約 463 件
https://w.atwiki.jp/gamerowa/pages/190.html
神と支配者(1) ◆dGUiIvN2Nw 「霊夢。真の支配者とは何だと思う?」 「え? ……それは、どういう意味でしょう」 突然の問いかけに、霊夢は戸惑いながらも聞いた。 「ただの言葉遊びだ。お前の世界ではよくするんだろう? そういう遊びを」 「……まぁ、そうですが」 「だったら答えてみろ。いつも通りの答えでいい」 「……で、でも…もしかしたら機嫌を損ねられるかも…」 「いいから」 躊躇しながらも、霊夢は口を開いた。 「……私に、倒されるべき相手です。何にも縛られないのが、主義ですから」 「フフフ。なるほど。なかなか面白い」 「きょ、恐縮です」 慌てて頭を下げる。 サカキにまともに褒められたのは初めてのことだった。 「真の支配者とはな。一人で生きられない人間を言うんだよ」 「え? そうなのですか?」 支配者というからには、花の妖怪のような強者をイメージしていた霊夢には少し意外だった。 「一人では生きられない。だから支配する必要がある。人間というのは、いつもそうやって生きる生物なんだ。数多もの個の中から、一人突出する者こそが支配者で、全員がそれを祭り上げる。そうして世界を築き、頂点に君臨する。それこそが真の支配者だ」 「……それが、サカキ様の目指すもの、ですか?」 「そうだ。……霊夢。神は信仰がなければ死ぬと言っていたな」 信仰のない神はその力を行使できない。それはつまり、神にとっての死を意味する。 霊夢はそうサカキに話していた。 「それは支配者とて同じことだ。支配される側に、支配者だと認識されなければ、その人物は支配者足り得ない。人がいて、その力を認めさせて、初めてそいつは支配者になれる。……分かるか? この理屈」 「……ええ。おぼろげながら」 「良い支配者は、時にカリスマだけでなく理解してやることが必要なのだ。その人物がどういう人物か。どう動けば、自分の思い通りになるのか。 私はずっとお前を見ている。お前の忠誠を、信仰を、私は常に試している。よく理解しておけ。私という人間は、そういう考え方をする人間で、お前の神はそういう男だ」 「……はい。サカキ様」 ◇◇◇ 雷電が彼らに出会ったのは、アカギと共に行動すると決めて数十分程経ってからだった。 中年くらいの男と、早苗と同じくらいの歳の女性。 どちらも、雷電の同行者達とどこか似通っていた。 女性の方は早苗の様な巫女の服を着ていたし、アカギとその男とは雰囲気が何となく似ている。 そう。雰囲気が似ている。それだけで、雷電には要注意人物だ。 そしてそれは、早苗に似ている女性もそう。明らかな敵意をこちらに向けている。 「二人とも動くな。数ではこちらが勝っている。下手な行動は慎んだ方がいい。お前達は殺し合いに乗っているのか?」 ナイフを構え、できるだけ威圧的に雷電は言った。 「……脅しなど必要ない。それに二人で行動しているというだけで、殺し合いには否定的だという証明にはなるだろう?」 あくまでも冷静に、男はそう言った。 信用するべきか? いや、それはあまりに甘過ぎる。 雷電がさらに口を開こうとした時だった。 「霊夢さん!!」 早苗が突然叫んだのだ。 「無事だったのですね! よかった、心配してましたよ」 嬉しそうに早苗は言う。 霊夢という女性のことは早苗から良く聞いている。 しかし、これが本当に博麗霊夢か? 伝聞でしか知り得ないといっても、あまりに雰囲気が違い過ぎる。 「……誰?」 霊夢の言葉に、早苗は一瞬固まった。 「や、やだなぁ。忘れちゃったんですか? 早苗ですよ。東風谷早苗。ほら、妖怪の山の神社で巫女をやってる──」 「知らないわね。そもそも、妖怪の山に神社なんてない。……そんな見え透いた嘘をついて、どういうつもりかしら?」 明らかな敵意を持って霊夢は早苗を睨む。 早苗は思わず身を引いた。 「どういうことだ? 霊夢」 「どうもこうもありません。私の言った通りです。こいつは……敵です」 すっと、八卦炉を早苗に向ける。 まずい。 雷電が本能でその道具の危険性を察知する。 「早苗! 避けろ!!」 しかし早苗は動かない。いや動けない。状況の変化についていけない。 雷電が無理やり早苗をその場から離れさせようとした時、早苗の前にケーシィが現れた。 「リフレクター!」 瞬間、八卦炉が光を放った。その光の束はまっすぐ早苗へと突進し、しかしすぐに反射される。 「えっ!?」 「ちっ!」 間一髪。霊夢にそれが直撃する瞬間、サカキが彼女を抱きかかえるようにして横へ跳んだ。 土で汚れる二人。ケーシィは、その二人に向かって突進する。 「ま、待って下さい! 霊夢さんは私の──」 「待てない! 奴は問答無用で攻撃してきた。こいつらは敵だ!!」 早苗にしたように、ばくれつパンチをお見舞いしようと拳を構える。 が、アカギはそれが直撃する前にストップをかけた。 サカキが、霊夢を庇うようにして立っていたからだ。 「……どういうつもりだ」 「どういうつもり? その言葉の意味はよく理解できんが……少しくらい話をさせてくれてもいいだろう? こちらから攻撃を仕掛けたのは悪かった。その件も含めて話し合いたい。こんなところで争ってもお互いの得にはならんと思うが?」 アカギはその言葉に熟考する。 サカキの思惑を計りかねているのだ。 「アカギ。ここは彼らの話を聞こう。俺達の目的は殺し合うことじゃない。そうだろ?」 雷電にそう言われればアカギも首肯せざるを得なかった。 「霊夢。お前は見回りをしていてくれ。彼らを配下にしなければならないからな。その時間が欲しい」 「危険です! 私がサカキ様をお守りして──」 「気持ちはありがたく受け取っておく。しかし言う事を聞いてくれ。心配せずとも、ここでやられたりはしない」 霊夢はそれでも納得がいかないようだったが、渋々と同意した。何かあればすぐにでも駆けつけると言い残し、霊夢はその場から離れて行った。 「さて。どこから話すべきか……」 「まずは霊夢さんについて聞かせて下さい! どうして彼女は私を忘れているんですか!? それに、あの態度……」 早苗の知る霊夢と、今の霊夢はあまりにも違い過ぎる。彼女は他人に対して敬語など使う人間ではなかった。ましてや人を様付けで呼ぶなど有り得ない。 自分に問答無用で攻撃してきたこともそうだ。あれは、下手をすれば死んでいてもおかしくない攻撃だった。 「……彼女は、病気なんだ」 「病気? 精神病ということか?」 「おそらくな。私もそういうものに詳しい訳じゃないから素人判断になるが……かなり厄介なものだと思う。 私が初めて出会った時、既に彼女はおかしくなっていた。どうやら殺人鬼に襲われたらしい。レッドという……私の世界ではかなり有名な人間によってな」 私の世界。その言い回しに、雷電はサカキがパラレルワールドの存在に気が付いていることを知った。 「自我を……保てなかったんだろう。私を見るなり神だなんだと言って、……ずっとあの調子だ。言葉も通じるし理性もあるが、さっきみたいに私の敵だと判断した人間にはどういう対応をするかわからない。記憶障害も、おそらくは副次的な症状の一つだろう」 「そんな……」 早苗は絶句した。 ようやく出会えた仲間がこんな状態になっていたなんて。そんな思いが渦巻き、早苗は絶望に震えた。 「……彼女は、他にも人を襲ったのか?」 雷電は躊躇しながらも聞いた。早苗には辛いかもしれないが、やはり聞いておくべきことだと判断したのだ。 「いや。良識ある参加者に会ったのは君達が初めてだ。だから私も、まさかいきなり襲いかかるとは思ってなかった」 二人は思わずほっとする。 彼女が危険な状況であることには変わりないが、それでも誰かを殺したりはしていないという事実は、二人を安心させるに足る情報だった。 「……すまなかった。許してもらえるとは思わないが、どうか彼女を責めないでやってくれ。この通りだ」 そう言って、サカキは深々と頭を下げた。 「誰も責めてなんかいない。だから顔を上げてくれ」 「そうですよ! むしろ、今まで霊夢さんを守っていてくれたことを感謝したいくらいです」 頑なに頭を下げるサカキに二人は慌ててそう言った。 「……何故サカキは彼女と共に行動しているんだ?」 今まで黙っていたアカギが口を開いた。 その言葉に、サカキは心外だとでも言わんばかりに驚いた表情を向ける。 「当然、彼女を放っておくことができなかったからだ。あの状況では何をするのか分からなかったし、なにより別行動なんて取ったら彼女自身が壊れてしまう。ならば私が彼女を支え、何かあれば私が止めようと、そう思った」 その熱意ある喋り方は確かに真に迫るものがある。 ……が、 「信用できんな」 アカギはこの男の正体を知っている。 だからサカキの弁解が真実でないことは容易に理解できた。 先程の霊夢という巫女。その従順ぶりはまるでポケモンのようだったではないか。そんな彼女を、サカキがそのような考えで傍に置いているわけがない。ポケモンを道具としか思っていないこの男には。 「雷電。この男は少し危険な気がする。ここは──」 「信じよう」 雷電の意外な言葉に、アカギは驚きを隠せなかった。 「彼を信用するというのか!? いくらなんでも人が良すぎるぞ! お前はもう少し頭の働く奴だと思っていたが……」 呆れたような物言い。 しかし、雷電はその決定を変えるつもりはなかった。 「サカキは霊夢を庇った。あの行動は本物だ。サカキは、自分が怪我をすることも顧みず動いていた。本気で彼女を心配していた。……俺も、彼の気持ちが分かる」 もしも早苗が同じような状況になったら。ローズやオルガの子のこともあるが、それでも条件反射で身体が動いていただろう。 サカキがどういう人間か、雷電にはよくわからない。しかし、サカキが霊夢を想う気持ちに偽りはないと雷電は考えていた。 「サカキの彼女に対する優しさは本心からのものだ。俺はそれを信じる」 「私もサカキさんは信用できると思います。あの、改めてありがとうございます。霊夢さんを保護してくれて」 「いや、礼なんて……。君には申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ。もっと早く彼女を止めることができれば、君を怖がらせずにすんだのに」 「大丈夫です! 私は何と言っても現人神ですからね! あれくらい……全然大丈夫!!」 無理に明るく振る舞っているのは誰が見ても明らかだった。 ようやく出会った知り合いに殺されかけたのだ。何も思わないはずがない。 「……彼女は私の言う事は絶対に聞いてくれる。君達に危害を加えないことを約束させれば、おそらく安全だろう。……その、だからというわけではないのだが……」 「同行したいと言うんだろう? もちろんだ。俺も彼女の病気を治すために尽力させてくれ」 「雷電! 勝手に決めるな! こいつは危険人物なんだぞ!!」 「……アカギ。お前がそこまで言う根拠は何だ?」 アカギはそこで躊躇した。 アカギはサカキの正体を知っている。ロケット団を結成し、世界を震撼させた男。 しかし、そのことを話せば、サカキが自分のことも喋るかもしれない。ギンガ団のリーダーで、神を目指す自分のことを。 サカキが知らない可能性もある。だがその可能性に賭けるにはあまりにもリスクが高過ぎる。 図らずも、今は均衡状態を保っていた。 「ただの印象でしかないのなら、この話はここで終わりだ。それとも、俺達と別れて行動するか?」 そうまで言われたら、アカギには何も言えない。 (馬鹿共が! こんな爆弾のような女を自ら抱え込むお人好しがいるわけないだろう!) が、それは口には出さない。もはやそれを言ったところで自分の印象が悪くなるだけだ。 ここに来て、早苗相手に強行な手段を取ったツケが出てきた。雷電は元々アカギのことが気に入らなかったようだし、早苗は当然だ。 サカキに対する信頼は、そういうアカギに対する反発心も少なからず影響していた。 だからこそ、ここは何も言わずに退くのがベスト。 「アカギといったか。君が信用できないのもわかる。だが、彼女だけは何とか助けてもらえないだろうか。彼女はか弱い女の子だ。誰かが守ってやらねばならないんだ」 真実を知る人間からすればかなり頭にくる言動だが、アカギは既に冷静さを取り戻していた。 いいだろう、サカキ。お前がそういう態度でくるのならこちらも甘んじてそれに乗っかろう。 「……そうだな。すまなかった。殺し合いの場だからといって、少し神経質になりすぎていたようだ」 「いや。分かってくれればいいんだ。……じゃあ、正式に仲間となったところで」 そう言って、サカキはすっと手を差し出した。 怪訝な表情のアカギ。そんな彼に、サカキはにこりと笑った。 「握手だよ。仲直りの印だ。これからよろしく頼む、アカギ」 アカギは思い出していた。サカキはロケット団のリーダーだったが、それと同時にトキワジムのリーダーだった。 ジムリーダーというのは世間的な知名度も高い上に、その町の看板のようなものだ。当然、町の催しなどにも顔として出席することが多い。サカキにとって、表と裏の顔を使い分けるのは容易いことなのだ。 そのまったく自然な笑顔に、アカギはこの上ない強敵の証を見た。 「……そうだな。こちらこそ、よろしく」 ぎゅっと堅く握られた手。それが友好の証でないことは、何より二人が良く分かっていた。 ◇◇◇ その村は不気味な程に閑散としていた。 ホラー映画の舞台になっていたと聞かされても何の違和感もなく納得するだろうなと雷電は思った。 当然、人が住んでいる気配などない。 「ひどい場所ですね! ずっとこんなところにいたら息が詰まりそうです!」 全員の気持ちを代弁するように早苗は言った。 「幻想郷とやらも、こういう所ではないのか?」 「こんなお化け村と一緒にしないで下さい! 幻想郷はもっと活気がありますよ。ね? 霊夢さん」 霊夢はちらりと早苗を一瞥したが、すぐに黙って前を向いた。 早苗は思わず俯いた。 サカキの説得もあって、霊夢は二人に敵意を向けることはなくなったが、やはり未だに心を許してはいないようだ。 「あ、あー……、そうだ。ここから脱出できたら、その幻想郷とやらに行ってみてもいいか? 少し興味があるんだ」 雷電が場の空気を変えようと話題を変えた。 早苗はぱっと明るくなって、すぐにそれに飛びついた。 「大歓迎です! 雷電さんなら神奈子様や諏訪子様も気に入ってくれます!」 「神奈子と諏訪子。神だとか言ったな」 アカギが前を向いたまま言った。 「はい、そうです。あ、言っておきますが、私だって神様ですよ。現人神というやつです!」 自慢げに早苗はそう言った。 「信仰を命とする神。人よりも上に位置する存在でありながら、人に依存しなければ生きていけない。……フフ、幻想郷という世界は面白いな」 嘲笑するようなアカギの言葉に早苗はむっとするも、肩に置かれたサカキの手によってその気持ちは萎んでいった。 雷電は、その様子を見て少なからずサカキを見直していた。 彼はこの短時間で、早苗という女性の人格を正確に見抜いていた。彼女がどんな発言に腹をたてるのかをよく理解している。 雷電でさえ彼女の特殊な思想には未だ馴染めていないというのにだ。 「確かに幻想郷は面白い場所だな。一度でいいから神という存在に会ってみたいものだ」 「まったくその通りだな」 サカキとアカギはそう言って笑う。仲が良いのか悪いのか、傍目からはよくわからなかった。 「……あの、それで……霊夢さん。少しは思い出しました?」 「思い出すも何も、私はアンタなんか知らない。神奈子や諏訪子なんて神も聞いたことない」 つっけんどんなセリフ。 見かねて雷電が口を挟んだ。 「早苗。気持ちはわかるが、あまり無理強いはしない方がいい。こういうことはじっくり時間を掛けた方が──」 「私は記憶障害なんか起こしてない! いたって正常よ! ただ気付いただけ。サカキ様が私にとっての神だって。……サカキ様。本当なんです。信じて下さい。私は……」 「分かっている。だからそんな心配そうにしなくていい。私は霊夢を信用している」 「ディアルガによって時間軸の違う人間を殺し合いに参加させているんだろう。厳密に言うなら、ここにいる霊夢は早苗の知る霊夢ではないということだ」 それは村に向かう道中にアカギから聞いた話だった。 伝説のポケモンといわれるもので、今のところ現在の状況を説明できる唯一の存在。 時間移動と空間移動を行うディアルガとバルキアを使えば、世界創世さえ可能だとアカギは言っていた。 何故最初にそのことを言わなかったのかと雷電は詰問すると、 「ポケモンという存在を信じてもらってからでないと、話しても意味がないと考えた。下手に話しても、よりポケモンに対する理解を遠ざけ、混乱するんじゃないかと思ってな」 と、至極当然のように言っていた。 確かにその通りだし、その情報を開示するタイミングも、霊夢の状態を考えれば完璧といえるだろう。 彼女は自分が正常だと考えている。だからこそ、他者から記憶障害だと言われれば当然のように反発する。それは霊夢を刺激し、いらぬ争いを生む元になりかねない。 アカギの説明に早苗は未だ半信半疑のようだ。しかし、サカキも信じたその情報に、霊夢は一応納得している。今重要なのはその一点だ。 「だが、わざわざそんなことをする必要性が感じられないな」 「案外、今のような状況を楽しむため、という風にとれなくない」 「そうなると、主催者はかなり遊び心の持った者というわけか」 ペラペラと喋る二人。最初に会った頃の確執などなかったかのようだ。 そのころころと変わっていく話題についていけず、自然と他の三人は閉口した。 ◇◇◇ それに最初に気付いたのはサカキだった。 「何かが光っている」 村の中を歩いていると、突然サカキがそう言ったのだ。 彼の指さす方向を全員が見つめる。確かに、何かがぼんやりと光っている箇所があった。どうやら建物が光を放っているようだ。 すぐに行ってみようということになり、五人はその光が放出する場所へと向かった。 そこは神社だった。 早苗と霊夢は懐かしそうに辺りを見回し、他の三人は物珍しそうに周りを観察する。 鳥居を潜り、しばらく歩いたところにある本殿。光っていたのはそこだった。 奇妙なことに、その光は電球などによるものではない。まるで本殿が意思を持って光を放っているように、建物全体が薄ぼんやりと輝いていた。 「……私が行こう。皆はここで待っていてくれ」 そう言って、サカキが拝殿へと足をかける。 「あ! 土足で足を踏み入れるとは何事です!」 「私もお供します! 一人では危険です!」 同じ巫女でもまったく違う反応をみせる。 だがどちらかといえば早苗の方が巫女らしい。霊夢は本殿が踏み荒らされることもまったく意に介していない様子だった。 「……早苗。今はそんなこと言ってる場合じゃない。それに、こんな古ぼけた神社に神様がいるとは思えないが」 雷電の素朴な疑問に、早苗はふふんと鼻をならした。 「どれだけ社が廃れていようと、神を祭る場所には神が宿るものなのです。神棚だって、大きさは違えどその性質は神社と同等のものです。当然神様は宿ります」 「……こんな場所にも神がいるというのか?」 「正確には分霊というものですね。他の場所で祭っている神を招き寄せてその力を借りているのです。分霊しても神の力は衰えることがありませんから、実質的には本家と同じだけの神徳が得られるというわけです」 「つまり、ここに神がいるわけではないが、その力はある……と?」 「んー……、まあそういうことです!」 どこか曖昧だったが、彼女は言い切った。 「なるほど。随分と便利なものだ」 アカギにとってむしろ感心したのは、今まで馬鹿な行動しか目に映らなかった早苗が比較的まともな知識を披露していることだった。 「わかった。靴を脱ごう。これで問題ないだろ?」 サカキは素足で拝殿へと足を踏み入れる。 「霊夢。お前は皆と共に待っていろ。心配するな。おそらく誰もいないだろう」 ◇◇◇ 本殿の中を少し探索すると、サカキの目当てのものをすぐに見つけることができた。 「……ふん。案の定か」 そこにはクリスタルがあった。どういう原理かはわからないが、光を放ち、その場で浮遊している。 「二つ目。やはり何か意味があるらしいな。これには」 意味のないものが二つも用意されているとは思えない。おおかた、いくつか集めることで効果が発揮されるアイテムなのだろう。 サカキはそれを躊躇することなく手に取ると、そのままバックの中に入れた。 「……誰だ?」 それは直感だった。根拠があったわけではない。しかし、その場に誰かがいるような気配がしたのだ。 「姿を隠している者が、誰だと聞かれて正体を明かすと思うか?」 どこからともなく声が聞こえる。 いる。何者かがここにいる。姿が見えないだけだ。 支給品の効果か? いや、姿を隠さなければならないような参加者が近くにいるというのなら、既に自分の命はない。 もしや…… 「しかしそれでも明かすのが私流だ」 何もないところから男が現れた。 サカキからすれば、それは魔法のような光景だった。 「……それで? わざわざ参加者に接触した理由を聞こうか」 内心の興奮を抑え、サカキは言った。 「大した理由ではない。少し、貴様の持つそれを調べたかっただけだ。どうだね? しばらく預けてはもらえないか。ほんの十分もしない内に用事は終わる。この機会を逃せば何かと面倒なんでね」 これほど心の内の読めない男をサカキは見たことがなかった。 敢えて参加者という言い回しをしたことについても、わざと姿を現したのではないかというこちらの読みに対しても、一言の感想も言わない。 サカキは迷うことなくクリスタルを男に投げ渡した。 「良い判断だ」 にやりと男は笑い、その場に座り込むと一人作業をし始めた。 ゴーグルを装着し、奇妙な機械でクリスタルを入念に調べている。 「何も言わずに渡してくれた礼だ。聞きたいことを教えてやろう。調べている間だけだがな」 サカキに躊躇も遠慮もなかった。 「貴様達の目的は何だ?」 「私は雇われた身に過ぎん。崇高な目的とやらは、神にでも聞くんだな」 「神? この神社のか?」 「いいや。この世界の主さ」 その言葉に、サカキはますます引きこまれた。 「このクリスタルには何の意味がある」 「四つ集めたら真実を知ることができる、とだけ言っておこう。今はそれ以上の付加価値があるかもしれんがな」 「それを調べるために?」 「お前の考えている通りだよ」 これで三つの重要な話が聞けた。 敵は神で、ここは神の世界。そして、神の中にも不信得者がいるということ。 「一つ目はレッド。二つ目はアシュナードという狂王が持っている。三つ目は……未だ誰の手にも渡っていない。これも含めて計四つだな」 聞いてもいないのに男は重要な情報を喋ってくれた。どうやら自分を気に入ってくれたようだ。 好都合である。 「何故そんな重要な情報を参加者である私に教える」 「雇い主は公平な闘争をお望みだ。一方の力が強ければ、もう一方を強くする。色々と予期せぬ事態が続いたのでな。情報がとあるチームに流れ過ぎた」 「……公平な闘争を私が助長すれば、こちらに得はあるか?」 初めて、男は黙った。 「私を雇え。使えるぞ。私は」 ふっと男は笑う。 「その自信といい、遠慮のなさといい、なかなか気に入った。だが、私の一存では決められん」 男の目的が闘争にあるというのなら、ここは事実がどうであろうと雇うと言うべきところだ。それだけのことを考える頭をこの男は確実に持っている。 これは男にとっての信用の証。そうサカキは捉えた。 「貴様の部下になることも、私は一切異論ない。どのような任務が下されようと、私なら応えられる」 「任務は何者かが下すものではない。時代が、世界が全てを決めるのだ。誰もが流動する相対敵と戦っている」 「貴様にとって今の敵が、ここにいる参加者というわけか?」 「現段階で、我々の目的はほぼ達成している。それでも尚このゲームを続けるのは、色々と思惑が錯綜した結果だといっていいだろう。要するに──」 突然、男の言葉が止まった。 「なんだ? 何か見つけたのか?」 「……クックック。これはこれは。雇い主には……やはり報告するべき問題だな」 男は機械やゴーグルをしまうと、クリスタルをサカキに手渡した。 「非常に助かった。おかげでいらぬ手間を取らずに済んだ。改めて礼を言おう」 「礼などいらん。私のことを、その神とやらに言い含めてくれたらそれでいい。少し色をつけてもらうと個人的には嬉しい限りだがね」 「優勝者を決める必要性はない。我々はただ殺し合わせたいだけなのだ。できるだけ醜く、できるだけ無様に。その過程で人が死ぬのなら好都合。とまあ、そう考えている。 ……とりあえず、お前に教えられるのはこれくらいだ。これらの情報を知り、どう動くかはお前次第。お前にとっての相対敵が何者なのか。次に会う時までにその答えを用意すると言うのなら、雇い主には私が進言してやろう」 男は携帯のような小さな端末を投げ渡した。 「雇い主からの情報提供だ。せいぜい賢く使え。あくまで生き残るためにな」 端末を操作すると、現段階で生きている参加者が表示された。さらにそのプロフィール。各参加者の最新のスタンス。様々な有益な情報がこの端末には詰まっていた。 「……その助言は貴様の意思か?」 「言っただろう。私はお前を気に入ったとな。下手なことをして死なれれば、……まぁ寝覚めくらいは悪くなる。快適な睡眠は健康維持に必須だろう? 私もこれで、けっこう歳なのだよ」 数秒間、互いに見つめ合う。それは腹の探るための僅かな時間といってもよかった。 「了解した。お前の求めるものと相容れるかどうかは知らんが、その答えは用意しておこう」 「雇い主の機嫌次第では、早い段階からお前を引き入れることを了承するかもしれん。せいぜい精進するがいい」 男はそれだけ言い残すと、再び何事もなかったかのように消えてしまった。 今度は気配も掴めない。完全にこの場からいなくなったようだ。 「……けっきょく、何が目的なのかは読み切れなかったか」 わざわざ隠さなければならないほど、雇い主の目的は秘密裏に行うべきものなのか。それとも…… 「っと。さすがに時間を食い過ぎたな。そろそろ戻るか」 一応、今の同行者達のプロフィールを確認し、サカキはその端末をしまった。 「どうだった? 随分と時間が掛かったようだが」 何食わぬ顔で帰って来たサカキに、アカギが言った。 「何も問題はない。探索に時間が掛かっただけだ。まさかただの結晶体があっただけだとは思わなかったのでな」 そう言って、クリスタルを取り出して見せる。 「これが光っていただけだ。大したことではない」 「何だこれは?」 「さあな。我々の走光性を利用して、バトルロイヤルでもさせたかったんじゃないか?」 「ふん。私達は虫だというわけか」 「少なくとも主催者側から見れば」 「……それ、持っていくのか?」 雷電の問いに、サカキは頷いた。 「何が必要になるかわからんからな。まぁ、最低でも懐中電灯の代わりにはなるだろう」 けっきょくサカキは、予期せぬ来訪者のことは誰にも言わずじまいだった。 神と支配者(2)へ
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/8453.html
Vocaloid 初音ミク Music Words ナユタン星人 Illustration ナユタン星人 Movie ナユタン星人 Translation 风音Staky 在卫星之中 快要破灭的 一点光芒 在银河中彷徨 燃烧的光也好 投下的影也好 全都不存在 也一点都不想要 被遗忘的星球上 没有黎明的夏日 对着拒绝了你伸出的手的我 “你的颜色,非常美丽哦” 这样说着 你露出笑容 这双手 触动你的心弦 同时也伴随着隐隐的疼痛 明明不该怀抱希望 明明总有一天会迎来终结 可我看到了你散发的光芒 知晓了你甜蜜的温度 为了不让泪水溢出 为了不要崩溃 确认了你的身影 光芒射入 印刻出影子 这份疼痛的理由 明明全都已知晓 你的手 透过我在另一边也能看见 那里既没有温度也没有疼痛 如果会失去的话 最开始就不需要好了 即便如此还是怀抱着希望 永别了 遥不可及的你啊 出生在不同星球的我们 就连夺走光明的残滓 如今也无比珍爱 被你染上的绯红也好 开始剥落的回忆也好 已经消失的温度也好 触碰到你的那个夏天也好 这份痛苦都是唯一的证据啊
https://w.atwiki.jp/3take_jicho/pages/147.html
【グリーン】 青と黄色の二次色。平和、落ち着いたイメージ。 戦隊ものだと要らない子。 いわゆる4組。 風景画を描くときに必須。 絵の具メーカーの儲けどころ。だから、やたらと種類が多い。 ビリジャン一本で十分。大抵は、青と黄色を混ぜて代用する。 ゴッホなんかは、パレットに緑がなかったそうだ。 種類 ・ビリジャン ・フタロシアニングリーン ・パーマネントグリーン ・カドミウムグリーン ・クロムグリーン ・コバルトグリーン ・パーマネントイエロー ・サップグリーン ・オリーブグリーン ・テールベルト ・オキサイドオブクロミウム ビリジャン 純粋な美しい緑色。透明。着色力中。耐光性大。乾燥性早。 主成分水和酸化クロム。無毒。混色制限なし。 大抵はhueを使う。hueはフタロシアニングリーン。hueの方が派手である。 風景画を描くときに使いすぎると絵が「ビリジャン」になるので、要注意。 派手な緑が欲しいときに使う。一本600円。 何回言ったらビジリアンじゃないってわかるんですか! お年寄りは、ヴィリディアンとよぶ。 フタロシアニングリーン 透き通った純粋の美しい緑。透明。着色力強。耐光性中。乾燥性遅。 主成分フタロシアニン。無毒。混色制限なし。 単独では、オリエンタルグリーン、シアニングリーンで売られている。(400円) ビリジャンhue(300円)はこれを薄めたもの。本物よりも彩度が高く、強力な色である。 風景画に使うのではなく、混色に使った方が賢明である。 パーマネントグリーン 黄みのある緑。不透明。着色力中。耐光性中。乾燥性普通。 ペール、ライトからディープまである。ペール、ライトに行くほど黄みを増し、ディープに行くほど、青みを増す。なお、クサカベとホルベインだとペールとライトが逆である。 ディープは青+黄色、ペール、ライトは緑+黄色の混合物であることが多い。いずれも無毒。混色制限なし。 風景画に使うというよりも、静物画の青りんごに使う機会の方が多いかも。 自分で作れる色であるため、あまり必要性は感じられない。一本300円。 カドミウムグリーン 黄みのある緑。不透明。着色力強。耐光性大。乾燥性早。 ビリジャンとカドミウムイエローの混合物。有害。垂れ流し禁止。混色制限S。 パーマネントグリーンのように、混合比率による色調がある。 パーマネントグリーンとほとんど同じ。耐光性に優れるだけ。一本1500円。 クロムグリーン 黄みのある緑。不透明。着色力強。耐光性小。乾燥性早。 プルシャンブルーとクロムイエローの混合物。有害。垂れ流し禁止。混色制限P。 パーマネントグリーンのように、混合比率による色調がある。 クロムイエローを使っているので、黒変する。黒む緑。 そのため、廃色気味で、今はマツダのみから出ている。一本300円。 エメラルドグリーン 青みのある緑。不透明。着色力中。耐光性中。乾燥性遅。(hueのデータ) 主成分酢酸亜ヒ酸銅。猛毒。垂れ流し禁止。混色制限なし。 今では、全てhueに替わっている。砒素を含み、猛毒であるためである。 hueは緑+黄+白の混合物。こちらは、無毒。混色制限なし。一本300円。 ビリジャンが登場する前はよく使われていたらしいが、最近はあまり使われていない。 白が混ざっているため、使いこなすのは難しいかも。先生が使っていた。 コバルトグリーン 青みのある緑。不透明。着色力弱。耐光性大。乾燥性遅。 主成分酸化コバルト+酸化亜鉛。有害。混色制限なし。 ディープとペールがある。どちらも一本2000円。 ディープはビリジャンに似ているが、ビリジャンよりも穏やかな緑色。 ペールはターコイズブルーに似た色。ペールは濁っている感じがする。 サップグリーン 茶色がかった緑。透明。着色力中。耐光性中。乾燥性普通。 緑+茶または緑+赤の混合物。無毒。混色制限なし。 実際の木のような色をしている。落ち着いた色。混色で簡単に作れる。一本300円。 オリーブグリーン 茶色のような緑。透明。着色力中。耐光性中。乾燥性普通。 主成分銅錯塩。または、緑+茶の混合物。いずれも無毒。混色制限なし。 色としては、オリーブの実の熟した色。一本500円。 風景画のときに、木の陰を描くときに適する。 透明性を生かしてグレーズに使うのもあり。 テールベルト 茶色の緑。透明。着色力弱。耐光性大。乾燥性遅。 主成分天然緑土。無毒。混色制限なし。 古代より使われてきた。彩度が低いので、穏やかな緑としては最適。一本400円。 オキサイドオブクロミウム 鈍い緑。不透明。着色力中。耐光性大。乾燥性遅。 主成分酸化クロム。無毒。混色制限なし。 下描きくらいしか使い道はないだろう。一本300円。 編集者:Casablanku、Ruinee
https://w.atwiki.jp/3take_jicho/pages/131.html
【イエロー】 黄色絵の具。三原色の一つで重要な色。明るい、光のイメージ。 戦隊ものでいえばデブキャラ。 いわゆる6組。 色名の後に、~ディープ、~ミドル、~ライト、~ペール、~レモンと付くことがよくあるが、~ディープに行くほど赤みを増し、~レモンに行くほど青みを増す。 種類 ・パーマネントイエロー ・カドミウムイエロー ・カドモポンイエロー ・イエローオーカ ・オーレオリン ・ニッケルイエロー ・クロムイエロー 美術部で使うのは、パーマネントイエロー、イエローオーカの二種が主である。 案外消費が早いので注意。 パーマネントイエロー 普通の黄色。半透明~透明。着色力中。耐光性中。乾燥性普通。 主成分はアゾ系合成顔料。無毒。混色制限なし。 あまり特徴がないのが残念だが、安い(300円程度)ので財布にはやさしい。 カドミウムイエロー 赤みを帯びた黄色。不透明。着色力強。耐光性大。乾燥性遅。 主成分は硫化カドミウム。有害。垂れ流し禁止。混色制限S。 隠蔽力は強い。かなり強い黄色なので、いろいろ役に立つ。 アイボリーブラックと混ぜると渋い緑が作れる。 一本1500円。レモンからオレンジまでの色調が売られている。 カドモポンイエロー カドミウムイエローの代替品。不透明。着色力強。耐光性中。乾燥性普通。 主成分は硫化カドミウムに硫酸バリウムを添加。有害。垂れ流し禁止。混色制限S。 合成中に硫酸バリウムを添加。その分発色が悪い。色調はレモンからやや濃い黄色まで。 安いカドミウムイエローは大体これ。 カドミウムかカドモポンか見分けるには、カラーチャートの後ろの使用顔料のところに、PY37とあれば、本物、PY35とあればこれ。 イエローオーカ 茶色がかった黄色。不透明。着色力中。耐光性大。乾燥性早。 主成分は天然黄土。土だから安定。無毒。混色制限なし キャンバスの下塗りに使う以外用途がないような気がする。 しかし、人物画を描くときには必要になる。 一本300円くらい。 オーレオリン オーレリオンじゃなくて、オーレオリン。 透き通った黄金色。透明。着色力弱。耐光性大。乾燥性普通。 主成分は亜硝酸コバルトカリ錯化合物。有害。混色制限なし。 薄塗りしたときの色は鮮やか。グレーズに使うと美しい。色名はラテン語で黄金。 ホワイトにこれをグレーズすると、金属が表現できる。 値段は一本2000円。 ニッケルイエロー 青がかったレモン色。不透明。着色力強。耐光性大。乾燥性普通。 主成分は酸化チタンにニッケルにアンチモン塩。無毒。混色制限なし。 安定した色。酸、アルカリ、熱などにも強い。 寒色よりなので、使いすぎると、絵が寒くなる。 セルリアンブルーとの混色で若葉のような美しい緑に。 使っている人はあまりみない。一本600円。 クロムイエロー 赤みのある黄色。不透明。着色力中。耐光性小。乾燥性普通。 主成分は、クロム酸鉛。有害。垂れ流し禁止。混色制限P。 その名のとおり、黒む黄色。光や硫黄ですぐ黒変する。 ゴッホが愛用。彼の黄色が独特なのは、クロムイエローが黒変したことによる。 耐光性が弱いので、現在ではマツダからしか出ていない。一本400円。 編集者:Casablanku、Ruinee
https://w.atwiki.jp/3take_jicho/pages/141.html
【Hue】 ヒュー。色合い。色調というのが本来の意味。 元の絵具は高価だったり、毒性があったりするので、代わりに安い無毒の顔料で元の色に似せたもの。 かつてはTINT、チント。 大抵は元の色に比べて耐光性が劣るが、中には耐光性が向上したのもある。 「こっち、ヒューだよっ!!」 関連【色】 よくあるもの ◎:耐光性向上 コバルトブルーヒュー セルリアンブルーヒュー ◎マンガニーズブルーヒュー ◎エメラルドグリーンヒュー ビリジャンヒュー ◎クロムグリーンヒュー ◎バーミリオンヒュー ◎クロムイエローヒュー コバルトバイオレットヒュー 編集者:Casablanku
https://w.atwiki.jp/3take_jicho/pages/145.html
【ブルー】 絵の具の色。赤や黄色と並んで三原色。憂鬱なイメージ。 戦闘ものだといつもニヒルな男前。 いわゆる3組。 空を描くときによく使う。黄色と混ぜて緑を作ることもある。 種類 ・ウルトラマリン ・コバルトブルー ・セルリアンブルー ・マンガニーズブルー ・ターコイズブルー ・フタロシアニンブルー ・プルシャンブルー ・インディゴ ウルトラマリン 群青色。赤味を含んだ青。透明。着色力中。耐光性中。乾燥性遅。 主成分:群青。無毒。混色制限S。 安い(300円)のに、とても美しい色。紫のようにも使える。 白を少しだけ混ぜると、さらに青く見える。 アリザリンクリムゾンやローズマダーと混ぜると美しい紫に。 逆に赤味があるので、黄色と混ぜても渋い緑にしかならない。 透明性を生かして、グレーズにもつかえる。 コバルトブルー 純粋な美しい青。半透明。着色力弱。耐光性大。乾燥性普通。 主成分;アルミン酸コバルト。有害。混色制限なし。 値段は六号一本1500円。 とても美しい青。白と混ぜると澄んだ空の色になる。 hue(300円)もあるが、これは大抵ウルトラマリン+フタロシアニン+白の混合物で、赤みがかっている。やはり使うなら、本物のコバルトブルーが欲しい。 なければ、ウルトラマリン+微量のホワイト。 セルリアンブルー 緑みのある青。不透明。着色力中。耐光性大。乾燥性普通。 主成分:錫酸コバルト。有害。混色制限なし。 値段は六号一本2000円。 緑がかったレモンイエローと混ぜると、若葉のような美しい緑が作れる。 白と混ぜると空の色ができる。コバルトブルーのときよりも実際の空に近い色である。 hue(300円)は、プルシャンブルー+フタロシアニン+白の混合物で汚い色。 マンガニーズブルー シアンに近い青色。透明。着色力弱。耐光性中。乾燥性普通。 主成分:マンガン酸バリウム-硫酸バリウム。有害。混色制限なし。 今はもうhueしかない。本物は廃色。色が弱いらしい。 hueはフタロシアニン+白の混合物。これも使い道がないような気がする。 ターコイズブルー 緑がかった青。不透明。着色力中。耐光性大。乾燥性普通。 主成分:クロム酸コバルト。有害。混色制限なし。 トルコ石のような色。案外濁った感じがする。 混合物のタイプもあり、これは青+緑+白。 自分でも作れる色なので、必要性はほとんどない。 フタロシアニンブルー 緑みのある青。透明~不透明。着色力強。耐光性中。乾燥性普通。 主成分:フタロシアニン。無毒。混色制限なし。 hueの原料として使われている。 単独ではオリエンタルブルー、シアニンブルーの名前で売られている。一本400円。 セルリアンブルーを濃くしたような青色。 セルリアンブルーと同じように使える。セルリアンブルーのhueよりも澄んでいるので、セルリアンブルーが使えないときは、セルリアンブルーのhueではなく、こちらを使うとよい。 着色力は普通だと思って使ってみたら、プルシャンブルーよりも強い色だった。 プルシャンブルー 黒みのある青。透明。着色力強。耐光性中。乾燥性早。 主成分;ヘキサシアノ鉄Ⅱ酸カリウム。無毒。混色制限F。 着色力が異常に強い。なので、少しでも他の色と混ざると、あっという間に青くしてしまう。 他の色を食い倒す狼色なので、混色に慣れないうちに使うのはやめた方がよい。 そうでないと、絵の具が知らないうちに食いつぶされてしまう。 しかし、狼とは反面に、少しのプルシャンブルーを白で薄めると、きれいな空色ができる。 乾燥が早い。塗れば一日で乾く。 かなり暗い色なので、黒の代わりに使うこともできる。ただし、混ぜすぎに注意。 多用すると、絵が暗く冷たくなるので注意。 インディゴ もはや黒な青。半透明。着色力強。耐光性中。乾燥性早。 主成分:合成藍。無毒。混色制限なし。 ルシャンブルー以上に色が強い。 もはや、青みがかった黒なので、青としてではなく、黒として使った方がいい。 編集者:Casablanku
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/5719.html
作詞:ぺぺろんP 作曲:ぺぺろんP 編曲:ぺぺろんP 歌:GUMI・鏡音リン 翻译:Hasuki 若是追求細碎的光便會使之離開 蒙蔽了誰的心的Music 僅僅拾起破碎的旋律 迷惑那幼小的同情心 我們討厭的流行樂句 無論何時都能埋葬痛苦的Fantasy 就算裝飾了綺麗也註定要失去 便將這首歌變成明日的祈禱吧 無論怎樣的希望都將要沉默 如果失去了就再也無法取回 在搖曳著的溫暖之中 我們尋找到了什麽呢? 那便是 這ReFraction 既然在波浪中一切都能變形 就在寂靜中悄悄地安穩流動 流動至我最最重要的早晨去 一個人懼怕的其實不是孤獨 而是仍在尋找的雜亂的Sympath 若是將感情抹殺而溫柔道來 只有這才是我本來的真面目 若是放走光明而潛入海裡去 瞭解了封閉起來的鬱結之心 在接二連三刺來的冰冷之中 我們又拋棄了什麽呢 那便是 這ReFraction 既然在黑暗中一切都能消失 就在寂靜中悄悄地建造一道 堅強的彩虹吧 一定可以的 這ReFraction 既然在波浪中一切都能變形 就在寂靜中悄悄地安穩流動 那便是 這ReFraction 既然在黑暗中一切都能消失 就在寂靜中悄悄地前往我那 顫抖卻堅強的我最重要的夢
https://w.atwiki.jp/3take_jicho/pages/140.html
【レッド】 青や黄色と並んで三原色。生命、戦闘なイメージ。 戦隊ものだといつもリーダー。 いわゆる7組。 中ニ病の人が大好きな色。黒も同様である。「緋色の云々」「紅き云々」 混色に良く使う。 赤絵の具はどれも乾燥が遅い。 種類 ・バーミリオン ・カドミウムレッド ・ブライトレッド ・アリザリンクリムソン・ローズマダー系 ・キナクリドンレッド バーミリオン 色はそのまま朱色。黄味を含んだ赤。不透明。着色力中。耐光性小。乾燥性遅。 主成分:硫化水銀。加熱すると毒ガスが出る。有害。加熱、垂れ流し禁止。混色制限S。 古代より辰砂として絵画に使われてきた。主に人物画として使われた。 値段が絵の具の中でNo.1。普通のサイズでも一本3000円www 高いのに、光に当たると黒くなってしまう。辰砂が使われている絵を見ればよく分る。 hueの方が耐光性がいいし、値段も10分の1である。 ヨーロッパ品のバーミリオンは最近DPP(ジケト―ピロロ―ピロール)レッドが入っている。略してピロロバーミリオン。かわいらしい名前である。Anekとかwww これは、耐光性が抜群にいい。無毒。混色制限なし。 カドミウムレッド 赤な赤。黄味あり。日の丸のような色。不透明。着色力強。耐光性大。乾燥性遅。 カドミウムイエローにセレンを加えて作る。セレンが多いほど赤になる。 主成分:セレン-硫化カドミウム。手に付いただけで有害。垂れ流し禁止。混色制限S。 どげとげしい名前である。匂いがヤバイ。 値段は普通のサイズで一本1500円。でもマイメリだと300円。(?) オレンジからマールンまでの色調が売られている。 バーミリオンの代わりになる。使いやすい赤。着色力が強いのに注意。 ブライトレッド カドミウムレッドとほぼ同じ赤色。黄味あり。不透明。着色力中。耐光性大。乾燥性遅。 ブライトレッドといっても使われている顔料は様々。全て、無毒。混色制限なし。 主に、ナフトールレッド、モノアゾレッド、ぺリレンレッドがある。 最初の二つは一本300円程度だが、ぺリレンいりは1000円くらい。 どれも、似たような性質で大差はない。ただ、モノアゾ系のものは耐光性に欠ける。 バーミリオンが高い、カドミウムもまだ高い、そんなときに使う。 アリザリンクリムソン・ローズマダー系 青みを帯びた赤。透明。着色力中。耐光性中。乾燥性遅。 主成分:アリザリンレーキ。無毒。混色制限なし。 英ウィンザーニュートン社から天然のマダーを使用した、ローズマダージュネインが一本5000円で売られている。上品な色。英国気分を味わいたいときはどうぞ。 普通のものは300円程度。とても濃いものから、淡いピンクのようなものまである。 ピンクや紫を作りたいときに使うときれいに作れる。紫は+ウルトラマリン、ピンクは+白。 透明度が高いので、グレーズ用法に良く使われる。 濃さの順番:アリザリンクリムソン=クリムソンレーキ>ローズマダー>ピンクマダー キナクリドンレッド 青みを帯びた赤。透明。着色力中。耐光性大。乾燥性普通。 主成分:キナクリドンレッド。無毒。混色制限なし。 ローズマダーとほとんど同じ色。一本1,000円くらい。 編集者:Casablanku
https://w.atwiki.jp/3take_jicho/pages/150.html
【バイオレット】 紫色。赤と青の二次色。高貴、はかない、神秘的なイメージ。 戦隊ものだと、敵の女幹部。 いわゆる1組。 アリザリンクリムソンとウルトラマリンを混ぜれば作れる。 しかし、鮮やかな紫が欲しいときには、やはり、紫絵の具が必要。 紫絵の具は高価なものが多い。コバルトバイオレットとかwww 不思議なことに、白を加えるだけで、灰色に見える。 逆に、不純物が混ざると、すぐ紫ではなくなってしまうということ。 種類 ・コバルトバイオレット ・ウルトラマリンバイオレット ・ジオキサジンバイオレット ・キナクリドンバイオレット ・ミネラルバイオレット ・マルスバイオレット コバルトバイオレット 澄んだ美しい紫色。半透明。着色力弱。耐光性大。乾燥性普通。 主成分①:リン酸コバルトまたはリン酸コバルト-リチウム。有害。混色制限Y。 主成分②:ヒ酸コバルト。砒素を含み猛毒。垂れ流し禁止。混色制限Y。 最近はどれも①のものである。毒性はそんなに強くない。 ホルベインのコバルトバイオレットライトは②で、こちらは砒素を含み猛毒。要注意。 青みのあるものから、ローズ調のものまで売られている。 値段がバーミリオンと並んで絵の具の中でNo.1。普通のサイズでも一本3000円www 高いのに着色力は弱く、すぐ他の色に食われる。高い絵の具はみんな割に合わない。 しかもバーミリオンと違って、hue(赤+青+白の混合物。400円)は耐光性が最悪なうえ、色も汚い。 着色力が弱いから、混色で使わず、そのままピンポイントで使った方が効果的。 じゃないと、あっという間に3000円の絵の具を使い切ってしまうことになる。 混色するなら赤や青など紫に近い色と混ぜるとよい。離れた色だとすぐ灰色になる。 マイメリのhueはジオキサジンバイオレット+キナクリドンバイオレットの混合物。一本300円。 こちらは、色がきれいで、本物の色調をよく再現できている。オススメ。 ウルトラマリンバイオレット 青みのある紫。透明。着色力中。耐光性中。乾燥性遅。 主成分:紫群青。無毒。混色制限S。 赤みの強いウルトラマリン。ウルトラマリンのようにも使える。 透明なので、グレーズに適する。 マツダから出ている。一本400円。マツダスーパーだとミネラルバイオレットで出ている。 ジオキサジンバイオレット 青みを帯びた紫。半透明。着色力中。耐光性普通。乾燥性普通。 主成分:ジオキサジン。無毒。混色制限なし。 マイメリからパーマネントバイオレットブルウォッシュで出ている。一本300円。 安いし、色もきれいで着色力もあるので、コバルトバイオレットの代わりにできる。 キナクリドンバイオレット 赤みを帯びた紫。透明。着色力中。耐光性大。乾燥性普通。 主成分キナクリドンバイオレット。無毒。混色制限なし。 紫というより、マゼンタ。彩度が高いので、花を描くときに便利。 ホルベインはローズバイオレットトランスペアレントで出している。一本400円。 ミネラルバイオレット 少し濁った紫。不透明。着色力中。耐光性大。乾燥性普通。 主成分:リン酸マンガンアンモニウム。無毒。混色制限なし。 着色力はあるので、混色に使うことができる。しかし、あまりきれいではない。一本600円。 マルスバイオレット 汚い紫。不透明。着色力強。耐光性大。乾燥性普通。 主成分:酸化鉄紫。無毒。混色制限F。 紫というか茶色に近い。色がとても強い。 色が汚いので、下描きくらいしか使い道がない。一本300円。 編集者:Casablanku
https://w.atwiki.jp/nikuq-niuniu/pages/2067.html
新たな武器の創造を 依頼主 :アルダシール(アジス・ラー X7-Y11) 受注条件:レベル60~ 概要 :アルダシールは、さっそく研究を進めたいようだ。 アルダシール 「武器に「人造精霊」を込めた「アニマウェポン」・・・・・・。 そのためには、身体となる武器と、 そもそもの「人造精霊」が必要です。 武器の方は、ゲロルトさんに制作をお願いするとして・・・・・・。 「人造精霊」については、魂が霧散しないよう、 武器へ込める直前に創りださなければなりません。 「人造精霊」の誕生に必要な素材のうち、 核となるソウルストーンは、故郷から持ってきたものがあります。 これを武器に合うように、俺が調整しておきましょう。 問題は、もうひとつの素材である「エーテル結晶」・・・・・・ このエオルゼアには、各所にクリスタルがあるようですが、 並みのものではだめなのです。 「人造精霊」を創るには、 星極性と霊極性の力を帯びた高純度の結晶・・・・・・すなわち、 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」が必要となります。 ただ、ラザハンに居た頃は、ある商人から調達していたもので、 エオルゼアでは、どこで手に入るか俺にはさっぱり・・・・・・ ロウェナさんなら、何か心当たりがあるかもしれませんね。 すみませんが、Nikuqさん。 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」を、 手に入れてきてもらえないでしょうか? その間、俺はソウルストーンを調整して、 ゲロルトさんと「アニマウェポン」を準備しておきます! どうか、よろしくお願いします!」 レヴナンツトールのロウェナと話す ロウェナ 「あら、英雄様じゃない。 今日はどんな面白い取引をしてくれるのかしら? ・・・・・・「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」ですって? そうね、宝石職人の「シンドニー」であれば、 何か知っているかもしれない。 彼女は、単なる「宝石職人」ではないのよ。 絶妙なバランスで、エーテルから美しい結晶を創りだす・・・・・・ ある意味「宝石魔道士」とも呼べるような人なの。 特に「光り輝くもの」に目がない変わり者でもあるけれど・・・・・・ 「光」の戦士であるあんたなら、大丈夫そうね。 シンドニーなら今頃、 この記念会館のテラス席でお茶をしているはず。 会いに行ってみなさいな。」 シンドニーと話す シンドニー 「あら、もしかして、あなたは「光」の戦士さまでは? フフフ、光り物好きの私の目は、ごまかせませんわよ。 それで・・・・・・輝ける英雄さまが、何の用かしら? 星極性と霊極性の力を強く帯びた、「エーテル結晶」・・・・・・。 ・・・・・・もう少し、詳しく話を聞かせてくださらない? 「人造精霊」・・・・・・ずいぶんと面白い研究をしているのね。 美しい輝きを求めて、クリスタルの創造に命を賭けてきた、 私の技術であれば、確かに「エーテル結晶」も創れるでしょう。 ただ、「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」の輝きは、 数ある高純度クリスタルの中でも特に大きく、 星々の煌めきにも例えられるほど・・・・・・。 そんなクリスタルを創りだすには、当然のことだけれど、 材料となるための膨大な、しかも特別なエーテルが必要なの。 死の果てに散った命のエーテルが、付近のクリスタルに宿り、 偶然にも生じると言われる美しく輝く結晶・・・・・・ その名を「発光性クリスタル」。 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」を創るには、 「発光性クリスタル」に宿った、 6つの属性のエーテルを用いるほかないわ。 さて、あなたに集めることができるかしら・・・・・・? ・・・・・・そうか、もうひとつだけ、方法があったわね。 でもこれは、「発光性クリスタル」よりも、さらに希少なもの・・・・・・。 あなたはご存知かしら? 高純度の魂を込めた輝きを放つ武器・・・・・・ 「ゾディアックウェポン・ゼータ」と呼ばれる存在を。 かつて伝説の英雄が使ったと言われるこの武器を、 現在に蘇らせた英雄と研究者がいると噂に聞いたの。 その武器は、血を吐くような努力と、戦いの賜物だとも・・・・・・。 もしも・・・・・・・・・・・・。 もしも、あなたがそれを持っていて、 私に任せてくれるというのなら・・・・・・。 その核にある莫大なエネルギーのエーテルを抽出し、 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」を、 必ずや、創りだしてみせましょう。 ・・・・・・「光の戦士」さまをお手伝いできるのは、とても光栄なこと。 でも、それには材料が必要よ。 どちらの方法を選ぶかは、最高の輝きを放つあなた次第・・・・・・。 私はここで、あなたをお待ちしているわ。」 シンドニー 「光こそがすべて・・・・・・。 輝くことができないものは、必要ないわ。 ・・・・・・そうやって教えられてきたもの。」 (どうする?) (ゾディアックウェポン・ゼータの取引) シンドニー 「やはり、あなたが噂に聞いた英雄・・・・・・。 「ゾディアックウェポン・ゼータ」の所持者だったのね。 ・・・・・・こんな大切なものを、私に任せてくれてありがとう。 あなた自身の魂の結晶とも言えるこの武器を使って、 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」を、 必ずや、創りだして見せるわ。 ただし、材料に用いた「ゾディアックウェポン・ゼータ」は、 二度とあなたの手元には戻ってこない、それだけは理解して・・・・・・ それに、「片手剣」と「盾」は両方そろっていないと駄目よ。」 (未所持の場合) シンドニー 「あら・・・・・・「ゾディアックウェポン・ゼータ」なんて、 持っていないじゃない。 フフフ、私の目はごまかせませんわよ。」 シンドニー 「すばらしい、なんて美しい輝き・・・・・・! 物質に過ぎない武器に、これほどの純度のエーテルが宿るなんて、 ・・・・・・きっと血のにじむような努力をしたのね? 「ゾディアックウェポン・ゼータ」、確かに受け取ったわ。 私が磨いてきた最高の技術で期待に応えるわよ! ・・・・・・か、完成よ! 生まれ変わった、新たな「エーテル結晶」・・・・・・ 「光の戦士」さま、どうか受け取ってちょうだい!」 (発光性クリスタルの取引) シンドニー 「美しく輝くクリスタルである「発光性クリスタル」たちを用いて、 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」を創るのね? 「星極のクリスタル」「霊極のクリスタル」で、 必要な「発光性クリスタル」は異なるわ。 フフフ・・・・・・どちらを必要なのかしら?」 (「発光性クリスタル」について) シンドニー 「「発光性クリスタル」というのは、 死の果てに散った命のエーテルが付近のクリスタルに宿り、 偶然にも生じると言われる美しく輝く小結晶・・・・・・。 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」を創るには、 その「発光性クリスタル」に宿った、 6つの属性のエーテルを用いるほかないわ。 「星極のクリスタル」なら、発光性ファイアクリスタル、 発光性ウィンドクリスタル、発光性ライトニングクリスタル。 この3種類を3個ずつ、持ってきてくださるかしら。 「霊極のクリスタル」なら、発光性アイスクリスタル、 発光性アースクリスタル、発光性ウォータークリスタル・・・・・・ この3種類が3個ずつあれば、創ってさし上げましょう。」 ポート・ヘリックスのアルダシールに星極のクリスタルと霊極のクリスタルを渡す アルダシール 「おかえりなさい、Nikuqさん。 「星極のクリスタル」と「霊極のクリスタル」を、 手に入れることはできましたか?」 (星極のクリスタルと霊極のクリスタルを渡す) アルダシール 「たしかに・・・・・・ありがとうございます。 こちらも核となるソウルストーンの準備が整いました。 さっそく、エーテルを注ぎ込み「人造精霊」を創造しましょう! そして、誕生した「人造精霊」を、 ゲロルトさんが造った身体・・・・・・すなわち、武器に組み込みます。 いよいよ、「アニマウェポン」の誕生です! よ、よし、ソウルストーンに命が宿った・・・・・・! ゲロルトさん! 魂が霧散しないうちに、これを武器に!」 ゲロルト 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・。 で、できたぞ、命を宿した武器の完成だ! それが、「人造精霊」を宿した「アニマウェポン」・・・・・・! 「アルク・ミュジカル・アニマ」だ! ・・・・・・だが、そいつは決して完成形じゃねェ。 いわば、生まれたての赤ん坊に過ぎねぇってこった。 武器を使い熟して、「人造精霊」を身体に馴染ませなきゃな。 いいか、こっからはテメェにしかできねぇ仕事だ。 「アニマウェポン」とともに、数々の戦いを乗り越えてこい! さぁ行け! 今すぐ行け! とっとと行け!」 アルダシール 「・・・・・・って、なんでゲロルトさんが話を仕切っているんですか! これは、俺の研究なんですからね・・・・・・! ともかく、Nikuqさん。 次の工程に進む準備ができたら、俺に声をかけてください! 「英雄の軌跡」を辿りましょう!」 星極のクリスタル:強い星極性の力を帯びたエーテル結晶 霊極のクリスタル:強い霊極性の力を帯びたエーテル結晶