約 2,957,121 件
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/3822.html
進撃の巨人 2014カレンダー 進撃の巨人 2014カレンダー 発売日 :2013年10月19日 発売 商品情報 ・カレンダー:7ページ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47495.html
登録日:2021/03/06 (土曜日) 23 16 00 更新日:2024/03/30 Sat 17 38 49 所要時間:約 32 分で読めます ▽タグ一覧 いい奴もいれば悪い奴もいる エルディア人 エルディア復権派 ガッカリする項目 タイバー家 ネタバレ項目 マーレ マーレの戦士 マーレ人 一覧項目 九つの巨人 加害者にして被害者 因果応報 壁の向こう側 大国 富国強兵 少女兵 少年兵 所要時間30分以上の項目 数の暴力 架空の国家 栄枯盛衰 植民地政策 楽園送り 英雄ヘーロス 英雄国 覇権国家 軍事国家 進撃の巨人 以下の項目には原作21巻・アニメ版Season3Part2以降のネタバレを含みます 敵が巨人という化け物だけであればどんなによかったことでしょうか しかし 我々が相手にしていた敵の正体は 人であり 文明であり ―――言うなれば 世界です 「エルディア人をこの世から一匹残らず駆逐する」 「これは全人類の願いなんだよ」 マーレとは漫画「進撃の巨人」に登場する架空の国家である。 目次 【概要】 【歴史】エルディア人/ユミルの民 歴史の真実 【内政・教育面】 【軍事面】代表的兵器 【用語】軍事・内政関連 【主な人物】タイバー家 戦士隊上層部 マーレの戦士 始祖の巨人奪還部隊 戦士候補生 マーレ軍関係者 エルディア復権派 反マーレ派義勇兵 その他 【劇中の活躍】 【概要】 これまで超大型、鎧、女型、獣、四足歩行型の巨人を送り込んできた敵の正体。 実態は壁内世界である「パラディ島」を囲む海の向こう側に存在する壁外の世界を事実上支配する世界屈指の巨大軍事国家。 パラディ島とは異なり現実の20世紀初頭のヨーロッパに近い工業化を達成しており、写真機や電池、自動車、鉄道、蒸気船、飛行船などの近代機械や近代兵器がすでに実用化されているのが特徴。 国土については作中の地図の描写から推察するに「マーレ大陸」全土を中心にして、マーレ大陸の南東に接する半島、半島を越えた先にある南方の大陸の一部、更に海を隔てた西方の大陸の一部にまで国土と植民地が広がっている様子(*1)。 【歴史】 元々大昔から帝国として存在していたが、巨人の力を手に入れたエルディア帝国の前に敗北し服従。以後1500年に渡り支配下に置かれていたが、現在から約100年ほど前に エルディア帝国の貴族「タイバー家」 後にマーレの英雄とされるマーレ人「へーロス」 が結託。巨人大戦と呼ばれる戦いの末、九つの巨人の内六つの巨人の力を奪い(元々タイバー家が持っていた戦鎚の巨人を含めれば七つ)、世界の覇権を握っていたエルディア帝国を打倒し「英雄国」の名声を得た。 その後はエルディア人を国内の各地の収容区に押し込めて被差別階級とする傍ら、巨人の力を生体兵器として扱うノウハウを独占。 当時の技術力では太刀打ちできない強力な軍事力を得たマーレは覇権国としての立場を確固たるものとする。 以降、各国の発展からくる資源競争とそれに伴う戦争においても巨人の力を最大限に活用して大国の座を守り続けるのだが、 えてして資源競争とは資源を持っている側の国からすれば侵略以外の何物でもない。しかも使っているのは巨人である。 結果として人間を生きたまま食い殺す非人道兵器で侵略を行い周辺諸国で植民地政策を推し進めているため、 他国からの反感や侵略された国からの憎悪は極めて大きなものとなりつつある。 巨人に関する化学的研究も進んでいるため他国以上に巨人について詳しいが、 同時に「化石燃料を使った航空兵器による巨人の脅威度の低下」という懸念を抱えており、これを打破するため パラディ島に埋蔵する莫大な化石燃料の大量確保 尚且つ巨人の力の根本である「始祖の巨人」を奪い覇権国家として返り咲く事 を目的としてパラディ島の占領を目論んだのが今作の戦いの始まりである。 エルディア人/ユミルの民 エレン達21巻までに登場する「壁内人類」の「外の世界」での名称。 厳密にはかつてのエルディア帝国の国民とその末裔が「エルディア人」、エルディア人の中の始祖ユミルの血を引き巨人化能力を持つ者が「ユミルの民」にあたるが、エルディア人の大半がユミルの民にあたるため、ほぼ同義として扱われている(*2)。 作中では主にパラディ島に住む人々とマーレで差別階級として扱われ虐げている人々に分かれている。 ある理由により古くから特殊措置を施すことで巨人化するという形質を供えており、エルディア王国の前身「エルディア帝国」はその力で長きに渡り他の人類を圧倒。巨人の力を傘に世界規模での民族浄化を実行し世界を支配してきたとされる。 しかし前述のとおりエルディア帝国が打倒されたことで寄る辺を失い、一部は当時のエルディア王に率いられてパラディ島へ逃れ、その他のエルディア人で生き残った者は虜囚の身となった。 このとき当時のエルディア王は無数の巨人による世界規模の超質量攻撃「地ならし」の存在で世界を脅し、撤退した。 そのため「いずれ体勢を立て直せば、エルディア帝国は地ならしの力で再び世界へ侵攻してくる」と考えられており、これが「パラディ島危険論」として世界の共通認識となっている。 かくしてパラディ島に逃れたエルディア人は「パラディ島の悪魔」と呼ばれ、根絶すべき脅威として危険視されてきた。 ただし、作中の時代においては100年音沙汰がなかったことから危機感も薄れつつあり、エルディア人に対する敵意も「憎悪」というよりは「憎悪を持った親世代に植え付けられた偏見」にすり替わりつつあるようだ。 かつてのエルディア帝国が世界全土で巨人の猛威を振るい、現代ではマーレが巨人の力を積極的に軍事転用したためかエルディア人への怨恨は世界レベルで拡大。 エルディア帝国とマーレの政策の影響もあり世界各地でエルディア人は「人の皮を被った怪物」「悪魔の末裔」と蔑まれ虐げられている。というか「巨人に変わる能力を持つ奇怪な生き物」という認識さえされており、最早人間扱いされていない。 なおパラディ島のエルディア人に対してマーレ国内のエルディア人に仲間意識や同胞意識があるかと思えばそんなことは無い。 マーレの情報改竄や思想教育、差別政策の影響で、マーレのエルディア人はパラディ島にいるエルディア人に対して「自分達を見捨てて島に逃げた悪魔」と蔑み不満や憎悪を向けている。 エルディア人の人権を訴えてくれる他民族による“非常に人道的な”団体でさえ、壁外にいる『エルディア人』はエルディア人との混血を強いられた被害者たちであり、純粋なエルディア人ではない(パラディ島にいる純粋なエルディア人は敵として良い)といった思想のもと活動をしている。 歴史の真実 実はエルディア帝国打倒の首謀者はタイバー家でもなければヘーロスでもなく、 145代目エルディア王「カール・フリッツ」その人であった。 145代王はエルディア人が他の民族を虐げることに心を痛め、タイバー家とヘーロスを協力者にして自国を敗北させたのだ。 前述の脅しにあった地ならしも使うつもりはなく、「不戦の契り」と呼ばれる操作によって自ら使用不能にしていた。 それに加えて記憶操作により壁内人類から壁外の記憶を消し去っていたため、実際にはパラディ島は世界に向けての侵攻などできる状態ではなかった。 しかし145代王は世界からの報復を受け入れる方針であったためにこれらの事実は隠匿され、 結果として「何も知らず穏やかに暮らす壁内人類」に「壁内人類が無力化されていることを知らずに恐れ憎む壁外人類」の敵意がぶつけられ続けるという構図が出来上がった。 ヴィリー・タイバー曰く「彼の目的は『平和』」 【内政・教育面】 そもそもマーレではマーレ人に対する徴兵制が導入されていないため、殆どのマーレ人は戦争を対岸の火事としか見ていないのが現状。 そして被差別階級であるエルディア人に対しては 子供に対する徹底的な思想教育・歴史教育(ある程度の捏造も含まれると思われる) パラディ島を矛先としたヘイトの押し付け を駆使したヘイト管理や洗脳で都合のいい思想や忠誠心を植え付けており、僅かでも叛意を抱こうものなら徹底的な弾圧を行う。 この思想教育は国内のマーレ人にも行われている節があるため、大多数の国民がエルディア人への嫌悪に染まっている。 その一方で軍事的には後述の通り完全なまでにエルディア人へ依存しきっており、これらの政策でエルディア人を体よくコキ使ってなんとか国力を保っている。 しかし他国への積極的な侵略行為・植民地政策もあって国外だけでなく国内にすら反マーレを掲げる者達が多く存在しているのが現状。 ちなみに、言うまでもないことではあるがマーレ人を始めとする壁外人類も良心・良識を持つ普通の人間である。 作中において前述したような非人道的なアレコレがまかり通っているのは、一言でいえば「時代や環境が悪い」としか言いようがない。 侵略・虐殺・奴隷制といった現代人の我々から見ればドン引き物の事実も、歴史を紐解けば(悲しいことに)ありふれてはいる。 生きるのがやっとの時代においては命の価値、ましてや「自分たち以外のもの」の命は極めて軽いものとなる傾向にあり、 当時の人々に良心が無かったわけではない(肉や魚を食べる我々にも良心があるように)。 加えて作中の壁外人類は生まれたときから分断・思想教育を受け、それに疑問を持つ機会すら無いのだから前述の状態も無理ないだろう。 すべての事実を知りながらパラディ島侵略を推し進めていたマーレ軍の旧上層部については同情の余地も薄いが、 彼らとて生まれる前から続いてきた領土拡大政策を思考停止状態で繰り返していたという面が大きく、 パラディ島の旧上層部のような私腹を肥やすタイプの腐敗の仕方とは毛色が違う。 ぶっちゃけ作中世界の対立構造は145代フリッツ王がわざわざエルディア人が他の民族から虐げられるように造り上げたものとも言え、 マーレも世界もその掌の上なのかもしれない。 【軍事面】 陸軍の総員はパラディ島の壁内人類の総人口に匹敵する約100万人が在籍し50個師団を擁する。海軍は戦艦21隻を主力とする3個艦隊で構成されており大国らしい圧倒的物量を持つ。 そして何よりこの世界では唯一巨人を兵力として運用している国家であり、陸上戦では絶大な戦力を誇る。 特に大量のエルディア人を拘束した上で飛行船を使って空中から投下し、投下したエルディア人を無垢の巨人化させ爆撃・襲撃させる戦法や、敵国の首都にエルディア人を潜入させ、一斉に巨人化させる戦法は鬼畜にして凶悪の一言(*3)。 しかし「英雄国」と讃えられた世界屈指の覇権国家の栄光も今は昔の話。 覇権を支えたのはひとえに「巨人の力」というエルディア人の先天的な特殊能力であり、それに依存しきって慢心していたマーレは他国より劣る技術力しかなく、海軍も物量こそあれど旧式の戦艦しか揃えられていない状態となっている。 近年では各国の工業力も巨人に対して大きく対抗できるほど発展しており、特に巨人の力が通用し辛い海戦では惨敗を喫しマガト自身も「烏合の衆」と痛烈に批判したほど貧弱。 主力である陸軍に関しても歩兵の大多数を徴兵したエルディア人で賄っている上に戦力の大部分をエルディア人の巨人化に依存しているなど、エルディア人を見下し差別していながら肝心の兵力はエルディア人頼みという極めて歪な組織構造に成り果てている。 おまけに劇中(第一部)での始祖の巨人強奪作戦の失敗の煽りを受けて近代兵器が巨人の力を凌駕しつつあることが諸外国にバレた結果、好機とばかりに諸外国から攻め込まれ各地で戦争状態に陥っている。 そして何より、数十年に渡る巨人の力を軍事転用した積極的な他国への侵略行為が世界規模でのエルディア人への憎悪を燃え上がらせ、世界が「エルディア人の絶滅」を高らかに叫ぶ原因の1つになってしまった。 代表的兵器 ※一覧 飛行船 マーレの空挺部隊が導入している軍用飛行船。軍用飛行機の登場しないこの世界唯一の航空戦力と考えられる。 内部に多くの人間を収容可能な他、下部には機関銃の銃座が多数備えられ対地射撃が可能なだけでなく、ペイロードを生かして内部に爆弾を搭載し地上に爆弾を投下する空爆も行える。 ジークの脊髄液 「ごく僅かでもジークの脊髄液を摂取したエルディア人をジークの任意で対象を自由に無垢の巨人化させてコントロールできる」というジーク・イェーガーの特性に目を付けたマーレ軍が導入したバイオ兵器。 これまでエルディア人に注入していた巨人化を引き起こす薬液よりも遥かに効率的になっており、マーレ軍の巨人兵力は加速度的に戦略性を増した。 脊髄液自体無味無臭なため、何らかの飲み物に仕込んでおけば一切識別できないだけでなく、ジークが叫びさえしなければ全くの無害なのも特徴の1つ。 過去にはジークの脊髄液を服用させた数百人のエルディア人を敵国に潜り込ませ、ジークの叫びにより巨人化させて暴れさせる戦術で敵国の首都を一晩で滅ぼす戦果を挙げた。 ジークを脅威の子たらしめ、マーレが諸外国に猛威を奮った最大の要因だが、同時にマーレとエルディア人への憎悪を爆発的に高めてしまった元凶という側面も抱える。 質量爆弾 身動きできないよう拘束しジークの脊髄液を注入したエルディア人を空挺部隊の飛行船から大量に投下させ、投下したエルディア人を無垢の巨人化させて敵陣地に降り注がせる新種の人間爆弾。 無垢の巨人の地表激突による物理的破壊に加え、落下後に活動を再開した無垢の巨人達が残存の敵兵を襲い食い荒らす二段構えの鬼畜兵器。 標的が要塞であれば周囲を壁で覆われた脱出困難な地獄へと変貌させられる。 ジークの戦士入りでジークの脊髄液が兵器導入され大幅に効率化されたが、無垢の巨人に変化させる高度が高すぎると無垢の巨人ですら耐え切れないのが欠点。 ジークの戦士入り前まで実装されていたのかは不明。 あまりに残虐過ぎてこの爆撃から生き残ったとしても生存者はもれなくPTSDを発症する。 ガス兵器 ジークの脊髄液の導入により実現した戦術兵器パート2。 ジークの脊髄液を含んだガスを大量に散布し、ガスを吸ったエルディア人に強制的に脊髄液を服用させる。 ラガコ村を滅亡させた曰く付きの兵器だが性質上ジーク以外には扱えないし、無論エルディア人以外の人間には無害。実質対パラディ島専用の兵器である。 【用語】 ※一覧 タイバー家 100年前の巨人大戦の折、エルディア帝国を裏切りマーレ建国の重要な礎となったエルディア人貴族の末裔の一族。「戦鎚の巨人」を管理する。 その功績と名声からエルディア人でありながら収容区の外にある広大な敷地に豪邸を構えており、マーレを支配できるだけの権力を持つマーレの影の支配者。 基本世界規模での差別を受けているエルディア人だがこの一族だけは例外的に差別意識が向けられていない。 これは先の巨人大戦でエルディア帝国の打倒に貢献したというのもあるが、タイバー家が戦鎚の巨人の力を他国にむけて使ったことがないという理由がある。 ただし前述の経緯により「エルディア人は罪の償いをしなければならない」という方針を受け継いでおり、エルディア人が虐げられる現状を黙認してきた。 結果としてヴィリーが当主に就くまでは完全な内政不干渉の立場であり、軍国主義化するマーレの暴走を食い止められなかった経緯を持つ。 エルディア復権派 マーレ国内で秘密裏に暗躍するエルディア人で構成された秘密結社。 マーレで教えられるエルディアの歴史を嘘偽りと断じて最終的に国家転覆を目論む革命組織であり、各所に内通者が存在している。 当然マーレ政府としては弾圧対象であり、属している事が分かれば拷問の末に問答無用で楽園送りとなる。 一見すると悪政に立ち向かう義憤の徒だが、実際の所はマーレが洗脳教育を実行していることを加味しても『自分達が見たい都合のいい歴史』しか見えておらず、理想に溺れたテロリストでしかないのが実情。 劇中ではジークの密告を経て大量の逮捕者が続出し、フクロウの死もあり組織は事実上崩壊したと考えられる。 ジークからはお遊びグループと断じられている。 反マーレ派義勇兵 エルディア復権派と並んでマーレ国内に潜伏する「エルディア人の解放」を目的としたマーレへの抵抗勢力。 マーレに反発した諸外国の有志が集って結成されており人種は様々。中にはマーレ人も存在する。 エルディア復権派と違い、こちらはパラディ島側のレベリオ襲撃までマーレ政府に存在が露呈していなかったのが最大の相違点。 ジークの手引きもあって第一次パラディ島調査船団に紛れてパラディ島に上陸すると極秘裏でパラディ島の人間と手を組み、マーレの科学技術を持ち込む形でパラディ島の文明開化や技術発展に尽力していた。 マーレ料理 マーレ産の郷土料理。 魚介類がメインとなっており、揚げ物、酒蒸し、マリネ、香味野菜での煮込みなどバリエーション豊かで国内外での人気も高い。 名産はマーレ南部で作られた赤ワインで、食事のお供や隠し味にも重宝されている。 軍事・内政関連 ※一覧 レベリオ収容区 グリシャ、ジーク親子が生まれ育ったマーレ国内のエルディア人収容所の一つ。 エルディア人が屋外に出るには腕章の着用が義務付けられており、壁で隔てられている市内に出るには外出許可書が必須。おまけに壁外に出てもマーレ人からの過酷な差別が常態化している。 違反した場合は老若男女問わず強制労働や制裁が科せられ、最悪「楽園送り」の刑に処される。 これでも、マーレ将来の戦力として、エルディア人の収容内での生活はマーレに対する忠誠を示し続ければそこそこ保証されているので、差別こそあるが他国に住むエルディア人に比べればはるかにましという現状。迫害される生活を抜け出すため、ここに他国から移民してきたエルディア人も多い。 戦士隊 マーレ陸軍に所属する特殊部隊。マーレ軍の主力兵器である巨人戦力を運用する部隊。 中でも「九つの巨人」の力を得た者は「マーレの戦士」と呼ばれてマーレのエルディア人にとって最高の栄誉とされる。 そしてその親族はマーレ国内で厚遇されるだけでなく「名誉マーレ人」の称号を得ることになる…が、戦果が揮わなければ巨人の力を剥奪される。つまりは次の「戦士」にその身を喰われ処刑される。 なお名誉マーレ人とその親族になったとしてもマーレ人からの差別の目は全く変わらない。 なのでマーレの戦士とはエルディア人にマーレへの忠誠心を芽生えさせ、戦争を厭わないための見せかけの優遇制度に過ぎない。 そもそもエルディア人がマーレに生かされれているのは単純に生物兵器としての価値だけであり、それすら国内からも疑問視されている状況にある。おまけに始祖の巨人の奪還やパラディ島への侵攻も近代的な軍備を整えるための時間稼ぎと資源獲得が主な目的であり、マーレ軍が再編されれば極めて高い確率で根絶やしにされる未来が待ち受ける。 なお、13年という戦士の任期(巨人化能力者の寿命)の関係上、戦士隊は10代~20代くらいの若者たちで占められており、戦士候補生の訓練・選抜は5~7歳ほどの幼少期より実施。 訓練を終えた後は積極的に前線に駆り出され戦果を求められる。 始祖の巨人奪還部隊 正式名称は不明。 軍上層部から「パラディ島からの始祖の巨人の奪還」の命を受けてパラディ島へのスパイとして送り込まれた工作部隊。 総勢4名でマーレの戦士だけで構成された関係から内訳も幼い子供のみ。マーレ本国との通信連絡手段も無ければ監督・指揮官となる大人は一切同行しない。 思想教育による忠誠心前提で高度な柔軟性で臨機応変に対応せよと言わんばかりのシロモノゆえ戦士隊隊長マガトすら正気を疑った狂気の作戦だが、巨人の力に慢心し目を曇らせた軍上層部には良識は通用せず実行に移された。 送り込まれた工作員はマルセル、ライナー、ベルトルト、アニの4名。 後に戦力的な余裕ができたのか、ジークとピークが追加で送り込まれた。 楽園送り 「マーレに反逆の意志あり」と判断されたエルディア人に対する刑。 捕らえたエルディア人を軍艦に乗せてパラディ島に送り込み、薬品を投与することで無垢の巨人に変えて島に放逐する。 一部の軍人は楽園送りにされ巨人化していくエルディア人の姿を娯楽感覚で眺めている節がある。 パラディ島に無垢の巨人が蔓延った全ての原因だが、この刑で無秩序に無垢の巨人が溢れ返った結果無垢の巨人がマーレのパラディ島侵略を食い止める防波堤代わりとなりパラディ島侵略作戦は停滞。なんとも間抜けで皮肉な話である。 【主な人物】 タイバー家 ヴィリー・タイバー CV:井上和彦 マーレを影から支配するタイバー家の現当主。 生まれながらに名誉マーレ人の称号を持ち、エルディア人ながら国内外に広い影響力を有する。 日々国内のエルディア人の地位向上のためのロビー活動を精力的に行う高潔な人物。そのためカリスマ性にも優れ、諸外国の人間からは「救世の末裔」と呼ばれ人気も高い。 エルディア人を虐げられるがままにするタイバー家の方針に思うところがあったのか、世界各国の大使との交流を深め、エルディア人の地位向上に努めてきたのは前述の通り。 その一方でパラディ島に関してはノータッチで、マーレ政府上層部がパラディ島に攻撃するのも好きにさせてきた(*4)。 しかしパラディ島勢力がマーレ国内に侵入し、致命的な直接攻撃を行おうとしている現状を悟ってついに介入を決断。 敵の襲撃を逆用して自国の腐敗した軍上層部を一掃させ(*5)、さらに各国大使の集まる場を襲撃させることで世界各国を無理やり当事者にして戦争に参加させるという壮絶な一手に打って出る。 襲撃の場所とタイミングをコントロールするための餌は軍上層部、及び自分自身。 各国大使やVIPを招いた祭事の場では渾身の演説を行い、各国のパラディ島に対する危機感のアップデート、及びパラディ島に対する敵意に壁外エルディア人が巻き込まれないようヘイト管理を図った。 手を組んだマガトからは確実に死ぬと忠告されるがそれも覚悟の上であり、死の恐怖に震えながらも演説を完遂。 強襲してきたエレン巨人体に真っ二つにされ、そのまま捕食されて死亡した。 ラーラ・タイバー/戦鎚の巨人 CV:能登麻美子 ヴィリーの妹で、九つの巨人の最後の一体「戦鎚の巨人」の継承者。 鎧の巨人以上に硬質化能力の扱いに長けており、様々な武器にする他、巨人体すらも硬質化能力による産物であり本体は地中に埋まっている。 その為他の巨人の最大の弱点であるうなじを攻撃しても意味がないのだが、代わりに消耗が非常に激しい。 この特性を見抜かれると弱く、最期はエレンに特性を見破られ、硬質化結晶で保護していた本体を顎の巨人の力で叩き割られて死亡した。 巨人化能力者であることを隠すためか、普段(外部の人間と会うとき?)はタイバー家のメイドのふりをして静かに控えている。 戦士隊 上層部 テオ・マガト CV:斉藤次郎 マーレの戦士達及び戦士隊を束ねるマーレ人の男性。 常に威圧的な態度で戦士たちに接するが、実際はオンオフのはっきりとした良識のある人物。 作中では珍しくエルディア人への差別意識は薄く、例えエルディア人であっても優秀ならば使える部下として認め彼らの意見も許容する器の大きさも見せており、そのためマーレの戦士や戦士候補生からの信頼も厚い。 もちろんエルディア人を冷酷に切り捨てるような指揮を行うこともあるが、あくまで軍人としての職務に忠実であるが故であり自分にも他者にも厳しいタイプ。 そのような姿勢が戦士隊に理解されているのも大きいだろう。 マーレ軍上層部に従う一方で内心では腐敗したマーレ軍上層部への不満と怒りも燃やしている改革派に属する人物。 巨人の力を内心時代遅れと断じており、苛烈な軍国主義の暴走によるマーレの自滅を憂いていた。 「巨人兵力への依存からの脱却」や「マーレ人の徴兵制の復活」といった組織改革を志して上層部に働きかけていたが、腐敗し鈍重化した上層部には通用せず、遂には腐敗した上層部を切り捨てて軍を刷新すべく裏でヴィリーと手を組んだ。 この際ヴィリーから「英雄ヘーロスになるように」と希望を託された。 戦士隊の隊長だったがエレンの宣戦布告後は自分よりも上の幹部が全滅したことで元帥に昇格し、マーレの事実上の頂点に立つ。 マーレの戦士 ジーク・イェーガー/獣(けもの)の巨人 CV:子安武人 眼鏡をかけた髭面で金髪の中年男性。割と老け顔。 ライナー、ベルトルト、アニの上官を務めていた潜入工作部隊の指揮官にして戦士長。 グリシャ・イェーガーと彼の前妻ダイナの実子であり、エレンの腹違いの兄。 エルディア復権派の両親の元で育ち、「始祖の巨人の奪還」という一方的な望みを押し付けられて戦士として送り出されるが、クサヴァーと交流を深め両親の歪みに気付いてしまう。 そして唯一の理解者だった祖父母を守るべくクサヴァーの忠告を受け入れ、7歳の時マーレ軍に両親の存在を密告し、楽園送りにしてマーレに忠誠を示した。 その経緯と無垢の巨人を操る異能から「驚異の子」の異名を持ち、マーレ軍上層部からの信頼も厚い。 つかみどころのない性格で常にのらりくらりとした余裕綽々の態度を取るが、良くも悪くも割り切りが激しいため目的のためならばどんな非道な作戦でも真顔で成し遂げる冷徹な精神性の持ち主。 その一方で思想の染め上げやパラディ島の兵士が行うような玉砕覚悟の特攻作戦に対しては強い怒りと嫌悪を抱く感性を持つ。 父・グリシャは未だに嫌悪の対象であり、エレンが自分の異母弟と気づいたときは「父親に洗脳されているに違いない」と思っていた。 巨人体は手長猿に似て体表が毛で覆われた腕の長い「獣の巨人」。 手先の器用さを利用した動きが特徴であり、ロッククライミングの要領で自由に「壁」を昇り降りできる。 けれども他の巨人のような特殊能力は持ち合わせていないため、ジークが継承するまでは図体の大きな巨人でしかなかった。 だがジークが野球の投球を応用した投擲技術を編み出した事で長い手から岩や爆弾を音速じみた超高速で投げ飛ばす長距離砲撃が可能と、巨人の中でも規格外の射程距離を誇る。 更にフリッツ王家の末裔としての特殊能力として、ジーク自身の脊髄液を僅かでも服用したユミルの民を雄叫びにより無垢の巨人に変化させ自在に操ることができる。この雄叫びの射程距離は非常に広い。 獣の巨人がここまで強力になったことにマーレ上層部も感嘆していた。 第一部における事実上のボスキャラだが第二部であるマーレ編でも戦士長の座は健在。 しかしリヴァイにボコボコにされて以来、リヴァイにはトラウマを抱いている様子。 マーレ派として活動する一方で裏ではパラディ島のエルディア人にも協力するなど謎の行動が目立つ。 トム・クサヴァー/獣の巨人 CV:浜田賢二 ジークの先代の「獣の巨人」の継承者。戦士ではあるが本来は巨人学の研究を専門とする科学者。 巨人の謎を知りたいがために戦士になる道を選んだが、過去には自身がエルディア人であることを隠しマーレ人の女性と家庭を持つも、後に事実を知った妻が息子を道連れに自殺したという過去を持つ。 過去には無理矢理戦士候補生に仕立て上げられ孤立していたジークと遭遇。 ジークとの野球を経てジークの理解者となった末にジークの境遇に同情し、「両親の密告」という道を示して彼と彼の祖父母を救った。 その関係からジークにとっては人生の恩人といえる立ち位置となり、その後ジークに捕食され巨人の力を受け渡した。 ジークが野球の投法を戦術に取り入れたのも彼との交流が発端。 巨人体は頭が羊の獣人。 ピーク・フィンガー/車力(しゃりき)の巨人 CV:沼倉愛美 暗そうな雰囲気の黒髪の美女。 聡明な人物だが巨人でいる時間のほうが長いらしく、人間らしく二足歩行をしている時のほうが少ない。 詳しくは個別項目を参照。 ポルコ・ガリアード/顎(あぎと)の巨人 CV:増田俊樹 ユミルを喰らい能力を継承した現在の「顎の巨人」の継承者。 荒っぽい性格だが、任務に対しては忠実な一面も持つ優れた兵士。 落ちこぼれだったライナーを少々見下している節があり、昔戦士だった兄・マルセルを亡くした原因を造った彼に対して悪感情を抱いている。 一方でユミルに対しては兄の形見である顎の巨人を返却してもらったことから感謝の念を抱いている様子。 巨人体は獅子に似た怪物。軍人らしく能力の練度はユミル以上。 しかし、パラディ島での経験を得ていないが故に立体機動装置の脅威を正確に把握しておらず、苦戦を強いられることも。 始祖の巨人奪還部隊 マルセル・ガリアード/顎の巨人 CV:北田理道 劇中最初の「顎の巨人」の継承者でパラディ島に潜入した工作部隊のリーダー格。 弟想いの性格であり、工作部隊の実情にも薄々気付いていたこともあり弟のポルコに巨人を継承させないようにライナーを持ち上げ、逆にポルコを貶めて軍に印象操作を行いライナーを戦士の座に押し上げた張本人。 パラディ島に上陸した初日の夜にその真実を白状したが、その直後巨人化したユミルに捕食され死亡。部外者のユミルに巨人の力が流出した。 ライナー・ブラウン/鎧の巨人 「鎧の巨人」の継承者でパラディ島に潜入した工作部隊の1人。 マーレ編ではジークに次いで副戦士長の座に就き、第二部の事実上の主人公にもなった。 詳しくは個別項目を参照。 ベルトルト・フーバー/超大型巨人 「超大型巨人」の継承者でパラディ島に潜入した工作部隊の1人。 詳しくは個別項目を参照。 アニ・レオンハート/女型(めがた)の巨人 「女型の巨人」の継承者でパラディ島に潜入した工作部隊の1人。 詳しくは個別項目を参照。 戦士候補生 コルト・グライス CV:松風雅也 戦士候補生最年長のリーダー格でファルコの実兄。獣の巨人の次期継承者。 楽園送りにされたエルディア復権派の幹部を叔父に持つため、潔白とマーレへの忠誠を示すために弟・ファルコ共々志願した経緯を持つ。 ファルコ同様聡明な人物だが犠牲を忌むあまり安全策に走ろうとする悪癖があり、マガトからも苦言を呈される場面がある。 ガビ・ブラウン CV:佐倉綾音 ライナーの従妹でかなり勝気で自信家な性格。 自信に違わぬ練度と戦果を挙げているがマーレの洗脳教育を受けたためか、パラディ島の人間を「悪魔の末裔」と蔑み苛烈に憎悪する一方で、自らを「善良なエルディア人」と呼んで命を危険に晒してでもマーレの戦士になることに固執している危うい少女。 重要な場面で引き金を引く役回りが多く、ストーリーの都合上ガビが発砲するたびに誰かが死ぬかそれに近いことが起きるといっても過言ではない。 そのため読者からはその高すぎる狙撃精度をネタにされたりもする。 ファルコ・グライス CV:花江夏樹 ガビに好意を抱いている優しい性格の持ち主。 彼女を救うためガビと同じく「鎧の巨人」の継承を目指しているが、同時にマーレの政策に疑問を抱き巨人の継承が本当に名誉なことなのか悩んでいる。 またマーレの洗脳教育に流されず、パラディ島の人間にも過剰な憎悪を向けていない聡明な少年。 ウド CV:村瀬歩 眼鏡をかけた少年。他国の収容区からレベリオ収容区に移住しており、他国の言葉を理解できるほどに聡明だが、実際はかなりの激情家で、マーレ軍上層部の指揮力の低さに憤っている。 エレンの宣戦布告を受けた際、瓦礫に潰されたゾフィアをコルトの静止を振り切り助けようとしたところで大混乱になった群衆に何度も踏み潰された結果致命傷を負い死亡した。 ゾフィア CV:川島悠美 冷静な性格だが感情表現が乏しく話の脈絡にないことを言い始める癖がある天然系少女。 エレンの宣戦布告で飛んできた瓦礫に押しつぶされ即死した。 マーレ軍関係者 グロス CV:塾一久 マーレ治安当局に属するマーレ人の中年軍人。階級は曹長。 家族には甘いが、エルディア人を「悪魔の末裔」と蔑んで徹底的に嫌悪し見下している。 本人は関与を否定したが、息子と共にグリシャの妹を犬に食わせて惨殺した張本人。 エルディア人に対しては一切の良心が働かなくなる冷酷で残忍な顔を見せており、楽園送りにされ絶望しながら無垢の巨人化するエルディア人を娯楽感覚で眺め楽しんでいた。 マガトや収容区の門番のように、エルディア人を取り締まる立場だからこそ彼らと多く接する内に差別意識を薄れさせる者もいる中、逆にエルディア人を完全に人間と見なさなくなったタイプの男。 彼の職務からしてエルディア人に同情していたらやってられないのは事実だが、部下からさえ「子供まで例の趣味(犬に喰わせる)の犠牲にしていたとは」と言われる辺りマーレ人の中でも極めつけに差別意識が強く残忍な人間と言える。 エルディア人を徹底的に侮辱する言動と所業を見たグリシャからの批判に対しても「復権派こそマーレ人に何をする気だった?心は痛まなかったのか?」と復権派そのものを皮肉った上で「エルディア人の絶滅こそが全人類の願いである」という考えを掲げ只管グリシャを嘲笑った。 だが最後はグリシャの前で傲慢に振る舞っていたところをエレン・クルーガーに突き落とされ、そのまま無垢の巨人に貪り食われた。 ニコロ CV:花輪英司 851年にマーレが送り込んだ第一次調査船団の一員だったマーレ兵士。 先遣隊としてパラディ島に上陸するがハンジ等調査兵団に捕らえられ捕虜になり、その後パラディ島に協力する料理人になった。 調査兵団と反マーレ派義勇兵が共闘し始めた頃には調査兵団の面々にマーレ料理を振る舞い、サシャ達に絶賛されたことで偏見が解けエルディア人と和解を果たす。 それが切っ掛けとなってサシャを恋心を抱くようになるもその恋はサシャの死により悲恋で終了。 後に同期の調査兵団に、一緒にいながらむざむざ死なせてしまった事をつい責め立ててしまうほどだったため、サシャへの思いは相当のものだったと思われる。 その心の隙を付け込まれ、イェレナやイェーガ―派のクーデターの助力をしてしまうことになる。 ミュラー長官 スラトア要塞の残存兵力を指揮するマーレ人の高官。 地鳴らしで壊滅した祖国と人類滅亡の危機を目の当たりにして漸く自分達の愚行に対する本音を語り「全ての責任は自分達大人にあった」と断言。 エルディア人を虐げ、エルディア人とパラディ島に全ての憎悪や問題を押し付け続けたことを悔いてエルディア人との過去の遺恨との決別を決断し、過去の愚行は決して侵さないと宣言。 「憎しみ合いの歴史との決別」と「互いを思いやる世界の幕開け」を望んで残存戦力による始祖の巨人打倒のための総攻撃を指揮したが、飛行船部隊が迎撃され艦隊は壊滅する。 地鳴らしと始祖の巨人に対する術を無くした中、人類最期の希望を調査兵団とマーレの戦士の連合軍に託した。 そんな中マーレ人兵士とスラトア要塞まで逃れてきたエルディア人が一触即発の状態に陥るが、 ここでミュラーは自分の銃を空に向けて撃ち尽くし(つまり弾切れにして見せた)、率先して和解の姿勢を見せることで場を収めた。 作中におけるエルディアと世界の戦いは最終的に「もう戦いたくもないのに、お互いが怖くて武器を下ろせない」という構図に帰着するのだが、この時のミュラーの行動(自分の武器を先に捨てて見せる)はそれに対する答えとして象徴的なものであると言える。 最終回においても世界がアルミン達や壁外エルディア人を受け入れる上で重要な役割を果たしており、「最終回のMVP」と呼ばれることも。 レベリオ強襲で半壊したマーレ軍の再編はマガトによるものとされるが、ミュラーを選んだマガトの目は確かだったと言える。 エルディア復権派 エレン・クルーガー/進撃の巨人 CV:松本保典 表向きの顔はマーレ治安当局の職員だが正体はエルディア復権派のスパイ「フクロウ」。 スパイではあるが同時にエルディア復権派の戦意高揚を促す為に独断で彼らにとって都合の悪い情報を統制するなど、実際は復権派の影のトップとして長年暗躍していた。 そして何より、グリシャの先代となる「進撃の巨人」継承者でもある。 エルディア復権派ではあるが他のメンバーと違ってかなり冷めており、マーレの歴史は信じていないがエルディア復権派の掲げる真実の歴史についても鵜呑みにせず冷めた目で見ていたドライな性格。 それでもマーレに抗っていたのは単にマーレへの憎悪あってこそ。 飛行船を見るため収容区を脱走した幼少期のグリシャとフェイと出逢い、そして妹を殺されたことによるグリシャの強烈な憎悪に期待を見出し、15年後にグリシャが楽園送りにされた際、パラディ島でただ一人生き残ったグリシャの前にその正体を明かす。 彼自身は能力の関係で寿命に近づいており、絶望の余り心が折れ無気力となったグリシャに叱咤激励を行い奮い立たせると、自らの身を捧げグリシャに己の希望を託すと同時に巨人の力を継承させた。 グリシャ・イェーガー/進撃の巨人 CV:土田大 ジークとエレンの父親。全ての始まりとなってしまった男。 好奇心から飛行船を追って妹のフェイと居住区を抜け出してしまった制裁として妹を惨殺されたことがトラウマとなり、医者として働いていた中で復権派の思想に傾倒。 妻ダイナと共にエルディア復権派のリーダーとして頭角を表し、始祖の巨人の奪還をマーレ軍よりも速く自分達が行うための切り札として息子のジークをスパイに仕立て上げた。 だが、復権派の理想に溺れ過ぎて復権派の思想をジークに押し付け彼の意志を蔑ろにしたツケが回り、ジークの密告によりダイナや復権派の仲間諸共楽園送りの刑に処される。 仲間も妻も失う中、自分1人だけがエレン・クルーガーに認められていたために一命をとりとめ、エレン・クルーガーを喰らい「進撃の巨人」継承者となる。 その後はパラディ島の放浪の末にシガンジナ地区に辿り着き、後妻カルラと結婚。新たな子供エレンを設けた。 ダイナ・フリッツ CV:岸本望 グリシャの前妻でジークの母。 マーレ国内の収容区で育ったエルディア人だが、その正体はパラディ島への移住を拒否したフリッツ王家の末裔。 代々「巨人の情報」を隠し持ちながらエルディア復権派が革命を起こす時を待ち望んで活動しており、その中でグリシャと出逢い結婚。長男であるジークを出産する。 しかしグリシャ共々復権派の理想に溺れ過ぎてジークの意志を蔑ろにしたツケが回りジークの密告により楽園送りの刑に処され、そのまま無垢の巨人に変えられパラディ島に放逐される無惨な目に。 巨人にされる前、グリシャに「絶対にグリシャを見つけ出す」といった趣のセリフを言っていた。 その因果か彼女は夫の家までたどり着き、夫の後妻であるカルラを捕食。後にその一人息子であるエレンに始祖の巨人の能力で倒されるという末路を辿った。 反マーレ派義勇兵 イェレナ CV:斎賀みつき 反マーレ派義勇兵のリーダー格を務める、マーレ軍所属の長身の女性兵士。 当初はマーレに滅ぼされた国の出身を装っていたが実際は純然たるマーレ人。 クールで穏便な性格だが本性はジークを「神」と称えてジークの目的に協力する狂信者であり、ジークの目的のためならば同僚や仲間だろうと躊躇いなく殺せる冷徹な人物。 マーレの第一次パラディ島調査船団の一員としてパラディ島を訪れた際に上官を射殺し、調査兵団に投降してマーレのパラディ島調査を妨害。 更にパラディ島の技術発展に尽力しつつエレンの宣戦布告時にもマーレの戦士の活動を妨害する後方支援を担当した。 だがその裏でジークの目的を達成させるためにフロッグ達を焚き付けてクーデターを引き起こさせたり、パラディ島にジークの脊髄液入りワインをばら撒き、島の要人や兵士達に服用させるなどの様々な工作を実行した。 オニャンコポン CV:樋渡宏嗣 劇中でも貴重な黒人キャラ。 航空船舶の操縦士としての能力に長けており、イェレナの手引きで調査船団に紛れ込んでパラディ島に上陸してからは最新技術を提供するなどしてパラディ島側に助力していた。 エルディアの発展に尽力しており、この世界では珍しくエルディア人への差別意識もなくエルディア人の発展と未来を心から望んでいた善良な人物。 ハンジの探求心に惹かれたのか最終的にハンジの舎弟みたいなポジションに落ち着いた。 一方でジークの真の目的については一切知らされておらず、イェーガ―派やパラディ島住民の先鋭化・過激化した排外主義に対しても臆せず真っ向から激怒し、「エルディア帝国に従って生きるくらいなら死を選ぶ」と宣言した誇り高い勇敢な性格。 その他 ユミル/顎の巨人 CV:藤田咲 ポルコの先代である「顎の巨人」。 元はマーレの道端にいた名前のない物乞いをしていた孤児。 ある時始祖ユミルを崇拝するエルディア人に拾われ信仰対象である「ユミル様」を演じてきたが、捕縛された際に男に見捨てられ、そのまま悪魔としてマーレで徹底的な迫害を受けた末に楽園送りにされた。 マーレ軍側としてはエレンに次ぐイレギュラーな巨人化能力者。 詳しくは個別項目を参照。 【劇中の活躍】 前述の通りシガンシナ区陥落から始まる巨人の侵攻はマーレによるものだが、ここでは割愛する。 マーレが具体的に描写されたのは、86話から始まるグリシャの記憶編より。 ここではエルディア人が置かれた過酷な差別環境や、エルディア復権派の顛末が描かれる。 マーレとしてはエルディア復権派を摘発して一掃するものの、これに乗じてクルーガーにより「進撃の巨人」とグリシャが壁内に逃れることとなった。 戴冠式を挟んで91話からマーレ編が開始。 ここでは4年続いた中東連合との戦争が大詰めを迎えており、スラバ要塞の攻略および連合艦隊の撃滅に成功したことでマーレが勝利を収める。 しかしマーレの巨人戦力が諸外国のの軍事技術に通用しなくなりつつあることは明白であり、マーレには改めてパラディ島を攻める「余裕」と「理由」が生じることとなる。 そしてライナーの回想を挟みつつ、マーレは再度のパラディ島侵攻を決定した。 しかし実はパラディ島勢力は既に先制攻撃の準備を終えつつあり、マーレは危機的な状況にあった。 おまけにこれまでの巨人戦力を利用したマーレのやり方から世界のエルディア人に対する憎悪は極めて高まっており、パラディ島を手に収めたとしてもエルディア人の未来は暗い。 これらの状況を打破するため、タイバーは歴史の真相を公表するとともにパラディ島勢力の襲撃を甘んじて受け、世界を味方につける計画を実行。 結果としては世界の同情を集め、対パラディ島で団結させることには成功する。 しかし「戦鎚の巨人」を奪われ艦隊は壊滅、一方のパラディ島勢力にはほとんど損害を与えられない等、想定を超える被害を受けることにもなった。 上層部や国内に致命的な大打撃を受け、もはや単独でパラディ島と戦える状態ではなくなったマーレ。 しかしジークの亡命が発覚し、未知の地ならし発動方法の存在が懸念される事態となる。マーレはライナーの進言を受けて僅か一カ月で軍を再編成し、パラディ島への攻撃を決断。 元帥となったテオ・マガトの指揮で航空戦力を駆使してパラディ島シガンシナ区を強襲、敵地のど真ん中への降下部隊でエレンの首を狙う決死の奇襲攻撃を仕掛ける。 しかし作戦は失敗し、エレンは始祖の巨人として目覚め、地鳴らしを発動させる。 奇襲部隊は壊滅し生き残ったマガト達は打つ手なしの状況に陥るが、ここでエレンの無差別虐殺を許容しない調査兵団が合流。 壁外世界の殲滅を支持するイェーガー派と戦い、アズマビトから飛行艇を託されて「進撃の巨人」を追う。 ちなみにこのときマガトはマーレがこれまでやってきたことが間違いであると謝罪しており、これを受けた調査兵団のハンジは(ザックレー、ピクシス、ナイルが軒並み死亡しているため)兵団政権の暫定トップである。 つまり両国のトップがこの時点で互いの手を取っており、(諸般の理由からこの時の和解はほとんど歴史に影響を与えなかったものの)共存への象徴的な通過点となった。 一方、対地鳴らしの為に結集した世界連合軍の大艦隊であったが、圧倒的な数の巨人の前には無力に等しく、そのまま世界は膨大な無垢の超大型巨人によって蹂躙されることになる。 マーレもまた国民と国土の大部分を喪失することになったと思われる。 そして「進撃の巨人」の進路上、マーレ大陸南の山脈に建造されたスラトア要塞において、最後に残った飛行船部隊が「進撃の巨人」に対する攻撃を敢行するがこれも全滅。 完全に打つ手が無くなり、ここでようやく追いついてきた調査兵団・戦士隊と「進撃の巨人」との戦いを見守ることとなった。 その後「進撃の巨人」は倒され、世界、そしてマーレは滅亡寸前で踏みとどまる。 パラディ島とは未だ予断を許さぬ緊張状態が続いているものの、壁外のエルディア人に対する差別はなくなりつつあり、復興の道を歩んでいるようだ。 追記修正よろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ついに進撃のネタバレそのものと言えるマーレの項目ができたか。これでも作中ではパラディ島内に次いでエルディア人の扱いがいい方らしいのが救えないよなぁ -- 名無しさん (2021-03-06 23 44 00) こいつらが叩き起こさなきゃ素直に引きこもってただろうにね。まさか壁内に頭進撃のビーストがいるとは思わないじゃん… -- 名無しさん (2021-03-06 23 57 16) ホイホイ楽園送りにした結果自分達が容易に上陸できなくなったり巨人の力と使い捨ての兵力に頼りきりといったような創作物の架空覇権帝国の中で中々なアホアホ国家ぶり -- 名無しさん (2021-03-07 00 33 16) 楽園送りに関しては100年前からエルディア人に施して来た処刑方法だし化石燃料があるってわかったのも最近だからまだ擁護できるんだけど、始祖奪還を子供のお使いにしたのはマジで頭マーレと言わざるを得ない -- 名無しさん (2021-03-07 00 36 16) 過去の描写と「マーレ料理」の内容を見るに、名前の元ネタはローマ? -- 名無しさん (2021-03-07 01 02 15) ゲルマン人(エルディア)を蛮族と蔑んだ辺り、ローマ帝国他のラテン系国家がモデル(少なくともその一つ)っぽいよね -- 名無しさん (2021-03-07 01 18 17) 大陸の端の島に追いやるって辺り、本土の覇権を握った共産党と台湾に亡命した国民党の関係もダブって見えるけど。 -- 名無しさん (2021-03-07 01 20 04) 内部抗争に疲れたエルディア人に利用されて放任状態だけどタイバー家の支配下で結局エルディア帝国と同じことして嫌われてるとか滅んでしまえばただの道化な国だったな -- 名無しさん (2021-03-07 05 08 35) コイツらが手出ししなければ、とは言うが、手出ししなければ近々他国に擂り潰される運命ではあったのよな。それを考えると仕方無さもあると言える。 -- 名無しさん (2021-03-07 09 05 04) 楽園送りのせいで自分達が上陸できなくなるわ、教育したとはいえ子供に自国の最大戦力を託して雑な任務をやらせて半数近くを失うわ、その結果パラディ島勢力に島外の情報を渡して力をつけさせる羽目になるわ、地鳴らしが発動できると分かってるのに真正面から宣戦布告するわと、やることなすこと全てアホで全部裏目に出てるアホ国家 -- 名無しさん (2021-03-07 11 01 48) 危険人物のイェレナは必要だったと言える国家。それが正しいとか間違いではなく -- 名無しさん (2021-03-07 11 36 27) 始祖奪還計画を考え始めた頃は巨人の力を過信しきっていたんだろなぁ……実際、子供らが戦場で問題なく活躍できているから潜入工作もいけるだろうって判断しちゃったんだろうし。大人の兵士を連れて行こうにも、巨人になれなきゃ壁に到着するまでは足手まといになるし。 -- 名無しさん (2021-03-07 12 08 24) その足は人を踏み潰すためでなく歩み寄るために その口は人を食べるためでなく会話をするために -- 名無しさん (2021-03-07 14 53 24) 楽園送りしてた頃はやりたい放題できる覇権国家だったんだろうしまあ仕方ないわ。そっから他に世代遅れの技術格差できるほどサボってたのが終わってる。そのせいで始祖奪還なんて一時凌ぎしないといけなくなったし。 -- 名無しさん (2021-03-07 15 24 37) マーレが焦って手を出したからこそパラディ側は活路を見いだせたって側面もある。後50年もすれば技術差が広がりすぎて始祖の巨人の力でもどうにもならなくなってただろうし -- 名無しさん (2021-03-07 15 28 48) 進撃の項目増えていって嬉しいね -- 名無しさん (2021-03-07 15 42 25) エルディア人におんぶに抱っこなくせに被害者ヅラをしてるのはかなり酷いと思うけどこれも積み重ねてきた歴史のせいだし誰が悪いわけでもないのがやるせない -- 名無しさん (2021-03-07 16 21 46) ヴィリー・タイバーはもう少し早く生まれてればパラディ島を滅ぼせたかもね -- 名無しさん (2021-03-07 20 30 47) 何と言おうか、エルディア人を悪魔だとか怪物だとか罵りながらもそのエルディア人によって国家が保たれているみたいな感じがしてて矛盾してるな、と -- 名無しさん (2021-03-07 21 32 02) 支配種族に戦力渡しすぎているのを差別政策で押さえつけてどうにか保っているという歪も歪な国家運営の上、対抗策の軍事力も型落ちとか慢心越えて破滅願望でもあったのレベル -- 名無しさん (2021-03-07 22 27 57) 巨人兵器とエルディア人部隊に任せる長年の悪習が染みつきすぎて、マーレ人は戦争してるのは自分たちだって意識が無かったのかもしれない -- 名無しさん (2021-03-07 22 59 41) ファルコが洗脳教育抜けたのは、ライナーとエレンのやり取りを間近で見たのが最大の要因な気がする -- 名無しさん (2021-03-07 23 07 36) 晩年は何もかも上手くいかなかったが、パラディ島にいるのが世界を脅かす悪魔であって欲しいという願いだけは叶ったようだ -- 名無しさん (2021-03-07 23 11 24) エレンがいなくてもどっちみち詰んでるね。巨人の力で調子に乗った結果周りのヘイト稼ぎまくってる。戦力の大半は巨人の力、つまりはユミルの民に依存してるのにそれを担う戦士の扱いも悪い。他国の侵略で滅びるかクーデターで滅びるか、どう足掻いても詰んでる。 -- 名無しさん (2021-03-07 23 21 37) エルディア人が自分等の都合の良いコマである事が100年単位で常識として染み付いてるから、ある意味でマーレ人すらも洗脳されていたと考えられる。まあその数百年のツケを払って国民は虐殺されたわけだけどな! -- 名無しさん (2021-03-08 01 41 00) 「しかしグリシャ よくこの古語が読めたな」「いや まだ殆ど解読できてないんだ」「? ではなぜ真実がわかった?」 -- 名無しさん (2021-03-08 21 27 08) この国、仮にパラデ島に干渉しなかったとしてもジークの任期切れたら勝手に滅ぶよな 戦力無くなりすぎ -- 名無しさん (2021-03-11 23 29 03) 火器の発達で巨人の優位性が無くなってるからな。唯一の長距離遠投攻撃が可能だったり無垢の巨人を量産できる、獣の巨人ガチャ大成功のジークが寿命迎えたら、一気にヤバくなるのは間違いない。次代戦士が獣の巨人ガチャでジークと同じ能力が生まれてもジリ貧だろうし -- 名無しさん (2021-03-12 07 31 18) そのジークですらパラ島では敗走してきてるし、その気になれば10年かからず他国も巨人メタの化学兵器作るだろうしなぁ。ぶっちゃけ既に詰んでた国ではある -- 名無しさん (2021-03-13 01 40 17) たしかにエルディア人は爆薬みたいなものかもしれないが、それに怖い怖いと言いながら火を放ったのは他ならぬマーレだし爆死も当然なんだよなあ -- 名無しさん (2021-03-15 00 22 29) 島でのジークの敗走は仕方ないと言うか…ちゃんと立体軌道装置が使いにくい平野に陣取って逃亡防止に巨人配置して遠投で仕留めると言うこれ以上無い最善策で挑んでるんだよ。兵長が単独で巨人を足場にしつつ接近してこれる化け物だったのが想定外なだけで。 -- 名無しさん (2021-03-15 00 39 36) 頭進撃ビーストが生まれるにはグリシャが島に行かないといかんわけで幼少期に妹やっちゃったあのおっさんが原因でそもそも偏った考えを生むことになった教育が問題で・・・因果が巡る -- 名無しさん (2021-03-18 15 45 37) 侵略国家であることに加えて、エルディア人ゲットーや幾つもの人道に反する作戦からしてナチスと重なって見える。負けなきゃいけない国だよな -- 名無しさん (2021-03-23 11 43 32) 報告のあったコメントを削除 -- 名無しさん (2021-03-23 18 46 52) ↑2 けどエルディア人の場合、巨人化体質のせいで実際半ば人じゃないというのが話をややこしくするんだよなぁ… -- 名無しさん (2021-03-26 11 33 45) ヴィリーがエレンに地ならしを決意させたっていうのは明らかに違う(どっちかといえば逆?)よね? 最終的にしたかったことがヘイト管理というのも違うというか、単純にこのままだと奇襲攻撃で下手しい負けるから今すぐ世界を動かす必要があったって話だったと思う -- 名無しさん (2021-03-26 21 00 40) エルディア人の差別は酷いとは感じるけど、現実に例えるなら中国共産党が崩壊したら共産党派の中国人が -- 名無しさん (2021-04-25 01 31 41) ↑続き それまで虐げてきた台湾人や香港人に支配されて世界中からも「悪魔」と呼ばれて差別されたら、まぁ納得は出来ちゃうからそういう感じなのかな? -- 名無しさん (2021-04-25 01 35 24) 「エルディア人を駆逐するのが人類の願いだ」むしろエルディア人がいなくなったら困るのはマーレなんですがそれは -- 名無しさん (2021-05-09 19 20 54) オニャンコポンはガーナの古い言葉で「天空の神」の意または名前。ガーナと言えばサッカー協会の歴代会長の中に日本でも知られた「ニャホ・ニャホタマクロー」氏がいる国なのでこの語感も納得。知る前はすごーく浮いて見えたけど、まあ作中ではマーレに支配された国の民だったのをイェレナに引き抜かれたんだろうしな -- 名無しさん (2021-05-23 08 13 14) 1部でジークとピークが追加投入されたのは余裕ができたというよりむしろ、最初に4人を送り出してから少なくとも5年は経過して音沙汰がなくなったから威力偵察として投入されたんじゃないかな -- 名無しさん (2021-05-24 22 56 08) 今まで自分が他国に向けてきた脅威が自分達に向けられるのはどんな気分だろうなあ -- 名無しさん (2022-01-24 22 03 54) イェレナがジークからの洗脳で「おらこんな国さ嫌だ」状態になってたが、地ならし発動しなければ洗脳抜きに似たような感情を持つようになるマーレ人はもっといたかと思う -- 名無しさん (2022-01-26 12 34 06) まともな思考回路では無い -- 名無しさん (2022-12-01 22 20 53) 地味に有能というか、理解のある人だったミュラー長官。これがもしグロス曹長みたいな人だったら終わってた -- 名無しさん (2023-03-08 09 36 08) カラーテレビとイージス艦って書いといて20世紀「初頭」はないだろ…あまりにも歴史に無関心すぎんか…? -- 名無しさん (2023-05-24 02 23 22) マーレ軍は航空機への危機感から空飛ぶ巨人を求めた。ソ連軍はスターウォーズへの危機感から巨人にレッドマーキュリーを搭載して歩かせました -- 名無しさん (2023-05-27 09 21 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32766.html
登録日:2015/09/22 Tue 00 22 57 更新日:2024/09/12 Thu 16 08 50NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 SEKAI NO OWARI どうしてこうなった←原作者のせい なんだよこの展開… グロ注意 サンダ対ガイラ ザックレー ゾンビ ツッコミどころ満載 ヘタレなエレン ホラー リンゴ 三浦春馬 二部作 原作レイプ 原作レイプ→通り越して原作死姦 原作者だけが得した映画 原作者向け 問題作 実写版 怪作 映画 東宝特撮映画 樋口真嗣 渡辺雄介 特撮 町山智浩 脚本家が被害者 解説は台詞で 軍艦島 進撃の巨人 長谷川博己 鷺巣詩郎 この世界は、残酷か――― 本作は、2013年にアニメ化もされた別冊少年マガジンで連載中の、諌山創原作の大人気漫画『進撃の巨人』の実写映画作品である。 2015年8月1日に前編、9月19日に後編『エンドオブザワールド』が公開された。 ●目次 【概要】 【世界観】 【ストーリー】 【登場人物】 【巨人】 【余談】 【概要】 監督には平成『ガメラ』シリーズの特技監督、『日本沈没』、『巨神兵東京に現わる』で知られる、日本の特撮界に精通している樋口真嗣、 脚本にはマニア御用達の映画雑誌『映画秘宝』のメインライターでもある映画評論家・町山智浩と『ガッチャマン』の渡辺雄介、 音楽には『新世紀エヴァンゲリオン』の鷺巣詩郎が起用された。 主題歌は若者の間で人気のグループ、SEKAI NO OWARIが担当した。 ちなみに、前述のように町山智浩は映画評論家で脚本業は未経験だったが、原作の諫山氏は「学生時代に町山氏の言動に反感を抱いたため批判材料を見つけようとラジオ番組を聞き始めたところ、いつの間にか熱烈な町山ファンと化した」という過去からぜひ町山氏に本作の脚本を書いてほしいと要望、断っても何度も頼みにくる上に一緒に頼みに来る人間がどんどんグレードアップした末、最終的には講談社の社長も来たために断ることも難しくなって引き受けたという。 そして実写化にあたり、町山が原作に沿った脚本を作成したところ、原作者の諌山氏が直々にその無難な脚本を却下し、「原作改変しまくった脚本に書き直してくれ」というオーダーを行った結果、大量の原作改変が行われた本作のストーリーが完成するという実写化としてある意味ありえない方法でストーリーが作られているため、 タグに原作レイプとあるが、正直そう言い切っていいのか困る作品でもある。 ファンから見たら原作レイプそのものに見えるしその通りと言いたくなるのだが、それを主導したのは当の原作者であり、しかも原作者は本作の内容に大満足しているのだから…… 試写会では頭を抱える脚本家の隣で爆笑して満足した原作者の姿があったとか……。 実写化というのは原作改変が叩かれたり、性格改変が叩かれたりするのが常なのだが、それらの殆どが原作者からのオーダーであり、言うなればファンのために作られた作品ではなく、原作者「だけ」を満足させるための実写映画とも言える。 誰が呼んだか原作者による「壮大な芸術作品」。 ちなみに町山氏は過去に「実写化の際に(監督や脚本家の個性を殺してまで)原作と全く同じものを作ろうとするのはいかがなものか」という趣旨の発言をしており、前述の通りの諌山氏は町山氏の熱狂的ファンなので……つまり「お前が始めた物語だろ」ということである。 なお、本作制作の際原作者から制作側に「原作後半のプロット」がある程度提示されたらしく、それを踏まえて原作後半と本作を比較すると面白い共通点が見えてくるとかこないとか。 これらの裏話が認知された結果と、かつ原作後半の話との共通点などからスタッフはわりと同情されることが多くなった他、現在では一部で再評価すら進んでいる状態だったりする。 【世界観】 原作では中世ヨーロッパをもとにした世界だったが、映画では現代社会のような文明が巨人との戦争で崩壊し、退化した文明の下で復興したという設定。 わずかに旧文明の技術も残っており、銃器やガソリンを使った自動車(劇中ではトラック、装甲車)も使用している。 さらにモンゼン地区には不発弾や墜落したヘリも残っており、軍事色が強い。 ちなみに、原作後半では「壁の外の技術レベル」は銃器が普及しモノクロ写真・飛行船も存在する20世紀初頭に近い水準だと判明している。 【ストーリー】 100年以上前、文明社会に突如出現した、人間を食う「巨人」。 この巨人との戦いの中で人類の半数が犠牲となり、激しい戦いで文明は崩壊した。 残された人間たちは、巨大な壁を三重に渡って築き上げ、内地に文明を作り上げることで平穏を取り戻した。 ───しかし。100数年後の現代、その平穏は一瞬で崩れ去った。 突如現れた想定外の超大型巨人により外乃壁は破壊され、内側に入り込んだ巨人たちの猛攻で壁の穴のすぐそばの町モンゼンは壊滅。 そこに住む普通の少年エレンは、想い焦がれていた幼馴染の少女・ミカサを、殺戮の中で失ってしまう……。 農場地帯は巨人に占拠され、人類は二番目の壁・中乃壁へと後退し、文明は衰退した。 それから2年、若者を中心とした、有志の志願者を集めて外乃壁の修復作戦が決行される。 その中には、想い人を亡くし復讐心を抱くエレンの姿もある。 果たして、壁修復作戦は成功するのか。そして、巨人がこの世界に出現した秘密とは……? 【登場人物】 原作ではドイツ系の名前がほとんどだが、舞台設定上日本人ということになっており原作と同じ名前が付けられているのは一部の主要人物に限られている。 ●エレン 演:三浦春馬 モンゼン地区に住む普通の少年。 原作の人並み以上の勇敢さのある精神力はなく、殺人の経歴もない。 ミカサには片想いしている。 平穏な、だが停滞した生活にうんざりし喧嘩に明け暮れ、いつの日か壁の外に出る(悪く言えば、逃避する)ことを夢見ている。 しかし超大型巨人の襲撃で故郷モンゼンが壊滅し、ミカサを亡くしたと思い込む。 巨人への復讐心を抱きながら外乃壁修復作戦に加わるが、別人のようになってしまったミカサと再会し絶望する。 その後の戦闘で巨人化し、勝利を収めた直後処刑されそうになった直後、謎の巨人に拉致される。 そして世界の秘密を知り、自分に課せられた使命を知る。 彼のキャラの改変に関しては、原作者の諌山創のオファーによるもの。 ●シキシマ 演:長谷川博己 人類最強の隊長。 ポジションとしては原作のリヴァイだが、あくまでポジションだけでキャラとしては全くのオリジナル。名前も異なる。 何故かリンゴを齧ってキメ顔する気障な男で、自分が兵士として育てたミカサを可愛がり、エレンを「飼い馴らされた家畜」と見下すような態度をとる。 その後エレンを拉致した組織の一員として再登場し、先ほどとは一転、エレンを世界の救済の戦力として彼を唆す。 しかし本当の目的は別にあった。 なおその立ち位置から、リヴァイよりむしろ原作後半で登場したエレンの歳の離れた異母兄「ジーク」に見えてくるという意見も存在する。 ●ミカサ 演:水原希子 原作とは異なり(当初は)ごく普通の少女。 巨人襲撃の際に赤ん坊を助けようと人込みの中に紛れた直後行方不明になり、死亡したかに思われていた。 だが実際はシキシマに拾われ調査兵団の優秀な兵士として成長し、最強の班長として恐れられている。 エレンに対しても当初は冷たい態度を取っているが、本心では想いを諦めきれていない。 ●アルミン 演:本郷奏多 原作同様、頭が良く心優しい少年。 原作とは違い黒髪。 原作ほどの弱虫さは低減され、積極的に発言することが多い。 機械いじりが趣味で、近代兵器が多数登場する実写版では発明面で役に立っていた。 ●ジャン 演:三浦貴大 安全な内地区で暮らしていたが、好戦主義な父親に強引に壁修復作戦に参加させられた。 原作以上に毒舌を振り撒いている印象が強く、割と中盤までエレンとは険悪な仲だった。 原作同様、過酷な戦場下で徐々に戦士として覚醒していくが…。 ●サシャ 演:桜庭ななみ 原作とは異なり、おっとりした真面目な性格。 だが食い意地が張っているのは相変わらず。親戚夫婦からその食欲で疎まれているようだ。 原作と同じく弓矢の達人で、かつてはシロという犬や村の狩人達と共に野鳥を狩っていた。 シロとは壁が破壊された日に離れ離れになってしまった(シロはサシャが置いて逃げた弓矢の回収へ向かった。尚、その弓矢は後にハンジが壁外調査の際に発見してサシャに返却した) まさかのアルミンとフラグが立った(アニメのEDでもそれっぽい描写がある)。 ●サンナギ 演:松尾諭 五兄妹の長男で、両親のいない中の大黒柱。 大柄な体格に気さくな性格の兄貴分で、原作における初期のライナー・ブラウンに近い(後篇の劇場パンフレットによると、町山氏は当初ライナーを出そうと考えていたが、原作でライナーが巨人化能力者であることが判明したため、別キャラクターにしたとのこと)。 戦闘ではその体格を生かして巨人を転ばせたり、斧で攻撃したりした。 ●ヒアナ 演:水崎綾女 映画オリジナルのキャラクター。 赤ん坊を抱えた未亡人で、子供を養うための資金が欲しくて作戦に参加した。 情緒不安定気味で作中では無断行動により部隊を危機を招いてしまう。 ミカサとシキシマの仲に傷心気味のエレンと傷の舐め合いとして彼を誘惑するが、その直後無惨な最期を迎える。 『イイもの』を求める女幹部ではない。 ●フクシ 演:渡部秀 ●リル 演:武田梨奈 原作のフランツとハンナにあたるキャラクター。 ドラマでは二人が婚約に至るまでが描かれた。 作中ではB級ホラー映画のお約束的に待機中だというのに性行為に及ぼうとした。 フクシの死後、爆弾を積んだトラックが盗まれた際、半狂乱になったリルはさらにそれを強奪し、巨人の群れに向かって特攻。 結果作戦に使う予定だった爆弾は失われてしまう。 フクシはメダルを使ったりはしない。 ●ハンジ 演:石原さとみ 恐らく、今作で原作に最も忠実なキャラ。 映画では狂気寄りになっている節があり、やけにオーバーアクト。 巨人だけでなく、失われた文明の兵器を見つけてヒャッホイした挙句、大爆発からもギャグ的に生還してしまう。 一方で巨人から自由を勝ち取ろうという思いは強い。 原作とは異なり、彼女が立体機動装置を開発した。 ネット配信では彼女主役のスピンオフドラマが製作されている。 ●ソウダ 演:ピエール瀧 原作のハンネスにあたるキャラクター。 外乃壁崩壊後落ちぶれ、年配ながらも壁修復作戦に参加。 実はエレン巨人化の秘密を知っており、両親に代わって彼を育てていた。 ●クバル 演:國村準 軍の士官で、外壁修復作戦の総責任者。 一見政府に忠実な人格者のように思えるが、巨人襲撃の際に外壁修復員を置き去りにしたりするなど傲慢な描写が目立つようになる。 そして巨人化したエレンを人類の敵と断じ、周囲の制止も聞かずに処刑しようとするが、直後現れた巨人の攻撃により死亡した。 と思われていたが…。 ●ユノヒラ 演:神尾佑 ドラマに登場する訓練兵団の教官。 原作におけるキースの立ち位置でサシャに手を焼いている。 また、イズルと共に暴走しがちなハンジのストッパーになっている。 サシャに自分の食事を全て食われてしまう等の災難にあう。 ●エレンの両親 演:草彅剛/緒川たまき エレンが幼い頃に事故で死亡したと聞かされていたが、実は政府により逮捕されていた。 その直前、旧文明の研究をしていた父は息子のエレンを実験台にある薬を投与する。 彼ら曰く、エレンの他に「上の子」がいるらしいが…。 ●イズル 演:平岡裕太 dTVオリジナルドラマ『反撃の狼煙』にのみ登場する統制局の予算管理官。 原作におけるモブリットの立ち位置でハンジの巨人研究に協力し、彼女に振り回される苦労人。 立場上ハンジより上だが彼女を尊敬している。また、ハンジが着けているゴーグルは彼が贈った物である。 ハンジが捕らえていたビーンに対して取った行動が立体機動装置開発のヒントになった。 【巨人】 『巨神兵東京に現わる』でも発揮させていた、日本の古き良き特撮・最新鋭のCG技術を結集している、実写版最大の見どころである。 ●超大型巨人 原作の看板ともいえる巨人で、今回の実写映画版では120メートルもの体躯を持つ。 文楽の技術を応用し原作を忠実に再現した、特撮技術の総決算として襲撃シーンは迫力がある。 原作とは異なり、通常巨人と同じ「軍勢」には属していない。 原作の超大型巨人を超える体格、口に爆弾を入れられるという流れから、ロッド・レイスの巨人の要素も含んでいると思われる。 ●エレン巨人体 原作同様、巨人に飲み込まれたエレンが腹の中で覚醒した。 原作では初陣以外負け続けている印象があるが、今作ではあの鎧の巨人(にあたる巨人)にも格闘勝ちしている。 ●(名称不明) 髪型こそ違うが原作の「鎧の巨人」にあたる。 原作同様超硬質の皮膚を持ち素早い動きによる抜群の戦闘力を持つ。 ●通常巨人 前編序盤の捕食シーンは今作きっての恐怖シーン。 基本的に特殊メイクを施した役者が演じているが、小型の中には原作に登場する一体を忠実に再現した頭部を持つものも。 【余談】 今作の企画は、当初『嫌われ松子の一生』、『告白』等の中島哲也監督の下で映画化される予定で、 映画化発表当初はその話題でもちきりだった。 しかし、あまりに膨大になった予算と構想、作品が抱えるビッグネームのプレッシャー等により中島監督は降板し、樋口監督に白羽の矢が当たった。 中島監督の構想だと現代の東京に突然、人を食う巨人が現れるという、よりオーソドックスな怪獣映画に近いものだったらしい。 なお中島監督は降板した後、次に映画化を決めていた『渇き。』で鬱憤を晴らすかの如く個性を爆発させた怪作を撮っている。 作中のロケ地は長崎県の、世界遺産にも選ばれた旧炭鉱都市軍艦島。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ※過度な雑談およびキャラ・作品に対しての誹謗中傷等を行った場合、IP規制・コメント欄の撤去等の措置がされる可能性がありますのでご了承下さい ▷ コメント欄 [部分編集] 大分たまったのでコメ欄リセットします。 -- 名無しさん (2016-05-07 15 38 11) 漫画の実写化の駄作率に煽られてか、つまんないって評価が多い気がするけど実際どうなの? -- 名無しさん (2016-05-08 18 46 18) まだ見てないけど(これからも見ないだろうけど)ドラゴンボールのちょい上くらいとは聞いた -- 名無しさん (2016-07-17 21 29 47) 流石に『公開中の作品』ってくだりはそろそろ変えていいんじゃない? -- 名無しさん (2016-07-17 21 36 23) 特撮はすごいのとエグいシーンもあるし役者も結構がんばってるのでオリジナル映画だとしたら悪くない出来だと思った -- 名無しさん (2016-07-19 19 02 44) 最近見たけど普通に見れる。原作との違いを受け入れられないときついとは思う。風評に流されず一度見てほしい作品 -- 名無しさん (2016-08-06 22 24 01) 原作を知っていなくても見るのがキツイのがデビルマン。こっちはまだ原作を知っていようがいまいが見れる。 -- (2016-08-06 22 42 55) そりゃあ、オリジナルの特撮と思えば観れるものだけど原作に進撃の巨人って明記してるからオリジナルとして観れないから評価下げてるだけ。 これが原案止まりなら文句は出なかった。 -- 名無しさん (2016-08-06 23 26 55) ライムスター宇多丸の受け売りだがドラマパートと特撮パートでそれぞれのスタッフのやりたいことが今ひとつ噛み合ってない感じだったな -- 名無しさん (2016-08-07 00 20 52) てか、『原作 進撃の巨人』って言い切るのが悪かった。 せめて、『原案 進撃の巨人』ならここまで叩かれることはなかった。 -- 名無しさん (2017-02-12 16 02 16) 監督が堂々と自己投影キャラをイケメン、作中最強、エレンの兄に設定するのは凄いと思った -- 名無しさん (2017-02-12 16 27 44) 火野映司とドクター真木が居るから実質オーズだな -- 名無しさん (2017-03-27 21 20 49) 原作者が後に漫画の実写化でオリジナル要素を入れる事に不満を漏らしてるのは凄いブーメランだったな。それとも、本作の事で考えを改めたのか -- 名無しさん (2017-03-27 22 00 03) 特撮パートが序盤と終盤に集中してるおかげで途中は遠慮なく飛ばせる。ソフト鑑賞にもってこい -- 名無しさん (2017-03-28 10 12 51) 共通のスタッフが多いシン・ゴジラに先立つ作品ということで特撮・VFXがどんなもんなのか確認するため観に行ったなあ。技術的には色々面白いことやってて見所が多いけどカメラアングルのせいか巨人がいまいち大きく見えないカットがあるのが惜しい -- 名無しさん (2018-01-16 01 08 07) 前編後編見てみたけど普通に楽しめた。原作とは別世界の物語と考えればそんなにひどくない -- 名無しさん (2019-02-10 21 33 37) エレンの性格改変が作者の指示ってのがなぁ……漫画とアニメと実写で同じものにしたくはなかったのかもしれんが。 -- 名無しさん (2019-05-15 17 10 57) 町山氏って脚本の仕事もするんだ。初めて知った -- 名無しさん (2019-05-15 18 25 38) 映画評論家が優れた脚本家ではないと証明した作品 -- 名無しさん (2019-06-04 11 30 17) 私はそこまで嫌いじゃないですよ。一部のキャラを原作の流用しなければもっと楽しめました。 -- 名無しさん (2019-06-04 12 24 53) 原作が進んだ今捉え直してみると別の味わいが出てくる作品。シキシマのキャラ造形 -- 名無しさん (2019-09-20 02 40 35) (切れてしまった)とか設定面から、どうやって原作の描こうとしてた闇をあの段階で消化するべきかっていう試行錯誤はあるんだよね -- 名無しさん (2019-09-20 02 43 10) エレンポイントめちゃくちゃ高いじゃないですかシキシマさん…というかむしろあの段階で原作の未来の内容渡されて、なおかつ漫画側のネタバレは一切出来ない…ってそりゃ難しいわ -- 名無しさん (2019-09-21 10 44 45) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-04-18 22 04 31) 三浦春馬…嘘だろ… -- 名無しさん (2020-07-18 16 49 01) 脚本、町山でもうだめだった -- 名無しさん (2020-10-13 12 55 52) ↑4 「ターニングポイントは奇行種の正体だった異母兄による真実暴露」「超大型巨人は人間として調査兵団に潜入している」「エレンを導く調査兵団の人類最強の兵長は、特に巨人真実には絡んでない」…サンコイチしたくなる気持ちはわからんでもないw -- 名無しさん (2021-03-28 16 20 09) …結果的にこの世界の方が色々まだ楽だったよね、と原作展開見ると感じる。まさか原作エレンがああなるとは思わんし、この時点だと出来はともかくパラレル世界にして正解だったと思うわ。 -- 名無しさん (2021-05-08 23 33 40) 他の作品なら「なんで改変したんだ!」ってキレれるけど、「原作者自ら原作に近い脚本を没にして改変を要求」してるせいで原作レイプとすらいえないってある意味最強のファン殺しというか、完全なる「原作者得」としか言えないのがさあ... -- 名無しさん (2021-08-18 21 35 39) でもエレンの出来、エレンって現実にいたらこういう感じだよね感の再現がある意味上手かったような気がする -- 名無しさん (2021-08-24 15 43 05) ↑2 結果だけで言えば、この映画に関わった全ての人が・・・それこそスタッフどころかコレ見てた視聴者さえもザックレーの言う「芸術」の材料でしか無かったと言うね・・・ -- 名無しさん (2021-09-03 01 11 21) 一言で言えば原作者しか得しなかった映画 -- 名無しさん (2021-09-03 01 12 09) え、原作者が直々に(書いた)原作に近かった元の脚本を(制作会社が)全却下して改変しまくった脚本に書き直させているって意味じゃなくて、原作者が却下したの -- 名無しさん (2021-09-03 01 33 12) ↑原作ラストまでの展開全部教えたうえで「ぶっ壊してくれ」って頼んだらしい。だから今見ると「これ後の原作で出てきたけど公開当時は影も形も無かったアレでは?」って要素が割とある -- 名無しさん (2021-09-03 08 33 30) 町山さんは「原作通りに映画やっても意味ない(意訳)」といった評論をしていた人なので原作通りに仕上げてきた実写版の脚本を諫山先制が蹴って「原作通りじゃなくて町山さんの進撃の巨人を作って下さい」って言った -- 名無しさん (2021-09-03 12 33 02) ↑3今さらだけどそうなんだよ……この作品、原作者がこの大改変を要求した結果なんだ……だからこの作品は原作者のための芸術なんだよ…… -- 名無しさん (2022-01-02 02 50 12) ネタバレされた上で全然違うの作れと言われても、ネタバレを知る前には戻れないってことだな、とジーク成分が隠しきれてないシキシマ見て思う…狙ってやったのか知らんが「進撃の巨人」の特性だなこれ -- 名無しさん (2022-01-02 07 51 08) シキシマが実の兄で本名ハク・イェーガーなのは書いてないのか -- 名無しさん (2022-02-03 16 45 52) なんで全国ロードショーにしたのかわからない。 -- 名無しさん (2022-03-13 12 45 38) ↑それも含めて原作者のための芸術 -- 名無しさん (2022-03-13 12 53 53) 特撮シーンは割と好き。あと巨人はエキストラじゃなくて全員役者だってメイキングで言ってたが。 -- 名無しさん (2022-03-13 12 55 06) 町山さんが町ヴァーさんだのライナーだの呼ばれてるの草 -- 名無しさん (2022-03-13 13 25 19) 編集に持ち込んだ段階でマーレ編まで(だっけ?)描かれてた原作者に映画3時間ちょいで纏める話を作れと言うのも無理無理無理な気がするし -- 名無しさん (2022-04-08 02 15 04) なんというか、実写映画が決まった時期が色々と絶望すぎたんじゃねえかなあ。 -- 名無しさん (2022-04-08 02 17 02) 原作レイプだと思ったら和姦だったって評価すき -- 名無しさん (2022-04-08 02 22 59) ↑和姦というよりは原作者による逆レの方が正しくない?脚本家が加害者だと思ったら被害者だったという意味で -- 名無しさん (2022-06-25 00 10 41) そういや公開当時のパンフレットでも「漫画実写化映画は基本的に映画スタッフが改変を提案して原作者がブレーキをかけるけど、今回は原作者が原作を壊そうとしてスタッフが守ろうとしてた」って書いてあったっけな… -- 名無しさん (2022-06-25 02 02 53) 推しの子でメディアミックスと原作の漫画家の話とかあったのを何故か改変の話見て思い出した -- 名無しさん (2022-11-27 14 25 32) やっぱ諌山センセってちょっと変態なんじゃねぇかな… -- 名無しさん (2023-01-22 21 22 16) ちょっと…なのか? -- 名無しさん (2023-01-22 21 59 42) 原作再現を一生懸命しようとしてダメでした→ギリ許せん 有名な作品だから適当に実写化すれば大儲けっしょ!え?原作?なにそれおいしいの?→許せん 原作に忠実な脚本を原作者に提出したら原作崩壊させろとしつこく言われたのでしょうがなく原作崩壊させました→?????????????????? 本当にどういうことなの、、、、? -- 宗教画 (2023-06-30 15 53 10) ↑一応この後原作で凄まじいどんでん返し まさかのラスボス展開があるので、作者としてはそっちのバレ阻止的意味でも変えてもらった方が良かったってのもあるかも知れん -- 名無しさん (2023-07-12 14 22 09) ガビ山先生「美しい…これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう」 -- 名無しさん (2023-09-13 06 16 46) ちなみに町ヴァーさんは過去に「原作通りに作った実写映画なんてクソ(要約)」と発言したことが掘られて「ブーメランが返ってきた」とも揶揄されてるがそれ以上に「原作者に逆レされた」方がよく言われることに -- 名無しさん (2023-09-13 06 19 11) ガビ山「ワタシ原作者…強いネ」 -- 名無しさん (2024-01-28 10 24 13) 改変頼まれてなんとか脚本にしたものの監督と他脚本に色々変えられて、ツッコミ入れつつ軌道修正しようとしたものの押し切られた感じらしいね -- 名無しさん (2024-02-01 21 17 07) 別に原作者に無断で改変しまくった挙句原作者のせいにしたとかいうわけでもないのね。昨今騒がれている原作改変する脚本家に対する風当たり強いのとは真逆にもほどがある -- 名無しさん (2024-03-17 13 45 20) 原作者の原作が脚本を書いたという稀な作品 -- 名無しさん (2024-03-29 21 33 44) 最近の事件に関連する記事なんかでもこれが一例に挙げられないのは結構みんな裏事情知ってるからなんだろうなあ -- 名無しさん (2024-04-01 15 20 03) 原作で獣の巨人とリヴァイが殺し合ってたあたりか?クソ忙しい時に町ヴァーさんに会うために渡米してるんだぜガビ山先生は… -- 名無しさん (2024-04-03 19 50 26) 原作◯イプというよりかは誘い受けかつ誘われた側は次に何が起こるか分かってるけど逃げられない(自業自得)って感じがする -- 名無しさん (2024-05-05 17 17 12) 憧れの町山さんに実写進撃が作ってもらえるハッピーが8割、並の作品が提示するような真相(巨人は原作に比べて単純な生物兵器で壁の中は実験区域、黒幕(超大型巨人)は管理者)をあえて実写の方でやって、漫画の方の伏線が収束する劇的な真相から遠ざけるのが2割、ぐらいの目的で作ってそう -- 名無しさん (2024-05-06 15 00 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/4316.html
進撃の巨人 ~人類最後の翼~ 進撃の巨人 ~人類最後の翼~ 発売日 :2013年12月5日 機種 :Nintendo 3DS ジャンル :立体機動アクション 特典 ・
https://w.atwiki.jp/piggbrave15/pages/103.html
公式ブログ情報 •【イベント】進撃の巨人開催のお知らせ 開催期間 2015年6月15日(月)17時00分~2015年6月30(火)18 59分 攻略情報 •上級攻略はコチラ。 出現する敵一覧 ステージ パターン1 初級 1/3 巨人(Lv7)、巨人(Lv7) 2/3 巨人(Lv5)、巨人(Lv7)、巨人(Lv7) 3/3 超大型巨人(Lv18) 中級 1/3 巨人(Lv27)、巨人(Lv31)、巨人(Lv37) 2/3 巨人(Lv27)、巨人(Lv28)、巨人(Lv31)、巨人(Lv37) 3/3 超大型巨人(Lv66) 上級 1/3 巨人(Lv53)、巨人(Lv53)、巨人(Lv57)、巨人(Lv63) 2/3 巨人(Lv53)、巨人(Lv53)、巨人(Lv57)、巨人(Lv63) 3/3 超大型巨人(Lv94) クエスト報酬 ステージ 条件 報酬 初級 初級1回クリア ジュエル×1、チップ×100、丈夫な布×1 初級2回クリア ジュエル×1、チップ×100、丈夫な布×1 初級3回クリア ジュエル×1、チップ×100、ベビーピエモン×3、ピエモン×1 初級4回クリア ジュエル×1、チップ×100、ベビーピエモン×2、ピエモン×2 初級5回クリア ジュエル×1、チップ×100、ピエモン×3 中級 中級1回クリア ジュエル×1、チップ×200、丈夫な革材×1 中級2回クリア ジュエル×1、チップ×200、丈夫な革材×1、しなやかな鉄材×1 中級3回クリア ジュエル×1、チップ×200、しなやかな鉄材×1、ピエモン×2 中級4回クリア ジュエル×1、チップ×200、しなやかな鉄材×1、ピエモン×3 中級5回クリア ジュエル×1、チップ×200、しなやかな鉄材×1、メガマジックルーン×1 中級6回クリア ジュエル×1、チップ×200、メガアタックルーン×1、メガガードルーン×1 上級 上級1回クリア ジュエル×1、チップ×500、藍紫のソフィア×1 上級5回クリア ジュエル×1、チップ×500、スターピエモン×3 上級10回クリア ジュエル×1、チップ×500、メガアタックルーン×1、メガガードルーン×1、メガマジックルーン×1 上級20回クリア ジュエル×1、チップ×500、ギガアタックルーン×1、ギガガードルーン×1、ギガマジックルーン×1 報酬一覧 ステージ チップ 経験値 アイテム 初級 300 200 しなやかな鉄材、丈夫な革材、丈夫な布、ハイピエモン、ピエモン、ベビーピエモン、アタックルーン、マジックルーン、ガードルーン 中級 550 335 巨大なオーブ、しなやかな鉄材、丈夫な革材、スターピエモン、ハイピエモン、ピエモン、藍紫のソフィア、ハイアタックルーン、ハイマジックルーン、ハイガードルーン 上級 850 525 レアメタル、巨大なオーブ、しなやかな鉄材、スターピエモン、ハイピエモン、ピエモン、藍紫のソフィア、ハイアタックルーン、ハイマジックルーン、ハイガードルーン 攻略法、報酬等情報募集しています。 名前 初級の報酬 しなやかな鉄材 でました - 名無しさん 2015-06-18 00 11 46 復刻イベント情報はどこで見れば - 名無しさん 2015-06-17 18 50 26 攻略や報酬云々よりも「ダサイデザインに気色悪い裸巨人、マゾ仕様早く終われ!」と内心思ってる人も居るはず。 - 名無しさん 2015-06-17 03 59 03 中級報酬で ソフィア確認 - 名無し 2015-06-16 22 26 19 「スタン」攻撃あれば、普通他の戦闘ゲームでは、異常解除スキルも追加するのにまた糞開発をしてくれましたね! - 名無しさん 2015-06-16 17 09 28 初級の報酬で ガードルーン確認しました - 名無しさん 2015-06-16 00 35 54 情報ありがとうございます - piggbrave15 2015-06-15 18 40 37 報酬一覧 初級:チップ300、経験値200、確認できたアイテム 丈夫な布,丈夫な革材, ハイピエモン,ピエモン,ベビーピエモン,アタックルーン,マジックルーン - 名無しさん 2015-06-15 18 25 18 反映しました。情報ありがとうございます! - piggbrave15 2015-06-15 18 43 17 クエスト報酬の初級○回クリアの報酬部分 コインじゃなくてチップですね - 名無しさん 2015-06-15 18 11 33 変更しました。ありがとうございます。 - piggbrave15 2015-06-15 18 41 05
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/3077.html
figma 進撃の巨人 ミカサ・アッカーマン figma 進撃の巨人 ミカサ・アッカーマン (ノンスケール ABS&PVC 塗装済み可動フィギュア) 発売日 :2014年1月31日 商品情報 ・本体サイズ:全高 約145mm ミカサ フィギュア 一番くじ 進撃の巨人 ラストワン賞 ミカサ フィギュア 一番くじ 進撃の巨人 ラストワン賞 発売日 :2013年7月20日 商品情報 ・サイズ:全高約12cm ・ABS製台座付属 1/8 リヴァイ 1/8 リヴァイ 発売日 :2014年1月31日 商品情報 ・本体サイズ:約20cm ・マント ・逆手パーツ (左右) ・専用ベース カプセルQキャラクターズ 進撃の巨人 【全4種セット(フルコンプ)】 カプセルQキャラクターズ 進撃の巨人 【全4種セット(フルコンプ)】 発売日 :2013年9月14日 商品情報 ・サイズ:全高約50-80mm ・材質:PVC
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/172.html
12巻で、エレン、ミカサ、アルミンが直列して無垢の巨人を操作。 「天→木→アルミン(涙、(泪、波だ、浪だ))→ミカサ(涙と口)→エレン(涙)→エレンの修復中の右手→ダイナの左手→ダイナ→ダイナの切られた右手→大地→無垢(ムク、椋、69=逆さ、韓国の太極旗、巴(ともえ。友へ:君へ))の巨人」まで一列につながった(惑星直列)。 アルミン、ミカサ、エレンの三人(3人)で「トリプル」。 「進撃の巨人」の「進」という漢字の”つくり”は「隹(ふるとり)」という。 「ふるとり」を逆さにして「とりふる」→鳥FULL→「トリプル」。 つまり、アルミン、ミカサ、エレンの3人で1体の巨人。 トリプル・ブーストすると無垢の巨人を操作できる。 アルミンは頭脳。 白頭山血統、革命血統成分。 白頭(はくとう)→白桃(はくとう)で、西遊記の蟠桃会(ばんとうえ)と西王母(セイオウボ)と蟠桃園(蟠=虫偏に番) 西王母の桃を食べると寿命が延びる(不老不死)。 不死(ふし)→父子(ふし)というシャレ。 西王母の誕生日は3月3日。 日本では桃の節句。 桃の節句は江戸時代に徳川幕府が定めた。 人日(正月7日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)をあわせて五節句とした。 季節の節目に厄を祓い、無病息災を祈って神様に季節の食物を供えたことに由来する。 食べると不老長寿を得るものは、西遊記では桃のほかにもう一つある。 何度も転生(ループ)して徳を積んだ高僧の人肉である。 その高僧が、西遊記の三蔵法師である。 三蔵法師は9回転生して、なおかつ、9回の人生で一度も射精をした事がない。 つまり姦淫の罪を犯した事のない聖人(星人というシャレ)である。 ミカサは神経。 すでに考察したように、アッカーマン=ウィッカーマンなので、頭脳と人をつなぐ力。 エレンは細胞の統括役で心臓。 実際に細胞である無垢の巨人に自分の意志(石というシャレ)を感染させる。 「進」は11画。 つまり、「進」は日本人とユダヤ人に対する人種差別用語「イレブン(11)」を示す言葉。 今までの考察通り、「進撃」は、戦争や兵器(武器)、科学(化学)、文化・文明など人間(生物)の進化を表している。
https://w.atwiki.jp/hakoniwabbn/pages/141.html
「進撃の巨人」 担当GM:Sely 開催日時:4月28日(日) あらすじ 謎のゴーレムに襲われるH村の村長から依頼を受けた一行は、事件の謎を解明する為H村へと向かう。 巨大な壁によって平穏を守られていた筈のその村は、まるで廃墟のようになっていて・・・ 取得経験点と報酬 鳴無・安曇MVP! 7P/4万円 浅倉・優真 6P/4万円 フロスト・コソロフ 5P/8万円 サクラ=ファーロング 5P/4万円 延天寺・握 5P/4万円 GMP 5P
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/83.html
※ネタバレや考察自体がお好きでない方は絶対に閲覧しないようお願いいたします。 ※以下の内容を読んだ場合、今後作品を楽しむ喜びを損なう危険があります。閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※作中の描写だけでなく、作り手の意図や傾向、自分ならどうするかなど推測も交えて考察しております。 ※以下の情報は、作品を純粋に楽しむ喜びを損なう危険性が非常に高いと思われます。繰り返し念を押させていただきますが、閲覧は自己責任でお願いいたします。 ※ネタバレを読みたくない、先入観を持たずに『進撃の巨人』を読みたい、楽しみたいという方は、ここから先は読まずに、引き返してください。 『進撃の巨人』のミカサ・アッカーマンには重要な秘密が隠されているようです。 ここでは、1巻第2話「その日」と7巻第29話「鉄槌」を比較することで、ミカサの秘密の一端に迫ります。 1巻第2話「その日」 カルラ喰い 壁が超大型巨人の襲撃を受けて破壊され、シガンシナ区に侵入した巨人(通称 カルラ・イーター)にエレンの母カルラが食べられてしまいます。 では、カルラが巨人に食べられるシーンを確認しましょう。 <1> 巨人に喰われる直前、カルラは自分たちだけの”幸せな家”を思いだし、「行かないで・・・」とつぶやいて口を押えます。 カルラが口を押えたのはなぜでしょうか? 現在のところ、この言葉をハンネスが聞くと、ハンネスがそのコマンドを聞いて戻ってきてしまうからだと考えられます。 もう一つ考えられるのは、カルラとミカサの特殊な関係を示す伏線である可能性です。 この点については後述します。 <2> カルラが喰われる瞬間、ミカサは目を背け、エレンは直視します。 カルラが喰われるシーンをエレンは見ているが、ミカサは見ていない。 ここが重要なポイントです! <3> その次のシーンでも、エレンがカルラの死を見ていることが強調されます。 以前「ユミルは子供?」でも考察した通り、『進撃の巨人』では目線が重要な意味を持っています。 このカルラを食べる巨人の絵と「パキパキ」という音を覚えておいてください。 <4> さらにその後もエレンの顔のアップが描かれ、エレンがカルラの死を見たことが強調されます。 この一連のシーンは、カルラの残酷な死を目撃することによって「エレンが巨人と戦う見かけ上の動機」を作るだけでなく、エレンがカルラの喰われるシーンを「見ている」ことが非常に重要な伏線であることを、読者に印象づけようとしていることが分かります。 7巻第29話「鉄槌」 アニのエレン喰い リヴァイ班4名が女型の巨人(正体はアニ・レオンハート)の襲撃を受けて全滅し、アニにエレンが食べられてしまいます。 では、エレンがアニに食べられるシーンを確認しましょう。 <1> リヴァイ班の4名が全滅した後、自分が間違った選択肢を選んでしまった怒りで巨人化したエレンは、女型の巨人(アニ)の上段蹴りに敗北し、うなじから取り出されて喰われてしまいます。 ただし、アニはエレンを口に含んだだけで、飲み込んではいません。 このエレンを食べる女型の巨人の絵と「パキパキ」という音は、第2話でカルラを食べる巨人の絵とそっくりです。 そして、ミカサを頭痛が襲います。 この「ズキン」という擬音が頭から発していること、および、ミカサの目の表情が左右で違うことから、このミカサの顔のアップはミカサの二重性を表していると考えられます。 <2> そして、ミカサは「行かないで」とつぶやきます。 これは巨人に喰われる直前のカルラと同じセリフです。 考察 この2つのシーンを比較して、隠された伏線を考察します。 ◆29話の「エレン喰い」は1話の「カルラ喰い」の相似形 原作チームは意図的に「エレン喰い」のシーンを「カルラ喰い」に似せて描いています。 レイアウト、口元、髪の毛、口からはみ出した足、パキパキという擬音に至るまでそっくりです。 つまり29話の「エレン喰い」は、私が以前から指摘してきた「相似形」なのです。 読者に「エレン喰い」のシーンを見せて「カルラ喰い」を思い出させるのが目的です。 ◆頭痛はエレンが喰われたショックだけではない 「ズキン」という頭痛は、読者と同じくミカサも「カルラ喰い」を思い出したことを表します。 この「ズキン」は、明らかにエレンが喰われたショックだけではありません。 なぜなら、ショックを受けただけなら頭痛は不要だからです。 実際に、アニメ版第21話「鉄槌」ではミカサがショックを受ける描写はありますが、頭痛の表現はありません。 また、この頭痛がエレンが喰われたショックでない状況証拠として、2巻第7話「小さな刃」でミカサがアルミンからエレンが死んだことを知らされるシーンが挙げられます。ミカサがエレンの死を知った直後には頭痛が起きていません。その後ガスが切れて墜落した後に「ズキンズキン」がありますが、今までよりも明確に頭痛ではなく手首の痛みに見えるように描かれています。 ◆「ズキン」は特別な頭痛 通常のミカサの頭痛は「ズキズキ」であり、「ズキン」という頭痛は今までに無かった表現です。 そのため、この「ズキン」はミカサの脳内に何か特別なことが起きているというサインだと考えられます。 <要注意> 注意が必要なのは、連載初期のミカサの「ズキズキ」は、手首の痛みを頭痛に偽装している点です。初期の「ズキズキ」に集中線や方向線のような直接頭から発している描写が無いこと、「ズキズキ」の際に頭に手を当てていること等から、おそらく初期の設定ではミカサの手首に重要なアイテム(座標?)が埋め込まれており、それを隠すためにわざと手首の痛みと頭痛を混同させる描写にしていたと思われます。すでにアニメ版ではミカサが母から受け継いだのは「手首の何か」ではなく、「刺繍や模様」に変更されています。そのため、この手首の設定が2015年9月18日現在も残っているかどうかは不明ですが、今の漫画ではミカサの「ズキズキ/ズキン」は頭痛の描写になっています。 ◆ミカサはなぜ「カルラ喰い」を思い出せたのか? しかし、ここで問題があります。ミカサはなぜ「カルラ喰い」を思い出せたのでしょうか? ミカサは「カルラ喰い」のシーンを見ていません。「カルラ喰い」を見ていたのはエレンだけなのです。 4巻第15話「個々」でも、エレンはカルラが巨人に食べられるシーンを思い出しており、彼がカルラの死の瞬間を記憶していることが強調されています。 もちろんミカサもカルラが巨人に喰われて死んだことは覚えているはずですが、この場面でわざわざ「カルラ喰い」と「エレン喰い」のヴィジュアルを似せているのは、明らかに視覚の記憶、すなわち「カルラの死ぬ瞬間を見ているか見ていないか」を強調するための演出と見るのが妥当でしょう。 加えて、ミカサは「カルラの死」を家族を失ったと表現したことはありません。1巻第3話「解散式の夜」でミカサは「なにより・・・ もうこれ以上家族を失いたくない・・・」と発言していますが、3巻第13話「傷」でイアンの「恋人を守るためだからな」という発言に対し、「・・・家族です」と答えていることから、ミカサの言う「家族」はカルラのことではなく、エレンのことだと思われます。 ◆ミカサの中に別人の記憶がある ということは、ミカサの中にエレンの記憶があるということになります。 そうでなければ、「カルラ喰い」を見ていないミカサが、「エレン喰い」のヴィジュアルで特別な頭痛が起きる理由を説明できないからです。 もう一つの可能性は、ミカサの中にある記憶がエレンではなくカルラの記憶である場合です。「ズキン」という頭痛が、ミカサの中のカルラが自分が食べられた時のことを思い出した描写だとすれば、その後のリヴァイの「お前の大切な友人だろ?」という発言に、ミカサが「ちがう 私は・・・」とつぶやいていることも、一応説明できます。ミカサは自分がカルラだったことを思い出して、「ちがう、友人じゃない。私はエレンの家族(母)だ」と答えたとも解釈できるからです。 ◆まとめ 以上をまとめると、こうなります。 ○「カルラ喰い」のヴィジュアルを見ているのはエレンだけである ○したがって「アニのエレン喰い」のヴィジュアルから「カルラ喰い」を思い出せるのはエレンだけである ○つまり、ミカサの中にはエレンの記憶が存在する(視覚的な記憶ではないが、巨人に喰われたカルラ自身の記憶とも考えられる) カルラとミカサ 7巻第29話「鉄槌」で明らかになったミカサとカルラの相似形について考察します。 1巻第2話「その日」と7巻第29話「鉄槌」を比較すると、カルラとミカサに奇妙な共通点がある事が分かります。 ◆1巻第2話「その日」の瓦礫に埋まったカルラのセリフ カルラ、遠ざかるエレン、ミカサ、ハンネス尾の後ろ姿を見て、自分たちだけの”幸せな家”を思い出す。 「・・・あ・・・・・・ ・・・い・・・ 行かないで・・・」 カルラ、自分の口を押える。 カルラ、巨人に喰われる。 ◆7巻第29話「鉄槌」のミカサのセリフ ミカサ、エレンが女型の巨人に喰われるを見て頭痛が起きる。 ズキン ミカサ、逃げる女型の巨人を見てうつろな目でつぶやく。 「ま・・・ 待って エレン ・・・行かないで」 カルラとミカサは、”遠ざかるエレン”を見て「行かないで」と同じセリフを口にしています。 「エレン喰い」の絵を「カルラ喰い」に似せている事から、原作チームはカルラとミカサのセリフも意図的に同じにしていると見ていいでしょう。 では何故2人のセリフを似せる必要があるのでしょうか? それは、ミカサとカルラが同一人物、あるいはそれに近い特殊な関係である事を示すためではないでしょうか。 だとすると、今度は2人のセリフの相違点が気になります。 ミカサがはっきりと「エレン」の名を呼んでいるのに対し、カルラは呼んでいません。 2人のセリフが同じだとすれば、この部分も実は同じだと考えられないでしょうか? つまり、本当はカルラも「行かないで・・・エレン」と言っているのではないでしょうか。 カルラが”遠ざかるエレン”を見て思い出した自分たちだけの”幸せな家”。 読者はその絵を見て、「4人の人物が描かれているのだから、奥のメガネの成人男性がグリシャ、向かい側の成人女性がカルラ、手前の女の子がミカサ、男の子がエレンだ」と勝手に思い込んでいます。 しかし、カルラがミカサと同一人物であり、カルラも「行かないでエレン」と言っていたと仮定すると、別の見方もできます。 すなわち、奥の成人女性ではなく、手前のミカサらしき女の子こそがカルラなのではないでしょうか。 もしそうだとすると、カルラが最後の瞬間にエレンの名前だけを呼ぶのは、読者に不自然だと思われる危険があります。 だから原作チームは、カルラの口を手で押えることで、エレンの名を呼ぶ部分を隠したのではないでしょうか。
https://w.atwiki.jp/shingekimemo/pages/5.html
エレン・イェーガー 年齢:15歳(アニメ公式HPより) 性別:男性 身長:170cm 体重:63kg 家族:父(グリシャ・イェーガー)、母(故/カルラ・イェーガー) 髪:黒 所属:第104期訓練兵団34班→調査兵団 ウォール・マリアの南端、シガンシナ区出身。 訓練兵団卒業成績は、総合5位、対人格闘はミカサに次いで2位。 本編開始以前 アルミン・ミカサとは幼馴染で家族のような存在。(ミカサと出会ったのは9歳当時。アルミンとはそれ以前からの友人) 9歳当時、アッカーマン一家を襲った強盗を殺害している。 アルミンの祖父が隠していた「外の世界の本」の話に影響を受け、壁外を探検したいと願うようになる。 後に目の前で母親が巨人に食われ、以来巨人に対する強い憎悪を抱く。 訓練兵団時代、アニから格闘術を(どの程度の指導だったのかは不明だが)学んでいた。 本編 初陣でアルミンを助ける為に巨人に食われ、巨人化する能力に目覚める。 巨人化能力の原因・要因は作中で明言されていないが、父・グリシャに注射された液体が原因という説が濃厚である。 グリシャに注射された前後の記憶を失っている。 トロスト区防衛戦の際に初の巨人化。能力の制御は出来ておらず、また巨人化中の記憶もなかった。 巨人化が解けた後、人類の敵として殺されそうになるが、アルミン・ミカサの協力とピクシス司令のとりなしにより、トロスト区奪還作戦の要として処刑を免れる。 トロスト区奪還作戦ではやはり能力の制御を失い、ミカサを攻撃したり、巨人体の中で眠りについたりしていた。 最終的には目覚め、ウォール・ローゼに開いた穴を岩で塞ぐ事に成功する。 エレン巨人体 15m級。黒髪。耳が尖っており、口唇がなく歯が剥き出し。 初回及び三回目(トロスト区奪還作戦)の巨人化ではうまく自我を保って体を制御する事が出来なかったが、女型戦以降はかなり制御出来るようになっている。 「お前が」が「オアエア」になるなど、唇や舌を使った発音が不明瞭になるようである。 性格 初陣や審議所での様子を見る限り、非常に頭に血が上りやすい性格である。 良くも悪くも素直で、デリカシーに欠ける・空気の読めない発言が多いが、他人に教えを請うたり、上司の指示に従ったりする事は嫌がらない。 ミカサ・アニ関連のやりとりから、恋愛には関心が薄いものと思われる。(というか、女性キャラクターに“女性扱い”をしない) 母親の仇を取るため巨人に強い復讐を誓う、巨人化して理性を失った状態でもトーマスを食った巨人に激昂するなど、家族や仲間に対する思いが強い。 名前 エレンは綴りによって違うが、Ellenなら女性名、Erenなら男性名。イェーガー(Jäger)といずれもドイツ語。