約 3,401,957 件
https://w.atwiki.jp/nocry/pages/530.html
「……ちょっと整理してみようか」 目の前に|獣被り《ドロシ》の女を正座するように促して、俺はなんだか痛くなってきたこめかみをぐりぐり親指で押しながら言った。 痛いわほんと。頭痛が痛い。 「……あー、……そのな、その|獣被り《ドロシ》っていうのは、俺が知ってる人類とは違って、つまり被っている獣の性質を強く引き継ぐっていうことだな?」 「そうだ」 女はこくん、と頷く。 「えーと、で、あんたが被ってるそのゲャなんとか」 「ゲャワ」 「あーもういいって。そこは問題じゃねんだって。正式名称とかどうでもいいよ。ゲャワな、はいはいゲャワゲャワ。……その動物さんは、とってもとっても精力旺盛な生き物だと」 「そうだ」 「あのさ? なんかさ、俺の知識違ってたらごめんね? 山の動物とかさ、春に発情するのが普通みたいなところある気がするんだけど」 「ゲャワは年中発情するな」 「あー……、そう。あーそう。あーそうそう。……、……、じゃ、そのゲャワを被るあんたは、そのムラムラ属性まで引き継いじゃうと、そういうわけだな」 「そうなる」 「じゃなんだ、あんたはそのゲャワと同じように、現段階、年がら年中発情するって言うことか」 「うむ」 「……あったまいてぇー」 頷くと、頭の上のゲャなんとかまでこくん、と頷いて、醜悪なツラながらちょっと可愛……いやいやいやいや可愛いとかなに考えてんだよ俺正気に戻れよ。現実逃避してんじゃねぇよ。 可愛くねぇよ。 可愛いとか言ってる場合じゃねぇよ。 俺の貞操の危機だよ。 この場合、貞操と言っても尻というよりサオ寄りだけど、どっちにしたって合意じゃなかったら危機だよ。 圧し掛かられたら確実に俺勝てないだろ。体格的にも力差的にも。 「あのさあ」 引きつりながら俺は言った。 「あのさあ、俺、……、ほら。いちおう、一緒に旅してるわけだしね? そりゃお互い困ったことがあって、協力できるところは協力してやってもいいかなーとは思うけどさ、でもさ、うん、でもさ、ないわ、その、シモのお世話はさすがにねぇわ」 いやこれが町でやってる人情劇ならいいんだって。俺だって楽しく見るわ。 ラッキースケベって言うの。据え膳食わぬはじゃないけど、なんかわりとズレてて文明ちがう相手だとしても、まあそこそこきれいなツラしてて、若くて、次の展開としては男がその疼く体を慰めてやるぜみたいなさ。あるでしょそういうの。 体からはじまる愛、みたいなさ。 いや、たしかに世の中そういう愛のかたちもあるかもしれないよ? それは否定しない。否定しないけど、それはあくまでも遺伝子レヴェルというか、個々のお好みレヴェルで、無意識下で相手のこと気に入ってる場合に限るだろ。 そういうのって結局ひとめ惚れしてるよねって。 こんなふうに、もう好きとか嫌いとかの次元ぶっちぎって超えちゃってて、俺の趣味と守備範囲真逆の相手ととりあえず体から、とかねーーーーーーだろ。 勃つかどうかすら未知数だわ。 言いながら、でも、と俺はふとわいた疑問を口にする。 「でもあんたさ、これまでも集団生活してたわけだろ。あんたがいくつか知らねぇが、今日がはじめてってわけじゃねぇんだろ。その時どうしてたんだよ。なんか相手みたいなのがいたわけ?」 「ドロシーに相手はいない。薬湯で抑える」 「あ、抑えられるもんなの」 当たり前と言えば当たり前のこたえに、俺ははあ、と腕を組んだ。 「群れで暮らす、男襲うわけにはいかない」 「まあ、いろいろ風紀が乱れるよな」 そら女が発情して、性的な意味で襲い掛かってきたら、たとえ性に開放的な部族だったとしても困ると思う。いきなりは困るだろうと思う。 ふうん、と納得する俺へ、それに、と女がややうつむいて暗い声になった。 これまで聞いたことのない、低く抑えた声だ。 「ヌィ・ンッムョボ・ゲャワを抱く男はいない」 「久しぶりに聞いたな、その名前」 「ドロシーはゲャワを抱いているから、」 「あ?」 「ゲャワはよい生き物ではないから」 「……それはどういう、」 なんだそれ。 ちょっと闇深案件のにおいに、思わず俺はなになに、と前のめりになりかける。そういう話に弱い。でも結構誰だってそうだと思う。 気になるじゃん。ここだけの話、とか、他言無用、とか、そういうの。 だってさ、俺の美的感覚がおかしくなければ、目の前の女はわりと美人な部類に入ると思うんだよ。 まあその美しさ基準が、彫刻の美しさか、ションベンが床に作った模様かはとにかくとして、たぶん、おきれいな顔、ってやつに入ると思う。 性格もさ、日が浅いんでよく判らないけど、でも、とんちきな行動はしないというか、空気が読めるみたいなところはあるし、そこまでクセがないんじゃあないかって思っている。 それともあれかね、美の基準が|獣被り《ドロシ》の群れの中だとまた違うのかね。マウンテンが一番美しい、とかそういうのあるのかな。あ、マウンテンって山じゃなくて猩猩(ゴリラ)の方な。 俺の動きに女がうつむいていた顔を上げる。 珍しく、普段目を覆い隠している前髪が左右に分かれて、女の顔があらわになった。膜の張ったような、黒目の多い目とかち合ったとき、あ、やべぇ、と俺の頭のどこかで警鐘が鳴った。 なんかこの濡れた黒目に、夢の中でも呑まれたような気がする。 どんな夢だったかな。先だって起きて、煙草を数本吸って、それからゲャワがどうとか聞いているあいだに、煙と一緒にどこかに消えてしまったようだ。もうほとんど覚えちゃあいないんだが、目覚めたときの気分は最悪だったということだけは覚えているので、いやな夢だったのかもしれない。 目をすがめ、数歩後ろに下がった。こいつを洗ってやった数日前も、近くで目をのぞきこんで、なんだかおかしな感じになった。もしかすると、トコなんとかとかいう、ドロシーの呪(まじな)いだか幻術だかに関係するのかもしれない。 「……あんたさァ、」 じりじりと警戒を強めながら俺は言った。 「俺になんか薬盛ってんの?」 「薬、」 言われた意味の分からない様子で女が首をかしげる。 「薬でなけりゃ、呪(まじな)いみたいのかけてる? 催眠術的な」 そうでなけりゃ、俺がこうちょいちょいこいつに呑まれる意味がわからない。 抱き枕にされて大人しく黙っている意味もわからない。 だいたい、ひとりでいるのが好きなのに、こうして他人を連れて旅をしているのが一番わからない。 仕事でごくごく短期間、一緒に寝起きをすることもあったけれど、だいたい俺は他人と一緒にいられない性質(たち)だ。四六時中一緒にいたら、どうしたってそいつに自分の素の部分を見せることになる。それがものすごくいやだ。 俺は申し訳ないけど、ありのままの姿を見せるーとか、そういうの結構ですから。ありのままの姿は自分だけに秘めておきたい派ですので。 娼館の天使ちゃんたちと一緒に寝てるじゃんって言うかもしれない。彼女たちと寝たら、寝顔さらすでしょって。 けど、天使ちゃんたちとはそれこそ一日ひと晩の付き合いだ。涎垂らした寝顔見られたって、ずっとお付き合いしていくわけじゃない。しかもあっちは商売だし。 だからなんだかこのなし崩しな距離感が、いやだなあと思う。 なんか弱くなったのかなあ。 気弱になったというかさ、年取って丸くなるとか俺は絶対にいやだ。 顔をしかめていると、お前さま、と弱った様子で女が言った。やっぱり髪で隠れてないで顔が見えていると、相手の感情ってわかりやすい。 「ドロシーは、なにも、」 くっそ、そんな目で俺を見るなって。 知らず唸っていた。その目は何も魔力なんてこもってない。朴訥というか、ばか正直な色があるだけだ。 しばらく睨みあった。 「……あーーわかったよ。わかった。あんたはそういう罠仕掛けるタイプじゃない」 多分、まんじりともしないで四半時ばかり睨みあっていたと思う。 それから全面白旗な気持ちになって、文字通り俺は両手を上げる。 「信じてやるよ」 信じる、とかクッソ嫌いな言葉だけどな。 「疑って悪かった。なんなら材料集めに協力してやるから、その……薬湯?だかをさっさと作って飲めよ」 べつに優しさじゃないですよ。もんもんしてるやつが同行者だとか、俺が落ち着かねぇわ。 主に性的に食われる的な意味で。 「手伝ってくれるか」 俺の言を受け、ありがたい、と女が言った。 「森で作ろうとしたのだが、材料が足りなくて困っていた」 「……え、なんか、手に入れるのがすごい難しい高山植物とかだったら俺困るよ?」 ひと晩しか咲かない花とかさ。 言って早々俺は手伝うとか言ったことを後悔した。 ちょっと探したくらいで集まる野草だのなんだの、考えてみればこの女の方が俺よりずっと詳しいに違いないのだ。 薬、というくらいだから、たぶん何かの茸とか、何かの根を干したものとか、タネとか、もしかすると熊の胆みたいなのも使うのかもしれない。 熊の胆って言えばさ、そういえばさ、ドロシーが相撲取ってて俺が射殺した熊、その場に置いてきちゃったんだよな。もったいないことをした。 熊の胆は万能薬だ。それこそ滋養強壮から、火傷にまで効く。 あのとき、いろいろバタバタしていたとはいえ、すごくもったいないことをした。雄の熊だったし、肉は固くて食えないかもしれないが、せめて胆だけでも切ってきたら、市場に持っていきゃあ、かなりの金に変わるはずだった。 まあ熊くらいなら、また狩ればいいかもしれない。俺はデコイはごめんですけどね、そこに屈強な戦士がいらっしゃるし、熊をおびき寄せてくれさえすれば、離れた安全地帯から援護くらいはするよって。 だから、熊の胆ならともかく、もっと希少価値の高いもの指定されたら困るなあ、そう思いながら俺が言うと、いや、と女は首を振る。 「……だいたいはそろっているのだ」 「ンじゃ後何が足りないんだよ」 昨晩の焚火の跡を掘っくり返しながら俺は訊ねる。灰の中に残っている燠を探しているのだ。 火なんてもんは、最初の着火はたしかに手間も時間もかかり大変だが、一度点けると、上手に管理してやれば何時間でも持つという点はありがたい。朝から着火の額に汗して重労働は、俺いやだし。 朝飯にはちょっと早い気もしたが、なんか発情うんぬんで目が覚めちゃったしね、昨日取った山鳩の炙りでも作って置く気になった。首切ったあと、ひと晩吊っておいたから、きれいに血は抜けただろう。朝しっかり火を入れておけばこの暑さでも晩まで持つし、そうしたら今晩、さあ何を食べようか、だとか考えなくてもいい。それはとてもありがたい。 毟るために湯を沸かしはじめる。 昨晩のうちに集めておいた小枝をべきべき折っていると、こちらをじっと眺める女の視線を感じた。 「……ンだよ」 なんというか、ちょっと湿感のある視線だったので、俺は眉間にしわを寄せる。 「何が足りないのかとっとと言えよ」 「お前さま」 「なんだよ」 「体液がほしい」 「ふぇぇ」 おかしな声が出た。 俺、こんな声出せるんだな。 昨日山鳩〆たときに、きゅうって音がした。だいたい、鳥を〆るとどの鳥も最後に、鳴き声というか、空気音を漏らすものだけど、なんかそれに近いような音が俺の喉から出た。 「……はあ? え、 たい、……えっ。ちょっと待って、……はあ? 体液ってその、」 「ゲャワの発情を抑えるためには、牡の体液が必要なのだ」 「ええぇ……、」 ドン引きですわ。 文字通りイーーと歯を喰いしばって、俺はまじまじと女を見つめる。 え、待って、キモい。 体液ってあれだよな。体の液なんだから、つまり、精液だの小便だの唾液だのってことだよな。 もしかすると血液も体液の中に含まれるかもしれないけど、なんていうかさ、血をすするってのと、ヨダレすするってのじゃ、キモいのべクトルが違うというかさ。 それから、いわゆる「ヤる」ときに、べろべろ舐めしゃぶったり、ザーメン飲んだり飲ませたりすすったり、いろいろありますけども、なんかそれはそういう行為の時だから許されるっていうか、あらためてそれだけ採取してごっくん、とかさ、いや生理的に無理。無理でしょ。 見つめながら、俺は早くもこの女へ、どうやって別れ話を持ちかけようか考えはじめていた。むりむりむりむり。そういう特殊性癖じみた行動起こすやつと一緒に旅は無理。ここいらでやっぱり袂を分かとうぜ。 この場合、性癖じゃなくて抑制剤なんだって言われたらそらそうかもしれないが、でも納得するのと気持ち悪いから無理っていうのは別次元でしょ。 なんとなく、俺は用意された容器に、自分が唾液ないし精液を垂らすところまで想像して、いっそうドン引いた。考えただけでほんとあり得なかった。 そうして、まじまじと女を見かえしながら、ああでもそりゃ森の中で材量は揃いようがないわなと妙なところで納得もした。そりゃそうだわ。女ひとりだけ残されて群れはいなくなっちゃってるんだから、牡はいないわけですわ。 「……あ、でもちょっと待てよ」 なんか、森の中に乗り込め~したおばかさんたちいませんでしたかね。あいつら全員男だった気もするんですけど、え、いやまて、もしかして、看護しながら、その。 「彼らの体液はもらっていない」 考えが顔に出ていたのか、俺を眺め返していた女が答える。 「発情が出なかったからな」 「あ、そうですか」 それはよかった。ちょっとほっとした。いや良くないんだけど、なんか濃厚ミルク生絞り牧場、みたいなのを想像しかけていた俺は安心する。 「……症状が出る出ねぇがあるのな」 「あるのかもしれない。巣にいたときも、何度か出ただけで、いつも出るわけではないのだ。ドロシーにも、どうした場合に出るのかよく判らない」 「へぇー」 なんか変なところで感心してしまう。どういうきっかけなんですかね。人体の神秘。 そこまで思って感心して、で、また振出しに戻るわけです。 いや、いいんだよ。俺はスピリチュアル的なものはまっったく信じてねぇですけどね、男の体液を入れることで、抑えられる発情があるなら、それはそれで喜ばしいことだよ。 いいんですよ。 ただ問題は、それを要求されているのが俺で、それ混ぜた薬を飲むのが同行者ってことだよ。 うん、やっぱキモい。 引きつった顔で、どうやってここから逃げ出そうかとか考えていた俺を、首を傾げ、お前さま、とまた女は呼んだ。 不思議そうな顔だった。 「出すのは、それほど難しいことか」 「いや。いやいやいや。難しいっていうかね。倫理的にっていうか、いや倫理的というより生理的にね」 だって考えてみて。容器に自分がツバ口に溜めて、それからペッペってやるところ想像してみて。 「『皮無し』には、求めてはいけないのだな」 「いや駄目っていうかな。中には平気なやつもいるだろうけどさ、俺はちょっと御免被りたいっていうか」 始終ムラムラするのはたぶん結構きついんじゃあないかなとは思う。きついんじゃないかなとは思うし、できれば解消できたらいいねとは思うけれども、 「出せないか」 「出したくねぇなあ」 「涙を」 「うん、涙をね、」 うん。涙をね。涙。涙を。……えっ。 「――え?」 頷いて返しかけ、それから俺はたっぷり十数呼吸沈黙してから、もう一度涙、とおうむ返した。 「涙」 「……え、……は? あんたがさっきから出せ出せ言ってたのって、涙のことだったの」 「そうだ」 「じゃ、前に|皮被り《ドロシ》の他のやつから提供されて飲んだっていうのも」 「涙だが……ほかにあるか?」 心底いぶかしそうな顔でじっとこちらの顔をのぞきこまれて、体液の文字で即座に飲尿健康法まで連想した自分が、なんだか居たたまれないっていうか、勝手な勘違いして慌ててたのが赤っ恥っていうか、……いうか。あああ。 「あーそっかーなんだー涙かー」 言いながらぶちぶちと鳥の羽を毟る。鍋に沸かした湯にくぐらせてから普通は毟るんだろうけどさ、なんかやってないと間が持たないっていうかさ。 「お前さまが出ないと言うなら仕方がないな。……誰か、別の皮無しの人間に頼まないとならない」 「いえ! いえいえ! 俺が出させていただきますんで! 涙くらい! 一合ほどでいいですかね!」 よくよく考えりゃ涙を提供してそれを飲むというのもたいがいな気がしたが、もう最初が最初だけに相当ましっていうか、べつに涙くらいいいんじゃね? 的な思考に俺はおちいり、そのあと、玉ねぎの切ったやつ鼻の下と目に当てて、盛大に絞り出したのだった。 ごめん、ちょびっとだけ、鼻水も垂れたかもしれない。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1470.html
唯「おはよーりっちゃん!ムギちゃん!」 紬「・・・おはよう」 律「おう!おはよう!元気出たみたいだな、良かった良かった」 律「今日は部活でるのか?無理しなくていいぞ?」 唯「ううん、これ以上皆に迷惑かけられないよ。今日は参加するよ」 律「そうか、ならいいけど体調には気をつけろよ」 唯「うん」 唯「ムギちゃん、昨日はごめんね」 紬「いいえ、私も昨日は悪かったと思ってますし」 紬「それにさっき律さんから昨日の件は聞きましたので」 唯「・・・恥ずかしいから出来るだけ誰にも言わないでね?」 紬「分かってますよ、そんなこと」 唯「後で澪ちゃんにも謝らないと・・・」 ――――― 唯「ごめんね澪ちゃん」 唯「あの、昨日はそのいろいろあって」 澪「知ってるよ」 唯「えっと、うん。恥ずかしいから言わないでね?」 澪「分かってるよ、むしろ誰かにチクると思われたことの方が不快だよ」 唯「ごめんね・・・」 澪「分かればいいんだよ」 律「んじゃあ、部活始めるか」 澪「じゃあ私トイレ行ってくるよ」 唯「あ、私も!」 ―――――――――― 唯「私、学校のトイレ入ることってすごい怖いことだと思ってたんです。 でもこんなことがあって、トイレってすごい大事なことなんだって、やっと気づきました。 大変でもどんなことがあってもトイレを我慢するのは体に毒だし、絶対にやってはいけません。」 唯「そしてトイレ以上に大切なのは友達を持つことだと思います。 時々ケンカはしますけど、私はここに居るメンバーと友達になれたことを今は誇りに思います。 ここに居られる私も!誇りに思っちゃいます! 皆さんもどうか心に持ってください! それでは行きます、『トイレに行っといれ!』」 唯編 終わり 澪「………………」 唯「澪ちゃん?」 澪「…………………………」 唯「顔色悪いよ?大丈夫?」 澪(うんちしたい…) 律「なんだ?澪もトイレか?w」 唯「りっちゃん!」 澪「そそそそんなわけないだろ!唯じゃあるまいし!」 唯「」 唯「澪ちゃん本当に大丈夫?」 澪「うるさいな!軽音部のアイドルであるこの私がうんこなんてするわけないだろ!」 唯「」 律「無理すんなよ~、うんこなんて誰だってするんだから恥ずかしい事じゃないぞ」 澪「だから!」 紬「まぁまぁまぁまぁ…それよりお茶にしましょ?」 紬「あらやだ、コンロのガスが切れちゃってるの忘れてたわ」 紬「皆ごめんね、今日はお茶じゃなくて冷たいお飲み物でいいかしら?」 律「たまにはいいんじゃないか?なぁ澪、唯」 唯「うん!」 澪(おいおいおいおい……) 紬「あ、今日はケーキじゃなくてアイスを持ってきたの」 唯「ほんと!?」 澪「!?」 紬「ええ、唯ちゃんアイス大好きでしょ?珍しいアイスを貰ったから唯ちゃんに食べて欲しくって!」 唯「わあ!ムギちゃん大好き!」 紬「うふふ////」 律「それであんなクーラーボックス持ってきてたのかw」 澪(アイスティーにアイスって……嫌がらせか!?冷えるとやばい…) 律「チョコアイスか!私も大好きなんだよな~」 唯「おいしそう!」 紬「よろこんで貰えて嬉しいわ♪」 澪(なんだよその色!狙ってるだろ!?狙ってるだろ!?) 唯「おいひ~」 律「ちべて~」 紬「うふふ♪」 澪「…………」 律「澪も早く食べろよ、溶けちゃうぞ!」 唯「そうだよこんなに美味しいアイスめったに食べられないよ」 澪(好き勝手言ってくれるよ…) 紬「ごめんね澪ちゃん、気に入らなかった?」 澪「い、いや!そんなことないよ!」 唯「澪ちゃん本当に具合悪いんじゃない?平気?」 澪「だから平気だってば!そんな事言って私の分も狙ってるんだろ!」 唯「」 澪「食べるよ!食べりゃいいんでしょ!もう!」 澪「ガツガツゴクゴク」 唯「一気にいくね…」 紬「…………」 律「ムギ………おい澪、もうちょっと味わって…」 澪(キーン……グルルルル…) 澪「おごォッ」 唯「澪ちゃん!?澪ちゃん!!」 澪(一気に降りてきた!?) 澪「くッ………フゥ…」 澪「へ、平気……頭痛くなっただけ…」 律「あんなにがっつくからだよ…」 澪(上って来い、上って来い、私のうんこ…) 澪「はははwあのキーンってなるのがたまらなくてさ…w」 律「でもお前冷や汗出てるぞ……本当に大丈夫か?」 紬「無理しちゃだめよ?」 澪「はは…昨日の唯じゃあるまいしw平気だよw」 唯「」 律「でもこのアイスほんとに美味しいなぁ」 唯「ムギちゃんありがとね!」 紬「どういたしまして♪」 律「私チョコソフトも好きなんだよな」 唯「あ~、あのコーンの上に巻いてあるやつ?やっぱり作りたては良いよね」 紬「私作ってるところは見た事ないわ…どうやるのかしら?」 澪(コーン入りの巻き糞!?) 律「さすがムギはお嬢様だな~w」 律「こんな感じの機械でさ、アイスをぶりゅりゅってひりだすんだよw」 澪(ぶりゅぶりゅひりだす!?今の私の状況を知っててそんな話をしてるの!?) 唯「ぶりゅりゅってw汚いよぉw」 律「でも他に形容できないよなw」 紬「良く分からないけどすごそうね!」 澪「もうスカトロの話は止めろ!!」 律「え…」 唯「え…」 紬「え…」 澪「あ、いや…(やば、今のでまた降りて来た…)」 澪「そんなことより練習するぞ!練習だ!!」 唯「…………………」 律「…………………」 紬「…………………」 律「なぁ、なんで言いだしっぺがいつまでも座ってるんだ?」 澪「…………………(今立つとやばいんだよ)」 唯「はやく練習しようよ…」 澪「私は唯より上手いからたまにはこう言うのも良いだろ、聞いててあげるよ」 唯「」 澪(大分引いたな…よし…) 澪「うん、そんな具合で良いんじゃないか?そろそろ私も混ぜてもらうよ」 唯(まだ何もやってないし…) 律「…………………」 紬「…………………」 唯「澪ちゃん、まだ?」 澪「あーもう、わかったよ……皆せっかちだなあはぅッ」 紬「澪ちゃん!」 澪「今日は私がボーカルをほオオ」 澪(思い切り歌って便意から意識を遠ざけないと!) 律「……なあ、具合悪いならもう帰って休めよ…」 唯「そうだよ、顔真っ青だよ…」 澪「いや……いいよ…………やるよ……」 律「……大丈夫か?……まぁとりあえずやってみるか!ワンツースリー!」 澪「きみ…を………み……てる……」 律「ハーイ!ストップストッープ!」 律「おい澪!何だよそれ、やるなら真面目にやれ!」 澪「あ、はい……ごめん…真面目にだね…真面目だよ……うん、わかりました…」 紬「おなか押さえてるけど、辛いなら横になった方がいいんじゃない?」 唯「おなか痛いの!?お薬貰ってくるよ!!」 澪「へ…平気……」 澪(肛門がヒクヒクしてしまう…) 澪(直腸まで来てるのが良く分かるよ…) 澪(気を抜いたら決壊しそうだ……) 澪(か、軽くガスを抜けば楽になりそう…) 澪(音を出さないように…) 澪(慎重に慎重に……) 澪「!!」 澪(ムリュって来たあああ) 唯「……お…ちゃん…」 澪(危ない危ない!!フゥー!ハァハァ…) 唯「澪ちゃん!!」 澪「ひ!」 唯「うんこ出そうなんだよね!?わかるよ!私も昨日大変だったし!」 澪「なッ!?ちが!」 律「うんこくらい別になんとも思わないから早く言って来い!私ら親友だろ?」(キリッ 紬「そうよ!うんこしようがうんこしまいが澪ちゃんは澪ちゃんなのよ!」 唯「トイレってすっごい大事なことなんだよ!恥ずかしい事じゃないの!」 唯「だから澪ちゃんも澪ちゃんのペースでうんこすればいいと思う!」 澪「み、みんな……」(ジーン 澪「わ、わかった!私が間違ってた!うんこして来るよ!」 唯「うん!トイレに行っといれ!なんつってwww」 澪「ズコー!!!」 紬「澪ちゃん!?」 律「おい!大丈夫か!?」 唯「澪ちゃん!!」 澪「あ………あぁ……………」 澪「あ…ああ…」 ブリュ…ムリムリ…ボト… 澪「ああああああ」(ポロポロ ブリュリュ…ミチボトプスー…プーン 澪「うわああああああああああん!!」 律「あっちゃー…」 3
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/989.html
【種別】 仮面ライダー 歴代オールライダー 仮面ライダーBLACK RX(昭和第10作) 【名前】 バイオライダー 【よみがな】 ばいおらいだー 【変身】 南光太郎 【身長】 198.8センチ 【体重】 88キロ 【パンチ力】 ???トン 【キック力】 ???トン 【ジャンプ力】 ひと跳び約72メートル 【走力】 【新たな世界】 ブラックRXの世界 【声の出演】 倉田てつを(オリジナルキャスト) 【スーツアクター】 【登場話】 第26話 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー 【変身フォーム】 仮面ライダーBLACK RXロボライダー バイオライダー 【ディケイドの物語】 ブラックRXの世界にいるライダー、仮面ライダーBLACK RXがフォームチェンジしたライダー。 高い機動性を持つが、その最大の特徴は「液体への変化」である。自在に身体の形を変化させられるのみならず、ほとんどの攻撃を受け付けなくなる。その代わり格闘戦ではパワー負けしたり、高温に弱いなどの弱点も存在するがそれらを補って余りある。 【オールライダー対大ショッカーの物語】 【オリジナルのBLACK RXの物語】 「怒りの王子」の異名を持つ。 第17話で怪魔界に佐原ひとみを誘拐されそれを追った光太郎は罠にはまり地下1,000メートルの牢獄に閉じ込められ、岩壁で圧殺されそうになる。その時の怒りで二段変身する。 怒りにキングストーンが呼応して生み出された形態。サンライザーの左腰から取り出す切断能力に優れる剣「バイオブレード」を用いて闘う。同じく液化能力を持つ。毒素の抗体を作る能力やミクロ化も可能。ロボライダーに比べると俊敏である。同じく高熱に弱い。 必殺技はバイオブレードを一閃する「スパークカッター」や液化した肉体の体当たり「バイオアタック」。 専用マシンはアクロバッターが変化する「マックジャバー」。 【番組データ】 仮面ライダーBLACK RX(昭和第10作) 【関連するページ】 アクロバッター オールライダー対大ショッカー登場ライダー スコーピオンイマジン ブラックRXの世界 マンティスファンガイア ロボライダー 仮面ライダー 仮面ライダーBLACK RX 仮面ライダーBLACK RX(昭和第10作) 倉田てつを 疑問・質問・その他/ブラックRXの世界、カメンライドブラック、ブラックの世界の編集に関して 第26話登場ライダー
https://w.atwiki.jp/propagandabuster/pages/16.html
ニコニコでの和訳コメントを転載。 NaturalNewsの内容を書きますと 今年の初めにシーシェパードの活動家二人が日本の捕鯨船に誘拐されたと書いてありました。 実際は違うじゃねぇか!!ってことです チンピラのいちゃもん以下だぜ オカマ野郎達は自発的かつ不法に船に侵入した 今日、ネットである記事を見つけたんだが シーシェパードのメンバーが日本の捕鯨会社に「誘拐」されたそうだ なんで日本人は海賊どもを誘拐したのかって? で、ここにビデオがあるわけだ。イエーイw まず、シーシェパードが公海上で日本船に併走している では、シーシェパードのオカマ野郎が海賊ごっこをして 日本船に投擲しているのを見て欲しい 何を投げたかはしらねーが、何かを船に投げつけているよな 次に、連中がどうやって誘拐されたか見てみよう マジで反吐が出るぜ 何かを船に投げつけた上、 違法に、だ。公海上だぜ。 船長、乗員に無許可で船に乗り込むのは違法なんだぜ、オカマ野郎 日本人乗組員はこいつらを捕まえた 誰でも捕まえるわな しかし日本人はとても礼儀正しい人達だ。 オカマ野郎たちをどうしたんだろう 飲み食いさせてるぜ 随分楽しそうじゃねぇか? 誘拐されて楽しいか?ストックホルム症候群かよ じゃぁ最後に、誘拐被害者がどうなったか見てみよう おいおい、普通にオージーの船に戻してるじゃん な、みんな見ただろ リベラリズムは精神障害だ あれを誘拐だと思っちまうんだぜ そんなヤツに会ったことある? 【ニコニコ動画】Girly men kidnapped by the Japanese
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1744.html
※とある風紀委員の志 176支部・神谷稜の場合を先に読むことをお勧めします。 小さい頃、俺はある男に憧れた。 俺と1歳しか違わないのに、レベル0なのに、己の危険をかえりみず、困った誰かを救うために自分よりも大きな存在に立ち向かった。 握り締めた右手だけで… 彼としてはただ湧き上がる感情に従ったのであって、そこに善悪の判断は無いのかもしれない。今となっては知る気も起きない。ただ憧れた。彼の様に生きたかった。 “誰に教えられなくても、自身の内から湧く感情に従って真っ直ぐに進もうとする者”に… なんであの子が死んで、お前が生きているんだ! 俺を殺すのか!?あの時の小娘のように!! 何で俺が風紀委員になれなくて、お前みたいな人殺しがなれるんだ!! 気に病むことは無い。あの状況下で幼い君に正しい判断を求める方が間違っている 責められるべきは彼女を殺した犯人だ。お前が攻め立てられるのは筋違いだな おめでとう。晴れて君も立派な風紀委員だ。己の信念に従い、正しいと感じた行動をするよう、精進したまえ そして知ってしまった。 自分が感情のままに真っ直ぐに進もうとすると、誰かを傷つけてしまうことに… * * * 2年前 学園都市 第13学区 幼稚園や小学校が集中する学区。比較的低い年齢層で構成され、幼い少年少女の笑顔と彼らの面倒をみる穏和な教師たちによってほのぼのとした しかし、夜になると話は違う。下校時刻に近くなると他の学区から不良やスキルアウトといった連中がやって来る。理由は簡単だ。「か弱い小学生から金を巻き上げる」といういかにも小物らしいものであり、やって来るのも不良成り立ての中学生とかその辺りだ。幼子を守るために警備員が他の学区よりも多く配置されており、比較的良好な治安を維持している。 …はずだった。 明るい通学路から少し離れた路地裏。警備網の盲点を突いた死角。 この学区には警備員の数の割には緩いところがある。警備対象が子どもであり、彼らの成長や自由奔放なところを考慮しているのだ。第二三学区みたいなガチガチの警備網だったら、子どもたちの精神的な成長に影響を及ぼしかねない。彼らに分からないように警備を強化しても何か本能の部分で「誰かに見られている」と認識してしまうところがある。子どもはそういったところに敏感だ。 「んんー!んんんー!!」 覆面を被った二人組の男、細身の男はワゴン車に乗り込み、太った男が一人の少女を取り押さえていた。少女は必死に抵抗するが、大人と子供の体格差ではどうしようもない。 「ったく!暴れんじゃねえ!大人しくしてな!」 「おい。あんまり大きな声出すな。さっさと片付けるぞ」 太った男が慣れた手つきで少女の口にガムテープを貼り付けて黙らせる。 「動くな。風紀委員《ジャッジメント》だ」 突如、男たちの前に一人の少年が現れた。静かで抑揚のない声だ。彼の右腕には風紀委員の証拠である腕章が付けられており、それを引っ張って見せつける。 短い茶髪に整った顔立ちの少年だ。校章が入った半袖のワイシャツ、こげ茶に赤いチェックが入ったズボンという映倫中学の制服を着崩している。そのせいか不真面目で「だるい…」が口癖の不良のようにも見える。 彼の名は神谷稜。映倫中学の1年生だ。 彼はとある能力研修のためにこの第一三学区に訪れたのだが、帰りがけに事件に遭遇してしまい、いち風紀委員として、そして一人の人間として当然の行動に出た。 「ちっ…!面倒くせぇな」 太った男がポケットの中から丸めたアルミニウム箔を取り出し、稜に投げつける。 「そんなの当た―――――――――!? 突如、眩い閃光が稜の視界を真っ白に潰す。 遅延燃焼《タイムライター》 この男が持つ能力の名前だ。発火能力の一つであり、物体の表面に発火の起点をマーキングして意図した時間に発火させることが出来る。アルミニウムは閃光を散らして爆発的に燃焼する性質を持っている。その性質からスタングレネード材料として用いられる。マッチ程度の火力でも簡単に燃えるので、レベル1程度の火力でもアルミニウムを燃焼させるには充分だ。 視界を潰され、ぼんやりうっすらと見える中で太った男が少女を抱え込んで車に乗りこみ、車にエンジンがかかるのが分かる。 (くそっ!このままじゃ…!) ぐらぐらとする視界の中で稜はがむしゃらに運転席の方に向かって走る。そして、走りながら手の爪先からプラズマを集合させた剣、閃光真剣を発生させる。本来は針などの指標を使って安定性を高めるが、今はそんな余裕は無い。 「行かせるか!」 稜は手を伸ばし、閃光真剣を運転席の扉に向けて突き刺した。プラズマの持つ膨大なエネルギーに逆らえず、運転席の扉は貫かれた。 「うぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!」 運転席の細身の男が苦痛の絶叫を上げる。 「腕が…俺の腕がああああああ!!!」 稜が扉を開けると、細身の男が腕から流れる血を押さえながら慌てて出てきた。必死に稜から逃げようとするが足を挫いて転倒してしまい、腕の痛みを訴えながら地面をのた打ち回る惨めな姿を見せる。 どうやら、運転席の扉を貫通した閃光真剣は細身の男の腕も貫いていたようだ。 「くそっ!何が簡単な金儲けだよ!話が全然違うじゃねえか!」 ワゴン車の後方の扉が開き、男が少女を抱えながら姿を現した。少女の首元にナイフを突きたて、彼女が人質であることを稜にまざまざと見せつける。 「近付くなよ…。あとその光る剣も戻しな。じゃねぇと…」 稜は男に言われるまま数歩離れ、閃光真剣を戻す。 「そうだ。それで良い。じゃあ次の命令だ。有り金全部出しな。てめぇのせいで折角の儲け話がパーになったんだ。責任ぐらい取ってくれるんだよなぁ?」 中学生が財布に入れている金額なんてたかが知れているのだが、この男は目の前の中学生が映倫中学の生徒であることを制服から判断した。映倫中学は「共学の常盤台」と言われ、入学にはレベル3以上と定められている。学生の能力レベルと貰える奨学金は比例しており、レベル3となるとかなりの大金が貰える。男は稜の財布の中の金額がこの少女を手放すことに釣り合うと計算していたのだ。 「へへっ…。さっさと金を出しな。じゃねえと…」 その言葉の続きを言おうとした途端、男は後方から来た何者かに首を絞められて言葉は遮られた。鍛え抜かれた屈強な腕がギチギチと男の首を絞める。呼吸が出来ず、「助けてくれ」という言葉も上げることも出来ない。腕を必死にタップするが力が緩められることは無い。その隙に少女は逃げだし、稜の元へ向かう。 そして、首絞めから数秒後、男は泡を吹き、失禁して倒れた。稜は彼女にその瞬間を見せまいと少女の稜目を手で塞いだ。 誘拐犯が倒れて、初めて背後から首を絞めた男の姿が見える。 180近い高身長に茶髪のオールバックにアスリートの様に鍛えられた身体に真夏の汗が滴る。脹脛まで丈のある迷彩ズボンに水墨画がプリントされたTシャツ、スポーツサングラスをかけている。手の甲には刺青のようなものが見えた。格好からして不良かスキルアウトの類のようにも見える。 「よぅ。大丈夫だったか?お二人さん」 グラサン男は気楽に二人に話しかける。 「あ…ああ。俺は大丈夫だ」 「そっちのお嬢ちゃんは?」 グラサン男が屈んで少女と目線を合わせる。恐がられないようにサングラスも外した。 すると少女は目尻に涙を浮かべた。グラサン男は「恐がらせちゃったか?」と少し慌てるが、どうやらそうではないらしい。 「お洋服が…お姉ちゃんが買ってくれたのに…」 少女はスカートの裾を掴む。誘拐されそうだった時に一時は逃げようとしてこけてしまい、服が汚れてしまったらしい。 「ああ~。こりゃ酷いなぁ。でも大丈夫だ。この風紀委員の兄ちゃんがクリーニング代を出してくれるから」 「え?」 稜が「いや、払わねぇよ」と言いかけたが、さすがにこの少女の前じゃ言いづらい。 「にーちゃん!野球ボールあったよー!」 突如、バッドやグローブを持った野球少年たちが現場にぞろぞろと入って来る。 「おお!そうだった!場外ホームランの野球ボール捜してここまで来たんだったな。あ、じゃあ、そういうことで。後は任せた」 男は事件に関するものを全て稜に丸投げし、野球少年たちのところへ走り去っていった。 「な……何なんだ?あいつ?」 終始、男のペースに乗せられっぱなしだった。しかし、悪い気分はしない。事件解決に協力してもらったし、少女に対するケアも完璧…とは言い難いが良いものだった。自分には出来なかった。そして何よりも… (あいつみたいだ…あの時のツンツン頭みたいに…) とりあえず事件は解決したので警備員《アンチスキル》に通報し、後処理を任せた。 * * * それから数日後 驚愕の常盤台とまで言われるエリート校である映倫中学。校舎とその内装は、ガラス張りや吹き抜け、学内の電光掲示板など近未来的なものとなっており、それに憧れて入学を目指す者も多い。 職員室も同様であり、有名建築デザイナーにデザインを頼んで従来の職員室とは一線を画したものとなっている。 問題は… 「この職員室使いづれー!」 そう嘆く教師が約一名。 180近い慎重に短い黒髪、いかにも体育系の明るい顔つきをした男だ。少しくたびれたスーツに緩めたネクタイ、シャツの第一ボタンも外しており、だらしない格好だった。 格好のだらしなさと同様に彼の机の上は軌道エレベーター並みに積み上げられた大量のプリント、書類、教材、etc…に占領され、机として機能しているのか、それとも物置として機能しているのか分からないほどちらかっていた。 「お前もそう思うよなぁ?希河先生」 彼の向かいの机に座って作業をする男性教師。喪中のようなブラックスーツに黒いネクタイ、オールバックの黒髪に細いキツネ目が特徴の男だ。 蔑むような冷たい目、冷たく嫌味が込められた声と口調で語りかける。 彼の名は希河鎌《キカワ レン》。つい最近、この学校に赴任してきた教師である。 「それは貴方が整理整頓出来ないせいでしょう」 「希河先生もクラスを持ってみれば分かるぜ。次から次へと湯水のように仕事が湧いて来る」 「では堅原先生の机を見て下さい。クラス担任を請け負い、尚且つ生活指導教員もやっているのに机が片付いているではないですか」 そう言って、希河は自分の3つ右隣の堅原月夜《カタバル ツクヨ》の机を指差す。彼女の机は綺麗に整理整頓されており、その上、家族写真の入った写真立てを置く余裕すらある。 「条件は同じどころか、むしろ向こうにハンデがあります。それでもクラス担任のせいで机が片付かないと仰るのですか?」 「いや…それは…」 どう言い訳しようか、綺羅川は言葉を探すが、何を言っても希河に論破される光景が浮かぶ。 「率直に言います。さっさと片付けて下さい。そのプリントタワーがこっちに倒壊する前に」 「お前って俺に冷たくね?」 「向かいの席の人間が整理整頓出来ず、その余波が来れば当然の態度だと思いますがね」 綺羅川は何も言い返すことが出来なかった。そして、机に積み上げられたプリントタワーを片づけ始めた。 「そういえばさぁ。お前ってさぁ、学生同士の恋愛ってどう思う?」 「突然何ですか?まぁ、絶対にやめさせるべきですね。恋愛などに現を抜かしている暇があるなら、その分、机で勉強するべきです。恋愛で学生の本分を見失い、遊び呆けて成績を落とす生徒は数多くいます。『中学生だからまだ挽回できる』とはよく言いますが、中学の成績は高校受験に反映されます。進学した高校や高校での成績は大学受験に反映されます。そして、在籍した大学や大学での成績は企業への就職や研究所への配属に反映されます。中学生だから大丈夫なのではなく、中学生の時点で既に始めなければならないのです」 「まぁ…言いたいことは分かるが、だからって付き合っている生徒同士をわざわざ別れさせるのはどうかと思うけどな…」 「強制はしていませんよ?私は“自主的に”離別するのを薦めただけです。最終的な決定権は本人達に委ねています。それに恋愛なんて一時の感情で自らの人生を棒に振るうなど言語道断です」 「いや、一時の感情って…」 「では逆にお聞きします。今この学園で付き合っているカップルの中に、将来の結婚まで視野を入れて付き合っているカップルがいると思いますか?もし一時の性欲に駆られて間違いを犯してしまった時、責任をとれる男女がいると思いますか?」 綺羅川はぐうの音も出なかった。おそらく、そんなカップルはこの学園に居ないだろうし、責任をとれる男女も少ないだろう。それに責任どうこうなんて事態になったら大問題だ。 「そうならないように教育するのが私たち教師の役目じゃなくて?」 何も答えられない綺羅川に救いの手が差し伸べられる。 ミステリアスで妖艶な雰囲気を持つ声とそれに相応しい容姿を持ち、オーラを放つ女性。腰まで届く長い黒髪に若々しく豊満なスタイル。肌をほとんど露出していない格好だが、それでも彼女のスタイルの良さが服の上から分かる。見た目年齢20代後半から30代前半といったところか。 彼女の名は堅原月夜。この中学に勤めるベテラン教師である。ちなみに実年齢は38歳であり、タクシー運転手の旦那と高校生と中学生の娘がいる。「お前みたいな38歳がいるか!」と思わずツッコミを入れたくなる 「しかしですね。堅原先生。そうなるリスクが生まれるのであれば、芽の時点で摘むのが合理的ではないでしょうか」 「確かに貴方の言う通り、恋愛で身を滅ぼす人は多いわ。恋愛や異性を知らないまま大人になって、異性絡みの問題で今まで積み上げてきたものを全て失ったりね」 さきほど、希河が言ったことを真っ向から反対する月夜に対し、希河ぐうの音が出なかった。人として、教師としての人生経験の差が違うのだ。反論できず、だがどうしてもプライドが退き下がるのを許さない。どうしようもない怒りに希河の指がカタカタと震え、その震えた指で眼鏡の位置を直す。 「でもまぁ、貴方の言う通り、恋愛に現を抜かして勉学を疎かにする生徒がいるのは問題ね。そこはしっかり指導すべきだわ」 希河の言い分も極端なだけあって間違っているわけではない。反論しつつもそういったフォローを入れるところはさすがベテランだと綺羅川は思った。 「恋愛や人生の相談みたいにカリキュラムに含まれていないことまで対応するから、私たち人間が教壇に立って、教鞭を振るっている。カリキュラム通りの授業なら機械の方が優秀よぉ?ねぇ…綺羅川先生?」 そこで話を振られたことに綺羅川はギクッと来る。綺羅川は教師としての人格には問題無いのだが、ものを教えるという教師としての“能力”には大いに問題があり、彼の数学の授業はあまりのいい加減さに生徒たちから苦情が出ている。 「そ、そうですね…」 どっと溢れ出る冷や汗を流しながら綺羅川は答えた。ここから綺羅川の教師としての能力について色々言われる流れになるんじゃないかとビクビクしていた。 その時だった。 「失礼します。綺羅川先生はいらっしゃいますか?」 綺羅川に再び助け舟が寄越された。この学園の生徒、1年生で風紀委員の神谷稜だ。 綺羅川はここぞとばかりに「おう!おっちに来い!」と言って大手を振る。 稜は職員室に入り、綺羅川の席へと向かってきた。 「おう。どうした?何か用か?」 「『何か用か?』って…先生が放送で呼び出したんじゃないですか」 稜がため息交じりにそう答えると、綺羅川は自分が放送で彼を呼び出したこと、そして仕事を一つ思い出した。 「おお!そういえば、そうだったな!お前、第一三学区に行った時に誘拐犯を捕まえただろ?向こうで警備員やってる俺のダチが『よくやってくれた!お前は良い生徒を持ったな!』って喜んでたぞ!」 綺羅川は笑いながら稜の肩をバシバシと叩く。彼なりの激励だ。対して、稜は少し目を逸らした。あまり誉められることに慣れていないようで、少し恥ずかしかったのだ。 「まぁ、これからも“お前の信じる正義”のために頑張ってくれ」 そう言って、綺羅川は1枚の紙を稜に渡した。 “始末書” 風紀委員の管轄は決められており、それ以外での活動は原則禁止されている。稜が所属する映倫中学、そして風紀委員一七六支部から第一三学区はかなり離れており、明らかに管轄外行動だった。しかし、管轄外行動による始末書を恐れて、先日の稜のような状況であえて動かない風紀委員が増えてきている問題があるため、始末書の提出は簡単なもので大した負担にならないように配慮されている 稜は不満そうな顔で始末書を受け取る。それもそうだ。誘拐されそうな少女を助け、誘拐犯を捕らえるという正しい行動をとったのに始末書という過失・規律違反の報告と謝罪、再発の防止の誓約書を書かされるのだ。 「まぁ、不満に思うのは分かるが、そういうルールだからな。悪く思わないでくれ」 稜は始末書を受け取ると「失礼しました」と言って、職員室を後にした。 始末書を眺めながら稜は廊下を歩き、一七六支部へと向かっていた。 「俺の信じる正義…か…」 己が正義だと信じてとった行動の結果、少女は誘拐されずに済み、男たちが逮捕されたことで治安は守られた。そして、始末書である。 別に後悔はしていない。悪い結果よりも圧倒的に良い結果が残ったのだから、始末書程度で済むものなら安いものだ。 でも時折考えてしまう。もし、あの時自分が出てきたせいで犯人を刺激してしまい、少女が殺されてしまう結末になっていたら…、あのまま少女が誘拐されるよりも酷い結末を迎える要因になってしまったら…。 研修で一緒だった同級生を目の前で死なせてしまったトラウマがそうさせる。 あれは凄惨な事件だった。彼の独断先行も原因の一つであるのは間違いない。しかし、それは偶然と不幸の連鎖によるものであり、客観的に見れば責任の所在は全て犯人にある。だが、稜は自分を責めた。自分を許せなかった。風紀委員を断念することも考え、精神医療センターへの入院を周囲が薦めるほど自らを追い詰めた。 (自分の正義が誰かを傷つけるぐらいなら…) それがこの結果だ。彼は自分の正義を信じられなかった。 そうこう考えている内に稜は一七六支部まで辿り着いた。 (始末書、これで何枚目だっけか?) 今まで書いて来た始末書の枚数を頭の中で思い出しながら、稜は扉を開けた。 パン!パン!パ~ン! 「!?」 扉を開けたと同時に鳴るクラッカー、それは明らかに稜に向けられており、飛び出た紙吹雪や紙テープが稜の頭や肩にかかる。 「YEAH!!おめでとう!」 神谷の前に立つ女子生徒。染められた金髪、ブラが見えそうなギリギリラインの豊満な胸元で下は結んで腹部をさらけ出している。校則違反上等な露出度を誇る彼女なりの制服の着崩し方だ。どう見ても一昔前のギャルにしか見えない。 雨戸速那《アマド ハヤナ》。映倫中学の3年生であり、風紀委員一七六支部のリーダーである。信じられないようだが、もう一度言おう。映倫中学3年生であり、風委員一七六支部のリーダーである。 彼女の他にも斑孤月、鏡星麗をはじめとした支部のメンバー達がクラッカーを鳴らしていた。 目の前に男子がいることも気にせず、速那は堂々とミニスカートでオフィスチェアの上に胡坐をかく。稜からはパンツなんて見えて当然のアングルだ。 「これは…何のつもりですか?先輩」 自分にかかった紙吹雪や紙テープを払い落しながら稜は尋ねる。 「HAHAHA!よくぞ聞いてくれた!“神谷稜の始末書30枚突破記念パーティ”だ!」 稜をはじめ、他のメンバーはこのリーダーにいつも頭を悩ませていた。大のイベント・お祭り好きで事あるごとに理由をつけてはクラッカーを鳴らして、パーティを始めようとする。悪い人間ではないのだが、TPOを弁えない。ついでにウザい。 「それって…祝うことなんですか?」 「まぁ…そうなんじゃねぇの?管轄外でありながら誘拐されそうになった少女を助け、見事に誘拐犯を捕らえた!良いことじゃないか。それなら始末書は勲章だよ!勲章!」 「は…はぁ…」 どう答えればいいか、分からない。基本的に稜は彼女のテンションに付いて行けないのだ。 「このままピザの出前頼んでコーラ一気飲みしたいところなんだけど、みんなまだ仕事中なんだよね~。2人だけでどっか遊び行っても神谷が相手じゃ盛り上がらねぇし」 「俺も今から始末書を書きますんで」 「はぁ…盛り上がらねぇなぁ…つまんねぇからパトってくるわ。斑。掃除頼む」 そう言って、どこからか取り出した雑巾を放り投げた。 「何故、エリートの私がこんなことを…」 短い黒髪をオールバックにしたキツネ目の少年、斑孤月は雑巾を傍に置き、自身の手元に小さな竜巻を発生させる。彼はレベル4の空力使いであり、風で一気にゴミを集めようとする。 能力の使用を察知したのか、速那は即座に振り向いた。 「能力の使用禁止な。ちゃんと掃除用具を使って掃除しろ」 「能力を使った方が手っ取り早いです。私の精度ならゴミだけを集めることも可能ですが」 「お前は能力に頼り過ぎ!たまには下々の苦労を思い知れ!あとエリートエリートうるさい!…ってことで加賀美!」 速那は緋色のストレートヘアーの少女を指さす。彼女は他のメンバーとは違い、小川原中学の制服を着ている。 彼女の名は加賀美雅《カガミ マサ》。小川原中学の2年生であり、この支部の次期リーダーである。稜とは研修時代からの知り合いであり、一時期は彼女が指導する立場だった。 「私が出て行った後にこいつが能力を使ったら、きっちりオシオキすること!9月からはお前がリーダーなんだから、ちゃんと主従関係をキッチリしておけよ!」 「はっ!はい!」 そう言って、加賀美も犬の首輪とリードを手に持って答えた。 (ガチで主従関係にするつもりか!) そんな稜の心の中のツッコミ通りになったのか、2年後、狐月は加賀美の指令には従うようになった。他人を見下し、口を開けばエリートエリートうるさいのは変わり無いが。 速那が支部から出て行こうとした途端、「あ!」と声を上げてUターンしてきた。 「神谷。お前、今週の土曜は暇か?」 「祭ならお断りです」 「まだ何も言ってねぇだろうが!お前が助けた女の子の姉ちゃんと地区の担当の警備員が『どうしても直接会ってお礼がしたい』って言うんだけど、大丈夫か?」 「大丈夫です。その日は予定入ってないですし」 「じゃあ、決まりだな。後で場所と時間のメール送るからなぁ~」 そう言って、速那はパトロールへと出かけて行った。 * * * 土曜日 第七学区 ちょうどお昼時、相手が指定したのはとある大型ショッピングモールの2階にあるファミリーレストランの入り口前だ。休日ということもあってたくさんの買い物客で賑わっている。 「ちょっと早かったかな…」 稜は約束の時間の15分前に到着していた。何度か時計を見て時刻を確認しながら、ケータイをいじって時間を潰す。日頃のパトロールの成果か、それとも風紀委員としての職業病なのか、目の前を通り過ぎる人達の中に怪しい人はいないかついつい観察してしまう。 その中で一人の男の姿が目に映った。 (あの男は…!) 先日の誘拐事件で犯人を背後から襲った、あのグラサン男の姿だ。 彼を呼びとめようと手が伸び、足が進む。しかし… 「4階のホールで罪人末路のライブがあるらしいぜ!」 「待ってよー!」 目の前を横切る高校生に遮られ、その一瞬の間に男は人混みの中に消えて行った。 「いやぁ~、お待たせしてすみません」 見失ったと同時に背後から一人の中年男性と二人の少女、一人の少年が姿を現した。 中年男性の方は面識がある。先日の誘拐事件の後、事情聴取のために現れた地区の担当の警備員である。いつも気弱そうな顔をしている。 二人の少女と一人の少年はよく似ており、おそらく3人姉弟だと思われる。少女の小さい方は誘拐事件で誘拐されそうになった少女だ。 姉の方が一歩前に出る。 黒髪の癖っ毛が目立つショートヘアの少女で癖っ毛をヘアピンで抑えている。四角い赤フレームの眼鏡が似合う少女だ。年齢は稜の1個下である。 「あの…先日は妹を助けてくれて、ありがとうございました。葉原命《ハバラ メイ》の姉、葉原ゆかりです」 姉に続いて妹も頭を下げてお礼を言う。しかし、弟はどこか不満そうな顔でそっぽ向く。 「―――――――――――だからな」 ボソッと弟が何か呟く。何て言ったのかはっきり聞こえず、稜は「ん?何だ?何か言いたいなら…」と聞き返す。 「こ、今回はお前に譲ってやったけど、次からはゆかりねーちゃんも命も俺が守るんだからな!なんたって、俺は未来の風紀委員のエースだからな!」 なんとも少年らしい意地を張り、腕を組んで完全に稜から目を逸らす弟。 「こら!樹《イツキ》!お礼ぐらいちゃんと――――」 「ま…でも今回はありがとうな」 小さくぼそっと礼を言う樹。恥ずかしくて堂々と言えなくてついこんな態度を取ってしまう。この年齢の男の子ならよくあることだ。 「ちゃんと言えるじゃな~い!」 ゆかりは樹に抱きつき、彼の頭をワシワシと撫で廻す。樹は抵抗するが、どこか嬉しそうだ。 「まぁ、こんなところで立ち話も難ですから、そこのファミレスで食事でもどうですか?僕が出しますよ」 警備員の男の提案で5人は待ち合わせ場所のファミレスで食事をとることになった。 姉のゆかりも風紀委員であり、同じ風紀委員として仕事がどうとか、自分がどこの支部に所属しているのかとか、強くなるにはどうしたらいいのかとか、そんな他愛のない話を続けた。強くなるには~という話題には弟の樹がぐいぐいと食いついてきた。そんな他愛ない話ではあるが、充実して楽しい時間だった。 ドォォォォォォォォォォォォン!! そんな楽しい時間を引きさくように突如、大きな爆音と振動が響き渡る。 「え?何?」 「お姉ちゃん…」 「だだだだ、大丈夫だ!ゆかりねーちゃんも命も俺が守るから!」 (虚勢張るなよ。足がガクガクじゃねえか。…それにしても今の爆発、上からだよな…) 稜と風紀委員の男は同じ思考に至り、同時に天井を見上げる。 『お客様にご連絡します。4階の多目的ホールにて火災が発生しました。係員の誘導に従い、慌てずにデパートから避難して下さい。繰り返します。屋上で―――』 「おっさん!こいつらを頼む!」 「あ!ちょっと!」 すかさず稜は風紀委員の腕章を手に持ち、レストランから飛び出した。警備員の男は確実に出遅れてしまう。 「そういうのは普通、僕の仕事なんだけどねぇ…」 本来なら警備員が向かい、風紀委員が避難誘導するのだが、ここで自分が出てしまえば葉原三姉弟を置いて行くことになってしまう。 「とりあえず、君たちを避難経路まで誘導する。その後はお店の人の言うことを聞いて、慌てずにここから出るんだ。大丈夫かい?」 「は、はい!」 「よし。良い子だ。二人ともお姉ちゃんの言うことはちゃんと聞くんだよ」 警備員の男はゆかりの手を繋ぐと他の客がゾロゾロと並ぶ避難経路の列に3人を入れた。その後、他の客の避難誘導も続けながら上へと向かっていった。 デパートの4階の多目的ホール、“罪人末路”と大きく書かれたステージは燃え盛る炎とステージを照らすライトで明るく照らされていた。ステージ上で演奏していた在任末路も炎による火傷や爆発で飛んできた破片が身体に刺さり、身動きが取れない。そして、罪人末路を取り囲むようにバラクラバの男たちが取り囲んでいた。 全員が口元に「断罪」と書かれたバラクラバを被っている。 「ちくしょう…何で俺がこんな目に…」 ギターの男がギターを支えに立ちあがろうとするが、彼らを取り囲むバラクラバの男たちの一人によって足蹴りされ、再び地面に突っ伏せられる。 「この期に及んでまだ気付かねえのか?忘れっぽいにも程があるってもんだ!」 バラクラバの男達の小柄な体型のリーダーが罪人末路の顔をサッカーボールを蹴る感覚で蹴り飛ばす。そこに罪悪感など一切感じられず、むしろ楽しんでいるようにも見える。嗜虐性が服を着て歩いているような人間だ。 「4年前の今日、二つのスキルアウトチームの抗争に巻き込まれて、殺された小学生のこと…忘れたわけじゃねえよな?」 「あ、ああ。覚えている。だから俺はもうスキルアウトから足を洗ったんだ!これからはも償いに生きるって決めたんだ!」 バンドの罪人末路は必死に懇願するが、断罪チームにその声は届かない。 「違うな…。贖罪ってのはてめぇが罪の責任から逃れて楽になりたいだけのただの自己満足だ。どんだけ償いを重ねても被害者には何も帰って来ねぇ。償いたいって言うんなら、妹を返せよ! あの頃の日々を返せよ!それが正しい贖罪ってもんだろうが!それが出来ないなら、地獄の底で罪悪の泥沼に溺れながら足掻き苦しんで生きろ!ゴミ同然で!惨めで!己の生誕を否定するほど無様な死を迎えやがれ!」 リーダー格の少年が積年の恨みと怒りを込めて拳を握る。 「てめぇにはもっと惨たらしい死を与えてやりてぇところだけど、時間が無ぇからな。“焼死”ぐらいで済ませてやる」 リーダー格の少年が小さな金属球を取り出す。人の眼球と同じぐらいの大きさだ。それを罪人末路にまざまざと見せつけ、彼に投げつけるために手を振りかぶった。 「風紀委員だ!放火と暴行の現行犯でお前らを拘束する!」 扉を閃光真剣で斬り破り、稜が風紀委員の腕章を付けて姿を現した。 「ちっ…めんどくせぇ…」 折角の復讐の一時を邪魔されてリーダー格の少年は不満たっぷりな表情で金属球をポケットに戻した。―――と思わせて、突如、全ての指の間に金属球を挟んだ状態でポケットから取り出し、一気に稜に投げつける。 (こんなの閃光真剣で…) 稜が両手から閃光真剣を出し、金属球を斬ろうと身構える。 「斬るな!避けろ!」 突如、舞台袖から聞こえた声に反応し、ギリギリのところで稜は金属球を切断せず、身体を無理やり捻らせて攻撃を避けた。 稜の背後で金属球が床や壁、座席にぶつかるとガラスの割れるような音と共に液体が溢れ出て、背後で一気に炎が上がった。金属球の中身は酸素に触れた途端、爆発的に燃焼する超可燃性の液体だ。 「チッ…まだ鼠が残ってたか。お前はこいつを押さえておけ。残りは鼠を駆除しろ」 リーダーの指示に応じ、バラクラバの男たちは一人を残して散り散りとなる。 炎がますます燃え上がることで暗がりだったホールが明るくなっていく。そして、リーダーの少年から稜の姿がハッキリと見えた。 「アギャヒャヒャヒャヒャヒャ!!まさかお前が来るとはなぁ!」 突然、狂ったかのようにリーダーが笑いだす。 「俺を…知っているのか?」 「ああ。当然知っているさ。 “仲間殺し”の神谷」 「!?」 仲間殺し…リーダーの言葉が稜のトラウマを抉る。カタカタと腕が震え、臨戦態勢として出していた閃光真剣は不安定になって今にも消えかかりそうだ。“自分だけの現実”をも否定しかねない凶器の言葉だ。 「ち…違う。あれは…」 「救済委員《ジャスティス》の間じゃ有名だぜ?人殺しのくせに正義を剣を振りかざす反吐の出る偽善者だってなぁ…。そんなんでよく風紀委員の腕章なんか貰って、正義を振りかざせるもんだな?お前の面皮の厚さどんだけあるんだ?」 アハハハハハハハ!と大きく笑い声を挙げながら、平然と稜の心を抉り、トラウマを次々と掘り起こす。彼の言葉だけじゃない。あの事件から言われ続けた罵詈雑言が彼の脳内をかけめぐり、構造をぐちゃぐちゃにしていく。そして、耳が更に悪い言葉だけを受け止めるようになってしまう負のスパイラルに陥った。 「違う…俺は人殺しじゃない…あれは…」 自然と稜の口から零れる自己弁護。「あれは自分が悪い」「責められるべきは独断専行をした自分だ」と自分に責め苦を与え続けてきた。そう自己暗示し続けてきた。それが自分の贖罪だと思っていた。 “ヒーロー《誰に教えられなくても、自分の内から湧く感情に従って真っ直ぐに進もうとする者》”であろうとした。 だけど、自分の内から湧く感情が人を傷つけ、取り返しのつかない過ちを犯してしまった。それでも “ヒーロー《過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者》”であろうとした。 それなのに、追い詰められて口から零れた本性は理想からかけ離れていた。 トラウマを抉られ、理想と現実の溝を思い知らされる。 「俺はこの男を殺したい。殺して、殺して、殺しまくって!死体になっても殺し尽くしたい!そうじゃねえと気が済まねえんだ!清算しなきゃいけないんだ!そうじゃないと…俺の人生はあの頃から1秒も進まない!」 リーダー格の少年は指にはさんで4つの金属球を罪人末路に向けて振りかざす。 「てめぇに殺された少女の親も同じこと思ってるんだろうぜ。だからそこで見てな。偽善者。この男の末路がいずれお前を迎える最期だ!これが本来下されるべき正義の鉄槌なんだ!」 「おかしいな。それじゃあ“筋”が通らねえ」 突如、舞台袖からグラサン男が姿を現した。 「お前…」 「“俺の部下達が処理した筈だ?”ってか?自慢じゃねえが、俺ってけっこう喧嘩強いからさ。あの程度の人数、どうってことねえんだぜ」 グラサン男の背後には倒されたメンバー達の姿が見える。 「俺は別にお前が復讐しようが、その男を消し炭にしようが構わねえんだけどよ…どうしても一つだけ、気に入らねえところがあるんだ」 「気に入らないところ…だと?」 「ああ。お前、さっきこう言ったな。『これが本来下されるべき正義の鉄槌なんだ』って」 「ああ!そうだ!この男は罪人であるにも関わらず、罰を受けなかったんだ!それに鉄槌を下すことが正義でなくて何だ!」 「だからそこが違ぇって言ってんだよ!このアンポンタンが!」 グラサン男はリーダーの胸ぐらを掴みかかる。 「てめぇがやりたいのは復讐だろ!?過去の清算をしたいんだろ!?個人的な理由でステージ燃やして、これから殺人を犯すんだろ!?だったらてめえは悪人だろうが!惨めに正義に縋りついてんじゃねえ!妹が死んで悲しかったはずだ!無力な自分が悔しかったはずだ!失ったものを取り戻せずに過ごした過去は苦しかったはずだ!復讐だって全てを捧げて誓ったんだろ!だったら、全力で復讐と向き合え!次の復讐者に殺される覚悟を持て!正義なんて逃げ道なんか作ってんじゃねえ!お前の過去はそんな中途半端な気持ちで清算できるもんじゃねえだろうが!そうじゃねえと、“筋”が通らねえ!」 この男はそうなんだ。自分の感情と“筋”という基準点だけで行動している。そこに善悪の判断など無く、その行動は善にも悪にもなりうるのだ。 言いたいことを全部吐き捨てて、グラサン男はリーダーから手を離す。 リーダーは完全に放心しており、グラサン男から解放された途端、膝から崩れ落ち、床に手を着いた。彼は何も答えなかった。そして、指にはさんでいた金属球をそっと転がした。 「そうか…ちゃんと向き合ってくれたんだな」 そっと優しい声でグラサン男は告げると、ステージから降りて放心する稜の元へ歩く。 放心して俯く稜がゆっくりと顔を上げる。何も映らないただ眼球に入る光景だけを写すその目は虚ろで、同時に絶望に満ちていた。 「よぅ、風紀委員のあんちゃん。数日振りだな。犯人が大人しくなったから、手錠頼むわ」 「俺は…」 稜がボソッと呟く。 「どうした?」 グラサン男が訊き返すと、稜はおぼつかない足取りでゆっくりと立ちあがる。 稜が両手の拳を強く握り締めた。 ガッ!! 稜の渾身の一撃がグラサン男の顎にヒットする。衝撃でサングラスは吹っ飛び、男は少し仰け反る。 完全な八つ当たりだ。そして、嫉妬だ。 憧れに近付けば近付くほど遠ざかる。どうしようもない自分に対する怒りをこの男にぶつけた。同時に稜はこの男に嫉妬した。自分が憧れた“あいつ”のように真っ直ぐに生きる姿に嫉妬した。 「俺は…どうすれば良いんだ?“あいつ”みたいなヒーローになろうとして人を死なせて…、償いのために生きたつもりだったのに…結局は自己弁護で…あの男の言う通りだ。俺は偽善者だ。結局、自分可愛さに逃げてばっかじゃないか…」 「お前は、ヒーローになりたいのか?」 「なりたかった。困っている人を、苦しんでいる人を迷いなく助けられるそんなヒーローに…」 それを聞いて、グラサン男は大きくため息を着いた。 「だったらお前は偽善者じゃねえ。そんなに傷ついてまで逃げずに理想と現実の板挟みに苦しみ続けたんだ。お前はちゃんと理想(ヒーロー)と向き合ってる。それに基本的に赤の他人の評価なんざ上っ面の評価に過ぎねえ。お前の魂をちゃんと理解して評価出来る人間がいるんだったら、そいつらに訊いてみな」 そう言うと、グラサン男は稜の肩を叩き、彼の後方にある出入り口へを歩いて行った。稜は振り向かなかった。 「あと、トチ狂っても俺の生き方を参考にすんじゃねえぜ。俺はスキルアウトで悪党だから、真っ直ぐ好き勝手に生きれる。“現実(やるべきこと)”を全部投げ出して“理想(やりたいこと)”だけをやってるからな。お前の目指すものとは対極の人間だ」 HAHAHAHA!と大きな声で笑いながらグラサン男は立ち去っていった。 それから警備員が突入。犯人たちは全員逮捕され、罪人末路は病院へと搬送された。 そして、稜は… 病室(ふりだし)にいた。 ケガは一切無かったのだが、リーダーの使っていた金属球の中にある液体に人体に有害な物質が含まれていた為、精密検査を受ける為に強制的に病院に連行させられたのだ。 とある診察室から稜が出てきた。どうやら、問題の有害物質は含まれていなかったようだ。 「稜。診察の結果、どうだった?」 診察室の前にあるソファーで加賀美が座って待ち構えていた。 「問題無いです。加賀美先輩」 「そう、それは良かったわ。ほい。これお見舞い。雨戸先輩から」 そう言って、加賀美は稜にビニール袋を渡す。ほくほくと温かく、ソースとマヨネーズの匂い、そしてわずかに青海苔の香り… 「たこ焼き…ですか?」 「そう。どっかの露店で買ってきたみたい。私に全部丸投げした後、本人はどっか遊びに行っちゃったけどね。『次のリーダーはお前だから、色々と仕事を移譲していく』ってもっともらしい理由を付けてね。じゃあ、行こうか。支部のみんなが心配してるよ」 加賀美は立ち上がり、稜と共に出口へ歩いて行く。 稜は加賀美から半歩下がった位置を歩く。研修時代から彼女には世話になり、年上として、先輩として、次期リーダーとしてのさり気ない敬意の表れだ。 「加賀美先輩」 突然、稜が足を止める。 「どうしたの?」 「俺は…俺は…風紀委員を続けても良いのか?」 “お前の魂をちゃんと理解して評価出来る人間がいるんだったら、そいつらに訊いてみな” あのグラサン男が言っていた人、研修時代からの知り合いで、“あの悲劇”のこともよく知っている加賀美なら…そう思っての問い掛けだった。 「何言ってんの?当たり前じゃん」 あまりにもシンプル過ぎる回答だった。シンプル過ぎるが故に「何も考えていないんじゃないか」と邪推してしまう。 「いや、だって…俺は――――――」 「あー!もう!馬鹿の癖にウジウジ考えるな!」 「ば…馬鹿ぁ!?」 「そうよ!馬鹿よ!馬鹿!考え過ぎる馬鹿よ!自分が信じられないんだったら、この腕章を信じなさい!」 加賀美が稜の腕に掴みかかり、腕章を引っ張り上げる。 「あの事件の後でも先生達はあんたにこの腕章を託したのよ!みんなが稜の信念と正義を信じた結果がこれなの!稜の信念と正義はもう稜だけのものじゃない!この腕章にはみんなの信頼が詰まってるの!だから、軽々しく自分を否定しないで!」 加賀美に圧倒された。あのグラサン男に説教されたバラクラバのリーダーみたいに稜は目を開いた状態で無言だった。 「ふぅ~。少し熱くなり過ぎたね」 加賀美は稜の腕を離し、一呼吸置く。 「だから、安心して自分を信じて。否定されたら“私たち”が稜を守るから」 加賀美が稜をそっと抱きしめる。加賀美の胸の中で小刻みに震える稜の体。 そして、稜は静かに涙を流した。必死に声を抑えて、それでも抑えきれずに… (ああ…。こりゃ他の子には見せられないなぁ…) とある公園のベンチ 夕日によって赤く照らされる情景と遊具の黒い影のコントラストが映える。最終下校時刻に近いことから公園にはほとんど人がいなかった。 そこのベンチにグラサン男、そして隣に速那が座っていた。ヤンキーとギャル、二人とも似たような方向性の格好であり、スキルアウトと風紀委員なんて対極の位置の人間とは思えない。 二人はベンチで缶ジュースを飲んでいた。 「にしても神谷を諭すなんて、どういう風の吹き回し?」 「いや、俺は諭したつもりなんかねぇぜ。ただ思ったことを言っただけだ。まぁ、それで憑き物が落ちるってんなら、結果オーライだがな」 「『憑き物が落ちる』ねぇ…。まぁ、落ちると言えば落ちるんだろうけど、もっと重い物を抱えそうで心配ね。まぁ、ちょっと心配だけど、加賀美なら上手くやってくれるでしょ」 「けっこう無責任だな」 「私は加賀美のことをそれだけ評価してるの。信頼できる仲間よ」 突然、速那がベンチから立ち上がる。 「今回の一件はこれで済ませて上げるから、くれぐれも私の管轄内で暴れ回ったりしないでよね」 「軍隊蟻リーダー。寅栄瀧麻」 飲み干した缶ジュースをゴミ箱に投げ入れると、速那は立ち上り、寅栄の元から去って行った。 「偉そうに言いやがって。俺より2コ下の癖に…ん?」 寅栄もジュースを飲み終え、ベンチから立ち上がろうとする。――――――――が、立ち上がれない。背中と腰が全くベンチから離れないのだ。 「え!?ちょっ…!?ああ!あのお祭りギャル!!」 瞬間接着《アクリルバインド》 雨戸速那の能力であり固体、ゲル状の物質から瞬間接着剤の材料であるシアノアクリルレートを合成する能力だ。 彼女はこっそりベンチの塗料から接着剤を合成し、寅栄の身体とベンチを接着したのだ。 「『これで済ませてあげる』ってこのことか!あ!おい!ちょっと待て!せめて能力を解除しろよ!してください!お願いします!無視すんなや!ゴルァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」 翌日の軍隊蟻活動内容 「雨戸速那の管轄内でとにかく大暴れ(一般人の迷惑にならないように)」
https://w.atwiki.jp/wakametetactics/pages/43.html
221 : 名無しさん@人狼 2009/08/12(水) 20 31 22 ID Gun4xkOA0 質問です。 私は狐なのですが、最終日4人残りで内訳は村村狼狐という状態になりました。 村人は私がLWだと思っていて、吊られるのが濃厚な状態です。 死体なしは出てないので、私が狐だということは狼は分かっていません。 こういう場合、狐COして村人に引き分けをするよう求めるのが一番良い手でしょうか? 222 : 名無しさん@人狼 2009/08/12(水) 20 39 27 ID yL6R0GSI0 221 狐CO者がLWの場合→村視点で吊り 狐CO者が狐の場合→LWを把握していないと引き分け工作不可 また、死体無しが出ていないのでLWCOと狐告発(騙り)をしての引き分け工作も不可 狐COしたところでそのまま吊るのが村視点でベストです 村アピを頑張るしかないですね 223 : 名無しさん@人狼 2009/08/13(木) 16 03 51 ID G+/B4mKA0 221 状況にもよる 2-1とかで「潜伏狂人がいるかもしれない」ならLWCOしてみたりするのも手 2-2や3-1ならとにかく頑張る
https://w.atwiki.jp/ochiwiki/pages/1437.html
粋花舎 亥(すいはんじゃ がい)と読む。 米どころからやってきたナイスガイ。 ご飯もお菓子もたくさん食べてくれる。おいしいと言って信玄餅を3つ食べていたことも。 悪い大人に食べ物で誘拐されないか心配。でも誘拐されてもご飯食べて満足してそう。 順応力が高く、胆っ玉は随一。 第60代期待の新人。
https://w.atwiki.jp/aumatome/pages/80.html
あのリンクどこだっけ?ってなった時用 星を抱くモノ アーマードソウルズ スターシステム ローザ・ディッカ ネルト アレックス アザミ イオ レメゲトン(偽) コルト ミリア 王生澪 雛形 バックアップ
https://w.atwiki.jp/tokusatsu24/pages/213.html
ストーリー 用語 イ 【項目名】一文字隼人 【平仮名】いちもんじはやと 【説明】 ホッパー2として本郷猛を殺害するべく現れた敵。 あすかに惚れていて、本郷猛を殺害することを条件にあすかを自分のものにするよう、ショッカーに頼む。 だが、あすかがショッカーによって改造されそうになると本郷猛とともにショッカーと戦うことにする。 顔があすかの婚約者である矢野克彦と瓜二つで、これが本当の顔であるのかは不明。 【関連項】 仮面ライダー2号 ホッパー2 ノ 【項目名】脳改造 【平仮名】のうかいぞう 【説明】 ショッカーに従順な兵士を作るため、脳に施された洗脳用の改造。 だが、本作では不完全なのか、ふとしたキッカケで脳改造がよく解けてしまう。 まず本郷猛は雪を見て脳改造が解け、次に一文字隼人が惚れた女のためにショッカーにはむかい、さらに三田村晴彦は死の直前にガーベラの花を見て脳改造が解ける。 次作・仮面ライダーTHE NEXT?でも風見志郎の脳改造は解けた。 【関連項】 ホ 【項目名】ホッパー 【平仮名】ほっぱー 【説明】 飛蝗型の改造人間。本郷猛が改造された姿。 【関連項】 本郷猛 仮面ライダー1号 【項目名】ホッパー2 【平仮名】ほっぱーつー 【説明】 飛蝗型の改造人間。一文字隼人が改造された姿。 【関連項】 一文字隼人 仮面ライダー2号 【項目名】本郷猛 【平仮名】ほんごうたけし 【説明】 水の結晶を研究する城南大学の学生。記者の緑川あすかに惚れている。 だがバットにより誘拐され、ホッパーに改造されてしまう。 しかし、あすかとその婚約者・矢野克彦の殺害を行おうとした時に降った雪を見て水の結晶のことを思い出し、脳改造が解ける。 その後はあすかに克彦を殺した犯人と誤解されながらも(実はスパイダー)、美しいもの(命)を守るために戦う。 終盤で誤解が解けるが、あすかはショッカーにさらわれたため、一文字隼人と協力してショッカーのアジトへ乗り込んだ。 ショッカーの改造人間に起きるリジェクションはなぜか彼にのみ起きないらしい。 【関連項】 仮面ライダー1号 ホッパー
https://w.atwiki.jp/kowai-neta/pages/40.html
152 :名無しさん :05/01/02 19 50 10 中山功太の単独レディコールドライトナイターがちょっと不気味だった 41 :名無しさん :04/12/12 17 34 34 怖さだけで言うとダントツ中山功太な気がする。 わざとそういう感じにしてるぽいし。 43 :名無しさん :04/12/12 17 39 21 不気味とかじゃないけど中山功太の親とか自分の身内の話は自分は笑ったけど結構まわりはひいてた… 51 :名無しさん :04/12/12 18 16 06 ごめん。中山功太がダントツで怖いって言ったけど取り消す。 だんとつで怖いのはおそらく野性爆弾のくーちゃんだ。 61 :名無しさん :04/12/12 19 03 44 中山功太の身内の話誰かくわしく教えて! 67 :名無しさん :04/12/12 22 06 13 中山功太の話は恐い話じゃないんだけど たしかお父さんが現地の女の人と子供写ってる写真を隠しもっててその子供がお父さんに激似だったらしくWW それを見たお母さんが泣いてた…だっけか?? ネタ中だけどみんなその話のときだけひいてたW 他の話はよく分からないから聞きたい!! 68 :名無しさん :04/12/12 22 09 26 中山こうたって誘拐されかけたんだっけ 69 :名無しさん :04/12/12 22 18 51 そうそう。 たしかそのせいでコーナーとかで目隠しされたりするのが苦手らしい まぁ功太が誘拐された次の年に今度は親父が誘拐されたのにはワロタww