約 661,695 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2316.html
きめぇ丸?いいえしゃめい丸です 15KB 虐待-普通 愛で ギャグ 小ネタ 理不尽 差別・格差 変態 駆除 飼いゆ 野良ゆ 希少種 都会 現代 独自設定 タイトル道理にゆっくりしゃめい丸がでます ・この話には愛でられるゆっくりと悲惨な目にあうゆっくりが出てきます。愛でが嫌いな方は読まないほうがいいかも ・賢い胴付きゆっくりがでます。漢字を使って喋るので違和感を感じる方はお控えください ・これを書いたのはHENTAIあきだよ!HENTAIが嫌いな人は読まないでね! ・作者に都合の良い独自設定があります ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! 暗い路地裏にゆっくりの家族がいた。狩りの上手い父まりさにお歌の上手な母れいむ、そしてやんちゃな子まりさだ。 人間にも迷惑をかけずこの路地裏でひっそりと、しかし幸せに暮らしていた。 これからもこの生活は続くと家族の誰もが思っていたが、所詮ゆっくりでありその幸せはあっけなく終わる。 同じ路地裏に住んでいたありすが飼いゆっくりをレイプしたのだ。そのため人間はこの路地裏に住むゆっくりの駆除を決める。 結果幸せに暮らしていたこの家族も殺された。家族を守ろうとしたまりさは人間に潰されて死んだ。 子供を守ろうと子まりさを口に隠したれいむは蹴られたが、子まりさと共にかろうじて生きている。 「おちびちゃん・・・だいじょうぶ?」 「まりさはだいじょうぶだよ!おかあさんゆっくりなおってね!」 そう言って子まりさはれいむをぺーろぺーろして傷を治そうとする。もちろんそんなことで治るはずがない。 「れいむはもうだめだよ・・・これからはおちびちゃんだけでいきてね・・・」 「どぼぢでぞんなごどいうのおおおお!まりさはまだおかあさんといっしょにいたいよおおお!」 泣きながら母れいむに体をすーりすーりする子まりさ。そこにカシャッっという乾いた音と光が響いた。 「あやややや、これは良いシーンですね。ずばり母と子どもの悲しき別れですね。」 声をする方に振り替える子まりさ。そこには胴付きのきめぇ丸がいた。 「ゆわああああああああ!きめぇ丸だああああああああ!」 驚いて声をあげる子まりさ。れみりゃ、ふらんと同じ餡子に染みついているゆっくり出来ない記憶。 そのゆっくり出来ない動きはある意味捕食者以上の恐怖だ。 「失礼なこと言わないでください!きめぇ丸じゃなくて清く正しいしゃめい丸です!」 「わふぅ!わふわふ!」 抗議の声をあげるのはしゃめい丸と足もとにいるゆっくりもみじだ。紅い頭巾に丸くて白いぼんぼん。 背中からはカラスのような黒い羽が生えているが、その顔にはあのどこか小馬鹿にする笑みは浮かんでいない。 「きめぇ丸じゃないの?それならおかあさんをたすけてあげてね!」 「どれどれ、あややこれはひどいですね~。」 蹴られて顔が陥没しているれいむを珍しそうに見ながら首から下げるデジカメで写真を撮る。 その顔はどこか楽しそうである。 「おねがいします!おかあさんをたすけてください!」 「いいですよ、でも一つ条件があります。」 そういうとしゃめい丸は肩から提げているショルダーバッグからオレンジジュースを取り出す。 そうして少しだけオレンジジュースをれいむに垂らす。 「なんだかすこしだけいたくなくなったよ。」 「おかあさん!だいじょうぶなの!」 「どうです?私の取材に協力してくれたらこのオレンジジュースはあなたにあげますよ?」 そういってしゃめい丸は子まりさにこの辺で野良ゆっくりが多くいる場所や餌場を案内するように頼む。 子まりさはこの提案を断れるはずがなく、しゃめい丸の取材に協力することにした。 れいむはまだ動けるほどは回復しておらず、とりあえずここで隠れて待つことになった。 取材の始めはまずこの辺のゆっくり達が狩りと称するごみあさりをするゴミ捨て場だ。 ここには飲食店が多く、あまりゆっくり対策もしておらずゆっくりにとっては貴重な餌場である。 「ここがまりさたちのかりばだよ!ここにはおいしいものがたくさんあってゆっくりプレイスなんだよ!」 「なるほど。確かに野良ゆっくり避けのネットもありませんね。これは問題ですね~。」 難しい顔をしながらしゃめい丸は愛用のデジカメで写真を撮る。横ではもみじが退屈そうに欠伸をしている。 「いまならにんげんさんはいないわ!ゆっくりいそいでごはんさんをあつめるのよ!」 「「「わかったよぱちゅりー!」」」 ちょうどその時、ぱちゅりーとその他多くのゆっくりが食糧集めのためにゴミ捨て場にやってきた。 ぱちゅりーの指示のもとにゴミ袋を破り中身をかき出し、ごみ箱を倒しその中身を漁っていく。 「またゆっくりか!?いい加減ゴミを散らかすのは止めやがれ!」 ゴミ箱を倒す音に気づいたのか、店から主人と思われる男が出てくる。 人間の出現に気づいたのかぱちゅりーは慌てて他のゆっくりに指示を出す。 「むきゅ!にんげんさんよ!みんないそいでにげるわよ!」 「逃がすかこの野郎!ゆっくり苦しんで死ね!」 そう言うと男は手に持ったスプレーを逃げようとするゆっくりに振りかける。 このスプレーは加工所特製のゆっくり駆除用のものだ。別に殺すわけでないが、スプレーに含まれる辛み成分により ゆっくり達を痛みで足止めして確実に殺すための物である。 「まりさのじまんのあんよがいたいいいいいいいいい!」 「からだがちくちくするよおおおおおお!だれかかわいいれいむをたすけてねえええええ!」 「めがみえないよおおお!らんしゃまああああああ!」 「ありすのとかいはなかおがああああああああ!」 体を襲う激痛によって逃げることが出来ずに悶える野良ゆっくり達。 一匹ずつ袋に入れ確実に潰していく男は、元凶であるぱちゅりーを掴みあげる。 「にんげんさん!ぱちゅはかいゆっくりなのよ!だからころしたらおにいさんがだまっていないわ!」 「こんな薄汚れた飼いゆっくりがどこにいる!どうせ何かして捨てられたんだろう!」 確かにこのぱちゅりーは飼いゆっくりであった。しかし飼っていたお兄さんの大事な書類をよだれで汚してしまい、 怒り心頭なお兄さんによって窓から放り捨てられてしまったのだ。 何とか生き残ったものの、こうして野良ゆっくりの参謀として生きてきたのだ。 「ぱちゅはすてられてなんてないわ!ただちょっとおこられておうちにかえれないだけよ!」 「そういうのは捨てられたって言うんだよ!ほらさっさと潰れろ!」 そうして同じようにぱちゅりーを袋に入れて足で念入りに潰す。ゴミ漁りをしていたゆっくりを片付けると、 男は一部始終を写真に撮っているしゃめい丸達に気づく。 「なんだお前達もこいつらの仲間だったのか?そうなら一緒に潰すぞ。」 「違いますよ、私たちは今取材中なんです。このまりさは案内役でして、証拠にバッジもありますよ。」 そういって頭巾に着いている金バッジを見せつけるしゃめい丸。 それを見て男は野良ゆっくりに向けていた険しい顔から、温厚で優しそうな顔になる。 「なんだ金バッジのゆっくりだったのか。ああいう野良は嫌いだが、頭の良いゆっくりは大好きだよ。」 「褒めてくれてありがとうございます。ところでゆっくり避けのネットを張った方がいいと思いますが?」 しゃめい丸に言われて男は照れたように頭を掻く。 「そうなんだがつい面倒で後回しにしてしまうんだよ。忠告どうりこんどはちゃんとネットを張るかな。」 照れ隠しなのかしゃめい丸ともみじにクッキーを渡す男。 「いいんですか、クッキーなんて貰って?」 「いいよいいよ、物臭な俺に注意してくれたお礼さ。そっちの犬みたいなゆっくりと食べてくれ。」 「わふわふ!」 美味しそうに貰ったクッキーを食べる二匹。その様子を羨ましそうにみるまりさ。 「まりさにもあまあまちょうだいね!」 「え?何でですか。これはあのおじさんが私たちにくれたんですよ?それにあなたにはちゃんと 報酬をあげますから我慢してくださいね。」 「ゆっくりりかいしたよ・・・」 悔しそうに声をだすまりさ。その顔にははっきりと無念さが出ている。 その顔に気付いているのかいないのか、しゃめい丸は次の場所に案内するように言う。 「ここはみんなであそぶばしょだよ!おともだちのありすもここにすんでるよ!」 ここは公園であり、町に住むゆっくり達にとっては優良物件でもある立地だ。 ただ他と比べれば人間との接触や駆除の具合も多いので、住むのは便利だが命の保証はない。 そのことに気付いているゆっくりは大抵どこかに引っ越すが、ほとんどのゆっくりはここは離れない。 「もみじどうですか?どこかにゆっくりはいますか。」 「わふぅぅぅ、わふ!わふぅ!」 鼻(?)をくんくんさせて匂いを嗅ぐもみじは、匂いを感じたのか走り出す。 慌てて追いかけるしゃめい丸とまりさ。もみじがいたのは段ボールで作った一般的なゆっくりの家だ。 「ゆわああああああ!ありすうううううう!」 「あやややや、これはまたひどいですね~。」 段ボールにあったのは黒ずんで死んでいる、一匹のれいむと子ありすだった。 このれいむはレイパーによって無理やりすっきりーさせられて生まれたありすを、シングルマザーとして立派に育てていた。 ありすはそんな母を自慢していつか立派な都会派になるとまりさに言っていた。 「わふううう!わふ!わふ!」 「忘れてましたね、もみじ。よくやりましたよ。いーこいーこ。」 褒めてくれといわんばかりに尻尾を振ってアピールするもみじを、しゃめい丸は頭を撫でる。 そうしながらも、片手はしっかりと写真を撮っている。 「だれがこんなことをしたの!まりさがはんにんをせいっさいするよ!」 「勇ましいですけど、これきっと人間さんがやったことですよ?あんよが焼かれてますし。」 そう言って死んだれいむとありすを引っくり返すしゃめい丸。そのあんよは真っ黒に焦げている。 直接的な死因はれいぱーによるすっきりー死だが、実際にこれをしたのはおそらく虐待お兄さんであろう。 良く見れば所々に殴られたような跡もあり、れいむのお飾りには挟みによる切れ込みもあった。 「どぼぢでにんげんざんはごんなごどするのおおおおおお!?」 「私に言われても困りますよ。虐待お兄さんでしょうから、きっと楽しいからでしょう。」 泣きわめくまりさにやれやれと言わんばかりに頭を激しくシェイクするしゃめい丸。ここら辺にはやはり共通するのか。 「それよりまりささん、もっとありすに近づいて泣いてください。そうすればもっと良い画になるので。」 「できるわけないでしょおおおおおお!」 どこかの報道記者の様にまりさに無茶を言う。死んでゆっくりできない匂いがするありすに近寄りたくなく拒否するまりさ。 その拒否に対して冷たい目でまりさを見るしゃめい丸。 「いいですかーまりささん。これも取材協力の一つなんですよ?協力してくれないとお母さんは治せませんよ。」 そう言われると断ることが出来ないまりさ。泣く泣く死んだありすに近づき泣き続ける。 「いいですよーまりささん!もっとこう悲愴な感じですりすりしてくれるといいんですが。」 さすがにそれは勘弁してくれとまりさが頼んだことと、満足したこともありこれ以上の写真は撮らないことにした。 満足していると、れいむの頭から生えていた赤ゆが一匹だけ無事だったのか生まれおちた。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」 お決まりの挨拶をする赤れいむ。しかしその挨拶に答える者はいなかった。 「もみじ、今日のご褒美ですよ。その赤ゆは食べちゃってもいいです。」 「わふぅ!」 嬉しそうに一鳴きすると、もみじは一口で赤れいむを食べてしまった。 「あかちゃんはたべちゃだめでしょおおおおおおおお!」 「といってもこの赤ゆは親もいませんし、遅かれ早かれ死んじゃいます。だったら食べられたほうが幸せですよ。」 赤れいむを食べたもみじに抗議するまりさに、しゃめい丸は冷静に反論する。 ある意味饅頭として食べられたほうが、この赤れいむも幸せなのかもしれない。 納得はいかないが、確かにそうかもと思うまりさはひとまず黙る。 お友達のありすの死をみるという最悪な形だったが、まりさの取材協力はなんとか終わった。 こうしてまた路地裏に戻ってきたまりさとしゃめい丸にもみじ。 「御苦労さまでした。これは報酬のオレンジジュースですよ。」 「ゆわーい!これでおかあさんはたすかるよ!」 約束道理にオレンジジュースを貰い喜ぶまりさ。さっそく母親を呼ぼうと路地裏で声を響かせる。 「おかあさん!ゆっくりしないででてきてね!まりさがあまあまをもってきたよ!」 だがその声に返事を返す声は聞こえてこなかった。おかしいなと思いまりさがもう一度声をあげようとすると、 もみじが何かに反応したのか、まりさのお家だった段ボールに近づく。 「わふぅぅぅぅぅ!わふわふ!」 「あや~またですか。今日は随分と死体と出会いますね。」 何だか嫌な予感がしてまりさは自分のお家を覗いてみる。そこには体を食いちぎられて絶命した母れいむがいた。 おそらく中身が出ていたこともあり、匂いに連れられて犬か猫でも寄ってきたのだろう。 「おかあさああああああああああん!なんでええええええ!?せっかくあまあまさんがあるのにいいいいい!」 せっかく大変な思いをしてまであまあまを手に入れたというのに、肝心の母親がこうではさすがに オレンジジュースでも回復は無理だろう。そこまでれいむの姿は酷かった。 「おねがいじまず!はやくおかあさんにあまあまさんをがげでくだざい!」 「無理だと思いますが、まあ一応かけますよ。」 諦めきれずにオレンジジュースをかけるように頼むまりさ。言われてオレンジジュースをかけるが、その体はぴくりとも動かない。 体が半分無く、眼球も飛び出しているようで生き返るような生命力はゆっくりにはない。 「取材も終わりましたし、そろそろお兄さんのお家に戻りましょうかもみじ。」 「わふ!」 帰ろうとするしゃめい丸ともみじにまりさは必死に助けを求める。 「まってええええ!まりさをひとりにしないでえええええ!ひとりじゃいきていけないよおおおおおお!」 「やれやれそんなことですか。もう貴方と私は何の関係もありませんよ。」 冷たくしゃめい丸はしっかりとまりさに向かって言い放つ。 そしてもみじを手に抱えると、その翼で飛んで行ってしまう。後にはまりさ一匹が路地裏に取り残された。 「何か声がすると思ったら、まだゆっくりがいたのか。本当に野良はしぶといな。」 まりさを発見したのは加工所の人間だった。恐怖に震えて動けないまりさが最後に見たのは自分を潰す大きな足であった。 加工所の人間は潰したまりさをゴミ袋に入れると、段ボールにも死体があることに気づき一緒に中に入れる。 「お兄さんただいま戻りました!たくさんスクープさんが撮れましたよ!」 「がんばったみたいだな。もみじもお手伝いしてえらいぞ。」 飼い主であるお兄さんに撫でられ二匹は幸せそうに顔を緩める。 しばらくそのままゆっくりしてから、しゃめい丸はお兄さんに向けて元気よく言う。 「お兄さんありがとうございます!さっそくですが早く新聞を作りましょう!」 「そうだな。それじゃあさっそく始めるか。」 新聞とは同じきめぇ丸やしゃめい丸達を飼っている飼い主が集まる場で見せ合う、飼い主との共同作業の作品だ。 もちろん本格的な新聞などでなく、写真の横にその時の様子などを書いた学級新聞のようなものである。 発表された作品は、それぞれの飼い主たちの投票でその時の最優秀賞が決まる。 「こんどこそ私が一番になりますよ!きめら丸さんなんかには絶対負けません!」 「そうだな、こんどこそ一番になろうな。」 前回の最優秀賞はきめら丸の宇宙から見た地球の新聞だ。そのコメントにきめら丸は 「こんな綺麗な所に私たちは住んでいるのですね、おおかんどうかんどう」 まあそのきめら丸は飼い主ともども黒服のエージェントに連れて行かれ行方不明なのだが。 おそらく何所かで仲良く暮らしているだろう。 「今回のテーマは野良の厳しさとその被害です!社会派なテーマですから注目もあるはずです。」 そう言って今日撮ってきた子まりさの姿や、ゴミ漁りをするぱちゅりー達の写真を確認するしゃめい丸。 お兄さんが写真をプリントアウトし、紙に貼り付け一生懸命に横にコメントを書いていく。 「じゃあ新聞も出来たし、いつもの撮影会を始めよう。」 「あややや、やっぱり今日もするんですね。正直ちょっと恥ずかしいのですが。」 お兄さんの用意した撮影会用の服に着替える。今日の服装は体操着にブルマだ。 もちろん頭には紅白帽とお兄さんに抜かりはない。 「いいぞしゃめい丸!もっとこう楽しそうな感じでとび跳ねるんだ!」 注文を受けて飛び跳ねるが、その顔は少し恥ずかしそうだ。お尻にブルマが食い込んでつい気になるのだ。 この写真も同じ飼い主同士でお披露目し、誰が可愛いかを決めるもう一つの発表会では常にこのしゃめい丸が一位だ。 そんなことがあるとは知らずに、しゃめい丸はこの先もお兄さんの被写体となる。 おまけ きめぇ丸への進化? 「さぁ今夜も愛のある営みを始めようかしゃめい丸!」 「おおひわいひわい。まったくお兄さんは絶倫ですね。」 「誰だお前!?」 「おおひどいひどい。いつもあんなに愛してくれたというのにそんなことを言うのですか?」 「俺が飼っているのはしゃめい丸だぞ!なんだそれがきめぇ丸になってるんだよ!」 「私に言われても困ります。気づいたらこうなっていたんですよ。」 「そんな・・・。あの写真でときめいて必死で買った俺のしゃめい丸が・・・」 「顔が変わっただけでそんなに落ち込まないでください。いつものようにしこっていいのよ?」 「誰がしこるか!?」 しかし顔が変わった以外にも何故か体もグラマーになっているきめぇ丸に、お兄さんのオンバシラもつい反応してしまう。 顔が変わっても俺のしゃめい丸だということにして、その日お兄さんときめぇ丸は情熱的な夜を過ごす。 しかしこの変化を不思議に思い、お兄さんは同じきめぇ丸・しゃめい丸愛好会に聞いてみると驚きの事実が分かる。 どうやらこの会の半数のきめぇ丸は元々しゃめい丸であったが、お兄さんと同じように急にきめぇ丸になっていたのだ。 過剰な愛は毒なのか、ピュアな飼い主だけにしゃめい丸は居続けるのであった。 後書き 東方新作が出るようなので記念にしゃめい丸で書いてみました。 ちなみにおまけのきめぇ丸はSS中のしゃめい丸じゃないから安心してね! 某王様のきめぇ丸を見るとついむらむらしてしまうHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る あややややややややぁ -- 2021-05-07 18 49 59 きめら丸は宇宙空間で何を撮影してしまったんだ!? -- 2018-03-27 19 13 23 しゃめい丸カワイイ! -- 2011-08-29 11 41 06 な、なんだって~~!! それじゃあすべてのきめぇ丸はみんなそういう事の結果うまれたのか~~!? -- 2010-12-20 21 57 11 しゃめい丸かわいいよしゃめい丸 -- 2010-12-06 00 47 16 きめぇ丸ェ… -- 2010-10-30 17 42 45 しゃめい丸<<<<超えられない壁<<<<<きめぇ丸 きめぇ丸可愛いよきめぇ丸 -- 2010-10-07 04 58 47 もみじは狼じゃないのか -- 2010-09-29 18 58 53 きめぇ丸拾って来たいな -- 2010-07-09 20 44 30 きめぇ丸、超絶かわいい… -- 2010-06-27 12 24 42
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3524.html
『おうち宣言記念』 25KB いじめ 虐待 小ネタ お家宣言 番い 野良ゆ 赤ゆ 子ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。ちょっと長めです。 「ここを、まりさたちのおうちにするんだぜ!!」 声高らかに宣言する一匹のゆっくり。 薄汚れた風貌の成体まりさが、得意そうに踏ん反り返っている。 その後ろには、同じく薄汚れた成体のれいむと、二匹の子ゆっくり。 れいむ種とまりさ種が一匹ずつという、シンプルな組み合わせの家族構成だ。 「ゆっわぁぁぁぁ!ひろいのじぇぇぇぇ!すごいのじぇぇぇぇ!」 「ここが、じぇーんぶ、れーみゅのものなの?ゆわぁぁぁい!ゆっくちー!!」 「すてきなおうちだね!ここなら、かいてきにくらせるよ!たくさーん、ゆっくりしようね!!」 おうち宣言が済んだ途端に、ゆんゆんと騒ぎ始める子ゆっくり達。 元気に飛び跳ねたり、床をコロコロと転がったり、体を伸ばしてみたりと、思い思いの方法で新しい我が家が手に入った事に喜んでいた。 そんな子ゆっくり達を見て、幸せそうに微笑む二匹の親ゆっくり。 これから自分達は何時までも幸せに、ゆっくり出来ると確信していた。 パンパンパンパンパーン! ドドドドドドドドドドンドドン!!ジャ~~~ン!! パッパラパパパパ~ン!! 『ゆがっ?!』 突然鳴り響く破裂音。 それに続いてのドラムロールとファンファーレ。 突然の事態に驚き固まるゆっくり一家。 天井に取り付けてあったくす球が割れ、中から紙ふぶきと垂れ幕が飛び出した。 『祝 おうち宣言100組達成』 「ゆわぁぁぁ!きれいなんだぜ!せかいがまりさたちを、しゅくふくしているしょうこなんだぜ!!」 「ゆわぁぁぁぁ!れいむほどじゃないけど、とってもきれいだよ!ゆっくりできるよぉぉぉぉ!!」 「ゆわぁぁい!このきらきらしゃんは、ぜーんぶまりちゃのものなのじぇ!ゆっくちー!」 「じゅるいよ!れーみゅだって、きらきらしゃんほしいよ!ひとりじめは、ゆっくちできにゃいよ!!」 固まっていた野良一家は、くす球から降り注ぐ色紙に目を奪われていた。 親ゆっくりは目を輝かせて紙ふぶきを眺め、子ゆっくり達は床に落ちた色紙を舌で舐めとって集めている。 当然、垂れ幕に書いてある字など読めるはずもないのだが、野良一家はこれが自分達を祝福しているものだと確信していた。 そこに突然一人の男が現れた。 男は野良一家を手際よく透明な箱に詰めると、箱から出られないように蓋をした。 野良一家はまたもや、何が起こったのか理解出来ずにしばらく固まる。 「ゆっがぁぁぁぁ?!なんなんだぜ、おまえはぁぁぁ?!ここは、まりさたちのお 『はいはい、そういうのは良いから』 ゆゆ?」 硬直から解けた親まりさが、男に向かって罵声を浴びせるが、男はそれを遮って話を始めた。 「良く聞けお前ら!ここは俺の家…正確には物置を改造した家だ。お前達は、俺の仕掛けた罠にはまったアホ饅頭と言う訳だ」 「ゆぅぅぅ?!なにいって 『ドカッ!』 ゆっぼぉぉぉ?!」 早速男に抗議す様とした親まりさだったが、男は親まりさが声をあげるとすぐに透明な箱を蹴った。 野良一家は箱の中をコロコロと転がり、壁にぶち当たると涙をポロポロと流して泣き叫んだ。 「ゆびぇぇぇぇん!いたいのじ 『うるせぇ!黙らねぇと、問答無用でひねり潰すぞ!』 ゆぴぃ!」 真っ先に泣き始めた子まりさを、男は睨んで威圧する。 それを見た子まりさを含む野良一家は、涙目のまま思わず押し黙った。 「よし、それでいい…さて、説明するぞ。お前達は、この家でおうち宣言をした、記念すべきゆっくり一家100組だ。まったく、人間の家に入れば、すぐそのアホな宣言ばかりしやがって…」 『ゆぅぅ?!』 「まあ記念だからと言って、お前達をゆっくりさせてやる事は当然ない!その代わりに祝ってやろうと思う」 「ゆゆ?!それなら、さっさとおいわ 『最高の苦痛と恐怖で、お前達お祝福してやろう!!』 ゆっがぁぁぁ?!」 男の言葉を聞き終った野良一家は、口々に罵声を浴びせる。 狭い箱の中をピョンピョン飛び跳ねて膨れ上がったり、揉み上げやお下げをワサワサと動かして怒りはじめる。 男はそんな野良一家を品定めするようにじっくりと見渡すと、箱の中から子まりさを取り出した。 「ゆわぁぁぁい!おしょらを!…ゆぅぅぅ?!なにしゅるのじぇ!はなすのじぇ!せいさいされたいのじぇ?!」 「ふむ、それなりに生きがいいな。よし、お前には素敵な曲をプレゼントしよう」 そう言うと男は、子まりさの口と底部にガムテープを張り、背中にオレンジジュースの点滴を突き刺した。 そして、何やらコードの付いた機械を子まりさの体につけると、小さな蓋付きの透明な箱に入れた。 「これはな、貼り付けた物を何でもスピーカーにするって面白アイテムなんだ。今からお前はゆっくりスピーカーだ!」 男はコードの先に付けられた、音楽プレイヤーの再生ボタンを押した。 すると、突然子まりさがガタガタと震え出して、体から音を出し始めるのだった。 「ひゃははは!面白いだろ?これってお前らが喋る原理と同じらしいな。体を振動させて音が出る。まるで自分が歌ってるみたいだろ?曲は『ゆっくりデスメタル』だぁぁ!!」 ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!ドドン♪ドドン♪ドスドスドスドスドドドドドッ♪ ゆっくりの叫び声ともに、激しいドラム音が鳴り響く。 荒ぶるギターと共に、ゆっくり達の鳴き声や叫び声、断末魔が響き渡る。 この曲は某メタルバンドが、ゆっくりの絶叫を集めて曲にした物。 ゆっくりを痛めつけ、殺した時の叫びがそのまま曲になっているのだ。 子まりさは両目を見開いて涙を流しながら、まるでゆっくり達の絶叫に合わせて踊っているかの様に体を激しく振動させている。 複数のゆっくり達の悲鳴や叫び声が、自分の体の中から聞える。 子まりさには、それがたまらなく恐ろしく、そしてゆっくり出来ない苦痛となった。 だがどんなに体を捩っても、どんなにお下げを振り回しても、音が聞えなくなる事はない。 子まりさが苦しそうに体を振って泣いていると、振動の影響で子まりさの底部の一点がムクムクと盛り上がり始める。 「はははっ!見ろ!こいつ、同族の叫びを聞きながらおっ立ててやがるぜ!!こりゃ傑作だ!!」 子まりさは顔を赤らめながらも、苦しそうに身を捩っていた。 「やべろぉぉぉぉ!おちびになにをしたぁぁぁぁ!ゆるさないんだぜぇぇぇぇぇ!!」 「ゆっぎぃぃぃぃ!くそじじぃぃぃぃ!ぜったいにころしてやるぅぅぅぅ!!」 子まりさの姿を見て、顔を真っ赤にして怒る親ゆっくり達。 だが男はそんな親ゆっくり達を気にもしないで、淡々と話を始める。 「あーそうそう、おうち宣言したのはお前達で100組目なんだが、実はゆっくり数は今までで348匹なんだ。何だかキリが悪いだろ?」 「ゆゆぅ?!なにいってるんだぜぇぇぇぇ!おちびをここからだせぇぇぇぇぇ!!」 「そこでだ、せっかくだから500匹達成しようと思うんだ。お前達一家で+4匹だから、352匹。あと148匹足りない訳なんだが…」 「ゆっぎぃぃぃぃ!もうやだぁぁぁぁ!すっきりじだくないぃぃぃぃ!あかちゃん、つくりたくないぃぃぃぃぃ!!」 「ごめんねでいぶぅぅぅ!!からだが、とまらないんだぜぇぇぇぇ!までざだって、ずっきりじだくないんだぜぇぇぇぇ!!」 涙と涎と変な汁を撒き散らしながら、親ゆっくり達が子作りに励んでいる。 親れいむは逃げられない様に器具で固定されており、二匹には子まりさと同じ様にオレンジジュースの点滴が付けられている。 親まりさの体には、小型の振動機が取り付けられており、このせいで強制的に発情状態にさせられていた。 親れいむの額からは沢山の茎が生え、次々と赤ゆっくりが生れ落ちていった。 「かわいーれーみゅが、ゆっくりうま 『グチャ!』 びゃ!!」 「かわいーまりちゃが、うまれちゃよ!ゆっくちして 『ビチャ!!』 びゅ!」 生れ落ちた瞬間にハンマーで潰される赤ゆっくり。 これから生れ落ちると宣言している最中に潰される赤ゆっくり。 目を開けた途端に潰される赤ゆっくり。 床に着地したと同時に弾け跳ぶ赤ゆっくり。 二匹の親ゆっくりは、次々に生れ落ちては殺されていく自分の赤ゆを、両目を真っ赤にして眺めていた。 それでもすっきりを止める事が出来ない親まりさ。 赤ゆの作りすぎて死ぬ事すら出来ない親れいむ。 子れいむはそんな両親の姿と、生まれてすぐに死んでいく妹達を見せられながら、赤ゆの死骸を食べさせられていた。 「ゆげぇぇぇ!もうやだ!だべだくないいぃぃ!ぐもも!もがぎぃ!あまあま!しあわ…ゆぴぃぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃぃ!」 男が手際よく始末していく赤ゆっくりを、流れるように口に入れられる子れいむ。 口から吐き出そうとしても男の手に遮られ、尻からひり出そうとしても、既にあにゃるはボンドで塞がれていた。 体は大きく膨れ上がり所々破けるが、その度に男が手際よく子れいむを治療していった。 子れいむは、無駄に高いその再生能力のせいで、何時までも苦痛を味わう事になった。 そして3時間ほどたった頃。 生え始めた茎を男が毟り取ると、ようやく二匹の生産活動は終了した。 「あっと、危ない危ない。148匹を超えるところだった。面白すぎて、ついついやり過ぎちまう所だったぜ!」 そう言うと男は、額の汗をぬぐった。 親ゆっくり二匹は、体積こそそれほど変わってはいなかったが髪はぼさぼさに乱れて、疲れきった顔をしていた。 親まりさのぺにぺには真っ赤に腫れ上がり、あちこち皮が破れて餡がこぼれていた。 親れいむのまむまむもだらしなく開いた状態で、中からドロドロとした餡が零れていた。 子れいむは親と同じくらいに体が肥大していたが、目や口などのパーツはそのまま大きさが変わっていなかった。 元が子ゆっくりとは思えない、アンバランスな姿になっていた。 「ゆび…ぎぎぃ…れいむの…あがちゃ…ぎぎぎ…ゆっくち…ゆっくち…」 「ゆがが…までぃざのぺにぺに…いだいぃぃ…もうやだ…おうちにかえじで…」 「ゆっぴっぴぃ~!あまま!おいちー!いもーちょ!おいちー!ゆけけけけ!」 疲弊した親ゆっくりを楽しそうに眺める男。 子れいむは壊れかかっているのか、焦点の合わない目でケタケタと笑っている。 男はそんな子れいむに活を入れるべく、まむまむに火のついたマッチを押し込んでいった。 「ゆけけけ…ゆっびゃあぁぁぁぁぁ?!あっちゅい!れーみゅのまむまむが、あっちゅいぃぃぃぃ!!」 それまで空ろだった子れいむの目に活気が戻り、子れいむは揉み上げをワサワサと動かして泣き叫んだ。 それを見た男は満足そうに笑うと、親二匹と子れいむにオレンジジュースを浴びせた。 「ゆびぃ…ゆぎぎ…どぼじでこんなこと…するんだぜ…まりさだちは…なんにもわるいこと…してないんだ…ぜ…」 「どうしてって?そりゃ、この家でおうち宣言したのからこうなったんだ。他の家だったら違う結果があったかもな。それに俺も悪い事はしてないぜ?」 「なにいってるんだぜ!これだけのこ 『野良ゆっくりで遊ぶのが、悪い事なのか?』 ゆぅぅぅ?!」 男は喋りながら、子まりさについていた点滴と機械を外した。 子まりさは目を真っ赤に腫らせながら涙を流し、それでも体が止まらないのか、狂った様にヘッドバンキングするかの様に激しく動いていた。 ぺにぺには自分の身の丈ほどに腫れ上がっており、その先は男の手によってボンドで固められていた。 「ゆびゅー!ゆびゅー!げべべべ!ごぼぼぼ!ゆげげげげ!ゆっくちー!しゅきりー!ゆっくちー!がががが!」 口に貼られたガムテープが外されると、子まりさは意味不明な言葉を淡々と喋り出した。 「ほら見てみろ。同族の叫びでこうなったのか、お前らの汚い『すっきりー』を見てこうなったのかは知らないが、醜い姿だろ?面白いだろ?」 「ゆっがぁぁぁぁ!なにいってるんだぜ!おまえのせいで、こうなったんだぜぇぇぇぇ!ごろじでやるぅぅぅ!ごろじでやるぅぅぅ!!」 親まりさは変わり果てた子まりさを見て、疲弊しきっていた事も忘れたかのように大声で怒鳴った。 だが男は特に気にする様子もなく、腫れ上がった子まりさのぺにぺにを根元から鋏で切り落とした。 「ゆぴゃ?!ずっぎぃぃぃにぃぃぃぃ?!ゆっぴぃぃぃぃぃ!!」 切り落とされたぺにぺにから、勢い良く餡が飛び出す。 子まりさはそれを自ら浴びてしまい、額に茎を生やし始めた。 男はそれを素早く摘み取ると、ぺにぺにと一緒に子まりさの口に無理やり押し込んでいった。 「ゆぎゃぎゃ!ごもも!ぐぼごべ!ごべぇ!ゆげろぉぉ?!げは!ごは!ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆっぴぃぃぃ?!」 「どうだ?少しは意識が戻ったか?簡単に壊れ饅頭になったんじゃ面白くないからな」 「ゆっひっ………ゆっぴぃぃぃぃぃ!やじゃ、やじゃぁぁぁぁ!ここはゆっくりできないのじぇぇぇぇぇ!おうちかえりゅぅぅぅ!!」 虚ろな目をしていた子まりさは、男にオレンジジュースを注射させると高い声で悲鳴を上げた。 そして男の顔を見てガタガタと震えだす。 「おい、そこのゴミまりさ!お前、家族の前でうんうんしろ!」 「ゆぅぅぅ?なにいってるんだぜぇぇぇぇ?!どぼじでまりさが、そんなことしなくちゃいけないんだぜぇぇぇぇ!!」 「ふふ、まあそう言うとは思ってたよ。じゃあ、代わりに子まりさに辛い目に合ってもらうよ」 男は部屋に置いてあった水槽をまりさの目の前に持ってると、ペットボトルに入っていた水を水槽の中に注いでいく。 水槽の半分ほどが水で満たされると、今度はベルトがついた円盤のような物を水槽の中に沈めた。 そしてそのベルトで震えていた子まりさを外れないように固定した。 「ゆびゃぁぁぁぁん!おろしちぇよぉぉぉ!うごけにゃいよぉぉぉ!ゆっくちできにゃいよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 「外してもいいけど、そしたらお前、水に落ちるぞ?それでもいいのか?」 「ゆっぴぃぃぃ!いやにゃのぉぉぉ!おとーしゃん、たすけちぇよぉぉぉ!!こわいのじぇぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁ!」 「それ無理だって!お前のおとーしゃんが、俺の言う事素直に聞かないからこうなったんだ。それより知ってるか?人間水車ってやつ。これはそのゆっくり版なんだよ」 親まりさに助けを求める子まりさ。 ベルトに固定されながらも必死に体を捩るが、男の言葉を聞いて大人しくなる。 男はそんな子まりさが固定されている円盤を、ゆっくりと動かし始めた。 「ゆゆぅぅ?!なにこりぇぇぇ!おみずしゃんが、こっちにくりゅぅぅ?!ゆげごぼぼ!…ぼご!…げぼ!…」 円盤に張り付いた子まりさは、そのまま水槽の中に沈んでいった。 そしてしばらくすると、水面から顔を出してむせ返る子まりさ。 「ゆげっ!げぼっ!ごぼ!ゆぜぇ…ゆぜぇ…ぐるじがっだよぉぉ…どぼじで…こんなごど…」 水に潜っていたのは10秒もなかったのだが、子まりさにはそれでも十分長すぎる程の時間だった。 そうして咳き込んでいる間にも、再び子まりさに水面が迫っていた。 「ゆぅぅぅぅ?!やじゃ、やじゃ、やじゃぁぁぁぁ!!おみじゅしゃん、あっちいっちぇよぉぉ!まり…ゆごぼぼ…」 子まりさはゆんゆん騒ぎながら、再び水の中に沈んでいった。 「やめろぉぉぉ!やめでよぉぉぉ!までぃざ、にんげんさんのいうことききますから、うんうんしますから、もうやめでくだざいぃぃぃ!!このままじゃ、おちびちゃんが、しんじゃいまずぅぅぅ!!」 子まりさが5回転ほどさせられて、ようやく親まりさが折れた。 一緒に子まりさを見ていた親れいむと子れいむは、子まりさの苦しんでいる様子を見るのが耐えられなかったのか、白目をむいて気絶していた。 短い時間とはいえ、水に何度も漬けられた子まりさは、体の皮がブヨブヨにふやけて、髪の毛が皮にぴったりと張り付いていた。 お下げのリボンは水に溶け、三つ編みが解けてボサボサになってしまい、帽子も水を多く含んだせいで型が崩れていた。 「ゆび…び…ぎぎ…じぬ…じぬ…ごぶ…ゆっぐぢ…ゆっぐぢ…ごびょびょ…」 子まりさは、ふやけた皮で半分ほど隠れた目をグルグルと回しながら、ガチガチと歯を鳴らしてブツブツと何かを喋っていた。 親まりさはそんな子まりさを涙目で眺める。 「ほら、まりさがうんうんするぞ!さっさと目を覚ませよ!」 男は気絶していた親れいむと子れいむを殴って叩き起こすと、今度は子まりさの瞼を毟り取った。 子まりさは痛みで意識を取り戻すと、瞼を失った目で親まりさを見つめた。 「ゆびゅぅぅぅ!このくしょおやぁぁぁ!どぼじでおまえのぜいで、まりちゃがこんなめにいぃぃぃ!!じね!じね!じねぇぇぇ!!」 「ごべんねぇぇぇ!おちびちゃん、ごべんねぇぇぇ!いまから、おとーさんが、うんうんするよぉぉ!そしたら、にんげんざんがゆるしてくれるよぉぉぉぉ!」 親まりさは、子まりさに向かって何度も頭を下げるような仕草をして謝ると、あにゃるを家族の前にさらけ出した そして顔を赤らめると、あにゃるに力を入れ始める。 「うぅぅ…うんうんするんだぜぇぇぇ!!ゆぐっぐぅ…」 親まりさは悔しそうに唇を噛むと、家族の見てる前でうんうんをひり出した。 親れいむと子れいむもその姿を悔しそうに見つめ、子まりさは卑しく笑った。 「みじめなのじぇぇぇ!このくしょおや!どーなのじぇ!まりちゃは、もっとつらいめにあったのじぇ!いいきみなのじぇ!ゆぷぷぷー!」 「はははっ!最初からこうしていれば、お前の子供に嫌われる事もなかったのにな!ほら、次はそのうんうんを美味しそうに食べろよ!」 「ゆぅぅ?!なにいってるんだぜぇぇぇぇ?!どぼじで、そこまでしなくちゃならないんだぜぇぇぇ!ゆっぎぃぃ!もうゆるさないんだぜぇぇぇ!!」 更なる男の要求に激怒した親まりさ。 だが男はそんな親まりさを押さえつけて口を開くと、親まりさのひり出したうんうんを口の中に納めていった。 「ゆごご!ぐべっ!ゆっげぇぇぇ!げぼ!ごぼ!やべろぉぉぉ!げげ!までぃざ、うんうんたべだくないぃぃぃ!ごぼ!げもも!」 「までぃざぁぁぁ!ゆうぅぅぅ!!やめでよぉぉぉ!れいむたちが、なにをしたっでいうのぉぉぉ?!」 「ゆんやぁぁぁ!おとーしゃぁぁぁ!どぼじでぇぇぇぇ!ゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」 「ゆぷぷ!ばかなのじぇー!おぉ、あわりぇあわりぇ!まりちゃがくるちんだぶん、ゆっくちくるちむのじぇ!!」 親まりさは苦しそうに涙を流して、お下げをぶんぶんと振りまわす。 それを見ていた親れいむと子れいむは、泣きながら男に訴える。 だが子まりさは、苦しんでいる親まりさを見て大喜び。 男はそんな子まりさの様子に気が付き、親まりさにうんうんを食べさせるのをやめた。 「ゆゆ?なにしちぇるのじぇ?そのくしょおやに、もっとじごくを、みせてやるのじぇ!もっとゆっくち、できなくしてやるのじぇ!!」 「おい!何勘違いしてんだ?何で俺に命令してんだ?お前をもっとゆっくり出来なくしてやろうか?それともそろそろ死ぬか?」 男は子まりさから帽子を奪い取ると、それを逆さにして水槽に浮かべた。 そして親まりさのうんうんの残りを、帽子の中に入れていった。 「ゆびゃぁぁぁぁ?!なにしちぇるのぉぉぉ!まりちゃのおぼーち!やめちぇよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁ!」 「お前の素敵なお帽子、どれだけうんうん積めるかな?ほら、お前もうんうんしろよ!」 男は親れいむを持ち上げて子まりさの帽子の上まで持ってくると、帽子に向かってうんうんをしろと命令した。 「ゆぅぅぅ?!そんなこと、できるわけないでしょぉぉぉぉ?!」 「出来るとか出来ないとかは聞いてねえよ。やれって言ったんだよ!やらないって言うなら、お前のリボンをバラバラにするぞ!」 親れいむは男を睨んでそれを拒否する。 すると男は片手で親れいむのリボンを、少しずつ千切って水槽の中に捨て始めた。 「やべでぇぇぇ!おりぼんさん、ちぎらないでぇぇぇぇ!します!しますからぁぁぁ!うんうんしますから、もうやべでぇぇぇ!!」 親れいむは揉み上げをワサワサと動かして、泣きながら底部に力を込める。 あにゃるが次第に広がっていき、うんうんが徐々に顔を見せ始める。 「ゆんやぁぁぁぁ!なにしちぇるのじぇぇぇぇ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃのおぼーちに、うんうんしにゃいでよぉぉぉ!!」 子まりさは涙を流して必死に親れいむに訴える。 だが親れいむも自分のリボンが大切なのか、悔しそうに口を歪めながらもうんうんをひり出した。 うんうんは子まりさの帽子の上にモリモリと積み上がっていき、子まりさはそれを見て絶叫した。 「ゆっびゃぁぁぁぁ!!まりちゃのおぼーち!やべろぉぉぉ!ゆぴぃぃぃぃ!ゆぴぃぃぃぃ!」 「ごめんねぇぇぇぇ!ごめんねぇぇぇぇ!おちびちゃん、ごめんねぇぇぇぇ!!」 親れいむは泣きながら謝罪しつつ、うんうんを排泄し続けた。 しばらくすると、歪な形に積み上げられたうんうんのせいで、帽子がバランスを崩し始める。 そしてついに帽子が転覆し、うんうんと共に水槽の底に沈んでいった。 「ゆっぎゃぁぁぁぁ!までざのおぼーぢがぁぁぁぁ!しずまないでよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 男は帽子が沈んでいくのを見届けると、子まりさを固定していたベルトを外した。 そして尻をブリブリと振って暴れる子まりさを、そのまま水槽の中に落とした。 「ゆっびゃっぶ?!ゆぶぶ!げぶぶ!おぼれりゅ!たすけちぇ!ゆっくちぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃ!」 「ほら、早く潜って帽子を取りにいかないと、全部溶けてうんうんと混ざるぞ!」 男は子まりさを掴むと、無理やり水槽の底まで沈めた。 子まりさは尻をブリブリと振りながら、お下げを振り回して抵抗する。 だが男の力には適わず、水槽の底に顔を押し付けられてしまう。 苦しそうに口を閉じながらも、自分の帽子を探そうと周囲を見渡す子まりさ。 帽子を見つけて動き出そうとするが、水分を含んだ体は思うように動かなかった。 それでも少しずつ這いながら、帽子を目指して進んでいく子まりさ。 髪の毛が水に溶けて少しずつ消えていき、体の皮がどんどん水を吸い上げて膨れていくが、それでも子まりさは止まらなかった。 (ぐるじぃ…でも、おぼーち…おぼーちがないと…ゆっくちできにゃい…ゆっくち…ゆっくち…) ふやけた皮がポロポロと崩れ、剥きだしになった餡が水に溶け出す。 片目が取れて転がり、あんよに当たると子まりさは動きを止めた。 徐々に皮が崩れていき、子まりさの周囲の水が黒く濁り始める。 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ!!おちびちゃぁぁぁぁぁん!ゆっくりぃぃぃぃ!ゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!」 親れいむの叫びも空しく、子まりさは水に溶けていった。 「ゆぅぅぅぅ!!ごめんんざいぃぃぃ!までぃざたちが、わるかったですぅぅぅぅ!!おうちせんげんして、すみませんでしだぁぁぁ!」 「ごめんなざいぃぃぃ!れいむだちがわるがっだですぅぅぅ!ごめんなざいぃぃぃ!!もうおうちせんげんしませんからぁぁぁ!!」 「ごめんなざいぃぃぃ!ごめんなざいぃぃぃ!ゆるじでぇぇぇぇ!!」 子まりさの溶けていく姿があまりにも強烈だったのか、野良一家は泣きながら男に謝る。 男はそんな一家を見ようともしないで、注射器の様な物を取り出した。 「あー、別に謝らなくても良いよ。どうせお前等の謝罪は鳴き声だし、それにお前等がおうち宣言止めた所で、他のゆっくりがやるだろ?意味ないんだよ」 「ゆゆぅ?!じゃあ、どーすればいのぉぉぉぉぉ?!」 「だからさ、お前達は死ぬ程悲鳴を上げているだけで良いのさ!」 男は注射器を子れいむのまむまむに刺すと、中身を一気に注入した。 「ゆっぴぃぃぃぃ!れーみゅのまむまむに、へんなこちょしにゃいでよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!…ゆひぃ!ゆぎぃぃぃぃいっだいぃぃぃ!!」 泣いていたれいむが、突然顔を歪めて苦しがる。 まむまむが真っ赤に腫れ上がり、額からは紫色の茎が生え始める。 子れいむは歯をガチガチと鳴らし、唾を飛ばしながら白目を剥いて唸り声を上げる。 「ゆおぉぉぉん!ぐおぉぉぉぉぉ!がぎゃぎゃぎゃぎゃ!ぶおぉぉぉぉぉぉ!」 「ゆわぁぁぁぁ!おちびちゃんに、なにをしたのぉぉぉぉ?!」 「ん?あぁ、よく見ててやれよ。面白い事が起こるからな」 子れいむの額から生えてきた茎は、小さな赤い実をいくつも実らせていく。 薄っすらと顔の様な模様のある赤い実は、あっという間に赤から紫、紫から黒へと変色して大きくなっていく。 そしてどす黒い萎れた塊へと変化する。 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!なんなのこれはぁぁぁぁぁ!」 「どーなっているんだぜぇぇぇぇぇ?!なにがおこっているんだぜぇぇぇぇ?!」 男が子れいむに注射したのは、れいぱーの精子餡とタバスコを雑ぜた物。 本来ならゆっくりにとって猛毒のタバスコ。 それが子れいむの体内に広がり、1分も経たずに餡を吐いていただろう。 だが精子餡で妊娠する事により、胎内に広がった毒が茎に実った実ゆっくりに集まったのだ。 母体から栄養と一緒に毒を吸い上げた実ゆっくりは、ゆっくりの形を作る前に死んで黒くなる。 子れいむは命を拾った替わりに、妊娠時の急激な栄養不足と、体内を毒が駆け巡ると言う苦痛を同時に味わったのだ。 泡を吹きながら白目を剥いて気絶する子れいむ。 黒ずんだ実ゆっくりの残骸を実らせたせいで、体が若干縮んで皮が弛んでいる。 男はそんな子れいむに、もう一本同じ物を注射した。 「ぎがっ!ごぼぉ!ごぼぼぼぼぼぼぉぉぉぉぉ?!」 白目を見開いて唸り声を上げながら、ガタガタと震え出す子れいむ。 額からは別の茎が生え、実ゆっくりが実ったと同時に赤黒く変色して膨らんでいく。 「がびゃびゃびゃびゃびゃ!びびゃ!びっぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 子れいむは甲高い叫び声を上げながらしーしーを漏らすと、そのまま固まって動かなくなった。 「あれ?耐え切れずに死んじまったか?根性ねーな、まったく…」 「ゆっぎゃぁぁぁぁ!おちびちゃぁぁぁぁん!ゆっくりぃぃぃ!ゆっくりしてねぇぇぇぇぇ!」 「どぼじでこんなひどいことをぉぉぉぉぉ!あくまぁぁぁぁ!このあくまぁぁぁぁぁぁ!じねぇぇぇぇ!じねぇぇぇぇぇぇ!!」 「饅頭のお化けに悪魔って言われてもな…」 動かなくなった子れいむに号泣しながら呼びかける親れいむと、泣きながら男を睨み付ける親まりさ。 男は親まりさを眺めながらニヤニヤと笑うと、親れいむを鷲掴みにして押さえつけた。 そして何処からか取り出したハンマーで、親れいむの頭を殴り始めた。 「ゆぎゃ!いだいぃ!やめでぇ!どぼじ!ごばっ!ゆびょ!ゆぎぃ!がぎぃ!」 男はしばらく親れいむを殴り続けた。 「げふゅ…がふゅ…びゅっくり…びゅっくり…までぃ…ざ…だずげげ…びゅげ…ごびゅ…」 「ゆわぁ…ぁ…ぁ…でいぶ………どぼじで……こんな……ゆっくり…」 男が変わり果てた親れいむを親まりさの目の前に置いた。 親まりさは、ガタガタ震えてうめき声を上げる番を見て、力なく涙を流す。 親れいむの頭は原型を留めないほど陥没し、両目は既に潰れていた。 頭皮はあちこちが切れて餡が漏れており、餡がついて変形したリボンがれいむだと主張している。 破壊されているのは口から上だけで、何故か底部は殴られなれていなかった。 「面白いだろ?お前等ってこんな状態でも死なないんだよな。饅頭お化けって感じがするだろ?いやーゆっくりって凄いよなー!」 「ゆぅ…ぅ…でいぶ………まりさたちは…ばけものじゃ……こんな…ゆぅ………」 「そうだ!せっかくだから最後にケーキを作ろう!記念って感じで良いだろ?なあ、まりさ…」 男は親まりさを持ち上げると、楽しそうに微笑んだ。 男は始めに親まりさと親れいむのあんよをホットプレートでこんがり焼いた。 親れいむは大分弱っていたので特に暴れもしなかったが、親まりさは必死に身を捩って抵抗した。 だがそんな抵抗も空しく、男の手でポッとプレートに押し付けられて、あんよが黒焦げになるまでじっくりと焼かれた。 「ごめんなざいぃぃぃ!ごめんなざいぃぃぃ!ごめんなざいぃぃぃ!まりちゃ、もうちにかえるぅぅぅぅ!おうちでゆっくちしゅるぅぅぅ!」 親まりさは恐怖で幼児退行したようで、男に必死に謝り続けた。 あんよが焼き終ると、今度は親れいむの潰れた頭部を切り落とし、その上に親まりさを乗せてオレンジジュースをかけた。 そして親まりさの帽子を取り、頭にナイフを刺して円形に頭皮を切り取った。 「ゆびゃぁぁぁぁ!まりちゃのきんぱつしゃん!いだいぃぃぃぃ!やめでぇぇぇ!やめでよぉぉぉぉ!」 親まりさはお下げをぶんぶん振りまわして、子まりさのように泣き叫ぶ。 男はそんな親まりさの頭の穴に、死んだ子れいむを乗せてオレンジジューズをかけた。 男は完成したケーキの土台に、爪楊枝や串を刺して飾り付けをしていく。 最後に親まりさの腹に「祝100回」とマジックで書くと、完成したゆっくりケーキを庭に出す。 「まりちゃ、いいこになりましゅぅぅぅ!にんげんしゃんは、とってもこわいでしゅぅぅぅ!だから、まりちゃをゆるしてくだしゃいぃぃぃ!ごめんなしゃいぃぃぃ!ゆっぴぃぃぃぃぃ!!」 「げびょ!がひゅ!ゆっびゅじ!ゆっびゅじ!ゆっびゅじぃぃぃぃ!」 「さてと、ケーキカットの前にロウソクに火をつけないとな…」 男はゆっくりケーキに液体燃料をかけるとマッチで火をつけた。 火はあっという間にゆっくりケーキを包んでいき、周囲に甘い匂いを漂わせる。 「ゆっびゃぁぁぁ!あっちゅい!あっちゅい!ゆっくちぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃ!ゆぎょぉぉぉぉぉぉ!!」 「じょぼぉぉぉ!びゅぃぃぃぃぃ!!びゅ!びゅ!びゅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 髪の毛が燃え肌が焦げ、禿げた焦げ饅頭に姿を変えていくゆっくりケーキ。 男は火が鎮火するのも待たずに、スコップを親まりさにつきたててケーキカットする。 「びゃぁぁぁぁ!ゆびゃぁぁぁぁ!びゅ!びゅ…びゅ…びゅ…じゅ…じゅ…じゅ………」 まるでお食べなさいをする様に割れたゆっくりケーキは、そのまま豪快に燃えて焦げていった。 「これがその時のまりさの帽子。どうだ、素敵な面白映像だろ?ゆっくりって面白いよな?」 「なにいっでるのぉぉぉぉ?!これのどこがおもしろいのぉぉぉぉ!!どーしてこんなことができるのぉぉぉぉ?!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!きょわいぃぃぃぃ!ゆっくりできにゃいぃぃぃぃ!!」 透明な箱に入れられたれいむと子れいむが、大声を上げて泣き叫ぶ。 子れいむはすでにしーしーを漏らして、ガタガタと震えている。 男はそれを見て満足そうに笑うと、クラッカーを鳴らしてくす玉を割った。 「おめでとう!お前達はここでおうち宣言をした200組目のゆっくり一家だ。さあ、ゆっくりしていけよ!!」 完 徒然あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4522.html
『Stray 2 ~嫉妬と決意~』 34KB 観察 不運 日常模様 都会 現代 2話 かすがあきです。 注意 anko4465 Stray 1 ~れいむは地域ゆっくり~ の続きです。 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 死なない ゆっくりがいます。 Stray 2 ~嫉妬と決意~ 両親が死んだ翌日、れいむはいつもと同じで掃除をしている。 「ゆぅ…………きょうも ごみさんが いっぱいだよ………」 れいむが暮らす公園は駅と繁華街と住宅街が隣り合っているため、ゴミが多い。 特に夏場は食べ歩きで容器類が不法投棄されたり、花火のなどでゴミが多い。 れいむは暑さを我慢しながら、汚い舌でゴミをゴミ袋へ入れていく。 「ゆ!…………ゆぅ………まただよ……」 掃除をしている れいむの顔が暗くなる。 れいむの視線の先には、所々焦げた小さな饅頭が4つと、黒いとんがり帽子を被った、やはり焦げた大きな饅頭が1つ。 その側で、汚いリボンをつけた大きな饅頭があった。 「この おかざりさんは はじめてみるから むれの ゆっくりじゃないね。」 れいむの言う通り、この饅頭たちは群れに所属していない ゆっくりの遺体である。 「ゆっくりごめんね。」 れいむはそう呟いてから赤ゆの遺体を咥え、ゴミ袋にいれる。 そして、所々黒く焦げている まりさの遺体に歯をあて、小さく千切っていく。 成体ゆっくりの遺体をそのままゴミ袋にいれるの事はゆっくりの力ではできないからだ。 「……ゆっぷ……こげてても……やっぱり くさいよ…… ゆっくりできないけど、がまんだよ………ごめんね、まりさ…… おぼうしも いっしょに すてさせて もらうよ……」 見ず知らずの ゆっくりとはいえ、同族の遺体を噛み千切る事は辛い。 れいむは押し寄せる吐き気と戦いながら、掃除を続ける。 ------ 昨晩、れいむがダンボール箱の中で泣きつかれ眠っている頃、 公園の中心部では若者2人が花火で遊んでいた。 - ッヒューー………ッドーーン!! 「ゆわぁ~~。とっちぇも きりぇーなのじぇ……」×2 「ほんっちょうだね!まるで れいみゅ みちゃいだよ!」×2 「ゆぷぷ。ほんっとうだね、おちびちゃんたち。とっても ゆっくりできるね。」 始めて見る花火に赤ゆっくり4匹(姉れいむ・姉まりさ・妹まりさ・妹れいむ)と れいむが喜ぶ。 笑顔の家族を見て、まりさが ゆっくりとした気持ちになる。 「よかったのぜ。みんなが どれいの もてなしに よろこんでいるのぜ。 これも すべて まりさが さいっきょう だからに ちがいないのぜ! くそにんげんを どれいに できて さいっこうに きぶんが いいのぜ! ゆ!さいっきょうの まりさは ごはんさんを むーしゃむーしゃするのぜ! むーしゃむーしゃ……っしあわっせー!!」 「ゆ!まりさだけ ずるいよ!れいむも もっともっと むーしゃむーしゃするよ!」 「まりちゃ(れいみゅ)もするーー!!」×4 一家は透明な箱の中で駄菓子を食べてより幸せになる。 『ははは、見ろよコイツ等。幸せそうな顔してるぜ?』 缶ビール片手に青年が笑いながら言う。 『いいじゃない。最後の晩餐なんだから。 安くい菓子だけど、生ゴミよりはご馳走でしょうし。』 女性が青年から缶を奪い取りながら言い、ビールを一口飲む。 『まっずーい。やっぱりビールは私の口にあわないわ。』 『リキュールも買ってあるからそっちを飲めばいいのに。 よし、ロケットは終わったから そろそろ手持ち花火にするか。』 「おそらとんでりゅみちゃい!!」 ロケット花火がなくなったのを確認した青年が姉れいむを持ち上げながら言う。 「おねーちゃんずるいのじぇ!!」×2 「れいみゅも!れいみゅも!!」 浮遊感を楽しむ姉れいむを見て、残りの赤ゆっくりたちが自分にもしろと騒ぐ。 「ゆぷぷ。おちびちゃんたち、だいじょうぶだよ。 おとーさんに めいっれいしてもらって たかいたかいを たのしもーね。」 「ゆっくりまかせるのぜ。おい!どれい!! ほかの おちびたちにも たかいたかいを するのぜ!! さっさと しないと この せいっきょうの まりささまが せいっさいするのぜ? ゆあぁ~?きいてるのかぜ?」 まりさが勝ち誇った顔で言う。 この一家、裏路地でゴミ漁りをしながら生活をしていた野良一家である。 ゴミ漁りをして生きている野良ゆっくりは人間との力関係を理解し、卑屈な個体が多い。 しかし、餡子脳のため、 親がどれだけ人間の脅威を教えても理解できずに人間にケンカを売り、殺される子ゆっくりも大量にいる。 が、中には運だけで生き残り、成体まで成長するバカもいる。 まりさと れいむは運だけで生き残り、結婚し、子供までつくった個体である。 子供が生まれ、立派な家が必要→人間の家でお家宣言をしようという発想から、 夕方、虐待派の青年の家(公園の近所にある学生向けアパート)でお家宣言をした愚かな個体である。 人間の家で、それも虐待派の人間の家で お家宣言をしたのだ、もはやこの ゆっくりたちに命はない。 姉れいむは透明な箱(ビックサイズ)に入れられる。 「ゆ!もっちょ れいみゅは おそらを とびたいよ! さっさとしてね!すぐで いいよ!!」 地面に下ろされたことが不満な姉れいむが青年に向かって叫ぶ。 『ねぇ、れいむ。れいむってさ、花火好き?』 リキュールが入った缶を片手に女性が尋ねる。 「ゆ?はなびしゃん?すきだよ!はなびしゃんは とっちぇも きりぇーなんだよ! まるで れいみゅ みたいに きりぇーで れいみゅ、はなびしゃんが だいっすきだよ!」 『そっか。それじゃぁ、れいむに花火を見せてあげるね。』 『ほい、火……』 ビールを飲みながら青年がライターを女性の手元に近づける。 手には、花火が握られている。 -ッジュッボ………ッシューーーー!!! 花火から勢いよく火が飛び出る。 「ゆっわぁーー!!ちょっちぇも きりぇーだよ!!」 『でしょ、もっと近くで見せてあげるね。』 「ゆ!なかなか きが きく ばばあだにぇ! ちょくっべつに どりぇーに してあげるきゃら かんしゃちてにぇ!! おれいは あみゃあみゃでいいよ!とくもりで いいよ!!」 額に青筋を立てながら、女性は花火を透明な箱の中にいる姉れいむにゆっくり向ける。 「ゆわぁーー!!れいみゅ みたいに きれ っぎゃぁぁああ!!! ああ!!っあじゅいぃいいいい!!!」 火花が姉れいむの汚い身体にかかり、姉れいむが絶叫をあげる。 『お!喜んでもらえてなによりだ。ほら、もっと花火を見せてやるからな。』 青年が女性の花火の側に別の花火を近づける。 -ッジュッボ………ッシューーーー!!! 青年の持つ花火に火が燃え移り、姉れいむ目掛けて勢いよく火が飛び出る。 「っあじゅいぃいい!!だっだじゅげ!! っゆっぎゃぁぁああ!!!!だじゅげでぇええ!!おぎゃぁじゃぁぁあん!!!」 姉れいむは絶叫をあげながら透明な箱の中を必死に跳ねる。 が、ビックサイズとはいえ箱の中だ。逃げれる場所などない。 「おぢびぃいいい!!」 「おぢびじゃぁあん!!」 まりさと れいむが姉れいむを助けようと透明な箱の中で跳ねているが無駄な努力である。 「っゆっぎゃぁああ!!!あ!!!あじゅいぃい!!めぇぇええ!!!めぎゃぁあああ!!! っめっぎゃぁああああ!!!!っだ!!だじゅげじぇぇええええ!!!あっじゃぁあああ!!!」 眼に火花が入ったようで、姉れいむが一際大きな絶叫をあげる。 『ほら、お前も楽しめよ。』 「おそらとんでりゅみちゃい!」 青年が姉まりさをもちあげ、姉れいむの入った透明な箱に近づける。 「やめりゅのじぇぇえ!!あ!あそこは ゆっくりできないのじぇぇえ!!」 姉れいむと同じ所に入れられることを察した姉まりさが叫ぶ。 『そっか、いやなのか。じゃぁ まりさはあの箱の中にいはいれないよ。』 青年は姉まりさの要望を聞き入れた。 『でも、その代わり、帽子をいれておこう。』 「まりちゃの おぼうちぎゃぁあああ!!!」 笑顔の青年は、姉まりさから帽子をとりあげ、帽子を透明な箱にいれる。 「あじゅいぃいい!!あじゅぃぃいい!!だれぎゃぁあ!!れ!れいみゅをたちゅけちぇぇぇ!!! っゆ!!お!!おぼうちじゃぁあ!!」 透明な箱の中で、姉れいむは黒とんがり帽子を見つける。 「こ、この おぼうちを かぶれば げすな はなびしゃんから にげれりゅよ!! ゆぷぷ!!れいみゅったら かちこしゅぎりゅよ!!」 姉れいむは笑いながらそう言い、姉まりさの帽子を被る。 ちょうど花火の勢いが弱まったこともあり、姉れいむは火の脅威から一時的に逃れることができた。 「ゆぷぷ。もう げすな はなびしゃん なんて こわきゅないよ! こうっさん したら さっさと あまあまを もってきてにぇ!ときゅもりでいいよ!!」 勝利を確信した姉れいむが笑顔で宣言をする。 そんな姉れいむに、姉まりさが泣きながら叫ぶ。 「かえちゅのじぇぇえ!!まりちゃの おぼうちをぉお!!」 「ゆぴゅぴゅ。なにいってりゅにょ?ばかなにょ?あほなにょ? おぼうちしゃんで れいみゅは てっぺきの ぼうぎょを てにいれちゃんだよ! だめに きまっちぇるでしょ! そんなことも りかい できないにゃんて、おぼうちの ない げしゅは なんて おりょかなにょ? おお、おりょかおりょか。」 「ゆっがぁああ!!がえじぇぇええ!!」 姉まりさは飛びかかろうとするが青年に握られており、動くことができない。 『お、中々意外な行動をとったな。この れいむ。』 『本当ね。でも、そのおかげで楽しめそうよ。』 女性が新しい花火に火をつけながら笑顔で言う。 -ッジュッボ………ッシューーーー!!! 花火から勢いよく飛び出る火が帽子にあたる。 「ゆぴゅぴゅ。むだだよ! れいみゅには おぼうちが あるから はなびしゃんは こわきゅにゃ…… っゆっぎゃぁああ!!あ!!あぢゅいぃいI!! ど!どぼぢじぇぇえ!!??どぼじで おぼうじを がぶっじぇりゅのにいぃい!!??」 帽子のおかげで火の粉からは身を守れても熱からは身を守ることはできない。 女性は花火を帽子のリボン付近に近づけ、帽子に火をつける。 「っゆっぎゃぁああ!!!ああ!!ああああああぁああ!!!!」 頭部からの熱に姉れいむが絶叫をあげ、帽子を舌で投げ飛ばす。 「っば!!ばりじゃの おぼうじぎゃぁぁああ!!!」 大事な帽子に火がついたとあって、姉まりさが絶叫をあげる。 『ほら、まりさ。帽子をとりかえさないと。』 青年が姉まりさを握る力を緩めた。 姉まりさは急いで青年の手から、透明な箱の中へと飛び移り、顔面を強打した。 「っぐっべぇぇ………い、いじゃいのじぇ…… で、でみょ、いたいことより、おぼうしを………いそぐのじぇ!!」 痛みに堪えながら、姉まりさは燃えている帽子に近づき、帽子を守るために愚かにも燃え盛る炎を舐める。 「ぎえじぇにぇ!!げしゅにゃ ほのおじゃんは ざっざど ぎえじぇねぇ!! ぺーりょぺー…ゆっぎゃぁあああ!!あああ!!あじゅいぃいい!!!あっじゅいぃいいい!!!!」 結果、姉まりさは火傷を負い、痛みで箱の中を暴れる。 『ははは。火を消せるはずないのに、まりさ種って本当にバカだよね。いや、ゆっくり全部か。』 姉まりさの行動を見て青年は笑う。そして、花火に火をつけ、姉れいむと姉まりさとに向ける。 姉れいむと姉まりさは花火と帽子を燃やす炎から逃れようと透明な箱の中を必死に走り回る。 が、どれだけ逃げても箱の中のため、逃げ場所はない。 2匹の身体に無数の火傷ができていく。 『あれ?動きが鈍くなってきた?』 「た……たじゅげ……」 「ば……まりぢゃ……じにじゃくにゃ………」 2匹は体力的に限界がきており、火が近くにきても跳ねることなくズリズリと這いずるだけだ。 『やっぱり赤ゆは体力が少ないな。まぁ、しかたがない。次の赤ゆを入れるか。』 「っゆっびぃいいい!!」 消えた花火を姉れいむに強く押し付けてから水の張ったバケツに捨てた青年が透明な箱に手を伸ばす。 「ぐるにゃぁぁああ!!」×2 「おちびちゃん!ゆっくり おかーさんの おくちに かくれてね! おかーさんの おくちのなかは あんっぜんだよ!」 「おちびは さいっきょうの まりさが まもるのぜ!! くらうのぜ!さいっきょうの まりさの さいっきょの ぷくーを!ぷくーー!!」 透明な箱の中では、れいむが赤ゆを口内に入れようとしている。 その隣で、家族を守るため、自称最強である最弱のまりさが頬を膨らませている。 何をしても無駄なのだが、餡子脳のため、そのことに気がついていない。 「おそらとんでりゅみちゃい!!」×2 今ごろ 口に隠れろと言う れいむに本当に子供を守る気があるのかを疑問に思いながら、 青年は妹まりさ・妹れいむを箱から取り出す。 「おちびぃいい!!!がえぜぇえ!! せいっさい されたくなかったら、さっさと おちびを かえすのっぜぇええ!!」 「おちびちゃぁあああん!! まりざぁああ!!ざっざど おちびちゃんを どりがえじでぇええ!!」 喚く2匹を無視して、青年は透明な箱の中に赤ゆたちを入れる。 「っゆべぇ……れ、れいみゅおねーしゃん、だ、だいじょうかじぇ?」 「っゆべぇ……や、やめてにぇ…… にんげんしゃん!おねがいちましゅ!きゃわいい きゃわいい れいみゅだけは みのがちちぇにぇ!」 火傷を負った姉の心配をする妹まりさと、命乞いをする妹れいむである。 『うわぁ……さっすがれいむ種。平気で姉妹を見捨てるわね。』 『虫唾がはしるから当然制裁だな。』 -ッジュッボ………ッシューーーー!!! 助ける気などまったくない2人が花火に火をつけ、赤ゆたちに向ける。 「っゆっぎゃぁあああああああああああああ!!!」×2 まだ元気がある2匹が絶叫をあげ、箱の中を飛び跳ねる。 「おちびぢゃぁあああん!!まりざぁああ!! さっさと くそにんげんを せいっさいして おちびちゃんを たすげでぇええ!!」 「わかってるのぜ!! おいぃいい!!ごの ぐぞにんげんがぁあああ!! いますぐ おちびを たすけるのぜぇええ!!いまなら ぜんごろしで かんべん してやるのぜぇえ!!」 『いつも思うんだけどさ、全殺しで勘弁してやるってどういう意味なの?』 『さぁ?ゆっくりの言葉なんて一々考えるなよ。お、そうだ!』 「おそらとんでるみたい!」 青年は まりさを持ち上げ、女性のほうに まりさの足を向ける。 『ねぇ、悪いけどライターで足焼きをしてくれない?』 『ん?いいよ。』 「な!なにを いってるのぜ!? どれいの ぶんっざいで さいっきょうの まりささまに きがいを くわえるつもりかぜ? げらげらげらげら。そんなのは ふかのうさんなのぜ。 まったく、これだから くそにんげんは おろかなの っぜぇえええええええ!!?? っゆっぎゃぁぁあ!??ああああぁあ!!あづいぃいいい!!!」 『ほら、まりさ。最強なんでしょ?私の攻撃なんて痛くも痒くもないんでしょ? なんで そんな大きな悲鳴をあげるの?』 女性がニヤニヤしながら言うが、その声は まりさには届いていない。 数分後、青年は脚部が炭化した まりさの足にリキュールをかける。 糖分を含んでいるため、痛み止めになるからだ。 そして、まりさを赤ゆたちのいる箱の中にいれる。 「おとーじゃぁああん!!」×2 「おどうじゃ………」×2 箱に入ってきたまりさを見て、4匹は笑顔になった。これで助かると信じているのだ。 動くだけの元気がある2匹はまりさの側にかけより、頬を擦っている。 「おちび!!もう だいっじょうぶなのぜ! この さいっきょうの おとーさんが おちびたちを ぜったいに まもってみせるのぜ!!」 『粋がるのはいいけどさ、どうやって?』 「げらげらげらげら! そんなことも わからいのかぜ?まったく、これだから くそにんげんは おろかなのぜ。 この さいっきょうの まりささまが すぐに せいっさいしていやるのぜ! ないたって ゆるさいのぜ。かくごするのぜ! っゆ?ゆゆ??」 まりさが上半身(?)をねじる。 「ゆ?っど!どぼじで あんよが うごかないのぜ!? う!うごくのぜ!!さいっきょうの まりさの さいっきょうの あんよさん! うごいて さっさと あの くそにんげんを せいっさいするのぜぇぇええ!!」 『ははは。頑張ってね、まりさ。はやくしないと、子供が大変よ。』 花火に火をつけながら女性が言う。 そして、火のついた花火を、姉まりさ・姉れいむに近づける。 「っあ゛!あづいぃいいい!!!だ!だじゅげじぇぇええ!!!おじょうじゃぁああん!!×2 動くだけの力がない2匹は父であるまりさに助けを求めてただ叫ぶだけだ。 「おちびぃいい!!!まってるのぜぇえぇええ!!すぐに たすけるのぜ!! うごげぇええ!!うごくのぜぇええ!!まりさの さいっきょうの あんよざん!! うごがないど!!うごがないと おちびがぁああああ!!!っゆっがぁああ!!うごげぇええ!! うごげ!うごげ!!うごげ!!うごいて れいむにの かわいい おちびを たすけるのっぜぇええ!!!!」 「がんばりゅのじぇ!!さいっきょうの まりちゃの おとうしゃんなら できるのじぇ!! はやくちて れいみゅおねーしゃんを たすけりゅのじぇ!!」 「おちょうしゃん!はやく くしょにんげんを せいっしゃしちて れいみゅを まもってにぇ!!すぐでいいよ!!」 妹まりさ・妹れいむの応援も虚しく、まりさは動くことができない。ただ、醜く身体をねじるだけだ。 「あ゛あぁああ!!ぼ!!ぼっど……ぼっど ゆっぎゅぢ……ちたが……じゃ……」×2 花火に晒され続けた2匹が息を引き取った。 「おちびぃいいいい!!!!」 まりさが箱の中で絶叫をあげる。 『まったく、子供を助けないだなんて最低な親だな。 そんな最低な まりさにはお仕置きとして帽子を没収だ。』 「ゆっがぁああ!!!がえじでぇええ!! おでがい じばずぅう!!がえじでぐだざいぃいい!!おでがいじばずぅうう!! ぞれが ないどぉお!!ぞれげないど ゆっぐりでぎないんでずぅううう!!!おでがいじばずぅうう!!」 帽子を失った途端、先ほどまでの威勢はなくなり まりさは涙を流しながら帽子を返すように懇願する。 「おぼうちの ない げしゅおやは ちねーー!!ぷきゅーー!!!」×2 「お!おちびぃい!!ど!どぼじで ぞんなごどいうのぉおおお!!?? おどうざんでしょぉおお!!!??」 子ゆっくり2匹は、帽子を失くしたまりさを突然見下す。 『うわぁ~~。 帽子なくしたぐらいで子供から見下されるだなんて…… これだから ゆっくりって嫌い。』 帽子なくした まりさに親としての威厳などありはしない。 飾りがない個体は飾りを持つ個体から見下される存在となるのだ。 先ほど、姉まりさのことを誰も心配しなかったのは、姉まりさに帽子がなかったからである。 これは、ゆっくりの習性であるが、女性は ゆっくりのこういう習性が嫌いである。 愚かな習性を見ると、女性は制裁という名のゆ虐をしたくなる。 『ははは。確かにな。』 女性とは反対に、青年は ゆっくりの こういう愚かな習性が好きであった。 愚かな習性のお陰で罪悪感もなくゆ虐ができるからだ。 青年は、大した理由もなく持ち歩いているナイフを取り出し、まりさの額に刃をあてる。 『花火の土台を作らないとな……よっと……』 青年が まりさの頭をナイフで削ぎ、まりさの頭頂部が平らになる。 「っゆっぎゃあぁああああああ!!!ああぁあ!!あだばがぁあああああ!!!!」 「ゆぴゅぴゅ。げしゅな おとーしゃんが ないてりゅよ。」 「げりゃげりゃげりゃ。さいっきょうの まりちゃと ちがっちぇ、さいっじゃきゅな おとーしゃん らちいのじぇ。 まったく、はずかちいのじぇ!ちょっと あたまを けがしたぐらいで さわぎすぎなのじぇ!」 「ゆぷぷ。おぼうしのない まりさには おにあいの すがただね。 おお、おろかおろか。もっと くるしんでいいよ!」 まりさの絶叫を聞き、家族は笑顔である。飾りを失った個体に対しては愛情も情けもないのだ。 『まったく、こいつらは。まりさの次は自分だということを考えないのかね?』 『あはは。そんな頭あるはずないじゃん。餡子脳なんだから。 こいつらの こういうところって、あたし大嫌い。』 飲み終えたリキュールの缶を手で潰しながた女性が言う。その眼は冷たく、ゆっくりを見下している。 『まぁまぁ。そんな愚かな ゆっくりには制裁がお似合いだろ?』 女性とは反対に笑顔の青年がまりさの頭にドラゴン花火をセットする。 「っゆっぎゃぁああ!!やべ!やべでぇえ!! ああぁぁ!!あだばに べんなの おがないでぐざいぃい!! やべでぇえ!!ぐりぐりじないでぇええ!!おでがいじばずぅううう!!! いじゃぁぁああ!!!やじゃぁあああ!!!なにかが はいっでぐるぅうううう!!!」 ドラゴン花火が餡子に深々と刺し込まれ、まりさは絶叫をあげる。 喚く まりさを無視して、青年がドラゴン花火に火をつけた。 -ッシューーーー!!!ッジュッボォーーーー!!! 『あはは!すっごくキレー!!』 『ほんとうだ。』 「ゆぷぷ。まりさの あたまに きれーな おはなさんがさいたよ。」 「ゆぴゅぴゅ。とっちぇも きりぇーだよ。」 「げしゅ おやも たまには やくに たちゅのじぇ。」 まりさから吹き出る七色の炎に見とれる2人と3匹。 「っゆっぎゃあぁあ!!あぁぁあ!!あづいぃいいい!! だずげだずげ!!だじゅげでぇえええええええええ!!!」 花火の熱と、降りかかる火の粉でまりさは絶叫をあげる。 助けを求めるが、誰も まりさを助けるつもりはない。 -………ッジュ!………ッジュッボォーーー!!! -………ッジュ!………ッジュッボォーーー!!! ドラゴン花火を見ながら、青年はネズミ花火を火をつけ、透明な箱の中にいれていく。 「っゆっぎゃぁああ!!いっじゃあぁあ!!あじゅぃいい!!」×3 箱の中を でたらめに回転する複数のネズミ花火に、まりさ・妹まりさ・妹れいむは悲鳴をあげる。 「おちびちゃぁぁあん!!ゆっくりして!ゆっくりして!!ゆっくりするんだよぉおお!!!」 飾りを失っていない子供の心配をする れいむが、透明な箱から飛び出ようと顔面を壁に押し付けているが、意味はない。 『あはは。ほら、れいむ。頑張って子供を助けてね、手伝ってあげるからさ。』 女性は笑いながら れいむを透明な箱から取り出す。 『お、優しいね。さっすが俺の彼女。ほら、れいむ。優しい彼女にお礼は?』 「おちびちゃぁぁあん!まっででね!すぐに おかーさんが たすけるよぉおおお!!!」 青年の言葉は れいむには届いておらず、れいむは泣きながら まりさたちが入った透明な箱に向かって跳ねる。 「っゆっべぇええ!!!………あ!あづいぃいいいい!!!」 透明な箱に顔面を押し付けた れいむは、箱から跳び退く。箱が熱を持っているのだ。 「ゆがぁぁあ……げすな かべさんは あつくて ちかづけないよ……… ど、どうすれば いいの?どうすれば おちびちゃんを たすけれるのぉおお?」 「ぎゃわいい ぎゃわいい れいみゅを だじゅげじぇぇえ!!おかぁじゃぁああん!」 「おがぁじゃぁああん!!だ!っだじゅげじぇぇええ!!」 「おちびぢゃぁあん!!ゆっぐりずるんだよ!!ぞうずれば ぎっど だずがるよぉおお!!!」 子供は助けたいが、危険は一切犯したくない れいむはアドバイスを叫ぶ。 この状況下でどうしたら ゆっくりできるのか? 仮に ゆっくりできたところで危険は回避されない。 れいむのアドバイスは れいむのように全くもって役に立たない。 「ぜいっさい ちてやりゅのじぇ!!さいっきょうの まりちゃが げすな はなびしゃんを せいっさいすりゅのじぇ!!」 妹まりさは愚かにもネズミ花火に向かって口をあけて突進する。 「こにゃいでぇえ!!れいみゅが きゃわいすぎるからって、すとーかーだなんてゆっきゅりできにゃいよ!! れいみゅ、はなびしゃんなんで だいきりゃいだよ!!」 妹れいむはネズミ花火から逃れようとするが、恐怖で眼を閉じデタラメに跳ねている。 そして、2匹はネズミ花火に激突し、動けなくなり、身体を焼かれ、死んでいった。 「っだずげ!だずげ!!!っあっづぁぁあああ!!っゆっぎゃぁぁああああ!! っぐっぼぉおおおおお!!!ぐぶぶぶっばあぁあああ!!! っゆっばぁあぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!」 まりさの口内にネズミ花火が入り、まりさの体内で暴れる。 頭と口から火をあげながら、まりさは辞世の句を詠むこともできずに息絶えた。 「おちびじゃん……れ、れいむの……かわいい かわいい れいむの おちびちゃんが……」 花火が収まり、焦げ饅頭が入った箱を見ながら れいむが泣きながら呟く。 『やだな、れいむ。死んだのは子供だけじゃないだろ?生きていく上で、もっと大事なものを失っただろ?』 「ゆ?どういうこと?おちびちゃんよりも だいじなものなんて ないよ?」 青年が焦げた饅頭に まりさに帽子をかぶせた。 途端、れいむの顔色が悪くなる。 「っば!ばりっざぁぁああ!!!ど!どぼじで ばりざが じんでるのぉおおおお!!!」 苦しむ まりさを笑って見ていた者の発言とは思えないことを言う れいむである。 「おぎでぇえええ!! ゆっくり! ば!ばりざが いないど、 ゆっくり! だれが ごばんざんを ゆっくり! もってぐるのぉおお!!?? だれが ゆっくり! おちびじゃんの せわを ずるのぉおおお!!?? おでがい!!いぎがえっでぇええええ!! ゆっくり! れ!れいぶを びどりにじないでぇえええ!! れいぶを ゆっぐりざぜるのが ばりざの ぎむでじょうがぁああああああ!!!! ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!」 大事な子供を失い、愛する(?)まりさを失った れいむ。 孤独を嫌い、労働を嫌う れいむにとって、 一緒に過ごす家族・生活を支える番を失ったことは非ゆっくり症を発症させるには十分な悲劇であった。 なお、餡子脳の為、帽子がない まりさが苦しんでいたことを忘れており、 帽子なしの死骸を番とは認識できていなかった。 『あれ?非ゆっくり症?なぁ、コイツに薬を喰わせてなかったの?』 青年が れいむの非ゆっくり症の発症に驚きながら女性に聞く。 『あ、ごめん。薬食べさせるの忘れてた……』 申し訳なさそうに謝る女性。 『そっか。まぁ、いいよ。花火もなくなったことだし。にしても、うるさいな。』 「ゴメンね。あたしが薬を忘れたばっかりに。 おわびに、れいむは あたしが処分するね。』 「ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり! ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっぴ!!!!……………」 女性は待針を取り出し、れいむの額に刺し込む。 中枢餡を突かれた れいむはそのまま絶命した。 『さ、おわったよ。はやく帰って お風呂にはいって いいことしよーよ。』 『お!そうこなくっちゃ。一緒に入ろうな。』 青年は笑顔で透明な箱を逆さまにし、ゴミを地面にばら撒きながら言う。 そして、バケツの水をゴミにかけ、火の始末をした。 『よし、こうしておけば そのうち公園の ゆっくりが勝手に掃除するだろ。』 『あはは。同族の死骸の処分させるだなんて、可愛そうなことさせるね。 きっと、公園の ゆっくりから恨まれるよ。』 『いやいや、俺みたいのがゴミを公園に捨てることで、 公園のゆっくりの生存が認められるわけだ。 反対に感謝されているに違いない。』 2人は手をつなぎ、笑顔で公園から立ち去る。 2人がいた場所には、ゴミが散乱している。 ------ セミが鳴く中、れいむは昨晩殺された ゆっくり一家の遺体の片付けを続ける。 まりさの遺体をゴミ袋におさめた後、れいむの遺体へと近づく。 「ごめんね、れいむ。」 遺体に謝ってから、れいむは口を大きくあけ、遺体の頬に噛みついた。 口内が死臭に犯される。何度味わってもこの臭いに慣れることはない。 れいむは吐き気を我慢しながら、遺体を小さく千切っていく。 「っゆぴ!?」 口内に突然鋭い痛みが発生し、れいむは遺体から口をはなし、飛び退いた。 口内を舌で舐めながら、れいむは遺体を注意深く見る。 「ゆ?ゆゆ??これは………まちばりさん? そっか、このれいむは まちばりさんで あんこさんを つかれて しんじゃったんだね……」 昔、友人のちぇんが針で殺されるところを見ていたことがある。 嫌な事を思いだし、憂鬱な気分になるが、それでも仕事はしなくてはならない。 れいむは針をさけて遺体の片付けをした。 片付けを終えた れいむは まわりを見渡す。 「ゆぅ………もえないごみの ごみぶくろさんを もった ゆっくりが いないよ…」 いつもなら、隣のダンボール箱に住むまりさや、その妹のれいむと一緒に掃除をするのだが、今日は誰とも話をしたくなく、一人で掃除をしている。 そのため、れいむは燃えるゴミ袋しか持っておらず、針を捨てたくても燃えないゴミ用のゴミ袋を持った ゆっくりがいないのだ。 「ゆぅ………まちばりさんを ここに おいて おいたら、ゆっくりが けがしちゃうよ…… どうしよう………っゆ!そうだ!!」 待針の処分に頭を悩ませた れいむだが、名案を思いついた。 れいむは待針を咥え、揉み上げを口に近づける。 そして、右の揉み上げの中に待針をしまう。 「っゆ!すこし うごかしにくいけど、これで まちばりさんを ゆっくり はこべるよ! ゆぷぷ。れいむったら かしこすぎて こわいぐらいだよ! こんな かしこくて かわいい れいむ だから きっと きょうこそは かいゆっくりに なれるよね? ゆーん。なんだか きぶんが よくなってきたよ!ゆっくりー!!」 気分がよくなった れいむは笑顔でゴミ袋を咥え、歩き出す。 ゴミを運ぶ途中で れいむは、噴水に寄ることにした。 暑くて喉が渇いたこともあるが、死臭で臭くなった口内を洗いたかったのだ。 「ごーくごーく……ごーくごーく…… っぷはぁ……おみずさんは ゆっくりできるよ。」 水を飲み終えた後、れいむは汚い舌で噴水の水をすくう。 「ゆ!かいゆっくりに なるためには からだを きれーきれーに しないとね!」 笑顔の れいむは水で身体を洗う。 裏路地等で暮らす野良よりは 綺麗だが、石鹸もシャワーもないので それなりである。 特に髪は洗髪の手段も知識もないため、ベタベタで不潔であるが、れいむはそのことを知らない。 「ゆ!きれーに なったよ!ゆぷぷ。れいむの かわいさに ますます みがきがかかったね。 ゆーん。なんだか きょうは きぶんが いいよ! おさの ところにいくまえだけど、すこしだけ おうたを うたっちゃうよ! まったりのひ~♪ゆっくりのひ~♪すっきりのひ~♪♪」 セミの鳴き声とれいむの歌声が公園に広がる。 「おねーさん。ゆっくりしていってくださいね。 あと、とても すてきな おうたです。とっても ゆっくりしていますね」 「ゆっくりしていってね!!!ゆ?」 声をかけられ、れいむは反射で返事をし、振り返る。 振り返った先には、胴付き金バッチの さなえがいた。 「ゆ………ま、まさか さなえって れいむの いもーとの さなえ?」 「はい。そうです。おねーさんの いもーとの さなえです。 おひさしぶりです。おねーさん。」 さなえは微笑み、れいむと話しやすいように屈む。 れいむが石段の上にいたこともあり、2匹の顔の高さはほぼ同じになった。 「ゆわぁ………いもーと……すっごく きれーだよ…… すっごく ゆっくりしているよ………」 さなえの顔を見て、れいむは思ったことを口にした。 同時に、劣等感に襲われた。 毎日噴水の水で身体を綺麗にしており、自分の美しさには それなりの自信があった。 が、さなえの白くて柔らかそうでキズがまったくない肌。潤いのある唇。 そして、自分とはまったく違う、サラサラで艶のある美しい髪。 一緒に暮らしていた頃は差なんてなかった。 いや、むしろ自分の方が綺麗だったハズだ。 飼いゆっくりになり、自分よりもはるかに美しくなった妹に れいむは嫉妬する。 「ほんとうですか?ありがとうございます。 まいにち おにーさんに ていれして もらってますから。」 さなえが照れながら言う。 「そ、そうなんだ。さすが かいゆっくりだね。うらやましいよ。」 「でも、さなえは まいにち さびしいんです。 だって、おにーさんは やさしいけど、おとーさんや おかーさん。 それに、おねーさんと あえませんから。 でも、おにーさんが どうつきなったら あいにいって いいって いってくれました。 だから、さなえ どうつきに なるように まいにち おねがいしてたんです。 そしたら、きのう おきたら どうつきに なっていました。 おねーさん。おとーさんたちは ゆっくりしていますか? さなえ、おにーさんに たのんで おみやげの あまあまを もらってきました。 おうちで みんなで たべましょうよ。」 さなえが笑顔で近況報告をする。 姉との再会が嬉しいのか、さなえは れいむの顔が暗い事に気がつくことなく、話をする。 「……………いないよ………」 「え?」 「おとーさんも おかーさんも、おそらの ゆっくりぷれいすに いっちゃたよ。 だから、もう ………もう ここには いないよ………」 れいむが涙ぐみながら言い、さなえの笑顔が曇った。 「………な、なんなの!? くるなら もっと はやくきて れいむたちを かいゆっくりに してくれれば よかったのに!! いもーとが ゆっくりしすぎてるから、そんな かみさんを きれーきれーに なんてしてるから!! だから おとーさんも おかーさんも しんじゃったんだよ!!」 れいむは涙を流しながら叫ぶ。 「でもね!もういいよ!とくっべつに ゆるしてあげるから かんしゃしてね! はやく れいむも いもーとの おうちに つれていってね!れいむも かいゆっくりにしてね! そしたら あまあまを ちょうだいね!とくもりで いいよ!!」 「………………おねーさん………ごめんなさい。 それは ……その……できません………」 さなえは申し訳なさそうな顔をしながら言う。 「はぁあああ!!??どぼじで ぞんなごど いうのぉおおお!!?? そんな うそさんは ゆっくりできないでしょうがぁあぁぁあ!!」 「おにーさんが、さなえの かぞくまで かうことは できないって……」 「その じじいを せっとくするのが いぼーどの やぐめでじょぉおおお!!?? いいがら、ざっざっど そいづを せっとくじろぉおおおおお!!!」 「ごめんなさい……がんばったけど、むりでした。 その……おにーさんは、きしょうしゅしか かいたくないそうです。 だから、その………つうじょうしゅの おねーさんたちは かえないって………」 さなえも、家族と一緒に暮らしたいと考えている。 飼い主に何度となく懇願したが、答えはいつも No であった。 さなえにとって優しい飼い主であったが、この願いだけは聞き入れてもらえなかった。 これは、飼い主が多頭飼いをする気がないことと、稀少種にしか興味がないからである。 「ごめんで ずむがぁあああああ!! ぞんなの びぎょうだよ!!きじょうじゅだがら がいゆっぐりに なるだなんで!! れいぶも がいゆっぐりに なりだいんだよぉおおお!!! がいゆっぐりになって、まいにち あまあまを たべて、おびるねをじで、ゆっぐりじだいんだよぉおおお!! ごごは ゆっぐり でぎないんだよぉおお!!れいぶは ゆっぐり゛じだいんだぁああ!! いいがら ゆっぐりざぜろぉおおおおおお!!!!」 「……ほんとうに ごめんなさい。 あまあまは、おうちに おいておきますから たべてくださいね…… また きますから………そのときは いっしょに ゆっくりさせてくださいね……」 そう言って、さなえは走り出す。その目には涙が溜まっている。 両親の死を知り、姉から無理を言われたのだ。 そして、姉と一緒にゆっくりできなかったことが悲しいからだ。 「ゆっぐりなんて でぎるがぁああああ!!! れいぶは ちいきゆっくりなんだよぉおおお!!!のらと おなじで ゆっぐりでぎないんだよぉおおおお!!! きょうにも しんじゃうかも しれないんだよぉおおおおお!!!! がいゆっぐりの いぼーどどは ちがうんだよぉおお!!かわいぞうなんだよぉおおおお!!! だがらぁああ!!!だがら れいぶも がいゆっぐりじろぉおおおお!!! ごの むのーの いぼーどがぁああ!!きじょーじゅだがらっで いいぎになるなぁあああ!! れいぶのぼうが ゆっぐりじでるんだぁああああ!!!もう にどど ぐるなぁああああ!!!」 れいむはさなえの背中に向かって叫ぶ。 さなえは何も言うことなく、ただ涙を流しながら立ち去った。 ------ 夜、元気なく家に戻った れいむは菓子を見つけた。 さなえが置いていった菓子で、とても美味しそうだ。 長ぱちゅりーから支給された ゆっくりフード・狩りでとったセミと菓子を見比べる。 どう贔屓目に見ても、菓子のほうが美味しそうだ。 必死に働く自分よりも、何もしてない さなえのほうが美味しいものを用意できる。 地域ゆっくりと飼いゆっくりとの違いを感じ、れいむは激しい劣等感に襲われ、涙を流す。 「むーじゃむーじゃ……ごっぐん……」 れいむが泣きながら菓子を食べる。 甘い味は れいむに幸せを与えるハズだが、心は満たされない。 妹は毎日こんな美味しいものを食べているのだろうか? 自分の食事との差を実感し、れいむの劣等感が増していく。 「ひどいよ……いもーとばっかり ゆっくりして……」 れいむが呟きながら妹の綺麗な姿、ゆっくりした姿を思い出す。 「ゆぅ………ごべんね……いぼーと…… ひどいこと いっちゃって………」 れいむは ここにはいない妹に向かって謝る。 興奮して酷いことを言ったことを自覚しているのだ。 自分が飼いゆっくりではなく、両親が死んだことは妹のせいではない。 頭では理解できても、心が追いつかなかった。 ゆっくりしている妹を見て、嫉妬し、ゆっくりできないことを全て妹のせいだと決めつけてしまった。 「でも、いもーとは ゆっくりしてたよ…… さすが かいゆっくりだよ………れいむも いつか ぜったいに…… ゆぅ…………わからないよ………どうしたら かいゆっくりに なれるの?」 れいむは餡子脳でどうしたら飼いゆっくになれるかを考える。 毎晩考えていることだが、答えは未だに見つからない。 友人や長ぱちゅりーにも相談しているが、正しい答えはまだ見つかっていない。 ただ、これまでに飼いゆっくりになれた仲間や、逆に捨てられてた ゆっくりを観察して分かったこともある。 ①人間は身なりが綺麗で食事のマナーを守れるゆっくりを飼いゆっくりにする。 ②人間は我侭を言わない ゆっくりを飼いゆっくりにする。 ③人間は稀少種を飼いゆっくりにする。 自分はれいむ種で③の条件は満たせないが、①と②は満たしている。 しかし、未だに飼いゆっくりにはなれない。何が足りないのだろうか? ちなみに、③の条件を満たしていれば、妹のように①の条件を満たしていなくても飼いゆっくりになれることが分かっている。 この事から、れいむは稀少種が羨ましく、妹に嫉妬している。 れいむは餡子脳をフル回転させるが答えはでてこない。 そもそも、明確な答えなどない。強いて言えば、【運】であろうか。 「ゆぅ~~~………かんがえすぎたら あたまが いたくなってきたよ…… っゆっぴ!?」 知恵熱で熱くなった頭を揉み上げでさすると、れいむの頭に痛みが走った。 慌てて揉み上げをはなし、揉み上げを凝視すると、待針が見えた。 「ゆ?そっか、まちばりさんを すてるのを わすれてたよ。 れいむったら うっかりさんだよ。 まちばりさんは あぶないから、あした すぐに すてないと だめだね。」 ゴミ捨てのついでに燃えないゴミ袋に待針を捨てるつもりであったが、 さなえと会ったことで興奮していた れいむは、待針のことを忘れていたのだ。 「ゆぅ………あぶない まちばりさんを ちゃんと すてれるぐらい れいむは かしこくって やさしくって かわいいのに、なんで かいゆっくりになれないの? いもうとより ゆっくりしているのに………きしょうしゅよりも ゆっくりしているのに…… ゆ?………ゆゆ??…‥…ゆ~~………」 待針を床に置き、れうむは再びどうしたら飼いゆっくりになれるかを考える。 「ゆ!そうだ!!そうだよ!!すっごいことを おもいついたよ! そうだよ!そうすれば ぜったいに かいゆっくりになれるよ!」 餡子脳が再び熱を持ち始めた頃、れいむの両方の揉み上げが元気良く跳ねた。 名案を思いついた れいむが笑顔になる。 「ゆぅ………でも……… ゆぅ………………でも、それをすると……ゆっくり できなくなるよ………」 が、すぐにその笑顔が曇った。 浮かない顔のれいむが、ダンボールの片隅を見る。 れいむの視線の先には、両親の形見である赤いリボンと、白いリボンが置いてある。 「おかーさん……おとーさん…………」 れいむは両親の形見に そっと頬をあてる。 れいむの脳裏に両親が死ぬ瞬間の光景が浮かんだ。 「………れいむは かいゆっくりになりたいよ。 かいゆっくりだったら、おかーさんも おとーさんも しななかったよ。」 れいむは飼いゆっくりになることで、襲われる心配のない安らかな生活が得られると考えている。 もし、両親が飼いゆっくりだったら、今頃は家族で楽しくゆっくりしているハズだ。 今、自分が孤独でゆっくりできないのは、自分が飼いゆっくりでないからだと れいむは考えている。 【いづか……ぜっだいに……かいゆっぐりになっで……もっどもっど……ゆっぐりじでね……】 母れいむの最後の言葉を思い出す。 そして、自分が絶対に飼いゆっくりになる決心をしたことを思い出した。 ダンボール箱に置かれた菓子を見る。 妹は毎日こんな美味しいものを食べているのだ。 地域ゆっくりの自分と違い、働かなくてもいい飼いゆっくり。 ゆっくりするだけで身の安全と美味しい食事が約束されている飼いゆっくり。 (飼い主によっては ゆっくりできない生活をする強いられることもあるが、れいむは そのことを知らない。) 飼いゆっくりである妹に、れいむは嫉妬する。 「きめたよ。れいむは…… れいむは かいゆっくりに なるためなら なんでも するよ……… どんなに ゆっくりできなくても、かいゆっくりに なれば、ゆっくりできるから……… いもーとみたいに ゆっくりできるから。 ぜったいに。ぜったいに かいゆっくりに なって、いもーとみたいに ゆっくりするよ……」 れいむは自分の決意を口にし、右の揉み上げに待針を仕舞った。 その顔は ゆっくりしておらず、険しい顔であった。 つづく あとがき ゆっくりを飼うことができるとしたら、個人的にれいむ種がいいです。 でいぶになった瞬間、処分しますが。 過去作品 http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/3986.html
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/620.html
にんぷさん 11KB ◆ 皆さんのSSを読み、触発されて初投稿に至った次第です ◆ 拙い文章だとは思いますが、感想フォーム等を参考に、今後の改善に努めたいと思います ◆ 性的描写あり ◆ 虐待よりもギャグの方が目に付くかもしれません、こんな筈じゃなかったのに・・・! ◆ 実は一作目が頓挫して二作目を投稿してるのは内緒 『にんっしんしたゆっくりを虐待したい。』 そう思い立ったのはつい最近のことだ。 通常の虐待に行き詰まりを感じ、僕にゆ虐を教えてくれた先輩にアドバイスを請うたところ にんっしんしたゆっくりの虐待を薦められたのである。 にんっしん虐待・・・そういうのもあるのか! やはり先人達は偉大だ。 『新しい命の誕生を踏み躙る・・・その背徳感と、目の前で赤ん坊の命をもぎ取られたあいつらの顔がたまらないのよ! 』 嬉々として語る先輩の顔は、ある意味神々しかった。 でも饅頭に命っていう概念はあるのかな? 「ただいまだぜ。れいむ、きょうもたっくさんえさをとってきたんだぜ! 」 「ゆゆっ、まりさはさすがだね! かりのめいじんだよ! 」 「ゆっへん! それほどでもないんだぜ! それよりいっぱいたべて、げんきなあかちゃんをうむのぜ! 」 「まりさ・・・」 「れいむ・・・」 「「す~りす~り・・・ゆゆぅ~♪」」 今回の虐待には、我が家の軒下に(勝手に)住んでる番のこいつらを使おう。 二匹の大きさはおよそバスケットボール程、そして都合の良いことに、れいむは胎生にんっしんをしている。 ちなみに、まりさの言う『えさ』とは僕がこいつらが餓死しないようわざわざ庭に置いておいた生ごみのことだ。 そりゃたっぷり取れるわな。 「はいはい、お楽しみのところちょっと失礼しますよ。」 「ゆゆっ、にんげんさんはゆっくりできないよ! まりさ、なんとかしてね! 」 「まかせておくんだぜ、れいむ! まりさにかかればにんげんさんなんていちころぎゃぶぅっ!? 」 やかましいので、ハエタタキで二、三発殴りつけて黙らせておく。 大抵のゆっくりにとって、『人間=ゆっくりできない』程度の認識らしい。 相手の強さを測る能力なら、イヌやネコにも備わってるって誰かの右手が言ってた気がするが・・・。 こいつらは一体どうやって野生動物として生き延びてきたのだろう。 ・・・いや、動物などと言っては生命に対する冒涜かもしれない。口を謹んでおこう。 「まりさ、まりさ! しっかりしてね! 」 「ゆぴぃ・・・からだじゅうががんがんするのぜ・・・」 ハエタタキの振動はゆっくりの全身に伝わる。 つまり、頭部のみで構成されるゆっくりの体が脳震盪を起こした形になるのだ。 加えて、ゆっくりは体全体が聴覚器官の役割を果たしているため、その衝撃は計り知れない。 まりさがおとなしくなったところで、二匹を虐待部屋に連行する。 「にんげんさん、れいむとまりさをゆっくりはなしてね! れいむはにんっしんしてるんだよ!? 」 「だから苛めるんだよ! ゆっくり理解してね! 」 「どぼじでぞうなるのぉぉぉぉぉ!? 」 軽く会話のキャッチボールも済ませたところでさぁ虐待だぁ! さて、取り出しましたるは特製アイテム「にんっしん促進薬」。 要はレイパーと名高いアリスの特濃体液汁だ。 こいつを注射器にセットし、やや内角をねらい・・・ 「ゆゆっ? おにいさん、なにそれ? なんだかゆっくりできなさそうだよ・・・」 えぐりこむように打つべし! 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!? 」 あ、いけーねいけね。針全部刺しちゃったよ。 薬は注入されたみたいだからいっか。 「ゆがぁ・・・? ぽんぽんさんがへんだよぉ・・・」 れいむの膨れ上がった下腹部が蠕動を始めた。 早くも薬が回り始めたらしい。次の段階に移らねば。 先輩によれば、通常は『まむまむ焼き』で産道を塞ぐらしいが・・・。 今回はもう少し趣向を凝らすことにする。 アイテムその2、「ゆっくり用瞬間接着剤(小麦粉製)」の登場だ。 「さーて、れいむちゃんの下のお口はどこかなー? 」 顎の中腹よりやや下辺り、不気味にひくひくと蠢く穴があった。 穴があったら入るのが男ってもんだぜ! ま、入るのは僕じゃないけどね。 「ゆぅぅぅぅ!? れいむのぷりてぃーなまむまむになにするのぉぉぉぉぉぉ!? 」 「はいはい、良い子だからおとなしくしようねー」 れいむのぷりてぃー(笑)なまむまむに接着剤を流し込む。 これで子供は産めず、出産の時には産道が広がる代わりにまむまむを激痛が襲うことになる。 あ、そうだ。あにゃるの中にも接着剤流し込もう。こいつら適当な体の構造してるからな。 尻から産まれた桃太郎なんて駄洒落にもならん。 「ゆっ・・・はなせぇぇぇ! れいむにさわるなぁあぁぁ! 」 腹部を庇っているせいか、れいむがこちらにあにゃるをぷりぷりと振りかざしてきた。 わっしとばかりにそれを掴み、興味本位であにゃるに中指を突っ込んでみる。 たまには違う穴でもいいよね! 「ゆぴ・・・? おにいさん、ゆびぬいてぇぇぇぇぇぇ! 」 「ふふふ・・・コリコリ弾力のある中枢餡に触っているぞぉ、れいむ・・・」 指を少し下げると、丸っこい感触のものがあった。これが赤ちゃんかな? あにゃるに親指と人差し指も突っ込み、可能な限りに拡大し、れいむの胎内に向かって叫んだ。 「ゆっくりしていってね!!! 」 『ゆっ・・・して・・・ね・・・』 僅かだが反応があった。胎教ってきっとこうやるんだな。勉強になった。 予定通りあにゃるも固めておく。 「ゆひゅぅ、ゆひゅぅ・・・れいむ、もうおこったよ! にんげんさん、ゆっくりしないでかくご・・・ゆぎぎぎ・・・! 」 れいむを解放してしばらくすると変化が起こった。いよいよ出産の時がきたのだ。 「うっ、うっ、うばれるうぅぅぅ・・・!? 」 下膨れた顔に、もこもこと隆起する二つのテニスボール大の凹凸。どうやら二匹の子宝に恵まれていたようだ。 れいむのまむまむが塞がれているため、出る場所がわからずに戸惑っているに違いない。 「ゆぎぃ・・・あがぢゃん、もうちょっとゆっくりじでいってね・・・」 でなければ、親の腹から生れ落ちようとはしないはずだ。 「れいむ、れいむ! いまたすけるのぜ! 」 ハエタタキに殴られて、先程まで無様に失神していたまりさが駆け寄り、必死に介抱しようとする。 が、この状態でゆっくりに出来ることなどたかが知れている。 「ど、どうなってるのぜ・・・!? れいむのまむまむはどこなのぜ!? 」 「ゆがぁぁぁ・・・でいぶのあがぢゃん、おねがいだがらうごがないでね・・・」 博識な皆様方ならご存知だとは思うが、ゆっくりの出産時に飛び出す子供の勢いは中々のものだ。 原理は知らないが、例えるならば腹の中でパチンコ玉を撃つ様、と言ったところか。 その衝撃が、内側かられいむの腹部に加えられているのだ、痛みは推して知るべし。 「でいぶのおなががぼごぼごしてるぅぅぅ! きもい! おもにはらがぎぼいぃぃぃぃぃ! 」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!? ばでぃざはでいぶのおむござんでじょぉぉお!? ごどものぜぎにんどっでぇぇぇ! 」 二匹が昼ドラめいた会話を繰り広げる中、れいむの懇願も虚しく赤ゆっくりは外に出ることを止めようとはしなかった。 れいむのもっちりでっぷりとした腹部がメリメリとひび割れていく。 出産の勢いは母胎の強度に勝ったようである。 「うがぁぁぁ! おやをぐるじめるようなあがぢゃんはうまれないでゆっぐりじねぇぇぇ! 」 同時にれいむの自己愛も母性(笑)に打ち勝ったようだ。 胎児にとっては産まれることなど無意識の行動であろうに。 「もっと・・・ゆっぐりじだがっだ・・・」 断末魔の声にかぶさり、ブチブチと母親の胎を食い破りながらも、赤ゆっくりが生れ落ちた。 「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!! 」」 赤れいむと赤まりさの番が産声をあげたが、 「れいむ!? おへんじしてよ、れいむぅぅぅ! 」 遺された親まりさは動揺して構う余裕はなかったようだ。 エイリアンの如く産まれた子供を前に、そりゃ冷静で居られるわけがないわな。 ・・・あ、そうだ。赤ゆっくり同士も胎生にんっしんさせてみよう。 オレンジジュースに浸しながらドッキングさせれば、栄養不足で死に至ることもないはずだ。 「ほ~ら、ご飯でちゅよ~。」 「ゆぴぃっ!? 」 「ゆひっ!? 」 先程の特濃アリス汁を赤ゆっくりに注射し、溺れない程度のオレンジジュースで満たされた容器に浸しておく。 「さぁ、お次はすっきりしましょうねー。」 「れいむぅ・・・。ゆ? おちびちゃんはすっきりしちゃだめだよぉぉぉぉ!? 」 やっと気付いたようだがもう遅い。親まりさには剣山という特等席を用意しておいた。 彼女には、生れ落ちて間もない我が子同士が交尾するのを、心行くまで見ていてもらおう。 「ゆぎゃぁぁぁ!? までぃざのあんよがぁぁあ!? 」 「ほーらおちびちゃん、す~りすり~♪」 「「ゆ・・・ゆゆっ? 」」 赤ゆっくりの番に振動を与え、強制的に発情させる。 子供でも一応発情する事は先達が証明済みだ。 「にゃ、にゃんだかからだがあちゅくなってきちゃよ・・・? 」 「まりちゃ、もうがまんできにゃぃぃぃ! 」 つくづく単純な体構造してるな、ゆっくりって。 しかし普通に交尾させるだけじゃつまらないな。 まりさのぺにぺににとんがりコーンでも被せておくか。 うん、実にお洒落なルーデサックじゃないか! 滑稽だよ、まりさ。 「いれりゅよ、れいみゅ・・・」 「はやくちてぇ・・・れいみゅのきょきょのうじゅきをしじゅめてよぉ、まりちゃ・・・」 そんな僕の気遣いを知ってか知らずか、いそいそと交尾の準備を始める二匹。 この台詞回し、こいつら本当に赤ん坊か。 既に二匹の体表はぬめぬめとした粘液に覆われ、電灯の光を受けて怪しく輝いている。ぶっちゃけきもい。 人間で言う四つん這いの格好になった赤れいむのまむまむに、 赤まりさが己の股間に聳え立つとんがりコーンを荒々しく挿入する。 「ゆゆ? れいみゅのきょきょはなんだきゃきゃたくてゆっきゅりできないよ? 」 「いちゃぃいいぃ! さけちゃうううぅ!? 」 各々勝手に感想を漏らしつつも、ぬちゃぬちゃと音をたてながら体を重ねあう。 前後運動が激しくなり、聞こえてくる音が更に濁ってきた頃。 「ゆふっ、ゆふっ、れいみゅ、ちょろちょろ、だちゅよ? 」 「ぽんぽんがごりごりしゅるよ、いぢゃいよぉぉぉ!!」 「「すっきりぃいぃぃぃぃぃぃぃ!!! 」」 二匹が絶頂を迎えた。 「ゆぐっ、ぐずっ、ばでぃざの、あがぢゃんがぁぁぁ・・・」 深い悲しみに包まれた親まりさは目から砂糖水を垂れ流している。 さぁ、第二ラウンドと行こうか! 親まりさを剣山から外し、赤ゆっくりのいる容器に放り込む。 荒い息の赤ゆっくりに、再び薬を打ち込んで発情させる。 今度は己の親が性欲の捌け口となるのだ。 おっと、とんがりコーンも忘れちゃいけねぇぜ。 赤まりさのはれいむの体内に残ってしまったようなので、二匹それぞれに被せておこう。 「ゆけけけけ・・・おかしがいのありちょうなまりちゃがいるのじぇ」 「うしろはれいみゅがもらっちゃよ! 」 「やめてね、やめてねおちびぢゃん・・・ゆぎぃっ!? 」 薬のせいか、生まれ持った性質なのか、赤ゆっくりの口調はゲスのそれに近いものとなっている。 それにしても子供の交尾を見せられた挙句、その子供に犯される親の心境は之如何に。 加えて前からも後ろからも、生殖にはとても向かない異物を挿入されているのだ、肉体的な苦痛も大きい。 「ゆふぅ、まりちゃのここはゆるゆるだよ? とんでもないばいたじゃにぇ!」 「やめちぇといいながらもていこうしにゃいなんて、いんらんなのじぇ! 」 「ゆっぐ、ゆっぐ、おぢ、び、ぢゃん・・・」 突かれる衝撃で喘ぎながらも我が子に懇願する親の姿は、子供の目には映らなかったようだ。 悲しみに打ちひしがれてはいるものの 「「「ずっぎりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」 不思議とここだけは声を合わせるんだよなぁ。 先程と比べてその声には疲労が滲んでいるが。 「ゆげぇっ・・・もう、すっぎりは、いやだよ・・・」 赤ゆっくりが吸収したため、容器にオレンジジュースはもう僅かしか残っていない。 親まりさは餡子を吐き、生まれたことを、或いは生み出したことを嘆きながら絶命した。 それと入れ替わるように、赤れいむの産道がみちみちと開き始める。 「ゆぎゅ!? う、うばれりゅよぉぉ・・・」 産道からゆっくりのふてぶてしい顔が覗き、次の瞬間。 「れいみゅのあきゃちゃん、ゆっきゅりうまりぇて・・・ゆぴぃっ! 」 赤れいむの体が四散した。胎内の赤ゆの成長が、特濃汁によって異常に促進された結果である。 成体ならともかく、赤れいむの体では自分の体ほどもある赤ゆの出産には耐えられなかったのだ。 「ゆ? ゆ!? にゃにがおこっちゃの!? 」 「ゆっくりしちぇいっちぇにぇ! 」 「・・・は? 」 流石に驚いて声をあげてしまった。新たに生まれた赤まりさ(孫まりさと言うべきか)の生殖器が・・・ 「「どぼじでどんがりゴーンなのぉぉぉぉぉぉぉぉ!? 」」 ● 「ひっさつのどりるぺにぺにをくらうのぜ! 」 「ゆぎゃぁぁぁ、もうゆるぢでぐだざぃぃぃぃ!! 」 「おにぇーちゃん、すごーい!! 」 「ゆぷぷぷ、にきゅべんきはぶじゃまだにぇ!! 」 結局、意図せずして新種の開発に成功してしまった僕は、彼らを新たな虐待道具として使うことにした。 ちなみに成長した赤まりさはとんがりコーン専用の肉便器として現役を貫いている。ま、今は貫かれてるけどね。 呆れたことに、奴らはとんがりコーンを介して生殖行為を行ったため、その特徴をも子に引き継いでしまったらしい。 しかもこのとんがりコーン、あたかもドリルの様に回転するのだ。 従って、貫かれる側は体内の餡子をかき混ぜられ、五臓六腑を引っ掻き回されたような錯覚に陥るのだという。 無論、まむまむとの間に擦過傷も発生し、その痛みも尋常なものではないだろう。 「さぁ、つぎにつらぬかれたいやつはだれなのぜ? 」 さぁ、次はこいつでどんな虐待をしようか? おやつのとんがりコーンを口に含みながら、僕は新たな虐待方法を考えることにした。 完- <あ・と・が・き> 深夜のテンションって怖いですね、次からはちゃんとプロット立ててから書こう、うん・・・。 もっと精進せねば。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る とんがりコーンが食べれなくなるでしょおおお -- 2016-03-15 22 40 09 申レN -- 2014-07-30 14 26 57 最強とんがりコーン -- 2013-01-16 12 49 36 どりるぺにぺに… -- 2012-02-22 10 55 31 よく食いながらかけるな(苦笑) -- 2011-02-17 22 17 25 ドリチンw鉄男みたいだなw -- 2010-09-05 05 19 12
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2419.html
私がスレで毎朝10時頃に投下している新製品シリーズをコピペしただけの内容です。 そこらへんの人間が作れる程度の品を想定してるので幻想郷・現代どっちでも使えるはず。です。 無断使用・改変・これは俺のネタ宣言など、虐待ライフの彩りとしてご自由にお使いください。 ―――― 60スレ885 「揺れる箱」 よくある透明な箱の派生商品です。 底面の板の下にゼンマイ式震動装置を内蔵しています。 手を汚すことなく長時間の発情状態を維持することができます。 使用する歯車を切り換えることで連続すっきりモードから、赤ゆのみ発情モードまで対応。 ※底面は防水加工してありますので、もやしの苗床にもお使いいただけます。 ※にんっしんっした個体に使用しますと、最弱モードでも産道の中の赤ゆがすっきりする場合がございます。 61スレ313 「むーしゃむーしゃは許しません」 ゆっくりの奥歯にはめて使う高さ2cm程の金具です。 噛み合わせを邪魔して物を噛めなくなります。 外見では装着が分からないようになっています。 奥歯のみの装着のため、会話には支障ありません。 ※食事の際は別売りの専用ストローを使用してください ※この商品は躾用です。決して虐待には使用しないでください 61スレ724 「すっきりできるもん!」 飼いゆっくりのソロすっきり用人形です。 心材のシリコンゴムが弾力を、外付けの求肥がぷにぷにの肌触りを実現。 付属の穴開け棒で求肥に穴を開けますとゆっくりはそこをまむまむとして使います。 シリコンと求肥の間に溜まる餡子は非常に美味ですが、痛みやすいのでお早めに召し上がってください。 ※饅頭皮より肌触りが良いので、ゆっくり同士ですっきりできなくなることがあります ※野生のゆっくりの群に使用しないでください。取り合いになり全滅する恐れがあります。 ※求肥は使い捨てですが要冷蔵です。 62スレ172 「おようふく」 小さな突起のついたシートと固定用のベルトのセットです。 ゆっくりの底面のサイズに合わせシートをカットして、突起をゆっくりに向けて装着します。 ゆっくりが跳ねると着地の際に突起が刺さり、以後の跳躍を阻害します。 シートは適度に固いので、底面を完全に覆うと這いずりができなくなります。 ※突起は短いのでゆっくりの皮を傷つけません ※留守番させる場合は舌の届く範囲に餌を置いてください ※外出用に花柄、水玉、各種ゆっくり模様があります ※ゆっくり模様は死体と勘違いされて野生ゆっくりに襲われることがあります 62スレ488 「おめめ」 ゆっくりの移殖用パーツです。天然のゆっくりから採取したもののため10℃以下で保存してください。 対象の穴に餡子を塗り、おめめをはめて軽く抑えると接着できます。 おめめをつける位置を変える事で美ゆっくりへの整形も思いのまま! ゆっくりフリーなのでどのゆっくりにも使用できます。 ※3つ以上付けると見た目がキモくなります。 ※まむまむ、あにゃる等に装着するとにんっしんっした時に一緒に外れることがあります。 ※装着に失敗した際は、スプーンで取り出した穴に餡子を詰めなおし、固まってから再装着してください。 63スレ292 「すぺるかーど」 成体ゆっくり用高級花火が新発売。 カードの片側が黄燐マッチになっています。地面等にこすり付けると発火します。 色とりどりの火花を1m程度の距離に約1分間放出します。 カードの半分で火が消える安全設計。 ※決してゆっくり同士での弾幕ごっこをさせないでください。燃えます。 ※黄燐マッチは自然発火することがあるのでまりさの帽子に入れないでください。燃えます。 ※使用する際は飼い主の監視の下遊ばせてください。燃えます。 63スレ698 「おけしょうのレシピ」 きめの細かい白い粉、いわゆる片栗粉を使います。 ゆっくりをよく拭き、全身にまぶして使います。 どんなブサゆっくりでも粉が付いている間は美ゆっくり扱いを受けます。 粉のサラサラ感がゆっくり同士の好感度を大幅up! 「キリッ」「キラッ」等の擬音を言わせるとより高い効果を望めます。 ※床が酷く汚れますので、屋内でのご使用は注意してください。 ※すっきりの際には分泌液で粉が溶けます。ローションと化した片栗粉のぬるぬる感にゆっくりは一溜まりもありません。 ※すっきりした後はすぐに離れないと「やっべくっついた」状態になります。 63スレ967 「ゆっくりばさみ」 火ばさみの先端部に底の浅いおわんを取り付けた物です。 普通の火ばさみでは掴んだ時にゆっくりの外皮を傷つけますが、この商品は角が無いので安全です。 冬籠もり前のゆっくり取り放題期間に腰を痛めることも、もうありません。 新素材の無段階ベルト(マジックテープ)の採用で、ゆっくりをはさんだまま固定できます。 ※余り強く挟みますと中身が飛び出ることがありますのでご注意ください。 ※赤ゆから成体まで対応できますが、ドスは掴めません。 お客様の声~ お椀の中に針を付けたら、捕獲と同時に動けなく出来たぜ!(森の村在住、匿名希望さん 背負い籠とのセットで超効率umeeeee!俺最強wwwwwwっうぇww(川沿いの村在住、匿名お兄さん 64スレ322 「ふんわりぐろーぶ」 ゆっくりとのコミュニケーションを深めるためのキャッチボールに使用するグローブです。 ゆっくりにボールを投げるのではなく、ゆっくりそのものを投げてください。 手の平に付いた20cm四方のクッション(全面本ゆっくり皮)が投げられたゆっくりをやさしくキャッチ。 「わぁいおそらをとんでるみたい!」を「ゆっくりおそらをとんでるよ!」にする程度の製品です。 ※赤ゆっくりから子ゆっくり迄が対象の製品です。成体を投げてもうまくキャッチできません。 ※二人で使用する際は3m程の距離を取り、下手投げで投げるのがゆっくりに丁度良い空中遊泳を与えます。 ※一人で使用する際は高く投げすぎないでください。10mの高さから落ちればクッションでも衝撃で潰れます。 ※落としたゆっくりが破損しても補償はありません。自己責任でご使用ください。 64スレ728 「ゆっくりはうす「まりさのどうくつ」」 飼いゆっくりの営巣本能を刺激し、ストレスを軽減させることができる組み立て素材です。 石、棒、綿、木片、箒(小)のセット。 まりさが好む洞窟型の巣が作れます。 石は発泡スチロール製で軽くて安全です。 土の替わりに綿の小玉を採用。隙間を埋め、ベッドになり、しかも床を汚しません。 おうちは見つける物ではなく、自分で作る物と教えるのにもご使用いただけます。 ※素材は口に咥えて武器になる物もあります。成体の反乱にはご注意ください。 ※完成したおうちでも強度はそこそこです。叩けば分解してしまいます。 ※防水性がありますが、扉はありませんので庭に設置する際は水はけにご注意ください。 ※飼いゆっくり用です。野山の環境では数日で潰れてしまうでしょう。 65スレ101 「《復刻版》れいむのおんみょーだま」 全国のれいむか愛した太極図模様のスーパーボールがついに復活! れいむの世代を超えて遊べるよう、直径1cm3cm5cm7cmの4種類があります。 投石の要領で口に咥えてから吹き出させてください。 間違ってむーしゃむーしゃしても噛みちぎれないように高反発ゴム(イチゴ味)を使用しています。 ※弾幕ごっこは同じサイズのゆっくりでないと玉に潰される恐れがあります。 ※玉を獲物に見立てた狩りの練習は思わぬケガをしますのでご注意ください。 ※自然に分解されませんので野生のゆっくりに与えないでください。 65スレ700 「まどーしょ」 特定のゆっくり(ありす、まりさ、ぱちゅりぃ)が好む本です。 ビニールコートなので咥えてもふやけません。 幾何学模様を描いた「まほうじん」、モールス信号表の「ぐりもあ」、 すっきり最中の写真集「しじゅうはって」をご用意しています。 あなたの飼いゆっくりは、まほーつかいのプライドを持ってより尊大に振舞うことでしょう。 ※咥えたまま跳ねない様に指導してください。足元が見えないので着地時に子ゆっくりを潰すことがあります。 ※成体ゆっくり用のサイズなので子ゆっくりが咥えると歯を折る危険があります。 ※野生のゆっくりに与えないでください。ゆっくり同士のけんかでは強力な武器になります。 66スレ256 「ぶらんこ」 この商品は組み立て式です。 成体サイズの平皿の隅にフックが付いているので、そこへ付属の4本のロープを結び付けます。 地面から5cm程度の高さに皿が来るように木の枝等に固定します。 ゆっくりの体重移動だけでゆっくりと揺らすことが出来ますが、押してやると過激なスピードをお楽しみいただけます。 ある程度強く押すとゆっくり投げ出されます。程々の高さならば喜ばれるでしょう。 ※同時に乗せるのは1体ずつにしてください。押し出されてあらぬ方向に飛んでいきます。 ※揺れているぶらんこの近くにゆっくりを近づけないでください。子ゆっくりの場合、顔が上下に切断される恐れがあります。 ※投げ出される予定地に危険なものがないかご注意ください。 ―――― 羊の羽 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2361.html
私がスレで毎朝10時頃に投下している新製品シリーズをコピペしただけの内容です。 そこらへんの人間が作れる程度の品を想定してるので幻想郷・現代どっちでも使えるはず。です。 無断使用・改変・これは俺のネタ宣言など、虐待ライフの彩りとしてご自由にお使いください。 ―――― 60スレ885 「揺れる箱」 よくある透明な箱の派生商品です。 底面の板の下にゼンマイ式震動装置を内蔵しています。 手を汚すことなく長時間の発情状態を維持することができます。 使用する歯車を切り換えることで連続すっきりモードから、赤ゆのみ発情モードまで対応。 ※底面は防水加工してありますので、もやしの苗床にもお使いいただけます。 ※にんっしんっした個体に使用しますと、最弱モードでも産道の中の赤ゆがすっきりする場合がございます。 61スレ313 「むーしゃむーしゃは許しません」 ゆっくりの奥歯にはめて使う高さ2cm程の金具です。 噛み合わせを邪魔して物を噛めなくなります。 外見では装着が分からないようになっています。 奥歯のみの装着のため、会話には支障ありません。 ※食事の際は別売りの専用ストローを使用してください ※この商品は躾用です。決して虐待には使用しないでください 61スレ724 「すっきりできるもん!」 飼いゆっくりのソロすっきり用人形です。 心材のシリコンゴムが弾力を、外付けの求肥がぷにぷにの肌触りを実現。 付属の穴開け棒で求肥に穴を開けますとゆっくりはそこをまむまむとして使います。 シリコンと求肥の間に溜まる餡子は非常に美味ですが、痛みやすいのでお早めに召し上がってください。 ※饅頭皮より肌触りが良いので、ゆっくり同士ですっきりできなくなることがあります ※野生のゆっくりの群に使用しないでください。取り合いになり全滅する恐れがあります。 ※求肥は使い捨てですが要冷蔵です。 62スレ172 「おようふく」 小さな突起のついたシートと固定用のベルトのセットです。 ゆっくりの底面のサイズに合わせシートをカットして、突起をゆっくりに向けて装着します。 ゆっくりが跳ねると着地の際に突起が刺さり、以後の跳躍を阻害します。 シートは適度に固いので、底面を完全に覆うと這いずりができなくなります。 ※突起は短いのでゆっくりの皮を傷つけません ※留守番させる場合は舌の届く範囲に餌を置いてください ※外出用に花柄、水玉、各種ゆっくり模様があります ※ゆっくり模様は死体と勘違いされて野生ゆっくりに襲われることがあります 62スレ488 「おめめ」 ゆっくりの移殖用パーツです。天然のゆっくりから採取したもののため10℃以下で保存してください。 対象の穴に餡子を塗り、おめめをはめて軽く抑えると接着できます。 おめめをつける位置を変える事で美ゆっくりへの整形も思いのまま! ゆっくりフリーなのでどのゆっくりにも使用できます。 ※3つ以上付けると見た目がキモくなります。 ※まむまむ、あにゃる等に装着するとにんっしんっした時に一緒に外れることがあります。 ※装着に失敗した際は、スプーンで取り出した穴に餡子を詰めなおし、固まってから再装着してください。 63スレ292 「すぺるかーど」 成体ゆっくり用高級花火が新発売。 カードの片側が黄燐マッチになっています。地面等にこすり付けると発火します。 色とりどりの火花を1m程度の距離に約1分間放出します。 カードの半分で火が消える安全設計。 ※決してゆっくり同士での弾幕ごっこをさせないでください。燃えます。 ※黄燐マッチは自然発火することがあるのでまりさの帽子に入れないでください。燃えます。 ※使用する際は飼い主の監視の下遊ばせてください。燃えます。 63スレ698 「おけしょうのレシピ」 きめの細かい白い粉、いわゆる片栗粉を使います。 ゆっくりをよく拭き、全身にまぶして使います。 どんなブサゆっくりでも粉が付いている間は美ゆっくり扱いを受けます。 粉のサラサラ感がゆっくり同士の好感度を大幅up! 「キリッ」「キラッ」等の擬音を言わせるとより高い効果を望めます。 ※床が酷く汚れますので、屋内でのご使用は注意してください。 ※すっきりの際には分泌液で粉が溶けます。ローションと化した片栗粉のぬるぬる感にゆっくりは一溜まりもありません。 ※すっきりした後はすぐに離れないと「やっべくっついた」状態になります。 63スレ967 「ゆっくりばさみ」 火ばさみの先端部に底の浅いおわんを取り付けた物です。 普通の火ばさみでは掴んだ時にゆっくりの外皮を傷つけますが、この商品は角が無いので安全です。 冬籠もり前のゆっくり取り放題期間に腰を痛めることも、もうありません。 新素材の無段階ベルト(マジックテープ)の採用で、ゆっくりをはさんだまま固定できます。 ※余り強く挟みますと中身が飛び出ることがありますのでご注意ください。 ※赤ゆから成体まで対応できますが、ドスは掴めません。 お客様の声~ お椀の中に針を付けたら、捕獲と同時に動けなく出来たぜ!(森の村在住、匿名希望さん 背負い籠とのセットで超効率umeeeee!俺最強wwwwwwっうぇww(川沿いの村在住、匿名お兄さん 64スレ322 「ふんわりぐろーぶ」 ゆっくりとのコミュニケーションを深めるためのキャッチボールに使用するグローブです。 ゆっくりにボールを投げるのではなく、ゆっくりそのものを投げてください。 手の平に付いた20cm四方のクッション(全面本ゆっくり皮)が投げられたゆっくりをやさしくキャッチ。 「わぁいおそらをとんでるみたい!」を「ゆっくりおそらをとんでるよ!」にする程度の製品です。 ※赤ゆっくりから子ゆっくり迄が対象の製品です。成体を投げてもうまくキャッチできません。 ※二人で使用する際は3m程の距離を取り、下手投げで投げるのがゆっくりに丁度良い空中遊泳を与えます。 ※一人で使用する際は高く投げすぎないでください。10mの高さから落ちればクッションでも衝撃で潰れます。 ※落としたゆっくりが破損しても補償はありません。自己責任でご使用ください。 64スレ728 「ゆっくりはうす「まりさのどうくつ」」 飼いゆっくりの営巣本能を刺激し、ストレスを軽減させることができる組み立て素材です。 石、棒、綿、木片、箒(小)のセット。 まりさが好む洞窟型の巣が作れます。 石は発泡スチロール製で軽くて安全です。 土の替わりに綿の小玉を採用。隙間を埋め、ベッドになり、しかも床を汚しません。 おうちは見つける物ではなく、自分で作る物と教えるのにもご使用いただけます。 ※素材は口に咥えて武器になる物もあります。成体の反乱にはご注意ください。 ※完成したおうちでも強度はそこそこです。叩けば分解してしまいます。 ※防水性がありますが、扉はありませんので庭に設置する際は水はけにご注意ください。 ※飼いゆっくり用です。野山の環境では数日で潰れてしまうでしょう。 65スレ101 「《復刻版》れいむのおんみょーだま」 全国のれいむか愛した太極図模様のスーパーボールがついに復活! れいむの世代を超えて遊べるよう、直径1cm3cm5cm7cmの4種類があります。 投石の要領で口に咥えてから吹き出させてください。 間違ってむーしゃむーしゃしても噛みちぎれないように高反発ゴム(イチゴ味)を使用しています。 ※弾幕ごっこは同じサイズのゆっくりでないと玉に潰される恐れがあります。 ※玉を獲物に見立てた狩りの練習は思わぬケガをしますのでご注意ください。 ※自然に分解されませんので野生のゆっくりに与えないでください。 65スレ700 「まどーしょ」 特定のゆっくり(ありす、まりさ、ぱちゅりぃ)が好む本です。 ビニールコートなので咥えてもふやけません。 幾何学模様を描いた「まほうじん」、モールス信号表の「ぐりもあ」、 すっきり最中の写真集「しじゅうはって」をご用意しています。 あなたの飼いゆっくりは、まほーつかいのプライドを持ってより尊大に振舞うことでしょう。 ※咥えたまま跳ねない様に指導してください。足元が見えないので着地時に子ゆっくりを潰すことがあります。 ※成体ゆっくり用のサイズなので子ゆっくりが咥えると歯を折る危険があります。 ※野生のゆっくりに与えないでください。ゆっくり同士のけんかでは強力な武器になります。 66スレ256 「ぶらんこ」 この商品は組み立て式です。 成体サイズの平皿の隅にフックが付いているので、そこへ付属の4本のロープを結び付けます。 地面から5cm程度の高さに皿が来るように木の枝等に固定します。 ゆっくりの体重移動だけでゆっくりと揺らすことが出来ますが、押してやると過激なスピードをお楽しみいただけます。 ある程度強く押すとゆっくり投げ出されます。程々の高さならば喜ばれるでしょう。 ※同時に乗せるのは1体ずつにしてください。押し出されてあらぬ方向に飛んでいきます。 ※揺れているぶらんこの近くにゆっくりを近づけないでください。子ゆっくりの場合、顔が上下に切断される恐れがあります。 ※投げ出される予定地に危険なものがないかご注意ください。 ―――― 羊の羽 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/345.html
越冬のススメ その台詞は言わせない の登場人物出てきます。 一部ガチ愛で描写あり。 『越冬』 それは餓死の祭典、ゆっくりの死亡フラグ。 ゆっくりの共食いと餌強奪の実に9割が、この時期に集中することからもわかるように、 ゆっくりの先見性と勤勉さと、強運(これが一番重要)が試される毎年の恒例行事。 ゆっくり達は、意外に多様な方法でこの『越冬』を行っていることを、皆さんはご存じでしょうか? 今回は、ゆっくり達が冬に見せるさまざまな『越冬』の様子をお送りしましょう。 先ずは、スタンダードな『越冬』の様子から。 ■1 備蓄 ~山中にて~ 超小型のカメラが侵入したのはこちら、れいむとまりさの愛の巣です。 「ゆぴゃああああっ! れいみゅゆっくちできないよ~!」 「さむいのじぇ! すーりすーりしてくれのじぇ!」 おっと、どうやら愛の結晶、赤れいむと赤まりさも、元気に泣いて居るようですね。 「ゆうぅ……どうかゆっくりしてほしいのぜ、おちびちゃんたち」 「おかあさんがすーりすーりしてあげるからね! そうしたら、いっしょにすーやすーやしようね!」 ここでカメラには、この巣の"しょくりょうこ"を映して貰いましょう。 ご覧下さい。食料庫には、山菜や干し柿、きのこや、虫などが山と積まれて居るではありませんか。 この餌の総量は、成体のゆっくりがおよそ5体は『越冬』出来る程に蓄えられているのです。 人間の畑から盗んだ野菜が見当たらない辺り、このつがいはかなり賢い個体のようです。 それでは、『冬に赤ゆは死亡フラグ』と言われる理由をお見せしましょう。 「ほら、すーりすーり……」 「ゆうぅぅ……おかあしゃんのすーりすーりはゆっくちできりゅよ!」 「ゆふふ、まりさおねえちゃんも、おかあさんにすーりすーりしてもらうのぜ!」 「おとうしゃん! まりしゃはおなかがすいたのじぇ! むーしゃむーしゃしたいのじぇ!」 どうでしょうか? 赤まりさがごはんを欲しがる様子が見えましたか? 実はこの家族、つい先程ごはんさんを存分に食べたばかりなのです。 「……まりさ」 「しかたないのぜ……おちびちゃん、むーしゃむーしゃするのぜ」 「ゆわーい! ほしがきしゃんなのじぇ! むーしゃむーしゃ……ちあわしぇええ!!」 「おねーしゃんずるいよ! れいみゅにもむーしゃむーしゃさせちぇね! たくしゃんでいいよ!」 ご覧のように、ゆっくり達は足りない"ゆっくり"を食事によって補充しようとします。 ゆっくりがゆっくりを感じるための食事は、実際の所、活動を維持するために摂る食事よりも 多くを必要とするのです。 「ゆふーん。おちびちゃんたちゆっくりしてるよ~」 「ゆゆゆ……だけどれいむ、ごはんさんがたりないかもしれないのぜ……」 そして、賢ければ賢いゆっくりである程、赤ゆの暴食によって不安を感じ、今度は親ゆっくり達が ゆっくり出来なくなるのです。その"ゆっくりできない"雰囲気が、さらに赤ゆに感染します。 これを繰り返すのが『ゆっくりスパイラル』という現象なのです。 一般的に、親ゆ二体+子ゆ二体という構成の家族が六割以上『越冬』を成功させるのに対して、 赤ゆっくり二体を抱えるつがいの家族は、一割も冬を越せないと言われています。 親ゆっくりが赤ゆ達を切り捨てるのか。 あるいは、母性(笑)の"おたべなさい"をする事になるのか。 親れいむのでいぶ化、親まりさのゲス化もあり得るでしょう。 「「むーしゃむーしゃ……しあわしぇ(なのじぇ)~~!」」 「「ゆっくりできないよ!」」 この巣の撮影は継続して参りますので、家族の顛末は春の特番でお楽しみ下さい! ■2 母性 ~山中にて~ 今回取材班は、加工所職員Aさんの協力を得て、特殊な越冬方法をとるゆっくりの発見を成し遂げました。 カメラに映し出された壁のようなもの……皆さんはなんだかわかりますか? 画面端に映るぴこぴこで、これが何だか分かった方も居られるのはないでしょうか。 そう、これは肥満体のゆっくりれいむなのです。 念のために申し上げておきますが、これは"でいぶ"ではありません。ぴこぴこのわさわさの中に、 ちいさな赤ゆっくり達が見えます。しかし、食料の備蓄は何処にも見当たりません。 少し時間を進めて、この親子の食事風景を観察してみましょう。 「おねえちゃん、ゆっくちちていっちぇにぇ!」 「おにゃかしゅいたー!」 「……おかあしゃん、れいみゅゆっくりおなかしゅいたよ!」 「おちびちゃん、ゆっくりしていってね。いまごはんさんをよういしてあげるからね」 そういうと親れいむは、舌で巣の中の土をすくい取り、噛み始めました。 「もーぐもーぐ……ぺっ! さあ、おちびちゃん。むーしゃむーしゃしてね」 「ゆゆ~ん。おかあしゃんのごはんさん、ゆっくりしてるよ~」 「むーしゃむーしゃ……しあわせー」 「おいちいにぇ、おねえしゃん!」 親れいむのわさわさの中で、赤れいむも赤まりさも、ゆっくりとした食事を摂っています。 それを眺める親れいむの表情も穏やかです。 なんとこのゆっくりれいむ、「越冬前に全ての食料を食べて置いて、後で餡子を吐き与える」 という越冬方法をえらんだのです。 土と混ぜ合わせた餡子は甘すぎず不味くなく、赤ゆ達の繊細な味覚を壊すこともありません。 効率の良い餡子の摂取によって、処理が必要なうんうんの量も少なくて済むのです。 ご存じの通り、ゆっくりは"ゆっくり"さえ足りていれば非常に燃費がいいナマモノ、体の大きな 母れいむが体内に餡子の形で保存しておけば、おちびちゃんたちが盗み食いする心配もありません。 常に親子のふれあいからゆっくりを感じ合う事で、この家族の『越冬』は恐らく成功するでしょう。 「ゆ~ん……おにゃかいっぱいになったよ」 「おかあしゃん、ねむたくなってきたよー」 「ゆふふ……それじゃあおちびちゃんたち、すーやすーやしようね」 え……つがいのまりさ? まりさは犠牲になったのです……越冬の犠牲に。 大きな大きな三角帽子が、赤ゆっくりと親れいむの足下で、冬の冷気を遮ってくれています。 なお、この巣は加工所建設予定地となった山で、事前の調査によって発見された物です。 工事の開始は春。 夏になれば、ぴかぴかの加工所で、このゆっくり親子も元気な姿を見せてくれることでしょう。 ■3 ドス ~山中にて~ 皆さん、この一見草が生えているだけの岩壁に、ゆっくりの姿があるのが分かりますか? それでは正解――この、固そうな岩の表面をカメラマンがつついてみます。 ぶにゅおん。ぶにょん。どうでしょうか? 岩の壁が凹んだのが見えましたでしょうか? これは、越冬中の"ドスまりさ"を捕らえた貴重な映像です。 見た目には岩の壁がそびえているようにも見えますが、実は体高3m程のドスまりさが、 洞窟の入口を自らの体で塞いでいるのです。 これが、一般に"ゆっくりステルス"と呼ばれる能力の効果なのです。 ドスの表面は凍っていますが、中枢餡は分厚い餡子の向こうに保護されていて、冬の間中 損傷を受けることはありません。 ドスが顔をどちらに向けているのか気になりますか? ……はい、カメラをやや下に寄せると、なにやら小さな穴があるようです。 ドスのあにゃるか、あるいは閉じた口なのでしょう。 カメラマンさん、適当な枝を中に突っ込んでみて下さい。 「(……ゆっ!)」 ――はい、岩壁がびくりと震えましたね。どうやらあにゃるのようです。 「(ゆっゆゆゆゆっゆゆゆゆ――)」 ああ、カメラマンさん! そんな満面の笑顔で抜いたり差したりこねくり回しては駄目ですよ。 「(――すっきりー!)」 「(ゆん? なんかねばねば……!!)」 「(どぼじでくきさんがはえでるのおおおぉぉぉ――!?)」 「(ゆふ~ん。れいむのあたらしいおちびちゃんもゆっくりして……ゆゆゆ!)」 「(おちびちゃんたちにくきさんはえてるよー! わからないよー!)」 「("えっとう"ちゅうにドスがすっきりしちゃだめでじょおおぉぉ……エレエレエレ)」 どうやらドスの精子餡が、洞窟の中に飛び散って新たな息吹を誕生させてしまったようです。 ナマモノの神秘は素晴らしいですね。 このように、ドスの穴掘り能力が不十分な場合、外部の影響から群れを守りきれない場合もあるのです。 ドスの居る群れはゆっくり出来るというのが、ゆっくり達の間では常識になっています。 ですが、ドスもまた一割ほどが、『越冬』に失敗してしまう事があるそうです。 主な原因は、食料備蓄の不足によって群れのゆっくりが洞窟の内部からドスを食い荒らす事。 先程大量の赤ゆが生まれた洞窟の群れでも、春に近くなればドスを食い破って、成体ゆっくり達が 外に飛び出してくるでしょう。 我々撮影スタッフは引き続き取材して参りますので、その決定的瞬間は春の特番をお待ち下さい! ■4 真空 ~お兄さん宅にて~ ここまでは、自然界で苛酷な『越冬』に挑むゆっくり達の様子をお送りして参りましたが、 中には"にんげんさん"の手を借りて、更に死亡フラグの強化に挑む、果敢なゆっくり達の姿も あるのです。 "越冬に手を貸して欲しい" そんなゆっくりの願いに耳を貸す奇特な――もといドS(親切)なお兄さんのお宅に、 今日はお邪魔をしています。お兄さんこんにちは。 「こんにちは、お兄さんはお兄さんです。ゆっくりしていって下さい」 ……はい、実際にゆっくりを『越冬』させる様子をうかがいましょう。 お兄さんが取り出したのは、皆さんご存じ"透明な箱"。これは一家族が入る防音タイプですね。 中には、見るからにやせた、ゆっくりれいむの一家が居ます。越冬の為の餌を採り損ねたのでしょう。 「私に"越冬"の手伝いを頼むゆっくりは、大体こんな家族構成です。とくにれいむ種が多いですね」 それでは、親れいむの鳴き声を聞いてみましょうか。 「れいむはれいむだよ! ゆっくりしていってね!」 はいはい、ゆっくりゆっくり。 「おにいさんはゆっくりしないで、れいむたちを"えっとうっ"させてね! はるまででいいよ! "えっとうっ!"したら、れいむはむれのまりさとすっきりーするんだよ!」 これは親れいむ、逞しい声で鳴いてくれました。カメラマンさんはビキィッ! しないで下さいね。 ではお兄さん、作業の方にどうぞ。 「はい、まず最初に親ゆっくりを、子ゆっくりの見えない所で分解します」 「ゆゆっ! れいむおそらをとんで――ゆっ!? りぼんさんかえしてね!」 おおっと、此処でお兄さん、親れいむのお飾りを取ってしまいました。 「舌と髪と目も取って、子ゆ達に食べさせます。今回はこちらに、分解し終わった成体のまりさを 用意してありますので、親れいむは脇の箱に――」 「おりぼんさんかえせえええ……おそらをとんで――ぼふっ!」 「ゅ……ゅ……」 成体まりさは、先程の子れいむの箱に入れて食べさせるわけですね? 「そうです――こうやって。この時、箱の中のおちびちゃんたちを潰さないように気をつけて下さい」 ハゲ饅頭の元まりさを、お腹をすかせたおちびちゃん達が猛然と食べ始めます。 「「むーしゃむーしゃ……ちあわちぇー!」」 こうして、『越冬』の作業に耐えられる体力を、子ゆ達につけさせるのだとか。 しかし、親ゆっくりを潰してしまって良いのでしょうか? 「生存率は五割を保証してありますので……」 五割? 「"たくさん"のおちびちゃんが"えっとうっ"できるんだね、だったらいいよ! と、親ゆっくりからは快諾を貰っています」 なるほど、それでしたら安心です。 「もっ……ゅ……」 その間に成体まりさが永遠にゆっくりしてしまいましたが、まだ半分以上残っていますね。 「時間がかかりますので、こちらの"透明な箱"に、食べ終えた子ゆ達を用意してあります」 「おなかすいたのぜ! おにいさんははやくまりさにむーしゃむーしゃさせるのぜ! あまあまでいいのぜ!」 「彼らに今度はラムネを食べさせます」 親ゆを食べて栄養たっぷりになった子まりさ達が、投げ入れられたラムネに食いつきはじめました。 「うっめ! これめっちゃ……うめ…………ZZzz」 「完全に眠った子ゆ達の入った"透明な箱"がこちらです。この子ゆ達を、眠らせたまま布団圧縮袋に入れます」 血色の良いぱちゅりーが三つほど、すーやすーやしていますね。 お兄さん、布団圧縮袋の中に、まりさ種のおぼうしが入っているようですが、これはなんでしょうか? 「子ゆっくりをそのまま圧縮すると潰れてしまうので、緩衝材を入れます。プチプチでも構いませんが、 今回はまりさ種のおぼうしが大量に余っていますので、それを使っています」 なるほど、おぼうしの出所には触れない方が良さそうです。 「後は、普通に掃除機を使って中の空気を抜いて貰えば完成です。 こちらに、パックの終わった圧縮袋があります。保存は、日の当たらない冷暗所が良いでしょう」 はい、ちぇん種の子ゆっくりが、見事に真空パックされています。 ゆっくりは呼吸しなくても死にませんが、活動のためには生意気にも酸素を利用しているとのこと。 ゆっくりを仮死状態に置くためには、真空パックにする事が効果的なんです。 アダルトビデオを思い出したカメラマンさんは、明日病院に行って下さいね。 しかし、なぜまたゆっくりの『越冬』を手伝おうという気になったのでしょうか? 「冬場はゆっくりが寄りつかないので、甘味が不足するんですよ」 ……え? 「――え?」 食べるんですか? 「食べないんですか?」 先程五割とおっしゃいましたが? 「冬の間に少しずつ食べて、半分くらいは残りますから」 …………以上、お兄さんによる『五分でできる、ゆっくり保存食講座』でした! ※なお、番組に使用したゆっくりは、後でスタッフが美味しく頂きました。 ■5 冷凍 ~町役場、ゆっくり対策課にて~ 「……なにやってんだ、あの馬鹿?」 画面に知り合いの顔を発見したお姉さんは、あきれ顔でテレビを消すと、手元のパックから餌用 ゆっくりまりさ(混ぜ物一切無し、一体150円)を取り出して背中に放った。 「ゆゆっ! おしょらをとんじぇ……ふらんだーーーっ!」 「うー!」 空中キャッチ、吸餡、咀嚼、咀嚼、嚥下。 末期の台詞も吐けずに、赤まりさは金バッジを着けたふらんの口に収まった。 「美味いかよ、ふらん?」 「うー……あまあま……」 お腹が一坏になったふらんは、おおきなまぶたをとろんとさせて、波に揺られるビーチボールのように、 ゆらゆらと上下運動を始めた。 「やっぱし、そろそろ冬眠の季節かねえ……」 真っ赤に塗られて、『こうまかん』と書かれた冷凍庫をちらりと見る。 「おねえさん、ふらんをとじこめる?」 「そんなんじゃねえよ。春まで寝てて貰うだけさ」 「ふらん、ひとりでとじこめられる? ふらん、ゆっくりこんてにゅーできない?」 「そんなんじゃねえって」 膝の上に降りたふらんを撫でながら、お姉さんは静かに、相棒の不安を宥めた。 事務用椅子に座ると足が床に届かないお姉さんの足下へ、銅ばっじをつけためーりんが寄ってくる。 「じゃおおお」 「ほれ、めーりんも言ってるじゃねえか。ふらんはひとりじゃ無いってよ」 「じゃお!」 「めーりん……」 お姉さんの足下で、めーりんが胸を張るようにのけぞった。 春になったらめーりんの銀バッジを狙ってみるか、と思い始めたお姉さんの膝で、ふらんは不安に眠れないでいる。 「なあ、ふらん。よく聞けや。アタシは何も、ふらんが可愛いだとかゆっくりできるだとか、 そんな○○玉の抜けた愛で野郎どもみてえな理由でお前の世話してんじゃねえんだ」 「うー?」 「ふらんのその食いっぷりが気に入ってるから、お前を相棒にしてんだよ。 今年の春から、お前がどれだけ野良や畑荒らしのゆっくり共を食ったか分かるか?」 「うー……ふらんわからない」 「驚くなかれ、千と五百に二十匹――だ。さっきの十匹は、経費で買った餌だから数えるなよ」 「それ、"ひゃく"よりたくさん?」 「百が十五個より、ちっと多いな」 「じゃおおお!」 ふらんがお姉さんに褒められていることを察したのか、足下のめーりんが我が事の様に喜んでいる。 「おねえさん」 「ん?」 「らむねさんちょうだい。ゆっくりでいいよ」 「おお……ちょっと待ってな」 掌にラムネを盛るお姉さんの足に、めーりんがぽすん、と体当たりをした。 「あん? なんだよめーりん?」 「じゃお! じゃおじゃお!」 「うーん……弟や"あの馬鹿"と違って、めーりんの言葉までは分からないんだよな、アタシは」 「じゃじゃお……じゃおおおぉぉ!」 のーびのーびを繰り返すめーりんは、真剣そのものの目をふらんに向けていた。 「……ひょっとしてお前、ふらんと一緒に冬眠するって言ってんのか?」 「じゃお!」 「はは、……捕食種だってーのに好かれたもんだなあ、ふらん」 「ふらんもめーりんはすきだよ。おねえさんもゆっくりしててすき」 「そうかい」 お姉さんは、あんよについた埃でスーツの裾が汚れるのも構わず、めーりんを膝に乗せた。 「ほれ、半分こしな」と言って、両手から直接ラムネをむーしゃむーしゃさせる。 「あまあまでしあわせー、だね。……めーりん」 「じゃおおお……」 「おねえさん」 「なんだ?」 「おねえさんは、こんてにゅーできるよ。ゆっくり……していってね……」 やがて寝息をたててすーやすーやを始めたふらんとめーりん。 2ゆを即座に冷凍庫に入れることはせずに、お姉さんは赤と金色の頭を撫でていた。 そんなゆっくりとした気分を遮る、甲高い電話のコール。 「……ちっ!」 こんな季節に、ゆっくり対策課の緊急回線が鳴る用事など、一つしかない。 膝上のゆっくりをやさしく冷凍庫の中に横たえると、お姉さんは餡子に黒く染まった 愛用の得物を携えて、ゆっくり対策課のドアを潜った。 ■6 こどく ~加工所にて~ 「は~い、それじゃあゆっくりの皆、ゆっくり"えっとうっ!"しようじゃないか!」 「ゆっくちりかいしちゃよ!」×500 「ただ、お兄さんはごはんさんを用意していないんだな、これが!」 「ゆっくちちないで、あみゃあみゃをもってきちぇね、くしょどれい! すぐでいいよ!」×500 「あまあまは、そう! 君達自身です!」 「――ゆ――?」×500 「どうかお互いに食い合い殺し合いむさぼり合って、最後の一ゆになって下さい!」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおーーー!?」×500 ぱたん。 加工所職員Aさんは、30程並んだ選別槽の、最後のフタを閉じた。 ここは加工所の最下層。虐待用に出荷されるゆっくりの母体は、こうして生命力優先で選別される。 二体以上のゆっくりが選別槽から出てきたことはないが、逆に全滅した選別槽も未だかつて無い。 これは、孤独を生み出す箱であった。 「ああ、聞こえる。ゆっくり達の織りなす阿鼻叫喚の調べが!」 れいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、ちぇん、みょん。 適当に入れて置いても、春に生き残る種類はなかなか偏らないものだと、Aさんは毎年の経験から知っていた。 「む……むむむ? 私には聞こえる。私には分かる! これはドスの足音ですね。 こんな時期に外を出歩くとは……ああ! 全く持って勿っ体っないっ!」 ■7 越冬失敗例 ~冬空の下~ Aさんの加工所から20km程離れた国道沿い。 飢えに耐えかねて山を降りたドスの群れは、ぎらぎらと粘つくような視線を、 道の真ん中で通せんぼをする"にんげんさん"の小さな姿へと向けていた。 「六尺五寸――って所か。小せえドスだな……」 ヒールを履いてぎりぎり五尺のお姉さんが、巨大なドスを見下した様に言った。 「にんげんさんはゆっくりここを通してね! ドスは"きょうてい"をむすびに行くんだよ! ドスたちは――」 「腹へってんだろ? メシをたかりに行こうとしてんだろ?」 「……ゆ?」 「言わなくても分かってンだよ。手前ーらが学習机だのランドセルだの、欲しがるわけねーだろうが」 ドスは、何故かゆっくり出来ない気配を感じて首(体全体)をかしげた。 このお姉さんは体も小さく、お飾りも無くてゆっくりしていない。 なのに何故か、れみりゃやふらんのような捕食種の気配を感じる。 「おい、そこのドス。悪いことは言わねえから、手前ぇ……今の内に死んどけ」 「ゆ……いきなりなにいってるのおおぉぉ!?」 「餌を溜めとく計画性も無え……。人間の危なさも分かってねえ……。にっちもさっちも行かなくなって、 いざ飢え死ぬって段になって、人間様を倒せば英雄か? 危機管理のできねえ無能なリーダーなんざ、 居ない方がマシだ。さっさと体真っ二つにかっ捌いて、"おたべなさい"しろや。そうすりゃ群れの一個ぐらいは、 ドス食って生き延びられるだろうが」 『ドスが群れを引き連れて人間のテリトリーに入った』 その事実が見過ごせない以上、ドスの命はもはや無い。 ただ、ドスの使い道が残っているだけだ。 「ドスじゃなくてにんげんさんがしねばいいんだよー。わかってねー!」 と、ドスの後ろから、成体になったばかりらしきちぇんが飛び出して言った。 「そ、そうなんだぜ! にんげんさんがおとなしくごはんさんをむーしゃむーしゃさせてくれれば、 いたいめをみずにすむのぜえ!」 「むきゅ! ゆっくりしたドスが、ドスすぱーくをつかえば、にんげんさんもたおせるわ!」 若いちぇんの勇姿に心を打たれたのか、成体のまりさとぱちゅりーがしゃしゃり出てくる。 場の勢いに乗って、ドスの背後からも群れのゆっくり達がやんややんやと声を上げはじめた。 「あ゛ぁ゛?」 「ゆ……ドスはにんげんさんのおどしにはくっしないんだよ!」 お姉さんが凄んで見せても、ゆっくり達に引く気配はない。 危険な様子が分かっていないのだ。餓えが、野生の勘を削いでいた。 「交渉決裂ぅ……。まったく、どうせなら町長ん家の方に向かえっての。そしたらドススパークの一発ぐれーは 見逃してやんのによぉ。――よりによってあの馬鹿ん家の方に来やがる」 お姉さんはちらりと、背中の方に見える山を向く。 それは、もりのけんじゃ(笑)からすれば、致命的な隙にも見えた。 「むきゅ! いまよドス! いまのうちにドスすぱーくをつかうのよ!」 「ゆん! そうだね、ぱちゅりー!」 ドスは慌てて、おぼうしの中からすぱーく用のキノコを取り出す。 そしてキノコを口に含もうとしたその瞬間、ひゅん、と一陣の黒い風が吹いて、ドスの舌が根本から寸断された。 「ゆ? ドスの……ドスのべろさんがーー!」 「おーおー、流石ゆっくり。舌が無くてもしゃべれるんだな」 「もどってね、べろさんゆっくりしないでもどってね! ぺーろぺーろ……できないいいいいぃ!」 舌を口に戻そうとしてむーしゃむーしゃしてしまう程混乱したドスの前で、ひゅんひゅんと鳴る風は お姉さんの手元に巻き戻り、一束のトゲ付きワイヤーとなる。 「ちゃらららん。"ゆー死鉄線"~~」 効果音付き大山のぶ代で。 お姉さんは餡子の染みついた凶器――"ゆー死鉄線"を掲げた。 ひゅん! 放たれた"ゆー死鉄線"が、一瞬の内にドスの全身に巻き付く。 「ゆ――ほどいてね! おねえさんこれほどいてね!」 芯まで染みついたとてつもないゆっくりの死臭が、ドスの全身を苛んで、あまりにもゆっくりできない。 見れば、お姉さんがおもむろに取り出した二本目の"ゆー死鉄線"が、意志ある蛇のように群れのゆっくり 一体一体にまきついてゆくではないか。 「言いたいことがあるんなら、口がある内に言っとけや……」 そして、お姉さんは小さな体を一坏に使って、"ゆー死鉄線"をゆっくり、ゆっくりと締め上げはじめた。 「このアタシのプリティーな耳の穴よーくかっぽじって、命乞いから断末魔までガン無視してやっからよお!」 「がえりまず! おうじがえりまずがら! ごれほどいてえええええ!」 お姉さんは宣言通りに。 耳を貸すことは、無かった。 ■8 越冬成功例 ~辛い季節を越えて~ 「やれやれ、やっと取材スタッフの方も帰ってくれましたね」 今年の『越冬』分真空パックゆっくりを抱えたお兄さんが、保存庫にしている納屋へと足を運んでいる。 「あとは、ここに全部放り込んで置いて……と」 がらがらがら……どさり。 「あ」 納屋の扉から出てきた物は、がりがりにこけた頬、干からびた白玉の目玉、よれよれのお帽子。 「ゆっ……ゆっ……ゆっ……」 去年の冬に入れたまま、出し忘れた成体まりさの真空パックだった。 「もっと……ゆっくり……したかった……」 断末魔のまりさを見下ろして、お兄さんはほっと一息。 「良かった。どうやら、越冬は成功していたようですね」 納屋にゆっくりパックを放り込んで、扉をそっと閉ざした。 終わり。 過去作品 anko1521 その台詞は言わせない3 anko1508 その台詞は言わせない2 anko1481 その台詞は言わせない
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/534.html
(書いた小説) =シリーズ= 黒いオオカミ~chapter1~ 黒いオオカミ~chapter2~ 黒いオオカミ~chapter3~ =一話限りシリーズ= ゆっくりが知ってはいけない、鬼ごっこ インフェルノ・ペスト 暴飲暴食の豚王 自然の恵み スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界 ゆっくり実験するよ!! 希少種ゆっくりを愛でる会 =短編集シリーズ= 短編集 合体「ゆっくり×悪魔」 短編集 選ぶとしたら・・・・ 短編集 ゆっくり童話 △注意事項△ ・舞台は現代 ・とにかく、野良ゆっくりを滅殺 ・人間が怪我をしますが、最後には助かります。 ・少し、暗い話もあります。 ・途中で読んでから気分を害したという責任は取れません。 ・以上の注意点を読んで納得できない方はお戻りください。 =始めに= ゆ虐待レストランへようこそ。私は支配人のマッドと申します。 さて、今回のメニューは「いつでも、傍に居る」です。 貴方は大事に飼っていたペットが亡くなってから不思議な事が起きましたかな? 死して尚、その動物は傍に居るかもしれませんよ? 今回はそんな話。 それは突然の知らせだった。 15年間、共に暮らしていた最愛の家族とも呼ぶべき愛犬が亡くなってしまった・・・・ =犬神の恩返し= あれは僕がまだ高校三年生の時。 その時は受験戦争と呼べる時代だった。 大学に進学したり、就職面接したり、店の後継ぎとそれぞれの進路は決まっていた。 僕は大学に進学という道を選んだ。 受験にはかなり苦しんだが、いつも二頭の愛犬が慰めてくれる。 雄犬がロウ。雌犬がモニー。二匹ともゴールデンレトリバー種。 僕が幼稚園の時に母さんの友達から貰ったという大事な家族だ。 一緒に寝たり、食べたり、家族みんなでキャンプしに行ったりと楽しかった。 でも、歩くのも苦労していたり元気が無かった。 そろそろ年だからだと、そう思っていた・・・・・・。 季節は春。苦しい受験戦争を乗り越えて大学に進学できる事が出来た。 そして、別れの季節・・・・ ロウとモニーが亡くなってしまった。寿命が訪れたのだ。 次の日、母さんと父さんの愛犬家の皆が集まって葬式が行われた。 葬式が終わってから僕は部屋に置いてある写真立てを見た ロウとモニーと並んで撮った思い出の品だ。 「生きている者には必ず死が訪れる」。 頭では理解していた・・・だけど、だけど、この現実を受け止めきれなかった。 その日・・・僕は止め処なく涙を流して泣いた。 あの悲しみから1年が経ち、僕は地元の大学に通っている。 ただ、実家から遠いのでアパートに住んでいる。 親から生活費やら食べ物やらと仕送りをしているから生活には困る事は無かった。 友達もできたし、毎日が楽しかった。 たった一つを除いては・・・ 亡くなった二頭の愛犬の写真を見てはため息をついてしまう。 あれから、動物を飼う事は無くなった。あまりにも辛すぎる事だったから・・・ その時だった。 ガラスが割れる音がしたのだった。 ドロボーでも、入ってきたのかと思ってフライパンを持って部屋に入ると大きいのが二つ、小さいのが四つの生首がいた。 確かこいつらは・・・ 「「ゆゆっ!?にんげんさん、ゆっくりしていってね!!」」 「「「「ゆっきゅり、していっちぇねぇ!!」」」」 そう、ゆっくりだった。 餡子なのに人語を話せるという摩訶不思議な存在だった。 しかし、こうして窓ガラスを割って入ってきたり、野菜を食うなどと、野生サルやカラスよりも達の悪い害獣扱いされた。 友人もゆっくりの被害にあったと聞いているが、まさかウチに被害が来るとは・・・ まぁ、ゆっくりがガラスを割られた証拠の写真は撮ったからいいけど・・・ こいつらを穏便に追っ払った方がいいかな しかし、話しかける前にゆっくりどもは言いたい放題だった。 「ここはまりさたちのプレイスなんだぜ!!にんげんさんはとっととでていくんだぜ!!」 「そうだよ!!まりさはとてもつよいんだよ!!」 まぁ、ゆっくりたちは自分は強い!!とどこからそんな自信がつくのか解らないが・・ そのとき、一匹のまりしゃ(解りずらいと思うので4番目にしておく)が愛犬の写真立ての方へ近づく。 「このきれいにゃ、ものはまりしゃのものにちゅるよ!!」 そう宣言して触れようとした瞬間、僕はフライパンでまりしゃを叩き潰した。 ・・・しまった。大事な愛犬の写真に触れようとしたバカどもだと思うとついやってしまった。 フライパンをゆっくりどかすと・・・昔、カエルが車に轢かれた様な悲惨な状態になっていた。 まぁ、中身が餡子だからいいけど・・・(掃除は大変だが)。 野良の家族達は絶望の悲鳴をあげた。 「「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!ばりざ(れ゛い゛む゛)のお゛ぢびぢゃ゛んだぢがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」」 「「「い゛も゛う゛どがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」」」 「・・・・えっと、すまん。」 「ごろじでや゛る゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!げすなじじいをせいっさい、してやる!!」 まりさはガラスの破片を咥えて、私の足に突き刺した。 「イツッ!!」 あまりに突然だったため、避けれず足から血が流れたのだ。 どうやら、この野良ゆっくりを甘く見過ぎていた。 「ゆっへっへっへっへ!!!おもいしったか!!」 「まりさー、かっこいいよー!!」 「「「おとーしゃん、やっちゃえー!!」」」 このままでは、本当にやられてしまう・・・ 僕は、フライパンを持って頭だけは守る態勢に入った。 「ゆっくりせずに、しんでねぇぇぇぇ!!!」 まりさはそう飛びかかろうとした瞬間・・・れいむの悲鳴が聞こえた 「ゆっぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!!」 何事かと見ると、何処からか現れたのか陽炎のように揺らめいている白い大きい犬がれいむをガツガツ食べていた。 「や゛べでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!れ゛い゛む゛を゛だべな゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!」 「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!れ゛い゛む゛!!!!」 あれは最早、助からないだろう・・・ れいむは痙攣して、ポックリと逝ってしまった すると、二匹目の赤茶色の犬も何処からか現れたのか知らないが、赤ゆたちにジリジリと近づいていた。 「こっちにきょないで!!」 「やめてね!!きゃわいい、れいみゅをたべにゃいでね!!」 「たべるのなら、いもうとたちをたべるんだぜ!!」 「「どぼじで、じょんに゛ゃごどを゛い゛う゛にょぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!?」」 お決まりの醜い姉妹の争いだった。 しかし、茶色い陽炎の犬はまりしゃの帽子を咥えてモシャモシャと食う。 まりしゃはこの世の終わりの様な顔をして絶叫した。 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?おぼうちぃぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」 ペッと吐きだすと帽子はグチャグチャとなっていた 「まりしゃのおぼうしゃん!!ゆっくりもどって!!」 ぺーろぺーろと舐めるがそんな事しても元には戻らない。 犬は片足をあげて、プチッとまりしゃを踏みつぶした。 「れーみゅたちをたすけにゃきゃったげしゅはちんでね!!」 「ちんでね!!」 悲しむかと思ったら、ゲスという理由で罵倒していた。 犬はギラギラと牙を光らせて、赤れーみゅをバクリッと喰らい、咀嚼する。 「「ゆぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!!」」 赤れーみゅたちは壮絶な最期を遂げて犬の胃袋の中へと納まった。 「ゆわわわわわ・・・・・・・」 赤ゆ達があっという間のに全滅して、まりさはおそろしーしーしていた。 そんな事は構いもせずに二匹目の犬はまりさのあんよに齧りついた。 一匹目の犬は負けじとグイグイと引っ張る。 これは、引っ張り状態となった。 「や゛べでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!ばり゛ざのがもじがの゛よ゛う゛な゛あ゛ん゛よ゛ど、ざら゛ざら゛べあ゛ーざんを゛がじら゛な゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!!!!!!!!」 お互い、引く気も無く更にグイグイと引っ張る。 するとミチミチという音がし、ブチッと千切れる音がした。 そう、まりさの下半身と上半身が分かれてしまったのだ。 そして、犬達はガツガツと喰らうのだった。 「も゛・・・も゛っど・・・ゆ゛っ゛ぐ・・・」 まりさも絶命したのだった。 ペロリッと平らげてこっちに向かってきた。 この犬達は普通とは違う犬だと思った。 足が透けているからだ・・・つまり犬霊ということだ。 恐怖のあまり逃げる事も出来ない。 目を瞑ると二匹は僕の頬を舐めてくれた。 この二匹の犬は襲う気が無い、と態度で示しているんだ。 そして、この二匹の顔を見て思い出す。 だって・・・この二匹は・・・ 「ロウとモニー・・・・?」 亡くなった二匹の愛犬だからだった。 二匹の犬霊たちは「ワンッ」と吼えた。 そうだよ。っと答えるかのように・・・ 僕は嬉しさのあまり泣いた。 助けてくれたんだ、死んでも尚・・・・ そして、ダンダンと消えて行くのだった。 二匹は目でこう言っていた ―僕達を大切に育ててくれて、ありがとう・・・― ―私達は幸せだったよ。最後まで一緒に居てくれた事を・・・― ―虹の橋で待っているよ。いつか・・・会いに来てね。― 「約束するよ。きっと、きっと・・・お前達と絶対に会うから。」 二匹はニッコリと笑ってキラキラと消えて行った・・・・ 「ありがとう。ロウ、モニー・・・・・」 それから、大家さんと家族に電話して野良ゆっくりの被害について電話した。 証拠の写真もとっていたため、修理代は払わずに済んだ。 家族にはロウとモニーが助けてくれた事については話さなかった。 だって、あんな不思議な事、誰も信じてくれそうにもなかったから・・・・・・ 窓は以前よりも強化された。 僕はふっと空を見上げると虹が掛っていた。 あの空の向こうに、ロウとモニー、そして・・・沢山の犬や猫達がいる楽園にいるのだろうと思いました。 写真立てを見ると、二匹の犬達は幸せそうに微笑んでいるように見えた。 =あとがきだより= 今年のGWの初日・・・私の愛犬が亡くなって大泣きしました。 犬たちは私達にとって大事な家族。 皆様も大事に育てたペットの事を少しでもいいから思い出して下さい。 では、次回のご来店をお待ちしております。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4050.html
・うんうんとしーしーがあります。 ・一応ゲス制裁ものになるかとは思います。 ・よろしければどうぞ、お読みくださいますよう。 青年が畑を耕していると、いつものようにあの忌々しい生首が、そろーりそろーり、などと言って寄ってきた。 無言で近づくと、おなじみ紅白リボンと黒白とんがり帽子の組み合わせ。おまけで赤ゆ共が付いてきている。 青年は一言も発さず、後ろから赤ゆ共を踏み潰した。せめて断末魔くらい言えるように、力を加減して。 「ゆぴゃっ!」 「ゆべぇ!」 「ゆびゅぅ!」 赤ゆの断末魔で振り向いた親に、ぐちゃぐちゃに潰された我が子だったものをみせつけてやる。 「ああああああああああああ!れいむのあかちゃんんんんんっ!!どぼじゅっ!?」 「や、やめてね!?まりさをはなしてね!?」 騒ぐ親のうちれいむは踏みつけ、まりさは持ち上げ、思案する。 新しく罠を掛けておいたから、今日辺り捕まっていることだろう。 とはいえ、このゆっくりもなかなかのサイズだから、ただ潰すのではもったいない。 一分ほど考えて、青年は言った。 「よし決めた。お前達も人の役に立ててやるとしよう・・・」 青年は畑仕事から帰ると、すぐに蔵に作った罠を確認した。 蔵の外壁に子ゆっくりが頑張って跳ねれば届く高さに穴を開け、地面よりいくらか深くした底には、柔らかい藁を 敷いておく。最後に適当な野菜やら餡子やらを置いておけば、ゆっくり共が勝手に入ってくるのだ。 造りとしては、蔵の中に部屋が一つあるような感じだ。 さて、今回もしっかりと掛かっている。成体二匹、子ゆっくり四匹のゆっくり家族だ。 ちなみに内訳はというと、れいむとまりさの番に、子ゆっくりがれいむ二匹とまりさが二匹。 罠に落ちたというのに、呑気にいびきなぞかいて眠っている。呆れるほど愚かなナマモノだ。 「さて、さっそく始めるか・・・」 青年は一人呟くと蔵に入り、蔵の中に作られた罠の小部屋の扉を開けた。 侵入者にも気づかず、ゆっくりは眠っている。 惰弱で、愚かな、屑みたいなナマモノが、平和な面をして眠りこけているのを見て、青年は思わず舌打ちをした。 なんでこんな連中が・・・ そんな気持ちを抑え、青年は可能な限り加減してまとめて蹴り飛ばし、ゆっくり共を叩き起こした。 「ゆゆゆゆっ!」 転がりながら目覚めた親まりさは、さっそく人間に言葉で噛み付いてくる。蹴り飛ばされたことには気づいていないらしい。 「・・・ゆっ!?おいじじい!ここはまりささまたちのゆっくりぷれすなんだぜ!さっさとでていくんだぜ!」 「ぷくぅー!ばかなじじいはゆっくりしないでさっさとでてってね!さもないといたいめにあうよ!」 番のれいむもさっそく膨れてこちらを威嚇している。言葉遣いから察するに、今回のはなかなかのゲスのようだった。 「痛い目、ねえ・・・」 毎度のことながら、このときばかりはどうしても笑ってしまいそうになる。 それでもなんとか笑うのを堪え、足元で馬鹿面をして膨れているまりさとれいむを無視して、子ゆっくりに目をやる。 「やはりまだちょっと小さいか・・・もう少し待つとするか」 それだけ呟くと、青年は部屋を出て行った。餌はまだしばらく持つだろうから、今日はもう何もしなくていいだろう。 念のため罠の入り口を封じに外に回ると、中から能天気な会話が聞こえてきた。 「あのばかづらしたじじいはまりささまたちにおそれをなしたんだぜ!ここはめいじつともにまりささまたちのゆっくり ぷれいすなんだぜ!」 「それにしても、あのにんげんほんとあたまのわるそうなかおしてたね!おかあさん!」 「ほんとうだね!おまけにかわいいれいむたちにあまあまのひとつももってこないなんて、ばかでぐずでぶれいなさいていの くずだったね!」 「ゆゆっ、そうだ!こんどあいつがきたら、ゆっくりまりさたちのどれいにしてやるのぜ!」 「ついでにうんうんとしーしもかけてやろうね!ばかなにんげんにはおにあいだよ!」 「「げーらげらげらげら!!!」」 外に出られないけどどうしようという意見が一つも上がらない、というのは流石と言えば流石だ。 壊滅的な頭の悪さ、絶望的な力の無さ、にもかかわらず、自分達が至高の存在だと思い込める。 正直、うらやましいくらいだ。無論、あんな屑になりたいなどとは、欠片も思いはしないけれども。 そんなことを考えながら穴を塞ぐと、ゆっくり共の会話は聞こえなくなった。 「一週間・・・いや、そんなにいらないな。三日か四日で十分だろう・・・」 そう呟いて、青年は母屋へと向かっていった。青年にはまだ、いろいろとやらねばならないことがあるのだ。 翌日、青年は畑から戻ると、前日捕らえたゆっくり一家の様子を確認するため、蔵の部屋を開けた。 「おいじじい!もうたべものがないんだぜ!ゆっくりしてないでさっさともってくるんだぜ!」 「かわいいれいむたちをうえじにさせるきなの?ばかなの?しぬの?」 「どれいのくせにゆっくりしすぎだよ!あまあまもわすれないでね!」 「あまあまもってきたら、とくべつにまりさのしーしーのませてやるのぜ!」 こちらから用もないのに、ゆっくりみたいな下等ナマモノと会話しても始まらないので、適当に相槌だけ打っておく。 そうしながら、青年は子ゆっくりのサイズを持ち上げて確認していた。 「ゆううううぅ!ばかなどれいがきたないてでれいむにさわらないでね!」 「かとうせいぶつのにんげんごときが、まりささまたちにふれるなんてひゃくねんはやいんだぜえええぇぇ!」 叫びながら親まりさが体当たりしてくるが、もちろん効きはしない。気にせずに子れいむをじっくりと観察する。 「ふむ・・・やはり、あと三日くらいで充分だろう」 呟いて、子れいむを置いてから一旦部屋を出ると、いくらかの野菜屑とゆっくりの中身の餡子を持っていった。 ゆっくり共には上等過ぎる食事だが、まあいいだろう。 ちなみに餡子の元となったゆっくりは畑に近づいていたゆっくりであり、問答無用で叩き潰した。 「ようやくもってきたのかだぜ!どれいにゆっくりするけんりなんてないんだぜ!」 「ばかなどれいにはかわいいれいむのうんうんをたべさせてあげるから、ゆっくりかんしゃしてね!」 そんな言葉を無視して、青年は部屋を出た。扉を閉めれば、もうゆっくり共の汚い言葉は聞こえない。扉は厚く造ってあるのだ。 蔵から出ると、別のまりさが偉そうではあるが、雀の涙程の知性すら感じさせない顔を晒していた。 「おいそこのじじい!ここをまりじゅぶぅぇ!!」 「もう間に合ってるよ。蛆虫めが」 青年は躊躇せずそのまりさを踏み潰し、潰れた饅頭を適当に蹴飛ばしておいた。 さすがに少々イラッとしていたのかもしれない。 「ず・・・ずびばぜ・・・じょうじ・・・のっでば・・・じだ・・・だずげで・・・ぐだざ・・・」 中心部から外れたせいか、顔の半分をぐしゃぐしゃに踏み潰されながらも、かろうじて息があるようだった。 潰れていないほうの目から滝のように涙を流し、必死に助けを求めている。 まあ、放っておけばいいだろう。明日か明後日には虫達が掃除しておいてくれるだろうから。 そんなことを考えて、青年は母屋へと帰っていった。今日もまだまだ、忙しいのだ。 三日後、今日も青年は畑からの帰り、あのゲス親子の様子を見に来た。 あれからあの番はすっきりー!をしたようで、れいむの頭にはピンポン玉のような赤ゆが七匹もぶら下がっていた。 それをネタにして、さらなる餌の増量を要求してきたが、悉く無視した。赤ゆになど用はないからだ。 「あいかわらずぐずなどれいなんだぜ!さっさとごはんをおいてここからでていくんだぜ!」 「うんうんたべるくらいしかのうのないくそどれいは、あかちゃんのためにもっとあまあまもってきてね!」 いつ俺がお前の糞なんぞ喰らったんだよ、とは思っても口にしない。ゆっくりの妄想にいちいち付き合ってたら 脳みそがいくつあっても処理しきれない。 そんなことなど露知らず、ゆっくりの青年に対する嘲りは続く。 「ほんとうにかわいそうなにんげんだね。れいむたちがつかってやってるんだから、ゆっくりかんしゃしてね」 「おお、むのうむのう」 「おお、おろかおろか」 親れいむとまりさはぶよぶよにたるんだ、醜い顔をぐちゃりと歪めて嘲笑している。 その表情はまるで溜まりに溜まった肥溜めの表面のようで、今にも不快な匂いが漂ってきそうだ。 一方の子れいむと子まりさ二匹ずつはというと、こちらは栄養が全て成長に回ったのだろう。成体ゆっくりと いっていいほどのサイズになっていた。 表情の醜さは、親と対して変わらないが。とはいえ、これで準備は整った。 「ふむ・・・とりあえず腹ごしらえでもするか」 そう言うと青年は、にんっしん!している親れいむに手を伸ばして、 「ゆっ!?」 頭から生えている茎を、乱暴に毟り取り、実っている赤ゆを二匹まとめて口に放り込んだ。 「ゲスのガキのわりには、なかなかの味じゃあないか」 事態が飲み込めず、硬直していたゆっくり達は、赤ゆが四匹食べられた辺りでようやく我に返ったようだった。 「ゆがああああああああああ!!くそどれいがなにしてやがるんだぜえええええええええ!!」 「かとうせいぶつごときがあかちゃんをたべるなああああああああ!」 「しね!くずどれいはゆっくりしないでさっさとしねえ!」 「やつざきにしてやるのぜえええええええ!」 赤ゆ七匹全部を食べ終えて腹も幾らか膨れ、青年はとりあえずゆっくり共を全部蹴り飛ばした。 今度は加減などせず、思い切り。 「「ゆぶしゃああぁ!?」」 壁にしたたかに叩きつけられ、ゆっくり共は餡子を少し吐き出した。 何だ?今この奴隷に何をされた?何故下等生物の人間如きに、自分達ゆっくりが蹴り飛ばされたのだ? わからないわからないわからない。 混乱しているゆっくり親子に、青年は冷たく吐き捨てる。 「あまり調子に乗るんじゃあない。この便所のタンカスどもが」 「てめええええええええぇぇ!!ころしてやるんだぜええええぇぇ!!うんうんいかのどれいがああああぁぁ!!」 「ごみくずがあああああぁぁ!!ゆっくりこうかいさせてやるううううぅぅ!!」 「かとうせいぶつがゆっくりにかてるとおもってるのかだぜえええええぇぇぇ!!」 親まりさを先頭に、ゆっくり共が憤怒の表情で飛び掛ってくる。ぽよんぽよんと、饅頭ボディを空しく叩きつけている。 「どうした?そんなもんじゃ下等生物で奴隷の人間は殺せないぞ?」 「ころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるぅううう!!!」 今度は噛み付いてきた。だが、青年の皮膚はおろか、服すら貫くことはできない。 青年は声を上げて笑った。ありありとした侮蔑を込めて。 「ほおら、ご主人様、殺すんじゃないんですかぁ?頑張ってこの奴隷めを殺してくださいよ?」 「ゆぎぎぎぎぎぎぃぃ・・・」 親まりさは顔を真っ赤にして、全身の力を込めて青年の足に齧りつく。これほどの力を振り絞ったことは、ゆん生でも なかったことだ。だが、にもかかわらず、自分達に遠く及ばぬはずの人間は、さらに大声で嘲笑している。 「ははははっ!どうした、殺すんだろ?ほら、殺せよ!?殺してみろよ!?殺して下さいよぉ!?」 ぐしゃり、と音がして、親まりさの砂糖細工の歯が数本、砕け散った。まりさは力なく、ずるずると崩れ落ちた。 そんな親の様子を見て、子ゆっくりも愕然として、足から口を離した。 怒りと、それ以上の絶望と、わずかの恐怖に包まれて、ゆっくり達は思った。何故だろう、と。 どうしてこんな人間如きが殺せないのだろう?ゆっくりはこの世で最高の生物で、人間はゆっくりに仕える愚かで 無力な生物のはずなのに、どうして? そんなことを思っていると、再び人間の足が飛んできて、壁に叩きつけられた。 「ふん・・・生物ですらない役立たずの駄饅頭如きが、ずいぶんと好き勝手言ってくれたもんだ」 再び冷淡に言い捨て、青年は近くにいた子れいむを拾い上げると、小刀を懐から取り出した。 「どれいごときが・・・まりささまのこどもに・・・ふれるな・・・だぜ」 苦しそうに息を吐きながら力なく言うまりさを一瞥して、青年はゆっくり達に告げた。 「安心しろ。今から役立たずのお前らゆっくりを、人の役に立ててやる」 そう言って、持っていた子れいむの、ちょうど人間でいう眉間から鼻下まで、さっくりと切り開いた。 小刀をしまうと、突然の痛みに叫び声すら挙げられず、涙を流す子れいむに開けた穴に、青年は手を突き入れた。 「ゆ゛がっ!ゆ゛ぎっ!ゆ゛ぐっ!ゆ゛げっ!ゆ゛ごっ」 手が奥へとめり込んでいく毎に、子れいむは痙攣し、短く機械的に呻き声を挙げる。 他のゆっくりは痛みと混乱と恐怖で声も挙げられなかった。 恐らく、容量の少ない餡子脳では、青年が今、何をしているのか理解出来ていないのだろう。 「ゆ゛びいぃぃっ!?」 突然、一層激しく子れいむが痙攣した。限界まで目を見開き、ぱくぱくと口を開けて、何かを訴えようとしていた。 さすがに子れいむの異常に気づいたのか、再びゆっくりが騒ぎ出す。 「ど、どうしたの!?れいむのこどもになにしてるのおおおおぉぉ!?」 「どれいがああぁぁ!!おねえちゃんをはなすんだぜえええええぇぇ!!」 「めいれいしてるだろうがあああぁぁ!!きけよくそじじいいいいぃぃ!!」 「さっさときたないてをはなせえええええぇぇぇ!!」 青年は答えず、子れいむから手を引き抜いた。 「っ・・・・・・・・・・・・・・・!?」 声にならない呻き声を挙げると、恐怖に震えていた子れいむの目はぐるりと回転して白目になり、がちがちと 歯を鳴らしていた口はだらしなく開き、舌がだらりと垂れっぱなしになった。 用済みになった子れいむの残骸を、青年はぽいと足元に投げ捨てると、その元に他の家族達が駆け寄ってきた。 「ちびちゃんだいじょうぶ!?いまおかあさんがぺーろぺーろしてあげるからね!?」 「おねえちゃんゆっくりしてえええぇぇ!?」 母れいむが必死に穴の開いた子れいむを舐めているが、子れいむは時々痙攣するのみ。それもたちまち弱まっていく。 どうでもいいけど、この場面でゆっくりしてって、死ねって言ってるみたいだな。 そんなことを考えつつ、青年は子れいむから取り出したものを、腰に下げた袋にしまうと、煙草に火をつけた。 「おちびちゃんゆっくりしてねっ!?ゆっくりしてねええぇぇ!?」 「ゆわああああん!ゆわああああん!」 青年が煙草を吸っている間、母れいむはひたすらに子れいむを舐めていたが、子れいむが目を覚ますことはない。 外傷は確かに深かったが、ゴキブリ並みのしぶとさを持つゆっくりはこの程度ではすぐには死なない。 だが、中枢餡を抜き取られたとなれば、話は別だ。 ゆっくりのあらゆる機能を司る中枢餡を失えば、生命機能を維持することが出来なくなり、ゆっくりはただの顔つき饅頭となる。 その結果が、もう痙攣することすらなくなった、子れいむの残骸だ。 「・・・どれ、俺もぺーろぺーろしてやるよ」 青年はひょいと子れいむの残骸を持ち上げると、おもむろに引き千切り、中身を舐めた。 「ぺーろぺーろ・・・って、駄目だ。クソまずいな」 実際には、子れいむの餡子はいい味になっていた。 だが、思い切りわざとらしく顔を歪め、ペッと中身を吐き捨て、灰皿代わりに煙草をもみ消して、足元に投げ捨てた。 「ほーら、代わりにぐーちゃぐーちゃしてやろう」 と言って、楽しげに残骸を踏みにじってやった。 青年が足を上げると、そこにあったのは最早なんだかよくわからない、ぐちゃぐちゃの黒い物体だった。 「ああああ・・・あ・・・れいむの・・・ちびちゃん・・・ちびちゃんがあ・・・」 母れいむと、残り一匹になった子れいむは、がたがたとその場で震えていた。 一方、父まりさと子まりさ二匹は・・・ 「おい、逃げようったって無駄だぞ。黒白野糞饅頭めが」 「ゆひぃぃぃぃ!?」 案の定、家族を見捨てて我先にと逃げ出そうとしていた。回り込んで家族の下へと蹴飛ばしてやる。 「ばりざああああああぁぁ!?どぼじでにげようどじでるのおおおおおぉぉ!?」 「まままままりさはしにたくないんだじゃびゅぁっ!?」 「黙ってろよ。お前らに言い争いする権利なんてないんだから」 今度はれいむ達も一緒に蹴り飛ばす。 「れれれれれいむはわるくないよ!?まりさがむりやりゅびゅべぇぇ!?」 「責任転嫁するなよ。紅白血便饅頭」 母れいむを蹴り飛ばす。ついでに子れいむも蹴飛ばしておいた。 そして青年は、今度は子まりさを掴み上げる。 「やだやだやだやだやだやだああああぁ!!はなぜええええぇぇ!!」 先ほどの子れいむへの仕打ちを見て、これから起こることはわかっている。子まりさは必死に暴れるが、青年の 手から逃れることなど出来ない。 「そうだな・・・お前はてっぺんから引き抜いてやろう」 にやりと笑うと、子まりさの帽子を毟り取り、めちゃくちゃに踏み潰す。 「まりさのおぼうしがあああああぁぁ!?」 「きたねえ帽子なんかより自分の心配しろよ・・・お徳用投売り餡子脳が」 さくっと子まりさの頭のてっぺんを切り裂き、先ほどと同じように、ゆっくりと手をめり込ませていく。 「ぎいいいいいいいいぃぃぃ!やべ、やべでええええぇぇぇ!いだいのぜええええええぇぇ!」 「やめてください、だろ?」 「やべ!っで!ぐだざ!いぃ!?」 「やだよ馬鹿。人間が饅頭の言うことなぞ聞けるか」 「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!!ぞんなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ!!」 やがて中枢餡に触れると、激しく痙攣しだした。そして、 「もっど・・・ゆっぐり・・・じだがっ・・・だ・・・」 とだけ言い残し、それきり動かなくなった。中枢餡が引き抜かれたのだ。 動かなくなった子まりさは、こちらも用済みとばかりに、ぞんざいに投げ捨てた。 捨てられた子まりさだったものが、めちゃくちゃな方向を向いた光のない目で、家族をぼんやりと見据えていた。 最早どのゆっくりも、叫ぶ気力すらなくし、惨たらしい死を前にして怯えていた。 ゆっくり達はもう、目の前の青年を奴隷だなどとは思っていなかった。 何故忘れていたのだろう。人間はゆっくりよりも強く、ゆっくり出来ない存在だということを。知らなかったわけではないのに。 だが、目の前に転がっていた快楽が、全てを消し去った。そして青年はゆっくりにとって、快楽を満たす奴隷へと 一瞬ですり替わったのだ。 奴隷から一転、今や青年はゆっくり達にとっての絶対者だ。脅迫はもちろん、取引も、命乞いも、一切が通用しない。 ただ嬉々として自分達の中身を抉り出し、自分達の身体をごみのように扱う。 ゆっくり達に出来ることはもう、じわじわと殺される順番を、ゆっくりと待つことだけだった。 「さあて、次はどいつにするかな・・・」 青年の手が伸びる。また誰かが殺されるのだ。 「はい、こいつも終了、と」 青年は母れいむだったものを蹴飛ばすと、いよいよ最後となった父まりさへと手を伸ばした。 まりさの顔はぼこぼこになっていた。帽子は部屋の隅っこで、今や家族だったもののごみと一緒にぐちゃぐちゃに 固まっている。歯は噛み付いたときに数本が折れていたし、片目が蹴り飛ばされた拍子に潰されていた。 「ゆひいいいいいぃぃ!」 青年に捕まれた途端、まりさはうんうんとしーしー漏らしをしてしまった。 「ず、ずびばぜん!ずびばぜん!」 慌てて藁にこぼれている、自分の漏らしたうんうんとしーしーを舐め取る。 先ほどうんうんとしーしーを漏らした子れいむは、死ぬ前に顔の形が残らないほどに殴られ、歯を全て折られ、 舌を引き抜かれたからだ。 そして、子まりさと母れいむも恐怖でうんうんとしーしーを漏らし、それを舐め取らされた。 無論、それで許されることなど、ありはしないが。 「お前は・・・そうだな。後ろからにしようか」 そう言うと、青年はぼろぼろになったまりさの金髪を乱暴に引き千切り、むき出しの饅頭肌に小刀を入れた。 「お・・・おねがいだから・・・まりさだけはたすけて・・・たすけて・・・ください・・・」 無駄だと分かりきっているはずなのに、まりさは命乞いをする。おそらく、あるいは自分だけは助けてもらえるかも、 などと心のどこかで信じきっているのだろう。 「ふん、そうだなあ・・・」 青年の指がむき出しの餡子をなぞる度、まりさの全身がびくっと震える。 「ま、無理だな」 ずぶずぶずぶ、という音を立て、指が、ついで手のひらが、まりさの内部へとめり込んでいく。 「ゆがっ!あがっ!がっ!あやばりばずっ!あやばりばずっ!がらっ!」 「別に。あやまってほしいなんて思ってないし。とりあえず死んでくれよ」 青年の手首までがまりさの中に入っていた。戯れに、外側の餡子をぐるぐるとかき回す。 「ゆぁあびゅええええええぇぇぇぇ!!」 自分の中身をかき回されるという、到底体験し得ない種類の痛みに、まりさは絶叫した。 痛みとともに、死にたくないという思いがどんどん膨らんでいく。 そしてついに、指が中枢餡へと触れた。 全身に電流が走ったような激痛が、まりさを襲った。 死ぬ、死んじゃう。いやだ、死にたくない。 「わかるか?これがお前の中枢餡・・・いってみればお前自身だよ。こいつを抜いたら、お前は死ぬんだ」 「い、いやだ・・・じにだぐ・・・ない・・・」 「助けてほしいのか?」 「だずげで・・・ほじい・・・でず・・・」 青年の手のひらが、まりさの中枢餡を包んだ。びくびくと、まりさの全身が痙攣した。痛みは、もうなかった。 「ど・・・どれいになりばず・・・なんでもじまず・・・だがら・・・だがら・・・」 助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けて・・・ 「いらないよ。お前みたいな馬鹿で愚図で無礼な、下等ナマモノの屑奴隷なんて。だから・・・」 たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけ・・・ 「死ね」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 自分の中心にあるものが、ぎゅっと握られ、引き抜かれようとしていた。 死ぬ、殺される。嫌だ、死にたくない。助けて。嫌だ。嫌だ。 いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだい 青年は最後の中枢餡を大事にしまうと、かつてまりさだったものをぞんざいに蹴り飛ばした。 数日間の怠惰と飽食で膨れ上がった歪な身体は、ごろんごろんと重たそうに転がっていく。 転がっていく先は、かつて家族だものの残骸。今はもう、小麦粉の皮と餡子のかたまりでしかない。 明日にでも汚れた藁と一緒にごみの山を処分しなければならない。 でも、とりあえず今やるべきことではなかった。 青年は軽く伸びをすると、蔵を出て、母屋へと向かった。 さあ、もう一頑張りだ。 そう思って、肺に溜まった甘ったるい空気を押し出して、新鮮な空気を思い切り吸い込んだ。 その翌日・・・ 「おーい、おやつの時間だぞ」 扉を開けた先にいるのは、布団から身体を起こし、本を読んでいる幼い少女。 青年にとっては、最愛の娘だ。 「今日はなあに、お父さん?」 「今日はな、昨日のうちにおはぎを作ってみたんだ。おいしいぞ」 少女はうれしそうに微笑んだ。父の作るおはぎは彼女の大好物だ。 「たくさんあるから、ゆっくり、たくさん食べなさい」 「はあい。うれしいなあ、お父さんのおはぎ」 きっかけは単純なことだった。 彼の幼い娘は生まれた頃から病弱で、あまり布団から離れることが出来なかった。 母親も病弱だったので、娘を産んですぐに死んでしまった。 以来、青年は一人で畑を耕し、時には村人の様々なことを手伝いながら、娘の薬代を稼いだ。 その間、自分でもいろいろと調べ、精の付くものを探してきては、娘に食べさせてやっていた。 それが予想外の副業になったのは、青年にはうれしい誤算だった。 だが薬も、食べ物も、なかなか効果が現れない。そんなときだ、ゆっくりのことを思いついたのは。 ゆっくりはすさまじい繁殖力を持つ上に、かなりの生命力も持っている。 その源が、ほんの一握りの餡子、中枢餡だ。そのことを知った男は、藁にもすがる気持ちで、畑に侵入した ゆっくりから、中枢餡を引きずり出した。それが始まりだった。 以来青年はゆっくりのことをいろいろと調べ上げた。特に、ゆっくりは苦痛や恐怖を与えると味が上がり、 快楽を満たしてやると味が落ちる、というのは面白かった。 いろいろと体験させてやれば、案外効能が上がるんじゃないか、そう思い、実際に試みたりもした。 効果がある・・・のかどうか、それはいまいちわからない。だが、最近娘は食欲が出てきたように思えるし、 心なしか顔色も良くなってきている。ゆっくりの中枢餡を食べさせてからだ。 だとしたら、止める理由はとりあえず見当たらない。それがほとんど信仰のようなものだとしても。 娘の身体が丈夫になるのなら、ゆっくりなぞいくら殺そうがかまわない。結果地獄に落ちたとしても、 かまうものか。 たとえ間違っていても、歪んでいるとしても、それが自分に出来ることだと、青年は信じていた。 「ねえ、お父さん?」 「・・・ん、なんだ?」 「今度さ、お父さんが大丈夫なとき、どこか出かけたいな。最近なんだか調子がいいの」 そう言って微笑む娘に、父親は目を細めて、うれしそうに答えた。 「ああ、いいとも。遠くは無理だけど、お弁当も作ってどこかに行こう」 さあ、早くあの小部屋の藁とごみの山を片付けて、新しい藁を敷き、新しい餌を置かなければならない。 娘の身体が良くなるまで、あの罠は続けなければならないのだから。 今度は、ストレートに饅頭にでもしようかな・・・ そんなことを考えて、若い父親は娘の側で、一時の休憩に身を委ねていた。 ※私の駄文を読んでくださっている方、もしいらっしゃいましたら、誠にありがとうございます。 ※ゆっくりのモツ抜きをやってみたかっただけです。毎度駄文申し訳・・・ ※それにしても、文体やストーリーの区別がなかなかつけられない。重ね重ね申し訳・・・ ※それでは、ご覧頂きまして誠にありがとうございました。 【過去の駄文】 ・草抜き ・契約を結ぼう ・もしもゆっくりに出会ったら
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3012.html
・うんうんとしーしーがあります。 ・一応ゲス制裁ものになるかとは思います。 ・よろしければどうぞ、お読みくださいますよう。 青年が畑を耕していると、いつものようにあの忌々しい生首が、そろーりそろーり、などと言って寄ってきた。 無言で近づくと、おなじみ紅白リボンと黒白とんがり帽子の組み合わせ。おまけで赤ゆ共が付いてきている。 青年は一言も発さず、後ろから赤ゆ共を踏み潰した。せめて断末魔くらい言えるように、力を加減して。 「ゆぴゃっ!」 「ゆべぇ!」 「ゆびゅぅ!」 赤ゆの断末魔で振り向いた親に、ぐちゃぐちゃに潰された我が子だったものをみせつけてやる。 「ああああああああああああ!れいむのあかちゃんんんんんっ!!どぼじゅっ!?」 「や、やめてね!?まりさをはなしてね!?」 騒ぐ親のうちれいむは踏みつけ、まりさは持ち上げ、思案する。 新しく罠を掛けておいたから、今日辺り捕まっていることだろう。 とはいえ、このゆっくりもなかなかのサイズだから、ただ潰すのではもったいない。 一分ほど考えて、青年は言った。 「よし決めた。お前達も人の役に立ててやるとしよう・・・」 青年は畑仕事から帰ると、すぐに蔵に作った罠を確認した。 蔵の外壁に子ゆっくりが頑張って跳ねれば届く高さに穴を開け、地面よりいくらか深くした底には、柔らかい藁を 敷いておく。最後に適当な野菜やら餡子やらを置いておけば、ゆっくり共が勝手に入ってくるのだ。 造りとしては、蔵の中に部屋が一つあるような感じだ。 さて、今回もしっかりと掛かっている。成体二匹、子ゆっくり四匹のゆっくり家族だ。 ちなみに内訳はというと、れいむとまりさの番に、子ゆっくりがれいむ二匹とまりさが二匹。 罠に落ちたというのに、呑気にいびきなぞかいて眠っている。呆れるほど愚かなナマモノだ。 「さて、さっそく始めるか・・・」 青年は一人呟くと蔵に入り、蔵の中に作られた罠の小部屋の扉を開けた。 侵入者にも気づかず、ゆっくりは眠っている。 惰弱で、愚かな、屑みたいなナマモノが、平和な面をして眠りこけているのを見て、青年は思わず舌打ちをした。 なんでこんな連中が・・・ そんな気持ちを抑え、青年は可能な限り加減してまとめて蹴り飛ばし、ゆっくり共を叩き起こした。 「ゆゆゆゆっ!」 転がりながら目覚めた親まりさは、さっそく人間に言葉で噛み付いてくる。蹴り飛ばされたことには気づいていないらしい。 「・・・ゆっ!?おいじじい!ここはまりささまたちのゆっくりぷれすなんだぜ!さっさとでていくんだぜ!」 「ぷくぅー!ばかなじじいはゆっくりしないでさっさとでてってね!さもないといたいめにあうよ!」 番のれいむもさっそく膨れてこちらを威嚇している。言葉遣いから察するに、今回のはなかなかのゲスのようだった。 「痛い目、ねえ・・・」 毎度のことながら、このときばかりはどうしても笑ってしまいそうになる。 それでもなんとか笑うのを堪え、足元で馬鹿面をして膨れているまりさとれいむを無視して、子ゆっくりに目をやる。 「やはりまだちょっと小さいか・・・もう少し待つとするか」 それだけ呟くと、青年は部屋を出て行った。餌はまだしばらく持つだろうから、今日はもう何もしなくていいだろう。 念のため罠の入り口を封じに外に回ると、中から能天気な会話が聞こえてきた。 「あのばかづらしたじじいはまりささまたちにおそれをなしたんだぜ!ここはめいじつともにまりささまたちのゆっくり ぷれいすなんだぜ!」 「それにしても、あのにんげんほんとあたまのわるそうなかおしてたね!おかあさん!」 「ほんとうだね!おまけにかわいいれいむたちにあまあまのひとつももってこないなんて、ばかでぐずでぶれいなさいていの くずだったね!」 「ゆゆっ、そうだ!こんどあいつがきたら、ゆっくりまりさたちのどれいにしてやるのぜ!」 「ついでにうんうんとしーしもかけてやろうね!ばかなにんげんにはおにあいだよ!」 「「げーらげらげらげら!!!」」 外に出られないけどどうしようという意見が一つも上がらない、というのは流石と言えば流石だ。 壊滅的な頭の悪さ、絶望的な力の無さ、にもかかわらず、自分達が至高の存在だと思い込める。 正直、うらやましいくらいだ。無論、あんな屑になりたいなどとは、欠片も思いはしないけれども。 そんなことを考えながら穴を塞ぐと、ゆっくり共の会話は聞こえなくなった。 「一週間・・・いや、そんなにいらないな。三日か四日で十分だろう・・・」 そう呟いて、青年は母屋へと向かっていった。青年にはまだ、いろいろとやらねばならないことがあるのだ。 翌日、青年は畑から戻ると、前日捕らえたゆっくり一家の様子を確認するため、蔵の部屋を開けた。 「おいじじい!もうたべものがないんだぜ!ゆっくりしてないでさっさともってくるんだぜ!」 「かわいいれいむたちをうえじにさせるきなの?ばかなの?しぬの?」 「どれいのくせにゆっくりしすぎだよ!あまあまもわすれないでね!」 「あまあまもってきたら、とくべつにまりさのしーしーのませてやるのぜ!」 こちらから用もないのに、ゆっくりみたいな下等ナマモノと会話しても始まらないので、適当に相槌だけ打っておく。 そうしながら、青年は子ゆっくりのサイズを持ち上げて確認していた。 「ゆううううぅ!ばかなどれいがきたないてでれいむにさわらないでね!」 「かとうせいぶつのにんげんごときが、まりささまたちにふれるなんてひゃくねんはやいんだぜえええぇぇ!」 叫びながら親まりさが体当たりしてくるが、もちろん効きはしない。気にせずに子れいむをじっくりと観察する。 「ふむ・・・やはり、あと三日くらいで充分だろう」 呟いて、子れいむを置いてから一旦部屋を出ると、いくらかの野菜屑とゆっくりの中身の餡子を持っていった。 ゆっくり共には上等過ぎる食事だが、まあいいだろう。 ちなみに餡子の元となったゆっくりは畑に近づいていたゆっくりであり、問答無用で叩き潰した。 「ようやくもってきたのかだぜ!どれいにゆっくりするけんりなんてないんだぜ!」 「ばかなどれいにはかわいいれいむのうんうんをたべさせてあげるから、ゆっくりかんしゃしてね!」 そんな言葉を無視して、青年は部屋を出た。扉を閉めれば、もうゆっくり共の汚い言葉は聞こえない。扉は厚く造ってあるのだ。 蔵から出ると、別のまりさが偉そうではあるが、雀の涙程の知性すら感じさせない顔を晒していた。 「おいそこのじじい!ここをまりじゅぶぅぇ!!」 「もう間に合ってるよ。蛆虫めが」 青年は躊躇せずそのまりさを踏み潰し、潰れた饅頭を適当に蹴飛ばしておいた。 さすがに少々イラッとしていたのかもしれない。 「ず・・・ずびばぜ・・・じょうじ・・・のっでば・・・じだ・・・だずげで・・・ぐだざ・・・」 中心部から外れたせいか、顔の半分をぐしゃぐしゃに踏み潰されながらも、かろうじて息があるようだった。 潰れていないほうの目から滝のように涙を流し、必死に助けを求めている。 まあ、放っておけばいいだろう。明日か明後日には虫達が掃除しておいてくれるだろうから。 そんなことを考えて、青年は母屋へと帰っていった。今日もまだまだ、忙しいのだ。 三日後、今日も青年は畑からの帰り、あのゲス親子の様子を見に来た。 あれからあの番はすっきりー!をしたようで、れいむの頭にはピンポン玉のような赤ゆが七匹もぶら下がっていた。 それをネタにして、さらなる餌の増量を要求してきたが、悉く無視した。赤ゆになど用はないからだ。 「あいかわらずぐずなどれいなんだぜ!さっさとごはんをおいてここからでていくんだぜ!」 「うんうんたべるくらいしかのうのないくそどれいは、あかちゃんのためにもっとあまあまもってきてね!」 いつ俺がお前の糞なんぞ喰らったんだよ、とは思っても口にしない。ゆっくりの妄想にいちいち付き合ってたら 脳みそがいくつあっても処理しきれない。 そんなことなど露知らず、ゆっくりの青年に対する嘲りは続く。 「ほんとうにかわいそうなにんげんだね。れいむたちがつかってやってるんだから、ゆっくりかんしゃしてね」 「おお、むのうむのう」 「おお、おろかおろか」 親れいむとまりさはぶよぶよにたるんだ、醜い顔をぐちゃりと歪めて嘲笑している。 その表情はまるで溜まりに溜まった肥溜めの表面のようで、今にも不快な匂いが漂ってきそうだ。 一方の子れいむと子まりさ二匹ずつはというと、こちらは栄養が全て成長に回ったのだろう。成体ゆっくりと いっていいほどのサイズになっていた。 表情の醜さは、親と対して変わらないが。とはいえ、これで準備は整った。 「ふむ・・・とりあえず腹ごしらえでもするか」 そう言うと青年は、にんっしん!している親れいむに手を伸ばして、 「ゆっ!?」 頭から生えている茎を、乱暴に毟り取り、実っている赤ゆを二匹まとめて口に放り込んだ。 「ゲスのガキのわりには、なかなかの味じゃあないか」 事態が飲み込めず、硬直していたゆっくり達は、赤ゆが四匹食べられた辺りでようやく我に返ったようだった。 「ゆがああああああああああ!!くそどれいがなにしてやがるんだぜえええええええええ!!」 「かとうせいぶつごときがあかちゃんをたべるなああああああああ!」 「しね!くずどれいはゆっくりしないでさっさとしねえ!」 「やつざきにしてやるのぜえええええええ!」 赤ゆ七匹全部を食べ終えて腹も幾らか膨れ、青年はとりあえずゆっくり共を全部蹴り飛ばした。 今度は加減などせず、思い切り。 「「ゆぶしゃああぁ!?」」 壁にしたたかに叩きつけられ、ゆっくり共は餡子を少し吐き出した。 何だ?今この奴隷に何をされた?何故下等生物の人間如きに、自分達ゆっくりが蹴り飛ばされたのだ? わからないわからないわからない。 混乱しているゆっくり親子に、青年は冷たく吐き捨てる。 「あまり調子に乗るんじゃあない。この便所のタンカスどもが」 「てめええええええええぇぇ!!ころしてやるんだぜええええぇぇ!!うんうんいかのどれいがああああぁぁ!!」 「ごみくずがあああああぁぁ!!ゆっくりこうかいさせてやるううううぅぅ!!」 「かとうせいぶつがゆっくりにかてるとおもってるのかだぜえええええぇぇぇ!!」 親まりさを先頭に、ゆっくり共が憤怒の表情で飛び掛ってくる。ぽよんぽよんと、饅頭ボディを空しく叩きつけている。 「どうした?そんなもんじゃ下等生物で奴隷の人間は殺せないぞ?」 「ころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるころしてやるぅううう!!!」 今度は噛み付いてきた。だが、青年の皮膚はおろか、服すら貫くことはできない。 青年は声を上げて笑った。ありありとした侮蔑を込めて。 「ほおら、ご主人様、殺すんじゃないんですかぁ?頑張ってこの奴隷めを殺してくださいよ?」 「ゆぎぎぎぎぎぎぃぃ・・・」 親まりさは顔を真っ赤にして、全身の力を込めて青年の足に齧りつく。これほどの力を振り絞ったことは、ゆん生でも なかったことだ。だが、にもかかわらず、自分達に遠く及ばぬはずの人間は、さらに大声で嘲笑している。 「ははははっ!どうした、殺すんだろ?ほら、殺せよ!?殺してみろよ!?殺して下さいよぉ!?」 ぐしゃり、と音がして、親まりさの砂糖細工の歯が数本、砕け散った。まりさは力なく、ずるずると崩れ落ちた。 そんな親の様子を見て、子ゆっくりも愕然として、足から口を離した。 怒りと、それ以上の絶望と、わずかの恐怖に包まれて、ゆっくり達は思った。何故だろう、と。 どうしてこんな人間如きが殺せないのだろう?ゆっくりはこの世で最高の生物で、人間はゆっくりに仕える愚かで 無力な生物のはずなのに、どうして? そんなことを思っていると、再び人間の足が飛んできて、壁に叩きつけられた。 「ふん・・・生物ですらない役立たずの駄饅頭如きが、ずいぶんと好き勝手言ってくれたもんだ」 再び冷淡に言い捨て、青年は近くにいた子れいむを拾い上げると、小刀を懐から取り出した。 「どれいごときが・・・まりささまのこどもに・・・ふれるな・・・だぜ」 苦しそうに息を吐きながら力なく言うまりさを一瞥して、青年はゆっくり達に告げた。 「安心しろ。今から役立たずのお前らゆっくりを、人の役に立ててやる」 そう言って、持っていた子れいむの、ちょうど人間でいう眉間から鼻下まで、さっくりと切り開いた。 小刀をしまうと、突然の痛みに叫び声すら挙げられず、涙を流す子れいむに開けた穴に、青年は手を突き入れた。 「ゆ゛がっ!ゆ゛ぎっ!ゆ゛ぐっ!ゆ゛げっ!ゆ゛ごっ」 手が奥へとめり込んでいく毎に、子れいむは痙攣し、短く機械的に呻き声を挙げる。 他のゆっくりは痛みと混乱と恐怖で声も挙げられなかった。 恐らく、容量の少ない餡子脳では、青年が今、何をしているのか理解出来ていないのだろう。 「ゆ゛びいぃぃっ!?」 突然、一層激しく子れいむが痙攣した。限界まで目を見開き、ぱくぱくと口を開けて、何かを訴えようとしていた。 さすがに子れいむの異常に気づいたのか、再びゆっくりが騒ぎ出す。 「ど、どうしたの!?れいむのこどもになにしてるのおおおおぉぉ!?」 「どれいがああぁぁ!!おねえちゃんをはなすんだぜえええええぇぇ!!」 「めいれいしてるだろうがあああぁぁ!!きけよくそじじいいいいぃぃ!!」 「さっさときたないてをはなせえええええぇぇぇ!!」 青年は答えず、子れいむから手を引き抜いた。 「っ・・・・・・・・・・・・・・・!?」 声にならない呻き声を挙げると、恐怖に震えていた子れいむの目はぐるりと回転して白目になり、がちがちと 歯を鳴らしていた口はだらしなく開き、舌がだらりと垂れっぱなしになった。 用済みになった子れいむの残骸を、青年はぽいと足元に投げ捨てると、その元に他の家族達が駆け寄ってきた。 「ちびちゃんだいじょうぶ!?いまおかあさんがぺーろぺーろしてあげるからね!?」 「おねえちゃんゆっくりしてえええぇぇ!?」 母れいむが必死に穴の開いた子れいむを舐めているが、子れいむは時々痙攣するのみ。それもたちまち弱まっていく。 どうでもいいけど、この場面でゆっくりしてって、死ねって言ってるみたいだな。 そんなことを考えつつ、青年は子れいむから取り出したものを、腰に下げた袋にしまうと、煙草に火をつけた。 「おちびちゃんゆっくりしてねっ!?ゆっくりしてねええぇぇ!?」 「ゆわああああん!ゆわああああん!」 青年が煙草を吸っている間、母れいむはひたすらに子れいむを舐めていたが、子れいむが目を覚ますことはない。 外傷は確かに深かったが、ゴキブリ並みのしぶとさを持つゆっくりはこの程度ではすぐには死なない。 だが、中枢餡を抜き取られたとなれば、話は別だ。 ゆっくりのあらゆる機能を司る中枢餡を失えば、生命機能を維持することが出来なくなり、ゆっくりはただの顔つき饅頭となる。 その結果が、もう痙攣することすらなくなった、子れいむの残骸だ。 「・・・どれ、俺もぺーろぺーろしてやるよ」 青年はひょいと子れいむの残骸を持ち上げると、おもむろに引き千切り、中身を舐めた。 「ぺーろぺーろ・・・って、駄目だ。クソまずいな」 実際には、子れいむの餡子はいい味になっていた。 だが、思い切りわざとらしく顔を歪め、ペッと中身を吐き捨て、灰皿代わりに煙草をもみ消して、足元に投げ捨てた。 「ほーら、代わりにぐーちゃぐーちゃしてやろう」 と言って、楽しげに残骸を踏みにじってやった。 青年が足を上げると、そこにあったのは最早なんだかよくわからない、ぐちゃぐちゃの黒い物体だった。 「ああああ・・・あ・・・れいむの・・・ちびちゃん・・・ちびちゃんがあ・・・」 母れいむと、残り一匹になった子れいむは、がたがたとその場で震えていた。 一方、父まりさと子まりさ二匹は・・・ 「おい、逃げようったって無駄だぞ。黒白野糞饅頭めが」 「ゆひぃぃぃぃ!?」 案の定、家族を見捨てて我先にと逃げ出そうとしていた。回り込んで家族の下へと蹴飛ばしてやる。 「ばりざああああああぁぁ!?どぼじでにげようどじでるのおおおおおぉぉ!?」 「まままままりさはしにたくないんだじゃびゅぁっ!?」 「黙ってろよ。お前らに言い争いする権利なんてないんだから」 今度はれいむ達も一緒に蹴り飛ばす。 「れれれれれいむはわるくないよ!?まりさがむりやりゅびゅべぇぇ!?」 「責任転嫁するなよ。紅白血便饅頭」 母れいむを蹴り飛ばす。ついでに子れいむも蹴飛ばしておいた。 そして青年は、今度は子まりさを掴み上げる。 「やだやだやだやだやだやだああああぁ!!はなぜええええぇぇ!!」 先ほどの子れいむへの仕打ちを見て、これから起こることはわかっている。子まりさは必死に暴れるが、青年の 手から逃れることなど出来ない。 「そうだな・・・お前はてっぺんから引き抜いてやろう」 にやりと笑うと、子まりさの帽子を毟り取り、めちゃくちゃに踏み潰す。 「まりさのおぼうしがあああああぁぁ!?」 「きたねえ帽子なんかより自分の心配しろよ・・・お徳用投売り餡子脳が」 さくっと子まりさの頭のてっぺんを切り裂き、先ほどと同じように、ゆっくりと手をめり込ませていく。 「ぎいいいいいいいいぃぃぃ!やべ、やべでええええぇぇぇ!いだいのぜええええええぇぇ!」 「やめてください、だろ?」 「やべ!っで!ぐだざ!いぃ!?」 「やだよ馬鹿。人間が饅頭の言うことなぞ聞けるか」 「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!!ぞんなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ!!」 やがて中枢餡に触れると、激しく痙攣しだした。そして、 「もっど・・・ゆっぐり・・・じだがっ・・・だ・・・」 とだけ言い残し、それきり動かなくなった。中枢餡が引き抜かれたのだ。 動かなくなった子まりさは、こちらも用済みとばかりに、ぞんざいに投げ捨てた。 捨てられた子まりさだったものが、めちゃくちゃな方向を向いた光のない目で、家族をぼんやりと見据えていた。 最早どのゆっくりも、叫ぶ気力すらなくし、惨たらしい死を前にして怯えていた。 ゆっくり達はもう、目の前の青年を奴隷だなどとは思っていなかった。 何故忘れていたのだろう。人間はゆっくりよりも強く、ゆっくり出来ない存在だということを。知らなかったわけではないのに。 だが、目の前に転がっていた快楽が、全てを消し去った。そして青年はゆっくりにとって、快楽を満たす奴隷へと 一瞬ですり替わったのだ。 奴隷から一転、今や青年はゆっくり達にとっての絶対者だ。脅迫はもちろん、取引も、命乞いも、一切が通用しない。 ただ嬉々として自分達の中身を抉り出し、自分達の身体をごみのように扱う。 ゆっくり達に出来ることはもう、じわじわと殺される順番を、ゆっくりと待つことだけだった。 「さあて、次はどいつにするかな・・・」 青年の手が伸びる。また誰かが殺されるのだ。 「はい、こいつも終了、と」 青年は母れいむだったものを蹴飛ばすと、いよいよ最後となった父まりさへと手を伸ばした。 まりさの顔はぼこぼこになっていた。帽子は部屋の隅っこで、今や家族だったもののごみと一緒にぐちゃぐちゃに 固まっている。歯は噛み付いたときに数本が折れていたし、片目が蹴り飛ばされた拍子に潰されていた。 「ゆひいいいいいぃぃ!」 青年に捕まれた途端、まりさはうんうんとしーしー漏らしをしてしまった。 「ず、ずびばぜん!ずびばぜん!」 慌てて藁にこぼれている、自分の漏らしたうんうんとしーしーを舐め取る。 先ほどうんうんとしーしーを漏らした子れいむは、死ぬ前に顔の形が残らないほどに殴られ、歯を全て折られ、 舌を引き抜かれたからだ。 そして、子まりさと母れいむも恐怖でうんうんとしーしーを漏らし、それを舐め取らされた。 無論、それで許されることなど、ありはしないが。 「お前は・・・そうだな。後ろからにしようか」 そう言うと、青年はぼろぼろになったまりさの金髪を乱暴に引き千切り、むき出しの饅頭肌に小刀を入れた。 「お・・・おねがいだから・・・まりさだけはたすけて・・・たすけて・・・ください・・・」 無駄だと分かりきっているはずなのに、まりさは命乞いをする。おそらく、あるいは自分だけは助けてもらえるかも、 などと心のどこかで信じきっているのだろう。 「ふん、そうだなあ・・・」 青年の指がむき出しの餡子をなぞる度、まりさの全身がびくっと震える。 「ま、無理だな」 ずぶずぶずぶ、という音を立て、指が、ついで手のひらが、まりさの内部へとめり込んでいく。 「ゆがっ!あがっ!がっ!あやばりばずっ!あやばりばずっ!がらっ!」 「別に。あやまってほしいなんて思ってないし。とりあえず死んでくれよ」 青年の手首までがまりさの中に入っていた。戯れに、外側の餡子をぐるぐるとかき回す。 「ゆぁあびゅええええええぇぇぇぇ!!」 自分の中身をかき回されるという、到底体験し得ない種類の痛みに、まりさは絶叫した。 痛みとともに、死にたくないという思いがどんどん膨らんでいく。 そしてついに、指が中枢餡へと触れた。 全身に電流が走ったような激痛が、まりさを襲った。 死ぬ、死んじゃう。いやだ、死にたくない。 「わかるか?これがお前の中枢餡・・・いってみればお前自身だよ。こいつを抜いたら、お前は死ぬんだ」 「い、いやだ・・・じにだぐ・・・ない・・・」 「助けてほしいのか?」 「だずげで・・・ほじい・・・でず・・・」 青年の手のひらが、まりさの中枢餡を包んだ。びくびくと、まりさの全身が痙攣した。痛みは、もうなかった。 「ど・・・どれいになりばず・・・なんでもじまず・・・だがら・・・だがら・・・」 助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けて・・・ 「いらないよ。お前みたいな馬鹿で愚図で無礼な、下等ナマモノの屑奴隷なんて。だから・・・」 たすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけてたすけ・・・ 「死ね」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 自分の中心にあるものが、ぎゅっと握られ、引き抜かれようとしていた。 死ぬ、殺される。嫌だ、死にたくない。助けて。嫌だ。嫌だ。 いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだい 青年は最後の中枢餡を大事にしまうと、かつてまりさだったものをぞんざいに蹴り飛ばした。 数日間の怠惰と飽食で膨れ上がった歪な身体は、ごろんごろんと重たそうに転がっていく。 転がっていく先は、かつて家族だものの残骸。今はもう、小麦粉の皮と餡子のかたまりでしかない。 明日にでも汚れた藁と一緒にごみの山を処分しなければならない。 でも、とりあえず今やるべきことではなかった。 青年は軽く伸びをすると、蔵を出て、母屋へと向かった。 さあ、もう一頑張りだ。 そう思って、肺に溜まった甘ったるい空気を押し出して、新鮮な空気を思い切り吸い込んだ。 その翌日・・・ 「おーい、おやつの時間だぞ」 扉を開けた先にいるのは、布団から身体を起こし、本を読んでいる幼い少女。 青年にとっては、最愛の娘だ。 「今日はなあに、お父さん?」 「今日はな、昨日のうちにおはぎを作ってみたんだ。おいしいぞ」 少女はうれしそうに微笑んだ。父の作るおはぎは彼女の大好物だ。 「たくさんあるから、ゆっくり、たくさん食べなさい」 「はあい。うれしいなあ、お父さんのおはぎ」 きっかけは単純なことだった。 彼の幼い娘は生まれた頃から病弱で、あまり布団から離れることが出来なかった。 母親も病弱だったので、娘を産んですぐに死んでしまった。 以来、青年は一人で畑を耕し、時には村人の様々なことを手伝いながら、娘の薬代を稼いだ。 その間、自分でもいろいろと調べ、精の付くものを探してきては、娘に食べさせてやっていた。 それが予想外の副業になったのは、青年にはうれしい誤算だった。 だが薬も、食べ物も、なかなか効果が現れない。そんなときだ、ゆっくりのことを思いついたのは。 ゆっくりはすさまじい繁殖力を持つ上に、かなりの生命力も持っている。 その源が、ほんの一握りの餡子、中枢餡だ。そのことを知った男は、藁にもすがる気持ちで、畑に侵入した ゆっくりから、中枢餡を引きずり出した。それが始まりだった。 以来青年はゆっくりのことをいろいろと調べ上げた。特に、ゆっくりは苦痛や恐怖を与えると味が上がり、 快楽を満たしてやると味が落ちる、というのは面白かった。 いろいろと体験させてやれば、案外効能が上がるんじゃないか、そう思い、実際に試みたりもした。 効果がある・・・のかどうか、それはいまいちわからない。だが、最近娘は食欲が出てきたように思えるし、 心なしか顔色も良くなってきている。ゆっくりの中枢餡を食べさせてからだ。 だとしたら、止める理由はとりあえず見当たらない。それがほとんど信仰のようなものだとしても。 娘の身体が丈夫になるのなら、ゆっくりなぞいくら殺そうがかまわない。結果地獄に落ちたとしても、 かまうものか。 たとえ間違っていても、歪んでいるとしても、それが自分に出来ることだと、青年は信じていた。 「ねえ、お父さん?」 「・・・ん、なんだ?」 「今度さ、お父さんが大丈夫なとき、どこか出かけたいな。最近なんだか調子がいいの」 そう言って微笑む娘に、父親は目を細めて、うれしそうに答えた。 「ああ、いいとも。遠くは無理だけど、お弁当も作ってどこかに行こう」 さあ、早くあの小部屋の藁とごみの山を片付けて、新しい藁を敷き、新しい餌を置かなければならない。 娘の身体が良くなるまで、あの罠は続けなければならないのだから。 今度は、ストレートに饅頭にでもしようかな・・・ そんなことを考えて、若い父親は娘の側で、一時の休憩に身を委ねていた。 ※私の駄文を読んでくださっている方、もしいらっしゃいましたら、誠にありがとうございます。 ※ゆっくりのモツ抜きをやってみたかっただけです。毎度駄文申し訳・・・ ※それにしても、文体やストーリーの区別がなかなかつけられない。重ね重ね申し訳・・・ ※それでは、ご覧頂きまして誠にありがとうございました。 【過去の駄文】 ・草抜き ・契約を結ぼう ・もしもゆっくりに出会ったら