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俺とゲスと自業自得な餡子脳 22KB ・二作目だよ! ・前作のコメントで指摘を受けて、色々試してみたよ! もし悪化して読み辛くなってたりしたらごめんね! ・一応現代設定だよ! ・俺設定満載だよ!嫌いな人は気を付けてね! ・感想やご指摘があれば、とってもうれしいよ! むしろもっといじめてね!!! ・最後に、相変わらず自己満足からできた物ではありますが、 お一人でも楽しんでいただければこの上なく幸いです。 それでは、どうぞごゆっくり… れいむは困っていた。 望まぬ出産でごはんが足りなくなってしまったのだ。 とは言っても別にレイパーによる強制にんっしんっなどではない。 ちゃんとした番である、まりさとの子だ。 れいむと番のまりさは町に巣食う、いわゆる野良である。 野良ゆっくりが害獣指定されて野良に対して厳しい環境の中、 親姉妹がいないもの同士でそれなりに上手くやってきた。 が、ここ最近の寒さのせいで震えながら互いに寄り添って寝ていたことで、 つい振動がもたらす快楽に我慢できず、すっきりしてしまったのだ。 どこぞの路地裏で生まれ、路地裏で育った生粋の野良であるれいむ達。 町での生き方は他のどのゆっくりよりも熟知しているつもりだ。 なので、うかつに狩りという名のゴミ漁りもできないこの世の中、 食欲旺盛な食い扶持が増えてもそれを賄えなどしないことぐらいわかっていた。 それでも解決策までは思いつかない。 いっそ死産してしまえば、とも思った。 だが比較的安全な胎生にんっしんっだった事も手伝ってか、全部で3匹の赤ゆは全て無事に生まれてしまった。 生まれてしまった赤ゆ達を前にして、一時的には空腹も忘れて幸せな気分に浸れた。 しかし、もちろんそれだけで本当に腹が膨れなどしない。 子供が生まれてから数日後、赤ゆたちが寝静まったある夜。 かつて必死で蓄えたごはんも底を尽きかけているという現実を目の前にして、 二匹はようやく慌てて、対策を練ろうとした。 番のまりさは、辛いがもうおちびちゃんを捨ててしまおうと提案したが、れいむはそれを有無を言わさず一蹴した。 ゲスとでいぶというどうしようもない組み合わせの二匹ではあるものの、 実際に我が子を目にして、れいむの中に生まれたなけなしのぼせい(笑)がそれを拒んだのだ。 だが他に妙案も浮かばず時間だけが過ぎ、貴重な食料は減っていく。 そして現在に至る。 「れいむ、どうするんだぜ?おちびちゃんたちもおなかをすかせはじめてるし このままじゃぜんいん、えいえんにゆっくりしちゃうんだぜ…」 自分が必死に考えているというのに、まるで他人事のように話すまりさ。 先程の無慈悲な提案も相まって、イライラしていたれいむはまりさに対してきつく当たった。 「うるさいよ!いわれなくたってわかってるよ! いちいちわかりきったこといわないでね!!まりさばかなの?」 「いらいらしてるからってまりさにあたるのはやめるんだぜ! まりさががんばってだしたていあんをいやだっていったのはれいむなんだから れいむがかわりをかんがえるのはとうぜんなんだぜ!! どっちがばかなのかゆっくりりかいしてね、ばか!!!」 だが、同じくイライラしていたまりさに言い返されてしまった。 確かにまりさの言い分を一方的に蹴ったのは自分である。返す言葉も無い。 れいむは再び口を閉ざし考え込んでしまった。 「ゆぅ…どうしよう…… いいかんがえなんてまったくでてこないよ。 やっぱりまりさのいうとおり、このこたちをすてるしか… こんなにゆっくりできるこたちなのにぃ…… ……ゆっ?」 眠っている赤ゆ達を見つめながらうちひしがれるれいむだったが、 急に何かに気がついたように、顔を上げた。 「どうしたんだぜ?れいむ?」 「まりさ!れいむいいことおもいついたよ!! これならにんげんのたべてるおいしいあまあまもいっぱいもらえるよ!!!」 「ゆっ!?それはほんとうなのかぜ!? まりさにもはやくおしえるんだぜ!!!」 「あのね………」 夜は更けていく――― ―――――――――― 朝。 早朝独特の爽やかな空気を吸い込んで最高だった俺の気分は、 路地裏から這い出て来た、奴らを視界に入れた事で直下降した。 「「にんげんさん。ゆっくりしていってね!!!」」 「「「ゆっきゅりちていっちぇね!!!」」」 少し視線を下げると、そこには薄汚れてところどころゴミの付着した汚饅頭が2匹と、 何か癇に障る声で舌足らずに話すチビ饅頭が3匹。 ―――出たな、ゴミ饅頭め。 ふてぶてしい顔でお決まりの挨拶を吐く饅頭どもを見て、俺は陰鬱な気分になった。 つい十数秒前まではあんなに晴れやかな気分だったのに一瞬でこれだ。 それもそうだ。こいつ等と関わって喜ぶような人間はいないし、 一々潰すのも面倒臭い。後片付けだって楽じゃないしな。 が、いくら面倒臭くとも、野良を見つけた場合は確実に駆除。 そういう決まりがあるのだから、放っては置けない。 そのために、市が設置した公共の野良ゆっくり専用ゴミ箱なんかがある。 (えっと野良専用のゴミ箱はっと…) さっさと潰してしまおうと、近くに野良専用ゴミ箱があるか探す俺に不穏な空気を感じたのか、 慌てた様子で親ゆっくり達が話しかけてきた。 「ま、まってね、にんげんさん!!まりさたちのはなしをきいてね!!!」 「れいみゅたちなんにもちてないよ!!!」 うるっせえなぁ… 何もしてないもクソもお前らは存在してるだけで害悪だろうがよ。 ただでさえこっちは朝っぱらから汚いもん見せられて気が立ってるのに、 甲高い声で喚くなっつーの。俺のストレスがマッハだわ。 20メートルほど先に野良専用ゴミ箱を見つけた俺は早く済ませようと足を上げる。 「にんげんさん! れいむたちはおたがいがゆっくりできる“とりひき”がしたいんだよ!!! ゆっくりしないでりかいしてね!!!」 「「りきゃいしちぇね!!!」」 あん?取引だ? 妙な事を言い出した親れいむの話に、思わず足を止めてしまった。 それを好機とみたのか、親ゆっくり達は次々とまくし立てる。 「かわいいれいむたちはおなかがすいてるよ!! にんげんさんをゆっくりさせてあげるから れいむたちにあまあまよこしてね!!」 「そうなんだぜ!! ちゃんとゆっくりしたらさっさとあまあまよこすんだぜ!!!」 言いたい事はなんとなく伝わったけど、話を勝手に進めすぎて大雑把にしかわからん。 興奮しすぎてゲスの本性を出し始めた親ゆっくりに一応確認してみる。 「あー、つまり俺をゆっくりさせてやる代わりに 食い物よこせって事でいいんだな?」 「ゆっ!そうだぜ! りかいがはやいとたすかるんだぜ!!!」 うるせーよ、餡子脳。舌引っこ抜くぞ。 なんでいつ見ても常に上から目線で偉そうなんだ、こいつら。 「まあそれはいいんだけど、どうやって俺をゆっくりさせる気だ? まさか『かわいいれいむのうつくしいこえがきけたんだから、ゆっくりできたでしょ?』 とか言わんだろうな。 もしそうなら問答無用でゴミ箱へ直行してもらうが」 「ゆっ!?ちがうよ! そんなこというわけないでしょ?なにいってるの?」 「ばかなの?しぬの?ってか。 それはともかく、それならどうすんだよ。 やるなら早くやってみせろ。時間がもったいない」 「とりひきせーりつだね!わかったよ!! じゃあゆっくりさせてあげるね!! おちびちゃんたち!!!」 親れいむの号令で赤ゆたちがそろって俺の前で得意げに胸(?)を張る。 「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」」」 そのまま数秒間静寂が場に流れる。 ここからどうするのかと思っていると 一仕事終わったとでもいうような顔で親れいむが言った。 「はい!ゆっくりできたでしょ? さっさとれいむたちにあまあまよこしてね!!!」 「よこしぇ~!!」 「あみゃあみゃ~♪」 「あみゅあみゃはゆっくちできりゅんだじぇ!!」 ……はい? どういうことか理解できないので、改めて聞いてみる。 「で、俺をどうゆっくりさせてくれるんだ?」 「ゆ?なにいってるの? れいむのかわいいおちびちゃんたちをみてゆっくりできたでしょ?」 「ゆゆ~ん♪まりささまのあかちゃんはとってもゆっくりできるんだぜ~♪」 「「「かわいくっちぇごめんにぇ!!!」」」 ―――ああ、そういうことかよ。要するに、いつもやってる事と変わんねえじゃねーか。 こいつらの言わんとした所を理解した俺は、あまりの野良饅頭共の馬鹿さ加減に思わず頭を抱えたくなった。 ―――――時は戻って深夜――――― 「だから、かわいいあかちゃんをみせて ゆっくりしてないにんげんたちをゆっくりさせてかわりにあまあまもらえばいいんだよ!!!」 「ゆ!?でもれいむ、まりさたちがなにをいっても にんげんたちはきかずにころそうとしてくるんだぜ!! そんなにんげんにおねがいしようだなんてきけんなんだぜ!!!」 そう。伊達にまりさやれいむとて長年野良をやってはいない。 人間にはどう足掻いても敵わないことは身にしみてわかっていたし、 自分達を目の敵にしていることも知っていた。 まりさ達だってこれまで人間に見つからないように、必死になってきた筈だ。 そんな恐ろしい人間に自ら近づこうなんてれいむは何を言っているのだろうか。 なんとかれいむのやる気を失くさせようするまりさをれいむは鼻で笑うように言った。 「だからおねがいじゃないよ!!これは“とりひき”だよ!! にんげんとは“いーぶん”なかんけいなんだからもんだいないよ! 『そうごのりえき』をついきゅーしたけっかがこれだよ!!! まりさもゆっくりりかいしてね!!!」 普通に考えれば問題だらけ、穴だらけなプランだ。 と言うよりも、いつもゆっくりがやっているやり口の見方を変えただけである。 しかし、まりさはれいむのゆっくりにしては小難しい言葉と 持ち前の餡子脳に惑わされて、至極あっさりと話に乗った。 「ゆぅ~!すごいんだぜ、れいむ!!! まりさだってそんなことかんがえもつかなかったんだぜ!!! こんなかしこいれいむをおよめさんにもらってまりさはしあわせものなんだぜ!!!」 「ゆぅ~♪ほめすぎだよ、まりさ!!」 番にほめられてグネグネ蠢く汚饅頭。 気色の悪いことこの上ないが、そこまで調子付くのも無理からぬ事。 この汚饅頭たちにとっては、今が間違いなくゆん生最高の時だったのだから。 結局その日の夜は有頂天になったまま寝てしまい、次の日の朝早く親ゆっくり達は赤ゆ達に考えを簡単に説明した。 「…というわけで かわいいおちびちゃんたちならぜったいににんげんなんかいちころだよ!!!」 「わーい!にんげんしゃんのあみゃあみゃがちゃべれりゅんだじぇ!!!」 「ゆっくちれいみゅたちのきゃわいいところみしぇてあげようにぇ!!!」 「きゃわいくちぇごめーんにぇ!!!」 「さあ!じゃあだれでもいいからにんげんをみつけて“とりひき”しにいこうね!!!」 「「「「「ゆっゆっおー!!!」」」」」 意気揚々と、巣である汚いダンボールからずーりずーりと這い出てくる野良一家。 その威勢の良い様子とは裏腹に、これから先ろくでもない運命しか待ち受けていないのは明白なのだが。 ―――――――――― そんなこんなで、自慢げに食料を要求してくる饅頭達を見ながら、俺はどうしようかと思っていた。 無論食料をやろうかやるまいかではない。このままさっさと潰そうかどうしようかだ。 普通ならこのまま言っていることを無視して潰すのだが、 貴重な休日の朝一の散歩を邪魔された腹いせもあるし、少し暇潰しでもしてみるか。 ま、どの道最後に潰すのは変わらないけどな。饅頭潰すか、暇潰すかの違いだ。 「どうしたの?さっさとかわいいれいむたちにあまあまよこしてね!!!」 「じぶんだけゆっくりしようなんてげすのかんがえることなんだぜ!!」 「しょーだしょーだ!!」 「ゆっくちしゃしぇろー!」 「ゆっくち♪ゆっくち♪」 どんどん調子に乗り出すクソ饅頭達。 ならば、俺はこう返すしかないだろう。 「あ?嫌だよ。何で俺がお前らにメシなんぞやらなきゃいけないわけ?」 「「「「「ゆ゛!?」」」」」 俺の言っていることが理解できないとばかりに一斉に固まる野良達。 「あん?言ってることわかんねーのか?お前らなんかにやるものなんぞ何もねーっつってんだよ」 もう一度言ってやると、一拍置いて饅頭共が騒ぎだす。 「どおじでぞんなごどいうの゛ぉぉ゛ぉ゛ぉ!!!」 「うぞづぎはゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃぃ!!!」 「うしょちゅきはゆっくちちね!!!」 「ゆあぁぁぁん!あみゃあみゃちゃべちゃいよぉぉぉ!!!」 「どうちてあみゃあみゃくれにゃいにょぉぉぉぉ!!?」 「嘘つきも何も嘘なんぞついとらんがな。」 「じゃあざっざどあ゛まあ゛まよごぜぇぇぇぇ!!!」 「だから何でやんなきゃいけないんだっつってんの。人の話聞けよ。 そもそもそんなブッサイクなガキ見たってゆっくりできないっつーの。」 「「「「「ゆ゛っ!?」」」」」 またもや固まる饅頭達。 また騒がれる前に、言いたいことは言っておきたい。 「あのなぁ、お前ら『赤ちゃんはゆっくりできる』とか言ってるけど そりゃお前らの中での話だろ。何で俺までそうなると思えるんだ?」 「どおじでもなにもあがじゃんがゆっぐりでぎるのはどおぜんでじょおぉぉぉ!!!」 「じゃあ自分の子供だけ見てゆっくりしてればいいだろうが。 別にメシなんぞ無くともお前らにとっては『ゆっくりすること』が一番大事なんだろ?」 「なに゛いっでるの゛ぉぉぉ!!おながへっでじゃゆっぐりでぎない゛でじょぉぉ!!!」 「へぇ、じゃあお前らにとって子供はメシにも劣る存在なのな。 おい、聞いたかチビども!お前らの親はお前らよりもメシの方が大事なんだってよ!」 俺と親の会話を聴いて、さっきまで固まっていた赤ゆ達が急に騒ぎ始めた。 「ゆ゛っ!?どういうこちょ!?」 「おかーしゃんちゃち、れいみゅがだいじじゃにゃいにょ…?」 「ち、ちがうよ、おちびちゃんたち!おかーさんそんなことおもってないよ!!」 「そうなんだぜ!おい、にんげん!へんなこというんじゃないんだぜ!!!」 つっかかってくる親まりさを気にもせず、更に続ける。 「変なことも何もお前らが言ったんだろうが。 『赤ちゃん見てるよりも、メシ食ってたほうがゆっくりできる』ってな。 可愛いおちびちゃんはゆっくりできるなんて人には言いながら その実メシの方が大事ってわけだ。大した役者だよ、お前ら。」 それを聞いたチビたちは、更に大声で泣き喚く。 親れいむは子をあやすのに必死だったが、親まりさは違った様だ。 簡単にこっちの挑発に乗ってきた。 「ゆぐぐぐぐ……だまるんだぜ!! おとなしくしてやってれば…もうゆるさないんだぜぇ。 おちびちゃんやまりささまをばかにするげすにんげんはまりささまがせーさいしてやるのぜ!!!」 俺が鼻で笑うと、堪忍袋(笑)の緒が切れたまりさがこちらに飛び掛ってきた。 たかが饅頭とはいえ親サイズともなればそれなりの重量はある。 ゆっくりにしては中々に早い動きで急に飛び掛って来たまりさに、 油断していた俺は膝を横から殴られるような形で突撃され、思いっきり吹っ飛ばされた。 ―――などという事は無く、普通に向かって来た所をカウンターの要領で蹴り飛ばした。 「ゆ゛びゃあぁぁぁぁ!!! ぶびゅっ!!!」 「……ば…ばりざぁぁぁぁ!!!」 「「「おとーしゃぁぁぁん!!!」」」 反動付きで蹴り飛ばされた親まりさは、壁に激突してボテンと落ちた。 歯は抜け落ちてボロボロになっていて、帽子も壁に激突した拍子に破れたようだ。 微かに動いてるところからしてまだ生きてるらしい。しぶとい饅頭め… 俺は親まりさに近づき、踏みつけてから更に足で壁に押し付けるようにして力を込める。 「何だ、制裁って?俺はお前らが言った事解り易くしただけだろうが? 言った内容まで人のせいかよ。そんだけでゲスになんのか、あぁ? なら、自分の言った事に責任持たずに人に擦り付けるお前らもゲスだよなぁ。 じゃあお前の言う通りゲスは制裁しないとな!」 更に足に力を込めると、今度は親まりさの尻から餡子が漏れ出した。 「あ゛あ゛あ゛あ゛!!ごべんなざい゛い゛い゛!!! ばでぃざがわるがっだでずぅぅ゛!!! いだい゛!じんじゃう!!! おでがいじばずがらぜいざい゛じないでぇぇ゛!!!」 「簡単に謝るくらいなら最初からでかい口叩くんじゃねーよ。 自分の発言に責任も持てないなら言うんじゃねえ、ボケ!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 まりさは餡子を吐いて呻くだけで、何の反応もしなくなった。 他の奴らはさっきまでの勢いはどこへ行ったのか、 未だかつて見た事の無い光景にしーしーを漏らしながらガタガタと震えている。 その様子に少しスカッとした俺は足を親まりさからどけて、他の饅頭達に話し掛けた。 「よう、クソ饅頭共。ありがとよ、その不細工なチビよりはゆっくりできたぜ」 「なに゛いっでるのおぉぉ!ごんなのゆっぐりでぎるわげないでじょぉぉ!!!」 「そりゃお前らはな。でも俺はゆっくりできるんだよ、わかるか?」 「にゃんでぇぇ゛!?わがらな゛いよぉぉぉぉ!!!」 なにか違う種類のゆっくりになりかけてるれいむに対して、俺は続ける。 「あー、ったくめんどくせぇなぁ。まあおとなしく聞けや、汚饅頭。 例えばだ、ありす…レイパーっているだろ」 「ゆ!?れいぱーはゆっくりできないよ!!」 「お前達にとってはな。 でも無理矢理他のゆっくりにすっきり仕掛けてる時が、 あいつらにとっちゃ一番ゆっくりできる時なんだよ。 なんでかわかるか?」 「そんなのわからないよ! れいぱーみたいなゆっくりしてないゆっくりのきもちなんてわかんないよ!!!」 「ああそうだろうな。じゃあ聞くけどよ、 レイパーの気持ちはわかんないのに、何で人間の気持ちはこうだって言えるんだ?」 「ゆ?」 「ゆ?じゃねーよ。バカか、お前。 何でお前らは、人間がお前らのクソチビ見てゆっくりできるって考えれんだっつってんの。 お前らの不細工なガキ見てゆっくりできる奴なんぞお前らぐらいしかいねぇよ。 少なくとも人間にはそんなもん当てはまらねーっつーの」 親れいむはボケーッと馬鹿面下げて聞いている。うん、これはわかってないな。 「つまり、個人や種族によって『ゆっくり』の形はいくらでも変わるんだよって事だ。 お前らとは別に、レイパーにはレイパーの、俺には俺の『ゆっくり』があるんだよ」 「だ、だってれいむたちはかわいいおちびちゃんたちみてゆっくりできるんだよ? れいむたちがゆっくりできるならほかのみんなもゆっくりできるって……あれ?」 混乱している親れいむが言っている事に心底呆れた俺は、更に続けた。 「はぁ…ホンットどうしようもないな、お前。 そもそもゆっくりってやつは、誰かをゆっくりさせようとするものなんじゃねーの? なのにお前ら見てると、自分達がゆっくりするために他の奴らを都合よく使ってやろうって魂胆しか見えないんだよ」 「ゆっ、そんなこと…」 「無いって言えるのか? ありとあらゆる価値観を自分が中心になるように都合よく当てはめて、 それを他の者に押し付けて好き放題しようとするお前らが?」 「ゆぐっ…ぐぐ…ぐぐぐ……」 「おかーしゃぁん…」 「にゃんだかゆっくちできにゃいよぉ……」 「今回だってどうせ自分の事だけしか考えてないんだろうが。 『お前をゆっくりさせてやるから、こっちもゆっくりさせろ』だ?何様だ、お前。 そういうのはまず相手の気持ちを汲んでやれて初めて成立するものなんだよ。 自分の『ゆっくり』=他者の『ゆっくり』だと思ってるお前らにはできねえよ。 お前らのやってる事は取引じゃない。ただのこじ付け、屁理屈の類だ。」 親れいむの顔は、とどまる事を知らずに醜く歪んでいく。 「自分の価値観のみで作った、自分に都合のいい恩を押し売って、 その代わりに自分が欲しいものを自分が望むだけお前から貰いますってか? ゆっくり理解しときな。 そういう、お前らの様に相手の『ゆっくり』を無視して、自分の事しか考えないような奴をゲスって言うんだよ」 「ゆっぐり…だばれ……」 「ハッ!何で黙らなきゃいけないんだよ。 お前ら言い返せなくなったらそれしか言うことないのな。 なあ、実際の話お前らほど『ゆっくりしていってね』って台詞が相応しくない奴はいねーよなぁ。 挨拶も『ゆっくりさせていってね』に変えた方がいいんじゃねーの? あ、もう態度からして言ってるようなもんか。 さすがゲスは一味も二味も違うな!俺の頭では理解しきれんわ」 「ゆがぁぁぁぁ!!だま゛れえぇぇ!!! ぞれいじょうでいぶをばがにずるどゆっぐりでぎなぐじでやるぅぅ゛!!!」 「うるせーよ、黙んのはテメーだゲス饅頭!」 ブヂッ!! 「エ゛ン゛ッ゛!!!」 「「「おがーじゃぁぁん゛!!!」」」 先程のまりさと同じように、こちらの言う事に耐え切れなくなって 飛び掛ってきた親れいむを、迎え撃つようにしてリボンごと上から踏んづける。 「ゆ゛あ゛ぁぁ゛ぁ゛!やべでぇぇぇ゛!! あんごでじゃう!でいぶじんじゃうぅぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!」 こちらもいい加減我慢の限界が近い。 踏みつける足にも、つい力が入ってしまう。 「別にいいじゃねえか、死んじまっても。 で、何だ、ゆっくりできなくしてやるだ? ああそうかよ。でも生憎とお前らが何もしなくても、 お前らがいるだけでゆっくりできねーんだよ、こっちは! …どんだけ言っても無駄かよ。クソっ、やっぱ変な事考えなきゃよかったぜ。 とんだ暇潰しになっちまった。さっさと潰すか、気分悪い。」 そう言った途端に全員、さっき蹴り飛ばして息も絶え絶えだった親まりさまでもが、 潰すという単語に反応したのか、命乞いを始めた。 やはり自分の命には相当執着するものらしいが…… 「だ、だずげでぐだざい…ばでぃざだげでも!ばでぃざだげでぼぉぉぉ!!!」 「でいぶはおにーざんをゆっぐりざぜれるように゛がんばりばずがら!! がわいぞうなでいぶはづぶざないでぐだざい!!!おでがいじばずぅぅ!!!」 「ゆぁぁぁん!ちにちゃくにゃいぃぃ!! だれきゃきゃわいいれいみゅをたしゅけちぇぇ!!!」 「ゆんやぁぁぁ!こんにゃにょっちぇにゃいよぉぉぉ!!! れいみゅゆっくちしちゃいだけにゃにょにぃぃ!!!」 「にんげんしゃん、まりしゃをゆっくちしゃしぇてほしいんだじぇ!! いもうちょたちはみんにゃちゅぶしちぇもいいかりゃ まりしゃはたしゅけちぇほしいんだじぇ!!」 見苦しい事この上ねえな。この期に及んで、自分だけは~か。 そりゃ生きる上では誰だって持ってる本能だろうが、家族を全部売ってまでしがみ付きたいもんなのかよ…… まあいいさ。どうであれ、こいつら野良がどうしようもないやつってことには違いない。 せめて最後はお前らの流儀に合わせて、潰してやる。 「あー、じゃあ取引だ。」 「ゆ゛っ!?ど、どりひぎ!!?」 「なんでぼじばず!!ばでぃざなんでぼじばずがら!!!」 「あっそう。じゃ、俺はお前達でゆっくりさせてもらう事にするわ。 その代わりお前らをゆっくりさせてやるよ」 俺の言葉に少し顔色がよくなる饅頭達。 「ゆ、ゆっくちさしぇてくれりゅの……?」 「ほんちょに…?」 「……まりしゃたしゅかりゅんだじぇ?」 「に、にんげんざん、あでぃがどうございばずぅ!!」 「までぃざだぢなんでぼじばず!!!」 急に明るくなって、涙を流しながら感謝の言葉まで言い出す饅頭達。 ……なにか勘違いしてんな、こいつら。 「いや、別になんもしなくてもこっちで勝手にやるから、さっと!」 「ゆ゛ぴぃ゛!!!」 言い終わると同時に赤ゆを一匹踏み潰す。れいむ種だ。 「……ど、どぼじでぇぇぇぇ゛ぇ゛!!?」 「う゛わ゛ぁぁ゛ぁぁ゛!!でいぶのおぢびぢゃんがぁぁぁ!!!」 「れーみゅぅぅ!!」 「まりちゃのいみょうちょがぁ!ゆっきゅりちてぇ!!」 あー、うるさい。 今更言うのも何だけど近所迷惑だな、こりゃ。さっさと終わらせよう。 次は、うろたえているもう一匹のれいむに大股で近づく。 「おかーしゃんたしゅけ…ゆっ、ゆっ、も…もっちょゆっきゅりぢぃ゛!!!」 プチュン!! 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! ばでぃざのあがぢゃんん゛ん゛ん゛!!!」 言わせるかよ、ゲスが。 お前らみたいな他者の事を顧みないゴミ屑に『もっとゆっくりしたかった』などとほざく権利があると思うなよ。 「おぢびじゃぁぁん゛!!! どぼじでごんなごどずるの゛ぉぉ゛ぉ゛!!?」 「どうしてって俺がゆっくりするために決まってんだろうが」 「な゛んでごんな゛ごどじでゆっぐりでぎるの゛ぉ゛ぉ゛!?」 「ゆっくちできにゃいぃぃ!!!」 「お前らの都合なんぞ知るかよ。 人間は、って言うか俺はこうしなきゃゆっくりできないんだっての。 さっき俺が言った事もう忘れたのか?餡子脳。お前らが居るとゆっくりできないの。 俺がゆっくりできないのは可哀相だろ? もう理解しなくてもいいから、さっさと潰されろ。いい加減めんどくせーし」 止めを刺そうとした俺に饅頭たちは尚も食い下がる。 「ばでぃざだぢゆっぐりでぎでないよ゛ぉぉ゛!!! どりひぎばどうなっだのぉぉ゛ぉ゛!!?」 「取引?ちゃんと守ってるだろうがよ」 「どごがぁぁぁ!?でいぶのがわい゛い゛おぢびぢゃんえいえんにゆっぐりじぢゃっだでじょぉぉ!!?」 「永遠にゆっくりしたんだろ? どんな形であれお前らをゆっくりさせてやってるじゃん。ほら、何も間違えて無い」 俺の答えを聞いて、饅頭達の顔が一気に青白くなった。 「「「ぞ、ぞんな゛ぁぁ゛ぁ゛「もういいよ、おまえら。じゃあな。」 「ゆ゛ん゛やぁぁ!!ゆ゛ん゛やぁぁ゛ぁ゛!!!」 「いやだ、いやだいやだいやだ!!ま゛だじにだぐない゛!! ばでぃざま゛だごれがらもっどゆっぐりずるんだぁぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「なんでがわ゛いいでいぶがごんな゛め゛に゛ぃ゛… ごんなごどならごども゛なんがうばなぎゃよがっだ……」 親れいむの後悔の言葉を最後に、野良一家はその惨めなゆん生を終えた。 ―――――――――― 胸糞悪いやり取りを終え、ゴミ箱に捨て終わった後に時計を見ると、早朝というには少し遅すぎる時間になっていた。 帰ろうと後ろを振り向くとすぐそこに、昔っから俺の苦手なカミナリおじさんが青筋たててこっちを睨んでいる。 そりゃ朝っぱらからあんなに饅頭騒がせてりゃ、大迷惑に決まってる。 せっかくの休日の朝が台無しになった事に俺は深く悲しみ、いい歳こいて説教を受け、おじさんに謝りながら思った。 ―――ゆっくりゴミ饅頭なんかの戯言を聞いた結果がこれだよ、と ・あとがき 今作は「もっとゆっくりしたかった」と言わせたくないという、 ふとした想いからまたもや衝動的に生まれたものです。 その割にはえらく長いうえにどこかで見たような話に… でも反省はするけど、後悔はしません。多分。 もっと簡潔、かつ解り易くするのが今後の課題かも。 本当は…おもいっきり希少種愛でるようなやつも書きたいです…… では、ここまで読んで下さった全ての人に感謝を。 本当にありがとうございました!! ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 所詮はゆっくりだね。こいつらで「すっきりー!」するなんてさっさと潰したりサンドバッグさんにするしか無いんだねー。わかるよー。 -- 2015-08-12 21 31 12 すっきりー! -- 2014-11-09 13 32 43 どこかにまともなゆっくりはいないもんかねぇ、、、ってそんな事考えても無駄か -- 2014-07-23 16 14 24 ゲスは、やっぱりくずだw -- 2013-09-08 21 08 33 取引の意味を学んで来い!(【取引】商売として、商品を売り買いすること) -- 2013-02-26 00 54 47 ドス以外の取引はしんようできないよー。わかるよー。 -- 2012-03-25 19 53 22 エ゛ン゛ッ゛!!!wwww -- 2011-12-12 19 29 33 この話好きだなぁ、すっきりー。 -- 2011-05-11 00 09 56 ゲス親のせいで殺される赤ゆっくりが不幸すぎる まあたぶんゲスに成長するんでしょうがね。というかもうゲスだし。 なんかよくわからなくなってきた。ゲスは制裁 -- 2011-04-14 03 57 46 「エ゛ン゛ッ゛!!!」wwwwww -- 2011-04-13 23 33 36 お兄さんに矛盾を突かれたという事を 僅かでも理解出来てるから かなり優秀な個体だよね でいぶというよりかは賢い(ゆっくりレベルで)ゲスかな -- 2010-11-06 14 08 27 お兄さんが正論すぐる… 野良ゆなんかと会話すべきじゃなかったんだね、わかるよー -- 2010-10-10 18 29 27 ゆっくりは喋るゴミ -- 2010-09-30 00 31 32 こんなことなら生まなきゃよかった って、まりさはそういう提案してたんだけどな れいむが諸悪の根源 まりさはゲスなりにまだまともだった -- 2010-09-28 13 07 04 説教されたお兄さん可哀想だけどゴミの会話に付き合ったせいだし自業自得かなぁ -- 2010-08-29 19 37 42 お兄さんの言うことがあまりにも正論すぎる -- 2010-08-10 23 28 02 ゴミと真面目に会話しようとするなんてキチガイ -- 2010-08-02 05 57 50 人間がゆっくりできたと自ら認めたんだから取引き成立じゃね? 野良どもに約束どおり報酬を渡すべき。渡すあまあまは潰した親まりさで -- 2010-07-27 23 17 08 そんな…可愛いおちびちゃんを見てゆっくりできないなんて…うそだろ… -- 2010-07-24 17 24 29 結局自己中なんだよゆっくりは。こんなの潰してすっきりだよ。 -- 2010-07-24 08 36 04
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「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛・・・。」 「ふぁぁ~・・・。何だもう朝か・・・。よいしょっと。」 とあるアパートの一室、朝8時に1人の男が目を覚ました。今日は誰もが昼まで寝ていたいと思う日曜日。 しかし、彼にとっての日曜日は自分の趣味をフル解放できる貴重な日・・・寝ている訳にはいかないのである。 特に、今回はある任務のために早起きする必要があった。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛・・・。ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ・・・ゆべぇ・・・っ。」 「さ~て・・・。早速森にでも出かけるかな・・・。」 ちなみにさっきから五月蝿い目覚まし時計の正体は、特製の『ゆっくり痙攣目覚まし(れいむバージョン)』だ。 時間になるとチューブが餡子を吸い出し強制的に痙攣させるのである。1つにつき約3日は使える仕様になっている。 目覚ましを止めると吸い出した餡子が戻るようできていたのだが・・・。 今使ってたれいむはどうやら力尽きてしまったらしい・・・。溜息を付きながら燃えるゴミに放り込んでおく。 「せっかくだし新しい時計用ゆっくりを調達するかな・・・。」 彼は人々からは『痙攣鬼異惨』と呼ばれていた。数少ないSランク所持者であり、政府からその腕を認められ 現在は『ゆ虐七連星』の1人となっている。呼び名の通りゆっくりの痙攣する姿が好きで好きで堪らないという、 ちょっと変わった趣向をを持つ人物だ。 「そうだ・・・。その前に生徒のレポートの評価しないと・・・。はぁ・・・。」 彼の仕事は某大学の教授である。最近出来たゆっくりについて調べる学部の教授であり、彼の講義にはいつも 溢れる程生徒が集まると言われている。 午前11時、ようやく解放された鬼異惨は近所にある森に足を運んでいた。基本ここに人は立ち入れず、 そのせいかゆっくり共がわんさか溢れている。 「ゆ!?にんげんさんだよ!ゆっくりしていってね!!!」 「ゆ~?にんげんさんをみるのははじめてだよ!とってもおおきいね!」 「むきゅ!にんげんさんがここにくるなんておどろきね!」 森に入るとどこからかゆっくりたちの声が聞こえてくる。もう少し警戒心を持った方がいいと思いつつ、鬼異惨は足を進める。 この辺のゆっくりは特に天敵が存在しないため実にゆっくりしており、野生に生きる動物(?)にあるまじき生活を送っている。 そこらを見るとれいむとまりさの家族が子供を連れて散歩をしていたり、大勢で集まって歌を歌っていたり、 みょんが卑猥な単語を連発してありすをレイパー化させたり・・・。本当にやりたい放題やっている感じがする。 ゆっくりからすればここは最高のゆっくりプレイスなのだろう。だがその楽園を鬼異惨は崩さねばならない・・・。 1週間前・・・ 鬼異惨は森の管理人である政府の役人と対談していた。 「あの森はゆっくりの生態を調べるために手つかずの状態にしてあるのだが、最近調査員を派遣したところ・・・。」 「どうだったんですか?」 「ゆっくりの数が異常に膨れ上がっていたのだ。恐ろしい繁殖力でね・・・あのゆっくりとかいう奴らは謎だらけだ・・・。」 「・・・で、私にどうしろとおっしゃるんですか・・・?」 「うむ、もしこれ以上増え続ければ奴らは森の食料を食い尽くし、森の外に出てきてしまうかも知れん。奴らはあの森を ゆっくりプレイスとか言って滞在しているが、いつ外に出て人間に危害を加えるか分かったものではない。 そこで、君に森のゆっくりの駆除を頼みたい・・・。数を適正にして欲しいのだ。」 「・・・腑に落ちませんね。わざわざ私に頼まずとも、適当に役員を動員して駆除すればいいじゃないですか。何故私に・・・?」 「君は森の近くに住んでいるみたいだし、正直ゆっくりのことを我々はよく知らないのだ。ゆ虐七連星である君に頼むのが 一番賢明だと思ってね・・・。もちろん報酬は払う。引き受けてくれないかね・・・?」 そして現在に至るという訳だ。任務とは『適当に数を減らし、尚且つ人間が恐ろしい存在であることを認識させる』ことだったのだ。 「・・・まあ頼られることは良いことだ。それに大量のゆっくりを痙攣させて痙攣大合唱をさせてみるのも面白いかも・・・。」 「ゆ~・・・。にんげんしゃん!ゆっきゅちしちぇいっちぇね!!!」 「何だ赤ゆじゃないか・・・。赤ゆが昼間から外にいるとか・・・どんだけ警戒心無いんだ・・・。」 鬼異惨は呆れつつも切り株に座り、駆除の方法を考えた。何も全滅させる必要は無いのだ。それに歩き回って潰していくのも非合理的だ。 何か有効な作戦は・・・。ひたすら考えた・・・。とにかく考えた。考えたが、雑音のせいで気が散ってしまった。 「ぴゅきゅ~!にんげんしゃん!むしちにゃいじぇね!!!れいみゅとあちょんでね!!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり・・・。」 鬼異惨は赤れいむを左手でそっと持ち上げ、そして潰れない程度に握り絞めた。赤れいむは苦しそうにもがいたが当然逃げられない。 「ゆぎゅぎゅ・・・。ぐりゅじいよぉぉぉ・・・。はにゃちてぇぇぇぇぇぇぇ~・・・!」 「心配いらないよ。今ゆっくりさせてあげるからね・・・。」 すると鬼異惨はポケットから小さい注射器のような物を取り出した。これはゆっくりの中身を吸い出す道具だ。すぐさま赤れいむの後頭部に突き刺す。 「ゆぎゅっ!!?いぢゃいっいぢゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!ゆぎゃびびびびびびび・・・!!!」 あっという間に注射器に餡子を吸い取られ、奇声を響かせる赤れいむ。中身を半分程抜き取ったと判断した鬼異惨はそっと注射器を引き抜き、 切り株に赤れいむをそっと置いた。 「ゆ゛っ゛!!ゆ゛っ゛!!!」 「やっぱり赤ゆじゃつまらないな・・・。でもどうだ?ゆっくりできただろう?ゆっくりは痙攣してる姿が一番美しいと思うんだ。」 「ゆ゛っ゛・・・!ゆ゛っ゛・・・!!」 「痙攣によってリズム良く震えながら呻いて、徐々に声と動きが小さくなって、最後は静かに動かなくなって静寂に包まれる・・・。 私はゆっくりの痙攣を一種の芸術だと思うんだ。周りはあまり理解してくれないけどね・・・。」 「ゆ゛っ゛・・・・・・。」 「はぁ・・・。もう動かなくなってしまった・・・。この儚さがまた心に響くんだけど・・・。さて、任務を実行しないと・・・。」 鬼異惨は平和ボケしたゆっくりたちを見て嘆いた。ゆっくりは進化こそしないが退化ならいくらでもする存在だ。 天敵もいないこの森のゆっくりは確かにゆっくりしているが、守るべき赤ゆを放置しておくなんて・・・親は何をやってるんだ・・・。 「私には関係無いか・・・。よし、設置完了だ・・・。」 鬼異惨は背中のバッグから大量のゆっくりフード(毒入り、ゆっくりにだけ効果有り)を取り出し、周辺にばら撒いたのである。 そしてわざとらしく叫んだ・・・。 「すぅ~・・・。・・・わぁ!!うっかり食べ物を落としてしまった!!!仕方ない、放っておこう!!!あ~あ、おいしいのに勿体無いなぁ~!!!!」 叫んだ後はすぐにそこから離れ、木の裏から様子を見た・・・。叫んでから5秒でゆっくりたちがめちゃくちゃ集まった・・・。 「ゆっ!おいしそうなにおいがするよ!!!にんげんさんがおとしたんだね!!!」 「もったいないからまりさたちでたべるんだぜ!!む~しゃむ~しゃ・・・しししししし・・・しあわせぇぇぇぇぇ!!!!」 「むきゅ~!!!こんなおいしいものたべたことないわ!!!」 「むぐむぐ・・・!なかなかとかいはなあじね!!!とくべつにたくさんたべてあげるわ!!!」 「さぁおちびちゃんたちもむ~しゃむ~しゃしようね!!・・・ゆ?ひとりたりないきがするよ?」 「きのしぇいだよ!まりしゃはやくむ~ちゃむ~ちゃちたいよ!!!」 「ゆゆ!!そうだね!!!みんなでいっぱいむ~しゃむ~しゃしようね!!!」 「わかるよ・・・わかるよー・・・おいしすぎてなみだがでるよー・・・。」 「ちーんぽ!まら!!!」 どうやら大盛況のようだ。にしてもあの親ゆひどいな・・・。多分さっきの赤ゆのことなんだろうけど・・・。すぐ近くにいるのに気付かないとは・・・。 そう、鬼異惨が虐待派なのはゆっくりが無知で愚かで見てるだけで気分が悪くなるからだ。理解できない行動や習性が鬼異惨をイライラさせているのだ。 だがそんな鬼異惨も痙攣してるゆっくりだけは大好きだ。あらゆる欲望や邪念を払拭し、一定のリズムで痙攣するゆっくりはとても規則正しく、 鬼異惨の心を癒した。痙攣してるゆっくりこそ、真にゆっくりしてるゆっくりなんだと信じて疑わなかった。そして数分後・・・。 「そろそろかな・・・。録音機セットして・・・。ワクワク・・・。」 「ゆふ~!おなかいっぱいだよ!!!おうちにかえろ・・・ゆぎ・・・?」 「ゆぐ?なんか・・・なんかおかしいよ・・・?ぐるじ・・・?いだい・・・?」 「ゆぐ・・・ゆげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!エレエレエレエレ・・・。」 「むぎゅぶべっ!!!!」 「おがーじゃ・・・ぐるじ・・・ゆぶふひぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」 「でいぶのあがぢゃんどうじで・・・ゆげへぇぇっ!!!」 「あんこさんでないで・・・ゆえぇぇぇぇぇぇ・・・!!!」 「わがらない・・・よ・・・にゃげげげげげげっっっ!!!」 「ちちちちちんぽぽぽぽぽぽぽぽぽ・・・!!!!」 効果が出てきた・・・。この毒はゆっくりの中身を吐き出させる効果がある。毒の量は調整してあり、中身を全て吐かないようにしていた。 もちろんその目的とは・・・。 「ゆ゛っ゛・・・!ゆぐ・・・ゆぐぐ・・・!!!」 「あ・・・ぎ・・・ゆぐ・・・っ!!!!」 「・・・おお、来るぞ来るぞ・・・!ドキドキ・・・!!!」 そして一瞬の間の後・・・ゆっくりたちは一斉に白目を剥き始め・・・ 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・。」 「ゆ゛っ゛っ!!!ゆ゛っ゛っ っ!!!!」 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛・・・!!」 痙攣を始めた。 「よっしゃ、キターーーーーー!!!!!!!!!急いで録音しなきゃ・・・!!!」 いつもの知性を捨て、子供のようにはしゃぎ、その後すぐに黙って痙攣音に耳を傾けた・・・。 ゆっくりが次から次へと痙攣していき、たちまち森の中はゆっくりたちの痙攣音で埋め尽くされた・・・。 鬼異惨は幸せのど真ん中にいる気分になった。 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・。」 「むぎゅっむぎゅっむぎゅっむぎゅ・・・っ!!!!」 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・!!!!」 「みんなゆっぐりじで・・・ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・!」 「どぼじでこんな・・・ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・。」 「わぎゃりゃな・・・い・・・ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛・・・!!」 次々と痙攣していくゆっくりたち。まさに痙攣音による合唱だ。 「・・・・・・(下手くそな歌よりこっちの方がよっぽど素敵じゃないか・・・)。」 録音中なのでしゃべらずじっとゆっくりの痙攣する姿を目に焼き付けた・・・。少なくとも50匹・・・ひょっとしたら100匹はいるかも・・・。 こんな光景滅多に見れないので、鬼異惨はかつて無い程興奮しry『ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛』 痙攣の大合唱は10分足らずで終了し、辺りにはただの餡子やらクリームやらが散乱していた・・・。 だが鬼異惨にとってこの10分は今までの人生の中で最も素晴らしく、充実した時間だった。鬼異惨はそっと近づいてみる・・・。 するとほんの一部、まだ生きているゆっくりがいた。鬼異惨に擦り寄り、弱った声で助けを求めてきた・・・。 「ゆ・・・にんげ・・・ん・・・さん・・・。れいむ・・・を・・・たす・・・。」 「悪いね。痙攣してないゆっくりには興味が無いんだ。じゃあね。」 鬼異惨はずりずりと寄って来るゆっくりを跳ねのけさっさと森の入口の所へ歩いて行ってしまった。もう満足したのでここに用は無いのだ。 「あの散らばった中身を食ったゆっくりも2次被害を受けるし・・・。だいぶ数を減らせるだろう・・・。任務完了・・・。」 鬼異惨の目論み通り、森のゆっくりの人口・・・もとい、ゆん口は7割近く減少した。吐いた中身を他のゆっくりが食べ、毒に侵され・・・ それを延々と続けた結果がこれという訳だ。警戒心どころか食品への疑念も失っていたらしい。まさに愚の骨頂である。 報告書にはこう記しておいた・・・。 『森の周辺にバリケードを設置し外と隔絶すべきです。奴らは人間を恐ろしい存在だと認識できる程の知能もありません。 あとれみりゃも数匹森に開放してみてはいかがでしょう?生態をより詳しく正確に調べられますし、 何より自然に数を適正に保てるようになるでしょう。』 鬼異惨は任務から解放された。これからは趣味の時間だ。イヤホンと装着し、さっき録音した痙攣大合唱を早速聞いた。 これがあれば目覚ましゆっくりなどいらない。朝起きたい時間にこれを流せばいいのだから。きっと気持ち良く目覚められるだろう。 それから一週間後、どうやら鬼異惨の指摘した通りバリケードで森を隔絶し、れみりゃを放ち、さらに監視カメラも設置したらしい。 ゆっくりたちの楽園・・・ゆっくりプレイス・・・。だがそう思っているのはわずかに生き残った運の良い、そして愚かなゆっくりだけだ。 そこはもう楽園でも何でも無く、ただ人間が研究・調査のために使う実験施設となったのだ。 どうせまたゆっくりは数を増やし、また森はゆっくりで溢れるだろう・・・。だがその頃になれば放たれたれみりゃたちも増えているはず・・・。 何の苦労も無く暮らしてきたゆっくりたちが、果たしてその時生き残れるだろうか?ゆっくりたちの運命は如何に・・・。 だが鬼異惨にとってはそんなことどうでも良かった。例の痙攣大合唱を知り合いの虐待鬼意山に聞かせたらすごく喜んでくれた。 何だか同じ趣味を共有できたみたいで鬼異惨の心は癒された。あのゆっくりたちの死は決して無駄では無かったのである。 「おはよう。早速講義を始めるぞ。今日の講義は・・・。」 今日も鬼異惨は多くの未来ある若者に教えを授けていく・・・。次の日曜日を楽しみに待ちながら・・・。 Fin・・・ 補足 Sランクとかって? 政府が定めたゆっくりに関する検定の称号のこと。ゆっくりを潰して遊ぶ人間が増えたことで暴力的な性格になることを危惧した政府が 定めた。D~Sまであり、漢検や英検のような試験を行い、合格すれば授与できる。 できること・・・ゆっくりの駆除、販売目的でのブリーダーとしての飼育など・・・持ってないのにゆっくりを殺すと罰金が科せられてしまう。 ランクが上がると手を出せるゆっくりの種類が増えていく。持ってない場合は殺さず捕らえ加工場に送れば良い。 Sランクは一部の超上級者しか合格できない程難しい。Sランクの者はゆっくりに関する商売を好きなだけ行える。 ゆ虐七連星って? Sランクの中で、特に政府にその力を認められた者だけで構成される特殊チーム。名前通り7人の猛者で構築されている。 彼らは政府から直接ゆっくりに関する問題や事件を任せられる程の存在であり、その権力は大物政治家に匹敵する。 過去に書いた作品 2517 ちぇんマー投げ 2526 ゆンペルダウン このSSに感想をつける
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バス停 10KB 制裁 悲劇 自滅 駆除 群れ れいぱー 現代 虐待人間 初投稿です ザァァァァァァァァァァァ・・・ ぱしゃぱしゃぱしゃぱしゃ 「あんちゃん!雨が強くなってきたよ!」 「わかってるって!黙って走れ!」 学校帰りに季節外れの大雨に降られ、慌てて走る兄弟がいた。 「もう少し先にバス停があるからそこまで走るぞ!」 「うん!」 兄弟は河川敷を並走するこの村で唯一の舗装道路を走っていた。 村から都会へ一日2本のバスが走る道でもある。 兄はこの道沿いにあるバス停の待合室で雨宿りをしようと考えていた。 「見えたぞ!あそこで雨宿りするぞ!」 兄は猛スピードで走りぬけ、そのままの勢いで待合室である小屋に飛び込んだ。 「いっちばーん!」 グチャ 「「「「ゆ゛っ!」」」」 兄は飛び込んだ瞬間、なにかを踏みつけた。 「・・・うへええええええええええっ?!」 そして小屋の中が予想を超える状況であったことに思わず叫んだ。 「あんちゃん置いてかないでよ・・・うわっ!なにこれ!」 そこに遅れた弟が到着し、息を呑んだ。 バス停の小屋は2畳ほどの広さで、戸や窓は無く、ベンチ代わりなのであろう 木の板一枚が奥のトタン壁を背もたれにするように設置されている、とても簡素な作りであった。 その小屋一面すべてにゆっくりがいた。 それも隙間無く、みっちりと。 「ゆああああああ!まりさのかわいいれいむがあああああ!」 「ゆぴいいいいい!ありちゅのおねーちゃんがあああああ!」 「にんげんさん!!なんてことするのおおおおおおお!!?」 大小合わせて30匹は超えるであろうゆっくりの群がその小屋にはいた。 そこへ、子供とはいえ人間一人が飛び込んできたのである。 兄の足元には数匹のつぶれまんじゅうができていた。 まさにおしくらまんじゅうである。 「うわっ!靴が餡子でベタベタだ!かあちゃんになんて言おう」 「どうせ雨でずぶ濡れだし帰ったら丸洗いしようよ」 「ゆ゛ぅ!!れいむのはなしをちゃんときいてね!」 ゆっくりどもが阿鼻叫喚の中、兄弟は親への言い訳をのんきに話し合っていた。 そこへ一際大きなゆっくりれいむが声高に宣言した。 「ここはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!ゆっくりできないにんげんさんはでていってね!」 「「「「ぷくー!!!」」」」 ベンチの真ん中にその大きなれいむはいた。 一般的な成体ゆっくりよりふた回りは大きく、その大きさを生かして頭の上に赤ゆっくりを数匹乗せていた。 数種類いることから、群の赤ゆっくりすべてをまとめて乗せているのであろう。 えらそうに真ん中に鎮座し、頭の赤ゆっくり共々ぷくー!と威嚇している。 「でっかいれいむだな、お前が長か?」 「そうだよ!れいむはつよいんだよ!だからあまあまをちょうだいね!ぷくー!わさわさ!」 ぷくー!と同時に今度はもみ上げをわさわささせるれいむ。 それを見て短気な兄のこめかみに血管が浮き出る。 「あ、あんちゃんちょっと待ってね」 弟はいまにも潰しにかかりそうな兄を止め、長れいむに話しかける。 「きみらにちょっと聞きたいことがあるんだけど」 「いいからはやくあまあまをちょうだいね!ぷくー!わさわさわさわさ!」 子供とはいえ人間相手にケンカを売るあたり、長なのにあまり頭は宜しくない固体のようだ。 そう判断した弟は、長れいむに見えないように先ほど潰れたゆっくりを後ろ手に一掴みにしてぎゅっと握る。 「はい、おいしいあまあまだよ」 即席のまんじゅう握りだ。 「うっめ!これめっちゃうっめ!」 「ゆー!れいみゅにもー!」 「まりちゃもたべたいー!」 さきほど潰れた仲間の中身とは気付かないで、あっという間に貪りつくす長れいむ。 赤ゆっくりに分け与えないあたり、このゆっくりはゲスの部類なんだろう。 「たりないよ!もっとちょうだいね!!」 「質問に答えてくれたらもっとあげるよ」 あまあまを食べて少し落ち着いたのか素直に話を聞きだす。 「この辺にはゆっくりは住んでないはずだけど何処から来たの?」 弟が言うとおり、この周辺のゆっくりは絶滅しているはずであった。 農家が大多数をしめるこの村では、定期的に村人総出でゆっくり駆除を行っている。 兄弟が通う学校でも行事の一環として、ゴミ拾いならぬゆっくり拾いがあるほどである。 元々ゆっくりに興味があり、ゆっくり関連の書籍を読みあさっていた弟のアイデアで ゆっくりがおうちにしやすい横穴を掘っておき、人間が管理できる場所におうちを作らせて 数が増えたら一斉駆除するようにした。これにより畑の被害は激減し、周辺のゆっくりもほぼ絶滅に追いやれた。 それでもいつのまにか増えるで定期的に駆除が必要だが。 そして数日前に一斉駆除をやったばかりなので、これほどの数が生き残ってはいないはずであった。 「れいむはおやまのむこうからやってきたよ!」 「ドゲスのせいでゆっくりできなくなったのぜ」 「あんなドスはとかいはじゃないわ!」 どうやらこの辺に住んでいたゆっくりではなく、山の向こうの群のようだ。 元々住んでいた場所を最近やってきたドゲスの群に追い出されて、新たなゆっくりプレイスを求めてやってきたそうだ。 おうちを見つける前に急な雨に振られたので、仕方なくこのバス停の小屋に避難したそうだ。 「ドスかぁ、またゆっくりが増えそうだな」 「帰ったらとうちゃんに教えてあげようよ」 「そうだな!ドスを一番に見つけたならお小遣い貰えるかも!」 兄弟はドスの情報を親に伝えればお小遣いが貰えると喜び始めた。 この村ではゆっくりは害獣扱いなので有益な情報には村から報奨金がでるのだ。 前に弟のアイデアで貰った報奨金からお小遣いを貰えているので味をしめたらしい。 「ゆー!いいからさっさとでていってね!あまあまはおいていってね!たくさんでいいよ!」 一向に去ろうとしない兄弟に痺れを切らした長れいむが怒り出した。 「おまえはゆっくりの癖に生意気なんだよ!よし、外に捨ててやろうぜ!」 「ゆゆっ!?」 掴みかかろうとする兄弟を避けようと体を動かす長れいむ。 「いいのか?下手に動いたら頭の赤ゆが落ちて死ぬぞ?」 「ゆ゛ぅ!?」 長れいむは急いで赤ゆっくりを安全な場所へ降ろそうとするがそんなスペースはない。 おろおろしているうちに足元のゆっくりどもを蹴散らし長れいむの前に立つ。 「赤ゆが邪魔だな」 兄はおもむろに赤ゆっくりを掴むとそのまま外へ投げ捨てた。 外はますます天候が悪化し土砂降り状態だった。 投げ捨てられた赤ゆっくりに容赦ない雨が叩きつけるように降り注いだ。 「ゆー!おしょらを『バチバチバチ』ゆ゛あ゛っ!」 「ゆー!わからにゃ『バチバチバチ』わ゛がらっ!」 もはやスコールに近い勢いの雨に打たれ、肌の柔らかい赤ゆっくりは地面に着地する前に粉々になった。 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!でいぶのゆ゛っぐぢじだあ゛がぢゃんがあああ!」 「す゛でぎなおぼう゛じをかぶったあ゛がぢゃんがああああ!」 「どがい゛はのお゛め゛め゛をじだあ゛がぢゃんがああああ!」 あまりのことに叫ぶゆっくりたち。その間に長れいむを左右から挟む。 「よーしこっちは持ったぞ」 「こっちも持ったよあんちゃん」 「いくぞー!せーの!」 片手でリボンを、もう片手でもみ上げを掴み、掛け声と共に長れいむを前転させるようにベンチから転がり落とした。 「ゆー!?おそらをとんでるみたい!」 ブチッグチャブチッ 「「「ゆげげ!」」」」 転がり落ちた長れいむは地面にいたゆっくりたちを押し潰す。 兄は転がる長れいむをそのまま勢いよく外に蹴り飛ばす。 「うげぇ!こーろこーろする『バチバチバチ』ゆぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!」 巨体が助けとなりスコールのような雨の中でも溶けずに転がりでたはいいが、 そのまま舗装道路を横切って河川敷の坂を転がり始める。その先は雨で増水した川だ。 「ゆぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!だれかとめてええええええええええええ!!!!」 ザパーン! 雨音にも負けない爽快な着水音を確認した兄弟は空いたベンチに座る。 「ゆひいいいいいい!!ころさないでえええええええ!!」 「ま、まりさのかわりに、れいむをころすのがいいのぜ!」 「どぼぢでぞんなごどいうのー?!!」 長れいむがあっという間に殺されてパニックに陥るゆっくりたち。 「まだまだ沢山いるね」 「メンドクサイなぁ、腹も空いたしもう帰ろうぜ」 「野良ゆを見逃したらとうちゃんに怒られるよ」 そこで弟が新たなアイデアを思いついた。 「あ、あんちゃん、お腹空いたならいい方法があるよ」 弟はおもむろに近くにいたありすを持ち上げる。 「いやあああああ!ありすまだしにたくないいいいいいいい!」 ありすの叫びを無視して揺すりだす。 それを見て弟のやりたいことを理解した兄が他のありすを揺すりだす。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ?!」 ゆっくりは震動により発情する。その際ありす種だとレイパー化しやすい。 この群のありすは共存のため、レイパー化しないように定期的にひとりすっきりー!をして性欲を抑えていた。 しかし今はおうちをドスに追い出された直後であり、強行軍で移動してきたためひとりすっきりー!をする暇がなかった。 さらに大雨による恐怖と人間による虐殺で死に直面したことにより、ありすの生存本能が大いに刺激されていた。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆんほおおおおおおおぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 「「「ゆ゛ぎゃあああああああああ!!れいぱーだああああああああ!!」」」 あっという間にレイパー化したありすたちが群を襲う。 全員必死に逃げるがこの狭い小屋ではどう足掻いても逃げ切れない。 そして外はまだ大雨だ。 「「「「すっきり!すっきり!すっきり!すっきり!」」」」 「ゆわわ!れいむをおそわないでえええええ!すっきりー!」 「まりさじゃなくちぇんをおそうがいいのぜ!すっきりー!」 「すっきりー!・・・もっどゆっぐり・・したかった・・・」 逃げ場を失い次々と茎を生やしで黒ずむゆっくりたち。 茎を生やしたまま母体が死ぬと、茎の赤ゆっくりは死んだ母体から急激に餡子を吸収し生まれようとする。 「「「ゆっくちうまれりゅよ!」」」 「おっと、赤ゆは生まれる瞬間が美味しいんだよなー『むしゃむしゃ』 「ゆ゛ぐっ!」 「このぷちぷち感がたまらないねー『もぐもぐ』 「ゆ゛げっ!」 長れいむの頭にいた赤ゆっくりたちはドロで汚れていたので食べずに捨てたが 生まれたての赤ゆっくりは綺麗なものである。 レイパーにより手間をかけずに数を減らしていくゆっくりたち。 さらに生まれた赤ゆっくりは兄弟がオヤツにしていく。 そして、ものの十数分で小屋の中は静かになった。 レイパーたちがすっきりのしすぎで干からびたのを確認した後、まだ息のあったゆっくりをすべて踏み潰す。 「おっ、いつのまにか雨もあがったな」 「もう帰らないとかあちゃんに怒られるよ」 「腹もいっぱいだし、そろそろ帰るか」 そのとき、小屋の出口付近で黒ずんでいたまりさの帽子から、子れいむが外へ飛び出した。 「ゆっ!ゆっくりにげるよ!」 「あっ!隠れてやがったな!」 この子れいむは長れいむの子であり、親ゆずりのズル賢さで雨が止むまで隠れていたのである。 兄弟が油断した瞬間を狙って舗装道路に飛び出し河川敷を目指した。 子れいむは長れいむが転がり落ちたのを見ていた。 足の遅いゆっくりでも坂まで行けば転がり落ちることにより逃げ切れると考えていた。 子れいむなりの思いつきなので転がり落ちた後の止まり方まで考えてはいないようだ。 「ゆっくりいそぐよ!ゆっくりにげるよ!」 たしかに河川敷の坂まで逃げ切れば兄弟は追いつけないだろう。 しかし所詮は子ゆっくりのスピード。道路を渡りきる前に追いつける程度だ。 兄弟は子ゆっくりを捕まえようと小屋から出る。 「・・・ゆっくりやめてね!おちびちゃんにてをだしたらゆるさないよ!」 そこにはなんと川に落ちたと思われた長れいむがいた。 後でわかったことだが、河川敷を転げ落ちた後、運良く川岸にあった大きな石に当たったおかげで落水せずに済んだようだ。 (着水音は当たった勢いで崩れ落ちた石だった) 舗装道路まで這い上がってきた長れいむは、打撲と雨で中身を漏らしながらも子ゆっくりを必死にかばう。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!!」 「おかーちゃん!ゆっくりー!すーりすーり!」 感動の再会で喜びのすーりすーりをするゆっくり親子。 あれだけいた群もこの親子2匹だけになった。 長れいむはこの子だけはゆっくり育てるよ!と強く誓った。 それを何も言わずに見守る兄弟。 いや、何もする必要がない。 ブロロロロロロロロ『グチャ』キー!プシュー そして、本日最終便のバスが到着した。 そこにいた、ゆっくり親子を踏み潰して。 「こりゃー!バス停で遊ぶなとあれほどいっとろうがー!」 ゆっくりを引いたことにまったく気付く様子がない、年老いたバスの運転手が降りてきた。 「やっべえ!逃げるぞ!」 「あー!まってよあんちゃん!」 慌てて逃げる兄弟たち。 帰り道を走りながら汚れた靴の言い訳を二人で話し合っていた。 すでに兄弟の頭の中にはゆっくりのことなど忘れ去られてた。 季節外れの大雨が上がったあと、バス停横の川に綺麗な虹が架かっていた。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 仲のいい兄弟だな〜 -- 2019-04-03 18 30 39 仲の良い兄弟でほっこりする。 子供の言い分に最初から耳を傾けようとしない老がi・・・お爺さんに(笑) 野良のゆっくりや動物に対して、この兄弟みたいな行動をすると 「酷い人間だ」「可哀想じゃないか」とか言う奴が現実社会やテレビで見かけるが、 根本的解決をしない偽善者ばかりと毎度思う。 例)野生の鳩に餌やるくらいなら飼えよ!街中のフン片付けろよ!出来ないくせに余計な事するな!って思っちゃう。 -- 2018-03-18 10 56 10 素晴らしい兄弟愛だね -- 2012-12-01 01 41 45 仲の良い兄弟だな、見ていて微笑ましかったね。 めでたし、めでたし -- 2010-10-21 16 12 04 美しい兄弟愛だ -- 2010-10-08 12 31 53 仲の良い兄弟で何よりだ。 -- 2010-09-23 17 49 05 にんげんさんはひどくないよ!ゆっくりはしね!! -- 2010-08-01 15 07 21 ハッピーエンドは良い。 -- 2010-07-20 16 21 38 にんげんさんひどいんだぜ… -- 2010-07-17 03 22 29 めでたしめでたし -- 2010-07-14 19 05 13 こういうのもいいな -- 2010-06-11 04 38 34
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ローテーション 10KB 『ローテーション』 一、 「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」」 ペットショップで買ってきた虐待用のゆっくり(100円)を箱から出すと、何も知らない赤ちゃんれいむと赤ちゃんまり さが満面の笑顔で挨拶をした。僕は二匹の赤ゆをじっと見ているだけ。赤れいむと赤まりさはそんな僕の反応が面白くなかっ たのか、 「ぷきゅぅぅぅ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」 「おにーしゃん!れーみゅがきゃわいくてあいしゃつしゃんもできにゃいの!?」 不機嫌そうに声を上げる。無言で赤まりさをつまみあげると手の平の上に乗せた。 「ゆゆっ?!たきゃいよっ!おしゃらをとんでりゅみちゃい!」 満足そうに歓声を上げる。無言の赤れいむは楽しそうな赤まりさを見て、 「ゆゆぅ…!まりしゃだけずりゅいよっ!れーみゅもおしゃらしゃんとびちゃいよっ!」 僕は赤れいむを無視して、赤まりさのぷにぷにな頬を人差し指でつついたり撫でたりして遊んだ。 「ゆゆぅん…おにーしゃん…しゅごくゆっくちできりゅよ…」 赤れいむは僕の視界に入るような位置で転げ回り、揉み上げを床に叩きつけながらぴーぴー泣き喚いた。構ってほしい一心 なのだろう。 「おにーしゃん!おにーしゃんん!れーみゅも…れーみゅもおおぉ!!!!」 僕が赤れいむに視線を落とすと、何かを期待しているかのような目でずっと僕のほうを見ている。僕は相変わらず赤まりさ をぷにぷにしたりして、そのたびに赤まりさがきゃっきゃと声を上げる。じっと僕を見続けていた赤れいむだったが、やがて 自分の望むように遊んではもらえないということをゆっくり理解したのか、 「ゆぐっ…ひっく…ぅ…ゆぇ…」 本当に悲しそうな表情でぽろぽろと涙を流し始めた。…あぁ…かわいいな、チクショウ…。慈悲の心が芽生えたので、 「れいむ」 声をかけられたにも関わらず、悲しみの感情のほうが大きいのか簡単に僕の方を向きはしなかった。 「お空を飛ばせてあげるよ」 その言葉に赤れいむはようやく、顔を上げて、僕のデコピンで吹っ飛ばされた。状況が飲み込めないのか赤れいむは涙目に すらならず、 「ゆっ?!ゆゆっ?!!」 キョロキョロと辺りを見回している。僕がデコピンで吹っ飛ばしたことすら気づいていないようだ。とはいえ、赤れいむの 顔の中心は真っ赤に腫れあがっている。中身が餡子の癖になぜ真っ赤に腫れあがるのか未だに理解できない。ただやはり後か らじわじわと痛みが襲ってくるのか赤れいむは、腫れあがった部分と同じくらいに顔を真っ赤にして、 「ゆびゃあああぁぁぁん!!!いちゃいよぉぉ!!!!」 声を張り上げて泣き喚く。大声で泣けば僕が優しくしてくれるとでも思ってるのだろうか。時折僕の方に視線を向けるのが 癇に障る。 「まりさ、ご飯にしよう」 「ゆっ♪まりしゃおにゃかぺこぺこだよっ!」 嬉しそうに微笑む赤まりさ。寂しそうに俯く赤れいむ。時折しゃくりあげる声と床にぽたぽたと落ち続ける涙が赤れいむの 悲しみを物語っていた。それより赤まりさは少しは赤れいむのことを気遣ったりしないのだろうか。本当に自分がゆっくりで きればそれでいいと思っているようだ。…クズだな。 「むーちゃ、むーちゃ…ち、ちちち…ちあわちぇえぇぇぇ!!!!!」 すぐ隣でご飯も与えられず、赤まりさの餌皿をただただ無言で涙を流しながら見ているだけの赤れいむには目もくれず幸せ 宣言する赤まりさ。自分と同じような境遇で、自分と同じような赤ちゃんゆっくりで、自分も同じように可愛がってもらえる と思っていた赤れいむは、赤まりさの傍を離れて箱に寄り添い、振り向くことはもうなかった。 体中(顔中?)を震わせて泣いているのが、背中(後頭部?)から伝わる。赤れいむのことなどお構いなしに餌皿のゆっく りフードを食い漁る満面の笑顔の赤まりさの横で、僕は冷ややかな笑みを浮かべた。 二、 「ゆぎゃあああああ!!!!いちゃいよぉぉぉぉ!!!!おにーしゃ…おに…しゃ…ゆっくちやめちぇぇぇぇ!!!!!」 僕は赤れいむの右の揉み上げに水糸を結びつけ、ハンガーから吊るした。何もせずとも重力で下に引っ張られている赤れい むに右の揉み上げは、あるべき姿を保とうと必死だ。その必死は、赤れいむにとっての激痛以外の何でもないわけだが。 「お…おにーしゃん…れいみゅがいちゃがってりゅよ…?やめちぇあげちぇにぇ…?」 赤れいむの必死の形相にさすがの赤まりさも不安になってきたのか、僕に赤れいむへの苛めをやめるようにお願いしてきた。 僕の返事はというと、ただ赤まりさの頭を撫でたり指先ですりすりの真似ごとをしてやるだけ。自分のゆっくり欲のほうが勝 るのか、 「ゆ…ゆゆぅん…」 すぐにご機嫌になる赤まりさ。一方赤れいむの方はもうまったく理解できない。理不尽極まりない。どうして赤まりさだけ が?自分も赤まりさと同じくらい可愛いのに!遊んでもらいたいのに!!痛みに多少は慣れてきたのか、赤まりさと遊ぶ様子 を見る赤れいむの目には悲しみを通り越して怒りの色すら見えた。…当然だとは思うけどね。 赤れいむの顔をつまみ、少しだけ引っ張る。 「ゆっぎいいィィィィ!!!????」 ミチミチ…という音が聞こえたので引っ張るのをやめた。目を見開き、口からは涎を流す赤れいむに赤ちゃんゆっくり最大 のステータスであるはずの“かわいらしさ”は微塵もなかった。 「どぉ…ちて…?」 「ん?」 「どぉちて…れいみゅだけ…こんにゃひどいこと…すりゅ…にょぅ…?」 赤れいむの悲痛な声は赤まりさにも少し堪えたのか、赤まりさも涙目だ。 「どうして、って…。僕は君たちを買ったんだ、100円で。何しようが僕の勝手だろう?道具の分際で自分がされてること の理由なんて求めちゃ駄目さ…。そのハンガー、喋るかい?喋らないだろう?道具だからさ」 「れいみゅ…どうぐしゃんじゃ…にゃいもん…ゆっくち…だもん…ゆっくち…しちゃいよぅ…」 「おにーしゃん!おにぇがいしましゅ!れーみゅをゆっくちしゃせてあげちぇくだちゃいっ!」 赤まりさの懇願。 「道具はね…使われ方を自分で選ぶことはできないんだ。使われて初めて、道具になれるんだよ?」 「でも…こんにゃ…ひどい…」 赤まりさの左頬をひっぱたく。乾いた音が部屋中に響いた。赤れいむも赤まりさも黙りこくってしまった。 「いいかい?君たちは道具。僕の道具。もっと言えば…オモチャだね。オモチャはオモチャらしく…僕に遊ばれてなよ」 二匹の赤ゆっくりはまだ何か言いたそうだったが、僕に見据えられるが怖いのかそれ以上喋ろうとはしなかった。その後も 吊るされた赤れいむにゴム鉄砲で射的をしてみたり、ゴムで顔の一部を弾き飛ばしたりして遊んであげたが、そのたびに涙と しーしーを撒き散らし、絶叫して赤まりさを震え上がらせた。 ようやく水糸から降ろされた赤れいむの元に赤まりさがぴょんぴょんと跳ね寄り、舌を使って赤れいむをなぐさめながら、 「ゆっくちいちゃくなくにゃっちぇね!ぺーりょ…ぺーりょ…」 箱から出されて初めて他者の優しさに触れた赤れいむは、また大粒の涙をこぼした。…喜劇だなぁ。 三、 翌朝。仲良く寄り添って寝息を立てている二匹の赤ゆの一方…。赤れいむをつまみ上げる。さすがに目が覚めたのか、不安 そうに自分の状況を把握しようとしている。そして、僕と目が合った瞬間、全身を震わせ瞳に涙を浮かべた。表情は恐怖に包 まれ怯えきっている。 「れいむ?昨日はひどいことしてごめんね?」 「…ゅ…?…ゆっ?」 意外としか思えない僕の言葉に赤れいむは、疑いの目で僕を見続けている。時折、目を反らしてはまた不安そうに僕をチラ ッと見る。僕は手の平に乗せた赤れいむの頭を人差し指で撫でた。指が触れた瞬間こそ、体をびくっと震わせ一筋涙がこぼれ たが、やがて、 「ゆ…ゆぅ……んゆぅ…?……ゆっ…ゆぇ…ゆゆぅ…っ!」 恐怖感が安心感に変わって行ったのだろうか、まず表情から恐怖が消え、涙が乾き、未だ涙目であることには変わりないが 口元が緩む。頬を染め、嬉しいような照れるような、そんな感情が窺い知れた。 「おに…しゃ…ゆっく…ゆっくちしっちぇってにぇ!!!」 元々が舌足らずなのと、複雑な感情も相まって言葉にはなっていなかったが理解をすることはできた。僕は赤れいむににっ こりと笑顔を向けると、 「ゆっくりしていってね!」 これで完全に元気と笑顔を取り戻した赤れいむは、僕の手の平の上をぴょんぴょんと跳ね回り、 「ゆっくち!ゆっくち~!」 声を上げた。その声に赤まりさがのそのそと起きてくる。楽しそうな僕と赤れいむの姿を見て、赤まりさも楽しくなってき たのか、 「ゆっ!おにーしゃん!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」 笑顔の赤まりさを、無視する。聞こえなかったのかな?表情から赤まりさが何を考えているか理解できる。 「ゆ…ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!!!」 次は大きめの声で僕に向かって挨拶をする。 「それじゃあれいむ、朝ごはんにしようか」 「ゆ…ゆぅ…?」 不思議そうな顔の赤まりさと裏腹に、赤れいむは 「ごはんしゃんっ!れーみゅ、ごはんしゃんたべちゃい!!!」 能天気なものだ。昨日、自分がどんな思いをしていたかはすっかり忘却の彼方らしい。さすがは噂の餡子脳。赤まりさはと いうと、この不可解な一連のやり取りにもやもやしたまま、僕と赤れいむの後ろをぴょんぴょん跳ねながらついてきた。 「むーちゃ、むーちゃ…ちあわちぇええええ!!!!」 どこかで見たような絵面だ。幸せ宣言する赤れいむ。たた赤れいむが餌を食べるのを見ているだけの赤まりさ。 「おにーしゃん!!れいみゅだけずりゅいよ!!!まりしゃにもごはんしゃんちょうだいにぇ!!ぷんぷんっ!!!」 違ったのは、抗議をしてきたことだろうか。もっとも、昨日の赤れいむは精神的にすでに参っていただけ…というのもあっ たかも知れないが、まりさ種のほうが精神的にタフというのは矢意先生の実験結果で立証されている。どんな実験をしたのか は知らないが。 毅然と抗議をする赤まりさの帽子を無言で奪う。するとどうだろう?匠の技で帽子を奪われた赤まりさは…見る見るうちに 泣き出すではないか。 「ゆんやああああああ!!!まりしゃのおぼうち…かえちちぇぇぇぇぇぇ!!!!」 100円でお手軽、朝ゆ虐。赤まりさの帽子を適当な場所に引っ掛ける。どう考えても届くわけがないのに必死にジャンプ して帽子を取り戻そうとする赤まりさ。赤まりさがジャンプした瞬間、着地する地点に竹串を置いてやった。あんよ(底部) に竹串が触れ、そのまま深々と赤まりさの体内を抉っていく。 「ゆぐぎぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」 歯を食いしばり、この想定外の激痛に耐える赤まりさ。僕はそんな赤まりさの頭を押さえ、さらに竹串を深く刺し込んでい った。 「いぢゃいよぉぉぉぉぉぉぉ!!!やべぢぇ!!やべ…ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛…ッ!!!!!」 その様子を見て、赤れいむは震えながら涙を流し、おまけでしーしーも漏らしていた。やはり精神的にはまりさ種のほうが タフなのか…。 結局、その日はずっと赤れいむと遊んであげ、赤まりさでも“遊んで”あげた。 四、 次の日、笑顔の赤まりさと、泣き声を上げる赤れいむ。二匹は気づいていないのだろう。一日ごとに愛で用、虐待用と使い 分けられていることに。気づく必要はないのだ。なぜなら、二匹は道具だから。オモチャに過ぎないのだから。 役割を与えられただけでもマシというものだ。ちなみに、僕のいじめは少しずつエスカレートしていき、五日目の夜に赤れ いむが死んだ。その翌日、赤まりさも死んだ。 僕はまたペットショップでゆっくりを買ってきた。 僕は知っている。消耗品は、消耗してなんぼのものだ、ということに。 そこに命など、ありはしないのだ。100円で売られている命など、命と呼ぶことはできないのだ。 *駄文、失礼しました。 余白あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る だよな、内臓があるちゃんとした生き物なら虐めるなんてありえないし出来ないしやってる奴がいたら殴ってでも止めるが饅頭は生き物じゃないから虐めるのに抵抗が無さそう -- 2013-10-05 16 49 58 ↓ゆっくりはおもちゃだからなwww -- 2012-03-06 22 39 20 道具に対する態度では無いな -- 2011-07-05 18 44 11 片方を愛でて片方を虐待するの素晴らしいな -- 2011-02-14 09 36 38 すっ!すっきりー!! 純粋に可愛い赤ゆの虐待って本当にQNQN出来ますね 愛でと虐待のギャップ効果でQNQN度倍増でしたw -- 2010-09-19 19 10 00 死ぬときの描写も欲しかったな -- 2010-09-13 22 49 53
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贈り物 20KB 虐待-普通 理不尽 調理 ツガイ 現代 独自設定 バレンタイン 贈り物 ※虐待薄め ※視点がころころ変わって読みづらいかも 1 虐チョコ 同じ職場にずっと気になっている人がいる。 しかしなかなか親しくなるきっかけがない。 そこでバレンタインデーに俺から彼女にチョコを渡すことにした。 ゆっくりを使った逆チョコならぬ虐チョコだ。 休日を利用して、材料集めに向かう。 ちぇん種は準通常種として比較的安価でペットショップなどで扱われているが、味は個体差が激しい。 通常野生のゆっくりは衛生面や未消化物の混入などの問題があるため、食用に使うのは避けられている。 その点実ちぇんのチョコレートは野生でも癖がなく、 独特のすっきりした甘味があるためお菓子の材料などによく使われている。 一説では、生まれた直後に実ゆが食べる茎に雑味成分が入っているとも言われ、 純粋な実ちぇんのチョコレートは茎に成っている時期にしか採れない。 このため通常のゆっくりに比べてコストが高くなり、 工場などで大規模に生産する以外の方法が難しい。 個人がちぇんを繁殖させて実ちぇんを採ろうとしても 一回に採れる量が5~6匹で少なすぎるため、 お菓子屋さんなどで買い求めるのが普通になっていた。 俺の場合、渡す人は彼女だけなので、実ちぇんは少なくていい。 野生のちぇんを捕まえてきて、適当なゆっくりとすっきりーさせる。 できた実ちぇんをチョコの材料に使えばいい。 夜、冬眠に失敗した野生のゆっくりたちがいる森に俺は来ていた。 おそらくその群れは春を待たずに全滅するだろうが、 その前に少しちぇんを拝借することにした。 懐中電灯で辺りを照らしながら進んでいくと、 獣道の途中で二匹のまりさが喧嘩をしていた。 「まりざがじゃまするからおぼうしがとんでっちゃったでしょぉ~!」 「まりざわるくないのぜ! あのおさがわるいのぜ!」 二匹とも帽子をつけていない。 野生にしては珍しいが、仲間割れで失ったのだろうか。 おさげで相手を叩いたりかみついたりして取っ組み合っている。 一匹のまりさのおさげをつかんで持ち上げた。 「おそらをとんでるみたい!」 「にんげんはじゃまするなだぜ! このまりさはまりさがこらしめるんだぜ!」 手に持ったまりさを地面のだぜまりさに振り下ろす。 「ゆべ!」 「ゆぎゃあ!」 二回目で餡子が飛び散り、 三回目で歯が折れて目が飛び出した。 四回目で手に持ったまりさのおさげがちぎれて、二匹とも虫の息になっていた。 「いぢゃいぃ……」 「ばりざのおめめざんどこいっだの……ででぎでねぇ……」 とどめに二匹を潰すと、冷たい風が吹いて、くしゃみが出た。 出来る限り厚着をしてきたが、気温は下がる一方だ。 早めに用事を済まそう。 しばらく歩くと大きな梅の木が見える場所に出た。 ここに来るまでは見なかったが、この場所にだけ生えているのだろうか。 梅の花が一輪だけ咲いていた。 近くの巣穴を覗くと、ゆっくりのつがいがいる。 れいむとまりさのつがいだった。 二匹ともぐっすりと寝ていて、その側には赤ゆが四匹いる。 赤まりさと赤れいむが二匹ずつだ。 れいむの頭にはなぜか茎がついていた。 この時期にすっきりをするとは、無計画にも程がある。 そのまま放置してもいいが幸せそうな寝顔が妙にムラムラきたので、 周りの土を集めて巣穴の入り口を塞いだ。 上に大きな石を転がして乗せれば冬篭り用結界の完成だ。 ただし内側からはどうやっても開けられない。 俺はその場を去った。 梅の木の根元に近づくと、二匹のゆっくりが眠っている。 ちぇんとみょんのつがいだった。 ちぇんの頭にも茎がついていて、実ちぇんが成っている。 この群れはすっきりしまくっているのか? と俺は不思議に思った。 しかしまあ、丁度いいや。 そっと手を伸ばして茎をもぎとる。 するとみょんが目を覚ました。 「みょんのおちびちゃんになにするみょん!」 「いてっ」 小さな枝をくわえて、必死に俺の手に突き立ててくる。 冷えた指に固い枝の感触が少し痛かった。 俺は小枝を掴んで、みょんの口の中に押し込んだ。 「むぐっ!」 みょんの後頭部らしき場所から枝の先が突き出る。 人間で言えば延髄を貫かれた状態だが、 中枢餡を傷つけるには至らなかったらしくまだ生きている。 「おちびちゃんとちぇんはっ、みょんがまもる、みょん……」 中身を吐きながらこちらをにらみつけるみょん。 死にかけの体でなお人間に抗おうとする姿は勇ましいが、 串刺しにされて宙吊りになっている状態では滑稽なだけだった。 手首をひねってみょんの口の中に指を入れる。 五本の指を全て押し込むと、中で握りこぶしを作った。 みょんの口が目いっぱいまで広がり端が裂ける。 「ゆぐふぐごぉぉ!!」 そのまま手を広げると伸ばした指が皮を突き破った。 口の端の傷口が広がり、みょんは真っ二つになった。 下半分がぼとりと地面に落ちる。 ちぇんも目を覚まし、周りの惨状に気付いた。 つがいのみょんは上顎から下がなくなっており、 頭の茎は人間に奪い取られている。 「みょおおん! どぼじでぇぇ! わぎゃらないよぉ~!」 ちぇんの帽子で手を拭く。 「やべでね! ちぇんのおぼうしがぁ~!」 帽子がなくて寂しがっているようなので、 帽子の代わりにみょんの上半分を頭に乗せてやった。 「ゆわ゛あ゛あ゛ぁぁ~!!」 半乱狂になっているちぇんを軽く殴って大人しくさせる。 チョコを吐いて苦しがっているが、死にはしない。 家に持ち帰り、野良まりさとすっきりーさせた。 ちぇんは拒んだが、ハッスルしているまりさに押しかかられて、 結局実ゆを実らせてしまった。 「みょん、みょん、どこいったの……わからないよ……」 まりさに後ろからすっきりをさせられている間、ちぇんはずっとみょんの姿を探していた。 巣穴で起こったことがいまだに信じられないようだ。 見て見ぬふりをして茎をもぎ取ると、実ちぇんをいただいた。 お菓子屋さんで買ってきたものも含めて、これで材料は揃った。 グラニュー糖と水飴に水を加えたものを鍋で充分に熱し、 ブランデーの入ったボウルに注ぐ。再びボウルから鍋に移す。 むやみに攪拌しないよう、容器を移し替える過程で自然に混ざるようにする。 できあがった液体をスポイトに入れて、足焼きした実ちぇんの中にひとつひとつ詰めていく。 「おちょーしゃん、おきゃーしゃん、どこぉ~!?」 「にゃんでうごけにゃいにょぉ~! わきゃらにゃいよぉ~!」 そのうち、もともとろれつの回らない赤ゆの口調がさらに怪しくなってきた。 「にゃ、にゃんだかきもちよくなっちぇきちゃよぉ~」 「おちょら! おちょ! とんぢぇる!」 ブランデーが中のチョコと混じって、実ちぇんは正常な活動ができなくなっていた。 そのうち中枢餡が溶け出して、実ちぇんたちは静かに永遠にゆっくりした。 冷蔵庫で冷やせば、即席ブランデーボンボンの出来上がりだ。 お菓子作りなんてやったことがないのでこれが精一杯だが、 無事に気持ちが伝わればいいのだが。 完成したちぇんを箱に詰めて、俺は当日を待った。 2 バレンタインですっきり 時間は少し戻り、男が群れを訪れる前。 長のぱちゅりーはない頭を抱えていた。 保存のきく食料が集まらなかったこの群れは冬篭りができず、 今まで全滅こそしなかったものの、凍死するゆっくりは後を絶たない。 次にもう一度気温の低い日が来たら全滅する可能性もある。 そしてもう一つ深刻な問題が群れにはあった。 深刻な食糧不足である。 2月も半ばにさしかかろうとするこの時期、山でとれる餌は少ない。 「むきゅ~ん、どうすればいいのかしら」 ぱちゅりーは群れのゆっくりたちを集めて、意思統一をはかることにした。 森の木々が開けた場所に様々なゆっくりたちが集まる。 「かわいいれいむのおちびちゃんにゆうっせんってきにごはんをあげてね! ごはんが足りないならまりさがとってくるよ!」 「どぼじでそんなこというのぉぉ~!」 「んほぉぉぉ! すっきりできるならごはんなんていらないわ! んっほおぉ!」 「わからないよ~!」 「ちーんぽ」 ゆっくりたちは各々の主張を繰り返すが、有意義なものは一つとしてない。 見かねたぱちゅりーが宣言した。 「しょうがないわ、すっきりーをきんしします」 群れが一瞬静かになったかと思うと、あちこちから悲鳴があがった。 「どぼじでぇぇぇ~!?」 ぱちゅりーが諭すように話し始める。 「むきゅ、あかちゃんが生まれるとそのぶんごはんもひつようになるわ。 でも、いまはわたしたちが食べるぶんだけでせいいっぱいなのよ」 「そんなのまりさがとってくればいいでしょっ! れいむはりっぱに子育てしなきゃいけないんだよ! りかいしてね!」 れいむは群れの状況を理解せず、自らの子供を増やし育てることだけを主張した。 ぱちゅりーがたしなめる。 「あなたが子育てをしても、むれ全部がゆっくりしてしまったら誰がえさをとってくるの? あなたはえさをとれないし、おちびちゃんもまだかりはできないでしょう」 「ゆうう! なにをいってるのかわからないよ!?」 「……そうね、あなたにはむずかしかったかもね」 ぱちゅりーは諦めて話を進めた。 「とにかく、すっきりーはきんし。けっこんっもだめよ。わかったわね」 「は~い……」 「どぼじでぇ~!」 消沈した雰囲気の中で、れいむの叫び声だけが空しく響く。 木の陰からその様子をうかがっている人間がいた。 男が群れを訪れる前に、同じように群れに来たもう一人の人間だった。 その手には手袋がつけられている。 人間は離れたところからじっとゆっくりたちの様子をうかがっていた。 やがて集まったゆっくりたちが各々の巣穴に帰りだすと、人間はその後を追った。 森には、一本だけ梅の木があった。 ここ数日の暖かさで花を一輪だけ咲かせているが、それ以上は増えていない。 夜になり、昼間に騒いでいたれいむとまりさは巣穴の中にいた。 それは、梅の木の近くの巣穴だった。 まりさは赤ゆたちを寝かしつけている。 「ゆぴ~。ゆぴ~」 幸せそうな顔をした赤ゆの寝顔が横に四つ並んでかすかに上下している。 赤まりさと赤れいむが二匹ずつだった。 「おちびちゃんたち、やっとす~やす~やしたのぜ」 「ゆふ~ん、ま・り・さ。すっきりしよぉ~」 「ゆゆ? なにいってるの? おさがすっきりしちゃだめっていってたでしょぉ!?」 「れいむは今すっきりーしたいんだよ! どぼじでそんなこというのぉ~!?」 れいむが自分の言い分を通そうとするが、まりさは拒んだ。 体を押し付けて迫るれいむを何とか避ける。 れいむが迫るとまりさが避ける、の繰り返しだった。 二匹がぬとぬとと揉めているところへ、巣の外から声が聞こえた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆゆ! だれなの?」 まりさたちが入口をみると、そこには一匹のゆっくりがいた。 いや、それは先ほどの人間だった。 人間は、ゆっくりの姿を模した手袋をつけていた。 ゲームセンターの景品にありそうな安物だった。 その手袋をつけた手だけを、小刻みに動かしながら声色をつかう。 巣の中のれいむたちには、まるで手袋が喋っているかのように見えていた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆぎゃぁぁ! こないでねぇ~! まりざはおいじぐないよぉ~!」 「ゆうぅ~、れいむたちのあいのいとなみをじゃましないでね!」 「おきゃーしゃん、ねむれないよぉ~」 突然現れた、よくわからないゆっくりに、思い思いの反応をするゆっくりたち。 赤ゆたちもその騒ぎに起き出してきた。 人間は、わけもわからず騒ぐまりさに問いかける。 「すっきりしたくないの? れいむはすっきりしたがってるよ?」 「ゆ……でも……おさが」 「これでも?」 人間がまりさの体を後ろから掴んで揺すぶる。 目を見開いてぽかんとした表情のまま揺られていたまりさの顔が、 次第に緩み、目がとろんとしてきた。 「ゆゆゆゆゆぅっふ~ん」 「素直になっちゃえよ、ほらあああ」 「ゆふぁ~ん、れいむ、まりさなんだかきもちよくなってきたよぉ~」 「まりさ、すっきり! すっきりしよっ!」 振動によって興奮状態になったまりさは、もはや自制心を失っていた。 れいむの求めにも素直に応じる。 そして濃密な餡子の絡み合いが始まった。 「んほぉぉぉ~!」 「すごいよ、れいむぅ~!」 「ぴゃぴゃ……みゃみゃ……?」 「なにやってりゅにょぉ~! きょわいよぉ~!」 赤ゆたちは親達のあられもない姿を目の当たりにしてぷるぷると小刻みに震えている。 赤まりさの一体はおそろちーちーを漏らした。 やがてすっきりを終えると二匹は眠りに落ちた。 れいむの頭には茎が生えて実ゆが成っている。 赤ゆも泣きつかれて再び寝ている。 その頃には人間の姿は見えなくなっていた。 梅の木の根元。 ちぇんとみょんが寄り添っている。 冷たい風が二匹の肌を撫でて、思わずちぇんは声をあげた。 「ゆひゃ~さむいよぉ~」 「けっこんっすればふたりでいっしょのおうちでねられるみょん」 「おさがけっこんっはだめだっていってたんだよー」 「そんなのかんけいないみょん……! みょんはちぇんといっしょにもっとゆっくりしたいんだみょん!」 「ちぇんもだよー……でも、おさのいうことはきかなきゃいけないんだよーわかってねー」 ここでもゆっくりたちの問答が繰り返されている。 まだつがいになっていない若いゆっくりのようだ。 ぱちゅりーの出したおふれによって、二匹の間にすれ違いが生じていた。 そこへ再び人間が現れた。 「何でもいいから、早くすっきりしていってね!」 人間は木の陰に体を隠し、手袋だけをちぇんたちに見えるように動かしている。 二匹にはそれが、宙に浮かんでいるように見えた。 「ゆわぁぁぁ~! おそらをとんでるゆっくりがいるよぉ~!」 「ち、ち、ちぇんをきずつけたらゆるさないみょん! あっちいけ!」 みょんが小枝を口にくわえて振り回しながらその場で飛び跳ねる。 当然人間の持っている手袋には届かない。 「落ち着いて聞いてね! けっこんっしたいんでしょう?」 「ゆゆゆ、どうしてしってるの?」 「自然とわかるんだよ」 「す、すっごいよー!」 (まあ、さっきから木の裏にいたんだけど) 人間は内心をごまかして続ける。 「好き同士なら、問題ないよ。いっぱいすっきりしていってね!」 「そうだみょん! いいこというみょん!」 「わからないよー、おさとどっちがただしいのー?」 みょんは無責任に賛同し、ちぇんは悩んでいる。 (面倒くさいな、早くやってしまえ) 人間は木の陰から出した足の爪先でちぇんを軽く揺らした。 潰さないように気をつけながら細かい振動を与えていく。 「わわわわからないよよぉぉー」 「ちぇん、どぼじだのぉ~!」 「ゆひゃぁん、み、みょん、みにゃいでぇ~」 「ちぇん、な、なんだか、すっごくかわいいみょん! はずかしがってるかおが、たまらないみょん! みょんのはくろーけんがのーびのーびしてきたみょん!」 (単純だなぁ、こいつら) 人間が後ろから軽く爪先で押すと、ちぇんは体ごとみょんにぶつかり、 待ち構えていたみょんの固く尖ったぺにぺにがそのまむまむに潜り込んだ。 「ゆぺ! だめぇ~」 「ちぇんっ! もうがまんできないちーんぽ!」 二匹は折り重なるように倒れ込み、そのまますっきりーを始めた。 ちぇんの頭には、もう茎が生え始めていた。 くっつきあう二匹を残して、人間はその場を離れた。 その後も人間は群れのいたるところですっきりを勧めて回った。 その様は、かつてのローマ帝国で士気が下がるとして兵士達の結婚が禁じられたとき、 ひっそりと彼らと若い娘を結婚させた聖ウァレンティヌスのようであった。 ただし、こちらの人間は半強制的にすっきりをさせていたが。 人間の目的は、すっきりで生まれる実ゆだった。 聖ウァレンティヌスのご利益かどうか、ゆっくりたちはかつてなくすっきりを繰り返した。 群れには大量の実ゆが生まれている。 後はそれを回収するだけでよかった。 しかし、その目論見は一匹のゆっくりによって暴かれようとしていた。 「そこまでよ!」 人間は懐中電灯を手に森の中の獣道を歩いていた。 そこへむきゅーんという音とともに、人間の前にぱちゅりーが躍り出る。 「わるいにんげんさんのたくらみは、ぱちぇがみやぶったわ!」 人間は立ち止まった。 ぱちゅりーの側には二匹のまりさがいる。 ゆっくりたちにすっきりをさせている姿を見て先回りをしたようだ。 「ゆっへっへ、おさにさからうとはばかなにんげんなのぜ」 「まりさたちがやっつけてやるよ! こわがってね!」 だが人間はぱちゅりーの帽子をいとも簡単に奪ってしまった。 「ゆんやぁぁぁ! ぱちぇのおぼうしがえじでぇ!」 「おさぁぁ! どぼじでぇぇ!?」 「こいつ、群れの長かな? ちょうどいいからこれ借りてくよ」 人間は帽子を被ると、二匹のまりさに向かって言った。 「お飾りのない、ゆっくりできないぱちゅりーがいるよ?」 「ゆゆ? おさ、いつのまにそっちへいったのぜ!?」 「ゆっ、こんなところにゆっくりできないぱちゅりーがいるよ!」 まりさたちは、長が急に消えて現れたので少し戸惑った。 なんだか高い所にいるし、声も違うみたいだ。 しかし、長は長。その言葉の意味するところに従った。 「ゆっくりできないくずはせいっさいっなのぜ!」 「むぎょ!」 ぱちゅりーは押し飛ばされて木の根元にぶつかった。 クリームを少し吐いた。 「ゆべ……わだじはおざよっ……ばりざぁ」 「おさはあっちだぜ! なにいってるんだぜ!」 「ゆぎゅぷぁっ!」 まりさがぱちゅりーの上に乗ると、中身が全て口とあにゃるから飛び出す。 ぺちゃんこになった皮を踏みにじりながら、まりさは誇らしげに言った。 「おさ、ゆっくりできないぱちゅりーをせいっさいっしたのぜ!」 「えらいえらい」 人間は関心が無さそうに言うと、二匹のまりさの帽子をとりあげた。 「なにするのぉぉ~!?」 「かえすんだぜ、おさでもまりさのおぼうしとったらしょうちしないんだぜ!」 人間はまりさの帽子のほつれを見つけた。 おそらく木の枝か何かにひっかけてできた傷が走っている。 そこに指を突っ込んで、一気に引き裂いた。 人間はただの布切れになったそれをもう一つの帽子と共に地面に落とす。 「ゆんやぁぁぁ~!」 「バイバイ、仲良く分けなよ」 「おまえなんておさじゃないぃぃ! むこういってね! ぷくー!」 「ぷくー! だぜぇぇ!」 人間は森の中へ消えた。 残された二匹のまりさは、泣きながら人間が消えた方角にぷくーを繰り返していた。 やがて無駄だと気付いたまりさが落ちている帽子を拾おうと歩き出す。 そこへ、だぜまりさがまりさに軽く体当たりして、邪魔をした。 「なにやってるんだぜ?」 「なにって、おぼうしさんひろうんだよ、ばかなの?」 「……それはまりさのだぜ、まりさにわたすんだぜ」 「なにいってるのぉぉ~!? まりさのはそっちにあるでしょぉ!」 「おぼうしさんがこんなになっちゃったらゆっくりできないでしょぉ~!まりざのをよこしてね!」 二匹は帽子をそっちのけにして喧嘩を始めた。 やがて梅の木を揺らした強い風が吹いて、ぼろぼろになった帽子の切れ端と、 まだ無事な帽子が両方飛んで行った。 「……あ」 帽子のない二匹は固まったまま呆然としていた。 取っ組み合いになるまで時間はかからなかった。 翌日、長の招集で集まったゆっくりたちの中には、頭に実ゆの成った茎をつけた個体が目立った。 昨夜の人間が巣穴にいたゆっくりたちのほとんどにすっきりーをさせたためである。 本来なら巣穴の中で休んでいるのだが、長が全てのゆっくりにわけ隔てなく 集まるように言ったためこうして広場に集まっているのだった。 長は辺りのゆっくりを見回すとこう言った。 「おちびちゃんを頭につけている人は、こっちに来なさい」 何匹かのゆっくりはびくっと震えた。 長の言いつけを守らずにすっきりーした結果、 群れのゆん口は一気に増えてしまった。 そのことで長に怒られると思ったからである。 昨夜の不思議な訪問者のことは群れの誰もが知っていたが、 長に話しても信じるとは思えなかった。 「あ、やっぱりちぇんだけでいい」 何故自分たちだけなのかわからないまま、ちぇんが長の前に並んでいく。 長はちぇんの頭についている茎を毟り取っていった。 「ゆああぁぁ~! ちぇんのゆっくりしたあかちゃんがぁ~!」 「どぼじでこんなことするのおぉ~!」 「わぎゃらないよぉ~!」 長は実ゆを潰さないように気をつけながら、茎をまとめて集めていく。 そして全ての茎をちぎり終わると、クーラーボックスに実ゆだけを丁寧に収めていく。 一匹のちぇんが疑問に思って尋ねた。 「おさ、おちびちゃんをいったいどうするの? わからないよー……」 「ん? そうか、もう帽子はいらないんだ」 長は帽子を脱ぎ捨てると、立ち上がってクーラーボックスを背負った。 そこにはさわやかな笑顔のお姉さんが立っていた。 「じゃあね。実ゆくれて、ありがとう」 昨夜からゆっくりたちをすっきりさせまくり、無事に目的の 実ちぇんを手に入れたお姉さんは、山を下りて行った。 後には、呆然とするゆっくりたちだけが残されていた。 3 当日 バレンタイン前日の夜、お姉さんは台所にエプロン姿で立っていた。 「ふんふ~ん」 台所には所狭しと調理器具が並べられている。 誰かのために手作りチョコを作るようだ。 お姉さんはクーラーボックスから大量の実ちぇんを取り出した。 「わきゃ、わきゃらにゃいよ~」 「ぶるぶるしゅるよぉ~」 何匹かは辛うじて生きているが、ひどく衰弱している。 お姉さんは一匹一匹からチョコを搾り出し、ボウルに入れた。 「ぷぎゅ!」 「やめちぇにぇ! やめちぇ……ぴきゅっ」 尻尾をつかみしごき上げるようにして中身を押し出すと、 飛び出したチョコがボウルの中に落ちる。 お姉さんは苦労して全てのちぇんの中身をボウルに入れた。 取り出したチョコを二つに分け、片方を湯せんにかける。 店売りのぱちゅりー種の生クリームを煮たものをもう片方のボウルに注ぎ、泡立て器で混ぜる。 しばらく涼しいところにおき、ちょうどよい固さになったら絞り袋に入れて搾り出す。 棒状のチョコを冷蔵庫で冷やし、固まったら包丁で一定の大きさに切っていく。 団子のような塊を手のひらで丸め、きれいな球にした。 湯せんにかけて溶かしたチョコレートを手につけ、 チョコレート球を転がしてコーティングしていく。 表面がまんべんなくチョコで覆われたら、 バットの中に入れたシナモンパウダーと粉砂糖を混ぜ合わせたものの上で転がす。 お姉さんが8個の生トリュフを作り終えたときには、深夜になっていた。 「よしっ! 間に合った!」 手で汗を拭うお姉さんのおでこにチョコが少しついた。 達成感がお姉さんの胸を満たした。 お姉さんはどきどきした気分で眠りについた。 翌朝、お姉さんが出勤すると、午前中なのになぜかみんな出払っていて二人きりだった。 お姉さんは意を決して、目的の男にチョコを渡すことに決めた。 「あの……」 男に声をかけると、わずかに肩を震わせて振り向いた。 「あっ、き、今日バレンタインですよね」 声が裏返った。 「これ、よかったらもももらってください」 「じゃあ俺からも……」 男が、箱を取り出して私に見せた。 お姉さんはぽかんとしていた。 「ただのブランデーボンボンだけど、一応自分で作ってみたんだ……もしよかったら」 お姉さんはこくこくと頷く。 「あ、嫌いだった?」 ぶるぶると首を横に振る。 「あーよかった。いらないって言われたらどうしようかと」 「私も……貰ってもらえてよかったです」 その後お姉さんと男は一緒に昼食に行った。 同じ群れに実ゆを採りに行ったことなどで盛り上がった。 どちらも楽しそうに笑っていた。 その日は数日前からの暖かさから一転、過去最大の冷え込みを記録した。 二人を祝福するように、例年より遅めの雪が降ってきた。 雪は街も野山も白く染めて、ゆっくりたちの群れにもやって来た。 「じゃぶいよぉ~!」 「ゆきしゃんきょわいぃ~! まりちゃのうえにこないでにぇ!」 「おざぁ~! どごいっちゃっだのぉ~!?」 群れのゆっくりたちは長を失い、どうすればいいかわからないままうろたえていた。 寒さで動けなくなるもの、巣にこもったまま凍死するもの、 全ての上に平等に雪は覆い被さった。 冬篭りに失敗した群れは、こうして全滅した。 その後二人はいい雰囲気になったところで、食後に男から貰ったボンボンを食べて 酔ってぶっ倒れたお姉さんを男が慌てて介抱したが、それは別のお話。 終わり 前作に感想くれた方、どうもありがとうございました。 小ネタのつもりが長くなってしまいました。 感想や指摘などいただけると幸いです。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 898 赤ゆ焼き トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る リア充爆発しろ!! お姉さんの「すっきり誘導」しているときの格好が滑稽www -- 2018-02-25 00 32 33 おさはきみたちが永遠にゆっくりさせちゃったよ どぼじでえー -- 2014-04-25 06 22 13 面白かったよー ちぇんはかわいいねー -- 2012-07-06 20 25 22 リア充爆発しろ -- 2010-11-24 17 40 08
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「ゆっくり漂流記 漂う命」「ゆっくり漂流記 抗う命」の続編・完結編です 『ゆっくり漂流記 漂流の果てに』 れいむとまりさが脱出を試みてから二日が過ぎた。 太陽熱蒸留器のおかげで水はまだ残っていたが、食糧はもう非常食2本を残すばかりに なっていた。そのうち、1本はもう、半分食べてしまった。 あれ以来、れいむとまりさにも食事は与えられていたが、それはかつての滋養に溢れた 非常食ではなく、救命いかだの底部に付着し、シイラに餌となっているエボシガイなど をくだいたものであった。それだけでは空腹を訴えるので、おじさんの「特別の温情」 によって、定期的にサラダ油を飲まされていた。 サラダ油とはいえ、脂肪分は動物の三大代謝基質(炭水化物、タンパク質、脂肪)の一つ であり、主に、短期間の素早い動きのエネルギー源として使用される。 れいむとまりさはサラダ油をゆっくりにしては大量に摂取させられることで、空腹を覚 えることは少なくなっていたが、その体表は少し、てかるようになりつつあった。 夕食の後、寝ようにも、背中にあった大きな海水腫瘍が潰れて痛み、なかなか寝付けな かった。何十回かという寝返りの後、やっと眠りにつくことができた。 その日の夢は、息子が大学を卒業したときの夢だった。 息子は手がかからない、利発な子だった。反抗期には取っ組み合いも何度か演じたもの の、更年期に情緒不安定となった妻や、歳を取り、怒りっぽくなった父ともよく大学の ことや、様々な話題を話していた。 今思えば、会話に対して怒鳴り声が増え始めた家の中で、息子は、息子なりに家庭を安 定させようと努力していたのかもしれない。 本来ならば、それは私がしなければいけない役回りだったにも関わらず。 息子は、今はゆっくりの生態を研究するべく、地方の小さな国立研究所で、ゆっくりを 研究している。利発で、できた人間であったが故に、私は息子に甘えていたのかもしれ ない。もっと息子を評価し、甘えさせてやるべきだったのではないだろうか? そのような後悔もどこかに沈み、夢の場面がめまぐるしく変わっていった。今は、夢の 中でだけ、私はゆっくりすることができた。 夜、おじさんが寝静まった後、れいむとまりさはもはや恒例となった夜の会話を始めた。 まりさは焦っていた。自分の試みが失敗した以上、これまで通りの生活は望めない。 例え、この漂流生活を乗り切ったとしても、捨てられてしまうのではないか? その恐怖がずっとまりさを支配していた。もっとも、ゆっくりに命を危険に曝された人 間が、捨てるだけで済ませてくれるのならば、それは僥倖というべきなのであるが。 「だめだよまりさ!おちびちゃん作ったらごはんさんがっ!!」 「そんなことはわかってるよ!れいむ…ゆっくり聞いてね!」 まりさはれいむの目をじっと見つめ、そして話し出した。 「まりさたちはいま、海の上なんだよ!おじさんがまりさたちをゆっくりさせてくれな い限り、まりさたちはゆっくりできないんだよ!」 れいむは黙っていた。まりさはそれを同意と見なし、話を続ける。 「まりさはれいむといっしょにゆっくりするために、おじさんがゆっくりできるように とおうちに帰ろうとしたよ!でもおじさんは怒ってしまった…もうむかしみたいにまり さとれいむをゆっくりさせてくれないよ…」 れいむはまりさの一言一言にうんうんとうなずいた。まりさの言う通りだった。 「だから、おちびちゃんをつくらなきゃいけないんだよ!」 「???」 れいむはさっぱり分からなかった。銀バッジのまりさよりも、金バッジの自分の方が頭 が良いとずっと思っていたが、ひょっとして自分はとんでもない馬鹿なのだろうか? 「おちびちゃんを作ればきっとゆっくりできるよ!いつ永遠にゆっくりしてしまうか分 からないんだから、今のうちにおちびちゃんを作って少しでもゆっくりしなきゃいけな いんだよ!」 まりさは、まりさなりに、少しでもこの苦しい漂流生活を楽しいものにしようとしてい るのだろうか?れいむにはそれどころではないように思えたのだが。 「おちびちゃんを見れば、きっとおじさんもまた笑ってくれるよ!海さんだってゆっく りしてくれるよ!ねぇ…ゆっくりしよう!すっきりしてゆっくりしようよぅれいむぅ!」 そう言ってまりさはれーろれーろと、れいむの口内に舌を侵入させてくる。 「ま?まりさ!!?ゆぐ…」 かつて、れいむとゆっくりすることは、まりさのゆん生の目的だった。 それが今となっては、おじさんの庇護の下で生き延びるための手段となりつつあった。 れいむは、まりさの強引さに戸惑いを覚えながらも、まりさの変化には気がついていな かった。 「ゆふふふ~!まりさはれいむとちゅっちゅするよ~!でぃーぷちゅっちゅはゆっくり できるんだよぉ~ん!!!」 れいむの関心をひくべく、懸命に愛撫を行い、舌をれーろれーろとビオランテの触手の ように動かしてれいむの口内を蹂躙する。微かな月明かりに照らされるその姿は、もし、 おじさんが起きていたら、まりさを海に叩き込んでもおかしくないくらい、おぞましか った。 「れいむぅ~!れいむぅ~!ゆっくりぃぃぃぃっ!!!ゆっくりくりぃぃぃぃっ!!!」 まりさは銀バッジだけあって、現在の状況をゆっくりなりに理解していた。 まりさは、おじさんに赦されなければ、生きていけないのだ。おじさんの関心を引くた めなら、手段はいとわなかった。 おじさんは元々はゆっくりを愛するゆっくりできる人間さんなのだ。 赤ゆっくりが生まれれば、無垢な存在をムゲにすることはないだろう。 それに、まりさは信頼を失ってしまったかもしれないが、まだれいむはおじさんの中で 堕ちていないはずだった。実際、れいむは脱走の首謀者ではなかったし、まりさは必死 にれいむをかばった。 れいむの赤ゆっくりならば、おじさんの心を再び動かすことができる。 そして、赤ゆっくりをゆっくりさせるためには、両親の存在が必要不可欠となるはずだ った。 「だいすっきっだよぉぉぉっ!!!れいむぅぅぅっ!!!」 親愛の印ではなく、スキンシップでもなく、欲情にたぎった熱を帯びたすーりすーりを するまりさ。その行為は次第に打算によるものから、一時的であれ、かつてのれいむへ の慕情によるものへと変貌し、まりさのすーりすーりは情熱と粘液にまみれていく。 「だめだよぉ…!あかちゃんは!あがぢゃんはぁぁぁぁっ!!!」 「ゆほぅ!!ゆほほほほっほおぉぉぉぉいっ!!!」 「「すっきりぃぃぃぃぃっ!!!」」 塩にまみれ、がさがさになった肌を通して、まりさの餡がれいむに浸透し、新しい命が 誕生する。れいむの額から茎が伸び、そこに何かが実り始めていた。 「ゆゆ!…あかちゃん…れいむの…れいむとまりさのあかちゃん…」 これは許されざるすっきりかもしれない。 その思いがれいむにはあったものの、それでもなお、母性を特徴とするれいむ種には、 赤ゆっくりを実らせることには、他の何者にも変えがたい喜びがあった。 「ゆふぅ…れいむぅ…まだだよ…まだまだゆっくりしようね…」 だが、まりさはすーりすーりによるすっきりだけでは物足りなかったようだ。 その下腹部からはぺにぺにがいきり立っている。 「ま、まりさ!!?」 まりさは購入時点で去勢済みであった。しかし、ぺにぺにがある。 矛盾するようだが、これは事実である。 通常、去勢は生まれてすぐに店内で済ませるか、購入した飼い主が専用のキットで行う ことが多い。この場合、?麻酔や睡眠薬などで眠らせる、?興奮剤でぺにぺにを起たせ る、?ぺにぺにを物理的に切断する、?小麦粉と水で尿道を修復、または再形成する、 という手順を踏む。 しかし、素人が去勢を行った場合、?で尿道を圧迫して潰してしまったり、?で修復や 再形成に失敗したりするケースが相次いだ。このような場合、しーしーが明後日の方向 に発射され、部屋を汚してしまう、あるいはしーしーをうまく排出できずに体内に溜ま ってしまうなどの症状に苦しむことになるのである。 そこで、近年は、生まれてすぐ、または母体に直接生化学物質を抽入することで、遺餡 子に直接働きかけ、ぺにぺにから精子餡が出ないようにすることが可能になったのであ る。具体的に言うならば、ぺにまむ部分の表皮から、しーしーのような粘性の低い液体 以外は通さないようにするのである。 これは元々は、一好事家が売春婦ならぬ売ゆん婦を作ろうとした課程で生み出されたも のである。開発された手法には化学的なものと精神的なものがあったらしいが、そのう ち化学的手法が、手軽で確かな去勢方法として、近年、広くペットショップで採用され ていた。さらに、ゆくゆくは、成長したゆっくりでも去勢できるよう技術の改良が進め られている。 とにもかくにも、まりさは劣情に駆られ、ぺにまむによるすっきりをしようとしたので ある。既に額から伸びた茎に子を宿したれいむに。 「れいむぅ!!!ゆっくりぃっ!!!ゆっくりさせてあげるねぇぇぇぇん!!!」 おそらく、今まで溜まっていた恋慕の情が、半ば強引にすーりすーりをやり遂げたこと によって、爆発し、より情熱的なすっきりを求めたのかもしれない。まりさのぺにぺに からは精子餡自体は出ないにもかかわらず。 「なにしてるのまりさ!!?やめて!れいむはそっちのすっきりはできないよ!!!ゆ っくりしないでやめてね!!あかちゃんおちちゃうよ!!」 だが、れいむが施されたのは、旧来の去勢方法、ぺにまむの部分を切り取り、しーしー のために尿道を再形成する方法であった。 そのため、れいむの下腹部にはしーしー穴しかなく、伸縮性の乏しい皮で作られたその 器官は、当然、ぺにぺにを迎えることなど出来ない。 「いたいっ!!!いたいよまりさぁぁぁっ!!!やべでっでばぁぁぁっ!!!」 まりさは自分のしようとしていることが、自分の企みを台無しにしようとしている行為 であると認識できていなかった。去勢は、生まれてすぐに施されるものであり、その後 自分の体に疑問を持つには、去勢されていない個体との交流がなければ不可能である。 おじさんの家やその周りにそのような個体はおらず、また、れいむと自分とでは、去勢 によって体の構造が異なっているなどと、知る由もなかった。 まりさは全身からぬめぬめしたものを垂れ流しながら、ただひたすら、ぺにぺにを差し 込もうとするが、それはれいむに痛みを与えるだけの無益な行為であった。 「いぃぃぃっやぁぁぁほぉぅぅぅぅっ!!!まむまむぅぅぅっ!!!れいむのまむまむ さがすよぉぉぉっ!!!」 「やべでぇぇぇぇっ!!!なにずるのまりざぁぁぁっ!!!おっごっぢゃうよぉっ!! あがぢゃんがぁぁぁっ!!!」 「うるさいぞっ!!!」 二人の嬌声によって、夢の国から強制帰還させられたおじさんが怒号と共にコップを投 げつける。コップは二匹に命中することなく、救命いかだの壁にぼよんと当たって落ち た。 「ゆひぃぃぃっ!!!ゆっくりごめんなさい!!!」 慌てて謝るれいむ、反射的に物陰に隠れるまりさ…そして、れいむの額から伸びた茎に 実った4つの影… 「れいむ…」 おじさんはれいむから伸びる茎を確認すると、二匹に向けて拳を振り上げた。 「やめて!おじさん!れいむのあかちゃんだよ!!!れいむはおじさんのおかげでゆっ くりできたよ!!れいむのあかちゃんもおじさんと一緒にゆっくりして欲しいよっ!!」 れいむの決死の訴えを物陰からそっと見守るまりさ。 おじさんは、振り上げた拳で、救命いかだの床をどんと叩くと、そのまま横になってし まった。 まりさは声を出さずに、ニヤリと笑った。 まりさの企ては成功したのである。 (ゆぅ~…これでまたゆっくりできるよ…いっしょにゆっくりしようね~れいむ♪おち びちゃん♪) まりさは思わず舌なめずりをした。まりさの口の周囲からは、れいむのほのかに甘い 唾液の味がした。 私はれいむの額から茎が伸びているのを確認すると、一度は怒りに任せて、一発殴ろう とした。 私を裏切っておいて、しかも食糧も水もほとんどないというのに、何を思ってすっきり したのだろう? そもそも、私がまりさとれいむに、残り少ない食糧を分け与えると信じているのだろう か? だが、同時に赤ゆっくり自体には罪はないと言うこともできる。 私は、まりさには赦せないものを感じていたが、れいむとはまだ、元のゆっくりした関 係に戻れるのではないかという期待が心の隅に残っていた。その期待は、周囲を不信感 でべったりとコーティングされたものではあったが。 いや、それどころじゃない、そんなことよりも、今、この状況を生き延びることを考え るんだ。 私は自分のそう言い聞かせた。そして、ふと気がついた。 まりさとれいむは、私から失った信頼、そして食糧の配給を、ゆっくりできる可愛い赤 ゆっくりを作り、それを私に見せることで、回復しようと考えたのではないかと。 二匹の裏切りを見せ付けられる前だったならば、私は彼らの行動を、彼らなりの配慮、 この緊急事態において、せめて我が子の顔を見てみたいという、愚かしくも、哀しい行 為として受け入れられたかもしれない。 だが、今ではもうそのようには考えられなかった。単なる小賢しい、いや、赤ゆっくり を作ることで食糧の消費を増やしているのだから、愚劣な企てとしか考えられなかった。 そして、何より、もう食糧はほとんど残っていなかった。 漂流15日目 翌朝、私が目を覚ましたのは、れいむとまりさの悲鳴によってだった。 「あがぢゃああああああああんっ!!!」 「どぼじでぇっ!!!どぼじであがぢゃんじんじゃっでるのぉぉぉぉっ!!!」 れいむとまりさはイマーション・スーツだった汚れた塊をクッションにして、赤ゆっくり を産み落としたようだ。 「ゆ゛…ゆげぇ…」 だが、それは断末魔の呻きだけを残して永遠にゆっくりしてしまった。親の茎を離れてか ら永遠にゆっくりするまで、十秒とかからなかった。 「あがぢゃん!!!ゆっぐり!ゆっぐりじでぇぇぇぇっ!!!」 泣き喚くれいむと唖然とするまりさの前にあるのは、真っ赤に膨れ上がり、所々がぐずぐ ずに崩れた赤ゆっくりだったものだった。お飾りから判断してれいむ種だろうか? 「おぢびぢゃんゆっぐりじでね!!いまままがぺーろぺーろじであげるがらねぇ!!」 唖然と赤ゆっくりの死体を見つめるまりさを尻目に、れいむは赤ゆを必死にぺーろぺーろ しようとした。れいむは四匹の赤ゆっくりに栄養を取られてしまったせいか、少しやつれ ていた。 「ぺーろぺー…ゆびっ!!?しょっばいいいいいいっ!!!」 赤ゆをぺーろぺーろしたれいむは、数回ぺーろぺーろしたところで、餡子を吐いてしまっ た。 「ゆげええええっ!!!どぼじであがぢゃんじょっばいいのおおおおっ!!!」 まりさとれいむの肌は長期間潮風、海水に曝されたことで、表面にかなりの塩分が付着し ていた。そして、すーりすーりを行った際に、この塩分がにんっしんっのための粘性の高 い餡に混ざったことで体内に吸収されていったのである。 塩分は甘味であるまりさ種やれいむ種にとって、大敵である。 それでも、このまりさとれいむは飼いゆっくりとして栄養豊富な餌を与えられ、大きな体 に育っていたために、塩分への耐性もそれなりについていた。特に、人間によって、味の 濃い食物を与えられてきたこともそれに貢献していた。 だが、赤ゆっくりにそこまでの耐性はなく、ゆっくりの母体に溜まった毒、この場合は塩 分は赤ゆっくり、特に一番先端にぶら下がっている個体に集中した。そのため、この長女 になるはずだったれいむは、塩によって体の形成が阻害され、崩れかけた餡塊として生ま れ、一生を終えたのであった。 「ゆえええええええええええええええん!!!おぢびぢゃああああん!!!れいむのおぢ びぢゃんがあああああああああああっ!!!」 しかし、望まなかったものとは言え、この長女れいむの自己犠牲は、他の三匹―れいむ種 一匹、まりさ種二匹の命をつなぐこととなった。毒は全て長女の体に溜まり、排出された からである。 「れいむ!おちびちゃんが!!」 れいむが泣き喚いたせいだろうか?ぴくぴくと、他の三匹の赤ゆっくりが動き、一匹、ま た一匹と下に敷かれたイマーション・スーツのクッションへと生れ落ちた。 「「ゆっくちちていっちぇね!!!」」 「おぢびぢゃんっ!!!れいむのおちびぢゃん!!!ゆっぐりしでいっでねっ!!!」 感極まった涙を流しながら赤ゆっくりに挨拶をするれいむ、しかし、新しく生まれた一匹 の赤れいむと二匹の赤まりさは怪訝な顔をして母を見つめていた。 「ゆゆぅ…まりしゃのおかーさん、おりぼんがないんだじぇ…」 「みゃみゃ、ゆっくちちてないよ・・・」 れいむのリボンはあの一件以来、私が預かっていたのだ。だが、れいむは慌てずに、赤ゆ っくりたちにすーりすーりをした。 「ゆっくりできないお母さんでごめんね…でもおちびちゃんたちがいれば、お母さんはゆ っくりできるよ…」 「ゆゆ!…みゃみゃ!!」 「おきゃーしゃんっ!!!ゆゆ~ん♪」 優しくすーりすーりをされた途端、喜び、とてもゆっくりした表情を見せる赤ゆっくりた ち。私は、勝手に子を作り、食糧の消費を増やそうとしているこの二匹を赦せなかった。 しかしながら、心からゆっくりし合い、愛情を確認し合っている親子を潰す気にはなれな かった。 私は無言で、ゆっくりたちから目を背け、朝食の支度に取り掛かった。 れいむは、茎を舌で巧みにむしりとって噛み砕き、赤ゆっくりたちに与えていた。 「おちびちゃぁぁぁん!ぱぱですよぉぉぉっ!!!すてきなぱぱと一緒にごはんさんをむ ーしゃむーしゃしようねぇ!!!」 赤ゆっくりの前に現れたのは、「可愛い赤ゆっくりを見守る良き父」を演じようと懸命に ネコ撫で声を上げる、帽子がない上に、くねくねうごく汚れた禿げ大福だった。 「おじさん!まりさとれいむもごはんさんむーしゃむーしゃしたいよ!ごはんさんがない と可愛いおちびちゃんを育てられないよ!ごはんさんがないとやさしいぱぱとままが可愛 いおちびちゃんとゆっくりできないよ!!」 我が子と人間に媚びた笑顔を振りまきながら餌をねだるまりさ。私が飼っていたゆっくり はこんなにも醜いナマモノだったのだろうか? 「どうしたのおじさん!まりさのおちびちゃん可愛いでしょ?ゆっくり見てね!!さあ、 おちびちゃん!おじさんにご挨拶しようね!ぱぱとままにもごはんさんくれるよう、お願 いしようね!!じゃないとみんなでむーしゃむーしゃできないもんね!!」 「うるちゃいよこにょはげまりしゃ!」 不気味な笑みを浮かべながらくねくねと動くまりさへの罵声は予想していなかった場所か ら飛んできた。 「ゆっわあああああああああん!!!こんなゆっくちできにゃいおとーさんいやなんだじ ぇ~!!」 「おなじまりちゃとちてはずかちいよ!なんじぇちょんなにきちゃにゃいにょ?ばきゃで しょ?ちねよ!」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!まりざはだんでぃずむがかおるぱ ぱなんだよぉぉぉぉぉっ!!!」 誤算だった。まさか、可愛いおちびちゃんが自分を受け入れてくれないなど、有り得ない ことだった。 だが、ここでこの赤ゆっくりたちに親として認められなければならない。それ以外にまり さがおじさんの世話になるための手段は、今現在持ち合わせていないのだ。 「ゆ…ゆゆ~ん!そんなこと言っちゃダメだよ!お・ち・び・ちゃ・ん!」 まりさは努めて明るく振る舞い、赤ゆっくりに向けて素敵なウィンクをした。汚らしい上 に異臭を放つ禿げ大福が媚を売るその姿は、実に不気味だった(汚くて異臭を放っている のはれいむも同じであるが、見た目のインパクトは段違いであった)。 「さぁぁぁ、おちびちょわぁぁぁん♪ぱぱとすーりすーりちまちょうねぇんっ!!!」 所々に汚い雑草のような、金髪だった何かを残した大福がすーりすーりしてくる。 赤ゆっくりたちはその姿に怯え、まりさの媚びた笑みを浮かべたすーりすーりに吐き気す ら催した。 「ゆげぇぇぇぇっ!!!やべでぇぇぇ!!やべちぇね!!!ゆっくりできにゃいぃぃっ!」 「ゆぶっ……!」 私はまりさを手で払いのけた。 「何やってんだお前は?赤ゆが嫌がってるだろ!!」 「ゆびっ!!」 そして、私は長女になるはずだった赤れいむの死体を摘み上げた。 「おじさん…その子は…」 「……」 私は赤れいむが死んでいることを確認すると、先日作り上げた釣り針に引っ掛けた。 「おじさんっ!!?」 「うるさい!」 れいむはそれ以上何も言わなかった。ただ、静かに涙を流していた。 その後ろでは、抜けてしまった金髪を元に戻すべく、まりさが抜け毛の上をごろごろと転 がっていた。額やお尻に張り付いた金髪を落とすまいとぺーろぺーろするまりさの姿は、 哀れを越えて滑稽だった。 「どぼじでぇぇぇっ!!!どぼじでかみのけさんおぢでぐのぉぉぉっ!!!」 髪の毛はまりさに愛想を尽かしたのだろう。 ダメな父親になってしまったな、と言いたかったが。私にその権利はないだろう。 釣りをすべく、出入り口を開いて驚いた。海の様子が変わっていた。 陸地が近くなってきたのだろうか?時々、流れ藻が所々に浮かんでいるのである。しかし、 肝心の陸地はまだ見えなかった。 私は釣り糸を垂らした。果たして、釣竿も浮きもなしで、手への感触で魚が食いついたこ とを感じられるだろうか?いや、それよりも魚は赤ゆの死体に食いついてくるのだろうか? どんっという振動が救命いかだに走る。シイラの体当たりだ。もはや、私もゆっくりも慣 れっこになってしまっていたが、不慣れな赤ゆっくりたちはぴーぴー泣いていた。 つんつん、と釣り糸に反応があった。慌てずにそっと釣り糸を引き上げる。 そこには、半分ほど体のなくなった長女れいむだったものしか残っておらず、その残骸も 海水から上げたときに崩れ落ち、海に散っていった。 海面から下をのぞいて見ると、鮮やかな色合いのカワハギの仲間が一匹、餡子を突いてい た。カワハギの仲間はおちょぼ口のような口に強力な歯を持っている。これで、サンゴの ポリプや、小型甲殻類、巻貝などを噛み砕いて食べるのだ。 どうやら、カワハギによって、釣り針を回避するように、周りから餡子を齧られてしまっ たらしい。釣りは失敗だった。 私はため息をついた後、昨夜の食べかけの非常食に齧りついた。非常食はあと1本である。 昼過ぎ、赤ゆっくりたちは空腹を覚えたのか、ぴーぴーと泣き始めた。 「ゆぴぇぇぇぇん!!おにゃかちゅいたよぉぉぉぉっ!!!」 「まりしゃはぽんぽぺーこぺーこなんだじぇぇぇぇっ!!!」 「みゃみゃ~!!!ごはん!ごはんさんがほちいよぉぉぉっ!!!」 だが、ごはんさんはおじさんにもらう以外、手に入れる手段がない。 「ゆぅぅぅ…」 れいむとまりさは、どのタイミングでおじさんに話しかけるべきか迷っていた。 「ゆゆ!?なんだきゃたべらりぇそうなもにょがありゅよっ!!」 一匹の赤まりさがなにやら白い塊に目をつけた。 「まりちゃはぺーろぺーろしゅりゅよ!!ぺーろぺーろ…ゆげぇっ!!こりぇどきゅはい っちぇる…ゆべぇぇぇっ!!!」 空腹を覚えた赤まりさがぺろぺーろしたのは、救命いかだの内部で結晶化していた海水で あった。哀れな赤まりさは盛大に餡子を吐き出し、動かなくなってしまった。 「おじびぢゃん!!!どぼじでおぢびぢゃんがじんでるのぉぉぉぉぉっ!!!ゆわああ! じっがり!ゆっぐりじっがりじでねぇぇぇっ!!!」 れいむがいくら泣き叫んだところで、いくらぺーろぺーろしたところで、赤まりさの目が 再び開かれることはなかった。 「おじさん!おねがいだよ!おちびちゃんに!おちびちゃんにごはんさんをあげてほし いよ!!」 れいむが泣き腫らした目と強張った表情で、私にそう語りかけてきたのは、それから一時 間後のことであった。私は彼らに今日は何も与えていない。れいむの後方では、きらめく 金髪を体中にまとったまりさがこちらを見つめている。その姿はまるで、くたばり損ない のミノムシのようだった。 「ゆうぇぇぇんっ!!!まりしゃのぽんぽぺーこぺーこなんだじぇぇぇぇっ!!!」 「ゆっぐ…ごはんしゃん…れいみゅおにゃかちゅいたよ…ゆぴいいいっ!!!」 赤ゆっくりのうち、ゆっくりは体に対して摂取しなければならない食物の量が、成体のそ れよりも多い。これは急速に成長しなければならない時期だからである。さらに、体内に 一度に収められる食物の量がまだ少ないため、空腹になる速度も成体のそれより早かった。 私はナイフを取り出し、彼らに食糧を用意した。空腹に泣く赤れいむの姿に、かつのれい むの面影を見てしまったのだ。私は、れいむとまりさをどうするべきなのか、依然として 迷っていた。もうかつてのようには可愛がれそうにないのに。 私が与えたのは、救命いかだの底部に付着していたエボシガイを砕いたものだった。それ だけでは足りなさそうなので、溶けそうになっている流れ藻にサラダ油をたっぷりかけて やる。これが私が彼らのために用意してやることの出来る、精一杯の餌だった。 私はエボシガイを一つ口に入れてみた。蔓脚と呼ばれる触手のような部分がシャキシャキ とした食感を残す。慣れればそれなりに食べられそうな味であった。 「れいむ、これはお前の赤ゆっくりに与えた餌だ。お前とまりさは私を裏切った。飼い主 を裏切るのは飼いゆっくりとして、とてもゆっくりできないことだ。ごはんは赤ゆっくり 達から分けてもらえ。赤ゆっくりが許可しない場合、ごはん抜きだ。」 私はまりさとれいむの企てに唯々諾々と従ってやるつもりはなかった。もっとも、実際、 私にはそれ以上の餌を彼らのために用意する余裕すらなかったのだが。 「ゆゆ!!おちびちゃん!おじさんにお礼を言おうね!おじさんが頑張ってくれたから、 ごはんさんでゆっくりできるんだよ!!」 「ゆゆ~ん!おじちゃんありがとうなんだじぇ!」 「ゆっくちありがちょう!!」 しっかりとお礼を言ってから、食事を始める二匹の赤ゆっくり、どうやらいつの間にか、 れいむが飼いゆっくりとしてのいろはの教育を施し始めていたようだ。 「ゆぶっ!!こりぇおいちくにゃい…」 「でもぽんぽいっぱいにならないと、ゆっくりできないんだじぇ…むーちゃ…むーちゃ」 人間との生活である程度の塩味に慣れている親と違い、赤ゆっくりには、塩味の強い食べ 物はまだ美味しいとは感じられなかったようだ。だが、今手に入るのはこれだけである。 「ゆゆ~ん!おにゃかいっぱいだよ!!ちゅぎはみゃみゃがむーしゃむーしゃちてね!」 「おじさん!ごちそうさまなんだじぇ!!おきゃーしゃん!むーしゃむーしゃはゆっく ちできりゅよ!!」 小さな赤ゆっくり二匹には多すぎたのか、それとも油がきつかったのか、二匹はすぐにお なかいっぱいになってしまった。なんだかんだいって、空腹を満たせたことで満足したよ うである。 赤れいむは母であるれいむに、半分以上残ったごはんさんをむーしゃむーしゃするよう促 す。 「おちびちゃぁぁぁん!ぱぱも一緒にごはんさんをむーしゃむーしたいよぉぉぉん!!!」 うわぁ… もう私は、このまりさが何をしても不快に感じるようになってしまった。無事全員帰還で きた暁には、どうにかしてしまいそうである。 「ゆぴっ!!?ゆっくちできにゃいまりさはこっちこにゃいでほしんだじぇっ!!」 「おちょーしゃん、きちゃにゃいよっ!!こっちこないでにぇっ!!!」 私はまりさに少しだけ同情した。娘に彼氏ができたとき、加齢臭のする親父は部屋に入る なと散々に怒鳴りつけられたのを思い出したからである。思えば、娘が引きこもる原因と なったのも、彼氏との交際とその後の破局から来た人間不信によるものであった。娘の彼 氏や人間関係がどんなものだったのか、私は知らなかった。娘は話そうともしてくれなか った。短期大学入学以降、娘は学校の中での友達との関係を何よりも大切にし、それに反 比例するかのように、家族との関わりを避けていったのだ。 あそこですごすごと引き下がらずに、娘に積極的に関わっていれば、また違った展開もあ ったのだろうか?積極的に関わっていれば、助けてやれるような問題だったのだろうか? そして自分にそれだけの器量や知識があったのだろうか? 今、娘は私のことをどう思っているのだろう… 「ごはんしゃんをむーしゃむーしゃしゅるのはみゃみゃがさきだよ!みゃみゃはれいみゅ たちをゆっくちさせてくれちゃよ!ぴゃぴゃはなにもちてくれにゃかったよ!!」 「おちょーしゃんのわらいかちゃはゆっくちできにゃいよ!!きもちわりゅいよ!!」 私が意識を海の彼方にいるはずの家族へ向けている間に、まりさのストレスは、怒りは臨 界点を越えつつあった。何せ、ゆっくりするために作った赤ゆっくりが自分をゆっくりさ せない原因となっているのである。 「おぢび…ゆぎ…ゆぎぎぎぎぎぎ……」 怒りのあまり、歯軋りするまりさを見て、れいむが慌てて赤ゆっくりをしかりつける。 「おちびちゃん!いいすぎだよ!!みんなで、みんなでゆっくりしようね!!」 おそらく、赤ゆっくりたちの父への嫌悪感は、子供なりに、まりさの邪心を見抜いた結果 なのだろう。愛情のこもったれいむの優しいすーりすーりとは違い、強引にすーりすーり をして、自分たちをダシにおじさんから何かをもらおうとする、そのような態度を繰り返 した結果、赤ゆっくりたちは、まりさを、自分達をゆっくりさせてくれないものとしてし か認識していなかった。 「ゆがぁぁぁぁぁっ!!!ぱぱをゆっくりざぜないくそちびどもはじねぇぇっ!!!」 「ゆ゛みゃ!?」 一瞬のことだった。 怒り狂ったまりさの体当たりは、赤れいむを弾き飛ばし、赤れいむは救命いかだから転落 し、海の底へと消えていった。私が驚いて、海面に顔を出したときには、救命いかだの周 囲を泳ぎ回るシイラ以外、何も見えなかった。 「おぢびぢゃんっ!!?」 れいむがまりさの凶行に気がついたとき、まりさは赤まりさに対して攻撃の態勢に入って いた。どうやら、同種でも赦す気はないらしい。 「まりざはゆっぐりぃぃぃっ!!!れいむとゆっぐりぃぃぃっ!!!」 「ゆっぴゃああああっ!!!」 赤まりさはまりさに押しつぶされ、さらに噛み付かれた。 「ゆっぴゃあああああああああああっ!!!いぢゃいいいいいいっ!!!たちゅげで!! おぎゃあああざあああああんっ!!!」 「やべでね!まりさぁっ!!いだがっでるよぉぉっ!!!やべであげでね!!!」 私は慌てて、まりさを平手打ちで撃墜した。 「ゆびぃぃぃっ!!?」 「ゆぐっ!!?」 赤まりさの後頭部は、実の親によって食いちぎられていた。目の焦点は合っておらず、痙 攣が始まっている。もうダメだろう。 「ゆあああああああああん!!!あがぢゃんがあああっ!!!れいむのがわびびあがぢゃ んがあああっ!!!どぼじでごんなごどにいいいいいっ!!!」 まりさの打算によってこの世に生を受けた赤ゆっくりたちは、まりさの激情によってその 命を奪われた。 「ばでぃざはわるぐないぃぃぃっ!!!くぞぢびがぁぁぁっ!!くそぶっ!!?」 私はまりさの顔面に拳を打ち込み、そして、まりさの底部を根こそぎ剥ぎ取った。 べりっ…べりべりりっ!!! 「ゆっぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!!!」 まりさは目からかつてないほどの涙を流しながら、あんよだった部分に残った餡子をうね うねと動かした。 私はまりさの目の前で、剥ぎ取った底部を食べた。 「ゆびいいっ!!やべでだべないで!!ばでぃざのあんよざんだべないで!!!ゆぐわぁ ぁぁぁぁぁっ!!!ばでぃざのあんよざんっっっっっ!!!」 皮は塩辛く、何やらゆっくりできない臭みを感じたが、餡子のしっとりとした甘みは私の 舌を、そして胃袋を喜ばせた。そして、まりさに摂取させていた油分によって、私の空腹 は久しぶりに満たされた。 私がごくん、とまりさのあんよだったものを飲み込んだとき、まりさは呆然とした表情で 力尽きたように、動かなくなった。 私はまりさの傷痕にビニール袋をはりつけ、塩まみれの輪ゴムでラップを止める。 これであんよの傷口から餡子が漏れていくのを防ぐことができる。餡子が乾燥してしまう 前に救助されれば、助かる可能性もあるだろう。 「これでもう二度と暴れることも、逃げることもできん。どうせ、お前だけ逃げても生き 延びられないんだ。おとなしくしていろ!もし、助かったらちゃんと治療を受けさせてや るかもしれん。」 私の言葉はまりさには届いていなかった。 「ゆぎっ…ゆぐ…まりざのあんよ…まりざのずでぎなあんよ…どぼじで…まりざがこんな めに…えっぐ…」 その泣き言を聞いたとき、私はまりさをもう一発殴ってやりたかった。 だが、そのような行動は、ただでさえなくなりつつある私の気力と体力を奪うだけだった。 その後、私は懸命に陸地を、船を捜したが、その日は水平線と人の顔のような入道雲以外、 何も見えなかった。 「ゆっぐ…いじゃいよぉぉぉっ!!!れいむぅ…まりさの…まりさのたくましいあんよが なくなっちゃっだよ~…れいむぅ…ぺーろぺーろしてよ~…まりさ、いだぐですーやすー やでぎないよ~…れいむぅ~…」 真っ暗な夜の救命いかだの中で、まりさの呼び掛けに答える者は誰もいなかった。 漂流16日目 私が朝起きたとき、まりさは生きていた。あんよの痛みで眠れなかったのか、目の下には クマができており、泣き腫らした目は真っ赤に腫れ上がっていた。 残る非常食は1本、これは最後の最後まで取っておきたかった。私は昨日死んだ赤ゆっくり の死体を口に放り込むと、救命いかだの出入り口を開き、太陽熱蒸留器を海面に送り出した。 「…ゆあ…」 一瞬、れいむは悲しそうな表情をしたが、もはや私に自分以外の世話をしている余裕はなか った。手持ちの食べ物がないのである。そして、救命いかだ底部に張り付いているエボシガ イも、手の届く範囲のものはほとんど取り尽しており、他の動物を捕獲する必要があった。 とりあえず、私はれいむに水だけ与えた。 れいむは昨日、産んだばかりの赤ゆっくりがあっさりと全滅して以来、塞ぎ込んでおり、そ の表情や瞳は暗く沈んだままだった。 まりさも横倒しにし、水を飲ませてやる。生かすにしろ、殺すにしろ、こいつをそう簡単に 永遠にゆっくりさせるつもりはなかった。 「おじざん…おでがいじまず…ごはんさんを…ばでぃざになにがだべるものをぐだざい…」 私はまりさの口にサラダ油をダイレクトに注いでやった。食べ物に関しては、イノシシ並 みに悪食にもなれるゆっくりのことだ。死ぬことはあるまい。 「ゆべ…ゆえええ…きぼぢばるび…ゆえええ…これじゃあゆっぐりできないよ~…」 私は、近くを流れていた流れ藻を拾い上げてみた。今回の流れ藻はまだ新鮮なもので、その 表面には小さなカニやエビ、巻貝が付着していた。どうやら、釣り餌には困らなくて済みそ うである。 私は小さなカニを、苦労して釣り針に差し込み、海へと投げた。 しかし、海に着水した瞬間、カニは釣り針から外れて、海の底へ沈んでいってしまった。気 を取り直して、もう一度チャレンジする。今度は…やはりカニでいこう。 エビはそのまま私が食べることにした。 私はそっと、釣り糸を垂らす。空腹と海水腫瘍から来る痛みのせいで、釣り針に餌を付ける だけで疲れてしまった。 そして、釣り糸を伝わってくるであろう感触をひたすら待つ。これほど真剣に釣りをしたの は生まれて初めてだった。 ぴくん 微かだが、引っ張られる感触…アタリだ! 「こんなエサにはつられないむらぁぁぁぁっ!!?」 釣りあがったのは、トビウオでもなく、カワハギでもなく、シイラでもなく、むらさだった。 むらさはまだ室内での大量繁殖技術が確立されていないため、ペットショップに出回ってい るものは高価である。近年、値段は漸進的に低下してきているが、それでも学生や子供には 買えない値段であった。 「むらさを海にかえしてね!!むらさは海の中じゃないとむらむらできないよっ!!!」 救命いかだのゴム床の上でぴちぴちと跳ねるむらさ。以前、まりさが脱走したときに見た個 体とは別個体のようだった。 私は、このような何の罪もないゆっくりを殺して食べることに一瞬躊躇した。だが、それを 言ったら、私たちの、いや、植物以外の何かを食べて生きている動物は全て断罪されなけれ ばならない。 「ゆるしてくれ…」 私はせめて一撃で楽に逝けるよう、ナイフを中枢餡めがけて差し込む。 「ゆぎいっ!!?」 そして、ぐるりとナイフをまわした。 「…も…むらむ…」 私は動かなくなったむらさを皿の上でてきぱきと切り分けると、はやる気持ちを抑えること が出来ず、切ったそばから口の中に放り込んだ。 微かに塩味がする皮と、濃い甘みととろみをもった黒蜜。口の中がむらむらしそうな美味し さだった。新鮮なむらさならではの味であろう。私は少し残しておこうと思っていたのだが、 気がつくと全てを平らげてしまっていた。 「ゆぅ…ゆぅぅぅ…」 れいむとまりさは空腹の限界であったようだ。私がゆっくりを貪り食っている間にも、ちら ちらと訴えかけるような目でこちらを見ていた。 私は流れ藻を切り刻み、たっぷりの油をかけてかられいむに食べさせ、その残りをまりさに 差し出した。 「ゆひっ!!!むーしゃ!むーしゃ!しあわぜえええええっ!!!」 久々のまともな食事にしあわせーをするまりさ。本当はぶちのめしてやりたい気持ちもある のだが、ゆっくりを殺してしまったら、自分ひとりになって、やっていけるのか?精神を保 てるのか?という不安があった。 その後、さらに釣りをしようとしたが、波が少し出てきたので、太陽熱蒸留器を回収し、出 入り口を閉めた。ポンプで救命いかだに空気を送り込み、窓から外を眺める。 私の体力は目に見えて衰えていた。以前は、救命いかだがぱんぱんに膨れ上がるのに、1時 間ほどのんびりとしたペースでポンプを押していればよかった。しかし、最近は、2時間近 く、押さなければ満足に膨らまない。私が途中ですぐに疲れてしまうからだ。 私は後何日、漂流すればいいのだろうか? そして、この救命いかだはいつまでもつのだろうか? 通常、救命器具などにも耐久日数というものがある。どんなに品質が高くても、劣化しな いものは存在しない。私は不安に駆られ、もう少しだけと、ポンプで空気を送り込む作業 を再開した。 私はこういう作業をしているとき、可能な限り、空想を楽しむようにしていた。 最近、肩が凝ると言っていた妻を温泉にでも連れて行こうか? 息子は自然科学が好きなので、山奥など自然が残っているような小さな温泉地の方が喜ぶ だろう。 娘はどうやって連れ出せばいいだろうか?何を言ってもウザイウザイと相手にしてくれな いだろう。私はどうしてやるべきだったのだろう… そして父と… ああ、お父さん、ごめんなさい…ごめんなさい… その夜のことであった。 その日の夢は、妻と結婚したばかりの頃の夢であった。 父は妻の料理を大層気に入り、いつも過分な嫁をもらったなと、私をからかっていた。 あの頃は何をするにも妻と一緒だった。歳を取ってからも決して仲は悪くなかった。 妻は更年期に入って以降、些細なことで怒ってばかりいた。 そして、歳を取り、短気になった父とことあるごとに怒鳴りあいを演じていた。 思えば、あの頃から私は家庭のことに鈍感になったのかもしれない。怒鳴りあいの度に 磨り減っていく、私の弱い精神を守るために。 テレビをつけたまま、ソファーで眠っている私を妻が起こそうとする。 昨日は娘の運動会で疲れたのだ。もっと寝かせて欲しい。まさか借り物競争に出るはめ になるとは思わなかった。 「おじさん…おじさん…」 いや、待て…妻が私をおじさんと呼ぶことはない。これは…誰だ? 「おじさん!…」 目の前にいたのは、れいむだった。まりさは昨夜眠れなかったせいか、ぐっすりと熟睡 している。 「なんだ?…どうした?」 私はしばらく、ここが夢の中なのか、現実なのか分からなかったが、救命いかだに打ち 付ける波の音と、背中や脚の海水腫瘍の痛みが私に現実を突きつけた。 「…れいむ?…」 暗闇で、私の目はれいむの輪郭を微かに捉えていたが、その表情は見えなかった。 「おじさん…れいむはおじさんにおねがいにきたよ…」 れいむの声はいつになく真剣だった。私を裏切ったことを考えれば、相手をせずに眠っ てしまっても良かったのだが、れいむの声はそれを許さない何かを含んでいた。 「おじさん…せめて、まりさをゆるしてやってほしいよ…きっと、きっとこんなことに なっていなかったら…ずっとおじさんのゆっくりぷれいすでみんなゆっくりできたよ…」 「…」 れいむは静かに語った。 ペットショップでの懐かしい日々を。 おじさんとの楽しい思い出の数々を。 まりさがうちに来たときのことを。 どうしてまりさと救命いかだを離れようとしたかを。 私は知らなかったが、れいむはずっと後悔していた。 「れいむは、おじさんには無事、おじさんのゆっくりぷれいすに帰って欲しいよ。そし てこれからもゆっくりしてほしいよ!れいむはおじさんが飼い主でほんとうによかった と思っているよ…」 おじさんを裏切るような真似をしたことを。 「…れいむ?…」 「れいむはただのゆっくりだよ…おじさんにしてあげれることなんて何もないよ…だか らせめて、できることでおじさんを助けたいよ…」 れいむはじっとおじさんの瞳を見た。そして、大きく息を吐き出した。 「さぁ…」 まりさと救命艇を離れて以来、れいむはかつてのように微笑んでくれないおじさんの視 線が何よりも辛かったのだ。 まりさよりも、おじさんの愛情を理解していたからこそ、それを失った日々に耐えるこ とが出来なかった。 飼い主をゆっくりさせられない、飼いゆっくりの存在価値を、れいむは知らなかった。 だからせめて最後に、償いをして永遠にゆっくりしたかった。 それが、れいむの疲弊した精神に、ぼろぼろの体に残っていた、金バッジとしての最期 の矜持だった。 「おたべなさい」 「…れいむ…」 返事はなかった。 そこにあるのは、かつてれいむだったもの、 二つに割れた、汚れた饅頭だった。 「れいむ…ありがとう…一緒にゆっくりしてくれて…ありがとう…」 いつの間にか、私は泣いていた。涙に滲んだ視界で、真っ二つに割れたれいむがふっと 笑ったように見えた。 こうなると気付くことができたならば、せめて最後にれいむの頬を、頭を、撫でてやり たかった。 れいむの犠牲を無駄にしないために、私はなんとしても生き延びなければならなかった。 私は泣きながら、れいむとの思い出を一つ一つ反芻していった。 結局、朝になって、何度目かの腹の音が私の脳に空腹を警告するまで、私はれいむに口 をつけることができなかった。 れいむは最後の瞬間に、自分よりも、自分の番よりも飼い主を優先した。 金バッジの輝きは、伊達ではなかった。 だが、それはゆっくりに対する裏切りとも言えた。 「ゆゆ…あんよがいじゃいよぅ…れいむ~…ゆゆ!?れいむ!?」 まりさが目を覚ましたとき、外は既に明るくなっていた。 れいむは、まりさが赤ゆっくりを永遠にゆっくりさせてしまって以来、まりさに口を利 いてくれなくなっていた。 まりさは焦った。このままれいむに嫌われては、まりさは精神的に大きな傷を負ってし まうだろう。いろいろあったが、まだまりさの中では、れいむへの慕情は燃え上がって いたからである。 そして、もはやおじさんの庇護下では、れいむの関心なしには、生き延びることは出来 ないのだ。一時の感情に任せて台無しにしてしまった自身の計画の尻拭いを、なんとか 無事に済ませなければならなかった。 「れいむ?」 れいむはいつもの場所、自分の隣にいなかった。 まりさは救命いかだの中をきょろきょろと視線を動かした。そして見た。 おじさんが何かを食べているのを。それを見間違えるはずはなかった。 「…ゆ?…あ…あ゛…あ゛あ゛あ゛あ゛!れいむぅぅぅっ!!!」 まりさはれいむが「おたべなさい」をしてしまったことに気がついた。 まりさの目の前には、は真っ二つに割れた「れいむだったもの」を貪り食う、見るから にゆっくりできない髭と髪が伸び放題の汚い人間の姿があった。その人間の口が動き、 まりさの愛したれいむをがぶりと食べ、咀嚼していく。 「ゆわぁぁぁぁぁんっ!!!れいむ!れいむぅ!!!なんで!!!なんでぇぇぇ!!! まりざはっ!!まりざはれいむのごどが一番大事だったのにぃぃぃっ!!!」 まりさは理解できなかった。なぜ、れいむがおじさんのためにおたべなさいをしてしま ったのかを。まりさを放置して。 まりさは自分の行為が直接的に、間接的に、れいむを追い込んでいたことに気がついて いなかった。自己反省能力が確立されているか否か、それは金と銀とを分ける、一つの 指標だった。多少なりとも有能であり、性格が良く、自分を省みることができる個体は 金として、要するに人間と共に暮らす資格があるものと認定される(一時的にそのよう に振る舞う狡猾な個体のせいで、金馬鹿による事件が絶えないわけであるが)。それが 金色の輝きなのである。 それに対してある程度性格は良いが、人間のルールに疎い、優秀だが性格に難がある個 体に与えられるのが銀色の輝きである。銀は交流するためではなく、ただ飼う、手元で 見るためだけの愛玩動物として優秀ということを示しているのだ(もちろん、銀や銅であ りながら、試験を受けていないために、試験で実力を見せられないがために、それ以上 の価値があることを飼い主以外にアピールできない個体も多い)。 結局、このまりさは、自発的に飼い主のために何かをするということが、できなかった。 そして、理解できなかった。 「やべろおおおおおっ!!!だべるなああああっ!!!がえぜ!!ばでぃざのれいむを がえぜえええええっ!!!」 まりさはおじさんをボコボコにしたかった。あんよさえ動けば、今にもおじさんに飛び 掛って行ったであろう。おじさんはまりさの愛するれいむを汚している、そうとしか見 えなかった。 「れいむをだべるなああああっ!!!おばえがっ!!!おばえなんがが!!!れ、れい むを!!ばでぃざのれいむをおおお!!!がえぜええええっ!!!れいむうううっ!!」 おじさんはれいむの四分の三をあっという間にたいらげてしまった。 「ゆあああ…れいむ…どぼじで…まりさのれいむ…」 「まりさ…」 おじさんがまりさに話しかけるのは久しぶりだった。 「れいむがおたべなさいをする前に、お前をよろしく、と言った。」 「ゆ!?」 そして、おじさんがまりさの前に突き出したのは、れいむの体の四分の一だった。 「食ってやれ。れいむが好きだったのならば食ってやれ。」 「ゆゆ!!?」 おじさんは、まりさの前に、舌を伸ばせば届く距離にれいむだったものを置くと、水 を飲んでいつものように窓から外を眺める位置に移動し、まりさの方を振り返ること はなかった。 「…れいむぅ…なんで…なんでまりさをひとりに…」 結局、夜の闇が辺りを包むまで、まりさはれいむを食べられなかった。 おじさんが寝静まった後に、まりさは泣きながられいむを味わい、れいむとの思い出、 すーりすーりしたときの肌触りを思い出し、また泣いた。 漂流17日目 その日の早朝のことだった。まだ東の空がうっすらと紫色のベールを脱ぎ始めていた とき、私は何かの物音に気がついて目が覚めた。 波の音か…? だが、波の音に混じって微かに何か別の音が聞こえる。 私は変な体勢で眠っていたせいで、痺れてしまった脚をなんとか動かし、立ち上がっ た。窓から外を見たが、何も見えない。 私は広い視界を求めて、出入り口を開けた。朝のひんやりとした潮風が救命いかだの 中に吹き込み、私の、靄がかかったままになっていた頭脳を目覚めさせていく。 「ゆ…ゆぅ…しゃむいよ…」 まりさも冷たい潮風で目が覚めてしまったようだ。 私は出入り口から首を出し、まだ暗い洋上を眺めた。 「!!!」 船だった。しかもかなり近くを航行している。 波の音に紛れていた「別の音」は、船の機関の音だったのだ。 「船だっ!!!」 思わず口走り、私はしまいこんであった救難用紅炎を取り出した。まだ暗い洋上で果た して煙による信号が通じるのか不安ではあったが、距離が近いだけに見張りがちゃんと 仕事をしていれば、可能性はあった。私ははやる気持ちを抑え、ひもを力強く引っ張っ た。これで、家族にまた会える! 「!!?」 だが、救難用紅炎は発煙することなく、ひもだけが切れた。不良品だったのか、それと も、まりさが奪っていった課程で劣化したのか… いずれにしろ、私から船に助けを求める手段はなくなってしまった。 救命いかだの先端についている、レーダー反射板は役に立っているのかどうかさっぱり 分からなかった。こうしている間にも船は進んでいく。 太陽の光が辺りを明るく照らすにはまだ、時間があった。このままでは日が昇る前に船 は通り過ぎていってしまう。 何かないのか!?何か! 私は信号弾が残っていないかと、救命いかだのポケットを、脱ぎ捨てたままになってい る衣類のポケットを探った。私が見つけたのは、ライターだけだった。 それは、客船脱出時から持っていたものの、タバコを忘れてきたために使うことのなか ったライターだった。 ライターの光はあの船から見えるだろうか? 確かに、船は近くを航行しているものの、ライターの光はあまりに微弱だ。 私は泣きそうになった。 なんでいつもこうなんだ!前は信号弾を上げても気付いてもらえなかった! 今度は近くを船が通過しているのに、アピールするものがない!! 私の脳裏を家族の顔が浮かんでは消えた。 会いたい! 妻の愚痴を聞いてやりたかった。 息子を褒めてやりたかった。 娘ともう一度会話がしたかった。 父に謝りたかった。 私はライターをじっと見た。 もはや手段を選んでいる暇はなかった。 これが助けてもらう最後のチャンス、そう思った私は、リュックからまりさの帽子を 取り出した。長い時間、その他の荷物や私の体重によって圧迫され、帽子は今やぺし ゃんこの布切れのようになっている。 「ゆ…ゆ?…おぼうし…ま…りさの…まりさのおぼうし!」 まりさが久々に見た自分の帽子の姿に、その弱々しい目を力いっぱい輝かせる。 その目には、お帽子を返してもらえる、という期待にあふれていることが簡単に読み 取れた。私は、即席ゆっくりはうすだった、発泡スチロールの中に、れいむのリボン、 非常食の包装、私の薄汚れたシャツを放り込んだ。 「返してくれるの!?まりさのお帽子返してくれるの!?」 最後にまりさに、サラダ油で一杯にした帽子を押し込むように被せ、発泡スチロール に入れて水に浮かべる。 「ゆびゃあああっ!!どぼじでごんなごどずるのおおおっ!!!ぬるぬるずるよぉ! きもちわるいよおおおおっ!!!」 よし、浮力は大丈夫だ。 私はまりさを軽く揺すり、発情させる。 「ゆゆ!?なにしてるの!?やめて!まりさはれいむとしか…ゆほぉぉぉっ!!!」 そして屹立したまりさのぺにぺににマニュアルの1ページで作ったこよりを差し込ん だ。 「ゆぎいいいっ!!!なにずるのおおおっ!!!いじゃいよおおおっ!!!ばでぃざ のぺにぺにでいたずらじないでぇぇぇっ!!!」 サラダ油は日常生活で火災の原因となるのを防ぐために、灯油などと比べて発火点が 高い。しかし、点火のために燃える素材があれば、サラダ油に引火させるものがあれ ば、その炎によって熱せられたサラダ油は燃え上がるのである。 私はサラダ油をまりさの上から全て振りかけ、ぺにぺにに突き刺さっているこよりに ライターで火をつけた。ぺにふぁいあである。 「やべで!!やべでね!!ひさんはざっざどぎえ…ゆぎゃあああああああああああ゛ っ!!!ばでぃざのぉっ!!!ばでぃざのべにべにがぁぁぁぁっ!!!」 暗い海の上で、ぺにぺにから炎を発しながら泣き叫ぶまりさの姿は滑稽であったが、 私の命をつなぐための希望の光だった。 私はさらに化学繊維で出来た私の服に火をつけ、それを洋上の発泡スチロールに素早 く突っ込んだ。しばらくして、服の炎はサラダ油に引火し、さらに燃え広がっていく。 「やべでええええっ!!!ごないでえええっ!!!どぼじでひざん、ばでぃざにいじ わるずるのぉぉぉっ!!?」 必死にぺにふぁいあをぺーろぺーろして消そうとするまりさ、しかし、ぺにぺにをぺ ろぺーろしようとしたまりさの舌を伝って、炎が、口内、顔の油へと引火していった。 「ゆぎゃあああああああああっ!!!ばでぃざのおがおが!!!ばでぃざのおがおが がじざんだよっ!!!あぢゅい!あぢゅいよおおおおっ!!!だじゅげでえええええ えっ!!!」 私はまりさに負けじと叫んだ。 「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉいっ!!!ここだぁぁぁっ!!!たすけてくれぇぇぇっ!!」 まりさは炎の勢いを増し、燃え続ける。最近はサラダ油を餌代わりに摂取していたこ ともあってか、思いのほか良く燃えていた。火はシャツやゴミにも引火し、明々と漆 黒の洋上を照らす。 「おじざん!おねがいだじゅげでえええっ!!!ばでぃざをだじゅげでえっ!!!ば でぃざはおじざんどゆっぐりじだいよぉぉぉぉぉっ!!!ばでぃざをみずでないでぇ ぇぇぇぇぇぇっ!!!」 「おぉぉぉぉぉぉいっ!!!」 まりさの皮は炎に焼かれ、黒く焼け焦げた部分が、まるでまりさの体表を這い回る不 定形の悪魔のように広がっていく。 「おねがいでず!だじゅげでぐだざい!ばでぃざいいごにじまず!おじざんをみずで だりじばぜん!だがらおじざんもばでぃざをみずでないで!!!ぎょっぼぼぼぼっ! ばでぃざのおべべがああああっ!!!」 まりさの寒天の目が炎によって、どろりと崩れ落ち、めらめらと燃え上がる火はまり さの眼孔から餡子を焼き尽くしていく。船はすこしずつ進路をこちらに向けているよ うに見えた。気がついてくれたのだろうか? 「たすけてくれぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」 私は塩で焼かれているのどを張り裂けんばかりに酷使し、叫び続けた。 その時、ボーッという汽笛の音が、朝の冷たい大気を引き裂くかのように轟く。 見つかったのだ!見つけてくれたのだ! 「ゆびゃあああああああっ!!!いやじゃ!!!じにだぐないいいいっ!!!だず げでっ!!!ばでぃざはゆっぐぢずるのぉっ!!?かっは?…あぎゃぎゃぎゃぎゃ ぎゃっ!!!」 まりさものどが焼かれているようだ。ただし、塩ではなく、炎で。 「ゆびーっ!!!ゆぎぎ!!?おみずざんだよっ!!!ばでぃざだじゅがっだ…わ ぎゃああああああっ!!!」 発泡スチロールにまで引火すると同時に、海水が侵入し、火が消えていく。その代 わりに傷口に海水が入り込むことで、塩による痛みが全身を襲った。 「ひぎっ!!!ひっぎぎぃぃぃっ!!!おでがび!!!ばでぃざをだじ!!!ばで ぃざばぼぼぼぼ…ごぼっ……」 だが、それも束の間のことだった。海水の浸入によってバランスを崩した発泡スチ ロールは転倒し、その中身を海中へとばら撒いた。そして、まりさも沈んでいった。 まりさは残りわずかな生の中で、何も見えない暗闇の中でゆっくりと自分の体が溶 けていく感覚を味わっていった。 まりさは焼死する寸前で、その運命を溺死へと変更されたのだった。 船が私のすぐ横に来たのは、まりさが沈んでから、20分後のことであった。 私の漂流生活は唐突に始まり、そして今、唐突に終わった。 私は無事、船に救助された。 今や、さっきまで私の全てであった救命いかだは折り畳まれ、甲板上にロープで固 定されている。 私は震えが止まらなかった。本当に救助されたことが嬉しくて、言葉では言い現せ られなかったが、ただ、嬉しさのあまりに泣いていた。 つい一時間ほど前までは、ずっと死ぬことだけを恐怖し、生きて帰れることをただ 願っていた。だが、人間とは欲深い生物だ。今となっては別のことが怖い。 私は楽しみな反面、怖かった、家族に再会することが。 あれだけ、遭難中は家族に会いたいと思い続けていたが、どんな顔をして帰ればい いのだろう?家族に何と言えばいいのだろう?それが分からなかった。 いや、それよりも、家族はどんな顔で私を迎えてくれるのだろう? その後、私は近海で私を捜索していた海上保安庁の船に移乗し、近くの港に下ろさ れた。 そこには家族がいた。 妻が泣いていた。息子が泣いていた。 引きこもりで二年以上部屋から出て来なかった娘もそこで泣いていた。 そして、 ああ ああ… お父さん… 私がやっと搾り出したのは 「ごめんなさい…ごめんなさい…」 それだけだった。 私を昔のように抱きしめてくれた父の手は、かつてのように暖かかった。 父の前で泣いたのは、最後に怒られて以来…そう、高校生のとき以来だった。 それはいつも通った道だった。 何一つ変わらない家路だった。 でも、今まで見たどの風景よりも、暖かく、懐かしく、そして、心からゆっくりで きる道だった。 家族みんなで家路を歩いたのは、何年ぶりだろう… 私は父の車椅子を押しながら、一歩一歩を噛みしめるように歩いていった。 私はゆっくりによって、死にそうになり、ゆっくりによって生きることが出来た。 私はあの時、れいむによって生かされたと思っている。 れいむが最後の最後で見せてくれた、ゆっくりとしての矜持に。 私の漂流は終わってはいない。 私の家族はまだ漂流している。 漂流している理由も、その状況もみんな違う。 だが、少なくとも今回の一件で、我々の目的地がどこにあるのか、気がつくことが できたような気がする。 だから、少しでも目的地に近づけるよう懸命に櫂を漕ごうと思う。 少しでも、私の愚かさによって失った時間を取り戻すために。 今度ばかりは自力で漕がなければいけない。 誰にも、流れにも、助けを期待するわけにはいかないのだ。 懐かしい玄関をくぐる。 家の臭いがすっと鼻に入ってくる。それは何よりもゆっくり出来る臭いだった。 「…ただいま…」 ― ゆっくり漂流記 完 ― 作:神奈子さまの一信徒 最後までお読みいただきありがとうございました。 また、楽しみに待っていてくださった読者の皆様、wikiや餡さいくろの編集を担当 してくださった方々、ありがとうございました。 なお、漂う命で述べたように、著者に船上での活動の経験はあっても、漂流した経 験はありません。おかしな描写等ありましたら、私の非力によるものです。 お目汚し失礼致しました。 過去作という名の一点突破の歴史 ふたば系ゆっくりいじめ 777 南の島のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 783 南の島の生命賛歌 ふたば系ゆっくりいじめ 793 南の島の葬送行進曲 ふたば系ゆっくりいじめ 817 南の島の風葬墓 ふたば系ゆっくりいじめ 827 南の島のスカーレットクロス ふたば系ゆっくりいじめ 846 南の島の天の河 ふたば系ゆっくりいじめ 866 あまりにも南の島のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 890 とてつもなく南の島のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 908 むらさの舟歌 ふたば系ゆっくりいじめ 932 まりさときのこ狩り ふたば系ゆっくりいじめ 958 うつほは舞い上がる、空高く ふたば系ゆっくりいじめ 992 北方ゆっくり戦史 二つの群れ ふたば系ゆっくりいじめ 1001 北方ゆっくり戦史 ヴェルギナの星の旗の下に ふたば系ゆっくりいじめ 1050 偽者の生きる価値 ふたば系ゆっくりいじめ 1117 ゆっくり漂流記 漂う命 ふたば系ゆっくりいじめ 1138 ゆっくり漂流記 抗う命
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「ふたば系ゆっくりいじめ 874 対決!物乞い野良のしんぐるまざー/コメントログ」 人間がゆっくりに対して論理的に話をするのは好き。 -- 2010-06-15 02 18 23 子ゆのゲス率の高さは異常 -- 2010-06-22 11 48 51 子ゲスを持ち上げてからどん底に叩き落としたい -- 2010-07-01 21 50 13 しんぐるまざーには優しくしないといけない。 -- 2010-07-18 04 18 36 なにこのガフガリオン -- 2010-07-20 13 18 14 ゲスでも善良でも飼いゆっくりの落ちる姿は楽しいww -- 2010-07-24 02 48 03 絶望しやがれゆっくり共! -- 2010-07-25 22 57 50 口は悪いけど意外にしっかりした考えを持ってるお兄さん素敵 -- 2010-07-27 23 22 58 何気に言い方が古い 国鉄とは… -- 2010-09-04 18 47 13 お兄さんが途中から一方通行に見えた。物乞いとゲスは虐待だ、希少種とめーりんとようむ以外は虐待だ -- 2010-09-14 23 48 31 ↓気が合うな -- 2010-09-28 18 56 02 ヒャッハー! 稀少種だろうが胴付きだろうが、ゆっくりはまむまむに爆竹詰めて爆殺ダァ! -- 2010-10-12 06 55 23 論理的に苛めるのはすっきりするなー! -- 2010-11-17 10 23 52 まりさは好き・・だけどゲスは話し合ってだめだったら虐殺する。 -- 2010-11-18 21 59 10 れいむは良いゆっくり こども虐殺するゼ -- 2010-11-18 22 00 43 なんでお兄さん所々カタカナになってるの? バイドにでも浸蝕されてるの? -- 2010-11-23 19 02 03 良いゆっくりは死んだゆっくりだけだ -- 2010-11-27 08 45 30 死んだゆっくりだけが良いゆっくりだ の方がよく聞くけどな -- 2011-01-27 11 24 19 イラストの子れいむ…なんつー嫌らしい顔だよ。まさに醜悪。 それまで図に乗りまくってお兄さん罵倒してたくせに、話がごはんのことにシフトしたとたんに自分可哀相アピールを始めた赤ゆどもにビキィときた。 -- 2011-01-27 11 28 00 童を潰し、親を得る。 -- 2011-05-19 22 45 23 このお兄さん優しいなー、糞袋に世の中教えてやって この親霊夢だけなら飼って善良種生ませて愛でる -- 2011-10-06 23 51 32 俺なら早々に親だけ拾って子供は殺す。 拾うならね -- 2011-10-21 05 37 07 セリフがだらだらと長げえよw ゆっくりにガーガー言っても0.01%も理解してくれないだろw このssのれいむはかなり理解してるから相当賢いんじゃない? -- 2012-01-22 16 29 00 親だけ飼うわ、俺なら。 子は潰して餡子になったら、あまあまとして貢ぐ。 あと子ゆっくりの顔がむかつく。 おまえも(子ゆっくり)蝋人形にしてやろうか!? -- 2012-03-19 21 58 20 暇”潰し”かw -- 2012-06-24 13 48 58 精神破壊系好きだよww -- 2012-07-27 08 01 57 出勤時間にジャージ姿でゆっくりと長話するお兄さん…あっ(察し) -- 2013-07-31 12 13 56 親は何にも悪く無いのに… -- 2015-11-28 16 00 55 ま、自分なら全員拾って餡子入れ替えてしつけ直すな -- 2015-11-28 16 03 36 餡子入れ替えたら記憶なくなるからな -- 2015-11-28 16 04 08 子供は爆竹で爆破か、エアガンで撃ち殺すこれで決まり!ww -- 2015-11-28 16 07 26 一通さんかよwww 親れいむはなにも悪くないとか言ってるけど、人間をゆっくり「させてあげる」って考えの時点でもうゲスだよな。ゆっくり「してもらう」だろうよ -- 2016-05-25 02 31 34 赤ゆはどうした -- 2016-06-12 21 06 49 セリフが長すぎるのはゆっくりできないよ、理解してね! -- 2017-06-15 09 14 08 このお兄さん暇人だな -- 2017-11-24 21 17 34 アハハハハハハハハハ -- 2021-03-16 16 25 27 なんで笑ってんの -- 2021-03-16 16 26 28
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『ゆっくるしんでね!』 11KB 虐待 実験 妊娠 赤ゆ 現代 最初の予定と全然違う終わり方 ゆっくるしんでね! ポマギあき 蠱毒(こどく)という物を知ってるだろうか。壺の中に大量の虫を入れ、争わせる。 そして最後に生き残った虫を用いて呪いをかけるという、それは惨たらしいものだ。 私はこれをゆっくりで行った。大きなダンボールの中、餌もなく水もなく、ゆっくり達は殺し合った。 最終的に生き残ったのは、まりさだった。まりさを、何もない新たなダンボールに入れる。 そして、同じようにして生き残ったれいむ、ちぇん、ありすを、まりさのいるダンボールへと入れる。 そこでまたしても争わせる。餌がない為、ゆっくりを喰らい続ける事になる。 またしても、生き残ったのはまりさだった。ダンボールから取り出し、私は挨拶をしてみる。 「ゆっくりしていってね!」 「ぎゅえええええええええええええ!! ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいいい!!」 返り血ならぬ返り餡子に塗れたまりさ。私の挨拶も、まりさには届かなかった。 まりさはそのまま涙を流し、苦悶の表情を浮かべながら苦しいと叫び続ける。 さて、蠱毒と違って私は、まりさを呪いに使わない。私が望むのは、苦しみのゆっくりだ。 「ぐるじいいいいいいいい!! ぐるじいよおおおおおおおおお!!」 すっかり発狂してしまったまりさに、私は精子餡と呼ばれる物を注射した。 その薄ら白い液体は、人間のそれを想定させる。そして見た目と名前通り、それを注射されたゆっくりは妊娠する。 私が用意した精子餡の種類は、まりさ種。まりさは、まりさの赤ん坊を孕む事になる。 「ゆぎいいいいいい!! ゆぎいいいいいいいい!! おぢびぢゃんでぎぢゃっだあああ!! ぐるじい! ぐるじいいいいいいい!!」 赤ゆっくりを身籠もった事に苦しみを訴えるまりさ。 まりさの態度とは対照的に、まりさの額からは緑々しい茎が伸びてきた。実ゆの飾りや、表情はまだ分からない。 それから一週間の間、私はまりさに餌を与え続けた。餌は勿論、そこいらでたっぷりと苦しめたゆっくりの中身だ。 飾りを添えて、死臭を撒き散らしながらまりさの元に差し出す。 「ぐるじいいいいいいい!! ぐざいいいいいいい!! ゆっぐじのしたいだあああああ!! むーじゃむーじゃ…ぐ、ぐるじい!まずいいいいい!!」 あれほど苦しめたのだ。十分甘いはずなのだが、まりさはそうでないという。むしろ、まずいと云われた。 私は指でそれを掬って舐めてみる。濃厚な甘さと、クリーミーな食感が私の満腹中枢を刺激した。 「ぐるじいいいいいいいいい!!ぐるじいいいいいい!!もっどだべるうううう!!むーじゃむーじゃ…まずびいいいいいいい!!!」 まずいと云いつつも、まりさは食べる事を止めなかった。そして、喉が渇いた頃には水をやった。 水は、ゆっくりが出すしーしーだ。勿論、これも恐怖に戦(おのの)かせて失禁させたものだ。 「ごーぐごーぐ…ぐざいいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!!!」 睡眠の時も、それは安らかではなかった。奇妙な寝言をたてながら、まりさは苦悶の表情のまま眠りに就いた。 「ゆびー…ゆびー…ぐるびー…ぐるじー…ぐるじーよぉ…ゆぎゃー…ゆぎゃー…」 結局、まりさは餌や水を食べながら、涙を流して苦しいと訴えた。睡眠の時でさえも安らかではなかった。 一週間が終わり、その次の日にそれは起こった。私は起床して早々、まりさの様子を見た。涙こそ止まっているものの、相変わらず苦悶の表情。 「ゆっぐるじんでね!う、うばれるよ!?」 謎の挨拶を私に投げかけると、赤ゆ達が茎から落ち始めた。ポトポトと落ちると、それぞれが苦悶の表情で一斉に挨拶をした。 「りゅうざんぢぇ、ぎゃおをあらうがごぢょぐゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「はりぢぇ、おびぇびぇをじゃじゃれぢゃようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「びるぎゃらどびおりぢぇ、のうりょうをぶぢまぎぇるがのようにゆっぐるじんぢぇにぇ!?」 「ゆうううううううううう!! どっでもぐるじぞうなおぢびぢゃん…ゆっぐるじんでね!!」 「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」 生まれたのは赤まりさ三匹。親子揃って、ゆっくるしんでねという挨拶を用いている。 私は驚いた。二世代としない内に、ゆっくりにとってのゆっくりが変化したのだ。 硫酸で顔を洗うが如く、針でお目々を刺されちゃうように、ビルから飛び降りて脳梁をぶちまけるがのように『ゆっくるしんでね!』。 それは恐らく、蠱毒の中で理不尽に食い殺されたゆっくり達の中身のせいだろうか。 この世を恨み、憎んでも憎みきれないまでの言葉。 『ゆっくるしんでね!』 それには、ゆっくりと苦しめと云う意味が込められているのだろうか。今現在の私には、それは理解できなかった。 「ゆ…ゆやあああああああああああ!!おにゃぎゃへっぢゃよおおおおおお!!もっぢょぐりゅぢぐぢぢぇええええええ!!」 「ぐりゅぢいよおおおおお!!おにゃぎゃしゅいぢぇぐりゅぢいよおおおおおおおおお!!」 「ぢょっぢぇもゆっぐりゅじいよおおおおおおお!!」 「ゆ…おぢびぢゃん…もっどいっばいゆっぐるじんでね…ゆっ!ゆっ!」 相変わらずの苦悶の表情の最中、赤ゆ達は腹が減ったと宣(のたま)った。 まりさはすっかり親としての体面を見せ、茎を落とす。落ちた茎は緑々しい色から、徐々に赤黒い、こびり付いた血のような色に変わっていった。 「にゃにごりぇえええええええええ!!?ぢょっぢぇもゆっぐるじんぢぇるよおおおおおお!!」 「ゆんやあああああああああああああああ!!ぐりゅじぐにゃれりゅううううううう!!」 「ゆぎゃあああああああああ!!ぐりゅじいの、ゆっぐるじいにょおおおおおおお!!?」 「ゆっぐるじむおぢびぢゃんは、ごれをだべで、いっばいぐるじんでね!!」 「「「ゆっぐるじんぢぇ、りぎゃいじぢゃよ!!!」」」 「むーじゃむーじゃ…ぢょっぢぇもまじゅいいいいいいいいい!!」 「むーじゃむーじゃ…ぐるぢみにょあじいいいいいいい!!」 「むーじゃむーじゃ…べろしゃんがひっががれりゅうううううううう!!!」 赤ゆ達の語彙にも驚いたが、赤黒い茎に貪りつく様子を見て私は更に驚いた。 赤ゆ達が茎に噛みつく度に、その傷跡からおどろおどろしい血のような赤い液体が流れ出す。 「「「ゆっぐるじんぢぇにぇ!!!」」」 三匹は茎を食べ終えた。赤い液体が、床を染めていた。私はそれが何なのか突き止めようとは思わなかった。 それ程までに生々しいもので、まして食べようだなんて事は絶対にしたくなかった。 「ね、ねぇ、まりさ?」 私は唐突に話しかけてみる事にした。 「おねーざんなあに?」 「ゆっくるしむってどういう意味かな?」 「ゆっぐるじむはね…ぐるぢいいいいいいいいいいい!! じぬうううううううううう!! ゆぎゃああああああああああああ!! ぼうやだああああああああああああ!! ゆぎいいいいいいいいいい!! おべべがああああああああ!! あああああああおぼうじがあああああああ!!! …っでいうのがゆっぐるじむなんだよ…ゆっぎぃ!!」 やはり、苦しみという点については私の解釈で合っているようだ。『ゆっぎぃ!』とは『ゆっへん!』のつもりなのだろうか。 こいつらを野に放ったら一体どうなるのだろう。生態系の事も碌に考えず、私は四匹を近くの公園へと連れ出した。 「おぞらになげられで、ごろざれるみだい!」 「「「ぢょっぢぇも、ゆっぐるじいよ!」」」 何だか物騒な言葉が聞こえてくるのを無視して、私は公園の植え込みへと四匹を置いた。 「ゆぎいいいいいいい!! いぎうめにざれでゆっぐるじむううううううううう!!」 「ゆやああああああああああああ!! ありじゃんにだべりゃれぢぇ、ゆっぐるみゅむうううううううう!!」 「ごごがらおぢぢぇ、ごんぐりーぢょのがべにぶづがっぢぇゆっぐるじみゅううううううう!!」 「ゆぎゃああああああああああああ!! ゆっ…ゆっ…ゆっぎゃあああああああああああぐらい、ゆっぎゅるじむううう!!」 最早滅茶苦茶な四匹ではあるが、その大声を聞きつけ駆けつけてくるゆっくりが一匹いた。ありすだった。 「ゆ! とかいはじゃないわ! おねえさん! よわいものいじめは、とかいはなありすがゆるさないわよ!!」 「別にいじめてないよ……ねぇ? まりさ?」 「ゆぎゃあああああああああああ!! いじめられるほどのがぢがなぐでゆっぐるじむううううううううう!!」 「ゆっぎいいいいいいいいいいいい!! がぢのにゃいおぎゃあじゃんがらうばれぢゃ、まりぢゃはゆっぐるじみゅうううううう!!」 「ゆんやああああああああああ!! そんなおねーぢゃんをもっぢゃ、まりぢゃはぢょっぢぇもゆっぐるじみゅううううう!!」 「ゆぎいいいいいいいいいいいいいいい!! ゆぎゃあああああああああああ!!ゆっぐりゅじみゅううううう!!」 ありすは先程の堂々とした顔つきから一転し、途端に困惑した顔になる。 「ゆ、ゆぅ?な、なんなの…このゆっくりたち…おかしいわ…」 「おがじいでいわれだ! おがじいっで! おがじずぎで」 「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいいい!!!」」」」 「あじずもごっぢがわにぎなよおおおおおお!!どっどもゆっぐるじむんだよおおおお!!?ゆっぎぃ!!」 「「「ゆっぎぃ!!!」」」 苦しみ親子は、徐々にありすににじり寄る。 「ゆ!? ゆ、やめてね! い、いなかものはこっちこないでちょうだい!」 「なんにもないぐぞいながじゅっじんで」 「「「「ゆっぐるじいいいいいいいいい!!!」」」」 「ゆ…ゆんやああああああああああああああああああああ!!!」 親まりさを筆頭に、苦しみ親子はありすを取り囲んだ。そしてありすの体の至る所に額を擦り始めた。 何らかの粘液が分泌され、ネチョネチョと音を立てている。粘液をよく見ると、半透明の中に血のように赤い液体が混じっていた。 「「「「ゆっぐるじむぅ! ゆっぐるじむぅ!!」」」」 「ゆっぎゃあああああああああああ!!なにごれえええええええ!!ぐ、ぐりゅじいいいいいいいいいい!!!」 「「「「ぽっくりぃ!!」」」」 「ゆぎいいいいいいいいいいいいい!!!」 ぽっくりぃ! と苦しみ親子が叫ぶと、ありすは絶叫した。粘液は、ありすに吸収されていった。 「ん、んほおおおおおおおおおお!!あじずのべにべに、だんじょうのほうげいでゆっぐるじむうううううううう!!」 「「「「ゆっぐるじむううううううううううううう!!!」」」」 突如として自己批判を開始した、ありす。それに反応して、ゆっくるしむと絶叫する苦しみ親子。 ありすは『ゆっくるしむ』の一員になってしまったようだ。 「ゆぎゃあああああああああああ!!ぐるじいいいいいいいい!! まるで、べにべにをはりでぶすぶすやられて、とうがらしをねりごまれだような…ぞんなゆっぐるじむ!!!」 ありすの筆舌し難い表現のせいかは知らないが、植え込みから更にちぇんが出てきた。 「わからないよー、さっきからおおごえをだしてるのはだれな…わぎゃあああああああああああああ!!!」 「「「「「ゆっぐるじむううううううううううう!!!!」」」」」 ちぇんも、ありすと同じように取り囲まれた。そして例の粘液を受け取ると、途端に発狂する。 「わぎゃあああああああああああ!! ごのよのしんりをりがいじようどじで、もだえぐるじむ…ぞんなゆっぐるじむうううう!!」 「「「「「ゆっぐるじむうううううううう!!」」」」」 私は怖くなった。ゆっくりが何もしなくても苦しむのを期待していた。だが、これは狂気だ。 冗談半分で蠱毒なんかやるもんじゃなかった。私は後悔しつつ、その異常な様子に恐れをなして逃げ出した。 飛び入るようにして、家のドアを開ける。私の視界にダンボールが入った。 ダンボールの中は餡子やチョコレートなどが飛散し、汚れていた。薄っぺらい皮や潰れた目玉がそこにはあった。 私は見るのも嫌になり、ダンボールを窓から投げ捨てた。投げ捨てる際、中身が地面に飛散したがそんな事はどうでも良かった。 それから一ヶ月が経った。私はそろそろ、蠱毒の事など忘れかけていた。 その頃の朝、私は朝食をとりながら何気なくテレビを見やった。 「ゆっぎいいいいいいいいいい!! ゆっぐるじいいいいいいい!! ドズは、みんなのだめにゆっぐるじむをわげであげるよおおおおお!!」 「ゆぎぎゃあああああああああああ!! ゆっぐるじむをわげでぐれるなんで、おぜっがいにもほどがあるよおおおおおお!!」 「ゆぎいいいいいい!! ぐるじいいいいいいい!! もっど、もっどゆっぐるじいいいいいいいいいい!!」 そこにはドスまりさを筆頭とする群れが、あの言葉を口にしていた。そこにリポーターの声が混じる。 「ええ、ここ一連のゆっくりが苦しんでいます。原因は不明で、政府は対策案もなく…」 私はそこでテレビを消した。窓を叩く音がする。見れば、そこにはれいむがいた。 「ゆぎゃあああああああああ!! ぶざいぐでごべんねえええええええええ!! れいぶとゆっぐるじむううううううううう!!?」 私は腰を抜かした。床に尻餅をついた。そのまま後ろ向きに這いずり、窓から遠ざかる。 「れいぶどゆっぐるじもうよおおおおおおおおお!! どっでもぐるじいんだよおおおおおおおお!!? ゆっぐるじいいいいいい!!!!」 腕に何かが触れた。気付けばそこに、まりさがいた。 「ゆっぐるじむ! ゆっぐるじむ! ゆぎぎ!!」 まりさは粘液を出していた。私の腕を通して、それは私の体内に浸透していった。 それは、とても、くるしく、ゆっくりしていた。 ゆっくりと、くるしく、ゆっくるしい、ゆっくるしい、わたし、の、いしき、は、そこ、で、とだ、え、た。 あとに、のこったのは、くるしみ、だった、それは、まるで、まるで。 粘液を出したまりさは、苦悶の表情の中で嗤っていた。 ゆっ狂死んでね 終
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※虐待のレベルはそこまで高くないです。 ※れてぃさんは頭のよいゆっくりかもしれません。 イラッシャイマセユックリシテイッテネ!!! うふふ。ユックで働いてるれてぃよ。 名前の通り、れてぃ種で、胴つきのプラチナバッジ持ちゆっくりよ。 みんなからは白岩さんとか、れてぃさんとか呼ばれているわ。 今日は、ゆくドナルドでのカウンターのお仕事を説明するわ。 誰に説明するのかって?うふふ。わかってるでしょう? あなた達のことよ。 まず、カウンターのお話の前に、 私のような胴付きゆっくりが、なんで人間さんと同じ風に働くことが出来るのかということ。 それを疑問に思う人がいるかもしれないわね。 よそのことはわからないのだけれど、ここの町では、 ゆっくりの労働について、条例が設けられているのよ。ふふふふ。 たしか、『ろうどうゆっくり法』って名前らしいわ。 その規則によると、 1、労働することが出来るゆっくりは、胴付きゆっくりに限る。 2、労働することが出来るゆっくりは、プラチナバッチに限る。 3、労働することが出来るゆっくりは、3歳以上のものに限る。 4、それ以外は、労働基準法に準拠する。 っていうことらしいわ。ホントはもっといろいろあるらしいけど、これだけ覚えていれば困らないわ。 胴付き、プラチナ、識字能力ありのゆっくりなら働けるらしいわ。 実はとっても難しいのよ、うふふ。 わたしも働けるようになるまでは、ほんとうに大変だったわ。うふふ。 もう一つ気になったことがあるかもしれないわ。 幼児以下の体格の胴付きゆっくりがどうして人間さんと一緒に働いているのかっていることかしら? 私の体格だと、普通はレジの前に立つのもむずかしいわ。うふふ。 え?ふとましいからなんとかなるんじゃないかって? うふふ。そういうこといっちゃうのね?うふふ。あとで覚えてなさい、ふふふふ・・・ 確かに不思議な話でしょ?でも、のーびーのーびなんてしてないわよ、うふふ。 ゆっくりだけが乗れる便利な乗り物があるでしょう? そう。すぃーよ、すぃー。ふふふ。 当たり前だけど、普通のすぃーにはのってないわよ。ふふ。 そうね、タッパのあるすぃーにのってるわ。 だいだい私の身長の半分よりちょっとだけ大きいかしら。 ゆックにいる間は基本的にそれに乗ってお仕事してるわ。自分でいうのも変な話だけど、 私は類まれなるすぃードライビングテクを持っているのよ。ふふふふ… そういう訳で、私は人間さんと同じ職場で働くことが出来るのよ、ふふふふ。 なんて考え事している間に、お客さんがいらっしゃったわ。 お客さんが、カウンターに近づいてきたらまず挨拶をするのよ。 「いらっしゃいませ、こんばんわ。ゆっくりしていってくださいね、ふふふふ」 ここで違和感を持つ人もいるかもしれないわね・・・。 お持ち帰りする人もいるのに『ゆっくりしていけ』っていうのは変な話だから・・・。 ゆっくりしてったら、お昼休みがもったいないわ!とか思うサラリーマンの人もいるでしょうし・・・。 でも、ここはファーストゆっくりフードの専門店。ゆっくりの定型文を言わないで、ゆっくり屋さんを名乗ることなんて出来ないわよ、うふふ。 その一言でクレームが来たって言う話は聞いたことないもの。ユックが潰れるまでこの風習は続くと思うわ。 カウンターのメニュー表を見て、お客さんが悩んでいるわ。 この間に、店内でお召し上がりになるか、お持ち帰りなのかをきいておくわ。 「店内でゆっくりしていかれますか?うふふ」 「えっと、お持ち帰りで。じゃぁ、べーこんまりちゃバーガーのセットで・・・」 注文された品物をPOSと言う電子端末に入力していくわ。商品の絵が描かれているからなかなか間違えることがなくて助かるわ。 あら、セットが入ったのね。セットはゆっくりサンド、ゆうかにゃんポテト、ドリンクの3つで構成されるお得な組み合わせよ。 ちなみに単品でバラバラに注文してもセット価格になって安くなるわ。知ってた?うふふ。 「セットのドリンクはこちらから選べますが、いかがなさいますか?ふふふふ」 「あまあまコーラで。おめめ多めでお願いします。」 ドリンクが注文されたら、ストローをコンディメントとしてカウンターに出しておくわ。 「かしこまりました。以上で御注文はよろしいですか?フフフ・・・」 「はい」 POSの会計のボタン、お持ち帰りならOUT会計というところを押すわ。すると、オーダーリストが、レジの引き出しの横から出てくるの。 このオーダーリストを見て、ランナーって言う取り揃えを行う人が、お客さんに商品をお渡しするの。 その人たちは「ちぇぇぇぇぇん!!」とか叫ぶことはないから安心していいわ。えっ、そんな心配してないって?あらやだ、わたしったら・・・ふふふ。 で、POS画面を見て、お会計をお客様にお伝えするわ。 「お会計、450円です。ふふふ」チャリーン 「500円お預かりします、ふふふ。お釣り50円とレシートのお返しです。一歩右側でゆっくりお待ちください。」 次のお客さんはいない様ね。じゃあ、ちょっとセットの商品の説明をしようかしら。 べーこんまりちゃバーガーは山盛りのベーコンと、餡子のほとんど入ってない子まりちゃ、そして各種トッピングが 絶妙なハーモニーを奏でるゆくドナルドの隠れ人気商品よ。あまったるいゆっくりサンドとはちょっと異なるおいしさに出会えるわ、ふふふ。 ゆうかにゃんポテトっていうのは、まぁフライドポテトのことね。 加工所が、のうかりんの畑と契約して品質の良いジャガイモを使っているらしいわ。普通のジャガイモの数倍の大きさがあるらしいわ。 で、なんでゆうかにゃんポテトなのかっていうことなんだけど・・・。 どうやらこの商品の売り文句に 「ゆうかにゃんがつくった『おしお』で味付けたゆうかにゃんポテトをみんなで食べてほしいにゃん!」 っていうことらしいの。一応ゆっくりであるゆうかにゃんが、塩の生産者になるなんて考えられないけどね。 この塩ってもしかして、塩じゃなくてあの『しお』なのかもね・・・。なんかほんのり甘みがするし・・・。 ゆくドナルドのドリンクは基本的に氷を使わないわ。まぁ頼まれればいるのだけれどね。うふふふ。 その代わりとして、冷凍ゆっくりのおめめを使うのよ。ふふふ。 加工所製の特殊な機器のなかに、冷凍庫に保存されている大小さまざまなゆっくりを投入するの。 すると、どういう原理で動いているのかは知らないけれど、「ゆぴぃ」という声が聞こえて、ゆっくり達が機械の中で目を覚ましているのがわかるの。 「ざぶいよぉぉ!!」とか「みゃみゃあちゃちゃめちぇー!」とか色々な声が聞こえるんだけど、しばらくすると、激しく何かが回転する音が聞こえ始めるわ。 「ばでぃざのおべべがぁぁぁぁ!!!」「おがぁぢゃぁぁぁぁん!!!!どごぉぉぉ!!!!」「ぐらいよぉぉ!!!!」 なーんていういかにもアマギられましたって声が聞こえたら、アイスおめめの補充が終わるわ。 後は、ドリンクを作る際に、投入されるおめめの量もボタン一つで管理できるから、機械にカップをおいてボタン操作するだけでドリンクはできるわ。 そういえば、おめめを取られたゆっくり達ってどうなっているのかしら? 噂によると中で圧縮されて、加工所のクオリティのあまり高くない食用ゆっくりの餌になるって聞いたけど本当かしら? でも加工所のことだからゆっくりをただ痛めつけたいだけでこの機械を作って、 おめめを取られたゆっくり達はあの機械のなかで、死ぬまで惨たらしい虐待を受けているっていう話も聞いたことがあるわ。 ただ、機械を動かしている最中は四六時中ゆっくりの叫び声がするっていうのは確かね。ふふふ。 どうやら全部揃ったみたい。ランナーの人がこっちまで来たわ。 「お待たせしました。べーこんまりちゃバーガーのポテトMセットです」 「あ、どもあざーす」スタスタ 「ありがとうございました、またゆっくりしていってくださいね。」 「ありがとうございました、うふふ。」 なかなか早く商品が渡せて気分がいいわ。 ゆくドナルドはファーストフード店だからいかに早く商品を出せるのかって言うのはすごく重要なことよ。ふふふ ウィーン またお客さんがいらっしゃったみたい。あら、わたしの知り合いだわ。 「いらっしゃいませ、ゆっくりしていってくださいね。こちらでゆっくりしていかれますか?」 「れてぃ!ゆっくりしていってね!あたいここでたべる!」ピョーンピョ-ン 「こら、ちるの!暴れないの!あら、れてぃちゃんごめんなさいね。店内で食べるわ」 「ふふふ。かしこまりました。」 店内でお召し上がりの時はトレーをカウンターに出しておくわ。 今カウンターの前で元気に飛び跳ねている胴付きゆっくりは、わたしの友人のゆっくりちるのよ。 ちるのはわたしみたいに働いてはいないわ。今ここにいる飼い主のおねえさんが頑張ってお小遣いをあげているらしいわ。 ちるのはちるのでお姉さんのことが大好きらしく、お姉さんからのもらい物であるお金をあまり使いたくないらしいの。 私とふたりで遊んでいるときもあまりお金の使うことはしないわ。っといっても私達がお金を使うのはご飯のときぐらいなのだけど。ふふふ 「あたい、あいすたべたい!」 「かしこまりました、ふふふ」 「じゃあ、私はこのヒャッハーセットの赤ゆファイブで。ソースはコーヒーで。あと飲み物はゆっくり美茶ね」 「かしこまりました。ヒャッハーセットのお道具はこちら1番から8番までございますが、どれになさいますか?」 「うーん・・・。無難に2番のキリとピンセットで」 「かしこまりました。御注文は以上でよろしいですか?」 「はい。」 「お会計430円です。ふふふ」チャリーン 「ふふふ、ちょうど頂きます。こちらレシートです。一歩右側でゆっくりお待ちください。」 コンディメントをだしながら、また商品の説明をしちゃうわね。 ヒャッハーセットは赤ゆファイブとれいむサンド、れいぱーサンドのメイン商品、ゆうかにゃんポテトのSサイズ、ドリンクのSサイズで構成されるセットよ。 赤ゆファイブは冬眠状態の赤ゆっくりをレンジでチンすることで解凍。 元気な赤ゆっくりをお客さんのお好みで虐待して食べられるのが売りの商品よ。パックする箱に仕掛けがあるから、 よほどのことがない限り、赤ゆっくりは逃げ出すことができないわ。ほどよく甘くしたら、コーヒーソースや紅茶ソースをつけて美味しく召し上がれ。 実はわたしはこの商品が一番すきなの。ふふふ。すぐおいしい・・・。すごくおいしい・・・。 飲み物とゆうかにゃんポテトはさっき説明したからいいわね。 あと、ヒャッハーセットにはおもちゃの代わりにコンパクトなゆっくり虐待道具がついてくるの。 赤ゆファイブを食べるときにも、家に帰って思う存分ヒャッハーするのにも使えるわ。ふふふ。 ヒャッハーセットはもう揃ったみたい。 あとはアイス、まぁソフトクリームね。 ドリンカーっていうさっきからドリンクを作っている人が、ソフトを作るわ。 ソフトクリームはコーンをソフトの出る位置においてドリンカーが自分でとぐろをまいて作るわ。わたしはとっても得意よ。ふふふふ・・・。 このソフトクリームの中身なんだけど、ゆっくりありす、ゆっくりぱちぇのクリームを混合して、各種の材料を追加したものよ。 ただし、機械の構造上、ソフトクリームのアイスはなぜか先端に装着されているゆっくりありす・・・のぺにぺにの部分から出てくるわ。 ふふふ、これがホントのありすソフト・・・。ふふふ・・・。どうやら冬が近づいたみたいね、ふふふ・・・。 ドリンカーの人がちるのに近づいていくわ。ちるのの身長だと、カウンター越しだとどうしても見下ろして渡さなければいけなくなるわ。 でも、子供や精神的に幼いゆっくりたちにはゆくドナルドで特別な思い出を残して欲しいの。 だからちるのの近くまで行って、しゃがんで、彼女と同じ目線になって、商品を渡すわ。 「はい、どうぞ!」 「ありがとー!あいすったらさいきょうね!」 ふふふ。ちるのの笑顔が見られてとっても嬉しいわ。ふふふふ。 「お待たせしました、赤ゆファイブのヒャッハーセットです!」 「ありがとねー」 「ありがとうございました!ごゆっくりしていってください」 「ありがとうございました、ふふふふ」 あら、もうアップする時間だわ。 「白岩さん、おつかれ。相変わらず素晴らしいホスピタリティだよ。」 「ふふふ、ありがとうございます、マネージャー。」 「じゃあ、次の人も来たからアップしていいよ!」 「ふふふふ、わかりました、ヒャッハーです。」 POSでUPのボタンを押して、今日はあがるわ。 「白岩さんホントおつかれさま」 「ふふふ、マネージャーこそ本当にありがとうございました」 ここのゆくドナルドにはいい人が本当に多いわ。ゆっくりの私にこんなに優しくしてくれるんだから。 遊びに誘ってくれたり、アップしてからご飯を食べに行ったり、ホント楽しかったわ。 初めて働いたときは不安だらけだったけど、ここを選んで良かったわ。 本当にありがとう・・・。ふふふ・・・・・・。ありがとう・・・。 <終わり> <おまけ>? 「おつかれさまーーっす!!!」 「はいはいおつかれおつかれ」 「そういえば、れてぃさん今日アップするの早かったっすね?なんかあるんすかね?」 「さぁ?俺もわからないよ。マネージャーなんか知ってますか?」 「・・・」 「?どうしたんすか?そんな恐い顔して?」 「白岩さんは今日がラストインだ。もうここに来て働くことはない・・・。」 「!!!そんな!!!自分達にはそんなこといってないっす!!!信じられないっす!!!」 「いや、どうやら本当みたいだ。れてぃさんのいた痕跡がもう無くなっている・・・。マネージャー、どうしてれてぃさんはやめたんですか?」 「・・・わからん。何も教えてくれなかったよ…。ただ、あまりにも思いつめていたので止められなかったよ・・・。」 「そうなんですか・・・」 「・・・いやっす・・・」 「?・・・どうした後輩?」 「自分はこんなの認めないっす!絶対絶対ぜぇぇぇぇぇったい認めないっす!!!」 (れてぃさん・・・。どうしてやめたんだい・・・?悩んでいたなら俺たちに相談してくれてもよかったのに・・・) <あとがき> やっと書けたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!! れてぃさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん愛してるよぉぉぉぉ!!!!!!!! 実はですね。自分もうこのゆくドナルド3を書き終えることができないんじゃないかとおもっておりました。 というのもですね、なんだかれてぃさんが上手く動いてくれないんですよ、これが。 でも、昨日たまたまどろわを開いて、エッチなことに定評がある某絵師さんの レティさんの絵を見た途端、不思議な力が沸き起こってなんとか書き終えることができました。 もう少し早くどろわを見るべきでしたね、自分。 ゆくドナルド、もう少しだけ続きます。というかここで切ったらなんか半端な気がするので・・・。 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 948 ゆくドナルド ふたば系ゆっくりいじめ 1045 ゆくドナルド2 ふたば系ゆっくりいじめ 1182 れいむと・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 1262 豆れみりゃとこうまかん
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おまえらのほうがすうばいいたいけどな! -- 2008-10-12 23 44 25 ちゅっきりいちばんのりー!! -- 2008-10-12 23 44 40 ほっぺたを突く微笑ましいいぢりをしてる僕はお前らとは違うんだ! 違うんだったら違うんだ! 僕は選ばれたクズなんかじゃない!んほおおお! -- 2008-10-12 23 46 03 乙! 出て行った職人だって虐スレ設定と無縁じゃないぜw こっちが先にあって設定作っちゃってたんだから どうやっても後からできた愛でスレは影響を受ける 虐待許さないって連中も動物設定から離れられてない 妖精設定にすれば矛盾も解消できるのに -- 2008-10-12 23 46 24 害獣設定を作ったの作らないの より外道だのなんだのとちゃんちゃらおかしいw 公式設定(笑)以外は別の何か。違うもの!ってやつですね -- 2008-10-12 23 48 23 なんかいきなり変なのが混じってるな -- 2008-10-12 23 49 45 ちゅっきりー! 2008-10-12 23 44 25 乙もちゅっきりもしぇずにあおりゅとかばきゃなの? れーみゅでももうしゅこちくーきよめりゅよ! 2008-10-12 23 46 24 しょろしょろおうちかえっちぇにぇ! -- 2008-10-12 23 50 40 チル裏に何を求めてんだ 自分が認めるレス以外は出て行けとでも?w -- 2008-10-12 23 51 54 独り言すまん。 俺、子供を産んで幸せな一家を築くゆっくりってのが大嫌いなんだ。 ゆっくりAA自体は好きだし、ゆっくり自体も可愛いと思ってる。 けれどそれはふてぶてしくって、食べられても平気な顔でふんぞり返ってるようなのだけ。 例えるならま○子さんやガ板、幻想板ゆっくりは好き。ウザ可愛い。 ただ、子供をと一緒に「いつまでもゆっくりしようね~」 なんていってるのを見ると叩き潰したくなる。特にゆっくりの家族。 子供を産む設定とか、上記の台詞なんかは虐められるためだけに存在するように感じていて、 こいつらのせいでゆっくりに弱いイメージが付いた元凶だと思ってる。 そんな自分がこのスレで好んで読むのはゆっくり一家が崩壊する話。 弱いゆっくりはゲスも含めて苦しんで欲しい。ふてぶてしいゆっくりが好きだから。 愚痴すまん。 -- 2008-10-12 23 52 34 向こうの人のほとんどはこっちが本拠地 向こうのチル裏は言論統制されてるから仕方ない -- 2008-10-12 23 53 14 2008-10-12 23 49 45 ゆっくり的なセリフ吐こうが、煽ろうが、それを注意しようが 全く変わらないのがチル裏だ 頭の中でゆっくり的なセリフ吐いてる奴ワンパターンでつまんねーなって思っても ここに書いちゃいかん、ただ荒れるだけだ -- 2008-10-12 23 53 20 今日もまた楽しそうに過ごしている一家の巣をスコップで埋めていく作業が始まるお・・・ -- 2008-10-12 23 53 55 変な奴がいるとか 荒らしが紛れてとかは 言っとけば自分がゆっくりじゃない気持ちになれる便利な言葉 -- 2008-10-12 23 54 39 2008-10-12 23 51 54 あんまファビョるなよ、みっともない -- 2008-10-12 23 55 21 ここに書いちゃいかん(キリッ 何書いてもいいように用意してくれてる場所で何言ってるんだお -- 2008-10-12 23 56 43 2008-10-12 23 53 55 楽しそうな作業だな。俺も混ぜてくれ -- 2008-10-12 23 57 43 2008-10-12 23 53 55 ただ埋めるなんてもったいない まず殺さない程度に赤ゆor子ゆを吊り上げ、親をボッコボコ 目の前で尊敬する親が死んでいく光景に子供達の恐怖フルマックス んで子ゆっくり達に先に親の死骸全部食べきれた奴を生かしてやるって言う んで遅い奴を一匹ずつつぶし、最後の一匹に完食させる。 んで実は事前に捕まえておいた野生のゆっくりにそれを見せて野に放つ んで子ゆっくりは他の群れからフルボッコ んで子ゆっくりを追いかけた自分も群れフルボッコ -- 2008-10-12 23 57 51 ファビョるって意味わかってるのか微妙なのがいるな。 -- 2008-10-12 23 58 07 愛で住人どころかアンチスレでみかけるような奴がいても、受け入れてやるのがチル裏さ! 楽しくやろうぜ!叩くけどな! -- 2008-10-12 23 58 54 2008-10-12 23 56 43 それもそうでした -- 2008-10-12 23 59 10 2008-10-12 23 58 54 SS職人の半数近くが虐スレ安置に常駐していると聞きましたが -- 2008-10-13 00 06 15 2008-10-13 00 06 15 愛で虐アンチ荒らし、あらゆる魑魅魍魎の集まりを楽しく拝見させていただいております -- 2008-10-13 00 09 30 2008-10-13 00 06 15 ゆっくり虐待自体は好きでも、 ゆっくり虐待「スレ」が嫌いなんじゃないか? スレにはゆとりや新参が多いし。 面白くない人が集まって面白くないものを書く時期ってのになってるようだしね、今。 -- 2008-10-13 00 10 25 神バですがそろそろ書くのやめようと思ってます -- 2008-10-13 00 11 27 2008-10-13 00 11 27 そうか、今までお疲れ様 -- 2008-10-13 00 12 21 おう、とっととでてけ -- 2008-10-13 00 12 43 -- 2008-10-13 00 11 27 何で?理由を詳しく。あなたの作品好きだったのに。 -- 2008-10-13 00 13 09 2008-10-13 00 13 09 なんとなく? ってのは冗談で 単純にネタが思い浮かばなくなった、映画見てもゲームやっても本読んでも妄想しても なんにもでてこないんよ -- 2008-10-13 00 15 12 続きすまないがそんななんも出てこない状態で無理やりひりだして 出したSS書いた俺もつまらないし、読む人もつまらないとおもうんよ -- 2008-10-13 00 17 13 2008-10-13 00 10 25 虐スレアンチ住人ってどうしてこんなにわかりやすいの -- 2008-10-13 00 17 37 2008-10-13 00 17 13 そうですか、お疲れ様です。 またネタが思いついたら書いていただけるとうれしいです。 -- 2008-10-13 00 18 52 2008-10-13 00 18 52 うん、ありがとう -- 2008-10-13 00 20 48 2008-10-13 00 20 48 まあ、あれだ。気が向いたら書けばいい それまでは泥でねっちょりされてるといいさ -- 2008-10-13 00 21 36 これで泥専になったらウンコ漏らすぞw -- 2008-10-13 00 22 03 2008-10-13 00 17 13 それは残念。ゆっくりお休み下さいませ。 その際なんか浮かんだらまたきてくれたりしたら、べ、別に嬉しくなんか(ry -- 2008-10-13 00 22 37 「スランプの時は?」 「かきまくる」 「それでもダメな時は」 「寝る」 魔女宅でもこのやり取りは鮮明に覚えている -- 2008-10-13 00 23 26 2008-10-13 00 22 03 泥は遊び感覚でやってるし、多分まだいると思う ここにもたぶんいる 思いついたらたぶんなんか書くし、いずれ -- 2008-10-13 00 24 43 最近虐待アンチスレが活発だな -- 2008-10-13 00 28 23 2008-10-13 00 28 23 頑張った甲斐があったな -- 2008-10-13 00 29 24 2008-10-13 00 28 23 実はアンチスレ民とかぶってる虐スレ民やチル裏民もいるのでは? -- 2008-10-13 00 30 57 2008-10-13 00 28 23 触れずに静観しとくとかなり面白いよ 公式設定派を中心に一般愛で派や虐待派や荒らしが渦巻いてとてもセクシー -- 2008-10-13 00 31 34 被ってるのはそりゃいるだろうな。 いつも愚痴ってる奴は明らかに同じだしw -- 2008-10-13 00 32 46 おいなんだよ2972のSS虐待かと思ったら違うじゃねぇか -- 2008-10-13 00 35 09 2008-10-13 00 31 34 勢力別に分けて戦争できそうだなwww -- 2008-10-13 00 35 42 虐待ではないがちびどもは餡子ペーストだなぁ -- 2008-10-13 00 35 59 ゆっくり虐待とかは人間の闇の部分って言うのはまぁ別に同意してもいいけど あのスレもはっきり言って人間の闇の部分駄々漏れしまくりだよなぁw 闇って言うか、主に「俺が正義」成分だけどw -- 2008-10-13 00 37 27 あれは普通に愛で向きだな -- 2008-10-13 00 40 03 2972は穴の中でれいむに潰された子ゆっくりを想像してニヨニヨする作品ですぞ? -- 2008-10-13 00 40 45 ついに饅頭は犬に勝てるようにまで進化したか -- 2008-10-13 00 41 16 2008-10-13 00 35 09 何言ってるんだ ちゃんと虐待されてるだろ・・・野犬が あれ? -- 2008-10-13 00 41 36 俺こそが全て正しいのだ ってのをいかに回りくどく他の話にまぶしてわかりづらくして言うかを競ってるんだろw -- 2008-10-13 00 42 02 穴に引っかかって跳ねる ↓ 穴はちびれいむが入るぐらいの深さしかない ↓ 野良れいむの ころがる こうげき! こうかはばつぐんだ! ちびれいむはつぶれてしまった! -- 2008-10-13 00 43 11 ほら、よーく読んでみろ 1匹目が飛んだときに「落ち葉に隠された穴に引っかかり」ってあるだろ? 2匹目も同じ穴で飛んだってあるだろ? 読み取れない人用の説明以下省略 -- 2008-10-13 00 43 17 排水溝には虐待SSだけ張るという明確な決まりはないしスルーでいいんじゃないか? -- 2008-10-13 00 43 29 虐スレ民はアブノーマルだって自分で認識してるだけまだまし あそこで正義とか言ってる奴は下膨れ生首饅頭を愛でること 自体が世間一般から見るとおかしな事だと理解しなきゃ 単なる痛い子だぜ -- 2008-10-13 00 45 16 ID 8Yl6jvNF0 こいつが投下したか それに合わせてここやスレで始めたか 虐スレ用じゃなかったらそれで終わりの話だけどね -- 2008-10-13 00 46 46 2972に関しては具体的に明示していないだけで 子ゆっくり虐待を意図してると思うよ こういうのも面白いじゃん -- 2008-10-13 00 48 37 2008-10-13 00 05 16 あそこの主流派は愛でなんて建前にすらしてないよ 悪意と曲解を込めて虐スレさえ叩ければすっきりなのさ あのスレは本当に面白い -- 2008-10-13 00 51 25 詳細に潰したって書かないと納得しないのかね?w と、思いましたよ。 -- 2008-10-13 00 52 10 親れいむのがんばり ってタイトルは、それが無駄でしたっていう暗示 -- 2008-10-13 00 52 48 読解力の低いゆとりが多いんだよ -- 2008-10-13 00 53 09 さあアンチ虐殺が便乗してきました -- 2008-10-13 00 53 55 ゆとりは読解力磨くために小説でも読んでろ -- 2008-10-13 00 54 12 わかりにくいってのもあるな パパッと読むとただゆっくりが犬倒した話になるし じっくり読むとちゃんと虐待になってるし 俺も気付けなかった、おもしろいと思うけど -- 2008-10-13 00 54 29 2008-10-13 00 51 25 一応虐待アンチスレだしな しかし釈尊氏の絵の米が香ばしいw 本当に香ばしいタグとコメ付けられて外部にやいのやいの言われる作者も大変だわ -- 2008-10-13 00 54 53 仲間がジャンプした後に子ゆっくりの描写が一切ないのは…ってことでしょ -- 2008-10-13 00 55 50 ゆっくりが現れた→イヤッホゥ虐待だ!→グシャ! そんなのばかり食べると変わった作品を楽しく読めなくなる -- 2008-10-13 00 56 43 ニヨニヨ系SSもたまには良いな ほんの少し改訂したら愛でに投下しても歓迎されそうな、 微妙なラインで作られてるのも面白い -- 2008-10-13 00 57 34 ゆっくり3匹で犬に勝つるか…… おそろしい饅頭よの -- 2008-10-13 00 58 28 アンチテンプレもいつも通り参戦 -- 2008-10-13 00 58 58 2008-10-13 00 40 45 2008-10-13 00 43 11 2008-10-13 00 43 17 2972の意味が判らない人はここを読んで考えなされ ついでに言えばあのロダはここ専用でもなんでもないので虐待モノでなくても一々騒がないように 火消し入りまーす -- 2008-10-13 00 59 11 ゆとりどもには2972の素晴らしさがわからないかw -- 2008-10-13 01 00 13 2008-10-13 00 55 50 れいむ達の頑張る姿を見せ付けられただけのような気持ちになる -- 2008-10-13 01 00 56 その頑張った結果がこれだよ! をたのしむもんなんだぜ? -- 2008-10-13 01 01 57 いぢりでも文句言う奴居るからな -- 2008-10-13 01 02 15 ゆとりは大味な物しか受け付けないから困る 薄味でも奥が深い物だってあろうに 名前どおりただの虐待スレになってきたな -- 2008-10-13 01 03 26 作者でもないのに楽しみ方を決めてる奴がいるぜw -- 2008-10-13 01 03 42 ヤダヤダヤダ! 潰れたガキどもを見て親が絶望するのを書いてくれなきゃヤダヤダヤダ! と、言いたいんですねわかります。 -- 2008-10-13 01 03 58 ガンバレいぢり派 ここで大攻勢だ! この流れは勝つる! -- 2008-10-13 01 04 20 「もっと詳しく書けよばーか!」って言う奴と 「なーるほど、そういうことか」って言う奴 無知でもどっちがマシですか -- 2008-10-13 01 04 54 敵はゆとりだ そういうことにしていぢり全盛の時代ですね。この日を待ってた! -- 2008-10-13 01 05 46 煽るなよw落ち着け -- 2008-10-13 01 06 28 餡子と飛び散らしてめん玉くりぬいて歯を全部へし折るのは楽しかろう 何度もそういうのみてヨーシパパもそういうの書いちゃうぞ! ってやると上手な人の二番煎じだから感想もらえないんだよね -- 2008-10-13 01 07 09 ここまで加速させた作者はしてやったりだよな。 今頃ニヨニヨしてること間違いなしだ -- 2008-10-13 01 07 22 テンプレと虐殺を両方まとめて葬るチャンスがやってきた -- 2008-10-13 01 07 59 ああいう風に必死で逃げる魔理沙を見ると、以前のれみりゃのように、 後ろから釣竿を下げたくなる -- 2008-10-13 01 08 11 家に侵入してきたれいむとまりさの一家 そしてれいむだけ開放して別の一家を連れてきたら家族は開放してやると言い・・・ -- 2008-10-13 01 09 25 もう人家はデッカイゴキブリホイホイにすればいいと思うの -- 2008-10-13 01 10 10 そういえば、虐殺好きは虐殺厨と呼ばれるのに いぢり好きはいぢり厨とは呼ばれないな 何故なんだぜ? -- 2008-10-13 01 10 56 コレを機にスレタイに偽りありの 奥深いいじりスレにしよう。 ゆとりは出入り禁止な。 -- 2008-10-13 01 11 27 扉のふちにカミソリ付けて勝手に扉開けようものなら切り裂かれる仕組み さらに窓に針を織り込んだ布で覆って窓を叩き割られないようにする そして家から10歩範囲までにまきびしを巻く え? どうやって出入りするかって? 知るか -- 2008-10-13 01 12 15 いぢりは厨と呼ばれる程活発に活動してんの見かけんからでは? 目に余りだすと何れそう呼ばれるっそ -- 2008-10-13 01 13 19 老人に優しくないバリアフルな家なら侵入も難しいだろうが -- 2008-10-13 01 13 28 いぢり派は大人しかいないからなあ スレはゆとりだけしかいないけど -- 2008-10-13 01 14 28 匠による改造前の家なら間違いなくゆっくりは出たくても出られなくなる -- 2008-10-13 01 14 33 2008-10-13 01 10 56 投下されたぬる目作品に、虐殺しろ!とかいっちゃう子は昔結構いたが ハードな作品にぬるくしろ!とかいっちゃう子はまずいないから -- 2008-10-13 01 15 11 2008-10-13 01 13 28 むっきゅ!! おにーさんはばかね!! ばりあがあるから、ゆっくりおとしよりにもつかいやすいのよ!! -- 2008-10-13 01 15 39 だからなんで絵師が直後に来るんだよ……よりによってあの人だしorz この時間帯は避けた方が良いのかなぁ。 -- 2008-10-13 01 15 50 スレで投下報告するの止めれば苦しまずに済むよ -- 2008-10-13 01 16 43 だがスレはゆっくりの食生活談義の真っ最中であった -- 2008-10-13 01 17 07 絵師に投下されたからって嘆いてる奴は何なんだ そんなにSSがダメなら投下せず推敲しときゃいいだろw -- 2008-10-13 01 18 45 直接的にぬるくしろ!っていう奴は確かにまずいないな まわりくどいのは結構いるけどw -- 2008-10-13 01 18 57 むしろ推敲しないで投下しちゃえよw レスは付きやすいかもしれん -- 2008-10-13 01 19 38 ちと話変わるんだが 人間とゆっくりが共存するようになって数年。 ある日、主人公の少年は昔の友人に招待を受ける。 友人は子役として活動中で、呼ばれた先は映画の撮影所。 久々の再開を喜ぶ中、あるベテランゆっくりのれいむが死亡する事故が発生する。 数日後、彼女の葬儀に出席した主人公は芸能界におけるゆっくりと人間の軋轢を知り 今回の死亡事故も実は仕組まれた事件であったことを知る。 警察や政府の介入を拒む芸能界、様々な陰謀が渦巻くそこで凶行に及んだ真犯人の正体とは? 友人は世話になったれいむに恩義を返すために、主人公と共に事件の真相へと臨む。 ・・・て夢を寝てたらさっき見た、結構きてんな俺。 こういうストーリー仕立ての夢は普通に見るがゆっくりが出てきたのは初めてだ。 そんなわけでゆっくりが夢に出た人って居ます? -- 2008-10-13 01 19 48 俺は毎回推敲しないで投下してるが? -- 2008-10-13 01 20 29 投下報告しなくても話題になる時もあるしね -- 2008-10-13 01 20 56 週末は激戦区だよね… それはそうと、話ぶったぎりでなんですが、 新wiki移行後にupした奴が、初めて2000アクセス越えてヘブン状態! キャラ単独の○○いじめ系だとアクセス伸びにくいようだけど、見ていただいた方々に感謝です。 (謝辞だけ言いたかったとです) -- 2008-10-13 01 21 41 虐待は心の向くままにやるものだから推敲とかすると逆に質が落ちそうで -- 2008-10-13 01 21 51 スレで延々独り言みたいに俺設定をつぶやいてる人キモいです -- 2008-10-13 01 22 14 スレの話題なんてほぼノリで決まるんだぞ 思い出したかの様に過去ネタ話始めたりするのに そんな賞賛ほしいならID換えて自分のSS賞賛して住人気を引けばいい -- 2008-10-13 01 22 37 2975 虐待していないがある意味究極の虐待とも言えるような・・・ -- 2008-10-13 01 25 29 2008-10-13 01 21 41 おめでとう! まりさたちもおはながたかいよ! -- 2008-10-13 01 25 54 鼻ねーだろこのやろ -- 2008-10-13 01 27 15 2008-10-13 01 27 15 つ 今話題の「掃除機」 -- 2008-10-13 01 29 41 人為的に作ったのかいw -- 2008-10-13 01 31 29 2008-10-13 01 29 41 天狗の仕業じゃあああああ!! -- 2008-10-13 01 31 57 掃除機に吸い込まれた赤ゆっくりの結末とな -- 2008-10-13 01 32 03 生まれたばかりの赤ん坊なら吸い込めそうだな。 ただ、今の掃除機は空気で圧縮するから結局死ぬんだけど。 -- 2008-10-13 01 32 18 つまり、れみりゃ親子に掃除機を持たせて 「うっう~~♪ すいすい~~だどぉ~~♪」 「うぎゃーー!! まぁまぁ!!!」 「う~~♪ おかちゃんたじも、まぁまぁのかでぇなうごきをみるんだどぉ~~♪」 -- 2008-10-13 01 33 15 死ななくても充分悲惨w ゴミパック内とか -- 2008-10-13 01 33 29 ケース開けると数匹がブロック状に固まって出てくんだろうか -- 2008-10-13 01 35 49 元ネタ無いとレイプアリス描く人の話は詰まらんな 絵だけは上手いのに -- 2008-10-13 01 37 28 今回もいつもどおり明示してないだけで元ネタあったらどうすんだよw -- 2008-10-13 01 38 12 2008-10-13 01 38 12 心当たりがありすぎて逆にわかんねぇw -- 2008-10-13 01 38 52 何時もレイプオチなのは分かるが -- 2008-10-13 01 39 40 あの人の絵は好きだけど さすがにレイパーがもうゆっくりに見えない -- 2008-10-13 01 40 57 俺はもうアリスの酷いツラを楽しむものだと思ってる 今回とか最高に気持ち悪くて素敵 -- 2008-10-13 01 42 14 まともなアリスは、ゆっくりの中でも思いやるということが出来るのに -- 2008-10-13 01 44 02 あの人は俺の中でありす愛で絵師 良くも悪くも -- 2008-10-13 01 45 14 まともなありすがレイパーに変貌する系の話が好きです -- 2008-10-13 01 45 45 レイパーが増えるのは理論的に正しいw てかアレは繁殖能力異常に高めた加工場の改良種じゃないかと思ったり -- 2008-10-13 01 46 11 あの人の、想像妊娠ネタを漫画化したやつの続きが見たい。 -- 2008-10-13 01 46 35 2008-10-13 01 45 14 誰かはレイパー嫌いと言ってたなw -- 2008-10-13 01 47 39 レイパーありすって数匹で固まってる描写をよく見るんだが、ありす同士ではあんまネチョらんね -- 2008-10-13 01 48 14 同じ種類同士で交尾してるビジュアル自体が案外少ない、って事は無いかな? -- 2008-10-13 01 49 25 マイナスにマイナス足してもマイナスだからな >同じ種類同士で交尾 SS作者の憂鬱 -- 2008-10-13 01 49 44 2008-10-13 01 48 14 同個体=同性って概念が薄っすらとあるんじゃないか? -- 2008-10-13 01 49 52 ではありすの飾りを取って帽子を乗せて実験ですね -- 2008-10-13 01 50 56 鏡が無いから自分を棚に上げて、アヘってる他のありすを単純にキモいと思ってるんじゃない?w -- 2008-10-13 01 51 37 れいむがれいむのまむまむに屹立たぺにぺにをおしあてる れれいむの分身はれいむを荒波に漂う小船の如く蹂躙する -- 2008-10-13 01 51 44 2008-10-13 01 50 56 かなり前に小ネタでかいたおww -- 2008-10-13 01 52 24 2008-10-13 01 45 45 同意。ありすをメインにするならそっちのほうが発展性もあるしな -- 2008-10-13 01 52 43 別に書くのは困らんけど、そうする利点が今のところ特に見当たらない。 捻りも無くレイプシーンが欲しいだけならありす使えば説明も何も要らないし -- 2008-10-13 01 53 33 2008-10-13 01 51 44 きめぇ丸ならタチを射精丸、ネコをらめぇ丸と表記することで解決できるんだけどな -- 2008-10-13 01 53 48 >マイナスにマイナス足してもマイナス そこで雑種強勢てどうだろ? ハイスペックな子供が出来群れ全体の将来を期待されるが孫は残念な感じに つかこれだとチェンジリングの話みたいになりそうか -- 2008-10-13 01 55 26 明日って一般的に休みなんだっけ? 学園祭で休みだからてっきり自分だけかと…… -- 2008-10-13 01 55 38 -- 2008-10-13 01 51 44 花まりさ、とか青ありすみたいに特徴をつける手もあるけど やっぱり面倒か -- 2008-10-13 01 55 58 虐ゆっくりは基本的に雑種だろw -- 2008-10-13 01 56 02 頑張って純血種で保ってても 特に意味無いとかでもいいなw -- 2008-10-13 01 59 45 ゆっくりの子供はプランクトンの分裂体のような物だと思っている -- 2008-10-13 02 02 33 2008-10-13 01 59 45 ぱちゅりーとかがやってそうだな -- 2008-10-13 02 02 56 ぱちゅりー同士で交尾はリスク高すぎるだろ 下手すれば両方くたばりかねないのにw -- 2008-10-13 02 04 36 雑種って両方の特質を受け継ぎそうなんだけど 例えばまりさとれいむでゆっクスしても、生まれるのはまいむとかれりさとかじゃないじゃん 母体内でキッパリ分かれちゃうんだと思う -- 2008-10-13 02 05 11 2008-10-13 02 02 56 確かにやってそう 病弱をおしてよかれと思って凄い頑張ってる でも全く無意味w 大差無い餡子脳でした~って感じが好み -- 2008-10-13 02 05 56 大正天皇みたいにキ●ガイ生まれるかもしれんぞ -- 2008-10-13 02 06 49 2008-10-13 02 05 56 それどころか、ほぼ同じ性格の親から教育を受けるせいで 画一的な教育しか施されず酷く偏った知識しか持ち合わせていなかったりな -- 2008-10-13 02 07 13 -- 2008-10-13 02 02 56 むしろ体が丈夫なまりさとやるんじゃないかな? 純血主義なめーりんの話はあったけど。 -- 2008-10-13 02 07 38 ぱちゅりーの欠点を補えるのが実地の知識とサバイバルに比較的強いまりさだろ -- 2008-10-13 02 08 59 ゲスというか無知の超天然な思考が優勢の補則遺伝か条件遺伝なんだろうな でも子供が死ぬ確立はほぼ同確率ww -- 2008-10-13 02 09 40 ああ、ミスった優性遺伝子ね -- 2008-10-13 02 10 08 良い意味で人間とは呼べないシロモノになってそうだ 良い意味ならいいじゃんw 冗談は置いとくとして また害獣設定反対の人ってのは漏れなくまわりくどい…… -- 2008-10-13 02 11 35 人間も精子バンクとかやってるけど、結果はどうなんだろうな。 -- 2008-10-13 02 12 34 郷に下りたゆっくりを人間が群れに返さないから人里マジパネェという知識が伝わらず やたら殺すわ改造するもんだから進化を促して繁殖能力を異常発達させて こんなギスギスの状況に居ればどんな奴だってゲスになる位荒む -- 2008-10-13 02 13 26 精子バンクねぇ・・・やっぱ時間が経つにつれ劣化していくんかね -- 2008-10-13 02 13 45 精子も卵子も人間若いうちに使わんと腐るよ! -- 2008-10-13 02 14 35 天然の受精と確率的には変わらないよな ただ単に自分の望む人物像ってだけで -- 2008-10-13 02 15 03 2008-10-13 02 13 26 返したら返したで復讐をたくらんだり、かといって痛い目見させないと増長したりと どう転んでも結局は大変そうだ -- 2008-10-13 02 15 35 2008-10-13 02 15 03 それも両親のどの特性が何処に遺伝するかまでは選別できないから 虚弱な天才学者と美貌のダンサーの子どもが虚弱で冴えない馬鹿の可能性もあるわけで しかもそれがゆっくりとなると・・・ -- 2008-10-13 02 17 28 賢い個体が人間から聞きかじって餡子バンクを作るわけだな 頑張って痛い思いとかしながら必死に優良個体の餡子を保存するも やっぱり徒労でしたサーセンwww で憤死 -- 2008-10-13 02 17 42 天然の優性がA、自思慮が浅いの優性ががBだとして、一回に16っ匹の子供を生むと 天然で思慮なしが9、天然で多少考えるのが3、普通で思慮が浅いのが3、普通で多少考えるのが1 の割合だからな -- 2008-10-13 02 20 30 >2008-10-13 02 17 42 現代で血統書付きゆっくり(笑)とかに使えないか? -- 2008-10-13 02 21 10 -- 2008-10-13 02 17 28 頭がいいけど虚弱なぱちゅりー 馬鹿だけど強健なまりさ 痛みに耐えて生まれた子供は…ドМなてんこですた。ってSSがあったな。 遺伝子とか超越してる。 -- 2008-10-13 02 21 42 あったなあ だって餡子だしなw -- 2008-10-13 02 23 09 -- 2008-10-13 02 20 30 身体的な特徴はともかくとして性格は後天的なものじゃないかな… それだけに「親に似る」のだろうけど。 -- 2008-10-13 02 24 25 またゆとりが釣れましたー 2972はホント良い餌だなw -- 2008-10-13 02 24 45 2008-10-13 02 17 42 ゆっくり達からしたら、優良って 頭が良くて、元気 って所だと思うけど、これってちょうどイラッと来るど真ん中なんだよなww -- 2008-10-13 02 25 02 2008-10-13 02 21 10 ゆっくりんピースの血統書付き優良ゆっくり それを誇りに思って生きてきたが…… 実は全くの無根拠でした~、って感じか ある程度頭良いとより悲惨でいいかも -- 2008-10-13 02 26 25 2008-10-13 02 24 45 懲りずに自演やってるようにしか見えない -- 2008-10-13 02 27 35 2008-10-13 02 24 25 いや、ゆっくりのあの楽天的な性格を上手く現す言葉が思いつかなかったもので…… 言いたいことは、ゆっくりからは殆どまともなのが生まれてこないってことです -- 2008-10-13 02 27 47 2008-10-13 02 26 25 いや、人間が血統書付きのゆっくりの餡子を集めて新たな子を作ろうとするわけだよ。 でも出来るのは失敗作ばかり。その失敗作は潰されず野に放たれて…とか。 -- 2008-10-13 02 28 55 -- 2008-10-13 02 26 25 ゆっくりんピースよりもきもんげがやりそうな気がする。 「希少価値を高めるんや!!」って感じで -- 2008-10-13 02 29 20 2008-10-13 02 25 02 更にゆっくりにとっての「頭が良くて、元気」 更に更に虐スレゆっくりにとっての「頭が良くて、元気」 きっとブッ飛ばしたい事うけあいw -- 2008-10-13 02 30 13 えーりん辺りがやってみて「所詮餡子脳は餡子脳ね」って結果により放逐されそうだw -- 2008-10-13 02 30 48 スレの連中のゆっくり評が酷いとかいうレベルじゃない 経験や学習できず教育も出来ない完全なる無能とかもうね… 経験し、学習し、生きる事を教育し それでもなお足りぬ、その中で弱者が足掻く様こそ楽しいのに… 経験学習しなきゃ出来るネタ減りまくるんだよね。 なんでこんな単純なこともわからないの?馬鹿なの?SS読んだ事あるの? もう死ね -- 2008-10-13 02 58 26 まぁ、俺達と同じだよな 作者は書いたり描いたりして、技術やネタの広がりを作り 読む方も読む方で数をこなして成長する それが出来なきゃこき下ろしてるゆっくりとさほど変わらんってこった -- 2008-10-13 03 00 18 俺のSSは成長したんだろうか… -- 2008-10-13 03 02 11 最近新規のSS作家が増えてるけど、評価や意見貰って今後のSSの形みたいなの出来るじゃん そこで声高に同じこと延々と粘着して叫んでるのがいると、そういう系統のに偏らないかちと心配 そう言う人たちばかりじゃないだろうし、俺が穿った考えしてるだけかもだけどね 愚痴スマソ -- 2008-10-13 03 05 02 2008-10-13 03 02 11 自分が楽しければ少なくとも作りたいものが思うように書けてるから成長してんでは? 自分は初投稿より成長した気がするが、最近は下る一方の気がして( A`) -- 2008-10-13 03 07 10 思い悩む事は思い悩まない事よりも重要 根拠も無く「成長してる!」と言い切ったら「多分何とかなるよ!」のゆっくりブレインだ -- 2008-10-13 03 09 56 大丈夫、そんな大勢が気に入らないていう天邪鬼が必ずいるから -- 2008-10-13 03 10 36 天邪鬼てか少数派って民主主義だと目の敵にされるが、そういうのあってこその多数派だよね -- 2008-10-13 03 13 54 今日はゆとりと新参ばっかだな なんかあったか? -- 2008-10-13 03 20 44 散々お世話してあげて一晩明けたら「おじさんだれ?」とか抜かすゆっくりも好きだぜ -- 2008-10-13 03 21 20 2008-10-13 03 20 44 連休の中日だからじゃないか? ……空きっ腹で酒が回ってきたから今日はドロップアウト…… -- 2008-10-13 03 22 53 人家に侵入して痛めつけられて二度と来ないと約束する→人家だけ覚えていて人間と痛めつけられたことや約束は忘れて次の日また来る 都合の悪いことだけ忘れるゆっくり ところが恩であっても忘れる時あるから何を忘れてても不思議じゃないな -- 2008-10-13 03 23 51 やたら細かいことまで覚えているゆっくりあきゅうとか -- 2008-10-13 03 27 06 ゆっくりあきゅうはただでさえ短い寿命のゆっくりな上に、基本の天寿がマッハで燃え尽きそうだ -- 2008-10-13 03 30 56 記憶を持ってまたゆっくりあきゅうに生まれるわけですね。 虐待死とかしたら大変なコトにw -- 2008-10-13 03 36 52 2008-10-13 03 23 51 そこで「全て覚えている。でも、忘れたように振舞わなければ生きられない」 という解釈を入れるとまた見方は変わってくる訳で 全ては使い様でしかない。 -- 2008-10-13 03 38 34 -- 2008-10-13 03 30 56 その代り親の記憶をすべて引き継ぐくらいはやってのけるかも。 ああでもぱちぇ以上に生かせるかどうか微妙だ。 -- 2008-10-13 03 45 24 別にバカとは言わないが、ゆっくり基本的に話聞かない確率高いからなぁw -- 2008-10-13 03 46 33 ゆっくりを単純に賢いとか愚かとかで語る風潮が嫌い。 あれの根本は「軸が我々とは違う」だろうに。 俺らの基準前提の話で優劣の評価付けてもしょうがないだろ。 -- 2008-10-13 03 46 40 しょうがないからやらなくていいってわけでもないだろ! -- 2008-10-13 03 58 34 やらなくていいだろ。 相違点を見つけ、それによる影響を考えるとかならまだしも 「あいつは無能だから」とか「あいつは馬鹿だから」で その根本を理解せずに思考停止するような連中ばかりなんだから。 -- 2008-10-13 04 02 10 妄想設定の押し付けだ -- 2008-10-13 04 06 59 お前の基準前提の話でああだこうだ言われてもなあ -- 2008-10-13 04 09 16 まぁ単純に愚か扱いしてるSSは大抵ハズレなのは間違いないわなw -- 2008-10-13 04 23 38 無能と決め付けていい相手は逆噴射式の彼女だけです -- 2008-10-13 04 27 00 2008-10-13 04 23 38 なにやっても「愚かだから」で済んじゃうからな。 ひねりも何もあったもんじゃない。 -- 2008-10-13 04 29 06 俺は…俺は根本を理解しているっ スレの思考停止してる連中とは違う、違うんだ! …俺だけがゆっくりの全てを真髄をわかっている -- 2008-10-13 04 30 25 ひねりの無い駄作ばっかり書いてる思考停止野郎は追い出そうぜ ゆっくり界の発展を妨げないとも限らないし -- 2008-10-13 04 33 25 爆釣り用の針ですね。 -- 2008-10-13 04 35 57 早速痛いところ突かれた駄作書きがかかったか。 -- 2008-10-13 04 37 21 じゃあ代わり映え無くゆっくりが酷い目にあってる話しかないここの作者は全員退場ですね -- 2008-10-13 04 40 34 いや、上で自分だけの基準を前提に他人を 根本を理解せず思考停止する連中とか言ってる方だけは残ってもいいと思います。 -- 2008-10-13 04 47 50 ふんふんふーん とーってーもあーりすーは とかいーもんー♪ -- 2008-10-13 05 03 55 吐下胃歯 -- 2008-10-13 05 08 26 お前ら全員消えろよ -- 2008-10-13 08 05 10 野犬と同lvにするだけでだめなのか -- 2008-10-13 08 10 26 いま自分の書いたSSのアクセス数を見ていたんだが… 新しいSSほどアクセス数が多いってどういうことなんだろう? -- 2008-10-13 08 55 22 古いSSは前のwikiで読了済みだからじゃね? -- 2008-10-13 09 02 29 なるほど、納得 確かに新wikiに移ってから書いたSSはそんなにアクセス数の差がなかった -- 2008-10-13 09 06 41 ゆっくり絵で厚塗りもどきやってみたけど、あんま合わないな。 なんかこう、雰囲気にマッチしないというか……。 やっぱりアニメ塗りが一番合うかな? -- 2008-10-13 09 25 03 絵本のイメージで塗ったら結構しっくりきた覚えがある。 ただ、虐待の雰囲気と少し離れるかも? -- 2008-10-13 09 53 22 あんまり色と色の間をぼかさない方がいいかも。 人間塗ってる感覚でぼかしてたら見た目の質感が饅頭大福じゃなく人肌になってしまった。 やっぱ見た目の質感って大事だよなー。 -- 2008-10-13 10 00 07 ここってssの書き方の勉強をするには最高の場所だとふと思った。 勧善懲悪の書き方、虐待お兄さんみたいなゲスの書き方、起承転結の書き方、 テンプレとは何か、受けるにはどうすればいいかなど どういう作品が批判良くて、どういう作品が駄目なのかわかる。 かなり参考になる。 -- 2008-10-13 10 04 34 リアルだとただの生首だしな -- 2008-10-13 10 34 52 やはり休みの間に大物投下が来てたか ただでさえスルーなのに上げるのキツイわw -- 2008-10-13 10 40 57 俺の家に巨大なススメバチの巣ができてた 危ないと思う前に「あぁ、にんっしんっゆっくりってこのくらいの大きさなのかなぁ」と思った -- 2008-10-13 11 18 14 ちょwでかすぎじゃね?w -- 2008-10-13 11 35 01 二階の屋根にあるから正確な大きさはよくわからんがだいたい横幅がジャンプ2.5冊分くらい高さがマガジン3冊分くらいだ 逆に笑いがこみ上げてくる -- 2008-10-13 11 37 33 とりあえず役所に処理してもらおうぜ -- 2008-10-13 11 38 03 ですよねー -- 2008-10-13 11 39 36 冬眠するし今の内がいいぞ -- 2008-10-13 12 08 08 むしろ爆破すべき -- 2008-10-13 12 14 04 ちょww -- 2008-10-13 12 14 23 発破をかけるんですね -- 2008-10-13 12 22 27 そんなでかい巣があったらご近所の人も怖いだろうな…… -- 2008-10-13 12 23 54 戦う時だ -- 2008-10-13 12 28 05 隣の家は20mくらい離れてるから気付いて無いんじゃないかな -- 2008-10-13 12 28 37 -- 2008-10-13 12 23 54 不用意に近づかない限りは安全だよ。空家に作られた時はご近所全員スルーだった。 もっとも人が住んでいる状況ではそんなことは言ってられないから 駆除業者か役所に言ったほうがいいけど。 -- 2008-10-13 12 29 44 ゆっくりだと思って思う存分虐待するんだ! 巣を -- 2008-10-13 12 31 14 下手に触れるとマジパネェ空飛ぶサソリと言う位だし 先日100匹にめったざしされて死んだ山菜取りの人が出たし -- 2008-10-13 12 32 18 ID i3uFbS3v0 うわぁ・・・ -- 2008-10-13 12 33 12 30匹くらいだったら10m遠方からジェット殺した事があるがあれは無理、遠いし高いしデカいし多いし死ねる -- 2008-10-13 12 33 56 わかった。家ごと燃やす(・▽・)b -- 2008-10-13 12 42 21 ゆっくりが床下に住み着く→数が多いので業者を呼ぶ→「ひゃあ、家ごと虐待だぁ」 -- 2008-10-13 12 49 26 ゆっくりを家にでもしてるのかよw -- 2008-10-13 12 50 04 なんという幻想ブレイク工業w -- 2008-10-13 12 50 54 yga_uljp00215.png 素晴らしい -- 2008-10-13 12 51 17 そういえば蜂の巣の処理ってタダでやってもらえんのかな? -- 2008-10-13 12 52 34 役所でやってるところもあったような -- 2008-10-13 12 55 52 借家が家ならしゃくやにやってもらうと良いよ -- 2008-10-13 12 57 22 俺いじめを画策するなよ -- 2008-10-13 12 58 45 むしゃむしゃしあわせ〜と幸せそうな面してなきゃゆっくりじゃねぇ! 俺はせっかくだから癖は残しておくぜ! 小突く為に -- 2008-10-13 13 03 07 215.png うっぎゃあああああああああ!!ネタ被ったああああああああああ!! -- 2008-10-13 13 03 40 赤ゆっていう表現は、バカっぽさが出てて可愛いなあ -- 2008-10-13 13 34 46 しかし「赤ゆ」って何度も言ってるといつの間にか「あきゅ」になってしまって困る -- 2008-10-13 13 39 12 赤ゆっくりという表現は虐スレ発か? 他ではあまり用いられていないように思える 某絵サイトだと赤ゆっくりってタグがついてることがあるが -- 2008-10-13 13 42 17 「赤ゆ」をはじめて見た時はゆっくりれいむの事かな?と思った -- 2008-10-13 13 44 37 垢ゆ「おきゃーしゃん!しゅりしゅりしようね!」 親ゆ「ゆげえ!すごくきたないこがいるよお!?」 赤ゆA「ゆげ!おねーちゃんがきちゃなくなっちぇるよ!」 赤ゆB「くちゃいよ!きちゃない!」 垢ゆ「どぼじでぞんなごじょいうのぉおお!?れーみゅきれいなのにいい!!」 -- 2008-10-13 13 53 38 志村、字が違うw -- 2008-10-13 13 54 44 天のイタズラか、変換ミスで生まれてしまった垢まりさ。 いくら洗っても体の垢は次々とわいてくる。 親に捨てられ、同族にののしられる毎日。 うーん、ネタが広がらん。 -- 2008-10-13 13 55 58 亞粥「おがーしゃんだずげでぇぇぇぇ!」 親ゆ「ゆゆ!おいしそうなおかゆがあるよ!」 赤ゆA「ハフハフうめ、これむっちゃうめ!」 赤ゆB「あまあまー♪」 亞粥「どぼじでりぇーむたべちゃうにょぉぉ?!」 -- 2008-10-13 13 56 05 赤ゆA 「かりぐみであつめたたべものは、ぜんいんにぶんぱいするよ!!」 赤ゆP 「りーだーのわるぐちをいうゆっくりは、ゆっくりしんでね!!」 -- 2008-10-13 13 56 47 中に詰まってるのが餡子じゃなくて垢なんだろきっと。 -- 2008-10-13 13 57 39 赤湯「おねーちゃん、いっしょにゆっくちちようね!」 垢ゆ「すごくゆっくりできるよー」 -- 2008-10-13 13 57 47 あーかーゆ「ゆっきゅりをころちゅのはいちゅだっちぇにんげんだ」 -- 2008-10-13 13 58 09 2008-10-13 13 57 39 それをうっかり出荷して営業停止に・・・ -- 2008-10-13 13 59 11 -- 2008-10-13 13 55 58 垢がこびり付き過ぎると逆にてかてかと輝いてくる。 そんな頃に人間に捕まる垢まりさ 垢まりさを一目見たきもんげはこう言った。 「こいつは売れるで!!」 輝くゆっくりとしてガラスケースに入れられて見世物小屋に入れられる垢まりさ 匂いが漏れないように密封された空間で長い余生を… -- 2008-10-13 14 00 01 そーいや汚いまりさのSSあったっけ -- 2008-10-13 14 01 09 カビが生える奴だっけ? -- 2008-10-13 14 03 56 それそれ ゆっくりいじめ系775 風呂嫌いの結末 -- 2008-10-13 14 06 20 台風の所為で数日間外に出れなかったゆっくり一家 「ゆ~~♪ きちんとたいよーさんがでてきたよ!!」 「ゆっきゅりししゅぎだよ!! ぷんぷん!!」 「さっそく、おふろにはいってすっきりしよ~~ね!!」 「ゆゆ~~♪ ゆっきししゅりゅよ~~♪」 かっこいいといいながら濁流の中に入っていく一家 -- 2008-10-13 14 16 53 fuku2985 垢ゆが描きたくてやった あまり反省はしていない -- 2008-10-13 14 19 33 2008-10-13 14 16 53 「しゅごいよ! かわさんがぐるぐるしてりゅよ!」 「かっこいいよ! ゆっきゅりできそう!」 「みんな! ぐるぐるかわさんといっしょにゆっくりするよ!」 一家入水 「ゆぎゃああああ!! ながされるうう!!」 「どうじでえ!? ゆっぐりでぎないいいい!!」 「おぶええええ!! どろみずまずいいい!!」 こうですか? わかりません! -- 2008-10-13 14 25 09 「かわさん!! かわいいれいむたちをゆっくりさせてーー!!!」 -- 2008-10-13 14 25 56 yga_uljp00215の 「はじめてのおうち宣言」 がかわいかったです リスペクトしてぇ~なぁ~ -- 2008-10-13 14 41 20 川「よしきた、かわいいれいむはゆっくりさせてやろう」 ………… 川「かわいいれいむは一匹もいないから全員ゆっくりさせない」 れ「どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」 -- 2008-10-13 14 46 47 SSリレーみたいになってきたなw -- 2008-10-13 14 50 26 赤ゆ「りぇーみゅはかわいいよ!」 川「そうだな、君はかわいいな」 赤ゆ「だきゃら、しょとにだしちぇね!」 川「可愛いゆっくりは、いっしょにゆっくりしようね。はーい、すりすりだよ」 赤ゆ「ぼごご・・!ぼべえええ・・!ぼぼ、おぼりぇりゅぅう!!」 -- 2008-10-13 14 55 46 激しい濁流に飲まれ、川深くに沈んでいくゆっくり一家 だが、薄れゆく意識の中で、母れいむはこの困難を脱する方法を思いつくのだった! その方法とは…… 次の人よろしく -- 2008-10-13 15 05 49 赤ゆ「りぇいむをおぼれざぜようどずるがわじゃんどはゆっぐじでぎないよ!ゆっぐじじね!」 ただの罵倒であった。 川「何故そのような事を仰る!かような事を申すゆっくりとはゆっくりできぬ!飲み込み溺れさせてくれるわ!」 赤ゆ「ゆぎぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 駄目であった。 -- 2008-10-13 15 07 01 名前は饒速水琥珀主ですね -- 2008-10-13 15 07 58 「ゆゆ!! ぷく~~すればうかべるはずだよ!! おちびちゃんたち、ぷく~~♪するよ!!」 「「「「ぷっく~~~~~♪」」」」 「ぼぼじでびぶぶの~~!! (どうしてしずぬの~~?)」 「おばあばんのおぼつぎーー!!!!」 -- 2008-10-13 15 12 49 ああ、なんという事だろう。 何の罪もないゆっくりが、一匹、また一匹と濁流に溶けていく。 やがて、全てのゆっくりが溶けてしまう頃には、川は平穏を取り戻していた。 それはまるで、ゆっくり一家という生贄を捧げた事により、 川の神が機嫌を直したかのようだった。 台風が過ぎ去った空には、まぶしい太陽が燦々と輝いていた。 即興SSリレー:ゆっくり一家と濁流 完 -- 2008-10-13 15 16 49 「まりさはぼうしがあるからうくことができるよ!れいむはゆっくりすいししてね!」 -- 2008-10-13 15 17 22 ほの暗いそこから、ゆっくり魔理沙に忍び寄る魔の手。 穏やかなみみなもは、一転して狂気の渦に飲まれるのだった。 次回ゆっくりしていってね!!! どうぞお楽しみに!! -- 2008-10-13 15 22 07 2008-10-13 15 17 22 よっしよし。 おじさんと一緒にカニ取りに行こうか -- 2008-10-13 15 23 46 つうかお題とかリレーとかの企画は立ち消えか? -- 2008-10-13 15 25 44 いざまとめるとなると、いろいろめんどうだもんね 東方SSコンペだと、お題を募集して、そこから無理そうなのを排除、その後 機械でランダムに選んでるみたいだけど。 そこまでやる人がここにはいるのかどうかどうかどうか…… -- 2008-10-13 15 41 41 いっそページ作って、小ネタ兼リレー置き逃げ場とか -- 2008-10-13 15 42 04 チル裏でも、上のリレーみたいに 誰かがネタ投下 ↓ 誰かがノリで続ける ↓ 誰かがノリで閉める で、いいんじゃない? 気楽で面白そうだし -- 2008-10-13 15 59 52 yga_uljp00214 なにこれ、ゆっくりのつもりなの? 新種のスライムじゃん ゆっくりが嫌いなんかなぁ -- 2008-10-13 16 06 58 キモイゆっくりを売りにしてるんだから絵柄で叩くなよ -- 2008-10-13 16 10 37