約 3,013,537 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4145.html
※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』6 一週間が経った。 「ゆっぐ……えぐっ……うぐ……ひっぐ……」 マジックミラーの側で食事をするゆっくり共。 まりさ共は近寄る気力もなく床にへたり込み、 それでも目をそらすことはできずに泣きじゃくっている。 ずっと他のゆっくり共を見下してきたこのまりさ共。 悔しさはひとしおだろう。 「向こうに行きたいか?」 緩慢な動作で俺のほうを向くまりさ達。 言葉の意味を飲み込むのに時間がかかったようだ。 「行きたいか?」 「いぎだい!!いぎだいでずううううう!!」 顔中を涙でぐしょぐしょにして、まりさ共は声をあげた。 「いがぜでぐだざいいいいいいいい!!」 「行かせてやる」 「ありがどうございばず!!ありがどうございばずうううう!!」 泣きじゃくりながら礼を言い続ける四匹を、籠につめこんでカートに乗せる。 外側の廊下を通り、向こう側の扉に入った。 食事をしていたゆっくり共の視線が、一斉にこちらに集まる。 四匹のまりさ共を床に下ろすと、 目を血走らせて物も言わずに這いずりだした。 必死になって向かうその先は、やはり食事だ。 「あまあま!!あまあま!!ゆうううう!!」 「おなかすいたおなかすいたおなかすいたおなかすいた」 およそ一週間ぶりに食べられる、それだけがまりさ共を突き動かす。 あとは俺が手を下すまでもなかった。 積み上げられた食事にいましも喰らいつこうというその時、 まりさ共は体当たりを受けて突き転がされた。 「ゆびぃいい!?」 「ひとごろしゆっくりはこっちにこないでね!!」 「おぼうしさんのないゆっくりはゆっくりできないよ!!」 あらかじめ、このまりさ共はゲスだと言い聞かせてあったこと、 そして帽子がなかったことが致命的だった。 帽子のないゆっくりは、同族にいじめ殺されることは日常茶飯事である。 「ごはん………ごはんわけてくださいぃぃ………」 「おでがいじばず……おでがいじばずううう…… もうずっどだべでだいんでずうううううう………」 「しらないよ!おまえたちはゆっくりあっちいってね!!」 「きたないゆっくりだね!!」 あちこちから体当たりを受け、右に左に転がされるまりさ共。 数で負けていることに加え、ずっと食事をしていないために体力の差は歴然だった。 四匹のまりさは、十数匹のゆっくり共にリンチを受けていた。 「殺すなよ」 「ゆっくりわかったよ!!」 俺が言ってやると、ゆっくり共が返事をよこしてきた。 人間との上下関係は躾けてある。 「どうか……どうか……」 「なんでぼじばず……なんでぼじばずうう……」 「だったらゆっくりかえってね!!」 「くさいからちかよらないでね!!ごみくず!!」 さんざんに打ちすえられた後、 四匹のまりさ共は爪弾きにされて転がった。 食事を囲むようにして輪を作り、ゆっくり共は食事に戻った。 「あ………あ………あいぃぃぃ……」 「お……な…か…すい…た……」 それでもまりさ共はナメクジのように這いずり、 食べ物のところへ行こうとする。 何度弾き飛ばされても、まりさ共はやめなかった。 「ころさないでやってれば、ずうずうしいゆっくりだね!!」 一匹のゆっくりれいむが業を煮やし、 一枚のチョコレートを部屋の隅に放り投げた。 「きたないゆっくりはあれでもたべてね!!」 「ああああああああ!!!」 礼を言う余裕もなく、まりさ共はそちらの方へ這いずっていった。 しかし、四匹のまりさに対してチョコレートは一枚。 果たして争いが始まった。 互いに髪を引っ張り合い、邪魔をするまりさ共。 引っ張り、噛み、踏みつけ、醜い争いが繰り広げられる。 ゆっくり共はにやにやと侮蔑の視線を向けていた。 さんざんに打ち合ったあげく、体格差で親まりさが先にチョコレートに辿り着いた。 「ゆふううう……ゆっくりいただきますだよううう……!」 その瞬間、後ろから急激にお下げを引っ張られ、親まりさは引き戻されて転がった。 「ゆううう!?」 周囲を見回すが、ゆっくり共はにやにや薄笑いを浮かべているだけである。 当然、引きよせたのはゆっくり共だが、しらばくれていた。 空腹に耐えられず、再びチョコレートに向かう親まりさ。 何度も何度も、食べる直前に引き戻された。 泣きながら、舌を目一杯突き出しながら、 這いずっては戻され、這いずっては戻される。 「ゆぅうううううううううう!!!」 泣きじゃくり、ゆっくり共を睨む親まりさだが、 にやにや笑いを返されるばかり。 万に一つの可能性に賭けて、数十回目の接近を試みる。 そして、引きもどされる。 「がんばれ、ごみくず!!」 「がんばれ、ごみくず!!」 「ぎゃんばりぇ、ごみくじゅ!!」 一枚のチョコレートを目指して、 今、四匹のまりさはゆっくり共のエールの中、ナメクジのように這いずっている。 這いずっては引き戻され、這いずっては引き戻され。 「ゆわぁああああああ!!!」 一匹の子まりさが、這いずりながら大声で泣き喚いた。 それを聞き、ゆっくり共は心底楽しそうにゲラゲラ笑う。 「おかーしゃん、もっとたべたいー!」 一匹の赤ゆっくりが言うと、その親が答えた。 「ゆゆ?もうあまあまなくなっちゃったよ! しょうがないからあれをたべてね!!」 「ゆっくりわかったよ!!」 赤ゆっくりがぴこぴこと跳ね、 まりさ達とは反対側からチョコレートに向かっていく。 ゆっくり共が囃し立てはじめた。 「はやくたべないと、おちびちゃんにたべられちゃうよ~?」 「あまあまはあれしかのこってないよ!ゆっくりがんばってね!!」 「ゆぅううううううう!!?」 必死にペースアップを試みるまりさ共。 赤ゆっくりはわざとふざけて、ころころ転がりながら向っていった。 「ちゃ~べちゃうよ~♪ちゃ~べちゃうよ~♪」 「おでがいでずううう!!だべざぜでええええ!!」 喚く親まりさが、また引き戻された。 「ゆぅううぐうううううう!!うぐううううう!!」 泣き喚きながら這いずり続けるまりさ共の前で、 ついに赤ゆっくりがチョコレートにかぶりついた。 「ゆうううううう!!だべだいでええええ!!」 「む~ちゃ、む~ちゃ………ちちちちちあわちぇー!! こにょちょこれーちょ、ときゅべちゅおいちいいぃぃ~~~♪」 「あああああああがああああああ!!!」 後ろから髪を引っ張られて近づけないまま、 最後のチョコレートが赤ゆっくりの小さな口でゆっくりと食べられていくのを、 まりさ共はじっくりと見せつけられた。 壮絶な苛めである。 かつて威張り散らしていたまりさ共は、 今や屈辱と絶望に苛まれ、床に伏して泣きじゃくっている。 ゆっくりに苛めさせるやり方は、まずは上々の成果をあげられそうだ。 「さて、そのまりさ共は今日からここに住む」 俺は言った。 「ゆゆ!こんなきたないゆっくりいやだよ!!」 「とかいはなゆっくりぷれいすは、いなかものにはもったいないわ!!」 ゆっくり共からブーイングが上がる。 「そいつらはお前らの好きにしていい」 「ゆっ?」 俺の言葉に、ゆっくり共の反応が変わる。 「絶対に殺すな。それさえ守れば、何をやってもいい」 「ゆゆっ!!」 たちまち目を輝かせ、顔を見合わせるゆっくり共。 すでに嗜虐の快感を覚え、やみつきになっているようだ。 「れいむたちはごみくずといっしょにくらすよ!!」 「たっぷりあそんであげるからかんしゃしてね!!」 まりさ共を取り囲み、ゆっくり共は歓迎の挨拶を浴びせた。 まりさ共は周囲を見回しながら、媚びた笑みを浮かべた。 ここにいさえすれば、食べるチャンスがある。 媚びへつらえば、あまあまを分けてもらえるかもしれない。 そんな期待が表情に表れていた。 ゆっくり共の仕打ちは想像以上だった。 その日から、毎日まりさ共は虐げられ続けた。 部屋の中のどの遊具よりも、ゆっくり共にとってまりさ共は楽しい玩具だった。 日がな一日、ゆっくり共はまりさ共にかかりっきりになって遊んだ。 執拗に体当たりをしてはあちこちに転がす。 トランポリンのように上に乗って飛び跳ねる。 髪を掴んで壁に叩きつける。 舌を噛んで引きずりまわす。 「あがあああああ!!ああああぁぁぁ!!うぐぅあああああーーー!!」 舌を噛まれながら、まりさ共は悲鳴をしぼり出す。 新しい遊びを思い付くたびに、 ゆっくり共はどれだけ大きな悲鳴を上げさせられるかを競った。 はずみで殺してしまいそうになることもしばしばだったが、 その度に俺や世話係が中断させ、まりさ共を治療した。 当然、どれだけ懇願しても食事は与えられない。 体を拘束されながら、あるいは突き飛ばされながら、 わざと目の前で行われる食事を、まりさ共は涎を垂らして食い入るように見つめ続けた。 「ゆびぃいいいい!!あばあば!!あばあばぐだざいいいい!! びどぐぢだげ!!びどづだげ!!びどがげらだげええええ!!」 まりさ共の懇願を聞きながら、ゆっくり共は実に楽しげに笑い合うのだった。 「しょんにゃにおなきゃしゅいちゃ?」 ここに移されて三日が経ったころ、 涎を飛び散らして泣き咽ぶ親まりさに、一匹の赤れいむが問いかけた。 「ばいいいいい!!ずぎまじだ!!べごべごでずうううう!!」 自分よりずっと小さな赤ゆっくりに対し、慈悲を乞う親まりさ。 「じゃあたべちゃちぇてあげりゅ!!」 「あああああ!!あじがどうございばずうううう!!」 そう言うと、赤れいむはあにゃるを突き出し、いきみ始めた。 「ゆ………」 親まりさの表情がこわばり、みるみるうちに青ざめてゆく。 はたして、赤れいむはたっぷりとうんうんをひり出した。 「ゆっきゅりたべちぇいっちぇね!!」 素晴らしいとばかりに、ゆっくり共が声を合わせた。 「よかったね!!ゆっくりたべていってね!!」 「ゆああぁ………ゆああぁ……」 泣きはらした目を見開きながら、親まりさはいやいやと首を振った。 「ゆゆっ!せっかくめぐんでもらったのになんでたべないの!?」 「すききらいをいうなんておもいあがったごみくずだね!!」 「だめですぅぅ……ゆぅぅぅ………たべられませぇぇん……!」 人間から見ればただの餡子だが、 あにゃるから排出されたうんうんは、ゆっくりにとっては明確に排泄物である。 排泄物は汚く臭いものであるという認識は、ゆっくりも人間と同じようだ。 「ゆっぐ……ゆっぐ……ゆっぐり、でぎだいいぃぃ……」 「それをたべれば、もっとあまあまをあげるよ!!」 自分たちの食事のほうを向いてみせながら、ゆっくり共が宣言する。 「ゆぐうううう……!!ゆぅぐぅううううう……!!!」 涙をだらだらと流し、がたがた震えながら、親まりさは舌を伸ばした。 ゆっくりにとってひどい悪臭を放つ排泄物にのろのろと舌を近づける。 舌がわずかに触れ、弾かれるように引っ込んだ。 「はやくたべないと、あまあまがなくなっちゃうよ!!」 「ゆひぃぃぃぃ………!ゆひぃぃぃぃ…………!」 ぜえぜえと息をつきながら再び舌を伸ばす。 ほんの少しすくい上げ、口に入れたとたんに激しくせき込んだ。 「ゆごっ!!ごぼっ!!げぇ!ゆげぇええええ!!」 げらげら笑うゆっくり達に、親まりさは死にそうな表情で許しを求めた。 「だべでずぅ!!ゆるじでぐだざいいいい!! うんうんだんでだべられだいいいいいいい!!」 「たべたくないならいいよ!! そのかわり、いっしょうあまあまはあげないよ!!ゆっくりりかいしてね!!」 「うううううううううううううううーーーーーーーーっ!!!」 絶叫を上げると、親まりさは食い入るようにうんうんを口に運びはじめた。 激しくせき込み、幾度となく吐き出しながら、必死に飲み込もうとする。 隣ではひり出した当の赤れいむが、きゃっきゃと飛び跳ねていた。 「おいちい?おいちい?りぇいみゅのうんうんおいちい?」 「ゆぐぅぅぅぅ………!!」 「ちあわちぇ~ちないの?まじゅいの? りぇいみゅがめぎゅんであげちゃごはんまじゅいの?」 「おいじい!おいじいでずううう!! む~じゃ!む~じゃ!!じ、じ、じあわじぇええええぇぇ」 嘲笑の中、ついに親まりさは食べ終えた。 吐き戻しそうになるのを必死にこらえ、ゆっくり共に願う。 「ぐだざいぃぃ……だべばじだぁぁ…… あばあば…ぐだざいぃぃ……!!」 「いいよ!!たっぷりあげるね!!」 ぱぁっと表情が明るくなった親まりさの前で、 ゆっくり共は並んであにゃるを突き出した。 その時の親まりさの表情には、さすがに少々溜飲が下がった。 この部屋のゆっくり共に便所の概念はなく、 これまでは好きなときに好きなところで垂れ流していた。 今、このゆっくり共は、自主的に便所を定めていた。 「ゆっきゅりうんうんしゅるよ!!」 「しーしーしゅるよ!!」 「あうがあああああ!!いびああああああああ!!!」 食事が終わり、うんうんをする時間。 四匹のまりさ共が、それぞれ押さえつけられ、口を上向きに開けられていた。 その口には、ひり出されたうんうんが大量に積み重なっている。 成体ゆっくりはあにゃるを突き出し、 赤ゆっくりは顔によじ登り、その口の中にうんうんやしーしーを注ぎ込んだ。 悪臭と嫌悪感に絶叫しつづけるまりさ共。 その声量は、それまでの苛めとは段違いだった。 それを聞きながら、まだまだ痛めつける余地があるなと俺は意思を固めた。 さらに二週間が経った。 一切食事を与えられず、連日排泄物を食わされ、傷めつけられ続けたまりさ共。 うんうんでも多少は栄養になるらしく、体力的にはそれなりに回復しているようだ。 その体力は、全て泣き声を上げることに費やされていると言ってよかった。 「ゆひぃ……ゆひぃ……ゆううぅ……」 ゆっくり共が食事をしているその背後で、 まりさ共は排泄物まみれになりながら、部屋の隅で泣きじゃくっていた。 髪は乱れ放題、あちこちに痣ができている。 ぶるぶると身を震わせ、まりさ共の涙は止まる気配がない。 この食事が終われば、また排泄物を食わされるのだ。 その瞳は絶望に染まっていた。 頃合いと見て、俺は声をかけてやった。 「戻りたいか?」 「ゆっ?」 まりさ共が俺を見上げる。 その眼差しは萎縮した、卑屈なものだ。 「前の部屋に戻りたいかと聞いている」 「ゆぐうぅぅぅぅ………」 まりさ共がまた泣きじゃくり始めた。 毎日暴行を受け、排泄物を食べさせられる毎日。 考えるまでもなく、こいつらにとってここは地獄だろう。 これが人間だったらと思うとぞっとする。 しかし、ここには食糧があった。 たとえ排泄物ではあっても。 前いた隣の部屋に戻されたら、またなにも食べられない。 ただそれだけが、こいつらを迷わせる要因だろう。 俺は助け船を出してやった。 「飯はやる。食わせてやる」 「ゆゆっ!!ほんとう!!?」 「ああ本当だ。毎日、たっぷりと食わせてやる。 お腹がはち切れるぐらいたっぷりとな」 「ゆゆぅ~……!!やっどゆっぐりでぎるよぉぉぉぉぉ!!!」 「来るか?」 「いぐ!!いぐ!!いぎまずううううう!!」 「ここを出るなら、二度とここには戻れないぞ。 もう二度と、ここに来るチャンスは来ない。それでもいいのか?」 「こんなくずどものいるへやにはにどとこないよ!! はやくつれていってね!!」 まりさの罵声を聞きつけ、ゆっくり共がいっせいにこちらを向く。 「ゆっ!!ごみがなにかいった!?」 「うんうんぐいのごみくず!!もういっぺんいってみてね!!」 今にも飛びかかりそうなゆっくり共を、俺が制した。 「ゆっ!?おにいさん!!じゃましないでね!!」 「今日でこいつらはここを出る。今後は手出し無用だ」 「ゆぎぎぎぎぎ!!」 歯噛みするゆっくり共。 まりさ共はすっかり勝ち誇り、鬱憤を晴らすべく罵りだす。 「くず!くず!!ごみくず!!ごみくずはそっちなんだぜ!!」 「まりささまはあっちでゆっくりするんだぜ!! ごみくずはごみくずどうし、うんうんでもひっかけあってるんだぜ!!」 「あたまにのせてるそれ、ぜんっぜんゆっくりできてなかったんだぜ!! うんうんでもあたまにのせたほうがずっとゆっくりできるんだぜぇ!!」 「ばぁ~か!!ばぁ~か!!」 俺がカートに乗せて部屋を出るまで、 まりさ共はカートの上からゆっくり共を見下ろして嘲り続けていた。 再び元の部屋。 一面のマジックミラーは透過状態になっており、 隣のゆっくりプレイスとは互いにまる見えになっている。 「ゆっ!!おにいさん、ごはんください!!」 「おなかぺこぺこなんだぜ!!はやくもってきてね!!」 すぐに騒ぎ出すまりさ共。 俺はすぐに、部屋に用意してあったものを指し示した。 「それがお前らのごはんだ。全部食べろよ」 それには青いビニールがかかっており、中は見えなかったが、 部屋の真ん中でこんもりと盛り上がり、ボリュームを伺わせた。 「ゆうぅぅぅぅ~~~!!ゆっくりいただきますなんだぜぇぇ!!」 目をむいて涎を垂れ流し、まりさ共はそれに飛びつくとビニールをはぎ取った。 「ゆ」 まりさ共が固まった。 そこにあるのは糞だった。 床に置かれた低いコンテナの中に、 人糞、馬糞、牛糞、犬猫の糞、その他あらゆる動物の糞が混じっていた。 赤いもの黄色いもの黒いもの、白いの青いの緑色、固形下痢便赤痢便、 あらゆる生き物のあらゆる状態の糞が入り混じり、すさまじい臭いを放っている。 あちこちで蠢いているのは蛆虫や寄生虫のたぐいか。 たまらず俺はマスクを取り出して口にはめた。 それでも臭いが鼻を打ち、頭痛さえしてくる。 吐き気と闘いながら、それでも俺は見届けなければならない。 この臭気を自ら体験していないと、こいつらの苦痛が実感できない。 まりさ共がゆっくりと俺の方を向き、 がたがたがたと震えながら歯を噛み鳴らした。 「お、お、お、お、お、おに、おにいざ」 「毎日たっぷりと食わせてやる。俺はそう約束した」 「だだだだだだだめだめだめだめ」 もはや文章になっていない拒否を口にするまりさ共の頭部を掴み、持ち上げる。 「ゆびぃぃいいいいいいい!!!ゆびぃいいいいいいいいいーーーっ!!!」 恐怖そのものの表情を顔に浮かべ、まりさ共が泣き喚いた。 「おでがいじばず!!おでがいじばず!!おでがいじばずうううううう!! ぼがのごどならなんでもやりばず!!なんでも!!ごろじでもいいでずううう!! ごれだげはやべで!!!ごれだげはおでがいじばずううううう!!! ばりざが!!ばりざが!!ばりざがああああああああ!!!」 しばらく懇願を聞いた後、全てそのコンテナの中に放り込んだ。 「ゆびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーっ」 糞の海の中に身を浸したまりさ共は、 あまりの悪臭刺激臭に、全身を縦長にぴんと硬直させて目玉をぐるぐる回した。 歯茎をむいて歯を食いしばるも、歯と歯の間から糞が入り込んできて絶叫する。 「ゆごがっばあああぁぁーーーーーーーおおおぉぉげおおおーーーっ」 糞にまみれてのたうちまわるまりさ共。 目といわず口といわずあにゃるといわず穴の中に入り込み、 全身にまとわりつく糞の悪臭に狂ったように叫び続ける。 人間だったらたちどころに発狂まちがいなしだが、 そういう機能のないこいつらは苦しみ続けることになる。 ただ、苦痛を終わらせる方法はあった。それに注意しなければならない。 「ゆごげ!!ぼぇ!!ゆぼぇげげえええええっ!!!」 やはり、嫌悪感ですぐに餡子を吐き出し始めた。 餡子を吐き出し続け、その量が致死量を超えると、ゆっくりは死ぬ。 言ってみればこれが発狂の代わりだろう。 当然、そんな生ぬるい安らかな最期を迎えさせてやる気はない。 すでに俺は、全身を覆う作業着に身を包んであった。 餡子を吐き出したやつから、俺は手早く回収して手近の台の上に置く。 全員が吐き出しているので急がなければならない。 「ゆげぇ!!げっげっげっげっごえぇ!!!ぼげぇぇぇぇえがびゅっ!!?」 大口を開いてえずく子まりさの顎を殴りつけ、強引に閉じると、 強力なガムテープで一旦口を閉じた。 「んぐ、んぎゅっ、んぐむぅううーーぅ」 ばたばたと暴れ回る子まりさを放置し、 他の子まりさ二匹と親まりさも、同じようにして口を閉じる。 親まりさの口は大きいからやや手間取った。 台の上に転がしたまましばらく放置し、落ち着くのを待つ。 吐き気にびくんびくんと跳ね回るまりさ共。 その口内では、吐き出しては飲み込むのを繰り返しているのだろう。 まだほとんど口に入れていないうちから、なかなか苦しんでくれる。 数分してから、ようやく四匹とも荒い息をするだけになった。 吐き気がおさまったようなので、ガムテープを剥がす。 涙に濡れた眼をこちらに向けながら、まりさ共は力なく慈悲を求めてきた。 「ゆぐ、ゆ、ゆ、ゆるじで、ゆるじで……ゆるじでぐだざぃぃ……」 「だべらべばぜぇぇん………」 「おでがい……おでがいでじゅうう……」 一匹の子まりさを手に取り、持ち上げる。 「ゆぐじで!!ゆぐじで!!ばりざなにもわるいごどじでなぎぃいいい」 「口を開けろ」 「ゆぐっ」 身を震わせて口を閉じ、いやいや首を振る子まりさ。 その顔面を拳で殴りつける。 十五回ほど殴ったところで、子まりさの口が開いた。 「ゆべぇ……ゆべぇ……ぇぇぇぇ……ゆっぐ、ひぐぅ……」 大口を開いたまま泣き声を上げる子まりさ。 俺は、その口を天井から吊り下げられたフックに掛けた。 「ゆごぎぇえっ!!?」 鉤爪型の大きなフックは、 子まりさの上顎を貫通し、目と目の間を貫いて先端を露出させた。 「ゆぎょ!!ごぎょ!!えあ、えああああいいいいぎぃああああっ」 上顎を支点に天井から吊るされたまま、 激痛でぶるんぶるんと跳ね回る子まりさ。 続いて残るまりさ共も、同じように上顎をフックに掛けて吊るす。 こちらに向かって大口を上げたまま縦にだらんと伸び、 空中で身をよじり続ける肌色の奇怪なオブジェが四つ並んだ。 「えぎょおお!!あい!!ぃいいいいあいいいいぎゅううぐううーっ!!!」 次に、新しい道具を持ってくる。 それは鉄製の輪で、輪を丁度ふさぐ大きさの円盤がつながっている。 輪は、成体サイズの子まりさの口をぎりぎりの限界まで広げられる大きさだ。 もちろん親まりさの輪はさらに大きく、同じく限界まで広げられる。 吊るされたままの子まりさの口をこじ開け、 鉄の輪を強引に口にねじ込んだ。 「ゆげぅ、ご、ごっ、おぉおおおおおごごごごごごごごおおお、あああがががが」 子まりさの口が目一杯広げられ、口内を晒した。 ここまで伸びるものか、顔とほぼ同じぐらいの大きさにまでこじ開けられている。 上顎を支点に吊り下げているので適度に傾き、 開かれた口が斜め上方を向いた状態になっていた。 試しに、輪に繋がっている円盤を動かして輪にはめる。 丁度うまい具合に隙間なく輪にはまり、金具で止められた。 こうすることで口に蓋ができるようになっている。 こうして、まりさ共は蓋つきの容器となった。 ぎりぎりまで大口をこじ開けられる痛み、 上顎から眉間にかけてフックで貫通される激痛。 言葉を発することもできず、まりさ共はしきりに呻きながら涙を流して耐えるしかない。 準備は整った。 俺は大きな柄杓を手にした。 柄杓は大きく、両手を使ってバケツ一杯近くの量をすくえるようになっている。 その道具を見て、まりさ共の目が見開かれた。 がたがたがたがたと震えが大きくなる。 すでによほどの激痛だと思うが、明らかにそれ以上の恐怖を感じているようだ。 「食事の時間だ」 「ゆぐぅうううううううーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」 山と積まれた糞便をたっぷりと掬う。 それを、斜め上に向けて開かれた親まりさの口にゆっくりと近づけた。 「あう!!ゆぁう!!おぁあああああおおおおああああーーーーーー」 一杯に見開かれた目から涙をぼたぼたぼたと流し、 口内に運ばれてゆく糞便を凝視する親まりさ。 この世の苦痛をすべて身に受けたかのような表情だ。 だが、実際には、こいつらが受ける苦痛はまだまだ序盤にすぎない。 ついに口内に糞便が流し込まれた。 「ゆぎょおおがぁばああああああ!!!!」 口いっぱいに糞便を詰められ、すぐに吐き戻そうとする親まりさ。 俺はすぐに、口にはめられた輪の蓋を閉じた。 金具で強固に留められた蓋は、ゆっくりの舌ごときではびくともしない。 親まりさの瞳がぐるんと裏返り、一杯に開かれた目は白目になった。 しばらくの間びぐんびぐんと跳ね回り、やがてびくびくと小刻みな痙攣に変わる。 全身からじっとりとした体液が染み出しているが、 糞便や吐瀉物は密閉されて漏れず、消化されるまで親まりさの体内に居座り続ける。 頬張られたそれは、一体どんな味なのだろうか。 恐らく、もはや味とすら呼べない刺激、苦痛だろう。 マスクごしに嗅いでいるだけでも、俺のこめかみがずきずきと痛んでいる。 俺自身も相当辛いこの作業だが、次にかからなければならない。 これは俺自身への罰でもあるのだ。 ともに畜生道へ落ちよう。 俺の視線を受けた次の子まりさが、 言葉を発することができないまま、体全身を蠢かせて慈悲を乞い始めた。 「うまいか?」 声をかけてやるも反応はない。 四匹のまりさ共は、口に蓋をされたまま、 涙と涎と小便と大便をだらだらと垂れ流したままこちらを見ながら震えている。 気絶はできないのだから、その餡子脳は絶え間なく苦痛を受けているはずだ。 嘔吐を示す体の曲げ方を見る頻度は少なくなった。 最初は白目を剥いて口内に吐瀉物を溜めるばかりだったが、 やがて諦めたのだろう、一刻も早く消化して苦痛を終わらせようとしはじめた。 「焦らなくてもいいぞ。まだまだおかわりはたっぷりあるからな。 ゆっくり食事を楽しんでくれ」 そう言って糞便の山を指し示してやる。 まりさ共の目が絶望に歪み、ぎゅっと引き絞られて涙をさらに絞り出した。 なぜこんな目に遭っているのだろう。 なぜいつまでたっても終わらないのだろう。 まりさ共の中で、そんな疑問が渦巻いていることだろう。 しかし、これさえまだまだ序の口にすぎない。 すでに普通のゆっくりなら全身の餡子を吐きつくしているだろうが、 こいつらの罪は、ゆっくりが死ぬ程度の罰では軽すぎる。 ゆっくりの限界を超えて極限まで苦しみ、 極限に到達したなら、さらにその先まで苦しんでもらわなければならない。 マジックミラーで隔てられた隣の部屋のゆっくり共が、 飛び跳ねながらまりさ共を嘲り笑っていた。 続く
https://w.atwiki.jp/dmseitokai/pages/51.html
《永遠のジャック・ヴァルディ》 永遠のジャック・ヴァルディ R 闇/火文明 (4) 進化クリーチャー:スピリット・クォーツ 7000 マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。 進化-自分の多色クリーチャー1体の上に置く。 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の多色ではない、コスト5以下のクリーチャーを1体破壊するか、バトルゾーンにある相手の多色ではない、コスト5以下のクロスギアを1枚選んで持ち主の墓地に置く。 W・ブレイカー 面白そうだなぁ、と思ってビートに入れてみたら案の定(ry しんしあのヴァルディビートの切り札。 ロウ曰く、「対バキュームへの希望の星」なんだとか( 移動 cards
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7115.html
1 2 憂梓 2010/08/21 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1282401302/ 梓「今の私の幸せは憂とのキス3回分」~秋想奏 1 2 3 2010/09/04 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1283559484/ 梓「それが憂の答えなら」~秋追奏 1 2 3 4 2010/09/20 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284983131/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 少しタイトルが…と思ってしまうが、中身には引き込まれる。 -- (名無しさん) 2016-12-01 21 26 45 何度読んでもこれは良い作品。 この二人は『変わり続ける永遠じゃない永遠』に続いて欲しい‥ -- (名無しさん) 2012-12-17 04 01 41 「何もかも読んでいました」という李牧さなからの梓両親と憂。 流れを悪くするようで申し訳ないが、俺個人としては少し気持ち悪い文章だった。 -- (名無しさん) 2012-11-26 18 55 12 続きぃ〜(泣 -- (名無しさん) 2012-11-22 23 15 01 神だ……少し泣けた…… -- (名無しさん) 2012-11-22 20 27 09 作者の文才に脱帽した… 名作だろこれは -- (名無し) 2012-03-21 20 44 11 素晴らしい 憂も純もめっちゃええ子やん(´;ω;`) -- (名無しさん) 2011-11-26 11 45 24 梓、憂、純の掛け合いのテンポが好きだ -- (名無しさん) 2011-04-26 18 56 57 胸にくるな・・・ -- (名無しさん) 2011-04-09 12 50 12 冬・春も期待してるんだけどな…もう来ないのかな… -- (名無しさん) 2011-03-29 19 54 56
https://w.atwiki.jp/yuripo/pages/90.html
こちらのBossaNovaのメインだそうです。 ↓ 戻る
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/625.html
──技術は手足だ。 と総角はつねづね部下たちに訓戒を垂れるような調子で唱えている。彼にいわせればこの 世に存在する総ての技術は着想を達成するための手段にすぎず、練磨習熟するあまりにそ の思想に取り込まれてしまっては途端に「かくあらねば」という幻のような前提条件に自由な 着想を封じられ、ついには何事も達成できないというのである。 要するに技術につきまとう思想というのは、技術の発祥した当時の世相や情勢に負うところ が多々あり、ある意味では過ぎ去った出来事に対する形骸に過ぎず、それに目を取られては 直面する状況の推移を見逃す、という理由らしい。 「だから、手足だ。技術はあくまで自らの末端で動く物として正しく制御しなくてはならない。優 れた技術は数あるが、それを使える自分までもが優れていると錯覚してならない。ただ先人の 紡ぎ出した物を借用しているだけだからな。よってあくまで着想を叶える手足として、謝意を以 て冷静に扱わなければならない。己の勝手を押し通す道具にしないよう、ただ手足として」 だが総角はこうもいうのである。 「思想に縛られるのは良くないが、設計思想を理解する事は決して悪くない……如何なる目的 に特化し如何なる不合理を孕んでいるか? それを知れば漠然と手足を動かすよりも機能的 に扱えるようになるだろう。有事に何をすべきかの指標も得られるだろう」 小札の見るところ、総角にとっての武装錬金も「技術」であるらしい。 彼は小札たちと繰り広げた十年ほどの流浪の中で様々な武装錬金を獲得してきたが、いか に優れた特性にめぐり逢おうともそれに溺れず、ただただ純粋に研究を重ねて性質を理解し ようと務めていたのである。 (ふ、不肖がもりもりさんを好きなのは、外見の煌びやかさよりもむしろそういう真摯なる姿勢に 心惹かれる部分が多々あるワケで……) 香美・貴信と秋水の戦っている場所から総角とともに瞬間移動した小札は、口を抑えながら そんなコトを思った。 見渡せばそこは何かの司令室のような小部屋だった。赤絨毯が敷き詰められ、ところどころ にリベットが打たれて補強された分厚い灰色の合金が部屋の周囲をぐるりと防護し、その一辺 にはモニターが十枚近く備えられている。更に下にはコンソールパネルがせり出し、座って操 作しろとばかりに肘掛けのついた黒い革張りのプレジデントチェアーが二脚も用意されている。 いずれもアンダーグラウンドサーチライトで作った物だと小札には知れた。総角曰くの「技術」 はさっそくこういう形で手足のように活用されているのだ。 (確か当該武装錬金の特性は、内装自由自在やりたい放題でありまする! おお、着想豊かな もりもりさんにとりこれほど相性の良い武装錬金はないでしょう!! さぁーさっそくこちらのお 部屋もご拝見!! 果たして何があるのやら!!) 小札は瞳を好奇心いっぱいに輝かせて、モニターに何が映っているのかそわそわと見始め た。ひどく子供っぽい様子に傍らの総角は微苦笑を漏らしたが、様子を見守る紺碧の瞳は慈 愛と安らかさに満ちている。或いは小札の反応が欲しくて凝った内容を作った節すらある。 あいにくモニターはあまり面白い物を映していない。通路とか空き部屋がほとんどで、中には ザーザーと砂嵐を映している物すらあった。 ただ、一際光をはなつモニターの中で、秋水と香美が押され押しつつの攻防を繰り広げてい るのは小札の目を引いたらしい。彼女はきゅうと顔を伏せた。 「『まー、あたしとあやちゃん友達だし、いいじゃんそれで』……だとさ」 ぽんぽんと小札の肩を叩きながら、総角はゆったりとした口調で呟いた。彼女をなだめている ようであり、香美たちへの期待を孕んでいるようでもある。 「でだ。順番だが、香美・貴信の次は無銘。そしてお前、鐶と来て俺だ」 潤んだ瞳が驚いたように総角を見上げた。 「なんだ。次がお前だとでも思っていたか?」 半ベソの童顔がこくこくと頷いた。 「フ。桜花との戦いで精神力を消耗し、矢傷をいくらか受けたお前だから、回復には結構かか るだろう? で、性格からすれば一人だけ戦闘を避けたりはしない。けれど俺の直前には鐶 を配置するのがベスト。無銘もその辺りを承知で二番手を引き受けたのさ」 小札はびっくりした様子で砂嵐の映るモニターをしきりに指差した。 「ああ! 今映したら色々ネタバレになるから敢えて砂嵐だ。フ。こういういかにもな勿体ぶり が何とも少年漫画らしくて、こう、なんか血がたぎらないか? 俺はたぎるぜ」 平素の威厳もどこへやらで、総角はわくわくと呟いた。小札と二人きりになるとこういう人格 に彼はなるのだ。 実は総角が、武装錬金の上手な扱い方も威厳も努力で築き上げてきたのを小札は知って いる。けれど彼はそういった物を小札の前だけでは脱ぎ捨てて、「素」の青年らしさを向けるの だ。たぶん今はそれを意識した上で小札を慰めるべく、大仰に振舞っているに違いない。 小札は総角の袖を引くと、涙を残しつつ微笑した。 「で、さっきからずっと黙っているが一体どうした?」 総角はにこやかに笑みを返したまま、口調にちょっとした鋭さを含んだ。 小札にとってその問いは死活問題である。なぜならば…… (さ、先ほどの戦闘で不肖は御前どのの矢を受け、味噌っ歯状態!! ああ、属性的には諸葛 瑾であるべき不肖が荀彧どの状態というこの矛盾! い!! いえ、問題はむしろ不肖の歯が 欠けてしまっているという一点でして、見られる訳には、見られる訳にはぁ~~!!) 小札は恐怖した。ただでさえ「美」とは無縁な彼女であるから、自ら認める水準以下の風貌 に生じた新たな瑕疵によって総角に嫌われるのを。 さぁっと顔を赤らめながら咄嗟に口を覆った小札は、薄い胸をずきずきさせた。 (も、もし露骨に幻滅されたら不肖は……不肖は……) ただならぬ様子に総角は何事かを察したらしいが、フっと微笑を浮かべて小札に近づいた。 「何か深刻なダメージを受けた……という訳ではなさそうだな。もしそうならお前の性格上、必 ず俺に報告するはずだ。それにまぁ、桜花の攻撃方法からは恐らくないが、喋るコトそれ自体 がまずい攻撃を受けていたとしても、マジックの一つでも使って伝達するだろう」 つらつらと分析しがてら接近する総角に、小さなロバ少女はいやいやと首を振りながら後退。 「だが俺に怯えて必死に口を隠しているというコトは、……フ。何かしょうもないコトをやらかし たな。要するにお前は叱責またはそれに準ずる何かを俺にされると思っている。違うか?」 総角は楽しげに小札を追い詰めていく。ちょっとしたスキンシップ気分らしい。 「安心しろ。俺はただお前に何が起こっているか見たいだけだ。そう、おしゃべりなお前が沈黙 せざるを得ない状況、是非とも確認したい。……フ。隠される方がむしろエロくて燃えるしな」 (エ……エロ!? 平素の威厳はいずこに!? 昔のお人柄が全開ではありませぬかぁ~!) 脳髄を沸騰させて羞恥に焦る小札の細い肩が何かに当たった。びくっと振り返った彼女の 視線の先には硬い壁が厳然とそびえ、退路を断っている。 「なぁ、小札」 総角は小札の左頬のやや傍に手を伸ばし、壁に手を当てた。 そして、すいっと身を屈めると、慌てふためきちょっと涙ぐんでる小札の瞳をじっと見据えた。 身長差からすると年の離れた兄妹のようだが、彼らはともに十八歳である。青年は麗しい 金の長髪を肩からキラキラと垂らしながら、ひどく真剣な紺碧の光を瞳に込めて小札に囁いた。 「仮に開いた口に何があろうと、お前は十分可愛いさ。だから」 小札はぼっと顔を赤くした。嬉しくはあるが、その言葉に見合うだけの容貌やスタイルを持っ ていないと自覚しているので、「可愛い」という言葉を甘受するのが恐れ多くて戸惑ってしまう。 「だから、声を……聞かせてくれないか?」 左手でそっと小札のおさげを掴むと、総角は軽く口付けをした。 「ん……」 小札はどぎまぎとしながら目を細めて身を軽く震わせ、「うぅ……」と困った様子を浮かべると 決然と言葉を放ち始めた。 「じ!! 実は、その」 あたふたしながら彼女はばくりと口を開いて、歯の欠損した部位を指差した。 「矢傷!! 矢傷であります!! かかかかっ、かの曹孟徳のような!!」 総角はその様子を息をのんでぽかんと見つめていたが、やがて口を開いて大きく笑った。 ただ笑うだけでは足らず、長身を海老のように丸めて腹を抱えて息ができなくなるまで爆笑 したから、小札は口をつぐんですごく恥ずかしそうに口を閉じた。 「い、いやすまん。だってお前、お前……、可愛く似合いすぎだろそれ」 ビシっと指を指して小札を見た総角は威厳もへったくれもなしに吹き出して、ひぃひぃと引き つった笑いを立てた。 (不肖の努力や隠蔽は一体……?) 小札は物凄く複雑な表情で立ちすくんだ。 やがて笑いを収めた総角は、ゴホンと咳ばらいすると努めて真剣な表情で彼女に笑いかけ、 シルクハットを持ち上げた。 「別に隠す必要なかったなそれは。大丈夫。安心しろ。歯が欠けていてもお前はお前。十分 可愛いさ」 小札は頭頂部の癖っ毛をこしこしと撫でられながら、困ったように微笑した。 バカップルがいちゃついている間にも、モニターの中の香美と秋水は激しく撃ち合っていた。 秋水が刀を翻せば、香美の爪が刀身にちりちりと火花を撒き散らしつつ攻撃を防ぎ…… 「だぁもう!! このパッとせん白ネコやり辛いじゃん!! ふみゃあ!! なんかイラつく!」 状況は一進一退である。香美はホムンクルスとして標準の膂力を持っているが、秋水は刀 技と反射神経で応対するから通常攻撃では押し切れない。かといって彼女が頼みとする掌か らの攻撃は、体内からの射出という形態上、どうしても小粒だから簡単に剣で迎撃される。 もっとも秋水の方も頼みの斬撃を香美の肉球や速度で上手く当てられず、結果としては激しく 応酬しながらも膠着状態になっているのだ。 こうなった原因の一つには、両者の火力不足があるだろう。相手の戦略構想を一気に打ち 砕いて流れをもたらす強力な攻撃を香美も秋水も持っていないのだ。 とはいえである。香美・貴信の戦闘目的の一つには「小札回復の時間稼ぎ」があるため、 膠着状態は彼らの戦略からすれば十分すぎるほど有利である。 香美はそれも知らずいら立っているが、秋水は逆向から受けた呼吸器官の損傷と併せて 膠着状態のマズさを十分知り、知っているからこそ果敢に攻める。 そうすると香美はますますペースを乱され、イラつく。元来ネコはマイペースな生き物なので 戦略より目の前の快不快に振り回されやすいのだ。 『落ち着け香美!! 刀を掴んで投げ飛ばせば隙は稼げる!』 見かねた貴信が素早くフォローを入れると香美はやや落ち着いた。 「えええ? かたな、つかむ、なげる、すき? …………」 しばらく考えた香美だが、眉をいからせて頭をぼかぼか叩き出した。 「だああああ! いっぺんにいわれてもあたし分かんないし!」 秋水はそれを隙と見たのか、何度目かの肉迫をしながら逆胴を放った。 『フハハハ! 一行足らずの指示も理解できなとはさすが香美!! なら好きにやれ!!』 「ニャんかよーわからんけど、んじゃ、まずはこのぎんぎらぎんをひっつかむじゃん!!」 ふぅふぅ息を吐きつつ香美はソードサムライXを掌で受け止めた。ずしりとした加速の重さが 彼女の手を伝播して全身を揺らした。特に胸とかをだ。しかし彼女が一切後退しなかったのは 肉球である程度斬撃の凄まじさを緩衝し、ホムンクルスの高出力で下半身を固定したからだ。 彼女は逆胴の衝撃が行き過ぎるとほぼ同時に、刀身をぷよぷよと握りしめ、手首に凄まじい 力をかけた。 「ちからとわーざーとだーんけつの! こぉれが合図じゃん! えいえいおー!!」 「くっ!」 「なくななげくなー! くるしみはぁ、てーきのぼひょうとぉ~つちのしたー!」 黒い学生服の美丈夫は刀に走った異様な膂力に顔をしかめ足に力を入れたが、時すでに遅 し。かかる単純な態勢の力比べであればホムンクルスに軍配があがるのは自明の理。 コバルトブルーの刀身がミシミシと音を立てつつ異様な湾曲を見せたかと思うと、一気に秋 水の体は愛刀を下に差しのべたまま持ち上げられた。 「んでフッとばす!! ばくはつっ(かんかん!) ばくはつっ(かんかん!)」 しっぽで地面を叩いて「かんかん!」と合いの手を入れつつ香美は、前方に向かって細い腕 を思う様振り抜いた。 「そぉしぃてぇぇぇぇ~!! 大きく息をすいこんでぇ、にゃあっ!」 シャギーのかかった髪をばさばさと振りみだしながら香美はしゃがみ込み、いわゆるクラウ チングスタートの姿勢を取った。特に意味はない。ただ達人戦のジャックを真似ただけである。 「やるぅーぞぉ! ふらっしゅー! つっこめつっこめつっこめつっこめ! ヘイ!!」。 香美はネコの手でアスリートのような綺麗なフォームを猛然と描きつつ、秋水に殺到した。 彼はそれを見つつも、背後に接近する壁を素早く確認した (まずは壁に足をつけ、その後に彼女へ──…) 秋水は息を呑んだ。香美の掌から鈍色の奔流がびゅーっと走ったのだ。それは疾走する香 美よりも早く秋水と距離を詰めると、やがて彼すら追い抜き背後に周り……拘束。 胸部を圧搾する感覚に秋水は苦悶の声を立て、軽く血を吐いた。同時に彼は背中を壁にし たたかに打ちつけ、肺腑の空気をおぞましい痛みの中で出しつくした。壁は彼を起点に断裂 と陥没を深く広げ、破片と粉塵がばらばらと舞い散った。 『はーっはっは! 僕のハイテンションワイヤーを忘れてもらっては困る!!』 「そーそー。まぁ、殺しはしないから安心するじゃん」 「だ……が……!!」 秋水は震える手首を跳ねあげた。ただし刀を握っていない左手の方をである。彼は果敢にも 鎖分銅を握ると、凄絶な表情で血反吐を吐き散らしながら後方へ引いた。 ハイテンションワイヤーは香美の片腕から伸びている。それへ上記の作用が加わればどう なるか。 「さぁ、くらえ峰ぎゃー……うぁう! ちょ、どいてどいてあんたぁー!!」 爪を出して走っていた香美は、にわかにバランスを崩した。こうなっては持前の速度は却って 欠点になるらしい。動揺の中で著しく制御を欠いた香美は上体をつんのめらせながら両手を バタバタと無様に震わせながら秋水に突っ込んでいき──… (今だ!!) 拘束が緩んだ隙に、秋水は香美めがけて刀を猛然と跳ね上げた。 どうっと柔らかい肉を斬りあげる独特の感触が彼の手を行きすぎ…… 「う……あ?」 左腰部から右肩に向かって刀傷を受けた香美は、転びながら凄まじい音を立てて壁に激突 した。 激しい息に肩を揺すりながら秋水は香美を見下ろした。 (まずは……一人…… だが、核鉄を回収して無効化しなければ……) しゃがみかけた秋水は、そのまま膝を崩して刀を取り落とした。 気道の奥から熱い違和感が込みあげ、嫌な音のする咳が何度も何度も呼吸を妨害する。 口からは粘り気のある血液がこぼれ、ぼたぼたと学生服のズボンや床を汚した。 (急ぐんだ。急がなければ……) 震える手を刀に伸ばし、やっとの思いで掴んだ時、恐れていた事態が勃発した。 「あービビった。ダンプみたときみたいにビビったじゃん」 香美がむくりと立ち上がった。 刀傷は衣服を切り裂き、生々しくも刀傷をしなやかな体に刻んでいる。胸部の辺りではかす かに白い膨らみが覗き、ふくよかなるが故に無残な傷を晒している。 「……く!!」 咄嗟に放たれた地を摺るような斬撃を、香美はひらりと飛んで避け、秋水から離れた。 「勝機を逃したか…… だが苦戦は覚悟の上……!」 そして彼を遠巻きに見た香美は、目を半円にしてやる気なさげに溜息をついた。 「むー、なんかコイツ強い。勝てん。つか怖くなってきたじゃん……」 『ならば選手交代といくかっ!』 香美の手が高々と上がり、鎖をじゃらじゃらと打ち鳴らしながら回収した。掃除機のコードを ワンタッチで引き込む様にそれは似ていたが、そういう形容をするほど秋水が諧謔的であろう 筈もなく、彼は息を呑んだ。駆け出したかったが不幸にも呼吸器系のオーバーヒートは足に 十分な酸素を提供しておらず、かすかに膝を笑わす他できなかった。 「んじゃご主人のいうとおり、けふん。……おー! いえす! しょーりへのたーたかいぃ!」 『合言葉は一つ!!』 「おう、ちぇん、ちぇん、ちぇーんじ!」 香美は自分の顔に手を当てるとガっと捻りを加えて百八十度反転させた。 同時刻。鳩尾無銘の部屋。 黒い自動人形の足元でチワワがぴくりと頭をあげて彼方を見た。 「この波動……いよいよ栴檀が交代か。もとより奴らは二つの人格を一つの体に宿した特異な ホムンクルス。だが普段表立つ香美など、武装錬金を持たぬ我の足元に及ばぬ」 ちっちゃいチワワが偉そうに呟き、黒飴みたいな瞳を輝かせながらボールを蹴ってはふはふ と追い回した。だが彼は止まり首を振った。 「……違う。玉ころを追いかけてどうする我は。ともかく貴信が表に出た以上、ただではすまん」 自動人形がフリスビーみたいな物体(本当は銅拍子っていうシンバル。忍法月影抄に出て た)を投げた。 「くっ……こんな時に! 静まれ! 静まれぇ……!!」」 無銘は短い脚をばたつかせながら追いかけてジャンプしてキャッチした。 先ほどまでスレンダーなネコ少女のいた場所に煙がもうもうと立ち込めていた。 『ちなみにコレは別に変身による作用じゃないじゃん!! もりもりがたいたの。ご主人がでて くる途中にさ、もわもわしたのを!! だって服やぶれたしきがえなきゃかっこつかないじゃん!!』 どこからともなく香美の声が響いた。ひどくノリの軽い戦闘である。 「はーっはっはっは!!! その通り! その通りだぞ!!!」 煙が徐々に薄まると黒い影がそこから現れ、やがて全容を明らかにした。 美丈夫の秋水と相対するにはあまりに釣り合わぬ容貌だ。異相ともいえる。 ふわりとしたミディアムボブの髪のところどころにあるシャギーがようやく香美との共通項を 語っているだけで、後はまるでかけ離れている。 レモンのように見開かれた大きな目の中には申し訳程度に瞳孔があるだけで、白眼の端々 には稲妻のような血管が絶えず収縮している。肉づきの薄い唇は燃え盛るように赤く、ひどく やかましそうな印象を秋水は受けた。 貴信はタンクトップの上にフードの付いたレイヤーテーラードベストを羽織り、オリーブ色のカーゴパ ンツですらりとした足を覆っている。香美のいう着替えに要した衣服はつまりそれだけだから、 あまり衣服に頓着はないらしい。 「さぁまずは!!」 貴信の姿が掻き消えた。と秋水が認識した瞬間、彼の脾腹へ生暖かい感触が走った。 「星の光よ!! 瑕疵に抗え!!」 次に秋水が知悉したのは鼓膜を破らんばかりの大声だ。剣客としては自らの断末魔の声を 聞くに等しい大声だ。何故ならば貴信は秋水の背後を取っている……! 秋水が身を捻って反撃するのと、彼の体が貴信の手から溢れた緑色の光に覆われるのは まったく同時だった。 だが貴信は素早く二十メートルほど後方に飛びのき、刀はむなしく空を切った。 秋水を侵食した光はまるで雲だった。彼のシルエットに沿って薄いグリーンの光が漂い、し ばらくの間揺らめきながら、雲をちぎったようにもわもわと丸い光を周囲に散らしていく。 (馬鹿な) 光の消滅とともに、秋水は唖然と貴信を見た。背後を取られた以上、いかなる攻撃も彼は 覚悟していた。然るに貴信の浴びせた光はあらゆる予想をも上回っていたのだ。 「回復している……?」 あれほど秋水を苛んでいた肺や気管支からはすっかり重苦しさが抜けている。茫然として いると軽い咳が出た。思わず口を押さえた彼は、掌に細かい金属粒子がぱらぱらと吹き出さ れるのを感じた。 『そ。回復。ご主人はエネルギーをうちだして回復させるコトもできるじゃん』 「一体なぜ……?」 「ははは! 勘違いしないでもらおうか! 回復させた以上、僕は貴方を真っ向から正々堂々 攻撃できるという事だ!!!」 秋水はちょっと気圧される思いで貴信を見た。彼は目を血走らせ、ふーふー息を吐いている。 「ふふ、ははははは! かの逆向凱に傷を負わされたコトなど小札氏からすでに聞いている! 香美相手ならばそれでも十分対等だが、僕が出た以上は相手にハンデは許さない!!」 凄まじい熱気が伝播し、秋水は困った。 「それで僕が負ければ鳩尾あたりに『栴檀など我らの中で一番の小者』とか言われるだろう!! だがッ! それでも僕は構わない!! 正々堂々とエネルギーを迸らせたからとて、すぐさま花 開かぬ時もある! そんな時は、費やしたエネルギーが地中で芽を生やしていると考えれば いい!! いずれは日の目を見て想像よりも綺麗な花を咲かすコトもあるだろう! 華やかな らずとも確かな実をつけるコトもあるだろう!! そう!! エジソンだっていっている!!」 ──私は実験において 失敗など一度たりともしていない。 ──この方法ではうまく行かないということを発見してきたのだ。 「人間だろうとホムンクルスだろうと、纏う輝かしさを区別するのは能力の優劣じゃない! 成 功をつかみ取るまでその物事を究明せんとする持続的なエネルギーの有無だ!! そ・し・ てぇ!!!」 生真面目な青年はどうも貴信のような男に手をこまねいてしまうらしい。秋水は立ち尽くした。 「エネルギーを保つコトなど深く考える必要はない! 要は頓挫より一回多く立ち上がればい いだけだ!! その一回は自らを静かに探ればいずれ訪れる! 外圧に頭を悩ませれば意気 はただ消沈するがッ! 自らにできる事、自らのやるべき事やりたい事に目を向ければ回復は 容易い! それでも無理なら飲み食いして寝てもう一度自らと向き合えばいいだけだ!! 疲 労している人間は見栄えが悪いが、滋養睡眠十分の人間は実態以上によく見えるからなァ!!」 しかし段々と秋水は頬を軽く緩めた。 「だから僕は! せめて今回復した分ぐらいは必ず削ってみせる!! でなければただ相手を 利しただけになってしまう!!! ……ん? どうした! 急に笑って!?」 「あ、いや……」 刀を正眼に構えると、秋水はこの男としては恐ろしく破格の親しみを込めて微笑した。 「……もし君が俺の恩人と逢ったら、意気投合するだろう。そんな事を考えていた」 「ハーッハッハッハ!! 君の源泉となった者、僕も一目見てみたいな!!」 一瞬、貴信と秋水の間に相手への限りない敬意が充満した。 「「だが!」」 貴信が鎖を構え、秋水が吶喊したその時、充満する敬意は激しい衝突の音に掻き消された。
https://w.atwiki.jp/karanohana/pages/55.html
「・・・・・・・う~ん、でも私も勝手に部屋の掃除されたことあるけどなぁ」 「僕もあります・・あれは一応親切でやってくれたんだな、とは思いますけど・・」 出されたお菓子を頬張りながらマルー、エルクも苦笑いしながらお茶を啜っている。 二人ともジーベルの愚痴をきいて「ご愁傷様」と言いたげな表情を浮かべた。 「親切はともかくとして。鍵のかかった部屋に入るか普通?」 苦虫を噛み潰したような渋面でジーベルが唸った。 先ほどから、ようやく口を割った青年を囲みながら、彼の愚痴について話している。 どうやらギルドマスターである女アサシンが、勝手に自室に入ったことに腹を立てているらしい。 自分には店があって、ギルドのアジトでの共同生活などしていないから 無縁な悩みであるが、そこまで言うほど酷いのだろうか・・・ 「リンファさんの親切というものを、私も一度体験してみたいですね」 「あれは知らなくて幸せな部類に入ると思いますよ、スラさん」 きっぱりはっきりとジーベルが言い切り、マルーとエルクも横でうんうんと頷いている。 そう言われると余計に知りたくなるのが人の常というものだ。 「部屋を片付けてくれるぐらい、いいと思いますけ・・」 「あま~い! スラさんは奴の恐ろしさを知らないからそう言えるんですっ!!」 「良くも悪くもパワフルだから~リン姉は」 「普通に片付けてくれれば、なんですよスラ師匠・・」 ポツリと零した疑問も言い終わらぬ内に、一斉に同じ反応が返ってきた。 なるほど、一言に掃除と言っても『綺麗』にかたすわけではないらしい。 それでもやはり、一度見てみたいという好奇心は残ったままだったけれど。 ← →
https://w.atwiki.jp/dm-original/pages/963.html
永遠の黒翼オーダム VR 闇/火 (9) 8000 サイキック・クリーチャー:ヴァンパイア ■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手のクリーチャーすべてのパワーは-3000される。 ■W・ブレイカー 《大天使エルドファイン》、《究極磁石アルティメイト》と覚醒リンク→《究極次元神シュブ・ニグラス》 収録 巡界編第2弾 覚醒世界(サイキック・ワールド) 作者 天照 評価・意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/11854.html
永遠のキング・ディオラ 自然/光 レア コスト5 8500 スピリット・クォーツ ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■進化―自分の多色クリーチャー1体の上に置く。 ■このクリーチャーが攻撃するとき、バトルゾーンのパワー4000以下のクリーチャーを1体持ち主のマナゾーンに置いてもよい。 ■W・ブレイカー 次々と仲間が消える現場には、いつも近くに奴がいた。 作者:yya 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/2126.html
MRR/038 U とっておき3号 ロロナ/永遠の8歳 女性 パートナー なかよしロロナ/永遠の8歳 女性 レベル 1 攻撃力 1500 防御力 2500 【とっておきで、おしおきしてあげる!】《絵》《錬金術》 【スパーク】【自】 あなたは相手のフィールドのカードを、あなたのリタイヤ置場の《絵》と同じ枚数選び、相手の控え室に置く。 (【F】のカードはデッキに合計4枚までしか入れられない) 作品 『メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~』 関連項目 『メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~』 【デッキレシピ】ロロナ単 なかよしロロナ/永遠の8歳
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/206.html
※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』6 一週間が経った。 「ゆっぐ……えぐっ……うぐ……ひっぐ……」 マジックミラーの側で食事をするゆっくり共。 まりさ共は近寄る気力もなく床にへたり込み、 それでも目をそらすことはできずに泣きじゃくっている。 ずっと他のゆっくり共を見下してきたこのまりさ共。 悔しさはひとしおだろう。 「向こうに行きたいか?」 緩慢な動作で俺のほうを向くまりさ達。 言葉の意味を飲み込むのに時間がかかったようだ。 「行きたいか?」 「いぎだい!!いぎだいでずううううう!!」 顔中を涙でぐしょぐしょにして、まりさ共は声をあげた。 「いがぜでぐだざいいいいいいいい!!」 「行かせてやる」 「ありがどうございばず!!ありがどうございばずうううう!!」 泣きじゃくりながら礼を言い続ける四匹を、籠につめこんでカートに乗せる。 外側の廊下を通り、向こう側の扉に入った。 食事をしていたゆっくり共の視線が、一斉にこちらに集まる。 四匹のまりさ共を床に下ろすと、 目を血走らせて物も言わずに這いずりだした。 必死になって向かうその先は、やはり食事だ。 「あまあま!!あまあま!!ゆうううう!!」 「おなかすいたおなかすいたおなかすいたおなかすいた」 およそ一週間ぶりに食べられる、それだけがまりさ共を突き動かす。 あとは俺が手を下すまでもなかった。 積み上げられた食事にいましも喰らいつこうというその時、 まりさ共は体当たりを受けて突き転がされた。 「ゆびぃいい!?」 「ひとごろしゆっくりはこっちにこないでね!!」 「おぼうしさんのないゆっくりはゆっくりできないよ!!」 あらかじめ、このまりさ共はゲスだと言い聞かせてあったこと、 そして帽子がなかったことが致命的だった。 帽子のないゆっくりは、同族にいじめ殺されることは日常茶飯事である。 「ごはん………ごはんわけてくださいぃぃ………」 「おでがいじばず……おでがいじばずううう…… もうずっどだべでだいんでずうううううう………」 「しらないよ!おまえたちはゆっくりあっちいってね!!」 「きたないゆっくりだね!!」 あちこちから体当たりを受け、右に左に転がされるまりさ共。 数で負けていることに加え、ずっと食事をしていないために体力の差は歴然だった。 四匹のまりさは、十数匹のゆっくり共にリンチを受けていた。 「殺すなよ」 「ゆっくりわかったよ!!」 俺が言ってやると、ゆっくり共が返事をよこしてきた。 人間との上下関係は躾けてある。 「どうか……どうか……」 「なんでぼじばず……なんでぼじばずうう……」 「だったらゆっくりかえってね!!」 「くさいからちかよらないでね!!ごみくず!!」 さんざんに打ちすえられた後、 四匹のまりさ共は爪弾きにされて転がった。 食事を囲むようにして輪を作り、ゆっくり共は食事に戻った。 「あ………あ………あいぃぃぃ……」 「お……な…か…すい…た……」 それでもまりさ共はナメクジのように這いずり、 食べ物のところへ行こうとする。 何度弾き飛ばされても、まりさ共はやめなかった。 「ころさないでやってれば、ずうずうしいゆっくりだね!!」 一匹のゆっくりれいむが業を煮やし、 一枚のチョコレートを部屋の隅に放り投げた。 「きたないゆっくりはあれでもたべてね!!」 「ああああああああ!!!」 礼を言う余裕もなく、まりさ共はそちらの方へ這いずっていった。 しかし、四匹のまりさに対してチョコレートは一枚。 果たして争いが始まった。 互いに髪を引っ張り合い、邪魔をするまりさ共。 引っ張り、噛み、踏みつけ、醜い争いが繰り広げられる。 ゆっくり共はにやにやと侮蔑の視線を向けていた。 さんざんに打ち合ったあげく、体格差で親まりさが先にチョコレートに辿り着いた。 「ゆふううう……ゆっくりいただきますだよううう……!」 その瞬間、後ろから急激にお下げを引っ張られ、親まりさは引き戻されて転がった。 「ゆううう!?」 周囲を見回すが、ゆっくり共はにやにや薄笑いを浮かべているだけである。 当然、引きよせたのはゆっくり共だが、しらばくれていた。 空腹に耐えられず、再びチョコレートに向かう親まりさ。 何度も何度も、食べる直前に引き戻された。 泣きながら、舌を目一杯突き出しながら、 這いずっては戻され、這いずっては戻される。 「ゆぅうううううううううう!!!」 泣きじゃくり、ゆっくり共を睨む親まりさだが、 にやにや笑いを返されるばかり。 万に一つの可能性に賭けて、数十回目の接近を試みる。 そして、引きもどされる。 「がんばれ、ごみくず!!」 「がんばれ、ごみくず!!」 「ぎゃんばりぇ、ごみくじゅ!!」 一枚のチョコレートを目指して、 今、四匹のまりさはゆっくり共のエールの中、ナメクジのように這いずっている。 這いずっては引き戻され、這いずっては引き戻され。 「ゆわぁああああああ!!!」 一匹の子まりさが、這いずりながら大声で泣き喚いた。 それを聞き、ゆっくり共は心底楽しそうにゲラゲラ笑う。 「おかーしゃん、もっとたべたいー!」 一匹の赤ゆっくりが言うと、その親が答えた。 「ゆゆ?もうあまあまなくなっちゃったよ! しょうがないからあれをたべてね!!」 「ゆっくりわかったよ!!」 赤ゆっくりがぴこぴこと跳ね、 まりさ達とは反対側からチョコレートに向かっていく。 ゆっくり共が囃し立てはじめた。 「はやくたべないと、おちびちゃんにたべられちゃうよ~?」 「あまあまはあれしかのこってないよ!ゆっくりがんばってね!!」 「ゆぅううううううう!!?」 必死にペースアップを試みるまりさ共。 赤ゆっくりはわざとふざけて、ころころ転がりながら向っていった。 「ちゃ~べちゃうよ~♪ちゃ~べちゃうよ~♪」 「おでがいでずううう!!だべざぜでええええ!!」 喚く親まりさが、また引き戻された。 「ゆぅううぐうううううう!!うぐううううう!!」 泣き喚きながら這いずり続けるまりさ共の前で、 ついに赤ゆっくりがチョコレートにかぶりついた。 「ゆうううううう!!だべだいでええええ!!」 「む~ちゃ、む~ちゃ………ちちちちちあわちぇー!! こにょちょこれーちょ、ときゅべちゅおいちいいぃぃ~~~♪」 「あああああああがああああああ!!!」 後ろから髪を引っ張られて近づけないまま、 最後のチョコレートが赤ゆっくりの小さな口でゆっくりと食べられていくのを、 まりさ共はじっくりと見せつけられた。 壮絶な苛めである。 かつて威張り散らしていたまりさ共は、 今や屈辱と絶望に苛まれ、床に伏して泣きじゃくっている。 ゆっくりに苛めさせるやり方は、まずは上々の成果をあげられそうだ。 「さて、そのまりさ共は今日からここに住む」 俺は言った。 「ゆゆ!こんなきたないゆっくりいやだよ!!」 「とかいはなゆっくりぷれいすは、いなかものにはもったいないわ!!」 ゆっくり共からブーイングが上がる。 「そいつらはお前らの好きにしていい」 「ゆっ?」 俺の言葉に、ゆっくり共の反応が変わる。 「絶対に殺すな。それさえ守れば、何をやってもいい」 「ゆゆっ!!」 たちまち目を輝かせ、顔を見合わせるゆっくり共。 すでに嗜虐の快感を覚え、やみつきになっているようだ。 「れいむたちはごみくずといっしょにくらすよ!!」 「たっぷりあそんであげるからかんしゃしてね!!」 まりさ共を取り囲み、ゆっくり共は歓迎の挨拶を浴びせた。 まりさ共は周囲を見回しながら、媚びた笑みを浮かべた。 ここにいさえすれば、食べるチャンスがある。 媚びへつらえば、あまあまを分けてもらえるかもしれない。 そんな期待が表情に表れていた。 ゆっくり共の仕打ちは想像以上だった。 その日から、毎日まりさ共は虐げられ続けた。 部屋の中のどの遊具よりも、ゆっくり共にとってまりさ共は楽しい玩具だった。 日がな一日、ゆっくり共はまりさ共にかかりっきりになって遊んだ。 執拗に体当たりをしてはあちこちに転がす。 トランポリンのように上に乗って飛び跳ねる。 髪を掴んで壁に叩きつける。 舌を噛んで引きずりまわす。 「あがあああああ!!ああああぁぁぁ!!うぐぅあああああーーー!!」 舌を噛まれながら、まりさ共は悲鳴をしぼり出す。 新しい遊びを思い付くたびに、 ゆっくり共はどれだけ大きな悲鳴を上げさせられるかを競った。 はずみで殺してしまいそうになることもしばしばだったが、 その度に俺や世話係が中断させ、まりさ共を治療した。 当然、どれだけ懇願しても食事は与えられない。 体を拘束されながら、あるいは突き飛ばされながら、 わざと目の前で行われる食事を、まりさ共は涎を垂らして食い入るように見つめ続けた。 「ゆびぃいいいい!!あばあば!!あばあばぐだざいいいい!! びどぐぢだげ!!びどづだげ!!びどがげらだげええええ!!」 まりさ共の懇願を聞きながら、ゆっくり共は実に楽しげに笑い合うのだった。 「しょんにゃにおなきゃしゅいちゃ?」 ここに移されて三日が経ったころ、 涎を飛び散らして泣き咽ぶ親まりさに、一匹の赤れいむが問いかけた。 「ばいいいいい!!ずぎまじだ!!べごべごでずうううう!!」 自分よりずっと小さな赤ゆっくりに対し、慈悲を乞う親まりさ。 「じゃあたべちゃちぇてあげりゅ!!」 「あああああ!!あじがどうございばずうううう!!」 そう言うと、赤れいむはあにゃるを突き出し、いきみ始めた。 「ゆ………」 親まりさの表情がこわばり、みるみるうちに青ざめてゆく。 はたして、赤れいむはたっぷりとうんうんをひり出した。 「ゆっきゅりたべちぇいっちぇね!!」 素晴らしいとばかりに、ゆっくり共が声を合わせた。 「よかったね!!ゆっくりたべていってね!!」 「ゆああぁ………ゆああぁ……」 泣きはらした目を見開きながら、親まりさはいやいやと首を振った。 「ゆゆっ!せっかくめぐんでもらったのになんでたべないの!?」 「すききらいをいうなんておもいあがったごみくずだね!!」 「だめですぅぅ……ゆぅぅぅ………たべられませぇぇん……!」 人間から見ればただの餡子だが、 あにゃるから排出されたうんうんは、ゆっくりにとっては明確に排泄物である。 排泄物は汚く臭いものであるという認識は、ゆっくりも人間と同じようだ。 「ゆっぐ……ゆっぐ……ゆっぐり、でぎだいいぃぃ……」 「それをたべれば、もっとあまあまをあげるよ!!」 自分たちの食事のほうを向いてみせながら、ゆっくり共が宣言する。 「ゆぐうううう……!!ゆぅぐぅううううう……!!!」 涙をだらだらと流し、がたがた震えながら、親まりさは舌を伸ばした。 ゆっくりにとってひどい悪臭を放つ排泄物にのろのろと舌を近づける。 舌がわずかに触れ、弾かれるように引っ込んだ。 「はやくたべないと、あまあまがなくなっちゃうよ!!」 「ゆひぃぃぃぃ………!ゆひぃぃぃぃ…………!」 ぜえぜえと息をつきながら再び舌を伸ばす。 ほんの少しすくい上げ、口に入れたとたんに激しくせき込んだ。 「ゆごっ!!ごぼっ!!げぇ!ゆげぇええええ!!」 げらげら笑うゆっくり達に、親まりさは死にそうな表情で許しを求めた。 「だべでずぅ!!ゆるじでぐだざいいいい!! うんうんだんでだべられだいいいいいいい!!」 「たべたくないならいいよ!! そのかわり、いっしょうあまあまはあげないよ!!ゆっくりりかいしてね!!」 「うううううううううううううううーーーーーーーーっ!!!」 絶叫を上げると、親まりさは食い入るようにうんうんを口に運びはじめた。 激しくせき込み、幾度となく吐き出しながら、必死に飲み込もうとする。 隣ではひり出した当の赤れいむが、きゃっきゃと飛び跳ねていた。 「おいちい?おいちい?りぇいみゅのうんうんおいちい?」 「ゆぐぅぅぅぅ………!!」 「ちあわちぇ~ちないの?まじゅいの? りぇいみゅがめぎゅんであげちゃごはんまじゅいの?」 「おいじい!おいじいでずううう!! む~じゃ!む~じゃ!!じ、じ、じあわじぇええええぇぇ」 嘲笑の中、ついに親まりさは食べ終えた。 吐き戻しそうになるのを必死にこらえ、ゆっくり共に願う。 「ぐだざいぃぃ……だべばじだぁぁ…… あばあば…ぐだざいぃぃ……!!」 「いいよ!!たっぷりあげるね!!」 ぱぁっと表情が明るくなった親まりさの前で、 ゆっくり共は並んであにゃるを突き出した。 その時の親まりさの表情には、さすがに少々溜飲が下がった。 この部屋のゆっくり共に便所の概念はなく、 これまでは好きなときに好きなところで垂れ流していた。 今、このゆっくり共は、自主的に便所を定めていた。 「ゆっきゅりうんうんしゅるよ!!」 「しーしーしゅるよ!!」 「あうがあああああ!!いびああああああああ!!!」 食事が終わり、うんうんをする時間。 四匹のまりさ共が、それぞれ押さえつけられ、口を上向きに開けられていた。 その口には、ひり出されたうんうんが大量に積み重なっている。 成体ゆっくりはあにゃるを突き出し、 赤ゆっくりは顔によじ登り、その口の中にうんうんやしーしーを注ぎ込んだ。 悪臭と嫌悪感に絶叫しつづけるまりさ共。 その声量は、それまでの苛めとは段違いだった。 それを聞きながら、まだまだ痛めつける余地があるなと俺は意思を固めた。 さらに二週間が経った。 一切食事を与えられず、連日排泄物を食わされ、傷めつけられ続けたまりさ共。 うんうんでも多少は栄養になるらしく、体力的にはそれなりに回復しているようだ。 その体力は、全て泣き声を上げることに費やされていると言ってよかった。 「ゆひぃ……ゆひぃ……ゆううぅ……」 ゆっくり共が食事をしているその背後で、 まりさ共は排泄物まみれになりながら、部屋の隅で泣きじゃくっていた。 髪は乱れ放題、あちこちに痣ができている。 ぶるぶると身を震わせ、まりさ共の涙は止まる気配がない。 この食事が終われば、また排泄物を食わされるのだ。 その瞳は絶望に染まっていた。 頃合いと見て、俺は声をかけてやった。 「戻りたいか?」 「ゆっ?」 まりさ共が俺を見上げる。 その眼差しは萎縮した、卑屈なものだ。 「前の部屋に戻りたいかと聞いている」 「ゆぐうぅぅぅぅ………」 まりさ共がまた泣きじゃくり始めた。 毎日暴行を受け、排泄物を食べさせられる毎日。 考えるまでもなく、こいつらにとってここは地獄だろう。 これが人間だったらと思うとぞっとする。 しかし、ここには食糧があった。 たとえ排泄物ではあっても。 前いた隣の部屋に戻されたら、またなにも食べられない。 ただそれだけが、こいつらを迷わせる要因だろう。 俺は助け船を出してやった。 「飯はやる。食わせてやる」 「ゆゆっ!!ほんとう!!?」 「ああ本当だ。毎日、たっぷりと食わせてやる。 お腹がはち切れるぐらいたっぷりとな」 「ゆゆぅ~……!!やっどゆっぐりでぎるよぉぉぉぉぉ!!!」 「来るか?」 「いぐ!!いぐ!!いぎまずううううう!!」 「ここを出るなら、二度とここには戻れないぞ。 もう二度と、ここに来るチャンスは来ない。それでもいいのか?」 「こんなくずどものいるへやにはにどとこないよ!! はやくつれていってね!!」 まりさの罵声を聞きつけ、ゆっくり共がいっせいにこちらを向く。 「ゆっ!!ごみがなにかいった!?」 「うんうんぐいのごみくず!!もういっぺんいってみてね!!」 今にも飛びかかりそうなゆっくり共を、俺が制した。 「ゆっ!?おにいさん!!じゃましないでね!!」 「今日でこいつらはここを出る。今後は手出し無用だ」 「ゆぎぎぎぎぎ!!」 歯噛みするゆっくり共。 まりさ共はすっかり勝ち誇り、鬱憤を晴らすべく罵りだす。 「くず!くず!!ごみくず!!ごみくずはそっちなんだぜ!!」 「まりささまはあっちでゆっくりするんだぜ!! ごみくずはごみくずどうし、うんうんでもひっかけあってるんだぜ!!」 「あたまにのせてるそれ、ぜんっぜんゆっくりできてなかったんだぜ!! うんうんでもあたまにのせたほうがずっとゆっくりできるんだぜぇ!!」 「ばぁ~か!!ばぁ~か!!」 俺がカートに乗せて部屋を出るまで、 まりさ共はカートの上からゆっくり共を見下ろして嘲り続けていた。 再び元の部屋。 一面のマジックミラーは透過状態になっており、 隣のゆっくりプレイスとは互いにまる見えになっている。 「ゆっ!!おにいさん、ごはんください!!」 「おなかぺこぺこなんだぜ!!はやくもってきてね!!」 すぐに騒ぎ出すまりさ共。 俺はすぐに、部屋に用意してあったものを指し示した。 「それがお前らのごはんだ。全部食べろよ」 それには青いビニールがかかっており、中は見えなかったが、 部屋の真ん中でこんもりと盛り上がり、ボリュームを伺わせた。 「ゆうぅぅぅぅ~~~!!ゆっくりいただきますなんだぜぇぇ!!」 目をむいて涎を垂れ流し、まりさ共はそれに飛びつくとビニールをはぎ取った。 「ゆ」 まりさ共が固まった。 そこにあるのは糞だった。 床に置かれた低いコンテナの中に、 人糞、馬糞、牛糞、犬猫の糞、その他あらゆる動物の糞が混じっていた。 赤いもの黄色いもの黒いもの、白いの青いの緑色、固形下痢便赤痢便、 あらゆる生き物のあらゆる状態の糞が入り混じり、すさまじい臭いを放っている。 あちこちで蠢いているのは蛆虫や寄生虫のたぐいか。 たまらず俺はマスクを取り出して口にはめた。 それでも臭いが鼻を打ち、頭痛さえしてくる。 吐き気と闘いながら、それでも俺は見届けなければならない。 この臭気を自ら体験していないと、こいつらの苦痛が実感できない。 まりさ共がゆっくりと俺の方を向き、 がたがたがたと震えながら歯を噛み鳴らした。 「お、お、お、お、お、おに、おにいざ」 「毎日たっぷりと食わせてやる。俺はそう約束した」 「だだだだだだだめだめだめだめ」 もはや文章になっていない拒否を口にするまりさ共の頭部を掴み、持ち上げる。 「ゆびぃぃいいいいいいい!!!ゆびぃいいいいいいいいいーーーっ!!!」 恐怖そのものの表情を顔に浮かべ、まりさ共が泣き喚いた。 「おでがいじばず!!おでがいじばず!!おでがいじばずうううううう!! ぼがのごどならなんでもやりばず!!なんでも!!ごろじでもいいでずううう!! ごれだげはやべで!!!ごれだげはおでがいじばずううううう!!! ばりざが!!ばりざが!!ばりざがああああああああ!!!」 しばらく懇願を聞いた後、全てそのコンテナの中に放り込んだ。 「ゆびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーっ」 糞の海の中に身を浸したまりさ共は、 あまりの悪臭刺激臭に、全身を縦長にぴんと硬直させて目玉をぐるぐる回した。 歯茎をむいて歯を食いしばるも、歯と歯の間から糞が入り込んできて絶叫する。 「ゆごがっばあああぁぁーーーーーーーおおおぉぉげおおおーーーっ」 糞にまみれてのたうちまわるまりさ共。 目といわず口といわずあにゃるといわず穴の中に入り込み、 全身にまとわりつく糞の悪臭に狂ったように叫び続ける。 人間だったらたちどころに発狂まちがいなしだが、 そういう機能のないこいつらは苦しみ続けることになる。 ただ、苦痛を終わらせる方法はあった。それに注意しなければならない。 「ゆごげ!!ぼぇ!!ゆぼぇげげえええええっ!!!」 やはり、嫌悪感ですぐに餡子を吐き出し始めた。 餡子を吐き出し続け、その量が致死量を超えると、ゆっくりは死ぬ。 言ってみればこれが発狂の代わりだろう。 当然、そんな生ぬるい安らかな最期を迎えさせてやる気はない。 すでに俺は、全身を覆う作業着に身を包んであった。 餡子を吐き出したやつから、俺は手早く回収して手近の台の上に置く。 全員が吐き出しているので急がなければならない。 「ゆげぇ!!げっげっげっげっごえぇ!!!ぼげぇぇぇぇえがびゅっ!!?」 大口を開いてえずく子まりさの顎を殴りつけ、強引に閉じると、 強力なガムテープで一旦口を閉じた。 「んぐ、んぎゅっ、んぐむぅううーーぅ」 ばたばたと暴れ回る子まりさを放置し、 他の子まりさ二匹と親まりさも、同じようにして口を閉じる。 親まりさの口は大きいからやや手間取った。 台の上に転がしたまましばらく放置し、落ち着くのを待つ。 吐き気にびくんびくんと跳ね回るまりさ共。 その口内では、吐き出しては飲み込むのを繰り返しているのだろう。 まだほとんど口に入れていないうちから、なかなか苦しんでくれる。 数分してから、ようやく四匹とも荒い息をするだけになった。 吐き気がおさまったようなので、ガムテープを剥がす。 涙に濡れた眼をこちらに向けながら、まりさ共は力なく慈悲を求めてきた。 「ゆぐ、ゆ、ゆ、ゆるじで、ゆるじで……ゆるじでぐだざぃぃ……」 「だべらべばぜぇぇん………」 「おでがい……おでがいでじゅうう……」 一匹の子まりさを手に取り、持ち上げる。 「ゆぐじで!!ゆぐじで!!ばりざなにもわるいごどじでなぎぃいいい」 「口を開けろ」 「ゆぐっ」 身を震わせて口を閉じ、いやいや首を振る子まりさ。 その顔面を拳で殴りつける。 十五回ほど殴ったところで、子まりさの口が開いた。 「ゆべぇ……ゆべぇ……ぇぇぇぇ……ゆっぐ、ひぐぅ……」 大口を開いたまま泣き声を上げる子まりさ。 俺は、その口を天井から吊り下げられたフックに掛けた。 「ゆごぎぇえっ!!?」 鉤爪型の大きなフックは、 子まりさの上顎を貫通し、目と目の間を貫いて先端を露出させた。 「ゆぎょ!!ごぎょ!!えあ、えああああいいいいぎぃああああっ」 上顎を支点に天井から吊るされたまま、 激痛でぶるんぶるんと跳ね回る子まりさ。 続いて残るまりさ共も、同じように上顎をフックに掛けて吊るす。 こちらに向かって大口を上げたまま縦にだらんと伸び、 空中で身をよじり続ける肌色の奇怪なオブジェが四つ並んだ。 「えぎょおお!!あい!!ぃいいいいあいいいいぎゅううぐううーっ!!!」 次に、新しい道具を持ってくる。 それは鉄製の輪で、輪を丁度ふさぐ大きさの円盤がつながっている。 輪は、成体サイズの子まりさの口をぎりぎりの限界まで広げられる大きさだ。 もちろん親まりさの輪はさらに大きく、同じく限界まで広げられる。 吊るされたままの子まりさの口をこじ開け、 鉄の輪を強引に口にねじ込んだ。 「ゆげぅ、ご、ごっ、おぉおおおおおごごごごごごごごおおお、あああがががが」 子まりさの口が目一杯広げられ、口内を晒した。 ここまで伸びるものか、顔とほぼ同じぐらいの大きさにまでこじ開けられている。 上顎を支点に吊り下げているので適度に傾き、 開かれた口が斜め上方を向いた状態になっていた。 試しに、輪に繋がっている円盤を動かして輪にはめる。 丁度うまい具合に隙間なく輪にはまり、金具で止められた。 こうすることで口に蓋ができるようになっている。 こうして、まりさ共は蓋つきの容器となった。 ぎりぎりまで大口をこじ開けられる痛み、 上顎から眉間にかけてフックで貫通される激痛。 言葉を発することもできず、まりさ共はしきりに呻きながら涙を流して耐えるしかない。 準備は整った。 俺は大きな柄杓を手にした。 柄杓は大きく、両手を使ってバケツ一杯近くの量をすくえるようになっている。 その道具を見て、まりさ共の目が見開かれた。 がたがたがたがたと震えが大きくなる。 すでによほどの激痛だと思うが、明らかにそれ以上の恐怖を感じているようだ。 「食事の時間だ」 「ゆぐぅうううううううーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」 山と積まれた糞便をたっぷりと掬う。 それを、斜め上に向けて開かれた親まりさの口にゆっくりと近づけた。 「あう!!ゆぁう!!おぁあああああおおおおああああーーーーーー」 一杯に見開かれた目から涙をぼたぼたぼたと流し、 口内に運ばれてゆく糞便を凝視する親まりさ。 この世の苦痛をすべて身に受けたかのような表情だ。 だが、実際には、こいつらが受ける苦痛はまだまだ序盤にすぎない。 ついに口内に糞便が流し込まれた。 「ゆぎょおおがぁばああああああ!!!!」 口いっぱいに糞便を詰められ、すぐに吐き戻そうとする親まりさ。 俺はすぐに、口にはめられた輪の蓋を閉じた。 金具で強固に留められた蓋は、ゆっくりの舌ごときではびくともしない。 親まりさの瞳がぐるんと裏返り、一杯に開かれた目は白目になった。 しばらくの間びぐんびぐんと跳ね回り、やがてびくびくと小刻みな痙攣に変わる。 全身からじっとりとした体液が染み出しているが、 糞便や吐瀉物は密閉されて漏れず、消化されるまで親まりさの体内に居座り続ける。 頬張られたそれは、一体どんな味なのだろうか。 恐らく、もはや味とすら呼べない刺激、苦痛だろう。 マスクごしに嗅いでいるだけでも、俺のこめかみがずきずきと痛んでいる。 俺自身も相当辛いこの作業だが、次にかからなければならない。 これは俺自身への罰でもあるのだ。 ともに畜生道へ落ちよう。 俺の視線を受けた次の子まりさが、 言葉を発することができないまま、体全身を蠢かせて慈悲を乞い始めた。 「うまいか?」 声をかけてやるも反応はない。 四匹のまりさ共は、口に蓋をされたまま、 涙と涎と小便と大便をだらだらと垂れ流したままこちらを見ながら震えている。 気絶はできないのだから、その餡子脳は絶え間なく苦痛を受けているはずだ。 嘔吐を示す体の曲げ方を見る頻度は少なくなった。 最初は白目を剥いて口内に吐瀉物を溜めるばかりだったが、 やがて諦めたのだろう、一刻も早く消化して苦痛を終わらせようとしはじめた。 「焦らなくてもいいぞ。まだまだおかわりはたっぷりあるからな。 ゆっくり食事を楽しんでくれ」 そう言って糞便の山を指し示してやる。 まりさ共の目が絶望に歪み、ぎゅっと引き絞られて涙をさらに絞り出した。 なぜこんな目に遭っているのだろう。 なぜいつまでたっても終わらないのだろう。 まりさ共の中で、そんな疑問が渦巻いていることだろう。 しかし、これさえまだまだ序の口にすぎない。 すでに普通のゆっくりなら全身の餡子を吐きつくしているだろうが、 こいつらの罪は、ゆっくりが死ぬ程度の罰では軽すぎる。 ゆっくりの限界を超えて極限まで苦しみ、 極限に到達したなら、さらにその先まで苦しんでもらわなければならない。 マジックミラーで隔てられた隣の部屋のゆっくり共が、 飛び跳ねながらまりさ共を嘲り笑っていた。 続く 選択肢 投票 しあわせー! (4) それなりー (0) つぎにきたいするよ! (0) 名前 コメント すべてのコメントを見る