約 165,702 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2234.html
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2146.html
「んで、用事はなんですか?」 今俺は、入学して間も無い頃、ハルヒにSOS団の協力を求められた、違うか、「しろ」と命令された、人気のない階段に鶴屋さんといる。 その鶴屋さんはというと、なんかもじもじしているような、それでも彼女の明るさは保っている、そんな表情だった。 「え、え?あ、そうだっけ、忘れてた。にょろ」 鶴屋さん、なにもそこまで「にょろ」にこだわらなくても。 「そう、その用事はね・・・」 「・・・」 「・・・・・・・・・・・・・」 なんだこの三点リーダーの掛け合いは。ええい、話が進まん。 「そのっ、あの・・・」 はて、鶴屋さん、あなたそんな性格でしたっけ?もっとはきはきしてましたが。 つーか一体どんな用事なのかねえ。もしかすると、そろそろハルヒの能力に気付いたりとか。ありえる。あの鶴屋さんだ。そもそも気付かないはずが 「わたしと・・・今日だけ彼氏になってっ!」 「はへい?」 思わず変な声あげちまったよ。 というかそれぐらいしか頭に浮かばん。もしここで古泉だったら 「はい、今日だけと言わず一生をともに・・・」 というくさいせりふを吐きながら、抱きしめるだろうなあ。ああキモチワルう。抱きしめるかどうかは知らんが。というか想像だが。 俺も言ってみようか。 鉄拳が今にも飛んできそうな気がする。誰からとは言わないが。 事のの内容を聞けば、なんだ、そんなに想像していたよりたいしたことない、いや、ある意味ですごいことなのかが解る。 聞くところによると、鶴屋さんの家では、娘が中学生になったころからなんと許婚を決めるのだそうだ(はやっ!)。この時期になると、中学校にいる、鶴屋さんが気に入った男子生徒に告白、即家に連れて行くようなしきたりがある。 しかし、鶴屋家当主が認めなければ強制的に別れさせる。だかもし、合格だったら見事、逆玉の輿の人生が確定するのだ。 今まで6人(多っ!)の男を連れてきたそうだが、ことごとく敗れてきたそうだ。 「さすがに4人目からは適当になったけどねっ」 とは本人の談。いや適当て。そんな簡単に付き合っていいんすか? 「大丈夫さっ、わたしわかるにょろっ、『ああ、この人も駄目だろうなあ』って!」 要は、適当に駄目そうな男子を家に招き入れて、んで適当に終えると。まあ、鶴屋さんの場合、男子の方から積極的にアプローチかけてくるだろうから、そんな探す手間かからないんだろうな。 「鶴屋さんは、好きな人いないんすか?」 俺よりかもっといい人いると思いますが。 「え、え、えええと・・・う、うんいない。にょろっ!」 だからそんなに「にょろ」にこだわらなくても。 まあ、適当に行ってそして適当に帰ってそのまま家にかえればいいか。夕食は鶴屋家が用意してくれることだし。今はどんな料理が出てくるか楽しみに待つだけだな。 「まあ、俺が行ったら最速記録出ますよ。別れろといわれる時間が、ね」 「え、え・・・まあ、そうにょろ!キョン君はのんびりいつものようにすごしていたらいい、にょろ!」 やけに「いつものように」が強調されたな。あと語尾。 こんな俺みたいな奴が来るんだ、ひょっとしたら、飯すら食えないかもしれん。 「一応、頑張りますよ。」 鶴屋さんの顔が赤くなった、気がする。 「んじゃ、いきましょうか。その、鶴屋家に」
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/2229.html
【名前】 シンケンマル雷電の舞 【読み方】 しんけんまるらいでんのまい 【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー 【初登場話】 第三幕「腕退治腕比(うでたいじうでくらべ)」 【分類】 必殺技 【使用者】 シンケンレッド 【詳細】 シンケンレッドの必殺技。 シンケンマルへと雷撃ディスクを装着してから、回転すると発動。 強力な雷撃を刀身へ纏い、振り回すと周囲の標的に雷撃を放射し攻撃できる。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2315.html
雛見沢村から遠く離れたとある町中を、古手梨花は逃げていた。 臓物を喰らいつくさんと少女の小さな体を追うのは、そのどれもが異様な姿の数体の怪人。 少女の足で逃げ切れるはずも無く、怪人達に囲まれて梨花は「もう終わりね……」と呟く。 せめて支給されたダイナマイトを使って道連れにしてやろうか……あ、でも私火を持ってないや、などと考えているうちに、どんどん迫る怪人包囲網。 そのときだった。 「ピンチだな!」 凛とした声が、どこかから響き。 「正義の少女がピンチのとき―――」 「え?」と戸惑いの声を上げた梨花の前に、一人の男が現れた。 「今一人の騎士が、天空の彼方より舞い降りる!」 その男は、学ランもマントも仮面も全て真っ白で、日本刀を構え、 挙げ句の果てに犬耳を付けて頭に林檎を乗せているという、極めて不審者としか言いようが無い格好をしていた。 当然ながら呆然とする梨花を尻目に不審者は怪人の群れに突っ込むと、 よく手入れされた日本刀を振り回して、怪人達をスバズバズバッと斬って斬って斬りまくった。 あっという間に、あっさり全滅する怪人達。まあ再生怪人しかり、一度に大量に出た怪人など得てしてこんなものだ。 どうやら、この不審者は自分を助けてくれたらしいと、何とか梨花は理解する。 「あの……ありがとう、おかげで助かったのです」 いまいち不審者と関わり合いになりたくは無かったが、助けられたのは事実なので素直に礼を言う梨花。 「いや、私は正義として当然の行いをしたまでだ。私はサモエド仮面、君の名は?」 と、スマートに返す不審者改めサモエド仮面。 サモエド仮面ってなんだよ!などと言いたいことが無くも無かったが、あえて梨花はスルーした。 「ボクは古手梨花というのです。 ありがとうなのですサモエド仮面。サモエド仮面がいなければ、今頃ボクはあいつらに食べられていたのですよ、にぱー」 「ハッハッハ、礼などいらないさ。さっきも言ったが、私は私が信じる正義のために梨花ちゃんを助けたに過ぎないのだから」 そう言って、快活に笑うサモエド仮面。 格好は変わっているけれど、とりあえず悪人では無いだろうと判断して、梨花は目の前の男を利用することを思いつく。 (圭一達はどこにいるのかわからないし、なぜか羽入もいないし、当面はこの男に守ってもらうのがよさそうね……) ならば善は急げと、梨花は直ぐ様サモエド仮面に話を持ちかける。 「……あの、サモエド仮面。ボクは友達とはぐれてしまって、一人では心細いのです。 仲間と合流するまででもいいから、ボクと一緒にいてほしいのですよ」 「なんだ、そんなことなら任せておきなさい。このサモエド仮面、困った少女の頼みを断るほど腐ってはいない」 「本当なのですか!?」 (……ちょろいわね) 「ただし、その代わりと言ってはなんだが、私からも一つ頼みがある」 「? 頼み……なのですか?」 まあ、守ってもらうのだから頼みくらいは聞いてやってもいいだろうと判断し、とりあえず梨花は頼みの内容を尋ねることにした。 「ボクにできることなら、喜んでするなのですけど……何をすればいいのですか?」 「ああ、別に難しいことじゃない。誰でもできることだ。そう―――」 「パンツを見せてくれないか」 「…………はぁ?」 【サボテグロン@仮面ライダー 死亡】 【ピラザウルス@仮面ライダー 死亡】 【カニバブラー@仮面ライダー 死亡】 【カブトロング@仮面ライダー 死亡】 【ドクガンダー@仮面ライダー 死亡】 【午後9時00分/金星】 【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】 [状態] 健康 [装備] 無し [道具] 荷物一式、ダイナマイト [思考] 基本 死にたくない 1 なんなのよ、こいつ…… 【サモエド仮面@学園キノ】 [状態] ロリコン [装備] 日本刀 [道具] 荷物一式 [思考] 基本 正義とロリのために戦う 1 パンツが見たい
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/2230.html
【名前】 シンケンマル火炎雷電の舞 【読み方】 しんけんまるかえんらいでんのまい 【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー 【登場話】 第十一幕「三巴大騒動(みつどもえおおそうどう)」 【分類】 必殺技 【使用者】 シンケンレッド 【詳細】 シンケンレッドの必殺技。 2本のシンケンマルにそれぞれ獅子ディスクと雷撃ディスクを装着してから回転し発動。 レッド自身が回転しながら2本のシンケンマルを振り回し、技の「火炎の舞」、「雷電の舞」を同時に決める。 周囲の標的を一掃できる程の威力を誇るが、使用するには他の4人(劇中ではイエロー)からシンケンマルを借りる必要がある。 更に他の4人が屈まないと巻き込まれてしまう危険性も生じる。
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/3798.html
【名前】 隠流忍法・折り鶴の舞 【読み方】 かくれりゅうにんぽう・おりづるのまい 【登場作品】 忍者戦隊カクレンジャー海賊戦隊ゴーカイジャー 【初登場話(カクレン)】 第6話「目玉の王子様!」 【初登場話(ゴーカイ)】 第46話「ヒーロー合格」 【分類】 必殺技 【使用者】 ニンジャホワイト 【忍者戦隊カクレンジャー】 ニンジャホワイトの必殺技。 白色の折り鶴を片手の部分に持つ。 7つの折り鶴の幻影を操って、標的へ攻撃を行う。 【海賊戦隊ゴーカイジャー】 ニンジャホワイトキーを扱い、ニンジャホワイトへ豪快チェンジするゴーカイピンクが用いる。 第46話では5色(赤、青、黄、緑、桃)、最終話では白色の折り鶴を無数に飛ばし攻撃した(最終話ではシュリケンジャー(ゴーカイシルバー)の超忍法・秘打千本ノックとの同時攻撃で繰り出した)。
https://w.atwiki.jp/omf-game/pages/3006.html
■【残暑見舞いボックス】で、お得なアイテムを獲得しよう! ▼キャンペーン 内容 キャンペーン期間中に1回のお支払いで1000円分以上購入し、「ワンモア・フリーライフ・オンライン」にてシキンをチャージした方に、ゲーム内アイテム【残暑見舞いボックス】を1回の購入額に応じた個数プレゼント! ▼期間 8月20日(木)メンテナンス終了後 ~ 9月3日(木)メンテナンス開始まで ▼キャンペーン対象景品 チャージ額 個数 140 対象外 500 対象外 1,000 1個 3,000 4個 5,000 8個 10,000 18個 30,000 18個 残暑見舞いボックス 名前 説明 個数 妖精のベル(リティア) 使用すると★5妖精【リティア】が手に入るベル 1 ゴルゴーンシード 抽選で各種レシピを覚えます 1 ガナッシュシード 抽選で各種レシピを覚えます 1 英雄の宝珠 使用すると★5キャラクターのLv上限が5増加します 1 妖精王の宝珠 親密度5である「特定の★5妖精」に使用すると妖精の親密度が親愛に変化します 1 各種魔石 とあるレシピの生産に必要な素材です。 5 各種★5覚醒結晶 特定のクラスの力をさらに引き出すアイテムです。 1 妖精のメダル 専用の交換所にてアイテムと交換できるメダルです。 100 妖精のメダル 50 成長のメダル 専用の交換所にてアイテムと交換できるメダルです。 300 成長のメダル 200 日向夏ゼリー 防御力が上昇する料理(評価値 5) 1 夏野菜カレー 攻撃力が上昇する料理(評価値 5) 1 夏みかんジュース 最大HPが上昇する料理(評価値 5) 1 チューペット 味方全員の攻撃力が大幅に上がる(評価値 5)コンビネーション専用 1 爆裂ボム 敵複数に風属性大ダメージを与える(評価値 5) 1 躍進薬 味方全員の攻撃力が上がる(評価値 5) 1 残暑の素材箱 レア素材等が入った箱。 1 スタークリスタル★4 ★4キャラをランクアップする際に使用します。 3 ※残暑の素材箱ラインナップ 鋼玉x1、ルテニウムx1、チタニウムx1、ミスリル鉱石x1、レムリア原木x1、 蒼の苗木x1、カノンx1、エレメスx1、ケルベロス・ボーンx1、 ベヒーモスの硬骨x1、王家の黄昏x1、瞬間硬化液x1、アネモネ深層水x1、 ヒュドラの血x1、ノーグ牛x1、荒くれ牛の肉塊x1、センチネルのミスジx1、 アストロx1、シルバーシャークx1、レクイエムx1、硬化レタスx1、魔力芋x1、 ドラゴンゾンビの卵x1、古びた紅い魔石x1、古びた蒼い魔石x1、 古びた緑の魔石x1、古びた大地の魔石x1、古びた光の魔石x1、 古びた黒い魔石x1、古びた黒い魔石x3 キャンペーン 注意事項 ※リストにあるアイテムの中から抽選で1つ獲得できます。 ※抽選回数で獲得確率は変動いたしません。 ※アイテムの抽選結果や獲得確率などの問い合わせにはお答え出来ません。 ※複数回の抽選を行った場合、性質上同じアイテムを重複して獲得する場合がございます。 ※30000円分のシキンのチャージを行った場合においても【残暑見舞いボックス】の獲得個数は1回の獲得上限である【18個】となります。予めご注意下さい。
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/337.html
舞い降りる剣 ◆Z9iNYeY9a2 アヴァロン艦内。 月とスザクは艦橋にいた。 「まず、艦内の各設備の制御装置はどうだった?」 「機械にはそこまで詳しいわけじゃないからね、あくまで素人目線からだけど。 電源は全て稼働していた。設備の諸々に関しては、ほとんど問題はなかったよ。 あとはそれをどこで制御してるかってことだから、それはここなんだろう?」 艦内の探索は一通り終わり、中の状況についてを互いに報告している状況だった。 スザクは勝手知ったるかつての旗艦であるだけに内部の構造については詳しい。 中でも気にすべき箇所は月も説明を受けておいた。 「ふむ」 「あと、端末内にちょっと謎掛けみたいなものがあって、それを解くことで制御が解除される仕組みだったらしい。 差し当たってはシールド装置と接近された際の迎撃システムを解除した様子だ。 そっちは何か見つけたかい?」 「格納庫を見てきた。政庁の件もあるし、もしかするとKMFのような強力な武装があるかもしれないと思ってな。 だが、扉は閉まっていた。どうやら開くには何かキーが必要になるらしい」 「壊すことはできないのか?」 「不可能ではないだろうが、しかしもし爆破でもしようものなら、この艦の一角に巨大な穴があくほどのものでなければならない。 だが、できれば破壊は避けたいからな」 格納庫の扉を爆破するほどの衝撃を艦に与えれば、間違いなく他の場所にも支障をきたす。 「それと、私が知っている艦内部と比べたら、幾つか削られた場所が存在しているようだ。 具体的には、確認できた限りだと居住区が幾つかと娯楽施設だな。まあこれは艦の走行には影響はないだろうが」 「影響ないなら気にする場所でもないんだろう。 ちなみに格納庫には何があるんだ?」 「お前はロロに会っていたんだったな。彼が乗っていたヴィンセントのような機体…乗り物があるはずだ。 特に、ここがアヴァロンなら私がかつて乗ったものがあるかもしれない」 「それがあれば戦力アップになるんだがな。こればっかりはキーを探すしかないか」 現状見つからないものに執着しても仕方ない。 思考を切り替えた月は、ふとコンピュータに現れたアイコンを視界に捉えた。 「ん?スザク、これを見てくれ」 映ったものを確かめるためにそのアイコンに触れる月。 それは連絡用に使われている通信用のメールボックス。 中には一通のメールが届いていた。 差出人は。 「斑鳩…。反対側のあの艦からか」 名は書いていない。送ってきた施設の名前があるだけだ。 「内容は何だ?」 「どうやら、送信者が何かしらの考察を纏めたものらしい。 短く荒いながら、色々なことが考えられている」 「L、とやらのものか?」 「いや、あいつにしては考察が少し荒削りだ。 これは、…僕の知っている限りならメロが送ってきたものである可能性が高いと思っている」 「では、斑鳩の方も我々にとっては味方足り得るものが乗っていると」 我々、という言葉に月も含まれているのかどうかというところで一瞬苦笑した月。 改めて文章に目を通してみる。 内容に関してはある程度整理する必要のありそうなものだ。先に文章の方から送り主を考える。 「この文章、内容が荒削りなのもそうだが、少し誤字が多い。もしかすると急いで書き上げて推敲もせずに送ったのかもしれない。 例えば、艦の中に敵が乗り込んできた、とか。 メロかどうかは僕自身の推測でしかないが、向こうの艦に関しては警戒した方がいい」 「そうか…」 「僕はこの内容をもう少し整理しようと思う。 スザクは、モニタの監視をしてもらってもいいか?しばらくそっちを見ることはできないだろうから」 「分かった」 そうして月は端末に集中し。 スザクはその後ろで、目の前のモニターを視界を広く持つように見続けた。 次の目的地、遊園地の明かりは徐々に近づいていた。 ◇ 「………」 「………」 まどかとさやか。 正確に言えば同じ空間にLもいるのだが、Lは自分のことは気にせずリラックスすればいいと言っていた。 だが、そう言われていても。例え二人が長年の間共に過ごした親友であったとしても。 互いに色々なことがありすぎた。 何から話したらいいのか、そこから分からぬ状態で二人の沈黙は続いてしまっていた。 逆に気にしないでいいと言ったLの方が気にしてしまうほどに。 「時にまどかさん。イリヤさんの様子はどうでしたか?」 せめてこの空気をどうにかするきっかけくらいにはなればと、先程まで彼女に任せていた少女のことを問う。 「…けっこう泣いてましたけど、今は落ち着いたみたいです。 だけど、今度はぼーっとするようになっちゃったみたいで…」 「そうですか…。立ち直ってくれればいいのですが」 「イリヤちゃん、今すごく辛いんじゃないかと思うんです。私も、経験があるから…」 と、苦い記憶を掘り起こすように言うまどか。 まどかが経験した、美遊を失ったイリヤのような経験。 もう少し前のさやかなら、それが巴マミの時の件だと思っただろう。 だけど魔女の件をイリヤ達皆に伝えたのは誰か。そのきっかけは何があったのか。 それを考えれば、まどかと同じ気持ちだ、とは言うことができなかった。 そして同時に、ここが切り出し時だともさやかは思った。 「ねえ、まどか。イリヤと美遊から聞いたんだけどさ。 まどかは私より少し先の未来から来てて、私が魔女になる時のことを見てたって」 「………」 「聞かせてほしいの。私に、まどかに何があったのか」 あの時以降ずっと心に溜まっていた疑問をまどかにぶつけるさやか。 しかしまどかは顔を曇らせたまま、口を開くことを躊躇っている。 「大丈夫だって。私もあれからいろいろあったんだから、ちょっとやそっとのことで動じるようなやわな心じゃなくなってるんだし」 そんなまどかに、強がりの言葉を口にするさやか。 本当は真実を知ることへの恐怖は未だ残っている。 ソウルジェムの件を知った自分が魔女に至るまでの軌跡。そこに絶望があったのなら流すべきではないのだろうから。 「まどかさん。人は真実を必ずしも知る必要はないのかもしれませんが、しかし知るべき時はあると思います。どのようなものであっても。 それを知ることで傷つく可能性があるのなら、なおさら友であるあなたが伝えるべきことです」 部外者という自覚がありながらも、しかし止めるべき話ではないと感じたLがまどかへと助言をする。 その言葉に踏み出す覚悟を決めたように、まどかは口を開いた。 「分かった…。話すよ、さやかちゃん」 そうしてまどかは、自身の経験したことをさやかに話した。 仁美が恭介に告白すると言ったこと、その事実に耐えられなかったこと。 自暴自棄になったさやかが魔女を相手に自分の身すら顧みない戦いを続け、自分の元からも離れていったこと。 再会した時には、さやかは魔女となっていたこと。 そして、その魔女を元に戻せると信じて杏子と共に立ち向かい、叶わず杏子はその魔女を道連れに死んでいったこと。 ここまでが、さやかの知らなくてまどかの知っていること。 「………そっか…、仁美が…」 そのきっかけとなった出来事。 仁美が恭介に告白すると知った時の自分の心境を想像して顔を抑えるさやか。 ソウルジェムの真実を知ったばかりの時にもしそれを聞いたら、自分は何を思うだろうか。 きっと、こんな体で告白などできない自分と比較して仁美に大きな嫉妬心を抱いただろう。 そしてその末に、もしあの時仁美を助けるべきではなかった、などとでも思ってしまえば。 きっと自分は、魔法少女ではいられなくなる。 「…杏子、あいつはあんたと同じ時から来てたの?」 「杏子ちゃんなら、死に損なったって言ってたから、たぶん私が知ってる杏子ちゃんと一緒だと思う」 「…そっか……」 そして同時に、あの時杏子が自分の思っていた以上に弱いと感じた理由も納得した。 助けようと思った相手が生きたまま、不意に現れたのだ。本気で戦えるはずがない。 「ねえ、さやかちゃんが杏子ちゃんを殺したって話は…、何かの勘違いだよね…?」 「私さ、あの時色んなこと考えてて、何が正しいのかどうしたらいいのかとか、そういのがグチャグチャだったんだ。 そんな時に、あいつマミさんを殴って気絶させててさ、それ見たらあいつがマミさん襲ってるって、勘違いしちゃったんだよね…」 実際は錯乱したマミをいったん落ち着かせるためにやむを得ず実力行使に出ただけだったのだろうが。 「はは…、バカだよね、私……」 全てを知った今になって、あの時の罪が強い罪悪感になって襲ってきた。 強い後悔の念から涙がこぼれそうになるのを、さやかは必死で抑える。 杏子を手にかけた自分に、悲しむ資格などないとそう念じるように。 「さやかさん」 じっとさやかとまどかの会話を見ていたLが、ふと口を開いた。 「私はあくまで探偵です。他人の罪を暴くことはできますが、罪を償うことを促すことはあまり得意ではありません。 罪を隠すのならば明るみに出す必要がありますが、しかし罪を償おうとするのであれば、それはその人自身の問題なのですから。 あなたのその罪も、あなた自身に背負い、償う意志があるのなら決して償えないものではないと私は考えています」 「私の罪…、償えるんですか…?」 「一人で無理ならば、皆がいます。あなたも巧さんを支えたいと、そう思ったように」 「……」 「さやかちゃん」 まどかは、さやかの体を包み込むように、優しく抱き寄せる。 「私、さやかちゃんのしたことについて、どうしたらいいのかは上手く言えないし、さやかちゃんの気持ちが分かるなんてことも言えないけど…。 でも、私は何があっても、さやかちゃんの友達だから」 セイバーに言われたこと。 自分の存在が、さやかにとって支えになるだろうと、その言葉の意味が、まどかはようやく心から理解できたような気がした。 「…、ありがとう…、まどか…。 …ねえ、一つだけ、わがまま、いいかな?」 「何?」 「少しだけ、泣かせて…」 「うん、いいよ」 まどかのその返答から間もなく、さやかは声を上げて泣いた。 まだ知らない未来、恭介と仁美が付き合うことになるという事実。 何も知らない自分が、犯してしまった友殺しの罪。 色んなものが入り混じった、後悔と悲しみから溢れ出す涙。 それら全てを、友の前で吐き出すかのように。 ◇ 友を失った事実にひとしきり悲しみ、泣いて。 感情が落ち着いた頃に、イリヤの中に湧き上がったのは心にポッカリと穴が空いたかのような虚無だった。 実はずっと前からそこにあったもの。 もしかすると、最初の放送で凛の名を聞いた時にはあったはずだ。ただ自覚していなかっただけで。 二度目の放送でクロやルヴィアの名が呼ばれ、そして目の前で自分を守って衛宮士郎が命を落とした時。 もし側に美遊がいなければこの穴をもっと強く実感していただろう。 だが、もうその穴をごまかしてくれる友はいない。 それを自覚してしまえば、部屋の片隅で呆けるように座り込むしかできなかった。 「イリヤスフィール」 部屋の外から、そんなイリヤを呼びかけるセイバー。 「タクミはサクラの元に向かいました。彼が、彼女を引き受けると」 「…そう……」 セイバーの言葉にも、そう短く相槌を打つのみ。 「イリヤスフィール、私は、いえ、私もシロウも、きっとあなたのことを我々の知るイリヤスフィールを通してしか見ていなかったのかもしれません」 窓に手をかけ、夜景の中で電灯を輝かせる遊園地の風景を見ながら、セイバーは語る。 「そんなの、私だって同じだよ…。士郎さんがどんな気持ちで私のこと見てたのか、私のお兄ちゃんと同じようにしか考えてなかった…」 「…それが分かったのですか?」 「ミュウツーさんが、死ぬ直前にバーサーカーから見た記憶を私にくれて…そこにセイバー達の世界の私の記憶があったの…」 「…そうだったのですね」 この少女には少し酷な記憶、知識だったかもしれない。 だが、それを見て尚も彼女はバーサーカーに立ち向かったのだ。 やはり、とセイバーはイリヤの持つ強さを確信する。 だからこそ、敢えて問うた。 「イリヤスフィール。あなたは、どうしたいですか?」 「どうしたいって…」 「サクラの元に、向かいたいのではないですか?」 「……!」 イリヤの顔が強張る。 桜を助けたいと思っているのか。 それとも美遊やルヴィア、多くの人を殺したことを問い詰めたいと思っているのか。 あるいは―――可能性は低いが、復讐を考えていることもあるかもしれない。 だが、少なくともここで止まっていること自体は、間違いなくイリヤ自身望んでいることではない。 「…でも、やっぱり怖い……。美遊も、クロも、士郎さんも、凛さんやルヴィアさん、バゼットさんもみんないなくなって…。 次に誰がいなくなるのか、それが分からないのが…すごく怖い…」 「誰しも死は恐ろしいと感じるものです。タクミも、そういう失っていく人を少しでも手の内に留めるために戦っているのですから」 それでも、とセイバーは続ける。 「あなたと関わり死んでいったもの達は、皆そうすることで何かを成し遂げるために戦っていったはずです」 バーサーカーを足止めするためにガブリアスと共に殿を務めたクロ。 自分と北崎という強大な存在を前に、他の皆を守るためにたった一人命を張った士郎。 そして、友を守り死んでいった美遊。 「それらは、あなたが背負う必要はない。しかし向き合わなければならないものだと私は思います」 「向き合うって、何が違うの?」 「……どうにも上手い言葉が見つかりませんね。これはあなた自身が意味を見つけるべきものかもしれませんが…。 それでも私は―――……!」 と、話す途中、セイバーが激しく後ろを振り返った。 向いている場所はイリヤのいる場所、ではない。その向こう側だ。 「申し訳無い、イリヤスフィール。これ以上話している時間はないようだ」 『あ、これやばいです。急いで皆さんに伝えにいかないと』 「え、何、何なの?」 「強大な気配が迫ってきているのを感じました。 これほどの気を発することができる者を、私は一人知っています。 ゼロです。あの男がここに迫ってきている」 イリヤの顔に焦りの表情が浮かぶ。 おそらくは今この場で戦えるのが自分たち二人しかいない状況での襲来に対するものだろう。 一方で、あれだけの強敵の接近を前にしても、イリヤの顔に怯えは感じられない。 自身の死を恐れているわけではない。他者の死を恐れている。 ならば、まだ間に合うはず。 「時は待ってはくれないようだ。 もし決断するのであれば、今しかないでしょう。 どうしますか、イリヤスフィール」 「私は―――」 「私はゼロを引きつけます。少なくとも皆があのアヴァロンという戦艦に乗るまでは。 イリヤスフィールは皆に警戒を伝えてください。 そして、その後のことは、あなたが選んでください。 私は無理強いはしません。ですが、あなた自身が後悔しない道を」 そう言ってセイバーが扉を開いた時だった。 室内の明かりが消え、周囲が暗闇に包まれた。 慌ててルビーがマジカルライトで周囲を照らし状況を把握する。 窓の外、遊具の明かりに照らされていたはずの遊園地の風景もまた、この薄暗い室内と同じように月明かりのみに照らされた暗闇へと落ちている。 「……!まずい…、イリヤスフィール、皆の元へ急いでください! ゼロは、もうこの敷地内にいる!!」 ◇ 全自動で動く遊園地。おそらくは動作全てもコンピュータ管理されて動いているものなのだろう。 そこには一つの弱点が存在する。 動作のみならず、その制御も全て電気に任せて動いているということ。 停電が起きた場合、もし人による制御がなされているのであれば例えば復旧するまでの間の予備電源への接続などで一時的に凌ぐことはできるだろう。 ではもしそういった処理すらも機械任せにしている上で、完全な停電が起きた場合はどうなるだろうか。 「数箇所ほどは回る必要があるかとも思ったが、電気系統を全て一つに纏めていたとはな。こちらとしても手間は省けたが」 遊園地に備えられた遊具の一つから手を離しながらゼロは呟く。 ゼロのしたことは、遊具に流れている電気――それを動かすエネルギーを、根本部分からゼロに還すというもの。 遊園地の明かりの中から人を見つけ出すことは決して楽なものではない。ならば電気を止めれば向こうから出てくるだろう。 殺し合いという異常環境の、更に夜の闇の中で安心できるものはそうはいない。そうでなくても、暗くなれば明かりを求めることは自然なものだ。 闇から抜け出すために出てくるか、あるいは明かりをつけるなどをするものがほとんどだろう。一方でゼロは暗闇など気にはしない。 もし電源が複数に分かれていたならば数箇所に回る手間はあったし、全部がバラバラなら流石に諦めて自分の足で探し回ったことだろうが。 結果的に一回のギアスで目的を果たすことができた。 そして、一つの建物の一室に明かりがつく。 小さなものだが、この暗闇の中ではとても目立つ。 「そこか」 体の向きを変え、その明かりのある建物に向かおうとしたその時、建物の中から何かが飛び出した。 その気配は素早く、一直線にこちらへと向かってくる。 「はあっ!!!」 掛け声と共に振り下ろされた棒を受け止めるゼロ。 「ここから先へは、行かせません」 「ふん、また会ったな。騎士王」 互いの力の衝撃で後ろに下がる二者。 モップの柄に風を纏わせ、セイバーはゼロの進行を阻まんと立ちはだかった。 (…この道具で、どこまでできるか…) かつての戦いでは竹刀はへし折れ、それなりの強度を持った刀剣であってもゼロには通用しなかったことを思い出し、セイバーは身構える。 それでも先とは違い、引く場所はないしゼロも何もないまま引いてはくれないだろう。 せめて今迫ってきているアヴァロンに皆が乗るまで。 その時間を稼ぐため、セイバーはゼロへと向けて駆け出した。 ◇ イリヤ、正確にはルビーの出した明かりを元に周囲を照らしながら、L、まどか、さやかはある一区画へと足を進めていた。 遊園地の中でもしアヴァロンが停泊するならどこか。 Lは幾つか候補は考えていたが、実際に戦艦の巨大さを目にした段階で既に場所は一つに絞れていた。 遊園地にはそもそも場所がそこまで開けたところはない。だが航空機、それも特大の輸送船のようなものが着陸できそうな場所はないわけではない。 しかしあれほど巨大なものとなると、そもそも地面に降りることが困難だろう。 地上であれば建物に遮られてしまう。 地上ならば。 「例えば建造物の屋上等であれば、浮遊したまま足場を出すことで乗員の乗り降りができるはずです」 そうなれば候補は一つしかない。 ジェットコースター施設、不自然に大きな建造物。Nから聞いた話ではここは元々ジムリーダーなるものがポケモンジムとしても経営していた建物だという。 ここの屋上ならば他の建物や設備にも接触することなく、ギリギリの位置に降りることができる。 「それって当たってるんですか?」 「95%くらいは」 『残りの5%は何なんです』 「私の知らない未知の技術による運搬があった場合は流石に外れます。例えば回収用のワープ装置とかあったら場所の制約なんて関係なくなります」 さやかとルビーの問いに答えるL。 「私とて待っている間ずっとじっとしていたわけではありません。実際に中を歩き回ったことで遊園地内の状態は大体把握できていますから」 と、会話をしている間にその建物の前まで辿り着いた。 扉付近に備え付けられた電気のスイッチを押すが、電気は付かない。 再度ルビーが明かりで周囲を灯したところで、辺りに轟音が響いた。 建物に何かが突っ込み崩壊したかのような衝撃音。 おそらくはセイバーがゼロを足止めしているのだろう。 「ねえ、ルビー」 『イリヤさんは向かってはいけません。セイバーさんにも言われたでしょう』 「………」 『むしろイリヤさんはもう一つの方を気にするべきなのでは』 ルビーが言っているのはもう一つ、イリヤがずっと気にかけている方のことだろう。 『その迷いを抱えたままゼロのところに行くことには反対ですが。 迷いを解決するために向かうのであれば、私とてやぶさかではありません』 答えられず沈黙を続けるイリヤの横が、ふと明るくなった。 隣でさやかが取り出したのはバッグに入っていた懐中電灯。 ルビー自身が自発的に照らしていたせいでイリヤは存在を忘れていたが、別に皆の誘導はイリヤでなくても問題はないのだ。 「イリヤさん、おそらくあの戦艦に乗りさえすれば、後は我々だけでも動くことはできるでしょう。 もし別行動を取りたいのであれば、私達には止める理由はないです」 「その、いいんですか?」 「少なくとも私は、バーサーカーに一人で立ち向かった決意と勇気は買っています。そのあなたがやりたいことだと言うのなら、きっと必要なことだとも」 「私は…」 Lの言葉にまだ迷うイリヤ。 そうこうしているうちに、屋上まで到着して、既にアヴァロンは目の前だ。 ルビーや他の人に判断を仰ぐか。 そんな考えが一瞬頭をよぎったが、しかしこれは自分自身の問題、自分で決めるべきことであると改めて意識する。 (そうだよね…、逃げてちゃ、ダメだよね。私自身が、前に進まなきゃ…) アヴァロンはもう近い。あとは皆がアレに乗るだけだろう。 戦闘音から見て、セイバーがゼロを引きつけている位置は遠い。間に合わないことはないはずだ。 「みんな、ごめんなさい!やっぱり、私行きます!」 そう言って転身したイリヤは、体を翻して地を蹴り飛び立った。 その背を引き止める者は、誰もいなかった。 ◇ 幾度も打ち合い、ゼロには弾き弾かれつつも移動を続けるセイバー。 皆がいた場所からは視線を離させるように、そして場所も離れるように注意を払いながらゼロの進行を阻み続けた。 一方で、現状の棒きれ程度でゼロを倒す手段もまた、打ち合いながら探り続けていた。 渾身の力で振りかぶった一撃も、こんな棒程度では全く動じない。 だが何度も打ち合っているうちに、ゼロの動きの違和感に気付いた。 (右の踏み込みが浅い…?) 外見上では何かあるようには見えないが、地を蹴り力の入った第一歩を踏み出す際はいつも左足から入っている。 右の足は力を入れることを避けるようにも見える。まるでそこに軽くない傷でもあり、それを庇っているかのように。 試しに右側から踏み込まざるを得ない軌道で、ゼロの元へと迫る。 視界はマントにより塞がれ、その向こうから拳が突き出される。 身を捩って回避、そのまま地面を滑るように足を力強く払おうとしたところで、ゼロの体が浮き、そのまま縦方向に回し蹴りを放ってきた。 ほんの僅かに掠め、体が地に押し付けられそうになるのを堪えながらセイバーは起き上がる。 (やはり右足に何らかの傷を追っていて、そこを軸に動くことができない様子だ、ならば―――) そこを狙えば勝機はある。 倒せはしなくても、ある程度この場に釘付けにすることはできる。 確信したセイバーは、その右を狙うための軌道を走り始める。 時計まわりにゼロの周囲を移動、ゼロの体の向きが追いつかなくなるまで走り続ける。 そしてやがてその背が見えたところで、一気に急接近。 マントの牽制を風でなぎ払い、振りかぶった棒を一気に振り抜く。 胴を狙ったそれはゼロの体を叩きつけ一瞬動きを止める。 さらに返す手、こちらが本命。 右足を狙った一撃を振り込む。 気付いたゼロが右腕を突き出そうとした時、その手の平を、セイバーが手の内に隠し持っていたスペツナズナイフが飛び出し貫いた。 (取っ――――!?) 命中を確信しかけたセイバー。 しかしそれはゼロの左手に掴まれていた。 「本命が分かり易すぎたな」 渾身の牽制を敢えて受けることで、真の本命を受け止める態勢を整えていたゼロ。 そもそも自身の弱点を把握している以上、優先的に守るべき場所は一目瞭然だった。 念を入れて左腕もすぐさま動かせるようにしておいたのが功を奏した形となっているためゼロをしても間一髪といったところだったが。 棒を握りつぶし、態勢を戻せないセイバーの腕を掴み、棒の破片を握ったままの状態の拳でその胴を殴りつけた。 「ガアッ……」 胸の鎧が砕けるほどの衝撃に吹き飛ばされたセイバーの体は、遊具の壁に叩きつけられた。 衝撃で壁が砕け散り、舞い上がる地煙がセイバーの姿を覆い隠す。 「そしてお前の狙いも分かっている。大方同行者を逃がすための殿といったところだろうが。 ふむ、もうアヴァロンは飛ぶようだな」 ふと離れたところの比較的大きな建物の屋上に停まっていた戦艦を見上げるゼロ。 もう地面を離れている。ここから走ったとて、あれはこちらからは跳び上がることが難しい高度まで上がっているだろう。 だが、ゼロには一つの移動手段があった。 「来い、ガウェイン」 ゼロの呼び声で顕現する、黒き巨人。 「…っ、待て!」 起き上がろうとするセイバーだが、今の一撃のダメージがあまりにも大きかったのか、体の自由が効かない。 焦る気持ちを前に、思わずゼロを引き止めるように声を上げる。 しかしゼロはそんなセイバーに構うことなくガウェインの肩に騎乗し飛び上がった。 戦艦側は迫るゼロに気付いたのか、対空射撃を放つもゼロに着弾するはずのものは全てその目前で静止し地面へと転がり落ちる。 返すようにゼロがガウェインの肩のハドロン砲を放つと、アヴァロンの下面にエネルギー障壁が展開されその熱戦を防ぎきった。 するとゼロはガウェインの肩から飛び上がりその障壁に向けて光る自身の拳を叩きつけた。 アヴァロンの障壁が消滅、さらに追撃をかけるようにハドロン砲が射出され、アヴァロン下部に爆発が起きる。 だが、この巨大な艦はKMFを吹き飛ばすほどの砲撃でも一撃で沈めることはできない。 ならばどうにか逃げられるか、と思いかけたセイバー。 「…!!止めろぉっ!!!」 しかし次のゼロの狙いに気付き思わず声を張り上げる。 ガウェインはアヴァロンの飛翔速度より早く、その上を取るかのように上昇している。 そこにあるものは、何となくだが一見すれば分かる。 艦の上部にある、操舵全てを司る場所、艦橋。 側面にハドロン砲を撃った程度では止まらないならば、操舵機能そのものを潰してしまえばいいと。 如何に巨大で、如何に硬い防壁を持っていようと、制御を奪われれば艦は落ちるしかない。 ◇ 「…!!ルビー、あれ!!」 遠くまで響くほどの砲撃音に思わず振り返ったイリヤの目に映ったのは、ゼロが巨人に乗って浮遊し、その上部へと上がっている光景。 『艦が狙われていますね…、あの距離だと、艦橋を狙われる可能性が――』 「戻らなきゃ、じゃないとあれに乗ったみんなが…!!」 『ここからじゃ間に合いません!』 「でも――ー」 急いでも間に合わない。だけどそんな現実では諦められない。 ただ、自分が前に進もうとして皆を置いていって、その結果皆が死ぬことになる。 そんな現実にイリヤは耐えられなかったから。 (私は、また――) イリヤが目を見開く中で、ゼロはアヴァロン上部中央にたどり着き――― ◇ (中にいるのは、一人。ここで乗ったものではない様子だが) 艦橋から見える、目を見開く見知らぬ男の顔。 おそらく遊園地で乗った者はまだここに辿り着いてはいないのだろう。 どちらにしても関係ないが。 これを潰して艦を落としてしまえば、他に乗った者も逃げられぬまま命を落とすだけなのだから。 怯えているのか、それとも自身の死を受け入れたのか、そのまま動かぬ男に向けてガウェインの指を向ける。 そして何かを思うこともないまま、ゼロはその指、スラッシュハーケンを射出した―――― ◇ 「月、遊園地についたが、様子がおかしい」 ようやくアヴァロンが停泊地点らしき場所に到着した辺りだった。 遊園地の明かりが一斉に消えたのは。 イルミネーション、電灯、建物の明かり、その全てがまるで停電のように一気に消えた。 これは只事ではなかった。 周囲を探ってモニターを見ると、そこに映ったのは2つの影。 金髪の少女が、黒き仮面を纏ったマントの男と戦っている。 あの風貌。自分の知っているものとは大きく異なるが、あれが何なのかはスザクとてすぐに分かった。 「あれは、ゼロ。あれが…」 自分の被った仮面と同じ形のそれを被った者。 見間違えはしない。 その一方で月が視線を動かすと、停泊点と思われる場所に見えたのは3人の人間。 一人は美樹さやか。顔を見たのは3度目になるが、ずいぶんと落ち着いている様子に見える。 そしてその横にいる男は。 「…L、君か」 似ているようで若干の違和感も感じさせる風貌だが、あの雰囲気だけは見間違えはしない。 だがその再会には複雑な心境も月の中にはある。 「月、俺はここで降りる」 「何だって?」 「あれは、おそらく俺が戦う必要のある相手だ」 月も映像を確認し、今スザクが被っている仮面と映ったものの類似性から何かしらの因縁を感じ取った。 「そうか、君は、因縁に向き合うってことなんだな」 「因縁というには少し違うな。もしかしたらアレと俺には何の関わりもないかもしれない。 だけど、アレを被りゼロを名乗る者が、名乗れる者があの男以外にいるとは思えない。例え平行世界であったとしても」 「そうか。…なら、僕も逃げるわけにはいかない、かな」 止めるべきなのだろうが、月自身も今すぐ近くに因縁の相手がいる。 会いたいのか会いたくないのか、と言えばとても複雑なものだが、会わないわけにはいかないのだろう。 「分かった。気を付けて行ってくれ」 月の短い送り出す言葉に、スザクは踵を返して駆け出した。 ◇ 「あなたは…」 「こうして顔を合わせるのは二度目、だな。鹿目まどか、美樹さやか」 昇降口で乗り込もうとする3人を迎え入れるスザク。 まどか、さやかは一度顔を合わせた存在であるし、Lは既にこの男がスザクではないかと推測を立てている。故にその仮面姿は警戒には値しなかった。 「艦橋には夜神月がいる。私はここで降りるから、彼を補佐してやってほしい」 「月君が…」 「行くって…、あのゼロってやつと戦うってこと?」 夜神月の名に反応を示すL。 一方でさやかは出ていこうとするスザクに対して問いかけた。 「ああ、あれはきっと、俺が戦うべき相手だ」 と、バッグから漆黒の剣を取り出すスザク。 その雰囲気に、先程飛び出していったイリヤと似た雰囲気を感じたさやかとまどかは引き止める言葉を口の中に留める。 だが、ゼロの力は又聞き程度とはいえその話だけでも、彼が行っても戦えるかという部分に大きな疑問が残ってしまう。 「武器は、それだけなの?」 「実質はな」 「…そういえばもらったバッグの中に、これがあったんだけど、これって何かに使えない?」 さやかの取り出したのは、木場から託されたバッグに入っていた、カードキー。 アヴァロンと示されていたことから、これがこの艦で何かしら使われるものだということはすぐに分かった。 あくまでもほんの希望だった。 例えば、ゲームや漫画のように、こういった道具が何か強力な武器を収められている場所に繋がる、とか、そんなことがあればいいかもしれないと。 「これは…。そうか…」 それを受け取った時、スザクの中に希望が見えた。 「ありがとう、これが使えそうな場所に心当たりがある。 君達はこの艦で移動を続けて、ゼロから離れてくれ。あとは俺が対処する」 そう言ってスザクは元来た道を戻って走り始めた。 格納庫までの道を駆け抜け、カードキーをかざす。 ロックが解除され、扉が開く。 望むものは、そこに直立していた。 白き騎士は、主を待ち望むように静かに、しかし力強く。 一方でアヴァロンに搭乗し艦橋に向かうL、まどか、さやか。 配置された簡易地図に従って艦橋に向かい、あと少しというところで艦に衝撃が走った。 思わず地面に転がるまどかとL。 踏みとどまったさやかが窓の外を覗くと、浮遊する巨人が艦の上を目指しているのが見えた。 「上…?」 「艦橋か――いけない、みんな、伏せて!」 さやかの呟きにLは叫んで壁を掴み、さやかはまどかを庇うように抱きしめた。 艦橋を潰されたら艦が墜落することは皆すぐに察しがついたからだ。 こちらからできることはない。せめて衝撃に備えるかのように、皆は構えた。 (ここまで、か) 艦橋の月は、目の前に現れた巨人の向ける殺意を真正面から受け止めていた。 不慣れな操作でどうにか機銃や障壁は動かしたが、目の前の相手はそれをやすやすと突破してここまできた。 自分にどうにかする術はない。 Lがすぐ近くまで来たここで死ぬのもまた、皮肉なものに感じた。 だが、不思議と死が怖いとは思わなかった。 あの時の孤独と絶望の中の死と比べれば、まだ幾分かマシなようにも感じてしまったから。 だからこそだろう。 その向けられた指が、こちらに放たれる瞬間も、真っ直ぐに目を反らさずに見ていられたのは。 ◇ セイバーは見ていた。 イリヤは見ていた。 アヴァロンの中から飛び出した一陣の光を。 さやか達は見た。 窓の外を一瞬過ぎ去った白き巨体を。 「…?!」 ゼロがスラッシュハーケンを放ったその時だった。 横から放たれた光がガウェインの体を捉えた。 エネルギーが弾け爆発、ガウェインの巨体を揺らしスラッシュハーケンの軌道をずらした。 艦橋の下を掠めていくガウェインの指。 そして、視線を反らさなかったからこそ月は見ることができた。 目の前に白き巨人が現れ、ゼロの乗った黒き巨体を蹴り飛ばすその瞬間を。 「―――!」 ガウェインごと後ろに下がったゼロの目前に、それがいた。 夜天の暗闇の中。その機械仕掛けの瞳に光が映る。 アヴァロンが照らす光の中で、翡翠色の翼を広げて守護者のごとく立ちふさがる白き騎士。 ランスロット・アルビオン。 かつてナイト・オブ・ゼロの名を承った男が駆った、最優のKMF。 そして、それを駆れる存在を、この場でこれを知る唯一の者、ゼロは一人しか知らない。 「無事か、月!」 「その声、スザクか?!」 後ろで自動ドアが開く音が聞こえたが、振り返ることなく月は通信機の呼び声に答えた。 「ああ。俺はこれでゼロの相手をする。君達は先に進め」 「分かった。……、スザク、死ぬなよ」 「お互いにな」 それだけの短いやり取りを最後に、スザクは通信を切った。 目の前の敵に視線を戻す。 ガウェイン。 かつてルルーシュが乗り、海の底に沈んだKMF。 そしてゼロ。 (やはり、君は―――) 「ルルーシュなのか?!」 「ふ、フハハハハハハハハハ!!」 ゼロは笑う。 それは歓喜の混じった笑い声。 何故こんな笑い声が出てくるのか、自分でも不思議だった。 目の前にいる者が誰なのかを意識した時、自然と溢れ出たものだ。 「やはり、お前は俺の前に立ちふさがるか!!」 その笑い声を発している時のゼロは、かつて人間だった頃の自分を思い出されるものだった。 「枢木スザクゥ!!!」 ガウェインが飛翔する。しかしランスロット・アルビオンの動く方が早い。 宙に向けて放たれたハドロン砲を接近しながら回避。 更に2射目が放たれそうになった瞬間、その手に持ったスーパーヴァリスを撃ち込む。 計3射放たれたうちの1発は外れ、もう2射はガウェインの両肩へと向かう。 1発は右肩の砲台へと命中、発射されようと赤熱したエネルギーを爆発させ発射を止めた。 しかしもう片方はすぐ上に乗っていたゼロの眼前でかき消え、そのまま阻止できぬまま発射。 バランスを崩した砲撃は宙を薙ぐように放たれるもランスロットは難なく回避。 そのまま、両腕のスラッシュハーケンを射出。 対するガウェインもまた、両指のスラッシュハーケンを撃ち出す。 衝突し絡み合った2つのハーケン、しかし一瞬の硬直の後、ランスロットが更に上に飛び上がったことでガウェインの巨体が引き寄せられる。 そのまま迫るガウェインの巨体を蹴り飛ばす。 巨体は観覧車に衝突し、巨大な円形の機具が地面へと倒れる。 だが、顔を上げた目の前で、ランスロットの手の上にゼロの存在を確認したスザクは、咄嗟にMVSを引き抜く。 赤い刀身がゼロに迫るも、ゼロはこれを掌の光る拳で受け止める。 その瞬間、MVSのエネルギーが停止する。 「…?!」 驚愕するも的確に対処するスザクは、それだけでも充分な質量の剣でもあるMVSをゼロへと斬りつける。 今度は対処が遅れ、斬りつけられたゼロの体が宙に舞う。 しかしゼロは落ちることなくマントをMVSに絡みつけ復帰、剣を踏み台にしてランスロットの顔面に迫る。 その拳の光を見た瞬間、直感的に腕のブレイズルミナスを起動させ防御。 強い衝撃で後ろに弾き飛ばされ、展開されていたエネルギーシールドもまた消滅。 食い下がるようにランスロットに巻き付けたマントを引き寄せて接近、再度拳を突き出したゼロ。 対するスザクは機能の停止したMVSでマントを、刃の切れ味をもって切断。更に、勢いを落とさず迫ったゼロへと流れるように思い切り回し蹴りを叩き込んだ。 支えも命綱も失い、吹き飛んだゼロは遊園地の地面へと叩きつけられた。 ◇ 『イリヤさん、行きましょう』 目の前に現れた、緑翼の白い巨人がゼロと戦うのを見たイリヤとルビー。 戦闘の間にアヴァロンは離れていく。あの騎士を無視して距離を詰めることも無理だろう。 そして、あの戦いの場に自分の居場所はない。 そう感じ取り、同時に後顧の憂いがなくなったイリヤは、ルビーの言葉に静かに頷き、その場を飛び去った。 あの場に戦いの場がないなら、きっとこの進む先に自分のやらなければならないことがあると、そんな直感に従って。 ◇ どうにか体の自由を取り戻したセイバーは、立ち上がりながら白い巨人と魔王の戦いを見ていた。 魔王の巨人、ガウェインを吹き飛ばす力もさることながら、あの機体の挙動もまたセイバーから見ても優れたものと感じるほどだった。 巨人のことについては素人目だが、それは機体の性能に引きずられたものではないと見えた。動かす人間の確かな技量に基づいたものだ。 しかし、それだけの力を持ってなおもゼロの力は引けを取ってはいなかった。 それどころか、自分との戦いの際以上の力を発揮させていたようにも思えるほどに。 一機では分が悪いかもしれない。 (共闘の必要があるかもしれない。が…) 武器のない今の自分でどこまでできるか。 あるいはアヴァロンとの合流をすべきだろうか。 思案するセイバーの前に、白銀の機体が静かに舞い降りた。 「これが…魔王ゼロの力…」 ユーフェミアから聞いてはいたが、ここまでの力の持ち主とは思わなかった。 MVSやブレイズルミナスを停止させる力に、KMFをも圧倒する身体能力。 ガウェインの存在が驚異とは思っていたが、ゼロに比べればあれすらも霞むほどだった。 同時に、何故かこれだけのことをする存在となってなおも、目の前の魔王がルルーシュではないとも思えなかった。 そして、これだけの衝撃を持ってしてもゼロはまだ倒れたように感じない。 ゼロの復帰がまだであることを確認したスザクは、浮遊した機体を下ろした。 地を足につけた瞬間、ガクリと右側に機体が寄り下がる。 見ると、ゼロを蹴り飛ばした右足のランドスピナーが吹き飛んでいる。足そのものは外見上問題なさそうだが、内部はかなりボロボロの状態だろう。 こちらの攻撃を迎え撃った一撃だけでこれほどの力だ。 ふと、周囲を見回すと、すぐそばで金髪の少女がこちらを見上げている。 あの少女がただの少女ではないことは、あのゼロと単騎で戦っていたことからも明らかだ。 「無事か」 「ああ。貴公は…」 「あの艦に乗ったものの味方、と考えてもらっていい。 もし戦えそうなら、共闘をお願いしたいが」 「……」 少し考えるように沈黙した後、少女はおずおずと口を開く。 「恥ずかしながら武器が無くてな…。何か剣等を持ってはいないか?」 剣。 ふとスザクは、自身の持っていた武器を思い出す。 特に役立ったものでもない、自分にとってはただの剣でしかなかったもの。 背部のコックピットを開き、引き出した剣を少女の元へと投げ渡した。 ◇ 特に期待はしていなかった。 もし剣がないのであれば、自分はあの戦いには入れない。 共闘は願い下げ、アヴァロンの皆の合流へと急ごうと考えてもいた。 だが、投げ渡された剣を視界に収め、それを受け取った時そんな考えは一瞬で吹き飛んだ。 まるで、失われた自身の体の一部を取り返したかのように、とても自身の手に馴染んだその剣。 「あいにく今俺の持つ剣はそれしかない。そんなもので構わないか?」 これがただの剣であったこの騎士には、これを持ったとてこの趨勢に大きく影響するほどのものとは思えなかったのだろう。 だが、それは今の自分が最も求めた力。 掴み取った瞬間、体のダメージが軽くなったようにも感じられた。 「――――充分だ」 理想も、誇りも、守るべき主も捨て去り。 贖罪のため、自身の願いも諦めた。 だが、まだこの手に、この剣さえあるのなら。 「これさえあれば、私はまだ戦える。ただ一つの、剣(皆の力)として―――」 巨人ガウェインが崩落した遊園地の破片の中から起き上がる。 ダメージを受け破損したはずのその体には、傷一つ残っていない。 そしてそこから少し反れた場所、自分たちの視線の先で、ゼロは立ち上がる。 あれだけの衝撃を受けてなお、その身の覇気は衰えてはいない。むしろ増しているようにさえ思う。 両手に剣を構える騎士・ランスロット。 その隣に立つ騎士王・アルトリア・ペンドラゴンもまた、自身の持つ剣、約束された勝利の剣を、風を斬るかのように振るう。 黒き刀身を覆っていた泥は吹き飛び、黄金の光が剣を包んだ。 ここに、一つの決戦が始まる――― 【C-5/遊園地/一日目 夜中】 【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:ゼロの衣装、「生きろ」ギアス継続中、疲労(小)、両足に軽い凍傷、腕や足に火傷 [装備]:ゼロの仮面と衣装@コードギアス 反逆のルルーシュ、ランスロット・アルビオン(右足・ランドスピナー破損)@コードギアス 反逆のルルーシュ [道具]:基本支給品一式(水はペットボトル3本)、スタングレネード(残り2)@現実 [思考・状況] 基本:アカギを捜し出し、『儀式』を止めさせる 1:ゼロを倒す 2:Lを探し、 政庁で纏めた情報を知らせる 3:アカギの協力者にシャルル・ジ・ブリタニアがいる前提で考える [備考] 【セイバー@Fate/stay night】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、魔力消費(大) [装備]:約束された勝利の剣@Fate/stay night [道具]:なし [思考・状況] 基本:シロウの願いを継ぎ、桜とイリヤスフィールを生還させる 1:皆のための剣として、ゼロを倒す 2:イリヤスフィール、サクラのことは頼みました [備考] 【ゼロ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、右脛に裂傷(回復中、動くには問題ないが激しい動きを続けると開く可能性有り)、コード継承 [装備]:ガウェイン@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 全て遠き理想郷@Fate/stay night [道具]:共通支給品一式、タイプライター@現実 [思考・状況] 基本:参加者を全て殺害する(世界を混沌で活性化させる、魔王の役割を担う) 1:枢木スザク、セイバーを倒す。 2:もし自分が認め得る参加者がいたならば、考察した情報を明け渡してもいいかもしれない [備考] ※参加時期はLAST CODE「ゼロの魔王」終了時 ※C.C.よりコードを継承したため回復力が上がっています。また、(現時点では)ザ・ゼロの使用には影響が出ていない様子です ※制限緩和の影響によりガウェインのハドロン砲、飛行機能がある程度使用可能となっています ※エデンバイタルに接続し各参戦作品の世界の有り方についてを観測しました。あくまで世界の形を観ただけであり、参加者の詳細情報などは観ていません。 また、そこで見た情報はタイプライターにて纏められています ※全て遠き理想郷はガウェインの中に埋め込まれています。 【C-5/アヴァロン艦内/一日目 夜中】 【夜神月@DEATH NOTE(漫画)】 [状態]:疲労(小) [装備]:スーツ、 [道具]:基本支給品一式 [思考・状況] 基本:キラではない、夜神月として生きてみたい 0:L…か… 1:アヴァロンに乗って行動する 2:Lを探し、信じてもらえるのであれば協力したい 3:斑鳩を警戒 4:メロから送られてきた(と思われる)文章の考察をする [備考] ※死亡後からの参戦 【L@デスノート(映画)】 [状態]:右の掌の表面が灰化、疲労(小) [装備]:ワルサーP38(5/8)@現実、 [道具]:基本支給品、クナイ@コードギアス 反逆のルルーシュ、ブローニングハイパワー(13/13)@現実、 予備弾倉(9mmパラベラム×5)、トランシーバー(電池切れ)@現実 、薬品 [思考・状況] 基本:この事件を止めるべく、アカギを逮捕する 0:月君… 1:アヴァロンに乗って行動する。 2:月がどんな状態であろうが組む。一時休戦 3:遊園地の地下にあるものをいずれ確かめたい 4:向かえるならばポケモン城に向かいたい [備考] 【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:疲労(小)、手足に小さな切り傷、背中に大きな傷(処置済み)、精神的な疲弊 [装備]:見滝原中学校指定制服 [道具]:基本支給品、不明ランダム支給品0~2(確認済み)、ハデスの隠れ兜@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [思考・状況] 1:Lさん達と一緒に行動する 2:私は何ができるだろう? 3:美遊ちゃん… [備考] 【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:疲労(大) [装備]:ソウルジェム(濁り30%)(小さな亀裂有り) 、トランシーバー(残り電力一回分)@現実、グリーフシード(濁り100%) [道具]:基本支給品、グリーフシード(濁り70%)、コンビニ調達の食料(板チョコあり)、コンビニの売上金 [思考・状況] 基本:自分を信じて生き、戦う 1:アヴァロンに乗って皆と行動する 2:ゲーチスさんとはもう一度ちゃんと話したい [備考] ※第7話、杏子の過去を聞いた後からの参戦 ※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線) ※魔法少女と魔女の関連性を、巴マミの魔女化の際の状況から察しました ※まどかから自分の参戦時期~まどかの参戦時期までの出来事を聞きました ※ソウルジェムの亀裂の影響ですが、ルビー評だと戦闘は2度以上は危険とのことです。 【C-5/一日目 夜中】 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:疲労(中)、胸に打撲(回復中)、精神的ショック(小)、悲しみ、決意? [装備]:カレイドステッキ(ルビー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [道具]:クラスカード(キャスター(使用時間制限))(ランサー(使用制限中))(アサシン)(アーチャー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、破戒すべき全ての符(投影) [思考・状況] 基本:皆と共に絶対に帰る 0:美遊…… 1:桜の元に向かう [備考] ※2wei!三巻終了後より参戦 ※ルビーは、衛宮士郎とアーチャーの英霊は同一存在である可能性があると推測しています。 ※ミュウツーのテレパシーを通して、バーサーカーの記憶からFate/stay night本編の自分のことを知識として知りました。 149 キボウノカケラ 投下順に読む 151 Another Heaven/霞んでく星を探しながら 時系列順に読む 152 Nとニャース・ポケモントと人間 143 再起動 枢木スザク 157 零の話・仮面が砕ける時 夜神月 153 フレンズ? 149 キボウノカケラ イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 151 Another Heaven/霞んでく星を探しながら セイバー 157 零の話・仮面が砕ける時 L 153 フレンズ? 鹿目まどか 美樹さやか 147 永劫の神々 ゼロ 157 零の話・仮面が砕ける時
https://w.atwiki.jp/orekako/pages/93.html
樹上の狩人 黒耳の獣←──生物学R2「山猫の地図」 ↓ ↓ 黒い猛獣 猟犬 ↓ │ インド洋の大きな島 危険な雲←────── | アフリカの巨木 ↓ ↓ ↓ マダガスカルの王者 ←───カリカットへの道標────────→白と黒の縞模様 ↓ ↓ 一撃!←──────────信じられない速度 アフリカの南端 黒い毛の生物 ↓ ↓ ↓ 白き神の使い←───────害をなす猛獣 膨らんだ体 襟の色 ↓ ↓ ↓ 調査はお早めに 禁断のイチゴ 精霊の舞い ↓ ↓ ↓ 疑心と古傷(ここで「クマの靴」) 金色の生物 森のコーラス ↓ ↓ ↓ 断たれた想い、その行方(ここで「クマの手袋」)←───悪魔の使い←──怪鳥←──馬のような鳥 ↓ 夢を結ぶ旅路は長く ↓ 工房職人からの挑戦状 ↓ クマの帽子、準備完了(ここで「クマの帽子」)←────シヴァに献じられし寺院 クマの服、準備完了(ここで「クマの服」)←──────古代ペルシャの大宮殿
https://w.atwiki.jp/monaring/pages/1047.html
畏怖されるヤンデレ 2黒黒 ソーサリー 黒でもアーティファクトでもないクリーチャー2体を対象とする。それらはターン終了時まで+1/-2の修整を受けるとともに畏怖を得る。 誰でもヤンデレになる可能性を秘めている 彼女にとって狂気を増幅させるきっかけがこれだった 31版の60 [部分編集] ヤンデレの名を冠するカード。 黒でもアーティファクトでもないクリーチャーのタフネスを削ることができる。おそらくこれがメインの使い方となるだろう。 パワー上昇と畏怖効果を利用することもできるが、似たようなカードである《影の舞い》があまり使われなかったことを考えると、そこまでの期待を寄せる必要はないだろう。 除去側面でみても、後の《増え続ける荒廃》などに比べると劣る点が多く、構築レベルのカードではない。