約 19,124 件
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/27333.html
放課後さいころ倶楽部 Blu-ray BOX1 発売日:1月8日 ・原作 中道裕大 描き下ろしイラスト使用 特製ボドゲ風BOX ・アニメ描き下ろしジャケット使用インナーケース ・特製ボードゲーム「犯人は踊る -放課後さいころ倶楽部edition-」 ・スペシャルブックレット(原作 中道裕大描き下ろし漫画収録) ・オリジナルサウンドトラック ここを編集 2019年10月放送開始。 http //saikoro-club.com/ 監督 今泉賢一 助監督 伊東優一 原作 中道裕大 シリーズ構成 前川淳 キャラクターデザイン 伊部由起子 サブキャラクターデザイン 宮川智恵子 衣装設定協力 いとうまりこ プロップ設定協力 伊東優一、今岡大、天利百花、荒木一成 サブキャラクター設定協力 山崎克之、和田佳純 美術監督 芳賀ひとみ 美術設定 上原伸一 色彩設計 篠原愛子 撮影監督 佐藤哲平 撮影監督補佐 長谷部祐介 スクリプト開発 崔勝求 3DLOモデリング 佐藤淳也 3DLO作成・2D3D制作 佐野哲平 特殊効果 倉持美里 編集 梅津朋美 編集助手 榎田美咲 アシスタント 上野勇輔 アフレコ演出 稲葉順一 ダビング演出 ハマノカズゾウ 音響効果 白石唯果 録音 中野陽子 録音助手 冨所祐介 音楽 片山修志 文芸担当 江戸秀州 アニメーション制作 LIDENFILMS プロデュース ジェンコ 脚本 前川淳 冨田頼子 松田恵里子 絵コンテ 今泉賢一 太田里香 藤田健太郎 伊東優一 大石美絵 福田道生 演出 伊東優一 藤田健太郎 有冨興二 まつきけいいち 又野弘道 加藤段像 大石美絵 堀内直樹 作画監督 伊部由起子 宮川智恵子 小澤円 舛舘俊秀 和田佳純 井上貴騎 今岡大 志賀道憲 桜井正明 角谷理 大原大 陣内美帆 KIM YONG-SIK 山崎克之 川口弘明 松井理和子 清水博之 星野真澄 清原寮 芳我恵理子 中山和子 原田峰文 程震雷 劉雲留 児玉健二 岡田雅人 関本美穂 吉本拓二 西道拓哉 太田宣貴 白川茉莉 前原薫 宮永あずさ 福島豊明 早川ナオミ 嘉村弘之 古谷梨絵 KAN 誠宇 水井舞 ■関連タイトル 放課後さいころ倶楽部 Blu-ray BOX1 OPテーマ Present Moment EDテーマ On the Board 原作コミック 放課後さいころ倶楽部 1 Kindleまとめ買い 放課後さいころ倶楽部 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
https://w.atwiki.jp/game_staff/pages/718.html
ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城 (PS4,PS3/スクウェア・エニックス '2015) ゼネラルディレクター 堀井雄二 キャラクターデザイン 鳥山明 音楽 すぎやまこういち キャスト アクト 松坂桃李 メーア 桐谷美玲 ディルク 銀河万丈 ジュリエッタ 小松未可子 ホミロン 釘宮理恵 アリーナ 中川翔子 クリフト 緑川光 マーニャ 沢城みゆき ビアンカ 井上麻里奈 フローラ 花澤香菜 テリー 神谷浩史 ヤンガス 立木文彦 ゼシカ 竹達彩奈 ピサロ 小野大輔 ルイーダ 甲斐田裕子 粟野志門 合田絵利 後藤光祐 西村太佑 烏丸祐一 丸山壮史 河合みのる 楠見尚己 関雄 山岸治雄 佐藤美由紀 宮沢きよこ ヘルムード 片岡愛之助 音響監督 三好慶一郎 タレントキャスティングプロデューサー 谷澤伸幸 キャスティング協力 株式会社東北新社 株式会社電通キャスティングアンドエンタテインメント コーエーテクモゲームス スタッフ ディレクター 庄知彦 アートディレクター 山本健太郎 サウンドディレクター 中園秀久 チーフプランナー 山田道夫 チーフプログラマー 伊藤優 プランナー 伊藤謙太 髙橋真理 亀谷耕太郎 山嵜双葉 大島光洋 佐藤和樹 清水亮平 岩佐将太 坂根康介 野村謙太郎 前嶋一範 鈴木竜士 濱西郁子 井村淳平 沼本裕之 プログラマー 小沢一等 枝川拓人 中本泰弘 竹内佑太 照屋孝幸 相川光 上本啓太 飯田憲吾 テクニカルディレクター 古澤正紀 ステージモデリング 日下部幸夫 土屋玲香 小蔦一誠 高橋晶子 望月将志 河辺忠 百瀬美幸 栗原北斗 小嶋大介 南波優美 南波幸子 大高知紘 アクションモーションデザイン 小野泰和 深田和男 増井英之 南山伸彦 植田勝 岡本尚也 若松庸介 中村幸弘 中井奏恵 清水克弘 草彅達也 堀川渉 黒澤賢昭 齋藤武夫 伊藤勝徳 齋藤宏和 三郎丸しのぶ 三宅佑基 新井徹 イベント制作 中村真一 上條千尋 齋藤浩一 相川雅樹 臼井理恵 内田大喜 海江田兼太郎 斉藤康信 キャラクターグラフィック 篠原大嗣 山本麻美 インターフェースデザイン 鈴木渉 エフェクトデザイン 折橋由佳 寺内愛 谷津理 芦刈泰司 高橋優子 霜鳥悠 映像編集 霧生智美 相澤勝己 CG制作管理 守口寛 前田渡 田部政彦 オープニングムービー監督 山本健介 オープニングムービーアクション監督 川澄朋章 大内貴仁 イベントモーションアクター 小川輝晃 亀井俊彦 酒井香奈子 山岸彩子 金子太郎 田中武文 宮崎満美 アクションアクター 岩本淳也 鎌田華織 サウンドデザイン 中村新一郎 齋藤淳生 ツール・ライブラリプログラマー 津田順平 三嶋寛了 浅見健一 菅原拓 広報 渥美貴史 桂毅 ソフトウェアマニュアル 池野悠希 スクウェア・エニックススタッフ シナリオディレクター 成田篤史 アートディレクター 中津英一郎 サウンドディレクター 矢島友宏 アシスタントサウンドエディター 斉藤祐輔 ドラゴンクエストチーム 齋藤陽介 犬塚太一 藤本則義 村上貴宏 大西良子 横田賢人 瀬谷京子 岡本北斗 佐藤浩 菊地涼子 広報パブリシティディレクター 倉持亮一 相磯勝也 パブリシティアシスタント 薬師寺誠 エグゼクティブヴァイスプレジデント 本多圭司 コーポレートエグゼクティブ 大崎智義 リード宣伝プランナー 市川友美 宣伝スタッフ 岩城史和 後藤美名子 尾崎範子 和田明子 飯田光則 アートワークコーディネーター 神村多加志 ウェブコーディネーター 山内千晶 セールスシニアマネージャー 津田真 セールスマネージャー 高橋喜之 山田勉 セールススタッフ 山田啓貴 渡邊絢子 二宮渉 白石琢磨 佐久間瑞紀 野村俊秀 橋本俊一 大金寛 松本昌洋 笠原友子 鈴木悠里 草川量雄 吉川ルミ 居馬奈々 岡山真也 宮田佳奈 志水麻衣子 田中美和 坂口由利香 奈良明日香 マーチャンダイジングスタッフ 松塚英海 松山博邦 国井信佳 中村公典 コミニティーサービススタッフ 室内俊夫 野崎竜彦 工藤竜司 竹内健太 河濱貴和 梶原功 工藤かおり サウンドアドバイザー 細山匠 宮永英典 チーフミュージックプログラマー 村井歩 ミュージックプログラマー 木村喜明 衣笠理洋 本多高士 石田宣子 常本絵理 スペシャルサンクス スギヤマ工房有限会社 株式会社集英社 株式会社ソニー・コンピュータエンタテイメント ドラゴンクエストⅩチーム ドラゴンクエストモンスターズスーパーライトチーム ドラゴンクエストモンスターズウォンテッド!チーム ドラゴンクエストモンスターパレードチーム 株式会社界グラフィックス セネラルプロデューサー シブサワ・コウ パブリッシャー 松田洋佑 ゼネラルプロデューサー 千田幸信 エグゼクティブプロデューサー 三宅有 チーフプロデューサー 市村龍太郎 プロデューサー 青海亮太 小笠原賢一 開発 ω-Force コーエーテクモゲームス スクウェア・エニックス
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/467.html
CALLING~黒き着信~ 65-498~514・516・520 66-5~11 当Wiki連絡用掲示板内「差し替え・追加スレッド」-566~577 498 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 23 33.16 ID n75VIYnv0 「CALLING~黒き着信~」 未解決一覧にあったので書く。あと、なぜか顔文字がメモ帳で?になるので、ならないように変更したから何かおかしい。 2009年発売の、ハドソンのWii用ホラーゲー。 恐怖メーターがあり、幽霊に捕まると上がっていき上がりすぎるとゲームオーバー。早く振りはらわないとならない。 またすぐには回復しないので何度も幽霊に襲われると、どんどん上がっていく。 登場人物 神楽凛:ハンドルネーム「リン」。主人公。女子大学生。6年前に会う約束をしていた少女を探して、黒のベージへ。 岸部千代:ハンドルネーム「ミー」。高齢の女性ながら顔文字を使いこなす。死者と会える場所の話を聞いて、黒のページへ。 白江真:ハンドルネーム「名無し」。34才の男性で雑誌記者。行方不明の同僚を探して黒のページへ。 涼谷しんいち:ハンドルネーム「マコ」。メガネをかけたオタクの男性。オカルト雑誌で黒のページを知り、興味本位でアクセスした。 朝霧麗子:黒のページを生みだした少女の幽霊。黒猫のぬいぐるみを抱き、ピンク色の服を着ている。 天野貞夫:白江が探している同僚の男性、幽霊。白江を導く。 岸辺道人:岸部千代の夫。故人。若い時の姿で千代の前に現れる。 日比野鏡子:黒宮病院の看護婦の幽霊。麗子と道人の担当をしていた。 朝霧夕子:麗子の母親の幽霊。入院費の支払いのために働く毎日にノイローゼになり逃げ出した。懺悔し続けている。 近藤淳二:老人の幽霊。子供を亡くしてから人形集めに没頭していた。 細川美咲:女子高生の幽霊。三人組のいじめっ子の一人でリーダー格。背が高い。 太田久美子:女子高生の幽霊。三人組のいじめっ子の一人。太っている。 小倉舞:女子高生の幽霊。三人組のいじめっ子の一人。小柄。 黒宮芳夫:黒宮病院の院長の幽霊。 日高日名子:黒宮病院の看護婦の幽霊。 根岸克也:ネットカフェに出てくる幽霊。 加藤美野里:美容室で働く女性の幽霊。 東海林恵子:ホテルに出てくる女性の幽霊。 赤い女:おそらく幽霊。何度も突然あらわれてはメールを送ってプレイヤーを驚かす、ストーリーには関係ない。 499 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 27 26.01 ID n75VIYnv0 『黒のページ』 ネット上にある、真っ黒な画面にカウンターだけのチャット用のページ。 このページにはある噂が流れていた。 〈名無し〉が入室しました。 名無し〉こんばんは 〉ALL マコ〉コンバンワ! 〉名無しさん ミー〉名無しさん、こんばんわぁ♪!!(^0^) リン〉こんばんわ 名無しさん 名無し〉結構にぎわってますねぇ(笑 こんなに人がいるとは思わなかった。 マコ〉ここへ来たって事は、イロイロ噂を聞いてきたんでしょ? 名無し〉まぁ、そんな感じです(笑 名無し〉みなさんはどうしてここに? リン〉けっこうウワサになってるし、ちょっと気になる事があったから? ミー〉死者と話ができるってウワサ聞いたけど、ホントかなぁ~( 3 ) マコ〉それってアレ、『サムサラ』って雑誌の記事でしょ?〉ミーさん 名無し〉あ、その雑誌、オレも知ってるよ。 リン〉え? なになにソレ? マコ〉すっごくマイナーなオカルト雑誌だよ! オレの愛読書だけどねっ!ww ミー〉wwウケル~~ww!! 〉愛読書(ノ▽<★) 名無し〉そうそう。『サムサラ』によると、少し前の女子高生の事件も関係あるとか。 リン〉もしかして、3人の女子高生が死んだってニュース? マコ〉あぁ。あの事件ね。『サムサラ』に特集あったけど、続きが載らないんだよねぇ。 ミー〉いろいろウワサあるから来てみたけど、フツーのチャットサイトだねー(`_ `) リン〉雰囲気はブキミだけどね。 名無し〉他になんか噂とか知ってます? 〉ALL マコ〉『サムサラ』以上の情報は持ってないなぁ~。 ミー〉いや、じゅうぶん詳しいから!(^m^*) 〉マコ 〈黒猫〉さんが入室しました。 マコ〉またウワサに釣られた人かな?ww コンバンワ! 〉黒猫さん 黒猫〉こんばんは。みなさん。 黒のページにチャットしている人達、全員の電話が鳴る。自室で携帯電話を取る神楽凛、その背後に少女が立っていた。 500 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 41 37.45 ID n75VIYnv0 「近藤さん、かなり気を落としているみたいね……」「突然だったから。旦那さん亡くなったの。」 「お子さんもいないし、1人っきりになったから、尚更かもしれないわね……」 「でも……、あそこの旦那さん、ちょっと気味悪くなかった?」「趣味が人形だったりとかねぇ」 「そうそう。結構な数なのよ。」「最近じゃあ、自分で作ったりしてたみたいだし。」 「人形に取り憑かれた様だったって……」「旦那さんの人形集め、お子さんが亡くなってからって話よ。」 「あら? 近藤さんち、お子さんいたの?」「もうかれこれ10年くらい前の話よ。お子さん亡くなったの……」 ●憑ノ章 ヒョウノショウ 操作キャラ:涼谷しんいち 朦朧とした意識の涼谷、ベッドの横の台で鳴り続ける携帯電話を止めた。 涼谷「ここは……どこだ?」 見知らぬ場所のベッドの上。点滅する電灯の下、古いタンスやテレビが目に入る。 窓の外は真っ暗で何も見えない。唯一の扉を動かしてみるが、ボロボロの扉は開かない。 辺りを探してみるがこれといったものはない。突然、電灯の光が消える。 涼谷「て、停電!?」 心臓が高鳴る。薄暗い部屋の中、涼谷は辺りを見回す。ベッド横の台の黒電話の横の携帯電話が鳴る。 涼谷「な、なんだ携帯か。誰のか知らないけど、出た方がいいかな……」 携帯を手に取り通話。年老いた男性の声(近藤淳二)で語りかけてきた。 近藤『生きていなくとも、魂はあるのだ……』 扉が開く。涼谷は携帯を持って出る。外は薄暗い汚れた廊下、右はトイレで行き止まり。左に行くと扉だが開かない。 近藤「そこに入るな…」 さきほどの電話の声が後ろから聞こえ、振り向く。廊下を戻ると老人の霊(近藤淳二)が襲いかかってくる。 涼谷「ここでも!? な、なんで……?」 最初の部屋に戻ると着信。携帯を開いて通話。先ほどの老人の声。 近藤『この子たちは裏切らない……そう、決して裏切らないのだ……』 床にたくさんの日本人形が涼谷を見上げて笑っている。しかし幻らしく、すぐに消える。 廊下に出て、さきほど開かなかった扉が少しだけ開いていたので、開けて通る。 部屋は荷物置き場の様で見渡す限り箱が積み上げられている。懐中電灯が落ちていたので拾う。 涼谷「良かった……これで少しは安心できる。」 光を頼りに近くにあった市松人形を手に取る。足裏に名前があり、近藤淳二という男の作品らしい。 箱の他にタンスや脚立が所狭しと置かれ、人ひとりが通れるだけのスペースしかない。 部屋の中を先に進み、奥の襖を開こうとした。しかし隙間ほどのサイズしか開かず通れない。 隙間を覗いて見るとたくさんの人形が飾られた部屋、そこに年老いた女性(岸部千代)が横になっている。 涼谷が声をあげると背後で音がする、振り向くと人形の首が転がっている。また気配を感じた涼谷は背後の襖に振り向く。 襖の隙間、上から下までたくさんの日本人形がこちらを覗いている。 後ずさる涼谷、襖が人形達によって叩かれている。そしてたくさんの人形の毛が襖からこちらへと伸びてきた。 涼谷「に、逃げなきゃ!!」 人形達の笑い声、涼谷はこの部屋に来た方の扉へと走る。ドアノブを掴み動かすが開かない。 何度も必死にドアを動かしようやく開く。この家に来たときの部屋へと逃げ込んだ。 涼谷「あいつらは何なんだよ! どうして僕ばっかりこんな目に!」 部屋にジリリリリンと黒電話が鳴る。黒電話の受話器を手に取る涼谷。通話の声は少女のものだった。 麗子『つかまえた……』 涼谷は後ろを見る。そこには黒い猫のぬいぐるみを抱いた、ピンク服の少女(朝霧麗子)が立っていた。 男に手を伸ばす少女。涼谷は逃げるように後ろに下がるが、すぐに背は壁にいきあたる。手が目の前まで来た。 憑ノ章 了 501 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 49 06.68 ID n75VIYnv0 ミミ〉あのウワサ、ホントらしいよ ヒナ〉ウワサ? マユ〉あぁ、あの3人の事件? ミミ〉そうそう。あの3人、例のサイトを見てたんだって ヒナ〉えぇ~~!! ミミ〉2年の本谷に聞いたから間違いないよ マユ〉もしかして、あいつが第1発見者? ミミ〉そう。職員室で先生に口止めされてたけどね。 ミミ〉3人が倒れているのを発見した時、モニターに映ってたんだって ヒナ〉ヒェエェェ~!! マユ〉でも、正直あの3人いなくなってホッとしたー。 ミミ〉そうね。かなり迷惑だったから ヒナ〉これからフツーに学校いけるね! ●醒ノ章 セイノショウ 神楽凛 病院のベッド。看護婦(日比野鏡子)。窓に足をかける少女(朝霧麗子)、次の瞬間いなくなる。目の前に迫るトラック。 手を伸ばして起き上がる神楽。 神楽「夢……? またこの夢だ……しばらく見てなかったのに……」 周りを見る。薄暗い場所、机や椅子の他、シンバルや木琴、ピアノなどが目に映る。 神楽「学校? どうして、私……」 神楽凛は先ほどまで家の中でネットをし、黒のページと呼ばれるものでチャットをやっていた。 しかし今、気付けば学校の中に居た。見知らぬ場所だが、学校の音楽室のようだ。 窓が横に並んでいるが、どちらも真っ暗で先が見えない。神楽は教室の外へと出る。扉を開くと機械音のメロディ。 神楽「!! なんの音? ……携帯?」 音が鳴る方へと学校の廊下を進むと、廊下の真ん中に携帯電話が落ちていた。これを拾い、開いて耳を当てる。 太田『それ、私の携帯……今、昇降口にいるの……そこまで取りに行くから……返して!』 女性の声(太田久美子)。最後に怒鳴り声で言われる。 廊下を歩くと、また着信。さきほどと同じ女性。一言告げるとまた電話が切れ、すぐに新たに着信が入る。 太田『今、1階の廊下にいるの……』 神楽(この人……、何か様子がおかしい……?) 太田『今、2階の踊り場にいるの……』神楽(だんだん近づいてきている……?) 太田『今、3階の踊り場にいるの……』神楽(……なんだろう、この嫌な感じは……) 廊下を歩いている途中、何度も入る着信。歩いていると「3-2」の教室が内側から光っている。 扉は開かない。ドアのひび割れた窓からのぞきこむと二人のセーラー服の人影。そして机の上に光る何かがあった。 神楽(ここの生徒……? なら、ここがどこなのか聞けるかも……!? ……消えた!?) セーラー服の二人が消える。そして突然、一人の女子の幽霊(小倉舞)が覗き穴を逆に覗き返してきた。 驚き後ろに下がって尻もちをつく神楽。ドアとは別方向から、息遣いが聞こえる。 右を向くと太った女子高生(太田久美子)がこちらを見て、そして襲い掛かってくる。振り払う神楽凛。 神楽「今のは幽霊……!? でも……どうして?」 さらに襲い掛かってくる幽霊。廊下を走り回り逃げる、階段の防火扉が少し開いていたので逃げ込み、下の3階に行く。 神楽「もう、追いかけてこないみたい……今のは一体なんなの……? ……なんの音?」 3階についた神楽は、階段すぐの教室から音がしたので、歩いて近寄りドアを開けようとする。 「あれ? ……開かない。誰か、いますか?」 扉に張られた張り紙を見る。”お願い 使用後は用務員室に鍵を返しましょう。” 用務員室へと向かう事にする神楽。歩いていると廊下の角で、男(涼谷しんいち)の叫び声が聞こえた。 502 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 51 38.95 ID n75VIYnv0 書き忘れてた。 第一章と第二章は時系列で逆。つまりここの涼谷しんいちはこの後、人形屋敷に行く。 セーブポイントは黒猫の人形で、いろんな所に置いてある。 続く。 503 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 21 32 52.94 ID n75VIYnv0 男は叫びながら走り、男子トイレの扉に体当たりして開けて中に入る。凛は角に隠れながらその様子を見ていた。 追いかけてトイレに入るが、悲鳴が聞こえて扉を開けない。トイレを出て廊下を進むと、ロッカーが揺れて懐中電灯が落ちてくる。 懐中電灯を手に先に進むと、携帯電話に着信。例の女子高生(太田久美子)のようだ。 太田『新しい遊び相手みーつけたー……、集合ぉー……』 神楽は廊下の角から伺う。幽霊三人(細川美咲・太田久美子・小倉舞)がいた。男(涼谷しんいち)の悲鳴が響く。 学校を探索する。2-4の教室に入る、すると扉が勝手にしまる。 「ひどい、よね……」振り向くと、教室の奥に俯く女子高生の霊が現れすぐに消える。そこに向かうと落書きされた机。 突然、小柄な女子高生の霊(小倉舞)が足元にしがみつき、神楽は振り払う。 教室を出て1階に下る。黒猫がいて、一声鳴いた後、去っていった。 靴箱のある玄関から、扉を開けて外に出ようとすると、外は何も見えない真っ暗な場所、むしろ地面がない出られない。 神楽「ここは……一体……、これじゃ……出られない……」 廊下を進み、用務員室へと行く。鍵を探して探索する。 壁に張られたカレンダーには22日から28日まで線が引いてある。引き出しのメモに週、日付、合計と書かれていた。 壁に数字を打ち込める小さな箱があった。22から28まで足した0175を打ち込むと開いて、鍵を入手した。 3階のパソコン室へ。鍵を開ける。いくつもパソコンが並ぶ中、一台だけ電源が入っていた。 それは先ほどまで神楽が見ていた黒のページのサイト。スクロールして行くと最後に電話番号が二つ書いてあった。 997-684-771、997-657-281。 見終わると、男(涼谷しんいち)が荒い息でパソコン室に入ってくる。扉を閉めて、神楽を見ると驚いて後退する。 神楽は静かにしてと指でポーズ、外を女子高生の幽霊が通り過ぎていった。安心したように男が話しかけてきた。 涼谷「き、君は生きて……いるんだよね? よ、よかったぁ……生きてる人がいるなんて……。ぼ、ぼくは涼谷しんいち」 神楽「私は神楽、神楽凛。自己紹介はいいけど……どうしてここにいるの……?」 涼谷「どうしてって、そんなのぼくにもわからないよ。気付いたらこの学校にいたんだ!」 涼谷「幽霊がたくさんいて、追いかけてくるし……。外に出ようと思っても、建物の外には何も無いんだよ!」 涼谷「もう、どうなっているんだか……。あれはナニ? 地縛霊なのかな? 幽霊にしては存在感あるし、暴力的だし……」 涼谷「ぼく、このサイト見てたんだ……そしたら、携帯が鳴って…」 神楽「あなたもこのチャットに?」 鈴兄「え……? あなたもって……神楽さんも?」 チャットに文字が入る。『しらえにつたえないと』。神楽と涼谷の後ろに、メガネの男の幽霊(天野貞夫)がいた。 悲鳴をあげて逃げる涼谷。驚く神楽を無視して、男の幽霊は去っていく。神楽はそっと幽霊の後を追う。 神楽「なにかを、知らせようとしている……?」 ゆっくりと追いかけると、美術室へと入っていった。懐中電灯を片手に入る神楽。すると銅像の後ろから男が現れた。 神楽「だ、誰っ!?」 白江「おどろかしてすまない。オレは白江真。弱小出版社で編集者をしている者だ。まあ、座れよ」 お互いに自己紹介する二人。 神楽「……で、あなたはここが一体どこなのか、知ってるんですか?」 白江「友人はここを『境界』と呼んでいたらしい。わかりやすく言えば、この世とあの世の狭間かな」 神楽「ここは……現実の世界じゃない……って事ですか?」 白江「そう言う事になるな。生きている人間もいれば、死んでしまった人間もいる……」 神楽「そういえばさっき、生きている男の子に会ったわ……」 白江「あぁ、オレも見かけた。取り乱して走っていったがな。あれじゃあ、すぐ取り込まれてしまう。ちょっと心配だな」 神楽「取り込まれる? それってどういう事ですか?」 白江「その辺でウヨウヨしている幽霊どもと、同じになるってことさ……たぶん」 神楽「白江さんは、どうやって、その……『境界』に来たんですか?」 白江「君はどうやって来た?」 神楽「どうやってって……気がついたら、この学校の音楽室にいて……」 白江「ここへ来る前、何かしてたと思うんだが? チャットだろ……? 『黒のページ』で」 神楽「!! あのチャットとここは何か関係があるんですか?」 504 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 21 38 34.01 ID n75VIYnv0 白江「やはり……、君もあのチャットにいたんだな」 神楽「そういえば涼谷君もいたって……、それじゃあ白江さんも?」 白江「あのチャットが『境界』への入口になっているらしい。それにしても、どうして『黒のページ』なんかに来たんだ?」 神楽「人を探してて。ハンドルネームしか知らない人を探してて……その人が『黒のページ』にいるってウワサを聞いたの」 神楽「私、ずっと謝りたい事があって……でもその人の事、ハンドルネームしか知らなくて……そういう白江さんは?」 白江「死んだ友人のやり残した仕事を調べていたら『黒のページ』に辿り着いたのさ。気付けば、こんな状況だ」 白江「もっとも、オレが気がついた場所はここじゃないがね」 神楽「え? どういう事…? この学校以外の場所があるんですか?」 白江「この学校のような場所がいくつも点在している。おそらく『境界』に取り込まれた人達の記憶や想いが具現化した」 白江 「場所と場所は繋がっていないので、直接の行き来は出来ないが、1つだけ方法がある。これさ」携帯電話を見せる。 神楽「え…? これで…? どうして?」 白江「それはオレにもわからない。でも、君も霊からの着信を受けているだろ?」 白江「『境界』では霊の声を携帯で受け取る事が出来る。それ以外にも電話をかける事で発信先に『転移』出来るのさ」 神楽「そんなのって……」 白江「信じられないだろう? だが、何故かそうなんだよ、ここでは。オレはそうやってここへ『転移』してきたんだ」 白江「逆に考えれば、元の世界へ戻れる番号があるかもしれない……」 神楽「ここから出られるって事?」 白江「入ってこれたんだ。だったら必ず出る事も出来るはずだ……。ただ、自分の携帯にかけてみても無駄だった」 白江「『転移』どころか繋がりもしない……。でも希望を捨てたら即、あいつらの仲間入りだ。そんなのはご免だろう?」 白江「とりあえず電話番号を交換しておこう。『転移』するまでは連絡に使えるからな」 白江「君は帰る方法を探すんだ。ここから出られる番号があるはずだ」 神楽「白江さんは?」 白江「オレには、やらなきゃいけない事がある……。もう一つ教えておくが『境界』には、耳障りな音のする場所がある」 白江「携帯に録音機能があれば録ってみるといい。霊達のささやきが聞けるぞ……」 白江が驚いた顔をする。神楽が白江の視線の先、自分の背後を見ると、先ほどのメガネの男の幽霊がおり、去って行く。 白江「あ、天野……。すまないが、オレは行くから、何かあったら連絡する。じゃあな」白江の名刺を手に入れた。 神楽「ここから出るための電話番号……一体、どこにあるのかしら……?」 神楽も探索のため美術室を出ようとする、だが突然、扉が閉められる。 朝霧「ずっとここにいようよ……私と一緒に……」 黒猫のぬいぐるみを抱いた小さな女の子の幽霊(朝霧麗子)が微笑している。神楽に飛びかかり、その腕を掴む。 途端、記憶がフラッシュバックする。病院、怪我をする少女、窓に立つ少女、迫るトラック、驚く看護婦。 少女は手をはなして距離をとり。「……うそつき……」と言って消えた。 神楽「あの子、うそつきって……?」 一人残された神楽、とりあえず美術室を出ようと扉を開く。開いた瞬間、セーラー服の幽霊(小倉舞)がいた。 小倉「みぃつけたぁー。2人にも教えなきゃあ……」 消えた幽霊。廊下を進むと、黒猫がいる、黒猫は階段を下って1階へ。黒猫がこちらを待っているので追いかける。 保健室にたどり着き、入ると、ベッドの向こうで涼谷がしゃがみこんでいた。 涼谷「こ、これは夢だよ……き、きっと夢落ちに……こういう時はきっとそんな展開に……」 神楽「誰…? 誰かいるの? す、涼谷くん?」 涼谷「あ……あぁ、君か。ねぇ……一体どうしたらここから出られるのかなぁ」 涼谷「きっとここは次元の狭間何だと思うんだけど、現実の世界とわずかに次元がずれてて、何かのきっかけでぼく達は」 涼谷「その狭間に落ちてしまったんだ……そうだ! 『黒のページ』に秘密があるんだよ! きっと条件があって……」 涼谷「それを満たせば怨念が解けたり……、出口が見つかったり……。そんなパターンだと思うんだけど……」 涼谷「ねぇ……君、何かヒント知らないかなぁ!」 神楽「あ、あのね、ここでは携帯で電話をかける事で移動ができるって、さっき会った白江という人が言ってたんだ……」 神楽「でも自分の携帯はダメみたいなんだけど……」 涼谷「な、なんだ。自分の携帯じゃダメなのか……!! だったら……!」 505 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 21 43 26.30 ID n75VIYnv0 神楽「あ、ちょ、ちょっと! 話を最後まで聞いてから!」 携帯で電話をかける涼谷。すると突然、驚きの声をあげながら、その場で後退し、ベッドの後ろに倒れ込むように落ちた。 神楽がベッド向こうに行くと誰もいない。携帯電話だけが落ちていた。 神楽「これが……転移……?」携帯電話を入手。「この携帯も、なにかの時に使えるかもしれない……」 保健室を出る。白江から連絡が入る。 白江『無事みたいだな……、さっきの坊やは見つかったのか?』 涼谷「保健室にいたんだけど、電話を掛けて消えちゃった……」 白江『そうか。君も早くここから『転移』した方がいい。ここの霊は危険だ』 神楽「白江さんは?」 白江『オレはもう少し、調べなきゃいけない事があるんでな。『転移』すると今の携帯を置いていってしまうから』 白江『連絡が取れなくなるかもしれんが……幸運を祈っている』 廊下を歩く神楽、するとすぐに写真メールが送られる。それは最初の方に見た3-2の教室の扉の写真だった。 扉は開かないが、下に小さな穴があいている。 神楽「片方の携帯を投げ込めば、もしかしたら……?」 穴の中に携帯を滑り込ませ、もう一つの携帯で扉向こうの携帯に電話を掛ける。すると視野がどんどん暗くなっていった。 気付くと教室の中に居た。落ちていた携帯を拾う。すると穴の向こう、扉外の廊下で幽霊(太田久美子)の声がした。 太田「私の携帯、みぃつけたぁ……」 こちらに気付かず、携帯を拾って去っていった。 教室内でノイズが大きい所、教壇の場所で録音機能を使ってみる。完了した後、聞いてみた。 『ねぇ、この記事見てよ。ネットカフェで男性死亡。ゲームのやりすぎで死んだとかいうアレでしょ?』 『あぁ、ニュースで聞いた事があるぅ……でもそれがどうかしたの?』 『ニュースではゲームのやり過ぎっていってるけど、この記事によると「黒のページ」ってサイトに秘密があるらしいよ』 『最近ウワサになってるサイト?』 『そうそう、今度はこれを調べてみない? ひとりかくれんぼも飽きてきたしさー』 その後、教室内を調べると、机の上に雑誌があり、そこに電話番号が書かれていた。997-494-582。 細川「ここにも遊び相手がいたじゃなぁい……!」 神楽は三人の女子高生の幽霊に追いつめられる。「早く、ここから逃げなきゃ」 神楽は三人の攻撃を振り払いながら、教室中を逃げ回り、なんとか先ほどの電話番号を打ち込み、転移に成功した。 醒ノ章 了 512 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 10 29.28 ID lMxsguSO0 続き 闇は身体を包み込むと 心の内側から蝕んだ 身体は粒子となり 電波の流れに押し流され 内側へと落下していく 完全な闇 それは”虚無”だった 永遠とも思える一瞬の後、 私は”虚無”に漂う記憶の形骸の上で 再び結晶化する ●徨ノ章 オウノショウ 神楽凛 目を覚ました神楽凛。 神楽「ここは……、ネットカフェ……? とりあえず、あの3人組からは逃げられたみたい……」 扉は開ず狭い個室。パソコンが置かれ、MMORPGのポスターやお客様への注意事項などの張り紙がある。 色々と置かれた小物の中、床に落ちていた携帯を入手。するとパソコンに向かって何かを打ち込む幽霊が現れる。 立ち上がるとそのまま消える。消えた場所の椅子を調べるとメモがあり、29と書いてあった。 神楽「何の番号だろう……?」 床に二桁の数字を入れる箱、そこに29を入れる。中はバラバラのビスクドールで、パーツを一つずつどかしていく。 すると「藤村儀三郎」という男の名刺があった。書かれた997-818-662を携帯電話に入れる。 気がつくと、神楽はたくさんの日本人形に囲まれた場所に転移していた。 畳の上に年老いた女性(岸部千代)が倒れている。 神楽「幽霊……じゃ……ない?」 側により、話しかけると、起き上がった。 岸部「わたし、どうしちゃったのかしら……」 神楽「おばあさん、おばあさんはどこからここへ来たんですか……?」 岸部「あぁ……、お人形さんがいっぱいだねぇ……。ほら、あの人形なんて、あの子、れいちゃんによく似ていない……?」 神楽「あの……、おばあさん、聞こえています?」 岸部「ここはどこなんだろうねぇ……、あら、あなた、どこかで見た顔ね。ごめんなさいね、最近すっかり忘れっぽくなって」 岸部「ほんと、年は取りたくないねぇ……」 神楽「!! 携帯? おばあさん、ちょっとここで待ってて……」 コール音、携帯を探して部屋内を探索する神楽。途中で人形が並ぶ写真があった。 513 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 11 30.45 ID lMxsguSO0 襖を開けるには畳の上の人形をどかさないといけない、写真の順番にどかす。四回順序を間違えると死ぬ。 襖を開けると、最初の章で涼谷が迷い込んでいた場所だった。携帯のコールはもっと奥からのようだ。先に進む神楽。 廊下を歩くと天井から市松人形が落ちてくる、天井を見ると子供の声と共に人形達がさかさまに天井に張り付いていた。 人形達はすぐに消える。廊下を進んで電話のコールが鳴る部屋の前に行く。最初の章で涼谷がいた黒電話のある部屋。 神楽「!! 何これ!? 何でこんなに髪の毛が……!」 たくさんの髪の毛が扉の周りに張り付いている。髪の毛は気にせず扉を開けて中に入る神楽。 部屋の中、携帯を探す。ベッドの下からコール音がするのでしゃがみこみ携帯電話を取る、涼谷の幽霊がベッド下にいた。 携帯電話を入手。涼谷の幽霊が「助けて、助けて」と言いながら襲い掛かってくる。扉を開けて逃げる神楽。 追いかけてきて、廊下で何度も襲い掛かってくる涼谷。廊下の他の扉は開かない。 逃げ回っていると黒電話が鳴り、その音に涼谷の幽霊は苦しみだして消えた。とりあえず部屋に行き、黒電話をとる。 朝霧『約束したのに……、来るって約束したのに……、私の事、もういらないんでしょ』 朝霧『いなくなればイイと思ってるんでしょ。……お母さんのバカァ!!』 おばあさん(岸部千代)の所に戻ることにした神楽。途中で老人の幽霊(近藤淳二)が「私の人形」と言った後、消える。 おばさんの所に行くが、どこにもいない。 神楽「あれ……? どこ行っちゃったんだろう?」 畳の上に番号メモがあった。岸辺道人 997-618-252 黒宮病院204号室。神楽はここに電話をかけた。 気がつくと病院の治療室にいた。携帯電話を入手し、ノイズのある所で録音し、再生した。医者と看護師の声。 『ご免なさいねー。処置しますから、服切りますよー』『脚の他に痛いところある? ここは痛い?』 『…う、ぅう』『ライン確保しました。ご免なさいねー。血圧測りますよー』 『左側の写真撮るからポータブル持ってきて。あと血液、クロスチェックにまわして。バイタルは?』 『脈拍112、血圧54の103』『腹部を診るからエコー持ってきて。念の為に頭部のCTも撮るから、連絡お願い』 『スネの骨が折れてるから。腫れが引いたら手術が必要になるからね』 部屋を出ると、廊下の先で女看護師がどこかに向かって歩いているので、追いかける。 二階へと登って行く。病室の前に立って消えたのでその部屋に入る。ノイズがあるので録音して再生。子供と老人の会話。 岸辺道人『おぉ、よく来たね。今日は調子いいのかい?』 朝霧『うん。……ねぇ、聞いてくれる? 最近楽しみをみつけたの』 道人『ほほぅ。それは聞きたいねぇ。何がそんなにれいこちゃんを元気にしてくれたのかな?』 朝霧『ちょっと前にインターネットを始めたの。チャットで友達がたくさん出来て……』 朝霧『入院してから友達がいなかったから、毎日が楽しみで楽しみで』 道人『私だって友達じゃないかい?』 朝霧『おじいちゃんも友達よ。とても大事な。でも年の近い友達が欲しかったの……』 道人『そうか、年の近い友達は大事だからな。ほっほっほっほ……』 ベッドの上に番号メモがある。岸部千代997-082-196。神楽は電話をかけた。 514 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 13 22.67 ID lMxsguSO0 岸部さんの家。テーブルの上の携帯電話を入手。二階から足音がする。台所でマッチを入手。階段を上に行く。 二階に着いた所で懐中電灯が切れる。うす暗い中、襖の隙間から仏壇の前に座る少女(朝霧麗子)の後ろ姿が見えた。 少女が消える。別の所から部屋に入ろうとすると、上に飾られていた写真が落ちて壊れる。 仏壇のろうそくを手に取り、マッチで火をつけた。蝋燭の火を明りにし、部屋を探索。岸辺道人の手紙を入手する。 「岸部千代様 いつも世話ばかりかかけてすまない。最近は冷え込むようになったから、お前も膝が痛むだろう。 見舞いも無理してまでくる事はない。先日、かわいい友達ができたよ。上の階に入院している子だ。 気晴らしに屋上へ出たらその子がいてな、ついつい話し込んでしまった。今では時々病室まで遊びに来てくれる。 まるで孫がもう一人できたみたいだよ。今度来た時にでも紹介しよう。お前も身体には気をつけて。 岸辺道人」 側にあった写真立て、それはに人形の所で見たおばあさん(岸部千代)だった。 下の階から電話が鳴っている。その前に押入れを調べると、木製のピースが手に入った。 玄関前の黒電話をとると少女(朝霧麗子)の声。 朝霧『どうして死んじゃったの……? 退院したら、いろんな所へ遊びに連れてってくれるって約束したのに……』 朝霧『みんな私をおいていってしまうの……? 私、独りぼっちになっちゃった……』 神楽が後ろを振り向くと少女の幽霊(朝霧麗子)が俯いている。ゆっくり神楽に歩み寄り、眼前まで寄ってから消えた。 朝霧『独りぼっちになっちゃった……』 寝室に行くと老人の幽霊が寝ていた。すぐに消えて木製パズルが残される。ピースを嵌めて完成させる、中に手紙がある。 「岸部千代様 暑中御見舞い申し上げます。すっかり御無沙汰しております。厳しい暑さが続いておりますが、如何お過ごしでしょうか? 一度、病院の方にも検診に来ていただけたらと思います。もし、来院に抵抗が御座いましたら、 私個人宛に連絡をいただいても一向に構いません。以下に連絡先を記しておきます。 個人の携帯電話ですので、お気軽に御連絡ください。 997-116-286 くれぐれもお体を大事になさってください。 日比野鏡子」 神楽「日比野鏡子……この名前、どこかで……」 徨ノ章 了 516 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 21 19.01 ID lMxsguSO0 暫くは、ただぼんやりと今までの人生を思い出すためだけに、時間を費やしていた。 ぽっかりと開いた胸の穴を持て余していたのだ。それだけにタケシの心遣いはとても嬉しいものだった。 本当、長生きはしてみるものだと思った。あの人と知り合った頃、何日も手紙を待ち続けた日々が懐かしい。 もしあの時これがあったら、どんなに便利だったろうと思う。先日、『死者に会える所がある』……そんな噂を目にした。 最先端の技術にも、昔からある様な迷信は息衝いているものだと悟った。……でも、ちょっと覗いてみようかしら。 ●還ノ章 カンノショウ 岸部千代 日本人形の部屋。倒れた所を神楽に起こされたおばあちゃん、岸部千代。 電話の鳴る音で去っていく神楽を見送った岸部千代が振り向くと、学生服を着た若い男性の幽霊が立っていた。 神楽が開く事の出来なかった襖が開いて、男は去っていく。 千代「あの人……どこかで……」 神楽に待っていてと言われていた千代だったが、追いかけざるおえなかった。 襖の向こうは光り輝く森だった。 ゆっくりと歩いて進む学生服の男性。走る事の出来ない千代も、ゆっくりと森の中を追いかける。 森の中は時々、人の大きさの光の影がそこら中にあった。 どんどん光が強くなっていく。まぶしくて、何も見えないが千代はゆっくりと追いかける。 気付くと病院に居た。明るい病院の中を進む。 待合室の椅子に女の子(朝霧麗子)が座っていた。だがすぐに消える。 千代「あら……? あの子……?」 病院の廊下を進む。するとまたさきほどの女の子がいた。少女は担架で運ばれる別の少女(神楽凛)とすれ違う。 千代「……まぼろし?」 岸部千代は階段を上る。廊下の向こう側に車いすの老人がいた。 千代「!! あなた……道人さん!」 老人、岸辺道人は女の子と何かを話して消える。 廊下を進む。気配に振りかえると黒猫がいて、去っていく。白い影の中、岸部千代は追いかける。 男性が食堂室の前に立っていた。中に入ると、岸部千代と岸辺道人と女の子、千代と女の子が互いに挨拶している。 千代「あぁ……、私は夢でも見ているのだろうか……、また道人さんに会えるなんて……」 千代「ここが死者に会える場所なのかねぇ……」 病院を進み、医者の待合室のような所へ。据え置きの電話が鳴っているので取ると、少女の声がした。 朝霧『ここへ来ちゃいけない……、ここへ来たって、おじいちゃんは、いないんだから……』 朝霧『おばあちゃんは、特別だからね……』 廊下に出ると、最初の若い男性が廊下の向こうへ歩いている。千代は追いかける。 男性が消えた病室204へ入る。ベッドの上で古ぼけた写真と携帯電話を手に入れる。 千代「あぁ……そう、思い出したわ……、なんて懐かしい……。あら、電話が勝手に……」 勝手に電話番号が入り、電話がつながる。男の声がした。 道人「なにもこんなところまで来なくても……しょうがないやつだ」 道人「お前にはいろいろ苦労をかけたな……、すまなかった」 道人「……有難う」 還ノ章 了 517 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 25 42.68 ID lMxsguSO0 ちょっと説明が不足してた 若い男性は若いころの岸部道人 手に入る古ぼけた写真に写っている まだ容量大丈夫か? 書き込めるのか? 6 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 08 23.56 ID lMxsguSO0 ほら、ここから入れそうだ。 待てよ。マジで入るの? これって不法侵入にならない? なんだよ。怖いのか? バカ。怪我してもしらねぇゾ。 ちょっと写真撮るだけだって。こんな身近に雰囲気のイイ廃墟があるんだし。取り壊される前に記録しておかないと。 ここってアレだよな。5年前の……。 そう。入院患者や病院関係者が連続して死んだあの事件の。 結局、あの事件で死んだ人の死因ってナゾのままで終ったんじゃ? 院内感染とか言われてたけど……『呪い』って話もある。 ウソっ。マジで……? ●哭ノ章 コクノショウ 神楽凛 神楽「日比野鏡子……この名前、どこかで……」 神楽は日比野鏡子のハガキに書いてあった電話番号で、転移する。 病院。手に持っていた蝋燭の火が消える。テレビの下からコール。携帯電話を入手。通話する。 日比野『あの子を……あの子を助けたかった……』 振り向くと、看護婦の幽霊(日比野鏡子)が部屋から出ていっていた。出ると看護婦が廊下を歩いて行くので追いかける。 ナースステーションで看護婦が両手で目を覆っている、看護婦が消えた所で日比野の日記を入手。 「4月1日 担当の患者さんに挨拶してきました。名前は、朝霧麗子ちゃん。 受け答えはきちんとしてくれたけど、なんだかとても静かで内向的な印象。 入院してるほかの子供ともうまく馴染めていないみたい。緊張してるのかな。 麗子ちゃんが毎日楽しく笑って過ごせるようにがんばろう」 看護婦と麗子が並んで笑顔の写真。今まであった幽霊の少女が、朝霧麗子である事を神楽は知る。 部屋を出ようとすると自転車に乗ったピエロの人形が走ってきて止まる。 廊下を歩いていると朝霧麗子が現れる。 朝霧「みんな私をおいて、どこかに言ってしまうの……、暗い闇の中で独りぼっちなの……、寂しいよ……」 朝霧麗子と戦闘。ただひたすら回避して逃げる。画面が真っ赤な時は一撃死。一定時間逃げると消える。 204号室で録音再生。岸辺道人と朝霧麗子の会話。 道人「おや、れいこちゃん。今日は顔色がいいねぇ?」 朝霧「さっきね、チャットの友達がここまで来てくれるって約束したの、……まだ先の事なんだけど、待ち遠しいな」 道人「ほう。それは楽しみだ。でも、会う時にはもっと元気にならんとな」 朝霧「うん。じゃあね、おじいちゃん」 廊下に置いてあった車椅子の上のラジオカセットから、電池を抜き取る。背後に日比野さんが登場。 日比野「あの子を……あの子を助けたかった……」 その後、202号室で日比野の日記2を入手。 「6月19日 お見舞いに来ていたお母さんが麗子ちゃんに携帯電話を渡していました。 この病院では談話室での携帯電話の使用を許可しています。 このご時世、病院とはいえ携帯くらいは使えないといけないみたいです。 これから更に仕事が忙しくなるそうで、これまでの様にお見舞いに来れない分、 せめて声だけでもいつでも届くようにとおっしゃっていました。 ためしにと電話をかけてお母さんとお話しする麗子ちゃんは、 びっくりするくらい生き生きとしていて、素敵な笑顔だったな」 7 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 09 45.73 ID lMxsguSO0 手術室で日比野の日記3を入手。 「9月12日 麗子ちゃんが楽しそうにしているのを見ました。 何かあったのかなと思って聞いてみたら携帯でチャットしているみたい。 なんでも待合室においてある雑誌にそういった記事があったとか。 解放された談話室から鼻歌が聞こえてくるくらい。 ふと気付くと、私の携帯にメールが届いていました。麗子ちゃんからでした。 近くにいるのにわざわざメールしてくるなんて。よっぽど携帯が気に入ったのかな。 今の麗子ちゃんにとっては、唯一、外の世界と繋がる事のできる手段なのかもしれない」 204号室で日比野の日記4を入手。 「11月17日 今日、病室に行くとひびの入った携帯電話が床に転がっていました。 このところ、お母さんに電話をしても留守番電話が多く、たまに繋がっても結局その事で言い争いになって、 つい頭にきて携帯電話を床に投げつけちゃったみたい。 でも、きっと麗子ちゃんは後悔してる。お母さんは仕事で忙しいんだって、ちゃんとわかってるから。 麗子ちゃんに病院の固定電話を使わせてあげられないか師長に相談してみると、快く了承してくれました。 さすがにいつでも、というわけにはいかないので、消灯時間前の20分という条件付き。 チャットは談話室のパソコンでも出来るから、明日にでも使い方を教えてあげよう」 神楽「この子……一体どのくらい入院していたのだろう。長い入院の末に……やっぱり……」 食堂で日比野の日記5を入手。 「12月19日 相変わらず、麗子ちゃんのお母さんから電話はほとんどありません。 こちらからかけても、めったに出る事はないみたい。いつも留守番電話ばかり。 倒れたりしていなければいいけれど。 お母さんからの電話が来ているときは麗子ちゃんの体調も安定して、 外科手術に取り掛かれるほどになるかもしれないと期待されていたのに。 最近はずっと沈みっぱなしでまるで初めて会った時のよう。 時間があくたびに麗子ちゃんの所へ行くけれど、やっぱり寂しそう。 なんとか元気にしてあげたいのにな。」 神楽「あの看護師さん、ずっとあの子を見守ってきたんだ……霊になってもまだ、その気持ちを持ち続けているんだ……」 食堂でノイズを録音、再生する。 道人「あぁれいこちゃん。こっちにおいで。」 朝霧「……岸辺のおじいちゃん。」 道人「紹介しようか……私の奥さんだ。」 朝霧「こんにちは。朝霧麗子です。」 千代「こんにちは。岸部千代です。いろいろ話はきいてるわよ……」 道人「れいこちゃんはスゴイんだ。私のパソコンの先生だぞ。」 千代「あら、そうなの……? 私も教えてもらおうかな。」 道人「何を図々しく……お前はタケシに教えてもらえばいいじゃないか。」 朝霧「隣の談話室にパソコンあるの。メールとかチャットができるから遠くの友達ともお話ができて楽しいの。」 8 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 10 50.16 ID lMxsguSO0 301号室で日比野の日記6を入手。 「3月14日 麗子ちゃんの手術から1週間。経過が思わしくない。 手術自体には問題はなかったはず。なのに症状の改善は全く見られない。 むしろ、手術で体力を消耗してしまい術前より悪い状態だ。 情緒不安定になりがちで食事も受け付けないようになってしまっている。 ついさっきまで私に顔を押し付けて1時間も泣きじゃくっていた。 いまは静かに寝ているけれど少し腫れているまぶたが痛ましい。なだめる事しかできないなんて歯がゆくて仕方ない。 最近はチャットを見に行く回数も減っているみたい。 どうしたんだろう。今度、時間がある時に私ものぞいてみようかな。」 神楽「日記を読むと、あの看護師さんの想いが流れ込んでくる。私に、何かを伝えようとしてる……」 黒猫がいたので着いて行くと302号室に入って行ったので、開けると境界の狭間に落ちそうになる。 ナースステーションの黒電話が鳴る。 「救急隊からの受け容れ要請あり。受け入れる事になりました。1階で受け容れ準備お願いします。」 神楽「1階? 1階に行く必要性が……? でもどうやって……」1階への道は閉じられていて、行く事が出来ない。 すると日比野鏡子の幽霊が後ろに立っていて、消える。足元に名刺が落ちていた。 黒宮病院院長 黒宮芳夫 997-447-619。 電話して院長室に飛ぶ。机の引き出しを引いて携帯電話を取ると、院長の霊が襲い掛かってきて退ける。 廊下への扉が開いたので廊下に出る。処置室の前でノイズがあり録音して聞く。 「左下肢、骨折の可能性大です。左脇腹に打撲痕。痛みがある様です。頭も強打している様ですが意識はあります。」 「しっかりしてください! 私の声、聞こえますか!」 そして神楽凛は子供のころを思い出す。トラックにはねられて、運ばれた病院。 神楽「この病院……そうか、あの交通事故の時、運び込まれたのはここだったんだ……」 過去の看護師の日比野と、病床で横になる神楽。 日比野「今日は、顔色良いね。元気になってきた?」 神楽「……うん。あ、あの……ちょっと聞いてもいいですか?」 日比野「なあに?」 神楽「事故にあった日……私……、この病院で人と会う約束してたの……。でも、ハンドルネームしか知らなくて……」 神楽「ここに入院している人だと思うんですけど……。『黒猫』ってハンドルネームの人なんですけど、知りませんか?」 日比野「……知ってるわ。……つい先日、元気に退院していったの。」 神楽「ホントですか!?」 日比野「でも、ごめんなさい……、病院の規則でこれ以上患者さんの情報は教えられないの。」 神楽「そう……ですか。」 9 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 11 54.97 ID lMxsguSO0 神楽「そうだ、日比野さんだ。私を担当してくれた看護師さん……。でも、どうして日比野さんが霊に……?」 持っていた電話が鳴る。相手は白江だった。 神楽「あれ? も、もしもし?」 白江「その声は……? まさか君が出るとはな……。そこは黒宮病院だな?」 神楽「ええ、どうして白江さんが……?」 白江「病院へ『転移』しようと思ったんだが……、ま、それはいい。それより、よく聞くんだ。」 白江「『境界』にはいろんな場所が点在するが、これらが発生した事の発端は、その黒宮病院にはるはずだ……」 神楽「それって、どういう事……?」 白江「平たく言えば、『黒のページ』を使って我々を『境界』に引きずり込んだ犯人がいる……!! う、うわっ!!」 神楽「!? 白江さん!? もしもし!! 白江さん!!」 電話が切れる。 神楽「私達を『境界』に引きずり込んだ犯人って……?」 そして霊の気配、辺りを見回すと朝霧麗子が出てくる。 朝霧「独りぼっちはつらい……寂しい……だから、みんなを呼んだの……。あなたも……あなたも、ここの一部になるの」 朝霧麗子、以前と同じで一撃死を注意して回避を何度もする。時間が経つと消える。 院長室に行き、また日比野の幽霊が立っていた棚を調べると、日比野の日記8を入手。 「7月14日 午後3時50分、岸部さんがこの世を去りました。 新しく孫ができたみたいだよ、と笑っていた顔が頭に焼きついて離れない。 看護師になってから、幾人かの患者さんを見届けて、そのたびに泣いてしまっていたけれど、 こんなに大泣きしてしまったのは初めてだ。先輩に背中をさすられてしまうなんて看護師としては恥ずかしい事。 でも我慢できなかった。岸部さんのベッドにしがみついて泣き叫ぶ麗子ちゃんを見たら、とても耐えられなかった。」 神楽「!! 岸部さんって! 看護師さんも岸部さんもみんな、あの子に繋がっている……?」 待合室のカウンターに行くと日比野の幽霊。調べると日比野の日記9を入手。 「7月26日 麗子ちゃんの状態は深刻だ。 身体は日に日に痩せていて、食事はほとんど食べなくなってしまった。何度促してみても食欲が無いという。 最近、まったくお母さんと連絡が取れなくなってしまった事も原因の一つになっていると思う。 実は先月分の入院費の払い込みがなく経理では困っているらしい。お母さんも、ずっと苦労をしているので心配だ。 さっき麗子ちゃんの様子を見に行ったら、放っておいてと言われた。 でも黙って頭を撫でてあげたら少しだけ甘えてくれた。 やっぱり意地を張ってるだけなんだ。本当は寂しくて辛いんだよね。 来週ネットの友達が会いに来てくれるという事になったみたい。 麗子ちゃんにとって、ここしばらくで唯一のうれしい出来事のようだ。 これをきっかけに少しでも前向きになって欲しいと思う。」 神楽「!! ネットの友達が会いに……?」 玄関でノイズを録音し、再生する。 朝霧「もう1時間か……。こないのかな……今日の約束は、ウソだったのかな……。他の人と同じだったのかな……。」 朝霧「うわべだけで、私の事なんか何とも思ってなかったのかな……。……信じていたのに……」 10 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 15 47.66 ID lMxsguSO0 処置室に行くと日比野の幽霊がいて消える。日比野の日記10を入手。 「8月1日 困った事になった……。 今日、同僚の日高さんの愚痴を聞いていた。最近の麗子ちゃんについてだ。 病状も良くないのだけど、精神的にもかなりネガティブになってきている。 それで身近な私たち看護師にあたる事も多くなっている。私たちにとっても、とても辛い状況だ。 日高さんもストレスを溜めていた様なので少し口を聞いていたのだ。 その話の内容を麗子ちゃんに聞かれてしまったのだ……。うっかりしてた……本当に……。 それから口を一切聞いてくれない。食事も投げ散らかすようになってしまった。 あんなになついてくれていたのに……。もう一度、元の関係に戻れるか自信が無い……。」 日比野の声が聞こえた。 「私は……あの時……、麗子ちゃんを独りにしてしまった……。一番支えが必要な時に孤独にしてしまったの……」 神楽「日比野さん……『黒猫』さんは元気に退院したって……、もしかして、あれはウソだったの……?」 廊下を歩いていると、日比野の幽霊がエレベーターに入って行った。エレベーターの前に、鍵が落ちていて入手。 日比野の携帯電話にかけて転移。落ちていた携帯電話を入手。 2階ナースステーションの扉の鍵を開けて、日比野の日記7を入手。 「4月10日 インターネットの掲示板やチャットが荒れているという話は聞いた事があったけど、実際に目の当たりにするとかなりショックだ。 ましてや身近な人がその標的になっているなら、なおさらだ。 なんであんなにひどい事を書き込めるんだろう。 入院生活の長い麗子ちゃんにとって病院も病気も日常だ。 だから、そんな話題が多くなるのは当然の事なのに……。 それを、うるさがったり面白半分に茶々を入れたり……、彼らは麗子ちゃんの送ってきた生活も家族の疎遠も知らない。 知らなければ何を言ってもいいの? そんなの悲しすぎる。」 神楽「あ、荒れているチャットって……も、もしかして……」 目の前のパソコンが起動する。 チャットで病院の話をする黒猫を煙たがっている三人と、酷い事を書かないでと書くリン。 三人が退室した後に入室してリンに礼を言う黒猫。 神楽「!! これは私が参加してたチャットサイトだ……。どうして、これが……。『黒猫』さんって…………」 背後に朝霧麗子の幽霊が出るが、振り向くと消える。 部屋を出ると日比野の幽霊が歩いているので、ついて行く。パソコン談話室の前で消えるので、続いて入る。 過去の映像が流れる。日比野と朝霧麗子。 日比野「……麗子ちゃん、今日はここにいたの? そう……少し顔色もいいみたいね」 日比野「……さ、そろそろ検査の時間よ。1階で先生が待ってるわ。」 立ち去る朝霧。日比野がチャットルームを見ると、落ち込んでいる黒猫にリンが会う約束をしていた。 神楽「やっぱり……。あの時、会う約束をした『黒猫』さんがここに入院していた朝霧麗子……。そして、私は……」 神楽「会う約束をしていたのに……事故にあって。」 神楽は入院していたころの記憶を思い出す。 11 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 18 45.35 ID lMxsguSO0 朦朧とした意識で、窓を見る病床の神楽。 窓際に立つ少女。 扉を開けて驚いた顔で、止めようと走り出す日比野。 神楽「うそっ……!! 夢だと思っていたのは入院の時の記憶……。……『黒猫』さん。……あれは『黒猫』さん!?」 頭を押さえて首を振る神楽。振り向くと日比野の幽霊が居て、目があう。 日比野「麗子ちゃんは、心のどこかでまだ待っているはず……。あの子をいま救えるのは……、きっとあなただけ……。」 神楽「待ってる……? 黒猫さんが……いまでも?」 消える日比野。黒宮の携帯電話にかけて転移。携帯電話を入手した後、1階の玄関で座って待つ朝霧に歩み寄る神楽。 神楽「あなたが……『黒猫』さんだったのね。」 神楽「聞いてくれる。……私、約束をやぶったわけじゃないの。あの日、ここへ向かっていたのよ。本当に……。」 神楽「でも、途中で交通事故にあって。そしてここに運びこまれて……。」 神楽「偶然だけど、隣のベッドにいたんだよ。もし、私が目を覚ますのが、もう少し早ければ……」 神楽「これは言い訳だよね……約束守れなかったのは事実だから。」 神楽「ごめんなさい……ごめんなさいって、今更だよね。もう、取り返しつかないよね……」 神楽「もう、私がここの住人になるのも、時間の問題だと思うの……。そうなったら『黒猫』さんと一緒にいるよ、私。」 神楽「なら、もう寂しくないよね……? 辛かった事も、それで忘れられる……?」 歩きだして神楽の横を通り過ぎる朝霧麗子。そのままどこかに歩いて行くので、追いかける。 画像が全体的に暗い。時間でどんどん恐怖メーターが上がっていくので、早く追いかけないとゲームオーバー。 302号室、朝霧麗子の病室に入る。すると窓際に少女の幽霊が立っている。 神楽「ダメェエエ!!!!!!」 走り出し、朝霧麗子を抱き止めようとする神楽凛。 しかし幽霊には触れられず、その勢いのまま窓の外へ。朝霧麗子を通り過ぎて、神楽は境界の狭間へと落ちていった。 その後、朝霧麗子は生きていたときのように窓から飛び降り自殺をした。 岸部千代が病室のベッドで目を覚ます。横に座っていた男が岸部千代に気付いて立ちあがり、話しかけてくる。 「あ、ばあちゃん!? 分かる!? オレ、タケシだよ!」 「良かった……! ま、待ってて。みんなを呼んでくるから……!」 「とうさん! かあさん! ばあちゃんが! ばあちゃんの意識が戻ったよ!!」 立ちさるタケシ。岸部千代は体を起こし、側にあった携帯電話を手に取る。 そこには岸部道人からの着信履歴があった。 「隠された章を受信しました」 1週目は必ずバッドエンドで終わり。 520 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 22 04 33.25 ID lMxsguSO0 使いきるって書いてました、本当にすいません、次スレの 11の続き 2週目、ここから白江真が主人公の章が入る。 ●界ノ章 カイノショウ 白江真 白江真が、部屋の床で目を覚ました。「なんだ……この部屋。どうして……こんなところに……」 アニメの女の子のフィギュアやポスターが並ぶ部屋主はオタク(涼谷しんいち)だと思われる部屋。 白江「同僚の天野が、突然倒れて意識不明になり、数日後、原因不明のままこの世を去った。」 白江「ヤツが調べていた事件と同じように、だ。きっとヤツの事だから、一連の事件の真相に近付いたに違いない。」 天野の取材ノート1を見る。 「次号で『黒のページ』についての特集を組む予定でいる。その準備のためにまず『黒のページ』について、 まとめてみようと思う。正直よくわからない事だらけだ。いまわかっている事はこの2点。 1:『黒のページ』というサイトがある。 2:そこからチャットに繋がる事がある。 『黒のページ』自体は誰でも閲覧する事ができる。オカルトを取り扱った掲示板などによく張り付けられているからだ。 しかし、実際に見ても問題のチャットに飛ぶ事は無かった。何か条件があるようだがわからない。 そこでまず『黒のページ』が原因だと言われている事件を追う事にする。」 白江「ヤツの机の中に、これを見つけた。これを手掛かりに『黒のページ』を見つけ、」 白江「チャットルームに繋がったと思ったら……。一体、オレはどうなってしまったんだ?」 ベッドを調べると目覚ましが鳴るので止める。枕の下から携帯電話を入手。所持しているメモ帳にそれの電話番号をメモ。 本棚はアニメなどの他に心霊現象もの本やポスターもある。フィギュアやポスターは武装戦士MAKOというらしい。 パソコンを開く、ユーザ名に「ARMED SOLDER」と入っている。パスワードに「MAKO」といれる。 最初の黒のページのチャットが開く。最後に997-684-771と書かれていた。電話をかける。 気付くと白江真は見知らぬ、薄暗い部屋にいた。手にあった携帯電話が無くなっている。 白江「どういうことだ? 電話を掛けただけのはずなんだが……」 部屋の電気をつけると棚のマネキンの頭が落ちる。どうやらここは美容室のスタッフルームらしい。 床に落ちていたメモ用紙、天野の走り書き1を手に入れる。 「こうなるだろうとは思っていたが、実際に来てみると信じられないものがある。 ここは最初に取材に行った美容院にそっくりだが同じ場所ではないようだ。出口が無い。いや、正確にはドアはある。 しかしその先が無い。出口の先には地面も空も何も無い空間がぽっかりと口を開いている。 ためしに置いてあったファッション誌を投げ込んでみたが音も立てずに視界から消えてしまった。 安全である保証が無い以上はここに飛び込むのはリスクが高いだろう。 意識を失った人たちが数時間の間は生きていたというのはまさに今の俺のような状況だったのではないか。 たとえるなら生と死の境目、仮に『境界』と呼ぶ事にする。」 白江「! これは、天野の字!」 明るくなった部屋を見るといくつものかつらを付けたマネキンなどがある。机の上の携帯電話を入手。 部屋隅のロッカーを開くと放浪者のメモ9を入手する。一つロッカーが鍵がかかって開かない。 「ひとまず状況を紙に書いて落ち着こう。ついさっきまで、私は部屋でインターネットをしていた。 急に変なチャットルームに飛ばされて、戻る事もブラウザを閉じる事もできないから、 しかたなく入場して彼らの話をきいていた。しばらくしてから『黒猫』ってハンドルネームの人が入場してきて、 そのあとすぐに電話がかかってきた。その電話に出た後の記憶が無い。あの電話が原因なのは間違いないだろう。 でも、あのチャットルームも気になるところだわ。」 13 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 22 12 41.45 ID lMxsguSO0 隣への扉を開き、鏡の並んだ美容室の部屋へと移動する。放浪者のメモ10がすぐに落ちていた。 「スタッフルームと繋がるドアに鍵がかかっていなかった。夜に人が出払った後だとすれば無用心過ぎるわね。 やっぱり何か変。それにさっきから妙な視線を感じる……、長居はしたくないわね。」 外へつながる扉を開く。天野のメモの通り、何も無い空間があった。 白江「!! 何だこれは……! 一体どうなっている!?」 美容室を探すと、一番奥の物置にロッカーの鍵があり入手。「この鍵を使えばロッカーを開けられそうだ。」 突然、気配に後ろを振り向くと美容師と思われる女性の幽霊が、誰も座って無い椅子に向かって髪を切っていた。 消えると同時に部屋全体が暗くなる、電灯も点かない。ロッカーに行き鍵を開けると懐中電灯を手に入れる。 懐中電灯で照らし美容室の方に行くと、客が待つためのソファーに天野貞夫の幽霊が俯いて座っていたが、消える。 白江「! ……今のは、まさか?」天野が座っていた場所に、天野の取材ノート2が落ちていた入手する。 「まず、美容室hの女性美容師死亡事件。 死亡した美容師は加藤美野里、20歳。その年の春から働き始めた新人美容師だった。 店長の話によると、その日は片付けを彼女に任せて先に帰宅した。翌日、出勤してみると、 彼女は床に倒れており既に冷たくなっていたという。前日の彼女は普段どおりで特別変わった様子は無かったそうだ。 店内には荒らされた様子も無く、また彼女の財布などもそのままバッグの中にあり、 携帯電話は彼女自身が握り締めていたという。いちおう確認をとってみたが、店内にパソコンは無いという。 『黒のページ』の手がかりは無いか。しかし不可解な点が多いので関係ないとは言い切れないな。」 白江が音に振り向くと天野の幽霊がスタッフルームに入って行った。「……間違いない! 天野!」 追いかけてスタッフルームに入るとマネキンの頭が全部おちている。部屋の奥まで行くと女性の幽霊が一瞬、出てくる。 振り向くと倒れていたマネキンの頭達が全て起き上がって、ロッカーとは逆の隅の冷蔵庫を見ている。 冷蔵庫を調べると、下に天野の走り書き2が落ちていて入手する。 「しばらく店内を探索したがたいしたものはなかった。使えそうなのは女性のものと思われる携帯電話くらいだ。 この電話……繋がるんだろうか。物の試しに、取材で使った電話帳から適当にかけてみる事にする。 997-118-029 997-494-582」 とりあえず携帯電話に入力する。すると見知らぬ部屋にいた。ホテルの一室のようだ。 白江「どうやら本当に移動できるようだな……」 バスルームを開けるとカーテンの向こう側で女性がシャワーを浴びている影が映る。カーテンを開くと誰もいない。 浴槽に天野の取材ノート3が落ちているので入手。 「次はあるホテルで起きた死亡事件。思慕したのは出張中だった会社員の女性、名前は東海林恵子。32歳。 チェックアウトの時間を過ぎてもフロントに現れない事を不審に思った従業員が鍵を開けると、 彼女はイスに座った死んでいたそうだ。テーブルには一台のノートパソコン。右手には携帯電話が握られていた。 彼女の上司が前日の午後10時頃に彼女とメールのやり取りをしている事から、死亡したのはそれ以降という事になる。 しかし電話はしていないという。室内に荒らされた形跡は無く、 完全な密室であった事から警察は事件性は無いと判断したようだ。しかし死因は公開されていない。」 風呂を出ようとすると扉が開かない、何度も前後させて開けると東海林恵子の幽霊がいて襲ってくる、振り払う。 部屋の棚を調べると天野の走り書き3を入手。 「こいつは驚いた。まさか携帯電話で移動できるとは。 どういう原理なのかはさっぱりわからないがコールした向こう側の携帯電話の場所まで移動できるらしい。 しかしどういうわけか自分の携帯電話にかけても通じない。真っ先に思い浮かんだ番号なのだが……。 事はそう上手くはいかないようだ。」 ベッドの上にホテルのメモ「369」。スーツケースに369と数字を入れ開ける。中には携帯電話が入っていた。 14 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 22 13 41.31 ID lMxsguSO0 突然、ノイズが聞こえるので録音して再生する。 東海林『来月から社内の配置転換で担当が変わるの……そう。月イチで出張して来れなくなるわ。』 東海林『しょうがないじゃない……、自腹でここまで来れるほど、いい給料は貰ってないの。』 東海林『これからはあなたが来てくれる? ……ほぉら、やっぱりダメじゃない……。』 東海林『だったら、もうこれっきりの方が良いと思うの……』 白江はもう一つ天野の走り書きにあった電話番号にかける。転移する。 白江「……移動はできても、携帯電話は置いてきてしまうようだな……」 そこはネットカフェの個室。扉は開かないので外には出れない。携帯電話を拾い入手。 天井の棚に、天野の取材ノート4を見つけて入手。 「次はキャラバンというネットカフェで起きたフリーターの死亡事件。利用者の男性が突然意識を失ったというもので、 死亡した男性は根岸克也。29歳。当時、店内には客が複数入っていたがこれといって不審な人物は見当たらず、 男性の知人などもいなかったため過労による心臓麻痺と処理された。残っていたチャットのログを調べたところ、 『黒猫』というハンドルネームの人物の書き込みで終わっていた。『黒猫』とはいったい……?」 携帯電話にメールが入る。そこに最初の部屋(涼谷の部屋)の写メが写っていた。ノイズが入るので録音再生。 根岸『あ、電話……、一体誰からだぁ……? あー……もしもしぃ? ……あ! あぁ、藤村さんですか……。』 根岸『……。でですねぇ……代金のほう、もうすこし待ってくれませんか……、実はバイト、リストラされちゃって……、』 根岸『あてにした給料が入らなくなっちゃったんで……、ホント、スミマセン……、ちゃんと払いますから……』 パソコンの電源が入り、根岸の幽霊が座ってキーボードを打っている。立ち上がると襲ってくるので振り払う。 さっきの写メールの部屋に行くために、携帯電話で番号を打つ。涼谷の部屋に転移する。 携帯電話を入手。パソコンを調べると黒のページの一番下に新たな番号が増えている。997-657-281。 白江「新たな番号が……これもアイツなのか?」天野がいれたとおもわれる電話番号をいれて転移する。 転移した場所は学校の4回女子トイレ。女子高生の幽霊(小倉舞)が白江を見て驚き、手にメモ帳を去って行く。 白江「!? ……あれはオレのメモ帳! いままでの転移先の番号が書かれているのに……! 取り返さなければ……!」 懐中電灯を付けて、脇に置いてあった携帯電話を入手。トイレから出ると美術室と思われる写メールが届く。 305の教室に入り、放浪者のメモ1を入手。 「暗くて怖い。なんだよここ。気がついたら知らない場所にいるなんておかしい。そうだよ、これは夢だ! そうに決まってる! で、でもなんだか妙な音が聞こえる。なんだか不気味だ。背筋がぞっとする。 それにこんなに暗くちゃなにもできない。何か明かりになるものはないかな……」 ロッカーから天野の走り書き4を入手。 「一通り手元にある番号にかけてみたがそのうちのいくつかの番号は受話されてしまい『転移』はできなかった。 内容は無言電話がほとんどだったが、妙な声が聞こえてくるものもあった。 聞くだけで不安を掻きたてられるような不気味な声だった。死んだ人たちだろうか。」 3階を歩くと男(涼谷しんいち)が悲鳴をあげながら走り、三人の女子高生の幽霊に追いかけられているのを目撃する。 白江「! まだ霊になってない人間がいるのか!? 見込まれてしまっているな……、うまく逃げ切れれば良いが……」 2階の美術室へと入り探索。天野の取材ノート5を入手する。写メールを送ったのは天野の様だ。 「そして、一ヶ月前に私立昭成高等学校で起こった女子生徒死亡事件。同じ学校の人間が3人も立て続けに死亡した事で、 話題になっていた。死亡した3人は学校では有名な問題時で評判は良くなかったらしい。意識を失った3人が、 発見されたのは放課後のパソコン室。その後、病院へと運ばれるが、それぞれ数時間後に心肺停止。 第一発見者は同校2年の男子生徒で、歴史の課題の資料を探すためにパソコン室へと立ち寄ったらしい。」 白江がノートを呼んでいると、神楽凛が美術室に入ってくる。 白江「幽霊かと思いきや、生きているお嬢さんの登場とは……」 神楽「だ、誰っ!?」 白江「おどかしてすまない。オレは白江真。弱小出版社で編集者をしている者だ。」 界ノ章 了 この後、醒ノ章。憑ノ章を挟む。 567 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 37 33 ID ??? ●痕ノ章 コンノショウ 白江真 天野の幽霊の登場に驚く神楽、白江は驚き立ち上がる。天野は立ちさる。 白江「あ、天野……。すまないが、オレは行くから。何かあったら連絡する。じゃあな。」 天野の幽霊を追いかけて一階の図書室へ。写メールは校長室。図書室にノイズ録音再生。 太田『マイ! こんなところでナニしてんの?』 小倉『あ……うん。ちょっと本読んでたの。』 太田『メロンパンと焼そばパン、買ってきてって言ったでしょ!』 小倉『次の休み時間に行こうと思って……、あ……今から買ってくるね。』 太田『頼んだよ!』 小倉『すぐ買ってくるね……』 図書館を出て廊下の突き当たりでノイズ、録音再生。 小倉『体育館倉庫に呼びだしたよ……』 太田『どうやってシメる~?』 細川『いちいち余計な事をチクってばかりいるからね……! ちょっとは後悔させないと。』 太田『さっさとカネまきあげて、ウマいモンでも食いに行こうぜー。ハラへってイライラしてきたよー。』 細川『クミは食い気ばっかだな。さぁ、行くよ!』 校長室に行き、棚を調べると天野の取材ノート6を入手。 「意識不明の末、死亡した女子高生3人について、校長に取材した。 3人の問題行動に関しては、指導部だけでは解決しなかったため、養護教諭の清水先生が3人のカウンセリングに、 あたっていたらしい。3人の行動に関しては、保健室で清水先生にカルテを見せてもらう必要がありそうだ。」 白江「保健室……、探ってみる価値はありそうだな。」 校長室を出ると細川と小倉の霊が向こうを歩いている。気付かれないように立ち去ろうとするが、扉が音をたてる。 細川の霊が上から、次に小倉の霊も下から攻撃してくる。なんとか3階まで逃げると追ってこない。 ここの幽霊は攻撃的で、神楽の事が心配になり電話をかけてみる。 白江「無事みたいだな……、さっきの坊やはみつかったのか?」 神楽「保健室にいたんだけど、電話を掛けて消えちゃった……」 神楽に早く転移するように促し、自分は調査を続行する。 天野の幽霊がパソコン室の前で消える。中に入るとノイズが聞こえ録音再生。 細川『ナニ……? これ……』 太田『カウンター…だけ??』 細川『ウワサのサイトっていうから期待してたのに、これだけ~?』 小倉『なんかぁ、どっかにリンクが隠してあるんじゃない?』 細川『……別に何も無さげだけど……』 太田『がっかりぃー。もう、ハラ減ってきちゃったー。パフェでも食べに行こうかー。』 細川『なんで、こんなサイトがウワサになってんのかなぁ。ちょっとは退屈しのぎになると思ったのに、つまんない……』 小倉『……! あ! 見て……! 勝手に画面変わったよ……』 568 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 38 32 ID ??? 白江が電源の入ったパソコンを見る、黒のページが開いている。 「しらえにつたえないと」と書かれた文字の下に、「何を伝えたいんだ?」と打ちこんだ。 待ってもレスは無いのでパソコン室を去ろうとすると、天野の幽霊がパソコン前にいて消える。戻ると名刺があった。 「天野貞夫 993 754 862」。白江は携帯電話にいれるが、繋がらない。とりあえず保健室へと行く。 保健室に入り、懐中電灯で照らしながら中を探ると、棚の上から段ボールなどが落ちてきて白江は倒れる。 倒れた時に音いた携帯電話を「私の携帯、見つけた」と細川が拾って消える。手帳に続いて携帯電話をとられた。 保健室内を探る。中に三枚のカルテがあった。 「2年4組 小倉舞 家庭環境は、両親共働きで小学生の頃から夕方まで1人ぼっちで過ごす事が多かったようだ。 短期間であるが、同級生からのいじめによる登校拒否歴がある。 上級生である細川、太田との付き合いが始まってから、同級生によるいじめは無くなっている模様。 小倉にとって細川、太田と行動を共にするという事は、いじめを回避する手段に他ならない。 気は弱いがもともと大きな問題のある子ではなかったので、細川、太田から引き離す事が、 小倉の問題行動をなくす為の最も早い方法であるが、いじめが再発する危険を伴うので、安易には決められない。 3人の中では下級生なので使い走り的な役回りが多く、本人としても本望ではない様子。 いじめを回避するために背に腹は変えられないのだろう。 主な趣味はゲーム、インターネット。ここ最近は『黒のページ』と言うオカルト系サイトにはまっているらしい。」 「3年2組 太田久美子 3年前両親は離婚しており、現在は母親と暮らしている。思春期に両親の離婚を目の当たりにした為か、 物事を斜めに構えてみる傾向があり、その頃からストレスによる過食が始まった模様。 攻撃的な問題行動はほとんど無いが、物を盗んだり隠したりして他人が困っている様子をみるのが楽しい様である。 問題行動を改善するには、家庭環境からの改善が必要と思われる。一度、母親との話し合いの機会をしっかり持つべき。」 「3年6組 細川美咲 父親が地元大手流通会社の役員、母親が元教職員という、しつけの厳しい環境だったようだ。 中学2年の頃に芽生えた両親への反発心によって、問題行動を起こすようになったようだ。 持ち前の体格を活かしバレーを始めたのをきっかけに問題行動は減少傾向になり、本校に入学しバレー部に入った時も、 エースアタッカー候補として期待を掛けられていたが、2年の秋、部活内での恐喝行為が発覚し、停学処分となる。 復帰以降もチームメイトとのいさかいが絶えず、2ヵ月後に退部。退部後は問題行動が増加の一途をたどっている。 細川が問題行動を起こすようになって、両親からは腫れ物に触るような扱いになっている模様。 幼い頃の厳しさとの余りの変わり様に細川本人が苛立ちを覚えている。一度、両親と話し合いを持ち、 子供との適切な接し方をしっかりと考えるべきである。」 黒のページや境界に関する情報、他の犠牲者との共通点は無い。白江は早く他に転移するべきだと考えた。 保健室のベッドの奥(涼谷しんいちが転移した場所)でメモを拾う。「近藤淳二 997-894-516」。 保健室を出ると細川の幽霊の後ろ姿を見つけ、携帯電話の入手のためにあとを付ける。近づきすぎると襲われる。 4階までのぼり3-2に着く。扉の割れたガラスから中を覗くと小倉の幽霊の後ろ姿、携帯電話がなっている。 開かない扉をこじ開け、無理矢理に携帯電話を入手しようとするが逃げられる。しかしメモ帳は落としていった。 569 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 39 09 ID ??? メモ帳を入手。あと机の上に広げられたサムサラの雑誌を入手。白江と天野はこの雑誌の編集らしい。 音楽室から音がするので懐中電灯を切り中を除くと、太田がピアノを弾いている。ピアノの上に携帯電話がある。 だるまさんが転んだの形式で、音が鳴っている間近づき、音が止まりこっちを見ている時は屈んで隠れる。 近寄り携帯電話を入手。すると幽霊三人が怒って攻撃してくるので、3階まで逃げる。 携帯電話に近藤淳二のメモの番号を入れて、転移する。 近藤淳二の人形屋敷。その物置に転移した白江。振り向くと襖からたくさんの人形が覗いているが、すぐに襖が閉じる。 携帯電話を拾って、物置を出る。男(涼谷しんいち)の悲鳴が聞こえた。廊下先のトイレで天野の走り書き5入手。 「『境界』で見つけた番号でも『転移』する事が出来た。以前に自分が訪れた場所である必要は無いらしい。 何かしら法則があるという事か? これは推測に過ぎないが、ここは俺以外の誰かが記憶している場所という事か。」 廊下を歩いていると、大量の髪の毛が部屋を封鎖している場所があった。以前の美容室にハサミがあったので、転移する。 美容院のスタッフルームに転移する。携帯電話を入手し、扉を開けて美容室へ行く。 以前あったと思われる場所にハサミが置いてない、するとハサミで髪を切る音が聞こえた。 見ると鏡の向こうに美容師の女(加藤美野里)がハサミを持っていて、こちらに気付くと鏡の向こうから出てくる。 笑いながらゆっくりとこちらに近づく、つかまるとハサミで突き刺され一撃死。 こちらの視線の先にワープするので、後退するようにスタッフルームに逃げ込み扉を閉める。幽霊が扉を何度も叩く。 音がしなくなってから扉を開けると幽霊がいなくなっている。美容室側の扉が切り刻まれていた。 扉にハサミが突き刺さっているので入手。携帯電話でもう一度、人形屋敷に転移。 携帯電話を入手し、扉の髪の毛をハサミで切る。(涼谷しんいちが最初の章でいた部屋)。 中に入ると天野の取材ノート8があった。ちなみに床に落ちたメガネを拾おうとする涼谷しんいちの霊が襲ってくる。 「次は人形コレクター死亡事件。 死亡した男性は近藤淳二。58歳。第一発見者は奥さんで、昼食を作り終えてご主人を呼んだが、 いつまでたっても来なかったため、部屋へ行ったところ倒れているご主人を発見。 あわてて抱きかかえたが呼吸をしており普通に寝ているだけと判断。 しかしどんなに揺すっても叩いても起きないため不審に思い病院に連絡をしたとの事。 その日の夜に突然心肺停止状態となりご主人は、帰らぬ人となった。死因は急性心不全として片付けられた。 持病や過剰な薬物摂取の形跡はない。意識不明状態の時の検査でも、何も以上は無かったそうだ。 ご主人は日本人形のコレクターで、ついこの間も有名な人形師の作業場を見学する機会があり、 家に帰ってきてからも嬉しそうに語っていたという事だ。」 ノートに名刺があった。「黒宮病院院長 黒宮芳夫 997-447-619」。白江は転移する。 痕ノ章 了 このあと徨ノ章、環ノ章を挟む。 570 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 40 10 ID ??? ●繋ノ章 ケイノショウ 白江真 黒宮病院の院長室へと転移。机の上の携帯電話を入手する。院長室を出た所で、懐中電灯が切れる。 白江「おいおい……、こんなところで……」 2階に上がると携帯電話に写メール。3階に上がり301号室に行くと、オルゴールが鳴っている。 猫に光が当てられているオルゴール、下から電池を抜き取り懐中電灯に入れる。近くに日比野の日記14があり入手。 「8月6日 なんて偶然……。 麗子ちゃんが会う約束をしていたのは事故で運び込まれた神楽さんだったみたい。 思わず、退院したってウソをういてしまった。だって、本当の事なんて言える筈が無い……。」 部屋を出ていこうとするとオルゴールがちょっと動いた。パソコン室に行く日比野の日記13を入手。 「8月4日 病室の後片付けを始めた。患者さんは麗子ちゃんだけじゃないんだから気持ちを切り替えよう。 今すぐには無理だけど、このままふさぎこんでたって誰も救われない。 そういえばご両親に連絡が取れないのはなぜだろう。 こちらから連絡したのはもちろんだけど、警察だって調べてるはずなのに。 この胸騒ぎ……、なんだか嫌な予感がする。」 手術室の棚から日比野の日記12を入手。 「8月3日 麗子ち ゃ ん が 飛 び 降 り た。 信じられない。信じたくない。すぐそこにいたのに止められなかった。手を伸ばしたけど届かなかった。 その先は思い出したくない。思い出したくないよ。あんな、 赤い…… 警察の人が来ていろいろと話を聞かれたはずだけどよく覚えていない。 麗子ちゃんのお母さんは連絡がつかないままだけど、もし出来たとしてもどんな言葉をかけたらいいんだろう。 支えてあげようと決めたのに結果はこんな……、こんな。 今は一人になって頭を冷やしたい。そうしないとおかしくなってしま いそ う。」 571 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 41 07 ID ??? 奥に行くと看護婦の幽霊(日高日名子)に襲われる、さらに扉が何度も揺らさないと開かない。 ナースステーションに行き、病院関係者連絡網を手に入れる、しかし前半部分がかすれている。 手に入れてすぐ、またも看護婦の幽霊(日高日名子)に襲われる。外に出ると扉が閉まって中に入れない。 階段で院長の幽霊が消えた場所に、鍵が落ちていて入手。院長室へと行く。 院長室の棚を調べると天野の取材ノート9を入手。 「そして5年前に起きた黒宮病院関係者連続死亡事件。 これは当時かなり大きな話題となり、多くのマスコミが騒いでいた。オレも聞いた事はあったが、 興味がなかったので詳細までは知らなかった。死亡した5人は看護師、医師、患者と年齢も性別もバラバラで 当時は薬品による連続殺人説やウィルスによる院内感染説などの憶測が飛び交っていたようだ。状況を調べると、 今回取材している一連の事件と類似しているのに気付いた。もしかしたら今回の事件と 何らかの関係があるかもしれない。ただ病院はすでに閉鎖されており、どこまで事件の資料が残っているかは不明。」 鍵を使って、院長の机の棚を開く。中に院長のメモが2枚あった。 一枚は死亡報告書は地下にある、もう一枚は看護婦の日高日名子が死亡したための連絡先。電話番号の後半が読めない。 部屋を出ようとすると院長が襲い掛かってくる。「ワシの病院が……どんな思いで育てたのかわかるか……!」 前回の連絡網と合わせて、日高日名子の電話番号が判明。携帯電話で掛けて転移する。 転移先は鍵を掛けられたナースステーション。そこで携帯電話を拾い、さらにさっきまで所持していた携帯も拾いに行く。 写メールが送られ、ダストシュートが写っている。どうやら地下に繋がっているらしい。 手術室の医療用包帯と、診察室の医療用コットンで携帯電話の一つをぐるぐる巻きにする。 携帯電話をダストシュートに投げ込む。もう一つの携帯電話で、落ちた携帯電話に電話を掛け転移した。 病院の地下の洗濯室で、包帯で包んだ携帯電話を入手。 地下の霊安室に行くと少女の遺体と、側に立つ看護婦の幽霊。看護婦が消えて、遺体に近づくと朝霧麗子が出てくる。 廊下に出ても追いかけてくる。一撃死攻撃などを逃げ切ると、消える。地下資料室へと行く。 報告書1 8月3日に朝霧麗子が飛びおり自殺。 報告書2 8月10日に日比野看護師が深夜に死亡。死因は不明。死ぬ前にノートパソコンでチャットルームを見ていた。 報告書3 9月22日 201号室の患者が急に意識不明となり、2時間後に死亡。日比野に死因が似ている。 報告書4 4人目の死亡、マスコミの取材が厳しくなる。 報告書5 3月26日 3月に病院の営業を停止。5人目の死亡とその責任を問われて。 資料室を出ようとすると、看護婦(日比野)の声。「あの子を……あの子を助けたかった……」 後ろを振り向くと看護婦の幽霊。資料室の奥へと行くので追いかけると、連絡所2が落ちていたので入手。 「朝霧麗子の遺体は当面、霊安室で預かる予定。保護者連絡先 朝霧夕子 997-674-681」。 白江「母親にも連絡が取れていないとは……、母親にも何かあったのか……?」朝霧夕子の電話番号にかける。 繋ノ章 了 この後、哭ノ章の途中までを挟む。 572 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 42 20 ID ??? ●怨ノ章 オンノショウ 白江真 転移した先はどこかの狭いアパート。 白江「朝霧の母も『境界』に取り込まれてしまったのか……。」 床に落ちていたレトロなロボットのおもちゃを拾う、足が回転するので動かしてみる。フラッシュメモリ入手。 白江「これは!? 天野のフラッシュメモリだ……。しかし、パソコンが無いと中の確認が……。」 机の上の携帯電話を入手。 テレビの下から朝霧夕子の日記1を入手。 「10月28日 最近、ずっと忙しい日々が続いている。昼間の工務店の事務だけでは、麗子の入院費を払えない。 先週から夜間のコンビニのバイトを入れたので帰宅は毎日午前様。 11月17日 ひさしぶりに麗子と話した。先日、会いに行く約束を破った事を責められた。バイトの子が急病で休んだので ローテーションが変わり、仕方なかったのだが、それを子供に理解しろというのは、酷な事かもしれない。 2月7日 あの人と別れる時、麗子は私が守ると誓ったけれど、もう自身が無い……、働いてもお金は出て行くばかり……、 麗子のためだけど、いつまで続けられるか分からない。未払いのため、電話を止められた。支払う余裕はない。 4月24日 突然めまいがして寝込む事がしばしばある。コンビニのバイトは続けられなくなり辞める事にした。 でも工務店の仕事だけでは、どうしようもない……、一体どうすれば……。 5月9日 限界……生きるのが辛い……。 6月17日 自殺をしようと思い、山陰に来た。崖の上から日本海を見たら、脚がすくんでしまった。 死ぬのが嫌だとまだ思えるなんて。麗子を置いてきてしまったのに。 7月6日 いまだに死ねずにいる……。偽名をつかって転々と生活してる。先月の入院費を払い込んでいないので、 病院の方では私を探し始めているかもしれない。麗子……ごめんなさい。 7月21日 偽りの生活を続けている。1人ならバイトだけでしのげる……。ふと、忙しかった日々が夢の様に思い出される。 でもおそらく今の生活の方が夢……、麗子の事が頭をよぎるが今更戻れない……。でも、携帯だけは捨てられない。 麗子から電話がかかってくるのが恐くて電源は切ったままなのに……。」 棚のパズル鍵を開いて、中から朝霧夕子の日記2を入手。 「8月4日 麗子が自殺した。テレビで娘の自殺を知るなんて……。 麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、 麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、 れいこれいこれいこれいこれいこれいこ レイコレイコレイコレイコレイコレイコ 麗子! 悪い母親でごめんなさい……。 8月5日 今更、自分が母親だと、病院に名乗りでる勇気がない……。 入院費も払っていないし、葬儀を出す余裕なんかない……。 2ヶ月も失踪した母親が突然現れたら、それこそ何を言われるか……。 麗子がいなくなった今、もう私は今までの私を捨てるしかない……。 8月7日 私は頭がおかしくなってしまったのだろうか。電源を切ってある携帯から声がした。あの声は麗子だ。 私を責めている……死んでもなお、会いに行かない私を責めている……麗子、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめ (以下白紙)」 573 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 43 09 ID ??? 白江「朝霧麗子は……母親に捨てられた。こんな母親を恨んでいたのか……」 白江「……」 白江「朝霧麗子の霊がこの『境界』の発端とすると、病院のどこかにいるはずだ……」 白江「もし、朝霧麗子の恨みを晴らしたら、『境界』を消す事が出来るのか……? しかし、どうやって……」 白江「ん? 日記から何か落ちたぞ。」 日比野の手紙2を入手。誰か女性の泣き声が部屋に響く。 「朝霧夕子様 黒宮病院の看護師の日比野です。忙しい事と重々承知しておりますが、 出来るだけ麗子ちゃんに会いに来てあげてください。 お母さんが会いに来た時の麗子ちゃんの笑顔はとても素敵です。 私でお力になれる事がありましたら、遠慮なくおっしゃってください。日比野鏡子」 白江「黒宮病院、もう一度、調べる価値がありそうだな……」 転移するために黒宮院長の電話にかける。すると神楽が電話に出る。 白江「あれ? も、もしもし?」 神楽『? ……もしもし?』 白江「その声は……? まさか君が出るとはな……。そこは黒宮病院だな?」 神楽『えぇ。どうして白江さんが……?』 白江「病院へ『転移』しようと思ったんだが……。ま、それはいい。それより、よく聞くんだ。」 白江「『境界』にはいろんな場所が点在するが、これらが発生した事の発端は、その黒宮病院にはるはずだ……」 神楽『それって、どういう事……?』 白江「平たく言えば、『黒のページ』を使って我々を『境界』に引きずり込んだ犯人がいる……」 朝霧夕子の幽霊が現れ、襲い掛かってくる。 白江「!! う、うわっ!!」 神楽『!? 白江さん!? もしもし!! 白江さん!!』 なんとか朝霧夕子の幽霊を振り払い続けると、消える。 白江は携帯電話を拾う。すると勝手に電話番号が入り、強制的に転移させられた。 白江「さっき、番号がひとりでに……? 一体、ここはどこだ……?」 どこかのワンルームに転移した白江。携帯電話を拾うが壊れている。 本棚にあった写真立ての親子の写真に、天野が写っていた。電源の入ったパソコンに近づく。 白江「パソコンが……! これなら、さっき拾ったフラッシュメモリを読めるかもしれない。」 パスワードに天野から貰った名刺に書いてあった番号を入れる。メモリが読める。 574 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 43 48 ID ??? 「『黒のページ』に関しては随分深入りが過ぎた様だ。結局、自分自身が『境界』に取り込まれてしまった。 にも関わらず、『境界』に来てまで尚、真相に迫るため取材の真似事を続けている。読者なんていないのに。 それでもこれが性分だから仕方が無い。せめて、完全に取り込まれる前に、調べた事をまとめておく。 もし、これを読んでくれる人がいて、『境界』からの脱出の手掛かりになれば幸いだ。 美容師、ホテルの会社員、ネットカフェの利用者、女子高生3人、人形コレクター、いずれも『黒のページ』を 見ていた以外の共通項は全くなかった。つまり、『黒のページ』にアクセスした人を無差別的に取り込んでいると 考えられる。 逆に、5年前の黒宮病院の患者および関係者の連続死亡事件に関しては、その全員が入院患者・朝霧麗子に 関係していた人間である。朝霧麗子は長期にわたる入院患者なので、病院関係者や他の入院患者と接点が あるのは当然だが、担当看護師をはじめ、接点が多い人がほとんどを占めている。そして、朝霧麗子の 飛び降り自殺以降に事件が続いている事は、見逃せない事実である。きっかけは朝霧麗子の自殺にある。 と言って良いと思われる。 『境界』に点在する空間は、『境界』に取り込まれた人の記憶・思念といったものから作られている様に思う。 現に、私がここへ取り込まれてからも、空間が増えているのが確認できた。ここに取り込まれた人間はしばらくの間、 生きている時の延長戦にいる、見た目も記憶も引き継いでいるのだ。おそらく、この間、現実世界の身体は、 意識不明の状態で生きているのだろう。そして『境界』に長時間いる。または霊との接触を繰り返す事により、 霊となっていく様である。完全に霊になってしまった時、現実世界の身体は死んでしまうのだろう。 現実世界の身体が生きている内に、『境界』から脱出する手段を見つけられたなら、きっと、生還できるのだと思うが、 まだそれは見つけられていない。 話を朝霧麗子に戻そう。ここからは推論である。看護師の日記から読み取れる様に、朝霧麗子は絶望の末、 自殺したと思われる。自分を捨てた母親に対する恨み、誹謗中傷されたチャットでの恨み、『黒のページ』は 自分を苦しめたチャット、ひいてはネット上の無秩序に対する怒りの様に思える。 その反面、見捨てられる事への恐怖感・空虚感を埋めようとしている様に思える。 それが初期の病院関係者一連の事件と考える。『境界』の拡大は、病院から出たかった少女の願いに 他ならないのではないか。 では、それを止めるには、どうしたら良いのか? その術は結局分からなかった。 ただ、今、手元に母親である朝霧夕子の部屋に『転移』した時に見つけたメモがある。 娘に買い与えた携帯電話の番号が書かれたメモだ。霊は電話を通じてのみ、思いを伝えてくる。 という事は、その逆もまた可能ではないか。つまり霊を「説得」出来ないか、である。 俺に残 さ れた 時間で アトで きそウな 事は そ れ 位シ か 残 っ ていナいのだあああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(以下、無茶苦茶な記号) 997-600-184」 575 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 45 01 ID ??? 白江「これは朝霧麗子の携帯の番号!」 天野「白江……やっとここまで来たか……」 白江が振り向くと、天野の幽霊が机に腰かけ座っていた。 白江「!! 天野……」 天野「きっと、白江なら……、ここまで来てくれると信じてたよ……」 白江「天野。オレはお前の足取りを追って、ここまで来た……、そして、この『境界』に関して」 白江「お前が調べてきた事も理解した……。でも、これを通じて、お前は何をオレに伝えたかったんだ……?」 天野「取材してきた事をお前に知って欲しかった……、ただ、それだけだ……」 白江「どういう事だ……?」 天野「記者や編集者に物事を変えたり、解決したりする力はない……」 白江「あぁ。そんな話は何度もお前としたよな。でも、多くの人に記事によって伝える事が、そのきっかけになる……」 白江「お前の信条だろ?」 天野「フッ……、信条というか性だな。記者の性だ……。白江に呼んでもらえて、嬉しかったよ……」 白江「しかし、もうどうする事も出来ないのか? 『境界』の拡大や、朝霧を止める手立てはないのか?」 天野「無い……いや、もしかしたら、あるのかもしれない……」 天野「でも、そんな事、もうどうでもいいじゃないか……」 白江「天野……?」 天野の唇が笑みを浮かべる。ゆっくりと立ち上がった。 天野「白江……ここの世界はまだ謎に包まれている……。実に興味深いと思わないか……?」 天野が白江にゆっくりと歩み寄って行く。 天野「俺は白江に来てほしかったんだ……、ここでコンビを組もうじゃないか……!」 白江「くっ……! あ、天野っ!? う……ぅうわぁあああぁぁぁ……!!」 白江が後ずさる。天野が白江に向かって両手を伸ばした。 怨ノ章 了 576 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 46 33 ID ??? ●絆ノ章 キズナノショウ 神楽凛 哭ノ章の途中。一週目の本スレの 10から。 神楽「うそっ……!! 夢だと思っていたのは入院の時の記憶……。……『黒猫』さん。……あれは『黒猫』さん!?」 部屋を出た所で携帯電話に着信が入る。白江からだった。声に力が無い。 白江『朝霧麗子だ……、朝霧麗子が『境界』の根源のはずだ……。霊とは、電話を通じてのみ……、対話が出来る……』 白江『朝霧麗子を止められるのは……、もう、君しかいない……』 電話が切れると幽霊の気配。廊下の向こうから幽霊の白江が歩いてきて消える。 神楽「ウソッ!? そ……そんな、白江さんまで……!」 白江が消えた所に、番号メモ4。「ア サ ギ リ レイ コ 9 9 7 - 6 0 0 ー1 8 4」。 神楽「これ!? まさか、朝霧麗子の? 白江さん……このために……」 白江の幽霊を追ってロビーまでついて行く。1階の玄関で座って待つ朝霧に歩み寄る神楽。 朝霧麗子のそばで電話に番号を入れる神楽、すると朝霧麗子も持っている携帯に出る。朝霧が立ち上がり向かい合う二人。 神楽「あなたが……『黒猫』さんだったのね。」 神楽「聞いてくれる。……私、約束をやぶったわけじゃないの。あの日、ここへ向かっていたのよ。本当に……。」 神楽「でも、途中で交通事故にあって。そしてここに運びこまれて……。」 神楽「偶然だけど、隣のベッドにいたんだよ。もし、私が目を覚ますのが、もう少し早ければ……」 神楽「これは言い訳だよね……約束守れなかったのは事実だから。」 神楽「ごめんなさい……ごめんなさいって、今更だよね。もう、取り返しつかないよね……」 神楽「もう、私がここの住人になるのも、時間の問題だと思うの……。そうなったら『黒猫』さんと一緒にいるよ、私。」 神楽「なら、もう寂しくないよね……? 辛かった事も、それで忘れられる……?」 電話が終わり、神楽の横を通り過ぎてい立ちさる朝霧麗子。 白く光り輝く病院の中、朝霧麗子を追いかける。遅いとゲームオーバー。 そして302号室に入る。 扉を開ける神楽、過去で扉を開ける日比野。 窓に立つ朝霧麗子。過去でも窓に立つ朝霧麗子。 神楽・日比野「ダメェエエ!!!!」 叫びながら走り寄る。そして落ちるより早く、神楽と日比野はそれぞれ朝霧を抱きしめた。 だが神楽凛と朝霧麗子は狭間に落ちていった。神楽は強く抱きしめなおした。 朝霧麗子の過去のムービー。事故に会う神楽、挨拶する岸部夫婦、そして母親から携帯をもらい笑顔になる朝霧麗子。 二人、落下しながらスタッフロール。 白い画面の中、携帯電話が鳴る。とると「ありがとう」と朝霧麗子が言った。 自室のベッドで目を覚ました神楽。外はもう朝日が照っている。 「あ……私の……部屋? 私……生きている?」 部屋を見渡すと、自分の足元に朝霧麗子の黒猫の人形が置いてあった。 神楽は黒猫の人形を抱きしめた。 終わり 577 :名無しさん:2013/08/21(水) 00 47 14 ID ??? CALLING~黒き着信~の投下終了。赤い女とかは関係ないから別にいいか
https://w.atwiki.jp/minsutoumatome/pages/980.html
蓮舫氏推薦人一覧 前原誠司氏推薦人一覧 玉木雄一郎氏推薦人一覧 2016年民進党代表選挙候補者演説日程 蓮舫氏の二重国籍疑惑におけるポイントまとめ 蓮舫氏推薦人一覧 氏名 衆/参 選挙区 備考 赤松広隆 衆 愛知5区 元農水相 井出庸生 衆 長野3区 大串博志 衆 佐賀2区 比例当選 緒方林太郎 衆 福岡9区 比例当選 落合貴之 衆 東京6区 比例当選 柿沢未途 衆 東京15区 元みんなの党 黄川田徹 衆 岩手3区 郡和子 衆 宮城1区 比例当選 近藤昭一 衆 愛知3区 近藤洋介 衆 山形2区 比例当選 佐々木隆博 衆 北海道6区 篠原豪 衆 神奈川1区 比例当選 高木義明 衆 長崎1区 比例当選 元文科相 武正公一 衆 埼玉1区 比例当選 津村啓介 衆 岡山2区 比例当選 細野豪志 衆 静岡5区 元環境相 元幹事長 相原久美子 参 比例代表 川合孝典 参 比例代表 川田龍平 参 比例代表 元みんなの党 小林正夫 参 比例代表 棒葉賀津也 参 静岡 杉尾秀哉 参 長野 田名部匡代 参 青森 那谷屋正義 参 比例代表 平山佐知子 参 静岡 上へ 前原誠司氏推薦人一覧 氏名 衆/参 選挙区 備考 石関貴史 衆 群馬2区 比例当選 泉健太 衆 京都3区 大島敦 衆 埼玉6区 太田和美 衆 千葉8区 比例当選 元生活の党 大畠章宏 衆 茨城5区 元経産相 岡本充功 衆 愛知9区 比例当選 小川淳也 衆 香川1区 比例当選 神山洋介 衆 神奈川17区 比例当選 北神圭朗 衆 京都4区 比例当選 小宮山泰子 衆 埼玉7区 比例当選 元生活の党 坂本祐之輔 衆 埼玉10区 篠原孝 衆 長野1区 鈴木克昌 衆 愛知14区 元生活の党 田嶋要 衆 千葉1区 中嶋克仁 衆 山梨1区 元みんなの党 長島昭久 衆 東京21区 古川元久 衆 愛知2区 元内閣府特命大臣 牧義夫 衆 愛知4区 比例当選 松木謙公 衆 北海道2区 比例当選 渡辺周 衆 静岡6区 大野元裕 参 埼玉 桜井充 参 宮城 福山哲郎 参 京都 増子輝彦 参 福島 上へ 玉木雄一郎氏推薦人一覧 氏名 衆/参 選挙区 備考 阿部知子 衆 神奈川12区 比例当選 元社民党 荒井聰 衆 北海道3区 比例当選 元内閣府特命大臣 今井雅人 衆 岐阜4区 比例当選 大西健介 衆 愛知13区 菅直人 衆 東京18区 比例当選 元総理 木内孝胤 衆 東京9区 比例当選 岸本周平 衆 和歌山1区 高井崇志 衆 岡山1区 比例当選 寺田学 衆 秋田1区 比例当選 初鹿明博 衆 東京16区 比例当選 福島伸享 衆 茨城1区 比例当選 松田直久 衆 三重1区 比例当選 水戸将史 衆 神奈川5区 宮崎岳志 衆 群馬1区 比例当選 横山博幸 衆 愛媛2区 比例当選 石橋通宏 参 比例代表 白眞勲 参 比例代表 藤末健三 参 比例代表 森本真治 参 広島 柳田稔 参 広島 元法務相 上へ 2016年民進党代表選挙候補者演説日程 9/3(土) 大阪府 梅田ヨドバシカメラ前 9/4(日) 福岡県 西鉄久留米駅前 9/5(月) 岡山県 両備ビル(イオン)前 9/6(火) 香川県 高松三越前 9/7(水) 長野県 JR長野駅前 9/8(木) 静岡県 JR静岡駅前 9/9(金) 宮城県 JR仙台駅・アエル前 9/10(土) 北海道 中央区大通西3丁目 9/11(日) 埼玉県 JR浦和駅前 東京都 池袋駅東口パルコ前 上へ 蓮舫氏の二重国籍疑惑におけるポイントまとめ 1. 出生時の国籍 台湾 →(公式サイト 2004年5月7日~2016年1月25日まで掲載) 日本 →(ウェークアップ!ぷらす 2016年9月3日放送) 2. 「帰化」か「国籍取得(+国籍選択+外国籍離脱)」か 帰化 →(2004年の選挙公報、公式サイト 2004年5月7日~2016年1月25日まで掲載) 国籍取得 →(ウェークアップ!ぷらす 2016年9月3日放送、産経新聞への回答文 2016年9月6日) 3. 日本国籍を取得した年齢 19歳 →(天声人語 1997年10月1日付) 18歳 →(ウェークアップ!ぷらす 2016年9月3日放送) 17歳 →(産経新聞への回答文 2016年9月6日) 4. 台湾籍離脱手続き 18歳 →(ウェークアップ!ぷらす 2016年9月3日放送) 17歳(父親が代行) →(産経新聞への回答文 2016年9月6日) ※満20歳以上でないと手続きできず →(台湾国籍法第11条5項) ※未成年者の代行をする場合は代行者自身も台湾籍を喪失するのが条件? →(台湾国籍法第11条5項) 2016/9/9の「YAHOOニュース」単独インタビューで「1972年以降は中華人民共和国の国内法によって国籍を自動的に喪失している」と説明している。 5. 父親の国籍 中国人 →(雑誌CLEA 1997年2月号) 台湾人 →(公式サイト 2004年5月7日~2016年1月25日まで掲載) 6. 1997年(29歳時)の国籍 台湾 →(雑誌CLEA 1997年2月号) 日本(1985年に日本国籍取得) →(産経新聞への回答文 2016年9月6日) 上へ
https://w.atwiki.jp/mogidra/pages/62.html
開催日時 2017年10月13日(金) 指名結果 本指名 巡 ⇔ 千葉鴎 東京燕 北海熊 中日竜 大阪牛 巨人兎 東北鷲 横浜星 埼玉獅 阪神虎 福岡鷹 広島鯉 ― ― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ① 抽 清宮幸 清宮幸 清宮幸 田嶋大 田嶋大 安田尚 中村奨 清宮幸 東克樹 清宮幸 安田尚 中村奨 外 抽 鈴木康 岩見雅 ―⑤― ―②― 宮本丈 村上宗 ―②― 鈴木博 ―単― 村上宗 ―②― 鈴木康 外 抽 藤岡裕 ―単― ――― ――― ―単― ―②― ――― ―単― ――― 齋藤大 ――― ―②― 外 抽 ―単― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ―単― ――― ――― ① 確 藤岡裕 岩見雅 清宮幸 田嶋大 宮本丈 村上宗 中村奨 鈴木博 東克樹 齋藤大 安田尚 鈴木康 ② → 鍬原拓 石川翔 馬場皐 山崎剛 永野将 増田珠 田中俊 田浦文 近藤弘 草場亮 山口翔 高橋遥 ③ ← 柏原史 福田周 高木渉 櫻井周 田中瑛 本田仁 楠本泰 西村天 與座海 園部佳 北村拓 西川愛 ④ → 齋藤俊 寺岡寛 伊藤翔 宮川哲 北村祥 島田海 宮台康 西浦颯 綱島龍 清水達 永井敦 熊谷敬 ⑤ ← 尾形崇 牧丈一 若林晃 伊藤康 谷川昌 高橋礼 阪口皓 山本拓 金久保 岸田行 平良海 田中耀 ⑥ → 高松渡 飯田晴 岡田和 比嘉賢 村上海 知野直 西巻賢 山本大 松本直 笠松悠 佐々木 岡林飛 ⑦ ← 竹村春 廣澤伸 湯浅大 ―終― 北浦竜 廖乙忠 石田光 嘉陽宗 山足達 長谷拓 ―育― ―育― ⑧ → 鈴木光 菅野剛 木南了 ――― 荒西祐 ―育― ―育― ―育― 砂川尚 佐藤雄 ――― ――― ⑨ ← ―育― 井手亮 ―終― ――― ―育― ――― ――― ――― ―育― ―終― ――― ――― ⑩ → ――― ―育― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― 育成指名 巡 ⇔ 千葉鴎 東京燕 大阪牛 巨人兎 東北鷲 横浜星 埼玉獅 福岡鷹 ― ― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ① → 岡部峻 浜監甥 山本祐 椎野新 日文誠 渡邉雄 菊地大 遠藤淳 ② ← 遠藤康 沼田拓 泉祐介 西居建 ―終― 宮澤和 ―終― 宮本誉 ③ → 橋詰循 ―終― 木須捕 小久保 ――― 稲富宏 ――― 藤井黎 ④ ← 内海大 ――― 纐纈英 吉岡慎 ――― 松嶋翔 ――― 高畑光 ⑤ → ―終― ――― ―終― 高平廉 ――― ―終― ――― ―終― ⑥ ← ――― ――― ――― 和田康 ――― ――― ――― ――― ⑦ → ――― ――― ――― 平岡敬 ――― ――― ――― ――― ⑧ ← ――― ――― ――― 折下光 ――― ――― ――― ――― ⑨ → ――― ――― ――― 佐藤広 ――― ――― ――― ――― ⑩ ← ――― ――― ――― 生田雄 ――― ――― ――― ――― ⑪ → ――― ――― ――― ―終― ――― ――― ――― ――― スレURL https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507479580/840-(その0、このスレ内では指名なし) https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507889740/1-(その1、指名開始からはこちら) https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507897874/1-(その2) https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507902680/1-(その3) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mogidra/pages/47.html
開催日時 2017年10月7日(土) 指名結果 本指名 巡 ⇔ 千葉鴎 東京燕 北海熊 中日竜 大阪牛 巨人兎 東北鷲 横浜星 埼玉獅 阪神虎 福岡鷹 広島鯉 ① 抽 田嶋大 清宮幸 田嶋大 中村奨 東克樹 清宮幸 中村奨 清宮幸 石川翔 清宮幸 安田尚 東克樹 外 抽 ―②― 鈴木康 馬場皐 ―②― 村上宗 馬場皐 田浦文 鈴木博 ―単― ―④― ―単― ―②― 外 抽 ――― ―単― ―②― ――― ―単― 宮本丈 ―単― ―単― ――― ――― ――― ――― 外 抽 ――― ――― ――― ――― ――― ―単― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ① 確 田嶋大 鈴木康 馬場皐 中村奨 村上宗 宮本丈 田浦文 鈴木博 石川翔 清宮幸 安田尚 東克樹 ② → 藤岡裕 永野将 増田珠 山崎剛 近藤弘 櫻井周 齋藤大 鍬原拓 草場亮 高橋遥 山口翔 本田仁 ③ ← 島田海 西浦颯 西村天 楠本泰 岩見雅 與座海 田中俊 清水達 園部佳 熊谷敬 高木渉 西川愛 ④ → 伊藤翔 金久保 牧丈一 柏原史 山本拓 笠松悠 長谷拓 北浦竜 平良海 岡田和 田中瑛 宮台康 ⑤ ← 齋藤俊 若林晃 綱島龍 高松渡 北村拓 伊藤康 西巻賢 鈴木遼 西居建 岸田行 岡林飛 寺岡寛 ⑥ → 永井敦 菅野剛 宮川哲 椎野新 石田光 嘉陽宗 大竹耕 松本直 辻野雄 高橋礼 ―育― 丸子達 ⑦ ← 飯田晴 木南了 福田周 尾形崇 山本大 大城卓 比屋根 根岸晃 田中耀 山上信 ――― 阪口皓 ⑧ → 綱脇慧 若林篤 菊地大 ―育― ―育― ―育― ―育― 知野直 久木田 ―育― ――― ―育― ⑨ ← ―育― 諸見里 ―終― ――― ――― ――― ――― 畔上翔 ―終― ――― ――― ――― ⑩ → ――― 寺田和 ――― ――― ――― ――― ――― ―育― ――― ――― ――― ――― ⑪ ← ――― ―育― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― 育成指名 巡 ⇔ 千葉鴎 東京燕 中日竜 大阪牛 巨人兎 東北鷲 横浜星 阪神虎 福岡鷹 広島鯉 ① → 比嘉賢 原田宥 日文誠 山本祐 森遼大 松嶋翔 折下光 望月涼 藤井黎 東晃平 ② ← 片山翔 山川健 吉住晴 中山匠 宮澤和 正成智 木須捕 和田康 佐藤広 佐々木 ③ → 長谷裕 遠藤淳 小久保 渡辺佑 村上海 小椋元 井手亮 ―終― 北山亘 ―終― ④ ← ―終― 泉祐介 高平廉 山﨑悠 岡下大 稲富宏 野中佑 ――― 中川虎 ――― ⑤ → ――― ―終― 砂川尚 ―終― 青木勇 ―終― ―終― ――― 宮路悠 ――― ⑥ ← ――― ――― 沼田拓 ――― 浜監甥 ――― ――― ――― 難波侑 ――― ⑦ → ――― ――― 又吉亮 ――― ―終― ――― ――― ――― ―終― ――― ⑧ ← ――― ――― ―終― ――― ――― ――― ――― ――― ――― ――― スレURL https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507213500/515-(その1、指名開始からはこちら) https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507377837/1-(その2) https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507381705/1-(その3) https //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1507388229/1-(その4) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1823.html
CALLING~黒き着信~ 65-498~514・516・520 66-5~11 当Wiki連絡用掲示板内「差し替え・追加スレッド」-566~577 498 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 23 33.16 ID n75VIYnv0 「CALLING~黒き着信~」 未解決一覧にあったので書く。あと、なぜか顔文字がメモ帳で?になるので、ならないように変更したから何かおかしい。 2009年発売の、ハドソンのWii用ホラーゲー。 恐怖メーターがあり、幽霊に捕まると上がっていき上がりすぎるとゲームオーバー。早く振りはらわないとならない。 またすぐには回復しないので何度も幽霊に襲われると、どんどん上がっていく。 登場人物 神楽凛:ハンドルネーム「リン」。主人公。女子大学生。6年前に会う約束をしていた少女を探して、黒のベージへ。 岸部千代:ハンドルネーム「ミー」。高齢の女性ながら顔文字を使いこなす。死者と会える場所の話を聞いて、黒のページへ。 白江真:ハンドルネーム「名無し」。34才の男性で雑誌記者。行方不明の同僚を探して黒のページへ。 涼谷しんいち:ハンドルネーム「マコ」。メガネをかけたオタクの男性。オカルト雑誌で黒のページを知り、興味本位でアクセスした。 朝霧麗子:黒のページを生みだした少女の幽霊。黒猫のぬいぐるみを抱き、ピンク色の服を着ている。 天野貞夫:白江が探している同僚の男性、幽霊。白江を導く。 岸辺道人:岸部千代の夫。故人。若い時の姿で千代の前に現れる。 日比野鏡子:黒宮病院の看護婦の幽霊。麗子と道人の担当をしていた。 朝霧夕子:麗子の母親の幽霊。入院費の支払いのために働く毎日にノイローゼになり逃げ出した。懺悔し続けている。 近藤淳二:老人の幽霊。子供を亡くしてから人形集めに没頭していた。 細川美咲:女子高生の幽霊。三人組のいじめっ子の一人でリーダー格。背が高い。 太田久美子:女子高生の幽霊。三人組のいじめっ子の一人。太っている。 小倉舞:女子高生の幽霊。三人組のいじめっ子の一人。小柄。 黒宮芳夫:黒宮病院の院長の幽霊。 日高日名子:黒宮病院の看護婦の幽霊。 根岸克也:ネットカフェに出てくる幽霊。 加藤美野里:美容室で働く女性の幽霊。 東海林恵子:ホテルに出てくる女性の幽霊。 赤い女:おそらく幽霊。何度も突然あらわれてはメールを送ってプレイヤーを驚かす、ストーリーには関係ない。 499 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 27 26.01 ID n75VIYnv0 『黒のページ』 ネット上にある、真っ黒な画面にカウンターだけのチャット用のページ。 このページにはある噂が流れていた。 〈名無し〉が入室しました。 名無し〉こんばんは 〉ALL マコ〉コンバンワ! 〉名無しさん ミー〉名無しさん、こんばんわぁ♪!!(^0^) リン〉こんばんわ 名無しさん 名無し〉結構にぎわってますねぇ(笑 こんなに人がいるとは思わなかった。 マコ〉ここへ来たって事は、イロイロ噂を聞いてきたんでしょ? 名無し〉まぁ、そんな感じです(笑 名無し〉みなさんはどうしてここに? リン〉けっこうウワサになってるし、ちょっと気になる事があったから? ミー〉死者と話ができるってウワサ聞いたけど、ホントかなぁ~( 3 ) マコ〉それってアレ、『サムサラ』って雑誌の記事でしょ?〉ミーさん 名無し〉あ、その雑誌、オレも知ってるよ。 リン〉え? なになにソレ? マコ〉すっごくマイナーなオカルト雑誌だよ! オレの愛読書だけどねっ!ww ミー〉wwウケル~~ww!! 〉愛読書(ノ▽<★) 名無し〉そうそう。『サムサラ』によると、少し前の女子高生の事件も関係あるとか。 リン〉もしかして、3人の女子高生が死んだってニュース? マコ〉あぁ。あの事件ね。『サムサラ』に特集あったけど、続きが載らないんだよねぇ。 ミー〉いろいろウワサあるから来てみたけど、フツーのチャットサイトだねー(`_ `) リン〉雰囲気はブキミだけどね。 名無し〉他になんか噂とか知ってます? 〉ALL マコ〉『サムサラ』以上の情報は持ってないなぁ~。 ミー〉いや、じゅうぶん詳しいから!(^m^*) 〉マコ 〈黒猫〉さんが入室しました。 マコ〉またウワサに釣られた人かな?ww コンバンワ! 〉黒猫さん 黒猫〉こんばんは。みなさん。 黒のページにチャットしている人達、全員の電話が鳴る。自室で携帯電話を取る神楽凛、その背後に少女が立っていた。 500 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 41 37.45 ID n75VIYnv0 「近藤さん、かなり気を落としているみたいね……」「突然だったから。旦那さん亡くなったの。」 「お子さんもいないし、1人っきりになったから、尚更かもしれないわね……」 「でも……、あそこの旦那さん、ちょっと気味悪くなかった?」「趣味が人形だったりとかねぇ」 「そうそう。結構な数なのよ。」「最近じゃあ、自分で作ったりしてたみたいだし。」 「人形に取り憑かれた様だったって……」「旦那さんの人形集め、お子さんが亡くなってからって話よ。」 「あら? 近藤さんち、お子さんいたの?」「もうかれこれ10年くらい前の話よ。お子さん亡くなったの……」 ●憑ノ章 ヒョウノショウ 操作キャラ:涼谷しんいち 朦朧とした意識の涼谷、ベッドの横の台で鳴り続ける携帯電話を止めた。 涼谷「ここは……どこだ?」 見知らぬ場所のベッドの上。点滅する電灯の下、古いタンスやテレビが目に入る。 窓の外は真っ暗で何も見えない。唯一の扉を動かしてみるが、ボロボロの扉は開かない。 辺りを探してみるがこれといったものはない。突然、電灯の光が消える。 涼谷「て、停電!?」 心臓が高鳴る。薄暗い部屋の中、涼谷は辺りを見回す。ベッド横の台の黒電話の横の携帯電話が鳴る。 涼谷「な、なんだ携帯か。誰のか知らないけど、出た方がいいかな……」 携帯を手に取り通話。年老いた男性の声(近藤淳二)で語りかけてきた。 近藤『生きていなくとも、魂はあるのだ……』 扉が開く。涼谷は携帯を持って出る。外は薄暗い汚れた廊下、右はトイレで行き止まり。左に行くと扉だが開かない。 近藤「そこに入るな…」 さきほどの電話の声が後ろから聞こえ、振り向く。廊下を戻ると老人の霊(近藤淳二)が襲いかかってくる。 涼谷「ここでも!? な、なんで……?」 最初の部屋に戻ると着信。携帯を開いて通話。先ほどの老人の声。 近藤『この子たちは裏切らない……そう、決して裏切らないのだ……』 床にたくさんの日本人形が涼谷を見上げて笑っている。しかし幻らしく、すぐに消える。 廊下に出て、さきほど開かなかった扉が少しだけ開いていたので、開けて通る。 部屋は荷物置き場の様で見渡す限り箱が積み上げられている。懐中電灯が落ちていたので拾う。 涼谷「良かった……これで少しは安心できる。」 光を頼りに近くにあった市松人形を手に取る。足裏に名前があり、近藤淳二という男の作品らしい。 箱の他にタンスや脚立が所狭しと置かれ、人ひとりが通れるだけのスペースしかない。 部屋の中を先に進み、奥の襖を開こうとした。しかし隙間ほどのサイズしか開かず通れない。 隙間を覗いて見るとたくさんの人形が飾られた部屋、そこに年老いた女性(岸部千代)が横になっている。 涼谷が声をあげると背後で音がする、振り向くと人形の首が転がっている。また気配を感じた涼谷は背後の襖に振り向く。 襖の隙間、上から下までたくさんの日本人形がこちらを覗いている。 後ずさる涼谷、襖が人形達によって叩かれている。そしてたくさんの人形の毛が襖からこちらへと伸びてきた。 涼谷「に、逃げなきゃ!!」 人形達の笑い声、涼谷はこの部屋に来た方の扉へと走る。ドアノブを掴み動かすが開かない。 何度も必死にドアを動かしようやく開く。この家に来たときの部屋へと逃げ込んだ。 涼谷「あいつらは何なんだよ! どうして僕ばっかりこんな目に!」 部屋にジリリリリンと黒電話が鳴る。黒電話の受話器を手に取る涼谷。通話の声は少女のものだった。 麗子『つかまえた……』 涼谷は後ろを見る。そこには黒い猫のぬいぐるみを抱いた、ピンク服の少女(朝霧麗子)が立っていた。 男に手を伸ばす少女。涼谷は逃げるように後ろに下がるが、すぐに背は壁にいきあたる。手が目の前まで来た。 憑ノ章 了 501 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 49 06.68 ID n75VIYnv0 ミミ〉あのウワサ、ホントらしいよ ヒナ〉ウワサ? マユ〉あぁ、あの3人の事件? ミミ〉そうそう。あの3人、例のサイトを見てたんだって ヒナ〉えぇ~~!! ミミ〉2年の本谷に聞いたから間違いないよ マユ〉もしかして、あいつが第1発見者? ミミ〉そう。職員室で先生に口止めされてたけどね。 ミミ〉3人が倒れているのを発見した時、モニターに映ってたんだって ヒナ〉ヒェエェェ~!! マユ〉でも、正直あの3人いなくなってホッとしたー。 ミミ〉そうね。かなり迷惑だったから ヒナ〉これからフツーに学校いけるね! ●醒ノ章 セイノショウ 神楽凛 病院のベッド。看護婦(日比野鏡子)。窓に足をかける少女(朝霧麗子)、次の瞬間いなくなる。目の前に迫るトラック。 手を伸ばして起き上がる神楽。 神楽「夢……? またこの夢だ……しばらく見てなかったのに……」 周りを見る。薄暗い場所、机や椅子の他、シンバルや木琴、ピアノなどが目に映る。 神楽「学校? どうして、私……」 神楽凛は先ほどまで家の中でネットをし、黒のページと呼ばれるものでチャットをやっていた。 しかし今、気付けば学校の中に居た。見知らぬ場所だが、学校の音楽室のようだ。 窓が横に並んでいるが、どちらも真っ暗で先が見えない。神楽は教室の外へと出る。扉を開くと機械音のメロディ。 神楽「!! なんの音? ……携帯?」 音が鳴る方へと学校の廊下を進むと、廊下の真ん中に携帯電話が落ちていた。これを拾い、開いて耳を当てる。 太田『それ、私の携帯……今、昇降口にいるの……そこまで取りに行くから……返して!』 女性の声(太田久美子)。最後に怒鳴り声で言われる。 廊下を歩くと、また着信。さきほどと同じ女性。一言告げるとまた電話が切れ、すぐに新たに着信が入る。 太田『今、1階の廊下にいるの……』 神楽(この人……、何か様子がおかしい……?) 太田『今、2階の踊り場にいるの……』神楽(だんだん近づいてきている……?) 太田『今、3階の踊り場にいるの……』神楽(……なんだろう、この嫌な感じは……) 廊下を歩いている途中、何度も入る着信。歩いていると「3-2」の教室が内側から光っている。 扉は開かない。ドアのひび割れた窓からのぞきこむと二人のセーラー服の人影。そして机の上に光る何かがあった。 神楽(ここの生徒……? なら、ここがどこなのか聞けるかも……!? ……消えた!?) セーラー服の二人が消える。そして突然、一人の女子の幽霊(小倉舞)が覗き穴を逆に覗き返してきた。 驚き後ろに下がって尻もちをつく神楽。ドアとは別方向から、息遣いが聞こえる。 右を向くと太った女子高生(太田久美子)がこちらを見て、そして襲い掛かってくる。振り払う神楽凛。 神楽「今のは幽霊……!? でも……どうして?」 さらに襲い掛かってくる幽霊。廊下を走り回り逃げる、階段の防火扉が少し開いていたので逃げ込み、下の3階に行く。 神楽「もう、追いかけてこないみたい……今のは一体なんなの……? ……なんの音?」 3階についた神楽は、階段すぐの教室から音がしたので、歩いて近寄りドアを開けようとする。 「あれ? ……開かない。誰か、いますか?」 扉に張られた張り紙を見る。”お願い 使用後は用務員室に鍵を返しましょう。” 用務員室へと向かう事にする神楽。歩いていると廊下の角で、男(涼谷しんいち)の叫び声が聞こえた。 502 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 20 51 38.95 ID n75VIYnv0 書き忘れてた。 第一章と第二章は時系列で逆。つまりここの涼谷しんいちはこの後、人形屋敷に行く。 セーブポイントは黒猫の人形で、いろんな所に置いてある。 続く。 503 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 21 32 52.94 ID n75VIYnv0 男は叫びながら走り、男子トイレの扉に体当たりして開けて中に入る。凛は角に隠れながらその様子を見ていた。 追いかけてトイレに入るが、悲鳴が聞こえて扉を開けない。トイレを出て廊下を進むと、ロッカーが揺れて懐中電灯が落ちてくる。 懐中電灯を手に先に進むと、携帯電話に着信。例の女子高生(太田久美子)のようだ。 太田『新しい遊び相手みーつけたー……、集合ぉー……』 神楽は廊下の角から伺う。幽霊三人(細川美咲・太田久美子・小倉舞)がいた。男(涼谷しんいち)の悲鳴が響く。 学校を探索する。2-4の教室に入る、すると扉が勝手にしまる。 「ひどい、よね……」振り向くと、教室の奥に俯く女子高生の霊が現れすぐに消える。そこに向かうと落書きされた机。 突然、小柄な女子高生の霊(小倉舞)が足元にしがみつき、神楽は振り払う。 教室を出て1階に下る。黒猫がいて、一声鳴いた後、去っていった。 靴箱のある玄関から、扉を開けて外に出ようとすると、外は何も見えない真っ暗な場所、むしろ地面がない出られない。 神楽「ここは……一体……、これじゃ……出られない……」 廊下を進み、用務員室へと行く。鍵を探して探索する。 壁に張られたカレンダーには22日から28日まで線が引いてある。引き出しのメモに週、日付、合計と書かれていた。 壁に数字を打ち込める小さな箱があった。22から28まで足した0175を打ち込むと開いて、鍵を入手した。 3階のパソコン室へ。鍵を開ける。いくつもパソコンが並ぶ中、一台だけ電源が入っていた。 それは先ほどまで神楽が見ていた黒のページのサイト。スクロールして行くと最後に電話番号が二つ書いてあった。 997-684-771、997-657-281。 見終わると、男(涼谷しんいち)が荒い息でパソコン室に入ってくる。扉を閉めて、神楽を見ると驚いて後退する。 神楽は静かにしてと指でポーズ、外を女子高生の幽霊が通り過ぎていった。安心したように男が話しかけてきた。 涼谷「き、君は生きて……いるんだよね? よ、よかったぁ……生きてる人がいるなんて……。ぼ、ぼくは涼谷しんいち」 神楽「私は神楽、神楽凛。自己紹介はいいけど……どうしてここにいるの……?」 涼谷「どうしてって、そんなのぼくにもわからないよ。気付いたらこの学校にいたんだ!」 涼谷「幽霊がたくさんいて、追いかけてくるし……。外に出ようと思っても、建物の外には何も無いんだよ!」 涼谷「もう、どうなっているんだか……。あれはナニ? 地縛霊なのかな? 幽霊にしては存在感あるし、暴力的だし……」 涼谷「ぼく、このサイト見てたんだ……そしたら、携帯が鳴って…」 神楽「あなたもこのチャットに?」 鈴兄「え……? あなたもって……神楽さんも?」 チャットに文字が入る。『しらえにつたえないと』。神楽と涼谷の後ろに、メガネの男の幽霊(天野貞夫)がいた。 悲鳴をあげて逃げる涼谷。驚く神楽を無視して、男の幽霊は去っていく。神楽はそっと幽霊の後を追う。 神楽「なにかを、知らせようとしている……?」 ゆっくりと追いかけると、美術室へと入っていった。懐中電灯を片手に入る神楽。すると銅像の後ろから男が現れた。 神楽「だ、誰っ!?」 白江「おどろかしてすまない。オレは白江真。弱小出版社で編集者をしている者だ。まあ、座れよ」 お互いに自己紹介する二人。 神楽「……で、あなたはここが一体どこなのか、知ってるんですか?」 白江「友人はここを『境界』と呼んでいたらしい。わかりやすく言えば、この世とあの世の狭間かな」 神楽「ここは……現実の世界じゃない……って事ですか?」 白江「そう言う事になるな。生きている人間もいれば、死んでしまった人間もいる……」 神楽「そういえばさっき、生きている男の子に会ったわ……」 白江「あぁ、オレも見かけた。取り乱して走っていったがな。あれじゃあ、すぐ取り込まれてしまう。ちょっと心配だな」 神楽「取り込まれる? それってどういう事ですか?」 白江「その辺でウヨウヨしている幽霊どもと、同じになるってことさ……たぶん」 神楽「白江さんは、どうやって、その……『境界』に来たんですか?」 白江「君はどうやって来た?」 神楽「どうやってって……気がついたら、この学校の音楽室にいて……」 白江「ここへ来る前、何かしてたと思うんだが? チャットだろ……? 『黒のページ』で」 神楽「!! あのチャットとここは何か関係があるんですか?」 504 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 21 38 34.01 ID n75VIYnv0 白江「やはり……、君もあのチャットにいたんだな」 神楽「そういえば涼谷君もいたって……、それじゃあ白江さんも?」 白江「あのチャットが『境界』への入口になっているらしい。それにしても、どうして『黒のページ』なんかに来たんだ?」 神楽「人を探してて。ハンドルネームしか知らない人を探してて……その人が『黒のページ』にいるってウワサを聞いたの」 神楽「私、ずっと謝りたい事があって……でもその人の事、ハンドルネームしか知らなくて……そういう白江さんは?」 白江「死んだ友人のやり残した仕事を調べていたら『黒のページ』に辿り着いたのさ。気付けば、こんな状況だ」 白江「もっとも、オレが気がついた場所はここじゃないがね」 神楽「え? どういう事…? この学校以外の場所があるんですか?」 白江「この学校のような場所がいくつも点在している。おそらく『境界』に取り込まれた人達の記憶や想いが具現化した」 白江 「場所と場所は繋がっていないので、直接の行き来は出来ないが、1つだけ方法がある。これさ」携帯電話を見せる。 神楽「え…? これで…? どうして?」 白江「それはオレにもわからない。でも、君も霊からの着信を受けているだろ?」 白江「『境界』では霊の声を携帯で受け取る事が出来る。それ以外にも電話をかける事で発信先に『転移』出来るのさ」 神楽「そんなのって……」 白江「信じられないだろう? だが、何故かそうなんだよ、ここでは。オレはそうやってここへ『転移』してきたんだ」 白江「逆に考えれば、元の世界へ戻れる番号があるかもしれない……」 神楽「ここから出られるって事?」 白江「入ってこれたんだ。だったら必ず出る事も出来るはずだ……。ただ、自分の携帯にかけてみても無駄だった」 白江「『転移』どころか繋がりもしない……。でも希望を捨てたら即、あいつらの仲間入りだ。そんなのはご免だろう?」 白江「とりあえず電話番号を交換しておこう。『転移』するまでは連絡に使えるからな」 白江「君は帰る方法を探すんだ。ここから出られる番号があるはずだ」 神楽「白江さんは?」 白江「オレには、やらなきゃいけない事がある……。もう一つ教えておくが『境界』には、耳障りな音のする場所がある」 白江「携帯に録音機能があれば録ってみるといい。霊達のささやきが聞けるぞ……」 白江が驚いた顔をする。神楽が白江の視線の先、自分の背後を見ると、先ほどのメガネの男の幽霊がおり、去って行く。 白江「あ、天野……。すまないが、オレは行くから、何かあったら連絡する。じゃあな」白江の名刺を手に入れた。 神楽「ここから出るための電話番号……一体、どこにあるのかしら……?」 神楽も探索のため美術室を出ようとする、だが突然、扉が閉められる。 朝霧「ずっとここにいようよ……私と一緒に……」 黒猫のぬいぐるみを抱いた小さな女の子の幽霊(朝霧麗子)が微笑している。神楽に飛びかかり、その腕を掴む。 途端、記憶がフラッシュバックする。病院、怪我をする少女、窓に立つ少女、迫るトラック、驚く看護婦。 少女は手をはなして距離をとり。「……うそつき……」と言って消えた。 神楽「あの子、うそつきって……?」 一人残された神楽、とりあえず美術室を出ようと扉を開く。開いた瞬間、セーラー服の幽霊(小倉舞)がいた。 小倉「みぃつけたぁー。2人にも教えなきゃあ……」 消えた幽霊。廊下を進むと、黒猫がいる、黒猫は階段を下って1階へ。黒猫がこちらを待っているので追いかける。 保健室にたどり着き、入ると、ベッドの向こうで涼谷がしゃがみこんでいた。 涼谷「こ、これは夢だよ……き、きっと夢落ちに……こういう時はきっとそんな展開に……」 神楽「誰…? 誰かいるの? す、涼谷くん?」 涼谷「あ……あぁ、君か。ねぇ……一体どうしたらここから出られるのかなぁ」 涼谷「きっとここは次元の狭間何だと思うんだけど、現実の世界とわずかに次元がずれてて、何かのきっかけでぼく達は」 涼谷「その狭間に落ちてしまったんだ……そうだ! 『黒のページ』に秘密があるんだよ! きっと条件があって……」 涼谷「それを満たせば怨念が解けたり……、出口が見つかったり……。そんなパターンだと思うんだけど……」 涼谷「ねぇ……君、何かヒント知らないかなぁ!」 神楽「あ、あのね、ここでは携帯で電話をかける事で移動ができるって、さっき会った白江という人が言ってたんだ……」 神楽「でも自分の携帯はダメみたいなんだけど……」 涼谷「な、なんだ。自分の携帯じゃダメなのか……!! だったら……!」 505 :CALLING~黒き着信~:2013/08/15(木) 21 43 26.30 ID n75VIYnv0 神楽「あ、ちょ、ちょっと! 話を最後まで聞いてから!」 携帯で電話をかける涼谷。すると突然、驚きの声をあげながら、その場で後退し、ベッドの後ろに倒れ込むように落ちた。 神楽がベッド向こうに行くと誰もいない。携帯電話だけが落ちていた。 神楽「これが……転移……?」携帯電話を入手。「この携帯も、なにかの時に使えるかもしれない……」 保健室を出る。白江から連絡が入る。 白江『無事みたいだな……、さっきの坊やは見つかったのか?』 涼谷「保健室にいたんだけど、電話を掛けて消えちゃった……」 白江『そうか。君も早くここから『転移』した方がいい。ここの霊は危険だ』 神楽「白江さんは?」 白江『オレはもう少し、調べなきゃいけない事があるんでな。『転移』すると今の携帯を置いていってしまうから』 白江『連絡が取れなくなるかもしれんが……幸運を祈っている』 廊下を歩く神楽、するとすぐに写真メールが送られる。それは最初の方に見た3-2の教室の扉の写真だった。 扉は開かないが、下に小さな穴があいている。 神楽「片方の携帯を投げ込めば、もしかしたら……?」 穴の中に携帯を滑り込ませ、もう一つの携帯で扉向こうの携帯に電話を掛ける。すると視野がどんどん暗くなっていった。 気付くと教室の中に居た。落ちていた携帯を拾う。すると穴の向こう、扉外の廊下で幽霊(太田久美子)の声がした。 太田「私の携帯、みぃつけたぁ……」 こちらに気付かず、携帯を拾って去っていった。 教室内でノイズが大きい所、教壇の場所で録音機能を使ってみる。完了した後、聞いてみた。 『ねぇ、この記事見てよ。ネットカフェで男性死亡。ゲームのやりすぎで死んだとかいうアレでしょ?』 『あぁ、ニュースで聞いた事があるぅ……でもそれがどうかしたの?』 『ニュースではゲームのやり過ぎっていってるけど、この記事によると「黒のページ」ってサイトに秘密があるらしいよ』 『最近ウワサになってるサイト?』 『そうそう、今度はこれを調べてみない? ひとりかくれんぼも飽きてきたしさー』 その後、教室内を調べると、机の上に雑誌があり、そこに電話番号が書かれていた。997-494-582。 細川「ここにも遊び相手がいたじゃなぁい……!」 神楽は三人の女子高生の幽霊に追いつめられる。「早く、ここから逃げなきゃ」 神楽は三人の攻撃を振り払いながら、教室中を逃げ回り、なんとか先ほどの電話番号を打ち込み、転移に成功した。 醒ノ章 了 512 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 10 29.28 ID lMxsguSO0 続き 闇は身体を包み込むと 心の内側から蝕んだ 身体は粒子となり 電波の流れに押し流され 内側へと落下していく 完全な闇 それは”虚無”だった 永遠とも思える一瞬の後、 私は”虚無”に漂う記憶の形骸の上で 再び結晶化する ●徨ノ章 オウノショウ 神楽凛 目を覚ました神楽凛。 神楽「ここは……、ネットカフェ……? とりあえず、あの3人組からは逃げられたみたい……」 扉は開ず狭い個室。パソコンが置かれ、MMORPGのポスターやお客様への注意事項などの張り紙がある。 色々と置かれた小物の中、床に落ちていた携帯を入手。するとパソコンに向かって何かを打ち込む幽霊が現れる。 立ち上がるとそのまま消える。消えた場所の椅子を調べるとメモがあり、29と書いてあった。 神楽「何の番号だろう……?」 床に二桁の数字を入れる箱、そこに29を入れる。中はバラバラのビスクドールで、パーツを一つずつどかしていく。 すると「藤村儀三郎」という男の名刺があった。書かれた997-818-662を携帯電話に入れる。 気がつくと、神楽はたくさんの日本人形に囲まれた場所に転移していた。 畳の上に年老いた女性(岸部千代)が倒れている。 神楽「幽霊……じゃ……ない?」 側により、話しかけると、起き上がった。 岸部「わたし、どうしちゃったのかしら……」 神楽「おばあさん、おばあさんはどこからここへ来たんですか……?」 岸部「あぁ……、お人形さんがいっぱいだねぇ……。ほら、あの人形なんて、あの子、れいちゃんによく似ていない……?」 神楽「あの……、おばあさん、聞こえています?」 岸部「ここはどこなんだろうねぇ……、あら、あなた、どこかで見た顔ね。ごめんなさいね、最近すっかり忘れっぽくなって」 岸部「ほんと、年は取りたくないねぇ……」 神楽「!! 携帯? おばあさん、ちょっとここで待ってて……」 コール音、携帯を探して部屋内を探索する神楽。途中で人形が並ぶ写真があった。 513 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 11 30.45 ID lMxsguSO0 襖を開けるには畳の上の人形をどかさないといけない、写真の順番にどかす。四回順序を間違えると死ぬ。 襖を開けると、最初の章で涼谷が迷い込んでいた場所だった。携帯のコールはもっと奥からのようだ。先に進む神楽。 廊下を歩くと天井から市松人形が落ちてくる、天井を見ると子供の声と共に人形達がさかさまに天井に張り付いていた。 人形達はすぐに消える。廊下を進んで電話のコールが鳴る部屋の前に行く。最初の章で涼谷がいた黒電話のある部屋。 神楽「!! 何これ!? 何でこんなに髪の毛が……!」 たくさんの髪の毛が扉の周りに張り付いている。髪の毛は気にせず扉を開けて中に入る神楽。 部屋の中、携帯を探す。ベッドの下からコール音がするのでしゃがみこみ携帯電話を取る、涼谷の幽霊がベッド下にいた。 携帯電話を入手。涼谷の幽霊が「助けて、助けて」と言いながら襲い掛かってくる。扉を開けて逃げる神楽。 追いかけてきて、廊下で何度も襲い掛かってくる涼谷。廊下の他の扉は開かない。 逃げ回っていると黒電話が鳴り、その音に涼谷の幽霊は苦しみだして消えた。とりあえず部屋に行き、黒電話をとる。 朝霧『約束したのに……、来るって約束したのに……、私の事、もういらないんでしょ』 朝霧『いなくなればイイと思ってるんでしょ。……お母さんのバカァ!!』 おばあさん(岸部千代)の所に戻ることにした神楽。途中で老人の幽霊(近藤淳二)が「私の人形」と言った後、消える。 おばさんの所に行くが、どこにもいない。 神楽「あれ……? どこ行っちゃったんだろう?」 畳の上に番号メモがあった。岸辺道人 997-618-252 黒宮病院204号室。神楽はここに電話をかけた。 気がつくと病院の治療室にいた。携帯電話を入手し、ノイズのある所で録音し、再生した。医者と看護師の声。 『ご免なさいねー。処置しますから、服切りますよー』『脚の他に痛いところある? ここは痛い?』 『…う、ぅう』『ライン確保しました。ご免なさいねー。血圧測りますよー』 『左側の写真撮るからポータブル持ってきて。あと血液、クロスチェックにまわして。バイタルは?』 『脈拍112、血圧54の103』『腹部を診るからエコー持ってきて。念の為に頭部のCTも撮るから、連絡お願い』 『スネの骨が折れてるから。腫れが引いたら手術が必要になるからね』 部屋を出ると、廊下の先で女看護師がどこかに向かって歩いているので、追いかける。 二階へと登って行く。病室の前に立って消えたのでその部屋に入る。ノイズがあるので録音して再生。子供と老人の会話。 岸辺道人『おぉ、よく来たね。今日は調子いいのかい?』 朝霧『うん。……ねぇ、聞いてくれる? 最近楽しみをみつけたの』 道人『ほほぅ。それは聞きたいねぇ。何がそんなにれいこちゃんを元気にしてくれたのかな?』 朝霧『ちょっと前にインターネットを始めたの。チャットで友達がたくさん出来て……』 朝霧『入院してから友達がいなかったから、毎日が楽しみで楽しみで』 道人『私だって友達じゃないかい?』 朝霧『おじいちゃんも友達よ。とても大事な。でも年の近い友達が欲しかったの……』 道人『そうか、年の近い友達は大事だからな。ほっほっほっほ……』 ベッドの上に番号メモがある。岸部千代997-082-196。神楽は電話をかけた。 514 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 13 22.67 ID lMxsguSO0 岸部さんの家。テーブルの上の携帯電話を入手。二階から足音がする。台所でマッチを入手。階段を上に行く。 二階に着いた所で懐中電灯が切れる。うす暗い中、襖の隙間から仏壇の前に座る少女(朝霧麗子)の後ろ姿が見えた。 少女が消える。別の所から部屋に入ろうとすると、上に飾られていた写真が落ちて壊れる。 仏壇のろうそくを手に取り、マッチで火をつけた。蝋燭の火を明りにし、部屋を探索。岸辺道人の手紙を入手する。 「岸部千代様 いつも世話ばかりかかけてすまない。最近は冷え込むようになったから、お前も膝が痛むだろう。 見舞いも無理してまでくる事はない。先日、かわいい友達ができたよ。上の階に入院している子だ。 気晴らしに屋上へ出たらその子がいてな、ついつい話し込んでしまった。今では時々病室まで遊びに来てくれる。 まるで孫がもう一人できたみたいだよ。今度来た時にでも紹介しよう。お前も身体には気をつけて。 岸辺道人」 側にあった写真立て、それはに人形の所で見たおばあさん(岸部千代)だった。 下の階から電話が鳴っている。その前に押入れを調べると、木製のピースが手に入った。 玄関前の黒電話をとると少女(朝霧麗子)の声。 朝霧『どうして死んじゃったの……? 退院したら、いろんな所へ遊びに連れてってくれるって約束したのに……』 朝霧『みんな私をおいていってしまうの……? 私、独りぼっちになっちゃった……』 神楽が後ろを振り向くと少女の幽霊(朝霧麗子)が俯いている。ゆっくり神楽に歩み寄り、眼前まで寄ってから消えた。 朝霧『独りぼっちになっちゃった……』 寝室に行くと老人の幽霊が寝ていた。すぐに消えて木製パズルが残される。ピースを嵌めて完成させる、中に手紙がある。 「岸部千代様 暑中御見舞い申し上げます。すっかり御無沙汰しております。厳しい暑さが続いておりますが、如何お過ごしでしょうか? 一度、病院の方にも検診に来ていただけたらと思います。もし、来院に抵抗が御座いましたら、 私個人宛に連絡をいただいても一向に構いません。以下に連絡先を記しておきます。 個人の携帯電話ですので、お気軽に御連絡ください。 997-116-286 くれぐれもお体を大事になさってください。 日比野鏡子」 神楽「日比野鏡子……この名前、どこかで……」 徨ノ章 了 516 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 21 19.01 ID lMxsguSO0 暫くは、ただぼんやりと今までの人生を思い出すためだけに、時間を費やしていた。 ぽっかりと開いた胸の穴を持て余していたのだ。それだけにタケシの心遣いはとても嬉しいものだった。 本当、長生きはしてみるものだと思った。あの人と知り合った頃、何日も手紙を待ち続けた日々が懐かしい。 もしあの時これがあったら、どんなに便利だったろうと思う。先日、『死者に会える所がある』……そんな噂を目にした。 最先端の技術にも、昔からある様な迷信は息衝いているものだと悟った。……でも、ちょっと覗いてみようかしら。 ●還ノ章 カンノショウ 岸部千代 日本人形の部屋。倒れた所を神楽に起こされたおばあちゃん、岸部千代。 電話の鳴る音で去っていく神楽を見送った岸部千代が振り向くと、学生服を着た若い男性の幽霊が立っていた。 神楽が開く事の出来なかった襖が開いて、男は去っていく。 千代「あの人……どこかで……」 神楽に待っていてと言われていた千代だったが、追いかけざるおえなかった。 襖の向こうは光り輝く森だった。 ゆっくりと歩いて進む学生服の男性。走る事の出来ない千代も、ゆっくりと森の中を追いかける。 森の中は時々、人の大きさの光の影がそこら中にあった。 どんどん光が強くなっていく。まぶしくて、何も見えないが千代はゆっくりと追いかける。 気付くと病院に居た。明るい病院の中を進む。 待合室の椅子に女の子(朝霧麗子)が座っていた。だがすぐに消える。 千代「あら……? あの子……?」 病院の廊下を進む。するとまたさきほどの女の子がいた。少女は担架で運ばれる別の少女(神楽凛)とすれ違う。 千代「……まぼろし?」 岸部千代は階段を上る。廊下の向こう側に車いすの老人がいた。 千代「!! あなた……道人さん!」 老人、岸辺道人は女の子と何かを話して消える。 廊下を進む。気配に振りかえると黒猫がいて、去っていく。白い影の中、岸部千代は追いかける。 男性が食堂室の前に立っていた。中に入ると、岸部千代と岸辺道人と女の子、千代と女の子が互いに挨拶している。 千代「あぁ……、私は夢でも見ているのだろうか……、また道人さんに会えるなんて……」 千代「ここが死者に会える場所なのかねぇ……」 病院を進み、医者の待合室のような所へ。据え置きの電話が鳴っているので取ると、少女の声がした。 朝霧『ここへ来ちゃいけない……、ここへ来たって、おじいちゃんは、いないんだから……』 朝霧『おばあちゃんは、特別だからね……』 廊下に出ると、最初の若い男性が廊下の向こうへ歩いている。千代は追いかける。 男性が消えた病室204へ入る。ベッドの上で古ぼけた写真と携帯電話を手に入れる。 千代「あぁ……そう、思い出したわ……、なんて懐かしい……。あら、電話が勝手に……」 勝手に電話番号が入り、電話がつながる。男の声がした。 道人「なにもこんなところまで来なくても……しょうがないやつだ」 道人「お前にはいろいろ苦労をかけたな……、すまなかった」 道人「……有難う」 還ノ章 了 517 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 16 25 42.68 ID lMxsguSO0 ちょっと説明が不足してた 若い男性は若いころの岸部道人 手に入る古ぼけた写真に写っている まだ容量大丈夫か? 書き込めるのか? 6 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 08 23.56 ID lMxsguSO0 ほら、ここから入れそうだ。 待てよ。マジで入るの? これって不法侵入にならない? なんだよ。怖いのか? バカ。怪我してもしらねぇゾ。 ちょっと写真撮るだけだって。こんな身近に雰囲気のイイ廃墟があるんだし。取り壊される前に記録しておかないと。 ここってアレだよな。5年前の……。 そう。入院患者や病院関係者が連続して死んだあの事件の。 結局、あの事件で死んだ人の死因ってナゾのままで終ったんじゃ? 院内感染とか言われてたけど……『呪い』って話もある。 ウソっ。マジで……? ●哭ノ章 コクノショウ 神楽凛 神楽「日比野鏡子……この名前、どこかで……」 神楽は日比野鏡子のハガキに書いてあった電話番号で、転移する。 病院。手に持っていた蝋燭の火が消える。テレビの下からコール。携帯電話を入手。通話する。 日比野『あの子を……あの子を助けたかった……』 振り向くと、看護婦の幽霊(日比野鏡子)が部屋から出ていっていた。出ると看護婦が廊下を歩いて行くので追いかける。 ナースステーションで看護婦が両手で目を覆っている、看護婦が消えた所で日比野の日記を入手。 「4月1日 担当の患者さんに挨拶してきました。名前は、朝霧麗子ちゃん。 受け答えはきちんとしてくれたけど、なんだかとても静かで内向的な印象。 入院してるほかの子供ともうまく馴染めていないみたい。緊張してるのかな。 麗子ちゃんが毎日楽しく笑って過ごせるようにがんばろう」 看護婦と麗子が並んで笑顔の写真。今まであった幽霊の少女が、朝霧麗子である事を神楽は知る。 部屋を出ようとすると自転車に乗ったピエロの人形が走ってきて止まる。 廊下を歩いていると朝霧麗子が現れる。 朝霧「みんな私をおいて、どこかに言ってしまうの……、暗い闇の中で独りぼっちなの……、寂しいよ……」 朝霧麗子と戦闘。ただひたすら回避して逃げる。画面が真っ赤な時は一撃死。一定時間逃げると消える。 204号室で録音再生。岸辺道人と朝霧麗子の会話。 道人「おや、れいこちゃん。今日は顔色がいいねぇ?」 朝霧「さっきね、チャットの友達がここまで来てくれるって約束したの、……まだ先の事なんだけど、待ち遠しいな」 道人「ほう。それは楽しみだ。でも、会う時にはもっと元気にならんとな」 朝霧「うん。じゃあね、おじいちゃん」 廊下に置いてあった車椅子の上のラジオカセットから、電池を抜き取る。背後に日比野さんが登場。 日比野「あの子を……あの子を助けたかった……」 その後、202号室で日比野の日記2を入手。 「6月19日 お見舞いに来ていたお母さんが麗子ちゃんに携帯電話を渡していました。 この病院では談話室での携帯電話の使用を許可しています。 このご時世、病院とはいえ携帯くらいは使えないといけないみたいです。 これから更に仕事が忙しくなるそうで、これまでの様にお見舞いに来れない分、 せめて声だけでもいつでも届くようにとおっしゃっていました。 ためしにと電話をかけてお母さんとお話しする麗子ちゃんは、 びっくりするくらい生き生きとしていて、素敵な笑顔だったな」 7 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 09 45.73 ID lMxsguSO0 手術室で日比野の日記3を入手。 「9月12日 麗子ちゃんが楽しそうにしているのを見ました。 何かあったのかなと思って聞いてみたら携帯でチャットしているみたい。 なんでも待合室においてある雑誌にそういった記事があったとか。 解放された談話室から鼻歌が聞こえてくるくらい。 ふと気付くと、私の携帯にメールが届いていました。麗子ちゃんからでした。 近くにいるのにわざわざメールしてくるなんて。よっぽど携帯が気に入ったのかな。 今の麗子ちゃんにとっては、唯一、外の世界と繋がる事のできる手段なのかもしれない」 204号室で日比野の日記4を入手。 「11月17日 今日、病室に行くとひびの入った携帯電話が床に転がっていました。 このところ、お母さんに電話をしても留守番電話が多く、たまに繋がっても結局その事で言い争いになって、 つい頭にきて携帯電話を床に投げつけちゃったみたい。 でも、きっと麗子ちゃんは後悔してる。お母さんは仕事で忙しいんだって、ちゃんとわかってるから。 麗子ちゃんに病院の固定電話を使わせてあげられないか師長に相談してみると、快く了承してくれました。 さすがにいつでも、というわけにはいかないので、消灯時間前の20分という条件付き。 チャットは談話室のパソコンでも出来るから、明日にでも使い方を教えてあげよう」 神楽「この子……一体どのくらい入院していたのだろう。長い入院の末に……やっぱり……」 食堂で日比野の日記5を入手。 「12月19日 相変わらず、麗子ちゃんのお母さんから電話はほとんどありません。 こちらからかけても、めったに出る事はないみたい。いつも留守番電話ばかり。 倒れたりしていなければいいけれど。 お母さんからの電話が来ているときは麗子ちゃんの体調も安定して、 外科手術に取り掛かれるほどになるかもしれないと期待されていたのに。 最近はずっと沈みっぱなしでまるで初めて会った時のよう。 時間があくたびに麗子ちゃんの所へ行くけれど、やっぱり寂しそう。 なんとか元気にしてあげたいのにな。」 神楽「あの看護師さん、ずっとあの子を見守ってきたんだ……霊になってもまだ、その気持ちを持ち続けているんだ……」 食堂でノイズを録音、再生する。 道人「あぁれいこちゃん。こっちにおいで。」 朝霧「……岸辺のおじいちゃん。」 道人「紹介しようか……私の奥さんだ。」 朝霧「こんにちは。朝霧麗子です。」 千代「こんにちは。岸部千代です。いろいろ話はきいてるわよ……」 道人「れいこちゃんはスゴイんだ。私のパソコンの先生だぞ。」 千代「あら、そうなの……? 私も教えてもらおうかな。」 道人「何を図々しく……お前はタケシに教えてもらえばいいじゃないか。」 朝霧「隣の談話室にパソコンあるの。メールとかチャットができるから遠くの友達ともお話ができて楽しいの。」 8 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 10 50.16 ID lMxsguSO0 301号室で日比野の日記6を入手。 「3月14日 麗子ちゃんの手術から1週間。経過が思わしくない。 手術自体には問題はなかったはず。なのに症状の改善は全く見られない。 むしろ、手術で体力を消耗してしまい術前より悪い状態だ。 情緒不安定になりがちで食事も受け付けないようになってしまっている。 ついさっきまで私に顔を押し付けて1時間も泣きじゃくっていた。 いまは静かに寝ているけれど少し腫れているまぶたが痛ましい。なだめる事しかできないなんて歯がゆくて仕方ない。 最近はチャットを見に行く回数も減っているみたい。 どうしたんだろう。今度、時間がある時に私ものぞいてみようかな。」 神楽「日記を読むと、あの看護師さんの想いが流れ込んでくる。私に、何かを伝えようとしてる……」 黒猫がいたので着いて行くと302号室に入って行ったので、開けると境界の狭間に落ちそうになる。 ナースステーションの黒電話が鳴る。 「救急隊からの受け容れ要請あり。受け入れる事になりました。1階で受け容れ準備お願いします。」 神楽「1階? 1階に行く必要性が……? でもどうやって……」1階への道は閉じられていて、行く事が出来ない。 すると日比野鏡子の幽霊が後ろに立っていて、消える。足元に名刺が落ちていた。 黒宮病院院長 黒宮芳夫 997-447-619。 電話して院長室に飛ぶ。机の引き出しを引いて携帯電話を取ると、院長の霊が襲い掛かってきて退ける。 廊下への扉が開いたので廊下に出る。処置室の前でノイズがあり録音して聞く。 「左下肢、骨折の可能性大です。左脇腹に打撲痕。痛みがある様です。頭も強打している様ですが意識はあります。」 「しっかりしてください! 私の声、聞こえますか!」 そして神楽凛は子供のころを思い出す。トラックにはねられて、運ばれた病院。 神楽「この病院……そうか、あの交通事故の時、運び込まれたのはここだったんだ……」 過去の看護師の日比野と、病床で横になる神楽。 日比野「今日は、顔色良いね。元気になってきた?」 神楽「……うん。あ、あの……ちょっと聞いてもいいですか?」 日比野「なあに?」 神楽「事故にあった日……私……、この病院で人と会う約束してたの……。でも、ハンドルネームしか知らなくて……」 神楽「ここに入院している人だと思うんですけど……。『黒猫』ってハンドルネームの人なんですけど、知りませんか?」 日比野「……知ってるわ。……つい先日、元気に退院していったの。」 神楽「ホントですか!?」 日比野「でも、ごめんなさい……、病院の規則でこれ以上患者さんの情報は教えられないの。」 神楽「そう……ですか。」 9 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 11 54.97 ID lMxsguSO0 神楽「そうだ、日比野さんだ。私を担当してくれた看護師さん……。でも、どうして日比野さんが霊に……?」 持っていた電話が鳴る。相手は白江だった。 神楽「あれ? も、もしもし?」 白江「その声は……? まさか君が出るとはな……。そこは黒宮病院だな?」 神楽「ええ、どうして白江さんが……?」 白江「病院へ『転移』しようと思ったんだが……、ま、それはいい。それより、よく聞くんだ。」 白江「『境界』にはいろんな場所が点在するが、これらが発生した事の発端は、その黒宮病院にはるはずだ……」 神楽「それって、どういう事……?」 白江「平たく言えば、『黒のページ』を使って我々を『境界』に引きずり込んだ犯人がいる……!! う、うわっ!!」 神楽「!? 白江さん!? もしもし!! 白江さん!!」 電話が切れる。 神楽「私達を『境界』に引きずり込んだ犯人って……?」 そして霊の気配、辺りを見回すと朝霧麗子が出てくる。 朝霧「独りぼっちはつらい……寂しい……だから、みんなを呼んだの……。あなたも……あなたも、ここの一部になるの」 朝霧麗子、以前と同じで一撃死を注意して回避を何度もする。時間が経つと消える。 院長室に行き、また日比野の幽霊が立っていた棚を調べると、日比野の日記8を入手。 「7月14日 午後3時50分、岸部さんがこの世を去りました。 新しく孫ができたみたいだよ、と笑っていた顔が頭に焼きついて離れない。 看護師になってから、幾人かの患者さんを見届けて、そのたびに泣いてしまっていたけれど、 こんなに大泣きしてしまったのは初めてだ。先輩に背中をさすられてしまうなんて看護師としては恥ずかしい事。 でも我慢できなかった。岸部さんのベッドにしがみついて泣き叫ぶ麗子ちゃんを見たら、とても耐えられなかった。」 神楽「!! 岸部さんって! 看護師さんも岸部さんもみんな、あの子に繋がっている……?」 待合室のカウンターに行くと日比野の幽霊。調べると日比野の日記9を入手。 「7月26日 麗子ちゃんの状態は深刻だ。 身体は日に日に痩せていて、食事はほとんど食べなくなってしまった。何度促してみても食欲が無いという。 最近、まったくお母さんと連絡が取れなくなってしまった事も原因の一つになっていると思う。 実は先月分の入院費の払い込みがなく経理では困っているらしい。お母さんも、ずっと苦労をしているので心配だ。 さっき麗子ちゃんの様子を見に行ったら、放っておいてと言われた。 でも黙って頭を撫でてあげたら少しだけ甘えてくれた。 やっぱり意地を張ってるだけなんだ。本当は寂しくて辛いんだよね。 来週ネットの友達が会いに来てくれるという事になったみたい。 麗子ちゃんにとって、ここしばらくで唯一のうれしい出来事のようだ。 これをきっかけに少しでも前向きになって欲しいと思う。」 神楽「!! ネットの友達が会いに……?」 玄関でノイズを録音し、再生する。 朝霧「もう1時間か……。こないのかな……今日の約束は、ウソだったのかな……。他の人と同じだったのかな……。」 朝霧「うわべだけで、私の事なんか何とも思ってなかったのかな……。……信じていたのに……」 10 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 15 47.66 ID lMxsguSO0 処置室に行くと日比野の幽霊がいて消える。日比野の日記10を入手。 「8月1日 困った事になった……。 今日、同僚の日高さんの愚痴を聞いていた。最近の麗子ちゃんについてだ。 病状も良くないのだけど、精神的にもかなりネガティブになってきている。 それで身近な私たち看護師にあたる事も多くなっている。私たちにとっても、とても辛い状況だ。 日高さんもストレスを溜めていた様なので少し口を聞いていたのだ。 その話の内容を麗子ちゃんに聞かれてしまったのだ……。うっかりしてた……本当に……。 それから口を一切聞いてくれない。食事も投げ散らかすようになってしまった。 あんなになついてくれていたのに……。もう一度、元の関係に戻れるか自信が無い……。」 日比野の声が聞こえた。 「私は……あの時……、麗子ちゃんを独りにしてしまった……。一番支えが必要な時に孤独にしてしまったの……」 神楽「日比野さん……『黒猫』さんは元気に退院したって……、もしかして、あれはウソだったの……?」 廊下を歩いていると、日比野の幽霊がエレベーターに入って行った。エレベーターの前に、鍵が落ちていて入手。 日比野の携帯電話にかけて転移。落ちていた携帯電話を入手。 2階ナースステーションの扉の鍵を開けて、日比野の日記7を入手。 「4月10日 インターネットの掲示板やチャットが荒れているという話は聞いた事があったけど、実際に目の当たりにするとかなりショックだ。 ましてや身近な人がその標的になっているなら、なおさらだ。 なんであんなにひどい事を書き込めるんだろう。 入院生活の長い麗子ちゃんにとって病院も病気も日常だ。 だから、そんな話題が多くなるのは当然の事なのに……。 それを、うるさがったり面白半分に茶々を入れたり……、彼らは麗子ちゃんの送ってきた生活も家族の疎遠も知らない。 知らなければ何を言ってもいいの? そんなの悲しすぎる。」 神楽「あ、荒れているチャットって……も、もしかして……」 目の前のパソコンが起動する。 チャットで病院の話をする黒猫を煙たがっている三人と、酷い事を書かないでと書くリン。 三人が退室した後に入室してリンに礼を言う黒猫。 神楽「!! これは私が参加してたチャットサイトだ……。どうして、これが……。『黒猫』さんって…………」 背後に朝霧麗子の幽霊が出るが、振り向くと消える。 部屋を出ると日比野の幽霊が歩いているので、ついて行く。パソコン談話室の前で消えるので、続いて入る。 過去の映像が流れる。日比野と朝霧麗子。 日比野「……麗子ちゃん、今日はここにいたの? そう……少し顔色もいいみたいね」 日比野「……さ、そろそろ検査の時間よ。1階で先生が待ってるわ。」 立ち去る朝霧。日比野がチャットルームを見ると、落ち込んでいる黒猫にリンが会う約束をしていた。 神楽「やっぱり……。あの時、会う約束をした『黒猫』さんがここに入院していた朝霧麗子……。そして、私は……」 神楽「会う約束をしていたのに……事故にあって。」 神楽は入院していたころの記憶を思い出す。 11 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 17 18 45.35 ID lMxsguSO0 朦朧とした意識で、窓を見る病床の神楽。 窓際に立つ少女。 扉を開けて驚いた顔で、止めようと走り出す日比野。 神楽「うそっ……!! 夢だと思っていたのは入院の時の記憶……。……『黒猫』さん。……あれは『黒猫』さん!?」 頭を押さえて首を振る神楽。振り向くと日比野の幽霊が居て、目があう。 日比野「麗子ちゃんは、心のどこかでまだ待っているはず……。あの子をいま救えるのは……、きっとあなただけ……。」 神楽「待ってる……? 黒猫さんが……いまでも?」 消える日比野。黒宮の携帯電話にかけて転移。携帯電話を入手した後、1階の玄関で座って待つ朝霧に歩み寄る神楽。 神楽「あなたが……『黒猫』さんだったのね。」 神楽「聞いてくれる。……私、約束をやぶったわけじゃないの。あの日、ここへ向かっていたのよ。本当に……。」 神楽「でも、途中で交通事故にあって。そしてここに運びこまれて……。」 神楽「偶然だけど、隣のベッドにいたんだよ。もし、私が目を覚ますのが、もう少し早ければ……」 神楽「これは言い訳だよね……約束守れなかったのは事実だから。」 神楽「ごめんなさい……ごめんなさいって、今更だよね。もう、取り返しつかないよね……」 神楽「もう、私がここの住人になるのも、時間の問題だと思うの……。そうなったら『黒猫』さんと一緒にいるよ、私。」 神楽「なら、もう寂しくないよね……? 辛かった事も、それで忘れられる……?」 歩きだして神楽の横を通り過ぎる朝霧麗子。そのままどこかに歩いて行くので、追いかける。 画像が全体的に暗い。時間でどんどん恐怖メーターが上がっていくので、早く追いかけないとゲームオーバー。 302号室、朝霧麗子の病室に入る。すると窓際に少女の幽霊が立っている。 神楽「ダメェエエ!!!!!!」 走り出し、朝霧麗子を抱き止めようとする神楽凛。 しかし幽霊には触れられず、その勢いのまま窓の外へ。朝霧麗子を通り過ぎて、神楽は境界の狭間へと落ちていった。 その後、朝霧麗子は生きていたときのように窓から飛び降り自殺をした。 岸部千代が病室のベッドで目を覚ます。横に座っていた男が岸部千代に気付いて立ちあがり、話しかけてくる。 「あ、ばあちゃん!? 分かる!? オレ、タケシだよ!」 「良かった……! ま、待ってて。みんなを呼んでくるから……!」 「とうさん! かあさん! ばあちゃんが! ばあちゃんの意識が戻ったよ!!」 立ちさるタケシ。岸部千代は体を起こし、側にあった携帯電話を手に取る。 そこには岸部道人からの着信履歴があった。 「隠された章を受信しました」 1週目は必ずバッドエンドで終わり。 520 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 22 04 33.25 ID lMxsguSO0 使いきるって書いてました、本当にすいません、次スレの 11の続き 2週目、ここから白江真が主人公の章が入る。 ●界ノ章 カイノショウ 白江真 白江真が、部屋の床で目を覚ました。「なんだ……この部屋。どうして……こんなところに……」 アニメの女の子のフィギュアやポスターが並ぶ部屋主はオタク(涼谷しんいち)だと思われる部屋。 白江「同僚の天野が、突然倒れて意識不明になり、数日後、原因不明のままこの世を去った。」 白江「ヤツが調べていた事件と同じように、だ。きっとヤツの事だから、一連の事件の真相に近付いたに違いない。」 天野の取材ノート1を見る。 「次号で『黒のページ』についての特集を組む予定でいる。その準備のためにまず『黒のページ』について、 まとめてみようと思う。正直よくわからない事だらけだ。いまわかっている事はこの2点。 1:『黒のページ』というサイトがある。 2:そこからチャットに繋がる事がある。 『黒のページ』自体は誰でも閲覧する事ができる。オカルトを取り扱った掲示板などによく張り付けられているからだ。 しかし、実際に見ても問題のチャットに飛ぶ事は無かった。何か条件があるようだがわからない。 そこでまず『黒のページ』が原因だと言われている事件を追う事にする。」 白江「ヤツの机の中に、これを見つけた。これを手掛かりに『黒のページ』を見つけ、」 白江「チャットルームに繋がったと思ったら……。一体、オレはどうなってしまったんだ?」 ベッドを調べると目覚ましが鳴るので止める。枕の下から携帯電話を入手。所持しているメモ帳にそれの電話番号をメモ。 本棚はアニメなどの他に心霊現象もの本やポスターもある。フィギュアやポスターは武装戦士MAKOというらしい。 パソコンを開く、ユーザ名に「ARMED SOLDER」と入っている。パスワードに「MAKO」といれる。 最初の黒のページのチャットが開く。最後に997-684-771と書かれていた。電話をかける。 気付くと白江真は見知らぬ、薄暗い部屋にいた。手にあった携帯電話が無くなっている。 白江「どういうことだ? 電話を掛けただけのはずなんだが……」 部屋の電気をつけると棚のマネキンの頭が落ちる。どうやらここは美容室のスタッフルームらしい。 床に落ちていたメモ用紙、天野の走り書き1を手に入れる。 「こうなるだろうとは思っていたが、実際に来てみると信じられないものがある。 ここは最初に取材に行った美容院にそっくりだが同じ場所ではないようだ。出口が無い。いや、正確にはドアはある。 しかしその先が無い。出口の先には地面も空も何も無い空間がぽっかりと口を開いている。 ためしに置いてあったファッション誌を投げ込んでみたが音も立てずに視界から消えてしまった。 安全である保証が無い以上はここに飛び込むのはリスクが高いだろう。 意識を失った人たちが数時間の間は生きていたというのはまさに今の俺のような状況だったのではないか。 たとえるなら生と死の境目、仮に『境界』と呼ぶ事にする。」 白江「! これは、天野の字!」 明るくなった部屋を見るといくつものかつらを付けたマネキンなどがある。机の上の携帯電話を入手。 部屋隅のロッカーを開くと放浪者のメモ9を入手する。一つロッカーが鍵がかかって開かない。 「ひとまず状況を紙に書いて落ち着こう。ついさっきまで、私は部屋でインターネットをしていた。 急に変なチャットルームに飛ばされて、戻る事もブラウザを閉じる事もできないから、 しかたなく入場して彼らの話をきいていた。しばらくしてから『黒猫』ってハンドルネームの人が入場してきて、 そのあとすぐに電話がかかってきた。その電話に出た後の記憶が無い。あの電話が原因なのは間違いないだろう。 でも、あのチャットルームも気になるところだわ。」 13 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 22 12 41.45 ID lMxsguSO0 隣への扉を開き、鏡の並んだ美容室の部屋へと移動する。放浪者のメモ10がすぐに落ちていた。 「スタッフルームと繋がるドアに鍵がかかっていなかった。夜に人が出払った後だとすれば無用心過ぎるわね。 やっぱり何か変。それにさっきから妙な視線を感じる……、長居はしたくないわね。」 外へつながる扉を開く。天野のメモの通り、何も無い空間があった。 白江「!! 何だこれは……! 一体どうなっている!?」 美容室を探すと、一番奥の物置にロッカーの鍵があり入手。「この鍵を使えばロッカーを開けられそうだ。」 突然、気配に後ろを振り向くと美容師と思われる女性の幽霊が、誰も座って無い椅子に向かって髪を切っていた。 消えると同時に部屋全体が暗くなる、電灯も点かない。ロッカーに行き鍵を開けると懐中電灯を手に入れる。 懐中電灯で照らし美容室の方に行くと、客が待つためのソファーに天野貞夫の幽霊が俯いて座っていたが、消える。 白江「! ……今のは、まさか?」天野が座っていた場所に、天野の取材ノート2が落ちていた入手する。 「まず、美容室hの女性美容師死亡事件。 死亡した美容師は加藤美野里、20歳。その年の春から働き始めた新人美容師だった。 店長の話によると、その日は片付けを彼女に任せて先に帰宅した。翌日、出勤してみると、 彼女は床に倒れており既に冷たくなっていたという。前日の彼女は普段どおりで特別変わった様子は無かったそうだ。 店内には荒らされた様子も無く、また彼女の財布などもそのままバッグの中にあり、 携帯電話は彼女自身が握り締めていたという。いちおう確認をとってみたが、店内にパソコンは無いという。 『黒のページ』の手がかりは無いか。しかし不可解な点が多いので関係ないとは言い切れないな。」 白江が音に振り向くと天野の幽霊がスタッフルームに入って行った。「……間違いない! 天野!」 追いかけてスタッフルームに入るとマネキンの頭が全部おちている。部屋の奥まで行くと女性の幽霊が一瞬、出てくる。 振り向くと倒れていたマネキンの頭達が全て起き上がって、ロッカーとは逆の隅の冷蔵庫を見ている。 冷蔵庫を調べると、下に天野の走り書き2が落ちていて入手する。 「しばらく店内を探索したがたいしたものはなかった。使えそうなのは女性のものと思われる携帯電話くらいだ。 この電話……繋がるんだろうか。物の試しに、取材で使った電話帳から適当にかけてみる事にする。 997-118-029 997-494-582」 とりあえず携帯電話に入力する。すると見知らぬ部屋にいた。ホテルの一室のようだ。 白江「どうやら本当に移動できるようだな……」 バスルームを開けるとカーテンの向こう側で女性がシャワーを浴びている影が映る。カーテンを開くと誰もいない。 浴槽に天野の取材ノート3が落ちているので入手。 「次はあるホテルで起きた死亡事件。思慕したのは出張中だった会社員の女性、名前は東海林恵子。32歳。 チェックアウトの時間を過ぎてもフロントに現れない事を不審に思った従業員が鍵を開けると、 彼女はイスに座った死んでいたそうだ。テーブルには一台のノートパソコン。右手には携帯電話が握られていた。 彼女の上司が前日の午後10時頃に彼女とメールのやり取りをしている事から、死亡したのはそれ以降という事になる。 しかし電話はしていないという。室内に荒らされた形跡は無く、 完全な密室であった事から警察は事件性は無いと判断したようだ。しかし死因は公開されていない。」 風呂を出ようとすると扉が開かない、何度も前後させて開けると東海林恵子の幽霊がいて襲ってくる、振り払う。 部屋の棚を調べると天野の走り書き3を入手。 「こいつは驚いた。まさか携帯電話で移動できるとは。 どういう原理なのかはさっぱりわからないがコールした向こう側の携帯電話の場所まで移動できるらしい。 しかしどういうわけか自分の携帯電話にかけても通じない。真っ先に思い浮かんだ番号なのだが……。 事はそう上手くはいかないようだ。」 ベッドの上にホテルのメモ「369」。スーツケースに369と数字を入れ開ける。中には携帯電話が入っていた。 14 :CALLING~黒き着信~:2013/08/18(日) 22 13 41.31 ID lMxsguSO0 突然、ノイズが聞こえるので録音して再生する。 東海林『来月から社内の配置転換で担当が変わるの……そう。月イチで出張して来れなくなるわ。』 東海林『しょうがないじゃない……、自腹でここまで来れるほど、いい給料は貰ってないの。』 東海林『これからはあなたが来てくれる? ……ほぉら、やっぱりダメじゃない……。』 東海林『だったら、もうこれっきりの方が良いと思うの……』 白江はもう一つ天野の走り書きにあった電話番号にかける。転移する。 白江「……移動はできても、携帯電話は置いてきてしまうようだな……」 そこはネットカフェの個室。扉は開かないので外には出れない。携帯電話を拾い入手。 天井の棚に、天野の取材ノート4を見つけて入手。 「次はキャラバンというネットカフェで起きたフリーターの死亡事件。利用者の男性が突然意識を失ったというもので、 死亡した男性は根岸克也。29歳。当時、店内には客が複数入っていたがこれといって不審な人物は見当たらず、 男性の知人などもいなかったため過労による心臓麻痺と処理された。残っていたチャットのログを調べたところ、 『黒猫』というハンドルネームの人物の書き込みで終わっていた。『黒猫』とはいったい……?」 携帯電話にメールが入る。そこに最初の部屋(涼谷の部屋)の写メが写っていた。ノイズが入るので録音再生。 根岸『あ、電話……、一体誰からだぁ……? あー……もしもしぃ? ……あ! あぁ、藤村さんですか……。』 根岸『……。でですねぇ……代金のほう、もうすこし待ってくれませんか……、実はバイト、リストラされちゃって……、』 根岸『あてにした給料が入らなくなっちゃったんで……、ホント、スミマセン……、ちゃんと払いますから……』 パソコンの電源が入り、根岸の幽霊が座ってキーボードを打っている。立ち上がると襲ってくるので振り払う。 さっきの写メールの部屋に行くために、携帯電話で番号を打つ。涼谷の部屋に転移する。 携帯電話を入手。パソコンを調べると黒のページの一番下に新たな番号が増えている。997-657-281。 白江「新たな番号が……これもアイツなのか?」天野がいれたとおもわれる電話番号をいれて転移する。 転移した場所は学校の4回女子トイレ。女子高生の幽霊(小倉舞)が白江を見て驚き、手にメモ帳を去って行く。 白江「!? ……あれはオレのメモ帳! いままでの転移先の番号が書かれているのに……! 取り返さなければ……!」 懐中電灯を付けて、脇に置いてあった携帯電話を入手。トイレから出ると美術室と思われる写メールが届く。 305の教室に入り、放浪者のメモ1を入手。 「暗くて怖い。なんだよここ。気がついたら知らない場所にいるなんておかしい。そうだよ、これは夢だ! そうに決まってる! で、でもなんだか妙な音が聞こえる。なんだか不気味だ。背筋がぞっとする。 それにこんなに暗くちゃなにもできない。何か明かりになるものはないかな……」 ロッカーから天野の走り書き4を入手。 「一通り手元にある番号にかけてみたがそのうちのいくつかの番号は受話されてしまい『転移』はできなかった。 内容は無言電話がほとんどだったが、妙な声が聞こえてくるものもあった。 聞くだけで不安を掻きたてられるような不気味な声だった。死んだ人たちだろうか。」 3階を歩くと男(涼谷しんいち)が悲鳴をあげながら走り、三人の女子高生の幽霊に追いかけられているのを目撃する。 白江「! まだ霊になってない人間がいるのか!? 見込まれてしまっているな……、うまく逃げ切れれば良いが……」 2階の美術室へと入り探索。天野の取材ノート5を入手する。写メールを送ったのは天野の様だ。 「そして、一ヶ月前に私立昭成高等学校で起こった女子生徒死亡事件。同じ学校の人間が3人も立て続けに死亡した事で、 話題になっていた。死亡した3人は学校では有名な問題時で評判は良くなかったらしい。意識を失った3人が、 発見されたのは放課後のパソコン室。その後、病院へと運ばれるが、それぞれ数時間後に心肺停止。 第一発見者は同校2年の男子生徒で、歴史の課題の資料を探すためにパソコン室へと立ち寄ったらしい。」 白江がノートを呼んでいると、神楽凛が美術室に入ってくる。 白江「幽霊かと思いきや、生きているお嬢さんの登場とは……」 神楽「だ、誰っ!?」 白江「おどかしてすまない。オレは白江真。弱小出版社で編集者をしている者だ。」 界ノ章 了 この後、醒ノ章。憑ノ章を挟む。 567 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 37 33 ID ??? ●痕ノ章 コンノショウ 白江真 天野の幽霊の登場に驚く神楽、白江は驚き立ち上がる。天野は立ちさる。 白江「あ、天野……。すまないが、オレは行くから。何かあったら連絡する。じゃあな。」 天野の幽霊を追いかけて一階の図書室へ。写メールは校長室。図書室にノイズ録音再生。 太田『マイ! こんなところでナニしてんの?』 小倉『あ……うん。ちょっと本読んでたの。』 太田『メロンパンと焼そばパン、買ってきてって言ったでしょ!』 小倉『次の休み時間に行こうと思って……、あ……今から買ってくるね。』 太田『頼んだよ!』 小倉『すぐ買ってくるね……』 図書館を出て廊下の突き当たりでノイズ、録音再生。 小倉『体育館倉庫に呼びだしたよ……』 太田『どうやってシメる~?』 細川『いちいち余計な事をチクってばかりいるからね……! ちょっとは後悔させないと。』 太田『さっさとカネまきあげて、ウマいモンでも食いに行こうぜー。ハラへってイライラしてきたよー。』 細川『クミは食い気ばっかだな。さぁ、行くよ!』 校長室に行き、棚を調べると天野の取材ノート6を入手。 「意識不明の末、死亡した女子高生3人について、校長に取材した。 3人の問題行動に関しては、指導部だけでは解決しなかったため、養護教諭の清水先生が3人のカウンセリングに、 あたっていたらしい。3人の行動に関しては、保健室で清水先生にカルテを見せてもらう必要がありそうだ。」 白江「保健室……、探ってみる価値はありそうだな。」 校長室を出ると細川と小倉の霊が向こうを歩いている。気付かれないように立ち去ろうとするが、扉が音をたてる。 細川の霊が上から、次に小倉の霊も下から攻撃してくる。なんとか3階まで逃げると追ってこない。 ここの幽霊は攻撃的で、神楽の事が心配になり電話をかけてみる。 白江「無事みたいだな……、さっきの坊やはみつかったのか?」 神楽「保健室にいたんだけど、電話を掛けて消えちゃった……」 神楽に早く転移するように促し、自分は調査を続行する。 天野の幽霊がパソコン室の前で消える。中に入るとノイズが聞こえ録音再生。 細川『ナニ……? これ……』 太田『カウンター…だけ??』 細川『ウワサのサイトっていうから期待してたのに、これだけ~?』 小倉『なんかぁ、どっかにリンクが隠してあるんじゃない?』 細川『……別に何も無さげだけど……』 太田『がっかりぃー。もう、ハラ減ってきちゃったー。パフェでも食べに行こうかー。』 細川『なんで、こんなサイトがウワサになってんのかなぁ。ちょっとは退屈しのぎになると思ったのに、つまんない……』 小倉『……! あ! 見て……! 勝手に画面変わったよ……』 568 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 38 32 ID ??? 白江が電源の入ったパソコンを見る、黒のページが開いている。 「しらえにつたえないと」と書かれた文字の下に、「何を伝えたいんだ?」と打ちこんだ。 待ってもレスは無いのでパソコン室を去ろうとすると、天野の幽霊がパソコン前にいて消える。戻ると名刺があった。 「天野貞夫 993 754 862」。白江は携帯電話にいれるが、繋がらない。とりあえず保健室へと行く。 保健室に入り、懐中電灯で照らしながら中を探ると、棚の上から段ボールなどが落ちてきて白江は倒れる。 倒れた時に音いた携帯電話を「私の携帯、見つけた」と細川が拾って消える。手帳に続いて携帯電話をとられた。 保健室内を探る。中に三枚のカルテがあった。 「2年4組 小倉舞 家庭環境は、両親共働きで小学生の頃から夕方まで1人ぼっちで過ごす事が多かったようだ。 短期間であるが、同級生からのいじめによる登校拒否歴がある。 上級生である細川、太田との付き合いが始まってから、同級生によるいじめは無くなっている模様。 小倉にとって細川、太田と行動を共にするという事は、いじめを回避する手段に他ならない。 気は弱いがもともと大きな問題のある子ではなかったので、細川、太田から引き離す事が、 小倉の問題行動をなくす為の最も早い方法であるが、いじめが再発する危険を伴うので、安易には決められない。 3人の中では下級生なので使い走り的な役回りが多く、本人としても本望ではない様子。 いじめを回避するために背に腹は変えられないのだろう。 主な趣味はゲーム、インターネット。ここ最近は『黒のページ』と言うオカルト系サイトにはまっているらしい。」 「3年2組 太田久美子 3年前両親は離婚しており、現在は母親と暮らしている。思春期に両親の離婚を目の当たりにした為か、 物事を斜めに構えてみる傾向があり、その頃からストレスによる過食が始まった模様。 攻撃的な問題行動はほとんど無いが、物を盗んだり隠したりして他人が困っている様子をみるのが楽しい様である。 問題行動を改善するには、家庭環境からの改善が必要と思われる。一度、母親との話し合いの機会をしっかり持つべき。」 「3年6組 細川美咲 父親が地元大手流通会社の役員、母親が元教職員という、しつけの厳しい環境だったようだ。 中学2年の頃に芽生えた両親への反発心によって、問題行動を起こすようになったようだ。 持ち前の体格を活かしバレーを始めたのをきっかけに問題行動は減少傾向になり、本校に入学しバレー部に入った時も、 エースアタッカー候補として期待を掛けられていたが、2年の秋、部活内での恐喝行為が発覚し、停学処分となる。 復帰以降もチームメイトとのいさかいが絶えず、2ヵ月後に退部。退部後は問題行動が増加の一途をたどっている。 細川が問題行動を起こすようになって、両親からは腫れ物に触るような扱いになっている模様。 幼い頃の厳しさとの余りの変わり様に細川本人が苛立ちを覚えている。一度、両親と話し合いを持ち、 子供との適切な接し方をしっかりと考えるべきである。」 黒のページや境界に関する情報、他の犠牲者との共通点は無い。白江は早く他に転移するべきだと考えた。 保健室のベッドの奥(涼谷しんいちが転移した場所)でメモを拾う。「近藤淳二 997-894-516」。 保健室を出ると細川の幽霊の後ろ姿を見つけ、携帯電話の入手のためにあとを付ける。近づきすぎると襲われる。 4階までのぼり3-2に着く。扉の割れたガラスから中を覗くと小倉の幽霊の後ろ姿、携帯電話がなっている。 開かない扉をこじ開け、無理矢理に携帯電話を入手しようとするが逃げられる。しかしメモ帳は落としていった。 569 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 39 09 ID ??? メモ帳を入手。あと机の上に広げられたサムサラの雑誌を入手。白江と天野はこの雑誌の編集らしい。 音楽室から音がするので懐中電灯を切り中を除くと、太田がピアノを弾いている。ピアノの上に携帯電話がある。 だるまさんが転んだの形式で、音が鳴っている間近づき、音が止まりこっちを見ている時は屈んで隠れる。 近寄り携帯電話を入手。すると幽霊三人が怒って攻撃してくるので、3階まで逃げる。 携帯電話に近藤淳二のメモの番号を入れて、転移する。 近藤淳二の人形屋敷。その物置に転移した白江。振り向くと襖からたくさんの人形が覗いているが、すぐに襖が閉じる。 携帯電話を拾って、物置を出る。男(涼谷しんいち)の悲鳴が聞こえた。廊下先のトイレで天野の走り書き5入手。 「『境界』で見つけた番号でも『転移』する事が出来た。以前に自分が訪れた場所である必要は無いらしい。 何かしら法則があるという事か? これは推測に過ぎないが、ここは俺以外の誰かが記憶している場所という事か。」 廊下を歩いていると、大量の髪の毛が部屋を封鎖している場所があった。以前の美容室にハサミがあったので、転移する。 美容院のスタッフルームに転移する。携帯電話を入手し、扉を開けて美容室へ行く。 以前あったと思われる場所にハサミが置いてない、するとハサミで髪を切る音が聞こえた。 見ると鏡の向こうに美容師の女(加藤美野里)がハサミを持っていて、こちらに気付くと鏡の向こうから出てくる。 笑いながらゆっくりとこちらに近づく、つかまるとハサミで突き刺され一撃死。 こちらの視線の先にワープするので、後退するようにスタッフルームに逃げ込み扉を閉める。幽霊が扉を何度も叩く。 音がしなくなってから扉を開けると幽霊がいなくなっている。美容室側の扉が切り刻まれていた。 扉にハサミが突き刺さっているので入手。携帯電話でもう一度、人形屋敷に転移。 携帯電話を入手し、扉の髪の毛をハサミで切る。(涼谷しんいちが最初の章でいた部屋)。 中に入ると天野の取材ノート8があった。ちなみに床に落ちたメガネを拾おうとする涼谷しんいちの霊が襲ってくる。 「次は人形コレクター死亡事件。 死亡した男性は近藤淳二。58歳。第一発見者は奥さんで、昼食を作り終えてご主人を呼んだが、 いつまでたっても来なかったため、部屋へ行ったところ倒れているご主人を発見。 あわてて抱きかかえたが呼吸をしており普通に寝ているだけと判断。 しかしどんなに揺すっても叩いても起きないため不審に思い病院に連絡をしたとの事。 その日の夜に突然心肺停止状態となりご主人は、帰らぬ人となった。死因は急性心不全として片付けられた。 持病や過剰な薬物摂取の形跡はない。意識不明状態の時の検査でも、何も以上は無かったそうだ。 ご主人は日本人形のコレクターで、ついこの間も有名な人形師の作業場を見学する機会があり、 家に帰ってきてからも嬉しそうに語っていたという事だ。」 ノートに名刺があった。「黒宮病院院長 黒宮芳夫 997-447-619」。白江は転移する。 痕ノ章 了 このあと徨ノ章、環ノ章を挟む。 570 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 40 10 ID ??? ●繋ノ章 ケイノショウ 白江真 黒宮病院の院長室へと転移。机の上の携帯電話を入手する。院長室を出た所で、懐中電灯が切れる。 白江「おいおい……、こんなところで……」 2階に上がると携帯電話に写メール。3階に上がり301号室に行くと、オルゴールが鳴っている。 猫に光が当てられているオルゴール、下から電池を抜き取り懐中電灯に入れる。近くに日比野の日記14があり入手。 「8月6日 なんて偶然……。 麗子ちゃんが会う約束をしていたのは事故で運び込まれた神楽さんだったみたい。 思わず、退院したってウソをういてしまった。だって、本当の事なんて言える筈が無い……。」 部屋を出ていこうとするとオルゴールがちょっと動いた。パソコン室に行く日比野の日記13を入手。 「8月4日 病室の後片付けを始めた。患者さんは麗子ちゃんだけじゃないんだから気持ちを切り替えよう。 今すぐには無理だけど、このままふさぎこんでたって誰も救われない。 そういえばご両親に連絡が取れないのはなぜだろう。 こちらから連絡したのはもちろんだけど、警察だって調べてるはずなのに。 この胸騒ぎ……、なんだか嫌な予感がする。」 手術室の棚から日比野の日記12を入手。 「8月3日 麗子ち ゃ ん が 飛 び 降 り た。 信じられない。信じたくない。すぐそこにいたのに止められなかった。手を伸ばしたけど届かなかった。 その先は思い出したくない。思い出したくないよ。あんな、 赤い…… 警察の人が来ていろいろと話を聞かれたはずだけどよく覚えていない。 麗子ちゃんのお母さんは連絡がつかないままだけど、もし出来たとしてもどんな言葉をかけたらいいんだろう。 支えてあげようと決めたのに結果はこんな……、こんな。 今は一人になって頭を冷やしたい。そうしないとおかしくなってしま いそ う。」 571 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 41 07 ID ??? 奥に行くと看護婦の幽霊(日高日名子)に襲われる、さらに扉が何度も揺らさないと開かない。 ナースステーションに行き、病院関係者連絡網を手に入れる、しかし前半部分がかすれている。 手に入れてすぐ、またも看護婦の幽霊(日高日名子)に襲われる。外に出ると扉が閉まって中に入れない。 階段で院長の幽霊が消えた場所に、鍵が落ちていて入手。院長室へと行く。 院長室の棚を調べると天野の取材ノート9を入手。 「そして5年前に起きた黒宮病院関係者連続死亡事件。 これは当時かなり大きな話題となり、多くのマスコミが騒いでいた。オレも聞いた事はあったが、 興味がなかったので詳細までは知らなかった。死亡した5人は看護師、医師、患者と年齢も性別もバラバラで 当時は薬品による連続殺人説やウィルスによる院内感染説などの憶測が飛び交っていたようだ。状況を調べると、 今回取材している一連の事件と類似しているのに気付いた。もしかしたら今回の事件と 何らかの関係があるかもしれない。ただ病院はすでに閉鎖されており、どこまで事件の資料が残っているかは不明。」 鍵を使って、院長の机の棚を開く。中に院長のメモが2枚あった。 一枚は死亡報告書は地下にある、もう一枚は看護婦の日高日名子が死亡したための連絡先。電話番号の後半が読めない。 部屋を出ようとすると院長が襲い掛かってくる。「ワシの病院が……どんな思いで育てたのかわかるか……!」 前回の連絡網と合わせて、日高日名子の電話番号が判明。携帯電話で掛けて転移する。 転移先は鍵を掛けられたナースステーション。そこで携帯電話を拾い、さらにさっきまで所持していた携帯も拾いに行く。 写メールが送られ、ダストシュートが写っている。どうやら地下に繋がっているらしい。 手術室の医療用包帯と、診察室の医療用コットンで携帯電話の一つをぐるぐる巻きにする。 携帯電話をダストシュートに投げ込む。もう一つの携帯電話で、落ちた携帯電話に電話を掛け転移した。 病院の地下の洗濯室で、包帯で包んだ携帯電話を入手。 地下の霊安室に行くと少女の遺体と、側に立つ看護婦の幽霊。看護婦が消えて、遺体に近づくと朝霧麗子が出てくる。 廊下に出ても追いかけてくる。一撃死攻撃などを逃げ切ると、消える。地下資料室へと行く。 報告書1 8月3日に朝霧麗子が飛びおり自殺。 報告書2 8月10日に日比野看護師が深夜に死亡。死因は不明。死ぬ前にノートパソコンでチャットルームを見ていた。 報告書3 9月22日 201号室の患者が急に意識不明となり、2時間後に死亡。日比野に死因が似ている。 報告書4 4人目の死亡、マスコミの取材が厳しくなる。 報告書5 3月26日 3月に病院の営業を停止。5人目の死亡とその責任を問われて。 資料室を出ようとすると、看護婦(日比野)の声。「あの子を……あの子を助けたかった……」 後ろを振り向くと看護婦の幽霊。資料室の奥へと行くので追いかけると、連絡所2が落ちていたので入手。 「朝霧麗子の遺体は当面、霊安室で預かる予定。保護者連絡先 朝霧夕子 997-674-681」。 白江「母親にも連絡が取れていないとは……、母親にも何かあったのか……?」朝霧夕子の電話番号にかける。 繋ノ章 了 この後、哭ノ章の途中までを挟む。 572 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 42 20 ID ??? ●怨ノ章 オンノショウ 白江真 転移した先はどこかの狭いアパート。 白江「朝霧の母も『境界』に取り込まれてしまったのか……。」 床に落ちていたレトロなロボットのおもちゃを拾う、足が回転するので動かしてみる。フラッシュメモリ入手。 白江「これは!? 天野のフラッシュメモリだ……。しかし、パソコンが無いと中の確認が……。」 机の上の携帯電話を入手。 テレビの下から朝霧夕子の日記1を入手。 「10月28日 最近、ずっと忙しい日々が続いている。昼間の工務店の事務だけでは、麗子の入院費を払えない。 先週から夜間のコンビニのバイトを入れたので帰宅は毎日午前様。 11月17日 ひさしぶりに麗子と話した。先日、会いに行く約束を破った事を責められた。バイトの子が急病で休んだので ローテーションが変わり、仕方なかったのだが、それを子供に理解しろというのは、酷な事かもしれない。 2月7日 あの人と別れる時、麗子は私が守ると誓ったけれど、もう自身が無い……、働いてもお金は出て行くばかり……、 麗子のためだけど、いつまで続けられるか分からない。未払いのため、電話を止められた。支払う余裕はない。 4月24日 突然めまいがして寝込む事がしばしばある。コンビニのバイトは続けられなくなり辞める事にした。 でも工務店の仕事だけでは、どうしようもない……、一体どうすれば……。 5月9日 限界……生きるのが辛い……。 6月17日 自殺をしようと思い、山陰に来た。崖の上から日本海を見たら、脚がすくんでしまった。 死ぬのが嫌だとまだ思えるなんて。麗子を置いてきてしまったのに。 7月6日 いまだに死ねずにいる……。偽名をつかって転々と生活してる。先月の入院費を払い込んでいないので、 病院の方では私を探し始めているかもしれない。麗子……ごめんなさい。 7月21日 偽りの生活を続けている。1人ならバイトだけでしのげる……。ふと、忙しかった日々が夢の様に思い出される。 でもおそらく今の生活の方が夢……、麗子の事が頭をよぎるが今更戻れない……。でも、携帯だけは捨てられない。 麗子から電話がかかってくるのが恐くて電源は切ったままなのに……。」 棚のパズル鍵を開いて、中から朝霧夕子の日記2を入手。 「8月4日 麗子が自殺した。テレビで娘の自殺を知るなんて……。 麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、 麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、麗子、 れいこれいこれいこれいこれいこれいこ レイコレイコレイコレイコレイコレイコ 麗子! 悪い母親でごめんなさい……。 8月5日 今更、自分が母親だと、病院に名乗りでる勇気がない……。 入院費も払っていないし、葬儀を出す余裕なんかない……。 2ヶ月も失踪した母親が突然現れたら、それこそ何を言われるか……。 麗子がいなくなった今、もう私は今までの私を捨てるしかない……。 8月7日 私は頭がおかしくなってしまったのだろうか。電源を切ってある携帯から声がした。あの声は麗子だ。 私を責めている……死んでもなお、会いに行かない私を責めている……麗子、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめ (以下白紙)」 573 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 43 09 ID ??? 白江「朝霧麗子は……母親に捨てられた。こんな母親を恨んでいたのか……」 白江「……」 白江「朝霧麗子の霊がこの『境界』の発端とすると、病院のどこかにいるはずだ……」 白江「もし、朝霧麗子の恨みを晴らしたら、『境界』を消す事が出来るのか……? しかし、どうやって……」 白江「ん? 日記から何か落ちたぞ。」 日比野の手紙2を入手。誰か女性の泣き声が部屋に響く。 「朝霧夕子様 黒宮病院の看護師の日比野です。忙しい事と重々承知しておりますが、 出来るだけ麗子ちゃんに会いに来てあげてください。 お母さんが会いに来た時の麗子ちゃんの笑顔はとても素敵です。 私でお力になれる事がありましたら、遠慮なくおっしゃってください。日比野鏡子」 白江「黒宮病院、もう一度、調べる価値がありそうだな……」 転移するために黒宮院長の電話にかける。すると神楽が電話に出る。 白江「あれ? も、もしもし?」 神楽『? ……もしもし?』 白江「その声は……? まさか君が出るとはな……。そこは黒宮病院だな?」 神楽『えぇ。どうして白江さんが……?』 白江「病院へ『転移』しようと思ったんだが……。ま、それはいい。それより、よく聞くんだ。」 白江「『境界』にはいろんな場所が点在するが、これらが発生した事の発端は、その黒宮病院にはるはずだ……」 神楽『それって、どういう事……?』 白江「平たく言えば、『黒のページ』を使って我々を『境界』に引きずり込んだ犯人がいる……」 朝霧夕子の幽霊が現れ、襲い掛かってくる。 白江「!! う、うわっ!!」 神楽『!? 白江さん!? もしもし!! 白江さん!!』 なんとか朝霧夕子の幽霊を振り払い続けると、消える。 白江は携帯電話を拾う。すると勝手に電話番号が入り、強制的に転移させられた。 白江「さっき、番号がひとりでに……? 一体、ここはどこだ……?」 どこかのワンルームに転移した白江。携帯電話を拾うが壊れている。 本棚にあった写真立ての親子の写真に、天野が写っていた。電源の入ったパソコンに近づく。 白江「パソコンが……! これなら、さっき拾ったフラッシュメモリを読めるかもしれない。」 パスワードに天野から貰った名刺に書いてあった番号を入れる。メモリが読める。 574 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 43 48 ID ??? 「『黒のページ』に関しては随分深入りが過ぎた様だ。結局、自分自身が『境界』に取り込まれてしまった。 にも関わらず、『境界』に来てまで尚、真相に迫るため取材の真似事を続けている。読者なんていないのに。 それでもこれが性分だから仕方が無い。せめて、完全に取り込まれる前に、調べた事をまとめておく。 もし、これを読んでくれる人がいて、『境界』からの脱出の手掛かりになれば幸いだ。 美容師、ホテルの会社員、ネットカフェの利用者、女子高生3人、人形コレクター、いずれも『黒のページ』を 見ていた以外の共通項は全くなかった。つまり、『黒のページ』にアクセスした人を無差別的に取り込んでいると 考えられる。 逆に、5年前の黒宮病院の患者および関係者の連続死亡事件に関しては、その全員が入院患者・朝霧麗子に 関係していた人間である。朝霧麗子は長期にわたる入院患者なので、病院関係者や他の入院患者と接点が あるのは当然だが、担当看護師をはじめ、接点が多い人がほとんどを占めている。そして、朝霧麗子の 飛び降り自殺以降に事件が続いている事は、見逃せない事実である。きっかけは朝霧麗子の自殺にある。 と言って良いと思われる。 『境界』に点在する空間は、『境界』に取り込まれた人の記憶・思念といったものから作られている様に思う。 現に、私がここへ取り込まれてからも、空間が増えているのが確認できた。ここに取り込まれた人間はしばらくの間、 生きている時の延長戦にいる、見た目も記憶も引き継いでいるのだ。おそらく、この間、現実世界の身体は、 意識不明の状態で生きているのだろう。そして『境界』に長時間いる。または霊との接触を繰り返す事により、 霊となっていく様である。完全に霊になってしまった時、現実世界の身体は死んでしまうのだろう。 現実世界の身体が生きている内に、『境界』から脱出する手段を見つけられたなら、きっと、生還できるのだと思うが、 まだそれは見つけられていない。 話を朝霧麗子に戻そう。ここからは推論である。看護師の日記から読み取れる様に、朝霧麗子は絶望の末、 自殺したと思われる。自分を捨てた母親に対する恨み、誹謗中傷されたチャットでの恨み、『黒のページ』は 自分を苦しめたチャット、ひいてはネット上の無秩序に対する怒りの様に思える。 その反面、見捨てられる事への恐怖感・空虚感を埋めようとしている様に思える。 それが初期の病院関係者一連の事件と考える。『境界』の拡大は、病院から出たかった少女の願いに 他ならないのではないか。 では、それを止めるには、どうしたら良いのか? その術は結局分からなかった。 ただ、今、手元に母親である朝霧夕子の部屋に『転移』した時に見つけたメモがある。 娘に買い与えた携帯電話の番号が書かれたメモだ。霊は電話を通じてのみ、思いを伝えてくる。 という事は、その逆もまた可能ではないか。つまり霊を「説得」出来ないか、である。 俺に残 さ れた 時間で アトで きそウな 事は そ れ 位シ か 残 っ ていナいのだあああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(以下、無茶苦茶な記号) 997-600-184」 575 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 45 01 ID ??? 白江「これは朝霧麗子の携帯の番号!」 天野「白江……やっとここまで来たか……」 白江が振り向くと、天野の幽霊が机に腰かけ座っていた。 白江「!! 天野……」 天野「きっと、白江なら……、ここまで来てくれると信じてたよ……」 白江「天野。オレはお前の足取りを追って、ここまで来た……、そして、この『境界』に関して」 白江「お前が調べてきた事も理解した……。でも、これを通じて、お前は何をオレに伝えたかったんだ……?」 天野「取材してきた事をお前に知って欲しかった……、ただ、それだけだ……」 白江「どういう事だ……?」 天野「記者や編集者に物事を変えたり、解決したりする力はない……」 白江「あぁ。そんな話は何度もお前としたよな。でも、多くの人に記事によって伝える事が、そのきっかけになる……」 白江「お前の信条だろ?」 天野「フッ……、信条というか性だな。記者の性だ……。白江に呼んでもらえて、嬉しかったよ……」 白江「しかし、もうどうする事も出来ないのか? 『境界』の拡大や、朝霧を止める手立てはないのか?」 天野「無い……いや、もしかしたら、あるのかもしれない……」 天野「でも、そんな事、もうどうでもいいじゃないか……」 白江「天野……?」 天野の唇が笑みを浮かべる。ゆっくりと立ち上がった。 天野「白江……ここの世界はまだ謎に包まれている……。実に興味深いと思わないか……?」 天野が白江にゆっくりと歩み寄って行く。 天野「俺は白江に来てほしかったんだ……、ここでコンビを組もうじゃないか……!」 白江「くっ……! あ、天野っ!? う……ぅうわぁあああぁぁぁ……!!」 白江が後ずさる。天野が白江に向かって両手を伸ばした。 怨ノ章 了 576 :CALLING~黒き着信~:2013/08/21(水) 00 46 33 ID ??? ●絆ノ章 キズナノショウ 神楽凛 哭ノ章の途中。一週目の本スレの 10から。 神楽「うそっ……!! 夢だと思っていたのは入院の時の記憶……。……『黒猫』さん。……あれは『黒猫』さん!?」 部屋を出た所で携帯電話に着信が入る。白江からだった。声に力が無い。 白江『朝霧麗子だ……、朝霧麗子が『境界』の根源のはずだ……。霊とは、電話を通じてのみ……、対話が出来る……』 白江『朝霧麗子を止められるのは……、もう、君しかいない……』 電話が切れると幽霊の気配。廊下の向こうから幽霊の白江が歩いてきて消える。 神楽「ウソッ!? そ……そんな、白江さんまで……!」 白江が消えた所に、番号メモ4。「ア サ ギ リ レイ コ 9 9 7 - 6 0 0 ー1 8 4」。 神楽「これ!? まさか、朝霧麗子の? 白江さん……このために……」 白江の幽霊を追ってロビーまでついて行く。1階の玄関で座って待つ朝霧に歩み寄る神楽。 朝霧麗子のそばで電話に番号を入れる神楽、すると朝霧麗子も持っている携帯に出る。朝霧が立ち上がり向かい合う二人。 神楽「あなたが……『黒猫』さんだったのね。」 神楽「聞いてくれる。……私、約束をやぶったわけじゃないの。あの日、ここへ向かっていたのよ。本当に……。」 神楽「でも、途中で交通事故にあって。そしてここに運びこまれて……。」 神楽「偶然だけど、隣のベッドにいたんだよ。もし、私が目を覚ますのが、もう少し早ければ……」 神楽「これは言い訳だよね……約束守れなかったのは事実だから。」 神楽「ごめんなさい……ごめんなさいって、今更だよね。もう、取り返しつかないよね……」 神楽「もう、私がここの住人になるのも、時間の問題だと思うの……。そうなったら『黒猫』さんと一緒にいるよ、私。」 神楽「なら、もう寂しくないよね……? 辛かった事も、それで忘れられる……?」 電話が終わり、神楽の横を通り過ぎてい立ちさる朝霧麗子。 白く光り輝く病院の中、朝霧麗子を追いかける。遅いとゲームオーバー。 そして302号室に入る。 扉を開ける神楽、過去で扉を開ける日比野。 窓に立つ朝霧麗子。過去でも窓に立つ朝霧麗子。 神楽・日比野「ダメェエエ!!!!」 叫びながら走り寄る。そして落ちるより早く、神楽と日比野はそれぞれ朝霧を抱きしめた。 だが神楽凛と朝霧麗子は狭間に落ちていった。神楽は強く抱きしめなおした。 朝霧麗子の過去のムービー。事故に会う神楽、挨拶する岸部夫婦、そして母親から携帯をもらい笑顔になる朝霧麗子。 二人、落下しながらスタッフロール。 白い画面の中、携帯電話が鳴る。とると「ありがとう」と朝霧麗子が言った。 自室のベッドで目を覚ました神楽。外はもう朝日が照っている。 「あ……私の……部屋? 私……生きている?」 部屋を見渡すと、自分の足元に朝霧麗子の黒猫の人形が置いてあった。 神楽は黒猫の人形を抱きしめた。 終わり 577 :名無しさん:2013/08/21(水) 00 47 14 ID ??? CALLING~黒き着信~の投下終了。赤い女とかは関係ないから別にいいか
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2243.html
近藤ゆっくりさん 12KB いじめ 妊娠 野良ゆ 子ゆ 現代 独自設定 よろしくおねがいします ≪激しく独自設定です・誤字脱字脳内補完お願いします≫ ≪赤ゆ言葉が適当杉。すんません≫ 熱い。暑い。 もう。だめだ・・・・。 暑すぎてしばらく外を散歩していない。 大学の夏休みは結構長い。 アルバイトを先月止めた俺は特に外に出る用事もない。 もしあるとすればそれはゆっくりでいうところの狩り(食糧調達)のみだ。 しかし人間というもんはクーラーのあたるところで何日もいると体の調子が悪くなってくる。 仕方なく久々に外に出ることにした。 目指すは近くの公園だ。 安いパックのウーロン茶をコンビニで調達し、徒歩で公園を目指す。 アスファルトからは陽炎が。 やっぱり暑いよな。 帽子をかぶってきて正解だった。 いつだったか海賊王を目指す漫画の主人公のような格好で大学にいったことがあった。 もちろんネタで。 その麦わら帽子が家にあったのでよかったと心から思う。 10分も歩かないうちに目的の公園に到着。 夏休みの子供たちは元気に遊んでいる。 自分にもあんな時代があったんだよな。夏と仲良しさんの時代が。 今はどうだ。 外なんて嫌いだ。いや、夏が悪いんだ。 そんな取りとめのないことをひとりでぼーっと考えていると、これまたお約束のモノが足元に近づいてきた。 「おにーしゃんはゆっくりしないでおみずをちゅーちゅーさせてにぇ!」 いきなりお決まりの挨拶ではなく要求をしてきたのは赤ゆ言葉の抜けきらないまりさだった。 俺のもっているウーロン茶が狙いのようだ。 ゆっくりたちも暑いのだろう。 ならばその辺の水でものめばいいのだろうに。 公園なのだから公衆トイレとか噴水とかあるだろうとも思った。 しかしよくよく考えてみるとここの公衆トイレの扉はしっかりしたものだった。 常には開いてないタイプ。 ゆっくりが勝手に立ち入ることは不可能だった。 では噴水はどうか。 噴水の水にありつくにはこのまりさでは到底ジャンプできない壁を越えなければいけない。 もし越えたとしてもそれはゆっくりの水死フラグでしかないだろう。 なんてことをまたひとりで考えていると、しびれを切らしたようにまりさが俺の足に体当たりを繰り返していた。 「ゆっ!!!ゆっ!!!・・・ゆっくりしにゃいではやくごーきゅごーきゅさせてにぇっ!!!」 別に痛くもなんともないが、腹が立った。 「お前。これが欲しいのか・・・?」 ウーロン茶のパックを見せると目をキラキラさせつつ涙を少しためて懸命にまりさが叫んだ。 「しょーだよ!!さっきからいってりゅよっ!!!はやくしちぇにぇ!!!このぐじゅぅぅぅううう!!!!」 恵んでほしいのならばそれなりの態度ってもんがあるだろうが。 切羽詰まってるのはわかるがそれは俺には関係のないことだ。 この場でこいつを踏み抜いても良かったのだが、ふと実験したくなった。 「おめー。これはお茶といってな、苦い苦いさんだ。これ飲むと永遠にゆっくりしちまうぞ」 そういうと体当たりが一時停止して数秒後、 「・・・・ゆがーん!!!!!」 口を大きく開けて目を見開いて絶望していた。 それだけでもひとりで散歩に来ている俺には十分楽しめたが、もう少し楽しみたい気分だったのだ。 「まぁ・・・俺の家にくればあまあまなジュースが沢山あるんだがな」 そういうとすぐに体当たりを再開するまりさ。 「しょーゆーことははやくいっちぇにぇっ!!!ほんとにぐじゅぅぅぅううう!!!!」 ここで態度をかえればそのまま公園に置き去りにしてやろうとおもったが、そうでもないらしい。 こいつは自らフラグを選んだのだ。 というわけで今日の散歩はこれで終了となった。 うるさいまりさのおさげをつまみあげてプラプラさせながら帰路についた。 「いじゃいよぉぉぉぉ!!!!おさげしゃんちぎれりゅぅぅぅうううう!!!!」 その間中うるさい声がしていたが、それよりうるさい蝉達の声にかき消されていた。 歩いている途中でからんできたまりさ夫婦の帽子をついでに取り上げた。 「ゆわぁぁぁあああ!!!まりさのくろびかりするおぼうしさん!!!かえすんだぜぇぇぇ!!!」 無視して帰宅。 「さぁ。ついたぞ。俺ただいま」 だれも返してくれない帰宅の挨拶をした。 「はやくはなしぇぇぇぇ!!!!!!!おさげしゃんがちぎりぇるぅぅぅううううう!!!」 挨拶の代りに悲鳴が手元から聞こえている。 涙でぐしゃぐしゃのまりさをティッシュをひいたテーブルの上におき、ボールいっぱいの水を用意した。 「ゆぐっ・・・!まりしゃのおさげしゃん・・・。ゆっくりうごいちぇにぇ・・・!」 おさげには神経でも通っているんだろうか。 いや饅頭なんだからそんな高級なもんはないだろう。 ちぎれかけたおさげをみて動かせないと思い込んだら動かせないのだ。 多分そんな理由でまりさのおさげは微弱な動きしかできなくなっていた。 とりあえず汚いのでボールの中にまりさをブチ込む。 「ゆぼぼぼぉぉぉ!!!おみじゅさんはゆっくり!・・・できにゃいぃぃ!!・・・ゆぼぼ!!」 適当な布切れで体をこすり洗いし、泥や埃を落としてやった。 水から引き上げて体を拭いてやるとそれなりにきれいになった。 「ゆぅぅぅうう!!!!まりしゃえいえんにゆっくりしゅるとこだったよ!!ぷんぷん!!!」 頬を少し膨らませて俺に怒りを示している。 きれいにしてくれてありがとうとかそういうのは無いらしい。 「すまんな。これでも食え」 そういって固形の小さなラムネを目の前においた。 「ゆぅぅぅうう!!!!おいししょーだにぇ!!!さいきょーのまりしゃしゃまがっ!!! すーぱーむしゃむしゃたいむにっ!」 面倒になったのでラムネを口に無理やり詰め込んだ。 「ゆばばばあああぁぁぁ!!!・・・むーしゃむしゃぁ・・・・・すーやすーや・・・」 さて。 今のうちに。 それからしばらくしてまりさが目を覚ました。 「ゆはっ!?きょきょは・・・・しょーだよ!まりしゃはにんげんをどりぇいにしちゃんだったにぇ!」 おーおー。てめえの頭の中ではそんな幸せストーリーになってたんか。 まぁいい。 「おいまりさ。体の調子はどうだ?」 「ゆ・・・?へんにゃこときかにゃいでにぇ!まりしゃはさいきょーだよ!」 俺は目覚めたまりさの目の前でアイスを食べていた。 「ゆぅぅううう!!!まりしゃにもちょーだいにぇ!・・・・どりぇいはゆーこときいちぇにぇ!!!」 「馬鹿か。誰がてめえの言うことなんぞきくかボケ」 そういうとみるみるまりさの顔が赤くなってきた。 少し涙目にもなっている。 「ゆぅぅううう!!!!いいにょ!?さいきょーのまりしゃがぷきゅーしゅるよ!? ないちぇもしらにゃいよ!!??まりしゃのぷきゅーはこわいこわいだよ!!!」 アイスをよこせと身の程しらずに凄むまりさ。 「うわーこわいよー。ぷくーされたら怖くてアイスあげちゃうかもだよー(棒読み)」 こいつの相手をしていたらアイスが溶けてきてしまった。危ない危ない。 ばくばくアイスをくいながら心にもない台詞をいう俺。 「ゆっふっふ!やっぱりまりしゃのぷきゅーがこわいさんだにぇ!?どうなってもしらにゃいよ!!!」 少しドヤ顔になったまりさが口を大きく開けて空気を吸い込んだ。 「まりしゃのっ!さいきょーーー!!!!ぷきゅーーーーーー!!!・・・?ぷきゅーーーー!!!!?」 まりさの頬は少しも膨らんでない。 「あれー?まりさはぷくーできないのかな?」 俺は冷やかすようにアイスを見せつけつつまりさを馬鹿にした。 「しょ!しょんなことないよ!いまのはれんしゅーっ!だよっ!!!!! いくよー!!!・・・すぅ!!・・・ぷきゅーーーー!!!!・・・ありぇ・・・?」 いくら空気を吸い込んでもまりさの頬は大きくならなかった。 「ゆっ!こんどこしょっ!!!!すぅ!!!ぷきゅー!!!!」 何回かぷくー!を試みるまりさ。 その間にアイスはすべて俺の胃袋に収まったのだが、まりさはそれどころではないようだ。 「どぼじでぇぇぇぇえ!!!???ぷきゅーできにゃいのぉぉぉおぉおお!!???」 泣きながらなんどもぷくーを試みている。 「ぷきゅーーーー!!!!ぷきゅーーーー!!!! ・・・・ゆぅぅうううう!!!!まりしゃのよこでぷきゅーしにゃいでぇぇぇぇえええ!!!!!」 俺はなにもしてないのだがまりさが勝手におそろしーしーをプシャッ!と漏らした。 まりさが寝ている間に施した手術。 それは 「まりさのほっぺさんとこんどーむさんをマカロニでつないじゃうよ!」手術だ。 マカロニだって食品だし固ゆでした状態だとゆっくりとくっつくだろうと思ったら案の定くっついた。 口の中から穴をあけてマカロニを差し込む。隙間を小麦粉で補修をしてこんどーさんと接続する。 こんどーさんには絵心のある俺がぷくーをしているゆっくりの顔を書いておいた。 そして大人まりさの帽子をこんどーさんが適当に膨れたところで被せたのだ。 マカロニには空気が戻らないように・・・なんていうんだ・・? かえし?ぎゃくしべん・・・? まぁいい。それっぽいものをつけておいた。 手先器用すぎとかそういう突っ込みは勘弁。 「まりしゃはさいきょーなんだよ!!!ぷきゅーーーー!!!! ゆわぁぁぁあああ!!!!!どぼじでまりしゃにぷきゅーしゅるのぉぉぉおおお!!???」 パニックになっているまりさに 「おい。反対側の方もみてみろ」というと 「ゆ・・・?・・・・ゆわっぁぁああああ!!!!!まりしゃにぷきゅーしにゃいでぇぇぇえええ!!!!」 自分より大きなゆっくりにプクーされ続けるまりさ。 「ゆぅぅうううう!!!!まりしゃおこるよ!ぷきゅーーーー!!!!・・・ ゆわぁぁぁぁあああああ!!!!またぷきゅーさりぇたぁぁぁああ!!!!こわいよぉぉおおおお!!!」 まりさがぷくーしようとすると、両側のこんどーゆっくりさんがさらに大きくなってぷくーをする。 何度やってもやり返されるばかり。 ぷくーをあきらめて果敢にも体当たりを試みる。 「ゆー!!!!ゆー!!!!・・・・・どぼじてよけりゅのぉぉぉおお!!!???」 当たり前だ。おまえとくっついてるもんな。 片方のこんどーゆっくりさんを膨れたまま切除し、まりさみ見せつける。 「ゆぅぅうう!!!ま、まりしゃ・・・・わるいことしちぇないんだよ!!!?」 こんどーゆっくりさんにいいわけを始めた。 俺には凄むのに同族だと歩み寄りか。 少し気になったのでこんどーゆっくりさんとまりさをもちあげ擦り合わせてみた。 「ゆ・・・!や、やめてにぇ・・!!!ま、まだまりしゃ・・・!!!ゆっ!!ゆぅぅんんん!!!!」 これはこんどーさんを理解していれば自慰行為だが、ゆっくりだと思い込んでいるまりさにとっては立派に交尾だ。 「は・・・はげしいにぇ・・!!!!ゆ!ゆ!!!しゅ・・・しゅっきりぃぃぃいいい!!!!!」 さて、どうなるかな? にょきにょきにょき りっぱな茎がまりさに生えた。 実が3つも付いている。 このまま黒ずんでは面白くないのでオレンジジュースをかけてやった。 「ゆぅぅ・・・・まりしゃ・・・まりしゃ・・・よごれちゃったよぉぉ・・・ ゆん!でもおきゃーしゃんになっちゃんだにぇ!!!かわいいよぉぉぉおおお!!!!」 さて、この実は何だろうな。 まりさの自家受精だろうか。 おなじゆっくりと交尾したと思い込んでいるのだからゆっくりが生まれるのであろう。 生まれる直前にこんどーさんだということを理解させたらどうなるのか。 あぁぁあ。気になる。 もう少しこのまりさは家で生かされる結果となった。 オレンジジュースの点滴の甲斐あって3日後には生まれそうになっていた。 それまでに父親のこんどーまりささんに狩りに行けと文句をいったり、そのせいで体当たりをされたり、 なぜかこんどーまりささんがずっとぷくーしているのに恐怖を覚えたりと いろいろあるのだがたいして面白くなかったので割愛。 「おいどれい!!そりょそりょまりしゃのおちびちゃんがうまりぇるよぉ!!!!」 「ほうほう。ところでまりさ。いいこと教えてやろうか。」 「・・ゆ・・・?」 「お前の旦那な」 「・・・ゆ・・・?いつもおこってるけどいいだんなしゃんだよ!?」 ・・・パンっ!!!!・・・ 目の前でこんどーさんを破裂させた。 何が起きたかまりさは理解できないようだった。 「わかるか?ゆっくりじゃないんだ。ただのゴム風船さんだったんだよ」 まりさはカタカタ震えながら自分の頭に伸びた茎をゆっくりと見上げた。 「・・ゅ・・・まりしゃの・・・だんなしゃん・・・ふうせんしゃん・・・だとしゅると・・ おちびちゃんも・・・・ふうせんしゃん・・・ゆ・・ゆ・・・」 目の焦点が合ってない。 すべてが現状に追いついていないのだろう。 「風船っていったら・・・・よく膨らむよな・・・それで・・・破裂するよな・・・ぱんっ!って」 風船に関する情報をまりさに吹き込んでやる。 「・・・ゆ・・・ふくりゃむ・・・ぱんってはりぇつしゅりゅ・・・・・!!!!!!!??」 茎の実が不思議な震え方をした。 うつろな目のまりさの茎から実ゆがポトリと生まれ落ちたのはそれからすぐだった。 「ゆん!ゆっくちまりしゃがうみゃれぇぇぇええええええあああああああああああ!!!!!」 実まりさが誕生の挨拶をしている途中に突如膨れ出したのだ。 「ゆわぁぁぁぁああ!!!!おじびじゃんがぁぁぁぁあああ!!!ゆっくりもどってにぇっ!?」 ・・・ぱんっ!!!・・・・ 実まりさは破裂し、帽子がひらひらと床に舞い降りた。 「ゆん!ゆんっ!!!まりしゃのおじびじゃんっ!!!!ゆぐっ!・・・ゆぐっ!!!」 まりさは泣きじゃくっていたが、まだ茎には実が二つある。 同じように破裂されても面白くない。 「まりさ。生まれてすぐに魔法の言葉『生麦生米生卵』ってちゃんといえたら破裂しないみたいだぞ?」 「ゆぅぅぅうう!!!だいじなことははやくいっちぇにぇぇぇぇええ!!!!??」 焦っているので思い込んだようだ。 実がまた不思議な震え方をして、一つ生まれ落ちた。 「まりしゃがゆっく・・・」実ゆがそこまで言ったところで、 「なみゃむぎなみゃおめにゃまたみゃもぉぉぉおお!!!」 まりさが必死の形相で魔法の言葉を唱えた。 俺は笑いをこらえるのに必死だった。 「あー。全然うまくいえなかったな。失敗だな」 「ゆ・・し、しっぱい・・・・・『ゆっくりうみゃれたあぁぁぁぁあああああああああ・・・・(パンッ!)』ゆわぁぁあああ!!!」 「まりさがもう少ししっかりしてればなー」 「ご・・・ごめんにぇ・・・ゆぐっ!ゆぐっ!!!!」 涙で目を腫らしながら持ち主が破裂した二つの帽子に謝り続けていた。 「あー。さっきの呪文な、失敗するとふらんがうまれるんだよなー。」 真っ赤になって泣いていたまりさの顔が真っ青に変わった。 「ゆわぁぁぁああああふらんごわぃぃいいいいいい!!!!!!!」 さてふらんになるのかなー。 失神したまりさ。 実がまた変な震え方をして色が変わってきた。 こいつがおわったらまたゆっくりを調達しにいかないと。 俺のひきこもり夏休みも解消されそうだ。 めでたしめでたし。
https://w.atwiki.jp/shooto/pages/1656.html
+北海道出身 北海道出身 浅倉秀和 安達明彦 石澤大介 石橋道幸 加藤紳 加藤忠治 北原史寛 藏田圭介 竹内篤志 竹内幸司 武田憲一 武田光博 新国隆史 野口善行 飛田拓人 本間祐輔 松木睦 望月厚志 森卓也 藪下めぐみ 山本達也 +青森県出身 青森県出身 石橋佳太 大里洋志 小倉卓也 佐々木郁矢 砂庭智美 +岩手県出身 岩手県出身 扇久保博正 小林正俊 山内慎人 菅原雅顕 鈴木徹 +宮城県出身 宮城県出身 菊地昭 齊藤曜 佐々木大輔 早坂俊明 亘理崇麿 +秋田県出身 秋田県出身 小野寺裕也 佐藤博樹 佐藤洋一郎 +山形県出身 山形県出身 佐藤隆平 志田裕幸 田澤聡 +福島県出身 福島県出身 児山佳宏 高野仁 吉田和行 +茨城県出身 茨城県出身 石田光洋 岩瀬茂俊 榎本悟 海老原洋輔 岡野裕城 小塚誠司 小見川道大 樫村英愛 川尻達也 小泉慶嗣 小林充 佐久間博彰 桜井速人 高橋圭典 谷口智則 田村和也 中島邦男 野口泉 廣瀬貴行 +栃木県出身 栃木県出身 清水清隆 +群馬県出身 群馬県出身 竹沢弘晃 中村浩士 堀口恭司 +埼玉県出身 埼玉県出身 太田洋平 岡田廣明 加藤鉄史 金内裕哉 小寺洋安 佐藤友和 猿田洋祐 鈴木淑徳 高木健太 田原伸平 中村友則 昼間樹 藤原正人 松本義彦 三木龍一 宮坂祐介 矢作尚紀 山上幹臣 +千葉県出身 千葉県出身 井口攝 色川剛 木暮聡 近藤秀人 作田啓司 佐藤健士 佐藤逸人 鈴木宏輔 鈴木貴裕 高谷裕之 鶴屋浩 西岡裕 塙真一 浜路康高 平山尚樹 星野大介 細井貴洋 前田健太郎 吉田善行 +東京都出身 東京都出身 浅野篤司 阿藤貴史 石井武広 石神保貴 伊関泰二郎 稲垣顕二郎 井上裕貴 井上雄策 大沢健治 小野島恒太 鹿又智成 川村文彦 河野啓太 小知和晋 坂口征夫 澤田健壱 塩田歩 尻無智子 嶋田錠二 鈴木洋平 鷹島大樹 田村一聖 戸澤真澄美 中村圭太 西野英紀 根津優太 端智弘 馬場勇気 廣野剛康 丸井憲一郎 御子柴直司 茂木康子 安永有希 矢地祐介 柳澤雅樹 吉岡信一 吉岡広明 +神奈川県出身 神奈川県出身 秋本仁 阿部博之 池田博之 伊藤淳二 稲葉聡 井上武 碓氷早矢手 大河内貴之 大河内衛 大塚希望 沖喜祥尚 尾田天慶 粕谷栄 粕谷優介 勝村周一朗 川口健次 小島伸一 五味隆典 斉藤建史 佐藤留美奈 正城悠樹 鈴木仁 高野祥之 高橋大児 田中路教 近野淳平 富山浩宇 中尾享太郎 沼尻健 三浦忍 水垣偉弥 村山英慈 山口守 山田啓介 渡辺明伸 +新潟県出身 新潟県出身 石川真 小倉淳 佐藤裕介 藤石義和 +富山県出身 富山県出身 青山忍 尾山善彦 富岡義宏 鍋島潤 藤岡正義 松本未来 +石川県出身 石川県出身 「▲石川県出身」をタグに含むページは1つもありません。 +福井県出身 福井県出身 奥村修一郎 神戸崇行 小堂準也 沼泰次 前田誠 三上洋祐 +山梨県出身 山梨県出身 芦川祥教 +長野県出身 長野県出身 井上雄史 臼田育男 岡田章 瀧本美咲 戸井田克也 細谷健二 村山暁洋 +岐阜県出身 岐阜県出身 梶田高裕 春日井健士 高林恭子 田口公一 新美吉太郎 福田力 前口真志 森理靖 +静岡県出身 静岡県出身 青木真也 植松直哉 遠藤雄介 大石真丈 大内敬 太田悟 久保山誉 佐々木佑太 土屋大喜 朴光哲 室伏克哉 室伏伸哉 山崎昭博 山下悟史 +愛知県出身 愛知県出身 赤尾征爾 阿部裕幸 阿部正律 梅村寛 加藤賢也 金田一孝介 久米鷹介 坂元寛史 杉江大輔 服部謙一 日沖発 松下剛士 松下直揮 光岡映二 山石大樹 山本高史 +三重県出身 三重県出身 近藤宏行 杉浦博純 谷崎智仁 平石寿樹 +滋賀県出身 滋賀県出身 山本篤 +京都府出身 京都府出身 石中暢 井島裕彰 上田裕 上田将勝 江田皓哉 金山康宏 佐藤拓也 柴博 島川伸之 杉本弘士 徳久宜生 松本大輔 八隅孝平 山口譲司 +大阪府出身 大阪府出身 秋久哲也 生駒純司 石渡伸太郎 梅園文平 岡嵜康悦 奥野泰舗 加藤昌良 川勝三朗 喜多浩樹 木村統雄 小島直人 笹尾晶人 椎木努 清水紀宏 下川雄生 鈴木智也 田中寛之 谷村勲 田村幸成 中蔵隆志 中山巧 永本泰章 西後祐樹 古川誠史 増田嘉晃 松本光史 村田一着 山本賢治 吉田圭多 余膳正志 渡辺健太郎 +兵庫県出身 兵庫県出身 井上正也 大野賢良 尾松賢 加藤靖 岸本泰昭 小西優樹 小堀貴広 小松寛司 後藤高士 須田匡昇 住村竜市朗 田村彰敏 堂垣善史 外薗晶敏 美木航 山本忠昭 和田拓也 +奈良県出身 奈良県出身 北川純 金宗弘 +和歌山県出身 和歌山県出身 菅谷正徳 仲秀隆 中村浩 増田徹平 三谷敏生 吉田朋彦 +鳥取県出身 鳥取県出身 太田拓己 小林孝至 +島根県出身 島根県出身 「▲島根県出身」をタグに含むページは1つもありません。 +岡山県出身 岡山県出身 大道翔貴 早川展弘 藤井惠 +広島県出身 広島県出身 赤木敏倫 赤木康洋 赤澤誠 伊藤一宏 大番高明 岡田剛史 岡田大和 亀井達朗 岸本耕治 木村裕 児玉卓也 坂井圭介 佐々木信治 里本一也 竹縄元博 田村貴生 冨樫健一郎 原弘文 藤田善弘 +山口県出身 山口県出身 弘中邦佳 村井貴史 +徳島県出身 徳島県出身 安芸佳孝 南信行 +香川県出身 香川県出身 草野太郎 竹井徳之 豊島孝尚 仁木康夫 +愛媛県出身 愛媛県出身 相原賢裕 漆谷康宏 越智晴雄 加納学 中村好史 松本輝之 水野直宏 山下志功 湯浅友和 +高知県出身 高知県出身 「▲高知県出身」をタグに含むページは1つもありません。 +福岡県出身 福岡県出身 赤崎勝久 屋宮大亮 門脇英基 木部亮 久賀弘喜 瀬戸哲男 田中宏茂 手塚豊 原田惟紘 松藤裕晴 溝口直右 +佐賀県出身 佐賀県出身 井上英 +長崎県出身 長崎県出身 大場隆光 西浦聡生 西岡耕治 春崎武裕 廣田瑞人 福本洋一 +熊本県出身 熊本県出身 中嶋竜也 中村憲輔 永添潤 +大分県出身 大分県出身 「▲大分県出身」をタグに含むページは1つもありません。 +宮崎県出身 宮崎県出身 下石康太 +鹿児島県出身 鹿児島県出身 孫煌進 +沖縄県出身 沖縄県出身 松根良太 +***出身 出身 池田玄 石原暉仁 伊勢野寿一 伊藤裕亮 上田将年 大澤伸光 太田光軌 岡田秀人 尾崎大海 角田成稔 川名蘭輝 川俣丈次 北島進 桑原悠 高坂勇輝 小西弘敏 近藤翔太 合島大樹 佐久間健太 佐藤豪 柴田有哉 杉本敏彦 洲脇誠一 高瀬雄一郎 高橋洋子 竹内稔 田中和也 田中達憲 田中雄作 友澤貴仁 中村潤 中山浩彰 新岡勝明 農坂大昇 野村俊介 萩原幸太郎 濱太紀 平瀬龍彦 藤川展康 藤田成保 藤田博晃 舟本公太 別府克祥 堀川裕太 三浦良介 山下豪太 山田武志 横山朋彦 横山昌弘 吉岡直樹 吉川俊之 吉田勲 吉田正子 六本木洋
https://w.atwiki.jp/wanisita/pages/1780.html
問題文 解答 補足 1864年にニューランズが発表した元素に関する法則は○○○○○の法則? ○を答えなさい オクターブ - 1917年に高木弘と共に磁石鋼「KS鋼」を発明した人物は○○○○○? ○の漢字をひらがなで答えなさい ほんだこうたろう 本多光太郎 L 1932年に「MK鋼」を発明した人物は○○○○? ○の漢字をひらがなで答えなさい みしまとくしち 三島徳七 1918年にノーベル物理学賞を受賞した、量子論の創始者として有名なドイツの物理学者はマックス・○○○○? ○を答えなさい プランク 1926年に宇田新太郎と共に八木アンテナを発明した工学者は八木○○? ○の名前をひらがなで答えなさい ひでつぐ 八木秀次 1936年に宇宙線の発見によりノーベル物理学賞を受賞したのはヴィクター・フランシス・○○? ○を答えなさい ヘス 1947年にノーベル生理学・医学賞を受賞している、夫カール、妻ゲルティの化学者は○○夫妻? ○を答えなさい コリ 1966年「超対称性」の概念を世界で初めて提唱したことで有名な物理学者は○○弘成? ○の苗字をひらがなで答えなさい みやざわ 宮沢弘成 1982年にネオジム磁石を発明した当時住友特殊金属に勤務していた化学者は○○眞人? ○の苗字をひらがなで答えなさい さがわ 佐川眞人 1996年女性初の日本物理学会会長に就任した、アモルファス研究で有名な物理学者は○○冨美子? ○の苗字をひらがなで答えなさい よねざわ 米沢冨美子 1996年のノーベル化学賞を「フラーレン」の発見により受賞した研究者の名前をファミリーネームで1つ答えなさい クロトースモーリーカール 2001年にワイマンとコーネルがノーベル物理学賞を受賞したのは「○○○=アインシュタイン凝縮の実現の功績」?○を答えなさい ボース 2008年にノーベル化学賞を受賞した下村脩が、緑色蛍光タンパク質を発見した生物は○○○クラゲ? ○を答えなさい オワン 2010年にノーベル化学賞を受賞した日本人をフルネームで1人答えなさい すずきあきらねぎしえいいち 鈴木章根岸英一 - 2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した日本人は○○智? ○の苗字をひらがなで答えなさい おおむら 大村智 L ノーベル物理学賞を受賞した日本人は○○隆章? ○の苗字をひらがなで答えなさい かじた 梶田隆章 「エネルギー保存の法則」を確立したドイツの物理学者はヘルマン・○○○○○○? ○を答えなさい ヘルムホルツ 「本多-藤嶋効果」と呼ばれる化学の現象は○触媒反応の一種? ○の漢字をひらがなで答えなさい ひかり 光触媒 iPS細胞を研究し、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の教授は? フルネームで答えなさい やまなかしんや 山中伸弥 兄は寺田寅彦の師である物理学者の卓郎、弟はハーバーの弟子の化学者の節郎といえば○○兄弟? ○の苗字をひらがなで答えなさい たまる 田丸 アメリカ・インディアナ州にある、根岸英一が1979年から教授を務めた大学は○○○○大学? ○を答えなさい パデュー アメリカの物理学者ロバート・ミリカンが、電気素量を測定するために行ったのは「○○実験」? ○の漢字をひらがなで答えなさい ゆてき 油滴 アメリカ物理学会が授与するJ・J・サクライ賞に名を残す理論物理学者は桜井○? ○の名前をひらがなで答えなさい じゅん 桜井純 アレクサンダー・リッチが1979年に発見した左巻きのDNAに名付けた名称は「○-DNA」? ○を答えなさい Z イスラエルの財団が主催するノーベル賞の前哨戦として有名な科学者などを対象とする賞は「○○○賞」? ○を答えなさい ウルフ 陰極線に関する研究で1905年のノーベル物理学賞を受賞したドイツの学者はフィリップ・○○○○○? ○を答えなさい レーナルト - 宇宙の元素の起源に関するαβγ理論のαの由来である人物は○○○・アルファー? ○を答えなさい ラルフ L βの由来である人物は○○○・ベーテ? ○を答えなさい ハンス L γの由来である人物は○○○○・ガモフ? ○を答えなさい ジョージ 江崎玲於奈がノーベル物理学賞を受賞したのは「半導体における○○○○効果の研究」による? ○を答えなさい トンネル 化学反応の「鈴木・宮浦カップリング」に名を残す化学者は鈴木章と宮浦○○? ○の名前をひらがなで答えなさい のりお 宮浦憲夫 化学反応のNHK反応に檜山為次郎、野崎一と共に名を残している科学者は○○○? ○の漢字をひらがなで答えなさい きしよしと 岸義人 化学反応の園頭カップリングに名前を残している日本の化学者は園頭○○? ○の名前をひらがなで答えなさい けんきち 薗頭健吉 化学反応の溝呂木・ヘック反応に名前を残す日本の化学者は溝呂木○? ○の名前をひらがなで答えなさい つとむ 溝呂木勉 化学者のダニエル・シェヒトマンが発見した、結晶でも非晶質でもない物質は「○結晶」? ○の漢字をひらがなで答えなさい じゅん 準結晶 熊田・玉尾・コリューカップリングに名前を残す日本の化学者は熊田○? ○の名前をひらがなで答えなさい まこと 熊田誠 クラウジウスが命名した物体の運動状態の乱雑さを表す概念は○○○○○○? ○を答えなさい エントロピー 計算機化学者ブルックスが1986年に発表した有名な論文は『○の弾などない』? ○の漢字をひらがなで答えなさい ぎん 銀 現在のところ最後に発見された天然の元素は何? カタカナで答えなさい フランシウム 原子爆弾の開発のため1942年にニューメキシコ州に設立されたのは○○○○○○研究所? ○を答えなさい ロスアラモス 元素記号Gdの元素に名を残すイットリウムを発見したフィンランドの化学者はヨハン・○○○○? ○を答えなさい ガドリン - 元素の中で、スウェーデンの首都ストックホルムのラテン語から命名されたのは○○○○○? ○を答えなさい ホルミウム L デンマークの首都コペンハーゲンのラテン語名から命名されたのは○○○○○? ○を答えなさい ハフニウム 昭和初期に八木秀次と共に八木・宇田アンテナを開発した工学者は宇田○○○? ○の名前をひらがなで答えなさい しんたろう 宇田新太郎 女性科学者に贈られている「猿橋賞」に名を残す学者は猿橋○○? ○の名前をひらがなで答えなさい かつこ 猿橋勝子 白川英樹がノーベル化学賞を受賞するきっかけとなった業績は「導電性○○○○○○の研究」? ○を答えなさい プラスチック スウェーデンの地名イッテルビーに由来する元素はイットリウム、テルビウム、イッテルビウムと? カタカナで答えなさい エルビウム - 摂氏温度を考案したスウェーデンの物理学者はアンデルス・○○○○○? ○を答えなさい セルシウス L 華氏温度を考案したドイツの物理学者はガブリエル・○○○○○○○○? ○を答えなさい ファーレンハイト L 列氏温度を考案したフランスの科学者はルネ・○○○○○○? ○を答えなさい レオミュール 戦国時代の豪商・角倉了以の孫である江戸時代の数学者で、著書に『塵劫記』があるのは○○光由? ○の苗字をひらがなで答えなさい よしだ 吉田光由 素粒子物理学におけるハドロンの複合模型「坂田模型」に名を残す物理学者は坂田○○? ○の名前をひらがなで答えなさい しょういち 坂田昌一 存在を予言したメンデレーエフは「エカタンタル」と呼んでいた元素は○○○アクチニウム? ○を答えなさい プロト 単独でノーベル賞を2度受賞した唯一の人物である、アメリカの科学者はライナス・○○○○○? ○を答えなさい ポーリング 超ウラン元素の発見により1951年にノーベル化学賞を受賞した研究者の名前をファミリーネームで1つ答えなさい シーボーグマクミラン 朝永振一郎とシュウィンガーが提唱した量子電磁力学における理論は「○○○○理論」? ○を答えなさい くりこみ 朝永振一郎と共同で1965年のノーベル物理学賞を受賞した研究者の名前をファミリーネームで1つ答えなさい シュウィンガーファインマン トランジスタの発明により1956年にノーベル物理学賞を受賞した研究者の名前をファミリーネームで1つ答えなさい ショックレーバーディーンブラッデン 中野・西島・ゲルマンの法則に中野菫夫と共に名を残す物理学者は西島○○? ○の名前をひらがなで答えなさい かずひこ 西島和彦 二酸化マンガンを減極剤に用いた電池を考案した電気技師はジョルジュ・○○○○○○? ○を答えなさい ルクランシェ 日本式ローマ字の考察や日本にメートル法を普及させた功績で知られる科学者は○○○愛橘? ○の苗字をひらがなで答えなさい たなかだて 田中舘愛橘 - 日本の女性理学博士第1号となったのは保井○○? ○を答えなさい コノ L 女性理学博士第2号となったのは黒田○○? ○を答えなさい チカ 熱力学温度を表す単位に名を残す科学者・ケルビンの本名は「ウイリアム・○○○○」? ○を答えなさい トムソン ノーベル賞物理学者ファインマンの自伝は『ご○○でしょう、ファインマンさん』? ○の漢字をひらがなで答えなさい じょうだん 冗談 - 飛行機を発明したライト兄弟の兄の名前は○○○○○? ○を答えなさい ウィルバー L 弟の名前は○○○○? ○を答えなさい オービル 非線形格子の研究で用いられる「戸田模型」にその名を残す物理学者は戸田○○? ○の名前をひらがなで答えなさい もりかず 戸田盛和 ファラデーのクリスマス講演をクルックスがまとめた科学啓蒙書といえば『○○○○の科学』? ○を答えなさい ロウソク プトレマイオスが天動説に基づく宇宙論を確立した天文学書は『○○○○○○』? ○を答えなさい アルマゲスト 弁証法の一つである「武谷三段階論」を唱えた物理学者は武谷○○? ○の名前をひらがなで答えなさい みつお 武谷三男 ボイルの法則の別名にも名を残す、視覚にある「盲点」を発見した物理学者はエドム・○○○○○? ○を答えなさい マリオット ボーリウムからコペルニシウムまでの元素が発見された研究施設は重○○○研究所? ○を答えなさい イオン 本多光太郎が開発したKS鋼の名前の由来となった実業家は○○吉左衛門? ○の苗字をひらがなで答えなさい すみとも 住友吉左衛門 右田・小杉・スティルカップリングに名前を残している日本の化学者は小杉○○? ○の名前をひらがなで答えなさい まさのり 小杉正紀 右田・小杉・スティルカップリングに名前を残している日本の化学者は右田○○? ○の名前をひらがなで答えなさい としひこ 右田俊彦 リチウムイオン二次電池の開発により2019年のノーベル化学賞を受賞した日本人化学者は誰? フルネームで答えなさい よしのあきら 吉野彰 - 流体力学の分野で用いるNS方程式の「N」に名を残すのはアンリ・○○○? ○を答えなさい ナビエ L 「S」に名を残すのはジョージ・ガブリエル・○○○○○? ○を答えなさい ストークス 理論的な解明を行ったことから電気抵抗極小現象「近藤効果」に名を残す物理学者は近藤○? ○の漢字をひらがなで答えなさい じゅん 近藤淳 - 歴史に名前を残す兄弟で飛行機を発明したのは○○○兄弟? ○を答えなさい ライト L 熱気球を発明したのは○○○○○○○兄弟? ○を答えなさい モンゴルフィエ - ロシアの化学者メンデレーエフがその存在を予言した元素で彼が「エカケイ素」と呼んだのは○○○○○○? ○を答えなさい ゲルマニウム L 「エカホウ素」と呼んだのは○○○○○○? ○を答えなさい スカンジウム L 「エカアルミニウム」と呼んだのは○○○○? ○を答えなさい ガリウム L 「エカテルル」と呼んだのは○○○○○? ○を答えなさい ポロニウム L 「エカマンガン」と呼んだのは○○○○○○? ○を答えなさい○を答えなさい テクネチウム