt den Säbel fallen, hebt ein Stück Gold, das am Boden liegt, auf, legt es auf den Amboß und ergreift mit der Rechten den schweren Hammer. Ehe er zum Schlag ausholt, springen die Arbeiter auf und machen Miene, sich auf ihn zu stürzen. Unterdessen betrachtet er, als ob er die Drohung nicht bemerkte, seine erhobene linke Hand, deren Fingerspitzen von oben hellblau beleuchtet werden. Er blickt sie erst in tiefer Ergriffenheit an, dann strahlend, kraftgeschwellt. Die Bewegungen der Arbeiter dürfen nicht bis zu jenem Punkt gelangen, daß sie sich wirklich auf ihn stürzen könnten, sollen aber so weit gehen, daß man ihnen diese Absicht anmerkt. Ehe sie dazu kommen, hat er mit beiden Händen den Hammer ergriffen und zu einem gewaltigen Schlage mit leichtem Schwung ausgeholt. Wie der Hammer niederfällt, erstarren die Gesichter der Arbeiter vor Staunen der Amboß ist in der Mitte geborsten, das Gold in den dadurch entstandenen Spalt gesunken. Der Mann bückt sich und hebt es mit der linken Hand auf. Hebt es langsam hoch empor. Es ist ein Diadem, reich mit Edelsteinen geschmückt. MANN (schlicht, ohne Ergriffenheit) So schafft man Schmuck! Die Mienen der Arbeiter werden wieder drohend; dann verächtlich; sie reden aufeinander ein und scheinen neuerdings einen Anschlag gegen den Mann zu planen. Der Mann wirft ihnen lachend das Geschmeide zu. Sie wollen sich auf ihn stürzen. Er hat sich umgedreht und sieht sie nicht. Bückt sich, um sein Schwert aufzuheben. Wie er es mit der linken Hand berührt, wird die Grotte wieder dunkel. Die dunklen Stoffe lassen jede Spur der Werkstatt verschwinden. Sowie es finster wird, erhebt sich Wind. Erst schwach säuselnd, dann immer drohender anschwellend. Gleichzeitig mit diesem Crescendo des Windes geht ein Crescendo der Beleuchtung. Es beginnt mit schwach rötlichem Licht (von oben aus), das über Braun in ein schmutziges Grün übergeht. Daraus entwickelt sich ein dunkles Blaugrau, dem Violett folgt. Dieses spaltet ein intensives Dunkelrot ab, das immer heller und schreiender wird, indem sich, nachdem es Blutrot erreicht hat, immer mehr Orange und dann Hellgelb hineinmischt, bis das gelbe schreiende Licht allein bleibt und von allen Seiten auf die zweite Grotte geworfen wird. Diese war bei Beginn des Lichtspiels schon geöffnet und macht dieses Crescendo mit, indem sie (schwächer als die übrige Bühne) von innen heraus nach der gleichen Skala beleuchtet wird. Nun strahlt sie ebenfalls in gelbem Licht. Der Mann hat dieses Crescendo des Lichts und des Sturmes so darzustellen, als ginge beides von ihm aus. Er sieht erst (beim rötlichen Licht) auf seine Hand; die sinkt dann, sichtlich ermattet, langsam; seine Augen werden aufgeregt (schmutzig-grünes Licht). Seine Aufregung wächst; die Glieder spannen sich krampfartig er streckt zitternd beide Arme von sich (Blutrot), reißt die Augen weit auf und öffnet entsetzt den Mund. Wenn das gelbe Licht da ist, muß sein Kopf so aussehen, als ob er platzen würde. Der Mann dreht sich nicht zur Grotte um, sondern sieht nach vom. Wenn es ganz hell ist, hört der Sturm auf, und das gelbe Licht geht rasch in ein schwach bläuliches, mildes Licht über. Die Grotte ist in dieser Beleuchtung einen Augenblick leer, dann hüpft mit schnellen, leichten Schritten das Weib von links in den Raum. Sie ist wie im zweiten Bild gekleidet, nur fehlt die linke obere Hälfte ihres Kleides, so daß diese Hälfte des Oberleibes bis zur Hüfte vollständig nackt ist. Wenn das Weib über die Mitte der Grotte hinaus ist, bleibt sie stehen und blickt eine Weile suchend um sich. Dann streckt sie die Arme dem Herrn entgegen, der im gleichen Augenblick auf der rechten Seite der Grotte sichtbar wird. Er hat das Stück ihres Kleides, das ihr fehlt, in der rechten Hand und winkt ihr damit. Des Mannes Verzweiflung nimmt inzwischen immer mehr zu. Er krümmt die Finger zu Krallen, preßt die Arme an den Leib, biegt die Knie nach vorn aus und beugt den Oberkörper nach hinten. Wie der Herr mit dem Kleiderfetzen winkt, wirft er sich mit einem heftigen Ruck herum, fällt auf die Knie, dann auf die Hände und trachtet, auf allen Vieren in die Grotte zu gelangen, kann aber nicht hinauf. MANN Du - - - du! du bist mein! - -! du warst mein - -! sie war mein - -! Er erhebt sich und macht verzweifelte Anstrengungen, zur Grotte hinaufzuklettern. Es gelingt ihm nicht, denn die Wand ist marmorartig glatt. Wie er singt, bemerkt ihn der Herr, gibt das aber nur dadurch kund, daß er ruhig den Blick auf den Mann richtet. Wie dieser dann versucht hinaufzuklettern, wirft der Herr ihm den Kleiderfetzen mit einer ruhigen, kalten Bewegung zu und geht mit höchster Gleichgültigkeit, ohne die Miene zu verändern, ab. Sofort wird die Bühne ganz finster und gleich darauf wieder hell. Halbhell fahles grünlich-graues Licht. Die Grotte ist wieder dunkel, wie zu Anfang. Sowie es hell ist, springt das Weib aus der Grotte auf das Plateau, um den Kleiderfetzen zu suchen. Sie sieht ihn in der Nähe des Mannes liegen, eilt hin, nimmt ihn auf und legt ihn um. Der Mann hat, wie es dunke! wurde, den Kopf an die Wand gelehnt und dem Weib den Rücken gekehrt. Wie sie den Kleiderfetzen anlegt, dreht er sich um, wirft sich auf die Knie und singt (flehend) MANN Du Schöne - bleib bei mir! - Verwandlung Im Augenblick, in dem der Stein den Mann begräbt, wird es finster, und die laute Musik und das höhnische Lachen (wie im ersten Bild) ertönen. IV. Bild Es wird sofort wieder hell. Das Bild der ersten Szene Die sechs Männer und die sechs Frauen. Deren Gesichter sind nun graublau erleuchtet, das Fabeltier hat sich wieder in den Nacken des Mannes verbissen, der an derselben Stelle auf dem Boden liegt, auf die ihn der Stein hingeschleudert hat, wodurch die Vorstellung verstärkt wird, daß der Stein das Fabeltier ist. DIE SECHS MÄNNER UND DIE SECHS FRAUEN (anklagend streng) Mußtest du s wieder erleben, was du so oft erlebt? Mußtest du? Kannst du nicht verzichten? Nicht dich endlich bescheiden? Ist kein Friede in dir? Noch immer nicht! - - Suchst zu packen, was dir nur entschlüpfen kann, wenn du s hältst. Was aber in dir ist und um dich, wo du auch seist. Fühlst du dich nicht? Hörst du dich nicht? Fassest nur, was du greifst! Fühlst du nur, was du berührst, deine Wunden erst an deinem Fleisch, deine Schmerzen erst an deinem Körper? Und suchst dennoch! Und quälst dich! Und bist ruhelos! (In das Graublau, das auf die Gesichter fällt, mischt sich etwas Rot.) Du Armer! Es wird langsam ganz finster und der Vorhang fällt. I. Bild (Links und rechts vom Zuschauer.) Die Bühne ist fast ganz finster. Vorn liegt der Mann, das Gesicht am Boden. Auf seinem Rücken sitzt ein katzenartiges Fabeltier (Hyäne mit fledermausartigen großen Flügeln), das sich in seinen Nacken verbissen zu haben scheint. Der Bühnenausschnitt ist sehr klein, ein wenig rund (ein flacher Bogen). Der Hintergrund wird durch dunkelvioletten Samt abgeschlossen. In dem sind kleine Luken, aus denen grün beleuchtete Gesichter schauen sechs Männer, sechs Frauen. Die Beleuchtung sehr schwach. Von den Gesichtern sieht man fast nur die Augen deutlich. Alles übrige ist mit zart rötlichen Schleiern verhüllt, die aber von dem grünen Licht ebenfalls etwas erhellt werden. DIE SECHS MÄNNER UND DIE SECHS FRAUEN (Sehr leise gesprochen, mit tiefstem Mitleid) Still, o schweige; Ruheloser! - Du weißt es ja; du wußtest es ja; und trotzdem bist du blind? Kannst du nicht endlich Ruhe finden? So oft schon! Und immer wieder? Du weißt, es ist immer wieder das Gleiche. Immer wieder das gleiche Ende. Mußt du dich immer wieder hineinstürzen? Willst du nicht endlich glauben? Glaub der Wirklichkeit; sie ist so; so ist sie und nicht anders. Immer wieder glaubst du dem Traum; immer wieder hängst du deine Sehnsucht ans Unerfüllbare; ans Unerfüllbare; immer wieder überläßt du dich den Lockungen deiner Sinne; die das Weltall durchstreifen, die unirdisch sind, aber irdisches Glück ersehnen! Irdisches Glück! Du Armer! - Irdisches Glück! - Du, der das überirdische in dir hast, sehnst dich nach dem irdischen! Und kannst nicht bestehn! Du Armer! Sie verschwinden (die Luken werden finster); auch das Fabeltier verschwindet. Es bleibt eine Weile alles still und bewegungslos. Dann senken sich langsam schwarze Schatten (Schleier) auf den Mann. Plötzlich erklingt hinter der Szene laute gemein-lustige Musik, die in einem Jubel der Instrumente ausklingt. In den Schluß-Akkord der Bühnenmusik hinein schallt grelles, höhnisches Lachen einer Menschenmenge. Im selben Moment erhebt sich der Mann mit einem kraftvollen Ruck. Gleichzeitig zerreißen hinten die dunklen Abschlußwände des Bühnenabteils. Der Mann steht aufrecht da. Er trägt eine schmutzig-braungelbe Jacke aus kotzenartigem, sehr dickem Stoff. Seine schwarze Hose reicht auf dem linken Bein nur etwas unter das Knie; von da an hängen Fetzen herunter. Das Hemd ist halboffen, so daß die Brust zu sehen ist. Die Füße, ohne Strümpfe, sind mit sehr zerrissenen Schuhen bekleidet der eine Schuh ist so zerrissen, daß man den bloßen Fuß sieht, der oben eine große offene Wunde, wie von einem Nagel herrührend, zeigt. Gesicht und Brust sind von vielen teils blutigen, teils alten Narben entstellt. Das Haar ist fast ganz kurz geschoren. Nachdem er sich erhoben hat, bleibt er einen Augenblick mit gesenktem Kopf stehen, dann sagt er mit tiefer Ergriffenheit MANN Ja; o ja! Verwandlung Im selben Augenblick wird die Bühne hell, und zeigt nun folgendes Bild II. Bild Ein etwas größerer Bühnenausschnitt; tiefer und breiter als der erste. Im Hintergrund eine zartlichtblaue, himmelartige Leinwand. Unten, links, ganz nahe dem hellbraunen Erdboden ein 1 ½ Meter durchmessender kreisförmiger Ausschnitt, durch den grelles gelbes Sonnenlicht sich über die Bühne verbreitet. Keine andere Beleuchtung als diese, aber die muß äußerst intensiv sein. Die Seitenwände werden durch faltige, herabhängende zart gelbgrüne Tücher gebildet. MANN Das Blühen o Sehnsucht! Hinter ihm, links, tritt aus einer Falte der Seitenwand ein jugendliches, schönes Weib hervor, sie ist in ein zart hellviolettes, hängendes, faltiges Kleid gehüllt; gelbe und rote Rosen im Haar, zarte Figur. Der Mann erschauert (ohne sich umzusehen). Das Weib bleibt nach einigen kleinen Schritten etwa im Viertel der Bühnenbreite stehen und schaut mit unsäglich mitleidsvollem Ausdruck den Mann an. MANN O du! Du Gute! Wie schön du bist! Wie wohl es tut, dich zu sehen, mit dir zu sprechen, dir zuzuhören! Wie du lächelst! Wie deine Augen lachen! Deine schöne Seele! Das Weib nimmt einen Becher in die rechte Hand und bietet, indem sie den rechten Arm vorstreckt (an welchem bis zum Handgelenk die Flügel ihres Kleides hängen), ihn dem Mann. Auf den Becher fällt von oben violettes Licht. Pause, die Entzücken ausdrückt. Plötzlich hat der Mann den Becher in der Hand, ohne daß sich einer von beiden vom Platze gerührt, ohne daß der Mann sich nach ihr umgesehen hat. (Der Mann darf nie zu ihr hinsehen; er blickt immer nach vorn, sie steht immer hinter ihm.) Der Mann hält den Becher in der rechten Hand, den Arm vorstreckend. Betrachtet ihn mit Entzücken. Dann wird er einen Augenblick tief ernst, fast traurig; sinnt eine Weile; dann hellen sich seine Mienen wieder auf, und mit einem fröhlichen Entschluß setzt er den Becher an den Mund und leert ihn langsam. Während er trinkt, sieht das Weib mit abnehmendem Interesse auf ihn; ein kalter Zug kommt in ihren Gesichtsausdruck. Sie rafft mit einer wenig schönen Gebärde ihr Kleid, legt es in andere Falten und läuft unhörbar auf die andere Seite der Bühne. Bleibt in der Nähe der rechten Seitenwand (immer hinter ihm) stehen. Der Mann ist während des Trinkens langsam einige Schritte nach links vorn gegangen, so daß er jetzt ungefähr in der Mitte steht. Wenn er die Hand mit dem Becher sinken läßt, drückt ihr Gesicht Gleichgültigkeit aus, über die manchmal ein feindlicher Zug schlüpft. Er steht in tiefem Sinnen da, aufs äußerste ergriffen; hingerissen. MANN Wie schön du bist! Ich bin so glücklich, weil du bei mir bist! Ich lebe wieder - - Er streckt beide Arme vor, als ob sie vor ihm stände. MANN O du Schöne! - - Inzwischen hat sie sich langsam abgewendet. Wenn sie sich so weit gedreht hat, daß sie ganz auf die rechte Seitenwand blickt, nehmen ihre Mienen einen hellen Ausdruck an. Gleichzeitig erscheint dicht vor der rechten Seitenwand ein Herr in dunkelgrauem Überzieher, Spazierstock in der Hand, elegant-modisch gekleidet, vornehm-schöne Figur. Der streckt ihr ein wenig die Hand entgegen; sie geht lächelnd auf ihn zu; ruhig wie auf einen alten Bekannten. Er nimmt sie rasch in die Arme und verschwindet mit ihr in der rechten Seitenwand. Wie sie beginnt, dem Herrn zuzulächeln, wird der Mann unruhig. Er dreht ruckweise, wie witternd, einige Male den Kopf. Leicht vorgebeugt. Wie der Herr ihr die Hand entgegenstreckt, erstarrt des Mannes Linke krampfartig, und wie sie dem Herrn in die Arme eilt, stöhnt der MANN O - Läuft einige Schritte nach links vorn, wo er in gebrochener Haltung stehen bleibt. Aber nach einigen Augenblicken kniet das Weib, rasch aus der linken Seitenwand hervoreilend, vor ihm, zu seinen Füßen. Er bemerkt sie, ohne hinzusehen (er blickt aufwärts), sofort; sein Gesicht hellt sich auf. Ihr Gesicht drückt Demut aus, bittet um Verzeihung. MANN Du Süße, du Schöne! Sie erhebt sich langsam, sucht seine linke Hand, um sie zu küssen. Er kommt ihr zuvor, indem er sich auf die Knie niederläßt und nach ihren Händen greift, ohne sie aber zu berühren. Wie sie steht und er kniet, ändert sich ihr Mienenspiel ein wenig und nimmt einen leicht sarkastischen Zug an. Er blickt selig zu ihr auf, hebt die Hand und berührt leise die ihre. Während er, den Blick auf seine Hand gerichtet (mit erhobenem Arm), selig ergriffen kniet, entflieht sie rasch in die linke Seitenwand. Der Mann achtet nicht darauf, daß sie fort ist. Er hat sie an seiner Hand, auf die er ununterbrochen hinsieht. Nach einer Weile erhebt er sich mit kolossaler Kraft, wirft die Arme hoch in die Luft und bleibt auf den Zehenspitzen riesengroß stehen. MANN Nun besitze ich dich für immer! Verwandlung Es wird ganz finster und sofort wieder hell. Nun ist bei vollständig ausgenützter Bühnentiefe und -breite folgendes Bild zu sehen III. Bild Wilde Felsenlandschaft; schwärzlichgraue, mit wenigen Nadelbäumen (die silbergraue Äste haben) bewachsene Felsen. Ungefähr von der Mitte der Bühnentiefe an sind Felsenpartien aufgebaut, die hier ein kleines Plateau bilden. Dieses ist von hohen, steilen Felsen (die rechts und links bis vorne an die Rampe reichen) umschlossen. Das Plateau senkt sich vorne ein wenig. Etwas rechts von der Mitte der Bühnenbreite stürzt es steil ab (etwas schräg gestellt). Hier ist eine Schlucht anzudeuten, die zwischen zwei Felsstücken liegt und deren Rand sichtbar ist. Vor ihr liegt ein niedrigeres Plateau, das vorn mit dem höheren zusammenhängt. Vor der Schlucht ragt ein mannsgroßes Felsstück in die Höhe. Hinter dem Plateau (aber höher als dieses) liegen zwei Grotten, die durch dunkelviolette Stoffe vorläufig verborgen sind. Die Szene darf nur hinten von oben beleuchtet werden, so daß die Felsen über die sonst ziemlich helle Bühne Schatten werfen. Das ganze soll nicht die Nachahmung eines Naturbildes, sondern eine freie Kombination von Farben und Formen sein. Anfangs fällt (bloß von hinten) graugrünes Licht auf die Szene. Später, wenn die Grotten beleuchtet werden, wird von vorn auf die Felsen gelbgrünes und auf die Schlucht dunkelblauviolettes Licht geworfen. Sowie die Szene erhellt ist, sieht man den Mann aus der Schlucht heraussteigen (deren Rand soll deshalb über den Bühnenboden hervorragen). Er steigt mühelos, obwohl es anscheinend schwierig sein müßte. Er ist so gekleidet wie im ersten Bild, nur hat er um den Leib einen Strick als Gürtel, an dem zwei Türkenköpfe hängen, und er hält ein entblößtes, blutiges Schwert in der Hand. Knapp bevor der Mann oben ist, erhellt sich langsam die eine der beiden Grotten (links), indem von dunkelviolettem Licht ziemlich rasch über Braun, Rot, Blau und Grün zu hellem, dünnen Gelb (Zitronengelb) übergegangen wird. (Nicht sehr hell!) In der Grotte, die ein Mittelding zwischen einer Mechaniker- und einer Goldschmiedewerkstatt darstellt, sieht man einige Arbeiter in realistischen Arbeitskostümen an der Arbeit. (Einer feilt, einer sitzt an der Maschine, einer hämmert usw.) Die Beleuchtung der Grotte scheint nunmehr hauptsächlich von den über den Arbeitstischen hängenden Lampen auszugehn (Zwielichtstimmung). In der Mitte steht ein Amboß, neben diesem liegt ein schwerer eiserner Hammer. Wenn der Mann ganz oben ist, geht er hinter dem Felsstück vorbei gegen die Mitte zu, bleibt stehen und betrachtet nachdenkend die Arbeiter. Ein Gedanke scheint in ihm zu werden; er atmet schwer. Dann wird er heller, freudiger und sagt ruhig und schlicht MANN Das kann man einfacher! Geht auf den Amboß zu, läßt den Säbel fallen, hebt ein Stück Gold, das am Boden liegt, auf, legt es auf den Amboß und ergreift mit der Rechten den schweren Hammer. Ehe er zum Schlag ausholt, springen die Arbeiter auf und machen Miene, sich auf ihn zu stürzen. Unterdessen betrachtet er, als ob er die Drohung nicht bemerkte, seine erhobene linke Hand, deren Fingerspitzen von oben hellblau beleuchtet werden. Er blickt sie erst in tiefer Ergriffenheit an, dann strahlend, kraftgeschwellt. Die Bewegungen der Arbeiter dürfen nicht bis zu jenem Punkt gelangen, daß sie sich wirklich auf ihn stürzen könnten, sollen aber so weit gehen, daß man ihnen diese Absicht anmerkt. Ehe sie dazu kommen, hat er mit beiden Händen den Hammer ergriffen und zu einem gewaltigen Schlage mit leichtem Schwung ausgeholt. Wie der Hammer niederfällt, erstarren die Gesichter der Arbeiter vor Staunen der Amboß ist in der Mitte geborsten, das Gold in den dadurch entstandenen Spalt gesunken. Der Mann bückt sich und hebt es mit der linken Hand auf. Hebt es langsam hoch empor. Es ist ein Diadem, reich mit Edelsteinen geschmückt. MANN (schlicht, ohne Ergriffenheit) So schafft man Schmuck! Die Mienen der Arbeiter werden wieder drohend; dann verächtlich; sie reden aufeinander ein und scheinen neuerdings einen Anschlag gegen den Mann zu planen. Der Mann wirft ihnen lachend das Geschmeide zu. Sie wollen sich auf ihn stürzen. Er hat sich umgedreht und sieht sie nicht. Bückt sich, um sein Schwert aufzuheben. Wie er es mit der linken Hand berührt, wird die Grotte wieder dunkel. Die dunklen Stoffe lassen jede Spur der Werkstatt verschwinden. Sowie es finster wird, erhebt sich Wind. Erst schwach säuselnd, dann immer drohender anschwellend. Gleichzeitig mit diesem Crescendo des Windes geht ein Crescendo der Beleuchtung. Es beginnt mit schwach rötlichem Licht (von oben aus), das über Braun in ein schmutziges Grün übergeht. Daraus entwickelt sich ein dunkles Blaugrau, dem Violett folgt. Dieses spaltet ein intensives Dunkelrot ab, das immer heller und schreiender wird, indem sich, nachdem es Blutrot erreicht hat, immer mehr Orange und dann Hellgelb hineinmischt, bis das gelbe schreiende Licht allein bleibt und von allen Seiten auf die zweite Grotte geworfen wird. Diese war bei Beginn des Lichtspiels schon geöffnet und macht dieses Crescendo mit, indem sie (schwächer als die übrige Bühne) von innen heraus nach der gleichen Skala beleuchtet wird. Nun strahlt sie ebenfalls in gelbem Licht. Der Mann hat dieses Crescendo des Lichts und des Sturmes so darzustellen, als ginge beides von ihm aus. Er sieht erst (beim rötlichen Licht) auf seine Hand; die sinkt dann, sichtlich ermattet, langsam; seine Augen werden aufgeregt (schmutzig-grünes Licht). Seine Aufregung wächst; die Glieder spannen sich krampfartig er streckt zitternd beide Arme von sich (Blutrot), reißt die Augen weit auf und öffnet entsetzt den Mund. Wenn das gelbe Licht da ist, muß sein Kopf so aussehen, als ob er platzen würde. Der Mann dreht sich nicht zur Grotte um, sondern sieht nach vom. Wenn es ganz hell ist, hört der Sturm auf, und das gelbe Licht geht rasch in ein schwach bläuliches, mildes Licht über. Die Grotte ist in dieser Beleuchtung einen Augenblick leer, dann hüpft mit schnellen, leichten Schritten das Weib von links in den Raum. Sie ist wie im zweiten Bild gekleidet, nur fehlt die linke obere Hälfte ihres Kleides, so daß diese Hälfte des Oberleibes bis zur Hüfte vollständig nackt ist. Wenn das Weib über die Mitte der Grotte hinaus ist, bleibt sie stehen und blickt eine Weile suchend um sich. Dann streckt sie die Arme dem Herrn entgegen, der im gleichen Augenblick auf der rechten Seite der Grotte sichtbar wird. Er hat das Stück ihres Kleides, das ihr fehlt, in der rechten Hand und winkt ihr damit. Des Mannes Verzweiflung nimmt inzwischen immer mehr zu. Er krümmt die Finger zu Krallen, preßt die Arme an den Leib, biegt die Knie nach vorn aus und beugt den Oberkörper nach hinten. Wie der Herr mit dem Kleiderfetzen winkt, wirft er sich mit einem heftigen Ruck herum, fällt auf die Knie, dann auf die Hände und trachtet, auf allen Vieren in die Grotte zu gelangen, kann aber nicht hinauf. MANN Du - - - du! du bist mein! - -! du warst mein - -! sie war mein - -! Er erhebt sich und macht verzweifelte Anstrengungen, zur Grotte hinaufzuklettern. Es gelingt ihm nicht, denn die Wand ist marmorartig glatt. Wie er singt, bemerkt ihn der Herr, gibt das aber nur dadurch kund, daß er ruhig den Blick auf den Mann richtet. Wie dieser dann versucht hinaufzuklettern, wirft der Herr ihm den Kleiderfetzen mit einer ruhigen, kalten Bewegung zu und geht mit höchster Gleichgültigkeit, ohne die Miene zu verändern, ab. Sofort wird die Bühne ganz finster und gleich darauf wieder hell. Halbhell fahles grünlich-graues Licht. Die Grotte ist wieder dunkel, wie zu Anfang. Sowie es hell ist, springt das Weib aus der Grotte auf das Plateau, um den Kleiderfetzen zu suchen. Sie sieht ihn in der Nähe des Mannes liegen, eilt hin, nimmt ihn auf und legt ihn um. Der Mann hat, wie es dunke! wurde, den Kopf an die Wand gelehnt und dem Weib den Rücken gekehrt. Wie sie den Kleiderfetzen anlegt, dreht er sich um, wirft sich auf die Knie und singt (flehend) MANN Du Schöne - bleib bei mir! - Verwandlung Im Augenblick, in dem der Stein den Mann begräbt, wird es finster, und die laute Musik und das höhnische Lachen (wie im ersten Bild) ertönen. IV. Bild Es wird sofort wieder hell. Das Bild der ersten Szene Die sechs Männer und die sechs Frauen. Deren Gesichter sind nun graublau erleuchtet, das Fabeltier hat sich wieder in den Nacken des Mannes verbissen, der an derselben Stelle auf dem Boden liegt, auf die ihn der Stein hingeschleudert hat, wodurch die Vorstellung verstärkt wird, daß der Stein das Fabeltier ist. DIE SECHS MÄNNER UND DIE SECHS FRAUEN (anklagend streng) Mußtest du s wieder erleben, was du so oft erlebt? Mußtest du? Kannst du nicht verzichten? Nicht dich endlich bescheiden? Ist kein Friede in dir? Noch immer nicht! - - Suchst zu packen, was dir nur entschlüpfen kann, wenn du s hältst. Was aber in dir ist und um dich, wo du auch seist. Fühlst du dich nicht? Hörst du dich nicht? Fassest nur, was du greifst! Fühlst du nur, was du berührst, deine Wunden erst an deinem Fleisch, deine Schmerzen erst an deinem Körper? Und suchst dennoch! Und quälst dich! Und bist ruhelos! (In das Graublau, das auf die Gesichter fällt, mischt sich etwas Rot.) Du Armer! Es wird langsam ganz finster und der Vorhang fällt. Schönberg,Arnold/Die glückliche Hand