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前へ サイユウシティ・ポケモンリーグ。 リーグ受付広場にいた人たちは全員床に倒れている。 どうやらマヒしているようだ。 その中を一人の少年と四人の女性が歩いていく。 「バッジを……持たぬ者が……入ることは許……」 受付のそんな警告も無視して少年達は奥に入っていく。 階段を上がると、そこには奇妙な髪型をした男が立っていた。 「いささか礼を欠いた挑戦者のようだな」 そう、彼がポケモンリーグ四天王のカゲツだ。 少年が一礼をする。 「僕は出木杉といいます」 カゲツはその面子を見て驚愕する。 「君たちは……ジムリーダーの君たちがなぜ!!」 ツツジが言い放つ。 「なぜって……私達はあなた方より強いからここにいるべきだと思いまして」 アスナが一歩踏み出す。 「とりあえずコイツは私の獲物ね」 アスナはそう言いながらバクフーンを繰り出した。 カゲツもグラエナを出して応戦する。 『炎タイプのジムリーダー、しかも手持ちはジムにいた頃と違うようだな』 苦戦は免れないが、四天王として彼らの横暴を許すわけにもいかないのだ。 しかしその思いとは裏腹に、バクフーンの大文字がグラエナの身を焦がしていく。 『フヨウ、プリム、ゲンジ……すまん、俺はダメらしい』 注:鬼畜出木杉 ポケモンリーグ、第3の間。 氷使いのプリムは敵を待ち続けていた。 不法な挑戦者の侵入報告があってから小一時間、まだここには現れない。 「カゲツさんやフヨウさんが頑張っているのかしら」 もしかしたら撃退できたのかもしれない。 リーグ四天王である我々がバッジも集められないトレーナーに負けることは有り得ないはずだ。 「ここですね、3人目がいる場所は」 現れたのは女、しかも見覚えのある顔だ。 「あなたは……カナズミのジムリーダー……」 そう、確かツツジという名だ。 その後からも次々と見覚えのある顔が現れる。 「フエンとヒワマキのジムリーダーまで……」 まるでジムリーダーの反乱のようだ。 そして最後に現れたのは少年と見知らぬ女、そして…… 『あれは、まさかっ!』 青装束の女がひきずっているのはフヨウだ。 しかしその体を包んでいた布切れは無く、健康的に焼けた肌は白い汚物で塗れ、なすがままにされてもフヨウの目は虚空を彷徨っている。 「まさか、フヨウさんを!」 プリムも女性だ、フヨウのされた酷い仕打ちは容易に推測できる。 「すいません、バトル自体は5分とかからず終わったんですが」 少年が悪怯れることもなく答える。 注:鬼畜出木杉 プリムは怒りに身を震わせた。 このかわいい顔をした少年がフヨウを一時間近く凌辱し続けたのだ。 「なんと非道な振舞い、私が成敗してくれましょう!」 イズミが笑う。 「出木杉様、なんかオバさんが怒り狂ってるよ」 「えー、オバさんにはあんまり興味ないや。勝手にやってよ」 出木杉はフヨウの股ぐらを弄びながら答える。 それを聞いたツツジがバトルの舞台に上がる。 「出木杉様、こんな年増でも遊び道具にはなりますわよ」 ツツジがバンギラスを繰り出す。 「ジムリーダーとして、いや女として恥を知りなさい!」 プリムはオニゴーリで戦いに挑む。 しかしプリムの奮戦も虚しく、ツツジの前になすすべもなかった。 岩雪崩の流れ岩に当たり、足を挫いたプリムはその場に座り込んでいる。 その目の前を少年と四人の女性が通り過ぎていく。 無残な姿で引きずられていくフヨウを、プリムはただ見過ごすしかなかった。 フヨウが引きずられた跡がカタツムリの通った後のようにぬめっている。 純潔を失った証のような跡を見ながらプリムは泣き崩れる。 「ごめんなさい、ごめんなさい、フヨウさん……」 ミクリは一人、待ち続けていた。 侵入者はおそらくルネで話題になっていたデキスギという男だろう。 マグマ団とアクア団を壊滅させた力量はおそらく四天王、そして自分すら圧倒しているだろう。 「さて、どんな少年なのか……」 その答えはすぐに分かった。 出木杉本人が人を引きつれ、この場に現れたからである。 『ゲンジ殿は敗北したか。付き添いはジムリーダー達、なのか』 彼女等の目に見覚えがある。 ミクリも女性ファンは多いからわかる、あれは憧れの人物に盲信するような目だ。 「ふ、フヨウ君…ひどい……」 引きずられてきたフヨウは散々嬲られた姿を晒している。 『悪のカリスマ、というわけか……』 「こんにちは、僕は出木杉といいます」 「ああ、噂は聞いているよ。君の友達にも会ったさ」 出木杉は「野比君かな、それとも剛田君かな?」と推測している。 「不法な挑戦とはいえ、私はチャンピオンとしてここで挑戦を受けなければならない」 「じゃあさっさと負けて帰ってくださいよ、あなたダイゴさんより弱いんだから」 前チャンピオンと比べられてミクリの心中も穏やかではない。 「そのような口を聞けなくしてやろう!」 「いけ!ホエルオー」 ミクリが繰り出したホエルオー、その威容が出木杉を威圧する。 しかし出木杉は眉一つ動かさない。 「仕方ないな、僕の本気を見せてあげますよ」 ツツジ達四人も本気の出木杉は見たことがない。 全員が見守る中、出木杉がボールを投げた。 現れたのは緑と赤のツートンカラーのポケモン。 「そ、それはポケモン……なのか!」 「デオキシスというんですよ、チャンピオンなのに知らないんですか?」 デオキシスが10万ボルトでホエルオーを一撃のもとに葬る。 「な、ホエルオーがただの一撃……」 「どうしました?次のポケモンを出してくださいよ」 ミクリはドククラゲ、ルンパッパと繰り出すがサイコキネシスの前になすすべがない。 「こいつならどうだ!」 ミクリのナマズンに対して10万ボルトで攻撃するデオキシス。 しかしナマズンには効果がない。 「相性の事すら知らないのか、反撃のじしんだ!」 地震がデオキシスを襲う。 しかし出木杉はニヤニヤと笑っている。 「何がおかしい……な、何いっ!」 デオキシスの受けた傷が治っていく。 『まさか、じこさいせいまで使えるのか……』 出木杉はわざとダメージを受け、これみよがしに自己再生を使ってみせたのだ。 その瞬間、ミクリは自分に勝機がないことを悟った。 ポケモンリーグ殿堂。 出木杉は満足気に自分の名を殿堂入りさせた。 部屋から出ると、四人の女性が膝を落としている。 「さてフラグも立てたことだし、君たちには飛んでもらうよ」 各々にいくつかの道具を渡し、彼女達はその場を去っていった。 入れ違いにマユミがやってくる。 「出木杉様、デオキシスはどうでした?」 「ああ、悪くないよ。僕が育てたあのデオキシスだ」 対ミクリ用に10万ボルトを覚えさせたが、特にその必要もなかったようだ。 「ここにいた人間は全員連れ出しました。ポケモンリーグは私達のものです」 「ああ、これで僕はチャンピオンとしてアイツらを迎えることになる」 それまでは玩具で暇をつぶそう。 玩具とは殿堂に閉じ込めてあるフヨウである。 「そうだ、もう少し玩具を増やそう。ちょっと外出してくるよ」 どこに行くかは分からないが、マユミは楽しそうに部屋を後にする出木杉を見送った。 ポケモンリーグ会場はすべての通信が寸断され、その周りは何匹ものポケモンに守護される「魔の城」と化してしまったことをドラえもん達はまだ知らない…… トクサネシティ。 前日、生死の境をさ迷っていたのび太はなんとか持ちなおした。 ドラえもんは感心する。 「それにしてもポケモン世界の医学はすごい発達してるんだなぁ」 瀕死のポケモンを5秒ほどで完治させる世界である。 病気ではない外傷は比較的簡単に完治してしまう世界なのだ。 「細胞を電子データ化して再構築する、ポケモン転送技術と同じものらしいね」 しずかは分かっていないようだが、とりあえずのび太が無事だということは分かったようだ。 面会が許可され、ドラえもんとしずかは病室に入る。 「やあ、とりあえず助かったよ」 のび太がベッドに腰掛けながら応対する。 「よかった、本当によかった」 ドラえもんは目に涙を浮かべる。 「骨折のほうは今夜の治療で完治するってさ」 ギプスをしている右腕が痛々しい。 「それにしても、誰がのび太さんをこんな目にあわせたの?」 しずかの問いに、のび太はベッドのシーツを握り締める。 「ナギさん……ナギさんにやられたんだ……」 「そんな馬鹿な!」 ドラえもんもしずかも、ナギの人柄はよく分かってるつもりだ。 しかし被害者ののび太が嘘を言うとも思えない。 「どういうことなの?」 「出木杉の奴と関係あるような事を言っていたんだけど」 ドラえもんは考えを巡らせる。 出木杉が関係あるとすれば、おそらくプレーヤーの干渉によってゲーム世界に変化が起き始めているに違いない。 「このままでは大変なことになりそうだ」 深刻なドラえもんの顔にのび太としずかも不安そうだ。 「ボクは今からもしもボックスのリセットをかけてくるよ。こんな危険な世界に皆を置いてはおけない!」 ドラえもんは病室を駆け出していった。 その日の夜。 治療により骨折を完治させたのび太と付き添いのしずかの二人の前にドラえもんが帰ってきた。 しかし、その口から出た事実は二人の想像を遥かに越えていた。 「もしもボックスが……壊されてた……」 「な、なんだってっ!」 ドラえもんが深刻な顔で告げる。 「ボックスが壊れていては元の世界に戻せないんだ」 しずかが心配そうに話に聞き入る。 「それに、もっと重要な問題があるんだ……」 「元に戻せないことより重要なことってなんなのさ!」 のび太の問いにドラえもんが重い口を開く。 「もしもボックスの事を知ってるのはボクらだけだ。ということは……」 「私たちの中に壊した犯人がいるってことなの?」 しずかの問いに頷くドラえもん。 「ボクとしずかちゃんはずっと一緒に旅をしていた。のび太くんも壊すような真似はしないだろう」 のび太がごくりと唾を飲む。 「じゃあジャイアン、スネ夫、出木杉の中の誰かが……」 三人を重い空気が支配する。 120番道路、古代塚。 一人の女がその塚の前に立っていた。 「ここが三匹目の居場所ね……」 古代塚の中央に内部への入り口がある。 それはつい最近崩され、現れたものだ。 中に入った女…ツツジは小部屋の中央に立ち、レアコイルを呼び出した。 このポケモンはツツジのものではないが、この部屋の仕掛けを解除するのに必要なものだ。 「フラッシュ!」 レアコイルが激しく光り輝くと、小部屋の奥の壁がガラガラと音を立てて崩れ落ちる。 レアコイルを従え、ぽっかりと開いた横穴を進んでいくと、大きな部屋に出た。 中央に立たずむ巨大な鋼の塊。 「封印されし伝説のポケモン、レジスチル……」 その塊の真ん中にあるいくつもの点が光り、巨大な体がゆっくりと動きだす。 ツツジは舌を出す。 「あいにく、アンタと戦うつもりはないわ」 懐から出したのはマスターボール。 「アタシの物になりなさい!」 マスターボールが放られ、レジスチルの巨体を吸い込む。 「ふふふ……これで3体の封印ポケモンは私の物……」 懐からマスターボールを取出し、放る。 現れたのはレジアイスとレジロック。 「すごい、すごいわ!」 ツツジはその威容に囲まれて、高らかに笑い続けた。 ルネシティ。 一刻も早く真実を確認しようと、ジャイアンはルネジムに挑戦していた。 出木杉も目的はポケモンリーグ制覇だろう。 サイユウに向かうためには滝登りをフィールドで使えるようにならなくてはいけない。 (この時、出木杉はリラを制覇していたのは内緒だ) しかしジャイアンの前に立ちはだかったのはジムリーダーではなく、床の氷であった。 すでに7度以上足を踏み外している。 「くそ、ここはスネ夫にやってもらったからな」 ゲームの時は氷の床の仕掛けが分からず、結局スネ夫にやらせていたのだ。 「それにしても、ここは音がよく響くなぁ」 一面が氷で覆われ、空気も冷たいので音がいい感じに響く。 ジャイアンの中の何かがふつふつと沸き上がってきた。 ジムリーダーの間では、アダンが優雅に挑戦者を待ち受けていた。 しかしその静かな時間は突然の破壊音に乱される。 ボエ~~! 「な、なんだこの音は!」 目の前の氷の床が砕け散り、下にいるトレーナー達が右往左往している。 中にはその音に頭をかき乱され、嘔吐している者もいた。 「ジムの仕掛けが持ちません!早くこの音を止めないとっ!」 アダンは仕方なく、その音の発生元の向かうことになった。 ジャイアンのハイパーボイスは止まるところを知らない。 制止を求めるトレーナー達の声もジャイアンの歌?にかき消されて聞こえていないようだ。 あわててやってきたアダンはなんとか止めさせようと説得を開始する。 「☆@◇※《彡∧?♂£℃!!!」 「▲∬√§×♀‰#ゑ$!!!」 アダンの必死の叫びもジャイアンの耳には届かない。 『こうなったら!』 アダンは優雅に身を翻し、ゆっくりと体を沈めていく。 その両手は地を掴み、背は丸くやわらかなラインを描いている。 『あ、アダン様!』 『お美しい、お美しいですぞ!』 アダンはジャイアンに土下座していた。 「歌を止めてほしかったら言ってくれればいいのによう」 ジャイアンはガハハと笑っている。 アダンは服の裾をちぎれんばかりに握り締めていた。 『アダン様が怒っておられる』 『おいたわしや、アダン様』 トレーナー達は口々にそうつぶやいた。 二人は距離をとり、互いに一礼する。 「では始めようか、華麗なるバトルを」 「よし、やってやるぜ!」 アダンはラブカスを繰り出し、ジャイアンはヘラクロスで迎え撃った。 「メガホーンだ!」 ヘラクロスの角がラブカスを一撃で仕留める。 「やはりラブカス程度では歯が立たぬか。しかしいきなり最強技とは美しくないぞ、少年」 アダンが次に繰り出したのはナマズンだ。 「そいつもメガホーンの餌食だぜ!」 ナマズンの懐に飛び込んだヘラクロスが角を振り上げたが、その攻撃は空をきる。 「外れた?」 カウンターで地震攻撃をくらい、傷を負うヘラクロス。 「メガホーンは命中率に難がある。強い技を無闇に使うものではない」 「うるさい、もう一回メガホーンだ!」 ムキになったジャイアンが再びメガホーンを指示するが、またかわされてしまう。 『じしんは効果いまいちとはいえ、こう何度も食らってはまずいぞ』 ここは確実にダメージを与えなければ。 「か、かわらわりだ!」 ヘラクロスの瓦割りがナマズンを捉えた。 「そうか、悪くない選択だ」 アダンはナマズンを眠らせて体力の回復をはかる。 「次の攻撃が耐えられないから回復かよ、意味ないな!」 ヘラクロスが眠っているナマズンに再び瓦割りを仕掛ける。 「いびきだ!」 アダンのナマズンはいびきの音でヘラクロスをひるませた。 『へ、次の一撃で終わりさ』 ヘラクロスが再び瓦割りを命中させる。 しかしナマズンはその攻撃を受けて尚、その体勢を保っていた。 「な、なにっ!」 「目測を見誤ったようだね、いびきだ!」 再びいびきを聞かされ、ヘラクロスがダウンする。 悔しがるジャイアンにアダンが語りかける。 「ポケモンバトルとはポケモンとポケモンの勝負だけではないのだよ」 ジャイアンが繰り出したラグラージがナマズンに突進し、撃破する。 「よし、当たった!」 「技の命中率の大切さがわかったようだね、結構なことだ」 アダンが3体目に出したのはトドグラーだ。 『くそ、ヘラクロスがいてくれたら……』 バクーダの岩雪崩に頼りたいところだが、水タイプでもあるトドグラーに交換の隙を突かれてはひとたまりもない。 「ラグラージ、とっしん!」 突進を受けたトドグラーは眠って体力を回復させる。 「隙あり、とっしん!」 眠り状態のまま突進を食らうトドグラー。 しかしこのポケモンもいびきをかいてラグラージにダメージを与えてきた。 再び突進を命令しようとしたジャイアンは一瞬考えを巡らせる。 『まさかコイツも二回目の攻撃を耐えるんじゃ……』 しかしジャイアンは覚悟を決めて突進を命令した。 その一撃でトドグラーは戦闘不能になる。 「よっしゃ!」 ジャイアンはこのバトルで確実に成長していた。 その後、二人の戦いは一進一退の攻防が続いた。 そしてマタドガスが大爆発でアダンのキングドラと相討ちになり、ついに戦いはジャイアンの勝利で終わったのだ。 「おめでとう、これが最後のバッジだよ」 アダンから渡されたバッジを含めて計8個、これでポケモンリーグに向かうことができる。 「ありがとうな、アダム」 「いや、私はアダンだ……」 アダンのこめかみに青筋が浮かび上がる。 「ああ、そうだっけ。じゃあな、アダンのおっさん!」 ジャイアンの去った後、アダンは凄まじい形相で氷の床を砕いていた。 『アダン様が必死で怒りを沈めているわ』 『いつでも優雅なアダン様でいてくださいませ!』 見守るトレーナーの前で「アッ」という短い声と共にアダンの姿が消える。 『落ちたわ』 『落ちたわね』 『落ちる姿まで美しかったわ』 『どんな姿も決まってますわ』 ルネシティのジムリーダー、アダン。 ダンディな彼の人気は落ちることがないのだ。 キナギシティ。 目を覚ましたスネ夫はポケモンセンターにいた。 「ボクは…………」 記憶を呼び覚ます。 出木杉がジムリーダー達を率いてアクア団とマグマ団を壊滅させた。 そしてツツジに敗れ、そこから意識が途切れている。 「目を、覚ましたようだな」 スネ夫が入り口に目をやると、そこには一人の男が立っていた。 その男は負傷しているらしく、右肩には包帯がまかれている。 「あんたは?」 「命の恩人に対し、あんた呼ばわりはないだろう。まぁ意識がなかったから仕方はないか」 どうやら彼が自分を助けてくれたらしい。 「た、助けてくれてありがとう。ボクはスネ夫」 「私はジンダイだ」 ジンダイ、その名には聞き覚えがある。 バトルフロンティアのピラミッドキングだ。 『そんな人がなぜボクを助けてくれたんだろう』 そんな疑問が頭をよぎると、それを察したジンダイが語り始める。 「新しいポケモンリーグのチャンピオンが生まれた日、トレーナー達の夢の施設であるバトルフロンティアはプレオープンしたんだ」 プレオープンには一部のトップクラスのトレーナーと、その関係者が呼ばれていた。 無論リーグチャンピオンもその例外ではない。 「だが、そのデキスギという新チャンピオンが問題だったんだ」 「出木杉だって!!」 ジンダイの言葉にスネ夫が仰天する。 最初に異変があったのはメイン施設であるバトルタワー。 最上階と連絡が取れなくなるトラブルが発生し、ほとんどの職員がその対応に追われていたのだ。 そして回線が回復したとき、最上階の映像に映し出されたのは…… 「いや、ここは子供に聞かせるべき話ではないな」 ジンダイが拳を握り締める。 出木杉を取り押さえるべく、すべてのフロンティアブレーンがバトルタワーに乗り込んだ。 しかし彼の持つポケモンはブレーンであるジンダイも存在程度しか知らない伝説のポケモンばかりだった。 「ミュウツー、ルギア、ホウオウ……あれだけのポケモンを使役するとは」 ジンダイの言葉にスネ夫が首を傾げる。 『そうだ、出木杉の奴はホウエンではゲットできないポケモンを使っている』 やはり何らかの手段で現実世界からポケモンのデータを使えるようになっているとみて間違いない。 ブレーン達は敗北し、ジンダイはフロンティアから逃げるしかなかった。 「デキスギの目的は女だったから私はなんとか逃げ延びたが、アザミやコゴミは捕らえられ、衆人の眼前で……」 そこから先をジンダイは語らなかった。 「そして落ち延びる最中に偶然、重体で波間に浮かんでいた君を拾い上げたというわけだ」 「出木杉のやつがそんな事を……」 おそらく出木杉は現実世界のポケモンデータを自由に出来る。 それはカントーやジョウトのポケモン、そして伝説のポケモンも使うことができるということだ。 「そんな出木杉がチャンピオンということは、ボクらは勝てない……」 スネ夫は悔しそうにそう呟いた。 ジンダイはそんなスネ夫の肩に手を掛ける。 「君がうわごとのように「デキスギ」と言っていたのでもしやと思ったが、やはり知り合いだったようだな」 「ああ、ボクらは同じ日に旅立った仲間なんだ」 ジンダイは棚からスネ夫の服を投げる。 「仲間が道を踏み外したなら、それを正すのもまた仲間というものだ」 「勝てないとわかっていても?」 ジンダイは自分の肩の包帯を外しながら答えた。 「どんな困難にも立ち向かう、それがポケモンマスターというものだ」 センターを出たスネ夫とジンダイは旅支度を整えた。 「これからどうすれば……」 「君の仲間は何人かね?」 スネ夫の頭に浮かんだのはいつものメンバー。 「ボクを入れて5人だよ」 「じゃあまずスネ夫君はルネシティのバッジを入手したまえ」 ジンダイがチルタリスを繰り出し、そして乗り込む。 「私は逃げ延びたフロンティアブレーンと合流し、君と君の仲間ののバックアップを行なう」 「わ、わかった。頑張ってみるよ!」 ジンダイは空高く飛び立ち、スネ夫は決意を新たにする。 「いつもみんなで大冒険を繰り返してるんだ、今回だって大丈夫さ!」 そう、ドラえもん達と一緒ならどんな困難にも立ち向かえる。 そしてスネ夫はルネに向かう前にある場所に立ち寄ることにした。 「出木杉がチャンピオンになり、そしてフロンティアがオープンした。となると……」 そう、さらなる戦力アップができるとしたらあそこしかない。 トクサネシティ。 すでにジム戦を終えているしずかやドラえもんに追い付くため、回復したのび太はトクサネジムに向かった。 二人はその間、戦力アップのための特訓を行なっている。 何匹ものマッスグマを物拾いに走らせながら、野生ポケモンと戦って自らのポケモンを鍛えていく。 ドラえもんの新戦力ホエルコはホエルオーに進化しており、その潮吹きの破壊力は凄まじい。 そしてしずかのロコンも炎の石の力でキュウコンへと進化していた。 その日の夜。 「迷ってジムリーダーまで辿り着けなかった……」 センターではいつもの様ののび太がうなだれていた。 二日目。 しずかは浅瀬の洞穴に、ドラえもんはダイビングで欠片集めをする。 ドラえもんはのび太のヒトデマンを何とかスターミーに進化させるべく、グラエナの泥棒を駆使して戦い続けた。 夕方にトレジャーハンターの小屋で待ち合わせた二人は、互いの成果を確認しあう。 「ほら、こんなにたくさんの欠片を手に入れたよ!」 うれしそうに3色の欠片をトレジャーハンターと交換するドラえもん。 「私もドラちゃんにプレゼントよ」 しずかが差し出したのは一個のモンスターボール。 しずかにマッスグマを返すついでに交換で受け取ったそれは…… 「こ、これは……ボクにそっくりだ!」 青と白の丸いポケモンはドラえもんの周りをコロコロと転がっている。 「タマザラシっていうのよ」 「ありがとう、ありがとうしずかちゃん!」 しかしドラえもんは知らない。 進化したタマザラシが凶悪な姿に変貌することを。 その夜。 「ジムリーダー直前でPP尽きた……」 やはりのび太はのび太だ、詰めが甘い。 3日目。 ドラえもんとしずかは少し遠出をすることにした。 ドラえもんはのび太の頼みで流星の滝に向かう。 しずかは「キレイハナ」というポケモンが欲しいと言っていた。 それを入手するには流星の滝のソルロックから入手できる「太陽の石」が必要らしいのだ。 「しずちゃんにプレゼントしたいんだ、頼むよドラえも~ん」 久々に頼み事をされ、ドラえもんはうれしくなって二つ返事で受けてしまった。 つくづく甘い性格である。 しずかはフエンタウンに向かった。 理由は一つ、温泉に入りたかったからだ。 注:鬼畜出木杉 フエンタウン。 しずかはここの温泉に浸かっていた。 一日に何度も入るくらいの風呂好きだ、旅で風呂にすら入れない日が多いのには我慢ならなかった。 「あー、気持ちいい!」 今日に限って利用者が誰もいない。 この温泉は混浴なので少しばかりの抵抗があるのだが、しずかも今はタオルも外して開放的になっている。 「やっぱり広い湯槽って気持ちいいわ……」 ドラちゃんのどこでもドアも修理中みたいだし、のび太の奇襲に警戒する必要もない。 手足を思いっきりのばし、しずかは温泉を満喫していた。 「どう?今日は僕らの貸し切りだよ」 男の声? しずかはとっさに体を隠し、近くに置いたタオルを探す。 『あれ、確かここにあったはずなのに』 「タオルはここだよ、しずかちゃん」 湯煙の中でタオルが宙に浮いている。 いや、なにかにぶら下がっているのだ。 「あ、あなたは出木杉さん!!」 湯煙の中から現れたのは、膨張した股間にタオルをかけている出木杉だった。 「やあ、しずかちゃん。タオルいるんだろ?」 出木杉が下半身でタオルを差し出す。 タオルの先から不気味な物が見え隠れしている。 「出木杉さんのH!変態!」 「今日は君と事を構えるつもりはないよ」 出木杉はしずかにタオルを投げる。 注:鬼畜出木杉 「ひっ!」 そのタオルは何やらべっとりと付いていて、しずかは思わずそれを投げ捨てる。 「今日は君に宣戦布告をしにきただけなんだ」 出木杉は自らの棒を弄びながら語り続ける。 「ここは所詮ゲームの世界だ。現実に戻ればいつもの生活が待っている」 「ゲームだからといって、のび太さんに怪我させていいはずはないわ!」 しずかが立ち上がるが、出木杉の黒い視線にあわてて湯槽に体を戻す。 「ああ、あれは僕の部下がかってにやったことさ」 出木杉は悪怯れもしない。 「僕の目的はただひとつ、しずかちゃん……君が僕に心底服従することなんだ」 しずかは出木杉の言葉に身を凍らせる。 「ポケモンリーグで待っているよ、あの馬鹿達も連れてきて構わない」 「何をしようっていうの!」 しずかの問いに出木杉が答えた。 「君のナイト達が僕を倒せれば君の勝ち、僕が勝てば……僕はしずかちゃんをレイプして、全てを僕のものにする。それだけさ」 しずかの顔色が蒼白になる。 「待っているのも辛いから、少し前払いだ」 出木杉はそう言うと、全裸のしずかを見ながら「スッポンポンのしずかちゃんの前で…イクッ!」と一声あげると欲望を温泉にぶちまけた。 「じゃあ、ごきげんよう」 変わり果てた出木杉を見て、しずかは恐怖で動くこともできない。 湯に漂う白い何かが、出木杉の混沌とした姿のようだった…… トクサネジム。 3日目にしてようやくジムリーダーの下に辿り着いたのび太。 相手は自分と同じくらいの子供が二人。 『ぷ、これは楽勝だな』 のび太の悪い性格である「弱いものに強い」が沸き上がってくる。 「君たちみたいなのに負ける僕じゃないよ、いけ!」 のび太はドククラゲとトロピウスを繰り出した。 「わぁ、色違いのドククラゲだ!」 バリアーを張るドククラゲに驚く二人。 のび太は有頂天になって語りはじめる。 「僕のドククラゲの特性は「ヘドロえき」」 聞かれてもいないのにのび太は特性を暴露してしまう。 「理由は大体の人が考えてることと思うけど能力を「下げられない」だけのクリアボディよりも「HP吸収で逆にダメージ」を与えられるヘドロえきの方が断然お得だからさ」 のび太の自慢は止まらない。 「そして技は、一,バブルこうせん 二,れいとうビーム 三,バリアー 四,ちょうおんぱ。 まず一のバブルこうせんだが、なみのりの方が威力高いがこれを選ばなかった理由はもちろん……」 のび太はフウとランにズビシと指を突き付ける。 「バブルこうせんのPPの多さが魅力だからさ!」 その瞬間、二人が同時に叫んだ。 「サイコキネシス!」 ネイティオとネンドールのサイコキネシスを受け轟沈するドククラゲ。 フウとランがニヤニヤと笑う。 「まさか「これで死角なし、ある意味最強のポケモン」とか思ってない?」 のび太は図星を刺されて何も返せなかった。 子供でもジムリーダー、のび太ごときが偉そうに語れる相手ではないのだ。 結局ジュペッタのナイトヘッドやケッキングの騙し討ちもあり、のび太はジムリーダーに勝利することはできた。 しかしフウとランはバッジを渡す時にさえクスクスと笑っている。 「はい、これがブフッ!このジムの…バッジ…ブフフッ」 「的外れな理論だけど…笑っちゃ…ダメだって……ンブフゥ!」 二人の子供は顔を歪めながら笑いに耐えている。 ジムを出たのび太はカンカンに怒っていた。 「なんだよ、アイツら僕に負けたくせに笑いやがって!」 しかし確かにバブル光線よりは波乗りがいいよな。 のび太は秘伝マシンを取り出した。 その様子をジムの上から見下ろすフウとラン。 「やっぱり使ったね、秘伝マシン」 「まぁあの人はそんな人だと思ってたよ」 二人は耐えきれずに大爆笑した。 ジム戦を終えたのび太がポケモンセンターに帰ってくると、ドラえもんとしずかが深刻な顔で向き合っていた。 「ジム戦、勝ったよ!」 のび太の報告にも眉一つ動かさずに黙りこくる二人。 「どうしたんだよいったい……」 ドラえもんはのび太を隣に座らせ、口を開いた。 「しずかちゃんが出木杉と会ったんだ」 「な、なんだって!」 ドラえもんとしずかは交互に語る。 出木杉がポケモンリーグのチャンピオンになったこと。 僕達に挑戦を挑んできたこと。 そしてあの出木杉が極悪人になっていたこと。 「僕らと戦うって……普通にポケモンバトルをすればいいじゃないか!」 のび太の主張にドラえもんも頷く。 「そうなんだ、バトルをするだけにしては出木杉君のやる事は手が込みすぎている」 しずかはそれを黙って聞いている。 『私が原因だなんて言えない……』 しかも正確にはしずかの貞操がかかっているのだ。 恥ずかしくてそんなことは言えない。 「私、疲れたから部屋に戻るわ。ごめんなさい、のび太さん」 出木杉との遭遇で疲れたんだと思ったのび太達はしずかを見送り、ふたたび話しはじめた。 二階の部屋に戻ろうとしたしずかは、下腹部の鈍い重さが耐えきれなくなっていた。 ストレスによるものだろうか。 「ううっ……」 うずくまるしずかに気付いたジュンサーが駆け寄る。 「大丈夫?」 「は、はい。部屋で休めば……」 その時、ジュンサーはしずかの足元に落ちた血痕に気付いた。 「原因はともかく、おめでとう」 医務室に連れられたしずかはジュンサーに不調の原因を告げられる。 いくつかの道具を手渡され、しずかは自分の部屋に帰った。 しずかはベッドの中で泣いている。 ジュンサーがいうには「過度のストレスで初潮が早まった」らしい。 ストレスの原因は出木杉。 そしてこの戦いに負ければ…… 「私、出木杉さんの子供ができちゃうのかな」 その宣告は小学生のしずかにはあまりにも重いものだった。 次の日、三人はトクサネを出ることになった。 旅立つのび太にダイゴが一匹のポケモンを渡す。 「コイツは必ず君の力になってくれる」 「ありがとうございます、ダイゴさん」 三人はダイゴに手を振りながらポケモンに乗る。 ただ、しずかだけは心から笑うことはできなかった。 注:鬼畜出木杉 トクサネを旅立った三人を出木杉は影から見ていた。 「ふふ、しずかちゃんは肝心の事は言わなかったか」 まぁそれでもいい。 いざというときにこれが発覚すれば、のび太達がどうなるか。 それを見るのも一興だ。 そして何よりの朗報は、しずかが初潮を迎えたことだ。 これで完全勝利の暁にはしずかを孕ませ、現実世界でも二人は結ばれるはずだ。 「しかし」 出木杉はひとつだけ気に食わない事があった。 今日もフウとランは退屈そうに挑戦者を待っている。 昨日の挑戦者は最高におもしろかった。 見当違いの理論を振りかざして、結局それが間違いだと認めてしまったあの少年だ。 「あの、ジムに挑戦しにきたんですが」 ワープゾーンから現れたのは一人の少年。 昨日と同じくらいの年齢だろうか? 「ジムリーダーは私たちよ」 「ダブルバトルで勝負だ!」 二人はネンドールとネイティオを繰り出した。 その少年は頭をかきながらポケモンを出す。 「まったく、この作業は面倒だなぁ」 出てきたのはデオキシスただ1体。 「な、なんなの……」 見たこともないポケモンに激しく動揺する二人。 「あいにく、今日はコイツだけしか持ち合わせがなくてね」 デオキシスのシャドーボールがネンドールを戦闘不能にする。 フウとラン、二人がかりでも勝てる相手ではなかった。 注:鬼畜出木杉 「私たちの負けね。じゃあジムバッジを……」 ランがバッジを渡そうとするが、少年はその場を動かずに黙っている。 「どうしたの?」 フウが心配そうに問い掛けると、少年が口を開いた。 「あなた達、ムカつくんですよ」 「え?」 少年がボールから出したのはベトベトン。 ベトベトンはランに襲い掛かり、溶けてランを押さえ込む。 「な、なにするんだ!」 フウが身構えると、少年はそれを制するように口を開いた。 「へたに動くと姉さんの上のベトベトンが大爆発を起こすぞ」 「た……助けて、フウ!」 少年はベトベトンから顔と腰から下だけを出しているランに近付き、語りかける。 「昨日君たちが馬鹿にした少年のことだけど」 二人はぴんときた。 あのノビタという少年のことだ。 「彼は頭は悪いが、それでも僕、出木杉英才のシナリオの中では姫を守るナイト役なんだ」 「そ、それがどうしたっていうのよ!」 口応えするランに張り手をかます出木杉。 「イタッ…!」 「お前らごときが僕達を馬鹿にするな、ということさ」 こいつは普通じゃない。 フウとランは震えが止まらなかった。 注:鬼畜出木杉 「と、いうことで」 ベトベトンがランを拘束したままフウの前にやってくる。 「弟である君がランを犯せば大爆発はしないよ」 「そ、そんな……」 二人は突然の選択に愕然とする。 「さあ、姉さんの貞操と命。どっちをとるんだい?」 フウは無言でファスナーを下ろす。 ランの命には代えられない、せめてランの顔が見えないことが救いだった。 「姉さん、ごめん」 フウは必死でその準備をしようとする。 しかしこの異常事態と姉に対する背徳感で勃つものも勃たない。 「オカズがなけりゃ勃たないってことも知らないの?のび太君を馬鹿にする資格はないな」 出木杉がランのズボンを一気にずり下ろす。 むき出しにされた姉の下半身を見て、フウのそれも元気に立ち上がる。 「姉さん、本当にごめん」 「あ、い、いやぁ…」 フウは自身をその割れ目に当てがうが、最後の一歩が踏み出せない。 出木杉が囁く。 「顔が見えないんだから、ただの尻便器だと思うんだよ」 『姉さんは便器じゃない!』 一瞬身体を強ばらせたフウの尻を、出木杉は勢いよく蹴り押した。 「えっ……」 「ああああああああぁぁぁぁぁっ!」 ランの絶望の叫びが響いた。 次へ
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ドラえもんからの出典支給品 【名刀・電光丸】 シャウトモンに支給。 コンピュータが内蔵された刀型の武器。 刃は無く、相手を斬る事はできない。 これを剣術戦で使うと、内蔵コンピュータにより電池切れまで確実に勝利する事ができる。 本ロワでは電池の消費が激しくなっている。
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田田田田田田田田田田田田田田田田 2024年06月17日 (月) 16 11 52 最終勤行日時 - 今日の入信者数 - 昨日の入信者数 - 合計入信者数 - 田田田田田田田田田田田田田田田田 トップページ 顕ドラデータベース 作品 前編 後編男子部版 女子部版 登場人物 一覧 野比班ドラえもん のび太 ママ パパ 剛田班ジャイアン ジャイ子 母ちゃん 骨川班スネ夫 ママ 源班しずか ママ 用語一覧 台詞書き起こし 前編英訳 女子部版後編 男子部版後編英訳 韓国語訳 その他 顕ドラの噂 顕ドラ年表 日常会話で使える顕ドラ語録 顕ドラ外部記事 ニコニコ大百科記事 ピクシブ百科事典 検索してはいけない言葉 Wiki 皆でドラえもん投票しましょう!(唐突) ※不自然かつ不可解な票数操作防止のため、同一IPからは1時間1回しかクリックできないよ。投票したら黙って引っ込んでいるんだ。 選択肢 投票数 投票 ドラえもん 54 のび太 4 ジャイアン 7 スネ夫 2 しずか 3 のび太のママ 1 のび太のパパ 2 ジャイアンのママ 3 ジャイ子 2 スネ夫のママ 11 しずかのママ 1 ナレーション 1 わら隊長 1 パック支隊長 10 カップ班長 2 鯉 1 田中じんきち 21 衛護隊長 3 クマ 9 第六天の魔王 876 子供を守る会のおじさん 23 大賀バス 4 御本尊様 2 浅井先生 4 瀬下支隊長 4 ダイサクザウルス 35 オーレンジャー 20 アンパンマン 4 司会 6 宿を探す 楽天トラベル じゃらんnet 一休.com 未来デパート 念珠堂 < 日本製 数珠 > 縞黒檀 22玉 <数珠袋付> 男性用 国産 手作り 念珠 (房色 鉄紺) 全ての宗派でお使い頂けます 【創業80余年 老舗数珠メーカー】 経本 【日蓮宗】 仏具 お経 ここを編集
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ドラえもん1 / ドラえもん2 / ドラえもん3 / ドラえもん4 / ドラえもん5 /ドラえもん6/ ドラえもん7 / ドラえもん8 「ドラえもん第6巻」藤子・F・不二雄大全集 てんコミ未収録作品は14本! <1966年度生まれの学年誌掲載集>計72話12ヶ月×6学年 ●定価1,680円(税込)A5判/588ページ 2010年3月25日発売 ●てんとう虫コミックス(+プラス+カラー作品集)の未収録作品は計14話「ゆめまくら」「ココロをのぞこう」「ふしぎなめがね」「おとしだまぼきん」「通せんぼう」「折り紙ラジコン」「手足につけるミニ頭」「クエーヌパン」「チクタクボンワッペン」「実物射的で狙い撃ち」「ジークフリート」「カッカホカホカ」「猛獣ならし手ぶくろ」「身がわりバー」 ●巻頭と巻末企画口絵(カラーイラスト)4p初出掲載誌リスト特別資料室 11pあとがきにかえて「まんがという表現形式」藤子・F・不二雄(藤子不二雄自選集6より)解説 渡辺歩(アニメ監督) 1 雲ねんど 小一 73年04月号 カラー作品集5 第2巻 × × × × ドラえもんのひみつ*巻末企画 特別資料室 小一 73年04月号 × × × × × × 2 ひらりマント 小一 73年05月号 第5巻 第2巻反動マント × 第16巻 × × テレビでもドラえもんがはじまるよ!*巻末企画 特別資料室 小一 73年05月号 × × × × × × 3 ★ゆめまくら 小一 73年06月号 × × × × × × 4 本物クレヨン 小一 73年07月号 カラー作品集5 第3巻ほんものクレヨン × 第12巻 × × 5 キャンプ 小一 73年08月号 カラー作品集5 第4巻 × × × × 6 月の光と虫の声 小一 73年09月号 第4巻 × × 第11巻 ファンタジー編 第7巻 7 ココロをのぞこう 小一 73年10月号 × × × 第7巻 × × 8 ★ふしぎなめがね 小一 73年11月号 × × × × × × 9 地下鉄を作っちゃえ 小一 73年12月号 第2巻地下鉄をつくっちゃえ × × 第8巻 パパ・ママ編地下鉄をつくっちゃえ 第5巻地下鉄をつくっちゃえ 10 ★おとしだまぼきん 小一 74年01月号 × × × × × × 11 通りぬけフープ 小一 74年02月号 第9巻 × × 第24巻 × × 12 ピーヒョロロープ 小一 74年03月号 第7巻 × × 第12巻 × × 13 コチョコチョ手ぶくろ 小二 74年04月号 プラス1 × × 第9巻コチョコチョ手袋 × 第4巻 14 通せんぼう 小二 74年05月号 × 第3巻 × 第10巻 × × 15 らくがきじゅう 小二 74年06月号 第15巻 × × 第19巻 × 第1巻 16 折り紙ラジコン 小二 74年07月号 × × × 第7巻 × 第13巻おり紙ラジコン 17 ドンブラクリーム 小二 74年08月号 カラー作品集6 第4巻 × 第11巻 × × 18 台風のフー子 小二 74年09月号 第6巻 × ナンセンスの世界1 第5巻 感動編 第1巻 19 正義のパトカー 小二 74年10月号 プラス3 第2巻 × 第5巻 × 第4巻 20 夢中機を探せ 小二 74年11月号 プラス2 × × 第5巻 × × 21 マッチ売りのドラえもん 小二 74年12月号 第8巻 × × 第34巻 ファンタジー編 第17巻 22 風の子バンド 小二 75年01月号 プラス4 × × 第9巻 × × 23 手足につけるミニ頭 小二 75年02月号 × × × 第13巻 × × 24 うちでの小づち 小二 75年03月号 第8巻 × × 第14巻 スネ夫編 第4巻 25 クエーヌパン 小三 75年04月号 × × × 第10巻 × × 26 ないしょペン 小三 75年05月号 第14巻 × × 第16巻 × × 27 めんくいカメラ 小三 75年06月号 第8巻 × × 第11巻 × 第12巻 藤子不二雄先生のまんが入門*巻末企画 特別資料室 小三 75年06月号別冊付録 × × × × × × 28 わらってくらそう 小三 75年07月号 第8巻 × × 第14巻笑ってくらそう × × 29 電話のおばけ 小三 75年08月号 第9巻 × × 第11巻 × × 30 ごきげんメーター 小三 75年09月号 第9巻 × × 第17巻 × × 31 アソボウ 小三 75年10月号 第9巻 × × 第13巻 パパ・ママ編 第16巻 32 動物がたにげだしじょう 小三 75年11月号 第10巻 × × 第16巻動物型逃げ出し錠 × 第12巻 33 ようろうおつまみ 小三 75年12月号 第10巻 × × 第17巻 パパ・ママ編 × 34 バランス注射 小三 76年01月号 第20巻 × × 第24巻 × 第7巻 35 XYZ線カメラ 小三 76年02月号 第10巻 × × 第18巻 × 第8巻 36 わすれ鳥 小三 76年03月号 第12巻 × × 第15巻忘れ鳥 パパ・ママ編 第10巻 37 あらかじめアンテナ 小四 76年04月号 第11巻 × × 第14巻 パパ・ママ編 × 38 ミサイルが追ってくる 小四 76年05月号 第12巻 × ナンセンスの世界2 第14巻 × × 39 悪魔のパスポート 小四 76年06月号 第13巻 × × 第17巻 恐怖編 第10巻 40 ドンブラ粉 小四 76年07月号 第12巻 × ナンセンスの世界1 × × × 41 ゆうれいの干物 小四 76年08月号 第12巻 × × 第14巻 × 第13巻ゆうれいのひ物 42 風神さわぎ 小四 76年09月号 第13巻 × × 第10巻 × × 藤子不二雄まんが劇場 まんがワークブック*巻末企画 特別資料室 小四 76年09月号 × × × × × × 43 チクタクボンワッペン 小四 76年10月号 × × × 第8巻 × × 44 宇宙人の家? 小四 76年11月号 第14巻 × × 第19巻 × × 45 盗塁王をめざせ 小四 76年12月号 第13巻 × × 第13巻 × × 46 タマシイム・マシン 小四 77年01月号 第13巻 × × 第17巻 のび太グラフィティ編 × 47 もどりライト 小四 77年02月号 第13巻 × × 第18巻 × 第10巻 48 ロケットそうじゅうくんれん機 小四 77年03月号 第13巻 × × 第15巻ロケット操縦訓練機 未来・宇宙編 × 49 オールマイティーパス 小五 77年04月号 第15巻 × × 第18巻 しずか編 × 50 地球脱出計画 小五 77年05月号 プラス2 × × 第6巻 × × 51 実感帽 小五 77年06月号 第18巻 × × 第20巻 × × 52 タッチ手ぶくろ 小五 77年07月号 第17巻 × × 第17巻 × × 53 ゆめのチャンネル 小五 77年08月号 第15巻 × × 第20巻 × × 54 実物射的で狙い撃ち 小五 77年09月号 × × × 第14巻 × × 55 ジークフリート 小五 77年10月号 × × × 第10巻 × × 56 腹ペコのつらさ知ってるかい 小五 77年11月号 第44巻腹ぺこのつらさ知ってるかい × × 第8巻ヤセール × × 57 カッカホカホカ 小五 77年12月号 × × × 第22巻 × × 58 無事故でけがをした話 小五 78年01月号 第22巻 × × 第23巻 × × お正月新聞 1コマ漫画*巻末企画 特別資料室 小五 78年01月号 × × × × × × 59 猛獣ならし手ぶくろ 小五 78年02月号 × × × 第23巻 × × 60 筋肉コントローラー 小五 78年03月号 プラス3 × × 第19巻 × × 61 狂音波発振機 小六 78年04月号 第17巻驚音波発振機(増刷てんコミ) × 風刺の世界2 第28巻 ジャイアン編 × 62 週刊のび太 小六 78年05月号 第17巻 × ナンセンスの世界2 第28巻 × × 63 ガールフレンドカタログ 小六 78年06月号 第18巻 × ナンセンスの世界2 第24巻 恋愛編 × 64 あべこべ惑星 小六 78年07月号 第17巻 × ナンセンスの世界1 第26巻 未来・宇宙編 × 65 海に入らず海底を散歩する方法 小六 78年08月号 第19巻 × × 第26巻 × × 66 大氷山の小さな家 小六 78年09月号 第18巻 × × 第25巻 × × 67 雪山のロマンス 小六 78年10月号 第20巻 × × 第24巻 恋愛編 × 68 モアよドードーよ、永遠に 小六 78年11月号 第17巻 × 風刺の世界2 第23巻モアよドードーよ永遠に 恐竜編 × 69 のび太の秘密トンネル 小六 78年12月号 第19巻 × × 第31巻 × 第13巻 70 へやいっぱいの大ドラやき 小六 79年01月号 第20巻 × × 第30巻 × × 読者プレゼント色紙*巻末企画 特別資料室 小六 79年01月号 × × × × × × ハッピー・ミニ・カード用イラスト*巻末企画 特別資料室 小六 79年01月号 × × × × × × 71 クイズは地球をめぐる 小六 79年02月号 第19巻 × 夢と冒険の世界 第27巻 × × 72 身がわりバー 小六 79年03月号 × 第4巻みがわりバー × 第34巻 × × タイトル 掲載誌 てんコミ カラコミ 自選集 FFランド 文庫 ぴかコミ ★は初めて単行本に収録される作品です。 ▲上に戻る 月報 ▲上に戻る
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前へ 【ドラえもんの視点らしい】 「ぜぃ、ぜぃ、はぁ、はぁ」 僕は命からがらズバットの大群から逃げ出した。 僕を助けてくれた男の子をおいてきてしまったが、 仕方が無いと思って割り切ることにした。 …でも、僕の胸には妙なもやもやがかかったままだった。 とりあえず、僕はここがどんな町なのかを見た。 「クロガネシティ・・・か。北海道の夕張みたいなもんだな。 破綻はしていないけど・・・。」 しーっ!ドラえもんそれをいっちゃだめ!しーっ! そして、僕はジムの前に行ったが、金髪の少年がジムの前に立っていた。 「あのー。とりあえずそこをどいてくれませんか?」 邪魔だなぁ。この子。 「おおー!珍種のポケモn(省略 今このジムにはジムリーダーはいないぜ! 何でも炭鉱に出かけているらしいぞ。」 なるほどねぇ・・・。そういうイベントなのか。 やっぱり一度もゲームをやっていないとつらいなぁ・・・。 そんなことを思いつつとりあえずその炭鉱とやらに行ってみた。 …が、最初に出てきたイワークに全滅された。 やっぱまだ未熟なんだなぁ・・・。※ドラえもんー!タイプタイプ! いったん相性というものを覚えてこい! 結構全滅した。正直辛かった。でもポケットの中にお金を入れていたので 所持金は大丈夫であった。(※反則) ようやく僕は人に出会うことが出来た。 「すいませーん。ヒョウタさんというのはあなたですか?」 僕は尋ねた。 「え?俺はヒョウタじゃないよ。・・・それよか、俺に話しかけたということは、 …バトル、ということだよね。」 …あ。 ぎゃあああああ・・・ で、再び全滅しながらも、頑張って僕は新しい人に出会うことが出来た。 「す、すいません・・・あなたがヒョウタですか?・・・ バトルは勘弁してください。」 僕はもう心も体もくたくただった。 「え?僕?そうだよ、僕がヒョウタだよ。・・・ああ、挑戦者だね。 長らくジムを空けていてすまなかったね。 今からジムに行って準備してくるからちょっと待っててね。」 ようやく僕はジムリーダーヒョウタと出会うことが出来た。 …そのジムが岩タイプのジムだということを知って 軽く絶望したのも言うまでもないが。 【どうやら天才少年の視点】 やぁ。僕は出木杉、よろしくね! さて、最近出番がなかった僕だけど、今はクロガネジムに行く最中なんだ。 でも、まだ最初のジムの対策もしてなかったんで、 クロガネゲートの前の草むらでレベル上げがてらポケモンを探していたんだ。 そこで、僕は結構不可解なことに遭遇したんだ。 僕は草むらにいた。 「さてと・・・ここらに有力なポケモンはいるかな・・・。」 いわゆる天才な僕だけど、ここの草むらのポケモンはよく知らなかったんだ。 で、そんな僕の前に一匹のポケモンが現れた。 それは・・・ 「・・・?なんだ、このハス・・・あ、まさか。」 そう、皆さんご存知ハスボーだ。 確かにこいつならジムも楽に攻略できるはずだ。 うれしいことは確かだ。 …でも、おかしい。 なんで殿堂入りしたことになっていない世界にハスボーが出るんだ? まぁ仕様だろう。そう思って考えない事にしたんだ。 もちろんハスボーはゲットしたけどね。 そして、僕はそのままクロガネゲートへと向かっていったんだ。 【ガキ大将視点】 おう、久しぶりだな、お前ら! 忘れたとは言わせねーぜ!俺はジャイアンだ! 今は付き人のスネオと共に行動している! 今俺達はレベルアップを済ました上でコトブキシティにいる! だが、スネオの野郎が道を間違えやがったから、余計な時間を食っちまったぜ! 「自分が道を間違えたくせに…」 ん?なんか言ったか、スネオ。 「ん、ううん。なんでもないよ。あはははは!」 まぁいい!今度こそ道は間違えてないし、クロガネシティ一直線だ! お?あそこになんか今まで見たことの無いポケモンがいるぞ!行くぞ、スネオ! 「はいはい。まったく人使いの荒いこと…あ、いやなんでもないよ。」 おおっ!何だあのポケモンは!見たこともないぜ! 「ああっ!あれはタネボーだ!今この時点で、このポケモンは希少だよ!」 なんだって!よし、俺が捕まえるぞ! 「頑張ってねジャイアン!応援してるよ!」 見るからにどんぐり…これがタネボーか。行くぜ、ヒコザル! さぁ、じわじわと捕まえるぜ…まずは火の粉だ! …倒しちまったぜ。レベルは上がったが。 【付き人視点】 どうも、スネオです。 僕がジャイアンについているのはなぜかというと、のび太に復習するためです。 そう、それさえすめばジャイアンもただの脳なし…せいぜい利用させてあげるよ。 「スネオ!お前のせいで道を間違えちまったじゃねーか!」 まったく、自分が道を間違えたくせによく言うよ。 「なんかいったか?」 いえいえ、なんでもないです。これほんと。 僕達はクロガネゲートへの道を歩んでいったんだ。そんな時、 「おいスネオ!あそこに見たことが無いポケモンがいるぜ!行くぞ!」 …なーんて言うもんだからね。まったく人使いの荒い…あ、なんでもないです。 「なんだ?あのポケモンは?」 あれは…タネボーか。序盤に育成させるのは面倒だし、ジャイアンにここは譲ろうか。 次のジムのタイプも岩なことだしね。このゴリラは忘れているようだけど。 「よし、今から捕まえてくるぞ!」 はいはいいってらっしゃい。せいぜい頑張ってね。 …倒しちゃってるよあの馬鹿。タネボーのタイプも知らないのか。 ま、あいつの手持ちが増えても面倒なことだしね。まぁいいか。 【めがね少年視点】 のび太です…道に迷っているとです…… のび太です…正直腹が減ったとです…… のび太です…のび太です…のび太です… そんな感じで僕は迷っていた。 さっきは何か岩が邪魔で先にいけなかったし、 そこから先に進むにはジムバッチと秘伝マシンが必要だって言うし… はぁ。ポケモンってつらいんだなぁ。 あ、何かあそこに突起しているものがある。何だろう… 僕はその突起物に近づいてみた。腹が減っていたがわくわくしていた。 突起物まであと一メートル…30センチ… だんだんと突起物の下の姿がはっきりと見えてきた。 そして、ようやくその突起物の全貌が見えた。 最初に見えた突起物はどうやら蕾。 そして、下には顔があった。 下にたれた目、ぽかんと開いている口、言うならば おとぼけといったところだろうか。 その姿は僕のハートを射止めた。 なんといえばいいのだろう。それとなく愛くるしいその姿、 悠然としたその顔(勘違い) まさに僕にぴったりなポケモンである。 さっそく僕はナエトルを出し、戦闘体勢に入った。 さぁ、二回目のポケモンゲット目指して頑張るぞ! 【同じく】 僕は早速ナエトルに吸い取るの指示を出した。 だけど、狙いのポケモンはまったくといっていいほど ダメージを受けていないようだ。 どうしてだろう…もしかしてタイプの問題なのかな… 最近ポケモンやってなかったなぁ。タイプとか忘れちゃったよ。 まぁ、体当たりなら効くだろうなぁ。ナエトル、体当たり。 やっぱり効いたな。僕の記憶力ってすごいなぁ! 自分でも感心しちゃうよ!(自画自賛) さて、そろそろ弱ってきたころだろうし、ここでモンスターボールだ! …あ。 またモンスターボール買い忘れた… こうなれば、何とかしてモンスターボールを買わずにスボミーをゲットするんだ! 名づけて! "ドラえもんなしでのび太のポケモンゲット物語!" うん!われながらすばらしい名だ!(ナルシスト) 【〃】 やるべきことは、 ○ボールが落ちていないかを見る ○人から買う のどちらかだけど…後者はいやだな、絶対。 やっぱり落ちているものを探すか。 どれどれ……お、何か落ちてるぞ。 何々、《技マシン09》。 ふざけるって言うレベルじゃねーぞ! まぁ貰っておくけどね。 さてどうしよう…こうなったら人から買う、もしくはもらうしかないな。 …人としていやだ。 でもやるしかないんだ!(まずモンスターボール買って それからまた捕まえればいいのに) 早速僕はそばにいたトレーナーらしき人に話しかけた。 「あのー、モンスターボール持ってませんか」 「おお、バトルだな、久しぶりだぜ!腕が鳴るぞ!」 …え? 「さぁ、行くぞ!」 予想外デース! 【ナルシストのび太視点】 ……↑のナルシストとは何だ、作者。ええ? まぁいい。とりあえず前の話を読んでくれれば分かるとおり、 ただいま僕はスボミー捕獲のために頑張っているんだ。 さて、復習もすんだところで、早速本編を再開しようか。 僕は今、非常にピンチである。 スボミー捕獲のために、他の人からモンスターボールを買おうと思ったら、 勝負を仕掛けられて、しかも倒したらボールは無い、だと。 …ふざけんじゃねーぞ! 俺はこのスボミーをとりたいんじゃ!何でこんな不運に会うんじゃ!(自己責任) もうこんな状況はうんざりじゃー! ……一瞬記憶が飛んだような気が。気のせいか。 それにしてもどうしようか。これじゃスボミーを捕獲できないぞ… あれ? こ、この香りは…このかぐわしい香りは…まさか、まさか… 静香ちゃんだぁ! 【同じく】 静香ちゃんだー! 俺の嫁だー! この世界に入って久しぶりの静香ちゃんだー! ぅいいいいいやっふぅぅぅぅい! ……はっ、正気を保たなくては。 よし、身だしなみを整えて。 眼鏡よーし!襟よーし!ボタンの向きよーし!下半身具合もよーし! それ!とつげきぃぃぃ! 「あら、のび太さん!ひさしぶりじゃない!」 オンナァァァ!…あれ?何か寒気を感じるぞ? い、一体どこから…… 「のび太さん?どうしたの?」 ……おおっと、そんなことにかまっている場合じゃないや。 今のうちに静香ちゃんの僕に対する好感度をあげないと! 「そういやのび太さん、調子はどう?」 え、調子?ばっちしだよ!あはははは 「私なんかもうバッチを手に入れちゃったわよ。 もちろんのび太さんもゲットしているわよね。」 ……えええええええええええええええええええええええ! 【スーパー等しくん】 …いま、ちょっとありえないことをきいたような。 し、静香ちゃんがもうバッチを? 「あ、そういやのび太さん私の異名を知らないようね。 そう、私は……」 あ、こっから先はこの私、作者が説明しよう。 そのプレイの速さは常人を超えており、そのプレイ姿は見るものを圧巻させるという! その名は…スピード☆アタッカー 女王静香! 「女王じゃなくてプリンセスでしょ!」 ああっ、すいません! ここからはまたのび太視点に戻るよ。 そ、そうだったのか…知らなかったよ。 「あら、まさかのび太さんモンスターボールを持っていないの? 仕方ないわね…ほら、このモンスターボール、あげるわ。」 ううう…結婚相手に情けをもらうとは、僕も落ちたナァ…(もともと最下層) うっさい作者。(すいません) ……あれ?モンスターボールをもらったということは… スボミーがつかまえられるぞ!いやっふぅぅぅぃ! 「のび太さんって、結構おかしな行動とるのね…」 静香ちゃんの好感度が2下がった! 今までの復習 のび太たちはドラえもんの未来道具、 ……名前忘れたがゲームの世界にいける道具でポケモンの世界に旅立った そのときのルールはこれらだ。 この機械はとある目標を達成したときに動作を終了させる。 ちなみに今回はチャンピョンになることが目標である。 プレイ屋に何らかの身の危険が襲ったときは、そのプレイヤーのみを対象にしゲーム終了にさせる。 そしてそのプレイ屋は他のプレイ屋がゲームをクリアしない限りもとの世界には帰れない プレイ屋のうち一人でもゲーム終了になったら、その枠に第三者が入り込むことが可能である。 そしてのび太たちの現在状況はこんな感じだ。 野比のび太 所持ポケモン ナエトルL12 コイキングL8 現在地 ソノオタウン 備考 バッチ無所持 ドラえもん 所持ポケモン ビッパL8 コロボーシL5 ズバットL7 現在地 クロガネシティ 備考 何か誰かから技マシンをもらったとかもらってないとか 剛田タケシ 所持ポケモン ヒコザルL12 現在地 クロガネゲート 備考 AIガンガンいこうぜ 骨川スネオ 騙し人間 所持ポケモン ポッチャマL13 イシツブテL8 現在地 クロガネゲート 備考 現在ジャイアンに憑依している 源静香 女王人間 所持ポケモン ムクバードL15 コダックL10 現在地 ソノオタウン 備考 バッチ一個所持 出木杉英才 よく名前を間違えられる人間 所持ポケモン コリンクL15 ハスボーL8 現在地 クロガネシティ 備考 影薄い ドラAAモン 所持ポケモン ビーダルL100 ベトベトンL100 など 現在地 my sweet home 備考 最近ドラクエジョーカーにはまっている ……まぁいつの間にか設定変わっていたり微妙に話し進んでいたり作者出てたりするけど、 きにすんな。 というわけでそろそろ本編スタート。 【ナルシーのび太】 やぁ皆、久しぶりだね。 僕は今、ソノオタウンのフレンドリーショップにいるんだ。 前回の失敗を悔いて、今はモンスターボールを大量に買ったんだ。 にしても、この町は変なタイツがはやっているのかなぁ?何か町の端っこで会議してたけど… ここにはジムは無いようだね。さっさと先に進もうか。 そんなわけで、僕は今発電所っぽいところの前にいるんだけど…… なにこの風船。 しかも僕に手(?)を差し伸べてるし。 まぁ握手するか。 おおー!空を飛んでるよ、僕!この風船は一体僕をどこに連れて行くのだろうか? ~図鑑より~ フワンテ 風船ポケモン …… あの世へ 連れて行こうとして 子供の手を 引っ張ろうとするが 反対に 振り回されてしまう。 で、僕は風船に連れられて霧がふかい洞窟につれてこられました。 どこよここ。 ……先に進むか。 ~~~数分後~~~ 大きい広間にやってきました。目の前には巨大な柱みたいなのが立っています。 ……動いてなんかいないよな!きっとそうだよな!ポケモンなんかじゃないよな! ウォオオオオオ ……鳴き声? それと共に柱が近付いて…… ポケモンだぁぁぁ!でけぇぇぇぇ!ころされるぅぅぅ! …はっ!か、下半身が温かい… ……か、勘違いしないでよ! こ、これはあくまで汗だからねっ! お漏らししたとかそんなことじゃないんだからっ! 変なこと思わないでよっ! こんなギャグ言っている場合じゃないな。 …さて、どうすればいいんだろうか。まずは手始めにスボミーでも! スボミー吸い取る――――― なんということでしょう 今目の前にいたはずのスボミーが一瞬のうちにきえてなくなり 堅苦しい壁には一匹のポケモンの美しい模様が浮かび上がっています …かてねぇよこんなポケモン。 とりあえずナエトル行ってこい――――― よかったねナエトル、高い高いしてもらって。 永久に。 my残りポケモン コイキング あほか。もうね、馬鹿かと。 はねるしか覚えていないこいつでどうやって勝てというのだ。 ……俺の人生、ここまでかぁ。 長生きしたかったなぁ。 ※システム上死ぬことはありません。 《あきらめるのか、お前は―――》 …?何だ今の声は…… 気のせいか。 《おいおいおいおい、気のせいではないぞ!ちゃんと目の前にいるではないか!》 目の前?……スボミー? 《……ほら、でかいポケモンだよ。ね?ここ最近誰も来なくて暇だったんだよ。 せめて話だけでもしてくださいよ。お願い!》 ずいぶんと軽々しいポケモンだなぁ。姿と違って。 まぁいい。後生だ、話だけでもしてあげようか。 《そうか、ありがとう!さんきゅう!》 …… …… …… 次へ
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前へ ドラえもん&ダイゴ VS ドラミ━━━ 「行け、メタグロス!」 「頼むよゲンガー!」 ダイゴはメタグロス、ドラえもんはゲンガーを繰り出す。 「ダイゴさん……」 「ああ、わかっている。いきなりいくぞ」 ドラえもんもダイゴも、ドラミのポケモンに対する見解は一致していた。 エレキブルは見た目通りエレブーの進化形。 マンムーはその名前と特徴からイノムーの進化形だろう。 となると、エレキブルを撃破できる地震を持つメタグロスに浮遊できるゲンガー、この2体で戦うのがベターだろう。 「最速ゲンガーの恐ろしさを教えてやるっ!」 ドラえもんのゲンガーの目がエレキブルを捉え、怪しく光る。 だがその催眠術を受けたのはエレキブルではなく、交代によって出されたサンダーだった。 「交換……飛行タイプか」 ダイゴが舌打ちするが、普通のトレーナーなら当然の対応だ。 おそらくマンムーは守ってくるだろう。 だが、地震攻撃を止めるわけにはいかない。 「メタグロス、じし……」 「マンムー、こごえるかぜよ」 ドラミの命令を受けたマンムーがメタグロスより先に、その体から冷気を放出する。 冷気はゲンガーとメタグロスを襲うが、ダメージはさほどではない。 「まさかその見た目で私のメタグロスより速いとはな。だがやることは変わらん!」 メタグロスがダイゴの命令を受け、ジャンプする。 そしてその巨体を地に叩き付けた。 マンムーが地震攻撃を受けて大きくのけぞっている。 ダメージはそれなりに大きいようだ。 『これでこちらがかなり有利になったはず』 だがそんなダイゴの期待とは裏腹に、ドラミのサンダーはラムの実で眠り状態を回復させてしまった。 「なんの対策も無しにサンダーに変えたりはしないわよ」 「ま、ゲンガーだから当然か」 ゲンガーが出会い頭に使ってくる技なんて、怪しい光か催眠術くらいなものだ。 そんなドラミとダイゴの高度なポケモン戦術に付いていけず、ドラえもんは二人の顔を見比べるだけである。 「勝負は……」 「次のターン……」 攻撃力の高いサンダーはゲンガーがまた催眠術をくらわせるはず。 となると、こちらは俄然有利だ。 『ゲンガーとサンダーの速度はほぼ互角……』 その瞬間、ダイゴが思わず息を飲んだ。 「しまった!」 真っ先に動いたのはドラミのサンダー。 サンダーから電気が放たれ、ゲンガーの体を襲う。 「電磁波、だと……くっ!」 そう、ゲンガーは凍える風によって素早さを下げられていたのだ。 初歩的なミス。 ダイゴは目の前に現れた未知のポケモンに気をとられてしまったのだ。 『だが、地震がヒットすればマンムーは……』 しかし、ダイゴの期待は脆くも打ち砕かれる。 マンムーの体は不思議な力で守られ、地震の衝撃を全て打ち消していたのだ。 「まもるはダブルバトルの基本ですよ、ダイゴさん」 ドラミが挑発するように言い放つ。 ゲンガーも痺れていて催眠を打てないようだ。 「ドラミ、お前やりこんでいるなっ!」 ドラえもんが顔を真っ赤にしながら怒鳴り散らす。 「お兄ちゃん、ポケモンなんて所詮ゲームよ。私達ロボットならデータ予測なんか簡単じゃない」 「え……」 ドラミの言葉に、ドラえもんは妙な引っかかりを感じた。 『もしかしたら、これがドラミのウィークポイントなのかもしれない』 ドラえもんはダイゴに近づき、ボソボソと呟く。 ダイゴは正面を向いたままそれに頷いた。 「何の相談かは知らないけど、私には通じないわ」 「それは」 「どうかな?」 優位を見せつけるドラミに、ダイゴとドラえもんが同時にニヤリと笑みを返した。 ジャイアンとスネ夫は、未来のしずかと戦っていた。 しずかが最初に出したポケモンは見たことの無い赤いポケモンとキュウコン。 それに対してジャイアンはラグラージ、そしてスネ夫は新たなポケモン、ランターンを繰り出していた。 ポケモンを見て、スネ夫は即座に敵の戦術を見破った。 「ジャイアン、まずはキュウコンを叩くよ」 「あん?あっちの変なポケモン倒すのが先だろ。手が大砲になってるぜ」 ジャイアンはその性格通り、直線的な戦術しか知らない。 だが、スネ夫は敵の技構成まで手に取るようにわかる。 「ジャイアン、キュウコンは状態異常攻撃が厄介だ、先に倒してしまおう」 「そういや怪しい光やら催眠術やら、面倒な技を持ってたな」 スネ夫はもう一方のポケモンを確認する。 人型で炎タイプ、おそらく…… 『あれはおそらくブーバーの進化形だろう。単体攻撃タイプならあまり怖くはない』 だが、キュウコンの持つであろう鬼火や催眠術は厄介だ。 食らうわけにはいかない。 『まあ、おそらく交換するだろうが……』 相性面を考慮すると、しずかは2体とも交換してくる可能性が最も高いだろう。 それでも先手は取れる。 先に動いたのはしずかだ。 「キュウコン、さいみんじゅつ!」 キュウコンから発せられる催眠波がジャイアンのラグラージを眠りに落とす。 「交換しなかったのかい、それは判断ミスだよ!」 スネ夫がしずかにそう言い放つが、しずかは気にしない。 「ブーバーン、ふんえんよ!」 ブーバーンと呼ばれたポケモンは高熱の噴煙を吐き出し、全体に攻撃する。 ラグラージもランターンも大したダメージにはなっていないが、スネ夫はその攻撃の意味をすぐに悟った。 「貰い火か……」 キュウコンの特性、貰い火を発動させるための攻撃のようだ。 だが攻撃力が上がるのは炎タイプの技、こちらは耐性がある。 「何を考えているかは分からないけど、遠慮なくいかせてもらうよ!」 ランターンの最強技、ハイドロポンプがキュウコンに放たれる。 だが、その攻撃はわずかのところで外れてしまった。 「くそ、やはり命中率が難点か」 「キュウコンには光の粉も持たせてあるしね」 あっさりと手の内を晒すしずか、その顔には余裕すら見える。 「くそ、余裕かましやがって……」 ラグラージを眠らされたジャイアンも悔しそうな顔をしてしずかを睨む。 「大丈夫、まだこっちの優位は変わらないよ」 スネ夫はジャイアンをたしなめるが、内心は若干の危機感が生じていた。 これはルールやマナーに則った普通のポケモンバトルではない。 と、いうことは…… 「ジャイアン、次は……」 耳打ちするスネ夫の言葉に、ジャイアンは耳を疑った。 「そんなことして、いいのかよ……」 「ああ、多分しずかちゃんの次の手はアレだからね」 スネ夫の提案に、渋々ながらジャイアンも了承する。 しずかが動いた。 「キュウコン、ランターンにさいみんじゅつ!」 再びキュウコンが催眠術を放った。 眠らされるランターン。 だが、隣のラグラージは目を覚ましていた。 ジャイアンがニヤニヤと笑う。 「ねむけざましを使わせてもらったぜ」 「2体眠らせてくるってことは、ルール無用なんだろ?」 スネ夫が会心の笑みを浮かべる。 しずかが催眠術を使うことを見越してジャイアン道具を使うよう指示したのはスネ夫だ。 『ゲームの事なんか何も知らない女の子だ、そんなマナーとかは知らないはずだ』 それならこちらもCPUトレーナー相手の時のように遠慮なく道具を使うまでだ。 回復の薬のストックもある。 だがそんなスネ夫の奸計を見ても、しずかはうすら笑いを浮かべたままだ。 「構わないわよ、スネ夫さん。もっと卑怯な手を使いなさいな」 自分達が知っているしずかからは聞いたことのないような言葉。 やはり彼女は自分達の知るしずかではない。 「へへ、じゃあ遠慮なくやらせてもらうよ」 スネ夫はスピーダーをラグラージに使う。 ブーバーンが再び噴煙を使ってくるが、やはりダメージは大したことはない。 『このまま回復とスピーダー使用を繰り返せば、やがてキュウコンの速さを超える』 そうなれば地震一発でケリがつく。 ━━━━━ 「かみなり!」 ドラミがサンダーに命令する。 だが、ドラえもんのゲンガーは麻痺しているにも関わらず攻撃を守って防いだ。 「お兄ちゃん、最初の威勢はどうしたのかしら」 ドラミの挑発にもドラえもんは眉ひとつ(眉はないが)動かさない。 そんな兄の様子に気をとられたドラミは、ダイゴの苦しそうな顔に気付けなかった。 「すまん、メタグロス……だいばくはつっ!」 メタグロスにパワーが集中し、凄まじい爆発を起こした。 その破壊力に、サンダーもマンムーも戦闘不能になってしまった。 「私の知っているダイゴさんなら、自らポケモンを瀕死にさせるような技は使わない……」 どうやらドラえもんの入れ知恵のようだが、それだけではない。 『メタグロスに大爆発を覚えさせていたということは、ダイゴさんも裏では甘い男ではないようね』 どうやらダイゴという男の人物像を修正しなければならないらしい。 「じゃあ次はこのポケモンよ……スイクン、フリーザー!」 ドラミが繰り出したのは、イズミから奪ったスイクン、そしてジンダイのフリーザーだ。 「伝説のポケモン2体を相手に、果たして勝てるかしら?」 「その台詞、まるで力に溺れているかのようだぞ」 ダイゴはそうドラミを卑下すると、メタグロスに変わる新たなポケモンを出した。 「いけ、アーマルド!」 ボールから硬い甲羅に覆われた巨獣が姿を現す。 アーマルドは高い攻撃力を誇るポケモンだ。 「このアーマルドはピントレンズ装備だ。伝説のポケモンとはいえ急所に攻撃が当たればどうなるかな」 その言葉が本当か嘘かは分からないが、アーマルドのタイプ一致岩技を食らえばフリーザーとて危ない。 『挑発に、乗るしか無いわね』 「フリーザー、れいとうビームっ!」 フリーザーの冷凍ビームが炸裂し、アーマルドの体力を著しく削る。 「そしてこれでトドメよ、スイクン!」 続けてスイクンのハイドロポンプがアーマルドに直撃する。 「ハッタリを効かせた割にはあっけない…………!?」 そうこぼしたドラミの眼前には、水しぶきの中から悠然と現れるアーマルドが飛び込んできた。 ダイゴが口を開く。 「守るでもよかったんだ、だが今はこらえるでなくては、な……」 体力が僅かのアーマルドがカムラの実を食べ、素早さを上昇させる。 そして、蚊帳の外だったドラえもんがぽつりと呟いた。 「ゲンガー、だいばくはつ」 ゲンガーが大爆発を起こし、その体力と引き替えにドラミのポケモン達に多大なダメージを与える。 「そ、そんな……」 爆風から目を多いながらドラミが叫んだ。 まさか大爆発を連続で使ってくるとは思わなかったのだ。 『容赦なし、といったところかしら』 ダイゴもドラえもんも、並々ならぬ覚悟で挑んできている。 ポケモンを犠牲にする戦術を使うとは思わなかった。 おそらく次のターン、素早さの上がったアーマルドの一撃でフリーザーは落とされるだろう…… ━━━━ 戦いはスネ夫の計算通りに進んでいた。 ダブルバトルで道具が使えるのはかなりのアドバンテージだ。 「ラグラージ、じしんだあっ!」 ラグラージの2度目の地震がキュウコンとブーバーンにヒットし、2匹を沈める。 スネ夫のランターンは守っていて無傷だ。 「さあ次のポケモンを出しなよ、しずかちゃん」 スネ夫が勝ち誇った笑みを浮かべる。 だが、しずかは相変わらず笑みを隠そうとはしない。 「な、何を笑ってるんだよ!」 その表情にイライラを募らせたジャイアンがそう言い放つ。 しずかはニヤニヤと笑いながら、腰に付けてあるモンスターボールを足元に取り落とす。 「全く、子供のくせに調子に乗って……貴方達なんか、この1体のポケモンだけで十分なのよ……」 しずかは足元のボールを乱暴に足で払うと、手に持ったボールを二人に見せつけた。 「まさか、それ1体で戦うつもりかよ。バカにしやがって!」 ジャイアンが余裕のしずかに喚き散らす。 だが、スネ夫だけはその言葉がハッタリではないと感じていた。 しずかが他のポケモンを必要としない程の強さを持っている…… 『一体、あれにはどんなポケモンが入っているんだ?』 「いいからさっさと出せよ、俺達はのび太を助けるんだからな!」 強気に吠えるジャイアンを、やれやれといった感じで受け流すしずか。 「じゃあ遠慮なく」 しずかがゆっくりとボールを放った。 一瞬の光と共に、そこから現れたポケモンはその黒い巨体を宙に浮かべている。 スネ夫はその正体を知っていた。 「あれは…………闇の旋風……」 「そうよ、XD-001……その名は、ダークルギア」 しずかが無言で手を振る。 その瞬間、黒いルギアが凄まじい衝撃波を発生させた。 「うわああああぁぁぁぁぁっっ!」 「これは、ダークストームっ!」 ダークルギアの一撃でラグラージとランターンは壁に叩き付けられ、瀕死になってしまう。 ジャイアンがガクガクと膝を震わせる。 「一撃、たったの一撃だって……そんな、バカな」 スネ夫が体の砂を払いながら唇を噛み締める。 「ダーク技は通常ポケモンに効果抜群なんだよ……くそっ」 「しかも、このダークルギアはレベル100、ポケモンXDのダークルギアより圧倒的に強いわよ」 その言葉は、スネ夫とジャイアンの戦意を喪失させるのに十分なものだった…… しずかのダークルギアの圧倒的な力。 それはすぐ近くで戦っているダイゴとドラえもんにもショックを与えていた。 「あんなポケモン……反則だよ!」 ドラえもんが絶望の声を上げる。 例えドラミを倒したとしても、あのポケモンに勝てるとは思えない。 「さすがに、手詰まりか……」 ダイゴも肩を落とす。 そんな2人の横を影が横切った。 「……シズカ?」 源しずかが、単身階段を駆け上がっていく。 「私が、私がのび太さんを呼んでくるわ!」 今まで何もできなかったしずか。 だがこの状況に及んで、いてもたってもいられなくなったのだ。 「しずかちゃん、頼むよ!」 ドラえもんもそんなしずかを見て再び気合いを入れ直す。 だが、ドラミがそれを許すはずがない。 ドラミが新たに呼び出したファイヤーと、再び現れたエレキブルが行く手を遮ろうとする。 「行かせないわよ……」 「いや、行かせてやって」 未来のしずかがそう口にする。 『のび太さんが出木杉を倒す姿を、目に焼き付けなさい』 ドラミのポケモンの間を駆け抜けるしずか。 そして、その姿は通路の奥に消えていった。 ポケモンリーグ・チャンピオンの間。 出木杉とのび太の戦いは当初の予想を裏切り、のび太の優位、いや一方的な展開で進んでいた。 のび太がドククラゲに代えて出したポケモンはラプラス。 しかも、しあわせトランプを持つのび太が扱うことによって最悪の化物となる「ねむねご絶対零度」ラプラスである。 ラプラスの絶対零度は「当たりさえすれば」伝説のポケモンといえど、耐えられるものではない。 ルギアを一撃で葬り、返す刀でホウオウをも撃破した。 このまま戦えば、幸運を味方につけたのび太の勝利に終わるだろう。 ……だが、運命の車輪は別の方向へと向かいはじめる。 不利を悟った出木杉が、ついに禁断のポケモン・ミュウツーを繰り出した、その時。 「のび太さん、出木杉さん、もうやめて!」 開く扉の音と共に、二人の戦いに割って入った声。 それは二人の少年のいさかいの元であり、出木杉を黒く変えるきっかけを作った……源しずか。 「しずちゃん、無事だったんだね!」 のび太が想い人の健在を確認し、胸をなでおろしている。 だが出木杉は彼女がここにいること自体が信じられない。 「そんな、バカな……君は部屋に拘束していたはずだ!」 あそこのキーは暗証番号になっているので、脱出できるとすれば四天王かマユミのいずれかが裏切ったとしか考えられない。 「裏切り……だと……また君は僕に残酷な現実を見せつけるというのか、源しずかぁぁっ!!」 仮に彼女らが裏切ったとしても、それはしずかの責任ではない。 そんな現実すらも見えなくなった出木杉は絶叫する。 そんな出木杉に必死で呼びかけるしずか。 「違うのっ!それは違うっ!」 「うるさぁいっ!」 いつも理知的な笑みを浮かべていた出木杉の顔は、憤怒の表情でしずかとのび太を睨みつける。 「僕のプライドをズタズタにしたのび太、そしてバカのくせに僕と張り合おうとするのび太…… ボロ雑巾のようにしてやるよぉっっっ!」 出木杉のミュウツーが主人の思念を受け、のび太としずかに向けて手をかざす。 「まさか僕らを直接、攻撃……」 「僕は、僕はお前らのいないこの世界で絶対者となるんだ、排除してやるっっ!」 「いけません、出木杉様っ!」 「なっ、なんだ貴様っ!」 かつての友人に牙を剥こうとする出木杉を押さえたのは……なんと、マユミだった。 「もう止めてください、出木杉……」 「離れろ、離れろマユミっ!」 必死で拘束から逃れようとする出木杉だが、女性とはいえ本気の力で押さえるマユミには敵わない。 「アイツらを……僕のプライドを踏みにじったアイツらを!」 「違うんです。彼女は『我々が捕えたシズカ』ではありません……」 マユミの言葉に、不意に力が抜ける出木杉。 「なん、だって……?」 マユミは、そんな出木杉を優しく抱きながら自分が見たことを話し始めた。 出木杉とのび太が戦いを始めた後、マユミはセキュリティ室で戦況を確認していた。 ここからなら施設全ての状況をチェックできるのだ。 だがマユミが見たものは想像だに出来ない状況、そして真実だった。 監視カメラに残されていたのはイズミを倒すしずかと、付き従う黄色いタヌキ。 そして出木杉が戦っているチャンピオンの間の前での衝撃的な真実。 全てを知ったマユミも、源しずかと同じように二人の少年の戦いを止めるために再びここに帰ってきたのだった。 「そんな……バカな……」 マユミの言葉を聞いたのび太は、思い出したように懐から何かを取り出す。 その巾着の中には、すっかり数が減ったトランプケースが入っていた。 「これは、しあわせトランプ……」 のび太も使ったことがある、ひみつ道具だ。 これの所有者はカードの枚数分だけ幸運を得ることができる。 だが、最後に残ったジョーカーは今までの幸運と同等の不幸を持ち主にもたらす恐ろしいデメリットもあるのだ。 「残ったカードは、3枚……」 後2回の幸運の後に、のび太はすさまじい不幸を身に負うことになる。 ゾッとする事実を確認し、のび太がへなへなと崩れ落ちる。 出木杉が力無く呟く。 「おかしいとは思っていたが、道理であんな戦術が通用するわけだ」 某バトルタワーで一撃必殺技で3タテされた経験もある出木杉、のび太の戦術も何の疑問もなく受け入れてしまっていた。 「だから出木杉、貴方が二人と戦う理由はありませんよ……」 「マユミ……?」 マユミは泣いていた。 マユミは最初こそ、出木杉のもたらす快楽と恐怖に従っていた。 だがマユミには役割上、全ての情報が集まってくる。 彼の狂気の内に隠れた心情も…… そんな情報を見ているうちに、マユミはいつしか出木杉に同情心を抱くようになっていたのだ。 そして、以前の出木杉が友人をとても大切に思っていたことも知っている。 「のび太さん、出木杉さん、もうひとりの私を止めて……」 泣きながら叫ぶしずかを見て、のび太がポケモンを収める。 「出木杉、行こう」 決意を込めた瞳で出木杉を見据えるのび太。 マユミとしずかの話が本当ならば、今ドラえもんと戦っているしずかは未来の妻ということになる。 そのしずかがこんな行動に踏みきったのも、のび太自身が大人になっても不甲斐なかったのが原因の一端だ。 そんなのび太に言われるまでもなく、出木杉もマユミから離れる。 「僕も、やったことの落とし前くらいはつけないとな……」 元から持っていた性癖なのか、それとも特殊環境で精神をやられていたのか。 今となっては分からないが、出木杉は本能のままに行動した。 自分の内面に存在する暗い感情、それは未来のしずかにも同様に存在しているのだろう。 だから自分を利用し、このような謀略に打って出たのだ。 出木杉のような優等生にも、しずかのような優しい少女にも…… 人間には、光と影がある。 「僕も、あのしずかちゃんも、それを受け入れ立ち向かわなければならない」 のび太は思う。 未来は常に変わるものだ、とドラえもんは言っていた。 それが今この時なのではないかと…… 「行くよ出木杉、しずちゃん!」 のび太としずかはチャンピオンの間の入口に走っていく。 「出木杉、様……」 「様はもういいよ。さっきも付けてなかったじゃないか、マユミさん」 確かに、あまりにも突然の事で敬称を付けるのさえ忘れていた。 マユミさんと呼ばれ、マユミは目頭を押さえる。 そんな出木杉の顔からは以前の凛とした爽やかさが戻っていた。 「これを……」 涙を拭ったマユミが出木杉の手に渡したのはいくつかのモンスターボール。 「これは、貴方が名前を付けた「あのポケモン達」です」 マユミの言葉に、出木杉が目を見開く。 基本的にデフォルトの名前でプレイする出木杉だが、このポケモン達には名前を付けていたのだ。 「そうか、このポケモンを……」 「出木杉、ミュウツーよりもデオキシスよりも、このポケモン達のほうが貴方の力になってくれるはずです」 マユミはボールを抱える出木杉の両手にそっと手をかけると、ニコリと笑った。 「私はずっと、あなたを弟のように見守ってきたわ。頑張ってね」 出木杉がどんな行為を強要しようと、マユミはあえてそれを受けてきた。 彼女を動かしていたのは性の快楽でも恐怖でもない。 そう、それは母性愛だ。 出木杉の背負う悲しみや葛藤を見抜いていたマユミ。 この少年の本質をのび太達より、しずかより分かっていたただ一人の女性なのだ。 「行ってくるよ、マユミさん」 ボールを腰に備え付けた出木杉は、のび太達の後を追おうとマユミに背中を向ける。 そんな出木杉の前に回りこんだマユミは腰をかがめると、そっと唇を合わせた。 「お姉さんからの……勇気の出る、おまじないよ」 「……ありがとう」 出木杉は照れ臭そうに笑うと、マユミの横を駆け抜けていった。 「いってらっしゃい……私の大切な出木杉英才」 マユミはその場に崩れ落ち、そして泣いた。 マユミとしずか。 2人の存在が、野比しずかの計画を失敗に終らせることになった。 そして、のび太は「出木杉とともに」未来のしずかと対面する…… 次へ
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前へ 《インターミッション》 注:男のたしなみ 俺はジャイアン、ガキ大将。 ルネジムをクリアしてから俺様が何をしていたか教えてやるぜ。 ダイビングでルネを出た俺様はキナギタウンに向かうつもりだった。 しかしその道中、なんとあのマホとナホを見かけてしまったんだ。 俺は迷った。 このまま何の関わりにもならないまま二人から遠ざかるか、それとも後を尾行するか。 そして俺は後者を選択した。 理由はただひとつ、俺が持っている男のたしなみアイテム(今までの戦利品)が 限界を超えていたからだ。 新たなるオカズ…いやロマンを求めて俺は二人を追うことにした。 それからは一瞬一瞬が真剣勝負だった。 野宿しているマホとナホが寝静まるまでダイビングで海中に身を潜め、 そしてこっそりと下着を拝借した。 『絶対気付かれてはいけない』という緊張感と『二人が知らない』という 背徳感に俺様も興奮しっぱなしだ。 無論たしなんだ後は元に戻しておく。 そう、盗んでしまうと二人に警戒されるかもしれないからだ、俺って頭いいぜ。 こうして俺は毎日新鮮な使用済み下着を堪能しつつ、 二人の後を付かず離れず尾行していた。 注:男のたしなみ そして翌日はトクサネに到着しようかというその日の夜。 俺はついにやってしまった。 その日もいつものように、砂浜に寝ている二人のバッグから 使用済み下着を取り出す。 『1、2…ひとり4枚、合わせて8枚か』 彼女等は必要な枚数だけしっかりと替え下着を用意していたようだ。 約四日間の旅をしてきたことがわかる。 『今日は最後だから今までの分も全部使ってやるぜ』 さすが俺様、大物ならではの発想だぜ。 『頭部、そして腕部装着完了!』 せっかくだから4枚まとめてかぶってみる。 そして両手に2枚ずつ、準備は完了だ。 その時、不意に俺の目の前に一匹のポケモンが現れた。 青と白の2色で彩られた大きなポケモンは俺を不思議そうに見ている。 『コイツは……そうだ、ラティオス!』 ゲームではいつもすぐ逃げるからイライラしてぶっ殺してた あの伝説のポケモンが目の前にいる。 俺は別の意味で興奮しちまったね。 一発勝負、手持ちで最も捕獲率が高いハイパーボールで行くしかない! 「いけ、ハイパーボール!」 「うーん…なに~」 ボールを投げようとしたジャイアンの背後から声がする。 ジャイアンが思わず振り向くと、 目を覚まして体を起こしたナホと目が合ってしまった。 注:男のたしなみ 「……」 「……」 「……よ、よう。久しぶり」 気まずい沈黙を俺が破ると、ナホは大きく息を吸い込んだ。 「いやあああああああああっっ!!」 その声に驚いてラティオスは空高く飛んでいってしまう。 俺は千載一遇のチャンスを潰したわけさ…… だが今はそれどころじゃない。 「先輩、先輩!変態が!」 「ひいっ、以前私たちを視姦していたあの子供よっ!」 マホとナホが一斉にボールを投げる。 現れた2体のトドグラーは俺様を強襲し、 のしかかられて動きが取れなくなってしまった。 「さて、この変態小僧をどうしますか?先輩」 「やっぱり警察に突き出すしかないわね」 そんな二人の相談を聞いて俺はゾッとした。 さすがに犯罪者にはなりたくない。 俺は万引きGメンに許しを請うように二人に助けを求める。 「わ、悪かったよ。取った下着買い取るからさ、へへへ」 口に出した後で気が付いたが、これは完璧に援交オヤジの発言だ。 しかし、ジャイアンの発言は二人の少女に予期せぬリアクションを取らせた。 「先輩、お金だって……」 「そ、それは魅力的な提案ね……」 チャンス、お金は効果抜群だ! すかさず二回目の攻撃をたたき込む。 「俺様を警察に突き出しても一銭も入らないぜ。いくら欲しいんだよ、言ってみな」 もう完全に現行犯の痴漢の言う台詞である。 注:男のたしなみ マホとナホはひそひそと相談を始めた。 『ふ、俺は勝算があってこの提案をしたんだぜ』 そう、毎晩バッグを漁っていたので二人の経済状況も欲しい物も把握している。 こういうプチ情報も男のたしなみをするにはスパイスになるのだ。 「じゃあ、あんたみたいな子供に出せるかわからないけど……」 「下着1枚につき1万、計8万出せるなら許してあげるわ!」 俺様は想定内の金額が来たことににやりとした。 そして彼女等に次のトラップを仕掛ける。 「わ、わかった、8万だな…俺のバッグに財布が入ってるから取ってくれ」 マホとナホは俺を警戒しながらバッグを物色する。 中から取り出した俺の財布の中身を見て、二人の顔色が変わった。 「ナホ…80万以上入ってるわ」 「先輩、こいつすごい金持ちです……」 その光景に二人の目は釘づけになっていた。 『くくく、レイカやミツグを何度も狩っていた甲斐があったぜ』 そして俺はマホとナホに最後の選択を迫る。 「買うのは8枚でいいのか?まだ買ってもいいぞ」 そして俺様と二人はビジネスパートナーになったんだ。 注:男のたしなみ それから二人は俺の後を付いてくるようになる。 そして俺は毎日新鮮な素材を調達することができるようになった。 俺という消費者とマホ&ナホという生産者の付き合い。 それはだんだんと親密になり、流星の滝に着いた頃には「タケシ」と 下の名前で呼ばれるまでになったんだ。 今は俺がたしなんでいる最中を二人が普通に見物しているくらいの 空気感になっている。 流星の滝、深部。 「ふう、ごちそうさん」 「相変わらず盛ってるねぇ、タケシ」 「タケシくさーい、あははは!」 俺はいつもの行為を終えて、ガサガサとティッシュを取り出している。 この滝でゲットしたタツベイは順調に育成され、ボーマンダにまで進化した。 これで出木杉相手でも遅れは取らないだろう。 「なあ、おまえらお菓子残ってないか」 「手洗ってきたら分けたげる」 ナホにウェットティッシュを渡され、 俺は手に持っていた使用済みティッシュを放り投げた。 「ジャイアン…なんかベタベタしてるんだけど、これ」 聞き覚えのある声が聞こえた。 その方向を向くと、頭に丸めたティッシュを乗せたスネ夫がいたんだ。 「お、おまえ何やってんだ?」 スネ夫はダイゴに呼び出されてここに来たらしい。 「確かにゲームではここにダイゴさんがいるはずなんだけど……」 「あん?俺はここで修業していたが見てないぞ」 確かにここにいたのはドラゴン使いやら金婚式の老夫婦とか、そんな奴らばかりだ。 ダイゴの姿は見ていない。 「今回の呼び出しはなんかおかしいんだよな。 朝起きたら枕元にダイゴさんからの手紙があったんだ」 あまりに不自然な状況に、スネ夫も最初は出木杉の罠ではないかと疑った。 しかし結局のところ、真偽は行ってみないとわからない。 「だからこっそり身を隠しながらダイゴさんの姿を見にきたんだけど……」 「そこで俺を見つけたってわけか」 俺はスネ夫の背中をバンバンと叩く。 「とりあえず一旦休戦だ、二人でダイゴを探してみようぜ」 そして俺とスネ夫はダイゴさんと出会い、出木杉のルネシティ襲撃計画を知った。 ダイゴさんの調査、スネ夫がブレーン達から聞いた情報、 その二つを元に対伝説ポケモン対策を練ったんだ。 スネ夫はダイゴさんにはいくつか腑に落ちない点があると言ってたが、今はそれどころじゃない。 早くしずかちゃんを助けないとな。 なんたって俺はガキ大将、子分達を助けるのは当たり前だぜ! 注釈、マホとナホ:あさせのほらあなの前にいるトレーナー ポケモンリーグ。 チャンピオンの座に座る出木杉の前にジンダイが現れる。 「ご苦労さま、ジンダイ」 出木杉のねぎらいはジンダイの行なったしずか拉致に対してである。 ジンダイは何かを言いだしそうになるが、それをかろうじて抑えている。 しずかは眠り粉によって眠らされ、別室に監禁している。 出木杉はその様子を見ながら満足気に頷いた。 『今すぐヤッてしまいたいが、それでは僕の気が済まない』 出木杉の目的はひとつ、「しずかに最大の絶望を与えた上で」服従させることだ。 その為には、しずかの目の前でのび太達を叩きのめす事が必要。 「いつもみんなで大冒険をする時は団結するんだってね。僕は呼ばれたことすらないのに」 そう、出木杉を突き動かしているもうひとつの心情は疎外感。 しずかとのび太達の間にあり、出木杉だけにはない「絆と友情」を粉々に打ち砕き、 リセットする。 それこそが出木杉の求めるエンディングなのだ。 「ドラえもんとの接触、そして僕の下僕達の敗北…… いくつか腑に落ちない点があるな」 まず最初の疑問は「もしもボックスが破壊されている」ということだ。 破壊されたにも関わらず現状が維持できているということは、 おそらく元の世界に帰ることは困難なのだろう。 「それはこっちとしても願ったり叶ったりなんだが……」 いったい誰が? 出木杉本人以外に「この世界に留まりたい」という奴がいるというのか。 『それだけの行動を起こすからには、僕を倒す自信があるということなのか』 どちらにしろ、ボックスの存在を知っている誰かの仕業には違いない。 第2の疑問は、「イズミの不可解な敗北」だ。 漂流していたイズミは、マユミによって無事助けだされた。 しかし、イズミ本人はなぜ自分が敗北したのかを全く覚えていなかったのだ。 『不意打ちで気絶させられたか、記憶をいじられているか……』 しかし誰がそれをやったのか。 イズミが覚えている時点ではしずかは逃亡し、ドラえもんは敗北している。 他の人間の行動もナギ、アスナ、ツツジ、そしてジンダイの監視により アリバイが確定しているのだ。 「あそこにいたメンバー以外にも僕に歯向かう愚か者がいるというのか」 抵抗勢力には心当たりがありすぎるが、イズミを倒せるほどの存在は記憶にない。 そして最後の疑問は、「伝説のポケモン達の不自然な敗北」である。 報告を聞いた出木杉もポケモンの技を使ってみたが、噛み付くなどの技のダメージが 明らかに変化していた。 ただならぬ事態に、出木杉はマユミに命じて事実関係を調査させている。 先程第一報が来たのだが、なんとすべての技が物理・特殊属性に分かれていたのだ。 噛み付くは悪タイプでありながら、攻撃の数値でダメージが決定しているのである。 「早急にデータを収集しないといけないな」 だが出木杉の頭には最大の疑問が残っている。 誰がこのようにデータを書き替えたのか、ということだ。 世界に干渉するような力を持つ存在といえば、ドラえもん以外には考えられない。 だがゲームを知らないドラえもんが設定したとは思えないくらいに理にかなった 設定改変である。 物理的な技と特殊的な技が見事に二分されており、一朝一夕に考えられたとは 思えないのだ。 「骨川君辺りが入れ知恵したか?」 深く考えても仕方がない。 世界の設定を変えたとしても、その土俵の上で叩きのめしてやればいいのだ。 出木杉はジンダイに下がるように命令すると、マユミの技データのチェックを始めた。 ルネシティ。 街の復興作業もそこそこに、主要メンバーがユニオンルームに集まっていた。 ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫。 フロンティアブレーンのヒース、ウコン。 そしてダイゴとマホ、ナホ。 「自己紹介も済んだことだし、とりあえず今後の事を話し合おう」 ダイゴがそう切り出し、机に紙を広げる。 それはサイユウシティとチャンピオンロードの詳しい見取り図だ。 「僕が得た情報では、デキスギはチャンピオンロードとポケモンリーグ周辺に大量の ポケモン、そしてデキスギに心酔し服従したトレーナー達を配置しているようだ」 地図にはトレーナーの巡回ポイントも示されているが、すごい人数である。 「こんな人数相手に僕らだけで勝てっこないよ!」 のび太が弱音を吐くが、皆口に出さないだけで本音はのび太の言うことを 肯定している。 「せめて四次元ポケットさえあれば……」 ドラえもんが自分の腹を見ながら落胆する。 ほとんどの道具がメンテ中とはいえ、通りぬけフープや石ころ帽子があれば 潜入はかなり楽になっていたはずだ。 しかし、のび太の部屋のスペアポケットまで何者かに盗まれており、 その希望は潰えている。 おそらく盗んだのは出木杉だろう。 しかし、あのポケットから望みの道具を出せるのはドラえもんとのび太くらいのものだ。 しかもほとんどの道具の効能を出木杉は知らない。 悪用されることはまずないだろう。 「ゴローンやゴローニャへの対抗策はすでに打ってある」 ウコンがヒースに目配せすると、ヒースは続けて話しだす。 「ダツラがキンセツでヌオーとニョロボンの大量育成を続けているのさ」 「ジンダイの情報は嘘ではなかったようじゃな。 奴は奴なりに筋を通したということか……」 対大爆発のために湿り気の特性を持つポケモンの育成を提案したのは 裏切ったジンダイなのだ。 二人のブレーンが複雑な思いで語り終えたとき、不意に立体映像が現れた。 「よう、久しぶり」 「だ、ダツラか!」 ヒースとウコンが同時に声を上げる。 ダツラは皆を見回すと、自己紹介を行なった。 「つーかそれどころじゃないんだ!足りないんだよ!」 ダツラが言わんとしていることがわからず、皆が首を傾げる。 「水の石が足りないんだ、ニョロゾをニョロボンに進化させられない……」 その言葉にダイゴが苦い顔をする。 「対岩ポケモンには水だけではなく格闘属性も重要だ、タイプ一致による攻撃力増加が ほしいところだが……」 その時、スネ夫が思い出したようにカバンをごそごそと漁りだした。 「確かここに……あったあった!」 スネ夫が取り出したのは大量の色とりどりの欠片。 「これをトレジャーハンターに渡せば進化石が手に入るよ!」 「ありがてえ!」 ダツラが拳を自らの手のひらに叩きつける。 「これで解決だな。では君たちには突入決行日までに万全の状態をしいてもらう」 ダイゴがドラえもん達の前に写真を出す。 それを見たジャイアンとスネ夫が同時に声を上げた。 「ら、ラティオス!」 「そう、無限ポケモン・ラティオスだ。こいつを君たちに捕まえてもらう」 ジャイアンが渋い顔をする。 「けどコイツは出会ったらすぐ逃げちまう……ゲットは大変だ」 「せめて僕のポケットがあったなら、桃太郎印のきび団子でなんとかなるかも しれないのに」 ドラえもんがしょんぼりとうなだれる。 「そこでボクの出番ってわけさ」 そう得意げに言ったのはスネ夫。 「技教えマニアに頼んで、ボクのクロバットにくろいまなざしを覚えさせれば 逃げることはないよ」 「では、君がラティオスを捕まえるんだ」 ダイゴはスネ夫の肩に手を乗せ、袋に入ったタイマーボールを渡す。 「了解、ボクにまかせてよ」 スネ夫の役割が決まり、ダイゴはドラえもん達にも提案する。 「さて、君らは自分の手持ちポケモンを厳選して育成するんだ」 「今のポケモン達じゃダメなの?」 のび太の問いにダイゴは淋しそうな顔で答える。 「敵は予想をはるかに超える強さを持っている。今の手持ちに愛着はあるだろうが、 万全の態勢で行ってもらいたいんだ」 ダツラが話に割り込んでくる。 「俺のポケモンコレクションを使ってタマゴを生ませれば、大抵のポケモンは 手に入るぜ」 それを聞いたスネ夫がジャイアンに話し掛ける。 「ならホウエン以外のポケモンも使えるって事だよジャイアン!」 「かなりの戦力アップになるな!」 のび太とドラえもんは二人の会話の意味がわからないが、とにかく朗報のようだ。 「わしらがスパーリングパートナーになってやる。育成も楽になるじゃろ」 ウコンとヒースも名乗り出る。 「よし、まずはここから始めるぞ。頑張ってくれよ、少年達」 「おおーーっ!」 ダイゴの激励にドラえもん達も気合いの応答で返した。 ポケモンリーグ。 出木杉の前にはひとりの少年が立っている。 その少年を見る出木杉の顔が笑みを浮かべた。 「君の目…いい具合になってるね。そう、僕と一緒の目だ」 少年は何も言わずにただ出木杉を睨み続けている。 「で、ツツジ達が不在だったとはいえ、ここまでやってきたんだ。 話くらいは聞いてあげるよ」 そう言われた少年はやっと口を開いた。 「あなたと組みたいんですが」 その突然の提案に出木杉が笑いだす。 「まさか君がそんな提案をしてくるとはね。望みはなんだい?」 少年はただひとつ、ぽつりと呟いた。 「誰の邪魔も受けずにノビタと戦いたい、それだけだ」 出木杉の目が怪しく揺らめき、値踏みするように少年を観察する。 『試練としてはちょうどいいか』 「じゃあ君にはチャンピオンロードの出口で彼らを迎え撃ってもらうよ」 少年は何も言わずに振り向くと、その場を立ち去っていった。 誰もいなくなった部屋でひとり残された出木杉。 先程のやりとりを思い返し、呟いた。 「ふふふ、せいぜい張り切ってくれよ、ミツル君」 次へ
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11ページ目 のび太「ちっ、壊れやがった」 ジャイアン「こいつ本当にのび太か?」 のび太「ジャイアンか。そうだよ僕はのび太だ」 ドラえもん「いかれてる」 のび太「とりあえず死ねや」 ドラえもん「もう躊躇いはないっ」ピカー ジャイアン「きた!スモールライト!」 のび太「ふっ、そんなこと想定済みさ」ささっ ドラえもん「鏡!?」 のび太「ジ、エンド」ピカー ドラえもん「うぎゃぁぁぁぁ」 次へ トップへ
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新ジャンル「家にドラえもんがいる」 92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 04 50.00 ID uZls8ErX0 男「えっ!あっ!その・・・。」 女(お願い、OKして。貴方がOKしてくれないと・・・ドラえもんが安心して未来に帰れない!) 男「・・・・・・」 男「ぼ・・・ボクも女さんのこと気になってました。その・・・これからよろしくお願いします!」 女「!!」 ドラ「!!」 女「ホ、ホント!?」 男「うん。いつも冷たくされてるから嫌われてるのかと思ってた・・・。」 女「ゴ、ゴメンね。」 男「でも嬉しいよ。ありがとう。」 女(や、やったー) 93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 08 49.93 ID uZls8ErX0 男「じゃあその、帰ったら電話とかするから!」 女「う、うんっ!ありがとう!」 タッタッタッタッタ・・・ 女「・・・やった・・・」ペタン 94 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 14 33.63 ID uZls8ErX0 ドラ「・・・・女ちゃん。」 女「!、ドラえもん!わ、私、ちゃんと伝えたよ!自分の言葉で・・!」 ドラ「みてたよ。・・・・ちゃんと、言えてた。」 女「ドラえもん・・・うっ、うわぁぁぁん!!コレで、ひぐっ、安心して、ぐすっ、未来に、か、帰れるよね!?」 ドラ「うん、キミはもう一人でも大丈夫だよ。よく頑張ったね。」 女「うわぁぁぁぁん!ドラえもーん!!」 ドラ「ほら、泣かないで。キミは、ぐすっ、これから、男君と、ひぐっ付き合えるんだよ?」 女「でも、ぐすっドラえもんは、帰っ、ちゃうからぁ!ど、どらえもーん!ドラえもーん!うわぁぁぁん!」 ドラ「・・・・・・。」 96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 24 47.69 ID uZls8ErX0 -家- 女「スゥ・・・。」 ドラ「泣き疲れて・・・寝ちゃったか・・・。」 ドラ「キミは本当によく頑張ったね。」 ドラ「最初の頃からは、想像もできない。」 ドラ「・・・・・・。」 ドラ「・・・それじゃあ、ボクは帰るからね。」 女「・・・ドラえもぉん・・・。」 ドラ「!」 女「・・・だぁい好き・・・。」 ドラ「・・・全くキミは・・・ぐすっ、言う相手を間違えてるよ・・。」 ドラ「キミは、実に・・・ひぐっバカだなあ・・・。」 ガラッ ドラ「・・・さよなら。女ちゃん・・・!」 97 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 28 32.82 ID 3AUqS8Ap0 女かわいい 98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 34 47.41 ID uZls8ErX0 布団「ガバッ」 女「あれ?ドラえもん?ドラえもんは!?」 女「ドラえもーん!!ドラえもーん!!」 「ドラちゃーん!、女ー!、ご飯よー!」 女「!!」 タッタッタッタッタッタ ガチャッ! 女「パパ!ママ!ドラえもん知らない?」 のび太「いや、見てないぞ。どうかしたのか?」 しずか「そんなにあわてて・・・昨日は泣きながら帰ってくるし、いったいどうしたの?」 女「そんな、ひぐっドラえもーん!!ドラえもーん!!」 99 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 39 36.69 ID uZls8ErX0 しずか「そうだったの・・・。」 のび太「・・・。なあ、ドラえもんは何か残して行かなかったか? たとえば、怪しい薬とか・・・。」 女「ううん、何も・・・。」 のび太「そうか・・・。」 女「とにかく、学校行って来る。」 101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 44 37.34 ID uZls8ErX0 男「大丈夫?元気ないよ?」 女「大丈夫だよ。平気平気。」 (私が元気出さないと、男君も未来のドラえもんも心配しちゃう・・・。) 男「そ、そう?あ、あの、映画のチケット2枚あるんだけど一緒に行かない?」 女「う、うん!」 102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 50 14.14 ID uZls8ErX0 ・・・・ 布団「バフッ」 女「男君と映画・・・楽しかった。」 女「・・・。」 女「でも、やっぱりドラえもんがいないと・・・ドラえもんがいないと・・・ぐすっ」 コンコン のび太「まだ起きてるかい?」 女「・・・うん」 のび太「ちょっと、屋根の上で話そうか。」 女「うん。」 103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 00 55 16.34 ID uZls8ErX0 女「・・・。」 のび太「・・・女。ドラえもんに会いたいかい?」 女「ッ!会いたい!」 のび太「でも、女はまたたくさんドラえもんに迷惑をかけるかもしれない。」 女「・・・・。」 のび太「それにドラえもんの未来での用事も無視することになる。」 女「・・・・。」 のび太「それでも、ドラえもんに会いたいかい?」 女「・・・・。」 104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 01 36.73 ID uZls8ErX0 女「私は・・・。」 のび太「・・・・。」 女「・・・会いたいっ!」 のび太「・・・・。」 女「コレは私のわがままだし、ドラえもんにも迷惑はいっぱいかけるかもしれない!でも、」 のび太「・・・・。」 女「私は、・・・・会いたい。」 のび太「そっか。うん。分かった。ついておいで。」 女「?」 105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 05 47.27 ID aF3uZAQoO 明日………いや今日修学旅行だっていうのに…… 続きが気になってねむれん 106 代議士 ◆aWfrM7UWWY 2009/10/13(火) 01 06 05.69 ID eZLn5eX3O 34 のび太は環境省自然保護局に勤めてた気がする。 108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 16 26.39 ID uZls8ErX0 ゴソゴソゴソ のび太「たしか・・・この辺に・・・。」 女「ねえ。どうするの?」 のび太「あった!」 女「何このクスリ・・・。」 のび太「良いから。飲んで。」 女「う、うん」 ゴクッ のび太「そしたら呪文を唱えるんだ。」 女「呪文?」 のび太「ドラえもんは帰って来ない。」 女「ちょっと何言って・・・!」 のび太「いいから。ドラえもんは、帰ってこない。」 女「ドラえもんは、か、帰って来ない・・・。」 111 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 30 34.47 ID uZls8ErX0 ピカー! 女「え!なっ何!?」 机「ガタガタガタガタガタ」 女「まさか・・・。」 ガラッ 112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 31 45.94 ID uZls8ErX0 女「まさか・・・。」 ガラッ ドラ「・・・ただいま。女ちゃん、のび太君。」 女「ど、ど、ど、ドラえもーん!!」 女「会いたかったよぉ!!会いたかったよぉ!!」 ドラ「うん。・・・僕もだよ。」 のび太「・・・お帰り。ドラえもん。」 ドラ「ただいま。またキミが僕を呼んだのかい?」 のび太「いいや、違うよ。今キミを一番必要としてるのは僕じゃなくてキミに抱きついて泣きじゃくってる僕の娘だよ。」 女「どらえもぉん!!ドラえもぉん!!」 ドラ「そっか・・・。キミか。」 113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 38 56.93 ID 3AUqS8Ap0 のびた男前だな 114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 41 57.29 ID XxE0ZROZO いいはなしだのび太もパパか 115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 48 37.34 ID uZls8ErX0 のび太「女、そのクスリの効果が効いている間は、お前の言ったことは全部あべこべになって現実になる。」 女「そうなの!?」 のび太「そうだよ。だから言動には気を付けるんだ。」 女「・・・・・。」 ドラ「女ちゃん・・・?」 女「私は男君とドラえもんの二人と結婚して一生幸せに暮らさないっ!」 ドラ「え!、ちょ・・! ピカーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! なんで僕までぇぇぇええ!?」 116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 49 51.33 ID uZls8ErX0 リーンゴーンリーンゴーン のび太「すごく・・・・複雑な気分だ・・・・。」 ドラ「僕もだよ。」 男「僕もです。」 のびドラ男「「「はぁ~。」」」 女「まあ。幸せだから良いじゃないの!!」 しずか「そうよのび太さん。」 ドラ「やれやれ。君たちは実にバカだなあ。・・・・・・・・・ふふふ」 新ジャンル「家にドラえもんがいる」 ~Fin~ 117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 01 56 22.66 ID uZls8ErX0 スレ立ててからすでに十時間 最後までお付き合いありがとうございました。 終わり方について、異論は認める。 後、修学旅行の人とかは早く寝てくださいマジお願いします 119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/13(火) 02 21 55.06 ID 6qJ/4LcEO 乙 PREV 新ジャンル「家にドラえもんがいる」01_vol01 NEXT コメント 感想・要望などご自由にどうぞ
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前へ 遊 「ここが……クロガネシティか……」 遊達はコトブキシティを出発しクロガネシティに到着していた。 のび太 「もう歩けないよ~」 のび太は既にへばっていた ドラえもん 「とりあえず、ポケモンセンターに行こうよ。」 ドラえもんはのび太を引きずりながらポケモンセンターへ向かった。 ポケモンセンターに入ると 出来杉 「やあ、君たちか」 出来杉がいた 遊 「よう」 ドラえもん 「調子はどうだい?」 出来杉 「まあまあかなここのジムリーダーも倒したよ。」 のび太 「もう!?」 いつの間にか復活していたのび太 出来杉 「新しい戦力も手に入ったし、どうだい? 僕と一勝負しないかい?」 出来杉の申し出には ドラえもん 「僕がするよ」 以外にもドラえもんが受けた。 遊 「大丈夫かよ?」 ドラえもん 「実は誰とも勝負してないんだよ…僕」 遊 「……そうか」 出来杉 「それじゃあ、回復が終わったら外に出よう」出来杉 (ドラえもんか……まあいいか、野比君とはもうしたし遊君の実力は見ておきたかったけど……) 三人は回復を済ませて、 クロガネシティの広場へ向かった。 ドラえもん 「ポケモンはお互い何匹?」 出来杉 「二匹でどうだい?」 ドラえもん 「OK!!」 二人はモンスターボールを構え ドラえもん 「いくよ!!出来杉君!!」 出来杉 「こい!!」 ドラえもん 「行け!!コリンク!!」 出来杉 「サンダース!!」 ドラえもんはコリンク、出来杉はサンダースを繰り出した。 出来杉 (あのコリンクの特性はサンダースが怯まないことからおそらく闘争心……よし!!) 出来杉 「サンダース!!目覚めるパワー!!」 サンダースからエネルギー弾がコリンクに発射される。 めざめるパワーはコリンクに直撃した。 ドラえもん 「コリンク!!」 コリンクのダメージは大きく一撃で戦闘不能になってしまった。 ドラえもん 「くそぉ!!シャワーズ!!」 ドラえもんの最後の一匹のシャワーズが姿を現した。 出来杉 (シャワーズか……サンダースの初期技の電気ショックは一発は耐えれると思うからニ発で仕留める!!) 出来杉 「サンダース!!電気ショック!!」 電撃がシャワーズを襲うが予想どおり体力は三分の一くらい残った ドラえもん 「目覚めるパワーだ!!」 出来杉 (タイプはなんだ!!) 目覚めるパワーでサンダースは一撃で体力がなくなった。 出来杉 「なるほど……急所に当たった上に弱点の地面タイプ……さすがに耐えられないか………」 ドラえもん 「さあ!!最後の一匹をだせ!!」 出来杉 「こいつは……特別なイベントで手に入れた奴でね本来手に入るはずが無いポケモンだよ」 遊 「まさか…あいつも…」 出来杉 「いけっ!!フシギダネ!!」 出来杉が出した最後の一匹は背中に大きな種がある御三家の一匹 フシギダネだった。 ドラえもん 「出来杉君も御三家を……」 出来杉 「はっぱカッターだ!!」 先ほど電気ショックのダメージもあるのでシャワーズが耐えられるわけもなかった。 出来杉 「僕の勝ちだ!!」 ドラえもん 「負けたよ……さすが出来杉君だね」 出来杉 「いや、今の君の実力ならここのジムリーダーはすぐに倒せるよ、ジム戦頑張ってね」 ドラえもん 「ありがとう……」 二人は握手をした。 出来杉 「それじゃ、僕は先に行くよ」 出来杉はクロガネシティをあとにした ドラえもん 「よ~しジム戦頑張るぞ~」 のび太 「……ねぇドラえもん」 ドラえもん 「なんだい?のび太君」 のび太 「僕は新しいポケモンを探しに行くから先にジム戦してて」 のび太は何処かに走り去った。 ドラえもん 「のび太君……どうしたんだろ」 遊 「焦ってるんだろうな、あいつだけポケモン一匹だしさっきのバトルを見て、お前と差をつけられたと思ったんだろ」 ドラえもん 「のび太君………」 遊 「まっ、あいつはあいつでどうにかするさ先にジム戦に行こうぜ」 ドラえもん 「……うん」 のび太は草むらにいた。 のび太 「僕だけポケモンは一匹だしドラえもんは出来杉といい勝負だったし、僕だけ……弱い」 のび太はブースターをボールから出して のび太 「僕はもっと強くなる!!」 現在の状況 遊 グレイシアLV15 ヒノアラシLV12 ドラえもんと共にジムへ向かっている。 のび太 ブースターLV13 現在 遊、ドラえもんと離れて新戦力を探索中 ドラえもん シャワーズLV13 コリンクLV11 遊と共にジムへ向かっている。 出来杉 サンダースLV16 フシギダネLV13 クロガネシティを出た。 他 不明 次へ