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注意 虐待はありません。タイトル通り! なのにゆっくりは苦しむ。不思議! 俺設定の嵐。ゆっくり我慢してね!!! 元虐待お兄さんの暇つぶし やあ、僕は元虐待お兄さん。 元が付いているのは、もう虐待をやめてしまったからさ。 理由は…なんでだろうね? 人の目が気になったからなのかもしれない。 命を奪うのが怖くなったからかもしれない。 楽しくなくなったからかもしれない。 他の虐待お兄さんを見て、ちょっと引いてしまったからかもしれない。 虐待しすぎて、ゆっくりに愛着が湧いてしまったからかもしれない。 そのすべてかもしれないし、どれでもないかもしれない。 唯一つ確かなことは、今の僕にゆっくりを虐待したいという意欲がないということだ。 虐待をやめてから時間を持て余すようになった僕は、時々、近所の河川敷でゆっくりの観察を行っている。 ゆっくりなんかを見ていて何がおもしろいのか、と思う人もいるかもしれないが、これがなかなかおもしろい。 泣き声や仕草が不快だと言う人は耐えられないかもしれないが、この河川敷のゆっくりの多くは優良な個体であるため、イライラさせられることが滅多にないのである。 勿論、その理由はある。 簡潔に言えば、河川敷は家族連れ多いから、である。 具体的に言うと、ゲスゆっくりはピクニックに来ていた家族連れの弁当を狙い、保健所へ直行することになるからだ。 対する、善良なゆっくりや身の程を知る利口なゆっくりは、人に迷惑をかけないように行動するため、保健所生きを間逃れるのである。 人間側からしてみても、折角遊びに着たのにそれをゆっくりごときに邪魔されては堪らないので、意図的にゆっくりを避けて行動する。 そのため、ますますゲス以外のゆっくりが生き残ることになるのである。 果てさて、理由はどうあれ休日の真昼間から河川敷にやって来た僕。 今日僕が観察するのは、川の側で日向ぼっこをしている、成体一匹に赤ゆ五匹のゆっくり一家だ。 この家族の珍しいところは、赤ゆに連れ添っている成体ゆっくりが、まりさであるということである。 通常、ゆっくりの狩は今の時間帯のような日の高い時に行われる。 ということは、この時間帯に赤ん坊の面倒を見ているこのまりさは、珍しいことに一家の大黒柱ではないということである。 無論、母親役のゆっくりが何らかの理由でいなくなってしまったため、代わりに父親が面倒を見ることは、よくある。 しかし、そのような場合でも、狩を行う時間帯は変わらないため、眼前の光景の様に子供と戯れている余裕は無い。 すなわち、僕の見つけたこのまりさは、お母さんであるということである。 「「「「「ゆっゆっゆ~~~」」」」」 さらに驚きなのは、赤ゆっくりがれいむ三匹とまりさ二匹であるということ。 そう、この家族の父親はれいむなのだ。 一般的なゆっくりとは逆の夫婦関係を持つこの一家。 このことから、この家族の両親ゆっくり二匹が優秀なゆっくりであることが分かる。 なぜならば、ゲスなまりさほど父親になりたがり、無能なれいむほど母親になりたがるからである。 まりさは、ゲスになるほど自分を偉大だと思い込み、束縛を受けるにんっしんっを嫌う。 れいむは、無能になるほど働く気力をなくし、楽して養ってもらえる駄目妻になりたがる。 勿論、すべての父まりさと母れいむが駄目であるということではない。 しかしその逆、ゲスな母まりさと無能な父れいむということは成り立たないのである。 まあ、そんなことはどうでも良くて、僕はまりさ一家の観察を続ける。 「す~り、す~り」 「「「しゅ~り、しゅ~り」」」 「ゆっ!、まりしゃもしゅ~り、しゅ~りしちゃいよ!!!」 「このおはなしゃん、しゅごくゆっきゅりしちぇるよ!!!」 「ゆふふふ、ほら、まりさもす~り、す~り」 「ゆ~ん、しゅ~り、しゅ~り」 「「れいみゅもしゅ~り、しゅ~りしゅるよ!しゅ~り、しゅ~り」」 「む~しゃ、む~しゃ、ちあわちぇー!!!」 「ゆ?、れいみゅおねーちゃんにゃにたべちぇるの?」 「おはなしゃんだよ!!!みつさんがいっぱいでとっちぇもあみゃいよ!!!」 「「「「あみゃあみゃしゃん!?!?!?」」」」 「「れいみゅもたべりゅー!!!」」 「「まりしゃもー!!!」」 「うん、いっしょにたびぇよ!!!」 「「「「「む~しゃ、む~しゃ、ちあわちぇー!!!」」」」」 「ゆふふふ、おちびちゃんたち、たべすぎたらだめだよ」 「「「どうちて~?」」」 「「れいみゅおなかいっぱいたべちゃいよ!!!」」 「おなかいっぱいになったら、おとーさんのあつめたばんごはんがたべれなくなっちゃうでしょ」 「「「「「ゆっ!、ゆっきゅりわかっちゃよ!!!」」」」」 終始こんな感じだ。 声がでかいものだから、そこそこ離れた場所にいる僕にも声が聞こえてくる。 虐待お兄さんがいたら速攻で餡の海が形成されそうではある。 まあ、人目が多いこんなところへ来ている虐待お兄さんなんて滅多にいないのだけど。 しかし、どうにも、まあ、日差しが、ね、心地よくて… はい、寝てしまいました。 気が付けば二時間も時間が跳んでいました。 例のまりさ一家はまだいるのだろうかと思って目線をやると、一塊になって眠っている。 どうやら、彼女達も昼寝の時間だったらしい。 などと思っていると、急に空が翳る。 見上げれば、分厚くて、壮大な黒雲。 にわか雨がやって来た。 慌てて傘を取り出し準備は万端。 観察を続けていると、降り出した雨が親まりさの頬を叩きだす。 「ゆ…う?」 冷たい粒に起こされて、ゆっくりと目を開けるまりさ。 途端に目に飛び込んでくる雨、雨、雨。 「ゆううううううううう!!!」 悲痛な叫びが、辺り一面に響き渡る。 「ゆう…おきゃーしゃんどおしちゃの?」 「「ちゅべちゃい!!!」」 「ゆっ!、あめしゃんだよ!!!」 「きょのままだちょゆっきゅりできにゃいよ!!!」 まりさの悲鳴に飛び起きた子供達も、目の前に振りそそぐ水滴の群れに慌てふためく。 「みんな!!!ゆっくりしないでおうちにかえるよ!!!」 「「「「「ゆっくりわかっちゃよ!!!」」」」」 母まりさの一喝一つ、それだけで子供達は落ち着きを取り戻し、安全地帯へ駆けていく。 「ゆっくり!ゆっくり!」 「「「「「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」」」」」 彼女達の向かう先に目線を向ければ、ビニールシートのかけられた大きな段ボール箱が転がっている。 おそらく、これが彼女達のお家なのだろう。 「ゆっくり!ゆっくり!」 「「「「「ゆっ…きゅり!ゆっ…きゅり!」」」」」 ここからでは良く分からないが、跳ね具合を見る限り、どうやら赤ゆっくり達は限界が近いようだ。 とはいえ、このペースなら何とか大事に至る前にお家に到着するだろう。 観察している側としてみれば、それでは面白みが無くつまらないのだが…あ、赤まりさの帽子が脱げた。 慌てて帽子を拾おうとするが、雨で緩んだ身体では上手く帽子を拾えない。 拾えた時には、まりさは十分に動くことができなくなっていた。 更に不幸なことにこのまりさ、一家の一番後ろを走っていたため、誰にもこの事態を気付いていないのだ。 「ゆっくりただいま!!!」 「「「「ゆっ…きゅりついちゃよ!!!」」」」 その間に、先を行っていた家族達はお家に辿り着いている。 「おちびちゃんたち!!!おかあさんがぺーろ、ぺーろするからゆっくりあつまってね!!!」 「「「「ゆっ…きゅりわかっ…ちゃよ!!!」」」」 早速、子供達の身体に付着した水滴を取り除く母まりさ。 それと同時に、ぺーろ、ぺーろ、による刺激が赤ゆ達に尿意を催させ、水分の排泄を促す。 もっとも、その姿自体は僕からは見えないのだが。 「しーしーすりゅよ!!!」 「「れいみゅも!!!」」 「まりしゃも!!!」 声がしたかと思うと、入り口とは反対側のダンボールが持ち上がる。 どうやら彼女達一家はそこをトイレとして使っているらしい。 お家の外なのに擬似的に屋根があるという、なかなかに立派なトイレだ。 「「「「ゆ~~~、しゅっきりー!!!」」」」 長い緩やかな声の後に聞こえたすっきりー。 どうやら過分な水分は殆ど排出できたようだ、吸収したばかりだというのに、この短時間で。 流石ゆっくり、滅茶苦茶単純な構造だ。 「これぢぇゆっくりでき…ゆっ!!!」 しかしその時、一匹の赤ゆっくりが悲鳴を上げた。 「どぼじでぼでーぢゃんがおじょどにいどぅのおおおおおお!!!」 どうやら、帽子を落としたまりさに気付いたようだ。 途端に騒がしくなるお家の中。 「ばでぃざああああああ!!!」 「ぼねーぢゃーーーん!!!」 「おぎゃーしゃん、ばやくいもうぢょをだずげであげちぇね!!!」 「「ゆわーん、ゆわーん」」 子供達に言われるまでも無く、母まりさはお家を跳び出す。 雨は既に小振りとなり、後数秒もあれば止んでしまうであろう。 言い換えれば、例の赤まりさは雨の降り注ぐ間をすべてお家の外で過ごしていたことになる。 「おじびぢゃん!、ゆっぐでぃじでね!!!」 「ゆっ…」 涙声の母まりさの帽子のつばが、赤まりさを雨から隠す。 赤まりさは、まだ息があった。 息こそあるが、明らかに手遅れであった。 「「おでーぢゃーん!!!」」 「「ばでぃさあああ!!!」」 他の赤ゆ達も死の淵にあるまりさの元へ駆け寄る。 その頃には、雨は上がっていた。 「じっかりじてね!!!」 「「ゆっぎゅりじようよ!!!」」 「「あめしゃんはもうやんだからもうだいじょうぶぢゃよ!!!」」 必死に励ます親子五匹。 それしか、できることがないのだ。 「ゆっ…ゆっ…」 「ゆっくりしていってね!!!、ゆっくりしていってね!!!、ゆっくりしていってね!!!」 「「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!、ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!、ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」」」」 「ゆっ…ゆっ…ゆう…ゆっく…」 「おかーさんだよおおお!、ゆっくりしようよおおお!」 「ゆう…ゆう…おきゃあしゃ…」 「ゆっくりしていってね!!!、ゆっくりしていってね!!!、ゆっくりしていってね!!!」 「「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!、ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!、ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」」」」 「…ゆっく……もっちょ…ゆっきゅり…しちゃ……かっ………ちゃ……よ………」 「ゆっくりしていってね!!!、ゆっく…でぃ…ゆっく……おじびぢゃーーーん!!!」 「「ぼねーぢゃーーーん!!!」」 「「ばでぃざあああ!!!」」 遂に訪れた別れの時。 家族の死に涙する親子。 その姿に、僕は笑みを堪え切れない。 そうだ。 僕はこれを求めているのだ。 虐待を行う前から、虐待を行っていた時にも、虐待をやめた今でも、僕はこれを求めているのだ。 誰も悪くない。 ただ脆弱であるが故に訪れる不幸。 それを、恨むでもなく、責めるでもなく、ただ悲しむ純粋な心。 虐待されたゆっくりでは見られない。 ゲスなゆっくりにも見られない。 純粋な不幸を嘆く姿。 ああ、この姿を見るたびに思う。 僕はゆっくりを好きなのだと。 好きで好きで堪らなく、その悲痛な泣き声を聞きたいのだと。 ゆっくりを苦しめたいんじゃない。 苦しめられているゆっくりを見たいんじゃない。 苦しんでいるゆっくりを見たいのだと。 平穏(ゆっくり)を望む、脆弱で、温かな心を持った生物が、どうしようもない、誰も悪くない、純粋な不幸に晒され、苦しみ、悲しみ、嘆き、それでも、永遠に得ることのできない平穏を求め続けるその姿勢。 そんな素敵なものを見せてくれるゆっくりが、僕は大好きなのだ。 素敵なものも見れたし、今日はもう帰るとしよう。 今度は、どのゆっくりが僕に素晴らしい悲しみの表情を見せてくれるのだろうか。 その時を、ゆっくり待つことにしよう。 一週間後、同じ場所を訪れると、子ゆっくり四匹と戯れる成体まりさがいた。 子れいむ三匹に子まりさ一匹、例の親子のようだ。 雨が降ったことで若干心配していたが、まりさが子守をしているということは、どうやら父れいむも無事だったらしい。 「ゆゆゆ~」 「「「「ゆゆゆ~」」」」 音程の狂った歌が聞こえる。 今日の降水確率はゼロパーセント。 雨の不幸は、本日はお休みのようだ。 しかし、それ以外にも多くの不幸がゆっくりを待ち受けている。 野球のボールが飛んでくるかもしれない。 どこかの犬のおもちゃにされるかもしれない。 他にも、色々、それこそ数え切れないほどにその理由はある。 その時まで、つかの間の平穏を、ゆっくりしていってね!!! このSSに感想をつける
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『しゅっさん祝い』 6KB いじめ 野良ゆ 赤ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。 「かわいいれいむが、いまらかしゅっさんするよ!だからおいわいをちょうだいね!!」 公園で昼食をとっていると、足元に汚い塊が現れた。 薄汚れている割にはムッチリと太った体系をしたゆっくりが、何故か得意そうにニヤつきながら私を見上げている。 「あんた野良ゆっくりでしょ?番はどうしたの?それに何で私がお祝いしないといけないの?」 「つがい?れいむはしんぐるまざーだよ!だーりんのまりさは、じぶんのむのうさをなげいて、おたべなさいをしたんだよ! ね?れいむは、とってもかわいそうなゆっくりでしょ?だから、せかいのみんなで、いたわらないといけないんだよ!!」 野良れいむは独自の理論をにやけ顔で私に語る。 どの辺が可哀想なのかも解らないが、何故世界中で面倒を見なくてはならないのかも解らない。 どうしてゆっくりという奴は、無駄に自信満々なのだろうか? そんな事を考えていると、野良れいむが私に向かって底部を見せる様に仰け反った。 「おしゃべりは、ここまでだよ!かわいいれむが、しゅっさんするよ!おちびちゃんを、しっかりうけとめてね!それがおわったら、おいわいをちょうだいね!!」 野良れいむが偉そうにそう言うと、底部がミチミチと音を立てて開き始める。 広がっていくその穴からは、キラキラと目を輝かせた赤ゆっくりが顔を見せた。 「ゆゆ!かわいーれーみゅが、ゆっくちうまれりゅよ!せかいのみんにゃで、おいわいしちぇね!」 生まれながらに親と同じ思考回路なのか、得意げに眉を吊り上げて宣言する赤れいむ。 私は少し腹が立ったので、弁当の割り箸についている爪楊枝を取り出して赤れいむを突付いた。 「ゆっぴゃ!いっちゃい!いっちゃい!やめちぇよぉぉぉぉ!どーしちぇ、れーみゅをいじめりゅのぉぉぉ?!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 爪楊枝で突付くたびに大声を張り上げて、涙をこぼす赤れいむ。 私は突付くのを一旦止めると、赤れいむの目の前で爪楊枝を構える。 「ほら、このまま生まれるとこれに刺さるわよ?あんた達が生まれたって、誰も祝福なんてしないわよ?!だからさっさと生まれて死になさい!」 「ゆっびゃぁぁぁぁぁ!どーしちぇぇぇぇぇ?!れーみゅ、うまれちゃくないぃぃぃ!みんにゃでおいわいしちぇよぉぉぉ!ゆえぇぇぇぇぇん!!」 このまま生まれると爪楊枝に刺さる事が解ったのか、赤れいむは急に身を捩って暴れ出した。 「ゆっごぉぉぉ?!ゆぶるぅぅぅぅ!おなかがいだいぃぃぃぃ!おとびちゃぁぁぁん!なにじでるのぉぉぉ?!さっさとゆっくりうまれてねぇぇぇぇ!!」 流石に母体にも負担が掛かるのか、野良れいむは両目を見開いて涙と変な汗をダラダラと流し始める。 苦しそうに歯を食いしばりながら、揉み上げをワサワサと激しく動かすその姿は気持ち悪いの一言に尽きる。 「ぶっぎゅぉぉぉぉ?!やべでぇぇぇぇぇ!れーみゅ、うまれりゅぅぅぅぅぅ!!ちくちくいやぁぁぁぁぁぁ!!」 どうやっているのかは解らないが、赤れいむも両目を見開いて歯を食いしばりながら、必死に外に出ないように堪えている様だ。 そこで私はある事が気になった。 これだけ力を入れているこの状態で、爪楊枝で突付いたらどうなるのだろうと。 思いついたら即実行。 力んでいる赤れいむの口の下辺りを爪楊枝で突付いてみた。 「ゆっぴぃぃぃぃ!いっちゃいぃぃぃぃ!れーみゅのばーじん、まむまむしゃんがぁぁぁぁ!ゆびぇぇぇぇぇぇん!ひどいよぉぉぉぉ!!」 ブルブルと震えながら悔しそうに涙を流す赤れいむ。 私は赤れいむに突き刺した爪楊枝を引き抜いた。 「ぶしゅるるるぅぅぅぅ?!ぶびゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 力んでいたところに親れいむのまむ圧も加わったせいか、赤れいむはまむまむから勢い良く餡子を噴出させた。 奇声を上げてどんどん萎んでいく赤れいむは、干し柿のような姿になるとポロリと親れいむから生れ落ちた。 「ぶびゃ…び…びび…ゆっくぢ…じだが…ぶ………」 赤れいむは、産声の変わりにお別れの言葉を呟いて、動かなくなった。 ゆっくりのくせに一度もゆっくりする事も出来ず、赤れいむは死んだ。 「ぶひぃぃ!やっどうまれ…ゆっぎぃぃぃ!まだだ!まだうばれるぅぅぅぅぅ!」 そんな事とは知らない親れいむは、出産が終わり安堵の表情を浮かべるが、休む間もなく再び産気づく。 広がったままのまむまむから、新たな弾が装填されるかの様に顔を見せる赤ゆっくり。 「きゃわいーまりちゃが、ゆっくちうまれりゅよ!みんなで、おいわいしゅるのじぇ!!」 姉と同じ台詞を吐いて、得意そうに目を輝かせる赤まりさ。 私は二発目が発射される前に親れいむを動かした。 角度、方位、風向きを計算して狙いをつけて親れいむを固定する。 親れいむは出産に気が向いているため、私が動かしている事に一切気がついてない様子。 そして秒読み開始だ。 5、4、3… 「かわいーまりちゃが、おしょらをとんでりゅぅぅぅ!うまれちゃのじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ベチャ!ポトッ! 勢い良く生まれ出た赤まりさは放物線を描いて飛んでいくと、ゴミ箱の中に消えていった。 汚らしい音を立ててゴミ箱の中にぶつかったので、様子を見に行ってみた。 ゴミ箱の中には、片目が飛び出して餡を吐いている赤まりさが、ガタガタと震えて涙を流していた。 「がびゃ…びゃ…ここ…どきょ…どぼじ…いだ…い…ゆ…っぢ…」 「ここはゴミ箱よ。生まれてすぐにゴミ箱行きなんて、流石ゴミ饅頭ね。あんた達なんか生まれても、祝ってくれないのよ」 「しょ…しょん…な………まり…ちゃ…ごみじゃ………ゆ…ぢ…じだが…び…」 私の言葉を聞いた赤まりさは、力なく目の前のゴミを見つめるとそのまま動かなくなった。 私は赤まりさが死んだのを見届けると、息を切らせている親れいむの元に戻った。 「ゆひー…ゆひー…じぬかとおもっだよ………さあ、おちびちゃん、ゆっくりして………ゆおぉぉぉぉ?!おとびちゃん?!どこいったのぉぉぉぉ?!」 「何処見てるのよ?ほら、あんたの後ろよ。そこに汚いのがあるでしょ?」 「ゆうぅぅぅ?!なにいってるのぉぉぉぉ?!おちびちゃんは、きたなくな………ゆっがぁぁぁぁぁ?!なにごれぇぇぇぇぇ!!」 親れいむは私が指差した方を向くと、唾を撒き散らしながら大声を上げた。 萎れてはいるが、リボンで我が子を判別できたのだろう。 親れいむは揉み上げをワサワサと動かして、変わり果てた姿の我が子を見て涙を流した。 「死んでるわよそれ。残念ね、これで出産祝いは無しね」 「ゆっがぁぁぁぁぁぁん!おちびちゃんが、しんでるぅぅぅぅ!!ゆおぉぉぉぉ!どぼじでぇぇぇぇぇ!!」 私は号泣する親れいむを放置して、職場に戻ろうと歩き始めた。 「ま、まっでぇぇぇぇ!!でいぶがかわいそうでしょぉぉぉぉ?!かわいそうだとおもっだら、おみまいをちょうだいねぇぇぇぇ!!」 なるほど、そう来たか。 何処までも厚かましいゆっくりだ。 私は萎れた赤れいむの残骸をゴミ箱に捨ててから、親れいむを持ち上げた。 「ゆわぁぁぁぁ!おそらをとんでるうぅぅぅ!!わかったよ!かわいそうなれいむを、かいゆっくりにしてくれるんだね!さすが、くそどれいはよくわかってるよぉぉぉ!!」 私はそんな親れいむを、思いっきり空に放り投げた。 高く中に舞い上がった親れいむは、そのままゴミ箱の中に落下していった。 「ゆわぁぁぁぁぁ!おそらをとんでるみたぁぁぁぁぁぁ 『グチャ!!』 ぶびゃ?!」 着地の衝撃であんよが潰れ、片目が行き追い良く飛び出した親れいむは、ガタガタと震えて呻き声を上げている。 昼休みの一時を楽しませてもらったお礼に、形を残しておいたままゴミに出してあげた。 この公園に来ると、毎日違うアホなゆっくりとの出会いがあるから面白い。 完 徒然あき 挿絵:車田あき
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『南の島のまりさたち』『南の島の生命賛歌』の続編です。 読みにくいところが多いと思いますが、ゆっくりしていただければうれしく思います。 独自設定多めです。ご注意ください。 南の島のまりさ3 『南の島の葬送行進曲』 目の前に目が爛々と輝く化け物がいる。 化け物の輝く目は成体れいむの少し上あたりにあった。 化け物はその口に父まりさをくわえている。 化け物はただひたすら、その場で歯を食いしばるようにまりさに噛み付いていた。 一撃で中枢餡を貫かれたのであろう、最初のうちこそ、ゆ、ゆ、と痙攣していた父まりさはすぐ に動かなくなった。恐怖で動けない、父まりさの家族を尻目に、化け物は悠然と歩み去っていっ た。化けものがいたところには、父まりさの餡子がわずかに落ちているだけだった。 「ま、ま、ばでぃざああああ!ゆっぐちがえっでぎでええええ!」 「「ゆええええん!!ぴゃぴゃああああ!!!」」 母れいむと赤ゆたちの絶叫が海岸に響きわたる。 そのときだった。 「んごおおおおおおぉぉ!」 先程の化け物の鳴き声だろうか、不気味な鳴き声がアダン林の方から響いてきた。 「んごおおおおおおおお!!」 別方向からも同様の鳴き声が響いてきた。 「んごおおお!!」 それに答えるように先程の化け物らしき声が響く。 「何してるの!ゆっくりしないで巣に入ってね!ぴかぴかだよ!!」 やっと我に返った老ありすが叫ぶと、外に出ていたゆっくりたちは一斉に巣の中に入っていった。 ぴかぴか同士の鳴き声の応酬はそれからしばらく続いた後にぱったりと途絶えた。 翌朝、いつまでも泣いていた母れいむは気がついた。 ご飯さんを採ってきてくれるゆっくりがいないことに。 子れいむにご飯を取ってきてくれるよう促したが、 「はああ?ばばあはなに言ってるの!?親は子を養うのは当たり前でしょおおおお!!さっさと ごはんさん採りに行ってね!甘えたこと言ってる場合じゃないんだよおおおお!ばかなの!?」 子まりさはこの子れいむと同じくらいのサイズの頃には、既に父まりさと一緒に狩りや漁に出か けては家族のためにゆっくりできるごはんさんを持ってきてくれたものだった。ふと、どこで何 をしているか分からない我が子の身を案じ、涙がこぼれてしまった。 「みゃみゃなんで泣いているの?」 「わらってー!みゃみゃ、わらってよー!」 「みゃみゃがかなしいとまりさもかなしくなるよ!ゆええええん!」 赤ゆたちが母れいむを気づかう。昨日まで四匹いた赤ゆは、一匹がぴかぴかの恐怖のあまり一晩 中しーしーして永遠にゆっくりしてしまい、三匹になっていた。 「なに泣いているの!?泣きたいのはこっちだよ!もういいよ!れいむはえらいんだよ!みんな がきゃわいいれいむを大事にしたがるんだよ!こんなきちゃない家でていくよ!ばばあとうるち ゃいがきどもはゆっくりちんでね!ばーかばーか!」 「おねーちゃん!なんじぇそんにゃこちょゆーの!もんきゅゆーなら、おねーちゃんがごはんさ んとっちぇくればいいじゃない!!」 涙目の赤まりさが母れいむをかばう。 「はあああああ!?なんじぇれいむがそんなごとしなくじゃいげないのおおおお!?なめたくち きかないでねええ!このきんぱつのこぞぉっ!!じぶんじゃなにもできないくせにいいいい!!」 子れいむは増長していた。りーだーである若ぱちゅりーが子れいむを嫌いながらも丁重に扱った のは、親の父れいむに小さい頃から世話になっていたからだった。そして、その他のゆっくりが 子れいむを大切に扱ったのは、子れいむが若ぱちゅりーも一目置く側近に見えたからだった。 虎の衣を借る狐は、虎がいなくなっていることにまるで気づいていなかったのである。 若ぱちゅりーは子れいむに会おうともしなかった。 「むきゅ!ぱちぇは忙しいの!れいむなんかと会ってるひまはないわ!帰ってちょうだい!」 若ぱちゅりーにところに居候させてもらおうとした、子れいむは、あっという間に叩き出された。 「ゆぎいいいいい!なにするのぱちゅりー!!れいむにごちそうしなざいよおおおおお!!」 「れいむのおとうさんもおねえさんもすてきなゆっくりだったわ。おかあさんもよ!この一族の 面汚し!あなたはおとうさんまりさに泣いて謝るべきなのよ!」 「ゆがあああああ!!!ゆぎいいいいい!!!ゆっぐりでぎないばじぇはじねえええええ!!」 かつてない罵倒を受け、もともとぷっつんしやすかったれいむはぱちぇの巣の前で大声で喚き、 暴れまわった。その後、子れいむが何を言っても若ぱちゅりーは取り合おうとはしなかった。 「じね!じね!じねえええ!!ぐぞばじゅりいいい!!でいぶのいだいざをおぼいじれええ!」 それでも諦めずに騒ぎ続ける子れいむのほほに冷たい、ゆっくりできないなにかが触れた。それ はするどく磨かれた釘だった。 「少し黙りなさい。このてーへんれいむ…それ以上騒ぐと、二度とゆっくりできない体にしてあ げるわ…とってもとかいはだと思わない?」 老ありすだった。 「ひ、ひ、ひぎいいいい…」 子れいむは老ありすの迫力に情けなくもしーしーをもらし、何も言えなかった。 老ありすはしーしーがあんよにかからないよう、子れいむを突き飛ばす。 「どうしてもごはんさんがないなら、群れの備蓄から少しだけ分けてあげるわ。ゆっくりその 汚いしーしーをなめとったら、ゆっくり受け取りにきなさい。てーへんれいむ。」 「ゆぎっ…ゆぎっ…れいむはてーへんじゃない…ゆぐっ」 「早くしーしーなめて、汚いわ。れいむのおかーさんは狩りに出かけたわよ。れいむは何をして るの?てーへんじゃないなら、くずね。」 老ありすは完全に軽蔑した視線で子れいむを射ると巣に戻っていった。 その後、子れいむはかつて自分を歓待してくれた巣に自分を居候させるよう命令してまわった。 ある程度、ご飯を分けてくれる家族あったが、父まりさが死んだ今、子れいむを歓待するゆっく りは皆無だった。 「ぱぱはなにしてるの…おねーちゃんはなにしてるの?…れいむがおなかすいてるんだよ…何と かしてよ…ばか…ばか…みんなちね…」 子れいむを守り、助けてくれる存在は、もう誰もいなかった。 老ありすが若ぱちゅりーと開発したお帽子は、海岸近くで入手しやすく、肉厚の葉を持つ低木常 緑樹である、モンパノキの葉を幾重にも重ね、つるで結びつけたものである。丈夫で、乾燥して もそう簡単には壊れない代物であった。これを頭に被り、葉の何枚かを髪やリボン、カチューシ ャなどに差し込むことで、帽子を固定することができる。 「ゆ!ゆ!おとうさんが永遠にゆっくりしちゃったから、れいむがごはんさん探すよ!おちびち ゃんたち、ゆっくり待っててね!」 母れいむは必死になって食べられる葉を集める。しかし、父まりさが持ってくるのはいつも葉っ ぱの部分だけだったので、一体どの木、草花の葉が食べられるのかさっぱり分からなかった。 今まで食べていた葉を必死に思い出し、一枚、また一枚と葉や花を集めていく。 「ゆ!おいしそうなカニさんだよ!そろーりそろーり…」 しかし、カニは母れいむに気づくと素早く岩陰にもぐりこんでしまった。道具を持たないれいむ では、こうなるともう手が出せない。 「ゆううう…カニさんは一向に捕まらないし…ゆゆ!貝さんはゆっくりできそうだよ。」 母れいむが見つけたのは潮間帯の岩に張り付くイガイの仲間だった。ムール貝の仲間である。 「ゆんしょ!…ゆんしょ!…だめだよ、全然ゆっくりできないよ。」 二枚貝は足を持っている。活きのいいアサリなどから、よく薄い色合いのシートのようなものが てくるが、アレが足である。アサリは足を使って砂の中に潜るのだ。アオヤギ(バカガイ)などは オレンジ色のアサリよりもしっかりした足を持っているので分かりやすい。アオヤギの足は砂に 潜るだけでなく、砂上を跳ねてヒトデなどの捕食者から逃げるので、足が発達しているのだ。 さて、イガイの仲間も足を持っているが、岩礁息に棲むイガイの足は細く、分泌される足糸とい う糸を貝殻の外に張り巡らして、基盤上に貝を固定するのだ。 漁になれたまりさはこの足糸の存在を知っており、まず足糸を棒などで断ち切ってから、イガイ を採取する。しかし、母れいむはそのような知識も技術も持ち合わせていなかった。そして、そ のような知識・技術を教えてくれる熟練まりさは極端に不足していた。 結局、母れいむはこの時期たくさん打ち揚げられる海藻の類を採集し、巣へと帰っていった。 母れいむの隣の巣には、別のれいむと赤ゆっくり四匹が暮らしている。この家族の父親もまりさ だったが、まりさは前回のヤシガニ襲撃の際に、永遠にゆっくりしてしまっただ。しかし、ここ のれいむは初めての漁だったにもかかわらず、カニを捕まえることができた。高台から落として カニを割り、苦労して背甲を外して食べる。 「むーしゃむーしゃ!おかあさんはりょうのめいじんだね!」 「むーしゃむーしゃ!ちあわせー!!」 「ゆふふ、そんなことないよ!そろそろ、おかあさんもカニさんゆっくりいただくね!」 一時間後、赤ゆはみなどす黒く変色して砂糖水の泡と餡子を吐き出し、絶命していた。母親のれ いむも大量の餡子を口とあにゃるから吐き出しており、もう虫の息だ。 「…ゆ゛…ゆ゛…どぼじで…どぼじで…あかちゃん…ちんでる…の…」 一家が食べたカニはスベスベマンジュウガニだった。歩脚を中心に強い神経毒を含み、食べれば 人でも死亡する。スベスベマンジュウガニはオウギガニの仲間だが、オウギガニは動きがのろい ものが多く、潮間帯の浅いエリアに棲息する種も多いため、捕まえやすい。しかし、スベスベマ ンジュウガニや、ウモレオウギガニなど毒性を有する種が多く含まれる。 「もっと…ゆっぐり…」 母親れいむも赤ゆたちの後を追った。 もし、父親のまりさが生きていれば決して毒ガ二を食べなかったであろう。実を言うと、母親は スベスベマンジュウガニのことを知っていた。生前、父親が実物を持ってきて注意を促したから だった。しかし、母親が捕まえた個体は、父親が持ってきた個体よりも幼い個体であり、体色が まったく異なったため、母親は気づかなかったのだ。父親が実物を見せたときに、もし、その背 甲表面のすべすべした手触りを確認していれば悲劇は起こらなかったであろう。 群れで、同様の毒草、毒虫、毒カニ、毒貝を食べるケースが続発したため、若ぱちゅりーは、狩 りや漁を最低でも数匹で行い、熟練したゆっくりを一匹は加えるよう指示を出した。しかし、食 料が以前に比べて手に入りづらくなり、食料の質も劣化したため、不満を持つゆっくりたちも現 れた。 「ここなっつさん!ここなっつさんがないとすーぱーなごみんたいむできないよ!」 「もっとあまあまなごはんしゃんじゃなきゃいやああああ!」 「海藻さんばっかりなんてとかいはじゃないわ!」 「れいむはカニさんが食べたたいよ!ゆっくりしないで持ってきてね!」 不満は主に狩りや漁の経験の少ない、若いゆっくりに広がっていった。それを抑えようにも、 本来指導にあたる熟練したゆっくりたちは不足する食料の確保や、自分の家族の世話でゆっくり することができず、それどころではない。 そのとき、子れいむは思い出した。 「みんな大丈夫だよ!山の中にはおみずさんいも、ごはんさんにも、あまあまさんにも困らない 失われたゆっくりぷれいすがあるんだよ!」 「ゆゆ!?初めて聞くよ!れいむはゆっくりみんなに説明してね!」 子れいむは自分が老ありすから聞いた話を披露した。かつて群れは山の中に住んでいたこと、山 の中は水、蜂蜜、ふるーつ☆、カニ、ここなっつにあふれており、いくら食べてもなくならない こと、そこは失われたゆっくりぷれいす「コキゆートス」で、美ゆっくりにあふれており、いく らでもすっきりー!ができるという。前のりーだー老ぱちゅりーらは、ここに住んでいたが、あ まりにもゆっくりできなかったため、キングベヒんもスと呼ばれるボスてんこに追放されたのだ という。しかし、てんこは構ってちゃんなので、今なら誰でも三割引きで受け入れてくれるとい う。 不満を抱えていた若いゆっくりたちは、子れいむの言葉に色めきたった。ついさっきまで、子れ いむが群れの鼻つまみ者だったことなどすっかり忘れていた。何が三割引なのか突っ込む者もお らず、調子に乗った子れいむは、自分はくーぽん券まで持っていると言い出す始末だった。 こうして大いに盛り上がった若いゆっくりたち十匹は、みなが寝静まった夜中に巣を出発、山を 目指した。 海岸から海浜植物が広がる野原を経て、アダン林、ヤシ林へ、そしてその奥は一端開けた草原に なっており、その先に山から続く森の周縁部があった。海岸のゆっくりたちが狩りを行うのは、 せいぜいこの草原までである。子れいむが率いるゆっくりたち、自称「青鯨超重装猛進撃滅騎士 団」は何一つ警戒せず森へ入っていった。 「青鯨超重装猛進撃滅騎士団」がかつて、ゆっくりたちが住んでいた辺りに到着したのはその翌 日のことであった。ここは山の中でも、もっとも海に近いエリア、かつて老ぱちゅりーの群れが 住んでいたところのもっとも端の方にあたる。 「ゆゆ!!おっきなきのこさんを見つけたよ!」 一匹のまりさが飛び出す。その先にあったのはニオウシメジであった。ニオウシメジは熱帯性の キノコで、味はホンシメジにも似て美味しいとされる。特筆すべきはその巨大さで、一株数十 kgにまで成長するという。まさにまりさにとっては涎のとまらないキノコの一つである。 「ゆ!せーげーチョーじゅーそーもーれつぜんめつきしだん、すとっぷするよ!!」 既に自分で考えた名称を間違い、悲惨なことになっているが、誰も気にしなかった。突っ込みを 入れるにはそれはあまりに長く、無意味で、やっぱり長かった。それはまさに戯れ言だった。 「これだけあればみんなゆっくりできるよ!!ここでごはんさんにするよ!!」 「むーしゃむーしゃ…ち、ちあわせぇ~!!!」 十匹のゆっくりたちによって、ニオウシメジはあっという間になくなってしまった。それから、 山への行進を再開するが、ふと、子れいむは小さなリボンの破片が落ちているのを見つける。か なり古いものだ。 「ゆゆ!!どうやらここらへんがコキゆートスみたいだね。」 どこからか水の音が聞こえる。 「ゆーん?これは何のおと?ゆっくりしらべるよ!」 手分けして辺りを調べると、森の中を小川が走っていることが明らかになった。小川といって も、水深は1メートルぐらい、幅数メートルあるかないかの、小さな川である。しかし、源流 に近いのか、水は非常に澄んでおり、緑に覆われた森の中を、ゆっくりのコロニーがあるのと は反対の方向へと流れていた。川の周囲は虫や草花にあふれ、なによりもあの大移動をするア カガニが棲息していた。 「ゆゆー!おみずさんごーくごーくするよ!!!」 ゆっくりたちは我先にと川に殺到し、乾いたのどを清涼な水で潤していく。いつも飲んでいる 、生ぬるい雨水とは違い、その冷たさとかすかな甘さは南国の島でくらすゆっくり、いや、ど んな生き物にも最高の味わいであった。 「ふぁあああわあ…なんじゃかねむきゅなってきちゃよ…」 キノコでおなかいっぱいになり、冷たい水をたぷんたぷんになるまで飲んだゆっくりたちは、 近くの大きな石と倒木によってできた空間で眠ることにした。もうすっかりくたびれた「略」 の面々、今日はここで一夜を明かすことになるのだろう。 が、一匹のれいむが目を覚まし、小川の方へと跳ねていく。 「ゆ、おみじゅさんを飲みすぎたよ。ちーちーするよ!」 れいむは川べりでお尻をぶりぶりふりながら態勢を整える。 「いきゅよ!れいむのすーぱーちーちーたーいむ!はいどろゆんぷ!!」 しーしーを川べりにいたカニ目掛けて噴射するれいむ。逃げるアカガニを追うようにれいむはし ーしーを辺りに撒き散らしながら、アカガニを追いかけていた。 「ゆゆ~、いっぱいちーちーしたよ。ちゅまんないいきものはれいむのちーちーでも飲んでひっ ちにいきてね!きゃわいくってぎょめんね~★」 れいむのもみあげを両側から二匹のアカガニがはさんだのはその1秒後のことだった。 「ゆぎぎぎぎぎぎ!!!にゃにじゅるのおおおお!!!」 さらにどこから現れたのか、三匹のカニが、れいむのあんよ、ぺにぺに、口をはさんで引っ張り はじめた。 「やめじぇええええ゛いじゃいよおおおお゛!!どぼじでぞんあんごどずるのおおお!!れいむ はえらばれじゆっぐじなんだよおおお!!」 もう一匹川べりから姿を現したアカガニがれいむのリボンを乱暴に引きちぎると、そのまま川べ りの横穴に姿を消した。 「ゆぎょおおおおお゛でいぶのぎゃわびびおりぼんじゃんがあああああ!!!」 れいむは必死にあがき、アカガニを潰そうとする。しかし、大移動のときとは違い、卵を持って いないアカガニは身軽で、その上はさみ脚で積極的に攻撃をくわえてきた。 ぶち ぶち ぶちぶちぶち! とうとう、れいむの二つのもみあげと、ぺにぺにが一斉に引きちぎられてしまった。 「ゆぴぃ!!!ゆ゛げ!!ゆゆ゛ゆびいいいいいいい!!!」 れいむが狂ったようにのた打ち回る。その声に子れいむが起きた。 「ゆゆ~、うるさいよ!ゆっくりねむれないよ!!!ゆっくりしないでだまってね!!れいむは 疲れてるんだよ!!!」 「だじゅげで!!!だじゅげでええええ!!でいぶのべにべにがああああ!!!もみあげじゃん があああああ!!!」 「ゆゆ?」 子れいむの目の前にいたのは、リボンももみあげもなく、ぺにぺにがあった場所から餡子を垂れ 流しながら涙目で跳ね回る変な物体だった。 「うるさいよ!!ゆっくりできないゆっくりは死んでね!!」 子れいむは思いっきり体当たりをかます。 「ゆべっ!?」 ぼろぼろになっていたれいむはアカガニごと川に転落した。小さい川とはいえ、上流での流れは 速い。干潮時の海でしか行動したことがないれいむには、この強い流れは最初で最後の経験だっ た。 「ゆぴっ!?たじゅげ…だじゅ…ゆ…」 れいむは流され、溶けていったが、その悲鳴は川のせせらぎに邪魔され、誰にも届かなかった。 なお、れいむと一緒に落ちたアカガニは傷一つ負わず、川べりでの摂餌を再開した。 「ゆゆ~まだねむいよ…」 子れいむは這うように寝床に戻り、まどろみの中へと帰っていった。 子れいむが寝苦しさで目を覚ましたのは夜中である。辺りは夜の帳と、熱帯特有のむっとするよ うな湿気に包まれていた。子れいむは最初、ここがどこだか分からなかった。真っ暗で、海の音 は聞こえない。代わりに聞こえてきたのは小川のせせらぎと、虫やカエルの大合唱だった。起き た当初こそ、ここがどこだかわからない、という感覚に恐怖を覚えた子れいむだが、次第に、自 分たちが山へ登り、新しいゆっくりぷれいすに到達したことを思い出し、落ち着きを取り戻した。 「ゆ~…ゆぴ~…」 周りからは他のゆっくりたちの寝息が聞こえてきた。 「ゆゆ…しーしーしたいよ…まーべらすにしーしーするよ…」 子れいむはそろそろと寝床から出ようとしたが、何かにあんよをひっかけてしまい、顔面から地 面に倒れこんでしまった。 「ゆぶっ!!…ゆゆ~だれ、こんな邪魔なところで寝ているのは?」 れいむはぷんぷんと怒ったが、暗くて何も見えなかった。 「ゆ!ちょっと聞いてるにょ!こんなところで寝てたらゆっくりできないよ!!ゆっくり謝って ね!謝ったら!あまあまさんもってくんだよ!!」 足元の「それ」がずるりと動く気配がした。しかし、何を言うわけでもなく、しゅーしゅーとい う音しか聞こえない。 「ゆゆ゛!起きたんならおやまっちぇね!!ふじゃけてるとせーさいしゅ…」 そのとき、子れいむはふと、寝床―石と倒木でできたこの隙間から外に向けて、何か長いものが続 いていることに気がついた。寝床の中は真っ暗で分からないが、外は淡い月明かりによって、なに か長いものが、この寝床の中に、うねうねと… 「ゆぎゃああああああああああああああああああ!!!」 子れいむは恐怖にかられて寝床から飛び出した。それは2メートルはあるかというヘビだった。 実は子れいむが気づかなかっただけで、既にそのヘビの腹の中には五匹のゆっくりが納まってい たのである。 「へび!へび!へび!へびだあああ゛!!」 子れいむの絶叫に他のゆっくりも飛び起き、数秒後には状況を認識してパニックになった。 「ゆああああ゛!!れいみゅはおいじくないよおおおお゛!!」 子れいむはそのまま斜面を転がるように逃げていく。その後を生き残りの三匹が追う。 「まっじぇええええええええ!!おいじぇかないじぇええええ!!」 「へびじゃんはゆっぐりできじゃいいいいい!!待つんだじぇええええええ!!」 このヘビはアカマタである。毒こそもたないが、夜行性で俊敏なヘビであり、時にはハブすら襲 って捕食する。しかし、このヘビは顎を大きく開くことができないため、捕食できるサイズは限 られ、様々な小動物をエサとしている。このヘビこそが赤ゆ泥棒の正体であり、赤ゆしか狙わな かったのは、その性質故のことであった。 幸か不幸かこのアカマタは既に満腹であり、また、逃げたゆっくりたちは捕食したものよりもや や大きめの個体ばかりだったこともあって、追ってくることはなかった。それでも子れいむたち は恐怖に駆られ、闇の中、時折木々の間から差し込む月光を頼りに山のふもとまで一気に駆け降 りた、というよりは転がり落ちた。 山のふもとで集合したとき、子れいむを含めて合計四匹の「略」は、体のあちこちが汚れ、細か な傷もできていた。みな、月光のした、無言で座り込む。ただ、乱れた呼吸音だけが四匹が生き ている合図であるかのように交わされる。最初に口を開いたのは子れいむだった。 「ゆう…ゆう…へびさんは…ゆっくりできないよ…」 誰も何も答えない。いや、恐怖で答える気にすらならなかったのだろう。 「ゆっくり…ゆっくりぷれいすに帰るよ…」 やはり誰も答えない。だが今度の沈黙は賛同の表れだった。もう既に四匹は苦労して到達した新 天地でかつてない恐怖を味わったことで、精神的に疲れきっていた。そして、その精神的な疲労 はまだ若いこのゆっくりたちには耐え難いものだったのだ。 誰からともなく、重い腰を上げ、もと来た道を跳ねていくゆっくりたち。その足取りは遅かった が、心は焦っていた。 早く帰りたい。早く帰っていつものようにゆっくりしたい。 四匹のゆっくりはただそれだけを考えて無言で跳ねていた。樹上に爛々と輝く目があることも知 らずに。 輝く目は樹上からかすかな着地音と共に地上に降り立ち、ゆっくりたちの後を追った。しばらく 歩き、そして停止する。それを何回か繰り返し、輝く目はゆっくりたちのすぐ後ろまで忍び寄っ ていたが、ゆっくりたちの意識は前方に、一刻も早く帰ることにのみ集中していた。 輝く目は首を長く伸ばしてゆっくりたちを観察した後、少し足早に接近し、そして身をかがめた。 「ゆ?」 後ろから迫る何かを、四匹のゆっくりの最後尾、まだ小さい子ありすが感じ取ったときには、既 に牙が子ありすを貫通していた。 「ゆげ!!!」 その声に他の三匹が一斉に振り返る。 「「ぴかぴかだあああああ゛!!!」」 爛々と輝く目、月明かりに照らされた斑紋のあるこげ茶色の体、ヤマネコだった。ヤマネコは狩 りの際、伏せの状態から飛び掛り、一気に獲物に噛み付く。そして、獲物が動かなくなるまで、 ひたすら噛み続け、上側の犬歯で頚椎や行動中枢を破壊するのである。ゆっくりに頚椎はなかっ たが、犬歯はきれいに中枢餡を貫通しており、子ありすはすぐに絶命した。 この噛み続けるという行動はトラからネコまでネコ科動物を特徴づける行動であり、獲物の頭・ 首・胸部などに噛み付き、自分の頭を振ることで獲物を仕留めるイヌ科動物の攻撃方法と明確に 異なるものである。 ゆっくりが野山で食べるものは、昆虫、小動物、植物などである。これに対して、ヤマネコは昆 虫や小型鳥類を中心に、魚類、カエルなども捕食する。アカマタは自分の口のサイズにあった、 小型鳥類や小動物である。要するに、彼らのニッチは見事にバッティングしていた。そして、パ ッティングしたニッチの中で、この島においてゆっくりを捕食できる地上動物、それが彼らだった のである。 一言で言えば、彼らは自然界ではありふれた、生活空間を巡る競合に敗北して海岸に逃げたのだ。 子れいむたちは彼らにとっての全力でしーしーをもらしながら跳ねたが、ヤマネコは一匹の獲物 で満足したのか、森の中に消えていった。 なんとかぴかぴかの攻撃から逃げおおせた「青鯨超重装猛進撃滅騎士団」は子れいむを含めて三 匹のみだった。巣を目指すももうへとへとであり、林の周縁部まで来たところで休憩することに なった。辺りはまだ暗く、日の出までは時間があった。 この辺りの木にはアコウが絡み付いている。アコウは、学術用語で絞め殺し木と呼ばれるイチジ クの仲間である。アコウの種は動物よる捕食を通じて、木の幹や枝の上で発芽する。そして気根 を垂らし、木の幹に絡みつくように成長し、もとの木がアコウに絞め殺されているように見える ことからその名がある。 アコウは季節にかかわらず、常に三割程度実をつけている。そのため、様々な昆虫や果実食の小 動物にとって、一年を通じて、またはメインのエサがなくなる季節のスーパーサブとして重要な 植物であった。 そして、とある哺乳類にとっては晩秋から冬場の重要なエサであった。彼らは甘い果実を好む。 木の下に饅頭が寝ている以上、導かれる結果は「確定的」なものだった。 子れいむたちは、なにかちくちくとした痛みで目を覚ました。虫だろうか? 「ゆゆ…まだれいみゅはねむ…な゛なんなのごればあああああ!!!」 ゆっくりたちの体に何かが取り付いている。体の表面を常に爪のようなもので傷つけ、ぺちぇぺ ちゃと何かを食べて、そして吐き出しているようだった。 「いやああああああああ゛やべで!!!れいみゅおいじぐない!!!」 「いじゃい!!!いじゃいよおおお!!!あがががががあ!!!」 「ああああああ゛めがあ゛めがあああああ゛」 一匹のれいむは両目を鉤爪でやられ、完全に失明した。ゆっくりたちがいくら騒いでも、攻撃が やむ気配はなかった。この頃には、うっすらと東の空が明るみ始めた。そして、子れいむは見た。 神々に背いたもののみが持つその翼を。 「れみりゃだあああああああ゛!!!」 子れいむの絶叫により残り二匹もパニックに陥る。 「だじゅげで!!!だじゅげでええええ!!」 「あああ゛目がああああああ!!!目がああああああ!!!」 しかし、それはれみりゃではなかった。大きな目で視覚を頼りに夜空を舞う、夜の眷属、オオコ ウモリである。オオコウモリは果実を好み、その果肉からジュースのみを飲み干しては、残骸を 捨てる。そのため、彼らにとって、低いところにあることを除けばゆっくりはなかなかのエサで あった。本来なら彼らの活動のピークは日没後数時間であるが、この辺には適した果実が不足し ていたのであろうか? 「みぎゃ!!みぎゃあああ!!!」 「いやあああああ゛もうやじゃじゃじゃじゃ!!!う゛ん゛う゛ん゛じゅるよ!!!じゅっぎり び!!」 両目をやられたゆっくりは疲弊しすぎたのか、もう動かなくなっていた。子れいむたちはそれか ら一時間ほど拷問のような彼らの襲撃を受け、夜明けと共にオオコウモリは巣へ帰っていった。 「ゆげ…た…たじゅがっだよ…」 「ゆぐっ…ゆぐっ…」 生き残った二匹のれいむには、もう泣き喚く体力も残っていなかった。ただ、ずりずりと這うよ うにして巣へと帰ろうとする。体の表面はところどころ削り取られ、二匹の後には点々と餡子が 続いていた。 二匹のれいむが巣についた頃にはもうすっかり明るくなり、巣からゆっくりたちが狩りや漁にで かけようとしているところだった。その中にいた母れいむが変わり果てた姿の娘に気がついた。 「れいむ!れいむ!どぼじだのおお!!いまぺーろぺーろするよ!!!」 自分たちを見捨てた娘であるが、あまりの惨状に母れいむは真っ青になって、飛び出してきた。 「大丈夫?大丈夫なの?ぺーろぺーぶ!」 次の瞬間母れいむは何かに踏み潰されて死んだ。 びっくりした子れいむが上を見上げると、そこには二匹のイノシシがいた。 負傷したゆっくりからもれた餡子、キングベヒんもスはそれをたどって巣までやって来たのだ。 「キングベヒんもスだあああああああ゛!!」 見張りをしていたまりさつむりが絶叫する。途端に巣は騒然となった。 慌てて巣内に戻ろうとしたありすは踏み潰され、もしゃもしゃとキングベヒんもスに食べられて しまった。 「れいむは悪ぐないよ!巣の中にいっぱいゆっぐりがいるよ!キングベヒんもスさんはゆっぐり していってね!れいむはごっそり逃げるよ!」 しーしーを漏らしながらぽよんぽよんと跳ねて逃亡をはかる子れいむ。 どっどっどっど! 先程までつぶしたゆっくりを食べるのに夢中だったキングベヒんもスは、突如逃げる子れいむに 向かって突進し始めた。名高い「猪突猛進」である。かつて山の中に住んでいたころ、今は亡き 老ぱちゅりーはこの行動を「びってんとっぱ」と呼び、大いに恐れていた。 「びょええええええ゛!!どぼじでごっじにぐるのおおおお゛!」 泣き喚き、うんうんしーしーを漏らしながら必死に跳ねる子れいむ。「びってんとっぱ」のコー スから外れようとするが、イノシシが直進しかできないというのは迷信である(そのようなケース もあるのだろうが)。キングベヒんもスは巧みに勢いを殺さずコースを修正する。 ドンッ!! 「うぎゅぶ!!!……ゆ゛ゆ゛ーん…おちょら…どんで…うわらば!!!」 子れいむは派手にお空を飛んでいき、そして砂浜に頭から落下した。 落下の衝撃で片目は飛び出し、歯はすべてへし折れた。おまけにキングベヒんもスの「びってん とっぱ」の直撃によってあにゃるは避け、とめどなくうんうんが漏れていた。さらに、ここは砂 浜といっても、南国の砂浜は貝殻やサンゴの破片がたくさん混じっている。まむまむや口の中に 無数の破片が刺さり、止むことのない激痛が子れいむを苦しめた。 「ゆげ…ゆげ…うじょだ……きゃばびび…れいむが…こんにゃ…」 もう子れいむはびくんびくんと痙攣する以外、しーしーを漏らすぐらいしかできることはなかっ た。キングベヒんもスは子れいむを吹っ飛ばしたことに満足したのか、ゆっくりの巣をあさる作 業に戻っていった。 巣を守るために長めの棒で武装した重装まりさつむりたちが「トライゆンカー」の陣形でキング ベヒんもスに対抗する。つむりたちは長い棒でキングベヒんもスを巧みに牽制し、他のゆっくり たちが逃げる時間を稼ごうとするが、子れいむを吹っ飛ばしたキングベヒんもスが巣の攻撃に加 わったことでつむりたちの防衛ラインは決壊した。一匹のキングベヒんもスに気を取られている うちにもう一匹によって、横から頭ですくい上げるようにはじき飛ばされたのである。 「ゆげええ!!…ゆゆ!まりさお空をとんで…ぶぎゅ!!!」 一匹のつむりは高々と宙を舞い、岩盤に落下して、貝殻ごと砕け散った。 他のつむりたちも陣形を崩され、一匹、また一匹と踏み潰され、食われ、くわえて放り投げら れ、最後の一匹は牙によって致命傷を負い、動けなくなった。 「びええええ!!いじゃい!いじゃいよおおお!まりさの傷さんゆっくりじないでなおってね! ぺーろぺーろ!!ゆえええ゛なんじぇあんこさんどまっでくれないのおおおお!!」 キングベヒんもスは巣から一匹の子ありすをくわえあげる。 「ゆああああ!!こんなのとがいはじゃないばあああ!!おそらとんでるびだ!!」 子ありすは地面に落とされ、キングベヒんもスの足によって顔を踏み潰された。 「ゆぶ!!!」 子ありすは体内のクリームすべてをぺにぺにとあにゃるから噴出して死んだ。 「どいてね!まりさがさきに巣のなかでゆっくりするんだよ!でいぶはどいてね!」 「ふざけないでね!ゆっくりするのはでいぶだよ!まりさはさっさと巣を守ってね!」 どちらが巣に逃げ込むかで、争っているゆっくりがいる。キングベヒんもスは仲良く一匹ずつ くわえあげ、食べてしまった。 「ゆゆー!お空とんで…ぶば!!!」 肥満体のでいぶは、キングベヒんもスの咀嚼の力に耐え切れず、一撃で破裂してしまった。 「やめてね!まりさのお帽子かえしてね!食べないでね!」 まりさは帽子から転げ落ち、助かったのだが、逃げるよりも帽子の返却をキングベヒんもスに 求めた。だが、キングベヒんもスは帽子をくちゃくちゃと咀嚼すると、さっさと飲み込んでし まった。 「ゆぎゃあああああ゛!!!まりじゃのじゅでぎなおぼうじがああああ!!!」 次はまりさの番だった。キングベヒんもスは泣き喚くまりさをくわえ、咀嚼した。 「いやあああ゛!!!だじゅげ!だじゅげで!まりじゃまだじにぶぐぼお!!!」 入り口付近のゆっくりをあらかた片づけたキングベヒんもスは巣を一つ一つ壊し始めた。 「ゆゆ?おうちがきょわれちゃったよ?…ゆゆー!おちょらをちょんでぶぎゅ!!!」 「おちびちゃーん!!れいむのぎゃわいいおじびじゃんがあああ!!!べべげば!!!」 「ゆゆ?ゆっきゅりきょろがっちゃうよ!こーろこーろ…ぶぶ!!!」 壊された巣から転がり落ちた赤ゆは逃げるゆっくりに踏み潰されて生き絶えた。 「もっちょ…ゆ…じ…ぶびゃば!!!」 「なんでばでぃざのあがじゃんちゅぶれでるのおおおおおお!!!おじびじゃーん!!!」 必死にぺーろぺーろするまりさもキングベヒんもスに顔をえぐるように踏み潰され死んだ。 「ゆべ……」 騒ぎを聞きつけて巣から出てきた若ぱちゅりーはあまりの惨状にどうすればいいのかも分から ずただ唖然としていた。もう、打つ手など何も思い浮かばなかった。 「ぱちゅりー!ゆっくりしっかりして!ぱちゅりーがあきらめたらこの群れはそこで試合終了 だよ!」 老ありすがぱちゅりーを叱咤する。 「むきゅー!でも無理よ!もうゆっくりできないわ!キングベヒんもスが二匹も!!」 老ありすは取り乱す若ぱちゅりーをなんとか落ち着かせる。 「よく聞いてぱちゅりー、私が時間を稼ぐから、群れのみんなをゆっくりしないで脱出させて。 もうこんな奥まで荒らされて、蓄えた食料は奪われて、おまけに勇敢なゆっくりたちはみんな いなくなってしまったわ。この巣はもうゆっくりできない。ゆっくりしないで逃げるのよ!」 「…あ、ありす?…」 「一緒にゆっくりできて楽しかったわ。私たちがゆっくり守るのはゆっくりぷれいすじゃなく てみんなのゆっくり、そうよね?」 老ありすは誰にも見せたことがないような笑顔で若ぱちゅりーに微笑むと、どこからか取り出 した釘をくわえてキングベヒんもスに向かって跳ねていった。 「ありす!!」 「魔物でも化け物でも、生きてるんなら殺せるなあああああ!!!」 老ありすは怯むことなく、キングベヒんもスに飛び掛る。 ありすの釘は、死んだゆっくりを食べるのに夢中だったキングベヒんもスの鼻に浅く刺さっ た。イノシシはイヌ同様鼻が敏感な動物だ。釘を鼻に刺されたキングベヒんもスは巣の外に走 り出て、釘を抜こうと、岩や木に鼻をこすりつけながらのた打ち回っていた。 「次!」 老ありすはさらにもう一匹のキングベヒんもスに向けて釘を振りかざす。もう一本釘をカチュ ーシャにはさんでいたのだ。だが、キングベヒんもスの鋭い牙が老ありすの体を横に薙ぐよう に切り裂いた。 「ゆべっ!…」 ありすはそのまま壁にぶつけられ、ぱっくりと開いた側面からクリームを撒き散らして絶命し た。 「ありすううう!!」 若ぱちゅりーは泣き叫ぶが、最早老ありすはぴくりとも動かなかった。 「なにやっじぇるのばやぐれいみゅをだじゅげっぐぎょ!!」 「ふん!かしこいれいむはこんなとこさっさと逃げるよ…そろーりそろーり…どぼじでごっじ にぐるのぼぼぼぼ!」 抵抗するものの絶えた巣の中でキングベヒんもスはそこら中にいるれいむを食い散らかし、踏 み潰した。あるれいむはあにゃるから牙を刺し込まれ、キングベヒんもスがそのまま地面を掘 り返して備蓄した食料を探し始めたため、擦り切れて死んでいった。 「ぎょぼぼぼぼ!でいぶのおじゃれにゃあじゃるぎゃ!!ばやぐだじゅぶぶ!!!!!……」 またあるれいむは両方のもみあげを食いちぎられ、 「うぎゃあああああ!!ゆぎゃああああ!れいみゅのぎれーなもみあげざんがああああ!!」 踏み潰されて、体の穴という穴から餡子をもりもりと噴出して絶命した。 「ひでぶぶぶぶぶぶ…」 キングベヒんもスはれいむばかり選んでいるのではない。もうほとんどれいむしか残っていな いのだ。勇敢に立ち向かい、体当たりをしかけたれいむもいたが、キングベヒんもスが相手で は、勇敢であろうが、げすであろうが、結果は変わらなかった。死は平等に降り注いでた。 若ぱちゅりーはなんとかゆっくりたちを逃がそうとしていたが、相手が入り口に陣取っている 限り不可能だった。奥へ、洞窟の奥へと追い詰められる若ぱちゅりーたち、若ぱちゅりーが覚 悟を決めたそのとき、貯蔵庫の方から一匹のゆっくりがキングベヒんもスの前に姿を見せた。 「うふふふふ…」 紫色の帽子 「しーしーはすませた?」 赤い髪 「みまさまにおいのりは?」 一定の確率で生まれるという黒歴史 「島の隅っこでがたがた震えていのちごいするこころのじゅんびはおっけーね?」 それはあの老ありすの娘、「最後の大隊」のメンバーろりすの姉、紫色の帽子が特徴のうふ ふまりさだった。泣きはらしたのであろう目は真っ赤に充血しており、その口には親よりも 鋭い、ぴかぴかに磨かれた五寸釘がくわえられている。 「かあさま、お見事でした。」 キングベヒんもスとにらみ合う。 「まりさはいまいきます。」 じりじりと間合いを詰める。 「かあさま、いまいきます!」 うふふまりさは一気に飛び跳ね、老ありすと同じく鼻を狙った。だが、キングベヒんもスは 頭を振ってうふふまりさを壁に叩き付けるとそのまま踏み潰し、食べ始めてしまった。 「ゆぎ!…うふ…うふふふふ…勝っちゃった…わ!」 うふふまりさは絶命した。 キングベヒんもスは突然食べたものを噴き出し、暴れだした。 うふふまりさの味が余程ひどかったのだろうか?明らかに尋常ではない暴れ方であった。キン グベヒんもスは、逃げようと入り口に殺到していたれいむを次々踏み潰し、暴れながらどこか へ行ってしまった。 実はうふふまりさは口内に唐辛子を隠していたのである。この島には、近隣の漁師が持ち込ん だのか、避難小屋周辺に唐辛子が自生しているのだ。おそらく老ありす辺りが巣を守るのに使 えないかと貯蔵庫にしまっておいたのだろう。うふふまりさは最初から親の後を追うつもりだ ったのかもしれない。 若ぱちゅりーはゆん気のなくなった洞窟で一人ぼやいた。 「そんけーしたくなるゆっくりは、みんな永遠にゆっくりしてしまったわ。寒い時代ね…」 だが、りーだーとして群れの未来を放棄することはできない。若ぱちゅりーは残ったゆっくり を集めると、臨時に洞窟のさらに奥に居住区を移した。狩りや漁にでかけるには不便だが、入 り口が狭く、守りに適した場所だった。 巣の材料や備蓄した食糧を奥に運び込み、永遠にゆっくりしてしまったゆっくりたちの遺骸を 埋葬する。入り口が餡子まみれでは、また新たな敵を呼ぶ危険性があると判断したのだ。ゆん 口はもはや夏の三割にまで落ち込んでいた。だが、遅まきながら、ここに来て群れの危機をみ なが認識した。最早まりさもれいむもなかった。外で狩りをしていた個体も、屋内でぬくぬく 育った個体も一致団結して群れを、自分たちを守ろうとしていた。洞窟の主だった出入り口に は、身軽なちぇん種か、身体能力の高いまりさ種が配備され、狩り・漁は比較的残存個体数の 多いれいむ種を中心にみなででかけるようになった。さらに、若ぱちゅりーは、うふふまりさ の遺骸から唐辛子の有効性に気づき、これを備蓄するよう支持した。若ぱちゅりーは変わった。 かつての有能ながら優柔不断な悩み多き若りーだーは、頼りにしていた老ありすが永遠にゆっ くりしたことにより果断なりーだーに成長していた。自分で考え、自分で指示を出さなければ ならない状況、群れを守るために散ったありす親子の死に様、それが若ぱちゅりーを変えたの だ。 ところで、「びってんとっぱ」をまともにくらい、ぼろ雑巾のようになった子れいむはまだ死 んではいなかった。吹っ飛ばされた砂浜近くにあった木の根元の大きな窪み、そこに身を隠し ていた。近くの雑草しか口にしておらず、かなり衰弱していたが、まだ死んではいなかった。 だが、悪運強い子れいむにもお迎えが来たようだ。 その窪みは、ヤシガニが休息するにも絶好の場所だったのだ。子れいむが痛みによって、眠り から目を覚ましたとき、その体は既にハサミ脚によってがっちりと捕獲されていた。 「いじゃ!!…いじゃい!!!やめろおおお!やめじぇね!このばきゃ!れいぶはぷりちーな んだよ!だいじにじないどいげないんだよ!!ゆっぐりりがいじろ!!」 子れいむの罵倒を浴びせられたヤシガニの複眼は無機質に光る以外、何も語りかけては来なか った。いや、ヤシガニは行動で返事をしたというべきなのかもしれない。 ヤシガニは子れいむのぱさぱさした髪をつかむと、びちびちとひっぱり、ちぎっては口に運ん でいった。 「み゛ぎゃあああああ゛でいぶのふろーらるながみじゃんがああああああああああ゛!!! どぼじでぇ!どぼじででいぶがごんなめじ……」 子れいむの疑問の答えは簡単なことだった。小さいもの、弱いもの、危険を冒したもの、注意 を怠ったものから食べられる。自然界のごくごく当たり前のルール。その公式に子れいむの行 動を入力すれば「被食」という解がはじき出された。それだけのことだった。 天まで続け未完のSS 神奈子さまの一信徒です。 前作にて感想をくださった皆様、ありがとうございました。 皆様からのコメントを読むとつい、SSの設定を考えたり、資料を集めてしまって、 仕事ができません。いつもありがとうございます。 三部作にする予定だったので、ひとくぎり(旧体制の崩壊)はつけましたが、これじゃすっきり しない人も多いですよね。少し、仕事を片付けたら、考えてみようと思います。 ていうか、「最後の大隊」一言も出てきません。海岸の巣メインで行く予定でしたので、そち らは、追補編としてまとめられればな、と思っています。ロリス好きな方、すみません。
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証明写真の焼き増し、高いなぁ・・と思ったことありませんか? 就職活動や転職活動で提出する履歴書。 その履歴書に必ずと言っていいほど貼る証明写真、ありますよね? あれって何気に高いと思ったことありませんか? 街の写真屋さんに証明写真の焼き増しに行くと、1枚350円とか本当に高いところだと1枚600円なんてお店も あるそうです。。3cm×4cmの顔写真が1枚600円だなんて驚愕しました。 高いのを我慢して焼き増しして、気合いを入れて履歴書書いて、企業に提出。 結果は残念ながら不採用・・。でも履歴書に貼った写真は返って来ない・・。 応募すればするだけ、1枚何百円もする証明写真が必要なのです。 今のご時世、就職活動といえば何十社と受けることは珍しくありません。 50社受けたとすると、証明写真も50枚は必要になります。 1枚350円だとすると、写真代だけでなんと17500円もかかってしまうのです!! こんな状況に、なんとか就職活動をする皆さんの力になりたい。 お金のことを気にしないで、どんどん積極的に就職活動をしてもらいたい。 そんな思いから、履歴書サイズの証明写真の焼き増し専門店 焼き増し屋 が 生まれました。 焼き増し屋では、1枚最安50円という破格の値段で証明写真を提供しております。 100枚プリントしてもたったの5000円です。 安いからといって、手は抜きません。高画質プリントで多くの就職活動生に 喜んでいただいております。 焼き増し屋では、写真屋さんで撮ってもらったデータCDの画像から 安く大量に証明写真の焼き増しが出来ます。 また万が一、証明写真のデータが無くても、証明写真の残り1枚さえあれば、 プリントからでも焼き増し可能です。 開店当時から口コミで多くの就活生のみなさんにご注文頂いております。 就職活動・転職活動される方のお役に立ちたい。 証明写真焼き増し専門店 焼き増し屋 http //www.yakimashiya.com/
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「ふふっ、ようやく見つけましたよ。」 人里から少し離れた森林の奥。阿求はドスまりさが率いる群れを前に普段の彼女からは想像も出来ない様な邪悪な笑みを浮かべていた。 息は荒く、瞳孔も開き、目の光は消えているのに爛々と輝いている様に見える。 兎に角尋常じゃないご様子である。 昼下がりの森はあらゆる生命が活発化している。 目の前のドスの群れもそんな生命の中の一つなのだろう。 …もっとも自然界からしてみれば歪な存在のそれらが森の生命の一個に入れていいかは各々の考える所なのだろうが。 しかし今はそんな彼らの存在定義等はどうでもいい事だ。 阿求はその小さな体格を生かして群れの近くの茂みで全身から溢れそうになる異様なオーラを抑えつつ隠れていた。 以前神社へ行く道中に偶然見つけたドスの群れ。 通常ドス種はその大きさからそれなりの攻撃力と耐久力、それに長生きしている分ある程度知能を持ち合わせ、流石に丸腰の人間に対処出来る存在ではない。 退治は専門のハンター鬼意山が手がけていた。 しかし里の虐待鬼意山も畏怖する程のゆっくりへの加虐癖を持ち合わせた彼女には、そんな楽しそうな仕事を他人に任せるなんて考えられない。 とは言え相手はドス。 タダでさえ身体の弱い阿求が愛用の玄翁一つで挑むには無謀が過ぎる。 だからこの為に河童にその道具を特注し、完成品が届き次第ここにすっ飛んできた。 今茂みから見えるドスの群れはドスを中心に大小様々なゆっくりがゆっくりしている。 彼らは里に近づかず、天敵となる妖怪や人間、大型の鳥獣が少ないこの森で集団を作り、生き延びてきた。 しかしそれも今日まで。 阿求はスマイルゼロ円の笑顔を被ると、茂みから出て群れに近づいた。 寺小屋の同世代の子供が見れば十中八九彼女の虜になるであろう笑顔は人間を避けてきたゆっくり達の警戒心も解き、 『ゆっくりしていってね!』 と言わせるのに十分な物だった。 「お姉さんはゆっくり出来る人?」 群れの中の小さい固体たちがそんな阿求に向かって一応歓迎の姿勢であるテンプレを言った。 「ええ、ゆっくり出来ますよ。 私とゆっくり遊んでくれますか?」 「いいよ! 一緒にゆっくり遊ぼうね!」 そんなやり取りをする間にリーダーのドスや大小様々なゆっくり達が阿求を取り囲んでいた。 こちらにはドスがいる事だし万が一悪い人間でも相手は一人の少女。 長い間ゆっくりしてきた自分たちの敵では無いと踏んでの判断だった。 『お姉さんゆっくり子供達と遊んであげてね!』 「ええ、ゆっくり遊びましょうね。」 少なくとも彼女自身は嘘をついていない。 何たってこれは彼女にとっては遊び以外の何物でもない。 少なくとも自身の認識の範囲では里で同世代の子供達がままごとや鬼ごっこをしているのと変わらない遊び。 ゆっくりを虐め倒して遊ぶ子供もいるのだからその延長線上というだけ。 AQN「アーマード・クォータース・マシン」 懐から一枚のスペルカードを取り出し、天にかざして宣言した。 するとカードの中からホログラムの様に彼女の倍はある巨大な人型が写し出される。 阿求自身をモーチーフに、桜着物の様な装甲を纏ったそれは実体化し、胸部から発射された光は阿求を包み込むと光の粒子へと変えて中に吸い込んだ。 「ゆっお姉さんがいなくなっちゃったぜ!」 「かっこいい~!」 「とかいはなデザインね! ありすにぴったりだわ。」 口々に感想を述べる子供達だがドスは違った。 今までの経験が警告をしている。 これは強力で危険な物だと。 自分達にとんでもない脅威をもたらすと。 「みんなゆっくりはなれてぇ!!」 叫んだがもう遅い。 これこそ阿求が河童に特注したゆっくり虐待用強化マシンスーツ。 「アーマード・クォータース・マシン」 略称AQN。 全長二メートル強、巨大人型兵器というわけでは無いが、近いジャンルのそれは里有数資産を持つ稗田家の財力に物を言わせて河童の技術の粋を結集して作らせた。 そこらの妖怪等束になっても相手にならない、幻想郷の実力者級の戦闘力を持ち、スペルカード形式で封印された武装を使いこなす。 ちなみに動力は最近地底で見つかったという新エネルギーだ。 動力部は色々洩れない様に結界で保護されているので人体への安全は保障されている。 どう考えても十歳前後の少女には過ぎた代物だった。 しかもその少女はゆっくりに対して異様なまでの加虐癖を持ち合わせている。 「ゆっくり遊びましょうね。」 情報化されてAQNと一体化しているので表情等見えないが、その顔は間違いなくさっきの邪悪な笑みだったんだろう。 「ゆっお姉さんそれに乗っているの?」 足元の赤まりさへの答えの代わりにその足を赤まりさの上に乗せていた。 ぶぎゅる! という音と共に足元で餡子をぶちまけて潰れ、一瞬にしてその生涯を終えた赤まりさ。 周りのゆっくりは何が起きたか理解できず呆然としていた。 「虐待ツール、ガトリング螺旋回し。」 興奮を隠し切れない声でスペルカード宣言。 腰に取り付けられたカートリッジから出したスペルカードをかざした左手にカードから写し出された情報が実体化。 左腕部に尖端に四本の爪と、その中央に銃口の様な穴の開いたツールが装着され、それを群れの一角に向けた。 「インパクト!」 銃口からインパクトドライバーとしてレールガン形式でガトリングの様に高速連射される長さ5寸の無数木螺子の様な弾丸の嵐が回転しながらその一角の集団をズタズタに引き裂く。 「やめでえええ!!!」 「ゆっぐりざぜでええ!!」 ようやく考えの追いついた生き残りのゆっくり達が逃げ惑う。 それでも大きな個体たちは懸命に飛び掛り、体当たりを仕掛け、足に食らい付いて戦おうとした。 「ゆっくりしねえ!」 「健気で微笑ましいですね、勝てると思っているのでしょうか?」 飛び掛ってきた大きめのゆっくりれいむをガトリング螺旋回しの爪で捕らえて持ち上げる。 ゆっくりとしてはかなり大きな個体のれいむの身体を軽々と持ち上げて尖端の爪のギミックを操作してホールド。 そのまま空中で高速回転させた。 「ぎゅゆゆゆゆゆゆ…!!」 遠心力で皮を引き裂きながら中から餡子をぶちまけるまりさを鈍器にして足元のゆっくり達を殴りつけ、散らす。 「ゆぐぎゅえ!」 「むきゅが!」 各々に悲鳴を上げて散る大ゆっくり達。 それでも残ったれいむを蹴り飛ばし、逃げようとする赤ゆにぶつけ、潰す。 「ああああああ…ごべんねえええ!!」 たまたま潰したそれらが自分の子供だったのか、口から餡子を垂れ流しながら泣き喚くそれに銃口を向けた。 「自分より子供の心配が出来るなんて優秀な個体ですね。 きっとあの世ではゆっくり出来ますよ。」 何とか潰れずに生き残った赤ゆもろ共五寸木螺子弾で蜂の巣にした。 「あ、確か閻魔さまはゆっくりがお嫌いでしたね。 あの世でも貴方達はゆっくり出来ません♪」 続けて爪で手当たり次第に薙ぎ払っていると妙な光景を見つけた。 普通サイズのまりさがありすを潰している。 「お姉さん、まりさはお姉さんの味方なんだぜ!」 「まりざやべでええ!! なんでごんなごどずるのおお!!」 「うるさいんだぜ! お前を殺せばまりさは助かるんだぜ! お姉さんまりさはこの通りお姉さんの味方だから助けでほしいんだぜ!」 「へえ~…」 「ゆっ?」 冷めた声を漏らすとツールの爪を意味が分かっていないまりさの上に置いた。 「何で貴方達が閻魔様に嫌われたり人里に出れば殺されるか知っています?」 「わからないんだぜ! まりさ達はゆっくりしたいだけなんだz…ゆででででで…!!! お姉さんまりさは味方だって言っているんだぜ! ゆっくり理解できないの?馬鹿なの? さっさとまりさを放すんだぜ!」 ゲスっぷりに苛立ちを覚えて爪に更に体重をかける。 「平気で人家に上がりこんで荒らし、農家の皆さんが育てた畑を荒らし、人語を話すくせに罪の意識も無い。 あげくが自分の為なら平気でこうして仲間を裏切り的外れな交渉を持ちかけるゴミ以下の個体が多くを占める。 そんな歪な生き物に存在価値があると思いますか?」 地面にまりさを押さえつけたまま爪を回転させる。 「ゆぐげええあああ!!! なんでなんだぜえええええ!!!!」 まりさは最後まで理解出来ないまま地面の上で磨り潰されてボロボロの皮に姿を変えた。 「ん、ドスからエネルギー反応?」 そういえばこの惨状にも関わらずドスはあまり動いていない。 気になってふとドスの方に視界を向けた。 「ゆっくりしねええええええ!!!!!!」 丁度ドスが口から膨大なエネルギー波を吐いた所だった。 ドススパーク。 ドスまりさだけが撃てるマスタースパークに似た光線は長く生きたまりさ種の切り札。 今まで仲間が殺されても群れの存続だけを考えてじっとこの為のエネルギーを溜めていたのだ。 その渾身の一撃はAQNを飲み込み消し去る…筈だった。 光線が消え去った後AQNは無傷で健在している。 「まさかとは思いましたけどやっぱり。 保護結界(プロテクトシェード)を張っていなかったらタダじゃすみませんでしたね。」 今までどんな大型の獣に襲われてもこれで撃退してきた切り札を破られたドスにはもう手段は無い。 連発できない上に体力はもう無いに等しいのだからただのデカイだけの的だ。 「ああああ…」 「さてデザートは最後にとっておくとして、残った数もそんなにいない事ですし(作者が)飽きたから貴方達には死んで貰いますね。」 残ったゆっくりの殆どは撃ちもらしの瀕死の者達や妊娠しているなどで元々動けない者達だ。 阿求は手ごろな木を引っこ抜いて来るとドスの口につっかえ棒にして口を開けさせると 「ゆう…ゆう…」とか細い息をしているそれらを蹴り飛ばす等して口の中に放り込んでいった。 「最後の食事をゆっくり味わって下さいね。」 といって木を口から取り外してあごを蹴り上げる。 「ぐゆうっ!!」 生き残りのそれらはその一撃でドスの中で完全に息絶えた。 これで実質群れは全滅。 AQNのレーダーにも反応は無いので逃げられた個体もいないだろう。 いや、足元に一匹小さいのがいる。 殺し損ねた赤ゆかと思ったが様子がおかしい。 拾い上げてよく見てみるとそれは早産した赤ゆだった。 「ふぅん… 貴方身ごもっているんですね?」 多分さっき蹴った衝撃で産道から出てきたんだろう。 それはドスまりさの最後の希望だった。 もし群れが全滅して自分も死んでもお腹の中の赤ゆは自分の身体に残った栄養で何とか生き延びて彼女が退散した後に生まれると踏んでいた。 「じゃあ念入りに殺さないといけませんね。」 「やべでええ!!」 「赤ちゃんは、赤ちゃんはだずげでええ!!!」 「却下♪」 カートリッジからスペルカードを右手でかざす。 「ゴルディオン玄翁!!」 スペルカードから巨大な玄翁と、それを扱うための右椀部の手袋の様な強化ーパーツ、左手にはぶっとい凶悪な返しが付いた杭が実体化。 「玄翁コネクト!」 ガキンッという金属音で強化パーツが腕に装着、AQNの右手には巨大な玄翁が握られる 「えい!」 釘を左手でどすの身体、産道近くに付き立てる。 「ゆぐうえええ!!」 ドスのぶっとい悲鳴は心地良いが何も一本で終わりじゃない。 続けて何本も実体化させて産道に付き立てて行く。 最初は派手な悲鳴をあげていたが、その体力も無くなったのか黒ひげ危機一髪状態になる事には 「ゆぐっ…!!」 と短い悲鳴に変わっていた。 「玄翁ヘル!」 さらに突き立てた釘を今度はゴルディオン玄翁で打ち込む作業がある。 「玄翁ヘル!玄翁ヘル!玄翁ヘル!玄翁ヘル!玄翁ヘル!玄翁ヘル!玄翁ヘル!玄翁ヘル!」 「や、やべでえ…あがじゃんじんじゃう…」 「大丈夫ですよ、まだ間の子は生きていますから。 …生きていますから仕上げですね。」 「ゆ…?」 「アンドヘブン!」 「ゆぐぎゃあああああ!!!! ゆっゆっぐりやべでえええ!!」 最後にガトリング螺旋回しの爪で釘を掴んで一本づつ回転させながら引き抜いていくAQN。 一本抜くたんびに釘の返しに引っかかってボロボロと中の赤ゆが外に溢れてくる。 「あは、あはははははは…!!! これです! やっぱりこれがなくっちゃ!! 最後の希望も経たれてのた打ち回る体力も無く息絶えていく。 最高のショーじゃないですか?!」 それを踏み潰し、噴出す餡子に塗れながらわけの分からない感想を笑いながら叫ぶ頭がアドレナリン出まくりヘブン状態の阿求は多分AQNの中でヤンデレフェイスをしているだろう。 そんなんで全部抜き終えた頃にはドスも死にかけ、今度こそ悲鳴を上げる体力も残っていない。 「ゆっくりよ、土に還れえええええええ!!!!!」 最後にAQNが最大出力で振り下ろした巨大玄翁によって群れは絶滅した。 数時間後。 里の人間の通報でドスの群れを処理しにきたハンター鬼意山は絶句していた。 ドスが潜んでいるという森の一角は餡子の海となり、その中心で自慰行為に耽る少女がいたから。 言い訳 THE大量虐殺ってのに挑戦してみましたがどうにも虐殺のバリエーションが乏しかったですね。 AQNの名称は無理矢理です。 ギミックは某勇者王にちなんで工具で統一してみましたが正直その縛りがきつかったかも? あと阿求は絶叫させるキャラじゃないからかなり無理しちゃった感が… 「ゴルディオン玄翁」 正直このネタがやりたかっただけという気もします。 このSSに感想を付ける
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・3回目 ・ふたばスレの若本声のゆっくりという電波を受信した人のを盗聴して書きました。 ・ネタを提供してくれた方、ありがとうございます。 ・虐めてない。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス 『ゆっくりの声質についての実験、実証及び考察』 著:(餡子に塗れていて読みとれない) ゆっくりは喋る饅頭である。 それは、人間が普段何気なく喋るのと同じくらいに当たり前だがただ、良く考えてみてほしい。 饅頭がどうしたら、喋ることが出来るのだろう? 人間の場合、喉にある声帯を動かし空気(自分の声は、骨も)を振動させることでその空気の波を耳が感知して、声として認識する。 一方ゆっくりには、声を出す為の声帯に似た器官が未だ発見されてない。 では、何故ゆっくりの声を我々に聞こえるのか。 ゆっくりの表皮は、我々が日頃食すだろう饅頭の皮や大福の餅の部分等、様々な食物(主に、包むもの)と酷似していること、そしてそれが耳としての役割を有するのはゆっくり(緩慢獣は恰好が良すぎと思うが)解剖の分野ではメジャーである。 他にも、眼球は杏仁豆腐と黒ゴマプリンであることや髪は細い飴細工を結いあわせたようなものだと言うことも判明しているが、今回はその表皮の裏側。 人間にとって内皮と呼ばれる場所が重要である。 ゆっくりというのは、カタツムリのように雌雄同体であり生殖活動に於いては、普段は下腹部内部に存在する子宮の役割を持つ生殖器を反転させる事で、雄の生殖器をあらわにする。 この反転というのが、焦点である。 表皮が耳としての役割ならば、内皮こそ声帯の役割なのではないだろうか? ゆっくりの口腔内には、唾液線と共に無数の微小な空洞を無数確認出来る。それはきっと震わせた空気が循環する為の物だろう。 これを実証出来れば、私の知名度も………。 ※上記は、主題ではないので一時保留しておくことにする。 ゆっくりの声を聞いたことがない者は、現代社会に於いていないだろう。 彼女達(彼らでもあるかもしれないが敢えて彼女達とする) は姦しく、特に野生化した者達は様々な場所で、騒音や死体などの公害として疎まれているのは周知の事実である。 今回は、その内の騒音被害を最小限に抑えることが出来るかもしれないものである。 ゆっくり達は、我々と同じ言葉を喋ると言われているが本来なら彼女達はただ『ゆっくりしていってね!!!』という鳴き声をあげる生物だった。 彼女達は、繁殖する過程で人間の言葉を進化と捉えたらしく。 近年の、傍若無人な振る舞いをするゆっくりが増えたのは、人間の言葉の表面をなぞっただけの何の意味も持たない言葉ばかりを覚えてしまった為だろう。 意味もない言葉。つまり、ただの音としての言葉である。 ゆっくりの発する声の周波数を調べたところ、全てが一致した。 それは、ゆっくりが人間のような感情の強弱がないままに、声を発している証拠に他ならず、この事は、実験への足掛かりになった。 ゆっくりの進化とは、ウイルスのように高速であり、親から子へ直接、知識が受け継がれる。 その知識の伝達の一部に、声を変質させる知識を食い込ませることが成功すれば、ゆっくりの声をまったく別の物に変えることが出来るかもしれない。 それが、今回の主題である。 この実験が成功したならば、野生のゆっくりの叫ぶ声を抑えられ騒音被害を限りなく小さくすることが出来、ゆっくりの愛玩生物としての地位もある程度向上するだろう。 ※以下、テープレコーダーも交えて記述。 「ヒャハぁ!! 実験だッぁ」 「実験だぁッ。は良いんですが教授。内容がいまいち分からないのですけれど」 「フグタくぅん。君はもぅ少し利口だと思っていたんがねぇぃ・・・」 「福田です。それ、物真似なんですか。似てないですよ」 「そぉんなことより実験だ実験。対象は、おうたとかいうふざけた騒音を出すくーさーれ饅頭れいむだ」 「ああ、声を変えることが出来るのかですか・・・本当にやるんですか?」 「なんの為に私が、こぉの私がわざわざあの有名な声優であるW氏の物真似をしていると思うのだ? やらない訳にもいかんじゃあないかねキミぃ」 「なんか変なオカマの男声になってるからやめてください」 「・・・正直、すまんかった気を取り直して、サンプルは?」 「はい。餡子を入れ替えて記憶を除去したれいむですが、お隣りのゆっくり耐久性のテストをしている研究グループが、快く譲ってくれました」 「彼らも、この実験が成功すれば自分の好きな声優の声を聞けるからな。乗り気なのだろう」 「好きな声優の断末魔を聞きたいファンっていろいろどうかと思いますが・・・」 「名前はそうだな・・・ゆっくろいどとかどうかね?」 「クリ○トン社から訴えられること間違いなしでしょうね・・・。そんなことより、実験を開始しましょうよ。教授」 「うむ。では、始めるとしよう」 「ゆっくり・・・ゆっくりしていってね?」 透明な箱には、一匹の成体れいむが、キョトン顔で入っている。 れいむは自分自身が、ゆっくりであるということ以外の記憶をすべて失っている。 先程助手が言った通り、れいむの身体を機能させる内臓であり、記憶を脈々と受け継ぐ脳髄でもある餡子を全て、ゆっくり由来ではない市販の餡子と取り替えたからである。 言わば、白紙のノートである。 このれいむから、子孫へ声の知識を受け継がせることで、最終的に望みの声を出させる。 今回は、私の敬愛するW氏の歌を拝借しての実験である。 許可はとってないが自腹で買ったので、訴えられてもただ実験中に聞いていただけと言い張ることにしよう。(この記述は隠匿するべきだろう) れいむの前面には、ビデオデッキ付きアナログのブラウン管テレビが置いてある。地上波デジタル放送によって御払い箱になったものを助手が持ってきたものである。 そこには既に、ビデオが入れてあり、この再生ボタンを押せばたちまちW氏の歌が流れ、透明な箱の中のれいむは強制的にそれを聞くことになる。 「では、始めてくれ」 「リモコンのボタンくらい自分で押しましょうよ・・・」 助手が再生ボタンを押すと軽快な音楽と共にW氏の特徴的な歌が始まった。 映像に映し出されたV字の魔物に対して、れいむはキリッとした顔になり、 「ゆっくりしていってね!!!」 と言うと、その状態のまま固まってしまった。 微動だにしないゆっくりとただただメロンの良さを歌うアニメ。シュールである。 「・・・教授。これ本当に実験ですか?」 「身体は繁殖機能排泄機能を備えたゆっくりとはいえ、中身は、原初のゆっくりに近いのだろう。反応が見込めないのは仕方ない。それに実験は始まったばかりだ。さあ、早く巻き戻して巻き戻して」 「・・・なんでこんな人に師事してるんだろう・・・」 助手のぼやきは、知らないふり。それが教授である。 数時間、映像を流しては巻き戻して流しては巻き戻してを繰り返した。 さすがの餡子脳にも、口ずさむ程度には歌が定着しているだろう。 続いて、ゆっくりを代替わりさせねばならない。 「繁殖用のゆっくりはあるかね?」 「加工場から一つ、まりさを譲ってもらいました」 「では、交尾させよう」 「・・・教授。原初のゆっくりは細胞分裂のように増殖するのでは? 生殖器を使用しての妊娠は出来るんですか?」 「中身が純粋無垢なゆっくりでも、身体はきちんと今時のゆっくりだ。出来ないことはないだろう」 「はあ・・・そうですか・・・じゃあ、まりさ投入します」 助手は、目が血走って、変な汗を全身から出しながら猛々しくアレがそそり立つまりさを透明な箱に入れた。 「・・・。フグタ君。このまりさ少しおかしくないかね?」 「福田です。繁殖用のまりさですから性欲に基づくこと以外の行動を行わないように改良されているそうですよ。正直、キモいから触りたくなかったんですけど」 「れいむを万が一、死亡させられると困るんだが・・・」 「殺さない程度に、胎内妊娠させるようです」 「そうか。なら、れっつらゴー」 「かけ声が古いです・・・教授」 懐古厨。それが教授である。 少し手狭になった透明な箱。 その中でれいむとまりさは、愛を育んでいる。 といっても、頑張っているのは醜い顔で砂糖水を撒き散らすまりさだけで、れいむは、ニヒルなあの顔から変わらずマグロである。 「れいむぅッ!!! さいっこうっの・・・まむまむなんだぜえ! もっとっもっとまりさにいきるじっかんを・・・くれぇなのぜっ!!」 「・・・・・・」 「なんでれいむはすっきりしそうじゃないんだぜええぇ・・・!?」 れいむが喜んでいないと思い、一層、激しく責め立てるまりさ。 ・・・何故だか、倦怠期の夫婦のような哀愁を漂わせていて、胸が苦しいのだが。 「教授。もう帰って良いですか。なんで、せっかくの休日を潰してまで饅頭のまぐわい見てるんですか私達は・・・」 「まあ、待ちなさい。ほら、もうそろそろ終わりそうだから」 絶頂間近なのだろう。まりさがより一層、激しく責め立てれいむまで小刻みに振動している。 「れいむぅッ。っ・・・のぜええぇ!!! すっき」 まりさが絶頂を迎えると同時に、遺伝子を伴った白餡がれいむの胎内へ吹き出した瞬間、まりさは爆散した。 「・・・」 「・・・」 餡子が、我々はもちろん研究室全体にも飛び散り、重要書類をねこそぎ駄目にした。このレポートも、実はこの時に書きなぐったものである。 「・・・何故、まりさが爆発したのだ・・?」 「加工場の職員が、あの醜さに当てられて虐待を始めるのを防ぐ為の措置とのことです」 「その技術は、是非公開してほしいものだな・・・」 「そんなことより、教授。れいむに変化が」 れいむの方を見てみると、れいむの下膨れがいつもより大きく膨らんでいる。 「妊娠したようだ」 「成功ですね」 「ああ。赤ゆが形成されるのは一、二日だ。根気よく観察しよう」 「・・・帰らせてくださいよ」 「駄目」 二日後。 れいむは、赤ゆまりさを出産した。 二日間の状態は、通常時の出産と変わらなかったが、出産した時の赤ゆの産声であるはずの声だけが違っていた。 「ゆぅっくりぃしていっってねぇッ!!!」 W氏の声ではなく、口調を赤ゆまりさが喋った。 「・・やりましたね」 「ああ、やったね」 これが今回の結果のようである。 現在、実験は継続中であるが。 ゆっくりの声を変えられる兆しは、見えたかと思う。 その兆しから、新しいゆっくりの形が生まれるまで研究は終わらないのである。 「教授。後半面倒だからって簡略しといて、最後だけ綺麗事言わないでください」 「正直、すまんかった・・・」 アトガキ ト●でメロンです。ぶるあぁぁぁぁ!!の元ネタの曲からです。 内容は、ろくに調べもせずに書いたのでボロボロとぼろがでます。 うん・・SSを書く程度の能力もない・・・。 すみません・・・・。 ご読了ありがとうございました。 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね
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※ぺにまむ、すっきり表現あり。 ここはお兄さんの虐待部屋。 机の上には全身におびただしいねじを埋め込まれたまりさ。 その目前には大きめの水槽。 水槽の中身は…成体サイズのれいむが一匹と、子まりさと子れいむが2匹ずつ。 お兄さんが胎生妊娠してずりずりと這うことしか出来ないれいむをまず捕獲すると、母親を助けるために駆けつけた 子ゆっくりが足元にポムポムと体当たりをし始めた。 それを次々と水槽に放り込み、あっさりと作業は完了したのだ。 「では泥棒まりさの共犯者である家族の皆さんにも、罰を受けてもらいまーす」 「おにいしゃんはなにをいってるの?ばかなの?」 「れいみゅたち、どろぼうなんてしてにゃいよ!このくしょじじい!」 「はやくここからださないと、おとうしゃんにやっつけてもらうのぜ!?あやまるならいまのうちなのぜ!ぷくーーー!」 「れいむはすっごくつよくなったんだよ!おこらせないほうがみのためなんだよ?ぷっくーーー!」 早速だぜまりさから教わった言葉や威嚇を実践してみせる子ゆっくりたち。 ただ真実を知る母れいむだけは、ただただ蒼白な顔のまま膨らんだ腹部を庇うように水槽の隅に身を寄せていた。 お兄さんはまりさのおぼうしを棚から持ってくると、そっとまりさのねじだらけの頭部に置いた。 「まりさは、みんなのまりさだったんだよ。このおうちに泥棒さんに入ってゆっくりごめんね。 でも、それはみんなのお腹をいっぱいにしたかったからなんだ。みんなにも責任があるんだよ? だからみんなでお兄さんにごめんなさいをしようね!みんな一緒だったらきっと耐えられるよ」 「「「「ゆがーーーーーーーーん!おとうしゃんだったのぉぉぉぉぉ!?」」」」 「人間さん、賭けはまりさの勝ちなのぜ!れいむ達にひどいことをするのはやめるのだぜ!」 その時、だぜまりさはとうとう我慢できずに叫んでいた。 今まで接してきた人間は相手の条件を飲んでいれば、向こうもキチンと約束を守ってきた。 だぜまりさは、今回の件でこのお兄さんは自分を信頼し、れいむ親子とのゆっくりした生活がこれから始まるものと信じきっていたのだ。 そしてその信頼を隠れ蓑にいつか寝首を掻くつもりだった。 お兄さんは虐待用の道具の準備が忙しかったのだが、一段落したので手を休めてまりさの方に振り向く。 「よく聞いてまりさ。このれいむ達は罰を受けるけど死んじゃうわけじゃないんだ。 その後にみんなでゆっくり生活するんだから、別に約束を破るわけじゃないだろう?」 「ゆふふふふ、まりさと一緒だよ、みーんなまりさとお揃いになるんだよ!お前だけ仲間はずれだねー」 机の上に居るので姿は見えないが、針ねずみになったまりさがお兄さんの言葉に合いの手をうつ。 「ぞん゛な゛ごどじだら゛ゆ゛っぐり゛でぎなぐな゛る゛の゛ぜ!!」 「あれれ、ご不満かな?じゃあこうしよう。まりさがボクをやっつけれたらみんなを解放してあ、げるっ」 言い終わるが早いか、お兄さんの右足のつま先がだぜまりさの頬にめり込む。 ボムっっ!! 「ゆべっ!!」 一切の手加減の無い蹴りは、だぜまりさを壁に止められるまで吹き飛ばすのに充分な威力だった。 お兄さんは役目が終わっただぜまりさにもう興味は無かった。 利用価値があるとすれば、このゆっくりを唯一の頼りとしているれいむ親子に全く歯が立たずに殺される姿を 見せつけるくらいがせいぜい関の山だろう。 だぜまりさは真正面からこの人間とやりあって勝てるつもりは無かった。 この家に来てボロクズのようなまりさを見た瞬間、前の飼い主とは完全に違う側の人間だと悟ったからだ。 だからこそ寝首を掻くチャンスを狙っていたのだ。 しかし、ここで自分の家族の前で命乞いをするような無様な姿を晒すわけにはいかない。 それは彼女をこれまで支え続けたプライド。 それは彼女をこれから殺すであろうプライド。 どの道お兄さんは殺すと決めたのだから、逃げようとしても結果は変わらなかったであろう。 「やってやるのぜーーーーーーーーー!!」 本当にあっさり、だぜまりさは哀れな饅頭の残骸になった。 水槽の中の家族は目をそむけてすすり泣くだけだった。 「じゃあ気を取り直して、まずはみんな仲良く足焼きターーーイム!」 明るく言い放つとお兄さんは軍手を装着し水槽から子れいむを2匹、左右の手でむんずと鷲づかみにして取り出す。 2匹がおそらをとんでたどり着く先は、もうもうと熱気を放つホットプレート。 ご丁寧にも油が薄く引いてあり、熱さ調整用のつまみは当然最強を指している。 「ゆっくりぷれいとに着地~」 眼下の地獄から逃れようと、じたばたもがく2匹を握ったまま鉄板に押し付ける。 ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウッッ。 「だじゅげでお゛があ゛じゃぁぁぁぁぁぁぁん゛っ!!」 「あぢゅい゛よ゛あぢゅい゛よ゛お゛ぉぉぉ」 ただ上に放り投げただけでは、跳ねて逃げられてしまうのである程度底部が焼けてしまうまではしっかりと押さえ続ける。 産まれて初めてだろう激痛に、2匹はすぐに力無く助けを求める事しかできなくなる。 動けなくなったのを確認すると、お兄さんはすぐさま次の子まりさ2匹を同じように鉄板に押さえつけた。 「あづいよ゛…あづいよ゛…あづいよ゛…あづいあづいあづいあづい」 「ゆ゛っ゛ゆ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛ゆ゛っ゛」 「ま゛り゛じゃのあ゛ん゛よ゛うごがなぐなっじゃうの゛お゛ぉぉぉぉ」 「どう゛じでおがあしゃんれいむをたすけてくれないの゛ぉぉぉおおおおおおお?」 底部がこんがり炭化した子ゆっくり4匹は、まりさお父さんのすぐ傍らに並べられた。 「おちびたち、とっても熱いよね?とーーってもとーーーっても苦しいよねっ!? わかるよわかるよそうだよねそうだよねっ。おとうさんもすっごく頑張って耐えたんだよ!? 一緒だねっ、真っ黒こげこげのあんよがお父さんと一緒だねっ!」 もはやまぶたで保護されてない眼球は、乾いて表面にうっすら謎の膜が張っており、視力はかなり低下していたのだが まりさは焼ける音と臭いと絶叫で子供たちの様子を把握し、まさに喜色満面と言った所だった。 「さあ、あとはれいむだけだよ。みんなで仲良くまっ黒あんよだよ!!あいつになんか渡すもんか!あんなやつにっ! みんなっ!まりさの家族だっ!!みんな揃って!!みんな仲良くっ!!」 まりさが興奮気味に囃し立てる。歯茎まで剥き出しなのでまわりにいる子ゆっくりに唾が飛びまくる。 お兄さんはそれを受けて鼻歌まじりに水槽のれいむを両手で掴み挙げる。 「れいむはお腹の赤ちゃんに影響があるからいけないなあ」 れいむは一瞬、ほっとした表情になる。 「だから弱火でじっくりいこうね!」 本当に一瞬だけのことだった。 「ゆ゛ぎぃいいぃぃぃぃぃぃ、ま゛り゛ざごめ゛ん゛ね゛。ごめ゛ん゛ね゛ぇぇぇぇぇぇ! れ゛い゛む゛を゛ゆ゛る゛じでね゛ぇぇぇぇ!!!」 お兄さんにしっかりと頭を押さえられて、じわじわ底部を焼かれつつもまりさに詫びるれいむ。 ボロボロと流れ落ちる涙は贖罪のためか、単に熱いだけなのか。 「違うよれいむ。まりさはぜんぜん怒ってないよ。あのまりさは永遠にゆっくりしちゃったし、れいむはこうして またまりさの所に帰ってきたんだもん。もう一緒だよね。ずっとずっと一緒だよね。 だってあんよが痛くてもう動けないもんね!アハハハハハ!!」 お兄さんはれいむが跳ねることが出来なくなったのを確認すると、温度を一番低めに設定して子ゆっくりたちの方に 向かった。 「やれやれ、あれだけお父さんに注意されたのにボクに向かってゆっくりできない言葉を使ったり、ぷくーをしたり 悪い子達だね。そんな子にはたくさんたくさーーんおしおきが待ってます」 「アハハハ、お兄さん、ねじねじするんだね!?おちびたちもねじねじされちゃうんだね!? すっごくすっごく、いたいいたいだけど大丈夫!お父さんがついてるからね!」 対する子ゆっくりたちは足焼きのダメージが抜けないのか、何も言い返す元気が無い。 最後の頼りの母親も、現在進行形で惨劇の真っ只中なのだ。 おびえた8つの目がお兄さんを見上げる。 「そうそう、行き倒れてたキミたちを保護して丁重におもてなししたのは別に可哀想に思ったからじゃあないんだよ?」 お兄さんが手にしているのは愛用の十字ドライバー。 「弱ってるゆっくりをいじめたらすぐ死んじゃうからね」 空いている左手で、子れいむを仰向けに倒して軽く握る。 すべすべでなおかつしっとりとした皮、ぎっしりと詰まった餡子が指で加えた力をしっかりと反発する。 このお家に来て以来、一日3食あまあまを好きなだけ食べたゆっくり達の栄養状態は、極上と呼べるものだった。 贅沢をさせていたのは、何もまりさへの当て付けだけでは無かった。 全てはこの時のために。 お兄さんはもう我慢が出来なかった。 ねじこみたい。 その衝動を4匹の子ゆっくりたちに次々に叩きつけてゆく。 「ゆぎっ!ゆ゛ゆ゛ッゆ゛ゆ゛ッ!ゆ゛ゆ゛ッ!!」 「アハハっ!痛い?苦しい?大丈夫だよ!!おとうさんがあとでぺーろぺーろしてあげるからね! いたいいたいなんてゆっくりしてないですぐどこかに飛んでっちゃうよ!」 他の姉妹たちは恐怖のあまり、あるものはただ目を瞑り悲鳴だけを聞き、またあるものはすぐ次は自分の番なのだと虐げられる 姉妹を涙を流しながらただ凝視する。 「そろそろいいかなー?選手こうたーーい」 お兄さんはぐったりとした母れいむをホットプレートから持ち上げ拘束台に仰向けに固定すると、入れ違いで子ゆっくりたちを 再び灼熱の地獄に投入していく。 その底部には丁度4本のねじのあんよが生えて、さながらお盆のナスで作る精霊馬の短足バージョン。 お兄さんの絶妙の加減によって、そのねじの先端は中枢餡のギリギリ手前で止まっている。 「ほーらだんだん熱くなるぞー」 お兄さんがホットプレートの温度設定を再び最大にしてしばらくすると、熱がステンレスのねじを伝ってゆっくりたちの餡子を 直接焦がし始める。 人間で言えば脳をライターで炙られているようなモノだろうか。 4匹の子ゆっくりはそれぞれが百面相のようにデタラメに表情を変え口からは意味不明のもう言語とはよべない奇音を発し、 全身の各部が自分の意思とは全く関係なしにビクビクと痙攣した。 しかし意外にも瞳には理性が宿っており、自分で自分を制御出来ない状況に苦しんでいるようだった。 お兄さんはホットプレートから流れ出す四重奏をしばらくうっとりと聞いていたが、やがて最後の仕上げにとりかかる。 子供たちの奇声を聞いて「がんばれ!がんばれ!」と励ましていたまりさをねじに触れないようにそっと底面から抱き上げ、 拘束されたれいむの前まで連れてゆく。 「ねえまりさ、チビ達は妹を欲しがってたみたいだけど。これから作っちゃおうか?しばらくご無沙汰だったんでしょ?」 そう言うが早いか、両手の中のまりさを激しく振動させ始める。 「ゆゆゆっ!?ゆふ………ゆふん……ゆっふ…ゆっふうおおおおおおおおお」 徐々に呼吸が荒くなり、ぺにぺには天を突き、むき出しの歯茎からはだらしなく涎を垂れ流す完全発情まりさが誕生した。 「や、やめてまりさ!今おなかには赤ちゃんがいるんだよ!すっきりなんてしたくない!だめ゛ぇぇぇぇぇぇぇ!」 激しくいやいやをするように、拘束されたまま体を左右にくねくねと動かして逃れようとするれいむ。 お兄さんはそんなれいむの下腹部にまりさの下部をそっと着地させる。 涎と体から染み出した透明な粘液によってヌチョヌチョと音を立てながら、まりさはぺにぺにを突き立てるべき場所を 探り当てる。 「ゆふふ、れいむとすっきりするの本当にひさしぶりだね。どんなにまりさのぺにぺにがすごいのか忘れちゃった みたいだし張り切っちゃうよ!」 「ね、お願いだからまりさやめてね!すっきりなんてしたられいむの赤ちゃんがっあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛」 れいむの言葉を無視し、挿入と同時に高速でピストンを開始するまりさ。 「ほらほらほら!まりさふにゃぺになんかじゃないでしょぉぉぉぉぉぉ!?」 「ゆ゛ぎっ!も゛う゛や゛め゛でっ!」 「見て見て!お父さんとお母さんがすっきりして!こうやって激しくすっきりしておちびたちが産まれたんだよ!」 「ま゛り゛ざお゛ね゛がい゛……」 「おちびたちのお父さんとお母さんは、まりさとれいむだけなんだよぉぉぉぉぉぉ!」 スパンスパンと腰をを打ち付ける音が響く中、れいむは目をかっと見開いたまま口からはダラダラと餡子を垂れ流し始めた。 それを見たお兄さんは、オレンジジュースをすぐ使えるように準備を開始していた。 「ゆっふ!ゆっふ!もう、すぐ!かわいい妹達を!みせてっ!あげるからねぇぇぇぇぇ! す、す、すすすすすすすっきりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 恍惚の表情を浮かべ、これでもかと海老反りの姿勢で快感の度合いを表現するまりさ。 お兄さんはまだ息が荒いまりさをどけて、れいむの口にオレンジジュースをドボドボと流し込む。 ケホケホとむせながらも即座に息を吹き返すれいむだが、その顔はみるみる苦痛に歪む。 「い゛っ痛゛いぃぃぃぃぃぃ!お゛な゛ががぁぁぁい゛だい゛よ゛ぉ゛ぉ゛!」 まむまむがミチミチと開き始め、水っぽい餡子が流れ出し始めて数秒後、ボロリボロリと餡子の塊のようなものが 3つ穴からこぼれ落ちた。 それはまだ赤ゆっくりの出来損ない。 それは胎児ゆっくりだったもの。 れいむは流産したのだった。 「アハハハ!さすがまりさのれいむだね、もう産まれたんだ!赤ちゃんたち、まりさがお父さんだよ。 家族が増えたんだもん!まりさこれからはもっともっと頑張らないといけないね!」 「あ゛がぢゃん゛……。じっがり゛じで!ゆ゛っぐり゛じでい゛っでね゛!ゆ゛っぐり゛じでい゛っでね゛ぇぇぇぇぇ!」 返ってくるはずの無い返事を求めて、れいむは叫び泣きじゃくる。 そんな母親を終始見ていた子ゆっくりたちの目からも、とめどめもなく涙が流れ落ちる。 ただ一匹、まりさは「赤ちゃんたち、ゆっくりしていってね!」と新たな家族の誕生に歓喜するのだった。 「さあて、これで全部の罰は終わりです。みんなお疲れ様!」 お兄さんはダンボール箱を用意し、そこにまりさとれいむと子供4匹、そしてだぜまりさの残骸と死んだ赤ゆを放り込む。 「ボクがお家に運んでいってあげるよ。家族みんなでおうちにかえろ♪」 「ありがとうお兄さん!おうちでみんな一緒に暮らすんだ!ずっとずーーっと一緒だよ!」 「あ゛がぢゃん゛……ゆ゛っ゛ぐり゛…………」 お兄さんはダンボールをゴミ捨て場に捨てた。 そこは一家の新たなゆっくりぷれいす。 みんな仲良くあんよは真っ黒。 お父さんはハゲハゲのねじねじでいつもニコニコ。 お母さんは餡子の塊をぺーろぺーろしながら話しかけ続けます。 ちびゆっくり姉妹達はもう、ゆーーとしか喋れないし、たまに狂ったように痙攣を始めます。 ダンボールのおうちでだぜまりさを食べながら、永遠にゆっくりする時がくるその日まで。 みんないっしょ。 ずっとずっと一緒。 ○最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。 過去に書いたSS ゆっくりいじめ系2467 週末の過ごし方 ゆっくりいじめ系2519 この世の終わり ゆっくりいじめ系2589 UFOキャッチャー このSSに感想をつける
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ゆっくり工作セット 16KB 虐待-いじめ 飼いゆ 現代 ゆっくりって結構器用だと思う 「こらっ!部屋を汚すなって言ってんだろ!!」 「ゆぁーん!れいむ、よごしてなんかないぃぃいいい!?」 「ゴミ箱倒しやがって!それにティッシュも1箱丸ごと中身バラ撒きやがって!!」 「れいむのおうちなのにぃぃいい!?べっどさん、がんばっでづぐっだのぉぉ!」 「うるせぇ、お仕置きだ!ひゃっはー!!」 「あんよぺんぺんやめでぇぇぇええ!!」 飼いゆっくりが、部屋を荒らして困る、と言う話はよく聞く。 相当厳しくしつけても、たとえバッジ持ちだとしても、 この癖ばかりはなかなか治らないとの事だ。 というのも実際のところ、ゆっくり自身に部屋を汚している自覚が無いのが問題なのである。 ゲスが家屋侵入して部屋を荒らすののは訳が違うのだ。 なぜなら、飼い主から見れば明らかに部屋を散らかしているこの行動、 これは、ゆっくりの本能に根づいた行動だからなのである。 『ゆっくり工作セット』 D.O 部屋を荒らしているつもりはない、となると一体何をやっているのか。 ・・・・・・それは『工作』である。 ゆっくりは本能的に、工作を行う事が大好きなのだ。 野生のゆっくりが穴を掘り、木の枝や小石を積み上げて、 かなりの労力をかけておうちを作ることは知られている。 それが町中ともなるとさらに手が込んでおり、木箱やダンボール、ブルーシートやビニル袋まで使って それこそ公園を住処とする人間さんと同レベルのおうちを作ることもある。 おうちだけなら鳥でもモグラでもビーバーでも作るだろうが、ゆっくりの場合それだけではない。 ベッドと称しては、赤ゆっくりのお布団用に、枯れ草で編んだとりかごを作ったり、 様々な道具を木の枝や葉っぱ、土や石を使って作成することも多い。 生活に余裕さえあれば、特に必要も無いのに玩具の類を自作したりすることだってある。 脆弱な体を守るため、ゆっくりしたいという欲求を何とか満たすため、 ゆっくりせずに必死に工夫する内、『工作』が本能にまでなってしまったのだろうか。 自分だけで作った、自分だけの何かを手に入れることは、 あの無力な饅頭達にとって、この上ない大きな喜びなのかもしれない。 ともあれ、ゆっくりを飼い、しかも無理な調教をしないで仲良くやっていこうと思ったら、 この本能とも上手く折り合いをつけていくしかないのである。 ・・・と言う研究結果が公式に発表されてからどれくらい経ったか。 ついにそんな、ゆっくりの本能的な欲求に目をつけたとある玩具会社が、 飼いゆっくりから爆発的な人気を集めることになる新製品を開発したのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 『ゆっくり工作ブロックセット・赤ゆっくり用』 パッケージにそう書かれているこの人気商品。 私も予約待ちの末、ようやく手に入れることができた。 バケツのような容器に、山盛りで入ったこの玩具は、 見た目はスポンジ製の積み木、といった感じだ。 形は円柱・直方体・Y字型・その他様々。 何となく、森でも手に入る木の枝や小石っぽく見えないでもない物が多い。 素材はスポンジっぽい外見だが、実際はもう少し硬く重く出来ている。 とは言えそこはゆっくり向け玩具。 少なくともゆっくりが怪我をするようなものではないので、 安心して使用させることは出来るようだ。 表面を触ると低粘着性でペトペト指にくっつき、 2つのブロックをグッと押し付けあうと、少し叩いたくらいでははがれない。 中に磁石が仕込んであるタイプもあり、この粘着力とあわせると、 ゆっくりがちょっと押したり引いたりくらいではバラバラにならないほど頑丈にくっつく。 それでいて、何度くっつけはがしてを繰り返しても、 壊れもしなければ粘着性も落ちないという優れものだ。 ゆっくりに与える玩具に大事なもの、 安全性、強度、耐久性、いずれも備えた、さすがのヒット商品である。 赤ゆっくり向けから成体向けまで、サイズにも種類が豊富なのだが・・・ とりあえず今回は、我が家のゆっくり達に合わせたサイズにしてみた。 ガシャガシャガシャ・・・ 「ゆゆ?このいししゃん、ゆっくちしちぇるにぇ!」 「このえだしゃんも、とっちぇもときゃいはよ!」 「しゅーりしゅーり、ちあわちぇー!」 我が家の飼いゆっくり達から見ると、本物の小石や木の枝に見えるのか・・・。 とにかく気に入ったようで何よりだ。 ちなみに私の家では、4畳半一間の和室を丸ごと飼いゆっくりスペースにして、 20匹の赤ゆっくりを飼っている。 飼っているのだから当然だが、私はゆっくりの事が好きだ。 種類はれいむ・まりさ・ありすと、リーズナブルな3種。特にこだわりは無い。 ただ、この数でサッカーボールサイズまで成長されてはさすがにきついので、 成長抑制剤のお世話になる事にしており、 生後3カ月現在でもこいつらはピンポン玉サイズのままだったりする。 これまでこのゆっくり部屋に置いていたのは、 全員用のベッドとして座布団を一つ、餌を入れた小皿、ハムスター用の給水器、トイレ用の皿、以上。 毛糸を玉にして与えたり、ピンポン玉をいくつかくれてやったりしていたが、 活発なまりさ種以外は食いつきがイマイチだったので、 今回奮発して、この人気商品を購入した、と言うわけである。 「ゆぁーい!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 色とりどりのブロックに群がる赤ゆ達。 みんな、これまで見た事のない物が与えられて、 目をキラキラと輝かせながらブロックにすーりすーりしたり、 端っこを噛んでみたり、上に乗って跳ねてみたりしていた。 説明書によると、後は放っておいていいらしいので、部屋の外から観察する事にする。 「しゅーりしゅーり、ゆゆーん!やわらかくっちぇ、ゆっくちー!」 「いろもきれいにぇ!とっちぇもときゃいはだわ!」 「ゆぅ~・・・」 赤ゆっくり達が思い思いに新しい玩具でゆっくりする中、 1匹の赤まりさが何やら考え事をしている風な態度をとっていた。 「ゆふぅ~ん・・ゆ?どうしちゃの?まりしゃ。」 「ゆぅ~・・・ゆゆっ!ゆっくちおもいついちゃよ!!」 「びっくりー!!おおごえださにゃいでにぇ!?」×19 「ゆっくちはこぶよ!ゆっくち!ゆっくち!」 「ぽかーん・・・ゆっくちなにしちぇるの?」×19 表情を先ほどまでよりさらに輝かせた赤まりさは、 ブロックの中でも平べったい長方形、かまぼこ板状のものを口に咥え、 部屋の端っこに立てかけた。 「ゆっくち!もっとはこびゅよ!ゆっくち!ゆっくちー!」 さらに、立てかけた板を補強するように、周囲に小石サイズのブロックを置き、 板がずれたり倒れたりしないように固定していった。 ・・・・・・。 「ゆっくちかんせいしちゃよ!!」 「ゆ、ゆわぁ~。」×19 「ここはまりしゃのおうちだよ!ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!」 それは、壁に板を立てかけただけの、どうという事も無い工作物だった。 だが、その板の裏側の陰に赤まりさが身をうずめると、 それは確かに、これまで赤ゆっくりが見た事も無い、実にゆっくりしたおうちであったのである。 そしてその瞬間、他の赤ゆっくり全員が、驚きとも喜びとがごちゃ混ぜになった感情を、一気に爆発させた。 「しゅっごーい!!しゅっごくゆっくちしちぇるよーっ!!」 「ゆふ~ん。しょれほどでもありゅよ!」 「とっちぇもときゃいはよ!・・・ゆっ!ありしゅもおうちつくりゅわ!!」 「ゆっくちつくりゅよっ!!えいっえいっ!ゆー!!」×19 そこから先の、赤ゆっくり達のとった行動は、普段ののんびりゆっくりした姿と見違えるような、 実に活気と想像力にあふれた創作活動であった。 「このえだしゃんは、れいみゅがつかうよ!」 「このいししゃんは、ありしゅがこーでぃねーとしゅるわ!」 「ゆぁーん。まりしゃもえだしゃん、ほちいよー!」 多少ケンカもあったようだが、 みんな、一心不乱に工作に取り掛かっている。 こちらが隣の部屋でその様子を見ながら感心している間に、 早くも各々が想像力の限りを尽くして組み上げている、立派なおうちが作られていった。 「まりしゃのおうちだよ!ゆっくちー!」 「ゆわぁ!かっこいいにぇ!まりしゃのおぼうちしゃんみちゃーい!」 「ゆっへん!」 ある赤まりさは、いくつかの長い棒状のブロックをテント状に組み、 その周りにさらに、平たいブロックをかぶせていき、 円錐・あるいは竪穴式住居風とも言えそうなおうちを作り上げていた。 一方ありすも面白い。 「これはときゃいはな、てーぶるしゃんにぇ!」 「ありしゅのゆっくちした、そふぁべっどしゃんよ!」 柵でも作るようにブロックで円を作り、その内側を『都会派にコーディネート』しているらしい。 ここが人間の家の中で、雨や風を防ぐ必要が無いと理解しているのか、 それとも機能性よりインテリアデザイン重視なだけなのか。 「ここはありしゅのおうちよ!ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 色・形の異なるブロックをキレイ並べて、 豪華な居間を作ってしまった。 ほとんどの赤ゆっくりは協力し合ったりせず、自分専用のおうちやら遊び場やらを作っているあたり、 『自分で作った自分だけのモノ』と言う所が大事なのだろうか。 この習性が、野生ゆっくりの群れが数年で必ず崩壊する原因なのかもしれない。 だが、そんな悪く言えば利己的、良く言って独立志向の高いゆっくり達の中でも、 協力し合っている赤まりさと赤れいむがいた。 こちらはこちらでゆっくりらしい理由でのようだが。 「おうちができたりゃ・・・まりしゃといっしょに、ゆっくちしようにぇっ!」 「まりしゃ・・・れいみゅは、まりしゃとずっとゆっくちしちゃいよ!」 「れいみゅ・・・ちゅっちゅしちぇいい?」 「まりしゃぁ・・・ちゅっ!」 まあ、お熱いことで。 まあ、なんと言うか、ゆっくりにとって『おうち』と言うヤツは、 おとなの証であり、財産であり、ステータスだと言う事なのだろう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それから半日・・・ 途中に休憩とお昼寝を挟みつつ、赤ゆっくり達が作業を終えた頃には、 部屋の中は縄文人の集落のような姿に様変わりしていた。 「ゆぅ~。ゆっくちしちぇるよぉ。」 「まりしゃのおうち・・・しゅーりしゅーり、ちあわちぇ~。」 「ひろばしゃんも、ゆっくちしちぇるにぇ。」 集落は、中心に広場を持ち、その周囲に各々のおうちが、 そのさらに周囲には、柵のつもりか細長いブロックで囲いまで作ってある。 そしてどの赤ゆっくり達も、自分の、あるいは自分達のおうちの中でゆっくりしている。 しかも、単にごっこ遊び、秘密基地遊びというわけではない。 「むーちゃむーちゃ・・ち、ち、ちあわちぇー!」 最初におうちを作った赤まりさは、餌皿からペレット状の餌をお帽子に入れて運び、 おうちの中までわざわざ持ってきてからむーしゃむーしゃしている。 自分のおうちの中での食事は、さぞやゆっくり出来るのであろう。 その瞳には涙すら浮かんでいた。 入り口を木の枝型のブロックでしっかりと閉じたおうちの中では、 先ほどのれいむ&まりさ夫婦(と言うには幼すぎるが)が愛をささやき合っているのが聞こえる。 「れいみゅ・・・おちびちゃんのための、べっどしゃんもつくろうにぇ。」 「ゆぅ~ん、きがはやいよぉ。さきに、ごはんしゃんをあつめてにぇ。」 「まりしゃは、かりのめいじんさんにゃんだよ!ゆっくちまかせちぇにぇ!」 狩りなどした事があったとは驚きだが、早くも子作りする気満々らしい。 やはり、自分のおうちを持つと言うのは、ゆっくりにとって、おとなの証なのかもしれない。 「ゆっくちすべりゅよ!『ころころころっ!』ゆっくちー!」 「おーびのーび!ゆわぁぁ・・・おしょらとんでるみちゃーい・・・」 中央の広場には、長方形のブロック数個で組み上げた滑り台らしきものまで完成し、 数匹の元気な赤ゆっくり達が、キャッキャと遊んでいた。 滑り台の一番上は、ブロック数段分の高さであり、 その上でのーびのーびすれば、遥かかなた、部屋の隅々まで見渡せるのであろう。 数匹の赤ゆっくり達が、のーびのーびしながら口を半開きにして景色を眺めていた。 赤ゆっくり達はみんな、目をキラキラ輝かせ、表情は幸せーそのもの。 それは、玩具を与えた私自身ですら、胸の奥に暖かいものがこみ上げてくるほどゆっくりした姿だった。 少し値の張る玩具だとは思っていたが、買ってあげて、本当に良かったと思う。 ふむ。時間も夕方、そろそろ私も部屋に入っていい頃だろう。 ガラッ! 「おーい、お前達!随分がんばったなー!」 「ゆ!?おにーしゃん!ゆっくちしちぇっちぇにぇっ!!」×20 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「・・・さて。」 がっしゃーん!! 「ゆ・・・・ゆぴゃぁぁあああああああ!?」 と、言うわけで、赤まりさが壁にブロックを立てかけて作ったおうちを、 さっそく蹴り壊してやった。 「ゆぴゃぁぁあああん!!どうしちぇそんなことしゅるにょぉぉおおお!?」 「ゆぴぃいいい!?ゆっくちさせちぇぇぇええ!」 さらに、広場の中心に作ってあった滑り台も、 赤ゆっくり達が怪我しないように床に下ろしてあげてから、 念入りに分解してやる。 「はーい。お片づけお片づけ。」 パカッ!ペリッ!ガシャガシャ・・・ 「ゆぴぇぇえええ!?しゅべりだいしゃんがぁぁああ!?」 ありすの都会派で解放感抜群のお部屋も、インテリア一個一個を拾い上げ、無慈悲に回収してあげる。 「ありしゅのとかいはなそふぁしゃん、てーぶるしゃんがぁぁああ!?」 「てか、工夫が足りんな。並べてるだけだし。」 「ゆぁぁ・・ときゃいはな・・・こーでぃねーと・・・ゆぇぇん。」 とんがり帽子そっくりなテント型のおうちでは、制作者の赤まりさが、 中に入って渾身のぷくーをしていた。 「ゆっくちどっかいっちぇにぇ!ぷっきゅー!!」 別に迫力などかけらも感じないが、このまま壊してしまうと中の赤まりさも怪我してしまう。 こんな時は・・・ 「あったあった、これこれ。」 私の手に握られたのは、『ゆっくり工作ブロックセット』に同梱されている、 『ゆっくり確保用トング・赤ゆっくり用』。 「ゆぁーん、つかまにゃいでぇぇ・・・おしょらとんでるみちゃ」 「そーい!」 がしゃーん! 「ゆんやぁぁああああ!!まりしゃのゆっくちしたおうちがぁぁあああ!!!」 新婚のまりさ&れいむのおうちも、同様に2匹を引きずり出して、 目の前で徹底的に蹴り壊してあげる。 「ゆぁぁぁああん!!まりしゃとれいみゅの、あいのすがぁぁああ!!」 「このおうちで、おちびちゃんをうむっちぇ、やくそくしちゃのにぃぃ!!」 「ふーむ。この2匹、明日去勢しとくか。」 ・・・・・・破壊、破壊、破壊。 こうして赤ゆっくり達が作り上げたゆっくりプレイスは、完成した5分後には、 この世界から永遠に消え去ったのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 『ゆっくり工作ブロックセット・注意書き』 ゆっくり達が作った工作物は、飼い主の皆さんにとっても大変魅力的なものでしょう。 でも、それらの工作物は、なるべく完成させたその日のうちにブッ壊してあげて下さい。 ゆっくりは、『自分で作った自分だけのモノ』を手に入れてしまうと、 非常に強い独占欲と独立心を持つようになってしまいます。 ・・・飼いゆっくりとしては、少し扱いにくくなってしまうんですね。 だから、変に愛着を持たないうちに、バラバラにブッ壊してあげちゃって下さい。 きっと、物を作る喜び、作った物の儚さ、ついでに飼い主さんとの力関係などを、 しっかりと学んでくれることでしょう。 ちなみに、目の前で思い切りよくバラバラに壊してあげると、なお効果的です。 ※解体作業は気分爽快ですが、1日1回までにしておきましょう。 あまり繰り返し過ぎるとトラウマになって、ブロックで遊んでくれなくなっちゃいますよ。 【製造元:ゆっくり加工所】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「片づけ完了!じゃ、また明日な!!」 「ゆ・・・ゆんやぁぁあああん!!」×20 そんなわけで、泣かせるのは悪いと思わなくもないが、 あいつらはあくまでも飼いゆっくりなのだ。 私は工作セットの説明書にある注意書きに従い、しっかりお片づけしてあげると、 部屋の隅っこに廃材置き場のようにブロックを寄せて、部屋の電気を消した。 うん、気分爽快。 「ぐしゅ・・・ゆっくちつくりゅよ・・・」 「ゆぅぅ・・もっとがんじょうなおうちしゃん、つくろうにぇ・・・」 「ゆっくちぃ、ゆっくちぃ・・ゆぇぇん・・・」 泣きながらもめげてはいないようだ。 うん、やっぱりゆっくりは可愛いと思う。 そして10分も経った頃部屋の前を通ると、 カチャカチャとブロックを動かす音が、夕日に赤く染まる部屋の中から聞こえてきていた。 そしてさらに30分後には、真っ暗な部屋の中で、 キャッキャとはしゃぎながら工作を続ける声が聞こえてくる。 どうやらあの玩具、相当気に入ってもらえたようだ。 ・・・・・・明日もしっかり片づけてあげないとな。 挿絵 byゆんあき 挿絵 by儚いあき 餡小話掲載作品 その他(舞台設定のみ共有) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 ふたば系ゆっくりいじめ 924 みんな大好きゆレンタイン ふたば系ゆっくりいじめ 934 暇つぶし ふたば系ゆっくりいじめ 943 軽いイタズラ ふたば系ゆっくりいじめ 1016 お誕生日おめでとう! 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 冬-2. ふたば系ゆっくりいじめ 910 寒い日もゆっくりしようね 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりできるね! れいむ このぶろっくさんであそんでみたいよ -- 2021-04-10 15 48 40 いや、このお姉さんは影狼じゃないのか…? -- 2016-05-11 16 09 49 どうしてホモが湧いてるんですかねぇ……(歓喜) -- 2014-01-21 13 55 44 これはたまらん たまらん -- 2014-01-13 23 05 14 これはいいwwwww -- 2013-09-09 13 58 18 おねにーさんはかわいいね!ゆっくりできるよ! -- 2013-07-29 20 44 16 多分この人はロリコン(ショタコンも?)なんだろうなぁとか思ったり -- 2013-06-17 14 59 23 ↓ホモは帰って、どうぞ(迫真) -- 2012-06-01 22 56 27 この飼い主獣派ね!レイプしてぇ・・・ -- 2012-05-05 23 12 06 まるで俺の幼稚園の頃みたいだな -- 2012-03-09 19 40 47 このおねえさんはちぇんのしんかけいっなんだねーわかるよー -- 2011-10-08 21 47 21 ヒャッハアアァァーーーーー!!!!! ごみはお方付けだああぁぁーーー! -- 2011-09-15 19 42 06 名作だwww -- 2011-02-06 07 20 21 がちゃーん、と壊す所に吹いたw これは、おもしれー!www -- 2010-12-08 13 53 41 つうか飼い主さんは俺っ娘なんですねw -- 2010-12-01 07 53 59 飼い主とこいつらをまとめて殺したいな -- 2010-11-29 02 55 13 かわえええええええええ赤ゆかわえええええ かわいすぎていじめ殺してええええええええええええ -- 2010-11-28 21 02 01 すばらしい -- 2010-08-23 16 58 44 あーー かわいいわぁ こいつら いいわぁ -- 2010-08-06 20 12 50 これは面白いけど・・・ どうやら私には赤ゆはどう頑張っても飼えない事が解った 絶対諸共にぶっ潰す揺ぎ無い自信があるw -- 2010-07-30 00 32 58
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『我儘なゲスはしんじゃえ~ 後篇』 14KB 虐待 制裁 自業自得 飼いゆ 赤ゆ 子ゆ ゲス 虐待人間 まさかのエピローグあり あらすじだよ! あらゆるゆっくりの我儘を許してきた愛でお兄さんもついに我慢の限界だった! さあ!鬼威惨のパーフェクトゆ虐教室がはじまるよー!! 現在のゆっくりの数 親れいむ:1 親まりさ:1 成体ありす:1 子れいむ:2 子まりさ:2 子ありす:2 赤れいむ:5(前篇で一匹圧死) 赤まりさ:2 赤ありす:2 【虐待鬼威惨ができるまで(我儘なゲスはしんじゃえ~編)】後篇 手のひらに餡子が付いている。舐めとるとそれは甘かった。 「さて、どうしよっかな~」 鬼威惨は笑みを浮かべていた。これから起こる楽しみを企てながら。 壁に激突し、気絶しているれいむを放っておいて台所に向かっていった。 そして数分後、鬼威惨は手に何かを持って帰ってきた。そう、ゆっくりを虐待するために。 「みゃみゃー!!おきちぇよぉぉぉ!!」 「ぺーりょぺーりょ!」 自分のいる部屋には親れいむと子れいむ、赤れいむ。しきりに母親を心配している。親れいむは依然、壁にぶつかって以来気絶したままである。 隣の部屋にはまだ寝ているゆっくり達がいる。取りあえず起こしに行くことにする。隣の部屋ではありすやまりさ達がすやすやと寝ていた。ゆっくり達が寝ているのを確認した鬼威惨は手に持ったものを高く振りかざし、ぶつけた。 カァンカァンカァン!! 「ゆっ!!?」 「なんなのじぇ!!?」 「うりゅしゃいいい!!」 鬼威惨が持っていたのはフライパンとお玉。それをたがいに打ち鳴らしたのだ。 お寝坊さんな奴も飛び起きる音が鳴り響く。全身が聴覚器官であるゆっくりにはたまったものではない。次々とはね起きる。 「さー!!皆さん朝ですよー!!起きろー!!」 「やめりょぉぉぉ!!」 「うるさいのぜぇぇぇ!!」 「やめろいなかものぉぉぉぉぉ!!」 「アーアー聞こえなーい!!もっと大きな声で言ってみろぉぉ!!」 カァンカァンカァンカァン!!! 「うりゅしゃいぃぃぃ!!ゆっくりできにゃぃぃぃ!!」 「起きろ寝ぼすけ共ー!!」 「ゆぎぎぎぎ・・・っぷぅあ!!?」 「おじびじゃぁぁん!」 とうとう赤まりさが餡子を吐き出した。赤ゆっくりはまだ皮が薄いのだから音のダメージが深刻なのだろう。次々と赤ゆっくりは餡子やカスタードを吐き出していく。 親ゆっくりと子ゆっくりはまだ大事には至っていない。だが可愛い妹やおちびちゃんのもとに駆け寄ろうとするが自身も動けないでいる。 「ゆぎぃぃ!やめろぉぉ!どれぇぇい!!おちびちゃんたちがゆっくりでぎなぐなるぅぅぅ!!」 「ぱ~どぅ~ん?」 「ゆがぁあああああ!!」 そしてついにその時が来た・・・ 「ゆげぽぉお!!」 「もっちょゆっくちちゃかっちゃ・・・ぴゅげろぉ!」 「おじびじゃぁぁん!!!」 「いやぁぁ!!こんなのとかいはじゃないわぁぁぁ!!」 赤ゆっくりたちが永遠にゆっくりし始めた。床には次々と餡子とカスタードがぶちまけられる。子ゆっくり達も限界が近いようだ。歯茎を食いしばって必死に耐えているが餡子を吐き出すのも時間の問題だろう。 すると、ふと鬼威惨が足もとに鈍い衝撃を感じた。 「ん?」 見ると親まりさが自分の足元に体当たりをしていた。 子供のためといえどもあの騒音の中動き、なおかつ体当たりを仕掛けてきた親まりさに驚いた鬼威惨はフライパンとお玉をぶつけるのをやめた。とたんに子ゆっくりたちが歯を食いしばるのを止めた。 子ゆっくり達とありすは既に疲れ切った様子だった。 「じねぇぇぇぇぇ!!おぢびじゃんをごろじだげずなじじばゆっぐりじないでじねぇぇ!!」 静かになると親まりさの苦悶に溢れた雑言が響いてきた。 すると鬼威惨は親まりさの頭に手を伸ばし、帽子を奪い取った。 「!!がえぜぇ!ばりざのおぼうじをがえぜぇぇ!!」 途端に喚き始める親まりさ。ゆっくりはおかざりを取られるのを極端に嫌がる。鬼威惨はゆっくりを虐待したことはなかったがある日、仕事場の同僚が虐待について話していたのを聞きかじったときに聞いたのだった。当時はとんでもないことだと思っていた。が、今となっては鬼威惨はその話を聞いておいてよかったと思っていた。 「どーしよっかなー」 わざとらしく帽子を掲げる鬼威惨。親まりさは必至の形相である。 「がぇぜぇぇ!!」 「やだもーん!こうしちゃえー!!」 ビリビリビリィ! 鬼威惨は躊躇うことなく帽子をびりびりに引き裂いた。親まりさは茫然とそれを眺めるばかりだった。 「おぼうし・・・・・うわぁぁぁあああ!!まりさのおぼうしがあああ!!!」 「おお!丁度いい雑巾だなこりゃ。それ!ごーしごーし!」 「やめろぉぉぉおお!!ばりざのおぼうじでおちびちゃんだじをふぐなぁぁ!!」 「意外と使えるゆっくりっくる!使い捨て!使い終わったら・・・・・ゴミ箱にシュート!!」 カコン 「わああああああああああああああああああ!!!」 くしゃくしゃに丸めたゴミはゴミ箱に見事に入っていった。まりさは砂糖水の涙をこれでもかと撒き散らすことしかできなかった。 「ごめんなまりさ。これお詫びにやるわ」 お兄さんはぼうしに付いていたリボンを申し訳程度にまりさの頭にちょこんと乗せた。 「ゆわあああああああああああああああ!!!」 「さーさー!みんなお隣の部屋に行こうね!そーれ!!」 ボムボムボム! 「おしょらゆげぇ!」 「おぢびじゃんぎゃぽっ!?」 「とかいはっ!!?」 疲れ切ったゆっくり達を蹴り飛ばして隣のれいむ達がいる部屋に鬼威惨は案内した。 隣の部屋では復活したれいむ達が鬼威惨に怒りの目線を向けていた。すると鬼威惨はニヤニヤしながられいむ達の所へ歩み寄っていった。 「どうしたんだい?そんな怖い顔しちゃって」 「ゆ!こわいもなにもないよ!おちびちゃんをよくもころしたね!せーさいするよ!」 「れいみゅおこっちぇりゅよ!ぷきゅーしゅりゅよ!」 「げすなじじいはぷくーでしね!!そのあとせいっさいしてころすよ!」 「げすなにんげんはゆっくりしね!」 「「「「「ぴゅきゅー!!」」」」」 「はっはっは!こわくもなんともないぞ?それがぴゅきゅーなのか?」 「ちがうぅぅ!!ぴゅきゅーだぁ!!ぴゅきゅー!!」 赤ゆっくりはぷくーと言いたいらしい。だがぴゅきゅーでもぷくーでも変わりはない。たかがゆっくりが頬を膨らまそうが人間は何ともない。その必死さが可笑しいと思うぐらいなものだろう。 「そりゃ!」 「ぴゅk!!?」 「ゆびゃ!」 「きゅぴょっ!」 「ぴゅっ!!」 「ぱあ☆」 飽きたお兄さんは赤ゆっくり達の頭上にフライパンを振り下ろした。当然、赤ゆっくり達が耐えられるはずもない。奇妙な断末魔をあげ永遠にゆっくりしていった。 「おじびじゃんがぁぁぁ!!」 「フライパンが汚れちまったなー・・・おっ!丁度いい布巾があるな!」 むんず 「ゆ!?おそらをとんでるみたい!」 「それごしごし」 「いじゃいいい!!あんよさんすれるうううう!!」 「おねーちゃぁぁん!!やめろどれぇぇいい!おねーちゃんをはなせぇぇ!!ぷくー!!!」 「何だ?お前もやりたいのか?いいぞ」 がし 「おそら・・・ぎゃあああああああ!!!」 「綺麗になったな。よっしゃ!シュート!!」 ぽーい・・・どさっ! 「くさいいいいいい!!うんうんさんはゆっぐりでぎないいいい!!」 「ゆげぇぇぇぇぇ!!」 晴れてれいむ姉妹は仲良くゴミ箱行きとなった。今朝取った分のうんうんとさっき捨てた死臭のこびりついたおぼうしのせいで大いに苦しんでいる。もう先も長くないだろう。 それを見ているゆっくり達はみな顔が・・・まあ、全身が顔なのだが青ざめていた。 突然鬼威惨が手を鳴らす。 パンパン! 「さぁさぁここでディナータイムでございまーす!!馬鹿なお前らのためのあまあまのじかんだよー!」 「ゆ!あまあまさん?」 「おいどれい!はやくあまあまさんをもってくるのぜ!」 「「「「あまあま!あまあま!!」」」」 「はやくしてよねいなかもの!」 このゆっくりたちは本当に自分の置かれた状況が分かっているのだろうか。さっきまで青ざめていた顔はあまあまを期待する嬉々とした顔に変っていた。 すると鬼威惨は子ありすを姉妹を鷲掴みにした。 「「おそらをとんでるみたい!!」」 ありす達が間抜けな台詞を呟きながら机の上に乗った。 「いなかもののどれいはさっさとあまあまをもってきてね!!」 「とかいはなありすたちがたべてあげるわよ!!」 「いやいや、それはないだろう」 「なにをいっているの?」 「あまあまになるのは君たちだからだよ」 「へ・・・・・・・・」 言うが早いか鬼威惨は加熱していたフライパンに子ありすのあんよを押し付けた。 「ゆっぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!ありすのとかいはなあんよがああああああ!!!あづいあづいいじぬうううううううううううう!!!!!どれいいいいたずげろおおおおお!!!」 「まーまーそんなに騒がないで、ゆっくりしていってね!!」 「ありすのとかいはないもうどになにじでるのおおおお!!はやぐやめろおおおおお!!」 「え?加熱処理だけども何か?」 「おぢびじゃああああん!!」 「じゃまくさーい!」 ドガッ! 「ゆぎぼっ!!」 蹴っ飛ばされた親ありすはれいむと同じく壁とちゅっちゅした。 そんなこんなで親たちが慌てふためいている間にも子ありすの加熱処理は終了した。子ありすはもう動けない。ゆっくりの移動機関であるあんよは今やこんがりを通り越して真っ黒焦げに炭化していたからだ。 「おまたせー!子ありすの丸焼(レア)だよー!生きのいいうちにゆっくり召し上がれ!」 「おぢびじゃあああああ!!!」 「おかーさん!!いだがっだよぉぉぉぉ!!」 「ありす・・・・・」 「おいくそどれい!どうしてこんなことするの!」 「え?俺何か悪い事した?」 「したよ!たいせつなおちびちゃんをよくもころしたね!!せいっさいするよ!!」 「へぇ、せいっさい?勝手にしとけよ。いったっだきまーす!!」 ガブリ 「いじゃいいいいいいい!!!」 「う~ん、この暖かい焼き立てほやほやのカスタードが何とも言えないですな!!」「シェフになれますよ貴方!才能ありますって!!(裏声)」 「うわああああ!!おじびじゃあああああん」 「うっめ!これめっちゃうっめ!あれ?お前たち食べないの?せっかく作ったのに」 「たべられるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!」 「ふーん。じゃあ俺が貰うね!」 「おそら・・・」 ガブ 「いだいいいいいいいいい!!」 「はふっはふっ!美味い!しあわせだああああ!!」 「「もっと・・・ゆっくり・・・したかった・・・」」 「あぢびじゃあああああ!!」 「ふぅ。おいしいおちびちゃんありがとね!また食べたいな!」 「わあああああああああああああああ!!!なんで!なんで!なんで!!!」 「どうしたのそんなに叫んで?あ、食べちゃまずかった?」 「どぼじでごんなごどずるのおおおおおおお!!!」 ありすはわからなかった。何故この奴隷、人間が自分にこんなことをするのかが。ついさっきまでは従順な奴隷だったのに。愛する我が子を殺され、食べられた事が。 それを聞いた鬼威惨は笑顔のままありすのもとに近づいた。途中、れいむとまりさ達がおびえていたが鬼威惨は気にも留めずにありすにむかって話しかけた。 「ほー。本当にわからないんだな?自分が何故こんなことされるのか」 「そうよ!なんでこんなことをするのよ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 「あやまれ!しんだおちびちゃんとありすにあやまれ!それとどれいははやくしんでね!それといしゃりょうにあまあまをたくさんよこせ!!」 「あ゛?」 ガッ!! 「ゆぶっ!?」 ありすの顔が凹んだ。鬼威惨の強烈なストレートが顔面に命中したからだ。鬼威惨の顔からは笑顔が消え去っていた。かわりに鬼のような形相がそこにあった。 「あ゛あ゛?てめぇ本当に自分が何をしたのかわかってねぇのか?オラァ!!」 ドムッ! 「ぐぇぼっ!!」 「挙句にあまあまよこせだぁ?はっ!とんだ屑饅頭だな」 「ぐへぇぇっ!ごほぼぶぅぇぇぇぇ・・・」 カスタードと涙を流すありすの髪の毛を掴み、こちらを恐ろしげに見ているゆっくり達に鬼威惨はありすの顔が見えるように置いた。 顔は潰れかけ、おまけにカスタードと砂糖水のせいで余計ぐずぐずになっていた。 すると鬼威惨はどこからともなく金網を取り出した。正方形の穴が無数に開いたそれを団扇のようにして鬼威惨は自分にむけて扇ぐ真似をしてこんなことを言った。 「今日は暑いな」 「びゅぅ・・・・ふびゅぅ・・・」 「ま、都心に近いせいか。今夜は熱帯夜だなもう10月だってのに」 「ぼう・・・・やべで・・・・」 「所で俺はところてんが好きなんだ。あのちゅるちゅるッとしたやつがな。喉越しがよくてな」 「ありずに・・・ひどいこと・・・」 「そこで!今日はお前らにところてんをごちそうさせてやろうと思う。たっぷり召し上がっていけ!!」 「あああああ・・・・・・・」 鬼威惨は金網をありすの頭部に軽く当てた。トンっと小さな音が鳴る。そして・・・・ 「ふん!!」 ダンッ!! ありすの体はところてんのごとく1cm四方に短冊切りになり、そこらに散った。 「ゆ・・・ゆ・・・・ゆぎょぉぉぉ!!」 「ぎゅぴぃっ!」 子まりさ達が餡子を吐き出し始める。ショッキングな光景に親れいむ達も顔が真っ青になっている。人間が全身ばらばらになった光景を子供に見せたようなものなのだから無理もない。だが、鬼威惨は笑顔で言った。 「ささ、召し上がれ!!」 傍らにはカスタードまみれの金網が置いてあった。 「ああ、ごめんごめん。取り皿を持って気忘れちゃったね」 そう言うと鬼威惨は台所にまた歩いて行った。親れいむとまりさはその間必死で我が子を舐めていた。 「ゆぶぶぇ・・・」 「ゆっ・・・ゆっ・・・」 「おちびちゃん!あんこをはいちゃだめなのぜ!!」 「いやぁ!おちびちゃぁぁん!あんこさんはいたらゆっくりできなくなるよ!!ぺーろぺーろ!!」 「たっだいまー。ん?なにやってんだお前ら?」 親まりさは即座に判断した。鬼威惨が帰ってくるなりそこに顔をつっぷして土下座をした。 「おにいさん!ごめんなさい!!」 「はぁ?」 「いままでごめんなさい!!あやまります!だからおちびちゃんをたすけてください!!」 もうこれ以上酷い目に会いたくない。人間がこんなに強いと思っていなかったまりさはこれ以上苦しみを味わいたくないがためプライドを捨て、人間に助けを請い、この場をどうにかしようと考えた。 「いいぞ」 「ぼんどうでずがあああ!!ありがどうございまずううう!!」 「ほれ」 チョロチョロ・・・・・ 「・・・・・・ゆっくりー!!」 さっきまでよわよわしいうめき声をあげていた子まりさが復活した。鬼威惨のかけたオレンジジュースによって餡子が幾分か組成したからだ。 「ゆゆ~んおちびちゃんがゆっくりしたよぉ」 「おあかーしゃん!ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆ~ん」 「おにいさん!もうひとりのおちびちゃんにもおねがいするのぜ!!」 「やなこった」 「え・・・・・・・・・・・・・・・・」 「どぼじでぇぇぇ!!?」 「そ!そうなんだぜ!」 「ま、お前らの行動によっちゃ考えてやってもいいがな。カー!美味い!バ○リース!!」 「こ?こうどう」 「ああ」 「ど、どんなことをすればいいのぜ?」 「そうだな・・・・・」 しばらく考えた鬼威惨は突然邪悪な笑みを浮かべ、こう告げた。 「まりさ、これを見ろ」 「ゆ?」 すると鬼威惨はれいむの頭を押さえると手で振動を与えた。 「ゆゆゆ?・・・・・・ゆふ~ん」 すると発情したれいむがぺにぺにをふるいたたせた。 「まりさ、このれいむのな・・・・・・・ ぺにぺにを噛みちぎれ」 「へ?」 「聞こえなかったのか?このれいむのぺにぺにを噛みちぎれと言ったんだ」 「な・・・そんなことできないのぜ・・・」 「へー。じゃあこいつは死ぬな。おーい子まりさ!ぱぱはおまえを見殺しにするらしいぞー」 「そん・・・にゃ・・・・・ぴゃぴゃ・・・・」 「ゆ!?ゆゆっゆ!ゆゆ?」 「まりさぁぁぁすっきりしようよー」 「・・・・・・・・・」 「さあどうする?」 「れいむ・・・ごめんなのぜ」 ブチィ! 「いうあ・・・・ゆっぎゃあああああああああああああああ!!!」 噛みちぎられたれいむのぺにぺにがあった場所から餡子が流れ始めた。 「ばりざああああああ!!なんでぇぇぇぇえええ!!?」 「ごめんなのぜれいむ・・・・でもおちびちゃんを救うにはこれしか・・・・さあ!おにいさん!やくそくどうりおちびちゃんをたすけてね!」 「わかったよ」 プシュ! 「くれてやるよ・・・・」 チョロロロ・・・・ 「ゆ・・・」 「特製のにがにがをな!!」 「ゆぶぇぼっふああぁあああぁっぁああ!!?」 「!!?」 鬼威惨はかけた。子まりさに・・・・・・・コーヒーのブラックを。 大量の苦味をその身に浴びたまりさは一瞬でその命を失った。 『もっとゆっくりしたかった』 の台詞も吐けずに・・・ 「おじびじゃあああああああああああああああああああああああん!!!」 鬼威惨は終始笑顔であった。 現在のゆっくりの数 親れいむ:1(生殖器使用不能) 親まりさ:1(おかざりほぼ消滅) 子まりさ:1 【虐待鬼威惨ができるまで(我儘なゲスはしんじゃえ~編)】後篇 おわり 【虐待鬼威惨ができるまで(我儘なゲスはしんじゃえ~編)】エピローグに続く ダーク♂過去作品 anko2473 我儘なゲスはしんじゃえ~ 前篇 anko2468 タタタタタタタタ
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『我儘なゲスはしんじゃえ~ 後篇』 14KB 虐待 制裁 自業自得 飼いゆ 赤ゆ 子ゆ ゲス 虐待人間 まさかのエピローグあり あらすじだよ! あらゆるゆっくりの我儘を許してきた愛でお兄さんもついに我慢の限界だった! さあ!鬼威惨のパーフェクトゆ虐教室がはじまるよー!! 現在のゆっくりの数 親れいむ:1 親まりさ:1 成体ありす:1 子れいむ:2 子まりさ:2 子ありす:2 赤れいむ:5(前篇で一匹圧死) 赤まりさ:2 赤ありす:2 【虐待鬼威惨ができるまで(我儘なゲスはしんじゃえ~編)】後篇 手のひらに餡子が付いている。舐めとるとそれは甘かった。 「さて、どうしよっかな~」 鬼威惨は笑みを浮かべていた。これから起こる楽しみを企てながら。 壁に激突し、気絶しているれいむを放っておいて台所に向かっていった。 そして数分後、鬼威惨は手に何かを持って帰ってきた。そう、ゆっくりを虐待するために。 「みゃみゃー!!おきちぇよぉぉぉ!!」 「ぺーりょぺーりょ!」 自分のいる部屋には親れいむと子れいむ、赤れいむ。しきりに母親を心配している。親れいむは依然、壁にぶつかって以来気絶したままである。 隣の部屋にはまだ寝ているゆっくり達がいる。取りあえず起こしに行くことにする。隣の部屋ではありすやまりさ達がすやすやと寝ていた。ゆっくり達が寝ているのを確認した鬼威惨は手に持ったものを高く振りかざし、ぶつけた。 カァンカァンカァン!! 「ゆっ!!?」 「なんなのじぇ!!?」 「うりゅしゃいいい!!」 鬼威惨が持っていたのはフライパンとお玉。それをたがいに打ち鳴らしたのだ。 お寝坊さんな奴も飛び起きる音が鳴り響く。全身が聴覚器官であるゆっくりにはたまったものではない。次々とはね起きる。 「さー!!皆さん朝ですよー!!起きろー!!」 「やめりょぉぉぉ!!」 「うるさいのぜぇぇぇ!!」 「やめろいなかものぉぉぉぉぉ!!」 「アーアー聞こえなーい!!もっと大きな声で言ってみろぉぉ!!」 カァンカァンカァンカァン!!! 「うりゅしゃいぃぃぃ!!ゆっくりできにゃぃぃぃ!!」 「起きろ寝ぼすけ共ー!!」 「ゆぎぎぎぎ・・・っぷぅあ!!?」 「おじびじゃぁぁん!」 とうとう赤まりさが餡子を吐き出した。赤ゆっくりはまだ皮が薄いのだから音のダメージが深刻なのだろう。次々と赤ゆっくりは餡子やカスタードを吐き出していく。 親ゆっくりと子ゆっくりはまだ大事には至っていない。だが可愛い妹やおちびちゃんのもとに駆け寄ろうとするが自身も動けないでいる。 「ゆぎぃぃ!やめろぉぉ!どれぇぇい!!おちびちゃんたちがゆっくりでぎなぐなるぅぅぅ!!」 「ぱ~どぅ~ん?」 「ゆがぁあああああ!!」 そしてついにその時が来た・・・ 「ゆげぽぉお!!」 「もっちょゆっくちちゃかっちゃ・・・ぴゅげろぉ!」 「おじびじゃぁぁん!!!」 「いやぁぁ!!こんなのとかいはじゃないわぁぁぁ!!」 赤ゆっくりたちが永遠にゆっくりし始めた。床には次々と餡子とカスタードがぶちまけられる。子ゆっくり達も限界が近いようだ。歯茎を食いしばって必死に耐えているが餡子を吐き出すのも時間の問題だろう。 すると、ふと鬼威惨が足もとに鈍い衝撃を感じた。 「ん?」 見ると親まりさが自分の足元に体当たりをしていた。 子供のためといえどもあの騒音の中動き、なおかつ体当たりを仕掛けてきた親まりさに驚いた鬼威惨はフライパンとお玉をぶつけるのをやめた。とたんに子ゆっくりたちが歯を食いしばるのを止めた。 子ゆっくり達とありすは既に疲れ切った様子だった。 「じねぇぇぇぇぇ!!おぢびじゃんをごろじだげずなじじばゆっぐりじないでじねぇぇ!!」 静かになると親まりさの苦悶に溢れた雑言が響いてきた。 すると鬼威惨は親まりさの頭に手を伸ばし、帽子を奪い取った。 「!!がえぜぇ!ばりざのおぼうじをがえぜぇぇ!!」 途端に喚き始める親まりさ。ゆっくりはおかざりを取られるのを極端に嫌がる。鬼威惨はゆっくりを虐待したことはなかったがある日、仕事場の同僚が虐待について話していたのを聞きかじったときに聞いたのだった。当時はとんでもないことだと思っていた。が、今となっては鬼威惨はその話を聞いておいてよかったと思っていた。 「どーしよっかなー」 わざとらしく帽子を掲げる鬼威惨。親まりさは必至の形相である。 「がぇぜぇぇ!!」 「やだもーん!こうしちゃえー!!」 ビリビリビリィ! 鬼威惨は躊躇うことなく帽子をびりびりに引き裂いた。親まりさは茫然とそれを眺めるばかりだった。 「おぼうし・・・・・うわぁぁぁあああ!!まりさのおぼうしがあああ!!!」 「おお!丁度いい雑巾だなこりゃ。それ!ごーしごーし!」 「やめろぉぉぉおお!!ばりざのおぼうじでおちびちゃんだじをふぐなぁぁ!!」 「意外と使えるゆっくりっくる!使い捨て!使い終わったら・・・・・ゴミ箱にシュート!!」 カコン 「わああああああああああああああああああ!!!」 くしゃくしゃに丸めたゴミはゴミ箱に見事に入っていった。まりさは砂糖水の涙をこれでもかと撒き散らすことしかできなかった。 「ごめんなまりさ。これお詫びにやるわ」 お兄さんはぼうしに付いていたリボンを申し訳程度にまりさの頭にちょこんと乗せた。 「ゆわあああああああああああああああ!!!」 「さーさー!みんなお隣の部屋に行こうね!そーれ!!」 ボムボムボム! 「おしょらゆげぇ!」 「おぢびじゃんぎゃぽっ!?」 「とかいはっ!!?」 疲れ切ったゆっくり達を蹴り飛ばして隣のれいむ達がいる部屋に鬼威惨は案内した。 隣の部屋では復活したれいむ達が鬼威惨に怒りの目線を向けていた。すると鬼威惨はニヤニヤしながられいむ達の所へ歩み寄っていった。 「どうしたんだい?そんな怖い顔しちゃって」 「ゆ!こわいもなにもないよ!おちびちゃんをよくもころしたね!せーさいするよ!」 「れいみゅおこっちぇりゅよ!ぷきゅーしゅりゅよ!」 「げすなじじいはぷくーでしね!!そのあとせいっさいしてころすよ!」 「げすなにんげんはゆっくりしね!」 「「「「「ぴゅきゅー!!」」」」」 「はっはっは!こわくもなんともないぞ?それがぴゅきゅーなのか?」 「ちがうぅぅ!!ぴゅきゅーだぁ!!ぴゅきゅー!!」 赤ゆっくりはぷくーと言いたいらしい。だがぴゅきゅーでもぷくーでも変わりはない。たかがゆっくりが頬を膨らまそうが人間は何ともない。その必死さが可笑しいと思うぐらいなものだろう。 「そりゃ!」 「ぴゅk!!?」 「ゆびゃ!」 「きゅぴょっ!」 「ぴゅっ!!」 「ぱあ☆」 飽きたお兄さんは赤ゆっくり達の頭上にフライパンを振り下ろした。当然、赤ゆっくり達が耐えられるはずもない。奇妙な断末魔をあげ永遠にゆっくりしていった。 「おじびじゃんがぁぁぁ!!」 「フライパンが汚れちまったなー・・・おっ!丁度いい布巾があるな!」 むんず 「ゆ!?おそらをとんでるみたい!」 「それごしごし」 「いじゃいいい!!あんよさんすれるうううう!!」 「おねーちゃぁぁん!!やめろどれぇぇいい!おねーちゃんをはなせぇぇ!!ぷくー!!!」 「何だ?お前もやりたいのか?いいぞ」 がし 「おそら・・・ぎゃあああああああ!!!」 「綺麗になったな。よっしゃ!シュート!!」 ぽーい・・・どさっ! 「くさいいいいいい!!うんうんさんはゆっぐりでぎないいいい!!」 「ゆげぇぇぇぇぇ!!」 晴れてれいむ姉妹は仲良くゴミ箱行きとなった。今朝取った分のうんうんとさっき捨てた死臭のこびりついたおぼうしのせいで大いに苦しんでいる。もう先も長くないだろう。 それを見ているゆっくり達はみな顔が・・・まあ、全身が顔なのだが青ざめていた。 突然鬼威惨が手を鳴らす。 パンパン! 「さぁさぁここでディナータイムでございまーす!!馬鹿なお前らのためのあまあまのじかんだよー!」 「ゆ!あまあまさん?」 「おいどれい!はやくあまあまさんをもってくるのぜ!」 「「「「あまあま!あまあま!!」」」」 「はやくしてよねいなかもの!」 このゆっくりたちは本当に自分の置かれた状況が分かっているのだろうか。さっきまで青ざめていた顔はあまあまを期待する嬉々とした顔に変っていた。 すると鬼威惨は子ありすを姉妹を鷲掴みにした。 「「おそらをとんでるみたい!!」」 ありす達が間抜けな台詞を呟きながら机の上に乗った。 「いなかもののどれいはさっさとあまあまをもってきてね!!」 「とかいはなありすたちがたべてあげるわよ!!」 「いやいや、それはないだろう」 「なにをいっているの?」 「あまあまになるのは君たちだからだよ」 「へ・・・・・・・・」 言うが早いか鬼威惨は加熱していたフライパンに子ありすのあんよを押し付けた。 「ゆっぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!ありすのとかいはなあんよがああああああ!!!あづいあづいいじぬうううううううううううう!!!!!どれいいいいたずげろおおおおお!!!」 「まーまーそんなに騒がないで、ゆっくりしていってね!!」 「ありすのとかいはないもうどになにじでるのおおおお!!はやぐやめろおおおおお!!」 「え?加熱処理だけども何か?」 「おぢびじゃああああん!!」 「じゃまくさーい!」 ドガッ! 「ゆぎぼっ!!」 蹴っ飛ばされた親ありすはれいむと同じく壁とちゅっちゅした。 そんなこんなで親たちが慌てふためいている間にも子ありすの加熱処理は終了した。子ありすはもう動けない。ゆっくりの移動機関であるあんよは今やこんがりを通り越して真っ黒焦げに炭化していたからだ。 「おまたせー!子ありすの丸焼(レア)だよー!生きのいいうちにゆっくり召し上がれ!」 「おぢびじゃあああああ!!!」 「おかーさん!!いだがっだよぉぉぉぉ!!」 「ありす・・・・・」 「おいくそどれい!どうしてこんなことするの!」 「え?俺何か悪い事した?」 「したよ!たいせつなおちびちゃんをよくもころしたね!!せいっさいするよ!!」 「へぇ、せいっさい?勝手にしとけよ。いったっだきまーす!!」 ガブリ 「いじゃいいいいいいい!!!」 「う~ん、この暖かい焼き立てほやほやのカスタードが何とも言えないですな!!」「シェフになれますよ貴方!才能ありますって!!(裏声)」 「うわああああ!!おじびじゃあああああん」 「うっめ!これめっちゃうっめ!あれ?お前たち食べないの?せっかく作ったのに」 「たべられるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!」 「ふーん。じゃあ俺が貰うね!」 「おそら・・・」 ガブ 「いだいいいいいいいいい!!」 「はふっはふっ!美味い!しあわせだああああ!!」 「「もっと・・・ゆっくり・・・したかった・・・」」 「あぢびじゃあああああ!!」 「ふぅ。おいしいおちびちゃんありがとね!また食べたいな!」 「わあああああああああああああああ!!!なんで!なんで!なんで!!!」 「どうしたのそんなに叫んで?あ、食べちゃまずかった?」 「どぼじでごんなごどずるのおおおおおおお!!!」 ありすはわからなかった。何故この奴隷、人間が自分にこんなことをするのかが。ついさっきまでは従順な奴隷だったのに。愛する我が子を殺され、食べられた事が。 それを聞いた鬼威惨は笑顔のままありすのもとに近づいた。途中、れいむとまりさ達がおびえていたが鬼威惨は気にも留めずにありすにむかって話しかけた。 「ほー。本当にわからないんだな?自分が何故こんなことされるのか」 「そうよ!なんでこんなことをするのよ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 「あやまれ!しんだおちびちゃんとありすにあやまれ!それとどれいははやくしんでね!それといしゃりょうにあまあまをたくさんよこせ!!」 「あ゛?」 ガッ!! 「ゆぶっ!?」 ありすの顔が凹んだ。鬼威惨の強烈なストレートが顔面に命中したからだ。鬼威惨の顔からは笑顔が消え去っていた。かわりに鬼のような形相がそこにあった。 「あ゛あ゛?てめぇ本当に自分が何をしたのかわかってねぇのか?オラァ!!」 ドムッ! 「ぐぇぼっ!!」 「挙句にあまあまよこせだぁ?はっ!とんだ屑饅頭だな」 「ぐへぇぇっ!ごほぼぶぅぇぇぇぇ・・・」 カスタードと涙を流すありすの髪の毛を掴み、こちらを恐ろしげに見ているゆっくり達に鬼威惨はありすの顔が見えるように置いた。 顔は潰れかけ、おまけにカスタードと砂糖水のせいで余計ぐずぐずになっていた。 すると鬼威惨はどこからともなく金網を取り出した。正方形の穴が無数に開いたそれを団扇のようにして鬼威惨は自分にむけて扇ぐ真似をしてこんなことを言った。 「今日は暑いな」 「びゅぅ・・・・ふびゅぅ・・・」 「ま、都心に近いせいか。今夜は熱帯夜だなもう10月だってのに」 「ぼう・・・・やべで・・・・」 「所で俺はところてんが好きなんだ。あのちゅるちゅるッとしたやつがな。喉越しがよくてな」 「ありずに・・・ひどいこと・・・」 「そこで!今日はお前らにところてんをごちそうさせてやろうと思う。たっぷり召し上がっていけ!!」 「あああああ・・・・・・・」 鬼威惨は金網をありすの頭部に軽く当てた。トンっと小さな音が鳴る。そして・・・・ 「ふん!!」 ダンッ!! ありすの体はところてんのごとく1cm四方に短冊切りになり、そこらに散った。 「ゆ・・・ゆ・・・・ゆぎょぉぉぉ!!」 「ぎゅぴぃっ!」 子まりさ達が餡子を吐き出し始める。ショッキングな光景に親れいむ達も顔が真っ青になっている。人間が全身ばらばらになった光景を子供に見せたようなものなのだから無理もない。だが、鬼威惨は笑顔で言った。 「ささ、召し上がれ!!」 傍らにはカスタードまみれの金網が置いてあった。 「ああ、ごめんごめん。取り皿を持って気忘れちゃったね」 そう言うと鬼威惨は台所にまた歩いて行った。親れいむとまりさはその間必死で我が子を舐めていた。 「ゆぶぶぇ・・・」 「ゆっ・・・ゆっ・・・」 「おちびちゃん!あんこをはいちゃだめなのぜ!!」 「いやぁ!おちびちゃぁぁん!あんこさんはいたらゆっくりできなくなるよ!!ぺーろぺーろ!!」 「たっだいまー。ん?なにやってんだお前ら?」 親まりさは即座に判断した。鬼威惨が帰ってくるなりそこに顔をつっぷして土下座をした。 「おにいさん!ごめんなさい!!」 「はぁ?」 「いままでごめんなさい!!あやまります!だからおちびちゃんをたすけてください!!」 もうこれ以上酷い目に会いたくない。人間がこんなに強いと思っていなかったまりさはこれ以上苦しみを味わいたくないがためプライドを捨て、人間に助けを請い、この場をどうにかしようと考えた。 「いいぞ」 「ぼんどうでずがあああ!!ありがどうございまずううう!!」 「ほれ」 チョロチョロ・・・・・ 「・・・・・・ゆっくりー!!」 さっきまでよわよわしいうめき声をあげていた子まりさが復活した。鬼威惨のかけたオレンジジュースによって餡子が幾分か組成したからだ。 「ゆゆ~んおちびちゃんがゆっくりしたよぉ」 「おあかーしゃん!ゆっくりしていってね!!」 「ゆゆ~ん」 「おにいさん!もうひとりのおちびちゃんにもおねがいするのぜ!!」 「やなこった」 「え・・・・・・・・・・・・・・・・」 「どぼじでぇぇぇ!!?」 「そ!そうなんだぜ!」 「ま、お前らの行動によっちゃ考えてやってもいいがな。カー!美味い!バ○リース!!」 「こ?こうどう」 「ああ」 「ど、どんなことをすればいいのぜ?」 「そうだな・・・・・」 しばらく考えた鬼威惨は突然邪悪な笑みを浮かべ、こう告げた。 「まりさ、これを見ろ」 「ゆ?」 すると鬼威惨はれいむの頭を押さえると手で振動を与えた。 「ゆゆゆ?・・・・・・ゆふ~ん」 すると発情したれいむがぺにぺにをふるいたたせた。 「まりさ、このれいむのな・・・・・・・ ぺにぺにを噛みちぎれ」 「へ?」 「聞こえなかったのか?このれいむのぺにぺにを噛みちぎれと言ったんだ」 「な・・・そんなことできないのぜ・・・」 「へー。じゃあこいつは死ぬな。おーい子まりさ!ぱぱはおまえを見殺しにするらしいぞー」 「そん・・・にゃ・・・・・ぴゃぴゃ・・・・」 「ゆ!?ゆゆっゆ!ゆゆ?」 「まりさぁぁぁすっきりしようよー」 「・・・・・・・・・」 「さあどうする?」 「れいむ・・・ごめんなのぜ」 ブチィ! 「いうあ・・・・ゆっぎゃあああああああああああああああ!!!」 噛みちぎられたれいむのぺにぺにがあった場所から餡子が流れ始めた。 「ばりざああああああ!!なんでぇぇぇぇえええ!!?」 「ごめんなのぜれいむ・・・・でもおちびちゃんを救うにはこれしか・・・・さあ!おにいさん!やくそくどうりおちびちゃんをたすけてね!」 「わかったよ」 プシュ! 「くれてやるよ・・・・」 チョロロロ・・・・ 「ゆ・・・」 「特製のにがにがをな!!」 「ゆぶぇぼっふああぁあああぁっぁああ!!?」 「!!?」 鬼威惨はかけた。子まりさに・・・・・・・コーヒーのブラックを。 大量の苦味をその身に浴びたまりさは一瞬でその命を失った。 『もっとゆっくりしたかった』 の台詞も吐けずに・・・ 「おじびじゃあああああああああああああああああああああああん!!!」 鬼威惨は終始笑顔であった。 現在のゆっくりの数 親れいむ:1(生殖器使用不能) 親まりさ:1(おかざりほぼ消滅) 子まりさ:1 【虐待鬼威惨ができるまで(我儘なゲスはしんじゃえ~編)】後篇 おわり 【虐待鬼威惨ができるまで(我儘なゲスはしんじゃえ~編)】エピローグに続く ダーク♂過去作品 anko2473 我儘なゲスはしんじゃえ~ 前篇 anko2468 タタタタタタタタ