約 4,374,929 件
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/102.html
暗い路地を男がひたすらに逃げていた。 痣のできたその顔は何かに怯えるようにひきつり、せわしなく視線を周囲に巡らせ、肩で息をしながら駆けていく。 男の視界に白い羽が躍り、ヒ、とひきつった声が男から漏れた。 視界に現れたのは、サラリーマン、学生、土建屋、ホストと様々な境遇・職種の服装をした男達の姿。 その衣服や体のどこかに白いガチョウの羽が必ずワンポイントでついていた。 この羽根をつけた男達こそが、彼が逃げている相手であった。 きっかけは些細な事だ。肩がぶつかり男が因縁をふっかけると、あれよあれよという内にガチョウの羽をつけた男達に取り囲まれてしまっていた。 男は腕っぷしにはそれなりの自負があったとはいえ多勢に無勢。痛めつけられほうほうのていで逃げだし、現在に至る。 男の顔が蒼白になり1、2歩後ろへと引き下がると、背中に固いなにかが当たる感触がして慌てて振り返った。 果たしてそこにいたのは、男の逃げ道を封じる男達と同じように、ガチョウの羽をワンポイントでつけた二人の男。無表情で冷たい4つの瞳が男を見下ろしていた。 逃げなくては、と恐怖に支配された男が行動を起こすよりも早く、左右に回った男達によって両腕を捕まれ身動きがとれなくなる。 もがいても喚いても男達は身じろぎ1つする気配がない。 限界まで達した恐怖と混乱から一際大きな叫び声をあげようとした、その時。 チリン、と鈴の音が鳴った。 音がしたのは男の正面。 そこに1つの影がある。 女だ。だが、奇抜な姿をした女だった。 下半身は腰の部分を帯で巻いて止めただけのズボン、上半身は真冬だというのに胸元に巻いたサラシと素肌に着込んだ1枚の上着、そして両手に嵌めた手甲。 何よりも男の目についたのは、額に巻いたバンダナの側頭部の位置に差された1枚のガチョウの羽根。 この女も彼を追う男達の仲間であることは明白だった。 チリン、チリンと女は腰元につけた鈴を鳴らしながら男の方に向かって歩いてくる。 女が近づき顔が鮮明になっていくにつれ、ふと、その顔に既視感を覚えた。 ごく最近、どこかで見たような顔。 男は必死で記憶を掘り起こし、そして思い出す。 男は強請・たかりで食い扶持をつなぐ所謂ゴロツキだ。 今日はある中華料理店で店員をわざと転ばせて自身の服に料理を溢させ強請を行おうと試みた。 目をつけた女の店員にわざとらしくならないよう慎重に足を引っかけたが、その女性はバランス感覚が良かったのか、彼に料理をぶちまける事なく姿勢を立て直し、謝罪とともに離れていった。 目論見が外れ舌打ちをした時、不意に男が視線を感じて振り向いた先にいたのが眼前の女だった。もっとも服装は今のようなものでなく、ジーンズに、ジャンパー、ニット帽などありふれた格好をしていたのだが。 「チンピラ、ゴロツキ、小悪党。どの時代でも似たような輩はいるもんだな。ええ、オイ」 呆れたような笑みを浮かべ、女が口を開いた。 鈴の音と共に女が近づく。 見た目はただの女でしかない。いつもの男であれば怒鳴り散らし凄んで見せるところであったが、散々に痛めつけられ、集団に追いたてられる恐怖を味わった彼に、もはやその気力は残っていなかった。 「な、なんだよお前。あの店の用心棒かよ」 「近からずとも遠からず、ってところか」 なけなしの勇気を振り絞り、男が尋ねると、笑みを浮かべたまま女が答えた。 男は必死に頭を回転させる。 この状況では真っ先に浮かんだ結末は集 団でのリンチ。とにかく惨めでも謝り倒しこの場を切り抜けなければならない。 女が眼前にまで迫る。 まずは謝罪を口にすべきだ、と男が口を開こうとしたその時、突然に男の腹部に衝撃が走った。 何事かと視線を下に向けると、腹部から一本の棒が伸びている。 いや、正確に言うのであれば先端に刃のついた棒状の武器、一般に手戟と呼ばれる類のものが、男の腹部に突き刺さっていたのであった。 「……え?」 男の理性が、自身の置かれた状況を理解する事を拒み、間の抜けた声をあげさせる。 だが、それは無駄な抵抗であった。 痛みが男に突きつけられた無慈悲な現実を教え込む為に体を駆け抜ける。 シャツが血によって赤く染まり、激痛と衝撃と恐怖から男が叫び声をあげようとするも、背後にいたガチョウの羽根をつけた男が手拭いを猿轡代わりにして男の絶叫を止めた。刺されたショックで逆流を起こした血液が口内から溢れて手拭いを染めていく。 何が起こった。何をされた。何故こんな目に。 パニックを起こした男が涙でぼやけた視界で刺した張本人である女を見る。 女は、既に笑みを浮かべておらず、回りの男達と同じ冷たい目で男を見ていた。 「恩にも報い、仇にも報いだ。恨むならあの店を標的に選んだテメエの運のなさを恨みな」 吐き捨てる様に言い放った女が、手戟を持った手を、ぐいっと半回転させながら深々と柄を押し込む。それが致命打となった。 一際盛大に血を吐き出しながら男の視界が暗くなっていく。薄れ行く意識の中、最後にチリン、と鈴の音が鳴るのを聞いた。 ◇ 「……で、アサシンはどこなんです、副長さん」 泰山と書かれた既に灯りの落ちた看板の中華料理屋からそう遠くない路地裏で白髪の男が赤い髪の女性に問い詰められていた。 腰に手をあて、訝しげな表情で睨む女性に対し、副長と呼ばれた白髪の壮年男性は少々申し訳なさそうな表情を浮かべている。 「あー、その、美鈴の姐さんの方から念話って奴で大将に聞いてみちゃあいかがですかね?」 「呼んでも返事がないから聞いてるんです! 仕事の途中でいなくなるから抜け出す訳にもいかないし、何か聞いているんですよね?」 美鈴(メイリン)と呼ばれた女性が不機嫌そうに半目で睨むと、気まずそうに副長は頭を掻きながら視線を美鈴から外す。 アサシンのマスター、紅美鈴。それが彼女の名前である。 幻想郷と呼ばれる異世界で吸血鬼の住ま館の門番をしていた彼女はどういう訳かこの聖杯戦争の参加者として呼び出されてしまったのだ。 一刻も早く館に帰りたい気持ちを抑えつつ、本格的な戦争が始まる前の働き口として中華料理屋で働いているのだが、その最中に客を装って入っていたアサシンが姿を消し、連絡が取れなくなってしまったのだった。 その代わりと言わんばかりに店にやってきた、アサシンが副長と呼んでいる男に対し仕事が終わった今こうして詰問をしているのが現在の状況である。 「あんまりウチの副長を苛めてやんねーでくれや美鈴。そいつにゃ俺が席を外すからって警戒の任務を命じただけだからよ」 不意に美鈴に声がかけられ、チリン、と鈴の音が鳴った。 声の元にいたのは、ジャケットにジーンズ姿でガチョウの羽が添えられたニット帽を被った女性。 少し前に、一人のゴロツキを殺害した女性がその場に立っていた。 「……アサシン」 「そんな怖い顔で睨むなって。おう、ご苦労だったな副長。もう持ち場に戻っていいぜ」 「へい、それじゃあ自分はここで。美鈴の姐さんも、失礼いたします」 不機嫌さを露にした視線を軽く流し、アサシンと呼ばれた女サーヴァントが命令すると、副長――彼女の宝具の1つ――はホッと胸を撫で下ろしながらアサシンと美鈴にそれぞれ一礼をして夜の闇へと溶け込んでいった。 「どこに行ってたんです?」 「野暮用だ。気にする程の事じゃねーよ」 非難がましいニュアンスのこもった美鈴の問いに軽薄な笑みを浮かながらアサシンが答える。 無論、その言葉だけで不問にする程、美鈴も人がいい訳はない。アサシンに対して疑惑の視線が向けられる。 「あのゴロツキみたいなお客さんに何かした訳じゃないですよね」 「勘がいいね美鈴は」 アサシンがいなくなってから抱えていた懸念を美鈴は口にすると、アサシンは笑みを浮かべて肯定の意を示す。 今日、仕事での配膳中に美鈴はゴロツキめいた風体の男にワザと姿勢を崩されそうになった。 バランス感覚が優れていた事もあり転倒や料理を溢す事はなく事なきを得たのだが、その時にアサシンが一瞬だけ不穏な気を放っていたのを覚えていたのだ。 アサシンの肯定に対し、美鈴は"やっぱりか"と言わんばかりに額に手をあてた。 「ま、これであのチンピラはもうこの店に来る事はないだろうさ、トラブルの種がなくなって何より何より」 「……殺したりなんかしてないですよね?」 「ん? 殺しちゃマズかったのか? あんなの生かしとく理由もねーだろ」 あっけらかんと殺人を行った事を告げるアサシン。 それに対して美鈴は「あああぁぁぁぁぁ……」と脱力の声を漏らしながら両手で顔を覆ってしまう。 「あれか、殺しがバレて疑われる心配ならねえぞ。今ごろ奴さんは野郎共に運ばれて冬木の海に石と一緒に沈んでる頃合いだろうしな、少なくとも死体は見つからんだろ」 「さらっと恐ろしいこと言わないでください!」 HAHAHA、とあっけらかんとした態度を見せるアサシンに対し、美鈴は目眩を覚える。 気にくわない相手であれば躊躇うことなく殺害するアサシンの苛烈にすぎる気性は彼女と同郷の出身である美鈴も知識としては知っていたのだが、まさかこうも簡単に人一人を殺してのけるなどとは、美鈴の予想の範疇外であった。 「他のマスターやサーヴァントが探索しているかもしれないのに軽率な真似は控えてくださいよ。いくら隠密性に優れたアサシンのクラスだからって、何が切欠で捕捉されるかわかったもんじゃないんですよ?」 「あー、確かに俺は暗殺が本業って訳じゃなかったしなあ。わりーわりー、次はそこら辺ももう少し気を付けとくさ」 「ひ・か・え・て・く・だ・さ・い! なんで次もやる前提なんですか!?」 スキルによる微量の精神汚染のせいか話が通じるようで通じない。 断片的に話が通じる事は、完全に話が通じない事よりもある意味では質の悪いことなのだと美鈴は改めて認識し、頭痛を覚える。 「今、呂蒙将軍の気持ちがよくわかりましたよ私は……」 「う、子明の話は出すなよ。あいつにゃ色々と迷惑かけたと思ってんだからさ」 呂蒙という男の名を出され、アサシンがバツの悪そうに視線を逸らす。 傍若無人に見えるアサシンの数少ない泣き所の1つであろう事は見てとれた。 「こちらとしてはこんな事で貴重な令呪を消費したくないですし、せめて本格的に戦争が始まるまでは大人しくしていてください。お願いですから」 「へいへい、しょうがねえなぁ」 令呪の使用も美鈴が検討していると知ってか、アサシンは不承不承頷く。 反省する素振りの見えないアサシンに対しどこまで信用したものかという思いがが美鈴の胸中を駆け巡り、精神的な疲労がずっしりと体にのしかかる。 (鈴の甘寧、性別は違ったのに性格は本に書いてあったのと一緒なんだもんなぁ) 昔に読んだ三國志に記載されていたアサシンの活躍や凶行、振る舞いを思い出し美鈴は項垂れる。 将としては知勇に優れ大胆不敵、一方で殺人を好む性や主君の縁者にすら噛みつく好戦的な気性を併せ持つ彼女は決して扱いやすい人物ではない。 その英雄性が本の通りであったことが美鈴の幸運であったならば、問題のある人格もまた本の通りであったことは美鈴の不幸だったであろう。 ざっくばらんとした性格は嫌いではない。嫌いではないが、この周囲の人間を振り回しに振り回すこの行動力と勝手気ままで血気盛んな性格はどうにかならないものかと、大きくため息を吐く。 せめてここから先はこんな事が起こらないようにと祈りながら、美鈴はアサシンを伴って帰路につく。 チリン、チリン、とアサシンと美鈴、それぞれがつけている鈴が冷たい夜の風に揺られて涼やかな音を立てた。 【クラス】 アサシン 【真名】 甘寧 興覇 【出典】 史実(後漢末期、中国)、 三国志演義 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運C 宝具D 【クラススキル】 気配遮断 C- サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。が、身に着けている鈴の音は聞こえる。 【保有スキル】 勇猛 B 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 仕切り直し C 戦闘から離脱する能力。 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。 単独行動 D マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。 精神汚染 D 殺人嗜好を持ち、話が通じるようで通じない。人格面がキ○ガイに片足くらい突っ込んでいるのは呉ではよくある事。 他者との意思疏通ができないほど致命的ではない反面、精神干渉系魔術への耐性も微々たるものとなっている。 【宝具】 『濡須口決死隊(白羽、夜陰に舞う)』 ランク D 種別 対軍宝具 レンジ 1~1000(召喚した決死隊の最大行動範囲) 最大補足 100 アサシンの現界と同時に濡須口の戦いにて彼女と共に夜襲をかけた100人の決死隊を召喚し、独自に行動させることができる。 100人の決死隊は単独行動 D、気配遮断 Dを持ち、装着したガチョウの羽を模した通信機型中華ガジェットにより即時の連携とアサシンや他の決死隊との情報共有が可能。 決死隊は名を残す程の英雄ではなく、全てのステータスもEランク、殺害された場合は消滅し聖杯戦争中の再召喚は出来なくなるが、相手の陣地へ襲撃を行っている場合に限り"濡須口を襲撃した甘寧と決死隊は犠牲者を出さずに帰還した"という逸話から、致命傷を受けて消滅したとしても撤退扱いとなり襲撃終了後に再召喚される。 アサシンが死亡、あるいは消滅した場合は連鎖して決死隊も消滅する。 【Wepon】 手戟×2 【人物背景】 三国時代の武将。 若い頃はならず者を寄せ集めてヤクザ紛いの自警団を結成していた。 当初は劉表、そしてその配下である黄祖に仕えていたが冷遇を受け耐えかねた結果、敵対勢力である孫権軍へと逃亡。『天下二分の計』を提唱するなどして、孫権から気に入られる。 その後は各所で武勇と知略を大いに奮い関羽や張遼といった豪傑を相手取って活躍を見せ、その中でも宝具に昇華された濡須口での襲撃戦での大勝は主君である孫権に「曹操には張遼がいるが、私には甘寧がいる。これは釣り合いがとれていることだ」と称賛を浴びるまでに至った。 その後の記述はなく、病死したとも、夷陵の戦いにおいて命を落としたとも言われている。 ……というのが表の話であり、その正体は女性である。 どれだけ活躍をしても劉表軍での評価が芳しくなかったのは儒教文化が根強く、女性の立身出世自体が好まれなかった事に他ならない。 性別に関わらず厚遇してくれた孫権には忠誠を誓っており、晩年の迷走には深く心を痛めている。 性別を理由に自身を貶す相手にはいっさいの容赦がなく、例え上司からキツく殺さないように言い咎められても構わず殺す程度には冷酷。 【特徴】 日焼けした小麦色の肌とハネの目立つ黒髪のショートカット、額には赤いバンダナを巻き、中華ガジェットでもあるガチョウの羽をアクセサリとして身に付けている。 中肉中背の引き締まった体つき。普段は白地のシャツにジャンパー、ジーンズを着用。腰元には鈴をつけている 戦闘の際は下半身は足首まで覆うズボンを腰帯で止め、上半身は手甲と胸元が大きく開いた上着を羽織り、胸部はサラシで押さえている。巨乳。 【サーヴァントとしての願い】 特に考えていないが殿(孫権)に献上すれば喜んでくれるかな? 【マスター】 紅美鈴@東方project 【能力・技能】 気を使う程度の能力 気配りが上手いという意味ではなくオーラ、気と呼ばれるエネルギーを使う能力。 美鈴はこれを主に弾幕として体外に放出して使用したり、太極拳・八極拳などを取り入れた肉弾戦に併せて用いる 【人物背景】 吸血鬼の当主が住む紅魔館という建物の門番にして正体不明の中国妖怪。 性格は穏和で人当たりが良いものの暢気な一面もあり門番として優秀かと問われると疑問が出る場面も見受けられる。 自ら能動的に人を襲うことは滅多になく紅魔館のイメージアップにも貢献しているとか。 【マスターとしての願い】 聖杯に興味なし、紅魔館に帰る手段が勝ち残るしかないなら戦う。
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/76.html
クリステイアーネ・フリードリヒ&アサシン ◆KQwctnrg6E 「戦争? 殺し合い? 全くもってくだらん。義に反する行いだ。私はこの戦を、否定する」 少女は凛として言い放つ。綺羅びやかな金髪と、真白い制服は彼女の高潔さをこれでもかと主張せんとばかりにはためいた。 そんな物言いを受け、対面に座する童女は溜息を漏らした。しかしそれでは決して向かい合った少女を嘲るような色が篭められてはいない。むしろ――姉妹を見守るような温かい感情が宿っている。 「ま、お前さんならそう結論付けるだろうと思った」 童女は小さな身体を揺らして薄く微笑んで見せる。その手には、童女の体型にはひどく不釣り合いな酒瓢箪がぶらさげられている。風紀の象徴とも言わんばかりの少女と、その振る舞いは対極の境地にあった。 されど。童女に現代人間社会の風紀は通じない。 なぜなら童女は、その小さな頭から捻れ伸びる双角が示す通りの人外存在。”鬼種”なのだから。 ◇ ◇ ◇ クリステイアーネ・フリードリヒは騎士である。 親を慕い、日出ずる国に夢を見て、和を学び、人生の宝に値する友を得た武士である。 何よりも正義を重んずる気高き乙女である。 たとえその融通を殺した正義が不和を生む事を顧みたとしても。 信じ続けた親に反する事になったとしても。 それでも彼女の心に義の心が絶える事は無かった。 故に――記憶を取り戻し、聖杯戦争の運びを知った彼女は真っ先にこの戦争を否としたのは、自明の理であった。 「他者の命を贄に得るべき願いなど――この私には存在しない。他の誰かにもあってはならない」 手元のレイピアは、偽りの世界にあってなお彼女の寄る辺として銀色の光を放つ。 それを見やって、サーヴァントはあえてクリスの「宣誓」を遮るように口を開いた。 「成らば人間。お前はその義を以って何を為す」 童女の姿から放たれる声色は決して子供のそれではなく、平安の世に憚った鬼としてのそれであった。 その鬼の言葉をクリスは動じる事なく聞き入れ、座する己がサーヴァントに向け力強く宣誓した。 「――自分はこの戦いを止める。こんな邪道は、地獄は、義に外れた理が世を司るなど、この私が認めんっ!」 この偽りの世界にも居た、愛すべき仲間たち。 その何れもが、例え偽物であったとしても。自分の様に正面から矛先を向ける形になるまいとも。 同じくしてこの戦争を肯定はしまいという確信が、クリスの確固たる信念を固めていた。 「ん。……ならそうしようじゃないか、マスター」 「え」 瓢箪の酒を一口。しかしサーヴァントはそんな力強い言葉を聞き、何でもない風に返すのだった。 呆気にとられたクリスは思わずぽかんと口を開く。双方の間にあった先ほどまでの緊張感は、とっくに霧散していた。 「いや、”え”ってさ。今のがただのポーズって玉でもあるまいに。どうしたよ」 「だって、内心こんなことを言ったら怒られると思ってたんだ」 すっかり勢いを削がれた風にクリスは小さく漏らした。彼女の喜怒哀楽を見て、その数倍の時を生きる鬼はやはり歳相応だなと笑う。 「怒られる、ねぇ。あっはっは、お前さんそれでもあんな事を言った訳かい」 「……ああ。例えそれがお前の意にそぐわない物だとしても、自分は信念を曲げて義に反する訳にはいかないからな」 どこかバツが悪そうに口ごもるクリスの頭を、愛おしそうに小さな手が撫ぜる。 立場が逆だと、見てくれの構図に赤らむ彼女を、この鬼はいたく気に入っていた。 「それが良かったのさ、マスター。お前の信念……というか、生き様がな。それだけで私がお前さんの義を全うするには事足りる」 「……萃香」 「アサシン、と呼ぶがいい。余り嬉しくない称号だが、真名を漏らして良い道理も無いよ」 慈しみに満ちたその言葉を、クリスは複雑そうな顔で受け止めてみせる。 ドイツで生まれ育った身ながら日本人以上に日本を愛し、その道に限っては軍師の渾名を持つ友に引けを取らぬ聡さを持つ彼女は、この鬼の本質を既に悟っていた。 「……『情けなしよと客僧たち、いつわりなしと聞きつるに、鬼神に横道なきものを』……か」 大江山の鬼の辞世の句。鬼のサーヴァントの最期を語る言葉が紡がれる。 鬼はその言葉を、どこかむず痒そうに聞いていた。 「言ってしまえば、そんなもんは我儘に過ぎないんだがな。しかし、よく知ってることだ」 「日本の文化はだいたい知ってるんだ」 えへんと胸を張るクリス。それ以外の成績を顧みれば決して無心に威張っていいものではないのだが。 まあ、趣味を磨くことは決して悪ではなかろう。今は成績を気に病む余裕のある時でもなし。 「邪道を以って征する――裏返せばそうするしか無かったって事なんだよ。 手を選んでいたら私は殺せなかった。謀を用いてでも首を狙われるだけの事を私はしてきた。 だからそれは畜生にも劣る人面鬼心にとり当然の報いで、死に様に今更は未練はないさ」 鬼は、平安の世の生に思いを馳せる。 その名を酒呑童子。源頼光に果たしてその首級を取られる事となった、鬼の頭領。 マスターであるクリスにとり、悪と言える伝説の持ち主は、昔話をするように自らの末期をそう語った。 「マスターが怒られるって思ったのは、私が悪い鬼だから殺し合いを望んでる。 もしくは憤死に未練を残して叶えたい願いがある、という様なもんを想像してたからだろう」 「ひ、否定はしない」 「怒らないってば。むしろ私の方がお前に怒られそうな生を歩んでるもんだがね」 鬼は苦笑いしながらマスターを諭す。すっかり保護者と子供の上下関係が出来上がっているが、こればっかりは年季の違いが生まれた摂理というものである。 「でも、ありゃあ全部私の中じゃ終わった話だ。今更どうこうしようって気は無い。 そもそも私は、こっちに呼ばれる以前に第二の生を歩んでいたからな」 「幻想郷って奴だったか? そっちは自分、聞いた事無いんだが」 「ま、何しろ幻想だからねぇ。現実に生きていたマスターが知らなくて当然の世界だよ。文字通りのな」 鬼は――酒呑童子でない、もうひとつの名を「伊吹萃香」としていた。 むしろこちらこそが鬼の本質であり、大江山の絵巻は現世の歴史に置き去りにしていたはずだった。 あるいは伝説としての「酒呑童子」が、幻想郷に生きる鬼としての「伊吹萃香」と混濁しこのサーヴァントを生んだのかもしれなkった。 しかし鬼はその答えには拘ってはいなかった。故にクリスには未だ語っておらず、その時が来るとすればこの不透明さを解明する事が是となる時だと考えている。 「そんな訳で――私は未練を晴らすため、とかじゃなくてさ。 お前さんの義を、『横道なき道』を導いてやりたくてここにいる……って事になる。 ……今更何を賢人ぶって。とか思ってくれて全く構わないよ。偉そうに言ったところで、これは単なる私の意地に過ぎんからな」 「……いや。そんな事を思うものか」 儚げに語ったその双眸を、義を宿した少女は蔑む事無く見据える。 畏れ深き伝説を纏った小さな手をクリスは両手で掴んだ。 「アサシンが過去にした事が何であれ。今ははこうして志を同じくする仲間に違いはない。 嘗ての悪鬼道理に暴虐を尽くそうという気がある筈でも無いんだろう? だったら、自分はお前を否定する理由などありはしないさ」 萃香を掴む手に宿った熱。その感覚を、萃香はどこか懐かしげに感じていた。 「この手を疑う事なく握り返す事が出来る。矢張り、こんなに嬉しい事は早々無いな」 「改めて願い入れる。自分に力を貸してくれ、酒呑童子……いや、伊吹萃香」 萃香は感慨深げにその「願い」を聞き入れた後、主の手を握り返す。 悪逆無道を尽くした鬼神が、正々堂々を尽くす人間の矛となる覚悟を結ばんが為。 「応さ。任せよマスター。お前の義は私が守るでな。 もとより私は、そのためにここにいるのだから」 【クラス】アサシン 【真名】伊吹萃香@東方project 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】 筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:C 幸運:C 宝具:A 【クラススキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 『密と疎を操る程度の能力』の霧状化に寄る運用。 【保有スキル】 怪力:A 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 戦闘続行:A+ 往生際が悪い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 源頼光によって首を飛ばされてもなお、襲いかからんと悪あがきをした。 密疎操作:EX(A) あらゆる存在の密度を萃め、散らす力。 自身の身体や岩、意識などその干渉対象は多岐にわたる ただしこれは「伊吹萃香」としてのスキルであるため、「酒呑童子」が混ざっている アサシンが使用する場合には干渉に著しい制限がかかる。 伊吹瓢:C アサシンが持つ瓢箪。中の「酒虫」のエキスによって、 入れた水を酒に変換する事で、水がある限りはいくらでも酒が取り出せる。 【宝具】 『大江山百万鬼夜行(おおえやまひゃくまんきやこう)』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1 #65374;99 最大捕捉:1000人 大江山の鬼の頭領たる酒呑童子、蜜疎を司る伊吹山の鬼たる伊吹萃香、両方の力が顕現した固有結界。 展開される心象風景は酒呑童子の支配した大江山と、伊吹萃香の起こした異変の象徴である宴会場が混じり合っている。 結界の内では茨木童子や星熊童子等、嘗ての配下の鬼たちが召喚されその暴虐を以って仇なす者に襲いかからんとする。 ただしこれらの軍勢は酒呑童子の記憶を核とし、伊吹萃香のに密疎を操る能力を一時的に開放、 応用して再現した事象再現であって独立サーヴァントの召喚を行なっている訳ではない。 そのため展開と維持に多大な魔力を擁するため、派手な力の割にアサシンらしい慎重な運用を必要とする。 また、この顔ぶれには伊吹萃香の記憶が少なからず影響している点があるようだ。 『神便鬼毒酒(しんべんきどくしゅ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 人が飲めば千人力の薬となるが、鬼が飲めば飛行自在の神通力を失うという神秘の酒。 アサシンが持つ伊吹瓢の酒を、更に変質させて盃に満たす事で使用出来る。 源頼光が酒呑童子を討伐する際に神から授けられ、これを飲んだ酒呑童子は毒により動けなくなる。 鬼に属する存在が摂取するとすべてのランクがDランクまで低下し、魔術の類が封じられる。 一方で純粋な人間が摂取すると、身体能力だけならサーヴァントと相対する事も可能となる。 但しどちらも効力は短時間の上、人間が摂取すると大きな副作用を齎す事となる。 【人物背景】 平安の京で暴虐を尽くした最凶の鬼頭領。 正面切り我が道を往くことを信条とし、神便鬼毒酒による謀で源頼光に討たれた時は 「情けなしよと客僧たち、いつわりなしと聞きつるに、鬼神に横道なきものを」と恨み言を投げかけた。 または幻想郷に住まう、幻想と思われいた鬼種のひとり。 宴会が減った事を不満に思い、能力を使って宴会が繰り返される異変を引き起こした。 アサシンはその両方の性質が混ざった特殊な存在。 正確に言えば「伊吹萃香」として召喚され、そこにサーヴァントとしての性質として 「酒呑童子」が交じり合ったという形になっている。 【サーヴァントとしての願い】 マスターの「義」を導く 【マスター】 クリステイアーネ・フリードリヒ@真剣で私に恋しなさい! 【マスターとしての願い】 殺し合いを止める。 【weapon】 レイピア 競技用のレイピア。フェンシングを嗜むクリスは常にこれを携帯している。 【能力・技能】 人間としては非常に高い戦闘能力を誇り、武術の達人程度では相手にならない。 素手のみによる格闘術も当然備えており、人間としては相当に強い部類である。 が、川神の武人の中ではそれほど格付けとしては高くはならない。 【人物背景】 川神市の仲良し集団「風間ファミリー」の新顔。ドイツ人。 正義を重んじるが勇敢な少女だが融通が聞かず、空気が読めない。 そのせいで仲間と衝突する事もあったが、過ちを認め反省して成長しつつある。 【方針】 聖杯戦争を止める方法の模索
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/265.html
「クソ、畜生! 何だってこんなことになってるんだ!!」 「まぁ落ち着けよマスター」 「これが落ち着いていられるか! 俺は元の世界に戻るぞ!!」 「そいつはヤクいぜマスター、死亡フラグって奴だ」 激昂する少年、村上良太をアサシンのサーヴァント・藤井八雲は宥めていた。 月海原学園の一生徒として何食わぬ生活をしていた彼は突然記憶を取り戻し混乱していた。 しかし―― 「なぁアンタには願いがないのか?」 「ある」 アサシンの問いに良太は即答した。 先ほどまでの取り乱しようは見る影もなく収まり、今度は何か考え込んでいる。 (どうも、真面目な奴みたいだなこのマスターは……親近感があるといえばあるけど……さぁて) 「その願いって聞いてもいいか?」 「俺にはどうしても救いたい奴らがいる。このままじゃアイツらは救われなさすぎる!」 「ならそれを聖杯に――」 「それじゃ駄目なんだ! 他人を犠牲にして得た希望なんてアイツ等は……アイツは受け取らない!」 「だがそうは言ってもだ、この戦争に取り込まれた以上勝ち抜いて生還か、死かしかない。 俺は聖杯によって呼ばれたサーヴァントだ。その辺りは承知済みだがアンタは覚悟を決めなきゃならないぜ」 「……」 沈黙。 良太は唇を噛みしめ、皮膚が破けるほどに拳を握りしめる。 今度はアサシンも口を差し挟まなかった。 ただじっと良太の次の言葉を待つ。 「聖杯戦争には乗らない。だが聖杯は手に入れる」 「どういうことだ?」 「まずは聖杯戦争というものの本質を知らなければ始まらない。 知ってる奴を探して情報を手に入れる。この腕に浮かぶ令呪は聖杯から与えられたものなんだろ? つまりここからは魔術的に聖杯と繋がっているはずなんだ。全部の令呪を集めて魔力の流れを逆探知とか 走査ができる魔術師に協力を得られれば、聖杯の力を解析できるかもしれない」 「希望的観測だな」 「その通り――だからまず知り、そして試す。希望(それ)が完全に否定されるまで諦めてたまるか!!」 決意のこもった眼差しで良太はアサシンを見据えた。 (この頑固さ……性格はまるで違うけどアイツを思い出しちまうな) アサシンの脳裏に浮かぶのはかつて自分と命を共有していた一人の少女。 「いいさ、それじゃ試してみよう」 「いいのか?」 「いいも何も俺とマスターは一蓮托生。付き合うさ」 「……サンキュな、アサシン」 良太は照れ臭そうに笑った。 「俺に名は无の藤井八雲」 「村上良太だ」 二人の男は握手を交わす。 (アンタに見えた人間の持つ『聖なる力』――信じるぜ) 八雲は小さく呟いた。 二人の聖杯戦争が始まる――。 【CLASS】アサシン 【真名】藤井八雲@3×3 EYES 【パラメーター】 筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 原作でも何度か潜入工作を行っているが成功率はそう高くはない。 【保有スキル】 不老不死:B 不老不死の術によって術者と命を同化し、不死となっている。 しかしサーヴァントとして現界した際に術を完全に再現しきれず、超再生は残っているが不死は完全に再現できず 死亡の際の復活には令呪の使用が必要となる。またマスターが死亡した場合、はぐれとなることなく同時に死亡する。 獣魔術:B 魔導士ベナレスが生み出した獣魔術を習得している。Bランクはかなり高度な応用まで習得している。 己自身の精のみでなく自然からも精を集める集気法、手だけでなく足や四肢の切断部など身体の何処からでも獣魔を放つ、 一度解き放った獣魔を意志の力で自在に操作する、同じ獣魔を連射する、等の技術である。 無限の力:A マスターの命が危機に瀕した際に無限の力がアサシンの体に流れ込む。 死亡状態からでも完全に復活し(この場合令呪は強制使用)、全パラメータが1~2段階アップする。 また術の使用に際して無制限となる。(魔力や精気を消費しなくなる) マスターの命の危機が終わるまでこの状態は続く。 神性:D 神霊適正を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 神話の女神の元となったパールバティ4世と命を共有していたため、低ランクではあるが神性を持つ。 【宝具】 【魔現封神】 ランク:B 種別:対妖宝具 レンジ:1~10 最大補足:100 ベム=マドゥライがベナレスを封じた術。龍脈系縛妖陣。魔物が四方に発散する精を利用し封じる。 そのため相手の力が強いほど封じる力も強くなる。しかし相手に対して封じる大地の許容量が足りなければ失敗する。 【哭蛹(クーヨン)】 ランク:B 種別:対術宝具 レンジ:1~50 最大補足:1000 サルラーマの一族が特別培養していたオリジナル獣魔。「ホエエエッ」と叫ぶのが特徴。 見るからに間の抜けた容姿をしており、初見では八雲からも役立たずと思われていたが、 「精食粒」と言う術の精を喰らう粒子を吐き出して、あらゆる術や力を無効化する能力を持つ。 ただしその力は敵味方を選ばず、月面で呼びだした時は八雲がコネリーから受け継いだ呪文操作球すら食い尽くした。 八雲の切り札の一つであり、終盤では電子暗号化され、世界中に張り巡らされた『破滅の術』を食らい尽くした。 【スペルキューブ】 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大補足:10 術士でなくともこれがあれば4つの術を使うことが出来る聖石。 八雲が持っているものは、束縛、火炎、衝撃波、転位の術が刻まれている。 【weapon】ワイヤー機構付手甲 自作爆裂缶 【人物背景】 主人公。糸目が特徴の少年。昭和46年3月27日生まれ(免許証より)。 物語当初の年齢は17歳で高校生。第二部では20歳だが、17歳で不老不死になってから外見の変化は一切ない。 父親は「妖怪狂い」(八雲談)の民俗学教授「藤井一」。母親は父の教え子。 普通の人間として高校生活を送っていたが、パイと出会い、不老不死の術で「三只眼」を守護する无となり、 パイと共に人間になる旅に出る。 戦いを好まない性格で、たとえ敵でも命を奪う事は好まず、自らの危険も省みず助けてしまう事がある。 特に女性型の魔物に対しては手加減が目立ち、裏切られて窮地に陥ることが多かった。 料理が得意で、一時期帰還したパイと一緒に店を開くつもりで専門学校に通ってもいた。 偶然により不死身の肉体を得た事で様々な闇の者に狙われる事になる。 当初は全く術を使えず不死力のみに頼った特攻戦法が主体であったが、第二部以降は体術や獣魔術を身に付け、 敵と対等に戦えるようになった。 しかしそれでも術者としては脆弱な方であり、ベナレスを始めとする一線級の魔物には歯が立たないことが多かったが、 鬼眼五将の行やベム・マドゥライの指導と能力を受け継ぎ、リトル・アマラを取り込んだことで力を増していった。 数多くの戦いを経ることで著しい成長を遂げ、最終的にはベナレスや鬼眼王に唯一対抗できる存在になる。 ただ、無鉄砲で考えなし、優柔不断で流されやすい性格は相変わらずであり、中盤以降でも何度も失敗している。 パイに惚れており、一度彼女を守れなかったことを悔やんでいる。また、当初は傲慢な「三只眼」を邪険にしていたが、 やがてパイと「三只眼」両方に心惹かれるようになる。 異人格とはいえ二人同時に惹かれていることについて密かに苦しんでいたが、 パイの「全部の自分を愛してくれて嬉しい」との発言で解消されたようだ。 「勘弁してよ」「ヤクイ」が口癖。高所恐怖症の気がある。また中国語は苦手。 サンハーラから4年後にネパールにてハーン、綾小路と再会、その後はパイや妖撃社の面々とともに 化物退治のため世界中を飛び回っている。 【サーヴァントとしての願い】 人間に戻りたいがパイと一緒でないと意味がないため、今回はマスターの目的に尽力する。 【基本戦術、方針、運用法】 とりあえず超再生があるからヒット&アウェイ戦法で敵の情報を探りながら戦う。 【マスター】 村上良太@極黒のブリュンヒルデ 【参加方法】 寧子とヴァルキュリアの決戦後、戦闘跡地でゴフェルの木片を拾う。 【マスターとしての願い】 魔女たちを救いたい。 が、寧子がそれを受け入れるはずがないので聖杯そのものを研究したい。 【weapon】 なし 【能力・技能】 写真記憶能力 【人物背景】 幼馴染への思いからNASAの研究員を目指す高校生。唯一の天文部員で、 毎日のように天文台の望遠鏡で星を観察している。学校では女嫌いとして有名。 宇宙人の存在は信じるが魔法は「非科学的だから」と信じない。幼馴染にそっくりな黒羽寧子と出会い、 彼女に迫る危険を守ろうとする。一見すると、単なる巻き込まれ型のヘタレ主人公に見えるが、 全国模試で全国3位になるほど成績優秀者で電波暗室や薬の製造番号など、雑学にも詳しい。 一度見たものを全て記憶出来る写真記憶能力を持つ。 この記憶は記憶操作の魔法使いでも消すことはできない反面、辛い記憶は容易にトラウマとなりえる。 幼馴染を思い続ける一途さ、寧子のためなら殺されても構わないという度胸、 死の恐怖に怯えるカズミ達を力強く励ます自信漲る姿、常に現状を的確に把握する沈着な思考と分析、 困難を乗り越える強さと勇気など、高いスペックを誇り寧子達からの信頼も厚い。 これらは基本的に、幼馴染を失った時のような悲劇をもう二度と繰り返さないという、強迫観念めいた信念に基づくものである。 そんな彼だが「お金を払う価値のあるおっぱい」について女の子の前で真顔で真剣に語るというオープンスケベでもある。 【方針】 戦闘はなるべく避けながら聖杯についての情報を集める。
https://w.atwiki.jp/usagi_ro/pages/38.html
エンチャントデッドリーポイズン クリティカル修練 2刀研究 ローリングカッター クロスインパクト ダークイリュージョン 毒研究 トキシックポイズニングウェポン トキシックポイズンスモーク トキシックデッドリーポイズン トキシックダークネスウェポン トキシックダークスモーク トキシックダークネスポイズン ベナムプレッシャー クローキングエクシード ハルシネーションウォーク ウェポンブロッキング カウンタースラッシュ ファントムメナス クロスリッパースラッシャー アンチドーテ ウェポンクラッシュ エンチャントデッドリーポイズン 転生2次スキル効果が3/4に下方修正 クリティカル修練 前提スキル× 3次スキル MAXLv10スキルLv数値だけクリティカルが上昇する 2刀研究 前提スキル/右手修練5.左手修練5 3次スキル MAXLv102刀時、右手と左手の倍率がスキルLv×2だけ増加する。(Lv10で右手120%、左手100%) ローリングカッター 前提スキル/ソニックブロー 10 3次スキル MAXLv10ディレイクールタイム0 クロスインパクト 前提スキル/ソニックブロー 10 3次スキル MAXLv10威力変更→1000+スキルLv×100% 消費SP変更→80 カタール専用 EDP適応 ダークイリュージョン 前提スキル/クロスインパクトLv3 3次スキル MAXLv5オートスペルをソニックブローに変更+発動率100%に クールタイム5秒。Gv使用可能(GvのみASが発動しない) 毒研究 前提スキル/× 3次スキル MAXLv10 パッシブEDP持続ボーナスのみの効果 トキシックポイズニングウェポン 前提スキル/毒研究Lv1 3次スキル MAXLv5物理攻撃に状態異常[毒・出血]を付与する。状態異常を与える確率は毒研究のLv×3% 効果時間→スキルLv×20秒 このスキルはカタール装備時使用不可及び、武器変更時に解除される トキシックポイズンスモーク 前提スキル/トキシックポイズニングウェポンLv1 3次スキル MAXLv1自分を中心とした7×7範囲内のモンスターを毒・出血状態にする。成功率は毒研究Lv×3+トキシックポイズニングウェポンLv×6% トキシックポイズニングウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 トキシックデッドリーポイズン 前提スキル/トキシックポイズンスモークLv1 3次スキル MAXLv1ベノムナイフを1つ消費して対象を毒・出血状態にする。全ての耐性を無視し、成功率は毒研究Lv×3%、持続時間は30秒 トキシックポイズニングウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 トキシックダークネスウェポン 前提スキル/毒研究Lv1 3次スキル MAXLv5物理攻撃に状態異常[呪い・沈黙]を付与する。状態異常を与える確率は毒研究のLv×3% 効果時間→スキルLv×20秒 このスキルはカタール装備時使用不可及び、武器変更時に解除される トキシックダークスモーク 前提スキル/トキシックダークネスウェポンLv1 3次スキル MAXLv1自分を中心とした7×7範囲内のモンスターを呪い・沈黙状態にする。成功率は毒研究Lv×3+トキシックポイズニングウェポンLv×6% トキシックダークネスウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 トキシックダークネスポイズン 前提スキル/トキシックダークスモークLv1 3次スキル MAXLv1ベノムナイフを1つ消費して対象を呪い・沈黙状態にする。全ての耐性を無視し、成功率は毒研究Lv×3%、持続時間は30秒 トキシックダークネスウェポン状態でのみ使用可能 クールタイム10秒 ベナムプレッシャー 前提スキル/毒研究Lv10 3次スキル MAXLv1対象に武器・スキル効果によって持っている状態異常付与を100%の確率で全てかける クールタイム10秒 クローキングエクシード 前提スキル/クローキングLv5 3次スキル MAXLv5クローキング状態でのみ使用可能。移動速度スキルLv×5% クローキング状態でグリムトゥース使用可能 効果時間10秒 ハルシネーションウォーク 前提スキル/× 3次スキル MAXLv10AGI+スキルLv×2 Flee+スキルLv×2 VIT-スキルLv 効果時間180秒 ウェポンブロッキング 前提スキル/× 3次スキル MAXLv5遠距離も防御可能に変更 効果時間180秒 カウンタースラッシュ 前提スキル/ウェポンブロッキング5 3次スキル MAXLv5DEF無視必中 ファントムメナス 未実装 クロスリッパースラッシャー 未実装 アンチドーテ 未実装 ウェポンクラッシュ 未実装
https://w.atwiki.jp/underlords/pages/89.html
テンプルアサシンのデータ テンプルアサシンの基本情報 ティアー 4 アライアンス ヴィジラント ヴォイド 暗殺者 テンプルアサシンのステータス レベル ★ ★★ ★★★ ヘルス 1,125 2,025 4,500 マナ 100 DPS 73 145 291 与ダメージ [90/110] [180/220] [360/440] 攻撃速度 0.73 移動速度 305 攻撃範囲 3 魔法耐性 0 防御力 5 自然回復 0 テンプルアサシンのアビリティ リフラクション ★ CD 6.00秒 テンプルアサシンは捕まえにくくなり、敵からのダメージを回避し、自身は40%のボーナスダメージを与える。これらの効果は別々でそれぞれ4回に限られている。 ★★ CD 6.00秒 テンプルアサシンは捕まえにくくなり、敵からのダメージを回避し、自身は60%のボーナスダメージを与える。これらの効果は別々でそれぞれ6回に限られている。 ★★★ CD 6.00秒 テンプルアサシンは捕まえにくくなり、敵からのダメージを回避し、自身は80%のボーナスダメージを与える。これらの効果は別々でそれぞれ8回に限られている。 手を貸してくれるなら借りは帳消しよ。―できる限りの手助けを得るレン メルド ★ パッシブ 魔法 攻撃対象へテレポート後、テンプルアサシンは最初の攻撃で50追加ダメージを与え、対象の防御力を5秒間、2低下させる。 ★★ パッシブ 魔法 攻撃対象へテレポート後、テンプルアサシンは最初の攻撃で100追加ダメージを与え、対象の防御力を5秒間、4低下させる。 ★★★ パッシブ 魔法 攻撃対象へテレポート後、テンプルアサシンは最初の攻撃で150追加ダメージを与え、対象の防御力を5秒間、6低下させる。 お前の才能は私の計画遂行にうってつけだ。―仕事を与えるアネシックス 変更履歴 倉庫から出てきたら神出鬼没ではなくなりヴィジラントでヴォイドな暗殺者へ。(2020/02/25) ★★のヘルスが3000から2700へ。(2019/11/22) 名前
https://w.atwiki.jp/soulknightprequel_jp/pages/19.html
目次 暴風アサシンの詳細 スキル一覧冷血 氷のブーメラン 雷の斬撃 屈折 雷の体 氷の突進 避雷針 暴風アサシンの詳細 ベースクラス 暴風使いとシーフの複合クラス 主に上げるべきステータス 筋力、素早さ、知力 スキル一覧 冷血 パッシブスキル HPが50%以下の敵に対するダメージが(20/30/40/50)%上昇する。 出血を氷属性に変える。 氷のブーメラン アクティブスキル スキルCD:(3/2.5/2/1.5)秒 マナ消費:4 総合攻撃力の(90/110/130/150)%を氷ダメージとして与える。 範囲補正(90/100/110/120)% ブーメランが最大距離に到達したとき、6つの飛び道具を発射して、それぞれが総合攻撃力の(30/40/50/60)%を氷ダメージとして与える 雷の斬撃 アクティブスキル スキルCD:2秒 マナ消費:4 範囲:4.5m 周囲の敵に総合攻撃力の(60/80/100/120)%を電撃ダメージとして3回与える。 屈折 パッシブスキル 回避発動確率:(0/5/10/15) 回避発動時、1つの飛び道具を発射して、魔法攻撃力の(90/100/110/120)%を氷ダメージとして与える。 雷の体 アクティブスキル スキルCD:(18/15/12/9)秒 マナ消費:18 範囲:2m 移動速度:+(40/60/80/100)% 持続時間:(2/2.5/3/3.5)秒 スキル発動中、受けるダメージを無効化する。(すでに受けているデバフや持続ダメージは無効化されない。) 周囲の雷は総合攻撃力の(60/70/80/90)%を電撃ダメージとして与える 中央の雷の玉は0.2秒に一回、総合攻撃力の(75/100/125/150)%を雷ダメージとして与える。 氷の突進 アクティブスキル スキルCD:(6/5.5/5/4.5)秒 マナ消費:(5/6/7/8) 最大2回までチャージできる。 2400の移動速度で0.15秒間ダッシュする。 範囲:4m 0.15秒間に1回、総合攻撃力の(60/80/100/120)%を氷ダメージとして6回与える 避雷針 パッシブスキル CD:(2.5/1/0.5/0.1)秒 氷異常の敵に電撃ダメージを与える時、必ず会心攻撃になる。 オススメの絆 Tier1 二つの新星 畳み掛ける
https://w.atwiki.jp/gotham/pages/61.html
Fear isn't the answer 恐怖は、答えではない 高層ホテルの一角から一人の女がゴッサムシティを見下ろしていた。 豪奢な衣装に身を包み煙管を吸う。その瞳はどこまでも冷たいものだった。 「マスター、今戻った」 不意に彼女しかいない筈の空間に声が響いた。 まるで手品の様に、どこからともなくフードを纏った男が姿を現す。 「首尾はどうかしら、キャスター」 「上々だ。まあ英霊の精製した霊験あらたかな薬だ。今代の質の悪い量産品なんぞに後れを取る訳があるまいよ」 女性の問いにキャスターが不敵な笑みを浮かべる。 キャスターは薬物の精製を得手としていた。 極度の酩酊と幻覚の中、極上の快楽が味わえるという触れ込みの依存性の強い麻薬は一度吸引したが最後、キャスターの操り人形と化す。 実際にこの女はキャスターの麻薬によって、現在の拠点を得ている。 この麻薬によって街そのものを支配下に置くことが彼女の戦略であった。 「ただ、一つだけ気になる事がある。流通のルートが一つ潰された」 「……なんですって?」 ピクリ、と女は形のいい眉を歪ませた。 麻薬の流通まで自分達で行えばそこから他の主従に尻尾をつかまれる危険性があったことから、麻薬はこの街既存の流通ルートを複数使用していた。 その内の一つが潰されたという。 麻薬から自身達の存在が感づかれた可能性が脳裏をよぎる。 「どこのルートも警察に鼻薬は嗅がせていた筈でしょ」 「ああ、警察ではない。ルートを潰したのは赤い覆面を被った怪人らしい」 「赤い覆面? サーヴァントかしら」 「接触していない以上どうとも言えんな、銃などの近代兵器で身を固めていたとの情報もあるしサーヴァントかの真偽はつけられんよ」 キャスターから聞かされた情報に女性はますます眉を潜ませる。 単身であるならば、他の主従である可能性はより高くなったが、問題はその奇異な姿と武装である。 英霊は時代が古ければ古い程神秘が高く、その実力も高い反面、時代が現代に近づけば近づく程弱くなる、というのが聖杯戦争の定説である。 もし英霊であると仮定をすれば、銃を使う英霊は恐らくアサシンかアーチャー。 加えて、銃という近代兵器を扱う時点でその実力も低いものとの推察ができる。 総合するとあまり表だって動くには向かないサーヴァントであるといえる。 ならばマスターか? 魔術使いといった人間もいる以上、近代兵器を使用する事も納得が行く。 だが、そうなると奇異な見た目が引っ掛かる。 なぜ態々そのような目立つ格好をするのか。 顔を見られたくないにしても赤い覆面はとりわけ目立つ。 何か、見られたくない理由でもあったのか。 「何にしろ情報が少ない状況で正体のわからぬ存在に想いを馳せても時間の浪費であろうよ」 キャスターの発言に彼女の思考は打ち切られる。 「それもそうね。少なくとも、私と貴方が共同で作り上げたこの工房を抜けられる相手とも思えないし」 不敵な笑みを彼女は浮かべる。 このフロア一帯を彼女は侵入者を迎え撃つ魔術工房兼神殿として作り変えた。 ブードゥーを嗜むキャスターが使役する悪霊と彼女の使役する使い魔による防衛網や数々の趣向を凝らした罠の数々が張り巡らされている 仮に彼女達にたどり着く主従がいたとしてもこの神殿をくぐりぬけ、この部屋へ到着するまでに撤退する時間は十分に稼げるだろう。 流通ルートを潰した正体不明の存在についても、麻薬を吸わせた手駒達を利用し、人海戦術で押しつぶせば事足りる。 「それよりも、潰されたルートの代わりを探す方が先決ね。一つルートが使えないだけで効率が段違いになるわ」 イレギュラーを恐るるに足りないものと判断した彼女は、早々に覆面の男の存在を記憶の片隅へと追いやった。 もし、この女性が生粋のゴッサムの出であったならば、赤い覆面という特徴のを聞いた時点で一人のヴィジランテの姿を連想したであろう。 だが、本来のゴッサムを知らない彼女にとってその存在は知りえないのも当然であった。 そして、それが彼女にとっての不幸と言えただろう。 ゴッサムの悪党どもならば、それがどういう存在なのかを知っている。 赤い覆面。それはかつて、この街で犯罪を起こす不特定多数の人物のトレードマークであり、現在ではゴッサムの犯罪者達と敵対する者でありながら、バットマンと違い容赦もなく彼らを殺して回る危険人物であった。 窓ガラスが割れる音。 暗闇に染まる部屋。 何が起こったのか。 キャスターと彼女が反応するよりも早くキャスターの胸に刃が生えた。 襲撃者に致命傷を受けたと認識したキャスターの対応は迅速だった。 襲撃者の刃が己が主に向けられるよりも早く手を彼女へと向けて呪文を詠唱した。 「キャス――」 瞬間、彼女の姿が掻き消える。転移の呪文だった。 それを見て襲撃者が舌打ちをした。 「随分と、ゴホッ、無粋な入場だが、察するにアサシンか。残念だが、ゲフッ、マスターはやらせんよ」 「ハッ、サーヴァントのテメェさえやっちまえば、どの道あの女もおしまいだ。負け惜しみか?」 割れた窓ガラスから夜風が吹き込み、若い男性の無慈悲な冷たい声が響く。 暗がりのせいで互いの姿は認識できない。 心臓に当たる部分を貫かれたキャスターに最早助かる術はない。 だが、キャスターは口から血を吐きながらニヤリ、と口元を歪めた。 「私を舐めるな暗殺者風情が」 キャスターの体から魔力が膨れ上がる。 異変を察したアサシンが飛び退る。 哄笑を上げるキャスターから霧状の魔力が立ち上がり形を形成していく。 どさりとキャスターの体が崩れ落ちても哄笑はやまない。 骸骨めいた姿になった魔力の塊が、変わらずに哄笑をあげていた。 ボウっと暗がり光る双眸がぎょろりと部屋を見渡す。 その視界に白髪の長身の男、アサシンの姿を捉えた。 「チッ、モノノケの類か」 「ハ、ハ、ハ。中々いい肉体だ。次の殻にするには申し分ない」 値踏みするようなキャスターの言葉にアサシンが不愉快そうに顔を歪める。 対象的キャスターは愉快そうに顔を歪めた。 この状態になったキャスターは物理的な干渉を受付ない。 そして別の肉体に乗り移り、精神を浸食して肉体の支配権を手に入れるのがキャスターの宝具だった。 「もう勝った気か?」 「三騎士ならともかく、暗殺しか能のないクラスなど誰が恐れるものか」 「……なら、試してみな」 見下した態度に気分を害したアサシンがキャスターを睨みつける。 ブレードに着いた血を払い、肘の部分に装着したアサシンが構えをとった。 瞬間、アサシンの姿が消える。 少なくとも、キャスターに視認する事はできなかった。 「一の太刀、縮地<αブレード>!」 何が起こったのか、キャスターには理解できなかった。 背後から響くアサシンの声と、物理的干渉を受け付けないはずの自身の体が両断された感覚。 「……あ?」 暗転する視界の中、アサシンのブレードがオーラのような光を放っているのをキャスターは目撃した。 魔力放出、それに類するスキルを持っていたのならば、自分を殺害しうる。 そこまで考えが至った時点で、キャスターの意識は途絶えた。 「ハッ、トロすぎんだよ」 着地と同時にアサシンは腕に装着していたブレードを収納、先ほど倒した相手に向かって毒づく。 ホテルを覆っていた禍々しい気配が消えるのを感じ、アサシンはキャスターとそのマスターがまとめて消えた事を認識する。 コキ、と首を鳴らしながらアサシンは自分が侵入したホテルの窓へと足を進めていく。 「あっちも終わったみたいだな」 アサシンは自分の主である赤い覆面の男が目的を遂げた事を察した。 タン、とアサシンが壊れた窓から飛び降りる。 その姿はすぐに、陰鬱なゴッサムの闇に溶け込んだ。 時は少し遡る。 キャスターに転移させられた彼女が、目を開くとそこはどこかの一室だった。 そこはホテルの拠点が襲撃された場合に対比先として作っていた第二の拠点。 「急な襲撃には驚いたけど、もう少ししたらキャスターも帰ってくるでしょう」 ふう、と息を吐き、彼女は額に浮き出た冷や汗をぬぐう。 キャスターの宝具を知る彼女はキャスターの勝利を疑わない。 必ず、襲撃者の肉体を乗っ取り、この拠点に帰還してくれると信じている。 そこで、ふと気付く。 この拠点には備えの一つとして麻薬で洗脳したゴロツキ達を護衛として配備していた。 だが、拠点に人の気配が感じられない。 悪寒が体を駆け巡る。 「ねえ、誰かいないの!?」 扉越しに声を張るが、返事はない。 たまらず、もう一度声を上げようとした瞬間、轟音と共に扉が爆ぜた。 衝撃ともにもんどりうって転がる。腹部を中心に熱と痛みが走った。 「アッ、フッ……」 声を出そうとして血の塊を吐き出す。 撃たれたのだと理解し、顔を破壊された扉の奥へと向ける。 そこには赤い覆面の男が立っていた。 「あ……」 何事か呟こうとしたが、それは一発の銃声により阻まれた。 けたたましいサイレンの音をバックに人通りの少ない路地を赤い覆面の男が歩いている。 その手にはポンプ式のショットガンが握られていた。 しばらく歩いていると不意に上から人影が降ってくる。 「よう、キャスターはやれたか」 「問題はねえよ。ホテルにあったあいつらの仕掛けも解除された。恐らくマスターもキャスターも完全に死んだと思うぜ」 「そうか」 二人の男が並んで歩く。 事の発端は出所不明の麻薬であった。 アサシンのマスターであるレッドフード――本名:ジェイソン・トッド――はマスターとしての記憶を取り戻してからは、本来のゴッサム同様に犯罪者狩りをしていた。 サーヴァントのアサシンも麻薬や犯罪組織の撲滅には乗り気だった事もあり、協力を申し出てくれたのは幸いだろう。 その内に出てきたのが従来の物とはまったく異なる種類の麻薬であった。 アサシンとレッドフードはサーヴァント関与の可能性を感じただちに調査を行った。 キャスター達にとって不運だったのは、アサシンが調査や追跡などの斥候任務も得手としていた事、そしてレッドフードが彼のパートナーであり、探偵 ディティクティヴ とも揶揄されるバットマンのやり方を完全に学んでいた事だった。 かくして流通ルートを潰し、アサシンの尾行で拠点を割り出し、万が一転移などで逃走された場合も念頭に入れて決行された二正面作戦は成功を収めた。 「で、だ。いつまでこんな事を続けるんだ」 アサシンがレッドフードに問いかける。 この街の犯罪組織は星の数ほどいる。 そしてその中には今回の様に構成員やトップ、あるいは関係者にマスターが絡んでいる可能性が出てくるだろう。 そうなると、今の活動を続けていくだけで彼らがそういったマスター達に目をつけられる可能性がある。 暗に目立つ行動は避けるべきだと、アサシンは告げていた。 「……悪党どもをのさばらせるつもりはない」 ポツリと、レッドフードが呟いた。 レッドフードは犯罪者に対して苛烈だった。 その苛烈さは、一人のヴィランに起因する。 アサシンがレッドフードと初めて出会った時に、彼は自分のマスターに聖杯への願いを訪ねた。 「一人、死んで欲しい奴がいる」 憎悪と怒りにのまれた声で、レッドフードは答えた。 曰く、その男は一度レッドフードを殺している。 曰く、レッドフードの元相棒に男の殺害を願ったが彼に人を殺す事はどうしてもできなかった。 曰く、そのせいで、自分の様にその男の趣味の悪い冗句の犠牲になった人間は山ほどいる。 曰く、自分が殺そうとしても、元相棒達がそれを妨害する。 「まあ、そうなるとな。聖杯にでも願って死んでもらうしかないだろ?」 ここに呼ばれてから思いついたんだけどな。と冗談めかしてレッドフードは言っていた。 だが、アサシンはその中に隠された決意と殺意を確かに感じとっていた。 もう、自分と同じ目にあう人間が出ないように、この男は命を張っているのだと確信した。 かつて、アサシンの師匠が命を張ったように。古い記憶の中、大統領であった一人の少女が命を懸けたように。 後に続く者の為に命を懸けて事をなそうとしているのだと、アサシンは感じた。 それだけで力を貸すには十分すぎる程の理由だった。 「ハァ、まったくしょうがねえマスターだな。おもりする身にもなれっての」 「別におもりをしろって頼んだ覚えはねえぞ」 ギャーギャーと言い争いを始めた二人の影は闇の中へと消えていく。 バットマンのいないゴッサムシティ。だが、それは必ずしもヴィラン達の楽園とは限らない。 闇に潜む悪党達を狩る者達も同様に闇の中に潜んでいるのだから。 【クラス】 アサシン 【属性】 混沌・中庸 【真名】 チップ=ザナフ@GUILTY GEARシリーズ 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具D 【クラス別スキル】 気配遮断 A サーヴァントとしての気配を断つ。 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 このスキルは自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクが大きく落ちるが、後述の宝具の効果によりアサシンの気配遮断は攻撃時でもランクの低下が発生しない。 【保有スキル】 魔力放出(気) B 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。 アサシンは人体に宿る気の力を操る事で攻撃の威力や速度を増加させたり、気そのものを放出して相手を拘束する事ができる。 仕切り直し B 戦闘から離脱する能力。 同ランク以上の追撃スキルがなければ細くは困難を極める 隠形や転移など自身の姿を晦ます術など逃走に有用な技能を多数取得している 単独行動 C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。 【宝具】 『毅式迷彩』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:自身 瞬時に自身の姿を不可視にし気配遮断状態となる。また、攻撃時に気配遮断のランク低下が発生しない。 正確には宝具ではなく限界まで鍛えた一つの術。 相手の意識の隙を突き、一瞬でその姿を消すだけでなく殺気や気配を完全に気取らせない。 実体が消える訳ではなく、もし宝具発動中に攻撃を受けた場合は効果が解除される。 【weapon】 手裏剣 苦無 腕部に仕込んだブレード 【人物背景】 アメリカ国籍(自称日本国籍)の忍者。 元ストリートの孤児で、麻薬のバイヤーであった時に売り物に手をつけたことがバレ、始末されそうになったところを毅という人物に助けられ更生。彼の元で忍術と気の法術を会得した。 その経歴からヤクザやマフィア、無暗に権力を行使する存在や偽善者を嫌っている。 血の気が多く直情的な性格で基本的な思考は弱肉強食。 だが自身の力とは無関係に「弱い立場」にあるものが多かった世の中を変えたいという願いを持ち、その為に大統領という地位に着く事が夢だった。 勤勉な努力家で、本物の忍者から指導を受けた事もありその実力・忍術は本物。 また師匠の故郷である日本を深く愛しているが、彼の世界では日本が滅んでいた事もあって日本文化の知識も浅く、よくある海外の間違った日本人像そのままのキャラを形成してしまっている。 最新作では彼を慕う人間もかなり増えてきており「オカシラ」と呼ばれている。 【サーヴァントの願い】 マスターの願いを叶える 【マスター】 レッドフード@バットマン 【マスターとしての願い】 ジョーカーに死んでもらう 【weapon】 各種銃火器及びナイフ ショットガンやピストルなど一般的な銃器。レッドフードの拠点に複数保管 【能力・技能】 鍛えた身体能力 【人物背景】 本名をジェイソン・トッド、またの名を二代目ロビン。 ストリートの不良少年で元孤児。バットマンのバットモービルからタイヤを盗もうとして捕まり、その技と度胸を買われて二代目ロビンとなる。 ある時、母親をジョーカーに拉致され、救いに向かった所を諸共に爆殺されるが、その後アメコミ恒例のなんやかんやで生き返りが発動。 墓場から自力で這い出た後に死者を蘇らせるラザラス・ピットという泉に入れられ完全復活。 その代償として人格が大きく歪み悪人を残虐に殺害するレッドフードとなってしまった。 自分を殺したジョーカーをバットマンがまだ生かしている事に激しく怒り、バットマンと敵対、彼の不殺主義では犠牲者が増えるばかりだと否定している。なお、先輩や後輩のロビンとはそこまで仲は険悪ではない。 現在はアウトローズというヒーローチームで活動中。 【方針】 犯罪組織を潰して回りながら他のマスターの情報を集める。 仮に犯罪行為に手を染めているようならば容赦はしない。 保有魔力に関してはラザラス・ピットに浸かった影響か一般人と比較すると多め。 また、アサシン自体が低燃費かつ接近戦も対応できるので継戦能力に関してはあまり不安点はない。 アサシンは直接戦闘や斥候に優れる分、殲滅力や決定力が圧倒的に不足しており、格上との直接戦闘などでは逃げの一手を打つのが精いっぱいである。 耐久は低いが死ななきゃ安い、気配遮断のランクが低下がなくワンチャンあれば(マスターを殺害して)勝てるので慎重な立ち回りを心がける必要がある。
https://w.atwiki.jp/holycon/pages/80.html
「つまんねえな、もう壊れちまったのかよ」 暗がりの部屋。 褐色の肌と日本人離れした銀髪を持った偉丈夫が、舌打ち混じりにそう吐き捨てた。 そのすぐ後にベッドから床に投げ出されたのは、一糸纏わぬ状態に剥かれ、体の随所に陵辱の痕跡を残した若く美しい女だった。 その瞳に、もう意思の光はない。 性行為と呼ぶには暴力的すぎる陵辱の中で、彼女が二十年余りかけて築いてきた自尊心やプライドといったものは完膚なきまでに打ち砕かれていた。 あるのはただ、絶望だけ。 どうして自分がこんな目に遭わなければならないのかという、深いこの世への恨みの感情。 そして、女の無念が何か奇跡を生むでもなく――ぐぎ、と嫌な音が鳴った。 彼女を散々好き勝手に犯した後、ゴミのように放り捨てた見てくれだけは整った男。 彼がその素足を振り下ろし、心の壊れた女の頚椎を文字通り踏み潰したのだ。 彼は女で遊ぶことは好きだったが、玩具に逆らわれることと、壊れた玩具は嫌いであった。 行為の最中に滲んだ汗を軽くタオルで拭ってから軽装に身を包み、死骸を放置して部屋を出る。 時刻は丁度、午前零時を回った辺りを示していた。 彼が滞在しているのは、彼の父親が所有する超の付く高級マンションの最上階だ。 数年振りにこの日本へと戻ってきた"設定の"彼は、その父に無理を言って、最上階のフロア全てを貸し切り状態にして占領している。 表向きには少々闇社会絡みの厄介事に首を突っ込むからと説明しておいたが、実際の理由は最早言うまでもないだろう。 これは、彼――シュラが聖杯戦争に腰を据えて臨む為の拠点だ。 この男も求めているのだ、聖杯を。人を人とも思わないその腐った魂で、黄金の杯に宿るという奇跡の力を思うがままにせんとしている。 「正直な話、ただ帝国に帰れるってだけでもありがてえんだがな」 シュラは本来、死んだ筈の人間である。 とある帝国の大臣の一人息子として生まれた彼は、その権力を悪用して非道の限りを尽くした。 一度は帝国を出奔したものの、その後旅先でスカウトした手駒を連れて舞い戻り、組織したのは悪名高き秘密警察・ワイルドハント。 彼らは大臣オネストの名を盾に私刑にも等しい大量殺戮と欲に飽かした陵辱、蹂躙を繰り返し、あらゆる国民から強い憎悪の情を買った。 そうして動き出したのは、帝国に仇成す暗殺組織ナイトレイド―― シュラは首尾よくそのメンバーを捕獲することに成功したが、それが彼の絶頂の終焉だった。 捕らえた暗殺者に激しい拷問を加える中で気が昂ぶったシュラは暗殺者の人知れず構じていた一手に気付かず、その首を折られ呆気なく殺害された。 ……次に目覚めた時、彼は聖杯戦争の舞台である、冬木市の中に居た。 最初は、世界を渡り歩いて多くの知識を得た彼ですらも当惑を余儀なくされた。 世界でも有数の先進国であった筈の帝国を遥かに上回る発展した文明。 テレビやエアコン等、彼の世界では考えられない程の便利な道具の数々。 そして、自分がこの街に迷い込んだ――もとい、招かれたその理由。 全てを理解した時、シュラは笑ってみせた。 何だよ、ビビらせんじゃねえ、と。 あの糸使いに嵌められた時は本当に終わったと思ったが、蓋を開けてみればこの通り。 地獄に落ちるどころか、新たに巨大な力を手に入れるチャンスが舞い込んできた。 無論、これに乗らない手はない。 ただ帝国に帰るだけでは、あまりに負け犬じみている。 「折角の楽しいゲームなんだ、思いっきり楽しませて貰うぜ。 どれだけ好き勝手やったところで、最後に笑うのは俺達以外に有り得ねえんだからよ」 そしてシュラには、聖杯を確実に手に入れられるという自信があった。 その自信を後押しするのは、言わずもがなサーヴァントの存在である。 シュラの召喚したサーヴァントのクラスは、彼らしいと言うべきか、アサシンだ。 聖杯戦争のセオリーから考えれば、アサシンのサーヴァントは三騎士……セイバー、アーチャー、ランサーに比べて戦力としていささか劣る。 しかしシュラのアサシンは、別格だった。 怪物――と、いってもいい。少なくともシュラはそう思っている。 あれは英雄などでは断じてないし、人類の害にしかならない。そんな存在だ。 だが……だからこそシュラにとっては好ましい相手である。 或いは、シュラはもう既に、その男の不思議な魅力の虜になっているのかもしれなかった。 「―――また遊んでいたようだな、シュラ」 貸し切っている最上階の中でも、最も豪奢で上等な部屋。 カーテンを閉め切り、電気の代わりに蝋燭の光だけが揺らめいている其処は、どこか幻想的な雰囲気すら漂う空間であった。 その扉を開けて足を踏み入れると、アサシンの声がする。 彼は日光を浴びることが出来ない。従って昼間でもこの部屋は常にカーテンを閉め切っている。 日の光を浴びられない。そう聞けば、子供でもとある種族の名前を思い浮かべることだろう。 シュラの住んでいた世界にも、腐るほどその種族を描いた物語が存在していた。 アサシンは、"それ"だ。 人ならざる不老不死の肉体を手に入れ、肉の代わりに血を啜る。 昼に嫌われ、夜に愛された超越生命体。 即ち―――『吸血鬼』。 「この日本って国は住み心地はいいけどよ、女はダメだ。 帝国の女も大概だったが、あんまりにも脆すぎる。 ちょっと殴って腰振ったらすぐぶっ壊れちまうんだもんよ、面白みがねえっての」 「フ……わたしも数多くの悪人を見てきたが、君の『道楽』はその中でも有数だな。 その君が聖杯を手に入れたならどうなるか、考えただけでも恐ろしいよ……」 「……よく言うぜ。その言葉、そっくりそのまま返してやるよ―――DIO」 DIO。 ディオ。 人間だった頃に遡れば、ディオ・ブランドー。 それが、暗殺者を騙る吸血鬼の真名だ。 DIOの性質は、改めて語るまでもなく"悪"。 それも絶対的で、疑いようもないほどにどす黒い。 シュラはかつて、欲に塗れた自分の父親オネストに「悪党としてはまだ敵わない」と感じた。 オネストも相当な大悪党だったが、このDIOという男に比べれば遥かに劣った小物でしかない。 それほどまでに、DIOは恐ろしい存在だった。悪逆を尽くし、死すら一度は経験したシュラですらも、この男だけは敵に回したくないとそう思う。 「君はやや欲望に忠実すぎるきらいがあるが、それでも優秀な男だ。 もしもマスターが価値のない無能だったならさっさと鞍替えするか、わたしの力で洗脳してやろうかと思っていたが……それには及ばないようで安心したよ」 「そりゃどうも」 そしてシュラは、DIOが最強たる所以を知っている。 正しくは彼の宝具……その効果はまさに、驚愕すべきものだった。 DIOは、彼だけの『世界』を持っている。 その『世界』には何人たりとも踏み入ることは出来ず、また、認識することさえ許されない。 DIOが世界を握っている限り、彼は最強のサーヴァントだ。彼ならば、聖杯を手に入れられる。 (さぁて――精々、楽しませてもらおうじゃねえか……!) 悪と悪。彼ら邪悪が聖杯を握った時、きっと人は地獄を見る。 【クラス】 アサシン 【真名】 DIO@ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース 【パラメーター】 筋力A 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具A 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 吸血鬼:B 石仮面の力によって永遠の寿命と強靭な肉体を手に入れた異形生命体。 紫外線と波紋エネルギーを弱点とするが、それ以外の方法で撃破するには相当の痛手を与える必要がある。 アサシンは生まれながらの吸血鬼というわけではなく、後天的に道具の力でそうなった存在であるためランクが下がりBランクとなっている。 カリスマ:C++ 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。 しかし彼のカリスマは悪人、心に隙のある人間にのみ作用し、善人には高確率で嫌悪感を与えるのが特徴。 また極稀に非常に強い忠誠心を芽生えさせる者が現れることもあり、相手によってその効果は大きく変わる。 吸血:B 吸血行為。対象のHPダウンと自己のHP回復。 肉の芽:A 吸血鬼であるアサシンの細胞を額に植え付けることで、相手に洗脳を施すことが出来る。肉の芽を植え付けられた人物はアサシンに強い忠誠心を抱くようになり、これを摘出するにはスピードと精密さが必要となる。 魔術による洗脳ではなく、あくまでも肉体活動の一環としての洗脳であるため、対魔力のスキルでは無効化出来ない。肉の芽の解除には強い意思力こそが重要であり、要は強い意思さえあれば強引に解除できる。 また、狂化スキルを持つバーサーカーのサーヴァントには無条件で無効化されてしまう。 【宝具】 『世界(ザ・ワールド)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:1人 サーヴァントとそれを従えるマスター以外には視認できない、スタンドと呼ばれる像を呼び出す。 スタンド(傍に立つ者)の名の通りアサシンの至近距離に出現し、射程距離の範疇で自由に行動させることが可能。 非常に優れた行動速度と好燃費を誇り、更にその真骨頂は『時を止める』という能力。 魔力の消費と引き換えに世界の時間を停止させ、アサシンだけが止まった世界を認識、その中で行動することが出来る。『世界』のステータスは全てアサシンより一ランク高い数値となる。 非常に使い勝手がよく、対処法を持たない相手ならば理解することさえ許さずに抹殺出来る強力な宝具だが、スタンドがダメージを負った場合、それは全てアサシンの体にフィードバックされてしまう。 『鮮血の継承(ファントム・ブラッド)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 ただのちっぽけな人間だったディオ・ブランドーを不死の吸血鬼へと変貌させるに至ったきっかけの石仮面。 既に吸血鬼であるアサシンには何の意味もない宝具だが、これを他者に使用した場合、被せられた相手は石仮面の骨針に貫かれて人間をやめ、吸血鬼に進化を遂げる。 吸血鬼と化した者は人間であれサーヴァントであれ筋力・耐久・敏捷のステータスが上昇し、更に再生能力と強い生命力、吸血のスキルを獲得、日光と波紋エネルギーを受けると灰化するという弱点も共有される。 【weapon】 ナイフを使用するが、基本的には自らのスタンド能力。 【人物背景】 百年に渡る因縁の始まりであり、一つの世界が事実上の終わりを迎えるまで奇妙な物語をもたらし続けた悪鬼。 その最期は仇敵の子孫を激怒させた挙句、完全敗北を遂げて死亡するという無様なものだった。 【サーヴァントとしての願い】 現世へと復活し、空条承太郎を筆頭としたジョースターの血筋に復讐する 【マスター】 シュラ@アカメが斬る! 【マスターとしての願い】 聖杯戦争を楽しむ。聖杯の使い道は手に入れてから考えたい。 【weapon】 帝具は所持していないのでなし。 【能力】 常人よりはかなり高い腕っ節を持つ。 【人物背景】 帝国大臣オネストの息子で、その立場を利用し暴虐の限りを尽くす外道。 親を失った妻子を嬲り殺すなど人を人とも思わず、倫理観というものが完全に破綻している。 【方針】 楽しむ。
https://w.atwiki.jp/dragonicawiki/pages/118.html
アサシン アサシン [#p67c4237] 公式説明 [#i1dc449b] 特徴 [#kb7854cc] スキル一覧 [#uab9573f] スキル詳細 [#qcf67e98] ポイズンクラッシャー [#PoisonCrasher] ライヤーストライク [#AprilFool] サドンアタック [#Ambush] ラッシュブロウ [#ViolentBlow] スイフトアタック [#SwiftAttack] バロウ [#Burrow] シャドウウォーク [#ShadowWalk] ギムレット [#Gimlet] カタールブロッキング [#ClawBlocking] スローイングダガー [#ThrowingDagger] 短剣マスタリー [#DaggerMastery] 公式説明 [部分編集] 特徴 [部分編集] 基本性能転職後で最も使い難い職、スキルも範囲の狭いものが多い。転職直後は主力スキルが無く、盗賊時代同様エアラッシュで処理する場合が多く、ラッシュブロウやスイフトアタックのレベルが上がってくるまでは辛い。 全体的に攻撃範囲が狭い傾向があるので多数の敵を一気に殲滅するのは苦手で、 立ち回り次第だがどうしても他職に比べて敵集団の処理速度は劣る。 が、レベルが上がるにつれてスローイングダガーの大火力やバロウでの回避もあって、ボス戦は楽になる。 クールタイムが短いスキルが多い為、連打できるがそれ故に消耗も早い。 できれば欲しい盗賊スキル---エアランチLv5サドンアタックが使い辛いのでアサシン時代も浮かせ技として現役。エアラッシュで拾える6体まで浮かせられるLv5があると何かと便利。 エアラッシュLv1~基本動作なので言うまでも無く。Lvアップによる一発の威力上昇は微々たる物だがHIT数が多いのでお好みで。 カットダウンLv1or3基本動作なので(ry~Lv3あると何かと重宝する場面も多いが無くてもそこまでは困らない。最低でもLv1は取っていれば問題無し。逆にLv4以上はあまり意味が無い。 ロケットパンチLv0or5出番自体は少ないがスタン効果は役に立つ時がある。(PvPや精鋭以外の中ボス)無くても困らないがもし取るならばスタン性能の高いLv5で。-PvPでは情報募集中。#areaedit(end) スキル一覧 [部分編集] アイコン スキル名 タイプ 使用可能レベル スキルレベル上限 必要スキルポイント 前提スキル 説明 attachref ポイズンクラッシャー アクティブ 20 5 15 なし 自分の武器に毒を塗り、敵を打撃するたびに17%の確率でLv 7深刻な中毒状態にする。(公式サイトより抜粋) attachref ライヤーストライク アクティブ 21 5 15 ポイズンクラッシャーLv1 最大9体の通常及びダウン状態の敵を打撃し、打撃を受けた対象の物理及び魔法攻撃力を持続時間1の攻撃力しか持たせないようにする。(公式サイトより抜粋) attachref サドンアタック アクティブ 20 5 10 なし 通常、もしくは空中に浮いていたり倒れている最大12体の敵を打撃しダメージを与え、空中に高く浮かすことができる。(公式サイトより抜粋) attachref ラッシュブロウ アクティブ 22 5 20 サドンアタックLv1 ダウン及び通常状態の敵に向かって高速で5回攻撃する。1回打撃するたびに対象を再選択して打撃し、Lv. 4より多い数の対象を打撃できる。(公式サイトより抜粋) attachref スイフトアタック アクティブ 27 5 25 ラッシュブロウLv2,シャドウウォークLv2 最大10体の敵をターゲットにし高速で移動、敵を攻撃し元の場所に戻る。(公式サイトより抜粋) attachref バロウ トグル 21 5 20 なし 一度使用すると発動し、また使用すると解除されるトグルスキルで、大地を掘り入り、自分の体を敵から隠す。一度発動すると、解除まで3秒当り18のMPが持続的に消耗される。(公式サイトより抜粋) attachref シャドウウォーク トグル 22 5 20 バロウLv1 一度使用すると発動し、再度使用すると解除されるトグルスキルで自分の体を隠したまま移動できる。3秒当り16のMPが持続して消耗され移動速度が15%減少する。(公式サイトより抜粋) attachref ギムレット トグル 21 5 15 バロウLv1 バロウ状態でのみ使用可能なスキル。バロウを使用した状態でスキルを発動すると一番近くにいる敵に向かって地面から巨大な刺を突き抜けさせて、最大5体の敵を同時に攻撃する。(公式サイトより抜粋) attachref カタールブロッキング パッシブ 20 5 15 なし カタールを使用すると、相手の攻撃を無力化するブロッキング確率を13%増加させる。(公式サイトより抜粋) attachref スローイングダガー アクティブ 21 5 10 カタールブロッキングLv1 直線上の通常及び倒れた敵に短剣を投げ、遠距離ダメージを与える。ダメージを受けた敵はその場にダウンする。(公式サイトより抜粋) attachref 短剣マスタリー パッシブ 22 5 10 スローイングダガーLv1 スローイングダガーの短剣攻撃力を強化する。スローイングダガー投擲時の短剣が7発に増加する。(公式サイトより抜粋) スキル詳細 ポイズンクラッシャー [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref ポイズンクラッシャー 5 15 アクティブ 無し 説明 自分の武器に毒を塗り、敵を打撃するたびに5%(3%ずつ増加の確率でLv3(1ずつ増加)深刻な中毒状態にする。 Lv 制限Lv 確率 中毒Lv 持続時間 消費MP 準備時間 クールタイム 1 20 5% Lv3 15分 200 0.3秒 80秒 2 23 8% Lv4 230 3 26 11% Lv5 260 4 29 14% Lv6 290 5 32 17% Lv7 320 成功率も微妙で毒が掛かったとしても大したダメージソースにはならない。 そもそもボスは毒にならない。ザコ相手は毒ダメージが効いてくるまでには死んでいる。 PvP向けだがそれでも優先度は低い。 ライヤーストライク [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref ライヤーストライク 5 15 アクティブ ポイズンクラッシャーLv1 説明 Lv1~2最大x体の通常状態の敵を打撃し、打撃を受けた対象の物理及び魔法攻撃力を持続時間1の攻撃力しか持たせないようにする。3スキルレベル以上では倒れた敵も打撃できる。Lv3~最大x体の通常及びダウン状態の敵を打撃し、打撃を受けた対象の物理及び魔法攻撃力を持続時間1の攻撃力しか持たせないようにする。 Lv 制限Lv 攻撃力 対象人数 持続時間 対象 消費MP 準備時間 クールタイム 1 21 25.0%+150 5 5秒 通常 60 即時 8 2 24 30.0%+190 6 7秒 90 3 27 35.0%+230 7 9秒 通常/ダウン 120 4 30 40.0%+270 8 11秒 150 5 33 45.0%+310 9 13秒 180 攻撃範囲は無いに等しいが、相手からのダメージは一定時間1になる。 効果は強烈だが攻撃範囲、燃費の面から見てもPvEでは微妙。PvP向け。 サドンアタック [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref サドンアタック 5 10 アクティブ 無し 説明 通常、もしくは空中に浮いていたり倒れている最大x体の敵を打撃しダメージを与え、空中に高く浮かすことができる。 Lv 制限Lv 攻撃力 対象人数 対象 消費MP 準備時間 クールタイム 1 20 70.0%+150 4 全状態 60 即時 2 2 22 80.0%+200 6 65 3 24 90.0%+250 8 70 4 26 100.0%+300 10 75 5 28 110.0%+350 12 80 エアランチ/リランチの上位スキル、独特のモーションがあり使いにくい、攻撃対象の数は多い。 発生が遅いので潰され易く、使い勝手はエアランチのほうが上なのであまり使われない。 対象が多くてもエアラッシュで拾えるのは6体までなのでやっぱりエアランチで十分 前提の1あればダウン中の敵を浮かす程度には使えないこともない。 なおモーションはジャンプでキャンセルできる。 ラッシュブロウ [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref ラッシュブロウ 5 20 アクティブ サドンアタックLv1 説明 通常状態とダウン状態の敵を対象に高速で5回攻撃する。1回打撃するたびに対象を再選択して打撃する。 Lv 制限Lv 攻撃力 対象人数 対象 消費MP 準備時間 クールタイム 1 22 35.0%+280 ? 通常/ダウン 50 即時 4 2 25 40.0%+310 55 3 28 45.0%+340 60 4 31 50.0%+370 65 5 34 55.0%+400 70 前方の敵を対象とした範囲攻撃、スタンの追加効果を持つ-アサシンの主力スキル。発生も早く強力。 ボス戦ではモーションの長さからむやみに乱発すると攻撃を貰い易い。 攻撃対象の数は要検証 スイフトアタック [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref スイフトアタック 5 25 アクティブ ラッシュブロウLv2シャドウウォークLv2 説明 最大x体の敵をターゲットにし高速で移動、敵を攻撃し元の場所に戻る。制限武器 カタール Lv 制限Lv 攻撃力 対象人数 対象 消費MP 準備時間 クールタイム 1 27 100.0%+100 2 通常 60 即時 6 2 30 130.0%+150 4 65 3 33 160.0%+200 6 70 4 36 190.0%+250 8 通常/ダウン 75 5 39 220.0%+300 10 80 一定範囲内の敵に追尾型の攻撃でダメージを与え、その場にダウンさせる かなりの広範囲をカバーする。集団戦の苦手なアサシンにとってはありがたいスキル。 逃げながらでも範囲内のザコを一瞬にして転ばせてくれる。PvPでも有用。 パーティ時はあまり連発すると邪魔にしかならないので控えめに。 バロウ [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref バロウ 5 20 トグル 無し 説明 一度使用すると発動し、また使用すると解除されるトグルスキルで、大地を掘り入り、自分の体を敵から隠す。一度発動すると、解除まで3秒当り30(3ずつ減少)のMPが持続的に消耗される。 Lv 制限Lv 持続消費MP 発動消費MP 準備時間 クールタイム 1 20 30 30 即時 1秒 2 23 27 3 26 24 4 29 21 5 32 18 使用中は全ての行動が制限されるが完全回避状態になる。判定条件が整った攻撃は潜っても回避できない 前提で1取ることになるがそれ以上は不要。3秒以上潜る事自体が稀。 対ボスでタイミング良く使えば攻撃を回避できるので要練習。 シャドウウォーク [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref シャドウウォーク 5 20 トグル バロウLv1 説明 一度使用すると発動し、また使用すると解除されるトグルスキルで自分の体を隠したまま移動できる。3秒当り20(1ずつ減少)のMPが持続して消耗され移動速度が19%(1ずつ減少)減少する。 Lv 制限Lv 持続消費MP 移動速度減少 発動消費MP 準備時間 クールタイム 1 22 20 19% 50 1秒 10秒 2 25 19 18% 60 3 28 18 17% 70 4 31 17 16% 80 5 34 16 15% 90 制限の無い完全回避の状態になるが、ギミックは回避できない、使用中は移動速度が低下し、攻撃すると効果が消える スイフトアタックの前提でLV2取得。それ以上は不要。 詠唱があるので回避目的ならバロウを使ったほうが良い。 PvP時の奇襲に有効。 ギムレット [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref ギムレット 5 15 アクティブ バロウLv1 説明 Lv1~2バロウ状態でのみ使用可能なスキル。バロウを使用した状態でスキルを発動すると一番近くにいる敵に向かって地面から巨大な棘を突き抜けさせて、最大5体の敵を同時に攻撃する。3スキルレベル以上では倒れた敵も攻撃できる。Lv3~バロウ状態でのみ使用可能なスキル。バロウを使用した状態でスキルを発動すると一番近くにいる通常及びダウン状態の敵に向かって地面から巨大な棘を突き抜けさせて、最大5体の敵を同時に攻撃する。 Lv 制限Lv 攻撃力 対象人数 対象 消費MP 準備時間 クールタイム 1 21 46.0%+100 5 通常 30 即時 1 2 24 59.0%+120 35 3 27 72.0%+140 通常/ダウン 40 4 30 85.0%+160 45 5 33 98.0%+180 50 一方的に攻撃可能だが、燃費も悪く、方向転換も出来ない為使いにくい これで転ばせたり浮かせたりも出来ないのでバロウ解除時の安全確保というわけでもない。逆にパーティ時は身を隠しつつ邪魔になりにくい攻撃にはなる。 見た目上は貫通範囲に見えるが、ロケットパンチ等と同じ着弾点の周囲に攻撃するタイプ。後方に居る敵には攻撃しづらい。 女キャラが使用すると何故か2hitするので取得するのも悪くは無い。男キャラは使う価値がほとんど無いだろう。 カタールブロッキング [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref カタールブロッキング 5 15 パッシブ 無し 説明 カタールを使用すると、相手の攻撃を無効化するブロッキング確率を5%(2%ずつ増加)増加させる。 Lv 制限Lv 効果 1 20 5% 2 24 7% 3 28 9% 4 32 11% 5 36 13% ブロッキング=ダメージ完全回避、その確率を増加させるスキル 13%とて侮れない。取得を推奨。 スローイングダガー [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref スローイングダガー 5 10 アクティブ カタールブロッキングLv1 説明 通常状態の敵を対象とした直線状の遠距離攻撃。攻撃を受けた敵はその場にダウンする。Lv4からはダウンした敵も攻撃対象となる。 Lv 制限Lv 攻撃力 対象 消費MP クールタイム 1 21 40.0%+80 通常 30 2 2 24 50.0%+110 40 3 27 60.0%+140 50 4 30 70.0%+170 通常/ダウン 60 5 33 80.0%+200 70 単体に対しては効果の高いスキル、増加分の短剣は手元から扇状に広がる-ボス戦時の主砲。モーションが短くどんな状況でも狙っていける。 燃費重視でLV1、使い勝手重視のLV3、火力重視でLV5 各自お好みで。 短剣マスタリー [部分編集] 画像 スキル名 最大Lv 必要SP 種類 前提条件 attachref 短剣マスタリー 5 10 パッシブ スローイングダガーLv1 説明 スローイングダガーの攻撃力を強化し、奇数Lvでは投擲数が増える。 Lv 制限Lv 攻撃力 投擲数 1 22 5.0%+50 3本 2 26 7.0%+70 3 30 9.0%+90 5本 4 34 11.0%+110 5 38 13.0%+130 7本 必須スキル。7本スローイングダガーはアサシンスキル中対単体最大火力。 これがなければ始まらない。本数が増えるたびにパワーアップを実感できる。 【コメント、情報提供など】 サドンアタックw -- 朝死んでたw -- クラウンとアサシンどちらにしようかまよいます -- マータソ パッシブやバフは説明部分だけにしたほうがよさげか -- ロッカーから受ける毒のレベルは1、ダメージは100 ポイズンクラッシャーは対人用スキル? -- ラッシュブロウだけど硬直時間が地味に長いからボス戦で使ってると攻撃食らって死ぬぞ -- 少し手直しした -- 使い方次第だが確かに硬直時間長いな。しかしこのままじゃアサシンの対ボススキルってダガーくらいになるぞ -- ボスの動き見て、長い硬直にはラッシュ短いのにはダガーでいいじゃない -- クラウンとアサシンに悩んでいる方、将来性はどうかわからんが少なくともアサシン時代は辛い。MPポットの大量消費に地味で使いにくいスキル。クラウンの方がPTでは活躍している。だが俺はニンジャに期待している! -- サドンアタックはジャンプでモーションキャンセルをタイミングよく使えばエアランチ+リランチなスキルに出来るなw -- 忍者という言葉の響きにロマンを感じざるを得ない -- スローイングダガーは4Lv以上でダウンしている敵にも当たるので、ボス戦で雑魚に当てたくないときは3Lv以下も選択肢に入る。 -- これは酷い改悪だな、今更直す気もねえが -- 名前
https://w.atwiki.jp/simokitazawa/pages/20.html
◇◇◇◇◇◇ ――開廷 ◇◇◇◇◇◇ アサシンほど直接戦闘に向いてないクラスはいない(唐突) なぜなら、彼らが得意とするものは影からの暗殺であり、 相手と面と向かった戦闘では他のクラスのサーヴァントよりも劣るからである。 一応、アサシンのクラスに属するサーヴァントは『気配遮断』という自分の存在を相手に悟らせないスキルを有しているものの、 戦闘時にそれのランクは大きく下がるため、やはり彼らは直接戦闘と言うものには向いていないと言えるだろう。 まあ、この短所を補うために彼らは不意打ちや闇討ち、奇襲と言った戦法を用いているのだが、それの殆どはかつて歴戦を潜り抜けてきた他のサーヴァントたちにとっては『カスが効かねえんだよ』みたいなものである。 ――が、しかし。 先ほど述べたスキル『気配遮断』。これをEX、規格外のランクで―― つまり、『たとえ戦闘時に入ったとしても、相手に自分の気配を悟られない』状態で戦えるアサシンが居たら話はまた別だ。 もし、そんなアサシンが居たら、それは間違いなく究極にして最強の戦士となるだろう。 ◇◇◇◇◇◇ 下北沢に建つ豪邸の一室で、男は床に『(i)』というマークをより複雑化した召喚陣のようなものを描いていた。 男の頭はスキンヘッド。ややポッチャリ……とした体格。顔のつくりはどこぞのヴォー……お笑い芸人兼映画監督を彷彿とさせるものだ。 彼の名はMUR。立教大学に通い、そこの迫真空手部に所属しており、大富豪であるカッチャマ……とトッチャマ……を両親に持つ男だ。 そんな彼がなぜ自分の部屋の床に怪しげな召喚陣を描いているのか? 悪魔を召喚するためである。 MURは先日、自宅の土蔵から魔術に関するある古文書を見つけていた(彼の家系を数代前まで遡るとドイツのミゥラーという、既に断絶した魔術の家系にあたる。その名残か、彼の自宅の土蔵からは度々そのような怪しい魔術関連品が見つかるのだ)。 それに書いてあったのは『悪魔を召喚する方法』であった。 普通の人間ならば、『なんで悪魔を召喚する必要があるんですか(正論)』と考え、それを読むのを途中で止めるであろう。 しかし、MURは違った。 彼はそれを最後まで読んだ後、すぐさま悪魔召喚の儀式の準備を始めたのだ。 古文書に書かれていた儀式に必要な物の中には通常ならば用意するのが難しい物があったが、それらは両親の経済力によって簡単に取り寄せられた。 なぜ、彼はそこまでして悪魔を召喚しようとするのか? その理由は―― 「悪魔だったら何でも出来るはずだゾ。そしたら現実にポッチャマを生み出して欲しいゾ #65374;」 ………………。 やっぱり(頭が)壊れてるじゃないか……。 しかし、MURが描いた召喚陣は彼が魔術に関しての全くの素人であるとは思えないほどに完成度の高いものであった。 数代前に断絶したとは言え、流石は魔術の家系の末裔。 池沼ならぬ知将、とでも言ったところか。 このまま古文書の説明どおりに事を進めればそれなりの悪魔が召喚されるだろう。 しかし、実際に召喚されたのは自信なさげな表情を浮かべている、メガネをかけた、髪が薄く、影の薄そうなおじさんであった。 とても悪魔であるとは思えない。 どう考えても悪魔召喚の儀式は失敗だ。 だが、MURは 「すっげぇキツかったゾ #65374;」 と、やりきった表情になっていた。 どうやら自分が行った悪魔召喚の儀式が失敗したと分かっていないらしい。 それどころか、まるでオモチャ屋の前でショーウィンドウの中に並べられた玩具たちを眺める子どものような目で召喚されたおじさんを見つめている。 それに対しやや困惑したような表情をしているおじさん。 けれどもMURはそんな事に構わず、おじさんに対して自己紹介もせずに、 「ポッチャマを現実に生み出して欲しいゾ #65374;」 と頼んだ。 「……はい?」 おじさんの表情に浮かぶ困惑の色がますます濃くなる。 「『はい?』じゃないゾ、悪魔。せっかく召喚されたんだからオレの願いの一つくらいは叶えて欲しいゾ」 「いやそんなこと……そもそも私は悪魔じゃないーー」 「嘘つけ。絶対悪魔だゾ」 MURは右手に持っていた古文書を左手でバァン(大破)バァン(大破)と叩きながら、そう言った。 「悪魔はこの古文書に書かれている『悪魔の召喚方法』で召喚されたんだから悪魔以外ありえないゾ」 「だから悪魔じゃないって言ってるでしょ!」 大声で異議を唱えた後、おじさんは口を閉じ思考を巡らせる。そばでまだMURが「 #65374;ゾ #65374;ゾ」と壊れたレコードのように繰り返し繰り返し何かを言っているがそれには構わない。 ――たしか、自分はこの下北沢で行われる聖杯戦争のサーヴァントとして召喚されたはず。しかし、今のこの状況は何だ? そう、彼は悪魔でなければ、TDNおじさんでもなく、現在下北沢で行われている聖杯戦争のサーヴァントに選ばれた英霊であった。 ――この部屋の床に描かれた召喚陣とこの男の発言から考えるに、彼はさっきまでここで悪魔召喚の儀式を行っていたらしい……それと―― おじさん、改めサーヴァントは先ほどから感じていた自分の身体、というか存在に違和感に思考を向ける。 ――本来なら自分はルーラーとしてこの聖杯戦争を監督するはず。だが、今の私のクラスはーーアサシンだ。 サーヴァントは生前、裁判官として多くの人間を裁いてきた。このエピソードに則り、彼はルーラーとして召喚されるはずだった――のだが、実際はアサシンとして召喚されたのだ。明らかにおかしい。 ――なるほど。どうやら、悪魔召喚の儀式と聖杯による英霊召喚が何らかの形で互いに干渉し合ってしまった結果、前者では悪魔が召喚されず、また後者でも私はルーラーとして召喚されるはずがアサシンとして召喚された、というわけか。 ……ん? いや待て。 という事は、今私の目の前にいるこの男は…… 恐る恐る、視線をMURの方に戻すアサシン。MURはまだ左手で古文書を叩きながら文句を言っていた。 そう左手。 それの甲には赤い令呪がしっかりと刻まれていたのであった……。 たまげたなあ……。 ◇◇◇◇◇◇ 「――というわけで、私は悪魔ではなく、勝利したものの願いを何でも叶える奇跡の願望器――聖杯を巡る戦争に召喚されたサーヴァントなんですよ。そして、貴方は……その……私の……マスターなんです」 「あっ、そっかぁ……」 『何が『あっ、そっかぁ……』だ』と言いたくなる気持ちを抑えるアサシン。 マスター相手に苛立つのは良くない。心を平静に保て。ラブ ピースの気持ちだ。 「……ん? そういえば今、『何でも叶える』って言ったゾ?」 「言いましたけど、それが?」 「それなら聖杯にポッチャマを生み出してもらうゾ #65374;」 「…………」 ――こんな奴がマスターで、果たしてこの戦いを勝ち抜けるのか? 苛々を通り越して呆れるアサシン。 しかし彼はまだ気づいていない。 自分の目の前にいるマスターが、正規の魔術師でないにも関わらず、 聖杯の英霊召喚に影響を及ぼすほどの儀式を行い、 また、それを可能とするほどの魔力を有している事の重大性を―― 【クラス】 アサシン 【真名】 閉廷おじさん(閉廷おじさん)@存在のない男 #65374;裁判編 #65374; 【パラメータ】 筋力D 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具EX 【属性】 秩序・善 【クラス別スキル】 気配遮断 A(EX) サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は非常に難しい。 ただし自らが攻撃体勢に入ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 アサシンが下記の宝具を発動した際、このスキルのランクは括弧内まで上がる。 【保有スキル】 ノンケ B 異性に対して劣情を抱く者。 このスキルを持つサーヴァントは同性愛者、特にホモの属性を持つ相手に嫌悪感を抱き、攻撃的になる。 しかし、ノンケは同時にホモみたいなものなので、時には容易くホモ堕ちする事があるかもしれない。 【宝具】 『存在のない男』 ランク EX 種別 対人宝具(自分自身) レンジ - 最大補足 無限 自身の発言、行動、存在をマスターを含めた他者に全く認知されなくなる。 例えば、『こうだぞ!』と言いながら女性の乳房を揉もうと、 『セックスはいらんかね #65374;』と言いながら女性と下半身で合体した状態で歩き回ろうと、 人の頭にパンツを被せようと、己の存在を絶対に認知されない―― そんな、究極の隠密行動を可能とする宝具なのだ。 また、この宝具が発動している間にアサシンから攻撃を受けたとしても、相手は『攻撃を受けた』という事すら知覚できない。 この宝具が解除されるのは 1)アサシンが『終わり! 閉廷!』と宣言する 2)宝具の発動続行に必要なマスターからの魔力供給が途絶える のどちらかの条件が満たされた時である。 『死刑、死刑に処す』 ランク B 種別 対人宝具 レンジ 1 #65374;10 最大補足 1 これはアサシンがルーラーとして召喚された際に使える宝具なので、今回の聖杯戦争では使用できない。 『セックス #65374;、セックスはいらんかね #65374;』 ランク D- 種別 対軍宝具 レンジ 1 #65374;10 最大補足 1 #65374;3 性別が『女性』である人間であれば誰とでも下半身で合体し、動き回る宝具。 これはアサシンがライダーとして召喚された際に使える宝具なので、今回の聖杯戦争では使用できない。 【item】 パンツ 【weapon】 なし 【人物背景】 ある裁判の途中に自分の存在を他者から全く認知されなくなった男。 これだけだとちょっと奇妙で怖い話だが、彼はその後法廷に居た女性の胸を揉み、どころかセックスまでしだしたのだった(ノンケの鑑) ところで、ルーラーに干渉してアサシンにするなんて事は不可能なはずでは……? いやいや、そもそもノンケである彼がホモの集う下北沢聖杯にサーヴァントとして召喚されるはずがないのでは……? しかし、これは普通の聖杯戦争ではなく下北沢聖杯戦争。そんな細かい事はホモ特有のガバガバ感で何とかなるのだ。 【サーヴァントとしての願い】 なし 【マスター】 MUR@空手部・性の裏技 【能力】 迫真空手 池沼特有のパワー 【weapon】 素手 【人物背景】 殆どは本文中に書いてある通り。 ホモビに出ただけで池沼になり、ポッチャマ好きになった男。 【マスターとしての願い】 ポッチャマ……