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最近、私、変なんです。今日が祭日かどうかも分からなくなって ニュースで、連休の最終日だと知りました。 なんて淋しい人なんだろう。 でも、情報ライブ ミヤネ屋を見ていたら、司会の宮根誠司さんが 「え-っと、今日は火曜日?年中働いているので分からなくなっている」と言ったので 私だけじゃないんだと、ちょっと安心しました。 ただ、私がこんなんなのは、けして仕事が忙しいからではないのです。 2か月ほど前に失恋して、食事や睡眠がとれなくなり、体重もぐんと減りました。 このままだと死んじゃうかもしれない “なんとかしなくちゃ”とジタバタしたのです とにかく身体を回復しなくては。 そのためには自分で自分を元気にするしかありません。 長い間連絡をとらなかった人達から、お誘いのFAXが2件来ていたので参加の返事をしました。 皆さん、「どういう心境の変化だろう」と驚いていることでしょう。 なんでもかんでもプラス思考に 私きっと、あの苦しみを変えて幸せになります。
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325 :名無しさん@HOME:2009/03/22(日) 22 36 19 O 長文&チラ裏 友達も趣味もないトメが仕事休みの3連休で暇だったのか、 家に孫連れて来いコールがかかってきたけど、 旦那も面倒くさがってたし私も嫌いで会いたくないのでスルーしました。 家族だけでお出掛け堪能しました。 わざわざ不愉快な思いをする為に義実家に行く必要性もないしね。 せっかく時間の遣り繰りをして義実家に行っても、 嫌味しか言われないし… 義弟嫁なんかトメの要望に応えて、必ず月2で子供を連れてってあげてるのに、 『連れてくる回数が足りない!』だの『機転が利かない』だの散々陰口叩かれてるし…可哀想。 そんな奴に孫を会わせる謂れはないよ。 お義母さん、どんなにすり寄ってきたって私はあなたには二度と会いません。 娘にはひい婆ちゃんが二人・ひい爺ちゃんが一人、 婆ちゃん爺ちゃんも一人ずついるから意地悪なあなたの必要性など全くありません。 次のお話→326
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502 :名無しさん@HOME:2007/06/12(火) 14 39 23 この前の連休に義実家に親戚が集まるという事で温泉に誘われた 夫の車に制限人数一杯に乗り込んで行くから3ヶ月の息子は私の膝に載せろという 普段自称天然な私w トメさんたら誘わなくちゃ私が気を悪くすると思ったのかな~ そんなの気にすることないのにねえ まさか赤ん坊連れて温泉なんてね~本気で誰も思わないよね 行くっていったらかえってたしなめられちゃうかも ゆっくり行ってらっしゃい~ホホホ とトメに筒抜けになるのを覚悟で言いました もちろん温泉は行かなかったしうちでゆっくりできたよ どっかで自称天然が一番タチが悪いって読んでイメトレしててよかった 509 :名無しさん@HOME:2007/06/12(火) 14 41 13 502 ぜんぜんドキュじゃない。 でも一応GJかな。 510 :名無しさん@HOME:2007/06/12(火) 14 41 14 502 すごい! GJ 天然風に言うのが効くし、ストレスもたまらないよね NEXT→550
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前の日記 もどる 次の日記 ちょーなん日記:鳶城寺 ’05年10月上旬日記 2005.10.01 土曜出勤かと思っていたのですが、なんと通常通りに休みになりました。得して無いけど得した気分。 なのに、足首が痛いせいでどこへも行けない始末。でも疲れを抜かないとね。休む日なんだし。 ということで部屋の掃除をやってました。結局ぜんぜん休めてない。でも休日くらいしか出来ないもんなぁ。 2005.10.02 この日、冷蔵庫と洗濯機をパソコンの前に座って検索してました。 お店で実際に見てみるのも良いと思ったんだけど、商品は豊富でも希望値段は少ないから。 で、なかなか良いものを見つけることができて注文。お店にも十分注意を払いました。 昔よりは悪徳や盗聴器などの仕掛けは格段に減ったけど、それでも安心はできないと感じてしまうので。 調べている途中からでしょうか、一週間の疲れが今になって押し寄せてきたような感じになってしまいまして、 凄く疲れてしまったのです。ベットに横になって元気パラメータ電源落ち直前な感じ。 明日から仕事だと考えると少し辛い。やっぱ週始めは疲れの無い状態で臨みたいなぁ。 2005.10.03 今週は会社の予定で木曜から5連休なのです。 ということで前々から準備を進めていた引越しを今週木曜にすることにしていたのです。 そんな訳で今週末が凄く楽しみだったりするわけでして、気持ちがはやりまくり。 疲れは抜けきっていないけど、今週は3日間だけだから何とか全力で仕事ができそうです。 2005.10.04 足首なのですが、まだ痛みが引いてません。階段を降りるときが1番痛い。 早く治らないかな~、と思いつつ今日も仕事に励んでます。後遺症とか残らなければ良いけど。 だけど週末には引越しが待っていると思うと痛みを少し忘れることができるのです。 そうやって足首の痛みを誤魔化しながら走り回って作業してます。 2005.10.05 仕事が終わったときの達成感といったら、もう明日の楽しみで気持ちがいっぱい。 もう5連休のことだけしか頭に無いです。なるべく時間を長く感じられるように過ごしたいなぁ。 だって休日って気がついたらもう終わりが近づいちゃうし、だから5連休もそうなってしまうような気がして。 なので、仕事じゃないけど休日も心にゆとりを持って楽しくゆっくり過ご(すことができるのでしょうか)します。 2005.10.06 ついに引越しの日。部屋から持っていくものもあるので車で。 引越し先の部屋はマンションの最上階下で角部屋。ベランダに出ても人の視線が入らなくて良い感じ。 で、今日は冷蔵庫と洗濯機、照明が日時指定で配達が来ることになってまして、 荷物が届いたはいいのですが、なぜか一室だけ照明の電灯が点かない。う~ん。 点く方の照明を持ってきて試したり、部屋を変えてみたりと試行錯誤。 でもやっぱり点かない。なので、今日は仕方なく諦めて放置することに。 それともう1つ問題が。それは、カーテンが無い。 フローリング以外の部屋は曇りガラスだったりと別になくても問題は無いのですが、 やはりフローリングの部屋だけはカーテンが無いと中が見えてしまう。 なのでバスタオル3枚を使ってカーテンにしてみました。すごいカラフル。 でもガムテープで留めてるから1枚落ちてきちゃう。しかも真ん中。 2005.10.07 バスタオルカーテンの墜落は結構痛いので、カーテンを買いに行ってきました。 窓の寸法とか詳しく知っていたら事前に買っておけたんだけど。 けど好みの色使いをしたカーテンを見つけることができて結果的には良かったかもしれない。 その帰り、実家に少し寄ってから外食してマンションへと帰宅。やっぱ、カーテンが無いとね。 2005.10.08 今日は実家へと。ちょうど姉夫婦と姪っ子も遊びに来てました。 みんなと色々な話をして盛り上がって、本日は実家で泊まることにしたのです。 で、久しぶりに信長に入ってみることに。 お幻ちゃん、ばこちゃん、アルちゃんの3方が元気に健在していて本当に良かった。 ばこちゃんに「激久ね」って言われたときは、すっかり出没レアになったな~と痛感。 由輝には「前は毎日いたのにね」とまで言われてしまう始末。 でも本当に前とは180度方向転換して全く入らなくなってしまった感じ。 だけどマンションにネットが入ったら復活して毎日…とはいかないまでも入るようになるんだろうか。 2005.10.09 雨が降ってどこにも行けなかったので、夜まで実家でゆっくり過ごした後は、 父上に車でマンションまで送ってもらって帰ってきました。 やっぱり照明が点かない。この電気、どうかしてる。どこが変なんだろう。 けど寝室だし、今はまだ別に点かなくてもいいや。ってことで就寝。おやすみなさい。 2005.10.10 そういえば、出前の献立表が無いのに気づきました。わかってたけど。 で、ポストに投げ込まれていた職人寿司屋から出前をとってみることに。 前回もどっかのホテルで寿司を頼んだことがあったんだけど、あまり入っていなかったような。 ということで、少し色々と大目に出前してみることにしました。 その結果、来てみてビックリ。すごくビッグサイズ。ネタが大きい。 どれくらいかっていうと分かりやすく玉子で、長さ1.5倍の厚さ2倍ほど。 機械任せでは無く流石は職人の握る寿司!なんて思ってみたり。それでいて味も美味しい。 でも正直、ここまで大きいとは想像してなかったので、残してしまいました。特にガリー。 すごく盛りだくさん、こんなにあっても仕方ないっていうほど。 けど近所にこういう当たりのお寿司屋さんがあるって良いなぁ。また頼んでみようと思います。 前の日記 もどる 次の日記
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#blognavi ついに、WH・SW・PWの全コースを100ホール回りきりました。 DQNな単身赴任中の親がいる間は、鬼の来ぬまに洗濯。間を計らいつつ地道に進めました。 問題はWIZコース3連続なんだよな…明日から始まる4連休。どうせ明日から来ると思います。 本来なら4日間ですが、10日はメンテナンス。 3日間で合計300ホール…。しかも、そこからいろいろな時間を引くと… 24(1日)-11(移動時間も含めた学校)-3(最小限の睡眠時間)-3(風呂・家事等)≒8時間 更に、1日塾のある日があるので8-5≒3 8×2+3=19時間 …。一日分も無いし…。更に最近PCの調子が悪いから大会中に電源が落ちる有様。PCを冷やして休ませる時間帯も入れると更に短くなります。 …肝心なこと忘れてるけど、俺『受験生』だよ。 うはwwwwwwwwww俺オワタwwwwwwwwwwwwwwwwww カテゴリ [パンヤ] - trackback- 2007年05月02日 00 58 28 名前 コメント #blognavi
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#blognavi タイトル:リターントゥ神々の宴(23) 作成日時:2006/11/11 21 16 URL:http //blog.tendice.jp/200611/article_4.html 登場人物:玖珂英太郎、壬生谷志功、千葉昇、ロイ・バウマン、相田翔(だったもの) 日時:大型連休の前日夜(22)の続き 場所:首都高速道路 ダイジェスト:高速道路上にいくつも火があがる。もっと犠牲などないような上手いやり方があるのではないかと、義手が幻の痛みを生み出す。志功が長大な呪文を唱え始めていた。英太郎は短い呪を唱えて走り出した。/*/気を失った、相田翔だったものを優しく抱きしめて、千葉昇は滅茶苦茶に腹を立てていた。ロイは顔をぐちゃぐちゃにして拳で涙を拭き、走りだした。遠い未来の、誰かのように。/*/火車が、暴走を続けていた。呪文の詠唱を開始するロイ。英太郎は銀の義手から剣を出現させた。 カテゴリ [SS] - trackback- 2006年11月13日 11 37 12 #blognavi
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5月13日 編成関係の〆切確定。ご注意下さい。 ○【生活G】 5月生活ゲーム時間割⇒ ○【共和】 T17編成プラン聞き取り調査⇒ 〆切 ○【天領民向】 T17宰相府整備部隊への参加者募集⇒ 〆切 ○【EHG】 T17EHG編成方針及び参加募集⇒ 〆切 ○【帝国士官向】 T17での部隊参加予定調査⇒ 締切未定 5月11日 5月度生活ゲーム期間です。良いゲームになりますように! ○【帝國軍】 帝國軍T17作戦案の公示⇒ 5月9日 5月度生活ゲーム開始です。いってらっしゃいませ! 5月7日 5月度生活ゲーム応募開始、〆切時間にご注意! ○【生活G】 5月生活ゲーム枠予約所⇒ 〆切 4月に当選された方は応募出来ません。 5月5日 編成する人は新着記事チェックです。 質疑掲示板に投稿済みの編成関連質疑は、秘書官がバックアップした後に削除される予定です。⇒詳細 5月3日 連休です。編成です。準備です 5月1日 編成準備は十分ですか? 編成間近です。
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清貧な私たちも連休はデートをしてみる。まずは新聞屋がくれたチケットで。 ニコ「ガラガラ…」 ロボ「でしょ?穴場なんだよ、台風の日の遊園地は」 ニコ「でもこんな日に来る人はいないよね…」 ロボ「さぁがんがん乗るぞー♪」 ニコ「ね、ねぇこの観覧車、すっごく揺れてない? 乗ってるの私たちだけみたいだし…」 ロボ「なーに?ニコ怖いの?プ」 ニコ「こ、怖くなんかないわよ!」 ニコが怒鳴った途端、大きく風が吹いてゴンドラが動き、止まった。 アナウンス「強風のため、ただいま運転を緊急停止しております… 乗車中のお客様はそのままお待ちください」 ニコ「うっそ!」 ゴンドラはほぼ真上で止まったまま、風に揺れている。 ロボ「あーら。ま、そのうち動くでしょ」 ニコ「なんでこんなときに落ち着いてんのよ!ロボのくせに!」 グラ・・またゴンドラが大きく揺れる。向かいあって座っているニコは、 怖さで体を縮めている。少し震えているようだ。 ロボ「あのさー」 ニコ「なによ!?」 ロボ「そっちへいってもいい?」 ロボはそう言うと、立ち上がった。 ニコ「ちょっと!重心がこっちにかかるじゃない!」 ロボがニコの左隣に座ると、重みでゴンドラがかたむいた気がした。 ロボ「さ、お菓子でも食べようかね~」 持っていたカバンからタッパーを取り出すと、耳揚げが入っていた。 ニコ「…ただの耳揚げじゃん」 ロボ「ちがいますーこれは豪華にシナモンまぶしなんです~」 ロボはニコの気もしらずに、はむはむそれを食べだした。 ロボ「こういうのも、なんか楽しいねー♪ね、ニコ」 ニコ「楽しくない!・…うっわ」 風でゴンドラが揺れて、思わずロボの体に両手でしがみついて、 目を閉じて身を縮める。 ニコ「落ちるよー絶対これ落ちるよー」 ロボの右手がおびえるニコの肩を抱いた。 ロボ「ほら、少し、収まってきたみたい」 ゴンドラの揺れが少し落ち着いてきて、ニコが目を開けると、ニコニコと 笑って覗き込んでいるロボの顔が目の前にあった。 ニコ「ほ、ほんとだ、あ、ありがと」 いきなり恥ずかしくなって、ロボをつかんでいた手を離す。 肩を抱いていたロボの手が、いきなりニコを引き寄せてキスをした。 ニコ「ちょっ、ちょっとなにドサクサにまぎれてんの!」 ニコは手でロボの胸を突き放そうと暴れた。そのせいでゴンドラが揺れる。 ロボ「ほーら、暴れると落ちますよ~♪」 ニコ「う…なによっ清貧ロボのくせに、しかもシナモ・・!」 騒ぐニコの唇を再びシナモン味がふさいだ。 やっと運転が再開して降りられたのは1時間後だった。 ロボ「あー楽しかった♪」 ニコ「なにが…」 ロボ「色々♪それに」 ニコ「…なに」 ロボ「怖がるニコもかわいいなぁって」 ニコ「なにそれっ」 耳まで赤くなって悔しがるニコを見て、ロボは満足気に笑った。 ロボ「さー次はなに乗ろうっかなー♪どっかでお茶でも飲む?」 そう言ってニコの手をにぎったロボ。 ニコ「…ねぇ、ロボ、震えてない?」 ロボ「え、き、気のせいだよ、気のせい」 ニコ「…本当?ほんとはロボも…」 ロボ「さー行こう~」 本当はロボも怖かったのだろうと思う。心の中でありがとうと言った。 そして私たちのパン耳持参連休デートは、続く。
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連休初日、家でのんびりしていると翠星石たちが遊びに来た。 今日は雛苺や金糸雀、真紅までもが連れ立ってる。 マ「お茶入れたよ。おやつにしようか。」 みんなでおやつを食べて駄弁っているといきなり雛苺が言った。 雛「ねえねえ、金糸雀のお名前って漢字でどう書くの?」 金「黄金の『金』、お裁縫なんかの『糸』、鳥の『雀』かしら。」 翠「黄金ですか!なんだかゴールデンでゴージャスですね!!」 真「ゴールデンといえば、何かを思い出すわね。」 一同が揃って視線をこちらに向ける。 練習してきたようだがはっきり言ってさっきからとってもわざとらしい。 蒼「何か・・・求められてるみたいだよ?」 マ「あのさ、わざわざ小芝居しなくてもいいから、単刀直入にどうぞ。」 その言葉に一同が顔を合わせる。 そして代表して翠星石が口を開いた。 翠「せっかくのゴールデンウィークだからどっか連れてきやがれです!」 マ「なぜ僕が。」 真「せっかくの連休だから泊りがけで出かけたくもなるじゃない。」 マ「泊まりで、ねえ。」 蒼「僕らはそんなに休日って関係ないけどね。」 雛「出かけたいの、出かけたいのー!!」 金「こういうのは理屈じゃなくって雰囲気が大事なのかしら♪」 マ「で、他の人達は?」 金「みっちゃんは連休なのにお仕事だし、」 雛「トモエはガッシュクなの。」 真「ジュンものりもちょっと無理だそうなのよ。」 マ「で、皆さんを一人でお相手しろと。」 翠「大丈夫です!もうプランは考えてありますから。」 翠星石が胸を張って自信満々に宣言した。 マ「いつも当事者不在で勝手に話を進めるよね。」 蒼「それって大丈夫の根拠になってないよ。それに今から準備できるの?」 翠「まあ聞けです。」 金「聞いたらきっと行きたくなっちゃうかしらー!!」 雛「バッチリの計画なのー!」 マ「じゃあ聞かせてよ。」 翠「まず大きめのレンタカーを借ります。お前は運転できますよね?」 マ「うん。」 翠「そして山にドライブです。」 マ「ほう。」 蒼「そんな場所へ行って人目は?」 真「穴場があるそうよ。」 金「この時期じゃまだ寒くて誰も行かないと評判のところがあったかしら♪」 マ「そんなところに行きたいの?」 翠「で、後はキャンプしてサバイバルです。」 マ「サバイバル?」 雛「大自然とふれ合うのよ。」 真「おやつや遊び道具も現地調達するから荷物も少なくて済むわ。」 蒼「それが・・・プラン?」 はっきり言ってずさんで行き当たりばったりとしか思えない。 それならいっそマスターに任せてミステリーツアーにした方が遥かに良いのではないだろうか。 まあ・・・マスターがその気になってくれればだが。 マ「なるほどそいつは楽しそうだ。」 蒼「えぇっ!?」 何やら意外な方向で乗り気になっているようだ。 マ「たまには文明の利器のありがたさを知るのもいいかも。」 翠「ですよねー?」 金「じゃあ連れてってくれるのかしらー?」 マ「だがノン!」 雛「えー、ひどいのー!ケチケチしないでなの!!」 マ「ケチではなく、先約が入ってるんだ。」 真「だったら仕方ないけれど、それを先に言いなさいよ。」 翠「無駄に期待させんじゃねえです!」 マ「内容次第ではなんとかなるかとも思ったんだけどね。 まあ無理っぽいからそのプランはまたの機会にでもね。」 翠「ま、まさか蒼星石と二人っきりでどこかに行ってアバンチュールを・・・」 蒼「・・・そうなの?」 マ「だったらいいがそれも違う。人と会うんだよ。」 真「まあ無理なら長居は無用ね。」 金「連休中はみんなで集まって遊んでましょ。」 雛「桃鉄全シリーズ99年制覇しちゃるのー!!」 翠「蒼星石も暇な時に来てくださいね。」 蒼「99年・・・気が向いたらね。」 マ「じゃあまたね。」 マ「ゴールデンウィークと言っても結構みんな忙しいみたいだね。」 要求が通らないと分かった途端に薄情にもみんな帰ってしまった。 静かになって落ち着いたところで改めてマスターと一服する。 蒼「はいお茶。それで・・・連休中の予定だけど・・・」 マ「うん?」 蒼「その・・・二人でどこかに行くとか・・・」 マ「どこにも行けないけど・・・んー、蒼星石はどこか出かけたかった?」 蒼「え、違うよ!?マスターの予定を確認したいだけだよ、あはは・・・。」 ついつい未練がましい言い方になってしまっていたのだろうか。 だけど返答を聞いてちょっとがっかりしたのも事実だ。 マ「明日の4日にさ、連休のど真ん中なのに両親が観光がてら様子を見に来るんだってさ。」 蒼「マスターのご両親が?」 マ「そ。まあ様子見がてら観光かもね、寂しい一人暮らしと思われてるし。」 蒼「あ・・・そっか。」 マ「もちろん実際はちっとも寂しくなんかないけどさ。」 マスターが僕の頭を撫でる。 マ「まあ来てくれること自体はありがたいんだけどね。ただ・・・」 マスターの表情がわずかに曇る。 蒼「どうしたの?仲でも悪いの?」 マ「いや、違うよ。たださ、顔を合わせるといろいろ口うるさく言われてね。」 蒼「それは仕方ないよ。マスターの事が大切だからこそ心配なんだよ。」 マ「そうなのかもね。妹も一人居るけど、みんな仲良くやってけてると思う。 その事自体はとてもありがたいと思ってる。」 蒼「ふうん、そうなんだ。どんな人達なんだろう。」 マスターを育てたご両親、マスターに面倒を見てもらったり、時にはケンカしたりしたであろう妹さん。 僕以上に長い時間をマスターと共に過ごしたのがどんな人達なのか気になった。 マ「それなりに不自由なく『普通』に育ててくれたし、尊敬してるよ。 会ってみる?素敵な子だと紹介させてもらうけど?」 蒼「それはちょっと・・・僕らの存在がいたずらに知られるのは良くないと思うし。」 マ「だよね。仕方が無いけど。その間はどこかに行ってもらってた方がお互い安心かな。」 蒼「分かった。明日はどこかに出かけておくよ。」 マ「お願いするよ。日帰りらしいから夜には戻ってきてくれればいいから。 もちろんどこかに外泊してくれても構わないけどさ。」 蒼「ううん、帰ってくるよ。せっかくの連休だしマスターと一緒に過ごしたいからね。」 マ「ごめんね、連休なのに分断されちゃうから何もしてあげられなそうだ。」 蒼「別にいいんだよ。一緒に居てくれるだけで僕は幸せだよ。」 一緒にどこかへ出かけたい気持ちもちょっぴりあったのは確かだが、この言葉は僕の本音だ。 マ「ありがとう・・・。」 マスターが今度は僕を抱き締めてくれた。 さて、そんな訳で日中は主におじいさんのお宅で過ごした。 なんだかんだでだいぶ遅い時間になってしまった。 帰り際、おじいさん達は明日は子供の日だからマスターとまたおいでと言ってくれた。 それにしても、翠星石のところにも顔を出してはみたが・・・あれは凄かった。 昨日の宣言どおりにゲームをやっていたが、もう形勢が固まっていて作業のようだった。 しかもぶっ続けでやってくたびれたところに足の引っ張り合い、もめ合い・・・阿鼻叫喚である。 もう少しで99年終わりそうだから見ていたが、思いの外に時間を取られてしまった。 次のゲームに移る際、翠星石に参加しないかと言われたがとてもそんな気にはなれなかった。 もしも参加していたらこの時間にもまだ帰れなかっただろう。 何はともあれ今はマスターに会いたい。 蒼「あれ?」 何やら居間の方から話し声が聞こえた。 様子を窺うと複数の人の気配がする。 どうやら電話ではなさそうだ。 開いた戸の傍で聞き耳を立てて状況を確認する。 父「悪いな、急に泊めてもらっちゃって。」 マ「まあいいさ。せっかく久し振りに会えたんだし。」 母「そうよね、滅多にできない団欒だもんね。」 マ「まあ一人だけ居ないけどね。」 父「あいつは友達と二泊三日の旅行に行っちゃったからな。」 マ「薄情だなあ。前は帰省のタイミングを合わせたりしてくれたのに。」 父「いやいや、若いうちはそうやってみんなで遊んだ方がいいんだ。 むしろお前だってそういった事をやらなきゃ駄目だぞ。」 マ「連休のど真ん中にやって来られたら泊りがけで出かけるなんて無理じゃん。」 父「お前が寂しい思いをしないように来てやったんじゃないか。」 マ「その言い草はないよ。わざわざこっちに出てくるって言うから予定もキャンセルしたのに。」 父「ほう、どんな予定だったんだ?」 母「旅行?」 マ「えーと、まあね。」 マスターが言うんじゃなかったと思った時の顔になる。 母「誰と?」 父「友達か?」 マ「うーん・・・ちょっと違うかな。・・・女の子。」 父「二人でか!?」 マ「一応ね。」 母「キャンセルしたって事は泊りがけよね。」 マ「さっきも言ったじゃない。」 憮然とした感じのマスターの声。 あんな事を言ってたけど僕とどこかに行くつもりだったのだろうか? ちょっと気になって戸から身を乗り出して中を覗く。 マスターの姿は見えるがご両親の姿はちょうど死角で見えない。 少し残念だがこれなら見つかったとしてもマスターにだけで済むだろう。 そのまま室内に目を向ける。 マスターはまだこちらに気付いていない。 母「で、どんな子なの?」 マ「えーとね・・・。」 マスターはお酒が入ってる事もあってか真っ赤な顔だ。 そして傍らにあったコードを指でくるくると巻いてもてあそんでいる。 父「最近は変な女も多いから気をつけるんだぞ。」 マ「違うよ!可愛い上に家庭的でとっても気は利くし、謙虚で知性的な子だよ。」 マスターの照れながらの指遊びがいっそう激しくなった。 ご両親の前だからかなんだか子供っぽくて、それが僕には可愛く見えた、 父「そりゃ凄いな。」 母「本当にそんな子が居るものなのね。」 ご両親の半信半疑の声。 かく言う自分も・・・果たして自分の事なのか自信が無くなってきた。 父「でもそんな立派な子だとライバルも多くて大変だろ。」 マ「うーん、かもね。だけど今は多分お互いに一番長い時間を一緒に過ごせてると思う。」 多分、僕の事・・・だろう。 父「ほう。そのまま逃がすんじゃないぞ。」 マ「そうしたいね、心の支えになってくれる子だし。 だけど家庭の事情がなあ・・・。」 母「何があるの?」 マ「うーん、その子の姉妹とか・・・あと父親がね。」 これは・・・僕だな、さすがに。 母「ファザコン?」 父「じゃあ俺も脈アリか!」 マ「ありえないが万一の時は実力行使に訴えてでも止める! ・・・まあでもそれに近いかもね。 自分よりも父親の方を選ばれてしまうかもしれない。」 母「頑張ってね、ううっ・・・。」 マ「どうしたの?」 母「ああ・・・この子がこんな風に女の子の事を話すなんて初めてだから・・・。」 マ「いやまあ、そんなに話すような話題でもないし。」 父「確かに。これで二人とも安心できる。いいか、なんとしてもその子を射止めろよ。」 母「明日は帰ったらお赤飯炊いてお祝いしなきゃ!」 父「ご先祖様や親戚にも報告しなきゃだな!」 マ「馬鹿なこと言わないでよ。おつまみに何か作ってくるから待ってて!」 大袈裟に盛り上がるご両親との話を打ち切ってマスターが立ち上がった。 先に台所の方へと移動しておく事にした。 マスターが有り合わせの物でおつまみを用意している。 蒼「・・・マスター・・・。」 マ「・・・ん?ああ、蒼星石帰ってたんだね。」 蒼「うん、さっきね。」 マ「ごめんね、親が急に泊まるって言い出して。伝える暇もなかった。」 蒼「いいんだよ、そんなの。」 マ「あ、でも鞄だけは鏡の脇のところに運べたからさ、どこか適当な場所を探して蒼星石は寝てて。」 蒼「分かった。」 マ「本当に申し訳ない。」 蒼「ねえ一つ聞いていいかな?」 マ「何?」 蒼「マスターってさ、とっても素敵な女性とお知り合いだったんだね。」 マ「ぶっ!!」 蒼「僕はそんな事ちっとも知らなかったよ。」 マ「さっきの話・・・聞いてたの?」 蒼「たまたまね。で、誰なのかな?」 マ「うー・・・。」 蒼「そんな人が居たら僕もお役御免になっちゃうね。」 マ「意地悪だなぁ、蒼星石に決まってるじゃないか!」 紅潮した顔で確かにそう言った。 蒼「ごめんなさい、でもマスターの口から確認しないと不安で・・・。」 マ「不安なのはこっちだよ。いつ見放されちゃうかも分からないんだから。」 ぶつくさ言いながら料理を再開する。 蒼「ねえ、マスター。」 マ「ん、なんだい?」 蒼「僕は・・・今はマスターの方がお父様よりもずっとずっと大事だよ。」 それを聞いたマスターがぽかんとしている。 マ「どういう・・・こと?本当にそれで・・・いいの?」 蒼「ふふ・・・お父様を裏切る事になっちゃうのかな? でもいいんだ、僕はマスターと共に在りたい。」 マスターが黙ったまま固まってしまう。 蒼「あ、はは・・・突然変な事を言っちゃってごめんね。」 マ「いや・・・」 マスターの目から大粒の涙がこぼれた。 蒼「ど、どうしたの!?」 マ「ありがとう・・・嬉しいよ。」 マスターが目頭の辺りを押さえている。 蒼「ちょっと、落ち着いてよ。ご両親が心配しちゃうよ。」 マ「あはは、そうだね。玉葱でも刻んでごまかそうかな。」 蒼「もう、マスターったら。そんな程度じゃすぐばれちゃうよ。」 マ「違いない。」 二人で顔を見合わせて笑った。 その後マスターは料理を終えご両親のところに戻った。 一方僕はというと・・・また居間の戸の陰にいた。 こんな時間になってよそに押しかけるわけにも行かない。 家で寝るのならもう少しマスターのご家族を様子を知っておいてもいいだろう。 正直に言えばどんな話をするのかに興味があるのだが。 マ「お待たせ。」 父「ほう、またいろいろ作ったな。」 マ「有り合わせだけどね。まあ料理は好きだから。」 マスターが楽しそうに言った。 父「でもそうやって気付いたら自分が作る役にされていたとか無いようにしろよ。」 マ「大丈夫だよ。」 父「いや、結婚すると女は変わるぞ。うちがそうだった。」 マ「はは・・・結婚ね。」 何やら勝手に話が進んでいる。 でも不思議と悪い気はしない。 父「何を言うんだ、大事な問題だろ。お前だってそろそろそう言った事を考えてだな・・・。」 マ「また・・・そんな話?」 何故だかマスターの機嫌がさっきから急に悪くなっているような気がした。 母「でも確かにそろそろ、ね。」 父「そうだそうだ、早く結婚して孫の顔を見せてくれよ。」 マ「!!」・蒼(!!) 父「もうお父さん達も若くないからな、孫の顔を見て隠居したいもんだ。」 マ「その辺と血筋を残すのはもう妹に任せたよ。」 父「そういうもんじゃないだろ。やっぱりお前だって子供を持って一人前の男としてだな・・・」 マ「でも・・・僕は・・・まだそういうのは考えられないな。縁があればあるいは、だけど。」 途切れ途切れになりながら何とか言葉をつなげる。 母「でもね、子供が生まれるってとても幸せよ?お母さんはあなた達に恵まれてとっても幸せなんだから。」 マ「う・・・ありがとう。」 父「そうだぞ、お父さんもお前達のおかげで幸せだ。」 マ「・・・まだ・・・自分には早いよ。・・・相手があっての事だしね。」 マスターが声を絞り出すようにしてそう言った。 母「でも相手はいるんでしょ?」 父「そうだぞ、お互いにその辺りの将来設計もしっかり考えてだな・・・。」 マ「お父さん達の言いたい事は分かるけど・・・相手の事情もあるからね。今は・・・ごめん。」 父「いつもそうだな。まあいいさ、相手が見つかったんならもうすぐだからな。」 母「楽しみね。」 父「今から相談して名前でも考えておくか。」 マ「楽しそうだね・・・まあもう一杯どうぞ。」 父「おおすまんな。お前も飲むか?」 マ「うん、貰うよ。」 マスターはお酒を注いで貰うとそれまでよりもハイペースで飲みだした。 子供・・・それは決して自分には能わぬ事だ・・・。 さっきのご両親の嬉しそうな声とマスターの悲痛な表情が脳裏にまとわりつく。 今日はもう寝る事にしたが、鞄に入っても気分がもやもやとして寝付けなかった。 どれ位の時が経ったのだろうか?何やら外が騒がしい。 マ「もう帰るの?朝ご飯くらい食べていきなよ。」 父「いや、道が混む前に帰りたいからな。」 母「それに昨日遅くまで暴飲暴食したから食欲が無いのよ。」 マ「そう。じゃあ仕方が無いね。気をつけて帰ってね。」 父「ああ、お前も元気でな。」 母「離れてても応援してるからいろいろ頑張ってね。」 マ「本当にいろいろ・・・ありがとう。」 父「じゃあな!」 母「体には気をつけてね。」 バタンと戸が閉じる。 しばらくして鞄から外に出る。 マ「あ、おはよう。今朝食の仕度してるからもう少し待っててね。」 蒼「僕も手伝うよ。」 マ「そう・・・ありがとう。」 何か言いたかったが、何を言っていいのか分からないままで二人並んで黙々と朝食の仕度をした。 マ「じゃあ食べようか。」 蒼「いただきます。」 マ「いただきます。」 やはり会話の無いままだ。 いつもなら天気の話とか他愛の無いことでも話題は尽きないのに。 蒼「あのさ・・・」 マ「なんだい?」 蒼「えーと・・・」 なんとなく黙っているのが辛くて話をしようとしたが後が続かない。 そうやって戸惑っているとマスターが言った。 マ「蒼星石、あの後の話を聞いたの?」 蒼「・・・うん。」 こくりとうなずく。 マ「そうか、やっぱりね。」 蒼「ごめんなさい。」 マ「別に気にしなくていいさ。たいした話でもないし。」 蒼「違うよ、その・・・僕じゃあ・・・マスターの子供は・・・」 マ「それも気にしなくていいんだよ。」 蒼「だけどマスターは子供を欲しくはないの?」 マ「・・・平気だよ。」 蒼「正直に答えてる?」 マスターはある意味僕の求める答えをしてくれたのにさらに追及する。 マ「ふぅ・・・こう答えればいいのかな?子供自体は欲しいよ。 子供好きで世話好きだと思うし、多分子煩悩の親馬鹿になるだろうね。」 マスターがうっすらと笑いながら言った。 蒼「やっぱり・・・そうだよね。」 それを聞いたマスターの笑顔が消える。 マ「でもね、僕だってもう子供じゃない。分かってるさ、あれもこれも欲しいってのがわがままだって事くらい。 自分で選んだんだよ。蒼星石と共に居られる事を優先しただけさ。子供よりも・・・両親よりもね。」 蒼「僕のせいで・・・。」 マスターが首を横に振る。 マ「違うよ、これは自分の意思だ。自分の責任で、僕“も”両親を“裏切る”事にしたんだ。」 その言葉を聞いて僕は気付いた。 昨日の自分の過ちに、自身の愚かさに。 そして・・・マスターの涙の意味に。 昨日の僕の軽はずみな発言のせいで、悩んでいたマスターを追い詰めてしまった。 自分はお父様との問題を先延ばしにしたに過ぎない。 数十年もしたら、また次の時代でやり直しが利くかもしれない。 だけどマスターは・・・ご両親が亡くなられたらもう取り返しはつかないのだ。 それがどれだけ後の事かは分からない。 しかしそれから後もずっと、マスターは一生自分を責め続けるのだろう。 僕の軽はずみな発言がマスターにその決心をさせてしまったのだ。 その後、二人とも一言も発さずに時は過ぎていった。 続き
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