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『にんっしんと赤ゆのそれぞれ・卵生型』 13KB いじめ 観察 不運 日常模様 妊娠 番い 赤ゆ 自然界 現代 人間なし 独自設定 ぺにまむ ラスト 16作目 短編の集まりみたいなものなので前作を読まなくても問題ない、はず *注 多数のリスペクト(パクリとも言う)あり ・ゆっくりの性行為あり 独自解釈多数 ・ストーリーなど、無い ・テンプレ万歳! 『にんっしんと赤ゆのそれぞれ』 ケース3:卵生にんっしん(野生ゆっくり) 自然、それは母なる大地であると同時に厳しい環境をも併せ持った世界だ。 とある場所にある森、そこもまた肥沃とは言えぬ、厳しい環境にあった。しかしそんな場所にも野生ゆっくりは生きている。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎ!うばれるぅぅぅぅ!!」 「がんばってね!れいむがんばってね!」 今、ある木の根元に住む野生ゆっくりの番が出産を迎えようとしていた。母体の親れいむのお腹はプックラと膨れており、十分な大きさだ。 親れいむは歯を食いしばり全身から汗のような液体を流しながら力んでおり、その呼吸も荒い。 「ゆぎぎいぃ!!ゆぶふぅぅぅ!!」 「がんばって!まりさがついてるから!がんばってね!」 「れいむがんばるよぉぉぉ!!!ゆっぎいいいいいいいいい!!!」 番の親まりさが親れいむに励ましの言葉を送り、ハラハラとしている。親れいむもそれに答えるようにお腹に力を入れており、そのまむまむが徐々に開き始めた。 だが、そこから見えるのはおちびちゃんではなかった。 「ゆ~ん!ゆっくりしたたまごさんだよぉ!れいむ、あとすこしだよぉ!!」 「ゆっぐうううぅぅうぅ!!」 親まりさが言うように、親れいむのまむまむから覗いて見えているのは卵であった。 大きさは鶏のそれよりも2周りほど大きく、表面が砂糖菓子のようになっている。 「ゆっぎいいいいいぃぃぃ!!」 すぽん! そして親れいむが一際大きく力んだその瞬間、スッポーン!と卵が親れいむの開ききったまむまむから転がりだした。 「ゆ~!!うまれたよぉ!たまごさんがゆっくりうまれたよぉ!!」 それを親まりさが優しくキャッチし、嬉しそうにすりすりする。 「ゆっぎぎぎぎぎぎぎぎ!!」 「ゆっ!つぎだね!!」 だが親れいむの方はそんな余裕は無さそうだ。休む間もなく、次の卵をひりだし始めていた。 ・ ・ ・ 「ゆふゅ・・・・・・ゆふぅ・・・・」 「ゆっ、ゆうっ、しょっと!」 数分後、そこには卵を全部産んだことで疲れきっている親れいむと、その卵を大事そうに扱いながら、草で編んだ特性のベットへと移している親まりさの姿があった。 「れいむのかわいいたまごさん・・・・・・あかちゃんがたのしみだよぉ、まりさ・・・・・・」 「そうだね・・・それまでだいじにあたためてあげないとね、れいむ」 親れいむは消耗しながらも、慈しむ表情で嬉しそうに卵を見ながら話している。親まりさの方も、そんな声に答えながら器用に舌を使って卵をベッドへ移し続けている。 このゆっくりの卵、実はあまり見られないものだったりする。 卵生にんっしんは植物型のそれと比べると母体のゆっくりにかかる負荷が大きく、必要なエネルギーも多い。 そのくせ生まれる子供は胎生型のように丈夫で優秀とは言えないのだ。 卵として産むことで母体と子供が早々に切り離されることになり、餡子の量と鮮度が限られることが原因だ。 だがメリットも当然ある。 「あしたのかりはまりさひとりにまかせて、れいむはゆっくりしてね」 「ゆぅ~・・・そうするよ。でもそのつぎからはれいむもてつだうよ」 「むりはしないでね、れいむ?」 「だいじょうぶだよ、まりさはしんぱいしょうだね」 それは母体のゆっくりが自由に動けるようになるまでが早いということだ。 卵自体はすっきりをしてから数日で産まれる。その後は他のにんっしん形態のように行動を縛られるということが無いのだ。 つまり早々に動けるようになり、その分狩りなどの番にかかる負担が少なくて済む。 結果、痩せた土地や冬場で餌が少ない時など、そんな時にこの卵生にんっしんは選ばれることになる。 まあ、そんな場所や時期に子供を産もうとするゆっくり自体少ないのだが。 「あかちゃん、たまごさんのなかでゆっくりそだっていってね」 「おとうさんたちがまもってあげるからね、すーりすーり」 ベッドに置いた卵に両親は愛情を込めたすーりすーりをしている。 その両親の体温とベッドの暖かさ、それらを受けながら卵の中で赤ゆっくりはゆっくりと育っていくのだ。 もっとも、 「うー!うーー!!」 「れみりゃだぁぁぁ!?れいむ!はやくにげ 」 「ゆひいぃぃぃ!?まりさぁぁ!?」 「うー!」 「だめぇ!やべでぇぇ!?!?れいむたすけてぇ!!」 「まりさぁぁぁ!?」 「う~~~~!!」 「やだぁ!れいむはたまごさんを!あかちゃんがうまれるまでいきないとダメなのにぃ!ゆああああぁぁぁぁ!!?」 それまで両親が生きていられれば、という条件がつく。 子供が生まれる前に番揃って狩りに出ることができるということは、番揃ってその命を落とす可能性もある、ということだ。 このケースでの両親は捕食種に襲われその命を落とした。 結果、彼女たちの巣である木の根元の穴には未だ生まれるまで時間がかかる卵だけが残される。 しかしこの卵、決して生まれることができないという訳ではない。これも卵生にんっしんの場合のメリットと言えるだろう。 だがその場合、卵から子供達が生まれるのは容易ではない。 ほとんどが生まれる以前に死に絶えるのだ。 ・ ・ ・ (ゅぅ・・・・・・ゅ・・・・ゅぅ・・・・・・・) れいみゅはその卵の中にいた。未だ赤ゆっくり未満のサイズであるれいみゅだが、思考や体は形を成し始めている。 卵の中は餡子に満ちており、それをれいみゅは肌から直接吸収することで成長していた。 このままいけばれいみゅは元気に生まれ出ることができただろう。 だが、 (ゅ?しゃみゅい?) その望みは無さそうであった。れいみゅはある時から寒さを感じるようになり始めたのだ。 それはれいみゅが入っている卵が冷え始めている証拠である。れいみゅの卵はベッドの外側の方にあり、外気に直接ふれる場所だったのだ。 そのためいつもならば両親のすーりすーりで保たれる卵の温度が、日数が経つにつれ徐々に冷えていっている。 (ゅぅぅぅ・・・しゃみゅい・・・・ぽかぽかしゃんは?・・・・・・・ぽかぽきゃ・・・ゆぅぅ・・・) れいみゅの体はまだ小さく、自分自身の体温で温度を保つことができない。外部から卵を温めてやらねば、れいみゅが感じている寒さは緩和されないのだ。 むしろ現状ではどんどんとその寒さは強くなっていくだけである。 (しゃみゅい・・・・・・しゃみゅいよぉ・・・・・・) れいみゅは一向に暖かくならないことを嘆くが、卵を温めてくれる両親は今頃うんうんとなっている。 (しゃみゅ・・・・・・しゃみゅしゃみゅ・・・・・・・しゃむ・・・・・・しゃ・・・・む・・・・・・・) 徐々にれいみゅの思考は鈍くなっていく。卵だけでなく、れいみゅの体内の餡子までも凍え始めたようだ。 れいみゅの皮は卵の餡子を直接吸収するために薄くなっている。そのため卵が冷えることはそのままれいみゅ自身が冷えることに繋がっていた。 (しゃみゅ・・・・・・ぃ・・・・・・) れいみゅの餡子は奥の奥までどんどんと冷えていく。そして温度低下により、れいみゅの小さな中枢餡の働きも徐々にその機能を停止していく。 (ゅ・・・きゅぃ・・・しちゃ・・・・・・・) れいみゅの周りにはゆっくりにとって万能薬である、餡子というあまあまがまだ大量に存在している。 だがあまあまはケガや病気には効果があっても、寒さを和らげることもれいみゅの体温を上げることもできない。 今のれいみゅに必要なのは温もりであり、そしてそれは両親亡き今では決して手に入らないのだ。 (・・・ゅ”・・・・・・・ゅ・・・・・・) 結局れいみゅはそのまま寒さでゆっくりできなくなり、生まれることなく永遠にゆっくりした。 ちなみに同じ死に様をしたのはれいみゅ1匹だけではない。 ベッドの外周部に置かれていた卵、それら全ての中身は同じく寒さにヤラれ、永遠にゆっくりしていた。 無事なのは運良くベッドの内側に置かれていた卵のみであり、それらは死した卵によって外気から守られている。 だが、それらにも別の受難が待ち受けているのだ。 ・ ・ ・ 暫く時は過ぎ、ベッドの内側に置かれていた卵、そのなかの一つがピクリピクリと動き始める。 「ゆっ!ゆっきゅり!まりちゃうみゃれるよ!!」 その卵の中では、餡子を全て吸収しきって成長したまりちゃがいた。 まりちゃの体は赤ゆっくりと呼んで問題ない状態になっており、後は殻を破って外へと飛び出すだけになっている。 「ゆ~、ぺーりょ、ぺーりょ」 まりちゃは本能に従って卵の殻を内側から舐めることで溶かしていく。 「ぺーりょ、ぺーりょ・・・ゆふぅ、ちょっとつかれちゃったよ」 まりちゃは小休憩を挟みながら動いている。卵の殻は砂糖で出来ているため栄養価が高い。それは殻を舐め溶かすための体力補給の効果があるのだ。 「まりちゃがんばりゅよ!」 少しの休憩をしたまりちゃは再び殻をぺろぺろして溶かしていく。そのペースは実にゆっくりであり、舐めては休みの繰り返しだ。 それでもゆっくりゆっくりと舐め溶かしていき、着実に殻が薄くなり始めたその時、 ぴきぴき 「ゆ?」 卵が勝手に割れ始め、ヒビが広がり始めた。 「ゆぅ~~!!てちゅだっちぇくれちぇるんだにぇ!まりちゃもがんばりゅよ!」 そのことを、まりちゃは両親が手伝ってくれているのだと判断した。まりちゃが生まれるのに気が付き、石などで突っついてくれているのだろう、と。 外部のことなど分からないのだから無理はない勘違いだが、実際には両親はすでに土に返っているころだ。 当然それは両親による手伝いなどでは無い。 ぴきぴきぴきぴきぴきっ 「ゆぅ~ん!まりちゃみょまけにゃいよ!ぺーりょぺーりょ!」 ヒビが広がっていくことにまりちゃは勇気づけられ、一層舐める速度を上げていく。 外から手伝いがある、それはつまり自分が早く生まれることを求められているのだ、という思いがまりちゃにはあった。 そのためまりちゃには、ヒビから漏れてくる外の光が自分を迎えてくれているように思えてならなかった。 ぴきぴきっ びき びっき! 「ゆんっ!ゆんっ!ぺりょぺりょ!ぺーりょぺりょ!」 ヒビはどんどんと広がっていく。そして次の瞬間 べき ぐしゃ!! 「ゆ?ゆぶぅぅぅぅぅぅ!?」 卵の殻が『内側』に割れ、まりちゃを押しつぶすように何かが圧し掛かってきた。 「たまごしゃん!?にゃんでぇぇぇ!?どいちゃよぉぉぉぉぉ!!?」 それはまりちゃとは別の卵の底だった。まりちゃの卵はベッドの底の方に位置していた。 結果、まりちゃの卵よりも上にある姉妹の卵の重さで、まりちゃの卵が押しつぶされたのだ。 外に出ようと殻を舐め溶かして薄くしてしまったための不幸である。 「ゆぅぅぅぅ!!おみょいいぃいぃぃぃ!!ゆっぐぅぅぅぅ」 その卵はまりちゃの体を半分潰すような形で圧し掛かっていた。そのためまりちゃはその重みでそれ以上動くことができないでいる。 まりちゃがその状態から脱出して助かるには上の姉妹が生まれて、かかる重さが軽くならないといけない。 「ゆぶぶぶぶ・・・・おみょいぃ・・・・・・・・ゆげぇ・・・あんこしゃんがぁ・・・ゆげえぇぇ・・・・」 が、それまでまりちゃが持つ可能性は低そうだ。すでに重さに耐えかねてまりちゃは餡子を吐きはじめていた。 殻という元々密閉されていた空間の内側に向かって潰されたことで、まりちゃの餡子は最小限しか吐けないでいる。 だがそれは助かる可能性が上がったわけではない。死ぬこともできなくなっただけだ。 「ゆぐぅぅぅ・・・・・・・おにゃかしゅいちゃぁ・・・・・・おみょいぃぃ・・・・たしゅけちぇぇ・・・・・・」 まりちゃはこの後、何も食べれない飢えと圧迫される苦しみを存分に味わうことになる。 その上、その状態は体力が尽きるその時まで続くのだ。それはきっと、何一つゆっくりできない時間になることだろう。 ・ ・ ・ 結局、このケースではほとんどの卵が途中で寒さ等の要因によって生まれるまでいかずに死んでしまっていた。 しかしそれでも、運がいい卵というものも存在している。 かたっ かたかた 押し潰されたまりちゃの卵、それとは別の卵が動いている。 ぴきっ ぴきっぴき ぴきき ぴきぴきぴき そしてその卵は、内側からノックされているかのように揺れ、表面にヒビを生やしていく。 ヒビは広がっていき、卵全体にそのヒビが広がった次の瞬間、 パリっ ぽんっ! 「ゆ~~~~~!!」 殻をやぶって1匹の赤れいむが外へと飛び出した。 そしてしっかりと地面に着地すると、その頭に卵の殻の一部を乗っけたまま、元気よく 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!」 その産声を響かせた。 その赤れいむは可愛さアピールのつもりなのか、目をつぶって体をクネッとさせたポーズを取った状態で停止している。 どうやら両親や姉妹からの返事を待っているようなのだが・・・ シーン・・・ 「・・・・・・ゆ?」 残念ながらその期待に答える存在はどこにもいなかった。 赤れいむの後ろにある卵の山、それらも赤れいむのように生まれていい時期なのに、どれ一つとしてピクリとも動いていない。 両親はもちろん、他の姉妹についても駄目なようだ。 「ゆぅ・・・?ゆっくりしちぇいってにぇ・・・・・・?」 違和感を感じた赤れいむがつぶっていた目を開けるが、そこに広がる光景は誰もいない巣の中の景色だけだ。 動くものが自分以外いないその場所に、赤れいむは1匹だけポツンといる。 このケースでの親れいむと親まりさは自分たちの子孫を残すことに成功した。 1匹だけとはいえ無事に卵から赤ゆっくりが孵り、そのあんよを大地につけたのだから。 「ゆ??ゆゆゆ???・・・・・・・・・・・・おちょうしゃん?おきゃあしゃん?れいみゅ、ゆっくりきゃわいくうまれちゃよ・・・・・・・・・・・・????」 もっとも、せっかく生まれた赤れいむがこの後も無事に成長できるかどうかは分からない。 親の庇護も知識の継承も無い赤れいむでは、むしろ途中で死ぬ可能性の方が高いだろう。だが0ではない。 生き抜けるかどうか、それは赤れいむ自身の問題であり、すでに死んだ両親にはどうすることもできないのだから。 「みんにゃ、どきょ・・・・?ゆ・・・・・・・・???」 自然の基本法則は弱肉強食である。 それは優しさと同時に厳しさをも併せ持った、誰にも平等な世界だ。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 以上、様々なケースでの例を見てもらった訳だが、どうであっただろうか? 大体のケースで子供は死ぬ。どのような環境でも、ゆっくりには生き難い世界なのだ。 だが、 ―― ゆっきゅりしちぇいっちぇね! ―― ゆっくりしてね、おちびちゃん! ―― ゆっくりしていってね!! それでもゆっくりは子供を作り育て、今でも尚、その脆弱な体で一生懸命に生き続けている。 いつかきっと、ゆっくりできる時が来ると信じて・・・ ~終~ ~おまけ~ ケース論外:分裂 「さぁ!おたべなさい!!」 「・・・・たべないとぉ」 「「 ふえちゃうぞ!! 」」 「「「「 ふえちゃうぞ!! 」」」」 「「「「「「「「 ふえちゃうぞ!! 」」」」」」」」 「「「「「「「「「「「「「「「「 ふえちゃうぞ!! 」」」」」」」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 ふえちゃうぞ!! 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 「誰か!!!誰かぁ~~!!手伝って!誰か手伝ってぇ!!潰さないと!早く全部潰さないと!!!埋まる!世界が埋まっちゃう~~~~~~!!!!」 ~おまけ 終~ 後書き 自分はこれが一番QNQNするんです 過去の作品 anko2643 ある変わったれいむのお話 anko2658 もの好きなゆっくりの日常 anko2677 アグレッシブてるよ anko2682 オーソドックスなものたち anko2704 アクティブこまち anko2711 妖精たちの幻想郷 anko2716 足りないものが多いぱちゅりー anko2823 愛するが故に anko2840 ポジティブぱるすぃ anko2858 スカーレット・チャレンジャー 前編 anko2859 スカーレット・チャレンジャー 後編 anko2872 ゆ食世界の風景・朝食 anko2891 ゆ食世界の風景・昼食
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町の赤ゆの生きる道 23KB ホントは各季節の間の、赤れいむ→親れいむ成長期間を描いたSSとか、別に書く気なかったんですが、 気になるとのことなので一応書きます。無論俺設定。 内容については季節的なものに触れることはありません。 『町の赤ゆの生きる道』 D.O 「ゆぅぅ、おきゃーしゃん・・・。」 町と言わず森と言わず、ゆっくりにはよくあることだが、 この赤れいむも、家族の全てを不幸な事故で失い、途方に暮れていた。 「あら、おちびちゃん。どうしたの?おちびちゃんひとりだとゆっくりできないわよ。」 赤れいむに声をかけたのはたまたま通りかかったありす。 この町のゆっくりたちの間には、いわゆる『群れ』とはまた違った相互扶助の関係があり、 こういうゆっくりしていない状況に置かれた赤ゆっくりには、相応の扱い方が確立されていた。 「・・・それはざんねんだったわね。でもおちびちゃん。 おちびちゃんはおかあさんのぶんまでゆっくりしないといけないわ。 ありすが『ほいくえん』につれていってあげるからついてきてね。」 「ほいくえんしゃんはゆっくちできりゅ?」 「・・・れいむがゆっくりしたゆっくりなら、ほいくえんさんもゆっくりさせてくれるわ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆーん。ここがほいくえんしゃん?」 「そうよ。じゃあ、ありすはおうちにかえるから、れいむはここでおせわになってね。」 赤れいむはありすに連れられ、雑草生い茂る敷地に造られたプレハブ小屋、その床下へと入っていった。 『ほいくえん』とは、おそらく初めに名付けたゆっくりが勘違いをしていたのだろう。 その実態は、身寄りのない赤ゆっくり達を集めて大きくなるまで育てる、要は孤児院である。 赤ゆっくりのうちに親を亡くした場合、運が良ければ周囲に住むおとなのゆっくり達によって拾われ、 最寄りのほいくえんに連れてこられる。運が悪ければのたれ死ぬだけだ。 たどり着ければ、10年近く町で生き延びている、年季の入ったゆっくり達により保護を受けることができる。 無論、家族と一緒に暮すようなゆっくりが得られるわけではないが。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ。」 「ゆっくち、ゆっくち!」 「ゆっゆーん。しゅーりしゅーり、ちあわちぇー。」 虐待趣味の人間に危害を加えられた場合、赤ゆっくりが生き延びれるはずもなく、 ここに集まる赤ゆっくりは、もっぱら自然災害の生き残りである。 当然時期はかぶるので、プレハブの下には同世代の赤ゆっくりが何百匹もうぞうぞする異次元空間が広がることとなる。 「ゆっくり静かにしてね!おちびちゃんたちは、今日からまりさ達が面倒をみるよ! ゆっくり言うことを聞いて、ゆっくりしたゆっくりになってもらうからね!ゆっくりしないでいってね!」 「「「ゆーん!ゆっくちしちぇい・・・?」」」 こうして、孤児ゆっくり達の過酷な生活が始まった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「しゅーや、しゅーや。ふしあわしぇー・・・。」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ・・・。」 「うんうんくしゃいよぉ。だちてにぇ、だちてぇ。」 日の出前。 赤ゆっくり達は、すやすやと寝息を立てているが、その表情はあまりゆっくりしていなかった。 プレハブの下の地面には一段低く、浅いくぼみが作られており、それが段ボールや板きれで数百の小部屋に区分けされている。 小部屋はせいぜい大型の子ゆっくり一匹入る程度のサイズ。 孤児ゆっくり達は一匹一部屋づつ割り当てられるので、上から見ると、卵パックが敷き詰められている感じだ。 言うまでもなく失踪防止と赤ありすのすっきりー防止の措置なのだが、 夜間はこの上に段ボールがかぶせられ、上には保育ゆっくり達が重しとして乗っかっているので、 うんうん、しーしーすら好きにできない。我慢できなければ、悪臭に苦しむのは自分なのだ。 などと言っている間に日の出である。保育まりさは赤ゆっくりのおへやの蓋をはずして起床時刻を告げる。 「あさだよ。おきてね。」 「「「「「「ゆっゆーん!ゆっくりしちぇい・・・」」」」」」 「静かにしてね!朝からうるさいとゆっくりできないよ!」 「・・・ゆぇーん。どうちてしょんなこというにょー。」 「朝は人間さんたちも寝てるんだよ。うるさくするとゆっくりできないんだよ。」 「にゃんなにょ?あいさつしゃんはゆっくちできるんだよ!」 「しょうだじぇ!にんげんしゃんがなんなのじぇ!まりしゃはゆっくちごあいしゃつするのじぇ!」 断わっておくが、保育まりさ達に悪意はない。はずである。 この『ほいくえん』は、あくまでも孤児ゆっくり達に町で生きる術を叩き込むための施設なのである。 体罰上等の超スパルタ教育であったとしても。 「・・・どうしても元気に朝のご挨拶がしたいおちびちゃん達は、ゆっくりしないでまりさ達の近くに集まってね。」 「「「「ゆーん!ゆっくちごあいしゃつしゅるよ!」」」」 元気な朝のご挨拶は、とってもゆっくり出来る。 そう、今は亡き母達からそう教わってきたおちびちゃん達が、保育まりさ達の元に集まる。 「それじゃ、おちびちゃん達、とってもゆっくりしたごあいさつを見せてね。」 「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!ゆっくちし『ザクッ』・・・ゆぴぃい・・・ゆびぇっ・・・」」」」 保育まりさ達は、いつの間にか口にくわえていたつまようじを、大きくお口を開けた赤ゆっくり達ののどに突き刺した。 「ゆ・・・・ぴぅ・・・ゆきっ・・・?」 「ゆ・・・ゆぁぁぁああああ!まりしゃおにぇーしゃん、なにちてりゅのぉぉおおおお!」 「ご挨拶は人間さん達に聞こえないように、ゆっくり静かにするんだよ。できない子たちは喋れなくていいよ。」 「「「ゆぁぁぁあああああん!ゆっくちさせちぇぇぇぇえええ!」」」 「・・・うるさいよ。」 「「「・・・・・・・・・・っ!!!」」」 ここに到り、ついに赤れいむ達は、ここが自分たちをゆっくりさせてくれる場所ではないことに気づかされたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「朝ごはんさんは、自分たちで集めるんだよ。おちびちゃん達は、早く自分たちだけで生きていけるようになってね。」 「ゆぁーん。ごはんしゃんはおきゃーしゃんたちがもってきちぇくれりゅんでしょぉぉおお!」 「あかちゃんはゆっくちさしぇなきゃいけにゃいんでしょぉぉおおお!ばきゃなの?ちぬにょ?」 「なら、お腹を空かせてゆっくり死んでね。」 「「・・・ゆっくちりきゃいしちゃよ・・・。」」 保育まりさ達は本気である。 朝の一件でそれを理解している赤ゆっくり達は、さすがに物分かりがよい。 とはいえ、さすがに保育まりさ達も赤ゆっくりにはゴミ漁りができないことなど承知の上である。 ならば、ご飯とは、何を指すのか・・・ 「おちびちゃん達のご飯さんは、お外に生えてる草さんたちだよ。捕まえられるなら虫さん達も食べていいからね。」 「ゆぇぇ、にぎゃいぃぃぃ。」 「くさしゃんゆっくちしちぇないよぉぉ。」 「ばったしゃん、まっちぇにぇ!」 「いもむししゃん、ゆっくちおりてきちぇぇ!」 「もっちょたべちゃいよぉ。」 「なら、草さんがたくさんあるから食べてね。」 「ゆぁーん。おきゃあしゃんがとってきちぇくりぇたたまごやきしゃんたべちゃいよぉぉ。」 「むーしゃむーしゃしたいなら、自分で取ってきてね。」 たとえ生ゴミといえども、捨てたての人間さんの食べ物は、ふわふわのあまあま、雑草よりはごちそうだ。 それを親の生存中に食べさせてもらった赤ゆっくり達は、たとえ今後成長できたとしても、限りある生ゴミを求めて飢え続けることになる。 好き嫌いを無くす、これは、保育まりさの愛の鞭なのだ。おそらく。 たとえ、こうしている間中、まりさの息遣いが荒く、ぺにぺにがギンギンだったとしても。 「むっきゅーん!もうぱちぇはがまんできにゃいわ!ゆっくちちたごはんしゃんのあるところにつれていっちぇにぇ!」 「ダメだよ。おちびちゃん達には危ないよ。ゆっくりしたご飯さんは、人間さんが守ってるんだよ。」 「むきゅ!おきゃーしゃんはゆっくちしたごはんしゃんをもってきちぇくれちゃわ! まりしゃおにぇーしゃんは、あまあましゃんをかくしちぇるのよ!きっとそうにちがいにゃいわ!」 「「「ゆゆっ!?まりしゃおにぇーしゃんは、ゆっくちあまあましゃんをちょーらいにぇ!」」」 「ゆぅぅ。ぱちぇはゆっくちがまんしちぇにぇ。おにぇーしゃんたちにおこられりゅよ。」 「「「おにぇーしゃんがおこりゅとゆっくちできにゃいよぉ。」」」 町赤ゆっくりの数少ないゆっくりであるむーしゃむーしゃである。 多少のわがままも仕方がないところではあるが、それですまされないのがこの施設であった。 「ゆん、しょうがないよ。ここにあるご飯さんだけで、どうしてもゆっくり出来ないおちびちゃん達はこっちに来てね。」 「「「「ゆっくちー。」」」」 「ふわふわさんを配るから、おっきくお口を開けてね。」 「「「「ゆっくちむーしゃむーしゃしゅるよ!・・・『ひょい。ぱくっ!』ゆっ!ゆぴぃぃいいいいいい!!!」」」」 まりさが赤ぱちぇ達の口に放り込んだのは、廃棄餃子のパックに入っていた、ラー油を薄めたもの、 それをスポンジに染み込ませたものだ。 ギリギリではあるが、一応命に影響は無い。 「ゆぴぃ・・・お、おみじゅしゃん・・・・っ!!!」 「お水さんなら今無いから我慢してね。」 「ゆ・・・・ぱちぇをだましちゃわにぇ・・・ちにぇ、くじゅ・・・っ!」 「ゆーん!これで、もうご飯さんの味はわからなくなったから、草さんもおいしくむーしゃむーしゃできるよ。よかったね。」 舌が肥えすぎているならば、いっそのこと味がわからなくなってしまえばいい。 これを見て、周囲の赤ゆっくり達も、保育まりさのやり方を完全に理解した。 問題点があるなら、言葉で教え込むことなどせず、問題の元から丸ごと削り取っていくのだ。 以降、ご飯について不満を言う赤ゆっくりはいなくなり、 結果としてはその味にも徐々に慣れていったので、保育まりさの目的はいつもどおり達成されたのであった。 ちなみに、この施設には卒園生達や優しいゆっくり達が差し入れにあまあまを持ってきてくれているので、 赤ぱちぇの勘は完全に当たっていたりする。無論、孤児ゆっくりの口にあまあまが入ることはない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 食料事情が解決すれば、次はすっきりーの問題となる。 なんだか早い気もするだろうが、衣・食・住の内の衣・住、つまりおうちやおふとんについては、 結局町に出なければ教育のやり様もないので、ゆっくりの場合はこれでいいのである。 「ゆーん。れいむは、まりさのおちびちゃんがほしいんだよ!」 「まりさがすっきりーできたらいいんだけど・・・。ごめんなさいだよ、れいむ。」 「ちぇんはけっこんっしたくないけど、おちびちゃんはほしいんだよー。」 「むほぉぉぉおおおお!ありすのまむまむですっきりしてぇぇぇえええ!!!」 ほいくえんには、連日にんっしんを求めて、町ゆっくりがやってくる。 つがいが事故でぺにまむを失ってしまったり、つがいは欲しくないがおちびちゃんは欲しかったり、 いずれにしても、普通の手順ではにんっしんできないゆっくりなど、町では珍しくない。 そんな彼女たちに若くて新鮮な精子餡を提供するのも、ほいくえんの役割である。 無論保育まりさの目的は、町ゆ達からの謝礼などではない。断じてない。 「ゆっゆっゆっゆっ、しゅっきりー。」 「ゆーん。かわいいおちびちゃんができたよー。」 「ゆっゆっゆっゆっ・・・」 「おちびちゃん、もうにんっしんしたからすっきりーはいいよー。」 「ゆっゆーん。ありしゅはもっとしゅっきりしちゃいわ!」 「ダメだよおちびちゃん。すっきりーは、一人と一度だけだよ。何度もしちゃうと永遠にゆっくりしちゃうからね。」 「しょんなのしらにゃいわ!きっとあのちぇんおにぇーしゃんもつんでれしゃんなのよ!」 「・・・それに、たくさんおちびちゃんが出来たら、誰が育てるの。シングルマザーじゃ限界があるんだよ。」 「しょんなのちぇんおにぇーしゃんがそだてればいいでしょぉぉおおお!!!ありしゅはしゅっきりーしちゃいのよ!」 「ちぇ、ちぇんはもういくよー。おちびちゃんはありがとうだよー。」 「まっちぇにぇ!ありしゅはもっちょしゅっきりしちゃいわ!」 「まりさ、あとはよろしくだよー。」 「まっちぇぇぇぇえええ!もっちょしゅっきりしゃせちぇぇぇぇえええ!」 これも、よくあることである。 相手が自然の脅威とは言え、本当に賢いゆっくりならば、赤ゆを残して簡単に死んだりはしない。 当然そんな親の子供である孤児達も、餡子の出来はいい方ではない。 レイパーとまでは言わないまでも、後先考えず、欲望に忠実な者は後を絶たないのが現状である。 「ゆふん!今日のご奉仕で、何度もすっきり―しようとしたおちびちゃん達はこっちに来てね!」 「「「「もっとしゅっきりしゃせちぇにぇ!」」」」 「それじゃあ、こっちに来てゆっくりしたお顔さんを見せてね。」 「ゆっふーん!きゃわいくってごめ『めりめりめりっ!』・・・ゆぴぃぃぃいいいい!!!」 レイパー候補の赤ゆ達のまむまむ(ぺにぺに)には、保育まりさ達が隠し持っていた、短く切った割りばしが深々とねじこまれていた。 これでは、人間さんでもなければ、二度と摘出は出来ないだろう。 「「「「ど・・どぼじでこんにゃことしゅるにょぉぉおおおお!!!」」」」 「レイパーはゆっくりできないよ。これでぺにぺには使えなくなったから安心だね。」 「「「「にゃんなのしょれぇぇぇえええ!」」」」 「後はすーりすーりでもすっきり―出来ないように、ほっぺも使えなくするよ。」 まりさのくわえているのは、スポンジにラー油(今回は薄めていない原液)を染み込ませたもの。 赤ありす達のスベスベほっぺに、これをたっぷり塗りつければ、ほっぺの感覚は完全に失われ、 すーりすーりの快感は以降永久に得られなくなる。 「ゆびぃぃいいいいい!!!いじゃい、いじゃいぃぃいいいい!!!」 「ゆびゃぁぁあああ!ごんなのどがいばじゃにゃぃぃいいいい!!!」 「ぬーりぬーり。よかったね。これで、二度とすっきりーしないでよくなったよ。」 「・・・にゃんでぇ・・・しゅっきりしちゃいよ・・・」 町のゆっくりはとにかく死ぬ。 すっきり死などしている余裕はないのが現状だ。 レイパーの芽はこうして、確実に摘まれていくのである。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その後も『ほいくえん』での厳しい教育は続いて行く。 「まりさ達はお帽子を使って、川さんに浮くことができるんだよ。やり方はこうだよ。」 「「「ゆっくちー。ぷーかぷーかしちぇ、とってもたのちいよ!」」」 「・・・でも、絶対にやっちゃだめだよ。」 「「「どぼじでぞんなごどいうのぉぉおおおお!!!」」」 「川さんは死亡フラグだよ。出来るだけ近づいちゃだめだよ。」 「しょんなのへいきだじぇ!まりしゃたちはゆっくちじょうずにおよげりゅのじぇ!」 「・・・まりさにも、ゆっくりしたお帽子を見せてね。」 「ゆーん!みしぇてあげりゅのじぇ!ゆっくちしちぇるの『ザクッ』・・・どぼじであなしゃんあけりゅのぉぉおお!」 「よかったね。これでお帽子さんで川さんに浮けないよ。」 「ゆぁぁぁ。まりしゃのゆっくちちたおぼうしが・・・。」 。 こうして、輝くような笑顔をした赤ゆっくり達が、すっかりうなだれ元気を失くした子ゆっくりになる頃、 ついに卒園試験が行われることとなった。 孤児ゆっくり達は、陰気に曇った表情の中に、わずかに光を取り戻した。 ようやくこのゆっくりできないプレイスから解放される。 お外に出たら、これまでゆっくり出来なかった分までいっぱいゆっくりするのだ。 そして保育まりさ達くらい大きくなったら、みんなで制裁してやるのだ。 その表情には、怒り、悲しみ、憎しみ、恨み、様々な負の感情が見て取れる。 その姿からは彼女たちが、今この町にいるゆっくりの中でも、もっともゆっくりしていない者たちであろうことが見て取れる。 「それじゃあ、最後の試験の内容を言うよ!」 「「「・・・・・・。」」」 「ほいくえんのお外で3回太陽さんが顔を出すまでゆっくりしてね!」 「「「・・・・・・!?」」」 卒業試験、その内容は、『ほいくえん』の外で2泊3日、であった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その内容は、お弁当(と言っても虫と雑草だが)持参可、何をやっても、どこに行くのも自由、というもので、 最終的に3日目の朝以降に『ほいくえん』に戻ってくればいいというものであった。 孤児ゆっくり達は狂喜し、我先にと『ほいくえん』を飛び出していく。 そして、『ほいくえん』のある広場の出入り口には保育ゆっくり達がバリケードを築き、孤児ゆっくり達が帰って来れないようにした。 これは、3日後まで取り除かれることはない。 「みょーん。まりさ?こんかいはなんにんくらいもどってくるかみょん。」 「ゆん?生きてたらみんな戻ってくるよ。」 「みょーん・・・。」 レイパー候補とされ、まむまむに割りばしをねじ込まれたありすは、自分が生まれ育った路地裏へと帰っていた。 そこには当然というか、新しいゆっくり達がおうちをつくっていた。 がっかりして帰ろうとすると、ちょうどよく、現在の住民が顔を出す。お肌がヌメヌメと濡れた、2匹のありすだった。 「むふぅ、おちびちゃん。なにかごようかしら。」 「ゆぅぅ。ありすはもっとおちびちゃんだったころに、ここにすんでたの・・・。」 「むふぅ、むふぅ。そうなのぉ。せっかくきたんだから、おうちのなかにもはいっていいのよぉ。」 「ゆーん。でも、ありすは・・・」 「むほぉぉぉおおおおお!!!おちびちゃんはおそとですっきりしたいのねぇぇぇえええ!!!」 「ゆ、ゆひぃぃぃいいい!なんなのぉぉおおお!?」 「むほ、むほ、むほぉぉおおおおお!!!・・・むふぅ?おちびちゃん、まむまむがへんねぇ?」 割りばしありすは、レイプ防止のためにまむまむ(ぺにぺに)に割りばしを突っ込まれているので、 れいぱーに襲われても当然すっきりーはできない。 「むふぅぅ、すっきりーできないなんて、とってもいなかものねぇ。」 「へんなまむまむのありすはどっかいってほしいわ。きもちわるいこねぇ。」 「ゆ、ゆぅぅぅ・・・。」 その時、割りばしありす達の周囲で、サイレンが鳴り響いた。 みょーん、みょーん、みょーん・・・ 「やっと見つけたみょん。」 「むふぅぅ、なんのようかしら。」 「むふぅ。きっとみょんは、ありすたちのとかいはなあいをうけとめたいのねぇぇぇええ!」 「「むほぉぉぉぉおおおおお!!!」」 「「「「「みょーん。いなかもののれいぱーはっけんだみょーん!!!」」」」」 「「むほっ?」」 「この田舎者のありす姉妹は、まりさ一家のレイプ殺し犯だみょん。処刑だみょん!」 「「「「みょーん、みょーん、みょーん!」」」」 「「こんなのとかいはじゃないわぁぁぁあああ!!!」」 みょん自警団。 ゆっくり同士の殺傷や、行き過ぎた行為を取り締まる、ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのための組織である。 彼女たちは、特に森育ちの田舎者レイパー(ヤリすぎて殺しちゃう、ゆっくり最底辺の奴ら)に厳しい。 「やべでぇぇぇ!ゆぎぃぃぃいいいいい!」 「いじゃいぃぃぃいいいいい!ぺにぺにがっ、ありすのとかいはなぺにぺにがぁぁぁぁあああ!」 みょん自警団から与えられる罰は、レイパー候補ありすが、『ほいくえん』で受けたものと概ね同じ処置である。 ただし、割りばしの本数がケタ違いではあるが。 「やべでぇ、いじゃい!いじゃいぃぃぃいいい!ありすちんじゃぅぅぅうううう!!!」 「レイパーはしぶといみょん。あと十本くらい刺しとくみょん。」 「ゆぴぃぃいいいいいい!」 割りばしありすがしーしーを垂れ流し、ガタガタ震えながら見ている前で、 レイパーありす達は、ぺにまむとあにゃる、ツタが生える額のあたりにそれぞれ30本づつ割りばしを突き刺され、 出来そこないの「たわし」の様になって気絶してしまった。 息をしているのでまだ生きている。 「みょーん。こっちのおちびはどうするみょん。れいぱーのつれみょん?」 じっと、みょんの探りを入れるような視線にさらされ、割りばしありすは声も出ない。 「おちびのまむまむを見るみょん。このおちびは『ほいくえん』育ちだみょん。田舎者じゃないみょん。」 「・・・・・・『ガクガクブルブル』。」 「そうかみょん。こわがらせてわるかったみょん。なにもしないからゆっくりするみょん。」 その言葉と同時に、割りばしありすは気を失った。 一方同じ頃、お帽子に穴をあけられた、元川渡り大好きまりさは、未練が捨てられないのか、河川敷にやってきていた。 寂しそうにじっと川を眺めていると、堤防の地面に穴を掘って暮らしている川まりさ達が、うじゃうじゃと這い出てきた。 慣れた風にお帽子に乗って、川の水草を収穫し始めるのが見える。 岸の近くでは、子まりさ、赤まりさ達が水に浮く練習をしている。 その微笑ましい姿は、孤児ゆっくりであることと併せて、ますますまりさをゆっくりさせなかった。 「ゆぅぅ。まりさもおぼうしにあなさんがなかったら、いっしょにゆっくりできたのに・・・。」 保育まりさのゆっくりした表情を思い出すたび、憎悪が餡子の奥まで煮えたぎらせる。 と、その時、川に架かった橋の上から人間さんの子供の声が聞こえてきた。 「あ、ゆっくり達が川に浮いてるぞ。」 「石投げようぜ、石。」 「男子達ったら野蛮ね!」 「でも、父ちゃんが『川に住むゆっくり達はクズばっかりだから、ぶっ殺しちまえ』って言ってたぜ。」 「ほらー。やっぱりいいんじゃねえか。触美も優等生ぶってんじゃねえよー。」 「むー。」 間もなく、川に浮かぶゆっくり達に大量の石つぶてが降り注いだ。 「ゆぁぁぁあああ!やめてね!いしさんはゆっくりできな『ボチュッ』・・・」ぼちゃん・・・。 「ゆゆっ!はしさんからはなれるよ!ゆんせ、ゆんせ!」 何とか橋から離れると、所詮は小学生の肩。 ゆっくり達には石つぶても届かなくなった。 「ちぇっ、つまんねえのー。」 「こりゃー!川に石を投げちゃいかーん!わしらに当たったらどーするつもりじゃー!」 「やっべ!みんな逃げるぞー!」 川のど真ん中にはいつの間にか、二人乗り程度の手漕ぎボートが浮いていた。 船上には、ゆっくり型の帽子をかぶった老人夫婦が乗っている。 ボートには、『河川管理』と書かれていた。 「それじゃあ、M枝。そろそろはじめるぞい。」 「はいはい、わん五郎さん。準備できてますよ。」 「うおほん。本日は晴天なり、本日は晴天なりー。えー、ゆっくりしていってね。ゆっくりしていってね。」 「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」 わん五郎爺さんの挨拶に合わせて、川に浮かぶまりさ達も元気よく挨拶を返し、 その拍子に全員がオール(として使っている木の棒)を口からぽろりと落とした。 「「「「「「まりさのゆっくりしたおーるさんがぁぁぁああああ!!!」」」」」」 完全に自力での移動手段を失った川まりさ達。 彼女たちが川の流れに任せてゆっくりと流れていく中、老夫婦は、先端に発泡スチロールの浮きをくくり付けた、 T字型の道具を取り出す。校庭の整地に使われる、トンボという道具に似ている。 「ゆっくりたすけてね!まりさはかわいそ『とんっ。ぼちゃん。』・・・。」 そして、逃げ場のない川まりさ達を、一匹一匹丁寧にお帽子から突き落としていく。 「やめてね!まりさをつきおと『とすっ。ぼちゃ。』・・・。」 「まりさにはかわいいおちびち『とん。ぽちゃん。』・・・・。」 「やじゃぁぁぁあああ!まりさしにた『とすんっ。ぼちゃん。』・・・。」 突然川の中央付近で生まれた地獄のような光景から、穴帽子まりさが目を離せないでいる中、 川岸周辺で水に浮く練習をしていた子・赤まりさ達は、自分達もオールを失いながら、 命からがら岸までたどり着き、ゆっくりしたお父さんまりさ達がなすすべもなく水中に突き落とされる姿に絶叫していた。 「ゆあーん。どうちてしょんなことしゅるのぉぉおお!」 「ぴゃぴゃー。ゆっくちにげちぇぇぇぇえ。」 「おとーしゃぁぁぁん。ゆっくちしちぇぇぇぇ。」 ゆっくり達が絶叫し続けるその背後では、なぜか毎週決まった曜日・時間帯に現れる、 くたびれたスーツを着た中年サラリーマン達が、河川敷に集結し始めていた。 全員が、その手に金属バットかゴルフクラブを持ち、豪快に素振りを繰り返している。 相当な回数素振りをしているはずだが、その表情は全く歪むことがない。 その後まもなく、河川敷では絶叫に包まれたゴルフの練習が始まった。 降り注ぐ餡子の雨の中、穴帽子まりさは、餡子の泡を吹いて気を失ったのであった。 朝のご挨拶を強行しようとしたために、喉をつまようじでつぶされたゆっくり達は、 朝の元気なご挨拶と同時に、おうちの上からボウリング球を落とされつぶされたれいむ一家を見た。 あまあまを欲しがったために味覚を奪われたぱちゅりー達は、あまあましか食べられなくなり、 草さんも虫さんも吐き出してゆっくりと餓死した赤ゆっくり達を見た。 3日目の朝。 町での生活を生き延びた孤児ゆっくりはおよそ3割。 その全員が『ほいくえん』に戻ってきた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「まりしゃおにぇーしゃん、いままでわがままでごめんにゃしゃいぃぃ!」 「ゆっくりありがじょぉぉおおおごじゃいまじだぁぁぁ!」 「ゆんゆん。まりさもこれまでみんなに酷い事してごめんね。」 卒業試験の前まではあれほどゆっくりしていなかった子ゆっくり達。 しかし、全ては保育まりさの愛の鞭であったことを知った孤児ゆっくり達は、 そのあふれる愛に包まれてとてもゆっくりしていた。 『ほいくえん』、それは、町に住むゆっくり達の絆の象徴なのである。 「全ては計画通りだよ。ゆっふっふっふぅ。」 こうして保育まりさは、一年また一年と、安全な『ほいくえん』から離れることなく、 卒園生から贈られるあまあまと、自分の暗い性欲のはけ口を確保していくのであった。 まあ、こんな感じで町の赤ゆっくり達は大きくなっていきます。 さすがに赤ゆ一匹で生き延びれるほど甘くはないですよね。 ちなみに、この『ほいくえん』の敷地の入口には、『餡生物個体数調整地』と書かれた看板が掛かってます。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. 本作品 (おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 挿絵 byM1 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「やあまりさ君」 「なんかようがあるの」 「突然だけど、君クビね」 「うそ・・でしょ」 「本当たよ」 「そして、園児にやってきたこと君にもやる」 そして、保育まりさは、自分が園児にやったことをうけた。 そして園児は元保育まりさにいままでの鬱憤をぶつけた 「しね!ゆっくりできなくしたゆっくりはしね!」 「ぼうしをびーりびーりしてあげるね。」 「むきゅ、うんうんをたべなさい」 「ゆっくりできないからだにしてあ・げ・る」 -- 2015-08-23 18 36 01 理想個体の厳選かな? -- 2015-02-01 22 56 10 いいゲスもあるんだねww -- 2014-05-06 17 17 39 まちがえるな -- 2013-11-08 22 05 58 このまりさはゲスな本性だが結局は善行やってるから憎めないな -- 2012-11-27 23 00 55 「みょーーんみょーーんこのきょういくまりさをロリコン・変態ようぎでぺにぺにつぶしのけいだみょん! -- 2012-09-10 01 24 54 川さんは死亡フラグ←吹いてしまった。 -- 2011-12-11 00 25 22 全部殺せよ -- 2011-01-17 11 42 49 赤ゆっくりにとってはいい学校いい学び舎でよかったじゃないか。 ここ育ちのゆっくりなら飼いやすそう -- 2010-10-31 11 41 17 調整も何も個体数0でいいだろ。動くゴミなんだから -- 2010-10-25 17 43 11 ゆっくりの愚かさと、付け焼き刃のような賢さの対比が面白かった 虐げるにも、愛でるにも向いたD.O.さんのゆっくりは兎に角ゆっくりできるなぁ -- 2010-09-19 21 13 53 ゴルフに興じるサラリーマンがテラシュールwゆっくりを撃ってんのかw -- 2010-07-30 05 35 24 保育士まりさのぺにぺにぎんぎんのとこで吹いたわww 趣味かよww -- 2010-07-24 21 14 05 がんばれ -- 2010-07-12 01 54 11
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現在の日本における代表的なファーストフードといえば? ハンバーガー? 確かにいえる。近年の高級バーガー競争を見てても理解できる。 ドーナツ? 納得だ。ポンデリ○グなどの人気からも理解できる。 牛丼? 同意しよう。俺も松○は大好きだ、理解できる。 でも、もう一つ大きな勢力がある。 それは・・・・・・・ ゆっくりサンドだ。 なに?ゆっくりサンドを知らないって? まじなの…。ゆクドナルドで働いている俺にとってはちょっとショックな事実だよ。 ゆクドナルドは日本発祥の企業、ていうかゆっくり加工所が親会社なんだけど、 現在日本だけでなくアメリカやイギリス、フランス、ロシアなどグローバルに事業を 展開して、昨年過去最高益を出したことで有名な会社さ。 とまぁ、アルバイト君の俺にはあまり関係ないことなんだけどさ。 で、このお店でどんな食い物を出しているのか説明しよう。 サンドイッチって言っている時点で大体想像はつくと思うけど。 ただ、サンドイッチと言っているものの、形状はハンバーガーに近くなるよ。 なんでそうなるのかって? 店の偉い人に聞いたら、ゆっくりがまるっこいからということらしい。 まぁ、俺はおいしければ問題ないと思うよ。 「先輩、何ニヤニヤしながら画面見てるんですか?仕事してくださいよ」 「暇だからいいじゃないか。俺のことなんか気にしないでれいむでも焼いてなよ」 「へいへい…」 実は今ちょうどアルバイト中なんだが、とっても暇なんだ。 まぁ、夕食の時間帯も過ぎてしまったことだし、しかたがないことではあるんだけど。 もし、オーダーが入ったら、俺の素晴らしいサンドイッチ作りを見せられたんだが…。 ピッ! 【れいむサンド】 画面にオーダーが表示された。 噂をすればなんとやらだな。 ゆっくりサンドの初歩の初歩、れいむサンドの作り方を教えよう。 とはいっても、ファーストフードだからすぐ簡単に作れるんだけどね。 まず、2枚のパンを専用のトースターで焼く。便宜上、最終的にサンドするときに 上に位置するパンを『おかざり』、下に位置するパンを『あんよ』する。 この2枚のパンからして、ゆっくりサンドは他のサンドイッチとは一線を画している。 実はこのパンは、ゆっくりの皮を利用することで、普段自分達が食べているパンとは 異なる食感を生み出している。あんよ焼きしたときのような香ばしい匂いが食欲をそそり、 ゆっくり特有のもちもち感が生きたパンがゆっくりサンドジャンキーを量産していくんだなこれが。 ちなみにどうやって皮を集めているのかと言うと、れみりゃの養殖に使った、デスマスクを 加工所の職員が拾っているのさ。その地味な作業(と言うと失礼かも知れないが) のおかげでゆクドナルドはよい品を提供できる。感謝感謝。 パンはものの十数秒で焼ける。 トースターは、一般家庭で使うような食パン2枚だけが収まるものではなく、 その横幅をかなり大きくして、穴を貫通させたものを使う。 これによって効率よくパンを焼くことができるんだな。 このトースターに赤ゆっくりを入れたら、一瞬で焼き饅頭ができてしまうらしい。 というか、実際やった。 さすが加工所というべき塩梅だった。 けど、調子に乗って赤ゆっくりをつめ過ぎたら、 挟まって出てこなくなっちゃったんだよ。 棒で引っ掻き回して、押し出すまで、ずっとうめき声が聞こえてたよ。 そん時の焼き饅頭の苦痛に満ちた顔はなかなかグロテスクだったよ。 「ゆ゛・・・じに゛・・・だぐ・・・な゛い・・・」 って一言言う間に顔面の3分の1が崩れたりしてね。 なんかすごくきもかったんだよ。 まぁ、それ以来俺はバイト中にふざけるのをやめたよ。 さて、パンが焼けたので次の作業に移ろう。 パンをゆっくりれいむの絵が描かれたサンドを包み紙の上におく。 包み紙は通常ラップと言う。 ラップの中心に『あんよ』、そして進行方向側に『おかざり』をおく。 あっ、進行方向ってのはさ、サンドイッチ作りはベルトコンベアのように流れ作業で 進むから、トースターからカウンターに近づく方向のことをいうよ。 まずは味付けだ。 パンに新鮮なあんこソースをかけるんだ。 ここで使うのは赤ゆディスペンサーという調理器具だね。 細かい形状の説明は省略させてもらうけど、 大体どのような仕組みで動いているのかを説明すると、 俺が、トリガーを下に押すと、 なかにいる赤ゆにプレスがかかって、ディスペンサー内で 「「「「「「「「ちゅ・・・ちゅぶれ・・・りゅ・・・」」」」」」」」 っていう状態になって、くちやあにゃるやおめめから、餡子を吹き出す。 その吹き出された餡子が、ディスペンサー下部に溜まり、 圧力によって、ゆっくりのうんうんみたいに外にひりだされる。 その餡子を『おかざり』にかけて、味付けは終わり。簡単なものだろう? じゃあ次は、トッピングだ。れいむバーガーのトッピングはたったの1つ。 小粒の飴細工唯一つだ。 あまり長所のないれいむにはふさわしいトッピングだと思わ 小粒の飴細工は、その名の通り2、3ミリの小さな飴細工なんだ。 原材料はこれまたゆっくりから取れるんだ。 どの部分なのかって? 大体わかるだろうけど、ゆっくりの歯だ。 養殖ゆっくりの歯を素手で引き抜いて、本ゆん達の目の前で粉砕してつくるものらしい。 たぶん、「ゆぎぃぃぃ、ばでぃさのまっしろなはさんがぁぁぁ」とか、 「ふぁふぃふぁふぉふぁふぁふぁんふぁぁぁ!!!」 とかいったりするんだろうな。最後のほうは悲鳴とかじゃなくて、 コントみたいな奇声を発するんだろうけどね。 あと社員さんから聞いた話なんだけど、小粒飴細工の原材料として育てられるゆっくりは、 虫歯になるリスクを避けるために、生まれてから一度も、口から食事をとる事を、 許されないらしい。 ゆっくりがよく言う「むーしゃ、むーしゃのしあわせーっ!!!」というものが 奪われるのがどれほど辛いのか、俺には興味はないけど、 ゆっくりサンドを食べるなといわれたら、生きていくことができない自分にとっては おそらく耐え難いものなんだろう。 『おかざり』の上に2、30粒くらいアバウトにのせて、トッピングは終わり。 最後はメインのゆっくりれいむを『おかざり』の上にのせるだけで終わ・・・・ ってあれ? 「おい、後輩よ。焼きれいむのストックが見当たらないんだけど・・・」 「あっ、すいません忘れてました。れいむ、れいむ待ちでお願いしまーす!!!」 (れいむバーガー、具材の子れいむの調理待ちです!) 「ヒャッハー!!!」(了解です!) 後輩がカウンターにコールし、カウンターの人もそれに答える」。 どうやら、不手際があったようで・・・。 ゆっくりサンドにはメインの具材として、生きた子ゆっくりを使う。 ただ、そのままサンドに入れると、具材が逃げ出すという奇跡のファーストフードが 誕生してしまうので、しっかりあんよを焼いてから、お客様に提供する。 待ってる間暇なので、後輩が子れいむを焼いている様でも見ていようか。 子ゆっくりは成長されて、鮮度が悪くなっても困るので、冷凍保存してある。 冷凍庫の温度から、冬眠状態になるので、割と長持ちするんだ。 次のオーダーのためにストックを作りたいので、四匹のれいむを使う。 冷凍庫から取り出したれいむを熱された鉄板の上に並べる。 並べ方は、あんよが下になってればどうおいてもいいかな。 最初の10秒くらいは、冬眠状態から目が覚めずに、うつらうつらとしている。 しかし、20秒くらい経過するころから、自分達が以下に危険な状態か理解し始める。 「あじゅぃぃぃぃ!!!」 「れいみゅのあんよさんがぁぁぁぁ!!!」 「ゆぎぃぃぃぃぃぃ!!!」 「やべちぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 こんな悲鳴が聞こえてきたら、あんよが焼け始めてきたサインだ。 あと20秒くらいでよく焼ける。 <10秒経過> 「しょこのくしょばばぁ!!れいみゅをたしゅけろ!!!」 口汚く罵る元気があるときは、まだまだ早いよって言うサインなんだ。 「じじいもみちぇないでたすけりょ!!!」 周りに助けを求めて、生きようと思っているうちは、 「しぇいしゃいするじょぉぉぉぉぉ!!!」 残念ながら、まだ 「いじゃぁいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 焼けてませんって言う合図なんだよね。 <更に10秒経過> 「ゆひー・・・ゆひー・・・」 「ゆ゛・・・ゆ゛・・・・・」 「いじゃぃぃぃ・・・・・・」 「お゛うぢがえ゛る゛・・・」 とまぁ、弱気な発言が聞こえてきたら、 専用のヘラでれいむたちを保管用の容器の中へ入れていく。 さて、やっとれいむが焼けたよ。 とりあえず若干痙攣しているやつから使うかな。 先ほど作ったれいむサンドの『おかざり』の上に、 あんよをしっかり焼いたれいむを逆さまに乗せる。 すると、足焼きで底部は既に平面状になっているので、 それに合うように、逆さまにすることで頭部も平べったくなってくれる。 活きのいい個体だと、餡子ソースから漂う死臭で、 「ゆっきゅりできなぃぃぃぃ!!!!」 とか叫ぶんだけど、こいつはほぼ死に掛けだから、喚いたりはしないだろう。 れいむを『おかざり』のせたらにれいむの底部側に『あんよ』を乗せる。 後は、包み紙で包装するだけでかんっせい!!! 出来たサンドは、カウンターのほうへしっかり流す! どう?簡単だろう! 質素な作りだし、れいむバーガーなんて100円でかなり安いけど、 テニスボールくらいの子ゆっくりを丸々使っているんだから、 かなりボリュームがあって満足できると思うんだ! 君が虐待鬼意山であるならば、この職場は天国だろうね。 好きなことをやってお金がもらえるんだから。 もし、やる気があるんだったら、一度うちの店に面接に来てほしいな。 俺達はいつでも君の事を待ってるよ!!! <終わり> <おまけ> オマタセイタシマシターゴユックリシテイッテネ!!! 「おぜうさまのぷっでぃんがきたんだどー」 「プリンじゃねぇ、サンドだ。何回言ったらわかるんだお前は」 「どっちでもいいんだど~。おにいさんはやくでぃなーにするんだど~!」 「はいはい・・・。ってかその子れいむ死にかけだな。俺活きがいいやつの方が好きなんだよね」 「れみぃはあんまりきにしないんだど~」 ガブッ! 「ゆ゛びッッ!」 「おいおいそんなにがっつくなよ、てか俺の分も残せよ」 「えぇ~、おぜうさまはぜんぶたべたいんだど~!ほしいならおにいさんはまたかえばいいんだど~」 「やだよ。節約してんだから」 「これだからびんぼうにんはこまるんだど~。れみぃのかりすまをみならっ・・『ドゴッ!!』」 「おっと手が滑った。なぁおぜうさま?俺を馬鹿にすると、お前がゆっくりゃバーガーになっても 仕方が無いと思うんだがどうだろうか?それか俺もここで働こうかな~?毎日れみりゃの死臭を まとって帰ってくることになるけど?」 「ずびばぜん゛でじだぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」 <今度こそ終わり> どうも、初投稿です。 マクド○ルドの実際のバーガーづくりはもう少し作業があります。 れいむバーガーは一応ハンバーガーのような存在です。(ただしピクルスなしの) 機会があったら、他のゆっくりサンドについても書きたいなぁと思っております。 では、最後に読んでいただいてありがとうございました。
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壁:ねこあんよの壁 床:ねこあんよの床 画像募集中 壁:ねこあんよの壁 ピンク 床:ねこあんよの床 ピンク ぐっせるカタログ
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※餡庫お誕生日おめでとう! の流れに触発されて書きました ※タイミング超はずしていますが、餡庫ではすごくお世話になっている自分がなにもしな いのも問題あると思ったので 「ゆ……?」 その場所で、一頭のゆっくりれいむが目を覚ました。 実に見事な成体れいむだった。 その見事さは、積み重ねた時によるものだ。ゆっくりは雨のように降って湧き、霞のよう に消え去る。簡単に生まれてきて、それ以上に簡単に死ぬナマモノだ。 だが、そのれいむは実に一年と一週間あまりもの長きに渡って生き続けている。 れいむを生き長らえさせたのはこの場所。ここが、他にはない極上の「ゆっくりぷれいす」 だからだ。 そして、れいむは目を覚まし、周りを見た。ゆっくりの少ない語彙の中から、定型句の一 つを選び、声に出した。 「ゆっ……ぎゃああああああ!」 そう、悲鳴! 悲鳴がゆっくりの定型句なのは既に常識だ。 れいむはを餡子の底から、痛みを、苦しみを、悲しみを、あらん限りの感情を叫びで表現 した。 ここは「ゆっくりぷれいす」。ゆっくりを愛で、虐める者たちにとっての「ゆっくりぷれ いす」なのだ。 アマギリ。あんよ焼き。針。ハエ叩き。目の前で繰り広げられるありとあらゆる虐待が、 視覚を通してれいむの視覚を苛んだ。 ゆっくりとしたしあわせをぶちこわされる悲劇。身の程知らずに増長した自滅。過酷な環 境で必死にゆっくりしようとする奮闘。ゆっくりたちの、悲劇、惨劇、喜劇、あるいは感 動的な物語。目の前で繰り広げられるありとあらゆるゆっくりの営みが、感情を大いに揺 さぶりれいむの餡子脳を苛んだ。 だが、それらは他ゆっくりごとではない。れいむ自身もすでにあんよは焼かれお飾りは奪 われ、片目はえぐられ、おかざりもまた奪われている。身を貫く無数の針は、今も新鮮な 痛みをれいむに与えてれいむを苛んでいる。 れいむは実に見事な――実に見事に虐待されたゆっくりだった。 これらのことが、一年以上も続いている。 それなのに、れいむは生き続けている。 ゆっくりのかわいらしさ、ふてぶてしさ。純粋無垢な優しい心、汚れきったゲスな心。必 死に生きる様、無惨に死ぬ様。 それらを絵で描く者がいる。 それらを物語でつづる者がいる。 作り上げられたものを、楽しむ者がいる。 ゆっくりの在り方について議論しあう者がいる。 そしてそれらを為すために、この極上の「ゆっくりぷれいす」を提供した者がいる。 どれが欠けても、この「今」はあり得ない。 どこが狂っても、この「今」には至れない。 それが、一年と一週間あまりも続いている。たやすく命を散らすゆっくりが同じ期間生き 続けるにも等しい、それはまさに奇跡としか表現できないこと。 そんな奇跡を祝うにはどうしたらいいだろう? 絵を描いてもいい。お話を書いてもいい。 だが、どんな方法でも、この奇跡を祝いきれないかもしれない。 でも、大丈夫。 この「ゆっくりぷれいす」には魔法の言葉がある。 言葉で説明できない、理にかなわない、おかしなこと。それを言い表せてしまう、誰もが 納得できてしまう、ほんの十文字の言葉。 悲鳴をあげるのに忙しいれいむの代わりに、言ってしまえばいい。 ただ、一言。 「ゆっくりしていってね!」 了 by触発あき
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ここを編集 ■プロジェクトセカイ3周年アニバーサリーソング「NEO」 2DBG(NZKと共同) ■関連タイトル NEO rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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旧wikiより 現在の日本における代表的なファーストフードといえば? ハンバーガー? 確かにいえる。近年の高級バーガー競争を見てても理解できる。 ドーナツ? 納得だ。ポンデリ○グなどの人気からも理解できる。 牛丼? 同意しよう。俺も松○は大好きだ、理解できる。 でも、もう一つ大きな勢力がある。 それは・・・・・・・ ゆっくりサンドだ。 なに?ゆっくりサンドを知らないって? まじなの…。ゆクドナルドで働いている俺にとってはちょっとショックな事実だよ。 ゆクドナルドは日本発祥の企業、ていうかゆっくり加工所が親会社なんだけど、 現在日本だけでなくアメリカやイギリス、フランス、ロシアなどグローバルに事業を 展開して、昨年過去最高益を出したことで有名な会社さ。 とまぁ、アルバイト君の俺にはあまり関係ないことなんだけどさ。 で、このお店でどんな食い物を出しているのか説明しよう。 サンドイッチって言っている時点で大体想像はつくと思うけど。 ただ、サンドイッチと言っているものの、形状はハンバーガーに近くなるよ。 なんでそうなるのかって? 店の偉い人に聞いたら、ゆっくりがまるっこいからということらしい。 まぁ、俺はおいしければ問題ないと思うよ。 「先輩、何ニヤニヤしながら画面見てるんですか?仕事してくださいよ」 「暇だからいいじゃないか。俺のことなんか気にしないでれいむでも焼いてなよ」 「へいへい…」 実は今ちょうどアルバイト中なんだが、とっても暇なんだ。 まぁ、夕食の時間帯も過ぎてしまったことだし、しかたがないことではあるんだけど。 もし、オーダーが入ったら、俺の素晴らしいサンドイッチ作りを見せられたんだが…。 ピッ! 【れいむサンド】 画面にオーダーが表示された。 噂をすればなんとやらだな。 ゆっくりサンドの初歩の初歩、れいむサンドの作り方を教えよう。 とはいっても、ファーストフードだからすぐ簡単に作れるんだけどね。 まず、2枚のパンを専用のトースターで焼く。便宜上、最終的にサンドするときに 上に位置するパンを『おかざり』、下に位置するパンを『あんよ』する。 この2枚のパンからして、ゆっくりサンドは他のサンドイッチとは一線を画している。 実はこのパンは、ゆっくりの皮を利用することで、普段自分達が食べているパンとは 異なる食感を生み出している。あんよ焼きしたときのような香ばしい匂いが食欲をそそり、 ゆっくり特有のもちもち感が生きたパンがゆっくりサンドジャンキーを量産していくんだなこれが。 ちなみにどうやって皮を集めているのかと言うと、れみりゃの養殖に使った、デスマスクを 加工所の職員が拾っているのさ。その地味な作業(と言うと失礼かも知れないが) のおかげでゆクドナルドはよい品を提供できる。感謝感謝。 パンはものの十数秒で焼ける。 トースターは、一般家庭で使うような食パン2枚だけが収まるものではなく、 その横幅をかなり大きくして、穴を貫通させたものを使う。 これによって効率よくパンを焼くことができるんだな。 このトースターに赤ゆっくりを入れたら、一瞬で焼き饅頭ができてしまうらしい。 というか、実際やった。 さすが加工所というべき塩梅だった。 けど、調子に乗って赤ゆっくりをつめ過ぎたら、 挟まって出てこなくなっちゃったんだよ。 棒で引っ掻き回して、押し出すまで、ずっとうめき声が聞こえてたよ。 そん時の焼き饅頭の苦痛に満ちた顔はなかなかグロテスクだったよ。 「ゆ゛・・・じに゛・・・だぐ・・・な゛い・・・」 って一言言う間に顔面の3分の1が崩れたりしてね。 なんかすごくきもかったんだよ。 まぁ、それ以来俺はバイト中にふざけるのをやめたよ。 さて、パンが焼けたので次の作業に移ろう。 パンをゆっくりれいむの絵が描かれたサンドを包み紙の上におく。 包み紙は通常ラップと言う。 ラップの中心に『あんよ』、そして進行方向側に『おかざり』をおく。 あっ、進行方向ってのはさ、サンドイッチ作りはベルトコンベアのように流れ作業で 進むから、トースターからカウンターに近づく方向のことをいうよ。 まずは味付けだ。 パンに新鮮なあんこソースをかけるんだ。 ここで使うのは赤ゆディスペンサーという調理器具だね。 細かい形状の説明は省略させてもらうけど、 大体どのような仕組みで動いているのかを説明すると、 俺が、トリガーを下に押すと、 なかにいる赤ゆにプレスがかかって、ディスペンサー内で 「「「「「「「「ちゅ・・・ちゅぶれ・・・りゅ・・・」」」」」」」」 っていう状態になって、くちやあにゃるやおめめから、餡子を吹き出す。 その吹き出された餡子が、ディスペンサー下部に溜まり、 圧力によって、ゆっくりのうんうんみたいに外にひりだされる。 その餡子を『おかざり』にかけて、味付けは終わり。簡単なものだろう? じゃあ次は、トッピングだ。れいむバーガーのトッピングはたったの1つ。 小粒の飴細工唯一つだ。 あまり長所のないれいむにはふさわしいトッピングだと思わ 小粒の飴細工は、その名の通り2、3ミリの小さな飴細工なんだ。 原材料はこれまたゆっくりから取れるんだ。 どの部分なのかって? 大体わかるだろうけど、ゆっくりの歯だ。 養殖ゆっくりの歯を素手で引き抜いて、本ゆん達の目の前で粉砕してつくるものらしい。 たぶん、「ゆぎぃぃぃ、ばでぃさのまっしろなはさんがぁぁぁ」とか、 「ふぁふぃふぁふぉふぁふぁふぁんふぁぁぁ!!!」 とかいったりするんだろうな。最後のほうは悲鳴とかじゃなくて、 コントみたいな奇声を発するんだろうけどね。 あと社員さんから聞いた話なんだけど、小粒飴細工の原材料として育てられるゆっくりは、 虫歯になるリスクを避けるために、生まれてから一度も、口から食事をとる事を、 許されないらしい。 ゆっくりがよく言う「むーしゃ、むーしゃのしあわせーっ!!!」というものが 奪われるのがどれほど辛いのか、俺には興味はないけど、 ゆっくりサンドを食べるなといわれたら、生きていくことができない自分にとっては おそらく耐え難いものなんだろう。 『おかざり』の上に2、30粒くらいアバウトにのせて、トッピングは終わり。 最後はメインのゆっくりれいむを『おかざり』の上にのせるだけで終わ・・・・ ってあれ? 「おい、後輩よ。焼きれいむのストックが見当たらないんだけど・・・」 「あっ、すいません忘れてました。れいむ、れいむ待ちでお願いしまーす!!!」 (れいむバーガー、具材の子れいむの調理待ちです!) 「ヒャッハー!!!」(了解です!) 後輩がカウンターにコールし、カウンターの人もそれに答える」。 どうやら、不手際があったようで・・・。 ゆっくりサンドにはメインの具材として、生きた子ゆっくりを使う。 ただ、そのままサンドに入れると、具材が逃げ出すという奇跡のファーストフードが 誕生してしまうので、しっかりあんよを焼いてから、お客様に提供する。 待ってる間暇なので、後輩が子れいむを焼いている様でも見ていようか。 子ゆっくりは成長されて、鮮度が悪くなっても困るので、冷凍保存してある。 冷凍庫の温度から、冬眠状態になるので、割と長持ちするんだ。 次のオーダーのためにストックを作りたいので、四匹のれいむを使う。 冷凍庫から取り出したれいむを熱された鉄板の上に並べる。 並べ方は、あんよが下になってればどうおいてもいいかな。 最初の10秒くらいは、冬眠状態から目が覚めずに、うつらうつらとしている。 しかし、20秒くらい経過するころから、自分達が以下に危険な状態か理解し始める。 「あじゅぃぃぃぃ!!!」 「れいみゅのあんよさんがぁぁぁぁ!!!」 「ゆぎぃぃぃぃぃぃ!!!」 「やべちぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 こんな悲鳴が聞こえてきたら、あんよが焼け始めてきたサインだ。 あと20秒くらいでよく焼ける。 <10秒経過> 「しょこのくしょばばぁ!!れいみゅをたしゅけろ!!!」 口汚く罵る元気があるときは、まだまだ早いよって言うサインなんだ。 「じじいもみちぇないでたすけりょ!!!」 周りに助けを求めて、生きようと思っているうちは、 「しぇいしゃいするじょぉぉぉぉぉ!!!」 残念ながら、まだ 「いじゃぁいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 焼けてませんって言う合図なんだよね。 <更に10秒経過> 「ゆひー・・・ゆひー・・・」 「ゆ゛・・・ゆ゛・・・・・」 「いじゃぃぃぃ・・・・・・」 「お゛うぢがえ゛る゛・・・」 とまぁ、弱気な発言が聞こえてきたら、 専用のヘラでれいむたちを保管用の容器の中へ入れていく。 さて、やっとれいむが焼けたよ。 とりあえず若干痙攣しているやつから使うかな。 先ほど作ったれいむサンドの『おかざり』の上に、 あんよをしっかり焼いたれいむを逆さまに乗せる。 すると、足焼きで底部は既に平面状になっているので、 それに合うように、逆さまにすることで頭部も平べったくなってくれる。 活きのいい個体だと、餡子ソースから漂う死臭で、 「ゆっきゅりできなぃぃぃぃ!!!!」 とか叫ぶんだけど、こいつはほぼ死に掛けだから、喚いたりはしないだろう。 れいむを『おかざり』のせたらにれいむの底部側に『あんよ』を乗せる。 後は、包み紙で包装するだけでかんっせい!!! 出来たサンドは、カウンターのほうへしっかり流す! どう?簡単だろう! 質素な作りだし、れいむバーガーなんて100円でかなり安いけど、 テニスボールくらいの子ゆっくりを丸々使っているんだから、 かなりボリュームがあって満足できると思うんだ! 君が虐待鬼意山であるならば、この職場は天国だろうね。 好きなことをやってお金がもらえるんだから。 もし、やる気があるんだったら、一度うちの店に面接に来てほしいな。 俺達はいつでも君の事を待ってるよ!!! <終わり> <おまけ> オマタセイタシマシターゴユックリシテイッテネ!!! 「おぜうさまのぷっでぃんがきたんだどー」 「プリンじゃねぇ、サンドだ。何回言ったらわかるんだお前は」 「どっちでもいいんだど~。おにいさんはやくでぃなーにするんだど~!」 「はいはい・・・。ってかその子れいむ死にかけだな。俺活きがいいやつの方が好きなんだよね」 「れみぃはあんまりきにしないんだど~」 ガブッ! 「ゆ゛びッッ!」 「おいおいそんなにがっつくなよ、てか俺の分も残せよ」 「えぇ~、おぜうさまはぜんぶたべたいんだど~!ほしいならおにいさんはまたかえばいいんだど~」 「やだよ。節約してんだから」 「これだからびんぼうにんはこまるんだど~。れみぃのかりすまをみならっ・・『ドゴッ!!』」 「おっと手が滑った。なぁおぜうさま?俺を馬鹿にすると、お前がゆっくりゃバーガーになっても 仕方が無いと思うんだがどうだろうか?それか俺もここで働こうかな~?毎日れみりゃの死臭を まとって帰ってくることになるけど?」 「ずびばぜん゛でじだぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」 <今度こそ終わり> どうも、初投稿です。 マクド○ルドの実際のバーガーづくりはもう少し作業があります。 れいむバーガーは一応ハンバーガーのような存在です。(ただしピクルスなしの) 機会があったら、他のゆっくりサンドについても書きたいなぁと思っております。 では、最後に読んでいただいてありがとうございました。 このSSに感想を付ける 選択肢 投票 しあわせー! (25) それなりー (1) つぎにきたいするよ! (2) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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鬼意惨の演説 2KB 虐待-凄惨 制裁 パロディ 現代 虐待人間 独自設定 もう御存知のアレのパロディです。よくみたらまだ無かったので。 鬼意惨の演説 諸君 私は虐待が好きだ 諸君 私は虐待が好きだ 諸君 私は虐待が大好きだ アマギリが好きだ あんよ焼きが好きだ 去勢が好きだ お飾り没収が好きだ 辛子責めが好きだ 轢殺が好きだ 撲殺が好きだ 実ゆ潰しが好きだ 禿饅頭が好きだ 平原で 街道で 公園で 草原で 雪山で 河原で 水上で 空中で 街中で 加工場で この地上で行われる ありとあらゆる虐待行動が大好きだ 無防備に見開かれた目を道具を使ってアマギるのが好きだ 目玉を奪われたゆっくりが悲鳴を挙げた時など心がおどる 熱く焼けたホットプレートであんよを焼くのが好きだ 悲鳴を上げて 熱を帯びたホットプレートから逃れようとするゆっくりを押さえつけた時など胸がすくような気持ちだった 農耕具をもって野生のゆっくりの群れを蹂躙するのが好きだ 駆除に慣れてない若者が 既に息絶えたゆっくりに 何度も何度も鍬などを打ち込む姿は感動すら覚える おうち宣言をしたゲスゆっくりを吊るし上げていく様などはもうたまらない ゆんやーと泣き叫ぶゆっくり達が 私の降り下ろした手の平とともに 金切り声を上げる電動ガンに ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ 哀れな野良ゆっくり達が どすを頼りに健気にも立ち上がってきたのを 中華街で売られている巨大爆竹の大量設置によって どすごとゆっくり達を木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える ゆっくりの群れに畑を滅茶苦茶にされるのが好きだ 必死に守るはずだった畑を蹂躙され 農作物が食い荒らされる様は とてもとても悲しいものだ ゆっくりの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ ゲスゆっくりに窓ガラスを割られ 自分の家の冷蔵庫をすら守れないのは屈辱の極みだ 諸君 私は虐待を 地獄の様な虐待を望んでいる 諸君 私に付き従う鬼意惨諸君 君達は一体 何を望んでいる? 更なる虐待を望むか? 情け容赦のない 糞の様な虐待を望むか? 鉄風雷火の限りを尽くし 幻想郷の妖怪をも殺す 嵐の様な虐待を望むか? 「 虐待!! 虐待!! 虐待!! 」 よろしい ならば虐待だ 我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ だがこの暗いネットの底で堪え続けてきた我々に ただの虐待では もはや足りない!! 大虐待を!! 一心不乱の大虐待を!! 我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ鬼意惨にすぎな だが諸君は 一騎当千の古強者だと私は信仰している ならば我らは 諸君と私で総兵力100万と1人の軍集団となる 我々を忘却の彼方へと追いやり 段ボールハウスで眠りこけているゆっくりを叩き起こそう 髪の毛をつかんで引きずり降ろし 眼を開けさせ思い出させよう ゆっくりに恐怖の味を思い出させてやる ゆっくりに我々の軍靴の音を思い出させてやる 天と地のはざまには 餡子脳などでは思いもよらない事があることを思い出させてやる 一千人のが鬼意惨の戦闘団で ゆっくり達を燃やし尽くしてやる 「鬼意惨の大隊 大隊指揮官より全鬼意惨へ」 第二次ゆんやー作戦 状況を開始せよ 征くぞ 諸君 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 虐待!虐待!虐待! -- 2019-03-13 14 20 13 虐待!虐待!虐待! -- 2014-08-02 12 09 21 虐待!虐待!虐待! -- 2011-10-11 01 11 11 ふたばじゃないけどこれと同じネタのSSがあったな -- 2011-07-21 19 53 55 ゆんやー作戦…ネーミングセンスが残念。 -- 2010-07-08 23 40 26
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『ひやしあんよ』 30KB 虐待 観察 実験 野良ゆ ゲス 現代 独自設定 うんしー 処女作となります。少々独自設定強し 初投稿ゆえ、表現がおかしい点も多々あるとは思いますが、お許しください。 ※注 * いくつか文章にパロネタあり * もしかしたらすでに使われたネタだったかもしれません。その時はごめんなさい。 * オチがちょっとひどい…かも 足焼き ゆっくりの底部(あんよ)を加熱し機能を破壊することで、逃亡・抵抗阻止及び精神的ダメージを与える虐待の基礎行為。 また、本格的虐待の下準備としても頻繁に用いられている。 俺はこの、ゆっくりの足焼きが下手くそだ。 一見すれば、油を敷いたフライパンやホットプレートにゆっくりのあんよを押し付けるだけの、小学生でもできそうな行為だが 「ゆっ、ゆっ…ぼうやべでくだざい…」 「どれどれ…あぁくそ、まだ動いてる…もう一回か」 「(ジュッ)ゆっぎぃぃ!! ごべんなざいぃぃぃ! だがらぼうまりざのあんよやがないでぇぇ!!」 個体ごとに加熱時間、火加減、油の量などを調節するのがかなり難しく、焼きが不十分で二度焼きする羽目となったり 「ゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っ」 「やべえやりすぎた!? ジュースどこだ!!」 逆に焼き過ぎて瀕死にしてしまったりと、なかなかちょうどいい具合にならない。 さらに、大半のゆっくりは恐怖状態に陥ると、おそろしーしーという砂糖水を噴出する。 これが焼いたあんよを若干回復させることとなり、さらに引き上げのタイミングを誤らせる原因となる。 さらにひどい時には 「ゆぅう"ん!! やめでぇ! あついあついはいやだぁ! ゆーっ!!」 「暴れんなこいつ!! 早く火に…」 プッシャアア!! パチッ バチバチバチバチバチバチッ!! バヂバヂバヂッ!! 「ゆっぎぃぃぃぃっ!!」 「ぬわーっ!!」 しーしーが熱した油をはね上げ、顔や腕を火傷したなんてことも。 正直、足焼き時のおそろしーしーは、ぷくーや体当たりよりはるかに恐ろしい。 その他、鉄板を使わずに直火であんよを焼くという手段を試みた事もある。 「ゆぎぎぎぎぎ…」 「あーもう、この方法は腕が疲れる…」 「れいむの…れいぶの "あにゃる" がぁぁ…」 「……あれ?」 どうやら、あんよ全体をきれいに焼ききれなかったようだ。 そのあと何度も焼き直しを重ねた結果、れいむは虐待する前に墨饅頭となり永遠にゆっくりしてしまった。 このように、俺の足焼きの失敗談を挙げたらきりがない。 ベテランゆ虐師は成ゆでもライター1本あれば十分だというが、俺がその域に達するには当分先の事となりそうだ。 そこで俺は考えた。足焼きに代わる新しいゆっくりのあんよ破壊方法はないものかと。 そして意外にも、それはすぐに思いついた。なんてことはない、逆転の発想だ。 「焼いて駄目なら…」 ひやしあんよ 「よっと、これで全部か」 数日後、俺はこの日のために用意してきたものを全部、風通しのよいベランダ前に並べた。 アルコール ドライアイス 加工所産の透明な箱ファミリーサイズ そして 「おいくそじじい! いまからここをまりささまのゆっくりぷれいすにするんだぜ!」 「だじぇっ!!」 「ゆっゆん、まりさかっこいいよ~! どれいじじいははやくここをかたづけてあまあまもってきてね!」 糞饅頭である。 この計画を思いついた当初は、材料集めにかなり手間取ると予想していた。 しかし、いざ調べてみると案外簡単に、しかも安価で手に入れることができる物ばかりだということを知った。 まず、アルコールは薬局で消毒用を5リットル分購入。 変性アルコールなので酒税もかからず、予算も大した痛手とならなかった。 次に、一番の問題であったドライアイスだが、なんと近所の葬儀屋で購入することができることを知り、計画は一気に実現へと近づいた。 後に、一部のスーパーで保冷剤としてタダで手に入ることも分かったのだが、今回は余裕を持ってクーラーボックス一杯分を購入することにした。 透明な箱は念のため加工所に耐久性を問い合わせてみたところ、問題ありませんという心強いコメントを頂いた。 さすが加工所ブランド、なんともないぜ!! 「まずてはじめに、まりささまのゆっくりぷれいすたんっじょうきねんのあまあまをけんじょうするんだぜ!」 「まりちゃ、どれいのためにうんうんちてあげりゅよ! (ぷりぷり)ちゅっきりー!!」 「おちびちゃん! うんうんなんてあげたらどれいのしたがこえてはたらかなくなっちゃうよ! どれいがあまあまもってくるまであげちゃだめだよ!」 「ゆっ! ゆっくちりきゃいしちゃよ! どりぇいはうんうんおあじゅけっ! なんだじぇっ!」 この足もとでわめいてる糞饅頭一家(まりさ、れいむ、赤まりさ)は、買出しから帰って来た際に庭にうろついていたのを捕獲した。 花壇の花を狙ってきたぐらいなら、一匹潰してつまみ出すぐらいで許してやろうと思っていたのだが、 ばかなじじいをせいっさいっ! するとか、おうちを奪ってうんうんどれいにするとか話しているのを聞き、救いようのないゲス一家であると判断した。 こいつらなら、心を痛めず実験を試すことができそうだ。 さっそく準備に取り掛かろう。 まずアルコールを透明な箱に、ゆっくりのあんよが浸かる程度の高さまで注ぎ込む。 揮発性が高いのもあり、たちまち部屋は芳香族特有の匂いで満たされる。 「ゆゆっ!? なんだかあまあまなにおいがするよ!!」 「あみゃあみゃ!? あみゃあみゃ!!」 「くそどれい! おちびちゃんがあまあまをごしょもうっ! だよ!! だからはやくあまあまをちょうだいね!!」 饅頭どもを無視して俺は二重に重ねた軍手をはめ、クーラーボックスから砕いたドライアイスを取りだした。 うん、それでもまだ冷たいが十分堪え切れる。 先ほどのアルコールの中に、少しずつドライアイスを落としていく。 しゅわわわわわ…… あっという間に透明の箱が白く濁り、冷やされた水蒸気が地面を伝って流れていく。 「ゆぴっ」 おっとまずい、さすがに怪しまれたか? 「ゆんゆん、おうちがひーやひーやしてとってもゆっくりできるね!!」 「ゆっへっへ、どれいにしてはなかなかきがきくのぜ、さすがれいむがちょうっきょう! したどれいなんだぜ!!」 「ゆーん、それほどでもあるよぉ~」 「ひーやひーや、ゆっくちー!!」 うん、考えすぎだった。 しかしこいつら、低温に関してはそこまで危機感がないのだろうか。 今までやってきた足焼きの時とはまるで反応が違う。 火を見ただけでも「ゆっくりできないきがするよ!」とか言い出す奴らだったのに。 そういえば野生のゆっくりがえっとうっ! するのも、寒さのためというより食料が少なくなるのが主な理由であると聞いたことがある。 ということは、案外大丈夫かもしれないな。 * 80℃でも。 ドライアイスが箱の底に残るようになり、どうやら寒剤が完成したようだ。 試しにポケットに残っていた薬局のレシートを浸けてみる。 シュウゥゥゥ…… すげぇ、浸けた瞬間にガラス板みたいになった。(パキンパキン)おお、割れる割れる。 これだけでも一日中遊んでいられそうだ。 とはいえ 「おいどれえええっ!! あまあまはまだかあああ!! さすがのまりささまでも、がまんのげんっかいっなのぜええええ!!!!」 「どれい! れいむにはじをかかせないでね! あまあまもってきたらせきにんとってすみやかにしんでね!!」 「ちね!! ちね!!」 どうやら、こいつら "も" 我慢の限界のようだ。黙って作業してたら調子に乗りやがって。 「じじいはまりささまがせいっさい…ゆっ! おそらをとんでるみたいだぜ~☆」 俺は足元でがなり立てていた親まりさをつかむと、冷気あふれる箱の上に持ち上げる。 そして 「凍符 パーフェクトフリーズ! なんてね」 ちゃぷっ 「ゆ!?」 ぷるぷる動くあんよを、寒剤プールの底に押しつけた。 ジュウウウウウウゥゥ!! ボゴボゴボゴボゴッ!! 「ゆぎいいい!? ゆっくりできないのぜええええええ!!」 うおっ! 足焼きのような音がした! レシートよりも表面積が大きいからか、寒剤は急激に泡立ち、白色の冷気があっという間にまりさを覆う。 「まりさあああああああ!! なにがあっだのおおおおお!?」 「ゆんやああああ!! きょわぃよおぉぉぉぉぉ!!」 まりさの悲鳴を聞き、残されたれいむたちが騒ぎだした。 さすがの餡庫脳でも、まりさが何やらゆっくりできない状況に遭わされているのが理解できたらしい。 しかし、れいむ達の視点からでは白く曇った箱の中を確認することができない。 が、ここで予想外なことが起きた。 「じじいいぃ!! ばりざざまになにをじだぁぁぁ!?」 「…あれ?」 こいつ、今のあんよの状態に気付いていないのか? 「何をしたって、何がだ?」 「ぽんぽんがびーりびーりずるうぅぅぅ!! いいがらざっざとごごがらだぜえええっ!!」 なるほど、気付いてないんじゃない。感覚が無くなったんだ。 ゆっくりのあんよは他の部位よりも若干皮が厚く、そのぶん熱や衝撃が通りにくい構造となっている。 そのため足焼きをする際には、悲鳴を上げなくなる。すなわち機能が完全に破壊されるまで続けるのが常識とされている。 しかし今回の場合、-80℃という超低温によってあんよは痛覚ごと一瞬で凍りつき、寒剤から出たぽんぽんでしか痛みを感じることができなくなったというわけだ。 「ざっざとじろおおお お" あ"… ご…」 「やべ、浸けすぎたか?」 叫び声が突然途絶えた。まだ十秒しか経ってないが、もう口周りまで寒剤が浸食してきたらしい。 急いで引き上げると、押し付けていたせいで底辺が平たくつぶれたあんよが姿を現した。 凍りついて真っ白になったその姿は、正月の鏡餅を連想させる。 ゴトッ 親まりさ床に置くと、レンガを置くような音がした。これがゆっくりを置いた音とは、誰も思うまい。 口が凍りついて半開きになったアホづらまりさの下に、すぐさまれいむが跳ね寄った。 「ふ…ふひはふほははひ……」 「ばりざあああああ!! ゆっくりしていってね…ぺーろぺー…へ? へほはははへはいいぃぃ!!」 「へいふ!? へいふうううぅ!!」 れいむがまりさのあんよに舌を這わせたまま叫んでいる。どうやら一緒に凍りついたようだ。 当然だ。今のまりさのあんよは氷よりはるかに温度が低い。 それにペーろぺーろするなど、冷凍庫の壁面に舌をつけるより危険な行為だ。 「ははひへへ! はひははへろはんほふっふひひはいへははひへへ!!」 「へいむぅぅ!! はなれるんはへえええ!!」 しばらく糞饅頭共が絡み合う喜劇を眺めていたが、ふと赤まりさがいなくなっているのに気がついた。 辺りを見まわし、ふと足元をみると 「くちょどれえええ!! おちょーしゃんちゃちをなおちぇぇ!! ぷっきゅぅぅぅぅぅっ!!」 わざわざ実験台となりに来てくれたようだ。 「あぁ怖い怖い。まりさがおっきくなっちゃったよー(棒読み)」 「ゆぷぷ! まりちゃのぷきゅーにおしょれをなちてるにぇ!! ぷきゅきゅぅぅぅぅ!!!!」 調子に乗ってさらに膨れ、テニスボールサイズくらいにまでなった赤まりさ。ああ踏みたい。 「怖いよー怖い怖い」 きゅっ 「ぷ」 ほっぺを潰さないよう注意しつつ、膨れ赤まりさをつかみ上げた。 口はしっかり手のひらで抑えつけ、息を吐かさないよう気を付ける。 「怖いまりさは…」 もう片方の手で箱を傾け、寒剤を箱の端へと集める。 一か所に集まった寒剤は、白い煙を吐き出しながら次の獲物を今か今かと待っているかのようだ。 そこへ狙いすまして 「冷却だァーッ!!」 ぽちょん ブシュウウウウウゥゥゥ…… おそらをとんでるみたい! を言うことすら叶わず、膨れまりさは寒剤の中に飲み込まれていった。 後に残るは泡立つ寒剤の音だけ。 タオルケットを箱の底において角度を固定したら、未だ騒いでる馬鹿親共の方へ向き直る。 「ほへはいほおぉ!! へいふのひははんほへはいほぉぉ!!」 「ゆひいぃぃ!! ゆ!? じじいぃ!! れいむをさっさともとにもほせえぇ!!」 凍り始めた直後で引き揚げたのが幸いしてか、多少まりさの呂律が回復してきたようだ。 あんよは相変わらず凍りついたままのようだが。 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 「ゆぎ!? まりさのすてひなおぼうしがえぜえぇ!!」 聞きなれた暴言を軽くあしらい、まりさの帽子を取り上げる。 さっきの冷気で少し白い霜がついてはいるものの、品質には問題ない。 もっとも、これから普通の帽子じゃなくなるのだが。 シュウゥゥゥ… まりさの帽子の縦にくるくる回して、赤まりさが入ったままの寒剤につばの部分だけを浸していく。 薄い砂糖細工なだけあって、ものの数秒で白く凍りついた。 「ほら、助けてやるぞ」 れいむの伸びきった舌に狙いを定め、凍った帽子のつばを打ちおろした。 ぷちっ! 「ゆぴっ!!」 かなり無理して伸びていたのだろう。舌がちぎれたれいむはころころと後ろに数回転がると、クーラーボックスに衝突した。 その短くなった舌の先端からは、黒い餡子がにじんでいる。 「ゆっぎいいい!! れいむのしたさんがきれちゃったああああ!!」 「じじいぃ!! ぼうじ!! ぼうじがえぜええ!! 」 「わかったわかった、ほら」 泣き叫ぶつがいを無視して帽子を返せと騒ぐまりさ。うるさいので望み通り返してやることにした。 まりさの頭めがけて ドカッ!! 「ゆっぎいいいぃぃ!!! いだい"い"い"!!!」 白く凍りつき、ガラスのように鋭くなった帽子のつばは、いとも簡単にまりさの饅頭皮を切り裂き、脳天に突き刺さった。 「おおー、帽子カッター! まるでスパイ映画の敵みてぇだ!」 「ゆ"っ…ゆ"っ…」 脳天に帽子を生やしたまりさは白目をむいて痙攣しだした。 中枢餡までは達してはいないものの、痛みと恐怖で気絶してしまったようだ。 あんよを凍らせたおかげか、幸いしーしーとうんうんは漏らしていない。 まぁなんにせよ、これでまりさで遊ぶのはしばらくお預けだ。 「おちびちゃああぁぁん!! おちびちゃんばどこおおぉぉ!?」 ようやく赤まりさがいなくなったのに気づいたらしい。れいむが砂糖水を撒き散らしながら叫びはじめた。 赤まりさも寒剤に浸けこんで一分ぐらい経ったし、もうそろそろ頃合いだろう。 「おーいれいむ、おちびちゃん見つかったぞー」 「ゆゆっ! じじいがおちびちゃんをかくしてたんだね! さっさとかえせぇぇ!!」 なんだよ、せっかく教えてやったのにお礼の一言もなしか。とことんゲスだな。 まぁ隠したのは事実なんだけど。 凍りついて板みたいになったタオルケットを抜き取り、斜めになった箱を元に戻す。 コロン、コロコロ 波立った寒剤の中を白黒の物体が転がる。 その音はまるでビー玉を転がしているかのように硬く、重い。 「よっと」 ぴんと固く尖った黒い帽子の先端をつまみ、赤まりさを寒剤から引っ張り上げた。 そして、そのまま手のひらに載せると、目の前まで持ち上げた。 一瞬で中枢餡まで凍りついたのだろう、赤まりさは時間が止まったかのようにぷくーをしたまま凍りついていた。 膨らんだもちもちほっぺは石のように固く、寒天の目は冷気で白く濁ってもなお、見開かれたままだ。 「おぢびぢゃああん!! れいぶだよ! おぢびぢああぁぁん!!」 箱から出てきた赤まりさを見て、れいむが涙声で歓声を上げる。 しかし、その声は赤まりさに届くことはない。 「おじびじゃあああああん!! どぼじでへんじじてぐれないのおぉぉ!!」 一向に返事をしない赤まりさに、れいむの声がますます悲痛なものへと変わる。 このまま眺めていても面白いのだが、せっかくだかられいむにも赤まりさを見せてやることにした。 れいむの目の前に凍りついた赤まりさを置く。 すると、人間さんに向けていた赤まりさの渾身のぷくーが、今度はれいむへと向けられた。 「ほらまりさ、お母さんにぷくーしてあげなさい」 「おぢび…ゆっ!! なんでれいむにぷぐーじでるのおぉぉ!?」 「ほらほら、もっと見合って見合って」 ずりずり 「やめてね!! おちびちゃんおかあさんにぷくーしないでね!!」 ずりずり 「いいかげんにしないとおかあさんおこるよ! こんっしんっのぷくうううううううううっ!!!!」 『れいむは ぷくー を つかった!!』 「ぷくううううううううう!!」 スイカサイズにまで膨らんだれいむが赤まりさを睨みつける。 今までの経験からすれば、普通の赤ゆならおそろしーしーを漏らして泣き叫ぶレベルではなかろうか。 しかし 「ぷくうううううううぅぅぅぅぅぅ!!」 「……」 『あいての まりさには こうかが ないようだ…』 「ううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」 「……」 あ、顔が赤くなってきた。そろそろ限界か? ぷひゅるるるる…… * * * * * * * * 「いいがげんにじろおおおおぉぉぉぉ!!!!」 ぷくー状態をやめないおちびちゃんに耐えきれず、ついにれいむがキレた。 まんまる目玉を飛び出さんばかりにむき出して、砂糖水を飛ばしながら冷凍赤まりさに飛びかかる。 「じねっ! おがあざんにはむかうくそちびはじねえぇっ!!」 ぼいんっ (ゴロンゴロン) れいむの体当たりを受けた赤まりさは、ぷくーをしたまま後ろへと転がる。 相変わらず音がゆっくりのものとは思えない。 「じねえええええええぇ!!」 ぷよんっ れいむが間抜けな音をたてて飛び上がると、全体重をかけて赤まりさを押し潰しにかかる。 ぶちゅり 確かな手ごたえ。勝利を確信したれいむの口元が緩む。 が 「ゆ!? …ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!?」 すぐにその顔は引きつったものへと変わった。 ここからでもよく見える。おちびちゃんを潰したはずのれいむのあんよが、床からわずかに浮いているのが。 「いじゃいいいい!? でいぶのあにゃるが、あにゃるがあああああ!?」 そのままころんとひっくり返ると、あんよを上向きにしてぶりんぶりんと痙攣しだした。 あんよを振るたびに、ピンポン玉サイズほどに拡張されたあにゃるから液状のうんうんが漏れ出している。 赤まりさは無傷。 どうやら凍りついた赤まりさの尖った帽子が、れいむのあにゃるにジャストインしてしまったようだ。 その痛々しい姿を見て、俺はなぜかトゲゾーを踏んだ時の配管工のオヤジを連想してしまった。 きっとあのオヤジも、こんな気持ちで死んでいったんだろうなとか、思いながら。 「ゆぎぃ…ゆぎぃ…ゆ…ぐ、ぐそどれえぇぇぇ!! ぞこのゆっぐりでぎないくそちびをぜいっざいじろおおおおお!!!」 こちらの存在に気づいたようだ。仰向けになったままれいむが叫ぶ。 「れいぶのめいっれいだぞおおお!! はやぐじろおおおお!!」 ずいぶんと上から目線だが、うんうん漏らしながら言う台詞じゃないぞ、それ。 まぁでも、ゆっくりの完全冷凍は思ってたほど面白くなかったな。 泣き叫んで命乞いし、何かにつけて過激なリアクションをとるのがゆ虐の醍醐味なのに。 これじゃぬいぐるみを相手にしているようなものだ。 もう飽きたし、そろそろ処分するか。 俺は用意した工具箱から小ぶりの木槌を取り出すと、赤まりさをバスタオルの上に置いた。 間に本を挟み、しっかりと固定する。 「さて、まりさちゃんは何発耐えられるかな?」 木槌を振りかぶり、狙いを定めると、一気に冷凍赤まりさの頭に叩きつけた。 ガッ! 「ゆひぃ!?」 突然の衝撃音に、そばにいたれいむが悲鳴と一緒にうんうんをぷぴゅっと噴き出した。汚ぇ。 木槌を上げてみる。 普通のゆっくりなら即死する程度の力で殴ったのだが、少し凍った帽子の破片が飛び散っただけでまだ外傷はない。 そういえば昔、冷凍バナナで釘を打つCMというのがあったが、やはり砕くとなると一筋縄ではいかないようだ。 今度はもう少し力を込める。 ガッ!! ゴッ!! 周りの金髪が砕け、固まったおさげがポロリと落ちた。 パキュ!! おさげを叩き潰す。木槌を上げると、金色の粉末だけが残った。 ガッ!! ゴッ!! ゴッ!! ガッ!! ぷくーで元々薄くなっていたのだろう、膨らんでいたほっぺが砕け、黒い歯茎が露出した。 ゴッ!! ガッ!! れいむのあにゃるを突き刺した三角帽子が砕け、白い頭皮と一緒に崩れ落ちた。 ガッ!! ガッ!! ゴッ!! ガッ!! ゴシャッ!! 頭部の餡子がついに砕け、赤まりさの体が二つに割れた。 パァン!! 「ゆぴぃぃぃぃぃぃ!?」 ラストの渾身の一撃で、割れた赤まりさはグラスを落としたかのように粉々に四散した。 飛び散る破片から顔をそらしたれいむは、そのまま勢いで横にころころと転がる。 「ゆっ…ゆっ……ゆへっへっへ…どれいをあやつるていどののうりょくをもつれいむさまに…さからったから……こうなるんだよ」 粉々になった元赤まりさの破片を見て、れいむがぐったり横になったままゆぴゆぴ笑い出した。 さっきから思ってたんだが、このれいむが三匹の中で一番ムカつくな。 どこで聞いて覚えたんだよ、奴隷を操る程度の能力とか。 「どれいぃ! れいむさまはへーとへーとだよ! こんどはあまあまをもってきてね!!」 やれやれ、あれだけ怖い目にあってすぐこれか。よくこんなんで成体まで生きてこれたものだな。 まぁ、その悪運も今日で終わりだ。 「わかったわかった、あまあまやるから口を開けな」 「ゆっ! さすがれいむのどれいだね! はやくちょうだいね!! ゆあ~ん」 「ほらほら、もっと開けないとあまあまが入らないぞ」 「ゆゆっ! へいむはんはるほ! ははらはくはんあまあまいれへね!! ゆあああああああああああ~ん!」 黒い歯茎がくっきり見えるほどにおくちを大きく開けるれいむ。 おくちの中では千切れて半分ほどの長さになったれいむの舌が、いち早く甘みを感じようとして左右にぴこぴこ蠢くのが見えた。 限界まで広がったところで俺は胡坐をかいて座り、れいむを上向きにして足の間に乗せた。 「はい、よくできました~」 「ゆああああぁぁぁぁ~ん!! ゆあっ、ゆあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ん!!」 俺は足でれいむを軽くロックすると、そばにあるクーラーボックスを引っ張り寄せ、手を突っ込んだ。 そして中のドライアイスを両手で持てるだけつかみ出し、れいむの上に手で隠すようにして持ちあげる。 「ほーら、こんなにたくさんのあまあまだぞー」 「あまあま! あまあま! はやふ! はやくれいふひ」 ガラララララッ れいむのおくちの中に両手一杯のドライアイスが放り込まれる。 中に入ったものを十分に味わおうとしてれいむが口を閉じようとするが、それを片手で制する。 シュウ…シュシュシュシュシュ…… 「おっと待てよ、あまあまはまだ沢山あるんだ」 「ふひ? なにいっへ………………………………………!?……………?!-! ] # ;@ゆが\??☆ #(?!!!!!!」 「ゆっくり食べさせてやるから、そんな慌てんなって」 「ふが○×[@-23☆^っぴ??!!#? !!!??」 少し間を置いて、れいむが足の中で暴れ出した。どうやらおくちの中の異変に気がついたようだ。 全身をぐーねぐーねと動かして逃げようとはしているが、すでに足で完全にロックした後だ。どうにもなるまい。 俺はれいむの抵抗を気にせず、白い煙が溢れ出すおくちの中へ、次々とドライアイスを投げ込んでいく。 「(ザリザリザリ)ゆふぁ▽!? ,@!!\2π!(ю 】!!??」 せっかくだ、先ほど砕けた赤まりさの残骸も一緒に詰め込んでやる。 冷凍饅頭だし、これであまあまやるという言葉は嘘じゃないだろ。じっくり味わえ。 「ほら、食べるの手伝ってやるよ。『むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ』」 ドライアイスがおくち一杯になったところで頭とあんよを掴み、無理やり口を閉じさせて咀嚼させる。 「(ガリゴリゴリガリゴリガリガリッ)3γα-6×!#"○$=_▽~!!??」 抑えつける手首に力を込めるたび、れいむの中のドライアイスが擦れ合い、小気味良い音を奏でる。 しばらくその演奏に夢中になっていたが、次第にれいむの触感が弾力を失ってきた。 どうやらドライアイスが十分にいきわたったようだ。もう手を離しても口が開かない。 れいむの顔を覗き込むと、涙と粘液でぐっちゃぐちゃにして、必死に命乞いの表情をしているのが分かった。 もうそろそろ、頃合いかな。 俺は暴れるれいむの体を両手で掴んで立ち上がると、寒剤入りの水槽の前にまで移動した。 「さてれいむ、準備はいいかな」 「ーーーーー!!!」 「その汚い顔を、冷凍保存してやる!!」 れいむの上半分、顔の部分だけを寒剤の中に浸けこんだ。 ぼちょっ ボコッ!! ボコボコボコボコ!! 寒剤が泡立つと同時に、れいむのあんよの動きが一段と激しくなった。 顔を寒剤に浸けこまれた今、唯一動くあんよだけで苦痛から逃がれようとしているのだろう。 赤まりさの時とは違い、寒剤が中枢餡まで浸透していないため、全身が少しずつ凍りついてゆく苦しみをはっきりと感じていることだろう。 むりゅっ、むりむり… 最後の抵抗だろうか、れいむの開ききったあにゃるから親指ほどのうんうんが顔を出した。 吐き出されたうんうんは、しばらくあにゃるの上でほこほこと湯気を立てていたが、やがてぷつりと切れ、静かに寒剤の海へと吸い込まれていった。 シュウ…シュウシュウ…… 十秒ほどして、れいむが寒剤から引き揚げられた。 両手で掴んだあんよはまだ、手の中でびくんびくんと痙攣を続けている。 れいむの顔は、まさに「苦悶」という言葉にふさわしい表情で固まっていた。 ドライアイスを大量に詰め込んで固められたおくちは、必死に口内の異物を吐き出そうと限界まで引きつり、 涙でぐちゃぐちゃだった両方のおめめは、見開かれたまま白く濁り、未だに助命を訴え続けている。 体内を蝕む冷気に怯えながら、寒剤の中にゆっくりと沈められる瞬間の顔。 『ゆっくり』を微塵も感させない表情のまま、れいむの時は止まっていた。 痙攣したあんよを、静かに床の上に置く。 …ずりっ、…ずりっ、…ずりっ、 手を離すと、痙攣していたれいむのあんよが床を蹴り始めた。 無言のまま、芋虫のようなスピードで前へ前へとあんよを進めていく。 れいむはまだ、死んでいない。 目と口を寒剤で固められてもなお、中枢半は傷一つついていないし、餡子も吐いていない。 泣いて痛みを訴えることもできない。 命乞いをしてわずかな希望にすがることもできない。 「おたべなさい」をして自殺することもできない。 …ずりっ、…ずりっ、…ずりっ………ごろり 床に置かれたバスタオルを踏んでバランスを崩し、れいむの体が横に転がる。 それでもあんよは止まらない。ひたすら宙を蹴り続け、れいむの体は横転した車のようにその場を回る。 体内のドライアイスがれいむの中枢餡を凍結し、機能を停止するその時まで、 れいむの死の行進は、終わらない。 「…ゆへ……ゆへぇ……ゆっぐ、ゆっぐり"ぃ……」 れいむが完全に動かなくなってしばらく経ち、気絶していた親まりさが復活した。 白く凍結していたはずのまりさのあんよに、肌色が戻ってきている。 周囲の床も濡れているところをみると、どうやらあんよがしだいに解凍されてきたようだ。 帽子カッターも溶けて柔らかくなっているが、まだまりさの頭に突き刺さったままになっている。 それでも痛がっていないところをみると、気絶した時に記憶もリセットされてしまったのだろうか。 「れ、れいぶ……おぢびちゃん……どこぉ…どごいっだのぉ……?」 つがいと子供が消えたことに気づき、必死で探しまわろうとする。 が、 「…ゆ? まりさぴょんぴょんしたいんだよ…あんよさんゆっくりしないでうごいてね…」 本ゆんは思いっきり飛び跳ねたつもりだったのだろう。まりさの上半身が横に大きくのーびのーぴする。 しかし、あんよはまりさの意思に反し、床から離れようとしない。 ずりずりと、全身大きく傾けて這いまわるその様は、まるでナメクジのようだ。 「うごいてね!! まりさのしゅんそくあんよさん、ゆっぐりじないでうごいでね!! ゆっぐり! ゆっぎゅり"い"い"い"い"い"い"ぃ!!」 「どれどれ」 「ゆ"っ!?」 上半身を激しくぐーねぐーねさせて暴れるまりさを両手で掴むと、あんよを上にしてひっくり返した。 この事態は俺にとっても予想外だ。がぜん興味が湧く。 「ばなぜえぇ!! ぎだないででばりざざまにざわるなあああああぁ!!」 「うっせぇな、ほら、帽子が落ちたぞ」 「おぼうぢ!? ばりざざまのおぼう…ゆぎぃい!! あだま"がいだいいいいいいぃぃ!?」 逆さでぐねんぐねん動いたせいで、まりさに刺さった帽子が抜けたようだ。 傷口を塞ぐものが無くなり、まりさの裂けた頭からぼたぼたと餡子がこぼれ出した。 「ゆげぇ……ゆ"…ゆ"…」 「やっと静かになったか、さて、まりさちゃんのあんよは…………おや?」 ぷるぷると小刻みに震えるあんよを触ると、すぐにその違和感に気付いた。 なんていうか、水分が抜けてパサパサしている。 表面にスポンジのような細かい穴があるようで、撫でてみるとザラザラした触感が肌に残る。 さしずめ、かるかん饅頭の皮といったところか。 「なるほど、『冷凍劣化』か」 冷凍劣化 水は氷に物性が変化すると、体積がわずかに膨張する性質を持つ。 そのため、まりさのあんよは冷凍したことで、体内の水分でパンパンに張った状態で凍結される。 しかし、やがて外気によって温度が上昇し、氷が再び水へと物性変化すると、体積の減少によって空いた隙間から水分が流れ落ちてしまう。 その結果、まりさのあんよの水分は床へこぼれ落ち、饅頭皮は氷の粒で空いた穴だらけとなり、スポンジ状になったわけだ。 これは、豆腐やこんにゃく、食パンなど、水分を多く含むものを凍らせたときによく起こる現象である。 ゆっくりの皮も、ぷくーやのーびのーびなどでよく伸縮することから、かなりの水分を含んでいるものと考えられる。 冷凍劣化を起こさせるには、十分な条件であったといえるだろう。 「ゆっぐ…ゆっぐ…ぼうやだ、おうぢがえるううぅ…」 「あんよが溶けた時のことも考えて、念のためこいつを放置してみたが、こりゃあ新発見だな」 ゆっくりの跳躍は、体内の餡子をあんよに向かって打ち出すことで行われる。 元気なゆっくりをひっくり返すと、必死で逃げようとしてあんよの皮がボコボコ躍動するのはこのためである。 しかし、今回のようにあんよがスポンジ状に乾燥すると、餡子の運動エネルギーが分散されてうまく飛べなくなる。 さらに伸縮性も格段に低下するため、いくら力を込めてもずーりずーりとしか動けなくなってしまったわけだ。 冷凍劣化による利点はこれだけではない。 ゆっくりの皮は小麦粉に近く、水を吸収することでグルテンを形成し、粘性を持つ。 すなわち冷凍劣化した後でも、あんよをぬるま湯に浸けて放置してやれば、足焼き以上の復元が可能というわけである。 これなら加減を間違えてもやり直しが利き、持ち上げて落とすタイプの虐待にも応用ができる。 ゆっくり自身へのダメージも少なく、 うんうんやしーしーも漏らさず、 極めて短時間で、 効果が長続きし、 その回復も容易、 俺はこのゆっくりあんよ冷却法に、新しい可能性を確信した。 はずだった。 「ゆぎぎぎ……じじいぃ、いいがげんにじろぉ…!」 何故だろう。 「ゆべっ!! ……ゆうぅぅ、よ、ようやくまりささまのつよさにおそれをなしたんだね…でも、もうておくれっ! なんだぜぇ!!」 こんなにも素晴らしい利点があるのに、何かが足りない。 「まずはまりささまのはにーとおちびちゃんをだすんだぜ!! そうすればらくにころしてやるんだぜ!!」 …いや、違う。何が足りないのかが分からないんじゃない。認めたくないだけだ。 「くちでいってもわからないばかなんだね!! それならじーわじーわといためつけてやるんだぜ!!」 分かってる。 赤まりさの時にも、れいむの時にも、ずっと感じていたことじゃないか。 「まずはぺにぺにをひきちぎって……ゆ! おそらをとんでるみたいだぜ~☆」 まりさを掴み、台所へ行く。 朝食を作ったまま放置していたフライパン。それにサラダ油を追加する。 点火。 ぼっ!! 「ゆひっ!! なんだかゆっくりできないきがするんだぜ!!」 腕の中のまりさが今までにない反応を見せる。 まりさの砂糖水の体液がじわりと滲み、服へ染み込んでいく。 「じじいぃ!! やめろぉ!! はなぜ!! ばなぜええぇぇぇ!!」 力づくで暴れるまりさを抑えつけ、ふきんでまりさの全身の水分を落とす。 最大限にまで上げた火力がフライパンをつたい、ゆっくりできない熱気がまりさの体をなでる。 「ごべんなざいぃ!! やべで!! やべで!! やべでやべでやべでやべでやべで!!」 ああ…。 「ばりざが! ばり、ばりざがわるがっだでず!! あやばりばず!! だがら 『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』 ゆ"っぎ い"い"い"い"い"い"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 そう、 これだ。 これが足りなかったんだ。 雨の日も、風の日も、生まれた時から自由に動かしてきた自慢のあんよ。 永遠にゆっくりするその日まで、ずっとそばにいてくれるはずだった最高の相棒。 それが熱によって、ゆっくりとちぎり取られていく はっきりとした意識の中、動かなくなる体。 崩れ落ちる、ゆっくりした未来。 恐怖 不安 絶望 それらの感情が一つに収縮され、辺りに響き渡る絶叫。 凍結によるあんよ破壊では味わえない、負のハーモニー。 先ほどまでの虐待では感じることのできなかったその感触を、俺は全身で受け止めていた。 「あ"……あ"んよが……ばりざのあ"ん"よ"があ"あ"あ"あ"あ!!!!」 すぐさまボウルにオレンジジュースを入れると、まりさのあんよをその中に浸ける。 しばらくすると、茶色くなりかけたあんよの皮がはがれ落ち、新しい饅頭皮が形成される。 俺は涙にまみれたまりさの顔のそばで、そっと呟いた。 「もう一回、焼かせてもらうよ」 「や"…や"だ…やべ……で」 「あんまりいい声で鳴くもんだから、勿体なくなってさ」 「ごべ…な……ざい………ばりざ…もうおうぢ…いりば…ぜん……ずぐにででいぎまず…にどど」 「ごめんね」 まりさの体がびくりと震える。 「これは制裁じゃないから、ごめんなさいじゃ終わらないんだよ」 「あ"…あ"……ゆぎ、ゆぎぎぃ!?」 まりさの体をひっくり返し、あにゃるの中にドライアイスを詰め込んでいく。 「ゆぎ!! あ、あぎゃる…が」 「ほら、あんよがひんやりするだろ。これでもっと長く楽しめるかな」 「や"べ……や"…」 「安心しなよ。今、気分いいからさ、飽きたらすぐ潰してやるよ」 「や 『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』 ぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 三十分後 足焼き五回目とさしかかったところで、薄くなったまりさのあんよが破れ、中身をフライパンにぶちまけた。 中枢餡を直接フライパンで焼かれる痛みに悶えながら、そのまままりさは永遠にゆっくりしていった。 こうして、俺の新しく考案したあんよ凍結法は、失敗という結果に終わったのだった。 足焼きの本当の魅力を、俺に残して…… おまけ 「おっ、ゆっくりグッズ10%引きセールか」 ゆっくりできない結果に終わったあんよ凍結法だったが、一週間後、思いがけないところで再開することとなった。 加工所である。 従来の加熱によるゆっくり処理法を一新し、冷却を主に用いた処理法を試験的に導入したというのだ。 なるほど。 確かに大量のゆっくりを取り扱う加工所でなら、加熱処理よりはるかに低コストで加工を行うことができる。 冷媒も不活性ガスを用いれば、万一事故が起こった時の被害も少ない。 それに、今まで何度も問題になっていた、排出される甘ったるい排気ガスや、ゆっくりの騒音問題も一挙に解決する。 実際、この処理法が導入されてからというもの、ゆっくり処理コストは少しずつ減少しており、削減した費用はゆっくりグッズや駆除費の削減にまわされているらしい。 「要は、適材適所ってわけね」 俺は新聞を閉じると、セールの日を忘れないようにカレンダーへと書きこんだ。 おしまい あとがき 初めてゆ虐小説にチャレンジしてみましたが、読むのと書くのでは全然違いました。 今まで掲示板で偉そうに批評してたのが、恥ずかしく感じるくらいに。 あと、最初にゆっくりの足焼きを考えた人は、本当に天才だと思います。
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『ひやしあんよ』 30KB 虐待 観察 実験 野良ゆ ゲス 現代 独自設定 うんしー 処女作となります。少々独自設定強し 初投稿ゆえ、表現がおかしい点も多々あるとは思いますが、お許しください。 ※注 いくつか文章にパロネタあり もしかしたらすでに使われたネタだったかもしれません。その時はごめんなさい。 オチがちょっとひどい…かも 足焼き ゆっくりの底部(あんよ)を加熱し機能を破壊することで、逃亡・抵抗阻止及び精神的ダメージを与える虐待の基礎行為。 また、本格的虐待の下準備としても頻繁に用いられている。 俺はこの、ゆっくりの足焼きが下手くそだ。 一見すれば、油を敷いたフライパンやホットプレートにゆっくりのあんよを押し付けるだけの、小学生でもできそうな行為だが 「ゆっ、ゆっ…ぼうやべでくだざい…」 「どれどれ…あぁくそ、まだ動いてる…もう一回か」 「(ジュッ)ゆっぎぃぃ!! ごべんなざいぃぃぃ! だがらぼうまりざのあんよやがないでぇぇ!!」 個体ごとに加熱時間、火加減、油の量などを調節するのがかなり難しく、焼きが不十分で二度焼きする羽目となったり 「ゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っゆ"っ」 「やべえやりすぎた!? ジュースどこだ!!」 逆に焼き過ぎて瀕死にしてしまったりと、なかなかちょうどいい具合にならない。 さらに、大半のゆっくりは恐怖状態に陥ると、おそろしーしーという砂糖水を噴出する。 これが焼いたあんよを若干回復させることとなり、さらに引き上げのタイミングを誤らせる原因となる。 さらにひどい時には 「ゆぅう"ん!! やめでぇ! あついあついはいやだぁ! ゆーっ!!」 「暴れんなこいつ!! 早く火に…」 プッシャアア!! パチッ バチバチバチバチバチバチッ!! バヂバヂバヂッ!! 「ゆっぎぃぃぃぃっ!!」 「ぬわーっ!!」 しーしーが熱した油をはね上げ、顔や腕を火傷したなんてことも。 正直、足焼き時のおそろしーしーは、ぷくーや体当たりよりはるかに恐ろしい。 その他、鉄板を使わずに直火であんよを焼くという手段を試みた事もある。 「ゆぎぎぎぎぎ…」 「あーもう、この方法は腕が疲れる…」 「れいむの…れいぶの "あにゃる" がぁぁ…」 「……あれ?」 どうやら、あんよ全体をきれいに焼ききれなかったようだ。 そのあと何度も焼き直しを重ねた結果、れいむは虐待する前に墨饅頭となり永遠にゆっくりしてしまった。 このように、俺の足焼きの失敗談を挙げたらきりがない。 ベテランゆ虐師は成ゆでもライター1本あれば十分だというが、俺がその域に達するには当分先の事となりそうだ。 そこで俺は考えた。足焼きに代わる新しいゆっくりのあんよ破壊方法はないものかと。 そして意外にも、それはすぐに思いついた。なんてことはない、逆転の発想だ。 「焼いて駄目なら…」 ひやしあんよ 「よっと、これで全部か」 数日後、俺はこの日のために用意してきたものを全部、風通しのよいベランダ前に並べた。 アルコール ドライアイス 加工所産の透明な箱ファミリーサイズ そして 「おいくそじじい! いまからここをまりささまのゆっくりぷれいすにするんだぜ!」 「だじぇっ!!」 「ゆっゆん、まりさかっこいいよ~! どれいじじいははやくここをかたづけてあまあまもってきてね!」 糞饅頭である。 この計画を思いついた当初は、材料集めにかなり手間取ると予想していた。 しかし、いざ調べてみると案外簡単に、しかも安価で手に入れることができる物ばかりだということを知った。 まず、アルコールは薬局で消毒用を5リットル分購入。 変性アルコールなので酒税もかからず、予算も大した痛手とならなかった。 次に、一番の問題であったドライアイスだが、なんと近所の葬儀屋で購入することができることを知り、計画は一気に実現へと近づいた。 後に、一部のスーパーで保冷剤としてタダで手に入ることも分かったのだが、今回は余裕を持ってクーラーボックス一杯分を購入することにした。 透明な箱は念のため加工所に耐久性を問い合わせてみたところ、問題ありませんという心強いコメントを頂いた。 さすが加工所ブランド、なんともないぜ!! 「まずてはじめに、まりささまのゆっくりぷれいすたんっじょうきねんのあまあまをけんじょうするんだぜ!」 「まりちゃ、どれいのためにうんうんちてあげりゅよ! (ぷりぷり)ちゅっきりー!!」 「おちびちゃん! うんうんなんてあげたらどれいのしたがこえてはたらかなくなっちゃうよ! どれいがあまあまもってくるまであげちゃだめだよ!」 「ゆっ! ゆっくちりきゃいしちゃよ! どりぇいはうんうんおあじゅけっ! なんだじぇっ!」 この足もとでわめいてる糞饅頭一家(まりさ、れいむ、赤まりさ)は、買出しから帰って来た際に庭にうろついていたのを捕獲した。 花壇の花を狙ってきたぐらいなら、一匹潰してつまみ出すぐらいで許してやろうと思っていたのだが、 ばかなじじいをせいっさいっ! するとか、おうちを奪ってうんうんどれいにするとか話しているのを聞き、救いようのないゲス一家であると判断した。 こいつらなら、心を痛めず実験を試すことができそうだ。 さっそく準備に取り掛かろう。 まずアルコールを透明な箱に、ゆっくりのあんよが浸かる程度の高さまで注ぎ込む。 揮発性が高いのもあり、たちまち部屋は芳香族特有の匂いで満たされる。 「ゆゆっ!? なんだかあまあまなにおいがするよ!!」 「あみゃあみゃ!? あみゃあみゃ!!」 「くそどれい! おちびちゃんがあまあまをごしょもうっ! だよ!! だからはやくあまあまをちょうだいね!!」 饅頭どもを無視して俺は二重に重ねた軍手をはめ、クーラーボックスから砕いたドライアイスを取りだした。 うん、それでもまだ冷たいが十分堪え切れる。 先ほどのアルコールの中に、少しずつドライアイスを落としていく。 しゅわわわわわ…… あっという間に透明の箱が白く濁り、冷やされた水蒸気が地面を伝って流れていく。 「ゆぴっ」 おっとまずい、さすがに怪しまれたか? 「ゆんゆん、おうちがひーやひーやしてとってもゆっくりできるね!!」 「ゆっへっへ、どれいにしてはなかなかきがきくのぜ、さすがれいむがちょうっきょう! したどれいなんだぜ!!」 「ゆーん、それほどでもあるよぉ~」 「ひーやひーや、ゆっくちー!!」 うん、考えすぎだった。 しかしこいつら、低温に関してはそこまで危機感がないのだろうか。 今までやってきた足焼きの時とはまるで反応が違う。 火を見ただけでも「ゆっくりできないきがするよ!」とか言い出す奴らだったのに。 そういえば野生のゆっくりがえっとうっ! するのも、寒さのためというより食料が少なくなるのが主な理由であると聞いたことがある。 ということは、案外大丈夫かもしれないな。 80℃でも。 ドライアイスが箱の底に残るようになり、どうやら寒剤が完成したようだ。 試しにポケットに残っていた薬局のレシートを浸けてみる。 シュウゥゥゥ…… すげぇ、浸けた瞬間にガラス板みたいになった。(パキンパキン)おお、割れる割れる。 これだけでも一日中遊んでいられそうだ。 とはいえ 「おいどれえええっ!! あまあまはまだかあああ!! さすがのまりささまでも、がまんのげんっかいっなのぜええええ!!!!」 「どれい! れいむにはじをかかせないでね! あまあまもってきたらせきにんとってすみやかにしんでね!!」 「ちね!! ちね!!」 どうやら、こいつら "も" 我慢の限界のようだ。黙って作業してたら調子に乗りやがって。 「じじいはまりささまがせいっさい…ゆっ! おそらをとんでるみたいだぜ~☆」 俺は足元でがなり立てていた親まりさをつかむと、冷気あふれる箱の上に持ち上げる。 そして 「凍符 パーフェクトフリーズ! なんてね」 ちゃぷっ 「ゆ!?」 ぷるぷる動くあんよを、寒剤プールの底に押しつけた。 ジュウウウウウウゥゥ!! ボゴボゴボゴボゴッ!! 「ゆぎいいい!? ゆっくりできないのぜええええええ!!」 うおっ! 足焼きのような音がした! レシートよりも表面積が大きいからか、寒剤は急激に泡立ち、白色の冷気があっという間にまりさを覆う。 「まりさあああああああ!! なにがあっだのおおおおお!?」 「ゆんやああああ!! きょわぃよおぉぉぉぉぉ!!」 まりさの悲鳴を聞き、残されたれいむたちが騒ぎだした。 さすがの餡庫脳でも、まりさが何やらゆっくりできない状況に遭わされているのが理解できたらしい。 しかし、れいむ達の視点からでは白く曇った箱の中を確認することができない。 が、ここで予想外なことが起きた。 「じじいいぃ!! ばりざざまになにをじだぁぁぁ!?」 「…あれ?」 こいつ、今のあんよの状態に気付いていないのか? 「何をしたって、何がだ?」 「ぽんぽんがびーりびーりずるうぅぅぅ!! いいがらざっざとごごがらだぜえええっ!!」 なるほど、気付いてないんじゃない。感覚が無くなったんだ。 ゆっくりのあんよは他の部位よりも若干皮が厚く、そのぶん熱や衝撃が通りにくい構造となっている。 そのため足焼きをする際には、悲鳴を上げなくなる。すなわち機能が完全に破壊されるまで続けるのが常識とされている。 しかし今回の場合、-80℃という超低温によってあんよは痛覚ごと一瞬で凍りつき、寒剤から出たぽんぽんでしか痛みを感じることができなくなったというわけだ。 「ざっざとじろおおお お" あ"… ご…」 「やべ、浸けすぎたか?」 叫び声が突然途絶えた。まだ十秒しか経ってないが、もう口周りまで寒剤が浸食してきたらしい。 急いで引き上げると、押し付けていたせいで底辺が平たくつぶれたあんよが姿を現した。 凍りついて真っ白になったその姿は、正月の鏡餅を連想させる。 ゴトッ 親まりさ床に置くと、レンガを置くような音がした。これがゆっくりを置いた音とは、誰も思うまい。 口が凍りついて半開きになったアホづらまりさの下に、すぐさまれいむが跳ね寄った。 「ふ…ふひはふほははひ……」 「ばりざあああああ!! ゆっくりしていってね…ぺーろぺー…へ? へほはははへはいいぃぃ!!」 「へいふ!? へいふうううぅ!!」 れいむがまりさのあんよに舌を這わせたまま叫んでいる。どうやら一緒に凍りついたようだ。 当然だ。今のまりさのあんよは氷よりはるかに温度が低い。 それにペーろぺーろするなど、冷凍庫の壁面に舌をつけるより危険な行為だ。 「ははひへへ! はひははへろはんほふっふひひはいへははひへへ!!」 「へいむぅぅ!! はなれるんはへえええ!!」 しばらく糞饅頭共が絡み合う喜劇を眺めていたが、ふと赤まりさがいなくなっているのに気がついた。 辺りを見まわし、ふと足元をみると 「くちょどれえええ!! おちょーしゃんちゃちをなおちぇぇ!! ぷっきゅぅぅぅぅぅっ!!」 わざわざ実験台となりに来てくれたようだ。 「あぁ怖い怖い。まりさがおっきくなっちゃったよー(棒読み)」 「ゆぷぷ! まりちゃのぷきゅーにおしょれをなちてるにぇ!! ぷきゅきゅぅぅぅぅ!!!!」 調子に乗ってさらに膨れ、テニスボールサイズくらいにまでなった赤まりさ。ああ踏みたい。 「怖いよー怖い怖い」 きゅっ 「ぷ」 ほっぺを潰さないよう注意しつつ、膨れ赤まりさをつかみ上げた。 口はしっかり手のひらで抑えつけ、息を吐かさないよう気を付ける。 「怖いまりさは…」 もう片方の手で箱を傾け、寒剤を箱の端へと集める。 一か所に集まった寒剤は、白い煙を吐き出しながら次の獲物を今か今かと待っているかのようだ。 そこへ狙いすまして 「冷却だァーッ!!」 ぽちょん ブシュウウウウウゥゥゥ…… おそらをとんでるみたい! を言うことすら叶わず、膨れまりさは寒剤の中に飲み込まれていった。 後に残るは泡立つ寒剤の音だけ。 タオルケットを箱の底において角度を固定したら、未だ騒いでる馬鹿親共の方へ向き直る。 「ほへはいほおぉ!! へいふのひははんほへはいほぉぉ!!」 「ゆひいぃぃ!! ゆ!? じじいぃ!! れいむをさっさともとにもほせえぇ!!」 凍り始めた直後で引き揚げたのが幸いしてか、多少まりさの呂律が回復してきたようだ。 あんよは相変わらず凍りついたままのようだが。 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 「ゆぎ!? まりさのすてひなおぼうしがえぜえぇ!!」 聞きなれた暴言を軽くあしらい、まりさの帽子を取り上げる。 さっきの冷気で少し白い霜がついてはいるものの、品質には問題ない。 もっとも、これから普通の帽子じゃなくなるのだが。 シュウゥゥゥ… まりさの帽子の縦にくるくる回して、赤まりさが入ったままの寒剤につばの部分だけを浸していく。 薄い砂糖細工なだけあって、ものの数秒で白く凍りついた。 「ほら、助けてやるぞ」 れいむの伸びきった舌に狙いを定め、凍った帽子のつばを打ちおろした。 ぷちっ! 「ゆぴっ!!」 かなり無理して伸びていたのだろう。舌がちぎれたれいむはころころと後ろに数回転がると、クーラーボックスに衝突した。 その短くなった舌の先端からは、黒い餡子がにじんでいる。 「ゆっぎいいい!! れいむのしたさんがきれちゃったああああ!!」 「じじいぃ!! ぼうじ!! ぼうじがえぜええ!! 」 「わかったわかった、ほら」 泣き叫ぶつがいを無視して帽子を返せと騒ぐまりさ。うるさいので望み通り返してやることにした。 まりさの頭めがけて ドカッ!! 「ゆっぎいいいぃぃ!!! いだい"い"い"!!!」 白く凍りつき、ガラスのように鋭くなった帽子のつばは、いとも簡単にまりさの饅頭皮を切り裂き、脳天に突き刺さった。 「おおー、帽子カッター! まるでスパイ映画の敵みてぇだ!」 「ゆ"っ…ゆ"っ…」 脳天に帽子を生やしたまりさは白目をむいて痙攣しだした。 中枢餡までは達してはいないものの、痛みと恐怖で気絶してしまったようだ。 あんよを凍らせたおかげか、幸いしーしーとうんうんは漏らしていない。 まぁなんにせよ、これでまりさで遊ぶのはしばらくお預けだ。 「おちびちゃああぁぁん!! おちびちゃんばどこおおぉぉ!?」 ようやく赤まりさがいなくなったのに気づいたらしい。れいむが砂糖水を撒き散らしながら叫びはじめた。 赤まりさも寒剤に浸けこんで一分ぐらい経ったし、もうそろそろ頃合いだろう。 「おーいれいむ、おちびちゃん見つかったぞー」 「ゆゆっ! じじいがおちびちゃんをかくしてたんだね! さっさとかえせぇぇ!!」 なんだよ、せっかく教えてやったのにお礼の一言もなしか。とことんゲスだな。 まぁ隠したのは事実なんだけど。 凍りついて板みたいになったタオルケットを抜き取り、斜めになった箱を元に戻す。 コロン、コロコロ 波立った寒剤の中を白黒の物体が転がる。 その音はまるでビー玉を転がしているかのように硬く、重い。 「よっと」 ぴんと固く尖った黒い帽子の先端をつまみ、赤まりさを寒剤から引っ張り上げた。 そして、そのまま手のひらに載せると、目の前まで持ち上げた。 一瞬で中枢餡まで凍りついたのだろう、赤まりさは時間が止まったかのようにぷくーをしたまま凍りついていた。 膨らんだもちもちほっぺは石のように固く、寒天の目は冷気で白く濁ってもなお、見開かれたままだ。 「おぢびぢゃああん!! れいぶだよ! おぢびぢああぁぁん!!」 箱から出てきた赤まりさを見て、れいむが涙声で歓声を上げる。 しかし、その声は赤まりさに届くことはない。 「おじびじゃあああああん!! どぼじでへんじじてぐれないのおぉぉ!!」 一向に返事をしない赤まりさに、れいむの声がますます悲痛なものへと変わる。 このまま眺めていても面白いのだが、せっかくだかられいむにも赤まりさを見せてやることにした。 れいむの目の前に凍りついた赤まりさを置く。 すると、人間さんに向けていた赤まりさの渾身のぷくーが、今度はれいむへと向けられた。 「ほらまりさ、お母さんにぷくーしてあげなさい」 「おぢび…ゆっ!! なんでれいむにぷぐーじでるのおぉぉ!?」 「ほらほら、もっと見合って見合って」 ずりずり 「やめてね!! おちびちゃんおかあさんにぷくーしないでね!!」 ずりずり 「いいかげんにしないとおかあさんおこるよ! こんっしんっのぷくうううううううううっ!!!!」 『れいむは ぷくー を つかった!!』 「ぷくううううううううう!!」 スイカサイズにまで膨らんだれいむが赤まりさを睨みつける。 今までの経験からすれば、普通の赤ゆならおそろしーしーを漏らして泣き叫ぶレベルではなかろうか。 しかし 「ぷくうううううううぅぅぅぅぅぅ!!」 「……」 『あいての まりさには こうかが ないようだ…』 「ううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」 「……」 あ、顔が赤くなってきた。そろそろ限界か? ぷひゅるるるる…… 「いいがげんにじろおおおおぉぉぉぉ!!!!」 ぷくー状態をやめないおちびちゃんに耐えきれず、ついにれいむがキレた。 まんまる目玉を飛び出さんばかりにむき出して、砂糖水を飛ばしながら冷凍赤まりさに飛びかかる。 「じねっ! おがあざんにはむかうくそちびはじねえぇっ!!」 ぼいんっ (ゴロンゴロン) れいむの体当たりを受けた赤まりさは、ぷくーをしたまま後ろへと転がる。 相変わらず音がゆっくりのものとは思えない。 「じねえええええええぇ!!」 ぷよんっ れいむが間抜けな音をたてて飛び上がると、全体重をかけて赤まりさを押し潰しにかかる。 ぶちゅり 確かな手ごたえ。勝利を確信したれいむの口元が緩む。 が 「ゆ!? …ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!?」 すぐにその顔は引きつったものへと変わった。 ここからでもよく見える。おちびちゃんを潰したはずのれいむのあんよが、床からわずかに浮いているのが。 「いじゃいいいい!? でいぶのあにゃるが、あにゃるがあああああ!?」 そのままころんとひっくり返ると、あんよを上向きにしてぶりんぶりんと痙攣しだした。 あんよを振るたびに、ピンポン玉サイズほどに拡張されたあにゃるから液状のうんうんが漏れ出している。 赤まりさは無傷。 どうやら凍りついた赤まりさの尖った帽子が、れいむのあにゃるにジャストインしてしまったようだ。 その痛々しい姿を見て、俺はなぜかトゲゾーを踏んだ時の配管工のオヤジを連想してしまった。 きっとあのオヤジも、こんな気持ちで死んでいったんだろうなとか、思いながら。 「ゆぎぃ…ゆぎぃ…ゆ…ぐ、ぐそどれえぇぇぇ!! ぞこのゆっぐりでぎないくそちびをぜいっざいじろおおおおお!!!」 こちらの存在に気づいたようだ。仰向けになったままれいむが叫ぶ。 「れいぶのめいっれいだぞおおお!! はやぐじろおおおお!!」 ずいぶんと上から目線だが、うんうん漏らしながら言う台詞じゃないぞ、それ。 まぁでも、ゆっくりの完全冷凍は思ってたほど面白くなかったな。 泣き叫んで命乞いし、何かにつけて過激なリアクションをとるのがゆ虐の醍醐味なのに。 これじゃぬいぐるみを相手にしているようなものだ。 もう飽きたし、そろそろ処分するか。 俺は用意した工具箱から小ぶりの木槌を取り出すと、赤まりさをバスタオルの上に置いた。 間に本を挟み、しっかりと固定する。 「さて、まりさちゃんは何発耐えられるかな?」 木槌を振りかぶり、狙いを定めると、一気に冷凍赤まりさの頭に叩きつけた。 ガッ! 「ゆひぃ!?」 突然の衝撃音に、そばにいたれいむが悲鳴と一緒にうんうんをぷぴゅっと噴き出した。汚ぇ。 木槌を上げてみる。 普通のゆっくりなら即死する程度の力で殴ったのだが、少し凍った帽子の破片が飛び散っただけでまだ外傷はない。 そういえば昔、冷凍バナナで釘を打つCMというのがあったが、やはり砕くとなると一筋縄ではいかないようだ。 今度はもう少し力を込める。 ガッ!! ゴッ!! 周りの金髪が砕け、固まったおさげがポロリと落ちた。 パキュ!! おさげを叩き潰す。木槌を上げると、金色の粉末だけが残った。 ガッ!! ゴッ!! ゴッ!! ガッ!! ぷくーで元々薄くなっていたのだろう、膨らんでいたほっぺが砕け、黒い歯茎が露出した。 ゴッ!! ガッ!! れいむのあにゃるを突き刺した三角帽子が砕け、白い頭皮と一緒に崩れ落ちた。 ガッ!! ガッ!! ゴッ!! ガッ!! ゴシャッ!! 頭部の餡子がついに砕け、赤まりさの体が二つに割れた。 パァン!! 「ゆぴぃぃぃぃぃぃ!?」 ラストの渾身の一撃で、割れた赤まりさはグラスを落としたかのように粉々に四散した。 飛び散る破片から顔をそらしたれいむは、そのまま勢いで横にころころと転がる。 「ゆっ…ゆっ……ゆへっへっへ…どれいをあやつるていどののうりょくをもつれいむさまに…さからったから……こうなるんだよ」 粉々になった元赤まりさの破片を見て、れいむがぐったり横になったままゆぴゆぴ笑い出した。 さっきから思ってたんだが、このれいむが三匹の中で一番ムカつくな。 どこで聞いて覚えたんだよ、奴隷を操る程度の能力とか。 「どれいぃ! れいむさまはへーとへーとだよ! こんどはあまあまをもってきてね!!」 やれやれ、あれだけ怖い目にあってすぐこれか。よくこんなんで成体まで生きてこれたものだな。 まぁ、その悪運も今日で終わりだ。 「わかったわかった、あまあまやるから口を開けな」 「ゆっ! さすがれいむのどれいだね! はやくちょうだいね!! ゆあ~ん」 「ほらほら、もっと開けないとあまあまが入らないぞ」 「ゆゆっ! へいむはんはるほ! ははらはくはんあまあまいれへね!! ゆあああああああああああ~ん!」 黒い歯茎がくっきり見えるほどにおくちを大きく開けるれいむ。 おくちの中では千切れて半分ほどの長さになったれいむの舌が、いち早く甘みを感じようとして左右にぴこぴこ蠢くのが見えた。 限界まで広がったところで俺は胡坐をかいて座り、れいむを上向きにして足の間に乗せた。 「はい、よくできました~」 「ゆああああぁぁぁぁ~ん!! ゆあっ、ゆあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ん!!」 俺は足でれいむを軽くロックすると、そばにあるクーラーボックスを引っ張り寄せ、手を突っ込んだ。 そして中のドライアイスを両手で持てるだけつかみ出し、れいむの上に手で隠すようにして持ちあげる。 「ほーら、こんなにたくさんのあまあまだぞー」 「あまあま! あまあま! はやふ! はやくれいふひ」 ガラララララッ れいむのおくちの中に両手一杯のドライアイスが放り込まれる。 中に入ったものを十分に味わおうとしてれいむが口を閉じようとするが、それを片手で制する。 シュウ…シュシュシュシュシュ…… 「おっと待てよ、あまあまはまだ沢山あるんだ」 「ふひ? なにいっへ………………………………………!?……………?!-! ] # ;@ゆが\??☆ #(?!!!!!!」 「ゆっくり食べさせてやるから、そんな慌てんなって」 「ふが○×[@-23☆^っぴ??!!#? !!!??」 少し間を置いて、れいむが足の中で暴れ出した。どうやらおくちの中の異変に気がついたようだ。 全身をぐーねぐーねと動かして逃げようとはしているが、すでに足で完全にロックした後だ。どうにもなるまい。 俺はれいむの抵抗を気にせず、白い煙が溢れ出すおくちの中へ、次々とドライアイスを投げ込んでいく。 「(ザリザリザリ)ゆふぁ▽!? ,@!!\2π!(ю 】!!??」 せっかくだ、先ほど砕けた赤まりさの残骸も一緒に詰め込んでやる。 冷凍饅頭だし、これであまあまやるという言葉は嘘じゃないだろ。じっくり味わえ。 「ほら、食べるの手伝ってやるよ。『むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ、むーしゃ』」 ドライアイスがおくち一杯になったところで頭とあんよを掴み、無理やり口を閉じさせて咀嚼させる。 「(ガリゴリゴリガリゴリガリガリッ)3γα-6×!#"○$=_▽~!!??」 抑えつける手首に力を込めるたび、れいむの中のドライアイスが擦れ合い、小気味良い音を奏でる。 しばらくその演奏に夢中になっていたが、次第にれいむの触感が弾力を失ってきた。 どうやらドライアイスが十分にいきわたったようだ。もう手を離しても口が開かない。 れいむの顔を覗き込むと、涙と粘液でぐっちゃぐちゃにして、必死に命乞いの表情をしているのが分かった。 もうそろそろ、頃合いかな。 俺は暴れるれいむの体を両手で掴んで立ち上がると、寒剤入りの水槽の前にまで移動した。 「さてれいむ、準備はいいかな」 「ーーーーー!!!」 「その汚い顔を、冷凍保存してやる!!」 れいむの上半分、顔の部分だけを寒剤の中に浸けこんだ。 ぼちょっ ボコッ!! ボコボコボコボコ!! 寒剤が泡立つと同時に、れいむのあんよの動きが一段と激しくなった。 顔を寒剤に浸けこまれた今、唯一動くあんよだけで苦痛から逃がれようとしているのだろう。 赤まりさの時とは違い、寒剤が中枢餡まで浸透していないため、全身が少しずつ凍りついてゆく苦しみをはっきりと感じていることだろう。 むりゅっ、むりむり… 最後の抵抗だろうか、れいむの開ききったあにゃるから親指ほどのうんうんが顔を出した。 吐き出されたうんうんは、しばらくあにゃるの上でほこほこと湯気を立てていたが、やがてぷつりと切れ、静かに寒剤の海へと吸い込まれていった。 シュウ…シュウシュウ…… 十秒ほどして、れいむが寒剤から引き揚げられた。 両手で掴んだあんよはまだ、手の中でびくんびくんと痙攣を続けている。 れいむの顔は、まさに「苦悶」という言葉にふさわしい表情で固まっていた。 ドライアイスを大量に詰め込んで固められたおくちは、必死に口内の異物を吐き出そうと限界まで引きつり、 涙でぐちゃぐちゃだった両方のおめめは、見開かれたまま白く濁り、未だに助命を訴え続けている。 体内を蝕む冷気に怯えながら、寒剤の中にゆっくりと沈められる瞬間の顔。 『ゆっくり』を微塵も感させない表情のまま、れいむの時は止まっていた。 痙攣したあんよを、静かに床の上に置く。 …ずりっ、…ずりっ、…ずりっ、 手を離すと、痙攣していたれいむのあんよが床を蹴り始めた。 無言のまま、芋虫のようなスピードで前へ前へとあんよを進めていく。 れいむはまだ、死んでいない。 目と口を寒剤で固められてもなお、中枢半は傷一つついていないし、餡子も吐いていない。 泣いて痛みを訴えることもできない。 命乞いをしてわずかな希望にすがることもできない。 「おたべなさい」をして自殺することもできない。 …ずりっ、…ずりっ、…ずりっ………ごろり 床に置かれたバスタオルを踏んでバランスを崩し、れいむの体が横に転がる。 それでもあんよは止まらない。ひたすら宙を蹴り続け、れいむの体は横転した車のようにその場を回る。 体内のドライアイスがれいむの中枢餡を凍結し、機能を停止するその時まで、 れいむの死の行進は、終わらない。 「…ゆへ……ゆへぇ……ゆっぐ、ゆっぐり"ぃ……」 れいむが完全に動かなくなってしばらく経ち、気絶していた親まりさが復活した。 白く凍結していたはずのまりさのあんよに、肌色が戻ってきている。 周囲の床も濡れているところをみると、どうやらあんよがしだいに解凍されてきたようだ。 帽子カッターも溶けて柔らかくなっているが、まだまりさの頭に突き刺さったままになっている。 それでも痛がっていないところをみると、気絶した時に記憶もリセットされてしまったのだろうか。 「れ、れいぶ……おぢびちゃん……どこぉ…どごいっだのぉ……?」 つがいと子供が消えたことに気づき、必死で探しまわろうとする。 が、 「…ゆ? まりさぴょんぴょんしたいんだよ…あんよさんゆっくりしないでうごいてね…」 本ゆんは思いっきり飛び跳ねたつもりだったのだろう。まりさの上半身が横に大きくのーびのーぴする。 しかし、あんよはまりさの意思に反し、床から離れようとしない。 ずりずりと、全身大きく傾けて這いまわるその様は、まるでナメクジのようだ。 「うごいてね!! まりさのしゅんそくあんよさん、ゆっぐりじないでうごいでね!! ゆっぐり! ゆっぎゅり"い"い"い"い"い"い"ぃ!!」 「どれどれ」 「ゆ"っ!?」 上半身を激しくぐーねぐーねさせて暴れるまりさを両手で掴むと、あんよを上にしてひっくり返した。 この事態は俺にとっても予想外だ。がぜん興味が湧く。 「ばなぜえぇ!! ぎだないででばりざざまにざわるなあああああぁ!!」 「うっせぇな、ほら、帽子が落ちたぞ」 「おぼうぢ!? ばりざざまのおぼう…ゆぎぃい!! あだま"がいだいいいいいいぃぃ!?」 逆さでぐねんぐねん動いたせいで、まりさに刺さった帽子が抜けたようだ。 傷口を塞ぐものが無くなり、まりさの裂けた頭からぼたぼたと餡子がこぼれ出した。 「ゆげぇ……ゆ"…ゆ"…」 「やっと静かになったか、さて、まりさちゃんのあんよは…………おや?」 ぷるぷると小刻みに震えるあんよを触ると、すぐにその違和感に気付いた。 なんていうか、水分が抜けてパサパサしている。 表面にスポンジのような細かい穴があるようで、撫でてみるとザラザラした触感が肌に残る。 さしずめ、かるかん饅頭の皮といったところか。 「なるほど、『冷凍劣化』か」 冷凍劣化 水は氷に物性が変化すると、体積がわずかに膨張する性質を持つ。 そのため、まりさのあんよは冷凍したことで、体内の水分でパンパンに張った状態で凍結される。 しかし、やがて外気によって温度が上昇し、氷が再び水へと物性変化すると、体積の減少によって空いた隙間から水分が流れ落ちてしまう。 その結果、まりさのあんよの水分は床へこぼれ落ち、饅頭皮は氷の粒で空いた穴だらけとなり、スポンジ状になったわけだ。 これは、豆腐やこんにゃく、食パンなど、水分を多く含むものを凍らせたときによく起こる現象である。 ゆっくりの皮も、ぷくーやのーびのーびなどでよく伸縮することから、かなりの水分を含んでいるものと考えられる。 冷凍劣化を起こさせるには、十分な条件であったといえるだろう。 「ゆっぐ…ゆっぐ…ぼうやだ、おうぢがえるううぅ…」 「あんよが溶けた時のことも考えて、念のためこいつを放置してみたが、こりゃあ新発見だな」 ゆっくりの跳躍は、体内の餡子をあんよに向かって打ち出すことで行われる。 元気なゆっくりをひっくり返すと、必死で逃げようとしてあんよの皮がボコボコ躍動するのはこのためである。 しかし、今回のようにあんよがスポンジ状に乾燥すると、餡子の運動エネルギーが分散されてうまく飛べなくなる。 さらに伸縮性も格段に低下するため、いくら力を込めてもずーりずーりとしか動けなくなってしまったわけだ。 冷凍劣化による利点はこれだけではない。 ゆっくりの皮は小麦粉に近く、水を吸収することでグルテンを形成し、粘性を持つ。 すなわち冷凍劣化した後でも、あんよをぬるま湯に浸けて放置してやれば、足焼き以上の復元が可能というわけである。 これなら加減を間違えてもやり直しが利き、持ち上げて落とすタイプの虐待にも応用ができる。 ゆっくり自身へのダメージも少なく、 うんうんやしーしーも漏らさず、 極めて短時間で、 効果が長続きし、 その回復も容易、 俺はこのゆっくりあんよ冷却法に、新しい可能性を確信した。 はずだった。 「ゆぎぎぎ……じじいぃ、いいがげんにじろぉ…!」 何故だろう。 「ゆべっ!! ……ゆうぅぅ、よ、ようやくまりささまのつよさにおそれをなしたんだね…でも、もうておくれっ! なんだぜぇ!!」 こんなにも素晴らしい利点があるのに、何かが足りない。 「まずはまりささまのはにーとおちびちゃんをだすんだぜ!! そうすればらくにころしてやるんだぜ!!」 …いや、違う。何が足りないのかが分からないんじゃない。認めたくないだけだ。 「くちでいってもわからないばかなんだね!! それならじーわじーわといためつけてやるんだぜ!!」 分かってる。 赤まりさの時にも、れいむの時にも、ずっと感じていたことじゃないか。 「まずはぺにぺにをひきちぎって……ゆ! おそらをとんでるみたいだぜ~☆」 まりさを掴み、台所へ行く。 朝食を作ったまま放置していたフライパン。それにサラダ油を追加する。 点火。 ぼっ!! 「ゆひっ!! なんだかゆっくりできないきがするんだぜ!!」 腕の中のまりさが今までにない反応を見せる。 まりさの砂糖水の体液がじわりと滲み、服へ染み込んでいく。 「じじいぃ!! やめろぉ!! はなぜ!! ばなぜええぇぇぇ!!」 力づくで暴れるまりさを抑えつけ、ふきんでまりさの全身の水分を落とす。 最大限にまで上げた火力がフライパンをつたい、ゆっくりできない熱気がまりさの体をなでる。 「ごべんなざいぃ!! やべで!! やべで!! やべでやべでやべでやべでやべで!!」 ああ…。 「ばりざが! ばり、ばりざがわるがっだでず!! あやばりばず!! だがら 『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』 ゆ"っぎ い"い"い"い"い"い"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 そう、 これだ。 これが足りなかったんだ。 雨の日も、風の日も、生まれた時から自由に動かしてきた自慢のあんよ。 永遠にゆっくりするその日まで、ずっとそばにいてくれるはずだった最高の相棒。 それが熱によって、ゆっくりとちぎり取られていく はっきりとした意識の中、動かなくなる体。 崩れ落ちる、ゆっくりした未来。 恐怖 不安 絶望 それらの感情が一つに収縮され、辺りに響き渡る絶叫。 凍結によるあんよ破壊では味わえない、負のハーモニー。 先ほどまでの虐待では感じることのできなかったその感触を、俺は全身で受け止めていた。 「あ"……あ"んよが……ばりざのあ"ん"よ"があ"あ"あ"あ"あ!!!!」 すぐさまボウルにオレンジジュースを入れると、まりさのあんよをその中に浸ける。 しばらくすると、茶色くなりかけたあんよの皮がはがれ落ち、新しい饅頭皮が形成される。 俺は涙にまみれたまりさの顔のそばで、そっと呟いた。 「もう一回、焼かせてもらうよ」 「や"…や"だ…やべ……で」 「あんまりいい声で鳴くもんだから、勿体なくなってさ」 「ごべ…な……ざい………ばりざ…もうおうぢ…いりば…ぜん……ずぐにででいぎまず…にどど」 「ごめんね」 まりさの体がびくりと震える。 「これは制裁じゃないから、ごめんなさいじゃ終わらないんだよ」 「あ"…あ"……ゆぎ、ゆぎぎぃ!?」 まりさの体をひっくり返し、あにゃるの中にドライアイスを詰め込んでいく。 「ゆぎ!! あ、あぎゃる…が」 「ほら、あんよがひんやりするだろ。これでもっと長く楽しめるかな」 「や"べ……や"…」 「安心しなよ。今、気分いいからさ、飽きたらすぐ潰してやるよ」 「や 『ジュウウウウウウウウウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ』 ぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 三十分後 足焼き五回目とさしかかったところで、薄くなったまりさのあんよが破れ、中身をフライパンにぶちまけた。 中枢餡を直接フライパンで焼かれる痛みに悶えながら、そのまままりさは永遠にゆっくりしていった。 こうして、俺の新しく考案したあんよ凍結法は、失敗という結果に終わったのだった。 足焼きの本当の魅力を、俺に残して…… おまけ 「おっ、ゆっくりグッズ10%引きセールか」 ゆっくりできない結果に終わったあんよ凍結法だったが、一週間後、思いがけないところで再開することとなった。 加工所である。 従来の加熱によるゆっくり処理法を一新し、冷却を主に用いた処理法を試験的に導入したというのだ。 なるほど。 確かに大量のゆっくりを取り扱う加工所でなら、加熱処理よりはるかに低コストで加工を行うことができる。 冷媒も不活性ガスを用いれば、万一事故が起こった時の被害も少ない。 それに、今まで何度も問題になっていた、排出される甘ったるい排気ガスや、ゆっくりの騒音問題も一挙に解決する。 実際、この処理法が導入されてからというもの、ゆっくり処理コストは少しずつ減少しており、削減した費用はゆっくりグッズや駆除費の削減にまわされているらしい。 「要は、適材適所ってわけね」 俺は新聞を閉じると、セールの日を忘れないようにカレンダーへと書きこんだ。 おしまい あとがき 初めてゆ虐小説にチャレンジしてみましたが、読むのと書くのでは全然違いました。 今まで掲示板で偉そうに批評してたのが、恥ずかしく感じるくらいに。 あと、最初にゆっくりの足焼きを考えた人は、本当に天才だと思います。 挿絵:わちきあき