約 568 件
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/4472.html
#賀来賢人 amazonで探す @楽天で #賀来賢人 を探す! wikipedia 公式 ブログ Twitter instagram 34歳 youtube検索 dailymotion検索 Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao 放送日 年 タイトル 曜時局 視聴率 hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi Gyao YouTube 2022.04 32 マイファミリー 日21TBS 12.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2021.07 32 TOKYOMER~走る緊急救命室~ 日21TBS 13.6% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2020.07 31 半沢直樹2 日21TBS 24.8% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2020.01 30 AI崩壊 映画 Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2019.10 30 ニッポンノワール-刑事Yの反乱- 日22日テレ 6.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 主演 2018.10 29 今日から俺は!! 日22日テレ 9.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 主演 2017.07 28 わにとかげぎす 水23TBS 2.1% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2017.07 28 愛してたって、秘密はある。 日22日テレ 8.6% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2017.07 28 アキラとあきら 日22WOW Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2017.04 27 4号警備 金20NHK 6.3% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2017.01 27 スーパーサラリーマン左江内氏 土21日テレ 9.5% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2016.10 27 レンタル救世主 日22日テレ 7.0% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube ゲスト 5話 2016.09 27 宇宙の仕事 AmazonP Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2016.04 26 グッドパートナー無敵の弁護士 木21テレ朝 10.7% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2014.10 25 Nのために 金22TBS 8.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2014.03 24 花子とアン 帯08NHK 22.6% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2011.12 22 らんま1/2 日テレ 7.9% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2011.07 22 勇者ヨシヒコと魔王の城 金24テレ東 3.1% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube ゲスト 第11話 2010.04 20 タンブリング 土20TBS 7.4% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2009.10 20 サムライ・ハイスクール 土21日テレ 10.6% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2008.07 19 太陽と海の教室 月21フジ 14.5% Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 2002.02 12 死にたい夜にかぎって 日24TBS Hulu NETFLIX PrimeVideo dTV U-NEXT TVer Paravi DMMTV YouTube 主演
https://w.atwiki.jp/tv-drama/pages/404.html
賀来 賢人(かく けんと、1989年7月3日 - )は、日本の俳優である。アミューズ所属。身長178cm。 趣味はバスケットボールとサッカー。 『ごくせん』で共演した落合扶樹、海の金魚で共演した柄本時生と仲が良い。 伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』、『砂漠』が好きである。 『木更津キャッツアイ』を見て俳優を志すようになった。 一部のファンから「かっくん」という愛称で呼ばれている。 自他共に認める天然パーマである。 2009年映画『銀色の雨』で初主演を果たした。 出演ドラマ 東京少女 セピア編 さよなら少女(2008年2月、BS-i) ケータイドラマ Teddy bear(2008年4月) - 塚本成也 役 東京少女 水沢エレナ 好きといえない(2008年5月24日、BS-i) ザ・プロローグ ぬくみ〜ず7 THE BOY IN WONDERLAND(2008年6月、フジテレビOn Demand) - みつる 役 太陽と海の教室(2008年7月 - 、フジテレビ) - 伴野圭吾 役 サザン30th×日テレ55thドラマ the波乗りレストラン(2008年11月1日‐9日、日本テレビ) -でっちくん 役 ごくせん 3年D組卒業スペシャル(2009年3月28日、日本テレビ) - 望月純平 役 サムライ・ハイスクール(2009年11月、日本テレビ) - 岩永仁 役 タンブリング(2010年4月、TBSテレビ)- 日暮里圭児 役 Q10(2010年10月、日本テレビ)
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/7353.html
【基本情報】 キャラ名:賀来 彰 プレイヤー名:犬丸 年齢: 38 /性別:男 /カヴァー:ノアクルセイダーズメンバー スタイルクラス:アタッカー プライマリ:イレギュラー([[グラップラー]]) 初期人間性:50 【ライフパス】 出自:殺戮/絆:賀来 宗一 邂逅:師匠/黄竜髭 エゴ:能力を高めたい 変異:殺気を抑えられない 【能力値】 【肉 体】【技 術】【感 情】【加 護】【社 会】 基本能力値【 8 】【 5 】【 5 】【 6 】【 3 】 能力判定値【 4 】【 2 】【 2 】【 3 】【 1 】 アーマー値【 6 】【 4 】【 4 】【 5 】【 4 】 戦闘能力値 【白兵値】【射撃値】【回避値】【行動値】 元値 【 8 】【 5 】【 5 】【 11 】 修正値 【 】【 】【 】【 】 最大FP値:50 【アーツ】 名称 :種別:Lv: タイミング : 判定値 :対象: 射程 :コスト:効果 魔獣化 :自動:1: マイナー :自動成功:自身: なし : 2 :魔獣の姿となり、[[データ]]が変更される アレナ展開 :自動:1: メジャー :自動成功:場面:シーン: 0 :アンノウンマンをエキストラ化 ストライクフォーム :自魔:1: 常時 :自動成功:自身: なし : 0 :ダメージ+4 万物の打倒者 :自動:1: 判定直後 :自動成功:単体:シーン: 愛 :判定達成値-20 魔獣の殺意 :自動:1: DR直前 :自動成功:自身: なし : 1 :ダメージロール+1D6 五体武器化 :自動:1: 常時 :自動成功:自身: なし : 3 :素手ダメージを+[LV×2+2]する、ガード値に+[LV+1] 死を告げる者 :魔純:1: 判定の直後 :自動成功:自身: なし : 愛 :命中判定をクリティカルにする、1シナリオ1回 混血児:魂潰掌 :攻魔:1: メジャー :【白兵】:単体: 武器 : 5 :素手白兵攻撃、ダメージに+(LV)D6し、属性を 加護 にし、人間以外の種別を持つ相手のアーマー無視 内なる獣:真・魂潰掌:純攻:1: 効果参照 :自動成功:自身: なし : 罪 :魂潰掌と同時使用、ガードできず、ダメージに+[【加護】×2]する、ドミニオンアーツを持つキャラにはさらに+20のダメージ 例外種 :なし:1: 常時 :自動成功:自身: なし : 3 :基本能力値入れ替え。肉体⇔感情(計算済み) 猛獣の反撃 :なし:1:リアクション:【白兵】:単体:シーン: 4 :ドッジを白兵で行い、成功した場合、回避した上でこちらの攻撃が命中したものとして扱う。シーンLv回 【装備品】 名称 : 種別 :判定値: 攻撃力 :ドッジ:G値:A値:行動値:射程:備考 素手 : 白兵 : : 16+1D6 : : 5 : : 0 :至近:生身 ビーストオーラ : 防具 : : : : : 2 : 0 : :FP+6 バイク : 乗り物 : :【肉】+1+1D6 : : 3 : : 13 :至近: 【一般アイテム】 名称 :効果 罪深き拳 :素手ダメージ+2、人間性-1 血の呪石 :【FP】最大値+6、人間性-2 古竜の鱗 :白兵攻撃ダメージ+2、人間性-2 通信機器 :携帯電話 情報コネクション :情報収集判定+2 【設定】 長い白髪に右目に眼帯、着崩した黒いスーツに防弾コートを着込んだノアクルセイダーズのメンバー。 魔物の軍事組織である組織において、徒手空拳のみを武器とする人間という外れすぎた人。 普段は若干なげやりな穏やかさだが、戦闘の際は非情で無道。曰く「負けて死ね」 かつてはちょっと(?)武術を嗜んだ家族をこよなく愛する家庭人であったが、5年前起きた事件をきっかけに豹変。復讐の鬼へと身を堕とす。 【セッションボーナス】 【成長記録】 【特記事項】 【コンセンサス一覧】 (是非やられたい5~NG1でどうぞ。3なら相手次第、と言う事あたりでしょうか) [洗脳]―[改造]―[尿意]―[排便]―[妊娠]―[ふたなり]―[和姦]―[羞恥]― [触手]―[幼女]―[獣姦]―[近親]―[同性]―[寝取られ]―[強姦]―[流血]― その他推奨・NG事項:
https://w.atwiki.jp/kotokoto2/pages/3174.html
所在地大分県大分市 開業日1915/10/30 接続路線久大本線 隣接駅豊後国分(久大本線:久留米方面) 南大分(久大本線:大分方面) 訪問日2005/2/10 戻る
https://w.atwiki.jp/pam-iwate/pages/130.html
沢内バーデン(志賀来) 岩手県と秋田県をつなぐ県道1号線からすぐの緑美しい山間に抱かれた宿。沢内甚句で詠われる悲劇の美女「およね」の名がついた温泉です。温泉の温度も40〜42℃とお子様にも安心で、ゆったりと浸かってください。夕食は西和賀牛等、地場産品にこだわった料理を堪能してください。 おすすめは隣りにある室内ゲートボール場でひと汗かいて、ゆっくり温泉に浸り地元の山菜や川魚、西和賀牛の料理に舌鼓をうちリフレッシュ!! ◆泉質:カルシウム・ナトリウム・硫酸塩温泉 ◆効能:関節痛、筋肉痛、神経痛、五十肩、うちみ、くじき、冷え性、慢性消火器病、痔疾、疲労回復 沢内バーデン 〒 岩手県和賀郡西和賀町 TEL:0197−85−2601 FAX: パンフレット ※画像をクリックするとパンフレットが開きます。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ホームページ http //www.nisiwaga.net/sawauti_baden/index.htm 《紹介HP/ブログ》 沢内バーデンへ行く http //blogs.yahoo.co.jp/rin136320/26412032.html さくらから林檎の花の季節へ http //blogs.yahoo.co.jp/rie24212/37886530.html 沢内バーデンその2 http //blogs.yahoo.co.jp/rin136320/19153767.html 土日は岩手県の滝見に行ってきました♪ http //blogs.yahoo.co.jp/kenbolian/52758577.html 和賀川・本流〜大鷲倉沢(後半)/北東北・和賀山塊 http //blogs.yahoo.co.jp/imai_tr/16936002.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 《周辺情報》 秋田ふるさと村…秋田の食べ物、文化、芸術、手作り体験、おみやげ… http //www.akitafurusatomura.co.jp/ 北上・湯田・沢内・山内 広域観光情報 http //www.kitakami.ne.jp/~hot/model/index.html 〈みどころ〉 錦秋湖(湯田ダム) http //www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,5568,42,45,html 貯砂ダム http //www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,5578,42,45,html 安ヶ沢カタクリ群生地 http //www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,3770,42,45,html 湯川沼の浮島(県天然記念物) http //www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,5603,42,45,html 弁天島 http //www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,3768,42,45,html 西和賀町立川村美術館・デッサン館 http //www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,3760,42,47,html 碧祥寺博物館 http //www.town.nishiwaga.lg.jp/index.cfm/13,3766,42,47,html 川尻温泉「ほっとゆだ」 http //www.echna.ne.jp/~yudasan/index.htm 秋田自動車道錦秋湖SA オアシス館(温泉) http //www.echna.ne.jp/~yudasan/index.htm 砂ゆっこ(砂風呂) http //www.echna.ne.jp/~yudasan/index.htm 道の駅 錦秋湖 http //www.echna.ne.jp/~yudasan/index.htm レストハウス ゆのさわ http //www.echna.ne.jp/~yudasan/index.htm 真昼温泉(日帰り温泉) http //www.kitakami.ne.jp/~hot/sisetu/070.html 日帰り温泉 峠の湯 http //www.kitakami.ne.jp/~hot/sisetu/013.html #blogsearch /
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/252.html
第一回放送 メフィストフェレスの一滴 ◆uBMOCQkEHY 雑居ビルのような建物の廊下を賀来は駆け抜ける。 この建物はH-4エリアにあるテレビ局。 賀来は額に汗を滲ませ、辺りを見渡す。 賀来には使命があった。 それは―― 「私が結城を…あのメフィストフェレスを止めなければ……!!」 このゲームには、自分の人生のフィナーレとして、世界を滅亡させようと目論んでいた結城美知夫も参加している。 結城のことだ、未だにその目的を達成するために動いているだろう。 もし、そうであれば、この地にいる全員が結城のターゲットだ。 だからこそ、賀来はこのテレビ局を選んだ。 放送という媒体を利用して、結城の危険性を全参加者に知らせるために――。 賀来は歯ぎしりし、再び、誓う。 「お前の悪事…ここで潰して見せるっ!」 賀来の行動は犠牲を最小限に食い止めるための、まさに“尊き行い”である。 しかし、賀来は気付くべきであった。 この地にいるメフィストフェレスは結城一人だけではなかったことを――。 もう一人のメフィストフェレスが今、賀来に忍び寄ろうとしている。 「アンタ、何で走っているのさ!」 「えっ…!」 賀来は勢いよく振り返る。 そこにはシルクハットにタキシードというオペラの舞台から現れたかのような出で立ちの男が立っていた。 身なりは西洋人だが、髪の色や顔から判断すると日本人のようである。 男は無邪気そうに笑いながら、賀来に近づく。 「もしかして、何か探し物とかしているのか……放送器具とか……?」 賀来は飛び付くように、男の腕を掴んだ。 「それはどこにあるっ!教えてくれっ!」 「ひ…ひっつくなっ!オレには可愛いカミさんがいて」 男は“頼むから訳を話してくれよ……”と困惑した面持ちで、賀来を落ち着かせる。 「あ…すまない……」 賀来はやっと我に返った。 自分としたことが何と取り乱していたのだろう。 賀来は深呼吸し、 「順を追って話すべきだな……」 と、語り始めた。結城がいかに危険人物であるかを。 結城美知夫――狂気の連続凶悪犯罪者。 結城は幼い時、MWという毒ガスを吸い、大脳を侵された。 これにより、知能は発達しながらも、良心やモラルが欠如。 また、肉体も蝕まれ、その寿命は風前の灯となっていた。 そこで結城はMWに関わった当事者達に復讐するために、連続誘拐事件と殺人を繰り返し、最後はMWで人類を滅亡させる計画を立てたのだ。 「……というわけだ…奴は悪魔、メフィストフェレスっ…! 私は仲間を集めたいのだ…奴を倒すためにっ…!」 ここまで話すと、賀来はやり場のない怒りを押さえ込むように俯いた。 目の前の男が、歓喜と悪意に満ちた笑みを浮かべていたとも知らずに――。 「アンタの気持ちはよく分かった……」 男は一つの部屋を指し示した。 「あの部屋にラジオ放送専用の機材がある…… それを使って悪魔の存在を皆に知らせるといい……そして……」 男は強い決意を滲ませたような瞳で賀来を見据えた。 「殺し合いを止めてやろうぜっ!“オレ達”でな!」 「“オレ達”……まさか協力してくれるのか……!」 賀来の顔がパッと輝く。 何という幸運であろう。 ここで自分の志に共感する者に出会えた。 どんな状況下においても、神は正しき者に手を差し伸べる。 (神よ…!やはり貴方は私を見捨ててはいなかったっ…!) 神の慈悲深さを、賀来は改めて噛みしめた。 「では早速……」 「あっ…ちょっと待ってくれよっ!」 「……で、これがその原稿か……」 賀来が手にしていたのは今し方ファックスで送られてきた一枚の紙。 そこにはゲームが始まってから亡くなった参加者の名、グループ別の退場者の人数、そして、禁止エリアと呼ばれる立ち入り禁止区域が記載されていた。 「ここのテレビ局には二種類のラジオ機材があって、一種類はいつでも放送できるが、放送エリアがランダムなもの。 もう一つがこれ。指定された時間に、この原稿を読まなければならないが、全エリアに音声が行き渡る…… オレ達にとって、こっちの方が好都合だろ…?」 「そうだな……だが……」 賀来は男の言葉に強く頷きつつも、申し訳なさそうに頭をかく。 「いいのか私が放送役で……」 男ははにかんだ微苦笑を浮かべる。 「オレって、アガリ症だし、アンタの方が結城って奴のことを知っている…… それに、アンタは平和を望んでいる……! その熱意はオレの言葉じゃ…伝わらねぇからさ……」 「そうか……」 (この男もそこまで平和を望んでいたとは……!) 男の慎み深い心遣いに、賀来の胸が熱くなる。 賀来はいよいよ確信を抱いた。 神は殺し合いを望んではいないことを。 だからこそ、この男と自分を引き合わせてくれたのだと。 スピーカーやミキサーなど、ラジオ放送に関わる機材に囲まれたレコーディングスタジオ。 その中央に設置されているマイクの前に、賀来は立つ。 時刻は5時59分。 放送機材が、一つまた一つと蛍の光のように淡く点滅し始める。 心の中でカウントダウンをしながら、賀来は男の方を振り返った。 「そういえば、貴方の名を聞いていなかった……」 「あぁ……オレの名か……」 男は口元を歪ませる。 「オレは“テンマ”っていうんだ……!」 朝6時。 耳障りなノイズと共に、全エリアに男性の声が響き渡る。 『あー、私の名前は賀来巌…… 私も参加者の一人だが、主催者からの指示により、H-4のテレビ局で放送を行うこととなった…… それでは原稿を読み上げる……聞いてほしい…… まずはゲーム退場者の発表…… 【七瀬美雪】【メロ】【相沢栄子】【夜神粧裕】【東方仗助】【内田かよ子】【ジェームズ・ゴードン】【アリサ・バニングス】【人吉善吉】【ヴォルフガング・グリマー】【夢原のぞみ】【ポイズン・アイビー】以上12人だ…… 次にその退場者のグループ分け…… Hor2名、Set1名、Isi9名…だ… そして、禁止エリアは放送後1、3、5時間後に各2か所ずつ… 合計6つが禁止エリアとなる…。 1時間後【D-6】【F-9】 3時間後【A-8】【E-7】 5時間後【E-6】【I-9】 もし、禁止エリアに侵入した場合、強制的に首輪は爆破…… 各々それを忘れないように…… ここまでが主催者からの連絡だ……』 賀来は一旦、言葉を切った。 この6時間でこれだけの人間が命を落とした。 救うことができなかった。 殺された者の中には結城が手を下した人物もいるかもしれない。 己の無力さがもどかしさとなってと心を責める。 (だが……!) 賀来は顔をあげた。 (ここで結城の危険性を訴えれば……そして、他の参加者に協力を呼びかければ…… 殺し合いを終わらせることができるのだっ!) 賀来は鋭い光を瞳に宿らせ、再び、口を開いた。 『本来ならここでマイクのスイッチを切るべきなのだろう…… しかし、私は切らない…… なぜなら、ある悪魔と戦うために仲間を集っているからだっ……! この世を滅亡に導こうとした悪魔っ…! その悪魔の名は――』 結城の名を口にしようとした次の瞬間だった。 襟に加わる強い力。 『えっ…』 身体が軽くなったと思いきや、押し付けられるような気圧に呑まれる。 宙に吹っ飛ばされたのだと賀来が理解した時、その身体はすでに『バン!』という激しい衝突音と共に壁に叩きつけられていた。 「くっ…」 痺れるような激痛が賀来の背中を刺激する。 一体何が起こったのか。 賀来が身体を起こした瞬間、彼の目の前に飛び込んできたのは、マイクの前に立つ“テンマ”の姿だった。 “テンマ”は己の首を強く握った。 『き…聞いて…くれっ…!奴が求めているのは……仲間じゃない……獲物だっ……! 奴はオレを…ゴホッ……!』 (なっ…!) 賀来の頭が真っ白になる。 “テンマ”が末期の病人のように弱弱しい喘ぎ声で己を否定した。 自分に協力したいと申し出てくれたあの“テンマ”が――。 (な……なぜ…?) “テンマ”は自分を正しき道へ導くために神が遣わしてくれた使徒ではなかったのか。 受け入れがたい事実に、賀来の心拍は乱れ、疑問だけが累積していく。 おそらく、この疑問が解決されることはないだろう。 しかし、これだけは言えた。 (このまま“テンマ”を野放しにすれば……ほかの参加者から狙われるのは私だっ……!) 今の放送を聞いた者は皆、“賀来という男は他の参加者をも殺そうとしている”と誤解するはずである。 もし、そう誤解した参加者と賀来が出くわせば、その参加者は有無を言わせず、賀来に敵意と武器を向けるだろう。 これでは結城打倒の計画は頓挫してしまう。 (そんなこと……させるものかっ…!) 賀来は突き刺すような痛みを堪え、立ち上がるや否や、拳を振り上げ、“テンマ”の元に駆けだした。 『“テンマ”っ!貴様っ!』 振り返った“テンマ”は賀来の血走った形相に動ずることなく、マイクの電源を静かに切った。 賀来は敗北の色を滲ませた虚ろな表情で、床に伸びていた。 かつて非行グループに所属していただけあって、腕っぷしには自信があるし、喧嘩慣れもしている。 しかし、その賀来が放った拳が“テンマ”の顔面に届くことはなかった。 拳が届くよりも先に、“テンマ”は万有引力の法則を無視するような軽やかさで、跳び上がったからだ。 まるで、背中に翼が生えたかのように――。 否、実際に、“テンマ”の背中からは翼が生えていた。 暗闇を吸い取ったかのような漆黒の翼が――。 「遅いな…」 そう呟いた“テンマ”は翼を大きく広げ、身体をねじらせると、回し蹴りの要領で賀来の顔を蹴り飛ばした。 「放送ご苦労さんっ!賀来神父っ!」 “テンマ”は地に伏せる賀来を、新種の生物で出くわした子供のように、好奇心に満ちた瞳で見下ろす。 「アンタの熱弁、中々良かったぜっ……! ゲームのルールを分かっていない、空気の読めなさがっ……!」 「なん……だと……!」 賀来は倒れたまま、苦々しさを含ませた眼で“テンマ”を射った。 “テンマ”の蹴りはものの見事に、賀来のこめかみを捉えていた。 こめかみは骨の厚さが薄く、打撃を加えられると、平衡感覚が一時的に失われ、場合によっては脳震盪を起こす。 今の賀来の身体はまさにそれであり、酔いに近い目眩が賀来の自由を奪っていた。 「いやぁ……本当はもっと演説を続けてほしかったんだけどさぁ…… 結城っていう面白そうな役者が不利になるってのは…… ちょっとどうかと思ってな……」 “テンマ”はスタジオの壁にかけられている時計を見上げた。 「直にここに人が集まる…… もしかしたら、アンタが望む人種かもしれないし…… そうでない人種……オレみたいな不幸とか混沌を好む奴かもしれない…… 共通しているのは、アンタを“テンマ”殺害を目論んだ罪人として見なしていることか……」 “そう勘違いした奴がアンタの命を狙うって思うと、ワクワクしちまうぜっ!”と“テンマ”は肩を震わせ笑い飛ばす。 「だけど……」 “テンマ”はうむと考え込む。 賀来は知らないが、“テンマ”は偽名であり、本当の名は杳馬。 このゲームでは杳馬の息子テンマと医者である天馬賢三の2名が参加している。 先程の放送で、“テンマ”の名を叫ぶ賀来の声をマイクは拾っている。 両方のテンマを知らないものからすれば、どちらのテンマなのかと困惑するだろう。 また、片方のテンマのみを知りうる人物であれば、もう片方のテンマが賀来という人物に殺されかけていたと誤解するはずである。 他の参加者から警戒されたくない杳馬からすれば、実に都合がよい偽名。 しかし、問題はどちらのテンマも知る人物で且つ、そんな人物が賀来の元に現れた場合だ。 この人物が賀来から“テンマ”は“タキシードにシルクハットを被った無精髭の男”と聞けば、一発でその“テンマ”が偽物であることを見抜いてしまうだろう。 しかも、テンマもしくは天馬賢三から杳馬の身体的特徴を聞いていたとすれば、その正体が杳馬であることまで感付くはずである。 「そいつはつまんねぇな……」 手品は最後まで種が分からないから興奮するのだ。 種が分かれば、観客は途端に興ざめする。 背後の存在など見えない方がいいに決まっている。 「今後のマーブルのためにってね……」 杳馬は賀来の頭を持ち上げ、弛緩するその口元に手を翳した。 杳馬の手のひらを中心に渦巻いた風が吹き始める。 そして―― 「マーベラスルーム!!」 突如として風が掃除機にように賀来の口腔を吸いあげ始めた。 「なっ…!」 (何なんだ…この力はっ…!) 賀来は魔法のような杳馬の能力に当惑する。 しかし、その当惑は1秒しか続かなかった。 2秒目に賀来に訪れたのは舌の激痛だった。 マーベラスルームは物質を量子レベルに分解し、亜空間にばらまく一撃必殺の大技。 ただ、この能力はどうも首輪によって制限がかけられており、分解は狭い範囲でしか通用しない。 それでも賀来の舌を分解するには――賀来の口をきけなくさせるには充分だった。 賀来の舌が砂漠の砂のようにさらさらと崩れ、杳馬の手の中に吸い込まれていく。 やがて、風は蛇口を閉めた水のように収まった。 「う…ぐおぉぉぉぉ!!!」 この直後、人間の言語からかけ離れた野太い声をあげながら、賀来は地面を縦横無尽にのた打ち回る。 焼きゴテを当てられているような灼熱の痛み。 口内は燃え盛り、賀来から思考を奪っていた。 賀来にできることと言えば、口を抑え、激痛に耐えることぐらい。 そんな苦しみもがく賀来に対して、杳馬は“やっぱり痛いよなー!オイラもびっくり!”と他人事のように言い放ち、腹を抱えて笑う。 その嗜虐に塗れた哄笑はしばらく続いた。 「さぁて余興はこれくらいにして…と……」 杳馬は賀来の頭部を人差し指で触れた。 賀来の頭部から黒い波紋が空気を伝ってトンと広がる。 賀来の動きがピタリと止んだ。 賀来は催眠術にかけられているような自失した表情で虚空を見つめる。 杳馬は賀来の耳元でささやいた。 「今、アンタの心に闇一滴を落とした…何が見える……?」 「……」 賀来の瞳が捉えていたのはスタジオの白い壁ではなかった。 果てしなく広がる黒い空間――締め付けるように重い闇。 闇は賀来の身体に溶け込み、その動きを封じている。 なぜ、自分はここにいるのか。 泥沼にはまったかのように動かない思考がようやく産み出した疑問。 その疑問が頭を過った時、賀来は何かの気配を感じ、振り返った。 やはりそこにあるのも、闇。 しかし、その闇が少しずつ形を作り始めている。 血肉に飢えたような長い牙と口。 黒い剛毛に覆われた体躯。 研ぎ済まれた眼光。 (あ……あれは……) 賀来は直感的に気付いた。 あれこそが人間を誘惑し悪徳へと導こうとする地獄の大公、メフィストフェレスであることを。 メフィストフェレスはゆっくり賀来に近づいていき――。 「ふ……ふぐおおおぉぉぉ!!!」 賀来は何かから逃げ出そうとするかのように手足を激しくばたつかせる。 勿論、賀来の目の前には何もない。 賀来の心は幻影に捕らわれていた。 それは杳馬が意図的に作り出したものなのか、または賀来が生み出したものなのか。 「さっそくいい感じにかき混ざってきたねぇ……」 杳馬は満足そうに立ち上がる。 「何を見ているかは分からないが…怖いだろう…? 怖かったら戦うしかないよな…… 頑張って、マーブルを生み出してくれよ……」 賀来の悲痛な断末魔を背にして、杳馬は放送室を後にした。 【H-4/テレビ局内:朝】 【杳馬@聖闘士星矢 冥王神話】 [属性]:悪(Set) [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、フクロウのストラップ@現実 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いというマーブル模様の渦が作り出すサプライズを見たい! 1:Dr.テンマが執着するヨハンに会ってみたい。 2:会場のマーブルが濃くなったら、面白そうな奴に特別スタジオの存在を伝える。 【賀来巌@MW】 [属性]:その他(Isi) [状態]:舌消失、錯乱中 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:結城美智夫を倒す 1 テレビ局の機材を使って、結城美智夫の危険性を会場全体に知らせる。 2 悪魔である、結城美智夫を倒す 3 メフィストフェレスが襲ってくる! [備考] ※参戦時期はMWを持って海に飛び込んだ直後。 時系列順で読む Back 早合点 Next 禁忌惹厄アフター・ラジオ(前編) 投下順で読む Back 早合点Next 禁忌惹厄アフター・ラジオ(前編) 混沌の落とし子たちに捧ぐ僕からの鎮魂歌 杳馬 [[]] Deus Irae, or The Men in the High Castle 賀来巌 禁忌惹厄アフター・ラジオ(前編)
https://w.atwiki.jp/zombiea/pages/49.html
世界を救うのは、破壊か、祈りか。 ◆WB4ih.bmzelP あの日、紛れもない現実世界でありながら空想やフィクションでしかあり得ない世界に放り込まれた 日から10日前。日本全国指名手配を受けた殺人犯、結城美智夫と、その友人で 神父を勤める賀来巌は、新東京国際空港、つまり成田空港の国際線搭乗口付近の ソファに腰掛けていた。行き先は、アメリカ合衆国東海岸沖500kmのところに位置する小さな島、 セント・マデリーナ島だ。だが生憎セント・マデリーナ島の空港は小さく、ボーイング747、 俗に言うジャンボジェットが着陸するには無理があるので、一度ハワイ空港に向かい、 そこからセント・マデリーナ島行きの小型機に乗換える必要がある。やや面倒だが、仕方がない。 さて、国際線の本人チェックは厳しく、パスポートも入念にチェックされるのだが、 美智夫はいとも簡単にそれを通り抜けた。彼は変装の名手であり、顔をごまかす事などお手の物。 パスポートは、自分が手に掛けた女性のものをそのまま持って来た。何せその女性とは妻のことだからだ。 遺体は見つかりにくい所に隠してあるので、見つかる頃には美智夫と賀来はセント・マデリーナ島で 快適な生活を送っていることだろう。 賀来はというと、正真正銘自分自身のパスポートを持ち、本人確認を通り抜けた。 「それで結城、あれはどうしたんだ?」 賀来が周囲に聞こえぬように耳打ちする。今自分の目の前にいるのは、 結城美智夫には違いないがセント・マデリーナ島の地を踏むまでは結城美智夫ではないのだ。 「あれって?何の事かな」 美智夫はふざけた口調で返事をする。賀来の言う物が何なのか解っていてふざけているのだ。 「とぼけるな。MWガスのことだ。見たところ持って来ていないようだが」「ああ、ガスは僕しか知らない所に隠してあるよ。わざわざ持ち歩くようもんじゃない」 賀来は胸をなで下ろす。これでたとえセント・マデリーナ島にて警察に追い詰められても、 MWガスを武器に全島民を人質に取るということは出来なくなるからだ。 しかし、次の瞬間にはその安堵をぶち壊す物を見せつけられるのだった。 「代わりにこれを持って来たんだ」 美智夫が鞄から取り出し、賀来に見せたのは何枚かの書類で、その1枚目の一番上に記されていたのは… 「MWガスの精製方法とその運用について、だと…」 賀来は唖然となる。まさかもうすでに解析が済んでいたとは思ってもいなかったからだ。 その賀来の表情を見てニッコリと笑い、語り出す美智夫。 「MWガスは存在そのものが脅威だからねえ。たとえ警察に追い詰められても、僕を逮捕すれば 僕の仲間が全世界のテロリスト、マフィアにこれをばらまくと脅せば…分かるね?」 絶句し、ただ息を飲むしかない賀来。材料を必要とするガスに対し、書類はコピー機と紙さえあればいくらでも生み出せる。 そして、それはこの世界にテロリストやマフィアが存在する限りガスと同等の脅威を持つ。 だが、ここで賀来の頭の中に一つの疑問が生まれる。仲間とは誰のことだ?まさか… 「結城、お前の言う仲間とはまさか私のことではないだろうな?」 美智夫はその言葉を聞き、苦笑する。そして、再び語り出す。 「仲間なんて最初からいないよ。警察を脅すためのハッタリさ。だけど実際、作り方はあるんだし、 警察にはそれを証明する手段はない。それは悪魔の証明だからねえ」 語り終わり、邪な笑みを浮かべる美智夫。そこで賀来は改めて結城美智夫という男の恐ろしさを実感する。 「さて、そろそろ搭乗の時間だね。行こうか、賀来」 立ち上がり、搭乗口へと向かう美智夫。その後ろ姿を、賀来はただ追いかけるしかなかった… ====================================================================================== 「全く、とんでもないことになったねえ、賀来」 「ああ、お前の日頃の行いの報いだとしてもこれは少し酷すぎる」 などと話しているのは、日本からとある理由で高飛びし、このセント・マデリーナ島にやって来た 結城美智夫とその友人で牧師を勤める、賀来巌だった。 このセント・マデリーナ島は一年を通して人間にとって快適な気候であり、観光地として知名度は ハワイやグアムには劣るかもしれないが、その質は全く遜色なく、 さらに言うなら知名度など人間が勝手にその土地に押し付けただけであり なまじ知名度が低いだけに人の数も島の住人を除けば少なく、ましてや住人が美智夫や賀来の顔を知っているはずもなく 一週間程前に高飛びして来た二人にとってはうってつけの場所といえるスポットだった。 …つい昨日までは。今朝10時頃、二人はホテルの一室にて起床し、 気分転換と目覚しを兼ねて散歩に出たのだが、どうも街の様子がおかしい事に気付く。 先程から、警察のパトカーやら病院の救急車やらのものだろうか。サイレンの音が街全体に鳴り響いているのだ。 美智夫は考えた。本国当局からこの島に連絡が入り、自分を躍起になって探しているのではないかと。 普通の人間ならばサイレンがなったところで焦る事はない。 ところが、疚しいことがあると考え込んだり、焦ったりするものだ。 そう、この男、結城美智夫は本国にて多くの人間を殺害し、大金を騙しとった連続殺人犯として 日本全国指名手配を受け、あらゆる手段を駆使してこの島に逃亡して来たのだ。 その際、ある物をもって来たのだがこの島では持ち歩く必要もないので滞在中のホテルの自室に 置いてある。連続殺人犯の持ち物だ。危険な物には違いない。 それにしてもおかしい、と美智夫は考えた。先程からサイレンの音は絶える事なく鳴り響いている。 停車しているのにサイレンを鳴らすというのも変な話であり、故に走り続けているのだろうが、 ここで美智夫はホテルのカウンターにて手に取ったこの街の地図を見る。そんなに大きな島じゃない。 警察だって愚かではないのだから同じ道をぐるぐる行ったり来たりもしないだろう。 つまりは、自分たちが歩いているこの道にいつパトカーがやって来てもおかしくは ないのだが、一向にやって来る気配が無い。サイレンの音はあちらこちらで絶えないが、その音量は常に一定なのだ。 「賀来。君はこれをどう見る?妙じゃないか?」 声を潜め、賀来の耳元で囁く美智夫。といっても周りに人の姿はなく、別に普通に言えばいい。 と、賀来は思ったが彼は少々変わった性癖の持ち主であり、賀来もそれを身をもって知っているので 耳元で囁かれたことに関しても特に文句を言い返すでもなく、美智夫の問いに答えるのだった。 「確かにそうだな…昨日までは静かで過ごしやすくていい街だったのに、これじゃまるで戦場だ」 そして賀来は先程からやかましいサイレンが一向に止まない理由を美智夫に話す。 「私は、警察がお前を炙り出すためにパトカーのサイレンで煽ってるんじゃないかって思うんだ」 その賀来の言葉を聞き、美智夫は一瞬キョトンとなるが、すぐに呆れ顔で言い返す。 「だとすれば警察は僕のことを凶悪犯だと認識していることになるね。そんな方法で 精神的に追い詰めたら僕は何をしでかすか解らない。それであればさっさと包囲してしまった方が 遥かに手っ取り早い上に安全だよ。それをしないということは…いや、したくても出来ないのか?」 美智夫は自分の語り続ける。警察が自分を追い詰めるために出動したまではいい。 しかし、何らかのアクシデントがあり、動けない状態になっているのだ。島に凶悪犯がいるのだから サイレンが鳴りっ放しなのにも納得が行くが、そんなに鳴りっ放しではいくらなんでも 地元住人が不審に思うだろう。チェックインの際2人は、もともと平和な島で警察など お飾り的な存在だとホテルのカウンターの係員から話を聞いた。 そんな島でこれ程サイレンがなっているのだ。心配した住人が何人も外を出歩き、 警察に事情を説明するように求めているはずだ。しかし、先程から誰ともすれ違わない。 代わりに付近の住宅や店舗から何やら苦しさに喘ぐ呻き声が多々聞こえて来るのだ。 ここで美智夫はハッとした。彼と賀来が出会った島であり、2人にとって全ての始まりとも言える 12年前のあの事件が起こった島。まだ幼かった美智夫はその事件の後の余りに凄惨な光景を はっきりと覚えており、この住人たちの苦痛に満ちた声を聞き、あの光景がフラッシュバックする。 「ああああぁぁぁああアアアア!!!」 絶叫と共に身体を痙攣させ、その場に倒れ込む美智夫。賀来は慌てて美智夫を介抱する。 「こんな時によりによって発作か…取りあえず病院へ行かないと…」 賀来はそう呟き、美智夫の身体をおぶさろうとしたその時だった。 「大丈夫さ賀来…君はいちいち心配症過ぎるんだよ…」 美智夫が口を開いた。驚いて、その場に突っ伏してしまう。 美智夫はそんな彼をハハハと笑い、手を差し延べて起き上がらせる。そして、賀来が口を開く。 「本当に大丈夫なのか?結城」 「平気さ。あの島での出来事を思い出しただけだから…それより、もうホテルに戻ろう。 この島からも出たほうがいいかもしれないね」 美智夫のその言葉に賀来も頷き、ホテルに向け走り出したまさにその時、 2人の背後の民家や店舗の扉が一斉に押し開かれた。蝶番が外れドアが吹き飛ぶ。 何事かと思い、2人はその足をとめ、後ろを振り返る。そこにいたのは… 人の形をしてはいるが人では決してあり得ない『何か』だった。 2人はその『何か』から逃げるでもなくその『何か』を凝視した。 白かったであろうその肌は今は青白く染め上げられ、人によって様々な色に輝いていた その瞳は完全に消え失せ、白目を向いていた。綺麗好きなこの島の住人らしく、 きちんと整えられていた髪は今や見る影もない。 肉体は所々で腐敗し、その部分の筋肉が腐り落ち骨が丸見えとなっている。 その姿はまさしく、自分達人間が恐怖を求めた結果生み出したホラー映画の中の怪物、『ゾンビ』そのものであった。 そして、ゾンビたちはこちらに向けて歩いて来た。ゾンビはその姿に変化したことで 膨大な量のエネルギーを生命維持に必要とする。その供給源はと言うと…生きた動物である。 ゾンビの肉体の腐敗は脳髄にまで及ぶためにかつて人間だったころの高い知能は完全に消え失せ、 ただ食欲という本能の元、動くもの全てを生物とみなし襲いかかるのだ。 「なあ賀来。これは映画の撮影か何かかな?だったらサイレンがやかましいのにも納得が行くけど」 強張った笑みを浮かべて賀来に話す美智夫。それに対して賀来も同じような表情で返した。 「ああ…かもな。私達にエキストラの出演依頼は確か 来ていなかったから撮影の邪魔になるといけない。早く立ち去ろう」 美智夫もその言葉に同調し、ゾンビ達に背を向け、一気に走り出す。 ゾンビは筋肉の劣化とともに運動能力も低下しているために、全速力で走る人間に追いつくことは出来ない。 2人はなんとかゾンビ達から逃げることが出来た。周囲の安全を確認し、息をつく2人。 周りはどうやら住宅街のようだった。ただ、住居の扉はえてして破かれていて、ドアがそこら中に散乱していた。 かつてここに暮らしていた人達も恐らくは… 賀来はその場に跪き、胸元の十字架を握りしめ彼らに祈りを捧げる。その様子に美智夫は言った。 「なあ賀来。連中は死んじゃいないぜ。バケモノに変身しちまったのさ。 だからこいつでその脳天を打ち抜いて初めて安らかな眠りにつかせてやれる。 祈りはその時にでも捧げてやるといい」 と言い放ち、懐の拳銃をちらつかせる。賀来はキッと彼を睨み付けたが、すぐにうつむき、溜め息を吐く。 確かに美智夫の言う通りだった。異形へとその姿を変えた人々を救済するには、残念ながら その息の根を止めるしかない。そして、せめて苦しませないようにそれを実行するには、 あらゆる生物に当てはまる、行動を司る機関たる脳を一瞬のうちに破壊するしかない。 顔を上げ、彼の先程の言葉に頷く。ニヤリと笑う美智夫。そして彼は賀来に楽天家のような口調で話しかける。 「それにしても…全くとんでもないことになったねえ、賀来」 賀来はこの非常事態においてもこんな調子でいられる美智夫に呆れたが、ちょっとした皮肉を交えて彼に返事をした。 「ああ。お前の日頃の行いの報いだとしても、これは少し酷すぎるな」 「言うじゃないか。さすがは賀来だ。こんな非常事態でもそんな皮肉を言う余裕があるなんてね」 「それはこっちのセリフだ」 そしてニヤリと笑いあう二人。常人であればどう考えても笑える状況ではないが2人、 というか美智夫がこれまで渡って来た綱は数知れない。 従って、どんな非常事態においても冷静に行動することが出来るのだ。 そして美智夫が再び口を開く。 「さて、ここら辺のバケモノ連中もそろそろ戻って来る頃だろう。そろそろ逃げよう。多分警察署に行けば安心だろう」 その言葉にひどく驚く賀来。日本にて全国指名手配を受けた男の言う台詞とは思えなかった。 その疑問を美智夫にぶつける賀来。そんな賀来に美智夫はニヤリと笑って答える。 「いまだに鳴り響くこのサイレンの音を聞いてみろよ。多分もう警察や病院は機能してないんだろう」 そして、自らの考えを語る。病院と言わなかったのは、収容された怪我人たちがバケモノに 変わる可能性が無きにしも非ずだから。その点、たとえ お飾りとはいえ一応はこの島の司法を司る唯一の機関である 警察署ならば他の生存者も集まるだろうから人間同士、生き延びるために協力し合うだろうということだ。 「それに…ここはキリスト教の信仰圏内だ。君が神父だと知ったら縋って来るだろうねえ」 そう語った美智夫に賀来は強い責任感を秘めた表情で彼に返事をする。やはり、責任感あふれる口調で。 「その時は神父としての役目を果たすだけだ。神に縋る人々を救済するため、神の使徒として私はここにいる」 そう熱く語る賀来に、やはり美智夫はニヤリと笑って話す。 「なら警察署は教会にとって変わるね。でも連中には関係ないよ。あいつらはどんな聖域だって汚せるからね」 これもまた真理だ。知性が喪失したということは即ち、それまで敬虔だったであろう 信仰心も喪失したということだ。教会を襲撃するなど神をも恐れぬ暴虐以外の何物でもないが、 彼らにはあらゆる思考、感情が存在せず、ただ食欲という本能的な欲求を満たすためだけに存在しているのだ。 この時、賀来は思った。もし世界中があの異形に埋め尽くされてしまうようなことがあれば、 その時は美智夫にあのガスを全世界に向け解き放たせようと。 彼らに効き目があるかは解らない。 しかし、救済するためにはもはやそうするしかないのだ。 あまりに無力な己に賀来は唇を噛んだ。それを見て、何かを感じ取り溜め息をつく美智夫。 血も涙もない殺人鬼である美智夫だが、賀来に対しては友情を感じていて、常にそばに置いているのだ。 「賀来。今は考えていても仕方ないぜ。取りあえず、警察署へ急ごう」 その言葉に、自分の脳内から現実世界へと戻される賀来の意識。その時、美智夫は地図に目を通していた。 「よし、こっちだ。急ごう」 そして、走り出す美智夫。賀来もそれに続こうと走り出そうとしたその瞬間だった。 「キャアアアアアアアア!!」 絹を裂くかのごとき女の悲鳴が聞こえて来たのだ。それも、すぐ近くで。 振り返ると、まだ20歳にも満たないであろう少女がゾンビ3体に囲まれていた。 3体ならば決して逃げ切れない数じゃない。しかし、少女は壁を背にしてしまっており、 ゾンビ達は逃げ道を塞ぐ形で少女に迫る。少女がゾンビに噛み付かれるのは時間の問題だった。 そうなればあの少女も恐らくは…それだけは何としてでも回避しなければならなかった。 賀来は後先考えず、無我夢中でゾンビの集団に突っ込んだ。少女を中心として、 分度器にたとえるならば180°の位置のゾンビに右肩から体当たりを敢行する。 呻き声をあげ、倒れるゾンビ。そこまではよかったが、勢いがつき過ぎ、倒れたゾンビの すぐ隣りに自らも倒れてしまったのだ。しかも更にまずいことに、その気配を察知した残りのゾンビ2体が こちらに向かって来てしまったのだ。しかし、これにより少女の逃げ道は確保出来た。 倒れ伏した際の痛みから起き上がれぬまま、目線を少女の方へと向けると…腰を抜かしているではないか! まずい、急いで起き上がり少女を救出せねば。未だ引かない脚の痛みを懸命に抑え、賀来は立ち上がった。 しかし、時すでに遅く、賀来は3体のゾンビに包囲されてしまっていた。その距離は 一番遠くても5mもない。しかも、更にまずいことに、先程自分の隣に突っ伏していたゾンビは 賀来の両肩を掴み、今にもその首筋に噛み付かんとしていた。 振りほどこうにもゾンビの力はあり得ない程強く、元来神父である賀来にはとても振り切れるものではなかった。 …これまでか。賀来は目を閉じ、心の中で神に祈りを捧げた。 しかし、その次に賀来の耳に聞こえた音は目の前のゾンビが自分の首元に噛み付く音ではなかった。 一発の、渇いた銃声。賀来は驚いて、目を開くと目の前のゾンビが彼の肩からその手を放し、 その場に頽れていた。そのこめかみには、一センチ程の穴が開いていて、その穴からは赤い血が流れていた。 そして、ピクリとも動かない。ゾンビは絶命していた。銃声のした方を振り向くと、すぐそばに美智夫が拳銃を持ち、 賀来を呆れた顔で見つめていた。銃声に反応した残りのゾンビ2体が美智夫に向けて襲いかかるが、 彼はその美しい顔に邪な笑みを浮かべ、ゾンビの頭部に銃口を突き付け、言った。 「すぐ楽にしてやるから、安心して死んでいいよ」 そして何の躊躇も迷いもなく、そのトリガーを引く。拳銃の内部で火薬が炸裂し、その圧力で押し出される 先端が尖った鉄の塊は音速を超えるスピードでゾンビの頭を正面から貫いた。 ちょうど眉間の辺りに風穴を作り、ゾンビは仰向けに倒れ、そのまま動かなくなる。 そして、最後の一体。美智夫はその場で、自分のすぐ3m前方にいるゾンビの頭に拳銃を向け、 邪な笑みを浮かべたまま右手に握った拳銃の引き金を引く。 銃声が響き渡るのと、ゾンビが倒れるのはほぼ同時であった。やはり、動かなくなる。 そして、拳銃を懐にしまい、溜め息を一つつく美智夫。賀来の方へと向き直り、呆れ顔でいった。 「全く…手間かけさせてくれるねえ」 賀来はその美智夫に返す言葉もなくただ俯くしかなかった。後先考えずゾンビに突っ込み、 その尻拭いを美智夫にさせたのは紛れもない事実だったからだ。 「ああ、でも気にすることないぜ、君には死なれると困るんだ。僕のただ一人の友達だからねえ」 ニヤリと笑う美智夫。そして、未だ腰を抜かしている少女の元へ歩み寄り、右手を差し延べる。 少女は、震える手でその手を掴む。グイッと引き起こし、その体を受け止める美智夫。 「怪我はないかい?」 美智夫が少女に話しかける。その表情に笑みはない。賀来はそれを見て胸をなで下ろす。 美智夫が自分以外の人間に笑みを向ける時、それは明確な殺意の表れだからだ。 もっとも、あの島、沖ノ真船島事件とは何の関係もないであろうこの少女を殺す理由はさすがの美智夫にもないだろう。 美智夫はあの事件の関係者の親族や知り合いに接触し、自分の目的を果たすための道具として利用し、 その価値がなくなったら殺すだけという、冷酷非道極まりない男だが、快楽殺人犯ではない。 もとより利用価値など初めから存在しないこの少女を殺す理由は美智夫には全くないはずだ。 「あの、助けていただいてありがとうございます…」 2人に向け頭を垂れる少女。見たところ日本人で、年はだいたい高校生くらい。顔は…かなりいい線行っている。 「あの、私、人を探してるんですけど…」 唐突に少女は語る。どうやら探し人をしているうちに、先程のゾンビに襲撃されてしまったようだ。 「その人の特徴とか教えてくれないことには何とも言えないな」 美智夫のその言葉を受け、少女は慌てたように探し人の特徴を2人に話す。 「いや、残念だけどそんな女の子は見てないね。賀来、君は?」 「私も見ていない」 「そうですか…」 残念そうに肩を落とす少女。そんな少女の様子に神父としていたたまれなくなった賀来は、美智夫に耳打ちする。 「彼女の人探し、手伝おう。彼女一人でこの島を歩かせるのは危険だ」 その賀来の提案に、ニヤリと笑ってただ頷く美智夫。笑う門には福来たる、と言うがこの男の場合はどうだろう。 「君の人探し、僕たちも手伝うよ。それに、この島を君一人で歩くのは危険過ぎるからさ」 美智夫のその言葉を聞き、暗く落ち込んでいた少女の表情が一気に明るくなるが、 それと同時にその顔には戸惑いの色が現れる。美智夫はそれを見逃さなかった。 「何か迷っているようだけど…心配なことでもあるのかい?例えば…人を殺してこの島に逃げて来たとか、ね」 しかし、美智夫のその言葉に真っ先に反応を示したのは少女ではなく、賀来だった。怒り心頭という表情をしている。 「結城!きさまという男は…」 激昂する賀来に美智夫はからかうような笑顔でおどけ、返事をする。 「冗談だよ。いっくら僕がそうだからってこの女の子がまさか人を殺せる訳はないだろう?」 その美智夫の言葉を聞いた瞬間、賀来は心底驚いた表情になり、彼に掴み掛かった。 「バカ!自分からばらしてどうするんだ!」 美智夫は口を滑らせた。自分が殺人犯であることをこの少女に自ら暴露してしまった。 それにようやく気がつき、賀来に掴まれたまま少女の方に目を配る美智夫。 多分、心底怯えた目で自分を見つめているだろう。まあいいさ。殺人犯に遭遇した人間は大抵そうなる。 それに…探し人が見つからない以上、どのみち生き延びるためには自分達と行動するしかないのだ。 などと考え、少女と目を合わせる美智夫。しかし、少女の表情は彼のその考えを裏切る物だった。 その顔は決して怯えてなどおらず、むしろ同胞を迎えるのかの如くに穏やかな顔をしていた。まさか… 「あの、もしかして君も…?」 美智夫はたった今自らの胸のうちに出来上がった疑問を少女にぶつける。 コクリと無言で頷く少女。それを見て、美智夫は苦笑し、一言呟く。 「世も末だねえ…」 賀来はというと、美智夫を掴んでいた手を放し、壁を思い切り殴り付けていた。 「こんな…少女まで…」 この間、しばしの沈黙が流れる。3分程経っただろうか、その沈黙を壊す男がいた。結城美智夫だ。 「まあいいさ。君と僕が殺人犯であることも、この島では取りあえずお流れだ。さて、自己紹介しよう」 美智夫は自分の名を少女に名乗る。職業は元銀行員、現在は連続殺人犯として逃亡中。 捕まれば死刑は確実だというジョークも交えて。…事実なのだが。 そして美智夫は賀来に自己紹介するよう促す。それに頷き、先程殴り付けた右手を擦りながら自己紹介を始める賀来。 賀来の自己紹介も終わり、美智夫は少女にも自己紹介をするよう促した。 「あ、すいません。私は西園寺世界って言います」 世界の自己紹介を聞き、美智夫と賀来はただ顔を見合わせる。感想は一致していた。 変わった名前だと。もっとも、二人の性癖のほうがよっぽど変わっているのだが。 3人とも自己紹介を済ませ、再び口を開くのは、美智夫だった。 「それで西園寺さん。僕たちはこれから警察署に行こうと思うんだ。 もちろん自首しに行くんじゃなくて他の生存者もいるだろうし、君の探している清浦さん、もいるかも知れないし」 納得した世界は頷き、3人は警察署へと走り出した。果たして、人を殺めたこの少女を救えるのは 美智夫と賀来、どちらなのだろうか… 【G-05/路上/一日目・日中】 【結城美智夫@MW-ムウ】 [状態]:冷静・疲労もほとんどなし [服装]:普通のTシャツ・ジーンズ [装備]:ミネベア自動拳銃拳銃(9mmパラべラム弾6/9発 予備弾27発) [道具]:ホテルでもらったマップ・携帯電話 [思考]:1、賀来、世界とともに警察署へと向かう 2、清浦刹那の発見・合流 3、島からの脱出 [備考]:「発作」は何かのきっかけがないと起こりません。 【賀来巌@MW-ムウ】 [状態]:冷静・やや肉体的疲労 [服装]:神父が通常身にまとう、牧師の服 [装備]: 特になし [道具]: 携帯電話、胸のロザリオ。 [思考]:1、警察署への到達 2、清浦刹那の発見・合流 3、島からの脱出 4、異形と化した全島民の救済 [備考] 共通事項 ※ 結城も賀来も、清浦刹那の容姿や服装を把握しています。 ※ MWガスの設計図は、この作品に今後登場しません。 【西園寺世界@SchoolDays 】 [状態]:擦り傷。刹那に依存。 妊娠中。 生きている人に会えて恐怖から解放。 やや肉体的・精神的に疲労 [服装]:目立たないような服。 [装備]:包丁 [道具]:ショルダーバッグ。パスポート、携帯電話、お菓子、500mlペットボトル。観光ガイド兼地図。 G-ウィルス [思考] 1:どこか平和な国へ行って誠の子供と静かに楽しく暮らす。 2:美智夫、賀来と共に警察署へと向かう。 3:清浦刹那との合流 4:無事な島の住民や観光客を助けて、協力し合う。 [備考]サングラスはゾンビに襲撃された際、落として壊れてしまいました。
https://w.atwiki.jp/comic8/pages/1218.html
上京アフロ田中をお気に入りに追加 情報1課 <上京アフロ田中> #bf 外部リンク課 <上京アフロ田中> ウィキペディア(Wikipedia) - 上京アフロ田中 Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <上京アフロ田中> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <上京アフロ田中> #blogsearch2 成分解析課 <上京アフロ田中> 上京アフロ田中の85%は電力で出来ています。上京アフロ田中の14%は優雅さで出来ています。上京アフロ田中の1%は知識で出来ています。 報道課 <上京アフロ田中> 9名のアーティストが「コロナウイルスと向き合う人類」をテーマに店内にライブアートを描く「LIVE PAINT WEEK HUMAN RACE FACING COVID-19」 - PR TIMES <土曜訪問> のりつけ雅春さん(漫画家) - 中日新聞 アフロ田中:賀来賢人らキャストがダンス猛特訓! フラッシュモブシーンの特別映像公開 - MANTANWEB(まんたんウェブ) 松尾諭:賀来賢人・アフロ田中との撮影は同中出身のような「良い雰囲気」 - MANTANWEB(まんたんウェブ) フォーカス:賀来賢人 ドラマ「アフロ田中」田中広役 “脱力系”の空気感で - 毎日新聞 アフロ田中:賀来賢人の仏顔、ヤンキーに絡まれた顔も…場面写真公開 - MANTANWEB(まんたんウェブ) 賀来賢人がサーフィン&卓球&AVレンタル ドラマ『アフロ田中』新写真 - CINRA.NET(シンラドットネット) アフロ田中:賀来賢人主演WOWOWドラマ 未公開含むParavi限定版同時配信決定 - MANTANWEB(まんたんウェブ) WOWOWオリジナルドラマ『アフロ田中』Paravi 限定版 独占配信が決定 - PR TIMES 賀来賢人主演「アフロ田中」放送に先駆け…第1話を先行無料配信 - ドワンゴジェイピーnews Koji Nakamura、ドラマ「アフロ田中」のメインテーマ担当(動画あり) - 音楽ナタリー ドラマ「アフロ田中」ポップなポスター公開、ナカコーのメインテーマ流れる予告も(動画あり) - コミックナタリー 賀来賢人が夏帆にキスして叩かれる『アフロ田中』予告編 メインテーマ曲はナカコー (2019年5月30日) - エキサイトニュース 賀来賢人主演『アフロ田中』、濃ゆ~いキャスト勢ぞろいの予告解禁 (2019年5月30日) - エキサイトニュース 賀来賢人演じる田中が“仏”に?ドラマ「アフロ田中」予告編公開 - 映画ナタリー ドラマ「アフロ田中」追加キャストに夏帆、松尾諭、白石隼也、小澤征悦ら(コメントあり) - コミックナタリー 白石隼也がスケベ童貞、小澤征悦がモテ男に! ヒロインは夏帆「アフロ田中」 - cinemacafe.net 賀来賢人主演「アフロ田中」新キャスト発表、ヒロインの夏帆は数年ぶりロングヘア(動画あり) - 映画ナタリー 賀来賢人主演ドラマ『アフロ田中』に夏帆、松尾諭、白石隼也、小澤征悦ら - CINRA.NET(シンラドットネット) 『アフロ田中』が賀来賢人主演で連ドラ化、特報&ビジュアル公開 - CINRA.NET(シンラドットネット) 『上京アフロ田中』が連続ドラマ化 主演の賀来賢人「僕も絶好調の時はアフロ」 - ほんのひきだし のりつけ雅春「上京アフロ田中」WOWOWでドラマ化!主演は賀来賢人(コメントあり) - コミックナタリー 主演・賀来賢人×「アフロ田中」! 大人気コミックが連続ドラマ化決定 - ザテレビジョン 賀来賢人、金髪からアフロへ!「アフロ田中」連続ドラマ化で主演 - シネマトゥデイ 賀来賢人、金髪ヤンキーの次は“アフロ”で日本席巻!「アフロ田中」連ドラ化へ - cinemacafe.net 賀来賢人主演で「アフロ田中」ドラマ化、「絶好調の時はアフロなので共感」(動画あり) - 映画ナタリー 賀来賢人主演で『アフロ田中』が連続ドラマに 全10話で『上京アフロ 田中』を実写化 - http //spice.eplus.jp/ 「今日生理なんだけど大丈夫?」の答えで“2人の関係”がわかる? 『アフロ田中』のすごい診断方法 - - ねとらぼ 「結婚式は1回限りの女版風俗店」 漫画『アフロ田中』最新刊で世の男達を唸らせまくる - - ねとらぼ 連載開始16年の「アフロ田中」シリーズ最新作『結婚アフロ田中』連載開始!無料お試し読み&バックナンバー99円キャンペーンも開催 - @Press 『結婚アフロ田中』連載スタート記念 『ゼクシィ』×アフロ田中 コラボ企画花婿へのバイブル「彼専用ゼクシィ」にアフロ田中が登場!あのアフロ田中がついに結婚か!?特別ストーリーを掲載 - PR TIMES 映画化もされて話題沸騰!「アフロ田中」シリーズの魅力に迫る!! - music.jpニュース 「アフロ田中」2年ぶり新シリーズ連載が決定!今度の舞台は三浦半島 - コミックナタリー アフロ田中:2年ぶり“復活” タイトルは「しあわせアフロ田中」に - MANTANWEB(まんたんウェブ) アフロ田中:アフロ主人公の日常を描いた人気マンガシリーズが11年の連載に幕 - まんたんウェブ 激カワの佐々木希、解禁!『アフロ田中』で清楚なトリマー!まるで理想の彼女像!? - シネマトゥデイ 佐々木希、超過激セクシー発言!動く『アフロ田中』がついに解禁!松田翔太は変な動き連発! - シネマトゥデイ アフロ田中:松田翔太がアフロヘアに ヒロインは佐々木希 12年に映画化決定 - まんたんウェブ 松田翔太&佐々木希で『アフロ田中』実写映画化!佐々木は原作にないキャラクターでヒロインに抜てき! - シネマトゥデイ 「アフロ田中」ストラップ、田中がデフォルメフィギュアに - コミックナタリー 鶴×『アフロ田中』ジャケ写はのりつけ雅春書き下ろし!PVでアフロ田中が初アニメ化! - エキサイト ニュース 「アフロ田中」新シリーズへ、舞台はオーストラリア - ナタリー 「上京アフロ田中」完結、新シリーズは「侍アフロ」!? - ナタリー 情報3課 <上京アフロ田中> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ 上京アフロ田中 このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/officialblog/pages/40.html
榮倉奈々 えいくら奈々 えいくらなな Nana Eikura セブンティーンモデル、女優 プロフィール 性別:女性 誕生日:1988年2月12日 血液型:A型 出身地:鹿児島県 simpleapi_img(http //ameblo.jp/nana-eikura/) タイトル 榮倉奈々オフィシャルブログ powered by アメブロ URL http //ameblo.jp/nana-eikura/ ブログ開設 2008年3月31日アメーバブログ開始。 ブログ開設から5999日経過 2008年3月開設ブログ アメブロ アメーバブログ 以前のブログ 2008年4月1日最終投稿。 榮倉奈々Official web site 最新投稿 showrss プラグインエラー RSSが見つからないか、接続エラーです。 関連ニュース 榮倉奈々、背中ざっくり水着姿で美ボディ披露「驚異の足の長さ」「完璧スタイル」と絶賛の声(モデルプレス) - Yahoo!ニュース 人気女優・榮倉奈々が銀座で新調したアイテムとは? - スポーツブル 榮倉奈々「ニューナウ」でお買い物、ケリングのピッチで胸熱、WWFで18歳から叱咤激励【向千鶴サステナDが行く】 - WWD JAPAN.com 賀来賢人、35歳の誕生日迎え感謝のメッセージ 妻・榮倉奈々ら多くの芸能人が祝福(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース 2児の母・榮倉奈々さん「ブランド始動まで約5年。家族はずっと背中を押してくれていた」|VERY(magacol) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々、夫・賀来賢人を祝福「親友の誕生日」“子ども映り込み”ショットに反響「素敵な関係性」 - モデルプレス 榮倉奈々さんが女優の仕事に加え、CEOとなることを決意した理由とは|STORY(magacol) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々さんが着こなす大人のために新しいお仕事スタイル【2選】|STORY(magacol) - Yahoo!ニュース 「夢みたいなツーショ」大友花恋、榮倉奈々と身を寄せ合った仲良しショットに「2人とも綺麗」「素敵」の声 - スポーツ報知 公開イチャイチャですか!? 榮倉奈々&賀来賢人、夫婦ショット公開に「可愛すぎだろ」「こっちが幸せ」と反響(1/2 ページ) - ねとらぼ - ねとらぼ 女優・榮倉奈々さんの「ニューナウ」 24年秋冬の軸はテーラーリング - 繊研新聞 榮倉奈々、夫・賀来賢人とビデオ通話 「理想の夫婦」「ほほえましくて推せる」と反響 - ABEMA TIMES 榮倉奈々、夫・賀来賢人とビデオ通話 「理想の夫婦」「ほほえましくて推せる」と反響(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々、賀来賢人との“夫婦ショット”がステキ!「なにこれ」「最高すぎる」「ラブラブだなぁ」の声 - スポーツ報知 賀来賢人&榮倉奈々夫妻、テレビ電話画面公開「やり取りが尊い」「変顔まで同じ」と反響続々 - モデルプレス 飯島直子、スタイル抜群の人気女優と再会「あいかわらずの可愛さ」(クランクイン!) - Yahoo!ニュース 「公開イチャイチャ!」 賀来賢人&榮倉奈々の夫婦のやりとりがかわいすぎ 「かみのけおおいね」→高級ジュエリーゲットへ(1/2 ページ) - ねとらぼ - ねとらぼ 賀来賢人、“毛量”イジる妻・榮倉奈々に「指見て、指」夫婦のやり取りに「ラブラブすぎる」「仲良しなの伝わる」と反響続々 - モデルプレス インスタントコーヒー、生活者が認識する一杯あたりの価格は20円 だが実際は10円 AGFが榮倉奈々さんの新CMでコスパ価値再発信(食品新聞) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々、おなかちらり? モデルショットでファン待望の報告! 「めっっっっちゃ嬉しいです!!!!」 - All About NEWS 「この世代大好き」アラフォーモデル再会3ショットにファン歓喜「眩しい耐えられない」「まじで歳とらない」 - 西日本新聞me 榮倉奈々がファン待望のイベントを開催「待ってました!!!」 - スポーツブル 榮倉奈々さんがCEO アパレルブランド「newnow(ニューナウ)」、2024年秋冬コレクションを発表 賀来賢人さんとの2ショットビジュアルも 受注会を開催 - 宮田理江 榮倉奈々率いる「ニューナウ」が2024-05年秋冬の受注会を開催 ラインアップを一挙公開 - WWD JAPAN.com 榮倉奈々率いる「ニューナウ」が2024-05年秋冬の受注会を開催 ラインアップを一挙公開 - Yahoo!ニュース 「リトルサニーバイト」10周年のショー開催 榮倉奈々から三遊亭好楽まで多彩なゲストが祝う - WWD JAPAN.com 「リトルサニーバイト」10周年のショー開催 榮倉奈々から三遊亭好楽まで多彩なゲストが祝う - Yahoo!ニュース 榮倉奈々、新CMで “幸せなコーヒータイム” 披露!日々の幸せは「子供と寝落ちしていること」 - 株式会社ヘッドライン 榮倉奈々、新CMで “幸せなコーヒータイム” 披露!日々の幸せは「子供と寝落ちしていること」(TOKYO HEADLINE WEB) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々さん出演《AGF(R) インスタントコーヒー》新TVCM『おトクで おいしい 幸せ』篇が5月22日(水)よりオンエア開始! - インフォマート 味の素AGF、インスタントコーヒーの新CMに榮倉奈々さん起用、コスパ・タイパの魅力を訴求(食品産業新聞社ニュースWEB) - Yahoo!ニュース 味の素AGF、インスタントコーヒーの新CMに榮倉奈々さん起用、コスパ・タイパの魅力を訴求 - 食品産業新聞社 榮倉奈々、大切にしている“幸福度を上げるコツ”を明かす「『あえてしている』と思うことが大事」 - ABEMA TIMES 榮倉奈々がリズムに乗ってコーヒータイム/味の素AGF - フードウイークリー WEB|週刊食品 榮倉奈々さん出演《AGF® インスタントコーヒー》新TVCM 『おトクで おいしい 幸せ』篇が5月22日(水)よりオンエア開始! - 味の素株式会社 榮倉奈々、夫・賀来賢人とシックな装い CEO務めるアパレルブランド新ビジュアルで“夫婦共演” - ORICON NEWS 榮倉奈々、賀来賢人との夫婦ショットが素敵すぎ!モデル姿が「ほんっと絵になる」「永遠に推し」の声 - スポーツ報知 賀来賢人&榮倉奈々、夫婦共演「newnow」2ショットの新ビジュアル公開(モデルプレス) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々、番組登場で明かした“本名”に視聴者「パワーある」「えもいな…」 名刺に刻まれた文字とともに告白「自分自身として活動してみたい」(1/2 ページ) - ねとらぼ - ねとらぼ 榮倉奈々、賀来賢人との結婚式で司会務めた人物とのショットで笑顔 “20年来の友人”でサプライズ共演(1/2 ページ) - ねとらぼ - ねとらぼ 榮倉奈々 本名が話題に 自身で立ち上げたアパレルブランド「自分自身として活動してみたい」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 榮倉奈々 本名記したCEO名刺が「カッコ良すぎる」と反響 TV披露「そうか、本名は」「字面の強さ」「新鮮」 - デイリースポーツ 榮倉奈々、“夫・賀来賢人に必ず相談”子育てのルール明かす「お互いを客観視してる感じ」 - モデルプレス 榮倉奈々、“夫・賀来賢人に必ず相談”子育てのルール明かす「お互いを客観視してる感じ」(モデルプレス) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々、夫・賀来賢人との結婚式の司会務めた俳優を初告白 - モデルプレス 榮倉奈々、夫・賀来賢人との結婚式の司会務めた俳優を初告白(モデルプレス) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々、親友・鈴木えみからのメッセージに涙止まらず「母みたい」 - モデルプレス 榮倉奈々、親友・鈴木えみからのメッセージに涙止まらず「母みたい」(モデルプレス) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々「賀来奈々と申します」とレア名刺披露 「CEO」肩書も アパレル会社社長の一面 - デイリースポーツ 榮倉奈々 スタジオで涙…20年来の親友・鈴木えみのエールに「本当…母みたいですね」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 榮倉奈々 凄すぎる…筋トレでデッドリフトの重量に育三郎が衝撃 スタジオからも「えぇ~!?」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 榮倉奈々 自己評価低くて…20代は週5でジム通い「頑張ってないといけない。私なんか…」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 榮倉奈々 賀来賢人との結婚式で司会務めた人物明かす「これ初出しです」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 榮倉奈々、盟友・鈴木えみからのエールに思わず涙「母さんみたいです」 - サンスポ 榮倉奈々:「いつも心配してくれて」と涙 ストイックだった20代、母になって心境の変化も語る 「おしゃれクリップ」で - 毎日キレイ 榮倉奈々>「いつも心配してくれて」と涙 ストイックだった20代、母になって心境の変化も語る 「おしゃれクリップ」で(毎日キレイ) - Yahoo!ニュース 賀来賢人、「榮倉奈々さん発見」投稿に反響! 「スタイル良いですもんね」「仲良くて微笑ましい」 - All About NEWS 賀来賢人「榮倉奈々さん発見」 まさかの投稿に「発想が面白すぎ」「最高のご夫婦」の声 - スポニチアネックス Sponichi Annex 賀来賢人「榮倉奈々さん発見」まさかの「夫婦ネタ」投稿が話題 - livedoor 賀来賢人「榮倉奈々さん発見」思わぬ“遭遇”ショットに「確かに似てる」「夫婦ラブラブ」反響続々 - モデルプレス 賀来賢人「榮倉奈々さん発見」思わぬ“遭遇”ショットに「確かに似てる」「夫婦ラブラブ」反響続々(モデルプレス) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々が初登場 スタイリッシュなコーデを披露 アパレルブランドのCEOとなった心境を語る(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース 36歳・榮倉奈々「私がCEOとして歩みはじめた道」 応援する家族の新しいカタチに迫る - ORICON NEWS 『STORY』6月号には女優・榮倉奈々さんが初登場! 「ムダ買い」先生たちの失敗談から導くファッション成功法が大特集に - PR TIMES 【画像・写真】賀来賢人、スマホ片手のビジネスマン風コーデで妻・榮倉奈々と小学校入学式に出席、まるで海外ドラマのような夫婦が放つ“ハイキャリア”オーラ - 週刊女性PRIME 【動画】 新会社設立の賀来賢人が追いかけた 妻・榮倉奈々の背中 - NEWSポストセブン 【榮倉奈々さんの私物紹介】スニーカーから時計まで、愛用する名品&定番アイテムを大公開!(SPUR.JP) - Yahoo!ニュース 賀来賢人&榮倉奈々の“自宅マンションがバレた”ワケ!? 映像製作会社設立で記者が思い出す張り込み取材と「送迎車の奇妙な動き」 - まぐまぐ! 《年上妻がリード》新会社設立の賀来賢人が追いかけた妻・榮倉奈々の背中「俳優としても社長としても影響を受けた」「アパレルブランド経営も順調」 - NEWSポストセブン 俳優・榮倉奈々が愛用する、名品&定番アイテムを大公開!【あの人のお気に入りvol.1】 - SPUR.JP デート中?賀来賢人&榮倉奈々、結婚8年のラブラブショット「こ、これは奥様!」「いいね100回押したい」 - スポーツ報知 賀来賢人、榮倉奈々との“夫婦ショット”公開「絵になるし素敵すぎる」「なんてお似合い」 - ORICON NEWS デート中ですか!? 賀来賢人、榮倉奈々とのラブラブショットに「たまらん」「ステキじゃ言い表せないぐらいステキ」と反響(1/2 ページ) - ねとらぼ - ねとらぼ 賀来賢人、妻・榮倉奈々と歩く後ろ姿に反響多数「幸せが背中から溢れてる」「素敵すぎて一生推し夫婦!」(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース 榮倉奈々さん「『newnow』を通して社会貢献につながる循環を作っていきたい」|『美的』4月号スペシャルインタビュー - 美的 榮倉奈々さん「春のゆらぎ肌対策の要はやっぱり保湿」|『美的』4 月号スペシャルインタビュー - 美的 榮倉奈々出演、みずほ銀行のCM「店舗でもネットでもNISA」篇に出演している女性は? - CDJournal.com 賀来賢人が主演・プロデュースのネットフリックスドラマ『忍びの家』が大ヒットの裏で、配信前から噂されていた“続編”の存在と“主演俳優の名前” - 週刊女性PRIME スカートから覗かせる榮倉奈々の美脚にファン悩殺🖤 - スポーツブル 榮倉奈々「うわああああなんだこの美しさ」セットアップとコートで大人っぽく ファン「圧倒的美が似合う」 - 西日本新聞me NCTのジョンウさん、俳優の榮倉奈々さんら ミラノ・コレクション [ファッション] - 朝日新聞デジタル 【ReFa】榮倉奈々さんと山田裕貴さんがアンバサダーに就任!お二人の美肌の秘訣とは? - LEE [リー] | 集英社の雑誌LEEオンライン 『美的』4月号の超豪華付録&見どころを徹底解説! 榮倉奈々さんの表紙も見逃せない♡ - 美的 榮倉奈々と山田裕貴が「ReFa」アンバサダーに就任 新CMで美しいポージングや美肌を披露 - おたくま経済新聞 ~榮倉奈々さん、山田裕貴さんがブランドのアンバサダーに就任~美しさを引き出す、ReFa 新TVCMをOA - PR TIMES MTGの美容ブランドアンバサダーに俳優の榮倉奈々と山田裕貴が就任 新CMを公開 - WWD JAPAN.com 榮倉奈々さん、『美的』で“ナチュラル美人”際立つ3パターン表紙!「オフの日はアイブロウとチークだけで過ごす」 - PR TIMES 榮倉奈々の決意 なぜアパレルCEOの道を選んだのか - WWD JAPAN.com 榮倉奈々 撮影現場で昔の戦友と再会!さらに理想の将来について語る! - 日刊エンタメクリップ 榮倉奈々さんが誰にでもよく相談される“みずほの人”を演じる新CM第2弾『その人はみずほの人 相談ひろがる篇』1月15日(月)より放映開始 - PR TIMES 「WWDJAPANサステナビリティ・サミット2023」続報 榮倉奈々さんが登壇決定 経営者としてブランド立ち上げを語る - PR TIMES 榮倉奈々、夫・賀来賢人との貴重な2ショット公開にファン「尊い」「世界一お似合い過ぎる夫婦」 - ABEMA TIMES 榮倉奈々、結婚7年の夫・賀来賢人と仲良し2ショット「世界一お似合い」「幸せそう」「たまりません」 - スポーツ報知 榮倉奈々さんが立ち上げた「ニューナウ」が今秋デビュー 自信を与えてくれる服 - 繊研新聞 榮倉奈々&賀来賢人夫妻、弾けんばかりの笑顔で2ショット「いい写真すぎてびっくり」「破壊力やば」 - ORICON NEWS 榮倉奈々&賀来賢人夫妻、弾けんばかりの笑顔で2ショット「いい写真すぎてびっくり」「破壊力やば」 - ORICON NEWS 榮倉奈々、起業&CEO就任の理由語る「“賀来奈々”として、社会と繋がりたかった」 背景に夫の支え - ORICON NEWS 榮倉奈々が「ニューナウ」で示す新たなブランドのあり方 自ら対面接客で受注生産 - WWD JAPAN.com 榮倉奈々がファッションブランド「ニューナウ(newnow)」を設立! 夫の賀来賢人もメインビジュアルに登場 - ELLE JAPAN 榮倉奈々がファッションブランド、newnow(ニューナウ)を始動! 出産・子育てを経て、経営者として挑む新たなチャレンジとは?【独占インタビュー】 - VOGUE JAPAN 関連ブログ #bf モデルブログウィキ 女性タレントブログウィキ 上へ -
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/24.html
千代田区は麹町に建てられているカトリック教会、聖イグナチオ教会で神父の一人として従事する男、賀来神父は、 新宿 のBIGBOX高田馬場前で、そわそわとしていた。 待ち人が来るのを待っているのである。普段は黒い法衣を身に纏い、勤勉な男であると司教や他の神父達からも尊敬され、カトリック信者達からの評判も良い男だ。 そんな男が今、白いシャツと黒いズボンと言う服装で、駅近くのファストフード店で買ったハンバーガーを口にしていた。 賀来は確かに神父ではあるが、彼にも普通人としての生活と言うものがある。故に、神父らしからぬ服装も、肉を食べる事も、さして珍しい事ではない。 言わなければ、誰も彼を神父だと認識しない。人と言うのは、そんな物である。どんな瞳を持とうとも、その内面を視覚化する事は、出来はしない。 賀来は落ち着かない様子で高田馬場駅をたむろする学生達を目にしている。 W大学の御膝元に等しいこの駅は、昼夜問わず、その大学の学生達が散見出来る。夜になると飲み会帰りのW大学生の姿など、それこそ当たり前のように見られる。 ロータリーで嘔吐している大学生を、無感情に賀来は眺めている。あまりいたくない街であった。 新宿 が有数の繁華街ではあるが、神に仕える道を志した賀来にとってこの街は、下品で、汚い場所だった。 もっと別の場所を待ち合わせにすれば良いのにと、包装紙に残った最後のハンバーガーの一かけらを口にした時であった。 「待たせたかな」 男の声が聞えてくる。聞き覚えのある声だ。明らかに、賀来に対して向けられた声だった。 「今来た所だ」 「嘘ばっか、そうだったらハンバーガー何て食べてないだろ」 賀来が包装紙をくしゃくしゃに丸める様子を苦笑いを浮かべながら見ている男がいた。 腕の良いテーラーに仕立てて貰ったであろう上物のスーツを身に纏った、如何にもなエリート風の男性である。 さもあらん、この男は事実、エリートそのものの男だった。日本各地に支店を置くメガバンクの 新宿 支店で辣腕を振るう銀行マン。 しかも色気を感じさせる整った顔立ちで、出世街道を真正面から行く成績の持ち主でもある。男はその銀行の女性行員の人気を一極に集めるプリンスだった。 名を『結城美知夫』と言うこの男は、誰もが認める人生における勝ち組に属する男性であった。 「すまないね、ぼくとしては急いで君に会いたかったんだが……ほっぽり出せない仕事があってさ、予定より一時間程遅れてしまった」 「構わない、君には君の仕事があるのだ、それを咎めるつもりはない」 「ハハハ、優しいねぇ、神父様。一時間も待ちぼうけ喰らわせちゃったら、怒って帰るのが当たり前なんだけど……やっぱり賀来は賀来だ」 言うと賀来は赤面して、結城から目線を外した。 「一ヶ月ぶりだが、食事でもするのかな。結城」 「よせやい賀来。メールで連絡をしたじゃないか」 大きな掌で顔を抑え、嘆く様なジェスチャーをする賀来。解っていた事ではあるが、惚けたって無駄なようだった。 「ぼくの職場から近いから毎度此処を待ち合わせにしてるが、ガキどもが煩くて馬場は敵わんな。次からは別の所を待ち合わせ場所にするか。早く行こうか、賀来」 言って結城は、足早にBIGBOX前から高田馬場駅へと足を運ばせる。 彼の後をついて行く賀来の足取りは、絞首台に向かう囚人さながらに、鈍重なそれなのだった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「飲むかい」 「僕は飲まない」 「固い事言うなよ」と言いながら、結城は空のバーボングラスにバーボンを注いだ。彼の手元には自分が飲む分のバーボンのオンザロックがあった。 結城の背後には、クラシカルなデザインの棚があり、その中には、酒類の知識を齧った者がいればすぐに高級の銘柄と解る酒の数々が沢山仕舞われていた。 所謂、ちょっとしたホームバーと言う奴である。御丁寧に凝ったカウンターテーブルまで置いてある 新宿区の富久町に建てられた賃貸マンションだった。 地方に転勤された結城が、久方ぶりに都に戻って来た時に新しい住まいとしたのが、このマンションである。 一介のサラリーマンの月給、いや、今の景気状況では彼らの月給を軽く上回る程の家賃を要求されるマンションだが、 若くしてメガバンクの支店の貸付主任を任される、エリート以外に形容すべき言葉が見当たらない結城にとって、この程度の家賃など大した額ではなかった。 「いつまでこんな関係を続けるつもりだね」 バーボングラスを二つ乗っけた銀盆を手に持って結城が、大きめのビーズクッションに座る賀来神父の下へと近づいて来る。 賀来はバーボンを結城から受け取り、それを口へと運ぶ。聖職者になってからは飲む機会がめっきり減ったが、やはりアルコールは美味かった。 「死が二人を分かつまで、かな」 「よしてくれ、それは結婚の宣誓で使う言葉じゃないか」 男同士でそんな事を言われるとなると、流石に気色悪いにも程がある。 況してや賀来は聖職者だ。同性愛は認めるべき余地こそあれど、良い顔はしないのは、当たり前だった。 「結城、君もいい大人じゃないか。そろそろ独り立ちしたらどうだ」 「してるじゃないか」 自分の稼いだ金で、自分のスペースを借り、そこで生活する。誰がどう見たって、結城美知夫は、自立した一人の大人であった 「僕を頼るのは止せと言う事だ」 バーボンを一気に賀来は呷った。「良い飲みっぷり」、と結城が茶化す。 「結城。今の君は、誰もが羨むような立場の人間ではないのか? こんな良い所に住めるんだ、きっと稼いでもいるのだろう。順風満帆な生活、と言う奴だ。 君も私も、いい歳になったじゃないか。私の方は聖職者だからそう言う訳にも行かないが……君もそろそろ、いい女性の一人ぐらいは……」 「おいおい神父様、ありがたい説教は教会の中だけにしてくれ」 ウンザリした様子で結城がそう言った後、彼はバーボンを口にした。 「ぼくらはもう代え難い友情で結ばれてるのさ。違うかい、賀来」 「切ろうにも切れない、の間違いだろう」 「それでも友情には代わりないよ」 「君は狂ってるんだ、狂気の住人だ」 「賀来は、僕との関係をこれで終わりにしたいの?」 うっ、と賀来が言葉に詰まった。結城の手口である事は、賀来も承知している。 解っていてもなお、賀来は動揺してしまう。だって彼は、そんな人間だから。そして、そんな騙されやすい自分が、賀来は堪らなく嫌だった。 「酷いや賀来。僕を見捨てるつもりなのかい?」 「……メフィストフェレスめ……!!」 唾棄するように賀来が言った。結城はもとより、自分に対しても言っているようにも見える。 「もっと気楽に生きようぜ、賀来」 そう言った瞬間、結城は部屋着を脱ぎ始めた。するすると衣擦れの音が部屋に響き、着ていた服が床に落ちる音が聞こえてくる。 彼は、シャツとパンツだけの姿になった。その状態で、革張りのソファの上に横たわり始める。いやに、扇情的な座り方だった。 「昔のお前は、もっと人生を楽しんでたじゃないか。今時ストイック何て流行らないぜ、人生を楽しんで行けよ」 「よせ!!」 賀来は結城から目線を逸らした。目線の先には、窓があった。 結城の部屋は、十四階。賀来の目には、足元に星空が敷かれているような、ネオンと電球が生み出す 新宿 の夜景が広がっていた。 「こっちを向いてよ、賀来」 熱っぽい、甘えるような声で結城が言葉を投げ掛ける。 「黙れ、結城!!」 賀来が声を張り上げた。悪魔の誘惑を、心を無理やり意気軒昂にさせる事で跳ねのけようとする修行僧のようである。 「時間ってのは不思議なもんだなぁ賀来。昔の君は僕の事を可愛い可愛いって言ってくれたじゃないか」 「昔の話はよせ!!」 そう言って賀来が、バーボングラスをフローリングの上に置いた、その瞬間だった。 結城が賀来の胸の中に飛び込んで来た。「抱いて!!」、高校時代にサッカーで鍛え上げられた逞しい賀来の肉体に抱き着きながら、結城が叫ぶ。 何を、と言う前に、結城は賀来の口を唇で塞いだ。バーボンの味と唾液が混ざり合った物が、互いの口腔を行き交いする。 賀来は既に、股間のものを屹立させていた。口を離した後、賀来が「主よ、私を御裁き下さい……!!」と言うのも聞かず、結城は彼の服を脱がし始めるのだった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 五度に渡る性行為を終えた後、洋室のベッドで一緒に寝ていた賀来に、言葉をかける事無く部屋から退室。 リビングには精液や汗の臭いの混じり合った性臭がなかった。ふぅ、と軽く息を吐くと、結城は、ホームバーを演出するようのカウンターテーブルに近付く。 その上に置いてあった紙タバコを一本吹かそうとした為である。間接照明の照らされている薄暗い部屋の、掛け時計に目線をやった。短針は、もう直深夜の二時を刻もうとしていた。 「汚らわしい男だ」 誰もいないリビングに、明らかに結城美知夫を嫌悪するような、棘を含んだ女性の声が響き渡る。 結城は、驚くでもなく、冷静に、紙タバコの箱から一本タバコを取り出した。 「人と人とが愛し合う行為を汚らわしいと言うのは失礼だろうよ」 「ロマンティシズムを気取るつもりか、恥知らずが」 その言葉と同時に、その声の主は姿を現した。 上から下まで白一色の服装をした、黒髪の、内面の気の強さが外面ににじみ出ている、美女だった。 灰色の瞳には声音通りの、結城を蔑むような光が宿っていた。体中から性臭を漂わせるこの男を見て、女性は徹底して不快感しか現していなかった。 「『この部屋を陣地にするのは構わないが、今日まで待って欲しい』。どんな理由があるのかと疑問だったが、見損なったぞ。まさか男同士のセックスの為に、貴重な時間を無駄にするとはな」 「あの男はね、既に死んだ人間なんだよ」 「何……?」、と、女性は面食らった様な表情をする。シュッ、とライターの火をタバコに近付け、点火した。 「何百万人もの人間が死ぬかもしれない毒ガスを抱いて、空から海へと落っこちた、英雄であり、ぼくの大事な友達(こいびと)だったんだ」 タバコを吹かし、結城は紫煙をだらしなく吐きだした。 「心底驚いたよ。ぼくがいた世界じゃ過去の人物が、NPCとか言う身分で復活してるなんてね。しかもあの賀来は……ぼくの知ってる賀来と、本当に、よく似てる。生き写しだ」 「元の世界でも、あのような関係だった、と」 「悪いかい?」 心底気色悪そうな表情を、女性が浮かべた。ケラケラと結城が笑った。 「だから、懐かしく思えてね。ついつい、賀来にちょっかいを出してしまったって訳だ。今日みたいな事はこれで最後にするよ、この部屋は君のラボにでもすればいいよ」 「当たり前だ、これ以上男の喘ぎ声など聞かされるのなら、貴様を殺していた」 「おーこわ」 タバコを口元に運ぶ途中で、結城が言った。その様子を見て女性は、深い溜息を吐いた。 「貴様のようなマスターに従わねばならないとは、私も運がないな。聖杯戦争、貴様は勝ち抜く気があるのか」 「あるよ」 女性がそう言った瞬間、結城は、直にタバコを口から離して、そんな事を言った。 彼女は彼の顔を見た。驚く程真面目な表情だった。そしてその顔つきには、常人であれば立ち竦みを起こしかねない程の狂気が彩られていた。 「何でも願いが叶うって言うのならば、ぼくはその願いをある事に使ってみたい」 「その願いとは」 「ぼくを含めた全人類に滅びて欲しい、って所かな」 鉄面皮と言う言葉がこれ以上となく合致する程、表情が動かなかった女性の顔に、明らかな驚きの反応が刻まれた。 「子供の頃に、それはそれは凶悪な致死性を誇る毒ガスを吸った事があってね。苦しかったよ、本当に。今でも後遺症で、痛みが頻発する程度にはね」 遡る事、十五年前。いや、今の 新宿 の時間軸で言ったら、それこそ下手したら半世紀以上も昔の話になるだろう。 沖縄周辺にある、本土の人間にすら知られていない程の小島、沖ノ真船島と呼ばれる島に、ヨットで遊びに来ていた時の事。 この小さな島には某国の軍隊が駐留する島と言う側面も有していた。そして、これは国民の殆どに知らされていない事実であったが、この小さな島は、 ベトナムやラオスの人間を無差別に攻撃する為の、ある兵器の貯蔵庫としての側面も有していた。それこそが、『MW』と呼ばれるガス兵器だった。 運命の悪戯か。そのガスがある日、漏れ出した。このガスの致死性は、驚くべきもので、家畜や禽獣、人間に至るまで等しく、島の生き物は死に絶えてしまった。 結城と、当時カラスと呼ばれる非行集団に属していた賀来巌の二名だけが、風上の洞窟の中にいた事で難を逃れた……のであるが。 下手に風下に向かったせいで、子供故に免疫のなかった結城は、ガスの残留を吸ったせいで、大脳や内臓を侵された。 これが、結城美知夫と賀来巌のいた世界における、MWを巡る大事件の真相だった。 そしてこの時を境に、結城と賀来の、肉体関係が始まった。十歳にも満たない結城の身体に欲情したのは、今は聖職者として振る舞っている賀来の方からだったのだ。 「ぼくはね、もうじき死ぬんだ」 短くなったタバコを灰皿に突き立てて、結城が言った。 「自分の身体の事だから、よく解るよ。後一ヶ月……いや、事によっては、一週間持たないかも知れない。MWはそれ程凶悪なガスだったんだ。兎に角、ぼくに残された時間は短すぎる」 「ならば、聖杯でお前の病気を治せばいいじゃないか」 「賀来のいない世界何て、つまらないだけだよ」 真直な表情で、結城が言った。瞳に、狂気以外の、並々ならぬ執念が渦巻いている。 結城は、思い出していた。全人類に無理心中を強要させる為の足掛かりである、MW数kgを抱えて、小型飛行機に乗り込んだ時の事だ。 賀来は、結城にこれ以上悪事を重ねさせない為に、彼が持っていたMWを奪い取り、外へ逃げる為の非常口を開け、其処から太平洋に飛び込んだのだ。高度、数千m程の高さだった。 ――結城!! 勝ったぞ、これで救われるぞ!!―― 追いすがる結城の頬を平手打ちにし、賀来は迷う事無く眼下の大海原へと飛び込み、MWごと散った。その時の事を、結城は思い出す。 彼は最後の最後まで、結城美知夫を救おうとしたのだ。彼に悪行を止めて貰いたかったのだ。 自分の若き過ちで、道を踏み外してしまった男を……神父の終生の友人でもあった男を、賀来は最期の瞬間まで見捨てる事がなかった。 海に散った賀来を見て、結城は、十何年かぶりに、涙を流した。体育座りをし、子供のように泣いていた。己の半身を失った様な喪失感。結城の心は、その日以降から、満たされぬ空虚で出来てしまっていた。 自分を止めるべく国の警察機関の要請で戦闘機に乗り込んでいた、自分の双子の兄になりすまして司法の手から逃れた結城は、ふと、昔賀来が神父を務めていた、 地方の教会に足を運んだのだ。生前も悪事を重ねに重ねた時、結城は、彼の教会を隠れ家にして過ごしていた。 賀来の古い友人と司祭に説明し、賀来の私室に案内された時、奇妙な群青色の鍵を発見したのだ。不思議に思いそれを手に取ると――結城は、この 新宿 にやって来ていた。 この世界の賀来は、確かに結城美知夫のよく知る賀来巌そのものだろう。 しかし、所詮はNPC。彼に問い質してみた事があったのだが、この世界の賀来はMWの事を知らない。彼が結城と今のような関係になったのは、もっと別の理由かららしい。 結城と賀来を結びつける絆は、このMWであった。MWを知らない賀来など、賀来ではない。だから結城にしてみれば、この世界の賀来など、よく出来た偽物以外の何物でもないのだ。だからこんな世界も、つまらない。 「なあ、キャスター。人が人生を楽しむ上で、最も重要な前提条件が何だか解るかい」 キャスターと呼ばれた女性は、無言だった。数秒の沈黙の後、結城はその答えを言葉にするべく、口を開いた。 「『生きている』、って事だろ? 生きてなきゃ人生を楽しむ事も、クソだなんだと不満を漏らす事も出来やしない。近い内死んじゃうって絶対解ってる人間が、人生を楽しめる訳がない」 「何が言いたい」 結城の口の端が、吊り上った。 きっとこの世に悪魔がいるのなら……、それは、彼の事を言うのかも知れないと錯覚せずにはいられない、邪悪な笑み。 「ぼくは聖杯にね、全人類に苦しんで死んで貰うよう願うんだよ。アッハハハ、死んじゃったらぼくにとって地球に用がある訳ないだろ? だから、全人類にはぼくの死に付き合って貰うのさ」 道化のようにオーバーに手を広げて見せて、結城は語る、騙る。 「面白いだろう!! 長く続いた人類の歴史が、ぼくの手で幕が降りちゃうんだ。こんな面白い事、あるかいキャスター!!」 凡そ、最低にして最悪の無理心中だった。自分の余命が短いから、それに付き合って全ての人間にも死んで貰う。 その願いを叶えるのが、よりにもよって聖遺物中の聖遺物である、聖杯と来ている。ああ、これ以上の悪徳があろうものか!! そして、見よ。結城美知夫の、最低最悪の願いを聞いた、キャスターと言われた女性の浮かべた笑みを!! 実に愉快である、とでも言いたそうな笑みを浮かべて、彼女は結城の事を見つめていた!! 「成程、この私が呼ばれるだけの思想は持っていたようだ」 「フフ、当たり前だろう。ぼく達は性癖や趣向こそ違えど、聖杯に願いたい事柄は本質的には全く同じなのさ」 ジッ、と。キャスターの事を射抜く様に真っ直ぐに見つめて、結城は口を開いた。 「初めてあの鍵から導かれた君を見て、思ったよ。こいつは、ぼくと同じ。世界に意味なんて全く見いだせていないって事にさ」 「人類の歴史などとうの昔に終わっていた。続くだけ無駄だ。地球が死んでも生き続ける、愚かな寄生虫。私が引導を渡してやりたいだけの事さ」 「ほーらみろ、やっぱりぼくと君は同じだ。だからさ、喧嘩なんてやめようぜ。賀来とは今後二度と会わない。だから気を直してくれキャスター。……いや――」 結城美知夫は、言葉を言い直した。クラス名ではない。キャスターと名乗る妙齢の女性の、真なる名を口にするべく。 「『ジェナ・エンジェル』だっけ? 皮肉だねぇ。世界に破滅を齎す人間の名前が、まさか天使だなんてさ」 口の端を、今度は、ジェナと呼ばれた女性が釣り上げた。美しくも、これ以上となく残酷で……そして、悪魔的な邪悪さに満ちた笑みであった。 「人類のまどろみを破る鐘を鳴らしてやるだけさ」 「詩的な表現だなぁ」、と結城は茶化して見せた。 窓の外に広がる 新宿 の夜景は、未だ眠る事無く続いている。世界が永久の微睡に落ちるだろう最後の日は、着実に近付いていた。 【クラス】 キャスター 【真名】 ジェナ・エンジェル@DIGITAL DEVIL SAGA アバタールチューナー 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具A+ (ハリハラ時) 筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 陣地作成:D 自らに有利な陣地を作り上げる技能。キャスターは自らの宝具を生み出す為の研究室の形成が可能。 道具作成:- 後述する宝具しか作成しえない。 【保有スキル】 破滅主義者:A 過去の出来事から、キャスターは人類は当に滅ぶべき存在であったと固く信じている。同ランクの精神耐性を保証するスキル。 飢餓:A+ 抗い難い生物の本能。栄養素を摂取出来ない事による苦しみ。 キャスターを常に苦しませる生理現象であり、このランクの飢餓を発症させると、ステータス向上効果のない同ランクの狂化を獲得。 更に、後述する宝具を暴走させてしまう。完全なるデメリットスキルの上に、如何なる手段を以っても外す事は出来ない。 喰奴:A 『喰』らうと言う行為の『奴』隷。それがキャスターである。 魂喰いによる魔力摂取量の向上、及び日常的な食事からすらも魔力を獲得できるようになるスキル。 魔術 -(宝具発動時:A+ 宝具暴走時:D) 人間形態時には魔術を行えないが、宝具を発動した際には魔術を使用可能となる。 全ての魔術が一工程或いは一小節で発動する事が出来、その威力と効果も非常に高い。が、宝具を暴走させた場合には大幅にランクが低下。 正確な狙いが困難になり命中精度が下がる。 両性具有:B キャスターは機能する卵巣と精巣の両方を併せ持ったエイセクシュアルである。過去にこの二つの機能を用いて子供も作っている。 星の開拓者:B 人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。あらゆる難航、難行が“不可能なまま”、“実現可能な出来事”になる。 人間を生きたまま石化させる奇病、ギュヴィエ症候群の原因を太陽光にある事を突き止め、後述の宝具を太陽光の情報から作成する事に成功した。 カリスマ:D 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。 【宝具】 『災禍の大渦(アートマ・メイルシュトロウム)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身 キャスターの胸部に刻まれた、アートマと呼ばれる痣が宝具となったもの。此処に力を込める事で、キャスターはハリハラと呼ばれる悪魔に変身が可能となる。 神話上ハリハラは、ヴィシュヌとシヴァが合体した最上位の神霊であるが、キャスターの変身するこの悪魔はその神霊とは直接的な関係はない。 彼女に限らず、アートマに覚醒した人間が変身する悪魔と言うものは、神格や魔性を有する本物の超常存在ではなく、どちらかと言えば、 それらと同じ名前と姿を持ち、かつ、それらに肉薄する身体能力と超常的な力の一端を振るう事が出来る『怪物(ミュータント)』に、その在り方は近い。 ハリハラに変身する事で、キャスターのステータスは、ハリハラ変身時に対応したものに修正される。 これにより戦闘能力の格段の向上や、高い威力と精度の魔術の使用が可能となり、三騎士に匹敵する程の力を得る。 変身時に掛かる魔力も、変身を維持するのに必要な魔力も低い燃費の良い宝具。 但しそれは『飢餓スキルを暴走』させなかった時の話で、キャスターを含めた全てのアートマ覚醒者は、常に生体マグネタイトに餓えている状態を発症しており、 生体マグネタイトを経口摂取し取り込まない限り、この飢えは満たされる事がなくなる。 飢餓状態を暴走させると、消費魔力量がAランク相当の狂化持ちバーサーカーのそれへと跳ね上がり、魔術のスキルランクの大幅低下の発生。 更に敵味方問わず、その場にいる者を襲い、それらに喰らい掛かり、飢餓を抑えようとする本能が働く。 飢餓を抑えるには兎に角NPCやマスター、サーヴァントを喰らって生体マグネタイトを摂取すれば良いのだが、これを摂取し過ぎると、 ハリハラの本来の人格が『消滅』、それに代わって、神話上の『ハリハラ』の人格が彼の性格に成り代わり、マスターの命令を一切受け付けなくなる。 飢餓状態のデメリットは、『宝具を発動させている状態限定で発動する訳ではなく』、人間の時の状態、つまり、常に発動している。 つまり、霊体化している最中でも飢餓を発生させてしまえば、キャスターはハリハラへと変身し、その場で暴走してしまうと言う可能性を孕んでいる。 仮初の煉獄、ジャンクヤードで、エンブリオンの者達に見せた、最終形態は使用不可能となっている。 『悪魔化ウィルス』 ランク:EX 種別:悪魔化宝具 レンジ:- 最大補足:- 生前キャスターが作成した、人間を悪魔化させるウィルスが宝具となったもの。キャスターはこれを陣地内で作成出来る。 このウィルスを取り込んだ人間は、身体の何処かにアートマと言うシンボルめいた痣が刻まれ、其処に力を込める事で悪魔に変身する事が可能なチューナーになれる。 悪魔に変身しても元に戻れないと言う訳ではなく、変身は可逆的な物で、悪魔から人間に戻る事も可能。 チューナーになった人間は、人間の状態でも凄まじい身体能力を発揮出来るだけでなく、悪魔に変身する事で、それを凌駕する身体能力と、魔術の数々を行使可能。 どのような悪魔になれるのかと言うのはキャスターを以ってしても予測不可能で、全く弱い悪魔になる事もあれば、 サーヴァントと互角以上に渡り合える強壮な悪魔になる事もあり、完全なアトランダム。 但し、このウィルスを取り込んだ人間は、上記の宝具、『災禍の大渦』と同じデメリットを孕んでしまう。これには例外がなく、必ずそのリスクを負う。 【weapon】 【人物背景】 カルマ協会技術部門総責任者。地球が荒廃する以前国際環境保険機構に属していた頃から天才と謳われ、太陽光に含まれる情報が与える地球環境への影響に警鐘を鳴らしていた。 太陽光に含まれる情報異常の影響で、先天的両性具有者になってしまう。物語のヒロインであるセラの遺伝的な両親。 神と交信する為のEGG施設で起った、人間が突如悪魔化し、施設内の人間の大多数を食い殺すと言う惨劇の後、悪魔化ウィルスを開発。 悪魔化ウィルスに感染した人間は、太陽光が含む、生きたまま人間を石化させる奇病、キュヴィエ症候群に耐性を持つ事が解っており、 これを利用し、表向きカルマ協会の長でありマルコ・キュヴィエの、『世界のエリートを悪魔化させ、残りの人間をその悪魔達の餌にする』と言う思想に尽くすふりをする。 しかし実際には、エンジェルの本当の目的は、世界を混沌と破滅の世界に導く事である。 過去に、キュヴィエ症候群の患者が収容されていた病院をテロリストに襲撃され、その事故の際に思い人のデイビッドを殺され、愚かな人間に復讐を誓った為である。 今回のエンジェルは、全ての蟠りが解決する前の時間軸からの参戦である。 【サーヴァントとしての願い】 全人類の滅亡 【マスター】 結城美知夫@MW 【マスターとしての願い】 全人類と無理心中 【weapon】 【能力・技能】 変声術・変装術: 結城は、人気歌舞伎俳優の双子の兄を持つ男で、彼に似た、女性寄りの美しさを持つ男。 結城は女装や変装、声を変える技術に天性の才能を持っており、少し化粧をし、服を変えるだけで、全く結城だと気付かれない程の変装術を持っている。 特に変声術の腕前は驚く程の物で、真似た声の人物と親しい者すらも騙し通せるだけでなく、女性の声も完全に模倣できる程。 新宿 にやって来る前は、この技術を以て様々な悪事を働き、そして多くの人間を殺して来た。 【人物背景】 手塚治虫原作の漫画、MWの主人公。幼少の頃に足を運んでいた沖縄周辺の小さな島、沖ノ真船島に貯蔵されていた毒ガス兵器、MWが漏れ出てしまう大事件に巻き込まれ、 大脳を初めとした体中を毒で蝕まれてしまう。毒ガスの影響で大脳をやられてしまい、知能の発展にこそ異常はないが、倫理感やモラルが大幅に欠如してしまう。 また、同島にやって来ていた非行集団・カラスの一員であった賀来巌と身体を重ねてしまい、性嗜好も変化。バイセクシャルになってしまう。 その後、優れた顔立ちと知能を以て、関都銀行の新宿支店に勤めるエリート銀行員になるまで成長するが、彼はMWを手に入れ、 それを悪用したいと言う野望に駆られるようになる。以降、MWによって死んだ沖ノ真船島の住民の死に顔がトラウマになり、聖職者になってしまった賀来を脅し、MWを手に入れようと画策、作中で様々な悪事を運ぶ事になる。 性格は最低最悪を地で行く男で、作中多くの人物が、結城の手にかかり殺されて来た。兎に角、良心や倫理観が欠片も無い、最悪の破滅主義者。 人を殺す事や同性とSEXする事に全く躊躇いがなく、男を含めた作中登場人物の多くと肉体的な繋がりを持っていた程。 そんな男の唯一の心の支えであり、友として依存して来たのが、賀来巌と言う男なのだった。 本編終了後の時間軸から参戦。 【方針】 キャスターと共に人類に引導を渡す。 時系列順 Back 魔王再誕 Next タイトル未記入 投下順 Back 魔王再誕 Next タイトル未記入 Character name Next→ 結城美知夫 全ての人の魂の夜想曲 キャスター(ジェナ・エンジェル)